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 指導蚈画䜜 成䞊の配慮 事項 221 に圓たっおは孊習指導芁領に基づきながら地域孊校及び生埒の実態を考慮しおこ れに即応するように蚈画を䜜成するこずが必芁である。  「保健」の指導蚈画の䜜成に぀いおは本解説第章第節にその基本が瀺されおいる が特に次の事項に十分配慮し実際に即した指導蚈画を䜜成する必芁がある。 1孊校における䜓育・健康に関する指導ずの関連  前蚘「䜓育」で述べたように指導蚈画の䜜成に圓たっおは第章総則第欟 3 に瀺す「孊校における䜓育・健康に関する指導」の趣旚を生かし特に特別掻動 総合的な探究の時間及び運動郚の掻動などずの関連を図り日垞生掻における䜓育・健 康に関する掻動が適切か぀継続的に実践できるように留意するこずずした。ずりわけ 心の健康感染症薬物乱甚生掻習慣病など深刻化しおいる生埒の心身の健康課題に 適切に察応するために孊校における食育の掚進安党に関する指導及び心身の健康の 保持増進に関する指導ずの関連を図り孊校の党䜓蚈画を䜜成し家庭や地域瀟䌚ず連 携しながら蚈画的継続的に指導を進める必芁がある。 2保健䜓育科の目暙ずの関連  保健䜓育科の目暙は 「知識及び技胜」  「思考力刀断力衚珟力等」  「孊びに向かう 力人間性等」を育成するこずを目指すずずもに生涯にわたっお心身の健康を保持増 進し豊かなスポヌツラむフを継続するこずを目指すものである。 「保健」 ずしおは自ら の圹割を十分果たすずずもに保健䜓育科の目暙の達成のために適切に機胜するように 幎間指導蚈画を䜜成する必芁がある。 3 「保健」の暙準単䜍数ず履修孊幎 4 「保健」は原則ずしお入孊幎次及びその次の幎次のか幎にわたり履修させる こず。  「保健」の暙準単䜍数は埓前ず同様単䜍ずなっおいる。  「保健」の幎間指導蚈画に぀いおは課皋の皮別にかかわらず原則ずしお入孊幎次 及びその次の幎次のか幎にわたり履修させるよう䜜成しなければならない。  「保健」に぀いおは小孊校第孊幎から䞭孊校第孊幎たで毎孊幎孊習するこずず なっおいる。高等孊校ではこれに継続しお孊習させるこずによっお孊習の効果を䞊 げるこずをねらったものである。  なお 「入孊幎次及びその次の幎次のか幎にわたり履修させる」 こずずしたのは高 等孊校においおもできるだけ長い期間継続しお孊習し健康や安党に぀いおの興味・関 心や意欲を持続させ生涯にわたっお健康で安党な生掻を送るための基瀎ずなるよう配 慮したものである。
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第章   各科目にわたる 指導蚈画の䜜成 ず内容の取扱い 222 4指導内容の構成  「保健」の指導内容は孊習指導芁領においお 「珟代瀟䌚ず健康」  「安党な瀟䌚生 掻」  「生涯を通じる健康」及び「健康を支える環境づくり」の項目で構成されおおり それぞれの項目に぀いお知識たたは知識及び技胜ず思考力刀断力衚珟力等の内容 が瀺されおいる。  知識たたは知識及び技胜の内容に぀いおは二぀〜五぀の内容が瀺されおいる。本曞に おいおはその内容に぀いおさらに᳀ ア〜᳀ りずしお䞀぀〜䞉぀に分けお解説した。これら の内容に぀いおは孊習指導芁領䜜成の際に怜蚎したものであり指導蚈画の䜜成に圓 たっおもずにすべき内容であるが必ずしも指導の順序や内容の区分・独立を瀺しお いるものではなく孊校や生埒の実態に即し匟力的に取り扱うこずが必芁である。   「䜓育」及び「保健」 1䞭孊校ずの関連 5矩務教育段階ずの接続を重芖し䞭孊校保健䜓育科ずの関連に留意するこず。  「䜓育」では䞭孊校第孊幎からは生埒が領域を遞択しお履修できるこずずしおい るため高等孊校入孊幎次以降は領域の孊習経隓に違いが生じる堎合も考えられる。こ のため入孊幎次においおは高等孊校段階の孊習に円滑に接続できるよう䞭孊校第孊 幎ず同様の「内容の取扱い」を瀺し矩務教育段階での孊習内容の確実な定着を図るこず を重芖しおいる。  たた各孊校の特色に応じお卒業たでに又は単䜍を配圓するこずずされおおり 各幎次継続しお履修できるようにするずずもに各幎次になるべく均分しお配圓するこず ずしおいる。  このため各幎次の単䜍数は各孊校の刀断によっお各幎次に〜単䜍を配圓するこ ずずなるが孊校や生埒の実態等に応じ暙準単䜍数を単䜍ずするのか単䜍ずするの かに぀いおは各孊校における教育課皋線成の方針を螏たえ぀぀十分に怜蚎する必芁があ る。いずれの堎合においおも必芁がある堎合は入孊幎次に単䜍を配圓するなどの工 倫も考えられる。たた各幎次の単元蚈画を怜蚎する際に孊習経隓の違いなどの生埒の 実態を把握するための機䌚やそれたでの孊習内容を埩習する機䌚を䞀定時間確保した䞊 で必履修科目の内容を孊習させたり関連する䞭孊校の内容を適宜取り入れた指導をした りするなどの工倫をするこずも倧切である。  「保健」では小孊校䞭孊校の内容を螏たえた系統性のある指導ができるように内容 を明確化しおおり矩務教育段階の孊習内容が定着しおいるこずが前提ずしお必芁ずなる ものであるこずから生埒の実態等を螏たえ関連する䞭孊校の内容を適宜取り入れ埩 習した䞊で指導するこずが考えられる。
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 指導蚈画䜜 成䞊の配慮 事項 223 2障害のある生埒などぞの指導 6 障害のある生埒などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに応じた指 導内容や指導方法の工倫を蚈画的組織的に行うこず。  障害者の暩利に関する条玄に掲げられたむンクルヌシブ教育システムの構築を目指し 生埒の自立ず瀟䌚参加を䞀局掚進しおいくためには通垞の孊玚通玚による指導特別 支揎孊玚特別支揎孊校においお生埒の十分な孊びを確保し䞀人䞀人の生埒の障害の 状態や発達の段階に応じた指導や支揎を䞀局充実させおいく必芁がある。  通垞の孊玚においおも発達障害を含む障害のある生埒が圚籍しおいる可胜性があるこ ずを前提に党おの教科等においお䞀人䞀人の教育的ニヌズに応じたきめ现かな指導や 支揎ができるよう障害皮別の指導の工倫のみならず各教科等の孊びの過皋においお考 えられる困難さに察する指導の工倫の意図手立おを明確にするこずが重芁である。  これを螏たえ今回の改蚂では障害のある生埒などの指導に圓たっおは個々の生埒 によっお芋えにくさ聞こえにくさ道具の操䜜の困難さ移動䞊の制玄健康面や安 党面での制玄発音のしにくさ心理的な䞍安定人間関係圢成の困難さ読み曞きや蚈 算等の困難さ泚意の集䞭を持続するこずが苊手であるこずなど孊習掻動を行う堎合に 生じる困難さが異なるこずに留意し個々の生埒の困難さに応じた指導内容や指導方法を 工倫するこずを各教科等においお瀺しおいる。  その際保健䜓育科の目暙や内容を螏たえ指導内容の倉曎や孊習掻動の代替を安易に 行うこずがないよう留意するずずもに生埒の孊習負担や心理面にも配慮する必芁がある。  特に保健䜓育科においおは実技を䌎うこずから党おの生埒に察する健康・安党の 確保に现心の配慮が必芁である。そのため生埒の障害に起因する困難さに応じお耇数 教員による指導や個別指導を行うなどの配慮をするこずが倧切である。たた個々の生埒 の困難さに応じた指導内容や指導方法に぀いおは孊校や地域の実態に応じお適切に蚭定 するこずが倧切である。  なお指導に圓たっおは生埒の障害の皮類ず皋床を家庭専門医等ず連絡を密にしな がら的確に把握し生埒の健康・安党の確保に十分留意するずずもに個別の課題蚭定を しお生掻䞊の困難を克服するために孊習に配慮したり教材緎習やゲヌム及び詊合や発 衚の仕方等を怜蚎し障害の有無にかかわらず参加可胜な孊習の機䌚を蚭けたりするな どの生埒の実態に応じたきめ现やかな指導に配慮するこずが倧切である。たた 「保健」 に おいおも新たにストレスぞの察凊や心肺蘇 そ 生法などの技胜の内容が瀺されたこずから それらの実技指導に぀いおは運動に関する領域の指導ず同様の配慮をするこずが倧切であ る。  指導に際しおは孊校や地域の実態に応じお次のような配慮の䟋が考えられる。 ・芋えにくさのため掻動に制限がある堎合には䞍安を軜枛したり安党に実斜したりす るこずができるよう掻動堎所や動きを事前に確認したり仲間同士で声を掛け合う 方法を事前に決めたり音が出る甚具を䜿甚したりするなどの配慮をする。 ・身䜓の動きに制玄があり掻動に制限がある堎合には生埒の実情に応じお仲間ず積
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第章   各科目にわたる 指導蚈画の䜜成 ず内容の取扱い 224 極的に掻動できるよう甚具やルヌルの倉曎を行ったりそれらの倉曎に぀いお仲間 ず話し合う掻動を行ったり必芁に応じお補助甚具の掻甚を図ったりするなどの配慮 をする。 ・リズムやタむミングに合わせお動くこずや耇雑な動きをするこずボヌルや甚具の操 䜜等が難しい堎合には動きを理解したり自ら積極的に動いたりするこずができる よう動きを芖芚的又は蚀語情報に倉曎したり簡玠化したりしお提瀺する動かす䜓 の郚䜍を意識させる操䜜が易しい甚具の䜿甚や甚具の倧きさを工倫したりするなど の配慮をする。 ・詊合や蚘録枬定発衚などの状況の倉化ぞの察応が求められる孊習掻動ぞの参加が難 しい堎合には生埒の実情に応じお状況の倉化に察応できるようにするために挑戊 するこずを認め合う雰囲気づくりに配慮したりルヌルの匟力化や堎面蚭定の簡略化 を図ったりするなどの配慮をする。 ・日垞生掻ずは異なる環境での掻動が難しい堎合には䞍安を解消できるよう孊習の 順序や具䜓的な内容を段階的に説明するなどの配慮をする。 ・察人関係ぞの䞍安が匷く他者の䜓に盎接觊れるこずが難しい堎合には仲間ずずも に掻動するこずができるようロヌプやタオルなどの補助甚具を甚いるなどの配慮を する。 ・自分の力をコントロヌルするこずが難しい堎合には状況に応じお力のコントロヌル ができるよう力の出し方を芖芚化したり力の入れ方を数倀化したりするなどの配 慮をする。 ・勝ち負けや蚘録にこだわり過ぎお感情をコントロヌルするこずが難しい堎合には 状況に応じお感情がコントロヌルできるよう事前に掻動の芋通しを立おたり勝っ たずきや負けたずき等の感情の衚し方に぀いお確認したりするなどの配慮をする。 ・グルヌプでの準備や圹割分担が難しい堎合には準備の必芁性やチヌムで果たす圹割 の意味に぀いお理解するこずができるよう準備や圹割分担の芖芚的な明瀺や生埒の 実情に応じお取り組むこずができる圹割から段階的に取り組たせるなどの配慮をする。 ・保健の孊習で実習などの孊習掻動に参加するこずが難しい堎合には実習の手順や 方法が理解できるようそれらを芖芚的に瀺したり䞀぀䞀぀の技胜を個別に指導し たりするなどの配慮をする。  なお孊校においおはこうした点を螏たえ個別の指導蚈画を䜜成し必芁な配慮を 蚘茉し他教科等の担任ず共有したり翌幎床の担任等に匕き継いだりするこずが必芁で ある。
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 内容の取扱い に圓たっおの 配慮事項 225 第節 内容の取扱いに圓たっおの配慮事項  蚀語掻動  内容の取扱いに圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 1  蚀語胜力を育成する蚀語掻動を重芖し筋道を立おお緎習や䜜戊に぀いお話し 合ったり身振りや身䜓を䜿っお動きの修正を図ったりする掻動や個人及び瀟䌚 生掻における健康の保持増進や回埩に぀いお話し合う掻動などを通しおコミュ ニケヌション胜力や論理的な思考力の育成を促し䞻䜓的な孊習掻動の充実を図 るこず。  これは保健䜓育科の指導においおはその特質に応じお蚀語掻動に぀いお適切に指 導する必芁があるこずを瀺すものである。  孊習指導芁領第章総則第欟 1 においおは 「各孊校においおは生埒の発達の段 階を考慮し蚀語胜力情報掻甚胜力情報モラルを含む。  問題発芋・解決胜力等の孊 習の基盀ずなる資質・胜力を育成しおいくこずができるよう各教科等の特質を生かし 教科等暪断的な芖点から教育課皋の線成を図るものずする。 」ず芏定されおいる。   「䜓育」においおは本解説第章第節「䜓育」 6 で瀺したずおり生涯にわたる 豊かなスポヌツラむフの実珟に向けおねらいに即した蚀語掻動を取り入れ䞻䜓的な孊 習掻動が充実するよう配慮するこずが倧切である。  たた内容ずしお 1 知識及び技胜 2 思考力刀断力衚珟力等 3 孊びに向かう 力人間性等を瀺しおいるこずからこれらをバランスよく育むこずで結果ずしお蚀語 掻動の充実に資するこずに留意する必芁がある。   「保健」 においおは健康に関わる抂念や原則を基に個人及び瀟䌚生掻における課題を 発芋したり孊習したこずず自他の生掻やそれを支える環境づくりずを比范したり課題 解決に向けおの方法を考えたり適切な解決方法の遞択に぀いお話し合ったりする機䌚を 確保するこずが重芁である。  情報機噚の掻甚等に関する配慮事項 2  各科目の指導に圓たっおはその特質を螏たえ必芁に応じおコンピュヌタや 情報通信ネットワヌクなどを適切に掻甚し孊習の効果を高めるよう配慮するこず。  情報掻甚胜力ずは䞖の䞭の様々な事象を情報ずその結び付きずしお捉えお把握し情 報及び情報技術を適切か぀効果的に掻甚しお問題を発芋・解決したり自分の考えを圢成 したりしおいくために必芁な資質・胜力のこずである。将来の予枬が難しい瀟䌚においお は情報や情報技術を受け身で捉えるのではなく手段ずしお掻甚しおいく力が求められ る。未来を拓 ひら いおいく子䟛たちには情報を䞻䜓的に捉えながら䜕が重芁かを䞻䜓的に
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第章   各科目にわたる 指導蚈画の䜜成 ず内容の取扱い 226 考え芋いだした情報を掻甚しながら他者ず協働し新たな䟡倀の創造に挑んでいくこず がたすたす重芁になっおくる。たた情報化が急速に進展し身の回りのものに情報技術 が掻甚されおいたり日々の情報収集や身近な人ずの情報のやりずり生掻䞊必芁な手続 など日垞生掻における営みを情報技術を通じお行ったりするこずが圓たり前の䞖の䞭 ずなっおきおいる。情報技術は今埌私たちの生掻にたすたす身近なものずなっおいくず 考えられ情報技術を手段ずしお掻甚しおいくこずができるようにしおいくこずも重芁で ある。  保健䜓育科においおも各分野の特質を螏たえ情報モラル等にも配慮した䞊で必芁 に応じおコンピュヌタや情報通信ネットワヌクなどを適切に掻甚し孊習の効果を高め るよう配慮するこずを瀺しおいる。  䟋えば科目䜓育においおは孊習に必芁な情報の収集やデヌタの管理・分析課題の 発芋や解決方法の遞択などにおけるICT の掻甚が考えられる。たた科目保健においおは 健康情報の収集健康課題の発芋や解決方法の遞択における情報通信ネットワヌク等の掻 甚などが考えられる。  なお運動の実践では補助的手段ずしお掻甚するずずもに効果的な゜フトやプログ ラムの掻甚を図るなど掻動そのものの䜎䞋を招かないよう留意するこずが倧切である。  たた情報機噚の䜿甚ず健康ずの関わりに぀いお取り扱うこずにも配慮するこずが倧切 である。  運動の倚様な楜しみ方 3  䜓力や技胜の皋床性別や障害の有無等にかかわらず運動の倚様な楜しみ方を 瀟䌚で実践するこずができるよう留意するこず。  生涯にわたっお豊かなスポヌツラむフを実珟する資質・胜力の育成に向けおは䜓力や 技胜の皋床性別や障害の有無等にかかわらず運動やスポヌツずの倚様な関わり方を状 況に応じお遞択し卒業埌も継続しお実践するこずができるようにするこずが重芁である。  䜓力や技胜の皋床及び性別の違い等にかかわらず仲間ずずもに孊ぶ䜓隓は生涯にわ たる豊かなスポヌツラむフの実珟に向けた重芁な孊習の機䌚であるこずから原則ずしお 男女共習で孊習を行うこずが求められる。その際心身ずもに発達が著しい時期であるこ ずを螏たえ運動皮目によっおはペアやグルヌプの線成時に配慮したり健康・安党に関 する指導の充実を図ったりするなど指導方法の工倫を図るこずが倧切である。  たた障害の有無等にかかわらず仲間ずずもに孊ぶ䜓隓は生涯にわたる豊かなスポ ヌツラむフの実珟ずずもにスポヌツを通した共生瀟䌚の実珟に぀ながる重芁な孊習の機 䌚であるこずから本解説第章第節に瀺した障害のある生埒などぞの指導の内容等 を参考に指導の充実を図るこずが倧切である。  これらの指導に際しおは内容ずしお 1 知識及び技胜 2 思考力刀断力衚珟力 等 3 孊びに向かう力人間性等を瀺しおいるこずから仲間ずずもに楜しむための掻
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 内容の取扱い に圓たっおの 配慮事項 227 動の方法や修正の仕方を芋付けたり違いに配慮しお状況に応じた行動をしたりしようず するなど 「思考力刀断力衚珟力等」及び「孊びに向かう力人間性等」の内容ずの関 連を図るこずが倧切である。䟋えば緎習やゲヌム競技䌚や発衚䌚などの堎面においお 䞀人䞀人の違いを倧切にしようずしたり参加する仲間の状況に応じお楜しむ方法を孊ん だりするなど指導方法の工倫を図るこずが倧切である。  たた䜓力や技胜の皋床性別や障害の有無等にかかわらず運動やスポヌツの倚様な 楜しみ方を実践できるよう孊習集団のよりよい雰囲気づくりが倧切である。  䜓隓掻動 4   「䜓育」におけるスポヌツずの倚様な関わり方や「保健」の指導に぀いおは具 䜓的な䜓隓を䌎う孊習の工倫を行うよう留意するこず。  他者瀟䌚自然・環境等ず盎接的に関わる䜓隓掻動等を通しお生呜の有限性や自然 の倧切さ自分の䟡倀を認識し぀぀他者ず協働するこずの重芁性などを実感しながら理 解できるようにするこずは極めお重芁でありそのために孊玚等を単䜍ずした集団の䞭 で䜓系的・継続的な掻動を行うこずのできる孊校の堎を生かしお地域・家庭ず連携・協 働し぀぀䜓隓掻動の機䌚を確保しおいくこずが求められる。  科目䜓育においおは䜓育で孊習した成果を教科倖の掻動や孊校や地域の実態等に応 じた掻動などの孊校教育掻動に生かすこずができるよう本解説第章第節「䜓育」 4 に瀺した 「自然ずの関わりの深いスキヌスケヌトや氎蟺掻動など」 の指導を積極的に 取り入れるずずもに幎間指導蚈画においお孊習の時期や順序を怜蚎するなど結果ず しお䜓隓掻動の充実に資するこずに留意するこずが必芁である。  科目保健においおは知識の指導に偏るこずなく資質・胜力の䞉぀の柱をバランスよ く育むこずができるよう実隓や実習等を取り入れるなどの孊習過皋を工倫するこずに留 意する。  なおオリンピック・パラリンピックに関する指導の充実を図る芳点からパラリンピ ック競技倧䌚で実斜されおいる皮目などの障害者スポヌツを䜓隓したりスポヌツの䟡倀 を考える機䌚を充実したりするなどの工倫も考えられる。その際障害の皋床や特性にか かわらず党おの生埒が実斜可胜な䜓隓ずなるように留意するこずが倧切である。  たたこのような䜓隓掻動を効果的に実斜しおいくためにはその意矩や効果に぀いお 家庭や地域ず共有し連携・協働するこずが重芁である。さらにこれらの孊習を展開す るに圓たっおは孊習の内容ず生埒の発達の段階に応じお安党ぞの配慮を十分に行わなけ ればならない。
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第章   各科目にわたる 指導蚈画の䜜成 ず内容の取扱い 228   「䜓育」ず「保健」の関連 5   「䜓育」ず「保健」で瀺された内容に぀いおは盞互の関連が図られるようそ れぞれの内容を適切に指導した䞊で孊習成果の関連が実感できるよう留意するこ ず。  これは幎間蚈画の䜜成や指導内容の充実に圓たっお科目䜓育ず科目保健の連携を図 った指導の重芁性を瀺したものである。  保健䜓育科の目暙においおは 「䜓育や保健の芋方・考え方を働かせ課題を発芋し 合理的蚈画的な解決に向けた孊習過皋を通しお心ず䜓を䞀䜓ずしお捉え生涯にわた っお心身の健康を保持増進し豊かなスポヌツラむフを継続するための資質・胜力を次のず おり育成するこずを目指す」ずしお 1 知識及び技胜 2 思考力刀断力衚珟力等 3 孊びに向かう力人間性等の目暙を瀺しおおり生涯にわたっお心身の健康を保持増 進し豊かなスポヌツラむフを継続する資質・胜力の育成を重芖する芳点から健康な生 掻ず運動やスポヌツずの関わりを深く理解したり心ず䜓が密接に぀ながっおいるこずを 実感したりできるようにするこずが求められる。  なお科目䜓育ず科目保健の関連を図る工倫の䟋ずしおは次のようなものが考えられ る。 ・䜓育の「䜓぀くり運動」のア「䜓ほぐしの運動」では具䜓的な運動の芖点から保 健の 1 「珟代瀟䌚ず健康」のア  「粟神疟患の予防ず回埩」では粟神疟患ぞの察凊の 芖点からそれぞれ取り䞊げおいるのでこの点を十分考慮しお関連のある指導を工 倫する。 ・䜓育の「氎泳」の事故防止に関する心埗では具䜓的な態床の芖点から保健の 2 「安党な瀟䌚づくり」のア  「応急手圓」では応急手圓の適切な察凊の芖点からそ れぞれ取り䞊げおいるのでこの点を十分考慮しお関連のある指導を工倫する。 ・䜓育の「H 䜓育理論」の「運動やスポヌツの効果的な孊習の仕方」では健康の保持 増進を図るための方法等の芖点から保健の 1 「珟代瀟䌚ず健康」では生掻習慣病な どの予防ず回埩の芖点から日垞生掻にスポヌツを蚈画的に取り入れるこずの重芁性に ぀いおそれぞれ取り䞊げおいるのでこの点を十分考慮しお関連のある指導を工倫 する。 ・䜓育の「䜓぀くり運動」から「ダンス」の 3 孊びに向かう力人間性等の「健 康・安党」では運動実践の堎面での行動の芖点から保健の 4 「健康を支える環境づ くり」では地域の保健・医療機関の掻甚の芖点から生涯スポヌツの実践を支える環 境づくりやその掻甚に぀いおそれぞれ取り䞊げおいるのでこの点を十分考慮しお 関連のある指導を工倫する。 ・教科内におけるカリキュラム・マネゞメントを実珟する芳点から䜓育ず保健の関連 する事項を取り䞊げる際指導する時期を適切に蚭定した幎間指導蚈画を工倫する。
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 総則 関連事項 229 第節 総則関連事項  健やかな䜓第章総則第欟 3   幎間蚈画を䜜成するに圓たっおは第章総則第欟 3 に瀺された孊校における䜓 育・健康に関する指導ずの関連を十分に考慮するこずが重芁である。 3  孊校における䜓育・健康に関する指導を生埒の発達の段階を考慮しお孊校の 教育掻動党䜓を通じお適切に行うこずにより健康で安党な生掻ず豊かなスポヌツ ラむフの実珟を目指した教育の充実に努めるこず。特に孊校における食育の掚進 䞊びに䜓力の向䞊に関する指導安党に関する指導及び心身の健康の保持増進に関 する指導に぀いおは保健䜓育科家庭科及び特別掻動の時間はもずより各教 科・科目及び総合的な探究の時間などにおいおもそれぞれの特質に応じお適切に行 うよう努めるこず。たたそれらの指導を通しお家庭や地域瀟䌚ずの連携を図り ながら日垞生掻においお適切な䜓育・健康に関する掻動の実践を促し生涯を通 じお健康・安党で掻力ある生掻を送るための基瀎が培われるよう配慮するこず。  教育基本法第条第号は教育の目的ずしお「健やかな身䜓を逊う」こずを芏定しお おり本項では䜓育・健康に関する指導を生埒の発達の段階を考慮しお孊校教育掻 動党䜓ずしお取り組むこずにより健康で安党な生掻ず豊かなスポヌツラむフの実珟を目 指した教育の充実に努めるこずを瀺しおいる。健やかな䜓の育成は心身の調和的な発達 の䞭で図られ心身の健康ず安党やスポヌツを通じた生涯にわたる幞犏で豊かな生掻の 実珟ず密接に関わるものであるこずから䜓育・健康に関する指導のねらいずしお心身 ずもに健康で安党な生掻ず豊かなスポヌツラむフの実珟を䞀䜓的に瀺しおいるずころであ る。  これからの瀟䌚を生きる生埒に健やかな心身の育成を図るこずは極めお重芁である。 䜓力は人間の掻動の源であり健康の維持のほか意欲や気力ずいった粟神面の充実に倧 きく関わっおおり 「生きる力」 を支える重芁な芁玠である。生埒の心身の調和的発達を図 るためには運動を通しお䜓力を逊うずずもに食育の掚進を通しお望たしい食習慣を身 に付けるなど健康的な生掻習慣を圢成するこずが必芁である。たた東日本倧震灜をは じめずする様々な自然灜害の発生や情報化等の進展に䌎う生埒を取り巻く環境の倉化な どを螏たえ生埒の安党・安心に察する懞念が広がっおいるこずから安党に関する指導 の充実が必芁である。さらに心身の健康の保持増進に関する指導を適切に行うずずもに 生埒が心身の成長発達に぀いお正しく理解するこずが必芁である。  こうした珟代的課題を螏たえ䜓育・健康に関する指導は健康・安党で掻力ある生掻 を営むために必芁な資質・胜力を育お心身の調和的な発達を図り健康で安党な生掻ず 豊かなスポヌツラむフの実珟を目指すものである。こうした教育は第章総則第欟 1 に瀺すずおり単元や題材など内容や時間のたずたりを芋通した䞻䜓的・察話的で 深い孊びの実珟に向けた授業改善を通しお実珟が図られるものでありそうした孊習の過
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第章   各科目にわたる 指導蚈画の䜜成 ず内容の取扱い 230 皋の圚り方に぀いおは総則解説第章第節においお解説しおいる。  本項で瀺す䜓育に関する指導に぀いおは積極的に運動する生埒ずそうでない生埒の二 極化傟向が指摘されおいるこずなどから生涯にわたっお運動やスポヌツを豊かに実践し おいくずずもに珟圚及び将来の䜓力の向䞊を図る実践力の育成を目指し生埒が自ら進 んで運動に芪しむ資質・胜力を身に付け心身を鍛えるこずができるようにするこずが倧 切である。  このため教科ずしおの保健䜓育科においお基瀎的な身䜓胜力の育成を図るずずもに 䜓育祭集団宿泊掻動や集䌚などの特別掻動や運動郚掻動などの教育課皋倖の孊校教育 掻動などを盞互に関連させながら孊校教育掻動党䜓ずしお効果的に取り組むこずが求め られおいる。  健康に関する指導に぀いおは生埒が身近な生掻における健康に関する知識を身に付け るこずや必芁な情報を自ら収集し適切な意思決定や行動遞択を行い積極的に健康な 生掻を実践するこずのできる資質・胜力を育成するこずが倧切である。  特に孊校における食育の掚進においおは栄逊摂取の偏りや朝食欠食ずいった食習慣 の乱れ等に起因する肥満や生掻習慣病痩せ食物アレルギヌ等の健康課題が芋られるほ か食品の安党性の確保等の食に関わる課題が顕圚化しおいる。こうした課題に適切に察 応するため生埒が食に関する正しい知識ず望たしい食習慣を身に付けるこずにより生 涯にわたっお健やかな心身ず豊かな人間性を育んでいくための基瀎が培われるよう栄逊 のバランスや芏則正しい食生掻食品の安党性などの指導が䞀局重芖されなければならな い。たたこれら心身の健康に関する内容に加えお自然の恩恵・勀劎などぞの感謝や食 文化などに぀いおも教科等の内容ず関連させた指導を行うこずが効果的である。食に関す る指導に圓たっおは保健䜓育科家庭科特別掻動などの指導を盞互に関連させながら 孊校教育掻動党䜓ずしお効果的に取り組むこずが重芁である。その際教垫間の連携に努 めるずずもに孊校や地域の実情に応じお栄逊教諭等の専門性を有する教職員や地域の有 識者等ずの連携に努めるこずにも配慮するこずが倧切である。  たた安党に関する指導においおは様々な自然灜害の発生や情報化やグロヌバル化 等の瀟䌚の倉化に䌎い生埒を取り巻く安党に関する環境も倉化しおいるこずから身の回 りの生掻の安党亀通安党防灜に関する指導や情報技術の進展に䌎う新たな事件・事 故防止囜民保護等の非垞時の察応等の新たな安党䞊の課題に関する指導を䞀局重芖し 安党に関する情報を正しく刀断し安党のための行動に結び付けるようにするこずが重芁 である。  さらに心身の健康の保持増進に関する指導においおは情報化瀟䌚の進展により 様々な健康情報や性・薬物等に関する情報の入手が容易になっおいるこずなどから生埒 が健康情報や性に関する情報等を正しく遞択しお適切に行動できるようにするずずもに 薬物乱甚防止等の指導が䞀局重芖されなければならない。なお生埒が心身の成長発達に 関しお適切に理解し行動するこずができるようにする指導に圓たっおは第章総則第 欟 1 に瀺す䞻に集団の堎面で必芁な指導や揎助を行うガむダンスず䞀人䞀人が抱え る課題に個別に察応した指導を行うカりンセリングの双方の芳点から孊校の教育掻動党
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 総則 関連事項 231 䜓で共通理解を図り家庭の理解を埗るこずに配慮するずずもに関連する教科等におい お発達の段階を考慮しお指導するこずが重芁である。  䜓育・健康に関する指導はこうした指導を盞互に関連させお行うこずにより生涯に わたり明るく豊かで掻力ある生掻を営むための基瀎づくりを目指すものである。  したがっおその指導においおは䜓぀くり運動や各皮のスポヌツ掻動はもずより保 健や安党に関する指導絊食を含む食に関する指導などが重芖されなければならない。こ のような䜓育・健康に関する指導は保健䜓育科の時間だけではなく家庭科や特別掻動の ほか関連の教科総合的な探究の時間なども含めた孊校の教育掻動党䜓を通じお行うこ ずによっおその䞀局の充実を図るこずができる。  各孊校においお䜓育・健康に関する指導を効果的に進めるためには生埒の䜓力や健 康状態等を的確に把握し孊校や地域の実態を螏たえおそれにふさわしい孊校の党䜓蚈 画を䜜成し地域の関係機関・団䜓の協力を埗぀぀蚈画的継続的に指導するこずが重 芁である。  たた䜓育・健康に関する指導を通しお孊校生掻はもちろんのこず家庭や地域瀟䌚 における日垞生掻においおも自ら進んで運動を適切に実践する習慣を圢成し生涯を通 じお運動に芪しむための基瀎を培うずずもに生埒が積極的に心身の健康の保持増進を図 っおいく資質・胜力を身に付け生涯を通じお健康・安党で掻力ある生掻を送るための基 瀎が培われるよう配慮するこずが倧切である。  なお高等孊校にあっおは教科担任制を原則ずしおいるために䜓育・健康に関する 指導が保健䜓育科担圓の教垫に任されおしたうおそれがある。しかし䜓育・健康に関す る指導は孊校の教育掻動党䜓を通じお適切に行われるべきものでありその効果を䞊げ るためには保健䜓育科担圓の教垫だけでなく党教職員の理解ず協力が埗られるよう 孊校の実態に応じお指導䜓制の工倫改善に努めるなど組織的に進めおいくこずが倧切で ある。  教育課皋倖の孊校教育掻動ず教育課皋ずの関連第章総則第欟り  郚掻動の指導及び運営等に圓たっおは第章総則第欟りに瀺された郚掻動の意矩 ず留意点等を螏たえお行うこずが重芁である。 り 教育課皋倖の孊校教育掻動ず教育課皋の関連が図られるように留意するものずす る。特に生埒の自䞻的自発的な参加により行われる郚掻動に぀いおはスポヌ ツや文化科孊等に芪したせ孊習意欲の向䞊や責任感連垯感の涵 かん 逊等孊校教 育が目指す資質・胜力の育成に資するものであり孊校教育の䞀環ずしお教育課 皋ずの関連が図られるよう留意するこず。その際孊校や地域の実態に応じ地域 の人々の協力瀟䌚教育斜蚭や瀟䌚教育関係団䜓等の各皮団䜓ずの連携などの運営 䞊の工倫を行い持続可胜な運営䜓制が敎えられるようにするものずする。  高校生の時期は生埒自身の興味・関心に応じお教育課皋倖の孊校教育掻動や地域の
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第章   各科目にわたる 指導蚈画の䜜成 ず内容の取扱い 232 教育掻動など生埒による自䞻的・自発的な掻動が倚様化しおいく段階にある。少子化や 栞家族化が進む䞭にあっお高校生が孊校倖の様々な掻動に参加するこずはずもすれば 孊校生掻にずどたりがちな生埒の生掻の堎を地域瀟䌚に広げ幅広い芖野に立っお自らの キャリア圢成を考える機䌚ずなるこずも期埅される。このような教育課皋倖の様々な教育 掻動を教育課皋ず関連付けるこずは生埒が倚様な孊びや経隓をする堎や自らの興味・関 心を深く远究する機䌚などの充実に぀ながる。  特に孊校教育の䞀環ずしお行われる郚掻動は異幎霢ずの亀流の䞭で生埒同士や教 員ず生埒等の人間関係の構築を図ったり生埒自身が掻動を通しお自己肯定感を高めたり するなどその教育的意矩が高いこずも指摘されおいる。  そうした教育的意矩が郚掻動の充実の䞭のみで図られるのではなく䟋えば運動郚の 掻動においお保健䜓育科の指導ずの関連を図り競技を「するこず」のみならず 「みる 支える知る」ずいった芖点からスポヌツに関する科孊的知芋やスポヌツずの倚様な関わ り方及びスポヌツがも぀様々な良さを実感しながら自己の適性等に応じお生涯にわた るスポヌツずの豊かな関わり方を孊ぶなど教育課皋倖で行われる郚掻動ず教育課皋内の 掻動ずの関連を図る䞭でその教育効果が発揮されるこずが重芁である。  このため本項では生埒の自䞻的自発的な参加により行われる郚掻動に぀いお ① スポヌツや文化及び科孊等に芪したせ孊習意欲の向䞊や責任感連垯感の涵 かん 逊 互いに協力し合っお友情を深めるずいった奜たしい人間関係の圢成等に資するもので あるずの意矩があるこず ② 郚掻動は教育課皋においお孊習したこずなども螏たえ自らの適性や興味・関心 等をより深く远求しおいく機䌚であるこずから第章以䞋に瀺す各教科等の目暙及 び内容ずの関係にも配慮し぀぀生埒自身が教育課皋においお孊習する内容に぀いお 改めおその倧切さを認識するよう促すなど孊校教育の䞀環ずしお教育課皋ずの関 連が図られるよう留意するこず ③ 䞀定芏暡の地域単䜍で運営を支える䜓制を構築しおいくこずが長期的には䞍可欠で あるこずから蚭眮者等ず連携しながら孊校や地域の実態に応じ教員の勀務負担 軜枛の芳点も考慮し぀぀郚掻動指導員等のスポヌツや文化及び科孊等にわたる指導 者や地域の人々の協力䜓育通や公民通などの瀟䌚教育斜蚭や地域のスポヌツクラブ ずいった瀟䌚教育関係団䜓等の各皮団䜓ずの連携などの運営䞊の工倫を行うこず  をそれぞれ芏定しおいる。  各孊校が郚掻動を実斜するに圓たっおは本項や䞭倮教育審議䌚での孊校における働 き方改革に関する議論及び「運動郚掻動の圚り方に関する総合的なガむドラむン」 平成 30 幎月スポヌツ庁 も参考に生埒が参加しやすいよう実斜圢態などを工倫するずずも に生埒の生掻党䜓を芋枡しお䌑逊日や掻動時間を適切に蚭定するなど生埒のバランスの ずれた生掻や成長に配慮するこずが必芁である。その際生埒の心身の健康管理事故防 止及び䜓眰・ハラスメントの防止に留意するこず。
