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60 第章 各孊幎の目 暙及び内容 () 星の明るさや色に着目しおそれらを比范しながら星の明るさや色の違 いを調べる。これらの掻動を通しお星の特城に぀いおの問題を芋いだし 衚珟するずずもに空には明るさの違う星があるこず星には青癜い色や 赀い色など色の違いがあるこずを捉えるようにする。 () 星の䜍眮の倉化ず時間の経過に着目しおそれらを関係付けお朚や建物 など地䞊の物を目印にしお星の䜍眮の倉化を調べる。これらの掻動を通し お星の䞊び方や䜍眮の倉化に぀いお既習の内容や生掻経隓を基に根拠 のある予想や仮説を発想し衚珟するずずもに明るく茝く星をいく぀か結 んで䜕かの圢に衚すず星の集たりを぀くるこずができこれらの星の集たり は時間の経過に䌎っお䞊び方は倉わらないが䜍眮が倉化しおいるこずを捉 えるようにする。  ここでの指導に圓たっおは移動教宀や宿泊を䌎う孊習の機䌚を生かしお実 際に月や星を芳察する機䌚を倚くも぀ようにし倜空に茝く無数の星に察する豊 かな心情ず倩䜓に察する興味・関心をも぀ようにする。その際方䜍磁針を甚い お方䜍の確認をしたり芳察の時間間隔を䞀定にしたりしお決めた堎所で月や 星の䜍眮の倉化を芳察する方法が身に付くようにする。たた孊校では芳察がで きない時間垯の月や星の䜍眮の倉化に぀いおは映像や暡型プラネタリりムな どを掻甚するこずが考えられる。  なお倜間の芳察の際には安党を第䞀に考え事故防止に配慮するように指 導する。
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61  第孊幎の 目暙及び内 容 第節 第孊幎の目暙及び内容  第孊幎の目暙 (1) 物質・゚ネルギヌ ① 物の溶け方振り子の運動電流が぀くる磁力に぀いおの理解を図 り芳察実隓などに関する基本的な技胜を身に付けるようにする。 ② 物の溶け方振り子の運動電流が぀くる磁力に぀いお远究する䞭 で䞻に予想や仮説を基に解決の方法を発想する力を逊う。 ③ 物の溶け方振り子の運動電流が぀くる磁力に぀いお远究する䞭 で䞻䜓的に問題解決しようずする態床を逊う。 (2) 生呜・地球 ① 生呜の連続性流れる氎の働き気象珟象の芏則性に぀いおの理解 を図り芳察実隓などに関する基本的な技胜を身に付けるようにす る。 ② 生呜の連続性流れる氎の働き気象珟象の芏則性に぀いお远究す る䞭で䞻に予想や仮説を基に解決の方法を発想する力を逊う。 ③ 生呜の連続性流れる氎の働き気象珟象の芏則性に぀いお远究す る䞭で生呜を尊重する態床や䞻䜓的に問題解決しようずする態床を 逊う。  第孊幎の目暙は自然の事物・珟象に぀いお理科の芋方・考え方を働か せ問題を远究する掻動を通しお物の溶け方振り子の運動電流が぀くる磁 力生呜の連続性流れる氎の働き気象珟象の芏則性に぀いおの理解を図り 芳察実隓などに関する基本的な技胜を身に付けるようにするずずもに問題解 決の力や生呜を尊重する態床䞻䜓的に問題解決しようずする態床を逊うこずで ある。  特に本孊幎では孊習の過皋においお自然の事物・珟象から芋いだした問 題に぀いおの予想や仮説を基に解決の方法を発想するずいった問題解決の力を 育成するこずに重点が眮かれおいる。 (1) 「物質・゚ネルギヌ」に関わる目暙  本区分では物の溶け方振り子の運動電流が぀くる磁力に぀いおの理解を
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62 第章 各孊幎の目 暙及び内容 図り芳察実隓などに関する基本的な技胜を身に付けるようにするずずもに 䞻に予想や仮説を基に解決の方法を発想するずいった問題解決の力や䞻䜓的に 問題解決しようずする態床を逊うこずが目暙である。  ここでは 「粒子」に぀いおの基本的な抂念等を柱ずした内容ずしお 「(1) 物の溶け方」を蚭定する。 「(1) 物の溶け方」に぀いおは物が氎に溶ける量 や様子に着目しお氎の枩床や量などの条件を制埡しながら調べ物の溶け方の 芏則性を捉えるようにする。  たた 「゚ネルギヌ」に぀いおの基本的な抂念等を柱ずした内容ずしお 「 (2) 振り子の運動」  「(3) 電流が぀くる磁力」を蚭定する。 「(2) 振り子の運 動」に぀いおは振り子が埀埩する時間に着目しおおもりの重さや振り子の 長さなどの条件を制埡しながら調べ振り子の運動の芏則性を捉えるようにす る。 「(3) 電流が぀くる磁力」に぀いおは電流の倧きさや向きコむルの巻 数などに着目しおそれらの条件を制埡しながら調べ電流が぀くる磁力に぀い お捉えるようにする。 (2) 「生呜・地球」に関わる目暙  本区分では生呜の連続性流れる氎の働き気象珟象の芏則性に぀いおの理 解を図り芳察実隓などに関する基本的な技胜を身に付けるようにするずずも に䞻に予想や仮説を基に解決の方法を発想するずいった問題解決の力や生呜 を尊重する態床䞻䜓的に問題解決しようずする態床を逊うこずが目暙である。  ここでは 「生呜」に぀いおの基本的な抂念等を柱ずした内容ずしお 「(1) 怍物の発芜成長結実」  「(2) 動物の誕生」を蚭定する。 「(1) 怍物の発 芜成長結実」に぀いおは怍物の発芜成長及び結実の様子に着目しおそ れらに関わる条件を制埡しながら調べ怍物の育ち方を捉えるようにする。 「 (2) 動物の誕生」に぀いおは魚を育おたり人の発生に぀いおの資料を掻甚した りする䞭で卵や胎児の様子に着目しお時間の経過ず関係付けお調べ動物の 発生や成長に぀いお捉えるようにする。  たた 「地球」に぀いおの基本的な抂念等を柱ずした内容ずしお 「(3) 流れ る氎の働きず土地の倉化」  「(4) 倩気の倉化」を蚭定する。 「(3) 流れる氎の 働きず土地の倉化」に぀いおは流れる氎の速さや量に着目しおそれらの条件 を制埡しながら調べ流れる氎の働きず土地の倉化を捉えるようにする。 「(4) 倩気の倉化」に぀いおは雲の量や動きに着目しおそれらず倩気の倉化ずを関 係付けお調べ倩気の倉化の仕方を捉えるようにする。
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63  第孊幎の 目暙及び内 容  第孊幎の内容  物質・゚ネルギヌ (1) 物の溶け方  物の溶け方に぀いお溶ける量や様子に着目しお氎の枩床や量など の条件を制埡しながら調べる掻動を通しお次の事項を身に付けるこず ができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に 付けるこず。 () 物が氎に溶けおも氎ず物ずを合わせた重さは倉わらないこず。 () 物が氎に溶ける量には限床があるこず。 () 物が氎に溶ける量は氎の枩床や量溶ける物によっお違うこず。 たたこの性質を利甚しお溶けおいる物を取り出すこずができる こず。 む 物の溶け方に぀いお远究する䞭で物の溶け方の芏則性に぀いおの 予想や仮説を基に解決の方法を発想し衚珟するこず。 内容の取扱い (2) 内容の「物質・゚ネルギヌ」の(1) に぀いおは氎溶液の䞭で は溶けおいる物が均䞀に広がるこずにも觊れるこず。  本内容は第孊幎「(1) 物ず重さ」の孊習を螏たえお 「粒子」に぀いお の基本的な抂念等を柱ずした内容のうちの「粒子の保存性」に関わるものであ り第孊幎「(2) 氎溶液の性質」の孊習に぀ながるものである。  ここでは児童が物が氎に溶ける量や様子に着目しお氎の枩床や量などの 条件を制埡しながら物の溶け方の芏則性を調べる掻動を通しおそれらに぀い おの理解を図り芳察実隓などに関する技胜を身に付けるずずもに䞻に予想 や仮説を基に解決の方法を発想する力や䞻䜓的に問題解決しようずする態床を 育成するこずがねらいである。 () 物が氎に溶ける量や党䜓の量に着目しお溶かす前の物の重さに氎の重さ を加えた党䜓の重さず溶かした埌の氎溶液の重さの倉化を比范しながら調 べる。これらの掻動を通しお溶けた物の行方に぀いおの予想や仮説を基
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64 第章 各孊幎の目 暙及び内容 に解決の方法を発想し衚珟するずずもに物が氎に溶けおもなくなら ず氎ず物ずを合わせた重さは倉わらないこずを捉えるようにする。 () 物が氎に溶ける量に着目しお氎の枩床や量ずいった条件を制埡しなが ら氎に物を溶かしたずきの物の溶ける量を調べる。これらの掻動を通し お物の溶け方のきたりに぀いおの予想や仮説を基に解決の方法を発想 し衚珟するずずもに物が䞀定量の氎に溶ける量には限床があるこずを捉 えるようにする。 () 物が氎に溶ける量に着目しお氎の枩床や量ずいった条件を制埡しなが ら物の溶ける量やその倉化を調べる。これらの掻動を通しお物の溶け方 のきたりに぀いおの予想や仮説を基に解決の方法を発想し衚珟するずず もに䞀定量の氎を加熱したずきの物の溶ける様子から氎溶液の枩床が䞊 昇するず溶ける量も増えるこずや高い枩床で物を溶かした氎溶液を冷や すず溶けた物が出おくるこずを捉えるようにする。たた氎の枩床を䞀定 にしお氎の量を増やしたずきの物の溶ける量の倉化から氎の量が増える ず溶ける量も増えるこずや溶けた物は氎溶液の䞭に存圚するこずから氎 溶液の氎を蒞発させるず溶けた物が出おくるこずなどを捉えるようにす る。さらにそれらの実隓を耇数の物を䜿っお行い物が氎に溶ける量やそ の倉化は溶かす物によっお違うこずを捉えるようにする。  ここで扱う察象ずしおは氎の枩床や溶かす物の違いによっお溶ける量の違 いが顕著に芳察できるように氎の枩床によっお溶ける量の倉化が倧きい物ず倉 化が小さい物を甚いるこずが考えられる。たた加熱によっお分解しにくく安 党性の高い物を扱うようにする。  ここでの指導に圓たっおは䟋えば有色の物を溶かしたずき色が氎溶液党 䜓に均䞀に広がるこずから溶けおいる物が均䞀に広がるこずにも觊れるように する。たた物が氎に溶けおも氎ず物を合わせた重さは倉わらないこずに぀い お定量的な実隓を通しお捉えるようにするこずが考えられる。さらに物が溶 けるずいうこずを図や絵などを甚いお衚珟したり 「氎溶液」ずいう蚀葉を䜿 甚しお説明したりするなど物の溶け方に぀いお考えたり説明したりする掻動 の充実を図るようにする。  日垞生掻ずの関連ずしお氎や湯に物を溶かした経隓を想起させるこずが考え られる。  なお実隓を行う際にはメスシリンダヌや電子おんびんろ過噚具加熱噚 具枩床蚈などの噚具の適切な操䜜に぀いお安党に配慮するように指導する。
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65  第孊幎の 目暙及び内 容 (2) 振り子の運動  振り子の運動の芏則性に぀いお振り子が埀埩する時間に着目し おおもりの重さや振り子の長さなどの条件を制埡しながら調べる掻動 を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に 付けるこず。 () 振り子が埀埩する時間はおもりの重さなどによっおは倉わら ないが振り子の長さによっお倉わるこず。 む 振り子の運動の芏則性に぀いお远究する䞭で振り子が埀埩する 時間に関係する条件に぀いおの予想や仮説を基に解決の方法を発想 し衚珟するこず。  本内容は第孊幎「(2) 颚ずゎムの力の働き」の孊習を螏たえお 「゚ネ ルギヌ」に぀いおの基本的な抂念等を柱ずした内容のうちの「゚ネルギヌの捉え 方」に関わるものであり第孊幎「(3) おこの芏則性」の孊習に぀ながるも のである。  ここでは児童が振り子が埀埩する時間に着目しおおもりの重さや振り 子の長さなどの条件を制埡しながら振り子の運動の芏則性を調べる掻動を通し おそれらに぀いおの理解を図り芳察実隓などに関する技胜を身に付けるず ずもに䞻に予想や仮説を基に解決の方法を発想する力や䞻䜓的に問題解決し ようずする態床を育成するこずがねらいである。 () 振り子が埀埩する時間に着目しおおもりの重さ振り子の長さ振れ 幅などの条件を制埡しながら振り子が埀埩する時間を倉化させる条件を 調べる。これらの掻動を通しお振り子の運動の芏則性に぀いおの予想や仮 説を基に解決の方法を発想し衚珟するずずもに振り子が埀埩する時 間はおもりの重さなどによっおは倉わらないが振り子の長さによっお倉 わるこずを捉えるようにする。  ここでの指導に圓たっおは振り子の長さや振れ幅を䞀定にしおおもりの重さ を倉えるなど倉える条件ず倉えない条件を制埡しながら実隓を行うこずによっ お実隓の結果を適切に凊理し考察するこずができるようにする。その際振 れ幅が極端に倧きくならないように適切な振れ幅で実隓を行うようにする。た た振り子の長さは糞などを぀るした䜍眮からおもりの重心たでであるこずに留 意する。さらに䌞びの少ない糞などを甚いるこずやおもりの数を増やしお実 隓するずきにおもりを䞋に぀なげお぀るすず振り子の長さも倉わっおしたうこ
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66 第章 各孊幎の目 暙及び内容 ずがあるこず枬定䞭の振れ幅の枛少ができるだけ小さい振り子を䜿甚するこず などに留意する必芁がある。  他教科等ずの関連ずしお実隓を耇数回行いその結果を凊理する際には算 数科の孊習ず関連付けお適切に凊理できるようにする。 (3) 電流が぀くる磁力  電流が぀くる磁力に぀いお電流の倧きさや向きコむルの巻数など に着目しおそれらの条件を制埡しながら調べる掻動を通しお次の事 項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に 付けるこず。 () 電流の流れおいるコむルは鉄心を磁化する働きがあり電流の 向きが倉わるず電磁石の極も倉わるこず。 () 電磁石の匷さは 電流の倧きさや導線の巻数によっお倉わるこず。 む 電流が぀くる磁力に぀いお远究する䞭で電流が぀くる磁力の匷さ に関係する条件に぀いおの予想や仮説を基に解決の方法を発想し 衚珟するこず。  本内容は第孊幎「(3) 電流の働き」の孊習を螏たえお 「゚ネルギヌ」 に぀いおの基本的な抂念等を柱ずした内容のうちの「゚ネルギヌの倉換ず保存」 に関わるものであり第孊幎「(4) 電気の利甚」の孊習に぀ながるものであ る。  ここでは児童が電流の倧きさや向きコむルの巻数などに着目しおこれ らの条件を制埡しながら電流が぀くる磁力を調べる掻動を通しおそれらに぀ いおの理解を図り芳察実隓などに関する技胜を身に付けるずずもに䞻に予 想や仮説を基に解決の方法を発想する力や䞻䜓的に問題解決しようずする態床 を育成するこずがねらいである。 () 電流の倧きさや向きに着目しお電磁石ず磁石ずを比范しながら電磁石 の性質を調べる。これらの掻動を通しお電流が぀くる磁力に぀いおの予想 や仮説を基に解決の方法を発想し衚珟するずずもに電流には磁力を発 生させ鉄心を磁化させる働きがあり電流の向きが倉わるず電磁石の極 も倉わるこずを捉えるようにする。 () 電流の倧きさやコむルの巻数などに着目しお電流の倧きさや導線の長 さコむルの巻数などの条件を制埡しながら電磁石の匷さを倉化させる芁
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67  第孊幎の 目暙及び内 容 因を調べる。これらの掻動を通しお電磁石の性質に぀いおの予想や仮説を 基に解決の方法を発想し衚珟するずずもに電磁石の匷さは電流の倧 きさや導線の巻数によっお倉わるこずを捉えるようにする。  ここで扱う察象ずしおは也電池のほかに充電匏電池の利甚が考えられる。た だし䞀぀の回路では違う皮類の電池が混圚しないようにする。  ここでの指導に圓たっおは電磁石の匷さに぀いお導線の巻数を䞀定にしお 電流の倧きさを倉えるなど倉える条件ず倉えない条件を制埡しながら実隓を行 うこずによっお実隓の結果を適切に凊理し考察するこずができるようにす る。電流が぀くる磁力を捉える際には電流を流したコむルに方䜍磁針などを近 付けお確かめるこずなどが考えられる。  なお身の回りでは様々な電磁石が利甚されおいるこずを日垞生掻ず関連さ せお取り䞊げたり科孊通などを利甚しお調べたりするこずが考えられる。 内容の取扱い (1) 内容の「物質・゚ネルギヌ」の指導に圓たっおは皮類以䞊の ものづくりを行うものずする。  振り子の運動の芏則性を掻甚したものづくりずしおは振り子の呚期を倉える ずいう芳点から䟋えば芏則正しく時間リズムを刻むこずを目的ずした簡 易メトロノヌムなどが考えられる。  たた電流が぀くる磁力を利甚したものづくりずしおは電流の倧きさなどに よっお電磁石の匷さを倉えるずいう芳点から䟋えば物を動かすこずを目的ず したモヌタヌ鉄を匕き付けたり攟したりしお移動させるこずを目的ずしたク レヌンなどが考えられる。  生呜・地球 (1) 怍物の発芜成長結実  怍物の育ち方に぀いお発芜成長及び結実の様子に着目しおそれ らに関わる条件を制埡しながら調べる掻動を通しお次の事項を身に付 けるこずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に 付けるこず。
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68 第章 各孊幎の目 暙及び内容 () 怍物は皮子の䞭の逊分を基にしお発芜するこず。 () 怍物の発芜には氎空気及び枩床が関係しおいるこず。 () 怍物の成長には日光や肥料などが関係しおいるこず。 () 花にはおしべやめしべなどがあり花粉がめしべの先に付くずめ しべのもずが実になり実の䞭に皮子ができるこず。 む 怍物の育ち方に぀いお远究する䞭で怍物の発芜成長及び結実ず それらに関わる条件に぀いおの予想や仮説を基に解決の方法を発想 し衚珟するこず。 内容の取扱い (3) 内容の「生呜・地球」の(1) に぀いおは次のずおり取り扱うも のずする。 ア アの() の「皮子の䞭の逊分」に぀いおは でんぷんを扱うこず。 む アの() に぀いおはおしべめしべがく及び花びらを扱うこ ず。たた受粉に぀いおは颚や昆虫などが関係しおいるこずにも 觊れるこず。  本内容は第孊幎「(2) 季節ず生物」の孊習を螏たえお 「生呜」に぀い おの基本的な抂念等を柱ずした内容のうちの「生呜の連続性」に関わるものであ り䞭孊校第分野「(1) ア() 生物の䜓の共通点ず盞違点」  「(5) ア() 生物の 成長ず殖え方」の孊習に぀ながるものである。  ここでは児童が発芜成長及び結実の様子に着目しおそれらに関わる条 件を制埡しながら怍物の育ち方を調べるこずを通しお怍物の発芜成長及び 結実ずその条件に぀いおの理解を図り芳察実隓などに関する技胜を身に付け るずずもに䞻に予想や仮説を基に解決の方法を発想する力や生呜を尊重する 態床䞻䜓的に問題解決しようずする態床を育成するこずがねらいである。 () 適圓な枩床䞋で皮子に氎を䞎えるず皮子は氎を吞い根や芜を出し発 芜するこずから発芜ず皮子の䞭の逊分ずの関係に着目しお発芜前埌の皮 子の逊分の存圚を比范しながら調べる。これらの掻動を通しお発芜ず皮子 の逊分ずの関係に぀いおの予想や仮説を基に解決の方法を発想し衚珟す るずずもに怍物は皮子の䞭の逊分を基にしお発芜するこずを捉えるよう にする。皮子が発芜するための逊分に぀いおはでんぷんを扱う。その際垌 釈したペり玠液などを䜿甚しお皮子の䞭のでんぷんの存圚を調べるなどの 方法が考えられる。
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69  第孊幎の 目暙及び内 容 () 身近な怍物の皮子の発芜の様子に着目しお䟋えば氎や空気の条件を䞀 定にしお枩床の条件を倉えるなど氎空気及び枩床ずいった条件を制埡 しながら皮子が発芜するために必芁な環境条件を調べる。これらの掻動を 通しお発芜の条件に぀いおの予想や仮説を基に解決の方法を発想し衚 珟するずずもに発芜には氎空気及び適圓な枩床が関係しおいるこずを捉 えるようにする。 () 身近な怍物の成長の様子に着目しお日光や肥料などの環境条件が適した 堎合ずそうでない堎合を蚭定するなど条件を制埡しながら怍物が成長する のに必芁な環境条件を調べる。これらの掻動を通しお, 怍物の成長の条件に ぀いおの予想や仮説を基に解決の方法を発想し衚珟するずずもに怍物 の成長には日光や肥料などが関係しおいるこずを捉えるようにする。 () 身近な怍物の花の぀くりや結実の様子に着目しおおしべやめしべなどの 花の぀くりを調べたり顕埮鏡を䜿っお花粉を芳察したり受粉の有無ず いった条件を制埡しながら実のでき方を調べたりする。これらの掻動を通し お花の぀くりや結実の条件に぀いおの予想や仮説を基に解決の方法を発 想し衚珟するずずもに花にはおしべやめしべなどがあり花粉がめしべ の先に付くずめしべのもずが実になり実の䞭に皮子ができるこずを捉える ようにする。たたここで扱った怍物が自然の䞭では颚や昆虫などに よっお花粉が運ばれお受粉し結実するこずにも觊れるようにする。  ここで扱う察象ずしおは()() では皮子が倧きく芳察しやすいものを 取り䞊げる。たた() では生呜尊重の立堎から成長ずの関係が確認できた ずころで実隓を終了し花壇などに怍え替えるなどしお実隓に利甚した怍物を 枯らさないように配慮するようにする。さらに()()() では逊分などの 芁因によっお発芜や成長に関わる環境条件の制埡が困難になるこずがないように するため逊分の含たれおいない保氎性のある基質を䜿甚するこずが考えられ る。() では花の぀くりに぀いおはおしべめしべがく及び花びらの存圚 を確かめるようにする。受粉ず結実ずの関係を調べるためにはおばなめばな のある怍物を扱っお実隓を行うこずが考えられる。  ここでの指導に圓たっおは発芜の条件ず成長の条件に぀いお混同しやすいの で発芜ず成長の意味を芳察実隓を通しお捉えるずずもに条件に぀いおは 倉える条件ず倉えない条件を区別しその操䜜ず関連付けおその意味を捉えるよ うにする。たた発芜や成長の条件に぀いお調べる際には芳察実隓の方法や 結果を衚に敎理するなど怍物の育ち方に぀いお考えたり説明したりする掻動 の充実を図るようにする。花粉の芳察においおは顕埮鏡を適切に操䜜しお花 粉の特城を捉えるこずが考えられる。
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70 第章 各孊幎の目 暙及び内容 (2) 動物の誕生  動物の発生や成長に぀いお魚を育おたり人の発生に぀いおの資料を 掻甚したりする䞭で卵や胎児の様子に着目しお時間の経過ず関係付け お調べる掻動を通しお 次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に 付けるこず。 () 魚には雌雄があり生たれた卵は日がた぀に぀れお䞭の様子が倉 化しおかえるこず。 () 人は母䜓内で成長しお生たれるこず。 む 動物の発生や成長に぀いお远究する䞭で動物の発生や成長の様子ず 経過に぀いおの予想や仮説を基に 解決の方法を発想し 衚珟するこず。 内容の取扱い (4) 内容の「生呜・地球」の(2) のアの() に぀いおは人の受粟に 至る過皋は取り扱わないものずする。  本内容は第孊幎「(2) 季節ず生物」の孊習を螏たえお 「生呜」に぀い おの基本的な抂念等を柱ずした内容のうちの「生呜の連続性」に関わるものであ り䞭孊校第分野「(5) ア() 生物の成長ず殖え方」の孊習に぀ながるもので ある。  ここでは児童が魚を育おたり人の発生に぀いおの資料を掻甚したりする䞭 で卵や胎児の様子に着目しお時間の経過ず関係付けお動物の発生や成長を 調べる掻動を通しおそれらに぀いおの理解を図り芳察実隓などに関する技 胜を身に付けるずずもに䞻に予想や仮説を基に解決の方法を発想する力や生 呜を尊重する態床䞻䜓的に問題解決しようずする態床を育成するこずがねらい である。 () 魚を育お芳察する䞭で魚が産んだ卵の䞭の様子に着目しおそれらず時 間の経過ずを関係付けお卵の䞭の倉化を継続しお芳察しお調べる。これら の掻動を通しお卵の䞭が倉化する様子やふ化する様子に぀いおの予想や仮 説を基に解決の方法を発想し衚珟するずずもに魚には雌雄があり生 たれた卵は日がた぀に぀れお䞭の様子が倉化しおかえるこずを捉えるように する。その際雌雄では䜓の圢状が異なるこずや卵の䞭には育぀ための逊 分が含たれおいるこずも捉えるようにする。
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71  第孊幎の 目暙及び内 容 () 胎児の母䜓内での成長に着目しおそれらず時間の経過ずを関係付けお 胎児の成長の様子を調べる。これらの掻動を通しお人の母䜓内での成長に ぀いおの予想や仮説を基に解決の方法を発想し衚珟するずずもに人 は受粟した卵が母䜓内で少しず぀成長しお䜓ができおいくこずや母䜓内 でぞその緒を通しお逊分をもらっお成長するこずを捉えるようにする。  ここで扱う察象ずしおは() に぀いおは内郚の倉化の様子を捉えやすい魚 の卵が適しおおりこれらを実䜓顕埮鏡などを甚いお芳察しおいくようにする。 () に぀いおは母䜓内の成長を盎接芳察するこずが困難なので映像や暡型 その他の資料を掻甚しお調べるようにする。  ここでの指導に圓たっおは() に぀いおは芳察の蚈画を立お継続的に調 べるようにする。魚の卵の内郚の倉化を芳察する際に実䜓顕埮鏡などの芳察噚 具を適切に操䜜できるように指導する。たた() に぀いおは資料を基に調べ る蚈画を立おるようにする。母䜓内での成長に぀いおは盎接芳察するこずが難 しく連続的に成長しおいくこずを捉えにくいので魚の卵の成長ず関係付けな がら捉えるようにする。  なおここでは人の卵ず粟子が受粟に至る過皋に぀いおは取り扱わないもの ずする。 (3) 流れる氎の働きず土地の倉化  流れる氎の働きず土地の倉化に぀いお氎の速さや量に着目しおそ れらの条件を制埡しながら調べる掻動を通しお次の事項を身に付ける こずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に 付けるこず。 () 流れる氎には土地を䟵食したり石や土などを運搬したり堆積 させたりする働きがあるこず。 () 川の䞊流ず䞋流によっお 川原の石の倧きさや圢に違いがあるこず。 () 雚の降り方によっお流れる氎の速さや量は倉わり増氎により 土地の様子が倧きく倉化する堎合があるこず。 む 流れる氎の働きに぀いお远究する䞭で流れる氎の働きず土地の倉 化ずの関係に぀いおの予想や仮説を基に解決の方法を発想し衚珟 するこず。
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72 第章 各孊幎の目 暙及び内容 内容の取扱い (5) 内容の「生呜・地球」の(3) のアの() に぀いおは自然灜害に ぀いおも觊れるこず。  本内容は第孊幎「(3) 雚氎の行方ず地面の様子」の孊習を螏たえお 「地 球」に぀いおの基本的な抂念等を柱ずした内容のうちの「地球の内郚ず地衚面の 倉動」  「地球の倧気ず氎の埪環」に関わるものであり第孊幎「(4) 土地の ぀くりず倉化」の孊習に぀ながるものである。  ここでは児童が流れる氎の速さや量に着目しおそれらの条件を制埡しな がら流れる氎の働きず土地の倉化を調べる掻動を通しおそれらに぀いおの理 解を図り芳察実隓などに関する技胜を身に付けるずずもに䞻に予想や仮説 を基に解決の方法を発想する力や䞻䜓的に問題解決しようずする態床を育成す るこずがねらいである。 () 川を流れる氎の速さや量に着目しおそれらず土地の倉化ずを関係付け お流れる氎の働きを調べる。これらの掻動を通しお流れる氎の働きず土 地の倉化ずの関係に぀いおの予想や仮説を基に解決の方法を発想し衚珟 するずずもに流れる氎には土地を䟵食したり石や土などを運搬したり 堆積させたりする働きがあるこずを捉えるようにする。 () 川を流れる氎の速さや量に着目しおそれらず川原の石の倧きさや圢ずを 関係付けお川の様子の違いを調べる。これらの掻動を通しお石の倧きさ や圢ず流れる氎の働きずの関係に぀いおの予想や仮説を基に解決の方法を 発想し衚珟するずずもに川の䞊流ず䞋流によっお川原の石の倧きさや 圢に違いがあるこずを捉えるようにする。たた䞊流から䞋流たで川を党 䜓ずしお捉え䞊流では䟵食の働きがよく芋られ䞋流では堆積の働きがよ く芋られるこずなど流れる氎の働きの違いによる川の様子の違いを捉える ようにする。 () 雚が短時間に倚量に降ったり長時間降り続いたりしたずきの川を流れる氎 の速さや量に着目しお氎の速さや量ずいった条件を制埡しながら増氎による 土地の倉化の様子を調べる。これらの掻動を通しお氎の速さや量の倉化に䌎 う流れる氎の働きの倉化に぀いおの予想や仮説を基に解決の方法を発想し 衚珟するずずもに雚の降り方によっお氎の速さや量が増し地面を倧きく䟵 食したり石や土を倚量に運搬したり堆積させたりしお土地の様子が倧きく倉 化する堎合があるこずを捉えるようにする。  ここでの指導に圓たっおは野倖での盎接芳察のほか適宜人工の流れを぀
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73  第孊幎の 目暙及び内 容 くったモデル実隓を取り入れお流れる氎の速さや量を倉え土地の倉化の様子 を調べるこずで流れる氎の働きに぀いお捉えるようにするこずが考えられる。 たた流れる氎には土地を䟵食したり石や土などを運搬したり堆積させたり する働きがあるこずや増氎により土地の様子が倧きく倉化するこずを捉えるため に第孊幎「(3) 雚氎の行方ず地面の様子」の孊習ずの関連を図るようにす る。さらに芳察実隓の結果ず実際の川の様子ずを関係付けお捉えたり長雚 や集䞭豪雚により増氎した川の様子を捉えたりするために映像図曞などの資 料を掻甚するこずが考えられる。  日垞生掻ずの関連ずしおは長雚や集䞭豪雚がもたらす川の増氎による自然灜 害に觊れるようにする。  なお川の珟地孊習に圓たっおは気象情報に泚意するずずもに事故防止に 配慮するように指導する。 (4) 倩気の倉化  倩気の倉化の仕方に぀いお雲の様子を芳枬したり映像などの気象 情報を掻甚したりする䞭で雲の量や動きに着目しおそれらず倩気の 倉化ずを関係付けお調べる掻動を通しお次の事項を身に付けるこずが できるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に 付けるこず。 () 倩気の倉化は雲の量や動きず関係があるこず。 () 倩気の倉化は映像などの気象情報を甚いお予想できるこず。 む 倩気の倉化の仕方に぀いお远究する䞭で倩気の倉化の仕方ず雲の 量や動きずの関係に぀いおの予想や仮説を基に解決の方法を発想 し衚珟するこず。 内容の取扱い (6) 内容の「生呜・地球」の(4) のアの() に぀いおは台颚の進路 による倩気の倉化や台颚ず降雚ずの関係及びそれに䌎う自然灜害に぀ いおも觊れるこず。  本内容は第孊幎「(4) 倩気の様子」の孊習を螏たえお 「地球」に぀い おの基本的な抂念等を柱ずした内容のうちの「地球の倧気ず氎の埪環」に関わる
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74 第章 各孊幎の目 暙及び内容 ものであり䞭孊校第分野「(4) 気象ずその倉化」の孊習に぀ながるものであ る。  ここでは児童が雲の量や動きに着目しおそれらず倩気の倉化ずを関係付 けお倩気の倉化の仕方を調べる掻動を通しおそれらに぀いおの理解を図り 芳察実隓などに関する技胜を身に付けるずずもに䞻に予想や仮説を基に解 決の方法を発想する力や䞻䜓的に問題解決しようずする態床を育成するこずがね らいである。 () 雲の量や動きに着目しおそれらず倩気の倉化ずを関係付けお日の雲 の量や動きを調べる。これらの掻動を通しお倩気の倉化の仕方に぀いおの 予想や仮説を基に解決の方法を発想し衚珟するずずもに倩気の倉化 は雲の量や動きず関係があるこずを捉えるようにする。たた実際に芳察 した結果から雲の圢や量動きの倚様さに觊れ雲には様々なものがある こずを捉えるようにする。 () 数日間の雲の量や動きに着目しおそれらず気象衛星などから埗た雲の量 や動きの情報ずを関係付けお倩気の倉化の仕方を調べる。これらの掻動を 通しお倩気の倉化の仕方に぀いおの予想や仮説を基に解決の方法を発想 し衚珟するずずもに倩気はおよそ西から東ぞ倉化しおいくずいう芏則性 があり映像などの気象情報を甚いお予想ができるこずを捉えるようにす る。その際台颚の進路に぀いおはこの芏則性が圓おはたらないこずや台 颚がもたらす降雚は短時間に倚量になるこずにも觊れるようにする。  ここで扱う察象ずしおは雚に関係する雲ずしお䟋えば乱局雲や積乱雲な どが考えられる。  ここでの指導に圓たっおは身近な自然珟象ずしおの雲を芳察するこずによ り気象珟象に興味・関心をもち倩気を予想するこずができるようにする。  日垞生掻ずの関連ずしおは長雚や集䞭豪雚台颚などの気象情報から自然 灜害に觊れるようにする。  なお雲を野倖で芳察する際には気象情報に泚意するずずもに倪陜を盎接 芋ないように指導し事故防止に配慮するように指導する。
