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153 付録2 う。ただし第のの(2) のア及びりにおいお特別掻動に぀いおは孊玚掻動孊校絊食に係 るものを陀く。 に限る。 の指導を通しおどのような資質・胜力の育成を目指すのかを明確にし ながら教育掻動の充実を図るものずする。その際児童の発達の段階や特性等を螏たえ぀぀ 次に掲げるこずが偏りなく実珟できるようにするものずする。 (1) 知識及び技胜が習埗されるようにするこず。 (2) 思考力刀断力衚珟力等を育成するこず。 (3) 孊びに向かう力人間性等を涵 かん 逊するこず。  各孊校においおは児童や孊校地域の実態を適切に把握し教育の目的や目暙の実珟に必芁 な教育の内容等を教科等暪断的な芖点で組み立おおいくこず教育課皋の実斜状況を評䟡しおそ の改善を図っおいくこず教育課皋の実斜に必芁な人的又は物的な䜓制を確保するずずもにその 改善を図っおいくこずなどを通しお教育課皋に基づき組織的か぀蚈画的に各孊校の教育掻動の 質の向䞊を図っおいくこず以䞋「カリキュラム・マネゞメント」ずいう。 に努めるものずす る。 第 教育課皋の線成  各孊校の教育目暙ず教育課皋の線成   教育課皋の線成に圓たっおは孊校教育党䜓や各教科等における指導を通しお育成を目指す資 質・胜力を螏たえ぀぀各孊校の教育目暙を明確にするずずもに教育課皋の線成に぀いおの基 本的な方針が家庭や地域ずも共有されるよう努めるものずする。その際第章総合的な孊習の 時間の第のに基づき定められる目暙ずの関連を図るものずする。  教科等暪断的な芖点に立った資質・胜力の育成 (1) 各孊校においおは児童の発達の段階を考慮し蚀語胜力情報掻甚胜力情報モラルを含 む。  問題発芋・解決胜力等の孊習の基盀ずなる資質・胜力を育成しおいくこずができるよ う各教科等の特質を生かし教科等暪断的な芖点から教育課皋の線成を図るものずする。 (2) 各孊校においおは児童や孊校地域の実態及び児童の発達の段階を考慮し豊かな人生の 実珟や灜害等を乗り越えお次代の瀟䌚を圢成するこずに向けた珟代的な諞課題に察応しお求め られる資質・胜力を教科等暪断的な芖点で育成しおいくこずができるよう各孊校の特色を 生かした教育課皋の線成を図るものずする。  教育課皋の線成における共通的事項 (1) 内容等の取扱い ア 第章以䞋に瀺す各教科道埳科倖囜語掻動及び特別掻動の内容に関する事項は特に 瀺す堎合を陀きいずれの孊校においおも取り扱わなければならない。 む 孊校においお特に必芁がある堎合には第章以䞋に瀺しおいない内容を加えお指導する こずができる。たた第章以䞋に瀺す内容の取扱いのうち内容の範囲や皋床等を瀺す事項 は党おの児童に察しお指導するものずする内容の範囲や皋床等を瀺したものであり孊校 においお特に必芁がある堎合にはこの事項にかかわらず加えお指導するこずができる。た だしこれらの堎合には第章以䞋に瀺す各教科道埳科倖囜語掻動及び特別掻動の目 暙や内容の趣旚を逞脱したり児童の負担過重ずなったりするこずのないようにしなければ ならない。 り 第章以䞋に瀺す各教科道埳科倖囜語掻動及び特別掻動の内容に掲げる事項の順序 は特に瀺す堎合を陀き指導の順序を瀺すものではないので孊校においおはその取扱 いに぀いお適切な工倫を加えるものずする。
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154 付録2 ゚ 孊幎の内容を孊幎たずめお瀺した教科及び倖囜語掻動の内容は孊幎間かけお指導す る事項を瀺したものである。各孊校においおはこれらの事項を児童や孊校地域の実態に 応じ孊幎間を芋通しお蚈画的に指導するこずずし特に瀺す堎合を陀きいずれかの孊 幎に分けお又はいずれの孊幎においおも指導するものずする。 オ 孊校においお以䞊の孊幎の児童で線制する孊玚に぀いお特に必芁がある堎合には各教 科及び道埳科の目暙の達成に支障のない範囲内で各教科及び道埳科の目暙及び内容に぀い お孊幎別の順序によらないこずができる。 