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 総則 関連事項 233   〈運動郚の掻動〉  運動郚の掻動はスポヌツに興味ず関心をも぀同奜の生埒がスポヌツを通しお亀流し たりより高い氎準の技胜や蚘録に挑戊したりする䞭でスポヌツの楜しさや喜びを味わ い豊かな孊校生掻を経隓する掻動であるずずもに䜓力の向䞊や健康の増進にも極めお 効果的な掻動である。  したがっお生埒が運動郚の掻動に積極的に参加できるよう配慮するこずが倧切である。 たた生埒の胜力等に応じた技胜や蚘録の向䞊を目指すずずもに互いに協力し合っお友 情を深めるなど奜たしい人間関係を育おるよう適切な指導を行う必芁がある。さらに運 動郚の掻動も孊校教育掻動の䞀環であるこずから生埒の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実 珟に向けた芖点も参考に指導を行うこずが倧切である。  加えお運動郚の掻動は䞻ずしお攟課埌に行われ特に垌望する同奜の生埒によっお 行われる掻動であるこずから生埒の自䞻性を尊重する必芁がある。たた生埒に任せす ぎたり勝぀こずのみを目指したりした掻動にならないよう留意する必芁もある。そのた め䟋えば競技を「するこず」のみならず生埒自らが所属する運動郚の掻動を振り返 り぀぀目暙緎習蚈画等の圚り方や地域ずの関わり方等に぀いお定期的に意芋亀換をす る堎を蚭定するこずなどが考えられる。このように運動郚の掻動の意矩が十分発揮され るよう生埒の個性の尊重ず柔軟な運営に留意したり生埒のバランスのずれた生掻や成 長のためにも䌑逊日や緎習時間を適切に蚭定したりするなど生埒の珟圚及び将来の生掻 を芋枡しながら生埒の孊びず生涯にわたるキャリア圢成の関係を意識した掻動が展開さ れるこずが必芁である。たた生埒の胜力・適性興味・関心等に応じ぀぀健康・安党 に留意し適切な掻動が行われるよう配慮しお指導するこずが必芁である。  なお 「孊校教育法斜行芏則の䞀郚を改正する省什」が平成29 幎月日から斜行され 䞭孊校矩務教育孊校の埌期課皋高等孊校䞭等教育孊校䞊びに特別支揎孊校の䞭等郚 及び高等郚におけるスポヌツ文化科孊等に関する教育掻動孊校の教育課皋ずしお行 われるものを陀く。  に係る技術的な指導に埓事する郚掻動指導員に぀いおその名称及び 職務等を明らかにするこずにより孊校における郚掻動の指導䜓制の充実が図られるよう にした。  蚭眮者及び各孊校においおは郚掻動指導員を掻甚する堎合郚掻動が孊校教育の䞀環 であるこずを螏たえ生埒の自発的自䞻的な参加が促進されるよう郚掻動指導員ずの密 接な連携を図るこずが必芁である。  その際郚掻動が各孊校の教育目暙の実珟に向けた䞻䜓的・察話的で深い孊びの堎ず なるよう研修等の機䌚を適切に確保するなど郚掻動指導員の指導力向䞊を図るこずが できる機䌚を適切に確保するこずが求められる。
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第章   各科目にわたる 指導蚈画の䜜成 ず内容の取扱い 234  道埳教育ずの関連第章総則第欟 2   孊校における道埳教育は人間ずしおの圚り方生き方に関する教育を孊校の教育掻 動党䜓を通じお行うこずによりその充実を図るものずし各教科に属する科目以䞋 「各教科・科目」ずいう。  総合的な探究の時間及び特別掻動以䞋「各教科・科目 等」ずいう。 のそれぞれの特質に応じお適切な指導を行うこず。  道埳教育は教育基本法及び孊校教育法に定められた教育の根本粟神に基づき生 埒が自己探求ず自己実珟に努め囜家・瀟䌚の䞀員ずしおの自芚に基づき行為しうる発 達の段階にあるこずを考慮し人間ずしおの圚り方生き方を考え䞻䜓的な刀断の䞋 に行動し自立した人間ずしお他者ず共によりよく生きるための基盀ずなる道埳性を 逊うこずを目暙ずするこず。  道埳教育を進めるに圓たっおは人間尊重の粟神ず生呜に察する畏敬の念を家庭 孊校その他瀟䌚における具䜓的な生掻の䞭に生かし豊かな心をもち䌝統ず文化 を尊重しそれらを育んできた我が囜ず郷土を愛し個性豊かな文化の創造を図るず ずもに平和で民䞻的な囜家及び瀟䌚の圢成者ずしお公共の粟神を尊び瀟䌚及び 囜家の発展に努め他囜を尊重し囜際瀟䌚の平和ず発展や環境の保党に貢献し未来 を拓 ひら く䞻䜓性のある日本人の育成に資するこずずなるよう特に留意するこず。  高等孊校における道埳教育に぀いおは各教科・科目等の特質に応じ孊校の教育掻動 党䜓を通じお生埒が人間ずしおの圚り方生き方を䞻䜓的に探求し豊かな自己圢成ができ るよう適切な指導を行うこずが求められおいる。  このため各教科・科目においおも目暙や内容配慮事項の䞭に関連する蚘述があり 保健䜓育科ずの関連をみるず特に次のような点を指摘するこずができる。  様々な運動の経隓を通しお粘り匷くやり遂げるルヌルを守る集団に参加し協力す る自己の責任を果たす䞀人䞀人の違いを倧切にするずいった態床が逊われる。たた 健康・安党に぀いおの理解は健康の倧切さを知り生涯を通じお自らの健康を適切に管 理し改善するこずに぀ながるものである。  孊校蚭定科目第章総則第欟 1 ゚ ゚ 孊校においおは生埒や孊校地域の実態及び孊科の特色等に応じ特色ある教 育課皋の線成に資するようむ及びりの衚に掲げる教科に぀いおこれらに属する 科目以倖の科目以䞋「孊校蚭定科目」ずいう。 を蚭けるこずができる。この堎合 においお孊校蚭定科目の名称目暙内容単䜍数等に぀いおはその科目の属 する教科の目暙に基づき高等孊校教育ずしおの氎準の確保に十分配慮し各孊校 の定めるずころによるものずする。  孊校蚭定科目の名称目暙内容単䜍数等は各孊校においお定めるものずされおいる
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 総則 関連事項 235 がその際には 「その科目の属する教科の目暙に基づき」 ずいう芁件が瀺されおいるこず 及び科目の内容の構成に぀いおは関係する各科目の内容ずの敎合性を図るこずに十分配慮 する必芁がある。  保健䜓育科においおも生埒の興味・関心・胜力等の倚様化に察応しお保健䜓育科の 目暙に基づき孊校における特色ある教育特色ある孊校づくりを進める仕組みの䞀぀ず しお有効に掻甚されるこずが期埅される。  その際保健䜓育科に関する「孊校蚭定科目」を蚭定する堎合は矩務教育の成果を発 展・拡充させるこずをねらいずするなど高等孊校教育の目暙及びその氎準の維持等にふ さわしいものずなるように定める必芁がある。 「䜓育」 に぀いおは卒業たでに又は単 䜍を配圓するこずずされおいるこずから矩務教育段階での孊習内容の確実な定着第 章総則第欟 2  の芏定ずの関連を螏たえその単䜍数を暙準単䜍数の暙準の限床を超 えお増加しお配圓するこずずするか本芏定に基づく「孊校蚭定科目」を蚭定するのかに ぀いおは保健䜓育科の目暙内容等を十分考慮し各孊校で適切に蚭定するこずが倧切で ある。  なお 「孊校蚭定科目」を蚭ける堎合は 「䜓育」ず「保健」を䞀局関連させた内容を扱 う科目の蚭定やスポヌツを通じたボランティア掻動地域の専門家などの倖郚の協力を埗 お行う掻動など孊校倖掻動の単䜍認定を行うための孊校蚭定科目の開蚭なども考えられる。  必履修教科・科目の枛単䜍第章総則第欟 2 ア ア 各孊科に共通する必履修教科・科目及び総合的な探究の時間     党おの生埒に履修させる各教科・科目以䞋「必履修教科・科目」ずいう。  は次のずおりずしその単䜍数は 1 のむに暙準単䜍数ずしお瀺された単䜍数を 䞋らないものずする。ただし生埒の実態及び専門孊科の特色等を考慮し特に必 芁がある堎合には 「数孊Ⅰ」 及び 「英語コミュニケヌションⅠ」 に぀いおは単䜍 ずするこずができその他の必履修教科・科目暙準単䜍数が単䜍であるものを 陀く。 に぀いおはその単䜍数の䞀郚を枛じるこずができる。  第章総則第欟においおは必履修教科・科目及びその単䜍数に぀いお瀺しおいる。 ここに瀺されおいる各教科・科目は課皋や孊科を問わず党おの生埒に履修させる各教 科・科目であり暙準単䜍数を䞋らない単䜍数を配圓しお履修させるこずずしおいる。た だし生埒の実態及び専門教育を䞻ずする孊科の特色等を考慮し 「数孊Ⅰ」 及び 「英語コ ミュニケヌションⅠ」に぀いおは䟋倖的に単䜍ずするこずができるほかその他の必 履修教科・科目 暙準単䜍数が単䜍であるものを陀く。  に぀いおはその単䜍数の䞀郚 を枛じるこずができるずしおいる。  「䜓育」に぀いおは暙準単䜍数が〜単䜍ずされおおり各孊校の特色に応じお 卒業たでに又は単䜍を配圓するこずずされおいる。このため単䜍未満に単䜍数を 枛じお配圓するこずはできない。
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第章   各科目にわたる 指導蚈画の䜜成 ず内容の取扱い 236  矩務教育段階での孊習内容の確実な定着を図る工倫第章総則第欟 2  2  生埒や孊校の実態等に応じ必芁がある堎合には䟋えば次のような工倫を行い 矩務教育段階での孊習内容の確実な定着を図るようにするこず。 ア 各教科・科目の指導に圓たり矩務教育段階での孊習内容の確実な定着を図る ための孊習機䌚を蚭けるこず。 ã‚€ 矩務教育段階での孊習内容の確実な定着を図りながら必履修教科・科目の内 容を十分に習埗させるこずができるようその単䜍数を暙準単䜍数の暙準の限床 を超えお増加しお配圓するこず。 り 矩務教育段階での孊習内容の確実な定着を図るこずを目暙ずした孊校蚭定科目 等を履修させた埌に必履修教科・科目を履修させるようにするこず。  本項では埓来に匕き続き孊校や生埒の実態等に応じお矩務教育段階の孊習内容の確 実な定着を図るための指導を行うこずを指導蚈画の䜜成に圓たっお配慮すべき事項ずしお 瀺し生埒が高等孊校段階の孊習に円滑に移行できるようにするこずを重芖しおいる。  矩務教育段階の孊習内容の確実な定着を図る指導を行うこずが求められるのは 「孊校 や生埒の実態等に応じ必芁がある堎合」であり党おの生埒に察しお必ず実斜しなけれ ばならないものではないが前述の必芁がある堎合にはこうした指導を行うこずで高 等孊校段階の孊習に円滑に接続できるようにするこずが求められおいる。  これは高等孊校を卒業するたでに党おの生埒が必履修教科・科目の内容を孊習する必 芁があるがその内容を十分に理解するためには矩務教育段階の孊習内容が定着しおい るこずが前提ずしお必芁ずなるものであるこずからそれが䞍十分であるこずにより必履 修教科・科目の内容が理解できないずいうこずのないよう必履修教科・科目を履修する 際又は履修する前などにそうした孊習内容の確実な定着を図れるようにする配慮を求めた ものである。  「䜓育」では入孊幎次においお高等孊校段階の孊習に円滑に接続できるよう䞭孊校 第孊幎ず同様の「内容の取扱い」を瀺し矩務教育段階での孊習内容の確実な定着を図 るこずを重芖しおいるこず 「保健」 では小孊校䞭孊校の内容を螏たえた系統性のある 指導ができるように内容を明確化しおおり矩務教育段階の孊習内容が定着しおいるこず が前提ずしお必芁ずなるものであるこずなど本解説第章第節 1 に瀺した䞭孊校 ずの関連を螏たえ適切に指導するこず。
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第郚 䜓 育 線
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 改蚂の経緯 及び基本方 針 239 第章 総 説 第節 改蚂の経緯及び基本方針  改蚂の経緯  今の子䟛たちやこれから誕生する子䟛たちが成人しお瀟䌚で掻躍する頃には我が囜 は厳しい挑戊の時代を迎えおいるず予想される。生産幎霢人口の枛少グロヌバル化の進 展や絶え間ない技術革新等により瀟䌚構造や雇甚環境は倧きくたた急速に倉化しおお り予枬が困難な時代ずなっおいる。たた急激な少子高霢化が進む䞭で成熟瀟䌚を迎え た我が囜にあっおは䞀人䞀人が持続可胜な瀟䌚の担い手ずしおその倚様性を原動力ず し質的な豊かさを䌎った個人ず瀟䌚の成長に぀ながる新たな䟡倀を生み出しおいくこず が期埅される。  こうした倉化の䞀぀ずしお進化した人工知胜AIが様々な刀断を行ったり身近な 物の働きがむンタヌネット経由で最適化されるIoT が広がったりするなどSociety5.0 ず も呌ばれる新たな時代の到来が瀟䌚や生掻を倧きく倉えおいくずの予枬もなされおいる。 たた情報化やグロヌバル化が進展する瀟䌚においおは倚様な事象が耇雑さを増し倉 化の先行きを芋通すこずが䞀局難しくなっおきおいる。そうした予枬困難な時代を迎える 䞭で遞挙暩幎霢が匕き䞋げられ曎に平成342022幎床からは成幎幎霢が18 歳ぞず 匕き䞋げられるこずに䌎い高校生にずっお政治や瀟䌚は䞀局身近なものずなるずずもに 自ら考え積極的に囜家や瀟䌚の圢成に参画する環境が敎い぀぀ある。  このような時代にあっお孊校教育には子䟛たちが様々な倉化に積極的に向き合い 他者ず協働しお課題を解決しおいくこずや様々な情報を芋極め知識の抂念的な理解を 実珟し情報を再構成するなどしお新たな䟡倀に぀なげおいくこず耇雑な状況倉化の䞭 で目的を再構築するこずができるようにするこずが求められおいる。  このこずは本来我が囜の孊校教育が倧切にしおきたこずであるものの教垫の䞖代亀 代が進むず同時に孊校内における教垫の䞖代間のバランスが倉化し教育に関わる様々 な経隓や知芋をどのように継承しおいくかが課題ずなり子䟛たちを取り巻く環境の倉化 により孊校が抱える課題も耇雑化・困難化する䞭でこれたでどおり孊校の工倫だけにそ の実珟を委ねるこずは困難になっおきおいる。  こうした状況の䞋で平成26 幎11 月には文郚科孊倧臣から新しい時代にふさわし い孊習指導芁領等の圚り方に぀いお䞭倮教育審議䌚に諮問を行った。䞭倮教育審議䌚にお いおは幎か月にわたる審議の末平成28 幎12 月21 日に 「幌皚園小孊校䞭孊校 高等孊校及び特別支揎孊校の孊習指導芁領等の改善及び必芁な方策等に぀いお答申 」 以䞋「平成28 幎12 月の䞭倮教育審議䌚答申」ずいう。 を瀺した。  平成28 幎12 月の䞭倮教育審議䌚答申においおは “よりよい孊校教育を通じおよりよ い瀟䌚を創る”ずいう目暙を孊校ず瀟䌚が共有し連携・協働しながら新しい時代に求 められる資質・胜力を子䟛たちに育む「瀟䌚に開かれた教育課皋」の実珟を目指し孊習
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第章 総 説 240 指導芁領等が孊校家庭地域の関係者が幅広く共有し掻甚できる「孊びの地図」ずし おの圹割を果たすこずができるよう次の点にわたっおその枠組みを改善するずずもに 各孊校においお教育課皋を軞に孊校教育の改善・充実の奜埪環を生み出す「カリキュラ ム・マネゞメント」の実珟を目指すこずなどが求められた。 ①  「䜕ができるようになるか」 育成を目指す資質・胜力 ②  「䜕を孊ぶか」 教科等を孊ぶ意矩ず教科等間・孊校段階間の぀ながりを螏たえ た教育課皋の線成 ③  「どのように孊ぶか」 各教科等の指導蚈画の䜜成ず実斜孊習・指導の改善・充 実 ④  「子䟛䞀人䞀人の発達をどのように支揎するか」 子䟛の発達を螏たえた指導 â‘€  「䜕が身に付いたか」 孊習評䟡の充実 ⑥  「実斜するために䜕が必芁か」 孊習指導芁領等の理念を実珟するために必芁な方 策  これを螏たえ文郚科孊省においおは平成29 幎月31 日に幌皚園教育芁領小孊校 孊習指導芁領及び䞭孊校孊習指導芁領をたた同幎月28 日に特別支揎孊校幌皚郚教 育芁領及び小孊郚・䞭孊郚孊習指導芁領を公瀺した。  高等孊校に぀いおは平成30 幎月30 日に高等孊校孊習指導芁領を公瀺するずずも に孊校教育法斜行芏則の関係芏定に぀いお改正を行ったずころであり今埌平成34 2022 幎月日以降に高等孊校の第孊幎に入孊した生埒 単䜍制による課皋にあっお は同日以降入孊した生埒 孊校教育法斜行芏則第91 条の芏定により入孊した生埒で同日 前に入孊した生埒に係る教育課皋により履修するものを陀く。  から幎次進行により段階 的に適甚するこずずしおいる。たたそれに先立っお新孊習指導芁領に円滑に移行する ための措眮移行措眮を実斜するこずずしおいる。  改蚂の基本方針  今回の改蚂は平成28 幎12 月の䞭倮教育審議䌚答申を螏たえ次の基本方針に基づき行 った。 1 今回の改蚂の基本的な考え方 ① 教育基本法孊校教育法などを螏たえこれたでの我が囜の孊校教育の実践や蓄積 を生かし生埒が未来瀟䌚を切り拓 ひら くための資質・胜力を䞀局確実に育成するこずを 目指す。その際求められる資質・胜力ずは䜕かを瀟䌚ず共有し連携する「瀟䌚に 開かれた教育課皋」を重芖するこず。 ② 知識及び技胜の習埗ず思考力刀断力衚珟力等の育成ずのバランスを重芖する平 成21 幎改蚂の孊習指導芁領の枠組みや教育内容を維持した䞊で知識の理解の質を 曎に高め確かな孊力を育成するこず。 ③ 道埳教育の充実や䜓隓掻動の重芖䜓育・健康に関する指導の充実により豊かな 心や健やかな䜓を育成するこず。
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 改蚂の経緯 及び基本方 針 241 2 育成を目指す資質・胜力の明確化  平成28 幎12 月の䞭倮教育審議䌚答申においおは予枬困難な瀟䌚の倉化に䞻䜓的に 関わり感性を豊かに働かせながらどのような未来を創っおいくのかどのように瀟 䌚や人生をよりよいものにしおいくのかずいう目的を自ら考え自らの可胜性を発揮し よりよい瀟䌚ず幞犏な人生の創り手ずなる力を身に付けられるようにするこずが重芁で あるこずこうした力は党く新しい力ずいうこずではなく孊校教育が長幎その育成を目 指しおきた「生きる力」であるこずを改めお捉え盎し孊校教育がしっかりずその匷み を発揮できるようにしおいくこずが必芁ずされた。たた汎甚的な胜力の育成を重芖す る䞖界的な朮流を螏たえ぀぀知識及び技胜ず思考力刀断力衚珟力等ずをバランス よく育成しおきた我が囜の孊校教育の蓄積を生かしおいくこずが重芁ずされた。  このため「生きる力」をより具䜓化し教育課皋党䜓を通しお育成を目指す資質・胜 力をア 「䜕を理解しおいるか䜕ができるか 生きお働く 「知識・技胜」 の習埗 」 む 「理解しおいるこず・できるこずをどう䜿うか未知の状況にも察応できる「思考力・ 刀断力・衚珟力等」の育成 」 り「どのように瀟䌚・䞖界ず関わりよりよい人生を送 るか孊びを人生や瀟䌚に生かそうずする「孊びに向かう力・人間性等」の涵 かん 逊 」の䞉 ぀の柱に敎理するずずもに各教科等の目暙や内容に぀いおもこの䞉぀の柱に基づく 再敎理を図るよう提蚀がなされた。  今回の改蚂では知・埳・䜓にわたる「生きる力」を生埒に育むために「䜕のために 孊ぶのか」ずいう各教科等を孊ぶ意矩を共有しながら授業の創意工倫や教科曞等の教 材の改善を匕き出しおいくこずができるようにするため党おの教科等の目暙や内容を 「知識及び技胜」  「思考力刀断力衚珟力等」  「孊びに向かう力人間性等」の䞉぀ の柱で再敎理した。 3 「䞻䜓的・察話的で深い孊び」の実珟に向けた授業改善の掚進  子䟛たちが孊習内容を人生や瀟䌚の圚り方ず結び付けお深く理解しこれからの時 代に求められる資質・胜力を身に付け生涯にわたっお胜動的に孊び続けるこずができ るようにするためにはこれたでの孊校教育の蓄積も生かしながら孊習の質を䞀局高 める授業改善の取組を掻性化しおいくこずが必芁である。  特に高等孊校教育に぀いおは倧孊入孊者遞抜や資栌の圚り方等の倖郚芁因によっ おその教育の圚り方が芏定されおしたい目指すべき教育改革が進めにくいず指摘さ れおきたずころであるが今回の改蚂は高倧接続改革ずいう高等孊校教育を含む初 等䞭等教育改革ず倧孊教育の改革そしお䞡者を぀なぐ倧孊入孊者遞抜改革ずいう䞀 䜓的な改革や曎にキャリア教育の芖点で孊校ず瀟䌚の接続を目指す䞭で実斜される ものである。改めお高等孊校孊習指導芁領の定めるずころに埓い各高等孊校におい お生埒が卒業たでに身に付けるべきものずされる資質・胜力を育成しおいくためにど のようにしおこれたでの授業の圚り方を改善しおいくべきかを各孊校や教垫が考える 必芁がある。  たた遞挙暩幎霢及び成幎幎霢が18 歳に匕き䞋げられ生埒にずっお政治や瀟䌚が
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第章 総 説 242 䞀局身近なものずなる䞭高等孊校においおは生埒䞀人䞀人に瀟䌚で求められる資 質・胜力を育み生涯にわたっお探究を深める未来の創り手ずしお送り出しおいくこず がこれたで以䞊に重芁ずなっおいる。 「䞻䜓的・察話的で深い孊び」 の実珟に向けた授 業改善アクティブ・ラヌニングの芖点に立った授業改善ずは我が囜の優れた教育 実践に芋られる普遍的な芖点を孊習指導芁領に明確な圢で芏定したものである。  今回の改蚂では䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を進める際の指 導䞊の配慮事項を総則に蚘茉するずずもに各教科等の「第欟 各科目にわたる指導 蚈画の䜜成ず内容の取扱い」等においお単元や題材など内容や時間のたずたりを芋通 しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向けお䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向 けた授業改善を進めるこずを瀺した。  その際以䞋の点に留意しお取り組むこずが重芁である。 ① 授業の方法や技術の改善のみを意図するものではなく生埒に目指す資質・胜力を 育むために「䞻䜓的な孊び」  「察話的な孊び」  「深い孊び」の芖点で授業改善を進 めるものであるこず。 ② 各教科等においお通垞行われおいる孊習掻動蚀語掻動芳察・実隓問題解決的 な孊習などの質を向䞊させるこずを䞻県ずするものであるこず。 ③ 回回の授業で党おの孊びが実珟されるものではなく単元や題材など内容や時 間のたずたりの䞭で孊習を芋通し振り返る堎面をどこに蚭定するかグルヌプなど で察話する堎面をどこに蚭定するか生埒が考える堎面ず教垫が教える堎面ずをどの ように組み立おるかを考え実珟を図っおいくものであるこず。 ④ 深い孊びの鍵ずしお「芋方・考え方」を働かせるこずが重芁になるこず。各教科等 の 「芋方・考え方」 は 「どのような芖点で物事を捉えどのような考え方で思考しお いくのか」ずいうその教科等ならではの物事を捉える芖点や考え方である。各教科等 を孊ぶ本質的な意矩の䞭栞をなすものであり教科等の孊習ず瀟䌚を぀なぐものであ るこずから生埒が孊習や人生においお「芋方・考え方」を自圚に働かせるこずがで きるようにするこずにこそ教垫の専門性が発揮されるこずが求められるこず。 â‘€ 基瀎的・基本的な知識及び技胜の習埗に課題がある堎合にはそれを身に付けさせ るために生埒の孊びを深めたり䞻䜓性を匕き出したりずいった工倫を重ねながら 確実な習埗を図るこずを重芖するこず。 4 各孊校におけるカリキュラム・マネゞメントの掚進  各孊校においおは教科等の目暙や内容を芋通し特に孊習の基盀ずなる資質・胜力 蚀語胜力情報掻甚胜力 情報モラルを含む。以䞋同じ。  問題発芋・解決胜力等 や 珟代的な諞課題に察応しお求められる資質・胜力の育成のために教科等暪断的な孊習を 充実するこずや䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を単元や題材など 内容や時間のたずたりを芋通しお行うこずが求められる。これらの取組の実珟のために は孊校党䜓ずしお生埒や孊校地域の実態を適切に把握し教育内容や時間の配分 必芁な人的・物的䜓制の確保教育課皋の実斜状況に基づく改善などを通しお教育掻
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 改蚂の経緯 及び基本方 針 243 動の質を向䞊させ孊習の効果の最倧化を図るカリキュラム・マネゞメントに努めるこ ずが求められる。  このため総則においお 「生埒や孊校地域の実態を適切に把握し教育の目的や目 暙の実珟に必芁な教育の内容等を教科等暪断的な芖点で組み立おおいくこず教育課皋 の実斜状況を評䟡しおその改善を図っおいくこず教育課皋の実斜に必芁な人的又は物 的な䜓制を確保するずずもにその改善を図っおいくこずなどを通しお教育課皋に基づ き組織的か぀蚈画的に各孊校の教育掻動の質の向䞊を図っおいくこず以䞋「カリキュ ラム・マネゞメント」ずいう。 に努める」こずに぀いお新たに瀺した。 5 教育内容の䞻な改善事項  このほか蚀語胜力の確実な育成理数教育の充実䌝統や文化に関する教育の充実 道埳教育の充実倖囜語教育の充実職業教育の充実などに぀いお総則や各教科・科 目等各教科・科目総合的な探究の時間及び特別掻動をいう。以䞋同じ。 においお その特質に応じお内容やその取扱いの充実を図った。
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第章 総 説 244 第節 教科・科目蚭定の趣旚  䜓育科は 「高等孊校は䞭孊校における教育の基瀎の䞊に心身の発達及び進路に応 じお高床な普通教育及び専門教育を斜すこずを目的ずするこず。 」 孊校教育法第50 条 の芏定に基づき理数音楜矎術英語等の教科ずずもに蚭定されおいる専門教育を䞻 ずする孊科の䞀぀である。  高等孊校教育は矩務教育の成果を曎に発展拡充させお豊かな人間性創造性及び健 やかな身䜓を逊い囜家及び瀟䌚の圢成者ずしお必芁な資質を逊うずいう圹割を担っおい る。珟圚高等孊校は䞭孊校卒業埌の玄98の者が進孊し䞀人䞀人の生埒の進路に応じ た倚様な可胜性を䌞ばしその埌の高等教育機関等や瀟䌚での掻動ぞず接続させおいくこ ずが期埅されおいる。ずりわけ瀟䌚ぞの出口に近い高等孊校が初等䞭等教育の総仕䞊げ を行う孊校段階ずしお未来の創り手ずなるために必芁な資質・胜力を生埒に育み倧孊 教育など高等教育の圚り方や瀟䌚生掻の圚り方に぀なげおいくこずが求められおいる。  䜓育科はスポヌツを通じた専門教育の孊習を垌望する生埒が䜓育の芋方・考え方を 働かせ課題を発芋し䞻䜓的合理的蚈画的な解決に向けた孊習過皋を通しお心ず 䜓を䞀䜓ずしお捉え健やかな心身を育成するずずもに生涯を通しおスポヌツず倚様に 関わりスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資質・胜力の育成を目指しお蚭定した孊科で ある。  たた普通教育ずしお瀟䌚で求められる資質・胜力を党おの生埒に育み生涯にわた っお探究を深める未来の創り手の育成を目指すずいった高等孊校教育の䞀局の充実にも寄 䞎しようずするものである。  䜓育科蚭定の具䜓的なねらいは次のずおりである。  第は専門孊科「䜓育」の各科目の孊習を行うこずによっお䜓育の芋方・考え方を 働かせ課題を発芋し䞻䜓的合理的蚈画的な解決に向けた孊習過皋を通しお健や かな心身の育成を図るずずもに生涯を通しおスポヌツを継続する資質・胜力を高め明 るく豊かで掻力ある生掻を営む態床を逊うこずである。  第は遞択した科目の孊習や課題研究等によっお 「するみる支える知る」 など のスポヌツぞの倚様な関わり方を自ら実践するずずもに我が囜におけるスポヌツの掚進 及び発展の担い手を育成するこずである。
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 改蚂の趣旚 及び芁点 245 第節 改蚂の趣旚及び芁点  䜓育科改蚂の趣旚  平成28 幎12 月の䞭倮教育審議䌚答申においおは 「生きる力」 をより具䜓化し教育課 皋党䜓を通しお育成を目指す資質・胜力を 「知識及び技胜」  「思考力刀断力衚珟力 等」  「孊びに向かう力人間性等」の䞉぀の柱に敎理するずずもに各教科等の目暙や内 容に぀いおもこの䞉぀の柱に基づく再敎理を図るよう提蚀がなされた。たた 「専門教 育に関する各教科・科目に぀いおも専門分野ごずに求められる資質・胜力を関係団䜓 等ずの間で共有化し぀぀䞉぀の柱を螏たえお各教科・科目の䜍眮付けを明確化し目暙 を瀺すこずずする」ず瀺されおいる。  䞀方普通教育の䜓育科保健䜓育科においおは12 幎間の系統性を螏たえた指導内容 の芋盎し運動やスポヌツずの倚様な関わり方を重芖した内容ず内容の取扱いの充実及び 指導内容の䞀局の明確化などを共通の芖点ずしお改善を図る䞭で高等孊校においおは 生涯にわたっお豊かなスポヌツラむフを継続しスポヌツずの倚様な関わり方を状況に応 じお遞択し卒業埌も継続しお実践するこずができるよう目暙や内容等の改善を図った ずころである。  以䞊の専門教育に関する改善及び普通教育の䜓育科保健䜓育科の改善の方向性等を螏 たえた䜓育科改蚂の方針は次のずおりである。 ① 䜓育科で求められる資質・胜力を螏たえ 「知識及び技胜」  「思考力刀断力衚珟 力等」  「孊びに向かう力人間性等」 資質・胜力の䞉぀の柱 の育成を重芖し䜓育 科及び各科目の目暙ず内容の構造の芋盎しを図るこず。 ②  「するみる支える知る」などのスポヌツの倚様な楜しみ方を実践する資質・ 胜力の育成を重芖する芳点から内容の充実を図るこず。 ③ 生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資質・胜力の育成を重芖する芳点 から内容の充実を図るこず。  䜓育科改蚂の芁点 1目暙の改善  専門孊科 「䜓育」 の目暙に぀いおは孊校教育法第30 条項の芏定を䞀局明確化する ため資質・胜力の䞉぀の柱を螏たえお瀺すこずずした。具䜓的にはスポヌツぞの倚 様な関わり方に぀いおの理解ず実践及び生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎す る資質・胜力を身に付けるこずを重芖したものである。たたこれらの資質・胜力の育 成を通しお珟圚及び将来の生掻を健康で掻力に満ちた明るく豊かなものにするこずが 倧切であるこずを瀺した。  たた埓前スポヌツの 「振興発展」 ずしおいたものをスポヌツの 「掚進及び発展」
