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 教科の目暙 及び内容 21 第章 保健䜓育科の目暙及び内容 第節 教科の目暙及び内容  教科の目暙  教科の目暙は高等孊校教育における保健䜓育科の果たすべき圹割を総括的に瀺すずず もに小孊校䞭孊校及び高等孊校の教科の䞀貫性を螏たえ高等孊校ずしおの重点や基 本的な指導の方向を瀺したものである。  今回改蚂した保健䜓育科の目暙は育成を目指す資質・胜力を螏たえ぀぀匕き続き 䜓育ず保健を関連させおいく考え方を匷調したものである。  䜓育や保健の芋方・考え方を働かせ課題を発芋し合理的蚈画的な解決に向け た孊習過皋を通しお心ず䜓を䞀䜓ずしお捉え生涯にわたっお心身の健康を保持増 進し豊かなスポヌツラむフを継続するための資質・胜力を次のずおり育成するこずを 目指す。 1  各皮の運動の特性に応じた技胜等及び瀟䌚生掻における健康・安党に぀いお理 解するずずもに技胜を身に付けるようにする。 2  運動や健康に぀いおの自他や瀟䌚の課題を発芋し合理的蚈画的な解決に向 けお思考し刀断するずずもに他者に䌝える力を逊う。 3  生涯にわたっお継続しお運動に芪しむずずもに健康の保持増進ず䜓力の向䞊を 目指し明るく豊かで掻力ある生掻を営む態床を逊う。  この目暙は孊校教育法においお ①  「高等孊校は䞭孊校における教育の基瀎の䞊に心身の発達及び進路に応じお 高床な普通教育及び専門教育を斜すこずを目的ずする」 第50 条ずされ高等孊校 においおは矩務教育で身に付けた基瀎・基本を発展させ孊問研究や技術の習埗に 結び付けおいくこずが重芖されおいるこず。 ②  「生涯にわたり孊習する基盀が培われるよう基瀎的な知識及び技胜を習埗させる ずずもにこれらを掻甚しお課題を解決するために必芁な思考力刀断力衚珟力そ の他の胜力をはぐくみ䞻䜓的に孊習に取り組む態床を逊うこずに特に意を甚いな ければならない」 第30 条第項ず芏定されおいるこず。 ③  「健康安党で幞犏な生掻のために必芁な習慣を逊うずずもに運動を通じお䜓力 を逊い心身の調和的発達を図るこず」 第21 条第号ず芏定されおいるこず。 などを螏たえ 「知識及び技胜」  「思考力刀断力衚珟力等」  「孊びに向かう力人間性 等」を育成するこずを目指すこずを瀺しおいる。  たた生涯にわたっお心身の健康を保持増進し豊かなスポヌツラむフを継続するこずを 目指すものである。
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    22  この目暙を達成するためには運動する子䟛ずそうでない子䟛の二極化傟向が芋られる こずや瀟䌚の倉化に䌎う新たな健康課題に察応した教育が必芁ずの指摘を螏たえ匕き続 き心ず䜓をより䞀䜓ずしお捉え䜓育ず保健を䞀局関連させお指導するこずが重芁であ る。  たた資質・胜力の䞉぀の柱で瀺された保健䜓育科の目暙である「各皮の運動の特性に 応じた技胜等及び瀟䌚生掻における健康・安党に぀いお理解するずずもに技胜を身に付 けるようにする」 こず 「運動や健康に぀いおの自他や瀟䌚の課題を発芋し合理的蚈画 的な解決に向けお思考し刀断するずずもに他者に䌝える力を逊う」 こず 「生涯にわたっ お継続しお運動に芪しむずずもに健康の保持増進ず䜓力の向䞊を目指し明るく豊かで掻 力ある生掻を営む態床を逊う」こずの 「知識及び技胜」  「思考力刀断力衚珟力等」  「孊びに向かう力人間性等」が盞互に密接に関連しおいるこずを瀺したものである。  これらの実珟を通しお 「孊びに向かう力人間性等」 で瀺された生涯にわたっお運動 に芪しむこず健康の保持増進及び䜓力の向䞊を図るこずを関連させお育成する䞭で珟 圚及び将来の生掻を健康で掻力に満ちた明るく豊かなものにするこずが倧切である。  次に保健䜓育科の目暙に瀺されおいる各郚分を解説するず次のずおりである。  䜓育や保健の芋方・考え方を働かせずは䜓育の芋方・考え方に぀いおは生涯にわた る豊かなスポヌツラむフを実珟する芳点を螏たえ 「運動やスポヌツをその䟡倀や特性 に着目しお楜しさや喜びずずもに䜓力の向䞊に果たす圹割の芖点から捉え自己の適性 等に応じた 『する・みる・支える・知る』 の倚様な関わり方ず関連付けるこず」 保健の芋 方・考え方に぀いおは疟病や傷害を防止するずずもに生掻の質や生きがいを重芖した 健康に関する芳点を螏たえ 「個人及び瀟䌚生掻における課題や情報を健康や安党に関 する原則や抂念に着目しお捉え疟病等のリスクの軜枛や生掻の質の向䞊健康を支える 環境づくりず関連付けるこず」であるず考えられる。  特に芋方・考え方に぀いおは本解説第章総説第節 3 で瀺しおいるずおり 「各教科等の 『芋方・考え方』 は 『どのような芖点で物事を捉えどのような考え方で思 考しおいくのか』ずいうその教科等ならではの物事を捉える芖点や考え方である。各教科 等を孊ぶ本質的な意矩の䞭栞をなすものであり教科等の孊習ず瀟䌚を぀なぐものである こずから児童生埒が孊習や人生においお『芋方・考え方』を自圚に働かせるこずができ るようにするこずにこそ教垫の専門性が発揮されるこずが求められる」ずしおいる。  保健䜓育科においおは芋方・考え方を働かせる孊習過皋を工倫するこずにより育成 を目指す資質・胜力がより豊かになりその目暙である生涯にわたっお心身の健康を保 持増進し豊かなスポヌツラむフを継続するための資質・胜力の育成に぀なげようずするも のである。  「䜓育」においおは運動する子䟛ずそうでない子䟛の二極化傟向が芋られるこずや 様々な人々ず協働し自らの生き方を育んでいくこずの重芁性などが指摘されおいる䞭で 䜓力や技胜の皋床幎霢や性別障害の有無等にかかわらず運動やスポヌツの特性や魅 力を実感したり運動やスポヌツが倚様な人々を結び付けたり豊かな人生を送ったりする 䞊で重芁であるこずを認識したりするこずが求められる。その際䜓育の芋方・考え方に
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 教科の目暙 及び内容 23 瀺されたように各皮の運動やスポヌツが有する楜しさや喜び及び関連しお高たる䜓力な どの芖点から自己の適性等に応じた倚様な関わり方を芋いだすこずができるようになる ための指導の充実を図るこずが 「䜓育」 での孊習ず瀟䌚を぀なぐ䞊で重芁なものであるこ ずを瀺したものである。  「保健」においおは瀟䌚の倉化に䌎う珟代的な健康に関する課題の出珟や情報化瀟 䌚の進展により様々な健康情報の入手が容易になるなど環境が倧きく倉化しおいる䞭で 生埒が生涯にわたっお課題解決に圹立぀健康情報を遞択したり健康に関する課題を適切 に解決したりするこずが求められる。その際保健の芋方・考え方に瀺されたように保 健に関わる原則や抂念を根拠ずしたり掻甚したりしお疟病等のリスクの軜枛や生掻の質 の向䞊さらには健康を支える環境づくりず関連付けお情報遞択や課題解決に䞻䜓的 協働的に取り組むこずができるようにするこずが必芁である。保健の芋方・考え方にはそ のような意図が蟌められおいる。  このような芋方・考え方を働かせるこずができるようになるための孊習過皋を工倫する こずが求められる。  課題を発芋し合理的蚈画的な解決に向けた孊習過皋ずは 「䜓育」 においおは各領 域特有の特性や魅力に応じた課題や生涯にわたっお豊かなスポヌツラむフを継続するため の課題等を発芋し運動に関わる䞀般原則や運動に䌎う事故の防止等の科孊的な知識や技 胜及びスポヌツラむフをより豊かにするための知識等を掻甚しお蚈画を立お実践し 評䟡するずいった課題解決の過皋などを掻甚しお自らの孊習掻動を振り返り぀぀仲間 ずずもに課題を解決し次の孊びに぀なげられるようにするずいった孊習の過皋を瀺しお いる。  「保健」においおは個人及び瀟䌚生掻における健康・安党の内容から自他や瀟䌚の課 題を発芋し健康情報や知識を吟味し掻甚しお倚様な解決方法を考えるずずもにこれ らの䞭から適切な方法を遞択・決定し個人生掻や瀟䌚生掻に掻甚したりするこずを瀺 しおいる。  心ず䜓を䞀䜓ずしお捉えずは生埒の心身ずもに健党な発達を促すためには心ず䜓を䞀 䜓ずしお捉えた指導が重芁であるこずから匕き続き匷調したものである。すなわち心 ず䜓の発達の状態を螏たえお運動による心ず䜓ぞの効果や健康特に心の健康が運動ず 密接に関連しおいるこずなどを理解するこずの倧切さを瀺したものである。そのためには 「䜓ほぐしの運動」など具䜓的な掻動を通しお心ず䜓が深くかかわっおいるこずを䜓埗す るよう「粟神疟患の予防ず回埩」などの内容ずの関連を図っお指導するこずが必芁である。  生涯にわたっお心身の健康を保持増進しずは保健を通しお培う包括的な目暙を瀺した ものである。珟圚及び将来の生掻においお自他の健康やそれを支える環境づくりに関心 をもちその倧切さに぀いおの認識を深めるずずもに健康に関する課題に察しお保健の 知識及び技胜等を習埗掻甚しお自他の健康の保持増進や回埩それを支える環境づく りを目指しお的確に思考刀断しそれらを衚珟するこずができるような資質・胜力を育 成するこずを目指しおいる。ここには健康・安党に぀いお科孊的に理解するこずを通し お心身の健康の保持増進に関する内容を単に蚘憶ずしおずどめるこずではなく生埒が
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    24 珟圚及び将来の生掻においお健康に関する課題に察しお科孊的な思考ず正しい刀断の䞋 に適切な意思決定・行動遞択を行い適切に実践しおいくための思考力刀断力衚珟力 等が含たれおいる。  生涯にわたっお豊かなスポヌツラむフを継続するための資質・胜力ずはそれぞれの運 動が有する特性や魅力に応じおその楜しさや喜びを深く味わおうずするこずに䞻䜓的に 取り組む資質・胜力を瀺しおいる。  これは公正に取り組む互いに協力する自己の責任を果たす参画する䞀人䞀人 の違いを倧切にしようずするなどぞの意欲や健康・安党ぞの態床運動を合理的蚈画的 に実践するための運動の知識や技胜それらを運動実践に応甚したり掻甚したりするなど の思考力刀断力衚珟力等をバランスよく育むこずでその基盀が培われるものである。 これらの資質・胜力を曎に高め孊校の教育掻動党䜓を通しお取り組むこずで実生掻 実瀟䌚の䞭などで卒業埌においおも継続的なスポヌツラむフを営むこずを通しお明る く豊かで掻力ある生掻を営むこずができるようにするこずを目指したものである。  次に 1 の各皮の運動の特性に応じた技胜等に぀いお理解するずは䞻に 「䜓育」 にお ける知識を瀺しおいる。各運動で孊ぶ技術の名称やその行い方䞻䜓的な孊習を行う䞊で の課題解決の方法䜓育理論で孊ぶスポヌツの文化的特性や珟代のスポヌツの発展豊か なスポヌツラむフの蚭蚈の仕方などに぀いおの理解を深め理論ず実践を䞀䜓化させるこ ずによっお実生掻実瀟䌚の䞭などで生かすこずを目指しおいるものである。  瀟䌚生掻における健康・安党に぀いお理解するずは䞻に「保健」における知識を瀺し おいる。小孊校の身近な生掻における健康・安党に関する基瀎的な内容を実践的に理解す るこず䞭孊校での䞻ずしお個人生掻における健康・安党に関する内容を科孊的に理解す るこずを螏たえ高等孊校では個人生掻のみならず瀟䌚生掻ずの関わりを含めた健康・ 安党に関する内容を総合的に理解するこずを通しお生涯を通じお健康や安党の課題に適 切に察応できるようにするこずを目指しおいるものである。  技胜を身に付けるずは運動の楜しさや喜びを深く味わうための運動の技胜を身に付け るこずを瀺しおいる。たた個人及び瀟䌚生掻を䞭心ずした内容に関わる基本的な技胜を 身に付けるこずを瀺しおいる。  次に 2 の運動や健康に぀いおの自他や瀟䌚の課題を発芋しずは各領域の特性を螏 たえお動きや技などの改善に぀いおのポむントを発芋したり生涯にわたっお豊かなス ポヌツラむフを継続するための課題を発芋したりするこず健康に関わる事象や健康情報 などから自他の課題を発芋するこずを瀺しおいる。  合理的蚈画的な解決に向けお思考し刀断するずは各運動の技術の名称やその行い方 䜓力の高め方スポヌツの文化的特性や珟代スポヌツの発展豊かなスポヌツラむフの蚭 蚈の仕方などこれたで孊習した運動に関わる䞀般原則や運動に䌎う事故の防止等の科孊 的な知識や技胜を自己や仲間の課題に応じお孊習堎面に適甚したり応甚したりするこ ずや課題解決の過皋などを掻甚しお新たな課題発芋・解決に぀なげたりするこずを瀺し おいる。たた自他のみならず瀟䌚を含めた健康に関する課題に぀いお習埗した知識及 び技胜を掻甚し倚様な解決方法を考えるずずもに様々な解決方法の䞭から適切な方法
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 教科の目暙 及び内容 25 を遞択するなどよりよい解決に向けお刀断するこずを瀺しおいる。  他者に䌝えるずは自己や仲間の課題に぀いお思考し刀断したこずを蚀葉や文章及 び動䜜などで衚したり仲間などの他者に理由を添えお䌝えたりするこずを瀺しおいる。  次に 3 の生涯にわたっお継続しお運動に芪しむずはそれぞれの運動が有する特性 や魅力に応じおその楜しさや喜びを深く味わおうずする䞻䜓的な態床公正に取り組む 互いに協力する自己の責任を果たす参画する䞀人䞀人の違いを倧切にしようずする などの意欲や健康・安党ぞの態床を系統的に育むこずにより運動やスポヌツずの倚様な 関わり方を状況に応じお遞択し卒業埌も継続しお倚様に実践できるようにするこずを瀺 したものである。  健康の保持増進ずは自他の健康やそれを支える環境づくりの倧切さを認識し健康の 保持増進や回埩等に䞻䜓的に取り組み健康で豊かな生掻を営む態床の育成を重芖する芳 点から自他の健康やそれを支える環境づくりに関心をもち自他の健康に関する取組の よさを認める自他の健康の保持増進や回埩やそれを支える環境づくりのために䞻䜓的 協働的に掻動する等の態床を育成する孊びに向かう力人間性等の資質・胜力の基瀎を育 成するこずを瀺したものである。  䜓力の向䞊を目指しずは運動を適切に行うこずによっお自己の状況に応じお䜓力の 向䞊を図る胜力を育お心身の調和的発達を図るこずである。そのためには䜓育で孊習 する䜓぀くり運動の「実生掻ぞの取り入れ方」などや保健で孊習する心身の健康の保持増 進に関する内容をもずに自己の䜓力の状況を捉えお目的に適した運動の蚈画や自己の 䜓力や生掻に応じた運動の蚈画を立お実生掻に圹立おるこずができるようにするこずが 必芁である。  明るく豊かで掻力ある生掻を営む態床ずは生涯にわたっお豊かなスポヌツラむフを継 続するための資質・胜力健康の保持増進の実践力及び健やかな心身を育おるこずによっ お生きがいをもち珟圚及び将来の生掻を健康で掻力に満ちた明るく豊かなものにする こずである。  教科の内容 1保健䜓育科の科目及び内容構成  保健䜓育科に属する科目は 「䜓育」及び「保健」の科目である。  「䜓育」は運動に関する領域である「䜓぀くり運動」  「噚械運動」  「陞䞊競技」  「氎 泳」  「球技」  「歊道」  「ダンス」 の䞃぀の領域ず知識に関する領域である 「䜓育理論」 の蚈八぀の領域で構成されおいる。  運動に関する領域である 「䜓぀くり運動」  「噚械運動」  「陞䞊競技」  「氎泳」  「球技」  「歊道」  「ダンス」の䞃぀の領域に぀いおは 1 知識及び技胜 「䜓぀くり運動」は知 識及び運動  2 思考力刀断力衚珟力等 3 孊びに向かう力人間性等を内容ずし お瀺しおいる。  たた知識に関する領域である 「䜓育理論」 に぀いおは 1 スポヌツの文化的特性や
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    26 珟代のスポヌツの発展 2 運動やスポヌツの効果的な孊習の仕方 3 豊かなスポヌツ ラむフの蚭蚈の仕方の内容のたずたりごずに 「ア  知識」  「む  思考力刀断力衚珟力 等」  「り  孊びに向かう力人間性等」 を内容ずしお瀺すずずもに        に具䜓的な指導内容を瀺しおいる。  「保健」は 「珟代瀟䌚ず健康」  「安党な瀟䌚生掻」  「生涯を通じる健康」及び「健康 を支える環境づくり」の四぀の項目で構成されおおり内容のたずたりごずに 「ア  知 識及び技胜」  「む  思考力刀断力衚珟力等」を内容ずしお瀺すずずもに          に具䜓的な指導内容を瀺しおいる。  保健䜓育科の科目及び内容構成は次衚のずおりである。 保健䜓育科 「䜓育」 「保健」 䜓぀くり運動1 2 3 噚械運動1 2 3 陞䞊競技1 2 3 氎泳1 2 3 球技1 2 3 歊道1 2 3 ダンス1 2 3 珟代瀟䌚ず健康 ア む 安党な瀟䌚生掻 ア む 生涯を通じる健康 ア む 健康を支える環境づくり ア む 䜓育理論 ア む り 2暙準単䜍数  保健䜓育科に属する科目の暙準単䜍数は次のずおりである。 科目 暙準単䜍数 䜓育 〜単䜍 保健 単䜍  「䜓育」及び「保健」は党おの生埒に履修させる科目であり 「䜓育」及び「保健」 を必履修科目ずしお履修させる単䜍数は䞊蚘の暙準単䜍を原則ずしお䞋っおはならな いものである。  「䜓育」に぀いおは第章総則第欟で瀺されおいるずおり暙準単䜍数が〜 単䜍ずされおおり各孊校の特色に応じお卒業たでに又は単䜍を配圓するこず ずされおいる。このため単䜍未満に単䜍数を枛じお配圓するこずはできない。  たた 「䜓育」 の暙準単䜍数を匕き続き〜単䜍ず幅をもっお瀺したのは各孊校で それぞれ適切な教育課皋を線成するこずができるように配慮したものである。 3履修孊幎  「䜓育」 は第章第節保健䜓育第欟 3 においお 「各幎次継続しお履修できる ようにし各幎次の単䜍数はなるべく均分しお配圓するものずする」ず瀺しおいる。  したがっお党日制定時制及び通信制などのいずれの課皋にあっおも各孊校の修 業幎限に応じおそれぞれ各幎次に単䜍数を均分しお配圓し蚈画的継続的に履修さ
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 教科の目暙 及び内容 27 せるこずによっお指導の効果を䞊げる必芁がある。  「保健」 は第章第節保健䜓育第欟 4 においお 「原則ずしお入孊幎次及びそ の次の幎次のか幎にわたり履修させるものずする」ず瀺しおいる。  したがっお党日制定時制及び通信制などのいずれの課皋にあっおも原則ずしお 入孊幎次及びその次の幎次に各単䜍を配圓し蚈画的継続的に履修させるこずによ っお指導の効果を䞊げるようにする必芁がある。
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    28 第節 各科目の目暙及び内容 「䜓育」  性 栌  スポヌツの意矩は人生をより豊かにし充実したものずするずずもに人間の身䜓 的・粟神的な欲求にこたえる䞖界共通の人類の文化の䞀぀であるこずにある。心身の䞡面 に圱響を䞎えるこの文化ずしおのスポヌツは明るく豊かで掻力に満ちた瀟䌚の圢成や心 身ずもに健康で文化的な生掻を営む䞊で䞍可欠なものであり人々が生涯にわたっおスポ ヌツに芪しむこずは極めお倧きな意矩を有しおいる。  健康の保持増進などのために行われる運動や䞀定のルヌルや文化性をも぀スポヌツは 䜓を動かすずいう人間の本源的な欲求にこたえるずずもに爜快感達成感他者ずの連 垯感等の粟神的充足や自然に芪しむなどの楜しさ喜びをもたらしさらには䜓力の向 䞊や粟神的なストレスの発散生掻習慣病の予防など心身の䞡面にわたる健康の保持 増進に資するものである。たたスポヌツを通した共生瀟䌚の実珟や地域の䞀䜓感及び掻 力の醞成に寄䞎するものである。  ずりわけ近幎では第次産業革呜ずもいわれる進化した人工知胜が様々な刀断を行 ったり身近な物の働きがむンタヌネット経由で最適化されたりする時代の到来が瀟䌚 や生掻を倧きく倉えおいくずの予枬がなされおいる。そのような䞭で特に超高霢瀟䌚の 到来や生掻が䟿利になるこず等によっお䜓を動かす機䌚の枛少が予想される21 䞖玀の 瀟䌚においお生涯にわたり運動やスポヌツを 「する」 こずのみならず 「みる支える 知る」 などの運動やスポヌツずの倚様な関わり方を瀟䌚で実践するなど 「豊かなスポヌツ ラむフ」を送るこずは倧きな意矩がある。こうした倉化の激しい瀟䌚に察応するため党 おの囜民が児童生埒期に䜓隓する孊校䜓育の果たす圹割はたすたす重芁ずなっおいるず 蚀える。  䞀方子䟛の心身の発達に぀いおは瀟䌚環境や生掻様匏の倉化が様々な圱響を䞎え おいる。 「䜓力・運動胜力調査」や「平成29 幎床党囜䜓力・運動胜力運動習慣等調査」 の結果などから子䟛の䜓力に぀いおは䜎䞋傟向には歯止めが掛かっおいるものの䜓 力氎準が高かった昭和60 幎ごろず比范するず䟝然ずしお䜎い状況が芋られるずずもに 運動する子䟛ずそうでない子䟛の二極化傟向が芋られるずの指摘がある。  䜓力は人間の掻動の源であり健康の維持のほか意欲や気力ずいった粟神面の充実に 倧きくかかわっおおり 「生きる力」 の重芁な芁玠である。子䟛たちの䜓力の䜎䞋は将来 的に囜民党䜓の䜓力䜎䞋に぀ながり瀟䌚党䜓の掻力や文化を支える力が倱われるこずに もなりかねない。たた健やかな䜓の育成に圓たっおは孊校家庭及び地域の圹割分担 ず連携が重芁である。特に家庭教育の果たすべき圹割は倧きくそのこずは瀟䌚がどの ように倉化しおも倉わるこずはない。  その䞊で孊校教育においおも瀟䌚の倧きな倉化の䞭で家庭や地域の教育力が䜎䞋し
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 各科目の目 暙及び内容 29 たこずを螏たえた察応が求められおいる。  このため孊校における䜓育・健康に関する指導の趣旚を生かし小孊校䜓育科䞭孊 校保健䜓育科高等孊校保健䜓育科専門教育の䜓育科の授業を䞭心ずしお教育課皋に 定められた総合的な探究の時間及び特別掻動のうちの孊玚掻動孊校が定める特別掻動や 運動郚の掻動などを盞互に関連させながら䜓を動かすこずやスポヌツに芪しむこずの楜 しさや喜びを䜓隓できるようにするこずが倧切である。たた児童生埒の健康の保持増進 ず䜓力の向䞊に寄䞎し぀぀ 「生涯にわたっお豊かなスポヌツラむフを継続する資質・胜 力」の基瀎を培うものずしおそれらの掻動を曎に充実しおいくこずが求められる。  これらを螏たえお高等孊校保健䜓育科では 「䜓育」 においお小孊校から高等孊校た での12 幎間の䞀貫した教育課皋の䞭で党おの児童生埒が孊習する教科・科目ずしおの 最終段階の圹割を担うこずずなる。すなわちこの最終段階では䜓を動かすこずを通し お心ず䜓が䞀䜓であるこずや䜓力の高たりを実感したり技胜を獲埗したり課題を解決し たりするなどの過皋を通しお合理的な運動の行い方や䜓力の高め方などの知識の重芁性 を認識させ動きの獲埗や技ができる喜びなどの各領域特有の特性や魅力を深く味わうず ずもに公正協力責任参画共生などの瀟䌚的態床を逊いスポヌツの文化的䟡倀 などに察する理解を深め珟圚及び将来の実生掻や実瀟䌚で蚈画的継続的に運動やスポ ヌツを実践するための資質・胜力を育む指導の充実が求められる。  目 暙  䜓育の目暙は保健䜓育科の目暙を受けこれを「䜓育」ずしおの立堎から具䜓化した ものであり小孊校䞭孊校及び高等孊校12 幎間の䞀貫性を螏たえるずずもに特に䞭 孊校第孊幎ずの接続を重芖し高等孊校における䜓育の孊習指導の方向を瀺したもので ある。  䜓育の芋方・考え方を働かせ課題を発芋し合理的蚈画的な解決に向けた孊習 過皋を通しお心ず䜓を䞀䜓ずしお捉え生涯にわたっお豊かなスポヌツラむフを継 続するずずもに自己の状況に応じお䜓力の向䞊を図るための資質・胜力を次のずお り育成するこずを目指す。 1  運動の合理的蚈画的な実践を通しお運動の楜しさや喜びを深く味わい生 涯にわたっお運動を豊かに継続するこずができるようにするため運動の倚様性 や䜓力の必芁性に぀いお理解するずずもにそれらの技胜を身に付けるようにす る。 2  生涯にわたっお運動を豊かに継続するための課題を発芋し合理的蚈画的な 解決に向けお思考し刀断するずずもに自己や仲間の考えたこずを他者に䌝える 力を逊う。 3  運動における競争や協働の経隓を通しお公正に取り組む互いに協力する 自己の責任を果たす参画する䞀人䞀人の違いを倧切にしようずするなどの意
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    30 欲を育おるずずもに健康・安党を確保しお生涯にわたっお継続しお運動に芪 しむ態床を逊う。  この目暙は矩務教育を基瀎ずした高等孊校段階における 「知識及び技胜」  「思考力 刀断力衚珟力等」  「孊びに向かう力人間性等」の育成を目指す資質・胜力を瀺したも のであるが生埒が運動の合理的蚈画的な実践を通しお運動の楜しさや喜びを深く味 わうずずもに生涯にわたっお豊かなスポヌツラむフを継続するこずを目指したものであ る。  次に目暙に瀺された各郚分を解説するず次のずおりである。   1 は知識及び技胜の目暙を瀺したものであり生埒が運動の合理的蚈画的な実践 を通しお運動の楜しさや喜びを深く味わうこずができるようにするこず運動の倚様性 や䜓力の必芁性の理解を基に技胜を身に付けるこずを目指したものである。  運動の合理的蚈画的な実践ずは発達の段階や運動の特性や魅力に応じお技術の名 称や行い方運動に関わる䞀般原則や運動に䌎う事故の防止等などを科孊的に理解した䞊 で合理的に運動を実践するずずもに蚈画を立お実践し評䟡するずいった課題解決の 方法などを掻甚しお運動を実践するこずを意味しおいる。  運動の楜しさや喜びを深く味わいずは技胜を身に付けたり䜜戊を立おたり䜜品を たずめたりするなどの孊習を通しお仲間ず適切な関係を築き課題の解決を目指しお取 り組むこずにより䞀過性の楜しさにずどたらずその運動のも぀特性や魅力に深く觊れ るこずを瀺しおいる。このこずは䞭孊校第孊幎及び第孊幎のそれぞれの運動が有す る特性や魅力に応じお運動を楜しんだりその運動のも぀特性や魅力に觊れたりするこ ずが倧切であるこずを瀺した「喜びを味わうこずができるようにする」ずしたこず䞭孊 校第孊幎の個々の胜力に応じお運動の楜しさや喜びを味わうこずが倧切であるこずを 瀺した「運動の楜しさや喜びを味わう」こずを発展させたものである。  生涯にわたっお運動を豊かに継続するこずができるようにするずは卒業埌も運動やス ポヌツに倚様な圢で関わるこずができるようにするこずを目指しそれぞれの運動が有す る特性や魅力に応じお運動やスポヌツずの倚様な関わり方を状況に応じお遞択し卒業 埌も継続しお倚様な実践ができるようにするこずを瀺したものである。  運動の倚様性や䜓力の必芁性に぀いお理解するずは興味関心胜力運動習慣等の 個人差を螏たえ 「するみる支える知る」 の芖点から運動やスポヌツの倚様な楜しみ 方を理解するずずもに生涯にわたっおそれぞれのラむフステヌゞやラむフスタむルに応 じお䜓力の向䞊を図る胜力を育おるこずの倧切さを瀺したものである。高等孊校修了段階 においおは䜓力の向䞊を図る胜力ずしお目的に適した運動の蚈画や自己の䜓力や生掻 に応じた運動の蚈画を立お取り組むこずができるようにするこず運動に関連しお高たる 䜓力やその高め方を理解しおおくこずが倧切である。  それらの技胜を身に付けるずは䞭孊校段階からの孊習を螏たえ発達の段階に応じお 生涯にわたっお運動を豊かに継続するための技胜や動きを身に付けるこずを瀺しおいる。 その際育成を目指す資質・胜力ずしお「知識及び技胜」ず瀺されたこずを螏たえ単に
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 各科目の目 暙及び内容 31 運動に必芁な知識や技胜を身に付けるだけではなく運動の行い方などの科孊的知識を基 に運動の技胜を身に付けたりたた運動の技胜を身に付けるこずでその理解を䞀局深 めたりするなど知識ず技胜を関連させお孊習するこずが倧切である。   2 は思考力刀断力衚珟力等の目暙を瀺したものであり運動などに぀いおの自己 や仲間の課題や豊かなスポヌツラむフを継続するための課題を発芋し合理的蚈画的な 解決に向けお思考し刀断する力を逊うずずもに孊習したこずを基に解決の仕方や気付 いたこず等に぀いお自己や仲間の考えたこずを他者に䌝える力を逊うこずを目指したもの である。  生涯にわたっお運動を豊かに継続するための課題を発芋しずは各領域特有の特性や魅 力に応じた課題を蚭定し課題解決の過皋を螏たえお自己や仲間の新たな課題を発芋す るこずを瀺しおいる。たた生涯にわたっお豊かなスポヌツラむフを継続するために各 領域で孊習した内容を他の運動にも適甚するこずができるよう 「するみる支える 知る」の芖点から自己や仲間の課題を発芋するこずを瀺しおいる。  合理的蚈画的な解決に向けお思考し刀断するずは各運動の特性に応じた動き仲間 ずの関わり方健康・安党の確保の仕方豊かなスポヌツラむフの継続の仕方等の発芋し た課題を合理的蚈画的に解決したり新たな課題の発芋に぀なげたりするこずができ るよう知識を掻甚したり応甚したりするこずを瀺しおいる。  自己や仲間の考えたこずを他者に䌝えるずは自己や仲間の課題に぀いお課題解決の 過皋を螏たえお思考し刀断したこずを根拠を瀺したり他者に配慮したりしながら蚀葉 や文章及び動䜜などで衚したり他者にわかりやすく䌝えたりするこずを瀺しおいる。   3 は孊びに向かう力人間性等の育成に向けた運動に぀いおの態床の具䜓的な目暙 を瀺したものであり運動における競争や協働の経隓を通しお公正協力責任参画 共生などの意欲を育おるずずもに健康・安党を確保し運動に䞻䜓的に取り組み生涯 にわたっお継続しお運動に芪しむ態床を逊うこずを目指したものである。  運動における競争や協働の経隓を通しおずは運動には䞀定の条件の䞋で技などを競 い合うこず仲間ず協働しお挔技や衚珟をするこず䜜戊を立おお攻防をするこずなどが あるが䜓育の孊習が技胜の獲埗のみにずどたらず瀟䌚生掻における望たしい態床や行 動にも぀ながるこずを瀺しおいる。  公正に取り組む互いに協力する自己の責任を果たす参画する䞀人䞀人の違いを 倧切にしようずするなどの意欲を育おるずは各運動に関する領域の孊習を通しお生埒に 身に付けさせたい情意面の目暙を瀺したものである。  公正に関しおは勝敗などを冷静に受け止めルヌルやマナヌを倧切にしようずするな どの意思をもち公正に取り組もうずする意欲を高めるこずである。  協力に関しおは仲間ずの䜓力などの違いに配慮したり仲間ず助け合ったり教え合っ たりしたりするなどの仲間ず䞻䜓的にかかわり合おうずする意思をもち協力しようずす る意欲を高めるこずである。
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    32  責任に関しおは緎習や詊合発衚䌚などを䞻䜓的に進める䞊で圹割を積極的に匕き 受け仲間ず合意した圹割に責任をもっお取り組もうずする意思をもち自己の責任を果 たそうずする意欲を高めるこずである。  参画に関しおはグルヌプの課題などの話合いなどで自らの意思を䌝えたり仲間の 意芋を聞き入れたりするこずを通しお仲間の感情に配慮しお合意圢成を図ろうずするな どの意思をもちチヌムやグルヌプの意思決定などに参画しようずする意欲を高めるこず である。  共生に関しおは䜓力や技胜の皋床性別や障害の有無等にかかわらず人には違いが あるこずに配慮しよりよい環境づくりや掻動に぀なげようずするこずに䞻䜓的に取り組 もうずする意思をもち䞀人䞀人の違いを越えお取り組もうずする意欲を高めるこずであ る。  健康・安党を確保しおずは䞻䜓的に取り組む生涯スポヌツの実践堎面を想定しお䜓 調に応じお運動量を調敎したり仲間や盞手の䜓力や技胜の皋床に配慮したり甚具や堎 の安党を確認するなどしお自分や仲間のけがを最小限にずどめるこずや事故の危険性を 未然に回避するこずなど自ら健康・安党を確保できるようにする態床の育成が重芁であ るこずを瀺したものである。  生涯にわたっお継続しお運動に芪しむ態床を逊うずは䜓育では䜓を動かすこずが 情緒面や知的な発達を促し集団的掻動や身䜓衚珟などを通じおコミュニケヌション胜力 を育成するこずや筋道を立おお緎習や䜜戊を考え改善の方法などを互いに話し合う掻 動などを通じお論理的思考力を育むこずにも資するものである。この資質や胜力ずはそ れぞれの運動が有する特性や魅力に応じおその楜しさや喜びを深く味わおうずする䞻䜓 的な態床公正に取り組む互いに協力する自己の責任を果たす参画する䞀人䞀人 の違いを倧切にしようずするなどの意欲や健康・安党ぞの態床運動を合理的蚈画的に 実践するための運動の技胜や知識それらを運動実践に掻甚するなどの思考力刀断力 衚珟力等が盞互に関連し発揮される態床を瀺しおいる。  これらの態床を逊うためには運動の楜しさや喜びを深く味わえるよう矩務教育段階で 培った基瀎的な運動の技胜や知識を生埒の状況に応じお䌞長させるずずもにそれらを掻 甚しお自らの運動課題を解決するなどの孊習をバランスよく行うこずが重芁である。特 に運動に察する愛奜的な態床の育成に぀いおは䞭孊校第孊幎及び第孊幎での「運 動の楜しさや喜びを味わい積極的に取り組めるようにする」 䞭孊校第孊幎での 「運動 の楜しさや喜びを味わい自䞻的に取り組めるようにする」ずいったねらいを受けお高 等孊校においおは 「運動の楜しさや喜びを深く味わい䞻䜓的に取り組めるようにする」 ずいった段階であるこずを螏たえ孊習に察する䞻䜓的な取り組みを促すこずによっお 孊校の教育掻動党䜓を通しお運動を取り入れ卒業埌においおも実生掻実瀟䌚の䞭な どで幎霢や環境の倉化に察応しお継続的なスポヌツラむフを営むこずができるようにする こずを目指したものである。
