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wav/OKA_0752.wav|なるほど。いい反論だな
wav/OKA_0753.wav|ところでクリスティーナよ、俺は常々感じていた。物理学者には矛盾がある
wav/OKA_0754.wav|現実に起きていて、誰もが知っているが、いまだ解明されておらず、物理学者も手を付けようとしない現象というものは、確かに存在する。それについてはどう思う?
wav/OKA_0755.wav|例えば幽霊
wav/OKA_0756.wav|オカルトだからと言って思考停止か? それはお前がたった今言ったことと矛盾するぞ
wav/OKA_0757.wav|“そんなことじゃ、真実には絶対たどり着けない”
wav/OKA_0758.wav|幽霊を見る人間は確かに存在する。映像としても証拠が存在している
wav/OKA_0759.wav|にもかかわらず、なぜ他の仮説をこねくり回し続けていられるのだ?
wav/OKA_0760.wav|解明されていない現象に専攻もクソもあるまい
wav/OKA_0761.wav|というわけで、過去へメールを送る現象も、きちんと検証すべきだ。助手も力を貸すがいい
wav/OKA_0762.wav|父……?
wav/OKA_0763.wav|なぜそう言い切れる
wav/OKA_0764.wav|フゥーハハハ! 気にすることはない! 今のはお前の資質を試すため、あえて怒らせたのだからな!
wav/OKA_0765.wav|……助手の考えは分かった。そこまでタイムマシンを嫌っているとはな。お前の反応はアレルギーに近い
wav/OKA_0766.wav|無理にラボメンに誘って迷惑をかけたな。もう二度と来なくていい
wav/OKA_0767.wav|だが、これだけは伝えておく。クリスティーナよ
wav/OKA_0768.wav|ラボメンナンバー004は、永久欠番としておく。この番号は……ずっと、お前のものだ
wav/OKA_0769.wav|なにをする! 俺によるささやかな演出──後腐れのない別れのシーンを台無しにするとは、貴様それでも俺の助手か!
wav/OKA_0770.wav|あれは俺が見た幻だ
wav/OKA_0771.wav|そんなことは知らん。それと夢ではなく幻だ
wav/OKA_0772.wav|あの日、ラジ館でドクター中鉢がタイムマシンの発表会をしていた
wav/OKA_0773.wav|そういうことになっているようだな。だが俺が見た幻では無事開催された。俺はそれをまゆりと一緒に見に行って、お前に声をかけられたのだ
wav/OKA_0774.wav|だから幻だったと言っているだろう。いや、あるいは……幻なのはこちらの世界なのかもな
wav/OKA_0775.wav|だとしたら電話レンジ(仮)の謎も解決だ。幻ならば、物理法則を無視したことも起こり得る
wav/OKA_0776.wav|仮説を提示したのだよ。物理学者お得意のな
wav/OKA_0777.wav|俺が駆けつけたときには、すでにお前は血まみれで倒れていた。犯人は見なかった
wav/OKA_0778.wav|まったくない。その時点では俺とお前は一度だけ話したことがある程度の、ただの通りすがりの他人だった
wav/OKA_0779.wav|とにかく接点などほとんどなかった。故に俺はお前の死体を見た後、119番に通報することなくその場を後にしたのだ
wav/OKA_0780.wav|なにを望んでいる? 過去に戻って、お前の死体を丁重に扱えと? そのためには電話レンジ(仮)を使えるようにしなければな
wav/OKA_0781.wav|保証はできないな。それを実行するためには、24時間完璧に、俺の脳内を監視しなければなるまい
wav/OKA_0782.wav|俺の話は終わっていない
wav/OKA_0783.wav|別れのシーンを台無しにしたお返しだクリスティーナ! 己の軽率な行動を恨むのだな!
wav/OKA_0784.wav|IBN5100の件だ
wav/OKA_0785.wav|……いや、知らないのならばいい。さらばだ。もう二度と会うこともないだろう
wav/OKA_0786.wav|IBN5100。1975年発売のレトロPCだ。今、探している
wav/OKA_0787.wav|気になるか?
wav/OKA_0788.wav|気になるのだな?
wav/OKA_0789.wav|ならば答えよう。IBN5100はSERNの秘密に繋がっている
wav/OKA_0790.wav|いかにも。そして我がラボが総力を挙げて調べたところによれば、SERNはタイムトラベルについて研究している痕跡がある
wav/OKA_0791.wav|うう〜む……
wav/OKA_0792.wav|もしもし。俺だ
wav/OKA_0793.wav|直通回線でかけるなと言ったはずだ。盗聴されている可能性があるのだぞ
wav/OKA_0794.wav|&rs迂闊&rtうかつ&reな真似はするなと言っている。それで、そちらの状況は?
wav/OKA_0795.wav|要するになんの用だと言っているのだ
wav/OKA_0796.wav|作戦行動中だ
wav/OKA_0797.wav|作戦行動中! IBN5100を探し回っているのだ!
wav/OKA_0798.wav|有益な情報なら聞こう
wav/OKA_0799.wav|おい、電話で話せ、おい、まゆり!
wav/OKA_0800.wav|なぜわざわざメイクイーンに行かねばならんのだ……
wav/OKA_0801.wav|それはご苦労。で、すごい話とはいったいなんだ?
