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62 第章 䜓育科の目 暙及び内容 含めお指導するこずができるこずを「内容の取扱い」に瀺した。  衚珟リズム遊びに぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指 導する。 (1) 知識及び技胜 (1) 次の運動遊びの楜しさに觊れその行い方を知るずずもに題材 になりきったりリズムに乗ったりしお螊るこず。 ア 衚珟遊びでは身近な題材の特城を捉え党身で螊るこず。 む リズム遊びでは軜快なリズムに乗っお螊るこず。 ア 衚珟遊び    衚珟遊びではその行い方を知るずずもに身近な題材の特城を捉えその ものになりきっお党身で即興的に螊るこず。    身近な題材ずは䜎孊幎の児童の発達の段階に応じお動物や乗り物など 身近で関心が高く特城が捉えやすくお具䜓的な動きを倚く含む題材ずしお瀺 しおいる。それらの題材の特城を捉えお跳ぶ回るねじる這う玠早く 走るなどの党身の動きでそのものになりきっお即興的に螊るこず。   題材ず動きの䟋瀺 ○ 鳥昆虫恐竜動物園の動物など特城が捉えやすく倚様な感じの動き を倚く含む題材 ○ 飛行機遊園地の乗り物おもちゃなど特城が捉えやすく速さに倉化の ある動きを倚く含む題材 ・  「〇〇が〇〇しおいるずころ」 サルが朚登りしたり朚から朚ぞ跳び移っ たりするカマキリが獲物にゆっくりず近づいおいったり戊ったりする 飛行機が旋回したり急降䞋したりするコヌヒヌカップがゆっくりず回っ たり速く回ったりするなどいろいろな題材の特城や様子を具䜓的な動 きで幟぀か捉え跳ぶ回るねじる這う玠早く走る高・䜎の差や 速さに倉化のある動きなどの党身の動きで即興的に螊るこず。 ・ 動きの䞭に 「倧倉だ○○だ」 池に萜ちた サメが襲っおくる 急カヌ ブの連続だこわれちゃったなど急倉する堎面を入れお簡単な話にし お続けお螊るこず。 ◎ 運動遊びが苊手な児童ぞの配慮の䟋
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63  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ・ 題材の特城を捉えお螊るこずが苊手な児童にはねじったり回ったり 跳んだり転がったりしお党身の動きで特城を捉えおいる友達の動きを芋合 い真䌌をするこずができるなどの配慮をする。 ・ 続けお螊るこずが苊手な児童には 「倧倉だ〇〇だ」の耇数の䟋瀺 から遞べるようにするなどの配慮をする。 む リズム遊び    リズム遊びではその行い方を知るずずもに軜快なリズムの音楜に乗っお 匟んで螊ったり友達ず調子を合わせたりしお即興的に螊るこず。    軜快なリズムに乗っお螊るずはスキップで匟んで螊れる軜快なリズムの曲 を取り䞊げぞそ䜓幹郚を䞭心にリズムに乗っお螊ったり友達ず調子を 合わせお即興的に螊ったりするこず。   リズムず動きの䟋瀺 ○ 匟んで螊れるロックやサンバなどの軜快なリズムの曲で児童にずっお身近 で関心の高い曲 ・ ぞそ䜓幹郚でリズムに乗っおスキップなどで匟む動きを䞭心に ねじる回る移動するなどの動きを繰り返しお即興的に螊るこず。 ・ 友達ず向かい合っお手を぀なぎスキップしながら回ったりねじった り手を叩き合ったりしお即興的に螊るこず。 ◎ 運動遊びが苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ リズムに乗っお螊るこずが苊手な児童には友達や教垫の動きの真䌌を しながらリズムに合わせおスキップで匟んだりかけ声や手拍子を入れ たりしお螊るなどの配慮をする。 ・ 友達ず関わっお螊るこずが苊手な児童には教垫を含めた数人で手を぀ なぎ簡単な動きで匟んだり回ったり移動したりしお䞀緒に螊るなど の配慮をする。 ※  「内容の取扱い」で瀺されおいるフォヌクダンスを含めお指導する堎合は その堎ですぐ芚えお螊るこずができる易しい螊りを取り䞊げスキップやラ ンニングなどの簡単なステップで音楜に合わせおみんなで螊るこず。   螊りの䟋瀺 ○ ゞェンカフィンランド)キンダヌポルカドむツ)タタロチカロ シア) など軜快なリズムず易しいステップの繰り返しで構成される簡単な フォヌクダンス ・ ゞェンカは前の人の肩に手を眮いお列になっお螊るずころが特城的な 螊り。軜やかに䜓を匟たせながら螊るこず。 ・ キンダヌポルカは易しいステップず指さしの動きが特城的な螊り。パ
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64 第章 䜓育科の目 暙及び内容 ヌトナヌず調子を合わせお螊るこず。 ・ タタロチカは䞀重円で軜快な足の動きずかけ声が特城的な螊り。倧き なかけ声をかけながら軜快に螊るこず。 (2) 思考力刀断力衚珟力等 (2) 身近な題材の特城を捉えお螊ったり軜快なリズムに乗っお螊った りする簡単な螊り方を工倫するずずもに考えたこずを友達に䌝える こず。 ア  身近な題材の特城を捉えお螊ったり軜快なリズムに乗っお螊ったりする衚 珟遊びやリズム遊びの簡単な螊り方を工倫するこず。 ○ 題材の特城にふさわしい様子や動きを遞んだり芋付けたりする䟋 ・ 題材の特城的な様子を出し合いその䞭から行いたい様子を遞んだり それにふさわしい動きを芋付けたり 友達の動きを取り入れたりするこず。 ○ リズムの特城を捉えた動きを遞んだり芋付けたりする䟋 ・ 軜快なリズムの特城を捉えた動きを遞んだり気に入った動きを芋付け たり友達の動きを取り入れたりするこず。 む よい動きを芋付けたり考えたりしたこずを友達に䌝えるこず。 ○ 衚珟遊びで芋付けた気に入った動きを友達に䌝える䟋 ・ 題材の特城を捉えお螊った埌に䞀番気に入った様子や動きを友達に䌝 える。 ○ リズム遊びで友達のよい動きを䌝える䟋 ・ ぞそ䜓幹郚を䞭心に党身で匟んでリズムに乗っおいる動き倉化の ある動きなど友達のよい動きに぀いお発衚する。 (3) 孊びに向かう力人間性等 (3) 運動遊びに進んで取り組み誰ずでも仲よく螊ったり堎の安党に 気を付けたりするこず。 ア  題材になりきっお螊ったり軜快なリズムに乗っお螊ったりする運動遊びに 進んで取り組むこず。 む 衚珟遊びやリズム遊びに取り組む際に誰ずでも仲よくするこず。 り  衚珟リズム遊びをする堎の蚭定や䜿った甚具の片付けを友達ず䞀緒にする
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65  第孊幎及 び第孊幎 の内容 こず。 ゚ 友達ずぶ぀からないように呚りの安党に気を付けお螊るこず。 ◎ 運動遊びに意欲的でない児童ぞの配慮の䟋 ・ 題材から衚したい様子や動きを思い浮かべるこずに意欲的に取り組めな い児童には単元の導入でその題材に関連する絵本や図鑑などを提瀺し 題材に぀いおの興味や関心を高めるなどの配慮をする。 ・ リズムに乗っお螊るこずに意欲的に取り組めない児童にはその児童に ずっお身近で関心があり自然に䜓を匟たせたくなるような遞曲をするな どの配慮をする。  内容の取扱い (1) 内容の「䜓぀くりの運動遊び」に぀いおは孊幎間にわたっお 指導するものずする。 (2) 内容の「走・跳の運動遊び」に぀いおは児童の実態に応じお投 の運動遊びを加えお指導するこずができる。 (3) 内容の「衚珟リズム遊び」の(1) のむに぀いおは簡単なフォヌ クダンスを含めお指導するこずができる。 (4) 孊校や地域の実態に応じお歌や運動を䌎う䌝承遊び及び自然の䞭で の運動遊びを加えお指導するこずができる。 (5) 各領域の各内容に぀いおは運動ず健康が関わっおいるこずに぀い おの具䜓的な考えがもおるよう指導するこず。  (1) は 「䜓぀くりの運動遊び」の「䜓ほぐしの運動遊び」及び「倚様な動き を぀くる運動遊び」に぀いおそれぞれの孊幎で指導するこずを瀺したものであ る。たた 「䜓぀くりの運動遊び」以倖の領域に぀いおはいずれかの孊幎で指 導するこずもできるこずを瀺したものである。  (2) は 「走・跳の運動遊び」に぀いお児童の実態に応じお投の運動遊びを 加えお指導するこずができるこずを瀺したものである。  (3) は 「衚珟リズム遊び」の「リズム遊び」に぀いお軜快なリズムに乗っ お螊るずいう芖点がフォヌクダンスず共通するこずから簡単なフォヌクダンス を含めお指導するこずができるこずを瀺したものである。  (4) は 「歌や運動を䌎う䌝承遊び」及び「自然の䞭での運動遊び」を孊校や 地域の実態に応じお加えお指導するこずができるこずを瀺したものである。
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66 第章 䜓育科の目 暙及び内容  (5) は䜓は掻発に運動をしたり長く運動をしたりするず汗が出たり 心臓の錓動や呌吞が速くなったりするこず䜓を䜿っお元気に運動をするこず は䜓を䞈倫にし健康によいこずなどを各領域においお行うこずを瀺したも のである。
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67  第孊幎及 び第孊幎 の内容 〔第孊幎及び第孊幎〕  目 暙 (1) 各皮の運動の楜しさや喜びに觊れその行い方及び健康で安党な生 掻や䜓の発育・発達に぀いお理解するずずもに基本的な動きや技胜 を身に付けるようにする。 (2) 自己の運動や身近な生掻における健康の課題を芋付けその解決の ための方法や掻動を工倫するずずもに考えたこずを他者に䌝える力 を逊う。 (3) 各皮の運動に進んで取り組みきたりを守り誰ずでも仲よく運動を したり友達の考えを認めたり堎や甚具の安党に留意したりし最 埌たで努力しお運動をする態床を逊う。たた健康の倧切さに気付 き自己の健康の保持増進に進んで取り組む態床を逊う。  (1) は 「知識及び技胜」に関する目暙であり各皮の運動の楜しさや喜びに觊 れるこずを通しおその行い方や健康な生掻及び䜓の発育・発達に぀いお理解す るずずもにそれらの基本的な動きや技胜を身に付けるこず及び䜓力を逊うこず を意図しおいる。  各皮の運動ずは児童の発達の段階を螏たえ蚭定される運動であり児童が 成功䜓隓を埗やすいように課題やルヌル堎や甚具等が緩和された䜓぀くり運 動噚械運動走・跳の運動氎泳運動ゲヌム及び衚珟運動を指す。  楜しさや喜びに觊れずは教科の目暙に瀺しおいる䜓育や保健の芋方・考え方 を働かせ課題を芋付けその解決に向けた孊習過皋を通しお心ず䜓を䞀䜓ず しお捉え生涯にわたっお心身の健康を保持増進し豊かなスポヌツラむフを実珟 するための資質・胜力を育成するこず及び「䜓育の芋方・考え方」である「運動 やスポヌツをその䟡倀や特性に着目しお楜しさや喜びずずもに䜓力の向䞊に 果たす圹割の芖点から捉え自己の適性等に応じた『する・みる・支える・知 る』の倚様な関わり方ず関連付けるこず」を螏たえたねらいである。たた児童 にずっお発達の段階に適した易しい運動を通しお運動の楜しさや喜びに觊れる こずができるようにするこずを目指し生涯にわたっお運動やスポヌツに芪し み実践しおいくための資質・胜力を育おるこずを意図したものである。そのた めには課題や掻動の堎などを工倫した易しい運動を行ったり運動の取り䞊げ
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68 第章 䜓育科の目 暙及び内容 方の匟力化を図ったりするこずが重芁である。  䞭孊幎では党おの児童が運動の特性に応じた楜しさや喜びに觊れるこずが できるようにするこずにより運動に意欲的に取り組み知識及び技胜を身に付 けるこずを重芖しその結果ずしお䜓力の向䞊に぀ながる指導等の圚り方に぀い お改善を図るこずを意図したものである。たた運動の楜しさだけでなく友達 ず協力しお埗られる達成感や課題を解決した成就感などの喜びに觊れるこずがで きるようにするこずを意図しおいる。そのため䞭孊幎では䜎孊幎の楜しさに 觊れるから楜しさや喜びに觊れるこずができるようにするこずを求めおいる。  その行い方を知るずは䞭孊幎においおも運動の課題行い方のきたり堎や 甚具の䜿い方堎の安党の確保等各皮の運動の行い方を知るこずが各皮の運 動の基本的な動きや技胜の習埗や友達ずの関わり合いなどをしやすくするもので あるこずから今回新たに瀺したものである。  健康で安党な生掻や䜓の発育・発達に぀いお理解するずは保健領域の内容ず の関連から健康の保持増進には健康の倧切さを認識できるようにするずずも に毎日の生掻の仕方が関わっおいるこず䜓を枅朔に保぀こず生掻環境を健 康的に敎えるこずなどがあるこずたた䜓の発育・発達には幎霢に䌎う䜓の 倉化ず身近な事柄ずしおの思春期における䜓の倉化などがあるこずに぀いお理解 できるようにするこずを目指したものである。  基本的な動きや技胜を身に付けるようにするずは各皮の運動の基本ずなる動 きや技胜を身に付けるこずを瀺しおいる。たたこのねらいはそれぞれの運動 の楜しさや喜びに觊れるようにするこずを倧切にしながら基本的な動きや技胜 を身に付けるこずを重芖したものである。  なお䞭孊幎の児童は䜓力に぀いおの認識が䜎いこずから各皮の運動の楜し さや喜びに觊れ掻発に運動を行っおいく䞭で各皮の運動の基本ずなる様々な 動きや技胜を身に付け結果ずしお䜓力の向䞊を図るこずを目指すものである。 したがっお䞭孊幎の各皮の運動を取り䞊げるに圓たっおは䞭孊幎の児童の発 達の段階や指導内容䜓力の状況等に十分に留意するこずが倧切である。  (2) は 「思考力刀断力衚珟力等」に関する目暙であり自己の運動や健康 に関する課題を芋付けその解決方法を工倫するずずもにそれに぀いお考えた こずを他者に䌝える力を逊うこずを意図しおいる。  自己の運動の課題を芋付けずは自己が取り組む運動に関わり解決すべき課題 を芋付けるこずを指す。そのため教垫は児童が自己の胜力に適した運動の課 題を芋付けるこずができるように支揎するこずが必芁になる。  自己の身近な生掻における健康の課題を芋付けずは保健領域の内容である健 康な生掻及び䜓の発育・発達に関わる事象や情報から自己の健康に関する課題
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69  第孊幎及 び第孊幎 の内容 を芋付けるこずを意図したものである。その際教垫は児童がそれぞれの内容 に関わる情報を収集したり自己の経隓を振り返ったりするこずによっお課題を 芋付けるこずができるように支揎するこずが重芁である。  その解決のための方法や掻動を工倫するずは䞭孊幎の各皮の運動においお芋 付けた自己の運動や身近な生掻における健康の課題の解決に向けた方法や掻動を 工倫するこずを瀺しおいる。自己の運動の課題であれば各皮の運動の楜しさや 喜びに觊れるこずができるようにするために運動をする堎や緎習の仕方などを 発達の段階に即しお自ら適切に工倫したり遞択したりするこずを瀺したもの である。そこには自ら楜しみ方を工倫したり教垫や友達から提案された楜し み方から自己に合った楜しみ方を遞択したりするこずも含たれおいる。身近な 生掻における健康の課題であれば正しい健康情報を集めたり遞んだりしお課 題のよりよい解決方法を予想したり考えたりするこずや孊んだこずを自己の生 掻ず関連付けたりするこずを瀺しおいる。  考えたこずを他者に䌝えるずは自己の工倫したこずを他者に䌝えるこずがで きるようにするこずを瀺しおいる。自己の考えを他者に䌝えるこずで自己の考 えを深めるこずができるようにするこずを意図しおいる。他者ずは共に孊ぶ友 達だけでなく教垫保護者等も含めた総称である。たた盎接蚀葉で説明す るこずばかりでなく身振りなどの動䜜を䌎い衚珟するこず孊習で経隓したこ ずを感想文や絵で衚珟するこず保護者や地域の人に䌝えるこずなども想定しお いる。  (3) は 「孊びに向かう力人間性等」に関する目暙であり運動やスポヌツの 䟡倀である公正協力責任参画共生健康・安党等に関する態床及び意 欲的に運動をする態床を逊うこずを意図しおいる。特に運動をする際の良奜な 人間関係が運動の楜しさや喜びに倧きな圱響を䞎えるこずや友達ず共に進んで 意思決定に関わるこずが運動やスポヌツの意矩や䟡倀等を知るこずに぀ながる こずを螏たえたものである。たた児童の発達の段階に応じおルヌルやマナヌ を遵守するこずの倧切さをはじめスポヌツの意矩や䟡倀等に觊れるこずができ るよう指導等の改善を図るこずによりオリンピック・パラリンピックに関する 指導の充実に資するようにするこずを意図しおいる。さらに健康が単に疟病で ないこずや虚匱でないずいったこずだけを意味するのではなく生掻の質の向䞊 たでを含んだ積極的なものずしお捉えその健康の倧切さを認識し自己の健康 の保持増進に䞻䜓的に取り組みよりよい健康づくりを目指すずずもに楜しく明 るい生掻を営む態床の育成を重芖するずいう保健の「孊びに向かう力人間性 等」を瀺しおいる。  各皮の運動に進んで取り組みずは各皮の運動の楜しさや喜びに觊れ自ら進
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70 第章 䜓育科の目 暙及び内容 んで運動に取り組むこずにより生涯にわたる豊かなスポヌツラむフを実珟する 資質・胜力を培うこずを瀺しおいる。  きたりを守り誰ずでも仲よく運動をしずは䞭孊幎の各皮の運動においお順 番やきたりを守り誰ずでも仲よく運動をしたり互いの違いを認めたり友達 ず協力したり公正な態床で勝敗を競ったりするなどのスポヌツの䟡倀の実珟に 関する態床の育成を瀺しおいる。  友達の考えを認めずは友達の考えを聞くこずで自己の考えを深めたり友 達ずの良奜な関係を築いたりするこずを目指したものである。  堎や甚具の安党に留意しずは運動をする堎所や噚械・噚具の敎備甚具の安 党を確かめるこず氎泳運動の心埗を守っお安党に気を付けるこずなど䜎孊幎 のねらいを発展させたものである。  最埌たで努力しお運動をする態床を逊うずは運動領域の孊習で児童が孊習課 題の達成に向けお最埌たで成し遂げる態床の育成を瀺しおいる。課題に最埌たで 諊めずに取り組む過皋で達成感を埗たり課題の解決に取り組む意味や自己の可 胜性に気付いたりするこずにより生涯にわたり豊かなスポヌツラむフを実珟す る資質・胜力を逊うこずを意図したものである。たたこのねらいは運動の実 践だけでなく日垞の生掻においお必芁な態床にも぀ながるものである。  健康の倧切さに気付き自己の健康の保持増進に進んで取り組む態床を逊うず は保健領域の内容に觊れ健康の倧切さに気付くこずにより自己の健康に関心 をもち健康の保持増進のために進んで孊習掻動に取り組む課題の解決に向け お協力し合う心身の発育・発達等を肯定的に捉える等の態床を逊うこずを意図 したものである。  内 容  䜓぀くり運動  䞭孊幎の䜓぀くり運動は 「䜓ほぐしの運動」及び「倚様な動きを぀くる運 動」で構成され䜓を動かす楜しさや心地よさを味わうずずもに䜎孊幎で孊習 した様々な基本的な䜓の動きに加えお曎に倚様な動きを身に付けたり動きの 質を高めたりする運動である。  䞭孊幎では䜎孊幎での䜓぀くりの運動遊びの孊習を螏たえ手軜な運動を行 うこずを通しお自己の心ず䜓の状態に気付いたりみんなで関わり合ったりする ずずもに倚様な動きを぀くる運動の行い方を知り䜓のバランス䜓の移動 甚具の操䜜力詊しの様々な動き及びそれらを組み合わせた動きを身に付け 様々な基本的な䜓の動きの幅を曎に広げおいくずずもに動きの質を高め高孊
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71  第孊幎及 び第孊幎 の内容 幎の䜓぀くり運動の孊習に぀なげるこずが求められる。  たた運動を楜しく行うために友達の動きを芋たり話し合ったりしながら 自己の課題を芋付けその解決のための掻動を工倫しそれを友達に䌝えるずず もに䜓぀くり運動に進んで取り組みきたりを守り誰ずでも仲よく運動をし 友達の考えを認め堎や甚具の安党に気を付けるこずなどをできるようにするこ ずが倧切である。  なお固定斜蚭を䜿った運動は䜎孊幎では「噚械・噚具を䜿っおの運動遊 び」の内容ずしお瀺しおいるが䜓の基本的な動きを培う運動ずしおも適しおい るこずから䞭孊幎においおは「倚様な動きを぀くる運動」の䟋ずしお瀺しおい る。  䜓぀くり運動に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導 する。 (1) 知識及び運動 (1) 次の運動の楜しさや喜びに觊れその行い方を知るずずもに䜓を 動かす心地よさを味わったり基本的な動きを身に付けたりするこ ず。 ア 䜓ほぐしの運動では手軜な運動を行い心ず䜓の倉化に気付い たりみんなで関わり合ったりするこず。 む 倚様な動きを぀くる運動では䜓のバランスをずる動き䜓を移 動する動き甚具を操䜜する動き力詊しの動きをしそれらを組 み合わせるこず。 ア 䜓ほぐしの運動    䜓ほぐしの運動ではその行い方を知るずずもに手軜な運動を行い䜓を 動かす楜しさや心地よさを味わうこずを通しお自己や友達の心ず䜓の状態に 気付いたりみんなで豊かに関わり合ったりするこず。    心ず䜓の倉化に気付くずは䜓を動かすず心も匟み䜓の動きが軜快になる こずや䜓の力を抜くず気持ちがよいこず汗をかいた埌は気分もすっきりす るなど運動により心や䜓が倉化するこずに気付くこずである。    みんなで関わり合うずは運動を通しお自他の心ず䜓に違いがあるこずを知 り誰ずでも仲よく協力したり助け合ったりしお様々な運動をするず楜しさが
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72 第章 䜓育科の目 暙及び内容 増すこずや友達ずずもに䜓を動かすず心の぀ながりを感じ䜓を動かすこず ぞの䞍安が解消されるこずなどを䜓隓するこずである。   行い方の䟋 ○ 䌞び䌞びずした動䜜でボヌルなわ䜓操棒フヌプずいった甚具などを 甚いた運動を行うこず。 ○ リズムに乗っお心が匟むような動䜜で運動を行うこず。 ○ 動䜜や人数などの条件を倉えお歩いたり走ったりする運動を行うこず。 ○ 䌝承遊びや集団による運動を行うこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 䌞び䌞びずした動䜜で運動をするこずが苊手な児童には䜎孊幎の䜓ほ ぐしの運動遊びで行った運動を繰り返しなじみの深い簡単な運動を行っ おみるなどの配慮をする。 ・ 心や䜓の倉化に気付くこずが苊手な児童には気持ちや䜓の倉化を衚す 蚀葉を瀺したり問いかけたりし自己の心や䜓の倉化に合った蚀葉のむ メヌゞができるようにするなどの配慮をする。 ・ 友達ず関わり合いながら運動をするこずが苊手な児童にはペアやグ ルヌプの組み方を考慮し安心しお掻動に取り組めるようにするなどの配 慮をする。 む 倚様な動きを぀くる運動    倚様な動きを぀くる運動ではその行い方を知るずずもに䜓のバランスを ずったり移動をしたり甚具を操䜜したり力詊しをしたりするずずもに それらを組み合わせる運動をするこず。   倚様な動きを぀くる運動は次の運動で構成される。   () 䜓のバランスをずる運動   () 䜓を移動する運動   () 甚具を操䜜する運動   () 力詊しの運動   () 基本的な動きを組み合わせる運動  () 䜓のバランスをずる運動     姿勢や方向人数を倉えお回る寝転ぶ起きる座る立぀枡るな どの動きやバランスを保぀動きで構成される運動を通しお䜓のバランスを ずる動きを身に付けるこずができるようにする。    䟋瀺 ○ 回るなどの動きで構成される運動 ・ 片足を軞にしお回りながら移動するこず。
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73  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ・ 䞡足でゞャンプをしお1/2回転3/4回転回転やそれ以䞊の回転 をするこず。 ○ 寝転ぶ起きるなどの動きで構成される運動 ・ 友達ず手を぀なぎながら寝転んだり転がったり起きたりするこ ず。 ○ 座る立぀などの動きで構成される運動 ・ 友達ず手を぀ないだり背䞭合わせになったりしながら片足で立っ たり座ったりするこず。 ○ 枡るなどの動きで構成される運動 ・ 平均台など少し高さのある噚具の䞊を動物歩きや暪歩きなどで枡る こず。 ○ 䜓のバランスを保぀動きで構成される運動 ・ ケンケンしながら盞手のバランスを厩したりバランスを厩されない ようにしたりするこず。 ・ グルヌプで円陣になりバランスを厩し合うゲヌムを行い友達のバ ランスを厩しながら䞡足で螏ん匵っおバランスを保持するこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 片足を軞にしお回りながら移動する動きが苊手な児童には片足で回 るこずを連続しお行ったりケンケンパで半回転をしたりするなどの配 慮をする。 ・ 枡るなどの動きが苊手な児童には平面に描いた现い通路や新聞玙 や段ボヌルなどで䜜った甚具を甚いお広さや高さを易しくした堎づく りをするなどの配慮をする。 ・ バランスを保぀動きが苊手な児童には䞀定の距離をケンケンで進ん だりバランスをずりながら単独で立ったりするなど易しい動きを瀺 すなどの配慮をする。  () 䜓を移動する運動     姿勢速さリズム方向などを倉えお這う歩く走る跳ぶはね る登る䞋りるなどの動きで構成される運動や䞀定の速さでのかけ足な どの運動を通しお䜓を移動する動きを身に付けるこずができるようにす る。    䟋瀺 ○ 這う歩く走るなどの動きで構成される運動 ・ 物や甚具の間を速さ方向を倉えお這ったり歩いたり走ったりす るこず。
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74 第章 䜓育科の目 暙及び内容 ○ 跳ぶはねるなどの動きで構成される運動 ・ 䞡足で跳び手足の動䜜を䌎っお党身じゃんけんをするこず。 ・ 速さやリズムの倉化を付けたスキップやギャロップをしおはねるこず。 ・ 螏切り方や着地の仕方を倉えおいろいろな跳び方をするこず。 ○ 登る䞋りるなどの動きで構成される運動 ・ ゞャングルゞムや肋朚登り棒などに登ったり䞋りたりするこず。 ○ 䞀定の速さでのかけ足 ・ 無理のない速さでかけ足を分皋床続けるこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 這う歩く走るなどの動きが苊手な児童には広い堎所で前や埌ろ に移動したり物や甚具の間をゆっくりず移動したりするなど易しい条 件で行うこずができるようにするなどの配慮をする。 ・ いろいろな跳び方やはねる動きが苊手な児童にはできる動きやでき そうなこずを繰り返し行いながらできる動きを埐々に増やせるように するなどの配慮をする。 ・ 登る䞋りるなどの動きが苊手な児童には肋朚や登り棒等に目印を 付け段階的に挑戊しおいくこずができるようにしたり肋朚や登り棒 の足元にマットを敷くなどにより䞋りやすい堎づくりをしたりするな どの配慮をする。 ・ 䞀定の速さで続けお走るこずが苊手な児童にはリズムよくしっかり ず息を吐きながら続けるこずができる速さで行うこずを個別に助蚀す るなどの配慮をする。  () 甚具を操䜜する運動     甚具を぀かむ持぀降ろす回す転がすくぐる運ぶ投げる捕 る跳ぶ甚具に乗る跳び越すなどの動きで構成される運動を通しお巧 みに甚具を操䜜する動きを身に付けるこずができるようにする。    䟋瀺 ○ 甚具を぀かむ持぀降ろす回すなどの動きで構成される運動 ・ 倧きさや重さの異なるボヌルやフヌプなどの甚具を片手で぀かんで持 ち䞊げたり回したり降ろしたりするこず。 ○ 甚具を転がすくぐる運ぶなどの動きで構成される運動 ・ ボヌルをねらったずころに真っ盎ぐ転がすこず。 ・ フヌプを安定しお転がし 回転しおいるフヌプの䞭をくぐり抜けたり 片足を入れおステップを螏んだりするこず。 ・ ボヌルを䞡膝や䞡足銖に挟んだり友達ず䜓で挟んだりしお萜ずさ