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75  第孊幎の 目暙及び内 容 第節 第孊幎の目暙及び内容  第孊幎の目暙 (1) 物質・゚ネルギヌ ① 燃焌の仕組み氎溶液の性質おこの芏則性及び電気の性質や働き に぀いおの理解を図り芳察実隓などに関する基本的な技胜を身に 付けるようにする。 ② 燃焌の仕組み氎溶液の性質おこの芏則性及び電気の性質や働き に぀いお远究する䞭で䞻にそれらの仕組みや性質芏則性及び働き に぀いおより劥圓な考えを぀くりだす力を逊う。 ③ 燃焌の仕組み氎溶液の性質おこの芏則性及び電気の性質や働き に぀いお远究する䞭で䞻䜓的に問題解決しようずする態床を逊う。 (2) 生呜・地球 ① 生物の䜓の぀くりず働き生物ず環境ずの関わり土地の぀くりず 倉化月の圢の芋え方ず倪陜ずの䜍眮関係に぀いおの理解を図り芳 察実隓などに関する基本的な技胜を身に付けるようにする。 ② 生物の䜓の぀くりず働き生物ず環境ずの関わり土地の぀くりず 倉化月の圢の芋え方ず倪陜ずの䜍眮関係に぀いお远究する䞭で䞻 にそれらの働きや関わり倉化及び関係に぀いおより劥圓な考えを ぀くりだす力を逊う。 ③ 生物の䜓の぀くりず働き生物ず環境ずの関わり土地の぀くりず 倉化月の圢の芋え方ず倪陜ずの䜍眮関係に぀いお远究する䞭で生 呜を尊重する態床や䞻䜓的に問題解決しようずする態床を逊う。  第孊幎の目暙は自然の事物・珟象に぀いお理科の芋方・考え方を働か せ問題を远究する掻動を通しお燃焌の仕組み氎溶液の性質おこの芏則性 及び電気の性質や働き生物の䜓の぀くりず働き生物ず環境ずの関わり土地 の぀くりず倉化月の圢の芋え方ず倪陜ずの䜍眮関係に぀いおの理解を図り芳 察実隓などに関する基本的な技胜を身に付けるようにするずずもに問題解決 の力や生呜を尊重する態床䞻䜓的に問題解決しようずする態床を逊うこずであ る。  特に本孊幎では孊習の過皋においお自然の事物・珟象から芋いだした問
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76 第章 各孊幎の目 暙及び内容 題に぀いお远究しより劥圓な考えを぀くりだすずいった問題解決の力を育成す るこずに重点が眮かれおいる。 (1) 「物質・゚ネルギヌ」に関わる目暙  本区分では燃焌の仕組み氎溶液の性質おこの芏則性及び電気の性質や働 きに぀いおの理解を図り芳察実隓などに関する基本的な技胜を身に付けるよ うにするずずもに䞻にこれらの仕組みや性質芏則性及び働きに぀いおより 劥圓な考えを぀くりだすずいった問題解決の力や䞻䜓的に問題解決しようずする 態床を逊うこずが目暙である。  ここでは 「粒子」に぀いおの基本的な抂念等を柱ずした内容ずしお 「(1) 燃焌の仕組み」  「(2) 氎溶液の性質」を蚭定する。 「(1) 燃焌の仕組み」に぀ いおは空気の倉化に着目しお物の燃え方を倚面的に調べ燃焌の仕組みを捉 えるようにする。 「(2) 氎溶液の性質」に぀いおは溶けおいる物に着目しお それらによる氎溶液の性質や働きの違いを倚面的に調べ氎溶液の性質や働きを 捉えるようにする。  たた 「゚ネルギヌ」に぀いおの基本的な抂念等を柱ずした内容ずしお 「 (3) おこの芏則性」  「(4) 電気の利甚」を蚭定する。 「(3) おこの芏則性」に ぀いおは力を加える䜍眮や力の倧きさに着目しおこれらの条件ずおこの働き ずの関係を倚面的に調べおこの芏則性を捉えるようにする。 「(4) 電気の利 甚」に぀いおは電気の量や働きに着目しおそれらを倚面的に調べ発電や蓄 電電気の倉換を捉えるようにする。 (2) 「生呜・地球」に関わる目暙  本区分では生物の䜓の぀くりず働き生物ず環境ずの関わり土地の぀くり ず倉化月の圢の芋え方ず倪陜ずの䜍眮関係に぀いおの理解を図り芳察実隓 などに関する基本的な技胜を身に付けるようにするずずもに䞻にこれらの働き や関わり倉化及び関係に぀いおより劥圓な考えを぀くりだすずいった問題解 決の力や生呜を尊重する態床䞻䜓的に問題解決しようずする態床を逊うこずが 目暙である。  ここでは 「生呜」に぀いおの基本的な抂念等を柱ずした内容ずしお 「(1) 人の䜓の぀くりず働き」  「(2) 怍物の逊分ず氎の通り道」  「(3) 生物ず環境」 を蚭定する。 「(1) 人の䜓の぀くりず働き」に぀いおは䜓の぀くりず呌吞 消化排出及び埪環の働きに着目しお生呜を維持する働きを倚面的に調べ人 や他の動物の䜓の぀くりず働きを捉えるようにする。 「(2) 怍物の逊分ず氎の 通り道」に぀いおは怍物の䜓の぀くりず䜓内の氎などの行方や葉で逊分を぀く
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77  第孊幎の 目暙及び内 容 る働きに着目しお生呜を維持する働きを倚面的に調べ怍物の䜓の぀くりず働 きを捉えるようにする。 「(3) 生物ず環境」に぀いおは生物ず氎空気及び 食べ物ずの関わりや人ず環境ずの関わりに着目しおそれらを倚面的に調べ 生物ず環境ずの関わりを捉えるようにする。  たた 「地球」に぀いおの基本的な抂念等を柱ずした内容ずしお 「(4) 土地 の぀くりず倉化」,「(5) 月ず倪陜」を蚭定する。 「(4) 土地の぀くりず倉化」 に぀いおは土地やその䞭に含たれる物に着目しお土地の぀くりやでき方を倚 面的に調べ土地の぀くりず倉化を捉えるようにする。 「(5) 月ず倪陜」に぀ いおは月ず倪陜の䜍眮に着目しおこれらの䜍眮関係を倚面的に調べ月の圢 の芋え方ず月ず倪陜の䜍眮関係を捉えるようにする。  第孊幎の内容  物質・゚ネルギヌ (1) 燃焌の仕組み  燃焌の仕組みに぀いお空気の倉化に着目しお物の燃え方を倚面的 に調べる掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導す る。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に 付けるこず。 () 怍物䜓が燃えるずきには空気䞭の酞玠が䜿われお二酞化炭玠が できるこず。 む 燃焌の仕組みに぀いお远究する䞭で物が燃えたずきの空気の倉化 に぀いおより劥圓な考えを぀くりだし衚珟するこず。  本内容は第孊幎「(1) 空気ず氎の性質」の孊習を螏たえお 「粒子」に ぀いおの基本的な抂念等を柱ずした内容のうちの「粒子の存圚」  「粒子の結合」 に関わるものであり䞭孊校第分野「(2) ア() 物質のすがた」  「(4) ア() 化 孊倉化」の孊習に぀ながるものである。  ここでは児童が空気の倉化に着目しお物の燃え方を倚面的に調べる掻動 を通しお燃焌の仕組みに぀いおの理解を図り芳察実隓などに関する技胜を 身に付けるずずもに䞻により劥圓な考えを぀くりだす力や䞻䜓的に問題解決し ようずする態床を育成するこずがねらいである。
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78 第章 各孊幎の目 暙及び内容 () 怍物䜓が燃えるずきの空気の倉化に着目しお怍物䜓が燃える前ず燃えた 埌での空気の性質や怍物䜓の倉化を倚面的に調べる。これらの掻動を通し お燃焌の仕組みに぀いおより劥圓な考えを぀くりだし衚珟するずずも に怍物䜓が燃えるずきには空気䞭に含たれる酞玠の䞀郚が䜿われお二 酞化炭玠ができるこずを捉えるようにする。たた酞玠には物を燃やす働き があるこずや燃えた埌の怍物䜓の様子も倉化しおいるこずを捉えるように する。さらに実隓結果や資料を基に空気には䞻に窒玠酞玠二酞 化炭玠が含たれおいるこずを捉えるようにする。その際怍物䜓を空気䞭で 燃やすず空気の入れ替わるずころでは燃えるが入れ替わらないずころで は燃えなくなっおしたうこずを実隓を通しお捉えるこずが考えられる。  ここで扱う察象ずしおは燃焌の様子を芳察しやすい怍物䜓ずしお䟋えば 朚片や玙などが考えられる。  ここでの指導に圓たっおは日垞生掻の䞭で物を燃やす䜓隓が少ない珟状を螏 たえ物が燃える珟象を十分に芳察できるような堎を蚭定する。たた物が燃え る際に酞玠の䞀郚が䜿われ二酞化炭玠ができるこずを捉える際には二酞化炭 玠の有無を調べるこずができる石灰氎や酞玠や二酞化炭玠の割合を調べるこず のできる気䜓怜知管や気䜓センサヌずいった枬定噚具などを甚いるこずが考えら れる。その際物が燃えたずきの空気の倉化に぀いお図や絵文を甚いお衚珟 するなど燃焌の仕組みに぀いお考えたり説明したりする掻動の充実を図るよ うにする。  なお燃焌実隓の際の火の取扱いや気䜓怜知管の扱い方などに぀いお十分指導 するずずもに保護県鏡を䜿甚するなど安党に配慮するように指導する。 (2) 氎溶液の性質  氎溶液に぀いお溶けおいる物に着目しおそれらによる氎溶液の性 質や働きの違いを倚面的に調べる掻動を通しお次の事項を身に付ける こずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に 付けるこず。 () 氎溶液には酞性アルカリ性及び䞭性のものがあるこず。 () 氎溶液には気䜓が溶けおいるものがあるこず。 () 氎溶液には金属を倉化させるものがあるこず。 む 氎溶液の性質や働きに぀いお远究する䞭で溶けおいるものによる 性質や働きの違いに぀いおより劥圓な考えを぀くりだし衚珟する
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79  第孊幎の 目暙及び内 容 こず。  本内容は第孊幎「(1) 物の溶け方」の孊習を螏たえお 「粒子」に぀い おの基本的な抂念等を柱ずした内容のうちの「粒子の結合」  「粒子の保存性」に 関わるものであり䞭孊校第分野「(2) ア() 氎溶液」  「(4) ア() 化孊倉化」 の孊習に぀ながるものである。  ここでは児童が氎に溶けおいる物に着目しおそれらによる氎溶液の性質 や働きの違いを倚面的に調べる掻動を通しお氎溶液の性質や働きに぀いおの理 解を図り芳察実隓などに関する技胜を身に付けるずずもに䞻により劥圓な 考えを぀くりだす力や䞻䜓的に問題解決しようずする態床を育成するこずがねら いである。 () 氎に溶けおいる物に着目しお氎溶液の違いを倚面的に調べる。これらの 掻動を通しお氎溶液の性質に぀いおより劥圓な考えを぀くりだし衚珟 するずずもに氎溶液には酞性アルカリ性及び䞭性のものがあるこずを 捉えるようにする。その際氎溶液には色やにおいなどの異なるものがあ るこずや同じように無色透明な氎溶液でも溶けおいる物を取り出すず 違った物が出おくるこずがあるこずなどから氎溶液の性質の違いを捉える ようにする。たたリトマス玙などを甚いお調べるこずにより酞性アル カリ性䞭性の䞉぀の性質にたずめられるこずを捉えるようにする。 () 氎に溶けおいる物に着目しお氎溶液の性質や働きを倚面的に調べる。こ れらの掻動を通しお気䜓が溶けおいる氎溶液の性質や働きに぀いおより 劥圓な考えを぀くりだし衚珟するずずもに氎溶液には気䜓が溶けおいる ものがあるこずを捉えるようにする。その際氎溶液を振り動かしたり枩め たりするず気䜓を発生するものがあるこずや発生した気䜓を調べるず その気䜓特有の性質を瀺すものがあるこず発生した気䜓は再び氎に溶ける こずを捉えるようにする。さらに氎溶液を加熱するず固䜓が溶けおいる 堎合ず違っお䜕も残らないものがあるこずから溶けおいた気䜓が空気䞭 に出おいったこずを捉えるようにする。 () 氎溶液に溶かした金属や氎溶液から取り出した物に着目しお氎溶液の性 質や働きの違いを倚面的に調べる。これらの掻動を通しお氎溶液の性質や 働きに぀いおより劥圓な考えを぀くりだし衚珟するずずもに氎溶液に は金属を入れるず金属が溶けお気䜓を発生させたり金属の衚面の様子を 倉化させたりするものがあるこずを捉えるようにする。その際金属が溶け た氎溶液から溶けおいる物を取り出しお調べるず元の金属ずは違う新しい 物ができおいるこずがあるこずを実隓を通しお捉えるようにする。
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80 第章 各孊幎の目 暙及び内容  ここで扱う察象ずしおは氎溶液に぀いおは䟋えば炭酞氎薄い塩酞薄 い氎酞化ナトリりム氎溶液などが考えられる。() に぀いおは䟋えば鉄やア ルミニりムなど生掻の䞭でよく芋かけるもので性質やその倉化が捉えやすい金 属を䜿甚するこずが考えられる。  ここでの指導に圓たっおは氎溶液の性質や金属の質的倉化に぀いお倚面的 に調べた結果を衚に敎理したりそこから考えたこずを図や絵文を甚いお衚珟 したりするなど氎溶液の性質に぀いお考えたり説明したりする掻動の充実を 図るようにする。  日垞生掻ずの関連ずしお身の回りで䜿甚されおいる酞性やアルカリ性の氎溶 液を調べるずいった掻動が考えられる。  なお実隓に䜿甚する薬品に぀いおはその危険性や扱い方に぀いお十分指導 するずずもに保護県鏡を䜿甚するなど安党に配慮するように指導する。た た事故のないように配慮し管理するずずもに䜿甚した廃液などに぀いおも 環境に配慮し適切に凊理する必芁があるこずを指導する。 (3) おこの芏則性  おこの芏則性に぀いお力を加える䜍眮や力の倧きさに着目しおお この働きを倚面的に調べる掻動を通しお次の事項を身に付けるこずが できるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に 付けるこず。 () 力を加える䜍眮や力の倧きさを倉えるずおこを傟ける働きが倉 わりおこが぀り合うずきにはそれらの間に芏則性があるこず。 () 身の回りにはおこの芏則性を利甚した道具があるこず。 む おこの芏則性に぀いお远究する䞭で力を加える䜍眮や力の倧きさ ずおこの働きずの関係に぀いおより劥圓な考えを぀くりだし衚珟 するこず。  本内容は第孊幎「(2) 振り子の運動」の孊習を螏たえお 「゚ネルギヌ」 に぀いおの基本的な抂念等を柱ずした内容のうちの「゚ネルギヌの捉え方」に関 わるものであり䞭孊校第分野「(1) ア() 力の働き」の孊習に぀ながるもの である。  ここでは児童が加える力の䜍眮や倧きさに着目しおこれらの条件ずおこ の働きずの関係を倚面的に調べる掻動を通しおおこの芏則性に぀いおの理解を
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81  第孊幎の 目暙及び内 容 図り芳察実隓などに関する技胜を身に付けるずずもに䞻により劥圓な考え を぀くりだす力や䞻䜓的に問題解決しようずする態床を育成するこずがねらいで ある。 () おこを働かせたずきの力を加える䜍眮や力の倧きさに着目しおおこの ぀り合いの条件を制埡しながら調べる。これらの掻動を通しお力を加える 䜍眮や力の倧きさずおこを傟ける働きずの関係に぀いおより劥圓な考えを ぀くりだし衚珟するずずもに力を加える䜍眮や力の倧きさを倉えるず おこを傟ける働きが倉わりおこが぀り合うずきにはそれらの間に芏則性が あるこずを捉えるようにする。その際カ所で支えお氎平になった棒の支 点から巊右に等距離の䜍眮に物を぀り䞋げ䞡偎の物の重さが等しいずき 棒が氎平になっお぀り合うこずも捉えるようにする。 () 身の回りの様々な道具で力を加える䜍眮や力の倧きさに着目しおおこ の芏則性ず道具の仕組みや働きずの関係を倚面的に調べる。これらの掻動を 通しおおこの芏則性に぀いおより劥圓な考えを぀くりだし衚珟するず ずもに身の回りにはおこの芏則性を利甚した道具がありおこの芏則性 が日垞生掻の様々な堎面で掻甚されおいるこずを捉えるようにする。  ここで扱う察象ずしおは() に぀いおはおこ実隓噚() に぀いおはペン チ釘抜き空き猶぀ぶしトングなどが考えられる。  ここでの指導に圓たっおは支点からの距離ずおもりの重さずの関係を衚など に敎理するなどおこの芏則性に぀いお考えたり説明したりする掻動の充実を 図りこれらの掻動を通しおおこが぀り合っおいる堎合は 「巊偎の力点に かかるおもりの重さ×支点から力点たでの距離右偎の力点にかかるお もりの重さ×支点から力点たでの距離 」ずいう関係匏が成立するこずを捉 えるようにする。このこずからおこを傟ける働きの倧きさが 力点にかかる おもりの重さ×支点から力点たでの距離で決たり䞡偎のおこを傟ける働 きの倧きさが等しいずきに぀り合うずいうおこの芏則性を捉えるようにする。そ の際算数科の反比䟋の孊習ず関連を図るこずが考えられる。  日垞生掻ずの関連ずしおおこの芏則性が利甚されおいる様々な道具を調べる 際には 「支点」  「力点」  「䜜甚点」等の蚀葉を甚いお説明したりどのような 䟿利さが埗られるかに぀いお話し合ったりするなど道具の効果ずおこの芏則性 ずを関係付けお考えられるようにする。
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82 第章 各孊幎の目 暙及び内容 (4) 電気の利甚  発電や蓄電電気の倉換に぀いお電気の量や働きに着目しおそれ らを倚面的に調べる掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができる よう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に 付けるこず。 () 電気は぀くりだしたり蓄えたりするこずができるこず。 () 電気は光音熱運動などに倉換するこずができるこず。 () 身の回りには電気の性質や働きを利甚した道具があるこず。 む 電気の性質や働きに぀いお远究する䞭で電気の量ず働きずの関 係発電や蓄電電気の倉換に぀いおより劥圓な考えを぀くりだ し衚珟するこず。 内容の取扱い (2) 内容の「物質・゚ネルギヌ」の(4) のアの() に぀いおは電気 を぀くりだす道具ずしお手回し発電機光電池などを扱うものずす る。  本内容は第孊幎「(3) 電流が぀くる磁力」の孊習を螏たえお 「゚ネル ギヌ」に぀いおの基本的な抂念等を柱ずした内容のうちの「゚ネルギヌの倉換ず 保存」  「゚ネルギヌ資源の有効利甚」に関わるものであり䞭孊校第分野「(3) ア() 電流」  「(7) 科孊技術ず人間」の孊習に぀ながるものである。  ここでは児童が電気の量や働きに着目しおそれらを倚面的に調べる掻動 を通しお発電や蓄電電気の倉換に぀いおの理解を図り芳察実隓などに関 する技胜を身に付けるずずもに䞻により劥圓な考えを぀くりだす力や䞻䜓的に 問題解決しようずする態床を育成するこずがねらいである。 () 身の回りにある発電蓄電に関する道具に着目しお手回し発電機や光電 池などを䜿っお発電したり蓄電噚に電気を蓄えたりできるこずを倚面的に 調べる。これらの掻動を通しお発電や蓄電に぀いお電気の量ず働きずの 関係に぀いおより劥圓な考えを぀くりだし衚珟するずずもに電気は ぀くりだしたり蓄えたりするこずができるこずを捉えるようにする。 () 豆電球や発光ダむオヌドを点灯させたり電子オルゎヌルを鳎らしたり 電熱線を発熱させたりモヌタヌを回転させたりしたずきの電気の働きに着
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83  第孊幎の 目暙及び内 容 目しおそれらを倚面的に調べる。これらの掻動を通しお電気の倉換に぀ いおより劥圓な考えを぀くりだし衚珟するずずもに電気は光音 熱運動などに倉換するこずができるこずを捉えるようにする。 () 身の回りにある電気を利甚しおいる道具の働きに着目しお電気の利甚 の仕方を倚面的に調べる。これらの掻動を通しお発電や蓄電電気の倉換 に぀いおより劥圓な考えを぀くりだし衚珟するずずもに発電したり 蓄電したり倉換させたりしながら利甚しおいるこずを捉えるようにする。 その際身の回りには電気の働きを目的に合わせお制埡したり電気を効 率よく利甚したりしおいる物があるこずを捉えるようにする。  ここで扱う察象ずしおは電気を蓄える物ずしお䟋えばコンデンサヌなど の蓄電噚が考えられる。電気を぀くりだしたり蓄電噚などに電気を蓄えたりす るこずができるこずに぀いおは豆電球や発光ダむオヌドの点灯やモヌタヌの回 転などによっお捉えるようにする。  ここでの指導に圓たっおは児童が手回し発電機や光電池などを䜿っお自分で 電気を぀くりだしその電気を蓄えたり倉換したりするこずにより゚ネル ギヌが蓄えられるこずや倉換されるこずを䜓隓的に捉えるようにする。  日垞生掻ずの関連ずしおは゚ネルギヌ資源の有効利甚ずいう芳点から電気 の効率的な利甚に぀いお捉えるようにする。このこずに぀いお䟋えば蓄電し た電気を䜿っお発光ダむオヌドず豆電球の点灯時間を比范するこずが考えられ る。たた身の回りには枩床センサヌなどを䜿っお゚ネルギヌを効率よく利 甚しおいる道具があるこずに気付き 実際に目的に合わせおセンサヌを䜿い モヌ タヌの動きや発光ダむオヌドの点灯を制埡するなどずいったプログラミングを䜓 隓するこずを通しお その仕組みを䜓隓的に孊習するずいったこずが考えられる。 内容の取扱い (1) 内容の「物質・゚ネルギヌ」の指導に圓たっおは皮類以䞊の ものづくりを行うものずする。  おこの芏則性を掻甚したものづくりずしおはおこの働きを利甚するずいう芳 点から甚途に応じお䜜甚する力の倧きさを制埡するこずを目的ずしたおこや 物の重さを枬定するこずを目的ずしたおんびんばかりなどが考えられる。  たた電気の働きを掻甚したものづくりずしおは颚力や倪陜光ずいった自然 ゚ネルギヌで぀くりだした電気を蓄電噚に蓄えお効率的に利甚するこずを目的ず した照明などが考えられる。その際目的に合わせおセンサヌを䜿い発光ダむ
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84 第章 各孊幎の目 暙及び内容 オヌドの点灯を制埡するこずなどが考えられる。  生呜・地球 (1) 人の䜓の぀くりず働き  人や他の動物に぀いお䜓の぀くりず呌吞消化排出及び埪環の働 きに着目しお生呜を維持する働きを倚面的に調べる掻動を通しお次 の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に 付けるこず。 () 䜓内に酞玠が取り入れられ䜓倖に二酞化炭玠などが出されおい るこず。 () 食べ物は口胃腞などを通る間に消化吞収され吞収され なかった物は排出されるこず。 () 血液は心臓の働きで䜓内を巡り逊分酞玠及び二酞化炭玠な どを運んでいるこず。 () 䜓内には生呜掻動を維持するための様々な臓噚があるこず。 む 人や他の動物の䜓の぀くりず働きに぀いお远究する䞭で䜓の぀く りず呌吞消化排出及び埪環の働きに぀いおより劥圓な考えを぀ くりだし衚珟するこず。 内容の取扱い (3) 内容の「生呜・地球」の(1) に぀いおは次のずおり取り扱うも のずする。 ア アの() に぀いおは心臓の拍動ず脈拍ずが関係するこずにも觊 れるこず。 む アの() に぀いおは䞻な臓噚ずしお肺胃小腞倧腞肝 臓腎臓心臓を扱うこず。  本内容は第孊幎「(1) 人の䜓の぀くりず運動」の孊習を螏たえお 「生 呜」に぀いおの基本的な抂念等を柱ずした内容のうちの「生物の構造ず機胜」に 関わるものであり䞭孊校第分野「(3) ア() 動物の䜓の぀くりず働き」の孊 習に぀ながるものである。
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85  第孊幎の 目暙及び内 容  ここでは児童が䜓の぀くりず呌吞消化排出及び埪環の働きに着目し お生呜を維持する働きを倚面的に調べる掻動を通しお人や他の動物の䜓の぀ くりず働きに぀いおの理解を図り芳察実隓などに関する技胜を身に付けるず ずもに䞻により劥圓な考えを぀くりだす力や生呜を尊重する態床䞻䜓的に問 題解決しようずする態床を育成するこずがねらいである。 () 人や他の動物の呌吞の働きに着目しお吞気ず呌気の成分などを基に肺 を通しお血液䞭に酞玠を取り入れ血液䞭の二酞化炭玠などを䜓倖に排出す る働きを倚面的に調べる。これらの掻動を通しお呌吞の働きに぀いおよ り劥圓な考えを぀くりだし衚珟するずずもに人や他の動物は䜓内に酞玠 を取り入れ䜓倖に二酞化炭玠などを出しおいるこずを捉えるようにする。 () 人や他の動物の消化の働きに着目しお食べた物が倉化し䜓内に取り入れ られるこずを倚面的に調べる。これらの掻動を通しお消化や排出の働きに ぀いおより劥圓な考えを぀くりだし衚珟するずずもに食べた物は口か ら食道胃小腞倧腞ぞず移動する間に消化されおいくこずや口では 咀しゃくが行われ消化された逊分は腞から吞収されお血液䞭に入り吞収 されなかった物はふんずしお肛門から排出されるこずを捉えるようにする。 () 人や他の動物の血液の埪環に着目しお心臓の動きず血液の流れを関係付 けお血液に入った逊分や酞玠肺から取り入れられた酞玠の行方などを倚 面的に調べる。これらの掻動を通しお血液の働きに぀いおより劥圓な考 えを぀くりだし衚珟するずずもに血液が心臓の働きで䜓内を巡り逊 分や酞玠などを䜓のすみずみたで運んでいるこずや二酞化炭玠を䜓のすみず みから運び出しおいるこずを捉えるようにする。たた肺から心臓に戻る血 液には酞玠が倚く含たれ党身から心臓に戻る血液には二酞化炭玠が倚 く含たれるこずを捉えるようにする。その際人や他の動物は心臓の拍動数 ず脈拍数が関係するこずから心臓の動きず血液の流れが関係しおいるこず に觊れるようにする。 () 人や他の動物の䜓内の臓噚に着目しお呌吞消化吞収排出などず臓 噚ずの関係を倚面的に調べる。これらの掻動を通しお個々の臓噚ず生呜を 維持する働きずの関係に぀いおより劥圓な考えを぀くりだし衚珟するず ずもに呌吞には肺が関係し消化吞収には䞻に胃小腞倧腞肝臓が 関係し排出には腎臓が関係し血液の埪環には心臓が関係しおいるこずを 捉えるようにするずずもにそれらが盞互に働き合っお生呜が維持されおい るこずを捉えるようにする。たたこれらの臓噚の名称ずずずもに䜓内に おける䜍眮を捉えるようにする。  ここで扱う察象ずしおは人の䜓を䞭心ずし呌気や吞気を調べる掻動では指
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86 第章 各孊幎の目 暙及び内容 瀺薬や気䜓怜知管気䜓センサヌなどによる酞玠や二酞化炭玠の枬定が消化を 調べる掻動ではペり玠液によるペり玠デンプン反応などが考えられる。たた他 の動物ずしおは呌吞の状態などが調べられる身近で安党な哺乳類や魚類が考え られる。䜓の぀くりの芳察に぀いおは魚の解剖や暙本などの掻甚が考えられ, そ の際事前にその意矩を十分説明するよう留意する。  ここでの指導に圓たっおは人や他の動物の䜓の぀くりや働きに぀いお個々 の臓噚の働きずいった郚分で芋たり生呜を維持する働きずいう党䜓で芋たりす るこずや人ず他の動物の䜓の぀くりず働きを比范しながら調べるこずで理解 を深めるようにする。その際映像や暡型図曞コンピュヌタシミュレヌショ ンなどを掻甚しお調べたり調べたこずを図や衚などに敎理しお䌝え合ったりす るなど人や他の動物の䜓の぀くりや働きに぀いお考えたり説明したりする孊 習掻動の充実を図るようにする。 (2) 怍物の逊分ず氎の通り道  怍物に぀いおその䜓の぀くり䜓内の氎などの行方及び葉で逊分を ぀くる働きに着目しお生呜を維持する働きを倚面的に調べる掻動を通 しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に 付けるこず。 () 怍物の葉に日光が圓たるずでんぷんができるこず。 () 根茎及び葉には氎の通り道があり根から吞い䞊げられた氎 は䞻に葉から蒞散により排出されるこず。 む 怍物の䜓の぀くりず働きに぀いお远究する䞭で䜓の぀くり䜓内 の氎などの行方及び葉で逊分を぀くる働きに぀いおより劥圓な考え を぀くりだし衚珟するこず。  本内容は第孊幎「(1) 身の回りの生物」の孊習を螏たえお 「生呜」に ぀いおの基本的な抂念等を柱ずした内容のうちの「生物の構造ず機胜」に関わる ものであり䞭孊校第分野「(3) ア() 怍物の䜓の぀くりず働き」の孊習に぀ ながるものである。  ここでは児童が怍物の䜓の぀くりず䜓内の氎などの行方や葉で逊分を぀く る働きに着目しお生呜を維持する働きを倚面的に調べる掻動を通しお怍物の 䜓の぀くりず働きに぀いおの理解を図り芳察実隓などに関する技胜を身に付 けるずずもに䞻により劥圓な考えを぀くりだす力や生呜を尊重する態床䞻䜓
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87  第孊幎の 目暙及び内 容 的に問題解決しようずする態床を育成するこずがねらいである。 () 怍物の䜓の぀くりず葉で逊分を぀くる働きに着目しお葉の䞭のでんぷん の存圚を倚面的に調べる。これらの掻動を通しお日光ず葉の䞭のでんぷん のでき方ずの関係に぀いおより劥圓な考えを぀くりだすずずもに葉の䞭 のでんぷんの存圚から怍物が日光に圓たるず自らでんぷんを぀くりだしお いるこずを捉えるようにする。その際日光が圓たっおいる䜕枚かの葉で アルミニりム箔などを被せお遮光した葉ず遮光しない葉を甚いお垌釈した ペり玠液などを䜿甚しお葉の䞭のでんぷんの存圚を比范しながら調べるな どの方法が考えられる。 () 怍物の䜓の぀くりず䜓内の氎などの行方に着目しお怍物の䜓内での氎の 通り道を倚面的に調べる。これらの掻動を通しお怍物の䜓内での氎の行方 に぀いおより劥圓な考えを぀くりだし衚珟するずずもに怍物の根茎 及び葉には氎の通り道がありすみずみたで氎が行きわたっおいるこずや 根から吞い䞊げられた氎は䞻に葉から蒞散により氎蒞気ずしお排出されおい るこずを捉えるようにする。その際怍物に着色した氎を吞わせ茎や葉な どを切っおその䜓の内郚の぀くりを芳察したり䜕枚かの葉に透明な袋で芆 いをしお袋に付く氎の量を芳察したりするこずなどが考えられる。蒞散によ り排出される氎の量を調べる際には 気枩が高い晎れの日を遞ぶようにする。  ここで扱う察象ずしおは葉ででんぷんが぀くられる怍物を扱う。  ここでの指導に圓たっおは児童の理解の充実を図るために芳察実隓ずず もに映像や暡型その他の資料を掻甚するこずが考えられる。 (3) 生物ず環境  生物ず環境に぀いお動物や怍物の生掻を芳察したり資料を掻甚した りする䞭で生物ず環境ずの関わりに着目しおそれらを倚面的に調べ る掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に 付けるこず。 () 生物は氎及び空気を通しお呚囲の環境ず関わっお生きおいるこ ず。 () 生物の間には食う食われるずいう関係があるこず。 () 人は環境ず関わり工倫しお生掻しおいるこず。 む 生物ず環境に぀いお远究する䞭で生物ず環境ずの関わりに぀い おより劥圓な考えを぀くりだし衚珟するこず。
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88 第章 各孊幎の目 暙及び内容 内容の取扱い (4) 内容の「生呜・地球」の(3) に぀いおは次のずおり取り扱うも のずする。 ア アの() に぀いおは氎が埪環しおいるこずにも觊れるこず。 む アの() に぀いおは氎䞭の小さな生物を芳察しそれらが魚な どの食べ物になっおいるこずに觊れるこず。  本内容は第孊幎「(2) 季節ず生物」の孊習を螏たえお 「生呜」に぀いお の基本的な抂念等を柱ずした内容のうちの「生物ず環境の関わり」に関わるもの であり䞭孊校第分野「(7) ア() 生物ず環境」の孊習に぀ながるものである。  ここでは児童が生物ず氎空気及び食べ物ずの関わりに着目しおそれら を倚面的に調べる掻動を通しお生物ず持続可胜な環境ずの関わりに぀いお理解 を図り芳察実隓などに関する技胜を身に付けるずずもに䞻により劥圓な考 えを぀くりだす力や生呜を尊重する態床䞻䜓的に問題解決しようずする態床を 育成するこずがねらいである。 () 動物は氎及び空気がないず生きおいくこずができないこずや怍物は氎 が䞍足するず枯れおしたうこずなどから生物ず氎及び空気ずの関わりに着 目しおそれらを倚面的に調べる。これらの掻動を通しお生物ず呚囲の環 境ずの関わりに぀いおより劥圓な考えを぀くりだし衚珟するずずもに 生物は氎及び空気を通しお呚囲の環境ず関わっお生きおいるこずを捉えるよ うにする。その際地球䞊の氎は海や川などから蒞発し氎蒞気や雲ずな り雚ずなるなど埪環しおいるこずに觊れるようにする。たた生物は酞玠 を吞っお二酞化炭玠をはき出しおいるが怍物は光が圓たるず二酞化炭玠を 取り入れお酞玠を出すなど生物が空気を通しお呚囲の環境ず関わっお生き おいるこずを捉えるようにする。 () 様々な動物の食べ物に着目しお生物同士の関わりを倚面的に調べる。こ れらの掻動を通しお生物同士の関わりに぀いおより劥圓な考えを぀くり だし衚珟するずずもに怍物を食べおいる動物がいるこずやその動物も 他の動物に食べられるこずがあるこず生物には食う食われるずいう関係が あるずいうこずを捉えるようにする。その際池や川などの氎を採取し顕 埮鏡などを䜿っお氎䞭の小さな生物を芳察するこずにより魚が氎䞭に いる小さな生物を食べお生きおいるこずに觊れるようにする。 () 人の生掻に぀いお環境ずの関わり方の工倫に着目しお持続可胜な環境 ずの関わり方を倚面的に調べる。これらの掻動を通しお人ず環境ずの関わ
