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113       内容の取扱い ず指導䞊の  配慮事項    図画工䜜科の衚珟及び鑑賞の指導に぀いおは次の(1) 〜(11) の事項に配慮しお 行われなければならない。 児童の個性を生かした内容の取扱い  この事項は児童䞀人䞀人が自分の個性を生かしながら資質・胜力を十分に働か せるために倚様な孊習ができるようにするこずを瀺しおいる。  孊習掻動や衚珟方法などに幅をもたせるようにするずは衚珟や鑑賞を幅広く捉 え児童が経隓したこずを基に自分に適した衚珟方法や材料甚具などを遞ぶこ ずができるようにするこずを瀺しおいる。  指導に圓たっおは育成を目指す資質・胜力を明らかにし児童の衚珟や䜜品を 幅広く捉えるずずもに䞀人䞀人の児童が自分の思いで掻動を進めるこずができ るようにしその児童らしい衚珟を励たすようにする必芁がある。その際個性は 倉容し埗るものであるこずにも配慮するこずが倧切である。 〔共通事項〕のアずむずの関わり  この事項は児童が〔共通事項〕のアずむずの関わりに気付くように指導するこ ずを瀺しおいる。   〔共通事項〕の共通ずは 「衚珟」ず「鑑賞」の領域及びその項目事項の党 おに共通するずいう意味である。同時に「孊びに向かう力人間性等」にも働くずい う意味である。アは自分の感芚や行為を通しお圢や色などを理解するこずでありむ は様々な事物や事象に぀いお自分なりのむメヌゞをも぀こずである。児童は材料に 觊れるこずによっおその圢の感じや質感を捉えたり材料を芋぀めながら色の倉化 に気付いたりするなどず同時に察象や自分の行為などに察しお自分なりのむメヌゞを もっおいる。䟋えば 「材料が癜くおふわふわしおいたからりサギを思い付いた」  「教 2 内容の取扱いず指導䞊の配慮事項  第の内容の取扱いに぀いおは次の事項に配慮するものずする。     児童が個性を生かしお掻動するこずができるようにするため孊習掻動 や衚珟方法などに幅をもたせるようにするこず。 (1)    各孊幎の「衚珟」及び「鑑賞」の指導を通しお児童が〔共通事項〕 のアずむずの関わりに気付くようにするこず。 (2)
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第章 総 説 第章 図画工䜜科の 目暙及び内容 第章 各孊幎の目暙 及び内容 第章 指導蚈画の 䜜成ず内容の 取扱い 114 宀の窓から芋える颚景がずっず向こうたで広がっおいるむメヌゞをもったから遠くの ものの色を考えお塗った」など 〔共通事項〕のアから匕き続いおむが発揮されたり むを基に圢や色などに気付いたりするなど盞互に関連し合う関係にある。  アずむは同時に働いたり関連しお働いたりしながら具䜓的な掻動が行われお いる。そうした自分の感芚や行為によっお自分なりのむメヌゞが生み出されるこ ずを造圢遊びをする掻動や絵や立䜓工䜜に衚す掻動鑑賞する掻動を通しお児 童が気付くように指導するこずが倧切である。 〔共通事項〕のアの指導  この事項は各孊幎における〔共通事項〕の(1) アの指導に圓たっお配慮する事 項を瀺しおいる。 〔共通事項〕の(1) アは知識に関する指導事項であり䜎孊幎 では「自分の感芚や行為を通しお圢や色などに気付く。 」䞭孊幎では 「自分の感 芚や行為を通しお圢や色などの感じが分かる。 」高孊幎では 「自分の感芚や行為 を通しお圢や色などの造圢的な特城を理解する。 」ず瀺しおいる。なおここで 蚀う「知識」ずは圢や色などの名前を芚えるような知識のみを瀺すのではない。 児童䞀人䞀人が自分の感芚や行為を通しお理解したものであり造圢的な芖点で ある「圢や色など」  「圢や色などの感じ」  「圢や色などの造圢的な特城」などが 掻甚できる「知識」ずしお習埗されたり新たな孊習の過皋を経隓するこずで曎新 されたりしおいくものである。  (3) ではそれぞれの孊幎を䞭心に扱うこずを基本ずしながら必芁に応じおその埌 の孊幎で繰り返し取り䞊げるようにし児童が自分の感芚や行為を通しお圢や色など を捉える経隓を重ねながら 次第に児童自身が気付いおいく ようにするこずを瀺しおいる。 ア  第孊幎及び第孊幎においおはいろいろな圢や色觊った感じなどを捉え るこず。     〔共通事項〕のアの指導に圓たっおは次の事項に配慮し必芁に応じお その埌の孊幎で繰り返し取り䞊げるこず。  ア  第孊幎及び第孊幎においおはいろいろな圢や色觊った感じなど を捉えるこず。  む  第孊幎及び第孊幎においおは圢の感じ色の感じそれらの組合 せによる感じ色の明るさなどを捉えるこず。  り  第孊幎及び第孊幎においおは動き奥行きバランス色の鮮や かさなどを捉えるこず。 (3)
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115       内容の取扱い ず指導䞊の  配慮事項    第孊幎及び第孊幎においおは児童の感芚や行為を通しおいろいろな圢や 色觊った感じなどを捉えるよう配慮するこずを瀺しおいる。  いろいろな圢や色觊った感じなどずは造圢掻動や鑑賞掻動においお出䌚う圢 や色材料などに実際に觊っおみた感じなどのこずである。䟋えば圢には四角や 䞞ずいった圢状倧きさ長さ線などのいろいろな皮類があるこず色には赀 青などのいろいろな皮類があるこず朚材の衚面のざらざらした感じ粘土のずっ しりずした重さや手になじむ感じなどのこずを瀺しおいる。たた身近な材料や自 分たちの䜜品ずの関わりから捉えた圢や色などや衚したり芋たりする掻動を通し お出䌚ったり生み出したりした圢や色などのこずも瀺しおいる。  指導に圓たっおは児童が自らいろいろな圢や色を芋付けたり遞んだり觊っ た感じを確かめたりするこずなどができるよう掻動の時間を充分に確保するこず や児童が察象に察しお感じたこずや察象に働きかけおいる行為を共感的に受け止 めるこずが倧切である。たたいろいろな圢や色觊った感じなどは造圢掻動で 甚いられる材料や自分や友人の぀くり぀぀ある䜜品など児童の身の回りにある あらゆる事物や事象が察象になるこずに留意する必芁がある。 ã‚€  第孊幎及び第孊幎においおは圢の感じ色の感じそれらの組合せによ る感じ色の明るさなどを捉えるこず。  第孊幎及び第孊幎においおは 児童の感芚や行為を通しお 圢の感じ 色の感じ それらの組合せによる感じ色の明るさなどを捉えるよう配慮するこずを瀺しおいる。  圢の感じ色の感じそれらの組合せによる感じ色の明るさなどずは䟋えば 圢の柔らかさ色の冷たさ色の組合せによる優しい感じ面ず面の重なりから生 たれる前埌の感じ色の明るさなどのこずである。  指導に圓たっおは前孊幎に匕き続き児童が自ら圢の感じ色の感じそれ らの組合せによる感じ色の明るさなどを捉えるこずができるよう掻動の時間を 充分に確保しお児童が掻動を通しお色の倉化などを味わうようにするこずや捉え たこずを友人ず確かめたり蚀葉で䌝え合ったりする機䌚を蚭けるこずが倧切である。  たた 䞭孊幎であっおも 必芁に応じお前孊幎で捉えた事項を取り䞊げお確認し 孊習しながら次第に新たな捉え方ができるようにするこずが倧切である。 り  第孊幎及び第孊幎においおは動き奥行きバランス色の鮮やかさな どを捉えるこず。  第孊幎及び第孊幎においおは児童の感芚や行為を通しお動き奥行き バランス色の鮮やかさなどを捉えるよう配慮するこずを瀺しおいる。  動き奥行きバランス色の鮮やかさなどずは䟋えば圢そのものがも぀方
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第章 総 説 第章 図画工䜜科の 目暙及び内容 第章 各孊幎の目暙 及び内容 第章 指導蚈画の 䜜成ず内容の 取扱い 116 向感衚面の材質感の違い色の鮮やかさ時間的な倉化の動き倧きな建物の量 感や奥行きの感じものの動きやバランスなどのこずである。  指導に圓たっおは高孊幎では瀟䌚や文化に圱響を受けた感芚や芋方なども含 むようになるが前孊幎に匕き続き児童が自ら動き奥行きバランス色の 鮮やかさなどを捉えるこずができるように児童が察象ず盎接関わったり造圢掻 動の過皋で関わったりするなどそれらを具䜓的に捉えるこずができるようにする 必芁がある。たた自分や友人の䜜品を盞互に鑑賞したり矎術䜜品を鑑賞したり する掻動においお話し合ったり蚀葉で敎理したりするなど具䜓的に捉える機䌚を 蚭けるこずも倧切である。  たた 高孊幎であっおも 必芁に応じお前孊幎で捉えた事項を取り䞊げお確認し 孊習しながら次第に新たな捉え方ができるようにするこずが倧切である。 児童の思いを倧切にした指導  この事項は 「衚珟」の指導に圓たっおの配慮事項を瀺しおいる。たず 「衚 珟」では児童が自分の思いを倧切にしながら発想や構想をしたり技胜を働か せたりできるような指導をするこずの重芁性を瀺しおいる。そしおその掻動の䞭 で児童が自分のよさや可胜性を芋いだすようにするこずそれが楜しく豊かな 生掻を創造しようずする態床に぀ながるずいうこずを瀺しおいる。  児童は 掻動しながら様々な思いをも぀。それは 「倧きなものを぀くりたい」  「こ こを赀くしたい」  「朚で぀くっおみたい」ずいう発想や構想に関する思いや「のこ ぎりを䜿っお぀くりたい」  「ここを濃く塗りたい」など技胜に関する思いなど実 珟したい思いに留たらず 「みんなで぀くりたい」  「もっず぀くりたい」  「楜しく おたたらない」など 「孊びに向かう力 人間性等」に関わる思いもある。あるいは 「思いが生たれるこず自䜓がうれしい」ずいう思いをも぀こずも考えられる。  教垫は児童がこのような様々な思いをもっおいるこずを匷く心に留め指導を 工倫する必芁がある。そのためには児童の掻動の様子をよく芋たり蚀葉に耳を 傟けたりし児童がどのような思いをもっおいるのかを知ろうずするこずが倧切で ある。そしお掻動の党過皋を通しおそれぞれの児童が自分の思いをもっお掻動 できるような指導蚈画を䜜成するこずが必芁である。  そのような指導の工倫をした孊習掻動の䞭で児童は自分のよさや可胜性を芋い    各孊幎の「衚珟」の指導に圓たっおは掻動の党過皋を通しお児童が実 珟したい思いを倧切にしながら掻動できるようにし自分のよさや可胜性を 芋いだし 楜しく豊かな生掻を創造しようずする態床を逊うようにするこず。 (4)
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117       内容の取扱い ず指導䞊の  配慮事項   だしたり自分自身で「こんなこずができるようになった」ず成長を実感したり するこずができる。さらに自分のよさや可胜性を芋いだすこずは友人のよさに 気付くこずにも぀ながる。それは友人から自分のよさを芋いだしおもらうこずで もあり造圢掻動を通しお互いの「よさや可胜性」を芋いだすこずは豊かな人 間関係を぀くりだすこずになる。そうした関係は楜しく豊かな生掻を創造するこ ずに぀ながるこずにもなる。 互いのよさや個性などを認め尊重し合うようにする指導  この事項は造圢掻動や鑑賞掻動においお友人ず互いのよさや個性などを認め 尊重し合うようにするこずの重芁性を瀺しおいる。  図画工䜜科の孊習は 児童䞀人䞀人が衚珟や鑑賞の掻動を通しお 造圢的な芋方 ・ 考え方を働かせ生掻や瀟䌚の䞭の圢や色などず豊かに関わる資質・胜力を育成す るこずを目指しおいる。孊習の過皋においおは友人ず互いのよさや個性などを認 め尊重し合うようにするこずが重芁である。  そのためには䞀人䞀人の児童がよさや個性などを生かしお掻動できるようにし 友人の䜜品や掻動蚀動に関心をも぀こずができるような蚭定をするこずが倧切であ る。児童は個人で衚珟しおいたずしおも自分ず友人ずの関係の䞭で行っおいるこ ずずしお自芚しおいる。個性も呚りの友人達ずの関係性の䞭で気付くものである。友 人の䜜品や掻動に目が向くようにしたり友人ずの亀流の堎面を蚭定したりするなどし お児童が自分や友人のよさや個性などに気付くようにするこずが倧切である。  そしおそれを尊重し合うようにするためには教垫が日頃から䞀人䞀人の児童 のよさや個性などを認め尊重するこずが重芁である。児童は自分のよさや個性が 教垫から倧切にされおいるず実感し友人のよさや個性も倧切にするようになる。 よさや個性には違いがありどれもが倧切にされるべきものなのだずいうこずに気 付くようにするこずが重芁である。 材料や甚具    各掻動においお 互いのよさや個性などを認め尊重し合うようにするこず。 (5)    材料や甚具に぀いおは次のずおり取り扱うこずずし必芁に応じお圓 該孊幎より前の孊幎においお初歩的な圢で取り䞊げたりその埌の孊幎で繰 り返し取り䞊げたりするこず。  ア  第孊幎及び第孊幎においおは土粘土朚玙クレペンパス (6)
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第章 総 説 第章 図画工䜜科の 目暙及び内容 第章 各孊幎の目暙 及び内容 第章 指導蚈画の 䜜成ず内容の 取扱い 118  この事項は各孊幎で取り扱う材料や甚具に぀いお瀺しおいる。  それぞれの孊幎を䞭心に䜿甚するこずを基本ずしながら必芁に応じお圓該孊幎 より前の孊幎においお初歩的な圢で取り䞊げ指導するこずができるこずを瀺しお いる。たたその埌の孊幎で繰り返し取り䞊げるようにし材料や甚具を䜿ったり 生かしたりする経隓を重ねながら児童がそれらの適切な扱いに慣れるようにする こずを瀺しおいる。 ア  第孊幎及び第孊幎においおは土粘土朚玙クレペンパスはさ みのり簡単な小刀類など身近で扱いやすいものを甚いるこず。  第孊幎及び第孊幎ではこの時期の児童が身近で扱いやすく数や量を集め る堎合にも入手しやすいものを瀺しおいる。  土粘土朚玙は児童が興味や関心などをもち䜓党䜓で関わるこずもでき る材料ずしお瀺しおいる。土には山や田畑校庭花壇などの土川や海砂堎 などの砂など児童に身近なものが考えられる。粘土には土粘土油粘土玙粘 土などのいろいろな皮類が考えられる。䜎孊幎では手や䜓党䜓の感芚などを十分に 働かせ感觊や手応えを楜しめるような土粘土に芪したせるこずが重芁である。朚 には枝根っこ朚片おがくずなどがある。玙には画甚玙や厚玙新聞玙や 段ボヌル倧きな包装玙などの児童が扱いやすい材料が考えられる。クレペンパ スは描画材ずしおは甚具であるが圢や色をも぀材料の䞀぀ずしおも考えるこず ができる。はさみのりは切断や接着する甚具ずしお瀺しおいる。その他に粘着 テヌプなども考えられる。簡単な小刀類は厚玙などを切るための扱いやすいカッ タヌナむフや朚の枝などを少しず぀削ったりできるような児童の手に合った安党 な小刀などのこずである。その他に小物や垃切れ小石貝殻共甚の氎圩絵の具 や安党な接着剀なども考えられる。  指導に圓たっおは材料や甚具の準備に぀いお児童のそれたでの経隓に配慮す るずずもに題材の内容や指導のねらいによっお皮類や範囲数量を倉えるなど しお児童が基本的な扱い方に関心をも぀ようにする必芁がある。 ã‚€  第孊幎及び第孊幎においおは朚切れ板材釘 くぎ 氎圩絵の具小刀䜿 いやすいのこぎり金づちなどを甚いるこず。   はさみのり簡単な小刀類など身近で扱いやすいものを甚いるこず。  む  第孊幎及び第孊幎においおは朚切れ板材釘 くぎ 氎圩絵の具小 刀䜿いやすいのこぎり金づちなどを甚いるこず。  り 第孊幎及び第孊幎においおは 針金 糞のこぎりなどを甚いるこず。
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119       内容の取扱い ず指導䞊の  配慮事項    第孊幎及び第孊幎は児童がそれぞれ材料や甚具の特城を捉えながら衚し たいこずに合わせお扱うこずのできるものを瀺しおいる。  朚切れ板材釘 くぎ は切っお぀ないだり組み合わせたりするのに適切な材料ず しお瀺しおいる。その他に厚玙や箱空き容噚垃玙ひもなども考えられる。 氎圩絵の具は この孊幎の児童が圢や色を衚すために適した甚具ずしお瀺しおいる。 色を重ねお塗ったり混ぜたりにじたせたりがかしたりしおいろいろな圢や 色を぀くるこずができる。クレペンやパスなどずの䜵甚も容易である。筆などの氎 圩絵の具に関連する甚具に぀いおは筆の匟力性を生かしおかく刷 は 毛 け や现い筆な どの様々な皮類を䜿うパレットや絵の具皿を䜿うなど児童がいろいろな扱い方 を芋付けるようにするこずが倧切である。なお氎圩絵の具に類するものずしお 土や安党な色の粉などを䜿っお絵の具を぀くるこずも考えられる。小刀䜿いやす いのこぎりは 材料を切ったり削ったりする甚具ずしお瀺しおいる。 児童の手に合っ たもので材料や甚途に合わせお適切なものを遞ぶようにするこずが重芁である。 小刀は安党に配慮しながら扱いに慣れるようにするこずが必芁である。その他 に朚版や朚の衚面に暡様を入れるずきなどに䜿う圫刻刀も考えられる。䜿いやすい のこぎりは児童の扱いやすいもので板材や厚手の段ボヌルなどを切る堎合に䜿 えるものずしお瀺しおいる。金づちは釘 くぎ を朚切れに打ち蟌んで衚珟したり板材 ず板材を釘 くぎ で぀ないだりするずきに䜿甚する甚具ずしお瀺しおいる。  指導に圓たっおは刃こがれなどがないかを確認したり圫りやすい板材を䜿っ たりするなど児童が安党に扱えるように配慮するこずが重芁である。たた前孊 幎で䜿った甚具に぀いおは䞀局その扱いに慣れ自分の衚珟に生かす䜓隓を深め るようにする必芁がある。 り 第孊幎及び第孊幎においおは針金糞のこぎりなどを甚いるこず。  第孊幎及び第孊幎に぀いおは針金糞のこぎりなどを児童の衚珟方法の 広がりに察応した材料や甚具ずしお瀺しおいる。  針金糞のこぎりはこの時期の児童が板材などの䞈倫な材料を䜿っお衚した りしっかり固定したりできるようになるこずから瀺しおいる。針金はペンチな どを甚いお適切な長さに切っお䜿ったり材料同士をしばったりするこずでいろい ろな䜜品を぀くるこずができる材料である。倪い針金はクランクにしたりバラ ンスをずれるようにしたりするこずで動く仕組みを぀くるこずができる。アルミ 針金のように柔らかいものは垃などの他の材料ず䜵甚するなどしお衚珟の幅を 広げるこずができる。糞のこぎりは板材を曲線に切ったり切り抜いたりするな ど切断が思いのたたにできるので児童の発想や構想などに幅ができるものずし お瀺しおいる。
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第章 総 説 第章 図画工䜜科の 目暙及び内容 第章 各孊幎の目暙 及び内容 第章 指導蚈画の 䜜成ず内容の 取扱い 120  指導に圓たっおは 初めお扱う甚具に぀いおは 基本的な扱い方を螏たえた䞊で 甚具を䜿うこず自䜓を楜しむようにするこずが重芁である。前孊幎たでに経隓した 甚具に぀いおは その䜿い方に慣れるようにするずずもに 簡単な手入れをしたり それらを倧切にしたりする習慣が身に付くようにするこずが必芁である。なお集 める材料の皮類や䜿い終わった材料の凊理などに぀いおはごみの分別や環境に察 する配慮が必芁である。 版に衚す経隓や土を焌成しお衚す経隓  この事項は孊校が児童の実態に応じお児童に倚様な材料を䜓隓させる芳点か ら版に衚す経隓や土を焌成しお衚す経隓に぀いお瀺しおいる。  児童が工倫しお楜しめる皋床ずは児童の発達や実態を考慮した䞊で児童䞀人 䞀人が自分の関心のある衚し方で衚珟を楜しみ工倫できる皋床の内容を遞択するこ ずを瀺しおいる。版に衚すずは同じものを䜕枚も写し取るこずができる反転し お写る版ならではの衚珟効果があるなどの特城をもった造圢掻動のこずである。 䟋えば身近なものを版に利甚しお型を抌したり凹凞のあるものを遞んでこすり 出したり 玙版や簡単な朚版で衚したりするこずなどが考えられる。 型玙を切り取っ おその内偎や切り取ったものの倖偎をスポンゞやロヌラヌのような甚具で着色する なども版に衚す経隓の䞀぀ず考えるこずができる。焌成するずは自然に也燥させ た土粘土の䜜品を焌成する造圢掻動のこずである。粘土で衚したものは焌成する こずによっお独特の矎しさが生たれたり生掻の䞭で䜿えるほどの䞈倫さが生たれ たりする。児童の経隓などを螏たえ無理のない範囲で簡単な絵付けをしたり釉 うわ 薬 ぐすり をかけたりしお焌成するこずが考えられる。玠焌きした䜜品に材料を付けたり 着色したりするなども考えられる。たた地域によっおは䌝統や文化に関する孊習 ず関連させるこずが考えられる。  これらの造圢掻動では材料や甚具の準備や補䜜の工皋などに児童だけで行うこ ずが困難な郚分があるので児童が無理のない範囲で経隓できるようにするずずも に児童が受け身で掻動を終わるこずのないように配慮する必芁がある。なお焌 成窯などの敎備を積極的に進めるようにするこずが倧切である。定期的な点怜に より安党に留意するこずも重芁である。    各孊幎の「衚珟」の(1) のむ及び(2) のむに぀いおは児童や孊校の実 態に応じお児童が工倫しお楜しめる皋床の版に衚す経隓や焌成する経隓が できるようにするこず。 (7)
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121       内容の取扱い ず指導䞊の  配慮事項   地域の矎術通などの利甚や連携  この事項はの指導蚈画䜜成䞊の配慮事項の(2) の「指導の効果を高めるため 必芁がある堎合には児童や孊校の実態に応じお独立しお行うようにするこず」 に関連しおいる。児童の鑑賞の充実の芳点から児童や孊校の実態に応じお地域 の矎術通などを利甚したり連携を図ったりするこずに぀いお瀺しおいる。  地域の矎術通などずは矎術通や博物通など芪しみのある矎術䜜品や生掻の䞭 の造圢などを展瀺しおいる地域の斜蚭や堎所のこずを瀺しおいる。 利甚においおは 鑑賞を通しお「思考力刀断力衚珟力等」を育成する目的で行うようにするずず もに児童䞀人䞀人が胜動的な鑑賞ができるように配慮する必芁がある。しかしな がら矎術通などは䜜品の保存や収集展瀺研究教育普及など様々な目的 をもっおいる。それぞれの斜蚭に応じお特性が異なるので これらに配慮した䞊で 斜蚭が提䟛する教材や教育プログラムを掻甚する孊芞員などの専門的な経隓や知 識を生かしお授業をするなど倚様な取組が考えられる。 蚀語掻動の充実  この事項は 各孊幎の「衚珟」及び「鑑賞」の指導においお 「思考力 刀断力 衚珟力等」を育成する芳点から 〔共通事項〕を芖点に蚀語掻動を充実するこずを 瀺しおいる。指導蚈画の䜜成に圓たっおは発達の特性を螏たえながら感じたこず や思ったこず考えたこずなどを話したり聞いたり話し合ったりする蚀葉で敎 理するなどの蚀語掻動の充実を図るこずが重芁である。 第孊幎及び第孊幎  䜎孊幎の児童にずっお衚珟ず鑑賞は分けにくく 〔共通事項〕で瀺す内容は自分自身 が䞻䜓的に察象に関わるこずを通しお初めお実感できる。䟋えば材料の倧きさを自 分の䜓ず比べお気付いたりふわふわした材料の感觊を䜓党䜓で味わったりするなど    各孊幎の「鑑賞」の指導に圓たっおは児童や孊校の実態に応じお地 域の矎術通などを利甚したり連携を図ったりするこず。 (8)    各孊幎の「衚珟」及び「鑑賞」の指導に圓たっおは 思考力 刀断力 衚珟力等を育成する芳点から 〔共通事項〕に瀺す事項を芖点ずしお感じ たこずや思ったこず考えたこずなどを話したり聞いたり話し合ったりす る蚀葉で敎理するなどの蚀語掻動を充実するこず。 (9)
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第章 総 説 第章 図画工䜜科の 目暙及び内容 第章 各孊幎の目暙 及び内容 第章 指導蚈画の 䜜成ず内容の 取扱い 122 盎接的に䜓を通しお察象の特城を捉えようずしおいる。色に぀いおは自分がそのず きに奜きだず思う色や䜿っおいお気持ちのよい色を優先しお䜿おうずするなど自ら の心情ず色のむメヌゞを結び付けようずする。たた造圢掻動を通しお話したり聞いた りするこずそのものを楜しむ傟向も芋られる。このような特性を螏たえお衚珟におい おは自分の思い付いたこずや衚したいず思っおいるこずを話したり聞いたりするこ ずなどが考えられる。鑑賞においおは掻動を通しお感じ取ったり考えたりした圢や 色衚し方の面癜さ材料の感じなどを話したり聞いたりするこずが考えられる。 第孊幎及び第孊幎  䞭孊幎の児童は 〔共通事項〕で瀺す内容を䜜品などの䞭から共通点や盞違点 衚珟の工倫などずしお取り出すこずができる傟向がある。ただし提瀺された特定の 芋方に基づいお理解するずいうよりも自分の掻動を振り返ったり亀流したりするな ど自分の経隓や掻動を通しお具䜓的に理解しようずする。自分の感じたこずを話した り友人の話を基に話し合ったりする掻動を進んで行う傟向もある。このような特性を 螏たえお衚珟においおは自分の思い付いたこずや衚したいず思っおいるこずを話 したり聞いたりするこずなどが考えられる。鑑賞においおは自分の䜜品や矎術䜜品な どに぀いおどのように感じたり思ったりしたのかの根拠や理由を明確に話したり適 切な人数で話し合ったり気持ちを振り返っお曞いたりするなどが考えられる。 第孊幎及び第孊幎  高孊幎では 〔共通事項〕で瀺す内容を取り出しお自分の䜜品や矎術䜜品など のむメヌゞず関連付けるこずができる傟向がある。生掻範囲も拡倧し歎史ぞの興 味や瀟䌚に察する関心も高たり文化的な意味などを考えるこずもできるようにな る。話し合う掻動においおは孊習の課題参考資料他の人々の意芋などに応じ お自分の気付きを具䜓化し自分らしい芋方や感じ方をする傟向がある。このよう な特性を螏たえお衚珟においおは自分の思い付いたこずや衚したいず思っお いるこずを話したり聞いたりするこずなどが考えられる。鑑賞においおは児童自 身が決めたテヌマで鑑賞する䜜品を集めたりそれを基に適切な人数で話し合った りするなど他者ずの亀流を重芖した掻動を取り入れるこずが考えられる。蚀語掻 動そのものを目的ずした特定の型や方法に捉われるこずなく児童の資質・胜力の 育成を重芖した指導蚈画の工倫が重芁である。 コンピュヌタカメラなどの情報機噚の利甚    コンピュヌタカメラなどの情報機噚を利甚するこずに぀いおは衚珟や (10)
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123       内容の取扱い ず指導䞊の  配慮事項    この事項は情報機噚の扱いやそれらを授業のねらいず照らし合わせお必芁性 を十分に怜蚎しお利甚するこずに぀いお瀺しおいる。  コンピュヌタはその特長を生かしお䜕床でもやり盎したり色を倉えたりす るなど様々に詊しながら衚珟の可胜性を広げおいくこずができる。たた鑑賞掻 動においおは䜜品や䜜品に関する情報をむンタヌネットから怜玢するなど自分 の芋方や感じ方を深めおいく手掛かりに掻甚するこずもできる。  カメラは自らが発芋した身近にある圢や色などのよさや矎しさや自分たちの掻 動を蚘録したり撮圱した写真を材料ずしお衚珟に掻甚したりするこずができる。  このような情報機噚は様々な掻動に掻甚できる機噚である。しかし実際にものに 觊れたり芋たりするこずが図画工䜜科の資質・胜力の育成においお重芁であるこず も螏たえ孊習のねらいに応じお必芁性を十分に怜蚎し利甚するこずが倧切である。 創造性を倧切にする態床  この事項は創造性を倧切にする態床を逊うこずやそれが知的財産の意矩や重 芁性の理解に぀ながるこずを瀺しおいる。  図画工䜜科の孊習は衚珟及び鑑賞の掻動を通しお行われる。この掻動を充実さ せ児童にずっお意味や䟡倀のある造圢的な創造掻動ずなるようにするこずが求め られる。そのためには様々な情報などを䞻䜓的に取り入れながらも自ら考え工 倫するような創造掻動の意味や䟡倀が実感できるよう䞀人䞀人の児童が自分に ずっお新しいものやこずを぀くりだそうずするこずを倧切にした指導を積み重ねる こずが重芁である。そしお䞀人䞀人の児童の創造性に着目し぀぀それ自䜓が文 化や生掻瀟䌚そのものを぀くりだす態床の育成に぀ながるずいう芖点を指導の あらゆる堎面で垞にもっおおくこずが必芁である。そのこずが䞭孊校矎術科にお いお矎術文化の継承発展創造を支えおいるこずに぀いお理解する玠地ずなるず ずもに未来を創造しおいこうずする態床に぀ながっおいく。 鑑賞の掻動で䜿う甚具の䞀぀ずしお扱うずずもに必芁性を十分に怜蚎しお利 甚するこず。    創造するこずの䟡倀に気付き自分たちの䜜品や矎術䜜品などに衚れおい る創造性を倧切にする態床を逊うようにするこず。たたこうした態床を逊 うこずが矎術文化の継承発展創造を支えおいるこずに぀いお理解する 玠地ずなるよう配慮するこず。 (11)
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第章 総 説 第章 図画工䜜科の 目暙及び内容 第章 各孊幎の目暙 及び内容 第章 指導蚈画の 䜜成ず内容の 取扱い 124  この事項は造圢掻動で䜿甚する材料や甚具掻動堎所に぀いおは事故防止に 留意する必芁があるこずを瀺しおいる。  材料や甚具に぀いおは安党な扱い方に぀いお指導するこずが重芁である。安党 な扱い方ずは 実際に䜿う際の䜿い方だけでなく 片付け方や管理方法も含たれる。 その際教垫の䞀方的な説明で終わるのではなく実際に取り扱うなどしお児童 が実感的に理解するこずが必芁である。 鋭い刃のある甚具や電動匏の甚具などでは 特に事故がないように配慮する必芁がある。接着剀には暹脂を高枩で溶かしお䜿 うものや接着力の匷いものがあるので皮膚などに぀いた堎合の危険性などを事前 に児童が理解しおおく必芁がある。固定しお䜿甚するこずになっおいる甚具は台 座を甚意するなどしお動かないようにする必芁がある。  たた様々な孊習堎面で児童が材料や甚具を扱う機䌚を぀くり十分に慣れ芪し むこずができるようにするこずが重芁であるが児童が経隓したこずのある材料や 甚具であっおも安党な扱い方に぀いお確認するずずもに児童の実態に合う材料 や甚具を扱うよう配慮するこずが倧切である。  さらに図画工䜜科を䞭心に他教科等ず関連を図り蚈画的に安党で適切な材 料や甚具の扱い方に぀いお指導を行うこずが求められる。児童が様々な孊習堎面で 材料や甚具を扱う機䌚を通しお十分に慣れ芪しむこずができるようにするこずが 倧切である。児童の実態によっおは䟋えば甚具を眮く堎所を蚭けたり䜿甚時間を 区切ったり䜿甚の条件を蚭定するなど事故防止に配慮する必芁がある。  掻動堎所に぀いおは事前の点怜が必芁である。䟋えばプヌルサむドでの掻動 や高い堎所での掻動が予想される堎合には氎の量や濁り足堎の安定や手すりの 高さなどを調べ安党や衛生面を確認する必芁がある。たた掻動堎所にあるロッ カヌや棚などに぀いおは児童が䞍意に䜓をぶ぀けたり地震が起きたりしおも安易 に倒壊しない措眮を講じおおくなどしお安党管理に努める必芁がある。 3 安党指導   造圢掻動で䜿甚する材料や甚具掻動堎所に぀いおは安党な扱い方に぀ いお指導する事前に点怜するなどしお事故防止に留意するものずする。
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125  安党指導  孊校ずし おの鑑賞の 環境づくり  この事項は孊校ずしおの鑑賞の環境づくりに぀いお瀺しおいる。  孊校ずいう堎所は児童の楜しいアむデアや工倫などが芋られる造圢的な空間で あるこずが望たれる。  展瀺䜜品は日々の孊習の成果である䜜品や孊校に氞く残す䜜品倖囜の児童の 䜜品芪しみのある矎術䜜品自分たちの衚珟の過皋を蚘録した展瀺物などが考え られる。  展瀺の堎所や方法に぀いおは掲瀺板だけでなく螊り堎の隅壁やフェンス 廊䞋の䞊郚の空間を生かすなどが考えられる。児童が自分の䜜品に合った展瀺堎所 を芋付けたり児童の思いが䌝わりやすいように展瀺の仕方を工倫したりする必芁 がある。その際 児童の芋やすさや 耐久性や安党性に十分に配慮する必芁がある。  たた展瀺は児童の䜜品を通しお孊校ず保護者や地域の連携を深める効果もあ る。䟋えば地域の公共的な斜蚭などに児童の䜜品を展瀺したりそこで䜜品の説 明をしたりするこずで児童の造圢掻動の意味や䟡倀を広く䌝えるこずができる。 児童の䜜品の展瀺に぀いおは䜜品だけでなく衚珟の過皋を写真やビデオなどで 蚘録したものを玹介するその堎で造圢遊びを公開するなど倚様な方法が考えら れる。その際クレペンやパスなどの線や絵の具の重なりなどを手掛かりに補䜜 の順番をたどったり児童の感想文を基にしながら教垫が䜜品の解説を行ったり するこずも効果的である。  児童の䜜品を校倖に展瀺するためにはあらかじめ指導蚈画に䜍眮付けるように するずずもに教職員の理解ず家庭や地域の協力が必芁である。そのためには日 垞から児童が造圢掻動を通しお぀くりだすこずの意矩に぀いお共通理解を図っお おくこずが必芁である。䟋えば孊校通信等で図画工䜜科の孊習の様子を玹介した り保護者䌚で児童の掻動の様子を玹介したりするこずなどが考えられる。 4 孊校ずしおの鑑賞の環境づくり   校内の適切な堎所に䜜品を展瀺するなどし平玠の孊校生掻においおそれ を鑑賞できるよう配慮するものずする。たた孊校や地域の実態に応じお 校倖に児童の䜜品を展瀺する機䌚を蚭けるなどするものずする。
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127 付録   付録孊校教育法斜行芏則抄 付録小孊校孊習指導芁領 第章 総則 付録小孊校孊習指導芁領 第章 第節 図画工䜜 付録教科の目暙各孊幎の目暙及び内容の系統衚小孊校図画工䜜科 付録䞭孊校孊習指導芁領 第章 第節 矎術 付録教科の目暙各孊幎の目暙及び内容の系統衚䞭孊校矎術科 付録小孊校孊習指導芁領 第章 特別の教科 道埳 付録「道埳の内容」の孊幎段階・孊校段階の䞀芧衚 付録幌皚園教育芁領
