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255
タンゴ
演奏形態
少しでも伝統を外すと「タンゴのイメージに合わない」・「アルゼンチン・タンゴを騙っているだけ」という苦情が寄せられることも多く、ウルグアイとアルゼンチンですら激しい対立があることで有名だが、多種多様な実験が多くの聴衆に受け入れられてきたことも事実なのである。
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255
タンゴ
演奏形態
楽器編成は通常のポピュラー音楽での管弦楽編成に近い。ムード音楽的演奏から、マランドのように歯切れの良いリズムを重視したアルゼンチンスタイルに近い演奏までさまざまである。一般的にはアコーディオンが用いられるため、バンドネオンの鋭いスタッカートではなく、オーケストラの分厚いくぐもったスタッカートが多い。
[ "ポピュラー音楽", "アコーディオン", "バンドネオン", "オーケストラ" ]
[ 3693, 97998, 304, 6524 ]
[ 5743, 206028, 636, 10643 ]
255
タンゴ
演奏形態
ヨーロッパのタンゴは日本では「コンチネンタル・タンゴ」という和製英語で呼ばれているが、正しい英語では「European Tango ヨーロピアン・タンゴ」と言い、ヨーロッパで大雑把にひとくくりにしたがる人がいても、実際には国ごとにそれなりに傾向は異なり、ジャーマン・タンゴ、ロシアン・タンゴ、フィニッシュ・タンゴ、フレンチ・タンゴ、チロリアン・タンゴ、ダッチ・タンゴ、デニッシュ・タンゴなど各国ごとのタンゴに細分化することも可能である。
[ "ヨーロッパ", "日本", "和製英語" ]
[ 7, 1384029, 7433 ]
[ 32, 4821051, 12375 ]
255
タンゴ
演奏形態
北欧フィンランドのタンゴ(フィニッシュ・タンゴ)はどうかと言うと、フィンランドでは1910年代からタンゴ演奏が始まったため、日本より伝統が長い。アコーディオンが使われる。「短調にこだわり哀調を帯びさせる」ことが必須になっており、朗らかさは無く、その点で南欧のタンゴとは異なっている。現在はアストル・ピアソラ国際演奏コンクールの優勝者も輩出するなど、演奏の質の高さには定評がある。毎年必ず行われるTangomarkkinatが有名。
[ "1910年代", "日本", "アコーディオン", "南ヨーロッパ", "アストル・ピアソラ" ]
[ 1671, 1384029, 97998, 39055, 47535 ]
[ 2585, 4821051, 206028, 71034, 87386 ]
255
タンゴ
演奏形態
小編成が圧倒的に多い。アルゼンチン・タンゴの中になかった楽器も積極的に取り入れられており、なおかつコンチネンタル・タンゴのような妥協を行わない点が特徴。
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255
タンゴ
演奏形態
かつてはオルケスタ・ティピカ・東京、坂本政一とオルケスタ・ティピカ・ポルテニヤのようなオルケスタ・ティピカを組織するのが一般的であったが、1970年代の低迷期に入ってからは小編成が有力となった。アルフレッド・ハウゼ楽団のようなコンチネンタル・タンゴの人気も日本ではかなりある。1990年代は日本でもアストル・ピアソラが人気を博したこともあり、ピアソラ・スタイルを表面的に模倣した楽団も見られた。1970年から毎年必ず行われる民音タンゴ・シリーズが有名で、同シリーズは2019年時点で50回を重ねている。
[ "早川真平", "坂本政一", "1970年代", "アルフレッド・ハウゼ", "日本", "1990年代", "アストル・ピアソラ", "1970年", "民音タンゴ・シリーズ", "2019年" ]
[ 741545, 741860, 1025, 190599, 1384029, 905, 47535, 143437, 1220245, 7825 ]
[ 2334732, 2335886, 1657, 470806, 4821051, 1484, 87386, 334514, 4190036, 13069 ]
255
タンゴ
演奏形態