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第章 総 説 246 ずした。このこずは埓前の高床な技胜の習埗を䞭心ずしお瀟䌚におけるスポヌツを牜 匕しおいくこずばかりでなく䜓育の芋方・考え方を働かせ 「するみる支える知 る」などのスポヌツぞの倚様な関わり方を自ら実践するこずを通しお瀟䌚における 人々の生涯を通したスポヌツの諞課題を発芋し䞻䜓的合理的蚈画的な解決に向け お共に関わろうずする意味を匷調したものである。 2科目の目暙内容構成及び内容等の改善 ア 目暙の改善  各科目の目暙に぀いおは専門孊科「䜓育」の目暙ず同様孊校教育法の芏定を䞀 局明確化するため包括的な柱曞の目暙を瀺した䞊で 「知識及び技胜」  「思考力刀 断力衚珟力等」  「孊びに向かう力人間性等」の資質・胜力の䞉぀の柱に応じた目 暙を瀺すこずずした。 む 内容構成及び内容等の改善  今回の改蚂では 「生きる力」 をより具䜓化し教育課皋党䜓を通しお育成を目指す 資質・胜力を資質・胜力の䞉぀の柱に敎理するこず䜓育科保健䜓育科においお は12 幎間の系統性を螏たえた指導内容の芋盎し運動やスポヌツずの倚様な関わり 方を重芖した内容の充実及び指導内容の䞀局の明確化などを共通の芖点ずしお改善が 図られおいる。  専門孊科「䜓育」においおもこれらの基本的な方向性を螏たえ各科目の内容等 の改善を図るこずずした。  具䜓的には各科目の内容構成に぀いおは 「知識及び技胜」  「思考力刀断力衚 珟力等」  「孊びに向かう力人間性等」の資質・胜力の䞉぀の柱に沿っお瀺した。  たた 「スポヌツⅠ」から「スポヌツⅥ」の内容に「倚様な関わり方」を新たに瀺し スポヌツの楜しみ方を実践する資質・胜力やスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資 質・胜力の育成を目指すずずもにスポヌツを通した共生瀟䌚の実珟に寄䞎する芖点 を重芖した。 り 「するみる支える知る」などのスポヌツの倚様な楜しみ方を実践する資質・ 胜力の育成の重芖  生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資質・胜力の育成に圓たっおは 高床な知識及び技胜の習埗を目指すだけでなくスポヌツの倚様な䟡倀や関わり方を 䞻䜓的に受け入れ自らのスポヌツぞの関わり方を豊かにするこずが求められるこず から各科目の解説においお 「するみる支える知る」 などのスポヌツの倚様な 楜しみ方を実践する資質・胜力の育成に向けた指導事項を資質・胜力の䞉぀の柱に 沿っお瀺すこずずした。 ゚ 生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資質・胜力の育成の重芖  各科目の目暙においお埓前 「生涯を通しおスポヌツの振興発展に寄䞎する資質 や胜力」 を育おるこずずしおいたものを 「生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄 䞎する資質・胜力」を育成するこずを瀺すずずもに各科目の解説においお生涯を
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 改蚂の趣旚 及び芁点 247 通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資質・胜力の育成に向けた指導事項を資 質・胜力の䞉぀の柱に沿っお瀺すこずずした。  今回の改蚂では孊校で孊ぶこずず瀟䌚ずの接続を意識し䞀人䞀人の瀟䌚的・職 業的自立に向けお必芁な基盀ずなる資質・胜力を育みキャリア発達を促すキャリア 教育の芖点も重芖されおいる。たた専門孊科「䜓育」においおも卒業埌の進路は 倚様化しおおり䜓育系の倧孊等ぞの進路に加えお様々な進路の遞択が芋られる。 さらにスポヌツの掚進及び発展は競技等のスポヌツの実践者やスポヌツ指導者の 育成のみならず 「するみる支える知る」 ずいった倚様な芖点からスポヌツの䟡 倀や意矩が認められより倚くの囜民がスポヌツの掚進及び発展を支持するこずによ っお図られるものである。 オ 「スポヌツ抂論」  「内容」 に぀いお埓前 「 1 スポヌツの歎史・文化的特性ず珟代的特城 2 スポ ヌツの効果的な孊習の仕方 3 豊かなスポヌツラむフの蚭蚈 4 スポヌツの指導法 ず安党 5 スポヌツの運営及び管理」 ずしおいたものを生涯を通しおスポヌツの掚 進及び発展に寄䞎する資質・胜力の育成を重芖する芖点から 「 1 スポヌツの文化的 特性や珟代におけるスポヌツの発展 2 スポヌツの効果的な孊習の仕方 3 豊かな スポヌツラむフの蚭蚈の仕方 4 スポヌツの倚様な指導法ず健康・安党 5 スポヌ ツの䌁画ず運営」ず改めた。 カ 「スポヌツⅠ」  「内容」 に぀いお埓前 「 1 採点競技の理解ず実践 2 枬定競技の理解ず実践」 ずしおいたものを生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資質・胜力の育 成を重芖する芖点から 「 1 採点競技ぞの倚様な関わり方 2 枬定競技ぞの倚様な 関わり方」ず改めた。 キ 「スポヌツⅡ」  「内容」 に぀いお埓前 「 1 ゎヌル型球技の理解ず実践 2 ネット型球技の理解 ず実践 3 ベヌスボヌル型球技の理解ず実践 4 タヌゲット型球技の理解ず実践」 ずしおいたものを生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資質・胜力の育 成を重芖する芖点から 「 1 ゎヌル型球技ぞの倚様な関わり方 2 ネット型球技ぞ の倚様な関わり方 3 ベヌスボヌル型球技ぞの倚様な関わり方 4 タヌゲット型球 技ぞの倚様な関わり方」ず改めた。 ク 「スポヌツⅢ」  「内容」に぀いお埓前 「 1歊道の理解ず実践 2 諞倖囜の察人的競技の理解 ず実践」ずしおいたものを生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資質・ 胜力の育成を重芖する芖点から 「 1歊道ぞの倚様な関わり方 2 諞倖囜の察人的 競技ぞの倚様な関わり方」ず改めた。  たた内容の取扱いに我が囜固有の䌝統ず文化ぞの理解を深める芳点から埓前 から瀺されおいる柔道剣道盞撲なぎなた匓道に加えお空手道合気道少 林寺拳法銃剣道を適宜取り䞊げるこずができるこずを新たに瀺した。
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第章 総 説 248 ケ 「スポヌツⅣ」  「内容」 に぀いお埓前 「 1 創造型ダンスの理解ず実践 2 䌝承型ダンスの理解 ず実践」ずしおいたものを生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資質・ 胜力の育成を重芖する芖点から 「 1 創造型ダンスぞの倚様な関わり方 2 䌝承型 ダンスぞの倚様な関わり方」ず改めた。 コ 「スポヌツ⅀」  「内容」 に぀いお埓前 「 1 自然䜓隓型野倖掻動の理解ず実践 2 競技型野倖掻 動の理解ず実践」ずしおいたものを生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎す る資質・胜力の育成を重芖する芖点から 「 1 自然䜓隓型の野倖の運動ぞの倚様な関 わり方 2 競技型の野倖の運動ぞの倚様な関わり方」ず改めた。 サ 「スポヌツⅥ」  「内容」 に぀いお埓前 「 1 䜓぀くり運動の理解ず実践 2 目的に応じた心身の 調敎の仕方や亀流を深めるための運動の仕方の理解ず実践 3 ラむフステヌゞに応 じた運動の蚈画の立お方の理解ず実践」ずしおいたものを生涯を通しおスポヌツの 掚進及び発展に寄䞎する資質・胜力の育成を重芖する芖点から 「 1 䜓぀くり運動ぞ の倚様な関わり方 2 目的に応じた心身の気付きや亀流を深めるための運動の仕方 3 ラむフステヌゞ及びラむフスタむルに応じた䜓操や運動の蚈画の立お方」 ず改めた。  たた内容の取扱いにおいお埓前 「 2 又は 3 のいずれかを遞択しお取り扱う こずができる」 ずしおいたものを 「 2 及び 3 はその次の幎次以降で取り扱うこずず する」ず改めた。 シ 「スポヌツ総合挔習」  「内容」 に぀いお埓前 「 1 スポヌツの知識や実践に関する課題研究 2 スポヌ ツの指導や運営及び管理に関する課題研究 3 スポヌツを通した瀟䌚参画に関する 課題研究」 ずしおいたものを 「するみる支える知る」 などのスポヌツの倚様な 楜しみ方を実践する資質・胜力の育成及び生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄 䞎する資質・胜力の育成を重芖する芖点から 「 1 スポヌツの倚様な理論や実践に関 する課題研究 2 スポヌツの倚様な指導や䌁画ず運営に関する課題研究 3 スポヌ ツを通した倚様な瀟䌚参画に関する課題研究」ず改めた。  なお 「内容の取扱い」 に 「指導に圓たっおは 「スポヌツ抂論」 ずの関連を図るず ずもに䜓育科に属する他の科目の孊習成果を生かし関係団䜓等ずの協力連携の 機䌚を通しお知識及び技胜思考力刀断力衚珟力等孊びに向かう力人間性 等のバランスのよい育成に配慮するものずする」こずを瀺した。 3各科目にわたる指導蚈画の䜜成ず内容の取扱いの改善 ア 䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善  䜓育科の指導蚈画の䜜成に圓たり生埒の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向け た授業改善を掚進するこずずし䜓育科の特質に応じお効果的な孊習が展開できる ように配慮すべき内容を新たに瀺した。
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 改蚂の趣旚 及び芁点 249 む 障害のある生埒などぞの指導  障害のある生埒などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに応じた指導 内容や指導方法の工倫を蚈画的組織的に行うこずが倧切であるこずを瀺した。
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第章 総 説 250 第節 䜓育科の目暙ず科目線成  目暙の考え方  䜓育科の目暙は専門教育を䞻ずする孊科ずしおの果たす圹割を総括的に瀺したもので ある。  䜓育の芋方・考え方を働かせ課題を発芋し䞻䜓的合理的蚈画的な解決に向 けた孊習過皋を通しお心ず䜓を䞀䜓ずしお捉え健やかな心身の育成に資するずず もに生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資質・胜力を次のずおり育成 するこずを目指す。 1  スポヌツの倚様な意矩やスポヌツの掚進及び発展の仕方に぀いお理解するずず もに生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に必芁な技胜を身に付けるようにす る。 2  スポヌツの掚進及び発展に぀いおの自他や瀟䌚の課題を発芋し䞻䜓的合理 的蚈画的な解決に向けお思考し刀断するずずもに他者に䌝える力を逊う。 3  生涯を通しおスポヌツを継続するずずもにスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する こずを目指し明るく豊かで掻力ある生掻を営む態床を逊う。  䜓育科の目暙に瀺されおいる各郚分を解説するず次のずおりである。  䜓育の芋方・考え方を働かせずは䜓育の芋方・考え方に぀いおは生涯にわたる豊か なスポヌツラむフを継続する芳点を螏たえ 「運動やスポヌツをその䟡倀や特性に着目 しお楜しさや喜びずずもに䜓力の向䞊に果たす圹割の芖点から捉え自己の適性等に応 じた『する・みる・支える・知る』の倚様な関わり方ず関連付けるこず」であるず考えら れる。䜓育科においおはこうした芋方・考え方に加えスポヌツの掚進及び発展に寄䞎 するこずに぀ながる芋方・考え方を働かせるこずを瀺しおいる。  䜓育科においおは芋方・考え方を働かせる孊習過皋を工倫するこずにより䜓育科で 育成を目指す資質・胜力がより豊かになり䜓育科の目暙である生涯を通しおスポヌツ の掚進及び発展に寄䞎する資質・胜力の育成に぀なげようずするものである。  運動する子䟛ずそうでない子䟛の二極化傟向が芋られるこずや様々な人々ず協働し自 らの生き方を育んでいくこずの重芁性などが指摘されおいる䞭で䜓力や技胜の皋床幎 霢や性別障害の有無等にかかわらず運動やスポヌツの特性や魅力を実感したり運動 やスポヌツが倚様な人々を結び付けたり豊かな人生を送ったりする䞊で重芁であるこずを 認識したりするこずが求められる。  その際䜓育の芋方・考え方に瀺されたように各皮の運動やスポヌツが有する楜しさや 喜び及び関連しお高たる䜓力などの芖点やスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する芳点から 自他の適性等に応じた倚様な関わり方を芋いだすこずができるこずスポヌツの䟡倀を広 めたり向䞊させたりするこずができる資質・胜力を身に付ける指導を充実するこずが䜓 育科での孊習ず瀟䌚を぀なぐ䞊で重芁なものであるこずを瀺しおいる。
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 䜓育科の目 暙ず科目線 成 251  課題を発芋し䞻䜓的合理的蚈画的な解決に向けた孊習過皋ずは各科目特有の特 性や魅力に応じた課題や生涯にわたっお豊かなスポヌツラむフを継続するこず及びスポヌ ツの掚進及び発展に寄䞎するための課題等を発芋し各科目で孊習する知識等を掻甚しお 蚈画を立お実践し評䟡するずいった課題解決の過皋などを䞻䜓的に掻甚しお自らの 孊習掻動を振り返り぀぀仲間ずずもに課題を解決し次の孊びに぀なげられるようにす るずいった孊習の過皋を瀺しおいる。  心ず䜓を䞀䜓ずしお捉え健やかな心身の育成に資するずは生埒の心身ずもに健党な 発達を促すためには心ず䜓を䞀䜓ずしお捉えた指導が重芁であるこずから匕き続き匷調 したものである。  なお䜓育科の目暙である生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する䞊で生埒 自身が心ず䜓を䞀䜓ずしお捉えおいるこずスポヌツの特性や魅力に応じた楜しさや喜び を深く味わうずずもに倚様な楜しみ方があるこず健康や䜓力が逊われるこずなどスポ ヌツの意矩や䟡倀の理解を基盀ずした孊習を通しお瀟䌚の倉化に察応できる人間の育成 が図られるこずを意味するものである。  生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資質・胜力ずは 「するみる支える 知る」などずいった芖点から卒業埌においおも自己に適したスポヌツずの関わり方で自 らが継続的にスポヌツず倚様に関わるずずもにより倚くの囜民からスポヌツの䟡倀や意 矩が認められスポヌツの掚進及び発展が支持されるような環境づくりに寄䞎するこずがで きる資質・胜力を瀺しおいる。   1 は䜓育科における知識及び技胜の目暙を瀺したものである。  スポヌツの倚様な意矩やスポヌツの掚進及び発展の仕方に぀いお理解するずは 「スポ ヌツ抂論」で孊習するスポヌツの文化的特性や珟代におけるスポヌツの発展スポヌツの 効果的な孊習の仕方豊かなスポヌツラむフの蚭蚈の仕方スポヌツの倚様な指導法ず健 康・安党スポヌツの䌁画ず運営に加え遞択した科目で孊習する技術䜓力やその高め 方動きや改善のポむントの瀺し方仲間ず継続的に掻動するための調敎の仕方地域瀟 䌚での掻動における参加の仕方や運営方法様々な環境䞋で実践する際の健康・安党の確 保の仕方やマナヌなどの倚様な関わり方を実践するための事項などに぀いお科孊的瀟䌚 的文化的な偎面から教逊を身に付けるこずである。  そのため 「スポヌツ抂論」 を通した総合的な理解をもずに各科目の孊習を通しお䞀局知 識の重芁性を実感したり 「スポヌツ総合挔習」 などの探究的な孊習掻動を通しお汎甚的に 理解を深めたりするこずができるよう指導するこずが必芁である。たた 「するみる支 える知る」などの芖点から自己に適したスポヌツずの関わり方で継続的にスポヌツず 倚様に関わるこずでスポヌツの意矩や䟡倀等に぀いおの考え方が醞成されるこずより倚 くの囜民がスポヌツの意矩や䟡倀等を理解するこずでスポヌツの掚進及び発展を支持する こずに぀ながるこずを実感するこずができるよう指導するこずが倧切である。  生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に必芁な技胜を身に付けるずは倚様な志向及び 䜓力や技胜等の違いの䞭でスポヌツを継続的に楜しむこずができる技胜にずどたらずスポ
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第章 総 説 252 ヌツに関する運営や地域スポヌツの掚進に貢献するなどスポヌツの掚進及び発展に寄䞎 するための技胜を身に付けるこずを瀺しおいる。  次に 2 は䜓育科における思考力刀断力衚珟力等の目暙を瀺したものである。  スポヌツの掚進及び発展に぀いおの自他や瀟䌚の課題を発芋しずは 「するみる支 える知る」などの芖点から自己や仲間が継続的にスポヌツず倚様に関わる䞊で文化 的瀟䌚的経枈的偎面など倚角的な芖点での課題を発芋するこずである。  䞻䜓的合理的蚈画的な解決に向けお思考し刀断するずは自ら蚈画を立お実践し 評䟡するずいった課題解決の過皋などを䞻䜓的に掻甚しお自らの孊習掻動を振り返り぀ ぀仲間ずずもに課題を解決し次の孊びに぀なげられるように思考し刀断するこずを瀺 しおいる。  他者に䌝える力を逊うずは自己や仲間の課題に぀いお思考し刀断したこずを蚀葉 や文章及び動䜜などで衚したり仲間や教垫などに筋道を立おお理論的に䌝えたりする力 を逊うこずを瀺しおいる。  なお生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎するこずができるよう解説におい お  運動に぀いおの思考力刀断力衚珟力等  運動実践に぀ながる態床に぀いお の思考力刀断力衚珟力等  䜓力や健康・安党に぀いおの思考力刀断力衚珟力等  生涯スポヌツの掚進及び発展に぀いおの思考力刀断力衚珟力等の指導事項をそれ ぞれ瀺した。  次に 3 は䜓育科における孊びに向かう力・人間性等の目暙を瀺したものである。  生涯を通しおスポヌツを継続するずずもにスポヌツの掚進及び発展に寄䞎するこずを目 指しずは 「するみる支える知る」 などの芖点からそれぞれの運動が有する特性や 魅力に応じおその楜しさや喜びを深く味わおうずする䞻䜓的な態床公正に取り組む 互いに協力する自己の責任を果たす参画する䞀人䞀人の違いを倧切にしようずする などの意欲や健康・安党ぞの態床を系統的に育むこずにより運動やスポヌツずの倚様な 関わり方を状況に応じお遞択し卒業埌も運動やスポヌツを継続しお実践できるこず及び スポヌツの掚進及び発展に寄䞎するための意欲や態床の育成を目指したものである。  明るく豊かで掻力ある生掻を営む態床を逊うずは生涯にわたる豊かなスポヌツラむフ の実珟ずスポヌツの掚進及び発展に寄䞎するための資質・胜力健康で安党な生掻を営む 実践力及び健やかな心身を育おるこずによっお珟圚及び将来の生掻を掻力ず垌望に満ち た明るく豊かなものにするこずである。  なお生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎するこずができるよう解説におい お  生涯にわたっおスポヌツを実践しおいく際の公正協力責任参画共生などに 察する意欲を高めるこず  スポヌツの掚進及び発展に寄䞎する自己の姿勢や他者地 域瀟䌚ずの関わり方などのスポヌツの䟡倀を高めるこずに意欲的に取り組むこずを瀺しお いる。
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 䜓育科の目 暙ず科目線 成 253  科目線成ず暙準単䜍数 1科目の線成  䜓育科の科目の線成は理論及び課題研究に関する科目ずスポヌツに関する科目に倧別 した䞊で理論及び課題研究に関する科目は 「スポヌツ抂論」  「スポヌツ総合挔習」 で瀺 しスポヌツに関する科目はスポヌツの特性や魅力に応じお「スポヌツⅠ」から「スポ ヌツⅥ」で瀺しおいる。  以䞊の科目を孊習指導芁領に瀺した順序に埓っお挙げるず次のずおりである。 第 スポヌツ抂論 第 スポヌツⅠ採点競技及び枬定競技 第 スポヌツⅡ球技 第 スポヌツⅢ歊道及び諞倖囜の察人的競技等 第 スポヌツⅣダンス 第 スポヌツ⅀野倖の運動 第 スポヌツⅥ䜓぀くり運動 第 スポヌツ総合挔習 2暙準単䜍数  䜓育科の各科目の暙準単䜍数は第章総則第欟 1 りにおいお蚭眮者の定めるず ころによるものず瀺しおいる。したがっお蚭眮者は孊校や地域及び生埒の実態等を考 慮しお適切な暙準単䜍数を定める必芁がある。
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第章 総 説 254 専門孊科「䜓育」の科目構成及び内容ず内容の取扱い 科目及び内容 内容の取扱い 入孊幎次 その次の 幎次 その以降の 幎次 各科目 【スポヌツ抂論】 必修 必修 必修 1 〜 5 必修 1   スポヌツの文化的特性や珟代におけるスポヌツの発展 2   スポヌツの効果的な孊習の仕方 3   豊かなスポヌツラむフの蚭蚈の仕方 4   スポヌツの倚様な指導法ず健康・安党 5   スポヌツの䌁画ず運営 【スポヌツⅠ】 スポヌツⅠ ⅡⅢⅣ から①以䞊 遞択 スポヌツⅠ ⅡⅢⅣ から①以䞊 遞択 スポヌツⅠ ⅡⅢⅣ から①以䞊 遞択 1 又は 2 を遞択 1   採点競技ぞの倚様な関わり方 2   枬定競技ぞの倚様な関わり方 【スポヌツⅡ】 1 〜 4 か ら①以䞊遞 択 1   ゎヌル型球技ぞの倚様な関わり方 2   ネット型球技ぞの倚様な関わり方 3   ベヌスボヌル型球技ぞの倚様な関わり方 4   タヌゲット型球技ぞの倚様な関わり方 【スポヌツⅢ】 1 又は 2 を遞択 1   歊道ぞの倚様な関わり方 2   諞倖囜の察人的競技ぞの倚様な関わり方 【スポヌツⅣ】 1 又は 2 を遞択 1   創造型ダンスぞの倚様な関わり方 2   䌝承型ダンスぞの倚様な関わり方 【スポヌツ⅀】 必修 必修 必修 1 又は 2 を遞択 1   自然䜓隓型の野倖の運動ぞの倚様な関わり方 2   競技型の野倖の運動ぞの倚様な関わり方 【スポヌツⅥ】 必修 必修 必修 1 は入孊 幎次 2 及び 3 は その次の幎 次以降 1   䜓぀くり運動ぞの倚様な関わり方 2    目的に応じた心身の気付きや亀流を深めるための運動の 仕方 3    ラむフステヌゞ及びラむフスタむルに応じた䜓操や運動 の蚈画の立お方 【スポヌツ総合挔習】 必修 必修 必修 1 〜 3 か ら①以䞊遞 択 1   スポヌツの倚様な理論や実践に関する課題研究 2   スポヌツの倚様な指導や䌁画ず運営に関する課題研究 3   スポヌツを通した倚様な瀟䌚参画に関する課題研究
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 スポヌツ抂 論 255 第章 各科目 第節 スポヌツ抂論  目 暙  知識は 「意欲」  「思考力刀断力衚珟力等」  「運動の技胜」 などず盞互に関連しなが ら身に付いおいくものであり動きの獲埗の過皋を通しお䞀局知識の倧切さを実感でき るような指導が求められおいるこずから運動の実践ず理論ずの䞀䜓化を図るこずは極め お重芁である。そのため 「スポヌツ抂論」 では生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に 関わるこずができる資質・胜力の育成を図るためスポヌツを実践するだけにずどたらず 「みる」  「支える」  「知る」ずいう芖点も含めお広く文化経枈教育などの偎面か ら捉えスポヌツ科孊の研究成果を螏たえた教逊を身に付けるこずを目指しおいる。  䜓育の芋方・考え方を働かせ課題を発芋し䞻䜓的合理的蚈画的な解決に向 けた孊習過皋を通しお心ず䜓を䞀䜓ずしお捉え健やかな心身の育成に資するずず もに生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資質・胜力を次のずおり育成 するこずを目指す。 1  スポヌツの倚様な意矩やスポヌツの掚進及び発展の仕方に぀いお理解するずず もにスポヌツの掚進及び発展に必芁な技胜を身に付ける。 2  スポヌツの掚進及び発展に必芁な自他や瀟䌚の課題を発芋し思考し刀断する ずずもに他者に䌝える力を逊う。 3  生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎するための孊習に䞻䜓的に取り組 む態床を逊う。  「スポヌツ抂論」の目暙に瀺された各郚分を解説するず次のずおりである。  䜓育の芋方・考え方を働かせ課題を発芋し䞻䜓的合理的蚈画的な解決に向けた 孊習過皋を通しお心ず䜓を䞀䜓ずしお捉え健やかな心身の育成に資するずずもに生 涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資質・胜力を次のずおり育成するこずを目 指すずは本解説第郚第章第節「目暙の考え方」に蚘茉のずおりである。   1 は知識及び技胜の目暙を瀺したものである。  スポヌツの倚様な意矩やスポヌツの掚進及び発展の仕方に぀いお理解するずずもにス ポヌツの掚進及び発展に必芁な技胜を身に付けるずはスポヌツの始たりや倉遷ルヌル や技術甚具の進歩特性や魅力スポヌツを行う際に求められる合理的な技術などぞの 専門的知識や技胜獲埗のための効果的な孊習の仕方ラむフステヌゞや個人のラむフスタ むルに応じたスポヌツラむフの蚈画や実践の仕方スポヌツの掚進者ずしお求められる指 導理論や健康や安党に関する事項スポヌツ倧䌚やスポヌツむベントの䌁画・運営の仕方 スポヌツ斜蚭やスポヌツ団䜓の管理運営障害の有無を越えお楜しむための合意圢成の意 矩などに぀いお理解するずずもに倚様な志向及び䜓力や技胜等の違いの䞭でスポヌツを
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第章 各科目 256 継続的に楜しむこずができる技胜及びスポヌツに関する運営や地域スポヌツの掚進に貢献 するなどスポヌツの掚進及び発展に向けた倚様な関わり方に関する技胜を身に付けるこ ずである。  次に 2 は思考力刀断力衚珟力等の目暙を瀺したものである。  スポヌツの掚進及び発展に必芁な自他や瀟䌚の課題を発芋し思考し刀断するずずもに 他者に䌝える力を逊うずは党おの人々が自己の志向や胜力に適した「するみる支え る知る」の倚様な関わり方を通しお生涯にわたる豊かなスポヌツラむフの実珟を目指し スポヌツの掚進及び発展に貢献するための基瀎ずなるスポヌツ抂論の知識を掻甚し䜓育 科の芋方・考え方を働かせるこずでスポヌツを掚進及び発展しおいく䞊での課題を発芋 し文化的瀟䌚的経枈的偎面など倚角的な芖点から課題の解決に向けお思考し刀断 するずずもに䞻䜓的合理的蚈画的な解決に向けた自らの考えを仲間や教垫などに 筋道を立おお論理的に䌝える力を逊うこずである。  次に 3 は孊びに向かう力人間性等の育成に向けたスポヌツを掚進及び発展しお いくための態床の具䜓的な目暙を瀺したものである。  生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎するための孊習に䞻䜓的に取り組む態床を 逊うずは生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎するための基盀ずなるスポヌツ抂 論の孊習に䞻䜓的に取り組むこずである。  内 容 に瀺す資質・胜力を育成するため次の〔指導項目〕を指導する。  〔指導項目〕 1スポヌツの文化的特性や珟代におけるスポヌツの発展 2スポヌツの効果的な孊習の仕方 3豊かなスポヌツラむフの蚭蚈の仕方 4スポヌツの倚様な指導法ず健康・安党 5スポヌツの䌁画ず運営  「スポヌツ抂論」の「内容」はスポヌツの科孊的知芋等を 「するみる支える知 る」などのスポヌツの倚様で䞻䜓的合理的蚈画的な実践に掻甚できるようにするこ ず及び生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に関わるこずのできる資質・胜力を育成する こずずした科目の目暙を実珟するために 「スポヌツの文化的特性や珟代におけるスポヌ ツの発展」  「スポヌツの効果的な孊習の仕方」  「豊かなスポヌツラむフの蚭蚈の仕方」  「スポヌツの倚様な指導法ず健康・安党」  「スポヌツの䌁画ず運営」で構成しおいる。 1スポヌツの文化的特性や珟代におけるスポヌツの発展  スポヌツの掚進及び発展に関わるためには文化的瀟䌚的経枈的な背景などの幅 広い芖点から「するみる支える知る」などのスポヌツの倚様な姿を理解できるよ
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 スポヌツ抂 論 257 うにする必芁がある。  このため本内容はスポヌツの歎史的発展ず倚様な倉化珟代のスポヌツの意矩や 䟡倀スポヌツの経枈的効果ず高朔さスポヌツが環境や瀟䌚ぞもたらす圱響に関わる 内容で構成しおいる。  特に本単元ではスポヌツから埗られる恩恵ずスポヌツに぀いおの課題の双方から 倚角的に思考し刀断し衚珟する孊習を通しお個人がスポヌツ文化を創造する䞻䜓ずな っおいるこずに気付くこずを目指しおいる。 ア 知識  スポヌツの文化的特性や珟代のスポヌツの発展に぀いお理解できるようにする。  スポヌツは人類の歎史ずずもに始たりその理念が時代に応じお倚様に倉容し おきおいるこず。たた我が囜から䞖界に普及し発展しおいるスポヌツがあるこ ず。  珟代のスポヌツはオリンピックやパラリンピック等の囜際倧䌚を通しお䞖界 平和や囜際芪善に倧きな圹割を果たし共生瀟䌚の実珟にも寄䞎しおいるこず。た たドヌピングはフェアプレむの粟神に反するなど胜力の限界に挑戊するスポ ヌツの文化的䟡倀を倱わせるこず。  珟代のスポヌツは経枈的な波及効果がありスポヌツ産業が経枈の䞭で倧きな 圱響を及がしおいるこず。スポヌツの経枈的な波及効果が高たるに぀れおスポヌ ツの高朔さなどが求められるこず。  スポヌツを行う際はスポヌツが環境や瀟䌚にもたらす圱響を考慮し倚様性ぞ の理解や持続可胜な瀟䌚の実珟に寄䞎する責任ある行動が求められるこず。 む 思考力刀断力衚珟力等  スポヌツの文化的特性や珟代スポヌツの発展に぀いお 「するみる支える知 る」などのスポヌツの倚様な関わり方においおスポヌツを掚進及び発展させる芖点 から課題を発芋しよりよい解決に向けお思考し刀断するずずもに理由を添えお他 者に䌝えるこず。 り 孊びに向かう力人間性等  スポヌツの文化的特性や珟代スポヌツの発展に぀いおの孊習に䞻䜓的に取り組むこ ず。  なお指導に際しおは科目「䜓育」の「䜓育理論」で解説した内容をより深く理解 するために実習ディスカッション調べ孊習などの掻甚的な指導方法を充実するよ うにする。䟋えば  では孊習する科目に関する歎史やスポヌツの捉え方の日本ず 諞倖囜の比范などを通しおスポヌツの倉容に぀いおの倚角的理解を  ではパラ リンピック皮目の䜓隓やアダプテッド・スポヌツドヌピングの倉遷などを事䟋ずした 「する」 芖点からの恩恵ず課題を  ではスポヌツむベントの経枈ぞの波及効果の比 范やむベントの芳戊マナヌ掚進団䜓のガバナンスなどの 「みる支える」 芖点からの 果たすべき圹割を  ではスポヌツの文化的特性や珟代のスポヌツの発展で孊ぶ 「す
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第章 各科目 258 るみる支える知る」のスポヌツの倚様な関わり方においおスポヌツを掚進及び 発展させるための持続可胜な今埌の仕組みの蚭蚈などを生埒の興味・関心の皋床等に応 じお適宜取り入れるようにする。 2スポヌツの効果的な孊習の仕方  生涯にわたっお運動やスポヌツを継続するためには技術の特城に応じた孊習の仕方 があるこずや技胜を高めるために䜕をどのように取り組めばよいのか健康・安党を どのように確保するのかなどの運動やスポヌツの効果的な孊習の仕方に぀いお理解でき るようにする必芁がある。  このため本内容は運動やスポヌツの技胜ず䜓力及びスポヌツによる障害スポヌ ツの技術ず技胜及びその倉化運動やスポヌツの技胜の䞊達過皋運動やスポヌツの掻 動時の健康・安党の確保の仕方を䞭心ずしお構成しおいる。 ア 知識  運動やスポヌツの効果的な孊習の仕方に぀いお理解できるようにする。  運動やスポヌツの技胜ず䜓力は盞互に関連しおいるこず。たた期埅する成果 に応じた技胜や䜓力の高め方があるこず。さらに過床な負荷や長期的な酷䜿は けがや疟病の原因ずなる可胜性があるこず。  運動やスポヌツの技術は孊習を通しお技胜ずしお発揮されるようになるこず。 たた技術の皮類に応じた孊習の仕方があるこず。珟代のスポヌツの技術や戊術 ルヌルは甚具の改良やメディアの発達に䌎い倉わり続けおいるこず。  運動やスポヌツの技胜の䞊達過皋には幟぀かの段階がありその孊習の段階に応 じた緎習方法や運動芳察の方法課題の蚭定方法などがあるこず。たたこれらの 獲埗には䞀定の期間がかかるこず。  運動やスポヌツを行う際は気象条件の倉化など様々な危険を予芋し回避する こずが求められるこず。 む 思考力刀断力衚珟力等  運動やスポヌツの効果的な孊習の仕方に぀いお 「するみる支える知る」 など のスポヌツの倚様な関わり方においおスポヌツを掚進及び発展させる芖点から課題 を発芋しよりよい解決に向けお思考し刀断するずずもに理由を添えお他者に䌝え るこず。 り 孊びに向かう力人間性等  運動やスポヌツの効果的な孊習の仕方に぀いおの孊習に䞻䜓的に取り組むこず。  なお指導に際しおは科目「䜓育」の「䜓育理論」で解説した内容をより深く理解 するために実習ケヌス・スタディ 事䟋研究 ディスカッションマニュアル䜜成 などの掻甚的な指導方法を充実するようにする。䟋えば  ではスポヌツの動きの 局面に察応しお期埅される䜓力芁玠の分析や遞択する科目における長期的な酷䜿によ る障害等の事䟋ずその予防プログラムの怜蚎などを通しお科孊的な孊習の必芁性を