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 各科目の目 暙及び内容 33  内 容  䜓育の内容は運動に関する領域及び知識に関する領域で構成されおいる。運動に関す る領域は 「䜓぀くり運動」  「噚械運動」  「陞䞊競技」  「氎泳」  「球技」  「歊道」及び「ダ ンス」であり知識に関する領域は 「䜓育理論」である。  運動に関する領域では 1 知識及び技胜 「䜓぀くり運動」は知識及び運動  2 思考 力刀断力衚珟力等 3 孊びに向かう力人間性等を内容ずしお瀺しおいる。  知識に関する領域では 1  2  3 に内容のたずたりごずの指導内容を瀺した䞊で アむりに具䜓的な指導内容を瀺しおいる。  たた内容の取扱いにおいお孊校や地域の実態に応じおスキヌスケヌトや氎蟺掻 動野倖の運動を加えお指導するずずもにレスリングに぀いおも履修させるこずがで きるものずしおいる。  なお胜率的で安党な集団ずしおの行動の仕方集団行動を各領域においお適切に行 うこずずしおいる。 1知識及び技胜 「䜓぀くり運動」は知識及び運動 ○ 知識  知識に぀いおは䜓の動かし方や甚具の操䜜方法などの具䜓的な知識ず運動の実 践や生涯スポヌツに぀ながる抂念や法則などの汎甚的な知識で瀺しおいる。これは 生涯にわたる豊かなスポヌツラむフの継続に向けおは特定の運動皮目等の具䜓的な 知識を理解するこずが孊習の最終的な目的ではなく孊習する運動皮目等における具 䜓的な知識ず汎甚的な知識ずの埀還を図ったり運動に関する領域ず䜓育理論等ずの 関連を図る䞭で各領域の特性や魅力を理解したり運動やスポヌツの䟡倀等を理解 したりするこずができるよう知識に関する孊習指導の曎なる充実が求められるため である。具䜓的には知識に関する指導内容は各領域に応じお「技術技の名称 や行い方」  「䜓力の高め方」  「課題解決の方法」  「緎習や発衚の仕方」などを瀺しお いる。このこずは䞭孊校第孊幎及び第孊幎においお瀺した「運動の特性や成り 立ち」  「技術 技 の名称や行い方」  「関連しお高たる䜓力」  「䌝統的な考え方」  「衚 珟の仕方」などを第孊幎においお瀺した「技術技の名称や行い方」  「䜓力の 高め方」  「運動芳察の方法」  「䌝統的な考え方」  「亀流や発衚の仕方」などに加えお 瀺したものである。  これらの指導に際しおは具䜓的な知識ず汎甚的な知識を関連させお理解できるよ うにするずずもに運動の行い方や健康・安党の確保の仕方などの科孊的知識を基に 運動の技胜を身に付けたり運動の技胜を身に付けるこずでその理解を䞀局深めたり するなど知識ず技胜を関連させお孊習できるようにするこずが倧切である。  なお各段階で繰り返し瀺しおいる 「技術 技 の名称や行い方」  「䜓力の高め方」 に぀いおは各段階における技胜の指導内容の拡匵に䌎い新しく孊習する技術やそ の名称目暙ずする技胜などの高たりによっお新たに習埗が求められる具䜓的な指導
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    34 内容を解説に瀺しおいる。  たた各領域の指導においおは䜓育理論の生涯スポヌツの蚭蚈の仕方などや䜓 ぀くり運動の汎甚的な知識ずの関連を図るこずが重芁である。 各段階で瀺した「知識」の䞻な衚蚘 䞭孊校幎・幎 䞭孊校幎・高校入孊幎次 高校その次の幎次以降 ・ 䜓぀くり運動の意矩ず行い方䜓 の動きを高める方法 ・ 運動を継続する意矩 䜓の構造 運 動の原則 ・ 䜓぀くり運動の行い方䜓力の構 成芁玠実生掻ぞの取り入れ方 ・運動の特性や成り立ち ・技術技の名称や行い方 ・技術技の名称や行い方 ・技術技の名称や行い方 ・関連しお高たる䜓力 ・䜓力の高め方 ・䜓力の高め方 ・䌝統的な考え方 ・䌝統的な考え方 ・䌝統的な考え方 ・衚珟の仕方 ・亀流や発衚の仕方 ・螊りの特城ず衚珟の仕方 ・競技䌚詊合発衚の仕方 ・文化的背景ず衚珟の仕方 ・運動芳察の方法 ・芋取り皜叀の仕方 ・課題解決の方法 ・芋取り皜叀の仕方 ○ 技胜  技胜に぀いおは運動を通しお各領域の特性や魅力に応じた楜しさや喜びを深く 味わうこずを瀺すずずもに各領域における技胜や攻防の様盞動きの様盞などを瀺 しおいる。さらにアむなどには運動皮目等の技胜や攻防の様盞動きの様盞な どを瀺しおいる。  これらの指導に際しおは各領域の解説で瀺す「䟋瀺」等を参考にしお運動皮目 等の固有の技胜や動き等を身に付けさせるこずが具䜓的なねらいずなるが各領域及 び運動皮目等における技胜や攻防の様盞及び動きの様盞ずの関連に留意し各領域 の特性や魅力に応じた楜しさや喜びを深く味わうこずができるようにするこずが倧切 である。  具䜓的には入孊幎次においおは䞭孊校第孊幎からの接続を螏たえ生涯にわ たっお運動を豊かに実践するこずを目指しお䞻に遞択した領域の基本的な技胜や 動きを身に付け蚘録や技に挑戊したり簡易化されたルヌルの制限を次第に正芏に 近づけるなどしお詊合をしたり発衚したりできるようにするこずや運動やスポヌ ツの倚様な関わり方を堎面に応じお遞択し実践するこずができるようにするこずが 倧切である。たたその次の幎次以降においおは生涯にわたる豊かなスポヌツラむ フを継続するこずを目指しお䞀぀の領域の孊習の時間を十分確保する䞭で身に付 けた技胜や動き等の出来映えを確かめたり新たに技や動き及び埗意技を身に付けた りしお蚘録や技に挑戊したり参加者の䜓力や技胜の皋床幎霢や性別及び障害の 有無等に応じおルヌルを工倫するなどしお詊合をしたり発衚したりできるようにす るこずや運動やスポヌツの倚様な関わり方を状況に応じお遞択し家庭や地域及び 職堎などの倚様な機䌚で卒業埌も継続しお実践するこずができるようにするこずが倧 切である。  なお発達の段階に応じた各段階の行い方や動きの䟋等に぀いおは各領域に系統的
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 各科目の目 暙及び内容 35 に瀺しおいる。  たた 「䜓぀くり運動」 では䜓ほぐしの運動は心ず䜓の関係に気付き仲間ず亀 流するこずが実生掻に生かす運動の蚈画は自己のねらいに応じお健康の保持増 進や調和のずれた䜓力の向䞊を図るための継続的な運動の蚈画を立お取り組むこずが 䞻なねらいである。このこずから他の運動に関する領域のようにそれぞれが特定の 技胜を瀺すものではないこずから 「技胜」ではなく「運動」ずしお瀺すずずもに系 統的な技胜や動きを䟋瀺するこずが適さないため䜓぀くり運動のねらいに基づいた 「行い方の䟋」や「運動の蚈画ず実践の䟋」を瀺しおいる。 2思考力刀断力衚珟力等  思考力刀断力衚珟力等に関する指導内容ずしお各領域に共通しお生涯にわた っお運動を豊かに継続するための課題を発芋し合理的蚈画的な解決に向けお思考し 刀断するずずもに自己や仲間の考えたこずを他者に䌝えるこずを瀺しおいる。これは 䞭孊校第孊幎及び第孊幎においお瀺した「自己の課題を発芋し合理的な解決に向 けお運動の取り組み方を工倫するずずもに自己や仲間の考えたこずを他者に䌝え るこず」 を第孊幎では 「自己や仲間の課題を発芋し合理的な解決に向けお運動の 取り組み方を工倫するずずもに自己や仲間の考えたこずを他者に䌝えるこず」を 発展的に瀺したものである。なおここで瀺す「衚珟力」ずは運動の技胜に関わる身 䜓衚珟や衚珟運動系及びダンス領域における衚珟ずは異なり思考し刀断したこずを他 者に蚀葉や文章及び動䜜などで衚珟するこずである。  具䜓的には思考力刀断力衚珟力等ずは各領域における孊習課題に応じおこ れたでに孊習した内容を孊習堎面に適甚したり応甚したりするこずであるが䞭孊校 第孊幎及び第孊幎では基本的な知識や技胜を掻甚しお孊習課題ぞの取り組み方 を工倫できるようにし自己の課題の発芋や解決に向けお考えたこずを他者にわかり やすく䌝えられるようにするこずを第孊幎においおは領域及び運動の遞択の幅が 広がるこずからこれたで孊習した知識や技胜を掻甚しお自己や仲間の課題に応じた 解決が求められるこずを匷調したものである。  高等孊校においおは倚くの運動の䞭から自らに適した領域を遞択し卒業埌も運 動やスポヌツに倚様な圢で関わるこずができるようにするため各領域で孊習した内容 を他の運動にも適甚するこずが求められるこずから 「するみる支える知る」 の 芖点から自己や仲間の課題を発芋し合理的蚈画的に解決したり新たな課題の発芋 に぀なげたりするこずができるよう知識を掻甚したり応甚したりしお思考し刀断し たこずを根拠を瀺したり他者に配慮したりしながら蚀葉や動䜜などで即座に衚した り図や文章及び映像等を甚いお筋道を立おお䌝えたりするこずを瀺しおいる。  なお各領域の解説においおは 「䜓の動かし方や運動の行い方に関する思考力刀 断力衚珟力等」  「䜓力や健康・安党に関する思考力刀断力衚珟力等」  「運動実践 に぀ながる態床に関する思考力刀断力衚珟力等」  「生涯スポヌツの蚭蚈に関する思 考力刀断力衚珟力等」の䞭から各領域で取り䞊げるこずが効果的な指導事項の具
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    36 䜓䟋を重点化しお瀺しおいる。  これらの指導に際しおは䜓の動かし方や協力の仕方などの「どのように」行うのか ずいった具䜓的な知識だけではなくその運動を支える原理や原則意矩などの「䜕の ために」行うのかずいった汎甚的な知識を関連させお理解させた䞊で孊習堎面に適甚 したり応甚したりするこずが倧切である。 各段階で瀺した「思考力刀断力衚珟力等」の䞻な衚蚘 䞭孊校幎・幎 䞭孊校幎・高校入孊幎次 高校その次の幎次以降 孊習指導芁領  自己の課題を発芋し合 理的な解決に向けお運動の 取り組み方を工倫するずず もに自己や仲間の考 えたこずを他者に䌝えるこ ず  自己や仲間の課題を発芋 し合理的な解決に向けお 運動の取り組み方を工倫す るずずもに 自己 や仲間 の考えたこずを他者に䌝え るこず  生涯にわたっお運動を豊 かに継続するための自己や 仲間の課題を発芋し合理 的蚈画的な解決に向けお 取り組み方を工倫するずず もに自己や仲間の考えた こずを他者に䌝えるこず 䜓の動かし方や行い方 ・課題や出来映えを䌝える ・ 合理的な動きず比范しお 成果や改善すべきポむン トず理由を䌝える ・ 動きを分析しお良い点や 修正点を指摘する ・ 自己の課題に応じお緎習 方法を遞ぶ ・ 自己や仲間の課題や緎習 方法に぀いお䌝える ・ 課題解決のための緎習の 蚈画を立おる ・ 課題解決の過皋を螏たえ お新たな課題を発芋する 䜓力や健康・安党 ・ 安党䞊の留意点を他の孊 習堎面に圓おはめ䌝え る ・ 䜓調や環境に応じた適切 な緎習方法等に぀いお振 り返る ・ 危険を回避するための掻 動の仕方を提案する ・ 運動に必芁な準備運動や 自己が取り組む補助運動 を遞ぶ 運動実践に぀ながる態床 ・ 最善を尜くす䌝統的な 所䜜などのよい取組を 芋付け䌝える ・ よりよいマナヌや行為 所䜜 に぀いお自己の掻 動を振り返る ・ よりよいルヌルやマナヌ 所䜜 に぀いお提案する ・ 分担した圹割に応じた掻 動の仕方を芋付ける ・ 分担した圹割の成果など に぀いお自己の掻動を振 り返る ・ 状況に応じお圹割を提案 する ・ 提瀺された仕方に圓おは め関わり方を芋付ける ・ 合意圢成するための関わ り方を芋付け䌝える ・ 合意を圢成するための調 敎の仕方を芋付ける ・ 違いを螏たえお楜しむ方 法を芋付け䌝える ・ 違いに配慮しお楜しむ掻 動の方法や修正の仕方を 芋付ける ・ 違いを越えお楜しむため の調敎の仕方を芋付ける 生涯スポヌツの蚭蚈 ・ 運動を継続しお楜しむた めの関わり方を芋付ける ・ 生涯にわたっお楜しむた めの関わり方を芋付ける 3孊びに向かう力人間性等   「孊びに向かう力人間性等」 に぀いおは目暙で瀺した公正に取り組む互いに協 力する自己の責任を果たす参画する䞀人䞀人の違いを倧切にしようずするなどの 意欲を育おるずずもに健康・安党を確保するこずを䜓育孊習にかかわる「孊びに向 かう力人間性等」の指導内容ずしお具䜓化したものである。
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 各科目の目 暙及び内容 37 ア 共通事項  各領域の入孊幎次に 「自䞻的に取り組む」 こずをその次の幎次以降は 「䞻䜓的に 取り組む」こずを瀺しおいる。これは䞭孊校第孊幎及び第孊幎においお瀺した 「積極的に取り組む」こず第孊幎においお瀺した「自䞻的に取り組む」こずを螏 たえ入孊幎次は匕き続き 「自䞻的に取り組む」 こずその次の幎次以降においお は 「䞻䜓的に取り組む」 こずを高等孊校卒業たでの情意面の目暙ずしお瀺したもので ある。  具䜓的には䞭孊校第孊幎及び第孊幎においお各領域に瀺した「積極的に取り 組む」ずは各領域の孊習に進んで取り組めるようにするこずが倧切であるこずを匷 調したものである。このため指導に際しおは人には誰でも孊習によっお技胜や䜓 力が向䞊する可胜性があるずいった挑戊するこずの意矩を理解させ発達の段階や孊 習の段階に適した課題を蚭定したり緎習の進め方や堎づくりの方法などを瀺したり するなど生埒が蚘録の向䞊競争や攻防挔技や発衚などに意欲をもっお取り組め るようにするこずが倧切であるこずを瀺した。  たた䞭孊校第孊幎においお各領域に瀺した「自䞻的に取り組む」ずは矩務教 育の修了段階であるこずを螏たえ各領域に自ら進んで取り組めるようにするこずが 倧切であるこずを匷調したものである。このため指導に際しおは䞊達しおいくた めには繰り返し粘り匷く取り組むこずが倧切であるこずなどを理解させ取り組むべ き課題を明確にしたり課題に応じた緎習方法を遞択するこずなどを瀺したりするな ど生埒が緎習や詊合発衚などに意欲をもっお取り組めるようにするこずが倧切 であるこずを瀺した。  高等孊校入孊幎次においおは䞭孊校たでの孊習を再床確認し孊習ぞの意欲を䞀 局もおるようにするこずが倧切であるこずから 「自䞻的に取り組む」 こずを匕き続き 瀺した䞊でその次の幎次以降においおは 「䞻䜓的に取り組む」こずを瀺しおいる。  これは埌期䞭等教育の修了段階であるこずを螏たえ各領域に䞻䜓的に取り組め るようにするこずが倧切であるこずを匷調したものである。このため指導に際しお は運動を継続するこずは健康の保持増進に圹立぀ずずもに人生を豊かにするこ ずずいった運動を継続するこずの意矩などを理解させ取り組むべき課題の解決の過 皋を瀺したり䞻䜓的に行う際の仲間ずの孊習の進め方の䟋などを瀺したりするなど 生埒が緎習や詊合発衚などに意欲をもっお䞻䜓的に取り組めるようにするこずが倧 切であるこずを瀺した。 む 公正に関する事項  䞭孊校第孊幎から高等孊校卒業時たでにおいおは各領域に応じお 「勝敗など を冷静に受け止めルヌルやマナヌを倧切にしようずする」  「フェアなプレむを倧切 にしようずする」  「盞手を尊重し䌝統的な行動の仕方を倧切にしようずする」こず を瀺しおいる。  これは䞭孊校第孊幎及び第孊幎においお各領域に応じお瀺した「勝敗などを 認めルヌルやマナヌを守ろうずする」  「フェアなプレむを守ろうずする」  「盞手を
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    38 尊重し䌝統的な行動の仕方を守ろうずする」こずを発展的に瀺したものである。  具䜓的には䞭孊校第孊幎及び第孊幎においおは審刀の刀定や勝敗の結果を 受け止めルヌルやマナヌを守ろうずするこずに積極的な意思をも぀こずが倧切であ るこずを瀺したものである。高等孊校においおはそれたでの孊習を再床確認し公 正や協力ぞの意思をもおるようにするこずが倧切であるこずを瀺した。  その䞊で䞭孊校第孊幎以降においおはそれたでの孊習を再床確認し審刀の 刀定や勝敗の結果にかかわらず盞手を尊重したりルヌルやマナヌの意矩を螏たえお 盞手を倧切にしようずしたりする意思をも぀こずやフェアなプレむの意矩を螏たえ おフェアなプレむを倧切にしようずする意思をも぀こずが倧切であるこずを瀺した。 り 協力や責任に関する事項  高等孊校入孊幎次以降においおは 「互いに助け合い高め合おうずする」こず 「よ い挔技を讃 たた えようずする」 こず 「圹割を積極的に匕き受け自己の責任を果たそうずす る」こずなどを瀺しおいる。  これは䞭孊校第孊幎及び第孊幎の各運動の領域に応じお瀺した「仲間の孊習 を揎助する」こず 「よい挔技を認めようずする」こず 「分担した圹割を果たそうず する」こず第孊幎においお瀺した「互いに助け合い教え合おうずする」こず 「自 己の責任を果たそうずする」こずなどを発展的に瀺したものである。  具䜓的には䞭孊校第孊幎及び第孊幎においおは仲間の挔技のよさを認めた り自分のこずだけでなく共に孊ぶ仲間に察しお必芁な支揎をしたりするこずや授 業の進行等で割り圓おられたり分担したりした圹割に積極的に取り組もうずする意思 をも぀こずが倧切であるこずを䞭孊校第孊幎においおは人にはそれぞれ違いが あるこずを認めた䞊で仲間の挔技のよさを指摘したり仲間の技胜の皋床にかかわ らず課題を共有しお互いに助け合ったり教え合ったりするこずや互いに合意した 圹割に責任をもっお自䞻的に取り組もうずする意思をも぀こずが倧切であるこず瀺し たものである。それらを十分螏たえ高等孊校入孊幎次以降においおはそれたでの 孊習を再床確認し協力や責任ぞの意欲をもおるようにするこずが倧切であるこずを 瀺した。  その䞊で仲間やチヌムに察しお圹割を積極的に匕き受けたり仲間の挔技のよ さを認めたり自分のこずだけでなく共に孊ぶ仲間に察しお必芁な支揎をしたりする こずなどに䞻䜓的に取り組もうずする意思をも぀こずが倧切であるこずを匷調したも のである。 ゚ 参画や共生に関する事項  高等孊校入孊幎次以降においおは 「合意圢成に貢献しようずする」こず 「䞀人䞀 人の違いを倧切にしようずする」こずを瀺しおいる。  これは䞭孊校第孊幎及び第孊幎の各運動の領域に応じお瀺した「話合いに参 加しようずする」 こず 「䞀人䞀人の違いを認めようずする」 こず第孊幎においお 瀺した「話合いに貢献しようずする」こずなどを発展的に瀺したものである。  具䜓的には䞭孊校第孊幎及び第孊幎においおは話合いなどでグルヌプの孊
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 各科目の目 暙及び内容 39 習課題等に぀いおの意思決定をする際に自分の意芋を述べるこずに積極的に取り組 もうずするこずや䜓力や技胜の皋床性別や障害の有無等にかかわらず人には違 いがあるこずに気付きその違いを可胜性ずしお捉え互いを認めようずするこずに 積極的な意思をも぀こずが倧切であるこずを䞭孊校第孊幎においおは話合いな どでグルヌプの孊習課題等に぀いおの意思決定をする際に盞手の感情に配慮しお発 蚀したり仲間の意芋に同意したりしおグルヌプの意思決定に参画するこずや䜓力 や技胜の皋床性別や障害の有無等にかかわらず人には違いがあるこずに配慮し よりよい環境づくりや掻動に぀なげようずするこずに自䞻的に取り組もうずする意思 をも぀こずが倧切であるこずを瀺したものである。  それらを十分螏たえ高等孊校入孊幎次以降においおはそれたでの孊習を再床確 認し参画や共生ぞの意欲をもおるようにするこずが倧切であるこずを瀺した。  その䞊で話合いを通しお合意圢成に貢献しようずしたり䜓力や技胜の皋床性 別や障害の有無等にかかわらず様々な違いを超えおスポヌツを楜しむこずができる よう配慮しようずしたりするこずなどに䞻䜓的に取り組もうずする意思をも぀こずが 倧切であるこずを匷調したものである。 オ 健康・安党に関する事項  高等孊校入孊幎次以降においおは 「健康・安党を確保する」こずを瀺しおいる。  これは䞭孊校第孊幎及び第孊幎においお瀺した「健康・安党に気を配る」こ ずを第孊幎以降においお発展的に瀺したものである。  具䜓的には䞭孊校第孊幎及び第孊幎においおは 「自己の䜓調の倉化に気を 配ったり甚具や堎所の安党に留意したりする」 こず第孊幎においおは 「自己の 䜓調の倉化に応じお段階的に運動をしたり甚具や堎所の安党を確認したりする」こ ずを瀺しおいるこずを螏たえ高等孊校入孊幎次以降においおはこれらに加えお 倩候や気枩の倉化などを予芋しお危険を回避しけがや疟病を未然に防ぐこずを瀺し たものであるが健康・安党に関する事項に぀いおは意欲をも぀こずにずどたらず 実践するこずが求められおいるこずを匷調したものである。  孊びに向かう力人間性等に぀いおは各領域においお愛奜的態床及び健康・安党 は共通の事項ずし公正䌝統的な行動の仕方 協力責任参画共生の䞭から 各領域で取り䞊げるこずが効果的な指導内容を重点化しお瀺しおいる。  これらの指導に際しおは 3 孊びに向かう力人間性等を孊習する際公正協力 等の具䜓的な指導事項が解説で瀺されおいるが䟋えば協力の堎面や行動の仕方の 䟋などの具䜓的な知識ずなぜ協力するのかずいった協力するこずの意矩などの汎甚 的な知識を関連させお指導するこずで生埒自身の自䞻性や䞻䜓性を促し生涯にわ たる豊かなスポヌツラむフを実珟しおいく資質・胜力の育成を図るこずが倧切である。
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    40 各段階で瀺した「孊びに向かう力人間性等」の䞻な衚蚘 指導事項 䞭孊校幎・幎 䞭孊校幎・高校入孊幎次 高校その次の幎次以降 ア 共通事項 積極的に取り組もうずする 自䞻的に取り組もうずする 䞻䜓的に取り組もうずする む 公正 勝敗などを認めルヌルやマナ ヌを守ろうずする 勝敗などを冷静に受け止めルヌルやマナヌを倧切にしよう ずする フェアなプレむを守ろうずする フェアなプレむを倧切にしようずする 盞手を尊重し䌝統的な行動の 仕方を守ろうずする 盞手を尊重し䌝統的な行動の仕方を倧切にしようずする り 協力・責任 よい挔技を認めようずする よい挔技を讃えようずする 仲間の孊習を揎助しようずする 互いに助け合い教え合おうず する 互いに助け合い高め合おうず する 分担した圹割を果たそうずする 自己の責任を果たそうずする 圹割を積極的に匕き受け自己 の責任を果たそうずする ゚ 参画・共生 話合いに参加しようずする 話合いに貢献しようずする 合意圢成に貢献しようずする 䞀人䞀人の違いを認めようずす る 䞀人䞀人の違いを倧切にしようずする オ 健康・安党 健康・安党に気を配る 健康・安党を確保する  なお 1 知識及び技胜  「䜓぀くり運動」 は知識及び運動  2 思考力刀断力衚 珟力等 3 孊びに向かう力人間性等の指導内容は 「䜓育」の目暙である「生涯に わたっお継続しお運動に芪しむ態床」を育成するこずやさらには保健䜓育科の目 暙である「豊かなスポヌツラむフを継続するための資質・胜力」を育成するこずを目 指すものである。  資質・胜力の䞉぀の柱の指導に圓たっおはこれらの指導内容を個別に取り扱うの ではなくそれぞれが盞互に密接に関連しおいるこずに留意するずずもに運動に関 する領域ず䜓育理論ずの関連を図りながら指導するこずが重芁である。  䟋えば具䜓的な知識ず汎甚的な知識ずの埀還を図りながら自䞻的・䞻䜓的に技胜 の習埗を目指すずずもに知識ず技胜の関連を図るこずの重芁性を認識するこずで 「知識及び技胜」が育たれるこず具䜓的な知識ず汎甚的な知識ずの埀還を図りなが ら仲間ず協働する堎面を蚭定するなどしお運動実践に぀ながる態床などの育成を目 指すこずで「孊びに向かう力人間性等」が育たれるこずこれらの資質・胜力を育 成する過皋においお課題の解決に向けお思考し刀断するずずもに衚珟する掻動を効 果的に蚭定するこずで「思考力刀断力衚珟力等」が育たれるこずに぀ながるもの である。このように指導内容の盞互の関連を図る孊習を単元や幎間校皮の぀なが りを通しお積み重ねるこずによっお豊かなスポヌツラむフを継続する資質・胜力の 育成に぀ながるずずもに明るく豊かで掻力ある生掻を営む態床に結び぀くものであ る。  たた 1 から 3 に瀺した䟋瀺 「䜓぀くり運動」は行い方の䟋及び䟋瀺は各 領域で取り䞊げるこずが効果的な指導事項の具䜓䟋を重点化しお瀺しおいるが各領 域で蚭定する時間数孊校や地域の実態及び生埒の特性等に応じお内容のたずたり ごずに曎に重点化を図るなどの工倫も考えられる。
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 各科目の目 暙及び内容 41  いずれの堎合においおもカリキュラム・マネゞメントを実珟する芳点から䜓 育・健康に関する指導も螏たえ孊校行事等を含めた幎間を芋通した幎間指導蚈画 を䜜成するずずもに䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を掚進する 芳点から 1 から 3 に瀺した内容のバランスのよい配眮や指導ず評䟡の時期等の 効果的な配眮に぀いお十分に怜蚎するこずが倧切である。   「䜓育」の領域及び領域の内容 領域 領域の内容 【 䜓぀くり運動】 ア 䜓ほぐしの運動 1知識及び運動 生涯スポヌツに ぀ながる知識 2  思考力 刀断力 衚 珟力等 3  孊びに向かう力 人 間性等 ã‚€  実生掻に生かす運動の蚈 画 1知識及び運動 【 噚械運動】 ア マット運動 1知識及び技胜 生涯スポヌツに ぀ながる知識 2  思考力 刀断力 衚 珟力等 3  孊びに向かう力 人 間性等 む 鉄棒運動 1知識及び技胜 り 平均台運動 1知識及び技胜 ゚ 跳び箱運動 1知識及び技胜 【 陞䞊競技】 ア  短距離走・リレヌ長距 離走ハヌドル走 1知識及び技胜 生涯スポヌツに ぀ながる知識 2  思考力 刀断力 衚 珟力等 3  孊びに向かう力 人 間性等 ã‚€  走り幅跳び走り高跳び 䞉段跳び 1知識及び技胜 り 砲䞞投げやり投げ 1知識及び技胜 【 氎泳】 ア クロヌル 1知識及び技胜 生涯スポヌツに ぀ながる知識 2  思考力 刀断力 衚 珟力等 3  孊びに向かう力 人 間性等 む 平泳ぎ 1知識及び技胜 り 背泳ぎ 1知識及び技胜 ゚ バタフラむ 1知識及び技胜 オ  耇数の泳法で長く泳ぐ又 はリレヌ 1知識及び技胜 【 球技】 ア ゎヌル型 1知識及び技胜 生涯スポヌツに ぀ながる知識 2  思考力 刀断力 衚 珟力等 3  孊びに向かう力 人 間性等 む ネット型 1知識及び技胜 り ベヌスボヌル型 1知識及び技胜 【 歊道】 ア 柔道 1知識及び技胜 生涯スポヌツに ぀ながる知識 2  思考力 刀断力 衚 珟力等 3  孊びに向かう力 人 間性等 む 剣道 1知識及び技胜 【 ダンス】 ア 創䜜ダンス 1知識及び技胜 生涯スポヌツに ぀ながる知識 2  思考力 刀断力 衚 珟力等 3  孊びに向かう力 人 間性等 む フォヌクダンス 1知識及び技胜 り 珟代的なリズムのダンス1知識及び技胜 【 䜓育理論】 1 スポヌツの文化的特性や 珟代のスポヌツの発展 ア 知識 ã‚€  思考力 刀断力 衚 珟力等 り  孊びに向かう力 人間性等 2 運動やスポヌツの効果的 な孊習の仕方 ア 知識 3 豊かなスポヌツラむフの 蚭蚈の仕方 ア 知識 ※ 1知識及び技胜の知識の指導内容は技の名称や行い方などの具䜓的な知識ず䜓力の高め方や課題解決の方法 などの生涯スポヌツに぀ながる汎甚的な知識がある。たた 2思考力刀断力衚珟力等及び3孊びに向かう 力人間性等は各領域共通の指導内容である。
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    42  䜓぀くり運動 入孊幎次  䜓぀くり運動は䜓ほぐしの運動ず実生掻に生かす運動の蚈画で構成され自他の心ず 䜓に向き合っお䜓を動かす楜しさや心地よさを味わい心ず䜓をほぐしたり䜓の動き を高める方法を孊んだりするこずができる領域である。  䞭孊校ではより具䜓的なねらいをもった運動を行い孊校の教育掻動党䜓や実生掻で 生かすこずをねらいずしお第孊幎及び第孊幎は 「䜓を動かす楜しさや心地よさを 味わい目的に適した運動を身に付け組み合わせる」こずができるようにするこずを 第孊幎は 「䜓を動かす楜しさや心地よさを味わい健康の保持増進や䜓力の向䞊を目 指し目的に適した運動の蚈画を立お取り組む」こずを孊習しおいる。  高等孊校ではこれたでの孊習を螏たえお 「䜓を動かす楜しさや心地よさを味わい 自己の䜓力や生掻に応じた継続的な運動の蚈画を立お実生掻に圹立おるこず」などが求 められる。  したがっお入孊幎次では䜓を動かす楜しさや心地よさを味わい運動を継続する意 矩䜓の構造運動の原則などを理解するずずもに健康の保持増進や䜓力の向䞊を目指 し目的に適した運動の蚈画を立お取り組むこずができるようにする。その際自己や仲 間の課題を発芋し合理的な解決に向けお運動の取り組み方を工倫するずずもに自己や 仲間の考えたこずを他者に䌝えるこずができるようにする。たた䜓぀くり運動の孊習に 自䞻的に取り組み互いに助け合い教え合うこずや䞀人䞀人の違いに応じた動きなどを倧 切にするこずなどに意欲をもち健康や安党を確保するこずができるようにする。  なお指導に際しおは知識の理解を基に運動の蚈画を立おたり運動の蚈画を立おお 取り組むこずで䞀局知識を深めたりするなど知識ず運動を関連させお孊習させるこずや 「知識及び運動」  「思考力刀断力衚珟力等」  「孊びに向かう力人間性等」の内容を バランスよく孊習させるようにするこずが倧切である。 1知識及び運動  䜓぀くり運動に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 1 次の運動を通しお䜓を動かす楜しさや心地よさを味わい運動を継続する意矩 䜓の構造運動の原則などを理解するずずもに健康の保持増進や䜓力の向䞊を目 指し目的に適した運動の蚈画を立お取り組むこず。 ア 䜓ほぐしの運動では手軜な運動を行い心ず䜓は互いに圱響し倉化するこず や心身の状態に気付き仲間ず自䞻的に関わり合うこず。 ã‚€ 実生掻に生かす運動の蚈画ではねらいに応じお健康の保持増進や調和のず れた䜓力の向䞊を図るための運動の蚈画を立お取り組むこず。 ○ 知識  運動を継続する意矩では定期的・蚈画的に運動を続けるこずは心ず䜓の健康や 䜓力の保持増進に぀ながるこずやさらには豊かなスポヌツラむフの実珟は地域な
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 各科目の目 暙及び内容 43 どずのコミュニケヌションを広げたり䜙暇を充実させたりするなど生掻の質を高め るこずにも぀ながるこずを理解できるようにする。  䜓の構造では関節には可動範囲があるこず同じ運動をしすぎるず関節に負担が かかるこず関節に倧きな負荷がかからない姿勢があるこず䜓枩が䞊がるず筋肉は 䌞展しやすくなるこずなどを理解できるようにする。なお䜓の構造ずは䜓の぀く りず働きのこずであるが入孊幎次では関節や筋肉の働きを䞭心に取り䞊げるように する。  運動の原則ではどのようなねらいをも぀運動か偏りがないか自分に合っおい るかどの皋床の回数を反埩するかあるいはどの皋床の期間にわたっお継続するか などの運動を蚈画しお行う際の原則を理解できるようにする。  などの䟋には実生掻で運動を継続する方法がある。これは実生掻で運動を継続 するためには行いやすい運動を遞ぶこず自らの実生掻を螏たえた無理のない蚈画 を立おるこずが倧切であるこずを理解できるようにする。  指導に際しおは䞭孊校で取り䞊げた「䜓぀くり運動の意矩ず行い方」  「䜓の動き を高める方法」などに぀いおの理解が䞍十分な堎合は䞭孊校孊習指導芁領解説で瀺 した指導内容を改めお取り䞊げるなどの配慮をするこず。 〈䟋瀺〉 ・定期的・蚈画的に運動を継続するこずは心身の健康健康や䜓力の保持増進に ぀ながる意矩があるこず。 ・運動を安党に行うには関節ぞの負荷がかかりすぎないようにするこずや軜い運 動から始めるなど埐々に筋肉を枩めおから行うこず。 ・運動を蚈画しお行う際はどのようなねらいをも぀運動か偏りがないか自分 に合っおいるかなどの運動の原則があるこず。 ・実生掻で運動を継続するには行いやすいこず無理のない蚈画であるこずなど が倧切であるこず。 ○ 運動 ア 䜓ほぐしの運動  手軜な運動ずは誰もが簡単に取り組むこずができる運動仲間ず協力しお楜し くできる運動心や䜓が匟むような軜快な運動を瀺しおいる。  心ず䜓は互いに圱響し倉化するこずや心身の状態に気付きずは運動を通しお 䜓がほぐれるず心がほぐれ心がほぐれるず䜓が軜快に動き仲間の心も䞀局解攟 されるように自己や他者の心ず䜓は互いに圱響し合い関わり合いながら倉化 するこずに気付くこずである。たた自らの心が軜くお解攟された状態なのか重く 沈んだ状態なのかを自芚したり䜓がどのような動きができる状態なのかに気付い たりするこずである。  仲間ず自䞻的に関わり合うずは共に運動する仲間を認め合い倧切にするこず 感じたり工倫したりしたこずを自ら進んで䌝え合うこずによっおお互いの信頌が
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    44 生じるように関わりをも぀こずである。  このように䜓ほぐしの運動は心ず䜓は互いに圱響し倉化するこずや心身の状 態に気付くこず仲間ず自䞻的に関わり合うこずをねらいずしお行われる運動であ る。  指導に際しおはこれらのねらいを関わり合わせながら運動を経隓するだけでな く心や䜓の状態を軜やかにしストレスの軜枛にも圹立぀など自他の心ず䜓の 関係や倉化を確かめ仲間ず自䞻的に孊ぶこずができるように留意するこずが倧切 である。 〈行い方の䟋〉  入孊幎次では以䞋の䟋などから運動を組み合わせねらいに合うように構成 しお取り組み実生掻にも生かすこずができるようにする。 ・のびのびずした動䜜で甚具などを甚いた運動を行うこずを通しお気付いたり 関わり合ったりするこず。 ・リズムに乗っお心が匟むような運動を行うこずを通しお気付いたり関わり合 ったりするこず。 ・緊匵したり緊匵を解いお脱力したりする運動を行うこずを通しお気付いたり 関わり合ったりするこず。 ・いろいろな条件で歩いたり走ったり飛び跳ねたりする運動を行うこずを通し お気付いたり関わり合ったりするこず。 ・仲間ず協力しお課題を達成するなど集団で挑戊するような運動を行うこずを 通しお気付いたり関わり合ったりするこず。 む 実生掻に生かす運動の蚈画  実生掻に生かす運動の蚈画では自己の日垞生掻を振り返り健康の保持増進や 調和のずれた䜓力の向䞊を図るために䜓の動きを高める運動の蚈画を立おお取り 組むこずが倧切である。  ねらいに応じお運動を行うずは健康に生掻するための䜓力運動を行うための 䜓力を高めるなど自己の䜓力に関するねらいを蚭定しお自己の健康や䜓力の実 態ず実生掻に応じお運動の蚈画を立おお取り組むこずである。  健康の保持増進や調和のずれた䜓力の向䞊を図るための運動の蚈画を立お取り組 むずは䞭孊校第孊幎及び第孊幎で孊習した「ねらいに応じお䜓の柔らかさ 巧みな動き力匷い動き動きを持続する胜力を高めるための運動を行うずずもに それらを組み合わせるこず」を螏たえお運動䞍足を解消する䜓調を維持するな どの健康に生掻するための䜓力や運動を行うための調和のずれた䜓力を高めおいく 運動の蚈画を立おお取り組むこずである。  指導に際しおは①ねらいは䜕か②い぀どこで運動するのか③どのような 運動を遞ぶのか④どの皋床の運動匷床時間回数で行うかなどに着目しお運動 を組み合わせ蚈画を立おお取り組めるようにするこずが倧切である。  たた䞀郚の胜力のみの向䞊を図るのではなく総合的に䜓の動きを高めるこず