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75  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ないように運ぶこず。 ○ 甚具を投げる捕る振るなどの動きで構成される運動 ・ 盞手に向かっおボヌルや茪を投げたり投げられたボヌルや茪を手や 足で捕ったりするこず。 ・ 玙で䜜った棒やタオルなど操䜜しやすい甚具を振ったり投げたり するこず。 ○ 甚具を跳ぶなどの動きで構成される運動 ・ 短なわでの前や埌ろの連続片足跳びや亀差跳びなどをするこず。 ・ 長なわでの連続回旋跳びをするこず。 ○ 甚具に乗るなどの動きで構成される運動 ・ 補助を受けながら竹銬や䞀茪車に乗るこず。 ・ 座ったり匟んだりできる倧きなボヌルに乗っお軜く匟んだり転がっ たりするこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 甚具を぀かむ転がす投げるなどが苊手な児童には甚具の倧きさ や重さ長さ柔らかさなどを倉えお動きを易しくするなどの配慮をす る。 ・ 甚具を捕るこずが苊手な児童には転がったり匟んだりしたボヌル を捕るなど易しい行い方にするなどの配慮をする。 ・ 甚具を跳ぶ動きが苊手な児童には螵を䞊げお跳ぶこずや手銖の䜿い 方が぀かめるよう甚具を持たずにその堎で跳んだり匟みやすい堎所 で行ったりするなどの配慮をする。 ・ 甚具に乗るなどの動きが苊手な児童には二人組や䞉人組で䜓を支え お補助をし合ったり噚具等に぀かたりながら進んだりするなどの配慮 をする。  () 力詊しの運動     人や物を抌す匕く運ぶ支えるぶら䞋がるなどの動きや力比べを するなどの動きで構成される運動の行い方を知り力を出し切ったり力の入 れ方を加枛したりする動きができるようにする。    䟋瀺 ○ 人を抌す匕く動きや力比べをするなどの動きで構成される運動 ・ 抌し合いずもうで重心を䜎くしお盞手を抌したり盞手から抌され ないように螏ん匵ったりするこず。 ・ 重心を䜎くしお盞手を匕っ匵るこず。 ・ 人数を倉えお綱匕きをするこず。
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76 第章 䜓育科の目 暙及び内容 ○ 人を運ぶ支えるなどの動きで構成される運動 ・ 友達をおんぶし力の入れ方を加枛しながら安定しお運ぶこず。 ・ 手抌し車などにより䞡腕で䜓重を支えながら移動したり盞手の様 子を芋ながら支えたりするこず。 ○ 物にぶら䞋がるなどの動きで構成される運動 ・ 登り棒や肋朚をしっかりず握り数を数えながら䞀定の時間ぶら䞋 がったりぶら䞋がりながら友達ずじゃんけんをしたりするこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 人を抌す匕く動きが苊手な児童には膝を曲げお腰を䜎くした構え で安定した姿勢で行えるようにするなどの配慮をする。 ・ 人を運ぶ支える動きが苊手な児童には補助を受けながらゆっくり ず動いたり手のひらでしっかりず地面や床を抌し付けたりしお行うこ ずができるようにするなどの配慮をする。  () 基本的な動きを組み合わせる運動     バランスをずりながら移動する甚具を操䜜しながら移動するなど二぀以 䞊の動きを同時に行ったり連続しお行ったりする運動を通しお基本的な 動きの組み合わせた動きを身に付けるこずができるようにする。    䟋瀺 ○ バランスをずりながら移動するなどの動きで構成される運動 ・ 物を持ったりか぀いだりしおバランスをずりながら歩いたり走った りするこず。 ○ 甚具を操䜜しながら移動するなどの動きで構成される運動 ・ 短なわで跳びながら歩いたり走ったりするこず。 ・ フヌプを回しながら歩いたり走ったりフヌプを転がし転がるフヌ プの䞭をくぐり抜けたり跳び越したりするこず。 ・ ボヌルを投げ䞊げ その堎で回ったり移動したりしお 投げ䞊げたボヌ ルを萜ずさないように捕るこず。 ・ ペアで各々が立おたり回したりしたフヌプや棒をすばやく盞手ず堎所 を入れ替わっお捕らえるこず。 ○ 甚具を操䜜しながらバランスをずるなどの動きで構成される運動 ・ 回旋する長なわを跳びながらボヌルを捕ったり投げたり぀いたり するこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 物を持ったりか぀いだりしおバランスをずりながら移動するこずが 苊手な児童には物を持たずに移動たたは小さい物を持っお移動する
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77  第孊幎及 び第孊幎 の内容 などの簡単な動きから始めるようにするなどの配慮をする。 ・ 回旋する長なわを跳びながらボヌルを操䜜するこずが苊手な児童に は止めた長なわを跳び越しながら操䜜したりボヌルを持ったたた回 旋する長なわを跳んだりするなど基本的な動きの習熟を図りながら組 み合わせた動きに高めおいけるようにするなどの配慮をする。 ・ ボヌルを投げ䞊げ移動しお捕るこずが苊手な児童には友達に投げ 䞊げおもらったボヌルを移動しお捕るなど行い方を倉えるなどの配慮 をする。 ・ ペアになり各々が立おたり回したりしたフヌプや棒をすばやく盞手 ず堎所を入れ替わっお捕らえるこずが苊手な児童にはペアずの距離を 調敎したり易しいフヌプや棒を甚いるなどの配慮をする。 (2) 思考力刀断力衚珟力等 (2) 自己の課題を芋付けその解決のための掻動を工倫するずずもに 考えたこずを友達に䌝えるこず。 ア  䜓ほぐしの運動や倚様な動きを぀くる運動に぀いお自己の課題を芋付けそ の課題を解決するために様々な運動の行い方を遞んだり友達ず䞀緒に工倫し たりするこず。 ○ 心地よさを味わえる運動を遞んだり楜しく運動をしながら基本的な動き を高めるための課題を芋付けたりする䟋 ・ 掲瀺物等に瀺された運動の行い方の䞭から心も匟み䜓の動きが軜快 になる運動や䜓を動かすず心の぀ながりを感じる運動の行い方を遞ぶこ ず。 ・ 甚具の操䜜の仕方や行う人数などより楜しく運動ができ䜓の様々な 動きを身に付けるこずができる行い方を遞ぶこず。 ・ 基本的な動きを高めるために友達の運動の行い方ず自己の行い方ずを比 べるなどしお自己の課題を芋付けるこず。 ○ 運動の楜しさや心地よさを味わったり様々な基本的な䜓の動きを身に付 けたりするために行い方を遞ぶ䟋 ・ これたでに行った運動の䞭から曎に行っおみたい運動を遞び人数や甚 具などの条件を倉え新たな運動の行い方を遞ぶこず。 ・ 友達ず声を出しお動きを合わせるなどリズムやタむミングを合わせる 行い方を遞ぶこず。
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78 第章 䜓育科の目 暙及び内容 ・ 友達の行い方の真䌌をしたりそれを修正したりしながら自己に適した 動き方を遞ぶこず。 ã‚€  楜しく運動をしながら心ず䜓の倉化に気付いたこずや友達ず関わり合った り倚様な動きを身に付けたりするための運動の行い方に぀いお考えたこず や芋付けたこずを友達に䌝えるこず。  ○ 運動の楜しさや心地よさを味わい基本的な動きを身に付けるために考え たり芋付けたりしたこずを友達に䌝える䟋 ・ これたでの孊習で経隓した運動の䞭から遞んだみんなで行うず楜しく なる運動を友達に玹介するこず。 ・ 基本的な動きを身に付けるための運動のポむントや行い方に぀いお友 達ず考え合う際に自己の気付きを発衚したり倧切だず感じたこずを友 達に教えたりするこず。 ・ 䜓を動かすず心が軜くなるこずや䜓の力を抜くず気持ちがよいこず運 動の仕方によっお気持ちが倉わるこずなどの気付きや行っおみお楜し かったこずなどを孊習カヌドに曞いたり発衚したりするこず。 (3) 孊びに向かう力人間性等 (3) 運動に進んで取り組みきたりを守り誰ずでも仲よく運動をした り友達の考えを認めたり堎や甚具の安党に気を付けたりするこ ず。 ア 䜓ほぐしの運動や倚様な動きを぀くる運動に進んで取り組むこず。 む 運動を行う際にきたりを守り誰ずでも仲よく励たし合うこず。 り 䜿甚する甚具の準備や片付けを友達ず䞀緒にするこず。 ゚ 友達の考えを認めたり互いの気持ちを尊重し合ったりしようずするこず。 オ  掻動の堎の危険物を取り陀いたり甚具や掻動する堎の安党を確かめたりす るこず。 ◎ 運動に意欲的でない児童ぞの配慮の䟋 ・ 運動の行い方が分からないために意欲的に取り組めない児童には友達 の様子を芋ながらその真䌌をしお䜓を動かし埐々に運動に加わるこずが できるようにするなどの配慮をする。 ・ 友達ず関わり合うこずが苊手で運動に意欲的に取り組めない児童には 意欲的に取り組む児童ずペアやグルヌプを組み友達の動きに刺激を受け お䞀緒に様々な運動に挑戊できるようにするなどの配慮をする。
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79  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ・ 運動ぞの興味や関心がもおず意欲的に取り組めない児童には䜓を動か したりみんなで運動をしたりするこずのよさを個別に語ったり易しい 運動の行い方や堎の蚭定BGM など環境の工倫をし少しでも取り組も うずする行動を称賛したり励たしたりするなどの配慮をする。  噚械運動  䞭孊幎の噚械運動は 「マット運動」  「鉄棒運動」及び「跳び箱運動」で構成 され回転したり支持したり逆䜍になったり懞垂したりするこずなどの技 に挑戊しその技ができる楜しさや喜びに觊れるこずのできる運動である。  䜎孊幎の噚械・噚具を䜿っおの運動遊びの孊習を螏たえ䞭孊幎では噚械運 動の楜しさや喜びに觊れその行い方を知るずずもにマット運動鉄棒運動 跳び箱運動などの基本的な動きや技を身に付けるようにし高孊幎の噚械運動の 孊習に぀なげおいくこずが求められる。  たた運動を楜しく行うために自己の課題を芋付けその解決のための掻動 を工倫するずずもにきたりを守り誰ずでも仲よく運動をしたり友達の考えを 認めたり堎や噚械・噚具の安党に気を付けたりするこずなどをできるようにす るこずが倧切である。 噚械運動に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 (1) 知識及び技胜 (1) 次の運動の楜しさや喜びに觊れその行い方を知るずずもにその 技を身に付けるこず。 ア マット運動では回転系や巧技系の基本的な技をするこず。 む 鉄棒運動では支持系の基本的な技をするこず。 り 跳び箱運動では切り返し系や回転系の基本的な技をするこず。  基本的な技ずは類䌌する技のグルヌプの䞭で最も初歩的で易しい技であり ながらグルヌプの技に共通する技術的な課題をもっおいお圓該孊幎で身に付 けおおきたい技のこずである。 ア マット運動    マット運動ではその行い方を知るずずもに自己の胜力に適した回転系 前転などや巧技系壁倒立などの基本的な技をするこず。たた基本的
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80 第章 䜓育科の目 暙及び内容 な技に十分に取り組んだ䞊でそれらの発展技に取り組んだり技を繰り返し たり組み合わせたりするこず。   背䞭をマットに接しお回転する接転技矀回転系の基本的な前転グルヌプ 技の䟋瀺 ○ 前転発展技開脚前転 ・ しゃがんだ姿勢から手で支えながら腰を䞊げ䜓を䞞めながら埌頭郚 背䞭尻足裏の順にマットに接しお前方に回転しお立ち䞊がるこず。 ○ 易しい堎での開脚前転 ・ 傟斜を぀くった堎で䞡手を着き腰を高く䞊げながら埌頭郚を぀き前方 ぞ回転し膝を䌞ばしお足を巊右に倧きく開き接地するずずもに玠早く 䞡手を股の近くに着いお膝を䌞ばしたたた開脚立ちをするこず。   背䞭をマットに接しお回転する接転技矀回転系の基本的な埌転グルヌプ 技の䟋瀺 ○ 埌転 ・ しゃがんだ姿勢から䜓を䞞めながら尻背䞭埌頭郚足裏の順にマッ トに接しお腰を䞊げながら埌方に回転し䞡手で抌しお立ち䞊がるこず。 ○ 開脚埌転発展技䌞膝埌転 ・ しゃがんだ姿勢から䜓を䞞めながら尻背䞭埌頭郚足裏の順にマッ トに接しお腰を䞊げながら埌方に回転し膝を䌞ばしお足を巊右に倧きく 開き䞡手で抌しお膝を䌞ばしたたた開脚立ちするこず。   手や足の支えで回転するほん転技矀回転系の基本的な倒立回転グルヌプ 技の䟋瀺 ○ 補助倒立ブリッゞ発展技倒立ブリッゞ ・ 二人組の補助者は実斜者が䞡手をマットに着いお足を振り䞊げるずき に実斜者の背䞭に手を圓おブリッゞの姿勢を぀くりやすいように支え るこず。 ○ 偎方倒立回転発展技ロンダヌト ・ 正面を向き䜓を前方ぞ振り䞋ろしながら片足を振り䞊げ前方に片手 ず぀着き腰を䌞ばした姿勢で倒立䜍を経過し偎方回転しながら片足を 振り䞋ろしお起き䞊がるこず。   手や足の支えで回転するほん転技矀回転系の基本的なはね起きグルヌプ 技の䟋瀺 ○ 銖はね起き発展技頭はね起き ・ 前転を行うように回転し䞡肩背䞭がマットに぀いたら腕ず腰を䌞ば し䜓を反らせながらはね起きるこず。
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81  第孊幎及 び第孊幎 の内容   バランスをずりながら静止する平均立ち技矀巧技系の基本的な倒立グ ルヌプ技の䟋瀺 ○ 壁倒立発展技補助倒立 ・ 壁に向かっお䜓を前方に振り䞋ろしながら片足を振り䞊げ䞡手を着き 䜓を真っ盎ぐに䌞ばしお壁に足をもたれかけお倒立するこず。 ○ 頭倒立 ・ 頭ず䞡手で䞉角圢を぀くるように䞡手を肩幅くらいに着き頭を䞉角 圢の頂点になるように぀いお腰の䜍眮を倒立に近付けるように䞊げなが ら䞡足をゆっくりず䞊に䌞ばし逆さの姿勢になるこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 前転が苊手な児童にはゆりかごなどの䜓を揺らす運動遊びやかえる の逆立ちなどの䜓を支える運動遊びに取り組んだり傟斜を利甚しお回転 に勢いを぀けお転がりやすくしたりするなどの配慮をする。 ・ 易しい堎での開脚前転が苊手な児童には足が曲がらないように倪もも に力を入れたり䞡足を勢いよく振り䞋ろしおマットに接地したりしお 足の䌞ばし方や回転の勢いを぀ける動きが身に付くようにするなどの配慮 をする。 ・ 埌転が苊手な児童にはゆりかごなどの䜓を揺らす運動遊びやかえる の逆立ちなどの䜓を支える運動遊びに取り組んだり傟斜を利甚しお回転 に勢いを぀けお転がりやすくしたりしお腰を䞊げたり䜓を支えたり 回転の勢いを぀けたりする動きが身に付くようにするなどの配慮をする。 ・ 開脚埌転が苊手な児童には足を䌞ばしたゆりかごで䜓を揺らしたり かえるの逆立ちなどの䜓を支えたりする運動遊びに取り組んだり傟斜を 利甚しお回転に勢いを぀けお転がりやすくしたりしお足を䌞ばしたり 腰を䞊げたり䜓を支えたり回転の勢いを぀けたりする動きが身に付く ようにするなどの配慮をする。 ・ 補助倒立ブリッゞが苊手な児童には壁登り逆立ちや背支持倒立銖倒 立などの逆さたで䜓を支える運動遊びに取り組んだりブリッゞなどの 䜓を反らす運動遊びに取り組んだりしお䜓を支えたり逆さたで䜓を反 らしたりする動きが身に付くようにするなどの配慮をする。 ・ 偎方倒立回転が苊手な児童には壁登り逆立ちや支持での川跳びなどの 䜓を支えたり逆さたになる運動遊びに取り組んだり足を勢いよく振り 䞊げるためにゎムなどを掻甚したり補助を受けたりしお腰を䌞ばした 姿勢で回転できる動きが身に付くようにするなどの配慮をする。 ・ 銖はね起きが苊手な児童には壁登り逆立ちや背支持倒立銖倒立な
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82 第章 䜓育科の目 暙及び内容 どの逆さたで䜓を支える運動遊びやブリッゞなどの䜓を反らす運動遊び に取り組んだり腰を䞊げた仰向けの姿勢からはねおブリッゞをしたり 段差を利甚しお起き䞊がりやすくしたりしお逆さたで䜓を支えお䜓を反 らしたり手でマットを抌したり反動を利甚しお起き䞊がる動きが身に 付くようにするなどの配慮をする。 ・ 壁倒立が苊手な児童には 肋朚や壁を掻甚した運動遊びに取り組んだり 足を勢いよく振り䞊げるためにゎムなどを掻甚したりしお䜓を逆さたに しお支えたり足を勢いよく振り䞊げたりする動きが身に付くようにする などの配慮をする。 ・ 頭倒立が苊手な児童にはかえるの逆立ちや背支持倒立銖倒立など の逆さたで䜓を支える運動遊びに取り組んだり肋朚壁を掻甚した運動 遊びに取り組んだりしお䜓を逆さたにしお支える動きが身に付くように するなどの配慮をする。 む 鉄棒運動    鉄棒運動ではその行い方を知るずずもに自己の胜力に適した支持系の基 本的な技をするこず。たた基本的な技に十分に取り組んだ䞊でそれらの発 展技に取り組んだり技を繰り返したり組み合わせたりするこず。   腹を鉄棒に掛けお前に回る前方支持回転技矀支持系の基本的な前転グ ルヌプ技の䟋瀺 ○ 前回り䞋り発展技前方支持回転 ・  支持の姿勢から前方ぞ䞊䜓を倧きく振り出しお 腰を曲げたたた回転し 䞡足を揃えお開始した偎に着地するこず。 ○ かかえ蟌み前回り発展技前方支持回転 ・ 支持の姿勢から腰を曲げながら䞊䜓を前方ぞ倒し手で足を抱え蟌んで 回転するこず。 ○ 転向前䞋り発展技片足螏み越し䞋り ・ 前埌開脚の支持の姿勢から前に出した足ず同じ偎の手を逆手に持ちか え反察偎の手を攟しながら埌ろの足を前に出し逆手に持ちかえた手は 握ったたたで暪向きに着地するこず。   足を鉄棒に掛けお前に回る前方支持回転技矀支持系の基本的な前方足掛 け回転グルヌプ技の䟋瀺 ○ 膝掛け振り䞊がり発展技膝掛け䞊がり ・ 片膝を鉄棒に掛け腕を曲げお䜓を鉄棒に匕き぀けながら掛けおいな い足を前埌に倧きく振動させ振動に合わせお前方ぞ回転し手銖を返しな がら䞊がるこず。
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83  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ○ 前方片膝掛け回転発展技前方もも掛け回転 ・ 逆手で鉄棒を持ち前埌開脚の支持の姿勢から前方ぞ䞊䜓を倧きく振り 出しお膝を掛けお回転し手銖を返しながら前埌開脚の支持の姿勢に戻 るこず。   腹を鉄棒に掛けお埌ろに回る埌方支持回転技矀支持系の基本的な埌転グ ルヌプ技の䟋瀺 ○ 補助逆䞊がり発展技逆䞊がり ・ 補助や補助具を利甚した易しい条件の基で足の振り䞊げずずもに腕を 曲げ䞊䜓を埌方ぞ倒し手銖を返しお鉄棒に䞊がるこず。 ○ かかえ蟌み埌ろ回り発展技埌方支持回転 ・ 支持の姿勢から腰を曲げながら䞊䜓を埌方ぞ倒し手で足を抱え蟌んで 回転するこず。   足を鉄棒に掛けお埌ろに回る埌方支持回転技矀支持系の基本的な埌方足 掛け回転グルヌプ技の䟋瀺 ○ 埌方片膝掛け回転発展技埌方もも掛け回転 ・ 前埌開脚の支持の姿勢から埌方ぞ䞊䜓ず埌ろ足を倧きく振り出し片膝を 掛けお回転し手銖を返しながら前埌開脚の支持の姿勢に戻るこず。 ○ 䞡膝掛け倒立䞋り発展技䞡膝掛け振動䞋り ・ 鉄棒に䞡膝を掛けた姿勢から䞡手を攟しその䞡手を地面に着いお倒立 の姿勢になり指先の方向ぞ手で少し歩いお移動し䞡膝を鉄棒から倖し お぀た先から䞋りるこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 前回り䞋りが苊手な児童にはふずん干しなどの鉄棒に腹を掛けお揺れ る運動遊びに取り組んだり補助を受けお回転しやすくしたりしお勢い の぀け方や䜓を䞞めお鉄棒から離さない動きが身に付くようにするなどの 配慮をする。 ・ かかえ蟌み前回りが苊手な児童にはふずん干しの姿勢から足を抱えお 揺れたり支持の姿勢からふずん干しを繰り返したりするなどの鉄棒に腹 を掛けお揺れる運動遊びに取り組んだり補助や補助具で回転しやすくし たりしお勢いの぀け方や䜓を䞞めお鉄棒から離さない動きが身に付くよ うにするなどの配慮をする。 ・ 転向前䞋りが苊手な児童にはツバメの姿勢から鉄棒䞊に片足を掛けお 座ったり台などを蚭眮しお足を台䞊に぀けお行ったりしおバランスを ずる動きが身に付くようにするなどの配慮をする。 ・  膝掛け振り䞊がりが苊手な児童には 片膝を掛けお倧きく振れるように
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84 第章 䜓育科の目 暙及び内容 補助を受けお回転したり鉄棒に補助具を぀けお回転しやすいようにした りしお振りの勢いを利甚しお起き䞊がる動きが身に付くようにするなど の配慮をする。 ・ 前方片膝掛け回転が苊手な児童には鉄棒䞊に片足を掛けお座ったり 鉄棒に片膝を掛けお揺れたりしおバランスをずっお回転を開始する姿勢 を぀くったり䜓を揺らしおから振りの動きを利甚しお回転したりする動 きが身に付くようにするなどの配慮をする。 ・ 補助逆䞊がりが苊手な児童にはダンゎムシや足抜き回りふずん干し から支持の姿勢を繰り返すなどの運動遊びに取り組み䜓を鉄棒に匕き぀ けたり回転したり腹支持から起き䞊がる動きが身に付くようにするな どの配慮をする。 ・ かかえ蟌み埌ろ回りが苊手な児童にはふずん干しの姿勢で揺れたり ふずん干しの姿勢から足を抱えお揺れたりするなどの鉄棒に腹を掛けお揺 れる運動遊びに取り組んだり補助や補助具で回転しやすくしたりしお 勢いの぀け方や䜓を䞞めお鉄棒から離さない動きが身に付くようにするな どの配慮をする。 ・ 埌方片膝掛け回転が苊手な児童にはツバメの姿勢から鉄棒䞊に片足を 掛けお座っお反察偎の足を振ったり鉄棒に片膝を掛けお揺れたりしお バランスをずっお回転を開始する姿勢を぀くったり䜓を揺らしおから振 りの動きを利甚しお回転したりする動きが身に付くようにするなどの配慮 をする。 ・ 䞡膝掛け倒立䞋りが苊手な児童にはこうもりで揺れたり足抜き回り などで鉄棒に足を掛けお逆さたでぶら䞋がったり揺れたり懞垂の姿勢 から前埌に回転したりする運動遊びに取り組み 逆さたで䜓を動かしたり 鉄棒に足を掛けたりする動きが身に付くようにするなどの配慮をする。 り 跳び箱運動    跳び箱運動ではその行い方を知るずずもに自己の胜力に適した切り返し 系開脚跳びなどや回転系台䞊前転などの基本的な技をするこず。た た基本的な技に十分に取り組んだ䞊でそれらの発展技に取り組むこず。   跳び箱䞊に支持し回転方向を切り返しお跳び越す切り返し系の基本的な切 り返し跳びグルヌプ技の䟋瀺 ○ 開脚跳び発展技かかえ蟌み跳び ・ 助走から䞡足で螏み切り足を巊右に開いお着手し跳び越えお着地す るこず。   跳び箱䞊を回転しながら跳び越す回転系の基本的な回転跳びグルヌプ技の䟋
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85  第孊幎及 び第孊幎 の内容 瀺 ○ 台䞊前転発展技䌞膝台䞊前転 ・ 助走から䞡足で螏み切り腰の䜍眮を高く保っお着手し前方に回転し お着地するこず。 ○ 銖はね跳び発展技頭はね跳び ・ 台䞊前転を行うように回転し背䞭が跳び箱に぀いたら腕ず腰を䌞ばし お䜓を反らせながらはね起きるこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 開脚跳びが苊手な児童にはマットを数枚重ねた䞊に跳び箱段を眮い お手を着きやすくしたり跳び越しやすくしたりしお螏切り−着手− 着地たでの動きが身に付くようにするなどの配慮をする。 ・ 台䞊前転が苊手な児童にはマットを数枚重ねた堎で前転したりマッ ト䞊にテヌプなどで跳び箱ず同じ幅にラむンを匕いお速さのある前転を したり真っ盎ぐ回転する前転をしたりしお腰を䞊げお回転する動きが 身に付くようにするなどの配慮をする。 ・ 銖はね跳びが苊手な児童にはマットを数枚重ねた堎や䜎く蚭眮した跳 び箱 ステヌゞなどを利甚しお䜓を反らせおブリッゞをしたり 堎で぀くっ た段差ず補助を利甚しお銖はね起きを行ったりしながら䜓を反らしおは ねたり手で抌したりする動きが身に付くようにするなどの配慮をする。 (2) 思考力刀断力衚珟力等 (2) 自己の胜力に適した課題を芋付け技ができるようになるための掻 動を工倫するずずもに考えたこずを友達に䌝えるこず。 ア  自己の胜力に適した課題を芋付けその課題の解決のための掻動を遞ぶこ ず。 ○ 孊習カヌドや掲瀺物を甚いお自己の胜力に適した課題を芋付ける䟋 ・ 䞊手くできたずころやできなかったずころを孊習カヌドや掲瀺物など の連続図に目印や色を぀けたりシヌルを貌ったりしお自己の胜力に適 した課題を芋付けるこず。 ○ 技のできばえを芖芚的に振り返っお自己の胜力に適した課題を芋付ける 䟋 ・ 手の着く䜍眮や着地する䜍眮に目印を眮くなどしお技のできばえを芖 芚的に確認しお自己に適した課題を芋付けるこず。
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86 第章 䜓育科の目 暙及び内容 ○ 技のできばえを振り返り自己の胜力に適した課題を解決するための掻動 を遞ぶ䟋 ・ 手の着く䜍眮や着地する䜍眮目線が向く堎所などに目印をしお技の できばえを振り返り自己の胜力に適した課題を解決しやすい緎習の堎を 遞ぶこず。 む 課題の解決のために考えたこずを友達に䌝えるこず。 ○ 芋付けたポむントを䌝える䟋 ・ ぀たずいおいた技が䞊手にできた際に わかったこずを蚀葉で䌝えたり 連続図の絵の暪に付箋を貌っお文字で瀺したりしお䌝えるこず。 ○ 目印を眮くなどしお友達の技のできばえを䌝える䟋 ・ 友達の手の着く䜍眮や着地する䜍眮目線が向く堎所に目印を眮いお 動きのできばえを友達に䌝えるこず。 (3) 孊びに向かう力人間性等 (3) 運動に進んで取り組みきたりを守り誰ずでも仲よく運動をした り友達の考えを認めたり堎や噚械・噚具の安党に気を付けたりす るこず。 ア  回転したり支持したり逆䜍になったりするなどマット運動や鉄棒運 動跳び箱運動の基本的な技に進んで取り組むこず。 ã‚€  マットや跳び箱螏切り板などの噚械・噚具の正しい䜿い方や詊技をする前 の埅ち方技を芳察するずきなどのきたりを守り誰ずでも仲よく励たし合う こず。 り 噚械・噚具の準備や片付けを友達ず䞀緒にするこず。 ゚  互いの動きを芋合ったり補助をし合ったりしお技がうたくできたずきの動 き方や気付いたこずなどを䌝え合う際に友達の考えを認めるこず。 オ  堎の危険物を取り陀いたり噚械・噚具の安党を確かめたりするずずもに 詊技の開始前の安党を確かめるこず。 ◎ 運動に意欲的でない児童ぞの配慮の䟋 ・ 技ぞの恐怖心がある児童には萜ちおも痛くないようにマットを敷いた り回転しやすいように鉄棒に補助具を付けたりしお堎を工倫するなど の配慮をする。 ・ 技ぞの䞍安感がある児童には必芁な䜓の動かし方や運動感芚が身に付 くように䜎孊幎で孊習した運動遊びに取り組む堎を蚭定するなどの配慮
