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アレンジャー|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/a/A02647.html | アレンジャー|証券用語解説集
読み:あれんじゃー
分類:金融
大口の資金調達ニーズに対し、ひとつの契約書に基づき複数の金融機関が貸付人となるシンジケートローンにおいて、借入人の指名により契約の締結までの業務を代表して行う金融機関のこと。具体的には、金融機関を招へいしてシンジケート団(融資団)を組成し、融資条件を設定した上、参加金融機関と借入人との間に入って交渉を取りまとめ、契約書の作成・締結を行う。
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法定相続人|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ho/A02479.html | 法定相続人|証券用語解説集
読み:ほうていそうぞくにん
分類:相続
被相続人(亡くなった人)の財産上の地位を承継することが法律で認められている人。必ず法定相続人になる配偶者以外の順位は民法により、第1順位が子、第2順位が父母、第3順位が兄弟と定められている。例えば、子がいる場合の法定相続人は配偶者と子になり、父母や兄弟は法定相続人になれない。子やその子、孫など第1順位の相続人および代襲相続人が死亡している場合は、配偶者と第2順位の父母が相続人となる。また養子も子に含まれ、民法上は数の制限はないが、相続税法上は実子がいれば1人、いなければ2人までしか法定相続人として認められない。
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レギュラトリー・サンドボックス|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/re/A03142.html | レギュラトリー・サンドボックス|証券用語解説集
読み:れぎゅらとりー・さんどぼっくす
分類:制度・法律
新事業の早期実現を促す制度。革新的な技術やアイデアによる事業を迅速に育成するため、政府が関連法制を一時凍結し、企業が試行錯誤による実証実験を安全に行える環境を提供する。英国やシンガポールなどでITと金融を融合したフィンテック分野を中心に導入されている。日本でも政府の成長戦略として、既存のビジネスモデルを超えて技術・サービスが急拡大しているAI(人工知能)やIoT、フィンテック等の事業を対象に制度設計が進んでいる。
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休むも相場|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ya/yasumumosouba.html | 休むも相場|証券用語解説集
読み:やすむもそうば
分類:相場・格言・由来
株式相場の世界では、先人が、その経験を基にして、さまざまな格言を残している。休むも相場は、そのうちの一つである。
「年中、株式売買を繰り返していると、客観的に全体の相場が見えなくなりがちで、大きな落とし穴にはまることがあるので、冷静に相場を見つめるように」と戒めたのが、この言葉である。
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ナッシュ均衡|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/na/A02882.html | ナッシュ均衡|証券用語解説集
読み:なっしゅきんこう
分類:経済
ノーベル経済学賞を受賞したジョン・ナッシュが定式化したゲーム理論のうち非協力ゲームの基本概念で、すべてのゲームの参加者が、一定のルールのもと、自らの利得が最大となる最適な戦略を選択し合っている状態のこと。
共同で犯罪を行い逮捕された2人の囚人が黙秘するか自白するかを選択する際に、自己の利益を優先しようとするあまり結局両者にとって不利な選択をしてしまういわゆる「囚人のジレンマ」が例として挙げられるように、参加者それぞれが最も合理的な行動をとっても、その状態が参加者すべてに最も理想的(パレート最適)であるとは限らない。資本主義経済においては、企業間で商品の値下げ競争が行われている場合などにこの均衡が出現することがある。
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カントリーアロケーション|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ka/country_a.html | カントリーアロケーション|証券用語解説集
読み:かんとりーあろけーしょん
分類:資産管理
ある国の株式や債券などへの投資を考える場合の、その国の政治的・経済的な見地からのリスク。
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フォワードレートのもつ意味|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/hu/foward_imi.html | フォワードレートのもつ意味|証券用語解説集
読み:ふぉわーどれーとのもついみ
分類:金利・為替
フォワードレートは、期間の異なる2種類のスポットレートの値より算出される。
スポットレート2年ものが1.5%、スポットレート3年ものが1.6%であるとき、2年後スタートのフォワードレートは何%になるか?運用成果の等価性より導き出すと、1.8%(1.6%×3-1.5%×2)になる。
つまり、フォワードレートの値は、将来そのレートが実現することを全く保障しておらず(=将来を予言しているのではない)、将来のある期間に対応する金利について、現時点で予約可能なレートのことである。
スポットレートは「現在提示されている現時点スタートの金利」であり、フォワードレートは「現在において予約可能な、将来スタートの金利」なので、「現在収益が確定する運用パターン」であると考えられる。どちらの経路を通っても同じ運用結果が得られるはずなので、フォワードレートは、2種類のスポットレートより逆算することができる。
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RFR(リスク・フリー・レート)|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/english/other/A03270.html | RFR(リスク・フリー・レート)|証券用語解説集
読み:あーるえふあーる(りすく・ふりー・れーと)
分類:金利・為替
Risk Free Rate(リスク・フリー・レート)の略称で、銀行の信用リスク等を反映しないリスク・フリーに近い金利のこと。
金融安定理事会(FSB、Financial Stability Board)は、LIBORの不正操作事件を受けて2014年7月に「主要な金利指標の改革」と題する報告書を公表。既存の金利指標である銀行間金利(LIBOR・EURIBOR・TIBOR等、総称IBORs)の信頼性低下に伴い、IBORsの改革とともに、それらの代替指標となる銀行のクレジット・リスク等を反映しない「RFR」の構築を提言した。これを受けて主要通貨ではRFRの特定が行われており、日本円では2016年12月に無担保コールオーバーナイト物金利(TONA、Tokyo OverNight Average rate)がRFRとして特定された。
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下げ足|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/sa/sageasi.html | 下げ足|証券用語解説集
読み:さげあし
分類:相場・格言・由来
株式の市場用語で、相場が軟調である状態のときに使われる。
相場が安くなっていくことを指す。
株式の市場用語で、相場が軟調である状態のときに使われる。
相場が安くなっていくことを指す。
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バイナリーオプション|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ha/A02084.html | バイナリーオプション|証券用語解説集
読み:ばいなりーおぷしょん
分類:金利・為替
オプション取引の1つであり、通貨や株式などのあらかじめ決められた原資産の価格を市場価格が判定時刻に上がるか、下がるかを予想する取引。リターンはオール・オア・ナッシングであり、想定通りの結果になれば一定の価値を獲得し、想定通りの結果にならなければ無価値になる。
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為替相場の企業業績への影響|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ka/kawase_ki_eikyo.html | 為替相場の企業業績への影響|証券用語解説集
企業活動の国際化が盛んになっている現在、為替相場の動向は、企業業績に大きな影響を与えている。
経済全般に対する為替相場の影響が、プラスに作用するのか、マイナスに作用するのかは、一概にはいえない。しかし個別の企業にとっては、その企業が輸出型企業なのか、輸入型企業なのかにより、直接、業績に影響を及ぼす。
たとえば、ある自動車メーカーが、ある車を、米国に1台1万ドルで輸出していたとする。1ドル=100円の時にこの車が売れると100万円の売上になる。ところが、円高が進み、1ドル=90円になると、この車の売上は90万円になってしまう。自動車メーカーは何もしていないのに、売上が約10%も落ち込んだことになる。売上が落ち込むので、当然、利益も減少する。ドル建て(=ドルで取引すること)で輸出をしている輸出企業にとって円高は、直接、収益に影響する。
また、円高を享受するということで、海外旅行を考えてみる。空港で1万円をドルに交換する際、1ドル=100円なら100ドルであったものが、1ドル=90円なら110ドル以上となる。海外で使えるお金が1割以上増えるわけである。このことは、海外旅行に行く人が増加することにつながり、旅行会社や航空会社の業績が上向く方向に作用する。また、海外から原料を輸入している企業や、海外の製品を買い付けている商社なども、それまでより安く買うことができるので、コストを抑えたり、もっと他のものを買って、売上を伸ばすことができるので、業績は上向くと考えられている。
