AkiraChisaka
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『 横穿 』
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「那个……这样果然还是感觉感觉不大好……」
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「没关系啦,只是稍微借过一下嘛」
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+
穿着红色比基尼的短发少女边笑边迈着轻快的步伐走来,在她身后战战兢兢地紧跟着的,是一个穿着青色比基尼的长发少女。
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+
在少女们脚边,小人们广阔的街道向远处延伸。
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*
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+
在海中游泳时被冲走的两人,挣扎着飘流到了小人的国家。
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+
手机的GPS还健在,只要能登上陆地的话,回去就很容易了,因此两人在小人国登陆了。
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+
发生了这样那样的事情之后,就变成了现在的状况。
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+
两人打算横穿小人们的国家。
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+
说到小人的国家,这个国家是个居住着十万分之一大小的小人的超微小国家。
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13 |
+
对两人来说,小人们的百米超高层建筑也不足1mm大小。
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14 |
+
相对地,从小人国的住民视角来看,少女们约1.5cm左右粗细的脚趾,大概能匹敌1500米高的大山。
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15 |
+
两位少女的登陆所带来的,是这个国家遭致灭亡的危机。
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16 |
+
短发的少女似乎完全不在意脚边情况的样子,一步一步稳稳地漫步着。
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17 |
+
但这其实是在对那无数小人安居乐业的国家,用全长24km宽8km的超巨大裸足毫不留情的随意践踏。
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18 |
+
比下方的街道面积还更为巨大的裸足,在逃窜的人群上方不带犹豫的连续踩下。
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19 |
+
ズズゥン!
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20 |
+
少女的脚落下时,从少女看来和沙粒一样大小的建筑物被震开四处飞散。
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21 |
+
部分建筑在收到剧烈的震动和冲击的瞬间便粉碎成了灰烬,其余的建筑也失去了原型被飞溅到了数千米的高空。
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22 |
+
所有配备抗震设备的建筑也都崩溃倒塌了,不管再怎么耐震,会从震飞离地面这种事情必然是预想之外的吧,说到底不可能存在『承受160km身高的少女的行走冲击』这种设计吧。
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23 |
+
他们的防灾系统在只是简单向前步行的少女面前毫无意义,比整个街道还巨大的裸足理所当然的不断踩下又抬起,在所经之处留下巨大的足迹。
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24 |
+
原本在那个地方的街道完全的消失了,取而代之那里只剩下巨大脚印而已了。
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25 |
+
现在街道的原型已经分毫不剩了,只留下被剧烈压缩到水平线下1000m深处的荒野,小人的生存希望显然已经是绝望了。
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26 |
+
在一边摆弄着手机一边不紧不慢地走着的短发少女身后,长发少女一边小心地挑选着落脚点一边慎重的跟着她向前走。
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27 |
+
少女轻轻地,尽可能避开可能是街道的部分落脚,但结果落脚之处还是被害者无数,毕竟是24km长8km宽的巨足嘛。
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+
不管想在哪里落脚,那里都肯定有人,即使想在山岳地带落脚,在那面积超大的落脚范围内,也不可能会一个人也没有吧。
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+
少女战战兢兢地慎重地用脚尖踩地。
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30 |
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就算一点也好,想尽量减少踩中的面积。
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+
确实踩在脚下的面积减小了,即便如此,把被害者减少到0是不可能的。
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+
宽达8km的巨足,连同一根粗细有1500m的超巨大脚趾,一边冲散云层一边向地面落下。
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33 |
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只有脚尖接触了地面。
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34 |
+
然而即便如此,过于巨大的脚还是毁坏了一个街区。
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35 |
+
那数个巨大的脚趾,将比少女能认出的街区还小的小镇悉数碾碎,连高层建筑都没有的小镇,在少女眼中看起来和普通地面没有什么区别。
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36 |
+
从住宅街的上方,一根的面积就大于一个街道面积的巨大脚趾落了下来。
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37 |
+
普通的住宅连10m都没有,那对少女来说就等同于不到0.1mm,数百栋住宅,都没有被少女认出是房屋,就被超巨大的脚趾轻易压碎了。
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+
对比起来,少女的皮肤相当厚,无论怎样也感觉不到自己踩扁了数百个家庭吧。
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39 |
+
结果到最后,慎重的移动双脚的少女,也和短发少女一样脚下粘满了无数的小人的尸体。
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40 |
+
小人国将两个巨人族少女们的行为认定成了侵略,作为应对对策决定出兵予以反击,数百架战斗机载满导弹起飞了。
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然而他们大多连一枚导弹都没成功射出就全灭了。
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+
少数战斗机为了狙击巨人的要害而开始陡直爬升。
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高度早就超过一万米了,他们还想就这样继续朝向眼前接近的巨人们持续上升。
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+
然而巨人们从远处接近的速度比预想的还要快的多。
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+
步行时速40万km,巨人们转眼就来到了眼前。
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+
接着他们就只能在1万米高的上空,在原处眼睁睁看着巨大的脚底向自己踩下。
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47 |
+
巨人只迈了一步,战斗机便全灭了,大部分都是直接被一脚踩扁了,勉强躲过直击的也被巨足掀起的飓风卷走坠落了。
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+
在摆弄着手机的短发少女完全没注意到的期间,她就已经让数百架战机组成的战机群全灭了。
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+
与此同时,坦克队架设了防御阵列,数百辆并列在一起做好了迎击入侵而来的巨人的准备。
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不过理所当然的他们也,一眨眼间就全灭了。
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+
长发少女打算放下脚的地方,刚好就对准了他们的防御阵��。
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52 |
+
坦克队的小人们能做的,只有在原地抬头仰望不留缝隙地遮盖了整个天空的巨大脚尖。
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53 |
+
为了仔细挑选落脚点,少女的动作放慢了许多,他们仔细观察着这只正在徐徐落下的能裁决自己命运的巨足。
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54 |
+
可怕的巨大脚趾就悬在头顶上方,仅只是脚趾而已就将整个天空全部覆盖了。
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55 |
+
每个脚趾都沾满了尘土,是一路踩踏土地走来的结果吧,仔细观察的话,会发现不少几乎认不出原样的建筑物卡在脚底的纹路之间。
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56 |
+
巨大的脚尖冲破了途中的云,逐渐向下方散开的坦克队迫近。感受到了犹如整个天空坠落一般的恐怖,不管是坚强的小人军队,还是周围的平民都开始外逃。
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少女的脚趾将他们一并平等地踏平了,当然,她的脚底是连他们的存在都感觉不到的。
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「喂 快点过来啦」
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「就算你这么说我也……踩死这么多小人不觉得他们太可怜了吗」
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「这也没办法吧,他们也太小了啊。而且你看,周围这一带整片都是小人的国家,稍微踩坏一小部分也没关系的啦」
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「虽然这么说也没错可是……」
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和轻松地谈论着这件事的短发少女相对的,长发少女表情很困扰,俯视着脚下的地面。
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71 |
+
周围广阔大地上的地形好像花纹一般,绿色的茶色的区域交错在一起,看着有城市形状的部分大概就是小人的街区吧。
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72 |
+
即使想尽可能不踩到他们来行走,但街区分布的过于密集,坦白讲根本没有可供踩踏的空地。
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73 |
+
要是能像短发少女一样毫不在意地行走的话会是多么轻松愉快的事情啊。
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74 |
+
至少稍微注意一下落脚的地方也好啊。
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+
在两人看来很接近平原的小人国的上方,长发少女边盯着脚边的街道边说着。
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在少女俯视小人街区的同时,小人们也在仰视少女们。
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77 |
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巨大的身体一直延伸到比云还高的多的地方,少女们的膝盖部位被云层笼罩。
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78 |
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巨大无比又十分遥远。
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79 |
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他们唯一能看清的,只有落在街道上的超巨大的双脚。
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那双脚巨大到就连在山脉的反侧都看得见。
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81 |
+
从建筑群方向能看到过分巨大的脚趾排列在一起,每一个都有超高层建筑的十倍左右大小。
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82 |
+
从建筑群方向看来就好像肌色的山脉或墙壁。
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83 |
+
完全不知道脚边街道中的人们对自己脚趾的恐惧的长发少女,又继续抬起脚开始行走了。
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84 |
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抬起脚时,抬起的冲击让脚边存在的建筑群瞬间消失了,恐惧得看着少女的脚趾的人们也被卷起的狂风吹飞了。
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85 |
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长发少女不情愿地勉勉强强开始正常行走了。
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86 |
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自己只是像这样行走,就会有大量的小人牺牲,少女感到非常抱歉内疚。
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「你这家伙也在意过头了吧」
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88 |
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「可是……」
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89 |
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「那这么说好了,你现在啊,被这个国家无数的男性观赏泳装哦」
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「诶诶!?」
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长发少女不由得用双手抱住了自己的身体。
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92 |
+
青色比基尼包裹的巨大胸部酥软地挤在一起。
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93 |
+
「虽然很小,但是对他们来说可是很大的国家,肯定有数百万数千万的男性们把你的泳装姿态当做配菜吧。你那大大的欧派和丰满的臀部都……」
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94 |
+
「讨、讨厌啦……」
|
95 |
+
长发少女红透了脸,身体动作也变得扭扭捏捏的。
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96 |
+
即使找遍这个国家的一切,能遮掩巨大少女的身躯的东西也是不存在的吧。
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97 |
+
理所当然的有一大群男性正仰望着少女,然而在这种情况下,他们完全没有产生情欲的闲心吧。
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98 |
+
「那么你打算咋办咧?」
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99 |
+
「不、不、不要看啦!!」
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100 |
+
短发少女偷笑着把脸考进,长发少女涨红了脸,飞速跑了起来。
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101 |
+
与之前截然不同,跑时再也没有注意脚边的情况。
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102 |
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承载了少女全体重的一步的冲击力,像陨石一般袭向小人国,将不知多少的街道破坏吹飞甚至在地上冲击出了巨大的环形山。
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103 |
+
ズシィン!!
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104 |
+
ズシィン!!
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105 |
+
少女为了快点逃离这里每一步都边踏平周边的街道边留下一个个环形山。
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106 |
+
就那样少女一边让无数街道飞散一边向地平线奔跑着离去了。
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107 |
+
「哼哼哼,调戏起来真容易呀」
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108 |
+
看着跑开的长发少女的背影,短发少女边笑着边跟着走去。
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109 |
+
少女们一边不断得把新的街道卷入脚下,一边消失在了地平线的彼方。
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110 |
+
在两位巨人离开后,只留下了一个印满无数脚印的破破烂烂的国家。
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111 |
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两个少女只是路过而已,却让整个国家迎来了灭亡。
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1 New/[十六夜] 横断 [餃子] JP.txt
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『 横断 』
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2 |
+
「ねぇ、やっぱり悪い気が…」
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3 |
+
「大丈夫よ、ちょっと通るだけなんだから」
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4 |
+
軽快なステップで笑いながら歩く赤いビキニのショートヘアーの少女と、その少女の後ろを恐る恐る着いて歩く青いビキニのロングヘアー少女。
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5 |
+
彼女達の足元には、小人の町が広がっている。
|
6 |
+
*
|
7 |
+
海で泳いでいて流されてしまった二人は小人の国にたどり着いていた。
|
8 |
+
ただ携帯のGPSは健在なので陸に上がってしまえば戻るのは容易と、二人は小人の国に上陸した。
|
9 |
+
*
|
10 |
+
そんなこんなで今に至る。
|
11 |
+
二人は小人の国を横断していた。
|
12 |
+
ただ小人の国といっても、この国は10万分の1サイズの小人が住む超極小国。
|
13 |
+
二人にとっては彼らの100m級の超高層ビルも1mmの大きさでしかない。
|
14 |
+
逆に小人国の彼らにとっては彼女達の約1.5cmほどの太さの足の指も、およそ1500mという山にも匹敵する太さになってしまう。
|
15 |
+
二人の少女の上陸は、この国に壊滅的危機をもたらしていた。
|
16 |
+
ショートヘアーの少女は足元などまるで気にした様子も無くテクテクと歩いている。
|
17 |
+
しかしそれは、無数の小人が暮らす国の上を、全長24km幅8kmという超巨大な足で遠慮なく踏みつけているということだ。
|
18 |
+
下手な町の面積よりも大きな足。それが、逃げ惑う人々の上になんの躊躇も無く踏み下ろされている。
|
19 |
+
ズズゥン!
|
20 |
+
彼女が足を下ろすと彼女から見たら砂粒のような大きさのビルたちが砂粒のように吹き飛ぶ。
|
21 |
+
凄まじい振動と衝撃で一瞬で粉々にされてしまうビル。または完全に原型を止めたまま何千mも上空に跳ね飛ばされてしまうビル。
|
22 |
+
あらゆる耐震装備を備えたビルがあっさりと崩れ落ちる。如何に耐震とはいえ、地面から跳ね飛ばされることなど想定していないし、そもそも『身長160kmの少女の歩行に耐える』などというケースは考案にすら上っていない。
|
23 |
+
彼らの防災システムはただ歩いているだけの少女を前に何の意味もなさなかった。
|
24 |
+
町よりも巨大な足が当たり前のように町を踏みつけ持ち上がると、そこには巨大な足跡が残された。
|
25 |
+
そこにあった町は完全に消え、代わりに町よりも大きな足跡が残されたのだ。
|
26 |
+
数万人の住民がいたはずである。
|
27 |
+
しかし最早町の原型など残さず、地下1000mほども沈み込み超圧縮された荒野に、彼らの生存を望むのは絶望的だった。
|
28 |
+
携帯をいじりながら悠々を歩くショートヘアーの少女の後ろを、足を下ろす場所を選びながら慎重に着いて行くロングヘアーの少女。
|
29 |
+
そおっとそおっと。なるべく、町であろう部分を踏まないように足を下ろす少女。
|
30 |
+
しかし結局のところ被害は甚大だ。全長24km幅8kmの足だ。
|
31 |
+
どこにおろそうと確実に、そこに人はいる。
|
32 |
+
山岳地帯におろそうが、その超広大な足の面積の範囲に、人が一人もいないというのは有り得ない。
|
33 |
+
少女は恐る恐る慎重に爪先立ちで足を下ろした。
|
34 |
+
少しでも踏みつける面積を減らそうとしての考えだ。
|
35 |
+
確かに下敷きになる面積は減るが、だからって被害者は0では済まない。
|
36 |
+
幅8kmの足が、一本の太さ1500m超の超巨大な足の指々を連ねて、途中の雲を散らしながら地面へと降ろされる。
|
37 |
+
つま先だけが地面に触れる。
|
38 |
+
しかしそれでも広大すぎる足はひとつの町をあっさり壊滅させていた。
|
39 |
+
巨大な足の指たちが、彼女から見れば町と認識できないくらい小さな町に襲い掛かった。
|
40 |
+
高層ビルも無い小さな町など彼女にとってはただの地面と同じだった。
|
41 |
+
住宅街の上から、その一本の面積でも町よりも巨大な足の指たちが落下してくる。
|
42 |
+
普通の家屋など10mも無い。それは彼女からすれば0.1mmすらも無いと言う事だ。
|
43 |
+
数百の家々が、彼女にそこに家があったと認識されること無く、その超巨大な足の指たちによって押し潰されていった。
|
44 |
+
彼女の分厚い足の皮膚は、数百の家を踏み潰したことなど到底感じていない。
|
45 |
+
結局のところ、慎重な足運びをしている彼女も、ショートヘアーの少女と同じように無数の人々を足の下敷きにしていた。
|
46 |
+
小人の国は、この二人の巨人族の少女達の行為を侵略と断定し対策に打って出た。
|
47 |
+
数百機もの戦闘機がミサイルを搭載して飛びたった。
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48 |
+
しかし彼らはそのミサイルを一つも発射することなく全滅した。
|
49 |
+
少しでも巨人の急所に近い部分を狙うべく急上昇する戦闘機たち。
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50 |
+
高度はとっくに1万mを超えていた。このまま、前方に迫る巨人に向かって上昇し続けるつもりだった。
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51 |
+
しかし巨人は、想定していたよりも遥かに凄まじい速度で近づいてきた。
|
52 |
+
時速40万kmの歩行速度である。巨人はあっという間に目の前にやってきた。
|
53 |
+
そして彼らは、高度1万mという上空にいながらにして、自分達に向かって踏みおろされる巨大な足の裏を見たのだった。
|
54 |
+
戦闘機は巨人の一歩で全滅した。大半がその足に直接踏み潰され、僅かに直撃を避けたものもその超巨大な足が動くさいに巻き起こされる突風に撒かれ墜落した。
|
55 |
+
携帯をいじるショートヘアーの少女が、全く気がつかない間に、彼女は数百機からなる戦闘機群を全滅させていた。
|
56 |
+
同時に戦車隊も防衛ラインを敷き、数百輌と並んで侵攻してくる巨人を迎え撃つ準備をしていた。
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57 |
+
しかしやはり彼らも、あっという間に全滅した。
|
58 |
+
ロングヘアーの少女が慎重に足を下ろしたところに、丁度彼らの防衛ラインがあったのだ。
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59 |
+
戦車隊の小人たちは、頭上から、空を埋め尽くすほどに巨大なつま先が下りてくるのを見上げることができた。
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60 |
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少女が慎重に足を下ろそうとゆっくりとした動作をしていたために、彼らは、自分達の運命を決定付けるその巨大な足が落下してくるところをじっくりと観察することが出来てしまった。
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61 |
+
恐ろしく巨大な足の指たちが頭上にあった。空が、その足の指たちだけで埋め尽くされてしまった。
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62 |
+
足の指々は土で汚れていた。ここに来るまでに踏みつけた土地の成れの果てだ。良く見れば、原型と止めたビルが土と一緒に足の裏のシワに埋まっているのまで見えた。
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63 |
+
超巨大なつま先は、途中にあった雲を突き破り、その下に展開する戦車隊に迫っていった。
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空が落下してくるような恐怖。強靭な小人の軍隊たちも、周囲の民間人と同じように逃げ出した。
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少女の足の指は、そんな彼らを平等に踏み潰した。当然、彼らの存在を足の裏に感じるのは不可能であった。
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「ホラ早く来なさいよ」
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「そんなこと言っても、あんまり踏んじゃうのも可哀想じゃない」
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「彼らが小さいんだから仕方ないでしょ。それにホラ、見なさい、このあたり一帯全部小人の国なのよ。ちょっとくらい踏んでも大丈夫よ」
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「それはそうかも知れないけど…」
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軽く言うショートヘアーの少女の言葉に、ロングヘアーの少女は困ったような顔をしながら足元を見下ろした。
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71 |
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地面には、まるで模様のような地形が広がっている。緑色のところ。茶色のところ。そしてこの城っぽいところが小人の町なのだろう。
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72 |
+
なるべく踏まないように歩いているが、こうも密集し点在されていては正直足の踏み場も無い。
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73 |
+
ショートヘアーのように気にしないで歩けたらどんなに楽なことか。
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74 |
+
せめて足を下ろせる場所くらい用意してくれてたらいいのに。
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75 |
+
二人からすれば平原に近い小人の国の上で、ロングヘアーの少女は足元の街を睨みながら言った。
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76 |
+
そうやって少女が小人の町たちを見下ろしているように、小人たちも少女達を見上げていた。
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77 |
+
雲よりも遥かに高い場所まで続く巨大な体。彼女達の体は膝くらいの高さから青く霞んでしまっている。
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78 |
+
あまりにも巨大であまりにも遠すぎるからだ。
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79 |
+
唯一彼らがはっきりと目に出来るのは、町の上に下ろされた超巨大な足。
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80 |
+
その巨大すぎる足が山脈の向こうからでも見える。
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81 |
+
巨大すぎる足の指々がビル群の向こうに居並んでいるのが見える。そこに見える超高層ビルたちよりも10倍くらい大きな足の指だ。
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82 |
+
ビル群の向こうに、肌色の山脈か壁があるかのようなものだった。
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83 |
+
足元の街の人々が自分の足の指を見て恐怖している様など知りもしないロングヘアーの少女はまたそっと足を持ち上げて歩き始めた。
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84 |
+
足を持ち上げたとき、その衝撃で足元にあったビル群は消し飛び、彼女の足の指を見て恐怖していた人々も巻き起こった突風で吹っ飛ばされた。
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85 |
+
ロングヘアーの少女はしぶしぶ普通に歩き始めた。
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86 |
+
こうやって自分が歩くだけで多くの小人が犠牲になっているかと思うと申し訳なく思う。
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87 |
+
「あんたは気にしすぎなのよ」
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88 |
+
「でも…」
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89 |
+
���じゃあこうしましょ。あんたは今、この国のたくさんの男達に水着姿を見られてるわ」
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90 |
+
「えぇ!?」
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91 |
+
思わず自分の体を両手で抱くロングヘアーの少女。
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92 |
+
青いビキニに包まれた大きな胸がむにゅっと寄せられる。
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93 |
+
「小さいけども彼らからしたら大きな国よね。きっと何百万何千万という男達があんたの水着姿を見ておかずにしてるのよ。そのおっきい胸とかむっちりしたお尻とかね」
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94 |
+
「や、やだぁ…」
|
95 |
+
ロングヘアーの少女は顔を赤くして体をもじもじさせた。
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96 |
+
この国のあらゆるものよりも巨大な少女の肢体を隠せるものは、何も存在しない。
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97 |
+
もちろん大勢の男が彼女を見上げていたが、それに対して欲情しているものは皆無だった。
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98 |
+
「さぁさぁどうする?」
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99 |
+
「や、や、やめてよぉ!!」
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100 |
+
ニヤニヤと笑いながら顔を寄せるショートヘアーの少女に、ロングヘアーの少女は顔を真っ赤にして走り出した。
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101 |
+
先ほどとは打って変わって足元に全く注意していない走り方だった。
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102 |
+
全力で走る少女の全体重を乗せた一歩の衝撃はまるで隕石のように小人の国に襲い掛かり周囲の町を幾つも吹き飛ばし大きなクレーターを穿った。
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103 |
+
ズシィン!!
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104 |
+
ズシィン!!
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105 |
+
少女が走り去る為に一歩を踏みおろすたびに周辺の町が消滅し大きなクレーターが残される。
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106 |
+
そうやっていくつもの町を消し飛ばしながら少女は地平線の彼方に走り去っていった。
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107 |
+
「くくく、ほんとからかいやすいんだから」
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108 |
+
走り去るロングヘアーの少女の後姿を、笑いながら歩いて追いかけるショートヘアーの少女。
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109 |
+
足の下に新たな町を踏み潰しながら、その少女も地平線の彼方に消えていった。
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110 |
+
二人の巨人が去った後には、無数の足跡を残されボロボロになった国だけが残された。
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111 |
+
二人の少女がただ通過しただけで、この国は破滅を迎えたのである。
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2 Done/[いと小さき人] サイズ変換機 [餃子] CN.txt
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同为18岁的坂本贵明和佐藤穂波现在正交往中。
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+
某天,作为午餐,两人特地前往了附近新开张的拉面屋。
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5 |
+
这家店一个月左右以前开始营业,鲜美的高汤评价很好。
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6 |
+
两人进入店里,坐进了榻榻米隔间。
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7 |
+
不久,一位20来岁的女性侍应生将冰水端进了屋子。
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8 |
+
是一位短发的高挑女性,贵明的视线定在了那双美丽的生足上。
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9 |
+
贵明(呜哇,好漂亮的人呐……)
|
10 |
+
女侍应生屈膝跪坐,将两杯冰水放上桌。
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11 |
+
女侍应生「两位决定点什么之后请再叫我来点单」
|
12 |
+
侍应生的说话声让看呆了的贵明蓦地一下回过神来,赶紧转头对着穂波的方向。
|
13 |
+
贵明专心盯着女侍的时候,穂波正专心看着菜单。
|
14 |
+
送完冷水,侍应生便离开了。
|
15 |
+
穂波「呐,贵明要点什么?」
|
16 |
+
贵明「好ー嘞,就吃这个特制味噌拉面吧」
|
17 |
+
穂波「那,我点这个盐拉面好了」
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18 |
+
贵明「嗯,了解」
|
19 |
+
穂波「那我先去下洗手间。」
|
20 |
+
决定了点单后,穂波起身去洗手间,贵明伸手按桌上的调用铃。
|
21 |
+
穂波站起身,向着房间入口附近迈步走去,门口附近似乎有什么小小的物体正在蠕动。是一只2-3mm左右大小似乎是蚂蚁的生物,在地上转来转去四处移动。
|
22 |
+
ベタッ!
|
23 |
+
穂波被黑色短袜包裹的脚蚂蚁身边踩下。
|
24 |
+
穂波的脚尺寸只有大约23cm左右罢了,但从蚂蚁的视角看来应该会是巨大到荒诞得难以置信的尺寸吧。
|
25 |
+
即便如此,蚂蚁还是像什么都没发生过一样接着爬动。
|
26 |
+
ザッザッザッ・・・
|
27 |
+
这时候,一阵脚步声向贵明所在的房间接近。
|
28 |
+
女侍应生「您叫我吗?」
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29 |
+
ベタッ!
