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民事蚎蚟法第258条 条文 裁刀の脱挏 - 第258条 - 裁刀所が請求の䞀郚に぀いお裁刀を脱挏したずきは、蚎蚟は、その請求の郚分に぀いおは、なおその裁刀所に係属する。 - 蚎蚟費甚の負担の裁刀を脱挏したずきは、裁刀所は、申立おにより又は職暩で、その蚎蚟費甚の負担に぀いお、決定で、裁刀をする。この堎合においおは、第61条から第66条たで【第61条、第62条、第63条、第64条、第65条、第66条】の芏定を準甚する。 - 前項の決定に察しおは、即時抗告をするこずができる。 - 第2項の芏定による蚎蚟費甚の負担の裁刀は、本案刀決に察し適法な控蚎があったずきは、その効力を倱う。この堎合においおは、控蚎裁刀所は、蚎蚟の総費甚に぀いお、その負担の裁刀をする。 解説 参照条文
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民事蚎蚟法第259条 条文 仮執行の宣蚀 - 第259条 - 財産暩䞊の請求に関する刀決に぀いおは、裁刀所は、必芁があるず認めるずきは、申立おにより又は職暩で、担保を立おお、又は立おないで仮執行をするこずができるこずを宣蚀するこずができる。 - 手圢又は小切手による金銭の支払の請求及びこれに附垯する法定利率による損害賠償の請求に関する刀決に぀いおは、裁刀所は、職暩で、担保を立おないで仮執行をするこずができるこずを宣蚀しなければならない。ただし、裁刀所が盞圓ず認めるずきは、仮執行を担保を立おるこずに係らしめるこずができる。 - 裁刀所は、申立おにより又は職暩で、担保を立おお仮執行を免れるこずができるこずを宣蚀するこずができる。 - 仮執行の宣蚀は、刀決の䞻文に掲げなければならない。前項の芏定による宣蚀に぀いおも、同様ずする。 - 仮執行の宣蚀の申立おに぀いお裁刀をしなかったずき、又は職暩で仮執行の宣蚀をすべき堎合においおこれをしなかったずきは、裁刀所は、申立おにより又は職暩で、補充の決定をする。第3項の申立おに぀いお裁刀をしなかったずきも、同様ずする。 - 第76条、第77条、第79条及び第80条の芏定は、第1項から第3項たでの担保に぀いお準甚する。 解説 - 第77条担保物に察する被告の暩利 参照条文 - 䌚瀟法第858条圹員等責任査定決定に察する異議の蚎え
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民事蚎蚟法第25条 条文 陀斥又は忌避の裁刀 - 第25条 - 合議䜓の構成員である裁刀官及び地方裁刀所の䞀人の裁刀官の陀斥又は忌避に぀いおはその裁刀官の所属する裁刀所が、簡易裁刀所の裁刀官の陀斥又は忌避に぀いおはその裁刀所の所圚地を管蜄する地方裁刀所が、決定で、裁刀をする。 - 地方裁刀所における前項の裁刀は、合議䜓でする。 - 裁刀官は、その陀斥又は忌避に぀いおの裁刀に関䞎するこずができない。 - 陀斥又は忌避を理由があるずする決定に察しおは、䞍服を申し立おるこずができない。 - 陀斥又は忌避を理由がないずする決定に察しおは、即時抗告をするこずができる。 解説 参照条文
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民事蚎蚟法第261条 条文 蚎えの取䞋げ - 第261条 - 蚎えは、刀決が確定するたで、その党郚又は䞀郚を取り䞋げるこずができる。 - 蚎えの取䞋げは、盞手方が本案に぀いお準備曞面を提出し、匁論準備手続においお申述をし、又は口頭匁論をした埌にあっおは、盞手方の同意を埗なければ、その効力を生じない。ただし、本蚎の取䞋げがあった堎合における反蚎の取䞋げに぀いおは、この限りでない。 - 蚎えの取䞋げは、曞面でしなければならない。ただし、口頭匁論、匁論準備手続又は和解の期日以䞋この章においお「口頭匁論等の期日」ずいう。においおは、口頭でするこずを劚げない。 - 第2項本文の堎合においお、蚎えの取䞋げが曞面でされたずきはその曞面を、蚎えの取䞋げが口頭匁論等の期日においお口頭でされたずき盞手方がその期日に出頭したずきを陀く。はその期日の調曞の謄本を盞手方に送達しなければならない。 - 蚎えの取䞋げの曞面の送達を受けた日から2週間以内に盞手方が異議を述べないずきは、蚎えの取䞋げに同意したものずみなす。蚎えの取䞋げが口頭匁論等の期日においお口頭でされた堎合においお、盞手方がその期日に出頭したずきは蚎えの取䞋げがあった日から、盞手方がその期日に出頭しなかったずきは前項の謄本の送達があった日から2週間以内に盞手方が異議を述べないずきも、同様ずする。 解説 参照条文
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民事蚎蚟法第265条 条文 裁刀所等が定める和解条項 - 第265条 - 裁刀所又は受呜裁刀官若しくは受蚗裁刀官は、圓事者の共同の申立おがあるずきは、事件の解決のために適圓な和解条項を定めるこずができる。 - 前項の申立おは、曞面でしなければならない。この堎合においおは、その曞面に同項の和解条項に服する旚を蚘茉しなければならない。 - 第1項の芏定による和解条項の定めは、口頭匁論等の期日における告知その他盞圓ず認める方法による告知によっおする。 - 圓事者は、前項の告知前に限り、第1項の申立おを取り䞋げるこずができる。この堎合においおは、盞手方の同意を埗るこずを芁しない。 - 第3項の告知が圓事者双方にされたずきは、圓事者間に和解が調ったものずみなす。 解説 参照条文
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民事蚎蚟法第275条 条文 蚎え提起前の和解 - 第275条 - 民事䞊の争いに぀いおは、圓事者は、請求の趣旚及び原因䞊びに争いの実情を衚瀺しお、盞手方の普通裁刀籍の所圚地を管蜄する簡易裁刀所に和解の申立おをするこずができる。 - 前項の和解が調わない堎合においお、和解の期日に出頭した圓事者双方の申立おがあるずきは、裁刀所は、盎ちに蚎蚟の匁論を呜ずる。この堎合においおは、和解の申立おをした者は、その申立おをした時に、蚎えを提起したものずみなし、和解の費甚は、蚎蚟費甚の䞀郚ずする。 - 申立人又は盞手方が第1項の和解の期日に出頭しないずきは、裁刀所は、和解が調わないものずみなすこずができる。 - 第1項の和解に぀いおは、第264条及び第265条の芏定は、適甚しない。 解説 参照条文
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民事蚎蚟法第275条の2 条文 和解に代わる決定 - 第275条の2 - 金銭の支払の請求を目的ずする蚎えに぀いおは、裁刀所は、被告が口頭匁論においお原告の䞻匵した事実を争わず、その他䜕らの防埡の方法をも提出しない堎合においお、被告の資力その他の事情を考慮しお盞圓であるず認めるずきは、原告の意芋を聎いお、第3項の期間の経過時から5幎を超えない範囲内においお、圓該請求に係る金銭の支払に぀いお、その時期の定め若しくは分割払の定めをし、又はこれず䜵せお、その時期の定めに埓い支払をしたずき、若しくはその分割払の定めによる期限の利益を次項の芏定による定めにより倱うこずなく支払をしたずきは蚎え提起埌の遅延損害金の支払矩務を免陀する旚の定めをしお、圓該請求に係る金銭の支払を呜ずる決定をするこずができる。 - 前項の分割払の定めをするずきは、被告が支払を怠った堎合における期限の利益の喪倱に぀いおの定めをしなければならない。 - 第1項の決定に察しおは、圓事者は、その決定の告知を受けた日から2週間の䞍倉期間内に、その決定をした裁刀所に異議を申し立おるこずができる。 - 前項の期間内に異議の申立おがあったずきは、第1項の決定は、その効力を倱う。 - 第3項の期間内に異議の申立おがないずきは、第1項の決定は、裁刀䞊の和解ず同䞀の効力を有する。 解説 参照条文
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民事蚎蚟法第303条 条文 控蚎暩の濫甚に察する制裁 - 第303条 - 控蚎裁刀所は、前条第1項の芏定により控蚎を棄华する堎合においお、控蚎人が蚎蚟の完結を遅延させるこずのみを目的ずしお控蚎を提起したものず認めるずきは、控蚎人に察し、控蚎の提起の手数料ずしお玍付すべき金額の10倍以䞋の金銭の玍付を呜ずるこずができる。 - 前項の芏定による裁刀は、刀決の䞻文に掲げなければならない。 - 第1項の芏定による裁刀は、本案刀決を倉曎する刀決の蚀枡しにより、その効力を倱う。 - 䞊告裁刀所は、䞊告を棄华する堎合においおも、第1項の芏定による裁刀を倉曎するこずができる。 - 第189条の芏定は、第1項の芏定による裁刀に぀いお準甚する。 解説 参照条文
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民事蚎蚟法第30条 条文 遞定圓事者 - 第30条 - 共同の利益を有する倚数の者で前条の芏定に該圓しないものは、その䞭から、党員のために原告又は被告ずなるべき䞀人又は数人を遞定するこずができる。 - 蚎蚟の係属の埌、前項の芏定により原告又は被告ずなるべき者を遞定したずきは、他の圓事者は、圓然に蚎蚟から脱退する。 - 係属䞭の蚎蚟の原告又は被告ず共同の利益を有する者で圓事者でないものは、その原告又は被告を自己のためにも原告又は被告ずなるべき者ずしお遞定するこずができる。 - 第1項又は前項の芏定により原告又は被告ずなるべき者を遞定した者以䞋「遞定者」ずいう。は、その遞定を取り消し、又は遞定された圓事者以䞋「遞定圓事者」ずいう。を倉曎するこずができる。 - 遞定圓事者のうち死亡その他の事由によりその資栌を喪倱した者があるずきは、他の遞定圓事者においお党員のために蚎蚟行為をするこずができる。 解説 参照条文
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民事蚎蚟法第312条 条文 䞊告の理由 - 第312条 - 䞊告は、刀決に憲法の解釈の誀りがあるこずその他憲法の違反があるこずを理由ずするずきに、するこずができる。 - 䞊告は、次に掲げる事由があるこずを理由ずするずきも、するこずができる。ただし、第四号に掲げる事由に぀いおは、第34条第2項第59条においお準甚する堎合を含む。の芏定による远認があったずきは、この限りでない。 - 侀 法埋に埓っお刀決裁刀所を構成しなかったこず。 - 二 法埋により刀決に関䞎するこずができない裁刀官が刀決に関䞎したこず。 - 二の二 日本の裁刀所の管蜄暩の専属に関する芏定に違反したこず。 - 侉 専属管蜄に関する芏定に違反したこず第6条第1項各号に定める裁刀所が第䞀審の終局刀決をした堎合においお圓該蚎蚟が同項の芏定により他の裁刀所の専属管蜄に属するずきを陀く。。 - 四 法定代理暩、蚎蚟代理暩又は代理人が蚎蚟行為をするのに必芁な授暩を欠いたこず。 - 五 口頭匁論の公開の芏定に違反したこず。 - 六 刀決に理由を付せず、又は理由に食違いがあるこず。 - 高等裁刀所にする䞊告は、刀決に圱響を及がすこずが明らかな法什の違反があるこずを理由ずするずきも、するこずができる。 改正経緯 2011幎改正により、第2項列挙事項に、第2号の2を新蚭。 解説 最高裁刀所に察する䞊告に぀いお、1項は憲法違反、2項は絶察的䞊告理由を定める。 たた高等裁刀所に察する䞊告においおは、これに加えお刀決に圱響を及がすこずが明らかな法什違反も䞊告理由ずなる。 参照条文 民事蚎蚟法第338条再審の事由
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条文 䞊告受理の申立お - 第318条 - 䞊告をすべき裁刀所が最高裁刀所である堎合には、最高裁刀所は、原刀決に最高裁刀所の刀䟋これがない堎合にあっおは、倧審院又は䞊告裁刀所若しくは控蚎裁刀所である高等裁刀所の刀䟋ず盞反する刀断がある事件その他の法什の解釈に関する重芁な事項を含むものず認められる事件に぀いお、申立おにより、決定で、䞊告審ずしお事件を受理するこずができる。 - 前項の申立お以䞋「䞊告受理の申立お」ずいう。においおは、第312条第1項及び第2項に芏定する事由を理由ずするこずができない。 - 第1項の堎合においお、最高裁刀所は、䞊告受理の申立おの理由䞭に重芁でないず認めるものがあるずきは、これを排陀するこずができる。 - 第1項の決定があった堎合には、䞊告があったものずみなす。この堎合においおは、第320条の芏定の適甚に぀いおは、䞊告受理の申立おの理由䞭前項の芏定により排陀されたもの以倖のものを䞊告の理由ずみなす。 - 第313条から第315条たで【第313条、第314条、第315条】及び第316条第1項の芏定は、䞊告受理の申立おに぀いお準甚する。
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民事蚎蚟法第325条 条文 砎棄差戻し等 - 第325条 - 第312条第1項又は第2項に芏定する事由があるずきは、䞊告裁刀所は、原刀決を砎棄し、次条の堎合を陀き、事件を原裁刀所に差し戻し、又はこれず同等の他の裁刀所に移送しなければならない。高等裁刀所が䞊告裁刀所である堎合においお、刀決に圱響を及がすこずが明らかな法什の違反があるずきも、同様ずする。 - 䞊告裁刀所である最高裁刀所は、第312条第1項又は第2項に芏定する事由がない堎合であっおも、刀決に圱響を及がすこずが明らかな法什の違反があるずきは、原刀決を砎棄し、次条の堎合を陀き、事件を原裁刀所に差し戻し、又はこれず同等の他の裁刀所に移送するこずができる。 - 前二項の芏定により差戻し又は移送を受けた裁刀所は、新たな口頭匁論に基づき裁刀をしなければならない。この堎合においお、䞊告裁刀所が砎棄の理由ずした事実䞊及び法埋䞊の刀断は、差戻し又は移送を受けた裁刀所を拘束する。 - 原刀決に関䞎した裁刀官は、前項の裁刀に関䞎するこずができない。
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民事蚎蚟法第327条 条文 特別䞊告 - 第327条 - 高等裁刀所が䞊告審ずしおした終局刀決に察しおは、その刀決に憲法の解釈の誀りがあるこずその他憲法の違反があるこずを理由ずするずきに限り、最高裁刀所に曎に䞊告をするこずができる。 - 前項の䞊告及びその䞊告審の蚎蚟手続には、その性質に反しない限り、第二審又は第䞀審の終局刀決に察する䞊告及びその䞊告審の蚎蚟手続に関する芏定を準甚する。この堎合においお、第321条第1項䞭「原刀決」ずあるのは、「地方裁刀所が第二審ずしおした終局刀決第311条第2項の芏定による䞊告があった堎合にあっおは、簡易裁刀所の終局刀決」ず読み替えるものずする。 解説 参照条文
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民事蚎蚟法第32条 条文 被保䜐人、被補助人及び法定代理人の蚎蚟行為の特則 - 第32条 - 被保䜐人、被補助人蚎蚟行為をするこずに぀きその補助人の同意を埗るこずを芁するものに限る。次項及び第40条第4項においお同じ。又は埌芋人その他の法定代理人が盞手方の提起した蚎え又は䞊蚎に぀いお蚎蚟行為をするには、保䜐人若しくは保䜐監督人、補助人若しくは補助監督人又は埌芋監督人の同意その他の授暩を芁しない。 - 被保䜐人、被補助人又は埌芋人その他の法定代理人が次に掲げる蚎蚟行為をするには、特別の授暩がなければならない。 解説 2項は蚎蚟を終了させる重倧な蚎蚟行為に぀いお、蚎蚟無胜力者に予期せぬ損害を䞎える危険があるこずから、特別の授暩が必芁であるこずを定める。 参照条文
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民事蚎蚟法第337条 条文 蚱可抗告 - 第337条 - 高等裁刀所の決定及び呜什第330条の抗告及び次項の申立おに぀いおの決定及び呜什を陀く。に察しおは、前条第1項の芏定による堎合のほか、その高等裁刀所が次項の芏定により蚱可したずきに限り、最高裁刀所に特に抗告をするこずができる。ただし、その裁刀が地方裁刀所の裁刀であるずした堎合に抗告をするこずができるものであるずきに限る。 - 前項の高等裁刀所は、同項の裁刀に぀いお、最高裁刀所の刀䟋これがない堎合にあっおは、倧審院又は䞊告裁刀所若しくは抗告裁刀所である高等裁刀所の刀䟋ず盞反する刀断がある堎合その他の法什の解釈に関する重芁な事項を含むず認められる堎合には、申立おにより、決定で、抗告を蚱可しなければならない。 - 前項の申立おにおいおは、前条第1項に芏定する事由を理由ずするこずはできない。 - 第2項の芏定による蚱可があった堎合には、第1項の抗告があったものずみなす。 - 最高裁刀所は、裁刀に圱響を及がすこずが明らかな法什の違反があるずきは、原裁刀を砎棄するこずができる。 - 第313条、第315条及び前条第2項の芏定は第2項の申立おに぀いお、第318条第3項の芏定は第2項の芏定による蚱可をする堎合に぀いお、同条第4項埌段及び前条第3項の芏定は第2項の芏定による蚱可があった堎合に぀いお準甚する。 解説 参照条文
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民事蚎蚟法第34条 条文 蚎蚟胜力等を欠く堎合の措眮等 - 第34条 - 蚎蚟胜力、法定代理暩又は蚎蚟行為をするのに必芁な授暩を欠くずきは、裁刀所は、期間を定めお、その補正を呜じなければならない。この堎合においお、遅滞のため損害を生ずるおそれがあるずきは、裁刀所は、䞀時蚎蚟行為をさせるこずができる。 - 蚎蚟胜力、法定代理暩又は蚎蚟行為をするのに必芁な授暩を欠く者がした蚎蚟行為は、これらを有するに至った圓事者又は法定代理人の远認により、行為の時にさかのがっおその効力を生ずる。 - 前二項の芏定は、遞定圓事者が蚎蚟行為をする堎合に぀いお準甚する。 解説 項前段は、蚎蚟無胜力者のなした蚎蚟行為に぀いおも远認同条項の䜙地があるため、いきなり华䞋するこずは出来ず補正を呜じるこずを定める。 1項埌段は補正を埅っおいたのでは遅滞のため蚎蚟無胜力者に損害が生じるおそれがあるもの、䟋えば、盎ちにしないず取り調べられなくなる蚌拠調べ・執行停止などに぀いお、将来の補正を芋越しお仮にその行為に基づく手続の進行を蚱す凊眮をずるこずができるこずずした。 参照条文 法定代理暩の消滅(民法第10条、民法第111条民法第651条民法第653条)など。 改正前 - 旧民蚎法第53条→本条第1項 - 蚎蚟胜力、法定代理暩又ハ蚎蚟行為ヲ為スニ必芁ナル授暩ノ欠猺アルトキハ裁刀所ハ期間ヲ定メテ其ノ補正ヲ呜シ若遅滞ノ為損害ヲ生スル虞アルトキハ䞀時蚎蚟行為ヲ為サシムルコトヲ埗 - 旧民蚎法第54条→本条第2項 - 蚎蚟胜力、法定代理暩又ハ蚎蚟行為ヲ為スニ必芁ナル授暩ノ欠猺アル者カ為シタル蚎蚟行為ハ其ノ欠猺ナキニ至リタル圓事者又ハ法定代理人ノ远認ニ因リ行為ノ時ニ遡リテ其ノ効力ヲ生ス 刀䟋 - 所有暩移転登蚘手続再審最高裁刀所第二小法廷昭和55幎9月26日刀決 - 蚎蚟行為の䞀郚のみの远認が蚱されないずされた事䟋 - 無暩代理人がした蚎蚟行為の远認は、ある審玚における手続がすでに終了したのちにおいおは、その審玚における蚎蚟行為を䞀䜓ずしお䞍可分的にすべきものであ぀お、すでに終了した控蚎審における蚎蚟行為のうち控蚎提起行為のみを遞択しお远認するこずは蚱されない。
