yuiseki/g-uc · Datasets at Hugging Face

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episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマ機関室	ミコット	力ずくでも追い出してやるわよ！	「力ずくでも追い出してやるわよ！」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマ機関室	ミコット	「私たちを守るふりをして、連邦のモビルスーツをいっぱい墜ち落として！」	null
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマ機関室	アンジェロ	我々が守ったのは『箱』の鍵だ。貴様らがどうなろうと知ったことではない	「我々が守ったのは『箱』の鍵だ。貴様らがどうなろうと知ったことではない」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマ機関室	ミコット	くッ……！ぁっ……	「くッ……！ぁっ……」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマ機関室	ミヒロ	あなた方に窮地を救ってもらったことは事実で、感謝もしていますが……。やはり、仲間を大勢殺したあなたたちを受け入れることはできません	「あなた方に窮地を救ってもらったことは事実で、感謝もしていますが……。やはり、仲間を大勢殺したあなたたちを受け入れることはできません」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマ機関室	アンジェロ	お互い様だと言っている	「お互い様だと言っている」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマ機関室	ミネバ	アンジェロ。軽はずみな行動は許しません	「アンジェロ。軽はずみな行動は許しません」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマ機関室	ミコット	っ……	「っ……」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマ機関室	ミネバ	失礼があったのならお詫びします	「失礼があったのならお詫びします」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマ機関室	ミネバ	「いま私たちは、共に生き延びなければなりません。どうか心を鎮めてください」	null
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマ機関室	ミコット	あなた、地球で何をしてきたの？状況悪くなってるんだけど。あなたにしか出来ない、大切なことってこのこと？	「あなた、地球で何をしてきたの？状況悪くなってるんだけど。あなたにしか出来ない、大切なことってこのこと？」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマ機関室	オットー（放送）	（ピィィィィ……エヘン、エヘンっ）	（ピィィィィ……エヘン、エヘンっ）
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマ機関室	オットー（放送）	「艦長より達する。そのままで聴いてほしい」	null
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマ機関室	オットー（放送）	「諸君も知っての通り、我々は『ラプラスの箱』をめぐる謀議に巻き込まれ、ほかならぬ地球連邦軍から追われる身となってしまった。この共同戦線は、我々の置かれた理不尽な状況を脱するために必要な選択だった。これは服従ではない。またネオ・ジオンの諸君も、本艦に進駐しているつもりはない。生き残るには、いまは彼らと行動を共にするしかない。各員とも、軽挙妄動はくれぐれも謹んでもらいたい」	null
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマ機関室	オットー（放送）		null
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマ機関室	オットー（放送）	「以上だ」	null
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマ機関室	アンジェロ	……フフッ	「……フフッ」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマ機関室	アンジェロ	「わかったろう？」	null
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマ機関室	シドー	ぐッ……	「ぐッ……」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	オットー	……ふぅ	「……ふぅ」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	フロンタル	ご協力に感謝します	「ご協力に感謝します」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	オットー	ん……	「ん……」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	オットー	「ああは言ったが、むろん私にもジオンに与するつもりはない。たとえ友軍に弓引かれてもな。あんた方に『ラプラスの箱』を渡して、地球圏を再び騒乱に巻き込むなど、もってのほかだ！」	null
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	フロンタル	かと言って、この艦には他に生き延びる道がない	「かと言って、この艦には他に生き延びる道がない」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	オットー	ぅっ……	「ぅっ……」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	フロンタル	囮になったガランシェールにおびき出されて、ラー・カイラムは今ごろルナツー方面にいるでしょう。向こうが転進したところで、合流できる頃には目的地に着いてしまっています	「囮になったガランシェールにおびき出されて、ラー・カイラムは今ごろルナツー方面にいるでしょう。向こうが転進したところで、合流できる頃には目的地に着いてしまっています」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	オットー	目的地……暗礁宙域の真っただ中か	「目的地……暗礁宙域の真っただ中か」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	フロンタル	ルウム戦役の名残りをとどめるこの暗礁宙域……。