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364
秋田県
政治
衆議院の小選挙区が3。参議院では、全県で1区を構成。
[ "衆議院" ]
[ 2824 ]
[ 4435 ]
364
秋田県
経済・産業
携帯電話やPC、タブレットなどの通信機器に不可欠な固定コンデンサの出荷額は1712億円で全国1位。あきたこまちの名産地であり、米の産出額は新潟県、北海道に次いで全国3位。日本酒の生産高は、兵庫県、京都府、新潟県、埼玉県、愛知県に次いで全国6位である。1人当たりの県民所得は全国34位(平成21年度)。また、2020年代の今日ではエダマメの出荷量が全国1位になったり、風力発電を中心とした新エネルギー産業に力を入れている。
[ "コンデンサ", "あきたこまち", "新潟県", "北海道", "日本酒", "兵庫県", "京都府", "埼玉県", "愛知県", "平成", "枝豆", "風力発電" ]
[ 315878, 26377, 179, 184, 8651, 180, 287017, 286174, 338859, 1323885, 1994, 10496 ]
[ 863878, 46330, 424, 436, 14383, 426, 774371, 771753, 934064, 4597053, 3119, 17362 ]
364
秋田県
経済・産業
樹齢200年をこえる天然秋田杉は木曽のヒノキ、津軽のヒバと並び、日本三大美林のひとつであり、木材生産量は全国4位。
[ "天然秋田杉", "ヒノキ", "日本" ]
[ 653909, 30795, 1384029 ]
[ 2019840, 55657, 4821051 ]
364
秋田県
経済・産業
1982年、首都圏における秋田杉の需要拡大を名目として秋田銀行、北都銀行、秋田県木材産業協同組合連合会などと秋田県木造住宅株式会社を第三セクターとして設立、秋田県が25パーセントを出資し、副知事を取締役に据え県職員も出向させるなど実質的に支配した。ところが、千葉県を中心に分譲された住宅で地盤沈下により基礎が浮き上がったり秋田杉を建築材としてほとんど使用していないなど欠陥が頻発し、住人らから損害賠償請求訴訟を起こされ、最終的に170億円ほどの負債を抱えて破産した。住宅の販売に際しては当時の県知事である佐々木喜久治がパンフレットにコメントを寄せたり「秋田県庁が設立した第三セクターならではの質と価格」などと銘打っていた。
[ "1982年", "木材産業", "千葉県", "地盤沈下", "損害賠償", "佐々木喜久治" ]
[ 469, 1259013, 287012, 27022, 197993, 451381 ]
[ 897, 4347224, 774353, 47575, 493425, 1306120 ]
364
秋田県
生活・交通
国立
[]
[]
[]
364
秋田県
生活・交通
公立
[]
[]
[]
364
秋田県
生活・交通
私立
[]
[]
[]
364
秋田県
生活・交通
私立
[]
[]
[]
364
秋田県
生活・交通
私立
[]
[]
[]
364
秋田県
生活・交通
国立
[]
[]
[]
364
秋田県
生活・交通
デジタルテレビ・県域FM局・補完FM局の親局送信所は、いずれも秋田市の大森山に置かれている。
[ "秋田市" ]
[ 20705 ]
[ 35947 ]
364
秋田県
生活・交通
民間放送局の本社はいずれも秋田市に置かれている。
[ "秋田市" ]
[ 20705 ]
[ 35947 ]
364
秋田県
生活・交通
秋田県はビデオリサーチによる視聴率調査が行われている都道府県の中で唯一JNN系列の放送対象地域外である。県境に近い地域で隣県の電波を受信できる地域、およびケーブルテレビの区域外再放送で隣県のJNN系列局を視聴している世帯がある。
[ "ビデオリサーチ", "視聴率", "ジャパン・ニュース・ネットワーク", "放送対象地域", "ケーブルテレビ", "区域外再放送" ]
[ 61173, 6875, 6637, 27553, 16211, 150969 ]
[ 118152, 11282, 10870, 48664, 26843, 356318 ]
364
秋田県
生活・交通
NHK受信料支払率は、平成23年度末の初公表において全国トップの94.6%であった。
[ "NHK受信料", "平成" ]
[ 663262, 1323885 ]
[ 2051268, 4597053 ]
364
秋田県
生活・交通
※秋田県にはJNN系列局がないため、同県の同系列局による報道取材は主にIBC岩手放送が行っている(かつて、取材拠点として秋田支局を設置していた)。IBCが対応できない場合、宮城県の東北放送(TBC)が対応する。
[ "ジャパン・ニュース・ネットワーク", "IBC岩手放送", "宮城県", "東北放送" ]
[ 6637, 29998, 541228, 28883 ]
[ 10870, 53803, 1639435, 51692 ]
364
秋田県
生活・交通
各ケーブルテレビ局では地域密着の独自番組を放送しているほか、隣県のJNN系列を再送信している。
[ "ジャパン・ニュース・ネットワーク" ]
[ 6637 ]
[ 10870 ]
364
秋田県
文化
秋田方言は一般的には本土方言-東日本方言-東北方言-北奥羽方言に含められ、金田一春彦による案では、外輪方言に含められている。
[ "秋田弁", "東日本方言", "東北方言", "北奥羽方言", "金田一春彦" ]
[ 129880, 673559, 174551, 673705, 48398 ]
[ 295896, 2087014, 422103, 2087594, 89333 ]
364
秋田県
文化
秋田方言の語彙中で、共通語と異なるものは、かつて中央語で使われていたものが古語として残存したものと、中央以外で独自の発展をしたものがある。周辺の県と連続する分布のものも多い。現在では共通語と異なる語彙は衰退が激しく、急激に共通語に置き換えられつつある。
[ "秋田弁" ]
[ 129880 ]
[ 295896 ]
364
秋田県
文化
秋田方言の母音音素は、共通語より1つ多い、/a/ 、/i/ 、/u/ 、/e/ 、/ɛ/ 、/o/ の6つが認められる。子音音素は、共通語と同じであるが、共通語のカ行にあたる /k/ 、タ・テ・トにあたる /t/ 、チ・ツにあたる /c/ は語中で有声化(濁音化)して、それぞれ [ɡ] 、[d] 、[z] と発音される。サ行にあたる /s/ やパ行にあたる /p/ は有声化しない。
[ "秋田弁", "母音", "音素", "子音" ]
[ 129880, 35881, 11172, 35876 ]
[ 295896, 65427, 18549, 65418 ]
364
秋田県
文化
米どころであり、酒どころである。特に日本酒の消費量が多く、酒の飲み過ぎが多い。また雪国のため漬け物などの保存食が発達した一方、濃い味が好まれる影響もあり、ガンの死亡率は全国上位となっている。
[ "日本酒", "漬物", "保存食" ]
[ 8651, 15752, 19937 ]
[ 14383, 26127, 34572 ]
364
秋田県
秋田県名誉県民