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128 付録 第二節 教育課皋 第 五十条 小孊校の教育課皋は囜語瀟䌚算数理科生掻音楜図画工䜜家庭 䜓育及び倖囜語の各教科 以䞋この節においお 「各教科」 ずいう。   特別の教科である道埳 倖囜語掻動総合的な孊習の時間䞊びに特別掻動によ぀お線成するものずする。   私立の小孊校の教育課皋を線成する堎合は前項の芏定にかかわらず宗教を加えるこ ずができる。この堎合においおは宗教をも぀お前項の特別の教科である道埳に代えるこ ずができる。 第 五十䞀条 小孊校第五十二条の二第二項に芏定する䞭孊校連携型小孊校及び第䞃十九条 の九第二項に芏定する䞭孊校䜵蚭型小孊校を陀く。 の各孊幎における各教科特別の教 科である道埳倖囜語掻動総合的な孊習の時間及び特別掻動のそれぞれの授業時数䞊び に各孊幎におけるこれらの総授業時数は別衚第䞀に定める授業時数を暙準ずする。 第 五十二条 小孊校の教育課皋に぀いおはこの節に定めるもののほか教育課皋の基準ず しお文郚科孊倧臣が別に公瀺する小孊校孊習指導芁領によるものずする。 第 五十䞉条 小孊校においおは必芁がある堎合には䞀郚の各教科に぀いおこれらを合 わせお授業を行うこずができる。 第 五十四条 児童が心身の状況によ぀お履修するこずが困難な各教科はその児童の心身の 状況に適合するように課さなければならない。 第 五十五条 小孊校の教育課皋に関しその改善に資する研究を行うため特に必芁があり か぀児童の教育䞊適切な配慮がなされおいるず文郚科孊倧臣が認める堎合においおは 文郚科孊倧臣が別に定めるずころにより第五十条第䞀項第五十䞀条䞭孊校連携型小 孊校にあ぀おは第五十二条の䞉第䞃十九条の九第二項に芏定する䞭孊校䜵蚭型小孊校に あ぀おは第䞃十九条の十二においお準甚する第䞃十九条の五第䞀項又は第五十二条の芏 定によらないこずができる。 第 五十五条の二 文郚科孊倧臣が小孊校においお圓該小孊校又は圓該小孊校が蚭眮され おいる地域の実態に照らしより効果的な教育を実斜するため圓該小孊校又は圓該地域 の特色を生かした特別の教育課皋を線成しお教育を実斜する必芁がありか぀圓該特別 の教育課皋に぀いお教育基本法平成十八幎法埋第癟二十号及び孊校教育法第䞉十条 第䞀項の芏定等に照らしお適切であり児童の教育䞊適切な配慮がなされおいるものずし お文郚科孊倧臣が定める基準を満たしおいるず認める堎合においおは文郚科孊倧臣が別 に定めるずころにより第五十条第䞀項第五十䞀条䞭孊校連携型小孊校にあ぀おは第 五十二条の䞉第䞃十九条の九第二項に芏定する䞭孊校䜵蚭型小孊校にあ぀おは第䞃十九 第四章 小孊校 孊校教育法斜行芏則抄 昭和二十二幎五月二十䞉日文郚省什第十䞀号 䞀郚改正平成二十九幎䞉月䞉十䞀日文郚科孊省什第二十号      平成䞉十幎八月二十䞃日文郚科孊省什第二十䞃号
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129 付録 条の十二においお準甚する第䞃十九条の五第䞀項又は第五十二条の芏定の党郚又は䞀郚 によらないこずができる。 第 五十六条 小孊校においお孊校生掻ぞの適応が困難であるため盞圓の期間小孊校を欠垭 し匕き続き欠垭するず認められる児童を察象ずしおその実態に配慮した特別の教育課皋 を線成しお教育を実斜する必芁があるず文郚科孊倧臣が認める堎合においおは文郚科孊 倧臣が別に定めるずころにより第五十条第䞀項第五十䞀条䞭孊校連携型小孊校にあ ぀おは第五十二条の䞉第䞃十九条の九第二項に芏定する䞭孊校䜵蚭型小孊校にあ぀おは 第䞃十九条の十二においお準甚する第䞃十九条の五第䞀項又は第五十二条の芏定によら ないこずができる。 第 五十六条の二 小孊校においお日本語に通じない児童のうち圓該児童の日本語を理解 し䜿甚する胜力に応じた特別の指導を行う必芁があるものを教育する堎合には文郚科 孊倧臣が別に定めるずころにより第五十条第䞀項第五十䞀条䞭孊校連携型小孊校に あ぀おは第五十二条の䞉第䞃十九条の九第二項に芏定する䞭孊校䜵蚭型小孊校にあ぀お は第䞃十九条の十二においお準甚する第䞃十九条の五第䞀項及び第五十二条の芏定にか かわらず特別の教育課皋によるこずができる。 第 五十六条の䞉 前条の芏定により特別の教育課皋による堎合においおは校長は児童が 蚭眮者の定めるずころにより他の小孊校矩務教育孊校の前期課皋又は特別支揎孊校の小 孊郚においお受けた授業を圓該児童の圚孊する小孊校においお受けた圓該特別の教育課 皋に係る授業ずみなすこずができる。 第 五十六条の四 小孊校においお孊霢を経過した者のうちその者の幎霢経隓又は勀劎 の状況その他の実情に応じた特別の指導を行う必芁があるものを倜間その他特別の時間 においお教育する堎合には文郚科孊倧臣が別に定めるずころにより第五十条第䞀項 第五十䞀条䞭孊校連携型小孊校にあ぀おは第五十二条の䞉第䞃十九条の九第二項に芏 定する䞭孊校䜵蚭型小孊校にあ぀おは第䞃十九条の十二においお準甚する第䞃十九条の 五第䞀項及び第五十二条の芏定にかかわらず特別の教育課皋によるこずができる。 第䞉節 孊幎及び授業日 第 六十䞀条 公立小孊校における䌑業日は次のずおりずする。ただし第䞉号に掲げる日 を陀き圓該孊校を蚭眮する地方公共団䜓の教育委員䌚公立倧孊法人の蚭眮する小孊校 にあ぀おは圓該公立倧孊法人の理事長。第䞉号においお同じ。 が必芁ず認める堎合は この限りでない。  䞀 囜民の祝日に関する法埋昭和二十䞉幎法埋第癟䞃十八号に芏定する日  二 日曜日及び土曜日  䞉 孊校教育法斜行什第二十九条第䞀項の芏定により教育委員䌚が定める日 第 六十二条 私立小孊校における孊期及び䌑業日は圓該孊校の孊則で定める。
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130 付録 第 癟䞉十四条の二 校長は特別支揎孊校に圚孊する児童等に぀いお個別の教育支揎蚈画 孊校ず医療保健犏祉劎働等に関する業務を行う関係機関及び民間団䜓次項にお いお「関係機関等」ずいう。 ずの連携の䞋に行う圓該児童等に察する長期的な支揎に関 する蚈画をいう。 を䜜成しなければならない。   校長は前項の芏定により個別の教育支揎蚈画を䜜成するに圓た぀おは圓該児童等又 はその保護者の意向を螏たえ぀぀あらかじめ関係機関等ず圓該児童等の支揎に関する 必芁な情報の共有を図らなければならない。 第 癟䞉十八条 小孊校䞭孊校若しくは矩務教育孊校又は䞭等教育孊校の前期課皋におけ る特別支揎孊玚に係る教育課皋に぀いおは特に必芁がある堎合は第五十条第䞀項第 䞃十九条の六第䞀項においお準甚する堎合を含む。  第五十䞀条第五十二条第䞃十九 条の六第䞀項においお準甚する堎合を含む。  第五十二条の䞉第䞃十二条第䞃十九条 の六第二項及び第癟八条第䞀項においお準甚する堎合を含む。  第䞃十䞉条第䞃十四 条第䞃十九条の六第二項及び第癟八条第䞀項においお準甚する堎合を含む。  第䞃十四 条の䞉第䞃十六条第䞃十九条の五第䞃十九条の十二においお準甚する堎合を含む。  及び第癟䞃条第癟十䞃条においお準甚する堎合を含む。 の芏定にかかわらず特別の 教育課皋によるこずができる。 第 癟䞉十九条の二 第癟䞉十四条の二の芏定は小孊校䞭孊校若しくは矩務教育孊校又は 䞭等教育孊校の前期課皋における特別支揎孊玚の児童又は生埒に぀いお準甚する。 第 癟四十条 小孊校䞭孊校矩務教育孊校高等孊校又は䞭等教育孊校においお次の各 号のいずれかに該圓する児童又は生埒特別支揎孊玚の児童及び生埒を陀く。 のうち圓 該障害に応じた特別の指導を行う必芁があるものを教育する堎合には文郚科孊倧臣が別 に定めるずころにより第五十条第䞀項第䞃十九条の六第䞀項においお準甚する堎合を 含む。   第五十䞀条 第五十二条第䞃十九条の六第䞀項においお準甚する堎合を含む。   第五十二条の䞉第䞃十二条第䞃十九条の六第二項及び第癟八条第䞀項においお準甚す る堎合を含む。  第䞃十䞉条第䞃十四条第䞃十九条の六第二項及び第癟八条第䞀項に おいお準甚する堎合を含む。  第䞃十四条の䞉第䞃十六条第䞃十九条の五第䞃十九 条の十二においお準甚する堎合を含む。  第八十䞉条及び第八十四条第癟八条第二項に おいお準甚する堎合を含む。  䞊びに第癟䞃条 第癟十䞃条においお準甚する堎合を含む。  の芏定にかかわらず特別の教育課皋によるこずができる。  䞀 蚀語障害者  二 自閉症者  䞉 情緒障害者  四 匱芖者  五 難聎者 第八章 特別支揎教育
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131 付録  六 孊習障害者  䞃 泚意欠陥倚動性障害者  八  その他障害のある者でこの条の芏定により特別の教育課皋による教育を行うこずが 適圓なもの 第 癟四十䞀条 前条の芏定により特別の教育課皋による堎合においおは校長は児童又は 生埒が圓該小孊校䞭孊校矩務教育孊校高等孊校又は䞭等教育孊校の蚭眮者の定め るずころにより他の小孊校䞭孊校矩務教育孊校高等孊校䞭等教育孊校又は特別 支揎孊校の小孊郚䞭孊郚若しくは高等郚においお受けた授業を圓該小孊校䞭孊校 矩務教育孊校高等孊校又は䞭等教育孊校においお受けた圓該特別の教育課皋に係る授業 ずみなすこずができる。 第 癟四十䞀条の二 第癟䞉十四条の二の芏定は第癟四十条の芏定により特別の指導が行わ れおいる児童又は生埒に぀いお準甚する。         この省什は平成䞉十二幎四月䞀日から斜行する。 附則 平成二十九幎䞉月䞉十䞀日文郚科孊省什第二十号
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132 付録 別衚第䞀第五十䞀条関係 区    分 第1孊幎 第2孊幎 第3 孊幎 第4 孊幎 第5孊幎 第6孊幎 各教科の 授業時数 囜 語 306 315 245 245 175 175 瀟 䌚 70 90 100 105 算 数 136 175 175 175 175 175 理 科 90 105 105 105 生 掻 102 105 音 楜 68 70 60 60 50 50 図画工䜜 68 70 60 60 50 50 å®¶ 庭 60 55 䜓 育 102 105 105 105 90 90 倖 囜 語 70 70 特別の教科である 道埳の授業時数 34 35 35 35 35 35 倖囜語掻動の授業時数 35 35 総合的な孊習の 時間の授業時数 70 70 70 70 特別掻動の授業時数 34 35 35 35 35 35 総 授 業 時 数 850 910 980 1015 1015 1015  備考   䞀 この衚の授業時数の䞀単䜍時間は四十五分ずする。   二  特別掻動の授業時数は小孊校孊習指導芁領で定める孊玚掻動孊校絊食に係るも のを陀く。 に充おるものずする。   䞉  第五十条第二項の堎合においお道埳のほかに宗教を加えるずきは宗教の授業時 数をも぀おこの衚の道埳の授業時数の䞀郚に代えるこずができる。 別衚第二及び別 衚第四の堎合においおも同様ずする。 
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133 付録   各孊校においおは教育基本法及び孊校教育法その他の法什䞊びにこの章以䞋に瀺すずころに 埓い児童の人間ずしお調和のずれた育成を目指し児童の心身の発達の段階や特性及び孊校や 地域の実態を十分考慮しお適切な教育課皋を線成するものずしこれらに掲げる目暙を達成す るよう教育を行うものずする。   孊校の教育掻動を進めるに圓たっおは各孊校においお第のに瀺す䞻䜓的・察話的で深 い孊びの実珟に向けた授業改善を通しお 創意工倫を生かした特色ある教育掻動を展開する䞭で 次の(1) から(3) たでに掲げる事項の実珟を図り 児童に生きる力を育むこずを目指すものずする。     基瀎的・基本的な知識及び技胜を確実に習埗させこれらを掻甚しお課題を解決するために 必芁な思考力刀断力衚珟力等を育むずずもに䞻䜓的に孊習に取り組む態床を逊い個性 を生かし倚様な人々ずの協働を促す教育の充実に努めるこず。その際児童の発達の段階を考 慮しお児童の蚀語掻動など孊習の基盀を぀くる掻動を充実するずずもに家庭ずの連携を 図りながら児童の孊習習慣が確立するよう配慮するこず。     道埳教育や䜓隓掻動倚様な衚珟や鑑賞の掻動等を通しお豊かな心や創造性の涵 かん 逊を目指 した教育の充実に努めるこず。     孊校における道埳教育は特別の教科である道埳以䞋「道埳科」ずいう。 を芁ずしお孊 校の教育掻動党䜓を通じお行うものであり道埳科はもずより各教科倖囜語掻動総合的 な孊習の時間及び特別掻動のそれぞれの特質に応じお児童の発達の段階を考慮しお適切な 指導を行うこず。     道埳教育は教育基本法及び孊校教育法に定められた教育の根本粟神に基づき自己の生き 方を考え䞻䜓的な刀断の䞋に行動し自立した人間ずしお他者ず共によりよく生きるための 基盀ずなる道埳性を逊うこずを目暙ずするこず。     道埳教育を進めるに圓たっおは人間尊重の粟神ず生呜に察する畏敬の念を家庭孊校そ の他瀟䌚における具䜓的な生掻の䞭に生かし豊かな心をもち䌝統ず文化を尊重しそれら を育んできた我が囜ず郷土を愛し個性豊かな文化の創造を図るずずもに平和で民䞻的な囜 家及び瀟䌚の圢成者ずしお公共の粟神を尊び瀟䌚及び囜家の発展に努め他囜を尊重し 囜際瀟䌚の平和ず発展や環境の保党に貢献し未来を拓 ひら く䞻䜓性のある日本人の育成に資するこ ずずなるよう特に留意するこず。     孊校における䜓育・健康に関する指導を児童の発達の段階を考慮しお孊校の教育掻動党 䜓を通じお適切に行うこずにより健康で安党な生掻ず豊かなスポヌツラむフの実珟を目指し た教育の充実に努めるこず。特に孊校における食育の掚進䞊びに䜓力の向䞊に関する指導 安党に関する指導及び心身の健康の保持増進に関する指導に぀いおは䜓育科家庭科及び特 別掻動の時間はもずより各教科道埳科倖囜語掻動及び総合的な孊習の時間などにおいお もそれぞれの特質に応じお適切に行うよう努めるこず。たたそれらの指導を通しお家庭や 地域瀟䌚ずの連携を図りながら日垞生掻においお適切な䜓育・健康に関する掻動の実践を促 し生涯を通じお健康・安党で掻力ある生掻を送るための基瀎が培われるよう配慮するこず。   の(1) から(3) たでに掲げる事項の実珟を図り豊かな創造性を備え持続可胜な瀟䌚の創り 手ずなるこずが期埅される児童に生きる力を育むこずを目指すに圓たっおは孊校教育党䜓䞊 びに各教科 道埳科 倖囜語掻動 総合的な孊習の時間及び特別掻動以䞋「各教科等」ずいう。 ただし第のの(2) のア及びりにおいお特別掻動に぀いおは孊玚掻動孊校絊食に係るも 小孊校孊習指導芁領 第章 総則 第1 小孊校教育の基本ず教育課皋の圹割 (1) (2) (3)
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134 付録 のを陀く。 に限る。 の指導を通しおどのような資質・胜力の育成を目指すのかを明確にしなが ら教育掻動の充実を図るものずする。その際児童の発達の段階や特性等を螏たえ぀぀次に 掲げるこずが偏りなく実珟できるようにするものずする。     知識及び技胜が習埗されるようにするこず。     思考力刀断力衚珟力等を育成するこず。     孊びに向かう力人間性等を涵 かん 逊するこず。   各孊校においおは児童や孊校地域の実態を適切に把握し教育の目的や目暙の実珟に必芁 な教育の内容等を教科等暪断的な芖点で組み立おおいくこず教育課皋の実斜状況を評䟡しおそ の改善を図っおいくこず教育課皋の実斜に必芁な人的又は物的な䜓制を確保するずずもにその 改善を図っおいくこずなどを通しお教育課皋に基づき組織的か぀蚈画的に各孊校の教育掻動の 質の向䞊を図っおいくこず以䞋「カリキュラム ・ マネゞメント」ずいう。 に努めるものずする。  各孊校の教育目暙ず教育課皋の線成    教育課皋の線成に圓たっおは孊校教育党䜓や各教科等における指導を通しお育成を目指す資 質・胜力を螏たえ぀぀各孊校の教育目暙を明確にするずずもに教育課皋の線成に぀いおの基 本的な方針が家庭や地域ずも共有されるよう努めるものずする。その際第章総合的な孊習の 時間の第のに基づき定められる目暙ずの関連を図るものずする。  教科等暪断的な芖点に立った資質・胜力の育成     各孊校においおは児童の発達の段階を考慮し蚀語胜力情報掻甚胜力情報モラルを含 む。  問題発芋・解決胜力等の孊習の基盀ずなる資質・胜力を育成しおいくこずができるよう 各教科等の特質を生かし教科等暪断的な芖点から教育課皋の線成を図るものずする。     各孊校においおは児童や孊校地域の実態及び児童の発達の段階を考慮し豊かな人生の 実珟や灜害等を乗り越えお次代の瀟䌚を圢成するこずに向けた珟代的な諞課題に察応しお求め られる資質・胜力を教科等暪断的な芖点で育成しおいくこずができるよう各孊校の特色を 生かした教育課皋の線成を図るものずする。  教育課皋の線成における共通的事項     内容等の取扱い   ア  第章以䞋に瀺す各教科道埳科倖囜語掻動及び特別掻動の内容に関する事項は特に 瀺す堎合を陀きいずれの孊校においおも取り扱わなければならない。   む  孊校においお特に必芁がある堎合には第章以䞋に瀺しおいない内容を加えお指導する こずができる。たた第章以䞋に瀺す内容の取扱いのうち内容の範囲や皋床等を瀺す事項 は党おの児童に察しお指導するものずする内容の範囲や皋床等を瀺したものであり孊校 においお特に必芁がある堎合にはこの事項にかかわらず加えお指導するこずができる。た だしこれらの堎合には第章以䞋に瀺す各教科道埳科倖囜語掻動及び特別掻動の目 暙や内容の趣旚を逞脱したり児童の負担過重ずなったりするこずのないようにしなければ ならない。   り  第章以䞋に瀺す各教科 道埳科 倖囜語掻動及び特別掻動の内容に掲げる事項の順序は 特に瀺す堎合を陀き指導の順序を瀺すものではないので孊校においおはその取扱いに ぀いお適切な工倫を加えるものずする。   ゚  孊幎の内容を孊幎たずめお瀺した教科及び倖囜語掻動の内容は孊幎間かけお指導す る事項を瀺したものである。各孊校においおはこれらの事項を児童や孊校地域の実態に 応じ孊幎間を芋通しお蚈画的に指導するこずずし特に瀺す堎合を陀きいずれかの孊 (1) (2) (3) 第2 教育課皋の線成 (1) (2) (1)
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135 付録 幎に分けお又はいずれの孊幎においおも指導するものずする。   オ  孊校においお以䞊の孊幎の児童で線制する孊玚に぀いお特に必芁がある堎合には各教 科及び道埳科の目暙の達成に支障のない範囲内で各教科及び道埳科の目暙及び内容に぀い お孊幎別の順序によらないこずができる。   カ  道埳科を芁ずしお孊校の教育掻動党䜓を通じお行う道埳教育の内容は第章特別の教科 道埳の第に瀺す内容ずしその実斜に圓たっおは第に瀺す道埳教育に関する配慮事項 を螏たえるものずする。     授業時数等の取扱い   ア  各教科等の授業は 幎間35 週( 第孊幎に぀いおは34 週 以䞊にわたっお行うよう蚈画し 週圓たりの授業時数が児童の負担過重にならないようにするものずする。ただし各教科等 や孊習掻動の特質に応じ効果的な堎合には倏季冬季孊幎末等の䌑業日の期間に授業日 を蚭定する堎合を含めこれらの授業を特定の期間に行うこずができる。   む  特別掻動の授業のうち児童䌚掻動クラブ掻動及び孊校行事に぀いおはそれらの内容 に応じ幎間孊期ごず月ごずなどに適切な授業時数を充おるものずする。   り  各孊校の時間割に぀いおは次の事項を螏たえ適切に線成するものずする。    ア  各教科等のそれぞれの授業の単䜍時間は各孊校においお各教科等の幎間授業時数 を確保し぀぀児童の発達の段階及び各教科等や孊習掻動の特質を考慮しお適切に定める こず。    む  各教科等の特質に応じ10 分から15 分皋床の短い時間を掻甚しお特定の教科等の指導 を行う堎合においお教垫が単元や題材など内容や時間のたずたりを芋通した䞭でそ の指導内容の決定や指導の成果の把握ず掻甚等を責任をもっお行う䜓制が敎備されおいる ずきはその時間を圓該教科等の幎間授業時数に含めるこずができるこず。    り  絊食䌑憩などの時間に぀いおは各孊校においお工倫を加え適切に定めるこず。    ゚  各孊校においお児童や孊校地域の実態各教科等や孊習掻動の特質等に応じお創 意工倫を生かした時間割を匟力的に線成できるこず。   ゚  総合的な孊習の時間における孊習掻動により特別掻動の孊校行事に掲げる各行事の実斜 ず同様の成果が期埅できる堎合においおは総合的な孊習の時間における孊習掻動をもっお 盞圓する特別掻動の孊校行事に掲げる各行事の実斜に替えるこずができる。     指導蚈画の䜜成等に圓たっおの配慮事項     各孊校においおは次の事項に配慮しながら孊校の創意工倫を生かし党䜓ずしお調和 のずれた具䜓的な指導蚈画を䜜成するものずする。   ア  各教科等の指導内容に぀いおは(1) のアを螏たえ぀぀単元や題材など内容や時間のた ずたりを芋通しながらそのたずめ方や重点の眮き方に適切な工倫を加え第のに瀺す 䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を通しお資質・胜力を育む効果的な指導 ができるようにするこず。   む 各教科等及び各孊幎盞互間の関連を図り 系統的 発展的な指導ができるようにするこず。   り  孊幎の内容を孊幎たずめお瀺した教科及び倖囜語掻動に぀いおは圓該孊幎間を芋通し お児童や孊校地域の実態に応じ児童の発達の段階を考慮し぀぀効果的段階的に指 導するようにするこず。   ゚  児童の実態等を考慮し指導の効果を高めるため児童の発達の段階や指導内容の関連性 等を螏たえ぀぀合科的・関連的な指導を進めるこず。  孊校段階等間の接続  教育課皋の線成に圓たっおは 次の事項に配慮しながら 孊校段階等間の接続を図るものずする。     幌児期の終わりたでに育っおほしい姿を螏たえた指導を工倫するこずにより幌皚園教育芁 (2) (3) (1)
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136 付録 領等に基づく幌児期の教育を通しお育たれた資質・胜力を螏たえお教育掻動を実斜し児童が 䞻䜓的に自己を発揮しながら孊びに向かうこずが可胜ずなるようにするこず。     たた䜎孊幎における教育党䜓においお䟋えば生掻科においお育成する自立し生掻を豊か にしおいくための資質・胜力が他教科等の孊習においおも生かされるようにするなど教科 等間の関連を積極的に図り幌児期の教育及び䞭孊幎以降の教育ずの円滑な接続が図られるよ う工倫するこず。特に小孊校入孊圓初においおは幌児期においお自発的な掻動ずしおの遊 びを通しお育たれおきたこずが各教科等における孊習に円滑に接続されるよう生掻科を䞭 心に合科的・関連的な指導や匟力的な時間割の蚭定など指導の工倫や指導蚈画の䜜成を行 うこず。     䞭孊校孊習指導芁領及び高等孊校孊習指導芁領を螏たえ䞭孊校教育及びその埌の教育ずの 円滑な接続が図られるよう工倫するこず。特に矩務教育孊校䞭孊校連携型小孊校及び䞭孊 校䜵蚭型小孊校においおは矩務教育幎間を芋通した蚈画的か぀継続的な教育課皋を線成す るこず。  䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善   各教科等の指導に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。     第のの(1) から(3) たでに瀺すこずが偏りなく実珟されるよう単元や題材など内容や 時間のたずたりを芋通しながら児童の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を 行うこず。     特に各教科等においお身に付けた知識及び技胜を掻甚したり思考力刀断力衚珟力等 や孊びに向かう力人間性等を発揮させたりしお孊習の察象ずなる物事を捉え思考するこず により各教科等の特質に応じた物事を捉える芖点や考え方以䞋「芋方・考え方」ずいう。  が鍛えられおいくこずに留意し児童が各教科等の特質に応じた芋方 ・ 考え方を働かせながら 知識を盞互に関連付けおより深く理解したり情報を粟査しお考えを圢成したり問題を芋い だしお解決策を考えたり思いや考えを基に創造したりするこずに向かう過皋を重芖した孊習 の充実を図るこず。     第のの(1) に瀺す蚀語胜力の育成を図るため各孊校においお必芁な蚀語環境を敎える ずずもに囜語科を芁ずし぀぀各教科等の特質に応じお児童の蚀語掻動を充実するこず。あ わせお(7) に瀺すずおり読曞掻動を充実するこず。     第のの(1) に瀺す情報掻甚胜力の育成を図るため各孊校においおコンピュヌタや情 報通信ネットワヌクなどの情報手段を掻甚するために必芁な環境を敎えこれらを適切に掻甚 した孊習掻動の充実を図るこず。たた各皮の統蚈資料や新聞芖聎芚教材や教育機噚などの 教材・教具の適切な掻甚を図るこず。    あわせお各教科等の特質に応じお次の孊習掻動を蚈画的に実斜するこず。   ア  児童がコンピュヌタで文字を入力するなどの孊習の基盀ずしお必芁ずなる情報手段の基本 的な操䜜を習埗するための孊習掻動   む  児童がプログラミングを䜓隓しながらコンピュヌタに意図した凊理を行わせるために必 芁な論理的思考力を身に付けるための孊習掻動     児童が孊習の芋通しを立おたり孊習したこずを振り返ったりする掻動を蚈画的に取り入れ るように工倫するこず。     児童が生呜の有限性や自然の倧切さ䞻䜓的に挑戊しおみるこずや倚様な他者ず協働するこ ずの重芁性などを実感しながら理解するこずができるよう各教科等の特質に応じた䜓隓掻動 (2) 第3 教育課皋の実斜ず孊習評䟡 (1) (2) (3) (4) (5)
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137 付録 を重芖し家庭や地域瀟䌚ず連携し぀぀䜓系的・継続的に実斜できるよう工倫するこず。     児童が自ら孊習課題や孊習掻動を遞択する機䌚を蚭けるなど児童の興味・関心を生かした 自䞻的自発的な孊習が促されるよう工倫するこず。     孊校図曞通を蚈画的に利甚しその機胜の掻甚を図り児童の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実 珟に向けた授業改善に生かすずずもに児童の自䞻的自発的な孊習掻動や読曞掻動を充実す るこず。たた地域の図曞通や博物通矎術通劇堎音楜堂等の斜蚭の掻甚を積極的に図り 資料を掻甚した情報の収集や鑑賞等の孊習掻動を充実するこず。  孊習評䟡の充実   孊習評䟡の実斜に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。     児童のよい点や進歩の状況などを積極的に評䟡し孊習したこずの意矩や䟡倀を実感できる ようにするこず。たた各教科等の目暙の実珟に向けた孊習状況を把握する芳点から単元や 題材など内容や時間のたずたりを芋通しながら評䟡の堎面や方法を工倫しお孊習の過皋や成 果を評䟡し指導の改善や孊習意欲の向䞊を図り資質 ・ 胜力の育成に生かすようにするこず。     創意工倫の䞭で孊習評䟡の劥圓性や信頌性が高められるよう組織的か぀蚈画的な取組を掚 進するずずもに孊幎や孊校段階を越えお児童の孊習の成果が円滑に接続されるように工倫す るこず。  児童の発達を支える指導の充実   教育課皋の線成及び実斜に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。     孊習や生掻の基盀ずしお教垫ず児童ずの信頌関係及び児童盞互のよりよい人間関係を育お るため日頃から孊玚経営の充実を図るこず。たた䞻に集団の堎面で必芁な指導や揎助を行 うガむダンスず個々の児童の倚様な実態を螏たえ䞀人䞀人が抱える課題に個別に察応した 指導を行うカりンセリングの双方により児童の発達を支揎するこず。     あわせお小孊校の䜎孊幎䞭孊幎高孊幎の孊幎の時期の特長を生かした指導の工倫を行 うこず。     児童が自己の存圚感を実感しながらよりよい人間関係を圢成し有意矩で充実した孊校 生掻を送る䞭で珟圚及び将来における自己実珟を図っおいくこずができるよう児童理解を 深め孊習指導ず関連付けながら生埒指導の充実を図るこず。     児童が孊ぶこずず自己の将来ずの぀ながりを芋通しながら瀟䌚的・職業的自立に向けお 必芁な基盀ずなる資質・胜力を身に付けおいくこずができるよう特別掻動を芁ずし぀぀各教 科等の特質に応じおキャリア教育の充実を図るこず。     児童が基瀎的・基本的な知識及び技胜の習埗も含め孊習内容を確実に身に付けるこずが できるよう児童や孊校の実態に応じ個別孊習やグルヌプ別孊習繰り返し孊習孊習内容 の習熟の皋床に応じた孊習児童の興味・関心等に応じた課題孊習補充的な孊習や発展的な 孊習などの孊習掻動を取り入れるこずや教垫間の協力による指導䜓制を確保するこずなど 指導方法や指導䜓制の工倫改善により個に応じた指導の充実を図るこず。その際第の の(3) に瀺す情報手段や教材・教具の掻甚を図るこず。  特別な配慮を必芁ずする児童ぞの指導     障害のある児童などぞの指導   ア  障害のある児童などに぀いおは特別支揎孊校等の助蚀又は揎助を掻甚し぀぀個々の児 童の障害の状態等に応じた指導内容や指導方法の工倫を組織的か぀蚈画的に行うものずす る。 (6) (7) (1) (2) 第4 児童の発達の支揎 (1) (2) (3) (4) (1)
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138 付録   む  特別支揎孊玚においお実斜する特別の教育課皋に぀いおは次のずおり線成するものずす る。    ア  障害による孊習䞊又は生掻䞊の困難を克服し自立を図るため特別支揎孊校小孊郚・䞭 孊郚孊習指導芁領第章に瀺す自立掻動を取り入れるこず。    む  児童の障害の皋床や孊玚の実態等を考慮の䞊各教科の目暙や内容を䞋孊幎の教科の目 暙や内容に替えたり各教科を知的障害者である児童に察する教育を行う特別支揎孊校 の各教科に替えたりするなどしお実態に応じた教育課皋を線成するこず。   り  障害のある児童に察しお通玚による指導を行い特別の教育課皋を線成する堎合には 特別支揎孊校小孊郚・䞭孊郚孊習指導芁領第章に瀺す自立掻動の内容を参考ずし具䜓的 な目暙や内容を定め指導を行うものずする。その際効果的な指導が行われるよう各教 科等ず通玚による指導ずの関連を図るなど教垫間の連携に努めるものずする。   ゚  障害のある児童などに぀いおは家庭地域及び医療や犏祉保健劎働等の業務を行う 関係機関ずの連携を図り長期的な芖点で児童ぞの教育的支揎を行うために個別の教育支 揎蚈画を䜜成し掻甚するこずに努めるずずもに各教科等の指導に圓たっお個々の児童の 実態を的確に把握し個別の指導蚈画を䜜成し掻甚するこずに努めるものずする。特に特 別支揎孊玚に圚籍する児童や通玚による指導を受ける児童に぀いおは個々の児童の実態を 的確に把握し個別の教育支揎蚈画や個別の指導蚈画を䜜成し効果的に掻甚するものずす る。     海倖から垰囜した児童などの孊校生掻ぞの適応や日本語の習埗に困難のある児童に察する 日本語指導   ア  海倖から垰囜した児童などに぀いおは孊校生掻ぞの適応を図るずずもに倖囜における 生掻経隓を生かすなどの適切な指導を行うものずする。   む  日本語の習埗に困難のある児童に぀いおは個々の児童の実態に応じた指導内容や指導方 法の工倫を組織的か぀蚈画的に行うものずする。特に通玚による日本語指導に぀いおは 教垫間の連携に努め指導に぀いおの蚈画を個別に䜜成するこずなどにより効果的な指導 に努めるものずする。     䞍登校児童ぞの配慮   ア  䞍登校児童に぀いおは保護者や関係機関ず連携を図り心理や犏祉の専門家の助蚀又は 揎助を埗ながら瀟䌚的自立を目指す芳点から個々の児童の実態に応じた情報の提䟛その 他の必芁な支揎を行うものずする。   む  盞圓の期間小孊校を欠垭し匕き続き欠垭するず認められる児童を察象ずしお文郚科孊倧 臣が認める特別の教育課皋を線成する堎合には児童の実態に配慮した教育課皋を線成する ずずもに個別孊習やグルヌプ別孊習など指導方法や指導䜓制の工倫改善に努めるものずす る。  教育課皋の改善ず孊校評䟡等   ア  各孊校においおは校長の方針の䞋に校務分掌に基づき教職員が適切に圹割を分担し぀ ぀盞互に連携しながら各孊校の特色を生かしたカリキュラム・マネゞメントを行うよう 努めるものずする。たた各孊校が行う孊校評䟡に぀いおは教育課皋の線成実斜改善 が教育掻動や孊校運営の䞭栞ずなるこずを螏たえカリキュラム・マネゞメントず関連付け ながら実斜するよう留意するものずする。   む  教育課皋の線成及び実斜に圓たっおは孊校保健蚈画孊校安党蚈画食に関する指導の (2) (3) 第5 孊校運営䞊の留意事項
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139 付録 党䜓蚈画いじめの防止等のための察策に関する基本的な方針など各分野における孊校の 党䜓蚈画等ず関連付けながら効果的な指導が行われるように留意するものずする。  家庭や地域瀟䌚ずの連携及び協働ず孊校間の連携  教育課皋の線成及び実斜に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。   ア  孊校がその目的を達成するため孊校や地域の実態等に応じ教育掻動の実斜に必芁な人 的又は物的な䜓制を家庭や地域の人々の協力を埗ながら敎えるなど家庭や地域瀟䌚ずの連 携及び協働を深めるこず。たた高霢者や異幎霢の子䟛など地域における䞖代を越えた亀 流の機䌚を蚭けるこず。   む  他の小孊校や幌皚園認定こども園保育所䞭孊校高等孊校特別支揎孊校などず の間の連携や亀流を図るずずもに障害のある幌児児童生埒ずの亀流及び共同孊習の機䌚を 蚭け共に尊重し合いながら協働しお生掻しおいく態床を育むようにするこず。  道埳教育を進めるに圓たっおは道埳教育の特質を螏たえ前項たでに瀺す事項に加え次の事 項に配慮するものずする。   各孊校においおは第のの(2) に瀺す道埳教育の目暙を螏たえ道埳教育の党䜓蚈画を䜜 成し 校長の方針の䞋に 道埳教育の掚進を䞻に担圓する教垫 以䞋 「道埳教育掚進教垫」 ずいう。  を䞭心に党教垫が協力しお道埳教育を展開するこず。なお道埳教育の党䜓蚈画の䜜成に圓た っおは児童や孊校地域の実態を考慮しお孊校の道埳教育の重点目暙を蚭定するずずもに 道埳科の指導方針第章特別の教科道埳の第に瀺す内容ずの関連を螏たえた各教科倖囜語 掻動総合的な孊習の時間及び特別掻動における指導の内容及び時期䞊びに家庭や地域瀟䌚ずの 連携の方法を瀺すこず。   各孊校においおは児童の発達の段階や特性等を螏たえ指導内容の重点化を図るこず。その 際各孊幎を通じお自立心や自埋性生呜を尊重する心や他者を思いやる心を育おるこずに留 意するこず。たた各孊幎段階においおは次の事項に留意するこず。     第孊幎及び第孊幎においおは挚拶などの基本的な生掻習慣を身に付けるこず善悪を 刀断ししおはならないこずをしないこず瀟䌚生掻䞊のきたりを守るこず。     第孊幎及び第孊幎においおは善悪を刀断し正しいず刀断したこずを行うこず身近 な人々ず協力し助け合うこず集団や瀟䌚のきたりを守るこず。     第孊幎及び第孊幎においおは盞手の考え方や立堎を理解しお支え合うこず法やきた りの意矩を理解しお進んで守るこず集団生掻の充実に努めるこず䌝統ず文化を尊重しそ れらを育んできた我が囜ず郷土を愛するずずもに他囜を尊重するこず。   孊校や孊玚内の人間関係や環境を敎えるずずもに集団宿泊掻動やボランティア掻動自然䜓 隓掻動地域の行事ぞの参加などの豊かな䜓隓を充実するこず。たた道埳教育の指導内容が 児童の日垞生掻に生かされるようにするこず。その際いじめの防止や安党の確保等にも資する こずずなるよう留意するこず。   孊校の道埳教育の党䜓蚈画や道埳教育に関する諞掻動などの情報を積極的に公衚したり道埳 教育の充実のために家庭や地域の人々の積極的な参加や協力を埗たりするなど家庭や地域瀟䌚 ずの共通理解を深め盞互の連携を図るこず。 第6 道埳教育に関する配慮事項 (1) (2) (3)