人類の闘争の足跡を辿らせ、人が『箱』を手にすることの意味を伝えようとしているのだとすれば、最後のポイントがそこに設定されていたとしても、おかしくはない	「ルウム戦役の名残りをとどめるこの暗礁宙域……。人類の闘争の足跡を辿らせ、人が『箱』を手にすることの意味を伝えようとしているのだとすれば、最後のポイントがそこに設定されていたとしても、おかしくはない」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	オットー	あんたら、ユニコーンのデータを傍受していたんだろう？正確な座標をもう知ってるんじゃないのか？	「あんたら、ユニコーンのデータを傍受していたんだろう？正確な座標をもう知ってるんじゃないのか？」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	フロンタル	暗礁宙域ということまではわかっています。が、そこから先は傍受できなかった	「暗礁宙域ということまではわかっています。が、そこから先は傍受できなかった」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	レイアム	なぜです	「なぜです」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	フロンタル	ユニコーンがそれを拒んだからでしょう。バナージ君という乗り手を得て、あれは当初の仕様になかった性能を発揮しつつあるようだ	「ユニコーンがそれを拒んだからでしょう。バナージ君という乗り手を得て、あれは当初の仕様になかった性能を発揮しつつあるようだ」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	フロンタル	まずは、『ラプラスの箱』を手に入れることを考えましょう	「まずは、『ラプラスの箱』を手に入れることを考えましょう」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	オットー	む……	「む……」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	フロンタル	『箱』はあなた方にとっても延命工作の切り札になる。バナージ君もそれはわかっているはずです。いずれ――	「『箱』はあなた方にとっても延命工作の切り札になる。バナージ君もそれはわかっているはずです。いずれ――」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	オットー	そう言うあんたは、『箱』を手に入れて何をしようっていうんです？	「そう言うあんたは、『箱』を手に入れて何をしようっていうんです？」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	オットー	「シャアの再来と呼ばれる男が、単純にジオン再興を目的にしているとは思えない。そろそろ腹の内を明かしてもらいたいもんだな」	null
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	ミネバ	私も聞きたい	「私も聞きたい」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	ミネバ	聞かせてもらおう。フル・フロンタル大佐。お前の本音を	「聞かせてもらおう。フル・フロンタル大佐。お前の本音を」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	フロンタル	いいでしょう	「いいでしょう」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	ミネバ	（放送回線を開き）かまわないな？	（放送回線を開き）「かまわないな？」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	フロンタル	もちろんです	「もちろんです」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	フロンタル	「……私たちスペースノイドが欲しているのは、まず自治権の確立です。連邦は決してこれを認めません。認めた瞬間に、主従が逆転してしまうことを知っているからです」	null
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	フロンタル（放送）	理由は明白です。現在の地球圏の生活はエネルギーも食料も、経済活動そのものも、７つのサイドと月があるからこそ回っている。地球という惑星単体では、もはや20億の口も賄えないのが実情です。対してスペースノイドは、地球を切り離しても充分に自活することができる	「理由は明白です。現在の地球圏の生活はエネルギーも食料も、経済活動そのものも、７つのサイドと月があるからこそ回っている。地球という惑星単体では、もはや20億の口も賄えないのが実情です。対してスペースノイドは、地球を切り離しても充分に自活することができる」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	フロンタル	ジオン・ダイクンは、この事実こそ武器にするべきでした。しかし彼は優れた思想家ではあっても政治家ではなかった。ジオンの理念をねじ曲げ、独立戦争に利用したザビ家にしても、二度にわたるネオ・ジオン戦争にしても同様です	「ジオン・ダイクンは、この事実こそ武器にするべきでした。しかし彼は優れた思想家ではあっても政治家ではなかった。ジオンの理念をねじ曲げ、独立戦争に利用したザビ家にしても、二度にわたるネオ・ジオン戦争にしても同様です」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	フロンタル（放送）	自分たちの存在を認めさせるという発想を捨てない限り、連邦との戦いに勝利は無い。月と７つのサイドの連携を強化し、中央を間引きした経済圏を確立する。すなわち、サイド共栄圏の建設	「自分たちの存在を認めさせるという発想を捨てない限り、連邦との戦いに勝利は無い。月と７つのサイドの連携を強化し、中央を間引きした経済圏を確立する。すなわち、サイド共栄圏の建設」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	エコーズ隊員	筋は通ってるな	「筋は通ってるな」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	フロンタル（放送）	各サイドが経済協定を結び、地球を排斥すれば、地球は――	「各サイドが経済協定を結び、地球を排斥すれば、地球は――」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	フロンタル	経済的に何の価値もない、田舎になり果てる。連邦政府も立ち行かなくなるでしょう	「経済的に何の価値もない、田舎になり果てる。連邦政府も立ち行かなくなるでしょう」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	フロンタル（放送）	そのまとめ役たり得るのは、唯一、ジオン共和国だけです。連邦の傀儡とはいえ、あそこには曲がりなりにも認められた自治権がある	「そのまとめ役たり得るのは、唯一、ジオン共和国だけです。