秋田県名誉県民の称号は、1981年(昭和56年)3月13日に制定された秋田県名誉県民条例(昭和56年3月13日秋田県条例第1号)に基づき、「秋田県の発展に卓絶した功績があり、県民が誇りとしてひとしく敬愛する者」へ贈られる(条例第1条)。対象者は「政治経済の発展、学術文化の振興、地方自治の振興、社会福祉の向上その他県民の福祉の増進に広く貢献した者」であり(秋田県名誉県民条例施行規則第2条)、秋田県知事が秋田県議会の同意を得て選定することが定められている(条例第2条)。名誉県民に選定された者には、秋田県名誉県民称号記と秋田県名誉県民章が贈呈される(条例第3条)。
[ "1981年", "昭和", "秋田県知事一覧", "秋田県議会" ]
[ 297479, 1115, 304546, 723213 ]
[ 806858, 1789, 828970, 2267628 ]
364
秋田県
秋田県県民栄誉章受章者
スポーツ・文化などの分野で顕著な業績をあげた個人・団体に秋田県県民栄誉章が贈られており、2018年10月までに19個人3団体が顕彰されている。
[ "秋田県県民栄誉章", "2018年" ]
[ 1076987, 7823 ]
[ 3682194, 13067 ]
366
石川県
null
石川県(いしかわけん)は、日本の中部地方に位置する県。県庁所在地は金沢市。
[ "日本", "都道府県庁所在地", "金沢市" ]
[ 1384029, 19725, 9719 ]
[ 4821051, 34134, 16058 ]
366
石川県
null
本州の中央部、日本海側の北陸地方に位置する。県域は令制国の加賀国と能登国に当たる。
[ "本州", "北陸地方", "令制国", "加賀国", "能登国" ]
[ 3859, 3920, 11898, 7952, 7841 ]
[ 6021, 6113, 19848, 13268, 13086 ]
366
石川県
概要
石川県の名称は加賀地方にあった石川郡に由来し、さらに石川郡との命名は本県最大の河川手取川の古名である「石川」に由来する。1872年(明治5年)、金沢県庁が石川郡美川町(現:白山市)に移転した際、その郡名により石川県と改名された。翌年、県庁が再び金沢に移転した後も県名はそのままで現在に至っている。なお、金沢も市制施行前である当時は石川郡に属していたため、県庁所在地と県名に不整合はなかったといえる。
[ "手取川", "1872年", "明治", "都道府県庁所在地" ]
[ 80697, 2669, 1126, 19725 ]
[ 162586, 4220, 1803, 34134 ]
366
石川県
概要
形状は、東西約100km、南北約200kmと南北に細長い。県南部の加賀地方は西側に日本海の直線的な海岸線が続き、東側に両白山地の山々が連なる。南東部には県内で最高峰の白山(2,702m)がそびえる。県北部の能登地方は日本海に向かって北東方向に突き出た半島(能登半島)となっている。このため県全体の海岸線の総延長は約580kmに及ぶ。これはJR東海道本線の東京駅・神戸駅間(589.5 km)に相当する距離である。
[ "両白山地" ]
[ 170177 ]
[ 410250 ]
366
石川県
概要
気候は日本海側気候型である。西寄りの風が日本海を流れる対馬暖流の上で水蒸気を蓄えて雷雲となり、両白山地に当たって降水をもたらすことが多い。都道府県別の年間降水量は5番目に多い。特に冬は北西からの季節風が続くため降水量が多く、山間部は豪雪地帯となっている。降雪時に雷鳴を伴うことが多く、この現象は鰤(ブリ)が獲れる時期と重なることからブリ起こしと呼ばれている。
[ "日本海側気候", "対馬海流", "水蒸気", "両白山地", "豪雪地帯", "ブリ" ]
[ 111114, 37139, 5886, 170177, 28173, 16135 ]
[ 240979, 67644, 9462, 410250, 50072, 26738 ]
366
石川県
概要
県民人口は約110万人である。都市別では金沢市が最多の約46万人と約40%を占める。次いで多いところは白山市と小松市のそれぞれ約11万人であり、金沢市を中心に県南部の加賀地方に人口が偏在している。金沢市の人口は、北陸地方では新潟市に次いで2番目(北陸3県に限れば 1番目)であり、北陸経済の中心地の一つとなっている。
[ "金沢市", "小松市", "北陸地方", "新潟市" ]
[ 9719, 47040, 3920, 11806 ]
[ 16058, 86237, 6113, 19661 ]
366
石川県
概要
2005年(平成17年)の従業者数約60万人のうち約65%が第三次産業に、約30%が第二次産業に従事している。特徴としては、第二次産業の中では製造業の割合が高く、また製造業の中でも従業者の過半数が一般機械や電気機械などの機械関連で働いていることが挙げられる。1人当たりの生産用機械器具製造業出荷額では全国1位となっている。
[ "2005年", "平成", "第三次産業", "第二次産業" ]
[ 142787, 1323885, 16299, 16298 ]
[ 332554, 4597053, 26991, 26990 ]
366
石川県
概要
中世には、権門体制から幕藩体制への過渡期に寺社勢力(一向宗:浄土真宗)による自治が行われ経済的に非常に発展していた。そして加賀藩は浄土真宗への懐柔政策により自治を行ったことが発展に重要に機能した(詳細は金沢市の項参照)。江戸時代に加賀国、能登国、越中国を領地としていた加賀藩は学問や文芸を奨励したことから、城下町の金沢を中心にして伝統文化が興隆し、今に受け継がれている。金沢市では能楽の加賀宝生、織物の染色技法である加賀友禅、蒔絵を施した金沢漆器、茶道具に用いられる大樋焼などが伝わる。その他、輪島市の輪島塗、加賀地方の九谷焼など芸術性の高い伝統技術が継承されている。人口当たりで見た日展(日本美術展覧会)や日本伝統工芸展の入選者数は全国1位となっている。
[ "中世", "権門体制", "幕藩体制", "寺社勢力", "浄土真宗", "加賀藩", "金沢市", "江戸時代", "加賀国", "能登国", "越中国", "城下町", "加賀宝生", "加賀友禅", "蒔絵", "金沢漆器", "茶道具", "大樋焼", "輪島市", "輪島塗", "九谷焼", "日展", "日本伝統工芸展" ]
[ 16586, 175303, 82091, 524930, 2958, 13465, 9719, 1763, 7952, 7841, 7822, 15483, 785511, 90494, 51560, 720177, 257243, 95607, 58773, 95605, 90896, 36373, 555547 ]
[ 27550, 424161, 166136, 1588201, 4650, 22466, 16058, 2740, 13268, 13086, 13066, 25695, 2497432, 186969, 96661, 2257916, 682451, 200006, 112754, 199994, 188380, 66276, 1679972 ]
366
石川県
概要
石川県を訪れる観光客は2010年(平成22年)で約2,150万人と見られ、このうち約820万人が金沢市周辺、約680万人が能登地方、約660万人が(金沢市周辺を除く)加賀地方を訪れたとされる。主要観光地で利用者数が多いのは、金沢市では兼六園、金沢城公園、金沢21世紀美術館、ひがし茶屋街、能登地方では輪島市の輪島朝市、七尾市の和倉温泉、能登食祭市場、羽咋市の気多大社、同市と宝達志水町に跨る千里浜、加賀地方では加賀市の山代温泉、山中温泉、片山津温泉、小松市の粟津温泉、木場潟公園、白山市の白山比咩神社などである。