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89  第孊幎の 目暙及び内 容 りに぀いおより劥圓な考えを぀くりだし衚珟するずずもに人は環境 ず関わり工倫しお生掻しおいるこずを捉えるようにする。その際人の生 掻が環境に及がす圱響を少なくする工倫や環境から人の生掻ぞ及がす圱響 を少なくする工倫よりよい関係を぀くりだす工倫など人ず環境ずの関わ り方の工倫に぀いお考えるようにする。  ここで扱う察象ずしおは() に぀いおは䟋えば怍物が酞玠を出しおいる かを調べるために気䜓怜知管や気䜓センサヌなどを掻甚しお酞玠や二酞化炭 玠の怜出を行うこずが考えられる。たた地球䞊の氎や空気の存圚を想起するな ど生物ず環境ずの関わりに぀いお考察するこずが考えられる。() に぀いお は䟋えば怍物䜓を食べる身近な動物ずしお昆虫や草食性の哺乳類などを扱 うずずもに動物を食べる動物ずしお肉食性の哺乳類や節足動物などを扱うよ うにし食べ物を通した関わりに぀いお考察するようにする。() に぀いおは 䟋えば科孊技術を掻甚しお氎や空気など呚囲の環境に䞎える圱響を少なくする 工倫や情報を掻甚しお環境の倉化を事前に予枬し受ける圱響を少なくする工 倫たた人が自然に働きかけるこずでよりよい関係を぀くりだす工倫に぀いお 扱うこずが考えられる。  ここでの指導に圓たっおは芳察実隓が行いにくい掻動に぀いおは児童の 理解の充実を図るために映像や暡型図曞などの資料を掻甚するこずが考えら れる。() に぀いおは氎の埪環や酞玠二酞化炭玠の出入りを図で衚珟するな ど生物ず環境ずの関わりに぀いお考えたり説明したりする掻動の充実を図る ようにする。() に぀いおは怍物は自らでんぷんを぀くりだしおいるが人や 他の動物は怍物あるいは動物を食べおいるこずから食べ物を通しお生物が関わ り合っお生きおいるこずを敎理し盞互の関係付けを図っお理解できるようにす る。氎䞭の小さな生物を芳察する際には顕埮鏡などの芳察噚具を適切に操䜜で きるように指導する。() に぀いおはこれたでの理科の孊習を螏たえお自分 が環境ずよりよく関わっおいくためにはどのようにすればよいか日垞生掻に圓 おはめお考察するなど持続可胜な瀟䌚の構築ずいう芳点で扱うようにする。 (4) 土地の぀くりず倉化  土地の぀くりず倉化に぀いお土地やその䞭に含たれる物に着目し お土地の぀くりやでき方を倚面的に調べる掻動を通しお次の事項を 身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に 付けるこず。
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90 第章 各孊幎の目 暙及び内容 () 土地は瀫 れき 砂泥火山灰などからできおおり局を぀くっお 広がっおいるものがあるこず。たた局には化石が含たれおいるも のがあるこず。 () 地局は流れる氎の働きや火山の噎火によっおできるこず。 () 土地は火山の噎火や地震によっお倉化するこず。 む 土地の぀くりず倉化に぀いお远究する䞭で土地の぀くりやでき方 に぀いおより劥圓な考えを぀くりだし衚珟するこず。 内容の取扱い (5) 内容の「生呜・地球」の(4) に぀いおは次のずおり取り扱うも のずする。 ア アの() に぀いおは流れる氎の働きでできた岩石ずしお瀫 れき 岩 砂岩泥岩を扱うこず。 む アの() に぀いおは自然灜害に぀いおも觊れるこず。  本内容は第孊幎「(3) 雚氎の行方ず地面の様子」 第孊幎「(3) 流れ る氎の働きず土地の倉化」の孊習を螏たえお 「地球」に぀いおの基本的な抂念 等を柱ずした内容のうちの「地球の内郚ず地衚面の倉動」に関わるものであり 䞭孊校第分野「(2) 倧地の成り立ちず倉化」の孊習に぀ながるものである。  ここでは児童が土地やその䞭に含たれおいる物に着目しお土地の぀くり やでき方を倚面的に調べる掻動を通しお土地の぀くりや倉化に぀いおの理解を 図り芳察実隓などに関する技胜を身に付けるずずもに䞻により劥圓な考え を぀くりだす力や䞻䜓的に問題解決しようずする態床を育成するこずがねらいで ある。 () 厖や切り通しなどで土地やその䞭に含たれる物に着目しお土地の぀くり を倚面的に調べる。これらの掻動を通しお土地の぀くりに぀いおより劥 圓な考えを぀くりだし衚珟するずずもに土地は瀫 れき 砂泥火山灰な どからできおおり幟重にも局状に重なり地局を぀くっお広がっおいるもの があるこずを捉えるようにする。たた地局には化石が含たれおいるものが あるこずや瀫 れき 砂泥に぀いおは粒の倧きさに違いがあるこずを捉える ようにする。その際耇数の地点の地局の぀くりを局の構成物の粒の倧きさ や圢色を盞互に関係付けお調べ地局の重なりや広がりを捉えるようにす る。なお土地の構成物を調べる際には䟋えば地質ボヌリングの資料を 利甚するこずが考えられる。
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91  第孊幎の 目暙及び内 容 () 土地やその䞭に含たれる物に着目しお粒の倧きさや圢や色などの特城か ら土地のでき方を倚面的に調べる。これらの掻動を通しお地局ができた 芁因に぀いおより劥圓な考えを぀くりだし衚珟するずずもに地局は 流れる氎の働きや火山の噎火によっおできるこずを捉えるようにする。その 際地局の䞭に含たれる䞞みを垯びた瀫 れき や砂などから流れる氎の働きに よっお぀くられた地局であるこずを捉えるようにする。たた流れる氎の働 きでできた岩石ずしお瀫 れき 岩砂岩泥岩を扱うこずずする。䞀方火山灰や 倚くの穎をも぀石が地局の䞭に含たれおいるこずなどから火山の噎火に よっお぀くられた地局もあるこずを捉えるようにする。 () 土地の様子に着目しお火山の掻動や地震による土地の倉化を倚面的に調 べる。これらの掻動を通しお土地の぀くりやでき方に぀いおより劥圓な 考えを぀くりだし衚珟するずずもに土地は火山の噎火や地震によっお 倉化するこずを捉えるようにする。その際火山の噎火によっお溶岩が流 れ出したり火山灰が噎き出したりしお倉化した土地の様子や倧きな地震 によっお地割れが生じたり断局が地衚に珟れたり厖が厩れたりした様子を調 べるこずが考えられる。  ここでの指導に圓たっおは児童が土地の぀くりや倉化に぀いお実際に地局を 芳察する機䌚をも぀ようにするずずもに映像暡型暙本などの資料を掻甚 し土地を構成物ずいった郚分で芋たり地局の぀くりや広がりずいった党䜓で 芋たりするこずで理解を深めるようにする。たた遠足や移動教宀などあらゆ る機䌚を生かすずずもに博物通や資料通などの瀟䌚教育斜蚭を掻甚するこずが 考えられる。さらに地局の぀くりや地局が流れる氎の働きによっおできる堎 合があるこずを捉えるために第孊幎「(3) 雚氎の行方ず地面の様子」 第 孊幎「(3) 流れる氎の働きず土地の倉化」の孊習ずの関連を図るようにする。  日垞生掻ずの関連ずしおは火山の噎火や地震がもたらす自然灜害に觊れるよ うにする。その際映像図曞などの資料を基に調べ過去に起こった火山の掻 動や倧きな地震によっお土地が倉化したこずや将来にも起こる可胜性があるこず を捉えるようにする。  なお土地の芳察に圓たっおはそれぞれの地域に応じた指導を工倫するよう にするずずもに野倖芳察においおは安党を第䞀に考え事故防止に配慮するよ うに指導する。たた岩石サンプルを採る際には保護県鏡を䜿甚するなど安 党に配慮するように指導する。
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92 第章 各孊幎の目 暙及び内容 (5) 月ず倪陜  月の圢の芋え方に぀いお月ず倪陜の䜍眮に着目しおそれらの䜍眮 関係を倚面的に調べる掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができ るよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に 付けるこず。 () 月の茝いおいる偎に倪陜があるこず。たた月の圢の芋え方は 倪陜ず月ずの䜍眮関係によっお倉わるこず。 む 月の圢の芋え方に぀いお远究する䞭で月の䜍眮や圢ず倪陜の䜍眮 ずの関係に぀いおより劥圓な考えを぀くりだし衚珟するこず。 内容の取扱い (6) 内容の「生呜・地球」の(5) のアの() に぀いおは地球から芋 た倪陜ず月ずの䜍眮関係で扱うものずする。  本内容は第孊幎「(5) 月ず星」の孊習を螏たえお 「地球」に぀いおの 基本的な抂念等を柱ずした内容のうちの「地球ず倩䜓の運動」に関わるものであ り䞭孊校第分野「(6) 地球ず宇宙」の孊習に぀ながるものである。  ここでは児童が月ず倪陜の䜍眮に着目しおこれらの䜍眮関係を倚面的に 調べる掻動を通しお月の圢の芋え方ず月ず倪陜の䜍眮関係に぀いおの理解を図 り芳察実隓などに関する技胜を身に付けるずずもに䞻により劥圓な考えを ぀くりだす力や䞻䜓的に問題解決しようずする態床を育成するこずがねらいであ る。 () 月ず倪陜の䜍眮に着目しお月の圢の芋え方ず倪陜の䜍眮関係を実際に芳 察したりモデルや図で衚したりしお倚面的に調べる。これらの掻動を通し お月の圢の芋え方に぀いおより劥圓な考えを぀くりだすずずもに月 は日によっお圢が倉わっお芋え月の茝いおいる偎に倪陜があるこずや 月の圢の芋え方は倪陜ず月ずの䜍眮関係によっお倉わるこずを捉えるように する。ただし地球から芋た倪陜ず月の䜍眮関係で扱うものずし地球の倖 から月や倪陜の䜍眮関係を捉えるこずに぀いおは䞭孊校第分野「(6) 地 球ず宇宙」で扱う。  ここで扱う察象ずしおは倪陜が沈んでから芋える月の他に昌間に芳察でき る月も考えられる。たた月を芳察する際にはクレヌタヌなど衚面の様子に
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93  第孊幎の 目暙及び内 容 も目を向けお月に察する興味・関心を高めるようにする。  ここでの指導に圓たっおは実際に芳察した月の圢の芋え方をモデルや図に よっお衚珟するなど月の䜍眮や圢ず倪陜の䜍眮ずの関係に぀いお考えたり説 明したりする掻動の充実を図るようにするずずもに数日埌の月の芋え方を予枬 する掻動が考えられる。たた児童の倩䜓に察する興味・関心を高め理解を深 めるために移動教宀や宿泊を䌎う孊習の機䌚を生かすずずもにプラネタリり ムなどを掻甚するこずが考えられる。  なお倜間の芳察の際には安党を第䞀に考え事故防止に配慮するように指 導する。たた昌間の月を芳察し倪陜の䜍眮を確認する際には倪陜を盎接芋 ないようにするなど安党に配慮するように指導する。
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94 第章 指導蚈画の 䜜成ず内容 の取扱い  指導蚈画䜜成䞊の配慮事項  指導蚈画の䜜成に圓たっおは第章第節理科「第 目暙」及び「第  各孊幎の目暙及び内容」に照らしお各孊幎の目暙や内容のねらいが十分達成で きるように次の事項に配慮する。 (1) 䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善 (1) 単元など内容や時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜 力の育成に向けお児童の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟を図るよ うにするこず。その際理科の孊習過皋の特質を螏たえ理科の芋 方・考え方を働かせ芋通しをもっお芳察実隓を行うこずなどの 問題を科孊的に解決しようずする孊習掻動の充実を図るこず。  この事項は理科の指導蚈画の䜜成に圓たり児童の䞻䜓的・察話的で深い孊 びの実珟を目指した授業改善を進めるこずずし理科の特質に応じお効果的な 孊習が展開できるように配慮すべき内容を瀺したものである。  理科の指導に圓たっおは(1)「知識及び技胜」が習埗されるこず(2)「思考 力刀断力衚珟力等」を育成するこず(3)「孊びに向かう力人間性等」を æ¶µ かん 逊するこずが偏りなく実珟されるよう単元など内容や時間のたずたりを芋通 しながら䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を行うこずが重芁 である。  児童に理科の指導を通しお「知識及び技胜」や「思考力刀断力衚珟力等」 の育成を目指す授業改善を行うこずはこれたでも倚くの実践が重ねられおきおい る。そのような着実に取り組たれおきた実践を吊定し党く異なる指導方法を導 入しなければならないず捉えるのではなく児童や孊校の実態指導の内容に応 じ 「䞻䜓的な孊び」  「察話的な孊び」  「深い孊び」の芖点から授業改善を図る こずが重芁である。   「䞻䜓的・察話的で深い孊び」は必ずしも単䜍時間の授業の䞭で党おが実 珟されるものではない。単元など内容や時間のたずたりの䞭で䟋えば䞻䜓的 に孊習に取り組めるよう孊習の芋通しを立おたり孊習したこずを振り返ったりし お自身の孊びや倉容を自芚できる堎面をどこに蚭定するか察話によっお自分の 考えなどを広げたり深めたりする堎面をどこに蚭定するか孊びの深たりを぀く 第章 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い
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95  指導蚈画䜜 成䞊の配慮 事項 りだすために児童が考える堎面ず教垫が教える堎面をどのように組み立おる かずいった芖点で授業改善を進めるこずが求められる。たた児童や孊校の実 態に応じ倚様な孊習掻動を組み合わせお授業を組み立おおいくこずが重芁であ り単元のたずたりを芋通した孊習を行うに圓たり基瀎ずなる知識及び技胜の習 埗に課題が芋られる堎合にはそれを身に付けるために児童の䞻䜓性を匕き出 すなどの工倫を重ね確実な習埗を図るこずが必芁である。䞻䜓的・察話的で深 い孊びの実珟に向けた授業改善を進めるに圓たり特に「深い孊び」の芖点に関 しお各教科等の孊びの深たりの鍵ずなるのが「芋方・考え方」である。各教科 等の特質に応じた物事を捉える芖点や考え方である「芋方・考え方」を習埗・ 掻甚・探究ずいう孊びの過皋の䞭で働かせるこずを通じおより質の高い深い孊 びに぀なげるこずが重芁である。  理科においおは 「理科の芋方・考え方」を働かせ芋通しをもっお芳察実 隓を行うこずなどの問題解決の掻動を通しお 「䞻䜓的・察話的で深い孊び」の 実珟を図るようにするこずが重芁である。   「䞻䜓的な孊び」に぀いおは䟋えば自然の事物・珟象から問題を芋いだ し芋通しをもっお芳察実隓などを行っおいるか芳察実隓の結果を基に考 察を行いより劥圓な考えを぀くりだしおいるか自らの孊習掻動を振り返っお 意味付けたり埗られた知識や技胜を基に次の問題を発芋したり新たな芖点 で自然の事物・珟象を捉えようずしたりしおいるかなどの芖点から授業改善を 図るこずが考えられる。   「察話的な孊び」に぀いおは䟋えば問題の蚭定や怜蚌蚈画の立案芳察 実隓の結果の凊理考察の堎面などではあらかじめ個人で考えその埌意芋 亀換したり根拠を基にしお議論したりしお自分の考えをより劥圓なものにす る孊習ずなっおいるかなどの芖点から授業改善を図るこずが考えられる。   「深い孊び」に぀いおは䟋えば 「理科の芋方・考え方」を働かせながら問題 解決の過皋を通しお孊ぶこずにより理科で育成を目指す資質・胜力を獲埗する ようになっおいるか様々な知識が぀ながっおより科孊的な抂念を圢成するこ ずに向かっおいるかさらに新たに獲埗した資質・胜力に基づいた「理科の芋 方・考え方」を次の孊習や日垞生掻などにおける問題発芋・解決の堎面で働か せおいるかなどの芖点から授業改善を図るこずが考えられる。  以䞊のような授業改善の芖点を螏たえ理科で育成を目指す資質・胜力及びそ の評䟡の芳点ずの関係も十分に考慮し指導蚈画等を䜜成するこずが必芁であ る。
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96 第章 指導蚈画の 䜜成ず内容 の取扱い (2) 問題解決の力の育成 (2) 各孊幎で育成を目指す思考力刀断力衚珟力等に぀いおは該圓 孊幎においお育成するこずを目指す力のうち䞻なものを瀺したもの であり実際の指導に圓たっおは他の孊幎で掲げおいる力の育成に ぀いおも十分に配慮するこず。  児童が自然の事物・珟象に芪しむ䞭で興味・関心をもちそこから問題を芋い だし予想や仮説を基に芳察実隓などを行い結果を敎理しその結果を基に 結論を導きだすずいった問題解決の過皋の䞭で問題解決の力が育成される。小 孊校では孊幎を通しお育成を目指す問題解決の力が瀺されおいる。  小孊校理科では第孊幎では䞻に差異点や共通点を基に問題を芋いだす 力が第孊幎では䞻に既習の内容や生掻経隓を基に根拠のある予想や仮説 を発想する力が第孊幎では䞻に予想や仮説を基に解決の方法を発想する 力が第孊幎では䞻により劥圓な考えを぀くりだす力が問題解決の力ずしお 瀺されおいる。  これらの問題解決の力はその孊幎で䞭心的に育成するものであるが該圓孊 幎で瀺した問題解決の力を該圓孊幎のみで育成を目指すものではなく幎間を 通しおこれらの問題解決の力を意図的・蚈画的に育成するこずを目指すもので ある。したがっお実際の指導に圓たっおは他の孊幎で掲げおいる問題解決の 力の育成に぀いおも十分に配慮する必芁がある。 (3) 障害のある児童ぞの指導 (3) 障害のある児童などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難 さに応じた指導内容や指導方法の工倫を蚈画的組織的に行うこず。  障害者の暩利に関する条玄に掲げられたむンクルヌシブ教育システムの構築を 目指し児童の自立ず瀟䌚参加を䞀局掚進しおいくためには通垞の孊玚通玚 による指導特別支揎孊玚特別支揎孊校においお児童の十分な孊びを確保 し䞀人䞀人の児童の障害の状態や発達の段階に応じた指導や支揎を䞀局充実さ せおいく必芁がある。  通垞の孊玚においおも発達障害を含む障害のある児童が圚籍しおいる可胜性 があるこずを前提に党おの教科等においお䞀人䞀人の教育的ニヌズに応じた きめ现かな指導や支揎ができるよう障害皮別の指導の工倫のみならず各教科
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97  指導蚈画䜜 成䞊の配慮 事項 等の孊びの過皋においお考えられる困難さに察する指導の工倫の意図手立おを 明確にするこずが重芁である。  これを螏たえ今回の改蚂では障害のある児童などの指導に圓たっおは 個々の児童によっお芋えにくさ聞こえにくさ道具の操䜜の困難さ移動䞊 の制玄健康面や安党面での制玄発音のしにくさ心理的な䞍安定人間関係 圢成の困難さ読み曞きや蚈算等の困難さ泚意の集䞭を持続するこずが苊手で あるこずなど孊習掻動を行う堎合に生じる困難さが異なるこずに留意し個々 の児童の困難さに応じた指導内容や指導方法を工倫するこずを各教科等におい お瀺しおいる。  その際理科の目暙や内容の趣旚孊習掻動のねらいを螏たえ孊習内容の倉 曎や孊習掻動の代替を安易に行うこずがないよう留意するずずもに児童の孊習 負担や心理面にも配慮する必芁がある。  䟋えば理科における配慮ずしお実隓を行う掻動においお実隓の手順や方 法を理解するこずが困難であったり芋通しがもおなかったりしお孊習掻動に 参加するこずが難しい堎合には孊習の芋通しがもおるよう実隓の目的を明瀺 したり実隓の手順や方法を芖芚的に衚したプリント等を掲瀺したり配付した りするなどの配慮が考えられる。たた燃焌実隓のように危険を䌎う孊習掻動に おいお危険に気付きにくい堎合には教垫が確実に様子を把握できる堎所で掻 動できるようにするなどの配慮が考えられる。さらには自然の事物・珟象を芳 察する掻動においお時間をかけお芳察をするこずが難しい堎合には芳察する ポむントを瀺したりICT 教材を掻甚したりするなどの配慮が考えられる。  なお孊校においおはこうした点を螏たえ個別の指導蚈画を䜜成し必芁 な配慮を蚘茉し翌幎床の担任等に匕き継ぐこずなどが必芁である。 (4) 道埳科などずの関連 (4) 第章総則の第のの(2) に瀺す道埳教育の目暙に基づき道埳 科などずの関連を考慮しながら第章特別の教科道埳の第に瀺す 内容に぀いお理科の特質に応じお適切な指導をするこず。  理科の指導においおはその特質に応じお道埳に぀いお適切に指導する必芁 があるこずを瀺すものである。  第章総則第の(2) においおは 「孊校における道埳教育は特別の教科で ある道埳以䞋「道埳科」ずいう。 を芁ずしお孊校の教育掻動党䜓を通じお行 うものであり道埳科はもずより各教科倖囜語掻動総合的な孊習の時間及
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98 第章 指導蚈画の 䜜成ず内容 の取扱い び特別掻動のそれぞれの特質に応じお児童の発達の段階を考慮しお適切な指 導を行うこず」ず芏定されおいる。  理科における道埳教育の指導においおは孊習掻動や孊習態床ぞの配慮教垫 の態床や行動による感化ずずもに以䞋に瀺すような理科ず道埳教育ずの関連を 明確に意識しながら適切な指導を行う必芁がある。  理科においおは目暙を「自然に芪しみ理科の芋方・考え方を働かせ芋通 しをもっお芳察実隓を行うこずなどを通しお自然の事物・珟象に぀いおの問 題を科孊的に解決するために必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指 す。(1) 自然の事物・珟象に぀いおの理解を図り芳察実隓などに関する基本 的な技胜を身に付けるようにする。(2) 芳察実隓などを行い問題解決の力を 逊う。(3) 自然を愛する心情や䞻䜓的に問題解決しようずする態床を逊う。 」ず瀺 しおいる。  栜培や飌育などの䜓隓掻動を通しお自然を愛する心情を育おるこずは生呜を 尊重し自然環境の保党に寄䞎する態床の育成に぀ながるものである。たた芋 通しをもっお芳察実隓を行うこずや問題解決の力を育おるこずは道埳的刀 断力や真理を倧切にしようずする態床の育成にも資するものである。  次に道埳教育の芁ずしおの特別の教科である道埳科の指導ずの関連を考慮す る必芁がある。理科で扱った内容や教材の䞭で適切なものを道埳科に掻甚する こずが効果的な堎合もある。たた道埳科で取り䞊げたこずに関係のある内容や 教材を理科で扱う堎合には道埳科における指導の成果を生かすように工倫する こずも考えられる。そのためにも理科の幎間指導蚈画の䜜成などに際しお道 埳教育の党䜓蚈画ずの関連指導の内容及び時期等に配慮し䞡者が盞互に効果 を高め合うようにするこずが倧切である。  内容の取扱いに぀いおの配慮事項  各内容の指導に圓たっおは第章第節理科「第 目暙」及び「第 各 孊幎の目暙及び内容」に照らしお各孊幎の目暙や内容のねらいが十分達成でき るように次の事項に配慮する。 (1) 蚀語掻動の充実 (1) 問題を芋いだし予想や仮説芳察実隓などの方法に぀いお考え たり説明したりする孊習掻動芳察実隓の結果を敎理し考察する孊 習掻動科孊的な蚀葉や抂念を䜿甚しお考えたり説明したりする孊習
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99  内容の取扱 いに぀いお の配慮事項 掻動などを重芖するこずによっお蚀語掻動が充実するようにするこ ず。  理科の孊習においおは問題を芋いだし予想や仮説芳察実隓などの方法 に぀いお考えたり説明したりする孊習掻動芳察実隓の結果を敎理し考察する 孊習掻動科孊的な蚀葉や抂念を䜿甚しお考えたり説明したりする孊習掻動など を充実させるこずにより思考力刀断力衚珟力等の育成を図るこずが倧切で ある。自然の事物・珟象から問題を芋いだし根拠のある予想や仮説を発想した りその予想や仮説を基に解決の方法を考えたりするこずにより芋通しを もった問題解決の掻動が充実する。たた自らの芳察蚘録や実隓デヌタを衚に敎 理したりグラフに凊理したりするこずにより考察を充実させるこずができる。 さらにこれらの衚やグラフなどを掻甚し぀぀科孊的な蚀葉や抂念を䜿甚しお考 えたり説明したりするなどの孊習掻動により考察を深めるこずができる。この ような孊習掻動が孊玚の䞭のグルヌプや孊玚党䜓での話合いの䞭で行われ繰 り返されるこずにより蚀語掻動が充実し思考力刀断力衚珟力等の資質・胜 力が育成されるように指導するこずが重芁である。  (2) コンピュヌタや情報通信ネットワヌクなどの掻甚 (2) 芳察実隓などの指導に圓たっおは指導内容に応じおコンピュヌ タや情報通信ネットワヌクなどを適切に掻甚できるようにするこず。 たた第章総則の第のの(3) のむに掲げるプログラミングを䜓 隓しながら論理的思考力を身に付けるための孊習掻動を行う堎合に は児童の負担に配慮し぀぀䟋えば第の各孊幎の内容の〔第孊 幎〕の「物質・゚ネルギヌ」の(4) における電気の性質や働きを利 甚した道具があるこずを捉える孊習など䞎えた条件に応じお動䜜し おいるこずを考察し曎に条件を倉えるこずにより動䜜が倉化する こずに぀いお考える堎面で取り扱うものずする。  芳察実隓などの指導に圓たっおは盎接䜓隓が基本であるが指導内容に応 じお適宜コンピュヌタや情報通信ネットワヌクなどを適切に掻甚するこずに よっお孊習の䞀局の充実を図るこずができる。  コンピュヌタや芖聎芚機噚などで扱われる映像などの情報に぀いおはそれぞ れの特性をよく理解し掻甚するこずが倧切である。たた孊習を深めおいく過 皋で児童が盞互に情報を亀換したり説明したりする手段ずしおコンピュヌ
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100 第章 指導蚈画の 䜜成ず内容 の取扱い タをはじめずする様々な芖聎芚機噚を掻甚するこずが考えられる。これらの機噚 の特性を螏たえお効果的に掻甚するこずにより理科においお育成を目指す資 質・胜力の実珟を図るこずができるず考えられる。なおこれらの機噚を掻甚す る堎合はその操䜜に぀いお適切な指導を心掛けるこずが必芁である。   「プログラミングを䜓隓しながら論理的思考力を身に付けるための孊習掻動」 に぀いおは第章総則第の(3) むに掲げられおいるずおり小孊校段階に おいお䜓隓しその意矩を理解するこずが求められおいる。そこでは意図した 凊理を行うよう指瀺するこずができるずいった䜓隓を通しお身近な生掻でコン ピュヌタが掻甚されおいるこずや問題の解決には必芁な手順があるこずに気付 くこずを重芖しおいる。  理科においおこれらの掻動を行う堎合には児童ぞの負担に配慮しながら 孊習䞊の必芁性や孊習内容ずの関連付けを考えおプログラミング教育を行う単 元を䜍眮付けるこずが倧切である。芖聎芚機噚の有効掻甚ずいった芳点ず同様 にプログラミングの特性を螏たえお効果的に取り入れるこずにより孊習内 容ず日垞生掻や瀟䌚ずの関連を重芖した孊習掻動や自然の事物・珟象から芋い だした問題を䞀連の問題解決の掻動を意識しながら論理的に解決しおいく孊習掻 動などが充実するず考えられる。 (3) 䜓隓的な孊習掻動の充実 (3) 生物倩気川土地などの指導に圓たっおは野倖に出掛け地域 の自然に芪しむ掻動や䜓隓的な掻動を倚く取り入れるずずもに生呜 を尊重し自然環境の保党に寄䞎する態床を逊うようにするこず。  理科の孊習においおは自然に盎接関わるこずが重芁である。こうした盎接䜓 隓を充実するためにそれぞれの地域で自然の事物・珟象を教材化しこれらの 積極的な掻甚を図るこずが求められる。䞭でも生物倩気川土地倩䜓な どの孊習においおは孊習の察象ずする教材に地域差があるこずを考慮しその 地域の実情に応じお適切に教材を遞び児童が䞻䜓的な問題解決の掻動ができる ように指導の工倫改善を図るこずが重芁である。  野倖での孊習掻動では自然の事物・珟象を断片的に捉えるのではなくこれ らの盞互の関係を䞀䜓的に捉えるようにするこずが倧切である。そのこずが自 然を愛する心情や態床などを逊うこずにも぀ながる。たた野倖に出掛け地域 の自然に盎接觊れるこずは孊習したこずを実際の生掻環境ず結び付けお考える よい機䌚になるずずもに自分の生掻しおいる地域を芋盎し理解を深め地域の
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101  内容の取扱 いに぀いお の配慮事項 自然ぞの関心を高めるこずにもなりうる。  生物の飌育栜培掻動においお野倖で生物を採取する堎合には必芁最小限 にずどめるなど生態系の維持に配慮するずずもに生物の䜓の぀くりず働きの 粟劙さを認識し生物を愛護しようずする態床を逊うこずができるようにする。  こうした䜓隓は生呜を尊重し自然環境の保党に寄䞎する態床の育成に぀な がるものであり持続可胜な瀟䌚で重芖される環境教育の基盀になるものずいえ る。たた野倖での掻動に限らず孊校に飌育舎やビオトヌプなどを蚭眮しそ の掻甚の充実を図る工倫が考えられる。  さらに地域教材を扱う理科の孊習ではできるだけ地域の自然ず觊れ合える 野倖での孊習掻動を取り入れるずずもに遠足や野倖䜓隓教宀臚海孊校などの 自然に觊れ合う䜓隓掻動を積極的に掻甚するこずが重芁である。 (4) 自然灜害ずの関連 (4) 倩気川土地などの指導に圓たっおは灜害に関する基瀎的な理 解が図られるようにするこず。  自然の事物・珟象の働きなどが短い期間や限られた空間で起こるず異垞な 自然珟象が発生するこずがある。このこずが原因ずなっお人間ずの関係で倧き な被害をもたらしおしたうこずがありこれが自然灜害ずなる。理科においお は自然の事物・珟象の働きや芏則性などを理解するこずが倧切でありそのこ ずが自然灜害に適切に察応するこずに぀ながるず考える。  理科においおは第孊幎「(3) 流れる氎の働きず土地の倉化」  「(4) 倩 気の倉化」 第孊幎「(4) 土地の぀くりず倉化」においお自然灜害に぀い お觊れるこずになるがここでは自然灜害ずの関連を図りながら孊習内容の 理解を深めるこずが重芁である。たた第孊幎「(3) 雚氎の行方ず地面の様 子」においお自然灜害ずの関連を図るこずが考えられる。 (5) 䞻䜓的な問題解決の掻動の充実日垞生掻や他教科等ずの関連など (5) 個々の児童が䞻䜓的に問題解決の掻動を進めるずずもに日垞生掻 や他教科等ずの関連を図った孊習掻動目的を蚭定し蚈枬しお制埡 するずいう考え方に基づいた孊習掻動が充実するようにするこず。  䞻䜓的な問題解決の掻動ずは䞀連の問題解決の掻動を児童自らが行おうず
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102 第章 指導蚈画の 䜜成ず内容 の取扱い するこずである。理科の孊習においお問題解決はこれたでも重芖されおきたこ ずであるが今回の改蚂においお小孊校理科で育成を目指す資質・胜力を育む 芳点から自然に芪しみ芋通しをもっお芳察実隓などを行いその結果を基 に考察し結論を導きだすなどの問題解決の掻動のより䞀局の充実を図るこず が倧切である。  そこで䞻䜓的な問題解決の掻動を進めるために教垫は児童がこれたでに もっおいた考えでは説明できない自然の事物・珟象を提瀺するなど児童自らが 自然の事物・珟象に興味・関心をもち問題を芋いだす状況を぀くる工倫が必芁 である。たた問題解決に察する芋通しを明確に意識させるずずもに倚様な孊 習圢態を取り入れお児童盞互の情報亀換も適宜行い児童自らが問題解決を行う こずができる状況を぀くるこずが必芁である。  たた児童が䞻䜓的に問題解決の掻動を行う䞭で既習の内容や生掻経隓を基 に根拠のある予想や仮説を発想したり孊習の成果を日垞生掻ずの関わりの䞭 で捉え盎したり他教科等で孊習した内容ず関連付けお考えたりするこずで孊 習内容を深く理解するこずができるようになる。さらには孊習したこずを日垞 生掻ずの関わりの䞭で捉え盎すこずで理科を孊習するこずの有甚性を感じるこ ずができ孊習に察する意欲も増進する。そのため教垫は各教科等の内容に぀ いお「カリキュラム・マネゞメント」を通じおの盞互の関連付けや暪断を図り 必芁な教育内容を組織的に配列し関係する教科等の内容ず埀還できるようにす るこずが倧切である。  さらに目的を蚭定し蚈枬しお制埡するずいった考え方に基づいた孊習掻動 に぀いおはたず芳察実隓などにおいおその目的を明確に意識するこずに より芳察実隓の結果を芋盎し再床芳察実隓を行ったり解決方法の修正 をしたりするずいった孊習掻動の充実を図るこずが考えられる。たたものづく りの掻動を充実させるこずが考えられる。これたでのものづくりの掻動はその 掻動を通しお解決したい問題を芋いだすこずや孊習を通しお埗た知識を掻甚し お理解を深めるこずを䞻なねらいずしおきた。今回孊んだこずの意矩を実感 できるような孊習掻動の充実を図る芳点から児童が明確な目的を蚭定しその 目的を達成するためにものづくりを行い蚭定した目的を達成できおいるかを振 り返り修正するずいったものづくりの掻動の充実を図るこずが考えられる。 (6) 博物通や科孊孊習センタヌなどずの連携 (6) 博物通や科孊孊習センタヌなどず連携協力を図りながらそれら を積極的に掻甚するこず。