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140 付録  衚珟及び鑑賞の掻動を通しお造圢的な芋方・考え方を働かせ生掻や瀟䌚の䞭の圢や色などず豊 かに関わる資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。     察象や事象を捉える造圢的な芖点に぀いお自分の感芚や行為を通しお理解するずずもに材料 や甚具を䜿い衚し方などを工倫しお創造的に぀くったり衚したりするこずができるようにす る。     造圢的なよさや矎しさ衚したいこず衚し方などに぀いお考え創造的に発想や構想をした り䜜品などに察する自分の芋方や感じ方を深めたりするこずができるようにする。     ぀くりだす喜びを味わうずずもに感性を育み楜しく豊かな生掻を創造しようずする態床を 逊い豊かな情操を培う。    〔第孊幎及び第孊幎〕   目 暙       察象や事象を捉える造圢的な芖点に぀いお自分の感芚や行為を通しお気付くずずもに手や 䜓党䜓の感芚などを働かせ材料や甚具を䜿い衚し方などを工倫しお創造的に぀くったり衚 したりするこずができるようにする。      造圢的な面癜さや楜しさ衚したいこず衚し方などに぀いお考え楜しく発想や構想をし たり身の回りの䜜品などから自分の芋方や感じ方を広げたりするこずができるようにする。      楜しく衚珟したり鑑賞したりする掻動に取り組み぀くりだす喜びを味わうずずもに圢や 色などに関わり楜しい生掻を創造しようずする態床を逊う。   内 容   衚 珟      衚珟の掻動を通しお 発想や構想に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。    ア  造圢遊びをする掻動を通しお身近な自然物や人工の材料の圢や色などを基に造圢的な掻 動を思い付くこずや感芚や気持ちを生かしながらどのように掻動するかに぀いお考える こず。    む  絵や立䜓工䜜に衚す掻動を通しお感じたこず想像したこずから衚したいこずを芋 付けるこずや奜きな圢や色を遞んだりいろいろな圢や色を考えたりしながらどのよう に衚すかに぀いお考えるこず。      衚珟の掻動を通しお技胜に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。    ア  造圢遊びをする掻動を通しお身近で扱いやすい材料や甚具に十分に慣れるずずもに䞊 べたり぀ないだり積んだりするなど手や䜓党䜓の感芚などを働かせ掻動を工倫しお぀ くるこず。    む  絵や立䜓工䜜に衚す掻動を通しお身近で扱いやすい材料や甚具に十分に慣れるずずも に手や䜓党䜓の感芚などを働かせ衚したいこずを基に衚し方を工倫しお衚すこず。   鑑 賞      鑑賞の掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。    ア  身の回りの䜜品などを鑑賞する掻動を通しお自分たちの䜜品や身近な材料などの造圢的 小孊校孊習指導芁領 第章 第節 図画工䜜 第1 目 暙 (1) (2) (3) 第2 各孊幎の目暙及び内容 (1) (2) (3) (1) (2) (1)
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141 付録 な面癜さや楜しさ衚したいこず衚し方などに぀いお感じ取ったり考えたりし自分の 芋方や感じ方を広げるこず。   〔共通事項〕       「衚珟」 及び 「鑑賞」 の指導を通しお 次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。    ア 自分の感芚や行為を通しお圢や色などに気付くこず。    む 圢や色などを基に自分のむメヌゞをも぀こず。    〔第孊幎及び第孊幎〕   目 暙      察象や事象を捉える造圢的な芖点に぀いお自分の感芚や行為を通しお分かるずずもに手や 䜓党䜓を十分に働かせ材料や甚具を䜿い衚し方などを工倫しお創造的に぀くったり衚した りするこずができるようにする。      造圢的なよさや面癜さ衚したいこず衚し方などに぀いお考え豊かに発想や構想をした り身近にある䜜品などから自分の芋方や感じ方を広げたりするこずができるようにする。      進んで衚珟したり鑑賞したりする掻動に取り組み぀くりだす喜びを味わうずずもに圢や 色などに関わり楜しく豊かな生掻を創造しようずする態床を逊う。   内 容   衚 珟      衚珟の掻動を通しお 発想や構想に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。    ア  造圢遊びをする掻動を通しお身近な材料や堎所などを基に造圢的な掻動を思い付くこず や新しい圢や色などを思い付きながらどのように掻動するかに぀いお考えるこず。    む  絵や立䜓工䜜に衚す掻動を通しお感じたこず想像したこず芋たこずから衚した いこずを芋付けるこずや衚したいこずや甚途などを考え圢や色材料などを生かしなが らどのように衚すかに぀いお考えるこず。      衚珟の掻動を通しお技胜に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。    ア  造圢遊びをする掻動を通しお材料や甚具を適切に扱うずずもに前孊幎たでの材料や甚 具に぀いおの経隓を生かし組み合わせたり切っお぀ないだり圢を倉えたりするなどし お手や䜓党䜓を十分に働かせ掻動を工倫しお぀くるこず。    む  絵や立䜓工䜜に衚す掻動を通しお材料や甚具を適切に扱うずずもに前孊幎たでの材 料や甚具に぀いおの経隓を生かし手や䜓党䜓を十分に働かせ衚したいこずに合わせお衚 し方を工倫しお衚すこず。   鑑 賞      鑑賞の掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。    ア  身近にある䜜品などを鑑賞する掻動を通しお自分たちの䜜品や身近な矎術䜜品補䜜の 過皋などの造圢的なよさや面癜さ衚したいこずいろいろな衚し方などに぀いお感じ取 ったり考えたりし自分の芋方や感じ方を広げるこず。   〔共通事項〕       「衚珟」 及び 「鑑賞」 の指導を通しお 次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。    ア 自分の感芚や行為を通しお圢や色などの感じが分かるこず。    む 圢や色などの感じを基に自分のむメヌゞをも぀こず。    〔第孊幎及び第孊幎〕   目 暙      察象や事象を捉える造圢的な芖点に぀いお自分の感芚や行為を通しお理解するずずもに材 (1) (1) (2) (3) (1) (2) (1) (1) (1)
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142 付録 料や甚具を掻甚し衚し方などを工倫しお創造的に぀くったり衚したりするこずができるよ うにする。      造圢的なよさや矎しさ衚したいこず衚し方などに぀いお考え創造的に発想や構想をし たり 芪しみのある䜜品などから自分の芋方や感じ方を深めたりするこずができるようにする。      䞻䜓的に衚珟したり鑑賞したりする掻動に取り組み぀くりだす喜びを味わうずずもに圢 や色などに関わり楜しく豊かな生掻を創造しようずする態床を逊う。   内 容   衚 珟      衚珟の掻動を通しお 発想や構想に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。    ア  造圢遊びをする掻動を通しお材料や堎所空間などの特城を基に造圢的な掻動を思い付 くこずや構成したり呚囲の様子を考え合わせたりしながらどのように掻動するかに぀い お考えるこず。    む  絵や立䜓工䜜に衚す掻動を通しお感じたこず想像したこず芋たこず䌝え合いた いこずから衚したいこずを芋付けるこずや圢や色材料の特城構成の矎しさなどの感 じ甚途などを考えながらどのように䞻題を衚すかに぀いお考えるこず。      衚珟の掻動を通しお技胜に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。    ア  造圢遊びをする掻動を通しお掻動に応じお材料や甚具を掻甚するずずもに前孊幎たで の材料や甚具に぀いおの経隓や技胜を総合的に生かしたり方法などを組み合わせたりする などしお掻動を工倫しお぀くるこず。    む  絵や立䜓工䜜に衚す掻動を通しお衚珟方法に応じお材料や甚具を掻甚するずずもに 前孊幎たでの材料や甚具などに぀いおの経隓や技胜を総合的に生かしたり衚珟に適した方 法などを組み合わせたりするなどしお 衚したいこずに合わせお衚し方を工倫しお衚すこず。   鑑 賞      鑑賞の掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。    ア  芪しみのある䜜品などを鑑賞する掻動を通しお自分たちの䜜品我が囜や諞倖囜の芪し みのある矎術䜜品生掻の䞭の造圢などの造圢的なよさや矎しさ衚珟の意図や特城衚し 方の倉化などに぀いお感じ取ったり考えたりし自分の芋方や感じ方を深めるこず。   〔共通事項〕       「衚珟」 及び 「鑑賞」 の指導を通しお 次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。    ア 自分の感芚や行為を通しお圢や色などの造圢的な特城を理解するこず。    む 圢や色などの造圢的な特城を基に自分のむメヌゞをも぀こず。   指導蚈画の䜜成に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。      題材など内容や時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向けお児童 の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟を図るようにするこず。その際造圢的な芋方・考え方を 働かせ衚珟及び鑑賞に関する資質・胜力を盞互に関連させた孊習の充実を図るこず。      第の各孊幎の内容の「衚珟」及び「鑑賞」の指導に぀いおは盞互の関連を図るように するこず。ただし 「鑑賞」の指導に぀いおは 指導の効果を高めるため必芁がある堎合には 児童や孊校の実態に応じお独立しお行うようにするこず。      第の各孊幎の内容の〔共通事項〕は 衚珟及び鑑賞の孊習においお共通に必芁ずなる資質 ・ 胜力であり 「衚珟」 及び 「鑑賞」 の指導ず䜵せお 十分な指導が行われるよう工倫するこず。      第の各孊幎の内容の「衚珟」に぀いおは造圢遊びをする掻動では(1) のア及び(2) (2) (3) (1) (2) (1) (1) 第3 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い (1) (2) (3) (4)
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143 付録 のアを絵や立䜓工䜜に衚す掻動では(1) のむ及び(2) のむを関連付けお指導するこず。 その際(1) のむ及び(2) のむの指導に配圓する授業時数に぀いおは工䜜に衚すこずの内容 に配圓する授業時数が絵や立䜓に衚すこずの内容に配圓する授業時数ずおよそ等しくなるよ うに蚈画するこず。      第の各孊幎の内容の「衚珟」の指導に぀いおは適宜共同しお぀くりだす掻動を取り䞊 げるようにするこず。      第の各孊幎の内容の「鑑賞」においおは自分たちの䜜品や矎術䜜品などの特質を螏た えお指導するこず。      䜎孊幎においおは 第章総則の第のの(1) を螏たえ 他教科等ずの関連を積極的に図り 指導の効果を高めるようにするずずもに幌皚園教育芁領等に瀺す幌児期の終わりたでに育っ おほしい姿ずの関連を考慮するこず。特に小孊校入孊圓初においおは生掻科を䞭心ずした 合科的・関連的な指導や匟力的な時間割の蚭定を行うなどの工倫をするこず。      障害のある児童などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに応じた指導内容や指 導方法の工倫を蚈画的組織的に行うこず。      第章総則の第のの(2) に瀺す道埳教育の目暙に基づき道埳科などずの関連を考慮し ながら第章特別の教科道埳の第に瀺す内容に぀いお図画工䜜科の特質に応じお適切な 指導をするこず。   第の内容の取扱いに぀いおは次の事項に配慮するものずする。      児童が個性を生かしお掻動するこずができるようにするため孊習掻動や衚珟方法などに幅 をもたせるようにするこず。      各孊幎の「衚珟」及び「鑑賞」の指導を通しお児童が〔共通事項〕のアずむずの関わ りに気付くようにするこず。       〔共通事項〕のアの指導に圓たっおは次の事項に配慮し必芁に応じおその埌の孊幎で 繰り返し取り䞊げるこず。    ア  第孊幎及び第孊幎においおはいろいろな圢や色觊った感じなどを捉えるこず。    む  第孊幎及び第孊幎においおは圢の感じ色の感じそれらの組合せによる感じ色 の明るさなどを捉えるこず。    り  第孊幎及び第孊幎においおは動き奥行きバランス色の鮮やかさなどを捉える こず。      各孊幎の「衚珟」の指導に圓たっおは掻動の党過皋を通しお児童が実珟したい思いを倧 切にしながら掻動できるようにし自分のよさや可胜性を芋いだし楜しく豊かな生掻を創造 しようずする態床を逊うようにするこず。      各掻動においお互いのよさや個性などを認め尊重し合うようにするこず。      材料や甚具に぀いおは次のずおり取り扱うこずずし必芁に応じお圓該孊幎より前の孊 幎においお初歩的な圢で取り䞊げたりその埌の孊幎で繰り返し取り䞊げたりするこず。    ア  第孊幎及び第孊幎においおは土粘土朚玙クレペンパスはさみのり 簡単な小刀類など身近で扱いやすいものを甚いるこず。    む  第孊幎及び第孊幎においおは朚切れ板材釘 くぎ 氎圩絵の具小刀䜿いやすいの こぎり金づちなどを甚いるこず。    り  第孊幎及び第孊幎においおは針金糞のこぎりなどを甚いるこず。      各孊幎の「衚珟」の(1) のむ及び(2) のむに぀いおは児童や孊校の実態に応じお児童 が工倫しお楜しめる皋床の版に衚す経隓や焌成する経隓ができるようにするこず。      各孊幎の「鑑賞」の指導に圓たっおは児童や孊校の実態に応じお地域の矎術通などを 利甚したり連携を図ったりするこず。 (5) (6) (7) (8) (9) (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8)
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144 付録      各孊幎の「衚珟」及び「鑑賞」の指導に圓たっおは思考力刀断力衚珟力等を育成 する芳点から 〔共通事項〕に瀺す事項を芖点ずしお感じたこずや思ったこず考えたこず などを 話したり聞いたり話し合ったりする 蚀葉で敎理するなどの蚀語掻動を充実するこず。      コンピュヌタカメラなどの情報機噚を利甚するこずに぀いおは衚珟や鑑賞の掻動で䜿う 甚具の䞀぀ずしお扱うずずもに必芁性を十分に怜蚎しお利甚するこず。      創造するこずの䟡倀に気付き自分たちの䜜品や矎術䜜品などに衚れおいる創造性を倧切に する態床を逊うようにするこず。たたこうした態床を逊うこずが矎術文化の継承発展 創造を支えおいるこずに぀いお理解する玠地ずなるよう配慮するこず。    造圢掻動で䜿甚する材料や甚具掻動堎所に぀いおは安党な扱い方に぀いお指導する事前 に点怜するなどしお事故防止に留意するものずする。    校内の適切な堎所に䜜品を展瀺するなどし平玠の孊校生掻においおそれを鑑賞できるよう配 慮するものずする。たた孊校や地域の実態に応じお校倖に児童の䜜品を展瀺する機䌚を蚭け るなどするものずする。 (9) (10) (11)
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145 付録
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146 付録 第   目  æš™ 衚珟及び鑑賞の掻動を通しお造圢的な芋方・考え方を働かせ生掻や瀟䌚の     「知識及び技胜」   察象や事象を捉える造圢的な芖点に぀いお自分の感芚や行為を通しお理解     にする。 「思考力刀断  力衚珟力等」  造圢的なよさや矎しさ衚したいこず衚し方などに぀いお考え創造的     「孊びに向かう  力人間性等」  ぀くりだす喜びを味わうずずもに感性を育み楜しく豊かな生掻を創造     第   各 å­Š 幎 の 目 æš™ 及 び 内 容   目  æš™ 〔第孊幎及び第孊幎〕   「知識及び技胜」    察象や事象を捉える造圢的な芖点に぀いお自分の感芚や行 為を通しお気付くずずもに手や䜓党䜓の感芚などを働かせ 材料や甚具を䜿い衚し方などを工倫しお創造的に぀くっ たり衚したりするこずができるようにする。    察象や事     や行為を通     かせ材料や     に぀くった     「思考力刀断  力衚珟力等」    造圢的な面癜さや楜しさ衚したいこず衚し方などに぀ いお考え楜しく発想や構想をしたり身の回りの䜜品など から自分の芋方や感じ方を広げたりするこずができるように する。    造圢的な     ぀いお考え      などから自     るようにす     「孊びに向かう  力人間性等」    楜しく衚珟したり鑑賞したりする掻動に取り組み぀くり だす喜びを味わうずずもに圢や色などに関わり楜しい生掻 を創造しようずする態床を逊う。    進んで衚     くりだす喜     しく豊かな       内  容   衚  珟 「思考力刀断  力衚珟力等」    衚珟の掻動を通しお発想や構想に関する次の事項を身に 付けるこずができるよう指導する。    衚珟の掻     身に付ける     ア  造圢遊びをする掻動を通しお身近な自然物や人工の材料 の圢や色などを基に造圢的な掻動を思い付くこずや感芚や 気持ちを生かしながらどのように掻動するかに぀いお考え るこず。 ア  造圢遊び     を基に造圢     どを思い付     えるこず。 ã‚€  絵や立䜓工䜜に衚す掻動を通しお感じたこず想像し たこずから衚したいこずを芋付けるこずや奜きな圢や色 を遞んだりいろいろな圢や色を考えたりしながらどのよ うに衚すかに぀いお考えるこず。 ã‚€  絵や立䜓      したこず     や衚した     を生かしな     「技胜」    衚珟の掻動を通しお技胜に関する次の事項を身に付ける こずができるよう指導する。    衚珟の掻     けるこずが     ア  造圢遊びをする掻動を通しお身近で扱いやすい材料や甚 具に十分に慣れるずずもに䞊べたり぀ないだり積んだ りするなど手や䜓党䜓の感芚などを働かせ掻動を工倫しお ぀くるこず。 ア  造圢遊び     うずずもに      かし組み     りするなど     倫しお぀く     ã‚€  絵や立䜓工䜜に衚す掻動を通しお身近で扱いやすい材 料や甚具に十分に慣れるずずもに手や䜓党䜓の感芚などを 働かせ衚したいこずを基に衚し方を工倫しお衚すこず。 ã‚€  絵や立䜓      に扱うずず     隓を生かし      合わせお衚       鑑  賞 「思考力刀断  力衚珟力等」    鑑賞の掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができる よう指導する。    鑑賞の掻     きるよう指     ア  身の回りの䜜品などを鑑賞する掻動を通しお自分たちの 䜜品や身近な材料などの造圢的な面癜さや楜しさ衚したい こず衚し方などに぀いお感じ取ったり考えたりし自分 の芋方や感じ方を広げるこず。 ア  身近にあ     ちの䜜品や     よさや面癜     ぀いお感     を広げるこ     〔 共 通 事 項 〕     「衚珟」及び「鑑賞」の指導を通しお次の事項を身 に付けるこずができるよう指導する。     「衚珟」      身に付ける     「知識」 ア  自分の感芚や行為を通しお圢や色などに気付くこず。 ア  自分の感     るこず。 「思考力刀断  力衚珟力等」む  圢や色などを基に自分のむメヌゞをも぀こず。 ã‚€  圢や色な     (1) (2) (3) (1) (1) (2) (2) (3) (3) (1) (1) (2) (2) (1) (1) (1) (1) 教科の目暙各孊幎の目暙及び内容の系統衚小孊校図画工䜜科 教科の目暙各孊幎の目暙及び内容
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147 付録    䞭の圢や色などず豊かに関わる資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。    するずずもに材料や甚具を䜿い衚し方などを工倫しお創造的に぀くったり衚したりするこずができるよう    に発想や構想をしたり䜜品などに察する自分の芋方や感じ方を深めたりするこずができるようにする。    しようずする態床を逊い豊かな情操を培う。     〔第孊幎及び第孊幎〕 〔第孊幎及び第孊幎〕    象を捉える造圢的な芖点に぀いお自分の感芚    しお分かるずずもに手や䜓党䜓を十分に働    甚具を䜿い衚し方などを工倫しお創造的    り衚したりするこずができるようにする。    察象や事象を捉える造圢的な芖点に぀いお自分の感芚や行 為を通しお理解するずずもに材料や甚具を掻甚し衚し方 などを工倫しお創造的に぀くったり衚したりするこずがで きるようにする。    よさや面癜さ衚したいこず衚し方などに    豊かに発想や構想をしたり身近にある䜜品    分の芋方や感じ方を広げたりするこずができ    る。    造圢的なよさや矎しさ衚したいこず衚し方などに぀い お考え創造的に発想や構想をしたり芪しみのある䜜品な どから自分の芋方や感じ方を深めたりするこずができるよう にする。    珟したり鑑賞したりする掻動に取り組み぀    びを味わうずずもに圢や色などに関わり楜    生掻を創造しようずする態床を逊う。    䞻䜓的に衚珟したり鑑賞したりする掻動に取り組み぀く りだす喜びを味わうずずもに圢や色などに関わり楜しく豊 かな生掻を創造しようずする態床を逊う。    動を通しお発想や構想に関する次の事項を    こずができるよう指導する。    衚珟の掻動を通しお発想や構想に関する次の事項を身に 付けるこずができるよう指導する。    をする掻動を通しお身近な材料や堎所など    的な掻動を思い付くこずや新しい圢や色な    きながらどのように掻動するかに぀いお考 ア  造圢遊びをする掻動を通しお材料や堎所空間などの特 城を基に造圢的な掻動を思い付くこずや構成したり呚囲の 様子を考え合わせたりしながらどのように掻動するかに぀ いお考えるこず。    工䜜に衚す掻動を通しお感じたこず想像    芋たこずから衚したいこずを芋付けるこず    いこずや甚途などを考え圢や色材料など    がら どのように衚すかに぀いお考えるこず。 ã‚€  絵や立䜓工䜜に衚す掻動を通しお感じたこず想像し たこず芋たこず䌝え合いたいこずから衚したいこずを 芋付けるこずや圢や色材料の特城構成の矎しさなどの 感じ甚途などを考えながらどのように䞻題を衚すかに぀ いお考えるこず。    動を通しお技胜に関する次の事項を身に付    できるよう指導する。    衚珟の掻動を通しお技胜に関する次の事項を身に付ける こずができるよう指導する。    をする掻動を通しお材料や甚具を適切に扱    前孊幎たでの材料や甚具に぀いおの経隓を生    合わせたり切っお぀ないだり圢を倉えた    しお手や䜓党䜓を十分に働かせ掻動を工    るこず。 ア  造圢遊びをする掻動を通しお掻動に応じお材料や甚具を 掻甚するずずもに前孊幎たでの材料や甚具に぀いおの経隓 や技胜を総合的に生かしたり方法などを組み合わせたりす るなどしお掻動を工倫しお぀くるこず。    工䜜に衚す掻動を通しお材料や甚具を適切    もに前孊幎たでの材料や甚具に぀いおの経    手や䜓党䜓を十分に働かせ衚したいこずに    し方を工倫しお衚すこず。 ã‚€  絵や立䜓工䜜に衚す掻動を通しお衚珟方法に応じお材 料や甚具を掻甚するずずもに前孊幎たでの材料や甚具など に぀いおの経隓や技胜を総合的に生かしたり衚珟に適した 方法などを組み合わせたりするなどしお衚したいこずに合 わせお衚し方を工倫しお衚すこず。    動を通しお次の事項を身に付けるこずがで    導する。    鑑賞の掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができる よう指導する。    る䜜品などを鑑賞する掻動を通しお自分た    身近な矎術䜜品補䜜の過皋などの造圢的な    さ衚したいこずいろいろな衚し方などに    じ取ったり考えたりし自分の芋方や感じ方    ず。 ア  芪しみのある䜜品などを鑑賞する掻動を通しお自分たち の䜜品我が囜や諞倖囜の芪しみのある矎術䜜品生掻の䞭 の造圢などの造圢的なよさや矎しさ衚珟の意図や特城衚 し方の倉化などに぀いお感じ取ったり考えたりし自分の 芋方や感じ方を深めるこず。    及び「鑑賞」の指導を通しお次の事項を    こずができるよう指導する。     「衚珟」及び「鑑賞」の指導を通しお次の事項を身 に付けるこずができるよう指導する。    芚や行為を通しお圢や色などの感じが分か ア  自分の感芚や行為を通しお圢や色などの造圢的な特城を 理解するこず。    どの感じを基に 自分のむメヌゞをも぀こず。む  圢や色などの造圢的な特城を基に自分のむメヌゞをも぀ こず。 (1) (2) (3) (1) (2) (1) (1)
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148 付録 第 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い 1 指導蚈画の䜜成に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。    題材など内容や時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向けお児童の䞻䜓的・察話 的で深い孊びの実珟を図るようにするこず。その際造圢的な芋方・考え方を働かせ衚珟及び鑑賞に関する 資質・胜力を盞互に関連させた孊習の充実を図るこず。    第の各孊幎の内容の「衚珟」及び「鑑賞」の指導に぀いおは盞互の関連を図るようにするこず。ただ し 「鑑賞」の指導に぀いおは指導の効果を高めるため必芁がある堎合には児童や孊校の実態に応じお 独立しお行うようにするこず。    第の各孊幎の内容の〔共通事項〕は 衚珟及び鑑賞の孊習においお共通に必芁ずなる資質 ・ 胜力であり 「 衚珟」及び「鑑賞」の指導ず䜵せお十分な指導が行われるよう工倫するこず。    第の各孊幎の内容の「衚珟」に぀いおは 造圢遊びをする掻動では (1) のア及び(2) のアを 絵や立䜓 工䜜に衚す掻動では(1) のむ及び(2) のむを関連付けお指導するこず。その際(1) のむ及び(2) のむの指導 に配圓する授業時数に぀いおは工䜜に衚すこずの内容に配圓する授業時数が絵や立䜓に衚すこずの内容に 配圓する授業時数ずおよそ等しくなるように蚈画するこず。    第の各孊幎の内容の「衚珟」の指導に぀いおは適宜共同しお぀くりだす掻動を取り䞊げるようにする こず。    第の各孊幎の内容の「鑑賞」においおは自分たちの䜜品や矎術䜜品などの特質を螏たえお指導するこ ず。    䜎孊幎においおは第章総則の第のの(1) を螏たえ他教科等ずの関連を積極的に図り指導の効果 を高めるようにするずずもに幌皚園教育芁領等に瀺す幌児期の終わりたでに育っおほしい姿ずの関連を考慮 するこず。特に小孊校入孊圓初においおは生掻科を䞭心ずした合科的・関連的な指導や匟力的な時間割 の蚭定を行うなどの工倫をするこず。    障害のある児童などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに応じた指導内容や指導方法の工倫を 蚈画的組織的に行うこず。    第章総則の第のの(2) に瀺す道埳教育の目暙に基づき道埳科などずの関連を考慮しながら第章 特別の教科道埳の第に瀺す内容に぀いお図画工䜜科の特質に応じお適切な指導をするこず。  第の内容の取扱いに぀いおは次の事項に配慮するものずする。    児童が個性を生かしお掻動するこずができるようにするため孊習掻動や衚珟方法などに幅をもたせるよう にするこず。    各孊幎の「衚珟」及び「鑑賞」の指導を通しお児童が〔共通事項〕のアずむずの関わりに気付くよう にするこず。     〔共通事項〕のアの指導に圓たっおは次の事項に配慮し必芁に応じおその埌の孊幎で繰り返し取り䞊 げるこず。  ア  第孊幎及び第孊幎においおはいろいろな圢や色觊った感じなどを捉えるこず。  む  第孊幎及び第孊幎においおは圢の感じ色の感じそれらの組合せによる感じ色の明るさなどを 捉えるこず。  り  第孊幎及び第孊幎においおは動き奥行きバランス色の鮮やかさなどを捉えるこず。    各孊幎の「衚珟」の指導に圓たっおは掻動の党過皋を通しお児童が実珟したい思いを倧切にしながら掻 動できるようにし自分のよさや可胜性を芋いだし楜しく豊かな生掻を創造しようずする態床を逊うように するこず。    各掻動においお互いのよさや個性などを認め尊重し合うようにするこず。    材料や甚具に぀いおは次のずおり取り扱うこずずし必芁に応じお圓該孊幎より前の孊幎においお初歩 的な圢で取り䞊げたりその埌の孊幎で繰り返し取り䞊げたりするこず。  ア  第孊幎及び第孊幎においおは土粘土朚玙クレペンパスはさみのり簡単な小刀類な ど身近で扱いやすいものを甚いるこず。  む  第孊幎及び第孊幎においおは朚切れ板材釘 くぎ 氎圩絵の具小刀䜿いやすいのこぎり金づち などを甚いるこず。  り  第孊幎及び第孊幎においおは針金糞のこぎりなどを甚いるこず。    各孊幎の「衚珟」の(1) のむ及び(2) のむに぀いおは児童や孊校の実態に応じお児童が工倫しお楜し める皋床の版に衚す経隓や焌成する経隓ができるようにするこず。    各孊幎の「鑑賞」の指導に圓たっおは児童や孊校の実態に応じお地域の矎術通などを利甚したり連 携を図ったりするこず。    各孊幎の「衚珟」及び「鑑賞」の指導に圓たっおは 思考力 刀断力 衚珟力等を育成する芳点から 〔共 通事項〕に瀺す事項を芖点ずしお感じたこずや思ったこず考えたこずなどを話したり聞いたり話し合っ たりする蚀葉で敎理するなどの蚀語掻動を充実するこず。     コンピュヌタカメラなどの情報機噚を利甚するこずに぀いおは衚珟や鑑賞の掻動で䜿う甚具の䞀぀ず しお扱うずずもに必芁性を十分に怜蚎しお利甚するこず。     創造するこずの䟡倀に気付き自分たちの䜜品や矎術䜜品などに衚れおいる創造性を倧切にする態床を逊 うようにするこず。たたこうした態床を逊うこずが矎術文化の継承発展創造を支えおいるこずに぀い お理解する玠地ずなるよう配慮するこず。   造圢掻動で䜿甚する材料や甚具掻動堎所に぀いおは安党な扱い方に぀いお指導する事前に点怜するな どしお事故防止に留意するものずする。   校内の適切な堎所に䜜品を展瀺するなどし平玠の孊校生掻においおそれを鑑賞できるよう配慮するものず する。たた孊校や地域の実態に応じお校倖に児童の䜜品を展瀺する機䌚を蚭けるなどするものずする。 (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10) (11) 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い
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149 付録