連邦の傀儡とはいえ、あそこには曲がりなりにも認められた自治権がある」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	フロンタル	問題は、その自治権返還期限が４年後に迫っているということです。共和国が元のサイド3に戻り、地方自治体以上の活動は許されぬとなったら、サイド共栄圏へ至る流れも生まれなくなる	「問題は、その自治権返還期限が４年後に迫っているということです。共和国が元のサイド3に戻り、地方自治体以上の活動は許されぬとなったら、サイド共栄圏へ至る流れも生まれなくなる」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	ミネバ	そんな時に届いたのが、『ラプラスの箱』を譲渡するという、ビスト財団からの申し出だったというわけか	「そんな時に届いたのが、『ラプラスの箱』を譲渡するという、ビスト財団からの申し出だったというわけか」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	フロンタル	はい。カーディアス・ビストが我々の計画を知っていたとは思えませんが、時期的に見て、共和国の解体で連邦体制が硬直するのを嫌ってのことだったのでしょう。共和国解体に合わせて、連邦がジオン根絶を期しているのは、周知の事実です。ニュータイプ神話の破壊装置――ユニコーンガンダムが体現する通り	「はい。カーディアス・ビストが我々の計画を知っていたとは思えませんが、時期的に見て、共和国の解体で連邦体制が硬直するのを嫌ってのことだったのでしょう。共和国解体に合わせて、連邦がジオン根絶を期しているのは、周知の事実です。ニュータイプ神話の破壊装置――ユニコーンガンダムが体現する通り」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	ミネバ	大佐が『箱』を使って手に入れようとしているのは"時間"……。連邦を脅し、共和国の解体を引き延ばした上で、サイド共栄圏とやらを作る暇を稼ごうというわけだ	「大佐が『箱』を使って手に入れようとしているのは"時間"……。連邦を脅し、共和国の解体を引き延ばした上で、サイド共栄圏とやらを作る暇を稼ごうというわけだ」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	フロンタル	おっしゃる通りです	「おっしゃる通りです」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	ミネバ	……聞いてしまえば、つまらぬ話だ	「……聞いてしまえば、つまらぬ話だ」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	ミネバ	「連邦を蚊帳の外に置いたサイド共栄圏の構築。変わろうとしない者に変われと要求するより、無視してしまえばいいという、人類の革新を夢見たジオン・ダイクンの理想からは遠い。地球を人の住めない星にして、人類を残らず宇宙（そら）へ上げようとしたシャアの狂気、熱情からも程遠い……」	null
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	ミネバ	「お前は本当にそれでいいのか？お前の言うサイド共栄圏が実現した時、アースノイドは地球の再開発を加速させるだろう。自分たちだけで経済を賄うために。それは西暦の時代の再現だ。貧困の中で育つことになる新しい世代が、やがてスペースノイドへの仕返しを目論むことだってあるかも知れない。かつてジオンが一年戦争を引き起こしたように、調和も革新もなく、弱者と強者が立場を入れ替えながら続く未来。再び人の前に立つと決めた男が、そんなことで……」	null
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	ミネバ		null
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	フロンタル	姫様の気持ちはお察しします	「姫様の気持ちはお察しします」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	フロンタル	「いい悪いという問題ではありません。それが人の世だということです」	null
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	フロンタル	「器は、考えることはしません。注がれた人の総意に従って行動するだけです。全人類を生かし続けるために」	null
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	バナージ	……なんだか、他人事みたいだ。自分たちの今後を語っているのに、あなたの言葉には他人事みたいな冷たさを感じる	「……なんだか、他人事みたいだ。自分たちの今後を語っているのに、あなたの言葉には他人事みたいな冷たさを感じる」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	バナージ	ユニコーンガンダムを包み込んだあの光。あれは、温かかった……。おれが知ってるみんなの思いが重なりあったような……。あんな可能性が、人にあるのなら……	「ユニコーンガンダムを包み込んだあの光。あれは、温かかった……。おれが知ってるみんなの思いが重なりあったような……。あんな可能性が、人にあるのなら……」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	フロンタル	同じ光を、私も見た。もっと大きな光をだ	「同じ光を、私も見た。もっと大きな光をだ」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	フロンタル	サイコフレームを媒介に、おそらくは地球圏の全人類の無意識を集積・物理的パワーに転化したのであろう光。小惑星アクシズを押し返したサイコ・フィールド	「サイコフレームを媒介に、おそらくは地球圏の全人類の無意識を集積・物理的パワーに転化したのであろう光。小惑星アクシズを押し返したサイコ・フィールド」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	レイアム	アクシズ・ショック……	「アクシズ・ショック……」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	フロンタル	だが、それほどの可能性が示されても、人は変わらなかった。現状を維持するためなら、可能性さえ葬る。それが人間だ。我々はその現実の中で、平和と安定を模索してゆくしかない。君が言う可能性というやつは、争いを引き起こす毒になることもあると自覚した方がいい	「だが、それほどの可能性が示されても、人は変わらなかった。現状を維持するためなら、可能性さえ葬る。それが人間だ。我々はその現実の中で、平和と安定を模索してゆくしかない。君が言う可能性というやつは、争いを引き起こす毒になることもあると自覚した方がいい」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	ミネバ	……私が知っているシャア・アズナブルは、本当に死んだな	「……私が知っているシャア・アズナブルは、本当に死んだな」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	ミネバ	「……インダストリアル７。そのコロニービルダーたる、メガラニカ」	null