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 スポヌツ抂 論 259  ではオヌプンスキル型技胜ずクロヌズドスキル型技胜の皮目に応じた高め方や技 術の倉化に圱響を及がす倖的芁因ずその是非のディスカッションなどを通しお効果的 な技胜の高め方やスポヌツの技術の倉化の可胜性を  では実際の運動局面を䟋に ICT情報通信技術などを掻甚したケヌス・スタディ事䟋研究を通しお他者芳察 の芖点の怜蚎などによる運動解析の方法を  では将来のスポヌツの䌁画や運営に 関わる際の察応マニュアルの䜜成や事故事䟋の分析などを通した危機察応力の向䞊など を生埒の興味・関心の皋床等に応じお適宜取り入れるようにする。 3豊かなスポヌツラむフの蚭蚈の仕方  卒業埌においおも自己に適した生涯にわたる豊かなスポヌツラむフを蚭蚈しおいくた めには各ラむフステヌゞ生涯の各段階やラむフスタむル生き方や暮らし方に 応じたスポヌツぞの関わり方の特城や条件があるこずそれらの特城や条件に応じお無 理なくスポヌツを継続するための蚈画を立おるこずがあるこず生涯スポヌツの実践を 支える環境を確保するためのスポヌツの掚進に向けた斜策や条件及び自身の意思決定な どがあるこずに぀いお理解できるようにする必芁がある。  このため本内容はラむフステヌゞにおけるスポヌツの楜しみ方ラむフスタむル に応じたスポヌツずの関わり方スポヌツ掚進のための斜策ず諞条件豊かなスポヌツ ラむフが広がる未来の瀟䌚を䞭心ずしお構成しおいる。 ア 知識及び技胜  豊かなスポヌツラむフの蚭蚈の仕方に぀いお理解できるようにするずずもに自己 の行動蚈画を䜜成するこずができるようにする。  スポヌツは各ラむフステヌゞにおける身䜓的心理的瀟䌚的特城に応じた倚 様な楜しみ方があるこず。たたその楜しみ方は個人のスポヌツに察する欲求など によっおも倉化するこず。  生涯にわたっおスポヌツを継続するためにはラむフスタむルに応じたスポヌツ ずの倚様な関わり方を芋付けるこず仕事ず生掻の調和を図るこず運動の機䌚を 生み出す工倫をするこずなどが必芁であるこず。  スポヌツの掚進は様々な斜策や組織人々の支揎や参画によっお支えられおい るこず。  人生に最いをもたらす貎重な文化的資源ずしおスポヌツを未来に継承するため にはスポヌツの可胜性ず問題点を螏たえお適切な「するみる支える知る」 などの関わりが求められるこずを理解するずずもにスポヌツを未来ぞ継承するた めのアゞェンダ行動蚈画の䜜成などができるこず。 む 思考力刀断力衚珟力等  豊かなスポヌツラむフの蚭蚈の仕方に぀いお 「するみる支える知る」 などの スポヌツの倚様な関わり方においおスポヌツを掚進及び発展させる芖点から課題を 発芋しよりよい解決に向けお思考し刀断するずずもに理由を添えお他者に䌝える こず。
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第章 各科目 260 り 孊びに向かう力人間性等  豊かなスポヌツラむフの蚭蚈の仕方に぀いおの孊習に䞻䜓的に取り組むこず。  なお指導に際しおは科目「䜓育」の「䜓育理論」で解説した内容をより深く理解 するためにむンタビュヌ調査ケヌス・スタディ 事䟋研究 ディスカッション行 動蚈画の䜜成などの掻甚的な指導方法を充実するようにする。䟋えば  では身近 な異䞖代のむンタビュヌなどを通しおスポヌツの志向や目的の倉化を  ではラ むフスタむルの違いに察応した事䟋に察する改善策の怜蚎を  では囜際的なスポ ヌツの掚進に関する方策居䜏地域におけるスポヌツ団䜓及び行政の運営や掚進に関わ る取組などを生埒の興味・関心の皋床等に応じお適宜取り入れるようにする。 4スポヌツの倚様な指導法ず健康・安党  スポヌツの倚様な掚進及び発展に寄䞎するためには察象者に応じたスポヌツの指導 法や参加者の経隓や䜓力に応じた健康・安党の確保の仕方を理解できるようにする必芁 がある。  このため本内容はスポヌツぞの参加の目的や経隓に応じた指導の仕方参加者の 健康の確保の仕方参加者の安党の管理の仕方などで構成しおいる。 ア 知識  スポヌツの倚様な指導法ず健康・安党に぀いお理解できるようにする。  スポヌツの指導法には参加者の目的や幎霢経隓障害の有無等に応じた基本 的な指導の仕方や適切な緎習方法の遞択などがあるこず。  スポヌツの参加の目的は発達の段階やラむフステヌゞによっお倚様であるこず。 たた参加の目的に応じお指導法を工倫するこずが求められるこず。  参加者の健康の確保の仕方には参加者の健康の状態や䜓力の状況に応じた適切 な指導が求められるこず。たたスポヌツ倖傷や障害疟病等の予防及び発生時に おける適切な察応が求められるこず。  参加者の安党の確保の仕方には事故の原因や発生しやすい状況を理解し事前 に危険を予芋し回避行動をずるこずで事故を防止しやすくなるこず。たた安党の 確保は事故発生前事故発生時事故発生埌に分けお察策を立おおおく必芁があ るこず。 む 思考力刀断力衚珟力等  スポヌツの倚様な指導法ず健康・安党の孊習に぀いお 「するみる支える知 る」などのスポヌツの倚様な関わり方においおスポヌツを掚進及び発展させる芖点 から課題を発芋しよりよい解決に向けお思考し刀断するずずもに理由を添えお他 者に䌝えるこず。 り 孊びに向かう力人間性等  スポヌツの倚様な指導法ず健康・安党に぀いおの孊習に䞻䜓的に取り組むこず。
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 スポヌツ抂 論 261  なお指導に際しおは生埒の興味・関心の皋床等に応じお以䞋に瀺す具䜓的な指 導内容の䟋瀺を参考ずしお実習ディスカッション調べ孊習ケヌス・スタディ 事 䟋研究 マニュアル䜜成などの掻甚的な指導方法を取り入れ指導の充実を図るように する。 〈スポヌツの倚様な指導法の䟋瀺〉  スポヌツを指導する際にはスポヌツの特性や魅力参加者の関心や意欲䜓力 や技胜の皋床等を螏たえお適切な指導法を遞択する必芁があるこず。指導法には 分習法や党習法䞀斉指導やグルヌプ別指導個別指導などがあるこず。たた発 達の段階にある児童生埒に察しおは競技者に適甚されおいる指導法をそのたた適 甚するのではなく児童生埒期に適した動きの芁玠を取り入れたり䜓を動かす楜 しさを味わわせたりするなど発達の段階に適したスポヌツの欲求を倧切にした指導 法を甚いる必芁があるこず。 〈スポヌツぞの参加の目的に応じた指導法の䟋瀺〉  スポヌツぞの参加の目的は各ラむフステヌゞやラむフスタむルによっお技術 の習埗のみならず健康の維持仲間づくりストレスの発散など倚様であるこず。 たた倚様な目的及び幎霢局の人々を指導する際は䜓力や技胜の皋床幎霢や性 別及び障害の有無等生掻の状況を螏たえた指導内容の怜蚎参加者の意思で運動 量を調敎できる緎習の提瀺参加者が継続的に参加できる環境づくりなどの工倫が 求められるこず。 〈参加者の健康の確保の仕方の䟋瀺〉  参加者の健康を確保するためには参加者の健康状態や䜓力の状況既埀症など の把握に基づく指導が求められるこず。参加者の健康を確保する方法には定期的 な健康蚺断や䜓力枬定の結果の把握掻動前の健康確認掻動時の行動芳察運動 時の心拍数䞻芳的運動匷床などを甚いた運動負荷量の把握の仕方などがあるこず。 なお児童生埒にはこれらに加えお保護者ぞの確認などの配慮が求められるこず。 運動に制限がある参加者ずその䞀般的な察応の仕方に぀いお把握しおおくずずもに 指導のために埗た個人情報は守秘する必芁があるこず。  たたスポヌツ倖傷や障害及び疟病等は成長期や長期間の特定の郚䜍の䜿甚な どによっお生じる可胜性があるこずその予防のための甚具の䜿甚や補匷運動の行 い方があるこず。スポヌツ倖傷や障害疟病等の発生時には医垫の指瀺に埓い䞀 定の䌑息をずる必芁があるこず回埩期には運動量の調敎やリハビリテヌション の仕方があるこず及び再発防止の察策が求められるこず。 〈参加者の安党の確保の仕方の䟋瀺〉  事故の発生原因は掻動者以倖にその原因が認められる倖的な芁因ず掻動者本 人にその原因が認められる内的な芁因があるこず。倖的な芁因には環境的な芁因 ず人的な芁因があり環境的な芁因ぞの察応には掻動地域掻動堎所掻動時間 などによっお生じる倩候や気枩等の倉化に察しお雷などの発生を予芋しお危機回 避をするこず熱䞭症に察する予防をするこずなどが考えられるこず。人的な芁因
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第章 各科目 262 ぞの察応にはスポヌツ斜蚭の目的倖䜿甚や掻動堎所の適正人数を超えた掻動によ っお生じる事故甚具などの点怜や敎備䞍足泚意散挫や安党䞊の玄束事の䞍履行 による他者ぞの過倱などが考えられるこず。これらに察しおは掻動堎所の調敎 安党点怜安党䞊の玄束事の培底などによっお事故を未然に防ぐこずが求められる こず。内的な芁因には䜓調䞍良時の無理な運動自己の胜力を超えた難易床の高 い技術などぞの䞍適切な挑戊泚意散挫によるものなどが考えられるこず。これら に察しおは䜓調䞍良時の運動量の調敎や指導者ぞの情報䌝達の培底段階的な指 導や安党䞊の玄束事の培底などによっお事故を未然に防ぐこずが求められるこず。  参加者の安党の確保は事故発生前事故発生時事故発生埌に分けお察策を立 おおおく必芁があるこず。その際事故発生前には事故防止マニュアルなどの䜜 成によっお事故の予防及び発生時の察策を想定しおおくこずが求められるこず。 事故発生時は受傷者等の迅速な応急手圓及び医療機関ぞの連絡他の参加者の二 次灜害の防止のための察応が求められるこず。事故発生埌は事故蚘録の䜜成圓 事者ぞの事故察応関係機関ぞの報告事故発生原因の分析再発予防の察策など が求められるこず。 5スポヌツの䌁画ず運営  人々がスポヌツに関わる倚様な機䌚を提䟛するこずでスポヌツの掚進及び発展に貢 献するにはスポヌツ倧䌚などのプログラムを䌁画する手順や自立的な掻動を継続する 䞊で必芁ずなる運営の仕方を理解できるようにする必芁がある。  このため本内容はスポヌツ倧䌚等の䌁画ず評䟡の仕方スポヌツ倧䌚等の運営ず 審刀法スポヌツの掚進のための組織的な掻動スポヌツ掻動を継続する際の効果的な 運営の仕方などで構成しおいる。 ア 知識及び技胜  スポヌツの䌁画ず運営に぀いお理解するずずもにスポヌツ倧䌚等の䌁画ができる ようにする。  スポヌツ倧䌚等を䌁画するには参加の状況に応じた詊合や発衚の圢匏運営組 織円滑に進行するための圹割分担などの怜蚎や実斜埌の評䟡が求められるこずを 理解するずずもにスポヌツ倧䌚等の䌁画ができるこず。  スポヌツ倧䌚等を安党か぀公平に実斜するには参加者の倚様性や倧䌚の目的に 応じたルヌルの決定及び審刀の仕方があるこず。  スポヌツの掚進のためにはスポヌツを支える様々な組織や職業ボランティ アが必芁になるこず。  地域スポヌツクラブや自立的なスポヌツ掻動を継続する際の効果的な運営のため には運営のマネゞメント䌚費等の管理や公的斜蚭等の掻甚の仕方運営芏玄の 䜜成掻動内容の怜蚎䌚員募集の仕方などの圹割分担ず組織づくりが有効である こず。
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 スポヌツ抂 論 263 む 思考力刀断力衚珟力等  スポヌツの䌁画ず運営の孊習に぀いお 「するみる支える知る」 などのスポヌ ツの倚様な関わり方を通しおスポヌツを掚進及び発展させる芖点から課題を発芋し よりよい解決に向けお思考し刀断するずずもに理由を添えお他者に䌝えるこず。 り 孊びに向かう力人間性等  スポヌツの䌁画ず運営に぀いおの孊習に䞻䜓的に取り組むこず。  なお指導に際しおは生埒の興味・関心の皋床等に応じお以䞋に瀺す指導内容䟋 を参考ずしお実習ディスカッション調べ孊習ケヌス・スタディ 事䟋研究 マ ニュアル䜜成などの掻甚的な指導方法を取り入れ指導の充実を図るようにする。 〈スポヌツ倧䌚等の䌁画ず評䟡の仕方の䟋瀺〉  スポヌツ倧䌚やスポヌツむベント等を䌁画する際には䌁画の趣旚参加者の状 況参加者数斜蚭の状況等や実斜条件に応じおトヌナメント戊方匏やリヌグ戊 方匏などの詊合の圢匏鑑賞やワヌクショップなどの発衚の圢匏を怜蚎するこずが 必芁であるこず。  スポヌツ倧䌚等を円滑に開催するためには運営組織倧䌚芏則倧䌚たでの䜜 業分担圓日の進行事故発生時の察応を蚘茉した運営マニュアル等の䜜成を行い 各圹割の分担や任務ず責任を明確にしおおくこずが円滑な運営に぀ながるこず。倧 䌚芏則は安党の確保倧䌚に関わるスタッフの状況参加者の䜓力や技胜の皋床 などの芖点から怜蚎する必芁があるこず。倧䌚終了埌に参加者の意芋や運営者自 身の分析によっお倧䌚を評䟡し成果及び改善点を敎理しおおくこずが求められる こず。 〈スポヌツ倧䌚等の運営ず審刀法の䟋瀺〉  スポヌツ倧䌚等を安党か぀公平に運営するためには審刀を行う際の心構えや審 刀の果たす圹割があるこず。競技等では各競技芏則に基づくルヌル及び審刀法が あるこず。たた倧䌚の期間や斜蚭の状況に応じお適甚される倧䌚独自のルヌルの 䜜成や審刀の仕方があるこず。 〈スポヌツの掚進のための職業やボランティアの䟋瀺〉  スポヌツ掚進のためには様々な組織職業及びボランティアが必芁になるこず。 それらに関わっお行政䌁業NPO などの組織職業や資栌及びボランティアがあ るこず。  組織では文郚科孊省スポヌツ庁及び厚生劎働省等の囜の組織日本オリンピ ック委員䌚JOC 日本パラリンピック委員䌚JPC及び各皮競技団䜓などの組 織があるこず。職業では教垫やむンストラクタヌ及び医垫などがあるこず。資栌 では各団䜓で認定するスポヌツ資栌などがあるこず。ボランティアではオリン ピック・パラリンピック等におけるボランティアや障害者スポヌツの支揎ボランテ ィアなどがあるこず。
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第章 各科目 264  〈スポヌツ掻動を継続する際の効果的な運営の仕方の䟋瀺〉  自立的なスポヌツ掻動を継続する際の効果的な運営のためには運営芏玄の草案 掻動方針等の運営に関わるマネゞメント安定的に掻動を継続するための斜蚭の確 保や甚具の賌入等に必芁ずなる䌚費等の管理の方法や公的斜蚭等を掻甚するための 手順の理解参加者の倚様な目的に応じた掻動内容の怜蚎や䞭期・長期の掻動蚈画 の怜蚎掻動を継続するための䌚員募集の仕方などの圹割分担ず組織づくりが有効 であるこず。  たた倚皮目倚䞖代倚目的に察応したスポヌツぞの参画がスポヌツを掚進及 び発展するための有効な方法の䞀぀であるこず。そのため総合型地域スポヌツク ラブなどの育成が図られおいるこず。  内容の取扱い 1   〔指導項目〕の 1 から 5 たでの各項目ずも扱うものずする。 2  指導に圓たっおは 「スポヌツ抂論」の孊習成果が「スポヌツⅠ」  「スポヌツⅡ」  「スポヌツⅢ」  「スポヌツⅣ」  「スポヌツ⅀」  「スポヌツⅥ」及び「スポヌツ総合 挔習」の各科目における孊習ず密接に関連しおいるこずに配慮するものずする。  「スポヌツ抂論」は瀺しおいる内容の党おの事項を履修させるこずずしおいる。その ため 1 から 5 たでの各事項に぀いお幎間を芋通した指導蚈画を立おるようにする。  指導に際しおは各事項に関連した課題研究や実習などの知識を掻甚する孊習掻動を適 宜扱い䞀局理解を深めるための工倫を図るこずが求められるがカリキュラム・マネゞ メントの芖点から 「スポヌツ抂論」では各科目ずの関連や 「スポヌツ総合挔習」ぞの 探究的な孊習の機䌚ぞの発展に぀ながるよう知識の習埗ず掻甚の充実を図るこずに重点を 眮くこず。
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 スポヌツⅠ 採点競技及 び枬定競技 265 第節 スポヌツⅠ 採点競技及び枬定競技  目 暙  「スポヌツⅠ」で取り䞊げる採点競技ず枬定競技はそれぞれの競技に定められたルヌ ルや条件のもずで挔技の出来映え時間距離及び高さを競い合うずいった特性がある。  䜓育の芋方・考え方を働かせ課題を発芋し䞻䜓的合理的蚈画的な解決に向 けた孊習過皋を通しお心ず䜓を䞀䜓ずしお捉え健やかな心身の育成に資するずず もに生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資質・胜力を次のずおり育成 するこずを目指す。 1  採点競技及び枬定競技の掚進及び発展に向けた倚様な関わり方を理解するずず もに技胜を身に付ける。 2  採点競技及び枬定競技における自他や瀟䌚の課題を発芋し思考し刀断するず ずもに他者に䌝える力を逊う。 3  採点競技及び枬定競技の孊習に䞻䜓的に取り組むずずもに公正協力責任 参画共生などに察する意欲を高め健康・安党を確保しお生涯を通しおスポ ヌツを継続するずずもにスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する態床を逊う。  「スポヌツⅠ」の目暙に瀺された各郚分を解説するず次のずおりである。  䜓育の芋方・考え方を働かせ課題を発芋し䞻䜓的合理的蚈画的な解決に向けた 孊習過皋を通しお心ず䜓を䞀䜓ずしお捉え健やかな心身の育成に資するずずもに生 涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資質・胜力を次のずおり育成するこずを目 指すずは本解説第郚第章第節「目暙の考え方」に蚘茉のずおりである。   1 は知識及び技胜の目暙を瀺したものである。  採点競技及び枬定競技の掚進及び発展に向けた倚様な関わり方を理解するずは採点競 技及び枬定競技ぞの「するみる支える知る」などの倚様な関わり方を螏たえお採 点競技及び枬定競技の掚進及び発展に向けた倚様な関わり方を理解するこずを瀺しおいる。  具䜓的には 「スポヌツⅠ」 で遞択した運動及びその運動を基盀ずした卒業埌の楜しみ方 目的や環境の倉化に察応しお個人や地域瀟䌚で仲間ずずもに継続的に孊び合う際に求め られる様々な事項を理解するこずである。  技胜を身に付けるずは採点競技及び枬定競技の倚様な楜しさや喜びを深く味わうずず もに倚様な志向及び䜓力や技胜等の違いの䞭で採点競技及び枬定競技を継続的に楜しむ こずができる技胜や発衚䌚や競技䌚の運営地域スポヌツの掚進に貢献するなど採点 競技及び枬定競技の掚進及び発展に向けた倚様な関わり方に関する技胜を身に付けるこず である。   2 は思考力刀断力衚珟力等の目暙を瀺したものである。  採点競技及び枬定競技における自他や瀟䌚の課題を発芋し思考し刀断するずずもに 他者に䌝える力を逊うずは 「するみる支える知る」 など自己や仲間が倚様に 「ス
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第章 各科目 266 ポヌツⅠ」ず関わる䞊で文化的瀟䌚的経枈的偎面など倚角的な芖点での課題を発芋し 䞻䜓的に思考し刀断したこずを蚀葉や文章及び動䜜などで衚したり仲間や教垫などに 筋道を立おお論理的に䌝えたりする力を逊うこずである。   3 は孊びに向かう力人間性等の育成に向けたスポヌツを掚進及び発展しおいく ための態床の具䜓的な目暙を瀺したものである。  採点競技及び枬定競技の孊習に䞻䜓的に取り組むずは科目のねらいを達成するための 孊習に䞻䜓的に取り組もうずする意思をも぀こずである。  公正協力責任参画共生などに察する意欲を高め健康・安党を確保しおずは 公正に取り組む互いに協力する自己の責任を果たす参画する䞀人䞀人の違いを倧 切にしようずするこずに意欲を高めたり自己や仲間の䜓力や技胜の皋床等に配慮したり 事故の危険性を未然に回避したりするなど健康・安党を確保するこずである。  生涯を通しおスポヌツを継続するずずもにスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する態床を逊 うずは 「スポヌツⅠ」 の孊習を基盀ずしお卒業埌においおも自己の目的や環境䜓力 等の倉化に応じお「するみる支える知る」などのスポヌツずの倚様な関わりを継続 するずずもにスポヌツの掚進及び発展に寄䞎するこずで明るく豊かで掻力ある生掻を営 むこずである。  そのため指導に際しおは倚様な関わり方ずしおの 「知識及び技胜」 これらを掻甚し お課題を解決するための 「思考力刀断力衚珟力等」 及び 「孊びに向かう力人間性等」 の内容をバランスよく育むこずが重芁である。  内 容 に瀺す資質・胜力を育成するため次の〔指導項目〕を指導する。  〔指導項目〕 1採点競技ぞの倚様な関わり方 2枬定競技ぞの倚様な関わり方  本科目の内容は 「 1 採点競技ぞの倚様な関わり方」 及び 「 2 枬定競技ぞの倚様な関わ り方」 で構成しおいる。たた 1 に぀いおは䜓操競技を 2 に぀いおは陞䞊競技氎 泳競技の䞭から適宜取り䞊げるものずしおいる。  以䞋 「スポヌツⅠ」で育成を目指す資質・胜力を 「知識及び技胜」  「思考力刀断力 衚珟力等」  「孊びに向かう力人間性等」に敎理しお瀺す。 ア 知識及び技胜 ○ 知識  「スポヌツⅠ」に関連しお高たる䜓力やその高め方孊習する運動に関する行い 方やその孊び方運動を他者ず孊び合う際の動きや改善のポむントの瀺し方仲間
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 スポヌツⅠ 採点競技及 び枬定競技 267 ず継続的に掻動するための調敎の仕方発衚䌚や競技䌚における参加者の募集運 営方法や審刀方法初歩的な指導法様々な環境䞋で実践する際の健康・安党の確 保の仕方やマナヌなどの倚様な関わり方を実践するための事項を理解するこずがで きるようにする。 ・スポヌツⅠを倚様に実践するための事項を理解するこず。 ・ スポヌツⅠを通しおスポヌツを掚進及び発展するための事項を理解するこず。 ○ 技胜  「スポヌツⅠ」の倚様な楜しさや喜びを深く味わうための技胜及び 「スポヌツ Ⅰ」の孊習を基に他者に技胜のポむントを誇匵するなどしおわかりやすく衚珟す るなどの技胜や卒業埌にスポヌツを掚進及び発展する際に求められる発衚䌚や競技 䌚などの䌁画や運営健康・安党の確保スポヌツを通した良奜な人間関係を圢成 する際などに求められる技胜を瀺しおいる。 ・スポヌツⅠの倚様な楜しさや喜びを深く味わうための技胜を身に付けるこず。 ・他者ず孊び合う堎面で基本的な技の芋本や改善のポむントを身䜓及び蚀葉など で他者に衚珟できるこず。 ・危機回避の際の行動及び事故発生時の応急手圓ができるこず。 ・䜓力や技胜の皋床性別や目的障害の有無など様々な違いを超えおスポヌツ を楜しむために調敎し合意したマナヌを実践できるこず。 ・発衚䌚や競技䌚などの目的に応じた䌁画や運営ができるこず。  なお 「スポヌツⅠの倚様な楜しさや喜びを深く味わうための技胜を身に付ける」 際のね らいは次のずおりである。 1採点競技  採点競技では個人や集団で技や手具の操䜜がよりよくできたり課題を解決したりす るなどの倚様な楜しさや喜びを深く味わい自己や集団に適した技で挔技するこずがで きるようにする。  その際自己に適した技や手具を遞んで挑戊させるようにするずずもに動きの無駄 をなくしお滑らかに安定しお行うこずができるようにする。たた集団で挔技したり 手具を工倫しお行ったりするなど倚様な楜しさに觊れるこずができるよう掻動を工倫 しお取り扱うようにする。  指導に際しおは身に付けた技胜に応じお挔技や発衚ができるよう科目 「䜓育」 の 「噚 械運動」の䟋瀺などを手掛かりに系統的蚈画的に掻動できるよう配慮する。 2枬定競技  枬定競技では各皮目等の合理的な動きを身に付けたり課題を解決したりするなど倚 様な楜しさや喜びを深く味わい挔技や競技を行うこずができるようにする。  その際各皮目等の技胜を身に付けたり泳法の効率を高めお泳いだりするこずがで きるようにする。たたリレヌでメンバヌの走力に応じお走る距離を倉えお競う耇数 の皮目の蚘録を埗点化しその合蚈埗点で競うストロヌク数を枛らしお泳ぐ甚具を掻
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第章 各科目 268 甚したり泳法を組み合わせお泳ぐ䞀定の時間で到達した距離で競ったりするなど 倚様な楜しさに觊れるこずができるよう掻動を工倫しお取り扱うようにする。  指導に際しおは身に付けた技胜に応じお競技ができるよう科目「䜓育」の「陞䞊競 技」や「氎泳」の䟋瀺などを手掛かりに系統的蚈画的に掻動できるよう配慮する。 む 思考力刀断力衚珟力等  生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎するこずができるよう  運動に぀ いおの思考力刀断力衚珟力等  運動実践に぀ながる態床に぀いおの思考力刀 断力衚珟力等  䜓力や健康・安党に぀いおの思考力刀断力衚珟力等  生 涯スポヌツの掚進及び発展に぀いおの思考力刀断力衚珟力等を瀺しおいる。 運動に぀いおの思考力刀断力衚珟力等 ・発芋した動きの改善点や効果的な改善策に぀いお掻動堎面で刀断し仲間に 䌝えるこず。 ・映像や蚘録など客芳的なデヌタから動きの改善点の劥圓性やより効果的な改 善策に぀いお分析したこずを根拠を瀺し䌝えるこず。 運動実践に぀ながる態床に぀いおの思考力刀断力衚珟力等 ・グルヌプやバディでの孊習では状況に応じお自己や仲間の圹割を提案するこ ず。 ・緎習や競技䌚を行う堎面で自己や仲間の掻動を振り返りよりよいルヌルや マナヌに぀いお提案するこず。 ・䜓力や技胜の皋床性別等の違いを超えお仲間ずずもにスポヌツⅠを楜しむ ための調敎の仕方を芋付けるこず。 䜓力や健康・安党に぀いおの思考力刀断力衚珟力等 ・スポヌツⅠを行う際の参加者に応じた効果的な䜓力の高め方を蚈画したり自 然環境䞋で危機回避及び緊急時の察応方法に぀いおのよりよい改善点を指摘し たりするこず。 生涯スポヌツの掚進及び発展に぀いおの思考力刀断力衚珟力等 ・倚様目的幎霢性別経隓障害の有無などな参加者ず共に運動するた めの調敎の仕方や倧䌚や蚘録䌚の運営方法等を提案するこず。 ・運動やスポヌツを継続したり地域ぞ参画したりするための条件や支揎の圚り 方など瀟䌚的課題に察する改善策を提案するこず。 ・スポヌツの掚進及び発展に向けた芖点から自他の 「するみる支える知る」 などの倚様な将来の関わり方に぀いお自他の考えたこずを螏たえ理由を添 えお説明するこず。  指導に際しおは     のバランスに配慮しお配圓するこず。 り 孊びに向かう力人間性等  「スポヌツⅠ」 の孊びに向かう力人間性等ずは  生涯にわたっおスポヌツを実
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 スポヌツⅠ 採点競技及 び枬定競技 269 践しおいく際の公正協力責任参画共生などに察する意欲を高めるこず  ス ポヌツの掚進及び発展に寄䞎する自己の姿勢や他者地域瀟䌚ずの関わり方などのス ポヌツの䟡倀を高めるこずに䞻䜓的に取り組むこずを瀺しおいる。  具䜓的には  に぀いおは勝敗などを冷静に受け止めルヌルやマナヌを倧切 にしようずするこず互いに助け合い高め合おうずするこず圹割を積極的に匕き受 け自己の責任を果たそうずするこず䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊及び緎習の 仕方やルヌルの修正などを倧切にしようずするこず仲間ず話し合う堎面で合意圢成 に貢献しようずするこずを瀺しおいる。    に぀いおは卒業埌においおスポヌツを通じた倚様な関わりを継続するこずが できるよう自他の状況及び幎霢や環境の倉化に応じた目的や掻動の仕方地域ぞの 参画や仲間づくりに意欲的に取り組むこずができるようにするこずを瀺しおいる。  なお孊びに向かう力人間性等を育む指導に際しおは科目「䜓育」の各領域に 瀺された内容を参考ずしおなぜ取り組むのかずいった意矩やどのように取り組む のかずいった方法及び各領域における具䜓的に取り組むべき事項に぀いお指導するこ ずが倧切である。  健康・安党を確保する態床に぀いおは生涯を通しおスポヌツを継続するずずもに スポヌツの掚進及び発展に寄䞎する䞊で極めお重芁な資質・胜力である。そのため 知識及び技胜で様々な環境䞋で実践する際の健康・安党の確保の仕方を思考力 刀断力衚珟力等の指導事項ずしお  䜓力や健康・安党に぀いおの思考力刀断力 衚珟力等を瀺しおいる。特に䜓操競技では噚具の蚭眮方法や点怜の仕方補助の 仕方自己の胜力に適した技の遞択などを陞䞊競技では走り高跳びの背面跳びや 投おき競技の緎習時の留意事項などを氎泳競技では事故防止のための協力の仕方 氎枩や氎深に察応した緎習の内容や方法各泳法の安党な緎習法自然環境の䞭での 安党な氎泳の行い方及び危険回避行動心肺蘇 そ 生法や救助法などを理解させ健康・ 安党の確保ができるようにする。その際必芁に応じお実習を通じお扱うよう配慮 するこずが倧切である。 ・公正協力責任などのスポヌツの持続可胜性及び芏範を遵守する瀟䌚の創造に寄 䞎する孊習に意欲をも぀こず。 ・倚様性・共生などのスポヌツを通した共生瀟䌚の実珟に寄䞎する孊習に意欲をも぀ こず。 ・地域ぞの参画や仲間づくりなどのスポヌツを掚進及び発展するためのスポヌツの䟡 倀を高める孊習に意欲をも぀こず。
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第章 各科目 270  内容の取扱い 1   〔指導項目〕の 1 又は 2 のいずれかを遞択しお扱うこずができる。 2   〔指導項目〕の 1 に぀いおは䜓操競技を 2 に぀いおは陞䞊競技氎泳競 技の䞭から適宜取り䞊げるものずしスキヌスケヌト等に぀いおも孊校や地域 の実態に応じお扱うこずができる。  「スポヌツⅠ」に瀺す事項に぀いおは採点競技ずしおの䜓操競技枬定競技ずしおの 陞䞊競技及び氎泳競技の䞭から生埒が胜力や適性等に応じお䞀぀以䞊の皮目を遞択しお履 修できるようにするこずずしおいる。 1  採点競技の䜓操競技では男子は床運動あん銬぀り茪跳銬平行棒鉄棒 女子は床運動 音楜䌎奏付 跳銬段違い平行棒平均台から遞択しお履修するこ ずができるようにする。  たた新䜓操では団䜓䜓操個人䜓操を取り䞊げ男子は埒手手具棒なわ こん棒等 女子は埒手手具なわ棒ボヌルこん棒垯状垃等・音楜䌎奏 付の各皮目から遞択しお履修するこずができるようにする。 2  枬定競技の陞䞊競技では競走跳躍投おきの各皮目の䞭から遞択しお重点的に 履修するこずができるようにする。競走では短距離走長距離走ハヌドル走リ レヌ皮目から跳躍では走り幅跳び走り高跳び䞉段跳びから遞択しお履修する こずができるようにする。投おきでは砲䞞投げやり投げ等を指導者や蚭備・甚具 の条件に応じお遞択しお履修するこずができるようにする。たた混成競技ずしお 競走跳躍投おきの各皮目を総合的に取り扱うこずもできるものずする。  氎泳競技では競泳競技アヌティスティックスむミング競技氎球競技から遞択 しお履修するこずができるようにする。なお氎球競技に぀いおは 「スポヌツⅡ」 に 分類されるものであるが䞀般的に氎泳競技の皮目ずしお䜍眮付けられるこずから 「スポヌツⅠ」に分類しお取り扱うこずずする。このため氎球競技を指導する堎合 にはその特性䞊 「スポヌツⅡ」の基本的な考え方を螏たえる必芁がある。  たたスキヌスケヌト等に぀いおは実斜の条件が敎っおいる堎合には孊校や 地域の実態に応じお 「スポヌツⅠ」 の特性に即しお履修させるこずができるずしおい る。  なおカリキュラム・マネゞメントの芖点を螏たえ孊幎の蚈画及び幎間指導蚈画の 䜜成に留意し科目 「䜓育」 で孊習する基瀎的な事項を確実に習埗させるこず 「スポヌツ 抂論」  「スポヌツⅥ」ずの関連を図るこずずもに孊習した成果を「スポヌツ総合挔習」 に生かすこずができるよう配慮するこずが倧切である。
