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wav/OKA_2457.wav|青森ぃ!?
wav/OKA_2458.wav|……の、望むところだ
wav/OKA_2459.wav|まゆり? 帰らないのか?
wav/OKA_2460.wav|いかにも。人類は新たなる段階に進むことになる。そしてそれは、このラボから始まるのだっ
wav/OKA_2461.wav|眩しい? どういう意味だ?
wav/OKA_2462.wav|それはこの俺、鳳凰院凶真が放つ狂気のオーラだろう。フゥーハハハ!
wav/OKA_2463.wav|フン。認めなくてはならないな。確かにあいつの知識はすさまじいものがある
wav/OKA_2464.wav|そしてそんな天才少女を仲間に引き入れたこの俺、鳳凰院凶真の功績もまた、素晴らしきものだと言わざるを得ない!
wav/OKA_2465.wav|まゆり……
wav/OKA_2466.wav|まゆり、今日は星を見ないのか?
wav/OKA_2467.wav|ああ、そうだな
wav/OKA_2468.wav|下らないことを言うな
wav/OKA_2469.wav|まゆりは、ここにいるだけでいいんだ
wav/OKA_2470.wav|お前がいなかったら、このラボはもっと殺伐としていただろう
wav/OKA_2471.wav|特に俺と助手は、水と油みたいなところがあるからな。互いに意見をぶつからせて、ケンカになってもおかしくない
wav/OKA_2472.wav|だが、そんなときにまゆりが空気の読めない脳天気コメントを発することで、殺伐さが中和されるのだ
wav/OKA_2473.wav|もちろん誉めている
wav/OKA_2474.wav|なにも案ずるな。お前がここにいるのは、俺にとっては計算のうちなのだからな。フゥーハハハ!
wav/OKA_2475.wav|ああ。もらう
wav/OKA_2476.wav|頼むから俺についてこい。この迷宮ではぐれたら、おそらくお前は自力では外に出られないぞ
wav/OKA_2477.wav|タイムトラベルは身体ごと時間を跳び越えること。タイムリープは記憶だけが時間を跳び越えること、と覚えればいい
wav/OKA_2478.wav|Dメールは過去へ“指示”できるだけだった。過去は変わるかもしれないし変わらないかもしれない。それは受け取った人間次第であり、成功率は未知数だった
wav/OKA_2479.wav|それに過去が変わった場合、変える前の記憶は失われる。世界線が再構成されるからだ
wav/OKA_2480.wav|それに対してタイムリープだと、例えば1週間前のお前の頭の中に、今のお前の記憶が丸々流れ込んでくることになる……はずだ
wav/OKA_2481.wav|タイムトラベルならば可能だろうが、タイムリープでは無理だ
wav/OKA_2482.wav|2日前に受けたテストの答えを知っている状態で、テストの前へ戻ることはできる。だが、解答済みの答案用紙を持って2日前へは戻れない
wav/OKA_2483.wav|そういうことだ
wav/OKA_2484.wav|上書きされるのではないか?
wav/OKA_2485.wav|消えたとしても、1週間前のお前の記憶と、今のお前の記憶は連続している。記憶が上書きされたとしても、1週間前までのお前の記憶にはなにも変化はない
wav/OKA_2486.wav|未来の1週間分の記憶が追加される、という言い方をした方がよさそうだ
wav/OKA_2487.wav|抜け殻になっている……。いや、待て、そうじゃない。そういうことじゃないはずだ
wav/OKA_2488.wav|助手がやろうとしているのは、記憶をデータ化して保存する……つまりバックアップでしかない。記憶をすべて脳から抜き去ってそれをデータ化するわけではないのだ
wav/OKA_2489.wav|だから、抜け殻になったり意識が飛んだりすることはないはず
wav/OKA_2490.wav|というか、1週間前に戻ってまたその1週間を経験してきたまゆりが、ここにいることになるのではないか?