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 各科目の目 暙及び内容 45 で調和のずれた䜓力の向䞊が図られるよう配慮する必芁がある。  その䞊で新䜓力テストなどの枬定結果を利甚する際には䟋えば枬定項目の 長座䜓前屈は䜓の柔らかさの䞀郚を枬定するものではあるがこれ以倖にも䜓の柔 らかさを高める必芁があるこずや成長の段階によっお発達に差があるこずなどを 理解させ枬定項目の運動のみを行ったり枬定倀の向䞊のために過床な競争をあ おったりするこずのないよう留意するこずなどが倧切である。 〈実生掻に生かす運動の蚈画の行い方の䟋〉 ○健康に生掻するための䜓力の向䞊を図る運動の蚈画ず実践 ・ 運動䞍足の解消や䜓調維持のために食事や睡眠などの生掻習慣の改善も含 め䌑憩時間や家庭などで日垞的に行うこずができるよう効率のよい組合せ やバランスのよい組合せで運動の蚈画を立おお取り組むこず。 ○運動を行うための䜓力の向䞊を図る運動の蚈画ず実践 ・ 調和のずれた䜓力の向䞊を図ったり遞択した運動やスポヌツの堎面で必芁 ずされる䜓の動きを高めたりするために効率のよい組合せやバランスのよ い組合せで運動の蚈画を立おお取り組むこず。 2思考力刀断力衚珟力等  䜓぀くり運動に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 2 自己や仲間の課題を発芋し合理的な解決に向けお運動の取り組み方を工倫する ずずもに自己や仲間の考えたこずを他者に䌝えるこず。  運動に関する領域における思考力刀断力衚珟力等ずは孊習した内容を孊習堎 面に適甚したり応甚したりし蚀語や文章などで衚珟するこずである。  入孊幎次では実生掻に生かす運動の蚈画を぀くるこずに孊習が広がるこずから自己 や仲間の課題を発芋しこれたで孊習した知識や運動を掻甚しお孊習課題ぞの取り組 み方を工倫できるようにしたり自己や仲間の課題の発芋や解決に向けお考えたりした こずを他者にわかりやすく䌝えられるようにする。  自己や仲間の課題を発芋しずは䜓぀くり運動の特性を螏たえお運動の蚈画の改善 に぀いおのポむントを発芋したり仲間ずの関わり合いや健康・安党に぀いおの自己や 仲間の取り組み方などの課題を発芋したりするこずを瀺しおいる。  合理的な解決に向けお運動の取り組み方を工倫するずは運動の蚈画仲間ずの関わ り方健康・安党の確保の仕方運動の継続の仕方などの発芋した課題を合理的に解 決できるよう知識を掻甚したり応甚したりするこずを瀺しおいる。  自己や仲間の考えたこずを他者に䌝えるずは自己や仲間の課題に぀いお自己や仲 間が思考し刀断したこずを蚀葉や文章などで衚したり他者にわかりやすく䌝えたり するこずを瀺しおいる。  なお入孊幎次では 「運動に関する思考力刀断力衚珟力等」  「䜓力健康・安党 に関する思考力刀断力衚珟力等」  「運動実践に぀ながる態床に関する思考力刀断
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    46 力衚珟力等」及び「生涯スポヌツの実践に関する思考力刀断力衚珟力等」の䞭か ら領域の特性に応じた思考力刀断力衚珟力等の䟋を重点化しお瀺しおいる。  指導に際しおは入孊幎次においおは習埗した知識を基によりよい解決方法を比 范したり掻動を振り返ったりするなどによっお孊習成果を分析する掻動の提瀺の仕 方を工倫するこずが倧切である。 〈䟋瀺〉 ・ねらいや䜓力の皋床を螏たえ自己や仲間の課題に応じた匷床時間回数頻床 を蚭定するこず。 ・健康や安党を確保するために䜓力や䜓調に応じた運動の蚈画等に぀いお振り返る こず。 ・課題を解決するために仲間ず話し合う堎面で合意圢成するための関わり方を芋付 け仲間に䌝えるこず。 ・䜓力の皋床や性別等の違いに配慮しお仲間ずずもに䜓぀くり運動を楜しむための 掻動の方法や修正の仕方を芋付けるこず。 ・䜓぀くり運動の孊習成果を螏たえお実生掻で継続しやすい運動䟋や運動の組合せ の䟋を芋付けるこず。 3孊びに向かう力人間性等  䜓぀くり運動に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 3 䜓぀くり運動に自䞻的に取り組むずずもに互いに助け合い教え合おうずするこ ず䞀人䞀人の違いに応じた動きなどを倧切にしようずするこず話合いに貢献し ようずするこずなどや健康・安党を確保するこず。  䜓぀くり運動に自䞻的に取り組むずは自己や仲間の課題に応じた運動を遞択する孊 習などに自䞻的に取り組むこずなどを瀺しおいる。そのため心ず䜓をほぐし運動の 蚈画を実生掻に生かすには自らの生掻を芋盎し改善を図ろうずする意思が倧切であ るこずなどを理解し取り組めるようにする。  互いに助け合い教え合おうずするずは運動を行う際互いの心の倉化に気付いたり 仲間の動きをよく芋たりしお仲間に課題を䌝え合いながら取り組もうずするこずを瀺 しおいる。そのため互いに助け合い教え合うこずは安党を確保したり課題の解決 に圹立぀など自䞻的な孊習を行いやすくしたりするこずを理解し取り組めるようにす る。  䞀人䞀人の違いに応じた動きなどを倧切にしようずするずは䜓の動きには䜓力や 性別障害の有無等に応じた違いがあるこずを受け入れ倧切にしようずするこずを瀺 しおいる。そのため様々な違いを超えお䜓぀くり運動を楜しむこずができる配慮をす るこずで䜓぀くり運動のよりよい環境づくりに貢献するこず違いに応じた配慮の仕 方があるこずなどを理解し取り組めるようにする。  話合いに貢献しようずするずは自己や仲間の課題の解決に向けお自己の考えを述
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 各科目の目 暙及び内容 47 べたり盞手の話を聞いたりするなど話合いに責任をもっお関わろうずするこずを瀺し おいる。そのため盞互の信頌関係を深めるためには盞手の感情に配慮しながら発蚀 したり提案者の発蚀に同意したりしお話合いを進めるこずなどが倧切であるこずを理 解し取り組めるようにする。  などの䟋には自己の責任を果たそうずするこずがある。仲間ず互いに合意した圹割 に責任をもっお自䞻的に取り組もうずするこずを瀺しおいる。そのため自己の責任を 果たすこずは䜓぀くり運動の孊習を円滑に進めるこずに぀ながるこずや瀟䌚生掻を 過ごす䞊で必芁な責任感を身に付けるこずに぀ながるこずを理解し取り組めるように する。  健康・安党を確保するずは甚具を目的に応じお䜿甚するこず堎所の安党を確認し ながら運動を行うこず䜓の状態のみならず心の状態も捉え自己や仲間の䜓調や䜓力 に応じお段階的に運動するこずなどを通しお健康を維持したり自己や仲間の安党を保 持したりするこずを瀺しおいる。そのため甚具の䜿甚における修正や確認運動開始 時における䜓の状態の確認や調敎けがを防止するための留意点などを理解し取り組 めるようにする。  指導に際しおは生埒自身が協力責任参画共生の意矩や䟡倀を認識し取り組も うずする意欲を高めるこずが求められるこずから意矩や䟡倀の理解ずその具䜓的な取 り組み方を結び付けお指導するこずが倧切である。たた孊びに向かう力人間性等に 関する意矩や䟡倀に぀いおは各領域で繰り返し䌝えるこずも倧切である。 〈䟋瀺〉 ・䜓぀くり運動の孊習に自䞻的に取り組もうずするこず。 ・仲間に課題を䌝え合うなど互いに助け合い教え合おうずするこず。 ・䞀人䞀人の違いに応じた動きなどを倧切にしようずするこず。 ・自己や仲間の課題解決に向けた話合いに貢献しようずするこず。 ・健康・安党を確保するこず。 入孊幎次の次の幎次以降  入孊幎次の次の幎次その次の幎次以降の䜓぀くり運動では䜓を動かす楜しさや心 地よさを味わい䜓぀くり運動の行い方などを理解するずずもに実生掻に圹立おるこず 生涯にわたっお運動を豊かに継続するための課題に取り組み考えたこずを他者に䌝える こず及び䜓぀くり運動に䞻䜓的に取り組むずずもに協力参画共生などの意欲を育み 健康・安党を確保するこずができるようにする。  なお䜓぀くり運動の䜓を動かす楜しさや心地よさを味わうこずずは䜓を動かすこず を通しお自己や仲間の心ず䜓が解攟される心地よさや運動課題の解決を通しお仲間ず関 わる楜しさを味わうこず他者ず比范したり競争したりするこずなく自己に適した運動 を遞択し実生掻に生かす運動の蚈画を立おるこずなどを通しお 「するみる支える知 る」などのスポヌツを倚様に楜しむための気付きを促すこずである。  指導に際しおは 「知識及び運動」  「思考力刀断力衚珟力等」  「孊びに向かう力人
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    48 間性等」の内容をバランスよく孊習させ自己に適したスポヌツずの倚様な関わり方を考 える機䌚を充実するこずで生涯にわたる豊かなスポヌツラむフの実珟を目指すこずが倧 切である。 1  知識及び運動  䜓぀くり運動に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 1 次の運動を通しお䜓を動かす楜しさや心地よさを味わい䜓぀くり運動の行い 方䜓力の構成芁玠実生掻ぞの取り入れ方などを理解するずずもに自己の䜓力 や生掻に応じた継続的な運動の蚈画を立お実生掻に圹立おるこず。 ア 䜓ほぐしの運動では手軜な運動を行い心ず䜓は互いに圱響し倉化するこず や心身の状態に気付き仲間ず䞻䜓的に関わり合うこず。 ã‚€ 実生掻に生かす運動の蚈画では自己のねらいに応じお健康の保持増進や調 和のずれた䜓力の向䞊を図るための継続的な運動の蚈画を立お取り組むこず。 ○ 知識  䜓぀くり運動の行い方では自己のねらいに応じお効果的な成果を埗るための適 切な運動の行い方があるこずを理解できるようにする。その際各運動を組み立おる 際には自己のねらいに応じお適切な運動の皮類匷床量時間回数距離な ど 頻床 週間の実斜回数 の原則などがあるこずに぀いおも理解できるようにす る。  䜓力の構成芁玠では䜓力の構成芁玠ずしお筋力瞬発力持久力 党身持久力筋 持久力 調敎力 平衡性巧緻性敏捷 しょう 性 柔軟性がありそれらが健康に生掻す るための䜓力ず運動を行うための䜓力に密接に関係しおいるこずを理解できるように する。  実生掻ぞの取り入れ方では孊校 䜓育の授業䌑憩時間運動郚掻動 や登校時・ 䞋校時家庭などでの行動を考慮した日の運動の蚈画行う運動の頻床や平日ず週 末を考慮した週間の運動の蚈画四季及び授業期間や長期䌑業期間を考慮した数か 月の運動の蚈画などの様々な運動の蚈画があるこずに぀いお理解できるようにする。  などの䟋には課題解決の方法がある。これは自己に応じた目暙の蚭定目暙を 達成するための課題の蚭定課題解決のための運動䟋の遞択ずそれに基づく蚈画の䜜 成及び実践実践の蚘録や䜓力枬定などによる孊習成果の確認新たな目暙の蚭定ず いった過皋があるこずを理解できるようにする。  指導に際しおは具䜓的な知識ず汎甚的な知識ずの埀還を図るなどしお知識を効 果的に理解するこずができるようにするずずもに入孊幎次たでに孊習した䜓぀くり 運動の知識や䜓育理論及び保健の孊習成果を関連させお䜓぀くり運動の孊習に生かす こずが倧切である。 〈䟋瀺〉 ・䜓぀くり運動では自己のねらいに応じお効果的な成果を埗るための適切な運
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 各科目の目 暙及び内容 49 動の行い方があるこず。 ・䜓力の構成芁玠は健康に生掻するための䜓力ず運動を行うための䜓力に密接に 関係しおいるこず。 ・実生掻ぞの取り入れ方には自己のねらいに応じた様々な運動の蚈画などがある こず。 ・課題解決の方法には自己に応じた目暙の蚭定目暙を達成するための課題の蚭 定課題解決のための運動䟋の遞択ずそれに基づく蚈画の䜜成及び実践孊習成 果の確認新たな目暙の蚭定ずいった過皋があるこず。 ○ 運動 ア 䜓ほぐしの運動  手軜な運動ずは誰もが簡単に取り組むこずができる運動仲間ず協力しお楜し くできる運動心や䜓が匟むような軜快な運動を瀺しおいる。  心ず䜓は互いに圱響し倉化するこずや心身の状態に気付きずは運動を通しお 䜓がほぐれるず心がほぐれ心がほぐれるず䜓が軜快に動き仲間の心も䞀局解攟 されるように自己や他者の心ず䜓は互いに圱響し合い関わり合いながら倉化 するこずに気付くこずである。たた自らの心が軜くお開攟された状態なのか重く 沈んだ状態なのかを自芚したり䜓がどのような動きができる状態なのかに気付い たりするこずである。  仲間ず䞻䜓的に関わり合うずは共に運動する仲間ず進んで協力したり仲間が 安心しお掻動できるように緊匵をほぐしたりしおお互いに倱敗を恐れず積極的に 運動課題に挑戊するこずによっお仲間を倧切に感じたり信頌で結ばれたりするよ うに関わりをも぀こずである。  このように䜓ほぐしの運動は心ず䜓は互いに圱響し倉化するこずや心身の状 態に気付くこず仲間ず䞻䜓的に関わり合うこずをねらいずしお行われる運動であ る。  指導に際しおはこれらのねらいを関連させながら運動を経隓するだけでなく 心や䜓の状態を軜やかにしストレスの軜枛にも圹立぀など自他の心ず䜓の関係 や倉化を確かめ仲間ず䞻䜓的に孊ぶこずができるように留意するこずが倧切であ る。 〈行い方の䟋〉  その次の幎次以降では以䞋の䟋などから運動を組み合わせねらいに合うよ うに構成しお取り組み実生掻にも生かすこずができるようにする。 ・のびのびずした動䜜で甚具などを甚いた運動を行うこずを通しお気付いたり 関わり合ったりするこず。 ・リズムに乗っお心が匟むような運動を行うこずを通しお気付いたり関わり合 ったりするこず。 ・緊匵したり緊匵を解いお脱力したりする運動を行うこずを通しお気付いたり
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    50 関わり合ったりするこず。 ・いろいろな条件で歩いたり走ったり飛び跳ねたりする運動を行うこずを通し お気付いたり関わり合ったりするこず。 ・仲間ず協力しお課題を達成するなど集団で挑戊するような運動を行うこずを 通しお気付いたり関わり合ったりするこず。 む 実生掻に生かす運動の蚈画  実生掻に生かす運動の蚈画では自己の日垞生掻を振り返り自己のねらいに応 じお健康の保持増進や調和のずれた䜓力の向䞊を図るために継続的な運動の蚈 画を立おお取り組むこずずする。  自己のねらいに応じおずは䟋えば䜓調維持生掻習慣病の予防などに関わる 「健康に生掻するための䜓力」の向䞊や様々な身䜓掻動やスポヌツの実践に関わ る「運動を行うための䜓力」の向䞊など䜓力や生掻の違いなどの個人個人のねら いに応じるこずである。  健康の保持増進や調和のずれた䜓力の向䞊を図るための継続的な運動の蚈画を立 お取り組むずは入孊幎次で孊習したこずに加えお蚭定したねらいによっおは 食事や睡眠のずり方などの生掻習慣を芋盎したり斜蚭や噚具を甚いず手軜に行う 運動䟋を組み合わせたり䜓力枬定や実斜した運動の蚘録などを参考にしたりしお 定期的に運動の行い方を芋盎し卒業埌にも運動を継続するこずのできる運動の蚈 画を立お取り組むこずである。  指導に際しおは①自己のねらいに応じた目暙の蚭定②目暙を達成するための 課題の蚭定③課題解決のための運動䟋の遞択④遞んだ運動に基づく蚈画の䜜成 ⑀実践ずその内容の蚘録⑥枬定評䟡による孊習成果の確認及び新たな目暙の蚭 定ずいった蚈画ず実践の過皋に着目しお継続的な蚈画を立おお取り組めるようにす るこずが倧切である。その際指導の成果を求めすぎたり匷制的な取組になったり するこずのないよう自らの䜓力や生掻の状況に応じお楜しく意欲をもっお継続 的に取り組むこずができるよう配慮するこずが倧切である。  たた䞀郚の䜓力の芁玠のみの向䞊を図るのではなく総合的に䜓の動きを高め るこずで調和のずれた䜓力の向䞊が図られるよう配慮する必芁がある。  その䞊で新䜓力テストなどの枬定結果を利甚する際には成長の段階によっお 発達に差があるこずなどを理解させ枬定項目の運動のみを行ったり枬定倀の向 䞊のために過床な競争をあおったりするこずのないよう留意するこずなどが倧切で ある。 〈実生掻に生かす運動の蚈画の行い方の䟋〉 ○自己のねらいに応じた実生掻に生かす運動の蚈画ず実践 ・ 䜓調の維持などの健康の保持増進をねらいずしお各皮の有酞玠運動や䜓操 などの斜蚭や噚具を甚いず手軜に行う運動䟋や適切な食事や睡眠の管理の仕 方を取り入れお卒業埌も継続可胜な手軜な運動の蚈画を立おお取り組むこ ず。
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 各科目の目 暙及び内容 51 ・ 生掻習慣病の予防をねらいずしお 「健康づくりのための身䜓掻動基準 2013」 厚生劎働省 運動基準の改定に関する怜蚎䌚 平成25 幎月など を参考に卒業埌も継続可胜な手軜な運動の蚈画を立おお取り組むこず。 ・ 調和のずれた䜓力を高めるこずをねらいずしお䜓力枬定の結果などを参考 に定期的に運動の蚈画を芋盎しお取り組むこず。 ・ 競技力の向䞊及び競技で起こりやすいけがや疟病の予防をねらいずしお䜓 力の構成芁玠を重点的に高めたり特に倧きな負荷のかかりやすい郚䜍のけ がを予防したりする運動の組合せ䟋を取り入れお定期的に運動の蚈画を芋 盎しお取り組むこず。 2  思考力刀断力衚珟力等  䜓぀くり運動に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 2 生涯にわたっお運動を豊かに継続するための自己や仲間の課題を発芋し合理的 蚈画的な解決に向けお取り組み方を工倫するずずもに自己や仲間の考えたこずを 他者に䌝えるこず。  運動に関する領域における思考力刀断力衚珟力等ずは孊習した内容を孊習堎 面に適甚したり応甚したりしお蚀語や文章などで衚珟するこずである。  その次の幎次以降では他領域の孊習も螏たえおこれたで孊習した知識や運動を掻甚 したり応甚したりしお自己や仲間の課題を芋盎したり合理的蚈画的な解決に向け お取り組み方を工倫したりしたこずなど自己や仲間の考えたこずを筋道を立おお他 者に䌝えられるようにする。  生涯にわたっお運動を豊かに継続するための自己や仲間の課題を発芋しずは䜓぀く り運動の特性を螏たえお実生掻で運動を継続するなどの課題を蚭定し課題解決の過 皋を螏たえお自己や仲間の課題を発芋するこずを瀺しおいる。たた生涯にわたっお 豊かなスポヌツラむフを継続するために䜓぀くり運動で孊習した内容を他の運動に も適甚するこずができるよう 「するみる支える知る」 の芖点から自己や仲間の 課題を発芋するこずを瀺しおいる。  合理的蚈画的な解決に向けお取り組み方を工倫するずは自己のねらいに応じた運 動の行い方や実生掻ぞの取り入れ方自己のねらいに応じた運動の蚈画仲間ずの関わ り方健康・安党の確保の仕方豊かなスポヌツラむフの継続の仕方等の発芋した課題 を合理的蚈画的に解決したり新たな課題の発芋に぀なげたりするこずができるよ う知識を掻甚したり応甚したりするこずを瀺しおいる。  自己や仲間の考えたこずを他者に䌝えるずは自己や仲間の課題に぀いお課題解決 の過皋を螏たえお思考し刀断したこずを根拠を瀺したり他者に配慮したりしながら 蚀葉や文章などで衚したり他者にわかりやすく䌝えたりするこずを瀺しおいる。  なおその次の幎次以降では 「運動に関する思考力刀断力衚珟力等」  「䜓力健 康・安党に関する思考力刀断力衚珟力等」  「運動実践に぀ながる態床に関する思考
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    52 力刀断力衚珟力等」 及び 「生涯スポヌツの実践に関する思考力刀断力衚珟力等」 の䞭から領域の特性に応じた思考力刀断力衚珟力等の䟋を重点化しお瀺しおいる。  指導に際しおはその次の幎次以降においおは卒業埌に豊かなスポヌツラむフを継 続できるようにするための芖点を重芖しおこれたで孊習した内容を基によりよい解 決方法を比范したり掻動を振り返ったり孊習成果を分析したりするこずなどによっ お新たな考えや方法などを統合したり目的に合わせお評䟡したりする掻動の提瀺の仕 方を工倫するこずが倧切である。  なお動きの修正などに぀いおは䜓を動かす機䌚の䞭で取り䞊げたり成果の分析や 評䟡などに぀いおは「知識及び運動」の孊習に十分に取り組んだ䞊で振り返りの時間を 蚭けたりするなど指導内容に応じた取り組み方に配慮するこずが倧切である。 〈䟋瀺〉 ・生掻様匏や䜓力の皋床を螏たえ自己のねらいに応じた運動の蚈画を立案するこず。 ・運動に取り組む堎面で自己や仲間の危険を回避するための掻動の仕方を提案する こず。 ・仲間ずの話合いの堎面で合意を圢成するための調敎の仕方を芋付けるこず。 ・䜓力の皋床や性別等の違いを超えお仲間ずずもに䜓぀くり運動を楜しむための調 敎の仕方を芋付けるこず。 ・䜓぀くり運動の孊習成果を螏たえお自己に適した「するみる支える知る」 などの運動を生涯にわたっお楜しむための関わり方を芋付けるこず。 3  孊びに向かう力人間性等  䜓぀くり運動に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 3 䜓぀くり運動に䞻䜓的に取り組むずずもに互いに助け合い高め合おうずするこ ず䞀人䞀人の違いに応じた動きなどを倧切にしようずするこず合意圢成に貢献 しようずするこずなどや健康・安党を確保するこず。  䜓぀くり運動に䞻䜓的に取り組むずは 「するみる支える知る」 などの孊習に䞻 䜓的に取り組もうずするこずを瀺しおいる。そのため䞻䜓的に孊習に取り組むこずは 生涯にわたる豊かなスポヌツラむフの継続に぀ながるこずなどを理解し取り組めるよ うにする。  互いに助け合い高め合おうずするずは運動を行う際互いの心の倉化に気付いたり 仲間の孊習を励たしたり必芁に応じたサポヌトをしたりしお自己や仲間の課題の達 成に自ら取り組もうずするこずを瀺しおいる。そのため互いに助け合い高め合うこず は安党を確保し事故を未然に防ぐこず自己や仲間の課題に応じた䜓ほぐしの運動 や運動蚈画の立案や芋盎しなどの䞻䜓的な孊習を行いやすくするこず共通の目暙をも ち共に励たし合っお高め合う仲間をも぀こずが自らの運動の継続に有効であるこずな どを理解し取り組めるようにする。  䞀人䞀人の違いに応じた動きなどを倧切にしようずするずは䜓の動きには䜓力や
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 各科目の目 暙及び内容 53 性別障害の有無等に応じた違いがあるこずを受け入れそれらに応じお共に運動を楜 しむための仲間ずの関わり方や運動の仕方を調敎するこずを瀺しおいる。そのため䞀 人䞀人の違いに応じた動きなどを倧切にしようずするこずはスポヌツに参加しやすい 環境を䜜るこずに぀ながるずずもにスポヌツを通した共生瀟䌚の実珟に぀ながるこず を理解し取り組めるようにする。  合意圢成に貢献しようずするずは自己や仲間の課題の解決に向けた話合いの堎面で 察立意芋が出た堎合でも仲間を尊重し盞手の感情に配慮しながら発蚀したり提案者 の発蚀に同意を瀺したりしお建蚭的な話合いを進めようずするこずを瀺しおいる。その ため合意圢成に貢献しようずするこずは盞互の信頌関係を深めるこずに぀ながるず ずもに自己圢成に圹立぀こずを理解し取り組めるようにする。  などの䟋には圹割を積極的に匕き受け自己の責任を果たそうずするこずがある。䜓 ぀くり運動を行う際に仲間ず掻動を行う䞊で必芁な圹割を䜜るこず仲間ず合意した 圹割を積極的に匕き受け責任をもっお自ら取り組もうずするこずを瀺しおいる。その ため圹割を積極的に匕き受け自己の責任を果たそうずするこずは瀟䌚生掻を過ごす 䞊で必芁な責任感を身に付けるこずに぀ながるずずもに持続可胜な瀟䌚の実珟に貢献 するこずに぀ながるこずを理解し取り組めるようにする。  健康・安党を確保するずは䞻䜓的な孊習の段階では䜓調や環境の倉化に泚意を払 いながら運動を行うこずけが等を未然に防ぐために必芁に応じお危険の予枬をしな がら回避行動をずるこずなど䜓の状態のみならず心の状態にも配慮し自己や仲間の 健康を維持したり安党を保持したりするこずなどを瀺しおいる。そのため自己の䜓力 の皋床䜓調や環境の倉化に応じおけが等を回避するための適正な運動量やずるべき行 動を認識し念頭に眮いお掻動するこずで健康・安党を確保するこずに぀ながるこず を理解し取り組めるようにする。  指導に際しおは生埒自身が協力責任参画共生の意矩や䟡倀を認識し取り組も うずする意欲を高めるこずが求められるこずから意矩や䟡倀の理解ずその具䜓的な取 り組み方を結び぀けお指導するこずが倧切である。 〈䟋瀺〉 ・䜓぀くり運動の孊習に䞻䜓的に取り組もうずするこず。 ・仲間に課題を䌝え合うなど互いに助け合い高め合おうずするこず。 ・䞀人䞀人の違いに応じた動きなどを倧切にしようずするこず。 ・課題解決に向けお話し合う堎面で合意圢成に貢献しようずするこず。 ・危険の予枬をしながら回避行動をずるなど健康・安党を確保するこず。
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    54 内容の取扱い 2 内容の「䜓぀くり運動」から「䜓育理論」たでに瀺す事項に぀いおは各幎次 においお次のずおり取り扱うものずする。 ア 「䜓぀くり運動」に瀺す事項に぀いおは党おの生埒に履修させるこず。なお 1 のアの運動に぀いおは 「噚械運動」から「ダンス」たでにおいおも関連を 図っお指導するこずができるずずもに 「保健」 における粟神疟患の予防ず回埩など の内容ずの関連を図るこず。 1 のむの運動に぀いおは日垞的に取り組める運動 䟋を組み合わせるこずに重点を眮くなど指導方法の工倫を図るこず。  䜓぀くり運動の領域は各孊幎においお党おの生埒に履修させるこずずしおいる。 たた 「各科目にわたる指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い」 においお授業時数に぀いお は各幎次で〜10 単䜍時間皋床ずしおいるがこのこずは授業時数が単䜍の孊 幎に぀いおは単䜍時間以䞊ずし単䜍の孊幎に぀いおは10 単䜍時間を目安ずし お配圓するこずを瀺したものである。そのためこの点を十分考慮しお䜓぀くり運 動に必芁な知識の孊習を蚈画的に配圓するずずもに実践に぀いおは䜓ほぐしの運 動の行い方自己のねらいに応じた運動の組み合わせ方ず安党な行い方運動の蚈画 の芋盎しの仕方卒業埌に継続するための運動䟋などの指導内容に぀いお卒業たで の芋通しを立お指導蚈画を䜜成し段階的に指導するこずが倧切である。  なお入孊幎次の次の幎次以降の知識に関する孊習ずしお 「䜓力の構成芁玠」 及び 「実生掻ぞの取り入れ方」 に぀いおは䞀定のたずたりの時間で扱うこずずし 「䜓぀く り運動の行い方」に぀いおは実践ず関連付けお理解できるよう配慮するものずする。  その際入孊幎次における「運動を継続する意矩」  「䜓の構造」  「運動の原則」な どに぀いお理解の皋床を確認し必芁に応じお埩習する機䌚を充実するこずずする。  1 のアの 「䜓ほぐしの運動」 に぀いおは党おの孊幎で取り扱うこずずしさらに 「噚械運動」から「ダンス」たでの運動に関する領域においおも関連を図っお指 導するこずができるこずずしおいる。その際 「䜓ほぐしの運動」 ずしおの孊習ず各運 動の領域で行われる準備運動補匷運動敎理運動等ずの敎理を図り指導ず評䟡が できるようにするこず。  たた 「保健」 における粟神疟患の予防ず回埩などの内容ずの関連を図るこずずしお いる。  1 のむの 「実生掻に生かす運動の蚈画」 では運動を組み合わせお健康の保持増 進や調和のずれた䜓力の向䞊を図るための運動の蚈画を立お取り組むこずずしおいる が孊校教育掻動党䜓や実生掻で生かすこずができるよう日垞的に取り組める簡単な 運動の組合せを取り䞊げるなど指導方法の工倫を図るこずに留意するこずずしおいる。  たた孊習する時間が限られおいるこずや個人のねらいが異なるこずから同じね らいをもった仲間ず運動の組み合わせ方を怜蚎したり実践した運動の蚈画䟋を発衚 したりしお自己のねらいず異なる運動の組み立お方に぀いおも情報を共有できるよう にするなどの工倫を図るようにする。
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 各科目の目 暙及び内容 55  䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を掚進する芳点から必芁な知 識及び運動の定着を図る孊習ずずもに互いに教え合う時間を確保するなどの工倫を しながら生埒の思考を深めるための発蚀を促したり気付いおいない芖点を提瀺し たりするなど孊びに必芁な指導の圚り方を远求し生埒の孊習状況を捉えお指導を 改善しおいくこずが倧切である。  その際指導内容の粟遞を図ったり運動芳察のポむントを明確にしたりICT を 効果的に掻甚するなどしお䜓を動かす機䌚を適切に確保するこずが倧切である。
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    56 䜓ほぐしの運動の行い方の䟋 ねらい 小孊校・幎生 䞭孊校・幎生 䞭孊校幎生 高校入孊幎次 高校 その次の幎次以降 気付き   亀流 ・ 䌞び䌞びずした動䜜で 党身を動かしたりボ ヌル なわ 䜓操棒 茪 などの甚具を甚いた運 動を行ったりするこず ・ リズムに乗っお心が 匟むような動䜜での運 動を行うこず ・ ペアになっお背䞭合わ せに座り䜓を前埌巊 右に揺らしリラック スできる運動を行うこ ず ・ 動䜜や人数などの条件 を倉えお歩いたり走 ったりする運動を行う こず ・ グルヌプや孊玚の仲間 ず力を合わせお挑戊す る運動を行うこず ・ 䌝承遊びや集団による 運動を行うこず ・ のびのびずした動䜜で 甚具などを甚いた運動 を行うこずを通しお 気付いたり関わり合っ たりするこず ・ リズムに乗っお心が匟 むような運動を行うこ ずを通しお気付いた り関わり合ったりする こず ・ 緊匵したり緊匵を解い お脱力したりする運動 を行うこずを通しお 気付いたり関わり合っ たりするこず ・ いろいろな条件で歩 いたり走ったり飛び跳 ねたりする運動を行う こずを通しお気付い たり関わり合ったりす るこず ・ 仲間ず協力しお課題を 達成するなど集団で 挑戊するような運動を 行うこずを通しお気 付いたり関わり合った りするこず ・ のびのびずした動䜜で 甚具などを甚いた運動 を行うこずを通しお 気付いたり関わり合っ たりするこず ・ リズムに乗っお心が匟 むような運動を行うこ ずを通しお気付いた り関わり合ったりする こず ・ 緊匵したり緊匵を解い お脱力したりする運動 を行うこずを通しお 気付いたり関わり合っ たりするこず ・ いろいろな条件で歩 いたり走ったり飛び跳 ねたりする運動を行う こずを通しお気付い たり関わり合ったりす るこず ・ 仲間ず協力しお課題を 達成するなど集団で 挑戊するような運動を 行うこずを通しお気 付いたり関わり合った りするこず ・ のびのびずした動䜜で 甚具などを甚いた運動 を行うこずを通しお 気付いたり関わり合っ たりするこず ・ リズムに乗っお心が匟 むような運動を行うこ ずを通しお気付いた り関わり合ったりする こず ・ 緊匵したり緊匵を解い お脱力したりする運動 を行うこずを通しお 気付いたり関わり合っ たりするこず ・ いろいろな条件で歩 いたり走ったり飛び跳 ねたりする運動を行う こずを通しお気付い たり関わり合ったりす るこず ・ 仲間ず協力しお課題を 達成するなど集団で 挑戊するような運動を 行うこずを通しお気 付いたり関わり合った りするこず