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103  事故防止 薬品などの 管理  理科の孊習を効果的に行い孊習内容の深い理解を図るためにそれぞれの地 域にある博物通や科孊孊習センタヌ怍物園動物園氎族通プラネタリりム などの斜蚭や蚭備を掻甚するこずが考えられる。これらの斜蚭や蚭備は孊校で は䜓隓するこずが困難な自然や科孊に関する豊富な情報を提䟛しおくれる貎重な 存圚である。これらの斜蚭や蚭備の掻甚に際しおは適切に指導蚈画に䜍眮付け るずずもに実地螏査や孊芞員などずの事前の打合せなどを行い育成を目指す 資質・胜力を共有し指導の充実を図るこずが倧切である。たた最近では孊校 教育に察しお積極的に支揎を行っおいる倧孊や研究機関䌁業などもありこれ らず連携協力するこずにより孊習掻動を曎に充実させおいくこずが考えられ る。  事故防止薬品などの管理  芳察実隓などの指導に圓たっおは事故防止に十分留意するこず。 たた環境敎備に十分配慮するずずもに䜿甚薬品に぀いおも適切な措 眮をずるよう配慮するこず。  芳察実隓などの指導に圓たっおは予備実隓を行い安党䞊の配慮事項を具 䜓的に確認した䞊で事故が起きないように児童に指導するこずが重芁である。  安党管理ずいう芳点から加熱燃焌気䜓の発生などの実隓ガラス噚具や 刃物などの操䜜薬品の管理取扱い凊理などには十分に泚意を払うこずが求 められる。野倖での芳察採集芳枬などでは事前に珟地調査を行い危険箇所 の有無などを十分に確認しお適切な事前指導を行い事故防止に努めるこずが 必芁である。実隓は立っお行うこずや状況に応じお保護県鏡を着甚するなど 安党ぞの配慮を十分に行うこずが必芁である。  たた芳察実隓の充実を図る芳点から理科宀は児童が掻動しやすいよう に敎理敎頓しおおくずずもに実隓噚具等の配眮を児童に呚知しおおくこずも倧 切である。さらには理科宀や教材噚具等の物的環境の敎備や人的支揎など 長期的な展望の䞋蚈画的に環境を敎備しおいくこずが倧切である。  䜿甚薬品などに぀いおは地震や火灜などに備えお法什に埓い厳正に管理 する必芁がある。特に塩酞や氎酞化ナトリりムなど毒物及び劇物取締法によ り劇物に指定されおいる薬品は法に埓っお適切に取り扱うこずが必芁であ る。
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付録 目次 付録孊校教育法斜行芏則抄 付録小孊校孊習指導芁領 第章 総則 付録小孊校孊習指導芁領 第章 第節 理科 付録䞭孊校孊習指導芁領 第章 第節 理科 付録小孊校孊習指導芁領 第章 特別の教科 道埳 付録 「道埳の内容」の孊幎段階・孊校段階の䞀芧衚 付録幌皚園教育芁領
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106 付録1 第四章 小孊校 第二節 教育課皋 第五十条 小孊校の教育課皋は囜語瀟䌚算数理科生掻音楜図画工䜜家 庭䜓育及び倖囜語の各教科以䞋この節においお「各教科」ずいう。  特別の教科で ある道埳倖囜語掻動総合的な孊習の時間䞊びに特別掻動によ぀お線成するものずす る。  私立の小孊校の教育課皋を線成する堎合は前項の芏定にかかわらず宗教を加える こずができる。この堎合においおは宗教をも぀お前項の特別の教科である道埳に代え るこずができる。 第五十䞀条 小孊校第五十二条の二第二項に芏定する䞭孊校連携型小孊校及び第䞃十九 条の九第二項に芏定する䞭孊校䜵蚭型小孊校を陀く。 の各孊幎における各教科特別 の教科である道埳倖囜語掻動総合的な孊習の時間及び特別掻動のそれぞれの授業時 数䞊びに各孊幎におけるこれらの総授業時数は別衚第䞀に定める授業時数を暙準ずす る。 第五十二条 小孊校の教育課皋に぀いおはこの節に定めるもののほか教育課皋の基準 ずしお文郚科孊倧臣が別に公瀺する小孊校孊習指導芁領によるものずする。 第五十䞉条 小孊校においおは必芁がある堎合には䞀郚の各教科に぀いおこれらを 合わせお授業を行うこずができる。 第五十四条 児童が心身の状況によ぀お履修するこずが困難な各教科はその児童の心身 の状況に適合するように課さなければならない。 第五十五条 小孊校の教育課皋に関しその改善に資する研究を行うため特に必芁があ りか぀児童の教育䞊適切な配慮がなされおいるず文郚科孊倧臣が認める堎合におい おは文郚科孊倧臣が別に定めるずころにより第五十条第䞀項第五十䞀条䞭孊校 連携型小孊校にあ぀おは第五十二条の䞉第䞃十九条の九第二項に芏定する䞭孊校䜵蚭 型小孊校にあ぀おは第䞃十九条の十二においお準甚する第䞃十九条の五第䞀項又は第 五十二条の芏定によらないこずができる。 第五十五条の二 文郚科孊倧臣が小孊校においお圓該小孊校又は圓該小孊校が蚭眮さ れおいる地域の実態に照らしより効果的な教育を実斜するため圓該小孊校又は圓該 地域の特色を生かした特別の教育課皋を線成しお教育を実斜する必芁がありか぀圓 該特別の教育課皋に぀いお教育基本法平成十八幎法埋第癟二十号及び孊校教育法 第䞉十条第䞀項の芏定等に照らしお適切であり児童の教育䞊適切な配慮がなされおい るものずしお文郚科孊倧臣が定める基準を満たしおいるず認める堎合においおは文郚 科孊倧臣が別に定めるずころにより第五十条第䞀項第五十䞀条䞭孊校連携型小孊 孊校教育法斜行芏則 抄 昭和二十二幎五月二十䞉日文郚省什第十䞀号 䞀郚改正平成二十九幎䞉月䞉十䞀日文郚科孊省什第二十号      平成䞉十幎八月二十䞃日文郚科孊省什第二十䞃号
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107 付録1 校にあ぀おは第五十二条の䞉第䞃十九条の九第二項に芏定する䞭孊校䜵蚭型小孊校に あ぀おは第䞃十九条の十二においお準甚する第䞃十九条の五第䞀項又は第五十二条の 芏定の党郚又は䞀郚によらないこずができる。 第五十六条 小孊校においお孊校生掻ぞの適応が困難であるため盞圓の期間小孊校を欠 垭し匕き続き欠垭するず認められる児童を察象ずしおその実態に配慮した特別の教育 課皋を線成しお教育を実斜する必芁があるず文郚科孊倧臣が認める堎合においおは文 郚科孊倧臣が別に定めるずころにより第五十条第䞀項第五十䞀条䞭孊校連携型小 孊校にあ぀おは第五十二条の䞉第䞃十九条の九第二項に芏定する䞭孊校䜵蚭型小孊校 にあ぀おは第䞃十九条の十二においお準甚する第䞃十九条の五第䞀項又は第五十二条 の芏定によらないこずができる。 第五十六条の二 小孊校においお日本語に通じない児童のうち圓該児童の日本語を理 解し䜿甚する胜力に応じた特別の指導を行う必芁があるものを教育する堎合には文 郚科孊倧臣が別に定めるずころにより第五十条第䞀項第五十䞀条䞭孊校連携型小 孊校にあ぀おは第五十二条の䞉第䞃十九条の九第二項に芏定する䞭孊校䜵蚭型小孊校 にあ぀おは第䞃十九条の十二においお準甚する第䞃十九条の五第䞀項及び第五十二条 の芏定にかかわらず特別の教育課皋によるこずができる。 第五十六条の䞉 前条の芏定により特別の教育課皋による堎合においおは校長は児童 が蚭眮者の定めるずころにより他の小孊校矩務教育孊校の前期課皋又は特別支揎孊校 の小孊郚においお受けた授業を圓該児童の圚孊する小孊校においお受けた圓該特別の 教育課皋に係る授業ずみなすこずができる。 第五十六条の四 小孊校においお孊霢を経過した者のうちその者の幎霢経隓又は勀 劎の状況その他の実情に応じた特別の指導を行う必芁があるものを倜間その他特別の時 間においお教育する堎合には文郚科孊倧臣が別に定めるずころにより第五十条第䞀 項第五十䞀条䞭孊校連携型小孊校にあ぀おは第五十二条の䞉第䞃十九条の九第二 項に芏定する䞭孊校䜵蚭型小孊校にあ぀おは第䞃十九条の十二においお準甚する第 䞃十九条の五第䞀項及び第五十二条の芏定にかかわらず特別の教育課皋によるこず ができる。 第䞉節 孊幎及び授業日 第六十䞀条 公立小孊校における䌑業日は次のずおりずする。ただし第䞉号に掲げる 日を陀き圓該孊校を蚭眮する地方公共団䜓の教育委員䌚公立倧孊法人の蚭眮する小 孊校にあ぀おは圓該公立倧孊法人の理事長。第䞉号においお同じ。 が必芁ず認める 堎合はこの限りでない。  䞀 囜民の祝日に関する法埋昭和二十䞉幎法埋第癟䞃十八号に芏定する日  二 日曜日及び土曜日  䞉 孊校教育法斜行什第二十九条第䞀項の芏定により教育委員䌚が定める日 第六十二条 私立小孊校における孊期及び䌑業日は圓該孊校の孊則で定める。
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108 付録1 第八章 特別支揎教育 第癟䞉十四条の二 校長は特別支揎孊校に圚孊する児童等に぀いお個別の教育支揎蚈画 孊校ず医療保健犏祉劎働等に関する業務を行う関係機関及び民間団䜓次項に おいお「関係機関等」ずいう。 ずの連携の䞋に行う圓該児童等に察する長期的な支揎 に関する蚈画をいう。 を䜜成しなければならない。  校長は前項の芏定により個別の教育支揎蚈画を䜜成するに圓た぀おは圓該児童等 又はその保護者の意向を螏たえ぀぀あらかじめ関係機関等ず圓該児童等の支揎に関 する必芁な情報の共有を図らなければならない。 第癟䞉十八条 小孊校䞭孊校若しくは矩務教育孊校又は䞭等教育孊校の前期課皋におけ る特別支揎孊玚に係る教育課皋に぀いおは特に必芁がある堎合は第五十条第䞀項 第䞃十九条の六第䞀項においお準甚する堎合を含む。  第五十䞀条第五十二条第 䞃十九条の六第䞀項においお準甚する堎合を含む。  第五十二条の䞉第䞃十二条第 䞃十九条の六第二項及び第癟八条第䞀項においお準甚する堎合を含む。  第䞃十䞉条 第䞃十四条第䞃十九条の六第二項及び第癟八条第䞀項においお準甚する堎合を含 む。  第䞃十四条の䞉第䞃十六条第䞃十九条の五第䞃十九条の十二においお準甚 する堎合を含む。 及び第癟䞃条第癟十䞃条においお準甚する堎合を含む。 の芏定に かかわらず特別の教育課皋によるこずができる。 第癟䞉十九条の二 第癟䞉十四条の二の芏定は小孊校䞭孊校若しくは矩務教育孊校又 は䞭等教育孊校の前期課皋における特別支揎孊玚の児童又は生埒に぀いお準甚する。 第癟四十条 小孊校䞭孊校矩務教育孊校高等孊校又は䞭等教育孊校においお次の 各号のいずれかに該圓する児童又は生埒特別支揎孊玚の児童及び生埒を陀く。 のう ち圓該障害に応じた特別の指導を行う必芁があるものを教育する堎合には文郚科孊倧 臣が別に定めるずころにより第五十条第䞀項第䞃十九条の六第䞀項においお準甚す る堎合を含む。  第五十䞀条第五十二条第䞃十九条の六第䞀項においお準甚する堎 合を含む。  第五十二条の䞉第䞃十二条第䞃十九条の六第二項及び第癟八条第䞀項 においお準甚する堎合を含む。  第䞃十䞉条第䞃十四条第䞃十九条の六第二項及び 第癟八条第䞀項においお準甚する堎合を含む。  第䞃十四条の䞉第䞃十六条第 䞃十九条の五第䞃十九条の十二においお準甚する堎合を含む。  第八十䞉条及び第 八十四条第癟八条第二項においお準甚する堎合を含む。 䞊びに第癟䞃条第癟十䞃 条においお準甚する堎合を含む。 の芏定にかかわらず特別の教育課皋によるこずが できる。 䞀 蚀語障害者 二 自閉症者 䞉 情緒障害者 四 匱芖者 五 難聎者
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109 付録1 別衚第䞀第五十䞀条関係 区    分 第孊幎 第孊幎 第孊幎 第孊幎 第孊幎 第孊幎 各教科の 授業時数 囜 語 306 315 245 245 175 175 瀟 䌚 70 90 100 105 算 数 136 175 175 175 175 175 理 科 90 105 105 105 生 掻 102 105 音 楜 68 70 60 60 50 50 図画工䜜 68 70 60 60 50 50 å®¶ 庭 60 55 䜓 育 102 105 105 105 90 90 倖 囜 語 70 70 特別の教科である道埳 の授業時数 34 35 35 35 35 35 倖囜語掻動の授業時数 35 35 総合的な孊習の時間の 授業時数 70 70 70 70 特別掻動の授業時数 34 35 35 35 35 35 総授業時数 850 910 980 1015 1015 1015 備考  䞀 この衚の授業時数の䞀単䜍時間は四十五分ずする。  二  特別掻動の授業時数は小孊校孊習指導芁領で定める孊玚掻動孊校絊食に係るものを陀 く。 に充おるものずする。  䞉  第五十条第二項の堎合においお特別の教科である道埳のほかに宗教を加えるずきは宗教 の授業時数をも぀おこの衚の特別の教科である道埳の授業時数の䞀郚に代えるこずができる。 別衚第二及び別衚第四の堎合においおも同様ずする。  六 孊習障害者 䞃 泚意欠陥倚動性障害者 八 その他障害のある者でこの条の芏定により特別の教育課皋による教育を行うこず が適圓なもの 第癟四十䞀条 前条の芏定により特別の教育課皋による堎合においおは校長は児童又 は生埒が圓該小孊校䞭孊校矩務教育孊校高等孊校又は䞭等教育孊校の蚭眮者の 定めるずころにより他の小孊校䞭孊校矩務教育孊校高等孊校䞭等教育孊校又は 特別支揎孊校の小孊郚䞭孊郚若しくは高等郚においお受けた授業を圓該小孊校䞭 孊校矩務教育孊校高等孊校又は䞭等教育孊校においお受けた圓該特別の教育課皋に 係る授業ずみなすこずができる。 第癟四十䞀条の二 第癟䞉十四条の二の芏定は第癟四十条の芏定により特別の指導が行 われおいる児童又は生埒に぀いお準甚する。 附 則平成二十九幎䞉月䞉十䞀日文郚科孊省什第二十号  この省什は平成䞉十二幎四月䞀日から斜行する。
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110 付録2 第 小孊校教育の基本ず教育課皋の圹割  各孊校においおは教育基本法及び孊校教育法その他の法什䞊びにこの章以䞋に瀺すずころに 埓い児童の人間ずしお調和のずれた育成を目指し児童の心身の発達の段階や特性及び孊校や 地域の実態を十分考慮しお適切な教育課皋を線成するものずしこれらに掲げる目暙を達成す るよう教育を行うものずする。  孊校の教育掻動を進めるに圓たっおは各孊校においお第のに瀺す䞻䜓的・察話的で深 い孊びの実珟に向けた授業改善を通しお創意工倫を生かした特色ある教育掻動を展開する䞭 で次の(1) から(3) たでに掲げる事項の実珟を図り児童に生きる力を育むこずを目指すもの ずする。 (1) 基瀎的・基本的な知識及び技胜を確実に習埗させこれらを掻甚しお課題を解決するために 必芁な思考力刀断力衚珟力等を育むずずもに䞻䜓的に孊習に取り組む態床を逊い個性 を生かし倚様な人々ずの協働を促す教育の充実に努めるこず。その際児童の発達の段階を考 慮しお児童の蚀語掻動など孊習の基盀を぀くる掻動を充実するずずもに家庭ずの連携を 図りながら児童の孊習習慣が確立するよう配慮するこず。 (2) 道埳教育や䜓隓掻動倚様な衚珟や鑑賞の掻動等を通しお豊かな心や創造性の涵 かん 逊を目指 した教育の充実に努めるこず。   孊校における道埳教育は特別の教科である道埳以䞋「道埳科」ずいう。 を芁ずしお孊 校の教育掻動党䜓を通じお行うものであり道埳科はもずより各教科倖囜語掻動総合的 な孊習の時間及び特別掻動のそれぞれの特質に応じお児童の発達の段階を考慮しお適切な 指導を行うこず。   道埳教育は教育基本法及び孊校教育法に定められた教育の根本粟神に基づき自己の生き 方を考え䞻䜓的な刀断の䞋に行動し自立した人間ずしお他者ず共によりよく生きるための 基盀ずなる道埳性を逊うこずを目暙ずするこず。   道埳教育を進めるに圓たっおは人間尊重の粟神ず生呜に察する畏敬の念を家庭孊校そ の他瀟䌚における具䜓的な生掻の䞭に生かし豊かな心をもち䌝統ず文化を尊重しそれら を育んできた我が囜ず郷土を愛し個性豊かな文化の創造を図るずずもに平和で民䞻的な囜 家及び瀟䌚の圢成者ずしお公共の粟神を尊び瀟䌚及び囜家の発展に努め他囜を尊重し 囜際瀟䌚の平和ず発展や環境の保党に貢献し未来を拓 ひら く䞻䜓性のある日本人の育成に資するこ ずずなるよう特に留意するこず。 (3) 孊校における䜓育・健康に関する指導を児童の発達の段階を考慮しお孊校の教育掻動党 䜓を通じお適切に行うこずにより健康で安党な生掻ず豊かなスポヌツラむフの実珟を目指し た教育の充実に努めるこず。特に孊校における食育の掚進䞊びに䜓力の向䞊に関する指導 安党に関する指導及び心身の健康の保持増進に関する指導に぀いおは䜓育科家庭科及び特 別掻動の時間はもずより各教科道埳科倖囜語掻動及び総合的な孊習の時間などにおいお もそれぞれの特質に応じお適切に行うよう努めるこず。たたそれらの指導を通しお家庭や 地域瀟䌚ずの連携を図りながら日垞生掻においお適切な䜓育・健康に関する掻動の実践を促 し生涯を通じお健康・安党で掻力ある生掻を送るための基瀎が培われるよう配慮するこず。  の(1) から(3) たでに掲げる事項の実珟を図り豊かな創造性を備え持続可胜な瀟䌚の創り 手ずなるこずが期埅される児童に生きる力を育むこずを目指すに圓たっおは孊校教育党䜓䞊 びに各教科道埳科倖囜語掻動総合的な孊習の時間及び特別掻動以䞋「各教科等」ずい 小孊校孊習指導芁領 第章 総則
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111 付録2 う。ただし第のの(2) のア及びりにおいお特別掻動に぀いおは孊玚掻動孊校絊食に係 るものを陀く。 に限る。 の指導を通しおどのような資質・胜力の育成を目指すのかを明確にし ながら教育掻動の充実を図るものずする。その際児童の発達の段階や特性等を螏たえ぀぀ 次に掲げるこずが偏りなく実珟できるようにするものずする。 (1) 知識及び技胜が習埗されるようにするこず。 (2) 思考力刀断力衚珟力等を育成するこず。 (3) 孊びに向かう力人間性等を涵 かん 逊するこず。  各孊校においおは児童や孊校地域の実態を適切に把握し教育の目的や目暙の実珟に必芁 な教育の内容等を教科等暪断的な芖点で組み立おおいくこず教育課皋の実斜状況を評䟡しおそ の改善を図っおいくこず教育課皋の実斜に必芁な人的又は物的な䜓制を確保するずずもにその 改善を図っおいくこずなどを通しお教育課皋に基づき組織的か぀蚈画的に各孊校の教育掻動の 質の向䞊を図っおいくこず以䞋「カリキュラム・マネゞメント」ずいう。 に努めるものずす る。 第 教育課皋の線成  各孊校の教育目暙ず教育課皋の線成   教育課皋の線成に圓たっおは孊校教育党䜓や各教科等における指導を通しお育成を目指す資 質・胜力を螏たえ぀぀各孊校の教育目暙を明確にするずずもに教育課皋の線成に぀いおの基 本的な方針が家庭や地域ずも共有されるよう努めるものずする。その際第章総合的な孊習の 時間の第のに基づき定められる目暙ずの関連を図るものずする。  教科等暪断的な芖点に立った資質・胜力の育成 (1) 各孊校においおは児童の発達の段階を考慮し蚀語胜力情報掻甚胜力情報モラルを含 む。  問題発芋・解決胜力等の孊習の基盀ずなる資質・胜力を育成しおいくこずができるよ う各教科等の特質を生かし教科等暪断的な芖点から教育課皋の線成を図るものずする。 (2) 各孊校においおは児童や孊校地域の実態及び児童の発達の段階を考慮し豊かな人生の 実珟や灜害等を乗り越えお次代の瀟䌚を圢成するこずに向けた珟代的な諞課題に察応しお求め られる資質・胜力を教科等暪断的な芖点で育成しおいくこずができるよう各孊校の特色を 生かした教育課皋の線成を図るものずする。  教育課皋の線成における共通的事項 (1) 内容等の取扱い ア 第章以䞋に瀺す各教科道埳科倖囜語掻動及び特別掻動の内容に関する事項は特に 瀺す堎合を陀きいずれの孊校においおも取り扱わなければならない。 む 孊校においお特に必芁がある堎合には第章以䞋に瀺しおいない内容を加えお指導する こずができる。たた第章以䞋に瀺す内容の取扱いのうち内容の範囲や皋床等を瀺す事項 は党おの児童に察しお指導するものずする内容の範囲や皋床等を瀺したものであり孊校 においお特に必芁がある堎合にはこの事項にかかわらず加えお指導するこずができる。た だしこれらの堎合には第章以䞋に瀺す各教科道埳科倖囜語掻動及び特別掻動の目 暙や内容の趣旚を逞脱したり児童の負担過重ずなったりするこずのないようにしなければ ならない。 り 第章以䞋に瀺す各教科道埳科倖囜語掻動及び特別掻動の内容に掲げる事項の順序 は特に瀺す堎合を陀き指導の順序を瀺すものではないので孊校においおはその取扱 いに぀いお適切な工倫を加えるものずする。
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112 付録2 ゚ 孊幎の内容を孊幎たずめお瀺した教科及び倖囜語掻動の内容は孊幎間かけお指導す る事項を瀺したものである。各孊校においおはこれらの事項を児童や孊校地域の実態に 応じ孊幎間を芋通しお蚈画的に指導するこずずし特に瀺す堎合を陀きいずれかの孊 幎に分けお又はいずれの孊幎においおも指導するものずする。 オ 孊校においお以䞊の孊幎の児童で線制する孊玚に぀いお特に必芁がある堎合には各教 科及び道埳科の目暙の達成に支障のない範囲内で各教科及び道埳科の目暙及び内容に぀い お孊幎別の順序によらないこずができる。 カ 道埳科を芁ずしお孊校の教育掻動党䜓を通じお行う道埳教育の内容は第章特別の教科 道埳の第に瀺す内容ずしその実斜に圓たっおは第に瀺す道埳教育に関する配慮事項 を螏たえるものずする。 (2) 授業時数等の取扱い ア 各教科等の授業は幎間35週( 第孊幎に぀いおは34週以䞊にわたっお行うよう蚈画 し週圓たりの授業時数が児童の負担過重にならないようにするものずする。ただし各教 科等や孊習掻動の特質に応じ効果的な堎合には倏季冬季孊幎末等の䌑業日の期間に授 業日を蚭定する堎合を含めこれらの授業を特定の期間に行うこずができる。 む 特別掻動の授業のうち児童䌚掻動クラブ掻動及び孊校行事に぀いおはそれらの内容 に応じ幎間孊期ごず月ごずなどに適切な授業時数を充おるものずする。 り 各孊校の時間割に぀いおは次の事項を螏たえ適切に線成するものずする。 () 各教科等のそれぞれの授業の単䜍時間は各孊校においお各教科等の幎間授業時数 を確保し぀぀児童の発達の段階及び各教科等や孊習掻動の特質を考慮しお適切に定める こず。 () 各教科等の特質に応じ10分から15分皋床の短い時間を掻甚しお特定の教科等の指導を 行う堎合においお教垫が単元や題材など内容や時間のたずたりを芋通した䞭でその 指導内容の決定や指導の成果の把握ず掻甚等を責任をもっお行う䜓制が敎備されおいるず きはその時間を圓該教科等の幎間授業時数に含めるこずができるこず。 () 絊食䌑憩などの時間に぀いおは各孊校においお工倫を加え適切に定めるこず。 () 各孊校においお児童や孊校地域の実態各教科等や孊習掻動の特質等に応じお創 意工倫を生かした時間割を匟力的に線成できるこず。 ゚ 総合的な孊習の時間における孊習掻動により特別掻動の孊校行事に掲げる各行事の実斜 ず同様の成果が期埅できる堎合においおは総合的な孊習の時間における孊習掻動をもっお 盞圓する特別掻動の孊校行事に掲げる各行事の実斜に替えるこずができる。 (3) 指導蚈画の䜜成等に圓たっおの配慮事項   各孊校においおは次の事項に配慮しながら孊校の創意工倫を生かし党䜓ずしお調和 のずれた具䜓的な指導蚈画を䜜成するものずする。 ア 各教科等の指導内容に぀いおは(1) のアを螏たえ぀぀単元や題材など内容や時間のた ずたりを芋通しながらそのたずめ方や重点の眮き方に適切な工倫を加え第のに瀺す 䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を通しお資質・胜力を育む効果的な指導 ができるようにするこず。 む 各教科等及び各孊幎盞互間の関連を図り系統的発展的な指導ができるようにするこ ず。 り 孊幎の内容を孊幎たずめお瀺した教科及び倖囜語掻動に぀いおは圓該孊幎間を芋通し お児童や孊校地域の実態に応じ児童の発達の段階を考慮し぀぀効果的段階的に指 導するようにするこず。
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113 付録2 ゚ 児童の実態等を考慮し指導の効果を高めるため児童の発達の段階や指導内容の関連性 等を螏たえ぀぀合科的・関連的な指導を進めるこず。  孊校段階等間の接続   教育課皋の線成に圓たっおは次の事項に配慮しながら孊校段階等間の接続を図るものずす る。 (1) 幌児期の終わりたでに育っおほしい姿を螏たえた指導を工倫するこずにより幌皚園教育芁 領等に基づく幌児期の教育を通しお育たれた資質・胜力を螏たえお教育掻動を実斜し児童が 䞻䜓的に自己を発揮しながら孊びに向かうこずが可胜ずなるようにするこず。   たた䜎孊幎における教育党䜓においお䟋えば生掻科においお育成する自立し生掻を豊か にしおいくための資質・胜力が他教科等の孊習においおも生かされるようにするなど教科 等間の関連を積極的に図り幌児期の教育及び䞭孊幎以降の教育ずの円滑な接続が図られるよ う工倫するこず。特に小孊校入孊圓初においおは幌児期においお自発的な掻動ずしおの遊 びを通しお育たれおきたこずが各教科等における孊習に円滑に接続されるよう生掻科を䞭 心に合科的・関連的な指導や匟力的な時間割の蚭定など指導の工倫や指導蚈画の䜜成を行 うこず。 (2) 䞭孊校孊習指導芁領及び高等孊校孊習指導芁領を螏たえ䞭孊校教育及びその埌の教育ずの 円滑な接続が図られるよう工倫するこず。特に矩務教育孊校䞭孊校連携型小孊校及び䞭孊 校䜵蚭型小孊校においおは矩務教育幎間を芋通した蚈画的か぀継続的な教育課皋を線成す るこず。 第 教育課皋の実斜ず孊習評䟡  䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善   各教科等の指導に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 (1) 第のの(1) から(3) たでに瀺すこずが偏りなく実珟されるよう単元や題材など内容や 時間のたずたりを芋通しながら児童の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を 行うこず。   特に各教科等においお身に付けた知識及び技胜を掻甚したり思考力刀断力衚珟力等 や孊びに向かう力人間性等を発揮させたりしお孊習の察象ずなる物事を捉え思考するこず により各教科等の特質に応じた物事を捉える芖点や考え方以䞋「芋方 ・ 考え方」ずいう。  が鍛えられおいくこずに留意し児童が各教科等の特質に応じた芋方・考え方を働かせなが ら知識を盞互に関連付けおより深く理解したり情報を粟査しお考えを圢成したり問題を 芋いだしお解決策を考えたり思いや考えを基に創造したりするこずに向かう過皋を重芖した 孊習の充実を図るこず。 (2) 第のの(1) に瀺す蚀語胜力の育成を図るため各孊校においお必芁な蚀語環境を敎える ずずもに囜語科を芁ずし぀぀各教科等の特質に応じお児童の蚀語掻動を充実するこず。あ わせお(7) に瀺すずおり読曞掻動を充実するこず。 (3) 第のの(1) に瀺す情報掻甚胜力の育成を図るため各孊校においおコンピュヌタや情 報通信ネットワヌクなどの情報手段を掻甚するために必芁な環境を敎えこれらを適切に掻甚 した孊習掻動の充実を図るこず。たた各皮の統蚈資料や新聞芖聎芚教材や教育機噚などの 教材・教具の適切な掻甚を図るこず。   あわせお各教科等の特質に応じお次の孊習掻動を蚈画的に実斜するこず。 ア 児童がコンピュヌタで文字を入力するなどの孊習の基盀ずしお必芁ずなる情報手段の基本
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114 付録2 的な操䜜を習埗するための孊習掻動 む 児童がプログラミングを䜓隓しながらコンピュヌタに意図した凊理を行わせるために必 芁な論理的思考力を身に付けるための孊習掻動 (4) 児童が孊習の芋通しを立おたり孊習したこずを振り返ったりする掻動を蚈画的に取り入れ るように工倫するこず。 (5) 児童が生呜の有限性や自然の倧切さ䞻䜓的に挑戊しおみるこずや倚様な他者ず協働するこ ずの重芁性などを実感しながら理解するこずができるよう各教科等の特質に応じた䜓隓掻動 を重芖し家庭や地域瀟䌚ず連携し぀぀䜓系的・継続的に実斜できるよう工倫するこず。 (6) 児童が自ら孊習課題や孊習掻動を遞択する機䌚を蚭けるなど児童の興味・関心を生かした 自䞻的自発的な孊習が促されるよう工倫するこず。 (7) 孊校図曞通を蚈画的に利甚しその機胜の掻甚を図り児童の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実 珟に向けた授業改善に生かすずずもに児童の自䞻的自発的な孊習掻動や読曞掻動を充実す るこず。たた地域の図曞通や博物通矎術通劇堎音楜堂等の斜蚭の掻甚を積極的に図 り資料を掻甚した情報の収集や鑑賞等の孊習掻動を充実するこず。  孊習評䟡の充実   孊習評䟡の実斜に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 (1) 児童のよい点や進歩の状況などを積極的に評䟡し孊習したこずの意矩や䟡倀を実感できる ようにするこず。たた各教科等の目暙の実珟に向けた孊習状況を把握する芳点から単元や 題材など内容や時間のたずたりを芋通しながら評䟡の堎面や方法を工倫しお孊習の過皋や成 果を評䟡し指導の改善や孊習意欲の向䞊を図り資質・胜力の育成に生かすようにするこ ず。 (2) 創意工倫の䞭で孊習評䟡の劥圓性や信頌性が高められるよう組織的か぀蚈画的な取組を掚 進するずずもに孊幎や孊校段階を越えお児童の孊習の成果が円滑に接続されるように工倫す るこず。 第 児童の発達の支揎  児童の発達を支える指導の充実   教育課皋の線成及び実斜に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 (1) 孊習や生掻の基盀ずしお教垫ず児童ずの信頌関係及び児童盞互のよりよい人間関係を育お るため日頃から孊玚経営の充実を図るこず。たた䞻に集団の堎面で必芁な指導や揎助を行 うガむダンスず個々の児童の倚様な実態を螏たえ䞀人䞀人が抱える課題に個別に察応した 指導を行うカりンセリングの双方により児童の発達を支揎するこず。   あわせお小孊校の䜎孊幎䞭孊幎高孊幎の孊幎の時期の特長を生かした指導の工倫を行 うこず。 (2) 児童が自己の存圚感を実感しながらよりよい人間関係を圢成し有意矩で充実した孊校 生掻を送る䞭で珟圚及び将来における自己実珟を図っおいくこずができるよう児童理解を 深め孊習指導ず関連付けながら生埒指導の充実を図るこず。 (3) 児童が孊ぶこずず自己の将来ずの぀ながりを芋通しながら瀟䌚的・職業的自立に向けお 必芁な基盀ずなる資質・胜力を身に付けおいくこずができるよう特別掻動を芁ずし぀぀各教 科等の特質に応じおキャリア教育の充実を図るこず。 (4) 児童が基瀎的・基本的な知識及び技胜の習埗も含め孊習内容を確実に身に付けるこずが できるよう児童や孊校の実態に応じ個別孊習やグルヌプ別孊習繰り返し孊習孊習内容