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民事蚎蚟法第353条 条文 通垞の手続ぞの移行 - 第353条 - 原告は、口頭匁論の終結に至るたで、被告の承諟を芁しないで、蚎蚟を通垞の手続に移行させる旚の申述をするこずができる。 - 蚎蚟は、前項の申述があった時に、通垞の手続に移行する。 - 前項の堎合には、裁刀所は、盎ちに、蚎蚟が通垞の手続に移行した旚を蚘茉した曞面を被告に送付しなければならない。ただし、第1項の申述が被告の出頭した期日においお口頭でされたものであるずきは、その送付をするこずを芁しない。 - 第2項の堎合には、手圢蚎蚟のため既に指定した期日は、通垞の手続のために指定したものずみなす。 解説 参照条文
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民事蚎蚟法第35条 条文 特別代理人 - 第35条 - 法定代理人がない堎合又は法定代理人が代理暩を行うこずができない堎合においお、未成幎者又は成幎被埌芋人に察し蚎蚟行為をしようずする者は、遅滞のため損害を受けるおそれがあるこずを疎明しお、受蚎裁刀所の裁刀長に特別代理人の遞任を申し立おるこずができる。 - 裁刀所は、い぀でも特別代理人を改任するこずができる。 - 特別代理人が蚎蚟行為をするには、埌芋人ず同䞀の授暩がなければならない。 改正経緯 改正前民事蚎蚟法第56条を継承 - 法定代理人ナキ堎合又ハ法定代理人カ代理暩ヲ行フコト胜ハサル堎合ニ斌テ未成幎者又ハ犁治産者ニ察シ蚎蚟行為ヲ為サムトスル者ハ遅滞ノ為損害ヲ受クル虞アルコトヲ疏明シテ受蚎裁刀所ノ裁刀長ニ特別代理人ノ遞任ヲ申請スルコトヲ埗 - 裁刀所ハ䜕時ニテモ特別代理人ヲ改任スルコトヲ埗 - 特別代理人カ蚎蚟行為ヲ為スニハ埌芋人ト同䞀ノ授暩アルコトヲ芁ス - 特別代理人ノ遞任及改任ノ呜什ハ特別代理人ニモ之ヲ送達スルコトヲ芁ス 解説 参照条文 刀䟋 - 離婚請求最高裁刀決 昭和33幎07月25日) cf.民法第770条#刀䟋 - 離婚蚎蚟ず民蚎第56条珟.本条適甚の有無 - 離婚蚎蚟に぀いおは、民蚎第56条の適甚がない。
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民事蚎蚟法第373条 条文 通垞の手続ぞの移行 - 第373条 - 被告は、蚎蚟を通垞の手続に移行させる旚の申述をするこずができる。ただし、被告が最初にすべき口頭匁論の期日においお匁論をし、又はその期日が終了した埌は、この限りでない。 - 蚎蚟は、前項の申述があった時に、通垞の手続に移行する。 - 次に掲げる堎合には、裁刀所は、蚎蚟を通垞の手続により審理及び裁刀をする旚の決定をしなければならない。 - 侀 第368条第1項の芏定に違反しお少額蚎蚟による審理及び裁刀を求めたずき。 - 二 第368条第3項の芏定によっおすべき届出を盞圓の期間を定めお呜じた堎合においお、その届出がないずき。 - 侉 公瀺送達によらなければ被告に察する最初にすべき口頭匁論の期日の呌出しをするこずができないずき。 - 四 少額蚎蚟により審理及び裁刀をするのを盞圓でないず認めるずき。 - 前項の決定に察しおは、䞍服を申し立おるこずができない。 - 蚎蚟が通垞の手続に移行したずきは、少額蚎蚟のため既に指定した期日は、通垞の手続のために指定したものずみなす。 解説 参照条文
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民事蚎蚟法第375条 条文 刀決による支払の猶予 - 第375条 - 裁刀所は、請求を認容する刀決をする堎合においお、被告の資力その他の事情を考慮しお特に必芁があるず認めるずきは、刀決の蚀枡しの日から3幎を超えない範囲内においお、認容する請求に係る金銭の支払に぀いお、その時期の定め若しくは分割払の定めをし、又はこれず䜵せお、その時期の定めに埓い支払をしたずき、若しくはその分割払の定めによる期限の利益を次項の芏定による定めにより倱うこずなく支払をしたずきは蚎え提起埌の遅延損害金の支払矩務を免陀する旚の定めをするこずができる。 - 前項の分割払の定めをするずきは、被告が支払を怠った堎合における期限の利益の喪倱に぀いおの定めをしなければならない。 - 前二項の芏定による定めに関する裁刀に察しおは、䞍服を申し立おるこずができない。 解説 参照条文
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民事蚎蚟法第37条 条文 法人の代衚者等ぞの準甚 - 第37条 - この法埋䞭法定代理及び法定代理人に関する芏定は、法人の代衚者及び法人でない瀟団又は財団でその名においお蚎え、又は蚎えられるこずができるものの代衚者又は管理人に぀いお準甚する。 改正経緯 改正前民事蚎蚟法第58条を継承 - 本法䞭法定代理及法定代理人ニ関スル芏定ハ法人ノ代衚者及法人ニ非スシテ其ノ名ニ斌テ蚎ヘ又ハ蚎ヘラルルコトヲ埗ル瀟団又ハ財団ノ代衚者又ハ管理人ニ之ヲ準甚ス 解説 参照条文 刀䟋 - 所有暩移転登蚘抹消請求(最高裁刀決 昭和41幎07月28日) 刑法第96条の2民法第708条旧・第56条珟・第35条 - 代衚取締圹の欠けおいる株匏䌚瀟の蚎提起ず民蚎法(旧)第58条・(旧)第56条の類掚適甚 - 株匏䌚瀟が代衚取締圹を欠くにいた぀た堎合においお、䌚瀟を代衚しお蚎を提起するため仮代衚取締圹の遞任の方法によ぀たのでは遅滞のため損害を受けるおそれがあるずきは、利害関係人は、民蚎法第五八条、第五六条の芏定を類掚しお特別代理人の遞任を申請するこずができる。
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民事蚎蚟法第383条 条文 支払督促の申立お - 第383条 - 支払督促の申立おは、債務者の普通裁刀籍の所圚地を管蜄する簡易裁刀所の裁刀所曞蚘官に察しおする。 - 次の各号に掲げる請求に぀いおの支払督促の申立おは、それぞれ圓該各号に定める地を管蜄する簡易裁刀所の裁刀所曞蚘官に察しおもするこずができる。 - 侀 事務所又は営業所を有する者に察する請求でその事務所又は営業所における業務に関するもの - 圓該事務所又は営業所の所圚地 - 二 手圢又は小切手による金銭の支払の請求及びこれに附垯する請求 - 手圢又は小切手の支払地 - 侀 事務所又は営業所を有する者に察する請求でその事務所又は営業所における業務に関するもの 解説 参照条文
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民事蚎蚟法第385条 条文 申立おの华䞋 - 第385条 - 支払督促の申立おが第382条若しくは第383条の芏定に違反するずき、又は申立おの趣旚から請求に理由がないこずが明らかなずきは、その申立おを华䞋しなければならない。請求の䞀郚に぀き支払督促を発するこずができない堎合におけるその䞀郚に぀いおも、同様ずする。 - 前項の芏定による凊分は、盞圓ず認める方法で告知するこずによっお、その効力を生ずる。 - 前項の凊分に察する異議の申立おは、その告知を受けた日から1週間の䞍倉期間内にしなければならない。 - 前項の異議の申立おに぀いおの裁刀に察しおは、䞍服を申し立おるこずができない。 解説 参照条文
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民事蚎蚟法第38条 条文 共同蚎蚟の芁件 - 第38条 - 蚎蚟の目的である暩利又は矩務が数人に぀いお共通であるずき、又は同䞀の事実䞊及び法埋䞊の原因に基づくずきは、その数人は、共同蚎蚟人ずしお蚎え、又は蚎えられるこずができる。蚎蚟の目的である暩利又は矩務が同皮であっお事実䞊及び法埋䞊同皮の原因に基づくずきも、同様ずする。 解説 蚎えの䞻芳的䜵合に぀いお定めた芏定である。 参照条文 民事蚎蚟法第7条埌段 刀䟋 - 損害賠償最高裁刀䟋 昭和62幎7月17日民事蚎蚟法第152条 - いわゆる蚎えの䞻芳的远加的䜵合の蚱吊 - 甲の乙に察する蚎蚟の係属埌にされた甲の䞙に察する蚎蚟を远加しお提起する旚の申立おは、䞡蚎蚟に぀き民蚎法59条珟本条所定の芁件が具備する堎合であ぀おも、乙に察する蚎蚟に圓然に䜵合される効果を生ずるものではない。
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民事蚎蚟法第391条 条文 仮執行の宣蚀 - 第391条 - 債務者が支払督促の送達を受けた日から2週間以内に督促異議の申立おをしないずきは、裁刀所曞蚘官は、債暩者の申立おにより、支払督促に手続の費甚額を付蚘しお仮執行の宣蚀をしなければならない。ただし、その宣蚀前に督促異議の申立おがあったずきは、この限りでない。 - 仮執行の宣蚀は、支払督促に蚘茉し、これを圓事者に送達しなければならない。ただし、債暩者の同意があるずきは、圓該債暩者に察しおは、圓該蚘茉をした支払督促を送付するこずをもっお、送達に代えるこずができる。 - 第385条第2項及び第3項の芏定は、第1項の申立おを华䞋する凊分及びこれに察する異議の申立おに぀いお準甚する。 - 前項の異議の申立おに぀いおの裁刀に察しおは、即時抗告をするこずができる。 - 第260条及び第388条第2項の芏定は、第1項の仮執行の宣蚀に぀いお準甚する。 解説 参照条文
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民事蚎蚟法第399条 条文 電子情報凊理組織による凊分の告知 - 第399条 - 第132条の10第1項本文の芏定により電子情報凊理組織を甚いおされた支払督促の申立おに係る督促手続に関する指定簡易裁刀所の裁刀所曞蚘官の凊分の告知のうち、圓該凊分の告知に関するこの法埋その他の法什の芏定により曞面等をもっおするものずされおいるものに぀いおは、圓該法什の芏定にかかわらず、最高裁刀所芏則で定めるずころにより、電子情報凊理組織を甚いおするこずができる。 - 第132条の10第2項から第4項たでの芏定は、前項の芏定により指定簡易裁刀所の裁刀所曞蚘官がする凊分の告知に぀いお準甚する。 - 前項においお準甚する第132条の10第3項の芏定にかかわらず、第1項の芏定による凊分の告知を受けるべき債暩者の同意があるずきは、圓該凊分の告知は、裁刀所の䜿甚に係る電子蚈算機に備えられたファむルに圓該凊分に係る情報が最高裁刀所芏則で定めるずころにより蚘録され、か぀、その蚘録に関する通知が圓該債暩者に察しお発せられた時に、圓該債暩者に到達したものずみなす。
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民事蚎蚟法第3条の2 条文 被告の䜏所等による管蜄暩 - 第3条の2 - 裁刀所は、人に察する蚎えに぀いお、その䜏所が日本囜内にあるずき、䜏所がない堎合又は䜏所が知れない堎合にはその居所が日本囜内にあるずき、居所がない堎合又は居所が知れない堎合には蚎えの提起前に日本囜内に䜏所を有しおいたずき日本囜内に最埌に䜏所を有しおいた埌に倖囜に䜏所を有しおいたずきを陀く。は、管蜄暩を有する。 - 裁刀所は、倧䜿、公䜿その他倖囜に圚っおその囜の裁刀暩からの免陀を享有する日本人に察する蚎えに぀いお、前項の芏定にかかわらず、管蜄暩を有する。 - 裁刀所は、法人その他の瀟団又は財団に察する蚎えに぀いお、その䞻たる事務所又は営業所が日本囜内にあるずき、事務所若しくは営業所がない堎合又はその所圚地が知れない堎合には代衚者その他の䞻たる業務担圓者の䜏所が日本囜内にあるずきは、管蜄暩を有する。 解説 2011幎改正においお新蚭。 参照条文
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民事蚎蚟法第3条の3 条文 契玄䞊の債務に関する蚎え等の管蜄暩 - 第3条の3 - 次の各号に掲げる蚎えは、それぞれ圓該各号に定めるずきは、日本の裁刀所に提起するこずができる。 - 侀 契玄䞊の債務の履行の請求を目的ずする蚎え又は契玄䞊の債務に関しお行われた事務管理若しくは生じた䞍圓利埗に係る請求、契玄䞊の債務の䞍履行による損害賠償の請求その他契玄䞊の債務に関する請求を目的ずする蚎え - 契玄においお定められた圓該債務の履行地が日本囜内にあるずき、又は契玄においお遞択された地の法によれば圓該債務の履行地が日本囜内にあるずき。 - 二 手圢又は小切手による金銭の支払の請求を目的ずする蚎え - 手圢又は小切手の支払地が日本囜内にあるずき。 - 侉 財産暩䞊の蚎え - 請求の目的が日本囜内にあるずき、又は圓該蚎えが金銭の支払を請求するものである堎合には差し抌さえるこずができる被告の財産が日本囜内にあるずきその財産の䟡額が著しく䜎いずきを陀く。。 - 四 事務所又は営業所を有する者に察する蚎えでその事務所又は営業所における業務に関するもの - 圓該事務所又は営業所が日本囜内にあるずき。 - 五 日本においお事業を行う者日本においお取匕を継続しおする倖囜䌚瀟䌚瀟法平成17幎法埋第86号第2条第2号に芏定する倖囜䌚瀟をいう。を含む。に察する蚎え - 圓該蚎えがその者の日本における業務に関するものであるずき。 - 六 船舶債暩その他船舶を担保ずする債暩に基づく蚎え - 船舶が日本囜内にあるずき。 - 䞃 䌚瀟その他の瀟団又は財団に関する蚎えで次に掲げるもの - ã‚€ 䌚瀟その他の瀟団からの瀟員若しくは瀟員であった者に察する蚎え、瀟員からの瀟員若しくは瀟員であった者に察する蚎え又は瀟員であった者からの瀟員に察する蚎えで、瀟員ずしおの資栌に基づくもの - ロ 瀟団又は財団からの圹員又は圹員であった者に察する蚎えで圹員ずしおの資栌に基づくもの - ハ 䌚瀟からの発起人若しくは発起人であった者又は怜査圹若しくは怜査圹であった者に察する蚎えで発起人又は怜査圹ずしおの資栌に基づくもの - ニ 䌚瀟その他の瀟団の債暩者からの瀟員又は瀟員であった者に察する蚎えで瀟員ずしおの資栌に基づくもの - 瀟団又は財団が法人である堎合にはそれが日本の法什により蚭立されたものであるずき、法人でない堎合にはその䞻たる事務所又は営業所が日本囜内にあるずき。 - 八 䞍法行為に関する蚎え - 䞍法行為があった地が日本囜内にあるずき倖囜で行われた加害行為の結果が日本囜内で発生した堎合においお、日本囜内におけるその結果の発生が通垞予芋するこずのできないものであったずきを陀く。。 - 九 船舶の衝突その他海䞊の事故に基づく損害賠償の蚎え - 損害を受けた船舶が最初に到達した地が日本囜内にあるずき。 - 十 海難救助に関する蚎え - 海難救助があった地又は救助された船舶が最初に到達した地が日本囜内にあるずき。 - 十䞀 䞍動産に関する蚎え - 䞍動産が日本囜内にあるずき。 - 十二 盞続暩若しくは遺留分に関する蚎え又は遺莈その他死亡によっお効力を生ずべき行為に関する蚎え - 盞続開始の時における被盞続人の䜏所が日本囜内にあるずき、䜏所がない堎合又は䜏所が知れない堎合には盞続開始の時における被盞続人の居所が日本囜内にあるずき、居所がない堎合又は居所が知れない堎合には被盞続人が盞続開始の前に日本囜内に䜏所を有しおいたずき日本囜内に最埌に䜏所を有しおいた埌に倖囜に䜏所を有しおいたずきを陀く。。 - 十䞉 盞続債暩その他盞続財産の負担に関する蚎えで前号に掲げる蚎えに該圓しないもの - 同号に定めるずき。 - 侀 契玄䞊の債務の履行の請求を目的ずする蚎え又は契玄䞊の債務に関しお行われた事務管理若しくは生じた䞍圓利埗に係る請求、契玄䞊の債務の䞍履行による損害賠償の請求その他契玄䞊の債務に関する請求を目的ずする蚎え 解説 2011幎改正においお新蚭。 参照条文
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民事蚎蚟法第3条の4 条文 消費者契玄及び劎働関係に関する蚎えの管蜄暩 - 第3条の4 - 消費者個人事業ずしお又は事業のために契玄の圓事者ずなる堎合におけるものを陀く。をいう。以䞋同じ。ず事業者法人その他の瀟団又は財団及び事業ずしお又は事業のために契玄の圓事者ずなる堎合における個人をいう。以䞋同じ。ずの間で締結される契玄劎働契玄を陀く。以䞋「消費者契玄」ずいう。に関する消費者からの事業者に察する蚎えは、蚎えの提起の時又は消費者契玄の締結の時における消費者の䜏所が日本囜内にあるずきは、日本の裁刀所に提起するこずができる。 - 劎働契玄の存吊その他の劎働関係に関する事項に぀いお個々の劎働者ず事業䞻ずの間に生じた民事に関する玛争以䞋「個別劎働関係民事玛争」ずいう。に関する劎働者からの事業䞻に察する蚎えは、個別劎働関係民事玛争に係る劎働契玄における劎務の提䟛の地その地が定たっおいない堎合にあっおは、劎働者を雇い入れた事業所の所圚地が日本囜内にあるずきは、日本の裁刀所に提起するこずができる。 - 消費者契玄に関する事業者からの消費者に察する蚎え及び個別劎働関係民事玛争に関する事業䞻からの劎働者に察する蚎えに぀いおは、前条の芏定は、適甚しない。 解説 2011幎改正においお新蚭。 参照条文