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87  第孊幎及 び第孊幎 の内容 をする。 ・ 技に繰り返し取り組もうずしない児童には着地䜍眮に目印を眮いお自 己評䟡をできるようにしたりゲヌム化した運動遊びにグルヌプで取り組 めるようにしたりするなどの配慮をする。 ・ 友達ずうたく関わっお孊習するこずができない児童には手や足の䜍眮 に目印を眮いたり回数を数えたりする圹割ができるようにするなどの配 慮をする。  走・跳の運動  䞭孊幎の走・跳の運動は 「走の運動」及び「跳の運動」で構成され調子よ く走ったりバトンの受枡しをしたり小型ハヌドルを走り越えたりする楜しさ や喜びに觊れるこずができる運動である。  䜎孊幎の走・跳の運動遊びの孊習を螏たえ䞭孊幎では走・跳の運動の楜し さや喜びに觊れその行い方を知るずずもにかけっこ・リレヌ小型ハヌドル 走幅跳び高跳びなどの基本的な動きや技胜を身に付けるようにし高孊幎の 陞䞊運動の孊習に぀なげおいくこずが求められる。  たた運動を楜しく行うために自己の課題を芋付けその解決のための掻動 を工倫するずずもにきたりを守り誰ずでも仲よく運動をしたり勝敗を受け入 れたり友達の考えを認めたり堎や甚具の安党に気を付けたりできるようにす るこずが倧切である。  走・跳の運動に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導 する。 (1) 知識及び技胜 (1) 次の運動の楜しさや喜びに觊れその行い方を知るずずもにその 動きを身に付けるこず。 ア かけっこ・リレヌでは調子よく走ったりバトンの受枡しをした りするこず。 む 小型ハヌドル走では小型ハヌドルを調子よく走り越えるこず。 り 幅跳びでは短い助走から螏み切っお跳ぶこず。 ゚ 高跳びでは短い助走から螏み切っお跳ぶこず。
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88 第章 䜓育科の目 暙及び内容 ア かけっこ・リレヌ    かけっこ・リレヌではその行い方を知るずずもに距離を決めお調子よく 最埌たで走ったり走りながらバトンの受枡しをする呚回リレヌをしたりする こず。   䟋瀺 ○ 3050皋床のかけっこ ・ いろいろな走り出しの姿勢から玠早く走り始めるこず。 ・ 真っ盎ぐ前を芋お腕を前埌に倧きく振っお走るこず。 ○ 呚回リレヌ䞀人が走る距離3050皋床 ・ 走りながらタむミングよくバトンの受枡しをするこず。 ・ コヌナヌの内偎に䜓を軜く傟けお走るこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ かけっこでスタヌトが苊手な児童には立った姿勢からだけでなくい ろいろな姿勢から玠早く走ったりスタヌト䜍眮を倉えお競走したりする などの配慮をする。 ・ 呚回リレヌでタむミングよくバトンを受枡すこずが苊手な児童には 远いかけ走やコヌナヌ走で受枡しをするなどの配慮をする。 む 小型ハヌドル走    小型ハヌドル走ではその行い方を知るずずもに小型ハヌドルを自己に 合ったリズムで走り越えるこず。   䟋瀺 ○ いろいろなリズムでの小型ハヌドル走 ・ むンタヌバルの距離や小型ハヌドルの高さに応じたいろいろなリズムで 小型ハヌドルを走り越えるこず。 ○ 3040皋床の小型ハヌドル走 ・  䞀定の間隔に䞊べられた小型ハヌドルを䞀定のリズムで走り越えるこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 䞀定のリズムで小型ハヌドルを走り越えるこずが苊手な児童にはむン タヌバルの異なる耇数のレヌンを蚭定し遞べるようにしたりいろいろな 材質の小型ハヌドルゎムを匵った小型ハヌドルや段ボヌルを甚いたハヌ ドル等を䜿甚したりするなどの配慮をする。 り 幅跳び    幅跳びではその行い方を知るずずもに短い助走から匷く螏み切っお遠く ぞ跳ぶこず。   䟋瀺
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89  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ○ 短い助走からの幅跳び ・ 歩皋床の助走から螏切り足を決めお前方に匷く螏み切り遠くぞ 跳ぶこず。 ・ 膝を柔らかく曲げお䞡足で着地するこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 螏切り足が定たらず匷く前方ぞ跳ぶこずが苊手な児童には歩 など短い助走による幅跳びをしたり 「トン ・ トン ・ ト ・ ト ・ トン」など 䞀定のリズムの助走からの幅跳びを行ったりする堎を蚭定するなどの配慮 をする。 ゚ 高跳び    高跳びではその行い方を知るずずもに短い助走から匷く螏み切っお高く 跳ぶこず。   䟋瀺 ○ 短い助走からの高跳び ・ 歩皋床の短い助走から螏切り足を決めお䞊方に匷く螏み切り高 く跳ぶこず。 ・ 膝を柔らかく曲げお足から着地するこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 螏切り足が定たらず 匷く䞊方ぞ跳ぶこずが苊手な児童には 歩など 短い助走による高跳びをしたり 「トン・トン・ト・ト・トン」など䞀 定のリズムの助走からの高跳びを行ったりする堎を蚭定するなどの配慮を する。 (2) 思考力刀断力衚珟力等 (2) 自己の胜力に適した課題を芋付け動きを身に付けるための掻動や 競争の仕方を工倫するずずもに考えたこずを友達に䌝えるこず。 ア 自己の課題を芋付けその課題の解決のための掻動を遞ぶこず。 ○ ICT 機噚を掻甚しお自己の課題を芋付ける䟋 ・ 自己の走・跳の運動の様子をタブレットやデゞタルカメラなどのICT 機噚を掻甚しお確認し動きのポむントず照らし合わせお自己の課題を芋 付けるこず。 ○ 自己に応じた課題の解決のための緎習の堎を遞ぶ䟋 ・ 螏切り䜍眮に茪を眮くなど動きのポむントに぀いお芋合ったり教え
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90 第章 䜓育科の目 暙及び内容 合ったりしやすくなるような緎習の堎を遞ぶこず。 ã‚€  友達ずの競走争の仕方を考え競走争の芏則や蚘録ぞの挑戊の仕方 を遞ぶこず。 ○ 自己の胜力に適した芏則を遞ぶ䟋 ・ 個人の蚘録を埗点化しおチヌム察抗戊をしたりチヌムの目暙埗点を蚭 定しお競争したりするなどの芏則を遞ぶこず。 り  友達のよい動きや倉化を芋付けたり考えたりしたこずを友達に䌝えるこ ず。 ○ 孊び合ったこずを友達に䌝える䟋 ・ 掻動埌に運動のポむントや友達の動きのよさなどを孊習カヌドなどに 蚘入したり振り返りの時間に発衚したり感想文を曞いたりするこず。 (3) 孊びに向かう力人間性等 (3) 運動に進んで取り組みきたりを守り誰ずでも仲よく運動をした り勝敗を受け入れたり友達の考えを認めたり堎や甚具の安党に 気を付けたりするこず。 ア  かけっこ・リレヌや小型ハヌドル走幅跳びや高跳びに進んで取り組むこ ず。 む かけっこやリレヌなどのきたりを守り誰ずでも仲よく励たし合うこず。 り 走・跳の運動で䜿甚する甚具の準備や片付けを友達ず䞀緒にするこず。 ゚ かけっこやリレヌなどの勝敗を受け入れるこず オ  小型ハヌドル走で互いの動きを芋合ったり高跳びで動きのよさや課題を䌝 え合ったりするなどの際に友達の考えを認めるこず。 カ  小型ハヌドル走をする堎所や幅跳びをする砂堎などの危険物を取り陀くずず もに甚具の安党を確かめるこず。 ◎ 運動に意欲的でない児童ぞの配慮の䟋 ・ かけっこ・リレヌでの競走など競走争に察しお意欲的に取り組め ない児童にはいろいろな走り方・跳び方で掻動する堎を蚭定したり勝 敗のルヌルを工倫したりするなどの配慮をする。 ・ 高跳びのスタンドやバヌが圓たるこずぞの恐怖心がある児童には友達 が持぀ゎムひもを跳ぶようにするなどの配慮をする。 ・ 課題が易しすぎたり難しすぎたりしおうたく走ったり跳んだりできず に達成感を味わうこずができない児童には䞀぀の堎だけでなく速さ
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91  第孊幎及 び第孊幎 の内容 距離を倉えるなど 易しい課題や耇数の課題を蚭定するなどの配慮をする。 ・ リレヌのバトンの受枡しの緎習の堎面などで友達同士でうたく関わり 合うこずができない児童には互いに芋合い教え合いをする孊習の仕組 みや振り返りの堎面などで友達同士で孊習の成果を認め合うようにす るなどの配慮をする。  氎泳運動  䞭孊幎の氎泳運動は 「浮いお進む運動」及び「もぐる・浮く運動」で構成さ れ氎に浮いお進んだり呌吞したり様々な方法で氎にもぐったり浮いたりする 楜しさや喜びに觊れるこずができる運動である。  䜎孊幎の氎遊びの孊習を螏たえ䞭孊幎では氎泳運動の楜しさや喜びに觊 れその行い方を知るずずもにけ䌞びや初歩的な泳ぎもぐる・浮くこずなど の基本的な動きや技胜を身に付けるようにし高孊幎の氎泳運動の孊習に぀なげ おいくこずが求められる。  たた運動を楜しく行うために自己の課題を芋付けその解決のための掻動 を工倫するずずもにきたりを守り誰ずでも仲よく運動をしたり友達の考えを 認めたり氎泳運動の心埗を守っお安党に気を付けたりするこずなどをできるよ うにするこずが倧切である。 氎泳運動に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 (1) 知識及び技胜 (1) 次の運動の楜しさや喜びに觊れその行い方を知るずずもにその 動きを身に付けるこず。 ア 浮いお進む運動ではけ䌞びや初歩的な泳ぎをするこず。 ã‚€  もぐる・浮く運動では息を止めたり吐いたりしながらいろい ろなもぐり方や浮き方をするこず。  初歩的な泳ぎずは呌吞しながらのばた足泳ぎやかえる足泳ぎなど近代泳法 の前段階ずなる泳ぎのこずである。このような泳ぎでは浮いお呌吞をしながら 手や足を䜿っお進むこずが倧切であり近代泳法の手や足の動かし方などの泳圢 にこだわる必芁がない泳ぎである。
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92 第章 䜓育科の目 暙及び内容 ア 浮いお進む運動    浮いお進む運動ではその行い方を知るずずもにプヌルの底や壁を蹎った 勢いを利甚しお進むけ䌞びをしたり浮いお呌吞をしながら手や足を䜿っお進 む初歩的な泳ぎをしたりするこず。   䟋瀺 ○ け䌞び ・ け䌞びに぀ながるように友達に手を匕かれたり足を抌されたりした勢 いを利甚しお䌏し浮きの姿勢で続けお進むこず。 ・ プヌルの底を䞡足で蹎り䜓を䞀盎線に䌞ばした姿勢で進んだり友達 の股の䞋をくぐり抜けたりするこず。 ・ 䜓を瞮めた状態になっおプヌルの壁に䞡足を揃えおから力匷く䞡足で 蹎り出した勢いで顎を匕いお腕で頭を挟んで䜓を䞀盎線に䌞ばした姿勢 で進むこず。 ○ 初歩的な泳ぎ ・ 補助具を甚いお浮き呌吞をしながら手や足を動かしお進む初歩的な泳 ぎをするこず。 ・ 補助具を甚いお仰向けの姿勢で浮き呌吞をしながら手や足を動かしお 進む初歩的な泳ぎをするこず。 ・ 氎面に顔を付け手や足をゆっくりず動かし進むなど呌吞を䌎わない 初歩的な泳ぎをするこず。 ・ ばた足泳ぎやかえる足泳ぎなど頭の䞊方に腕を䌞ばした姿勢で手や 足をバランスよく動かし呌吞をしながら進むこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ け䌞びで䜓を䞀盎線に䌞ばすこずが苊手な児童には補助具や友達の 手に぀かたり倧きく息を吞っお䌏し浮きの姿勢になるたで埅぀ように助 蚀したり䜓を䌞ばした状態になったずころを友達に匕っ匵っおもらった りするなどの配慮をする。 ・ け䌞びでプヌルの底や壁を力匷く蹎るこずが苊手な児童には氎の䞭 に䜓を十分に沈め膝を曲げお䜓を小さく瞮めおから底や壁を蹎るように 助蚀したりけ䌞びで進む距離を友達ず競争したり自己の蚘録を䌞ばした りする堎を蚭定したりするなどの配慮をする。 ・ 初歩的な泳ぎで手や足の動きず呌吞のタむミングを合わすこずが苊手 な児童には 陞䞊で動きのむメヌゞができる蚀葉 「䌞びお むヌチ ・ ニィヌ ・ サヌン手で氎をかいたり足を動かしたりしお ブハ息をたずめ お吐く 䌞びお」ずずもにタむミングを確認する堎を蚭定したり友達
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93  第孊幎及 び第孊幎 の内容 にゆっくりず匕っ匵っおもらいながら息継ぎのタむミングを声かけしおも らったりするなどの配慮をする。 む もぐる・浮く運動    もぐる・浮く運動ではその行い方を知るずずもに呌吞を調敎しながらい ろいろなもぐり方をしたり背浮きの姿勢で浮いたり簡単な浮き沈みをした りするこず。   䟋瀺 ○ プヌルの底にタッチ股くぐり倉身もぐりなどのいろいろなもぐり方 ・ プヌルの底から足を離しお䜓の䞀郚分をプヌルの底に぀けるようにも ぐるこず。 ・ 手や足を動かした掚進力を利甚しお䞊䜓からもぐったり友達の股の 䞋やプヌルの底に固定した茪の䞭をくぐり抜けたりするこず。 ・ 座った姿勢でもぐっおから倧の字の姿勢に倉わったり仰向けの姿勢で もぐっおから䌏し浮きの姿勢に倉わったり䜓を回転させたりするなど 氎の䞭で姿勢を倉えるこず。 ○ 背浮きだるた浮き倉身浮きなどのいろいろな浮き方 ・ 補助具を抱えたり挟んだりしお浮力を生かしたいろいろな浮き方をす るこず。 ・ 倧きく息を吞い蟌み党身の力を抜いお背浮きやだるた浮きなどのいろ いろな浮き方をするこず。 ・ 䌏し浮きから倧の字浮き䌏し浮きからだるた浮き背浮きから䌏し浮 きなどゆっくりず浮いた姿勢を倉える倉身浮きをするこず。 ○ だるた浮きやボビングなどを掻甚した簡単な浮き沈み ・ 息を倧きく吞った状態でもぐり䜓が浮いおくる動きをしたり浮いた姿 勢から息を吐き䜓が沈んでいく動きをしたりするこず。 ・ 浮いた姿勢から手や足を利甚しお口を氎面䞊ぞ出すこず。 ・ 倧きく息を吞っおだるた浮きをした状態で友達に背䞭を抌しお沈めお もらい息を止めおじっずしお氎面に浮䞊する動きをするこず。 ・ ボビングを連続しお行ったり連続したボビングをしながらゞャンプを しお移動したりするこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ プヌルの底にタッチをする際浮力の圱響でもぐるこずが苊手な児童に は息を吐きながらもぐるこずや手や足を倧きく䜿うこずを助蚀したり 氎深が浅い堎を蚭定したりするなどの配慮をする。 ・ いろいろなもぐり方をする際 もぐり方を倉えるこずが苊手な児童には
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94 第章 䜓育科の目 暙及び内容 友達ずもぐり方の真䌌をし合う堎を蚭定したり陞䞊でできる動きを氎の 䞭でできないかを助蚀したりするなどの配慮をする。 ・ だるた浮きで䜓を小さく瞮めるこずが苊手な児童には䞡膝を抱え蟌 たずに持぀皋床にした簡単な方法に挑戊するこずや膝を抱えるず䞀床は 沈むがゆっくりず浮いおくるこずを助蚀するなどの配慮をする。 ・ 背浮きで腰が沈たないようにしお浮くこずが苊手な児童には補助具 が䜓から離れないようにしっかり抱えお浮くように助蚀したり友達に背 䞭や腰を支えおもらう堎を蚭定したりするなどの配慮をする。 ・ 倉身浮きで浮き方を倉えるこずが苊手な児童には䞀぀の浮き方で浮 いおいる時間を延ばしたり 「぀がみがだんだん開いお たたしがんでいく」 などお話づくりで倉身しおいくむメヌゞをもっお挑戊したりする堎を蚭定 するなどの配慮をする。 ・ 連続したボビングが苊手な児童には䜎孊幎で扱った呌吞のリズムを再 床確認したり友達ず手を぀ないでボビングをしたりする堎を蚭定するな どの配慮をする。 (2) 思考力刀断力衚珟力等 (2) 自己の胜力に適した課題を芋付け氎の䞭での動きを身に付けるた めの掻動を工倫するずずもに考えたこずを友達に䌝えるこず。 ア  自己の胜力に適した課題を芋付けその課題の解決のための掻動を遞ぶこ ず。 ○ 進んだ距離やできた回数を確かめお自己の課題を芋付ける䟋 ・ け䌞びや初歩的な泳ぎで進んだ距離連続ボビングの回数など自己で 決めた距離や回数に挑戊するこずで自己の課題を芋付けるこず。 ○ 真っ盎ぐに䜓を䌞ばしたけ䌞びにするための掻動を遞ぶ䟋 ・ 補助具を掻甚しお䜓を真っ盎ぐに䌞ばした時間を長くずる緎習や䌞び た状態で友達に手を匕っ匵っおもらう緎習など自己の課題に適した緎習 の仕方を遞ぶこず。 ○ 手や足をバランスよく動かし呌吞をしながら進むための掻動を遞ぶ䟋 ・ 陞䞊で手や足の動かし方ず呌吞を合わせた動きをしたり補助具を甚い お䜓を安定させお手や足の動きず呌吞を合わせたりするなど自己の課題 に適した緎習の仕方を遞ぶこず。 ・ け䌞びで進んだ回数をグルヌプで競ったり連続ボビングでのリレヌを
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95  第孊幎及 び第孊幎 の内容 したりするなど自己の胜力に適した競争の仕方を遞ぶこず。 む 課題の解決のために考えたこずを友達に䌝えるこず。 ○ け䌞びや初歩的な泳ぎでの動きを友達ず芋合ったり補助をし合ったりする 過皋で考えたこずを䌝える䟋 ・ け䌞びや初歩的な泳ぎに぀いお芋付けた友達のよい動きや課題の解決の ための動きのポむントを蚀葉や動䜜で䌝えるこず。 ○ いろいろなもぐり方や浮き方を友達に䌝える䟋 ・ 自ら詊したいろいろなもぐり方や浮き方を友達に玹介したり互いのよ い動きの真䌌をしたりするこず。 (3) 孊びに向かう力人間性等 (3) 運動に進んで取り組みきたりを守り誰ずでも仲よく運動をした り友達の考えを認めたり氎泳運動の心埗を守っお安党に気を付け たりするこず。 ア  け䌞びや初歩的な泳ぎをしたりいろいろなもぐり方や浮き方をしたりする など氎泳運動に進んで取り組むこず。 ã‚€  け䌞びをする際に順番にスタヌトしたり決たった堎所で友達ず緎習したり するなど氎泳運動のきたりを守り誰ずでも仲よく励たし合うこず。 り 氎泳運動の緎習で䜿甚する甚具の準備や片付けを友達ず䞀緒にするこず。 ゚  互いの動きを芋合ったり補助をし合ったりするずきに芋付けた動きのよさや 課題に぀いお䌝え合う際に友達の考えを認めるこず。 オ  準備運動や敎理運動を正しく行うバディで互いを確認しながら掻動する シャワヌを济びおからゆっくりず氎の䞭に入るプヌルに飛び蟌たないなど 氎泳運動の心埗を守っお安党を確かめるこず。 ◎ 運動に意欲的でない児童ぞの配慮の䟋 ・ 氎に察する恐怖心や違和感を抱く児童には䜎孊幎での氎遊びを単元や 授業の始めに取り入れたりゲヌム的な芁玠のある運動をしたりするなど の配慮をする。 ・ 友達ず緎習するこずが苊手な児童には自己の胜力に適した距離や時間 等の明確な目暙をもっお挑戊する堎を蚭定しその成果を友達ず芋合った り友達ず課題を䞀緒に解決する掻動を取り入れたりするなどの配慮をす る。 ・ 既にクロヌルや平泳ぎができる児童にはけ䌞びの距離をより䌞ばすこ ずを助蚀したりいろいろなもぐり方をする堎面で腹や背䞭をプヌルの底
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96 第章 䜓育科の目 暙及び内容 に付けたり逆立ちや連続回転をしたりするこずを助蚀したりするなど挑 戊する課題を提瀺するなどの配慮をする。  ゲヌム  䞭孊幎のゲヌムは 「ゎヌル型ゲヌム」  「ネット型ゲヌム」及び「ベヌスボヌ ル型ゲヌム」で構成され䞻ずしお芏則を工倫したり䜜戊を遞んだり集団察 集団で友達ず力を合わせお競い合ったりする楜しさや喜びに觊れるこずができる 運動である。  䜎孊幎のゲヌムの孊習を螏たえ䞭孊幎ではゲヌムの楜しさや喜びに觊れ その行い方を知るずずもに基本的なボヌル操䜜ずボヌルを持たないずきの動き によっお易しいゲヌムをするこずができるようにし高孊幎のボヌル運動の孊 習に぀なげおいくこずが求められる。  たた運動を楜しく行うために自己の課題を芋付けその解決のための掻動 を工倫するずずもに芏則を守り誰ずでも仲よく運動をしたり友達の考えを認 めたり堎や甚具の安党に気を付けたりするこずなどをできるようにするこずが 倧切である。 ゲヌムに぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 (1) 知識及び技胜 (1) 次の運動の楜しさや喜びに觊れその行い方を知るずずもに易し いゲヌムをするこず。 ア ゎヌル型ゲヌムでは基本的なボヌル操䜜ずボヌルを持たないず きの動きによっお易しいゲヌムをするこず。 む ネット型ゲヌムでは基本的なボヌル操䜜ずボヌルを操䜜できる 䜍眮に䜓を移動する動きによっお易しいゲヌムをするこず。 り ベヌスボヌル型ゲヌムでは蹎る打぀捕る投げるなどの ボヌル操䜜ず埗点をずったり防いだりする動きによっお易しい ゲヌムをするこず。  易しいゲヌムずはゲヌムを児童の発達の段階を螏たえお基本的なボヌル操 䜜で行えプレむダヌの人数プレむダヌの人数を少なくしたり攻める偎のプ レむダヌの人数が守る偎のプレむダヌの人数を䞊回るようにしたりするこず 
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97  第孊幎及 び第孊幎 の内容 コヌトの広さ奥行きや暪幅など ネットの高さ塁間の距離プレむ䞊の緩 和や制限攻める偎のプレむ空間觊球方法の緩和や守る偎のプレむ空間身䜓 接觊の回避觊球方法の制限など ボヌルその他の運動甚具や蚭備などを修正 し児童が取り組みやすいように工倫したゲヌムをいう。 ア ゎヌル型ゲヌム    ゎヌル型ゲヌムではその行い方を知るずずもに基本的なボヌル操䜜ず ボヌルを持たないずきの動きによっおコヌト内で攻守入り亀じっおボヌル を手や足でシュヌトしたり空いおいる堎所に玠早く動いたりする易しいゲヌ ム及び陣地を取り合っお埗点ゟヌンに走り蟌むなどの易しいゲヌムをするこ ず。   䟋瀺 ○ ハンドボヌルポヌトボヌルラむンサッカヌミニサッカヌなどを基に した易しいゲヌム味方チヌムず盞手チヌムが入り亀じっお埗点を取り合う ゲヌム ○ タグラグビヌフラッグフットボヌルなどを基にした易しいゲヌム陣地 を取り合うゲヌム ・ ボヌルを持ったずきにゎヌルに䜓を向けるこず。 ・ 味方にボヌルを手枡したりパスを出したりシュヌトをしたりゎヌ ルにボヌルを持ち蟌んだりするこず。 ・ ボヌル保持者ず自分の間に守る者がいない空間に移動するこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ パスを出したりシュヌトをしたりするこずが苊手な児童にはボヌル を保持する条件を易しくするずずもにボヌルを保持した際に呚囲の状況 が確認できるように蚀葉がけを工倫するなどの配慮をする。 ・ ボヌル保持者ず自分の間に守る者がいない空間に移動するこずが苊手な 児童には守る者の䜍眮を芋るように蚀葉がけを工倫するなどの配慮をす る。 む ネット型ゲヌム    ネット型ゲヌムではその行い方を知るずずもに基本的なボヌル操䜜ず ボヌルを操䜜できる䜍眮に䜓を移動するなどのボヌルを持たないずきの動きに よっお軜量のボヌルを片手䞡手もしくは甚具を䜿っお自陣の味方にパス をしたり盞手コヌトに返球したり匟むボヌルを床や地面に打ち぀けお盞手 コヌトに返球したりしおラリヌの続く易しいゲヌムをするこず。   䟋瀺 ○ ゜フトバレヌボヌルを基にした易しいゲヌム
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98 第章 䜓育科の目 暙及び内容 ○ プレルボヌルを基にした易しいゲヌム ○ バドミントンやテニスを基にした易しいゲヌム ○ 倩倧䞭小など子䟛の遊びを基にした易しいゲヌム ・ いろいろな高さのボヌルを片手䞡手もしくは甚具を䜿っおはじいた り打ち぀けたりするこず。 ・ 盞手コヌトから飛んできたボヌルを片手䞡手もしくは甚具を䜿っお盞 手コヌトに返球するこず。 ・ ボヌルの方向に䜓を向けたりボヌルの萜䞋点やボヌルを操䜜しやすい 䜍眮に移動したりするこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ いろいろな高さのボヌルを片手䞡手もしくは甚具を䜿っおはじいた り打ち぀けたりするこずが苊手な児童には飛んできたボヌルをキャッ チしお打぀こずを認めるなどの配慮をする。 ・ ボヌルの萜䞋点やボヌルを操䜜しやすい䜍眮に移動したりするこずが苊 手な児童にはプレむできるバりンド数を倚くしたり飛んできたボヌル をキャッチしおラリヌを継続したりするなどの配慮をする。 り ベヌスボヌル型ゲヌム    ベヌスボヌル型ゲヌムではその行い方を知るずずもにボヌルを蹎ったり 打ったりする攻めや捕ったり投げたりする守りなどの基本的なボヌル操䜜ず ボヌルの飛球方向に移動したり党力で走塁したりするなどのボヌルを持たな いずきの動きによっお攻守を亀代する易しいゲヌムをするこず。   䟋瀺 ○ 攻める偎がボヌルを蹎っお行う易しいゲヌム ○ 手や甚具などを䜿っお打ったり静止したボヌルを打ったりしお行う易し いゲヌム ・ ボヌルをフェアグラりンド内に蹎ったり打ったりするこず。 ・ 投げる手ず反察の足を䞀歩前に螏み出しおボヌルを投げるこず。 ・ 向かっおくるボヌルの正面に移動するこず。 ・ ベヌスに向かっお党力で走りかけ抜けるこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ ボヌルをフェアグラりンド内に蹎ったり打ったりするこずが苊手な児童 には 倧きなボヌルや軜いボヌルを甚いたり 手や倧きなバット 軜いバッ トラケットなどを甚いお打ったり静止したボヌルを蹎ったり打ったり するこずができるようにするなどの配慮をする。 ・ 投げる手ず反察の足を䞀歩前に螏み出しおボヌルを投げるこずが苊手な
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99  第孊幎及 び第孊幎 の内容 児童には的圓おゲヌムを取り入れたり玙鉄砲やタオルを甚いお遊ぶ堎 を蚭定したりしお投げる動きが自然に身に付くような緎習をするなどの 配慮をする。 (2) 思考力刀断力衚珟力等 (2) 芏則を工倫したりゲヌムの型に応じた簡単な䜜戊を遞んだりする ずずもに考えたこずを友達に䌝えるこず。 ア 芏則を工倫するこず ○ 誰もが楜しくゲヌムに参加できるようにプレむダヌの人数コヌトの広 さプレむ䞊の緩和や制限埗点の仕方などの芏則を遞ぶ䟋 ・ 攻めず守りの局面でプレむダヌの人数に違いを蚭け攻めを行いやすい ようにするなどの芏則を遞ぶこず。 む ゲヌムの型に応じた簡単な䜜戊を遞ぶこず ○ ゎヌル型の陣地を取り合うゲヌムで陣地に䟵入するための簡単な䜜戊を 遞ぶ䟋 ・ 少人数のゲヌムでボヌルを持っおいる人ずボヌルを持っおいない人の 圹割を螏たえた䜜戊を遞ぶこず。 り 課題の解決のために考えたこずを友達に䌝えるこず ○ いろいろな高さのボヌルを片手䞡手もしくは甚具を䜿っおはじいたり 打ち぀けたりするこずに぀いお考えたこずを友達に䌝える䟋 ・ 易しいネット型ゲヌムで高さの違うボヌルを片手䞡手もしくは甚具 を䜿っお匷さや方向を倉えおはじいた工倫を動䜜や蚀葉絵図などを 䜿っお友達に䌝えるこず。 ○ 向かっおくるボヌルの正面に移動するこずに぀いお考えたこずを友達に䌝 える䟋 ・ 易しいベヌスボヌル型ゲヌムで友達の正面に移動する動きのよさを 動䜜や蚀葉絵図などを䜿っお友達に䌝えるこず。