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	ミネバ	そこが、ラプラス・プログラムが示した最終座標だ	「そこが、ラプラス・プログラムが示した最終座標だ」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	フロンタル	……ほう	「……ほう」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	バナージ	……くッ	「……くッ」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	ミネバ	……その少年には、荷が重い	「……その少年には、荷が重い」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	フロンタル	確認させてもらいたいな、バナージ君	「確認させてもらいたいな、バナージ君」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	フロンタル	ふむ。私は一度、レウルーラに戻る。キャプテンも同行願いたい。後を頼むぞ、アンジェロ	「ふむ。私は一度、レウルーラに戻る。キャプテンも同行願いたい。後を頼むぞ、アンジェロ」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマブリッジ	アンジェロ	はっ！	「はっ！」
episode6	宇宙と地球と	シャトル発射施設内の一室（回想）	アルベルト	ネオ・ジオンの手に『箱』が渡るのを防ぐという点では、ビスト財団と連邦政府の利害ははなから一致している。その脅威の前には、もはや『箱』の存続も絶対条件ではない	「ネオ・ジオンの手に『箱』が渡るのを防ぐという点では、ビスト財団と連邦政府の利害ははなから一致している。その脅威の前には、もはや『箱』の存続も絶対条件ではない」
episode6	宇宙と地球と	シャトル発射施設内の一室（回想）	アルベルト	「バンシィは本来、強化人間用に造られたマシーンだが……」	null
episode6	宇宙と地球と	シャトル発射施設内の一室（回想）	リディ	バナージは乗りこなしている。おれもやってみせるさ	「バナージは乗りこなしている。おれもやってみせるさ」
episode6	宇宙と地球と	シャトル発射施設内の一室（回想）	アルベルト	それと、もうひとつ	「それと、もうひとつ」
episode6	宇宙と地球と	シャトル発射施設内の一室（回想）	アルベルト	「可能なら……"袖付き"に拉致された強化人間……プルトゥエルブを奪還してもらいたい。理由は……想像に任せる。ただ、私が万難を排して少尉をバンシィのパイロットに推したのは、叔母たちに黙ってこのことを頼める相手と見込んだからでもある」	null
episode6	宇宙と地球と	シャトル発射施設内の一室（回想）	アルベルト	「バンシィをもってしてもユニコーンを破壊できない時は、ビスト財団は奥の手を使わざるを得ない。そうなれば、なにもかもが失われる。それは少尉も望むことではあるまい」	null
episode6	宇宙と地球と	シャトル発射施設内の一室（回想）	リディ	おれは、あんたの腹違いの弟を殺すことになる。それでいいのか？	「おれは、あんたの腹違いの弟を殺すことになる。それでいいのか？」
episode6	宇宙と地球と	シャトル発射施設内の一室（回想）	アルベルト	既に血塗られた道だ。あれは事故……いや、そうではないな……	「既に血塗られた道だ。あれは事故……いや、そうではないな……」
episode6	宇宙と地球と	バンシィ・ノルン	アルベルト（回想）	私の家……ビスト家では血族内での殺し合いが続いている。叔母のマーサが、ああも頑なになってしまったのも、彼女の父――すなわち我々の祖父が、曾祖父サイアムに殺されたためだ。男たちの論理が支配する世界への復讐。男の身としては、簡単に受け容れるわけにはいかないが……この世界は一度、さっぱりさせないといけないのかもしれないな	「私の家……ビスト家では血族内での殺し合いが続いている。叔母のマーサが、ああも頑なになってしまったのも、彼女の父――すなわち我々の祖父が、曾祖父サイアムに殺されたためだ。男たちの論理が支配する世界への復讐。男の身としては、簡単に受け容れるわけにはいかないが……この世界は一度、さっぱりさせないといけないのかもしれないな」
episode6	宇宙と地球と	バンシィ・ノルン	リディ	くッ……	「くッ……」
episode6	宇宙と地球と	バンシィ・ノルン	アルベルト（回想）	ユニコーンやバンシィのような魔物を造り出してしまう我々は、既に破滅の戸口に立っているのだろうが……	「ユニコーンやバンシィのような魔物を造り出してしまう我々は、既に破滅の戸口に立っているのだろうが……」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマ船室	ハロ	バナージ、オキャクサン、オキャクサン	「バナージ、オキャクサン、オキャクサン」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマ船室	バナージ	あっ……マリーダさん。もう起きても――	「あっ……マリーダさん。もう起きても――」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマ船室	マリーダ	これの、味が苦手なんだ。手伝ってくれ	「これの、味が苦手なんだ。手伝ってくれ」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマ船室	バナージ	えっ	「えっ」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマ船室	マリーダ	病人用で身体には良いらしいが……とにかく不味い	「病人用で身体には良いらしいが……とにかく不味い」
episode6	宇宙と地球と	ネェル・アーガマ船室	ハロ	バナージ、テツダエ、テツダエ、トニカクマズイ	「バナージ、テツダエ、テツダエ、トニカクマズイ」
episode6	宇宙と地球と	.	バナージ	うぇっ！本当に不味い……	「うぇっ！本当に不味い……」
episode6	宇宙と地球と	.	マリーダ	だろう	「だろう」
episode6	宇宙と地球と	.	バナージ	マリーダさん、好きな食べ物は何ですか？	「マリーダさん、好きな食べ物は何ですか？」
episode6	宇宙と地球と	.	マリーダ	何だ、急に	「何だ、急に」
episode6	宇宙と地球と	.	バナージ	嫌いなものより、好きなものが知りたいから	「嫌いなものより、好きなものが知りたいから」
episode6	宇宙と地球と	.	マリーダ	考えたこともない……	「考えたこともない……」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマ機関室