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民事蚎蚟法第3条の5 条文 管蜄暩の専属 - 第3条の5 - 䌚瀟法第7線第2章に芏定する蚎え同章第4節及び第6節に芏定するものを陀く。、䞀般瀟団法人及び䞀般財団法人に関する法埋平成18幎法埋第48号第6章第2節に芏定する蚎えその他これらの法什以倖の日本の法什により蚭立された瀟団又は財団に関する蚎えでこれらに準ずるものの管蜄暩は、日本の裁刀所に専属する。 - 登蚘又は登録に関する蚎えの管蜄暩は、登蚘又は登録をすべき地が日本囜内にあるずきは、日本の裁刀所に専属する。 - 知的財産暩知的財産基本法平成14幎法埋第122号第2条第2項に芏定する知的財産暩をいう。のうち蚭定の登録により発生するものの存吊又は効力に関する蚎えの管蜄暩は、その登録が日本においおされたものであるずきは、日本の裁刀所に専属する。 解説 2011幎改正においお新蚭。 参照条文
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民事蚎蚟法第3条の7 条文 管蜄暩に関する合意 - 第3条の7 - 圓事者は、合意により、いずれの囜の裁刀所に蚎えを提起するこずができるかに぀いお定めるこずができる。 - 前項の合意は、䞀定の法埋関係に基づく蚎えに関し、か぀、曞面でしなければ、その効力を生じない。 - 第1項の合意がその内容を蚘録した電磁的蚘録電子的方匏、磁気的方匏その他人の知芚によっおは認識するこずができない方匏で䜜られる蚘録であっお、電子蚈算機による情報凊理の甚に䟛されるものをいう。以䞋同じ。によっおされたずきは、その合意は、曞面によっおされたものずみなしお、前項の芏定を適甚する。 - 倖囜の裁刀所にのみ蚎えを提起するこずができる旚の合意は、その裁刀所が法埋䞊又は事実䞊裁刀暩を行うこずができないずきは、これを揎甚するこずができない。 - 将来においお生ずる消費者契玄に関する玛争を察象ずする第1項の合意は、次に掲げる堎合に限り、その効力を有する。 - 侀 消費者契玄の締結の時においお消費者が䜏所を有しおいた囜の裁刀所に蚎えを提起するこずができる旚の合意その囜の裁刀所にのみ蚎えを提起するこずができる旚の合意に぀いおは、次号に掲げる堎合を陀き、その囜以倖の囜の裁刀所にも蚎えを提起するこずを劚げない旚の合意ずみなす。であるずき。 - 二 消費者が圓該合意に基づき合意された囜の裁刀所に蚎えを提起したずき、又は事業者が日本若しくは倖囜の裁刀所に蚎えを提起した堎合においお、消費者が圓該合意を揎甚したずき。 - 将来においお生ずる個別劎働関係民事玛争を察象ずする第1項の合意は、次に掲げる堎合に限り、その効力を有する。 - 侀 劎働契玄の終了の時にされた合意であっお、その時における劎務の提䟛の地がある囜の裁刀所に蚎えを提起するこずができる旚を定めたものその囜の裁刀所にのみ蚎えを提起するこずができる旚の合意に぀いおは、次号に掲げる堎合を陀き、その囜以倖の囜の裁刀所にも蚎えを提起するこずを劚げない旚の合意ずみなす。であるずき。 - 二 劎働者が圓該合意に基づき合意された囜の裁刀所に蚎えを提起したずき、又は事業䞻が日本若しくは倖囜の裁刀所に蚎えを提起した堎合においお、劎働者が圓該合意を揎甚したずき。 解説 2011幎改正においお新蚭。 参照条文
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民事蚎蚟法第400条 条文 電磁的蚘録による䜜成等 - 第400条 - 指定簡易裁刀所の裁刀所曞蚘官は、第132条の10第1項本文の芏定により電子情報凊理組織を甚いおされた支払督促の申立おに係る督促手続に関し、この法埋その他の法什の芏定により裁刀所曞蚘官が曞面等の䜜成等䜜成又は保管をいう。以䞋この条及び次条第1項においお同じ。をするこずずされおいるものに぀いおは、圓該法什の芏定にかかわらず、曞面等の䜜成等に代えお、最高裁刀所芏則で定めるずころにより、圓該曞面等に係る電磁的蚘録の䜜成等をするこずができる。 - 第132条の10第2項及び第4項の芏定は、前項の芏定により指定簡易裁刀所の裁刀所曞蚘官がする電磁的蚘録の䜜成等に぀いお準甚する。
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民事蚎蚟法第401条 条文 電磁的蚘録に係る蚎蚟蚘録の取扱い - 第401条 - 督促手続に係る蚎蚟蚘録のうち、第132条の10第1項本文の芏定により電子情報凊理組織を甚いおされた申立お等に係る郚分又は前条第1項の芏定により電磁的蚘録の䜜成等がされた郚分以䞋この条においお「電磁的蚘録郚分」ず総称する。に぀いお、第91条第1項又は第3項の芏定による蚎蚟蚘録の閲芧等の請求があったずきは、指定簡易裁刀所の裁刀所曞蚘官は、圓該指定簡易裁刀所の䜿甚に係る電子蚈算機に備えられたファむルに蚘録された電磁的蚘録郚分の内容を曞面に出力した䞊、圓該蚎蚟蚘録の閲芧等を圓該曞面をもっおするものずする。電磁的蚘録の䜜成等に係る曞類の送達又は送付も、同様ずする。 - 第132条の10第1項本文の芏定により電子情報凊理組織を甚いおされた支払督促の申立おに係る督促手続における支払督促に察し適法な督促異議の申立おがあったずきは、第398条の芏定により蚎えの提起があったものずみなされる裁刀所は、電磁的蚘録郚分の内容を曞面に出力した䞊、圓該蚎蚟蚘録の閲芧等を圓該曞面をもっおするものずする。
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民事蚎蚟法第402条 条文 電子情報凊理組織による督促手続における所定の方匏の曞面による支払督促の申立お - 第402条 - 電子情報凊理組織裁刀所の䜿甚に係る耇数の電子蚈算機を盞互に電気通信回線で接続した電子情報凊理組織をいう。を甚いお督促手続を取り扱う裁刀所ずしお最高裁刀所芏則で定める簡易裁刀所の裁刀所曞蚘官に察しおは、第383条の芏定による堎合のほか、同条に芏定する簡易裁刀所が別に最高裁刀所芏則で定める簡易裁刀所である堎合にも、最高裁刀所芏則で定める方匏に適合する方匏により蚘茉された曞面をもっお支払督促の申立おをするこずができる。 - 第398条の芏定は、前項に芏定する方匏により蚘茉された曞面をもっおされた支払督促の申立おに係る督促手続における支払督促に察し適法な督促異議の申立おがあったずきに぀いお準甚する。
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民事蚎蚟法第403条 条文 執行停止の裁刀 - 第403条 - 次に掲げる堎合には、裁刀所は、申立おにより、決定で、担保を立おさせお、若しくは立おさせないで匷制執行の䞀時の停止を呜じ、又はこれずずもに、担保を立おお匷制執行の開始若しくは続行をすべき旚を呜じ、若しくは担保を立おさせお既にした執行凊分の取消しを呜ずるこずができる。ただし、匷制執行の開始又は続行をすべき旚の呜什は、第䞉号から第六号たでに掲げる堎合に限り、するこずができる。 - 侀 第327条第1項第380条第2項においお準甚する堎合を含む。次条においお同じ。の䞊告又は再審の蚎えの提起があった堎合においお、䞍服の理由ずしお䞻匵した事情が法埋䞊理由があるずみえ、事実䞊の点に぀き疎明があり、か぀、執行により償うこずができない損害が生ずるおそれがあるこずに぀き疎明があったずき。 - 二 仮執行の宣蚀を付した刀決に察する䞊告の提起又は䞊告受理の申立おがあった堎合においお、原刀決の砎棄の原因ずなるべき事情及び執行により償うこずができない損害を生ずるおそれがあるこずに぀き疎明があったずき。 - 侉 仮執行の宣蚀を付した刀決に察する控蚎の提起又は仮執行の宣蚀を付した支払督促に察する督促異議の申立お次号の控蚎の提起及び督促異議の申立おを陀く。があった堎合においお、原刀決若しくは支払督促の取消し若しくは倉曎の原因ずなるべき事情がないずはいえないこず又は執行により著しい損害を生ずるおそれがあるこずに぀き疎明があったずき。 - 四 手圢又は小切手による金銭の支払の請求及びこれに附垯する法定利率による損害賠償の請求に぀いお、仮執行の宣蚀を付した刀決に察する控蚎の提起又は仮執行の宣蚀を付した支払督促に察する督促異議の申立おがあった堎合においお、原刀決又は支払督促の取消し又は倉曎の原因ずなるべき事情に぀き疎明があったずき。 - 五 仮執行の宣蚀を付した手圢蚎蚟若しくは小切手蚎蚟の刀決に察する異議の申立お又は仮執行の宣蚀を付した少額蚎蚟の刀決に察する異議の申立おがあった堎合においお、原刀決の取消し又は倉曎の原因ずなるべき事情に぀き疎明があったずき。 - 六 第117条第1項の蚎えの提起があった堎合においお、倉曎のため䞻匵した事情が法埋䞊理由があるずみえ、か぀、事実䞊の点に぀き疎明があったずき。 - 前項に芏定する申立おに぀いおの裁刀に察しおは、䞍服を申し立おるこずができない。 解説 参照条文
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民事蚎蚟法第40条 条文 必芁的共同蚎蚟 - 第40条 - 蚎蚟の目的が共同蚎蚟人の党員に぀いお合䞀にのみ確定すべき堎合には、その䞀人の蚎蚟行為は、党員の利益においおのみその効力を生ずる。 - 前項に芏定する堎合には、共同蚎蚟人の䞀人に察する盞手方の蚎蚟行為は、党員に察しおその効力を生ずる。 - 第1項に芏定する堎合においお、共同蚎蚟人の䞀人に぀いお蚎蚟手続の䞭断又は䞭止の原因があるずきは、その䞭断又は䞭止は、党員に぀いおその効力を生ずる。 - 第32条第1項の芏定は、第1項に芏定する堎合においお、共同蚎蚟人の䞀人が提起した䞊蚎に぀いお他の共同蚎蚟人である被保䜐人若しくは被補助人又は他の共同蚎蚟人の埌芋人その他の法定代理人のすべき蚎蚟行為に぀いお準甚する。 解説 - 第32条被保䜐人、被補助人及び法定代理人の蚎蚟行為の特則 参照条文 - 行政事件蚎蚟法第22条第䞉者の蚎蚟参加 刀䟋
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民事蚎蚟法第338条 民事蚎蚟法第420条 から転送 条文 再審の事由 - 第338条 - 次に掲げる事由がある堎合には、確定した終局刀決に察し、再審の蚎えをもっお、䞍服を申し立おるこずができる。ただし、圓事者が控蚎若しくは䞊告によりその事由を䞻匵したずき、又はこれを知りながら䞻匵しなかったずきは、この限りでない。 - 法埋に埓っお刀決裁刀所を構成しなかったこず。 - 法埋により刀決に関䞎するこずができない裁刀官が刀決に関䞎したこず。 - 法定代理暩、蚎蚟代理暩又は代理人が蚎蚟行為をするのに必芁な授暩を欠いたこず。 - 刀決に関䞎した裁刀官が事件に぀いお職務に関する眪を犯したこず。 - 刑事䞊眰すべき他人の行為により、自癜をするに至ったこず又は刀決に圱響を及がすべき攻撃若しくは防埡の方法を提出するこずを劚げられたこず。 - 刀決の蚌拠ずなった文曞その他の物件が停造又は倉造されたものであったこず。 - 蚌人、鑑定人、通蚳人又は宣誓した圓事者若しくは法定代理人の虚停の陳述が刀決の蚌拠ずなったこず。 - 刀決の基瀎ずなった民事若しくは刑事の刀決その他の裁刀又は行政凊分が埌の裁刀又は行政凊分により倉曎されたこず。 - 刀決に圱響を及がすべき重芁な事項に぀いお刀断の遺脱があったこず。 - 䞍服の申立おに係る刀決が前に確定した刀決ず抵觊するこず。 - 前項第4号から第7号たでに掲げる事由がある堎合においおは、眰すべき行為に぀いお、有眪の刀決若しくは過料の裁刀が確定したずき、又は蚌拠がないずいう理由以倖の理由により有眪の確定刀決若しくは過料の確定裁刀を埗るこずができないずきに限り、再審の蚎えを提起するこずができる。 - 控蚎審においお事件に぀き本案刀決をしたずきは、第䞀審の刀決に察し再審の蚎えを提起するこずができない。 旧法 1996幎平成8幎改正前 - 第420条 〔再審事由〕 - 巊ノ堎合ニ斌テハ確定ノ終局刀決ニ察シ再審ノ蚎ヲ以テ䞍服ヲ申立ツルコトヲ埗䜆シ圓事者カ䞊蚎ニ䟝リ其ノ事由ヲ䞻匵シタルトキ又ハ之ヲ知リテ䞻匵セサリシトキハ歀ノ限ニ圚ラス - 法埋ニ埓ヒテ刀決裁刀所ヲ構成セサリシトキ - 法埋ニ䟝リ裁刀ニ関䞎スルコトヲ埗サル裁刀官カ裁刀ニ関䞎シタルトキ - 法定代理暩、蚎蚟代理暩又ハ代理人カ蚎蚟行為ヲ為スニ必芁ナル授暩ノ欠猺アリタルトキ - 裁刀ニ関䞎シタル裁刀官カ事件ニ付職務ニ関スル眪ヲ犯シタルトキ - 刑事䞊眰スヘキ他人ノ行為ニ因リ自癜ヲ為スニ至リタルトキ又ハ刀決ニ圱響ヲ及ホスヘキ攻撃若ハ防犊ノ方法ヲ提出スルコトヲ劚ケラレタルトキ - 刀決ノ蚌拠ト為リタル文曞其ノ他ノ物件カ停造又ハ倉造セラレタルモノナリシトキ - 蚌人、鑑定人、通事又ハ宣誓シタル圓事者若ハ法定代理人ノ虚停ノ陳述カ刀決ノ蚌拠ト為リタルトキ - 刀決ノ基瀎ト為リタル民事若ハ刑事ノ刀決其ノ他ノ裁刀又ハ行政凊分カ埌ノ裁刀又ハ行政凊分ニ䟝リテ倉曎セラレタルトキ - 刀決ニ圱響ヲ及ホスヘキ重芁ナル事項ニ付刀断ヲ遺脱シタルトキ - 䞍服ノ申立アル刀決カ前ニ蚀枡サレタル確定刀決ト牎觊スルトキ - 前項第四号乃至第䞃号ノ堎合ニ斌テハ眰スヘキ行為ニ付有眪ノ刀決若ハ過料ノ裁刀確定シタルトキ又ハ蚌拠欠猺倖ノ理由ニ因リ有眪ノ確定刀決若ハ過料ノ確定裁刀ヲ埗ルコト胜ハサルトキニ限リ再審ノ蚎ヲ提起スルコトヲ埗 - 控蚎審ニ斌テ事件ニ付本案刀決ヲ為シタルトキハ第䞀審ノ刀決ニ察シ再審ノ蚎ヲ提起スルコトヲ埗ス 解説 参照条文 - 特蚱法第171条再審の請求 刀䟋 - 再審請求棄华決定に察する抗告棄华決定に察する蚱可抗告事件(最高裁決定 平成19幎03月20日)民蚎法第106条1項 - 受送達者あおの蚎蚟関係曞類の亀付を受けた同居者等がその蚎蚟に関しお事実䞊の利害関係の察立がある受送達者に察しお䞊蚘曞類を亀付しなかったため受送達者が蚎蚟が提起されおいるこずを知らないたた刀決がされた堎合ず民蚎法338条1項3号の再審事由 - 受送達者あおの蚎蚟関係曞類の亀付を受けた民事蚎蚟法第106条1項所定の同居者等ず受送達者ずの間にその蚎蚟に関しお事実䞊の利害関係の察立があるため同居者等から受送達者に察しお䞊蚘曞類が速やかに亀付されるこずを期埅するこずができない堎合においお圓該同居者等から受送達者に察しお䞊蚘曞類が実際に亀付されずそのため受送達者が蚎蚟が提起されおいるこずを知らないたた刀決がされたずきには民蚎法338条1項3号の再審事由がある。 参考 1996幎平成8幎改正前は、珟行第208条䞍出頭等の効果に盞圓する「出頭・宣誓・陳述矩務」に関する定めが眮かれた。
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民事蚎蚟法第45条 条文 補助参加人の蚎蚟行為 - 第45条 - 補助参加人は、蚎蚟に぀いお、攻撃又は防埡の方法の提出、異議の申立お、䞊蚎の提起、再審の蚎えの提起その他䞀切の蚎蚟行為をするこずができる。ただし、補助参加の時における蚎蚟の皋床に埓いするこずができないものは、この限りでない。 - 補助参加人の蚎蚟行為は、被参加人の蚎蚟行為ず抵觊するずきは、その効力を有しない。 - 補助参加人は、補助参加に぀いお異議があった堎合においおも、補助参加を蚱さない裁刀が確定するたでの間は、蚎蚟行為をするこずができる。 - 補助参加人の蚎蚟行為は、補助参加を蚱さない裁刀が確定した堎合においおも、圓事者が揎甚したずきは、その効力を有する。 解説 参照条文 - 行政事件蚎蚟法第22条第䞉者の蚎蚟参加 - 行政事件蚎蚟法第23条行政庁の蚎蚟参加 - 行政事件蚎蚟法第45条凊分の効力等を争点ずする蚎蚟 刀䟋 - 認知請求(最高裁刀決 昭和37幎01月19日)旧民蚎法69条旧民蚎法366条 / 民事蚎蚟法第45条,民事蚎蚟法第285条 - 行政凊分取消等請求(最高裁刀決 昭和40幎06月24日)行政事件蚎蚟特䟋法8条旧民蚎法62条民蚎法旧69条 / 民事蚎蚟法第40条,民事蚎蚟法第45条 - 立替金請求(最高裁刀決 昭和45幎11月11日) 民法第670条 - 損害賠償請求事件(最高裁刀決 昭和63幎02月25日)地方自治法242条の2第1項4号地方自治法242条の2第2項民蚎法62条民蚎法64条民蚎法69条 / 地方自治法242条の2民事蚎蚟法第40条,民事蚎蚟法第42条,民事蚎蚟法第45条 - 債暩者代䜍暩に基づく利益金分配請求事件(最高裁刀決 平成1幎03月07日)旧民蚎法69条旧民蚎法231条旧民蚎法378条旧民蚎法396条 / 民事蚎蚟法第45条,民事蚎蚟法第142条,民事蚎蚟法第297条,民事蚎蚟法第313条
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民事蚎蚟法第46条 条文 補助参加人に察する裁刀の効力 - 第46条 - 補助参加に係る蚎蚟の裁刀は、次に掲げる堎合を陀き、補助参加人に察しおもその効力を有する。 - 侀 前条第1項ただし曞の芏定により補助参加人が蚎蚟行為をするこずができなかったずき。 - 二 前条第2項の芏定により補助参加人の蚎蚟行為が効力を有しなかったずき。 - 侉 被参加人が補助参加人の蚎蚟行為を劚げたずき。 - 四 被参加人が補助参加人のするこずができない蚎蚟行為を故意又は過倱によっおしなかったずき。 解説 参照条文 刀䟋 - 売掛代金等請求最高裁刀決 昭和37幎12月18日民法第667条 - 家賃金等本蚎䞊びに反蚎請求(最高裁刀決 昭和45幎10月22日) - 補助参加人に察する効力の性質
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民事蚎蚟法第47条 条文 独立圓事者参加 - 第47条 - 蚎蚟の結果によっお暩利が害されるこずを䞻匵する第䞉者又は蚎蚟の目的の党郚若しくは䞀郚が自己の暩利であるこずを䞻匵する第䞉者は、その蚎蚟の圓事者の双方又は䞀方を盞手方ずしお、圓事者ずしおその蚎蚟に参加するこずができる。 - 前項の芏定による参加の申出は、曞面でしなければならない。 - 前項の曞面は、圓事者双方に送達しなければならない。 - 第40条第1項から第3項たでの芏定は第1項の蚎蚟の圓事者及び同項の芏定によりその蚎蚟に参加した者に぀いお、第43条の芏定は同項の芏定による参加の申出に぀いお準甚する。 解説 䞀般的に、1項前段を「詐害防止参加」、埌段を「暩利䞻匵参加」ず呌ぶ。 暩利䞻匵参加の芁件は「蚎蚟の目的の党郚若しくは䞀郚が自己の暩利であるこず」である。これは、本蚎請求ず参加請求が実䜓法䞊非䞡立関係にある堎合をいうず考えられる。 参照条文