1979年のジャパニーズ・タンゴとは「法被を着てバンドネオンを弾き、着物を着て歌を歌い、LPジャケットには富士山が描かれる」といったステレオタイプなものを指していた。2010年代は、このようなスタイルを日本人がとることは最早ない。
[ "1979年", "法被", "バンドネオン", "ステレオタイプ" ]
[ 979, 305222, 304, 84070 ]
[ 1588, 830900, 636, 171060 ]
255
タンゴ
演奏形態
日本は1940年代に戦争の影響で音楽活動が制限されたために、「1940年代こそアルゼンチン・タンゴの全盛期であった」とする現地民と意見が食い違うタンゴ・ファンは今もなお1910-30年代生まれの日本人に多い。日本人にとってのタンゴの黄金期は1920年代末期を完璧に演じきったオルケスタ・ティピカ・ヴィクトルで知られる1927年前後、日本のタンゴ楽団の活動と活発なAM放送による啓蒙で知られる1954年前後、そしてインターネットによる新たなファン獲得に成功した2010年代を印象に残る日本にとっての黄金期と捉える人物が多い。
[ "日本", "1940年代", "1920年代", "オルケスタ・ティピカ・ヴィクトル", "1927年", "1954年", "インターネット" ]
[ 1384029, 1668, 1670, 1011107, 1628, 1468, 212779 ]
[ 4821051, 2582, 2584, 3408055, 2532, 2271, 539319 ]
255
タンゴ
演奏解釈
タンゴでは、作曲者の作ったメロディーは大切にされるものの、演奏する楽団の編曲により、新たな旋律や副旋律がつけられたり、変奏 variación がつけられたりすることが当然のようになっている。
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255
タンゴ
演奏解釈
たとえば、『ラ・クンパルシータ』は、ヘラルド・マトス・ロドリゲスの作曲したメロディーの他に、ロベルト・フィルポが付け加えた中間部が好評を呼び、著名度が高いタンゴとなった。
[ "ラ・クンパルシータ", "ヘラルド・マトス・ロドリゲス", "ロベルト・フィルポ" ]
[ 499411, 565230, 110328 ]
[ 1495305, 1716349, 238656 ]
255
タンゴ
演奏解釈
タンゴについては、やはり演奏する楽団の編曲の良し悪しが、聴いている聴衆の満足度につながるものとされる。これはバッハのコラール編曲と事情が似ており、コラール原曲より付された対旋律のほうが有名、といった古事を継承している。
[ "ヨハン・ゼバスティアン・バッハ", "コラール" ]
[ 16054, 22904 ]
[ 26624, 39549 ]
255
タンゴ
演奏解釈
なお、楽譜からはずれる即興演奏は、避けられる方向であったが、アストル・ピアソラのように即興演奏を好むタンゴ演奏家もいる。ピアソラは徹底的に「書き譜」を売ることで顰蹙を買ったが、タンゴ楽団の譜面には自分たちの芸風を示したメモは一切書かないのが本当は主流で、伝統的にはすべて演奏様式は口承である。
[ "即興演奏", "アストル・ピアソラ" ]
[ 27066, 47535 ]
[ 47639, 87386 ]
255
タンゴ
演奏解釈
アストル・ピアソラやそれ以降の楽団のモダンタンゴの解釈については、古くからのタンゴ愛好家で違和感を覚えるような声が多くあった。これは、ジャズやジプシー楽団から引き抜かれた人物が独自の癖を披露したからである。その一方で、そのモダンタンゴに感銘を覚えるタイプのタンゴ愛好家も増えてきている。21世紀に入ると、古典またはアルカイックタンゴ専門の楽団も出現している。
[ "アストル・ピアソラ", "ジャズ" ]
[ 47535, 238 ]
[ 87386, 543 ]
255
タンゴ
歌唱
タンゴの曲の多くには、スペイン語(リオプラテンセ・スペイン語)の歌詞がついているが、"La última curda" (最後の酔い) の "curda"(酔い) のようにブエノスアイレス地方の俗語である ルンファルド (lunfardo) がよく用いられる。日本の西和辞典で引きづらいこともしばしばである。
[ "スペイン語", "リオプラテンセ・スペイン語", "最後の酔い", "俗語", "ルンファルド", "日本" ]
[ 37, 473736, 567686, 55078, 765862, 1384029 ]