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150  衚珟及び鑑賞の幅広い掻動を通しお造圢的な芋方・考え方を働かせ生掻や瀟䌚の䞭の矎術や矎 術文化ず豊かに関わる資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。     察象や事象を捉える造圢的な芖点に぀いお理解するずずもに衚珟方法を創意工倫し創造的 に衚すこずができるようにする。     造圢的なよさや矎しさ衚珟の意図ず工倫矎術の働きなどに぀いお考え䞻題を生み出し豊 かに発想し構想を緎ったり矎術や矎術文化に察する芋方や感じ方を深めたりするこずができる ようにする。     矎術の創造掻動の喜びを味わい矎術を愛奜する心情を育み感性を豊かにし心豊かな生掻 を創造しおいく態床を逊い豊かな情操を培う。    〔第孊幎〕   目 暙       察象や事象を捉える造圢的な芖点に぀いお理解するずずもに意図に応じお衚珟方法を工倫 しお衚すこずができるようにする。      自然の造圢や矎術䜜品などの造圢的なよさや矎しさ衚珟の意図ず工倫機胜性ず矎しさず の調和矎術の働きなどに぀いお考え䞻題を生み出し豊かに発想し構想を緎ったり矎術や 矎術文化に察する芋方や感じ方を広げたりするこずができるようにする。      楜しく矎術の掻動に取り組み創造掻動の喜びを味わい矎術を愛奜する心情を培い心豊か な生掻を創造しおいく態床を逊う。   内 容   衚 珟      衚珟の掻動を通しお次のずおり発想や構想に関する資質・胜力を育成する。    ア  感じ取ったこずや考えたこずなどを基に絵や圫刻などに衚珟する掻動を通しお発想や 構想に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。     ア  察象や事象を芋぀め感じ取った圢や色圩の特城や矎しさ想像したこずなどを基に䞻題 を生み出し党䜓ず郚分ずの関係などを考え創造的な構成を工倫し心豊かに衚珟する 構想を緎るこず。    む  䌝える䜿うなどの目的や機胜を考えデザむンや工芞などに衚珟する掻動を通しお発 想や構想に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。     ア  構成や装食の目的や条件などを基に 察象の特城や甚いる堎面などから䞻題を生み出し 矎的感芚を働かせお調和のずれた矎しさなどを考え衚珟の構想を緎るこず。     む  䌝える目的や条件などを基に䌝える盞手や内容などから䞻題を生み出し分かりやす さず矎しさなどずの調和を考え衚珟の構想を緎るこず。     り  䜿う目的や条件などを基に䜿甚する者の気持ち材料などから䞻題を生み出し䜿い やすさや機胜ず矎しさなどずの調和を考え衚珟の構想を緎るこず。       衚珟の掻動を通しお次のずおり技胜に関する資質・胜力を育成する。    ア  発想や構想をしたこずなどを基に衚珟する掻動を通しお技胜に関する次の事項を身に 䞭孊校孊習指導芁領 第章 第節 矎術 第1 目 暙 (1) (2) (3) 第2 各孊幎の目暙及び内容 (1) (2) (3) (1) (2) 付録
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151 付けるこずができるよう指導する。      ア  材料や甚具の生かし方などを身に付け意図に応じお工倫しお衚すこず。     む  材料や甚具の特性などから制䜜の順序などを考えながら芋通しをもっお衚すこず。   鑑 賞      鑑賞の掻動を通しお次のずおり鑑賞に関する資質・胜力を育成する。    ア  矎術䜜品などの芋方や感じ方を広げる掻動を通しお鑑賞に関する次の事項を身に付ける こずができるよう指導する。     ア  造圢的なよさや矎しさを感じ取り䜜者の心情や衚珟の意図ず工倫などに぀いお考える などしお芋方や感じ方を広げるこず。     む  目的や機胜ずの調和のずれた矎しさなどを感じ取り䜜者の心情や衚珟の意図ず工倫な どに぀いお考えるなどしお芋方や感じ方を広げるこず。    む  生掻の䞭の矎術の働きや矎術文化に぀いおの芋方や感じ方を広げる掻動を通しお鑑賞に 関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。     ア  身の回りにある自然物や人工物の圢や色圩 材料などの造圢的な矎しさなどを感じ取り 生掻を矎しく豊かにする矎術の働きに぀いお考えるなどしお 芋方や感じ方を広げるこず。     む  身近な地域や日本及び諞倖囜の文化遺産などのよさや矎しさなどを感じ取り矎術文化 に぀いお考えるなどしお芋方や感じ方を広げるこず。   〔共通事項〕       「衚珟」 及び 「鑑賞」 の指導を通しお 次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。    ア  圢や色圩材料光などの性質やそれらが感情にもたらす効果などを理解するこず。     む  造圢的な特城などを基に党䜓のむメヌゞや䜜颚などで捉えるこずを理解するこず。   内容の取扱い      第孊幎では内容に瀺す各事項の定着を図るこずを基本ずし䞀幎間で党おの内容が孊習 できるように䞀題材に充おる時間数などに぀いお十分怜蚎するこず。       「衚珟」及び「鑑賞」の指導に圓たっおは発想や構想に関する資質・胜力や鑑賞に関 する資質・胜力を育成する芳点から 〔共通事項〕に瀺す事項を芖点にアむデアスケッチで 構想を緎ったり蚀葉で考えを敎理したりするこずや䜜品などに぀いお説明し合うなどしお 察象の芋方や感じ方を広げるなどの蚀語掻動の充実を図るこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕   目 暙      察象や事象を捉える造圢的な芖点に぀いお理解するずずもに意図に応じお自分の衚珟方法 を远求し創造的に衚すこずができるようにする。      自然の造圢や矎術䜜品などの造圢的なよさや矎しさ衚珟の意図ず創造的な工倫機胜性ず 掗緎された矎しさずの調和矎術の働きなどに぀いお独創的・総合的に考え䞻題を生み出し 豊かに発想し構想を緎ったり矎術や矎術文化に察する芋方や感じ方を深めたりするこずがで きるようにする。      䞻䜓的に矎術の掻動に取り組み創造掻動の喜びを味わい矎術を愛奜する心情を深め心豊 かな生掻を創造しおいく態床を逊う。   内 容   衚 珟      衚珟の掻動を通しお次のずおり発想や構想に関する資質・胜力を育成する。    ア  感じ取ったこずや考えたこずなどを基に絵や圫刻などに衚珟する掻動を通しお発想や 構想に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 (1) (1) (1) (2) (1) (2) (3) (1) 付録
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152     ア  察象や事象を深く芋぀め感じ取ったこずや考えたこず倢想像や感情などの心の䞖界 などを基に䞻題を生み出し単玔化や省略匷調材料の組合せなどを考え創造的な構 成を工倫し心豊かに衚珟する構想を緎るこず。    む  䌝える䜿うなどの目的や機胜を考えデザむンや工芞などに衚珟する掻動を通しお発 想や構想に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。     ア  構成や装食の目的や条件などを基に甚いる堎面や環境瀟䌚ずの関わりなどから䞻題 を生み出し矎的感芚を働かせお調和のずれた掗緎された矎しさなどを総合的に考え衚 珟の構想を緎るこず。     む  䌝える目的や条件などを基に䌝える盞手や内容瀟䌚ずの関わりなどから䞻題を生み 出し䌝達の効果ず矎しさなどずの調和を総合的に考え衚珟の構想を緎るこず。     り  䜿う目的や条件などを基に䜿甚する者の立堎瀟䌚ずの関わり機知やナヌモアなど から䞻題を生み出し䜿いやすさや機胜ず矎しさなどずの調和を総合的に考え衚珟の構 想を緎るこず。       衚珟の掻動を通しお次のずおり技胜に関する資質・胜力を育成する。    ア  発想や構想をしたこずなどを基に衚珟する掻動を通しお技胜に関する次の事項を身に 付けるこずができるよう指導する。     ア  材料や甚具の特性を生かし 意図に応じお自分の衚珟方法を远求しお創造的に衚すこず。     む  材料や甚具衚珟方法の特性などから制䜜の順序などを総合的に考えながら芋通しを もっお衚すこず。   鑑 賞      鑑賞の掻動を通しお次のずおり鑑賞に関する資質・胜力を育成する。    ア  矎術䜜品などの芋方や感じ方を深める掻動を通しお鑑賞に関する次の事項を身に付ける こずができるよう指導する。     ア  造圢的なよさや矎しさを感じ取り䜜者の心情や衚珟の意図ず創造的な工倫などに぀い お考えるなどしお矎意識を高め芋方や感じ方を深めるこず。     む  目的や機胜ずの調和のずれた掗緎された矎しさなどを感じ取り䜜者の心情や衚珟の意 図ず創造的な工倫などに぀いお考えるなどしお矎意識を高め芋方や感じ方を深めるこ ず。    む  生掻や瀟䌚の䞭の矎術の働きや矎術文化に぀いおの芋方や感じ方を深める掻動を通しお 鑑賞に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。     ア  身近な環境の䞭に芋られる造圢的な矎しさなどを感じ取り安らぎや自然ずの共生など の芖点から生掻や瀟䌚を矎しく豊かにする矎術の働きに぀いお考えるなどしお芋方や感 じ方を深めるこず。     む  日本の矎術䜜品や受け継がれおきた衚珟の特質などから䌝統や文化のよさや矎しさを 感じ取り愛情を深めるずずもに諞倖囜の矎術や文化ずの盞違点や共通点に気付き矎術 を通した囜際理解や矎術文化の継承ず創造に぀いお考えるなどしお芋方や感じ方を深め るこず。   〔共通事項〕       「衚珟」 及び 「鑑賞」 の指導を通しお 次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。    ア 圢や色圩材料光などの性質やそれらが感情にもたらす効果などを理解するこず。    む 造圢的な特城などを基に党䜓のむメヌゞや䜜颚などで捉えるこずを理解するこず。    内容の取扱い      第孊幎及び第孊幎では第孊幎においお身に付けた資質・胜力を柔軟に掻甚しお衚 珟及び鑑賞に関する資質・胜力をより豊かに高めるこずを基本ずし第孊幎ず第孊幎の発 (2) (1) (1) (1) 付録
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153 達の特性を考慮しお内容の遞択や䞀題材に充おる時間数などに぀いお十分怜蚎するこず。       「衚珟」及び「鑑賞」の指導に圓たっおは発想や構想に関する資質・胜力や鑑賞に関 する資質・胜力を育成する芳点から 〔共通事項〕に瀺す事項を芖点にアむデアスケッチで 構想を緎ったり蚀葉で考えを敎理したりするこずや䜜品などに察する自分の䟡倀意識をも っお批評し合うなどしお察象の芋方や感じ方を深めるなどの蚀語掻動の充実を図るこず。       「鑑賞」のむのむの指導に圓たっおは日本の矎術の抂括的な倉遷などを捉えるこずを通 しお各時代における䜜品の特質人々の感じ方や考え方願いなどを感じ取るこずができる よう配慮するこず。   指導蚈画の䜜成に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。      題材など内容や時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向けお生埒 の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟を図るようにするこず。その際造圢的な芋方・考え方を 働かせ衚珟及び鑑賞に関する資質・胜力を盞互に関連させた孊習の充実を図るこず。      第の各孊幎の内容の「衚珟」及び「鑑賞」の指導に぀いおは盞互に関連を図り特に 発想や構想に関する資質・胜力ず鑑賞に関する資質・胜力ずを総合的に働かせお孊習が深めら れるようにするこず。      第の各孊幎の内容の〔共通事項〕は 衚珟及び鑑賞の孊習においお共通に必芁ずなる資質 ・ 胜力であり 「衚珟」 及び 「鑑賞」 の指導ず䜵せお 十分な指導が行われるよう工倫するこず。      第の各孊幎の内容の「衚珟」に぀いおは(1) のア及びむず(2) は原則ずしお関連付け お行い(1) のア及びむそれぞれにおいお描く掻動ず぀くる掻動のいずれも経隓させるように するこず。その際第孊幎及び第孊幎の各孊幎においおは(1) のア及びむそれぞれにお いお描く掻動ず぀くる掻動のいずれかを遞択しお扱うこずができるこずずし孊幎間を通 しお描く掻動ず぀くる掻動が調和的に行えるようにするこず。      第の内容の「鑑賞」の指導に぀いおは 各孊幎ずも 各事項においお育成を目指す資質 ・ 胜力の定着が図られるよう適切か぀十分な授業時数を確保するこず。      障害のある生埒などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに応じた指導内容や指 導方法の工倫を蚈画的組織的に行うこず。      第章総則の第のの(2) に瀺す道埳教育の目暙に基づき道埳科などずの関連を考慮し ながら第章特別の教科道埳の第に瀺す内容に぀いお矎術科の特質に応じお適切な指導 をするこず。   第の内容の取扱いに぀いおは次の事項に配慮するものずする。       〔共通事項〕の指導に圓たっおは生埒が造圢を豊かに捉える倚様な芖点をもおるように 以䞋の内容に぀いお配慮するこず。    ア   〔共通事項〕のアの指導に圓たっおは造圢の芁玠などに着目しお次の事項を実感的に 理解できるようにするこず。     ア  色圩の色味や明るさ鮮やかさを捉えるこず。     む  材料の性質や質感を捉えるこず。     り  圢や色圩材料光などから感じる優しさや楜しさ寂しさなどを捉えるこず。     ゚  圢や色圩などの組合せによる構成の矎しさを捉えるこず。       オ  䜙癜や空間の効果立䜓感や遠近感量感や動勢などを捉えるこず。    む   〔共通事項〕のむの指導に圓たっおは党䜓のむメヌゞや䜜颚などに着目しお次の事項 を実感的に理解できるようにするこず。 (2) (3) 第3 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (1) 付録
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154     ア  造圢的な特城などを基に芋立おたり心情などず関連付けたりしお党䜓のむメヌゞで 捉えるこず。     む  造圢的な特城などを基に䜜颚や様匏などの文化的な芖点で捉えるこず。      各孊幎の「衚珟」の指導に圓たっおは䞻題を生み出すこずから衚珟の確認及び完成に至 る党過皋を通しお生埒が倢ず目暙をもち自分のよさを発芋し喜びをもっお自己実珟を果た しおいく態床の圢成を図るようにするこず。      各孊幎の「衚珟」の指導に圓たっおは生埒の孊習経隓や資質・胜力発達の特性等の実 態を螏たえ生埒が自分の衚珟意図に合う衚珟圢匏や技法材料などを遞択し創意工倫しお衚 珟できるように次の事項に配慮するこず。    ア  芋る力や感じ取る力考える力描く力などを育成するためにスケッチの孊習を効果的 に取り入れるようにするこず。    む  矎術の衚珟の可胜性を広げるために写真・ビデオ・コンピュヌタ等の映像メディアの積 極的な掻甚を図るようにするこず。    り  日本及び諞倖囜の䜜品の独特な衚珟圢匏挫画やむラストレヌション図などの倚様な衚 珟方法を掻甚できるようにするこず。    ゚  衚珟の材料や題材などに぀いおは地域の身近なものや䌝統的なものも取り䞊げるように するこず。      各掻動においお互いのよさや個性などを認め尊重し合うようにするこず。      互いの個性を生かし合い協力しお創造する喜びを味わわせるため適切な機䌚を遞び共同で 行う創造掻動を経隓させるこず。      各孊幎の「鑑賞」の題材に぀いおは囜内倖の児童生埒の䜜品我が囜を含むアゞアの文 化遺産に぀いおも取り䞊げるずずもに矎術通や博物通等ず連携を図ったりそれらの斜蚭や 文化財などを積極的に掻甚したりするようにするこず。      創造するこずの䟡倀を捉え自己や他者の䜜品などに衚れおいる創造性を尊重する態床の圢 成を図るずずもに必芁に応じお矎術に関する知的財産暩や肖像暩などに぀いお觊れるよう にするこず。たたこうした態床の圢成が矎術文化の継承発展創造を支えおいるこずぞ の理解に぀ながるよう配慮するこず。    事故防止のため特に刃物類塗料噚具などの䜿い方の指導ず保管掻動堎所における安 党指導などを培底するものずする。   孊校における鑑賞のための環境づくりをするに圓たっおは次の事項に配慮するものずする。      生埒が造圢的な芖点を豊かにも぀こずができるよう生埒や孊校の実態に応じお孊校図曞 通等における鑑賞甚図曞映像資料等の掻甚を図るこず。      生埒が鑑賞に芪しむこずができるよう校内の適切な堎所に鑑賞䜜品などを展瀺するずずも に孊校や地域の実態に応じお校倖においおも生埒䜜品などの展瀺の機䌚を蚭けるなどする こず。 (2) (3) (4) (5) (6) (7) (1) (2) 付録
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155 付録
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156 付録 教科の目暙各孊幎の目暙及び内容の系統衚䞭孊校矎術科 第   目  æš™ 衚珟及び鑑賞の幅広い掻動を通しお造圢的な芋方・考え方を働かせ生掻や瀟䌚の䞭の矎術     「知識及び技胜」   察象や事象を捉える造圢的な芖点に぀いお理解するずずもに衚珟方法を創意工倫し創     「思考力刀断  力衚珟力等」   造圢的なよさや矎しさ衚珟の意図ず工倫矎術の働きなどに぀いお考え䞻題を生み出     「孊びに向かう  力人間性等」   矎術の創造掻動の喜びを味わい矎術を愛奜する心情を育み感性を豊かにし心豊かな     第   各 å­Š 幎 の 目 æš™ 及 び 内 容   目  æš™ 〔第孊幎〕 「知識及び技胜」   察象や事象を捉える造圢的な芖点に぀いお理解するずずもに意図に応じお衚珟方法を工 倫しお衚すこずができるようにする。 「思考力刀断  力衚珟力等」    自然の造圢や矎術䜜品などの造圢的なよさや矎しさ衚珟の意図ず工倫機胜性ず矎しさ ずの調和矎術の働きなどに぀いお考え䞻題を生み出し豊かに発想し構想を緎ったり矎 術や矎術文化に察する芋方や感じ方を広げたりするこずができるようにする。 「孊びに向かう  力人間性等」    楜しく矎術の掻動に取り組み創造掻動の喜びを味わい矎術を愛奜する心情を培い心豊 かな生掻を創造しおいく態床を逊う。   内  容   衚  珟 「 思 考 力  刀 断 力  衚 珟 力 等 」    衚珟の掻動を通しお次のずおり発想や構想に関する資質・胜力を育成する。 ア  感じ取ったこずや考えたこずなどを基に絵や圫刻などに衚珟する掻動を通しお発想や 構想に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア  察象や事象を芋぀め感じ取った圢や色圩の特城や矎しさ想像したこずなどを基に䞻題を 生み出し党䜓ず郚分ずの関係などを考え創造的な構成を工倫し心豊かに衚珟する構想 を緎るこず。 ã‚€  䌝える䜿うなどの目的や機胜を考えデザむンや工芞などに衚珟する掻動を通しお発 想や構想に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア  構成や装食の目的や条件などを基に察象の特城や甚いる堎面などから䞻題を生み出し 矎的感芚を働かせお調和のずれた矎しさなどを考え衚珟の構想を緎るこず。 ã‚€  䌝える目的や条件などを基に䌝える盞手や内容などから䞻題を生み出し分かりやすさ ず矎しさなどずの調和を考え衚珟の構想を緎るこず。 り  䜿う目的や条件などを基に䜿甚する者の気持ち材料などから䞻題を生み出し䜿いや すさや機胜ず矎しさなどずの調和を考え衚珟の構想を緎るこず。 「 技 胜 」    衚珟の掻動を通しお次のずおり技胜に関する資質・胜力を育成する。 ア  発想や構想をしたこずなどを基に衚珟する掻動を通しお技胜に関する次の事項を身に 付けるこずができるよう指導する。 ア  材料や甚具の生かし方などを身に付け意図に応じお工倫しお衚すこず。 ã‚€  材料や甚具の特性などから制䜜の順序などを考えながら芋通しをもっお衚すこず。   鑑  賞 「 思 考 力  刀 断 力  衚 珟 力 等 」    鑑賞の掻動を通しお次のずおり鑑賞に関する資質・胜力を育成する。 ア  矎術䜜品などの芋方や感じ方を広げる掻動を通しお鑑賞に関する次の事項を身に付ける こずができるよう指導する。 ア  造圢的なよさや矎しさを感じ取り䜜者の心情や衚珟の意図ず工倫などに぀いお考えるな どしお芋方や感じ方を広げるこず。 ã‚€  目的や機胜ずの調和のずれた矎しさなどを感じ取り䜜者の心情や衚珟の意図ず工倫など に぀いお考えるなどしお芋方や感じ方を広げるこず。 ã‚€  生掻の䞭の矎術の働きや矎術文化に぀いおの芋方や感じ方を広げる掻動を通しお鑑賞に 関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア  身の回りにある自然物や人工物の圢や色圩材料などの造圢的な矎しさなどを感じ取り 生掻を矎しく豊かにする矎術の働きに぀いお考えるなどしお芋方や感じ方を広げるこず。 ã‚€  身近な地域や日本及び諞倖囜の文化遺産などのよさや矎しさなどを感じ取り矎術文化に ぀いお考えるなどしお芋方や感じ方を広げるこず。 〔 共 通 事 項 〕 「 知 識 」     「衚珟」 及び 「鑑賞」 の指導を通しお 次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア  圢や色圩材料光などの性質やそれらが感情にもたらす効果などを理解するこず。 ã‚€  造圢的な特城などを基に党䜓のむメヌゞや䜜颚などで捉えるこずを理解するこず。   内容の取扱い    第孊幎では内容に瀺す各事項の定着を図るこずを基本ずし䞀幎間で党おの内容が孊 習できるように䞀題材に充おる時間数などに぀いお十分怜蚎するこず。     「衚珟」及び「鑑賞」の指導に圓たっおは発想や構想に関する資質・胜力や鑑賞に 関する資質・胜力を育成する芳点から 〔共通事項〕に瀺す事項を芖点にアむデアスケッ チで構想を緎ったり蚀葉で考えを敎理したりするこずや䜜品などに぀いお説明し合うな どしお察象の芋方や感じ方を広げるなどの蚀語掻動の充実を図るこず。 (1) (2) (3) (1) (2) (3) (1) (2) (1) (1) (1) (2) 教科の目暙各孊幎の目暙及び内容ず各孊幎の内容の取扱い
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157 付録     や矎術文化ず豊かに関わる資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。     造的に衚すこずができるようにする。     し豊かに発想し構想を緎ったり矎術や矎術文化に察する芋方や感じ方を深めたりするこずができるようにする。     生掻を創造しおいく態床を逊い豊かな情操を培う。 〔第孊幎及び第孊幎〕    察象や事象を捉える造圢的な芖点に぀いお理解するずずもに意図に応じお自分の衚珟方法を远求し創造的に衚す こずができるようにする。    自然の造圢や矎術䜜品などの造圢的なよさや矎しさ衚珟の意図ず創造的な工倫機胜性ず掗緎された矎しさずの調 和矎術の働きなどに぀いお独創的・総合的に考え䞻題を生み出し豊かに発想し構想を緎ったり矎術や矎術文化に 察する芋方や感じ方を深めたりするこずができるようにする。    䞻䜓的に矎術の掻動に取り組み創造掻動の喜びを味わい矎術を愛奜する心情を深め心豊かな生掻を創造しおいく 態床を逊う。    衚珟の掻動を通しお次のずおり発想や構想に関する資質・胜力を育成する。 ア  感じ取ったこずや考えたこずなどを基に絵や圫刻などに衚珟する掻動を通しお発想や構想に関する次の事項を身 に付けるこずができるよう指導する。 ア  察象や事象を深く芋぀め感じ取ったこずや考えたこず倢想像や感情などの心の䞖界などを基に䞻題を生み出し 単玔化や省略匷調材料の組合せなどを考え創造的な構成を工倫し心豊かに衚珟する構想を緎るこず。 ã‚€  䌝える䜿うなどの目的や機胜を考えデザむンや工芞などに衚珟する掻動を通しお発想や構想に関する次の事項 を身に付けるこずができるよう指導する。 ア  構成や装食の目的や条件などを基に甚いる堎面や環境瀟䌚ずの関わりなどから䞻題を生み出し矎的感芚を働か せお調和のずれた掗緎された矎しさなどを総合的に考え衚珟の構想を緎るこず。 ã‚€  䌝える目的や条件などを基に䌝える盞手や内容瀟䌚ずの関わりなどから䞻題を生み出し䌝達の効果ず矎しさな どずの調和を総合的に考え衚珟の構想を緎るこず。 り  䜿う目的や条件などを基に䜿甚する者の立堎瀟䌚ずの関わり機知やナヌモアなどから䞻題を生み出し䜿いや すさや機胜ず矎しさなどずの調和を総合的に考え衚珟の構想を緎るこず。    衚珟の掻動を通しお次のずおり技胜に関する資質・胜力を育成する。 ア  発想や構想をしたこずなどを基に衚珟する掻動を通しお技胜に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指 導する。 ア  材料や甚具の特性を生かし意図に応じお自分の衚珟方法を远求しお創造的に衚すこず。 ã‚€  材料や甚具衚珟方法の特性などから制䜜の順序などを総合的に考えながら芋通しをもっお衚すこず。    鑑賞の掻動を通しお次のずおり鑑賞に関する資質・胜力を育成する。 ア  矎術䜜品などの芋方や感じ方を深める掻動を通しお 鑑賞に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア  造圢的なよさや矎しさを感じ取り䜜者の心情や衚珟の意図ず創造的な工倫などに぀いお考えるなどしお矎意識を 高め芋方や感じ方を深めるこず。 ã‚€  目的や機胜ずの調和のずれた掗緎された矎しさなどを感じ取り䜜者の心情や衚珟の意図ず創造的な工倫などに぀い お考えるなどしお矎意識を高め芋方や感じ方を深めるこず。 ã‚€  生掻や瀟䌚の䞭の矎術の働きや矎術文化に぀いおの芋方や感じ方を深める掻動を通しお鑑賞に関する次の事項を身 に付けるこずができるよう指導する。 ア  身近な環境の䞭に芋られる造圢的な矎しさなどを感じ取り安らぎや自然ずの共生などの芖点から生掻や瀟䌚を矎し く豊かにする矎術の働きに぀いお考えるなどしお芋方や感じ方を深めるこず。 ã‚€  日本の矎術䜜品や受け継がれおきた衚珟の特質などから䌝統や文化のよさや矎しさを感じ取り愛情を深めるずずも に諞倖囜の矎術や文化ずの盞違点や共通点に気付き矎術を通した囜際理解や矎術文化の継承ず創造に぀いお考える などしお芋方や感じ方を深めるこず。     「衚珟」及び「鑑賞」の指導を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 圢や色圩材料光などの性質やそれらが感情にもたらす効果などを理解するこず。 む 造圢的な特城などを基に党䜓のむメヌゞや䜜颚などで捉えるこずを理解するこず。    第孊幎及び第孊幎では第孊幎においお身に付けた資質 ・ 胜力を柔軟に掻甚しお衚珟及び鑑賞に関する資質 ・ 胜力をより豊かに高めるこずを基本ずし第孊幎ず第孊幎の発達の特性を考慮しお内容の遞択や䞀題材に充おる時 間数などに぀いお十分怜蚎するこず。     「衚珟」及び「鑑賞」の指導に圓たっおは発想や構想に関する資質・胜力や鑑賞に関する資質・胜力を育成す る芳点から 〔共通事項〕に瀺す事項を芖点にアむデアスケッチで構想を緎ったり蚀葉で考えを敎理したりするこ ずや䜜品などに察する自分の䟡倀意識をもっお批評し合うなどしお察象の芋方や感じ方を深めるなどの蚀語掻動の充 実を図るこず。     「鑑賞」のむのむの指導に圓たっおは日本の矎術の抂括的な倉遷などを捉えるこずを通しお各時代における䜜 品の特質人々の感じ方や考え方願いなどを感じ取るこずができるよう配慮するこず。 (1) (2) (3) (1) (2) (1) (1) (1) (2) (3)
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158 付録 第 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い  指導蚈画の䜜成に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。    題材など内容や時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向けお生埒の䞻䜓的・察話 的で深い孊びの実珟を図るようにするこず。その際造圢的な芋方・考え方を働かせ衚珟及び鑑賞に関する 資質・胜力を盞互に関連させた孊習の充実を図るこず。    第の各孊幎の内容の「衚珟」及び「鑑賞」の指導に぀いおは盞互に関連を図り特に発想や構想に関 する資質・胜力ず鑑賞に関する資質・胜力ずを総合的に働かせお孊習が深められるようにするこず    第の各孊幎の内容の〔共通事項〕は 衚珟及び鑑賞の孊習においお共通に必芁ずなる資質 ・ 胜力であり 「 衚珟」及び「鑑賞」の指導ず䜵せお十分な指導が行われるよう工倫するこず。    第の各孊幎の内容の「衚珟」に぀いおは(1) のア及びむず(2) は原則ずしお関連付けお行い(1) の ア及びむそれぞれにおいお描く掻動ず぀くる掻動のいずれも経隓させるようにするこず。その際第孊幎及 び第孊幎の各孊幎においおは(1) のア及びむそれぞれにおいお描く掻動ず぀くる掻動のいずれかを遞択 しお扱うこずができるこずずし孊幎間を通しお描く掻動ず぀くる掻動が調和的に行えるようにするこず。    第の内容の「鑑賞」の指導に぀いおは各孊幎ずも各事項においお育成を目指す資質・胜力の定着が 図られるよう適切か぀十分な授業時数を確保するこず。    障害のある生埒などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに応じた指導内容や指導方法の工倫を 蚈画的組織的に行うこず。    第章総則の第のの(2) に瀺す道埳教育の目暙に基づき道埳科などずの関連を考慮しながら第章 特別の教科道埳の第に瀺す内容に぀いお矎術科の特質に応じお適切な指導をするこず。  第の内容の取扱いに぀いおは次の事項に配慮するものずする。     〔共通事項〕の指導に圓たっおは生埒が造圢を豊かに捉える倚様な芖点をもおるように以䞋の内容に぀ いお配慮するこず。 ア   〔共通事項〕のアの指導に圓たっおは造圢の芁玠などに着目しお次の事項を実感的に理解できるように するこず。  ア 色圩の色味や明るさ鮮やかさを捉えるこず。  む 材料の性質や質感を捉えるこず。  り 圢や色圩材料光などから感じる優しさや楜しさ寂しさなどを捉えるこず。  ゚ 圢や色圩などの組合せによる構成の矎しさを捉えるこず。  オ 䜙癜や空間の効果立䜓感や遠近感量感や動勢などを捉えるこず。 ã‚€   〔共通事項〕のむの指導に圓たっおは党䜓のむメヌゞや䜜颚などに着目しお次の事項を実感的に理解で きるようにするこず。  ア 造圢的な特城などを基に芋立おたり心情などず関連付けたりしお党䜓のむメヌゞで捉えるこず。  む 造圢的な特城などを基に䜜颚や様匏などの文化的な芖点で捉えるこず。    各孊幎の「衚珟」の指導に圓たっおは䞻題を生み出すこずから衚珟の確認及び完成に至る党過皋を通し お生埒が倢ず目暙をもち自分のよさを発芋し喜びをもっお自己実珟を果たしおいく態床の圢成を図るよう にするこず。    各孊幎の「衚珟」の指導に圓たっおは生埒の孊習経隓や資質・胜力発達の特性等の実態を螏たえ生 埒が自分の衚珟意図に合う衚珟圢匏や技法材料などを遞択し創意工倫しお衚珟できるように次の事項に配 慮するこず。 ア  芋る力や感じ取る力考える力描く力などを育成するためにスケッチの孊習を効果的に取り入れるよう にするこず。 ã‚€  矎術の衚珟の可胜性を広げるために写真・ビデオ・コンピュヌタ等の映像メディアの積極的な掻甚を図る ようにするこず。 り  日本及び諞倖囜の䜜品の独特な衚珟圢匏挫画やむラストレヌション図などの倚様な衚珟方法を掻甚でき るようにするこず。 ゚ 衚珟の材料や題材などに぀いおは地域の身近なものや䌝統的なものも取り䞊げるようにするこず。    各掻動においお互いのよさや個性などを認め尊重し合うようにするこず。    互いの個性を生かし合い協力しお創造する喜びを味わわせるため適切な機䌚を遞び共同で行う創造掻動を 経隓させるこず。    各孊幎の「鑑賞」の題材に぀いおは囜内倖の児童生埒の䜜品我が囜を含むアゞアの文化遺産に぀いお も取り䞊げるずずもに矎術通や博物通等ず連携を図ったりそれらの斜蚭や文化財などを積極的に掻甚した りするようにするこず。    創造するこずの䟡倀を捉え自己や他者の䜜品などに衚れおいる創造性を尊重する態床の圢成を図るずずも に必芁に応じお矎術に関する知的財産暩や肖像暩などに぀いお觊れるようにするこず。たたこうした態 床の圢成が矎術文化の継承発展創造を支えおいるこずぞの理解に぀ながるよう配慮するこず。   事故防止のため特に刃物類塗料噚具などの䜿い方の指導ず保管掻動堎所における安党指導などを 培底するものずする。  孊校における鑑賞のための環境づくりをするに圓たっおは次の事項に配慮するものずする。    生埒が造圢的な芖点を豊かにも぀こずができるよう生埒や孊校の実態に応じお孊校図曞通等における鑑 賞甚図曞映像資料等の掻甚を図るこず。    生埒が鑑賞に芪しむこずができるよう校内の適切な堎所に鑑賞䜜品などを展瀺するずずもに孊校や地域 の実態に応じお校倖においおも生埒䜜品などの展瀺の機䌚を蚭けるなどするこず。 (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (1) (2) 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い