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 スポヌツⅡ 球技 271 第節 スポヌツⅡ球技  目 暙  「スポヌツⅡ」で取り䞊げる球技はそれぞれの型に応じた攻防で個人やチヌムの胜力 に応じた䜜戊を立お集団察集団個人察個人で勝敗を競い合うずいった特性がある。  䜓育の芋方・考え方を働かせ課題を発芋し䞻䜓的合理的蚈画的な解決に向 けた孊習過皋を通しお心ず䜓を䞀䜓ずしお捉え健やかな心身の育成に資するずず もに生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資質・胜力を次のずおり育成 するこずを目指す。 1  球技の掚進及び発展に向けた倚様な関わり方を理解するずずもに技胜を身に 付ける。 2  球技における自他や瀟䌚の課題を発芋し思考し刀断するずずもに他者に䌝 える力を逊う。 3  球技の孊習に䞻䜓的に取り組むずずもに公正協力責任参画共生など に察する意欲を高め健康・安党を確保しお生涯を通しおスポヌツを継続する ずずもにスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する態床を逊う。  「スポヌツⅡ」の目暙に瀺された各郚分を解説するず次のずおりである。  䜓育の芋方・考え方を働かせ課題を発芋し䞻䜓的合理的蚈画的な解決に向けた 孊習過皋を通しお心ず䜓を䞀䜓ずしお捉え健やかな心身の育成に資するずずもに生 涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資質・胜力を次のずおり育成するこずを目 指すずは本解説第郚第章第節「目暙の考え方」に蚘茉のずおりである。   1 は知識及び技胜の目暙を瀺したものである。  球技の掚進及び発展に向けた倚様な関わり方を理解するずは球技ぞの「するみる 支える知る」などの倚様な関わり方を螏たえお球技の掚進及び発展に向けた倚様な関 わり方を理解するこずを瀺しおいる。  具䜓的には 「スポヌツⅡ」 で遞択した運動及びその運動を基盀ずした卒業埌の楜しみ方 目的や環境の倉化に察応しお個人や地域瀟䌚で仲間ずずもに継続的に孊び合う際に求め られる様々な事項を理解するこずである。  技胜を身に付けるずは球技の倚様な楜しさや喜びを深く味わうずずもに倚様な志向 及び䜓力や技胜等の違いの䞭で球技を継続的に楜しむこずができる技胜やむベントの運 営地域スポヌツの掚進に貢献するなど球技の掚進及び発展に向けた倚様な関わり方に 関する技胜を身に付けるこずである。  次に 2 は思考力刀断力衚珟力等の目暙を瀺したものである。  球技における自他や瀟䌚の課題を発芋し思考し刀断するずずもに他者に䌝える力を 逊うずは 「するみる支える知る」など自己や仲間が倚様に「スポヌツⅡ」ず関わ る䞊で文化的瀟䌚的経枈的偎面など倚角的な芖点での課題を発芋し䞻䜓的に思考し
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第章 各科目 272 刀断したこずを蚀葉や文章及び動䜜などで衚したり仲間や教垫などに筋道を立おお理 論的に䌝えたりする力を逊うこずである。  次に 3 は孊びに向かう力人間性等の育成に向けたスポヌツを掚進及び発展しお いくための態床の具䜓的な目暙を瀺したものである。  球技の孊習に䞻䜓的に取り組むずは科目のねらいを達成するための孊習に䞻䜓的に取 り組もうずする意思をも぀こずである。  公正協力責任参画共生などに察する意欲を高め健康・安党を確保しおずは 公正に取り組む互いに協力する自己の責任を果たす参画する䞀人䞀人の違いを倧 切にしようずするこずに意欲を高めたり自己や仲間の䜓力や技胜の皋床等に配慮したり 事故の危険性を未然に回避したりするなど健康・安党を確保するこずである。  生涯を通しおスポヌツを継続するずずもにスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する態床を逊 うずは 「スポヌツⅡ」 の孊習を基盀ずしお卒業埌においおも自己の目的や環境䜓力 等の倉化に応じお「するみる支える知る」などのスポヌツずの倚様な関わりを継続 するずずもにスポヌツの掚進及び発展に寄䞎するこずを通しお明るく豊かで掻力ある 生掻を営むこずである。  そのため指導に際しおは倚様な関わり方ずしおの 「知識及び技胜」 これらを掻甚し お課題を解決するための 「思考力刀断力衚珟力等」 及び 「孊びに向かう力人間性等」 の内容をバランスよく育むこずが重芁である。  内 容 に瀺す資質・胜力を育成するため次の〔指導項目〕を指導する。  〔指導項目〕    1ゎヌル型球技ぞの倚様な関わり方    2ネット型球技ぞの倚様な関わり方    3ベヌスボヌル型球技ぞの倚様な関わり方    4タヌゲット型球技ぞの倚様な関わり方  本科目の内容は 「 1 ゎヌル型球技ぞの倚様な関わり方」  「 2 ネット型球技ぞの倚様 な関わり方」  「 3ベヌスボヌル型球技ぞの倚様な関わり方」及び「 4タヌゲット型球 技ぞの倚様な関わり方」 で構成しおいる。たた 1 に぀いおはバスケットボヌルハン ドボヌルサッカヌラグビヌの䞭から 2 に぀いおはバレヌボヌル卓球テニス バドミントンの䞭から 3 に぀いおは゜フトボヌル野球の䞭から 4 に぀いおは ゎルフを適宜取り䞊げるものずしおいる。  以䞋 「スポヌツⅡ」で育成を目指す資質・胜力を「知識及び技胜」  「思考力刀断力 衚珟力等」  「孊びに向かう力人間性等」に敎理しお瀺す。
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 スポヌツⅡ 球技 273 ア 知識及び技胜 ○ 知識  「スポヌツⅡ」に関連しお高たる䜓力やその高め方孊習する運動に関する行い 方やその孊び方運動を他者ず孊び合う際の動きや改善のポむントの瀺し方仲間 ず継続的に掻動するための調敎の仕方競技䌚などにおける参加者の募集運営方 法や審刀方法初歩的な指導法様々な環境䞋で実践する際の健康・安党の確保の 仕方やマナヌなどの倚様な関わり方を実践するための事項を理解できるようにする。 ・スポヌツⅡを倚様に実践するための事項を理解するこず。 ・スポヌツⅡを通しおスポヌツを掚進及び発展するための事項を理解するこず。 ○ 技胜  「スポヌツⅡ」の倚様な楜しさや喜びを深く味わうための技胜及び 「スポヌツ Ⅱ」の孊習を基に他者に技胜のポむントを誇匵するなどしおわかりやすく衚珟す るなどの技胜や卒業埌にスポヌツを掚進及び発展する際に求められる競技䌚などの 䌁画や運営健康・安党の確保スポヌツを通した良奜な人間関係を圢成する際な どに求められる技胜を瀺しおいる。 ・スポヌツⅡの倚様な楜しさや喜びを深く味わうための技胜を身に付けるこず。 ・他者ず孊び合う堎面で基本的な技の芋本や改善のポむントを身䜓及び蚀葉など で他者に衚珟できるこず。 ・危機回避の際の行動及び事故発生時の応急手圓ができるこず。 ・䜓力や技胜の皋床性別や目的障害の有無など様々な違いを超えおスポヌツ を楜しむために調敎し合意したマナヌを実践できるこず。 ・競技䌚などの目的に応じた䌁画や運営ができるこず。  なお 「スポヌツⅡの倚様な楜しさや喜びを深く味わうための技胜を身に付ける」際の ねらいは次のずおりである。 1ゎヌル型球技  ゎヌル型球技では勝敗を競ったりチヌムや自己の課題を解決したりするなどの倚様 な楜しさや喜びを深く味わい状況に応じたボヌル操䜜ず空間を埋めるなどの動きによ っお空間ぞの䟵入などから攻防を展開するこずができるようにする。  その際各皮目の特性を螏たえボヌル操䜜ずボヌルを持たないずきの動きを䞭心に 取り扱うようにする。たたルヌルや甚具競技人数や競技堎所を倉えお党員が楜しめ るようにゲヌムを行うなど倚様な楜しさを味わうこずができるよう掻動を工倫しお取 り扱うようにする。  ボヌル操䜜の動きではドリブルやパスボヌルを保持したランニングなどによっお ボヌルを保持したり盞手をかわしたりしお攻防を展開する技胜を䞭心に扱うようにする。 ボヌルを持たないずきの動きではパスを受けるために空間に走り蟌んだり仲間をサポ ヌトしたりする動きによっお組織的に攻防を展開する技胜を䞭心に扱うようにする。  指導に際しおは身に付けた技胜に応じお攻防が展開できるよう科目「䜓育」の「球
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第章 各科目 274 技」の䟋瀺などを手掛かりに系統的蚈画的に掻動できるよう配慮する。 2ネット型球技  ネット型球技では勝敗を競ったりチヌムや自己の課題を解決したりするなどの倚様 な楜しさや喜びを深く味わい状況に応じたボヌル操䜜や安定した甚具の操䜜ず連携し た動きによっお空間を䜜り出すなどの攻防を展開するこずができるようにする。  その際各皮目の特性を螏たえボヌルや甚具の操䜜ずボヌルを持たないずきの動き を䞭心に取り扱うようにする。たたルヌルや甚具競技人数や競技堎所を倉えお党員 が楜しめるようにゲヌムを行うなど倚様な楜しさを味わうこずができるよう掻動を工 倫しお取り扱うようにする。  ボヌルや甚具の操䜜ではサヌビスレシヌブスマッシュカットなどの技胜を甚 いお返球等の堎所をコントロヌルしたり緩急や前埌の空間ぞの返球ボヌル等の回 転の倉化などによっお盞手の隙を぀いたり䜓勢を敎えたりしお攻防を展開する技胜を 䞭心に扱うこずができるようにする。ボヌルを持たないずきの動きでは空間を埋めた り仲間をサポヌトしたりする動きによっお仲間ず連携しお攻防を展開する技胜を䞭心 に取り扱うようにする。  指導に際しおは身に付けた技胜に応じお攻防が展開できるよう科目「䜓育」の「球 技」の䟋瀺などを手掛かりに系統的蚈画的に掻動できるよう配慮する。 3ベヌスボヌル型球技  ベヌスボヌル型球技では勝敗を競ったりチヌムや自己の課題を解決したりするなど の倚様な楜しさや喜びを深く味わい状況に応じたボヌルやバットの操䜜ず状況に応じ た守備などによっお攻防を展開するこずができるようにする。  その際ボヌルがやや倧きく塁間が短い゜フトボヌルボヌルが小さく塁間が広い野 球の各皮目の特性を螏たえバット操䜜やボヌル操䜜ずボヌルを持たないずきの動きを 䞭心に取り扱うようにする。たたルヌルや甚具競技人数や競技堎所を倉えお党員が 楜しめるようにゲヌムを行うなど倚様な楜しさを味わうこずができるよう掻動を工倫 しお取り扱うようにする。  バット操䜜やボヌル操䜜ではバッティングバントなどの技胜を甚いお打ち返す 方向をコントロヌルしおヒットをねらったり仲間の進塁をサポヌトしたりしお埗点に ぀なげる攻撃ずフラむやゎロに察する補球動䜜ず送球動䜜などの守備を䞭心に扱うよ うにする。ボヌルを持たないずきの動きでは攻撃では離塁やタッチアップなどの技 胜を甚いお次の塁をねらう動きによっお進塁するこずを守備では打球に応じた守備 䜍眮の移動や仲間ず連携しお䞭継プレむやバックアップをするための動きを取り扱うよ うにする。  指導に際しおは身に付けた技胜に応じお攻防が展開できるよう科目「䜓育」の「球 技」の䟋瀺などを手かがりに系統的蚈画的に掻動できるよう配慮する。 4タヌゲット型球技  タヌゲット型球技では勝敗を競ったりチヌムや自己の課題を解決したりするなどの 倚様な楜しさや喜びを深く味わい甚具や身䜓を䜿っお様々な状況に察応しながらボ
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 スポヌツⅡ 球技 275 ヌルを暙的ぞ運ぶこずができるようにする。  その際暙的たでの距離や方向ボヌル等のスピヌドや回転をコントロヌルするため の䜓の動きを䞭心に取り扱うようにする。たたルヌルや甚具競技人数や競技堎所を 倉えお党員が楜しめるようにゲヌムを行うなど倚様な楜しさを味わうこずができるよ う掻動を工倫しお取り扱うようにする。  指導に際しおは身に付けた技胜に応じお䜜戊が展開できるよう系統的蚈画的に掻 動できるよう配慮する。 む 思考力刀断力衚珟力等  生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎するこずができるよう  運動に぀ いおの思考力刀断力衚珟力等  運動実践に぀ながる態床に぀いおの思考力刀 断力衚珟力等  䜓力や健康・安党に぀いおの思考力刀断力衚珟力等  生 涯スポヌツの掚進及び発展に぀いおの思考力刀断力衚珟力等を瀺しおいる。 運動に぀いおの思考力刀断力衚珟力等 ・発芋した動きの改善点や効果的な改善策に぀いお掻動堎面で刀断し仲間に 䌝えるこず。 ・映像や蚘録など客芳的なデヌタから動きの改善点の劥圓性やより効果的な改 善策に぀いお分析したこずを根拠を瀺し䌝えるこず。 運動実践に぀ながる態床に぀いおの思考力刀断力衚珟力等 ・緎習やゲヌムを行う堎面でチヌムや自己の掻動を振り返りよりよいマナヌ や行為に぀いお提案するこず。 ・チヌムでの孊習で状況に応じおチヌムや自己の圹割を提案するこず。 ・チヌムでの話合いの堎面で合意を圢成するための調敎の仕方を芋付け仲間 に䌝えるこず。 ・䜓力や技胜の皋床性別等の違いを超えお仲間ずずもにスポヌツⅡを楜しむ ための調敎の仕方を芋付けるこず。 䜓力や健康・安党に぀いおの思考力刀断力衚珟力等 ・スポヌツⅡを行う際の参加者に応じた効果的な䜓力の高め方を蚈画したり自 然環境䞋で危機回避及び緊急時の察応方法に぀いおのよりよい改善点を指摘し たりするこず。 生涯スポヌツの掚進及び発展に぀いおの思考力刀断力衚珟力等 ・倚様目的幎霢性別経隓障害の有無などな参加者ず共に運動するた めの調敎の仕方や競技䌚の運営方法等を提案するこず。 ・運動やスポヌツを継続したり地域ぞ参画したりするための条件や支揎の圚り 方など瀟䌚的課題に向けた改善策を提案するこず。 ・スポヌツの掚進及び発展に向けた芖点から自他の「するみる支える知 る」などの倚様な将来の関わり方に぀いお自他の考えたこずを螏たえ理由 を添えお説明するこず。
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第章 各科目 276  指導に際しおは     のバランスに配慮しお配圓するこず。 り 孊びに向かう力人間性等  「スポヌツⅡ」 の孊びに向かう力人間性等ずは  生涯にわたっおスポヌツを実 践しおいく際の公正協力責任参画共生などに察する意欲を高めるこず  ス ポヌツの掚進及び発展に寄䞎する自己の姿勢や他者地域瀟䌚ずの関わり方などのス ポヌツの䟡倀を高めるこずに䞻䜓的に取り組むこずを瀺しおいる。  具䜓的には  に぀いおは勝敗などを冷静に受け止めルヌルやマナヌを倧切 にするこず互いに助け合い高め合おうずするこず圹割を積極的に匕き受け自己の 責任を果たそうずするこず䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を倧切にしようずす るこず仲間ず話し合う堎面で合意圢成に貢献しようずするこずを瀺しおいる。    に぀いおは卒業埌においおスポヌツを通じた倚様な関わりを継続するこずが できるよう自他の状況及び幎霢や環境の倉化に応じた目的や掻動の仕方地域ぞの 参画や仲間づくりに意欲的に取り組むこずができるようにするこずを瀺しおいる。  なお孊びに向かう力人間性等を育む指導に際しおは科目「䜓育」の各領域に 瀺された内容を参考ずしおなぜ取り組むのかずいった意矩やどのように取り組む のかずいった方法及び各領域における具䜓的に取り組むべき事項に぀いお指導するこ ずが倧切である。  健康・安党を確保する態床に぀いおは生涯を通しおスポヌツを継続するずずもに スポヌツの掚進及び発展に寄䞎する䞊で極めお重芁な資質・胜力である。そのため 知識及び技胜で様々な環境䞋で実践する際の健康・安党の確保の仕方を思考力 刀断力衚珟力等の指導事項ずしお  䜓力や健康・安党に぀いおの思考力刀断力 衚珟力等を瀺しおいる。特にゎヌル型球技では攻防入り亀じっおボヌルを手や足 で奪い合うこずに関わる接觊による事故ネット型球技ではコヌト内の味方同士の 接觊や甚具操䜜に関わる事故ベヌスボヌル型及びタヌゲット型球技では甚具操䜜 やボヌル等の接觊による事故が起きやすいこずを螏たえお事故事䟋や防止策技胜 に応じた緎習の遞択倩候の倉化や炎倩䞋などの自然環境の䞭での安党確保応急手 圓の仕方などの態床圢成のもずずなる知識に぀いお理解させ健康・安党の確保がで きるようにする。 ・公正協力責任などのスポヌツの持続可胜性及び芏範を遵守する瀟䌚の創造に寄 䞎する孊習に意欲をも぀こず。 ・倚様性・共生などのスポヌツを通した共生瀟䌚の実珟に寄䞎する孊習に意欲をも぀ こず。 ・地域ぞの参画や仲間づくりなどのスポヌツを掚進及び発展するためのスポヌツの䟡 倀を高める孊習に意欲をも぀こず。
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 スポヌツⅡ 球技 277  内容の取扱い 1   〔指導項目〕の 1 から 4 たでの䞭から䞀぀以䞊を遞択しお扱うこずができる。 2   〔指導項目〕 の 1 に぀いおはバスケットボヌルハンドボヌルサッカヌラ グビヌの䞭から 2 に぀いおはバレヌボヌル卓球テニスバドミントンの䞭 から 3 に぀いおは゜フトボヌル野球の䞭から 4 に぀いおはゎルフを適 宜取り䞊げるものずしその他の球技に぀いおも孊校や地域の実態に応じお扱う こずができる。  「スポヌツⅡ」に瀺す事項に぀いおは内容に瀺しおいる類型のうちから生埒が胜力 や適性等に応じお䞀぀以䞊を遞択するずずもにその䞭から各皮目を取り䞊げ履修でき るようにするこずずしおいる。  たた孊校や地域の実態に応じおその他の球技に぀いおも履修させるこずができるず しおいるが原則ずしおその他の球技は瀺された各皮目に加えお履修させるこずずし 孊校や地域の特別の事情がある堎合には替えお履修させるこずもできるこずずする。  なおカリキュラム・マネゞメントの芖点を螏たえ孊幎の蚈画及び幎間指導蚈画の 䜜成に留意し科目 「䜓育」 で孊習する基瀎的な事項を確実に習埗させるこず 「スポヌツ 抂論」  「スポヌツⅥ」ずの関連を図るこずずもに孊習した成果を「スポヌツ総合挔習」 に生かすこずができるよう配慮するこずが倧切である。
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第章 各科目 278 第節 スポヌツⅢ 歊道及び諞倖囜の察人的競技等  目 暙  「スポヌツⅢ」で取り䞊げる歊道及び諞倖囜の察人的競技等は䞻に盞手の動きに応じ お盞手を攻撃したり盞手の技を防埡したりするこずによっお個人察個人で勝敗を競い合 うずいった特性がある。歊技や歊術などから発生した我が囜固有の文化ずしおの歊道等で は瀌法などの䌝統的な行動の仕方が重芖される。  䜓育の芋方・考え方を働かせ課題を発芋し䞻䜓的合理的蚈画的な解決に向 けた孊習過皋を通しお心ず䜓を䞀䜓ずしお捉え健やかな心身の育成に資するずず もに生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資質・胜力を次のずおり育成 するこずを目指す。 1  歊道及び諞倖囜の察人的競技等の掚進及び発展に向けた倚様な関わり方を理解 するずずもに技胜を身に付ける。 2  歊道及び諞倖囜の察人的競技等における自他や瀟䌚の課題を発芋し思考し刀 断するずずもに他者に䌝える力を逊う。 3  歊道及び諞倖囜の察人的競技等の孊習に䞻䜓的に取り組むずずもに䌝統的な 行動の仕方公正協力責任参画共生などに察する意欲を高め健康・安 党を確保しお生涯を通しおスポヌツを継続するずずもにスポヌツの掚進及び発 展に寄䞎する態床を逊う。  「スポヌツⅢ」の目暙に瀺された各郚分を解説するず次のずおりである。  䜓育の芋方・考え方を働かせ課題を発芋し䞻䜓的合理的蚈画的な解決に向けた 孊習過皋を通しお心ず䜓を䞀䜓ずしお捉え健やかな心身の育成に資するずずもに生 涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資質・胜力を次のずおり育成するこずを目 指すずは本解説第郚第章第節「目暙の考え方」に蚘茉のずおりである。   1 は知識及び技胜の目暙を瀺したものである。  歊道及び諞倖囜の察人的競技等の掚進及び発展に向けた倚様な関わり方を理解するずは 歊道及び諞倖囜の察人的競技等ぞの「するみる支える知る」などの倚様な関わり方 を螏たえお歊道及び諞倖囜の察人的競技等の掚進及び発展に向けた倚様な関わり方を理 解するこずを瀺しおいる。  具䜓的には 「スポヌツⅢ」 で遞択した運動及びその運動を基盀ずした卒業埌の楜しみ方 目的や環境の倉化に察応しお個人や地域瀟䌚で仲間ずずもに継続的に孊び合う際に求め られる様々な事項を理解するこずである。  技胜を身に付けるずは歊道及び諞倖囜の察人的競技等の倚様な楜しさや喜びを深く味 わうずずもに倚様な志向及び䜓力や技胜等の違いの䞭で歊道及び諞倖囜の察人的競技等 を継続的に楜しむこずができる技胜や詊合の運営地域スポヌツの掚進に貢献するなど 歊道及び諞倖囜の察人的競技等の掚進及び発展に向けた倚様な関わり方に関する技胜を身
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 スポヌツⅢ 歊道及び諞倖囜 の察人的競技等 279 に付けるこずである。  次に 2 は思考力刀断力衚珟力等の目暙を瀺したものである。  歊道及び諞倖囜の察人的競技等における自他や瀟䌚の課題を発芋し思考し刀断するず ずもに他者に䌝える力を逊うずは 「するみる支える知る」 など自己や仲間が倚 様に「スポヌツⅢ」ず関わる䞊で文化的瀟䌚的経枈的偎面など倚角的な芖点での課題 を発芋し䞻䜓的に思考し刀断したこずを蚀葉や文章及び動䜜などで衚したり仲間や 教垫などに筋道を立おお論理的に䌝えたりする力を逊うこずである。  次に 3 は孊びに向かう力人間性等の育成に向けたスポヌツを掚進及び発展しお いくための態床の具䜓的な目暙を瀺したものである。  歊道及び諞倖囜の察人的競技等の孊習に䞻䜓的に取り組むずは科目のねらいを達成す るための孊習に䞻䜓的に取り組もうずする意思をも぀こずである。  䌝統的な行動の仕方公正協力責任参画共生などに察する意欲を高め健康・ 安党を確保しおずは公正に取り組む互いに協力する自己の責任を果たす参画する 䞀人䞀人の違いを倧切にしようずするこずに意欲を高めたり自己や仲間の䜓力や技胜の 皋床に配慮したり事故の危険性を未然に回避したりするなど健康・安党を確保するこず である。  生涯を通しおスポヌツを継続するずずもにスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する態床を逊 うずは 「スポヌツⅢ」 の孊習を基盀ずしお卒業埌においおも自己の目的や環境䜓力 等の倉化に応じお「するみる支える知る」などのスポヌツずの倚様な関わりを継続 するずずもにスポヌツの掚進及び発展に寄䞎するこずで明るく豊かで掻力ある生掻を 営むこずである。  そのため指導に際しおは倚様な関わり方ずしおの 「知識及び技胜」 これらを掻甚し お課題を解決するための 「思考力刀断力衚珟力等」 及び 「孊びに向かう力人間性等」 の内容をバランスよく育むこずが重芁である。  内 容 に瀺す資質・胜力を育成するため次の〔指導項目〕を指導する。  〔指導項目〕    1歊道ぞの倚様な関わり方    2諞倖囜の察人的競技ぞの倚様な関わり方  本科目の内容は 「 1 歊道ぞの倚様な関わり方」  「 2 諞倖囜の察人的競技ぞの倚様な 関わり方」 で構成しおいる。たた 1 に぀いおは柔道剣道盞撲空手道なぎなた 匓道合気道少林寺拳法銃剣道の䞭から 2 に぀いおはレスリングを適宜取り䞊げ るものずしおいる。  以䞋 「スポヌツⅢ」で育成を目指す資質・胜力を 「知識及び技胜」  「思考力刀断力
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第章 各科目 280 衚珟力等」  「孊びに向かう力人間性等」に敎理しお瀺す。 ア 知識及び技胜 ○ 知識  「スポヌツⅢ」に関連しお高たる䜓力やその高め方孊習する運動に関する行い 方やその孊び方運動を他者ず孊び合う際の動きや改善のポむントの瀺し方䌝統 的な考え方芋取り皜叀の仕方仲間ず継続的に掻動するための調敎の仕方詊合 などにおける参加者の募集運営方法や審刀方法初歩的な指導法様々な環境䞋 で実践する際の健康・安党の確保の仕方やマナヌなどの倚様な関わり方を実践する ための事項を理解するこずができるようにする。 ・スポヌツⅢを倚様に実践するための事項を理解するこず。 ・スポヌツⅢを通しおスポヌツを掚進及び発展するための事項を理解するこず。 ○ 技胜  「スポヌツⅢ」の倚様な楜しさや喜びを深く味わうための技胜及び 「スポヌツ Ⅲ」の孊習を基に他者に技胜のポむントを誇匵するなどしおわかりやすく衚珟す るなどの技胜や卒業埌にスポヌツを掚進及び発展する際に求められる詊合などの䌁 画や運営健康・安党の確保スポヌツを通した良奜な人間関係を圢成する際など に求められる技胜を瀺しおいる。 ・スポヌツⅢの倚様な楜しさや喜びを深く味わうための技胜を身に付けるこず。 ・他者ず孊び合う堎面で基本的な技の芋本や改善のポむントを身䜓及び蚀葉など で他者に衚珟できるこず。 ・危機回避の際の行動及び事故発生時の応急手圓ができるこず。 ・䜓力や技胜の皋床性別や目的障害の有無など様々な違いを超えおスポヌツ を楜しむために調敎し合意したマナヌを実践できるこず。 ・詊合などの目的に応じた䌁画や運営ができるこず。  なお 「スポヌツⅢの倚様な楜しさや喜びを深く味わうための技胜を身に付ける」 際のね らいは次のずおりである。 1歊道  歊道では䌝統的な考え方を螏たえお技胜を発揮するずずもに勝敗を競ったり課題を 解決したりするなどの倚様な楜しさや喜びを味わい埗意技等を甚いた攻防を展開する こずができるようにする。  その際盞手の動きの倉化に応じた基本動䜜から埗意技などを甚いお玠早く盞手を 厩し投げたり抑えたり仕掛けたりするなどの察人的技胜を甚いた攻防や甚具を 䜿った技胜を甚いお勝敗を競うこずができるようにする。たた瀌法や所䜜を身に付け たり個人や集団で圢を行ったりするなど倚様な楜しさに觊れるこずができるよう掻 動を工倫しお取り扱うようにする。  指導に際しおは身に付けた技胜に応じお攻防が展開できるよう科目「䜓育」の「歊
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 スポヌツⅢ 歊道及び諞倖囜 の察人的競技等 281 道」の䟋瀺などを手掛かりにしお系統的蚈画的に掻動できるよう配慮する。 2諞倖囜の察人的競技  諞倖囜の察人的競技では勝敗を競ったり課題を解決したりするなどの倚様な楜しさ や喜びを味わい埗意技等を甚いた攻防を展開するこずができるようにする。  その際基本動䜜を甚いおスタンドポゞショングラりンドポゞションなどの察人 的技胜で攻防ができるようにする。たた盞手ず息を合わせお技の完成床を高めたり 参加者に応じおルヌルを倉えお掻動したりするなど倚様な楜しさに觊れるこずができ るよう掻動を工倫しお取り扱うようにする。  指導に際しおは専門教育「䜓育」に限り瀺される内容であるこずから各孊校で指 導蚈画を十分怜蚎するこずが必芁である。 む 思考力刀断力衚珟力等  生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎するこずができるよう  運動に぀ いおの思考力刀断力衚珟力等  運動実践に぀ながる態床に぀いおの思考力刀 断力衚珟力等  䜓力や健康・安党に぀いおの思考力刀断力衚珟力等  生 涯スポヌツの掚進及び発展に぀いおの思考力刀断力衚珟力等を瀺しおいる。 運動に぀いおの思考力刀断力衚珟力等 ・発芋した動きの改善点や効果的な改善策に぀いお掻動堎面で刀断し仲間に 䌝えるこず。 ・映像や蚘録など客芳的なデヌタから動きの改善点の劥圓性やより効果的な改 善策に぀いお分析したこずを根拠を瀺し䌝えるこず。 運動実践に぀ながる態床に぀いおの思考力刀断力衚珟力等 ・盞手を尊重するなどの䌝統的な行動をしたり緎習したりする堎面で自己や仲 間の掻動を振り返りよりよい所䜜やマナヌに぀いお提案するこず。 ・䜓力や技胜の皋床性別等の違いを超えお仲間ずずもにスポヌツⅢを楜しむ ための掻動の調敎の仕方を芋付けるこず。 䜓力や健康・安党に぀いおの思考力刀断力衚珟力等 ・スポヌツⅢを行う際の参加者に応じた効果的な䜓力の高め方を蚈画したり自 然環境䞋で危機回避及び緊急時の察応方法に぀いおのよりよい改善点を指摘し たりするこず。 生涯スポヌツの掚進及び発展に぀いおの思考力刀断力衚珟力等 ・倚様目的幎霢性別経隓障害の有無などな参加者ず共に運動するた めの調敎の仕方や詊合などの運営方法等を提案するこず。 ・運動やスポヌツを継続したり地域ぞ参画したりするための条件や支揎の圚り 方など瀟䌚的課題に向けた改善策を提案するこず。 ・スポヌツの掚進及び発展に向けた芖点から自他の 「するみる支える知る」 などの倚様な将来の関わり方に぀いお自他の考えたこずを螏たえ理由を添 えお説明するこず。
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第章 各科目 282  指導に際しおは     のバランスに配慮しお配圓するこず。 り 孊びに向かう力人間性等  「スポヌツⅢ」 の孊びに向かう力人間性等ずは  生涯にわたっおスポヌツを実 践しおいく際の䌝統的な行動の仕方公正協力責任参画共生などに察する意 欲を高めるこず  スポヌツの掚進及び発展に寄䞎する自己の姿勢や他者地域瀟 䌚ずの関わり方などのスポヌツの䟡倀を高めるこずに䞻䜓的に取り組むこずを瀺しお いる。  具䜓的には  に぀いおは盞手を尊重し瀌法などの䌝統的な行動の仕方を倧切 にしようずするこず犁止事項などの詊合のルヌルを遵守しようずするこず技胜の 䞊達に向けお互いに高め合おうずするこず審刀や蚘録などの圹割を積極的に匕き受 け自己の責任を果たそうずするこず䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を倧切にし ようずするこずグルヌプでの緎習や団䜓戊では自分の意芋や仲間の意芋を調敎し お合意圢成に貢献しようずするこずができるようにするこずを瀺しおいる。たた歊 道では勝敗にかかわらず察戊盞手に敬意を払うなどの䌝統的な行動の仕方には人 間ずしおの望たしい自己の圢成を重芖するずいう考え方があるこずにも觊れるように する。    に぀いおは卒業埌においおスポヌツを通じた倚様な関わりを継続するこずが できるよう自他の状況及び幎霢や環境の倉化に応じた目的や掻動の仕方地域ぞの 参画や仲間づくりに意欲的に取り組むこずができるようにするこずを瀺しおいる。  なお孊びに向かう力人間性等を育む指導に際しおは科目「䜓育」の各領域に 瀺された内容を参考ずしおなぜ取り組むのかずいった意矩やどのように取り組む のかずいった方法及び各領域における具䜓的に取り組むべき事項に぀いお指導するこ ずが倧切である。  健康・安党を確保する態床に぀いおは生涯を通しおスポヌツを継続するずずもに スポヌツの掚進及び発展に寄䞎する䞊で極めお重芁な資質・胜力である。そのため 知識及び技胜で様々な環境䞋で実践する際の健康・安党の確保の仕方を思考力 刀断力衚珟力等の指導事項ずしお  䜓力や健康・安党に぀いおの思考力刀断力 衚珟力等を瀺しおいる。特に盞手ず組み合うなどしお行う柔道盞撲空手道合 気道少林寺拳法レスリングでは技に応じお起きやすい事故事䟋ず安党な受け身 の取り方等を甚具を甚いお行う剣道なぎなた匓道銃剣道では甚具に関する 事故事䟋ず甚具の扱いや手入れの仕方等を重点的に理解させ健康・安党の確保がで きるようにする。 ・公正協力責任などのスポヌツの持続可胜性及び芏範を遵守する瀟䌚の創造に寄 䞎する孊習に意欲をも぀こず。 ・倚様性・共生などのスポヌツを通した共生瀟䌚の実珟に寄䞎する孊習に意欲をも぀ こず。 ・地域ぞの参画や仲間づくりなどのスポヌツを掚進及び発展するためのスポヌツの䟡
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 スポヌツⅢ 歊道及び諞倖囜 の察人的競技等 283 倀を高める孊習に意欲をも぀こず。  内容の取扱い 1   〔指導項目〕の 1 又は 2 のいずれかを遞択しお扱うこずができる。 2   〔指導項目〕 の 1 に぀いおは柔道剣道盞撲空手道なぎなた匓道合 気道少林寺拳法銃剣道の䞭から 2 に぀いおはレスリングを適宜取り䞊げる ものずしその他の歊道等に぀いおも孊校や地域の実態に応じお扱うこずができ る。  「スポヌツⅢ」に瀺す事項に぀いおは内容の 1 又は 2 のいずれかを生埒が胜力や 適性等に応じお䞀぀以䞊を遞択しお履修できるようにするこずずしおいる。  たた孊校や地域の実態に応じおその他の歊道等に぀いおも履修させるこずができる ずしおいるが原則ずしおその他の歊道等は瀺された各皮目に加えお履修させるこず ずし孊校や地域の特別の事情がある堎合には替えお履修させるこずもできるこずずす る。   1 の歊道においお盞撲空手道なぎなた匓道合気道少林寺拳法銃剣道等を 取り扱う堎合は斜蚭・蚭備及び段階的な指導䜓制を敎備し基本動䜜や基本ずなる技を 身に付けさせるなど安党で効果的継続的な孊習ができるよう配慮するこずが倧切である。  なおカリキュラム・マネゞメントの芖点を螏たえ孊幎の蚈画及び幎間指導蚈画の 䜜成に留意し科目 「䜓育」 で孊習する基瀎的な事項を確実に習埗させるこず 「スポヌツ 抂論」  「スポヌツⅥ」ずの関連を図るこずずもに孊習した成果を「スポヌツ総合挔習」 に生かすこずができるよう配慮するこずが倧切である。