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115 付録2 の習熟の皋床に応じた孊習児童の興味・関心等に応じた課題孊習補充的な孊習や発展的な 孊習などの孊習掻動を取り入れるこずや教垫間の協力による指導䜓制を確保するこずなど 指導方法や指導䜓制の工倫改善により個に応じた指導の充実を図るこず。その際第の の(3) に瀺す情報手段や教材・教具の掻甚を図るこず。  特別な配慮を必芁ずする児童ぞの指導 (1) 障害のある児童などぞの指導 ア 障害のある児童などに぀いおは特別支揎孊校等の助蚀又は揎助を掻甚し぀぀個々の児 童の障害の状態等に応じた指導内容や指導方法の工倫を組織的か぀蚈画的に行うものずす る。 む 特別支揎孊玚においお実斜する特別の教育課皋に぀いおは次のずおり線成するものずす る。 () 障害による孊習䞊又は生掻䞊の困難を克服し自立を図るため特別支揎孊校小孊郚・䞭 孊郚孊習指導芁領第章に瀺す自立掻動を取り入れるこず。 () 児童の障害の皋床や孊玚の実態等を考慮の䞊各教科の目暙や内容を䞋孊幎の教科の目 暙や内容に替えたり各教科を知的障害者である児童に察する教育を行う特別支揎孊校 の各教科に替えたりするなどしお実態に応じた教育課皋を線成するこず。 り 障害のある児童に察しお通玚による指導を行い特別の教育課皋を線成する堎合には 特別支揎孊校小孊郚・䞭孊郚孊習指導芁領第章に瀺す自立掻動の内容を参考ずし具䜓的 な目暙や内容を定め指導を行うものずする。その際効果的な指導が行われるよう各教 科等ず通玚による指導ずの関連を図るなど教垫間の連携に努めるものずする。 ゚ 障害のある児童などに぀いおは家庭地域及び医療や犏祉保健劎働等の業務を行う 関係機関ずの連携を図り長期的な芖点で児童ぞの教育的支揎を行うために個別の教育支 揎蚈画を䜜成し掻甚するこずに努めるずずもに各教科等の指導に圓たっお個々の児童の 実態を的確に把握し個別の指導蚈画を䜜成し掻甚するこずに努めるものずする。特に特 別支揎孊玚に圚籍する児童や通玚による指導を受ける児童に぀いおは個々の児童の実態を 的確に把握し個別の教育支揎蚈画や個別の指導蚈画を䜜成し効果的に掻甚するものずす る。 (2) 海倖から垰囜した児童などの孊校生掻ぞの適応や日本語の習埗に困難のある児童に察する 日本語指導 ア 海倖から垰囜した児童などに぀いおは孊校生掻ぞの適応を図るずずもに倖囜における 生掻経隓を生かすなどの適切な指導を行うものずする。 む 日本語の習埗に困難のある児童に぀いおは個々の児童の実態に応じた指導内容や指導方 法の工倫を組織的か぀蚈画的に行うものずする。特に通玚による日本語指導に぀いおは 教垫間の連携に努め指導に぀いおの蚈画を個別に䜜成するこずなどにより効果的な指導 に努めるものずする。 (3) 䞍登校児童ぞの配慮 ア 䞍登校児童に぀いおは保護者や関係機関ず連携を図り心理や犏祉の専門家の助蚀又は 揎助を埗ながら瀟䌚的自立を目指す芳点から個々の児童の実態に応じた情報の提䟛その 他の必芁な支揎を行うものずする。 む 盞圓の期間小孊校を欠垭し匕き続き欠垭するず認められる児童を察象ずしお文郚科孊倧 臣が認める特別の教育課皋を線成する堎合には児童の実態に配慮した教育課皋を線成する ずずもに個別孊習やグルヌプ別孊習など指導方法や指導䜓制の工倫改善に努めるものずす る。
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116 付録2 第 孊校運営䞊の留意事項  教育課皋の改善ず孊校評䟡等 ア 各孊校においおは校長の方針の䞋に校務分掌に基づき教職員が適切に圹割を分担し぀ ぀盞互に連携しながら各孊校の特色を生かしたカリキュラム・マネゞメントを行うよう 努めるものずする。たた各孊校が行う孊校評䟡に぀いおは教育課皋の線成実斜改善 が教育掻動や孊校運営の䞭栞ずなるこずを螏たえカリキュラム・マネゞメントず関連付け ながら実斜するよう留意するものずする。 む 教育課皋の線成及び実斜に圓たっおは孊校保健蚈画孊校安党蚈画食に関する指導の 党䜓蚈画いじめの防止等のための察策に関する基本的な方針など各分野における孊校の 党䜓蚈画等ず関連付けながら効果的な指導が行われるように留意するものずする。  家庭や地域瀟䌚ずの連携及び協働ず孊校間の連携   教育課皋の線成及び実斜に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 ア 孊校がその目的を達成するため孊校や地域の実態等に応じ教育掻動の実斜に必芁な人 的又は物的な䜓制を家庭や地域の人々の協力を埗ながら敎えるなど家庭や地域瀟䌚ずの連 携及び協働を深めるこず。たた高霢者や異幎霢の子䟛など地域における䞖代を越えた亀 流の機䌚を蚭けるこず。 む 他の小孊校や幌皚園認定こども園保育所䞭孊校高等孊校特別支揎孊校などず の間の連携や亀流を図るずずもに障害のある幌児児童生埒ずの亀流及び共同孊習の機䌚を 蚭け共に尊重し合いながら協働しお生掻しおいく態床を育むようにするこず。 第 道埳教育に関する配慮事項  道埳教育を進めるに圓たっおは道埳教育の特質を螏たえ前項たでに瀺す事項に加え次の 事項に配慮するものずする。  各孊校においおは第のの(2) に瀺す道埳教育の目暙を螏たえ道埳教育の党䜓蚈画を䜜 成し校長の方針の䞋に道埳教育の掚進を䞻に担圓する教垫以䞋「道埳教育掚進教垫」ずい う。 を䞭心に党教垫が協力しお道埳教育を展開するこず。なお道埳教育の党䜓蚈画の䜜成 に圓たっおは児童や孊校地域の実態を考慮しお孊校の道埳教育の重点目暙を蚭定するずず もに道埳科の指導方針第章特別の教科道埳の第に瀺す内容ずの関連を螏たえた各教科 倖囜語掻動総合的な孊習の時間及び特別掻動における指導の内容及び時期䞊びに家庭や地域瀟 䌚ずの連携の方法を瀺すこず。  各孊校においおは児童の発達の段階や特性等を螏たえ指導内容の重点化を図るこず。その 際各孊幎を通じお自立心や自埋性生呜を尊重する心や他者を思いやる心を育おるこずに留 意するこず。たた各孊幎段階においおは次の事項に留意するこず。 (1) 第孊幎及び第孊幎においおは挚拶などの基本的な生掻習慣を身に付けるこず善悪を 刀断ししおはならないこずをしないこず瀟䌚生掻䞊のきたりを守るこず。 (2) 第孊幎及び第孊幎においおは善悪を刀断し正しいず刀断したこずを行うこず身近 な人々ず協力し助け合うこず集団や瀟䌚のきたりを守るこず。 (3) 第孊幎及び第孊幎においおは盞手の考え方や立堎を理解しお支え合うこず法やきた りの意矩を理解しお進んで守るこず集団生掻の充実に努めるこず䌝統ず文化を尊重しそ れらを育んできた我が囜ず郷土を愛するずずもに他囜を尊重するこず。  孊校や孊玚内の人間関係や環境を敎えるずずもに集団宿泊掻動やボランティア掻動自然䜓
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117 付録2 隓掻動地域の行事ぞの参加などの豊かな䜓隓を充実するこず。たた道埳教育の指導内容が 児童の日垞生掻に生かされるようにするこず。その際いじめの防止や安党の確保等にも資する こずずなるよう留意するこず。  孊校の道埳教育の党䜓蚈画や道埳教育に関する諞掻動などの情報を積極的に公衚したり道埳 教育の充実のために家庭や地域の人々の積極的な参加や協力を埗たりするなど家庭や地域瀟䌚 ずの共通理解を深め盞互の連携を図るこず。
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118 付録3 第 目 暙  自然に芪しみ理科の芋方・考え方を働かせ芋通しをもっお芳察実隓を行うこずなどを通し お自然の事物・珟象に぀いおの問題を科孊的に解決するために必芁な資質・胜力を次のずおり育成 するこずを目指す。 (1) 自然の事物・珟象に぀いおの理解を図り芳察実隓などに関する基本的な技胜を身に付ける ようにする。 (2) 芳察実隓などを行い問題解決の力を逊う。 (3) 自然を愛する心情や䞻䜓的に問題解決しようずする態床を逊う。 第 各孊幎の目暙及び内容    〔第孊幎〕   目 暙 (1) 物質・゚ネルギヌ ① 物の性質颚ずゎムの力の働き光ず音の性質磁石の性質及び電気の回路に぀いおの理解 を図り芳察実隓などに関する基本的な技胜を身に付けるようにする。 ② 物の性質颚ずゎムの力の働き光ず音の性質磁石の性質及び電気の回路に぀いお远究す る䞭で䞻に差異点や共通点を基に問題を芋いだす力を逊う。 ③ 物の性質颚ずゎムの力の働き光ず音の性質磁石の性質及び電気の回路に぀いお远究す る䞭で䞻䜓的に問題解決しようずする態床を逊う。 (2) 生呜・地球 ① 身の回りの生物倪陜ず地面の様子に぀いおの理解を図り芳察実隓などに関する基本的 な技胜を身に付けるようにする。 ② 身の回りの生物倪陜ず地面の様子に぀いお远究する䞭で䞻に差異点や共通点を基に問 題を芋いだす力を逊う。 ③ 身の回りの生物倪陜ず地面の様子に぀いお远究する䞭で生物を愛護する態床や䞻䜓的に 問題解決しようずする態床を逊う。   内 容   物質・゚ネルギヌ (1) 物ず重さ   物の性質に぀いお圢や䜓積に着目しお重さを比范しながら調べる掻動を通しお次の事 項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 物は圢が倉わっおも重さは倉わらないこず。 () 物は䜓積が同じでも重さは違うこずがあるこず。 む 物の圢や䜓積ず重さずの関係に぀いお远究する䞭で差異点や共通点を基に物の性質に ぀いおの問題を芋いだし衚珟するこず。 (2) 颚ずゎムの力の働き   颚ずゎムの力の働きに぀いお力ず物の動く様子に着目しおそれらを比范しながら調べる 小孊校孊習指導芁領 第章 第節 理科
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119 付録3 掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 颚の力は物を動かすこずができるこず。たた颚の力の倧きさを倉えるず物が動く 様子も倉わるこず。 () ゎムの力は物を動かすこずができるこず。たたゎムの力の倧きさを倉えるず物が 動く様子も倉わるこず。 む 颚ずゎムの力で物が動く様子に぀いお远究する䞭で差異点や共通点を基に颚ずゎムの 力の働きに぀いおの問題を芋いだし衚珟するこず。 (3) 光ず音の性質   光ず音の性質に぀いお光を圓おたずきの明るさや暖かさ音を出したずきの震え方に着目 しお光の匷さや音の倧きさを倉えたずきの違いを比范しながら調べる掻動を通しお次の事 項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 日光は盎進し集めたり反射させたりできるこず。 () 物に日光を圓おるず物の明るさや暖かさが倉わるこず。 () 物から音が出たり䌝わったりするずき物は震えおいるこず。たた音の倧きさが倉わ るずき物の震え方が倉わるこず。 む 光を圓おたずきの明るさや暖かさの様子音を出したずきの震え方の様子に぀いお远究す る䞭で差異点や共通点を基に光ず音の性質に぀いおの問題を芋いだし衚珟するこず。 (4) 磁石の性質   磁石の性質に぀いお磁石を身の回りの物に近付けたずきの様子に着目しおそれらを比范 しながら調べる掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 磁石に匕き付けられる物ず匕き付けられない物があるこず。たた磁石に近付けるず磁 石になる物があるこず。 () 磁石の異極は匕き合い同極は退け合うこず。 む 磁石を身の回りの物に近付けたずきの様子に぀いお远究する䞭で差異点や共通点を基 に磁石の性質に぀いおの問題を芋いだし衚珟するこず。 (5) 電気の通り道   電気の回路に぀いお也電池ず豆電球などの぀なぎ方ず也電池に぀ないだ物の様子に着目し お電気を通すずきず通さないずきの぀なぎ方を比范しながら調べる掻動を通しお次の事項 を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 電気を通す぀なぎ方ず通さない぀なぎ方があるこず。 () 電気を通す物ず通さない物があるこず。 む 也電池ず豆電球などの぀なぎ方ず也電池に぀ないだ物の様子に぀いお远究する䞭で差異 点や共通点を基に電気の回路に぀いおの問題を芋いだし衚珟するこず。   生呜・地球 (1) 身の回りの生物   身の回りの生物に぀いお探したり育おたりする䞭でそれらの様子や呚蟺の環境成長の 過皋や䜓の぀くりに着目しおそれらを比范しながら調べる掻動を通しお次の事項を身に付 けるこずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。
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120 付録3 () 生物は色圢倧きさなど姿に違いがあるこず。たた呚蟺の環境ず関わっお生き おいるこず。 () 昆虫の育ち方には䞀定の順序があるこず。たた成虫の䜓は頭胞及び腹からできおい るこず。 () 怍物の育ち方には䞀定の順序があるこず。たたその䜓は根茎及び葉からできおいる こず。 む 身の回りの生物の様子に぀いお远究する䞭で差異点や共通点を基に身の回りの生物ず 環境ずの関わり昆虫や怍物の成長のきたりや䜓の぀くりに぀いおの問題を芋いだし衚珟 するこず。 (2) 倪陜ず地面の様子   倪陜ず地面の様子ずの関係に぀いお日なたず日陰の様子に着目しおそれらを比范しなが ら調べる掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 日陰は倪陜の光を遮るずでき日陰の䜍眮は倪陜の䜍眮の倉化によっお倉わるこず。 () 地面は倪陜によっお暖められ日なたず日陰では地面の暖かさや湿り気に違いがあるこ ず。 む 日なたず日陰の様子に぀いお远究する䞭で差異点や共通点を基に倪陜ず地面の様子ず の関係に぀いおの問題を芋いだし衚珟するこず。   内容の取扱い (1) 内容の「物質・゚ネルギヌ」の指導に圓たっおは皮類以䞊のものづくりを行うものず する。 (2) 内容の「物質・゚ネルギヌ」の(4) のアの() に぀いおは磁石が物を匕き付ける力は 磁石ず物の距離によっお倉わるこずにも觊れるこず。 (3) 内容の「生呜・地球」の(1) に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア アの() 及び() に぀いおは飌育栜培を通しお行うこず。 む アの() の「怍物の育ち方」に぀いおは倏生䞀幎生の双子葉怍物を扱うこず。 (4) 内容の「生呜・地球」の(2) のアの() の「倪陜の䜍眮の倉化」に぀いおは東から南 西ぞず倉化するこずを取り扱うものずする。たた倪陜の䜍眮を調べるずきの方䜍は東西 南北を扱うものずする。    〔第孊幎〕   目 暙  (1) 物質・゚ネルギヌ ① 空気氎及び金属の性質電流の働きに぀いおの理解を図り芳察実隓などに関する基本 的な技胜を身に付けるようにする。 ② 空気氎及び金属の性質電流の働きに぀いお远究する䞭で䞻に既習の内容や生掻経隓を 基に根拠のある予想や仮説を発想する力を逊う。 ③ 空気氎及び金属の性質電流の働きに぀いお远究する䞭で䞻䜓的に問題解決しようずす る態床を逊う。 (2) 生呜・地球 ① 人の䜓の぀くりず運動動物の掻動や怍物の成長ず環境ずの関わり雚氎の行方ず地面の様 子気象珟象月や星に぀いおの理解を図り芳察実隓などに関する基本的な技胜を身に付
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121 付録3 けるようにする。 ② 人の䜓の぀くりず運動動物の掻動や怍物の成長ず環境ずの関わり雚氎の行方ず地面の様 子気象珟象月や星に぀いお远究する䞭で䞻に既習の内容や生掻経隓を基に根拠のある 予想や仮説を発想する力を逊う。 ③ 人の䜓の぀くりず運動動物の掻動や怍物の成長ず環境ずの関わり雚氎の行方ず地面の様 子気象珟象月や星に぀いお远究する䞭で生物を愛護する態床や䞻䜓的に問題解決しよう ずする態床を逊う。   内 容   物質・゚ネルギヌ (1) 空気ず氎の性質   空気ず氎の性質に぀いお䜓積や圧 お し返す力の倉化に着目しおそれらず圧 お す力ずを関係付 けお調べる掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 閉じ蟌めた空気を圧 お すず䜓積は小さくなるが圧 お し返す力は倧きくなるこず。 () 閉じ蟌めた空気は圧 お し瞮められるが氎は圧 お し瞮められないこず。 む 空気ず氎の性質に぀いお远究する䞭で既習の内容や生掻経隓を基に空気ず氎の䜓積や 圧 お し返す力の倉化ず圧 お す力ずの関係に぀いお根拠のある予想や仮説を発想し衚珟するこ ず。 (2) 金属氎空気ず枩床   金属氎及び空気の性質に぀いお䜓積や状態の倉化熱の䌝わり方に着目しおそれらず 枩床の倉化ずを関係付けお調べる掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導 する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 金属氎及び空気は枩めたり冷やしたりするずそれらの䜓積が倉わるがその皋床 には違いがあるこず。 () 金属は熱せられた郚分から順に枩たるが氎や空気は熱せられた郚分が移動しお党䜓が 枩たるこず。 () 氎は枩床によっお氎蒞気や氷に倉わるこず。たた氎が氷になるず䜓積が増えるこ ず。 む 金属氎及び空気の性質に぀いお远究する䞭で既習の内容や生掻経隓を基に金属氎 及び空気の枩床を倉化させたずきの䜓積や状態の倉化熱の䌝わり方に぀いお根拠のある 予想や仮説を発想し衚珟するこず。 (3) 電流の働き   電流の働きに぀いお電流の倧きさや向きず也電池に぀ないだ物の様子に着目しおそれら を関係付けお調べる掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 也電池の数や぀なぎ方を倉えるず電流の倧きさや向きが倉わり豆電球の明るさや モヌタヌの回り方が倉わるこず。 む 電流の働きに぀いお远究する䞭で既習の内容や生掻経隓を基に電流の倧きさや向きず 也電池に぀ないだ物の様子ずの関係に぀いお根拠のある予想や仮説を発想し衚珟するこ ず。
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122 付録3   生呜・地球 (1) 人の䜓の぀くりず運動   人や他の動物に぀いお骚や筋肉の぀くりず働きに着目しおそれらを関係付けお調べる掻 動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 人の䜓には骚ず筋肉があるこず。 () 人が䜓を動かすこずができるのは骚筋肉の働きによるこず。 む 人や他の動物に぀いお远究する䞭で既習の内容や生掻経隓を基に人や他の動物の骚や 筋肉の぀くりず働きに぀いお根拠のある予想や仮説を発想し衚珟するこず。 (2) 季節ず生物   身近な動物や怍物に぀いお探したり育おたりする䞭で動物の掻動や怍物の成長ず季節の 倉化に着目しおそれらを関係付けお調べる掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができ るよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 動物の掻動は暖かい季節寒い季節などによっお違いがあるこず。 () 怍物の成長は暖かい季節寒い季節などによっお違いがあるこず。 む 身近な動物や怍物に぀いお远究する䞭で既習の内容や生掻経隓を基に季節ごずの動物 の掻動や怍物の成長の倉化に぀いお根拠のある予想や仮説を発想し衚珟するこず。 (3) 雚氎の行方ず地面の様子   雚氎の行方ず地面の様子に぀いお流れ方やしみ蟌み方に着目しおそれらず地面の傟きや 土の粒の倧きさずを関係付けお調べる掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう 指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 氎は高い堎所から䜎い堎所ぞず流れお集たるこず。 () 氎のしみ蟌み方は土の粒の倧きさによっお違いがあるこず。 む 雚氎の行方ず地面の様子に぀いお远究する䞭で既習の内容や生掻経隓を基に雚氎の流 れ方やしみ蟌み方ず地面の傟きや土の粒の倧きさずの関係に぀いお根拠のある予想や仮説 を発想し衚珟するこず。 (4) 倩気の様子   倩気や自然界の氎の様子に぀いお気枩や氎の行方に着目しおそれらず倩気の様子や氎の 状態倉化ずを関係付けお調べる掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導す る。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 倩気によっお日の気枩の倉化の仕方に違いがあるこず。 () 氎は氎面や地面などから蒞発し氎蒞気になっお空気䞭に含たれおいくこず。たた 空気䞭の氎蒞気は結露しお再び氎になっお珟れるこずがあるこず。 む 倩気や自然界の氎の様子に぀いお远究する䞭で既習の内容や生掻経隓を基に倩気の様 子や氎の状態倉化ず気枩や氎の行方ずの関係に぀いお根拠のある予想や仮説を発想し衚 珟するこず。 (5) 月ず星   月や星の特城に぀いお䜍眮の倉化や時間の経過に着目しおそれらを関係付けお調べる掻 動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。
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123 付録3 () 月は日によっお圢が倉わっお芋え日のうちでも時刻によっお䜍眮が倉わるこず。 () 空には明るさや色の違う星があるこず。 () 星の集たりは日のうちでも時刻によっお䞊び方は倉わらないが䜍眮が倉わるこ ず。 む 月や星の特城に぀いお远究する䞭で既習の内容や生掻経隓を基に月や星の䜍眮の倉化 ず時間の経過ずの関係に぀いお根拠のある予想や仮説を発想し衚珟するこず。   内容の取扱い (1) 内容の「物質・゚ネルギヌ」の(3) のアの() に぀いおは盎列぀なぎず䞊列぀なぎを扱 うものずする。 (2) 内容の「物質・゚ネルギヌ」の指導に圓たっおは皮類以䞊のものづくりを行うものず する。 (3) 内容の「生呜・地球」の(1) のアの() に぀いおは関節の働きを扱うものずする。 (4) 内容の「生呜・地球」の(2) に぀いおは幎を通じお動物の掻動や怍物の成長をそれぞ れ皮類以䞊芳察するものずする。    〔第孊幎〕   目 暙  (1) 物質・゚ネルギヌ ① 物の溶け方振り子の運動電流が぀くる磁力に぀いおの理解を図り芳察実隓などに関 する基本的な技胜を身に付けるようにする。 ② 物の溶け方振り子の運動電流が぀くる磁力に぀いお远究する䞭で䞻に予想や仮説を基 に解決の方法を発想する力を逊う。 ③ 物の溶け方振り子の運動電流が぀くる磁力に぀いお远究する䞭で䞻䜓的に問題解決し ようずする態床を逊う。 (2) 生呜・地球 ① 生呜の連続性流れる氎の働き気象珟象の芏則性に぀いおの理解を図り芳察実隓など に関する基本的な技胜を身に付けるようにする。 ② 生呜の連続性流れる氎の働き気象珟象の芏則性に぀いお远究する䞭で䞻に予想や仮説 を基に解決の方法を発想する力を逊う。 ③ 生呜の連続性流れる氎の働き気象珟象の芏則性に぀いお远究する䞭で生呜を尊重する 態床や䞻䜓的に問題解決しようずする態床を逊う。   内 容   物質・゚ネルギヌ (1) 物の溶け方   物の溶け方に぀いお溶ける量や様子に着目しお氎の枩床や量などの条件を制埡しながら 調べる掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 物が氎に溶けおも氎ず物ずを合わせた重さは倉わらないこず。 () 物が氎に溶ける量には限床があるこず。 () 物が氎に溶ける量は氎の枩床や量溶ける物によっお違うこず。たたこの性質を利甚 しお溶けおいる物を取り出すこずができるこず。
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124 付録3 む 物の溶け方に぀いお远究する䞭で物の溶け方の芏則性に぀いおの予想や仮説を基に解 決の方法を発想し衚珟するこず。 (2) 振り子の運動   振り子の運動の芏則性に぀いお振り子が埀埩する時間に着目しおおもりの重さや振り 子の長さなどの条件を制埡しながら調べる掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができる よう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 振り子が埀埩する時間はおもりの重さなどによっおは倉わらないが振り子の長さ によっお倉わるこず。 む 振り子の運動の芏則性に぀いお远究する䞭で振り子が埀埩する時間に関係する条件に ぀いおの予想や仮説を基に解決の方法を発想し衚珟するこず。 (3) 電流が぀くる磁力   電流が぀くる磁力に぀いお電流の倧きさや向きコむルの巻数などに着目しおそれらの 条件を制埡しながら調べる掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 電流の流れおいるコむルは鉄心を磁化する働きがあり電流の向きが倉わるず電磁 石の極も倉わるこず。 () 電磁石の匷さは電流の倧きさや導線の巻数によっお倉わるこず。 む 電流が぀くる磁力に぀いお远究する䞭で電流が぀くる磁力の匷さに関係する条件に぀い おの予想や仮説を基に解決の方法を発想し衚珟するこず。   生呜・地球 (1) 怍物の発芜成長結実   怍物の育ち方に぀いお発芜成長及び結実の様子に着目しおそれらに関わる条件を制埡 しながら調べる掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 怍物は皮子の䞭の逊分を基にしお発芜するこず。 () 怍物の発芜には氎空気及び枩床が関係しおいるこず。 () 怍物の成長には日光や肥料などが関係しおいるこず。 () 花にはおしべやめしべなどがあり花粉がめしべの先に付くずめしべのもずが実にな り実の䞭に皮子ができるこず。 む 怍物の育ち方に぀いお远究する䞭で怍物の発芜成長及び結実ずそれらに関わる条件に ぀いおの予想や仮説を基に解決の方法を発想し衚珟するこず。 (2) 動物の誕生   動物の発生や成長に぀いお魚を育おたり人の発生に぀いおの資料を掻甚したりする䞭で 卵や胎児の様子に着目しお時間の経過ず関係付けお調べる掻動を通しお次の事項を身に付 けるこずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 魚には雌雄があり生たれた卵は日がた぀に぀れお䞭の様子が倉化しおかえるこず。 () 人は母䜓内で成長しお生たれるこず。 む 動物の発生や成長に぀いお远究する䞭で動物の発生や成長の様子ず経過に぀いおの予想 や仮説を基に解決の方法を発想し衚珟するこず。 (3) 流れる氎の働きず土地の倉化   流れる氎の働きず土地の倉化に぀いお氎の速さや量に着目しおそれらの条件を制埡しな
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125 付録3 がら調べる掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 流れる氎には土地を䟵食したり石や土などを運搬したり堆積させたりする働きがあ るこず。 () 川の䞊流ず䞋流によっお川原の石の倧きさや圢に違いがあるこず。 () 雚の降り方によっお流れる氎の速さや量は倉わり増氎により土地の様子が倧きく倉 化する堎合があるこず。 む 流れる氎の働きに぀いお远究する䞭で流れる氎の働きず土地の倉化ずの関係に぀いおの 予想や仮説を基に解決の方法を発想し衚珟するこず。 (4) 倩気の倉化   倩気の倉化の仕方に぀いお雲の様子を芳枬したり映像などの気象情報を掻甚したりする 䞭で雲の量や動きに着目しおそれらず倩気の倉化ずを関係付けお調べる掻動を通しお次 の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 倩気の倉化は雲の量や動きず関係があるこず。 () 倩気の倉化は映像などの気象情報を甚いお予想できるこず。 む 倩気の倉化の仕方に぀いお远究する䞭で倩気の倉化の仕方ず雲の量や動きずの関係に぀ いおの予想や仮説を基に解決の方法を発想し衚珟するこず。   内容の取扱い (1) 内容の「物質・゚ネルギヌ」の指導に圓たっおは皮類以䞊のものづくりを行うものず する。 (2) 内容の「物質・゚ネルギヌ」の(1) に぀いおは氎溶液の䞭では溶けおいる物が均䞀に 広がるこずにも觊れるこず。 (3) 内容の「生呜・地球」の(1) に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア アの() の「皮子の䞭の逊分」に぀いおはでんぷんを扱うこず。 む アの() に぀いおはおしべめしべがく及び花びらを扱うこず。たた受粉に぀いお は颚や昆虫などが関係しおいるこずにも觊れるこず。 (4) 内容の「生呜・地球」の(2) のアの() に぀いおは人の受粟に至る過皋は取り扱わない ものずする。 (5) 内容の「生呜・地球」の(3) のアの() に぀いおは自然灜害に぀いおも觊れるこず。 (6) 内容の「生呜・地球」の(4) のアの() に぀いおは台颚の進路による倩気の倉化や台颚 ず降雚ずの関係及びそれに䌎う自然灜害に぀いおも觊れるこず。    〔第孊幎〕   目 暙  (1) 物質・゚ネルギヌ ① 燃焌の仕組み氎溶液の性質おこの芏則性及び電気の性質や働きに぀いおの理解を図り 芳察実隓などに関する基本的な技胜を身に付けるようにする。 ② 燃焌の仕組み氎溶液の性質おこの芏則性及び電気の性質や働きに぀いお远究する䞭で 䞻にそれらの仕組みや性質芏則性及び働きに぀いおより劥圓な考えを぀くりだす力を逊 う。 ③ 燃焌の仕組み氎溶液の性質おこの芏則性及び電気の性質や働きに぀いお远究する䞭で
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126 付録3 䞻䜓的に問題解決しようずする態床を逊う。 (2) 生呜・地球 ① 生物の䜓の぀くりず働き生物ず環境ずの関わり土地の぀くりず倉化月の圢の芋え方ず 倪陜ずの䜍眮関係に぀いおの理解を図り芳察実隓などに関する基本的な技胜を身に付ける ようにする。 ② 生物の䜓の぀くりず働き生物ず環境ずの関わり土地の぀くりず倉化月の圢の芋え方ず 倪陜ずの䜍眮関係に぀いお远究する䞭で䞻にそれらの働きや関わり倉化及び関係に぀い おより劥圓な考えを぀くりだす力を逊う。 ③ 生物の䜓の぀くりず働き生物ず環境ずの関わり土地の぀くりず倉化月の圢の芋え方ず 倪陜ずの䜍眮関係に぀いお远究する䞭で生呜を尊重する態床や䞻䜓的に問題解決しようずす る態床を逊う。   内 容   物質・゚ネルギヌ (1) 燃焌の仕組み   燃焌の仕組みに぀いお空気の倉化に着目しお物の燃え方を倚面的に調べる掻動を通し お次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 怍物䜓が燃えるずきには空気䞭の酞玠が䜿われお二酞化炭玠ができるこず。 む 燃焌の仕組みに぀いお远究する䞭で物が燃えたずきの空気の倉化に぀いおより劥圓な 考えを぀くりだし衚珟するこず。 (2) 氎溶液の性質   氎溶液に぀いお溶けおいる物に着目しおそれらによる氎溶液の性質や働きの違いを倚面 的に調べる掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 氎溶液には酞性アルカリ性及び䞭性のものがあるこず。 () 氎溶液には気䜓が溶けおいるものがあるこず。 () 氎溶液には金属を倉化させるものがあるこず。 む 氎溶液の性質や働きに぀いお远究する䞭で溶けおいるものによる性質や働きの違いに぀ いおより劥圓な考えを぀くりだし衚珟するこず。 (3) おこの芏則性   おこの芏則性に぀いお力を加える䜍眮や力の倧きさに着目しおおこの働きを倚面的に調 べる掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 力を加える䜍眮や力の倧きさを倉えるずおこを傟ける働きが倉わりおこが぀り合う ずきにはそれらの間に芏則性があるこず。 () 身の回りにはおこの芏則性を利甚した道具があるこず。 む おこの芏則性に぀いお远究する䞭で力を加える䜍眮や力の倧きさずおこの働きずの関係 に぀いおより劥圓な考えを぀くりだし衚珟するこず。 (4) 電気の利甚   発電や蓄電電気の倉換に぀いお電気の量や働きに着目しおそれらを倚面的に調べる掻 動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。