このように、円高ドル安は、輸入型企業の業績を向上させ、輸出型企業の業績を悪化させると考えられ、反対に、円安ドル高は、輸出型企業の業績を向上させ、輸入型企業の業績を悪化させると考えられる。
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CSR|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/english/c/csr.html | CSR|証券用語解説集
読み:しーえすあーる
分類:会社・経営
Corporate Social Responsibilityの略称で和訳は企業の社会的責任。企業がさまざまな活動をおこなうプロセスにおいて、利益を優先させるのではなく、ステークホルダーとの関係を重視しながら、社会に対する責任や貢献(社会的公正性を保つことや、環境対策を施すことなど)に配慮し、長期にわたって企業が持続的に成長することができるよう目指すことを経営戦略として捉え、そのように社会での役割を果たさなくてはいけないという社会側からの要請のことをいう。
企業にとっても、このような社会的責任を果たすことは、環境効率向上によるコストの削減、技術革新、企業イメージの向上を通じたブランド価値が向上するなど、さまざまなメリットがあると考えられている。
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イールドレシオとイールドスプレッド|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/i/rat-spr.html | イールドレシオとイールドスプレッド|証券用語解説集
読み:いーるどれしおといーるどすぷれっど
分類:分析・指標
ともに、株式益利回り[一株当たり利益÷株価=株価収益率(PER)の逆数]と、長期国債などが示す長期的な金利水準とを比較したもので、株式相場の水準が割安なのか割高なのかを債券と比較して判断する指標として使われる。イールドレシオは、長期金利を株式益利回りで割ったものであり、イールドスプレッドは、長期金利から株式益利回りを差し引いたものである。イールドレシオやイールドスプレッドが小さくなるほど、株価の割安感が強くなる。長期的な視点で見る場合には、イールドレシオを用いることが多い。
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新窓販国債|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/si/A02292.html | 新窓販国債|証券用語解説集
読み:しんまどはんこくさい
分類:債券
個人向け国債以外で個人が購入できる国債。平成19年10月より、従来郵便局のみで行われていた委託販売方式を民間金融機関に拡大し、新しい窓口販売方式で発行されることになった。2年・5年・10年満期の固定利付国債で、毎月発行され、いつでも市場価格で売却できる。
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アット・ザ・マネー|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/a/atthemoney.html | アット・ザ・マネー|証券用語解説集
読み:あっと・ざ・まねー
分類:取引(売買)
オプション取引において、オプション取引の権利所有者が権利行使した場合に、利益がゼロの状態をいう。コール(購入)オプション、プット(売却)オプションともに原資産価格と行使価格が等しい状態。
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対顧客相場|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ta/A02039.html | 対顧客相場|証券用語解説集
読み:たいこきゃくそうば
分類:金利・為替
外国為替市場において、銀行などの金融機関が個人、一般事業法人などの顧客と取引を行う際の為替相場のこと。TTMを仲値とし、TTS、TTBがある。
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残玉|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/sa/A02860.html | 残玉|証券用語解説集
読み:ざんぎょく
分類:取引(売買)
先物取引や信用取引において決済せずに残っている建玉のこと。
先物取引や信用取引において決済せずに残っている建玉のこと。
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優待利回り|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/yu/A03175.html | 優待利回り|証券用語解説集
読み:ゆうたいりまわり
分類:取引(売買)
投資金額に対する株主優待の割合のこと。株式を買った金額に対して、株主優待の価値がどれくらいあるかを数値化したもので、個人投資家が還元率の高い優待銘柄を見つけるための指標のひとつとなる。計算式は「優待利回り(%)=株主優待の価値(金額換算)÷投資金額×100」。一般的に数値が高いほどお得な優待とされるが、株価が下がることで分母である投資金額が減るため、優待利回りが高くなる場合もある。
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レシオケータ|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/re/A02733.html | レシオケータ|証券用語解説集
読み:れしおけーた
分類:分析・指標
個別銘柄とベンチマークとなる指数を、比較して、相対的にどのような値動きをしているか価格の変化を数値化することで、人気銘柄や出遅れ銘柄を探すときなどに使用されるテクニカル指標。
レシオケータが上向きとなると人気銘柄、反対に下向きとなると出遅れ銘柄と判断することができる。
また、一般的にレシオケータの向きが上向きから下向きに転換したら売り、下向きから上向きに転換したら買いのシグナルとされる。
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レバナス|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/re/A03380.html | レバナス|証券用語解説集
読み:ればなす
分類:株式
基準価額の値動きが対象とする指数の1日の変動率に一定のレバレッジをかけた値動きとなるように運用される「レバレッジ型投資信託」のひとつ。基準価額が米ナスダック100株価指数(米ドルベース)の値動きの2倍程度となるように設計されている。レバレッジの「レバ」と、ナスダック100株価指数の「ナス」をとって通称「レバナス」という。
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買い支え|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ka/A02638.html | 買い支え|証券用語解説集
読み:かいざさえ
分類:相場・格言・由来
相場が下落している時に、その流れを食い止めるため買いの注文を入れること。
相場が下落している時に、その流れを食い止めるため買いの注文を入れること。
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買収|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ha/baishu.html | 買収|証券用語解説集
読み:ばいしゅう
分類:会社・経営
企業統合の方法のひとつで、ある会社が別の会社の支配権を得るために、その会社の株式を現金または株式交換により取得し、一定割合以上を保有すること。発行済み株式数の過半数を得ることで、株主総会において取締役の選任・解任などの普通決議を成立させることができ、3分の2超を得ると、定款変更や新株発行などの特別決議を成立させることができる。
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モラトリアム|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/mo/moratorium.html | モラトリアム|証券用語解説集
読み:もらとりあむ
分類:制度・法律
英語表記はMoratorium。法令に基づき、債務の返済について、債権者が債務者に対して、債務の返済を一定期間猶予すること。
国家不安が高まった際など、債権の回収が増加することで、回収が困難になり、国家の信用の低下が招かれるような事態が予想されるときなどに行われる。
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下方修正|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ka/downward_re.html | 下方修正|証券用語解説集
読み:かほうしゅうせい
分類:分析・指標
企業業績について、それまで予想されていた数値より、悪い状況になってきたことを表す。企業業績は、証券会社などのアナリストが予測する数値と企業側の計画数値がある。
時間の経過とともに、これらの数値が、従来の予測や計画を下回って推移していることが明らかになり、ある時点で、アナリストや企業が、数値を修正する。このことを下方修正という。
株式は、過去の実績の利益ではなく、将来の利益の予想に基づいて価格形成がなされる。その予想を変化させる業績の下方修正は、株価を変動させる要因となる。
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打診買い|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ta/a01844.html | 打診買い|証券用語解説集