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30 |
+
来记录点单的女侍应生,走入房间的瞬间,蚂蚁的身影消失了。
|
31 |
+
贵明赶紧扫视女侍应生脚边的地面,却没有发现那只蚂蚁的存在。
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32 |
+
贵明先暂且冷静了下来,看了看菜单点菜。
|
33 |
+
贵明「那、那那ー个,味噌拉面和盐拉面请各来一份谢谢・・・。」
|
34 |
+
女侍应生「好的,我明白了。味噌拉面和盐拉面对吧。」
|
35 |
+
侍应生起身离开时,贵明收到了巨大冲击。
|
36 |
+
他看到榻榻米间的入口处,有一小块凄惨地被压扁成薄片的微小黑色物体。原形已经消失殆尽,已经看不出这个物体曾经是蚂蚁了。
|
37 |
+
在前来点菜的女侍应生自己都未察觉的时候,就被她彻底踩扁。
|
38 |
+
与美丽的女性容貌完全相背驰的野蛮行为,让贵明感到十分兴奋。
|
39 |
+
无法压抑自己的亢奋的贵明,被自己想从近处观察那只被压碎的蚂蚁的冲动所驱使。
|
40 |
+
贵明从自己的口袋中掏出了「物体尺寸变换器」。
|
41 |
+
贵明将变换器放在了坐垫上,将尺寸设定为1cm一口气将自己缩小了。
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42 |
+
ズゥン、ズゥン、ズゥン・・・
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43 |
+
向着缩小了的贵明所在的房间,巨大的脚步声又接近了。
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44 |
+
是穂波。
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45 |
+
穂波全然不知贵明缩小了的事情,在房间入口附近随意地踩下了步伐。
|
46 |
+
ズシンッ
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47 |
+
贵明「呜哇哇っ!!」
|
48 |
+
贵明全力撑住了穂波的黑色短袜在近距离落下而产生的冲击。
|
49 |
+
穂波就这样毫不知情地回到了自己的座位。
|
50 |
+
贵明「呼呜,真危险呐・・・真被踩到的话可不是开玩笑的啊・・・。」
|
51 |
+
以一小步距离外的被踩扁的蚂蚁为目标的贵明,耳中再次传来了巨大的脚步声。
|
52 |
+
ズゥン、ズゥン、ズゥン・・・
|
53 |
+
恐怕,是刚才的女侍应生将点的餐品送来了吧。
|
54 |
+
感觉到自身危险的贵明,转身重新向着尺寸变换器前进。
|
55 |
+
但不过多久,巨大的女侍应生就在房间登场了。
|
56 |
+
ズシンッ
|
57 |
+
在贵明的后方,女侍应生的巨大右脚裸足踏上了地面。
|
58 |
+
贵明一边喘着粗气,一边心急火燎地向着自己座位的坐垫冲刺。
|
59 |
+
ズシンッ
|
60 |
+
强大的冲击再次在后方轰响。
|
61 |
+
这当然是女侍应生另一只裸足踩地的声音吧。
|
62 |
+
很快,上空响起了声音。
|
63 |
+
女侍应生「您点的餐品我拿来了」
|
64 |
+
穂波「啊,辛苦了请放到这边来」
|
65 |
+
女侍应生「好的」
|
66 |
+
ズズゥゥン!!
|
67 |
+
贵明「呜哇哇っ!!!」
|
68 |
+
女侍应生跪坐下来两膝着地。
|
69 |
+
ゴトッ・・・、ズザザッ・・・
|
70 |
+
贵明的上方,响起了正体不明的轰鸣声。
|
71 |
+
那是拉面被放上桌子的声音吧。
|
72 |
+
被数不清的不安感驱使的贵明感到周围瞬间变光明了些。
|
73 |
+
贵明带着安定的表情回头看自己后方,女侍应生正要站起身离开房间。
|
74 |
+
感到九死一生的安心感,贵明安抚着自己跳动的心脏,原地坐了下来。
|
75 |
+
女侍应生「啊,收款单我就放在这里了」
|
76 |
+
ズシンッ
|
77 |
+
ズシンッ
|
78 |
+
真是一瞬间的事情。
|
79 |
+
转回身的女侍应生,一下接近了缩小中的贵明。
|
80 |
+
放松警惕的贵明感到周围骤然变暗,自己的上空已经被女侍应生的脚底所遮盖。
|
81 |
+
贵明「唔、唔哇啊啊啊!!」
|
82 |
+
黑暗以极快的速度笼罩了贵明的周围。
|
83 |
+
竭力乞求饶命的贵明的求救声,只被女侍应生的��底吸收而完全无法传达给她。
|
84 |
+
不仅如此,强烈的臭味支配了周围的空间,脚的气味强制性地涌入了贵明的鼻腔,将他对女侍应生的想象给幻灭。
|
85 |
+
贵明「救、救命啊ー!!女侍桑っ・・・」
|
86 |
+
ズンッ!
|
87 |
+
女侍应生「!!」
|
88 |
+
感觉到了什么东西在脚下被自己踩碎的触感,女侍应生眉头皱了一瞬,轻轻拂了拂脚底便回到了工作中。
|
89 |
+
穂波「真是的っ!贵明君到底跑到哪里去了啊・・・」
|
90 |
+
穂波继续坐等着贵明,但他却已经不可能再回来了。
|
91 |
+
*
|
92 |
+
2
|
93 |
+
我的名字叫佐佐木聪智。
|
94 |
+
为达成心愿而入手了尺寸变换器,现在缩小到了1.7cm左右的大小。
|
95 |
+
要说是什么心愿的话,那就是变小之后,和交往中的女朋友以压倒性的尺寸差尝试各种各样的玩法。
|
96 |
+
刚好我有村田优辉这个脸相当可爱的女朋友嘛。
|
97 |
+
无论如何都想试试在她脚下被用脚底玩弄呀。
|
98 |
+
ピンポーン
|
99 |
+
响起的门铃声让本就精神亢奋的我更加激动了。
|
100 |
+
我躲在桌下窥视情况,大门被轻松推开,一只裸足出现了。
|
101 |
+
来玩的优辉走进了屋子。
|
102 |
+
优辉「咦・・・?明明门没锁但是却没人在・・・」
|
103 |
+
从上空响起了优辉可爱动人的声音。
|
104 |
+
同时周围响起了优辉的裸足在地板上踩出的啪嗒啪嗒的脚步声。
|
105 |
+
大概是开始在房间里找我人在哪儿了吧。
|
106 |
+
以这样的姿态观察优辉,让我终究是压抑不住自己的兴奋感,从桌下飞奔而出。
|
107 |
+
接着,有我100倍大的优辉巨大的身姿展现在了我眼前。
|
108 |
+
果不其然,在遥远的上空,优辉的双眼正在试图寻找普通状态的我。
|
109 |
+
聪志「优——辉——!」
|
110 |
+
我从优辉的脚下向她打招呼引起她的注意。
|
111 |
+
优辉「诶诶っ・・・!?什么呀・・・这是?」
|
112 |
+
上方优辉的脸一瞬间现出了不悦的表情。
|
113 |
+
聪志「喂——诶!」
|
114 |
+
优辉「嘎呀ッ!还靠近了!!」
|
115 |
+
优辉一边尖叫一边逃去了其他房间。
|
116 |
+
我小步疾走着追赶优辉,但却眼看着自己和优辉的距离越来越远。
|
117 |
+
聪志「喂、噢喂——诶!等等啊——!!」
|
118 |
+
意料之外的误算。
|
119 |
+
优辉一瞬间就移动到了其他房间。
|
120 |
+
但聪志丝毫没有什么要逃走的想法,步履蹒跚地在跟随着优辉继续走。
|
121 |
+
这时候。
|
122 |
+
对周围情况漫不经心的聪志,没有注意到周围渐渐变暗了。
|
123 |
+
蓦地回过神抬起头时,巨大的裸足在我数米外的前方踩下。
|
124 |
+
我被裸足落地时的冲击波吹飞向后方滚出了两三圈。
|
125 |
+
巨大裸足的主人当然是优辉。
|
126 |
+
优辉那看起来大概有24米的裸足现在坐镇在我眼前。
|
127 |
+
是在意刚才看到的缩小状态的我,所以回来了吧。
|
128 |
+
回来得还真快。
|
129 |
+
优辉「刚才的小东西跑到哪里去了・・・?」
|
130 |
+
不知为啥,优辉手中拿着我用来缩小自己的尺寸变换器。
|
131 |
+
而且,优辉开始咔哒咔哒地操作尺寸变换器了。
|
132 |
+
聪志「啊っ,那个东西不能随便乱动呀!」
|
133 |
+
说着,我的身体就开始发生异变了。
|
134 |
+
有种身体变得轻飘飘的感觉。
|
135 |
+
和一直以来不同,有种自己不着地一样的感觉。
|
136 |
+
到底是怎么一回事?在我环视周围之后,我理解了这冲击性的事实。
|
137 |
+
优辉的裸足比起刚才巨大感进一步增加,几乎遮盖了了我的整个视野。
|
138 |
+
眼前,脚心不着地的部分一片黑暗让人无法看清。
|
139 |
+
我慌张的看向巨大的优辉手中的变换器。
|
140 |
+
恐怕是因为优辉摆弄了尺寸变换器,让我的尺寸变得比刚才更小了。
|
141 |
+
我又把视线转向十几米外的前方优辉那巨大的裸足。
|
142 |
+
这样下去的话,我说不定要被优辉的裸足踩碎丧命了。
|
143 |
+
我赶紧朝向桌子下方方向,开始全力疾走。
|
144 |
+
上一次像这样拼命地用全速率狂奔不知道是什么时候的事情了。
|
145 |
+
其他事情都先放一边,总之我继续向着桌子奔去。
|
146 |
+
优辉「啊啊,有了有了。」
|
147 |
+
对变成这样悲惨处境的我,优辉没有给予任何慈悲心。
|
148 |
+
在我全力逃离的同时,优辉巨大的裸足抬起了。
|
149 |
+
优辉「这个大小的话就可以踩了吧。」
|
150 |
+
一边说着这样的话,优辉的巨大裸足在我后方踩下。
|
151 |
+
ズシィィン!
|
152 |
+
聪志「呜哇啊っ!!」
|
153 |
+
我全力奔跑而拉开的距离,优辉只用一步就追上了大半。
|
154 |
+
这样下去,优辉只要迈出第二步我就肯定会被踩死的。
|
155 |
+
优辉「那,要上了哟」
|
156 |
+
一边那样想着一边仰视上空,在我眼前,是整个上空都被优辉无比巨大的脚底完全占据了的震撼光景。
|
157 |
+
聪志「优、优辉————!」
|
158 |
+
事到如今后悔也没有用了。
|
159 |
+
优辉自然是没有理由知道脚边的是缩小后的聪志。
|
160 |
+
她毫不留情地向她爱着的聪志迈出了裸足。
|
161 |
+
优辉的脚底笼罩了聪志的四周,将光线都遮住了。
|
162 |
+
ズッシイイイン!!!
|
163 |
+
优辉「漂——亮っ・・・!干掉了!!」
|
164 |
+
优辉抬起自己24cm的裸足,地板上的聪志已经被碾碎成了薄片。
|
165 |
+
正正好,踩在���辉脚掌的正中央。
|
166 |
+
优辉「说起来这到底是什么虫啊?」
|
167 |
+
优辉,就这样拿起抹布,将聪志的尸体轻轻抹去处理掉了。
|
168 |
+
*
|
169 |
+
3
|
170 |
+
我的名字叫贵志,高中一年级。
|
171 |
+
今天也约好了和友人翔一起用尺寸变换器玩。
|
172 |
+
最近玩这个变换器的人数在急剧上升的样子。
|
173 |
+
和往常一样缩小到了10分之1的尺寸,身高变成了大约15~16cm
|
174 |
+
今天也要和翔一起在我家的玄关附近探索着玩儿。
|
175 |
+
翔「果然还是玄关最有冒险的感觉了呐」
|
176 |
+
贵志「嗯,满是灰尘的环境能把冒险的气氛加强不少对吧?」
|
177 |
+
这么对话着的同时。
|
178 |
+
ズン、ズン、ズーン
|
179 |
+
沿着玄关方向的地面传来了巨大的响声。
|
180 |
+
出现在眼前的,是贵志的姐姐,大学三年级的萌。
|
181 |
+
翔「哦哦っ,这不是贵志的姐姐嘛。」
|
182 |
+
贵志「真的耶……为什么现在就回来了呢……」
|
183 |
+
翔「呐,去看看贵志的姐姐的高跟鞋内部吧」
|
184 |
+
贵志「诶——っ?姐姐的高跟鞋里面?不要啦,肯定很臭」
|
185 |
+
翔「呀、没关系的啦……」
|
186 |
+
ズーン!
|
187 |
+
渐渐响起了脚步声,是萌在向两人接近吧。
|
188 |
+
贵志「总、总而言之先躲起来吧」
|
189 |
+
翔「啊、好」
|
190 |
+
因为将近有我们10倍大小的巨大女性的登场,我们两人慌忙藏在了背阴处。
|
191 |
+
不久,萌赤裸的巨足就落在了翔的跟前。
|
192 |
+
ズシーン!
|
193 |
+
翔屏住呼吸观察情况。
|
194 |
+
贵志「噢、喂——!翔,没事儿吧?」
|
195 |
+
翔「啊、嗯。虽然压迫感相当可怕呐……」
|
196 |
+
萌停在了两人跟前,向四周东张西望。
|
197 |
+
萌「啊咧——还以为有谁在这里」
|
198 |
+
说完这话,萌穿上了轻便式高跟鞋,站在玄关做什么事情。
|
199 |
+
过了片刻,玄关附近开始弥漫白烟。
|
200 |
+
萌「搞定っ,这样就设置好了」
|
201 |
+
好像是萌在玄关点上了驱蚊线香。
|
202 |
+
翔「唔っ,咳、咳。这烟味太呛人了……」
|
203 |
+
贵志「为什么要在这种时候点什么蚊香啊……」
|
204 |
+
就在这时。
|
205 |
+
不停地咳嗽着的两人,身体又开始进一步缩小了。
|
206 |
+
两人眼看着身体不断地越变越小。
|
207 |
+
翔「诶、诶诶っ?怎么回事儿!?」
|
208 |
+
贵志「身体又缩小了!!」
|
209 |
+
缩小的理由很简单。
|
210 |
+
上空正传来咔哒咔哒的声音。
|
211 |
+
萌「这个机器是干什么用的呀……」
|
212 |
+
身体再这样缩小下去的话就糟糕了,翔感到了危机感,从藏身的背阴处飞奔而出。
|
213 |
+
翔「等、等一下,不能那个东西——!!」
|
214 |
+
这时,翔感到了动摇。
|
215 |
+
在眼前的是至今为止从未见过的萌的巨大姿态。
|
216 |
+
从眼前的萌身上发散的重量感和威压感,让他几乎不敢呼吸。
|
217 |
+
萌「那么,回房间去吧」
|
218 |
+
ズゥゥゥン!!
|
219 |
+
在翔的前方,巨大高跟鞋落地了。
|
220 |
+
翔「呜哇っ!!」
|
221 |
+
接着,伴着吱吱的摩擦声,萌的裸足从巨大的高跟鞋中登场。
|
222 |
+
那只巨大的裸足,不带任何怜悯,直直地朝着翔所在的地方落下了。
|
223 |
+
翔「诶、呜哇、慢、等一下啊啊!!」
|
224 |
+
ズシイイン!!
|
225 |
+
小小的翔用自己小小的身体接住了萌踩下的巨大的裸足。
|
226 |
+
贵志「翔……骗人的吧……」
|
227 |
+
亲眼目睹了翔被巨大裸足吞没的场景,贵志陷入了恐慌。
|
228 |
+
我慌张地跑出阴影处,试图吸引萌的注意。
|
229 |
+
贵志「喂喂——!姐姐!」
|
230 |
+
不过在遥远的上空的萌毫无反应,脱下另一只高跟鞋后将另一只裸足也踩在了地面上。
|
231 |
+
ズシイイン!!
|
232 |
+
萌「嗯?」
|
233 |
+
贵志「呜哇……姐姐的视线转向这边了……」
|
234 |
+
贵志停止挥动双手,等待着萌的反应。
|
235 |
+
萌「嗯?」
|
236 |
+
萌发现自己的脚边好像有什么小小的物体存在。
|
237 |
+
萌(啊咧っ、是什么东西啊)
|
238 |
+
就在贴近萌的左脚的地方,有个好像不足1cm大小的小黑点。
|
239 |
+
萌「垃圾碎屑……吗?不是,好像是有个像虫子一样的东西诶」
|
240 |
+
那个小小的黑点刚才好像还有在微微晃动的样子。
|
241 |
+
于是,完全没有想过那个小东西会是人类的萌,完全没有犹豫就抬起了自己的裸足。
|
242 |
+
萌「灭蚊线香这么快就生效了嘛」
|
243 |
+
萌对蚊香的效果感到很满意,将自己的裸足悬在了那个小东西的正上方。
|
244 |
+
萌「大概是蚊子吧」
|
245 |
+
完全没想过自己的弟弟在自己的脚下,萌将抬起的脚踩向了地面。
|
246 |
+
ズッシイイン!
|
247 |
+
作为拼命冒死逃出来的结果,贵志被从天空果断落下的萌的巨大裸足踩住了。
|
248 |
+
贵志与巨大的萌亲密接触。
|
249 |
+
萌「啊咧っ……完全没有踩中的脚感嘛」
|
250 |
+
萌抬起腿把脚底翻过来查看,在脚掌上粘着一块小小的红色污点。
|
251 |
+
萌「啊啊、有了有了。看起来已经是吸过不少血了吧」
|
252 |
+
萌再次用力踩下自己的裸足,把脚底那块红色污点在地上来回蹭干净。
|
253 |
+
萌「那么,去看电视吧」
|
254 |
+
萌完全不知道,自己的弟弟和另外一人的生命被自己夺走了。
|
255 |
+
*
|
256 |
+
4
|
257 |
+
宏「这就是尺寸变换器吗。」
|
258 |
+
24岁的自由职业者高木宏入手了期盼已久的尺寸变换器,心中喜悦满溢。
|
259 |
+
为了入手���个机器,这两三年来一直在存钱。
|
260 |
+
宏「好嘞,马上就来试试看吧。」
|
261 |
+
宏走出公寓来到公寓前,用变换器朝着自己心爱的电力机车照射。
|
262 |
+
宏的电机车眼看着开始变得比原来越来越小了,一瞬间就变成了100分之1左右的大小。
|
263 |
+
宏「唔哦——碉堡了,这个机器,的确是真货啊……」
|
264 |
+
被兴奋感包裹的宏将变小的机车收进口袋,赶往自己在打工的便利店。
|
265 |
+
由香理「欢迎光临——……っ诶,是宏啊」
|
266 |
+
站在便利店收银台前的,是一起在打工的同事,20岁的笹木由香理。
|
267 |
+
由香理看到宏在轮到他休息的日子还来打工的地方,投以了疑惑的目光。
|
268 |
+
宏「啊、啊啊・・・就、顺路过来一下而已的说」
|
269 |
+
由香理「来干什么啊?这里和平常一样闲得很也没什么事做呀」
|
270 |
+
由香理表情有点不爽地回答宏。
|
271 |
+
说话的同时,宏朝着店里扫了几眼。
|
272 |
+
便利店里,看起来在饮品区有一位年轻女性,在杂志区有两个女高中生的样子。
|
273 |
+
宏「我买个咖啡就回去了」
|
274 |
+
由香理「好的、总共给120日元」
|
275 |
+
由香理瞬间就转换出了营业专用笑容,宏看到这表情转换一脸无奈。
|
276 |
+
宏「那、再会了」
|
277 |
+
由香理「好——明天见」
|
278 |
+
充分观察过了便利店里的情况之后,宏匆匆忙忙地从便利店的后门进入了休息室。
|
279 |
+
然后将缩小过了的电力机车摆在地上,将变换器朝着自己照射。
|
280 |
+
宏「哦哦、在缩小了——」
|
281 |
+
宏就这样持续缩小到了100分之1的尺寸,骑上自己心爱的电力机车,朝着休息室外向店内出发。
|
282 |
+
由香理「谢谢惠顾——」
|
283 |
+
年轻女性「同谢——」
|
284 |
+
巨大的声音突然在上空响起。
|
285 |
+
大概是刚才在饮品区的年轻女性来结账了。
|
286 |
+
宏再次跨上电动机车,向着年轻女性的周围进发。
|
287 |
+
年轻女性的高跟凉鞋出现在了眼前。
|
288 |
+
宏以自己绝妙的车技,迅速地从年轻女性面前躲开。
|
289 |
+
把所购商品结完账了的年轻女性,并没有注意到小小的宏,径直向出口走去。
|
290 |
+
宏从地板上仰视,从她的短裙内部窥见了白色的内裤,情绪高涨。
|
291 |
+
ズゥゥン!
|
292 |
+
宏「唔哦っ!!」
|
293 |
+
像是想给这样的宏一点警告,年轻女性那包裹着巨大裸足的凉鞋重重踩下。
|
294 |
+
年轻女性就这样从便利店离开了。
|
295 |
+
宏「呀——眼福、眼福。」
|
296 |
+
双眼安定地获得了保养的宏,再次跨上电力机车,向着女子高中生的周围进发。
|
297 |
+
然而宏刚把机车发动,眼前就突如其来地踩下了一只巨大的凉鞋。
|
298 |
+
ズシイイン!
|
299 |
+
宏「呜哇哇っ!!」
|
300 |
+
宏拉紧急刹车,勉强算是避免了直接撞击,慌忙确认周围情况。
|
301 |
+
刚才一直尾随着那名年轻女性身后,所以宏现在身处于便利店的入口附近。
|
302 |
+
现在5~6人的年轻女性团体从入口走来了。
|
303 |
+
由香理「欢迎光临——」
|
304 |
+
以由香理的这句话为信号,猛烈的攻击向着小小的宏袭来了。
|
305 |
+
ズシイイン!!
|
306 |
+
ズシイイン!!
|
307 |
+
ズシイイン!!
|
308 |
+
宏「呜哇啊啊啊!!」
|
309 |
+
朝着宏所在的方向,巨大的凉鞋、运动鞋、女式浅口鞋等一齐落下。
|
310 |
+
渺小的宏在巨大年轻女性们的脚边抱头乱窜。
|
311 |
+
总算是想方设法全力从12只巨足下成功逃出生天,宏向后方看去确保已经安全了。
|
312 |
+
刚回头,宏的周围就猝然变暗。
|
313 |
+
ズシイイン!!
|
314 |
+
宏「诶诶诶っ!?」
|
315 |
+
不知为啥面前突然落下了巨大的学生皮鞋。
|
316 |
+
危机从天而降让宏措手不及,和皮鞋发生了激烈碰撞。
|
317 |
+
スガーン!!
|
318 |
+
宏「呜哇啊啊啊!!」
|
319 |
+
ポチョ!
|
320 |
+
宏被甩飞了出去,不过幸运地着陆在了女子高中生的黑色短袜上。
|
321 |
+
女子高生A「啊咧,撞到了什么东西」
|
322 |
+
女子高生B「嗯?好像是辆小车的样子。」
|
323 |
+
女子高生A「什么呀,是玩具车嘛?」
|
324 |
+
转瞬间,宏的眼前又出现了一只巨大学生鞋,落在了自己的爱车上。
|
325 |
+
宏「诶?诶诶?慢、慢着!!」
|
326 |
+
ガキャ!メキャ!
|
327 |
+
伴着从脚下发出的无机质的声音,电力机车在巨大女子高中生的学生皮鞋下被破坏殆尽。
|
328 |
+
宏「咕っ!!」
|
329 |
+
宏不禁发出了痛心懊悔的声音。
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330 |
+
那台电力机车可是他花了好几个月的打工费才买到手的东西。
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331 |
+
女子高生A「那、回家吧。」
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332 |
+
女子高生B「嗯。」
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333 |
+
宏「呜哇啊!」
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334 |
+
巨大女子高中生先迈出了宏不在的那只脚踏出了一步。
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335 |
+
动作发生的同时,宏被向前方摔落,滚进了学生皮鞋内部。
|
336 |
+
小小的宏停在了巨大女子高中生黑色短袜包裹着的脚尖上。
|
337 |
+
猛烈的异臭和湿气从脚尖处散发出来。
|
338 |
+
宏「唔呕诶诶っ! 这气味真是太过分・・・」
|
339 |
+
而且脚尖部分还被女子高中生的素足流的汗水打湿了。
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340 |
+
宏正被恶劣的环境所煎熬,女子高中生又迈出了猛烈的一步。
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341 |
+
ズシイイン!!
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342 |
+
宏「呜哇っ!!」
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343 |
+
宏滚入的那一边的学生皮鞋,用力地踩在了地面。
|
344 |
+
收到冲击力的英雄,宏又从脚尖上继续向前滚,然后落在了学生皮鞋的鞋垫前端。
|
345 |
+
很快,为了行走,女子高中生又抬起了宏所在的那只鞋。
|
346 |
+
理所当然的,巨大的脚尖抬起时,小小的宏又被强制性地朝着脚趾根部滚去
|
347 |
+
宏被粘在了巨大短袜底,竭尽全力地敲打着巨大女高中生的脚底。
|
348 |
+
这样下去的话,铁定是要被女子高中生给踩烂了。
|
349 |
+
宏「等、等一下!!!我还在这里面啊!!」
|
350 |
+
即便微小的宏已经用尽了力气,全力的敲打也突破不了短袜布料的阻挡,女子高中生完全没有注意到他。
|
351 |
+
ズシイイン!!
|
352 |
+
轻微的叫喊声也完全起不到任何作用,宏在正面迎来的女子高中生的全部体重下被彻底踏平。
|
353 |
+
女子高生A「・・・?」
|
354 |
+
那位女子高中生虽然好像感觉到脚下有点踩到什么的触感,不过没怎么太在意,就离开了便利店。
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355 |
+
由香理「谢谢惠顾——」
|
356 |
+
便利店里,只剩下由香理清爽的嗓音久久回荡。
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357 |
+
*
|
358 |
+
5
|
359 |
+
里穂「啊っ、松田学长——! ! 」
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360 |
+
克晶「哦っ、里穂酱啊。 今天也很精神呀。」
|
361 |
+
里穂「能在这里碰到学长真高兴。」
|
362 |
+
就读于某私立大学的20岁的野中里穂,非常仰慕比自己大一级的松田克晶学长。
|
363 |
+
克晶不仅体育万能,而且学习也十分拿手,确实是一位无可挑剔值得信赖的前辈。
|
364 |
+
另一方面,里惠则是一位身高163,留着一头与自己非常相称的半长发,才色兼备的女生。
|
365 |
+
虽然两人都意识到了对方对自己的吸引力,但两人却始终没有向对方告白。
|
366 |
+
而这样的克晶,其实背地里偷偷对里穂进行着不好的行为。
|
367 |
+
大约一个月之前购入了尺寸变换器的克晶,用它把自己缩小成50分之1的大小擅自潜入了里穂的家。
|
368 |
+
于是从里穂换衣服的过程到平日的私生活,都被他彻底地窥看了个遍。
|
369 |
+
里穂的胴体肉感恰到好处,水润丰满的肌肤富有弹性,让人实在不禁赞叹美丽。
|
370 |
+
无法抑制自己内心迸发的情欲的克晶,今晚又想使用尺寸变换器了。
|
371 |
+
就和平时一样,克晶来到里穂的家宅门前,把手插进门上的快递口,同时把自己缩小到了100分之1的大小。
|
372 |
+
不久,在快递口内调整了一下大小之后,他跳落到了玄关处。
|
373 |
+
在玄关处摆放着里穂大大小小的各种鞋物。
|
374 |
+
克晶麻利地小跑着穿过这些鞋物迅速向起居室的方向移动。
|
375 |
+
里穂「哼~哼哼♪」
|
376 |
+
刚开始移动不久,他听见里穂在哼歌。
|
377 |
+
很快他就发现了在不远处的厨房干活的里穂。
|
378 |
+
身着T恤和短裤的里穂展露着一双美腿,克晶楞在原地完全看出神了。
|
379 |
+
丰满的大腿撑起短裤产生微妙的勒痕,在这之下延伸出两条修长的腿。
|
380 |
+
在最下层是则像附近超市的停车场一般大小的两只裸足。
|
381 |
+
这幅场景里的一切都令人兴奋得难以自已,克晶开心得忍不住拍手鼓掌。
|
382 |
+
里穂「! ?」
|
383 |
+
瞬间,里穂的巨大裸足抬到了空中,落在了克晶的前方。
|
384 |
+
ドシーン!
|
385 |
+
克晶赶紧藏身于近处的储物架。
|
386 |
+
克晶「糟糕糟糕。 一不小心没忍住就拍手了。」
|
387 |
+
克晶冷静地警戒着巨大里穂的行动。
|
388 |
+
里穂「是错觉么……」
|
389 |
+
小心谨慎的克晶感觉到了自身的危险,决心先逃离这里。
|
390 |
+
从被无法言喻的疑念驱使的里穂身边躲开后,克晶迅速地从房子里离开了。
|
391 |
+
第二天晚上,没尝到教训的克晶再次来访里穂的家。
|
392 |
+
克晶「昨天完全没玩够啊所以—— 」
|
393 |
+
嘴里愤愤地发着牢骚,克晶还是和往常一样来到了起居室的入口。
|
394 |
+
不过,这天起居室的入口没有盖着小地毯。
|
395 |
+
但克晶也没怎么在意,向里跨了一步。
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396 |
+
哔——哔——哔——
|
397 |
+
瞬间尖锐嘈杂的声音在起居室内响起。
|
398 |
+
里穂「果然,有什么东西在吧? 」
|
399 |
+
在起居室待机的里穂,似乎等待已久,踏着咚咚的沉重脚步声接近了。
|
400 |
+
克晶「完、完蛋了! !」
|
401 |
+
克晶以最快速度试图躲到冰箱背面但还是被里穂发现了。
|
402 |
+
里穂「啊啊——,是有小人来偷窥了啊。」
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403 |
+
被清楚地看清是小人这件事让克晶的惊恐难以遮掩。
|
404 |
+
不过,不管怎样还是勉强成功躲到冰箱背面了。
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405 |
+
之后只要找准时机从里穂家里逃离就可以了。
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406 |
+
虽说眼前遭遇了空前的危机,但克晶还是让头脑保持了冷静。
|
407 |
+
里穂「藏在那种地方也没用的哦—— 」
|
408 |
+
里穂对克晶底气十足地大喊。
|
409 |
+
克晶没有很理解里穂话里的意思。
|
410 |
+
这个状态下里穂是想做什么呢。
|
411 |
+
克晶目光警惕着上方和左右,躲进附近的棉质垃圾里同时思考着。
|
412 |
+
里穂「好了,这样就可以了。 」
|
413 |
+
突然克晶借以藏身的冰箱一眨眼就消失不见了。
|
414 |
+
里穂「就是你这家伙嘛——」
|
415 |
+
慌张地仰头看上方,看见里穂手拿尺寸转换器,缩小了的冰箱被捏在那巨大的手指间。
|
416 |
+
手捏迷你冰箱的里穂,两只裸足稳稳踩地,围���了迷你克晶。
|
417 |
+
里穂终于成功封锁了脚边的克晶的去路。
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418 |
+
里穂「就是你来偷窥的对吧?」
|
419 |
+
克晶「啊、啊哇哇……」
|
420 |
+
站在克晶眼前的是丝毫感觉不到平时的温柔,表情冷酷严肃的里穂。
|
421 |
+
恐惧到浑身颤抖的克晶,把自己的身体恢复到10分之1的大小,从里穂的两只裸足之间奔逃而出。
|
422 |
+
里穂「啊っ、骗人! ?竟然变大了!」
|
423 |
+
里穂见状赶紧拿出自己的尺寸变换机,想把在地面上奔逃着的克晶缩小。
|
424 |
+
克晶「呜哇啊啊啊!!」
|
425 |
+
里穂「不要跑っ! 」
|
426 |
+
生死存亡之际,克晶还是成功逃脱到了起居室外。
|
427 |
+
克晶迅速把自己恢复到原来的尺寸。
|
428 |
+
与此同时,从起居室追出的里穂打开了门。
|
429 |
+
里穂「啊っ! !唉咿っ!!」
|
430 |
+
里穂就这么用自己的尺寸变换器照射了刚刚逃出来的迷之小人。
|
431 |
+
克晶「呜哇啊啊啊!!」
|
432 |
+
刚恢复到原本大小的克晶又再次猛地缩回了迷你尺寸。
|
433 |
+
而他眼中站在身后的里穂则相对的不断变大。
|
434 |
+
就像在嘲笑变得渺小的克晶一般,里穂一步步逼近。
|
435 |
+
克晶「里、里穂酱! !」
|
436 |
+
里穂「啊啦っ……尺寸变成1000分之1了啊。 」
|
437 |
+
克晶「骗人的吧っ! !等等!!」
|
438 |
+
里穂「把你踩死吧。 」
|
439 |
+
克晶「蛤啊啊っ! ?」
|
440 |
+
克晶不知何时已经摆出了土下座姿态下跪道歉。
|
441 |
+
已经想不出除了拼死乞求原谅以外的办法了。
|
442 |
+
克晶「对不起、对不起……」
|
443 |
+
然而等待着缩小完毕的克晶的只有里穂的巨大裸足。
|
444 |
+
小小的克晶上空被全长将近240米的里穂的裸足覆盖了。
|
445 |
+
很快,那只巨大裸足开始慢慢下降。
|
446 |
+
里穂那恐怖而又壮观的裸足向自己落下了。
|
447 |
+
克晶的周围渐渐被里穂的裸足所笼罩。
|
448 |
+
即便如此,克晶还是以最大速度狂奔试图从这巨大的肤色平面逃离。
|
449 |
+
ズシイイン!