[ 92, 1393295, 1724399, 104208, 2425307, 4821051 ]
255
タンゴ
歌唱
また、vos (あんた,túに相当する) およびそれに相当するという南米の言い回しボセオ(voseo) が出てくることもある。
[ "ボセオ" ]
[ 485924 ]
[ 1443287 ]
255
タンゴ
歌唱
ボセオについては、日本の西和辞典では、具体的な活用形ですらも取り上げられているとはいえない状態である。英語の voseo や、その他のサイトで調べるしかない。
[ "ボセオ", "日本" ]
[ 485924, 1384029 ]
[ 1443287, 4821051 ]
255
タンゴ
歌唱
『ラ・クンパルシータ』のように、ひとつのタンゴの曲に、違った複数の歌詞が付けられることがある。
[ "ラ・クンパルシータ" ]
[ 499411 ]
[ 1495305 ]
255
タンゴ
歌唱
よく知られた例 『ラ・クンパルシータ』『エル・チョクロ』『フェリシア』
[ "ラ・クンパルシータ", "エル・チョクロ" ]
[ 499411, 469233 ]
[ 1495305, 1374030 ]
255
タンゴ
歌唱
タンゴの歌詞について、『カミニート』(Camnito) の ガビノ・コリア・ペニャロサ Gabino Coria Peñaloza や、 『スール』(Sur) の オメロ・マンシ Homero Manzi のように、作者に敬意が表される場合も少なくない。歌詞が文学的なタンゴは歌がつけられた演奏になる傾向にある。地名・招聘した人物への敬意が示されていることもある(輝ける東京)。
[ "カミニート", "オメロ・マンシ" ]
[ 38142, 570019 ]
[ 69396, 1732272 ]
255
タンゴ
歌唱
またラ・ファン・ダリエンソやコロール・タンゴのような先人の発明を継承した「後継楽団」が多いのもタンゴの特徴で、メンバー紹介には誰から後継を行ったのかが丁寧に書かれていることがある。
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255
タンゴ
歌唱
歌詞なしで演奏されることも、ごく普通である。『フェリシア』や『パリのカナロ』のように、歌詞なし演奏がほとんどの曲もある。
[ "パリのカナロ" ]
[ 567076 ]
[ 1722290 ]
255
タンゴ
歌唱
また『レスポンソ』や『とろ火で』のように歌詞がつけられていない場合もある。
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255
タンゴ
歌唱
原曲にスペイン語の歌詞がつけられているタンゴに、別の言語の歌詞がつけられる場合もある。『エル・チョクロ』(El choclo)は英語の歌詞がつけられ『キッス・オブ・ファイア』(Kiss of Fire )としてアメリカで歌われヒットした。
[ "スペイン語", "エル・チョクロ", "キッス" ]
[ 37, 469233, 100587 ]
[ 92, 1374030, 212591 ]
255
タンゴ
歌唱
日本では、菅原洋一が第31回NHK紅白歌合戦で『ラ・クンパルシータ』を日本語の歌詞で歌った。冴木杏奈が着物姿で『カミニート』を歌っている映像が YouTube で、アップロードされている。淡谷のり子も日本語の歌詞で『ラ・クンパルシータ』や『ジーラ・ジーラ』を歌っていた。
[ "日本", "菅原洋一", "第31回NHK紅白歌合戦", "ラ・クンパルシータ", "冴木杏奈", "カミニート", "YouTube", "淡谷のり子", "ジーラ・ジーラ" ]
[ 1384029, 125091, 252269, 499411, 323287, 38142, 325568, 55284, 567703 ]
[ 4821051, 281951, 667184, 1495305, 886244, 69396, 894212, 104711, 1724460 ]
255
タンゴ
歌唱
原語がスペイン語でない歌が、タンゴとして演奏される場合もある。たとえばシャンソンの『小雨降る径』("Il pleut sur la route")や『恋心』("L'amour, c'est pour rien" )がタンゴとして演奏される場合もある。ファン・ダリエンソ楽団はサービスと称してスペイン語で原曲を歌わせ、そのまま日本語の訳詞で歌わせる、ということも行わせた。