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160  第章総則の第のの(2) に瀺す道埳教育の目暙に基づきよりよく生きるための基盀ずなる道 埳性を逊うため道埳的諞䟡倀に぀いおの理解を基に自己を芋぀め物事を倚面的 ・ 倚角的に考え 自己の生き方に぀いおの考えを深める孊習を通しお 道埳的な刀断力 心情 実践意欲ず態床を育おる。  孊校の教育掻動党䜓を通じお行う道埳教育の芁である道埳科においおは以䞋に瀺す項目に぀いお 扱う。   䞻ずしお自分自身に関するこず   善悪の刀断自埋自由ず責任    〔第孊幎及び第孊幎〕     よいこずず悪いこずずの区別をしよいず思うこずを進んで行うこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕     正しいず刀断したこずは自信をもっお行うこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕     自由を倧切にし自埋的に刀断し責任のある行動をするこず。   正盎誠実    〔第孊幎及び第孊幎〕     うそを぀いたりごたかしをしたりしないで玠盎に䌞び䌞びず生掻するこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕     過ちは玠盎に改め正盎に明るい心で生掻するこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕     誠実に明るい心で生掻するこず。   節床節制    〔第孊幎及び第孊幎〕      健康や安党に気を付け物や金銭を倧切にし身の回りを敎えわがたたをしないで芏則 正しい生掻をするこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕      自分でできるこずは自分でやり安党に気を付けよく考えお行動し節床のある生掻をす るこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕      安党に気を付けるこずや生掻習慣の倧切さに぀いお理解し自分の生掻を芋盎し節床を 守り節制に心掛けるこず。   個性の䌞長    〔第孊幎及び第孊幎〕     自分の特城に気付くこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕     自分の特城に気付き長所を䌞ばすこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 小孊校孊習指導芁領 第章 特別の教科 道埳 第1 目 暙 第2 内 容 付録
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161     自分の特城を知っお短所を改め長所を䌞ばすこず。   垌望ず勇気努力ず匷い意志    〔第孊幎及び第孊幎〕     自分のやるべき勉匷や仕事をしっかりず行うこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕     自分でやろうず決めた目暙に向かっお匷い意志をもち粘り匷くやり抜くこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕      より高い目暙を立お垌望ず勇気をもち困難があっおもくじけずに努力しお物事をやり抜 くこず。   真理の探究    〔第孊幎及び第孊幎〕     真理を倧切にし物事を探究しようずする心をも぀こず。   䞻ずしお人ずの関わりに関するこず   芪切思いやり    〔第孊幎及び第孊幎〕     身近にいる人に枩かい心で接し芪切にするこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕     盞手のこずを思いやり進んで芪切にするこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕     誰に察しおも思いやりの心をもち盞手の立堎に立っお芪切にするこず。   感謝    〔第孊幎及び第孊幎〕     家族など日頃䞖話になっおいる人々に感謝するこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕      家族など生掻を支えおくれおいる人々や珟圚の生掻を築いおくれた高霢者に尊敬ず感謝の 気持ちをもっお接するこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕      日々の生掻が家族や過去からの倚くの人々の支え合いや助け合いで成り立っおいるこずに感 謝しそれに応えるこず。   瀌儀    〔第孊幎及び第孊幎〕     気持ちのよい挚拶蚀葉遣い動䜜などに心掛けお明るく接するこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕     瀌儀の倧切さを知り誰に察しおも真心をもっお接するこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕     時ず堎をわきたえお瀌儀正しく真心をもっお接するこず。   友情信頌    〔第孊幎及び第孊幎〕     友達ず仲よくし助け合うこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕     友達ず互いに理解し信頌し助け合うこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕      友達ず互いに信頌し孊び合っお友情を深め異性に぀いおも理解しながら人間関係を築 いおいくこず。 付録
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162   盞互理解寛容    〔第孊幎及び第孊幎〕      自分の考えや意芋を盞手に䌝えるずずもに盞手のこずを理解し自分ず異なる意芋も倧切 にするこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕      自分の考えや意芋を盞手に䌝えるずずもに謙虚な心をもち広い心で自分ず異なる意芋や 立堎を尊重するこず。   䞻ずしお集団や瀟䌚ずの関わりに関するこず   芏則の尊重    〔第孊幎及び第孊幎〕     玄束やきたりを守りみんなが䜿う物を倧切にするこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕     玄束や瀟䌚のきたりの意矩を理解しそれらを守るこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕      法やきたりの意矩を理解した䞊で進んでそれらを守り自他の暩利を倧切にし矩務を果た すこず。   公正公平瀟䌚正矩    〔第孊幎及び第孊幎〕     自分の奜き嫌いにずらわれないで接するこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕     誰に察しおも分け隔おをせず公正公平な態床で接するこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕      誰に察しおも差別をするこずや偏芋をも぀こずなく公正公平な態床で接し正矩の実珟 に努めるこず。   勀劎公共の粟神    〔第孊幎及び第孊幎〕     働くこずのよさを知りみんなのために働くこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕     働くこずの倧切さを知り進んでみんなのために働くこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕      働くこずや瀟䌚に奉仕するこずの充実感を味わうずずもにその意矩を理解し公共のため に圹に立぀こずをするこず。   家族愛家庭生掻の充実    〔第孊幎及び第孊幎〕     父母祖父母を敬愛し進んで家の手䌝いなどをしお家族の圹に立぀こず。    〔第孊幎及び第孊幎〕     父母祖父母を敬愛し家族みんなで協力し合っお楜しい家庭を぀くるこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕     父母祖父母を敬愛し家族の幞せを求めお進んで圹に立぀こずをするこず。   よりよい孊校生掻集団生掻の充実    〔第孊幎及び第孊幎〕     先生を敬愛し孊校の人々に芪しんで孊玚や孊校の生掻を楜しくするこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕     先生や孊校の人々を敬愛しみんなで協力し合っお楜しい孊玚や孊校を぀くるこず。 付録
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163    〔第孊幎及び第孊幎〕      先生や孊校の人々を敬愛しみんなで協力し合っおよりよい孊玚や孊校を぀くるずずもに 様々な集団の䞭での自分の圹割を自芚しお集団生掻の充実に努めるこず。   䌝統ず文化の尊重囜や郷土を愛する態床    〔第孊幎及び第孊幎〕     我が囜や郷土の文化ず生掻に芪しみ愛着をも぀こず。    〔第孊幎及び第孊幎〕     我が囜や郷土の䌝統ず文化を倧切にし囜や郷土を愛する心をも぀こず。    〔第孊幎及び第孊幎〕     我が囜や郷土の䌝統ず文化を倧切にし 先人の努力を知り 囜や郷土を愛する心をも぀こず。   囜際理解囜際芪善    〔第孊幎及び第孊幎〕     他囜の人々や文化に芪しむこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕     他囜の人々や文化に芪しみ関心をも぀こず。    〔第孊幎及び第孊幎〕    他囜の人々や文化に぀いお理解し日本人ずしおの自芚をもっお囜際芪善に努めるこず。   䞻ずしお生呜や自然厇高なものずの関わりに関するこず   生呜の尊さ    〔第孊幎及び第孊幎〕     生きるこずのすばらしさを知り生呜を倧切にするこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕     生呜の尊さを知り生呜あるものを倧切にするこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕      生呜が倚くの生呜の぀ながりの䞭にあるかけがえのないものであるこずを理解し生呜を尊 重するこず。   自然愛護    〔第孊幎及び第孊幎〕     身近な自然に芪しみ動怍物に優しい心で接するこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕     自然のすばらしさや䞍思議さを感じ取り自然や動怍物を倧切にするこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕     自然の偉倧さを知り自然環境を倧切にするこず。   感動畏敬の念    〔第孊幎及び第孊幎〕     矎しいものに觊れすがすがしい心をも぀こず。    〔第孊幎及び第孊幎〕     矎しいものや気高いものに感動する心をも぀こず。    〔第孊幎及び第孊幎〕      矎しいものや気高いものに感動する心や人間の力を超えたものに察する畏敬の念をも぀こず。   よりよく生きる喜び    〔第孊幎及び第孊幎〕     よりよく生きようずする人間の匷さや気高さを理解し 人間ずしお生きる喜びを感じるこず。 付録
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164    各孊校においおは道埳教育の党䜓蚈画に基づき各教科倖囜語掻動総合的な孊習の時間 及び特別掻動ずの関連を考慮しながら道埳科の幎間指導蚈画を䜜成するものずする。なお䜜 成に圓たっおは第に瀺す各孊幎段階の内容項目に぀いお盞圓する各孊幎においお党お取り 䞊げるこずずする。その際児童や孊校の実態に応じ孊幎間を芋通した重点的な指導や内容 項目間の関連を密にした指導䞀぀の内容項目を耇数の時間で扱う指導を取り入れるなどの工倫 を行うものずする。   第の内容の指導に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。      校長や教頭などの参加他の教垫ずの協力的な指導などに぀いお工倫し道埳教育掚進教垫 を䞭心ずした指導䜓制を充実するこず。      道埳科が孊校の教育掻動党䜓を通じお行う道埳教育の芁ずしおの圹割を果たすこずができる よう蚈画的・発展的な指導を行うこず。特に各教科倖囜語掻動総合的な孊習の時間及 び特別掻動における道埳教育ずしおは取り扱う機䌚が十分でない内容項目に関わる指導を補う こずや児童や孊校の実態等を螏たえお指導をより䞀局深めるこず内容項目の盞互の関連を 捉え盎したり発展させたりするこずに留意するこず。      児童が自ら道埳性を逊う䞭で自らを振り返っお成長を実感したりこれからの課題や目暙 を芋付けたりするこずができるよう工倫するこず。その際 道埳性を逊うこずの意矩に぀いお 児童自らが考え理解し䞻䜓的に孊習に取り組むこずができるようにするこず。      児童が倚様な感じ方や考え方に接する䞭で考えを深め刀断し衚珟する力などを育むこ ずができるよう 自分の考えを基に話し合ったり曞いたりするなどの蚀語掻動を充実するこず。      児童の発達の段階や特性等を考慮し指導のねらいに即しお問題解決的な孊習道埳的行 為に関する䜓隓的な孊習等を適切に取り入れるなど指導方法を工倫するこず。その際それ らの掻動を通じお孊んだ内容の意矩などに぀いお考えるこずができるようにするこず。たた 特別掻動等における倚様な実践掻動や䜓隓掻動も道埳科の授業に生かすようにするこず。      児童の発達の段階や特性等を考慮し第に瀺す内容ずの関連を螏たえ぀぀情報モラルに 関する指導を充実するこず。たた児童の発達の段階や特性等を考慮し䟋えば瀟䌚の持続 可胜な発展などの珟代的な課題の取扱いにも留意し身近な瀟䌚的課題を自分ずの関係におい お考えそれらの解決に寄䞎しようずする意欲や態床を育おるよう努めるこず。なお倚様な 芋方や考え方のできる事柄に぀いお特定の芋方や考え方に偏った指導を行うこずのないよう にするこず。      道埳科の授業を公開したり授業の実斜や地域教材の開発や掻甚などに家庭や地域の人々 各分野の専門家等の積極的な参加や協力を埗たりするなど家庭や地域瀟䌚ずの共通理解を深 め盞互の連携を図るこず。   教材に぀いおは次の事項に留意するものずする。      児童の発達の段階や特性地域の実情等を考慮し倚様な教材の掻甚に努めるこず。特に 生呜の尊厳自然䌝統ず文化先人の䌝蚘スポヌツ情報化ぞの察応等の珟代的な課題な どを題材ずし児童が問題意識をもっお倚面的・倚角的に考えたり感動を芚えたりするよう な充実した教材の開発や掻甚を行うこず。      教材に぀いおは教育基本法や孊校教育法その他の法什に埓い次の芳点に照らし適切ず刀 断されるものであるこず。    ア 児童の発達の段階に即しねらいを達成するのにふさわしいものであるこず。    む  人間尊重の粟神にかなうものであっお悩みや葛藀等の心の揺れ人間関係の理解等の課 題も含め児童が深く考えるこずができ人間ずしおよりよく生きる喜びや勇気を䞎えられ 第3 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (1) (2) 付録
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165 るものであるこず。    り  倚様な芋方や考え方のできる事柄を取り扱う堎合には特定の芋方や考え方に偏った取扱 いがなされおいないものであるこず。   児童の孊習状況や道埳性に係る成長の様子を継続的に把握し指導に生かすよう努める必芁があ る。ただし数倀などによる評䟡は行わないものずする。 付録
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166 付録 小孊校第孊幎及び第孊幎19 小孊校第孊幎及び第孊幎20  䞻ずしお自分自身に関するこず 善悪の刀断 自埋自由ず責任    よいこずず悪いこずずの区別をしよいず思うこずを 進んで行うこず。    正しいず刀断したこずは自信をもっお行うこず。 正盎誠実    うそを぀いたりごたかしをしたりしないで玠盎に䌞 び䌞びず生掻するこず。    過ちは玠盎に改め正盎に明るい心で生掻するこず。 節床節制    健康や安党に気を付け物や金銭を倧切にし身の回 りを敎えわがたたをしないで芏則正しい生掻をする こず。    自分でできるこずは自分でやり安党に気を付けよ く考えお行動し節床のある生掻をするこず。 個性の䌞長    自分の特城に気付くこず。    自分の特城に気付き長所を䌞ばすこず。 垌望ず勇気 努力ず匷い意志    自分のやるべき勉匷や仕事をしっかりず行うこず。    自分でやろうず決めた目暙に向かっお匷い意志をも ち粘り匷くやり抜くこず。 真理の探究  䞻ずしお人ずの関わりに関するこず 芪切思いやり    身近にいる人に枩かい心で接し芪切にするこず。    盞手のこずを思いやり進んで芪切にするこず。 感謝    家族など日頃䞖話になっおいる人々に感謝するこず。    家族など生掻を支えおくれおいる人々や珟圚の生掻を 築いおくれた高霢者に尊敬ず感謝の気持ちをもっお接 するこず。 瀌儀    気持ちのよい挚拶蚀葉遣い動䜜などに心掛けお 明るく接するこず。    瀌儀の倧切さを知り誰に察しおも真心をもっお接す るこず。 友情信頌    友達ず仲よくし助け合うこず。    友達ず互いに理解し信頌し助け合うこず。 盞互理解寛容    自分の考えや意芋を盞手に䌝えるずずもに盞手のこ ずを理解し自分ず異なる意芋も倧切にするこず。  䞻ずしお集団や瀟䌚ずの関わりに関するこず 芏則の尊重    玄束やきたりを守りみんなが䜿う物を倧切にするこ ず。    玄束や瀟䌚のきたりの意矩を理解しそれらを守るこ ず。 公正公平 瀟䌚正矩    自分の奜き嫌いにずらわれないで接するこず。    誰に察しおも分け隔おをせず公正公平な態床で接 するこず。 勀劎公共の粟神    働くこずのよさを知りみんなのために働くこず。    働くこずの倧切さを知り進んでみんなのために働く こず。 家族愛 家庭生掻の充実    父母 祖父母を敬愛し 進んで家の手䌝いなどをしお 家族の圹に立぀こず。    父母祖父母を敬愛し家族みんなで協力し合っお楜 しい家庭を぀くるこず。 よりよい孊校生掻 集団生掻の充実    先生を敬愛し孊校の人々に芪しんで孊玚や孊校の 生掻を楜しくするこず。    先生や孊校の人々を敬愛しみんなで協力し合っお楜 しい孊玚や孊校を぀くるこず。 䌝統ず文化の尊重 囜や郷土を 愛する態床    我が囜や郷土の文化ず生掻に芪しみ 愛着をも぀こず。   我が囜や郷土の䌝統ず文化を倧切にし囜や郷土を愛 する心をも぀こず。 囜際理解 囜際芪善    他囜の人々や文化に芪しむこず。    他囜の人々や文化に芪しみ関心をも぀こず。  䞻ずしお生呜や自然厇高なものずの関わりに関するこず 生呜の尊さ    生きるこずのすばらしさを知り生呜を倧切にするこ ず。    生呜の尊さを知り生呜あるものを倧切にするこず。 自然愛護    身近な自然に芪しみ 動怍物に優しい心で接するこず。   自然のすばらしさや䞍思議さを感じ取り自然や動怍 物を倧切にするこず。 感動畏敬の念    矎しいものに觊れすがすがしい心をも぀こず。    矎しいものや気高いものに感動する心をも぀こず。 よりよく 生きる喜び  1 1 2 2 3 3 4 4  5 5 6 6 7 7 8 8 9 9 10 10 11  11 12 12 13  13 14  14 15  15 16  16 17 17 18 18 19 19 20 「道埳の内容」の孊幎段階・孊校段階の䞀芧衚 第章特別の教科道埳の第に瀺す内容の孊幎段階・孊校段階の䞀芧
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167 付録 小孊校第孊幎及び第孊幎22 䞭孊校22    自由を倧切にし自埋的に刀断し責任のある行動を するこず。    自埋の粟神を重んじ自䞻的に考え刀断し誠実に 実行しおその結果に責任をも぀こず。 自䞻自埋 自由ず責任    誠実に明るい心で生掻するこず。    安党に気を付けるこずや生掻習慣の倧切さに぀いお 理解し自分の生掻を芋盎し節床を守り節制に心掛け るこず。    望たしい生掻習慣を身に付け心身の健康の増進を図 り節床を守り節制に心掛け安党で調和のある生掻を するこず。 節床節制    自分の特城を知っお短所を改め長所を䌞ばすこず。    自己を芋぀め自己の向䞊を図るずずもに個性を䌞 ばしお充実した生き方を远求するこず。 向䞊心 個性の䌞長    より高い目暙を立お垌望ず勇気をもち困難があっ おもくじけずに努力しお物事をやり抜くこず。    より高い目暙を蚭定し その達成を目指し 垌望ず勇気 をもち 困難や倱敗を乗り越えお着実にやり遂げるこず。 垌望ず勇気 克己ず匷い意志    真理を倧切にし物事を探究しようずする心をも぀こ ず。    真実を倧切にし真理を探究しお新しいものを生み出 そうず努めるこず。 真理の探究創造    誰に察しおも思いやりの心をもち盞手の立堎に立っ お芪切にするこず。    思いやりの心をもっお人ず接するずずもに家族など の支えや倚くの人々の善意により日々の生掻や珟圚の自 分があるこずに感謝し進んでそれに応え人間愛の粟 神を深めるこず。 思いやり感謝    日々の生掻が家族や過去からの倚くの人々の支え合い や助け合いで成り立っおいるこずに感謝しそれに応え るこず。    時ず堎をわきたえお瀌儀正しく真心をもっお接する こず。    瀌儀の意矩を理解し時ず堎に応じた適切な蚀動をず るこず。 瀌儀    友達ず互いに信頌し孊び合っお友情を深め異性に ぀いおも理解しながら人間関係を築いおいくこず。    友情の尊さを理解しお心から信頌できる友達をもち 互いに励たし合い高め合うずずもに異性に぀いおの 理解を深め悩みや葛藀も経隓しながら人間関係を深め おいくこず。 友情信頌    自分の考えや意芋を盞手に䌝えるずずもに謙虚な心 をもち広い心で自分ず異なる意芋や立堎を尊重するこ ず。    自分の考えや意芋を盞手に䌝えるずずもにそれぞれ の個性や立堎を尊重しいろいろなものの芋方や考え方 があるこずを理解し 寛容の心をもっお謙虚に他に孊び 自らを高めおいくこず。 盞互理解寛容    法やきたりの意矩を理解した䞊で進んでそれらを守 り自他の暩利を倧切にし矩務を果たすこず。    法やきたりの意矩を理解しそれらを進んで守るずず もにそのよりよい圚り方に぀いお考え自他の暩利を 倧切にし矩務を果たしお芏埋ある安定した瀟䌚の実 珟に努めるこず。 遵法粟神公埳心    誰に察しおも差別をするこずや偏芋をも぀こずなく 公正公平な態床で接し正矩の実珟に努めるこず。    正矩ず公正さを重んじ誰に察しおも公平に接し差 別や偏芋のない瀟䌚の実珟に努めるこず。 公正公平 瀟䌚正矩    働くこずや瀟䌚に奉仕するこずの充実感を味わうずず もにその意矩を理解し公共のために圹に立぀こずを するこず。    瀟䌚参画の意識ず瀟䌚連垯の自芚を高め公共の粟神 をもっおよりよい瀟䌚の実珟に努めるこず。 瀟䌚参画 公共の粟神    勀劎の尊さや意矩を理解し将来の生き方に぀いお考 えを深め勀劎を通じお瀟䌚に貢献するこず。 勀劎    父母祖父母を敬愛し家族の幞せを求めお進んで 圹に立぀こずをするこず。    父母祖父母を敬愛し家族の䞀員ずしおの自芚をも っお充実した家庭生掻を築くこず。 家族愛 家庭生掻の充実    先生や孊校の人々を敬愛しみんなで協力し合っおよ りよい孊玚や孊校を぀くるずずもに様々な集団の䞭で の自分の圹割を自芚しお集団生掻の充実に努めるこず。    教垫や孊校の人々を敬愛し孊玚や孊校の䞀員ずしお の自芚をもち協力し合っおよりよい校颚を぀くるずず もに様々な集団の意矩や集団の䞭での自分の圹割ず責 任を自芚しお集団生掻の充実に努めるこず。 よりよい孊校生掻 集団生掻の充実    我が囜や郷土の䌝統ず文化を倧切にし先人の努力を 知り囜や郷土を愛する心をも぀こず。    郷土の䌝統ず文化を倧切にし瀟䌚に尜くした先人や 高霢者に尊敬の念を深め地域瀟䌚の䞀員ずしおの自芚 をもっお郷土を愛し進んで郷土の発展に努めるこず。 郷土の䌝統ず文化 の尊重郷土を愛 する態床    優れた䌝統の継承ず新しい文化の創造に貢献するずず もに日本人ずしおの自芚をもっお囜を愛し囜家及び 瀟䌚の圢成者ずしおその発展に努めるこず。 我が囜の䌝統ず文 化の尊重囜を愛 する態床    他囜の人々や文化に぀いお理解し日本人ずしおの自 芚をもっお囜際芪善に努めるこず。    䞖界の䞭の日本人ずしおの自芚をもち 他囜を尊重し 囜際的芖野に立っお䞖界の平和ず人類の発展に寄䞎す るこず。 囜際理解 囜際貢献    生呜が倚くの生呜の぀ながりの䞭にあるかけがえのな いものであるこずを理解し生呜を尊重するこず。    生呜の尊さに぀いおその連続性や有限性なども含め お理解しかけがえのない生呜を尊重するこず。 生呜の尊さ    自然の偉倧さを知り自然環境を倧切にするこず。    自然の厇高さを知り自然環境を倧切にするこずの意 矩を理解し進んで自然の愛護に努めるこず。 自然愛護    矎しいものや気高いものに感動する心や人間の力を超 えたものに察する畏敬の念をも぀こず。    矎しいものや気高いものに感動する心をもち人間の 力を超えたものに察する畏敬の念を深めるこず。 感動畏敬の念    よりよく生きようずする人間の匷さや気高さを理解 し人間ずしお生きる喜びを感じるこず。    人間には自らの匱さや醜さを克服する匷さや気高く生 きようずする心があるこずを理解し人間ずしお生きる こずに喜びを芋いだすこず。 よりよく 生きる喜び 1 1  2 3 2 4 3  5 4  6 5 7 6 8 9 7 10 8 11 9 12 10 13 11  14 12  13 15 14  16 15  17 16 17 18 18  19 19 20 20 21 21 22 22
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168 付録  教育は教育基本法第条に定めるずおり人栌の完成を目指し平和で民䞻的な囜家及び瀟䌚の 圢成者ずしお必芁な資質を備えた心身ずもに健康な囜民の育成を期すずいう目的のもず同法第条 に掲げる次の目暙を達成するよう行われなければならない。    幅広い知識ず教逊を身に付け 真理を求める態床を逊い 豊かな情操ず道埳心を培うずずもに 健やかな身䜓を逊うこず。    個人の䟡倀を尊重しおその胜力を䌞ばし創造性を培い自䞻及び自埋の粟神を逊うずずも に職業及び生掻ずの関連を重芖し勀劎を重んずる態床を逊うこず。    正矩ず責任男女の平等自他の敬愛ず協力を重んずるずずもに公共の粟神に基づき䞻䜓 的に瀟䌚の圢成に参画しその発展に寄䞎する態床を逊うこず。    生呜を尊び自然を倧切にし環境の保党に寄䞎する態床を逊うこず。    䌝統ず文化を尊重し それらをはぐくんできた我が囜ず郷土を愛するずずもに 他囜を尊重し 囜際瀟䌚の平和ず発展に寄䞎する態床を逊うこず。  たた幌児期の教育に぀いおは同法第11 条に掲げるずおり生涯にわたる人栌圢成の基瀎を培 う重芁なものであるこずにかんがみ囜及び地方公共団䜓は幌児の健やかな成長に資する良奜な環 境の敎備その他適圓な方法によっおその振興に努めなければならないこずずされおいる。  これからの幌皚園には孊校教育の始たりずしおこうした教育の目的及び目暙の達成を目指し぀ ぀䞀人䞀人の幌児が将来自分のよさや可胜性を認識するずずもにあらゆる他者を䟡倀のある 存圚ずしお尊重し 倚様な人々ず協働しながら様々な瀟䌚的倉化を乗り越え 豊かな人生を切り拓き 持続可胜な瀟䌚の創り手ずなるこずができるようにするための基瀎を培うこずが求められる。このた めに必芁な教育の圚り方を具䜓化するのが各幌皚園においお教育の内容等を組織的か぀蚈画的に組 み立おた教育課皋である。  教育課皋を通しおこれからの時代に求められる教育を実珟しおいくためにはよりよい孊校教育 を通しおよりよい瀟䌚を創るずいう理念を孊校ず瀟䌚ずが共有しそれぞれの幌皚園においお幌児 期にふさわしい生掻をどのように展開しどのような資質・胜力を育むようにするのかを教育課皋に おいお明確にしながら瀟䌚ずの連携及び協働によりその実珟を図っおいくずいう瀟䌚に開かれた 教育課皋の実珟が重芁ずなる。  幌皚園教育芁領ずはこうした理念の実珟に向けお必芁ずなる教育課皋の基準を倧綱的に定めるも のである。幌皚園教育芁領が果たす圹割の䞀぀は公の性質を有する幌皚園における教育氎準を党囜 的に確保するこずである。たた各幌皚園がその特色を生かしお創意工倫を重ね長幎にわたり積み 重ねられおきた教育実践や孊術研究の蓄積を生かしながら幌児や地域の珟状や課題を捉え家庭や 地域瀟䌚ず協力しお幌皚園教育芁領を螏たえた教育掻動の曎なる充実を図っおいくこずも重芁であ る。  幌児の自発的な掻動ずしおの遊びを生み出すために必芁な環境を敎え䞀人䞀人の資質・胜力を育 んでいくこずは教職員をはじめずする幌皚園関係者はもずより家庭や地域の人々も含め様々な 立堎から幌児や幌皚園に関わる党おの倧人に期埅される圹割である。家庭ずの緊密な連携の䞋小孊 校以降の教育や生涯にわたる孊習ずの぀ながりを芋通しながら幌児の自発的な掻動ずしおの遊びを 通しおの総合的な指導をする際に広く掻甚されるものずなるこずを期埅しおここに幌皚園教育芁領 を定める。 幌皚園教育芁領
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169 付録 第 幌皚園教育の基本  幌児期の教育は生涯にわたる人栌圢成の基瀎を培う重芁なものであり幌皚園教育は孊校教育 法に芏定する目的及び目暙を達成するため幌児期の特性を螏たえ環境を通しお行うものであるこ ずを基本ずする。  このため教垫は幌児ずの信頌関係を十分に築き幌児が身近な環境に䞻䜓的に関わり環境ずの 関わり方や意味に気付きこれらを取り蟌もうずしお詊行錯誀したり考えたりするようになる幌 児期の教育における芋方・考え方を生かし幌児ず共によりよい教育環境を創造するように努めるも のずする。これらを螏たえ次に瀺す事項を重芖しお教育を行わなければならない。    幌児は安定した情緒の䞋で自己を十分に発揮するこずにより発達に必芁な䜓隓を埗おいくもの であるこずを考慮しお幌児の䞻䜓的な掻動を促し幌児期にふさわしい生掻が展開されるよう にするこず。    幌児の自発的な掻動ずしおの遊びは心身の調和のずれた発達の基瀎を培う重芁な孊習である こずを考慮しお遊びを通しおの指導を䞭心ずしお第章に瀺すねらいが総合的に達成されるよ うにするこず。    幌児の発達は心身の諞偎面が盞互に関連し合い倚様な経過をたどっお成し遂げられおいく ものであるこずたた幌児の生掻経隓がそれぞれ異なるこずなどを考慮しお幌児䞀人䞀人の 特性に応じ発達の課題に即した指導を行うようにするこず。  その際 教垫は 幌児の䞻䜓的な掻動が確保されるよう幌児䞀人䞀人の行動の理解ず予想に基づき 蚈画的に環境を構成しなければならない。この堎合においお教垫は幌児ず人やものずの関わりが 重芁であるこずを螏たえ教材を工倫し物的・空間的環境を構成しなければならない。たた幌児 䞀人䞀人の掻動の堎面に応じお様々な圹割を果たしその掻動を豊かにしなければならない。 第 幌皚園教育においお育みたい資質・胜力及び「幌児期の終わりたでに育っおほしい姿」    幌皚園においおは生きる力の基瀎を育むためこの章の第に瀺す幌皚園教育の基本を螏た え次に掲げる資質・胜力を䞀䜓的に育むよう努めるものずする。      豊かな䜓隓を通じお感じたり気付いたり分かったりできるようになったりする「知 識及び技胜の基瀎」      気付いたこずやできるようになったこずなどを䜿い考えたり詊したり工倫したり 衚珟したりする「思考力刀断力衚珟力等の基瀎」      心情意欲態床が育぀䞭でよりよい生掻を営もうずする「孊びに向かう力人間性等」    に瀺す資質・胜力は第章に瀺すねらい及び内容に基づく掻動党䜓によっお育むものであ る。    次に瀺す「幌児期の終わりたでに育っおほしい姿」は第章に瀺すねらい及び内容に基づく 掻動党䜓を通しお資質・胜力が育たれおいる幌児の幌皚園修了時の具䜓的な姿であり教垫が指 導を行う際に考慮するものである。      健康な心ず䜓      幌皚園生掻の䞭で充実感をもっお自分のやりたいこずに向かっお心ず䜓を十分に働かせ 芋通しをもっお行動し自ら健康で安党な生掻を぀くり出すようになる。      自立心      身近な環境に䞻䜓的に関わり様々な掻動を楜しむ䞭でしなければならないこずを自芚し 自分の力で行うために考えたり工倫したりしながら諊めずにやり遂げるこずで達成感を味 第1 章 総 則 (1) (2) (3) (1) (2)
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170 付録 わい自信をもっお行動するようになる。      協同性      友達ず関わる䞭で 互いの思いや考えなどを共有し 共通の目的の実珟に向けお 考えたり 工倫したり協力したりし充実感をもっおやり遂げるようになる。      道埳性・芏範意識の芜生え      友達ず様々な䜓隓を重ねる䞭でしおよいこずや悪いこずが分かり自分の行動を振り返っ たり友達の気持ちに共感したりし盞手の立堎に立っお行動するようになる。たたきたり を守る必芁性が分かり自分の気持ちを調敎し友達ず折り合いを付けながらきたりを぀く ったり守ったりするようになる。      瀟䌚生掻ずの関わり      家族を倧切にしようずする気持ちをも぀ずずもに地域の身近な人ず觊れ合う䞭で人ずの 様々な関わり方に気付き盞手の気持ちを考えお関わり自分が圹に立぀喜びを感じ地域に 芪しみをも぀ようになる。たた幌皚園内倖の様々な環境に関わる䞭で遊びや生掻に必芁な 情報を取り入れ情報に基づき刀断したり情報を䌝え合ったり掻甚したりするなど情報 を圹立おながら掻動するようになるずずもに公共の斜蚭を倧切に利甚するなどしお瀟䌚ず の぀ながりなどを意識するようになる。      思考力の芜生え      身近な事象に積極的に関わる䞭で物の性質や仕組みなどを感じ取ったり気付いたりし 考えたり予想したり工倫したりするなど倚様な関わりを楜しむようになる。たた友達 の様々な考えに觊れる䞭で自分ず異なる考えがあるこずに気付き自ら刀断したり考え盎 したりするなど新しい考えを生み出す喜びを味わいながら自分の考えをよりよいものにす るようになる。      自然ずの関わり・生呜尊重      自然に觊れお感動する䜓隓を通しお自然の倉化などを感じ取り奜奇心や探究心をもっお 考え蚀葉などで衚珟しながら身近な事象ぞの関心が高たるずずもに自然ぞの愛情や畏敬の 念をも぀ようになる。たた身近な動怍物に心を動かされる䞭で生呜の䞍思議さや尊さに気 付き身近な動怍物ぞの接し方を考え呜あるものずしおいたわり倧切にする気持ちをもっ お関わるようになる。      数量や図圢暙識や文字などぞの関心・感芚      遊びや生掻の䞭で数量や図圢暙識や文字などに芪しむ䜓隓を重ねたり暙識や文字の圹 割に気付いたりし 自らの必芁感に基づきこれらを掻甚し 興味や関心 感芚をも぀ようになる。      蚀葉による䌝え合い      先生や友達ず心を通わせる䞭で絵本や物語などに芪しみながら豊かな蚀葉や衚珟を身に 付け経隓したこずや考えたこずなどを蚀葉で䌝えたり盞手の話を泚意しお聞いたりし蚀 葉による䌝え合いを楜しむようになる。      豊かな感性ず衚珟      心を動かす出来事などに觊れ感性を働かせる䞭で様々な玠材の特城や衚珟の仕方などに気 付き 感じたこずや考えたこずを自分で衚珟したり 友達同士で衚珟する過皋を楜しんだりし 衚珟する喜びを味わい意欲をも぀ようになる。 第 教育課皋の圹割ず線成等   教育課皋の圹割      各幌皚園においおは教育基本法及び孊校教育法その他の法什䞊びにこの幌皚園教育芁領の瀺 すずころに埓い創意工倫を生かし幌児の心身の発達ず幌皚園及び地域の実態に即応した適切 (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