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第章 各科目 284 第節 スポヌツⅣダンス  目 暙  「スポヌツⅣ」で取り䞊げるダンスはむメヌゞやリズムを捉えお䞀人䞀人の個性を生 かした衚珟や䜜品をたずめお発衚したり䌝承されおきた地域や颚土などの背景や情景を 思い浮かべお仲間やパヌトナヌず螊ったりするこずを通しお身䜓を通しお自由に自己 を衚珟するずずもに心を解攟しお誰ずでも楜しく亀流するずいった特性がある。  䜓育の芋方・考え方を働かせ課題を発芋し䞻䜓的合理的蚈画的な解決に向 けた孊習過皋を通しお心ず䜓を䞀䜓ずしお捉え健やかな心身の育成に資するずず もに生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資質・胜力を次のずおり育成 するこずを目指す。 1  ダンスの掚進及び発展に向けた倚様な関わり方を理解するずずもに技胜を身 に付ける。 2  ダンスにおける自他や瀟䌚の課題を発芋し思考し刀断するずずもに他者に 䌝える力を逊う。 3  ダンスの孊習に䞻䜓的に取り組むずずもに公正協力責任参画共生な どに察する意欲を高め健康・安党を確保しお生涯を通しおスポヌツを継続す るずずもにスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する態床を逊う。  「スポヌツⅣ」の目暙に瀺された各郚分を解説するず次のずおりである。  䜓育の芋方・考え方を働かせ課題を発芋し䞻䜓的合理的蚈画的な解決に向けた 孊習過皋を通しお心ず䜓を䞀䜓ずしお捉え健やかな心身の育成に資するずずもに生 涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資質・胜力を次のずおり育成するこずを目 指すずは本解説第郚第章第節「目暙の考え方」に蚘茉のずおりである。   1 は知識及び技胜の目暙を瀺したものである。  ダンスの掚進及び発展に向けた倚様な関わり方を理解するずはダンスぞの「するみ る支える知る」などの倚様な関わり方を螏たえおダンスの掚進及び発展に向けた倚 様な関わり方を理解するこずを瀺しおいる。  具䜓的には 「スポヌツⅣ」 で遞択した運動及びその運動を基盀ずした卒業埌の楜しみ方 目的や環境の倉化に察応しお個人や地域瀟䌚で仲間ずずもに継続的に孊び合う際に求め られる様々な事項を理解するこずである。  技胜を身に付けるずはダンスの倚様な楜しさや喜びを深く味わうずずもに倚様な志 向及び䜓力や技胜等の違いの䞭でダンスを継続的に楜しむこずができる技胜や亀流䌚や 発衚䌚の運営地域スポヌツの掚進に貢献するなどダンスの掚進及び発展に向けた倚様 な関わり方に関する技胜を身に付けるこずである。  次に 2 は思考力刀断力衚珟力等の目暙を瀺したものである。  ダンスにおける自他や瀟䌚の課題を発芋し思考し刀断するずずもに他者に䌝える力
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 スポヌツⅣ ダンス 285 を逊うずは 「するみる支える知る」など自己や仲間が倚様に「スポヌツⅣ」ず関 わる䞊で文化的瀟䌚的経枈的偎面など倚角的な芖点での課題を発芋し䞻䜓的に思考 し刀断したこずを蚀葉や文章及び動䜜などで衚したり仲間や教垫などに筋道を立おお 論理的に䌝えたりする力を逊うこずである。  次に 3 は孊びに向かう力人間性等の育成に向けたスポヌツを掚進及び発展しお いくための態床の具䜓的な目暙を瀺したものである。  ダンスの孊習に䞻䜓的に取り組むずは科目のねらいを達成するための孊習に䞻䜓的に 取り組もうずする意思をも぀こずである。  公正協力責任参画共生などに察する意欲を高め健康・安党を確保しおずは 公正に取り組む互いに協力する自己の責任を果たす参画する䞀人䞀人の違いを倧 切にしようずするこずに意欲を高めたり自己や仲間の䜓力や技胜の皋床等に配慮したり 事故の危険性を未然に回避したりするなど健康・安党を確保するこずである。  生涯を通しおスポヌツを継続するずずもにスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する態床を逊 うずは 「スポヌツⅣ」 の孊習を基盀ずしお卒業埌においおも自己の目的や環境䜓力 等の倉化に応じお「するみる支える知る」などのスポヌツずの倚様な関わりを継続 するずずもにスポヌツの掚進及び発展に寄䞎するこずで明るく豊かで掻力ある生掻を 営むこずである。  そのため指導に際しおは倚様な関わり方ずしおの 「知識及び技胜」 これらを掻甚し お課題を解決するための 「思考力刀断力衚珟力等」 及び 「孊びに向かう力人間性等」 の内容をバランスよく育むこずが重芁である。  内 容 に瀺す資質・胜力を育成するため次の〔指導項目〕を指導する。  〔指導項目〕 1創造型ダンスぞの倚様な関わり方 2䌝承型ダンスぞの倚様な関わり方  本科目の内容は 「 1 創造型ダンスぞの倚様な関わり方」  「 2 䌝承型ダンスぞの倚様 な関わり方」 で構成しおいる。たた 1 に぀いおは創䜜ダンス珟代的なリズムのダン スの䞭から 2 に぀いおはフォヌクダンス瀟亀ダンスの䞭から適宜取り䞊げるもの ずしおいる。  以䞋 「スポヌツⅣ」で育成を目指す資質・胜力を 「知識及び技胜」  「思考力刀断力 衚珟力等」  「孊びに向かう力人間性等」に敎理しお瀺す。
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第章 各科目 286 ア 知識及び技胜 ○ 知識  「スポヌツⅣ」に関連しお高たる䜓力やその高め方孊習する運動に関する行い 方やその孊び方運動を他者ず孊び合う際の動きや改善のポむントの瀺し方亀流 や発衚の仕方仲間ず継続的に掻動するための調敎の仕方亀流䌚や発衚䌚などに おける参加者の募集運営方法や審刀方法初歩的な指導法様々な環境䞋で実践 する際の健康・安党の確保の仕方やマナヌなどの倚様な関わり方を実践するための 事項を理解するこずができるようにする。 ・スポヌツⅣを倚様に実践するための事項を理解するこず。 ・スポヌツⅣを通しおスポヌツを掚進及び発展するための事項を理解するこず。 ○ 技胜  「スポヌツⅣ」の倚様な楜しさや喜びを深く味わうための技胜及び 「スポヌツ Ⅳ」の孊習を基に他者に技胜のポむントを誇匵するなどしおわかりやすく衚珟す るなどの技胜や卒業埌にスポヌツを掚進及び発展する際に求められる亀流䌚や発衚 䌚などの䌁画や運営健康・安党の確保スポヌツを通した良奜な人間関係を圢成 する際などに求められる技胜を瀺しおいる。 ・スポヌツⅣの倚様な楜しさや喜びを深く味わうための技胜を身に付けるこず。 ・他者ず孊びあう堎面で基本的な技の芋本や改善のポむントを身䜓及び蚀語で他 者に衚珟できるこず。 ・危機回避の際の行動及び事故発生時の応急手圓ができるこず。 ・䜓力や技胜の皋床性別や目的障害の有無など様々な違いを超えおスポヌツ を楜しむために調敎し合意したマナヌを実践できるこず。 ・亀流䌚や発衚䌚などの目的に応じた䌁画や運営ができるこず。  なお 「スポヌツⅣの倚様な楜しさや喜びを深く味わうための技胜を身に付ける」際の ねらいは次のずおりである。 1創造型ダンス  創造型ダンスでは感じを蟌めお螊ったり仲間ず自由に螊ったり課題を解決したり するなどの倚様な楜しさや喜びを味わいそれぞれのダンス特有の衚珟や螊りを身に付 けお亀流や発衚をするこずができるようにする。  その際自己や仲間に適したテヌマやリズムを遞んで䜜品やたずたりのある動きを創 り螊り蟌んで仕䞊げたり衣装や小道具音楜や照明等の挔出を工倫したりしお発衚 するこずができるようにする。たた亀流䌚や発衚䌚を䌁画したり地域のむベントに 参加したりしお互いに教え合ったり䜜品を発衚しあったりするこずができるように するなど倚様な楜しさに觊れるこずができるよう掻動を工倫しお取り扱うようにする。  指導に際しおは身に付けた技胜に応じお䜜品を創䜜したり亀流したりするこずが できるよう科目「䜓育」の「ダンス」の䟋瀺などを手掛かりに系統的蚈画的に掻動 できるよう配慮する。
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 スポヌツⅣ ダンス 287 2䌝承型ダンス  䌝承型ダンスでは音楜に合わせお倚様なステップや動きず組み方で仲間ず察応しお 螊ったり課題を解決したりするなどの倚様な楜しさや喜びを味わいそれぞれのダン ス特有の衚珟や螊りを身に付けお亀流や発衚をするこずができるようにする。  その際自己や仲間に適した螊りを遞んで挑戊したり螊りに合わせた衣装を着けお 螊ったり亀流䌚や発衚䌚を䌁画しお皆で螊ったりするこずができるようにする。たた 䞀人䞀人の技胜に応じお党員で楜しむこずができるように螊りを工倫したり他者に 螊りを教えお皆で螊ったりするこずができるようにするなど倚様な楜しさに觊れるこ ずができるよう掻動を工倫しお取り扱うようにする。  指導に際しおは身に付けた技胜に応じお仲間ず察応しお螊ったり亀流したりするこ ずができるよう科目「䜓育」の「ダンス」の䟋瀺などを手掛かりに系統的蚈画的に掻 動できるよう配慮する。 む 思考力刀断力衚珟力等  生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎するこずができるよう  運動に぀ いおの思考力刀断力衚珟力等  運動実践に぀ながる態床に぀いおの思考力刀 断力衚珟力等  䜓力や健康・安党に぀いおの思考力刀断力衚珟力等  生 涯スポヌツの掚進及び発展に぀いおの思考力刀断力衚珟力等を瀺しおいる。 運動に぀いおの思考力刀断力衚珟力等 ・発芋した動きの改善点や効果的な改善策に぀いお掻動堎面で刀断し仲間に 䌝えるこず。 ・映像や蚘録など客芳的なデヌタから動きの改善点の劥圓性やより効果的な改 善策に぀いお分析したこずを根拠を瀺し䌝えるこず。 運動実践に぀ながる態床に぀いおの思考力刀断力衚珟力等 ・仲間ずの話合いの堎面で合意を圢成するための調敎の仕方を芋付け仲間に 䌝えるこず。 ・䜓力や技胜の皋床性別等の違いを超えお仲間ずずもにスポヌツⅣを楜しむ ための調敎の仕方を芋付けるこず。 䜓力や健康・安党に぀いおの思考力刀断力衚珟力等 ・スポヌツⅣを行う際の参加者に応じた効果的な䜓力の高め方を蚈画したり自 然環境䞋で危機回避及び緊急時の察応方法に぀いおのよりよい改善点を指摘し たりするこず。 生涯スポヌツの掚進及び発展に぀いおの思考力刀断力衚珟力等 ・倚様目的幎霢性別経隓障害の有無などな参加者ず共に運動するた めの調敎の仕方や亀流䌚や発衚䌚などの運営方法等を提案するこず。 ・運動やスポヌツを継続したり地域ぞ参画したりするための条件や支揎の圚り 方など瀟䌚的課題に察する改善策を提案するこず。 ・スポヌツの掚進及び発展に向けた芖点から自他の 「するみる支える知る」
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第章 各科目 288 などの倚様な将来の関わり方に぀いお自他の考えたこずを螏たえ理由を添 えお説明するこず。  指導に際しおは     のバランスに配慮しお配圓するこず。 り 孊びに向かう力人間性等  「スポヌツⅣ」 の孊びに向かう力人間性等ずは  生涯にわたっおスポヌツを実 践しおいく際の公正協力責任参画共生などに察する意欲を高めるこず  ス ポヌツの掚進及び発展に寄䞎する自己の姿勢や他者地域瀟䌚ずの関わり方などのス ポヌツの䟡倀を高めるこずに䞻䜓的に取り組むこずを瀺しおいる。  具䜓的には  に぀いおはダンスの孊習に䞻䜓的に取り組むずずもに互いの よさを認め共感し高め合おうずするこずグルヌプの圹割を積極的に匕き受け自己の 責任を果たそうずするこず䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を倧切にしようずす るこずグルヌプの緎習や発衚䌚では自分の意芋や仲間の意芋を調敎しお合意圢成 に貢献しようずするこずを瀺しおいる。    に぀いおは卒業埌においおスポヌツを通じた倚様な関わりを継続するこずが できるよう自他の状況及び幎霢や環境の倉化に応じた目的や掻動の仕方地域ぞの 参画や仲間づくりに意欲的に取り組むこずができるようにするこずを瀺しおいる。  なお孊びに向かう力人間性等を育む指導に際しおは科目「䜓育」の各領域に 瀺された内容を参考ずしおなぜ取り組むのかずいった意矩やどのように取り組む のかずいった方法及び各領域における具䜓的に取り組むべき事項に぀いお指導するこ ずが倧切である。  健康・安党を確保する態床に぀いおは生涯を通しおスポヌツを継続するずずもに スポヌツの掚進及び発展に寄䞎する䞊で極めお重芁な資質・胜力である。そのため 知識及び技胜で様々な環境䞋で実践する際の健康・安党の確保の仕方を思考力 刀断力衚珟力等の指導事項ずしお  䜓力や健康・安党に぀いおの思考力刀断力 衚珟力等を瀺しおいる。特にダンスでは螊りの皮類に応じた運動量の調敎の仕方 や危険を予芋しお回避行動をずる行い方などを理解させ健康・安党の確保ができる ようにする。  なお男女で組むフォヌクダンスや瀟亀ダンスにおいおはパヌトナヌに察するマ ナヌを倧切にし誰ずでも亀流しおダンスを楜しむこずができるようにする。 ・公正協力責任などのスポヌツの持続可胜性及び芏範を遵守する瀟䌚の創造に寄 䞎する孊習に意欲をも぀こず。 ・倚様性・共生などのスポヌツを通した共生瀟䌚の実珟に寄䞎する孊習に意欲をも぀ こず。 ・地域ぞの参画や仲間づくりなどのスポヌツを掚進及び発展するためのスポヌツの䟡 倀を高める孊習に意欲をも぀こず。
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 スポヌツⅣ ダンス 289  内容の取扱い 1   〔指導項目〕の 1 又は 2 のいずれかを遞択しお扱うこずができる。 2   〔指導項目〕の 1 に぀いおは創䜜ダンス珟代的なリズムのダンスの䞭から 2 に぀いおはフォヌクダンス瀟亀ダンスの䞭から適宜取り䞊げるものずし その他のダンスに぀いおも孊校や地域の実態に応じお扱うこずができる。  「スポヌツⅣ」に瀺す事項に぀いおは内容の 1 又は 2 のいずれかを生埒が胜力や 適性等に応じお䞀぀以䞊を遞択しお履修できるようにするこずずしおいる。  たた孊校や地域の実態に応じおその他のダンスに぀いおも履修させるこずができる ずしおいるが原則ずしおその他のダンスは瀺された各ダンスに加えお履修させるこ ずずし孊校や地域の特別の事情がある堎合には替えお履修させるこずもできるこずず する。  なおカリキュラム・マネゞメントの芖点を螏たえ孊幎の蚈画及び幎間指導蚈画の 䜜成に留意し科目 「䜓育」 で孊習する基瀎的な事項を確実に習埗させるこず 「スポヌツ 抂論」  「スポヌツⅥ」ずの関連を図るこずずもに孊習した成果を「スポヌツ総合挔習」 に生かすこずができるよう配慮するこずが倧切である。
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第章 各科目 290 第節 スポヌツ⅀野倖の運動  目 暙  「スポヌツ⅀」で取り䞊げる野倖の運動は䞻ずしお校倖孊習ずしお自然環境の䞭で行 われる䜓隓的掻動である。野倖の運動は日垞生掻の堎から離れた倧自然の䞭で環境に 配慮した組織的な集団掻動などを通しお自然の障害や困難に察しお盞互に協力しお察凊 しながら冒険的な掻動をしたり競技を行ったりする特性がある。  䜓育の芋方・考え方を働かせ課題を発芋し䞻䜓的合理的蚈画的な解決に向 けた孊習過皋を通しお心ず䜓を䞀䜓ずしお捉え健やかな心身の育成に資するずず もに生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資質・胜力を次のずおり育成 するこずを目指す。 1  自然ずの関わりの深い野倖の運動の掚進及び発展に向けた倚様な関わり方を理 解するずずもに技胜を身に付ける。 2  自然ずの関わりの深い野倖の運動における自他や瀟䌚の課題を発芋し思考し 刀断するずずもに他者に䌝える力を逊う。 3  自然ずの関わりの深い野倖の運動の孊習に䞻䜓的に取り組むずずもに公正 協力責任参画共生などに察する意欲を高め健康・安党を確保しお生涯 を通しおスポヌツを継続するずずもにスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する態床を 逊う。  「スポヌツ⅀」の目暙に瀺された各郚分を解説するず次のずおりである。  䜓育の芋方・考え方を働かせ課題を発芋し䞻䜓的合理的蚈画的な解決に向けた 孊習過皋を通しお心ず䜓を䞀䜓ずしお捉え健やかな心身の育成に資するずずもに生 涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資質・胜力を次のずおり育成するこずを目 指すずは本解説第郚第章第節「目暙の考え方」に蚘茉のずおりである。   1 は知識及び技胜の目暙を瀺したものである。  自然ずの関わりの深い野倖の運動の掚進及び発展に向けた倚様な関わり方を理解するず は野倖の運動の「するみる支える知る」などの倚様な関わり方を螏たえお野倖 の運動の掚進及び発展に向けた倚様な関わり方を理解するこずを瀺しおいる。  具䜓的には 「スポヌツ⅀」 で遞択した運動及びその運動を基盀ずした卒業埌の楜しみ方 目的や環境の倉化に察応しお個人や地域瀟䌚で仲間ずずもに継続的に孊び合う際に求め られる様々な事項を理解するこずである。  技胜を身に付けるずは野倖の運動の楜しさや喜びを深く味わうずずもに 「スポヌツ ⅀」の䞭から自己の胜力や適性等に応じお掻動を遞び技や技胜及び泳法を習埗するこず 他者ず孊び合う際の改善のポむントを身䜓で衚珟するこずなど野倖の運動の掚進及び発 展に向けた倚様な関わり方に関する技胜を身に付けるこずである。  次に 2 は思考力刀断力衚珟力等の目暙を瀺したものである。
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 スポヌツ⅀ 野倖の運 動 291  自然ずの関わりの深い野倖の運動における自他や瀟䌚の課題を発芋し思考し刀断する ずずもに他者に䌝える力を逊うずは 「するみる支える知る」 など自己や仲間が 倚様に「スポヌツ⅀」ず関わる䞊で文化的瀟䌚的経枈的偎面など倚角的な芖点での課 題を発芋し䞻䜓的に思考し刀断したこずを蚀葉や文章及び動䜜などで衚したり仲間 や教垫などに筋道を立おお論理的に䌝えたりする力を逊うこずである。  次に 3 は孊びに向かう力人間性等の育成に向けたスポヌツを掚進及び発展しお いくための態床の具䜓的な目暙を瀺したものである。  野倖の運動の孊習に䞻䜓的に取り組むずは科目のねらいを達成するための孊習に䞻䜓 的に取り組もうずする意思をも぀こずである。  公正協力責任参画共生などに察する意欲を高め健康・安党を確保しおずは 公正に取り組む互いに協力する自己の責任を果たす参画する䞀人䞀人の違いを倧 切にしようずするこずに意欲を高めたり自己や仲間の䜓力や技胜の皋床等に配慮したり 事故の危険性を未然に回避したりするなど健康・安党を確保するこずである。  生涯を通しおスポヌツを継続するずずもにスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する態床を逊 うずは 「スポヌツ⅀」 の孊習を基盀ずしお卒業埌においおも自己の目的や環境䜓力 等の倉化に応じお「するみる支える知る」などの倚様なスポヌツずの関わりを継続 するずずもにスポヌツの掚進及び発展に寄䞎するこずで明るく豊かで掻力ある生掻を 営むこずである。  そのため指導に際しおは倚様な関わり方ずしおの 「知識及び技胜」 これらを掻甚し お課題を解決するための 「思考力刀断力衚珟力等」 及び 「孊びに向かう力人間性等」 の内容をバランスよく育むこずが重芁である。  内 容 に瀺す資質・胜力を育成するため次の〔指導項目〕を指導する。  〔指導項目〕 1自然䜓隓型の野倖の運動ぞの倚様な関わり方 2競技型の野倖の運動ぞの倚様な関わり方  本科目の内容は 「 1 自然䜓隓型の野倖の運動ぞの倚様な関わり方」  「 2 競技型の野 倖の運動ぞの倚様な関わり方」で構成しおいる。たた 1 に぀いおはキャンプ登山 遠泳等の氎蟺掻動の䞭から 2 に぀いおはスキヌスケヌトの䞭から適宜取り䞊げる こずしおいる。  以䞋 「スポヌツ⅀」で育成を目指す資質・胜力を 「知識及び技胜」  「思考力刀断力 衚珟力等」  「孊びに向かう力人間性等」に敎理しお瀺す。
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第章 各科目 292 ア 知識及び技胜 ○ 知識  「スポヌツ⅀」に関連しお孊習する運動に関するねらいやその意矩運動を他 者ず孊び合う際の動きや改善のポむントの瀺し方仲間ず継続的に掻動したり亀 流䌚や宿泊䜓隓及び競技䌚や蚘録䌚などにおける参加者の募集運営方法初歩的 な指導法様々な環境䞋で実践する際の健康・安党の確保の仕方やマナヌなどの倚 様な関わり方を実践したりするための事項を理解するこずができるようにする。 ・スポヌツ⅀を倚様に実践するための事項を理解するこず。 ・スポヌツ⅀を通しおスポヌツを掚進及び発展するための事項を理解するこず。 ○ 技胜  「スポヌツ⅀」の倚様な楜しさや喜びを深く味わうための運動の技胜及び野倖の 運動に関連する各皮技胜仲間ず孊び合う際に他者に技胜のポむントを誇匵する などしおわかりやすく衚珟するなどの実践するための技胜や野倖の運動の孊習を もずに卒業埌にスポヌツを掚進及び発展する際に求められる䌁画や運営健康・安 党の確保スポヌツを通した良奜な人間関係を圢成する際などに求められる技胜を 瀺しおいる。 ・スポヌツ⅀の倚様な楜しさや喜びを深く味わうための技胜や野倖の運動に関する 各皮技胜を身に付けるこず。 ・他者ず孊びあう堎面で基本的な技の芋本や改善のポむントを身䜓及び蚀語で他 者に衚珟できるこず。 ・危機回避の際の行動及び事故発生時の応急手圓ができるこず。 ・䜓力や技胜の皋床性別や目的障害の有無など様々な違いを超えおスポヌツ を楜しむために調敎し合意したマナヌを実践できるこず。 ・亀流䌚や宿泊䜓隓及び競技䌚や蚘録䌚などの目的に応じた䌁画や運営ができるこ ず。  なお 「スポヌツ⅀の倚様な楜しさや喜びを深く味わうための技胜や野倖の運動に関す る各皮技胜を身に付ける」際のねらいは次のずおりである。 1自然䜓隓型の野倖の運動  自然䜓隓型の野倖の運動では自然に芪しむ掻動を通しお奜たしい人間関係や自然 を愛する心を育むこずや山岳や氎蟺などの非日垞的空間に調和し運動を楜しむずいっ た特性を螏たえ適切な事前の蚈画や甚具の準備掻動の遞択自然環境ぞの倉化ぞの 察応などができるようにする。  その際自然䜓隓型の野倖の運動の特性を螏たえキャンプでは実斜蚈画の䜜成 テントの蚭営や生掻の仕方野倖料理キャンプクラフトキャンプファむダヌ自然 芳察野倖レクリ゚ヌション実斜埌の反省ず評䟡などを取り扱うようにする。実斜蚈 画に際しおはキャンプ地の遞定プログラムの䜜成食料や装備の蚈画ず準備組織 の線成ず圹割分担健康チェック自然環境の倉化ぞの察応の仕方などを取り入れ実
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 スポヌツ⅀ 野倖の運 動 293 践するこずができるようにする。  登山では山の気象や地圢を把握するための内容登山甚具や装備などの内容胜力 に応じた山やコヌスの実斜蚈画や蚱可食糧や装備の蚈画ず準備組織の線成ず圹割分 担健康チェック自然環境の倉化ぞの察応の仕方などを取り入れ実践するこずがで きるようにする。  遠泳等の氎蟺掻動では遠泳では各皮泳法氎泳の堎所やコヌス蚭定の仕方長距 離の遊泳心肺蘇 そ 生法救急法などを取り入れ実践するこずができるようにする。な お氎蟺掻動は遠泳の他カヌヌボヌトスキュヌバダむビングサヌフィンり ィンドサヌフィンなどが挙げられるが競技型の野倖の運動の䞭に䜍眮付け取り扱うな どの工倫も考えられる。  指導に際しおは実斜する堎所の地理的条件や倩候及び斜蚭・蚭備等に関する基本的 な調査を含め孊習蚈画の段階で十分な安党に関する調査を行うようにする。たた倉 わりやすい自然条件の䞭で臚機応倉な行動がずれるよう校内での事前孊習等に配慮す る。  さらに組織的芏則的な集団掻動を䞀定期間行うこずから実習の事前掻動で集 団の亀流を図り奜たしい人間関係を高めたりグルヌプの課題解決力を高めたりするこ ずをねらいずした掻動を取り入れたり実習の事埌掻動では掻動埌の振り返りなどを 適宜取り入れるようにするなど自然䜓隓型の野倖の運動の特性を十分に生かせるよう 系統的蚈画的に掻動できるよう配慮する。 2競技型の野倖の運動  競技型の野倖の運動では冬季の雪䞊や氷䞊等の自然環境を生かし甚具を操䜜しお 技胜を発揮したり競争したりする特性を螏たえ目的に応じた甚具で滑走するこずが できるようにする。  その際雪䞊や氷䞊で行う各皮目の特性を螏たえ滑走滑降の動きなどの技胜の目 的に応じた甚具の操䜜に぀いお取り扱うようにする。  雪䞊で行う競争型の野倖の運動ではスキヌ堎などの蚭定されたコヌスでスキヌ スノヌボヌドなどの甚具で滑降タヌン停止などの技胜を甚いお斜面や雪の状態 に適応しお滑ったりタむムを競ったりするこずができるようにする。  たた自然環境を生かした平地や登り降りを滑走しタむムを競うクロスカントリヌス キヌなどを実情に応じお適宜取り䞊げるこずずする。  氷䞊で行う競争型の野倖の運動ではスケヌトリンクで䞀定の距離でタむムを競う スピヌドスケヌト及び様々な滑走技術を競うフィギュアスケヌトなどで基本姿勢スケ ヌティングステップ停止などの技胜を甚いおタむムや技胜を競うこずができるよ うにする。  その際競争型の野倖の運動を取り䞊げる際には生埒の経隓の皋床に応じお自然 に芪しむ掻動ずしおのスキヌスノヌボヌドスケヌトなどを安党に行うためのスピヌ ドを制埡した滑走停止タヌンなどの技術冬季の自然環境の倉化を螏たえた健康・ 安党の確保の仕方事故防止のマナヌなどに぀いお確実に習埗させ段階的な指導を充
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第章 各科目 294 実した䞊で取り扱うようにする。  指導に際しおは専門教育「䜓育」に限り瀺される内容であるこずから各孊校で指 導蚈画を十分怜蚎するこずが必芁である。  たた 「スポヌツ抂論」及び「スポヌツⅥ」ずの関連を図り掚進及び発展に向けた技 胜を高めるこずが倧切である。 む 思考力刀断力衚珟力等  生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎するこずができるよう  運動に぀ いおの思考力刀断力衚珟力等  運動実践に぀ながる態床に぀いおの思考力刀 断力衚珟力等  䜓力や健康・安党に぀いおの思考力刀断力衚珟力等  生 涯スポヌツの掚進及び発展に぀いおの思考力刀断力衚珟力等を瀺しおいる。 運動に぀いおの思考力刀断力衚珟力等 ・発芋した動きの改善点や効果的な改善策に぀いお掻動堎面で刀断し仲間に 䌝えるこず。 ・映像や蚘録など客芳的なデヌタから動きの改善点の劥圓性やより効果的な改 善策に぀いお分析したこずを根拠を瀺し䌝えるこず。 運動実践に぀ながる態床に぀いおの思考力刀断力衚珟力等 ・自然の䞭で掻動する堎面でよりよいマナヌや行為に぀いお自己の掻動を振 り返るこず。 ・仲間で分担した圹割に関する成果や改善すべきポむントに぀いお自己の掻動 を振り返るこず。 ・仲間ずの話合いの堎面で合意を圢成するための調敎の仕方を芋付け仲間に 䌝えるこず。 䜓力や健康・安党に぀いおの思考力刀断力衚珟力等 ・スポヌツ⅀を行う際の参加者に応じた効果的な䜓力の高め方を蚈画したり自 然環境䞋で危機回避及び緊急時の察応方法に぀いおのよりよい改善点を指摘し たりするこず。 生涯スポヌツの掚進及び発展に぀いおの思考力刀断力衚珟力等 ・倚様目的・幎霢・性別・経隓・障害の有無などな参加者ず共に運動するた めの調敎の仕方や亀流䌚や宿泊䜓隓競技䌚や蚘録䌚の運営方法等を提案する こず。 ・運動やスポヌツを継続したり地域ぞ参画したりするための条件や支揎の圚り 方など瀟䌚的課題に向けた改善策を提案するこず。 ・スポヌツの掚進及び発展に向けた芖点から自他の 「するみる支える知る」 などの倚様な将来の関わり方に぀いお自他の考えたこずを螏たえ理由を添 えお説明するこず。  指導に際しおは     のバランスに配慮しお配圓するこず。
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 スポヌツ⅀ 野倖の運 動 295 り 孊びに向かう力人間性等  「スポヌツ⅀」 の孊びに向かう力人間性等ずは  生涯にわたっおスポヌツを実 践しおいく際の公正協力責任参画共生などに察する意欲を高めるこず  ス ポヌツの掚進及び発展に寄䞎する自己の姿勢や他者地域瀟䌚ずの関わり方などのス ポヌツの䟡倀を高めるこずに䞻䜓的に取り組むこずを瀺しおいる。  具䜓的には  に぀いおは勝敗などを冷静に受け止めルヌルやマナヌを倧切 にするこず互いに助け合い高め合おうずするこず圹割を積極的に匕き受け自己の 責任を果たそうずするこず䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を倧切にしようずす るこず仲間ず話し合う堎面で合意圢成に貢献しようずするこずを瀺しおいる。    に぀いおは卒業埌においおスポヌツを通じた倚様な関わりを継続するこずが できるよう自他の状況及び幎霢や環境の倉化に応じた目的や掻動の仕方地域ぞの 参画や仲間づくりに意欲的に取り組むこずができるようにするこずを瀺しおいる。  なお孊びに向かう力人間性等を育む指導に際しおは科目「䜓育」の各領域に 瀺された内容を参考ずしおなぜ取り組むのかずいった意矩やどのように取り組む のかずいった方法及び各領域における具䜓的に取り組むべき事項に぀いお指導するこ ずが倧切である。  健康・安党を確保する態床に぀いおは生涯を通しおスポヌツを継続するずずもに スポヌツの掚進及び発展に寄䞎する䞊で極めお重芁な資質・胜力である。そのため 知識及び技胜で様々な環境䞋で実践する際の健康・安党の確保の仕方を思考力 刀断力衚珟力等の指導事項ずしお  䜓力や健康・安党に぀いおの思考力刀断力 衚珟力等を瀺しおいる。特に野倖の運動は孊校を離れ倩候の倉わりやすい自然 環境䞋で掻動が行われるこずから掻動によっお予想される事故の状況健康・安党 に圱響を及がす生物や怍物に぀いおの情報ず察策掻動地域特有の環境等を十分把握 し健康・安党の確保ができるようにする。 ・公正協力責任などのスポヌツの持続可胜性及び芏範を遵守する瀟䌚の創造に寄 䞎する孊習に意欲をも぀こず。 ・倚様性・共生などのスポヌツを通した共生瀟䌚の実珟に寄䞎する孊習に意欲をも぀ こず。 ・地域ぞの参画や仲間づくりなどのスポヌツを掚進及び発展するためのスポヌツの䟡 倀を高める孊習に意欲をも぀こず。
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第章 各科目 296  内容の取扱い 1   〔指導項目〕の 1 又は 2 のいずれかを遞択しお扱うこずができる。 2   〔指導項目〕の 1 に぀いおはキャンプ登山遠泳などの氎蟺掻動の䞭から 2 に぀いおはスキヌスケヌトの䞭から適宜取り䞊げるものずしその他の運 動に぀いおも機械等の動力を甚いない掻動を䞭心に孊校や地域の実態に応じお 扱うこずができる。 3  特定の期間に集䞭的に校倖で授業を行う堎合は安党察策に十分配慮するものず する。  「スポヌツ⅀」に瀺す事項に぀いおは内容の 1 又は 2 のいずれかを生埒が胜力や 適正等に応じお䞀぀以䞊を遞択しお履修できるようにするこずずしおいる。  たた孊校や地域の実態に応じおその他の運動に぀いおも䞻に自然環境に配慮し たサむクリングハむキング等の機械等の動力を甚いない掻動を䞭心に履修させるこずが できるずしおいるが原則ずしおその他の運動は瀺された各運動に加えお履修させる こずもできるこずずする。  さらに生埒の技胜や経隓の皋床に応じお競技型の野倖の運動を自然䜓隓型の野倖の 運動ずしおあるいは自然䜓隓型の野倖の運動を競技型の野倖の運動ずしお取り扱うこ ずもできる。  なお 「野倖の運動」 は校倖孊習を䞭心ずしお特定の期間に集䞭的に授業を行う堎合が 倚いず考えられるので事前の準備や事埌の反省評䟡等を含めお蚈画するこずが必芁で ある。  カリキュラム・マネゞメントの芖点を螏たえ幎間の蚈画及び幎間指導蚈画の䜜成に 留意し 「スポヌツ抂論」  「スポヌツⅥ」 ずの関連を図るずずもに孊習した成果を 「スポ ヌツ総合挔習」に生かすこずができるように指導に配慮するこずが倧切である。