[ "2010年", "平成", "金沢市", "金沢城", "金沢21世紀美術館", "東山ひがし", "輪島市", "七尾市", "能登食祭市場", "羽咋市", "気多大社", "宝達志水町", "加賀市", "山代温泉", "山中温泉", "片山津温泉", "小松市", "木場潟公園", "白山比咩神社" ]
[ 663972, 1323885, 9719, 33193, 106325, 338187, 58773, 7350, 426411, 23183, 85737, 105277, 52746, 71207, 71217, 71213, 47040, 785659, 86983 ]
[ 2053712, 4597053, 16058, 60438, 226548, 931958, 112754, 12225, 1220424, 40038, 175043, 223869, 98986, 140963, 140984, 140972, 86237, 2497989, 178304 ]
366
石川県
概要
全国47都道府県で唯一、太平洋戦争で空襲を受けていない。
[ "太平洋戦争" ]
[ 672787 ]
[ 2084285 ]
366
石川県
地理・地域
日本の本州中央部の日本海側にある。全国8地方区分では中部地方に当たり、日本海側の北陸地方に位置している。県域は、東西100.9 km、南北198.4 km、面積4,185.66kmを有し、海岸線の総延長は581.0kmに及ぶ。南北に細長く、中央部がくびれた砂時計や、アルファベットのFのような形状をしている。西側、北側、北東側は日本海に面しており、南西側は福井県に、東側は富山県に、南東側は岐阜県に隣接している。なお、日本の領海を確定するために設定されている基線は輪島市舳倉島北東端から(富山県を経ず)新潟県佐渡市ネイ島西端まで直線基線が引かれている。
[ "日本", "本州", "日本の地域", "北陸地方", "福井県", "富山県", "岐阜県", "領海", "輪島市", "舳倉島", "新潟県", "佐渡市" ]
[ 1384029, 3859, 4499, 3920, 182, 519663, 167, 26955, 58773, 69921, 179, 18502 ]
[ 4821051, 6021, 7015, 6113, 432, 1569468, 387, 47475, 112754, 138021, 424, 30995 ]
366
石川県
地理・地域
石川県の地形は、県北部の能登地方と県南部の加賀地方とで対照的な特徴を有している。
[]
[]
[]
366
石川県
地理・地域
能登地方は日本海に向かって北東方向に突き出た半島(能登半島)である。第三紀に形成された火山岩や堆積岩からなる丘陵状の山地が広がっている。一級河川はなく、町野川、大海川などの二級河川が54水系指定されている。半島沖の海底は舳倉島付近まで大陸棚が続いており、その先も白山瀬や大和堆などの中深度海域が見られる。 半島北部は、概ね標高300m以下の低山地と丘陵地帯が連なる準平原で、全体として富山湾側に下降する背斜構造をしている。このため北西側の外浦(そとうら)は急峻な海食崖が形成され、海岸段丘が発達しているのに対して、南東側の内浦(うちうら)は沈降性の入り組んだ海岸線をしている。また、内浦の最深部に能登島があり、七尾湾が島を取り囲んでいる。半島中央部には、眉丈山南麓の断層が落ち込んで形成された帯状の低地帯(邑知潟地溝帯)が半島を横切っている。半島南部は宝達山を中心とする低い山地(宝達丘陵)が南北に連なり、西側の海岸線は長い砂浜海岸(千里浜)となっている。
[ "火山岩", "堆積岩", "一級水系", "町野川", "大海川", "二級水系", "水系", "舳倉島", "大陸棚", "大和堆", "地形輪廻", "富山湾", "海岸段丘", "能登島", "七尾湾", "眉丈山", "断層", "邑知潟", "地溝", "宝達山", "宝達丘陵", "砂浜海岸" ]
[ 29722, 29715, 10364, 333177, 87313, 10365, 67804, 69921, 31983, 322450, 25339, 86356, 510545, 85395, 434373, 788475, 17342, 703447, 401432, 215923, 723720, 589186 ]
[ 53295, 53280, 17145, 916709, 179118, 17147, 133160, 138021, 57942, 883407, 44016, 176709, 1537679, 174297, 1247716, 2508521, 28849, 2197972, 1131122, 548914, 2269200, 1796310 ]
366
石川県
地理・地域
加賀地方は南東部に白山(2,702m)を最高峰とする山地帯(両白山地)が発達し、北西に流れる河川によって形成された沖積平野(加賀平野、金沢平野)が南北に広がっている。白山は中国山地を経て九州北部に延びる白山火山帯に属しており、一帯には火山岩や凝灰岩が分布している。加賀地方の中央部を流れる手取川は白山を水源に日本海に注ぐ、長さ72km、流域面積809kmの一級河川で、石川県最大の川である。流域の90%が山地であり、平均勾配が約27分の1という日本有数の急流河川である。上流部は川の浸食作用で渓谷となり、中流部には河岸段丘が発達している。下流域は白山市鶴来地区(旧・鶴来町)を扇頂とし、中心角120度、半径12〜13kmの扇状地(手取川扇状地)を形成している。梯川は加賀地方南西部の白山山系大日山連峰の鈴ヶ岳を源流とする一級河川で、長さ42km、流域面積は271.2 kmである。加賀地方北部に当たる金沢市内を流れる犀川と浅野川はいずれも二級河川である。流域には河岸段丘が発達している。加賀地方の海岸部は単調な砂浜海岸であり、北部には内灘砂丘がある。また、海沿いの平野部に木場潟、柴山潟、河北潟などの潟湖が点在している。
[ "両白山地", "沖積平野", "金沢平野", "中国山地", "西日本火山帯", "火山岩", "凝灰岩", "手取川", "一級水系", "日本", "侵食", "河岸段丘", "鶴来町", "角度", "扇状地", "梯川", "浅野川", "二級水系", "砂浜海岸", "内灘砂丘", "加賀三湖", "河北潟" ]
[ 170177, 7467, 104236, 139349, 529774, 29722, 29777, 80697, 10364, 1384029, 172978, 30054, 78379, 22854, 17205, 102025, 33209, 10365, 589186, 33223, 89946, 16148 ]
[ 410250, 12469, 221252, 322707, 1604034, 53295, 53375, 162586, 17145, 4821051, 418023, 53919, 157059, 39443, 28652, 215960, 60466, 17147, 1796310, 60494, 185500, 26756 ]
366
石川県
地理・地域
国立公園が1か所(白山国立公園)、国定公園が2か所(能登半島国定公園、越前加賀海岸国定公園)、県立自然公園が5か所(山中・大日山県立自然公園、獅子吼・手取県立自然公園、碁石ケ峰県立自然公園、白山一里野県立自然公園、医王山県立自然公園)存在する。
[ "白山国立公園", "能登半島国定公園", "越前加賀海岸国定公園", "都道府県立自然公園", "獅子吼・手取県立自然公園", "白山一里野県立自然公園", "医王山県立自然公園" ]