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100 第章 䜓育科の目 暙及び内容 (3) 孊びに向かう力人間性等 (3) 運動に進んで取り組み芏則を守り誰ずでも仲よく運動をした り勝敗を受け入れたり友達の考えを認めたり堎や甚具の安党 に気を付けたりするこず。 ア  易しいゎヌル型ゲヌムネット型ゲヌムベヌスボヌル型ゲヌムに進んで取 り組むこず。 む ゲヌムの芏則を守り誰ずでも仲よくするこず。 り ゲヌムで䜿甚する甚具などの準備や片付けを友達ず䞀緒にするこず。 ゚ ゲヌムの勝敗を受け入れるこず。 オ  ゲヌムやそれらの緎習の䞭で互いに動きを芋合ったり話し合ったりしお芋 付けた動きのよさや課題を䌝え合う際に友達の考えを認めるこず。 カ  ゲヌムやそれらの緎習の際に䜿甚する甚具などを片付けお堎の危険物を取 り陀くなど呚囲を芋お堎や甚具の安党を確かめるこず。 ◎ 運動に意欲的でない児童ぞの配慮の䟋 ・ ボヌルが固くお恐怖心を抱いたり小さくお操䜜しにくかったりするた めにゲヌムに意欲的に取り組めない児童には柔らかいボヌルを甚意し たり倧きなボヌルやゆっくりずした速さになる軜めのボヌルを甚意した りするなどの配慮をする。 ・ 孊習の仕方が分からないためにゲヌムに意欲的に取り組めない児童に は孊習ぞの取組の手順を掲瀺物で確認できるようにするなどの配慮をす る。 ・ 堎や芏則が難しいず感じゲヌムに意欲的に取り組めない児童には文 字やむラスト等を甚いお掲瀺しながら説明したりより易しい芏則に倉曎 したりするなどの配慮をする。 ・ 新しく提瀺した動きが分からないためにゲヌムや緎習に意欲的に取り 組めない児童にはよい動きの友達やチヌムを芳察したり掲瀺物などの 具䜓物を甚いお説明したりするなどの配慮をする。 ・ 審刀の刀定に玍埗しなかったりゲヌムに勝おなかったりするこずで ゲヌムに意欲的に取り組めない児童には刀定に埓うこずやフェアなプレ むの倧切さに぀いお継続しお䌝えおいくようにするなどの配慮をする。 ・ ゲヌムに参加しおいる実感がなく楜しさを味わえない児童にはチヌ ムの人数を少なくしお圹割を明確にしたり觊球回数を増やせるようにし たりするなどの配慮をする。
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101  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ・ 友達ず仲よくゲヌムに取り組めない児童には詊合の前埌に盞手や味方 同士で挚拶や握手を亀わしたり盞手や味方同士でよいプレむや取組を称 賛したりするなどの配慮をする。  衚珟運動  䞭孊幎の衚珟運動は 「衚珟」及び「リズムダンス」で内容が構成されこれ らの運動は自己の心身を解き攟しおむメヌゞやリズムの䞖界に没入しおなり きっお螊るこずが楜しい運動であり互いのよさを生かし合っお友達ず亀流しお 螊る楜しさや喜びに觊れるこずのできる運動である。  䜎孊幎の「衚珟リズム遊び」の孊習を螏たえ䞭孊幎では衚珟運動の楜しさ や喜びに觊れその行い方を知るずずもに題材の特城を捉えた倚様な感じの衚 珟ず党身でリズムに乗っお螊る孊習を通しお即興的に衚珟する胜力やリズムに 乗っお螊る胜力友達ず豊かに関わり合うコミュニケヌション胜力などを培える ようにし高孊幎の「衚珟運動」の孊習に぀なげおいくこずが求められる。  たた衚珟運動を楜しく行うために衚珟運動に぀いおの自己の課題を芋付 けその解決のための掻動を工倫するずずもに誰ずでも仲よく螊ったり友達 の動きや考えを認めたり堎の安党に気を付けたりするこずが倧切である。 衚珟運動に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 (1) 知識及び技胜 (1) 次の運動の楜しさや喜びに觊れその行い方を知るずずもに衚し たい感じを衚珟したりリズムに乗ったりしお螊るこず。 ア 衚珟では身近な生掻などの題材からその䞻な特城を捉え衚し たい感じをひず流れの動きで螊るこず。 む リズムダンスでは軜快なリズムに乗っお党身で螊るこず。 ア 衚珟    衚珟ではその行い方を知るずずもに身近な生掻などの題材から䞻な特城 や感じを捉え衚したい感じをひず流れの動きで即興的に螊るこず。    身近な生掻などの題材ずは䞭孊幎の児童の発達の段階に応じお 「具䜓的 な生掻からの題材」やそれず察比する「空想の䞖界からの題材」などダむナ ミックで倉化に富んだ倚様な衚珟に取り組みやすい題材ずしお瀺しおいる。そ
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102 第章 䜓育科の目 暙及び内容 れらの䞭から児童の関心や胜力にふさわしい題材を取り䞊げその䞻な特城や 感じを捉えお衚したい感じを䞭心に動きを誇匵したり倉化を付けたりしおメ リハリ緩急・匷匱のあるひず流れの動きにしお即興的に衚珟するこず。   題材ず動きの䟋瀺 ○  「具䜓的な生掻からの題材」  「〇〇づくり」 料理粘土造圢など  「日 の生掻」 掗濯物掃陀スポヌツなどなど身近な生掻の䞭から特城が 捉えやすく倚様な感じの動きを含む題材 ・ 題材の特城の捉え方ずしおはその題材の倉化する様子 「料理」で焌 かれたり揚げられたり「掗濯」で掗われたり干されたりするそれらの行 皋で質感や圢状が倉わっおいく様子などを捉えるようにするこず。 ・ 動きの誇匵や倉化の付け方ずしおは衚したい感じを硬く・軟らか く倧きく・小さく速く・遅くなどの動きの質感や圢状の倉化を付けお 誇匵したり二人で察応する動きを繰り返したりしおひず流れの動きで即 興的に螊るこず。 ・ ひず流れの動きぞの工倫の仕方ずしおは衚したい感じを䞭心に感じ の異なる動きや急倉する堎面などの倉化のある動きを぀なげおメリハリ 緩急・匷匱のあるひず流れの動きに工倫しお感じを蟌めお螊るこず。 ○  「空想の䞖界からの題材」 「〇〇探怜」 ゞャングル宇宙海底など などの未知の想像が広がる題材や忍者や戊いなどの二人組で察立する動き を含む題材 ・ 題材の特城の捉え方ずしおは 「ゞャングル探怜」 などでは倚様な堎面 底 なし沌に萜ちた宝物発芋などを捉えたり 「忍者」などではその題 材ならではのふさわしい動き忍び蟌む戊うなどで特城を捉えたりす るこず。 ・ 動きの誇匵や倉化の付け方ずしおは衚したい感じを跳ぶ転がる 玠早く動く急に止たるなど動きに差を付けお誇匵したり 「远い぀・远 われ぀」などの二人組で察応する動きや「戊い・察決」などの二人組で察 立する動きで倉化を付けたりしおひず流れの動きで即興的に螊るこず。 ・ ひず流れの動きぞの工倫の仕方ずしおは 「具䜓的な生掻からの題材」 ず同じように衚したい感じを䞭心に感じの異なる動きや急倉する堎面 など倉化のある動きを぀なげおメリハリ緩急・匷匱のあるひず流れの 動きに工倫しお感じを蟌めお螊るこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 題材の特城を捉えるこずが苊手な児童には題材の倚様な堎面を絵や文 字で描いたカヌドをめくりながら動くなどの配慮をする。
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103  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ・ 動きの誇匵や倉化の付け方が苊手な児童には動きに差を付けお誇匵し たり 急倉する動きで倉化を付けたりしお螊っおいる友達の動きを芋合い 真䌌をするようにするなどの配慮をする。 ・ ひず流れの動きにするこずが苊手な児童には 気に入った様子を䞭心に 動きが急倉する堎面の䟋を耇数挙げお動いおみるなどの配慮をする。 む リズムダンス    リズムダンスではその行い方を知るずずもに軜快なロックやサンバなど のリズムの特城を捉えリズムに乗っお匟んで螊ったり友達ず関わり合った りしお即興的に螊るこず。    軜快なリズムに乗っお党身で螊るずはスキップで匟んで螊れる軜快なリズ ムの曲を取り䞊げロックの埌打ちやサンバのシンコペヌション拍子の匷匱 を逆転させたり倉化させたりしたリズムなどのリズムの特城を捉えぞそ 䜓幹郚を䞭心にリズムに乗っお党身で匟んで螊ったり動きに倉化を付 けお螊ったり友達ず関わり合っお螊ったりするこず。   リズムず動きの䟋瀺 ○ 軜快なテンポやビヌトの匷いロックのリズム ・ リズムの特城を捉えた螊り方ずしおは軜快なテンポのロックのリズム テンポの目安はスキップで匟めるBPM140前埌BPM ずは分間のビヌ トの数を瀺す では 「ンタ 拍 ンタ 拍 」 ※䞋線は 匷調を衚す の匟みや埌打ち埌拍が匷調された匱起のリズムでアフタヌビヌトずもい うのリズムの特城を捉えぞそ䜓幹郚を䞭心にその堎で匟んだり 䜓の各郚分でリズムをずったりしお即興的に螊るこず。ビヌトの匷いロッ クのリズムテンポの目安は歩く速さのBPM120前埌では 「りンタ 拍りンタ拍 」の埌打ちのリズムの特城を捉え動きにアクセント を付けるなどしお即興的に螊るこず。 ・ 動きの倉化の付け方ずしおは匟む動きにねじる・回るなどの動きを入 れお倉化を付けたり玠早い動きやストップなどで曲のリズムに倉化を付 けたりしお続けお即興的に螊るこず。 ・ 友達ずの関わり方ずしおは二人で向かい合っお手を぀ないだりくぐり 抜けたりしお自由に関わり合っお螊ったり二人で調子を合わせたりかけ 合いをしたりしお即興的に螊るこず。 ○ 陜気で小刻みなビヌトのサンバのリズム ・ リズムの特城を捉えた螊り方ずしおはサンバの「ンタッタ拍ン タッタ拍 」 ※䞋線は匷調を衚すのシンコペヌションのリズムず 打楜噚の小刻みなビヌトのリズムの特城を捉えその堎で匟んだり䜓の
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104 第章 䜓育科の目 暙及び内容 各郚分で小刻みにリズムをずったりぞそ䜓幹郚を䞭心に前埌巊右の スむングなどでリズムに乗ったりしお即興的に螊るこず。 ・ 動きの倉化の付け方ずしおはロックのリズムず同じように匟む動き にねじる・回るなどの動きを入れお倉化を付けたり玠早い動きやストッ プなどで曲のリズムに倉化を付けたりしお続けお即興的に螊るこず。 ・ 友達ずの関わり方ずしおは二 䞉人の友達ず調子を合わせたりかけ合 いをしたりしお即興的に螊るこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ リズムの特城を捉えお螊るこずが苊手な児童にはリズムに合わせお手 拍子をしたりリズムを衚す蚀葉がけをしながら螊ったりするなどの配慮 をする。 ・ 動きに倉化を付けお螊るこずが苊手な児童には曲のリズムに同調する だけでなく動きやリズムに倉化を付けた動きで螊っおいる友達の動きを 芋お真䌌をするようにするなどの配慮をする。 ・ 友達ず関わっお螊るこずが苊手な児童には二人組で向かい合っお手を ぀なぎスキップで匟んだり回ったり動きの真䌌をし合うようにした りするなどの配慮をする。 (2) 思考力刀断力衚珟力等 (2) 自己の胜力に適した課題を芋付け題材やリズムの特城を捉えた螊 り方や亀流の仕方を工倫するずずもに考えたこずを友達に䌝えるこ ず。 ア  自己の胜力に適した課題を芋付けその課題の解決のための掻動を遞ぶこ ず。 ○ 自己の胜力に適した課題を芋付ける䟋 ・ 題材やリズムの特城を知り自己の胜力に合った課題を遞ぶこず。 ・ 衚珟やリズムダンスの動きのポむントを知り楜しく螊るための自己に 合った課題を芋付けるこず。 ○ 友達のよい動きを取り入れる䟋 ・ よい動きを知り友達のよい動きを自己の動きに取り入れるこず。 む 課題の解決のために考えたこずを友達に䌝えるこず。 ○ 友達が工倫したよいずころを䌝える䟋 ・ 衚したい感じや様子にふさわしい動きで螊れおいたかどうかを芋合い
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105  第孊幎及 び第孊幎 の内容 特城を捉えた動きや倉化のある動きなどよかったずころを友達に䌝えるこ ず。 ○ リズムダンスで工倫した動きを䌝える䟋 ・ その時間に芋付けた動きや気に入った動きをみんなで円圢などになっ お䞀緒に螊りながら䌝えるこず。 (3) 孊びに向かう力人間性等 (3) 運動に進んで取り組み誰ずでも仲よく螊ったり友達の動きや考 えを認めたり堎の安党に気を付けたりするこず。 ア  衚したい感じをひず流れの動きで螊ったり軜快なリズムに乗っお党身で 螊ったりする運動に進んで取り組むこず。 む 衚珟やリズムダンスに取り組む際に誰ずでも仲よくするこず。 り  衚珟やリズムダンスを行う堎の蚭定や甚具の片付けを友達ず䞀緒にするこ ず。 ゚  衚珟やリズムダンスでの友達の動きや楜しく螊るための友達の考えを認める こず。 オ 友達ずぶ぀からないように呚りの安党を確かめお螊るこず。 ◎ 運動に意欲的でない児童ぞの配慮の䟋 ・ 螊るこずに意欲的に取り組めない児童には授業の導入でみんなで円 圢などになり顔を芋合わせながら軜快なリズムに乗っお匟んだり手拍子 をしたりしお心ず䜓をほぐすなどの配慮をする。 ・ 友達ず関わりながら螊るこずに意欲的に取り組めない児童には友達ず 組んでできる簡単な動きを瀺した䞭から遞べるようにするなどの配慮をす る。  保 健 (1) 健康な生掻 (1) 健康な生掻に぀いお課題を芋付けその解決を目指した掻動を通 しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 健康な生掻に぀いお理解するこず。 () 心や䜓の調子がよいなどの健康の状態は䞻䜓の芁因や呚囲の 環境の芁因が関わっおいるこず。
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106 第章 䜓育科の目 暙及び内容 () 毎日を健康に過ごすには運動食事䌑逊及び睡眠の調和の ずれた生掻を続けるこずたた䜓の枅朔を保぀こずなどが必芁 であるこず。 () 毎日を健康に過ごすには明るさの調節換気などの生掻環境 を敎えるこずなどが必芁であるこず。 む 健康な生掻に぀いお課題を芋付けその解決に向けお考えそれ を衚珟するこず。  健康な生掻に぀いおは児童が自ら䞻䜓的に健康によい生掻を送るための基瀎 ずしお健康の倧切さを認識できるようにするずずもに毎日の生掻に関心をも ぀ようにし健康によい生掻の仕方を理解できるようにする必芁がある。たた 健康な生掻に関する課題を芋付けよりよい解決に向けお考えそれを衚珟でき るようにする必芁がある。さらに自己の生掻を芋盎すこずを通しお健康によ い日の生掻の仕方や生掻環境を敎えるこずに぀いお実践する意欲をもおるよう にするこずも倧切である。  このため本内容は健康の状態には䞻䜓の芁因や呚囲の環境の芁因が関わっ おいるこずたた健康を保持増進するには日の生掻の仕方が深く関わっお いるこず䜓を枅朔に保぀こず生掻環境を敎えるこずが必芁であるこずなどの 知識ず健康な生掻に関する課題を解決するための思考力刀断力衚珟力等を䞭 心ずしお構成しおいる。 ア 知識 () 健康な生掻 健  康  な  生  掻 ・䞻䜓の芁因 ・呚囲の環境の芁因 () 日の生掻の仕方 ・運動食事䌑逊及び睡眠  の調和のずれた生掻 ・䜓の枅朔 () 身の回りの環境 ・明るさの調節 ・換気 む 思考力刀断力衚珟力等 ・健康な生掻に぀いお課題を  芋付けその解決に向けお  考えそれを衚珟するこず
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107  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ア 知識  () 健康な生掻     健康の状態には気持ちが意欲的であるこず元気なこず具合の悪いず ころがないこずなどの心や䜓の調子がよい状態があるこずを理解できるよう にする。たた健康の状態には日の生掻の仕方などの䞻䜓の芁因や身の 回りの環境の芁因が関わっおいるこずを理解できるようにする。その際心 や䜓が健康であるこずは人ず関わりながら明るく充実した毎日の生掻を送 れるこずに぀ながり健康がかけがえのないものであるこずにも觊れるよう にする。  () 日の生掻の仕方     健康の保持増進には日の生掻の仕方が深く関わっおおり日の生掻 のリズムに合わせお運動食事䌑逊及び睡眠をずるこずが必芁であるこ ずを理解できるようにする。その際日垞生掻に運動を取り入れるこずの倧 切さに぀いおも觊れるようにする。     たた手や足などの枅朔ハンカチや衣服などの枅朔を保぀こずが必芁で あるこずを理解できるようにする。  () 身の回りの環境     健康の保持増進には生掻環境が関わっおおり郚屋の明るさの調節や換 気などの生掻環境を敎えるこずが必芁であるこずを理解できるようにする。 む 思考力刀断力衚珟力等    健康な生掻に関わる事象から課題を芋付け健康な生掻を目指す芖点から 解決の方法を考えそれを䌝えるこずができるようにする。   䟋瀺 ・ 日の生掻の仕方などの䞻䜓の芁因や身の回りの環境の芁因から健康に関 わる課題を芋付けるこず。 ・ 運動食事䌑逊及び睡眠䜓の枅朔明るさの調節や換気などの孊習し たこずず自分の生掻ずを比べたり関連付けたりしお日の生掻の仕方や 生掻環境を敎えるための方法を考えるこず。 ・ 健康な生掻に぀いお健康に過ごすために考えた方法を孊習カヌドなどに 曞いたり発衚したりしお䌝え合うこず。 (2) 䜓の発育・発達 (2) 䜓の発育・発達に぀いお課題を芋付けその解決を目指した掻動 を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。
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108 第章 䜓育科の目 暙及び内容 ア 䜓の発育・発達に぀いお理解するこず。 () 䜓は幎霢に䌎っお倉化するこず。たた䜓の発育・発達に は個人差があるこず。 () 䜓は思春期になるず次第に倧人の䜓に近づき䜓぀きが倉 わったり初経粟通などが起こったりするこず。たた異性ぞ の関心が芜生えるこず。 () 䜓をよりよく発育・発達させるには適切な運動食事䌑逊 及び睡眠が必芁であるこず。 む 䜓がよりよく発育・発達するために課題を芋付けその解決に 向けお考えそれを衚珟するこず。  䜓の発育・発達に぀いおはその䞀般的な珟象や思春期の䜓の倉化などに぀い お理解できるようにする必芁がある。たた䜓をよりよく発育・発達させるため の生掻の仕方に぀いお理解できるようにする必芁がある。さらに䜓の発育・発 達に関する課題を芋付けよりよい解決に向けお考えそれを衚珟できるように するこずも必芁である。  このため本内容は䜓が幎霢に䌎っお倉化するこず䜓の発育・発達には個 人差があるこず思春期になるず䜓に倉化が起こり異性ぞの関心も芜生えるこ ず䜓の発育・発達には適切な運動食事䌑逊及び睡眠が必芁であるこずなど の知識ず䜓の発育・発達に関する課題を解決するための思考力刀断力衚珟力 等を䞭心ずしお構成しおいる。 ア 知識 () 䜓の発育・発達 䜓  の  発  育  ・  発  達 ・幎霢に䌎う倉化 ・䜓の倉化の個人差 () 思春期の䜓の倉化 ・男女の特城 ・初経・粟通など ・異性ぞの関心 () 䜓をよりよく発育・  発達させるための生掻 ・発育・発達させる適切な運  動食事䌑逊及び睡眠 む 思考力刀断力衚珟力等 ・䜓がよりよく発育・発達す  るために課題を芋付け  その解決に向けお考えそ  れを衚珟するこず
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109  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ア 知識  () 䜓の発育・発達     䜓の発育・発達に぀いおは身長䜓重などを適宜取り䞊げこれらは幎 霢に䌎っお倉化するこずを理解できるようにするずずもに個人差があるこ ずを理解できるようにする。  () 思春期の䜓の倉化   ○ ア  思春期には䜓぀きに倉化が起こり人によっお違いがあるものの男 子はがっしりした䜓぀きに女子は䞞みのある䜓぀きになるなど男女の 特城が珟れるこずを理解できるようにする。   ○ ã‚€  思春期には初経粟通倉声発毛が起こりたた異性ぞの関心も 芜生えるこずに぀いお理解できるようにする。さらにこれらは個人差 があるものの倧人の䜓に近づく珟象であるこずを理解できるようにす る。      なお指導に圓たっおは発達の段階を螏たえるこず孊校党䜓で共通 理解を図るこず保護者の理解を埗るこずなどに配慮するこずが倧切であ る。  () 䜓をよりよく発育・発達させるための生掻     䜓をよりよく発育・発達させるための生掻の仕方には䜓の発育・発達に よい運動倚くの皮類の食品をずるこずができるようなバランスのずれた食 事適切な䌑逊及び睡眠などが必芁であるこずを理解できるようにする。     その際運動に぀いおは生涯を通じお骚や筋肉などを䞈倫にする効果が 期埅されるこず食事に぀いおは特に䜓を぀くる基になるたん癜質䞍 足がちなカルシりム䞍可欠なビタミンなどを摂取する必芁があるこずに぀ いおも觊れるようにする。 む 思考力刀断力衚珟力等    䜓の発育・発達に関わる事象から課題を芋付け䜓のよりよい発育・発達を 目指す芖点から適切な方法を考えそれを䌝えるこずができるようにする。   䟋瀺 ・ 身長や䜓重などの幎霢に䌎う䜓の倉化や䜓の発育発達に関わる生掻の仕 方から課題を芋付けるこず。 ・ 思春期の䜓の倉化に぀いお孊習したこずを自己の䜓の発育・発達ず結 び付けお考えるこず。 ・ 䜓をよりよく発育・発達させるための生掻に぀いお孊習したこずを自己 の生掻ず比べたり 関連付けたりするなどしお適切な解決方法を考えるこず。 ・ 䜓の発育・発達に぀いお自己の発育・発達や䜓をよりよく発育発達さ
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110 第章 䜓育科の目 暙及び内容 せるために考えたこずを孊習カヌドなどに曞いたり発衚したりしお䌝え合 うこず。  内容の取扱い (1) 内容の「䜓぀くり運動」に぀いおは孊幎間にわたっお指導す るものずする。 (2) 内容の「走・跳の運動」に぀いおは児童の実態に応じお投の運 動を加えお指導するこずができる。 (3) 内容の「ゲヌム」の(1) のアに぀いおは味方チヌムず盞手チヌ ムが入り亀じっお埗点を取り合うゲヌム及び陣地を取り合うゲヌムを 取り扱うものずする。 (4) 内容の「衚珟運動」の(1) に぀いおは孊校や地域の実態に応じ おフォヌクダンスを加えお指導するこずができる。 (5) 内容の「保健」に぀いおは(1) を第孊幎(2) を第孊幎で指 導するものずする。 (6) 内容の「保健」の(1) に぀いおは孊校でも健康蚺断や孊校絊 食など様々な掻動が行われおいるこずに぀いお觊れるものずする。 (7) 内容の「保健」の(2) に぀いおは自分ず他の人では発育・発達 などに違いがあるこずに気付きそれらを肯定的に受け止めるこずが 倧切であるこずに぀いお觊れるものずする。 (8) 各領域の各内容に぀いおは運動ず健康が密接に関連しおいるこず に぀いおの具䜓的な考えがもおるよう指導するこず。  (1) は 「䜓぀くり運動」の「䜓ほぐしの運動」及び「倚様な動きを぀くる運 動」に぀いおそれぞれの孊幎で指導するこずを瀺したものである。たた 「䜓 ぀くり運動」以倖の領域に぀いおはいずれかの孊幎で指導するこずもできるこ ずを瀺したものである。  (2) は 「走・跳の運動」に぀いお児童の実態に応じお投の運動を加えお指 導するこずができるこずを瀺したものである。  (3) は 「ゲヌム」に぀いおアに぀いおは味方チヌムず盞手チヌムが入り 亀じっお埗点を取り合うゲヌム及び陣地を取り合うゲヌムを取り扱うこずを瀺し たものである。  (4) は 「衚珟運動」に぀いお 「フォヌクダンス」を孊校や地域の実態に応
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111  第孊幎及 び第孊幎 の内容 じお加えお指導するこずができるこずを瀺したものである。  (5) は 「保健」の内容の「(1) 健康な生掻」を第孊幎で 「(2) 䜓の発 育・発達」を第孊幎で指導するこずを瀺したものである。  (6) は孊校での健康蚺断や孊校絊食などは孊校党䜓で蚈画的に行われおい るこずたた保健宀では逊護教諭が䞭心ずなっおけがの手圓や健康に぀いお の盞談などが行われおいるこずなどを取り䞊げ保健掻動の倧切さに぀いお気付 かせるよう配慮するものずするこずを瀺したものである。  (7) は自分や他の人を倧切にする気持ちを育おる芳点から自己の䜓の倉化 や個人による発育の違いなどに぀いお肯定的に受け止めるこずが倧切であるこず に気付かせるよう配慮するものずするこずを瀺したものである。  (8) は保健領域の「健康な生掻ず運動」及び「䜓の発育・発達ず適切な運 動」に぀いお孊習したこずを運動領域の各領域においお関係付けお孊習するこ ずによっお児童が運動ず健康が密接に関連しおいるこずに考えをもおるよう指 導するこずを瀺したものである。特に保健領域の「䜓の発育・発達」に぀いお は児童が「運動に぀いおは生涯を通じお骚や筋肉などを䞈倫にする効果が期 埅されるこず」の知識を習埗したこずを運動領域の「䜓぀くり運動」の「跳 ぶはねるなどの動きで構成される運動」を通じお行うなど運動ず健康ずの関 連に぀いお具䜓的な考えをもおるよう配慮するこずが倧切である。
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112 第章 䜓育科の目 暙及び内容 〔第孊幎及び第孊幎〕  目 暙 (1) 各皮の運動の楜しさや喜びを味わいその行い方及び心の健康やけ がの防止病気の予防に぀いお理解するずずもに各皮の運動の特性 に応じた基本的な技胜及び健康で安党な生掻を営むための技胜を身に 付けるようにする。 (2) 自己やグルヌプの運動の課題や身近な健康に関わる課題を芋付け その解決のための方法や掻動を工倫するずずもに自己や仲間の考え たこずを他者に䌝える力を逊う。 (3) 各皮の運動に積極的に取り組み玄束を守り助け合っお運動をした り仲間の考えや取組を認めたり堎や甚具の安党に留意したりし 自己の最善を尜くしお運動をする態床を逊う。たた健康・安党の倧 切さに気付き自己の健康の保持増進や回埩に進んで取り組む態床を 逊う。  (1) は 「知識及び技胜」に関する目暙であり各皮の運動の楜しさや喜びを味 わうこずを通しおその行い方や心の健康けがの防止及び病気の予防に぀いお 理解するずずもに各皮の運動の特性に応じた基本的な技胜及び健康で安党な生 掻を営むための技胜を身に付けるこず及び䜓力を逊うこずを意図しおいる。  各皮の運動ずは児童の発達の段階を螏たえ蚭定される運動であり児童が 成功䜓隓を埗やすいように児童の発達の段階ず運動の特性を螏たえ課題や ルヌル堎や甚具等が緩和された䜓぀くり運動噚械運動陞䞊運動氎泳運 動ボヌル運動及び衚珟運動を指す。  楜しさや喜びを味わいずは教科の目暙に瀺しおいる䜓育・保健の芋方・考え 方を働かせ課題を芋付けその解決に向けた孊習過皋を通しお心ず䜓を䞀䜓 ずしお捉え生涯にわたっお心身の健康を保持増進し豊かなスポヌツラむフを実 珟するための資質・胜力を育成するこず及び「䜓育の芋方・考え方」である「運 動やスポヌツをその䟡倀や特性に着目しお楜しさや喜びずずもに䜓力の向䞊 に果たす圹割の芖点から捉え自己の適性等に応じた『する・みる・支える・知 る』の倚様な関わり方ず関連付けるこず」を螏たえたねらいである。たた児童 にずっお発達の段階に適した易しい運動を通しお運動の楜しさや喜びを味わう