読み:だしんがい
分類:相場・格言・由来
相場が停滞している状態の時などに、市場の反応を探るために小口の買い注文を出すこと。市場の反応が良ければ強気の注文を出していくことになる。
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MEBO|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ma/mebo.html | MEBO|証券用語解説集
読み:えむいーびーおー
分類:証券ビジネス
Management Employee Buyoutの略称。一般的に、買収対象会社の経営陣と従業員が一体となって、金融投資家と共同して対象会社株式を買収する取引をいう。なお、対象会社株式を買収する際、従業員の参加が明示されない場合を一般的にMBO(マネジメント・バイアウト)という。
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自主廃業|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/si/A02779.html | 自主廃業|証券用語解説集
読み:じしゅはいぎょう
分類:会社・経営
自主的に事業の継続をやめること。経営環境の悪化や、後継者の不在、健康上の問題等から今後を考え、自主的に経営の存続を中断させること。
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耐久財受注|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ta/A02935.html | 耐久財受注|証券用語解説集
読み:たいきゅうざいじゅちゅう
分類:分析・指標
米国内における企業の耐久財の新規受注額を集計した経済指標の1つ。耐久財とは、自動車や家具、航空機など耐久年数3年以上の消費財を指す。
米国の商務省が毎月下旬に前月分を発表する。速報性が高く、民間設備投資の先行指数として注目度が高い。
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LSAPs|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/english/l/A02180.html | LSAPs|証券用語解説集
読み:えるさっぷ
分類:金融
2008年の米金融危機による景気低迷への対応策として、米連邦準備理事会(FRB)が打ち出した量的緩和策のこと。政策金利を引き下げる従来の方法とは異なり、米国債や住宅ローン担保証券などを買い入れて金融市場への資金供給量を増加させる手法。FRBではLarge-Scale Asset Purchases(LSAPs)を公式名称としているが、Quantitative Easing(QE)の方が一般的に浸透しており、2012年9月に導入が決定された3回目の量的緩和策は「QE3」と呼ばれている。
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半値戻しは全値戻し|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ha/A02043.html | 半値戻しは全値戻し|証券用語解説集
読み:はんねもどしはぜんねもどし
分類:相場・格言・由来
相場の格言の一つで、下落幅の半分まで値を戻した相場は、今後もとの水準まで戻る勢いがあることをいう。一方で、一度下げた相場が半分まで戻したら、欲張らずにそこで利益確定売りをした方がよいという見方もある。
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RICI|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/english/r/A02475.html | RICI|証券用語解説集
読み:あーるあいしーあい
分類:インデックス
Rogers International Commodity Index(ロジャーズ国際商品指数)。
著名投資家のジム・ロジャーズ氏が発案した、エネルギー、金属、農作物、鉱物など37種類(2014年12月現在)の商品価格の値動きを表す商品先物指数である。1998年7月31日の基準値を1000としてスタートし、構成品目と構成比率は定期的に見直しが行われているが、透明性、一貫性、安全性を保つため、頻繁な構成銘柄の変更はしない方針。同指数を農作物、エネルギー、金属など対象商品別に分けたサブインデックスもあり、世界各地で利用されている指数である。
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売り崩し|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/u/A02431.html | 売り崩し|証券用語解説集
読み:うりくずし
分類:相場・格言・由来
大量の売り注文を出して特定の銘柄の株価を意図的に下げることにより、株価が下落していると見せかけること。不公正取引のひとつである相場操縦行為として、罰則が科されることがある。
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委託者|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/i/A03124.html | 委託者|証券用語解説集
読み:いたくしゃ
分類:投資信託
投資信託の信託財産の運用指図や、目論見書および運用報告書の作成など、資産運用を担当する運用会社のこと。委託会社や投信委託会社ともいう。「委託者」は、「投資信託及び投資法人に関する法律(投資信託法)」上の呼び名。
投資信託は、資産運用を委託会社が行うほか、販売は金融機関(販売会社)が、資産管理は信託銀行(受託会社)がそれぞれ行い、3つの会社の業務は分離、独立している。
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クラウンジュエル|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ku/crown_jewel.html | クラウンジュエル|証券用語解説集
読み:くらうんじゅえる
分類:会社・経営
敵対的買収に対する対抗措置の一つで、対象会社が自社でもっとも魅力的な事業部門や資産または子会社を第三者に譲渡したり、分社化することによって、自社をより魅力ないものにする手段のこと。買収者の買収意欲を大きく削ぐことを目的としている。
対象会社を「王冠」にたとえ、「王冠の宝石」を外すことで、「王冠」の価値を減少させることになぞらえているので、クラウンジュエルと呼んでいる。
会社の事業の全部または一部であっても重要な事業の譲渡の場合には、会社法上株主総会の特別決議が必要であるが、重要な財産の処分は取締役会決議で可能となる。もっとも、買収防衛としてこのような財産譲渡をおこなう場合、この決定を下した取締役は、取締役としての善管注意義務、忠実義務違反を問われる可能性があるといわれている。
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ストラドル|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/su/A02240.html | ストラドル|証券用語解説集
読み:すとらどる
分類:取引(売買)
同じ限月で同じ権利行使価格のコール・オプション(コール)とプット・オプション(プット)を組み合わせることで得られるポジション。
同じ権利行使価格のコールとプットを同数買うことで得られるポジションはロング・ストラドルと呼ばれ、一般的には、原資産価格が大きく上昇するか下落すると予想でき、かつどちらに動くか分からない局面に有効とされている。
一方、同じ権利行使価格のコールとプットを同数売ることで得られるポジションはショート・ストラドルと呼ばれ、一般的には、原資産価格が狭い範囲でしか変動しないと予想できる局面で有効とされている。
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リスク分担型確定給付企業年金|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ri/A03125.html | リスク分担型確定給付企業年金|証券用語解説集
読み:りすくぶんたんがたかくていきゅうふきぎょうねんきん
分類:年金・保険
企業年金の運用リスクを事業主と加入者(従業員)で分担する仕組み。事業主が運用し積立不足が生じた場合の追加拠出などをすべて事業主が負担する「確定給付型」と、事業主が提示した金融商品から加入者が自ら選び運用する「確定拠出型」の中間的な制度で、平成29年(2017年)1月に導入された。将来発生するリスクの分担方法は、あらかじめ労使合意により定めておく必要がある。
事業主は資産価値の変動と予定利率の変動に対応した額を「リスク対応掛金」としてあらかじめ多めに拠出することで、運用が悪化しても追加拠出はせず、給付額の調整を行う。加入者は給付減額のリスクを負う代わりに掛金の上乗せによる給付増額が期待できる。
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ジャクソンホール会議|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/si/A02871.html | ジャクソンホール会議|証券用語解説集
読み:じゃくそんほーるかいぎ
分類:経済
カンザスシティ連邦準備銀行が米国ワイオミング州のジャクソンホールで毎年8月に開催する経済政策シンポジウムのこと。世界各国から中央銀行総裁や政治家、学者などが参加し、世界経済や金融政策について議論を交わす。
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API|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/english/other/A03068.html | API|証券用語解説集
読み:えーぴーあい
分類:経済