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171 付録 な教育課皋を線成するものずする。     たた各幌皚園においおはに瀺す党䜓的な蚈画にも留意しながら 「幌児期の終わりたで に育っおほしい姿」を螏たえ教育課皋を線成するこず教育課皋の実斜状況を評䟡しおその改善 を図っおいくこず教育課皋の実斜に必芁な人的又は物的な䜓制を確保するずずもにその改善を 図っおいくこずなどを通しお教育課皋に基づき組織的か぀蚈画的に各幌皚園の教育掻動の質の 向䞊を図っおいくこず以䞋「カリキュラム・マネゞメント」ずいう。 に努めるものずする。   各幌皚園の教育目暙ず教育課皋の線成     教育課皋の線成に圓たっおは幌皚園教育においお育みたい資質・胜力を螏たえ぀぀各幌皚 園の教育目暙を明確にするずずもに教育課皋の線成に぀いおの基本的な方針が家庭や地域ずも 共有されるよう努めるものずする。   教育課皋の線成䞊の基本的事項      幌皚園生掻の党䜓を通しお第章に瀺すねらいが総合的に達成されるよう教育課皋に係る 教育期間や幌児の生掻経隓や発達の過皋などを考慮しお具䜓的なねらいず内容を組織するもの ずする。この堎合においおは特に自我が芜生え他者の存圚を意識し自己を抑制しよう ずする気持ちが生たれる幌児期の発達の特性を螏たえ入園から修了に至るたでの長期的な芖 野をもっお充実した生掻が展開できるように配慮するものずする。      幌皚園の毎孊幎の教育課皋に係る教育週数は特別の事情のある堎合を陀き39 週を䞋っ おはならない。      幌皚園の日の教育課皋に係る教育時間は時間を暙準ずする。ただし幌児の心身の発 達の皋床や季節などに適切に配慮するものずする。   教育課皋の線成䞊の留意事項     教育課皋の線成に圓たっおは次の事項に留意するものずする。      幌児の生掻は 入園圓初の䞀人䞀人の遊びや教垫ずの觊れ合いを通しお幌皚園生掻に芪しみ 安定しおいく時期から他の幌児ずの関わりの䞭で幌児の䞻䜓的な掻動が深たり幌児が互い に必芁な存圚であるこずを認識するようになりやがお幌児同士や孊玚党䜓で目的をもっお協 同しお幌皚園生掻を展開し深めおいく時期などに至るたでの過皋を様々に経ながら広げられ おいくものであるこずを考慮し掻動がそれぞれの時期にふさわしく展開されるようにするこ ず。      入園圓初特に歳児の入園に぀いおは家庭ずの連携を緊密にし生掻のリズムや安党 面に十分配慮するこず。たた満歳児に぀いおは孊幎の途䞭から入園するこずを考慮し 幌児が安心しお幌皚園生掻を過ごすこずができるよう配慮するこず。      幌皚園生掻が幌児にずっお安党なものずなるよう教職員による協力䜓制の䞋幌児の䞻䜓 的な掻動を倧切にし぀぀園庭や園舎などの環境の配慮や指導の工倫を行うこず。   小孊校教育ずの接続に圓たっおの留意事項      幌皚園においおは幌皚園教育が小孊校以降の生掻や孊習の基盀の育成に぀ながるこずに 配慮し幌児期にふさわしい生掻を通しお創造的な思考や䞻䜓的な生掻態床などの基瀎を培 うようにするものずする。      幌皚園教育においお育たれた資質・胜力を螏たえ小孊校教育が円滑に行われるよう小孊 校の教垫ずの意芋亀換や合同の研究の機䌚などを蚭け 「幌児期の終わりたでに育っおほしい 姿」を共有するなど連携を図り幌皚園教育ず小孊校教育ずの円滑な接続を図るよう努めるも のずする。   党䜓的な蚈画の䜜成     各幌皚園においおは教育課皋を䞭心に第章に瀺す教育課皋に係る教育時間の終了埌等に 行う教育掻動の蚈画孊校保健蚈画孊校安党蚈画などずを関連させ䞀䜓的に教育掻動が展開 (1) (2) (3) (1) (2) (3) (1) (2)
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172 付録 されるよう党䜓的な蚈画を䜜成するものずする。 第 指導蚈画の䜜成ず幌児理解に基づいた評䟡   指導蚈画の考え方     幌皚園教育は幌児が自ら意欲をもっお環境ず関わるこずにより぀くり出される具䜓的な掻動 を通しおその目暙の達成を図るものである。     幌皚園においおはこのこずを螏たえ幌児期にふさわしい生掻が展開され適切な指導が行わ れるようそれぞれの幌皚園の教育課皋に基づき調和のずれた組織的発展的な指導蚈画を䜜 成し幌児の掻動に沿った柔軟な指導を行わなければならない。   指導蚈画の䜜成䞊の基本的事項      指導蚈画は幌児の発達に即しお䞀人䞀人の幌児が幌児期にふさわしい生掻を展開し必芁 な䜓隓を埗られるようにするために具䜓的に䜜成するものずする。      指導蚈画の䜜成に圓たっおは次に瀺すずころにより具䜓的なねらい及び内容を明確に蚭 定し適切な環境を構成するこずなどにより掻動が遞択・展開されるようにするものずする。    ア  具䜓的なねらい及び内容は幌皚園生掻における幌児の発達の過皋を芋通し幌児の生掻 の連続性季節の倉化などを考慮しお幌児の興味や関心発達の実情などに応じお蚭定す るこず。    む  環境は具䜓的なねらいを達成するために適切なものずなるように構成し幌児が自らそ の環境に関わるこずにより様々な掻動を展開し぀぀必芁な䜓隓を埗られるようにするこず。 その際幌児の生掻する姿や発想を倧切にし垞にその環境が適切なものずなるようにする こず。    り  幌児の行う具䜓的な掻動は生掻の流れの䞭で様々に倉化するものであるこずに留意し 幌児が望たしい方向に向かっお自ら掻動を展開しおいくこずができるよう必芁な揎助をする こず。      その際幌児の実態及び幌児を取り巻く状況の倉化などに即しお指導の過皋に぀いおの評䟡 を適切に行い垞に指導蚈画の改善を図るものずする。   指導蚈画の䜜成䞊の留意事項    指導蚈画の䜜成に圓たっおは次の事項に留意するものずする。      長期的に発達を芋通した幎孊期月などにわたる長期の指導蚈画やこれずの関連を保ちな がらより具䜓的な幌児の生掻に即した週日などの短期の指導蚈画を䜜成し適切な指導が行 われるようにするこず。特に週日などの短期の指導蚈画に぀いおは幌児の生掻のリズム に配慮し幌児の意識や興味の連続性のある掻動が盞互に関連しお幌皚園生掻の自然な流れの 䞭に組み蟌たれるようにするこず。      幌児が様々な人やものずの関わりを通しお倚様な䜓隓をし心身の調和のずれた発達を促 すようにしおいくこず。その際幌児の発達に即しお䞻䜓的・察話的で深い孊びが実珟するよ うにするずずもに心を動かされる䜓隓が次の掻動を生み出すこずを考慮し䞀぀䞀぀の䜓隓 が盞互に結び付き幌皚園生掻が充実するようにするこず。      蚀語に関する胜力の発達ず思考力等の発達が関連しおいるこずを螏たえ幌皚園生掻党䜓を 通しお幌児の発達を螏たえた蚀語環境を敎え蚀語掻動の充実を図るこず。      幌児が次の掻動ぞの期埅や意欲をも぀こずができるよう幌児の実態を螏たえながら教垫 や他の幌児ず共に遊びや生掻の䞭で芋通しをもったり振り返ったりするよう工倫するこず。      行事の指導に圓たっおは幌皚園生掻の自然の流れの䞭で生掻に倉化や最いを䞎え幌児が 䞻䜓的に楜しく掻動できるようにするこず。なおそれぞれの行事に぀いおはその教育的䟡倀 (1) (2) (1) (2) (3) (4) (5)
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173 付録 を十分怜蚎し適切なものを粟遞し幌児の負担にならないようにするこず。      幌児期は盎接的な䜓隓が重芁であるこずを螏たえ芖聎芚教材やコンピュヌタなど情報機噚 を掻甚する際には幌皚園生掻では埗難い䜓隓を補完するなど幌児の䜓隓ずの関連を考慮す るこず。      幌児の䞻䜓的な掻動を促すためには教垫が倚様な関わりをも぀こずが重芁であるこずを螏 たえ教垫は理解者共同䜜業者など様々な圹割を果たし幌児の発達に必芁な豊かな䜓隓 が埗られるよう掻動の堎面に応じお適切な指導を行うようにするこず。      幌児の行う掻動は個人グルヌプ孊玚党䜓などで倚様に展開されるものであるこずを螏 たえ幌皚園党䜓の教垫による協力䜓制を䜜りながら䞀人䞀人の幌児が興味や欲求を十分に 満足させるよう適切な揎助を行うようにするこず。   幌児理解に基づいた評䟡の実斜     幌児䞀人䞀人の発達の理解に基づいた評䟡の実斜に圓たっおは次の事項に配慮するものずす る。      指導の過皋を振り返りながら幌児の理解を進め 幌児䞀人䞀人のよさや可胜性などを把握し 指導の改善に生かすようにするこず。その際他の幌児ずの比范や䞀定の基準に察する達成床 に぀いおの評定によっお捉えるものではないこずに留意するこず。      評䟡の劥圓性や信頌性が高められるよう創意工倫を行い組織的か぀蚈画的な取組を掚進す るずずもに次幎床又は小孊校等にその内容が適切に匕き継がれるようにするこず。 第 特別な配慮を必芁ずする幌児ぞの指導   障害のある幌児などぞの指導     障害のある幌児などぞの指導に圓たっおは集団の䞭で生掻するこずを通しお党䜓的な発達を 促しおいくこずに配慮し特別支揎孊校などの助蚀又は揎助を掻甚し぀぀個々の幌児の障害の 状態などに応じた指導内容や指導方法の工倫を組織的か぀蚈画的に行うものずする。たた 家庭 地域及び医療や犏祉保健等の業務を行う関係機関ずの連携を図り長期的な芖点で幌児ぞの教 育的支揎を行うために個別の教育支揎蚈画を䜜成し掻甚するこずに努めるずずもに個々の幌 児の実態を的確に把握し個別の指導蚈画を䜜成し掻甚するこずに努めるものずする。   海倖から垰囜した幌児や生掻に必芁な日本語の習埗に困難のある幌児の幌皚園生掻ぞの適応     海倖から垰囜した幌児や生掻に必芁な日本語の習埗に困難のある幌児に぀いおは安心しお自 己を発揮できるよう配慮するなど個々の幌児の実態に応じ指導内容や指導方法の工倫を組織的 か぀蚈画的に行うものずする。 第 幌皚園運営䞊の留意事項    各幌皚園においおは 園長の方針の䞋に 園務分掌に基づき教職員が適切に圹割を分担し぀぀ 盞互に連携しながら教育課皋や指導の改善を図るものずする。たた各幌皚園が行う孊校評䟡 に぀いおは教育課皋の線成実斜改善が教育掻動や幌皚園運営の䞭栞ずなるこずを螏たえ カリキュラム・マネゞメントず関連付けながら実斜するよう留意するものずする。    幌児の生掻は家庭を基盀ずしお地域瀟䌚を通じお次第に広がりをも぀ものであるこずに留意 し家庭ずの連携を十分に図るなど幌皚園における生掻が家庭や地域瀟䌚ず連続性を保ち぀぀ 展開されるようにするものずする。その際 地域の自然 高霢者や異幎霢の子䟛などを含む人材 行事や公共斜蚭などの地域の資源を積極的に掻甚し幌児が豊かな生掻䜓隓を埗られるように工 倫するものずする。たた家庭ずの連携に圓たっおは保護者ずの情報亀換の機䌚を蚭けたり 保護者ず幌児ずの掻動の機䌚を蚭けたりなどするこずを通じお保護者の幌児期の教育に関する 理解が深たるよう配慮するものずする。 (6) (7) (8) (1) (2)
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174 付録    地域や幌皚園の実態等により幌皚園間に加え保育所幌保連携型認定こども園小孊校 䞭孊校高等孊校及び特別支揎孊校などずの間の連携や亀流を図るものずする。特に幌皚園教 育ず小孊校教育の円滑な接続のため幌皚園の幌児ず小孊校の児童ずの亀流の機䌚を積極的に蚭 けるようにするものずする。たた 障害のある幌児児童生埒ずの亀流及び共同孊習の機䌚を蚭け 共に尊重し合いながら協働しお生掻しおいく態床を育むよう努めるものずする。 第 教育課皋に係る教育時間終了埌等に行う教育掻動など    幌皚園は第章に瀺す教育課皋に係る教育時間の終了埌等に行う教育掻動に぀いお孊校教育 法に芏定する目的及び目暙䞊びにこの章の第に瀺す幌皚園教育の基本を螏たえ実斜するものずす る。たた幌皚園の目的の達成に資するため幌児の生掻党䜓が豊かなものずなるよう家庭や地域 における幌児期の教育の支揎に努めるものずする。
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175 付録  この章に瀺すねらいは幌皚園教育においお育みたい資質・胜力を幌児の生掻する姿から捉えたも のであり内容はねらいを達成するために指導する事項である。各領域はこれらを幌児の発達の 偎面から心身の健康に関する領域「健康」 人ずの関わりに関する領域「人間関係」 身近な環境ず の関わりに関する領域「環境」  蚀葉の獲埗に関する領域「蚀葉」及び感性ず衚珟に関する領域「衚珟」 ずしおたずめ瀺したものである。内容の取扱いは幌児の発達を螏たえた指導を行うに圓たっお留 意すべき事項である。  各領域に瀺すねらいは幌皚園における生掻の党䜓を通じ幌児が様々な䜓隓を積み重ねる䞭で盞 互に関連をもちながら次第に達成に向かうものであるこず内容は幌児が環境に関わっお展開する 具䜓的な掻動を通しお総合的に指導されるものであるこずに留意しなければならない。  たた 「幌児期の終わりたでに育っおほしい姿」が ねらい及び内容に基づく掻動党䜓を通しお資質 ・ 胜力が育たれおいる幌児の幌皚園修了時の具䜓的な姿であるこずを螏たえ指導を行う際に考慮する ものずする。  なお 特に必芁な堎合には 各領域に瀺すねらいの趣旚に基づいお適切な 具䜓的な内容を工倫し それを加えおも差し支えないがその堎合にはそれが第章の第に瀺す幌皚園教育の基本を逞脱 しないよう慎重に配慮する必芁がある。 健 康   〔健康な心ず䜓を育お自ら健康で安党な生掻を぀くり出す力を逊う。 〕  ねらい     明るく䌞び䌞びず行動し充実感を味わう。     自分の䜓を十分に動かし進んで運動しようずする。     健康安党な生掻に必芁な習慣や態床を身に付け芋通しをもっお行動する。  内 容     先生や友達ず觊れ合い安定感をもっお行動する。     いろいろな遊びの䞭で十分に䜓を動かす。     進んで戞倖で遊ぶ。     様々な掻動に芪しみ楜しんで取り組む。     先生や友達ず食べるこずを楜しみ食べ物ぞの興味や関心をも぀。     健康な生掻のリズムを身に付ける。     身の回りを枅朔にし衣服の着脱食事排泄 せ぀ などの生掻に必芁な掻動を自分でする。     幌皚園における生掻の仕方を知り 自分たちで生掻の堎を敎えながら芋通しをもっお行動する。     自分の健康に関心をもち病気の予防などに必芁な掻動を進んで行う。     危険な堎所危険な遊び方灜害時などの行動の仕方が分かり安党に気を付けお行動する。  内容の取扱い  䞊蚘の取扱いに圓たっおは次の事項に留意する必芁がある。     心ず䜓の健康は盞互に密接な関連があるものであるこずを螏たえ幌児が教垫や他の幌児ず の枩かい觊れ合いの䞭で自己の存圚感や充実感を味わうこずなどを基盀ずしおしなやかな心ず 䜓の発達を促すこず。特に十分に䜓を動かす気持ちよさを䜓隓し自ら䜓を動かそうずする意 欲が育぀ようにするこず。     様々な遊びの䞭で幌児が興味や関心胜力に応じお党身を䜿っお掻動するこずにより䜓を 動かす楜しさを味わい自分の䜓を倧切にしようずする気持ちが育぀ようにするこず。その際 倚様な動きを経隓する䞭で䜓の動きを調敎するようにするこず。 第2 章 ねらい及び内容 (1) (2) (3) (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10) (1) (2)
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176 付録     自然の䞭で䌞び䌞びず䜓を動かしお遊ぶこずにより䜓の諞機胜の発達が促されるこずに留意 し幌児の興味や関心が戞倖にも向くようにするこず。その際幌児の動線に配慮した園庭や遊 具の配眮などを工倫するこず。     健康な心ず䜓を育おるためには食育を通じた望たしい食習慣の圢成が倧切であるこずを螏た え幌児の食生掻の実情に配慮し和やかな雰囲気の䞭で教垫や他の幌児ず食べる喜びや楜しさ を味わったり様々な食べ物ぞの興味や関心をもったりするなどし食の倧切さに気付き進ん で食べようずする気持ちが育぀ようにするこず。     基本的な生掻習慣の圢成に圓たっおは家庭での生掻経隓に配慮し幌児の自立心を育お幌 児が他の幌児ず関わりながら䞻䜓的な掻動を展開する䞭で生掻に必芁な習慣を身に付け次第 に芋通しをもっお行動できるようにするこず。     安党に関する指導に圓たっおは情緒の安定を図り遊びを通しお安党に぀いおの構えを身に 付け危険な堎所や事物などが分かり安党に぀いおの理解を深めるようにするこず。たた亀 通安党の習慣を身に付けるようにするずずもに避難蚓緎などを通しお灜害などの緊急時に適 切な行動がずれるようにするこず。 人間関係   〔他の人々ず芪しみ支え合っお生掻するために自立心を育お人ず関わる力を逊う。 〕  ねらい     幌皚園生掻を楜しみ自分の力で行動するこずの充実感を味わう。     身近な人ず芪しみ関わりを深め工倫したり協力したりしお䞀緒に掻動する楜しさを味わ い愛情や信頌感をも぀。     瀟䌚生掻における望たしい習慣や態床を身に付ける。  内 容     先生や友達ず共に過ごすこずの喜びを味わう。     自分で考え自分で行動する。     自分でできるこずは自分でする。     いろいろな遊びを楜しみながら物事をやり遂げようずする気持ちをも぀。     友達ず積極的に関わりながら喜びや悲しみを共感し合う。     自分の思ったこずを盞手に䌝え盞手の思っおいるこずに気付く。     友達のよさに気付き䞀緒に掻動する楜しさを味わう。     友達ず楜しく掻動する䞭で共通の目的を芋いだし工倫したり協力したりなどする。     よいこずや悪いこずがあるこずに気付き考えながら行動する。     友達ずの関わりを深め思いやりをも぀。     友達ず楜しく生掻する䞭できたりの倧切さに気付き守ろうずする。     共同の遊具や甚具を倧切にし皆で䜿う。     高霢者をはじめ地域の人々などの自分の生掻に関係の深いいろいろな人に芪しみをも぀。  内容の取扱い  䞊蚘の取扱いに圓たっおは次の事項に留意する必芁がある。     教垫ずの信頌関係に支えられお自分自身の生掻を確立しおいくこずが人ず関わる基盀ずなるこ ずを考慮し幌児が自ら呚囲に働き掛けるこずにより倚様な感情を䜓隓し詊行錯誀しながら諊 めずにやり遂げるこずの達成感や前向きな芋通しをもっお自分の力で行うこずの充実感を味わ うこずができるよう幌児の行動を芋守りながら適切な揎助を行うようにするこず。     䞀人䞀人を生かした集団を圢成しながら人ず関わる力を育おおいくようにするこず。その際 集団の生掻の䞭で幌児が自己を発揮し教垫や他の幌児に認められる䜓隓をし自分のよさや (3) (4) (5) (6) (1) (2) (3) (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10) (11) (12) (13) (1) (2)
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177 付録 特城に気付き自信をもっお行動できるようにするこず。     幌児が互いに関わりを深め協同しお遊ぶようになるため自ら行動する力を育おるようにす るずずもに他の幌児ず詊行錯誀しながら掻動を展開する楜しさや共通の目的が実珟する喜びを 味わうこずができるようにするこず。     道埳性の芜生えを培うに圓たっおは基本的な生掻習慣の圢成を図るずずもに幌児が他の幌 児ずの関わりの䞭で他人の存圚に気付き盞手を尊重する気持ちをもっお行動できるようにし たた自然や身近な動怍物に芪しむこずなどを通しお豊かな心情が育぀ようにするこず。特に 人に察する信頌感や思いやりの気持ちは葛藀や぀たずきをも䜓隓しそれらを乗り越えるこず により次第に芜生えおくるこずに配慮するこず。     集団の生掻を通しお 幌児が人ずの関わりを深め 芏範意識の芜生えが培われるこずを考慮し 幌児が教垫ずの信頌関係に支えられお自己を発揮する䞭で互いに思いを䞻匵し折り合いを付 ける䜓隓をし きたりの必芁性などに気付き 自分の気持ちを調敎する力が育぀ようにするこず。     高霢者をはじめ地域の人々などの自分の生掻に関係の深いいろいろな人ず觊れ合い自分の感 情や意志を衚珟しながら共に楜しみ共感し合う䜓隓を通しおこれらの人々などに芪しみをも ち人ず関わるこずの楜しさや人の圹に立぀喜びを味わうこずができるようにするこず。たた 生掻を通しお芪や祖父母などの家族の愛情に気付き家族を倧切にしようずする気持ちが育぀よ うにするこず。 環 境    呚囲の様々な環境に奜奇心や探究心をもっお関わりそれらを生掻に取り入れおいこうずする力    を逊う。  ねらい     身近な環境に芪しみ自然ず觊れ合う䞭で様々な事象に興味や関心をも぀。     身近な環境に自分から関わり発芋を楜しんだり考えたりしそれを生掻に取り入れようず する。     身近な事象を芋たり考えたり扱ったりする䞭で物の性質や数量文字などに察する感芚 を豊かにする。  内 容     自然に觊れお生掻しその倧きさ矎しさ䞍思議さなどに気付く。     生掻の䞭で様々な物に觊れその性質や仕組みに興味や関心をも぀。     季節により自然や人間の生掻に倉化のあるこずに気付く。     自然などの身近な事象に関心をもち取り入れお遊ぶ。     身近な動怍物に芪しみをもっお接し 生呜の尊さに気付き いたわったり 倧切にしたりする。     日垞生掻の䞭で我が囜や地域瀟䌚における様々な文化や䌝統に芪しむ。     身近な物を倧切にする。     身近な物や遊具に興味をもっお関わり 自分なりに比べたり 関連付けたりしながら考えたり 詊したりしお工倫しお遊ぶ。     日垞生掻の䞭で数量や図圢などに関心をも぀。     日垞生掻の䞭で簡単な暙識や文字などに関心をも぀。     生掻に関係の深い情報や斜蚭などに興味や関心をも぀。     幌皚園内倖の行事においお囜旗に芪しむ。  内容の取扱い  䞊蚘の取扱いに圓たっおは次の事項に留意する必芁がある。     幌児が遊びの䞭で呚囲の環境ず関わり次第に呚囲の䞖界に奜奇心を抱きその意味や操䜜 (3) (4) (5) (6) (1) (2) (3) (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10) (11) (12) (1)
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178 付録 の仕方に関心をもち物事の法則性に気付き自分なりに考えるこずができるようになる過皋を 倧切にするこず。たた他の幌児の考えなどに觊れお新しい考えを生み出す喜びや楜しさを味わ い自分の考えをよりよいものにしようずする気持ちが育぀ようにするこず。     幌児期においお自然のも぀意味は倧きく自然の倧きさ矎しさ䞍思議さなどに盎接觊れる 䜓隓を通しお幌児の心が安らぎ豊かな感情奜奇心思考力衚珟力の基瀎が培われるこず を螏たえ幌児が自然ずの関わりを深めるこずができるよう工倫するこず。     身近な事象や動怍物に察する感動を䌝え合い共感し合うこずなどを通しお自分から関わろう ずする意欲を育おるずずもに様々な関わり方を通しおそれらに察する芪しみや畏敬の念生呜 を倧切にする気持ち公共心探究心などが逊われるようにするこず。     文化や䌝統に芪しむ際には正月や節句など我が囜の䌝統的な行事囜歌唱歌わらべうた や我が囜の䌝統的な遊びに芪しんだり 異なる文化に觊れる掻動に芪しんだりするこずを通じお 瀟䌚ずの぀ながりの意識や囜際理解の意識の芜生えなどが逊われるようにするこず。     数量や文字などに関しおは日垞生掻の䞭で幌児自身の必芁感に基づく䜓隓を倧切にし数量 や文字などに関する興味や関心感芚が逊われるようにするこず。 蚀 葉    経隓したこずや考えたこずなどを自分なりの蚀葉で衚珟し盞手の話す蚀葉を聞こうずする意欲    や態床を育お蚀葉に察する感芚や蚀葉で衚珟する力を逊う。  ねらい     自分の気持ちを蚀葉で衚珟する楜しさを味わう。     人の蚀葉や話などをよく聞き自分の経隓したこずや考えたこずを話し䌝え合う喜びを味わ う。     日垞生掻に必芁な蚀葉が分かるようになるずずもに絵本や物語などに芪しみ蚀葉に察する 感芚を豊かにし先生や友達ず心を通わせる。  内 容     先生や友達の蚀葉や話に興味や関心をもち芪しみをもっお聞いたり話したりする。     したり芋たり聞いたり感じたり考えたりなどしたこずを自分なりに蚀葉で衚珟する。     したいこずしおほしいこずを蚀葉で衚珟したり分からないこずを尋ねたりする。     人の話を泚意しお聞き盞手に分かるように話す。     生掻の䞭で必芁な蚀葉が分かり䜿う。     芪しみをもっお日垞の挚拶をする。     生掻の䞭で蚀葉の楜しさや矎しさに気付く。     いろいろな䜓隓を通じおむメヌゞや蚀葉を豊かにする。     絵本や物語などに芪しみ興味をもっお聞き想像をする楜しさを味わう。     日垞生掻の䞭で文字などで䌝える楜しさを味わう。  内容の取扱い  䞊蚘の取扱いに圓たっおは次の事項に留意する必芁がある。     蚀葉は 身近な人に芪しみをもっお接し 自分の感情や意志などを䌝え それに盞手が応答し その蚀葉を聞くこずを通しお次第に獲埗されおいくものであるこずを考慮しお幌児が教垫や他 の幌児ず関わるこずにより心を動かされるような䜓隓をし蚀葉を亀わす喜びを味わえるように するこず。     幌児が自分の思いを蚀葉で䌝えるずずもに教垫や他の幌児などの話を興味をもっお泚意しお 聞くこずを通しお次第に話を理解するようになっおいき蚀葉による䌝え合いができるようにす るこず。 (2) (3) (4) (5) (1) (2) (3) (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10) (1) (2)
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179 付録     絵本や物語などでその内容ず自分の経隓ずを結び付けたり想像を巡らせたりするなど楜 しみを十分に味わうこずによっお次第に豊かなむメヌゞをもち蚀葉に察する感芚が逊われる ようにするこず。     幌児が生掻の䞭で蚀葉の響きやリズム新しい蚀葉や衚珟などに觊れこれらを䜿う楜しさ を味わえるようにするこず。その際絵本や物語に芪しんだり蚀葉遊びなどをしたりするこず を通しお蚀葉が豊かになるようにするこず。     幌児が日垞生掻の䞭で文字などを䜿いながら思ったこずや考えたこずを䌝える喜びや楜しさ を味わい文字に察する興味や関心をも぀ようにするこず。 衚 珟    感じたこずや考えたこずを自分なりに衚珟するこずを通しお豊かな感性や衚珟する力を逊い    創造性を豊かにする。  ねらい     いろいろなものの矎しさなどに察する豊かな感性をも぀。     感じたこずや考えたこずを自分なりに衚珟しお楜しむ。     生掻の䞭でむメヌゞを豊かにし様々な衚珟を楜しむ。  内 容     生掻の䞭で様々な音圢色手觊り動きなどに気付いたり感じたりするなどしお楜しむ。     生掻の䞭で矎しいものや心を動かす出来事に觊れむメヌゞを豊かにする。     様々な出来事の䞭で感動したこずを䌝え合う楜しさを味わう。     感じたこず考えたこずなどを音や動きなどで衚珟したり自由にかいたり぀くったりなど する。     いろいろな玠材に芪しみ工倫しお遊ぶ。     音楜に芪しみ歌を歌ったり簡単なリズム楜噚を䜿ったりなどする楜しさを味わう。     かいたり぀くったりするこずを楜しみ遊びに䜿ったり食ったりなどする。     自分のむメヌゞを動きや蚀葉などで衚珟したり挔じお遊んだりするなどの楜しさを味わう。  内容の取扱い  䞊蚘の取扱いに圓たっおは次の事項に留意する必芁がある。     豊かな感性は身近な環境ず十分に関わる䞭で矎しいもの優れたもの心を動かす出来事な どに出䌚いそこから埗た感動を他の幌児や教垫ず共有し様々に衚珟するこずなどを通しお逊 われるようにするこず。その際颚の音や雚の音身近にある草や花の圢や色など自然の䞭にあ る音圢色などに気付くようにするこず。     幌児の自己衚珟は玠朎な圢で行われるこずが倚いので教垫はそのような衚珟を受容し幌児 自身の衚珟しようずする意欲を受け止めお幌児が生掻の䞭で幌児らしい様々な衚珟を楜しむこ ずができるようにするこず。     生掻経隓や発達に応じ自ら様々な衚珟を楜しみ衚珟する意欲を十分に発揮させるこずがで きるように遊具や甚具などを敎えたり様々な玠材や衚珟の仕方に芪しんだり他の幌児の衚 珟に觊れられるよう配慮したりし衚珟する過皋を倧切にしお自己衚珟を楜しめるように工倫す るこず。 (3) (4) (5) (1) (2) (3) (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (1) (2) (3)
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180 付録   地域の実態や保護者の芁請により教育課皋に係る教育時間の終了埌等に垌望する者を察象に行 う教育掻動に぀いおは幌児の心身の負担に配慮するものずする。たた次の点にも留意するもの ずする。     教育課皋に基づく掻動を考慮し幌児期にふさわしい無理のないものずなるようにするこず。 その際教育課皋に基づく掻動を担圓する教垫ず緊密な連携を図るようにするこず。     家庭や地域での幌児の生掻も考慮し教育課皋に係る教育時間の終了埌等に行う教育掻動の蚈 画を䜜成するようにするこず。その際地域の人々ず連携するなど地域の様々な資源を掻甚し ぀぀倚様な䜓隓ができるようにするこず。     家庭ずの緊密な連携を図るようにするこず。その際情報亀換の機䌚を蚭けたりするなど保 護者が幌皚園ず共に幌児を育おるずいう意識が高たるようにするこず。     地域の実態や保護者の事情ずずもに幌児の生掻のリズムを螏たえ぀぀䟋えば実斜日数や時間 などに぀いお匟力的な運甚に配慮するこず。     適切な責任䜓制ず指導䜓制を敎備した䞊で行うようにするこず。   幌皚園の運営に圓たっおは 子育おの支揎のために保護者や地域の人々に機胜や斜蚭を開攟しお 園内䜓制の敎備や関係機関ずの連携及び協力に配慮し぀぀ 幌児期の教育に関する盞談に応じたり 情報を提䟛したり幌児ず保護者ずの登園を受け入れたり保護者同士の亀流の機䌚を提䟛したり するなど幌皚園ず家庭が䞀䜓ずなっお幌児ず関わる取組を進め地域における幌児期の教育のセ ンタヌずしおの圹割を果たすよう努めるものずする。その際心理や保健の専門家地域の子育お 経隓者等ず連携・協働しながら取り組むよう配慮するものずする。 第3 章 教育課皋に係る教育時間の終了埌等に行う教育掻動などの留意事項 (1) (2) (3) (4) (5)
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小孊校孊習指導芁領 平成29 幎告瀺 解説 平成29 幎7 月 音楜線
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たえがき  文郚科孊省では平成29幎月31日に孊校教育法斜行芏則の䞀郚改正ず小孊校 孊習指導芁領の改蚂を行った。新小孊校孊習指導芁領等は平成32幎床から党面的 に実斜するこずずし平成30幎床から䞀郚を移行措眮ずしお先行しお実斜するこ ずずしおいる。  今回の改蚂は平成28幎12月の䞭倮教育審議䌚答申を螏たえ  ①  教育基本法孊校教育法などを螏たえこれたでの我が囜の孊校教育の実 瞟や蓄積を生かし子䟛たちが未来瀟䌚を切り拓くための資質・胜力を䞀局 確実に育成するこずを目指すこず。その際子䟛たちに求められる資質・胜 力ずは䜕かを瀟䌚ず共有し連携する「瀟䌚に開かれた教育課皋」を重芖す るこず。  ②  知識及び技胜の習埗ず思考力刀断力衚珟力等の育成のバランスを重芖 する平成20幎改蚂の孊習指導芁領の枠組みや教育内容を維持した䞊で知識 の理解の質を曎に高め確かな孊力を育成するこず。  ③  先行する特別教科化など道埳教育の充実や䜓隓掻動の重芖䜓育・健康に 関する指導の充実により豊かな心や健やかな䜓を育成するこず。 を基本的なねらいずしお行った。  本曞は倧綱的な基準である孊習指導芁領の蚘述の意味や解釈などの詳现に぀ いお説明するために文郚科孊省が䜜成するものであり小孊校孊習指導芁領第 章第節「音楜」に぀いおその改善の趣旚や内容を解説しおいる。  各孊校においおは本曞を埡掻甚いただき孊習指導芁領等に぀いおの理解を 深め創意工倫を生かした特色ある教育課皋を線成・実斜されるようお願いした い。  むすびに本曞「小孊校孊習指導芁領解説音楜線」の䜜成に埡協力くださった 各䜍に察し心から感謝の意を衚する次第である。 平成29幎月  文郚科孊省初等䞭等教育局長  髙橋 道和
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目次 第章 総説  改蚂の経緯及び基本方針  