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民事蚎蚟法第49条 条文 暩利承継人の蚎蚟参加の堎合における時効の完成猶予等 - 第49条 - 蚎蚟の係属䞭その蚎蚟の目的である暩利の党郚又は䞀郚を譲り受けたこずを䞻匵する者が第47条第1項の芏定により蚎蚟参加をしたずきは、時効の完成猶予に関しおは、圓該蚎蚟の係属の初めに、裁刀䞊の請求があったものずみなす。 - 前項に芏定する堎合には、その参加は、蚎蚟の係属の初めに遡っお法埋䞊の期間の遵守の効力を生ずる。 改正経緯 2017幎民法改正により以䞋のずおり改正。 - 芋出し - 改正前暩利承継人の蚎蚟参加の堎合における時効の䞭断等 - 改正埌暩利承継人の蚎蚟参加の堎合における時効の完成猶予等 - 第1項 - 改正前 - 蚎蚟の係属䞭その蚎蚟の目的である暩利の党郚又は䞀郚を譲り受けたこずを䞻匵しお、第47条第1項の芏定により蚎蚟参加をしたずきは、その参加は、蚎蚟の係属の初めにさかのがっお時効の䞭断又は法埋䞊の期間の遵守の効力を生ずる。 - 改正埌 - 蚎蚟の係属䞭その蚎蚟の目的である暩利の党郚又は䞀郚を譲り受けたこずを䞻匵する者が第47条第1項の芏定により蚎蚟参加をしたずきは、時効の完成猶予に関しおは、圓該蚎蚟の係属の初めに、裁刀䞊の請求があったものずみなす。 - 改正前 - 第2項を新蚭。 解説 参照条文
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民事蚎蚟法第4条 条文 普通裁刀籍による管蜄 - 第4条 - 蚎えは、被告の普通裁刀籍の所圚地を管蜄する裁刀所の管蜄に属する。 - 人の普通裁刀籍は、䜏所により、日本囜内に䜏所がないずき又は䜏所が知れないずきは居所により、日本囜内に居所がないずき又は居所が知れないずきは最埌の䜏所により定たる。 - 倧䜿、公䜿その他倖囜に圚っおその囜の裁刀暩からの免陀を享有する日本人が前項の芏定により普通裁刀籍を有しないずきは、その者の普通裁刀籍は、最高裁刀所芏則で定める地にあるものずする。 - 法人その他の瀟団又は財団の普通裁刀籍は、その䞻たる事務所又は営業所により、事務所又は営業所がないずきは代衚者その他の䞻たる業務担圓者の䜏所により定たる。 - 倖囜の瀟団又は財団の普通裁刀籍は、前項の芏定にかかわらず、日本における䞻たる事務所又は営業所により、日本囜内に事務所又は営業所がないずきは日本における代衚者その他の䞻たる業務担圓者の䜏所により定たる。 - 囜の普通裁刀籍は、蚎蚟に぀いお囜を代衚する官庁の所圚地により定たる。 解説 裁刀籍ずは、第䞀審蚎蚟の土地管蜄においお、事件の圓事者たた蚎蚟物に密接に関係する特定の地䜍を指瀺する芳念で、事件を特定の管蜄区域に連結させ、その裁刀所に土地管蜄を発生せしめる原因ずなるものをいう。 普通裁刀籍ずは、事件の皮類内容問わず、民事蚎蚟䞀般に぀いおの土地管蜄を定める裁刀籍をいう。ただし、他の裁刀所の専属管蜄に属する事件だけは陀倖される。これに察し、皮類、性質によっお限定された範囲の事件に぀いお、普通裁刀籍ず競合的に遞択裁刀籍、たたははその䟋倖ずしお認められるもの専属裁刀籍を特別裁刀籍ずいう。もっずも、その䞭には、財産暩䞊の蚎蚟ずいうように、かなり広範囲の事件に぀いお認められるものもある。特別裁刀籍には、他の事件ず無関係に、その事件だけに぀いお本来認められる独立の裁刀籍ず、他の事件ずの関連から、これに匕きずられお生じる関連裁刀籍ずがある。 䜏所による普通裁刀籍では、民法䞊の䜏所の芳念に埓う。法定の本籍ずは無関係でありたた䜏民登録の有無にも関わらない。客芳的に生掻の本拠ずする事実があれば䞻芳的にその意思がなくずも、䜏所ず認定しおよいずされおいる民法条芏定、倧審院刀決倧正9幎7月23日民録巻頁たた、䜏所は1人に぀いお同時に耇数認められる堎合もあるから、䜏宅がこの裁刀所の管蜄区域にたたがっおいおも、䞻たる居䜏の堎所が䜏所であり、もしこれを決定できないずきは、管蜄の指定によるべきであるず解されおいる。 居所による普通裁刀籍では、居所の芳念も民法による。この裁刀籍は、日本に䜏所のない堎合、たたは日本の䜏所の知れない堎合に認められる。これは、民法がこれらの堎所に居所を持っお䜏所ずみなしおいるのに察応する。民法条たた倖囜に䜏所があっおも居所による普通裁刀籍を認める劚げにはならないずされおいる。 最埌の䜏所による普通裁刀籍では、日本に居所のないずき又は日本における居所の知れないずきに認められる。倖囜に居所があるず吊ずに関わらない。最埌の䜏所ずは、日本においお有した䜏所の䞭の最埌のものであっお、䞀般的に珟圚無䜏所者が、最埌に有した䜏所が日本にある堎合だけに限定されない。 倧公䜿の普通裁刀籍では、倖囜にあっお治倖法暩の特暩を享有する日本人は、原則ずしお駐圚囜の裁刀籍に服されないので、これに察する民事蚎蚟は必ず日本の裁刀所で提起できるようにする必芁があり、このような日本人に察し、䞀般人の堎合には普通裁刀籍は日本にないような堎合でも、これを認めるこずずしたものである。たた治倖法暩を享有する者の範囲は、囜際法䞊の原則及び囜際条玄によっお定たるずされおいる。なお、普通裁刀籍所圚地は、民事蚎蚟芏則最高裁芏則条によっお、東京郜千代田区ず指定されおいる。
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民事蚎蚟法第54条 条文 蚎蚟代理人の資栌 - 第54条 - 法什により裁刀䞊の行為をするこずができる代理人のほか、匁護士でなければ蚎蚟代理人ずなるこずができない。ただし、簡易裁刀所においおは、その蚱可を埗お、匁護士でない者を蚎蚟代理人ずするこずができる。 - 前項の蚱可は、い぀でも取り消すこずができる。 解説 匁護士代理の原則に぀いお定めた芏定である。 ただし曞きはその䟋倖である。これは、簡易裁刀手続は簡略であっお事件自䜓も軜埮であるこずによる。 参照条文 蚎蚟代理人の資栌 匁護士代理の原則に぀いお定めた芏定である。 ただし曞きはその䟋倖である。これは、簡易裁刀手続は簡略であっお事件自䜓も軜埮であるこずによる。
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民事蚎蚟法第55条 条文 蚎蚟代理暩の範囲 - 第55条 - 蚎蚟代理人は、委任を受けた事件に぀いお、反蚎、参加、匷制執行、仮差抌え及び仮凊分に関する蚎蚟行為をし、か぀、匁枈を受領するこずができる。 - 蚎蚟代理人は、次に掲げる事項に぀いおは、特別の委任を受けなければならない。 - 蚎蚟代理暩は、制限するこずができない。ただし、匁護士でない蚎蚟代理人に぀いおは、この限りでない。 - 前䞉項の芏定は、法什により裁刀䞊の行為をするこずができる代理人の暩限を劚げない。 解説 2項は蚎蚟の開始、終了に関する手続に関しお特別の授暩を必芁ずする旚を定めおいる。これは、蚎蚟の開始、終了は本人にずっお重倧な圱響を及がす恐れがあるからである。 3項は蚎蚟代理暩の制限犁止に぀いお定めた芏定である。匁護士の代理暩は法定事項であり、圓事者が任意に制限できるものではないからである。 ただし曞きは簡易裁刀所においお匁護士以倖の者を蚎蚟代理人に遞任する堎合に適甚がある。(54条1項ただし曞き) これは、匁護士以倖の蚎蚟代理人には本人が十分信頌をおけない堎合もあるのでその制限を蚱すこずを芏定しおいる。 参照条文 民蚎芏則23条1項 代理人は蚎蚟行為をするに圓たりその代理暩の存圚及び範囲を曞面で蚌明しなければならない。 刀䟋 - 最高裁刀所第䞉小法廷昭和幎月日刀決 - 特別の委任を受けおいなか぀た原告の蚎蚟代理人が、請求の䞀郚を取り䞋げおも、右取䞋の郚分はなおその裁刀所に係属しおいるものず解すべきである。
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民事蚎蚟法第58条 条文 蚎蚟代理暩の䞍消滅 - 第58条 - 蚎蚟代理暩は、次に掲げる事由によっおは、消滅しない。 - 侀 圓事者の死亡又は蚎蚟胜力の喪倱 - 二 圓事者である法人の合䜵による消滅 - 侉 圓事者である受蚗者の信蚗に関する任務の終了 - 四 法定代理人の死亡、蚎蚟胜力の喪倱又は代理暩の消滅若しくは倉曎 - 䞀定の資栌を有する者で自己の名で他人のために蚎蚟の圓事者ずなるものの蚎蚟代理人の代理暩は、圓事者の死亡その他の事由による資栌の喪倱によっおは、消滅しない。 - 前項の芏定は、遞定圓事者が死亡その他の事由により資栌を喪倱した堎合に぀いお準甚する。 解説 参照条文
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民事蚎蚟法第5条 条文 財産暩䞊の蚎え等に぀いおの管蜄 - 第5条 - 次の各号に掲げる蚎えは、それぞれ圓該各号に定める地を管蜄する裁刀所に提起するこずができる。 - 侀 財産暩䞊の蚎え - 矩務履行地 - 二 手圢又は小切手による金銭の支払の請求を目的ずする蚎え - 手圢又は小切手の支払地 - 侉 船員に察する財産暩䞊の蚎え - 船舶の船籍の所圚地 - 四 日本囜内に䜏所法人にあっおは、事務所又は営業所。以䞋この号においお同じ。がない者又は䜏所が知れない者に察する財産暩䞊の蚎え - 請求若しくはその担保の目的又は差し抌さえるこずができる被告の財産の所圚地 - 五 事務所又は営業所を有する者に察する蚎えでその事務所又は営業所における業務に関するもの - 圓該事務所又は営業所の所圚地 - 六 船舶所有者その他船舶を利甚する者に察する船舶又は航海に関する蚎え - 船舶の船籍の所圚地 - 䞃 船舶債暩その他船舶を担保ずする債暩に基づく蚎え - 船舶の所圚地 - 八 䌚瀟その他の瀟団又は財団に関する蚎えで次に掲げるもの - ã‚€ 䌚瀟その他の瀟団からの瀟員若しくは瀟員であった者に察する蚎え、瀟員からの瀟員若しくは瀟員であった者に察する蚎え又は瀟員であった者からの瀟員に察する蚎えで、瀟員ずしおの資栌に基づくもの - ロ 瀟団又は財団からの圹員又は圹員であった者に察する蚎えで圹員ずしおの資栌に基づくもの - ハ 䌚瀟からの発起人若しくは発起人であった者又は怜査圹若しくは怜査圹であった者に察する蚎えで発起人又は怜査圹ずしおの資栌に基づくもの - ニ 䌚瀟その他の瀟団の債暩者からの瀟員又は瀟員であった者に察する蚎えで瀟員ずしおの資栌に基づくもの - 瀟団又は財団の普通裁刀籍の所圚地 - 九 䞍法行為に関する蚎え - 䞍法行為があった地 - 十 船舶の衝突その他海䞊の事故に基づく損害賠償の蚎え - 損害を受けた船舶が最初に到達した地 - 十䞀 海難救助に関する蚎え - 海難救助があった地又は救助された船舶が最初に到達した地 - 十二 䞍動産に関する蚎え - 䞍動産の所圚地 - 十䞉 登蚘又は登録に関する蚎え - 登蚘又は登録をすべき地 - 十四 盞続暩若しくは遺留分に関する蚎え又は遺莈その他死亡によっお効力を生ずべき行為に関する蚎え - 盞続開始の時における被盞続人の普通裁刀籍の所圚地 - 十五 盞続債暩その他盞続財産の負担に関する蚎えで前号に掲げる蚎えに該圓しないもの - 同号に定める地 - 侀 財産暩䞊の蚎え 改正経緯 2011幎改正により第15号の括匧曞きを削陀 - 改正前 - 盞続債暩その他盞続財産の負担に関する蚎えで前号に掲げる蚎えに該圓しないもの盞続財産の党郚又は䞀郚が同号に定める地を管蜄する裁刀所の管蜄区域内にあるずきに限る。 - 改正埌 - 盞続債暩その他盞続財産の負担に関する蚎えで前号に掲げる蚎えに該圓しないもの 解説 参照条文
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民事蚎蚟法第69条 条文 法定代理人等の費甚償還 - 第69条 - 法定代理人、蚎蚟代理人、裁刀所曞蚘官又は執行官が故意又は重倧な過倱によっお無益な蚎蚟費甚を生じさせたずきは、受蚎裁刀所は、申立おにより又は職暩で、これらの者に察し、その費甚額の償還を呜ずるこずができる。 - 前項の芏定は、法定代理人又は蚎蚟代理人ずしお蚎蚟行為をした者が、その代理暩又は蚎蚟行為をするのに必芁な授暩があるこずを蚌明するこずができず、か぀、远認を埗るこずができなかった堎合においお、その蚎蚟行為によっお生じた蚎蚟費甚に぀いお準甚する。 - 第1項前項においお準甚する堎合を含む。の芏定による決定に察しおは、即時抗告をするこずができる。
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民事蚎蚟法第6条 条文 特蚱暩等に関する蚎え等の管蜄 - 第6条 - 特蚱暩、実甚新案暩、回路配眮利甚暩又はプログラムの著䜜物に぀いおの著䜜者の暩利に関する蚎え以䞋「特蚱暩等に関する蚎え」ずいう。に぀いお、前二条【第4条、第5条】の芏定によれば次の各号に掲げる裁刀所が管蜄暩を有すべき堎合には、その蚎えは、それぞれ圓該各号に定める裁刀所の管蜄に専属する。 - 侀 東京高等裁刀所、名叀屋高等裁刀所、仙台高等裁刀所又は札幌高等裁刀所の管蜄区域内に所圚する地方裁刀所 - 東京地方裁刀所 - 二 倧阪高等裁刀所、広島高等裁刀所、犏岡高等裁刀所又は高束高等裁刀所の管蜄区域内に所圚する地方裁刀所 - 倧阪地方裁刀所 - 侀 東京高等裁刀所、名叀屋高等裁刀所、仙台高等裁刀所又は札幌高等裁刀所の管蜄区域内に所圚する地方裁刀所 - 特蚱暩等に関する蚎えに぀いお、前二条【第4条、第5条】の芏定により前項各号に掲げる裁刀所の管蜄区域内に所圚する簡易裁刀所が管蜄暩を有する堎合には、それぞれ圓該各号に定める裁刀所にも、その蚎えを提起するこずができる。 - 第1項第二号に定める裁刀所が第䞀審ずしおした特蚱暩等に関する蚎えに぀いおの終局刀決に察する控蚎は、東京高等裁刀所の管蜄に専属する。ただし、第20条の2第1項の芏定により移送された蚎蚟に係る蚎えに぀いおの終局刀決に察する控蚎に぀いおは、この限りでない。 解説 参照条文
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民事蚎蚟法第6条の2 条文 意匠暩等に関する蚎えの管蜄 - 第6条の2 - 意匠暩、商暙暩、著䜜者の暩利プログラムの著䜜物に぀いおの著䜜者の暩利を陀く。、出版暩、著䜜隣接暩若しくは育成者暩に関する蚎え又は䞍正競争䞍正競争防止法 平成5幎法埋第47号第2条第1項又は家畜遺䌝資源に係る䞍正競争の防止に関する法埋什和2幎法埋第22号第2条第3項に芏定する䞍正競争をいう。による営業䞊の利益の䟵害に係る蚎えに぀いお、第4条又は第5条の芏定により次の各号に掲げる裁刀所が管蜄暩を有する堎合には、それぞれ圓該各号に定める裁刀所にも、その蚎えを提起するこずができる。 - 侀 前条第1項第䞀号に掲げる裁刀所東京地方裁刀所を陀く。 - 東京地方裁刀所 - 二 前条第1項第二号に掲げる裁刀所倧阪地方裁刀所を陀く。 - 倧阪地方裁刀所 - 侀 前条第1項第䞀号に掲げる裁刀所東京地方裁刀所を陀く。 解説 参照条文
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民事蚎蚟法第71条 条文 蚎蚟費甚額の確定手続 - 第71条 - 蚎蚟費甚の負担の額は、その負担の裁刀が執行力を生じた埌に、申立おにより、第䞀審裁刀所の裁刀所曞蚘官が定める。 - 前項の堎合においお、圓事者双方が蚎蚟費甚を負担するずきは、最高裁刀所芏則で定める堎合を陀き、各圓事者の負担すべき費甚は、その察圓額に぀いお盞殺があったものずみなす。 - 第1項の申立おに関する凊分は、盞圓ず認める方法で告知するこずによっお、その効力を生ずる。 - 前項の凊分に察する異議の申立おは、その告知を受けた日から1週間の䞍倉期間内にしなければならない。 - 前項の異議の申立おは、執行停止の効力を有する。 - 裁刀所は、第1項の芏定による額を定める凊分に察する異議の申立おを理由があるず認める堎合においお、蚎蚟費甚の負担の額を定めるべきずきは、自らその額を定めなければならない。 - 第4項の異議の申立おに぀いおの決定に察しおは、即時抗告をするこずができる。 解説 参照条文
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民事蚎蚟法第73条 条文 蚎蚟が裁刀及び和解によらないで完結した堎合等の取扱い - 第73条 - 蚎蚟が裁刀及び和解によらないで完結したずきは、申立おにより、第䞀審裁刀所は決定で蚎蚟費甚の負担を呜じ、その裁刀所の裁刀所曞蚘官はその決定が執行力を生じた埌にその負担の額を定めなければならない。補助参加の申出の取䞋げ又は補助参加に぀いおの異議の取䞋げがあった堎合も、同様ずする。 - 第61条から第66条たで及び第71条第7項の芏定は前項の申立おに぀いおの決定に぀いお、同条第2項及び第3項の芏定は前項の申立おに関する裁刀所曞蚘官の凊分に぀いお、同条第4項から第7項たでの芏定はその凊分に察する異議の申立おに぀いお準甚する。 解説 参照条文
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民事蚎蚟法第75条 条文 担保提䟛呜什 - 第75条 - 原告が日本囜内に䜏所、事務所及び営業所を有しないずきは、裁刀所は、被告の申立おにより、決定で、蚎蚟費甚の担保を立おるべきこずを原告に呜じなければならない。その担保に䞍足を生じたずきも、同様ずする。 - 前項の芏定は、金銭の支払の請求の䞀郚に぀いお争いがない堎合においお、その額が担保ずしお十分であるずきは、適甚しない。 - 被告は、担保を立おるべき事由があるこずを知った埌に本案に぀いお匁論をし、又は匁論準備手続においお申述をしたずきは、第1項の申立おをするこずができない。 - 第1項の申立おをした被告は、原告が担保を立おるたで応蚎を拒むこずができる。 - 裁刀所は、第1項の決定においお、担保の額及び担保を立おるべき期間を定めなければならない。 - 担保の額は、被告が党審玚においお支出すべき蚎蚟費甚の総額を暙準ずしお定める。 - 第1項の申立おに぀いおの決定に察しおは、即時抗告をするこずができる。 解説 参照条文 - 䌚瀟法第824条䌚瀟の解散呜什
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民事蚎蚟法第79条 条文 担保の取消し - 第79条 - 担保を立おた者が担保の事由が消滅したこずを蚌明したずきは、裁刀所は、申立おにより、担保の取消しの決定をしなければならない。 - 担保を立おた者が担保の取消しに぀いお担保暩利者の同意を埗たこずを蚌明したずきも、前項ず同様ずする。 - 蚎蚟の完結埌、裁刀所が、担保を立おた者の申立おにより、担保暩利者に察し、䞀定の期間内にその暩利を行䜿すべき旚を催告し、担保暩利者がその行䜿をしないずきは、担保の取消しに぀いお担保暩利者の同意があったものずみなす。 - 第1項及び第2項の芏定による決定に察しおは、即時抗告をするこずができる。 解説 参照条文 - 民事保党法第4条担保の提䟛 参照条文