基本ソフト(OS)やアプリケーション・ソフトなどが機能の一部を外部に公開し、他のソフトやウェブサービスからでも簡単に利用できるようにする仕組み。共有できる機能の仕様や手順、使い方のルールなどを定めた規約も合わせて提供される。APIとして公開されている機能は無料で利用でき、新たにプログラミングする必要がないため、ソフトウェアを効率的に開発できる。
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出合い|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/te/deai.html | 出合い|証券用語解説集
読み:であい
分類:取引(売買)
売買取引が成立すること。
売買取引が成立すること。
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合併比率|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ka/gappei.html | 合併比率|証券用語解説集
読み:がっぺいひりつ
分類:会社・経営
合併の際、被合併会社の株主に対し、その持ち株に応じて交付する株式の割当比率を表す。
合併の際、被合併会社の株主に対し、その持ち株に応じて交付する株式の割当比率を表す。
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確定拠出年金規約|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ka/kakutei_kyo_kiyaku.html | 確定拠出年金規約|証券用語解説集
読み:かくていきょしゅつねんきんきやく
分類:年金・保険
確定拠出年金の加入資格や運用商品、給付方法等の具体的な運営方法を定めた規則のことをいう。
個人型確定拠出年金規約は、国民年金基金連合会が作成する。企業型確定拠出年金規約は、事業主が労意合意に基づいて作成し、厚生労働大臣の承認をうける。
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発行登録制度|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ha/haktouro.html | 発行登録制度|証券用語解説集
読み:はっこうとうろくせいど
分類:制度・法律
発行会社が、有価証券の募集・売出しを機動的に実施できるようにするための制度のこと。アメリカで1983年に導入されたShelf registration(一括登録制度)にならい、日本には1988年の証券取引法の改正で創設された。
具体的には、一定の適格要件(1年間以上継続開示、上場企業であること、一定額以上の株券の売買金額・時価総額、指定格付けの取得など)を満たしている発行会社が、あらかじめ一定期間内(1年または2年)に予定する有価証券の募集または売出しについて、発行登録書を内閣大臣に提出していれば、その有価証券の募集又は売出しの届出手続きの代わりに、発行条件等のみを記載した簡略な発行登録追補書類を提出することにより、募集・売出しをおこなうことが可能となる。
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電子申告(e-Tax)|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/te/A03170.html | 電子申告(e-Tax)|証券用語解説集
読み:でんししんこく(いーたっくす)
分類:税金
インターネットを利用して申告や申請、納税など国税に関する各種手続きを電子的に行うシステム。
個人の場合、税務署に行かなくても確定申告などが自宅で処理でき、還付も早く添付書類の提出を省略できる等のメリットがある。従来は事前にマイナンバーカードの取得、開始届出書の提出、利用者識別番号の取得をしたうえ、各種ソフトのインストールや有償のICカードリーダライタを購入する必要があったが、国税庁のシステム改修により2019年から個人納税者のe-Tax利用が簡便化。確定申告の際に事前の届出や登録が不要な「マイナンバーカード方式」とマイナンバーカードやICカードリーダライタが不要な「ID・パスワード方式」が選べるようになった。給与取得者(年末調整済み)で医療費控除や寄附金控除を申告する場合はスマートフォンからの申告も可能。
一方、法人については平成30(2018)年度の税制改正により、2020年4月1日以降に開始する事業年度から資本金の額等が1億円を超える大企業に法人税や消費税の電子申告が義務付けられた(電子申告の義務化)。
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戻り足|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/mo/modoriasi.html | 戻り足|証券用語解説集
読み:もどりあし
分類:相場・格言・由来
株式の市場用語で、相場が堅調に推移している状態のときに使われる。
下げ歩調の相場が反発して、上昇することを指す。
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小確り|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ko/kojikkari.html | 小確り|証券用語解説集
読み:こじっかり
分類:相場・格言・由来
相場が、急騰はしていないが、底堅く推移している状況。
株式の市場用語で、相場が堅調に推移している状態のときに使われる。
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金融リテラシー|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ki/A03157.html | 金融リテラシー|証券用語解説集
読み:きんゆうりてらしー
分類:金融
金融に関する知識や判断力のこと。
金融庁では生活スキルとして最低限身に付けるべき金融リテラシーを「家計管理」「生活設計」「金融知識及び金融経済事情の理解と適切な金融商品の利用選択」「外部の知見の適切な活用」の4つに分類し提示している。家計の収支管理の習慣化や自分のライフプランに合った資金計画、経済情報の正しい理解や金融商品を取捨選択するスキルなどが挙げられる。
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社会保険方式|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/si/A02801.html | 社会保険方式|証券用語解説集
読み:しゃかいほけんほうしき
分類:年金・保険
加入者が一定期間にわたって保険料を拠出し、運営主体がその額に応じた年金を給付する方式。日本の年金制度はこの方式である(ただし、国民年金(基礎年金)の給付費用の2分の1は国庫負担)。基本的に保険料を納めなければ給付を受けられないため、拠出と給付の関係がより明確であり、保険料拠出について加入者の合意を得やすいメリットがある。これに対して、保険料の拠出を必要とせず、財源を全額税金で賄い、国内在住年数等の要件により一律に年金を支給する仕組みを「税方式」という。
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サマーラリー|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/sa/A02472.html | サマーラリー|証券用語解説集
読み:さまーらりー
分類:相場・格言・由来
米国の株式市場において、7月から9月までの夏場にかけ株価が上昇しやすい現象のこと。具体的には7月4日の米国独立記念日から9月第1月曜日のレーバーデー(労働者の日)までの期間を指し、バカンスに入る前に投資家がボーナスなどで株を買いだめするためなどともいわれる。アノマリー(経験則)のひとつ。
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解約請求(投資信託)|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ka/kaiyakuseikyu.html | 解約請求(投資信託)|証券用語解説集
読み:かいやくせいきゅう(とうししんたく)
分類:取引(売買)
投資信託の換金には「解約請求」と「買取請求」がある。
「解約請求」では、投資家が解約する受益証券(投資信託)と引き換えに、投資信託の信託財産からその受益証券相当分を取り崩して換金するため、信託財産が解約された分だけ減少する。証券会社等の販売会社が投資家から解約請求を受けた場合、販売会社はそれを委託会社(運用会社)に取り次ぎ、委託会社から受け取った解約代金を投資家に渡す。
換金した投資信託の利益について、平成20年(2008年)まで「買取請求」は譲渡所得に「解約請求」は配当所得に分類されていたが、平成21年(2009年)の税制改正後は「買取請求」、「解約請求」いずれも「譲渡所得」となり、他の株式や株式投資信託の譲渡所得、配当金などとの損益通算が可能となった。平成28年(2016年)1月からは損益通算の対象範囲に債券、公社債投信も加わった。
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共同発行地方債|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ki/A01902.html | 共同発行地方債|証券用語解説集
読み:きょうどうはっこうちほうさい
分類:債券
全国型市場公募地方債を発行する地方公共団体が共同で発行する債券で、平成15年4月からほぼ毎月発行されている。地方財政法第5条で、発行額全額について、参加する地方公共団体は連帯債務を負うなど、安全性の高い、地方債の指標となる債券の一つ。
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時間軸政策|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/si/time.html | 時間軸政策|証券用語解説集
読み:じかんじくせいさく
分類:金利・為替
ゼロ金利・量的緩和継続の長さに注目した政策。一定の条件が整うまで、金融緩和を続けると宣言することで、市場に安心感を与え、中長期金利を安定させる政策をいう。