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 各科目の目 暙及び内容 57 「䜓の動きを高める運動」  「実生掻に生かす運動の蚈画」の行い方の䟋 ねらい 小孊校・幎生 䞭孊校・幎生 䞭孊校幎生 高校入孊幎次 高校 その次の幎次以降 運動の行い方 運動の行い方 運動の 組合せ方 実生掻に生かす 運動の蚈画の行い方 実生掻に生かす 運動の蚈画の行い方 䜓の柔らかさ ・ 䜓の各郚䜍を倧きく 広げたり曲げたりす る姿勢を維持する ・ 党身や各郚䜍を振っ たり回したりね じったりする ・ ゎムひもを匵りめぐ らせお䜜った空間や 棒の䞋や茪の䞭をく ぐり抜ける ・ 倧きくリズミカルに 党身や䜓の各郚䜍を 振ったり回したり ねじったり曲げ䌞 ばしたりするこず ・ 䜓の各郚䜍をゆっく り䌞展しそのたた の状態で玄10 秒間 維持するこず ・ 䜓の柔らかさ巧 みな動き力匷い 動き動きを持続 する胜力を高める ための運動の䞭か ら䞀぀のねらい を取り䞊げそれ を高めるための運 動を効率よく組み 合わせお行うこず ・ 䜓の柔らかさ巧 みな動き力匷い 動き動きを持続 する胜力を高める ための運動の䞭か らねらいが異な る運動をバランス よく組み合わせお 行うこず ○ 健康に生掻するた めの䜓力の向䞊を 図る運動の蚈画ず 実践  ・ 運動䞍足の解消 や䜓調維持のた めに食事や睡 眠などの生掻習 慣の改善も含め 䌑憩時間や家庭 などで日垞的に 行うこずができ るよう効率のよ い組合せやバラ ンスのよい組合 せで運動の蚈画 を立おお取り組 むこず ○ 運動を行うための 䜓力の向䞊を図る 運動の蚈画ず実践  ・ 調和のずれた䜓 力の向䞊を図っ たり遞択した 運動やスポヌツ の堎面で必芁ず される䜓の動き を高めたりする ために効率の よい組合せやバ ランスのよい組 合せで運動の蚈 画を立おお取り 組むこず ○ 自己のねらいに応じ た実生掻に生かす運 動の蚈画ず実践  ・ 䜓調の維持などの 健康の保持増進を ねらいずしおゞ ョギングや゚アロ ビクスなどの有酞 玠運動各皮の䜓 操などの斜蚭や噚 具を甚いず手軜に 行う運動䟋及び適 切な食事や睡眠の 管理の仕方を取り 入れお卒業埌も 継続可胜な手軜な 運動の蚈画を立お お取り組むこず  ・ 生掻習慣病の予防 をねらいずしお 「健康づくりのた めの身䜓掻動基準 2013」 厚生劎働 省 運動基準の改 定に関する怜蚎䌚  平成25 幎月 な どを参考に卒業 埌も継続可胜な手 軜な運動の蚈画を 立おお取り組むこ ず  ・ 調和のずれた䜓力 を高めるこずをね らいずしお䜓力 枬定の結果などを 参考に定期的に 運動の蚈画を芋盎 しお取り組むこず  ・ 競技力の向䞊や競 技で起こりやすい けがや疟病の予防 をねらいずしお 䜓力の構成芁玠を 重点的に高めたり 特に倧きな負荷の かかりやすい郚䜍 のけがを予防した りする運動の組合 せ䟋を取り入れお 定期的に運動の蚈 画を芋盎しお取り 組むこず 巧みな動き ・ 長座姿勢で座り足 を開いたり閉じたり する盞手の動きに応 じ開脚や閉脚を繰 り返しながら跳ぶ ・ マヌカヌをタッチし ながら玠早く埀埩 走をする ・ 短なわや長なわを䜿 っお様々な跳び方を したりなわ跳びを しながらボヌルを操 䜜したりする ・ フヌプを転がし回 転しおいるフヌプの 䞭をくぐり抜けたり 跳び越したりする ・ いろいろなフォヌム で様々な甚具を甚い おタむミングよく 跳んだり転がした りするこず ・ 倧きな動䜜でボヌ ルなどの甚具を力 を調敎しお投げたり 受けたりするこず ・ 人ず組んだり甚具 を利甚したりしおバ ランスを保持するこ ず ・ 床やグラりンドに蚭 定した様々な空間を リズミカルに歩いた り走ったり跳ん だり玠早く移動し たりするこず 力匷い動き ・ 二人組䞉人組で互 いに持ち䞊げる運 ぶなどの運動をする ・ 自己の䜓重を利甚し お腕や脚を屈䌞した り腕や脚を䞊げた り䞋ろしたり同じ 姿勢を維持したりす るこず ・ 二人組で䞊䜓を起こ したり脚を䞊げた り背負っお移動し たりするこず ・ 重い物を抌したり 匕いたり投げたり 受けたり振ったり 回したりするこず 動きを持続する胜力 ・ 短なわ長なわを䜿 っおの跳躍や゚アロ ビクスなどの党身運 動を続ける ・ 無理のない速さで 〜分皋床の持久走 をする ・ 走や瞄跳びなどを 䞀定の時間や回数 又は自己で決めた 時間や回数を持続し お行うこず ・ ステップやゞャンプ など耇数の異なる運 動を組み合わせお 時間や回数を決めお ゚アロビクス有酞 玠運動などを持続 しお行うこず
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    58  噚械運動 入孊幎次  噚械運動はマット運動鉄棒運動平均台運動及び跳び箱運動で構成され噚械の特 性に応じお倚くの「技」がある。これらの技に挑戊しその技ができる楜しさや喜びを味 わうこずのできる運動である。  䞭孊校では技ができる楜しさや喜びを味わい自己に適した技で挔技するこずをねら いずしお第孊幎及び第孊幎は 「技がよりよくできる」 こずなどを第孊幎は 「自 己に適した技で挔技する」こずなどを孊習しおいる。  高等孊校ではこれたでの孊習を螏たえお技がよりよくできたり自己や仲間の課題を 解決したりするなどの倚様な楜しさや喜びを味わい 「自己に適した技で挔技する」 こずな どが求められおいる。  したがっお入孊幎次では技ができる楜しさや喜びを味わい運動芳察の方法や䜓力 の高め方などを理解するずずもに自己に適した技で挔技するこずができるようにする。 その際技などの自己や仲間の課題を発芋し合理的な解決に向けお運動の取り組み方を 工倫するずずもに自己の考えたこずを他者に䌝えるこずができるようにするこずが倧切 である。たた噚械運動の孊習に自䞻的に取り組みよい挔技を讃 たた えるこずや䞀人䞀人の 違いに応じた課題や挑戊を倧切にするこずなどに意欲をもち健康や安党を確保するこず ができるようにするこずが倧切である。  なお指導に際しおは知識の理解を基に運動の技胜を身に付けたり運動の技胜を身 に付けるこずで䞀局知識を深めたりするなど知識ず技胜を関連させお孊習させるこずや 「知識及び技胜」  「思考力刀断力衚珟力等」  「孊びに向かう力人間性等」の内容を バランスよく孊習させるようにするこずが倧切である。 1知識及び技胜  噚械運動に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 1 次の運動に぀いお技ができる楜しさや喜びを味わい技の名称や行い方運動 芳察の方法䜓力の高め方などを理解するずずもに自己に適した技で挔技するこ ず。 ア マット運動では回転系や巧技系の基本的な技を滑らかに安定しお行うこず 条件を倉えた技や発展技を行うこず及びそれらを構成し挔技するこず。 ã‚€ 鉄棒運動では支持系や懞垂系の基本的な技を滑らかに安定しお行うこず条 件を倉えた技や発展技を行うこず及びそれらを構成し挔技するこず。 り 平均台運動では䜓操系やバランス系の基本的な技を滑らかに安定しお行うこ ず条件を倉えた技や発展技を行うこず及びそれらを構成し挔技するこず。 ゚ 跳び箱運動では切り返し系や回転系の基本的な技を滑らかに安定しお行うこ ず条件を倉えた技や発展技を行うこず。  噚械運動の各皮目には倚くの技があるこずからこれらの技を運動の構造に基づい
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 各科目の目 暙及び内容 59 お系技矀及びグルヌプの芖点によっお系統的に分類した。系ずは各皮目の特性を螏 たえお技の課題の芖点から倧きく分類したものである。技矀ずは類䌌の課題や技術の芖 点から分類したものである。グルヌプずは類䌌の課題や技術に加えお運動の方向や運 動の経過の芖点から分類したものである。さらに各系統の技は発展性を考慮しお瀺 しおいる。なお平均台運動ず跳び箱運動に぀いおは技の数が少ないこずから系ずグ ルヌプのみで分類しおいる。この分類に぀いおは小孊校から高等孊校たでの䞀貫性を 図ったものである。 ○ 知識  技の名称や行い方では䞭孊校段階の孊習を螏たえ新たに孊習する技や系技矀 グルヌプの名称を理解できるようにする。たた技の行い方では技の課題を解決す るための合理的な動き方のポむントがあり同じ系統技矀グルヌプの技には共 通性があるこずを理解できるようにする。  運動芳察の方法では自己の動きや仲間の動き方を分析するには自己芳察や他者 芳察などの方法があるこずを理解できるようにする。䟋えば仲間の挔技からよい動 き方を芋付けたりビデオなどの映像を通しお自己の挔技ず仲間の挔技の違いを比范 したりするこずで自己の取り組むべき技術的な課題が明確になり孊習の成果を高 められるこずを理解できるようにする。  䜓力の高め方では噚械運動のパフォヌマンスは䜓力芁玠の䞭でもそれぞれの 皮目や系技矀グルヌプにより皮目や技の動きに関連しお筋力や柔軟性平衡性な どに匷く圱響される。そのため技ず関連させた補助運動や郚分緎習を取り入れ繰 り返したり継続しお行ったりするこずで結果ずしお䜓力を高めるこずができるこ ずを理解できるようにする。  などの䟋には発衚䌚や競技䌚の行い方がある。発衚䌚での評䟡方法競技䌚での 競技方法や採点方法運営の仕方などがあるこずを理解できるようにする。  指導に際しおは動きの獲埗を通しお䞀局知識の倧切さを実感できるようにするこ ずや知識を掻甚し課題を発芋・解決するなどの「思考力刀断力衚珟力等」を育む 孊習に぀ながるよう汎甚性のある知識を粟遞した䞊で知識を基盀ずした孊習の充 実を図るこずが倧切である。  たた䞭孊校で取り䞊げた「特性や成り立ち」  「技の名称や行い方」  「関連しお高 たる䜓力」などに぀いおの理解が䞍十分な堎合は䞭孊校孊習指導芁領解説で瀺した 指導内容を改めお取り䞊げるなどの配慮をするこず。 〈䟋瀺〉 ・技の行い方は技の課題を解決するための合理的な動き方のポむントがあり同じ 系統の技には共通性があるこず。 ・自己の動きや仲間の動き方を分析するには自己芳察ず他者芳察などの方法があ るこず。 ・技ず関連させた補助運動や郚分緎習を取り入れるこずにより結果ずしお䜓力を
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    60 高めるこずができるこず。 ・発衚䌚や競技䌚の行い方があり発衚䌚での評䟡方法競技䌚での競技方法や採 点方法運営の仕方などがあるこず。 ○ 技胜  基本的な技ずは各皮目の系の技の䞭で基本的な運動課題をも぀技を瀺しおいる。 ここでは䞭孊校第孊幎たでに孊習した技を瀺しおいる。  滑らかに安定しお行うずは技を繰り返し行っおもその技に求められる動き方が い぀でも動きが途切れずに続けおできるこずを瀺しおいる。  条件を倉えた技を行うずは同じ技でも開始姿勢や終末姿勢を倉えお行うその 技の前や埌に動きを組み合わせお行う手の着き方や握りを倉えお行うこずなどを瀺 しおいる。  発展技を行うずは系技矀グルヌプの基本的な技から発展した技を行うこずを 瀺しおいる。  構成し挔技するずは基本的な技条件を倉えた技発展技の䞭から技の静止や 組合せの流れに着目しお「はじめ—なか—おわり」に甚いる技を構成し挔技できる ようにするずいった組合せの質的な発展を瀺しおいる。  なおこれらの指導に際しおは系技矀グルヌプの芖点を螏たえお自己に適 した技を遞び挑戊させるようにするこずが倧切である。たた発展技に挑戊する際 には条件を倉えた技を行うこずにより動き方に倉化を生じさせ発展技ぞの準備状 態を぀くり出した䞊で発展技を行わせるようにするなどの工倫をするこずが倧切であ る。 ア マット運動  回転系や巧技系の基本的な技ずは回転系の接転技矀ほん転技矀の基本的な技 巧技系の平均立ち技矀の基本的な技を瀺しおいる。 〈回転系の䟋瀺〉 ○接転技矀背䞭をマットに接しお回転する ・ 䜓をマットに順々に接觊させお回転するための動き方回転力を高めるため の動き方で基本的な技の䞀連の動きを滑らかに安定させお回るこず。 ・ 開始姿勢や終末姿勢組合せの動きや支持の仕方などの条件を倉えお回るこ ず。 ・ 孊習した基本的な技を発展させお䞀連の動きで回るこず。 ○ほん転技矀手や足の支えで回転する ・ 党身を支えたり突き攟したりするための着手の仕方回転力を高めるため の動き方起き䞊がりやすくするための動き方で基本的な技の䞀連の動き を滑らかに安定させお回転するこず。 ・ 開始姿勢や終末姿勢支持の仕方や組合せの動きなどの条件を倉えお回転す るこず。
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 各科目の目 暙及び内容 61 ・孊習した基本的な技を発展させお䞀連の動きで回転するこず。 〈巧技系の䟋瀺〉 ○平均立ち技矀バランスをずりながら静止する ・ バランスよく姿勢を保぀ための力の入れ方バランスの厩れを埩元させるた めの動き方で基本的な技の䞀連の動きを滑らかに安定させお静止するこず。 ・姿勢䜓の向きなどの条件を倉えお静止するこず。 ・孊習した基本的な技を発展させお䞀連の動きで静止するこず。  それらを構成し挔技するずは同じグルヌプや異なるグルヌプの基本的な技条件を 倉えた技発展技の䞭から技の組合せの流れや技の静止に着目しお「はじめ—なか— おわり」に構成し挔技するこずを瀺しおいる。  なおこれらの指導に際しおは䜓力や技胜の皋床に応じお䞊蚘に瀺しおいる技以 倖に腕立お支持臥 が や片足旋回などの支持技䌞身跳びひねりや前埌開脚跳びなどの跳 躍技を加えおより倉化に富んだ組合せにも取り組たせるようにするこずが倧切である。  なお入孊幎次においおは孊習経隓の違いが想定されるこずから発展的な組合せ を取り䞊げる際には指導の順序や斜蚭・蚭備噚械噚具等に十分配慮するこずずする。 マット運動の䞻な技の䟋 ç³» 技矀 グルヌプ 基本的な技 䞻に䞭・で䟋瀺 発展技 回転系 接転 前転 開脚前転          倒立前転 䌞膝前転 跳び前転 埌転 開脚埌転  䌞膝埌転          埌転倒立 ほん転 倒立回転・ 倒立回転跳び 偎方倒立回転  倒立ブリッゞ  偎方倒立回転跳び1/4 ひねりロンダヌト 前方倒立回転        前方倒立回転跳び はねおき 頭はねおき 巧技系 平均立ち 片足平均立ち 片足正面氎平立ち  片足偎面氎平立ち字バランス 倒立 倒立  倒立ひねり む 鉄棒運動  支持系や懞垂系の基本的な技ずは支持系の前方支持回転技矀埌方支持回転技 矀の基本的な技懞垂系の懞垂技矀の基本的な技を瀺しおいる。 〈支持系の䟋瀺〉 ○前方支持回転技矀支持䜓勢から前方に回転する ・ 前方に回転の勢いを぀くるための動き方再び支持䜓勢に戻るために必芁な 鉄棒の握り盎しの仕方で基本的な技の䞀連の動きを滑らかに安定させお前 方に回転するこず。 ・ 開始姿勢や組合せの動き鉄棒の握り方などの条件を倉えお前方に回転する こず。 ・孊習した基本的な技を発展させお䞀連の動きで前方に回転するこず。
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    62 ○埌方支持回転技矀支持䜓勢から埌方に回転する ・ 埌方に回転の勢いを぀くるための動き方バランスよく支持䜓勢になるため の動き方で基本的な技の䞀連の動きを滑らかに安定させお埌方に回転する こず。 ・ 開始姿勢や終末姿勢組合せの動きなどの条件を倉えお埌方に回転するこず。 ・孊習した基本的な技を発展させお䞀連の動きで埌方に回転するこず。 〈懞垂系の䟋瀺〉 ○懞垂技矀懞垂䜓勢で行う ・ 振動の幅を倧きくするための動き方安定した振動を行うための鉄棒の握り 方で孊習した基本的な技の䞀連の動きを滑らかに安定させお䜓を前埌に振 るこず。 ・組合せの動きや握り方などの条件を倉えお䜓を前埌に振るこず。 ・ 孊習した基本的な技を発展させお䞀連の動きでひねったり跳び䞋りたりす るこず。  それらを構成し挔技するずは同じグルヌプや異なるグルヌプの基本的な技条件を 倉えた技発展技の䞭から技の組合せの流れに着目しお「䞊がる—回る—䞋りる」に 構成し挔技するこずを瀺しおいる。 鉄棒運動の䞻な技の䟋 ç³» 技矀 グルヌプ 基本的な技 䞻に䞭・で䟋瀺 発展技 支持系 前方支持回転 前転 前方支持回転  螏み越し䞋り  前方䌞膝支持回転 支持跳び越し䞋り 前方足掛け回転 前方膝掛け回転  膝掛け䞊がり  前方もも掛け回転 もも掛け䞊がり      け䞊がり 埌方支持回転 埌転 埌方支持回転  埌ろ振り跳びひねり䞋り 埌方䌞膝支持回転     埌方浮き              支持回転 棒䞋振り出し䞋り 埌方足掛け回転 埌方膝掛け回転  埌方もも掛け回転 懞垂系 懞垂 懞垂 懞垂振動      埌ろ振り跳び䞋り 順手・片逆手 懞垂振動ひねり 前振り跳び䞋り り 平均台運動  䜓操系やバランス系の基本的な技ずは䜓操系の歩走グルヌプ跳躍グルヌプの 基本的な技バランス系のポヌズグルヌプタヌングルヌプの基本的な技を瀺しお いる。 〈䜓操系の䟋瀺〉 ○歩走グルヌプ台䞊を歩いたり走ったりしお移動する ・ 台の䜍眮を確認しながら振り出す足の動かし方重心を乗せバランスよく移 動する動き方で基本的な技の䞀連の動きを滑らかに安定させお移動するこ
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 各科目の目 暙及び内容 63 ず。 ・姿勢動きのリズムなどの条件を倉えお移動するこず。 ・孊習した基本的な技を発展させお䞀連の動きで移動するこず。 ○ 跳躍グルヌプ 台䞊ぞ跳び䞊がる台䞊で跳躍する台䞊から跳び䞋りるなど ・ 跳び䞊がるための螏み切りの動き方空䞭で姿勢や動きを倉化させお安定し た着地を行うための動き方で基本的な技の䞀連の動きを滑らかに安定させ お跳躍するこず。 ・ 姿勢組合せの動きなどの条件を倉えお跳躍するこず。 ・ 孊習した基本的な技を発展させお䞀連の動きで跳躍するこず。 〈バランス系の䟋瀺〉 ○ポヌズグルヌプ台䞊でいろいろな姿勢でポヌズをずる ・ バランスよく姿勢を保぀ための力の入れ方ずバランスの厩れを埩元させるた めの動き方で基本的な技の䞀連の動きを滑らかに安定させおポヌズをずる こず。 ・姿勢の条件を倉えおポヌズをずるこず。 ・孊習した基本的な技を発展させお䞀連の動きでポヌズをずるこず。 ○タヌングルヌプ台䞊で方向転換する ・ バランスよく姿勢を保぀ための力の入れ方回転をコントロヌルするための 動き方で基本的な技の䞀連の動きを滑らかに安定させお方向転換するこず。 ・姿勢の条件を倉えお方向転換するこず。 ・孊習した基本的な技を発展させお䞀連の動きで方向転換するこず。  それらを構成し挔技するずは同じグルヌプや異なるグルヌプの基本的な技条件を 倉えた技発展技の䞭から技の組合せの流れや技の静止に着目しお「䞊がる—なかの 技—䞋りる」に構成し挔技するこずを瀺しおいる。 平均台運動の䞻な技の䟋 ç³» グルヌプ 基本的な技 䞻に䞭・で䟋瀺 発展技 䜓操系 æ­©èµ° 前方歩  埌方歩  前方ツヌステップ前方走 埌方ツヌステップ 跳躍 䌞身跳び䞡足螏切   開脚跳び片足螏切   かかえ蟌み跳び 開脚跳び䞋りかかえ蟌み跳び䞋り 前埌開脚跳び 片足螏み切り跳び䞊がり バランス系 ポヌズ 立ちポヌズ  䞡足・片足 座臥・支持ポヌズ  片足氎平バランス 字ポヌズ片膝立ち氎平支持ポヌズ タヌン 䞡足タヌン  片足タヌン振り䞊げ型回し型
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    64 ゚ 跳び箱運動  切り返し系や回転系の基本的な技ずは切り返し系の切り返し跳びグルヌプの基 本的な技回転系の回転跳びグルヌプの基本的な技を瀺しおいる。 〈切り返し系の䟋瀺〉 ○ 切り返し跳びグルヌプ跳び箱䞊に支持しお回転方向を切り替えお跳び越す ・螏み切りから䞊䜓を前方に振り蟌みながら着手する動き方突き攟しによっお 盎立䜓勢に戻しお着地するための動き方で基本的な技の䞀連の動きを滑らか に安定させお跳び越すこず。 ・着手䜍眮姿勢などの条件を倉えお跳び越すこず。 ・孊習した基本的な技を発展させお䞀連の動きで跳び越すこず。 〈回転系の䟋瀺〉 ○回転跳びグルヌプ跳び箱䞊を回転しながら跳び越す ・着手埌も前方に回転するための勢いを生み出す螏み切りの動き方突き攟しに よっお空䞭に飛び出しお着地するための動き方で基本的な技の䞀連の動きを 滑らかに安定させお跳び越すこず。 ・着手䜍眮姿勢などの条件を倉えお跳び越すこず。 ・孊習した基本的な技を発展させお䞀連の動きで跳び越すこず。 跳び箱運動の䞻な技の䟋 ç³» グルヌプ 基本的な技 䞻に䞭・で䟋瀺 発展技 切り返し系 切り返し跳び 開脚跳び  かかえ蟌み跳び  開脚䌞身跳び 屈身跳び 回転系 回転跳び 前方屈腕倒立回転跳び  前方倒立回転跳び     偎方倒立回転跳び 2思考力刀断力衚珟力等  噚械運動に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 2 技などの自己や仲間の課題を発芋し合理的な解決に向けお運動の取り組み方を 工倫するずずもに自己の考えたこずを他者に䌝えるこず。  運動に関する領域における思考力刀断力衚珟力等ずは孊習した内容を孊習堎 面に適甚したり応甚したりし蚀語や文章などで衚珟するこずである。  入孊幎次では領域及び運動の遞択の幅が広がるこずから自己や仲間の課題を発芋 しこれたで孊習した知識や技胜を掻甚しお孊習課題ぞの取り組み方を工倫できるよ うにしたり自己や仲間の課題の発芋や解決に向けお考えたりしたこずを他者にわか りやすく䌝えられるようにする。  技などの自己や仲間の課題を発芋しずは噚械運動の特性を螏たえお技や挔技など の改善に぀いおのポむントを発芋したり仲間ずの関わり合いや健康・安党に぀いおの 自己や仲間の取り組み方などの課題を発芋したりするこずを瀺しおいる。
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 各科目の目 暙及び内容 65  合理的な解決に向けお運動の取り組み方を工倫するずは技や挔技仲間ずの関わり 方健康・安党の確保の仕方運動の継続の仕方などの発芋した課題を合理的に解決 できるよう知識を掻甚したり応甚したりするこずを瀺しおいる。  自己の考えたこずを他者に䌝えるずは自己や仲間の課題に぀いお思考し刀断した こずを蚀葉や文章などで衚したり他者にわかりやすく䌝えたりするこずを瀺しおい る。  なお入孊幎次では 「運動に関する思考力刀断力衚珟力等」  「䜓力健康・安党 に関する思考力刀断力衚珟力等」  「運動実践に぀ながる態床に関する思考力刀断 力衚珟力等」及び「生涯スポヌツの実践に関する思考力刀断力衚珟力等」の䞭か ら領域の特性に応じた思考力刀断力衚珟力等の䟋を重点化しお瀺しおいる。  指導に際しおは入孊幎次においおは習埗した知識を基によりよい解決方法を比 范したり掻動を振り返ったりするなどによっお孊習成果を分析する掻動の提瀺の仕 方を工倫するこずが倧切である。 〈䟋瀺〉 ・遞択した技の行い方や技の組合せ方に぀いお合理的な動きず自己や仲間の動きを 比范しお成果や改善すべきポむントずその理由を仲間に䌝えるこず。 ・自己や仲間の技術的な課題やその課題解決に有効な緎習方法の遞択に぀いお自己 の考えを䌝えるこず。 ・遞択した技に必芁な準備運動や自己が取り組む補助運動を遞ぶこず。 ・健康や安党を確保するために䜓調や環境に応じた適切な緎習方法等に぀いお振り 返るこず。 ・仲間やグルヌプで分担した圹割に関する成果や改善すべきポむントに぀いお自己の 掻動を振り返るこず。 ・䜓力や技胜の皋床性別等の違いに配慮しお仲間ずずもに噚械運動を楜しむため の掻動の方法や修正の仕方を芋付けるこず。 ・噚械運動の孊習成果を螏たえお自己に適した「するみる支える知る」など の運動を継続しお楜しむための関わり方を芋付けるこず。 3孊びに向かう力人間性等  噚械運動に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 3 噚械運動に自䞻的に取り組むずずもによい挔技を讃 たた えようずするこず互いに 助け合い教え合おうずするこず䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を倧切にしよ うずするこずなどや健康・安党を確保するこず。  噚械運動に自䞻的に取り組むずは自己や仲間の課題に応じた緎習方法を遞択する孊 習などに自䞻的に取り組むこずなどを瀺しおいる。そのため䞊達しおいくためには繰 り返し粘り匷く取り組むこずが倧切であるこずなどを理解し取り組めるようにする。  よい挔技を讃 たた えようずするずは仲間の技のよい動きやよい挔技を客芳的な立堎から
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    66 自己の技の出来映えや状況にかかわらず讃 たた えようずするこずを瀺しおいる。そのため 仲間のよい挔技を称賛するこずはコミュニケヌションを深めるこず互いに讃 たた え合う こずで運動を継続する意欲が高たるこずを理解し取り組めるようにする。  互いに助け合い教え合おうずするずは技や挔技の緎習を行う際に互いに仲間の動 きを芳察しお動きの様子や課題を䌝え合ったり䞍足しおいる勢いや力を補助し合った りしながら取り組もうずするこずを瀺しおいる。そのため互いに助け合い教え合うこ ずは安党を確保したり課題の解決に圹立぀など自䞻的な孊習を行いやすくしたりす るこずを理解し取り組めるようにする。  䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を倧切にしようずするずは䜓力や技胜の皋床 性別や障害の有無等に応じお自己の状況に合った実珟可胜な課題の蚭定や挑戊を倧切 にしようずするこずを瀺しおいる。そのため様々な違いを超えおスポヌツを楜しむこ ずができる配慮をするこずでスポヌツのよりよい環境づくりに貢献するこず違いに 応じた配慮の仕方があるこずなどを理解し取り組めるようにする。  などの䟋には自己の責任を果たそうずするこずがある。これは緎習や発衚䌚など で仲間ず互いに合意した圹割に責任をもっお自䞻的に取り組もうずするこずを瀺しお いる。そのため自己の責任を果たすこずは噚械運動の孊習を円滑に進めるこずに぀ ながるこずや瀟䌚生掻を過ごす䞊で必芁な責任感を身に付けるこずに぀ながるこずを 理解し取り組めるようにする。  健康・安党を確保するずは噚械や噚具を目的に応じお䜿甚するこず緎習堎所の安 党を確認しながら緎習や挔技を行うこず自己の䜓調䜓力や技胜の皋床に応じた技を 遞んで段階的に挑戊するこずなどを通しお健康を維持したり自己や仲間の安党を保持 したりするこずを瀺しおいる。そのため噚械・噚具等の詊技前の確認や修正準備運 動時の䜓の状態の確認や調敎の仕方補助の仕方やけがを防止するための留意点などを 理解し取り組めるようにする。  指導に際しおは生埒自身が公正協力責任参画共生の意矩や䟡倀を認識し取 り組もうずする意欲を高めるこずが求められるこずから意矩や䟡倀の理解ずその具䜓 的な取り組み方を結び付けお指導するこずが倧切である。たた孊びに向かう力人間 性等に関する意矩や䟡倀に぀いおは各領域で繰り返し䌝えるこずも倧切である。 〈䟋瀺〉 ・噚械運動の孊習に自䞻的に取り組もうずするこず。 ・自己の状況にかかわらず互いに讃 たた え合おうずするこず。 ・仲間に課題を䌝え合ったり補助し合ったりしお互いに助け合い教え合おうずする こず。 ・䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を倧切にしようずするこず。 ・健康・安党を確保するこず。 入孊幎次の次の幎次以降  入孊幎次の次の幎次その次の幎次以降の噚械運動では倚様な楜しさや喜びを味わ
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 各科目の目 暙及び内容 67 い技の名称や行い方などを理解するずずもに自己に適した技で挔技するこず生涯に わたっお運動を豊かに継続するための課題に取り組み考えたこずを他者に䌝えるこず及 び噚械運動に䞻䜓的に取り組むずずもに公正協力共生などの意欲を育み健康・安 党を確保するこずができるようにする。  なお噚械運動の倚様な楜しさや喜びを味わうこずずは技がよりよくできるこずを通 しお埗られる楜しさや喜びに加えお䜓力や技胜の皋床等にかかわらず 「するみる支 える知る」などのスポヌツの倚様な楜しさや喜びを味わうこずである。  指導に際しおは 「知識及び技胜」  「思考力刀断力衚珟力等」  「孊びに向かう力人 間性等」の内容をバランスよく孊習させ自己に適したスポヌツずの倚様な関わり方を考 える機䌚を充実するこずで生涯にわたる豊かなスポヌツラむフの実珟を目指すこずが倧 切である。 1知識及び技胜  噚械運動に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 1 次の運動に぀いお技がよりよくできたり自己や仲間の課題を解決したりするな どの倚様な楜しさや喜びを味わい技の名称や行い方䜓力の高め方課題解決の 方法発衚の仕方などを理解するずずもに自己に適した技で挔技するこず。 ア マット運動では回転系や巧技系の基本的な技を滑らかに安定しお行うこず 条件を倉えた技や発展技を行うこず及びそれらを構成し挔技するこず。 ã‚€ 鉄棒運動では支持系や懞垂系の基本的な技を滑らかに安定しお行うこず条 件を倉えた技や発展技を行うこず及びそれらを構成し挔技するこず。 り 平均台運動では䜓操系やバランス系の基本的な技を滑らかに安定しお行うこ ず条件を倉えた技や発展技を行うこず及びそれらを構成し挔技するこず。 ゚ 跳び箱運動では切り返し系や回転系の基本的な技を滑らかに安定しお行うこ ず条件を倉えた技や発展技を行うこず。 ○ 知識  技の名称や行い方では入孊幎次の孊習を螏たえ新たに孊習する技の系技矀 グルヌプの系統性の名称を理解できるようにする。たた技の行い方では技胜の向 䞊に぀ながる重芁な動きのポむントや安党で合理的蚈画的な緎習の仕方があるこず を理解できるようにする。  䜓力の高め方では噚械運動のパフォヌマンスは䜓力芁玠の䞭でもそれぞれの 皮目や系技矀グルヌプにより皮目や技の動きに関連しお筋力や柔軟性平衡性な どに匷く圱響される。そのため噚械運動の皮目によっお必芁な䜓力芁玠がありそ の皮目の技胜に関連させながら䜓力を高めるこずができるこずを理解できるようにす る。  課題解決の方法では自己に応じた目暙の蚭定目暙を達成するための課題の蚭定 課題解決のための緎習法などの遞択ず実践挔技や発衚を通した孊習成果の確認新
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    68 たな目暙の蚭定ずいった過皋があるこずを理解できるようにする。䟋えば技に入る たで技の展開技のおわりなどの各局面に関しお自己の胜力に応じお段階的に目暙 を蚭けその目暙に適した具䜓的な課題を蚭定し課題に適した緎習に取り組み孊 習の成果を確認し曎に緎習を重ねたり緎習方法を芋盎したりするこずでその課題 を解決し新たに目指すべき目暙を蚭定したりするなどの課題解決のための道筋があ るこずを理解できるようにする。  発衚の仕方では自己の胜力に応じた技で組み合わせたり異なる技矀で構成した りするなどの発衚に向けた挔技構成の仕方を理解できるようにする。さらには補助を ぀けたり易しい堎を甚いたりするなど自己の胜力に応じた様々な仕方があるこずを 理解できるようにする。  などの䟋には運動を継続するための方法がある。卒業埌も運動やスポヌツに倚様 な圢で関わるこずができるよう 「するみる支える知る」 の芖点から運動やス ポヌツずの倚様な関わり方に぀いお理解できるようにする。  指導に際しおは具䜓的な知識ず汎甚的な知識ずの埀還を図るなどしお知識を効 果的に理解するこずができるようにするずずもに入孊幎次たでに孊習した噚械運動 の知識や䜓぀くり運動䜓育理論及び保健の孊習成果を関連させお噚械運動の孊習に 生かすこずが倧切である。 〈䟋瀺〉 ・噚械運動では技の系技矀グルヌプの系統性の名称がありそれぞれの技に は技胜の向䞊に぀ながる重芁な動きのポむントや安党で合理的蚈画的な緎習 の仕方があるこず。 ・噚械運動の皮目によっお必芁な䜓力芁玠がありその皮目の技胜に関連させなが ら䜓力を高めるこずができるこず。 ・課題解決の方法では自己に応じた目暙の蚭定目暙を達成するための課題の蚭 定課題解決のための緎習法などの遞択ず実践挔技や発衚を通した孊習成果の 確認新たな目暙の蚭定ずいった過皋があるこず。 ・自己の胜力に応じた技で組み合わせたり異なる技矀で構成したりするなどの発 衚に向けた挔技構成の仕方があるこず。 ・発衚䌚や競技䌚で挔技構成の仕方運営の仕方や圹割に応じた行動の仕方党 員が楜しむためのルヌル等の調敎の仕方などがあるこず。 ○ 技胜  基本的な技ずは各皮目の系の技の䞭で基本的な運動課題をも぀技を瀺しおいる。 ここでは高等孊校入孊幎次たでに孊習した技を瀺しおいる。  滑らかに安定しお行うずは技を繰り返し行っおもその技に求められる動き方が い぀でも動きが途切れずに続けおできるこずを瀺しおいる。  構成し挔技するずは基本的な技条件を倉えた技発展技の䞭から技の静止や 組合せの流れに着目しお「はじめ—なか—おわり」に甚いる技を構成し挔技できる
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 各科目の目 暙及び内容 69 ようにするずいった組合せの質的な発展を瀺しおいる。  なおこれらの指導に際しおは系技矀グルヌプの芖点を螏たえお自己に適 した技を遞び挑戊させるようにする。その際基本的な技を遞ぶ際は䟋瀺の䞭か らより倚くの基本技に挑戊したり連続しお行えたりするなど動きの無駄をなくし お滑らかに安定しお行えるようにするこずに重点を眮くようにするこず。たた基本 技が十分に習埗されおいない生埒に察しおはこれたで瀺した基本技を改めお取り䞊 げるなどの工倫をするこずが倧切である。  発展技に挑戊する際には条件を倉えた技を行うこずにより動き方に倉化を生じさ せ発展技ぞの準備状態を぀くり出した䞊で発展技を行わせるようにするなどの工倫 を行うようにする。 ア マット運動  回転系や巧技系の基本的な技ずは回転系の接転技矀ほん転技矀の基本的な技 巧技系の平均立ち技矀の基本的な技を瀺しおいる。 〈回転系の䟋瀺〉 ○接転技矀背䞭をマットに接しお回転する ・新たに孊習する基本的な技の䞀連の動きを滑らかに安定させお回るこず。 ・ 開始姿勢や終末姿勢組合せの動きや支持の仕方などの条件を倉えお回るこ ず。 ・孊習した基本的な技を発展させお䞀連の動きで回るこず。 ○ほん転技矀手や足の支えで回転する ・ 新たに孊習する基本的な技の䞀連の動きを滑らかに安定させお回転するこず。 ・ 開始姿勢や終末姿勢支持の仕方や組合せの動きなどの条件を倉えお回転す るこず。 ・孊習した基本的な技を発展させお䞀連の動きで回転するこず。 〈巧技系の䟋瀺〉 ○平均立ち技矀バランスをずりながら静止する ・新たに孊習する基本的な技の䞀連の動きを滑らかに安定させお静止するこず。 ・姿勢䜓の向きなどの条件を倉えお静止するこず。 ・孊習した基本的な技の条件を発展させお䞀連の動きで静止するこず。  それらを構成し挔技するずは同じグルヌプや異なるグルヌプの基本的な技条 件を倉えた技発展技の䞭から技の組合せの流れや技の静止に着目しお技の終 末局面ず次の技の開始局面が䞀連の流れをも぀ように「はじめ—なか—おわり」で 構成し挔技するこずを瀺しおいる。  なお発展的な指導を行う堎合は䞋蚘に瀺しおいる技以倖に埌方倒立回転跳 びや前方宙返りなどのほん転技矀の発展技腕立お支持臥や片足旋回などの支持技 䌞身跳びひねりや前埌開脚跳びなどの跳躍技を加えおより倉化に富んだ組合せを するこずが考えられるが危険防止の芳点から生埒の䜓力や技胜の皋床を考慮す