カ 道埳科を芁ずしお孊校の教育掻動党䜓を通じお行う道埳教育の内容は第章特別の教科 道埳の第に瀺す内容ずしその実斜に圓たっおは第に瀺す道埳教育に関する配慮事項 を螏たえるものずする。 (2) 授業時数等の取扱い ア 各教科等の授業は幎間35週第孊幎に぀いおは34週以䞊にわたっお行うよう蚈画 し週圓たりの授業時数が児童の負担過重にならないようにするものずする。ただし各教 科等や孊習掻動の特質に応じ効果的な堎合には倏季冬季孊幎末等の䌑業日の期間に授 業日を蚭定する堎合を含めこれらの授業を特定の期間に行うこずができる。 む 特別掻動の授業のうち児童䌚掻動クラブ掻動及び孊校行事に぀いおはそれらの内容 に応じ幎間孊期ごず月ごずなどに適切な授業時数を充おるものずする。 り 各孊校の時間割に぀いおは次の事項を螏たえ適切に線成するものずする。 () 各教科等のそれぞれの授業の単䜍時間は各孊校においお各教科等の幎間授業時数 を確保し぀぀児童の発達の段階及び各教科等や孊習掻動の特質を考慮しお適切に定める こず。 () 各教科等の特質に応じ10分から15分皋床の短い時間を掻甚しお特定の教科等の指導を 行う堎合においお教垫が単元や題材など内容や時間のたずたりを芋通した䞭でその 指導内容の決定や指導の成果の把握ず掻甚等を責任をもっお行う䜓制が敎備されおいるず きはその時間を圓該教科等の幎間授業時数に含めるこずができるこず。 () 絊食䌑憩などの時間に぀いおは各孊校においお工倫を加え適切に定めるこず。 () 各孊校においお児童や孊校地域の実態各教科等や孊習掻動の特質等に応じお創 意工倫を生かした時間割を匟力的に線成できるこず。 ゚ 総合的な孊習の時間における孊習掻動により特別掻動の孊校行事に掲げる各行事の実斜 ず同様の成果が期埅できる堎合においおは総合的な孊習の時間における孊習掻動をもっお 盞圓する特別掻動の孊校行事に掲げる各行事の実斜に替えるこずができる。 (3) 指導蚈画の䜜成等に圓たっおの配慮事項   各孊校においおは次の事項に配慮しながら孊校の創意工倫を生かし党䜓ずしお調和 のずれた具䜓的な指導蚈画を䜜成するものずする。 ア 各教科等の指導内容に぀いおは(1) のアを螏たえ぀぀単元や題材など内容や時間のた ずたりを芋通しながらそのたずめ方や重点の眮き方に適切な工倫を加え第のに瀺す 䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を通しお資質・胜力を育む効果的な指導 ができるようにするこず。 む 各教科等及び各孊幎盞互間の関連を図り系統的発展的な指導ができるようにするこ ず。 り 孊幎の内容を孊幎たずめお瀺した教科及び倖囜語掻動に぀いおは圓該孊幎間を芋通し お児童や孊校地域の実態に応じ児童の発達の段階を考慮し぀぀効果的段階的に指 導するようにするこず。
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155 付録2 ゚ 児童の実態等を考慮し指導の効果を高めるため児童の発達の段階や指導内容の関連性 等を螏たえ぀぀合科的・関連的な指導を進めるこず。  孊校段階等間の接続   教育課皋の線成に圓たっおは次の事項に配慮しながら孊校段階等間の接続を図るものずす る。 (1) 幌児期の終わりたでに育っおほしい姿を螏たえた指導を工倫するこずにより幌皚園教育芁 領等に基づく幌児期の教育を通しお育たれた資質・胜力を螏たえお教育掻動を実斜し児童が 䞻䜓的に自己を発揮しながら孊びに向かうこずが可胜ずなるようにするこず。   たた䜎孊幎における教育党䜓においお䟋えば生掻科においお育成する自立し生掻を豊か にしおいくための資質・胜力が他教科等の孊習においおも生かされるようにするなど教科 等間の関連を積極的に図り幌児期の教育及び䞭孊幎以降の教育ずの円滑な接続が図られるよ う工倫するこず。特に小孊校入孊圓初においおは幌児期においお自発的な掻動ずしおの遊 びを通しお育たれおきたこずが各教科等における孊習に円滑に接続されるよう生掻科を䞭 心に合科的・関連的な指導や匟力的な時間割の蚭定など指導の工倫や指導蚈画の䜜成を行 うこず。 (2) 䞭孊校孊習指導芁領及び高等孊校孊習指導芁領を螏たえ䞭孊校教育及びその埌の教育ずの 円滑な接続が図られるよう工倫するこず。特に矩務教育孊校䞭孊校連携型小孊校及び䞭孊 校䜵蚭型小孊校においおは矩務教育幎間を芋通した蚈画的か぀継続的な教育課皋を線成す るこず。 第 教育課皋の実斜ず孊習評䟡  䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善   各教科等の指導に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 (1) 第のの(1) から(3) たでに瀺すこずが偏りなく実珟されるよう単元や題材など内容や 時間のたずたりを芋通しながら児童の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を 行うこず。   特に各教科等においお身に付けた知識及び技胜を掻甚したり思考力刀断力衚珟力等 や孊びに向かう力人間性等を発揮させたりしお孊習の察象ずなる物事を捉え思考するこず により各教科等の特質に応じた物事を捉える芖点や考え方以䞋「芋方 ・ 考え方」ずいう。  が鍛えられおいくこずに留意し児童が各教科等の特質に応じた芋方・考え方を働かせなが ら知識を盞互に関連付けおより深く理解したり情報を粟査しお考えを圢成したり問題を 芋いだしお解決策を考えたり思いや考えを基に創造したりするこずに向かう過皋を重芖した 孊習の充実を図るこず。 (2) 第のの(1) に瀺す蚀語胜力の育成を図るため各孊校においお必芁な蚀語環境を敎える ずずもに囜語科を芁ずし぀぀各教科等の特質に応じお児童の蚀語掻動を充実するこず。あ わせお(7) に瀺すずおり読曞掻動を充実するこず。 (3) 第のの(1) に瀺す情報掻甚胜力の育成を図るため各孊校においおコンピュヌタや情 報通信ネットワヌクなどの情報手段を掻甚するために必芁な環境を敎えこれらを適切に掻甚 した孊習掻動の充実を図るこず。たた各皮の統蚈資料や新聞芖聎芚教材や教育機噚などの 教材・教具の適切な掻甚を図るこず。   あわせお各教科等の特質に応じお次の孊習掻動を蚈画的に実斜するこず。 ア 児童がコンピュヌタで文字を入力するなどの孊習の基盀ずしお必芁ずなる情報手段の基本
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156 付録2 的な操䜜を習埗するための孊習掻動 む 児童がプログラミングを䜓隓しながらコンピュヌタに意図した凊理を行わせるために必 芁な論理的思考力を身に付けるための孊習掻動 (4) 児童が孊習の芋通しを立おたり孊習したこずを振り返ったりする掻動を蚈画的に取り入れ るように工倫するこず。 (5) 児童が生呜の有限性や自然の倧切さ䞻䜓的に挑戊しおみるこずや倚様な他者ず協働するこ ずの重芁性などを実感しながら理解するこずができるよう各教科等の特質に応じた䜓隓掻動 を重芖し家庭や地域瀟䌚ず連携し぀぀䜓系的・継続的に実斜できるよう工倫するこず。 (6) 児童が自ら孊習課題や孊習掻動を遞択する機䌚を蚭けるなど児童の興味・関心を生かした 自䞻的自発的な孊習が促されるよう工倫するこず。 (7) 孊校図曞通を蚈画的に利甚しその機胜の掻甚を図り児童の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実 珟に向けた授業改善に生かすずずもに児童の自䞻的自発的な孊習掻動や読曞掻動を充実す るこず。たた地域の図曞通や博物通矎術通劇堎音楜堂等の斜蚭の掻甚を積極的に図 り資料を掻甚した情報の収集や鑑賞等の孊習掻動を充実するこず。  孊習評䟡の充実   孊習評䟡の実斜に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 (1) 児童のよい点や進歩の状況などを積極的に評䟡し孊習したこずの意矩や䟡倀を実感できる ようにするこず。たた各教科等の目暙の実珟に向けた孊習状況を把握する芳点から単元や 題材など内容や時間のたずたりを芋通しながら評䟡の堎面や方法を工倫しお孊習の過皋や成 果を評䟡し指導の改善や孊習意欲の向䞊を図り資質・胜力の育成に生かすようにするこ ず。 (2) 創意工倫の䞭で孊習評䟡の劥圓性や信頌性が高められるよう組織的か぀蚈画的な取組を掚 進するずずもに孊幎や孊校段階を越えお児童の孊習の成果が円滑に接続されるように工倫す るこず。 第 児童の発達の支揎  児童の発達を支える指導の充実   教育課皋の線成及び実斜に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 (1) 孊習や生掻の基盀ずしお教垫ず児童ずの信頌関係及び児童盞互のよりよい人間関係を育お るため日頃から孊玚経営の充実を図るこず。たた䞻に集団の堎面で必芁な指導や揎助を行 うガむダンスず個々の児童の倚様な実態を螏たえ䞀人䞀人が抱える課題に個別に察応した 指導を行うカりンセリングの双方により児童の発達を支揎するこず。   あわせお小孊校の䜎孊幎䞭孊幎高孊幎の孊幎の時期の特長を生かした指導の工倫を行 うこず。 (2) 児童が自己の存圚感を実感しながらよりよい人間関係を圢成し有意矩で充実した孊校 生掻を送る䞭で珟圚及び将来における自己実珟を図っおいくこずができるよう児童理解を 深め孊習指導ず関連付けながら生埒指導の充実を図るこず。 (3) 児童が孊ぶこずず自己の将来ずの぀ながりを芋通しながら瀟䌚的・職業的自立に向けお 必芁な基盀ずなる資質・胜力を身に付けおいくこずができるよう特別掻動を芁ずし぀぀各教 科等の特質に応じおキャリア教育の充実を図るこず。 (4) 児童が基瀎的・基本的な知識及び技胜の習埗も含め孊習内容を確実に身に付けるこずが できるよう児童や孊校の実態に応じ個別孊習やグルヌプ別孊習繰り返し孊習孊習内容
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157 付録2 の習熟の皋床に応じた孊習児童の興味・関心等に応じた課題孊習補充的な孊習や発展的な 孊習などの孊習掻動を取り入れるこずや教垫間の協力による指導䜓制を確保するこずなど 指導方法や指導䜓制の工倫改善により個に応じた指導の充実を図るこず。その際第の の(3) に瀺す情報手段や教材・教具の掻甚を図るこず。  特別な配慮を必芁ずする児童ぞの指導 (1) 障害のある児童などぞの指導 ア 障害のある児童などに぀いおは特別支揎孊校等の助蚀又は揎助を掻甚し぀぀個々の児 童の障害の状態等に応じた指導内容や指導方法の工倫を組織的か぀蚈画的に行うものずす る。 む 特別支揎孊玚においお実斜する特別の教育課皋に぀いおは次のずおり線成するものずす る。 () 障害による孊習䞊又は生掻䞊の困難を克服し自立を図るため特別支揎孊校小孊郚・䞭 孊郚孊習指導芁領第章に瀺す自立掻動を取り入れるこず。 () 児童の障害の皋床や孊玚の実態等を考慮の䞊各教科の目暙や内容を䞋孊幎の教科の目 暙や内容に替えたり各教科を知的障害者である児童に察する教育を行う特別支揎孊校 の各教科に替えたりするなどしお実態に応じた教育課皋を線成するこず。 り 障害のある児童に察しお通玚による指導を行い特別の教育課皋を線成する堎合には 特別支揎孊校小孊郚・䞭孊郚孊習指導芁領第章に瀺す自立掻動の内容を参考ずし具䜓的 な目暙や内容を定め指導を行うものずする。その際効果的な指導が行われるよう各教 科等ず通玚による指導ずの関連を図るなど教垫間の連携に努めるものずする。 ゚ 障害のある児童などに぀いおは家庭地域及び医療や犏祉保健劎働等の業務を行う 関係機関ずの連携を図り長期的な芖点で児童ぞの教育的支揎を行うために個別の教育支 揎蚈画を䜜成し掻甚するこずに努めるずずもに各教科等の指導に圓たっお個々の児童の 実態を的確に把握し個別の指導蚈画を䜜成し掻甚するこずに努めるものずする。特に特 別支揎孊玚に圚籍する児童や通玚による指導を受ける児童に぀いおは個々の児童の実態を 的確に把握し個別の教育支揎蚈画や個別の指導蚈画を䜜成し効果的に掻甚するものずす る。 (2) 海倖から垰囜した児童などの孊校生掻ぞの適応や日本語の習埗に困難のある児童に察する 日本語指導 ア 海倖から垰囜した児童などに぀いおは孊校生掻ぞの適応を図るずずもに倖囜における 生掻経隓を生かすなどの適切な指導を行うものずする。 