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ABS|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/english/a/assetback.html | ABS|証券用語解説集
読み:えーびーえす
分類:証券ビジネス
Asset Backed Securitiesの略称で和訳は資産担保証券。1998年9月、日本において旧証券取引法上の有価証券として認められた。従来は、有価証券を発行する会社は、発行会社全体での信用力や収益力を裏付けに資金調達していたが、所有する不動産や債権など資産の信用力やキャッシュフローを裏付けにして、債券やコマーシャルペーパー等を発行して、資金調達することが可能となった。
その商品特性から、信用リスクの分散化や移転を通じた「企業金融の円滑化」に貢献する効果が期待されている。
米国では、自動車ローン、リース・クレジットカードなど、各種の債権や商業用不動産などの資産を裏付けとして発行される証券の総称として呼ばれている。
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市場期待収益率|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/si/sijo_kitai.html | 市場期待収益率|証券用語解説集
読み:しじょうきたいしゅうえきりつ
分類:分析・指標
投資家が株式などの特定の金融商品に投資することにより期待できる平均的な収益率をさす。期待収益率(Expected rate of return)、リスク修正後割引率(risk adjusted discount rate)とも呼ばれる。
代表的な推計方法の一つである「ヒストリカルデータ方式」では、過去の収益率(リターン)を標本として抽出し、その平均値が市場期待収益率とされる。リスクが高い金融商品ほど、その値の変動幅は大きくなる。
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市中金利|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/si/A01990.html | 市中金利|証券用語解説集
読み:しちゅうきんり
分類:金利・為替
短期金融市場の金利など、市場で決まる金利のこと。これに対し現在、日本銀行が政策金利として誘導目標にするのは、市場金利の無担保コール翌日物であるが、以前は日本銀行が民間銀行に円資金を貸し出す金利として決定する公定歩合が政策金利であった。民間銀行は「市中銀行」とも呼ばれる。市中の民間銀行の貸出金利の基になる市場金利を市中金利として、日本銀行がコントロールする政策金利と区別する。
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リスクヘッジ|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ri/A03369.html | リスクヘッジ|証券用語解説集
読み:りすくへっじ
分類:金融
株や為替取引などで相場の変動によって損失が発生する可能性を予測し、その損失を事前に防ぐ策をとること。元々は金融取引で使われていた用語だが、一般的に、危険を予測しそれを回避する対策をとるという意味合いでも使われるようになった。
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馴合売買|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/na/A02625.html | 馴合売買|証券用語解説集
読み:なれあいばいばい
分類:取引(売買)
複数の人物があらかじめ通謀し、同一の有価証券について、ある者の売付け(買付け)と同時期に同価格で別の者が買い付ける(売り付ける)こと。意図的に出来高を上げて、売買が活発に行われているように見せかける。こうした他の投資者に誤解を生じさせることを目的とする行為は、公正な価格形成を阻害し、不測の損害を与えることになるため、金融商品取引法第159条で相場操縦行為として禁止されている。
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相続税|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/so/inheritance_t.html | 相続税|証券用語解説集
読み:そうぞくぜい
分類:税金
故人が築きあげた財産全体に課税される税金のこと。
相続税を納めるのは、原則として亡くなった人(=被相続人)の財産を受け継いだ個人。
現金・預貯金・有価証券・不動産などはもちろんのこと、営業権や借地権などのように経済的価値のあるものすべてが相続税の課税対象となる。相続財産全体を金銭で評価し、その合計額から被相続人の債務や葬式費用、墓所などの非課税財産を差し引き、相続開始前3年以内の贈与財産額を加算した「正味の遺産額」から「基礎控除額」を控除したものが「課税遺産総額」として、相続税の課税対象となる。「配偶者の税額軽減」や「未成年者控除」など、相続人の負担を考慮し、税額を軽減する特例も設けられている。
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債権放棄|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/sa/A02381.html | 債権放棄|証券用語解説集
読み:さいけんほうき
分類:債券
債権者の一方的な意思表示(単独行為)により、債務の一部もしくは全部の返済を免除すること。債務者側からは「債務免除」、民法上は「免除」と呼ばれる。「免除」は、裁判所を通さない「私的整理」の一種で、裁判所を介した「会社更生法」や「民事再生法」などの「法的整理」とは異なる。
債権者は、回収が不可能な証拠を税務署に提出する必要があるため、債権放棄をする際は内容証明または配達証明で通知する必要がある。なお、回収が可能なのに債権放棄した場合、寄付金とみなされ税務上の損金として認められる範囲に制限が課せられることがある。
金融機関(債権者)による融資先企業(債務者)の再建支援策のひとつとされる。1990年代の不動産バブル崩壊後は、ゼネコンや不動産会社を中心に不良債権を抱えた邦銀の債権放棄が相次いだこともあり、事業再生の専門家など公正な第三者が企業と金融機関との間で再生のための調整を行う「私的整理」の「事業再生ADR制度」が2007年に導入された。
「事業再生ADR制度」は、主に金融機関の融資部分についての債権放棄を進める制度であり、債務免除に伴う税負担の軽減やつなぎ融資の円滑化によって、取引先との事業を継続しながら過剰債務問題を解決できるため、法的整理に比べて早期再建が可能となる。
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JPX日経中小型株指数|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/english/other/A02983.html | JPX日経中小型株指数|証券用語解説集
読み:じぇーぴーえっくすにっけいちゅうこがたかぶしすう
分類:インデックス
東京証券取引所の上場企業から時価総額や売買代金などを基に選定した200銘柄の中小型株で構成する株価指数。銘柄選定は自己資本利益率(ROE)や営業利益といった定量的条件に加え、複数の社外取締役の選任や国際会計基準(IFRS)の採用といった定性的条件も加味する。日本経済新聞社と東京証券取引所が共同で開発。JPX日経インデックス400の算出方法を中小型株にも適用した。
指数の基準日は2016年8月31日とし、基準値を10000とする。17年3月13日からリアルタイム(1秒毎)で算出。定期銘柄入れ替えは年1回で8月末に行う。
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外国ETF|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ka/gai_etf.html | 外国ETF|証券用語解説集
読み:がいこくいーてぃーえふ
分類:投資信託
外国の金融商品取引所に上場している投資信託のこと。「海外ETF」ともいう。特定の指数・指標に連動する指標連動型ETFに加え、対象指数の数倍の値動きをするレバレッジ型、特定の指標に連動しないアクティブ運用型ETFとしてテーマ型やバランス型など、さまざまなETFが上場され、個人投資家や機関投資家等に幅広く利用されている。
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欧州経済共同体|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/o/A02360.html | 欧州経済共同体|証券用語解説集
読み:おうしゅうけいざいきょうどうたい
分類:経済
欧州連合(EU)、欧州共同体(EC)の前身で、欧州諸国の経済分野の統合によって、米国、ソ連に対抗できる欧州共同市場の形成を目指し、ドイツ(西ドイツ)、ベルギー、フランス、イタリア、ルクセンブルグ、オランダの6カ国が1958年に発足させた国際機関のこと。加盟国間の関税の統一、資本・労働力移動の自由化、農業政策の共通化など、経済協力を主とした。
同6カ国が石炭と鉄鋼の共同運営を行うため1951年に設立した欧州石炭鉄鋼共同体(ECSC)の経済統合を、広く他の産業部門にまで拡大したもので、これにエネルギー分野での経済統合を目指して結成された欧州原子力共同体(EURATOM)を合わせた3つが合体し、1967年には欧州共同体(EC)が発足。1993年には欧州連合(EU)となった。
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クレジット・スプレッド|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ku/A03322.html | クレジット・スプレッド|証券用語解説集
読み:くれじっと・すぷれっど
分類:債券
債券の債務不履行(デフォルト)リスクに応じて上乗せされる金利のこと。債券の発行体の信用力が高ければクレジット・スプレッドは小さくなり、信用力が低ければ大きくなる。