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    70 るずずもに指導の順序や斜蚭・蚭備噚械噚具等に十分に配慮するこずが倧切で ある。 マット運動の䞻な技の䟋 ç³» 技矀 グルヌプ 基本的な技 䞻に䞭たでに䟋瀺 発展技 回転系 接転 前転 開脚前転           倒立前転              跳び前転 䌞膝前転        倒立䌞膝前転 埌転 開脚埌転        䌞膝埌転  埌転倒立 ほん転 倒立回転・ 倒立回転跳び 偎方倒立回転      偎方倒立回転跳び1/4          ひねりロンダヌト 倒立ブリッゞ      前方倒立回転  前方倒立回転跳び はねおき 頭はねおき 巧技系 平均立ち 片足平均立ち 片足正面氎平立ち   字バランス 片足偎面氎平立ち 倒立 倒立  倒立ひねり む 鉄棒運動  支持系や懞垂系の基本的な技ずは支持系の前方支持回転技矀埌方支持回転技 矀の基本的な技懞垂系の懞垂技矀の基本的な技を瀺しおいる。 〈支持系の䟋瀺〉 ○前方支持回転技矀支持䜓勢から前方に回転する ・ 新たに孊習する基本的な技の䞀連の動きを滑らかに安定させお前方に回転す るこず。 ・ 開始姿勢や組合せの動き鉄棒の握り方などの条件を倉えお前方に回転する こず。 ・孊習した基本的な技を発展させお䞀連の動きで前方に回転するこず。 ○埌方支持回転技矀支持䜓勢から埌方に回転する ・ 新たに孊習する基本的な技の䞀連の動きを滑らかに安定させお埌方に回転す るこず。 ・開始姿勢や終末姿勢組合せの動きなどの条件を倉えお埌方に回転するこず。 ・孊習した基本的な技を発展させお䞀連の動きで埌方に回転するこず。 〈懞垂系の䟋瀺〉 ○懞垂技矀懞垂䜓勢で行う ・ 新たに孊習する基本的な技の䞀連の動きを滑らかに安定させお䜓を前埌に振 るこず。 ・組合せの動きや握り方などの条件を倉えお䜓を前埌に振るこず。 ・ 孊習した基本的な技を発展させお䞀連の動きでひねったり跳び䞋りたりす るこず。
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 各科目の目 暙及び内容 71  それらを構成し挔技するずは同じグルヌプや異なるグルヌプの基本的な技条 件を倉えた技発展技の䞭から技の組合せの流れに着目しお技の終末局面ず次 の技の開始局面が䞀連の流れをも぀ように「䞊がる—回る—䞋りる」で構成し挔技 するこずを瀺しおいる。 鉄棒運動の䞻な技の䟋 ç³» 技矀 グルヌプ 基本的な技 䞻に䞭たでに䟋瀺 発展技 支持系 前方支 持回転 前転 前方支持回転  螏み越し䞋り      支持跳び越し䞋り 前方䌞膝支持回転    䌞身支持跳び越し䞋り 前方足 掛け回転 前方膝掛け回転      前方もも掛け回転  膝掛け䞊がり         もも掛け䞊がり 前方䞡膝掛け回転     け䞊がり 埌方支 持回転 埌転 埌方支持回転       埌方䌞膝支持回転               棒䞋振り出し䞋り  埌ろ振り跳びひねり䞋り 埌方浮き支持回転 足裏支持棒䞋振り出し䞋り 埌方足 掛け回転 埌方膝掛け回転      埌方もも掛け回転  埌方䞡膝掛け回転     背面埌方け䞊がり 懞垂系 懞垂 懞垂 懞垂振動         埌ろ振り跳び䞋り 順手・片逆手       懞垂振動ひねり              前振り跳び䞋り 埌方埌ろ振り䞊がり り 平均台運動  䜓操系やバランス系の基本的な技ずは䜓操系の歩走グルヌプ跳躍グルヌプの 基本的な技バランス系のポヌズグルヌプタヌングルヌプの基本的な技を瀺しお いる。 〈䜓操系の䟋瀺〉 ○歩走グルヌプ台䞊を歩いたり走ったりしお移動する ・新たに孊習する基本的な技の䞀連の動きを滑らかに安定させお移動するこず。 ・姿勢動きのリズムなどの条件を倉えお移動するこず。 ・孊習した基本的な技を発展させお䞀連の動きで移動するこず。 ○ 跳躍グルヌプ 台䞊ぞ跳び䞊がる台䞊で跳躍する台䞊から跳び䞋りるなど ・新たに孊習する基本的な技の䞀連の動きを滑らかに安定させお跳躍するこず。 ・姿勢組合せの動きなどの条件を倉えお跳躍するこず。 ・孊習した基本的な技を発展させお䞀連の動きで跳躍するこず。 〈バランス系の䟋瀺〉 ○ポヌズグルヌプ台䞊でいろいろな姿勢でポヌズをずる ・ 新たに孊習する基本的な技の䞀連の動きを滑らかに安定させおポヌズをずる こず。 ・姿勢の条件を倉えおポヌズをずるこず。 ・孊習した基本的な技を発展させお䞀連の動きでポヌズをずるこず。 ○タヌングルヌプ台䞊で方向転換する ・ 新たに孊習する基本的な技の䞀連の動きを滑らかに安定させお方向転換する
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    72 こず。 ・姿勢の条件を倉えお方向転換するこず。 ・孊習した基本的な技を発展させお䞀連の動きで方向転換するこず。  それらを構成し挔技するずは同じグルヌプや異なるグルヌプの基本的な技条 件を倉えた技発展技の䞭から技の組合せの流れや技の静止に着目しお技の終 末局面ず次の技の開始局面が䞀連の流れをも぀ように 「䞊がる—なかの技—䞋りる」 で構成し挔技するこずを瀺しおいる。 平均台運動の䞻な技の䟋 ç³» グルヌプ 基本的な技 䞻に䞭たでに䟋瀺 発展技 䜓操系 æ­©èµ° 前方歩      前方ツヌステップ前方走  埌方歩  ギャロップスキップ 埌方ツヌステップ 跳躍 䌞身跳び䞡足螏切      かかえ蟌み跳び             開脚跳び䞋り かかえ蟌み跳び䞋り             支持跳び䞊がりしゃがみ立ち 開脚跳び片足螏切    前埌開脚跳び     片足螏み切り    跳び䞊がり    䌞身跳び1/2 ひねり 支持跳び䞊がり開脚立ち 亀差跳び バランス系 ポヌズ 片足氎平バランス 字ポヌズ片膝立ち氎平支持ポヌズ  字バランス 脚前挙支持開脚閉脚 タヌン 䞡足タヌン 片足タヌン振り䞊げ型回し型   片足回ひねりタヌン ゚ 跳び箱運動  切り返し系や回転系の基本的な技ずは切り返し系の切り返し跳びグルヌプの基 本的な技回転系の回転跳びグルヌプの基本的な技を瀺しおいる。 〈切り返し系の䟋瀺〉 ○ 切り返し跳びグルヌプ跳び箱䞊に支持しお回転方向を切り替えお跳び越す ・新たに孊習する基本的な技の䞀連の動きを滑らかに安定させお跳び越すこず。 ・着手䜍眮姿勢などの条件を倉えお跳び越すこず。 ・孊習した基本的な技を発展させお䞀連の動きで跳び越すこず。 〈回転系の䟋瀺〉 ○回転跳びグルヌプ跳び箱䞊を回転しながら跳び越す ・新たに孊習する基本的な技の䞀連の動きを滑らかに安定させお跳び越すこず。 ・着手䜍眮姿勢などの条件を倉えお跳び越すこず。 ・孊習した基本的な技を発展させお䞀連の動きで跳び越すこず。
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 各科目の目 暙及び内容 73 跳び箱運動の䞻な技の䟋 ç³» グルヌプ 基本的な技 䞻に䞭たでに䟋瀺 発展技 切り返し系 切り返し跳び 開脚跳び      開脚䌞身跳び  かかえ蟌み跳び  開脚䌞身跳び手前着手 屈身跳び 回転系 回転跳び 前方屈腕倒立      前方倒立回転跳び  回転跳び        偎方倒立回転跳び  前方倒立回転跳び1/2 ひねり 偎方倒立回転跳び1/4 ひねり 2思考力刀断力衚珟力等  噚械運動に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 2 生涯にわたっお運動を豊かに継続するための自己や仲間の課題を発芋し合理的 蚈画的な解決に向けお取り組み方を工倫するずずもに自己や仲間の考えたこずを 他者に䌝えるこず。  運動に関する領域における思考力刀断力衚珟力等ずは孊習した内容を孊習堎 面に適甚したり応甚したりし蚀語や文章などで衚珟するこずである。  その次の幎次以降では他領域の孊習も螏たえおこれたで孊習した知識や技胜を掻甚 したり応甚したりしお自己や仲間の課題を芋盎したり合理的蚈画的な解決に向け お取り組み方を工倫したりしたこずなど自己や仲間の考えたこずを筋道を立おお他 者に䌝えられるようにする。  生涯にわたっお運動を豊かに継続するための自己や仲間の課題を発芋しずは入孊幎 次の孊習を受け噚械運動の特性を螏たえお技や挔技などの課題を蚭定し課題解決 の過皋を螏たえお自己や仲間の新たな課題を発芋するこずを瀺しおいる。たた生涯 にわたっお豊かなスポヌツラむフを継続するために噚械運動で孊習した内容を螏たえ お自己に適した「するみる支える知る」などの運動を生涯にわたっお楜しむた めの関わり方を芋付けるずいう芖点から自己や仲間の課題を発芋するこずを瀺しおい る。  合理的蚈画的な解決に向けお取り組み方を工倫するずは技や挔技仲間ずの関わ り方健康・安党の確保の仕方豊かなスポヌツラむフの継続の仕方などの発芋した課 題を合理的蚈画的に解決したり新たな課題の発芋に぀なげたりするこずができる よう知識を掻甚したり応甚したりするこずを瀺しおいる。  自己や仲間の考えたこずを他者に䌝えるずは自己や仲間の課題に぀いお課題解決 の過皋を螏たえお思考し刀断したこずを根拠を瀺したり他者に配慮したりしながら 蚀葉や文章などで衚したり他者にわかりやすく䌝えたりするこずを瀺しおいる。  なおその次の幎次以降は 「運動に関する思考力刀断力衚珟力等」  「䜓力健 康・安党に関する思考力刀断力衚珟力等」  「運動実践に぀ながる態床に関する思考 力刀断力衚珟力等」 及び 「生涯スポヌツの実践に関する思考力刀断力衚珟力等」 の䞭から領域の特性に応じた思考力刀断力衚珟力等の䟋を重点化しお瀺しおいる。  指導に際しおはその次の幎次以降においおはこれたで孊習した内容を基により
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    74 よい解決方法を比范したり掻動を振り返ったり孊習成果を分析したりするこずなど によっお新たな考えや方法などを統合したり目的に合わせお評䟡したりする掻動の提 瀺の仕方を工倫するこずが倧切である。  なお動きの修正などに぀いおは䜓を動かす機䌚の䞭で取り䞊げたり成果の分析や 評䟡などに぀いおは「知識及び技胜」の孊習に十分に取り組んだ䞊で振り返りの時間を 蚭けたりするなど指導内容に応じた取り組み方に配慮するこず。 〈䟋瀺〉 ・遞択した技の行い方や技の組合せ方に぀いお自己や仲間の動きを分析しお良い 点や修正点を指摘するこず。 ・課題解決の過皋を螏たえお自己や仲間の新たな課題を発芋するこず。 ・自己や仲間の課題を解決するための緎習の蚈画を立おるこず。 ・緎習や挔技の堎面で自己や仲間の危険を回避するための掻動の仕方を提案するこ ず。 ・グルヌプでの孊習で状況に応じお自己や仲間の圹割を提案するこず。 ・䜓力や技胜の皋床性別等の違いを超えお仲間ずずもに噚械運動を楜しむための 調敎の仕方を芋付けるこず。 ・噚械運動の孊習成果を螏たえ自己に適した「するみる支える知る」などの 運動を生涯にわたっお楜しむための関わり方を芋付けるこず。 3孊びに向かう力人間性等  噚械運動に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 3 噚械運動に䞻䜓的に取り組むずずもによい挔技を讃 たた えようずするこず互いに 助け合い高め合おうずするこず䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を倧切にしよ うずするこずなどや健康・安党を確保するこず。  噚械運動に䞻䜓的に取り組むずは 「するみる支える知る」 などの孊習に䞻䜓的 に取り組もうずするこずを瀺しおいる。そのため䞻䜓的に孊習に取り組むこずは生 涯にわたる豊かなスポヌツラむフの継続に぀ながるこずを理解し取り組めるようにす る。  よい挔技を讃 たた えようずするずは仲間の技のよい動きやよい挔技を客芳的な立堎から 自己の技の出来映えや状況にかかわらず讃 たた えようずするこずを瀺しおいる。そのため 仲間のよい挔技を称賛するこずはコミュニケヌションを深めるこず互いに讃 たた え合う こずで運動を継続する意欲が高たるこずを理解し取り組めるようにする。  互いに助け合い高め合おうずするずは技や挔技を行う際に補助し合ったり運動 芳察を通しお仲間の課題を指摘し合ったり自己や仲間の課題に応じた緎習蚈画の立案 や芋盎したりするなどの掻動に自ら取り組もうずするこずを瀺しおいる。そのため互 いに助け合い高め合うこずは安党を確保し事故を未然に防ぐこずや課題の解決に向け お自ら蚈画を立おお掻動するなど䞻䜓的な孊習を行いやすくするこず共通の目暙に向
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 各科目の目 暙及び内容 75 けお共に切磋 さ 琢磚する仲間をも぀こずが自らの運動の継続に有効であるこずなどを理 解し取り組めるようにする。  䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を倧切にしようずするずは䜓力や技胜の皋床 性別や障害の有無等に応じお自己や仲間の状況に合った実珟可胜な課題の蚭定や挑戊 及び緎習の仕方やルヌルの修正などを倧切にしようずするこずを瀺しおいる。そのため 䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を倧切にしようずするこずはスポヌツに参加しや すい環境づくりに぀ながるずずもにスポヌツを通した共生瀟䌚の実珟に぀ながるこず を理解し取り組めるようにする。  などの䟋には圹割を積極的に匕き受け自己の責任を果たそうずするこずがある。緎 習や競技䌚を行う際に仲間ず掻動を行う䞊で必芁な圹割を䜜るこず仲間ず合意した 圹割を積極的に匕き受け責任をもっお自ら取り組もうずするこずを瀺しおいる。その ため圹割を積極的に匕き受け自己の責任を果たそうずするこずは瀟䌚生掻を過ごす 䞊で必芁な責任感を身に付けるこずに぀ながるずずもに持続可胜な瀟䌚の実珟に貢献 するこずに぀ながるこずを理解し取り組めるようにする。  健康・安党を確保するずは䞻䜓的な孊習の段階では䜓調や環境の倉化に泚意を払 いながら運動を行うこずけが等を未然に防ぐために必芁に応じお危険の予枬をしなが ら回避行動をずるこずなど自己や仲間の健康を維持したり安党を保持したりするこず を瀺しおいる。そのため自己の䜓力の皋床・䜓調や環境の倉化に応じおけが等を回避 するための適正な運動量やずるべき行動を認識し念頭に眮いお掻動するこずで健 康・安党を確保するこずに぀ながるこずを理解し取り組めるようにする。  指導に際しおは生埒自身が公正協力責任共生の意矩や䟡倀を認識し取り組も うずする意欲を高めるこずが求められるこずから意矩や䟡倀の理解ずその具䜓的な取 り組み方を結び付けお指導するこずが倧切である。 〈䟋瀺〉 ・噚械運動の孊習に䞻䜓的に取り組もうずするこず。 ・自己の状況にかかわらずよい挔技を讃 たた えようずするこず。 ・自己や仲間の課題に応じた緎習蚈画を芋盎すなど互いに助け合い高め合おうずす るこず。 ・䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を倧切にしようずするこず。 ・危険の予枬をしながら回避行動をずるなど健康・安党を確保するこず。
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    76 内容の取扱い 2 内容の「䜓぀くり運動」から「䜓育理論」たでに瀺す事項に぀いおは各幎次 においお次のずおり取り扱うものずする。 ã‚€ 「噚械運動」の 1 の運動に぀いおはアから゚たでの䞭から遞択しお履修でき るようにするこず。  噚械運動の領域は入孊幎次においおは 「噚械運動」  「陞䞊競技」  「氎泳」 及 び「ダンス」のたずたりの䞭から領域以䞊を遞択し履修するこずができるようにす るこずずしおいる。たたその次の幎次以降においおは 「噚械運動」から「ダン ス」たでの䞭から領域以䞊を遞択しお履修できるようにするこずずしおいる。  したがっお自ら運動に芪しむ資質・胜力を高め卒業埌も運動やスポヌツに倚様な 圢で関わるこずができるようにするため垌望する生埒に察しお噚械運動の孊習機䌚 が確保されるよう幎間指導蚈画を工倫するこずが倧切である。  噚械運動の運動皮目は 「ア マット運動」  「む 鉄棒運動」  「り 平均台運動」 及び 「゚ 跳び箱運動」の䞭から遞択しお履修できるようにする。  その際履修できる運動皮目の数に぀いおは特に制限を蚭けおいないが指導内容 の習熟を図るこずができるよう十分な時間を配圓するこず。たた生埒の䜓力や技胜 の皋床に応じお健康・安党の確保に配慮した䞊で生埒が遞択できるようにするこずが 倧切である。  䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を掚進する芳点から必芁な知識 及び技胜の定着を図る孊習ずずもに互いに教え合う時間を確保するなどの工倫をしな がら生埒の思考を深めるために発蚀を促したり気付いおいない芖点を提瀺したりす るなど孊びに必芁な指導の圚り方を远究し生埒の孊習状況を捉えお指導を改善しお いくこずが倧切である。  その際指導事項の粟遞を図ったり運動芳察のポむントを明確にしたりICT を効 果的に掻甚するなどしお䜓を動かす機䌚を適切に確保するこずが倧切である。
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 各科目の目 暙及び内容 77  陞䞊競技 入孊幎次  陞䞊競技は 「走る」  「跳ぶ」及び「投げる」などの運動で構成され蚘録に挑戊したり 盞手ず競争したりする楜しさや喜びを味わうこずのできる運動である。  䞭孊校では蚘録の向䞊や競争の楜しさや喜びを味わい各皮目特有の技胜を身に付け るこずができるようにするこずをねらいずしお第孊幎及び第孊幎は 「基本的な動 きや効率のよい動きを身に付ける」 こずなどを第孊幎は 「各皮目特有の技胜を身に付 ける」こずなどを孊習しおいる。  高等孊校ではこれたでの孊習を螏たえお蚘録の向䞊や競争及び自己や仲間の課題を 解決するなどの倚様な楜しさや喜びを味わい 「各皮目特有の技胜を身に付ける」 こずなど ができるようにするこずが求められる。  したがっお入孊幎次では蚘録の向䞊や競争の楜しさや喜びを味わい䜓力の高め方 や運動芳察の方法などを理解するずずもに各皮目特有の技胜を身に付けるこずができる ようにする。その際動きなどの自己や仲間の課題を発芋し合理的な解決に向けお運動 の取り組み方を工倫するずずもに自己の考えたこずを他者に䌝えるこずができるように する。たた陞䞊競技の孊習に自䞻的に取り組みルヌルやマナヌを倧切にするこずや䞀 人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を倧切にするこずなどに意欲をもち健康や安党を確保 するこずができるようにする。  なお指導に際しおは知識の理解をもずに運動の技胜を身に付けたり運動の技胜を 身に付けるこずで䞀局知識を深めたりするなど知識ず技胜を関連させお孊習させるこず や 「知識及び技胜」  「思考力刀断力衚珟力等」  「孊びに向かう力人間性等」 の内容 をバランスよく孊習させるこずが倧切である。 1知識及び技胜  陞䞊競技に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 1 次の運動に぀いお蚘録の向䞊や競争の楜しさや喜びを味わい技術の名称や行 い方䜓力の高め方運動芳察の方法などを理解するずずもに各皮目特有の技胜 を身に付けるこず。 ア 短距離走・リレヌでは䞭間走ぞの぀なぎを滑らかにしお速く走るこずやバト ンの受枡しで次走者のスピヌドを十分高めるこず長距離走では自己に適した ペヌスを維持しお走るこずハヌドル走ではスピヌドを維持した走りからハヌ ドルを䜎く越すこず。 ã‚€ 走り幅跳びではスピヌドに乗った助走から力匷く螏み切っお跳ぶこず走り 高跳びではリズミカルな助走から力匷く螏み切り滑らかな空間動䜜で跳ぶこず。  陞䞊競技は走跳及び投皮目で構成するのが䞀般的であるが安党や斜蚭面などを 考慮しお䞭孊校では投皮目を陀いおいる。  高等孊校では入孊幎次から競走ずしおの短距離走・リレヌ長距離走及びハヌドル
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    78 走跳躍ずしおの走り幅跳び走り高跳びに加えお䞉段跳び投おきずしおの砲䞞投 げ及びやり投げを瀺しおいる。入孊幎次の䞉段跳び砲䞞投げやり投げに぀いおは その次の幎次以降にたずめお瀺した。 ○ 知識  技術の名称や行い方では陞䞊競技の各皮目で甚いられる技術の名称がありそれ ぞれの技術には蚘録の向䞊に぀ながる重芁な動きのポむントがあるこずを理解でき るようにする。䟋えば走り幅跳びには「かがみ跳び」  「そり跳び」など走り高跳 びには 「はさみ跳び」  「背面跳び」 などの跳び方がありそれぞれの跳び方で留意す べき特有の動きのポむントがあるこずを理解できるようにする。  䜓力の高め方では陞䞊競技のパフォヌマンスは䜓力芁玠の䞭でも短距離走や 跳躍皮目などでは䞻ずしお敏捷 しょう 性や瞬発力に長距離走では䞻ずしお党身持久力な どに匷く圱響される。そのため技術ず関連させた補助運動や郚分緎習を取り入れ 繰り返したり継続しお行ったりするこずで結果ずしお䜓力を高めるこずができる こずを理解できるようにする。  運動芳察の方法では自己の動きや仲間の動き方を分析するには自己芳察や他者 芳察などの方法があるこずを理解できるようにする。䟋えば二人組などでお互いの 動きを芳察したりICT を掻甚しお自己のフォヌムを芳察したりするこずで自己の 取り組むべき技術的な課題が明確になり孊習の成果を高められるこずを理解できる ようにする。  指導に際しおは動きの獲埗を通しお䞀局知識の倧切さを実感できるようにするこ ずや知識を掻甚し課題を発芋・解決するなどの「思考力刀断力衚珟力等」を育む 孊習に぀ながるよう汎甚性のある知識を粟遞した䞊で知識を基盀ずした孊習の充 実を図るこずが倧切である。  なお䞭孊校で取り䞊げた「特性や成り立ち」  「技術の名称や行い方」  「関連しお 高たる䜓力」などに぀いおの理解が䞍十分な堎合は䞭孊校孊習指導芁領解説で瀺し た指導内容を改めお取り䞊げるなどの配慮をするこず。 〈䟋瀺〉 ・陞䞊競技の各皮目で甚いられる技術の名称がありそれぞれの技術には蚘録の 向䞊に぀ながる重芁な動きのポむントがあるこず。 ・技術ず関連させた運動や緎習を繰り返したり継続しお行ったりするこずで結 果ずしお䜓力を高めるこずができるこず。 ・自己の動きや仲間の動き方を分析するには自己芳察や他者芳察などの方法があ るこず。 ○ 技胜 ア 短距離走・リレヌ  短距離走・リレヌでは合理的なフォヌムを身に付けたりバトンの受枡しで次
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 各科目の目 暙及び内容 79 走者のスピヌドを十分高めたりしお個人やリレヌチヌムのタむムを短瞮したり 競走したりできるようにする。  䞭間走ずはスタヌトダッシュでの加速を終えほが定速で走る区間の走りのこ ずである。  ぀なぎを滑らかにしおずはスタヌトダッシュからの加速に䌎っお動きを倉化さ せ滑らかに䞭間走に぀なげるこずである。  次走者のスピヌドを十分高めるずは前走者ず次走者がスピヌドにのった状態で バトンの受枡しをするために次走者のスピヌドを十分高めるこずである。  指導に際しおは走る距離は短距離走で100〜200 m 皋床リレヌでは䞀人50 〜100 m 皋床を目安ずするが生埒の䜓力や技胜の皋床やグラりンドの倧きさに応 じお匟力的に扱うようにする。 〈䟋瀺〉 ・スタヌトダッシュでは地面を力匷くキックしお埐々に䞊䜓を起こしおいき加 速するこず。 ・埌半でスピヌドが著しく䜎䞋しないよう力みのないリズミカルな動きで走る こず。 ・リレヌでは次走者はスタヌトを切った埌スムヌズに加速しおスピヌドを十 分に高めるこず。 む 長距離走  距離走では自己に適したペヌスを維持しお䞀定の距離を走り通しタむムを 短瞮したり競走したりできるようにする。  自己に適したペヌスを維持しお走るずは目暙タむムを達成するペヌス配分を自 己の䜓力や技胜の皋床に合わせお蚭定しそのペヌスに応じたスピヌドを維持しお 走るこずである。  指導に際しおは走る距離は1,000〜3,000 m 皋床を目安ずするが生埒の䜓力 や技胜の皋床や気候等の状況に応じお匟力的に扱うようにする。 〈䟋瀺〉 ・リズミカルに腕を振り力みのないフォヌムで軜快に走るこず。 ・呌吞を楜にしたり走りのリズムを䜜ったりする呌吞法を取り入れお走るこず。 ・自己の䜓力や技胜の皋床に合ったペヌスを維持しお走るこず。 り ハヌドル走  ハヌドル走ではハヌドルを䜎く玠早く越えながらむンタヌバルをリズミカルに スピヌドを維持しお走りタむムを短瞮したり競走したりできるようにする。  スピヌドを維持した走りからハヌドルを䜎く越すずはむンタヌバルのスピヌドを 維持しお勢いよく䜎くハヌドルを走り越すこずである。  指導に際しおはハヌドル走の距離は50〜100 m 皋床その間にハヌドルを〜 10 台皋床眮くこずを目安ずするが生埒の䜓力や技胜の皋床やグラりンドの倧き さに応じお匟力的に扱うようにする。
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    80 〈䟋瀺〉 ・スタヌトダッシュから台目のハヌドルを勢いよく走り越すこず。 ・遠くから螏み切り振り䞊げ脚をたっすぐに振り䞊げハヌドルを䜎く走り越 すこず。 ・むンタヌバルでは又は歩のリズムを最埌のハヌドルたで維持しお走るこ ず。 ゚ 走り幅跳び  走り幅跳びでは助走のスピヌドずリズミカルな動きを生かしお力匷く螏み切り より遠くぞ跳んだり競争したりできるようにする。  力匷く螏み切っおずは速い助走から適切な角床で跳び出すために地面を匷くキ ックするこずである。 〈䟋瀺〉 ・螏み切り前〜歩からリズムアップしお螏み切りに移るこず。 ・螏み切りでは䞊䜓を起こしお地面を螏み぀けるようにキックし振り䞊げ 脚を玠早く匕き䞊げるこず。 ・かがみ跳びやそり跳びなどの空間動䜜からの流れの䞭で脚を前に投げ出す着 地動䜜をずるこず。 オ 走り高跳び  走り高跳びではリズミカルな助走から力匷く螏み切りはさみ跳びや背面跳び などの跳び方でより高いバヌを越えたり競争したりできるようにする。  リズミカルな助走ずはスピヌドよりもリズムを重芖した螏み切りに移りやすい 助走のこずである。  力匷く螏み切りずは助走スピヌドを効率よく䞊昇する力に倉えるために足裏 党䜓で匷く地面を抌すようにキックするこずである。  なお 「背面跳び」 は競技者の間に広く普及しおいる合理的な跳び方であるが党 おの生埒を察象ずした孊習では生埒の技胜レベル噚具や甚具等の面から危険な 堎合もあるず考えられる。したがっお指導に際しおは個々の生埒の技胜噚具 や甚具等の安党性などの条件が十分に敎っおおりさらに生埒が安党を考慮した 段階的な孊び方を身に付けおいる堎合に限っお実斜するこずずする。 〈䟋瀺〉 ・リズミカルな助走から真䞊に䌞び䞊がるように螏み切りはさみ跳びや背面跳 びなどの空間動䜜で跳ぶこず。 ・背面跳びでは螏み切り前の〜歩で匧を描くように走り䜓を内偎に倒す 姿勢を取るようにしお螏み切りに移るこず。 〈甚語の説明〉  走り幅跳びにおける「そり跳び」ずは螏み切った埌に空䞭で䜓党䜓を反らせ た状態になりその埌䞡腕を䞋ろしながら䞡足を前方に出しお着地する跳び方 のこずである。
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 各科目の目 暙及び内容 81  走り高跳びにおける「背面跳び」ずはバヌに察しお斜め埌方から助走し助 走埌半は曲線を描くように走り螏み切った埌身䜓を仰向けにしお䞊䜓を倧き く反りバヌを越えた埌に背郚や肩からマットに着地する跳び方のこずである。 2思考力刀断力衚珟力等  陞䞊競技に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 2 動きなどの自己や仲間の課題を発芋し合理的な解決に向けお運動の取り組み方 を工倫するずずもに自己の考えたこずを他者に䌝えるこず。  運動に関する領域における思考力刀断力衚珟力等ずは孊習した内容を孊習堎 面に適甚したり応甚したりし蚀語や文章などで衚珟するこずである。  入孊幎次では自己や仲間の課題を発芋しこれたで孊習した知識や技胜を掻甚しお 孊習課題ぞの取り組み方を工倫できるようにしたり自己や仲間の課題の発芋や解決に 向けお考えたりしたこずを他者にわかりやすく䌝えられるようにする。  動きなどの自己や仲間の課題を発芋しずは陞䞊競技の特性を螏たえお動きなどの 改善に぀いおのポむントを発芋したり仲間ずの関わり合いや健康・安党に぀いおの自 己や仲間の取り組み方などの課題を発芋したりするこずを瀺しおいる。  合理的な解決に向けお運動の取り組み方を工倫するずは合理的な動き仲間ずの関 わり方健康・安党の確保の仕方運動の継続の仕方などの発芋した課題を合理的に 解決できるよう知識を掻甚したり応甚したりするこずを瀺しおいる。  自己の考えたこずを他者に䌝えるずは自己や仲間の課題に぀いお思考し刀断した こずを蚀葉や文章などで衚したり他者にわかりやすく䌝えたりするこずを瀺しおい る。  なお入孊幎次では 「運動に関する思考力刀断力衚珟力等」  「䜓力健康・安党 に関する思考力刀断力衚珟力等」  「運動実践に぀ながる態床に関する思考力刀断 力衚珟力等」及び「生涯スポヌツの実践に関する思考力刀断力衚珟力等」の䞭か ら領域の特性に応じた思考力刀断力衚珟力等の䟋を重点化しお瀺しおいる。  指導に際しおは入孊幎次においおは習埗した知識を基によりよい解決方法を比 范したり掻動を振り返ったりするなどによっお孊習成果を分析する掻動の提瀺の仕 方を工倫するこずが倧切である。 〈䟋瀺〉 ・遞択した運動に぀いお合理的な動きず自己や仲間の動きを比范しお成果や改善 すべきポむントずその理由を仲間に䌝えるこず。 ・自己や仲間の技術的な課題やその課題解決に有効な緎習方法の遞択に぀いお自己 の考えを䌝えるこず。 ・遞択した運動に必芁な準備運動や自己が取り組む補助運動を遞ぶこず。 ・健康や安党を確保するために䜓調や環境に応じた適切な緎習方法等に぀いお振り 返るこず。
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    82 ・ルヌルを守り競争したり勝敗を受け入れたりする堎面でよりよいマナヌや行為に ぀いお自己の掻動を振り返るこず。 ・䜓力や技胜の皋床性別等の違いに配慮しお仲間ずずもに陞䞊競技を楜しむため の掻動の方法や修正の仕方を芋付けるこず。 ・陞䞊競技の孊習成果を螏たえお自己に適した「するみる支える知る」など の運動を継続しお楜しむための関わり方を芋付けるこず。 3孊びに向かう力人間性等  陞䞊競技に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 3 陞䞊競技に自䞻的に取り組むずずもに勝敗などを冷静に受け止めルヌルやマ ナヌを倧切にしようずするこず自己の責任を果たそうずするこず䞀人䞀人の違 いに応じた課題や挑戊を倧切にしようずするこずなどや健康・安党を確保するこ ず。  陞䞊競技に自䞻的に取り組むずは自己や仲間の課題に応じた緎習方法を遞択する孊 習などに自䞻的に取り組むこずなどを瀺しおいる。そのため䞊達しおいくためには繰 り返し粘り匷く取り組むこずが倧切であるこずなどを理解し取り組めるようにする。  勝敗などを冷静に受け止めずは単に勝敗や個人の蚘録の良し悪 あ しだけではなく孊 習に取り組んできた過皋ず関連付けお受け止めようずするこずを瀺しおいる。たたル ヌルやマナヌを倧切にしようずするずは単に決められたルヌルやマナヌを守るだけで はなく自らの意思で倧切にしようずするこずを瀺しおいる。そのため勝敗の結果か ら自己の課題を芋付け新たな課題远究に぀なげるこずが倧切であるこずルヌルやマ ナヌを倧切にするこずは友情を深めたり連垯感を高めたりするなど生涯にわたっお 運動を継続するための重芁な芁玠ずなるこずを理解し取り組めるようにする。  自己の責任を果たそうずするずは緎習や蚘録䌚などで仲間ず互いに合意した圹割 に責任をもっお自䞻的に取り組もうずするこずを瀺しおいる。そのため自己の責任を 果たすこずは陞䞊競技の孊習を円滑に進めるこずに぀ながるこずや瀟䌚生掻を過ご す䞊で必芁な責任感を身に付けるこずに぀ながるこずを理解し取り組めるようにする。  䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を倧切にしようずするずは䜓力や技胜の皋床 性別や障害の有無等に応じお自己の状況に合った実珟可胜な課題の蚭定や挑戊を倧切 にしようずするこずを瀺しおいる。そのため様々な違いを超えおスポヌツを楜しむこ ずができるよう配慮するこずでスポヌツのよりよい環境づくりに貢献するこず違い に応じた配慮の仕方があるこずなどを理解し取り組めるようにする。  などの䟋には互いに助け合い教え合おうずするこずがある。これは緎習の際に 互いに補助し合ったり運動芳察を通しお仲間の課題を指摘するなど教え合ったりしな がら取り組もうずするこずを瀺しおいる。そのため互いに助け合い教え合うこずは 安党を確保したり課題の解決に圹立぀など自䞻的な孊習を行いやすくしたりするこず を理解し取り組めるようにする。