wav/OKA_2491.wav|そうだ。消える。もう一度やり直すと言うべきだな。そっくりそのままトレースすることもできるし、まったく別の行動を取ることもできる
wav/OKA_2492.wav|それと、消えた最初の1週間の記憶自体は、まゆりは持ち続けていることになる
wav/OKA_2493.wav|過去が変わり、今も変わることになるだろう。こうしてここで俺とお前が話している事実は消滅するはずだ
wav/OKA_2494.wav|ああ。そうだ
wav/OKA_2495.wav|俺が?
wav/OKA_2496.wav|跳べるかもしれないが、跳んだところで意味はない
wav/OKA_2497.wav|俺たちがやろうとしているタイムリープは、過去に送ってこそ真価を発揮するのだ
wav/OKA_2498.wav|それに、過去より未来の方が届かない可能性は高い
wav/OKA_2499.wav|過去については思い出すことができるが、未来については予測がつかないからな
wav/OKA_2500.wav|例えばまゆりは、未来永劫に渡って同じ電話番号のケータイを持ち続けていると思うか?
wav/OKA_2501.wav|つまりそういうことだ
wav/OKA_2502.wav|それに、かつてポケベルがケータイの出現で廃れてしまったように、ケータイに代わる新たなパーソナル端末が爆発的に流行してしまうかもしれない
wav/OKA_2503.wav|お前は小学生の頃へ戻りたいのか?
wav/OKA_2504.wav|ククク、気持ちは分かる。今の知識を持って小学生からやり直せば、学校の成績はおそらく学年トップになれるだろうし、人間関係もうまくこなせるだろう
wav/OKA_2505.wav|……そうか。残念だったな
wav/OKA_2506.wav|……フッ、あの当時からこの俺はマッドサイエンティストとして完成されており、周囲のガキンチョどもとは一線を画した人間だった
wav/OKA_2507.wav|そんな畏怖のオーラを放つ天才小学生にして未来のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真に会いたいというお前の気持ち、よく分かるぞ
wav/OKA_2508.wav|だがやめておけ。精神年齢において当時からまったく成長していないお前では、仮に今小学生に戻ったところでなにも変わらんからな
wav/OKA_2509.wav|食べる量が増えたぐらいだろう
wav/OKA_2510.wav|だから何度も言っているだろうが。この俺は当時の時点ですでに完成されていたのだとな、フゥーハハハ!
wav/OKA_2511.wav|そう言えばまゆりよ。お前、最近バイトをしていないんじゃないか?
wav/OKA_2512.wav|今年はいったい何着作っている?
wav/OKA_2513.wav|なに?
wav/OKA_2514.wav|そこの指圧師よ! ずいぶんと浮かない顔をしているではないか!
wav/OKA_2515.wav|おーい、聞いているか? 悩みがあるならこの狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真が華麗に解決してやろう
wav/OKA_2516.wav|もっとも、その場合はアキバが血の海となることも覚悟してもらうがな……ククク
wav/OKA_2517.wav|なんだ? どうした?
wav/OKA_2518.wav|どうなった、とはどういう意味だ?
wav/OKA_2519.wav|まだ完全には解明できていない。今は改良中だ
wav/OKA_2520.wav|記事にはするなよ。それをしたら、俺はお前をラボメンから破門しなければならない
wav/OKA_2521.wav|SERNへのハッキングによって、電話レンジ(仮)の新たな可能性について発見したのだ
wav/OKA_2522.wav|SERNの一部設備を間借りさせてもらうことによる、新たなるタイムトラベルシステムの構築だよ
wav/OKA_2523.wav|これは人類の歴史を塗り替え、新たなる段階へ足を踏み入れたことを意味する。すなわち時間の壁の征服。かくして人は未来へ流されるのでなく、未来を選んでいくことができるようになるだろう
wav/OKA_2524.wav|その人類史上初の偉業を、今、我ら未来ガジェット研究所が成し遂げようとしているのだ……!