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民事蚎蚟法第91条 条文 蚎蚟蚘録の閲芧等 - 第91条 - 䜕人も、裁刀所曞蚘官に察し、蚎蚟蚘録の閲芧を請求するこずができる。 - 公開を犁止した口頭匁論に係る蚎蚟蚘録に぀いおは、圓事者及び利害関係を疎明した第䞉者に限り、前項の芏定による請求をするこずができる。 - 圓事者及び利害関係を疎明した第䞉者は、裁刀所曞蚘官に察し、蚎蚟蚘録の謄写、その正本、謄本若しくは抄本の亀付又は蚎蚟に関する事項の蚌明曞の亀付を請求するこずができる。 - 前項の芏定は、蚎蚟蚘録䞭の録音テヌプ又はビデオテヌプこれらに準ずる方法により䞀定の事項を蚘録した物を含む。に関しおは、適甚しない。この堎合においお、これらの物に぀いお圓事者又は利害関係を疎明した第䞉者の請求があるずきは、裁刀所曞蚘官は、その耇補を蚱さなければならない。 - 蚎蚟蚘録の閲芧、謄写及び耇補の請求は、蚎蚟蚘録の保存又は裁刀所の執務に支障があるずきは、するこずができない。 解説 参照条文
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民事蚎蚟法第92条 条文 秘密保護のための閲芧等の制限 - 第92条 - 次に掲げる事由に぀き疎明があった堎合には、裁刀所は、圓該圓事者の申立おにより、決定で、圓該蚎蚟蚘録䞭圓該秘密が蚘茉され、又は蚘録された郚分の閲芧若しくは謄写、その正本、謄本若しくは抄本の亀付又はその耇補以䞋「秘密蚘茉郚分の閲芧等」ずいう。の請求をするこずができる者を圓事者に限るこずができる。 - 侀 蚎蚟蚘録䞭に圓事者の私生掻に぀いおの重倧な秘密が蚘茉され、又は蚘録されおおり、か぀、第䞉者が秘密蚘茉郚分の閲芧等を行うこずにより、その圓事者が瀟䌚生掻を営むのに著しい支障を生ずるおそれがあるこず。 - 二 蚎蚟蚘録䞭に圓事者が保有する営業秘密䞍正競争防止法第2条第6項に芏定する営業秘密をいう。第132条の2第1項第䞉号及び第2項においお同じ。が蚘茉され、又は蚘録されおいるこず。 - 前項の申立おがあったずきは、その申立おに぀いおの裁刀が確定するたで、第䞉者は、秘密蚘茉郚分の閲芧等の請求をするこずができない。 - 秘密蚘茉郚分の閲芧等の請求をしようずする第䞉者は、蚎蚟蚘録の存する裁刀所に察し、第1項に芏定する芁件を欠くこず又はこれを欠くに至ったこずを理由ずしお、同項の決定の取消しの申立おをするこずができる。 - 第1項の申立おを华䞋した裁刀及び前項の申立おに぀いおの裁刀に察しおは、即時抗告をするこずができる。 - 第1項の決定を取り消す裁刀は、確定しなければその効力を生じない。 解説 参照条文
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民事蚎蚟法第92条の2 条文 専門委員の関䞎 - 第92条の2 - 裁刀所は、争点若しくは蚌拠の敎理又は蚎蚟手続の進行に関し必芁な事項の協議をするに圓たり、蚎蚟関係を明瞭にし、又は蚎蚟手続の円滑な進行を図るため必芁があるず認めるずきは、圓事者の意芋を聎いお、決定で、専門的な知芋に基づく説明を聎くために専門委員を手続に関䞎させるこずができる。この堎合においお、専門委員の説明は、裁刀長が曞面により又は口頭匁論若しくは匁論準備手続の期日においお口頭でさせなければならない。 - 裁刀所は、蚌拠調べをするに圓たり、蚎蚟関係又は蚌拠調べの結果の趣旚を明瞭にするため必芁があるず認めるずきは、圓事者の意芋を聎いお、決定で、蚌拠調べの期日においお専門的な知芋に基づく説明を聎くために専門委員を手続に関䞎させるこずができる。この堎合においお、蚌人若しくは圓事者本人の尋問又は鑑定人質問の期日においお専門委員に説明をさせるずきは、裁刀長は、圓事者の同意を埗お、蚎蚟関係又は蚌拠調べの結果の趣旚を明瞭にするために必芁な事項に぀いお専門委員が蚌人、圓事者本人又は鑑定人に察し盎接に問いを発するこずを蚱すこずができる。 - 裁刀所は、和解を詊みるに圓たり、必芁があるず認めるずきは、圓事者の同意を埗お、決定で、圓事者双方が立ち䌚うこずができる和解を詊みる期日においお専門的な知芋に基づく説明を聎くために専門委員を手続に関䞎させるこずができる。 解説 参照条文
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民事蚎蚟法第92条の8 条文 知的財産に関する事件における裁刀所調査官の事務 - 第92条の8 - 裁刀所は、必芁があるず認めるずきは、高等裁刀所又は地方裁刀所においお知的財産に関する事件の審理及び裁刀に関しお調査を行う裁刀所調査官に、圓該事件においお次に掲げる事務を行わせるこずができる。この堎合においお、圓該裁刀所調査官は、裁刀長の呜を受けお、圓該事務を行うものずする。 - 侀 次に掲げる期日又は手続においお、蚎蚟関係を明瞭にするため、事実䞊及び法埋䞊の事項に関し、圓事者に察しお問いを発し、又は立蚌を促すこず。 - ã‚€ 口頭匁論又は審尋の期日 - ロ 争点又は蚌拠の敎理を行うための手続 - ハ 文曞の提出矩務又は怜蚌の目的の提瀺矩務の有無を刀断するための手続 - ニ 争点又は蚌拠の敎理に係る事項その他蚎蚟手続の進行に関し必芁な事項に぀いおの協議を行うための手続 - 二 蚌拠調べの期日においお、蚌人、圓事者本人又は鑑定人に察し盎接に問いを発するこず。 - 侉 和解を詊みる期日においお、専門的な知芋に基づく説明をするこず。 - 四 裁刀官に察し、事件に぀き意芋を述べるこず。 - 侀 次に掲げる期日又は手続においお、蚎蚟関係を明瞭にするため、事実䞊及び法埋䞊の事項に関し、圓事者に察しお問いを発し、又は立蚌を促すこず。 解説 参照条文
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民事蚎蚟芏則第123条 条文 映像等の送受信による通話の方法による尋問・法第204条 - 第123条 - 法第204条映像等の送受信による通話の方法による尋問第䞀号に掲げる堎合における同条に芏定する方法による尋問は、圓事者の意芋を聎いお、圓事者を受蚎裁刀所に出頭させ、蚌人を圓該尋問に必芁な装眮の蚭眮された他の裁刀所に出頭させおする。 - 法第204条第二号に掲げる堎合における同条に芏定する方法による尋問は、圓事者及び蚌人の意芋を聎いお、圓事者を受蚎裁刀所に出頭させ、蚌人を受蚎裁刀所又は圓該尋問に必芁な装眮の蚭眮された他の裁刀所に出頭させおする。この堎合においお、蚌人を受蚎裁刀所に出頭させるずきは、裁刀長及び圓事者が蚌人を尋問するために圚垭する堎所以倖の堎所にその蚌人を圚垭させるものずする。 - 前二項の尋問をする堎合には、文曞の写しを送信しおこれを提瀺するこずその他の尋問の実斜に必芁な凊眮を行うため、ファクシミリを利甚するこずができる。 - 第1項又は第2項の尋問をしたずきは、その旚及び蚌人が出頭した裁刀所圓該裁刀所が受蚎裁刀所である堎合を陀く。を調曞に蚘茉しなければならない。 解説 参照条文
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民事蚎蚟芏則第129条 条文 鑑定事項 - 第129条 - 鑑定の申出をするずきは、同時に、鑑定を求める事項を蚘茉した曞面を提出しなければならない。ただし、やむを埗ない事由があるずきは、裁刀長の定める期間内に提出すれば足りる。 - 前項の申出をする圓事者は、同項の曞面に぀いお盎送をしなければならない。 - 盞手方は、第1項の曞面に぀いお意芋があるずきは、意芋を蚘茉した曞面を裁刀所に提出しなければならない。 - 裁刀所は、第1項の曞面に基づき、前項の意芋も考慮しお、鑑定事項を定める。この堎合においおは、鑑定事項を蚘茉した曞面を鑑定人に送付しなければならない。 解説 参照条文
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民事蚎蚟芏則第159条 条文 刀決曞等の送達・法第255条 - 第159条 - 刀決曞又は法第254条蚀枡しの方匏の特則第2項法第374条刀決の蚀枡し第2項においお準甚する堎合を含む。の調曞以䞋「刀決曞に代わる調曞」ずいう。の送達は、裁刀所曞蚘官が刀決曞の亀付を受けた日又は刀決蚀枡しの日から二週間以内にしなければならない。 - 刀決曞に代わる調曞の送達は、その正本によっおするこずができる。 解説 芏則は法の䞋䜍であり、本条第項は民事蚎蚟法第条の調曞の送達は謄本でするずの芏皋に違反するから無効である。第条に述べたように、謄本は原本の持぀効力をコピヌできるが、正本は効力をコピヌできない。埓っお、送達しおも圓事者に調曞刀決の効力は発生しない。䞊告門前払いの調曞決定は法第条に基づいお本条項を準甚しおいるず思われるが無効である。調曞決定の問題点に぀いお詳现は民事蚎蚟芏則第条のの参照URLを参照。 参照条文
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民事蚎蚟芏則第50条の2 http://nomenclator.la.coocan.jp/ip2/saikosai/saikosai/index.htm [INDEX] 平成16幎10月6日最高裁刀所芏則第16号 〇最高裁刀所芏則第十六号 民事蚎蚟芏則の䞀郚を改正する芏則を次のように定める。 平成十六幎十月六日 最高裁刀所 民事蚎蚟芏則の䞀郚を改正する芏則 民事蚎蚟芏則平成八幎最高裁刀所芏則第五号の䞀郚を次のように改正する。 目次䞭「第五十条」を「第五十条の二」に改める。 第䞀線第五章第五節䞭第五十条の次に次の䞀条を加える。 調曞決定 第五十条の二 最高裁刀所が決定をする堎合においお、盞圓ず認めるずきは、決定曞の䜜成に代えお、決定の内容を調曞に蚘茉させるこずができる。 附 則 この芏則は、公垃の日から斜行する。 最高裁刀所長官 町田 顯 本条項は、調曞刀決が第回口頭匁論においお出頭も答匁もしない被告に察しお原告勝蚎刀決ずする手続きずしおあるのに察し、䞊告を門前払いずする手続きずしお新蚭されたものず思われる。
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民事蚎蚟芏則第67条 条文 口頭匁論調曞の実質的蚘茉事項・法第160条 - 第67条 - 口頭匁論の調曞には、匁論の芁領を蚘茉し、特に、次に掲げる事項を明確にしなければならない。 - 侀 蚎えの取䞋げ、和解、請求の攟棄及び認諟䞊びに自癜 - 二 法第147条の3審理の蚈画第1項の審理の蚈画が同項の芏定により定められ、又は同条第四項の芏定により倉曎されたずきは、その定められ、又は倉曎された内容 - 侉 蚌人、圓事者本人及び鑑定人の陳述 - 四 蚌人、圓事者本人及び鑑定人の宣誓の有無䞊びに蚌人及び鑑定人に宣誓をさせなかった理由 - 五 怜蚌の結果 - 六 裁刀長が蚘茉を呜じた事項及び圓事者の請求により蚘茉を蚱した事項 - 䞃 曞面を䜜成しないでした裁刀 - 八 裁刀の蚀枡し - 前項の芏定にかかわらず、蚎蚟が裁刀によらないで完結した堎合には、裁刀長の蚱可を埗お、蚌人、圓事者本人及び鑑定人の陳述䞊びに怜蚌の結果の蚘茉を省略するこずができる。ただし、圓事者が蚎蚟の完結を知った日から䞀週間以内にその蚘茉をすべき旚の申出をしたずきは、この限りでない。 - 口頭匁論の調曞には、匁論の芁領のほか、圓事者による攻撃又は防埡の方法の提出の予定その他蚎蚟手続の進行に関する事項を蚘茉するこずができる。 解説 参照条文
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民事蚎蚟芏則第79条 条文 準備曞面・法第161条 - 第79条 - 答匁曞その他の準備曞面は、これに蚘茉した事項に぀いお盞手方が準備をするのに必芁な期間をおいお、裁刀所に提出しなければならない。 - 準備曞面に事実に぀いおの䞻匵を蚘茉する堎合には、できる限り、請求を理由づける事実、抗匁事実又は再抗匁事実に぀いおの䞻匵ずこれらに関連する事実に぀いおの䞻匵ずを区別しお蚘茉しなければならない。 - 準備曞面においお盞手方の䞻匵する事実を吊認する堎合には、その理由を蚘茉しなければならない。 - 第2項に芏定する堎合には、立蚌を芁する事由ごずに、蚌拠を蚘茉しなければならない。 解説 参照条文
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民事蚎蚟費甚等に関する法埋 から転送 民事蚎蚟費甚等に関する法埋(最終改正平成二五幎六月二六日法埋第六䞀号)の逐条解説曞。 第1ç«  総則(第1条第2条) 第2ç«  裁刀所に玍める費甚 第1節 手数料(第3条第10条) - 第3条(申立おの手数料) - 第4条(蚎蚟の目的の䟡額等) - 第5条(手数料を玍めたものずみなす堎合) - 第6条(手数料未玍の申立お) - 第7条(裁刀所曞蚘官が保管する蚘録の閲芧、謄写等の手数料) - 第8条(玍付の方法) - 第9条(過玍手数料の還付等) - 第10条(再䜿甚蚌明) 第2節 手数料以倖の費甚(第11条第13条の2) 第3節 費甚の取立お(第14条第17条) 第3ç«  蚌人等に察する絊付(第18条第28条の2) - 第18条(蚌人の旅費の請求等) - 第19条(説明者の旅費の請求等) - 第20条(調査の嘱蚗をした堎合の報酬の支絊等) - 第21条(旅費の皮類及び額) - 第22条(日圓の支絊基準及び額) - 第23条(宿泊料の支絊基準及び額) - 第24条(本邊ず倖囜ずの間の旅行に係る旅費等の額) - 第25条(旅費等の蚈算) - 第26条(鑑定料の額等) - 第27条(請求の期限) - 第28条(裁刀官の暩限) - 第28条の2(第䞉債務者の䟛蚗の費甚の請求等)
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民事蚎蚟費甚等に関する法埋第4条 条文 蚎蚟の目的の䟡額等 - 第4条 - 別衚第1においお手数料の額の算出の基瀎ずされおいる蚎蚟の目的の䟡額は、民事蚎蚟法第8条第1項 及び第9条 の芏定により算定する。 - 財産暩䞊の請求でない請求に係る蚎えに぀いおは、蚎蚟の目的の䟡額は、160䞇円ずみなす。 - 財産暩䞊の請求に係る蚎えで蚎蚟の目的の䟡額を算定するこずが極めお困難なものに぀いおも、同様ずする。 - 䞀の蚎えにより財産暩䞊の請求でない請求ずその原因である事実から生ずる財産暩䞊の請求ずをあわせおするずきは、倚額である蚎蚟の目的の䟡額による。 - 第1項の芏定は、別衚第1の10の項の手数料の額の算出の基瀎ずされおいる䟡額に぀いお準甚する。 - 民事蚎蚟法第9条第1項 の芏定は、別衚第1の13の項及び13の2の項の手数料の額の算出の基瀎ずされおいる額に぀いお準甚する。 - 第1項及び第3項の芏定は、別衚第1の14の項及び14の2の項の手数料の額の算出の基瀎ずされおいる䟡額に぀いお準甚する。 - 前項の䟡額は、これを算定するこずができないか又は極めお困難であるずきは、160䞇円ずみなす。 解説 参照条文
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民事調停法第19条 条文 調停䞍成立等の堎合の蚎の提起 - 第19条 - 第14条第15条においお準甚する堎合を含む。の芏定により事件が終了し、又は前条第2項の芏定により決定が効力を倱぀た堎合においお、申立人がその旚の通知を受けた日から二週間以内に調停の目的ずな぀た請求に぀いお蚎を提起したずきは、調停の申立の時に、その蚎の提起があ぀たものずみなす。 解説 - 第14条(調停の䞍成立) - 第15条(裁刀官の調停ぞの準甚) 参照条文 - 借地借家法第20条建物競売等の堎合における土地の賃借暩の譲枡の蚱可 刀䟋 - 賃金等請求控蚎、同附垯控蚎(最高裁刀䟋 平成5幎03月26日民法第147条民法第151条 - []最高裁刀䟋 
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民法 序論 明治期に近代化ずいう倧仕事を背負わされた日本では、近代法をいち早く制定しなければならなかった。家族制床・垂民の取匕を芏埋するのが目的である以䞊、各地の慣習を調べお、日本の珟状に密着し、か぀列匷諞囜からも近代法ず認められるようなものを䜜り䞊げなければならなかったのであるが、慣習調査はお粗末なものであった。 圓初、埡雇倖囜人ずしお招聘されおいたボア゜ナヌドがフランス民法兞の匷い圱響の䞋に民法兞の草案を起草し、公垃にたで至ったけれども、日本の「家制床」ず銎染たなかったため「民法出でお忠孝滅ぶ」ずいう有名な「民法論争」に発展、制定されたものの斜行されるこずなく終わった。これを䞀般に「旧民法」ず呌ぶ。 これに察し、珟圚の民法兞は立憲君䞻制をずるプロむセンの民法に範をずったもので、共和制の基に制定されたフランス民法ず比べるず圓時の日本には銎染みやすいものであった。このため、倚くの民法孊者にはドむツ民法の法理を研究しおいたが、近幎、旧民法にも倚倧な圱響を受けおいるずしお、芋盎す動きがある。 日本民法は英米法、ドむツ法、フランス法を少しず぀集めお構成されおいるゆえ、文蚀䞊の敎合性にかける。先にも述べられおいるように、䞀時代前たではドむツ民法の法理を土台にした法解釈が行われおいた。しかし近幎はフランス民法を土台にした法解釈の方が有力ずなり始めおいる。 目次 - 総則 - 物暩 - 担保物暩 - 債暩総論 - 債暩の目的 - 債暩の効力 - 倚数圓事者の債暩関係 - 債暩譲枡および債務匕受 - 債暩の消滅 - 債暩各論 - 芪族法 - 盞続法 刀䟋集 - 明治・倧正時代の刀䟋 - 昭和時代の刀䟋 - 平成時代の刀䟋 参考文献 - 民法(Wikipedia) - 民法 - 倧久保泰甫「ボワ゜ナアド―日本近代法の父」岩波新曞ISBN 978-4004200338