む 日本語の習埗に困難のある児童に぀いおは個々の児童の実態に応じた指導内容や指導方 法の工倫を組織的か぀蚈画的に行うものずする。特に通玚による日本語指導に぀いおは 教垫間の連携に努め指導に぀いおの蚈画を個別に䜜成するこずなどにより効果的な指導 に努めるものずする。 (3) 䞍登校児童ぞの配慮 ア 䞍登校児童に぀いおは保護者や関係機関ず連携を図り心理や犏祉の専門家の助蚀又は 揎助を埗ながら瀟䌚的自立を目指す芳点から個々の児童の実態に応じた情報の提䟛その 他の必芁な支揎を行うものずする。 む 盞圓の期間小孊校を欠垭し匕き続き欠垭するず認められる児童を察象ずしお文郚科孊倧臣 が認める特別の教育課皋を線成する堎合には児童の実態に配慮した教育課皋を線成するず ずもに個別孊習やグルヌプ別孊習など指導方法や指導䜓制の工倫改善に努めるものずする。
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158 付録2 第 孊校運営䞊の留意事項  教育課皋の改善ず孊校評䟡等 ア 各孊校においおは校長の方針の䞋に校務分掌に基づき教職員が適切に圹割を分担し぀ ぀盞互に連携しながら各孊校の特色を生かしたカリキュラム・マネゞメントを行うよう努 めるものずする。たた各孊校が行う孊校評䟡に぀いおは教育課皋の線成実斜改善が教 育掻動や孊校運営の䞭栞ずなるこずを螏たえカリキュラム・マネゞメントず関連付けながら 実斜するよう留意するものずする。 む 教育課皋の線成及び実斜に圓たっおは孊校保健蚈画孊校安党蚈画食に関する指導の党 䜓蚈画いじめの防止等のための察策に関する基本的な方針など各分野における孊校の党䜓 蚈画等ず関連付けながら効果的な指導が行われるように留意するものずする。  家庭や地域瀟䌚ずの連携及び協働ず孊校間の連携   教育課皋の線成及び実斜に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 ア 孊校がその目的を達成するため孊校や地域の実態等に応じ教育掻動の実斜に必芁な人 的又は物的な䜓制を家庭や地域の人々の協力を埗ながら敎えるなど家庭や地域瀟䌚ずの連 携及び協働を深めるこず。たた高霢者や異幎霢の子䟛など地域における䞖代を越えた亀 流の機䌚を蚭けるこず。 む 他の小孊校や幌皚園認定こども園保育所䞭孊校高等孊校特別支揎孊校などず の間の連携や亀流を図るずずもに障害のある幌児児童生埒ずの亀流及び共同孊習の機䌚を 蚭け共に尊重し合いながら協働しお生掻しおいく態床を育むようにするこず。 第 道埳教育に関する配慮事項  道埳教育を進めるに圓たっおは道埳教育の特質を螏たえ前項たでに瀺す事項に加え次の事 項に配慮するものずする。  各孊校においおは第のの(2) に瀺す道埳教育の目暙を螏たえ道埳教育の党䜓蚈画を䜜 成し校長の方針の䞋に道埳教育の掚進を䞻に担圓する教垫以䞋「道埳教育掚進教垫」ずい う。 を䞭心に党教垫が協力しお道埳教育を展開するこず。なお道埳教育の党䜓蚈画の䜜成 に圓たっおは児童や孊校地域の実態を考慮しお孊校の道埳教育の重点目暙を蚭定するずず もに道埳科の指導方針第章特別の教科道埳の第に瀺す内容ずの関連を螏たえた各教科 倖囜語掻動総合的な孊習の時間及び特別掻動における指導の内容及び時期䞊びに家庭や地域瀟 䌚ずの連携の方法を瀺すこず。  各孊校においおは児童の発達の段階や特性等を螏たえ指導内容の重点化を図るこず。その 際各孊幎を通じお自立心や自埋性生呜を尊重する心や他者を思いやる心を育おるこずに留 意するこず。たた各孊幎段階においおは次の事項に留意するこず。 (1) 第孊幎及び第孊幎においおは挚拶などの基本的な生掻習慣を身に付けるこず善悪を 刀断ししおはならないこずをしないこず瀟䌚生掻䞊のきたりを守るこず。 (2) 第孊幎及び第孊幎においおは善悪を刀断し正しいず刀断したこずを行うこず身近 な人々ず協力し助け合うこず集団や瀟䌚のきたりを守るこず。 (3) 第孊幎及び第孊幎においおは盞手の考え方や立堎を理解しお支え合うこず法やきた りの意矩を理解しお進んで守るこず集団生掻の充実に努めるこず䌝統ず文化を尊重しそ れらを育んできた我が囜ず郷土を愛するずずもに他囜を尊重するこず。  孊校や孊玚内の人間関係や環境を敎えるずずもに集団宿泊掻動やボランティア掻動自然䜓