wav/OKA_0802.wav|1個くれ
wav/OKA_0803.wav|店先でよくそんな真似ができるな。メイドとしての自覚が足らんぞ
wav/OKA_0804.wav|お前はここでは椎名まゆりではなく、マユシィ・ニャンニャンなのだ
wav/OKA_0805.wav|なのに店先で俺に“はい、ア〜ン♪”などということをするのは、この店を訪れるすべてのご主人様たちに対する裏切り行為と見なされるだろう
wav/OKA_0806.wav|それで、すごい話とはいったいなんだ?
wav/OKA_0807.wav|まさか手がかりをつかんだのか!? そうか、メイクイーンにあったんだな!? これはなんという盲点だ! 俺としたことがっ
wav/OKA_0808.wav|まゆり、さっさと要点を話せ。お前がいかに苦労したかはどうでもいい
wav/OKA_0809.wav|な、なに!? それは本当か!?
wav/OKA_0810.wav|フェイリスが……
wav/OKA_0811.wav|俺だ。IBN5100の手がかりをつかめそうだ。……ああ、聞いて驚くな。フェイリス・ニャンニャンだ
wav/OKA_0812.wav|あの猫娘が、レトロPCに詳しいとはな。これはなにか裏があると見るべきだろう
wav/OKA_0813.wav|……フッ、相変わらず人使いが荒いな。分かっている、今すぐ会いに行ってくる
wav/OKA_0814.wav|もしも今日の20時までに連絡しなかったら、俺に構わずメイクイーンに襲撃をかけろ
wav/OKA_0815.wav|すべては&rs運命石の扉&rtシュタインズゲート&reの選択だ……。エル・プサイ・コングルゥ
wav/OKA_0816.wav|まゆりよ、よくやった! お前からの情報は有意義に使わせてもらう!
wav/OKA_0817.wav|ところでそこの看板にある『フェイリス杯』というのはなんだ?
wav/OKA_0818.wav|やむを得ないな、情報が少ないのが不安なところだが、これより突入を開始する
wav/OKA_0819.wav|まゆりはここで待っていろ。1時間以内に戻らなければ、すぐにここを離れて家に帰るのだ。分かったな?
wav/OKA_0820.wav|…………
wav/OKA_0821.wav|俺だ。調べてもらたいことがある。『フェイリス杯』について
wav/OKA_0822.wav|……なに!? フェイリスを自由にできる権利を賭けた、殺戮のバトルロイヤルだと!?
wav/OKA_0823.wav|……どうやら俺は、とんでもないところに来てしまったらしい。……いや、問題ない。なんとか生き延びて見せるさ。……いかなる手段を使ってもな。エル・プサイ・コングルゥ
wav/OKA_0824.wav|『フェイリス杯』とはバトルロイヤルなのだな?
wav/OKA_0825.wav|…………
wav/OKA_0826.wav|案ずるな。俺が止めるまでもなく、みんなおとなしく席に着いている
wav/OKA_0827.wav|マジな話、『フェイリス杯』とはなんなのだ?
wav/OKA_0828.wav|フェイリス、本気……なのか……!
wav/OKA_0829.wav|断る!
wav/OKA_0830.wav|俺は戦うつもりなどない。ただお前に話があって来ただけだ
wav/OKA_0831.wav|メイドの分際でご主人様を帰らせる気か
wav/OKA_0832.wav|話は2分で済む。IBN──
wav/OKA_0833.wav|……足下を見おって
wav/OKA_0834.wav|…………
wav/OKA_0835.wav|やむを得んな。その勝負、受けて立とう。ただし──
wav/OKA_0836.wav|勝負した暁には、お前が知る情報をすべて話してもらうぞ!
wav/OKA_0837.wav|なっ、ダル!?
wav/OKA_0838.wav|お前、ここでなにをしている! SERNの件はどうした!
wav/OKA_0839.wav|くっ、今にもSERNによって世界が支配されようとしているのに、なにを呑気な……
wav/OKA_0840.wav|俺は別件で来て巻き込まれたのだ。雷ネットにもフェイリスの手料理にも興味はない
wav/OKA_0841.wav|ダル、オペレーションΣだ
wav/OKA_0842.wav|手を組もう、と言っている。俺たち2人がチームを組めば最強だろう
wav/OKA_0843.wav|俺にとってお前は、まさに右腕。そんな心強い相棒がいてくれたのだ、もう怖いものはない
wav/OKA_0844.wav|貴様それでも仲間か!
wav/OKA_0845.wav|う、裏切ったな……。なんのためにお前をスパイとしてこの店に送り込んだと思っている……
wav/OKA_0846.wav|強くなったらどうなるのだ?
wav/OKA_0847.wav|トレンド、だろ?
wav/OKA_0848.wav|英雄か……。悪くない響きだ
wav/OKA_0849.wav|待て。その論旨展開はおかしい。雷ネットが強くなることと、『うーぱ』がかわいいことは関係ないだろう
wav/OKA_0851.wav|フン……ざまあないな、貴様ら
wav/OKA_0852.wav|だが、真打ちというのは最後に出て来てこそだ