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条文 (債暩の遺莈の物䞊代䜍) - 第1001条 - 債暩を遺莈の目的ずした堎合においお、遺蚀者が匁枈を受け、か぀、その受け取った物がなお盞続財産䞭に圚るずきは、その物を遺莈の目的ずしたものず掚定する。 - 金銭を目的ずする債暩を遺莈の目的ずした堎合においおは、盞続財産䞭にその債暩額に盞圓する金銭がないずきであっおも、その金額を遺莈の目的ずしたものず掚定する。 解説 - 遺莈の目的物が債暩である堎合、遺蚀者が匁枈を受け、受け取った物が盞続財産䞭に残っおいるずきは、その物自䜓が遺莈の目的物物䞊代䜍する。 - 遺莈の目的物が債暩であり、か぀、債暩の目的が金銭である堎合、盞続財産䞭に盞圓する金銭がないずきであっおも、その金額が遺莈の目的ずしたものず掚定され、受莈者は他の盞続者に察しお盞続財産の金銭化や按分による譲枡を請求しうる。 参照条文 - 明治民法第1103条 - 債暩ヲ以テ遺莈ノ目的ト為シタル堎合ニ斌テ遺蚀者カ匁枈ヲ受ケ䞔其受取リタル物カ尚ホ盞続財産䞭ニ存スルトキハ其物ヲ以テ遺莈ノ目的ト為シタルモノト掚定ス - 金銭ヲ目的トスル債暩ニ付テハ盞続財産䞭ニ其債暩額ニ盞圓スル金銭ナキトキト雖モ其金額ヲ以テ遺莈ノ目的ト為シタルモノト掚定ス 参考 明治民法においお、本条には盞続に関する以䞋の芏定があった。趣旚は、民法第896条に継承された。 - 遺産盞続人ハ盞続開始ノ時ペリ被盞続人ノ財産ニ属セシ䞀切ノ暩利矩務ヲ承継ス䜆被盞続人ノ䞀身ニ専属セシモノハ歀限ニ圚ラス
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条文 遺蚀曞の怜認 - 第1004条 - 遺蚀曞の保管者は、盞続の開始を知った埌、遅滞なく、これを家庭裁刀所に提出しお、その怜認を請求しなければならない。遺蚀曞の保管者がない堎合においお、盞続人が遺蚀曞を発芋した埌も、同様ずする。 - 前項の芏定は、公正蚌曞による遺蚀に぀いおは、適甚しない。 - 封印のある遺蚀曞は、家庭裁刀所においお盞続人又はその代理人の立䌚いがなければ、開封するこずができない。 解説 参照条文 - 明治民法第1106条 - 遺蚀曞ノ保管者ハ盞続ノ開始ヲ知リタル埌遅滞ナク之ヲ裁刀所ニ提出シテ其怜認ヲ請求スルコトヲ芁ス遺蚀曞ノ保管者ナキ堎合ニ斌テ盞続人カ遺蚀曞ヲ発芋シタル埌亊同シ - 前項ノ芏定ハ公正蚌曞ニ䟝ル遺蚀ニハ之ヲ適甚セス - 封印アル遺蚀曞ハ裁刀所ニ斌テ盞続人又ハ其代理人ノ立䌚ヲ以テスルニ非サレハ之ヲ開封スルコトヲ埗ス 参考 明治民法においお、本条には盞続割合に関する以䞋の芏定があった。趣旚は民法第900条に継承された。 - 同順䜍ノ盞続人数人アルトキハ其各自ノ盞続分ハ盞均シキモノトス䜆盎系卑属数人アルトキハ庶子及ヒ私生子ノ盞続分ハ嫡出子ノ盞続分ノ二分ノ䞀トス
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条文 過料 解説 - 遺蚀の執行においお、その障害ずなる行為を戒め、そのような行為をずったものに過料を課す芏定明治民法第1107条由来。 参照条文 参考 - 明治民法においお、本条には代襲盞続人の盞続分に関する以䞋の芏定があった。趣旚は、民法第901条に継承された。 - 第九癟九十五条ノ芏定ニ䟝リテ盞続人タル盎系卑属ノ盞続分ハ其盎系尊属カ受クヘカリシモノニ同シ䜆盎系卑属数人アルトキハ其各自ノ盎系尊属カ受クヘカリシ郚分ニ付キ前条ノ芏定ニ埓ヒテ其盞続分ヲ定ム - 明治民法第1107条 - 前条ノ芏定ニ䟝リテ遺蚀曞ヲ提出スルコトヲ怠リ、其怜認ヲ経スシテ遺蚀ヲ執行シ又ハ裁刀所倖ニ斌テ其開封ヲ為シタル者ハ二癟円以䞋ノ過料ニ凊セラル
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条文 遺蚀執行者に察する就職の催告 - 第1008条 - 盞続人その他の利害関係人は、遺蚀執行者に察し、盞圓の期間を定めお、その期間内に就職を承諟するかどうかを確答すべき旚の催告をするこずができる。この堎合においお、遺蚀執行者が、その期間内に盞続人に察しお確答をしないずきは、就職を承諟したものずみなす。 解説 参照条文 刀䟋 参考 - 明治民法においお、本条には家督盞続に関する以䞋の芏定があった。第904条に䌎い継承された。 - 前条ニ掲ケタル莈䞎ノ䟡額ハ受莈者ノ行為ニ因リ其目的タル財産カ滅倱シ又ハ其䟡栌ノ増枛アリタルトキト雖モ盞続開始ノ圓時仍ホ原状ニテ存スルモノト看做シテ之ヲ定ム - 明治民法第1110条 - 盞続人其他ノ利害関係人ハ盞圓ノ期間ヲ定メ其期間内ニ就職ヲ承諟スルダ吊ダヲ確答スヘキ旚ヲ遺蚀執行者ニ催告スルコトヲ埗若シ遺蚀執行者カ其期間内ニ盞続人ニ察シテ確答ヲ為ササルトキハ就職ヲ承諟シタルモノト看做ス
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条文 遺蚀執行者の欠栌事由 改正経緯 2011幎改正以前は以䞋のずおり、無胜力者䞀般に遺蚀執行者ずなるこずを認めおいなかったが、ノヌマラむれヌション理念から成幎被埌芋人が遺蚀執行者ずなるこず認める改正がなされた。 なお、本条は以䞋の明治民法第1111条を継承したものである。 - 無胜力者及ヒ砎産者ハ遺蚀執行者タルコトヲ埗ス 解説 参照条文 参考 明治民法においお、本条には以䞋の芏定があった。趣旚は、民法第905条に継承された。 - 共同盞続人ノ䞀人カ分割前ニ其盞続分ヲ第䞉者ニ譲枡シタルトキハ他ノ共同盞続人ハ其䟡額及ヒ費甚ヲ償還シテ其盞続分ヲ譲受クルコトヲ埗 - 前項ニ定メタル暩利ハ䞀䞪月内ニ之ヲ行䜿スルコトヲ芁ス
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条文 本人のためにするこずを瀺さない意思衚瀺 - 第100条 - 代理人が本人のためにするこずを瀺さないでした意思衚瀺は、自己のためにしたものずみなす。ただし、盞手方が、代理人が本人のためにするこずを知り、又は知るこずができたずきは、前条第1項の芏定を準甚する。 解説 - 代理意思(効果意思)ず衚瀺ずが䞀臎しないこずを理由に、代理人が錯誀無効を䞻匵するこずを犁止した芏定である。代理人が「本人のためにするこずを瀺しお」意思衚瀺をした堎合(顕名)に぀いおは、民法第99条を参照。商行為は、商法第504条により、顕名がなくずも効果は本人に垰属する。 参照条文 刀䟋 - 所有暩移転登蚘手続等本蚎䞊びに反蚎請求(最高裁刀決 昭和39幎10月27日) - 代理人が「本人ノ為メニスルコト」を衚瀺しお意思衚瀺をしたず認められた事䟋。 - 代理人が本人のためにする意思をも぀お買受契玄を締結する圓時は、本人のためにするこずを明瀺しなか぀たが、埌に代金を支払うずきには、買䞻が本人であるこずを明らかにする等刀瀺のような事情があるずきは、「本人ノ為メニスルコト」を衚瀺しお契玄をしたものず解するのが盞圓である。 - 建物収去土地明枡請求(最高裁刀決 昭和40幎3月5日) - 民法第100条䜆曞、商法第504条の䞻匵責任。 - 民法第100条䜆曞、商法第504条の適甚を䞻匵する圓事者は、その芁件事実に぀き䞻匵責任がある。 - 売掛代金請求最高裁刀決 昭和43幎04月24日 - 商法第504条本文の法意 - 商法第504条本文は、本人のための商行為の代理に぀いおは、代理人が本人のためにするこずを瀺さなくおも、その行為は本人に察しお効力を生ずるものずしお、いわゆる顕名䞻矩に察する䟋倖を認めたものである。 - 商法第504条䜆曞にいう「履行ノ請求」に䌎う法埋関係 - 盞手方においお、代理人が本人のためにするこずを知らなか぀たずきは、商法第504条䜆曞によ぀お、盞手方ず代理人ずの間にも本人盞手方間におけるず同䞀の法埋関係が生じ、盞手方が、その遞択に埓い、本人ずの法埋関係を吊定し、代理人ずの法埋関係を䞻匵したずきは、本人は、もはや盞手方に察し、右本人粗手方間の法埋関係を䞻匵するこずができない。 - 商法第504条本文の法意 - 建物収去土地明枡請求(最高裁刀決 昭和50幎11月20日) - 本人のためにするこずを瀺さないでした代理人による匁枈䟛蚗ず民法100条䜆曞の適甚 - 䟛蚗者が、債務者の代理人ずしおする意思で、本人のためにするこずを衚瀺するこずなく、債暩者を被䟛蚗者ずしお匁枈䟛蚗をした堎合、被䟛蚗者においお本人のためにされたものであるこずを知り又は知りうべきであ぀たずきは、右匁枈䟛蚗は債務者より債暩者に察するものずしおの効力を有する。 - 家屋明枡等請求(最高裁刀決 昭和51幎12月16日) - 所有者から財産の管理・凊分を受任した者が自己の名においおした財産凊分の効力 - 所有者から財産の管理・凊分を受任した者がみずからの名においおした財産凊分の効力は所有者に及ぶ。 - 財産の所有暩のうち管理・凊分暩のみを抜出・分離しお他に譲枡するこずは、特別の堎合を陀いお蚱されないが、財産の所有者がその管理・凊分を他の者に委任するこずは自由であり、右委任を受けた者が財産を凊分した堎合、その効力が所有者に及ぶこずはいうたでもなく、このこずは、その凊分が代理圢匏をず぀おされたか、受任者みずからの名によ぀おされたかを問わないのである。
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条文 遺蚀執行者の遞任 - 第1010条 - 遺蚀執行者がないずき、又はなくなったずきは、家庭裁刀所は、利害関係人の請求によっお、これを遞任するこずができる。 解説 - 遺蚀の執行に関しお、遺蚀執行者が遺蚀者により指定されおいない堎合、又は、盞続開始埌これが欠けた時、家庭裁刀所は遺蚀執行者を遞任し遺蚀の執行にあたらせるこずができる。明治民法第1112条を継承。 - 遺蚀者の遺志意思を尊重させる趣旚ではあるが、「利害関係人盞続人に限らないの請求」を芁するこずから、盞続人を含めた遺蚀者の利害関係人党䜓の利益を目的ずするものであるこずが理解される。 参照条文 - 明治民法第1112条 - 遺蚀執行者ナキトキ又ハ之ナキニ至リタルトキハ裁刀所ハ利害関係人ノ請求ニ因リ之ヲ遞任スルコトヲ埗 - 前項ノ芏定ニ䟝リテ遞任シタル遺蚀執行者ハ正圓ノ理由アルニ非サレハ就職ヲ拒ムコトヲ埗ス 参考 明治民法においお、本条には遺産分割に関する遺蚀の効果に関する以䞋の芏定があった。趣旚は、次条明治民法第1011条ず䜵せお民法第908条に継承された。 - 被盞続人ハ遺蚀ヲ以テ分割ノ方法ヲ定メ又ハ之ヲ定ムルコトヲ第䞉者ニ委蚗スルコトヲ埗
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条文 (盞続財産の目録の䜜成) - 第1011条 - 遺蚀執行者は、遅滞なく、盞続財産の目録を䜜成しお、盞続人に亀付しなければならない。 - 遺蚀執行者は、盞続人の請求があるずきは、その立䌚いをもっお盞続財産の目録を䜜成し、又は公蚌人にこれを䜜成させなければならない。 解説 - 遺蚀執行者の盞続財産の目録の䜜成に぀いお定める。圓然、察象ずなる財産の範囲は遺蚀の察象ずなる財産のみずなる。明治民法第1113条を継承。 参照条文 - 明治民法第1113条 - 遺蚀執行者ハ遅滞ナク盞続財産ノ目録ヲ調補シテ之ヲ盞続人ニ亀付スルコトヲ芁ス - 遺蚀執行者ハ盞続人ノ請求アルトキハ其立䌚ヲ以テ財産目録ヲ調補シ又ハ公蚌人ヲシテ之ヲ調補セシムルコトヲ芁ス 参考 明治民法においお、本条には遺産分割に関する遺蚀の効果に関する以䞋の芏定があった。趣旚は、前条明治民法第1010条ず䜵せお民法第908条に継承された。 - 被盞続人ハ遺蚀ヲ以テ盞続開始ノ時ペリ五幎ヲ超゚サル期間内分割ヲ犁スルコトヲ埗
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条文 遺蚀の執行の劚害行為の犁止 - 第1013条 - 遺蚀執行者がある堎合には、盞続人は、盞続財産の凊分その他遺蚀の執行を劚げるべき行為をするこずができない。 - 前項の芏定に違反しおした行為は、無効ずする。ただし、これをもっお善意の第䞉者に察抗するこずができない。 - 前二項の芏定は、盞続人の債暩者(盞続債暩者を含む。)が盞続財産に぀いおその暩利を行䜿するこずを劚げない。 改正経緯 2018幎改正により、第2項及び第3項を新蚭。 解説 - 遺蚀執行者が遞任された堎合、盞続は遺蚀執行者が、たず䞻導し執行完了たで、盞続人は遺蚀の察象が盞続財産の䞀郚又は党郚で係るモノであるかにかかわらず、盞続財産の凊分等を行うこずができない明治民法第1115条を継承。 参照条文 刀䟋 - 第䞉者異議最高裁刀決 昭和62幎04月23日 - 民法第1013条に違反しおされた盞続人の凊分行為の効力 - 遺蚀執行者がある堎合には、盞続人が遺莈の目的物に぀いおした凊分行為は無効である。 - 遺蚀執行者ずしお指定された者が就職を承諟する前ず民法第1013条にいう「遺蚀執行者がある堎合」 - 遺蚀執行者ずしお指定された者が就職を承諟する前であ぀おも、民法第1013条にいう「遺蚀執行者がある堎合」に圓たる。 参考 - 明治民法においお、本条には共同盞続人間の担保責任に関する以䞋の芏定があった。趣旚は、民法第911条に継承された。 - 各共同盞続人ハ盞続開始前ペリ存スル事由ニ付キ他ノ共同盞続人ニ察シ売䞻ト同シク其盞続分ニ応シテ担保ノ責ニ任ス - 明治民法第1115条 - 遺蚀執行者アル堎合ニ斌テハ盞続人ハ盞続財産ヲ凊分シ其他遺蚀ノ執行ヲ劚クヘキ行為ヲ為スコトヲ埗ス
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民法第1015条 条文 遺蚀執行者の行為の効果 - 第1015条 - 遺蚀執行者がその暩限内においお遺蚀執行者であるこずを瀺しおした行為は、盞続人に察しお盎接にその効力を生ずる。 改正経緯 2018幎改正 2018幎改正により以䞋の条項から改正。 遺蚀執行者の地䜍 - 遺蚀執行者は、盞続人の代理人ずみなす。 明治民法 - 遺蚀執行者ハ之ヲ盞続人ノ代理人ト看做ス 解説 遺蚀執行者は、遺蚀の執行に぀いお独占的な履行暩を有するものであり民法第1012条第2項、必ずしも、盞続人の代理をしおいるものではなく、改正前は誀解を䞎える衚珟ず蚀えた。遺蚀執行者は、執行を委ねられた盞続財産に぀いお各皮の行為が可胜であるが、その暩限内盞続財産の範囲においお、盞続人が執行したのず同等の効果が発生する。 参照条文 参考 明治民法においお、本条には資力のない共同盞続人がある堎合の担保責任の分担に関する以䞋の芏定があった。趣旚は、民法第913条に継承された。 - 担保ノ責ニ任スル共同盞続人䞭償還ヲ為ス資力ナキ者アルトキハ其償還スルコト胜ハサル郚分ハ求償者及ヒ他ノ資力アル者各其盞続分ニ応シテ之ヲ分担ス䜆求償者ニ過倱アルトキハ他ノ共同盞続人ニ察シテ分担ヲ請求スルコトヲ埗ス
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条文 (遺蚀執行者の解任及び蟞任) - 第1019条 - 遺蚀執行者がその任務を怠ったずきその他正圓な事由があるずきは、利害関係人は、その解任を家庭裁刀所に請求するこずができる。 - 遺蚀執行者は、正圓な事由があるずきは、家庭裁刀所の蚱可を埗お、その任務を蟞するこずができる。 解説 遺蚀執行者の指定は遺蚀者又は家庭裁刀所が行なっおおり、解任であっおも蟞任であっおも、「正圓な理由」を芁し家庭裁刀所がそれを刀断した䞊で解任又は蟞任の承認をする。 参照条文 - 遺蚀執行者カ其任務ヲ怠リタルトキ其他正圓ノ事由アルトキハ利害関係人ハ其解任ヲ裁刀所ニ請求スルコトヲ埗 - 遺蚀執行者ハ正圓ノ事由アルトキハ就職ノ埌ト雖モ其任務ヲ蟞スルコトヲ埗 参考 明治民法においお、本条には以䞋の芏定があった。趣旚は、民法第917条に継承された。 - 盞続人カ無胜力者ナルトキハ第千十䞃条第䞀項ノ期間ハ其法定代理人カ無胜力者ノ為メニ盞続ノ開始アリタルコトヲ知リタル時ペリ之ヲ起算ス
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条文 代理行為の瑕疵 - 第101条 - 意思衚瀺の効力が意思の䞍存圚、錯誀、詐欺、匷迫又はある事情を知っおいたこず若しくは知らなかったこずに぀き過倱があったこずによっお圱響を受けるべき堎合には、その事実の有無は、代理人に぀いお決するものずする。 - 盞手方が代理人に察しおした意思衚瀺の効力が意思衚瀺を受けた者がある事情を知っおいたこず又は知らなかったこずに぀き過倱があったこずによっお圱響を受けるべき堎合には、その事実の有無は、代理人に぀いお決するものずする。 - 特定の法埋行為をするこずを委蚗された代理人がその行為をしたずきは、本人は、自ら知っおいた事情に぀いお代理人が知らなかったこずを䞻匵するこずができない。本人が過倱によっお知らなかった事情に぀いおも、同様ずする。 改正経緯 2017幎改正前条文 - 意思衚瀺の効力が意思の䞍存圚、詐欺、匷迫又はある事情を知っおいたこず若しくは知らなかったこずに぀き過倱があったこずによっお圱響を受けるべき堎合には、その事実の有無は、代理人に぀いお決するものずする。 - 「錯誀」を远加 - 第2項を远加。 - 特定の法埋行為をするこずを委蚗された堎合においお、代理人が本人の指図に埓っおその行為をしたずきは、本人は、自ら知っおいた事情に぀いお代理人が知らなかったこずを䞻匵するこずができない。本人が過倱によっお知らなかった事情に぀いおも、同様ずする。 - 第3項に継承 解説 - 代理行為に関しお、それが虚停行為であったかどうか、錯誀があったかどうか、詐欺あるいは匷迫によるものかどうか、ある事情を知っおいたかどうか、それを知らなかったこずに過倱があったかどうかなど、暩利関係に圱響を䞎えるようなこずが問題になったずきは、その事実の有無は本人ではなく、代理人に぀いおみるものずする。 - 本人の指図に埓っお代理人が取匕などの法埋行為を行った堎合は、本人が知っおいるこずに぀いお代理人が知らなくおも、埌になっお知らなかったず䞻匵するこずはできない。本人が過倱によっお知らなかったこずに぀いおも、埌から代理人には過倱がなかったず䞻匵するこずはできない。 第1項 䟋えば、本人がを代理人にし、盞手方の売買契玄の申蟌みに察し代理人が承諟をしたずする。ただしこの契玄は、盞手方が代理人に察しお詐欺をした結果だった。この堎合、本人は、盞手方に欺眔されたわけではないのに、代理人に察する詐欺を理由に承諟の意思衚瀺を取り消すこずができる。぀たり、詐欺や匷迫の有無などは、代理人を基準ずするずいうこずである。 第2項 売買契玄締結の意思のない盞手方が代理人に心裡留保によっお売買契玄を申し蟌み、代理人が承諟した堎合、盞手方のした申蟌みの意思衚瀺の有効、無効の刀断はどうなるか。代理人の意思衚瀺を想定しおいた2017幎改正前の芏定では䞍明であった。そこで䞊蚘のずおりの改正ずなった。したがっおこの堎合代理人が、その申蟌みの意思衚瀺が心裡留保によるものだず過倱なく知らなければ、盞手方による申蟌みの意思衚瀺は有効で、そうでなければ無効ずいうこずになる。 本項は第1項ず異なり代理人による盞手方ぞの詐欺を定めおいない。代理人による盞手方ぞの詐欺は第96条1項の拡匵解釈の問題ずされるこずが法制審議䌚の芋解である。 第3項 本人が代理暩の範囲に制限を぀けた堎合は、本人の事情も考慮する。䟋えば、本人が代理人に呜じお、家を賌入させたずする。もし代理人がその家の瑕疵を知らなかったずしおも、本人がそれを知っおいたら、埌からそれを䞻匵するこずはできない。 法改正によっお、「本人の指図に埓っお」の文蚀が削られ、本人が代理人をコントロヌルできる堎合に広がった。 参照条文 刀䟋 - 機噚匕枡請求最高裁刀決 昭和47幎11月21日民法第192条 - 即時取埗ず法人の善意・無過倱 - 法人における民法192条の善意・無過倱は、その法人の代衚者に぀いお決するが、代理人が取匕行為をしたずきは、その代理人に぀いお決すべきである。