ミコット

力ずくでも追い出してやるわよ！

「力ずくでも追い出してやるわよ！」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマ機関室

ミコット

「私たちを守るふりをして、連邦のモビルスーツをいっぱい墜ち落として！」

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episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマ機関室

アンジェロ

我々が守ったのは『箱』の鍵だ。貴様らがどうなろうと知ったことではない

「我々が守ったのは『箱』の鍵だ。貴様らがどうなろうと知ったことではない」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマ機関室

ミコット

くッ……！ぁっ……

「くッ……！ぁっ……」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマ機関室

ミヒロ

あなた方に窮地を救ってもらったことは事実で、感謝もしていますが……。やはり、仲間を大勢殺したあなたたちを受け入れることはできません

「あなた方に窮地を救ってもらったことは事実で、感謝もしていますが……。やはり、仲間を大勢殺したあなたたちを受け入れることはできません」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマ機関室

アンジェロ

お互い様だと言っている

「お互い様だと言っている」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマ機関室

ミネバ

アンジェロ。軽はずみな行動は許しません

「アンジェロ。軽はずみな行動は許しません」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマ機関室

ミコット

っ……

「っ……」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマ機関室

ミネバ

失礼があったのならお詫びします

「失礼があったのならお詫びします」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマ機関室

ミネバ

「いま私たちは、共に生き延びなければなりません。どうか心を鎮めてください」

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episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマ機関室

ミコット

あなた、地球で何をしてきたの？状況悪くなってるんだけど。あなたにしか出来ない、大切なことってこのこと？

「あなた、地球で何をしてきたの？状況悪くなってるんだけど。あなたにしか出来ない、大切なことってこのこと？」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマ機関室

オットー（放送）

（ピィィィィ……エヘン、エヘンっ）

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマ機関室

オットー（放送）

「艦長より達する。そのままで聴いてほしい」

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episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマ機関室

オットー（放送）

「諸君も知っての通り、我々は『ラプラスの箱』をめぐる謀議に巻き込まれ、ほかならぬ地球連邦軍から追われる身となってしまった。この共同戦線は、我々の置かれた理不尽な状況を脱するために必要な選択だった。これは服従ではない。またネオ・ジオンの諸君も、本艦に進駐しているつもりはない。生き残るには、いまは彼らと行動を共にするしかない。各員とも、軽挙妄動はくれぐれも謹んでもらいたい」

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episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマ機関室

オットー（放送）

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episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマ機関室

オットー（放送）

「以上だ」

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episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマ機関室

アンジェロ

……フフッ

「……フフッ」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマ機関室

アンジェロ

「わかったろう？」

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episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマ機関室

シドー

ぐッ……

「ぐッ……」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

オットー

……ふぅ

「……ふぅ」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

フロンタル

ご協力に感謝します

「ご協力に感謝します」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

オットー

ん……

「ん……」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

オットー

「ああは言ったが、むろん私にもジオンに与するつもりはない。たとえ友軍に弓引かれてもな。あんた方に『ラプラスの箱』を渡して、地球圏を再び騒乱に巻き込むなど、もってのほかだ！」

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episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

フロンタル

かと言って、この艦には他に生き延びる道がない

「かと言って、この艦には他に生き延びる道がない」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

オットー

ぅっ……

「ぅっ……」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

フロンタル

囮になったガランシェールにおびき出されて、ラー・カイラムは今ごろルナツー方面にいるでしょう。向こうが転進したところで、合流できる頃には目的地に着いてしまっています

「囮になったガランシェールにおびき出されて、ラー・カイラムは今ごろルナツー方面にいるでしょう。向こうが転進したところで、合流できる頃には目的地に着いてしまっています」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

オットー

目的地……暗礁宙域の真っただ中か

「目的地……暗礁宙域の真っただ中か」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

フロンタル

ルウム戦役の名残りをとどめるこの暗礁宙域……。人類の闘争の足跡を辿らせ、人が『箱』を手にすることの意味を伝えようとしているのだとすれば、最後のポイントがそこに設定されていたとしても、おかしくはない

「ルウム戦役の名残りをとどめるこの暗礁宙域……。人類の闘争の足跡を辿らせ、人が『箱』を手にすることの意味を伝えようとしているのだとすれば、最後のポイントがそこに設定されていたとしても、おかしくはない」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

オットー

あんたら、ユニコーンのデータを傍受していたんだろう？正確な座標をもう知ってるんじゃないのか？

「あんたら、ユニコーンのデータを傍受していたんだろう？正確な座標をもう知ってるんじゃないのか？」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

フロンタル

暗礁宙域ということまではわかっています。が、そこから先は傍受できなかった

「暗礁宙域ということまではわかっています。が、そこから先は傍受できなかった」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

レイアム

なぜです

「なぜです」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

フロンタル

ユニコーンがそれを拒んだからでしょう。バナージ君という乗り手を得て、あれは当初の仕様になかった性能を発揮しつつあるようだ

「ユニコーンがそれを拒んだからでしょう。バナージ君という乗り手を得て、あれは当初の仕様になかった性能を発揮しつつあるようだ」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