[ 119482, 119761, 92708, 103373, 460562, 786067, 460545 ]
[ 266793, 267751, 193158, 219294, 1338925, 2499750, 1338874 ]
366
石川県
地理・地域
白山国立公園は白山を中心とした両白山地の主要な山々を指定区域とする国立公園である。石川県、富山県、福井県、岐阜県の4県にまたがる。原生地域が区域の80%以上を占め、特にブナの原生林を広域に保有している。また、森林限界を越える高山帯としては日本最西端に当たるため、西限・南限とする貴重な動植物がみられる。
[ "白山国立公園", "両白山地", "富山県", "福井県", "岐阜県", "原生地域", "原生林", "森林限界", "日本" ]
[ 119482, 170177, 519663, 182, 167, 505861, 370140, 276461, 1384029 ]
[ 266793, 410250, 1569468, 432, 387, 1519749, 1031246, 741496, 4821051 ]
366
石川県
地理・地域
能登半島国定公園は能登半島の海岸一帯を主体とする国定公園である。石川県と富山県に跨る。能登金剛や禄剛崎など外浦の勇壮な海食景観と七尾湾や能登島など内浦の柔和な沈水景観の対比が特徴とされる。越前加賀海岸国定公園は加賀市から福井県敦賀市まで続く海岸一帯の国定公園である。石川県内では柴山潟や雁、鴨の飛来地 である片野鴨池が含まれている。片野鴨池はラムサール条約の登録湿地となっている。
[ "能登半島国定公園", "富山県", "能登金剛", "禄剛崎", "七尾湾", "能登島", "越前加賀海岸国定公園", "加賀市", "福井県", "敦賀市", "加賀三湖", "片野鴨池", "ラムサール条約" ]
[ 119761, 519663, 308222, 286142, 434373, 85395, 92708, 52746, 182, 114907, 89946, 94073, 29479 ]
[ 267751, 1569468, 840768, 771615, 1247716, 174297, 193158, 98986, 432, 252441, 185500, 196415, 52814 ]
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石川県
地理・地域
石川県の気候は比較的日照時間の短い日本海側気候型である。その特徴は冬に顕著で、北西からの季節風によって気温が低く雪の降る日が多くなる。地元でブリ起こしと呼ばれる冬の雷 の発生数は日本で一番多い。降雪と雷が同時に起こることは世界的にも珍しく、ノルウェー西海岸やアメリカ合衆国の五大湖から東海岸にかけて見られる程度であるとされる。
[ "日照時間", "日本海側気候", "日本", "五大湖" ]
[ 255138, 111114, 1384029, 23854 ]
[ 675602, 240979, 4821051, 41077 ]
366
石川県
地理・地域
発達した低気圧が日本海を通過するときに南東からの強い風が両白山地を越えてフェーン現象を起こすことがある。また、同じ中部地方でも太平洋側の東海地方に比べて梅雨が顕著ではないという特徴がある。
[ "両白山地", "フェーン現象", "太平洋", "東海地方", "梅雨" ]
[ 170177, 21525, 3442, 3923, 6362 ]
[ 410250, 37256, 5330, 6116, 10336 ]
366
石川県
地理・地域
能登地方中部から加賀地方にかけての平野部の気候は比較的温和だが、能登地方北部では年平均気温がやや低く、加賀地方山間部は気温が低く多雨豪雪であるといった地域差が見られる。
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366
石川県
地理・地域
能登地方は日本海に大きく突き出しているため寒暖の季節風の影響を受けやすい。北陸地方の他の都市に比べ、夏はやや涼しく、冬は雪も少なめである。年平均気温は13〜14°Cではあるが、能登地方北部はやや低め。年降水量は1,700〜2,100mm、年日照時間は1,500〜1,700時間、最深積雪の平均は
[ "北陸地方", "日照時間" ]
[ 3920, 255138 ]
[ 6113, 675602 ]
366
石川県
地理・地域
20〜60cmである。
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366
石川県
地理・地域
加賀地方の平野部は比較的温和で年平均気温は13〜15°Cである。年降水量は2,100〜3,100mm、年日照時間は1,400〜1,700時間、最深積雪の平均は40〜50cmである。金沢市で年間200cmを超える降雪を観測した年は、1960年代 8回、1970年代 6回、1980年代 9回、1990年代 0回、2000年代 3回となっており、1990年代以降減少が顕著である。冬の日照時間が極端に少ないことが特徴で、夏は月平均約180時間に対し、冬は月平均約70時間である。加賀地方の山間部(標高500m以上)は最深積雪の平均が220cmと平野部の4倍以上になる豪雪地帯である。白山市白峰地区(旧・白峰村)では最深積雪682cmの記録がある。この地域が大雪となる理由はシベリアからの乾いた冷たい季節風が日本海を流れる対馬暖流の上を通る時に水蒸気を蓄え雲となり、両白山地にぶつかって斜面を上昇すると断熱膨張によって冷やされ雪となるためである。
[ "日照時間", "金沢市", "1960年代", "1970年代", "1980年代", "1990年代", "2000年代", "豪雪地帯", "白峰村", "シベリア", "対馬海流", "水蒸気", "両白山地", "断熱過程" ]
[ 255138, 9719, 1026, 1025, 474, 905, 901, 28173, 79396, 614326, 37139, 5886, 170177, 23423 ]
[ 675602, 16058, 1658, 1657, 902, 1484, 1479, 50072, 159452, 1882534, 67644, 9462, 410250, 40467 ]
366
石川県
地理・地域
県北部を能登地方、県南部を加賀地方という。それぞれ令制国の能登国、加賀国の範囲に相当する。加賀地方は、かほく市以南を、能登地方は宝達志水町以北を指すことが多い。
[ "令制国", "能登国", "加賀国", "かほく市", "宝達志水町" ]
[ 11898, 7841, 7952, 18950, 105277 ]
[ 19848, 13086, 13268, 31983, 223869 ]
366
石川県
地理・地域
石川県庁の出先機関では4地域または5地域に区分されることがある。たとえば、保健福祉センターは「能登北部、能登中部、石川中央、南加賀」の4区分である。
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石川県
地理・地域
県営の看護士求人では「能登北部、能登中部、石川中央北部、石川中央南部、南加賀」の5区分である。
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石川県
地理・地域
県の都市計画では「奥能登、中能登、県央、南加賀」の4区分である。