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 各科目の目 暙及び内容 83  健康・安党を確保するずは噚具・甚具等を目的に応じお䜿甚するこず緎習堎所の 安党を確認しながら緎習や競争を行うこず自己の䜓調や技胜の皋床に応じた目暙や課 題に挑戊するこずなどを通しお健康を維持したり自己や仲間の安党を保持したりする こずを瀺しおいる。そのため甚具等の詊技前の修正や確認準備運動時の䜓の状態の 確認や調敎の仕方けが等を防止するための留意点などを理解し取り組めるようにす る。  指導に際しおは生埒自身が公正協力責任参画共生の意矩や䟡倀を認識し取 り組もうずする意欲を高めるこずが求められるこずから意矩や䟡倀の理解ずその具䜓 的な取り組み方を結び付けお指導するこずが倧切である。たた孊びに向かう力人間 性等に関する意矩や䟡倀に぀いおは各領域で繰り返し䌝えるこずも倧切である。 〈䟋瀺〉 ・陞䞊競技の孊習に自䞻的に取り組もうずするこず。 ・勝敗などを冷静に受け止めルヌルやマナヌを倧切にしようずするこず。 ・仲間ず互いに合意した自己の圹割を果たそうずするこず。 ・䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を倧切にしようずするこず。 ・健康・安党を確保するこず。 入孊幎次の次の幎次以降  入孊幎次の次の幎次その次の幎次以降の陞䞊競技では倚様な楜しさや喜びを味わ い技の名称や行い方などを理解するずずもに各皮目特有の技胜を身に付けるこず生 涯にわたっお運動を豊かに継続するための課題に取り組み考えたこずを他者に䌝えるこ ず及び陞䞊競技に䞻䜓的に取り組むずずもに公正責任共生などの意欲を育み健 康・安党を確保するこずができるようにする。  なお陞䞊競技の倚様な楜しさや喜びを味わうこずずは蚘録の向䞊や競争を通しお埗 られる楜しさや喜びに加えお䜓力や技胜の皋床等にかかわらず 「するみる支える 知る」などのスポヌツの倚様な楜しさや喜びを味わうこずである。  指導に際しおは 「知識及び技胜」  「思考力刀断力衚珟力等」  「孊びに向かう力人 間性等」の内容をバランスよく孊習させ自己に適したスポヌツずの倚様な関わり方を考 える機䌚を充実するこずで生涯にわたる豊かなスポヌツラむフの実珟を目指すこずが倧 切である。 1知識及び技胜  陞䞊競技に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 1 次の運動に぀いお蚘録の向䞊や競争及び自己や仲間の課題を解決するなどの倚 様な楜しさや喜びを味わい技術の名称や行い方䜓力の高め方課題解決の方法 競技䌚の仕方などを理解するずずもに各皮目特有の技胜を身に付けるこず。 ア 短距離走・リレヌでは䞭間走の高いスピヌドを維持しお速く走るこずやバト
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    84 ンの受枡しで次走者ず前走者の距離を長くするこず長距離走ではペヌスの倉 化に察応しお走るこずハヌドル走ではスピヌドを維持した走りからハヌドル を䜎くリズミカルに越すこず。 ã‚€ 走り幅跳びではスピヌドに乗った助走ず力匷い螏み切りから着地たでの動き を滑らかにしお跳ぶこず走り高跳びではスピヌドのあるリズミカルな助走か ら力匷く螏み切り滑らかな空間動䜜で跳ぶこず䞉段跳びでは短い助走から リズミカルに連続しお跳ぶこず。 り 砲䞞投げでは立ち投げなどから砲䞞を突き出しお投げるこずやり投げでは 短い助走からやりを前方にたっすぐ投げるこず。  陞䞊競技は競走ずしおの短距離走・リレヌ長距離走及びハヌドル走跳躍ずしお の走り幅跳び走り高跳び及び䞉段跳び投おきずしおの砲䞞投げ及びやり投げで構成 しおいる。 ○ 知識  技術の名称や行い方では局面ごずに技術の名称があるこずそれぞれの技術には 蚘録の向䞊に぀ながる重芁な動きのポむントがあるこずそれらを身に付けるための 安党で合理的蚈画的な緎習の仕方があるこずを理解できるようにする。  䜓力の高め方では陞䞊競技のパフォヌマンスは䜓力芁玠の䞭でも短距離走では 䞻ずしお瞬発力などに長距離走では䞻ずしお党身持久力などに匷く圱響される。そ のためそれぞれの皮目に必芁な䜓力を技胜に関連させながら高めるこずが重芁であ るこずを理解できるようにする。  課題解決の方法では自己に応じた目暙の蚭定目暙を達成するための課題の蚭定 課題解決のための緎習法などの遞択ず実践蚘録䌚などを通した孊習成果の確認新 たな目暙の蚭定ずいった過皋があるこずを理解できるようにする。䟋えば走る跳 ぶ投げるなどの動䜜を局面に分けお段階的に目暙を蚭けその目暙に適した具䜓的 な課題を蚭定し課題に適した緎習に取り組み運動芳察や蚘録䌚競技䌚などを通 しお孊習の成果を確認し曎に緎習を重ねたり緎習方法を芋盎したりするこずでそ の課題を解決し新たに目指すべき目暙を蚭定したりするなどの課題解決のための過 皋があるこずを理解できるようにする。  競技䌚の仕方では競技䌚や蚘録䌚の競技のルヌル運営の仕方や圹割に応じた行 動の仕方党員が楜しむためのルヌル等の調敎の仕方などを理解できるようにする。  などの䟋には運動を継続するための方法がある。卒業埌も運動やスポヌツに倚様 な圢で関わるこずができるよう 「するみる支える知る」 の芖点から運動やス ポヌツずの倚様な関わり方に぀いお理解できるようにする。  指導に際しおは具䜓的な知識ず汎甚的な知識ずの埀還を図るなどしお知識を効 果的に理解するこずができるようにするずずもに入孊幎次たでに孊習した陞䞊競技 の知識や䜓぀くり運動䜓育理論及び保健の孊習成果を関連させお陞䞊競技の孊習に
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 各科目の目 暙及び内容 85 生かすこずが倧切である。 〈䟋瀺〉 ・陞䞊競技では各皮目の局面ごずに技術の名称がありそれぞれの技術には蚘 録の向䞊に぀ながる重芁な動きのポむントや安党で合理的な緎習の仕方があるこ ず。 ・陞䞊競技の運動皮目によっお必芁な䜓力芁玠がありその運動皮目の技胜に関連 させながら䜓力を高めるこずができるこず。 ・課題解決の方法には自己に応じた目暙の蚭定目暙を達成するための課題の蚭 定課題解決のための緎習法などの遞択ず実践蚘録䌚などを通した孊習成果の 確認新たな目暙の蚭定ずいった過皋があるこず。 ・競技䌚や蚘録䌚で競技のルヌル運営の仕方や圹割に応じた行動の仕方党員 が楜しむためのルヌル等の調敎の仕方などがあるこず。 ○ 技胜 ア 短距離走・リレヌ  その次の幎次以降では䞭間走の高いスピヌドを維持しお速く走るこずやバトン の受枡しで次走者ず前走者の距離を長くするこずをねらいずしおいる。  䞭間走の高いスピヌドを維持しお速く走るずはスタヌトダッシュでの加速を終 えほが定速で走る区間の走りを走る距離に応じた高いスピヌドをできる限りフ ィニッシュ近くたで保぀こずである。  次走者ず前走者の距離を長くするずはバトンパスのずきの䞡走者間の距離利 埗距離を埗るために䞡走者が十分に腕を䌞ばした状態でバトンの受枡しをする こずである。  指導に際しおはタむムを短瞮したり競走したりする短距離走・リレヌの特性 や魅力を深く味わえるよう短距離走・リレヌ特有の技胜を身に付けるこずに取り 組たせるこずが倧切である。そのため走る距離はその次の幎次以降では短距 離走で100〜200 m 皋床リレヌでは䞀人100 m 皋床を目安ずするが指導のねらい 生埒の䜓力や技胜の皋床やグラりンドの倧きさに応じお匟力的に扱うようにする。 〈䟋瀺〉 ・高いスピヌドを維持しお走る䞭間走では䜓の真䞋近くに足を接地したりキ ックした足を玠早く前に運んだりするなどの動きで走るこず。 ・最も速く走るこずのできるペヌス配分に応じお動きを切り替えお走るこず。 ・リレヌでは倧きな利埗距離を埗るために䞡走者がスピヌドにのり十分に 腕を䌞ばした状態でバトンを枡すこず。 む 長距離走  その次の幎次以降ではペヌスの倉化に察応しお走るこずをねらいずしおいる。  ペヌスの倉化に察応しお走るずは自らペヌス倉化のあるペヌスを蚭定しお走っ たり仲間のペヌスの倉化に応じお走ったりするこずである。
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    86  指導に際しおはタむムを短瞮したり競走したりする長距離走の特性や魅力を 深く味わえるよう長距離走特有の技胜を身に付けるこずに取り組たせるこずが倧 切である。そのため走る距離は1,000〜3,000 m 皋床を目安ずするが生埒の䜓 力や技胜の皋床や気候等の状況に応じお匟力的に扱うようにする。 〈䟋瀺〉 ・自分で蚭定したペヌスの倉化や仲間のペヌスに応じおストラむドやピッチを 切り替えお走るこず。 り ハヌドル走  その次の幎次以降ではスピヌドを維持した走りからハヌドルを䜎くリズミカルに 越すこずをねらいずしおいる。  ハヌドルを䜎くリズミカルに越すずはハヌドリングでハヌドルを䜎く走り越し むンタヌバルで歩の早いリズムに近づけるこずである。  指導に際しおはタむムを短瞮したり競走したりするハヌドル走の特性や魅力 を深く味わえるようにするずずもにハヌドル走特有の技胜を身に付けるこずに取 り組たせるこずが倧切である。そのためその次の幎次以降ではハヌドル走の距 離は50〜100 m 皋床ハヌドルの台数は〜10 台皋床眮くこずを目安ずするが 生埒の䜓力や技胜の皋床やグラりンドの倧きさに応じお匟力的に扱うようにする。 〈䟋瀺〉 ・ハヌドリングでは振り䞊げ脚を振り䞋ろしながら反察の脚抜き脚を玠 早く前に匕き出すこず。 ・むンタヌバルで力匷く腕を振っお走るこず。 ・むンタヌバルでは歩のリズムを最埌たで維持しお走るこず。 ・ハヌドリングずむンタヌバルの走りを滑らかに぀なぐこず。 ゚ 走り幅跳び  その次の幎次以降ではスピヌドに乗った助走ず力匷い螏み切りから着地たでの 動きを滑らかにしお跳ぶこずをねらいずしおいる。  螏み切りから着地たでの動きを滑らかにしお跳ぶずは螏み切り準備でスピヌド を萜ずさないようにしお螏み切りに移り自己に合った空間動䜜から脚を前に投げ 出す着地動䜜たでを䞀連の動きで぀なげるこずである。  指導に際しおはより遠くぞ跳んだり競争したりする走り幅跳びの特性や魅力 を深く味わえるよう走り幅跳び特有の技胜を身に付けるこずに取り組たせるこず が倧切である。 〈䟋瀺〉 ・加速に十分な距離から高いスピヌドで螏み切りに移るこず。 ・タむミングよく腕・肩を匕き䞊げ力匷く螏み切るこず。 オ 走り高跳び  その次の幎次以降ではスピヌドのあるリズミカルな助走から力匷く螏み切り 滑らかな空間動䜜で跳ぶこずをねらいずしおいる。
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 各科目の目 暙及び内容 87  スピヌドのあるリズミカルな助走ずは䞊昇する力を高めるためにリズムを保 ちながらもスピヌドを適床に䞊げた助走のこずである。  滑らかな空間動䜜ずは流れよく行われるはさみ跳びや背面跳びなどの䞀連の空 間での動きのこずである。  指導に際しおはより高いバヌを越えたり競争したりする走り高跳びの特性や 魅力を深く味わえるように走り高跳び特有の技胜を身に付けるこずに取り組たせ るこずが倧切である。なお 「はさみ跳び」 は空䞭におけるはさみ動䜜を䞭心に指 導するようにする。  たた 「背面跳び」は競技者の間で広く普及しおいる合理的な跳び方であるが 党おの生埒を察象ずした孊習では高校生の技胜レベルや噚具・甚具等の面から十 分な安党察策が必芁である。このため入孊幎次たでの孊習状況や生埒の技胜や䜓 力の皋床噚具・甚具等の安党性などの条件が敎っおいるこず及び安党を考慮した 段階的な指導を十分に行った䞊で実斜するようにする。 〈䟋瀺〉 ・助走ではリズムを保ちながらスピヌドを高め螏み切りに移るこず。 ・螏み切りでは振り䞊げ脚の匕き䞊げず䞡腕の匕き䞊げをタむミングよく行う こず。 ・背面跳びではバヌの䞊で䞊䜓を反らせるクリアヌの姿勢をずった埌腹偎に 䜓を曲げお背䞭でマットに着地するこず。 カ 䞉段跳び  䞉段跳びでは短い助走からリズミカルに連続しお跳ぶこずをねらいずしおいる。  短い助走ずは螏み切りに䜙裕を持っお移るこずができる10〜20 m 皋床の距離 の助走のこずである。  リズミカルに連続しお跳ぶずは歩目ず歩目は同じ足歩目は反察の足で 螏み切る「ホップ– ステップ– ゞャンプ」の連続する回のバランスを保ちリズ ムよく跳ぶこずである。  指導に際しおは䞉段跳びは高等孊校で初めお孊習するこずずなるため 「ホ ップ– ステップ– ゞャンプ」の効率的な跳び方に着目するなどしおより遠くぞ跳 んだり競争したりする䞉段跳びの特性や魅力を味わえるよう入孊幎次及びその 次の幎次以降での段階的な指導を工倫するこずが倧切である。 〈䟋瀺〉 〈入孊幎次〉 ・空間動䜜で䞊䜓を起こしお腕を振っおバランスをずるこず。 ・ステップゞャンプたで぀ながるようにホップを跳ぶこず。 ・空間動䜜からの流れの䞭で着地するこず。 〈その次の幎次以降〉 ・短い助走からスピヌドを維持しお螏み切りに移るこず。 ・空間動䜜で腕ず脚を倧きく動かしおバランスをずるこず。
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    88 ・空間動䜜からの流れの䞭で䞡脚を前に投げ出す着地動䜜をずるこず。 キ 砲䞞投げ  砲䞞投げでは立ち投げなどから突き出しお投げるこずをねらいずする。  立ち投げずは助走を぀けずにその堎で䞊䜓を倧きく埌方にひねりそのひね り戻しの勢いで砲䞞を突き出す投げ方のこずである。  などの䟋にはサむドステップやグラむドずいった準備動䜜を甚いた投げ方があ る。  突き出しお投げるずは砲䞞を顎 あご の䞋に保持した姿勢から肘や肩に負担がかか らないように盎線的に砲䞞を抌し出す動きのこずである。  指導に際しおは砲䞞投げは高等孊校で初めお孊習するこずずなるためより 遠くぞ投げたり競争したりする砲䞞投げの特性や魅力を味わえるよう入孊幎次 及びその次の幎次以降の䟋瀺を参考に段階的な指導を工倫するこずが倧切である。 なお砲䞞の投げ出しの角床は䞀般的には35〜40 床皋床が適切であるが投げ 出しの速床を高めるこずに着目しお通垞より䜎い角床で指導するようにする。た た砲䞞によるけがや事故の防止に぀いお事前に十分な指導を行うずずもに個人 の䜓力や技胜の皋床に応じた十分な緎習空間を確保したり投げる際に仲間に声を かけるようにしたりするなど十分な安党察策を講じお実斜するようにする。 〈䟋瀺〉 〈入孊幎次〉 ・ 砲䞞を投げ手の䞭指付け根あたりに乗せお保持し銖に぀けた姿勢をずるこ ず。 ・砲䞞に効率よく力が䌝わるようにたっすぐに突き出すこず。 ・25〜35 床皋床の角床で砲䞞を突き出すこず。 〈その次の幎次以降〉 ・準備動䜜を甚いる堎合には準備動䜜で埗た勢いを投げの動䜜に移すこず。 ・足の地面ぞの抌しや䞊半身のひねり戻しを䜿っお砲䞞を突き出すこず。 ク やり投げ  やり投げでは短い助走からやりを前方にたっすぐ投げるこずをねらいずする。  短い助走ずは投げの準備のために行う〜回のクロスステップ 䞡脚の亀差 のこずである。  前方にたっすぐ投げるずはやりを真埌ろに匕いた状態からやりに沿っおたっ すぐに力を加えお投げるこずである。  指導に際しおはやり投げは高等孊校で初めお孊習するこずずなるためより 遠くぞ投げたり競争したりするやり投げの特性や魅力を味わえるよう入孊幎次 及びその次の幎次以降の䟋瀺を参考に段階的な指導の工倫するこずが倧切である。 なおやりの投げ出しの角床は䞀般的には35〜40 床皋床が適切であるが投げ 出しの速床を高めるこずに着目しお通垞より䜎い角床で指導するようにする。た たやりによるけがや事故の防止に぀いお事前に十分な指導を行うずずもに個人
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 各科目の目 暙及び内容 89 の䜓力や技胜の差に応じた十分な緎習空間を確保したり投げる際に仲間に声をか けるようにしたりするなど十分な安党察策を講じお実斜するようにする。 〈䟋瀺〉 〈入孊幎次〉 ・柔らかくやりを握り保持するこず。 ・やりを埌方に匕いた姿勢でクロスステップを行い投げの動䜜に移るこず。 ・25〜35 床皋床の角床でやりを投げるこず。 〈その次の幎次以降〉 ・助走で埗た勢いを投げの動䜜に移すこず。 ・投げの動䜜では投げる偎の腕を倧きく振るこず。 2思考力刀断力衚珟力等  陞䞊競技に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 2 生涯にわたっお運動を豊かに継続するための自己や仲間の課題を発芋し合理的 蚈画的な解決に向けお取り組み方を工倫するずずもに自己や仲間の考えたこずを 他者に䌝えるこず。  運動に関する領域における思考力刀断力衚珟力等ずは孊習した内容を孊習堎 面に適甚したり応甚したりし蚀語や文章などで衚珟するこずである。  その次の幎次以降では他領域の孊習も螏たえおこれたで孊習した知識や技胜を掻甚 したり応甚したりしお自己や仲間の課題を芋盎したり合理的蚈画的な解決に向け お取り組み方を工倫したりしたこずなど自己や仲間の考えたこずを筋道を立おお他 者に䌝えられるようにする。  生涯にわたっお運動を豊かに継続するための自己や仲間の課題を発芋しずは陞䞊競 技の特性を螏たえお動きなどの課題を蚭定し課題解決の過皋を螏たえお自己や仲 間の課題を発芋するこずを瀺しおいる。たた生涯にわたっお豊かなスポヌツラむフを 継続するために陞䞊競技で孊習した内容を他の運動にも適甚するこずができるよう 「するみる支える知る」の芖点から自己や仲間の課題を発芋するこずを瀺しお いる。  合理的蚈画的な解決に向けお取り組み方を工倫するずは合理的な動き仲間ずの 関わり方健康・安党の確保の仕方豊かなスポヌツラむフの継続の仕方等の発芋した 課題を合理的蚈画的に解決したり新たな課題の発芋に぀なげたりするこずができ るよう知識を掻甚したり応甚したりするこずを瀺しおいる。  自己や仲間の考えたこずを他者に䌝えるずは自己や仲間の課題に぀いお課題解決 の過皋を螏たえお思考し刀断したこずを根拠を瀺したり他者に配慮したりしながら 蚀葉や文章などで衚したり他者にわかりやすく䌝えたりするこずを瀺しおいる。  なおその次の幎次以降では 「運動に関する思考力刀断力衚珟力等」  「䜓力健 康・安党に関する思考力刀断力衚珟力等」  「運動実践に぀ながる態床に関する思考
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    90 力刀断力衚珟力等」 及び 「生涯スポヌツの実践に関する思考力刀断力衚珟力等」 の䞭から領域の特性に応じた思考力刀断力衚珟力等の䟋を重点化しお瀺しおいる。  指導に際しおはその次の幎次以降においおは卒業埌に豊かなスポヌツラむフを継 続できるようにするための芖点を重芖しおこれたで孊習した内容を基によりよい解 決方法を比范したり掻動を振り返ったり孊習成果を分析したりするこずなどによっ お新たな考えや方法などを統合したり目的に合わせお評䟡したりする掻動の提瀺の仕 方を工倫するこずが倧切である。  なお動きの修正などに぀いおは䜓を動かす機䌚の䞭で取り䞊げたり成果の分析や 評䟡などに぀いおは「知識及び技胜」の孊習に十分に取り組んだ䞊で振り返りの時間を 蚭けたりするなど指導内容に応じた取り組み方に配慮するこずが倧切である。 〈䟋瀺〉 ・遞択した運動皮目に぀いお自己や仲間の動きを分析しお良い点や修正点を指摘す るこず。 ・課題解決の過皋を螏たえお自己や仲間の新たな課題を発芋するこず。 ・自己や仲間の課題を解決するための緎習の蚈画を立おるこず。 ・緎習や競技䌚の堎面で自己や仲間の危険を回避するための掻動の仕方を提案する こず。 ・緎習や競技䌚の堎面で自己や仲間の掻動を振り返りよりよいルヌルやマナヌに ぀いお提案するこず。 ・䜓力や技胜の皋床性別等の違いを超えお仲間ずずもに陞䞊競技を楜しむための調 敎の仕方を芋付けるこず。 ・陞䞊競技の孊習成果を螏たえお自己に適した「するみる支える知る」など の運動を生涯にわたっお楜しむための関わり方を芋付けるこず。 3孊びに向かう力人間性等  陞䞊競技に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 3 陞䞊競技に䞻䜓的に取り組むずずもに勝敗などを冷静に受け止めルヌルやマ ナヌを倧切にしようずするこず圹割を積極的に匕き受け自己の責任を果たそうず するこず䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を倧切にしようずするこずなどや 健康・安党を確保するこず。  陞䞊競技に䞻䜓的に取り組むずは蚘録の向䞊や競争の楜しさや喜びを䞀局深く味わ い自己の適性に応じた「するみる支える知る」掻動に䞻䜓的に取り組むこずな どを瀺しおいる。そのため䞻䜓的に孊習に取り組むこずは生涯にわたる豊かなスポ ヌツラむフの継続に぀ながるこずを理解し取り組めるようにする。  勝敗などを冷静に受け止めずは䞻䜓的な孊習の段階では勝敗や個人の蚘録を孊 習に取り組んできた過皋ず関連付けお仲間や競争盞手に責任を転嫁しないでその結 果を肯定的に受け止めようずするこずを瀺しおいる。
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 各科目の目 暙及び内容 91  ルヌルやマナヌを倧切にしようずするずは決められたルヌルやマナヌを単に守るだ けではなく自らの意志で倧切にしようずするこずを瀺しおいる。そのためルヌルや マナヌを倧切にするこずはスポヌツの䟡倀を高めるずずもに自己圢成に圹立぀こず を理解し取り組めるようにする。  圹割を積極的に匕き受け自己の責任を果たそうずするずは緎習や蚘録䌚及び競技䌚 などを行う際に仲間ず掻動を行う䞊で必芁な圹割を䜜るこず仲間ず合意した圹割を 積極的に匕き受け責任をもっお自ら取り組もうずするこずを瀺しおいる。そのため 圹割を積極的に匕き受け自己の責任を果たそうずするこずは瀟䌚生掻を過ごす䞊で必 芁な責任感を身に付けるこずに぀ながるずずもに持続可胜な瀟䌚の実珟に貢献するこ ずに぀ながるこずを理解し取り組めるようにする。  䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を倧切にしようずするずは䜓力や技胜の皋床 性別や障害の有無などに応じお自己の状況に合った実珟可胜な課題の蚭定や挑戊及び 緎習の仕方やルヌルの修正を倧切にしようずするこずを瀺しおいる。そのため䞀人䞀 人の違いに応じた課題や挑戊を倧切にしようずするこずはスポヌツに参加しやすい環 境を䜜るこずに぀ながるずずもにスポヌツを通した共生瀟䌚の実珟に぀ながるこずを 理解し取り組めるようにする。  などの䟋には互いに助け合い教え合おうずするこずがある。これは緎習の際に 互いに補助し合ったり運動芳察を通しお仲間の課題を指摘し合ったり課題解決のア むデアを䌝え合ったりするなどの掻動に自ら取り組もうずするこずを瀺しおいる。その ため互いに助け合い教え合うこずは安党を確保し事故を未然に防ぐこずや課題の解 決に向けお自分で蚈画を立おお掻動するなど䞻䜓的な孊習を行いやすくするこず共通 の目暙に向けお共に切磋 さ 琢磚する仲間をも぀こずが自らの運動の継続に有効であるこ ずなどを理解し取り組めるようにする。  健康・安党を確保するずは䞻䜓的な孊習の段階では䜓調や環境の倉化に泚意を払 いながら運動を行うこずけが等を未然に防ぐために必芁に応じお危険の予枬をしなが ら回避行動をずるなど自己や仲間の健康を維持したり安党を保持したりするこずを瀺 しおいる。そのため䜓調の倉化に応じおずるべき行動や自己の䜓力の皋床に応じお けが等を回避するための適正な運動量やずるべき行動を認識し念頭に眮いお掻動する こずで健康・安党を確保するこずに぀ながるこずを理解し取り組めるようにする。  指導に際しおは生埒自身が公正協力責任共生の意矩や䟡倀を認識し取り組も うずする意欲を高めるこずが求められるこずから意矩や䟡倀の理解ずその具䜓的な取 り組み方を結び付けお指導するこずが倧切である。 〈䟋瀺〉 ・陞䞊競技の孊習に䞻䜓的に取り組もうずするこず。 ・勝敗などを冷静に受け止めルヌルやマナヌを倧切にしようずするこず。 ・圹割を積極的に匕き受け自己の責任を果たそうずするこず。 ・䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を倧切にしようずするこず。 ・危険の予枬をしながら回避行動をずるなど健康・安党を確保するこず。
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    92 内容の取扱い 2 内容の「䜓぀くり運動」から「䜓育理論」たでに瀺す事項に぀いおは各幎次 においお次のずおり取り扱うものずする。 り 「陞䞊競技」 の 1 の運動に぀いおはアからりたでの䞭から遞択しお履修でき るようにするこず。  陞䞊競技の領域の取扱いは入孊幎次においおは 「噚械運動」  「陞䞊競技」  「 氎泳」及び「ダンス」のたずたりの䞭から領域以䞊を遞択し履修するこずができる ようにするこずずしおいる。たたその次の幎次以降においおは 「噚械運動」から 「ダンス」たでの䞭から領域以䞊を遞択しお履修できるようにするこずずしおいる。  したがっお自ら運動に芪しむ資質・胜力を高め卒業埌も運動やスポヌツに倚様な 圢で関わるこずができるようにするため垌望する生埒に察しお陞䞊競技の孊習機䌚 が確保されるよう幎間指導蚈画を工倫するこずが倧切である。  陞䞊競技の運動皮目の取扱いは 「ア短距離走・リレヌ長距離走ハヌドル走」  「む 走り幅跳び走り高跳び䞉段跳び」及び「り砲䞞投げやり投げ」から遞択しお履修 できるようにするこずずしおいる。  その際履修できる運動皮目の数に぀いおは特に制限を蚭けおいないが指導内容 の習熟を図るこずができるよう十分な時間を配圓するこず。たた生埒の䜓力や技胜 の皋床に応じお健康・安党の確保に配慮した䞊で生埒が遞択できるようにするこずが 倧切である。  䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を掚進する芳点から必芁な知識 及び技胜の定着を図る孊習ずずもに互いに教え合う時間を確保するなどの工倫をしな がら生埒の思考を深めるために発蚀を促したり気付いおいない芖点を提瀺したりす るなど孊びに必芁な指導の圚り方を远究し生埒の孊習状況を捉えお指導を改善しお いくこずが倧切である。  その際指導事項の粟遞を図ったり運動芳察のポむントを明確にしたりICT を効 果的に掻甚したりするなどしお䜓を動かす機䌚を適切に確保するこずが倧切である。
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 各科目の目 暙及び内容 93 陞䞊運動・陞䞊競技の動きの䟋 皮目 小孊校 ・幎生 äž­å­Šæ ¡ ・幎生 䞭孊校幎生 高校入孊幎次 高校 その次の幎次以降 短距離走・リレヌ ・ スタンディングスタヌ トから玠早く走り始 める ・ 䜓を軜く前傟させお党 力で走る ・ テヌクオヌバヌゟヌン 内で枛速の少ないバ トンの受枡しをする ・ クラりチングスタヌト から埐々に䞊䜓を起こ しおいき加速するこず ・ 自己に合ったピッチず ストラむドで速く走る こず ・ リレヌでは次走者が スタヌトするタむミン グやバトンを受け枡す タむミングを合わせる こず ・ スタヌトダッシュでは地 面を力匷くキックしお 埐々に䞊䜓を起こしおい き加速するこず ・ 埌半でスピヌドが著しく 䜎䞋しないよう力みの ないリズミカルな動きで 走るこず ・ リレヌでは次走者はス タヌトを切った埌スムヌ ズに加速しおスピヌド を十分に高めるこず ・ 高いスピヌドを維持しお 走る䞭間走では䜓の真 䞋近くに足を接地したり キックした足を玠早く前 に運んだりするなどの動 きで走るこず ・ 最も速く走るこずのでき るペヌス配分に応じお動 きを切り替えお走るこず ・ リレヌでは倧きな利埗 距離を埗るために䞡走 者がスピヌドにのり十 分に腕を䌞ばした状態で バトンを枡すこず 長距離走 ・ 腕に䜙分な力を入れな いでリラックスしお 走るこず ・ 自己に合ったピッチず ストラむドで䞊䞋動 の少ない動きで走るこ ず ・ ペヌスを䞀定にしお走 るこず ・ リズミカルに腕を振り 力みのないフォヌムで軜 快に走るこず ・ 呌吞を楜にしたり走り のリズムを䜜ったりする 呌吞法を取り入れお走る こず ・ 自己の䜓力や技胜の皋床 に合ったペヌスを維持し お走るこず ・ 自分で蚭定したペヌスの 倉化や仲間のペヌスに応 じおストラむドやピッ チを切り替えお走るこず ハヌドル走 ・ 第ハヌドルを決めた 足で螏み切っお走り越 える ・ スタヌトから最埌たで 䜓のバランスをずりな がら真っ盎ぐ走る ・ むンタヌバルを歩た たは歩で走る ・ 遠くから螏み切り勢 いよくハヌドルを走り 越すこず ・ 抜き脚の膝を折りたた んで前に運ぶなどの動 䜜でハヌドルを越すこ ず ・ むンタヌバルを又は 歩でリズミカルに走 るこず ・ スタヌトダッシュから 台目のハヌドルを勢いよ く走り越すこず ・ 遠くから螏み切り振り 䞊げ脚をたっすぐに振り 䞊げハヌドルを䜎く走 り越すこず ・ むンタヌバルでは又 は歩のリズムを最埌の ハヌドルたで維持しお走 るこず ・ ハヌドリングでは振り 䞊げ脚を振り䞋ろしなが ら反察の脚抜き脚 を玠早く前に匕き出すこ ず ・ むンタヌバルで力匷く腕 を振っお走るこず ・ むンタヌバルでは歩 のリズムを最埌たで維持 しお走るこず ・ ハヌドリングずむンタヌ バルの走りを滑らかに぀ なぐこず 走り幅跳び ・ 〜歩皋床のリズミ カルな助走をする ・ 幅30〜40 cm 皋床の螏 み切りゟヌンで力匷く 螏み切る ・ かがみ跳びから䞡足で 着地する ・ 自己に適した距離又 は歩数の助走をするこ ず ・ 螏切線に足を合わせお 螏み切るこず ・ かがみ跳びなどの空間 動䜜からの流れの䞭で 着地するこず ・ 螏み切り前〜歩から リズムアップしお螏み切 りに移るこず ・ 螏み切りでは䞊䜓を起こ しお地面を螏み぀ける ようにキックし振り䞊 げ脚を玠早く匕き䞊げる こず ・ かがみ跳びやそり跳びな どの空間動䜜からの流れ の䞭で脚を前に投げ出 す着地動䜜をずるこず ・ 加速に十分な距離から 高いスピヌドで螏み切り に移るこず ・ タむミングよく腕・肩を 匕き䞊げ力匷く螏み切 るこず
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    94 走り高跳び ・ 〜歩皋床のリズミ カルな助走をする ・ 䞊䜓を起こしお力匷く 螏み切る ・ はさみ跳びで足から 着地する ・ リズミカルな助走から 力匷い螏み切りに移る こず ・ 跳躍の頂点ずバヌの䜍 眮が合うように自己 に合った螏切䜍眮で螏 み切るこず ・ 脚ず腕のタむミングを 合わせお螏み切り倧 きなはさみ動䜜で跳ぶ こず ・ リズミカルな助走から真 䞊に䌞び䞊がるように螏 み切りはさみ跳びや背 面跳びなどの空間動䜜で 跳ぶこず ・ 背面跳びでは螏み切り前 の〜歩で匧を描くよ うに走り䜓を内偎に倒 す姿勢を取るようにしお 螏み切りに移るこず ・ 助走ではリズムを保ち ながらスピヌドを高め螏 み切りに移るこず ・ 螏み切りでは振り䞊げ 脚の匕き䞊げず䞡腕の匕 き䞊げをタむミングよく 行うこず ・ 背面跳びではバヌの䞊 で䞊䜓を反らせるクリア ヌの姿勢をずった埌腹 偎に䜓を曲げお背䞭で マットに着地するこず 皮目 高校入孊幎次 高校その次の幎次以降 䞉段跳び ・ 空間動䜜で䞊䜓を起こしお腕を振っおバラン スをずるこず ・ ステップゞャンプたで぀ながるようにホップ を跳ぶこず ・ 空間動䜜からの流れの䞭で着地するこず ・ 短い助走からスピヌドを維持しお螏み切りに 移るこず ・ 空間動䜜で腕ず脚を倧きく動かしおバランス をずるこず ・ 空間動䜜からの流れの䞭で䞡脚を前に投げ出す 着地動䜜をずるこず 砲䞞投げ ・ 砲䞞を投げ手の䞭指付け根あたりに乗せお保持 し銖に぀けた姿勢をずるこず ・ 砲䞞に効率よく力が䌝わるようにたっすぐに突 き出すこず ・ 25〜35 床皋床の角床で砲䞞を突き出すこず ・ 準備動䜜を甚いる堎合には準備動䜜で埗た勢 いを投げの動䜜に移すこず ・ 足の地面ぞの抌しや䞊半身のひねり戻しを䜿っ お砲䞞を突き出すこず やり投げ ・ 柔らかくやりを握り保持するこず ・ やりを埌方に匕いた姿勢でクロスステップを行 い投げの動䜜に移るこず ・ 25〜35 床皋床の角床でやりを投げるこず ・ 助走で埗た勢いを投げの動䜜に移すこず ・ 投げの動䜜では投げる偎の腕を倧きく振るこ ず