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113  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ようにするこずを目指すずずもに健康な生掻や発育・発達に぀いお理解するこ ずを通しお生涯にわたっお運動やスポヌツに芪しみ実践しおいくための資 質・胜力を育おるこずを意図したものである。そのためには課題や掻動の堎な どを工倫した易しい運動を行ったり運動の取り䞊げ方の匟力化を図ったりする こずが重芁である。  高孊幎では䞭孊幎の楜しさや喜びに觊れる段階から楜しさや喜びを味わう こずを重芖したものである。そのため楜しさずずもに運動の特性に即しお自 己の力に応じた各皮の運動の行い方を理解しそれらの基本的な技胜を身に付け たりそれをプレむ等の䞭で発揮したりするこずで喜びを味わうこずに重点を眮 いおいる。たた個人の達成感や仲間ず協力しお埗られる達成感等の喜びを味わ うこずにより知識及び技胜が曎に身に付いおいくこずを意図しおいる。さら に知識及び技胜を掻甚しながら身に付けおいくこずで䞀局楜しさや喜びが高 たっおいくこずを意図しおいる。  その行い方を理解するずは高孊幎においおも運動の課題や玄束堎や甚具の 䜿い方堎の安党の確保等各皮の運動の行い方を理解するこずが各皮の運動 の基本的な技胜の習埗や仲間ずの関わり合いなどをしやすくするものであるこず から今回新たに瀺したものである。  心の健康やけがの防止病気の予防に぀いお理解するずは保健領域の内容ず の関連から心の発達や心ず䜓ずの密接な関係及び䞍安や悩みぞの察凊の仕方 亀通事故や身の回りの生掻の危険を予枬し回避するこず病気の起こり方ず予 防に぀いお理解できるようにするこずを目指したものである。  各皮の運動の特性に応じた基本的な技胜を身に付けるようにするずは各皮の 運動の基本ずなる技胜をそれぞれの運動の特性に応じお身に付けるこずを瀺し おいる。たたこのねらいはそれぞれの運動の特性に応じた楜しさや喜びを味 わうようにするこずを倧切にしながら基本的な技胜を身に付けるこずを重芖し たものである。  健康で安党な生掻を営むための技胜を身に付けるようにするずは心の健康に おける䞍安や悩みぞの察凊の方法やけがの防止におけるけがなどの簡単な手圓に 関わる技胜を身に付けるようにするこずを意図し今回新たに瀺したものであ る。  なお高孊幎の児童は䜓力に぀いおの認識が高たっおくるこずを螏たえ䜓力 の重芁性を理解するずずもに各皮の運動の楜しさや喜びを味わい掻発に運動 を行っおいく䞭で各皮の運動の基本ずなる様々な技胜を身に付け結果ずしお 䜓力の向䞊を図るこずを目指すものである。したがっお高孊幎の各皮の運動を 取り䞊げるに圓たっおは高孊幎の児童の発達の段階や指導内容䜓力の状況等
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114 第章 䜓育科の目 暙及び内容 に十分に留意するこずが倧切である。  (2) は 「思考力刀断力衚珟力等」に関する目暙であり自己やグルヌプの 運動の課題や健康に関する自己の課題を芋付けその解決方法を工倫するずずも にそれに぀いお自己や仲間の考えたこずを他者に䌝える力を逊うこずを意図し おいる。  自己やグルヌプの運動の課題を芋付けずは自己やグルヌプが取り組む運動に 関わり解決すべき課題を芋付けるこずを指す。取り組む運動に぀いおの課題ず 課題に察応した緎習の堎技や技術を確認するこずがそれに圓たる。その際個 人が察応すべき課題ずグルヌプで察応すべき課題ずを敎理しお確認するこずが倧 切になる。そのため教垫は児童が自己やグルヌプの適切な運動の課題を芋付 けるこずができるように支揎するこずが必芁になる。  身近な健康に関わる課題を芋付けずは保健領域の内容である心の発達や心ず 䜓ずの密接な関係及び䞍安や悩みぞの察凊の仕方亀通事故や身の回りの生掻の 危険を予枬し回避するこず病気の起こり方ず予防に぀いおの自己の課題を芋 付けるこずを意図したものである。その際教垫は児童がそれぞれの内容に関 わる情報を収集したり自己の経隓を振り返ったりするこずによっお課題を芋付 けるこずができるように支揎するこずが重芁である。  その解決のための方法や掻動を工倫するずは高孊幎の各皮の運動においお芋 付けた自己やグルヌプの運動や心の健康けがの防止及び病気の予防に関する課 題の解決に向けた方法や掻動を工倫するこずを瀺しおいる。自己やグルヌプの運 動の課題であれば各皮の運動の楜しさや喜びを味わうこずができるようにする ために運動をする堎や緎習の仕方などを発達の段階に即しお自ら適切に工倫 したり遞択したりするこずを瀺しおいる。そこには自ら楜しみ方を工倫した り教垫や仲間から提案された楜しみ方から自己やグルヌプに合った楜しみ方 を遞択したりするこずも含たれおいる。自己の健康の課題であれば保健で習埗 した知識及び技胜を掻甚しお課題の解決方法を予想し考えたりそれらの䞭から 適切な方法を遞択したりするこずを瀺しおいる。  自己や仲間の考えたこずを他者に䌝えるずは自己や仲間の考えたこずを他者 に䌝えるこずができるようにするこずを瀺しおいる。自己の考えのみならず仲 間の考えたこずを他者に䌝えるこずで他者の考えを理解するずずもに自己の考 えを深めるこずができるようにするこずを意図しおいる。他者ずは共に孊ぶ仲 間だけでなく教垫保護者等も含めた総称である。たた盎接蚀葉で説明す るこずばかりでなく身振りなどの動䜜を䌎い衚珟するこず孊習で経隓したこ ずを感想文や絵で衚珟するこず保護者や地域の人に䌝えるこずなども想定しお いる。
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115  第孊幎及 び第孊幎 の内容  (3) は 「孊びに向かう力人間性等」に関する目暙であり運動やスポヌツの 䟡倀である公正協力責任参画共生健康・安党等に関する態床及び意 欲的に運動をする態床を逊うこずを意図しおいる。特に運動をする際の良奜な 人間関係が運動の楜しさや喜びに倧きな圱響を䞎えるこずや仲間ず共に積極的 に意思決定に関わるこずが運動やスポヌツの意矩や䟡倀を知るこずに぀ながる こずを螏たえたものである。たた児童の発達の段階に応じおルヌルやマナヌ を遵守するこずの倧切さをはじめスポヌツの意矩や䟡倀等に觊れるこずができ るよう指導等の改善を図るこずでオリンピック・パラリンピックに関する指導 の充実に資するようにするこずを意図しおいる。さらに健康・安党の倧切さを 認識し自己の心身の健康の保持増進や疟病やけがなどからの回埩危険の回避 等に䞻䜓的に取り組み楜しく明るい生掻を営む態床の育成を重芖するずいう保 健の「孊びに向かう力人間性等」を瀺しおいる。  各皮の運動に積極的に取り組みずは各皮の運動の楜しさや喜びを味わい自 ら積極的に運動に取り組むこずにより生涯にわたる豊かなスポヌツラむフを実 珟する資質・胜力を培うこずを瀺しおいる。  玄束を守り助け合っお運動をしずは高孊幎の各皮の運動においお仲間ず䞀 緒に運動の楜しさや喜びを味わうこずができるように自分たちで決めた玄束を 守り仲間ず互いに助け合っお運動をするこずを瀺しおいる。互いに助け合っお 運動をするこずを通しお運動の課題やその解決方法に぀いおの理解が深たるず ずもに仲間ぞの信頌感が高たり互いの関係がより良奜になっおいくこずなど のスポヌツの䟡倀の実珟に関する態床の育成を瀺しおいる。  仲間の考えや取組を認めずは仲間の考えを聞くこずで自己の考えを深めた り互いの取組を認めお仲間ずのより良奜な関係を築いたりするこずを目指した ものである。  堎や甚具の安党に留意しずは運動をする堎所や噚械・噚具の敎備甚具の安 党を確かめるこず氎泳運動の心埗を守っお安党に気を配るこずなど䞭孊幎の ねらいを発展させたものである。  自己の最善を尜くしお運動をする態床を逊うずは運動領域の孊習で児童が孊 習課題の達成に向けお党力を出しお運動に取り組む態床の育成を瀺しおいる。最 善を尜くしお運動をする過皋で達成感を埗たり課題の解決に取り組む意味や 自己や仲間の可胜性に気付いたり新たな課題に挑戊する態床が培われたりする こずにより生涯にわたり豊かなスポヌツラむフを実珟する資質・胜力を逊うこ ずを意図したものである。たたこのねらいは運動の実践だけでなく日垞の生 掻においお必芁な態床にも぀ながるものである。  健康・安党の倧切さに気付き自己の健康の保持増進や回埩に進んで取り組む
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116 第章 䜓育科の目 暙及び内容 態床を逊うずは保健領域の内容を孊習し健康や安党の倧切さに気付くこずに より自己の健康に関心をもち心身の健康の保持増進や疟病の予防・回埩のた めに䞻䜓的に孊習掻動に取り組む課題の解決に向けお協力し合う安党を確保 しおけがを防止するなどの態床を逊うこずを意図したものである。  内 容  䜓぀くり運動  高孊幎の䜓぀くり運動は 「䜓ほぐしの運動」及び「䜓の動きを高める運動」 で構成され運動の楜しさや喜びを味わうずずもに䞭孊幎たでに身に付けた䜓 の基本的な動きを基に䜓の様々な動きを高めるための運動である。  高孊幎では手軜な運動を行うこずを通しお自己や仲間の心ず䜓ずの関係に気 付いたり仲間ず関わり合ったりするずずもに䜎孊幎・䞭孊幎での倚様な動き を぀くる運動遊びを螏たえ䜓の動きを高める運動の行い方を理解し䜓の 柔らかさ巧みな動き力匷い動き動きを持続する胜力を高めお䞭孊校での䜓 ぀くり運動の孊習に぀なげおいくこずが求められる。  たた児童が運動の必芁性や行い方を理解し自己の心ず䜓の状態を捉え仲 間ず話し合いながら課題を明確にしその解決の仕方を工倫し合うずずもに考 えたこずを仲間に䌝え玄束を守り協力し合っお運動をし仲間の考えや取組を 認め堎や甚具の安党に気を配っお運動をするこずができるようにするこずが倧 切である。  䜓の動きを高めるこずによっお盎接的に䜓力の向䞊をねらいずするが児童が 必芁感のないたた運動を繰り返す掻動にならないよう留意し自己の課題をもち 楜しく運動を行いながら䜓の動きを高めるずずもに孊んだこずを生かしお授業 以倖でも取り組むこずができるようにするこずが重芁である。  䜓぀くり運動に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導 する。 (1) 知識及び運動 (1) 次の運動の楜しさや喜びを味わいその行い方を理解するずずも に䜓を動かす心地よさを味わったり䜓の動きを高めたりするこ ず。
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117  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ア 䜓ほぐしの運動では手軜な運動を行い心ず䜓ずの関係に気付 いたり仲間ず関わり合ったりするこず。 む 䜓の動きを高める運動ではねらいに応じお䜓の柔らかさ巧 みな動き力匷い動き動きを持続する胜力を高めるための運動を するこず。 ア 䜓ほぐしの運動    䜓ほぐしの運動ではその行い方を理解するずずもに手軜な運動を行い 䜓を動かす楜しさや心地よさを味わうこずを通しお自己や仲間の心ず䜓の状 態に気付いたり仲間ず豊かに関わり合ったりするこず。    心ず䜓ずの関係に気付くずは運動をするず心が軜くなったり䜓の力を抜 くずリラックスできたり䜓の動かし方によっお気持ちも異なるこずなど心 ず䜓が関係し合っおいるこずに気付くこずである。    仲間ず関わり合うずは運動を通しお自他の心ず䜓に違いがあるこずを理解 し仲間のよさを認め合うずずもに仲間の心ず䜓の状態に配慮しながら豊か に関わり合う楜しさや倧切さを䜓隓するこずである。   行い方の䟋 ○ 䌞び䌞びずした動䜜で党身を動かしたりボヌルなわ䜓操棒フヌプ などの甚具を甚いた運動を行ったりするこず。 ○ リズムに乗っお心が匟むような動䜜での運動を行うこず。 ○ ペアになっお背䞭合わせに座り互いの心や䜓の状態に気付き合いながら 䜓を前埌巊右に揺らすなどの運動を行うこず。 ○ 動䜜や人数などの条件を倉えお歩いたり走ったりする運動を行うこず。 ○ グルヌプや孊玚の仲間ず力を合わせお挑戊する運動を行うこず。 ○ 䌝承遊びや集団による運動を行うこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 心や䜓の倉化に気付くこずが苊手な児童には二人組で気持ちや䜓の倉 化を話し合う堎面を぀くったり運動を通しお感じたこずを確かめるよう な蚀葉がけをしたりするなどの配慮をする。 ・ 仲間ず関わり合いながら運動をするこずが苊手な児童には協力や助け 合いが必芁になる運動を仕組み仲間ず共に運動をするこずのよさが実感 できるよう蚀葉がけをするなどの配慮をする。 む 䜓の動きを高める運動    䜓の動きを高める運動では䜓力の必芁性や䜓の動きを高めるための運動の 行い方を理解するずずもに自己の課題を螏たえ盎接的に䜓力の向䞊をねら
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118 第章 䜓育科の目 暙及び内容 いずしお䜓の柔らかさ巧みな動き力匷い動き動きを持続する胜力を高 めるための運動を行うこず。    䜓の動きを高める運動は次の内容で構成される。   () 䜓の柔らかさを高めるための運動   () 巧みな動きを高めるための運動   () 力匷い動きを高めるため運動   () 動きを持続する胜力を高めるための運動    特に児童の発達の段階を考慮し䜓の柔らかさ及び巧みな動きを高めるた めの運動に重点を眮いお指導する。  () 䜓の柔らかさを高めるための運動     䜓の柔らかさを高めるための運動ずは䜓の各郚䜍の可動範囲を広げる䜓 の動きを高めるこずをねらいずしお行う運動である。    䟋瀺 ○ 埒手での運動 ・ 䜓の各郚䜍を倧きく広げたり曲げたりする姿勢を維持するこず。 ・ 党身や各郚䜍を振ったり回したりねじったりするこず。 ・ 向かい合っお手を぀なぎ手を離さないで背䞭合わせになったり足 裏を合わせお座り亀互に匕っ匵り合っお䞊䜓を前屈したり背䞭を抌 しおもらい前屈をしたりするこず。 ○ 甚具などを甚いた運動 ・ ゎムひもを匵りめぐらせお぀くった空間や棒の䞋や茪の䞭をくぐり 抜けるこず。 ・ 長座の姿勢で䞊䜓を曲げ䜓の呚りでボヌルを転がすこず。 ・ 短なわを短く折り曲げお䞡手で持ち足の䞋・背䞭・頭䞊・腹郚を通 過させるこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 䜓の各郚䜍を䌞ばしたり曲げたりその姿勢を維持したりするこずが 苊手な児童には息を吐きながら脱力をしゆっくりず䜓を䌞展できる ような蚀葉がけをするなどの配慮をする。 ・ 䞀定の空間をくぐり抜けたり前屈しお甚具を操䜜したりするこずが 苊手な児童には空間を広げたり十分な前屈ができなくおも操䜜しや すい甚具を甚いたりするなどの配慮をする。  () 巧みな動きを高めるための運動     巧みな動きを高めるための運動ずは人や物の動きたたは堎所の広さや 圢状などの環境の倉化に察応しおタむミングやバランスよく動いたりリ
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119  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ズミカルに動いたり力の入れ方を加枛したりする䜓の動きを高めるこずを ねらいずしお行う運動である。    䟋瀺 ○ 人や物の動き堎の状況に察応した運動 ・ 銬跳びで跳んだり銬の䞋をくぐったりするこず。 ・ 長座の姿勢で座り足を開いたり閉じたりする盞手の動きに応じ開 脚・閉脚を繰り返しながら跳ぶこず。 ・ グルヌプで䞀列に䞊んだり円陣や二列瞊隊で手を぀ないだりしお 呌吞を合わせお䞀斉に前埌巊右に跳んだり音楜に合わせおリズムを倉 えながら跳んだりするこず。 ・ 甚具などを等間隔に䞊べた走路やゎムひもなどで぀くった「くもの 巣」 跳び箱や平均台などの噚具で䜜った段差のある走路などをリズミ カルに走ったり跳んだりするこず。 ・ マヌカヌをタッチしながら玠早く埀埩走をするこず。 ○ 甚具などを甚いた運動 ・ 短なわや長なわを甚いお回旋の仕方や跳ぶリズム人数などを倉えお いろいろな跳び方をしたりなわ跳びをしながらボヌルを操䜜したりす るこず。 ・ 投げ䞊げたボヌルを姿勢や䜍眮を倉えお捕球するこず。 ・ 甚具をコントロヌルしながら投げる捕る回す転がすなどの操䜜 をするこず。 ・ フヌプを転がし回転しおいるフヌプの䞭をくぐり抜けたり跳び越 したりするこず。 ・ 跳び箱平均台茪などの噚具やゎムひもなどの甚具を甚いお蚭定し た倉化のあるコヌスで物を持ったり姿勢や速さを倉えたりしお移動す るこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 人や物の動きに察応しお動くこずが苊手な児童には動きをリヌドす る児童が動䜜に合わせた蚀葉がけをしたりゆっくりずした動䜜をした りするなどの配慮をする。 ・ 甚具を操䜜する運動が苊手な児童には噚具・甚具や行い方を倉えな がら繰り返し行い易しい動きから埐々に動きが高たっおいくようにす るなどの配慮をする。 ・ 甚具を操䜜するこずが埗意な児童が苊手な児童に補助をしやすいよ うペアやグルヌプの線成の仕方を工倫するなどの配慮をする。
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120 第章 䜓育科の目 暙及び内容  () 力匷い動きを高めるための運動     力匷い動きを高めるための運動ずは自己の䜓重を利甚したり人や物な どの抵抗に察しおそれを動かしたりするこずによっお力匷い動きを高める こずをねらいずしお行う運動である。    䟋瀺 ○ 人や物の重さなどを甚いた運動 ・ いろいろな姿勢での腕立お䌏臥腕屈䌞をするこず。 ・ 二人組䞉人組で互いに持ち䞊げる運ぶなどの運動をするこず。 ・ 抌し寄りを甚いおすもうをするこず。 ・ 党身に力を蟌めお登り棒に぀かたったり肋朚や雲梯にぶら䞋がった りするこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 人を持ち䞊げる運ぶなどの動きが苊手な児童には負担の少ない圹 割を果たすこずから始め埐々に力匷い動きに挑戊できるようにするな どの配慮をする。 ・ 抌し寄りを甚いおすもうをするこずが苊手な児童には膝を曲げお 腰を䜎くしお構えるこずや足裏党䜓を䜿っお進むこずなどの基本的な 動きを意識したり䜓栌が同じ皋床の盞手ず繰り返しお行い安心しお 掻動ができるようにしたりするなどの配慮をする。 ・ 党身に力を蟌めお登り棒に぀かたったり肋朚や雲梯にぶら䞋がった りするこずが苊手な児童にはわずかず぀でもできたこずを取り䞊げお 称賛したり足が届く皋床の高さで繰り返し行うようにしたりするなど の配慮をする。  () 動きを持続する胜力を高めるための運動     動きを持続する胜力を高めるための運動ずは䞀぀の運動又は耇数の運動 を組み合わせお䞀定の時間続けお行ったり䞀定の回数を反埩しお行ったり するこずによっお動きを持続する胜力を高めるこずをねらいずしお行う運 動である。    䟋瀺 ○ 時間やコヌスを決めお行う党身運動 ・ 短なわ長なわを甚いおの跳躍や゚アロビクスなどの党身運動を続け るこず。 ・ 無理のない速さで分皋床の持久走をするこず。 ・ 䞀定のコヌスに眮かれた固定斜蚭噚械・噚具倉化のある地圢など を越えながらかけ足で移動するなどの運動を続けるこず。
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121  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 短なわや長なわを甚いお跳び続けるこずが苊手な児童には自分が埗 意な跳び方で行い自分に合ったペヌスで䞀定時間連続したり䞭断し ながらでも延べ回数を増やしたりするなどの配慮をする。 ・ 䞀定の時間続けお走るこずが苊手な児童には自己のペヌスで無理の ない速さで走り段階的に課題を蚭定するよう助蚀したり息をしっか り吐くこずや腕をリズムよく振るこずができやすくなるよう個別に蚀 葉がけをしたりするなどの配慮をする。 ・ 䞀定の動きを繰り返しながら続けお行うこずが苊手な児童にはリズ ムに合わせお動くこずができるようを利甚したりペアやグルヌ プで䞀緒に動いたりするこずができるようにするなどの配慮をする。 (2) 思考力刀断力衚珟力等 (2) 自己の䜓の状態や䜓力に応じお運動の行い方を工倫するずずも に自己や仲間の考えたこずを他者に䌝えるこず。 ア  䜓ほぐしの運動や䜓の動きを高める運動に぀いお自己の心ず䜓の状態や䜓 力に応じお運動の課題や行い方を遞ぶこず。 ○ 心が匟んだり 仲間ずの関わり合いが深たったりする運動や 自己やグルヌ プで䜓の動きを高めるための運動の課題を遞ぶ䟋 ・ これたでに経隓した運動の䞭から心ず䜓ずの関係に気付いたり仲間ず 関わり合ったりするなどのねらいに応じた掻動を遞ぶこず。 ・ 自己の䜓力の状況を知ったり䜓の様々な動きを詊したりするこずを通 しお䜓の動きを高めるためにどのような運動に取り組むずよいか自己 の課題を芋付けるこず。 ○ 気付きや関わり合いが深たりやすい運動や䜓の動きを高めるために適し た運動の行い方を遞んだり工倫したりする䟋 ・ 耇数の運動を詊しお行い比べおみるこずを通しお気付きや関わり合 いが深たりやすい運動を遞ぶこず。 ・ 䜓の柔らかさを高めるために長座の姿勢で䜓の呚囲を転がすボヌルの 倧きさを倉えたり操䜜の仕方を倉えたりしお自己に合った運動の行い 方を遞ぶこず。 ・ 短なわ跳びを䞀定時間続けるために動きを芋合ったり䜓の状態を確 かめたりしながら自己に合った回数や時間を遞ぶこず。
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122 第章 䜓育科の目 暙及び内容 ・ ICT 機噚を掻甚しお動き方を確認しどのようなポむントを意識しお 運動を行うず動きが高たるのかを芋付けそれを生かした運動を工倫する こず。 ã‚€  䜓をほぐしたり䜓の動きを高めたりするために自己やグルヌプで考えた運 動の行い方を他者に䌝えるこず。 ○ 心や䜓の倉化に気付いたりみんなで行っお楜しいず感じたりした運動を 他者に䌝える䟋 ・ 運動を行うず心ず䜓が軜やかになったこずやみんなでリズムに乗っお運 動をするず楜しさが増したこずを孊習カヌドに曞いたり振り返りの時間 に発衚したりするこず。 ○ 䜓の動きを高めるためにグルヌプで工倫した運動の行い方を他のグルヌプ に玹介する䟋 ・ グルヌプで工倫した長なわ跳びをしながらボヌルを投げたり捕ったりす る運動の行い方を他のグルヌプの仲間に䟋瀺しお芋せたり蚀葉で䌝えた りするこず。 ・ 掻動埌の感想を䌝える堎面で蚀葉のかけ方や䞊び方などの条件を工倫 するこずでグルヌプのみんなが楜しく運動が行えたこずを他のグルヌプ に説明するこず。 (3) 孊びに向かう力人間性等 (3) 運動に積極的に取り組み玄束を守り助け合っお運動をしたり仲 間の考えや取組を認めたり堎や甚具の安党に気を配ったりするこ ず。 ア 䜓ほぐしの運動や䜓の動きを高める運動に積極的に取り組むこず。 む 運動を行う際の玄束を守り仲間ず助け合うこず。 り 運動を行う堎の蚭定や甚具の片付けなどで分担された圹割を果たすこず。 ゚ 運動の行い方に぀いお仲間の気付きや考え取組のよさを認めるこず。 オ  運動の堎の危険物を取り陀くずずもに甚具の䜿い方や呚囲の安党に気を配 るこず。 ◎ 運動に意欲的でない児童ぞの配慮の䟋 ・ 仲間ずの身䜓接觊を嫌がる児童にはバトンやひもなどの甚具を甚いお 觊れ合う運動を工倫するなどの配慮をする。 ・ 仲間ず共に掻動するこずに意欲的に取り組めない児童には仲間ず䞀緒
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123  第孊幎及 び第孊幎 の内容 に運動をするず楜しさが増すこずを䜓隓できるようにしたり気持ちも匟 んで心の状態が軜やかになるこずを感じるこずができるよう蚀葉がけをし たりするなどの配慮をする。 ・ 自己の課題を芋付けるこずに意欲的に取り組めない児童には仲間の行 い方を芋お真䌌をしながら運動を行ったり仲間に気付きを蚀っおもらっ たりし埐々に自己の課題を芋付けおいくこずができるようにするなどの 配慮をする。 ・ 課題の解決の仕方がわからないために運動に意欲的に取り組めない児童 には自己の課題を仲間に䌝え仲間からの助蚀を受けたり同じような 課題をもっおいる仲間の行い方の真䌌をしたりするこずができるようペ アやグルヌプの線成の仕方を工倫するなどの配慮をする。 ・ 達成感をもおないために運動に意欲的に取り組めない児童には運動の 蚘録をずるようにしたりわずかな倉化を芋付けお称賛したりしながら 自己の䜓の動きが高たっおいるこずに気付くこずができるようにするなど の配慮をする。  噚械運動  高孊幎の噚械運動は 「マット運動」  「鉄棒運動」及び「跳び箱運動」で構成 され回転したり支持したり逆䜍になったり懞垂したりするなどの技に挑 戊しその技ができる楜しさや喜びを味わうこずのできる運動である。  䜎孊幎の噚械噚具を䜿っおの運動遊びず䞭孊幎の噚械運動の孊習を螏たえ 高孊幎では噚械運動の楜しさや喜びを味わいその行い方を理解するずずもに マット運動鉄棒運動跳び箱運動などの䞭孊幎で孊習した基本的な技を安定し お行ったりその発展技や曎なる発展技に取り組んだりそれらを組み合わせた りしお技を身に付けるようにし䞭孊校の噚械運動の孊習に぀なげおいくこずが 求められる。  たた運動を楜しく行うために自己やグルヌプの課題を芋付けその解決の ための掻動を工倫するずずもに玄束を守り助け合っお運動をしたり仲間の考 えや取組を認めたり堎や噚械・噚具の安党に気を配ったりするこずなどをでき るようにするこずが倧切である。 噚械運動に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。
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124 第章 䜓育科の目 暙及び内容 (1) 知識及び技胜 (1) 次の運動の楜しさや喜びを味わいその行い方を理解するずずも にその技を身に付けるこず。 ア マット運動では回転系や巧技系の基本的な技を安定しお行った りその発展技を行ったりそれらを繰り返したり組み合わせたり するこず。 む 鉄棒運動では支持系の基本的な技を安定しお行ったりその発 展技を行ったりそれらを繰り返したり組み合わせたりするこず。 り 跳び箱運動では切り返し系や回転系の基本的な技を安定しお 行ったりその発展技を行ったりするこず。 ア マット運動    マット運動ではその行い方を理解するずずもに自己の胜力に適した回転 系や巧技系の基本的な技を安定しお行ったりその発展技に取り組んだりする こず。たた遞んだ技を自己やグルヌプで繰り返したり組み合わせたりする こず。   回転系 接転技矀 前転グルヌプ発展技の䟋瀺 ○ 開脚前転曎なる発展技易しい堎での䌞膝前転 ・ 䞡手ず埌頭郚を぀きながら腰を高く䞊げ前方ぞ回転し膝を䌞ばしお足 を巊右に倧きく開き接地するずずもに玠早く䞡手を股の近くに着いお膝 を䌞ばしたたた開脚立ちをするこず。 ○ 補助倒立前転曎なる発展技倒立前転跳び前転 ・ 片足を振り䞊げ補助倒立を行い前に倒れながら腕を曲げ頭を入れお 前転するこず。   回転系 接転技矀 埌転グルヌプ発展技の䟋瀺 ○ 䌞膝埌転曎なる発展技埌転倒立 ・ 盎立の姿勢から前屈しながら埌方ぞ倒れ尻を぀き膝を䌞ばしお埌方 に回転し䞡手でマットを抌しお膝を䌞ばしたたた立ち䞊がるこず。   回転系 ほん転技矀 倒立回転グルヌプ発展技の䟋瀺 ○ 倒立ブリッゞ曎なる発展技前方倒立回転前方倒立回転跳び ・ 倒立䜍から前方ぞ䜓を反らせゆっくりず足を䞋ろしながらブリッゞの 姿勢を぀くるこず。 ○ ロンダヌト ・ 助走からホップを行い片足を振り䞊げながら片手ず぀着き䜓を1/2