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石川県
地理・地域
農林総合事務所や土木総合事務所では「奥能登、中能登、県央、石川、南加賀」の5区分である。
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366
石川県
地理・地域
気象庁の天気予報では県域を北から南へ「能登北部、能登南部、加賀北部、加賀南部」と4区分される。
[ "気象庁", "天気予報" ]
[ 2236, 1151 ]
[ 3484, 1831 ]
366
石川県
地理・地域
市町別では11市 5郡 8町となっている。石川県では、町は「まち」と読むが、鳳珠郡能登町および羽咋郡宝達志水町は「ちょう」と読む。石川県内の市町では、一部の小字地番にイロハや甲乙丙などを組み合わせたものが使用されている(白山市松任地区および野々市市を除く)。これは明治時代に行われた土地区画整理事業の名残で、石川県の多くの地域では2017年現在も使用されている。このため住居表示制度の導入割合は隣県の富山県や福井県より低い。
[ "鳳珠郡", "能登町", "羽咋郡", "宝達志水町", "小字", "松任市", "野々市市", "明治", "土地区画整理事業", "2017年", "住居表示", "富山県", "福井県" ]
[ 101351, 105283, 30948, 105277, 163518, 57765, 21855, 1126, 584538, 7884, 40722, 519663, 182 ]
[ 214227, 223880, 55934, 223869, 391196, 110379, 37793, 1803, 1780178, 13146, 73860, 1569468, 432 ]
366
石川県
地理・地域
域内推計人口 : 942,743 人(全県比:85%)(2023年11月1日)
[ "推計人口", "2023年" ]
[ 263894, 7869 ]
[ 704202, 13131 ]
366
石川県
地理・地域
石川県庁の出先機関の圏域名である県央は金沢市、かほく市、河北郡の区域、石川は白山市、野々市市の区域(石川中央は左記2域を足し合わせた区域)、南加賀は小松市、加賀市、能美市、能美郡の区域を指す。
[ "金沢市", "かほく市", "野々市市", "小松市", "加賀市", "能美市", "能美郡" ]
[ 9719, 18950, 21855, 47040, 52746, 96355, 30947 ]
[ 16058, 31983, 37793, 86237, 98986, 201745, 55933 ]
366
石川県
地理・地域
加賀地方には平成の大合併前に4市4郡13町5村あったが、2004年(平成16年)3月1日に河北郡3町(高松町、七塚町、宇ノ気町)がかほく市に、2005年(平成17年)2月1日に松任市と石川郡2町5村(美川町、鶴来町、河内村、吉野谷村、鳥越村、尾口村、白峰村)が白山市に、同日能美郡3町(根上町、寺井町、辰口町)が能美市に、同年10月1日旧加賀市と江沼郡1町(山中町)が加賀市(これにより江沼郡は消滅) となり、また2011年(平成23年)11月11日に野々市町が単独市制で野々市市に移行(これにより石川県の県名の由来となる石川郡が消滅)した。このほか、市町間で行政サービスを共同で行うため次の一部事務組合が設立されている。
[ "日本の市町村の廃置分合", "2004年", "平成", "七塚町", "宇ノ気町", "かほく市", "2005年", "松任市", "鶴来町", "吉野谷村", "尾口村", "能美郡", "根上町", "辰口町", "能美市", "10月1日", "加賀市", "江沼郡", "2011年", "野々市市", "単独市制", "一部事務組合" ]
[ 129497, 339530, 1323885, 33988, 33989, 18950, 142787, 57765, 78379, 94243, 91668, 30947, 39728, 90382, 96355, 914, 52746, 30946, 4983, 21855, 521609, 134576 ]
[ 294706, 935867, 4597053, 61793, 61794, 31983, 332554, 110379, 157059, 196788, 190552, 55933, 72200, 186695, 201745, 1494, 98986, 55931, 7829, 37793, 1576149, 309221 ]
366
石川県
地理・地域
域内推計人口 : 166,518 人(全県比:15%)(2023年11月1日)
[ "推計人口", "2023年" ]
[ 263894, 7869 ]
[ 704202, 13131 ]
366
石川県
地理・地域
石川県庁の出先機関の圏域名である能登中部・中能登は七尾市、羽咋市、羽咋郡、鹿島郡の圏域、能登北部・奥能登は輪島市、珠洲市、鳳珠郡の圏域を指す。
[ "七尾市", "羽咋市", "羽咋郡", "輪島市", "珠洲市", "鳳珠郡" ]
[ 7350, 23183, 30948, 58773, 49920, 101351 ]
[ 12225, 40038, 55934, 112754, 93032, 214227 ]
366
石川県
地理・地域
能登地方には平成の大合併前に4市4郡14町1村あったが、2004年(平成16年)10月1日に旧七尾市と鹿島郡3町(田鶴浜町、中島町、能登島町)が七尾市に、2005年(平成17年)3月1日に羽咋郡2町(志雄町、押水町)が宝達志水町に、同日鹿島郡3町(鳥屋町、鹿島町、鹿西町)が中能登町に、同日鳳至郡1町1村(能都町、柳田村)と珠洲郡1町(内浦町)が鳳珠郡能登町(これにより鳳至郡と珠洲郡は消滅)に、同年9月1日に羽咋郡2町(志賀町、富来町)が志賀町、2006年(平成18年)2月1日に旧輪島市と鳳珠郡1町(門前町)が輪島市となった。このほか、市町間で行政サービスを共同で行うため次の一部事務組合が設立されている。
[ "日本の市町村の廃置分合", "2004年", "平成", "10月1日", "七尾市", "田鶴浜町", "能登島町", "2005年", "羽咋郡", "志雄町", "宝達志水町", "鳥屋町", "鹿西町", "中能登町", "鳳至郡", "能都町", "珠洲郡", "内浦町", "鳳珠郡", "能登町", "2006年", "輪島市", "一部事務組合" ]
[ 129497, 339530, 1323885, 914, 7350, 89988, 321201, 142787, 30948, 109829, 105277, 112029, 92041, 105279, 30950, 65843, 30951, 119508, 101351, 105283, 293184, 58773, 134576 ]
[ 294706, 935867, 4597053, 1494, 12225, 185596, 879833, 332554, 55934, 237227, 223869, 243830, 191567, 223875, 55936, 128914, 55937, 266881, 214227, 223880, 793034, 112754, 309221 ]
366
石川県
歴史
県内で発見された旧石器時代の遺跡は能美市の灯台笹遺跡など極めて少ない。
[ "能美市" ]
[ 96355 ]