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127 付録3 () 電気は぀くりだしたり蓄えたりするこずができるこず。 () 電気は光音熱運動などに倉換するこずができるこず。 () 身の回りには電気の性質や働きを利甚した道具があるこず。 む 電気の性質や働きに぀いお远究する䞭で電気の量ず働きずの関係発電や蓄電電気の 倉換に぀いおより劥圓な考えを぀くりだし衚珟するこず。   生呜・地球 (1) 人の䜓の぀くりず働き   人や他の動物に぀いお䜓の぀くりず呌吞消化排出及び埪環の働きに着目しお生呜を 維持する働きを倚面的に調べる掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導す る。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 䜓内に酞玠が取り入れられ䜓倖に二酞化炭玠などが出されおいるこず。 () 食べ物は口胃腞などを通る間に消化吞収され吞収されなかった物は排出され るこず。 () 血液は心臓の働きで䜓内を巡り逊分酞玠及び二酞化炭玠などを運んでいるこず。 () 䜓内には生呜掻動を維持するための様々な臓噚があるこず。 む 人や他の動物の䜓の぀くりず働きに぀いお远究する䞭で䜓の぀くりず呌吞消化排出 及び埪環の働きに぀いおより劥圓な考えを぀くりだし衚珟するこず。 (2) 怍物の逊分ず氎の通り道   怍物に぀いおその䜓の぀くり䜓内の氎などの行方及び葉で逊分を぀くる働きに着目し お生呜を維持する働きを倚面的に調べる掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができる よう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 怍物の葉に日光が圓たるずでんぷんができるこず。 () 根茎及び葉には氎の通り道があり根から吞い䞊げられた氎は䞻に葉から蒞散によ り排出されるこず。 む 怍物の䜓の぀くりず働きに぀いお远究する䞭で䜓の぀くり䜓内の氎などの行方及び葉 で逊分を぀くる働きに぀いおより劥圓な考えを぀くりだし衚珟するこず。 (3) 生物ず環境   生物ず環境に぀いお動物や怍物の生掻を芳察したり資料を掻甚したりする䞭で生物ず環 境ずの関わりに着目しおそれらを倚面的に調べる掻動を通しお次の事項を身に付けるこず ができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 生物は氎及び空気を通しお呚囲の環境ず関わっお生きおいるこず。 () 生物の間には食う食われるずいう関係があるこず。 () 人は環境ず関わり工倫しお生掻しおいるこず。 む 生物ず環境に぀いお远究する䞭で生物ず環境ずの関わりに぀いおより劥圓な考えを぀ くりだし衚珟するこず。 (4) 土地の぀くりず倉化   土地の぀くりず倉化に぀いお土地やその䞭に含たれる物に着目しお土地の぀くりやでき 方を倚面的に調べる掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 土地は瀫 れき 砂泥火山灰などからできおおり局を぀くっお広がっおいるものがあ
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128 付録3 るこず。たた局には化石が含たれおいるものがあるこず。 () 地局は流れる氎の働きや火山の噎火によっおできるこず。 () 土地は火山の噎火や地震によっお倉化するこず。 む 土地の぀くりず倉化に぀いお远究する䞭で土地の぀くりやでき方に぀いおより劥圓な 考えを぀くりだし衚珟するこず。 (5) 月ず倪陜   月の圢の芋え方に぀いお月ず倪陜の䜍眮に着目しおそれらの䜍眮関係を倚面的に調べる 掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のこずを理解するずずもに芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 月の茝いおいる偎に倪陜があるこず。たた月の圢の芋え方は倪陜ず月ずの䜍眮関係 によっお倉わるこず。 む 月の圢の芋え方に぀いお远究する䞭で月の䜍眮や圢ず倪陜の䜍眮ずの関係に぀いおよ り劥圓な考えを぀くりだし衚珟するこず。   内容の取扱い (1) 内容の「物質・゚ネルギヌ」の指導に圓たっおは皮類以䞊のものづくりを行うものず する。 (2) 内容の「物質・゚ネルギヌ」の(4) のアの() に぀いおは電気を぀くりだす道具ずし お手回し発電機光電池などを扱うものずする。 (3) 内容の「生呜・地球」の(1) に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア アの() に぀いおは心臓の拍動ず脈拍ずが関係するこずにも觊れるこず。 む アの() に぀いおは䞻な臓噚ずしお肺胃小腞倧腞肝臓腎臓心臓を扱うこ ず。 (4) 内容の「生呜・地球」の(3) に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア アの() に぀いおは氎が埪環しおいるこずにも觊れるこず。 む アの() に぀いおは氎䞭の小さな生物を芳察しそれらが魚などの食べ物になっおいる こずに觊れるこず。 (5) 内容の「生呜・地球」の(4) に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア アの() に぀いおは流れる氎の働きでできた岩石ずしお瀫 れき 岩砂岩泥岩を扱うこず。 む アの() に぀いおは自然灜害に぀いおも觊れるこず。 (6) 内容の「生呜・地球」の(5) のアの() に぀いおは地球から芋た倪陜ず月ずの䜍眮関係 で扱うものずする。 第 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い  指導蚈画の䜜成に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 (1) 単元など内容や時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向けお児童 の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟を図るようにするこず。その際理科の孊習過皋の特質を 螏たえ理科の芋方・考え方を働かせ芋通しをもっお芳察実隓を行うこずなどの問題を 科孊的に解決しようずする孊習掻動の充実を図るこず。 (2) 各孊幎で育成を目指す思考力刀断力衚珟力等に぀いおは該圓孊幎においお育成するこ ずを目指す力のうち䞻なものを瀺したものであり実際の指導に圓たっおは他の孊幎で掲 げおいる力の育成に぀いおも十分に配慮するこず。
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129 付録3 (3) 障害のある児童などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに応じた指導内容や指 導方法の工倫を蚈画的組織的に行うこず。 (4) 第章総則の第のの(2) に瀺す道埳教育の目暙に基づき道埳科などずの関連を考慮し ながら第章特別の教科道埳の第に瀺す内容に぀いお理科の特質に応じお適切な指導を するこず。  第の内容の取扱いに぀いおは次の事項に配慮するものずする。 (1) 問題を芋いだし予想や仮説芳察実隓などの方法に぀いお考えたり説明したりする孊習 掻動芳察実隓の結果を敎理し考察する孊習掻動科孊的な蚀葉や抂念を䜿甚しお考えたり 説明したりする孊習掻動などを重芖するこずによっお蚀語掻動が充実するようにするこず。 (2) 芳察実隓などの指導に圓たっおは指導内容に応じおコンピュヌタや情報通信ネットワヌ クなどを適切に掻甚できるようにするこず。たた第章総則の第のの(3) のむに掲げる プログラミングを䜓隓しながら論理的思考力を身に付けるための孊習掻動を行う堎合には児 童の負担に配慮し぀぀䟋えば第の各孊幎の内容の〔第孊幎〕の「物質・゚ネルギヌ」 の(4) における電気の性質や働きを利甚した道具があるこずを捉える孊習など䞎えた条件に 応じお動䜜しおいるこずを考察し曎に条件を倉えるこずにより動䜜が倉化するこずに぀い お考える堎面で取り扱うものずする。 (3) 生物倩気川土地などの指導に圓たっおは野倖に出掛け地域の自然に芪しむ掻動や䜓 隓的な掻動を倚く取り入れるずずもに生呜を尊重し自然環境の保党に寄䞎する態床を逊う ようにするこず。 (4) 倩気川土地などの指導に圓たっおは灜害に関する基瀎的な理解が図られるようにする こず。 (5) 個々の児童が䞻䜓的に問題解決の掻動を進めるずずもに日垞生掻や他教科等ずの関連を 図った孊習掻動目的を蚭定し蚈枬しお制埡するずいう考え方に基づいた孊習掻動が充実す るようにするこず。 (6) 博物通や科孊孊習センタヌなどず連携協力を図りながらそれらを積極的に掻甚するこ ず。  芳察実隓などの指導に圓たっおは事故防止に十分留意するこず。たた環境敎備に十分配 慮するずずもに䜿甚薬品に぀いおも適切な措眮をずるよう配慮するこず。
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130 付録4 第 目 暙  自然の事物・珟象に関わり理科の芋方・考え方を働かせ芋通しをもっお芳察実隓を行うこず などを通しお自然の事物・珟象を科孊的に探究するために必芁な資質・胜力を次のずおり育成する こずを目指す。 (1) 自然の事物・珟象に぀いおの理解を深め科孊的に探究するために必芁な芳察実隓などに関 する基本的な技胜を身に付けるようにする。 (2) 芳察実隓などを行い科孊的に探究する力を逊う。 (3) 自然の事物・珟象に進んで関わり科孊的に探究しようずする態床を逊う。 第 各分野の目暙及び内容    〔第分野〕   目 暙   物質や゚ネルギヌに関する事物・珟象を科孊的に探究するために必芁な資質・胜力を次のずお り育成するこずを目指す。 (1) 物質や゚ネルギヌに関する事物・珟象に぀いおの芳察実隓などを行い身近な物理珟象 電流ずその利甚運動ず゚ネルギヌ身の回りの物質化孊倉化ず原子・分子化孊倉化ずむ オンなどに぀いお理解するずずもに科孊技術の発展ず人間生掻ずの関わりに぀いお認識を深 めるようにする。たたそれらを科孊的に探究するために必芁な芳察実隓などに関する基本 的な技胜を身に付けるようにする。 (2) 物質や゚ネルギヌに関する事物・珟象に関わりそれらの䞭に問題を芋いだし芋通しをもっ お芳察実隓などを行いその結果を分析しお解釈し衚珟するなど科孊的に探究する掻動を 通しお芏則性を芋いだしたり課題を解決したりする力を逊う。 (3) 物質や゚ネルギヌに関する事物・珟象に進んで関わり科孊的に探究しようずする態床を逊 うずずもに自然を総合的に芋るこずができるようにする。   内 容 (1) 身近な物理珟象   身近な物理珟象に぀いおの芳察実隓などを通しお次の事項を身に付けるこずができるよ う指導する。 ア 身近な物理珟象を日垞生掻や瀟䌚ず関連付けながら次のこずを理解するずずもにそれ らの芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 光ず音 ○ ア 光の反射・屈折   光の反射や屈折の実隓を行い光が氎やガラスなどの物質の境界面で反射屈折する ずきの芏則性を芋いだしお理解するこず。 ○ む 凞レンズの働き   凞レンズの働きに぀いおの実隓を行い物䜓の䜍眮ず像のでき方ずの関係を芋いだし お理解するこず。 ○ り 音の性質 䞭孊校孊習指導芁領 第章 第節 理科
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131 付録4   音に぀いおの実隓を行い音はものが振動するこずによっお生じ空気䞭などを䌝わる こず及び音の高さや倧きさは発音䜓の振動の仕方に関係するこずを芋いだしお理解する こず。 () 力の働き ○ ア 力の働き   物䜓に力を働かせる実隓を行い物䜓に力が働くずその物䜓が倉圢したり動き始めた り運動の様子が倉わったりするこずを芋いだしお理解するずずもに力は倧きさず向 きによっお衚されるこずを知るこず。たた物䜓に働く力に぀いおの実隓を行い力 が぀り合うずきの条件を芋いだしお理解するこず。 む 身近な物理珟象に぀いお問題を芋いだし芋通しをもっお芳察実隓などを行い光の反 射や屈折凞レンズの働き音の性質力の働きの芏則性や関係性を芋いだしお衚珟するこ ず。 (2) 身の回りの物質   身の回りの物質に぀いおの芳察実隓などを通しお次の事項を身に付けるこずができるよ う指導する。 ア 身の回りの物質の性質や倉化に着目しながら次のこずを理解するずずもにそれらの芳 察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 物質のすがた ○ ア 身の回りの物質ずその性質   身の回りの物質の性質を様々な方法で調べる実隓を行い物質には密床や加熱したず きの倉化など固有の性質ず共通の性質があるこずを芋いだしお理解するずずもに実隓 噚具の操䜜蚘録の仕方などの技胜を身に付けるこず。 ○ む 気䜓の発生ず性質   気䜓を発生させおその性質を調べる実隓を行い気䜓の皮類による特性を理解するず ずもに気䜓を発生させる方法や捕集法などの技胜を身に付けるこず。 () 氎溶液 ○ ア 氎溶液   氎溶液から溶質を取り出す実隓を行いその結果を溶解床ず関連付けお理解するこ ず。 () 状態倉化 ○ ア 状態倉化ず熱   物質の状態倉化に぀いおの芳察実隓を行い状態倉化によっお物質の䜓積は倉化す るが質量は倉化しないこずを芋いだしお理解するこず。 ○ む 物質の融点ず沞点   物質は融点や沞点を境に状態が倉化するこずを知るずずもに混合物を加熱する実隓 を行い沞点の違いによっお物質の分離ができるこずを芋いだしお理解するこず。 む 身の回りの物質に぀いお問題を芋いだし芋通しをもっお芳察実隓などを行い物質の 性質や状態倉化における芏則性を芋いだしお衚珟するこず。 (3) 電流ずその利甚   電流ずその利甚に぀いおの芳察実隓などを通しお次の事項を身に付けるこずができるよ う指導する。 ア 電流磁界に関する事物・珟象を日垞生掻や瀟䌚ず関連付けながら次のこずを理解する ずずもにそれらの芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。
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132 付録4 () 電流 ○ ア 回路ず電流・電圧   回路を぀くり回路の電流や電圧を枬定する実隓を行い回路の各点を流れる電流や 各郚に加わる電圧に぀いおの芏則性を芋いだしお理解するこず。 ○ む 電流・電圧ず抵抗   金属線に加わる電圧ず電流を枬定する実隓を行い電圧ず電流の関係を芋いだしお理 解するずずもに金属線には電気抵抗があるこずを理解するこず。 ○ り 電気ずその゚ネルギヌ   電流によっお熱や光などを発生させる実隓を行い熱や光などが取り出せるこず及び 電力の違いによっお発生する熱や光などの量に違いがあるこずを芋いだしお理解するこ ず。 ○ ゚ 静電気ず電流   異なる物質同士をこすり合わせるず静電気が起こり垯電した物䜓間では空間を隔お お力が働くこず及び静電気ず電流には関係があるこずを芋いだしお理解するこず。 () 電流ず磁界 ○ ア 電流が぀くる磁界   磁石や電流による磁界の芳察を行い磁界を磁力線で衚すこずを理解するずずもに コむルの回りに磁界ができるこずを知るこず。 ○ む 磁界䞭の電流が受ける力   磁石ずコむルを甚いた実隓を行い磁界䞭のコむルに電流を流すず力が働くこずを芋 いだしお理解するこず。 ○ り 電磁誘導ず発電   磁石ずコむルを甚いた実隓を行いコむルや磁石を動かすこずにより電流が埗られる こずを芋いだしお理解するずずもに盎流ず亀流の違いを理解するこず。 む 電流磁界に関する珟象に぀いお芋通しをもっお解決する方法を立案しお芳察実隓な どを行いその結果を分析しお解釈し電流ず電圧電流の働き静電気電流ず磁界の芏 則性や関係性を芋いだしお衚珟するこず。 (4) 化孊倉化ず原子・分子   化孊倉化に぀いおの芳察実隓などを通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導 する。 ア 化孊倉化を原子や分子のモデルず関連付けながら次のこずを理解するずずもにそれら の芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 物質の成り立ち ○ ア 物質の分解   物質を分解する実隓を行い分解しお生成した物質は元の物質ずは異なるこずを芋い だしお理解するこず。 ○ む 原子・分子   物質は原子や分子からできおいるこずを理解するずずもに物質を構成する原子の皮 類は蚘号で衚されるこずを知るこず。 () 化孊倉化 ○ ア 化孊倉化   皮類の物質を反応させる実隓を行い反応前ずは異なる物質が生成するこずを芋い だしお理解するずずもに化孊倉化は原子や分子のモデルで説明できるこず化合物の
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133 付録4 組成は化孊匏で衚されるこず及び化孊倉化は化孊反応匏で衚されるこずを理解するこ ず。 ○ む 化孊倉化における酞化ず還元   酞化や還元の実隓を行い酞化や還元は酞玠が関係する反応であるこずを芋いだしお 理解するこず。 ○ り 化孊倉化ず熱   化孊倉化によっお熱を取り出す実隓を行い化孊倉化には熱の出入りが䌎うこずを芋 いだしお理解するこず。 () 化孊倉化ず物質の質量 ○ ア 化孊倉化ず質量の保存   化孊倉化の前埌における物質の質量を枬定する実隓を行い反応物の質量の総和ず生 成物の質量の総和が等しいこずを芋いだしお理解するこず。 ○ む 質量倉化の芏則性   化孊倉化に関係する物質の質量を枬定する実隓を行い反応する物質の質量の間には 䞀定の関係があるこずを芋いだしお理解するこず。 む 化孊倉化に぀いお芋通しをもっお解決する方法を立案しお芳察実隓などを行い原子 や分子ず関連付けおその結果を分析しお解釈し化孊倉化における物質の倉化やその量的な 関係を芋いだしお衚珟するこず。 (5) 運動ず゚ネルギヌ   物䜓の運動ず゚ネルギヌに぀いおの芳察実隓などを通しお次の事項を身に付けるこずが できるよう指導する。 ア 物䜓の運動ず゚ネルギヌを日垞生掻や瀟䌚ず関連付けながら次のこずを理解するずずも にそれらの芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 力の぀り合いず合成・分解 ○ ア 氎䞭の物䜓に働く力   氎圧に぀いおの実隓を行いその結果を氎の重さず関連付けお理解するこず。たた 氎䞭にある物䜓には浮力が働くこずを知るこず。 ○ む 力の合成・分解   力の合成ず分解に぀いおの実隓を行い合力や分力の芏則性を理解するこず。 () 運動の芏則性 ○ ア 運動の速さず向き   物䜓の運動に぀いおの芳察実隓を行い運動には速さず向きがあるこずを知るこ ず。 ○ む 力ず運動   物䜓に力が働く運動及び力が働かない運動に぀いおの芳察実隓を行い力が働く運 動では運動の向きや時間の経過に䌎っお物䜓の速さが倉わるこず及び力が働かない運動 では物䜓は等速盎線運動するこずを芋いだしお理解するこず。 () 力孊的゚ネルギヌ ○ ア 仕事ず゚ネルギヌ   仕事に関する実隓を行い仕事ず仕事率に぀いお理解するこず。たた衝突の実隓を 行い物䜓のも぀力孊的゚ネルギヌは物䜓が他の物䜓になしうる仕事で枬れるこずを理 解するこず。 ○ む 力孊的゚ネルギヌの保存
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134 付録4   力孊的゚ネルギヌに関する実隓を行い運動゚ネルギヌず䜍眮゚ネルギヌが盞互に移 り倉わるこずを芋いだしお理解するずずもに力孊的゚ネルギヌの総量が保存されるこ ずを理解するこず。 む 運動ず゚ネルギヌに぀いお芋通しをもっお芳察実隓などを行いその結果を分析しお 解釈し力の぀り合い合成や分解物䜓の運動力孊的゚ネルギヌの芏則性や関係性を芋 いだしお衚珟するこず。たた探究の過皋を振り返るこず。 (6) 化孊倉化ずむオン   化孊倉化に぀いおの芳察実隓などを通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導 する。 ア 化孊倉化をむオンのモデルず関連付けながら次のこずを理解するずずもにそれらの芳 察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 氎溶液ずむオン ○ ア 原子の成り立ちずむオン   氎溶液に電圧をかけ電流を流す実隓を行い氎溶液には電流が流れるものず流れない ものずがあるこずを芋いだしお理解するこず。たた電解質氎溶液に電圧をかけ電流を 流す実隓を行い電極に物質が生成するこずからむオンの存圚を知るずずもにむオン の生成が原子の成り立ちに関係するこずを知るこず。 ○ む 酞・アルカリ   酞ずアルカリの性質を調べる実隓を行い酞ずアルカリのそれぞれの特性が氎玠むオ ンず氎酞化物むオンによるこずを知るこず。 ○ り 䞭和ず塩   䞭和反応の実隓を行い酞ずアルカリを混ぜるず氎ず塩が生成するこずを理解するこ ず。 () 化孊倉化ず電池 ○ ア 金属むオン   金属を電解質氎溶液に入れる実隓を行い金属によっおむオンぞのなりやすさが異な るこずを芋いだしお理解するこず。 ○ む 化孊倉化ず電池   電解質氎溶液ず皮類の金属などを甚いた実隓を行い電池の基本的な仕組みを理解 するずずもに化孊゚ネルギヌが電気゚ネルギヌに倉換されおいるこずを知るこず。 む 化孊倉化に぀いお芋通しをもっお芳察実隓などを行いむオンず関連付けおその結果 を分析しお解釈し化孊倉化における芏則性や関係性を芋いだしお衚珟するこず。たた探 究の過皋を振り返るこず。 (7) 科孊技術ず人間   科孊技術ず人間ずの関わりに぀いおの芳察実隓などを通しお次の事項を身に付けるこず ができるよう指導する。 ア 日垞生掻や瀟䌚ず関連付けながら次のこずを理解するずずもにそれらの芳察実隓な どに関する技胜を身に付けるこず。 () ゚ネルギヌず物質 ○ ア ゚ネルギヌず゚ネルギヌ資源   様々な゚ネルギヌずその倉換に関する芳察実隓などを通しお日垞生掻や瀟䌚では 様々な゚ネルギヌの倉換を利甚しおいるこずを芋いだしお理解するこず。たた人間 は氎力火力原子力倪陜光などから゚ネルギヌを埗おいるこずを知るずずもに
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135 付録4 ゚ネルギヌ資源の有効な利甚が倧切であるこずを認識するこず。 ○ む 様々な物質ずその利甚   物質に関する芳察実隓などを通しお日垞生掻や瀟䌚では様々な物質が幅広く利 甚されおいるこずを理解するずずもに物質の有効な利甚が倧切であるこずを認識する こず。 ○ り 科孊技術の発展   科孊技術の発展の過皋を知るずずもに科孊技術が人間の生掻を豊かで䟿利にしおい るこずを認識するこず。 () 自然環境の保党ず科孊技術の利甚 ○ ア 自然環境の保党ず科孊技術の利甚   自然環境の保党ず科孊技術の利甚の圚り方に぀いお科孊的に考察するこずを通しお 持続可胜な瀟䌚を぀くるこずが重芁であるこずを認識するこず。 む 日垞生掻や瀟䌚で䜿われおいる゚ネルギヌや物質に぀いお芋通しをもっお芳察実隓な どを行いその結果を分析しお解釈するずずもに自然環境の保党ず科孊技術の利甚の圚り 方に぀いお科孊的に考察しお刀断するこず。   内容の取扱い (1) 内容の(1) から(7) たでに぀いおはそれぞれのアに瀺す知識及び技胜ずむに瀺す思考力 刀断力衚珟力等ずを盞互に関連させながら幎間を通じお科孊的に探究するために必芁な 資質・胜力の育成を目指すものずする。 (2) 内容の(1) から(7) たでのうち(1) 及び(2) は第孊幎(3) 及び(4) は第孊幎(5) から (7) たでは第孊幎で取り扱うものずする。 (3) 内容の(1) に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア アの() の○ アに぀いおは党反射も扱い光の屈折では入射角ず屈折角の定性的な関係に も觊れるこず。たた癜色光はプリズムなどによっおいろいろな色の光に分かれるこずにも 觊れるこず。 む アの() の○ むに぀いおは物䜓の䜍眮に察する像の䜍眮や像の倧きさの定性的な関係を調 べるこず。その際実像ず虚像を扱うこず。 り アの() の○ りに぀いおは音の䌝わる速さに぀いお空気䞭を䌝わるおよその速さにも觊 れるこず。 ゚ アの() の○ アに぀いおはばねに加える力の倧きさずばねの䌞びずの関係も扱うこず。た た重さず質量ずの違いにも觊れるこず。力の単䜍ずしおは「ニュヌトン」を甚いるこず。 (4) 内容の(2) に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア アの() の○ アに぀いおは有機物ず無機物ずの違いや金属ず非金属ずの違いを扱うこず。 む アの() の○ むに぀いおは異なる方法を甚いおも同䞀の気䜓が埗られるこずにも觊れるこ ず。 り アの() の○ アに぀いおは粒子のモデルず関連付けお扱い質量パヌセント濃床にも觊れ るこず。たた 「溶解床」に぀いおは溶解床曲線にも觊れるこず。 ゚ アの() の○ アに぀いおは粒子のモデルず関連付けお扱うこず。その際粒子の運動にも 觊れるこず。 (5) 内容の(3) に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア アの() の○ アの「回路」に぀いおは盎列及び䞊列の回路を取り䞊げそれぞれに぀いお 二぀の抵抗の぀なぎ方を䞭心に扱うこず。
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136 付録4 む アの() の○ むの「電気抵抗」に぀いおは物質の皮類によっお抵抗の倀が異なるこずを扱 うこず。たた二぀の抵抗を぀なぐ堎合の合成抵抗にも觊れるこず。 り アの() の○ りに぀いおは電力量も扱うこず。その際熱量にも觊れるこず。 ゚ アの() の○ ゚に぀いおは電流が電子の流れに関係しおいるこずを扱うこず。たた真空 攟電ず関連付けながら攟射線の性質ず利甚にも觊れるこず。 オ アの() の○ むに぀いおは電流の向きや磁界の向きを倉えたずきに力の向きが倉わるこず を扱うこず。 カ アの() の○ りに぀いおはコむルや磁石を動かす向きを倉えたずきに電流の向きが倉わる こずを扱うこず。 (6) 内容の(4) に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア アの() の○ むの「物質を構成する原子の皮類」を元玠ずいうこずにも觊れるこず。たた 「蚘号」に぀いおは元玠蚘号で衚されるこずにも觊れ基瀎的なものを取り䞊げるこず。 その際呚期衚を甚いお倚くの皮類が存圚するこずにも觊れるこず。 む アの() の○ アの「化孊匏」及び「化孊反応匏」に぀いおは簡単なものを扱うこず。 り アの() の○ むの「酞化や還元」に぀いおは簡単なものを扱うこず。 (7) 内容の(5) に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア アの() の○ アに぀いおは氎䞭にある物䜓にはあらゆる向きから圧力が働くこずにも觊 れるこず。たた物䜓に働く氎圧ず浮力ずの定性的な関係にも觊れるこず。 む アの() の○ アに぀いおは 物䜓に力が働くずき反察向きにも力が働くこずにも觊れるこず。 り アの() の○ むの「力が働く運動」のうち萜䞋運動に぀いおは斜面に沿った運動を䞭心に 扱うこず。その際斜面の角床が90床になったずきに自由萜䞋になるこずにも觊れるこず。 「物䜓の速さが倉わるこず」に぀いおは定性的に扱うこず。 ゚ アの() の○ アに぀いおは仕事の原理にも觊れるこず。 オ アの() の○ むに぀いおは摩擊にも觊れるこず。 (8) 内容の(6) に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア アの() の○ アの「原子の成り立ち」に぀いおは原子が電子ず原子栞からできおいるこず を扱うこず。その際原子栞が陜子ず䞭性子でできおいるこずや同じ元玠でも䞭性子の数 が異なる原子があるこずにも觊れるこず。たた 「むオン」に぀いおは化孊匏で衚される こずにも觊れるこず。 む アの() の○ むに぀いおはpH にも觊れるこず。 り アの() の○ りに぀いおは氎に溶ける塩ず氎に溶けない塩があるこずにも觊れるこず。 ゚ アの() の○ アの「金属むオン」に぀いおは基瀎的なものを扱うこず。 オ アの() の○ むの「電池」に぀いおは電極で起こる反応をむオンのモデルず関連付けお扱 うこず。その際 「電池の基本的な仕組み」に぀いおはダニ゚ル電池を取り䞊げるこず。 たた日垞生掻や瀟䌚で利甚されおいる代衚的な電池にも觊れるこず。 (9) 内容の(7) に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア アの() の○ アに぀いおは熱の䌝わり方攟射線にも觊れるこず。たた 「゚ネルギヌの 倉換」に぀いおはその総量が保存されるこず及び゚ネルギヌを利甚する際の効率も扱うこ ず。 む アの() の○ むの「様々な物質」に぀いおは倩然の物質や人工的に぀くられた物質のうち 代衚的なものを扱うこず。その際プラスチックの性質にも觊れるこず。 り アの() の○ アに぀いおはこれたでの第分野ず第分野の孊習を生かし第分野の内 容の(7) のアの() の○ ア及びむず関連付けお総合的に扱うこず。
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137 付録4    〔第分野〕   目 暙   生呜や地球に関する事物・珟象を科孊的に探究するために必芁な資質・胜力を次のずおり育成 するこずを目指す。 (1) 生呜や地球に関する事物・珟象に぀いおの芳察実隓などを行い生物の䜓の぀くりず働 き生呜の連続性倧地の成り立ちず倉化気象ずその倉化地球ず宇宙などに぀いお理解す るずずもに科孊的に探究するために必芁な芳察実隓などに関する基本的な技胜を身に付け るようにする。 (2) 生呜や地球に関する事物・珟象に関わりそれらの䞭に問題を芋いだし芋通しをもっお芳 察実隓などを行いその結果を分析しお解釈し衚珟するなど科孊的に探究する掻動を通し お倚様性に気付くずずもに芏則性を芋いだしたり課題を解決したりする力を逊う。 (3) 生呜や地球に関する事物・珟象に進んで関わり科孊的に探究しようずする態床ず生呜を 尊重し自然環境の保党に寄䞎する態床を逊うずずもに自然を総合的に芋るこずができるよ うにする。   内 容 (1) いろいろな生物ずその共通点   身近な生物に぀いおの芳察実隓などを通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指 導する。 ア いろいろな生物の共通点ず盞違点に着目しながら次のこずを理解するずずもにそれら の芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 生物の芳察ず分類の仕方 ○ ア 生物の芳察   校庭や孊校呚蟺の生物の芳察を行いいろいろな生物が様々な堎所で生掻しおいるこ ずを芋いだしお理解するずずもに芳察噚具の操䜜芳察蚘録の仕方などの技胜を身に 付けるこず。 ○ む 生物の特城ず分類の仕方   いろいろな生物を比范しお芋いだした共通点や盞違点を基にしお分類できるこずを理 解するずずもに分類の仕方の基瀎を身に付けるこず。 () 生物の䜓の共通点ず盞違点 ○ ア 怍物の䜓の共通点ず盞違点   身近な怍物の倖郚圢態の芳察を行いその芳察蚘録などに基づいお共通点や盞違点 があるこずを芋いだしお怍物の䜓の基本的な぀くりを理解するこず。たたその共通 点や盞違点に基づいお怍物が分類できるこずを芋いだしお理解するこず。 ○ む 動物の䜓の共通点ず盞違点   身近な動物の倖郚圢態の芳察を行いその芳察蚘録などに基づいお共通点や盞違点 があるこずを芋いだしお動物の䜓の基本的な぀くりを理解するこず。たたその共通 点や盞違点に基づいお動物が分類できるこずを芋いだしお理解するこず。 む 身近な生物に぀いおの芳察実隓などを通しおいろいろな生物の共通点や盞違点を芋い だすずずもに生物を分類するための芳点や基準を芋いだしお衚珟するこず。 (2) 倧地の成り立ちず倉化   倧地の成り立ちず倉化に぀いおの芳察実隓などを通しお次の事項を身に付けるこずがで きるよう指導する。
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138 付録4 ア 倧地の成り立ちず倉化を地衚に芋られる様々な事物・珟象ず関連付けながら次のこずを 理解するずずもにそれらの芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 身近な地圢や地局岩石の芳察 ○ ア 身近な地圢や地局岩石の芳察   身近な地圢や地局岩石などの芳察を通しお土地の成り立ちや広がり構成物など に぀いお理解するずずもに芳察噚具の操䜜蚘録の仕方などの技胜を身に付けるこ ず。 () 地局の重なりず過去の様子 ○ ア 地局の重なりず過去の様子   地局の様子やその構成物などから地局のでき方を考察し重なり方や広がり方に぀い おの芏則性を芋いだしお理解するずずもに地局ずその䞭の化石を手掛かりずしお過去 の環境ず地質幎代を掚定できるこずを理解するこず。 () 火山ず地震 ○ ア 火山掻動ず火成岩   火山の圢掻動の様子及びその噎出物を調べそれらを地䞋のマグマの性質ず関連付 けお理解するずずもに火山岩ず深成岩の芳察を行いそれらの組織の違いを成因ず関 連付けお理解するこず。 ○ む 地震の䌝わり方ず地球内郚の働き   地震の䜓隓や蚘録を基にその揺れの倧きさや䌝わり方の芏則性に気付くずずもに 地震の原因を地球内郚の働きず関連付けお理解し地震に䌎う土地の倉化の様子を理解 するこず。 () 自然の恵みず火山灜害・地震灜害 ○ ア 自然の恵みず火山灜害・地震灜害   自然がもたらす恵み及び火山灜害ず地震灜害に぀いお調べこれらを火山掻動や地震 発生の仕組みず関連付けお理解するこず。 む 倧地の成り立ちず倉化に぀いお問題を芋いだし芋通しをもっお芳察実隓などを行い 地局の重なり方や広がり方の芏則性地䞋のマグマの性質ず火山の圢ずの関係性などを芋い だしお衚珟するこず。 (3) 生物の䜓の぀くりず働き   生物の䜓の぀くりず働きに぀いおの芳察実隓などを通しお次の事項を身に付けるこずが できるよう指導する。 ア 生物の䜓の぀くりず働きずの関係に着目しながら次のこずを理解するずずもにそれら の芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 生物ず现胞 ○ ア 生物ず现胞   生物の組織などの芳察を行い生物の䜓が现胞からできおいるこず及び怍物ず動物の 现胞の぀くりの特城を芋いだしお理解するずずもに芳察噚具の操䜜芳察蚘録の仕方 などの技胜を身に付けるこず。 () 怍物の䜓の぀くりず働き ○ ア 葉・茎・根の぀くりず働き   怍物の葉茎根の぀くりに぀いおの芳察を行いそれらの぀くりず光合成呌 吞蒞散の働きに関する実隓の結果ずを関連付けお理解するこず。 () 動物の䜓の぀くりず働き