|
450 |
+
里穂的裸足落地了,但因为落脚的速度缓慢,克晶成功逃过了一死。
|
451 |
+
克晶「哈啊、哈啊、哈啊……里穂酱……」
|
452 |
+
克晶在里穂巨大的素足侧旁大口喘气调整呼吸。
|
453 |
+
然而下一个瞬间,身边的巨大裸足又迅速冲向了上空从视野里消失了。
|
454 |
+
ズッシイイイン!
|
455 |
+
ベッタアアアン!
|
456 |
+
ドシイイン!
|
457 |
+
ズダアアン!
|
458 |
+
里穂的裸足向着附近克晶所在的区域以猛烈的气势践踏。
|
459 |
+
不仅如此,里穂还用裸足在地板上极力搓碾,以保证能确实地夺去小人的性命。
|
460 |
+
从这样的巨大裸足下逃离当然是完全不可能的事情,克晶短暂的一生就在里穂的脚下终结了。
|
461 |
+
里穂「呼,终于爽快啦。」
|
462 |
+
充分感受到自己干掉了迷之小人的里穂,终于从之前烦人的猜忌疑虑中被解放了。
|
463 |
+
次日,里穂才得知克晶失踪的事情。
|
464 |
+
里穂拼命祈祷着克晶能平安无事,而失踪事件的真相则再也没有任何人知道了。
|
465 |
+
*
|
466 |
+
6
|
467 |
+
英康「呼唔,哈啊,好痛苦但是又好舒服……」
|
468 |
+
穂波「哎,已经可以了吧? 」
|
469 |
+
英康「再一小会儿就好……」
|
470 |
+
穂波(什么呀、这家伙…… )
|
471 |
+
在中规模的贸易公司担当经理职务的24岁的坂下穂波,最近感到很忧郁。
|
472 |
+
里穂的恋人是比她大一年的职员藤堂英康。
|
473 |
+
事情是这样,英康使用了尺寸变换器,缩小到了10分之1的大小。
|
474 |
+
然后,现在正被穂波用她25厘米长的裸足踩着。
|
475 |
+
穂波身高163,有着与她的半长发相称的童颜。
|
476 |
+
不但如此,穂波的裸足脚趾修长,整体脚型也精致匀称,而且脚底略带黄色。
|
477 |
+
被穂波充满魅力的素足抚弄、踩踏全身,感受品味着臭味,对英康来说这是最令人享受的瞬间。
|
478 |
+
英康从一周前购入了尺寸变换器开始,每天都会缩小自己到穂波的脚底下享乐。
|
479 |
+
然而对穂波来说,一直这样单方面为小小的恋人服务,只能忍受欲求和不满在内心累积。
|
480 |
+
英康「哈啊、蛤啊、哈啊…… 已经OK了哟。」
|
481 |
+
英康喘着气调整着困难的呼吸,一边叨咕着一边从穂波的脚底下爬出。
|
482 |
+
穂波「喂,英康—— 快点变回来啦——」
|
483 |
+
英康「稍微让我休息一会儿。」
|
484 |
+
说完,英康躺在地上,然后就这么睡着了。
|
485 |
+
穂波「真是的! 又是就这样睡着了!不认识你!!!」
|
486 |
+
说着,穂波用力踏响着脚步声回家了。
|
487 |
+
不断重复着相同的每一天,穂波终于是对英康发怒了。
|
488 |
+
穂波「一直都一直都,完全都是我单方面地在服务你不是嘛! !」
|
489 |
+
英康「呃、不不是, 别这样说嘛。。。」
|
490 |
+
穂波「要一直小心注意着保持不会踩死你的重量真的超累的唉! 」
|
491 |
+
英康「嘛啊,挺重的这倒的确是事实呢…… 」
|
492 |
+
穂波「蛤啊っ! ?说什么呢你!!!」
|
493 |
+
英康「抱歉抱歉。那,明天开始我就不用这个机器啦」
|
494 |
+
穂波「……」
|
495 |
+
英康「但是呢,今天的份还是拜托你啦~。 」
|
496 |
+
这么边说着,英康边操作着尺寸变换器,和往常一样把自己缩小到了���0分之1的尺寸。
|
497 |
+
看着英康的行动穂波也只能一脸懵逼。
|
498 |
+
穂波「・・・・・・那,我现在要做什么? 」
|
499 |
+
英康「今天想把穂波的裸足给抬起来试试。」
|
500 |
+
穂波「那种事情肯定不可能。 我,很重的是吧。」
|
501 |
+
英康「不是,嘛啊,就是,想用身体体验看看那吓人的重量感・・・・・・ 」
|
502 |
+
瞬间,穂波的素足猛地砸到地板上。
|
503 |
+
ベッターン!
|
504 |
+
出其不意的攻击让英康不由摔倒在地。
|
505 |
+
穂波「信不信我现在立马就踩死你。 」
|
506 |
+
英康「玩笑啦! 明显只是开个玩笑的啦。 」
|
507 |
+
穂波「然而我萌生的杀意是真的耶。 」
|
508 |
+
无视了穂波露出的明显的不爽感,英康把穂波带到了客厅放着的一个边长40cm左右的方形框子这里。
|
509 |
+
这个高度10cm左右的物体,外面一圈用木框架围住,框子内部用粘土铺满。
|
510 |
+
估计是英康去购物中心采购材料之后,自己手工做的东西吧。
|
511 |
+
穂波「这个是? 」
|
512 |
+
英康「想用这个粘土印下穂波的脚模型,请你倾注全力」
|
513 |
+
穂波「只要这样就可以了? 那你自己去干什么? 」
|
514 |
+
英康「我呢,就在脚丫落下的时候,在临近处观摩学习吧。 」
|
515 |
+
还是和平时一样,傻瓜一样的想法让穂波惊呆了。
|
516 |
+
英康「唔ー嗯,我发出作为信号的邮件之后,你就先落下右脚吧。 」
|
517 |
+
穂波「邮件? 」
|
518 |
+
英康「嗯。 希望在这之后再落下左脚。」
|
519 |
+
穂波「知道了。 那么,要来了哦。」
|
520 |
+
英康「啊啊,等一下的说! 记住用邮件作为信号!」
|
521 |
+
穂波「好好好…… 」
|
522 |
+
在英康完成准备之前,穂波闲逛到别的房间去了。
|
523 |
+
好像是一直期待着这个机会一样,英康立刻再次操作了尺寸变换器。
|
524 |
+
再往下缩小了10分之1。
|
525 |
+
这样,现在英康就总共缩小到100分之1的大小了。
|
526 |
+
然后,匆匆爬上事先在木框边上留下的小型梯子,爬到了木框上。
|
527 |
+
穂波「喂——还没好?」
|
528 |
+
到现在也就过了不到十分钟吧。
|
529 |
+
等得不耐烦的穂波,开始催促了。
|
530 |
+
英康,在木框上坐下,赶紧码邮件发给穂波。
|
531 |
+
『准备OK了。 快一点,摹印上脚的形状吧。
|
532 |
+
缓慢而又准确地^^』
|
533 |
+
ズゥゥン!
|
534 |
+
ズゥゥン!
|
535 |
+
不久,感到巨大的地鸣声从身体下面顶起。
|
536 |
+
巨大的地响声踏实又激烈。
|
537 |
+
ズシィィン!
|
538 |
+
ズシィィン!
|
539 |
+
随着穂波的步行而交替袭来的冲击,让英康内心陷入了兴奋的狂潮。
|
540 |
+
ズシイイン!
|
541 |
+
英康「唔哦哦っ……穂波、超大的啊。 」
|
542 |
+
然后英康眼中百倍大的巨大穂波出现了。
|
543 |
+
穂波「啊咧? 英康人去哪儿了・・・」
|
544 |
+
♪~
|
545 |
+
从英康那儿传来了邮件。
|
546 |
+
『请不要在意我的事情,就这样把你的巨足踩下来吧~』
|
547 |
+
穂波「哈啊……好麻烦呐……」
|
548 |
+
穂波就这么朝着客厅摆放着的木框走去。
|
549 |
+
ドンッ!
|
550 |
+
然而作为没干劲的穂波那漫不经心的步伐的结果,木框被踢撞到了一下。
|
551 |
+
穂波「啊呀,踢到了一下,嘛啊没关系的吧。 」
|
552 |
+
穂波就这样抬起了左裸足。
|
553 |
+
刹那间,英康陷入了恐慌。
|
554 |
+
对英康来说有两个误算。
|
555 |
+
其一是没想到穂波会踢到木框。
|
556 |
+
这一踢,让坐在木框上的英康,被弹飞到了铺满木框内侧的粘土上。
|
557 |
+
还有一个没想到,是没想到穂波没有先抬起右脚而是抬起了左脚。
|
558 |
+
英康,因为想好好观赏右边的裸足触地的整个过程,坐在了穂波右脚触地的那侧的另一边。
|
559 |
+
这两个误算的结果让英康现在处于一个什么样的处境呢。
|
560 |
+
没错,英康的上空被穂波的25cm长的巨大素足所覆盖了。
|
561 |
+
穂波的略泛黄的脚底在淡淡的黑暗中,缓慢而确实地向英康靠近。
|
562 |
+
英康「穂、穂波ー! !等一下!!会被踩死的!!」
|
563 |
+
充其量只有100之1大小的人类的喊叫声,没可能传达得到穂波的耳朵里。
|
564 |
+
穂波向着心爱的英康,伸出了自己巨大而匀称的裸足。
|
565 |
+
对英康来说更不幸的是,现在的地面是粘土。
|
566 |
+
脚下黏不拉几的,成了非常不利于逃走的环境。
|
567 |
+
陷在这之中的英康拼死向穂波发出了邮件。
|
568 |
+
♪~
|
569 |
+
『等等! 别盖过来!!』
|
570 |
+
穂波「诶,现在是,怎么回事儿? 」
|
571 |
+
即使如此,穂波的巨大裸足也没有停止落下。
|
572 |
+
穂波的脚底接近到了渺小的英康的上空10米处。
|
573 |
+
而且英康就算想打电话给穂波,也发现连不上电波信号。
|
574 |
+
英康再次发送了一封邮件。
|
575 |
+
♪~
|
576 |
+
『快! ! 这样下去,要北拜四了。 』
|
577 |
+
穂波「? ??北拜四是什么东西?」
|
578 |
+
刚才一直在慌张地大喊大叫的英康,把邮件打错字了。
|
579 |
+
英康「呃啊啊啊啊,已经没救了!!」
|
580 |
+
穂波足底结实的皮肤已经碰触到了英康的头部。
|
581 |
+
英康在脚下全力匍匐爬动拼命地想要逃走。
|
582 |
+
然而,脚底终于压上了拼命蠕动着的英康的背脊。
|
583 |
+
英康终于被穂波的脚底完全踩住了。
|
584 |
+
脚底散发���汗水的水分和带着恶臭的气味,英康的生命已然是风中残烛。
|
585 |
+
英康「咕っ! !没办法了!!」
|
586 |
+
穂波「嗯? 感觉脚底好像有什么东西……」
|
587 |
+
在穂波感觉到违和感之前,英康就为了能从巨大压迫中解放,再次用尺寸变换器把自己缩小了10分之1。
|
588 |
+
然后,下一个瞬间,覆盖着英康全身的足底向上空抬去。
|
589 |
+
英康「啊啊,得救・・・」
|
590 |
+
然而,1000分之1大小的小小英康,被穂波的脚底产生的仅一滴量的脚汗给浸透了全身。
|
591 |
+
就这样英康被包裹着自己的脚汗的张力困住,被汗水强行贴在了穂波的脚底带到了空中。
|
592 |
+
没留给他多少时间,巨大的裸足就又毫不留情地朝着底下坚实的木地板落下了。
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593 |
+
英康「呜哇啊啊啊啊っ!!」
|
594 |
+
ズッシイイイン!
|
595 |
+
噗嗤ッ!
|
596 |
+
穂波让1000分之1大小的英康正面品尝到了她全身的重量。
|
597 |
+
当然,英康完全做不出任何反抗就粉碎在了她的脚底,更悲惨的是,穂波本人连把英康碾碎了这件事情都完全没有注意到。
|
598 |
+
在失去了主人的房间内,穂波整齐地摹印好了脚型,等待着后续的指示。
|
599 |
+
*
|
600 |
+
7
|
601 |
+
瀬川「唔ー嗯,成功了吗・・・。 」
|
602 |
+
带着眼镜的女研究员一边不停查阅缩小变换器的记录,一边埋头操作着超级电脑。
|
603 |
+
在七个玻璃管里,有什么物体在蠕动变化着。
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604 |
+
受付「瀬川小姐,那六名女性已经来齐了哦。 」
|
605 |
+
瀬川「啊,我知道了。 现在就过去。」
|
606 |
+
瀬川离开研究室,赴往六名女性所聚集的房间。
|
607 |
+
然而在离开的瞬间,玻璃管里的物体开始慢慢成形,诞生了7个生命体。
|
608 |
+
研究所的休息室里集合了六名女性。
|
609 |
+
瀬川「啊,各位好,让你们就等了。 」
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610 |
+
身穿白大褂的女性研究员瀬川由佳理来到了休息室。
|
611 |
+
瀬川「我是尺寸控制研究所的瀬川由佳理。 」
|
612 |
+
瀬川「那么,各位从左边开始是・・・」
|
613 |
+
瀬川「女侍者安藤郁子小姐,27岁。 」
|
614 |
+
安藤「是的。 」
|
615 |
+
瀬川「自由职业者村田优辉小姐,20岁。 」
|
616 |
+
村田「是这样没错・・・」
|
617 |
+
瀬川「大学生中村萌小姐,21岁。 」
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618 |
+
中村「……」
|
619 |
+
瀬川「高中生池田理絵小姐,17岁。 」
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620 |
+
池田「嗨——伊。」
|
621 |
+
瀬川「大学生野中里穂小姐,20岁。 」
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622 |
+
野中「哈啊・・・。 」
|
623 |
+
瀬川「OL坂下穂波小姐,24岁。」
|
624 |
+
坂下「那个・・・为什么要把我们几个人叫来这里呢・・・。 」
|
625 |
+
最后一个被点名的坂下小心翼翼地发问。
|
626 |
+
瀬川扫视六人后,咻地转过身。
|
627 |
+
瀬川「非常感谢各位今天的赴约。」
|
628 |
+
瀬川「实际上,在座的各位被怀疑压死过缩小的小人。」
|
629 |
+
中村「诶诶っ! ?」
|
630 |
+
野中「啊っ・・・。 」
|
631 |
+
瀬川「那么,因为有想向各位请教的事情,能劳烦各位来我的研究室坐一会吗? 」
|
632 |
+
六位女性一齐表现出了难以掩饰的惊讶。
|
633 |
+
虽然六位女性似乎都有些困惑,但她们还是走向了瀬川的研究室。
|
634 |
+
这时,在研究室里,7名缩小人奇迹般的复活了。
|
635 |
+
这七个人分别是,被女侍应安藤踩死的贵明,被恋人村田踩死的聡志,被姐姐中村踩死的贵志和他的友人翔,被女子高中生池田踩死的宏,被女子大学生野中踩死的克晶,以及被OL坂下踩死的英康。
|
636 |
+
七个小人分别从装着他们的玻璃管掉落出来,待在研究室的地板上七脸迷茫。
|
637 |
+
克晶「这,这个房间是什么地方啊・・・」
|
638 |
+
贵志「翔——我好害怕・・・」
|
639 |
+
英康「嗯? 大家,稍微安静一下——! 」
|
640 |
+
ズゥン、ズゥン、ズゥン・・・。
|
641 |
+
贵明「有,有什么人在靠近吗・・・? 」
|
642 |
+
聡志「总之,再呆在这里好像很危险,先躲到墙壁旁边去吧! 」
|
643 |
+
7名小人一起向房间的边角跑去。
|
644 |
+
咔恰。
|
645 |
+
瀬川「我要去取一下资料,劳烦各位先脱了鞋子进房间稍等片刻。」
|
646 |
+
安藤「好的,我明白了。」
|
647 |
+
坂下「打扰了。 」
|
648 |
+
听见了熟悉的声音,几个小人转过身。
|
649 |
+
在身后的是作为恋人,亲姐,后辈等而被小人们所熟悉的身影。
|
650 |
+
聡志、贵志、翔、克晶、英康5人一起向巨大的女性们用力挥手。
|
651 |
+
贵志和翔,一听见萌的声音就赶紧开始向她跑去。
|
652 |
+
贵志「姐姐————! !」
|
653 |
+
此时第一话出场的女侍者安藤的巨大裸足,已经瞄向了正在拼命奔跑的贵志和翔的所在处。
|
654 |
+
安藤「来,请进吧各位。」
|
655 |
+
贵志和翔的正上方,瞬间被安藤以裸足覆盖,他们的周围被脚的气味填满。
|
656 |
+
贵志「好,好臭——! !」
|
657 |
+
翔「呜哇啊啊啊! !」
|
658 |
+
ズシイイン!
|
659 |
+
贵志和翔还没能见到萌的身影,自己好不容易复活得到的第二条生命,就被没见过面的陌生女性的臭臭的巨大裸足
|
660 |
+
再次夺去了。
|
661 |
+
在安藤先进入了房间之后,其他的巨大女性也陆续走进了房间。
|
662 |
+
ズシイイン!
|
663 |
+
ドスウウン!
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664 |
+
ズダアアン!
|
665 |
+
研究室的地板上,剩余的五个小人还在竭尽全力地四处逃窜。
|
666 |
+
ズシイイン!
|
667 |
+
第六话的OL穂波用光脚踩在了贵明的身旁。
|
668 |
+
受到落脚的冲击,贵明向前扑出仰面倒地。
|
669 |
+
贵明「呜哇啊っ! 」
|
670 |
+
紧接着第四话登场的女子高中生池田的穿着黑色短袜的袜底,不留情地向着摔倒在地的贵明迅速逼近。
|
671 |
+
贵明「谁、谁来救救我・・・」
|
672 |
+
ズシイイン!
|
673 |
+
里穂「啊——,麻烦死了。 」
|
674 |
+
向克晶正面袭来的,是第五话登场的后辈野中的巨大素足。
|
675 |
+
克晶「呜哇,呜哇啊,里穂——! ! ! 」
|
676 |
+
ズシイイン!
|
677 |
+
克晶又再一次被他的后辈里穂无意之间踩成粉碎。
|
678 |
+
优辉「啊咧・・・? 脚边的那个是? 」
|
679 |
+
在第二话登场的优辉,注意到了在脚边蠕动的小小物体。
|
680 |
+
聡志「啊,终于注意到我了吗? 喂——优辉——! !」
|
681 |
+
聡志抓住这次幸运机会拼命全力呼喊。
|
682 |
+
优辉「真是的,连这种地方都会有蚂蚁跑进来。」
|
683 |
+
聡志「咦っ・・・。 呜哇啊啊啊!!」
|
684 |
+
ズシイイン!
|
685 |
+
聡志也是,再次被踩死在了自己的恋人优辉的脚下。
|
686 |
+
宏「呼唔,姑且算逃过一劫・・・」
|
687 |
+
萌「呀ッ! !」
|
688 |
+
正这么说着,第三话的萌不小心在脱鞋时没稳住重心,巨大的身体向着刚刚松了口气的宏的方向绊倒。
|
689 |
+
宏正处萌上半身落下的范围中。
|
690 |
+
宏「呜哇啊啊啊!!」
|
691 |
+
ドッスウウウウン!
|
692 |
+
萌丰满的乳房重量完全足以直接压死地上的宏。
|
693 |
+
现在地板上的情况完全是阿鼻地狱充满着惨叫。
|
694 |
+
在这之中,姑且只有英康目前成功逃生躲到了安全处。
|
695 |
+
英康「OK,六个人都过去桌子那边了・・・ 现在这里应该是安全了・・・ 」
|
696 |
+
嘎嚓ッ!
|
697 |
+
瀬川「让你们久等了。 」
|
698 |
+
英康「呜哇,这女的又是谁? 」
|
699 |
+
坂下「啊,瀬川桑脚边有虫子・・・。 」
|
700 |
+
瀬川「诶,真的吗? 」
|
701 |
+
英康「呜哇啊啊啊!!」
|
702 |
+
英康眼看着包裹着连裤袜的巨大女性的脚底与自己的距离逐渐缩小。
|
703 |
+
ズッシイイン!
|
704 |
+
瀬川「那么,来开始做笔录吧。 」
|
705 |
+
就这样,巨大的女性们又再次夺去了七条小生命。
|
706 |
+
当然,瀬川也没机会知道七个小生命复活的事情了。
|
707 |
+
*
|
708 |
+
8-1
|
709 |
+
我是村本贤哉,高中二年级学生。
|
710 |
+
在公园的垃圾箱里捡到这个叫做尺寸转换器的东西之后,我的日常生活彻底改变了。
|
711 |
+
我每周都有一天会去找住在隔壁的女子大学生木下佳澄,用这个尺寸转换器一起玩。
|
712 |
+
佳澄桑,身高一米五左右,清秀细长的眼睛配着可爱的短发,所谓的美人就是指她这样的女性吧。
|
713 |
+
佳澄桑也对这样的缩小play表示了理解,并不抵触和变小的我玩。
|
714 |
+
不过每次用尺寸变换器的时候我都坚持两点,一是玩的时候只变到10分之1的尺寸,二是必须要到我家里玩。
|
715 |
+
就算佳澄桑的身体再苗条再轻盈,要是压到我也足以给我瞬间宣判死刑了,要充分规避危险性。
|
716 |
+
今天佳澄桑也来到了我的房间,给我展示她巨大的裸足。
|
717 |
+
佳澄「那么请好好欣赏吧。 诶咿っ。 」
|
718 |
+
以这句话为信号,佳澄伸展双脚,十个大脚趾分开,露出了脚趾之间的嫩肉。
|
719 |
+
脚趾之间可以看到一些,不知是脏东西还是什么的带着水分湿漉漉的东西。
|
720 |
+
贤哉「这、这是……」
|
721 |
+
佳澄「啊,不脏吗? 」
|
722 |
+
贤哉试着用手拿了下来,那东西散发出浓烈的臭味。
|
723 |
+
没错,这肯定是佳澄的脚趾上掉下来的死皮。
|
724 |
+
在脚趾间的空间里,被汗味脚臭味浸透发酵了吧。
|
725 |
+
贤哉「唔唔っ…、好臭! 」
|
726 |
+
佳澄「诶诶——っ、好过分——! 」
|
727 |
+
说着佳澄大大的脚底就往贤哉身上踩了过去。
|
728 |
+
贤哉立刻反射性地用两只手臂挡,但这样的重量根本不可能招架得住,贤哉向后倒下。
|
729 |
+
贤哉的身体被佳澄踩住看不见,巨大的裸足摁住覆盖了贤哉的身体。
|
730 |
+
佳澄熟练地调整自己的力度,提供压迫感的同时把力道控制在了不让贤哉痛苦的程度。
|
731 |
+
佳澄「贤哉君、没事吗? 难受吗?」
|
732 |
+
贤哉「没、没事! 只是……」
|
733 |
+
佳澄「只是什么? 」
|
734 |
+
佳澄盯着脚趾缝之间露出的贤哉的小脑袋。
|
735 |
+
贤哉「不是,就是。。。佳澄桑的脚,好臭诶。」
|
736 |
+
佳澄「啊啊!没礼貌! 」
|
737 |
+
佳澄把巨足重新抬起,不停踩脚下的贤哉。
|
738 |
+
贤哉「啊——,真好玩。 佳澄桑,谢谢你。 」
|
739 |
+
佳澄「不用谢,这种程度的小事随时找我都可以。 」
|
740 |
+
贤哉「嗯,那下次也请多指教了。 」
|
741 |
+
佳澄「那,恢复原样吧。」
|
742 |
+
说着,佳澄操作尺寸变换器,把贤哉变回了原来的大小。
|
743 |
+
确认贤哉已变回原样之后,佳澄走向玄关准备回自己家。
|
744 |
+
贤哉(唔ー嗯,但是感觉还是不太满足呐・・・)
|
745 |
+
贤哉总觉得自己似乎还没满足,还没享受够佳澄的素足,纠结着纠结着渐渐压抑不住自己的欲望。
|
746 |
+
要想法子继续和佳澄玩缩小play,贤哉这样想着,手伸向了面前的尺寸转换器。
|
747 |
+
揣着尺寸变换器贤哉快速跑出了家门。
|
748 |
+
他看见了正要回自己家的佳澄的背影。
|
749 |
+
找到她之后,贤哉就立马用尺寸转换器把自己缩小到了100分之1.
|
750 |
+
贤哉「っ哦・・・转换器也和我一起变小了吗。 」
|
751 |
+
看到转换器也和自己一起缩小了贤哉松了一口气,一个猛冲追着巨大佳澄的背影跑去。
|
752 |
+
ズゥゥゥン
|
753 |
+
ズゥゥゥン
|
754 |
+
佳澄迈出的巨大一步,对贤哉来说有40-50米左右。
|
755 |
+
对小小的贤哉的来说,仅仅只是想跟上佳澄就非常吃力了。
|
756 |
+
不久,佳澄在自己家门前停住,站在那里打算开门。
|
757 |
+
贤哉「就是现在! 」
|
758 |
+
抓准这个机会贤哉扑向了佳澄的运动鞋的后侧。
|
759 |
+
而佳澄完全没有注意到他,径直走进了自己家。
|
760 |
+
不久,随着巨大的脚步声
|
761 |
+
贤哉「呼唔。 姑且侵入成功了!赶紧去追佳澄桑吧」
|
762 |
+
就这样贤哉压抑着自己内心的兴奋,以寻找巨大佳澄为目标,慎重小心地迈步前进。
|
763 |
+
迷之女性「啊啦? 脚边好像有什么东西。」
|
764 |
+
冷不丁地从贤哉的正上方传来了年轻女性的声音。
|
765 |
+
虽然贤哉是想慎重小心地前进,但他的行动从上空还是看得清清楚楚,正在通电话的一名年轻女性近近地出现在了他身边。
|
766 |
+
贤哉「唔哦っ! !谁、谁啊这人是・・・」
|
767 |
+
迷之女性「在动吗・・・? 」
|
768 |
+
贤哉「喂——! !请把我带去佳澄桑那里・・・」
|
769 |
+
迷之女性「是虫吧。 」
|
770 |
+
ズシイイン!
|
771 |
+
谜之女性话出口的同时,抬起了她踩在贤哉身旁的巨大裸足,朝准了贤哉的方向一口气落下。
|
772 |
+
贤哉「诶? 呜哇啊啊啊!!」
|
773 |
+
ブウウウン!
|
774 |
+
バチーン!