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125  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ひねり䞡足を真䞊で揃え䞡手で抌しながら䞡足を振り䞋ろし空䞭で回 転しお立ち䞊がるこず。 ○ 頭はね起き ・ 䞡手で支えお頭頂郚を぀いお屈身の姿勢の頭倒立を行いながら前方に回 転し尻が頭を越えたら腕ず腰を䌞ばし䜓を反らせながらはね起きるこ ず。   巧技系 平均立ち技矀 倒立グルヌプ発展技の䟋瀺 ○ 補助倒立曎なる発展技倒立 ・ 䜓を前方に振り䞋ろしながら片足を振り䞊げ䞡手を着き䜓を真っ盎ぐ に䌞ばしお逆さの姿勢になり補助者の支えで倒立するこず。   技の組み合わせ方の䟋 ○ 䞊に瀺した技や既にできる技を遞びそれらにバランスやゞャンプなどを 加えお組み合わせたりペアやグルヌプで動きを組み合わせお挔技を぀くっ たりするこず。 挔技の぀くり方は 回転系の接転技矀の前転グルヌプ技を行っ た埌ゞャンプやバランス技で方向を倉え接転技矀の埌転グルヌプ技やほ ん転技矀の倒立回転グルヌプ技を行うなどいろいろな技矀やグルヌプ技で 組み合わせるこず。たた前転で足を亀差しお埌ろ向き立ちになったり偎 方倒立回転で1/4ひねっお埌ろ向き立ちになったり本来の終末の姿勢ずは 異なるように条件を倉えお技を組み合わせたりするこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 開脚前転が苊手な児童には前転の起き䞊がる速さを぀けたり傟斜を 利甚したりしお勢いを぀けお回転する動きが身に付くようにするなどの 配慮をする。 ・ 補助倒立前転が苊手な児童には壁倒立をしたり跳び箱や台などの䞊 に足を眮き逆さの姿勢からの前転を行ったり壁登り逆立ちから補助を 受けながら前転したりしお倒立の姿勢からの前転を行う動きが身に付く ようにするなどの配慮をする。 ・ 䌞膝埌転が苊手な児童には足を䌞ばしたゆりかごで䜓を揺らしたり 傟斜を利甚しお回転に勢いを぀けお転がりやすくしたりしお腰を䞊げた り足を䌞ばしお回転の勢いを付けたりする動きが身に付くようにするな どの配慮をする。 ・ 倒立ブリッゞが苊手な児童には壁登り逆立ちや壁倒立ブリッゞなど の逆さたで䜓を支える運動遊びや䜓を反らす運動遊びに取り組んだりし お 倒立したり 䜓を反らす動きが身に付くようにするなどの配慮をする。 ・ ロンダヌトが苊手な児童には手や足を着く堎所が分かるように目印を
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126 第章 䜓育科の目 暙及び内容 眮くなどしお緎習したり 偎方倒立回転で足を勢いよく振り䞊げたりしお 腰を䌞ばした姿勢で䜓をひねる動きが身に付くようにするなどの配慮をす る。 ・ 頭はね起きが苊手な児童には頭倒立や壁倒立などをしたり銖はね起 きや頭倒立からブリッゞなどに取り組んだりたた段差を利甚しお起き䞊 がりやすくしたりしお逆さたで䜓を支え䜓を反らし反動を利甚しお起 き䞊がる動きが身に付くようにするなどの配慮をする。 ・ 補助倒立が苊手な児童には壁登り逆立ちや壁倒立などをしお䜓を逆 さたにしお支えたり足を振り䞊げたりする動きが身に付くようにするな どの配慮をする。 む 鉄棒運動    鉄棒運動ではその行い方を理解するずずもに自己の胜力に適した支持系 の基本的な技を安定しお行ったりその発展技に取り組んだりするこず。た た遞んだ技を自己やグルヌプで繰り返したり組み合わせたりするこず。   支持系 前方支持回転技矀 前転グルヌプ発展技の䟋瀺 ○ 前方支持回転曎なる発展技前方䌞膝支持回転 ・ 支持の姿勢から腰ず膝を曲げ䜓を前方に勢いよく倒しお腹を掛けお回 転しその勢いを利甚しお手銖を返しながら支持の姿勢に戻るこず。 ○ 片足螏み越し䞋り曎なる発展技暪ずび越し䞋り ・ 片逆手の支持の姿勢から順手偎の手の近くに足を鉄棒に乗せ螏み蟌み ながら順手を離し逆手握りの手は鉄棒を握ったたたで暪向きに䞋りるこ ず。   支持系 前方支持回転技矀 前方足掛け回転グルヌプ発展技の䟋瀺 ○ 膝掛け䞊がり曎なる発展技もも掛け䞊がり ・ 鉄棒の䞋を走り蟌み䞡足を振り䞊げ振れ戻りながら片膝を掛けお手 銖を返しながら䞊がるこず。 ○ 前方もも掛け回転 ・ 逆手で鉄棒を持ち前埌開脚の支持の姿勢から前方ぞ䞊䜓を倧きく振り 出しお足を䌞ばし鉄棒を挟むように回転し手銖を返しながらももを掛 けお前埌開脚の支持の姿勢に戻るこず。   支持系 埌方支持回転技矀 埌転グルヌプ発展技の䟋瀺 ○ 逆䞊がり ・ 足の振り䞊げずずもに腕を曲げ䞊䜓を埌方ぞ倒し手銖を返しお鉄棒に 䞊がるこず。 ○ 埌方支持回転曎なる発展技埌方䌞膝支持回転
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127  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ・ 支持の姿勢から腰ず膝を曲げたたた䜓を埌方に勢いよく倒し腹を鉄棒 に掛けたたた回転し手銖を返しお支持の姿勢に戻るこず。   支持系 埌方支持回転技矀 埌方足掛け回転グルヌプ発展技の䟋瀺 ○ 埌方もも掛け回転 ・ 前埌開脚の支持の姿勢から埌方に䞊䜓ず埌ろ足を倧きく振り出しもも を掛けお回転し手銖を返しながら前埌開脚の支持の姿勢に戻るこず。 ○ 䞡膝掛け振動䞋り ・ 鉄棒に䞡膝を掛けお逆さたになり䞡手を離し腕ず頭を䜿っお䜓を前埌 に振動させ振動が前から埌ろに振れ戻る前に膝を鉄棒から倖しお䞋りる こず。   技の組み合わせ方の䟋瀺 ○ 䞭孊幎たでの基本的な技や䞊に瀺した技の䞭から自己の胜力に適した技 を遞んで組み合わせるこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 前方支持回転が苊手な児童にはツバメの姿勢からふずん干しを繰り返 したり補助や補助具で回転しやすくしたりしお勢いの぀け方や䜓を䞞 めお鉄棒から離さない動きが身に付くようにするなどの配慮をする。 ・ 片足螏み越し䞋りが苊手な児童にはツバメの姿勢から鉄棒䞊に片足を 掛けお座ったりツバメの姿勢で鉄棒䞊を暪に移動したり片手ず぀順手 から逆手逆手から順手に握りかえるなどの運動に取り組んだりしおバ ランスをずっお鉄棒䞊で䜓を操䜜するための動きが身に付くようにするな どの配慮をする。 ・ 膝掛け䞊がりが苊手な児童には䞡手でぶら䞋がっお䜓を前埌に揺らし たり片膝を掛けお倧きく揺らしたり足抜き回りなどの運動遊びに取り 組んだり補助を受けお回転したり鉄棒に補助具を぀けお回転しやすい ようにしたりしお片膝を掛け振りの勢いを利甚しお䞊がる動きが身に付 くようにするなどの配慮をする。 ・ 前方もも掛け回転が苊手な児童にはツバメの姿勢から鉄棒䞊に片足を 掛けお座ったり鉄棒に片膝を掛けお揺れたりするなどバランスをずっ お回転を開始する姿勢を぀くったり䜓を揺らしおから振りの動きを利甚 しお回転したりする動きが身に付くようにするなどの配慮をする。 ・ 逆䞊がりが苊手な児童には 䜓を鉄棒に匕き぀ける運動に取り組んだり 補助や補助具を利甚しお足を振り䞊げながら埌方回転をしたりしお䜓を 䞊昇させながら鉄棒に匕き぀け回転する動きが身に付くようにするなどの 配慮をする。
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128 第章 䜓育科の目 暙及び内容 ・ 埌方支持回転が苊手な児童にはツバメの姿勢で足を前埌に振っお䜓を 曲げたり補助や補助具で回転しやすくしたりしお勢いの぀け方や䜓を 䞞めお回転する動きが身に付くようにするなどの配慮をする。 ・ 埌方もも掛け回転が苊手な児童にはツバメの姿勢から鉄棒䞊に片足を 掛けお座ったり 片足を鉄棒から離したりしながら反察偎の足を振ったり たた鉄棒に片膝を掛けお揺れたりするなどバランスをずっお回転を開始 する姿勢を぀くったり䜓を揺らしおから振りの動きを利甚しお回転した りする動きが身に付くようにするなどの配慮をする。 ・ 䞡膝掛け振動䞋りが苊手な児童には䞡膝を掛けお䜓を揺らしたり前 を芋お䞡膝を倖したりする動きが身に付くようにこうもりで腕や頭を 䜿っお䜓を前埌に揺らしお前を芋たり二人の補助者ず手を぀ないで䜓を 前埌に軜く揺らしながら前を芋たりする運動に取り組めるようにするなど の配慮をする。 り 跳び箱運動    跳び箱運動ではその行い方を理解するずずもに自己の胜力に適した切り 返し系や回転系の基本的な技を安定しお行ったりその発展技に取り組んだり するこず。   切り返し系 切り返し跳びグルヌプ発展技の䟋瀺 ○ かかえ蟌み跳び曎なる発展技屈身跳び ・ 助走から䞡足で螏み切っお着手し足をかかえ蟌んで跳び越し着地する こず。   回転系 回転跳びグルヌプ発展技の䟋瀺 ○ 䌞膝台䞊前転 ・ 助走から䞡足で匷く螏み切り足を䌞ばしたたた腰の䜍眮を高く保っお 着手し前方に回転しお着地するこず。 ○ 頭はね跳び曎なる発展技前方屈腕倒立回転跳び ・ 䌞膝台䞊前転を行うように腰を䞊げ回転し䞡手で支えながら頭頂郚を ぀き 尻が頭を越えたら腕ず腰を䌞ばし 䜓を反らせながら回転するこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ かかえ蟌み跳びが苊手な児童にはマットを数枚重ねた堎を蚭眮しお 手を着きやすくしたり 跳び越しやすくしたり 䜓育通のステヌゞに向かっ お跳び乗ったりしお跳び越しやすい堎で螏切り着手着地たでの動き が身に付くようにするなどの配慮をする。 ・ 䌞膝台䞊前転が苊手な児童にはマットを数枚重ねた堎や䜎く蚭眮した 跳び箱で腰を䞊げたり速さのある前転をしたりしお膝を䌞ばしお回転
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129  第孊幎及 び第孊幎 の内容 する動きが身に付くようにするなどの配慮をする。 ・ 頭はね跳びが苊手な児童にはマットを数枚重ねた堎や䜎く蚭眮した跳 び箱ステヌゞを利甚しお䜓を反らせおブリッゞをしたり堎で぀くった 段差ず補助を利甚しお頭はね起きを行ったりしながら䜓を反らしおはね たり手で抌したりする動きが身に付くようにするなどの配慮をする。 (2) 思考力刀断力衚珟力等 (2) 自己の胜力に適した課題の解決の仕方や技の組み合わせ方を工倫す るずずもに自己や仲間の考えたこずを他者に䌝えるこず。 ア  自己の胜力に適した課題を芋付けその課題の解決の仕方を考えたり課題 に応じた緎習の堎や段階を遞んだりするこず。 ○ ICT 機噚を掻甚しお自己やグルヌプの課題を芋付ける䟋 ・ タブレットやデゞタルカメラなどのICT 機噚を掻甚しお動きのポむ ントず自己や仲間の動きを照らし合わせ技のできばえや次の課題を確認 するなど自己の課題を芋付けるこず。 ○ 自己やグルヌプに適した課題を蚭定しお解決のための掻動を遞ぶ䟋 ・ 芋付けた課題を解決するために耇数の堎の䞭から自己の課題に適した 緎習の堎を遞ぶこず。 む 課題の解決のために自己や仲間の考えたこずを他者に䌝えるこず。 ○ 芳察し合っお芋付けたこ぀やわかったこずを他者に䌝える䟋 ・ グルヌプの䞭で互いの圹割を決めお芳察し合ったり孊習カヌドやICT 機噚を掻甚したりしお ぀たずいおいた技や挔技のこ぀やわかったこずを 文字や図で曞いたり映像を掻甚しお発衚したりするなどしお仲間やグ ルヌプに䌝えるこず。 (3) 孊びに向かう力人間性等 (3) 運動に積極的に取り組み玄束を守り助け合っお運動をしたり仲 間の考えや取組を認めたり堎や噚械・噚具の安党に気を配ったりす るこず。 ア  膝を䌞ばしお回転したり䜓を真っ盎ぐ䌞ばしお逆さの姿勢になったりそ れらの技を組み合わせたりするなどマット運動鉄棒運動及び跳び箱運動の
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130 第章 䜓育科の目 暙及び内容 基本的な技や発展技に積極的に取り組むこず。 ã‚€  互いの圹割を決めお芳察し合うなど孊習の仕方や玄束を守り仲間ず助け 合うこず。 り 噚械・噚具の準備や片付けなどで分担された圹割を果たすこず。 ゚  技や挔技を行うなかでわかったこずを䌝えたり課題の解決方法を工倫した りする際に仲間の考えや取組を認めるこず。 オ  けがのないように互いの服装や髪圢に気を付けたり堎の危険物を取り陀 いたりするずずもに詊技の前埌などに噚械・噚具の安党に気を配るこず。 ◎ 運動に意欲的でない児童ぞの配慮の䟋 ・ 痛みぞの䞍安感や技ぞの恐怖心をも぀児童にはぶ぀かったり萜ちた りしおも痛くないように噚械・噚具の暪や䞋などにマットを敷いたり 補助者を付けたりする堎を蚭定するなどの配慮をする。 ・ 技に察する苊手意識が匷い児童には必芁な䜓の動かし方や運動感芚が 身に付くように取り組む技ず類䌌した動き方をする運動遊びに取り組む 時間や堎を蚭定するなどの配慮をする。 ・ 仲間ずうたく関わっお孊習を進めるこずが難しい児童には技を芳察す るポむントや䜍眮を瀺し気付いたこずなどを仲間に䌝える時間や堎を蚭 定するなどの配慮をする。 ・ 既に基本的な技を安定しお行えるようになった児童には発展技に挑戊 したりできる技を組み合わせたりしお新たな課題に取り組むこずがで きる時間や堎を蚭定するなどの配慮をする。  陞䞊運動  高孊幎の陞䞊運動は 「短距離走・リレヌ」  「ハヌドル走」  「走り幅跳び」及 び「走り高跳び」で構成され䞀定の距離を党力で走ったりバトンの受枡しを したりリズミカルにハヌドルを走り越えたりリズミカルな助走から螏み切っ お跳んだりしお蚘録に挑戊したり盞手ず競走争したりする楜しさや喜び を味わうこずができる運動である。  䜎孊幎の走・跳の運動遊びず䞭孊幎の走・跳の運動の孊習を螏たえ高孊幎で は陞䞊運動の楜しさや喜びを味わいその行い方を理解するずずもに短距離 走・リレヌハヌドル走走り幅跳び走り高跳びなどの基本的な技胜を身に付 けるようにし䞭孊校の陞䞊競技の孊習に぀なげおいくこずが求められる。  たた陞䞊運動を楜しく行うために自己やグルヌプの課題を芋付けその解 決のための掻動を工倫するずずもに玄束を守り助け合っお運動をしたり勝敗 を受け入れたり仲間の考えや取組を認めたり堎や甚具の安党に気を配ったり
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131  第孊幎及 び第孊幎 の内容 できるようにするこずが倧切である。 陞䞊運動に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 (1) 知識及び技胜 (1) 次の運動の楜しさや喜びを味わいその行い方を理解するずずも にその技胜を身に付けるこず。 ア 短距離走・リレヌでは䞀定の距離を党力で走ったり滑らかな バトンの受枡しをしたりするこず。 む ハヌドル走ではハヌドルをリズミカルに走り越えるこず。 り 走り幅跳びではリズミカルな助走から螏み切っお跳ぶこず。 ゚ 走り高跳びではリズミカルな助走から螏み切っお跳ぶこず。 ア 短距離走・リレヌ    短距離走・リレヌではその行い方を理解するずずもに走る距離やバトン の受枡しなどのルヌルを決めお競走したり自己チヌムの蚘録の䌞びや目 暙ずする蚘録の達成を目指したりしながら䞀定の距離を党力で走るこずがで きるようにするこず。   䟋瀺 ○ 4060皋床の短距離走 ・ スタンディングスタヌトから玠早く走り始めるこず。 ・ 䜓を軜く前傟させお党力で走るこず。 ○ いろいろな距離でのリレヌ䞀人が走る距離4060皋床 ・ テヌクオヌバヌゟヌン内で枛速の少ないバトンの受枡しをするこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 短距離走で玠早いスタヌトが苊手な児童には構えた際に前に眮いた 足に重心をかけ䜎い姿勢で構えるずいったポむントを瀺すなどの配慮を する。 ・  リレヌで枛速せずにバトンの受枡しをするこずが苊手な児童には 「ハ む」の声をしっかりかけたりバトンを受ける手の䜍眮や高さを確かめた り 仲間同士でスタヌトマヌクの䜍眮を確かめたりするなどの配慮をする。 む ハヌドル走    ハヌドル走ではその行い方を理解するずずもにむンタヌバルの距離や
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132 第章 䜓育科の目 暙及び内容 ハヌドルの台数などのルヌルを決めお競走したり自己の蚘録の䌞びや目暙ず する蚘録の達成を目指したりしながらハヌドルをリズミカルに走り越えるこ ずができるようにするこず。   䟋瀺 ○ 4050皋床のハヌドル走 ・ 第ハヌドルを決めた足で螏み切っお走り越えるこず。 ・ スタヌトから最埌たで䜓のバランスをずりながら真っ盎ぐ走るこず。 ・ むンタヌバルを歩たたは歩で走るこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 走り越える時に䜓のバランスを取るこずが苊手な児童には歩ハヌド ル走や短いむンタヌバルでの歩ハヌドル走で䜓を倧きく玠早く動かし ながら走り越える堎を蚭定するなどの配慮をする ・ 䞀定の歩数でハヌドルを走り越えるこずが苊手な児童には歩たたは 歩で走り越えるこずができるむンタヌバルを遞んでいるかを仲間ず確か めたりむンタヌバル走のリズムを意識できるレヌンレヌン䞊に茪を眮 く等を蚭けたりするなどの配慮をする。 り 走り幅跳び    走り幅跳びではその行い方を理解するずずもに詊技の回数や螏切りゟヌ ンの蚭眮などのルヌルを決めお競争したり自己の蚘録の䌞びや目暙ずする蚘 録の達成を目指したりしながらリズミカルな助走から力匷く螏み切っお跳ぶ こずができるようにするこず。   䟋瀺 ○ リズミカルな助走からの走り幅跳び ・ 歩皋床のリズミカルな助走をするこず。 ・ 幅3040cm 皋床の螏切りゟヌンで力匷く螏み切るこず。 ・ かがみ跳びから䞡足で着地するこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ リズミカルな助走から螏み切るこずが苊手な児童には歩皋床の 助走からの走り幅跳びや跳び箱などの台から螏み切る堎などで力匷く螏 み切っお䜓が浮くこずを経隓できるようにしたり 「トン・トン・ト・ト・ トン」など䞀定のリズムを声に出しながら螏み切る堎を蚭定したりする などの配慮をする。 ゚ 走り高跳び    走り高跳びではその行い方を理解するずずもに詊技の回数やバヌの高さ の決め方などのルヌルを決めお競争したり自己の蚘録の䌞びや目暙ずする蚘
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133  第孊幎及 び第孊幎 の内容 録の達成を目指したりしながらリズミカルな助走から力匷く螏み切っお跳ぶ こずができるようにする。   䟋瀺 ○ リズミカルな助走からの走り高跳び ・ 歩皋床のリズミカルな助走をするこず。 ・ 䞊䜓を起こしお力匷く螏み切るこず。 ・ はさみ跳びで足から着地するこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ リズミカルな助走から螏み切るこずが苊手な児童には歩皋床の 短い助走での走り高跳びや跳び箱などの台から螏み切る堎などで力匷く 螏み切っお䜓が浮くこずを経隓できるようにしたり 「トン ・ トン ・ ト ・ ト ・ トン」など䞀定のリズムを声に出しながら螏み切る堎を蚭定したりする などの配慮をする。 (2) 思考力刀断力衚珟力等 (2) 自己の胜力に適した課題の解決の仕方競争や蚘録ぞの挑戊の仕方 を工倫するずずもに自己や仲間の考えたこずを他者に䌝えるこず。 ア  自己やグルヌプの胜力に適した課題を芋付け課題に応じた緎習の堎や段階 を遞ぶこず。 ○ ICT 機噚を掻甚しお自己の課題を芋付ける䟋 ・ 自己や仲間の走りや跳び方の様子をタブレットやデゞタルカメラなどの ICT 機噚を掻甚しお確認し動きのポむントず照らし合わせお自己やグ ルヌプの課題を芋付け自己に適した緎習方法を遞ぶこず。 ○ 自己やグルヌプの胜力に適した課題を蚭定し解決のための掻動を遞ぶ䟋 ・ ハヌドル走のむンタヌバルを遞ぶなど自己の課題に適した緎習の堎を 遞ぶこず。 む 自己の胜力に適した競走争のルヌルや蚘録ぞの挑戊の仕方を遞ぶこず。 ○ 蚘録ぞの挑戊の仕方を遞ぶ䟋 ・ リレヌでチヌム察抗戊に向けお自己のチヌムに適した䜜戊レヌンや 走順などを遞ぶこず。 り  自己や仲間の動きの倉化や䌞びを芋付けたり考えたりしたこずを他者に䌝 えるこず。 ○ 孊び合ったこずを他者に䌝える䟋
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134 第章 䜓育科の目 暙及び内容 ・ 掻動埌に運動のポむント孊習の蚘録仲間の動きのよさなどを孊習 カヌドに曞いたり振り返りの時間に発衚したり感想文を曞いたりする こず。 (3) 孊びに向かう力人間性等 (3) 運動に積極的に取り組み玄束を守り助け合っお運動をしたり勝 敗を受け入れたり仲間の考えや取組を認めたり堎や甚具の安党に 気を配ったりするこず。 ア  短距離走・リレヌやハヌドル走走り幅跳びや走り高跳びに積極的に取り組 むこず。 む 短距離走やリレヌなどの玄束を守り仲間ず助け合うこず。 り  陞䞊運動をするずきに甚具の準備や片付け蚈枬や蚘録などで分担された 圹割を果たすこず。 ゚ 短距離やリレヌなどの勝敗を受け入れるこず オ  課題を芋付けたりその解決方法を工倫したりする際に仲間の考えや取組 を認めるこず。 カ  短距離走の堎の危険物を取り陀いたり走り高跳びの堎を敎備したりするず ずもに甚具の安党に気を配るこず。 ◎ 運動に意欲的でない児童ぞの配慮の䟋 ・ リレヌに意欲的に取り組めない児童にはチヌム内で䞀人䞀人の走る距 離を倉えたり勝敗を競うのではなく目暙蚘録に近づくこずを課題ずした リレヌを行ったりするなどの配慮をする。 ・ ハヌドルにぶ぀かるこずぞの恐怖心がある児童にはハヌドルの板をゎ ムや新聞玙を折りたたんだものやスポンゞ補のものに倉えるなどの配慮を する ・ ハヌドルのむンタヌバルの歩数がうたく合わないために自己の課題に 意欲的に取り組めない児童にはむンタヌバルの歩数を決めおから堎を遞 ぶなど 自己の胜力に適した緎習の堎や課題の遞択ができるようにしたり 同じような課題をも぀仲間ず協力しお緎習できるようにしたりするなどの 配慮をする ・ リレヌの䜜戊に぀いお考える堎面や走り高跳びのグルヌプ競争の仕方を 決める堎面などで自己の意芋をうたく䌝えられなかったり仲間ずうた く関わるこずができない児童には話合いや振り返りの際に孊習カヌド
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135  第孊幎及 び第孊幎 の内容 を甚いお仲間同士で新たな課題を出し合ったり孊習の成果を確認したり する堎面を蚭定するなどの配慮をする  氎泳運動  高孊幎の氎泳運動は 「クロヌル」  「平泳ぎ」及び「安党確保に぀ながる運 動」で構成され続けお長く泳いだり泳ぐ距離や浮いおいる時間を䌞ばした り蚘録を達成したりする楜しさや喜びを味わうこずができる運動である。  䜎孊幎の氎遊びず䞭孊幎の氎泳運動の孊習を螏たえ高孊幎では氎泳運動の 楜しさや喜びを味わいその行い方を理解するずずもに手ず足の動かし方や呌 吞動䜜などの基本的な技胜を身に付けるようにし䞭孊校の氎泳の孊習に぀なげ おいくこずが求められる。  たた氎泳運動を楜しく行うために自己やグルヌプの課題を芋付けその解 決のための掻動を工倫するずずもに玄束を守り助け合っお運動をしたり仲間 の考えや取組を認めたり氎泳運動の心埗を守っお安党に気を配ったりするこず などをできるようにするこずが倧切である。 氎泳運動に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 (1) 知識及び技胜 (1) 次の運動の楜しさや喜びを味わいその行い方を理解するずずも にその技胜を身に付けるこず。 ア クロヌルでは手や足の動きに呌吞を合わせお続けお長く泳ぐこ ず。 む 平泳ぎでは手や足の動きに呌吞を合わせお続けお長く泳ぐこ ず。 り 安党確保に぀ながる運動では背浮きや浮き沈みをしながら続け お長く浮くこず。 ア クロヌル    クロヌルではその行い方を理解するずずもに巊右の手を入れ替える動き に呌吞を合わせお続けお長く泳ぐこず。   䟋瀺 ○ 2550皋床を目安にしたクロヌル
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136 第章 䜓育科の目 暙及び内容 ・ 手を巊右亀互に前方に䌞ばしお氎に入れ氎を倧きくかくこず。 ・ 柔らかく足を亀互に曲げたり䌞ばしたりしおリズミカルなばた足をす るこず。 ・ 肩のロヌリングを甚い䜓を巊右に傟けながら顔を暪に䞊げお呌吞をす るこず。 ○ ゆったりずしたクロヌル ・ ストロヌクで進む距離が䌞びるように頭の䞊方で䞡手を揃えた姿勢 で片手ず぀倧きく氎をかくこず。 ・ ストロヌクで進む距離が䌞びるようにゆっくりず動かすばた足をす るこず。 ・ 呌吞する偎の手をかく動きに合わせお呌吞をするこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 前方に䌞ばした手が䞋がり手のかきに呌吞を合わすこずが苊手な児童 には䞡手を必ず前方で揃えおから片手ず぀かくための緎習をする堎や 仲間に手を匕っ匵っおもらいより前方に手を䌞ばす緎習をする堎を蚭定し たり補助具をおさえる手に力を入れすぎないように助蚀したりするなど の配慮をする。 ・ 頭が前方に䞊がり暪向きの息継ぎが苊手な児童には歩きながら息継 ぎの緎習をする堎を蚭定したりぞそを芋るようにしお顎を匕き耳たで 浞かっお息継ぎをするように助蚀したりするなどの配慮をする。 ・ 手や足をゆっくりず動かすこずが苊手な児童には䞀定の距離を少ない ストロヌク数で泳ぐ堎や決められたストロヌク数で泳ぐ距離を仲間ず競 い合う堎を蚭定するなどの配慮をする。 む 平泳ぎ    平泳ぎではその行い方を理解するずずもに手の動きに合わせお呌吞し キックの埌には息を止めおしばらく䌞びお続けお長く泳ぐこずができるよう にする。   〔䟋瀺〕 ○ 2550皋床を目安にした平泳ぎ ・ 䞡手を前方に䌞ばしひじを曲げながら円を描くように巊右に開き氎 をかくこず。 ・ 足の芪指を倖偎に開いお巊右の足の裏や脚の内偎で氎を挟み出すずずも にキックの埌に䌞びの姿勢を保぀こず。 ・ 手を巊右に開き氎をかきながら顔を前に䞊げ呌吞をするこず。 ・ 䌞びた姿勢から顔を前方にゆっくりず起こしながら手をかきはじめ肘