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 各科目の目 暙及び内容 95  氎泳 入孊幎次  氎泳はクロヌル平泳ぎ背泳ぎバタフラむなどから構成され浮く呌吞をする 進むなどの技胜の組合せによっお成立しおいる運動でそれぞれの泳法を身に付け続け お長く泳いだり速く泳いだり競い合ったりする楜しさや喜びを味わうこずのできる運 動である。  䞭孊校では蚘録の向䞊や競争の楜しさや喜びを味わい効率的に泳ぐこずができるよ うにするこずをねらいずしお第孊幎及び第孊幎は「泳法を身に付ける」こずなどを 第孊幎では 「効率的に泳ぐ」こずなどを孊習しおいる。  高等孊校ではこれたでの孊習を螏たえお蚘録の向䞊や競争及び自己や仲間の課題を 解決するなどの倚様な楜しさや喜びを味わい 「自己に適した泳法を身に付けその効率 を高めお泳ぐ」こずができるようにするこずなどが求められる。  したがっお入孊幎次では蚘録の向䞊や競争の楜しさや喜びを味わい䜓力の高め方 や運動芳察の方法などを理解するずずもに効率的に泳ぐこずができるようにする。その 際泳法などの自己や仲間の課題を発芋し合理的な解決に向けお運動の取り組み方を工 倫するずずもに自己の考えたこずを他者に䌝えるこずができるようにする。たた氎泳 の孊習に自䞻的に取り組み自己の責任を果たすこずや䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑 戊を倧切にするこずなどに意欲をもち健康や安党を確保するこずができるようにする。  なお指導に際しおは知識の理解を基に運動の技胜を身に付けたり運動の技胜を身 に付けるこずで䞀局知識を深めたりするなど知識ず技胜を関連させお孊習させるこずや 「知識及び技胜」  「思考力刀断力衚珟力等」  「孊びに向かう力人間性等」の内容を バランスよく孊習させるようにするこずが倧切である。 1知識及び技胜  氎泳に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 1 次の運動に぀いお蚘録の向䞊や競争の楜しさや喜びを味わい技術の名称や行 い方䜓力の高め方運動芳察の方法などを理解するずずもに効率的に泳ぐこず。 ア クロヌルでは手ず足の動き呌吞のバランスを保ち安定したペヌスで長く 泳いだり速く泳いだりするこず。 ã‚€ 平泳ぎでは手ず足の動き呌吞のバランスを保ち安定したペヌスで長く泳 いだり速く泳いだりするこず。 り 背泳ぎでは手ず足の動き呌吞のバランスを保ち安定したペヌスで泳ぐこ ず。 ゚ バタフラむでは手ず足の動き呌吞のバランスを保ち安定したペヌスで泳 ぐこず。 オ 耇数の泳法で泳ぐこず又はリレヌをするこず。
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    96 ○ 知識  技術の名称や行い方では氎泳の各皮目で甚いられる技術の名称がありそれぞれ の技術には効率的に泳ぐためのポむントがあるこずを理解できるようにする。䟋え ば抵抗を枛らすためにクロヌルず背泳ぎには「肩の回転ロヌリングをする」 こずなどが平泳ぎには「流線型の姿勢を意識した䌞びグラむドの姿勢をずる」 こずなどがありそれぞれの泳法で留意すべき特有の技術的なポむントがあるこずを 理解できるようにする。  䜓力の高め方では氎泳のパフォヌマンスは䜓力芁玠の䞭でも短距離泳では䞻 ずしお瞬発力長距離泳では䞻ずしお党身持久力などに匷く圱響される。そのため 泳法ず関連させた補助運動や郚分緎習を取り入れ繰り返したり継続しお行ったり するこずで結果ずしお䜓力を高めるこずができるこずを理解できるようにする。  運動芳察の方法では自己の動きや仲間の動き方を分析するには自己芳察や他者 芳察などの方法があるこずを理解できるようにする。䟋えばバディシステムなどで 仲間の動きを芳察したりICT を掻甚しお自己のフォヌムを芳察したりするこずで 自己の取り組むべき技術的な課題が明確になり孊習の成果を高められるこずを理解 できるようにする。  指導に際しおは動きの獲埗を通しお䞀局知識の倧切さを実感できるようにするこ ずや知識を掻甚し課題を発芋・解決するなどの「思考力刀断力衚珟力等」を育む 孊習に぀ながるよう汎甚性のある知識を粟遞した䞊で知識を基盀ずした孊習の充 実を図るこずが倧切である。  なお䞭孊校で取り䞊げた「特性や成り立ち」  「技術の名称や行い方」  「関連しお 高たる䜓力」などに぀いおの理解が䞍十分な堎合は䞭孊校孊習指導芁領解説で瀺し た指導内容を改めお取り䞊げるなどの配慮をするこず。 〈䟋瀺〉 ・氎泳の各皮目で甚いられる技術の名称がありそれぞれの技術には効率的に泳 ぐためのポむントがあるこず。 ・泳法ず関連させた補助運動や郚分緎習を繰り返したり継続しお行ったりするこ ずで結果ずしお䜓力を高めるこずができるこず。 ・自己の動きや仲間の動き方を分析するには自己芳察や他者芳察などの方法があ るこず。 ○ 技胜 泳法 ア クロヌル  手ず足の動き呌吞のバランスを保ちずは手のかきプルず足のけりキ ックのタむミングに合わせお呌吞を行いロヌリングをしながら䌞びのある泳 ぎをするこずを瀺しおいる。  安定したペヌスで長く泳いだり速く泳いだりするずはプルキック呌吞動
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 各科目の目 暙及び内容 97 䜜のタむミングを合わせた無理のない䞀定のスピヌドで続けお長く泳ぐこず 力匷いプルずキックで党力を出しおスピヌドに乗っお泳ぐこず瀺しおいる。  指導に際しおはクロヌルの距離は50〜200 m 皋床を目安ずするが生埒の 䜓力や技胜の皋床などに応じお匟力的に扱うようにする。 〈䟋瀺〉 ・ 氎面䞊の腕はロヌリングの動きに合わせおリラックスしお前方ぞ動かすこ ず。 ・泳ぎの速さに応じお顔を暪に向ける倧きさを調節しお呌吞動䜜を行うこず。 む 平泳ぎ  手ず足の動き呌吞のバランスを保ちずはプルずキックのタむミングに合わ せお呌吞回ごずに倧きな䌞びのある泳ぎをするこずである。  安定したペヌスで長く泳いだり速く泳いだりするずはプルキック呌吞動 䜜のタむミングを合わせた無理のない䞀定のスピヌドで続けお長く泳ぐこず 力匷いプルずキックで党力を出しおスピヌドに乗っお泳ぐこずを瀺しおいる。  指導に際しおは平泳ぎの距離は50〜200 m 皋床を目安ずするが生埒の䜓 力や技胜の皋床などに応じお匟力的に扱うようにする。 〈䟋瀺〉 ・肩より前で䞡手で逆ハヌト型を描くように匷くかくこず。 ・ プルのかき終わりに合わせお顔を氎面䞊に出しお呌吞を行いキックの蹎り 終わりに合わせおグラむドをずり回の腕の動きストロヌクで倧きく 進むこず。 り 背泳ぎ  手ず足の動き呌吞のバランスを保ちずはプルずキックのタむミングに合わ せお呌吞を行いロヌリングをしながら䌞びのある泳ぎをするこずである。  安定したペヌスで泳ぐずはプルキック呌吞のタむミングを合わせお無 理のない䞀定のスピヌドで泳ぐこずを瀺しおいる。  指導に際しおは背泳ぎの距離は25〜50 m 皋床を目安ずするが生埒の䜓力 や技胜の皋床などに応じお匟力的に扱うようにする。 〈䟋瀺〉 ・ 氎面䞊の腕は肘を䌞ばし肩を支点にしお肩の延長線䞊に小指偎からたっす ぐ入 にゅう  氎するこず。 ・䞀連のストロヌクで肩をスムヌズにロヌリングさせるこず。 ゚ バタフラむ  手ず足の動き呌吞のバランスを保ちずはプルずキック呌吞動䜜のタむミ ングを垞に合わせお回のストロヌクごずに倧きな䌞びのある泳ぎをするこず である。  安定したペヌスで泳ぐずはプルキック呌吞動䜜のタむミングが厩れない 皋床の無理のない䞀定のスピヌドで泳ぐこずを瀺しおいる。
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    98  指導に際しおはバタフラむの距離は25〜50 m 皋床を目安ずするが生埒の 䜓力や技胜の皋床などに応じお匟力的に扱うようにする。 〈䟋瀺〉 ・ 腕を前方に䌞ばし手のひらが胞の前を通るようなキヌホヌルの圢を描くよ うにしお腰や倪ももくらいたで倧きくかく動きロングアヌムプルで進む こず。 ・ 手の入 にゅう  氎時のキックかき終わりのずきのキック及び呌吞動䜜を䞀定のリ ズムで行うこず。 オ 耇数の泳法で泳ぐこず又はリレヌをするこず  耇数の泳法で泳ぐずはこれたで孊習したクロヌル平泳ぎ背泳ぎバタフ ラむの皮目から〜皮目を遞択し続けお泳ぐこずである。  リレヌをするずは競泳的なリレヌ皮目ずしお単䞀の泳法や耇数の泳法を䜿 っおチヌムで競い合うこずである。  指導に際しおはリレヌを行う堎合は氎䞭からのスタヌトずの関連から匕 継ぎは氎䞭で行わせるようにする。たた耇数の泳法で泳ぐ堎合の距離は25〜 50 m 皋床を目安ずしリレヌの距離はチヌムで100〜200 m 皋床を目安ずするが 生埒の䜓力や技胜の皋床などに応じお匟力的に扱うようにする。 スタヌト及びタヌン  各泳法においおスタヌト及びタヌンは続けお長く泳いだり速く泳いだりす る䞊で重芁な技胜の䞀郚であるこずから泳法ずの関連においお取り䞊げるこず ずしたものである。なお䞭孊校では事故防止の芳点からスタヌトは「氎䞭か らのスタヌト」を瀺しおいる。入孊幎次においおは䞭孊校ず同様に氎䞭からのス タヌトを継続する。 ア スタヌト  スタヌトでは壁を蹎った埌氎䞭で抵抗の少ない流線型の姿勢をずり倱速 する前に力匷い浮き䞊がりのためのキックを打ちより速い速床で泳ぎ始めるこ ずができるようにする。  特にスタヌトの局面ずしお 「壁に足を぀ける」  「力匷く蹎りだす」  「泳ぎ始 める」ずいった各局面を各皮の泳法に適した手ず足の動きで玠早く行いこれ らの局面を䞀連の動きでできるようにする。 〈䟋瀺〉 ・ クロヌル平泳ぎバタフラむでは氎䞭で䞡足あるいは巊右どちらかの足 をプヌルの壁に぀けた姿勢からスタヌトの合図ず同時に顔を氎䞭に沈め 抵抗の少ない流線型の姿勢をずっお力匷く壁を蹎り各泳法に適した氎䞭に おける䞀連の動きから泳ぎだすこず。 ・ 背泳ぎでは䞡手でプヌルの瞁やスタヌティンググリップを぀かんだ姿勢か らスタヌトの合図ず同時に頭を氎䞭に沈めながら力匷く壁を蹎り氎䞭で
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 各科目の目 暙及び内容 99 抵抗の少ない仰向けの姿勢にする䞀連の動きから泳ぎだすこず。 む タヌン  タヌンずはプヌルの壁のずころで進行方向を転換するこずである。  指導に際しおは生埒の技胜の皋床に応じお段階的に孊ぶこずができるように する。  特にタヌンの局面ずしお 「壁に手や足を぀けるたで」  「抵抗の少ない姿勢 をずっお䜓を䞞くしお膝を匕き付け回転を行う」  「壁を蹎り泳ぎ始める」 などの各局面を各皮の泳法に適した手ず足の動きで玠早く行うずずもにこれら の局面を䞀連の動きでできるようにするこずが倧切である。 〈䟋瀺〉 ・ クロヌルず背泳ぎではプヌルの壁から皋床離れた堎所からタむミング を蚈りながら泳ぎの速床を萜ずさずに片手でプヌルの壁にタッチし膝 を抱えるようにしお䜓を反転させ蹎りだすこず。 ・ 平泳ぎずバタフラむではプヌルの壁から皋床離れた堎所からタむミン グを蚈りながら泳ぎの速床を萜ずさずに䞡手で同時に壁にタッチし膝 を抱えるようにしお䜓を反転させ蹎りだすこず。 2思考力刀断力衚珟力等  氎泳に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 2 泳法などの自己や仲間の課題を発芋し合理的な解決に向けお運動の取り組み方 を工倫するずずもに自己の考えたこずを他者に䌝えるこず。  運動に関する領域における思考力刀断力衚珟力等ずは孊習した内容を孊習堎 面に適甚したり応甚したりし蚀語や文章などで衚珟するこずである。  入孊幎次では䞭孊校からの孊習を受け領域及び運動の遞択の幅が広がるこずから 匕き続き自己や仲間の課題を発芋しこれたで孊習した知識や技胜を掻甚しお孊習課 題ぞの取り組み方を工倫できるようにしたり自己や仲間の課題の発芋や解決に向けお 考えたりしたこずを他者にわかりやすく䌝えられるようにする。  泳法などの自己や仲間の課題を発芋しずは氎泳の特性を螏たえお泳法などの改善 に぀いおのポむントを発芋したり仲間ずの関わり合いや健康・安党に぀いおの自己や 仲間の取り組み方などの課題を発芋したりするこずを瀺しおいる。  合理的な解決に向けお運動の取り組み方を工倫するずは効率的な泳ぎ仲間ずの関 わり方健康・安党の確保の仕方運動の継続の仕方などの発芋した課題を合理的に 解決できるよう知識を掻甚したり応甚したりするこずを瀺しおいる。  自己の考えたこずを他者に䌝えるずは自己や仲間の課題に぀いお思考し刀断した こずを蚀葉や文章などで衚したり他者にわかりやすく䌝えたりするこずを瀺しおい る。  なお入孊幎次では 「運動に関する思考力刀断力衚珟力等」  「䜓力健康・安党
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    100 に関する思考力刀断力衚珟力等」  「運動実践に぀ながる態床に関する思考力刀断 力衚珟力等」及び「生涯スポヌツの実践に関する思考力刀断力衚珟力等」の䞭か ら領域の特性に応じた思考力刀断力衚珟力等の䟋を重点化しお瀺しおいる。  指導に際しおは入孊幎次においおは習埗した知識を基によりよい解決方法を比范 したり掻動を振り返ったりするなどによっお孊習成果を分析する掻動の提瀺の仕方 を工倫するこずが倧切である。 〈䟋瀺〉 ・遞択した泳法に぀いお合理的な動きず自己や仲間の動きを比范しお成果や改善 すべきポむントずその理由を仲間に䌝えるこず。 ・自己や仲間の技術的な課題やその課題解決に有効な緎習方法の遞択に぀いお自己 の考えを䌝えるこず。 ・遞択した泳法に必芁な準備運動や自己が取り組む補助運動を遞ぶこず。 ・健康や安党を確保するために䜓調や環境に応じた適切な緎習方法等に぀いお振り 返るこず。 ・バディやグルヌプで分担した圹割に関する成果や改善すべきポむントに぀いお自己 の掻動を振り返るこず。 ・䜓力や技胜の皋床性別等の違いに配慮しお仲間ずずもに氎泳を楜しむための掻 動の方法やその修正の仕方を芋付けるこず。 ・氎泳の孊習成果を螏たえお自己に適した「するみる支える知る」などの運 動を継続しお楜しむための関わり方を芋付けるこず。 3孊びに向かう力人間性等  氎泳に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 3 氎泳に自䞻的に取り組むずずもに勝敗などを冷静に受け止めルヌルやマナヌ を倧切にしようずするこず自己の責任を果たそうずするこず䞀人䞀人の違いに 応じた課題や挑戊を倧切にしようずするこずなどや氎泳の事故防止に関する心埗 を遵守するなど健康・安党を確保するこず。  氎泳に自䞻的に取り組むずは自己や仲間の課題に応じた緎習方法を遞択する孊習な どに自䞻的に取り組むこずなどを瀺しおいる。そのため䞊達しおいくためには繰り返 し粘り匷く取り組むこずが倧切であるこずなどを理解し取り組めるようにする。  勝敗などを冷静に受け止めずは単に勝敗や個人の蚘録などの良し悪 あ しだけではなく 孊習に取り組んできた過皋ず関連付けお受け止めようずするこずを瀺しおいる。  たたルヌルやマナヌを倧切にしようずするずは単に決められたルヌルやマナヌを 守るだけでなく自らの意思で倧切にしようずするこずを瀺しおいる。そのため勝敗 の結果から自己の課題を芋付け新たな課題远究に぀なげるこずが倧切であるこずル ヌルやマナヌを倧切にするこずは友情を深めたり連垯感を高めたりするなど生涯に わたっお運動を継続するための重芁な芁玠ずなるこずを理解し取り組めるようにする。
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 各科目の目 暙及び内容 101  自己の責任を果たそうずするずは緎習や蚘録䌚などで仲間ず互いに合意した圹割 に責任をもっお自䞻的に取り組もうずするこずを瀺しおいる。そのため自己の責任を 果たすこずは氎泳の孊習を円滑に進めるこずに぀ながるこずや瀟䌚生掻を過ごす䞊で 必芁な責任感を身に付けるこずに぀ながるこずを理解し取り組めるようにする。  䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を倧切にしようずするずは䜓力や技胜の皋床 性別や障害の有無等に応じお自己の状況に合った実珟可胜な課題の蚭定や挑戊を倧切 にしようずするこずを瀺しおいる。そのため様々な違いを超えおスポヌツを楜しむこ ずができるよう配慮するこずでスポヌツのよりよい環境づくりに貢献するこず違い に応じた配慮の仕方があるこずなどを理解し取り組めるようにする。  などの䟋には互いに助け合い教え合おうずするこずがある。これは緎習の際に 互いに補助し合ったり運動芳察などを通しお仲間の課題を指摘するなど教え合ったり しながら取り組もうずするこずを瀺しおいる。そのため互いに助け合い教え合うこず は安党を確保したり課題の解決に圹立぀など自䞻的な孊習を行いやすくしたりする こずを理解し取り組めるようにする。  氎泳の事故防止に関する心埗ずは自己の䜓力や技胜の皋床に応じお泳ぐ無理な朜 氎は意識障害の危険があるため行わない溺れおいる人を芋付けたずきの察凊ずしおの 救助の仕方ず留意点を確認するなどずいった健康・安党の心埗を瀺しおいる。  健康・安党を確保するずは氎枩や気枩の䜎いずきは掻動の仕方や氎に入る時間に配 慮しお掻動する自己の䜓調や技胜の皋床に応じお段階的に緎習するなどを通しお健 康を維持したり自己や仲間の安党を保持したりするこずを瀺しおいる。そのためプヌ ルや甚具に関する取り扱い方たた緎習堎所に関する安党や䜓調に留意しお運動するな どの留意点などを理解し取り組めるようにする。  なお着衣のたた氎に萜ちた堎合の察凊の仕方に぀いおは安党ぞの理解を䞀局深め るため各孊校の実態に応じお取り扱うこずができるものずする。  指導に際しおは生埒自身が公正協力責任参画共生の意矩や䟡倀を認識し取 り組もうずする意欲を高めるこずが求められるこずから意矩や䟡倀の理解ずその具䜓 的な取り組み方を結び付けお指導するこずが倧切である。たた孊びに向かう力人間 性等に関する意矩や䟡倀に぀いおは各領域で繰り返し䌝えるこずも倧切である。 〈䟋瀺〉 ・氎泳の孊習に自䞻的に取り組もうずするこず。 ・勝敗などを冷静に受け止めルヌルやマナヌを倧切にしようずするこず。 ・仲間ず互いに合意した圹割に぀いお自己の責任を果たそうずするこず。 ・䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を倧切にしようずするこず。 ・氎泳の事故防止の心埗を遵守するなど健康・安党を確保するこず。 入孊幎次の次の幎次以降  入孊幎次の次の幎次 その次の幎次 以降の氎泳では倚様な楜しさや喜びを味わい技 術の名称や行い方などを理解するずずもに自己に適した泳法の効率を高めお泳ぐこず
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    102 生涯にわたっお運動を豊かに継続するための課題に取り組み考えたこずを他者に䌝える こず及び氎泳に䞻䜓的に取り組むずずもに公正協力共生などの意欲を育み健康・ 安党を確保するこずができるようにする。  なお氎泳の倚様な楜しさや喜びを味わうこずずは蚘録の向䞊や競争を通しお埗られ る楜しさや喜びに加えお䜓力や技胜の皋床等にかかわらず 「するみる支える知 る」などのスポヌツの倚様な楜しさや喜びを味わうこずである。  指導に際しおは 「知識及び技胜」  「思考力刀断力衚珟力等」  「孊びに向かう力人 間性等」の内容をバランスよく孊習させ自己に適したスポヌツずの倚様な関わり方を考 える機䌚を充実するこずで生涯にわたる豊かなスポヌツラむフの実珟を目指すこずが倧 切である。 1知識及び技胜  氎泳に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 1 次の運動に぀いお蚘録の向䞊や競争及び自己や仲間の課題を解決するなどの倚 様な楜しさや喜びを味わい技術の名称や行い方䜓力の高め方課題解決の方法 競技䌚の仕方などを理解するずずもに自己に適した泳法の効率を高めお泳ぐこず。 ア クロヌルでは手ず足の動き呌吞のバランスを保ち䌞びのある動䜜ず安定 したペヌスで長く泳いだり速く泳いだりするこず。 ã‚€ 平泳ぎでは手ず足の動き呌吞のバランスを保ち䌞びのある動䜜ず安定し たペヌスで長く泳いだり速く泳いだりするこず。 り 背泳ぎでは手ず足の動き呌吞のバランスを保ち安定したペヌスで長く泳 いだり速く泳いだりするこず。 ゚ バタフラむでは手ず足の動き呌吞のバランスを保ち安定したペヌスで長 く泳いだり速く泳いだりするこず。 オ 耇数の泳法で長く泳ぐこず又はリレヌをするこず。 ○ 知識  技術の名称や行い方では氎泳の各皮目や運動の局面で甚いられる技術の名称があ るこずそれぞれの技術には泳ぎの効率を高めるための重芁な動きのポむントがあ るこずそれらを身に付けるための安党で合理的蚈画的な緎習の仕方があるこずを 理解できるようにする。  䜓力の高め方では氎泳のパフォヌマンスは䜓力芁玠の䞭でも短距離泳では䞻ず しお瞬発力長距離泳では䞻ずしお党身持久力などに匷く圱響される。そのためそ れぞれの皮目に必芁な䜓力を技胜ず関連させながら高めるこずが重芁であるこずを 理解できるようにする。  課題解決の方法では自己に応じた目暙の蚭定目暙を達成するための課題の蚭定 課題解決のための緎習法などの遞択ず実践蚘録䌚などを通した孊習成果の確認新 たな目暙の蚭定ずいった過皋があるこずを理解できるようにする。䟋えばプルキ
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 各科目の目 暙及び内容 103 ック呌吞動䜜に関しお自己の胜力に応じお段階的に課題を蚭けその目暙に適した 具䜓的な課題を蚭定し課題に適した緎習に取り組み運動芳察や競技䌚蚘録䌚な どを通しお孊習の成果を確認し曎に緎習を重ねたり緎習方法を芋盎したりするこ ずでその課題を解決し新たに目指すべき目暙を蚭定したりするなどの課題解決のた めの過皋があるこずを理解できるようにする。  競技䌚の仕方ではリレヌや耇数の泳法で泳ぐ際のルヌル正匏な競技䌚や蚘録䌚 だけでなく時間泳などの倚様な楜しみ方があるこず運営の仕方や圹割に応じた行動 の仕方党員が楜しむためのルヌルの調敎の仕方などを理解できるようにする。  などの䟋には運動を継続するための方法がある。卒業埌も運動やスポヌツに倚様 な圢で関わるこずができるよう 「するみる支える知る」 の芖点から運動やス ポヌツずの倚様な関わり方に぀いお理解できるようにする。  指導に際しおは具䜓的な知識ず汎甚的な知識ずの埀還を図るなどしお知識を効 果的に理解するこずができるようにするずずもに入孊幎次たでに孊習した氎泳の知 識や䜓぀くり運動䜓育理論及び保健の孊習成果を関連させお氎泳の孊習に生かすこ ずが倧切である。 〈䟋瀺〉 ・氎泳では各皮目や運動の局面ごずに技術の名称がありそれぞれの技術には 効率のよい泳ぎに぀ながる重芁な動きのポむントや安党で合理的蚈画的な緎習 の仕方があるこず。 ・氎泳の皮目によっお必芁な䜓力芁玠がありその皮目の技胜に関連させながら䜓 力を高めるこずができるこず。 ・課題解決の方法には自己に応じた目暙の蚭定目暙を達成するための課題の蚭 定課題解決のための緎習法などの遞択ず実践蚘録䌚などを通した孊習成果の 確認新たな目暙の蚭定ずいった過皋があるこず。 ・競技䌚や蚘録䌚で競技のルヌル運営の仕方や圹割に応じた行動の仕方党員 が楜しむためのルヌル等の調敎の仕方などがあるこず。 ○ 技胜 泳法 ア クロヌル  手ず足の動き呌吞のバランスを保ちずはプルずキックのタむミングに合わ せお呌吞を行い肩をロヌリングさせながら䌞びのある泳ぎをするこずを瀺し おいる。  䌞びのある動䜜ずは氎平な流線型の姿勢を保぀こずで氎の抵抗を小さくし プルやキックの掚進力を生かしお回のストロヌクで倧きく前進する動䜜のこ ずを瀺しおいる。  安定したペヌスで長く泳いだり速く泳いだりするずはプルキック呌吞動 䜜のタむミングを合わせた無理のない䞀定のスピヌドで続けお長く泳ぐこず
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    104 力匷いプルずキックのテンポを䞊げおスピヌドに乗っお泳ぐこずを瀺しおいる。  指導に際しおは泳法の䞭で最も速く泳ぐこずができるクロヌルの特性や魅 力を深く味わえるよう肩のロヌリングにより抵抗を枛らしおストロヌクや呌吞 を行う動䜜や氎の抵抗をずらえお巊右亀互にプルずキックを行い垞に掚進力 を埗る動䜜に着目させ孊習に取り組たせるこずが倧切である。そのためクロ ヌルの距離は50〜200 m 皋床を目安ずするが生埒の䜓力や技胜の皋床などに 応じお匟力的に扱うようにする。 〈䟋瀺〉 ・手は遠くの氎を぀かむように前方に䌞ばすこず。 ・肘を曲げお腕党䜓で氎をずらえ加速するようにかくこず。 ・流線型の姿勢を維持しおしなやかでリズミカルなキックを打぀こず。 ・肩のロヌリングを䜿っお最小限の頭の動きで呌吞を行うこず。 む 平泳ぎ  手ず足の動き呌吞のバランスを保ちずはプルずキック呌吞動䜜をタむミ ングよく行いストロヌクごずに倧きな䌞びのある泳ぎをするこずを瀺しおい る。  䌞びのある動䜜ずはキック時に流線型の姿勢を保぀こずで氎の抵抗を小さく し倧きく前進する動䜜のこずを瀺しおいる。  安定したペヌスで長く泳いだり速く泳いだりするずはプルキック呌吞動 䜜のタむミングを合わせた無理のない䞀定のスピヌドで続けお長く泳ぐこず 力匷いプルずキックでテンポを䞊げスピヌドに乗っお泳ぐこずを瀺しおいる。  指導に際しおは呌吞ず氎面䞊での芖野を確保しやすくキックによっお倧き な掚進力を埗るこずのできる平泳ぎの特性や魅力を深く味わえるよう流線型を 意識したキック時の流線型の姿勢や掚進力を生み出すプルずキックの動䜜に着目 させ孊習に取り組たせるこずが倧切である。そのため平泳ぎの距離は50〜 200 m 皋床を目安ずするが生埒の䜓力や技胜の皋床などに応じお匟力的に扱う ようにする。 〈䟋瀺〉 ・ 手を前方に倧きく䌞ばした埌に肘を曲げ加速させながら内偎にかき蟌み 抵抗を枛らすために玠早く手を前に戻すストロヌクの動きをするこず。 ・ 抵抗の少ない肩幅皋床の足の匕き付けから足先を倖偎にしお盎ちにキック をするこず。 ・ プルのかき終わりず同時に顎 あご を匕いお口を氎面䞊に出しお息を吞いキッ クの蹎り終わりに合わせお流線型の姿勢を維持しお倧きく䌞びるこず。 り 背泳ぎ  手ず足の動き呌吞のバランスを保ちずはプルずキックのタむミングに合わ せお呌吞を行い肩をロヌリングさせながら䌞びのある泳ぎをするこずを瀺しお いる。
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 各科目の目 暙及び内容 105  安定したペヌスで長く泳いだり速く泳いだりするずはプルキック呌吞動 䜜のタむミングを合わせた無理のない䞀定のスピヌドで続けお長く泳ぐこず 力匷いプルずキックでテンポを䞊げスピヌドに乗っお泳ぐこずを瀺しおいる。  指導に際しおは呌吞がしやすい仰向けの姿勢で顔を氎面に出したたた泳ぐ 背泳ぎの特性や魅力を深く味わえるよう背浮きで氎平姿勢を保ち肘をよく䌞 ばしたリラックスしたリカバリヌず掚進力を生むプルやキックの動䜜に着目させ 孊習に取り組たせるこずが倧切である。そのため背泳ぎの距離は50〜100 m 皋床を目安ずするが生埒の䜓力や技胜の皋床などに応じお匟力的に扱うように する。 〈䟋瀺〉 ・ 入 にゅう  氎した手は肩のロヌリングによっお手のひらをやや䞋偎に向けお氎をず らえ肘を曲げながらかくこず。 ・ かき終わりで肘を䌞ばした埌力を抜き肩のロヌリングを䜿っおリズムよ くリカバリヌ動䜜を行うこず。 ・氎平姿勢を維持しながら泳ぐこず。 ・ キックは脚党䜓をしなやかに䜿っお蹎り䞊げ脚党䜓を䌞ばしお蹎り䞋ろ すこず。 ・呌吞はストロヌクに合わせおリズムよく行うこず。 ゚ バタフラむ  手ず足の動き呌吞のバランスを保ちずはプルずキック呌吞動䜜のタむミ ングを垞に合わせお回のストロヌクごずに倧きな䌞びのある泳ぎをするこず を瀺しおいる。  安定したペヌスで長く泳いだり速く泳いだりするずはプルキック呌吞動 䜜のタむミングを合わせた無理のない䞀定のスピヌドで続けお長く泳ぐこず力 匷いプルずキックでテンポを䞊げスピヌドに乗っお泳ぐこずを瀺しおいる。  指導に際しおは䞡腕を広げたリカバリヌ動䜜ず䜓のうねり動䜜を利甚した 巊右同時のプルずキックでダむナミックに泳ぐバタフラむの特性や魅力を深く味 わえるようこれらをタむミングよくリズミカルに行い掚進力を生む動䜜に着目 させ孊習に取り組たせるこずが倧切である。そのためバタフラむの距離は 50〜100 m 皋床を目安ずするが生埒の䜓力や技胜の皋床などに応じお匟力的に 扱うようにする。 〈䟋瀺〉 ・腕のリカバリヌは力を抜いお氎面近くを暪から前方に運ぶこず。 ・䜓のうねり動䜜に合わせたしなやかなドルフィンキックをするこず。 ・ストロヌク動䜜に合わせお䜎い䜍眮で呌吞を保぀こず。 オ 耇数の泳法で長く泳ぐこず又はリレヌをするこず  耇数の泳法で長く泳ぐずは入孊幎次に遞択した皮目に加えお泳ぐ皮目を増 やしたり遞択した泳法で長く泳いだりするこずである。
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    106  リレヌをするずは競泳的なリレヌ皮目ずしお単䞀の泳法や耇数の泳法を䜿 っお距離や皮目を工倫しおチヌムで競い合うこずである。  指導に際しおはリレヌのスタヌトや匕継ぎの取扱いに぀いおは各泳法のス タヌトの行い方に準じるこず。たた耇数の泳法で泳ぐ堎合の距離は50〜100 m 皋床を目安ずしリレヌの距離はチヌムで100〜200 m 皋床を目安ずするが生 埒の䜓力や技胜の皋床などに応じお匟力的に扱うようにする。 スタヌト及びタヌン  各泳法においおスタヌト及びタヌンは続けお長く泳いだり速く泳いだりする 䞊で重芁な技胜の䞀郚であるこずから泳法ずの関連においお取り䞊げるこずず したものである。  なおスタヌトの指導に぀いおは事故防止の芳点から入孊幎次においおは氎 䞭からのスタヌトを取り扱うこずずしおいる。なお入孊幎次の次の幎次以降にお いおも原則ずしお氎䞭からのスタヌトを取り扱うこずずするが 「安党を十分に確 保した䞊で孊校や生埒の実態に応じお段階的な指導を行うこずができるこず」ず しおいる。この堎合においおも安党を十分に確保した指導を行うこずができる斜 蚭・蚭備が敎備されおいるこずや生埒の䜓力や技胜の皋床を螏たえた段階的な指導 を行うこずができる䜓制が敎備されおいるこず及び氎泳の授業時数等孊校や生埒 の実態に応じお取扱いを怜蚎し安党を十分に確保できる堎合に限るこずが必芁で ある。 ア スタヌト  スタヌトの指導に぀いおは各泳法に適した準備の姿勢からスタヌトの合図 ず同時に力匷く蹎りだしお抵抗の少ない流線型の姿勢をずり氎䞭で倱速する前 に力匷い浮き䞊がりのためのキックを打ち泳ぎ始めるこずができるようにする。  特にスタヌトの「準備の姿勢をずる」  「力匷く蹎りだす」  「泳ぎ始める」ず いった各局面を各泳法に適した䞀連の動きで安党にできるようにするこずが倧 切である。  入孊幎次の次の幎次以降における段階的な指導ずは 「氎䞭から」  「プヌルサ むドで座䜍から」  「プヌルサむドでしゃがんだ姿勢や立お膝から」  「プヌルサむ ドで䞭腰から」など生埒の䜓力や技胜の皋床に応じお段階的に発展させるな どの配慮を行うこずである。なおプヌルの構造等に配慮しプヌルサむド等か らスタヌトの指導を行う際は深く入 にゅう  氎するこずのないよう氎面に察しお平行 に遠くに飛びだすように行わせるこずなどが倧切である。  指導に際しおは生埒それぞれの䜓力や技胜の皋床に応じお氎䞭からのスタヌ トを継続したり段階的な指導の途䞭の段階でのスタヌトにずどめたりするなど 安党に配慮するこずが倧切である。 〈䟋瀺〉 ・ 各泳法に適した準備の姿勢からスタヌトの合図ず同時に力匷く蹎りだし
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 各科目の目 暙及び内容 107 抵抗の少ない姿勢で進行方向に䜓を䌞ばすこず。 ・氎䞭で流線型の姿勢を維持し倱速する前に力匷いキックを始めるこず。 ・各局面を䞀連の動きで行うこず。 む タヌン  タヌンの指導に぀いおはタヌンの局面ずしお 「壁に手や足を぀ける」  「抵 抗を枛らすために䜓を䞞くしたり膝を匕き付けたりしお回転を行う」  「壁を蹎 り泳ぎ始める」などの各局面を各皮の泳法に適した手ず足の動きで玠早く行うず ずもにこれらの局面の䞀連の動きを滑らかにできるようにする。  なおクむックタヌンを取り扱う堎合は氎深に十分泚意しお行うようにする。 たたオヌプンタヌンでは長く泳ぐ際の呌吞の入れ方を指導するこずも倧切であ る。 〈䟋瀺〉 ・泳ぎのスピヌドを維持したたた手や足で壁にタッチするこず。 ・タヌンの行い方に応じた抵抗の少ない姿勢で回転し方向を倉換するこず。 ・壁を蹎りながら氎䞭で䜓を氎平にするこず。 ・各局面を䞀連の動きで぀なげるこず。 2思考力刀断力衚珟力等  氎泳に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 2 生涯にわたっお運動を豊かに継続するための自己や仲間の課題を発芋し合理的 蚈画的な解決に向けお取り組み方を工倫するずずもに自己や仲間の考えたこずを 他者に䌝えるこず。  運動に関する領域における思考力刀断力衚珟力等ずは孊習した内容を孊習堎 面に適甚したり応甚したりし蚀語や文章などで衚珟するこずである。  その次の幎次以降では他領域の孊習も螏たえおこれたで孊習した知識や技胜を掻甚 したり応甚したりしお自己や仲間の課題を芋盎したり合理的蚈画的な解決に向け お取り組み方を工倫したりしたこずなど自己や仲間の考えたこずを筋道を立おお他 者に䌝えられるようにする。  生涯にわたっお運動を豊かに継続するための自己や仲間の課題を発芋しずは氎泳の 特性を螏たえお泳法などの課題を蚭定し課題解決の過皋を螏たえお自己や仲間の新 たな課題を発芋するこずを瀺しおいる。たた氎泳で孊習した内容を他の運動にも適 甚できるように生涯にわたっお豊かなスポヌツラむフを継続するための 「するみる 支える知る」の芖点から自己や仲間の課題を発芋するこずを瀺しおいる。  合理的蚈画的な解決に向けお取り組み方を工倫するずは各泳法の合理的な動き 仲間ずの関わり方健康・安党の確保の仕方豊かなスポヌツラむフの継続の仕方等の 発芋した課題を合理的蚈画的に解決できるように知識を掻甚したり応甚したりす るずずもに新たな課題を発芋し解決する過皋を繰り返すこずを瀺しおいる。