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139 付録4 ○ ア 生呜を維持する働き   消化や呌吞に぀いおの芳察実隓などを行い動物の䜓が必芁な物質を取り入れ運搬 しおいる仕組みを芳察実隓の結果などず関連付けお理解するこず。たた䞍芁ずなっ た物質を排出する仕組みがあるこずに぀いお理解するこず。 ○ む 刺激ず反応   動物が倖界の刺激に適切に反応しおいる様子の芳察を行いその仕組みを感芚噚官 神経系及び運動噚官の぀くりず関連付けお理解するこず。 む 身近な怍物や動物の䜓の぀くりず働きに぀いお芋通しをもっお解決する方法を立案しお 芳察実隓などを行いその結果を分析しお解釈し生物の䜓の぀くりず働きに぀いおの芏 則性や関係性を芋いだしお衚珟するこず。 (4) 気象ずその倉化   身近な気象の芳察実隓などを通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 気象芁玠ず倩気の倉化ずの関係に着目しながら次のこずを理解するずずもにそれらの 芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 気象芳枬 ○ ア 気象芁玠   気象芁玠ずしお気枩湿床気圧颚向などを理解するこず。たた気圧を取り䞊 げ圧力に぀いおの実隓を行い圧力は力の倧きさず面積に関係があるこずを芋いだし お理解するずずもに倧気圧の実隓を行いその結果を空気の重さず関連付けお理解す るこず。 ○ む 気象芳枬   校庭などで気象芳枬を継続的に行いその芳枬蚘録などに基づいお気枩湿床気 圧颚向などの倉化ず倩気ずの関係を芋いだしお理解するずずもに芳枬方法や蚘録の 仕方を身に付けるこず。 () 倩気の倉化 ○ ア 霧や雲の発生   霧や雲の発生に぀いおの芳察実隓を行いそのでき方を気圧気枩及び湿床の倉化 ず関連付けお理解するこず。 ○ む 前線の通過ず倩気の倉化   前線の通過に䌎う倩気の倉化の芳枬結果などに基づいおその倉化を暖気寒気ず関 連付けお理解するこず。 () 日本の気象 ○ ア 日本の倩気の特城   倩気図や気象衛星画像などから日本の倩気の特城を気団ず関連付けお理解するこ ず。 ○ む 倧気の動きず海掋の圱響   気象衛星画像や調査蚘録などから日本の気象を日本付近の倧気の動きや海掋の圱響 に関連付けお理解するこず。 () 自然の恵みず気象灜害 ○ ア 自然の恵みず気象灜害   気象珟象がもたらす恵みず気象灜害に぀いお調べこれらを倩気の倉化や日本の気象 ず関連付けお理解するこず。 む 気象ずその倉化に぀いお芋通しをもっお解決する方法を立案しお芳察実隓などを行
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140 付録4 いその結果を分析しお解釈し倩気の倉化や日本の気象に぀いおの芏則性や関係性を芋い だしお衚珟するこず。 (5) 生呜の連続性   生呜の連続性に぀いおの芳察実隓などを通しお次の事項を身に付けるこずができるよう 指導する。 ア 生呜の連続性に関する事物・珟象の特城に着目しながら次のこずを理解するずずもに それらの芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 生物の成長ず殖え方 ○ ア 现胞分裂ず生物の成長   䜓现胞分裂の芳察を行いその順序性を芋いだしお理解するずずもに现胞の分裂ず 生物の成長ずを関連付けお理解するこず。 ○ む 生物の殖え方   生物の殖え方を芳察し有性生殖ず無性生殖の特城を芋いだしお理解するずずもに 生物が殖えおいくずきに芪の圢質が子に䌝わるこずを芋いだしお理解するこず。 () 遺䌝の芏則性ず遺䌝子 ○ ア 遺䌝の芏則性ず遺䌝子   亀配実隓の結果などに基づいお芪の圢質が子に䌝わるずきの芏則性を芋いだしお理 解するこず。 () 生物の皮類の倚様性ず進化 ○ ア 生物の皮類の倚様性ず進化   珟存の生物及び化石の比范などを通しお珟存の倚様な生物は過去の生物が長い時間 の経過の䞭で倉化しお生じおきたものであるこずを䜓の぀くりず関連付けお理解するこ ず。 む 生呜の連続性に぀いお芳察実隓などを行いその結果や資料を分析しお解釈し生物 の成長ず殖え方遺䌝珟象生物の皮類の倚様性ず進化に぀いおの特城や芏則性を芋いだし お衚珟するこず。たた探究の過皋を振り返るこず。 (6) 地球ず宇宙   身近な倩䜓の芳察実隓などを通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 身近な倩䜓ずその運動に関する特城に着目しながら次のこずを理解するずずもにそれ らの芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 倩䜓の動きず地球の自転・公転 ○ ア 日呚運動ず自転   倩䜓の日呚運動の芳察を行いその芳察蚘録を地球の自転ず関連付けお理解するこ ず。 ○ む 幎呚運動ず公転   星座の幎呚運動や倪陜の南䞭高床の倉化などの芳察を行いその芳察蚘録を地球の公 転や地軞の傟きず関連付けお理解するこず。 () 倪陜系ず恒星 ○ ア 倪陜の様子   倪陜の芳察を行いその芳察蚘録や資料に基づいお倪陜の特城を芋いだしお理解す るこず。 ○ む 惑星ず恒星   芳枬資料などを基に惑星ず恒星などの特城を芋いだしお理解するずずもに倪陜系
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141 付録4 の構造に぀いお理解するこず。 ○ り 月や金星の運動ず芋え方   月の芳察を行いその芳察蚘録や資料に基づいお月の公転ず芋え方を関連付けお理 解するこず。たた金星の芳枬資料などを基に金星の公転ず芋え方を関連付けお理解 するこず。 む 地球ず宇宙に぀いお倩䜓の芳察実隓などを行いその結果や資料を分析しお解釈し 倩䜓の運動ず芋え方に぀いおの特城や芏則性を芋いだしお衚珟するこず。たた探究の過皋 を振り返るこず。 (7) 自然ず人間   自然環境を調べる芳察実隓などを通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導す る。 ア 日垞生掻や瀟䌚ず関連付けながら次のこずを理解するずずもに自然環境を調べる芳 察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 () 生物ず環境 ○ ア 自然界の぀り合い   埮生物の働きを調べ怍物動物及び埮生物を栄逊の面から盞互に関連付けお理解す るずずもに自然界ではこれらの生物が぀り合いを保っお生掻しおいるこずを芋いだ しお理解するこず。 ○ む 自然環境の調査ず環境保党   身近な自然環境に぀いお調べ様々な芁因が自然界の぀り合いに圱響しおいるこずを 理解するずずもに自然環境を保党するこずの重芁性を認識するこず。 ○ り 地域の自然灜害   地域の自然灜害に぀いお総合的に調べ自然ず人間ずの関わり方に぀いお認識する こず。 () 自然環境の保党ず科孊技術の利甚 ○ ア 自然環境の保党ず科孊技術の利甚   自然環境の保党ず科孊技術の利甚の圚り方に぀いお科孊的に考察するこずを通しお 持続可胜な瀟䌚を぀くるこずが重芁であるこずを認識するこず。 む 身近な自然環境や地域の自然灜害などを調べる芳察実隓などを行い自然環境の保党ず 科孊技術の利甚の圚り方に぀いお科孊的に考察しお刀断するこず。   内容の取扱い (1) 内容の(1) から(7) たでに぀いおはそれぞれのアに瀺す知識及び技胜ずむに瀺す思考力 刀断力衚珟力等ずを盞互に関連させながら幎間を通じお科孊的に探究するために必芁な 資質・胜力の育成を目指すものずする。 (2) 内容の(1) から(7) たでのうち(1) 及び(2) は第孊幎(3) 及び(4) は第孊幎(5) から (7) たでは第孊幎で取り扱うものずする。 (3) 内容の(1) に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア アの() の○ アに぀いおは身近な生物の芳察を扱うがルヌペや双県実䜓顕埮鏡などを甚 いお倖芋から芳察できる䜓の぀くりを䞭心に扱うこず。 む アの() の○ アに぀いおは花の぀くりを䞭心に扱い皮子怍物が被子怍物ず裞子怍物に分 類できるこずを扱うこず。その際胚 はい 珠が皮子になるこずにも觊れるこず。たた被子怍物 が単子葉類ず双子葉類に分類できるこずに぀いおは葉の぀くりを䞭心に扱うこず。なお
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142 付録4 皮子を぀くらない怍物が胞子を぀くるこずにも觊れるこず。 り アの() の○ むに぀いおは脊怎動物ず無脊怎動物の違いを䞭心に扱うこず。脊怎動物に぀ いおはヒトや魚を䟋に䜓の぀くりの共通点ずしおの背骚の存圚に぀いお扱うこず。た た䜓の衚面の様子や呌吞の仕方などの特城を基準ずしお分類できるこずを扱うこず。無脊 怎動物に぀いおは節足動物や軟䜓動物の芳察を行いそれらの動物ず脊怎動物の䜓の぀く りの特城を比范しその共通点ず盞違点を扱うこず。 (4) 内容の(2) に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア アの() の○ アの「身近な地圢や地局岩石などの芳察」に぀いおは孊校内倖の地圢や地 局岩石などを芳察する掻動ずするこず。 む アの() の○ アに぀いおは 地局を圢成しおいる代衚的な堆積岩も取り䞊げるこず。 「地局」 に぀いおは断局耶 しゆう 曲にも觊れるこず。 「化石」に぀いおは瀺盞化石及び瀺準化石を取 り䞊げるこず。 「地質幎代」の区分は叀生代䞭生代新生代を取り䞊げるこず。 り アの() の○ アの「火山」に぀いおは 粘性ず関係付けながら代衚的な火山を扱うこず。 「マ グマの性質」に぀いおは粘性を扱うこず。 「火山岩」及び「深成岩」に぀いおは代衚的 な岩石を扱うこず。たた代衚的な造岩鉱物も扱うこず。 ゚ アの() の○ むに぀いおは地震の珟象面を䞭心に扱い初期埮動継続時間ず震源たでの距 離ずの定性的な関係にも觊れるこず。たた 「地球内郚の働き」に぀いおは日本付近のプ レヌトの動きを䞭心に扱い地球芏暡でのプレヌトの動きにも觊れるこず。その際接波発 生の仕組みに぀いおも觊れるこず。 オ アの() の○ アの「火山灜害ず地震灜害」に぀いおは 蚘録や資料などを甚いお調べるこず。 (5) 内容の(3) に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア アの() の○ アに぀いおは怍物ず動物の现胞の぀くりの共通点ず盞違点に぀いお觊れるこ ず。たた现胞の呌吞及び単现胞生物の存圚にも觊れるこず。 む アの() の○ アに぀いおは光合成における葉緑䜓の働きにも觊れるこず。たた葉茎 根の働きを盞互に関連付けお扱うこず。 り アの() の○ アに぀いおは各噚官の働きを䞭心に扱うこず。 「消化」に぀いおは代衚的 な消化酵玠の働きを扱うこず。たた摂取された食物が消化によっお小腞の壁から吞収され る物質になるこずにも觊れるこず。血液の埪環に関連しお血液成分の働き腎臓や肝臓の 働きにも觊れるこず。 ゚ アの() の○ むに぀いおは各噚官の働きを䞭心に扱うこず。 (6) 内容の(4) に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア アの() の○ アの「倧気圧」に぀いおは空気䞭にある物䜓にはあらゆる向きから圧力が働 くこずにも觊れるこず。 む アの() の○ アに぀いおは気枩による飜和氎蒞気量の倉化が湿床の倉化や凝結に関わりが あるこずを扱うこず。たた氎の埪環にも觊れるこず。 り アの() の○ むに぀いおは颚の吹き方にも觊れるこず。 ゚ アの() の○ むに぀いおは地球を取り巻く倧気の動きにも觊れるこず。たた地球の倧き さや倧気の厚さにも觊れるこず。 オ アの() の○ アの「気象灜害」に぀いおは蚘録や資料などを甚いお調べるこず。 (7) 内容の(5) に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア アの() の○ アに぀いおは染色䜓が耇補されるこずにも觊れるこず。 む アの() の○ むに぀いおは有性生殖の仕組みを枛数分裂ず関連付けお扱うこず。 「無性生 殖」に぀いおは単现胞生物の分裂や栄逊生殖にも觊れるこず。
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143 付録4 り アの() の○ アに぀いおは分離の法則を扱うこず。たた遺䌝子の本䜓がDNA であるこ ずにも觊れるこず。 ゚ アの() の○ アに぀いおは進化の蚌拠ずされる事柄や進化の具䜓䟋に぀いお扱うこず。そ の際生物にはその生息環境での生掻に郜合のよい特城が芋られるこずにも觊れるこず。た た遺䌝子に倉化が起きお圢質が倉化するこずがあるこずにも觊れるこず。 (8) 内容の(6) に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア アの() の○ むの「倪陜の南䞭高床の倉化」に぀いおは季節による昌倜の長さや気枩の倉 化にも觊れるこず。 む アの() の○ アの「倪陜の特城」に぀いおは圢倧きさ衚面の様子などを扱うこず。そ の際倪陜から攟出された倚量の光などの゚ネルギヌによる地衚ぞの圱響にも觊れるこず。 り アの() の○ むの「惑星」に぀いおは倧きさ倧気組成衚面枩床衛星の存圚などを取 り䞊げるこず。その際地球には生呜を支える条件が備わっおいるこずにも觊れるこず。 「恒星」に぀いおは自ら光を攟぀こずや倪陜もその䞀぀であるこずも扱うこず。その際 恒星の集団ずしおの銀河系の存圚にも觊れるこず。 「倪陜系の構造」に぀いおは惑星以倖 の倩䜓が存圚するこずにも觊れるこず。 ゚ アの() の○ りの「月の公転ず芋え方」に぀いおは月の運動ず満ち欠けを扱うこず。その 際日食や月食にも觊れるこず。たた 「金星の公転ず芋え方」に぀いおは金星の運動ず 満ち欠けや芋かけの倧きさを扱うこず。 (9) 内容の(7) に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア アの() の○ アに぀いおは生態系における生産者ず消費者ずの関係を扱うこず。たた分 解者の働きに぀いおも扱うこず。その際土壌動物にも觊れるこず。 む アの() の○ むに぀いおは生物や倧気氎などの自然環境を盎接調べたり蚘録や資料を 基に調べたりするなどの掻動を行うこず。たた気候倉動や倖来生物にも觊れるこず。 り アの() の○ りに぀いおは地域の自然灜害を調べたり蚘録や資料を基に調べたりするな どの掻動を行うこず。 ゚ アの() の○ アに぀いおはこれたでの第分野ず第分野の孊習を生かし第分野の内 容の(7) のアの() の○ ア及びむず関連付けお総合的に扱うこず。 第 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い  指導蚈画の䜜成に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 (1) 単元など内容や時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向けお生埒 の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟を図るようにするこず。その際理科の孊習過皋の特質を 螏たえ理科の芋方・考え方を働かせ芋通しをもっお芳察実隓を行うこずなどの科孊的に 探究する孊習掻動の充実を図るこず。 (2) 各孊幎においおは幎間を通じお各分野におよそ同皋床の授業時数を配圓するこず。その 際各分野間及び各項目間の関連を十分考慮しお各分野の特城的な芋方・考え方を総合的に 働かせ自然の事物・珟象を科孊的に探究するために必芁な資質・胜力を逊うこずができるよ うにするこず。 (3) 孊校や生埒の実態に応じ十分な芳察や実隓の時間課題解決のために探究する時間などを 蚭けるようにするこず。その際問題を芋いだし芳察実隓を蚈画する孊習掻動芳察実隓 の結果を分析し解釈する孊習掻動科孊的な抂念を䜿甚しお考えたり説明したりする孊習掻動 などが充実するようにするこず。
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144 付録4 (4) 日垞生掻や他教科等ずの関連を図るこず。 (5) 障害のある生埒などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに応じた指導内容や指 導方法の工倫を蚈画的組織的に行うこず。 (6) 第章総則の第のの(2) に瀺す道埳教育の目暙に基づき道埳科などずの関連を考慮し ながら第章特別の教科道埳の第に瀺す内容に぀いお理科の特質に応じお適切な指導を するこず。  第の内容の取扱いに぀いおは次の事項に配慮するものずする。 (1) 芳察実隓野倖芳察を重芖するずずもに地域の環境や孊校の実態を生かし自然の事 物・珟象に぀いおの基本的な抂念の圢成及び科孊的に探究する力ず態床の育成が段階的に無理 なく行えるようにするこず。 (2) 生呜を尊重し自然環境の保党に寄䞎する態床を逊うようにするこず。 (3) の(3) の孊習掻動を通しお蚀語掻動が充実するようにするこず。 (4) 各分野の指導に圓たっおは芳察実隓の過皋での情報の怜玢実隓デヌタの凊理実隓 の蚈枬などにおいおコンピュヌタや情報通信ネットワヌクなどを積極的か぀適切に掻甚する ようにするこず。 (5) 指導に圓たっおは生埒が孊習の芋通しを立おたり孊習したこずを振り返ったりする掻動を 蚈画的に取り入れるよう工倫するこず。 (6) 原理や法則の理解を深めるためのものづくりを各内容の特質に応じお適宜行うようにする こず。 (7) 継続的な芳察や季節を倉えおの定点芳枬を各内容の特質に応じお適宜行うようにするこ ず。 (8) 芳察実隓野倖芳察などの䜓隓的な孊習掻動の充実に配慮するこず。たた環境敎備に十 分配慮するこず。 (9) 博物通や科孊孊習センタヌなどず積極的に連携協力を図るようにするこず。 (10) 科孊技術が日垞生掻や瀟䌚を豊かにしおいるこずや安党性の向䞊に圹立っおいるこずに觊れ るこず。たた理科で孊習するこずが様々な職業などず関係しおいるこずにも觊れるこず。  芳察実隓野倖芳察の指導に圓たっおは特に事故防止に十分留意するずずもに䜿甚薬品 の管理及び廃棄に぀いおも適切な措眮をずるよう配慮するものずする。
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145 付録5 第 目 暙  第章総則の第のの(2) に瀺す道埳教育の目暙に基づきよりよく生きるための基盀ずなる道 埳性を逊うため道埳的諞䟡倀に぀いおの理解を基に自己を芋぀め物事を倚面的・倚角的に考 え自己の生き方に぀いおの考えを深める孊習を通しお道埳的な刀断力心情実践意欲ず態床を 育おる。 第 内 容  孊校の教育掻動党䜓を通じお行う道埳教育の芁である道埳科においおは以䞋に瀺す項目に぀いお 扱う。   䞻ずしお自分自身に関するこず  善悪の刀断自埋自由ず責任   〔第孊幎及び第孊幎〕     よいこずず悪いこずずの区別をしよいず思うこずを進んで行うこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     正しいず刀断したこずは自信をもっお行うこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     自由を倧切にし自埋的に刀断し責任のある行動をするこず。  正盎誠実   〔第孊幎及び第孊幎〕     うそを぀いたりごたかしをしたりしないで玠盎に䌞び䌞びず生掻するこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     過ちは玠盎に改め正盎に明るい心で生掻するこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     誠実に明るい心で生掻するこず。  節床節制   〔第孊幎及び第孊幎〕      健康や安党に気を付け物や金銭を倧切にし身の回りを敎えわがたたをしないで芏則 正しい生掻をするこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕      自分でできるこずは自分でやり安党に気を付けよく考えお行動し節床のある生掻をす るこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕      安党に気を付けるこずや生掻習慣の倧切さに぀いお理解し自分の生掻を芋盎し節床を 守り節制に心掛けるこず。  個性の䌞長   〔第孊幎及び第孊幎〕     自分の特城に気付くこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     自分の特城に気付き長所を䌞ばすこず。 小孊校孊習指導芁領 第章 特別の教科 道埳
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146 付録5   〔第孊幎及び第孊幎〕     自分の特城を知っお短所を改め長所を䌞ばすこず。  垌望ず勇気努力ず匷い意志   〔第孊幎及び第孊幎〕     自分のやるべき勉匷や仕事をしっかりず行うこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     自分でやろうず決めた目暙に向かっお匷い意志をもち粘り匷くやり抜くこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕      より高い目暙を立お垌望ず勇気をもち困難があっおもくじけずに努力しお物事をやり抜 くこず。  真理の探究   〔第孊幎及び第孊幎〕     真理を倧切にし物事を探究しようずする心をも぀こず。   䞻ずしお人ずの関わりに関するこず  芪切思いやり   〔第孊幎及び第孊幎〕     身近にいる人に枩かい心で接し芪切にするこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     盞手のこずを思いやり進んで芪切にするこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     誰に察しおも思いやりの心をもち盞手の立堎に立っお芪切にするこず。  感謝   〔第孊幎及び第孊幎〕     家族など日頃䞖話になっおいる人々に感謝するこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕      家族など生掻を支えおくれおいる人々や珟圚の生掻を築いおくれた高霢者に尊敬ず感謝の 気持ちをもっお接するこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕      日々の生掻が家族や過去からの倚くの人々の支え合いや助け合いで成り立っおいるこずに感 謝しそれに応えるこず。  瀌儀   〔第孊幎及び第孊幎〕     気持ちのよい挚拶蚀葉遣い動䜜などに心掛けお明るく接するこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     瀌儀の倧切さを知り誰に察しおも真心をもっお接するこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     時ず堎をわきたえお瀌儀正しく真心をもっお接するこず。  友情信頌   〔第孊幎及び第孊幎〕     友達ず仲よくし助け合うこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     友達ず互いに理解し信頌し助け合うこず。
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147 付録5   〔第孊幎及び第孊幎〕      友達ず互いに信頌し孊び合っお友情を深め異性に぀いおも理解しながら人間関係を築 いおいくこず。  盞互理解寛容   〔第孊幎及び第孊幎〕      自分の考えや意芋を盞手に䌝えるずずもに盞手のこずを理解し自分ず異なる意芋も倧切 にするこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕      自分の考えや意芋を盞手に䌝えるずずもに謙虚な心をもち広い心で自分ず異なる意芋や 立堎を尊重するこず。   䞻ずしお集団や瀟䌚ずの関わりに関するこず  芏則の尊重   〔第孊幎及び第孊幎〕     玄束やきたりを守りみんなが䜿う物を倧切にするこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     玄束や瀟䌚のきたりの意矩を理解しそれらを守るこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕      法やきたりの意矩を理解した䞊で進んでそれらを守り自他の暩利を倧切にし矩務を果た すこず。  公正公平瀟䌚正矩   〔第孊幎及び第孊幎〕     自分の奜き嫌いにずらわれないで接するこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     誰に察しおも分け隔おをせず公正公平な態床で接するこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕      誰に察しおも差別をするこずや偏芋をも぀こずなく公正公平な態床で接し正矩の実珟 に努めるこず。  勀劎公共の粟神   〔第孊幎及び第孊幎〕     働くこずのよさを知りみんなのために働くこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     働くこずの倧切さを知り進んでみんなのために働くこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕      働くこずや瀟䌚に奉仕するこずの充実感を味わうずずもにその意矩を理解し公共のため に圹に立぀こずをするこず。  家族愛家庭生掻の充実   〔第孊幎及び第孊幎〕     父母祖父母を敬愛し進んで家の手䌝いなどをしお家族の圹に立぀こず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     父母祖父母を敬愛し家族みんなで協力し合っお楜しい家庭を぀くるこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     父母祖父母を敬愛し家族の幞せを求めお進んで圹に立぀こずをするこず。
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148 付録5  よりよい孊校生掻集団生掻の充実   〔第孊幎及び第孊幎〕     先生を敬愛し孊校の人々に芪しんで孊玚や孊校の生掻を楜しくするこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     先生や孊校の人々を敬愛しみんなで協力し合っお楜しい孊玚や孊校を぀くるこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕      先生や孊校の人々を敬愛しみんなで協力し合っおよりよい孊玚や孊校を぀くるずずもに 様々な集団の䞭での自分の圹割を自芚しお集団生掻の充実に努めるこず。  䌝統ず文化の尊重囜や郷土を愛する態床   〔第孊幎及び第孊幎〕     我が囜や郷土の文化ず生掻に芪しみ愛着をも぀こず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     我が囜や郷土の䌝統ず文化を倧切にし囜や郷土を愛する心をも぀こず。   〔第孊幎及び第孊幎〕      我が囜や郷土の䌝統ず文化を倧切にし先人の努力を知り囜や郷土を愛する心をも぀こ ず。  囜際理解囜際芪善   〔第孊幎及び第孊幎〕     他囜の人々や文化に芪しむこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     他囜の人々や文化に芪しみ関心をも぀こず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     他囜の人々や文化に぀いお理解し日本人ずしおの自芚をもっお囜際芪善に努めるこず。   䞻ずしお生呜や自然厇高なものずの関わりに関するこず  生呜の尊さ   〔第孊幎及び第孊幎〕     生きるこずのすばらしさを知り生呜を倧切にするこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     生呜の尊さを知り生呜あるものを倧切にするこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕      生呜が倚くの生呜の぀ながりの䞭にあるかけがえのないものであるこずを理解し生呜を尊 重するこず。  自然愛護   〔第孊幎及び第孊幎〕     身近な自然に芪しみ動怍物に優しい心で接するこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     自然のすばらしさや䞍思議さを感じ取り自然や動怍物を倧切にするこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     自然の偉倧さを知り自然環境を倧切にするこず。  感動畏敬の念   〔第孊幎及び第孊幎〕     矎しいものに觊れすがすがしい心をも぀こず。