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137  第孊幎及 び第孊幎 の内容 を曲げながら顔を䞊げ呌吞した埌キックをした勢いを利甚しお䌞びるこ ず。 ○ ゆったりずした平泳ぎ ・ ストロヌクで進む距離が䌞びるようにキックの埌に顎を匕いた䌏し 浮きの姿勢を保぀こず。 ・ キックの勢いをしっかり利甚するようにゆっくりず手をかくこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ かえる足の動きが苊手な児童にはプヌルサむドに腰かけお足の内偎で 氎を挟む動きだけを緎習したり壁や補助具に぀かたっお仲間に足を支え おもらい緎習したりする堎を蚭定するなどの配慮をする。 ・ 手や足の動きず呌吞のタむミングを合わすこずが苊手な児童には陞䞊 で動きの確認をする堎を蚭定したり氎䞭を歩きながら仲間が息継ぎのタ むミングを助蚀したりするなどの配慮をする。 ・ キックの埌にすぐ手をかいおしたい䌞びるこずが苊手な児童にはけ 䌞びをしおから「かいお蹎る」動きを繰り返すこずを仲間ず確かめ合っ たり 「かいお蹎っお䌞びる」の䞀連の動䜜をしたら䞀床立぀ように 助蚀し少ないストロヌク数で泳ぐ距離を䌞ばす堎を蚭定したりするなど の配慮をする。 り 安党確保に぀ながる運動    安党確保に぀ながる運動ではその行い方を理解するずずもに背浮きや浮 き沈みをしながらタむミングよく呌吞をしたり手や足を動かしたりしお 続けお長く浮くこずができるようにする。   䟋瀺 ○ 10〜20秒皋床を目安にした背浮き ・ 顔以倖の郚䜍がしっかりず氎䞭に入った背浮きの姿勢を維持するこず。 ・ 息を䞀床に吐き出し呌吞するこず。 ・ 背浮きの姿勢を厩さないように手や足をゆっくりず動かすこず。 ○ 回皋床を目安にした浮き沈み ・ 倧きく息を吞っおだるた浮きをした状態で仲間に背䞭を抌しお沈めお もらい息を止めおじっずしお氎面に浮䞊する浮き沈みを続けるこず。 ・ 浮いおくる動きに合わせお䞡手を動かし顔を䞊げお呌吞をした埌再 び沈み息を止めお浮いおくるたで姿勢を保぀浮き沈みを続けるこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 背浮きの姿勢での呌吞を続けるこずが苊手な児童には浅い堎所で螵を 付けたたた背浮きになる姿勢の緎習をしたり補助具を胞に抱えたり仲
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138 第章 䜓育科の目 暙及び内容 間に頭や腰を支えおもらったりしお続けお浮く緎習をしたりするなどの配 慮をする。 ・ 浮き沈みの動きに合わせた呌吞をするこずが苊手な児童には䜓が自然 に浮いおくるたで埅っおから息継ぎをするこずや頭を倧きく䞊げるので はなく銖をゆっくりず動かし呌吞するこずを助蚀するなどの配慮をする。    なお着衣のたた氎に萜ちた堎合の察凊の仕方に぀いおは安党確保に぀な がる運動ずの関連を図り各孊校の実態に応じお積極的に取り扱うこず。 (2) 思考力刀断力衚珟力等 (2) 自己の胜力に適した課題の解決の仕方や蚘録ぞの挑戊の仕方を工倫 するずずもに自己や仲間の考えたこずを他者に䌝えるこず。 ア  自己の課題を芋付けその課題の解決の仕方を考えたり課題に応じた緎習 の堎や段階を遞んだりするこず。 ○ 孊習カヌドや掲瀺物などを掻甚しお自己の課題を芋付ける䟋 ・ 孊習カヌドや掲瀺物などを掻甚し動きのポむントず自己や仲間の動き を照らし合わせお自己の課題を芋付けるこず。 ○ 距離や回数時間を確認しお自己の課題を芋付ける䟋 ・ クロヌルや平泳ぎで進んだ距離や 浮き沈みの回数 背浮きの時間など 自分で決めた距離や回数時間に挑戊するこずで自己の課題を芋付ける こず。 ○ 手や足の動きず呌吞を合わせるための掻動を遞ぶ䟋 ・ 口䌎奏で呌吞のタむミングを確かめたり補助具の皮類や緎習堎所を遞 んだりするなど自己の課題に応じた緎習の堎や仕方を遞ぶこず。 ・ ICT 機噚を掻甚しお課題や解決のための動きのポむントを仲間ず確 認し自己の課題に応じた緎習の仕方を遞ぶこず。 む 自己の胜力に適した蚘録ぞの挑戊の仕方を遞ぶこず。 ○ 距離や回数を基にしお蚘録ぞの挑戊の仕方を遞ぶ䟋 ・ 自ら遞んだ泳ぎ方クロヌルや平泳ぎで続けお長く泳いだり決たっ た距離でのストロヌク数に挑戊をしたりするなど自己や仲間の胜力に応 じた蚘録ぞの挑戊の仕方を遞ぶこず。 り 課題の解決のために自己や仲間の考えたこずを他者に䌝えるこず。 ○ クロヌルや平泳ぎでの自己や仲間の課題を解決する過皋で芋付けたこずや 考えたこずを他者に䌝える䟋
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139  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ・ ペアやグルヌプで陞䞊や氎䞭から圹割を決めお互いの動きを芋合った り互いの緎習の補助をし合ったりするこずを通しお芋付けた動きのポ むントや自己や仲間の課題に適した緎習方法を䌝えるこず。 ○ 安党確保に぀ながる運動での仲間の動きのよさを他者に䌝える䟋 ・ 自己や仲間の手や足の動きや呌吞の合わせ方のよさを仲間同士で確かめ 合ったり称賛し合ったりするこず。 (3) 孊びに向かう力人間性等 (3) 運動に積極的に取り組み玄束を守り助け合っお運動をしたり仲 間の考えや取組を認めたり氎泳運動の心埗を守っお安党に気を配っ たりするこず。 ア  氎泳運動が自己保党のために必芁であるこずを生かしクロヌルや平泳ぎを したり背浮きや浮き沈みをしたりするなどの氎泳運動に積極的に取り組むこ ず。 ã‚€  自己や仲間の課題を解決するための緎習では緎習堎所やレヌンの䜿い方 補助の仕方などの玄束を守り仲間ず助け合うこず。 り  氎泳運動で䜿甚する甚具の準備や片付けなどで分担された圹割を果たすこ ず。 ゚  課題を芋付けたり解決方法を工倫したりする際に仲間の考えや取組を認 めるこず。 オ  プヌルの底・氎面などに危険物がないかを確認したり自己の䜓の調子を確 かめおから泳いだり仲間の䜓の調子にも気を付けるなど氎泳運動の心埗を 守っお安党に気を配るこず。 ◎ 運動に意欲的でない児童ぞの配慮の䟋 ・ 氎に察する恐怖心や違和感を抱く児童にはすぐに泳法の緎習を行うの ではなくもぐったり浮いたりしながら呌吞の仕方に぀いお確認する堎を 蚭定するなどの配慮をする。 ・ 仲間ずうたく関わりながら孊習を進めるこずが苊手な児童にはペアや グルヌプ線成を工倫したりその児童の䌞びや仲間ずの関わりの成果を仲 間同士で積極的に認める堎を蚭定したり仲間ず䞀緒に達成する課題を蚭 定したりするなどの配慮をする。 ・ クロヌルや平泳ぎが50以䞊泳ぐこずができる児童には蚭定した距離 をより少ないストロヌク数で泳ぐこずに挑戊する堎を蚭定したりいろい
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140 第章 䜓育科の目 暙及び内容 ろな泳ぎ方で競うリレヌを取り入れたりするなどの配慮をする。  ボヌル運動  高孊幎のボヌル運動は 「ゎヌル型」  「ネット型」及び「ベヌスボヌル型」で 構成されルヌルや䜜戊を工倫したり集団察集団の攻防によっお仲間ず力を合 わせお競い合ったりする楜しさや喜びを味わうこずができる運動である。  䜎孊幎ず䞭孊幎のゲヌムの孊習を螏たえ高孊幎では集団察集団の攻防に よっお競争する楜しさや喜びを味わいその行い方を理解するずずもにボヌル 操䜜ずボヌルを持たないずきの動きによっお簡易化されたゲヌムをするこずが できるようにし䞭孊校の球技の孊習に぀なげおいくこずが求められる。  たた運動を楜しく行うために自己やチヌムの課題を芋付けその解決のた めの掻動を工倫するずずもにルヌルを守り助け合っお運動をしたり仲間の考 えや取組を認めたり堎や甚具の安党に気を配ったりするこずなどをできるよう にするこずが倧切である。  ボヌル運動に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導す る。 (1) 知識及び技胜 (1) 次の運動の楜しさや喜びを味わいその行い方を理解するずずも にその技胜を身に付け簡易化されたゲヌムをするこず。 ア ゎヌル型ではボヌル操䜜ずボヌルを持たないずきの動きによっ お簡易化されたゲヌムをするこず。 む ネット型では個人やチヌムによる攻撃ず守備によっお簡易化 されたゲヌムをするこず。 り ベヌスボヌル型ではボヌルを打぀攻撃ず隊圢をずった守備に よっお簡易化されたゲヌムをするこず。  簡易化されたゲヌムずはルヌルや圢匏が䞀般化されたゲヌムを児童の発達の 段階を螏たえ実態に応じたボヌル操䜜で行うこずができプレむダヌの人数 プレむダヌの人数を少なくしたり攻撃偎のプレむダヌの人数が守備偎のプレ むダヌの人数を䞊回るようにしたりするこず コヌトの広さ奥行きや暪幅な ど ネットの高さ塁間の距離プレむ䞊の制限攻撃や守備のプレむ空間
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141  第孊幎及 び第孊幎 の内容 觊球方法など ボヌルその他の運動甚具や蚭備などを修正し児童が取り組み やすいように工倫したゲヌムをいう。  なおアはバスケットボヌル及びサッカヌをむは゜フトバレヌボヌルをり は゜フトボヌルを䞻ずしお取り扱うものずするがこれらに替えおハンドボヌ ルタグラグビヌフラッグフットボヌルなどアむ及びりの型に応じたその他 のボヌル運動を指導するこずもできるものずする。なお孊校の実態に応じおり は取り扱わないこずができるこずを「内容の取扱い」で瀺した。 ア ゎヌル型    ゎヌル型ではその行い方を理解するずずもに投げる受ける蹎る止 める運ぶ手枡すずいったボヌル操䜜ずボヌル保持者からボヌルを受けるこ ずのできる堎所に動くなどのボヌルを持たないずきの動きによっお攻撃偎に ずっお易しい状況の䞭でチヌムの䜜戊に基づいた䜍眮取りをするなどの攻守入 り亀じった簡易化されたゲヌムや陣地を取り合う簡易化されたゲヌムをするこ ず。   䟋瀺 ○ バスケットボヌルサッカヌハンドボヌルなどを基にした簡易化された ゲヌム攻守が入り亀じっお行うゎヌル型 ○ タグラグビヌやフラッグフットボヌルなどを基にした簡易化されたゲヌム 陣地を取り合うゎヌル型 ・ 近くにいるフリヌの味方にパスを出すこず。 ・ 盞手に捕られない䜍眮でドリブルをするこず。 ・ ボヌル保持者ず自己の間に守備者が入らないように移動するこず。 ・ 埗点しやすい堎所に移動しパスを受けおシュヌトなどをするこず。 ・ ボヌル保持者ずゎヌルの間に䜓を入れお守備をするこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 埗点しやすい堎所に移動しパスを受けおシュヌトなどをするこずが苊 手な児童にはシュヌトが入りやすい堎所に目印を付けたりボヌルを保 持した際に最初にゎヌルを芋るこずを助蚀したりするなどの配慮をする。 ・ ボヌル保持者ずゎヌルの間に䜓を入れお守備をするこずが苊手な児童に は仲間がゎヌルの䜍眮を教えるようにするなどの配慮をする。 む ネット型    ネット型ではその行い方を理解するずもにボヌル操䜜ずチヌムの䜜戊に 基づいた䜍眮取りをするなどのボヌルを持たないずきの動きによっお軜くお 柔らかいボヌルを片手䞡手もしくは甚具を䜿っお操䜜したり盞手が捕りにく いボヌルを返球したりするチヌムの連携プレむによる簡易化されたゲヌムや
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142 第章 䜓育科の目 暙及び内容 自陣から盞手コヌトに向かっお盞手が捕りにくいボヌルを返球する手や甚具な どを䜿った簡易化されたゲヌムをするこず。   䟋瀺 ○ ゜フトバレヌボヌルやプレルボヌルを基にした簡易化されたゲヌム ○ バドミントンやテニスを基にした簡易化されたゲヌム ・ 自陣のコヌト䞭倮付近から盞手コヌトに向けサヌビスを打ち入れる こず。 ・ ボヌルの方向に䜓を向けおその方向に玠早く移動するこず。 ・ 味方が受けやすいようにボヌルを぀なぐこず。 ・ 片手 䞡手もしくは甚具を䜿っお 盞手コヌトにボヌルを打ち返すこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 片手䞡手もしくは甚具を䜿っお盞手コヌトにボヌルを打ち返すこず が苊手な児童には飛んできたボヌルを短時間保持するこずを認めたり うたくはじくこずができる児童ず比范しおどこが違うか考えたりする堎を 蚭定するなどの配慮をする。 ・ 自陣のコヌト䞭倮付近から盞手コヌトに向けサヌビスを打ち入れる こずが苊手な児童には手を䜿っお投げ入れたり軜い甚具や柄の短い甚 具を甚いたり軜いボヌルを甚いたり䞀歩前からサヌビスをするこずを 認めたりネットの高さを䜎くしたりするなどの配慮をする。 ・ 味方が受けやすいようにボヌルを぀なぐこずが苊手な児童には飛んで きたボヌルをキャッチしおパスしたりするこずができるようにするなどの 配慮をする。 り ベヌスボヌル型    ベヌスボヌル型ではその行い方を理解するずずもに静止したボヌルや ゆっくりずした速さで投げられたボヌルを打぀攻撃や捕球したり送球したり する守備などのボヌル操䜜ずチヌムずしお守備の隊圢をずったり走塁をした りするボヌルを持たないずきの動きによっお攻守亀代が繰り返し行える簡易 化されたゲヌムをするこず。   䟋瀺 ○ ゜フトボヌルを基にした簡易化されたゲヌム ○ ティヌボヌルを基にした簡易化されたゲヌム ・ 止たったボヌルや易しく投げられたボヌルをバットでフェアグラりンド 内に打぀こず。 ・ 打球方向に移動し捕球するこず。 ・ 捕球する盞手に向かっお投げるこず。
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143  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ・ 塁間を党力で走塁するこず。 ・ 守備の隊圢をずっお埗点を䞎えないようにするこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 打球方向に移動し捕球するこずが苊手な児童にはゆっくりず投げら れたボヌルを移動しお手に圓おる緎習を工倫したり柔らかいボヌルを玠 手で捕る緎習を工倫したりするなどの配慮をする。 ・ 守備の隊圢をずっお埗点を䞎えないようにするこずが苊手な児童には チヌム緎習の䞭で守備䜍眮やその圹割を確認したり互いに蚀葉がけをし たりするなどの配慮をする。 (2) 思考力刀断力衚珟力等 (2) ルヌルを工倫したり自己やチヌムの特城に応じた䜜戊を遞んだり するずずもに自己や仲間の考えたこずを他者に䌝えるこず。 ア ルヌルを工倫するこず ○ 誰もが楜しくゲヌムに参加できるようにプレむダヌの人数コヌトの広 さプレむの制限埗点の仕方などのルヌルを遞ぶ䟋 ・ 攻守に応じお動くこずができる範囲を蚭けおプレむの制限をするなどの ルヌルを遞ぶこず。 む 自己やチヌムの特城に応じた䜜戊を遞ぶこず ○ 自己やチヌムの特城を確認しお䜜戊を遞ぶ䟋 ・ チヌムの特城に応じた䜜戊を遞び自己の圹割を確認するこず。 り 課題の解決のために自己や仲間の考えたこずを他者に䌝えるこず ○ 味方が受けやすいようにボヌルを぀なぐこずに぀いお考えたこずを他者に 䌝える䟋 ・ 簡易化されたネット型のゲヌムで自己や仲間が行っおいた動き方の工 倫を動䜜や蚀葉絵図ICT 機噚を甚いお蚘録した動画などを䜿っお 他者に䌝えるこず。 ○ 守備の隊圢に぀いお工倫したこずを他者に䌝える䟋 ・ 簡易化されたベヌスボヌル型のゲヌムで自チヌムや盞手チヌムの守備 䜍眮のよさに぀いお動䜜や蚀葉絵図ICT 機噚を甚いお蚘録した動 画などを䜿っお他者に䌝えるこず。
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144 第章 䜓育科の目 暙及び内容 (3) 孊びに向かう力人間性等 (3) 運動に積極的に取り組みルヌルを守り助け合っお運動をしたり 勝敗を受け入れたり仲間の考えや取組を認めたり堎や甚具の安党 に気を配ったりするこず。 ア  ゎヌル型ネット型ベヌスボヌル型の簡易化されたゲヌムや緎習に積極的 に取り組むこず。 む ルヌルやマナヌを守り仲間ず助け合うこず。 り  ゲヌムを行う堎の蚭定や甚具の片付けなどで分担された圹割を果たすこ ず。 ゚ ゲヌムの勝敗を受け入れるこず。 オ  ゲヌムや緎習の䞭で互いの動きを芋合ったり話し合ったりする際に仲間 の考えや取組を認めるこず。 カ  ゲヌムや緎習の際に䜿甚する甚具などを片付けたり堎の敎備をしたりする ずずもに甚具の安党に気を配るこず。 ◎ 運動に意欲的でない児童ぞの配慮の䟋 ・ 味方や盞手が投げるボヌルに恐怖心を抱くためにゲヌムに意欲的に取り 組めない児童には柔らかいボヌルを甚意したり倧きなボヌルやゆっく りずした速さになるボヌルを甚意したりするなどの配慮をする。 ・ チヌムの䞭で䜕をすればよいかが分からないためにゲヌムに意欲的に取 り組めない児童にはチヌム内で分担する圹割を確認するなどの配慮をす る。 ・ 堎やルヌルが難しいためにゲヌムに意欲的に取り組めない児童には堎 の蚭定やルヌルをチヌムで䞀぀ず぀確認するなどの配慮をする。 ・ 新しく提瀺した動きが分からないためにゲヌムに意欲的に取り組めない 児童には代衚の児童やチヌムが行う芋本を芳察したりゲヌム䞭のポゞ ションを確認したりその動きを動画で確認したりする堎を蚭定するなど の配慮をする。 ・ 技胜が高いにもかかわらずゲヌムに意欲的に取り組めない児童には リヌダヌずしおチヌムをたずめるようにしたり仲間に動きのアドバむス をする圹割を担うようにしたりするなどの配慮をする。 ・ ゲヌムに負け続けるためにゲヌムや緎習に意欲的に取り組めない児童に はチヌムに合った䜜戊を遞び盎したり新たな䜜戊を詊したりするこず を促すなどの配慮をする。
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145  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ・ チヌム内で仲間ずうたく関わるこずができないためにゲヌムに意欲的に 取り組めない児童にはチヌム内の圹割を明確にしたりその圹割に取り 組むように助蚀したりするなどの配慮をする。 ・ 仲間ず仲よく助け合っおゲヌムに取り組めない児童には圹割を果たし たこず最埌たで党力でプレむしたこず味方を励たす蚀葉がけがあった こずなどの取組を授業のたずめで取り䞊げお称賛したり児童が盞互に 称え合ったりする堎面を蚭定するなどの配慮をする。  衚珟運動  高孊幎の衚珟運動は 「衚珟」及び「フォヌクダンス」で内容が構成されこ れらの運動は自己の心身を解き攟しおむメヌゞやリズムの䞖界に没入しおな りきっお螊るこずが楜しい運動であり互いのよさを生かし合っお仲間ず亀流し お螊る楜しさや喜びを味わうこずのできる運動である。  䜎孊幎の「衚珟リズム遊び」ず䞭孊幎の「衚珟運動」の孊習で身に付けおきた 即興的に衚珟する胜力やリズムに乗っお螊る胜力コミュニケヌション胜力など を土台ずしお 「衚珟」では曎に個人やグルヌプの持ち味を生かした簡単なひ ずたずたりの動きにしお仲間ず衚したい感じを蟌めお通しお螊る力を培うずず もに 「フォヌクダンス」では日本の地域や䞖界の囜々で芪したれおきた日本 の民螊 よう や倖囜の螊りを身に付けお日本の地域や䞖界の文化に觊れながら螊りで 亀流する力を培い䞭孊校のダンスの孊習に぀なげおいくこずが求められる。  たた衚珟運動を楜しく行うために自己やグルヌプの課題を芋付けその解 決のための掻動を工倫するずずもに助け合っお螊ったり互いの動きや考えを 認め合ったり堎の安党に気を配ったりするこずが倧切である。 衚珟運動に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 (1) 知識及び技胜 (1) 次の運動の楜しさや喜びを味わいその行い方を理解するずずも に衚したい感じを衚珟したり螊りで亀流したりするこず。 ア 衚珟ではいろいろな題材からそれらの䞻な特城を捉え衚した い感じをひず流れの動きで即興的に螊ったり簡単なひずたずたり の動きにしお螊ったりするこず。 む フォヌクダンスでは日本の民螊 よう や倖囜の螊りからそれらの螊
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146 第章 䜓育科の目 暙及び内容 り方の特城を捉え音楜に合わせお簡単なステップや動きで螊るこ ず。 ア 衚珟    衚珟ではその行い方を理解するずずもにいろいろな題材からそれらの䞻 な特城を捉え衚したい感じやむメヌゞをひず流れの動きで即興的に衚珟した りグルヌプで簡単なひずたずたりの動きにしお衚珟したりするこず。    いろいろな題材ずは高孊幎の児童の発達の段階に応じお 「激しい感じの 題材」  「矀集団が生きる題材」などの倉化ず起䌏のある衚珟ぞ発展しやす い題材ず題材を䞀぀に固定しないで幅の広い捉え方や動きを含む題材ずしお 「倚様な題材」を瀺しおいる。それらの䞭から題材の特城を捉え衚したい 感じやむメヌゞを匷調するように動きを誇匵したり倉化を付けたりしおメリ ハリ緩急・匷匱のあるひず流れの動きにしお即興的に衚珟したりグルヌ プで倉化ず起䌏のある「はじめなかおわり」の構成を工倫した簡単なひず たずたりの動きにしたりしお衚珟するこず。   題材ず動きの䟋瀺 ○  「激しい感じの題材」 生掻や自然などから「激しく〇〇する」 バヌゲン セヌル火山の爆発倧型台颚接近などや「急に〇〇する」 ロボットが 壊れた竜巻発生怒りの爆発などなどの倉化や起䌏のある動きを含む題 材 ○  「矀集団が生きる題材」 生掻や瀟䌚 自然などから「祭り」  「スポヌ ツの攻防」  「出口を探せ」などの特城的な矀の動きや迫力を生かせる題材 ・ 題材の特城の捉え方ずしおは 題材から動きの倉化や起䌏の特城を捉え そこに感情の倉化や起䌏を重ねおいけるようにする。 䟋えば 「火山の爆発」 で゚ネルギヌの集䞭ず䞍芏則な爆発を繰り返す動きの䞭に自然ぞの畏れ の感情を重ねたり 「スポヌツの攻防」で察立察応した動きから決定 的な瞬間ぞ展開する動きの䞭に勝者ず敗者の感情の察比を重ねたりする などである。 ・ ひず流れの動きぞの工倫の仕方ずしおは衚したい感じやむメヌゞを 玠早く走る急に止たるねじる回る跳ぶ転がるなどの動きで倉化 を付けたり繰り返したりしお激しい感じや急倉する感じをメリハリ緩 急・匷匱のあるひず流れの動きにしお即興的に螊るこず。 ・ 矀の動きの工倫の仕方ずしおは集たる固たる離れる合わせお 動く自由に動くなど衚したい感じやむメヌゞにふさわしい簡単な矀の 動きでひず流れの動きにしお即興的に螊るこず。
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147  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ・ 簡単なひずたずたりの動きぞの工倫の仕方ずしおは衚したい感じやむ メヌゞを匷調するように倉化ず起䌏のある「はじめなかおわり」の 構成や矀の動きを工倫しお仲間ず感じを蟌めお通しお螊るこず。 ○  「倚様な題材」 
 「わたしたちの地球」  「ニュヌス〇〇」  「〇月×日私の ダむアリヌ」 など 瀟䌚や生掻のいろいろな印象的な出来事から個人やグルヌ プで遞んだ関心のある題材 ・ 題材の特城の捉え方ずしおは瀟䌚の出来事や䜕気ない日垞生掻の䞭か ら個人やグルヌプで関心のある印象的な出来事を独自に捉えるようにする こず。 ・ 動きの誇匵や倉化の付け方ずしおは衚したい感じやむメヌゞを玠早 く走る急に止たるねじる回る跳ぶ転がるなどの差のある動きや 急倉する動きを入れるなどしお倉化ずメリハリ緩急・匷匱のあるひ ず流れの動きにしお即興的に螊るこず。 ・ 簡単なひずたずたりの動きぞの工倫の仕方ずしおは衚したい感じやむ メヌゞを匷調するように「はじめなかおわり」の構成や矀の動きを工 倫したり特にラストシヌンを印象的にしたりしお個人やグルヌプの持 ち味を生かした簡単なひずたずたりの動きにしお仲間ず感じを蟌めお通 しお螊るこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 題材の特城を捉えるこずが苊手な児童には二人から四人組などで題 材の特城的な様子や動きを出し合いながら螊っおみるなどの配慮をする。 ・ ひず流れの動きにするこずが苊手な児童には衚したい感じやむメヌゞ から捉えた倉化ずメリハリ緩急 ・ 匷匱のある動きを 教垫や仲間のリヌ ドで幟぀か䞀緒に螊っおみるなどの配慮をする。 ・ 簡単なひずたずたりの動きにするこずが難しい児童には䞀番衚したい 感じやむメヌゞを明確にするずずもにできたずころたでを通しお螊っお みながら衚したい感じにふさわしい「はじめなかおわり」の構成に なっおいるか教垫や他のグルヌプに芋おもらうなどの配慮をする。 む フォヌクダンス日本の民螊 よう を含む    フォヌクダンスではその行い方を理解するずずもに日本の民螊 よう や倖囜の 螊りの螊り方の特城を捉え基本的なステップや動きを身に付けお音楜に合 わせおみんなで楜しく螊っお亀流するこず。    日本の民螊 よう ずはそれぞれの地域で芪したれおいる民螊 よう や日本の代衚的な民 螊 よう で歌詞に䌎う手振り䜎く螏みしめるような足どりず腰の動き茪螊り 䞀人螊りが倚いなどの日本の民螊 よう に共通する特城をも぀螊りずしお瀺しおい
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148 第章 䜓育科の目 暙及び内容 る。倖囜の螊りずは䞖界の囜々で芪したれおいる代衚的なフォヌクダンス で軜快な音楜に乗せたいろいろなステップ茪や列になっお手を぀ないで螊 るパヌトナヌず組んで螊るなど囜によっお様々な特城をも぀螊りずしお瀺 しおいる。それらの螊りの䞭から螊りの特城を捉え基本的なステップや動き を身に付けお音楜に合わせおみんなで楜しく螊っお亀流するこず。たた螊 りの由来や背景を理解し螊りを通しお日本の地域や䞖界の文化に觊れるよう にするこず。   螊りず動きの䟋瀺 ○ 日本の民螊 よう     それぞれの地域で芪したれおいる民螊 よう や日本の代衚的な民螊 よう の䞭から軜 快なリズムの螊りや力匷い螊りなど特城や感じが異なる螊りや簡単な動き で構成されおいる螊り。 ・ 日本の民螊 よう に共通する特城やそれぞれの螊り方の特城を捉え構成され た基本的な螊り方を身に付けお螊るこず。 ・ 阿波螊り埳島県や春駒岐阜県などの軜快なリズムの螊りでは 軜快な足さばきや手振りで螊るこず。 ・ ゜ヌラン節北海道や゚むサヌ沖瞄県などの力匷い螊りでは䜎 く螏みしめるような足取りや腰の動きで螊るこず。 ○ 倖囜のフォヌクダンス     䞖界の囜々で芪したれおいる代衚的なフォヌクダンスの䞭から特城や感 じが異なる螊りや簡単な隊圢・ステップ・組み方で構成される螊り。 ・ マむム・マむムむスラ゚ルなどのシングルサヌクルで螊る力匷い螊 りではみんなで手を぀なぎかけ声をかけお力匷くステップを螏みなが ら移動しお螊るこず。 ・ コロブチカロシアなどのパヌトナヌチェンゞのある軜快な螊りでは   パヌトナヌず組んでスリヌステップタヌンなどの軜快なステップで動きを 合わせたり パヌトナヌチェンゞをスムヌズに行ったりしながら螊るこず。 ・ グスタフス・スコヌルスりェヌデンなどの特城的な隊圢ず構成の螊 りでは前半の厳かな挚拶の郚分ず埌半の軜快なスキップやアヌチくぐり などの倉化を付けおパヌトナヌや党䜓でスムヌズに隊圢移動しながら螊 るこず。 ◎ 運動が苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 螊るこずが苊手な児童には䜎孊幎で既習した簡単な螊りや前時に孊 習した螊りを授業の導入で行うなどの配慮をする。 ・ 螊りの特城を捉えお螊るこずが苊手な児童には螊りの由来や背景を䌝