フロンタル

まずは、『ラプラスの箱』を手に入れることを考えましょう

「まずは、『ラプラスの箱』を手に入れることを考えましょう」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

オットー

む……

「む……」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

フロンタル

『箱』はあなた方にとっても延命工作の切り札になる。バナージ君もそれはわかっているはずです。いずれ――

「『箱』はあなた方にとっても延命工作の切り札になる。バナージ君もそれはわかっているはずです。いずれ――」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

オットー

そう言うあんたは、『箱』を手に入れて何をしようっていうんです？

「そう言うあんたは、『箱』を手に入れて何をしようっていうんです？」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

オットー

「シャアの再来と呼ばれる男が、単純にジオン再興を目的にしているとは思えない。そろそろ腹の内を明かしてもらいたいもんだな」

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episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

ミネバ

私も聞きたい

「私も聞きたい」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

ミネバ

聞かせてもらおう。フル・フロンタル大佐。お前の本音を

「聞かせてもらおう。フル・フロンタル大佐。お前の本音を」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

フロンタル

いいでしょう

「いいでしょう」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

ミネバ

（放送回線を開き）かまわないな？

（放送回線を開き）「かまわないな？」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

フロンタル

もちろんです

「もちろんです」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

フロンタル

「……私たちスペースノイドが欲しているのは、まず自治権の確立です。連邦は決してこれを認めません。認めた瞬間に、主従が逆転してしまうことを知っているからです」

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episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

フロンタル（放送）

理由は明白です。現在の地球圏の生活はエネルギーも食料も、経済活動そのものも、７つのサイドと月があるからこそ回っている。地球という惑星単体では、もはや20億の口も賄えないのが実情です。対してスペースノイドは、地球を切り離しても充分に自活することができる

「理由は明白です。現在の地球圏の生活はエネルギーも食料も、経済活動そのものも、７つのサイドと月があるからこそ回っている。地球という惑星単体では、もはや20億の口も賄えないのが実情です。対してスペースノイドは、地球を切り離しても充分に自活することができる」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

フロンタル

ジオン・ダイクンは、この事実こそ武器にするべきでした。しかし彼は優れた思想家ではあっても政治家ではなかった。ジオンの理念をねじ曲げ、独立戦争に利用したザビ家にしても、二度にわたるネオ・ジオン戦争にしても同様です

「ジオン・ダイクンは、この事実こそ武器にするべきでした。しかし彼は優れた思想家ではあっても政治家ではなかった。ジオンの理念をねじ曲げ、独立戦争に利用したザビ家にしても、二度にわたるネオ・ジオン戦争にしても同様です」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

フロンタル（放送）

自分たちの存在を認めさせるという発想を捨てない限り、連邦との戦いに勝利は無い。月と７つのサイドの連携を強化し、中央を間引きした経済圏を確立する。すなわち、サイド共栄圏の建設

「自分たちの存在を認めさせるという発想を捨てない限り、連邦との戦いに勝利は無い。月と７つのサイドの連携を強化し、中央を間引きした経済圏を確立する。すなわち、サイド共栄圏の建設」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

エコーズ隊員

筋は通ってるな

「筋は通ってるな」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

フロンタル（放送）

各サイドが経済協定を結び、地球を排斥すれば、地球は――

「各サイドが経済協定を結び、地球を排斥すれば、地球は――」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

フロンタル

経済的に何の価値もない、田舎になり果てる。連邦政府も立ち行かなくなるでしょう

「経済的に何の価値もない、田舎になり果てる。連邦政府も立ち行かなくなるでしょう」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

フロンタル（放送）

そのまとめ役たり得るのは、唯一、ジオン共和国だけです。連邦の傀儡とはいえ、あそこには曲がりなりにも認められた自治権がある

「そのまとめ役たり得るのは、唯一、ジオン共和国だけです。連邦の傀儡とはいえ、あそこには曲がりなりにも認められた自治権がある」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

フロンタル

問題は、その自治権返還期限が４年後に迫っているということです。共和国が元のサイド3に戻り、地方自治体以上の活動は許されぬとなったら、サイド共栄圏へ至る流れも生まれなくなる

「問題は、その自治権返還期限が４年後に迫っているということです。共和国が元のサイド3に戻り、地方自治体以上の活動は許されぬとなったら、サイド共栄圏へ至る流れも生まれなくなる」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

ミネバ

そんな時に届いたのが、『ラプラスの箱』を譲渡するという、ビスト財団からの申し出だったというわけか

「そんな時に届いたのが、『ラプラスの箱』を譲渡するという、ビスト財団からの申し出だったというわけか」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

フロンタル

はい。カーディアス・ビストが我々の計画を知っていたとは思えませんが、時期的に見て、共和国の解体で連邦体制が硬直するのを嫌ってのことだったのでしょう。共和国解体に合わせて、連邦がジオン根絶を期しているのは、周知の事実です。ニュータイプ神話の破壊装置――ユニコーンガンダムが体現する通り