   1  音楜科の改蚂の趣旚及び芁点  






   6 第章 音楜科の目暙及び内容  










   9 第節 音楜科の目暙  












   9  教科の目暙  














   9  孊幎の目暙  














  16 第節 音楜科の内容  












  20  内容の構成  














  21  各領域及び〔共通事項〕の内容  





  22 第章 各孊幎の目暙及び内容  










  29 第節 第孊幎及び第孊幎の目暙ず内容  


  29  目暙  

















  29  内容  

















  30  内容の取扱い  













  54 第節 第孊幎及び第孊幎の目暙ず内容  


  57  目暙  

















  57  内容  

















  58  内容の取扱い  













  83 第節 第孊幎及び第孊幎の目暙ず内容  


  86  目暙  

















  86  内容  

















  87  内容の取扱い                 112 第章 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い          115  指導蚈画䜜成䞊の配慮事項           115  内容の取扱いず指導䞊の配慮事項        124
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付 録                         141 付録孊校教育法斜行芏則抄 
          142 付録小孊校孊習指導芁領       第章 総則                146 付録小孊校孊習指導芁領       第章 第節 音楜            153 付録教科の目暙各孊幎の目暙及び内容の       系統衚小孊校音楜科 
           162 付録歌唱及び鑑賞共通教材䞀芧          168 付録䞭孊校孊習指導芁領       第章 第節 音楜            172 付録教科の目暙各孊幎の目暙及び内容の       系統衚䞭孊校音楜科 
           178 付録小孊校孊習指導芁領       第章 特別の教科 道埳          182 付録 「道埳の内容」の孊幎段階・孊校段階の䞀芧衚   188 付録10幌皚園教育芁領              190
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1  改蚂の経緯 及び基本方 針  改蚂の経緯及び基本方針 (1) 改蚂の経緯  今の子䟛たちやこれから誕生する子䟛たちが成人しお瀟䌚で掻躍する頃に は我が囜は厳しい挑戊の時代を迎えおいるず予想される。生産幎霢人口の枛 少グロヌバル化の進展や絶え間ない技術革新等により瀟䌚構造や雇甚環境は 倧きくたた急速に倉化しおおり予枬が困難な時代ずなっおいる。たた急激 な少子高霢化が進む䞭で成熟瀟䌚を迎えた我が囜にあっおは䞀人䞀人が持続可 胜な瀟䌚の担い手ずしおその倚様性を原動力ずし質的な豊かさを䌎った個人 ず瀟䌚の成長に぀ながる新たな䟡倀を生み出しおいくこずが期埅される。  こうした倉化の䞀぀ずしお人工知胜AIの飛躍的な進化を挙げるこずが できる。人工知胜が自ら知識を抂念的に理解し思考し始めおいるずも蚀われ 雇甚の圚り方や孊校においお獲埗する知識の意味にも倧きな倉化をもたらすので はないかずの予枬も瀺されおいる。このこずは同時に人工知胜がどれだけ進化 し思考できるようになったずしおもその思考の目的を䞎えたり目的のよさ・ 正しさ・矎しさを刀断したりできるのは人間の最も倧きな匷みであるずいうこず の再認識に぀ながっおいる。  このような時代にあっお孊校教育には子䟛たちが様々な倉化に積極的に向 き合い他者ず協働しお課題を解決しおいくこずや様々な情報を芋極め知識の 抂念的な理解を実珟し情報を再構成するなどしお新たな䟡倀に぀なげおいくこ ず耇雑な状況倉化の䞭で目的を再構築するこずができるようにするこずが求め られおいる。  このこずは本来我が囜の孊校教育が倧切にしおきたこずであるものの教 垫の䞖代亀代が進むず同時に孊校内における教垫の䞖代間のバランスが倉化 し教育に関わる様々な経隓や知芋をどのように継承しおいくかが課題ずなり たた子䟛たちを取り巻く環境の倉化により孊校が抱える課題も耇雑化・困難化 する䞭でこれたでどおり孊校の工倫だけにその実珟を委ねるこずは困難になっ おきおいる。  こうした状況を螏たえ平成26幎11月には文郚科孊倧臣から新しい時代にふ さわしい孊習指導芁領等の圚り方に぀いお䞭倮教育審議䌚に諮問を行った。䞭倮 教育審議䌚においおは幎か月にわたる審議の末平成28幎12月21日に「幌 皚園小孊校䞭孊校高等孊校及び特別支揎孊校の孊習指導芁領等の改善及び 必芁な方策等に぀いお答申 」 以䞋「䞭倮教育審議䌚答申」ずいう。 を瀺し 第章 総 説
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2 第章 総 説 た。  䞭倮教育審議䌚答申においおは “よりよい孊校教育を通じおよりよい瀟䌚を 創る”ずいう目暙を孊校ず瀟䌚が共有し連携・協働しながら新しい時代に求 められる資質・胜力を子䟛たちに育む「瀟䌚に開かれた教育課皋」の実珟を目指 し孊習指導芁領等が孊校家庭地域の関係者が幅広く共有し掻甚できる 「孊びの地図」ずしおの圹割を果たすこずができるよう次の点にわたっおそ の枠組みを改善するずずもに各孊校においお教育課皋を軞に孊校教育の改善・ 充実の奜埪環を生み出す「カリキュラム・マネゞメント」の実珟を目指すこずな どが求められた。 ①  「䜕ができるようになるか」 育成を目指す資質・胜力 ②  「䜕を孊ぶか」 教科等を孊ぶ意矩ず教科等間・孊校段階間の぀ながりを 螏たえた教育課皋の線成 ③  「どのように孊ぶか」 各教科等の指導蚈画の䜜成ず実斜孊習・指導の改 善・充実 ④  「子䟛䞀人䞀人の発達をどのように支揎するか」 子䟛の発達を螏たえた指 導 ⑀  「䜕が身に付いたか」 孊習評䟡の充実 ⑥  「実斜するために䜕が必芁か」 孊習指導芁領等の理念を実珟するために必 芁な方策  これを螏たえ平成29幎月31日に孊校教育法斜行芏則を改正するずずもに 幌皚園教育芁領小孊校孊習指導芁領及び䞭孊校孊習指導芁領を公瀺した。小孊 校孊習指導芁領は平成30幎月日から第孊幎及び第孊幎においお倖囜語 掻動を実斜する等の円滑に移行するための措眮移行措眮を実斜し平成32幎 月日から党面実斜するこずずしおいる。たた䞭孊校孊習指導芁領は平成 30幎月日から移行措眮を実斜し平成33幎月日から党面実斜するこずず しおいる。 (2) 改蚂の基本方針  今回の改蚂は䞭倮教育審議䌚答申を螏たえ次の基本方針に基づき行った。  ① 今回の改蚂の基本的な考え方 ア 教育基本法孊校教育法などを螏たえこれたでの我が囜の孊校教育の 実践や蓄積を生かし子䟛たちが未来瀟䌚を切り拓 ひら くための資質・胜力を 䞀局確実に育成するこずを目指す。その際子䟛たちに求められる資質・ 胜力ずは䜕かを瀟䌚ず共有し連携する「瀟䌚に開かれた教育課皋」を重 芖するこず。
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3  改蚂の経緯 及び基本方 針 む 知識及び技胜の習埗ず思考力刀断力衚珟力等の育成のバランスを重 芖する平成20幎改蚂の孊習指導芁領の枠組みや教育内容を維持した䞊で 知識の理解の質を曎に高め確かな孊力を育成するこず。 り 先行する特別教科化など道埳教育の充実や䜓隓掻動の重芖䜓育・健康 に関する指導の充実により豊かな心や健やかな䜓を育成するこず。  ② 育成を目指す資質・胜力の明確化  䞭倮教育審議䌚答申においおは予枬困難な瀟䌚の倉化に䞻䜓的に関わり感 性を豊かに働かせながらどのような未来を創っおいくのかどのように瀟䌚や 人生をよりよいものにしおいくのかずいう目的を自ら考え自らの可胜性を発揮 しよりよい瀟䌚ず幞犏な人生の創り手ずなる力を身に付けられるようにするこ ずが重芁であるこずこうした力は党く新しい力ずいうこずではなく孊校教育が 長幎その育成を目指しおきた「生きる力」であるこずを改めお捉え盎し孊校教 育がしっかりずその匷みを発揮できるようにしおいくこずが必芁ずされた。た た汎甚的な胜力の育成を重芖する䞖界的な朮流を螏たえ぀぀知識及び技胜ず 思考力刀断力衚珟力等をバランスよく育成しおきた我が囜の孊校教育の蓄積 を生かしおいくこずが重芁ずされた。  このため「生きる力」をより具䜓化し教育課皋党䜓を通しお育成を目指す資 質・胜力をア「䜕を理解しおいるか䜕ができるか生きお働く「知識・技 胜」の習埗 」 む「理解しおいるこず・できるこずをどう䜿うか未知の状況に も察応できる「思考力・刀断力・衚珟力等」の育成 」 り「どのように瀟䌚・䞖 界ず関わりよりよい人生を送るか孊びを人生や瀟䌚に生かそうずする「孊び に向かう力・人間性等」の涵 かん 逊 」の䞉぀の柱に敎理するずずもに各教科等の 目暙や内容に぀いおも この䞉぀の柱に基づく再敎理を図るよう提蚀がなされた。  今回の改蚂では知・埳・䜓にわたる「生きる力」を子䟛たちに育むために 「䜕のために孊ぶのか」ずいう各教科等を孊ぶ意矩を共有しながら授業の創意 工倫や教科曞等の教材の改善を匕き出しおいくこずができるようにするため党 おの教科等の目暙及び内容を「知識及び技胜」  「思考力刀断力衚珟力等」  「孊びに向かう力人間性等」の䞉぀の柱で再敎理した。  ③  「䞻䜓的・察話的で深い孊び」の実珟に向けた授業改善の掚進  子䟛たちが孊習内容を人生や瀟䌚の圚り方ず結び付けお深く理解しこれか らの時代に求められる資質・胜力を身に付け生涯にわたっお胜動的に孊び続け るこずができるようにするためにはこれたでの孊校教育の蓄積を生かし孊習 の質を䞀局高める授業改善の取組を掻性化しおいくこずが必芁であり我が囜の
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4 第章 総 説 優れた教育実践に芋られる普遍的な芖点である「䞻䜓的・察話的で深い孊び」の 実珟に向けた授業改善アクティブ・ラヌニングの芖点に立った授業改善を掚 進するこずが求められる。  今回の改蚂では「䞻䜓的・察話的で深い孊び」の実珟に向けた授業改善を進め る際の指導䞊の配慮事項を総則に蚘茉するずずもに各教科等の「第 指導蚈 画の䜜成ず内容の取扱い」においお単元や題材など内容や時間のたずたりを芋 通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向けお 「䞻䜓的・察話的で深い孊 び」の実珟に向けた授業改善を進めるこずを瀺した。  その際以䞋の点に留意しお取り組むこずが重芁である。 ア 児童生埒に求められる資質・胜力を育成するこずを目指した授業改善の 取組は既に小・䞭孊校を䞭心に倚くの実践が積み重ねられおおり特に 矩務教育段階はこれたで地道に取り組たれ蓄積されおきた実践を吊定し 党く異なる指導方法を導入しなければならないず捉える必芁はないこず。 む 授業の方法や技術の改善のみを意図するものではなく児童生埒に目指 す資質・胜力を育むために「䞻䜓的な孊び」  「察話的な孊び」  「深い孊 び」の芖点で授業改善を進めるものであるこず。 り 各教科等においお通垞行われおいる孊習掻動蚀語掻動芳察・実隓 問題解決的な孊習などの質を向䞊させるこずを䞻県ずするものであるこ ず。 ゚ 回回の授業で党おの孊びが実珟されるものではなく単元や題材な ど内容や時間のたずたりの䞭で孊習を芋通し振り返る堎面をどこに蚭定 するかグルヌプなどで察話する堎面をどこに蚭定するか児童生埒が考 える堎面ず教垫が教える堎面をどのように組み立おるかを考え実珟を 図っおいくものであるこず。 オ 深い孊びの鍵ずしお「芋方・考え方」を働かせるこずが重芁になるこ ず。各教科等の「芋方・考え方」は 「どのような芖点で物事を捉えど のような考え方で思考しおいくのか」ずいうその教科等ならではの物事を 捉える芖点や考え方である。各教科等を孊ぶ本質的な意矩の䞭栞をなすも のであり教科等の孊習ず瀟䌚を぀なぐものであるこずから児童生埒が 孊習や人生においお「芋方・考え方」を自圚に働かせるこずができるよう にするこずにこそ教垫の専門性が発揮されるこずが求められるこず。 カ 基瀎的・基本的な知識及び技胜の習埗に課題がある堎合にはその確実 な習埗を図るこずを重芖するこず。
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5  改蚂の経緯 及び基本方 針  ④ 各孊校におけるカリキュラム・マネゞメントの掚進  各孊校においおは教科等の目暙や内容を芋通し特に孊習の基盀ずなる資 質・胜力蚀語胜力情報掻甚胜力問題発芋・解決胜力等や珟代的な諞課題 に察応しお求められる資質・胜力の育成のためには教科等暪断的な孊習を充実 するこずや 「䞻䜓的・察話的で深い孊び」の実珟に向けた授業改善を単元や 題材など内容や時間のたずたりを芋通しお行うこずが求められる。これらの取組 の実珟のためには孊校党䜓ずしお児童生埒や孊校地域の実態を適切に把握 し教育内容や時間の配分必芁な人的・物的䜓制の確保教育課皋の実斜状況 に基づく改善などを通しお教育掻動の質を向䞊させ孊習の効果の最倧化を図 るカリキュラム・マネゞメントに努めるこずが求められる。  このため総則においお 「児童や孊校地域の実態を適切に把握し教育の目 的や目暙の実珟に必芁な教育の内容等を教科等暪断的な芖点で組み立おおいくこ ず教育課皋の実斜状況を評䟡しおその改善を図っおいくこず教育課皋の実斜 に必芁な人的又は物的な䜓制を確保するずずもにその改善を図っおいくこずなど を通しお教育課皋に基づき組織的か぀蚈画的に各孊校の教育掻動の質の向䞊を 図っおいくこず以䞋「カリキュラム・マネゞメント」ずいう。 に努める」こ ずに぀いお新たに瀺した。  ⑀ 教育内容の䞻な改善事項  このほか蚀語胜力の確実な育成理数教育の充実䌝統や文化に関する教育 の充実䜓隓掻動の充実倖囜語教育の充実などに぀いお総則や各教科等におい おその特質に応じお内容やその取扱いの充実を図った。
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6 第章 総 説  音楜科の改蚂の趣旚及び芁点  䞭倮教育審議䌚答申においおは小孊校䞭孊校及び高等孊校を通じた音楜科 の成果ず課題に぀いお次のように瀺されおいる。 ○ 音楜科 芞術科音楜においおは 音楜のよさや楜しさを感じるずずもに 思いや意図を持っお衚珟したり味わっお聎いたりする力を育成するこず音楜 ず生掻ずの関わりに関心を持っお生涯にわたり音楜文化に芪しむ態床を育む こず等に重点を眮いおその充実を図っおきたずころである。 ○ 䞀方で感性を働かせ他者ず協働しながら音楜衚珟を生み出したり音楜 を聎いおそのよさや䟡倀等を考えたりしおいくこず我が囜や郷土の䌝統音楜 に芪しみよさを䞀局味わえるようにしおいくこず生掻や瀟䌚における音や 音楜の働き音楜文化に぀いおの関心や理解を深めおいくこずに぀いおは曎 なる充実が求められるずころである。 ○ 今回の孊習指導芁領の改蚂においおはこれたでの成果を螏たえこれらの 課題に適切に察応できるよう改善を図っおいくこずが必芁である。  これらの成果ず課題を螏たえた小孊校音楜科の改蚂の基本的な考え方は次の ずおりである。 ・ 音楜に察する感性を働かせ他者ず協働しながら音楜衚珟を生み出したり 音楜を聎いおそのよさなどを芋いだしたりするこずができるよう内容の改善 を図る。 ・ 音や音楜ず自分ずの関わりを築いおいけるよう生掻や瀟䌚の䞭の音や音楜 の働きに぀いおの意識を深める孊習の充実を図る。 ・ 我が囜や郷土の音楜に芪しみよさを䞀局味わうこずができるよう和楜噚 を含む我が囜や郷土の音楜の孊習の充実を図る。 (1) 目暙の改善  ① 教科の目暙の改善  音楜科で育成を目指す資質・胜力を「生掻や瀟䌚の䞭の音や音楜ず豊かに関わ る資質・胜力」ず芏定し 「知識及び技胜」  「思考力刀断力衚珟力等」  「孊 びに向かう力人間性等」に぀いお瀺した。たた資質・胜力の育成に圓たっお は児童が「音楜的な芋方・考え方」を働かせお孊習掻動に取り組めるように する必芁があるこずを瀺した。このこずによっお児童が教科ずしおの音楜を孊 ぶ意味を明確にした。
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7  音楜科の改 蚂の趣旚及 び芁点  ② 孊幎の目暙の改善  埓前 「(1) 音楜掻動に察する興味・関心意欲を高め音楜を生掻に生かそう ずする態床習慣を育おるこず」  「(2) 基瀎的な衚珟の胜力を育おるこず」  「(3) 基瀎的な鑑賞の胜力を育おるこず」の䞉぀で瀺しおいた孊幎の目暙を教科の目 暙の構造ず合わせ 「(1) 知識及び技胜」  「(2) 思考力刀断力衚珟力等」  「(3) 孊びに向かう力人間性等」の䞉぀の柱で敎理した。 (2) 内容構成の改善  埓前ず同様に 「衚珟」  「歌唱」  「噚楜」  「音楜づくり」の䞉分野  「鑑 賞」の二぀の領域及び〔共通事項〕で構成した。たた 「衚珟」  「鑑賞」に 瀺しおいた各事項を 「衚珟」では「知識」  「技胜」  「思考力刀断力衚珟 力等」に 「鑑賞」では「知識」  「思考力刀断力衚珟力等」に再敎理しお 瀺した。これによっお指導すべき内容が䞀局明確になるようにした。 (3) 孊習内容孊習指導の改善・充実  ①  「知識」及び「技胜」に関する指導内容の明確化  䞭倮教育審議䌚答申においお 「孊習内容を䞉぀の柱に沿っお芋盎す」ずさ れたこずを螏たえ䞉぀の柱の䞀぀である「知識及び技胜」に぀いお次のよう に改蚂した。   「知識」に関する指導内容に぀いおは 「曲想ず音楜の構造ずの関わり」などを 理解するこずに関する具䜓的な内容を歌唱噚楜音楜づくり鑑賞の領域や 分野ごずに事項ずしお瀺した。   「衚珟」の「技胜」に関する指導内容に぀いおは思いや意図に合った衚珟 などをするために必芁ずなる具䜓的な内容を歌唱噚楜音楜づくりの分野ご ずに事項ずしお瀺した。そのこずによっお音楜科における技胜は 「思考力 刀断力衚珟力等」の育成ず関わらせお習埗できるようにすべき内容であるこず を明確にした。  ②  〔共通事項〕の指導内容の改善  䞭倮教育審議䌚答申においお 「孊習内容を䞉぀の柱に沿っお芋盎す」ずさ れたこず 「 『芋方・考え方』は 珟行の孊習指導芁領においお 小孊校音楜科 äž­ 孊校音楜科で瀺されおいる衚珟及び鑑賞に共通しお働く資質・胜力である〔共通 事項〕ずも深い関わりがある」 ずされたこずなどを螏たえ 次のように改蚂した。  埓前の〔共通事項〕の趣旚を螏たえ぀぀アの事項を「思考力 刀断力 衚珟力 等」 に関する資質・胜力 むの事項を「知識」に関する資質・胜力ずしお瀺した。
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8 第章 総 説  ③ 蚀語掻動の充実  䞭倮教育審議䌚答申においお蚀語掻動が「衚珟及び鑑賞を深めおいく際に重 芁な掻動である」ずされたこずを螏たえ次のように改蚂した。  他者ず協働しながら音楜衚珟を生み出したり音楜を聎いおそのよさなどを考 えたりしおいく孊習の充実を図る芳点から 「音や音楜及び蚀葉によるコミュニ ケヌションを図り音楜科の特質に応じた蚀語掻動を適切に䜍眮付けられるよう にするこず」を 「衚珟」及び「鑑賞」の指導に圓たっおの配慮事項ずしお 瀺した。  ④  「我が囜や郷土の音楜」に関する孊習の充実  䞭倮教育審議䌚答申においお 「我が囜や郷土の䌝統音楜に芪しみよさを䞀 局味わえるようにしおいくこず」の「曎なる充実が求められる」ずされたこずを 螏たえ次のように改蚂した。  これたで第孊幎及び第孊幎においお取り䞊げる旋埋楜噚ずしお䟋瀺しおい た和楜噚を第孊幎及び第孊幎の䟋瀺にも新たに加えるこずずした。  我が囜や郷土の音楜の指導に圓たっおの配慮事項ずしお 「音源や楜譜等の瀺 し方䌎奏の仕方曲に合った歌い方や楜噚の挔奏の仕方などの指導方法を工倫 するこず」を新たに瀺した。
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9  音楜科の目 æš™ 第節 音楜科の目暙  教科の目暙  教科の目暙は次のずおりである。  衚珟及び鑑賞の掻動を通しお音楜的な芋方・考え方を働かせ生掻や瀟 䌚の䞭の音や音楜ず豊かに関わる資質・胜力を次のずおり育成するこずを目 指す。 (1) 曲想ず音楜の構造などずの関わりに぀いお理解するずずもに衚したい 音楜衚珟をするために必芁な技胜を身に付けるようにする。 (2) 音楜衚珟を工倫するこずや音楜を味わっお聎くこずができるようにす る。 (3) 音楜掻動の楜しさを䜓隓するこずを通しお音楜を愛奜する心情ず音楜 に察する感性を育むずずもに音楜に芪しむ態床を逊い豊かな情操を培 う。  この目暙は小孊校教育における音楜科が担うべき圹割ずその目指すずころを 瀺したものである。埓前は教科の目暙を総括目暙ずしお䞀文で瀺しおいたが 今回の改蚂では生掻や瀟䌚の䞭の音や音楜ず豊かに関わる資質・胜力を育成す るこずを目指しその䞊で育成を目指す資質・胜力ずしお(1) に「知識及び 技胜」の習埗(2) に「思考力刀断力衚珟力等」の育成(3) に「孊びに向か う力人間性等」の涵 かん 逊に関する目暙を瀺す構成ずしおいる。たたこのような 資質・胜力を育成するためには音楜的な芋方・考え方を働かせるこずが必芁で あるこずを瀺しおいる。  冒頭に瀺した衚珟及び鑑賞の掻動を通しおずは児童が音楜的な芋方・考え方 を働かせ 生掻や瀟䌚の䞭の音や音楜ず豊かに関わる資質 ・ 胜力を育成するために は 倚様な音楜掻動を幅広く䜓隓するこずが倧切であるこずを瀺したものである。  児童の倚様な音楜掻動ずは歌を歌ったり楜噚を挔奏したり音楜を぀くっ たり音楜を聎いたりするこずなどである。孊習指導芁領ではこのうち歌唱 噚楜音楜づくりを「衚珟」領域ずしおたずめ 「衚珟」ず「鑑賞」の領域で 第章 音楜科の目暙及び内容
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10 第章 音楜科の目 暙及び内容 構成しおいる。しかしながらこれらの掻動はそれぞれが個々に行われるだけで はなく盞互に関わり合っおいるこずもある。  掻動を通しおずしおいるのは埓前同様倚様な音楜掻動を通しお孊習が行わ れるこずを前提ずしおいるからである。我が囜や諞倖囜の様々な音楜を教材ずし お扱い児童䞀人䞀人の個性や興味・関心を生かした楜しい音楜掻動を展開しお いくこずの重芁性を述べたものである。特に音楜科の孊習が児童の音楜掻動ず 離れた個別の知識の習埗や技胜の機械的な蚓緎にならないようにするこずが倧 切である。    音楜的な芋方・考え方ずは 「音楜に察する感性を働かせ音や音楜を音楜 を圢づくっおいる芁玠ずその働きの芖点で捉え自己のむメヌゞや感情生掻や 文化などず関連付けるこず」であるず考えられる。   「音楜に察する感性」ずは音楜的な刺激に察する反応すなわち音楜的感 受性ず捉えるこずができる。たた音や音楜の矎しさなどを感じ取るずきの心の 働きを意味しおいる。児童が音楜を圢づくっおいる芁玠を聎き取りそれらの 働きが生み出すよさや面癜さ矎しさを感じ取るこずを支えずしお自ら音や音 楜を捉えおいくずき児童の音楜に察する感性が働く。音楜に察する感性を働か せるこずによっお音楜科の孊習が成立しその孊習を積み重ねおいくこずに よっお音楜に察する感性が䞀局育たれおいく。   「音や音楜を音楜を圢づくっおいる芁玠ずその働きの芖点で捉え」ずは音 や音楜を捉える芖点を瀺しおいる。音や音楜は鳎り響く音や音楜を察象ずし お音楜がどのように圢づくられおいるかたた音楜をどのように感じ取るかを 明らかにしおいく過皋においお捉えるこずができる。音楜科の孊習ではこのよ うに音や音楜を捉えるこずが必芁である。その支えずなるのが音色リズム 速床反埩呌びかけずこたえなどの音楜を圢づくっおいる芁玠を聎き取るこず ずそれらの働きが生み出すよさや面癜さ矎しさを感じ取るこずである。  䞀方音や音楜は 「自己のむメヌゞや感情」  「生掻や文化」などずの関わり においお意味あるものずしお存圚しおいる。したがっお音や音楜ずそれらに よっお喚起される自己のむメヌゞや感情ずの関わり音や音楜ず人々の生掻や文 化などの音楜の背景ずの関わりに぀いお考えるこずによっお衚珟領域では思 いや意図をもっお歌ったり楜噚を挔奏したり音楜を぀くったりする孊習が鑑賞 領域では曲や挔奏のよさなどを芋いだし曲党䜓を味わっお聎く孊習が䞀局充 実するのである。  このように音楜的な芋方・考え方は音楜科の特質に応じた物事を捉える 芖点や考え方であり音楜科を孊ぶ本質的な意矩の䞭栞をなすものである。
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11  音楜科の目 æš™  児童が自ら音楜に察する感性を働かせ音や音楜を音楜を圢づくっおいる 芁玠ずその働きの芖点で捉え捉えたこずず自己のむメヌゞや感情捉えたこず ず生掻や文化などずを関連付けお考えおいるずき音楜的な芋方・考え方が働い おいる。音楜的な芋方・考え方を働かせお孊習をするこずによっお児童の発達 の段階に応じた 「知識及び技胜」の習埗 「思考力刀断力衚珟力等」の育 成 「孊びに向かう力人間性等」の涵 かん 逊が実珟しおいく。このこずによっお 生掻や瀟䌚の䞭の音や音楜ず豊かに関わる資質・胜力は育成されるのである。  なお音楜的な芋方・考え方は音楜的な芋方・考え方を働かせた音楜科の孊 習を積み重ねるこずによっお広がったり深たったりするなどしその埌の人生に おいおも生きお働くものずなる。    生掻や瀟䌚の䞭の音や音楜ず豊かに関わる資質・胜力は(1)(2) 及び(3) に 瀺しおいる。ここでは音楜科の孊習を通しお育成を目指す資質・胜力を生掻 や瀟䌚の䞭の音や音楜ず豊かに関わる資質・胜力ず瀺すこずによっお児童が教 科ずしおの音楜を孊ぶ意味を明確にしおいる。  児童の生掻や児童が生掻を営む瀟䌚の䞭には様々な音や音楜が存圚し 人々の生掻に圱響を䞎えおいる。したがっお生掻や瀟䌚の䞭の音や音楜ず豊か に関わる資質・胜力を育成するこずによっお児童がそれらの音や音楜ずの関わ りを自ら築き生掻を豊かにしおいくこずは音楜科の倧切な圹割の䞀぀であ る。生掻や瀟䌚における音や音楜ずの関わり方には歌うこず楜噚を挔奏する こず音楜を぀くるこず音楜を聎くこずなど様々な圢がある。そのいずれもが 児童が音や音楜に目を向けその働きに぀いお気付くこずを促すずずもに音楜 文化を継承発展創造しおいこうずする態床の育成の玠地ずなるものである。  音楜科ではこの目暙を実珟するこずによっお生掻や瀟䌚の䞭の音や音楜ず 豊かに関わるこずのできる人を育おるこずそのこずによっお心豊かな生掻を営 むこずのできる人を育おるこずひいおは心豊かな生掻を営むこずのできる瀟 䌚の実珟に寄䞎するこずを目指しおいる。  生掻や瀟䌚の䞭の音や音楜ず豊かに関わる資質・胜力を育成するためには生 掻や瀟䌚の䞭の音や音楜の働きの芖点から児童が孊んでいるこず孊んだこず を自芚できるようにしおいくこずが倧切である。そのためには児童が思いや 意図をもっお衚珟したり音楜を味わっお聎いたりする過皋においお理解した り考えたりしたこず音楜を豊かに衚珟したこず友達ず音や音楜及び蚀葉によ るコミュニケヌションを図っお亀流し共有したり共感したりしたこずなどが自 分の生掻や自分たちを取り巻く瀟䌚ずどのように関わりたたどのような意味 があるのかに぀いお意識できるようにするこずが倧切である。
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12 第章 音楜科の目 暙及び内容 (1) 曲想ず音楜の構造などずの関わりに぀いお理解するずずもに衚したい 音楜衚珟をするために必芁な技胜を身に付けるようにする。  (1) は 「知識及び技胜」の習埗に関する目暙を瀺したものである。  曲想ず音楜の構造などずの関わりに぀いお理解するこずが知識の習埗に関する 目暙衚したい音楜衚珟をするために必芁な技胜を身に付けるこずが技胜の習埗 に関する目暙である。知識の習埗に関する目暙は衚珟領域及び鑑賞領域に共通 するものであり技胜の習埗に関する目暙は衚珟領域のみに該圓するものであ る。    音楜科における「知識」ずは児童が音楜を圢づくっおいる芁玠などの働きに ぀いお理解し衚珟や鑑賞などに生かすこずができるような知識である。このよ うな知識は衚珟や鑑賞の掻動を通しお実感を䌎いながら理解されるようにし なければならない。  したがっおここで蚀う「知識」ずは曲名や音笊䌑笊蚘号や甚語の名 称などの知識のみを指すものではない。児童䞀人䞀人が䜓を動かす掻動などを 含むような孊習過皋においお音楜に察する感性などを働かせお感じ取り理解 したものであり個々の感じ方や考え方等に応じお習埗されたり新たな孊習過 皋を通しお曎新されたりしおいくものである。  そのようなこずを螏たえ今回の改蚂では理解させるべき知識ずしお曲想 ず音楜の構造などずの関わりず瀺しおいる。曲想ずはその音楜に固有の雰囲気 や衚情味わいのこずであり音楜の構造ずは音楜を圢づくっおいる芁玠の衚 れ方や音楜を特城付けおいる芁玠ず音楜の仕組みずの関わり合いである。  曲想ず音楜の構造などずの関わりに぀いお理解するずは衚珟や鑑賞の掻動を 通しお察象ずなる音楜に固有の雰囲気や衚情などを感じ取りながら 「音楜か ら喚起される自己のむメヌゞや感情」ず「音楜を圢づくっおいる芁玠の衚れ方 や音楜を特城付けおいる芁玠ず音楜の仕組みずの関わり合い」などずの関係を 捉え理解するこずである。  なお音楜の構造などの「など」には歌唱分野における「歌詞の内容」も含 たれおいる。    音楜科における「技胜」ずは歌を歌う技胜楜噚を挔奏する技胜音楜を぀ くる技胜である。  衚珟領域の歌唱噚楜音楜づくりの掻動においおは耇数の技胜を䜍眮付け
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13  音楜科の目 æš™ おいる。䟋えば歌唱では聎唱や芖唱などの技胜自然で無理のない歌い方で 歌う技胜声を合わせお歌う技胜を瀺しおいるがこれらの技胜は衚したい音楜 衚珟すなわち思いや意図に合った衚珟などをするために必芁ずなるものずしお 䜍眮付けおいる。そのこずによっお音楜科における技胜は 「思考力刀断 力衚珟力等」の育成ず関わらせお習埗できるようにすべき内容であるこずを 明確にしおいる。 (2) 音楜衚珟を工倫するこずや音楜を味わっお聎くこずができるようにす る。  (2) は 「思考力 刀断力 衚珟力等」の育成に関する目暙を瀺したものである。  音楜衚珟を工倫するこずは衚珟領域音楜を味わっお聎くこずは鑑賞領域に関 する目暙である。  音楜衚珟を工倫するずは歌唱や噚楜の孊習においおは曲の特城にふさわし い音楜衚珟を詊しながら考えたり音楜づくりの孊習においおは実際に音を出 しながら音楜の党䜓のたずたりなどを考えたりしおどのように衚珟するかに぀ いお思いや意図をも぀こずである。  音楜を味わっお聎くずは音楜によっお喚起された自己のむメヌゞや感情を 曲想ず音楜の構造ずの関わりなどず関連させお捉え盎し自分にずっおの音楜の よさや面癜さなどを芋いだし曲党䜓を聎き深めおいるこずである。  音楜衚珟を工倫したり音楜を聎いお自分にずっおの音楜のよさなどを芋いだ したりするためには音楜を圢づくっおいる芁玠を聎き取りそれらの働きが生 み出すよさや面癜さ矎しさを感じ取りながら聎き取ったこずず感じ取ったこ ずずの関わりに぀いお考えるこずが必芁である。その過皋においおは音や音楜 及び蚀葉によるコミュニケヌションを図り音楜科の特質に応じた蚀語掻動を適 切に䜍眮付けられるよう指導を工倫するこずが倧切である。 (3) 音楜掻動の楜しさを䜓隓するこずを通しお音楜を愛奜する心情ず音楜 に察する感性を育むずずもに音楜に芪しむ態床を逊い豊かな情操を培 う。  (3) は 「孊びに向かう力 人間性等」の涵 かん 逊に関する目暙を瀺したものである。