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    108  自己や仲間の考えたこずを他者に䌝えるこずずは自己や仲間の課題に぀いお課題 解決の過皋を螏たえお思考し刀断したこずを根拠を瀺したり他者に配慮したりしなが ら蚀葉や文章などで衚したり他者にわかりやすく䌝えたり提案したりするこずを瀺 しおいる。  なおその次の幎次以降では 「運動に関する思考力刀断力衚珟力等」  「䜓力健 康・安党に関する思考力刀断力衚珟力等」  「運動実践に぀ながる態床に関する思考 力刀断力衚珟力等」 及び 「生涯スポヌツの実践に関する思考力刀断力衚珟力等」 の䞭から領域の特性に応じた思考力刀断力衚珟力等の䟋を重点化しお瀺しおいる。  指導に際しおはその次の幎次以降においおは卒業埌に豊かなスポヌツラむフを継 続できるようにするための芖点を重芖しおこれたで孊習した内容を基によりよい解 決方法を比范したり掻動を振り返ったり孊習成果を分析したりするこずなどによっ お新たな考えや方法などを統合したり目的に合わせお評䟡したりする掻動の提瀺の仕 方を工倫するこずが倧切である。  なお動きの修正などに぀いおは䜓を動かす機䌚の䞭で取り䞊げたり成果の分析や 評䟡などに぀いおは「知識及び技胜」の孊習に十分に取り組んだ䞊で振り返りの時間を 蚭けたりするなど指導内容に応じた取り組み方に配慮するこずが倧切である。 〈䟋瀺〉 ・遞択した泳法に぀いお自己や仲間の動きを分析しお良い点や修正点を指摘する こず。 ・課題解決の過皋を螏たえお自己や仲間の新たな課題を発芋するこず。 ・自己や仲間の課題を解決するための緎習の蚈画を立おるこず。 ・緎習や競技䌚などの堎面で自己や仲間の危険を回避するための掻動の仕方を提案 するこず。 ・バディやグルヌプでの孊習で状況に応じお自己や仲間の圹割を提案するこず。 ・䜓力や技胜の皋床性別等の違いを超えお仲間ずずもに氎泳を楜しむための調敎 の仕方を芋付けるこず。 ・氎泳の孊習成果を螏たえお自己に適した「するみる支える知る」などの生涯 にわたっお楜しむための関わり方を芋付けるこず。 3孊びに向かう力人間性等  氎泳に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 3 氎泳に䞻䜓的に取り組むずずもに勝敗などを冷静に受け止めルヌルやマナヌ を倧切にしようずするこず圹割を積極的に匕き受け自己の責任を果たそうずする こず䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を倧切にしようずするこずなどや氎泳 の事故防止に関する心埗を遵守するなど健康・安党を確保するこず。  氎泳に䞻䜓的に取り組むずは 「するみる支える知る」 などの孊習に䞻䜓的に取 り組もうずするこずを瀺しおいる。そのため䞻䜓的に孊習に取り組むこずは生涯に
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 各科目の目 暙及び内容 109 わたる豊かなスポヌツラむフの継続に぀ながるこずを理解し取り組めるようにする。  勝敗などを冷静に受け止めずは䞻䜓的な孊習の段階では勝敗や個人の蚘録を孊 習に取り組んできた過皋ず関連付けお今埌の孊習に掻かそうずするなどその結果を 肯定的に受け止めようずするこずを瀺しおいる。たたルヌルやマナヌを倧切にしよう ずするずは最埌たで党力を尜くす姿勢を認めるなど決められたルヌルやマナヌを単 に守るだけではなく自らの意思で倧切にしようずするこずを瀺しおいる。そのため ルヌルやマナヌを倧切にするこずはスポヌツの䟡倀を高めるずずもに自己圢成に圹 立぀こずを理解し取り組めるようにする。  圹割を積極的に匕き受け自己の責任を果たそうずするずは緎習や競技䌚などを行う 際に仲間ず掻動を行う䞊で必芁な圹割を䜜るこず仲間ず合意した圹割を積極的に匕 き受け責任をもっお自ら取り組もうずするこずを瀺しおいる。そのため圹割を積極 的に匕き受け自己の責任を果たそうずするこずは瀟䌚生掻を過ごす䞊で必芁な責任感 を身に付けるこずに぀ながるずずもに持続可胜な瀟䌚の実珟に貢献するこずに぀なが るこずを理解し取り組めるようにする。  䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を倧切にしようずするずは䜓力や技胜の皋床 性別や障害の有無等に応じお自己や仲間の状況に合った実珟可胜な課題の蚭定や挑戊 及び緎習の仕方やルヌルの修正などの配慮を倧切にしようずするこずを瀺しおいる。そ のため䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を倧切にしようずするこずはスポヌツに 参加しやすい環境を䜜るこずに぀ながるずずもにスポヌツを通した共生瀟䌚の実珟に ぀ながるこずを理解し取り組めるようにする。  などの䟋には互いに助け合い高め合おうずするこずがある。これは緎習や競技䌚 などを行う際に補助し合ったり運動芳察を通しお仲間の課題を指摘し合ったり課 題解決のアむデアを䌝え合ったりするなどの掻動に自ら取り組もうずするこずを瀺しお いる。そのため互いに助け合い高め合うこずは安党を確保し事故を未然に防ぐこず や課題の解決に向けお自分で蚈画を立おお掻動するなど䞻䜓的な孊習を行いやすくする こず共通の目暙に向けお共に切磋 さ 琢磚する仲間をも぀こずが自らの運動の継続に有 効であるこずなどを理解し取り組めるようにする。  氎泳の事故防止に関する心埗ずは自己の䜓力や技胜の皋床に応じお泳ぐ無理な朜 氎は意識障害の危険があるので行わない溺れおいる人を芋付けたずきの救助の仕方を 確認しおおくなどずいった健康・安党の心埗を瀺しおいる。  健康・安党を確保するずは䞻䜓的な孊習の段階では䜓調や環境の倉化に泚意を払 いながら運動を行うこずけが等を未然に防ぐために必芁に応じお危険の予枬をしなが ら回避行動をずるこずなど自己や仲間の健康を維持したり安党を保持したりするこず を瀺しおいる。そのため䜓調の倉化に応じおずるべき行動や自己の䜓力の皋床・䜓 調や環境の倉化に応じおけが等を回避するための適正な運動量や取るべき行動を認識し 念頭に眮いお掻動するこずで健康・安党を確保するこずに぀ながるこずを理解し取 り組めるようにする。なお着衣のたた氎に萜ちた堎合の察凊の仕方に぀いおは安党 ぞの理解を䞀局深めるため各孊校の実態に応じお取り扱うこずができるものずする。
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    110  指導に際しおは生埒自身が公正協力責任共生の意矩や䟡倀を認識し取り組も うずする意欲を高めるこずが求められるこずから意矩や䟡倀の理解ずその具䜓的な取 り組み方を結び付けお指導するこずが倧切である。 〈䟋瀺〉 ・氎泳の孊習に䞻䜓的に取り組もうずするこず。 ・勝敗などを冷静に受け止めルヌルやマナヌを倧切にしようずするこず。 ・圹割を積極的に匕き受け自己の責任を果たそうずするこず。 ・䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を倧切にしようずするこず。 ・氎泳の事故防止の心埗を遵守し危険の予枬をしながら回避行動をずるなど健 康・安党を確保するこず。
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 各科目の目 暙及び内容 111 内容の取扱い 2 内容の「䜓぀くり運動」から「䜓育理論」たでに瀺す事項に぀いおは各幎次 においお次のずおり取り扱うものずする。 ゚ 「氎泳」 の 1 の運動に぀いおはアからオたでの䞭から遞択しお履修できるよ うにするこず。なお 「保健」における応急手圓の内容ずの関連を図るこず。   たた泳法ずの関連においお氎䞭からのスタヌト及びタヌンを取り䞊げるこず。 なお入孊幎次の次の幎次以降は安党を十分に確保した䞊で孊校や生埒の実態 に応じお段階的な指導を行うこずができるこず。  氎泳の領域の取扱いは入孊幎次においおは 「噚械運動」  「陞䞊競技」  「氎 泳」及び「ダンス」のたずたりの䞭から領域以䞊を遞択し履修するこずができるよ うにするこずずしおいる。たたその次の幎次以降においおは 「噚械運動」 から 「 ダンス」たでの䞭から領域以䞊を遞択しお履修できるようにするこずずしおいる。  したがっお自ら運動に芪しむ資質・胜力を高め卒業埌も運動やスポヌツに倚様な 圢で関わるこずができるようにするため垌望する生埒に察しお氎泳の孊習機䌚が確 保されるよう幎間指導蚈画を工倫するこずが倧切である。  氎泳の運動皮目の取扱いは 「ア クロヌル」  「む 平泳ぎ」  「り 背泳ぎ」  「゚ バ タフラむ」及び「オ 耇数の泳法で長く泳ぐこず又はリレヌをするこず」の䞭からいず れかを遞択しお履修できるようにするこずずしおいる。  その際その次の幎次以降は履修できる泳法などの運動皮目の数に぀いおは特に 制限を蚭けおいないが指導内容の習熟を図るこずができるよう十分な時間を配圓す るこず。たた生埒の䜓力や技胜の皋床に応じお健康・安党の確保に配慮した䞊で生 埒が遞択できるようにするこずが倧切である。  スタヌトの指導に぀いおは事故防止の芳点から入孊幎次においおは氎䞭からのス タヌトを取り扱うこずずする。なお入孊幎次の次の幎次以降においおも原則ずしお氎 䞭からのスタヌトを取り扱うこずずするが 「安党を十分に確保した䞊で孊校や生埒 の実態に応じお段階的な指導を行うこずができるこず」ずしおいる。この堎合においお も安党を十分に確保した指導を行うこずができる斜蚭・蚭備が敎備されおいるこずや 生埒の䜓力や技胜の皋床を螏たえた段階的な指導を行うこずができる䜓制が敎備されお いるこず及び氎泳の授業時数等孊校や生埒の実態に応じお取扱いを怜蚎し安党を十 分に確保できる堎合に限るこずが必芁である。なお安党を十分に確保する芳点から 必芁に応じお耇数の教員で察応したり地域の人的・物的資源等を掻甚したりするこず に配慮するこず。  氎泳ではバディシステムなどを適切に掻甚し安党か぀効率的に孊習を進めるこず が倧切であり芋孊の堎合も状況によっおは安党の確保や緎習に察する協力者ずしお 参加させたりするなどの配慮をするこず。たた氎泳の孊習は気候条件に圱響を受けや すいため教宀での孊習ずしお芖聎芚教材で動きを確かめたり課題を怜蚎したりする 孊習や 「保健」 の応急手圓ず関連させた孊習などを取り入れるなどの指導蚈画を工倫す
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    112 るこずが倧切である。  䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を掚進する芳点から必芁な知識 及び技胜の定着を図る孊習ずずもに互いに教え合う時間を確保するなどの工倫をしな がら生埒の思考を深めるために発蚀を促したり気付いおいない芖点を提瀺したりす るなど孊びに必芁な指導の圚り方を远究し生埒の孊習状況を捉えお指導を改善しお いくこずが倧切である。  その際指導事項の粟遞を図ったり運動芳察のポむントを明確にしたりICT を効 果的に掻甚するなどしお䜓を動かす機䌚を適切に確保するこずが倧切である。
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 各科目の目 暙及び内容 113 各泳法の動きの䟋 皮目 小孊校・幎生 䞭孊校・幎生 䞭孊校幎生 高校入孊幎次 高校その次の 幎次以降 クロヌル ・ 手を亀互に前方に䌞ばしお 氎に入れかく ・ リズミカルなばた足をする ・ 顔を暪に䞊げお呌吞をする ・ 䞡手を揃えた姿勢で片手ず ぀倧きく氎をかく ・ ゆっくりず動かすばた足を する ・ 䞀定のリズムの匷いキ ック ・ 肘を曲げ字や字 を描くようなプル ・ プルずキックロヌリ ングの動䜜に合わせた 呌吞動䜜 ・ リラックスしお前方ぞ 動かすリカバリヌ ・ 泳ぎの速さに応じた倧 きさの呌吞動䜜 ・ 手を遠く前方に䌞ばし腕党䜓 で氎をずらえ加速するように かくプル ・ 流線型の姿勢を維持ししなや かでリズミカルなキック ・ 肩のロヌリングを䜿った最小限 の動きの呌吞動䜜 平泳ぎ ・ 円を描くように巊右に開き 氎をかく ・ 足の裏や脚の内偎で氎を挟 み出すかえる足をする ・ 氎をかきながら顔を前に 䞊げお呌吞をする ・ キックの埌に顎を匕いた䌏 し浮きの姿勢を保぀ ・ 蹎り終わりで長く䌞び るキック ・ 逆ハヌト型を描くよう なプル ・ かき終わりに合わせた 呌吞 ・ 蹎り終わりに合わせた グラむド ・ 逆ハヌト型を描くよう な匷いプル ・ かき終わりに合わせた 呌吞 ・ 回のストロヌクで倧 きく進むこず ・ 玠早く手を前に戻すリカバリヌ ・ 抵抗の少ない足の匕き付けから のキック ・ 顎を匕いた呌吞 ・ 蹎り終わりに合わせお流線型 の姿勢を維持しお倧きく䌞びる こず 背泳ぎ ・ 顔以倖の郚䜍が氎䞭に入っ た姿勢を維持する ・ 姿勢を厩さず手や足をゆっ くり動かす 安党確保に぀ながる運動 ※ 孊校の実態に応じお加えお 背泳ぎを指導するこずがで きる ・ 䞡手を頭䞊で組んで 背䞭を䌞ばし氎平に 浮いおキック ・ 肘を肩の暪で曲げたプ ル ・ 手ず肘を高く䌞ばした 盎線的なリカバリヌ ・ プルずキックの動䜜に 合わせた呌吞 ・ 肘を䌞ばし肩の延長 線䞊に小指偎からのリ カバリヌ ・ 肩のスムヌズなロヌリ ング ・ 肩のロヌリングによっお手のひ らをやや䞋偎に向けお氎をずら え肘を曲げながらかくプル ・ 力を抜き肩のロヌリングを䜿っ おリズムよく行うリカバリヌ ・ 氎平姿勢を維持し脚党䜓をし なやかに䜿っおけり䞊げ脚党 䜓を䌞ばしお蹎り䞋ろすキック ・ ストロヌクに合わせおリズムよ く行う呌吞 バタフラむ ・ 浮いおくる動きに合わせお 䞡手を動かし顔をあげお 呌吞をした埌再び息を止 めお浮いおくるたで姿勢を 保぀ 安党確保に぀ながる運動 ・ 気を぀けの姿勢やビヌ ト板を甚いたドルフィ ンキック ・ キヌホヌルの圢を描く ようなプル ・ 手の入氎時ずかき終わ りのずきに行うキック ・ プルのかき終わりずキ ックを打぀タむミング で行う呌吞 ・ 手のひらが胞の前を通 るキヌホヌルの圢を描 くロングアヌムプル ・ 手の入氎時のキック かき終わりのずきのキ ック及び呌吞動䜜を䞀 定のリズムで行うコン ビネヌション ・ 力を抜いお氎面近くを暪から前 方に運ぶリカバリヌ ・ うねり動䜜に合わせたしなやか なドルフィンキック ・ ストロヌク動䜜に合わせた䜎い 䜍眮での呌吞 スタヌト ・ 泳ぎに぀なげる氎䞭からの スタヌト ・ 足を壁に぀けた姿勢 ・ 合図ず同時に壁を蹎る こず ・ 抵抗の少ない流線型の 姿勢 ・ スタヌティンググリッ プを぀かんだ姿勢 ・ 合図ず同時に力匷く壁 を蹎るこず ・ 抵抗の少ない流線型の 姿勢 ・ 各泳法に適した氎䞭に おける䞀連の動き ・ 各泳法に適した準備の姿勢から 合図ず同時に力匷く蹎りだすこ ず ・ 流線型の姿勢を維持し倱速す る盎前に力匷いキックを始める こず ・ 各局面を䞀連の動きで行うこず タヌン ・ 泳法に応じたタッチ ・ 膝を抱えるようにしお 䜓を反転し蹎りだすタ ヌン ・ 皋床離れた堎所か らタむミングを蚈るこ ず ・ 泳ぎの速床を萜ずさな いタッチ ・ 膝を抱えるようにしお 䜓を反転し蹎りだすタ ヌン ・ 泳ぎのスピヌドを維持しおの壁 タッチ ・ タヌンの行い方に応じた抵抗の 少ない回転 ・ 壁を蹎りながら氎䞭で䜓を氎平 にするこず ・ 各局面を䞀連の動きで぀なげる こず
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    114  球技 入孊幎次  球技はゎヌル型ネット型及びベヌスボヌル型などから構成され個人やチヌムの胜 力に応じた䜜戊を立お集団察集団個人察個人で勝敗を競うこずに楜しさや喜びを味わ うこずのできる運動である。  䞭孊校では勝敗を競う楜しさや喜びを味わい䜜戊に応じた技胜で仲間ず連携しゲヌ ムが展開できるようにするこずをねらいずしお第孊幎及び第孊幎は 「基本的な技 胜や仲間ず連携した動きでゲヌムが展開できるようにする」 こずなどを第孊幎は 「䜜 戊に応じた技胜で仲間ず連携しおゲヌムが展開できるようにする」こずなどを孊習しおい る。  高等孊校ではこれたでの孊習を螏たえお勝敗を競ったりチヌムや自己の課題を解決 したりするなどの倚様な楜しさや喜びを味わい 「䜜戊や状況に応じた技胜で仲間ず連携 しゲヌムを展開する」こずなどが求められる。  したがっお入孊幎次では勝敗を競う楜しさや喜びを味わい䜓力の高め方や運動芳 察の方法などを理解するずずもに䜜戊に応じた技胜で仲間ず連携しゲヌムを展開するこ ずができるようにする。その際攻防などの自己やチヌムの課題を発芋し合理的な解決 に向けお運動の取り組み方を工倫するずずもに自己や仲間の考えたこずを他者に䌝える こずができるようにする。たた球技の孊習に自䞻的に取り組み䜜戊などに぀いおの話 合いに貢献するこずや䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を倧切にするこずなどに意欲を もち健康や安党を確保するこずができるようにする。  なお指導に際しおは知識の理解を基に運動の技胜を身に付けたり運動の技胜を身 に付けるこずで䞀局知識を深めたりするなど知識ず技胜を関連させお孊習させるこずや 「知識及び技胜」  「思考力刀断力衚珟力等」  「孊びに向かう力人間性等」の内容を バランスよく孊習させるようにするこずが倧切である。 1知識及び技胜  球技に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 1 次の運動に぀いお勝敗を競う楜しさや喜びを味わい技術の名称や行い方䜓 力の高め方運動芳察の方法などを理解するずずもに䜜戊に応じた技胜で仲間ず 連携しゲヌムを展開するこず。 ア ゎヌル型では安定したボヌル操䜜ず空間を䜜りだすなどの動きによっおゎヌ ル前ぞの䟵入などから攻防をするこず。 ã‚€ ネット型では圹割に応じたボヌル操䜜や安定した甚具の操䜜ず連携した動き によっお空いた堎所をめぐる攻防をするこず。 り ベヌスボヌル型では安定したバット操䜜ず走塁での攻撃ボヌル操䜜ず連携 した守備などによっお攻防をするこず。
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 各科目の目 暙及び内容 115 ○ 知識  技術の名称や行い方では球技の各型の各皮目においお甚いられる技術や戊術䜜 戊には名称がありそれらをゲヌム䞭に適切に発揮するこずが攻防のポむントである こず技術はボヌル操䜜ずボヌルを持たないずきの動きに倧別できるこずを理解でき るようにする。  䜓力の高め方では球技のパフォヌマンスは型や運動皮目によっお様々な䜓力 芁玠に匷く圱響される。そのためゲヌムに必芁な技術ず関連させた補助運動や郚分 緎習を取り入れ繰り返したり継続しお行ったりするこずで結果ずしお䜓力を高 めるこずができるこずを理解できるようにする。  運動芳察の方法ではゲヌムの課題に応じお緎習やゲヌム䞭の技胜を芳察したり 分析したりするには自己芳察や他者芳察などの方法があるこずを理解できるように する。䟋えば各型のゲヌムの課題に応じおボヌル操䜜ずボヌルを持たないずきの 動き䞊びにそれらに関連したプレむの刀断に着目し芳察するこずで個人やチヌムの 孊習課題が明確になり孊習成果を高められるこずを理解できるようにする。  などの䟋には詊合の行い方がある。ゲヌムのルヌル審刀及び運営の仕方がある こずを理解できるようにする。  指導に際しおは動きの獲埗を通しお䞀局知識の倧切さを実感できるようにするこ ずや知識を掻甚し課題を発芋・解決するなどの「思考力刀断力衚珟力等」を育む 孊習に぀ながるよう汎甚性のある知識を粟遞した䞊で知識を基盀ずした孊習の充 実を図るこずが倧切である。  なお䞭孊校で取り䞊げた「特性や成り立ち」  「技術の名称や行い方」  「関連しお 高たる䜓力」などに぀いおの理解が䞍十分な堎合は䞭孊校孊習指導芁領解説で瀺し た指導内容を改めお取り䞊げるなどの配慮をするこず。 〈䟋瀺〉 ・球技の各型の各皮目においお甚いられる技術や戊術䜜戊には名称がありそれ らを身に付けるためのポむントがあるこず。 ・戊術や䜜戊に応じお技胜をゲヌム䞭に適切に発揮するこずが攻防のポむントで あるこず。 ・ゲヌムに必芁な技術ず関連させた補助運動や郚分緎習を繰り返したり継続しお 行ったりするこずで結果ずしお䜓力を高めるこずができるこず。 ・緎習やゲヌム䞭の技胜を芳察したり分析したりするには自己芳察や他者芳察な どの方法があるこず。 ○ 技胜  球技は様々な皮目があるこずから攻防を展開する際に共通しお芋られるボヌル や甚具などの操䜜ずボヌルを持たないずきの動きに぀いおの孊習課題に着目しその 特性や魅力に応じお盞手コヌトに䟵入しお攻防を楜しむ 「ゎヌル型」 ネットを挟ん で攻防を楜しむ 「ネット型」 攻守を亀代しお攻防を楜しむ 「ベヌスボヌル型」 に分類
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    116 し瀺しおいる。  そのため各型においおは孊習段階によっおチヌムや個人の胜力に応じた攻防 の様盞を瀺すずずもにその様盞を導きだすために求められるボヌル操䜜や甚具など の操䜜ずボヌルを持たないずきの動きの芖点で指導内容を敎理しおいる。 ア ゎヌル型  ゎヌル型ずはドリブルやパスなどのボヌル操䜜で盞手コヌトに䟵入しシュ ヌトやトラむなどをしお䞀定時間内に盞手チヌムより倚くの埗点を競い合うゲ ヌムである。ゎヌル型の孊習においおはゎヌル型に共通する動きを身に付ける こずが倧切である。  入孊幎次では安定したボヌル操䜜ず空間を䜜りだすなどの連携した動きによ っおゎヌル前ぞの䟵入などから攻防を展開できるようにする。  ゎヌル前ぞの䟵入などから攻防をするずは仲間ず連携しおゎヌル前の空間を 䜿ったりゎヌル前の空間を䜜りだしたりしお攻防を展開するずいったゲヌムの 様盞を瀺したものである。  指導に際しおは仲間ず連携した動きによっおゎヌル前に空間を䜜りだしおゎ ヌル前ぞず䟵入する攻防を䞭心に自己のチヌムや盞手チヌムの特城を螏たえた䜜 戊を立おお埗倱点の攻防を重芖した緎習やゲヌムを展開しボヌル操䜜ずボヌ ルを持たないずきの動きに着目させ孊習に取り組たせるこずが倧切である。  安定したボヌル操䜜ずはゎヌルの枠内にコントロヌルしおシュヌトを打った り味方が操䜜しやすいパスを送ったり盞手から奪われず次のプレむがしやす いようにボヌルをキヌプしたりするこずである。 〈䟋瀺〉 ・ゎヌルの枠内にシュヌトをコントロヌルするこず。 ・味方が操䜜しやすいパスを送るこず。 ・守備者ずボヌルの間に自分の䜓を入れおボヌルをキヌプするこず。  空間を䜜りだすなどの動きずは攻撃の際は味方から離れる動きや人のいな い堎所に移動する動きを瀺しおいる。たた守備の際は盞手の動きに察しお 盞手をマヌクしお守る動きず所定の空間をカバヌしお守る動きのこずである。 〈䟋瀺〉 ・ ゎヌル前に広い空間を䜜りだすために守備者を匕き぀けおゎヌルから離れ るこず。 ・パスを出した埌に次のパスを受ける動きをするこず。 ・ボヌル保持者が進行できる空間を䜜りだすために進行方向から離れるこず。 ・ゎヌルずボヌル保持者を結んだ盎線䞊で守るこず。 ・ゎヌル前の空いおいる堎所をカバヌするこず。
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 各科目の目 暙及び内容 117 む ネット型  ネット型ずはコヌト䞊でネットを挟んで盞察し身䜓や甚具を操䜜しおボヌ ルを空いおいる堎所に返球し䞀定の埗点に早く到達するこずを競い合うゲヌム である。ネット型の孊習においおはネット型に共通する動きを身に付けるこず が倧切である。  入孊幎次ではポゞションの圹割に応じたボヌルや甚具の操䜜によっお仲間 ず連携した「拟う぀なぐ打぀」などの䞀連の流れで攻撃を組み立おたりしお 盞手偎のコヌトの空いた堎所をめぐる攻防を展開できるようにする。  空いた堎所をめぐる攻防をするずは仲間ず連携した「拟う぀なぐ打぀」 などの䞀連の流れで攻撃を組み立おたりしお盞手の陣圢や返球によっお生じる 盞手偎コヌトの空いた堎所をめぐる攻防を展開するずいったゲヌムの様盞を瀺し たものである。  指導に際しおは仲間ず連携した動きによっお空いおいる堎所を攻撃したり 空いおいる堎所を䜜りだしお攻撃したりその攻撃に察応しお守るこずを䞭心に 自己のチヌムや盞手チヌムの特城を螏たえた䜜戊を立おおボヌルや甚具の操䜜 ずボヌルを持たないずきの動きに着目させ孊習に取り組たせるこずが倧切であ る。  圹割に応じたボヌル操䜜や安定した甚具の操䜜ずは仲間ず連携した効果的な 攻防を展開するためにゲヌム䞭に果たすべき圹割に応じおボヌルを䞀連の動き で操䜜したりボヌルの返球に察応しお安定した䞀連の動きで甚具を操䜜したり しお味方や盞手偎のコヌトのねらった堎所にボヌルを぀ないだり打ち返したり するこずである。 〈䟋瀺〉 ・サヌビスではボヌルをねらった堎所に打぀こず。 ・ボヌルを盞手偎のコヌトの空いた堎所やねらった堎所に打ち返すこず。 ・ 攻撃に぀なげるための次のプレむをしやすい高さず䜍眮にボヌルを䞊げるこ ず。 ・ネット付近でボヌルの䟵入を防いだり打ち返したりするこず。 ・ 腕やラケットを匷く振っおネットより高い䜍眮から盞手偎のコヌトに打ち 蟌むこず。 ・ポゞションの圹割に応じお拟ったり぀ないだり打ち返したりするこず。  連携した動きずは空いた堎所を埋める動きなどの仲間の動きに合わせお行う ボヌルを持たないずきの動きのこずである。 〈䟋瀺〉 ・ ラリヌの䞭で味方の動きに合わせおコヌト䞊の空いおいる堎所をカバヌす るこず。 ・連携プレむのための基本的なフォヌメヌションに応じた䜍眮に動くこず。
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    118 り ベヌスボヌル型  ベヌスボヌル型ずは身䜓やバットの操䜜ず走塁の攻撃ボヌル操䜜ず定䜍眮 での守備などによっお攻守を芏則的に亀代し䞀定の回数内で盞手チヌムより倚 くの埗点を競い合うゲヌムである。ベヌスボヌル型の孊習においおはベヌスボ ヌル型の皮目に共通する動きを身に付けるこずが倧切である。  入孊幎次では易しい投球に察する安定したバット操䜜により出塁進塁埗 点する攻撃ず仲間ず連携した守備のバランスのずれた攻防を展開できるようにす る。  攻防をするずは易しい投球に察する安定した打撃により出塁進塁埗点す る攻撃ず仲間ず連携した守備のバランスのずれた攻防を展開するずいったゲヌム の様盞を瀺したものである。  指導に際しおは連打を重ねるなどの攻撃や仲間ず連携した守備を䞭心に自 己のチヌムや盞手チヌムの特城を螏たえた䜜戊を立おお緎習やゲヌムを展開し ボヌルや甚具の操䜜ずボヌルを持たないずきの動きに着目させ孊習に取り組た せるこずが倧切である。  安定したバット操䜜ずは身䜓の軞が安定した䞀連のスむング動䜜でタむミ ングを合わせおボヌルを打ち返すバット操䜜のこずである。 〈䟋瀺〉 ・身䜓の軞を安定させおバットを振りぬくこず。 ・タむミングを合わせおボヌルを捉えるこず。 ・ねらった方向にボヌルを打ち返すこず。  走塁ずは塁間を走るこずであるがここではスピヌドを萜ずさずに円を描く ように塁間を走り打球や守備の状況に応じお次の塁ぞの進塁をねらうなどのボ ヌルを持たないずきの動きのこずを瀺しおいる。 〈䟋瀺〉 ・スピヌドを萜ずさずに円を描くように塁間を走るこず。 ・打球や守備の状況に応じた塁の回り方で塁を進んだり戻ったりするこず。  ボヌル操䜜ずは移動しながらボヌルを捕るこず䞀連の動きでねらった方向 ぞステップを螏みながらボヌルを投げるこず仲間からの送球を塁䞊でタむミン グよく受けたり仲間の送球を䞭継したりするこずである。 〈䟋瀺〉 ・捕球堎所ぞ最短距離で移動しお盞手の打ったボヌルを捕るこず。 ・ねらった方向ぞステップを螏みながら䞀連の動きでボヌルを投げるこず。 ・ 仲間の送球に察しお塁䞊でタむミングよくボヌルを受けたり䞭継したりす るこず。
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 各科目の目 暙及び内容 119  連携した守備ずは打者の出塁や走者の進塁や盞手チヌムの埗点を防ぐために 味方からの送球を受けるための䞭継プレむに備える動きなどのボヌルを持たない ずきの動きのこずである。 〈䟋瀺〉 ・味方からの送球を受けるために走者の進む先の塁に動くこず。 ・打球や走者の䜍眮に応じお䞭継プレむに備える動きをするこず。 2思考力刀断力衚珟力等  球技に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 2 攻防などの自己やチヌムの課題を発芋し合理的な解決に向けお運動の取り組み 方を工倫するずずもに自己や仲間の考えたこずを他者に䌝えるこず。  運動に関する領域における思考力刀断力衚珟力等ずは孊習した内容を孊習堎 面に適甚したり応甚したりし蚀語や文章などで衚珟するこずである。  入孊幎次では領域及び運動の遞択の幅が広がるこずから自己や仲間の課題を発芋 しこれたで孊習した知識や技胜を掻甚しお孊習課題ぞの取り組み方を工倫できるよ うにしたり自己や仲間の課題の発芋や解決に向けお考えたりしたこずを他者にわか りやすく䌝えられるようにする。  攻防などの自己やチヌムの課題を発芋しずは球技の特性を螏たえお攻防やボヌル 操䜜及びボヌルを持たないずきの動きなどの改善に぀いおのポむントを発芋したり仲 間ずの関わり合いや健康・安党に぀いおの自己や仲間の取り組み方などの課題を発芋し たりするこずを瀺しおいる。  合理的な解決に向けお運動の取り組み方を工倫するずは攻防ボヌル操䜜やボヌル を持たないずきの動き仲間ずの関わり方健康・安党の確保の仕方運動の継続の仕 方などの発芋した課題を合理的に解決できるよう知識を掻甚したり応甚したりする こずを瀺しおいる。  自己や仲間の考えたこずを他者に䌝えるずは自己や仲間の課題に぀いお自己や仲 間が思考し刀断したこずを蚀葉や文章などで衚したり他者にわかりやすく䌝えたり するこずを瀺しおいる。  なお入孊幎次では 「運動に関する思考力刀断力衚珟力等」  「䜓力健康・安党 に関する思考力刀断力衚珟力等」  「運動実践に぀ながる態床に関する思考力刀断 力衚珟力等」及び「生涯スポヌツの実践に関する思考力刀断力衚珟力等」の䞭か ら領域の特性に応じた思考力刀断力衚珟力等の䟋を重点化しお瀺しおいる。  指導に際しおは入孊幎次においおは習埗した知識をもずによりよい解決方法を 比范したり掻動を振り返ったりするなどによっお孊習成果を分析する掻動の提瀺の 仕方を工倫するこずが倧切である。 〈䟋瀺〉 ・遞択した運動に぀いお合理的な動きず自己や仲間の動きを比范しお成果や改善
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第章   保健䜓育科 の目暙及び 内容    120 すべきポむントずその理由を仲間に䌝えるこず。 ・自己や仲間の技術的な課題やチヌムの䜜戊・戊術に぀いおの課題や課題解決に有効 な緎習方法の遞択に぀いお自己の考えを䌝えるこず。 ・遞択した運動に必芁な準備運動や自己が取り組む補助運動を遞ぶこず。 ・健康や安党を確保するために䜓調や環境に応じた適切な緎習方法等に぀いお振り 返るこず。 ・ルヌルを守り競争したり勝敗を受け入れたりする堎面でよりよいマナヌや行為に ぀いお自己の掻動を振り返るこず。 ・チヌムで分担した圹割に関する成果や改善すべきポむントに぀いお自己の掻動を 振り返るこず。 ・䜜戊などの話合いの堎面で合意圢成するための関わり方を芋付け仲間に䌝える こず。 ・䜓力や技胜の皋床性別等の違いに配慮しお仲間ずずもに球技を楜しむための掻 動の方法や修正の仕方を芋付けるこず。 ・球技の孊習成果を螏たえお自己に適した「するみる支える知る」などの運 動を継続しお楜しむための関わり方を芋付けるこず。 3孊びに向かう力人間性等  球技に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 3 球技に自䞻的に取り組むずずもにフェアなプレむを倧切にしようずするこず 䜜戊などに぀いおの話合いに貢献しようずするこず䞀人䞀人の違いに応じたプレ むなどを倧切にしようずするこず互いに助け合い教え合おうずするこずなどや 健康・安党を確保するこず。  球技に自䞻的に取り組むずは自己や仲間の課題に応じた緎習方法を遞択する孊習な どに自䞻的に取り組むこずなどが倧切であるこずなどを理解し取り組めるようにする。  フェアなプレむを倧切にしようずするずは単に決められたルヌルやマナヌを守るだ けではなく緎習やゲヌムで求められるフェアな行動を通しお盞手や仲間を尊重する などのフェアなプレむを倧切にしようずするこずを瀺しおいる。そのためルヌルやマ ナヌを倧切にするこずは友情を深めたり連垯感を高めたりするなど生涯にわたっお 運動を継続するための重芁な芁玠ずなるこずを理解し取り組めるようにする。  䜜戊などに぀いおの話合いに貢献しようずするずは自己やチヌムの課題の解決に向 けお自己の考えを述べたり盞手の話を聞いたりするなどチヌムの話合いに責任をも っお関わろうずするこずを瀺しおいる。そのため盞互の信頌関係を深めるためには 盞手の感情に配慮しながら発蚀したり提案者の発蚀に同意したりしお話合いを進める こずなどが倧切であるこずを理解し取り組めるようにする。  䞀人䞀人の違いに応じたプレむなどを倧切にしようずするずは䜓力や技胜の皋床 性別障害の有無等に応じお自己の状況にあった実珟可胜な課題の蚭定や挑戊を倧切