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条文 (遺蚀の執行に関する費甚の負担) - 第1021条 - 遺蚀の執行に関する費甚は、盞続財産の負担ずする。ただし、これによっお遺留分を枛ずるこずができない。 解説 - 遺蚀に関する開封・怜認の費甚、財産目録䜜成費甚、盞続財産管理費甚、遺蚀執行者ぞの報酬等は盞続財産から支匁される。明治民法第1123条を継承する。 - ただし、遺留分は遺蚀をもっお䟵害するこずができない郚分ず抂念されるため、遺蚀執行費甚をこの郚分に及がすこずはできない。反察解釈をするず、遺莈の範囲倖で遺留分を超える盞続財産は、遺蚀執行費甚負担の範囲ずなり、遺蚀による指定がなければ、盞続財産の分割にあたっお、分割割合に応じ按分され負担に圓おられる。 参照条文 - 遺蚀ノ執行ニ関スル費甚ハ盞続財産ノ負担トス䜆之ニ因リテ遺留分ヲ枛スルコトヲ埗ス 参考 明治民法においお、本条には盞続財産に関する泚意矩務に関する以䞋の芏定があった。趣旚は、民法第918条に継承された。 - 盞続人ハ其固有財産ニ斌ケルト同䞀ノ泚意ヲ以テ盞続財産ヲ管理スルコトヲ芁ス䜆承認又ハ攟棄ヲ為シタルトキハ歀限ニ圚ラス - 裁刀所ハ利害関係人又ハ怜事ノ請求ニ因リ䜕時ニテモ盞続財産ノ保存ニ必芁ナル凊分ヲ呜スルコトヲ埗 - 裁刀所カ管理人ヲ遞任シタル堎合ニ斌テハ第二十䞃条乃至第二十九条ノ芏定ヲ準甚ス
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条文 前の遺蚀ず埌の遺蚀ずの抵觊等 - 第1023条 - 前の遺蚀が埌の遺蚀ず抵觊するずきは、その抵觊する郚分に぀いおは、埌の遺蚀で前の遺蚀を撀回したものずみなす。 - 前項の芏定は、遺蚀が遺蚀埌の生前凊分その他の法埋行為ず抵觊する堎合に぀いお準甚する。 解説 - 耇数の遺蚀があり、それらが抵觊する堎合の取り扱いに぀いお定める。明治民法第1125条を継承。 - 前条により、遺蚀は原則ずしお無制限に撀回が可胜であるので、新たな遺蚀があっお、叀い遺蚀に抵觊する郚分があればその郚分は撀回され、新たな遺蚀の取り扱いに埓う。 参照条文 - 民法第1025条撀回された遺蚀の効力 参考 - 明治民法においお、本条には盞続の単玔承認に関する撀回の犁止等に぀いおの以䞋の芏定があった。趣旚は、民法第920条に継承された。 - 盞続人カ単玔承認ヲ為シタルトキハ無限ニ被盞続人ノ暩利矩務ヲ承継ス - 明治民法第1125条 - 前ノ遺蚀ト埌ノ遺蚀ト牎觊スルトキハ其牎觊スル郚分ニ付テハ埌ノ遺蚀ヲ以テ前ノ遺蚀ヲ取消シタルモノト看做ス - 前項ノ芏定ハ遺蚀ト遺蚀埌ノ生前凊分其他ノ法埋行為ト牎觊スル堎合ニ之ヲ準甚ス
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条文 遺蚀の撀回暩の攟棄の犁止 - 第1026条 - 遺蚀者は、その遺蚀を撀回する暩利を攟棄するこずができない。 解説 - 遺蚀を撀回する暩利は、遺蚀者が死亡するたで制限されるこずはない、すなわち、遺蚀は遺蚀者の死の瞬間たで撀回可胜である。明治民法第1128条「遺蚀者ハ其遺蚀ノ取消暩ヲ攟棄スルコトヲ埗ス」を継承する。 参照条文 参考 明治憲法においお、本条には限定承認に関するに以䞋の芏定があったが、民法第924条に継承された。 - 盞続人カ限定承認ヲ為サント欲スルトキハ民法第1013条#参考第千十䞃条第䞀項ノ期間内ニ財産目録ヲ調補シテ之ヲ裁刀所ニ提出シ限定承認ヲ為ス旚ヲ申述スルコトヲ芁ス
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民法第1027条 条文 負担付遺莈に係る遺蚀の取消し - 第1027条 - 負担付遺莈を受けた者がその負担した矩務を履行しないずきは、盞続人は、盞圓の期間を定めおその履行の催告をするこずができる。この堎合においお、その期間内に履行がないずきは、その負担付遺莈に係る遺蚀の取消しを家庭裁刀所に請求するこずができる。 解説 - 負担付遺莈に぀いお、受莈者が負担矩務を履行しない堎合、盞続人は履行の催告をなしえ、期間内に履行されない堎合、遺莈の取消遡及効ありを家庭裁刀所に請求できる旚を定める。明治民法第1129条を継承する。 - 負担付遺莈は、双務契玄的な性質を有するこずによる圓然の芏定。 参照条文 参考 明治民法においお、本条には限定承認に関する以䞋の芏定があった。戊埌改正においお、民法第925条に継承された。 - 盞続人カ限定承認ヲ為シタルトキハ其被盞続人ニ察シテ有セシ暩利矩務ハ消滅セサリシモノト看做ス
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条文 配偶者居䜏暩 - 第1028条 - 被盞続人の配偶者以䞋この章においお単に「配偶者」ずいう。は、被盞続人の財産に属した建物に盞続開始の時に居䜏しおいた堎合においお、次の各号のいずれかに該圓するずきは、その居䜏しおいた建物以䞋この節においお「居䜏建物」ずいう。の党郚に぀いお無償で䜿甚及び収益をする暩利以䞋この章においお「配偶者居䜏暩」ずいう。を取埗する。ただし、被盞続人が盞続開始の時に居䜏建物を配偶者以倖の者ず共有しおいた堎合にあっおは、この限りでない。 - 遺産の分割によっお配偶者居䜏暩を取埗するものずされたずき。 - 配偶者居䜏暩が遺莈の目的ずされたずき。 - 居䜏建物が配偶者の財産に属するこずずなった堎合であっおも、他の者がその共有持分を有するずきは、配偶者居䜏暩は、消滅しない。 - 第903条第4項の芏定は、配偶者居䜏暩の遺莈に぀いお準甚する。 改正経緯 - 2018幎改正により新蚭 - 改正前は、遺留分に関する以䞋の条項(←明治民法第1131条)が定められおいたが、第1042条に趣旚が匕き継がれた。 - 遺留分の垰属及びその割合 - 兄匟姉効以倖の盞続人は、遺留分ずしお、次の各号に掲げる区分に応じおそれぞれ圓該各号に定める割合に盞圓する額を受ける。 - 盎系尊属のみが盞続人である堎合 被盞続人の財産の3分の1 - 前号に掲げる堎合以倖の堎合 被盞続人の財産の2分の1 解説 - 「配偶者居䜏暩」に぀いお定める。 - 「配偶者居䜏暩」ずは、被盞続人の配偶者が盞続開始時に被盞続人が所有する、もしくは被盞続人ず配偶者が共有する建物に居䜏しおいた堎合、䞀定の芁件を充たすず終身たたは䞀定期間その建物を無償で䜿甚および収益するこずができる暩利で、2018幎改正により創蚭。 - 創蚭の目的は、高霢化瀟䌚が進展しお盞続開始時点での盞続人である配偶者の幎霢が埓前より盞察的に高霢化しおいるこずに䌎い、配偶者の生掻保障特に居䜏の確保の必芁性が盞察的に高たる䞀方で、子の生掻保障の必芁性は盞察的に䜎䞋しおいるこずを鑑み、子の盞続の利益を倚少害しおでも遺族である配偶者の生掻保障を䌁図したこずにある。 参照条文 参考 明治民法においお、本条には限定承認者の盞続財産の管理に関する以䞋の芏定があった。趣旚は、民法第926条に継承された。 - 限定承認者ハ其固有財産ニ斌ケルト同䞀ノ泚意ヲ以テ盞続財産ノ管理ヲ継続スルコトヲ芁ス - 第六癟四十五条、第六癟四十六条、第六癟五十条第䞀項、第二項及ヒ第千二十䞀条第二項、第䞉項ノ芏定ハ前項ノ堎合ニ之ヲ準甚ス
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条文 審刀による配偶者居䜏暩の取埗 - 第1029条 - 遺産の分割の請求を受けた家庭裁刀所は、次に掲げる堎合に限り、配偶者が配偶者居䜏暩を取埗する旚を定めるこずができる。 - 共同盞続人間に配偶者が配偶者居䜏暩を取埗するこずに぀いお合意が成立しおいるずき。 - 配偶者が家庭裁刀所に察しお配偶者居䜏暩の取埗を垌望する旚を申し出た堎合においお、居䜏建物の所有者の受ける䞍利益の皋床を考慮しおもなお配偶者の生掻を維持するために特に必芁があるず認めるずき前号に掲げる堎合を陀く。。 改正経緯 2018幎改正により新蚭。本条に定められおいた以䞋の条項の趣旚は、第1043条に継承された。 遺留分の算定 - 遺留分は、被盞続人が盞続開始の時においお有した財産の䟡額にその莈䞎した財産の䟡額を加えた額から債務の党額を控陀しお、これを算定する。 - 条件付きの暩利又は存続期間の䞍確定な暩利は、家庭裁刀所が遞任した鑑定人の評䟡に埓っお、その䟡栌を定める。 解説 参照条文 刀䟋 参考 明治民法においお、本条には限定承認の公告に関する以䞋の芏定があった。趣旚は、民法第927条に継承された。 - 限定承認者ハ限定承認ヲ為シタル埌五日内ニ䞀切ノ盞続債暩者及ヒ受遺者ニ察シ限定承認ヲ為シタルコト及ヒ䞀定ノ期間内ニ其請求ノ申出ヲ為スヘキ旚ヲ公告スルコトヲ芁ス䜆其期間ハ二䞪月ヲ䞋ルコトヲ埗ス - 第䞃十九条第二項及ヒ第䞉項ノ芏定ハ前項ノ堎合ニ之ヲ準甚ス
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条文 - 第102条 - 制限行為胜力者が代理人ずしおした行為は、行為胜力の制限によっおは取り消すこずができない。ただし、制限行為胜力者が他の制限行為胜力者の法定代理人ずしおした行為に぀いおは、この限りでない。 改正経緯 2017幎改正前 - 代理人は、行為胜力者であるこずを芁しない。 解説 代理人が行為胜力に制限をうけおいる事項に぀いお代理行為をした堎合、本人が代理人のした意思衚瀺を行為胜力が制限されおいるこずを理由に取り消すこずができないこずをいう。本人に委任の責を負わせる趣旚である。䞀方で、本人に代理人遞任の責を負わせるこずが適圓でない堎合もあるこずに鑑み、2017幎改正により、本人が制限行為胜力者で、その法定代理人が制限行為胜力者である堎合は取り消しうるものず定めた。 なお、代理暩を授䞎した埌に、代理人に埌芋開始の審刀がなされた堎合は代理暩は消滅する第111条。
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条文 配偶者居䜏暩の存続期間 - 第1030条 - 配偶者居䜏暩の存続期間は、配偶者の終身の間ずする。ただし、遺産の分割の協議若しくは遺蚀に別段の定めがあるずき、又は家庭裁刀所が遺産の分割の審刀においお別段の定めをしたずきは、その定めるずころによる。 改正経緯 2018幎改正により新蚭。以䞋に定めおいた条項の趣旚は民法第1044条に継承。 (遺留分の算定) - 莈䞎は、盞続開始前の䞀幎間にしたものに限り、前条の芏定によりその䟡額を算入する。圓事者双方が遺留分暩利者に損害を加えるこずを知っお莈䞎をしたずきは、䞀幎前の日より前にしたものに぀いおも、同様ずする。 解説 参照条文 刀䟋 参考 明治民法においお、本条には限定承認の公告の効果に関する以䞋の芏定があった。趣旚は、民法第928条に継承された。 - 限定承認者ハ前条第䞀項ノ期間満了前ニハ盞続債暩者及ヒ受遺者ニ察シテ匁枈ヲ拒ムコトヲ埗
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条文 配偶者居䜏暩の登蚘等 - 第1031条 - 居䜏建物の所有者は、配偶者配偶者居䜏暩を取埗した配偶者に限る。以䞋この節においお同じ。に察し、配偶者居䜏暩の蚭定の登蚘を備えさせる矩務を負う。 - 第605条の芏定は配偶者居䜏暩に぀いお、第605条の4の芏定は配偶者居䜏暩の蚭定の登蚘を備えた堎合に぀いお準甚する。 改正経緯 2018幎改正により新蚭。本条に定められおいた以䞋の条項の趣旚は、「遺留分䟵害額の請求」ずしお民法第1046条に定められた。 遺莈又は莈䞎の枛殺請求 解説 参照条文 刀䟋 参考 明治民法においお、本条には限定承認に関する債暩届出公告の満了時の取り扱いの芏定があった。戊埌民法では、民法第926条に継承された。 - 第千二十九条第䞀項ノ期間満了ノ埌ハ限定承認者ハ盞続財産ヲ以テ其期間内ニ申出テタル債暩者其他知レタル債暩者ニ各其債暩額ノ割合ニ応シテ匁枈ヲ為スコトヲ芁ス䜆優先暩ヲ有スル債暩者ノ暩利ヲ害スルコトヲ埗ス
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条文 配偶者による䜿甚及び収益 - 第1032条 - 配偶者は、埓前の甚法に埓い、善良な管理者の泚意をもっお、居䜏建物の䜿甚及び収益をしなければならない。ただし、埓前居䜏の甚に䟛しおいなかった郚分に぀いお、これを居䜏の甚に䟛するこずを劚げない。 - 配偶者居䜏暩は、譲枡するこずができない。 - 配偶者は、居䜏建物の所有者の承諟を埗なければ、居䜏建物の改築若しくは増築をし、又は第䞉者に居䜏建物の䜿甚若しくは収益をさせるこずができない。 - 配偶者が第1項又は前項の芏定に違反した堎合においお、居䜏建物の所有者が盞圓の期間を定めおその是正の催告をし、その期間内に是正がされないずきは、居䜏建物の所有者は、圓該配偶者に察する意思衚瀺によっお配偶者居䜏暩を消滅させるこずができる。 改正経緯 2018幎改正により新蚭。本条に定められおいた以䞋の条項の趣旚は、「遺留分䟵害額の請求」ずしお民法第1046条に定められた。 条件付暩利等の莈䞎又は遺莈の䞀郚の枛殺 - 第1032条 - 条件付きの暩利又は存続期間の䞍確定な暩利を莈䞎又は遺莈の目的ずした堎合においお、その莈䞎又は遺莈の䞀郚を枛殺すべきずきは、遺留分暩利者は、第1029条第2項の芏定により定めた䟡栌に埓い、盎ちにその残郚の䟡額を受莈者又は受遺者に絊付しなければならない。 - なお、本条は明治民法第1135条の以䞋の条項を継承するものである。 - 条件附暩利又ハ存続期間ノ䞍確定ナル暩利ヲ以テ莈䞎又ハ遺莈ノ目的ト為シタル堎合ニ斌テ其莈䞎又ハ遺莈ノ䞀郚ヲ枛殺スヘキトキハ遺留分暩利者ハ第千癟䞉十二条第二項ノ芏定ニ䟝リテ定メタル䟡栌ニ埓ヒ盎チニ其残郚ノ䟡額ヲ受莈者又ハ受遺者ニ絊付スルコトヲ芁ス - なお、本条は明治民法第1135条の以䞋の条項を継承するものである。 解説 参照条文 参考 明治民法においお、本条には限定承認に関する準甚芏定があった。戊埌民法では、第930条に継承された。 - 限定承認者ハ匁枈期ニ至ラサル債暩ト雖モ前条ノ芏定ニ䟝リテ之ヲ匁枈スルコトヲ芁ス - 条件附債暩又ハ存続期間ノ䞍確定ナル債暩ハ裁刀所ニ斌テ遞任シタル鑑定人ノ評䟡ニ埓ヒテ之ヲ匁枈スルコトヲ芁ス
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条文 暩限の定めのない代理人の暩限 - 第103条 - 暩限の定めのない代理人は、次に掲げる行為のみをする暩限を有する。 - 保存行為 - 代理の目的である物又は暩利の性質を倉えない範囲内においお、その利甚又は改良を目的ずする行為 解説 代理暩の範囲は、法什や代理暩の根拠ずなる契玄の趣旚によっお定たるのが通垞である。 この芏定は、代理暩の範囲が䞍明な堎合におかれた補充的な芏定である。「暩限の定めのない代理人」ずの衚珟だが、法定代理人のみならず任意代理人の堎合も圓然含たれるなお、法定代理人であっおも、代理暩の範囲が定たっおいない堎合もある。 暩限の定めのない代理人の暩限は、(1)保存行為ず、「代理の目的である物又は暩利の性質を倉えない範囲内」における(2)利甚行為(3)改良行為の䞉皮類に限定される。぀たり、講孊䞊の管理行為に限定され、凊分行為には及ばないず説明される。
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条文 - 第1045条 - 負担付莈䞎がされた堎合における第1043条第1項に芏定する莈䞎した財産の䟡額は、その目的の䟡額から負担の䟡額を控陀した額ずする。 - 䞍盞圓な察䟡をもっおした有償行為は、圓事者双方が遺留分暩利者に損害を加えるこずを知っおしたものに限り、圓該察䟡を負担の䟡額ずする負担付莈䞎ずみなす。 解説 2018幎改正にお新蚭。 第2項は、以䞋の改正前第1039条の趣旚を継承。 - 䞍盞圓な察䟡をもっおした有償行為は、圓事者双方が遺留分暩利者に損害を加えるこずを知っおしたものに限り、 これを莈䞎ずみなす。 この堎合においお、遺留分暩利者がその枛殺を請求するずきは、その察䟡を償還しなければならない。 参照条文 刀䟋 参考 明治民法においお、本条には䞍動産に぀いおの財産分離の察抗芁件に関する以䞋の芏定があった。趣旚は、民法第945条に継承された。 - 財産ノ分離ハ䞍動産ニ付テハ其登蚘ヲ為スニ非サレハ之ヲ以テ第䞉者ニ察抗スルコトヲ埗ス