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149 付録5   〔第孊幎及び第孊幎〕     矎しいものや気高いものに感動する心をも぀こず。   〔第孊幎及び第孊幎〕      矎しいものや気高いものに感動する心や人間の力を超えたものに察する畏敬の念をも぀こ ず。  よりよく生きる喜び   〔第孊幎及び第孊幎〕      よりよく生きようずする人間の匷さや気高さを理解し人間ずしお生きる喜びを感じるこ ず。 第 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い  各孊校においおは道埳教育の党䜓蚈画に基づき各教科倖囜語掻動総合的な孊習の時間 及び特別掻動ずの関連を考慮しながら道埳科の幎間指導蚈画を䜜成するものずする。なお䜜 成に圓たっおは第に瀺す各孊幎段階の内容項目に぀いお盞圓する各孊幎においお党お取り 䞊げるこずずする。その際児童や孊校の実態に応じ孊幎間を芋通した重点的な指導や内容 項目間の関連を密にした指導䞀぀の内容項目を耇数の時間で扱う指導を取り入れるなどの工倫 を行うものずする。  第の内容の指導に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 (1) 校長や教頭などの参加他の教垫ずの協力的な指導などに぀いお工倫し道埳教育掚進教垫 を䞭心ずした指導䜓制を充実するこず。 (2) 道埳科が孊校の教育掻動党䜓を通じお行う道埳教育の芁ずしおの圹割を果たすこずができる よう蚈画的・発展的な指導を行うこず。特に各教科倖囜語掻動総合的な孊習の時間及 び特別掻動における道埳教育ずしおは取り扱う機䌚が十分でない内容項目に関わる指導を補う こずや児童や孊校の実態等を螏たえお指導をより䞀局深めるこず内容項目の盞互の関連を 捉え盎したり発展させたりするこずに留意するこず。 (3) 児童が自ら道埳性を逊う䞭で自らを振り返っお成長を実感したりこれからの課題や目暙 を芋付けたりするこずができるよう工倫するこず。その際道埳性を逊うこずの意矩に぀い お児童自らが考え理解し䞻䜓的に孊習に取り組むこずができるようにするこず。 (4) 児童が倚様な感じ方や考え方に接する䞭で考えを深め刀断し衚珟する力などを育むこ ずができるよう自分の考えを基に話し合ったり曞いたりするなどの蚀語掻動を充実するこ ず。 (5) 児童の発達の段階や特性等を考慮し指導のねらいに即しお問題解決的な孊習道埳的行 為に関する䜓隓的な孊習等を適切に取り入れるなど指導方法を工倫するこず。その際それ らの掻動を通じお孊んだ内容の意矩などに぀いお考えるこずができるようにするこず。たた 特別掻動等における倚様な実践掻動や䜓隓掻動も道埳科の授業に生かすようにするこず。 (6) 児童の発達の段階や特性等を考慮し第に瀺す内容ずの関連を螏たえ぀぀情報モラルに 関する指導を充実するこず。たた児童の発達の段階や特性等を考慮し䟋えば瀟䌚の持続 可胜な発展などの珟代的な課題の取扱いにも留意し身近な瀟䌚的課題を自分ずの関係におい お考えそれらの解決に寄䞎しようずする意欲や態床を育おるよう努めるこず。なお倚様な 芋方や考え方のできる事柄に぀いお特定の芋方や考え方に偏った指導を行うこずのないよう にするこず。 (7) 道埳科の授業を公開したり授業の実斜や地域教材の開発や掻甚などに家庭や地域の人々
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150 付録5 各分野の専門家等の積極的な参加や協力を埗たりするなど家庭や地域瀟䌚ずの共通理解を深 め盞互の連携を図るこず。  教材に぀いおは次の事項に留意するものずする。 (1) 児童の発達の段階や特性地域の実情等を考慮し倚様な教材の掻甚に努めるこず。特に 生呜の尊厳自然䌝統ず文化先人の䌝蚘スポヌツ情報化ぞの察応等の珟代的な課題な どを題材ずし児童が問題意識をもっお倚面的・倚角的に考えたり感動を芚えたりするよう な充実した教材の開発や掻甚を行うこず。 (2) 教材に぀いおは教育基本法や孊校教育法その他の法什に埓い次の芳点に照らし適切ず刀 断されるものであるこず。 ア 児童の発達の段階に即しねらいを達成するのにふさわしいものであるこず。 む 人間尊重の粟神にかなうものであっお悩みや葛藀等の心の揺れ人間関係の理解等の課 題も含め児童が深く考えるこずができ人間ずしおよりよく生きる喜びや勇気を䞎えられ るものであるこず。 り 倚様な芋方や考え方のできる事柄を取り扱う堎合には特定の芋方や考え方に偏った取扱 いがなされおいないものであるこず。  児童の孊習状況や道埳性に係る成長の様子を継続的に把握し指導に生かすよう努める必芁が ある。ただし数倀などによる評䟡は行わないものずする。
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152 付録6 「道埳の内容」の孊幎段階・孊校段階の䞀芧衚 小孊校第孊幎及び第孊幎19 小孊校第孊幎及び第孊幎20  䞻ずしお自分自身に関するこず 善悪の刀断 自埋自由ず責任 (1) よいこずず悪いこずずの区別をしよいず思うこずを 進んで行うこず。 (1) 正しいず刀断したこずは自信をもっお行うこず。 正盎誠実 (2) うそを぀いたりごたかしをしたりしないで玠盎に䌞 び䌞びず生掻するこず。 (2) 過ちは玠盎に改め正盎に明るい心で生掻するこず。 節床節制 (3) 健康や安党に気を付け物や金銭を倧切にし身の回 りを敎えわがたたをしないで芏則正しい生掻をする こず。 (3) 自分でできるこずは自分でやり安党に気を付けよ く考えお行動し節床のある生掻をするこず。 個性の䌞長 (4) 自分の特城に気付くこず。 (4) 自分の特城に気付き長所を䌞ばすこず。 垌望ず勇気 努力ず匷い意志 (5) 自分のやるべき勉匷や仕事をしっかりず行うこず。 (5) 自分でやろうず決めた目暙に向かっお匷い意志をも ち粘り匷くやり抜くこず。 真理の探究  䞻ずしお人ずの関わりに関するこず 芪切思いやり (6) 身近にいる人に枩かい心で接し芪切にするこず。 (6) 盞手のこずを思いやり進んで芪切にするこず。 感謝 (7) 家族など日頃䞖話になっおいる人々に感謝するこず。 (7) 家族など生掻を支えおくれおいる人々や珟圚の生掻を 築いおくれた高霢者に尊敬ず感謝の気持ちをもっお接 するこず。 瀌儀 (8) 気持ちのよい挚拶蚀葉遣い動䜜などに心掛けお 明るく接するこず。 (8) 瀌儀の倧切さを知り誰に察しおも真心をもっお接す るこず。 友情信頌 (9) 友達ず仲よくし助け合うこず。 (9) 友達ず互いに理解し信頌し助け合うこず。 盞互理解寛容 (10) 自分の考えや意芋を盞手に䌝えるずずもに盞手のこ ずを理解し自分ず異なる意芋も倧切にするこず。  䞻ずしお集団や瀟䌚ずの関わりに関するこず 芏則の尊重 (10) 玄束やきたりを守りみんなが䜿う物を倧切にするこ ず。 (11) 玄束や瀟䌚のきたりの意矩を理解しそれらを守るこ ず。 公正公平 瀟䌚正矩 (11) 自分の奜き嫌いにずらわれないで接するこず。 (12) 誰に察しおも分け隔おをせず公正公平な態床で接 するこず。 勀劎公共の粟神 (12) 働くこずのよさを知りみんなのために働くこず。 (13) 働くこずの倧切さを知り進んでみんなのために働く こず。 家族愛 家庭生掻の充実 (13) 父母祖父母を敬愛し進んで家の手䌝いなどをし お家族の圹に立぀こず。 (14) 父母祖父母を敬愛し家族みんなで協力し合っお楜 しい家庭を぀くるこず。 よりよい孊校生掻 集団生掻の充実 (14) 先生を敬愛し孊校の人々に芪しんで孊玚や孊校の 生掻を楜しくするこず。 (15) 先生や孊校の人々を敬愛しみんなで協力し合っお楜 しい孊玚や孊校を぀くるこず。 䌝統ず文化の尊重 囜や郷土を愛する態床 (15) 我が囜や郷土の文化ず生掻に芪しみ 愛着をも぀こず。(16) 我が囜や郷土の䌝統ず文化を倧切にし囜や郷土を愛 する心をも぀こず。 囜際理解囜際芪善 (16) 他囜の人々や文化に芪しむこず。 (17) 他囜の人々や文化に芪しみ関心をも぀こず。  䞻ずしお生呜や自然厇高なものずの関わりに関するこず 生呜の尊さ (17) 生きるこずのすばらしさを知り生呜を倧切にするこ ず。 (18) 生呜の尊さを知り生呜あるものを倧切にするこず。 自然愛護 (18) 身近な自然に芪しみ 動怍物に優しい心で接するこず。(19) 自然のすばらしさや䞍思議さを感じ取り自然や動怍 物を倧切にするこず。 感動畏敬の念 (19) 矎しいものに觊れすがすがしい心をも぀こず。 (20) 矎しいものや気高いものに感動する心をも぀こず。 よりよく生きる喜び
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153 付録6 小孊校第孊幎及び第孊幎22 䞭孊校22 (1) 自由を倧切にし自埋的に刀断し責任のある行動を するこず。 (1) 自埋の粟神を重んじ自䞻的に考え刀断し誠実に 実行しおその結果に責任をも぀こず。 自䞻自埋 自由ず責任 (2) 誠実に明るい心で生掻するこず。 (3) 安党に気を付けるこずや生掻習慣の倧切さに぀いお 理解し自分の生掻を芋盎し節床を守り節制に心掛け るこず。 (2) 望たしい生掻習慣を身に付け心身の健康の増進を図 り節床を守り節制に心掛け安党で調和のある生掻を するこず。 節床節制  (4) 自分の特城を知っお短所を改め長所を䌞ばすこず。 (3) 自己を芋぀め自己の向䞊を図るずずもに個性を䌞 ばしお充実した生き方を远求するこず。 向䞊心個性の䌞長 (5) より高い目暙を立お垌望ず勇気をもち困難があっ おもくじけずに努力しお物事をやり抜くこず。 (4) より高い目暙を蚭定しその達成を目指し垌望ず勇 気をもち困難や倱敗を乗り越えお着実にやり遂げるこ ず。 垌望ず勇気 克己ず匷い意志 (6) 真理を倧切にし物事を探究しようずする心をも぀こ ず。 (5) 真実を倧切にし真理を探究しお新しいものを生み出 そうず努めるこず。 真理の探究創造 (7) 誰に察しおも思いやりの心をもち盞手の立堎に立っ お芪切にするこず。 (6) 思いやりの心をもっお人ず接するずずもに家族など の支えや倚くの人々の善意により日々の生掻や珟圚の自 分があるこずに感謝し進んでそれに応え人間愛の粟 神を深めるこず。 思いやり感謝 (8) 日々の生掻が家族や過去からの倚くの人々の支え合い や助け合いで成り立っおいるこずに感謝しそれに応え るこず。 (9) 時ず堎をわきたえお瀌儀正しく真心をもっお接する こず。 (7) 瀌儀の意矩を理解し時ず堎に応じた適切な蚀動をず るこず。 瀌儀 (10) 友達ず互いに信頌し孊び合っお友情を深め異性に ぀いおも理解しながら人間関係を築いおいくこず。 (8) 友情の尊さを理解しお心から信頌できる友達をもち 互いに励たし合い高め合うずずもに異性に぀いおの 理解を深め悩みや葛藀も経隓しながら人間関係を深め おいくこず。 友情信頌 (11) 自分の考えや意芋を盞手に䌝えるずずもに謙虚な心 をもち広い心で自分ず異なる意芋や立堎を尊重するこ ず。 (9) 自分の考えや意芋を盞手に䌝えるずずもにそれぞれ の個性や立堎を尊重しいろいろなものの芋方や考え方 があるこずを理解し寛容の心をもっお謙虚に他に孊 び自らを高めおいくこず。 盞互理解寛容 (12) 法やきたりの意矩を理解した䞊で進んでそれらを守 り自他の暩利を倧切にし矩務を果たすこず。 (10) 法やきたりの意矩を理解しそれらを進んで守るずず もにそのよりよい圚り方に぀いお考え自他の暩利を 倧切にし矩務を果たしお芏埋ある安定した瀟䌚の実 珟に努めるこず。 遵法粟神公埳心 (13) 誰に察しおも差別をするこずや偏芋をも぀こずなく 公正公平な態床で接し正矩の実珟に努めるこず。 (11) 正矩ず公正さを重んじ誰に察しおも公平に接し差 別や偏芋のない瀟䌚の実珟に努めるこず。 公正公平 瀟䌚正矩 (14) 働くこずや瀟䌚に奉仕するこずの充実感を味わうずず もにその意矩を理解し公共のために圹に立぀こずを するこず。 (12) 瀟䌚参画の意識ず瀟䌚連垯の自芚を高め公共の粟神 をもっおよりよい瀟䌚の実珟に努めるこず。 瀟䌚参画 公共の粟神 (13) 勀劎の尊さや意矩を理解し将来の生き方に぀いお考 えを深め勀劎を通じお瀟䌚に貢献するこず。 勀劎 (15) 父母祖父母を敬愛し家族の幞せを求めお進んで 圹に立぀こずをするこず。 (14) 父母祖父母を敬愛し家族の䞀員ずしおの自芚を もっお充実した家庭生掻を築くこず。 家族愛 家庭生掻の充実 (16) 先生や孊校の人々を敬愛しみんなで協力し合っおよ りよい孊玚や孊校を぀くるずずもに様々な集団の䞭で の自分の圹割を自芚しお集団生掻の充実に努めるこず。 (15) 教垫や孊校の人々を敬愛し孊玚や孊校の䞀員ずしお の自芚をもち協力し合っおよりよい校颚を぀くるずず もに様々な集団の意矩や集団の䞭での自分の圹割ず責 任を自芚しお集団生掻の充実に努めるこず。 よりよい孊校生掻 集団生掻の充実 (17) 我が囜や郷土の䌝統ず文化を倧切にし先人の努力を 知り囜や郷土を愛する心をも぀こず。 (16) 郷土の䌝統ず文化を倧切にし瀟䌚に尜くした先人や 高霢者に尊敬の念を深め地域瀟䌚の䞀員ずしおの自芚 をもっお郷土を愛し進んで郷土の発展に努めるこず。 郷土の䌝統ず 文化の尊重 郷土を愛する態床 (17) 優れた䌝統の継承ず新しい文化の創造に貢献するずず もに日本人ずしおの自芚をもっお囜を愛し囜家及び 瀟䌚の圢成者ずしおその発展に努めるこず。 我が囜の䌝統ず 文化の尊重 囜を愛する態床 (18) 他囜の人々や文化に぀いお理解し日本人ずしおの自 芚をもっお囜際芪善に努めるこず。 (18) 䞖界の䞭の日本人ずしおの自芚をもち他囜を尊重 し囜際的芖野に立っお䞖界の平和ず人類の発展に寄 䞎するこず。 囜際理解 囜際貢献 (19) 生呜が倚くの生呜の぀ながりの䞭にあるかけがえのな いものであるこずを理解し生呜を尊重するこず。 (19) 生呜の尊さに぀いおその連続性や有限性なども含め お理解しかけがえのない生呜を尊重するこず。 生呜の尊さ (20) 自然の偉倧さを知り自然環境を倧切にするこず。 (20) 自然の厇高さを知り自然環境を倧切にするこずの意 矩を理解し進んで自然の愛護に努めるこず。 自然愛護 (21) 矎しいものや気高いものに感動する心や人間の力を超 えたものに察する畏敬の念をも぀こず。 (21) 矎しいものや気高いものに感動する心をもち人間の 力を超えたものに察する畏敬の念を深めるこず。 感動畏敬の念 (22) よりよく生きようずする人間の匷さや気高さを理解 し人間ずしお生きる喜びを感じるこず。 (22) 人間には自らの匱さや醜さを克服する匷さや気高く生 きようずする心があるこずを理解し人間ずしお生きる こずに喜びを芋いだすこず。 よりよく生きる喜び
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154 付録7  教育は教育基本法第条に定めるずおり人栌の完成を目指し平和で民䞻的な囜家及び瀟䌚の 圢成者ずしお必芁な資質を備えた心身ずもに健康な囜民の育成を期すずいう目的のもず同法第条 に掲げる次の目暙を達成するよう行われなければならない。  幅広い知識ず教逊を身に付け真理を求める態床を逊い豊かな情操ず道埳心を培うずずも に健やかな身䜓を逊うこず。  個人の䟡倀を尊重しおその胜力を䌞ばし創造性を培い自䞻及び自埋の粟神を逊うずずも に職業及び生掻ずの関連を重芖し勀劎を重んずる態床を逊うこず。  正矩ず責任男女の平等自他の敬愛ず協力を重んずるずずもに公共の粟神に基づき䞻䜓 的に瀟䌚の圢成に参画しその発展に寄䞎する態床を逊うこず。  生呜を尊び自然を倧切にし環境の保党に寄䞎する態床を逊うこず。  䌝統ず文化を尊重しそれらをはぐくんできた我が囜ず郷土を愛するずずもに他囜を尊重 し囜際瀟䌚の平和ず発展に寄䞎する態床を逊うこず。  たた幌児期の教育に぀いおは同法第11条に掲げるずおり生涯にわたる人栌圢成の基瀎を培う 重芁なものであるこずにかんがみ囜及び地方公共団䜓は幌児の健やかな成長に資する良奜な環境 の敎備その他適圓な方法によっおその振興に努めなければならないこずずされおいる。  これからの幌皚園には孊校教育の始たりずしおこうした教育の目的及び目暙の達成を目指し぀ ぀䞀人䞀人の幌児が将来自分のよさや可胜性を認識するずずもにあらゆる他者を䟡倀のある 存圚ずしお尊重し倚様な人々ず協働しながら様々な瀟䌚的倉化を乗り越え豊かな人生を切り拓 ひら き持続可胜な瀟䌚の創り手ずなるこずができるようにするための基瀎を培うこずが求められる。こ のために必芁な教育の圚り方を具䜓化するのが各幌皚園においお教育の内容等を組織的か぀蚈画的 に組み立おた教育課皋である。  教育課皋を通しおこれからの時代に求められる教育を実珟しおいくためにはよりよい孊校教育 を通しおよりよい瀟䌚を創るずいう理念を孊校ず瀟䌚ずが共有しそれぞれの幌皚園においお幌児 期にふさわしい生掻をどのように展開しどのような資質・胜力を育むようにするのかを教育課皋に おいお明確にしながら瀟䌚ずの連携及び協働によりその実珟を図っおいくずいう瀟䌚に開かれた 教育課皋の実珟が重芁ずなる。  幌皚園教育芁領ずはこうした理念の実珟に向けお必芁ずなる教育課皋の基準を倧綱的に定めるも のである。幌皚園教育芁領が果たす圹割の䞀぀は公の性質を有する幌皚園における教育氎準を党囜 的に確保するこずである。たた各幌皚園がその特色を生かしお創意工倫を重ね長幎にわたり積み 重ねられおきた教育実践や孊術研究の蓄積を生かしながら幌児や地域の珟状や課題を捉え家庭や 地域瀟䌚ず協力しお幌皚園教育芁領を螏たえた教育掻動の曎なる充実を図っおいくこずも重芁であ る。  幌児の自発的な掻動ずしおの遊びを生み出すために必芁な環境を敎え䞀人䞀人の資質・胜力を育 んでいくこずは教職員をはじめずする幌皚園関係者はもずより家庭や地域の人々も含め様々な 立堎から幌児や幌皚園に関わる党おの倧人に期埅される圹割である。家庭ずの緊密な連携の䞋小孊 校以降の教育や生涯にわたる孊習ずの぀ながりを芋通しながら幌児の自発的な掻動ずしおの遊びを 通しおの総合的な指導をする際に広く掻甚されるものずなるこずを期埅しおここに幌皚園教育芁領 を定める。 幌皚園教育芁領
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155 付録7 第章 総 則 第 幌皚園教育の基本  幌児期の教育は生涯にわたる人栌圢成の基瀎を培う重芁なものであり幌皚園教育は孊校教育 法に芏定する目的及び目暙を達成するため幌児期の特性を螏たえ環境を通しお行うものであるこ ずを基本ずする。  このため教垫は幌児ずの信頌関係を十分に築き幌児が身近な環境に䞻䜓的に関わり環境ずの 関わり方や意味に気付きこれらを取り蟌もうずしお詊行錯誀したり考えたりするようになる幌 児期の教育における芋方・考え方を生かし幌児ず共によりよい教育環境を創造するように努めるも のずする。これらを螏たえ次に瀺す事項を重芖しお教育を行わなければならない。  幌児は安定した情緒の䞋で自己を十分に発揮するこずにより発達に必芁な䜓隓を埗おいくもの であるこずを考慮しお幌児の䞻䜓的な掻動を促し幌児期にふさわしい生掻が展開されるよう にするこず。  幌児の自発的な掻動ずしおの遊びは心身の調和のずれた発達の基瀎を培う重芁な孊習である こずを考慮しお遊びを通しおの指導を䞭心ずしお第章に瀺すねらいが総合的に達成されるよ うにするこず。  幌児の発達は心身の諞偎面が盞互に関連し合い倚様な経過をたどっお成し遂げられおいく ものであるこずたた幌児の生掻経隓がそれぞれ異なるこずなどを考慮しお幌児䞀人䞀人の 特性に応じ発達の課題に即した指導を行うようにするこず。  その際教垫は幌児の䞻䜓的な掻動が確保されるよう幌児䞀人䞀人の行動の理解ず予想に基づ き蚈画的に環境を構成しなければならない。この堎合においお教垫は幌児ず人やものずの関わ りが重芁であるこずを螏たえ教材を工倫し物的・空間的環境を構成しなければならない。たた 幌児䞀人䞀人の掻動の堎面に応じお様々な圹割を果たしその掻動を豊かにしなければならない。 第  幌皚園教育においお育みたい資質・胜力及び「幌児期の終わりたでに育っおほしい姿」  幌皚園においおは生きる力の基瀎を育むためこの章の第に瀺す幌皚園教育の基本を螏た え次に掲げる資質・胜力を䞀䜓的に育むよう努めるものずする。 (1) 豊かな䜓隓を通じお感じたり気付いたり分かったりできるようになったりする「知 識及び技胜の基瀎」 (2) 気付いたこずやできるようになったこずなどを䜿い考えたり詊したり工倫したり 衚珟したりする「思考力刀断力衚珟力等の基瀎」 (3) 心情意欲態床が育぀䞭でよりよい生掻を営もうずする「孊びに向かう力人間性等」  に瀺す資質・胜力は第章に瀺すねらい及び内容に基づく掻動党䜓によっお育むものであ る。  次に瀺す「幌児期の終わりたでに育っおほしい姿」は第章に瀺すねらい及び内容に基づく 掻動党䜓を通しお資質・胜力が育たれおいる幌児の幌皚園修了時の具䜓的な姿であり教垫が指 導を行う際に考慮するものである。 (1) 健康な心ず䜓   幌皚園生掻の䞭で充実感をもっお自分のやりたいこずに向かっお心ず䜓を十分に働かせ 芋通しをもっお行動し自ら健康で安党な生掻を぀くり出すようになる。 (2) 自立心   身近な環境に䞻䜓的に関わり様々な掻動を楜しむ䞭でしなければならないこずを自芚し
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156 付録7 自分の力で行うために考えたり工倫したりしながら諊めずにやり遂げるこずで達成感を味 わい自信をもっお行動するようになる。 (3) 協同性   友達ず関わる䞭で互いの思いや考えなどを共有し共通の目的の実珟に向けお考えた り工倫したり協力したりし充実感をもっおやり遂げるようになる。 (4) 道埳性・芏範意識の芜生え   友達ず様々な䜓隓を重ねる䞭でしおよいこずや悪いこずが分かり自分の行動を振り返っ たり友達の気持ちに共感したりし盞手の立堎に立っお行動するようになる。たたきたり を守る必芁性が分かり自分の気持ちを調敎し友達ず折り合いを付けながらきたりを぀ くったり守ったりするようになる。 (5) 瀟䌚生掻ずの関わり   家族を倧切にしようずする気持ちをも぀ずずもに地域の身近な人ず觊れ合う䞭で人ずの 様々な関わり方に気付き盞手の気持ちを考えお関わり自分が圹に立぀喜びを感じ地域に 芪しみをも぀ようになる。たた幌皚園内倖の様々な環境に関わる䞭で遊びや生掻に必芁な 情報を取り入れ情報に基づき刀断したり情報を䌝え合ったり掻甚したりするなど情報 を圹立おながら掻動するようになるずずもに公共の斜蚭を倧切に利甚するなどしお瀟䌚ず の぀ながりなどを意識するようになる。 (6) 思考力の芜生え   身近な事象に積極的に関わる䞭で物の性質や仕組みなどを感じ取ったり気付いたりし 考えたり予想したり工倫したりするなど倚様な関わりを楜しむようになる。たた友達 の様々な考えに觊れる䞭で自分ず異なる考えがあるこずに気付き自ら刀断したり考え盎 したりするなど新しい考えを生み出す喜びを味わいながら自分の考えをよりよいものにす るようになる。 (7) 自然ずの関わり・生呜尊重   自然に觊れお感動する䜓隓を通しお自然の倉化などを感じ取り奜奇心や探究心をもっお 考え蚀葉などで衚珟しながら身近な事象ぞの関心が高たるずずもに自然ぞの愛情や畏敬の 念をも぀ようになる。たた身近な動怍物に心を動かされる䞭で生呜の䞍思議さや尊さに気 付き身近な動怍物ぞの接し方を考え呜あるものずしおいたわり倧切にする気持ちをもっ お関わるようになる。 (8) 数量や図圢暙識や文字などぞの関心・感芚   遊びや生掻の䞭で数量や図圢暙識や文字などに芪しむ䜓隓を重ねたり暙識や文字の圹 割に気付いたりし自らの必芁感に基づきこれらを掻甚し興味や関心感芚をも぀ようにな る。 (9) 蚀葉による䌝え合い   先生や友達ず心を通わせる䞭で絵本や物語などに芪しみながら豊かな蚀葉や衚珟を身に 付け経隓したこずや考えたこずなどを蚀葉で䌝えたり盞手の話を泚意しお聞いたりし蚀 葉による䌝え合いを楜しむようになる。 (10) 豊かな感性ず衚珟   心を動かす出来事などに觊れ感性を働かせる䞭で様々な玠材の特城や衚珟の仕方などに気 付き感じたこずや考えたこずを自分で衚珟したり友達同士で衚珟する過皋を楜しんだり し衚珟する喜びを味わい意欲をも぀ようになる。
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157 付録7 第 教育課皋の圹割ず線成等  教育課皋の圹割    各幌皚園においおは教育基本法及び孊校教育法その他の法什䞊びにこの幌皚園教育芁領の瀺 すずころに埓い創意工倫を生かし幌児の心身の発達ず幌皚園及び地域の実態に即応した適切 な教育課皋を線成するものずする。   たた各幌皚園においおはに瀺す党䜓的な蚈画にも留意しながら 「幌児期の終わりたで に育っおほしい姿」を螏たえ教育課皋を線成するこず教育課皋の実斜状況を評䟡しおその改善 を図っおいくこず教育課皋の実斜に必芁な人的又は物的な䜓制を確保するずずもにその改善を 図っおいくこずなどを通しお教育課皋に基づき組織的か぀蚈画的に各幌皚園の教育掻動の質の 向䞊を図っおいくこず以䞋「カリキュラム・マネゞメント」ずいう。 に努めるものずする。  各幌皚園の教育目暙ず教育課皋の線成   教育課皋の線成に圓たっおは幌皚園教育においお育みたい資質・胜力を螏たえ぀぀各幌皚 園の教育目暙を明確にするずずもに教育課皋の線成に぀いおの基本的な方針が家庭や地域ずも 共有されるよう努めるものずする。  教育課皋の線成䞊の基本的事項 (1) 幌皚園生掻の党䜓を通しお第章に瀺すねらいが総合的に達成されるよう教育課皋に係る 教育期間や幌児の生掻経隓や発達の過皋などを考慮しお具䜓的なねらいず内容を組織するもの ずする。この堎合においおは特に自我が芜生え他者の存圚を意識し自己を抑制しよう ずする気持ちが生たれる幌児期の発達の特性を螏たえ入園から修了に至るたでの長期的な芖 野をもっお充実した生掻が展開できるように配慮するものずする。 (2) 幌皚園の毎孊幎の教育課皋に係る教育週数は特別の事情のある堎合を陀き39週を䞋っお はならない。 (3) 幌皚園の日の教育課皋に係る教育時間は時間を暙準ずする。ただし幌児の心身の発 達の皋床や季節などに適切に配慮するものずする。  教育課皋の線成䞊の留意事項   教育課皋の線成に圓たっおは次の事項に留意するものずする。 (1) 幌児の生掻は入園圓初の䞀人䞀人の遊びや教垫ずの觊れ合いを通しお幌皚園生掻に芪し み安定しおいく時期から他の幌児ずの関わりの䞭で幌児の䞻䜓的な掻動が深たり幌児が 互いに必芁な存圚であるこずを認識するようになりやがお幌児同士や孊玚党䜓で目的をもっ お協同しお幌皚園生掻を展開し深めおいく時期などに至るたでの過皋を様々に経ながら広げ られおいくものであるこずを考慮し掻動がそれぞれの時期にふさわしく展開されるようにす るこず。 (2) 入園圓初特に歳児の入園に぀いおは家庭ずの連携を緊密にし生掻のリズムや安党 面に十分配慮するこず。たた満歳児に぀いおは孊幎の途䞭から入園するこずを考慮し 幌児が安心しお幌皚園生掻を過ごすこずができるよう配慮するこず。 (3) 幌皚園生掻が幌児にずっお安党なものずなるよう教職員による協力䜓制の䞋幌児の䞻䜓 的な掻動を倧切にし぀぀園庭や園舎などの環境の配慮や指導の工倫を行うこず。  小孊校教育ずの接続に圓たっおの留意事項 (1) 幌皚園においおは幌皚園教育が小孊校以降の生掻や孊習の基盀の育成に぀ながるこずに 配慮し幌児期にふさわしい生掻を通しお創造的な思考や䞻䜓的な生掻態床などの基瀎を培 うようにするものずする。 (2) 幌皚園教育においお育たれた資質・胜力を螏たえ小孊校教育が円滑に行われるよう小孊 校の教垫ずの意芋亀換や合同の研究の機䌚などを蚭け 「幌児期の終わりたでに育っおほしい
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158 付録7 姿」を共有するなど連携を図り幌皚園教育ず小孊校教育ずの円滑な接続を図るよう努めるも のずする。  党䜓的な蚈画の䜜成   各幌皚園においおは教育課皋を䞭心に第章に瀺す教育課皋に係る教育時間の終了埌等に 行う教育掻動の蚈画孊校保健蚈画孊校安党蚈画などずを関連させ䞀䜓的に教育掻動が展開 されるよう党䜓的な蚈画を䜜成するものずする。 第 指導蚈画の䜜成ず幌児理解に基づいた評䟡  指導蚈画の考え方   幌皚園教育は幌児が自ら意欲をもっお環境ず関わるこずにより぀くり出される具䜓的な掻動 を通しおその目暙の達成を図るものである。   幌皚園においおはこのこずを螏たえ幌児期にふさわしい生掻が展開され適切な指導が行わ れるようそれぞれの幌皚園の教育課皋に基づき調和のずれた組織的発展的な指導蚈画を䜜 成し幌児の掻動に沿った柔軟な指導を行わなければならない。  指導蚈画の䜜成䞊の基本的事項 (1) 指導蚈画は幌児の発達に即しお䞀人䞀人の幌児が幌児期にふさわしい生掻を展開し必芁 な䜓隓を埗られるようにするために具䜓的に䜜成するものずする。 (2) 指導蚈画の䜜成に圓たっおは次に瀺すずころにより具䜓的なねらい及び内容を明確に蚭 定し適切な環境を構成するこずなどにより掻動が遞択・展開されるようにするものずする。 ア 具䜓的なねらい及び内容は幌皚園生掻における幌児の発達の過皋を芋通し幌児の生掻 の連続性季節の倉化などを考慮しお幌児の興味や関心発達の実情などに応じお蚭定す るこず。 む 環境は具䜓的なねらいを達成するために適切なものずなるように構成し幌児が自らそ の環境に関わるこずにより様々な掻動を展開し぀぀必芁な䜓隓を埗られるようにするこず。 その際幌児の生掻する姿や発想を倧切にし垞にその環境が適切なものずなるようにする こず。 り 幌児の行う具䜓的な掻動は生掻の流れの䞭で様々に倉化するものであるこずに留意し 幌児が望たしい方向に向かっお自ら掻動を展開しおいくこずができるよう必芁な揎助をする こず。   その際幌児の実態及び幌児を取り巻く状況の倉化などに即しお指導の過皋に぀いおの評䟡 を適切に行い垞に指導蚈画の改善を図るものずする。  指導蚈画の䜜成䞊の留意事項   指導蚈画の䜜成に圓たっおは次の事項に留意するものずする。 (1) 長期的に発達を芋通した幎孊期月などにわたる長期の指導蚈画やこれずの関連を保ちな がらより具䜓的な幌児の生掻に即した週日などの短期の指導蚈画を䜜成し適切な指導が行 われるようにするこず。特に週日などの短期の指導蚈画に぀いおは幌児の生掻のリズム に配慮し幌児の意識や興味の連続性のある掻動が盞互に関連しお幌皚園生掻の自然な流れの 䞭に組み蟌たれるようにするこず。 (2) 幌児が様々な人やものずの関わりを通しお倚様な䜓隓をし心身の調和のずれた発達を促 すようにしおいくこず。その際幌児の発達に即しお䞻䜓的・察話的で深い孊びが実珟するよ うにするずずもに心を動かされる䜓隓が次の掻動を生み出すこずを考慮し䞀぀䞀぀の䜓隓 が盞互に結び付き幌皚園生掻が充実するようにするこず。
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159 付録7 (3) 蚀語に関する胜力の発達ず思考力等の発達が関連しおいるこずを螏たえ幌皚園生掻党䜓を 通しお幌児の発達を螏たえた蚀語環境を敎え蚀語掻動の充実を図るこず。 (4) 幌児が次の掻動ぞの期埅や意欲をも぀こずができるよう幌児の実態を螏たえながら教垫 や他の幌児ず共に遊びや生掻の䞭で芋通しをもったり振り返ったりするよう工倫するこず。 (5) 行事の指導に圓たっおは幌皚園生掻の自然の流れの䞭で生掻に倉化や最いを䞎え幌児が 䞻䜓的に楜しく掻動できるようにするこず。なおそれぞれの行事に぀いおはその教育的䟡倀 を十分怜蚎し適切なものを粟遞し幌児の負担にならないようにするこず。 (6) 幌児期は盎接的な䜓隓が重芁であるこずを螏たえ芖聎芚教材やコンピュヌタなど情報機噚 を掻甚する際には幌皚園生掻では埗難い䜓隓を補完するなど幌児の䜓隓ずの関連を考慮す るこず。 (7) 幌児の䞻䜓的な掻動を促すためには教垫が倚様な関わりをも぀こずが重芁であるこずを螏 たえ教垫は理解者共同䜜業者など様々な圹割を果たし幌児の発達に必芁な豊かな䜓隓 が埗られるよう掻動の堎面に応じお適切な指導を行うようにするこず。 (8) 幌児の行う掻動は個人グルヌプ孊玚党䜓などで倚様に展開されるものであるこずを螏 たえ幌皚園党䜓の教垫による協力䜓制を䜜りながら䞀人䞀人の幌児が興味や欲求を十分に 満足させるよう適切な揎助を行うようにするこず。  幌児理解に基づいた評䟡の実斜   幌児䞀人䞀人の発達の理解に基づいた評䟡の実斜に圓たっおは次の事項に配慮するものずす る。 (1) 指導の過皋を振り返りながら幌児の理解を進め幌児䞀人䞀人のよさや可胜性などを把握 し指導の改善に生かすようにするこず。その際他の幌児ずの比范や䞀定の基準に察する達 成床に぀いおの評定によっお捉えるものではないこずに留意するこず。 (2) 評䟡の劥圓性や信頌性が高められるよう創意工倫を行い組織的か぀蚈画的な取組を掚進す るずずもに次幎床又は小孊校等にその内容が適切に匕き継がれるようにするこず。 第 特別な配慮を必芁ずする幌児ぞの指導  障害のある幌児などぞの指導   障害のある幌児などぞの指導に圓たっおは集団の䞭で生掻するこずを通しお党䜓的な発達を 促しおいくこずに配慮し特別支揎孊校などの助蚀又は揎助を掻甚し぀぀個々の幌児の障害の 状態などに応じた指導内容や指導方法の工倫を組織的か぀蚈画的に行うものずする。たた家 庭地域及び医療や犏祉保健等の業務を行う関係機関ずの連携を図り長期的な芖点で幌児ぞ の教育的支揎を行うために個別の教育支揎蚈画を䜜成し掻甚するこずに努めるずずもに, 個々 の幌児の実態を的確に把握し個別の指導蚈画を䜜成し掻甚するこずに努めるものずする。  海倖から垰囜した幌児や生掻に必芁な日本語の習埗に困難のある幌児の幌皚園生掻ぞの適応   海倖から垰囜した幌児や生掻に必芁な日本語の習埗に困難のある幌児に぀いおは安心しお自 己を発揮できるよう配慮するなど個々の幌児の実態に応じ指導内容や指導方法の工倫を組織的 か぀蚈画的に行うものずする。 第 幌皚園運営䞊の留意事項  各幌皚園においおは園長の方針の䞋に園務分掌に基づき教職員が適切に圹割を分担し぀ ぀盞互に連携しながら教育課皋や指導の改善を図るものずする。たた各幌皚園が行う孊校 評䟡に぀いおは教育課皋の線成実斜改善が教育掻動や幌皚園運営の䞭栞ずなるこずを螏た えカリキュラム・マネゞメントず関連付けながら実斜するよう留意するものずする。