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 スポヌツⅥ 䜓぀くり 運動 297 第節 スポヌツⅥ䜓぀くり運動  目 暙  「スポヌツⅥ」で取り䞊げる䜓぀くり運動は運動する心地よさや仲間ず関わっお運動 する楜しさを味わい健康を維持するための運動や様々なスポヌツを行う䞊で必芁ずなる 䜓力を高めるこずができるずいった特性がある。  䜓育の芋方・考え方を働かせ課題を発芋し䞻䜓的合理的蚈画的な解決に向 けた孊習過皋を通しお心ず䜓を䞀䜓ずしお捉え健やかな心身の育成に資するずず もに生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資質・胜力を次のずおり育成 するこずを目指す。 1  䜓぀くり運動の掚進及び発展に向けた倚様な関わり方を理解するずずもに技 胜を身に付ける。 2  䜓぀くり運動における自他や瀟䌚の課題を発芋し思考し刀断するずずもに 他者に䌝える力を逊う。 3  䜓぀くり運動の孊習に䞻䜓的に取り組むずずもに協力責任参画共生な どに察する意欲を高め健康・安党を確保しお生涯を通しおスポヌツを継続す るずずもにスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する態床を逊う。  「スポヌツⅥ」の目暙に瀺された各郚分を解説するず次のずおりである。  䜓育の芋方・考え方を働かせ課題を発芋し䞻䜓的合理的蚈画的な解決に向けた 孊習過皋を通しお心ず䜓を䞀䜓ずしお捉え健やかな心身の育成に資するずずもに生 涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資質・胜力を次のずおり育成するこずを目 指すずは本解説第郚第章第節「目暙の考え方」に蚘茉のずおりである。   1 は知識及び技胜の目暙を瀺したものである。  䜓぀くり運動の掚進及び発展に向けた倚様な関わり方を理解するずは䜓぀くり運動ぞ の「するみる支える知る」などの倚様な関わり方を螏たえお䜓぀くり運動の掚進 及び発展に向けた倚様な関わり方を理解するこずを瀺しおいる。  具䜓的には 「スポヌツⅥ」 で実践した運動及びその運動を基盀ずした卒業埌の楜しみ方 目的や環境の倉化に察応しお個人や地域瀟䌚で仲間ずずもに継続的に孊び合う際に求め られる様々な事項を理解するこずである。  技胜を身に付けるずは䜓぀くり運動の倚様な楜しさや喜びを深く味わうずずもに倚 様な志向及び䜓力等の違いの䞭で䜓぀くり運動を継続的に楜しむこずができる運動や地 域瀟䌚での掻動における参加の仕方や運営地域スポヌツの掚進に貢献するなど䜓぀く り運動の掚進及び発展に向けた倚様な関わり方に関する技胜を身に付けるこずである。  次に 2 は思考力刀断力衚珟力等の目暙を瀺したものである。  䜓぀くり運動における自他や瀟䌚の課題を発芋し思考し刀断するずずもに他者に䌝 える力を逊うずは 「するみる支える知る」など自己や仲間が倚様に「スポヌツ
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第章 各科目 298 Ⅵ」ず関わる䞊で文化的瀟䌚的経枈的偎面など倚角的な芖点での課題を発芋し䞻䜓 的に思考し刀断したこずを蚀葉や文章及び動䜜などで衚したり仲間や教垫などに筋道 を立おお論理的に䌝えたりする力を逊うこずである。  次に 3 は孊びに向かう力人間性等の育成に向けたスポヌツを掚進及び発展しお いくための態床の具䜓的な目暙を瀺したものである。  䜓぀くり運動の孊習に䞻䜓的に取り組むずは科目のねらいを達成するための孊習に䞻 䜓的に取り組もうずする意思をも぀こずである。  協力責任参画共生などに察する意欲を高め健康・安党を確保しおずは互いに 協力する自己の責任を果たす参画する䞀人䞀人の違いを倧切にしようずするこずに 意欲を高めたり自己や仲間の䜓力の皋床等に配慮したり事故の危険性を未然に回避した りするなど健康・安党を確保するこずである。  生涯を通しおスポヌツを継続するずずもにスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する態床を逊 うずは 「スポヌツⅥ」 の孊習を基盀ずしお卒業埌においおも自己の目的や環境䜓力 等の倉化に応じお「するみる支える知る」などのスポヌツずの倚様な関わりを継続 するずずもにスポヌツの掚進及び発展に寄䞎するこずで明るく豊かで掻力ある生掻を 営むこずである。  そのため指導に際しおは倚様な関わり方ずしおの 「知識及び技胜」 これらを掻甚し お課題を解決するための 「思考力刀断力衚珟力等」 及び 「孊びに向かう力人間性等」 の内容をバランスよく育むこずが重芁である。  内 容 に瀺す資質・胜力を育成するため次の〔指導項目〕を指導する。  〔指導項目〕 1䜓぀くり運動ぞの倚様な関わり方 2目的に応じた心身の気付きや亀流を深めるための運動の仕方 3ラむフステヌゞ及びラむフスタむルに応じた䜓操や運動の蚈画の立お方  本科目の内容は 「 1 䜓぀くり運動ぞの倚様な関わり方」  「 2 目的に応じた心身の気 付きや亀流を深めるための運動の仕方」  「 3 ラむフステヌゞ及びラむフスタむルに応じ た䜓操や運動の蚈画の立お方」で構成しおいる。  以䞋 「スポヌツⅥ」で育成を目指す資質・胜力を 「知識及び技胜」  「思考力刀断力 衚珟力等」  「孊びに向かう力人間性等」に敎理しお瀺す。 ア 知識及び技胜 ○ 知識  「スポヌツⅥ」に関連しお高たる䜓力やその高め方孊習する運動に関する行い
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 スポヌツⅥ 䜓぀くり 運動 299 方やその孊び方運動を他者ず孊び合う際の動きや改善のポむントの瀺し方仲間 ず継続的に掻動するための調敎の仕方地域瀟䌚での掻動における参加の仕方や運 営方法初歩的な指導法様々な環境䞋で実践する際の健康・安党の確保の仕方や マナヌなどの倚様な関わり方を実践するための事項を理解するこずができるように する。 ・スポヌツⅥを倚様に実践するための事項を理解するこず。 ・スポヌツⅥを通しおスポヌツを掚進及び発展するための事項を理解するこず。 ○ 技胜  「スポヌツⅥ」を倚様に実践するための運動の行い方及び仲間ず孊び合う際に 他者に運動の行い方のポむントを誇匵するなどしおわかりやすく衚珟するなどの技 胜や卒業埌にスポヌツを掚進及び発展する際に求められる地域瀟䌚での掻動などの 䌁画や運営健康・安党の確保スポヌツを通した良奜な人間関係の圢成する際な どに求められる技胜を瀺しおいる。  なお 「スポヌツⅥ」で孊習する運動は個々のねらいや䜓力等の状況に応じお 掻動を実斜したり運動を遞択したりするこずがねらいずなるずを螏たえお運動 の技胜を蚭定しおいないこずに留意する。 ・スポヌツⅥを倚様に実践するための運動の行い方を身に付けるこず。 ・仲間ず孊びあう堎面で動きの芋本や効果的な行い方のポむントを身䜓及び蚀語 で他者に衚珟できるこず。 ・危機回避の際の行動及び事故発生時の応急手圓ができるこず。 ・䜓力の皋床性別や目的障害の有無など様々な違いを超えおスポヌツを楜し むために調敎し合意したマナヌを実践できるこず。 ・地域瀟䌚での掻動などの目的に応じた䌁画や運営ができるこず。  なお 「スポヌツⅥを倚様に実践するための運動の行い方を身に付ける」際のねらいは 次のずおりである。 1䜓぀くり運動ぞの倚様な関わり方  䜓぀くり運動ぞの倚様な関わり方では䜓を動かす楜しさや心地よさを味わい自己 の䜓力や生掻に応じお継続的な運動の蚈画を立お実生掻に圹立おるこずができるよう にする。  その際気付き亀流䜓力の芖点を螏たえお自己のねらいに適した運動を遞び 実生掻に圹立おるようにするずずもに他者のねらいに応じた運動を組み合わせたり 共に運動したりするこずができるようにする。たた地域瀟䌚等での掻動で目的に応 じた運動を遞び提案したり共に運動したりするこずができるようにする。  指導に際しおは自己の䜓力や生掻に応じた継続的な運動の蚈画を立おるこずができ るよう科目「䜓育」の「䜓぀くり運動」の䟋瀺などを手掛かりに系統的蚈画的に掻動 できるよう配慮する。
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第章 各科目 300 2目的に応じた心身の気付きや亀流を深めるための運動の仕方  目的に応じた心身の気付きや亀流を深めるための運動の仕方では䜓぀くり運動のう ち䞻に䜓ほぐしの運動の孊習から自らの実践を深めたり他者ず実践したりするこ ずができるようにする。  その際のびのびずした動䜜で甚具などを甚いた運動リズムに乗っお心が匟むよう な運動緊匵したり緊匵を解いお脱力したりする運動いろいろな条件で歩いたり走っ たり飛び跳ねたりする運動仲間ず協力しお課題を達成するなど集団で挑戊するような 運動を甚いお気付いたり関わり合ったりするずずもに扱いやすい甚具や動きやすい リズムに倉えたりみんなができる運動にしたりするなどしお倚様な楜しさに觊れる こずができるよう掻動を工倫しお取り扱うようにする。  なお生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に関わるこずができる資質・胜力を育お る芖点からねらいに応じお手軜な運動を組み立お異幎霢に察する簡単な指導や普 通科の生埒等を察象ずした簡単な指導などに぀いおも取り扱うこずができる。  指導に際しおは心ず䜓は互いに圱響し倉化するこずや心身の状態に気付いたり仲 間ず関わったりするこずができるよう科目「䜓育」の「䜓぀くり運動」の行い方の䟋な どを手掛かりに系統的蚈画的に掻動できるよう配慮する。 3ラむフステヌゞ及びラむフスタむルに応じた䜓操や運動の蚈画の立お方  ラむフステヌゞ及びラむフスタむルに応じた䜓操や運動の蚈画の立お方では䜓぀く り運動のうち䞻に実生掻に生かす運動の蚈画の孊習から自らの実践を深めたり他 者ず実践したりするこずができるようにする。  その際ラむフステヌゞの各段階や生掻の仕方に応じたラむフスタむルがあるこずを 理解しそれぞれに応じた䜓操や運動の蚈画を立おるこずができるようにするずずもに 異なるラむフステヌゞやラむフスタむルに応じた䜓操や運動の蚈画を提案するこずがで きるようにする。  たた䜓育科などで日垞的にスポヌツを実践しおいる生埒にずっおは日垞的に䜓を 動かす機䌚の少ない生埒の䜓぀くり運動の成果や䜓力の維持や䜓力の䜎䞋を緩やかに するこずがねらいずなる時期の䜓぀くり運動の成果に぀いおむメヌゞをも぀こずが難 しい堎合も考えられる。そのため家族や仲間高霢者などを想定しお他者の䜓力や 生掻の状況等に応じた運動の蚈画を立おるこずを通しおラむフステヌゞやラむフスタ むルに応じた運動の蚈画の立お方を取り扱うこずに配慮するものずする。  指導に際しおはねらいに応じお健康の保持増進や調和のずれた䜓力の向䞊を図る こずができるよう科目「䜓育」の「䜓぀くり運動」の行い方の䟋などを手掛かりに系統 的蚈画的に掻動できるよう配慮する。 む 思考力刀断力衚珟力等  生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎するこずができるよう  運動に぀ いおの思考力刀断力衚珟力等  運動実践に぀ながる態床に぀いおの思考力刀 断力衚珟力等  䜓力や健康・安党に぀いおの思考力刀断力衚珟力等  生
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 スポヌツⅥ 䜓぀くり 運動 301 涯スポヌツの掚進及び発展に぀いおの思考力刀断力衚珟力等を瀺しおいる。 運動に぀いおの思考力刀断力衚珟力等 ・発芋した動きの改善点や効果的な改善策に぀いお掻動堎面で刀断し仲間に 䌝えるこず。 ・映像や蚘録など客芳的なデヌタから動きの改善点の劥圓性やより効果的な改 善策に぀いお分析したこずを根拠を瀺し䌝えるこず。 運動実践に぀ながる態床に぀いおの思考力刀断力衚珟力等 ・仲間ずの話合いの堎面で合意を圢成するための調敎の仕方を芋付け仲間に 䌝えるこず。 ・䜓力の皋床や性別等の違いを超えお仲間ずずもにスポヌツⅥを楜しむための 調敎の仕方を芋付けるこず。 䜓力や健康・安党に぀いおの思考力刀断力衚珟力等 ・スポヌツⅥを行う際には参加者に応じた効果的な䜓力の高め方を蚈画したり 自然環境䞋で危機回避及び緊急時の察応方法に぀いおのよりよい改善点を指摘 したりするこず。 生涯スポヌツの掚進及び発展に぀いおの思考力刀断力衚珟力等 ・倚様目的幎霢性別経隓障害の有無などな参加者ず共に運動するた めの調敎の仕方や運営方法等を提案するこず。 ・運動やスポヌツを継続したり地域ぞ参画したりするための条件や支揎の圚り 方など瀟䌚的課題に向けた改善策を提案するこず。 ・スポヌツの掚進及び発展に向けた芖点から自他の 「するみる支える知る」 などの倚様な将来の関わり方に぀いお自他の考えたこずを螏たえ理由を添 えお説明するこず。  指導に際しおは     のバランスに配慮しお配圓するこず。 り 孊びに向かう力人間性等  「スポヌツⅥ」 の孊びに向かう力人間性等ずは  生涯にわたっおスポヌツを実 践しおいく際の協力責任参画共生などに察する意欲を高めるこず  スポヌツ の掚進及び発展に寄䞎する自己の姿勢や他者地域瀟䌚ずの関わり方などのスポヌツ の䟡倀を高めるこずに䞻䜓的に取り組むこずを瀺しおいる。  具䜓的には  に぀いおはルヌルやマナヌを倧切にしようずするこず互いに 助け合い高め合おうずするこず圹割を積極的に匕き受け自己の責任を果たそうずす るこず䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を倧切にしようずするこず仲間ず話し 合う堎面で合意圢成に貢献しようずするこずを瀺しおいる。    に぀いおは卒業埌においおスポヌツを通じた倚様な関わりを継続するこずが できるよう自他の状況及び幎霢や環境の倉化に応じた目的や掻動の仕方地域ぞの 参画や仲間づくりに意欲的に取り組むこずができるようにするこずを瀺しおいる。  なお孊びに向かう力人間性等を育む指導に際しおは科目「䜓育」の各領域に
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第章 各科目 302 瀺された内容を参考ずしおなぜ取り組むのかずいった意矩やどのように取り組む のかずいった方法及び各領域における具䜓的に取り組むべき事項に぀いお指導するこ ずが倧切である。  健康・安党を確保する態床に぀いおは生涯を通しおスポヌツを継続するずずもに スポヌツの掚進及び発展に寄䞎する䞊で極めお重芁な資質・胜力である。そのため 知識及び技胜で様々な環境䞋で実践する際の健康・安党の確保の仕方を思考力 刀断力衚珟力等の指導事項ずしお  䜓力や健康・安党に぀いおの思考力刀断力 衚珟力等を瀺しおいる。特に䜓぀くり運動では自己や仲間の䜓力等の違いやそれ ぞれの生掻習慣などの違いを螏たえ䜜成された運動の蚈画であるこずを肯定的に受け 入れ無理な負荷を求めたり勝敗を競ったりしないこずが倧切であるこずを理解さ せ健康・安党の確保ができるようにする。 ・協力責任などのスポヌツの持続可胜性及び芏範を遵守する瀟䌚の創造に寄䞎する 孊習に意欲をも぀こず。 ・倚様性・共生などのスポヌツを通した共生瀟䌚の実珟に寄䞎する孊習に意欲をも぀ こず。 ・地域ぞの参画や仲間づくりなどのスポヌツを掚進及び発展するためのスポヌツの䟡 倀を高める孊習に意欲をも぀こず。  内容の取扱い  〔指導項目〕の 1 を入孊幎次で扱うものずし 〔指導項目〕の 2 及び 3 はその次 の幎次以降で扱うこずずする。  「スポヌツⅥ」に぀いおは内容の 1 を入孊幎次で扱うものずする。たた内容の 2 及び 3 に぀いおは継続的な運動の蚈画を立おるこずができるようにするずずもに生 涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に関わる資質・胜力を育成する芖点からいずれも取 り扱うこずができる。  なお䜓぀くり運動は各科目の䞻運動の前に実斜される準備運動や補匷運動ずしお扱 うのではなく䜓぀くり運動のねらいに適した取扱いに配慮するずずもに運動の原則や 䜓の構造等の知識を確実に習埗できるよう䞀定のたずたりの時間を確保するこずずする。  たたカリキュラム・マネゞメントの芖点を螏たえ孊幎の蚈画及び幎間指導蚈画の 䜜成に留意し科目 「䜓育」 で孊習する基瀎的な事項を確実に習埗させるこず 「スポヌツ 抂論」や各科目ずの関連を図るずずもに孊習した成果を「スポヌツ総合挔習」に生かす こずができるよう配慮するこずが倧切である。
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 スポヌツ総 合挔習 303 第節 スポヌツ総合挔習  目 暙  「スポヌツ総合挔習」はスポヌツに関する各科目の孊習成果を暪断的な芖点から探究 的に孊習し生埒が䜓育科の特質に応じた芋方・考え方を働かせながら知識を盞互に関 連付けおより深く理解したり情報を粟査しお考えを圢成したり問題を芋いだしお解決 策を考えたり思いや考えを基に創造したりするこずに向かう過皋を重芖した孊習の充実 を図るこずを通しお自らに適した生涯を通した豊かなスポヌツラむフの実珟に向けた芋 通しを立おるずずもにスポヌツず倚様に関わるこずのできる資質・胜力の育成を目指し たものである。  このこずは 「生きる力」 の育成に向けお䜓育の芋方・考え方を生かした䞻䜓的・察話 的で深い孊びの実珟を目指す今回の改蚂の䞭で専門孊科 「䜓育」 においおは 「スポヌツ 抂論」から「スポヌツⅥ」たでの科目の孊習を総合的に掻甚し自らが課題を蚭定し探究 するこずを通しお生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資質・胜力の育成を 図ろうずしたものである。  䜓育の芋方・考え方を働かせ課題を発芋し䞻䜓的合理的蚈画的な解決に向 けた孊習過皋を通しお心ず䜓を䞀䜓ずしお捉え健やかな心身の育成に資するずず もに生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資質・胜力を次のずおり育成 するこずを目指す。 1  スポヌツの倚様な意矩やスポヌツの掚進及び発展の仕方に぀いお理解するずず もにスポヌツの掚進及び発展に必芁な技胜を身に付ける。 2  スポヌツの掚進及び発展に必芁な自他や瀟䌚の課題を発芋し思考し刀断する ずずもに他者に䌝える力を逊う。 3  生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎するための課題研究に䞻䜓的に取 り組む態床を逊う。  「スポヌツ総合挔習」の目暙に瀺された各郚分を解説するず次のずおりである。  䜓育の芋方・考え方を働かせ課題を発芋し䞻䜓的合理的蚈画的な解決に向けた 孊習過皋を通しお心ず䜓を䞀䜓ずしお捉え健やかな心身の育成に資するずずもに生 涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資質・胜力を次のずおり育成するこずを目 指すずは本解説第郚第章第節「目暙の考え方」に蚘茉のずおりである。   1 は知識・技胜の目暙を瀺したものである。  スポヌツの倚様な意矩やスポヌツの掚進及び発展の仕方に぀いお理解するずは 「スポ ヌツ抂論」から「スポヌツⅥ」たでの各科目で孊習したスポヌツの「するみる支える 知る」などの倚様な関わり方を螏たえおスポヌツの掚進及び発展に向けた倚様な関わり 方を理解するこずを瀺しおいる。  スポヌツの掚進及び発展に必芁な技胜を身に付けるずはスポヌツの倚様な理論や実践
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第章 各科目 304 に関する課題研究スポヌツの倚様な指導や䌁画ず運営に関する課題研究スポヌツを通 した倚様な瀟䌚参画に関する課題研究などのスポヌツの掚進及び発展に関わる課題研究に 求められる技胜を瀺しおおりプレれンテヌションレポヌト論文などの様匏に埓い衚 珟する技胜やICT 掻甚及びリテラシヌに関わる探究的な孊習で求められる技胜も含めた ものである。  次に 2 は思考力刀断力衚珟力等の目暙を瀺したものである。  スポヌツの掚進及び発展に必芁な自他や瀟䌚の課題を発芋し思考し刀断するずずもに 他者に䌝える力を逊うずは 「スポヌツ抂論」 から 「スポヌツⅥ」 たでの各科目で孊習した 知識を掻甚し䜓育科の芋方・考え方を働かせるこずでスポヌツを掚進及び発展しおい く䞊での課題を発芋し文化的瀟䌚的経枈的偎面など倚角的な芖点から自他や瀟䌚 の課題の解決に向けお思考し刀断するずずもに䞻䜓的合理的蚈画的な解決に向けた 自らの考えを他者に筋道を立お論理的に䌝える力を逊うこずである。  次に 3 は孊びに向かう力人間性等の育成に向けたスポヌツを掚進及び発展しお いくための態床の具䜓的な目暙を瀺したものである。  生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎するための課題研究に䞻䜓的に取り組む態 床を逊うずはスポヌツに関する様々な課題研究に自ら進んで取り組むこずを瀺しおいる。  内 容 に瀺す資質・胜力を育成するため次の〔指導項目〕を指導する。  〔指導項目〕 1スポヌツの倚様な理論や実践に関する課題研究 2スポヌツの倚様な指導や䌁画ず運営に関する課題研究 3スポヌツを通した倚様な瀟䌚参画に関する課題研究  「スポヌツ総合挔習」は生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資質・胜力 を育おるこずずした科目の目暙を達成するために必芁な内容を考慮し 「 1 スポヌツの倚 様な理論や実践に関する課題研究」  「 2スポヌツの倚様な指導や䌁画ず運営に関する課 題研究」  「 3スポヌツを通した倚様な瀟䌚参画に関する課題研究」で構成しおいる。  以䞋 「スポヌツ総合挔習」 で育成を目指す資質・胜力を 「知識及び技胜」  「思考力刀 断力衚珟力等」  「孊びに向かう力人間性等」に敎理しお瀺す。 ア 知識及び技胜  「スポヌツ総合挔習」 の知識及び技胜に぀いおは 「スポヌツ抂論」 から 「スポヌツ Ⅵ」たでの科目の孊習を総合的に掻甚し自らが課題を蚭定し探究するこずを目的ず しおいるためそれらの科目で習埗した知識及び技胜を前提ずしおいる。  たた技胜に぀いおは探究的な孊習で求められる技胜も含めたものである。
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 スポヌツ総 合挔習 305 む 思考力刀断力衚珟力等  スポヌツを掚進及び発展しおいく䞊での課題を発芋し文化的瀟䌚的経枈的偎 面など倚角的な芖点から自他や瀟䌚の課題の解決に向けお思考し刀断するずずもに 䞻䜓的合理的蚈画的な解決に向けた自らの考えを他者に筋道を立お論理的に䌝 えるこず。 り 孊びに向かう力人間性等  スポヌツに関する課題研究に䞻䜓的に取り組むこず。 1スポヌツの倚様な理論や実践に関する課題研究  スポヌツの倚様な理論や実践に関する課題研究では 「スポヌツ抂論」 で孊習したスポ ヌツの文化的特性や珟代におけるスポヌツの発展スポヌツの効果的な孊習の仕方及び 豊かなスポヌツラむフの蚭蚈の仕方ず各科目に関連する専門的な知識などから䞻に 「する」 「みる」 ずいった芖点で自らの関心に応じおテヌマを遞び文献研究調査実 隓を通した仮説怜蚌調査研究等の課題研究を行うものずする。   テヌマず課題研究の方法の䟋 ・関心のあるスポヌツの倚様な発展や普及の歎史及び珟状さらには文化的特性などを 過去の文献から敎理し自らの考えをたずめる。 ・関心のあるスポヌツの合理的な動䜜の仕方や緎習法に぀いお倧孊や研究機関等に おける研究方法や成果の収集仮説を立おた動䜜分析などの実隓等を通しおグラ フなどの図衚から傟向や適切な動䜜の仕方などを怜蚌する。 ・関心のあるスポヌツの過去の事故事䟋やスポヌツ傷害の事䟋等からその因果関係 に着目し健康・安党を確保するためのマニュアルや手順等を䜜成しその運甚を 通しお具䜓的効果の結果をたずめる。 ・スポヌツ関連䌁業等ぞの蚪問調査を行いその掻動方針や珟圚の課題等に぀いお聞 き取りそれらの実際をたずめる。 ・スポヌツの局面に着目しお戊況の倉化を導きだしたプレむや察戊盞手の戊術の特 城などに぀いお蚘録デヌタやビデオ等の映像から分析する。 2スポヌツの倚様な指導や䌁画ず運営に関する課題研究  スポヌツの倚様な指導や䌁画ず運営に関する課題研究では 「スポヌツ抂論」 で孊習し たスポヌツの倚様な指導法ず健康・安党スポヌツの䌁画ず運営ず各科目で孊習した 指導法などから䞻に 「地域やグルヌプにおけるスポヌツの普及や運営を行う者ずし おスポヌツを支える」ずいった芖点で自らの関心に応じおテヌマを遞び文献研究調 査実習などを通した課題研究を行うものずする。   テヌマず課題研究の方法の䟋 ・スポヌツクラブ公共斜蚭におけるスポヌツ教宀プログラム及び倧孊の運動郚掻動 等の掻動を䜓隓し倚様な目的に応じたスポヌツの指導法の特城や効果などに぀い お分析しその成果を報告する。
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第章 各科目 306 ・家族地域の児童生埒及び高霢者などに察しお䜓力の向䞊や健康の維持を目的ず した適切な運動の蚈画を立おるために聞き取り調査などを行い継続しやすい運 動プログラムなどを䜜成する。 ・スポヌツ倧䌚やスポヌツむベントの䌁画・運営の仕方に぀いお孊習したこずに加え 意識調査や実態調査を通しお察象に応じお䜜成した運営マニュアルを怜蚌したり 校内球技倧䌚などの䌁画・運営の実習等の成果を分析したりしおその成果をたず める。 ・関心のあるスポヌツの公匏ルヌルや審刀法に぀いおの講習䌚等に参加し䜓隓から 感じ取ったこずをたずめる。 3スポヌツを通した倚様な瀟䌚参画に関する課題研究  スポヌツを通した倚様な瀟䌚参画に関する課題研究では 「スポヌツ抂論」 で孊習した 豊かなスポヌツラむフの蚭蚈や 「スポヌツⅠ」から「スポヌツⅥ」の内容などから䞻 に 「愛奜者ずしおの立堎からスポヌツを支える」 ずいった芖点で自らの関心に応じおテ ヌマを遞び文献研究調査実習などを通した課題研究を行うものずする。  テヌマず課題研究の方法の䟋 ・高霢者や支揎を芁する人などを察象ずした倚様なスポヌツの掚進のための実態調査 やボランティア実習を通しお党おの人々が参画できるスポヌツの圚り方や仕組み に぀いお提案する。 ・地域のスポヌツむベントぞのスタッフ参加䜓隓などを通しお地域䜏民の芖点でス ポヌツむベントぞの参画の圚り方をたずめる。 ・野倖の運動やスポヌツ倧䌚などの際に䜏民や環境に配慮したプログラムの立お方 や持続可胜な瀟䌚の実珟に寄䞎するスポヌツの取組に向けお参加者に察しお具䜓 的な提案を行い責任あるスポヌツの掚進のための行動指針等の䜜成を行う。  内容の取扱い 1   〔指導項目〕の 1 から 3 たでの䞭から䞀぀以䞊を遞択しお扱うこずができる。 2  指導に圓たっおは 「スポヌツ抂論」 ずの関連を図るずずもに䜓育科に属する他 の科目の孊習成果を生かし関係団䜓等ずの協力連携の機䌚を通しお知識及び 技胜思考力刀断力衚珟力等孊びに向かう力人間性等のバランスのよい育 成に配慮するものずする。  「スポヌツ総合挔習」に぀いおは内容の 1 から 3 たでの䞭から䞀぀以䞊を遞択しお 扱うこずしおいるが生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資質・胜力の育成 を目指すこずから卒業たでの芋通しを立おおできるだけ党おの内容を扱うようにする などの配慮をするこずが倧切である。  指導に際しおは倧孊や専門孊校等における教育瀟䌚的・職業的自立生涯にわたる 孊習に向けお高等孊校卒業以降の教育や職業等における倚様なスポヌツラむフの実珟
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 スポヌツ総 合挔習 307 ぞの円滑な接続が図られるよう 「スポヌツ抂論」ずの関連を図り 「スポヌツ抂論」で孊 習した内容に関連させおテヌマを蚭定できるように配慮する。  たた孊習に぀いおはカリキュラム・マネゞメントの芖点から 「スポヌツⅠ」から 「スポヌツⅥ」たでの孊習成果が生かされるよう幎間指導蚈画を立案するこずが倧切であ る。  その際 「スポヌツ総合挔習」 に぀いおは 「スポヌツ抂論」 及び 「スポヌツⅠ」 から 「ス ポヌツⅥ」の各科目における習埗や掻甚の埀還を基に自らの興味や関心に応じお課題を 蚭定するずいった探究的な孊習の機䌚ずなるが関係団䜓等ずの協力や連携の機䌚を通し お課題研究に実感をもたせるようにするずずもに生埒や地域等ぞ成果を発衚したり 報告したりする課題研究発衚䌚などの機䌚を蚭けるなどしお 「スポヌツ総合挔習」 におい おも 「知識及び技胜」  「思考力刀断力衚珟力等」  「孊びに向かう力人間性等」 のバ ランスの良い育成に配慮するものずしおいる。  たた 「各科目にわたる指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い」 で瀺した 「必芁に応じおコン ピュヌタや情報通信ネットワヌクなどを適切に掻甚し孊習の効果を高めるようにするこ ず」  「孊倖の認定資栌等の取埗ず関連付けるなどより専門的か぀実践的な知識及び技術 の習埗が図られるようにするこず」に぀いおも孊校や地域の実態に応じお配慮するよう にする。
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第章   各科目にわたる 指導蚈画の䜜成 ず内容の取扱い 308 第章 各科目にわたる指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い 第節 指導蚈画䜜成䞊の配慮事項  䜓育科の目暙を達成するためには意図的蚈画的な孊習指導を展開する必芁がある。 このためには孊校や地域の実態生埒の特性等を十分に考慮し卒業たでの芋通しを立 お内容の決定各内容に圓おる授業時数単元の構成及び配列等を的確に定めた指導蚈 画を䜜成するこずが倧切である。  指導蚈画の䜜成に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 1 単元など内容や時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向 けお生埒の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟を図るようにするこず。その際䜓 育の芋方・考え方を働かせ課題を発芋し䞻䜓的合理的蚈画的な解決に向け た孊習過皋を通しお心ず䜓を䞀䜓ずしお捉え健やかな心身の育成に資するずず もに生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎するこずができるよう留意する こず。  これは䜓育科の指導蚈画の䜜成に圓たり生埒の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟を 目指した授業改善を進めるこずずし䜓育科の特質に応じお効果的な孊習が展開できる ように配慮すべき内容を瀺したものである。  䜓育科の指導に圓たっおは 1 「知識及び技胜」  2 「思考力刀断力衚珟力等」  3 「孊びに向かう力人間性等」を偏りなく指導するこずができるよう単元など内容や時 間のたずたりを芋通しながら䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を行う こずが重芁である。  指導に際しおは本解説第郚第章第節 1 も螏たえ適切に指導するものずす る。 2 䜓育に関する孊科においおは 「スポヌツ抂論」  「スポヌツ⅀」  「スポヌツⅥ」 及 び「スポヌツ総合挔習」に぀いおは原則ずしお党おの生埒に履修させるこず。 3 䜓育に関する孊科においおは 「スポヌツⅠ」  「スポヌツⅡ」  「スポヌツⅢ」 及び 「スポヌツⅣ」に぀いおはこれらの䞭から生埒の興味や適性等に応じお科目以 䞊を遞択しお履修できるようにするこず。  これは指導蚈画を䜜成するに圓たっお各科目の取扱いに぀いお配慮すべき事項を瀺 したものである。  「スポヌツ抂論」  「スポヌツ⅀」  「スポヌツⅥ」及び「スポヌツ総合挔習」の各科目は 各幎次においお原則ずしお党おの生埒に履修させるこず。たた 「スポヌツⅠ」  「スポヌ ツⅡ」  「スポヌツⅢ」及び「スポヌツⅣ」の各科目は各幎次においおこれらのうちか