[ 201745 ]
366
石川県
歴史
縄文時代の遺跡では草創・早期の遺跡は少なく、中期と晩期にピークがある。
[ "縄文時代" ]
[ 302640 ]
[ 823031 ]
366
石川県
歴史
能登町の真脇遺跡は縄文時代の前期から晩期まで約4,000年続く長期定住遺跡である。
[ "能登町", "真脇遺跡", "縄文時代" ]
[ 105283, 156750, 302640 ]
[ 223880, 372127, 823031 ]
366
石川県
歴史
縄文時代後期から晩期の遺跡としては金沢市のチカモリ遺跡、野々市市の御経塚遺跡 がある。
[ "縄文時代", "金沢市", "チカモリ遺跡", "野々市市", "御経塚遺跡" ]
[ 302640, 9719, 86699, 21855, 157136 ]
[ 823031, 16058, 177626, 37793, 373241 ]
366
石川県
歴史
1980年(昭和55年)チカモリ遺跡からクリの巨木を縦に半分に割り円形に並べた環状木柱列が見つかった。
[ "1980年", "昭和", "チカモリ遺跡" ]
[ 628108, 1115, 86699 ]
[ 1931417, 1789, 177626 ]
366
石川県
歴史
環状木柱列はその後真脇遺跡でも発見されている。環状木柱列の用途・機能は「儀礼の場」や「特殊な建物」など様々な考えがあり不明である。羽咋市の吉崎・次場遺跡は北陸地方でも規模が大きい弥生時代の遺跡で近畿、東北、山陰などとの交流が認められる。
[ "真脇遺跡", "羽咋市", "北陸地方", "弥生時代" ]
[ 156750, 23183, 3920, 470126 ]
[ 372127, 40038, 6113, 1377971 ]
366
石川県
歴史
4世紀には大和王権の支配が及び、能登国には能等国造と羽咋国造が、加賀国には加我国造と江沼国造が設置された。
[ "4世紀", "ヤマト王権", "能登国", "加賀国", "江沼国造" ]
[ 3080, 3348, 7841, 7952, 1360925 ]
[ 4819, 5157, 13086, 13268, 4739151 ]
366
石川県
歴史
能美市には60数基の古墳が点在する能美古墳群がある。その中心に位置する和田山・末寺山古墳群からは武器・武具など大量の副葬品が出土している。
[ "能美市", "古墳", "副葬品" ]
[ 96355, 1654, 587179 ]
[ 201745, 2559, 1789258 ]
366
石川県
歴史
また、同じ能美古墳群の一角にある秋常山1号墳は全長約140mの前方後円墳である。
[ "古墳", "秋常山古墳群", "前方後円墳" ]
[ 1654, 818665, 18311 ]
[ 2559, 2622518, 30581 ]
366
石川県
歴史
中能登町の雨の宮古墳群には北陸最大級の前方後方墳である雨の宮1号墳がある。
[ "中能登町", "雨の宮古墳群", "前方後方墳" ]
[ 105279, 692730, 229148 ]
[ 223875, 2156491, 591468 ]
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石川県
歴史
また、七尾市の能登島にある須曽蝦夷穴古墳はドーム型の墓室を持ち朝鮮半島の古墳にも通じるものとされる。
[ "七尾市", "能登島", "須曽蝦夷穴古墳", "朝鮮半島", "古墳" ]
[ 7350, 85395, 269198, 9986, 1654 ]
[ 12225, 174297, 719685, 16498, 2559 ]
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石川県
歴史
県域は飛鳥時代には越国あるいは三越分割後の越前国に含まれていた。奈良時代に入り、718年に羽咋・能登・鳳至・珠洲の4郡を割いて能登国が立てられた。
[ "飛鳥時代", "三越", "越前国", "奈良時代", "718年", "能登国" ]
[ 7775, 2183, 7964, 2055, 30200, 7841 ]
[ 12979, 3393, 13289, 3202, 54268, 13086 ]
366
石川県
歴史
能登国は741年越中国に併合され、このころ大伴家持が越中国の国司として赴任している。757年には越中国から分離し、再び能登国が立てられた。
[ "能登国", "741年", "越中国", "大伴家持", "国司", "757年" ]
[ 7841, 30225, 7822, 45210, 6479, 11587 ]
[ 13086, 54295, 13066, 82394, 10573, 19280 ]
366
石川県
歴史
平安時代初期の823年になって越前国から加賀・江沼2郡を割いて加賀国が立てられた。これは令制上最後の立国である。
[ "平安時代", "823年", "越前国", "加賀国" ]
[ 450414, 24002, 7964, 7952 ]
[ 1302925, 41340, 13289, 13268 ]
366
石川県
歴史
七尾市にある能登国分寺跡は、能登地方を支配した能登臣(のとのおみ)一族が白鳳時代に建てた寺院を843年に国分寺としたものである。法起寺式伽藍配置を持ち、約400年にわたり能登の仏教の場として栄えたとされる。奈良時代から平安時代には、能登半島には渤海の使節がたびたび到着し交易が行われていた。
[ "七尾市", "能登国分寺", "寺院", "843年", "法起寺", "仏教", "奈良時代", "平安時代" ]
[ 7350, 446412, 7958, 23984, 151757, 2643, 2055, 450414 ]
[ 12225, 1289582, 13275, 41322, 358660, 4182, 3202, 1302925 ]
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石川県
歴史
志賀町の福浦港では渤海使が船の修理や宿泊をしたと伝えられており、平安時代初めに渤海使接待のため能登国に建てられた能登客院はこの地にあったと考えられている。
[ "福浦港", "渤海使", "平安時代", "能登国", "能登客院" ]
[ 334937, 316534, 450414, 7841, 1161814 ]
[ 921949, 865943, 1302925, 13086, 3986553 ]
366
石川県
歴史
野々市市の末松廃寺跡は加賀地方北部に本拠を置く有力氏族道君(みちのきみ)が7世紀後半に創ったとされる寺院である。法起寺式伽藍配置をしており、屋根瓦の一部は能美市辰口地区(旧:辰口町)で焼かれたものであることが分かっている。
[ "野々市市", "7世紀", "寺院", "法起寺", "能美市", "辰口町" ]
[ 21855, 2843, 7958, 151757, 96355, 90382 ]
[ 37793, 4464, 13275, 358660, 201745, 186695 ]
366
石川県
歴史
奈良・平安時代、北陸地方には東大寺、西大寺などの荘園が多くあった。
[ "平安時代", "北陸地方", "東大寺" ]
[ 450414, 3920, 494477 ]
[ 1302925, 6113, 1476970 ]
366
石川県
歴史