[ "スペイン語", "シャンソン", "小雨降る径", "ファン・ダリエンソ" ]
[ 37, 80292, 742533, 499280 ]
[ 92, 161572, 2338697, 1494857 ]
255
タンゴ
歌唱
ファンサービスとしてファン・ダリエンソ楽団は「スペイン語の歌詞の音楽は日本語でも歌えます!」と主張して、(強引に)翻訳された歌詞を専属歌手に歌わせ、その録音が残っている。
[ "ファン・ダリエンソ", "スペイン語", "歌手" ]
[ 499280, 37, 1587 ]
[ 1494857, 92, 2482 ]
255
タンゴ
歌唱
複数の作品のサビを数曲ほど接合させる例(トロイロ)もある。これは先人への敬意が込められる。このような形態では歌手は歌わない。
[ "歌手" ]
[ 1587 ]
[ 2482 ]
255
タンゴ
歌唱
ラテン音楽は原則的にスリーコード(つまりトニック(I)、サブドミナント(IV)、ドミナント(V, VII))のみで進む鉄則があるため、これを破ろうとする者は「前衛」「異端」と呼ばれていた。
[ "ラテン音楽" ]
[ 77624 ]
[ 155355 ]
255
タンゴ
歌唱
四声和声法では「主旋律がアルペジオのような動きをするのはやめましょう」というのが鉄則だが、古典タンゴの代表作『フェリシア』のように、最初からメロディーがアルペジョで動くことも普通に行われる。さらに、アルフレド・デ・アンジェリス楽団はベースや中声部のバンドネオンがアルペジョで動くこともある珍しい集団である。
[ "四声", "和声", "アルフレド・デ・アンジェリス", "バンドネオン" ]
[ 16529, 21589, 1015969, 304 ]
[ 27422, 37391, 3430812, 636 ]
255
タンゴ
歌唱
モダンタンゴの時代に入ると近代和声の影響を徐々に受けて減ったが、それでもバンドネオンセクションは依然として平行進行が好まれる。またファン・ダリエンソ楽団の『Sentimento Gaucho』に至ってはメロディーとベースがサビで有名な連続8度を行うなど、西洋楽器を使いつつ西洋音楽の規則では説明のつかないことが頻発する。(なお和声法や対位法の規則を守らない、という現象は、バッハやベートーヴェンのようなクラシック音楽の名作においてすら、頻繁に発生している。)
[ "和声", "バンドネオン", "ファン・ダリエンソ", "西洋音楽", "対位法", "ヨハン・ゼバスティアン・バッハ", "ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン", "クラシック音楽" ]
[ 21589, 304, 499280, 16294, 20470, 16054, 6488, 3692 ]
[ 37391, 636, 1494857, 26985, 35567, 26624, 10584, 5742 ]
255
タンゴ
歌唱
楽曲を編曲しなおす楽団も数多く、オスバルド・プグリエーセ楽団やエドゥアルド・ロビーラはバンドネオンの左手や弦楽セクションを用いて対位法的な趣味を前面に打ち出しており、近代和声や対位法の規則を(途中から、それなりに)意識したようである。タンゴ黎明期から黄金期にかけての作品が和声法と対位法を守っていないわけだが、一体どこまでがミスでどこからが意図的なのかについては明らかにされていない。
[ "オスバルド・プグリエーセ", "エドゥアルド・ロビーラ", "バンドネオン", "対位法", "和声" ]
[ 499333, 483028, 304, 20470, 21589 ]
[ 1495061, 1432191, 636, 35567, 37391 ]
255
タンゴ
歌唱
タンゴは、器楽では楽に演奏できても声楽では歌唱が厳しいメロディーラインが多く、歌手は「アルペジョにはいると加速または減速がはいる」独特の修練を必要とする。
[ "歌手" ]
[ 1587 ]
[ 2482 ]
255
タンゴ
他の種類の音楽との関連
タンゴは、始めはフォルクローレから出発した。初期のタンゴでは、ギター・ヴァイオリン・フルートのアンサンブルで演奏されて、バンドネオンは定着せず、ミロンガ・カンドンベと同種のラプラタ諸国の民俗音楽であった。バンドネオンの導入により、タンゴは(他のフォルクローレと)差別化がなされるようになった。ミロンガについては、タンゴとして演奏されることもある。