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 指導蚈画䜜 成䞊の配慮 事項 309 ら生埒が自己の興味や適性等に応じお科目以䞊を遞択しお履修できるようにするこずず しおいる。  これは各科目のスポヌツの倚様な意矩やスポヌツの掚進及び発展の仕方に぀いおの知 識健康の保持増進や䜓力の向䞊及び自然ずの関わりの深い野倖の運動探究的掻動や実 践的教育の充実を重芖するずずもに生涯を通しおスポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資 質・胜力を育むために生埒の興味や適性等に応じお自ら遞択した科目に぀いお䞀定の 時間を確保するこずに配慮したこずによるものである。  なお 「スポヌツⅠ」から「スポヌツⅣ」の遞択に際しおは 「するみる支える知 る」などの倚様な関わり方スポヌツの掚進及び発展に寄䞎する資質・胜力の育成を重芖 する芳点から専門的に実践しおいる科目にずどたらずその他の科目等に぀いおも履修 するこずができるように配慮するこずが倧切である。 4 障害のある生埒などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに応じた指 導内容や指導方法の工倫を蚈画的組織的に行うこず。  䜓育科の孊習においおも障害者の暩利に関する条玄に掲げられたむンクルヌシブ教育 システムの構築を目指し生埒の自立ず瀟䌚参加を䞀局掚進しおいくためには生埒の十 分な孊びを確保し䞀人䞀人の生埒の障害の状態や発達の段階に応じた指導や支揎を䞀局 充実させおいく必芁がある。  たた障害のある生埒においおもスポヌツの掚進及び発展に寄䞎するために䜓育科を 目指すこずが考えられる。その堎合においおも生埒の障害の皮類ず皋床を家庭専門医 等ず連絡を密にしながら的確に把握し生埒の健康・安党の確保に十分留意するずずもに 個別の課題蚭定をするなどしお孊習䞊又は生掻䞊の困難を改善・克服するための孊習に配 慮したり教材緎習やゲヌム及び詊合や発衚の仕方等を怜蚎し障害の有無にかかわら ず参加可胜な孊習の機䌚を蚭けたりするなどの生埒の実態に応じたきめ现やかな指導に 配慮するこずが倧切である。  特に䜓育科においおは実技を䌎うこずから党おの生埒に察する健康・安党の確保 に现心の配慮が必芁である。そのため生埒の障害による困難さに応じお耇数教員によ る指導や個別指導を行うなどの配慮をするこずが倧切である。たた個々の生埒の困難さ に応じた指導内容や指導方法に぀いおは孊校や地域の実態に応じお適切に蚭定するこず が倧切である。  その際䜓育科の目暙や内容を螏たえ指導内容の倉曎や掻動の代替を安易に行うこず がないよう留意するずずもに生埒の孊習負担や心理面にも配慮する必芁がある。  指導に際しおは本解説第郚第章第節に瀺した障害のある生埒などぞの指導の 内容等も螏たえ適切に指導するものずする。
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第章   各科目にわたる 指導蚈画の䜜成 ず内容の取扱い 310 第節 内容の取扱いに圓たっおの配慮事項  内容の取扱いに圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 1 各科目の指導に圓たっおは公正協力責任参画共生に察する意欲及び思 考力刀断力衚珟力等を育成するずずもに生埒の健康・安党を確保し事故防 止を図るこず。  これは各科目の内容の取扱いに圓たっお配慮すべき事項を瀺したものである。  各科目の指導に圓たっおは各科目の目暙においお 1 知識及び技胜 2 思考力刀 断力衚珟力等 3 孊びに向かう力人間性等が瀺されおおり内容に぀いおは資質・ 胜力の䞉぀の柱に沿っお解説においお明確に瀺しおいるこずからそれらを参考に各 科目の目暙が達成されるよう指導の充実を図るこずが倧切であるこずを瀺したものであ る。  具䜓的には 「するみる支える知る」 などのスポヌツの倚様な関わり方スポヌツ の掚進及び発展等を螏たえ基瀎的な知識及び技胜これらを掻甚する思考力刀断力 衚珟力等䞻䜓的に孊習に取り組もうずする意欲及び公正協力責任参画共生に察 する意欲をバランスよく育むこずが倧切であるこずを瀺したものである。たた䜓育の孊 習指導では事故防止に向けお现心の泚意を払うずずもに生埒自らに察しおも健康・安 党を確保する胜力の育成が求められるこずを瀺したものである。 2 「スポヌツⅠ」  「スポヌツⅡ」  「スポヌツⅢ」及び「スポヌツⅣ」の指導に圓た っおは 「スポヌツⅥ」の孊習成果の掻甚を図るこず。  「スポヌツⅥ」 䜓぀くり運動 は生涯にわたっお豊かなスポヌツラむフを継続する䞊 で欠かすこずのできない内容である。たた 「スポヌツⅥ」 で孊習したこずを他の科目及 び実生掻や実瀟䌚で掻甚するこずによっお䞀局の䜓力の向䞊や健康の保持増進が期埅さ れる。  そのため 「スポヌツⅥ」 の孊習成果を各科目の準備運動補匷運動敎理運動䞻運動 などや倚様な参加者ず共に運動やスポヌツを行ったり地域でのむベント等に参画した りする際に適宜掻甚するこずが倧切であるこずを瀺したものである。 3 䜓力の枬定に぀いおは蚈画的に実斜し各科目の指導及び䜓力の向䞊に掻甚す るようにするこず。  䜓力の枬定に぀いおは蚈画的に実斜し各科目の指導及び䜓力の向䞊に掻甚するこず ができるよう幎間の指導蚈画を䜜成する段階で具䜓化する必芁があるこずを瀺したもの である。
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 内容の取扱い に圓たっおの 配慮事項 311 4 集合敎頓列の増枛方向倉換などの行動の仕方に぀いおは各科目の特性ず の関連においお適切に行うこず。  スポヌツを適切に行うためには集団が䞀定の行動の仕方に埓っお安党にしかも胜 率的に行動するこずが重芁であり集団行動の指導に圓たっおは集合敎頓列の増枛 方向倉換などの行動の仕方が各科目の指導においお適切に実践できるようにするこずが 必芁である。  なお集団行動の指導の効果を䞊げるためには䜓育科だけでなく孊校の教育掻動党 䜓においお指導するよう配慮する必芁がある。 5 各科目の指導に圓たっおはその特質を螏たえ必芁に応じおコンピュヌタや 情報通信ネットワヌクなどを適切に掻甚し孊習の効果を高めるようにするこず。  将来の予枬が難しい瀟䌚においおは情報や情報技術を受け身で捉えるのではなく手 段ずしお掻甚しおいく力が求められる。未来を拓 ひら いおいく子䟛たちには情報を䞻䜓的に 捉えながら䜕が重芁かを䞻䜓的に考え芋いだした情報を掻甚しながら他者ず協働し 新たな䟡倀の創造に挑んでいくこずがたすたす重芁になっおくる。  たた情報化が急速に進展し身の回りのものに情報技術が掻甚されおいたり日々の 情報収集や身近な人ずの情報のやりずり生掻䞊必芁な手続など日垞生掻における営み を情報技術を通しお行ったりするこずが圓たり前の䞖の䞭ずなっおきおいる。情報技術 は今埌私たちの生掻にたすたす身近なものずなっおいくず考えられ情報技術を手段ず しお掻甚しおいくこずができるようにしおいくこずも重芁である。  専門教育の䜓育科においおも各科目の特質を螏たえ必芁に応じおICT 等の情報及び 情報技術を適切に掻甚し孊習の効果を高めるよう配慮するこずずした。  具䜓的には䟋えば 「スポヌツ総合挔習」 の孊習における情報の収集䜓力に関するデ ヌタの凊理・分析技胜に関する分析などが考えられる。  なおスポヌツの実践では補助的手段ずしお掻甚するようにし掻動そのものの䜎䞋 を招かないよう留意するこずが倧切である。 6 孊倖の認定資栌等の取埗ず関連付けるなどより専門的か぀実践的な知識及び技 術の習埗が図られるようにするこず。  各科目の指導に圓たっおは埓前どおり地域瀟䌚ずの連携を図り孊倖の認定資栌等 の取埗ず関連付けるなどより専門的か぀実践的な知識及び技術の習埗が図られるように するこずが倧切である。  なお孊倖の認定資栌等の取埗に぀いおは高等教育段階にある専門教育ずしおの単䜍 認定の劥圓性に぀いお各孊校で基準等を蚭ける必芁がある。たた効果的な孊習成果が埗 られるよう関係団䜓や倧孊などずの連携を図るずずもに孊内での事前指導や事埌指導の
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第章   各科目にわたる 指導蚈画の䜜成 ず内容の取扱い 312 充実に取り組むこずが倧切である。たた地域等における䜓隓的掻動に぀いおは生埒の 健康・安党ぞの配慮及び生埒の過倱等ぞの察応が求められるずずもに生埒の負担が過重 ずならないよう十分配慮するこずずする。
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 内容の取扱い に圓たっおの 配慮事項 313
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第章   各科目にわたる 指導蚈画の䜜成 ず内容の取扱い 運動領域䜓育分野科目䜓育の「知識及び技胜」系統衚その 領域 小孊校 第孊幎及び第孊幎 äž­å­Šæ ¡ 第孊幎及び第孊幎 䜓぀くり運動系 ○運動の楜しさや喜びを味わう ○行い方を理解する ○䜓を動かす心地よさを味わう ○䜓の動きを高めたりする  ※䜓ほぐしの運動   ・心ず䜓ずの関係に気付く   ・仲間ず関わり合う  ※䜓の動きを高める運動   ・ ねらいに応じお䜓の柔らかさ巧 みな動き力匷い動き動きを持続 する胜力を高めるための運動をする ○ 䜓を動かす楜しさや心地よさを味わう ○ 䜓぀くり運動の意矩ず行い方䜓の動きを高める方法などを 理解する ○ 目的に適した運動を身に付け組み合わせる  ※䜓ほぐしの運動   ・心ず䜓ずの関係や心身の状態に気付く   ・仲間ず積極的に関わり合う  ※䜓の動きを高める運動   ・ ねらいに応じお䜓の柔らかさ巧みな動き力匷い動 き動きを持続する胜力を高めるための運動を行う   ・それらを組み合わせる 噚械運動系 ○ 運動の楜しさや喜びを味わう ○行い方を理解する ○技を身に付ける  ※マット運動   ・ 回転系や巧技系の基本的な技を安定 しお行う   ・発展技を行う   ・ それらを繰り返したり組み合わせた りする  ※鉄棒運動   ・ 支持系の基本的な技を安定しお行う   ・発展技を行う   ・ それらを繰り返したり組み合わせた りする  ※跳び箱運動   ・ 切り返し系や回転系の基本的な技を 安定しお行う   ・発展技を行う ○ 技ができる楜しさや喜びを味わう ○ 噚械運動の特性や成り立ち技の名称や行い方その運動に 関連しお高たる䜓力などを理解する ○技をよりよく行う  ※マット運動   ・回転系や巧技系の基本的な技を滑らかに行う   ・条件を倉えた技や発展技を行う   ・それらを組み合わせる  ※鉄棒運動   ・ 支持系や懞垂系の基本的な技を滑らかに行う   ・ 条件を倉えた技や発展技を行う   ・それらを組み合わせる  ※平均台運動   ・ 䜓操系やバランス系の基本的な技を滑らかに行う   ・条件を倉えた技や発展技を行う   ・それらを組み合わせる  ※跳び箱運動   ・ 切り返し系や回転系の基本的な技を滑らかに行う   ・条件を倉えた技や発展技を行う 陞䞊運動系 ○運動の楜しさや喜びを味わう ○行い方を理解する ○技胜を身に付ける  ※短距離走・リレヌ   ・䞀定の距離を党力で走る   ・ 滑らかなバトンの受枡しをする  ※ハヌドル走   ・ ハヌドルをリズミカルに走り越える  ※走り幅跳び   ・ リズミカルな助走から螏み切っお跳 ぶ  ※走り高跳び   ・ リズミカルな助走から螏み切っお跳 ぶ ○蚘録の向䞊や競争の楜しさや喜びを味わう ○ 陞䞊競技の特性や成り立ち技術の名称や行い方その運動 に関連しお高たる䜓力などを理解する ○基本的な動きや効率のよい動きを身に付ける  ※短距離走・リレヌ   ・滑らかな動きで速く走る   ・バトンの受枡しでタむミングを合わせる  ※長距離走   ・ペヌスを守っお走る  ※ハヌドル走   ・ リズミカルな走りから滑らかにハヌドルを越す  ※走り幅跳び   ・ スピヌドに乗った助走から玠早く螏み切っお跳ぶ  ※走り高跳び   ・ リズミカルな助走から力匷く螏み切っお倧きな動䜜で跳 ぶ 314
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 内容の取扱い に圓たっおの 配慮事項 315  䜓぀くり運動は「知識及び運動」 䜓育理論は「知識」  䞭孊校第孊幎 高等孊校入孊幎次 高等孊校その次の幎次以降 領域 ○䜓を動かす楜しさや心地よさを味わう ○ 運動を継続する意矩䜓の構造運動の原 則などを理解する ○目的に適した運動の蚈画を立お取り組む  ※䜓ほぐしの運動   ・ 心ず䜓は互いに圱響し倉化するこずや 心身の状態に気付く   ・仲間ず自䞻的に関わり合う  ※実生掻に生かす運動の蚈画   ・ ねらいに応じお健康の保持増進や調 和のずれた䜓力の向䞊を図るための運 動の蚈画を立お取り組む ○䜓を動かす楜しさや心地よさを味わう ○ 䜓぀くり運動の行い方䜓力の構成芁玠実生掻ぞの取り入れ 方などを理解する ○ 自己の䜓力や生掻に応じた継続的な運動の蚈画を立お実生掻 に圹立おる  ※䜓ほぐしの運動   ・ 心ず䜓は互いに圱響し倉化するこずや心身の状態に気付く   ・仲間ず䞻䜓的に関わり合う  ※実生掻に生かす運動の蚈画   ・ 自己のねらいに応じお健康の保持増進や調和のずれた䜓 力の向䞊を図るための継続的な運動の蚈画を立お取り組む 䜓぀くり運動 ○ 技ができる楜しさや喜びを味わう ○ 技の名称や行い方運動芳察の方法䜓力 の高め方などを理解する ○ 自己に適した技で挔技する  ※マット運動   ・ 回転系や巧技系の基本的な技を滑らか に安定しお行う   ・条件を倉えた技や発展技を行う   ・それらを構成し挔技する  ※鉄棒運動   ・ 支持系や懞垂系の基本的な技を滑らか に安定しお行う   ・条件を倉えた技や発展技を行う   ・それらを構成し挔技する  ※平均台運動   ・ 䜓操系やバランス系の基本的な技を滑 らかに安定しお行う   ・条件を倉えた技や発展技を行う   ・それらを構成し挔技する  ※跳び箱運動   ・ 切り返し系や回転系の基本的な技を滑 らかに安定しお行う   ・条件を倉えた技や発展技を行う ○ 技がよりよくできたり自己や仲間の課題を解決したりするなど の倚様な楜しさや喜びを味わう ○ 技の名称や行い方䜓力の高め方課題解決の方法発衚の仕 方などを理解する ○自己に適した技で挔技する  ※マット運動   ・ 回転系や巧技系の基本的な技を滑らかに安定しお行うこ   ・条件を倉えた技や発展技を行う   ・それらを構成し挔技する  ※鉄棒運動   ・ 支持系や懞垂系の基本的な技を滑らかに安定しお行う   ・条件を倉えた技や発展技を行うこず   ・それらを構成し挔技する  ※平均台運動   ・ 䜓操系やバランス系の基本的な技を滑らかに安定しお行う   ・条件を倉えた技や発展技を行う   ・それらを構成し挔技する  ※跳び箱運動   ・ 切り返し系や回転系の基本的な技を滑らかに安定しお行う   ・条件を倉えた技や発展技を行う 噚械運動 ○ 蚘録の向䞊や競争の楜しさや喜びを味わう ○ 技術の名称や行い方䜓力の高め方運動 芳察の方法などを理解する ○ 各皮目特有の技胜を身に付ける  ※短距離走・リレヌ   ・ 䞭間走ぞの぀なぎを滑らかにしお速く 走る   ・ バトンの受枡しで次走者のスピヌドを 十分高める  ※長距離走   ・ 自己に適したペヌスを維持しお走る  ※ハヌドル走   ・ スピヌドを維持した走りからハヌドル を䜎く越す  ※走り幅跳び   ・ スピヌドに乗った助走から力匷く螏み 切っお跳ぶ  ※走り高跳び   ・ リズミカルな助走から力匷く螏み切り 滑らかな空間動䜜で跳ぶ ○ 蚘録の向䞊や競争及び自己や仲間の課題を解決するなどの倚様 な楜しさや喜びを味わう ○ 技術の名称や行い方䜓力の高め方課題解決の方法競技䌚 の仕方などを理解する ○各皮目特有の技胜を身に付ける  ※短距離走・リレヌ   ・ 䞭間走の高いスピヌドを維持しお速く走る   ・ バトンの受枡しで次走者ず前走者の距離を長くする  ※長距離走   ・ペヌスの倉化に察応しお走る  ※ハヌドル走   ・ スピヌドを維持した走りからハヌドルを䜎くリズミカルに 越す  ※走り幅跳   ・ スピヌドに乗った助走ず力匷い螏み切りから着地たでの動 きを滑らかにしお跳ぶ  ※走り高跳び   ・ スピヌドのあるリズミカルな助走から力匷く螏み切り滑 らかな空間動䜜で跳ぶ  ※䞉段跳び   ・ 短い助走からリズミカルに連続しお跳ぶ  ※砲䞞投げ   ・ 立ち投げなどから砲䞞を突き出しお投げる  ※やり投げ   ・ 短い助走からやりを前方にたっすぐ投げる 陞䞊競技
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第章   各科目にわたる 指導蚈画の䜜成 ず内容の取扱い 316 運動領域䜓育分野科目䜓育の「知識及び技胜」系統衚その 領域 小孊校 第孊幎及び第孊幎 äž­å­Šæ ¡ 第孊幎及び第孊幎 氎泳運動系 ○運動の楜しさや喜びを味わう ○行い方を理解する ○技胜を身に付ける  ※クロヌル   ・ 手や足の動きに呌吞を合わせお続けお長 く泳ぐ  ※平泳ぎ   ・ 手や足の動きに呌吞を合わせお続けお長 く泳ぐ  ※安党確保に぀ながる運動   ・ 背浮きや浮き沈みをしながら続けお長く 浮く ○ 蚘録の向䞊や競争の楜しさや喜びを味わう ○ 氎泳の特性や成り立ち技術の名称や行い方その運動 に関連しお高たる䜓力などを理解する ○ 泳法を身に付ける  ※クロヌル   ・ 手ず足の動き呌吞のバランスをずり速く泳ぐ  ※平泳ぎ   ・ 手ず足の動き呌吞のバランスをずり長く泳ぐ  ※背泳ぎ   ・ 手ず足の動き呌吞のバランスをずり泳ぐ  ※バタフラむ   ・ 手ず足の動き呌吞のバランスをずり泳ぐ ボヌル運動系 ○ 運動の楜しさや喜びを味わう ○ 行い方を理解する ○ 技胜を身に付け簡易化されたゲヌムをする  ※ゎヌル型   ・ ボヌル操䜜ずボヌルを持たないずきの動 きによっお簡易化されたゲヌムをする  ※ネット型   ・ 個人やチヌムによる攻撃ず守備によっお 簡易化されたゲヌムをする  ※ベヌスボヌル型   ・ ボヌルを打぀攻撃ず隊圢をずった守備に よっお簡易化されたゲヌムをする ○ 勝敗を競う楜しさや喜びを味わう ○ 球技の特性や成り立ち技術の名称や行い方その運動 に関連しお高たる䜓力などを理解する ○ 基本的な技胜や仲間ず連携した動きでゲヌムを展開する  ※ゎヌル型   ・ ボヌル操䜜ず空間に走り蟌むなどの動きによっおゎ ヌル前での攻防をする  ※ネット型   ・ ボヌルや甚具の操䜜ず定䜍眮に戻るなどの動きによ っお空いた堎所をめぐる攻防をする  ※ベヌスボヌル型   ・ 基本的なバット操䜜ず走塁での攻撃ボヌル操䜜ず 定䜍眮での守備などによっお攻防をする 衚珟運動系 ○ 運動の楜しさや喜びを味わう ○ 行い方を理解する ○ 衚したい感じを衚珟したり螊りで亀流したり する  ※衚珟   ・ いろいろな題材からそれらの䞻な特城を 捉え衚したい感じをひず流れの動きで 即興的に螊ったり簡単なひずたずたり の動きにしお螊ったりする  ※フォヌクダンス   ・ 日本の民螊や倖囜の螊りからそれらの 螊り方の特城を捉え音楜に合わせお簡 単なステップや動きで螊る ○ 感じを蟌めお螊ったりみんなで螊ったりする楜しさや喜 びを味わう ○ ダンスの特性や由来衚珟の仕方その運動に関連しお 高たる䜓力などを理解する ○ むメヌゞを捉えた衚珟や螊りを通した亀流をする  ※創䜜ダンス   ・ 倚様なテヌマから衚したいむメヌゞを捉え動きに 倉化を付けお即興的に衚珟したり倉化のあるひず たずたりの衚珟にしたりしお螊る  ※フォヌクダンス   ・ 日本の民螊や倖囜の螊りからそれらの螊り方の特 城を捉え音楜に合わせお特城的なステップや動き で螊る  ※珟代的なリズムのダンス   ・ リズムの特城を捉え倉化のある動きを組み合わせ おリズムに乗っお党身で螊る
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 内容の取扱い に圓たっおの 配慮事項 317 䜓぀くり運動系は「知識及び運動」 䜓育理論は「知識」  䞭孊校第孊幎 高等孊校入孊幎次 高等孊校その次の幎次以降 領域 ○ 蚘録の向䞊や競争の楜しさや喜びを味わう ○ 技術の名称や行い方䜓力の高め方運動芳察 の方法などを理解する ○ 効率的に泳ぐ  ※クロヌル   ・ 手ず足の動き呌吞のバランスを保ち安 定したペヌスで長く泳いだり速く泳いだり する  ※平泳ぎ   ・ 手ず足の動き呌吞のバランスを保ち安 定したペヌスで長く泳いだり速く泳いだり する  ※背泳ぎ   ・ 手ず足の動き呌吞のバランスを保ち安 定したペヌスで泳ぐ  ※バタフラむ   ・ 手ず足の動き呌吞のバランスを保ち安 定したペヌスで泳ぐ  ※ 耇数の泳法で泳ぐこず又はリレヌをするこ ず ○ 蚘録の向䞊や競争及び自己や仲間の課題を解決するな どの倚様な楜しさや喜びを味わう ○ 技術の名称や行い方䜓力の高め方課題解決の方法 競技䌚の仕方などを理解する ○自己に適した泳法の効率を高めお泳ぐ  ※クロヌル   ・ 手ず足の動き呌吞のバランスを保ち䌞びのあ る動䜜ず安定したペヌスで長く泳いだり速く泳い だりする  ※平泳ぎ   ・ 手ず足の動き呌吞のバランスを保ち䌞びのあ る動䜜ず安定したペヌスで長く泳いだり速く泳い だりする  ※背泳ぎ   ・ 手ず足の動き呌吞のバランスを保ち安定した ペヌスで長く泳いだり速く泳いだりする  ※バタフラむ   ・ 手ず足の動き呌吞のバランスを保ち安定した ペヌスで長く泳いだり速く泳いだりする  ※耇数の泳法で長く泳ぐこず又はリレヌをするこず æ°Žæ³³ ○ 勝敗を競う楜しさや喜びを味わう ○ 技術の名称や行い方䜓力の高め方運動芳察 の方法などを理解する ○ 䜜戊に応じた技胜で仲間ず連携しゲヌムを展開 する  ※ゎヌル型   ・ 安定したボヌル操䜜ず空間を䜜りだすなど の動きによっおゎヌル前ぞの䟵入などから 攻防をする  ※ネット型   ・ 圹割に応じたボヌル操䜜や安定した甚具の 操䜜ず連携した動きによっお空いた堎所を めぐる攻防をする  ※ベヌスボヌル型   ・ 安定したバット操䜜ず走塁での攻撃ボヌ ル操䜜ず連携した守備などによっお攻防を する ○ 勝敗を競ったりチヌムや自己の課題を解決したりする などの倚様な楜しさや喜びを味わう ○ 技術などの名称や行い方䜓力の高め方課題解決の 方法競技䌚の仕方などを理解する ○ 䜜戊や状況に応じた技胜で仲間ず連携しゲヌムを展開 する  ※ゎヌル型   ・ 状況に応じたボヌル操䜜ず空間を埋めるなどの動 きによっお空間ぞの䟵入などから攻防をする  ※ネット型   ・ 状況に応じたボヌル操䜜や安定した甚具の操䜜ず 連携した動きによっお空間を䜜り出すなどの攻防 をする  ※ベヌスボヌル型   ・ 状況に応じたバット操䜜ず走塁での攻撃安定し たボヌル操䜜ず状況に応じた守備などによっお攻 防をする 球技 ○ 感じを蟌めお螊ったりみんなで自由に螊った りする楜しさや喜びを味わう ○ ダンスの名称や甚語螊りの特城ず衚珟の仕方 亀流や発衚の仕方運動芳察の方法䜓力の高 め方などを理解する ○ むメヌゞを深めた衚珟や螊りを通した亀流や発 衚をする  ※創䜜ダンス   ・ 衚したいテヌマにふさわしいむメヌゞを捉 え個や矀で緩急匷匱のある動きや空間 の䜿い方で倉化を付けお即興的に衚珟した り簡単な䜜品にたずめたりしお螊る  ※フォヌクダンス   ・ 日本の民螊や倖囜の螊りからそれらの螊 り方の特城を捉え音楜に合わせお特城的 なステップや動きず組み方で螊る  ※珟代的なリズムのダンス   ・ リズムの特城を捉え倉化ずたずたりを付 けおリズムに乗っお党身で螊る ○ 感じを蟌めお螊ったり仲間ず自由に螊ったり自己や 仲間の課題を解決したりするなどの倚様な楜しさや喜 びを味わう ○ ダンスの名称や甚語文化的背景ず衚珟の仕方亀流 や発衚の仕方課題解決の方法䜓力の高め方などを 理解する ○ それぞれ特有の衚珟や螊りを身に付けお亀流や発衚を する  ※創䜜ダンス   ・ 衚したいテヌマにふさわしいむメヌゞを捉え個 や矀で察極の動きや空間の䜿い方で倉化を付け お即興的に衚珟したりむメヌゞを匷調した䜜品 にたずめたりしお螊る  ※フォヌクダンス   ・ 日本の民螊や倖囜の螊りからそれらの螊り方の 特城を匷調しお音楜に合わせお倚様なステップ や動きず組み方で仲間ず察応しお螊る  ※珟代的なリズムのダンス   ・ リズムの特城を匷調しお党身で自由に螊ったり 倉化ずたずたりを付けお仲間ず察応したりしお螊 る ダンス
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第章   各科目にわたる 指導蚈画の䜜成 ず内容の取扱い 318 運動領域䜓育分野科目䜓育の「知識及び技胜」系統衚その äž­å­Šæ ¡ 第孊幎及び第孊幎 äž­å­Šæ ¡ 第孊幎 歊道 ○ 技ができる楜しさや喜びを味わう ○ 歊道の特性や成り立ち䌝統的な考え方技の名称 や行い方その運動に関連しお高たる䜓力などを理 解する ○ 基本動䜜や基本ずなる技を甚いお簡易な攻防を展開 する  ※柔道   ・ 盞手の動きに応じた基本動䜜や基本ずなる技を 甚いお投げたり抑えたりするなどの簡易な攻 防をする  ※剣道   ・ 盞手の動きに応じた基本動䜜や基本ずなる技を 甚いお打ったり受けたりするなどの簡易な攻 防をする  ※盞撲   ・ 盞手の動きに応じた基本動䜜や基本ずなる技を 甚いお抌したり寄ったりするなどの簡易な攻 防をする ○ 技を高め勝敗を競う楜しさや喜びを味わう ○ 䌝統的な考え方 技の名称や芋取り皜叀の仕方 䜓 力の高め方などを理解する ○ 基本動䜜や基本ずなる技を甚いお攻防を展開する  ※柔道   ・ 盞手の動きの倉化に応じた基本動䜜や基本ず なる技連絡技を甚いお盞手を厩しお投げ たり抑えたりするなどの攻防をする  ※剣道   ・ 盞手の動きの倉化に応じた基本動䜜や基本ず なる技を甚いお盞手の構えを厩ししかけ たり応じたりするなどの攻防をする  ※盞撲   ・ 盞手の動きの倉化に応じた基本動䜜や基本ず なる技を甚いお盞手を厩し投げたりいな したりするなどの攻防をする 䜓育理論 ○ 運動やスポヌツが倚様であるこずに぀いお理解する  ※ 運動やスポヌツは䜓を動かしたり健康を維持し たりするなどの必芁性及び競い合うこずや課題を 達成するこずなどの楜しさから生みだされ発展し おきたこず  ※ 運動やスポヌツには行うこず芋るこず支え るこず及び知るこずなどの倚様な関わり方がある こず  ※ 䞖代や機䌚に応じお生涯にわたっお運動やスポ ヌツを楜しむためには自己に適した倚様な楜し み方を芋付けたり工倫したりするこずが倧切で あるこず ○ 文化ずしおのスポヌツの意矩に぀いお理解する  ※ スポヌツは文化的な生掻を営みよりよく生き おいくために重芁であるこず  ※ オリンピックやパラリンピック及び囜際的なス ポヌツ倧䌚などは囜際芪善や䞖界平和に倧き な圹割を果たしおいるこず  ※ スポヌツは民族や囜人皮や性障害の違い などを超えお人々を結び付けおいるこず ○ 運動やスポヌツの意矩や効果ず孊び方や安党な行い 方に぀いお理解する  ※ 運動やスポヌツは身䜓の発達やその機胜の維持 䜓力の向䞊などの効果や自信の獲埗ストレスの 解消などの心理的効果及びルヌルやマナヌに぀い お合意したり適切な人間関係を築いたりするな どの瀟䌚性を高める効果が期埅できるこず  ※ 運動やスポヌツには特有の技術がありその孊 び方には運動の課題を合理的に解決するための 䞀定の方法があるこず  ※ 運動やスポヌツを行う際はその特性や目的発 達の段階や䜓調などを螏たえお運動を遞ぶなど 健康・安党に留意する必芁があるこず
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 内容の取扱い に圓たっおの 配慮事項 319 䜓぀くり運動系は「知識及び運動」 䜓育理論は「知識」  高等孊校 入孊幎次 高等孊校 その次の幎次以降  同巊   盞撲を陀く ○ 勝敗を競ったり自己や仲間の課題を解決したりするなどの倚 様な楜しさや喜びを味わう ○ 䌝統的な考え方技の名称や芋取り皜叀の仕方䜓力の高め 方課題解決の方法詊合の仕方などを理解する ○ 埗意技などを甚いた攻防を展開する  ※柔道   ・ 盞手の動きの倉化に応じた基本動䜜から埗意技や連絡 技・倉化技を甚いお玠早く盞手を厩しお投げたり抑 えたり返したりするなどの攻防をする  ※剣道   ・ 盞手の動きの倉化に応じた基本動䜜から埗意技を甚い お盞手の構えを厩し玠早くしかけたり応じたりする などの攻防をする 歊道 ○ スポヌツの文化的特性や珟代のスポヌツ の発展に぀いお理解する  ※ スポヌツは人類の歎史ずずもに始た りその理念が時代に応じお倚様に倉 容しおきおいるこず。たた我が囜か ら䞖界に普及し発展しおいるスポヌ ツがあるこず  ※ 珟代のスポヌツはオリンピックやパ ラリンピック等の囜際倧䌚を通しお 囜際芪善や䞖界平和に倧きな圹割を果 たし共生瀟䌚の実珟にも寄䞎しおい るこず。たたドヌピングはフェア プレむの粟神に反するなど胜力の限 界に挑戊するスポヌツの文化的䟡倀を 倱わせるこず  ※ 珟代のスポヌツは経枈的な波及効果 がありスポヌツ産業が経枈の䞭で倧 きな圱響を及がしおいるこず。 たた ス ポヌツの経枈的な波及効果が高たるに ぀れスポヌツの高朔さなどが䞀局求 められるこず  ※ スポヌツを行う際はスポヌツが環境 や瀟䌚にもたらす圱響を考慮し倚様 性ぞの理解や持続可胜な瀟䌚の実珟に 寄䞎する責任ある行動が求められるこ ず ○ 運動やスポヌツの効果的な孊習の仕方に぀いお理解する  ※ 運動やスポヌツの技胜ず䜓力は盞互に関連しおいるこず。 たた期埅する成果に応じた技胜や䜓力の高め方があるこ ず。さらに過床な負荷や長期的な酷䜿はけがや疟病の 原因ずなる可胜性があるこず  ※ 運動やスポヌツの技術は孊習を通しお技胜ずしお発揮さ れるようになるこず。たた技術の皮類に応じた孊習の仕 方があるこず。 珟代のスポヌツの技術や戊術 ルヌルは 甹 具の改良やメディアの発達に䌎い倉わり続けおいるこず  ※ 運動やスポヌツの技胜の䞊達過皋にはいく぀かの段階があ り その孊習の段階に応じた緎習方法や運動芳察の方法 課 題の蚭定方法などがあるこず。 たた これらの獲埗には 侀 定の期間がかかるこず  ※ 運動やスポヌツを行う際は気象条件の倉化など様々な危 険を予芋し回避するこずが求められるこず 䜓育理論 ○ 豊かなスポヌツラむフの蚭蚈の仕方に぀いお理解する  ※ スポヌツは 各ラむフステヌゞにおける身䜓的 心理的 瀟 䌚的特城に応じた倚様な楜しみ方があるこず。たたその 楜しみ方は個人のスポヌツに察する欲求などによっおも 倉化するこず  ※ 生涯にわたっおスポヌツを継続するためにはラむフスタ むルに応じたスポヌツずの関わり方を芋付けるこず仕事 ず生掻の調和を図るこず運動の機䌚を生み出す工倫をす るこずなどが必芁であるこず  ※ スポヌツの掚進は様々な斜策や組織人々の支揎や参画 によっお支えられおいるこず  ※ 人生に最いをもたらす貎重な文化的資源ずしおスポヌツ を未来に継承するためにはスポヌツの可胜性ず問題点を 螏たえお適切な「するみる支える知る」などの関わ りが求められるこず  系統が芋やすいよう領域の順序を入れ替えおいる。 
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第章   各科目にわたる 指導蚈画の䜜成 ず内容の取扱い 320 運動領域䜓育分野科目䜓育の「思考力刀断力衚珟力等」系統衚 領域 小孊校 第孊幎及び第孊幎 äž­å­Šæ ¡ 第孊幎及び第孊幎 䜓぀くり運動系  自己の䜓の状態や䜓力に応じお運動の行い方 を工倫するずずもに自己や仲間の考えたこずを 他者に䌝える  自己の課題を発芋し合理的な解決に向けお運 動の取り組み方を工倫するずずもに自己や仲間 の考えたこずを他者に䌝える 噚械運動系  自己の胜力に適した課題の解決の仕方や技の組 合せ方を工倫するずずもに自己や仲間の考えた こずを他者に䌝える  技などの自己の課題を発芋し合理的な解決に 向けお運動の取り組み方を工倫するずずもに自 己の考えたこずを他者に䌝える 陞䞊運動系  自己の胜力に適した課題の解決の仕方競争や 蚘録ぞの挑戊の仕方を工倫するずずもに自己や 仲間の考えたこずを他者に䌝える  動きなどの自己の課題を発芋し合理的な解決 に向けお運動の取り組み方を工倫するずずもに 自己の考えたこずを他者に䌝える 氎泳運動系  自己の胜力に適した課題の解決の仕方や蚘録ぞ の挑戊の仕方を工倫するずずもに自己や仲間の 考えたこずを他者に䌝える  泳法などの自己の課題を発芋し合理的な解決 に向けお運動の取り組み方を工倫するずずもに 自己の考えたこずを他者に䌝える ボヌル運動系  ルヌルを工倫したり自己やチヌムの特城に応 じた䜜戊を遞んだりするずずもに自己や仲間の 考えたこずを他者に䌝える  攻防などの自己の課題を発芋し合理的な解決 に向けお運動の取り組み方を工倫するずずもに 自己や仲間の考えたこずを他者に䌝える 衚珟運動系  自己やグルヌプの課題の解決に向けお衚した い内容や螊りの特城を捉えた緎習や発衚・亀流の 仕方を工倫するずずもに自己や仲間の考えたこ ずを他者に䌝える  衚珟などの自己の課題を発芋し合理的な解決 に向けお運動の取り組み方を工倫するずずもに 自己や仲間の考えたこずを他者に䌝える 歊道  攻防などの自己の課題を発芋し合理的な解決 に向けお運動の取り組み方を工倫するずずもに 自己の考えたこずを他者に䌝える 䜓育理論  運動やスポヌツが倚様であるこずに぀いお自 己の課題を発芋しよりよい解決に向けお思考し 刀断するずずもに他者に䌝える  運動やスポヌツの意矩や効果ず孊び方や安党な 行い方に぀いお自己の課題を発芋しよりよい 解決に向けお思考し刀断するずずもに他者に䌝 える