白山市から金沢市に跨る東大寺領横江荘もそうした荘園の一つである。平安時代に修験道が活発になると白山を山岳信仰の対象とする白山信仰が広まり、山頂への登山道(禅定道)の起点の一つとなった白山比咩神社は信仰の拠点となった。
[ "金沢市", "平安時代", "修験道", "山岳信仰", "登山道", "禅定道", "白山比咩神社" ]
[ 9719, 450414, 23136, 92048, 328456, 112723, 86983 ]
[ 16058, 1302925, 39974, 191582, 902602, 245778, 178304 ]
366
石川県
歴史
平安時代末期の治承・寿永の乱(源平合戦)では、源義仲(木曾義仲)が倶利伽羅峠の戦い(津幡町)で数で圧倒する平家の義仲追討軍を破り、さらに篠原の戦い(加賀市)で逃げる平家を追撃し、京都に進んだとされる。
[ "平安時代", "治承・寿永の乱", "源義仲", "倶利伽羅峠の戦い", "津幡町", "篠原の戦い", "加賀市" ]
[ 450414, 89562, 8081, 122541, 16193, 125808, 52746 ]
[ 1302925, 184574, 13486, 275143, 26817, 284430, 98986 ]
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鎌倉時代、新たに設けられた守護は加賀国、能登国とも比企氏、北条氏、室町時代に入ると加賀国は斯波氏、冨樫氏、能登国は吉見氏、畠山氏であった。
[ "鎌倉時代", "加賀国", "能登国", "室町時代", "斯波氏", "富樫氏", "吉見氏" ]
[ 131356, 7952, 7841, 131355, 48091, 331314, 125868 ]
[ 299798, 13268, 13086, 299797, 88631, 910998, 284608 ]
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加賀国では、権門体制から幕藩体制への過渡期の時代、応仁の乱のころ浄土真宗が広まり、やがて寺社勢力に帰依した者を中心とした加賀一向一揆が起きた。守護大名冨樫一族の内紛に、地元武士、浄土真宗本願寺派と髙田派の内部抗争が入り混じった紛争が起き、さらに、これに勝利した富樫正親と本願寺派勢力が内部対立を起こし、本願寺派勢力が勝利したことで、戦国大名化した寺社勢力による自治が始まり、武士の支配を脱却した統治が約100年にわたって行われた。これが、加賀地方が「百姓の持ちたる国」と呼ばれた 所以である。その際、富樫政親を滅ぼした洲崎慶覚坊が金沢の台地上にあった本源寺の棟梁を謀殺しており、後に本源寺を、尾山御坊(金沢御坊)と定めて、ここを拠点にして支配した。本願寺の一向宗(浄土真宗)勢力による自治により石山本願寺の財政基盤として機能していた。中世の幕府は内紛により権威が弱く、世の中は治安が悪く、戦乱による財政難から度重なる徳政令で金融も麻痺していた。一方、本願寺の寺内町(門前町)だけは、支那との交流による銭貨を背景とした大量のマネタリーベースが供給され、規制緩和による自由な商売が出来、軍事組織もあったため治安も良く、徳政令からも免れて経済的に繁栄していた。従って、安心した暮らしを求めて帰依する者が多かったと考えられる。本願寺と敵対する織田信長は、柴田勝家らを派遣してここを平定し、能登国を前田利家に、加賀国を佐久間盛政に与えた。織田信長の死後、豊臣秀吉が実権を握ると、利家は加賀国も領して、尾山御坊跡の尾山城(金沢城)に入り城下町の建設を始めた。
[ "加賀国", "権門体制", "幕藩体制", "応仁の乱", "浄土真宗", "寺社勢力", "加賀一向一揆", "守護大名", "武士", "浄土真宗本願寺派", "富樫政親", "戦国大名", "金沢城", "石山本願寺", "中世", "徳政令", "銭貨", "マネタリーベース", "規制緩和", "能登国", "前田利家", "佐久間盛政", "豊臣秀吉", "城下町" ]
[ 7952, 175303, 82091, 10256, 2958, 524930, 33218, 21367, 9621, 25968, 115993, 9137, 33193, 19998, 16586, 64131, 6531, 232135, 2932, 7841, 30660, 49391, 560473, 15483 ]
[ 13268, 424161, 166136, 16979, 4650, 1588201, 60486, 36981, 15894, 45551, 255699, 15143, 60438, 34689, 27550, 125007, 10655, 601528, 4604, 13086, 55334, 91568, 1695821, 25695 ]
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能登国では、正長年間(1428年 - 1429年)ごろに初代当主畠山満慶が七尾城を築城し、畠山氏の領国支配の拠点となる。7代目当主畠山義総の時代に最盛期を迎えるが、義総の死後は畠山七人衆が実権を握り、大名権力を傀儡化する。1560年(永禄3年)、9代当主畠山義綱が実権を取り戻すが、1566年(永禄9年)に永禄九年の政変で能登国から追放される。1577年(天正5年)、上杉謙信が能登国へ侵攻し七尾城の戦いが起こり、畠山氏は滅亡する。
[ "能登国", "1428年", "1429年", "畠山満慶", "畠山義総", "畠山七人衆", "1560年", "永禄", "畠山義綱", "1566年", "永禄九年の政変", "1577年", "天正", "上杉謙信", "七尾城の戦い" ]
[ 7841, 22560, 2670, 333828, 50605, 281595, 8591, 25376, 50648, 7652, 319452, 12164, 19337, 311296, 146581 ]
[ 13086, 38949, 4221, 918949, 94619, 758274, 14256, 44082, 94715, 12791, 874426, 20325, 33233, 849762, 343473 ]
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前田利家の長男・前田利長は関ヶ原の戦いでは徳川家康の東軍につき、戦後越中国を与えられた。
[ "前田利家", "前田利長", "関ヶ原の戦い", "越中国" ]
[ 30660, 55280, 563135, 7822 ]
[ 55334, 104698, 1704409, 13066 ]
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利長は江戸幕府の幕藩体制のもと加賀国、能登国、越中国の3国を治める加賀藩の藩主となった。加賀藩前田家は外様大名でありながら大名の中で最大石高である約120万石を領した。
[ "江戸幕府", "幕藩体制", "加賀国", "能登国", "越中国", "加賀藩", "前田氏", "外様大名", "石高" ]
[ 5378, 82091, 7952, 7841, 7822, 13465, 76918, 17882, 131184 ]
[ 8455, 166136, 13268, 13086, 13066, 22466, 153711, 29789, 299381 ]