[ "フォルクローレ", "ヴァイオリン", "フルート", "バンドネオン" ]
[ 65904, 7997, 7271, 304 ]
[ 129065, 13338, 12081, 636 ]
255
タンゴ
他の種類の音楽との関連
カルロス・ガルデルは、フォルクローレ歌手として活動を始めて、その後タンゴを歌いだした。ガルデルの歌にギター伴奏のタンゴに、タンゴ愛好家の人気があり、今でも頻繁に聴くことができる。
[ "カルロス・ガルデル", "フォルクローレ", "歌手" ]
[ 168053, 65904, 1587 ]
[ 404264, 129065, 2482 ]
255
タンゴ
他の種類の音楽との関連
また、タンゴ楽団によるヴァルス(バルスとも呼ばれる)すなわちアルゼンチン当地のワルツの演奏も、よく聴かれ、フランシスコ・カナロ楽団の『黄金の心』(Corazón de oro)が有名である。
[ "フランシスコ・カナロ" ]
[ 89594 ]
[ 184655 ]
255
タンゴ
他の種類の音楽との関連
ブエノスアイレスのタンゴ生演奏の店タンゲリア tanguería では、フォルクローレの演奏も行っているところもある。東京の六本木にありタンゴバプとして有名だった店 「六本木カンデラリア」 (閉店) の店主の高野太郎は、フォルクローレ歌手である。タンゴもフォルクローレも、どちらもレパートリーとしている歌手も、目立つ。
[ "タンゲリア", "フォルクローレ", "カンデラ", "高野太郎", "歌手" ]
[ 569169, 65904, 29711, 700127, 1587 ]
[ 1729569, 129065, 53274, 2185023, 2482 ]
255
タンゴ
他の種類の音楽との関連
エドガルド・ドナートがクラシック系統の音楽学校であるフランツリスト音楽院の優等生だったように、アルゼンチンでも日本もふくめ他地域でもクラシック音楽を専門的に学んだ人がタンゴ界で活躍することは、めずらしくない。
[ "エドガルド・ドナート", "リスト・フェレンツ音楽大学", "日本", "クラシック音楽" ]
[ 564553, 177990, 1384029, 3692 ]
[ 1714217, 431452, 4821051, 5742 ]
255
タンゴ
他の種類の音楽との関連
タンゴも最初期の『エル・エントレリアーノ』から、半音階をとりいれたりしている。また、カデンツァなど、クラシック音楽の用法が、タンゴに応用されている。スペインのクラシック音楽の作曲家イサーク・アルベニスも、有名な『タンゴ ニ長調』(「アルベニスのタンゴ」)を作曲している。『ビクトリア・ホテル』の作曲者のフェリシアーノ・ラタサはクラシック音楽の作曲家と伝えられている。
[ "エル・エントレリアーノ", "半音階", "カデンツァ", "クラシック音楽", "作曲家", "イサーク・アルベニス", "タンゴ (アルベニス)", "ビクトリア・ホテル" ]
[ 567265, 138888, 128663, 3692, 3694, 6693, 320910, 567871 ]
[ 1722993, 321464, 292176, 5742, 5747, 10954, 879044, 1725055 ]
255
タンゴ
他の種類の音楽との関連
クラシック音楽に対抗意識をもちつつ対話していたタンゴの権威にアストル・ピアソラがいて、アルゼンチンに来たアルトゥール・ルービンシュタインに自作の曲を見てもらったり、ナディア・ブーランジェから作曲を学んでいたというエピソードがある。
[ "クラシック音楽", "アストル・ピアソラ", "アルトゥール・ルービンシュタイン", "ナディア・ブーランジェ" ]
[ 3692, 47535, 82339, 95792 ]
[ 5742, 87386, 166786, 200470 ]
255
タンゴ
他の種類の音楽との関連
また、クラシック音楽家でも、演奏にタンゴをあえて選ぶ人も出てきている。チェロ奏者のヨーヨー・マが、ピアソラ作曲の『リベルタンゴ』を演奏曲目に選んでいる。
[ "チェロ", "ヨーヨー・マ", "アストル・ピアソラ" ]
[ 18630, 62083, 47535 ]
[ 31238, 120192, 87386 ]
255
タンゴ
他の種類の音楽との関連