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公募価格|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ko/koubokakaku.html | 公募価格|証券用語解説集
読み:こうぼかかく
分類:証券ビジネス
金融商品取引所に新規に公開する株式を投資家が購入する際の価格。
公募(募集)の際の発行価格を公募価格、売出しの際の発行価格を売出価格ともいう。
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負の所得税|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/hu/A02707.html | 負の所得税|証券用語解説集
読み:ふのしょとくぜい
分類:税金
経済学者ミルトン・フリードマンが提言した課税システム。最低生活水準を保障するため、所得が一定基準に満たない人に対し、最低所得との差額の一定率のお金を逆に給付する制度。
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CTA(Commodity Trading Advisor)|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/english/other/A02982.html | CTA(Commodity Trading Advisor)|証券用語解説集
読み:しーてぃーえー(こもでぃてぃ とれーでぃんぐ あどばいざー)
分類:金融
Commodity Trading Advisorの頭文字をとったもので、直訳すると商品投資顧問業者にあたるが、一般的にはヘッジファンドなど、商品先物のみではなく、通貨、株価指数先物など広範な金融商品に分散投資して、顧客から預かった金融資産を運用する企業や運用者を指す。
代表的な運用手法のひとつとして、金融工学や統計学をベースに、コンピュータで先物をはじめとする様々な金融商品の値動きの流れ(トレンド)を解析し、分散投資することで相場の上げ下げにかかわず、上下どちらに振れても収益を狙うトレンド・フォロー(追随)型の運用手法であるマネージド・フューチャーズがある。
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フィンテック協会|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/hi/A03061.html | フィンテック協会|証券用語解説集
読み:ふぃんてっくきょうかい
分類:経済
日本でフィンテック(FinTech)ビジネスをけん引する企業が中心となり、金融機関をはじめとする様々な関連企業のオープンな活動を支援する一般社団法人。国内外の関連団体・関係省庁との情報交換や協力のための活動を通じて、FinTech業界の活性化や世界のFinTech業界における日本の競争力向上を目指す。
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ローレイテンシー|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ro/A02327.html | ローレイテンシー|証券用語解説集
読み:ろーれいてんしー
分類:取引(売買)
英語表記はlow latency(低遅延)。ある要求に対して応答するまでにかかる時間(ロスタイム)を短縮し、できるだけ素早く反応させること。
latencyは「待ち時間・遅延時間」を意味し、ITなどの分野で、データ転送をリクエストしてから実際に届くまでの時間などを表す専門用語として使われる。
金融の分野では、株式などの取引にかかる処理速度を上げることで、発注から応答までの時間を短縮し、マイクロ秒単位で自動発注売買を繰り返す高速・高頻度取引(HFT)などが可能となる。
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日銀ネット(新日銀ネット)|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ni/A02171.html | 日銀ネット(新日銀ネット)|証券用語解説集
読み:にちぎんねっと(しんにちぎんねっと)
分類:金融
日本銀行が運営するネットワークで、日銀とその取引先金融機関との間の資金や国債の決済をオンライン処理するシステム。
1988年に開始されたが、金融市場のグローバル化や情報処理技術の進展等を背景に2015年10月から新たなシステムを導入した「新日銀ネット」が全面稼働した。利用金融機関の担保利用効率の向上、資金効率の向上、国債決済の円滑化などの機能が改善。稼動時間の拡大により、海外市場との決済時間帯の重なりが増え、クロスボーダーの資金・国債決済の迅速化が可能になった。
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プライム市場|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/hu/A03347.html | プライム市場|証券用語解説集
読み:ぷらいむしじょう
分類:証券市場
2022年4月4日に東京証券取引所(東証)が再編した市場区分のひとつで、東証一部から移行した1841社でスタート。
東証公表のプライム市場のコンセプトは「多くの機関投資家の投資対象になりうる規模の時価総額(流動性)を持ち、より高いガバナンス水準を備え、投資者との建設的な対話を中心に据えて持続的な成長と中長期的な企業価値の向上にコミットする企業向けの市場」。
上場基準:株主数800人以上、流通株式数2万単位以上、流通株式時価総額100億円以上、流通株式比率35%以上、時価総額250億円以上など
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ストリップス債|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/su/strips.html | ストリップス債|証券用語解説集
読み:すとりっぷすさい
分類:債券
米国財務省によって開発されたもので、利付債の元本部分と利札部分が分離され、それぞれの部分がゼロクーポンの割引債として販売されるものをいう。
利付債は通常元本部分と利札で構成されるが、元本部分をこの利付債の償還日を満期とする割引債(ゼロクーポン債)、各利札をそのクーポンの支払期日が満期の割引債(ゼロクーポン債)として、販売するものがストリップスである。
トレジャリー・ノート・ベーシック、トレジャリー・ボンド・ベーシックが元本部分のストリップスであり、日本国内の投資家も買付が可能となっている。
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ウォレット|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/u/A03104.html | ウォレット|証券用語解説集
読み:うぉれっと
分類:経済
ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)をチャージし、送金や決済などの管理をするために必要なツールで、財布(Wallet)や銀行口座のようなもの。ウェブ上にありクラウドなどで管理会社が管理するオンライン型のウォレット、ソフトやアプリを自分でダウンロードしPCやスマートフォンなどで管理するクライアント型ウォレット、専用端末で管理するハードウェアウォレット、紙に印刷して管理するペーパーウォレットなど様々なタイプのウォレットがあり、それぞれに利点とセキュリティー上のリスクがある。
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相続欠格|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/so/souzoku_kekkaku.html | 相続欠格|証券用語解説集
読み:そうぞくけっかく
分類:相続
本来ならば相続人となる者が、民法で挙げられている事由(被相続人を殺害したり、遺言書の偽造、変造、隠匿をしたり、詐欺・強迫により遺言者に遺言させたような場合など)によって相続資格を失うことをいう。
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アニュアルレポート|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/a/annualreport.html | アニュアルレポート|証券用語解説集
読み:あにゅあるれぽーと
分類:ディスクロージャー
英語表記はAnnual Report。株式を上場している企業が、事業年度終了後に作成する報告書で年次報告書ともいう。
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タカ派|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ta/A03082.html | タカ派|証券用語解説集
読み:たかは
分類:経済
もとは政治用語で、平和的に問題を解決しようとする穏健派、慎重派のハト(鳩)派に対し、強硬手段も辞さない、強気な見方や発言をする人、集団のこと。鷹の持つ力強く積極的なイメージから、こう呼ばれるようになった。金融政策については物価の安定を重視し、金融引き締めに前向きな利上げ賛成派となる。
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入庫|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ni/security_rec.html | 入庫|証券用語解説集
読み:にゅうこ
分類:株式
証券会社が、投資家より株券などを受け入れ、預かること。
入庫手続きされた株券は、証券会社等によって保管される。
証券会社が、投資家より株券などを受け入れ、預かること。
入庫手続きされた株券は、証券会社等によって保管される。
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米雇用統計|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/he/A02780.html | 米雇用統計|証券用語解説集
