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wav/OKA_2657.wav|圧縮にも時間がかかるのか?
wav/OKA_2658.wav|クリスティーナ、続けろ
wav/OKA_2659.wav|受信者が電話の呼び出しに出るのが前提だな
wav/OKA_2660.wav|メールではなく、電話をかけることにした理由は?
wav/OKA_2661.wav|現在のダルの記憶を、小学生の頃のダルへと転送したとする
wav/OKA_2662.wav|今のダルは2次元にも3次元にも無機物にも萌えられる変態だが、小学生時代はまだまだ無邪気なハナタレ小僧だったはず
wav/OKA_2663.wav|つまり記憶は今の19歳の変態ダルのものだが、意識、人格はその真面目なクソガキのままとなる
wav/OKA_2664.wav|“見た目は子供、頭脳は大人”な名探偵は成立しないということだ
wav/OKA_2665.wav|それで
wav/OKA_2666.wav|どうする?
wav/OKA_2667.wav|タイムリープマシンの扱いについてだ
wav/OKA_2668.wav|実験してみたい気持ちはある
wav/OKA_2669.wav|だが、実際にタイムリープを行うには、問題が多すぎる
wav/OKA_2670.wav|……誰が、タイムリープするんだ?
wav/OKA_2671.wav|…………
wav/OKA_2672.wav|過去へ転送したデータが、なんらかのミスでフラクタル構造化してしまう可能性はある
wav/OKA_2673.wav|もし仮に、俺が1時間前へタイムリープしたとして──
wav/OKA_2674.wav|フラクタル構造化によりスカスカになった記憶データが、1時間前の俺の脳にぶち込まれるかもしれない
wav/OKA_2675.wav|それは一種の記憶喪失と同じ状態になりかねないのでは?
wav/OKA_2676.wav|もしそうなった場合、その1時間後には“現在”に到達することになる。そのとき“1時間遡った、記憶喪失の俺”と“現在の俺”が、俺の脳で競合するわけだが
wav/OKA_2677.wav|どちらのデータが生き残る?
wav/OKA_2678.wav|それはつまり、コピー&ペーストではないということにならないか?
wav/OKA_2679.wav|Dメールでは、世界は“改変後”に沿って再構成された
wav/OKA_2680.wav|お前はタイターの言うことは信じていないのではなかったのか?
wav/OKA_2681.wav|観測者は誰か、というのも問題だ
wav/OKA_2682.wav|そうとは限らない。観測者は“俺”かもしれないし、それ以外の誰かかもしれないし、神かもしれない
wav/OKA_2683.wav|結局は“意識はどこにある”という問題に行き着く
wav/OKA_2684.wav|Dメールの場合はそれで納得できた。あれは過去にメールで“干渉”する行為だというのが明確だったからな
wav/OKA_2685.wav|しかしタイムリープは、自分の記憶を過去へ送りこむ行為であり、“干渉”するかしないかは明確にしていない
wav/OKA_2686.wav|未来の記憶を思い出した1時間前の俺が、因果に“干渉”するのかしないのかは、その状況になってみなければ分からないはず
wav/OKA_2687.wav|そうなのか? 本当に?
wav/OKA_2688.wav|……実験は、しないでおく
wav/OKA_2689.wav|タイムリープマシンは、しかるべき研究機関に託そう。そして、世間に公表する
wav/OKA_2690.wav|不満か?
wav/OKA_2691.wav|実験をしなかったことについて
wav/OKA_2692.wav|熱があるせいで、助手らしいことを言い出したのかと思ってな
wav/OKA_2693.wav|勘違いなどするものか。俺は当然のことをしたまでだからな
wav/OKA_2694.wav|ラボメンナンバー001でありラボの設立者であるこの俺、鳳凰院凶真が最も優先するのは、ラボメンを危険から守ること
wav/OKA_2695.wav|だからお前は感謝する必要はない
wav/OKA_2696.wav|ラボメンは俺の味方であり、世界は俺の敵である
wav/OKA_2697.wav|言葉なら出ているではないか
wav/OKA_2698.wav|タイムリープマシンを公表すれば、世間は大騒ぎになる。SERN告発もしなければならない。帰ることはできなくなるぞ
wav/OKA_2699.wav|ダル、お前なぜこの前とまったく同じ種類のピザを注文したのだ!?