|
775 |
+
受到谜之女性的一击,小小的贤哉被她强制送回了玄关。
|
776 |
+
他看了看四周,自己应该是落在了佳澄的运动鞋里。
|
777 |
+
冲击力不大,周遭蒸腾的热汽包住了贤哉,有些呛鼻。
|
778 |
+
贤哉「哎呀疼疼疼・・・。 而且好臭。」
|
779 |
+
谜之女性「佳澄—— 又有虫子跑出来了。」
|
780 |
+
佳澄「真的吗明澄姐?现在梅雨季嘛,没办法呀。」
|
781 |
+
谜之女性似乎是佳澄的姐姐木下明澄。
|
782 |
+
为了溜进佳澄的家,贤哉遭遇了重重考验吃了不少苦头,多多少少有些后悔,但他对与佳澄相会的期待又进一步膨胀了。
|
783 |
+
过不久,周围恢复了平静,贤哉从佳澄的运动鞋里悄悄探出了脑袋。
|
784 |
+
这次不止前后左右,上空的情况也得注意。
|
785 |
+
现在四周确实是没有人在的样子。
|
786 |
+
贤哉确认了自身的安全后,再次以佳澄的房间为目标进发,沿着宽广的走廊一路直行。
|
787 |
+
*
|
788 |
+
8-2
|
789 |
+
贤哉警惕着周围情况,集中注意力小心前进。
|
790 |
+
行进不久,贤哉在厨房发现了佳澄,她正打算坐到椅子上。
|
791 |
+
贤哉「啊っ,是佳澄! 」
|
792 |
+
笑容满面的贤哉向着巨大佳澄的脚边跑去,钻进了餐桌底下。
|
793 |
+
在桌底下,修长的左腿一直延伸到天空,另一条巨大的右腿搭在左腿上,视线沿着右腿向下,右腿的尽头耷拉着一摇一摇的裸足是这幅构图最精华的部分。
|
794 |
+
贤哉「唔哦哦・・・魄力惊人呐・・・。 」
|
795 |
+
充分享受了美景鉴赏的贤哉,想抓紧跑去佳澄包着拖鞋的左脚那里。
|
796 |
+
然而这时候,佳澄搭着的双腿分开了,一下子落在了地上。
|
797 |
+
一侧的地板上出现了巨大裸足形成的投影。
|
798 |
+
然后在地板上形成的那块暗色区域很快猛烈地坠下了佳澄的一只裸足。
|
799 |
+
ズシイイン!
|
800 |
+
贤哉「唔哦哦哦っ! !」
|
801 |
+
壮烈的地响声让贤哉慌张向后方撤退。
|
802 |
+
佳澄的右脚着地后,不过顷刻便抬起移动到了拖鞋的上方。
|
803 |
+
ズン!
|
804 |
+
佳澄的脚踩上拖鞋鞋面,鞋尖处从地面翘起,正面鞋底刚好对着贤哉的方向。
|
805 |
+
然后佳澄的裸足一扭一动地挪进了拖鞋,十根脚趾一用力,撑起巨体,站起了身。
|
806 |
+
然后踏着响彻云霄的巨大脚步声,离开了厨房。
|
807 |
+
贤哉「迫力超强・・・ 这个尺寸简直是赞。」
|
808 |
+
佳澄不经意的动作在100分之1大的视角看起来规模真的非常巨大体验非常震撼,贤哉沉溺在了兴奋的泥潭中不可自拔。
|
809 |
+
贤哉「啊,真是太棒了・・・・・・佳澄桑的巨足・・・・・・。 」
|
810 |
+
回到自己家后贤哉躺在自己床上回味刚才的光景和体验。
|
811 |
+
贤哉的心彻底被佳澄的巨大裸足所侵占的小小世界俘虏,手再次伸向了尺寸变换器。
|
812 |
+
一边妄想着佳澄的脚,贤哉把脸埋进被子里,按耐不住自己的情绪开始操作变换器。
|
813 |
+
尺寸先前是调到了100分之1,这一次就试着设定成200分之1吧。
|
814 |
+
渐渐缩小的贤哉想象着之前佳澄巨大的身姿嘴角不禁微微上扬。
|
815 |
+
叮——咚♪
|
816 |
+
贤哉「! ?」
|
817 |
+
听到铃声贤哉急忙跑到走廊,不知为何,巨大的佳澄竟然站在玄关处。
|
818 |
+
对贤哉来说现在是在遥远的远方眺望佳澄,所以佳澄的身影就像远处��山一样有些朦胧不清。
|
819 |
+
贤哉还在呆看着,佳澄面露微笑,脱下凉拖走进了走廊。
|
820 |
+
本来只是自己一个人在妄想,巨大佳澄本人出现完全出乎贤哉的意料,太突然了他没法突然刹住自己兴奋的情绪。
|
821 |
+
佳澄「不好意思, 忘拿手表啦・・・」
|
822 |
+
佳澄话音刚落,下一瞬间巨大的右裸足就踩落在了走廊上。
|
823 |
+
ズシイイイン!
|
824 |
+
贤哉「噢哇哇哇っ! 」
|
825 |
+
重低音从远方直击而来贤哉小小的身体感觉到了剧烈震动。
|
826 |
+
佳澄自然没有在意贤哉的存在,左脚继续踏上了走廊。
|
827 |
+
ズシイイイン!
|
828 |
+
佳澄「我来拿一下东西的说・・・。 」
|
829 |
+
贤哉「唔哦哦っ! 」
|
830 |
+
贤哉稳不住自己的重心,倒在原地。
|
831 |
+
接着佳澄的蹂躏践踏开始转向迷你贤哉所在方向的房间。
|
832 |
+
ズシイイイン!
|
833 |
+
佳澄「没人在么・・・」
|
834 |
+
贤哉「等、等一下,佳澄・・・」
|
835 |
+
ズシイイイン!
|
836 |
+
佳澄「嘛,算了。 我自己进房间拿咯♪」
|
837 |
+
贤哉「我人在地板上・・・」
|
838 |
+
ズシイイイン!
|
839 |
+
巨大的佳澄以猛烈的气势接近。
|
840 |
+
先前在佳澄家厨房看见的佳澄的裸足,还算是温柔平静。
|
841 |
+
而现在眼前只有毫无慈爱毫无宽仁的野蛮感。
|
842 |
+
为了迈出下一步,重心力量转移到脚尖,脚趾头一时间被体重压迫而发白。
|
843 |
+
巨大脚底随着步行从地板离开,抬起的瞬间皮肤的部分竟能吸附住地板。
|
844 |
+
不知是不是因为体温高的缘故,脚尖发红颜色怪怪的,显得雪白的脚心格外显眼。
|
845 |
+
ズッシイイイン!
|
846 |
+
贤哉「咕哇っ! !」
|
847 |
+
佳澄巨大的裸足像是要给正专心观赏的贤哉一个警告,渐渐靠近了他的眼前。
|
848 |
+
贤哉放弃了和巨大佳澄沟通的尝试,尽全力逃跑。
|
849 |
+
佳澄「擅自进别人房间真的好嘛・・・。 」
|
850 |
+
佳澄小心翼翼地窥探贤哉房间内部,完全没感觉到有人的气息。
|
851 |
+
于是她便不客气地把自己汗淋淋的赤足踩上了房间的木地板。
|
852 |
+
吧嗒ッ、吧嗒ッ、吧嗒ッ・・・
|
853 |
+
佳澄每走过一步,裸足放过的位置就会因湿气浮现一个脚丫形状的痕迹。
|
854 |
+
那个脚印还散发着强烈的脚的气味。
|
855 |
+
对小小的贤哉来说,房间里湿度高温度也高,还有不知什么时候就被佳澄踩死的危险,简直就是地狱般的环境。
|
856 |
+
贤哉「呜呜・・・好臭,好热,好恐怖・・・。 」
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857 |
+
到刚才为止对佳澄的些许妄想现在已经烟消云散,贤哉的内心被恐怖填满哭了出来。
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858 |
+
佳澄「啊咧——找不到啊・・・。 」
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859 |
+
ズッシイイイン!
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860 |
+
贤哉「呜哇っ! !」
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861 |
+
佳澄的右边裸足猛烈地踏出一步,贤哉被高高地弹飞悬在了半空中。
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862 |
+
从这个视角贤哉可以看到蹲着身的巨大佳澄的全景。
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863 |
+
右腿撑地,左膝盖支在地板上,透过黄色的吊带衫可以窥见佳澄娇小的乳房,看着佳澄的身姿贤哉又忍不住兴奋了起来。
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864 |
+
同时贤哉努力试图调整体态在半空中拼命挥舞四肢。
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865 |
+
佳澄「是不是掉到地上了・・・」
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866 |
+
这么说着的同时佳澄巨大的脸开始接近贤哉所在的方向。
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867 |
+
巨大佳澄的脸遮住了贤哉的视野。
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868 |
+
佳澄「嗯? 」
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869 |
+
佳澄巨大的双瞳盯见了贤哉。
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870 |
+
佳澄「呼呜ッ! !」
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871 |
+
贤哉「呜哇啊! !」
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872 |
+
佳澄吹一口气把小小的贤哉吹飞了。
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873 |
+
贤哉无力抵抗,落到了佳澄的大腿上。
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874 |
+
ポチョッ!
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875 |
+
贤哉「呜呜っ・・・。 」
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876 |
+
贤哉还没从落下的冲击力中缓过来,周围突然变暗了。
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877 |
+
他视线转向上方,眼前是佳澄宽广的手掌。
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878 |
+
他还没反应过来,那只手掌就向着小小的贤哉开始落下。
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879 |
+
贤哉「呃っ・・・? 呜哇啊啊啊っ! !」
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880 |
+
不知面积有多大的手带着5根长长的手指迫近贤哉。
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881 |
+
バチイイイン!
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882 |
+
贤哉的周围被巨大的肤色物体覆盖,贤哉又再次悬空了。
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883 |
+
运气不错,贤哉的位置在佳澄的手指与手指之间,被拍击的力量弹飞在半空中飞舞。
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884 |
+
贤哉的视线又被佳澄巨大的脸覆盖了。
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885 |
+
ピトッ
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886 |
+
贤哉「哈啊、哈啊・・・。 啊咧っ,这里是? 」
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2 Done/[いと小さき人] サイズ変換機 [餃子] JP.txt
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+
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+
共に18歳である坂本貴明と佐藤穂波は付き合っている。
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4 |
+
ある日、2人は昼食をとるべく近くで新規に開店したラーメン屋に足を運んだ。
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5 |
+
その店は、1か月ほど前に開店したラーメン店でダシがうまいと評判であった。
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6 |
+
2人は店に入ると、座敷に通された。
|
7 |
+
程なくして、20代くらいの女性ウェイトレスが座敷にお冷を運びにやってきた。
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8 |
+
ショートヘアーの大柄な女性で、貴明はきれいな生足に釘付けになってしまった。
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9 |
+
貴明(うわぁ、綺麗なヒトだなぁ・・・)
|
10 |
+
そのウェイトレスは、両膝をつけ2つのお冷をテーブルへと運ぶ。
|
11 |
+
ウェイトレス「注文が決まったら呼んでください。」
|
12 |
+
そのウェイトレスの声にハッと我に返り、急いで穂波の方を向く。
|
13 |
+
貴明がウェイトレスに注目していた最中、穂波はメニューに釘付けだった。
|
14 |
+
そして、お冷を置いて、早々にそのウェイトレスはいなくなってしまった。
|
15 |
+
穂波「ねえ、貴明は何を注文する?」
|
16 |
+
貴明「よーし、この特製味噌ラーメンを食べるよ。」
|
17 |
+
穂波「じゃあ、私は塩ラーメンにするから注文しておいて。」
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18 |
+
貴明「うん、わかった。」
|
19 |
+
穂波「私はお手洗いに行ってくるね。」
|
20 |
+
注文が決まり、穂波はお手洗いへ赴き、貴明はテーブルに置いてあったブザーに手を伸ばす。
|
21 |
+
穂波が立ち上がり、座敷の入り口付近に歩を進めると、何やら小さい物体が蠢いていた。それは1匹の体長2~3㎜程度のアリらしき生き物であり、ウロチョロと移動していた。
|
22 |
+
ベタッ!
|
23 |
+
そんなアリの近くに黒いソックスに包まれた穂波の足が振り下ろされる。
|
24 |
+
穂波の足のサイズはたった23cm程度だろうが、アリから見ればとてつもない大きさのはずだ。
|
25 |
+
しかし、それでもアリは何もなかったように移動をしている。
|
26 |
+
ザッザッザッ・・・
|
27 |
+
そんなとき、貴明がいる座敷に向かって足音が近づいてきた。
|
28 |
+
ウェイトレス「お呼びですか?」
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29 |
+
ベタッ!
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30 |
+
注文を取りに訪れたウェイトレスが座敷に入った瞬間、アリの姿は消えてしまった。
|
31 |
+
貴明が急いでウェイトレスの足元を見回しても、アリの姿を確認することはできなかった。
|
32 |
+
ひとまず、落ち着いて注文しようと貴明はメニューに目を通す。
|
33 |
+
貴明「え、ええーっと、味噌ラーメンと塩ラーメンを1つずつお願いします・・・。」
|
34 |
+
ウェイトレス「はい、わかりました。味噌ラーメンと塩ラーメンですね。」
|
35 |
+
そのウェイトレスが立ち去った時、貴明は衝撃を受けた。
|
36 |
+
座敷の入り口には、惨めにもペチャンコにされた小さな黒い物体があったからだ。もはや原形をとどめてなく、アリだったのかどうかもわからない。
|
37 |
+
注文を取りにきたウェイトレスに気付かれることなく踏み潰されてしまったのだ。
|
38 |
+
貴明は、綺麗な容姿の女性の全く正反対な野蛮な行動に興奮を覚えていた。
|
39 |
+
そんな貴明は興奮を抑えることができずに、その潰されたアリを間近で見たい衝動に駆られた。
|
40 |
+
そして、貴明は自分のポケットから「物体サイズ変換器」を取り出す。
|
41 |
+
変換器を座布団の上に置き、サイズを1cmに設定して、貴明は一気に自らのサイズを縮小させた。
|
42 |
+
ズゥン、ズゥン、ズゥン・・・
|
43 |
+
そんな小さな貴明がいる座敷に、大きな足音が近づいてくる。
|
44 |
+
穂波だ。
|
45 |
+
穂波は、貴明が小さくなっていることも知らず、座敷の入り口付近に無造作に足を下ろす。
|
46 |
+
ズシンッ!
|
47 |
+
貴明「うわわっ!!」
|
48 |
+
穂波の黒いソックスが近距離に落とされたものの、貴明はその衝撃に何とか耐えることができた。
|
49 |
+
そのまま穂波は気づくことなく、自分の座席に戻ってしまった。
|
50 |
+
貴明「ふう、危なかったな・・・。踏んづけられたら洒落にならないからな・・・。」
|
51 |
+
小走りで先程の踏んづけられたアリのもとを目指すと、貴明は再び大きな足音を耳にした。
|
52 |
+
ズゥン、ズゥン、ズゥン・・・
|
53 |
+
おそらくは、先程のウェイトレスが注文の品物を持ってきたのであろう。
|
54 |
+
身の危険を察知した貴明は、踵を返してサイズ変換器のもとを目指した。
|
55 |
+
しかし、程なくして巨大なウェイトレスが座敷に登場する。
|
56 |
+
ズシンッ!
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57 |
+
貴明の後方にウェイトレスの巨大な右の素足が着地する。
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+
息を切らせながらも、貴明は大急ぎで自分が座っていた座布団を目指す。
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59 |
+
ズシンッ!
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+
再び強い衝撃が後方から響く。
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61 |
+
これは、ウェイトレスのもう一つの巨大な素足が着地したのだろう。
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やがて、上空から声が響く。
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63 |
+
ウェイトレス「注文の品物をお持ちしました。」
|
64 |
+
穂波「あ、こちらにお願いします。」
|
65 |
+
ウェイトレス「はい。」
|
66 |
+
ズズゥゥン!!
|
67 |
+
貴明「うわわっ!!!」
|
68 |
+
ウェイトレスの両膝が床に着地する。
|
69 |
+
ゴトッ・・・、ズザザッ・・・
|
70 |
+
貴明の上空では、正体不明の轟音が響いている。
|
71 |
+
これは、ラーメンをテーブルに置いている音ではなかろうか。
|
72 |
+
様々な不安に駆られていた貴明の周囲は程なくして明るさを増した。
|
73 |
+
貴明が安堵の表情を浮かべ後方を振り返ると、ウェイトレスは立ち上がっており座敷を出る寸前であった。
|
74 |
+
九死に一生を得たと安心した貴明はホッと胸を撫で下ろし、その場に座り込んだ。
|
75 |
+
ウェイトレス「あ、伝票を置いていきますね。」
|
76 |
+
ズシンッ!
|
77 |
+
ズシンッ!
|
78 |
+
まさに一瞬であった。
|
79 |
+
踵を返したウェイトレスは、一気に小さくなっている貴明へ接近する。
|
80 |
+
油断していた貴明の周囲は一気に暗くなり、貴明の上空はウェイトレスの足の裏で覆われてしまった。
|
81 |
+
貴明「う、うわあああ!!」
|
82 |
+
物凄いスピードで貴明の周囲は闇が濃くなっていた。
|
83 |
+
必死に助けを乞う貴明の声は、ウェイトレスの足の裏に吸収され聞こえるはずもない。
|
84 |
+
さらには、猛烈にくさいにおいが辺りを支配し、貴明は強制的にウェイトレスの想像を絶する足のにおいを嗅がされた。
|
85 |
+
貴明「た、助けてー!!ウェイトレスさ・・・」
|
86 |
+
ズンッ!
|
87 |
+
ウェイトレス「!!」
|
88 |
+
何かを踏み潰した感触を得たウェイトレスは、一瞬顔をしかめたものの、そのまま軽く足を払い業務に戻った。
|
89 |
+
穂波「もうっ!貴明くんはどこに行ったのかしら・・・。」
|
90 |
+
もう二度と戻ることのない貴明を穂波はしばらく待ち続けたのであった。
|
91 |
+
*
|
92 |
+
2
|
93 |
+
俺の名は佐々木聡志という。
|
94 |
+
念願のサイズ変換器を手に入れ、約1.7cm程度に縮んでいる。
|
95 |
+
何が念願かというと、小さくなることで付き合っている彼女との圧倒的な差のもと、いろいろな遊びをしてみたかったのだ。
|
96 |
+
ちょうど俺には村田優輝という顔のかわいい彼女がいる。
|
97 |
+
ぜひとも彼女の足の裏で俺は弄ばれてみたいのだ。
|
98 |
+
ピンポーン
|
99 |
+
興奮に包まれている俺をさらに高ぶらせるチャイムの音が響いた。
|
100 |
+
テーブルに隠れて様子を窺っていると、無造作に開かれたドアの辺りにヒトの素足が出現した。
|
101 |
+
ついに遊びに来た優輝が部屋の中へと入ってきたのだ。
|
102 |
+
優輝「あれ・・・? 鍵は開いてるのに誰もいない・・・。」
|
103 |
+
上空から愛おしい優輝の声が響いている。
|
104 |
+
それに合わせてベタッ、ベタッと優輝の素足が床を踏み鳴らす音も周囲に響いている。
|
105 |
+
おそらくは俺のがどこにいるか部屋の周辺を探しているのだろう。
|
106 |
+
そんな優輝を見ているうちに、とうとう興奮を抑えることができず、俺はテーブルから飛び出した。
|
107 |
+
すると、そこには俺の100倍はあろうかという巨大な優輝の姿があったのだ。
|
108 |
+
案の定、はるか上空にある優輝の眼は、本来いるであろう俺を探していた。
|
109 |
+
聡志「ゆーうーきー!」
|
110 |
+
俺は、足元から優輝に向かって呼びかけてみた。
|
111 |
+
優輝「えぇっ・・・!? 何・・・、コイツは?」
|
112 |
+
上空にある優輝の顔が一瞬にして曇る。
|
113 |
+
聡志「おーい!」
|
114 |
+
優輝「キャッ!近づいてきたわ!!」
|
115 |
+
そのまま優輝は別の部屋へと逃げようとしていた。
|
116 |
+
俺は、小走りで優輝に追いつこうと試みるも、みるみるうちに優輝との差が広がっていく。
|
117 |
+
聡志「お、おおーい!待ってよー!!」
|
118 |
+
とんだ誤算である。
|
119 |
+
あっという間に優輝は別の部屋へと移動してしまった。
|
120 |
+
聡志は、逃げ出すなどとは微塵にも思ってなく、トボトボと優輝の後を歩き続けた。
|
121 |
+
そのときであった。
|
122 |
+
あまり周囲を気にしていなかったので、聡志は周囲が薄暗くなっていることに気付いていなかった。
|
123 |
+
ハッと気付いて前を見上げると、俺の数m前に巨大なヒトの素足が踏み下ろされようとしていたのだ。
|
124 |
+
俺は、素足の着地の衝撃に後ろ方向に2~3回ほど転がってしまった。
|
125 |
+
巨大な素足の持ち主は優輝。
|
126 |
+
優輝の24mはあろうかという素足が眼前に鎮座している。
|
127 |
+
小さな俺に気が付いて戻ってきてくれたのであろうか。
|
128 |
+
余りにも早い帰還であった。
|
129 |
+
優輝「さっきの奴はどこにいったのかしら・・・?」
|
130 |
+
なんと、優輝の手���は俺が縮小するときに使ったサイズ変換器があった。
|
131 |
+
しかも、優輝はカチャカチャと音を立てながらサイズ変換器を操作していたのだ。
|
132 |
+
聡志「あっ、勝手にいじっちゃあダメだよー!」
|
133 |
+
ここで、俺は異変に気がついた。
|
134 |
+
身体が軽くなる感覚に襲われたのだ。
|
135 |
+
今までと異なり、自分がその場に立っていないような感覚なのだ。
|
136 |
+
いったいどうしたことかと周囲を見回すと衝撃の事実が判明した。
|
137 |
+
なんと、先ほどの優輝の素足がさらに巨大感を増して俺の視界を遮っていたのだ。
|
138 |
+
目の前の土踏まずなどは、闇が深く奥まで見ることができなかった。
|
139 |
+
慌てて巨大な優輝が手にしている変換機を目にする。
|
140 |
+
おそらく優輝がサイズ変換器をいじったがためにサイズがさらに小さくなったのだろう。
|
141 |
+
俺は改めて十数mもの前方にある優輝の超巨大な素足に目を移す。
|
142 |
+
このままでは、優輝の素足に踏み潰されて俺は殺されるかもしれない。
|
143 |
+
俺は、急いでテーブルの下を目指して、全力疾走した。
|
144 |
+
全速力で走ることはいつ以来だろうか。
|
145 |
+
とにかくテーブル目指して走り続けた。
|
146 |
+
優輝「あぁ、いたいた。」
|
147 |
+
そんな哀れなる俺に、優輝は慈悲を与えてはくれない。
|
148 |
+
俺が充分に走ったところで優輝の巨大な素足が持ち上がる。
|
149 |
+
優輝「この大きさなら踏んづけられるわね。」
|
150 |
+
その言葉と共に俺の後方に優輝の巨大な素足が落下する。
|
151 |
+
ズシィィン!
|
152 |
+
聡志「うわあっ!!」
|
153 |
+
俺が全力疾走した距離の大半を優輝はたった1歩で追いついてしまった。
|
154 |
+
このままでは、優輝の2歩目によって俺は踏み潰されてしまう。
|
155 |
+
優輝「じゃあ、いくわよー。」
|
156 |
+
そう思って上空を仰いだところ、優輝のあまりにも大きな足の裏が上空を占拠している光景を目の当たりにした。
|
157 |
+
聡志「ゆ、優輝ーーー!」
|
158 |
+
まさに後悔先に立たず。
|
159 |
+
優輝は、足元に小さく縮んだ聡志がいることなど知る由もない。
|
160 |
+
容赦なく、愛する聡志に素足を踏み出そうとしていた。
|
161 |
+
聡志の周囲は、完全に優輝の足の裏に覆われ光が遮られつつあった。
|
162 |
+
ズッシイイイン!!!
|
163 |
+
優輝「よーしっ・・・!やっつけてやったわ!!」
|
164 |
+
優輝が24cmの素足を持ち上げると、床にはペチャンコになった聡志が跡形もなく潰されていた。
|
165 |
+
ちょうど、優輝の足の裏のど真ん中に位置していた。
|
166 |
+
優輝「それにしてもこいつは何の虫だったのかしら?」
|
167 |
+
優輝は、そのままペチャンコになった聡志を雑巾でふき取って処分した。
|
168 |
+
*
|
169 |
+
3
|
170 |
+
僕の名前は貴志、高校1年生だ。
|
171 |
+
今日も友人の翔と共にサイズ変換器で遊ぶ約束をしている。
|
172 |
+
最近はこの変換器を使っての遊びがめっきり多くなってきた。
|
173 |
+
いつも10分の1サイズに縮み、15~16cm程の身長に縮んでいる。
|
174 |
+
今日も、僕の家で翔とともに玄関付近を探索して遊ぶことにした。
|
175 |
+
翔「玄関が一番冒険って感じするよなあ。」
|
176 |
+
貴志「うん、埃っぽいところが冒険の雰囲気を高めてるんじゃない?」
|
177 |
+
そんな会話をしているときだった。
|
178 |
+
ズン、ズン、ズーン
|
179 |
+
玄関に向かって大きな地響きが聞こえてきたのだ。
|
180 |
+
眼前に現れたのは、貴志の姉で大学3年生の萌だ。
|
181 |
+
翔「おおっ、貴志の姉ちゃんじゃないか。」
|
182 |
+
貴志「本当だ・・・、何しに来たんだろう・・・。」
|
183 |
+
翔「なあ、貴志の姉ちゃんのパンプスの中を見てみたいなあ。」
|
184 |
+
貴志「えーっ?お姉ちゃんのパンプスの中?ダメだよ、絶対臭うだろうし。」
|
185 |
+
翔「いや、大丈夫だろ・・・」
|
186 |
+
ズーン!
|
187 |
+
徐々に足音を響かせながら萌は2人に接近する。
|
188 |
+
貴志「と、とりあえず隠れようぜ。」
|
189 |
+
翔「あ、ああ。」
|
190 |
+
僕たちの10倍近いサイズの巨大な女性の登場に2人とも慌てて物陰に隠れることにした。
|
191 |
+
やがて、翔の間近に、萌の大きな素足が着地する。
|
192 |
+
ズシーン!
|
193 |
+
翔は息を殺しながら状況を見守る。
|
194 |
+
貴志「お、おーい!翔、大丈夫だったか?」
|
195 |
+
翔「あ、ああ。物凄い迫力だったけどな・・・。」
|
196 |
+
2人の間近に萌は立ち尽くし、辺りをきょろきょろと見回す。
|
197 |
+
萌「あれー。誰かいると思ったんだけどな。」
|
198 |
+
そう言い終えた萌は、パンプスを履き、玄関で何やら動作をしはじめる。
|
199 |
+
しばらくすると、玄関付近に白煙が立ち込めてきた。
|
200 |
+
萌「よしっ、これで設置完了ね。」
|
201 |
+
どうやら萌は蚊取り線香を玄関に置きにきたようだ。
|
202 |
+
翔「うっ、ゴホッ、ゴホッ。煙たい・・・。」
|
203 |
+
貴志「何で、こんなときに蚊取り線香なんかを・・・。」
|
204 |
+
そのときであった。
|
205 |
+
咳き込む2人の体がさらなる縮小を始めたのだ。
|
206 |
+
2人の体はどんどん小さくなる。
|
207 |
+
翔「え、ええっ?どういうこと!?」
|
208 |
+
貴志「体が縮んでいく!!」
|
209 |
+
その答えは簡単であった。
|
210 |
+
カチャカチャと上空で音がしている。
|
211 |
+
萌「この器械は何なのかしら・・・。」
|
212 |
+
翔は縮みゆく体に危機感を持って、物陰から飛び出す。
|
213 |
+
翔「ちょ、ちょっと、それは操作しちゃダメだー!!」
|
214 |
+
そのとき、翔は大きく動揺した。
|
215 |
+
目の前にいるのは、今まで見たこともないほどの巨大な萌の姿だったのだ。
|
216 |
+
眼前の萌の体から放たれる重量感、威圧感に翔はゆっくりと息を呑みこんだ。
|
217 |
+
萌「さて、部屋に戻ろうっと。」
|
218 |
+
ズゥゥゥン!!
|
219 |
+
翔の前方に巨大なパンプスが着地する。
|
220 |
+
翔「うわっ!!」
|
221 |
+
そして、ギュウギュウと音を立てながら、大きなパンプスの中から萌の素足が登場する。
|
222 |
+
その大きな素足は、何の慈悲もなく翔目がけて振り下ろされる。
|
223 |
+
翔「え、うわ、ちょ、待ってええ!!」
|
224 |
+
ズシイイン!!
|
225 |
+
小さな翔はその全身に巨大な萌の素足を受け止める格好となってしまった。
|
226 |
+
貴志「翔・・・、ウソだろ・・・。」
|
227 |
+
巨大な素足に飲み込まれた翔の姿を目の当たりにして、貴志はパニックに陥った。
|
228 |
+
そして、慌てて物陰から飛び出て萌にアピールする。
|
229 |
+
貴志「おおーい!お姉ちゃーん!」
|
230 |
+
しかし、はるか上空にいる萌は全くの無反応で、パンプスを脱ぎながらもう一つの素足を着地させていた。
|
231 |
+
ズシイイン!!