読み:べいこようとうけい
分類:経済
米国の雇用情勢を調べた経済指標のこと。失業率、非農業部門雇用者数をはじめ、建設業雇用者数、製造業雇用者数、小売業雇用者数などの業種別雇用者数、週平均労働時間、平均時給などが米国労働省から毎月発表される。失業率と、非農業部門雇用者数の増減は特に注目される指標の一つで、米連邦準備理事会(FRB)の経済政策の変更にも影響を与える。通常、翌月の第1金曜日に発表されている。
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大台|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/o/odai.html | 大台|証券用語解説集
読み:おおだい
分類:相場・格言・由来
十円台は小台、百円台は大台、千円台は大大台という。ただし、一般的には、株価の桁がかわる際に用いられる。大台を上回ることを「大台乗せ」、逆に下回ることを「大台割れ」と呼ぶ。
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スポネ|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/su/A02046.html | スポネ|証券用語解説集
読み:すぽね
分類:金利・為替
Spot Nextの略称。主にコール市場やフォワード為替取引などにおいて、約定日の2営業日目に取り組み、3営業日目に決済を行う取引のこと。国債決済期間が短縮された2012年4月までは、日銀がレポ金利の指標としてまとめていた「東京レポ・レート」(2012年10月29日以降、公表主体を日本証券業協会へ移管)にコール・レートのスポネが公表されていた。
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2日新甫は荒れる|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/english/other/A02671.html | 2日新甫は荒れる|証券用語解説集
読み:ふつかしんぽはあれる
分類:相場・格言・由来
新甫(しんぽ)とは、もともと商品先物取引で新たに始まる限月のことであり、月の最初の取引日のことを意味する。2日新甫は荒れる、とは商品相場発祥とされる格言で、祝祭日などにより2日が月初立会日となった場合、相場の値動きが大きく荒れやすいことを言う。
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黄金株|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/o/ougonkabu.html | 黄金株|証券用語解説集
読み:おうごんかぶ
分類:証券市場
株主総会又は取締役会において、重要議案を否決できる権利を与えられた特別な種類株式で、拒否権付株式ともいう。敵対的買収防衛策の一つとされ、敵対的買収者が出した提案を株主総会で否決してもらうことができる。東証等は、取締役の過半数の選解任その他重要な事項についての黄金株は上場廃止基準の対象としている。
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サウジアラビア通貨庁|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/sa/A02535.html | サウジアラビア通貨庁|証券用語解説集
読み:さうじあらびあつうかちょう
分類:経済
SAMA:Saudi Arabian Monetary Agency
サウジアラビアの中央銀行。物価・金利の安定や、外貨準備高の管理、商業銀行の監督、為替相場管理などの役割を担っている。
原油収入を原資とする代表的な政府系ファンド(SWF)のひとつでもある。
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国際金融センター指数|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ko/A03318.html | 国際金融センター指数|証券用語解説集
読み:こくさいきんゆうせんたーしすう
分類:証券市場
世界各国の金融取引において中心的役割を果たす「国際金融センター」としての競争力を評価する指標。英語表記はGlobal Financial Centres Index(GFCI)。世界の100以上の都市・地域を対象に、事業環境や人的資本などのデータ分析と専門家への聞き取り調査を基に算出される。2007年以降、毎年3月と9月に英国のシンクタンクZ/Yenグループなどが公表している。
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ジム・ロジャーズ|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/si/A02362.html | ジム・ロジャーズ|証券用語解説集
読み:じむ・ろじゃーず
分類:経済
著名投資家のジョージ・ソロスのパートナーとして、様々な金融商品を投資対象としたクォンタム・ファンド(Quantum Fund)と呼ばれる大規模ヘッジファンドの運用を先駆けて行い、財をなした米国人投資家。現在はヘッジファンド運用ビジネスからは引退しているが、投資家・冒険家としての顔を持ち、世界旅行記などの関連著書もある。
株式や債券、為替など金融市場への造詣が深いとして、その投資判断が投資家の間でも注目されている。中国をはじめとする新興国の株式市場の動向にも詳しいとされ、個人投資家向けの来日講演なども行っている。
米ドル建ての商品先物指数RICI(ロジャーズ国際コモディティ指数)の開発者であり、この指数への連動を目指す投資信託も日本で運用・販売されている。需要重視の投資を意図した商品指数であり、日常生活や産業活動で必需品となる原油、金属、農産物などで構成されている。
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ネットキャッシュ|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ne/A02400.html | ネットキャッシュ|証券用語解説集
読み:ねっときゃっしゅ
分類:財務分析
企業の手元流動性(現金・預金+有価証券)から有利子負債を差し引いた金額で、キャッシュリッチ(金余り)の度合いを示す。
時価総額をネットキャッシュで割ったネットキャッシュ倍率(倍)が小さいほど、キャッシュリッチとして蓄えた現・預金が有効に活用されていない企業として、M&Aなど企業買収の候補にもなりやすく、株式市場で注目されることが多い。
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円安圧力|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/e/enyasuaturyoku.html | 円安圧力|証券用語解説集
読み:えんやすあつりょく
分類:経済
為替相場において、さまざまな情報や経済統計、関係者の発言が、円安方向に作用するように、受け止められる状況のこと。
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青天井|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/a/aotenjo.html | 青天井|証券用語解説集
読み:あおてんじょう
分類:相場・格言・由来
マーケットで使われる用語で、相場の上げ基調が続き、どこまでも上がりそうな状態をさす。
マーケットで使われる用語で、相場の上げ基調が続き、どこまでも上がりそうな状態をさす。
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トランプ・ラリー|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/to/A03003.html | トランプ・ラリー|証券用語解説集
読み:とらんぷらりー
分類:相場・格言・由来
2016年11月の米国の大統領選におけるドナルド・トランプ氏の勝利をきっかけに、世界の株式相場が上昇基調となったこと。同新政権の掲げる減税や財政出動などの政策期待から米国長期金利が上昇し外国為替市場では円安・米ドル高が進行、米株式相場の上昇に伴って日本をはじめ世界の株式相場も上昇した。
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自己資本比率|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/si/jikosihon.html | 自己資本比率|証券用語解説集
読み:じこしほんひりつ
分類:財務分析
自己資本と他人資本を合わせた使用総資産に対する自己資本の割合をいう。自己資本は純資産とも呼ばれ、企業のバランスシート上で資本金、法定準備金、剰余金などから構成される。
上記の項目からわかるように、自己資本は他人資本とは異なって返済義務がなく、配当金支払いも金利支払いとは異なって、業績に応じて弾力的に行えるなど、企業経営にとって安定的かつ好都合な資金源である。したがって総資本に対する自己資本の割合が大きい、すなわち自己資本比率が高いほど企業経営の安全度が高いということになる。
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受遺者|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/si/jyuisha.html | 受遺者|証券用語解説集
読み:じゅいしゃ
分類:相続
遺贈(遺言書による財産の分与)をする人を「遺贈者」、遺贈をされる人もしくは法人を「受遺者」と呼ぶ。一般的には本来の法定相続人以外の者に財産を相続させる場合に使われる言葉であり、本来の相続人に対して遺言により財産を相続させる場合は受遺者とは呼ばない。なお「財産の2分の1をAさんに贈与する」など遺言により財産の一定の割合を指定して行う遺贈のことを包括遺贈、この場合の受遺者を包括受遺者と言う。