「はい。カーディアス・ビストが我々の計画を知っていたとは思えませんが、時期的に見て、共和国の解体で連邦体制が硬直するのを嫌ってのことだったのでしょう。共和国解体に合わせて、連邦がジオン根絶を期しているのは、周知の事実です。ニュータイプ神話の破壊装置――ユニコーンガンダムが体現する通り」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

ミネバ

大佐が『箱』を使って手に入れようとしているのは"時間"……。連邦を脅し、共和国の解体を引き延ばした上で、サイド共栄圏とやらを作る暇を稼ごうというわけだ

「大佐が『箱』を使って手に入れようとしているのは"時間"……。連邦を脅し、共和国の解体を引き延ばした上で、サイド共栄圏とやらを作る暇を稼ごうというわけだ」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

フロンタル

おっしゃる通りです

「おっしゃる通りです」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

ミネバ

……聞いてしまえば、つまらぬ話だ

「……聞いてしまえば、つまらぬ話だ」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

ミネバ

「連邦を蚊帳の外に置いたサイド共栄圏の構築。変わろうとしない者に変われと要求するより、無視してしまえばいいという、人類の革新を夢見たジオン・ダイクンの理想からは遠い。地球を人の住めない星にして、人類を残らず宇宙（そら）へ上げようとしたシャアの狂気、熱情からも程遠い……」

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episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

ミネバ

「お前は本当にそれでいいのか？お前の言うサイド共栄圏が実現した時、アースノイドは地球の再開発を加速させるだろう。自分たちだけで経済を賄うために。それは西暦の時代の再現だ。貧困の中で育つことになる新しい世代が、やがてスペースノイドへの仕返しを目論むことだってあるかも知れない。かつてジオンが一年戦争を引き起こしたように、調和も革新もなく、弱者と強者が立場を入れ替えながら続く未来。再び人の前に立つと決めた男が、そんなことで……」

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episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

ミネバ

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episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

フロンタル

姫様の気持ちはお察しします

「姫様の気持ちはお察しします」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

フロンタル

「いい悪いという問題ではありません。それが人の世だということです」

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episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

フロンタル

「器は、考えることはしません。注がれた人の総意に従って行動するだけです。全人類を生かし続けるために」

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episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

バナージ

……なんだか、他人事みたいだ。自分たちの今後を語っているのに、あなたの言葉には他人事みたいな冷たさを感じる

「……なんだか、他人事みたいだ。自分たちの今後を語っているのに、あなたの言葉には他人事みたいな冷たさを感じる」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

バナージ

ユニコーンガンダムを包み込んだあの光。あれは、温かかった……。おれが知ってるみんなの思いが重なりあったような……。あんな可能性が、人にあるのなら……

「ユニコーンガンダムを包み込んだあの光。あれは、温かかった……。おれが知ってるみんなの思いが重なりあったような……。あんな可能性が、人にあるのなら……」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

フロンタル

同じ光を、私も見た。もっと大きな光をだ

「同じ光を、私も見た。もっと大きな光をだ」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

フロンタル

サイコフレームを媒介に、おそらくは地球圏の全人類の無意識を集積・物理的パワーに転化したのであろう光。小惑星アクシズを押し返したサイコ・フィールド

「サイコフレームを媒介に、おそらくは地球圏の全人類の無意識を集積・物理的パワーに転化したのであろう光。小惑星アクシズを押し返したサイコ・フィールド」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

レイアム

アクシズ・ショック……

「アクシズ・ショック……」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

フロンタル

だが、それほどの可能性が示されても、人は変わらなかった。現状を維持するためなら、可能性さえ葬る。それが人間だ。我々はその現実の中で、平和と安定を模索してゆくしかない。君が言う可能性というやつは、争いを引き起こす毒になることもあると自覚した方がいい

「だが、それほどの可能性が示されても、人は変わらなかった。現状を維持するためなら、可能性さえ葬る。それが人間だ。我々はその現実の中で、平和と安定を模索してゆくしかない。君が言う可能性というやつは、争いを引き起こす毒になることもあると自覚した方がいい」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

ミネバ

……私が知っているシャア・アズナブルは、本当に死んだな

「……私が知っているシャア・アズナブルは、本当に死んだな」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

ミネバ

「……インダストリアル７。そのコロニービルダーたる、メガラニカ」

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episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

ミネバ

そこが、ラプラス・プログラムが示した最終座標だ

「そこが、ラプラス・プログラムが示した最終座標だ」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

フロンタル

……ほう

「……ほう」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

バナージ

……くッ

「……くッ」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

ミネバ

……その少年には、荷が重い

「……その少年には、荷が重い」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

フロンタル

確認させてもらいたいな、バナージ君

「確認させてもらいたいな、バナージ君」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

フロンタル

ふむ。私は一度、レウルーラに戻る。キャプテンも同行願いたい。後を頼むぞ、アンジェロ

「ふむ。私は一度、レウルーラに戻る。キャプテンも同行願いたい。後を頼むぞ、アンジェロ」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマブリッジ

アンジェロ

はっ！

「はっ！」

episode6

宇宙と地球と

シャトル発射施設内の一室（回想）

アルベルト

ネオ・ジオンの手に『箱』が渡るのを防ぐという点では、ビスト財団と連邦政府の利害ははなから一致している。その脅威の前には、もはや『箱』の存続も絶対条件ではない

「ネオ・ジオンの手に『箱』が渡るのを防ぐという点では、ビスト財団と連邦政府の利害ははなから一致している。その脅威の前には、もはや『箱』の存続も絶対条件ではない」

episode6

宇宙と地球と

シャトル発射施設内の一室（回想）

アルベルト

「バンシィは本来、強化人間用に造られたマシーンだが……」

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episode6

宇宙と地球と

シャトル発射施設内の一室（回想）

リディ

バナージは乗りこなしている。おれもやってみせるさ

「バナージは乗りこなしている。おれもやってみせるさ」

episode6

宇宙と地球と

シャトル発射施設内の一室（回想）

アルベルト

それと、もうひとつ

「それと、もうひとつ」

episode6

宇宙と地球と

シャトル発射施設内の一室（回想）

アルベルト

「可能なら……"袖付き"に拉致された強化人間……プルトゥエルブを奪還してもらいたい。理由は……想像に任せる。ただ、私が万難を排して少尉をバンシィのパイロットに推したのは、叔母たちに黙ってこのことを頼める相手と見込んだからでもある」

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episode6

宇宙と地球と

シャトル発射施設内の一室（回想）

アルベルト

「バンシィをもってしてもユニコーンを破壊できない時は、ビスト財団は奥の手を使わざるを得ない。そうなれば、なにもかもが失われる。それは少尉も望むことではあるまい」

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episode6

宇宙と地球と

シャトル発射施設内の一室（回想）

リディ

おれは、あんたの腹違いの弟を殺すことになる。それでいいのか？

「おれは、あんたの腹違いの弟を殺すことになる。それでいいのか？」

episode6

宇宙と地球と

シャトル発射施設内の一室（回想）

アルベルト

既に血塗られた道だ。あれは事故……いや、そうではないな……

「既に血塗られた道だ。あれは事故……いや、そうではないな……」

episode6

宇宙と地球と

バンシィ・ノルン

アルベルト（回想）

私の家……ビスト家では血族内での殺し合いが続いている。叔母のマーサが、ああも頑なになってしまったのも、彼女の父――すなわち我々の祖父が、曾祖父サイアムに殺されたためだ。男たちの論理が支配する世界への復讐。男の身としては、簡単に受け容れるわけにはいかないが……この世界は一度、さっぱりさせないといけないのかもしれないな

「私の家……ビスト家では血族内での殺し合いが続いている。叔母のマーサが、ああも頑なになってしまったのも、彼女の父――すなわち我々の祖父が、曾祖父サイアムに殺されたためだ。男たちの論理が支配する世界への復讐。男の身としては、簡単に受け容れるわけにはいかないが……この世界は一度、さっぱりさせないといけないのかもしれないな」

episode6

宇宙と地球と

バンシィ・ノルン

リディ

くッ……

「くッ……」

episode6

宇宙と地球と

バンシィ・ノルン

アルベルト（回想）

ユニコーンやバンシィのような魔物を造り出してしまう我々は、既に破滅の戸口に立っているのだろうが……

「ユニコーンやバンシィのような魔物を造り出してしまう我々は、既に破滅の戸口に立っているのだろうが……」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマ船室

ハロ

バナージ、オキャクサン、オキャクサン

「バナージ、オキャクサン、オキャクサン」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマ船室

バナージ

あっ……マリーダさん。もう起きても――

「あっ……マリーダさん。もう起きても――」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマ船室

マリーダ

これの、味が苦手なんだ。手伝ってくれ

「これの、味が苦手なんだ。手伝ってくれ」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマ船室

バナージ

えっ

「えっ」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマ船室

マリーダ

病人用で身体には良いらしいが……とにかく不味い

「病人用で身体には良いらしいが……とにかく不味い」

episode6

宇宙と地球と

ネェル・アーガマ船室

ハロ

バナージ、テツダエ、テツダエ、トニカクマズイ

「バナージ、テツダエ、テツダエ、トニカクマズイ」

episode6

宇宙と地球と

.

バナージ

うぇっ！本当に不味い……

「うぇっ！本当に不味い……」

episode6

宇宙と地球と

.

マリーダ

だろう

「だろう」

episode6

宇宙と地球と

.

バナージ

マリーダさん、好きな食べ物は何ですか？

「マリーダさん、好きな食べ物は何ですか？」

episode6

宇宙と地球と

.

マリーダ

何だ、急に

「何だ、急に」

episode6

宇宙と地球と

.

バナージ

嫌いなものより、好きなものが知りたいから

「嫌いなものより、好きなものが知りたいから」

episode6

宇宙と地球と

.

マリーダ

考えたこともない……

「考えたこともない……」