|
232 |
+
萌「ん?」
|
233 |
+
貴志「うわ・・・、姉ちゃんの目がこっちを向いてる・・・。」
|
234 |
+
貴志は手を振るのを止め、萌の反応を待った。
|
235 |
+
萌「ん?」
|
236 |
+
萌は、自分の足元に何か小さい物体があるのを見つけていた。
|
237 |
+
萌(あれっ、何だろう。)
|
238 |
+
萌の左足のすぐ脇に1cmあるかないかの黒い点があるのだ。
|
239 |
+
萌「ゴミクズ・・・? いや、虫みたいなもの・・・があるわね。」
|
240 |
+
その小さな黒い点は少しずつではあるが動いていた。
|
241 |
+
そして、その小さな物体が人間とも思わない萌は、何のためらいもなく自分の素足を持ち上げた。
|
242 |
+
萌「早速、蚊取り線香が効いたのかしら。」
|
243 |
+
蚊取り線香の効果に満足した萌は、自分の素足を小さな物体の真上へとセッティングする。
|
244 |
+
萌「たぶん蚊ね。」
|
245 |
+
小さな弟がいるとも思わない萌は、持ち上げた足を床に降ろそうとする。
|
246 |
+
ズッシイイン!
|
247 |
+
懸命に逃げ出したものの、貴志は間髪入れず天空から降ってきた萌の巨大な素足に踏みつけられてしまった。
|
248 |
+
あまりにも貴志は巨大な萌に近づきすぎてしまっていたのだ。
|
249 |
+
萌「あれっ・・・、全然手ごたえがないわね。」
|
250 |
+
萌が自身の素足をひっくり返すと、足の裏には小さな赤いシミがついていた。
|
251 |
+
萌「ああ、いたいた。随分、血を吸ったのね。」
|
252 |
+
萌は再び自身の素足を勢いよく着地させ、その赤いシミを床にこすりつけていた。
|
253 |
+
萌「さーて、テレビでも見ようっと。」
|
254 |
+
弟もろとも2人の生命を奪ったことなど萌は知る由もない。
|
255 |
+
*
|
256 |
+
4
|
257 |
+
宏「これがサイズ変換機かあ。」
|
258 |
+
24歳のフリーターである高木宏は、念願のサイズ変換機を手に入れて喜びに満ち溢れていた。
|
259 |
+
この機械を手に入れるために、この2~3年はずっと貯金をしていたのだ。
|
260 |
+
宏「ようし、さっそく試してみるか。」
|
261 |
+
アパートの前に出た宏は、愛車である原チャリに向かって変換機を照射した。
|
262 |
+
宏の原チャリはみるみるうちに縮小を始め、あっという間に100分の1サイズほどになった。
|
263 |
+
宏「うおー、すげえな、この機械は。本物だ・・・。」
|
264 |
+
興奮に包まれた宏は小さくなった原チャリをポケットに収め、バイト先のコンビニへと赴いた。
|
265 |
+
由香理「いらっしゃいませー。・・・って、宏じゃない。」
|
266 |
+
コンビニのレジにいたのは、20歳のバイト仲間である笹木由香理であった。
|
267 |
+
由香理は、休みの日にもかかわらずバイト先に来た宏に疑問の目を向けていた。
|
268 |
+
宏「あ、ああ・・・。ただ寄っただけだよ。」
|
269 |
+
由香理「何しにきたの? 相変わらず暇なのね。」
|
270 |
+
幾分か不機嫌そうな表情で由香理は宏に言葉を返した。
|
271 |
+
その間に宏はコンビニ内をざっと見渡す。
|
272 |
+
店内には、飲み物のコーナーに若い女性が1人、雑誌のコーナーに女子高生が2人いるようだ。
|
273 |
+
宏「コーヒー買ってから帰るよ。」
|
274 |
+
由香理「はい、120円になります。」
|
275 |
+
即座に営業スマイルを見せる由佳理に、宏はやれやれといった表情を浮かべる。
|
276 |
+
宏「じゃあ、また。」
|
277 |
+
由香理「はーい。また明日ね。」
|
278 |
+
コンビニの様子を充分に窺った宏は、そそくさとコンビニの裏手から控室に入る。
|
279 |
+
そして、縮小した原チャリを地面に置くと、自らに変換機を照射した。
|
280 |
+
宏「おー、縮まるー。」
|
281 |
+
こうして、100分の1サイズに縮まった宏は、愛車である原チャリに跨り店内へと向かった。
|
282 |
+
由香理「ありがとうございましたー。」
|
283 |
+
若い女性「どうもー。」
|
284 |
+
ふいに上空から大きな声が響く。
|
285 |
+
どうやら先程飲み物のコーナーにいた若い女性が会計を済ませたようだ。
|
286 |
+
宏は再び原チャリに跨り、若い女性のもとへと向かう。
|
287 |
+
若い女性のヒールの高いサンダルが目前に見える。
|
288 |
+
宏は絶妙な運転さばきで、素早く若い女性の前へと出る。
|
289 |
+
買い物を済ませた若い女性は、小さな宏に気付くことなく出口へと向かう。
|
290 |
+
その様子を床から見ていた宏は、若い女性のスカートの内部に見える白色の下着に高揚していた。
|
291 |
+
ズゥゥン!
|
292 |
+
宏「うおっ!!」
|
293 |
+
そんな宏を諌めるかのように若い女性はその大きな素足を包んだサンダルを振り下ろす。
|
294 |
+
そして、そのまま若い女性はコンビニを後にした。
|
295 |
+
宏「いやー、眼福、眼福。」
|
296 |
+
しっかりと目の保養ができた宏は、再び原チャリに跨り女子高生の元へと向かうことにした。
|
297 |
+
しかし、しばらく原チャリを走らせていたとき、宏の眼前に突如として、巨大なサンダルが振り下ろされた。
|
298 |
+
ズシイイン!
|
299 |
+
宏「うわわっ!!」
|
300 |
+
急ブレーキをかけることで何とか衝突を回避した宏は、急いで周囲を確認した。
|
301 |
+
若い女性の後を追っていた宏は、コンビニの出入り口付近に到達していた。
|
302 |
+
その出入り口から5~6人の若い女性の集団が来客していたのだ。
|
303 |
+
由香理「いらっしゃいませー。」
|
304 |
+
由香理のその言葉を合図に、小さな宏に向かって強烈な攻撃が開始された。
|
305 |
+
ズシイイン!!
|
306 |
+
ズシイイン!!
|
307 |
+
ズシイイン!!
|
308 |
+
宏「うわあああ!!」
|
309 |
+
宏目がけて巨大なサンダルやら運動靴やらパンプスやらが一斉に落下してくる。
|
310 |
+
小さな宏は、巨大な若い女性たちの足元で右往左往していた。
|
311 |
+
何とか12個の巨大な足から逃げ出せた宏は、後方を振り返り安全を確認しようとした。
|
312 |
+
そんな宏の周囲はひときわ暗くなる。
|
313 |
+
ズシイイン!!
|
314 |
+
宏「ええぇっ!?」
|
315 |
+
なんと目の前に巨大なローファーが振り下ろされたのだ。
|
316 |
+
完全に不意を突かれた宏は、そのローファーに激しく衝突する。
|
317 |
+
スガーン!!
|
318 |
+
宏「うわあああ!!」
|
319 |
+
ポチョ!
|
320 |
+
ただ、投げ出された宏が女子高生の黒いソックスに着地できたことは幸運であった。
|
321 |
+
女子高生A「あれー。何かぶつかったわ。」
|
322 |
+
女子高生B「ん?ミニカーみたいよ。」
|
323 |
+
女子高生A「何だ、そうなの?」
|
324 |
+
その瞬間、宏の目の前にはもう一つの巨大なローファーが出現し、愛車である原チャリに覆いかぶさろうとしていた。
|
325 |
+
宏「え?ええ?ちょ、ちょっと!!」
|
326 |
+
ガキャ!メキャ!
|
327 |
+
実に無機質な音を立てながら、巨大な女子高生のローファーは原チャリを破壊してしまった。
|
328 |
+
宏「くっ!!」
|
329 |
+
思わず、痛恨の声を上げる宏。
|
330 |
+
その原チャリとて、何か月もバイトして購入した代物だったからだ。
|
331 |
+
女子高生A「さあ、帰りましょう。」
|
332 |
+
女子高生B「ええ。」
|
333 |
+
宏「うわあ!」
|
334 |
+
巨大な女子高生は宏が張り付いていない方の足から一歩を踏み出した。
|
335 |
+
その瞬間、宏は前方へと転がっていき、ローファーの中へと侵入する形となった。
|
336 |
+
小さな宏を受け止めたのは、巨大な女子高生の黒いソックスに包まれた爪先であった。
|
337 |
+
その爪先からは、猛烈な異臭と湿気が放たれていた。
|
338 |
+
宏「うおええっ! こんなヒドイにおいがするなんて・・・」
|
339 |
+
さらに爪先部分は女子高生の素足から放たれる汗で湿っていた。
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340 |
+
劣悪な環境を憂いている宏に女子高生からの強烈な一歩が放たれる。
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341 |
+
ズシイイン!!
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342 |
+
宏「うわっ!!」
|
343 |
+
宏が転がり込んだ方のローファーが大地を踏みしめる。
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344 |
+
その衝撃で、宏は爪先からローファーの中敷きへと転落する。
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345 |
+
やがて、再びローファーが上昇する。女子高生は、歩行のために小さな宏がいるローファーを持ち上げる。
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346 |
+
当然、巨大な爪先が持ち上がるため、小さな宏は強制的に足の指の付け根へと転がされる。
|
347 |
+
巨大なソックスに張り付く形となった宏は、懸命に巨大な女子高生の足の裏を叩く。
|
348 |
+
このままでは、確実に女子高生に踏み潰されてしまう。
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349 |
+
宏「ま、待って!!!僕はここにいるんだって!!」
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350 |
+
小さな宏は、懸命にソックスを叩くも、ソックスの布地に阻まれ女子高生は気が付かない。
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351 |
+
ズシイイン!!
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352 |
+
小さな叫びも空しく、女子高生の全体重をまともに受け止めた宏は踏み潰されてしまった。
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353 |
+
女子高生A「・・・?」
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354 |
+
その女子高生は何かを潰した感触を得たもののさして気にも留めずコンビニを後にした。
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355 |
+
由香理「ありがとうございましたー。」
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356 |
+
店内には、さわやかな由佳理の声が響き渡っていた。
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357 |
+
*
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358 |
+
5
|
359 |
+
里穂「あっ、松田先輩ー!!」
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360 |
+
克晶「おっ、里穂ちゃん。今日も元気そうだね。」
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361 |
+
里穂「先輩にお会いできて嬉しいです。」
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362 |
+
某私立大学に通っている20歳の野中里穂は、1つ年上の先輩である松田克晶をとても慕っていた。
|
363 |
+
克晶は、スポーツ万能で勉強も得意であり、まさに非の打ちどころがない頼れる先輩だったのだ。
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364 |
+
一方、その里穂も163cmでセミロングヘアーがよく似合っており、才色兼備の持ち主であった。
|
365 |
+
互いに惹かれつつも、それを意識してか二人とも言葉には出すことはなかった。
|
366 |
+
そんな克晶は、実は里穂に隠れてよからぬ行動を起こしていた。
|
367 |
+
1か月ほど前にサイズ変換器を購入した克晶は、自らを50分の1サイズに縮小させ里穂の自宅に無断で侵入していたのだ。
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368 |
+
そして、里穂の着替えや普段の私生活などを大っぴらに覗いていた。
|
369 |
+
里穂の体は程よい肉付きで、潤い豊かな肌にはハリもあって、まさに美しさを感じることができた。
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370 |
+
ほとばしる欲情を抑えることなどできず、今宵も克晶はサイズ変換器のお世話になろうとしていた。
|
371 |
+
いつも通り、克晶は里穂の自宅の前に立ち、ドアにある郵便受けに手を挟めながら100分の1サイズに縮小する。
|
372 |
+
やがて、その郵便受け内で大きさを調整して、玄関に降り立つ。
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373 |
+
玄関には、里穂の大小様々な履物が鎮座している。
|
374 |
+
克晶は、その大きな履物を横目に、小走りで素早くリビングの方向へと移動する。
|
375 |
+
里穂「ふんふ~ん♪」
|
376 |
+
しばらく移動していると、里穂の鼻歌が聞こえ始める。
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377 |
+
程なくしてキッチンで作業をしている里穂を発見する。
|
378 |
+
Tシャツに短パンで生足を披露している里穂に、克晶はすっかり釘付けになっていた。
|
379 |
+
短パンは豊満な太ももによってピッチリと膨れており、その下にはすらっとした長い脚が伸びている。
|
380 |
+
その最下層には、近くのスーパーの駐車場くらいはありそうな素足が2つ存在している。
|
381 |
+
何から何まで興奮を抑えることのできないシチュエーションに克晶は、思わず手を叩いて喜んだ。
|
382 |
+
里穂「!?」
|
383 |
+
その瞬間、里穂の大きな素足が上空に舞い、克晶の前方に振り下ろされる。
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384 |
+
ドシーン!
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385 |
+
克晶は、すぐさま近くにあるラックケースに身を潜める。
|
386 |
+
克晶「やばい、やばい。思わず手を叩いちゃったよ。」
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387 |
+
克晶は、冷静に大きな里穂の行動に目を光らせた。
|
388 |
+
里穂「気のせいかしら・・・。」
|
389 |
+
用心深い克晶は、身の危険を感じ、退散する決意を固めた。
|
390 |
+
言いようのない疑念に駆られている里穂に構うことなく、迅速に克晶は部屋を出て行った。
|
391 |
+
次の日の夜、懲りもせず克晶は再び里穂の部屋を訪れる。
|
392 |
+
克晶「昨日は、全然満喫できなかったからなー。」
|
393 |
+
ブツブツと独り言を言いつつも、いつも通りにリビングへと克晶は向かった。
|
394 |
+
しかし、その日は、リビングの入り口にシートが敷かれていた。
|
395 |
+
さして気にも留めずに、克晶が一歩を踏み出す。
|
396 |
+
ピーピーピー
|
397 |
+
その瞬間、けたたましい音がリビング内に響き渡る。
|
398 |
+
里穂「やっぱり、何かいるのね?」
|
399 |
+
リビングで待機していた里穂が、待っていたかとばかりにズシンズシンと足音を響かせながら接近してくる。
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400 |
+
克晶「や、やばい!!」
|
401 |
+
全速力で冷蔵庫の裏側に隠れようとする小さな克晶を里穂は発見する。
|
402 |
+
里穂「あぁー、小人が覗きに来てるのね。」
|
403 |
+
小人とはっきり認識されてしまったことに克晶は、驚きを隠せないでいた。
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404 |
+
しかし、どうにか克晶は冷蔵庫の裏側に隠れることができた。
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405 |
+
��は、頃合いを見ながら里穂の自宅を脱出すればいい。
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406 |
+
かなりのピンチに見舞われたものの、まだ克晶の頭は冷静さを保っていた。
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407 |
+
里穂「そんなところに隠れても無駄だからねー。」
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408 |
+
そんな克晶に里穂の不敵な言葉が浴びせかけられる。
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409 |
+
里穂の言っている意味がよく伝わらない。
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410 |
+
この状態で、里穂はどういう行動を起こそうとしているのか。
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411 |
+
克晶は、上方向、横方向に目を光らせつつ、近くの綿ゴミに隠れながら考えを巡らせていた。
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412 |
+
里穂「よし、これでいいわね。」
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413 |
+
その瞬間、克晶を庇護していた冷蔵庫は忽然と姿を消してしまった。
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414 |
+
里穂「こいつかー。」
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415 |
+
慌てて上空を見上げると、里穂もサイズ変換器を持っており、小さくした冷蔵庫をその巨大な指先に摘まんでいた。
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416 |
+
小さな冷蔵庫を摘み上げた里穂は、両方の素足で小さな克晶を取り込むように立ち尽くした。
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417 |
+
里穂は、ついに足元にいる克晶の逃げ場を封じこめることに成功したのだ。
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418 |
+
里穂「あんたが覗いてたのね?」
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419 |
+
克晶「あ、あわわ・・・。」
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420 |
+
そこには克晶に見せていた普段の優しさなど微塵にも感じられない冷徹な表情の里穂がいた。
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421 |
+
怖さに震える克晶は、自らの体を10分の1サイズに戻すと、里穂の両方の素足の間を駆け出す。
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422 |
+
里穂「あっ、うそ!? 大きくなるなんて!」
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423 |
+
すかさず、里穂は自分のサイズ変換器で、床を駆け出す克晶を縮小させようとする。
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424 |
+
克晶「うわあああ!!」
|
425 |
+
里穂「待ちなさいっ!」
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426 |
+
それでも間一髪、克晶はリビングの外へと脱出することに成功する。
|
427 |
+
やがて、克晶は完全に元のサイズに戻ってしまう。
|
428 |
+
そこにリビングを出てきた里穂がドアを開ける。
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429 |
+
里穂「あっ!! えいっ!!」
|
430 |
+
そして、里穂は、逃げ出す謎の小人へ自らのサイズ変換器を照射する。
|
431 |
+
克晶「うわあああ!!」
|
432 |
+
元の大きさに戻った克晶は再びグングンと小さくなっていく。
|
433 |
+
相対的に後方に立っている里穂がドンドンと大きくなっていく。
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434 |
+
小さくなっていく克晶を嘲笑うように里穂が一歩一歩近づいてくる。
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435 |
+
克晶「り、里穂ちゃん!!」
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436 |
+
里穂「あらっ・・・、サイズが1000分の1になってたわ。」
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437 |
+
克晶「うそっ!! 待ってよ!!」
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438 |
+
里穂「踏んづけてあげるわね。」
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439 |
+
克晶「はあぁっ!?」
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440 |
+
克晶はいつの間にか土下座をしていた。
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441 |
+
必死に許しを請うしか方法が思いつかなかったのだ。
|
442 |
+
克晶「ごめんなさい、ごめんなさい・・・」
|
443 |
+
しかし、縮小が終わった克晶を待っていたのは、里穂の巨大な素足であった。
|
444 |
+
小さな克晶の上空を全長240mはあろうかという里穂の素足が覆う。
|
445 |
+
やがて、その大きな素足はゆっくりと下降を始める。
|
446 |
+
恐ろしくも実に雄大に里穂の素足は降りてくる。
|
447 |
+
徐々に克晶の周囲は里穂の素足に覆われていく。
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448 |
+
それでも、克晶は全速力で巨大な肌色の平面から逃げ出していた。
|
449 |
+
ズシイイン!!
|
450 |
+
里穂が素足を床に着地させたものの、ゆっくりと足を下ろしていった為、克晶は逃げ出すことに成功していた。
|
451 |
+
克晶「はぁ、はぁ、はぁ・・・。里穂ちゃん・・・。」
|
452 |
+
克晶は、里穂の巨大な素足の真横で大きく呼吸を整えていた。
|
453 |
+
しかし、次の瞬間、真横にあった巨大な素足は上空へと姿を消す。
|
454 |
+
ズッシイイイン!!
|
455 |
+
ベッタアアアン!!
|
456 |
+
ドシイイン!!
|
457 |
+
ズダアアン!!
|
458 |
+
克晶のいる周辺は猛烈な勢いで里穂の素足が振り下ろされた。
|
459 |
+
しかも、里穂は素足を床にこすりつけ、確実に小人の命を奪い去ろうと躍起になっていた。
|
460 |
+
当然、その巨大な素足を避けきれるはずもなく、克晶はその短い一生を里穂の足下で終えてしまった。
|
461 |
+
里穂「はあ、さっぱりした。」
|
462 |
+
謎の小人をやっつけた感のある里穂は、悩ましい疑念からついに解放されることになったのだ。
|
463 |
+
しかし、克晶が行方不明になったことを里穂は、翌日に知ることになる。
|
464 |
+
必死に克晶の無事を祈る里穂ではあったが、行方不明の真相を知っているものは、実は誰一人としていなかったのだ。
|
465 |
+
*
|
466 |
+
6
|
467 |
+
英康「ふう、はあ、苦しいけど気持ちいい・・・」
|
468 |
+
穂波「ねえ、もういいでしょ?」
|
469 |
+
英康「もう少しだけ・・・」
|
470 |
+
穂波(何、コイツ・・・。)
|
471 |
+
中規模の商社で経理を担当している24歳の坂下穂波は、憂鬱を感じていた。
|
472 |
+
里穂の恋人である藤堂英康は1つ上のサラリーマンである。
|
473 |
+
実は、英康はサイズ��換器を使って、10分の1サイズに縮んでいるのだ。
|
474 |
+
そして、穂波の25cmはあろう素足に今まさに踏みつけられているのだ。
|
475 |
+
穂波は163cmで、セミロングヘアーが似合う童顔の持ち主だ。
|
476 |
+
しかも、穂波の素足は指が長く、全体の形も整っていて、なおかつ足の裏が黄色っぽいのだ。
|
477 |
+
その穂波の魅力あふれる素足で体全体を撫でられたり、踏みつけたり、臭いを感じたりすることは、英康にとって至高のひと時なのだ
|
478 |
+
英康は、1週間前にサイズ変換器を購入してから毎日、縮小して穂波の足の裏を楽しんでいた。
|
479 |
+
しかし、穂波にしてみれば、小さな恋人に奉仕しているだけで、自身にはフラストレーションがたまりにたまっていた。
|
480 |
+
英康「はぁ、はぁ、はぁ・・・。もうOKだよ。」
|
481 |
+
英康は、穂波の足の裏から這い出てくると、肩で息をしながらそうつぶやいた。
|
482 |
+
穂波「ねえ、英康ー。早く元に戻ってよー。」
|
483 |
+
英康「少し休ませてくれ。」
|
484 |
+
そのまま、英康は横になったまま眠りについてしまった。
|
485 |
+
穂波「もう!また、眠っちゃうんだから!知らないっ!!!」
|
486 |
+
こうして、ドスドスと足音を響かせながら、穂波は帰っていった。
|
487 |
+
そんな毎日が続いていたある日、穂波はとうとう英康に怒りをぶつける。
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488 |
+
穂波「いっつもいっつも、私ばかり奉仕してるじゃないの!!」
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489 |
+
英康「い、いやいや。そう言うなよ・・・。」
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490 |
+
穂波「あなたを踏み潰さないように気を配るの結構疲れるのよ!」
|
491 |
+
英康「まあ、確かに重いのは事実だよなぁ・・・。」
|
492 |
+
穂波「はあぁっ!? 何言ってんのよ!!!」
|
493 |
+
英康「ごめん、ごめん。じゃあ、明日からはこの器械使わないよ。」
|
494 |
+
穂波「・・・・・」
|
495 |
+
英康「その代わり、今日までは宜しく頼むよ~。」
|
496 |
+
そう言うと、英康はサイズ変換器を操作して、毎度の通り10分の1サイズに縮小した。
|
497 |
+
英康の行動にはさすがに穂波も呆れ返ってしまった。
|
498 |
+
穂波「・・・・・・で、何をすればいいの?」
|
499 |
+
英康「今日は穂波の素足を持ち上げてみたい。」
|
500 |
+
穂波「そんなの無理に決まってる。私、重いもん。」
|
501 |
+
英康「いや、まあ、その物凄い重さを体感したいし・・・。」
|
502 |
+
その瞬間、穂波の素足が勢いよく床に着地する。
|
503 |
+
ベッターン!!
|
504 |
+
不意の攻撃に英康は思わず転倒する。
|
505 |
+
穂波「即効で踏みつぶしてあげようか。」
|
506 |
+
英康「冗談だって!冗談に決まってるじゃないか。」
|
507 |
+
穂波「本当に殺意が芽生えそうだったんだけど。」
|
508 |
+
明らかに不機嫌そうな穂波に気にすることなく、英康はリビングに置かれている1辺が40cmの正方形の枠へと穂波を誘う。
|
509 |
+
高さが10cm程のその物体は、外枠が木枠で囲まれており、枠の中身には粘土が敷き詰められていた。
|
510 |
+
おそらく英康がショッピングセンターなどで調達して、自分で作った代物であろう。
|
511 |
+
穂波「これは?」
|
512 |
+
英康「この粘土に穂波の足型をつけてほしいんだけど、めいっぱい力強く。」
|
513 |
+
穂波「それだけでいいの?あなたは何をしてるの?」
|
514 |
+
英康「僕は、その足が降りてくる様子を間近で見学する。」
|
515 |
+
相も変わらず、馬鹿な発想を思いつくもんだと穂波は呆れていた。
|
516 |
+
英康「うーんと、僕がメールで合図を出すから、そうしたらまず右足を下ろして。」
|
517 |
+
穂波「メール?」
|
518 |
+
英康「うん。その後で左足を下ろしてほしいんだ。」
|
519 |
+
穂波「わかったわ。じゃあ、いくわよ。」
|
520 |
+
英康「ああ、ちょっと待ってよ! メールで合図するからさ!」
|
521 |
+
穂波「はいはい・・・。」
|
522 |
+
穂波は、英康の準備が整うまで別室へ移動した。
|
523 |
+
その時を待ち望んでいたように、英康は再びサイズ変換器を操作する。
|
524 |
+
さらに10分の1サイズに縮小したのだ。
|
525 |
+
これで、英康は、トータルして100分の1サイズまでに縮んだことになる。
|
526 |
+
そして、そそくさと木枠に作ってあった小さな梯子を上り、枠の上へと降り立ったのだ。
|
527 |
+
穂波「ねえー、まだー?」
|
528 |
+
ここまでで約10分弱は経過しただろうか。
|
529 |
+
待ちくたびれた穂波から、催促の返事が聞こえてきた。
|
530 |
+
英康は、枠に腰かけて急いで穂波へメールを打つ。
|
531 |
+
『準備OKです。早速、足型をつけてください。
|
532 |
+
ゆっくりと、確実にね^^』
|
533 |
+
ズゥゥン!
|
534 |
+
ズゥゥン!
|
535 |
+
程なくして、下から突き上げるような地響きが聞こえてくる。
|
536 |
+
その地響きは着実に大きく激しくなっていった。
|
537 |
+
ズシィィン!
|
538 |
+
ズシィィン!
|
539 |
+
��波の歩行によって繰り出される衝撃は、英康を興奮のるつぼに巻き込んでいた。
|
540 |
+
ズシイイン!
|
541 |
+
英康「うおおっ・・・、穂波、でっけーなあ。」
|
542 |
+
そして、とうとう英康のもとに100倍サイズの巨大な穂波が出現する。
|
543 |
+
穂波「あれ? 英康がいないけど・・・」
|
544 |
+
♪~
|
545 |
+
英康からメールが届く。
|
546 |
+
『僕のことは気にせず、そのままその大きな足で踏んづけて~』
|
547 |
+
穂波「はぁ・・・、めんどくさいな・・・。」
|
548 |
+
そのまま穂波は、リビングに置かれた木枠を目指した。
|
549 |
+
ドンッ!
|
550 |
+
しかし、あまり乗り気ではない穂波は、無造作に歩いた結果、木枠にぶつかってしまった。
|
551 |
+
穂波「あれっ、ぶつかっちゃったけど、まぁ、いっか。」
|
552 |
+
こうして穂波は、左の素足を持ち上げた。
|
553 |
+
その刹那、英康はパニックに陥っていた。
|
554 |
+
英康にとって誤算が2つあった。
|
555 |
+
1つは、穂波が木枠にぶつかるということ。
|
556 |
+
そのせいで、枠に腰かけていた英康は、敷き詰められている粘土の上に投げ出されてしまったのだ。
|
557 |
+
もう1つは、穂波が右足ではなく左足を持ち上げたということ。
|
558 |
+
英康は、右の素足の着地を間近で見たいがために、穂波の右足が着地する側とは反対の方向の木枠に座っていたのだ。
|
559 |
+
この2つの誤算の結果、英康に何が起こったのか。
|
560 |
+
そう、英康の上空は穂波の25cmはある巨大な素足で覆われてしまったのだ。
|
561 |
+
穂波の黄色い足の裏は薄暗さの中、確実にゆっくりと英康に近づいてきていた。
|
562 |
+
英康「ほ、穂波ー!! 待って!! 踏み潰される!!」
|
563 |
+
たかだか100分の1サイズの人間の叫びなど、穂波の耳に届くはずもない。
|
564 |
+
穂波は、愛する英康目がけて、自身の大きくて均整のとれた素足を差し出す。
|
565 |
+
英康にとって、なおも不幸なのは、地面が粘土だということだ。
|
566 |
+
足下がグニャッとして逃げ出しにくい環境になっている。
|
567 |
+
そんな中、必死に英康は穂波にメールを送る。
|
568 |
+
♪~
|
569 |
+
『待って!覆わないで!!』
|
570 |
+
穂波「え、これって、どういうこと?」
|
571 |
+
なおも、穂波の巨大な素足の落下は止まらない。
|
572 |
+
小さな英康の上空10mには穂波の足の裏が接近している。
|
573 |
+
さらに、英康は穂波に電話を試みるも、電波がない状態でつながらない。
|
574 |
+
もう一度、英康はメールを送信する。
|
575 |
+
♪~
|
576 |
+
『やって!!このままだと、つばされちゃう。』
|
577 |
+
穂波「??? つばされるってどういうこと?」
|
578 |
+
ここにきて、慌てふためく英康は、メールを打ち間違えてしまう。
|
579 |
+
英康「あああああ、もうだめだ!!」
|
580 |
+
穂波の足の裏の固い皮膚が英康の頭を押さえつける。
|
581 |
+
英康は、這いつくばりながらも必死で逃げる。
|
582 |
+
しかし、這いつくばる英康の背中も足の裏に押さえつけられる。
|
583 |
+
とうとう、英康は穂波の足の裏に押さえつけられてしまう。
|
584 |
+
しかも、足の裏からは汗の湿り気と腐敗臭漂う臭いが放たれており、英康の命は風前のともしびであった。
|
585 |
+
英康「くっ!! 仕方ない!!」
|
586 |
+
穂波「ん? 足の裏に何かあるわ・・・。」
|
587 |
+
違和感を覚えた穂波より先に、英康は圧迫から解放されるべくサイズ変換器でさらに10分の1サイズに縮小した。
|
588 |
+
そして、次の瞬間、英康を覆い尽くしていた足の裏が上空へと運ばれる。
|
589 |
+
英康「ああ、助かっ・・・」
|
590 |
+
しかし、そのとき、穂波の足の裏から出た一滴の汗が1000分の1という小さな英康を濡らす。
|
591 |
+
すると、その汗に吸い込まれるように英康は穂波の巨大な足の裏にはりついたまま上空へと運ばれてしまう。
|
592 |
+
やがて、その巨大な素足は何の躊躇もなく固いフローリングの床へ降ろされようとしていた。
|
593 |
+
英康「うわああああっ!!」
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594 |
+
ズッシイイイン!!!