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正規分布|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/se/A02445.html | 正規分布|証券用語解説集
英語のNormal Distributionの日本語訳であり、株式や債券、投資信託などの金融商品の価格変動に関し、ある期間における日次や週次、月次など一定刻み間隔のリターン(騰落率)の大きさの頻度が、平均リターン(期待リターン)を中心軸にして左右対称の“釣り鐘”形状を描く度数分布のこと。
正規分布は統計数学で最も代表的な度数分布であり、その形状からベルカーブとも呼ばれる。18世紀~19世紀に活躍した大数学者として名高いドイツのガウスが確率的な意味付けを行ったことから、ガウス分布と言うこともある。金融工学では、正規分布を前提に置いて分析することが一般的であり、オプションの理論価格を求めるブラックショールズモデルも原資産価格のリターンが正規分布する(厳密には、原資産価格自体の変動が対数正規分布する)ことを仮定している。
リターンが正規分布すると仮定すると、「期待リターンの平均±標準偏差」の範囲に収まる確率が約68%になるなど将来のリターンの変動幅を単純化しやすい利点があるが、株価や投資信託の基準価額の実際の変動が正規分布で表せることはほとんど無く、通常、リターンの度数分布は歪みが生じ左右非対称になったり、分布のピークが先鋭化することが多い。特に、金融市場の調整局面でのリターンはマイナス方向に大きく偏り、裾が極端に広い「ファット・テール」という現象が生じる。
理論上、金融商品の価格が過去の変動とは一切無関係に連続的にランダム・ウォーク(不規則変動)する場合には、リターンは正規分布することになる。これに対し、フランス系の数学者マンデルブロは、海岸線のように自然界の形状は不規則であっても、その全体像と一部分は相似形になる性質があるため、同じパターンが繰り返す図形で表すことができるというフラクタル幾何学を金融市場の価格変動に適用。時系列的な過去の値動きに対する価格の再帰性を主張し、正規分布を否定した。
マンデルブロのフラクタル理論は、「パレート分布」や「べき分布」と呼ぶ分布を基にして金融市場の価格変動を分析する「経済物理学」や、正規分布に基づく金融工学モデルでは説明のつかない価格変動が突然発生し、金融市場に大きなインパクトを与えるという「ブラックスワン理論」の拠り所にもなっている。
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割引債|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/wa/waribikisai.html | 割引債|証券用語解説集
読み:わりびきさい
分類:債券
名前の通り、額面金額より割り引いて発行される債券のことをいう。
券面には利札がついていない。発行価格を額面価格より低くして発行しており、この発行価格と額面価格との差が、利付債でいう利息に相当する。このような債券の発行形態を割引発行という。
現在、日本でこの形式で発行されている債券は、国庫短期証券、割引金融債などがある。
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インフレヘッジ|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/i/inflationary-hedge.html | インフレヘッジ|証券用語解説集
読み:いんふれへっじ
分類:資産管理
インフレーションによる貨幣の相対的価値の減少(保有資産の目減り)を回避する行動(ヘッジ)のこと。一般的には、現金・預金等の資産を土地・株式・金・美術品などに買い替える動きをとる。
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セレクトファンド|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/se/A02092.html | セレクトファンド|証券用語解説集
読み:せれくとふぁんど
分類:投資信託
投資先や運用スタイルなどが異なるいくつかのファンドをひとまとめにして、この中から投資家が自由にファンドを選んで投資できる仕組みのファンド。セレクトファンドの中で乗り換え(スイッチング)した場合、手数料が無料になるといったメリットが得られるケースもある。
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小動き|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ko/A03373.html | 小動き|証券用語解説集
読み:こうごき
分類:相場・格言・由来
株式などの相場で値動きがあまりなく、安定した価格で推移すること。値段の上下の幅が小さいこと。
株式などの相場で値動きがあまりなく、安定した価格で推移すること。値段の上下の幅が小さいこと。
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もみあい|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/mo/momiai.html | もみあい|証券用語解説集
読み:もみあい
分類:分析・指標
売りと買いが両方あって、小幅な値動きを繰り返すこと。「安値もみあい」などと使う。
売りと買いが両方あって、小幅な値動きを繰り返すこと。「安値もみあい」などと使う。
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黄金分割比率|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/o/golden_div_ratio.html | 黄金分割比率|証券用語解説集
読み:おうごんぶんかつひりつ
分類:分析・指標
「0.618:0.382」、または「1:0.618、1.618:1」の比率で、本来あるべき美しい姿を表し、見た目に快く感じられる比率とされる。古代ギリシャで発見されたと言われており、くもの巣やオウムガイの螺旋、ピラミッド、十字架、名刺など自然界から歴史的建造物、美術品、実用品まであらゆるところで見られる。
第3項以降、すべての項が直前の2つの項の和となるフィボナッチ数列は、1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233…となり、この数列は黄金比率と密接な関係がある。3以降の数字は、前の数字に対する増加率が1.618に無限に近づいていき、連続する3つの数字の比率は、0.618:1:1.618となる。フィボナッチ数列も、ヒマワリの種の配列など身の回りで多く見つけることができる。
投資の世界でも、黄金分割比率やフィボナッチ数列の法則を相場の値動きに当てはめ、押し目買いや戻り売りの目標価格を計算するのに使われることがある。
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DAX指数|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/english/d/dax.html | DAX指数|証券用語解説集
読み:だっくすしすう
分類:インデックス
ドイツの代表的な株価指数。ドイツのフランクフルト証券取引所に上場する時価総額上位30銘柄で構成される。正式名称のDeutsche Aktienindexからこの略称で呼ばれることが多い。
英国のFTSE100やフランスのCAC40とともに、投資家の注目度が高い欧州の株価指数のひとつ。
1987年12月30日を1000(起点)とし、1988年7月1日から算出が開始された。浮動株調整した時価総額加重平均型の指数で、主に毎年9月に構成銘柄が見直される。
当該指数に連動する運用成果を目指す投資信託も設定されている。
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MRF|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/english/m/mrf.html | MRF|証券用語解説集
読み:えむあーるえふ
分類:投資信託
マネー・リザーブ・ファンド(Money Reserve Fund)の略称。オープン型の公社債投資信託。信用度が高く残存期間の短い、内外の公社債およびコマーシャル・ペーパーなどを投資対象とする。
1円以上1円単位で購入でき、毎日収益が計上され、その収益は、1ヵ月分まとめて再投資される。
運用内容からはMMFと混同しがちだが、公社債投資信託として別途購入申し込みを必要とするMMFに対し、証券口座に入金すると自動的に運用されるのがMRFで、金融機関の「預金」に近い位置付けとなる。ただし、運用成果は実績に応じて変わるので、元本が保証されているものではない。
2016年1月の税制改正で、MRFの利子や収益分配金、譲渡・償還損益も上場株式・公募株式投資信託等と同様に申告分離課税・損益通算の対象となった。
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餅つき相場|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/mo/A01951.html | 餅つき相場|証券用語解説集
読み:もちつきそうば
分類:相場・格言・由来
餅をつく杵のように上下に荒い値動きをする年末特有の相場。年末を控えて市場参加者が減少し薄商いになる中、年末の換金売りや新年に対する期待感などが交錯して相場の値動きが大きくなることがある。
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アンダーウェイト|証券用語解説集|野村證券 | https://www.nomura.co.jp/terms/japan/a/anda.html | アンダーウェイト|証券用語解説集
読み:あんだーうぇいと
分類:資産管理
資産配分を決定する際に、ある投資対象への配分比率を、基準となる資産の配分比率より少なくすること。
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Subsets and Splits
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