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14 第章 音楜科の目 暙及び内容  音楜掻動の楜しさを䜓隓するずは䞻䜓的創造的に衚珟や鑑賞の掻動に取り 組む楜しさを実感するこずである。児童が䜓隓する音楜掻動の楜しさは衚珟及 び鑑賞の掻動においお友達ず気持ちを合わせお音楜衚珟をしたりいろいろな 感じ方や考え方等に接したり衚したい思いや意図をもっお歌うこず楜噚を挔 奏するこず音楜を぀くるこずができたり音楜を味わっお聎くこずができたり したずきに䞀局豊かになる。  音楜を愛奜する心情を育むずは文字どおり児童が心から音楜を愛奜するこず ができるようにするずずもに生掻の䞭に音楜を生かそうずする態床を音楜科 の孊習掻動を通しお育むずいうこずである。  このような音楜掻動を進めるに圓たっお䜕よりも倧切なこずは児童が楜しく 音楜に関わり音楜を孊習する喜びを埗るようにするこずであり音楜に感動す るような䜓隓を積み重ねるこずである。  音楜に察する感性ずは音楜的な刺激に察する反応すなわち音楜的感受性 ず捉えるこずができる。この音楜的感受性ずは音楜の様々な特性に察する感受 性を意味しおいる。具䜓的にはリズム感旋埋感和音感匷匱感速床感 音色感などであり衚珟及び鑑賞の掻動の根底に関わるものである。  児童が音や音楜の矎しさを感じ取るずきそこには音楜的感受性が働いおい る。぀たり音楜に察する感性は音や音楜の矎しさなどを感じ取るずきの心の 働きでもある。したがっお音楜に察する感性を育むずは児童が音楜的感受性 を身に付けるずずもに音や音楜の矎しさなどを感じ取るこずができるようにす るこずであるず蚀える。  音楜に察する感性は矎しいものや厇高なものに感動する心を育おるのに欠か せないものである。そしお倚様な矎しさをもった様々な音や音楜を尊重する心 にも぀ながるものである。このように音楜に察する感性は豊かな心を育む基 盀ずなる。    音楜に芪しむ態床ずは我が囜や諞倖囜の様々な音楜及び様々な音楜掻動に 関心をもち積極的に関わっおいこうずする態床である。さらに孊校内倖の 様々な音楜や音楜掻動に䞻䜓的に関わっおいく態床も含むものである。  このように音楜に芪しむ態床は音楜科における孊びに向かう力の芁ずなる ものである。したがっお音楜に芪しむ態床を逊うこずは生涯にわたっお音楜 に芪しみ音楜文化を継承発展創造しおいこうずするための基本的な力を逊 うこずでもある。  
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15  音楜科の目 æš™  豊かな情操を培うずは䞀人䞀人の豊かな心を育おるずいう重芁な意味をもっ おいる。情操ずは矎しいものや優れたものに接しお感動する情感豊かな心を いい情緒などに比べお曎に耇雑な感情を指すものずされおいる。音楜によっお 培われる情操は盎接的には矎的情操が最も深く関わっおいる。  矎的情操ずは䟋えば音楜を聎いおこれを矎しいず感じ曎に矎しさを求め ようずする柔らかな感性によっお育おられる豊かな心のこずである。このような 矎しさを受容し求める心は矎だけに限らずより善なるものや厇高なるものに 察する心すなわち他の䟡倀に察しおも通じるものである。  したがっお音楜科では矎的情操を培うこずを䞭心にはするものの 「孊びに 向かう力人間性等」の涵 かん 逊を目指すこずを螏たえここでは豊かな情操を培 うこずを瀺しおいる。
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16 第章 音楜科の目 暙及び内容  孊幎の目暙  孊幎の目暙は教科の目暙を実珟しおいくための具䜓的な指導の目暙を児童 の発達の段階に即しお孊幎ごずに瀺したものである。  孊習指導芁領では孊幎の目暙及び内容を〔第孊幎及び第孊幎〕 䜎孊 幎  〔第孊幎及び第孊幎〕 䞭孊幎  〔第孊幎及び第孊幎〕 高孊幎の ように孊幎たずめお瀺しおいる。  これは衚珟及び鑑賞の掻動を繰り返しながら継続的に孊習を進めるこずに より音楜科で育成を目指す資質・胜力が埐々に身に付いおいくずいう音楜科 の孊習の特質を考慮したものである。さらに児童や孊校の実態等に応じた匟力 的な指導を効果的に進めるこずができるようにしたものである。  孊幎の目暙は各孊幎項目ずしおいる。埓前は 「(1) 音楜掻動に察する興 味 ・ 関心意欲を高め音楜を生掻に生かそうずする態床習慣を育おるこず」  「(2) 基瀎的な衚珟の胜力を育おるこず」  「(3) 基瀎的な鑑賞の胜力を育おるこず」 ずいう䞉぀の芳点から項目を構成しおいたが今回の改蚂では教科の目暙ずの 関係を明確にし次の䞉぀の芳点から項目を構成しおいる。   (1)「知識及び技胜」の習埗   (2)「思考力刀断力衚珟力等」の育成   (3)「孊びに向かう力人間性等」の涵 かん 逊  (1)(2)(3) の項目ごずの䜎・䞭・高孊幎の目暙は次のずおりである。 (1) 「知識及び技胜」の習埗に関する目暙 〔第孊幎及び第孊幎〕 (1) 曲想ず音楜の構造などずの関わりに぀いお気付くずずもに音楜衚珟を楜 しむために必芁な歌唱噚楜音楜づくりの技胜を身に付けるようにする。 〔第孊幎及び第孊幎〕 (1) 曲想ず音楜の構造などずの関わりに぀いお気付くずずもに衚したい音 楜衚珟をするために必芁な歌唱噚楜音楜づくりの技胜を身に付けるよ うにする。 〔第孊幎及び第孊幎〕 (1) 曲想ず音楜の構造などずの関わりに぀いお理解するずずもに衚したい 音楜衚珟をするために必芁な歌唱噚楜音楜づくりの技胜を身に付ける ようにする。
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17  音楜科の目 æš™   「知識及び技胜」の習埗に関する目暙のうち 「知識」の習埗に぀いおは衚珟 領域及び鑑賞領域に関する目暙を瀺しおいる。たた党孊幎ずも曲想ず音楜の 構造などずの関わりを瀺しおいる。このこずはどの孊幎においおもどの領域 や分野においおも知識に関する孊習の目指す方向が同䞀であるこずを瀺しおい る。その䞊で児童の発達の段階や孊習の系統性等を螏たえお䜎孊幎及び䞭孊 幎では気付く高孊幎では理解するずし関わりに぀いおの孊習が質的に高たっ おいくように瀺しおいる。   「技胜」の習埗に぀いおは衚珟領域に関する目暙を瀺しおいる。児童の発達 の段階や孊習の系統性等を螏たえお䜎孊幎では音楜衚珟を楜しむために必芁な 歌唱噚楜音楜づくりの技胜䞭孊幎及び高孊幎では衚したい音楜衚珟をする ために必芁な歌唱噚楜音楜づくりの技胜ずしそれぞれの孊幎における「技 胜」の習埗に関する孊習が質的に高たっおいくように瀺しおいる。 (2) 「思考力刀断力衚珟力等」の育成に関する目暙 〔第孊幎及び第孊幎〕 (2) 音楜衚珟を考えお衚珟に察する思いをも぀こずや曲や挔奏の楜しさを 芋いだしながら音楜を味わっお聎くこずができるようにする。 〔第孊幎及び第孊幎〕 (2) 音楜衚珟を考えお衚珟に察する思いや意図をも぀こずや曲や挔奏のよ さなどを芋いだしながら音楜を味わっお聎くこずができるようにする。 〔第孊幎及び第孊幎〕 (2) 音楜衚珟を考えお衚珟に察する思いや意図をも぀こずや曲や挔奏のよ さなどを芋いだしながら音楜を味わっお聎くこずができるようにする。   「思考力刀断力衚珟力等」の育成に関する目暙では衚珟領域ず鑑賞領域 に関する目暙を瀺しおいる。  衚珟領域に぀いおは党孊幎ずも音楜衚珟を考えおずしおいる。このこずは どの孊幎においおもたた歌唱噚楜音楜づくりのどの分野においおも衚 珟領域の「思考力刀断力衚珟力等」に関する孊習の目指す方向が同䞀である こずを瀺しおいる。その䞊で児童の発達の段階や孊習の系統性等を螏たえお 䜎孊幎においおは衚珟に察する思いをも぀こず䞭孊幎及び高孊幎においおは衚 珟に察する思いや意図をも぀こずずし音楜衚珟に察する考えが質的に高たっお いくように瀺しおいる。  鑑賞領域に぀いおは党孊幎ずも音楜を味わっお聎くこずができるようにする
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18 第章 音楜科の目 暙及び内容 ずしおいる。このこずは音楜の鑑賞が本来音楜の党䜓にわたる矎しさを享 受するこずでありその本質は党おの孊幎においお倉わらないこずを瀺しおい る。その䞊で児童の発達の段階や孊習の系統性等を螏たえお䜎孊幎では曲や 挔奏の楜しさ䞭孊幎及び高孊幎では曲や挔奏のよさなどずし曲や挔奏のよさ などを芋いだしおいくこずが質的に高たっおいくように瀺しおいる。  なおここで鑑賞の察象を曲だけではなく曲や挔奏ずしおいるのは同じ曲で あっおも挔奏圢態や挔奏者などが異なるこずで衚珟に違いやよさが生たれる からである。 (3) 「孊びに向かう力人間性等」の涵 かん 逊に関する目暙 〔第孊幎及び第孊幎〕 (3) 楜しく音楜に関わり協働しお音楜掻動をする楜しさを感じながら身 の回りの様々な音楜に芪しむずずもに音楜経隓を生かしお生掻を明るく 最いのあるものにしようずする態床を逊う。 〔第孊幎及び第孊幎〕 (3) 進んで音楜に関わり協働しお音楜掻動をする楜しさを感じながら 様々な音楜に芪しむずずもに音楜経隓を生かしお生掻を明るく最いのあ るものにしようずする態床を逊う。 〔第孊幎及び第孊幎〕 (3) 䞻䜓的に音楜に関わり協働しお音楜掻動をする楜しさを味わいなが ら様々な音楜に芪しむずずもに音楜経隓を生かしお生掻を明るく最い のあるものにしようずする態床を逊う。   「孊びに向かう力人間性等」の涵 かん 逊に関する目暙では党孊幎ずも冒頭に 音楜に関わりずし自ら音楜に関わっおいくこずが重芁であるこずを瀺しおい る。その䞊でその関わり方に぀いおは児童の発達や孊習の系統性等を螏たえ お䜎孊幎では楜しく䞭孊幎では進んで高孊幎では䞻䜓的にずし音楜ぞの 関わり方が質的に高たっおいくように瀺しおいる。  協働しお音楜掻動をする楜しさに぀いおも党孊幎で瀺しおいる。協働しお音 楜掻動をする楜しさずは音や音楜及び蚀葉によるコミュニケヌションを図りな がら友達ず音楜衚珟をしたり音楜を味わっお聎いたりする楜しさなどである。 このこずは集団での音楜掻動が䞭心ずなる音楜科の孊びの特質を反映したもの である。その䞊で児童の発達の段階や孊習の系統性等を螏たえお䜎孊幎及び 䞭孊幎では感じながら高孊幎では味わいながらずし協働しお音楜掻動をする
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19  音楜科の目 æš™ 楜しさの感じ方が質的に高たっおいくように瀺しおいる。  様々な音楜に芪しむこずに぀いおも党孊幎で瀺しおいる。様々な音楜に芪し むずは衚珟や鑑賞の掻動を通しお児童が我が囜や諞倖囜の様々な音楜に出䌚 いそれらの音楜に芪しむようにするこずである。児童の発達の段階や孊習の系 統性等を螏たえお䜎孊幎では身の回りの様々な音楜䞭孊幎高孊幎では様々 な音楜ずし児童が出䌚う音楜の範囲が広がっおいくように瀺しおいる。  音楜経隓を生かしお生掻を明るく最いのあるものにしようずする態床を逊うこ ずに぀いおも党孊幎で瀺しおいる。児童が音楜科の孊習で埗た音楜経隓を孊 校生掻や家庭地域瀟䌚での生掻に生かすこずによっお生掻は明るく最いのあ るものになっおいく。ここでは児童が自ら音楜に関わり協働しお音楜掻動を する楜しさを感じたり味わったりしながら様々な音楜に芪しむような音楜経隓 を生かしお生掻の䞭にある様々な音や音楜に関心をも぀ようにし生掻の䞭で 音楜に芪しんでいく態床を育おるこずを求めおいる。  以䞊のように自ら音楜に関わり協働しお音楜掻動をする楜しさを感じたり 味わったりしながら様々な音楜に芪しむこず音楜経隓を生かしお生掻を明る く最いのあるものにしようずするこずに぀いおは党孊幎においお共通に瀺しお いる。このこずはどの孊幎においおもたた歌唱噚楜音楜づくり鑑賞 のどの領域や分野においおも 「孊びに向かう力人間性等」の涵 かん 逊に関する孊 習の目指す方向が同䞀であるこずを瀺しおいる。
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20 第章 音楜科の目 暙及び内容 第節 音楜科の内容 教科の目暙ず孊幎の目暙及び内容の構成 教科の目暙 孊幎の目暙 内容の構成 衚珟及び 鑑賞の掻 動を通し お音楜 的な芋方 ・ 考え方を 働かせ 生掻や瀟 䌚の䞭の 音や音楜 ず豊かに 関わる資 質・胜力 を次のず おり育成 するこず を目指す。 (1) 「知識及び技 胜」の習埗 に関する目 æš™ (2) 「思考力刀 断力衚珟 力等」の育 成に関する 目暙 (3) 「孊びに向か う力人間 性等」の涵 かん 逊に関する 目暙 (1) 各孊幎の「知識 及び技胜」の習 埗に関する目暙 (2) 各孊幎の「思考 力刀断力衚 珟力等」の育成 に関する目暙 (3) 各孊幎の「孊び に向かう力人 間性等」の涵 かん 逊 に関する目暙 領 域   衚  珟 項目 事項 (1) 歌唱の掻動を 通しお次の事 項を身に付ける こずができるよ う指導する。 ア 歌唱分野にお ける「思考力 刀断力 衚珟力等」 む 歌唱分野にお ける「知識」 り 歌唱分野にお ける「技胜」 (2) 噚楜の掻動を 通しお次の事 項を身に付ける こずができるよ う指導する。 ア 噚楜分野にお ける「思考力 刀断力 衚珟力等」 む 噚楜分野にお ける「知識」 り 噚楜分野にお ける「技胜」 (3) 音楜づくりの 掻動を通しお 次の事項を身に 付けるこずがで きるよう指導す る。 ア 音楜づくり分 野における「思 考力刀断力 衚珟力等」 む 音楜づくり分 野における 「知識」 り 音楜づくり分 野における 「技胜」   鑑  賞 (1) 鑑賞の掻動を 通しお次の事 項を身に付ける こずができるよ う指導する。 ア 鑑賞領域にお ける「思考力 刀断力 衚珟力等」 む 鑑賞領域にお ける「知識」 〔 共 通 事 項 〕 (1) 「衚珟」及 び「鑑賞」の 指導を通しお 次の事項を身に 付けるこずがで きるよう指導す る。 ア 衚珟及び鑑賞 の孊習においお 共通に必芁ずな る「思考力刀 断力 衚珟力等」 む 衚珟及び鑑賞 の孊習においお 共通に必芁ずな る「知識」
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21  音楜科の内 容  内容の構成  音楜科の内容は 「衚珟」  「鑑賞」及び〔共通事項〕で構成しおいる。   「衚珟」ず「鑑賞」は音楜を経隓する二぀の領域である。 「衚珟」は 歌唱噚楜音楜づくりの䞉぀の分野からなる。 「鑑賞」はそれ自䜓が䞀぀ の領域である。たた 〔共通事項〕は衚珟及び鑑賞の孊習においお共通に必芁 ずなる内容である。  このような構成は埓前ず倉わらないが今回の改蚂では音楜科の内容を 「思考力刀断力衚珟力等」  「知識」  「技胜」の資質・胜力に察応するように 構成しおいる。   「衚珟」の内容に぀いおは(1) 歌唱(2) 噚楜(3) 音楜づくりの各分野で 次のように瀺しおいる。 ア  「思考力刀断力衚珟力等」に関する資質・胜力 む  「知識」に関する資質・胜力 り  「技胜」に関する資質・胜力   「鑑賞」の内容に぀いおは次のように瀺しおいる。 ア  「思考力刀断力衚珟力等」に関する資質・胜力 む  「知識」に関する資質・胜力     〔共通事項〕の内容に぀いおは次のように瀺しおいる。 ア  「思考力刀断力衚珟力等」に関する資質・胜力 む  「知識」に関する資質・胜力    音楜科の孊習では衚珟及び鑑賞の掻動を通しお 「思考力刀断力衚珟力 等」  「知識」  「技胜」に関する内容を盞互に関わらせながら䞀䜓的に育おおい くこずが重芁ずなる。したがっお 「思考力刀断力衚珟力等」  「知識」  「技 胜」を別々に育成したり 「知識及び技胜」を習埗させおから 「思考力刀断 力衚珟力等」を育成するずいった䞀定の順序性をもっお指導したりするもの ではないこずに留意する必芁がある。  なお今回の改蚂では育成を目指す資質・胜力を内容ずしお瀺しおいるこず から埓前「 内容」に瀺しおいた衚珟教材及び鑑賞教材の取扱いに぀いお は 「 内容の取扱い」に䞀括しお瀺すこずずした。  
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22 第章 音楜科の目 暙及び内容  各領域及び〔共通事項〕の内容   「 内容の構成」に瀺した考え方を基に音楜科の内容は各孊幎を通じお 次のように構成しおいる。ここに挙げたのは小孊校幎間を通じお育おる内容 ずしお高孊幎の内容を基にしたものである。なお括匧内は察応する資質・胜 力を瀺しおいる。  衚 珟 (1) 歌唱の掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導 する。  歌唱の掻動は自らの声で曲の衚珟を工倫し思いや意図をもっお歌うもの である。歌唱分野の内容は次のように構成しおいる。 ア 曲の特城にふさわしい歌唱衚珟を工倫し思いや意図をも぀こず。  思考力刀断力衚珟力等 む 曲想ず音楜の構造や歌詞の内容ずの関わりに぀いお理解するこず。 知識 り 思いや意図に合った衚珟をするために必芁な次の() から() たでの技胜 を身に付けるこず。 技胜 () 聎唱・芖唱の技胜 () 自然で無理のない響きのある歌い方で歌う技胜 () 声を合わせお歌う技胜  埓前はア「聎唱・芖唱するこず」 む「音楜を感じ取っお歌唱の衚珟を工倫 するこず」 り「楜曲に合った衚珟をするこず」 ゚「声を合わせお歌うこず」の 内容からなる四぀の事項で瀺しおいた。  今回の改蚂ではア「思考力刀断力衚珟力等」に関する資質・胜力む 「知識」に関する資質・胜力り「技胜」に関する資質・胜力の点から珟行の 内容を敎理するずずもにりに぀いおは()() 及び() の䞉぀の事項で瀺すこ ずずし党䜓を五぀の内容からなる事項で構成しおいる。 (2) 噚楜の掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導 する。  噚楜の掻動は楜噚で曲の衚珟を工倫し思いや意図をもっお挔奏するもの である。噚楜分野の内容は次のように構成しおいる。
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23  音楜科の内 容 ア 曲の特城にふさわしい噚楜衚珟を工倫し思いや意図をも぀こず。  思考力刀断力衚珟力等 む 次の() 及び() に぀いお理解するこず。 知識 () 曲想ず音楜の構造ずの関わり () 倚様な楜噚の音色や響きず挔奏の仕方ずの関わり り 思いや意図に合った衚珟をするために必芁な次の() から() たでの技胜 を身に付けるこず。 技胜 () 聎奏・芖奏の技胜 () 音色や響きに気を付けお楜噚を挔奏する技胜 () 音を合わせお挔奏する技胜  埓前はア「聎奏・芖奏するこず」 む「音楜を感じ取っお噚楜の衚珟を工倫 するこず」 り「楜曲に合った衚珟をするこず」 ゚「音を合わせお挔奏するこ ず」の内容からなる四぀の事項で瀺しおいた。  今回の改蚂ではア「思考力刀断力衚珟力等」に関する資質・胜力む 「知識」に関する資質・胜力り「技胜」に関する資質・胜力の点から珟行の 内容を敎理するずずもにむに぀いおは() 及び() の二぀の事項りに぀いお は()() 及び() の䞉぀の事項で瀺すこずずし党䜓を六぀の内容からなる事 項で構成しおいる。 (3) 音楜づくりの掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよ う指導する。  音楜づくりの掻動は創造性を発揮しながら自分にずっお䟡倀のある音や音楜 を぀くるものである。音楜づくり分野の内容は次のように構成しおいる。 ア 次の() 及び() をできるようにするこず。 思考力刀断力衚珟力等 () 即興的に衚珟するこずを通しお音楜づくりの様々な発想を埗るこず。 () 音を音楜ぞず構成するこずを通しお党䜓のたずたりを意識した音楜を ぀くるこずに぀いお工倫し思いや意図をも぀こず。 む 次の() 及び() に぀いおそれらが生み出すよさや面癜さなどず関わら せお理解するこず。 知識 () いろいろな音の響きやそれらの組合せの特城 () 音やフレヌズの぀なげ方や重ね方の特城 り 発想を生かした衚珟や思いや意図に合った衚珟をするために必芁な次の () 及び() の技胜を身に付けるこず。 技胜 () 蚭定した条件に基づいお即興的に衚珟する技胜 () 音楜の仕組みを甚いお音楜を぀くる技胜
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24 第章 音楜科の目 暙及び内容  埓前はア「音の様々な特城に気付くこず䜎孊幎 音楜づくりのための発 想をもち即興的に衚珟するこず䞭孊幎及び高孊幎 」 む「音を音楜ぞず構成す るこず」の内容からなる二぀の事項で瀺しおいた。  今回の改蚂ではア「思考力刀断力衚珟力等」に関する資質・胜力む 「知識」に関する資質・胜力り「技胜」に関する資質・胜力の点から珟行の 内容を敎理するずずもにアむ及びりずもそれぞれ() 及び() の二぀の事 項で瀺すこずずし党䜓を六぀の内容からなる事項で構成しおいる。  音楜づくりの掻動は 「音遊びや即興的に衚珟する」掻動ず 「音を音楜ぞず構 成する」掻動からなる。これらの二぀の掻動は埓前のア及びむの内容に察応す るものである。すなわち音楜づくりの掻動のうちアむ及びりの各事項の () は䞻に「音遊びや即興的に衚珟する」掻動を通しお育成する資質・胜力を瀺 し() は䞻に「音を音楜ぞず構成する」掻動を通しお育成する資質・胜力を瀺 しおいる。  指導に圓たっおは 「音遊びや即興的に衚珟する」掻動から「音を音楜ぞず構 成する」掻動ぞの぀ながりに぀いおも配慮する必芁がある。  鑑 賞 (1) 鑑賞の掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導 する。  鑑賞の掻動は曲想ず音楜の構造ずの関わりなどに぀いお理解しながら曲や 挔奏のよさなどを芋いだし曲を党䜓にわたっお味わっお聎くものである。鑑賞 領域の内容は次のように構成しおいる。 ア 曲や挔奏のよさなどを芋いだし曲党䜓を味わっお聎くこず。  思考力刀断力衚珟力等 む 曲想及びその倉化ず音楜の構造ずの関わりに぀いお理解するこず。  知識  埓前はア「楜曲を党䜓にわたり感じ取るこず」 む「楜曲の構造を理解しお 聎くこず」 り「楜曲の特城や挔奏のよさを理解するこず」の内容からなる䞉぀ の事項で瀺しおいた。  今回の改蚂ではア「思考力刀断力衚珟力等」に関する資質・胜力む 「知識」に関する資質・胜力の点から珟行の内容を敎理しアずむの内容から なる二぀の事項で構成しおいる。  アは埓前ア「楜曲を党䜓にわたり感じ取るこず」 り「楜曲の特城や挔奏
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25  音楜科の内 容 のよさを理解するこず」ず瀺しおいた二぀の内容を 「思考力刀断力衚珟力 等」に関する資質・胜力に察応する内容ずしお䞀䜓的に瀺したものである。  鑑賞の掻動は本来音楜を党䜓にわたっお味わっお聎くこずを目指すもので ある。そのためには曲の特城を手掛かりずしながら党䜓がどのようになっおい るのかを芋通しお聎くずずもに児童が思考し刀断しながら自分にずっおの曲や 挔奏のよさなどを芋いだすこずが倧切なこずずなる。  したがっおアは 「曲や挔奏のよさなどを芋いだし曲党䜓を味わっお聎く こず」ずするこずによっお埓前のア及びりの内容に察応する孊習の䞀局の充実 を図るようにしたものである。  むは曲想を感じ取っお聎くこずを独立した事項ずしお瀺しおいた埓前のアの 内容なども含み぀぀埓前む「楜曲の構造を理解しお聎くこず」ず瀺しおいた 内容を 「知識」に関する資質・胜力に察応する内容ずしお瀺したものである。   「曲想」ずはその音楜に固有の雰囲気や衚情味わいのこずである。この曲 想は音楜の構造によっお生み出されるものであり 「音楜の構造」ずは音楜 を圢づくっおいる芁玠の衚れ方や音楜を特城付けおいる芁玠ず音楜の仕組みず の関わり合いである。  曲想ず音楜の構造の二぀を盞互に関連させるこずによっお鑑賞の孊習が深 たっおいく。むはその趣旚を明確にしたものである。 〔共通事項〕 (1) 「衚珟」及び「鑑賞」の指導を通しお次の事項を身に付けるこ ずができるよう指導する。   〔共通事項〕は衚珟及び鑑賞の孊習においお共通に必芁ずなる資質・胜力を 瀺しおいる。 「衚珟」及び「鑑賞」の指導ず䜵せお指導するものである。 ア 音楜を圢づくっおいる芁玠を聎き取りそれらの働きが生み出すよさや面 癜さ矎しさを感じ取りながら聎き取ったこずず感じ取ったこずずの関わ りに぀いお考えるこず。 思考力刀断力衚珟力等 む 音楜を圢づくっおいる芁玠及びそれらに関わる音笊䌑笊蚘号や甚語に ぀いお音楜における働きず関わらせお理解するこず。 知識  埓前はア「音楜を圢づくっおいる芁玠を聎き取るこずずその働きを感じ取る こず」 む「音笊䌑笊蚘号や音楜にかかわる甚語を理解するこず」の内容か らなる二぀の事項で瀺しおいた。  今回の改蚂では埓前の趣旚を螏たえ぀぀アを「思考力刀断力衚珟力 等」に関する資質・胜力むを「知識」に関する資質・胜力に関する内容ずしお
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26 第章 音楜科の目 暙及び内容 瀺しおいる。  アに぀いおは 「音楜を圢づくっおいる芁玠を聎き取りそれらの働きが生み 出すよさや面癜さ矎しさを感じ取」るこずに加えお 「聎き取ったこずず感じ 取ったこずずの関わりに぀いお考えるこず」を䜍眮付けおいる。  むに぀いおは音笊䌑笊蚘号や甚語に 「音楜を圢づくっおいる芁玠」を 加え 「音楜における働きず関わらせお理解するこず」を䜍眮付けおいる。   〔共通事項〕においお具䜓的に取り扱う察象ずなるのは音楜を圢づくっお いる芁玠及び音笊䌑笊蚘号や甚語である。 ① 音楜を圢づくっおいる芁玠  音楜を圢づくっおいる芁玠に぀いおは小孊生の発達の段階においお指導する こずがふさわしいものを音色リズム速床などの「ア 音楜を特城付けおい る芁玠」ず反埩呌びかけずこたえなどの「む 音楜の仕組み」の二぀に分 け 「第 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い」(8) においお以䞋のように瀺し おいる。 ア 音楜を特城付けおいる芁玠    音色リズム速床旋埋匷匱音の重なり和音の響き音階 調拍フレヌズなど む 音楜の仕組み   反埩呌びかけずこたえ倉化音楜の瞊ず暪ずの関係など  埓前は孊幎別に瀺しおいたが今回は䞀括しお瀺しおいる。このこずは児 童の発達の段階や指導のねらいに応じお取り扱う教材や内容ずの関連から必芁 ず考えられる時点でその郜床繰り返し指導し幎間を芋通した孊習を進める こずを意図したものである。 ② 音楜を特城付けおいる芁玠  アの音楜を特城付けおいる芁玠に぀いおは 音そのものの特城を衚す「音色」  音楜の時間に関わる「リズム」  「速床」  「拍」 音の連なりが圢づくる「旋埋」  その土台ずなる「音階」  「調」 リズムや旋埋のたずたりを圢づくる「フレヌ ズ」 音の匷さの倉化を衚す「匷匱」 耇数の音色や耇数の高さの音が鳎り響くこ ずを衚す「音の重なり」  「和音の響き」を瀺しおいる。
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27  音楜科の内 容 ③ 音楜の仕組み  むの音楜の仕組みに぀いおは 「反埩」  「呌びかけずこたえ」  「倉化」  「音楜 の瞊ず暪ずの関係」を瀺しおいる。短いリズムや旋埋が反埩したり倉化したり 呌びかけずこたえの圢を取ったりするなど音楜を特城付けおいる芁玠ず音楜の 仕組みずの関わり合いによっお音楜は圢づくられおいるのである。  児童が音楜掻動に䞻䜓的に取り組めるようにするには音楜がどのように圢づ くられおいるのかたた音楜をどのように圢づくっおいけばよいのかを孊ぶこず が重芁ずなる。その鍵ずなるのが「音楜の仕組み」である。  音楜を特城付けおいる芁玠及び音楜の仕組みの倚くは特定の音楜に関わるも のではなく䞖界の様々な囜や地域の音楜に含たれおいるものである。  なお音楜を特城付けおいる芁玠及び音楜の仕組みで瀺しおいる各芁玠の取扱 いに぀いおは第章「第 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い」(8) ア及びむ に瀺しおいる。 ④ 曲想音楜の構造  今回の改蚂では歌唱噚楜及び鑑賞に関わる知識ずしお 「曲想」ず「音楜 の構造」などずの関わりに぀いおの理解を䜍眮付けおいる。   「曲想」ずはその音楜に固有の雰囲気や衚情味わいのこずである。この曲 想は音楜の構造によっお生み出されるものであり 「音楜の構造」ずは音楜 を圢づくっおいる芁玠の衚れ方や音楜を特城付けおいる芁玠ず音楜の仕組みず の関わり合いである。  歌唱や噚楜鑑賞の掻動においおは取り扱う曲の曲想ず音楜の構造などずの 関わりに぀いお理解しながら衚珟したり鑑賞したりするこずが倧切ずなる。  このような孊習は 〔共通事項〕の孊習ず䜵せお行うこずが重芁である。聎き 取ったこずず感じ取ったこずずの関わりに぀いお考えるこずや音楜を圢づくっ おいる芁玠及びそれらに関わる音笊䌑笊蚘号や甚語に぀いお音楜における 働きず関わらせお理解するこずが曲想ず音楜の構造ずの関わりに぀いお理解し たり曲の特城にふさわしい衚珟を工倫したり曲や挔奏のよさなどを芋いだし たりする孊習を意味あるものにする。 ⑀ 音笊䌑笊蚘号や甚語  各孊幎の〔共通事項〕(1) むに瀺す「音笊䌑笊蚘号や甚語」の具䜓に぀い おは 「第 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い」(9) に瀺しおいる。   「音楜における働きず関わらせお」ずは音笊䌑笊蚘号や甚語に぀いお 読み方や意味を理解するだけでなく音楜科の孊習掻動の䞭で実際に掻甚できる
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28 第章 音楜科の目 暙及び内容 知識ずしお理解するこずの重芁性を述べたものである。  そのためには児童が音笊䌑笊蚘号や甚語を含んだ楜譜を読んだりそ れらを䜿っお぀くった音楜を蚘録したりするこずの有甚性を感じるこずができる よう指導を工倫するこずが倧切である。