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595 |
+
ピチッ!
|
596 |
+
穂波は1000分の1サイズしかない英康に自身の重量をまともにくらわしてしまった。
|
597 |
+
当然、何の抵抗もできずに英康は潰されてしまったのだが、さらに悲しいことに穂波は、英康を潰したことにすら気が付かなかった。
|
598 |
+
こうして、主のいなくなった部屋で穂波は、足型をきっちりとつけ、その後の指示をしばらく待っていたのだった。
|
599 |
+
*
|
600 |
+
7
|
601 |
+
瀬川「うーん、成功したかしら・・・。」
|
602 |
+
眼鏡をかけた女研究員は必死にサイズ変換器の記録をたどりながら、スーパーコンピューターの操作に明け暮れていた。
|
603 |
+
7つのガラス管には、何かしらの物体が蠢くものの変化は見られなかった。
|
604 |
+
受付「瀬川さん、例の6人の女性が集まりましたよ。」
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605 |
+
瀬川「あ、わかりました。今行きます。」
|
606 |
+
そして、瀬川は研究室を後にして、6人の女性が集まる部屋へと赴いた。
|
607 |
+
しかし、その刹那、ガラス管にある物体は少しずつ形を整え、7個の生命体を生んでいた。
|
608 |
+
研究所のロビーには6人の女性が集っていた。
|
609 |
+
瀬川「あ、皆さん、お待たせいたしました。」
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610 |
+
そのロビーに白衣を着た女性研究員、瀬川ゆかりが現れる。
|
611 |
+
瀬川「私は、サイズコントロール研究所の瀬川ゆかりと申します。」
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612 |
+
瀬川「えーと、皆さんは左から順番に・・・、」
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613 |
+
瀬川「ウェイトレスの安藤郁子さん、27歳。」
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614 |
+
安藤「はい。」
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615 |
+
瀬川「フリーターの村田優輝さん、20歳。」
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616 |
+
村田「そうですけど・・・」
|
617 |
+
瀬川「大学生の中村萌さん、21歳。」
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618 |
+
中村「・・・・・・」
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619 |
+
瀬川「高校生の池田理絵さん、17歳。」
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620 |
+
池田「はーい。」
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621 |
+
瀬川「大学生の野中里穂さん、20歳。」
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622 |
+
野中「はぁ・・・。」
|
623 |
+
瀬川「OLの坂下穂波さん、24歳。」
|
624 |
+
坂下「あの・・・、何のために私たちは呼ばれたんでしょうか・・・。」
|
625 |
+
最後に呼ばれた坂下がおそるおそる質問をする。
|
626 |
+
瀬川は6人全員を見渡した後、くるりと後ろを向く。
|
627 |
+
瀬川「今回はお集まりいただき、ありがとうございます。」
|
628 |
+
瀬川「実は、皆さんは縮小された小人を圧死させた疑いが持たれています。」
|
629 |
+
中村「ええっ!?」
|
630 |
+
野中「あっ・・・。」
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631 |
+
瀬川「まずは、皆さんからお話を伺いたかったので、私の研究室へおいでいただけますか?」
|
632 |
+
6人の女性は一様に驚きを隠せないでいた。
|
633 |
+
そして、とまどいながらも6人の女性は、瀬川の研究室へと向かうのであった。
|
634 |
+
その頃、研究室では、7人の小さな人間が奇跡的に復元されていた。
|
635 |
+
その7人とは、ウェイトレスの安藤に踏み潰された貴明、恋人の村田に踏み潰された聡志、姉の中村に踏み潰された貴志とその友達の翔、女子高生の池田に踏み潰された宏、女子大生の野中に踏み潰された克晶、そして、OLの坂下に踏み潰された英康であった。
|
636 |
+
7人の小人はめいめいガラス管から抜け出し、研究室の床を彷徨っていた。
|
637 |
+
克晶「こ、ここはどこの部屋なんだ・・・」
|
638 |
+
貴志「翔ー、怖いよ・・・」
|
639 |
+
英康「ん? みんな、ちょっと静かにしてくれー!」
|
640 |
+
ズゥン、ズゥン、ズゥン・・・。
|
641 |
+
貴明「だ、誰かが近づいてきているのか・・・?」
|
642 |
+
聡志「とにかく、この場は危ないから壁側に寄ろう!」
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643 |
+
7人の小人は一斉に部屋の端を目指して走り出す。
|
644 |
+
ガチャッ。
|
645 |
+
瀬川「私は、資料を持ってきますので、皆さんは靴を脱いでおあがりください。」
|
646 |
+
安藤「はい。わかりました。」
|
647 |
+
坂下「失礼します。」
|
648 |
+
聞きなれた声に、数人の小人が振り返る。
|
649 |
+
そこには、恋人だったり、実の姉だったり、後輩だったりと小人たちには見覚えのある姿があったのだ。
|
650 |
+
聡志、貴志、翔、克晶、英康の5人は一斉にその巨大な彼女たちに向かって大きく手を振る。
|
651 |
+
貴志や翔は、萌の声を聞くやいなや、大急ぎで駆け出した。
|
652 |
+
貴志「ねえちゃあああん!!」
|
653 |
+
そんな必死になっている貴志と翔がいるもとへ最初に入室した第1話のウェイトレス安藤の巨大な素足が牙をむく。
|
654 |
+
安藤「さ、入りましょう、皆さん。」
|
655 |
+
貴志と翔の真上は、瞬時に安藤の素足に覆われ、周囲に足のにおいを振りまく。
|
656 |
+
貴志「く、くっせー!!」
|
657 |
+
翔「うわあああ!!」
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658 |
+
ズシイイン!!
|
659 |
+
貴志と翔は萌の姿を見ることもなく見ず知らずの女性の臭くて巨大な素足にせっかく復元された生命を
|
660 |
+
奪われてしまう。
|
661 |
+
そして、その安藤の入室を皮切りに、6人の巨大な女性が一斉に部屋へと入る。
|
662 |
+
ズシイイン!!
|
663 |
+
ドスウウン!!
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664 |
+
ズダアアン!!
|
665 |
+
研究室の床にいた残りの5人の小人は逃げ回るのに精一杯であった。
|
666 |
+
ズシイイン!!
|
667 |
+
貴明のすぐ近くに第6話のOL穂波の素足が着地する。
|
668 |
+
その拍子に貴明は、前のめりに転がる。
|
669 |
+
貴明「うわあっ!」
|
670 |
+
転んだ貴明に、第4話に登場した女子高生池田の黒ソックスに包まれた足の裏が容赦なく迫る。
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671 |
+
貴明「た、助けてく・・・」
|
672 |
+
ズシイイン!!
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673 |
+
里穂「あー、めんどくさいなー。」
|
674 |
+
克晶のもとには、第5話で登場した後輩野中の巨大な素足が迫る。
|
675 |
+
克晶「うわ、うわあ、里穂ー!!!」
|
676 |
+
ズシイイン!!
|
677 |
+
克晶は、後輩の里穂に気づかれ���こともなく再び踏み潰される。
|
678 |
+
優輝「あれ・・・? 足元にいるのは?」
|
679 |
+
第2話で登場した優輝は、足元で蠢く小さな物体に気付く。
|
680 |
+
聡志「あ、気づいてくれた? おーい、ゆーうーきー!!」
|
681 |
+
聡志は、この幸運をモノにすべくと懸命にアピールをする。
|
682 |
+
優輝「もう、こんなところにもアリがいるのね。」
|
683 |
+
聡志「へっ・・・。うわあああ!!」
|
684 |
+
ズシイイン!!
|
685 |
+
聡志もまた、恋人の優輝に踏み潰されてしまう。
|
686 |
+
宏「ふう、何とか逃げれたぞ・・・」
|
687 |
+
萌「キャッ!!」
|
688 |
+
しかし、そんな宏目がけて、靴を脱いだ際につまずいた第3話の萌の巨体が迫る。
|
689 |
+
宏の周囲は萌の上半身に覆われる。
|
690 |
+
宏「うわあああ!!」
|
691 |
+
ドッスウウウウン!!!
|
692 |
+
萌のふくよかな乳房は、床下の宏を圧死させるのに十分すぎた。
|
693 |
+
床はまさに阿鼻叫喚の図であった。
|
694 |
+
そんな最中、何とか英康だけは逃げ隠れることができていた。
|
695 |
+
英康「よし、6人ともテーブル方向に行ったな・・・。これで大丈夫・・・。」
|
696 |
+
ガチャッ!
|
697 |
+
瀬川「お待たせしました。」
|
698 |
+
英康「うわ、誰だ、この女性は?」
|
699 |
+
坂下「あれっ、瀬川さんの足下に虫が・・・。」
|
700 |
+
瀬川「え、本当ですか?」
|
701 |
+
英康「うわあああ!!」
|
702 |
+
英康目がけて、パンストを履いた巨大な女性の足の裏が迫る。
|
703 |
+
ズッシイイン!!
|
704 |
+
瀬川「さて、では聞き取りを始めます。」
|
705 |
+
かくして、7人の小さな命は、巨大な女性たちに再び奪われてしまったのだった。
|
706 |
+
当然、瀬川も7人の小さな生命が復元されたことなど知る由もなかった。
|
707 |
+
*
|
708 |
+
8-1
|
709 |
+
僕は村本賢哉、高校2年生だ。
|
710 |
+
公園のごみ箱に捨てられていたサイズ変換器なるものを拾ってから日常が一変した。
|
711 |
+
このサイズ変換器を使って、隣に住んでいる女子大生の木下佳澄さんと週に1回は遊んでいる。
|
712 |
+
身長も150cm台半ばの佳澄さんは、切れ長の目にショートヘアーで、いわゆる美人タイプの女性だ。
|
713 |
+
佳澄さんもこの縮小プレイに理解を示してくれて、小さくなった僕と戯れることに何の抵抗もないようだ。
|
714 |
+
ただし、サイズ変換器を使う場合は、必ず10分の1サイズで遊ぶこと、必ず僕の家で遊ぶことと決めていた。
|
715 |
+
そうしないと、いくら華奢な佳澄さんとはいえ、僕はたちまち圧死させられる危険性があるからだ。
|
716 |
+
今日も、佳澄さんは僕の部屋に来て、その大きな裸足を見せてくれている。
|
717 |
+
佳澄「じゃあ、よく見ててね。えいっ。」
|
718 |
+
佳澄の合図と共に、佳澄の大きな足の指がパカッと開き、指の間が露わになる。
|
719 |
+
指の間には、皮膚のカスと言えばよいのか、若干水分を含んだようなぬるっとしたものが見える。
|
720 |
+
賢哉「こ、これは・・・。」
|
721 |
+
佳澄「あ、汚くないかしら?」
|
722 |
+
賢哉が手に取ってみると、その物体からはものすごい腐敗臭が漂う。
|
723 |
+
確実に、佳澄の足指から剥がれたアカに違いなかった。
|
724 |
+
それが指の間で醸成され、汗やらにおいやらが纏わりついたのであろう。
|
725 |
+
賢哉「うぅっ…、臭い!」
|
726 |
+
佳澄「えぇーっ、ヒドーい!」
|
727 |
+
その瞬間、佳澄の大きな足の裏が賢哉に倒れかかる。
|
728 |
+
すかさず、賢哉が両腕で支えるも、その重量に敵うはずもなく、賢哉は後方に倒れこむ。
|
729 |
+
そこに佳澄の大きな素足が現れ、賢哉を押さえつける。
|
730 |
+
佳澄も上手に力加減を調整し、賢哉が苦しくならないように適度な圧迫感を提供する。
|
731 |
+
佳澄「賢哉君、大丈夫? 苦しくない?」
|
732 |
+
賢哉「だ、大丈夫! だけど…。」
|
733 |
+
佳澄「だけど、どうしたの?」
|
734 |
+
佳澄は、足の指の間から小さな賢哉を覗きこむ。
|
735 |
+
賢哉「いや、佳澄さんの足、臭いです。」
|
736 |
+
佳澄「ま、失礼しちゃう!」
|
737 |
+
佳澄は再び賢哉を大きな足で踏みつける。
|
738 |
+
賢哉「あー、面白かった。佳澄さん、ありがとう。」
|
739 |
+
佳澄「いえいえ、この程度でよければいつでも声をかけてね。」
|
740 |
+
賢哉「うん、またお願いします。」
|
741 |
+
佳澄「じゃあ、元に戻すわね。」
|
742 |
+
そう言うと、佳澄はサイズ変換器を操作して、賢哉のサイズを元に戻した。
|
743 |
+
元に戻った賢哉の姿を確認すると、佳澄は自分の部屋に戻るべく玄関へと向かった。
|
744 |
+
賢哉(うーん、でも物足りないんだよなぁ・・・)
|
745 |
+
佳澄の素足を堪能したかに思えた賢哉ではあったが、だんだんと欲望を抑えられずにいた。
|
746 |
+
何とか佳澄との縮小プレイを継続したい賢哉は、目の前にあったサイズ変換器に手を伸ばす。
|
747 |
+
サイズ変換器を抱えた賢哉は、急いで玄関を出る。
|
748 |
+
そこには、今まさに自分の部屋へ戻ろうとする佳澄の後ろ姿があった。
|
749 |
+
その姿を確認すると、賢哉は急いでサイズ変換器を使って100分の1サイズまでに縮小する。
|
750 |
+
賢哉「っと・・・、変換機も一緒に小さくなるのか。」
|
751 |
+
サイズ変換器も一緒に小さくなったことに安堵しつつ、賢哉は猛ダッシュで巨大な佳澄の後を追った。
|
752 |
+
ズゥゥゥン
|
753 |
+
ズゥゥゥン
|
754 |
+
佳澄の巨大な1歩は、賢哉のサイズにして40~50mはある。
|
755 |
+
小さな賢哉にとって、佳澄に追いつくという作業だけでも大変であった。
|
756 |
+
やがて、佳澄は自分の部屋のドアを開けるために立ち止まる。
|
757 |
+
賢哉「いまだ!」
|
758 |
+
その瞬間を狙い澄ましたかのように賢哉は佳澄の運動靴の後ろに飛びつく。
|
759 |
+
しかし、佳澄は何も気づかないまま部屋へと入室する。
|
760 |
+
やがて、佳澄は巨大な足音を響かせながら自宅に戻り、どこかの部屋の中へと入っていった。
|
761 |
+
賢哉「ふうう。まずは侵入に成功できたぞ! 早速、佳澄さんを追いかけるか。」
|
762 |
+
こうして賢哉は、巨大な佳澄を探すべく、興奮する気持ちを抑えながら慎重に歩を進めた。
|
763 |
+
謎の女性「あら? 足元に何かいるわ。」
|
764 |
+
突如として、賢哉の頭上から若い女性の声が響く。
|
765 |
+
慎重に歩いていたつもりが上空からは丸見えだったらしく、賢哉のすぐ近くには電話で話をしている若い女性の姿があった。
|
766 |
+
賢哉「うおっ!! だ、誰だ、この人は・・・」
|
767 |
+
謎の女性「動いてる・・・?」
|
768 |
+
賢哉「おぉーい!! 佳澄さんのところに連れていって・・・」
|
769 |
+
謎の女性「虫ね。」
|
770 |
+
ズシイイン!!
|
771 |
+
謎の女性が言葉を発した瞬間、賢哉のすぐ近くに巨大な素足が振り下ろされ、一気に賢哉の方向へと向かってきた。
|
772 |
+
賢哉「へ? うわあああ!!」
|
773 |
+
ブウウウン!!
|
774 |
+
バチーン!
|
775 |
+
謎の女性の一撃により、小さな賢哉は再び玄関へと強制的に戻されてしまう。
|
776 |
+
賢哉の落下場所は佳澄の運動靴の中。
|
777 |
+
衝撃は少なかったもの、モワッとした熱気が賢哉を包み込む。
|
778 |
+
賢哉「あいたたた・・・。しかも、くさっ。」
|
779 |
+
謎の女性「佳澄ー。また、虫がいたわ。」
|
780 |
+
佳澄「明澄お姉ちゃん、本当? 梅雨時だから仕方ないかもね。」
|
781 |
+
謎の女性は、佳澄の姉の木下明澄というらしい。
|
782 |
+
賢哉は、佳澄の家に入ってそうそう強烈な洗礼を受けてしまったと多少の後悔をしたものの、佳澄に会えるまでの時間に期待が膨らんでいた。
|
783 |
+
しばらくすると、周囲が静寂に包まれたため、賢哉は佳澄の運動靴からひょっこりと顔を出す。
|
784 |
+
今度は前後左右だけではなく上空も見上げる。
|
785 |
+
確かに、周囲には誰もいないようだ。
|
786 |
+
自身の安全を確認できた賢哉は、再び佳澄の部屋を目指すべく、大きくて長い廊下を直走った。
|
787 |
+
*
|
788 |
+
8-2
|
789 |
+
賢哉は周囲に気を配りながら、注意深く進んでいく。
|
790 |
+
しばらく進むと、賢哉はキッチンで椅子に腰かけようとしている佳澄を発見する。
|
791 |
+
賢哉「あっ、佳澄さんだ!」
|
792 |
+
満面の笑みの賢哉は巨大な佳澄のもとへと走り、食卓の下へと潜り込む。
|
793 |
+
そこには、スラリと上へと延びた左脚の上に大きな右脚が組まれ、その先端の右の素足がぶらりぶらりと揺れている圧巻の構図があった。
|
794 |
+
賢哉「うおお・・・、す、すごい迫力だ・・・。」
|
795 |
+
充分に鑑賞に浸った賢哉は、早速、スリッパに包まれている佳澄の左足へと向かおうとする。
|
796 |
+
しかし、そのとき、佳澄の組まれていた右脚は解かれ、一気に床へと降り立ったのであった。
|
797 |
+
床一面に巨大な素足が作り出す影が出現する。
|
798 |
+
そして、その床に作られた黒い領域に、勢いよく佳澄の素足が着地する。
|
799 |
+
ズシイイン!!
|
800 |
+
賢哉「うおおおっ!!」
|
801 |
+
壮絶な地響きに賢哉は、慌てて後方へと走り出す。
|
802 |
+
着地した佳澄の右の素足は、程なくして持ち上がりスリッパ上空へと移動する。
|
803 |
+
ズン!
|
804 |
+
佳澄の足がスリッパに乗っかると、スリッパの先端付近が反り返って裏面を賢哉に見せつける。
|
805 |
+
やがて、グイグイと佳澄の素足はスリッパの中へと入っていき、自身の10本の足の指に力を加え、その巨体を立ち上げた。
|
806 |
+
こうして、ズシズシと足音を響かせながら、キッチンを後にしたのであった。
|
807 |
+
賢哉「大迫力だ・・・。このサイズはすごいな。」
|
808 |
+
佳澄の何気ない動作を100分の1サイズで見ることによって壮大なスケールを体感でき、賢哉は興奮のるつぼに飲まれていた。
|
809 |
+
賢哉「いやあ、すごかったなあ・・・、佳澄さんの巨大な足・・・。」
|
810 |
+
自宅に戻った賢哉は、ベッドに横たわったまま先程の光景を思い出していた。
|
811 |
+
佳澄の巨大な素足が繰り出すミクロの世界にすっかり虜になってしまった賢哉は、サイズ変換器に手が伸びる。
|
812 |
+
佳澄の足で妄想していた賢哉は布団に顔をうずめて感情を抑えながら変換器を操作する。
|
813 |
+
サイズは、先程が100分の1であったので、今回は200分の1の設定で考えてみる。
|
814 |
+
グングンと小さくなる賢哉は、先程の巨大な佳澄の姿を想像して薄ら笑いを浮かべていた。
|
815 |
+
ピンポーン♪
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816 |
+
賢哉「!?」
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817 |
+
賢哉が大急ぎで廊下に出ると、なんと、玄関には巨大な佳澄の姿があったのだ。
|
818 |
+
賢哉からすればはるか遠方に佳澄がいるため、佳澄の全身は霞んで見えていた。
|
819 |
+
そんな最中、佳澄は微笑みを浮かべながら、サンダルを脱ぎ廊下に歩を進めようとする。
|
820 |
+
自らが妄想していたときによもや巨大な佳澄が現れるなど思いもしなかった賢哉は興奮で冷めやらない状態になっていた。
|
821 |
+
佳澄「ごめーん。時計忘れちゃって・・・。」
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822 |
+
佳澄がそう言い放った次の瞬間、佳澄の巨大な右の素足が廊下に着地する。
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823 |
+
ズシイイイン!!
|
824 |
+
賢哉「おわわわっ!」
|
825 |
+
遠方からダイレクトに重低音が響き、その振動が小さな賢哉に伝わる。
|
826 |
+
そんな賢哉に構うことなく、続いて佳澄の巨大な左の素足が廊下に降り立とうとする。
|
827 |
+
ズシイイイン!!
|
828 |
+
佳澄「取りに来たんだけど・・・。」
|
829 |
+
賢哉「うおおっ!」
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830 |
+
たまらず賢哉は体勢を崩し、その場に転倒してしまう。
|
831 |
+
やがて、小さな賢哉の方向にある部屋を目指し、佳澄の蹂躙が始まったのだった。
|
832 |
+
ズシイイイン!!
|
833 |
+
佳澄「誰もいないのかしら・・・」
|
834 |
+
賢哉「ま、待って、佳澄さ・・・」
|
835 |
+
ズシイイイン!!
|
836 |
+
佳澄「ま、いっか。部屋に取りに行こっと♪」
|
837 |
+
賢哉「僕が床下にいる・・・」
|
838 |
+
ズシイイイン!!
|
839 |
+
巨大な佳澄は猛烈な勢いで接近してくる。
|
840 |
+
先程、佳澄の家のキッチンで見ていた佳澄の素足には、まだおとなしさがあった。
|
841 |
+
しかし、目の前のそれは、慈悲の欠片も見当たらない野蛮さを有していた。
|
842 |
+
爪先に力を込めて歩くため、指先が一時的に白く圧迫される。
|
843 |
+
歩行に伴って床から離れる巨大な足の裏は、その皮膚の部分が実によく床に吸い付いている。
|
844 |
+
さらに体温が高いのか、爪先は赤々と怪しく色づいているため、土踏まずの白さがやけに目立つ。
|
845 |
+
ズッシイイイン!!!
|
846 |
+
賢哉「ぐわっ!!」
|
847 |
+
まじまじと観察している賢哉を諌めるように佳澄の巨大な素足はいよいよ眼前に迫る。
|
848 |
+
賢哉は、巨大な佳澄とコンタクトを取ることをあきらめ、大急ぎで逃げ出したのであった。
|
849 |
+
佳澄「勝手に部屋に入ってもいいかな・・・。」
|
850 |
+
佳澄はおそるおそる賢哉の部屋を覗きこむも、人の気配は感じられない。
|
851 |
+
そのまま部屋のフローリングに遠慮なく自身の汗まみれの素足で踏みつけていく。
|
852 |
+
ベタッ、ベタッ、ベタッ・・・
|
853 |
+
佳澄の歩いたあとには、素足から放たれる湿気で形成される足型が浮かび上がる。
|
854 |
+
その足型には、もわっとした強烈な足のにおいも残されていた。
|
855 |
+
小さな賢哉にとって部屋は、温度や湿気と共にいつ佳澄に踏み潰されるかもしれぬという危険も合せ、まさに地獄のような環境と化していた。
|
856 |
+
賢哉「うぅ・・・、くさい、あつい、こわい・・・。」
|
857 |
+
先程まで佳澄に抱いていた淡い妄想など消え去り、賢哉は恐怖に苛まれながら泣いていた。
|
858 |
+
佳澄「あれー、ないなあ・・・。」
|
859 |
+
ズッシイイイン!!
|
860 |
+
賢哉「うわっ!!」
|
861 |
+
ふいに佳澄の右の素足から激しい一歩が繰り出され、賢哉は上空へと舞い上げられてしまう。
|
862 |
+
賢哉の眼前に、しゃがみ込む巨大な佳澄の全景が現れる。
|
863 |
+
右膝を立て、左脚は膝を床につき、黄色のキャミソールからは小ぶりの乳房を覗かせた佳澄の姿に賢哉は思わず興奮する。
|
864 |
+
その最中、賢哉は体勢を整えようと必死に宙をかく。
|
865 |
+
佳澄「床に落ちてるのかな・・・」
|
866 |
+
そう佳澄が言葉を発すると、佳澄の巨大な顔が小さな賢哉目がけて接近してきた。
|
867 |
+
賢哉の前方は巨大な佳澄の顔で覆い尽くされ始める。
|
868 |
+
佳澄「ん?」
|
869 |
+
佳澄の巨大な2つの瞳が小さな賢哉をギョロリと覗き込む。
|
870 |
+
佳澄「��ゥッ!!」
|
871 |
+
賢哉「うわあ!!」
|
872 |
+
佳澄は小さな賢哉に息を吹きかけて吹き飛ばす。
|
873 |
+
賢哉はなす術もなく吹き飛ばされ、佳澄の太ももへと落下する。
|
874 |
+
ポチョッ!
|
875 |
+
賢哉「ううっ・・・。」
|
876 |
+
落下の衝撃が残る賢哉の周囲が突如として暗くなる。
|
877 |
+
賢哉が上方向に視線を向けると、そこには広大な佳澄の手のひらが存在していた。
|
878 |
+
そして、何の躊躇もなく小さな賢哉目がけてその手のひらは落下を始める。
|
879 |
+
賢哉「へっ・・・? うわあああっ!!」
|
880 |
+
5本の長い指を携えたその広大な手のひらは、グングンと賢哉に迫ってくる。
|
881 |
+
バチイイイン!!