エドガルド・ドナートは、ウルグアイのジャズのカルロス・ウォーレン楽団に所属していたこともある。フランシスコ・ロムートは、ジャズピアニストとしても活躍していたこともあった。アストル・ピアソラは少年期はタンゴよりもジャズを好んでいたといわれている。
[ "エドガルド・ドナート", "ジャズ", "フランシスコ・ロムート", "ピアニスト", "アストル・ピアソラ" ]
[ 564553, 238, 568906, 1339, 47535 ]
[ 1714217, 543, 1728703, 2105, 87386 ]
255
タンゴ
他の種類の音楽との関連
タンゴも時代が下りモダンタンゴに近づくと、ジャズの影響が見られる曲も増えてくる。ちなみに、ピアソラは、ジャズ・タンゴを提唱しているし、ジャズの演奏家としている表現もみかける。タンゴもジャズも、ピアノとコントラバスとギターという楽器を使用するということでは、共通している。アティリオ・スタンポーネ楽団やネストル・マルコーニ楽団は、ジャズのリズムやピアノソロを全面に押し出すなど、タンゴ・アヴァンギャルドではジャズのイディオムも解禁されている。
[ "ジャズ", "アストル・ピアソラ", "ピアノ", "コントラバス", "ネストル・マルコーニ" ]
[ 238, 47535, 68, 596, 321860 ]
[ 543, 87386, 173, 1058, 881820 ]
255
タンゴ
他の種類の音楽との関連
ただ、ジャズの曲をタンゴとして演奏されたりすることは、なかなかありえない。『エル・チョクロ』を『キッス・オブ・ファイア』(Kiss of Fire)として、ジャズで演奏されて注目されたことがある。『アディオス・ムチャーチョス』についてアメリカのジャズの権威のルイ・アームストロングの歌の録音もある。アメリカのルロイ・アンダーソンの『ブルー・タンゴ』(Blue Tango)が、ジャズ楽団でも演奏されている。それ以外の例で、モダンタンゴ以外のタンゴがジャズとして演奏されることはあまりない。
[ "ジャズ", "エル・チョクロ", "キッス", "ルイ・アームストロング", "ルロイ・アンダーソン", "ブルー・タンゴ" ]
[ 238, 469233, 100587, 28717, 62408, 570355 ]
[ 543, 1374030, 212591, 51402, 120919, 1733424 ]
255
タンゴ
他の種類の音楽との関連
1940年代を過ぎるとフランチーニ=ポンティエル楽団やサルガン楽団、トロイロ楽団は近代和声を拡張したジャズに影響された大胆な和声を積極的に織り込むようになった。この展開を嫌い、古典和声にこだわり続けたダリエンソやデ・アンジェリスのような硬派のタンゴ楽団もいる。近代和声を用いた名曲の第一号がマリアーノ・モーレスの『Uno(1943)』という見解を示す識者は多い。この作品はジャズのようなナインスコードが偶発的に出現するが、このような艶のある表現はレトロタンゴの時代では決してみられなかった。
[ "1940年代", "和声", "ジャズ", "マリアーノ・モーレス" ]
[ 1668, 21589, 238, 573340 ]
[ 2582, 37391, 543, 1743875 ]
255
タンゴ
他の種類の音楽との関連
『小雨降る径』と『恋心』については、タンゴとして演奏される場合がある。(なお、逆にタンゴの曲がシャンソンとして歌われる例はあまり見当たらない。)
[ "小雨降る径", "シャンソン" ]
[ 742533, 80292 ]
[ 2338697, 161572 ]
255
タンゴ
他の種類の音楽との関連
日本ではタンゴ歌手として出発した菅原洋一がシャンソンを歌った。シャンソン歌手の高英男が第12回NHK紅白歌合戦で、同じくシャンソン歌手の芦野宏が第13回NHK紅白歌合戦で『カミニート』を歌った。シャンソン生演奏の店シャンソニエで、月何回か、タンゴの生演奏を行うところもある。
[ "日本", "歌手", "菅原洋一", "シャンソン", "高英男", "第12回NHK紅白歌合戦", "芦野宏", "第13回NHK紅白歌合戦", "カミニート" ]
[ 1384029, 1587, 125091, 80292, 305318, 252248, 790361, 252250, 38142 ]