wav/OKA_2700.wav|そうか。なにか用事でもあったのか?
wav/OKA_2701.wav|コスプレの件か? もしかしてまだ説得できていないのか
wav/OKA_2702.wav|ククク、この場を丸く収められるのは、この鳳凰院凶真しかいないようだな
wav/OKA_2703.wav|2人ともここは引け! この勝負、鳳凰院凶真が預かる!
wav/OKA_2704.wav|助手よ、俺はお前をそのように育てた覚えはないぞ
wav/OKA_2705.wav|マッドサイエンティストを目指す上で、最も必要なことを教えてやろう。すなわち“表面は熱く、奥底では冷たく──
wav/OKA_2706.wav|…………
wav/OKA_2707.wav|戦士よ、お前が&rs最終聖戦&rtラグナロック&reにおいて戦うべきはSERNのはずだ
wav/OKA_2708.wav|ちょっ
wav/OKA_2709.wav|フゥーハハハ!
wav/OKA_2710.wav|お前たち、どちらも引くつもりはないようだな。ならば好きなだけやり合うがいい。戦って、戦って、戦い抜いて、その後、河原で握手して友情を芽生えさせるがいい!
wav/OKA_2711.wav|だがな、将来、社会に出るときのためにこれだけは自覚しておけ……
wav/OKA_2712.wav|お前たちは2人とも、空気が読めない!
wav/OKA_2713.wav|ぐわあっ……よ、よりによってこんなときに……! 鎮まれ俺の右手……!
wav/OKA_2714.wav|まゆり、済まない、このままだと俺は2人を傷付けてしまう、だから……後は任せた……
wav/OKA_2715.wav|ん?
wav/OKA_2716.wav|ああ、確かに
wav/OKA_2717.wav|イスを買うと貯金が底をつく
wav/OKA_2718.wav|ああ、それは済まん
wav/OKA_2719.wav|だがまゆり。タイムリープマシンを譲渡して謝礼をもらえば、問題はすべて解決する
wav/OKA_2720.wav|もらえるさ。もっともらえる
wav/OKA_2721.wav|なぜそんなに嬉しそうなんだ?
wav/OKA_2722.wav|それは、どういう──
wav/OKA_2723.wav|…………
wav/OKA_2724.wav|は? ああ……
wav/OKA_2725.wav|桐生……萌郁……
wav/OKA_2726.wav|どういう、ことだ……?
wav/OKA_2727.wav|冗談……だろう?
wav/OKA_2728.wav|ど、どこへだ?
wav/OKA_2729.wav|り、理由と、行き先を教えてもらわない限り、ついていくことはできない
wav/OKA_2730.wav|だが、目的を、言ってもらわないと……
wav/OKA_2731.wav|いったい、誰の差し金だ……。お前たち、何者なんだ……!?
wav/OKA_2732.wav|よせっ!
wav/OKA_2733.wav|がっ──
wav/OKA_2734.wav|……まゆり?
wav/OKA_2735.wav|あ、あああああああああぁぁぁぁぁ!
wav/OKA_2736.wav|離せっ、離せぇっ!
wav/OKA_2737.wav|俺も殺すのかよ!
wav/OKA_2738.wav|俺が跳ぶ……!
wav/OKA_2739.wav|俺が、まゆりを助ける
wav/OKA_2740.wav|紅莉栖!?
wav/OKA_2741.wav|やれ、紅莉栖! マシンを動かせっ!
wav/OKA_2742.wav|っ!
wav/OKA_2743.wav|跳べよぉぉぉぉっ!
wav/OKA_2744.wav|まゆり……
wav/OKA_2745.wav|……まゆり?
wav/OKA_2746.wav|まゆり?
wav/OKA_2747.wav|まゆり……?
wav/OKA_2748.wav|どこにも、行かせないぞ……
wav/OKA_2749.wav|連れてなんて、いかせない……
wav/OKA_2750.wav|ま、まゆりは、俺の人質だ。人体実験の生け贄なんだ!
wav/OKA_2751.wav|ど、どこにも、逃がさないからな。ハハッ、フハハハ!
wav/OKA_2752.wav|あ、うぅぅあぁぁぁ──
wav/OKA_2753.wav|ああぅ、うああああっ!
wav/OKA_2754.wav|────っ!?
wav/OKA_2755.wav|…………
wav/OKA_2756.wav|あああ──