|
882 |
+
賢哉の周囲を巨大な肌色の物体が覆ったかと思うと、賢哉は再び上空へと舞い上げられてしまう。
|
883 |
+
運よく、賢哉は佳澄の指と指の間に位置していたため、叩きつけられた勢いで上へと浮かび上がったのだ。
|
884 |
+
再び、賢哉の前方を巨大な佳澄の顔が覆う。
|
885 |
+
ピトッ。
|
886 |
+
賢哉「はぁ、はぁ・・・。あれっ、ここは?」
|
2 Done/[十六夜] 上履きの中に [餃子] CN.txt
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1 |
+
「啊哈哈那是真的吗?」
|
2 |
+
「真的哦,我也被吓到了」
|
3 |
+
放学后。
|
4 |
+
学生还星星点点地剩余着的教室里,有数个群聚闲聊的女生的身影。
|
5 |
+
一个平淡无奇的日常场景。
|
6 |
+
「啊」
|
7 |
+
突然,聊天的数人中的一人轻轻叫了一声。
|
8 |
+
「怎么了?」
|
9 |
+
「没什么,只是被小人儿弄得有点痒。」
|
10 |
+
少女一边说着一边上下活动穿着室内鞋的右脚脚尖。
|
11 |
+
「诶?还活着吗?」
|
12 |
+
「嗯嗯,虽然没早上那样有活力了」
|
13 |
+
「好~厉害,我们的早上来校路上就被踩碎了哦」
|
14 |
+
「我的也是,小人真的太柔弱了」
|
15 |
+
女生们的对话,
|
16 |
+
虽然话题改变了,但开心谈话的样子却没变,心情一点动摇都没有。
|
17 |
+
那是因为刚才发生的事情是理所当然的寻常事。
|
18 |
+
她们之间正流行把小人夹在脚趾之间。
|
19 |
+
早上,她们用脚趾缝夹紧数个缩小成100分之1的小人,穿上袜子,再穿上学生皮鞋或者运动鞋去上学。
|
20 |
+
到达学校之后换上室内鞋,在学校里度过一天,再回家。
|
21 |
+
就只是这么简单而已。
|
22 |
+
听说想方设法在不碾碎小人的情况下慎重的步行,这样走路的样子看起来就会变好看什么的,同时也为了些许的消臭效果,因此在这个炎热的季节,这么做很受少女们的欢迎。
|
23 |
+
不过能把小人活着踩一天的情况很稀少。
|
24 |
+
全身都被巨大的少女们的脚趾用力的夹住,而脚趾间仅有的一点空隙也随着少女们行进的步伐而一次次被压缩。
|
25 |
+
在脚趾间压缩机般的巨大压力下,小人们很快就被碾压粉碎了。
|
26 |
+
柔弱的小人们,被少女的的脚趾夹住,仅需少女迈出一步就会被踩为尘屑。
|
27 |
+
年轻有活力的少女们在学校的一天内要走数千步,多的学生还能超过一万步。走了多少步,脚趾间的小人就收到了多少次碾踩冲击。
|
28 |
+
虽然少女只是在步行而已,但已足够杀死小人无数次了。
|
29 |
+
然后,在不用行走的上课时间,小人们还要在室内鞋里被不安分的脚趾搓揉玩弄。
|
30 |
+
渺小的小人微不足道的抵抗只需轻轻合拢脚趾就能压制住,这样压倒性的优越感难以形容。
|
31 |
+
当然这么做只要稍微做过头就会踩碎小人,因此有掌握控制自己最大力量的技巧的必要,能做到这样玩弄小人的女生大概用了数十名小人做特训练习吧。
|
32 |
+
只是普通上学和上课而已,小人就无数次横穿生死边界线了,在有体育课的日子,死亡结局就更是确定无疑了。
|
33 |
+
激烈运动的少女们支撑着运动的脚下有着无可阻挡的巨大压力。
|
34 |
+
例如起跳前,力量被击中在脚尖的瞬间,脚趾间的小人们将会一齐噗嗤噗嗤地爆裂。
|
35 |
+
跑步的时候情况也一样,体育课对小人来说就仿佛是确定他们寿命的时刻。
|
36 |
+
即使假设少女们行走的脚趾活动完全不计,小人们也已接近了死亡。
|
37 |
+
夏天,被室内鞋和袜子包裹的脚趾间有着可怕的温度与湿度。
|
38 |
+
夹住小人不放的巨大脚趾的表面不断渗出汗水,热而潮湿的空气充满了小人所在的脚尖的全部空间。
|
39 |
+
被夹住的小人是完全不可能做到从那里逃出的,就连活动身体都做不到。
|
40 |
+
唯一能做的,只有从那地狱般的脚下发出悲鸣。
|
41 |
+
然后在那之中就会开始涌现因为暑气而中暑晕厥的人,和被臭味和湿度导致呼吸困难而窒息死亡的人。
|
42 |
+
少女自然没有理由会知道,被关在自己脚下的小人正逐渐死绝。
|
43 |
+
俨然像一个天真无邪的处刑台。
|
44 |
+
「那么,差不多该回家了吧」
|
45 |
+
「是呢——啊!回家路上去买冰淇淋吧!」
|
46 |
+
「可以呀。那现在开始脚趾间被碾碎的小人人数最多的人请客哦」
|
47 |
+
「哦?我不会输得哦」
|
48 |
+
边说着少女们边开始脱下室内鞋和袜子。
|
49 |
+
少女们脚趾间几乎已经完全没有活着的小人的身影了。
|
50 |
+
之前的少女把脚趾间唯一一个幸存的小人捏了出来,放进专用的小盒子收了起来,作为代替拿出了几个别的小人。
|
51 |
+
几个人各自在脚趾间夹了数个小人,穿上鞋袜。
|
52 |
+
「准备好了!那么就准备…」
|
53 |
+
「开始!」
|
54 |
+
随着喊声,少女们从教室出发了。
|
55 |
+
想必那些少女脚下又要诞生数位牺牲者了吧。
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2 Done/[十六夜] 上履きの中に [餃子] JP.txt
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1 |
+
「あはは。それホント?」
|
2 |
+
「ホントよ。もうビックリしちゃった」
|
3 |
+
放課後。
|
4 |
+
まだ生徒たちがちらほらと残る教室の中に、数人でお喋りしている女子たちの姿があった。
|
5 |
+
なんの変哲もない日常の景色のひとつだった。
|
6 |
+
「あんっ」
|
7 |
+
そのうちの一人が小さく声を漏らした。
|
8 |
+
「どうしたの?」
|
9 |
+
「なんでもない。ちょっとおチビちゃんにくすぐられちゃっただけ」
|
10 |
+
言いながらその少女は上履きを履いた右足のつま先をパタパタと上下させた。
|
11 |
+
「え? まだ生きてるの?」
|
12 |
+
「ええ。もう朝ほどの元気はないけどね」
|
13 |
+
「すご~い。私なんて朝登校してくる途中で潰れちゃったよ」
|
14 |
+
「私もー。ホント小人って貧弱よね」
|
15 |
+
女子たちの会話。
|
16 |
+
話題が変わっても、その楽しそうな様子は変わらず、また動揺も無い。
|
17 |
+
それは、これらが当たり前の事だからだ。
|
18 |
+
彼女たちの間でブームになっているのが小人を足の指の間に挟んで1日を過ごす事だ。
|
19 |
+
朝、足の指の間に100分の1サイズに縮めた数人の小人を挟み込み、靴下を履き、ローファーやら運動靴を履いて登校する。
|
20 |
+
学校に着いたら上履きに履き替え、学校で一日を過ごし、家に帰宅する。
|
21 |
+
それだけだった。
|
22 |
+
いかに小人を捻り潰さぬよう慎重に歩くかが肝らしい。そしてその所作が歩き方を美しく見せるとかどうとか。また僅かな消臭効果もあるようだが、暑いこの季節、それが一番少女たちに喜ばれた。
|
23 |
+
だが小人が一日持つことはそうそうない。
|
24 |
+
巨大な少女たちの足の指の間にほぼ全身を挟み込まれ、そしてその空間は少女たちが歩を進めるたびにキュッと締まる。
|
25 |
+
まるでプレス機のような圧力の指の間で、小人はすぐに捻り潰されてしまうのだ。
|
26 |
+
弱い者は、指に挟まれて、少女が一歩歩いただけで潰れてしまう。
|
27 |
+
若い少女たちは学校で過ごす一日のうちに何千歩も歩く。多い生徒は1万歩を超えるだろう。それはその数だけ、少女たちの巨大な足の指が間の小人を捻り潰そうと襲い掛かってくるということだ。
|
28 |
+
少女が歩くだけで、小人たちは何度も殺されなければならない。
|
29 |
+
また、歩く事のない授業中なども、上履きの中で指をくにくに動かして間の小人を弄んだりもする。
|
30 |
+
小さな小人の儚い抵抗を足の指をキュッと軽く締めるだけで押さえ込む。その圧倒的な優越感がたまらないそうだ。
|
31 |
+
ただやはりやりすぎると潰してしまうのでそのギリギリの力量を見極められる程度の技術は必要らしい。これができる少女は大体何十匹かの小人を使って特訓していたりする。
|
32 |
+
ただの登校と授業中だけで何度も死線を横切る中、体育などがあった日にはその死はより確実なものになる。
|
33 |
+
激しく動く少女たち。その運動を支える足には途方も無い圧力がかかる。
|
34 |
+
例えば飛び跳ねようとつま先に力を込めればその瞬間 指の間の小人たちがプチプチと弾け飛ぶだろう。
|
35 |
+
走るだけでも同じこと。体育の授業は、小人にとって寿命を決めつけられるような時間だった。
|
36 |
+
仮に少女たちが全く歩かず指を動かしたりしなくても、小人たちには死が近づいてくる。
|
37 |
+
夏。上履きと靴下に包まれた指の間は恐ろしいほどの温度と湿度になる。
|
38 |
+
小人を挟み込んで放さぬ巨大な指の表面には汗がにじみ、蒸れた空気は強烈な臭いとなって小人のいるつま先の空間に満たされてゆく。
|
39 |
+
指に挟まれた小人はそこから逃げる事ができない。体を動かす事も出来ない。
|
40 |
+
ただただ、その地獄の中で悲鳴を上げていた。
|
41 |
+
そしてその暑さに耐え切れず熱中症となり息絶える者や強烈な臭いと湿度で呼吸困難となり絶命する者が現れ始める。
|
42 |
+
少女たちが何かをしたわけではない。ただそこに閉じ込められるだけで、小人は死に絶えるのだ。
|
43 |
+
無邪気な処刑場である。
|
44 |
+
「じゃあそろそろ帰ろうか」
|
45 |
+
「そだね。あ! 帰りにアイス買ってこうよ!」
|
46 |
+
「いいわね。じゃあ今から指の間に小人挟んで、一番多く潰した人のおごりね」
|
47 |
+
「おー? 負けないよー?」
|
48 |
+
言うと少女たちは上履きと靴下を脱ぎ始めた。
|
49 |
+
その少女たちのほとんどの足の指の間には小人の姿は無かった。
|
50 |
+
ある少女の指の間で唯一生き残っていた小人はその少女の指によって摘み出され専用のケースへと仕舞われ、代わりに別の小人たちが取り出された。
|
51 |
+
めいめい、足の���の間に数人の小人を挟み込み、靴下を履いて、上履きを履く。
|
52 |
+
「準備おっけー! それじゃよーい…?」
|
53 |
+
「スタート!」
|
54 |
+
一人の少女の声と共に少女たちは歩きだし教室を出て行った。
|
55 |
+
その少女たちの足の指の間ではすでに数人の小人が犠牲になっていた。
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2 Done/[十六夜] 体温刑 [餃子] CN.txt
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1 |
+
『 体温刑 』
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2 |
+
在夏天的保健室里。
|
3 |
+
保健室的主人保健医生,坐在窗边的椅子上透过窗看着烈日下在操场踢球的学生们,一边喝着冰咖啡。
|
4 |
+
「嗯,年轻真好啊——如果不是身为老师的话真想吃掉他们啊」
|
5 |
+
保健医生带着笑容看着流着汗来回奔跑的少年们。
|
6 |
+
说起这位保健医生的话,黑色长发+眼镜+身披白大褂,在那白色大衣下是撑起本应松弛的宽松衣服的巨乳。从迷你裙下伸出交叉着的两条长腿,从正面看的话大概可以看到两腿之间的黑色内裤吧。
|
7 |
+
是男生们憧憬的对象。
|
8 |
+
在她这么物色着男生的期间,有人敲了保健室的门。
|
9 |
+
咚咚咚
|
10 |
+
「失礼了」
|
11 |
+
嘎啦一声门被打开,一名女生走了进来。
|
12 |
+
保健医生把冰咖啡放在桌上,把回转式的椅子咕噜转向进来的女生的方向。
|
13 |
+
「欢迎。 你怎么了?」
|
14 |
+
「感觉有点身体乏力没精神……」
|
15 |
+
步伐略有摇晃地走进来的女生,确实看起来有些疲倦乏力的样子。
|
16 |
+
「嗯——最近太热了,所以身体状况有些紊乱吧。嘛,总之先坐在那里吧。姑且先来测个体温」
|
17 |
+
催女生坐到椅子上之后,保健医生把手伸进了放在桌上的瓶子里。
|
18 |
+
将那个手掌大小的瓶子里装的东西恰好地拣出了一个。
|
19 |
+
「给,把这个体温计,夹在腋窝吧」
|
20 |
+
说着保健医生把那个东西丢落在了女生的手掌上。
|
21 |
+
坐在女生手掌上的是一个100分之1大小的男生。
|
22 |
+
在这所学校,违反校规的学生会受到各种各样的惩罚。
|
23 |
+
惩罚的种类涉及各种方面,其中一种就是这个『体温刑』。
|
24 |
+
男生跌坐在女生手掌上,颤抖着仰望眼前的女生。
|
25 |
+
女生巨大的手指向跌坐着的男生迫近,男生蜷缩着发出悲鸣,然而这样也并没有什么用,男生女生的手指捏了起来。
|
26 |
+
用右手捏起男生后,女生把手伸进了白衬衫的空隙中把男生放在了左腋之下。
|
27 |
+
然后为了不让男生掉下去,腋窝稳稳地合上了。
|
28 |
+
被囚禁在女生腋下的男生被夹在肉与肉之间,身体完全无法动弹。
|
29 |
+
むぎゅう。在连手指都动不了下的压力下,身体被呈大字固定。
|
30 |
+
对女生来说只是以不让男生掉下去的程度的力气夹住腋窝,对男生来说却是几乎要把身体压溃的威力。
|
31 |
+
更何况现在的季节是夏天。
|
32 |
+
腋下是出汗量最多的地方。
|
33 |
+
最初女生夹着男生的那边腋下流出恰好的量的汗水,提供一些水分润滑了束缚着男生的那部分皮肤。
|
34 |
+
但是在这样的压力之下那一点点润湿感毫无意义,女生的汗,只是提供了快把男生淹死的水汽和让他喘不过气的臭味罢了。
|
35 |
+
有些冲鼻的臭味,包含着女生体臭的汗水。
|
36 |
+
这些逐渐漫溢在夹着男生的腋下。
|
37 |
+
夏季。炎热的气温。炎热的体温。大量的汗。不通风换气的密闭场所。毫不留情地包裹着全身的女生腋下的肉。
|
38 |
+
连悲鸣声都发不出。若试图发出悲鸣大量汗水就会流进嘴里。
|
39 |
+
咸辣的液体从嘴,喉咙一直刺激到胃袋。就像在喝盐水一样。
|
40 |
+
巨大的痛苦让男生拼命挣扎。挣扎着试图逃离。
|
41 |
+
然而
|
42 |
+
「嗯……痒痒的」
|
43 |
+
因腋下男生的挣扎而感到略微的瘙痒感的女生,左右磨蹭腋下进行调整,用更强的力气夹紧,来回的摩擦活动让腋下的男生在皮肉之间几乎要被碾碎,之后还被更用力地夹紧封锁在了肉壁之间。
|
44 |
+
压力让呼吸都无法进行。而且这个密闭空间内残留着的一丁点空气也大都被浓密的汗水的水分和臭味所占领,男生不论愿意与否都不得不吸入女生的汗和体臭。
|
45 |
+
强烈的压力和臭味和名为体温的高温。
|
46 |
+
三者的强烈冲击,让男生头脑发晕近乎失去意识。
|
47 |
+
对女生来说从把男生夹在腋下开始才过了一分钟左右,但是对男生来说这段时间仿佛是永远都无法结束的永恒痛苦。
|
48 |
+
在男生意识中断的临界点,突然,巨大的物体挤开了两边凶恶的肉壁把男子从肉的监牢中强拉了出来。
|
49 |
+
原来是被女生的手指从腋下取出了,然后被丢落在了女生的掌心。
|
50 |
+
看着身穿制服的男生全身湿透地倒在自己手掌上,女生的表情也没什么变化。这是体温计,不过是用来测自己体温的罢了。
|
51 |
+
只是体温计上沾满自己的汗散发着自己的汗臭味让她感觉稍微有些害羞。
|
52 |
+
保健医生把女生手掌上的男生捏起来观察。
|
53 |
+
「哼嗯,没有发烧呢。 果然是因为夏倦吧,感觉热的时候就不要勉强自己好好休息吧。可以吃点营养的东西补充体力。」
|
54 |
+
说着保健医生把手中捏着的男生丢进了原来的瓶子里。
|
55 |
+
在瓶子里,同样受到体温刑处分的学生们,看到被行刑回来的男生精疲力尽的样子都感到十分恐惧。
|
56 |
+
「好的, 非常感谢」
|
57 |
+
女生低头行礼致谢,从保健室离开了。
|
58 |
+
啪嗒。
|
59 |
+
门关上了,又只剩保健医生一个人了。
|
60 |
+
「嗯—���营养的东西啊,鳗鱼什么的不错吧。不过对我来说果然还是要年轻少年……」
|
61 |
+
再次进行着足球少年鉴赏会的保健医生,这么说着的同时突然想起了什么。
|
62 |
+
「哎呀不好」
|
63 |
+
保健医生把手指从露出肌肤的白色大衣之间伸进自己的乳沟内,摸索着什么应该存在在那里的东西,然后捏了出来。
|
64 |
+
从沟间被拔出的是一个和之前的男生同样大小的100分之1尺寸的其他男生,被捏在了指尖。
|
65 |
+
「想试用一下新来的男孩来着,结果彻底给忘记了。喂——还活着吗?」
|
66 |
+
保健医生捏着男生的腿噗啦噗啦地晃动。
|
67 |
+
但是不管被怎么粗暴地对待,男生都没有动弹。早就已经失去知觉了。
|
68 |
+
体温和气温自然不用说,那里的压力也很不妙。
|
69 |
+
把衣服撑得满满的两个大乳房被约束在衣服中紧紧挨着形成可怕的密度。
|
70 |
+
恐怖的压力眼看就要压爆小小的男生的身体。
|
71 |
+
而且每次随着保健医生的身体活动,左右的乳房还会错离地移动,在那谷间形成难以想象的力场。
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72 |
+
毕竟还只是个少年,不可能赢过自己100倍大小的保健医生的胸部的力量。
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73 |
+
「没醒呐。嗯——这么年轻不会有问题的吧」
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74 |
+
保健医生满不在乎地微笑着把那名男生丢进了瓶中,用吸管喝着冰咖啡,再次开始观赏踢足球的少年们。
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2 Done/[十六夜] 体温刑 [餃子] JP.txt
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『 体温刑 』
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2 |
+
夏の保健室である。
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3 |
+
保健室の主、保険医は椅子に座り窓の外のグラウンドで炎天下の中サッカーをする生徒達を見ながらアイスコーヒーを飲んでいた。
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4 |
+
「ん、若いっていいわねー。先生じゃなきゃ食べちゃうんだけどなー」
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5 |
+
汗を流しながら走り回る若い男子たちを見てクスッと笑う保険医。
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6 |
+
そんな保険医のスペックはと言えば黒の長髪、眼鏡、白衣を羽織り、その内には胸元大きくえぐれた服とそれに見合う大きな胸。ミニのスカートからのびる脚は組まれ、正面に回れば、その脚の間に黒の下着を見ることができるだろう。
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7 |
+
男子達の憧れの的でもある。
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+
そんな風に男子達を物色していると保健室のドアがノックされた。
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9 |
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コンコンコン
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+
「失礼します」
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11 |
+
ガラッとドアを開けて一人の女子が入ってくる。
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12 |
+
保険医はアイスコーヒーを机の上に置き、回転式の椅子をくるりと動かして入ってきた女子の方に向き直った。
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13 |
+
「いらっしゃい。どうしたの?」
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+
「体がダルい気がして…」
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15 |
+
トボトボと歩いてくる女子は、確かにダルそうだ。
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16 |
+
「んー、最近暑いからねー、体調崩しちゃったかな。ま、とりあえずソコ座って。でもって一応体温測ってみよっか」
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17 |
+
女子に椅子に座るよう促し保険医は机の上にあったビンに手を伸ばす。
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18 |
+
掌サイズのビンの中から中にいるものを適当にひとつつまみ出す。
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19 |
+
「はい。じゃあ体温計 脇に入れて」
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20 |
+
そう言って保険医は女子の掌の上にそれをポトッと落とした。
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21 |
+
女子の掌の上には100分の1サイズの男子が乗っていた。
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22 |
+
この学校では、校則を破った生徒には様々な罰が与えられる。
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23 |
+
その種類は多岐に渡るが、その一つがこの『体温刑』である。
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24 |
+
女子の掌の上に乗せられた男子は尻餅をついて震えながら女子を見上げていた。
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25 |
+
そんな男子に女子の巨大な指が迫り、男子は悲鳴を上げながらその場にうずくまるが、そんなこと関係なく、女子の指は男子をつまみ上げた。
|
26 |
+
右手に男子を摘んだ女子はワイシャツの隙間から手を入れ左脇の下に男子を入れる。
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27 |
+
その後、男子が落ちないように脇をしっかりと閉める。
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28 |
+
女子の脇の下に囚われた男子は肉と肉の間に挟まれ身動きが取れなくなった。
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29 |
+
むぎゅう。正に指さえも動かすことのできない圧力の中、大の字で体を固定された。
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30 |
+
女子にとって男子が落ちない程度に脇を閉めるということは男子にとって体が潰れんばかりの威力なのである。
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31 |
+
更に今の季節は夏。
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32 |
+
脇の下は発汗の量が多い場所だ。
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33 |
+
男子を挟み込む女子の脇は最初からそれなりの量の汗をかいており、男子を締め付ける肉はすべるほどの水分を放っていた。
|
34 |
+
しかしこの圧力の中ではそんなすべり気など意味は無く、女子の汗は、男子には溺れるような水気とむせ返るような臭いを提供するだけだった。
|
35 |
+
わずかにツンとするような臭い。女子の体臭を含んだ汗。
|
36 |
+
それが、男子を挟み込む脇の下にどんどんあふれ出てくる。
|
37 |
+
夏。熱い気温。熱い体温。大量の汗。換気のされない閉所。全身を容赦なく包み込んでくる女子の脇の肉。
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38 |
+
悲鳴もあげられない。悲鳴を上げようとすると口の中に大量の汗が流れ込んでくるからだ。
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39 |
+
塩っ辛い液体が口を、喉を、そして胃袋を刺激する。塩水でも飲んでいるかのようだ。
|
40 |
+
あまりの辛さに男子は暴れた。暴れて逃げようとした。
|
41 |
+
しかし
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42 |
+
「ん…くすぐったい」
|
43 |
+
脇の下の男子の微かな動きをくすぐたがった女子は脇をややすり合わせ更に強い力で脇を閉めたので、男子は脇の肉の間でズリズリとすり潰されんばかりの動きに晒され、その後更に強く締まる肉の間に閉じ込められることになる。
|
44 |
+
呼吸すらも満足にできない圧力。しかもこの密閉された空間に満ちる残り少ない空気もそのほとんどが濃密な汗の水分と臭いに占領され、男子は否応無く女子の汗と体臭を吸い込まねばならなかった。
|
45 |
+
強烈な圧力と臭いと体温と言う名の気温。
|
46 |
+
それら三強にやられ、男子は頭がクラクラし意識を失っていった。
|
47 |
+
女子にとっては男子を脇の下に挟んでから1分と経たぬ間のことであったが、男子にとっては永遠とも取れるほど永く辛い時間だった。
|
48 |
+
そんな男子の意識が途切れるギリギリのところで、突如、その凶悪な肉壁を押しのけてやってきた巨大なものに男���は挟まれ肉の檻から引きずり出された。
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49 |
+
そして落とされた場所は、女子の掌である。女子の指によって脇の下から引きずり出されたのだ。
|
50 |
+
自身の掌の上で、制服を着た全身をぐっしょりと濡らしぐったりと横たわる男子を見ても女子の表情は変わらない。これは体温計で、自分は体温を測ったにすぎないからだ。
|
51 |
+
ただちょっと、その体温計が自分の汗で塗れている事と自分の汗の臭いがすることが恥ずかしかった。
|
52 |
+
その女子の掌の上の男子をつまみ上げ観察する保険医。
|
53 |
+
「ふむふむ、熱はないよーね。やっぱり夏バテかな。暑いときは無理しないでしっかり休むこと。スタミナつくもの食べるのもいいかもね」
|
54 |
+
言いながら保険医は摘んでいた男子を元のビンの中に放り込んだ。
|
55 |
+
ビンの中では、同じように体温刑に処された100分の1生徒たちが、今しがた刑を執行されて戻ってきた男子のぐったりとした様に恐怖していた。
|
56 |
+
「はい。ありがとうございました」
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57 |
+
女子はペコリと頭を下げると保健室を出て行った。
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58 |
+
パタン。
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59 |
+
戸が閉じて、また一人になる保険医。
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60 |
+
「んースタミナがつくものかー。うなぎとかいいわね。でも私としてはやっぱり若い男の子の方がー…」
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61 |
+
と、またサッカー男子鑑賞会に戻ろうとした保険医だが、ふと思い出す。
|
62 |
+
「おっといけない」
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63 |
+
保険医は肌蹴た白衣の間にある自身の胸の谷間に指を突っ込み、そこにあるであろうものを探し、つまみ出した。
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64 |
+
谷間から抜き出された指先には先ほどの男子と同じく100分の1サイズの別の男子が摘まれていた。
|
65 |
+
「新入りクンを試すつもりですっかり忘れてたよ。おーい、生きてるかーい?」
|
66 |
+
脚をつまんでプラプラと男子を振る保険医。
|
67 |
+
しかしどんなに荒っぽく扱われても男子は動かない。すでに気を失っているからだ。
|
68 |
+
体温気温などの暑さはもとよりその圧力がやばい。
|
69 |
+
服を盛り上がらせるほど大きな乳房はその服の中でギュウギュウと寄せられすんごい密度となる。
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70 |
+
小さな男子の体など今にも押し潰されてしまいそうな凄まじい圧力だ。
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71 |
+
しかも保険医が体を動かすたびに左右の乳房がずれるように動き、谷間にとんでもない力場を生じさせる。
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72 |
+
流石の若い男子も、自身の100倍の大きさの保険医の胸の力には勝てなかった。
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73 |
+
「起きないわね。んー、まぁ若いし大丈夫でしょ」
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74 |
+
あっけらかんと笑った保険医はその男子もビンの中に放り込み、アイスコーヒーをストローで吸いながらサッカー少年たちの観賞を再会した。
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2 Done/[十六夜] 1万倍 農村の娘 [餃子] CN.txt
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1 |
+
『 1万倍 农村娘 』
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2 |
+
在某个富裕的国家。
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3 |
+
王国的顶点,是以近百米高的巨大城堡为中心,周围被王国所统治的城镇环绕着的大国的王都。
|
4 |
+
城镇的外围被高大的城墙所包围,形成足以防备任何外敌的入侵的铜墙铁壁。城镇的入口处,大批旅行商人和习武者络绎不绝,让人感受到王国自由开放的气息。
|
5 |
+
这些都是国家富裕繁荣的象征。
|
6 |
+
人们今天也专注的投身于工作之中。
|
7 |
+
ズシン。
|
8 |
+
然而下一瞬间,一只巨大到令人难以置信的凉鞋,从王都的上方突然踩下,把整座城市瞬间毁灭。
|
9 |
+
不管是那个超巨大的城堡,还是那些美丽的城镇,现在都全被碾平垫在了那只巨足之下。
|
10 |
+
尺寸比刚才被踩碎的王国的居民巨大一万倍的巨人少女,也就是踩下那只凉鞋的元凶,现在正笑着俯看自己那只将城市踩碎的左脚。
|
11 |
+
「啊哈哈。抱歉啊,本来的确是想走到了跟前就停下的,但是你们实在是太小了,稍微发了下呆就搞错距离啦」
|
12 |
+
少女搓碾着左脚,丝毫不带歉意地笑着。
|
13 |
+
到刚才为止还存在于此的王国现在彻底消失了。
|
14 |
+
直接被压在凉鞋下的部分被埋进地下数十米,免遭直击的城镇外围部分也不可幸免地被凉鞋落下的冲击掀飞。
|
15 |
+
大地在少女追加的碾踩之下隆隆作响,在少女的脚边引发了足以把山也化为平地的大地震。
|
16 |
+
少女脚穿一双木制凉鞋,身上布衣的布料看起来已经有些磨损了,头上扎着破旧的头巾。
|
17 |
+
现在若是把少女和被她踩扁的人们的衣着相对比,少女的穿着可以说是简陋到寒酸。
|
18 |
+
但眼前这个不修边幅的少女却比这里所有的人们都要巨大。
|
19 |
+
从凉鞋脚尖处向里窥看,刚才被踩碎的那座巨大城堡竟然只勉强和少女的脚趾一般大小。
|
20 |
+
富裕王国的帝都竟成了连眼前身穿旧布衣的少女的脚都比不上的存在。
|
21 |
+
将王都践踏殆尽的少女挪开了自己的脚,看着自己足迹形成的坑洞露出了满足的笑容。
|
22 |
+
王都已经连遗迹都不剩地彻底消失殆尽。
|
23 |
+
就连一栋房屋也没能留下。
|
24 |
+
少女手搭着腰环视四周。
|
25 |
+
少女已经是能够俯视云层的存在了。
|
26 |
+
周围高耸的山麓甚至也够不着少女的膝盖。
|
27 |
+
眼前所能俯视的一切对自己来说都是渺小而又脆弱。
|
28 |
+
在平凡的深山小村落里过着平淡无奇的生活的少女,被授予了奇妙的能力。
|
29 |
+
这些也都是山神的恶作剧吗。
|
30 |
+
至今为止说是少女的整个世界也不为过的那个村庄,现在看来真是小得过分了。
|
31 |
+
赤贫的山村让少女除了帮忙打理村子以外,完全没有空闲去思考其他任何事情。
|
32 |
+
而现在已经没有任何事情能够束缚她了。
|
33 |
+
已经没有任何事物可以高过她的地位,她才是世间所有的一切的顶点。
|
34 |
+
正因如此,少女想把大城市摧毁殆尽。
|
35 |
+
至今为止自己在如此悲惨的环境中存活至今,而与此同时这个城市的人们却能随心所欲地幸福度日。
|
36 |
+
不允许有生活比身为神的自己还要幸福的人存在。
|
37 |
+
少女不禁轻轻笑出声。
|
38 |
+
自己也想得太多了点。
|
39 |
+
其实对城里的人也并没有特别的嫉妒和憎恨。
|
40 |
+
所做的这些不过是成为了神的自己的一点点恶作剧罢了。
|
41 |
+
好了,那下一个城市在哪里呢。
|
42 |
+
少女没有目标地开始漫步。
|
43 |
+
ずしぃぃぃいいいん!