[ 4821051, 2482, 281951, 161572, 831148, 667157, 2515352, 667159, 69396 ]
255
タンゴ
他の種類の音楽との関連
スペインの歌手のフリオ・イグレシアスや、メキシコのトリオ・ロス・パンチョスのように、タンゴ歌手でないスペイン語圏の歌い手も、タンゴのレコード録音がヒットすることもある。
[ "歌手", "フリオ・イグレシアス", "ロス・パンチョス", "スペイン語" ]
[ 1587, 150682, 568930, 37 ]
[ 2482, 355514, 1728788, 92 ]
255
タンゴ
楽団
このように多くのタンゴ楽団に接した者ほど、アストル・ピアソラを避ける傾向にある。ラウル・オウテーダも同様である。
[ "アストル・ピアソラ" ]
[ 47535 ]
[ 87386 ]
255
タンゴ
有名な作品
〜1910年頃
[ "1910年" ]
[ 1611 ]
[ 2511 ]
255
タンゴ
有名な作品
ロセンド・メンディサーバル 作曲
[ "ロセンド・メンディサーバル" ]
[ 565202 ]
[ 1716263 ]
255
タンゴ
有名な作品
アンヘル・ビジョルド 作曲
[ "アンヘル・ビジョルド" ]
[ 565061 ]
[ 1715773 ]
255
タンゴ
有名な作品
ドミンゴ・サンタ・クルス Domingo Santa Cruz 作曲
[]
[]
[]
255
タンゴ
有名な作品
フェリシアーノ・ラタサ Feliciano Latassa 作曲
[]
[]
[]
255
タンゴ
有名な作品
エンリケ・サボリド 作曲
[ "エンリケ・サボリド" ]
[ 568077 ]
[ 1725834 ]
255
タンゴ
有名な作品
ホセ・ルイス・パドゥラ José Luis Padula 作曲
[]
[]
[]
255
タンゴ
有名な作品
ビセンテ・グレコ Vicente Greco 作曲
[ "ビセンテ・グレコ" ]
[ 567885 ]
[ 1725103 ]
255
タンゴ
有名な作品
1910年頃〜1940年頃
[ "1910年", "1940年" ]
[ 1611, 1644 ]
[ 2511, 2548 ]
255
タンゴ
有名な作品
アグスティン・バルディ Agustín Bardi 作曲
[ "アグスティン・バルディ" ]
[ 569744 ]
[ 1731373 ]
255
タンゴ
有名な作品
ロベルト・フィルポ 作曲
[ "ロベルト・フィルポ" ]
[ 110328 ]
[ 238656 ]
255
タンゴ
有名な作品
ヘラルド・マトス・ロドリゲス 作曲
[ "ヘラルド・マトス・ロドリゲス" ]
[ 565230 ]
[ 1716349 ]
255
タンゴ
有名な作品
ペレグリーノ・パウロス Peregrino Paulos 作曲
[]
[]
[]
255
タンゴ
有名な作品
フランシスコ・ロムート 作曲
[ "フランシスコ・ロムート" ]
[ 568906 ]
[ 1728703 ]
255
タンゴ
有名な作品
エドガルド・ドナート 作曲
[ "エドガルド・ドナート" ]
[ 564553 ]
[ 1714217 ]
255
タンゴ
有名な作品
ヘスス・ベントゥーラ Jesús Vntura 作曲
[]
[]
[]
255
タンゴ
有名な作品
エドゥアルド・アローラス作曲
[ "エドゥアルド・アローラス" ]
[ 742665 ]
[ 2339166 ]
255
タンゴ
有名な作品
エンリケ・デルフィノ Enrique Delfino 作曲
[]
[]
[]
255
タンゴ
有名な作品
サムエル・カストリオータ Samuel Castriota 作曲
[]
[]
[]
255
タンゴ
有名な作品
フアン・デ・ディオス・フィリベルト 作曲
[ "フアン・デ・ディオス・フィリベルト" ]
[ 564459 ]
[ 1713831 ]
255
タンゴ
有名な作品
マヌエル・ホベス Manuel Jovés 作曲
[]
[]
[]
255
タンゴ
有名な作品
カルロス・ガルデル 作曲
[ "カルロス・ガルデル" ]
[ 168053 ]
[ 404264 ]
255
タンゴ
有名な作品
セパスティアン・ピアナ Sebastián Piana 作曲
[]
[]
[]
255
タンゴ
有名な作品
カトゥロ・カスティージョ Cátulo Castillo 作曲
[ "カトゥロ・カスティージョ" ]