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149  第孊幎及 び第孊幎 の内容 えたり映像を芋お螊りのむメヌゞを捉えたりするなどの配慮をする。 ・ 螊り方を身に付けるこずが苊手な児童には教垫が曲を口ずさみながら 党䜓を倧たかに通しお螊り難しいずころは郚分緎習をするなどの配慮を する。 (2) 思考力刀断力衚珟力等 (2) 自己やグルヌプの課題の解決に向けお衚したい内容や螊りの特城 を捉えた緎習や発衚・亀流の仕方を工倫するずずもに自己や仲間の 考えたこずを他者に䌝えるこず。 ア  自己やグルヌプの課題を芋付けその課題の解決の仕方を考えたり課題に 応じた芋合いや亀流の仕方などを遞んだりするこず。 ○ 自己やグルヌプの課題を芋付ける䟋 ・ 衚したい感じやむメヌゞが衚れおいるか螊りの特城を捉えお螊れおい るかなどグルヌプの仲間や他のグルヌプの螊りを芋お自己やグルヌプ の課題を芋付けるこず。 ○ 課題に応じお動きを遞ぶ䟋 ・  「衚したい感じやむメヌゞを匷調する」ずいう課題に応じお玠早く ゆっくりねじる回る跳ぶ転がるなどの差のある動きや矀の動きな どで倉化を付ける方法を遞ぶこず。 ○ 課題にふさわしい簡単なひずたずたりの動きを構成する䟋 ・  「衚したい感じやむメヌゞが䌝わりにくい」ずいう課題に応じお 「はじ めなかおわり」で䞀番盛り䞊げたい堎面を明確にし急倉する堎面や 取り入れる矀の動きを遞ぶこず。 ○ 課題に応じた芋合いや亀流の仕方を工倫する䟋 ・ 衚したい感じやむメヌゞが衚れおいるか螊りの特城を捉えおいるかな どを確かめるためにペアのグルヌプやクラス党䜓で芋合ったり䞀緒に 螊っお芋合いながら亀流したりするなどの仕方を遞ぶこず。 む 課題の解決のために自己や仲間の考えたこずを他者に䌝えるこず ○ 衚珟で工倫した成果を他者に䌝える䟋 ・ 衚したい感じやむメヌゞにふさわしい動きになっおいるかをペアのグ ルヌプやクラス党䜓で芋合いよくなったずころを䌝えるこず。 ○ フォヌクダンスで身に付けた螊りの特城を他者に䌝える䟋 ・ ペアのグルヌプやクラス党䜓で螊り螊りの特城が出おいるかを䌝える
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150 第章 䜓育科の目 暙及び内容 こず。 (3) 孊びに向かう力人間性等 (3) 運動に積極的に取り組み互いのよさを認め合い助け合っお螊った り堎の安党に気を配ったりするこず。 ア  衚したい感じやむメヌゞを衚珟したり日本の民螊 よう や倖囜のフォヌクダンス で亀流したりする運動に積極的に取り組むこず。 ã‚€  衚珟やフォヌクダンスに取り組む際に互いの動きや考えのよさを認め合う こず。 り 衚珟やフォヌクダンスにグルヌプで取り組む際に仲間ず助け合うこず。 ゚  衚珟やフォヌクダンスを行う堎の蚭定や甚具の片付けなどで分担された圹 割を果たすこず。 オ  掻動する堎所の危険物を取り陀くずずもに仲間ずぶ぀からないよう堎の 安党に気を配るこず。 ◎ 運動に意欲的でない児童ぞの配慮の䟋 ・ 仲間の前で衚珟やフォヌクダンスを行うこずに意欲的に取り組めない児 童には授業の導入で䞭孊幎のリズムダンスで孊習したぞそ䜓幹郚 を䞭心に軜快なリズムに乗っお螊る掻動を取り入れ心ず䜓をほぐすなど の配慮をする。 ・ 衚したい感じやむメヌゞを衚珟するこずに意欲的に取り組めない児童に は取り䞊げる題材をクラス共通の題材だけでなく個人やグルヌプの 関心や胜力の違いに応じお遞ぶようにするなどの配慮をする。 ・ 日本の民螊 よう や倖囜のフォヌクダンスを螊るこずに意欲的に取り組めない 児童には身近な郷土の民螊 よう や倖囜のフォヌクダンスの映像を芋せお興 味・関心をもおるようにしたり螊りに必芁な簡単な小道具や衣装を着け お螊りの雰囲気を高めたりするなどの配慮をする。  保 健 (1) 心の健康 (1) 心の健康に぀いお課題を芋付けその解決を目指した掻動を通し お次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 心の発達及び䞍安や悩みぞの察凊に぀いお理解するずずもに簡
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151  第孊幎及 び第孊幎 の内容 単な察凊をするこず。 () 心はいろいろな生掻経隓を通しお幎霢に䌎っお発達するこ ず。 () 心ず䜓には密接な関係があるこず。 () 䞍安や悩みぞの察凊には倧人や友達に盞談する仲間ず遊 ぶ運動をするなどいろいろな方法があるこず。 む 心の健康に぀いお課題を芋付けその解決に向けお思考し刀断 するずずもにそれらを衚珟するこず。  心の健康に぀いおは心は発達するこず及び心ず䜓には密接な関係があるこ ずに぀いお理解できるようにする必芁がある。たた䞍安や悩みぞの察凊にはい ろいろな方法があるこずを理解できるようにするずずもに䞍安や悩みを緩和す るための察凊の方法を行うこずができるようにする必芁がある。さらに心の健 康に関する課題を芋付けよりよい解決に向けお思考し刀断するずずもにそれ らを衚珟できるようにする必芁がある。  このため本内容は感情瀟䌚性思考力など様々なはたらきの総䜓ずし お捉えるこずができる心が様々な生掻経隓を通しお幎霢に䌎っお発達するこ ずたた心ず䜓は深く圱響し合っおいるこず䞍安や悩みは誰もが経隓するこ ずそれらぞの察凊にはいろいろな方法があるこずなどの知識及び䞍安や悩みぞ の察凊の技胜ず心の健康に関する課題を解決するための思考力刀断力衚珟 力等を䞭心ずしお構成しおいる。 ア 知識及び技胜  () 心の発達     心は人ずの関わりあるいは自然ずのふれあいなど様々な生掻経隓や孊習 ア 知識及  び技胜 () 心の発達 心  の  健  康 ・幎霢に䌎う発達 () 心ず䜓ずの密接な関  係 ・心ず䜓は深く圱響し合っお  いるこず () 䞍安や悩みぞの察凊 ・自己に合った方法による適  切な察凊 む 思考力刀断力衚珟力等 ・心の健康に぀いお課題を  芋付けその解決に向けお  思考し刀断するずずもに  それらを衚珟するこず
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152 第章 䜓育科の目 暙及び内容 を通しお幎霢に䌎っお発達するこずを理解できるようにする。その際家 族友達地域の人々など人ずの関わりを䞭心ずしお取り扱うようにし心 が発達するこずによっお自己の感情をコントロヌルしたり盞手の気持ち を理解したりするこずができるようになるこずにも觊れるようにする。た た自己の気持ちを䞊手に䌝えるなどよりよいコミュニケヌションが倧切 であるこずにも觊れるようにする。  () 心ず䜓ずの密接な関係     䞍安や緊匵時には動悞が激しくなったり腹痛を起こしたりするこず 䜓調が悪いずきには集䞭できなかったり萜ち蟌んだ気持ちになったり 䜓調がよいずきには気持ちが明るくなったり集䞭できるようになったり するこずなど心ず䜓は深く圱響し合っおいるこずを理解できるようにす る。  () 䞍安や悩みぞの察凊     䞍安や悩みがあるずいうこずは誰もが経隓するこずでありそうした堎合 には家族や先生友達などず話したり盞談したりするこず仲間ず遊ぶ こず運動をしたり音楜を聎いたりするこず呌吞法を行うなどによっお気 持ちを楜にしたり気分を倉えたりするこずなど様々な方法があり自分に 合った適切な方法で察凊できるこずを理解できるようにする。その際自己 の心に䞍安や悩みがあるずいう状態に気付くこずや䞍安や悩みに察凊するた めに様々な経隓をするこずは心の発達のために倧切であるこずにも觊れる ようにする。     䞍安や悩みぞの察凊ずしお䜓ほぐしの運動や深呌吞を取り入れた呌吞法 などを行うこずができるようにする。 む 思考力刀断力衚珟力等    心の健康に関わる事象から課題を芋付け心をよりよく発達させたり䞍安や 悩みに察凊したりする芖点から解決の方法を考え適切なものを遞びそれ らを説明するこずができるようにする。   䟋瀺 ・ 心の発達に関する事柄や䞍安や悩みの経隓から心の健康に関わる課題 を芋付けるこず。 ・ 心の発達や心ず䜓の関わりに぀いお自己の経隓ず孊習したこずを関連付 けおよりよく心を発達させる適切な方法や心ず䜓の関わりに぀いお考える こず。 ・ 䞍安や悩みに察凊する様々な方法を考え孊習したこずを掻甚しお適切 な方法を遞ぶこず。
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153  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ・ 心の健康に぀いお考えたり遞んだりした方法がなぜ適切なのか理由を あげお孊習カヌドなどに曞いたり友達に説明したりするこず。 (2) けがの防止 (2) けがの防止に぀いお課題を芋付けその解決を目指した掻動を通 しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア けがの防止に぀いお理解するずずもにけがなどの簡単な手圓を するこず。 () 亀通事故や身の回りの生掻の危険が原因ずなっお起こるけがの 防止には呚囲の危険に気付くこず的確な刀断の䞋に安党に行 動するこず環境を安党に敎えるこずが必芁であるこず。 () けがなどの簡単な手圓は速やかに行う必芁があるこず。 む けがを防止するために危険の予枬や回避の方法を考えそれら を衚珟するこず。  けがの防止に぀いおはけがの発生芁因や防止の方法に぀いお理解できるよう にする必芁がある。たたけがが発生したずきにはその症状の悪化を防ぐため に速やかに手圓ができるようにする必芁がある。さらに危険を予枬し回避する 方法を考えそれらを衚珟できるようにする必芁がある。  このため本内容は亀通事故や身の回りの生掻の危険などを取り䞊げけが の起こり方ずその防止けがの悪化を防ぐための簡単な手圓などの知識及びけが の手圓の技胜ずけがの防止に関する課題を解決するための思考力刀断力衚 珟力等などを䞭心ずしお構成しおいる。 ア 知識及  び技胜 () 亀通事故や身の回り  の生掻の危険が原因  ずなっお起こるけが  ずその防止 け  が  の  防  止 ・けがの発生 ・人の行動ず環境が関わるこず ・呚囲の危険に気付いお的確な  刀断の䞋に行動するこず環境  を敎えるこず () けがの手圓 ・状況の速やかな把握ず凊眮近  くの倧人に知らせるこず ・傷口を枅朔にする圧迫しお出  血を止める患郚を冷やすなど  の方法 む 思考力刀断力衚珟力等 ・けがを防止するために危険の  予枬や回避の方法を考えそれ  らを衚珟するこず
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154 第章 䜓育科の目 暙及び内容 ア 知識及び技胜  () 亀通事故や身の回りの生掻の危険が原因ずなっお起こるけがずその防止 ○ ア 毎幎倚くの亀通事故や氎の事故が発生しけがをする人や死亡する人が 少なくないこずたた孊校生掻での事故や犯眪被害が発生しおいるこ ずを理解できるようにするずずもにこれらの事故や犯眪それらが原因 ずなるけがなどは人の行動や環境が関わっお発生しおいるこずを理解で きるようにする。 ○ む 亀通事故や身の回りの生掻の危険が原因ずなっお起こるけがを防止する ためには呚囲の状況をよく芋極め危険に早く気付いお的確な刀断の 䞋に安党に行動するこずが必芁であるこずを理解できるようにする。その 際亀通事故の防止に぀いおは道路を暪断する際の䞀時停止や右巊の安 党確認などを孊校生掻の事故によるけがの防止に぀いおは廊䞋や階段 の歩行の仕方運動堎などでの運動や遊び方などを犯眪被害の防止に぀ いおは犯眪が起こりやすい堎所を避けるこず犯眪に巻き蟌たれそうに なったらすぐに助けを求めるこずなどを取り䞊げるようにする。なお心 の状態や䜓の調子が的確な刀断や行動に圱響を及がすこずに぀いおも觊れ るようにする。 ○ り 亀通事故氎の事故孊校生掻の事故や犯眪被害の防止には危険な 堎所の点怜などを通しお校舎や遊具など斜蚭・蚭備を安党に敎えるな ど安党な環境を぀くるこずが必芁であるこずを理解できるようにする。 その際通孊路や地域の安党斜蚭の改善などの䟋から様々な安党斜蚭の 敎備や適切な芏制が行われおいるこずにも觊れるようにする。  () けがの手圓 ○ ア けがをしたずきにはけがの悪化を防ぐ察凊ずしおけがの皮類や皋床 などの状況をできるだけ速やかに把握しお凊眮するこず近くの倧人に知 らせるこずが倧切であるこずを理解できるようにする。たた自らできる 簡単な手圓には傷口を枅朔にする圧迫しお出血を止める患郚を冷や すなどの方法があるこずを理解できるようにする。 ○ む すり傷錻出血やけどや打撲などを適宜取り䞊げ実習を通しお傷 口を枅朔にする圧迫しお出血を止める患郚を冷やすなどの自らできる 簡単な手圓ができるようにする。 む 思考力刀断力衚珟力等    けがの防止に関わる事象から課題を芋付け危険の予枬や回避をしたりけ がを手圓したりする方法を考えそれらを䌝えるこずができるようにする。   䟋瀺
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155  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ・ 人の行動や環境けがの手圓の仕方などからけがや症状の悪化の防止に 関わる課題を芋付けるこず。 ・  自分のけがに関わる経隓を振り返ったり 孊習したこずを掻甚したりしお 危険の予枬や回避の方法けがなどの適切な手圓の方法を考えたり遞んだ りするこず。 ・ けがの防止に぀いおけがや症状の悪化の防止のために考えたり遞んだ りした方法がなぜ適切であるか理由をあげお孊習カヌドなどに曞いたり 友達に説明したりするこず。 (3) 病気の予防 (3) 病気の予防に぀いお課題を芋付けその解決を目指した掻動を通 しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 病気の予防に぀いお理解するこず。 () 病気は病原䜓䜓の抵抗力生掻行動環境が関わりあっお 起こるこず。 () 病原䜓が䞻な芁因ずなっお起こる病気の予防には病原䜓が䜓 に入るのを防ぐこずや病原䜓に察する䜓の抵抗力を高めるこずが 必芁であるこず。 () 生掻習慣病など生掻行動が䞻な芁因ずなっお起こる病気の予防 には適切な運動栄逊の偏りのない食事をずるこず口腔 くう の衛 生を保぀こずなど望たしい生掻習慣を身に付ける必芁があるこ ず。 () 喫煙飲酒薬物乱甚などの行為は健康を損なう原因ずなる こず。 () 地域では保健に関わる様々な掻動が行われおいるこず。 む 病気を予防するために課題を芋付けその解決に向けお思考し 刀断するずずもにそれらを衚珟するこず。  病気の予防に぀いおは病気の発生芁因や予防の方法に぀いお理解できるよう にする必芁がある。たた喫煙飲酒薬物乱甚が健康に䞎える圱響に぀いお理 解できるようにする必芁がある。さらに病気の予防に関する課題を芋付けよ りよい解決に向けお思考し刀断するずずもにそれらを衚珟できるようにする必 芁がある。  このため本内容は病気の予防には病原䜓が䜓に入るのを防ぐこず病原
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156 第章 䜓育科の目 暙及び内容 䜓に察する䜓の抵抗力を高めるこず及び望たしい生掻習慣を身に付けるこずが必 芁であるこずたた喫煙飲酒薬物乱甚などの行為は健康を損なう原因ずな るこずさらに地域においお保健に関わる様々な掻動が行われおいるこずなど の知識ず病気の予防に関する課題を解決するための思考力刀断力衚珟力等を 䞭心ずしお構成しおいる。 ア 知識  () 病気の起こり方     日垞経隓しおいる病気ずしお「かぜ」などを取り䞊げ病気は病原䜓 䜓の抵抗力生掻行動環境などが関わりあっお起こるこずを理解できるよ うにする。  () 病原䜓が䞻な芁因ずなっお起こる病気の予防     病原䜓が䞻な芁因ずなっお起こる病気ずしおむンフル゚ンザ麻疹颚 疹結栞などを適宜取り䞊げその予防には病原䜓の発生源をなくした り移る道筋を断ち切ったりしお病原䜓が䜓に入るのを防ぐこずたた予 防接皮や適切な運動食事䌑逊及び睡眠をずるこずなどによっお䜓の抵 ア 知識 () 病気の起こり方 病  気  の  予  防 ・病原䜓䜓の抵抗力生掻行動  環境など () 病原䜓が䞻な芁因ず  なっお起こる病気の  予防 ・喫煙飲酒薬物乱甚などの行  為は健康を損なう原因ずなるこ  ず () 生掻行動が䞻な芁因  ずなっお起こる病気  の予防 ・健康な生掻習慣に係る情報提䟛  や予防接皮などの掻動 む 思考力刀断力衚珟力等 ・病気を予防するために課題を  芋付けその解決に向けお思考  し刀断するずずもにそれらを  衚珟するこず () 喫煙飲酒薬物乱  甚ず健康 () 地域の様々な保健  掻動の取組 ・適切な運動 ・偏りのない食事 ・口腔の衛生を保぀こず くう ・病原䜓の発生源をなくす移る  道筋を断ち切るこずで䜓に入る  のを防ぐ ・䜓の抵抗力を高めるこず
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157  第孊幎及 び第孊幎 の内容 抗力を高めおおくこずが必芁であるこずを理解できるようにする。  () 生掻行動が䞻な芁因ずなっお起こる病気の予防     生掻行動が䞻な芁因ずなっお起こる病気ずしお心臓や脳の血管が硬く なったり぀たったりする病気むし歯や歯ぐきの病気などを適宜取り䞊げ その予防には党身を䜿った運動を日垞的に行うこず糖分脂肪分塩分 などを摂りすぎる偏った食事や間食を避けたり口腔 くう の衛生を保ったりする こずなど健康によい生掻習慣を身に付ける必芁があるこずを理解できるよ うにする。  () 喫煙飲酒薬物乱甚ず健康 ○ ア 喫煙に぀いおはせきが出たり心拍数が増えたりするなどしお呌吞や心 臓のはたらきに察する負担などの圱響がすぐに珟れるこず受動喫煙によ り呚囲の人々の健康にも圱響を及がすこずを理解できるようにする。た た喫煙を長い間続けるずがんや心臓病などの病気にかかりやすくなるな どの圱響があるこずに぀いおも觊れるようにする。      飲酒に぀いおは刀断力が鈍る呌吞や心臓が苊しくなるなどの圱響が すぐに珟れるこずを理解できるようにする。なお飲酒を長い間続けるず 肝臓などの病気の原因になるなどの圱響があるこずに぀いおも觊れるよう にする。      その際䜎幎霢からの喫煙や飲酒は特に害が倧きいこずに぀いおも取り 扱うようにし未成幎の喫煙や飲酒は法埋によっお犁止されおいるこず 奜奇心や呚りの人からの誘いなどがきっかけで喫煙や飲酒を開始する堎合 があるこずに぀いおも觊れるようにする。 ○ む 薬物乱甚に぀いおはシンナヌなどの有機溶剀を取り䞊げ䞀回の乱甚 でも死に至るこずがあり乱甚を続けるず止められなくなり心身の健康 に深刻な圱響を及がすこずを理解できるようにする。その際芚醒剀を含 む薬物乱甚は法埋で厳しく芏制されおいるこずにも觊れるようにする。  () 地域の様々な保健掻動の取組     人々の病気を予防するために保健所や保健センタヌなどでは健康な生 掻習慣に関わる情報提䟛や予防接皮などの掻動が行われおいるこずを理解で きるようにする。 む 思考力刀断力衚珟力等    病気の予防に関わる事象から課題を芋付け病気を予防する芖点から解決の 方法を考え適切な方法を遞びそれらを説明するこずができるようにする。   䟋瀺 ・ 病気の予防に぀いお病原䜓䜓の抵抗力生掻行動環境などの芁因か
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158 第章 䜓育科の目 暙及び内容 ら課題を芋付けるこず。 ・ 病気の予防や回埩に関する課題に぀いお孊習したこずを掻甚しお解決の 方法を考えたり遞んだりするこず。 ・ いく぀かの病気の芁因や起こり方を比べおそれぞれの病気に応じた予防 の方法を遞ぶこず。 ・ 喫煙飲酒薬物乱甚ず健康に぀いおそれらの害や䜓ぞの圱響を考えた り地域の様々な保健掻動の取組の䞭から人々の病気を予防するための取組 を遞んだりするこず。 ・ 病気の予防に぀いお病気の予防や回埩のために考えたり遞んだりした 方法がなぜ適切であるか理由をあげお孊習カヌドなどに曞いたり友達に 説明したりするこず。  内容の取扱い (1) 内容の「䜓぀くり運動」に぀いおは孊幎間にわたっお指導す るものずする。たた(1) のむに぀いおは䜓の柔らかさ及び巧みな 動きを高めるこずに重点を眮いお指導するものずする。その際音楜 に合わせお運動をするなどの工倫を図るこず。 (2) 内容の「䜓぀くり運動」の(1) のアず「保健」の(1) のアの() に぀いおは盞互の関連を図っお指導するものずする。 (3) 内容の「陞䞊運動」に぀いおは児童の実態に応じお投の運動 を加えお指導するこずができる。 (4) 内容の「氎泳運動」の(1) のア及びむに぀いおは氎䞭からのス タヌトを指導するものずする。たた孊校の実態に応じお背泳ぎを加 えお指導するこずができる。 (5) 内容の「ボヌル運動」の(1) に぀いおはアはバスケットボヌル 及びサッカヌをむは゜フトバレヌボヌルをりは゜フトボヌルを䞻 ずしお取り扱うものずするがこれらに替えおハンドボヌルタグラ グビヌフラッグフットボヌルなどアむ及びりの型に応じたその他 のボヌル運動を指導するこずもできるものずする。なお孊校の実態 に応じおりは取り扱わないこずができる。 (6) 内容の「衚珟運動」の(1) に぀いおは孊校や地域の実態に応じ おリズムダンスを加えお指導するこずができる。 (7) 内容の「保健」に぀いおは(1) 及び(2) を第孊幎(3) を第
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159  第孊幎及 び第孊幎 の内容 孊幎で指導するものずする。たたけがや病気からの回埩に぀いおも 觊れるものずする。 (8) 内容の「保健」の(3) のアの() の薬物に぀いおは有機溶剀の 心身ぞの圱響を䞭心に取り扱うものずする。たた芚醒剀等に぀いお も觊れるものずする。 (9) 各領域の各内容に぀いおは運動領域ず保健領域ずの関連を図る指 導に留意するこず。  (1) は 「䜓぀くり運動」の「䜓ほぐしの運動」及び「䜓の動きを高める運 動」に぀いおそれぞれの孊幎で指導するこずを瀺したものである。たた 「䜓 の動きを高める運動」に぀いおは高孊幎の児童の発達の段階を螏たえ䜓の柔 らかさ及び巧みな動きを高めるための運動に重点を眮いお指導するこずを瀺した ものである。たた䜓぀くり運動の指導に圓たっおは音楜に合わせお運動をす るなど楜しく運動に取り組むための工倫を図るこずを瀺したものである。  (2) の盞互の関連を図っお指導するずは 「䜓ほぐしの運動」に぀いおの意味や 必芁性に぀いお保健の時間においお理解を図るこずでありたた心の健康で 孊んだこずを「䜓぀くり運動」の時間で実践し理解を深めようずするこずであ る。  (3) は 「陞䞊運動」に぀いお児童の実態に応じお投の運動を加えお指導す るこずができるこずを瀺したものである。  (4) は 「氎泳運動」に぀いお泳ぎに぀なげる氎䞭からのスタヌトを指導す るずずもに孊校の実態に応じお「背泳ぎ」を加えお指導するこずができるこず を瀺したものである。  (5) は 「ボヌル運動」に぀いおアからりたでの各型で䞻ずしお取り扱う運 動を瀺すずずもにそれぞれの型に応じおその他のボヌル運動を替えお指導する こずもできるこずを瀺したものである。たた 「ベヌスボヌル型」に぀いおは 運動堎が狭くその実斜が難しい孊校もあるこずから取り扱わないこずもできる こずを瀺したものである。  (6) は 「衚珟運動」に぀いお孊校や地域の実態に応じお 「リズムダン ス」を加えお指導するこずができるこずを瀺したものである。  (7) は 「保健」の内容の「(1) 心の健康」及び「(2) けがの防止」に぀いおは 第孊幎 「(3) 病気の予防」に぀いおは第孊幎で指導するこずを瀺したもので ある。たたけがの防止や病気の予防だけでなく 「(2) けがの防止」の適切なけ がの手圓や「(3) 病気の予防」の病原䜓に察する䜓の抵抗力や早期の治療の効果 などを取り䞊げけがや病気からの回埩に぀いおも觊れるようにするこずを瀺し
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160 第章 䜓育科の目 暙及び内容 たものである。  (8) は 「保健」の内容の(3) のアの() の薬物乱甚の心身ぞの圱響に぀いお はシンナヌなどの有機溶剀を䞭心に取り扱うものずしたものである。たた芚 醒剀に぀いおは乱甚される薬物には様々なものがあるこずに觊れる䟋ずしお瀺 したものである。  (9) は 「䜓぀くり運動」をはじめ各運動領域の内容ず心の健康ず運動病 気の予防の運動の効果などの保健領域の内容ずを関連しお指導するこずを瀺した ものである。特に児童が保健領域の病気の予防に぀いお党身を䜿った運動を 日垞的に行うこずが珟圚のみならず倧人になっおからの病気の予防の方法ずし おも重芁であるこずを理解するこずず各運動領域においお孊習したこずを基に 日垞的に運動に芪しむこずを関連付けるなど運動ず健康ずの関連に぀いお具䜓 的な考えをもおるよう配慮するこずが倧切である。
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161  指導蚈画の 䜜成  指導蚈画の䜜成  䜓育科の目暙を達成するためには意図的蚈画的に孊習指導を展開するこず が必芁である。このためには孊校や地域の実態及び児童の心身の発達の段階や 特性を十分に考慮し小孊校幎間の芋通しに立っお各孊幎の目暙や内容授 業時数単元配圓等を的確に定め幎間を通しお運動の実践が円滑に行われるな ど調和のずれた指導蚈画を䜜成するこずが倧切である。  指導蚈画の䜜成に圓たっお留意すべき事項ずしお次の点に配慮をするこずが 倧切である。 (1) 単元など内容や時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜 力の育成に向けお児童の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟を図るよ うにするこず。その際䜓育や保健の芋方・考え方を働かせ運動や 健康に぀いおの自己の課題を芋付けその解決のための掻動を遞んだ り工倫したりする掻動の充実を図るこず。たた運動の楜しさや喜び を味わったり健康の倧切さを実感したりするこずができるよう留意 するこず。  (1) は䜓育科の指導蚈画の䜜成に圓たり児童の䞻䜓的・察話的で深い孊び の実珟に授業改善を進めるこずずし䜓育科の特質に応じお効果的な孊習が展 開できるように配慮すべき内容を瀺したものである。  䜓育科の指導に圓たっおは(1)「知識及び技胜」が習埗されるこず(2)「思 考力刀断力衚珟力等」を育成するこず(3)「孊びに向かう力人間性等」 を涵逊するこずが偏りなく実珟されるよう単元など内容や時間のたずたりを芋 通しながら䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を行うこずが重 芁である。  児童に䜓育科の指導を通しお「知識及び技胜」や「思考力刀断力衚珟力 等」の育成を目指す授業改善を行うこずはこれたでも倚くの実践が重ねられおき おいる。そのような着実に取り組たれおきた実践を吊定し党く異なる指導方法 を導入しなければならないず捉えるのではなく児童や孊校の実態指導の内容 に応じ 「䞻䜓的な孊び」  「察話的な孊び」  「深い孊び」の芖点から授業改善を 図るこずが重芁である。  䞻䜓的・察話的で深い孊びは必ずしも単䜍時間の授業の䞭で党おが実珟さ 第章 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い