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第 2代藩主前田利常は、江戸幕府2代将軍徳川秀忠の娘・珠姫を娶った徳川の大名として大坂の陣を戦い、戦後の大坂城改修の普請では通常の大名の負担分より多い負担を敢えてするなど、外様大名として取り潰しを避けることに意を用いたとされる。
[ "前田利常", "江戸幕府", "徳川秀忠", "珠姫", "大坂の陣", "大坂城", "外様大名" ]
[ 81311, 5378, 10942, 111718, 16052, 12060, 17882 ]
[ 164287, 8455, 18183, 242872, 26618, 20146, 29789 ]
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利常は1639年に家督を長男前田光高に譲り、次男の前田利次に富山藩を、三男の前田利治に大聖寺藩を分封した。
[ "1639年", "前田光高", "前田利次", "富山藩", "前田利治", "大聖寺藩" ]
[ 29026, 95248, 264448, 28777, 105401, 17874 ]
[ 52016, 199063, 705996, 51496, 224154, 29776 ]
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しかし、1645年に光高が急死し、第4代藩主となった光高の長男前田綱紀がまだ幼かったため、利常が後見人として藩政を補佐した。
[ "1645年", "前田綱紀" ]
[ 10549, 102267 ]
[ 17453, 216575 ]
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利常が綱紀を後見した時代には、貧農の救済、年貢納入の徹底などを目的とした改作法と呼ばれる農政改革が実施された。
[ "年貢", "改作法" ]
[ 64791, 114563 ]
[ 126515, 251461 ]
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これは、農民の借金を帳消しにした上で、農具、種籾の購入資金や当座の食料を貸し付けて農業生産性を高めるとともに、各地の有力豪農などから選任した十村(とむら)に農民の監督や徴税を委ねるものである。改作法は所期した成果を挙げ、藩政の安定に寄与した。
[ "農具", "籾", "豪農", "改作法" ]
[ 45894, 272940, 225907, 114563 ]
[ 83759, 731299, 580108, 251461 ]
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このころから加賀藩は蔵米を日本海から関門海峡、瀬戸内海を通り大坂まで運ぶ船輸送を始め、後の西廻海運の基となった。
[ "加賀藩", "蔵米", "関門海峡", "瀬戸内海", "西廻海運" ]
[ 13465, 271623, 51721, 14454, 893950 ]
[ 22466, 727130, 97007, 24054, 2910714 ]
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なお、1659年に白山が噴火(最も新しい噴火)。1668年と1671年には手取川の洪水で多数の死者が出ている。
[ "1659年", "噴火", "1668年", "1671年", "手取川" ]
[ 2742, 14356, 4097, 8436, 80697 ]
[ 4315, 23872, 6419, 14032, 162586 ]
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加賀藩は産業の振興に力を入れ、かつ学問や文芸を奨励したことから、城下町の金沢を中心として今に続く伝統文化が興隆した。
[ "加賀藩", "城下町" ]
[ 13465, 15483 ]
[ 22466, 25695 ]
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金沢城内に設けた御細工所は初め武器・武具の修理などを行う組織であったが、利常は茶の湯道具や掛幅など美術工芸品の製作・修理をさせ、綱紀は塗物・蒔絵細工、象嵌細工など20を越える職種を扱わせた。
[ "蒔絵", "象嵌" ]
[ 51560, 42050 ]
[ 96661, 76492 ]
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綱紀は学問の奨励のため木下順庵、室鳩巣、稲生若水といった学者の招聘につとめた。
[ "木下順庵", "室鳩巣", "稲生若水" ]
[ 160831, 276084, 250385 ]
[ 384069, 740476, 661595 ]
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綱紀が収集した古今東西の図書は尊経閣文庫として受け継がれている。
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能楽も盛んで、利家は金春流を好み、その後の藩主達にも受け継がれたが、綱紀が宝生流を取り入れ加賀宝生を成立させると、後者が主流となり栄えた。
[ "金春流", "宝生流", "加賀宝生" ]
[ 262558, 262540, 785511 ]
[ 699486, 699438, 2497432 ]
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兼六園は綱紀による蓮池庭と御殿の建設が始まりとされ、現在の姿が完成するのは江戸時代後期である。
[ "江戸時代" ]
[ 1763 ]
[ 2740 ]
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輪島塗は江戸時代に輪島で下地塗りの漆に混ぜる珪藻土が見つかったことで堅牢な漆器となり、日用食器として盛んに生産されるようになった。
[ "輪島塗", "江戸時代", "珪藻土", "漆器" ]
[ 95605, 1763, 107713, 40537 ]
[ 199994, 2740, 230894, 73523 ]
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北前船が寄港する輪島港の海運の利を活かして全国に販路を広げた。
[ "北前船", "輪島港" ]
[ 93267, 104566 ]
[ 194511, 222055 ]
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また江戸時代後期には沈金や蒔絵の技法が加わり美術工芸品としても発展した。
[ "江戸時代", "沈金", "蒔絵" ]
[ 1763, 181729, 51560 ]
[ 2740, 442585, 96661 ]
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大聖寺藩では江戸時代初めに殖産興業の一環として鉱山開発に取り組み九谷村(現:加賀市)で磁鉱が発見されたことから窯を築き色絵磁器(九谷焼)の製造が始まった。
[ "大聖寺藩", "江戸時代", "殖産興業", "加賀市", "九谷焼" ]
[ 17874, 1763, 52377, 52746, 90896 ]
[ 29776, 2740, 98255, 98986, 188380 ]