[ 569093 ]
[ 1729348 ]
255
タンゴ
有名な作品
フアン・デアンブロージョ Juan Deambroggio 作曲
[]
[]
[]
255
タンゴ
有名な作品
エンリケ・サントス・ディセポロ Enrique Santos Discépolo 作曲
[ "エンリケ・サントス・ディセポロ" ]
[ 569495 ]
[ 1730505 ]
255
タンゴ
有名な作品
ペドロ・ラウレンス Pedro Laurenz 作曲
[ "ペドロ・ラウレンス" ]
[ 570325 ]
[ 1733343 ]
255
タンゴ
有名な作品
フリオ・セサル・サンデルス Julio Cécar Sanders 作曲
[]
[]
[]
255
タンゴ
有名な作品
フランシスコ・カナロ 作曲
[ "フランシスコ・カナロ" ]
[ 89594 ]
[ 184655 ]
255
タンゴ
有名な作品
アレハンドロ・スカルピーノ Alejandro Scarpino & ファン・カルダレーラ Juan Caldarella 作曲
[]
[]
[]
255
タンゴ
有名な作品
ファン・カルロス・コビアン 作曲
[ "ファン・カルロス・コビアン" ]
[ 743460 ]
[ 2342087 ]
255
タンゴ
有名な作品
1940年頃〜1960年頃
[ "1940年", "1960年" ]
[ 1644, 1226 ]
[ 2548, 1934 ]
255
タンゴ
有名な作品
フランシスコ・カナロ & マリアーノ・モーレス 作曲
[ "フランシスコ・カナロ", "マリアーノ・モーレス" ]
[ 89594, 573340 ]
[ 184655, 1743875 ]
255
タンゴ
有名な作品
マリアーノ・モーレス Mariano Mores 作曲
[ "マリアーノ・モーレス" ]
[ 573340 ]
[ 1743875 ]
255
タンゴ
有名な作品
オスヴァルド・プグリエーセ 作曲
[ "オスバルド・プグリエーセ" ]
[ 499333 ]
[ 1495061 ]
255
タンゴ
有名な作品
アニバル・トロイロ作曲
[ "アニバル・トロイロ" ]
[ 564280 ]
[ 1711931 ]
255
タンゴ
有名な作品
ファン・カナロ Juan Canaro 作曲
[]
[]
[]
255
タンゴ
有名な作品
1950年頃〜
[ "1950年" ]
[ 1655 ]
[ 2560 ]
255
タンゴ
有名な作品
オラシオ・サルガン作曲
[ "オラシオ・サルガン" ]
[ 564928 ]
[ 1715413 ]
255
タンゴ
有名な作品
アストル・ピアソラ作曲
[ "アストル・ピアソラ" ]
[ 47535 ]
[ 87386 ]
255
タンゴ
有名な作品
作曲者の国籍より分類
[]
[]
[]
255
タンゴ
有名な作品
ドイツ
[]
[]
[]
255
タンゴ
有名な作品
ヨゼフ・リクスナー Josef Rixner 作曲
[]
[]
[]
255
タンゴ
有名な作品
ハンス・オットー・ボルグマン Hans-Otto Borgmann 作曲
[]
[]
[]
255
タンゴ
有名な作品
デンマーク
[]
[]
[]
255
タンゴ
有名な作品
ヤーコブ・ガーデ Jacob Gade 作曲
[]
[]
[]
255
タンゴ
有名な作品
フランス
[]
[]
[]
255
タンゴ
有名な作品
ジョルジュ・ビゼー Geroge Bizet 作曲
[ "ジョルジュ・ビゼー" ]
[ 58784 ]
[ 112783 ]
255
タンゴ
有名な作品
ヘンリー・ヒンメル Henry Himmel 作曲
[]
[]
[]
255
タンゴ
有名な作品
アメリカ合衆国
[]
[]
[]
255
タンゴ
有名な作品
ルロイ・アンダーソン Leroy Anderson 作曲
[ "ルロイ・アンダーソン" ]
[ 62408 ]
[ 120919 ]
257
スカ
null
スカ(Ska)は、1950年代にジャマイカで発祥したポピュラー音楽のジャンル。オフビートを強調したリズムが特徴。メントやカリプソ、アメリカのR&Bなどの影響を受けている。有名グループにはザ・スカタライツがいる。
[ "1950年代", "ポピュラー音楽", "メント", "スカタライツ" ]
[ 1028, 3693, 256298, 260497 ]
[ 1660, 5743, 679481, 692909 ]