wav/OKA_2525.wav|…………
wav/OKA_2526.wav|て、手を離してもらおうか……
wav/OKA_2527.wav|タイムリープ、すなわち記憶のみの時間跳躍だ
wav/OKA_2528.wav|俺たちはそれを可能にする方法を見つけ出した。近いうちにタイムリープは実行され、我らは時間の征服者となる
wav/OKA_2529.wav|こればかりはなんとも言えないな。いくつか問題を残している。それがうまく解決できれば、1週間以内にでも完成するだろう
wav/OKA_2530.wav|だが解決できなければ、いつまで経っても完成はしない
wav/OKA_2531.wav|すべては&rs運命石の扉&rtシュタインズゲート&reによる選択。必ずや解決の道は開けていると、俺は確信している
wav/OKA_2532.wav|そして扉が開いたとき、訪れるのは俺が望む混沌。世界を陰から支配する“機関”への&rs最終聖戦&rtラグナロック&reの幕は、切って落とされるのだ……!
wav/OKA_2533.wav|決して表舞台には現れない、支配者層に決まっているだろう
wav/OKA_2534.wav|フハハ、フハハハハ、フゥーハハーハハーハハハハ!
wav/OKA_2535.wav|ここはお前のプライベートな部屋ではない。それに、敵が待ち伏せしているかもしれないのに、ノックして存在を知らせるバカがどこにいる?
wav/OKA_2536.wav|それでクリスティーナ。お前はやるべきことをサボってなにを見ていた?
wav/OKA_2537.wav|…………
wav/OKA_2538.wav|……フッ
wav/OKA_2539.wav|案ずるな、クリスティーナ。いや、@ちゃんねらークリス!
wav/OKA_2540.wav|ククク、俺はすでに気付いていた。そう、とっくに気付いていたのだよ、お前が生粋の@ちゃんねらーだということにな!
wav/OKA_2541.wav|隠そうとしても俺には分かる。お前からは、@ちゃんねらーとしての匂いのようなものがプンプンと醸し出されていた……!
wav/OKA_2542.wav|バカめ。そういう意味ではない。俺が言っているのは魂レベルの話だ
wav/OKA_2543.wav|今後、バレないための参考にするのだな?
wav/OKA_2544.wav|具体的もクソもない。お前はたまに@ちゃんねる用語をつぶやくときがある
wav/OKA_2545.wav|今のも@ちゃんねる語だな
wav/OKA_2546.wav|まさに魂レベルで染みついているということだろう。そしてこのラボにはもう1人、@ちゃんねる語をリアルで話す阿呆がいて、そいつのせいでお前の魂は励起させられた
wav/OKA_2547.wav|だが隠そうとするとはいじらしいな、@ちゃんねらークリス
wav/OKA_2548.wav|しかし解せないな。アメリカ育ちなのになぜ@ちゃんねるに詳しいのだ?
wav/OKA_2549.wav|そういうことか。英語ばかりの環境にいると、日本語が恋しくなってしまうのだな。しかしよりによって@ちゃんを選ばずともよかったものを
wav/OKA_2550.wav|頼み?
wav/OKA_2551.wav|言いたいことははっきり言え
wav/OKA_2552.wav|そんなにも知られたくないのか。ダルはお前の同類だし、まゆりもオタだから@ちゃんねるへの理解は深いぞ。俺もよく見に行くしな
wav/OKA_2553.wav|恥ずべきことはなにもない! 履歴書やプロフィールの趣味の欄には、堂々と“@ちゃんねるを見ること”と書くがいい!
wav/OKA_2554.wav|なに!? ということは“&cTIPSC;VIP&cMESC;で&cTIPSC;安価&cMESC;を出すこと”の方がいいのか!?
wav/OKA_2555.wav|まあいい。タイムリープマシンの開発に集中してもらうためにも、この件は黙っておく。おそらくすぐにボロが出て、俺以外のラボメンにもバレるのも時間の問題だろうがな
wav/OKA_2556.wav|……&cTIPSC;ぬるぽ&cMESC;