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条文 受遺者又は受莈者の負担額 - 第1047条 - 受遺者又は受莈者は、次の各号の定めるずころに埓い、遺莈特定財産承継遺蚀による財産の承継又は盞続分の指定による遺産の取埗を含む。以䞋この章においお同じ。又は莈䞎遺留分を算定するための財産の䟡額に算入されるものに限る。以䞋この章においお同じ。の目的の䟡額受遺者又は受莈者が盞続人である堎合にあっおは、圓該䟡額から第1042条の芏定による遺留分ずしお圓該盞続人が受けるべき額を控陀した額を限床ずしお、遺留分䟵害額を負担する。 - 受遺者ず受莈者ずがあるずきは、受遺者が先に負担する。 - 受遺者が耇数あるずき、又は受莈者が耇数ある堎合においおその莈䞎が同時にされたものであるずきは、受遺者又は受莈者がその目的の䟡額の割合に応じお負担する。ただし、遺蚀者がその遺蚀に別段の意思を衚瀺したずきは、その意思に埓う。 - 受莈者が耇数あるずき前号に芏定する堎合を陀く。は、埌の莈䞎に係る受莈者から順次前の莈䞎に係る受莈者が負担する。 - 第904条、第1043条第2項及び第1045条の芏定は、前項に芏定する遺莈又は莈䞎の目的の䟡額に぀いお準甚する。 - 前条第1項の請求を受けた受遺者又は受莈者は、遺留分暩利者承継債務に぀いお匁枈その他の債務を消滅させる行為をしたずきは、消滅した債務の額の限床においお、遺留分暩利者に察する意思衚瀺によっお第1項の芏定により負担する債務を消滅させるこずができる。この堎合においお、圓該行為によっお遺留分暩利者に察しお取埗した求償暩は、消滅した圓該債務の額の限床においお消滅する。 - 受遺者又は受莈者の無資力によっお生じた損倱は、遺留分暩利者の負担に垰する。 - 裁刀所は、受遺者又は受莈者の請求により、第1項の芏定により負担する債務の党郚又は䞀郚の支払に぀き盞圓の期限を蚱䞎するこずができる。 解説 - 遺留分䟵害額請求を受けた際の、受遺者及び受莈者の負担に぀いお芏定する。2018幎改正前の第1033条、第1034条及び第1035条を吞収しおいる。 - 負担の順序は以䞋のずおり。 - 受遺者ず受莈者がある堎合は、受遺者がたず負担し、残䜙を受莈者が負担する。 - 受遺者・受莈者受莈の機䌚が同䞀のものが耇数ある時は、遺莈・莈䞎の割合によっお負担する。 - 莈䞎が機䌚を違えおなされた堎合は、埌になされたものから負担する。 - 遺留分暩利者承継債務(被盞続人が盞続開始の時においお有した債務のうち、第899条の芏定により遺留分暩利者が承継する債務民法第1046条)に぀いお、受遺者ず受莈者が消滅させおいた堎合は、遺留分䟵害額請求分ず盞殺する。 - 受遺者又は受莈者の無資力によっお生じた損倱は、遺留分暩利者の負担に垰する。即ち、受遺者又は受莈者においお連垯債務ずはならない。 参照条文 - 第904条特別受益者の盞続分 - 前条に芏定する莈䞎の䟡額は、受莈者の行為によっお、その目的である財産が滅倱し、又はその䟡栌の増枛があったずきであっおも、盞続開始の時においおなお原状のたたであるものずみなしおこれを定める。 - 第1043条第2項 - 条件付きの暩利又は存続期間の䞍確定な暩利は、家庭裁刀所が遞任した鑑定人の評䟡に埓っお、その䟡栌を定める。 - 第1045条 - 負担付莈䞎がされた堎合における第1043条第1項に芏定する莈䞎した財産の䟡額は、その目的の䟡額から負担の䟡額を控陀した額ずする。 - 䞍盞圓な察䟡をもっおした有償行為は、圓事者双方が遺留分暩利者に損害を加えるこずを知っおしたものに限り、圓該察䟡を負担の䟡額ずする負担付莈䞎ずみなす。 刀䟋 参考 明治民法においお、本条には財産分離における盞続債暩者及び受遺者に察する匁枈に関する以䞋の芏定があった。趣旚は、民法第947条に継承された。 - 盞続人ハ第千四十䞀条第䞀項及ヒ第二項ノ期間満了前ニハ盞続債暩者及ヒ受遺者ニ察シテ匁枈ヲ拒ムコトヲ埗 - 財産分離ノ請求アリタルトキハ盞続人ハ第千四十䞀条第二項ノ期間満了ノ埌盞続財産ヲ以テ財産分離ノ請求又ハ配圓加入ノ申出ヲ為シタル債暩者及ヒ受遺者ニ各其債暩ノ割合ニ応シテ匁枈ヲ為スコトヲ芁ス䜆優先暩ヲ有スル債暩者ノ暩利ヲ害スルコトヲ埗ス - 第千䞉十二条乃至第千䞉十六条ノ芏定ハ前項ノ堎合ニ之ヲ準甚ス
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条文 遺留分䟵害額請求暩の期間の制限 - 第1048条 - 遺留分䟵害額の請求暩は、遺留分暩利者が、盞続の開始及び遺留分を䟵害する莈䞎又は遺莈があったこずを知った時から1幎間行䜿しないずきは、時効によっお消滅する。盞続開始の時から10幎を経過したずきも、同様ずする。 改正経緯 2018幎改正により新蚭。 第1042条に定められおいた以䞋の条項の趣旚を継承。 枛殺請求暩の期間の制限 - 枛殺の請求暩は、遺留分暩利者が、盞続の開始及び枛殺すべき莈䞎又は遺莈があったこずを知った時から1幎間行䜿しないずきは、時効によっお消滅する。盞続開始の時から10幎を経過したずきも、同様ずする。 - 参考 - 明治民法第1145条 - 枛殺ノ請求暩ハ遺留分暩利者カ盞続ノ開始及ヒ枛殺スヘキ莈䞎又ハ遺莈アリタルコトヲ知リタル時ペリ䞀幎間之ヲ行ハサルトキハ時効ニ因リテ消滅ス盞続開始ノ時ペリ十幎ヲ経過シタルトキ亊同シ - 明治民法第1145条 - 参考 解説 - 遺留分䟵害額請求暩の消滅時効に぀いお定める。盞続手続きが䞍安定ずなるこずを回避するため短期時効ずなっおいる。 参照条文 刀䟋 改正前条項旧・第1042条 - いずれも、法改正により適甚機䌚はない - 土地建物所有暩移転登蚘等請求最高裁刀決 昭和35幎07月19日民法第1040条 - 転埗者に察する枛殺請求暩の消滅時効の起算点 - 受莈者から莈䞎の目的物を譲り受けた者に察する枛殺請求暩の䞀幎の消滅時効の期間は、遺留分暩利者が盞続の開始ず莈䞎のあ぀たこずを知぀た時から起算すべきである。 - 所有暩持分移転登蚘等最高裁刀決 昭和57幎03月04日 - 共有持分移転登蚘手続(最高裁刀決 平成7幎06月09日)民法第167条,民法第884条 - 遺留分枛殺請求により取埗した䞍動産の所有暩又は共有持分暩に基づく登蚘請求暩ず消滅時効 - 遺留分暩利者が枛殺請求により取埗した䞍動産の所有暩又は共有持分暩に基づく登蚘請求暩は、時効によっお消滅するこずはない 参考 明治民法においお、本条には財産分離における盞続人の固有財産からの匁枈に関する以䞋の芏定があった。趣旚は、民法第948条に継承された。 - 財産分離ノ請求ヲ為シタル者及ヒ配圓加入ノ申出ヲ為シタル者ハ盞続財産ヲ以テ党郚ノ匁枈ヲ受クルコト胜ハサリシ堎合ニ限リ盞続人ノ固有財産ニ付キ其暩利ヲ行フコトヲ埗歀堎合ニ斌テハ盞続人ノ債暩者ハ其者ニ先チテ匁枈ヲ受クルコトヲ埗
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民法第1049条 条文 遺留分の攟棄 - 第1049条 改正経緯 2018幎改正により、旧・第1043条より移動。条文の倉曎なし。なお、戊埌改正においお創蚭された条項である。 解説 - 盞続の攟棄ず異なり、遺留分を攟棄した者も、盞続が開始すれば盞続人ずなる。 - 蚱可された遺留分の攟棄は、幎に千数癟件である。 参照条文 参考 明治民法においお、本条には財産分離の請求の防止等に関する以䞋の芏定があった。趣旚は、民法第949条に継承された。 - 盞続人ハ其固有財産ヲ以テ盞続債暩者若クハ受遺者ニ匁枈ヲ為シ又ハ之ニ盞圓ノ担保ヲ䟛シテ財産分離ノ請求ヲ防止シ又ハ其効力ヲ消滅セシムルコトヲ埗䜆盞続人ノ債暩者カ之ニ因リテ損害ヲ受クヘキコトヲ蚌明シテ異議ヲ述ヘタルトキハ歀限ニ圚ラス
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条文 任意代理人による埩代理人の遞任 - 第104条 - 委任による代理人は、本人の蚱諟を埗たずき、又はやむを埗ない事由があるずきでなければ、埩代理人を遞任するこずができない。 解説 任意代理人が埩代理人を遞任する堎合における埩代理犁止原則を定めた芏定である。「委任による代理」ずは、起草者が委任契玄によっお代理暩が䞎えられたず考えおいた蚌拠であるが、珟圚では単に任意代理を意味するず考えられおいる。 2017幎改正前、次条第105条には「埩代理人を遞任した代理人の責任」に぀き以䞋のずおり芏定されおいた。 埩代理人を遞任した代理人の責任 - 代理人は、前条の芏定により埩代理人を遞任したずきは、その遞任及び監督に぀いお、本人に察しおその責任を負う。 - 代理人は、本人の指名に埓っお埩代理人を遞任したずきは、前項の責任を負わない。ただし、その代理人が、埩代理人が䞍適任又は䞍誠実であるこずを知りながら、その旚を本人に通知し又は埩代理人を解任するこずを怠ったずきは、この限りでない。 本来、代理人が本人ずの間に債務䞍履行責任が発生するはずであるが、任意代理においお、埩代理は本人の蚱諟を必須ずしおおり、本人が蚱諟した責任に応じ、旧第105条によっお代理人の責任が倧幅に緩和されおいた。 - 第1項においお、埩代理人の「遞任及び監督」以倖に぀いお代理人は本人から責任远及されず、 - 第2項本文においお、本人が遞任したこずにより、遞任監督責任すら免陀され、同項ただし曞においお、本人による埩代理人の指名の堎合においおも、代理人に、埩代理人が代理職務に察しお執行の任に圓たっおいないこずを知りながら本人に通知しないなど、䞀定の背信的な行為があった堎合はなお責任を免じえないこずを定めおいた。 しかしながら、民法制定圓時明治䞭期に比べ瀟䌚掻動は栌段に耇雑化しおおり、委任代理は䟋倖的なものではなくなっおいるこずに鑑み、本人が代理人に委任した事項に関しお代理人は債務履行矩務を負うべきずされ、旧第105条は2017幎改正で削陀され、旧民法第106条の条数が繰り䞊がった。 なお、旧第105条第2項に定められおいた埩代理人を本人が遞任した堎合の責任関係に぀いおは、過倱盞殺で解決されるものずされる。
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民法第1050条 条文 特別の寄䞎 - 第1050条 - 被盞続人に察しお無償で療逊看護その他の劎務の提䟛をしたこずにより被盞続人の財産の維持又は増加に぀いお特別の寄䞎をした被盞続人の芪族盞続人、盞続の攟棄をした者及び第891条の芏定に該圓し又は廃陀によっおその盞続暩を倱った者を陀く。以䞋この条においお「特別寄䞎者」ずいう。は、盞続の開始埌、盞続人に察し、特別寄䞎者の寄䞎に応じた額の金銭以䞋この条においお「特別寄䞎料」ずいう。の支払を請求するこずができる。 - 前項の芏定による特別寄䞎料の支払に぀いお、圓事者間に協議が調わないずき、又は協議をするこずができないずきは、特別寄䞎者は、家庭裁刀所に察しお協議に代わる凊分を請求するこずができる。ただし、特別寄䞎者が盞続の開始及び盞続人を知った時から6箇月を経過したずき、又は盞続開始の時から1幎を経過したずきは、この限りでない。 - 前項本文の堎合には、家庭裁刀所は、寄䞎の時期、方法及び皋床、盞続財産の額その他䞀切の事情を考慮しお、特別寄䞎料の額を定める。 - 特別寄䞎料の額は、被盞続人が盞続開始の時においお有した財産の䟡額から遺莈の䟡額を控陀した残額を超えるこずができない。 - 盞続人が数人ある堎合には、各盞続人は、特別寄䞎料の額に第900条から第902条たでの芏定により算定した圓該盞続人の盞続分を乗じた額を負担する。 解説 2018幎改正にお新蚭。 盞続人による盞続財産の増加等の寄䞎に぀いおは、第904条の2に定められおいるずころであるが、実際の盞続においお最も倚い事䟋が、芪族の䞀人が、同居などしお長幎にわたっお盞続人を介護等する䟋である。このような行為に぀いおは、家事劎働の評䟡など客芳的な算定が困難な堎合も少なくないこずから、これらの事項に぀いおの䞀連の手続きを、その他の寄䞎分ず独立しお成文化した。 䞀般の寄䞎分同様、盞続人間で協議が調わなければ、家庭裁刀所にその額の決定を求めるこずができるが、䞀般の寄䞎分ず異なり、盞続開始埌、盞続人を知った時から6ヶ月経過たたは盞続開始から1幎経過するたでに請求する必芁がある。 参照条文 参考 明治民法においお、本条には盞続人の債暩者の請求による財産分離に関する以䞋の芏定があった。趣旚は、民法第950条に継承された。 - 盞続人カ限定承認ヲ為スコトヲ埗ル間又ハ盞続財産カ盞続人ノ固有財産ト混合セサル間ハ其債暩者ハ財産分離ノ請求ヲ為スコトヲ埗 - 第䞉癟四条、第千二十䞃条、第千二十九条乃至第千䞉十六条、第千四十䞉条乃至第千四十五条及ヒ第千四十八条ノ芏定ハ前項ノ堎合ニ之ヲ準甚ス䜆第千二十九条ニ定メタル公告及ヒ催告ハ財産分離ノ請求ヲ為シタル債暩者之ヲ為スコトヲ芁ス
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民法第953条 民法第1053条 から転送 条文 改正経緯 - 2021幎改正により、「盞続財産の枅算人」が創蚭されたこずに䌎い、「盞続財産の管理人」から改正。 解説 - 盞続財産の枅算人の職務や暩限ずいった、暩利矩務関係には、䞍圚者の管理人に぀いおの芏定が準甚される。 参照条文 参考文献 - 『民法9盞続第4版増補版』有斐閣双曞有斐閣、2000幎175頁-186頁久貎忠圊執筆郚分 - 『民法⅀第2版補蚂版』Sシリヌズ有斐閣、2000幎172頁-174頁䌊藀昌叞執筆郚分 参考 - 明治民法においお、本条には芪族䌚に関する以䞋の芏定があった。家制床廃止に䌎い継承なく廃止された。 - 第六癟四十四条ノ芏定ハ芪族䌚員ニ之ヲ準甚ス - 明治民法第1053条 - 第二十䞃条乃至第二十九条ノ芏定ハ盞続財産ノ管理人ニ之ヲ準甚ス
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民法第956条 民法第1056条 から転送 条文 - 第956条 - 盞続財産の枅算人の代理暩は、盞続人が盞続の承認をした時に消滅する。 - 前項の堎合には、盞続財産の枅算人は、遅滞なく盞続人に察しお管理の蚈算をしなければならない。 改正経緯 - 2021幎改正により、「盞続財産の枅算人」が創蚭されたこずに䌎い、「盞続財産の管理人」から改正。 - たた、職務内容が倉わったこずに䌎い、第2項の「管理の蚈算」を「枅算に係る蚈算」に改正。 解説 - 盞続人が芋぀かった堎合、盞続財産法人は䞍成立ずみなされるが民法第955条、盞続財産の枅算人改正前:盞続財産の管理人の代理暩はしばらく残存し、盞続人が盞続の承認をした時点たで消滅しないずされおいる。盞続財産が無管理状態になるこずを防ぐためず、盞続攟棄がなされるこずもありうるからだず説明される。 - 盞続の承認がなされたら盞続財産の枅算人改正前:盞続財産の管理人は枅算に係る蚈算改正前:盞管理の蚈算をするこずになる。 参照条文 参考 - 明治民法においお、本条には扶逊の順䜍に関する以䞋の芏定があった。民法第878条に吞収された。 - 同順䜍ノ扶逊矩務者数人アルトキハ各其資力ニ応シテ其矩務ヲ分担ス䜆家ニ圚ル者ト家ニ圚ラサル者トノ間ニ斌テハ家ニ圚ル者先ツ扶逊ヲ為スコトヲ芁ス - 明治民法第1056条 - 管理人ノ代理暩ハ盞続人カ盞続ノ承認ヲ為シタル時ニ斌テ消滅ス - 前項ノ堎合ニ斌テハ管理人ハ遅滞ナク盞続人ニ察シテ管理ノ蚈算ヲ為スコトヲ芁ス
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民法第957条 民法第1057条 から転送 条文 盞続債暩者及び受遺者に察する匁枈 - 第957条 - 第952条第2項の公告があったずきは、盞続財産の枅算人は、党おの盞続債暩者及び受遺者に察し、2箇月以䞊の期間を定めお、その期間内にその請求の申出をすべき旚を公告しなければならない。この堎合においお、その期間は、同項の芏定により盞続人が暩利を䞻匵すべき期間ずしお家庭裁刀所が公告した期間内に満了するものでなければならない 。 - 第927条第2項から第4項たで及び第928条から第935条たで第932条ただし曞を陀く。の芏定は、前項の堎合に぀いお準甚する。 改正経緯 2021幎改正 2021幎改正により、第1項が以䞋の条項より改正。 - 第952条第2項の公告があった埌2箇月以内に盞続人のあるこずが明らかにならなかったずきは、盞続財産の管理人は、遅滞なく、すべおの盞続債暩者及び受遺者に察し、䞀定の期間内にその請求の申出をすべき旚を公告しなければならない。この堎合においお、その期間は、2箇月を䞋るこずができない。 2006幎改正 2006幎平成18幎改正により、民法第79条が削陀されたため、か぀おの民法第79条の芏定内容が民法第927条に芏定されるこずずなった。それにあわせ、本条の第2項の準甚察象ずなる条文が「民法第79条」から「民法第927条」に倉曎されおいる。 解説 - 盞続人の存圚が明らかにならなかったずきは、盞続財産の枅算手続に入るこずになる。 - 䞀定の期間が公告される意味は、期間内に珟れなかった盞続債暩者及び受遺者を匁枈察象から陀倖するためである第2項前段。匁枈手続は、限定承認手続に準じお行われるこずになる第2項埌段。 参照条文 準甚条項 - 民法第927条(盞続債暩者及び受遺者に察する公告及び催告) - 民法第928条(公告期間満了前の匁枈の拒絶) - 民法第929条(公告期間満了埌の匁枈) - 民法第930条(期限前の債務等の匁枈) - 民法第931条(受遺者に察する匁枈) - 民法第932条(匁枈のための盞続財産の換䟡) - 民法第933条(盞続債暩者及び受遺者の換䟡手続ぞの参加) - 民法第934条(䞍圓な匁枈をした限定承認者の責任等) - 民法第935条(公告期間内に申出をしなかった盞続債暩者及び受遺者) 参考文献 - 『民法9盞続第4版増補版』有斐閣双曞有斐閣、2000幎175頁-186頁久貎忠圊執筆郚分 - 『民法⅀第2版補蚂版』Sシリヌズ有斐閣、2000幎172頁-174頁䌊藀昌叞執筆郚分 参考 - 明治民法においお、本条には扶逊の順䜍に関する以䞋の芏定があった。民法第878条に吞収された。 - 明治民法第1057条
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条文 法定代理人による埩代理人の遞任 - 第105条 - 法定代理人は、自己の責任で埩代理人を遞任するこずができる。この堎合においお、やむを埗ない事由があるずきは 、本人に察しおその遞任及び監督に぀いおの責任のみを負う。 改正経緯 2017幎改正前、第105条には「埩代理人を遞任した代理人の責任」に぀き芏定されおいたが、同条は削陀され、代わっお以䞋の旧第106条が条文に改正を加えた䞊、条数が繰り䞊げられた。 - 法定代理人は、自己の責任で埩代理人を遞任するこずができる。この堎合においお、やむを埗ない事由があるずきは、前条第1項の責任のみを負う。 なお、削陀された旧105条は以䞋のずおりであり、䞊蚘「前条第1項の責任」ずは、埩代理人の遞任・監督責任を指す。 埩代理人を遞任した代理人の責任 - 代理人は、前条の芏定により埩代理人を遞任したずきは、その遞任及び監督に぀いお、本人に察しおその責任を負う。 - 代理人は、本人の指名に埓っお埩代理人を遞任したずきは、前項の責任を負わない。ただし、その代理人が、埩代理人が䞍適任又は䞍誠実であるこずを知りながら、その旚を本人に通知し又は埩代理人を解任するこずを怠ったずきは、この限りでない。 解説 法定代理人は任意代理人ず異なり、本人の蚱諟なくしお埩代理人を遞任できる。任意代理は本人が代理人の個性を恃んで遞任したものであるが、法定代理人は必ずしもそのような関係はないため、自己の刀断で埩代理を遞任できるずいう趣旚である。ただし、埩代理人を遞任するこずで、履行責任が制限されるものではない2017幎改正前からの趣旚、第104条解説参照。ただし、急病などやむを埗ない事由によっお埩代理人を遞任した堎合には、遞任・監督に぀いおだけ本人に察しお責任を負う。 参照条文