|
44 |
+
ずしぃぃぃいいいん!
|
45 |
+
长度近2400米的双足,以将近6000米的步幅开始行走了。
|
46 |
+
连高山也被轻易跨过,她的身后规则地留下了比周围的自然景物还巨大得多的足迹。
|
47 |
+
凉鞋形状的足迹底部被极限地压缩,除了少女自己以外已经没有任何人可以翻起这片土地。
|
48 |
+
承载着少女膨大的体重的凉鞋将大地压嵌进百米深的地下,原本只是土壤的部分被压缩到比钢铁还坚硬。
|
49 |
+
留下连草木都无法生长的巨大鞋形坑洞。
|
50 |
+
如果之后下雨的话这里就会变成巨大的湖泊吧。
|
51 |
+
随着少女一步步行走,湖泊一个个增加。
|
52 |
+
「怎么也找不到城市,还以为能找到落脚的地方的。」
|
53 |
+
少女一边抱怨一边冲开云层前进着。
|
54 |
+
就算把最高的云层高度算成有一万米高,那个高度也没有到达少女的胸口。
|
55 |
+
虽然没有完全挡住视野,但零散地漂浮在半空也会让人无法远望地面。
|
56 |
+
就算少女想找可以落脚的地方,但其实根本就没有地方可以给少女落脚。
|
57 |
+
之前那个城市是王国第一大城,因为是王都,所以才能有那样的大小。先不论那些贸易繁荣的商业都市,普通的村落庄园和那相比起来都只会显得精细小巧。少女的村庄也是这样。
|
58 |
+
大地上到处都分布着这些不足以成为落脚点的村庄。只是少女没有注意到这一点罢了。
|
59 |
+
少女这一路上其实已经踩扁数十个村庄了。
|
60 |
+
有时候仅一步之内就有三个村庄垫在了她脚下。
|
61 |
+
村中的建筑在现在的少女眼��都不足半毫米。整个村庄的面积看起来也不到1厘米。
|
62 |
+
从少女的角度,完全无法区分地面和若干个不足1mm的建筑的聚集地。在她完全没有注意到的时候,已经有无数个村庄被她踩扁了。
|
63 |
+
踩到村庄的触感无法透过少女穿的巨大凉鞋传达给少女的脚。
|
64 |
+
即使是之前那座城也不过只能传来喀啦一下这种程度的触感。
|
65 |
+
说来如此小的村庄即使是用裸足踩到大概也不会有什么感觉的吧。
|
66 |
+
少女现在一个脚趾就能把整个村庄踩扁。
|
67 |
+
现在的少女脚趾的粗细超过100米,这大小已经大过周围许多较矮的山了。
|
68 |
+
五根这样大小的脚趾头从凉鞋的前端露出,这光景就像整齐排列的脚趾山脉。
|
69 |
+
巨大的脚下那承载着少女荒唐的体重的凉鞋,就算是山也能毫不费力地践踏至完全扁平。
|
70 |
+
海拔1000米的山在少女看来也不过是隆出地面10厘米的小沙丘的程度,在行走过程中无意间就踏平了许多。
|
71 |
+
山在巨大到恐怖的凉鞋所承载的惊人体重下被嘎吱嘎吱地压碎,只留下一个漂亮的脚印。
|
72 |
+
山受压碎裂开并陷落出了凉鞋形状的坑洞。
|
73 |
+
继续踩碎了数个山脉和无数的村庄之后,终于找到了能作为目标的大城市。
|
74 |
+
虽然这么说,但从少女来看也只是地面上直径10厘米左右的白色图案罢了。
|
75 |
+
实际上这是紧密排列着由岩石与砖瓦所建造的坚实又美丽的建筑群的直径超过1000米的城市。
|
76 |
+
「哼哼,找~到了」
|
77 |
+
少女带着微笑几步就走近了那个城市。
|
78 |
+
在城镇的外围也有许多受到这座城市的恩惠而发展得比较大的村落,然而少女完全没有注意到他们就把脚踩了上去。
|
79 |
+
ズシンズシン!
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80 |
+
少女手叉腰,以把那座小巧的城市夹在双脚脚尖之间的姿势站立着。
|
81 |
+
「库库库,不知道小人们看得见我的身体吗,因为太巨大了理解不了了吗?」
|
82 |
+
少女的感官变敏锐了。
|
83 |
+
这是变成神而获得的能力。
|
84 |
+
在这么小的城市里生活的微小的人类们的样子就像拿在手里一样清澈明晰。
|
85 |
+
所有人都陷入了恐慌中。可能是我太大了以至于他们无法完全认清吧。大概只能认清踩在城镇两边的我的双脚。哼哼,对呢,对这样渺小的城镇来说我的脚也是非常巨大的存在。这样的脚要是落下的话一定会变成非常严重的事故吧。
|
86 |
+
少女读取着人们心中的想法,哧哧偷笑。
|
87 |
+
与此同时众人正在试图从城镇逃离,但少女对此并不在意。
|
88 |
+
恐怕给这些渺小的人类们一个小时的时间也逃不出我脚边的范围吧。
|
89 |
+
那就随便你们爱怎么逃怎么逃吧。
|
90 |
+
反正,我连一个人也没打算放过。
|
91 |
+
「哼~嗯,被我踩很恐怖吧。库库,明白了,那就满足你们的请求吧」
|
92 |
+
说着少女将正踩在山脉上的右脚悬在了城镇的上方。
|
93 |
+
不过脱下了凉鞋。
|
94 |
+
能遮盖一切的巨大裸足的脚底出现在了城镇的上空。
|
95 |
+
街道瞬间变暗了。
|
96 |
+
不管身在城镇的何处,上方都只能看到少女的脚底。
|
97 |
+
「看吧,这就是你们所畏惧的神明大人的脚哦。 不快点逃走的话就要被踩扁了哦」
|
98 |
+
少女一边笑着一边将脚缓慢落下。
|
99 |
+
将人们的想法读取,感到他们心中的绝望比先前还远远加深了。
|
100 |
+
所有人都一边发出悲鸣一边胡乱逃窜。
|
101 |
+
少女的脚越靠近城市,悲鸣声越是强烈。
|
102 |
+
「脚差不多快落地了,很遗憾,逃不走的人就只能被踩死了。先说好你们可不能怨恨我的哟?我可是神明大人啊。这些都是给予你们的天罚,是对过着比神还幸福的生活而罪孽深重的你们的制裁哦。」
|
103 |
+
接下来,逃窜着的人们的恐怖感达到了最高潮。
|
104 |
+
ずしん。
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105 |
+
少女的脚踩下了。
|
106 |
+
因为降落得缓慢,没有像之前那样在脚印的周边引发大破坏。即便如此那惊人巨大的脚所造成的冲击还是非常可怕。
|
107 |
+
少女的脚宽约为900米,因此未能一次踩扁整个城。从少女脚边露出的仅有的一点街道,勉强保持着原形。
|
108 |
+
少女的脚沉甸甸地沉入地面,清楚地留下了足迹。和以往的那些不一样,这一次是刚好贴合脚的形状的脚印。
|
109 |
+
少女发现刚才为止还能感觉到的无数的恐惧源瞬间变少了许多。
|
110 |
+
变少大概是因为自己先前能感知到的那些人们大都在脚下被碾碎了吧。
|
111 |
+
一瞬间就减少到了数千分之一左右的数量。
|
112 |
+
「啊啦啦,原本还想再多留下一点的。你们实在太小所以不小心就踩死太多了呢」
|
113 |
+
少女读取了幸存的人们的意识。
|
114 |
+
变得比之前稀薄了许多。
|
115 |
+
他们原本居住的城市在自己的脚下被稳稳地踏平,残存的人们对这只脚感到了深深的恐惧。
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116 |
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山一般巨大的脚正在将整座城市踏碎。
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甚至出现了忠心膜拜神的力量的人。
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俯视着向着自己的脚拼命祈祷的人们,少女忍不住笑出了声。
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119 |
+
「嘛啊,向神明大人祈祷的你们真是太棒了。知道啦。神明大人是很公平的」
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120 |
+
少女嫣然一笑俯视自己脚边幸存着的人们。
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121 |
+
人们从在那比云层还要高的位置的巨大而美丽的笑颜中看见了神明的慈悲。
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122 |
+
所有人流着泪向那至仁至慈的神献上了自己最诚心的祈祷。
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123 |
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ゴリッ!
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124 |
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少女转动脚腕蹂碾着城镇的周围。
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125 |
+
能感知到的仅剩的一些意识噗地突然中断,再也感觉不到哪怕任何一个。
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126 |
+
这是这座城市的居民已经全灭的证据。
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127 |
+
「啊咧?之前没有说吗?你们可是生活比神还要充实的大罪人哦。我答应了身为大罪人的你们的忏悔请求,让你们能像其他的诸位一样前往天国。升往天国的你们的罪行已经被原谅了。真是太好了呢」
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128 |
+
少女咯咯偷笑,自己现在说的话像傻瓜一样连自己都憋不住笑了。
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129 |
+
真是滑稽。微小渺小的人类像对待神明一般崇拜畏惧着自己的脚。
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130 |
+
而真正身为神明的自己能轻松使用他们所畏惧的那双脚来践踏他们。
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131 |
+
数万人在自己脚下死去升天的感觉让心情无比畅快。
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132 |
+
感觉他们数不尽的魂魄都被紧紧粘附在了脚底。
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133 |
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身心舒畅。
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134 |
+
这是一种凝缩着他们至今为止全部人生的魂魄都被脚底所吸收的感觉。
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135 |
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感觉数万人的意识都融入了自己体内。
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136 |
+
这体验真的非常甜美,少女不禁伸出舌头满足了似的舔了舔嘴唇。
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137 |
+
「……是啊,凉鞋什么的已经不需要了吧」
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138 |
+
说着少女把另一只脚也从凉鞋中抽出踩在了地面。
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139 |
+
脚底感受到了支撑着自己的大地所传来的温暖。
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140 |
+
这片大地和脚之间应该还存在着数万人和这数万人生活居住的城镇。
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141 |
+
但那样的东西,对自己来说和地面也没有什么区别。
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142 |
+
只不过是些罪孽深重的存在罢了。
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143 |
+
「没错,自己已经是神明了所以不得不送有罪之人升天呢」
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144 |
+
少女不禁轻轻笑出声。
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145 |
+
现在自己才是神明。至今为止的人生都被神明抛弃了。而现在自己成为了神明一般的存在,就必须对接受了不正确的神明的宠爱的人们予以制裁。
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146 |
+
只是想象起来就感到激动不已。
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147 |
+
想快点再次品尝那踩死数万人的触感。
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148 |
+
灵魂融入体内的感觉让自己兴奋得血液沸腾。
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149 |
+
啊啊真想快点再踩一次。想把他们踩碎踩烂蹂躏碾踩到粉身碎骨不复存在。
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150 |
+
成为神的少女伴随着大地的轰鸣声开始行走。
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151 |
+
巨大的双脚踩碎高山留下了比城市还要巨大的足迹。
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2 Done/[十六夜] 1万倍 農村の娘 [餃子] JP.txt
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1 |
+
『 1万倍 農村の娘 』
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2 |
+
とある豊かな国。
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3 |
+
その頂は100mにもなるという巨大な城を中心に城下の街並みが広がるそこは一帯を支配する大国の王都であった。
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4 |
+
街の周囲を高い城壁に覆われあらゆる外敵に備える堅牢な造りでありながらその入り口は行商人や武芸者達が大勢出入りする開放的な雰囲気を醸していた。
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5 |
+
豊かな国である証拠。
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6 |
+
人々は今日も仕事に精を出している。
|
7 |
+
ズシン。
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8 |
+
だが次の瞬間、王都の上にあり得ないほど巨大なサンダルが踏み下ろされ街は壊滅してしまった。
|
9 |
+
あの超巨大な城も、綺麗な街並みも、今やすべてがその足の下敷きである。
|
10 |
+
そのサンダルを踏み下ろした巨人。今しがた踏み潰した国の人々の1万倍もの大きさの少女は笑いながら街を踏み潰した自分の左足を見下ろした。
|
11 |
+
「あはは。ごめんね、ホントは手前で止まるつもりだったんだけど、小さすぎてうっかりと距離間違えちゃった」
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12 |
+
まるで悪びれた風もなく笑う少女はその左足をぐりぐりと動かす。
|
13 |
+
先ほどまでそこにあった国は最早跡形も無かった。
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14 |
+
サンダルの下敷きになったものは地下数十mにまでうずめられ、直撃を免れた街の外枠部分もその途方も無いサンダルの落下の衝撃で吹き飛ばされていた。
|
15 |
+
更にはダメ押しの踏みにじりのせいで大地がゴリゴリと削られ、少女の足の周辺は山さえも更地にされてしまうほどの大地震に見舞われた。
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16 |
+
少女の恰好は木製のサンダルに草臥れた布の服を着、頭にはボロの頭巾をかぶっていた。
|
17 |
+
たった今 少女に踏み潰された人々の格好と比べれば酷く質素でボロ臭いものである。
|
18 |
+
だがそのボロ臭い恰好の少女は人々よりもすべてが大きかった。
|
19 |
+
サンダルのつま先に覗くその足の指ですら、踏み潰されたあの巨大な城と同じくらいの大きさがある。
|
20 |
+
豊かな国の大きな王都は、草臥れた衣服に身を包む少女の足にも及ばない存在だった。
|
21 |
+
王都を踏みにじり終えた少女はその足をどけ自分が穿った足跡を見つめ満足そうに笑った。
|
22 |
+
もう王都の名残はどこにも残っていない。
|
23 |
+
家の1件も残していないつもりだった。
|
24 |
+
腰に手を当てた少女は辺りをぐるりと見渡した。
|
25 |
+
少女は最早雲さえも見下ろせる存在だった。
|
26 |
+
周囲にある山々は少女の膝にも届かない。
|
27 |
+
すべてが眼下に見下ろせる小さく脆い存在になっていた。
|
28 |
+
なんの変哲もない山奥の村で質素に暮らしていた少女にもたらされた奇妙な能力。
|
29 |
+
これもすべて山の神の悪戯か。
|
30 |
+
これまで少女の世界のすべてであった村は小さすぎた。
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31 |
+
村は貧しく、少女は村の手伝いをする以外の事を考えることすら許されてこなかった。
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32 |
+
だが今は何物にも彼女を束縛することは出来ない。
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33 |
+
彼女より優位なものはなく、彼女こそがすべての頂点に立っていた。
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34 |
+
だからこそ、少女は大きな都は残らず消してやろうと思う。
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35 |
+
今まで自分はとてもみじめな思いをしてきたのに、その間その都の人々は何不自由なく暮らしてきたのだ。
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36 |
+
今や神である自分よりも裕福な生活を送っていた者など許せない。
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37 |
+
少女はくすくすと笑った。
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38 |
+
自分の考えがあまりに的外れだったからだ。
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39 |
+
別に都の連中に嫉妬や憎悪など覚えはしない。
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40 |
+
これらはすべて、神となった自分のただのいたずらに過ぎないのだから。
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41 |
+
さぁて、次の都はどこだろうか。
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42 |
+
少女は当ても無く歩き始めた。
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43 |
+
ずしぃぃぃいいいん!
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44 |
+
ずしぃぃぃいいいん!
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45 |
+
長さ2400mにもなる足が、その歩幅6000m近い勢いで歩き始めた。
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46 |
+
山さえもひょいと跨いで通り、振り返れば周囲の自然と比較してあまりに巨大な足跡が規則的な感覚で残されていた。
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47 |
+
サンダル型の足跡はその底面は究極的に圧縮され、最早少女以外何人の手で以てしても掘り返すことは出来ない。
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48 |
+
少女の膨大な体重を乗せて下されたサンダルは大地に100mほどもめり込み、ただの土を鋼よりも硬く押し固めてしまう。
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49 |
+
草木さえも育てぬ巨大な靴型の穴。
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50 |
+
やがて雨が降り水が溜まればそこは巨大な湖となるだろう。
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51 |
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少女が歩くたびに、湖が一つずつ増えてゆく。
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52 |
+
「都ってなかなか無いものね。もっと足の踏み場に困るくらいあると思ってたのに」
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53 |
+
愚痴りながら雲をかき分け歩く少女。
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54 |
+
高い雲の高度を仮に1万mとしても、少女の胸にも届かない高さ。
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55 |
+
疎らに飛んでいるので視界を遮ることはないが、地上を見渡すには邪魔だった。
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56 |
+
そして少女は足の踏み場に困るくらいを所望しているようだが、本当なら少女の足の踏み場はなかった。
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57 |
+
先の都は国一番の都、王都であったからこそそれなりの大きさだった。交易などが盛んな貿易の街ならともかく、普通の村や里などは小さくこじんまりとしたものだ。少女の村だってそうである。
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58 |
+
大地にはそんな小さな村や里がそれこそ足の踏み場もないほど点在していた。少女が、それに気づいていないだけである。
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59 |
+
少女はこれまで何十と言う村を踏み潰していた。
|
60 |
+
時にはたった一歩の内に3つの村を足の下敷きにした。
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61 |
+
村の建物など今の少女から見れば0.5mmも無い。村全体の面積で見ても1cmにもならないだろう。
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62 |
+
1mmも無い家が数件密集していたところで少女にとっては地面との見分けなど着かない。全く気が付かないうちに、いくつもの村を踏み潰していたのだ。
|
63 |
+
少女の履く巨大なサンダルは、村を踏みつけたところでその感触を少女の足にまで届けはしない。
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64 |
+
先の城ですらほんの僅か、くしゃ…という感触を伝えた程度。
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65 |
+
そもそもこんな小さな村など例え素足で踏んだところでその存在には気づけまい。
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66 |
+
少女は今、その足の指だけで村を丸ごと踏み潰せる大きさである。
|
67 |
+
今の少女の足の指は太さ100mを超え、これは周囲の低い山よりも大きな値だった。
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68 |
+
そんな足の指が5本と連なり顔を出しているサンダルの先はまるで足指の山脈が居並ぶような光景だ。
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69 |
+
そしてその巨大な足を乗せたサンダルは少女の途方も無い体重を乗せて山も何も関係なく真っ平らに踏み潰してしまう。
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70 |
+
標高1000mの山も少女にとっては10cmの盛り上がった砂程度の存在でしかなく、歩く過程で気づかぬうちに踏み潰していた。
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71 |
+
恐ろしく巨大で凄まじい重量を乗せたサンダルは山をゴリゴリと押し潰し、そこに綺麗な足跡を残す。
|
72 |
+
山がサンダルの形にざっくりと穴をあけられていた。
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73 |
+
更にいくつもの山と無数の村を踏み潰しながら歩いた後でようやくお目当てとも言える大きな都を見つけた。
|
74 |
+
と言っても少女にとってそれは直径10cmほどの地面の白い模様でしかない。
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75 |
+
実際は1000mにも及ぶその町の中は石だったり煉瓦だったりの家がびっしりと並ぶ堅牢でありながら美しい作りだった。
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76 |
+
「ふふ、み~つけた」
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77 |
+
にやりと笑った少女はその都に数歩で近寄った。
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78 |
+
町の周囲にはその都の恩恵を受けるそれなりに大きな村などがあったのだが、少女はそれらに気付きもせず足を踏み下ろしていた。
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79 |
+
ズシンズシン!
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80 |
+
その小さな都を足のつま先の間に挟むような形で腰に手を当て立つ少女。
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81 |
+
「くくく、おチビちゃん達には私の姿が見えるのかしら。大きすぎて理解できない?」
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82 |
+
少女は感覚を研ぎ澄ました。
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83 |
+
神となって得られた力。
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84 |
+
こんな小さな都に暮らしている微細な人間達の様子が手に取るようにわかる。
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85 |
+
みんな慌てている。どうやら私の事は大きすぎてよくわかっていないようだ。ただ町の左右に下された私の足だけはわかるみたい。ふふ、そうよね、こんな小さな町からすれば私の足はとっても大きいものね。そんな足が下されたら大変なことになるわよね。
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86 |
+
少女は人々の考えている事を読み取ってくすくすと笑った。
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87 |
+
こうしている間にも人々は町から脱出していたが、少女は気にしないでいた。
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88 |
+
ちっぽけな人間は、恐らく一時間待ってあげても私の足元の範囲内にいるだろう。
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89 |
+
なら、好きなだけ逃げさせてやればいい。
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90 |
+
どうせ、一人も逃すつもりはないのだ。
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91 |
+
「ふ~ん、私に踏まれちゃうのが恐ろしいのね。くく、わかったわ、リクエストに応えてあげる」
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92 |
+
言うと少女は山脈を踏み潰していた右足を町の上に翳した。
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93 |
+
ただし、サンダルを脱いでだ。
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94 |
+
町の上空には、そのすべてを覆う事の出来るほど巨大な素足の裏が現れていた。
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95 |
+
町が一瞬で薄暗くなる。
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96 |
+
町のどこにいても、少女の足の裏が上にあった。
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97 |
+
「ほら、あなた達の恐れた神様の足よ。早く逃げないと踏み潰しちゃうからね」
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98 |
+
少女は笑いながらゆっくりと足を下していった。
|
99 |
+
人々の考えを掬い取ると、彼らが先ほどよりも遙かに絶望を抱いているのが感じられてきた。
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100 |
+
みんなが悲鳴を上げながら逃げ惑っている。
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101 |
+
それは少女の足が街に近づくほどに強くなっていった。
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102 |
+
「そろそろ足が着いちゃうわね。残念でした、逃げられなかった人は踏み潰しちゃいます。言っとくけど私を恨んだらダメよ? 私は神様なんだから。これはあなた達への天罰なの。神様よりも裕福な生活を送ってた罪深いあなた達への裁きなのよ」
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103 |
+
そして逃げ惑う人々の恐怖が最高潮に達したとき、
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104 |
+
ずしん。
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105 |
+
少女の足は踏み下ろされた。
|
106 |
+
ゆっくりと下されたのでそれまでの足跡のように周辺の大破壊とはならなかったが、それでもその凄まじい大きさの足が下されたことによる衝撃は恐ろしいものだった。
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107 |
+
少女の足は幅900mほどで町の全体を踏み潰すには至らず、少女の足から僅かにはみ出た街だけがギリギリ原形を保っていた。
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108 |
+
少女の足は地面にずっしりと沈み込み、そこにくっきりと足跡を残していた。これまでのモノとは違う、ちゃんとした足の形をした足跡だ。
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109 |
+
少女は先ほどまで感じていた無数の恐怖が一気に少なくなったのを感じていた。
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110 |
+
少なくなったのはそれを感じていた人々が足の下で踏み潰されたからだろう。
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111 |
+
一瞬で数千分の1くらいにまで減ってしまった。
|
112 |
+
「あらら、もうちょっとは残しとくつもりだったのに。あなた達が小さすぎるから潰しすぎちゃったわ」
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113 |
+
少女は生き残ってた人々の意識を掬い取ってみた。
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114 |
+
先ほどまでよりも随分と希薄になってしまっていたが。
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115 |
+
生き残った人々は、ついさっきまで自分が住んでいた町をズンと踏みしめる自分の足に恐怖しているようだ。
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116 |
+
山のように巨大な足が街を踏み潰している。
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117 |
+
まさに神の御業と祈りを捧げる者すらもいた。
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118 |
+
自分の足に向かって必死に祈る人々を見下ろして少女は噴き出しそうだった。
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119 |
+
「まぁ、神様に祈るなんてあなた達は素晴らしいですね。わかりました。神様は平等です」
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120 |
+
少女はにっこりと笑って足の周辺にいる生き残っている人々を見下ろした。
|
121 |
+
人々は雲よりも高い位置にある巨大な笑顔の美しさに神の慈悲を見た。
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122 |
+
人々は涙を流しながら慈悲深い神に祈りを捧げた。
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123 |
+
ゴリッ!
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124 |
+
少女は足をぐりぐりと動かし町とその周辺を踏みにじった。
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125 |
+
僅かに感じられていた意識がプツンと途切れ一つも感じられなくなった。
|
126 |
+
町の住民が全滅した証拠だった。
|
127 |
+
「あれ? 言いませんでしたか? あなた達は神よりも裕福な生活を送った大罪人です。私はそんな大罪人であるあなた達の懺悔したいという祈りを聞き届けて、他の方々と同じように天国へ送って差し上げました。天国へと昇ったことであなた達の罪は許されました。よかったですね」
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128 |
+
少女はくすくすと笑っていたが今しがた自分の言った言葉のあまりのバカらしさに自分で拭きだしていた。
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129 |
+
実に滑稽だ。小さな小さな人間達は私の足を神のようにあがめ恐れる。
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130 |
+
そして本来の神である私は彼らの恐れた足を自由に操って彼らを踏みにじることができる。
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131 |
+
自分の足の下で何万という人々が昇天するのはとても心地よかった。
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132 |
+
彼らの無数の魂が足の裏にべっとりとこびりつくような感触だった。
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133 |
+
気持ちいい。
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134 |
+
彼らがこれまで過ごしてきた人生の詰まった魂を足の裏で吸収するような感覚。
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135 |
+
何万もの人々の意識が自分の中に溶け込んでくるような気がした。
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136 |
+
それはとても甘美なもので、少女はぺろりと舌なめずりをしていた。
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137 |
+
「……そっか。サンダルなんていらなかったのね」
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138 |
+
言うと少女はもう片方の足もサンダルを脱いで地面へと下した。
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139 |
+
自身を支える大地のぬくもりを足の裏に感じる。
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140 |
+
その大地と足の間には数万の人々とその人々が暮らしていた町があるはずだ。
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141 |
+
だがそれは、自分にとっては地面となんら変わらない存在。
|
142 |
+
ただ、罪深い存在だった。
|
143 |
+
「そう、私は神になったんだから罪深い人々を昇天させてあげなきゃね」
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144 |
+
少女はくすくすと笑った。
|
145 |
+
最早自分こそが神。神はこれまで自分の事を見放していた。だが自分が神になった以上、間違った神の寵愛を受けていた人々に裁きを与えてやらねばならない。
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146 |
+
それはとても心が躍る事だった。
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147 |
+
そしてもう一度早く、あの数万の人々を踏み潰す感触を味わいたい。
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148 |
+
魂が自分の中に溶けてくる感触は自身を湧き立たせる。
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149 |
+
ああ早く踏み潰したい。踏み潰して踏み潰してぐしゃぐしゃに踏みにじりたい。
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150 |
+
神となった少女は地響きをたてながら歩き始めた。
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151 |
+
その巨大な足で山を踏み潰し都よりも大きな足跡を残しながら。
|