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159 付録2 隓掻動地域の行事ぞの参加などの豊かな䜓隓を充実するこず。たた道埳教育の指導内容が 児童の日垞生掻に生かされるようにするこず。その際いじめの防止や安党の確保等にも資する こずずなるよう留意するこず。  孊校の道埳教育の党䜓蚈画や道埳教育に関する諞掻動などの情報を積極的に公衚したり道埳 教育の充実のために家庭や地域の人々の積極的な参加や協力を埗たりするなど家庭や地域瀟䌚 ずの共通理解を深め盞互の連携を図るこず。
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160 付録3 第 目 暙  探究的な芋方・考え方を働かせ暪断的・総合的な孊習を行うこずを通しおよりよく課題を解決 し自己の生き方を考えおいくための資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 (1) 探究的な孊習の過皋においお課題の解決に必芁な知識及び技胜を身に付け課題に関わる抂 念を圢成し探究的な孊習のよさを理解するようにする。 (2) 実瀟䌚や実生掻の䞭から問いを芋いだし自分で課題を立お情報を集め敎理・分析しお たずめ・衚珟するこずができるようにする。 (3) 探究的な孊習に䞻䜓的・協働的に取り組むずずもに互いのよさを生かしながら積極的に瀟 䌚に参画しようずする態床を逊う。 第 各孊校においお定める目暙及び内容   目 暙    各孊校においおは第の目暙を螏たえ各孊校の総合的な孊習の時間の目暙を定める。   内 容    各孊校においおは第の目暙を螏たえ各孊校の総合的な孊習の時間の内容を定める。   各孊校においお定める目暙及び内容の取扱い    各孊校においお定める目暙及び内容の蚭定に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 (1) 各孊校においお定める目暙に぀いおは各孊校における教育目暙を螏たえ総合的な孊習の 時間を通しお育成を目指す資質・胜力を瀺すこず。 (2) 各孊校においお定める目暙及び内容に぀いおは他教科等の目暙及び内容ずの違いに留意し ぀぀他教科等で育成を目指す資質・胜力ずの関連を重芖するこず。 (3) 各孊校においお定める目暙及び内容に぀いおは日垞生掻や瀟䌚ずの関わりを重芖するこ ず。 (4) 各孊校においお定める内容に぀いおは目暙を実珟するにふさわしい探究課題探究課題の 解決を通しお育成を目指す具䜓的な資質・胜力を瀺すこず。 (5) 目暙を実珟するにふさわしい探究課題に぀いおは孊校の実態に応じお䟋えば囜際理 解情報環境犏祉・健康などの珟代的な諞課題に察応する暪断的・総合的な課題地域の 人々の暮らし䌝統ず文化など地域や孊校の特色に応じた課題児童の興味・関心に基づく課 題などを螏たえお蚭定するこず。 (6) 探究課題の解決を通しお育成を目指す具䜓的な資質・胜力に぀いおは次の事項に配慮する こず。  ア 知識及び技胜に぀いおは他教科等及び総合的な孊習の時間で習埗する知識及び技胜が盞 互に関連付けられ瀟䌚の䞭で生きお働くものずしお圢成されるようにするこず。 む 思考力刀断力衚珟力等に぀いおは課題の蚭定情報の収集敎理・分析たずめ・ 衚珟などの探究的な孊習の過皋においお発揮され未知の状況においお掻甚できるものずし お身に付けられるようにするこず。 り 孊びに向かう力人間性等に぀いおは自分自身に関するこず及び他者や瀟䌚ずの関わり 小孊校孊習指導芁領 第章 総合的な孊習の時間
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161 付録3 に関するこずの䞡方の芖点を螏たえるこず。 (7) 目暙を実珟するにふさわしい探究課題及び探究課題の解決を通しお育成を目指す具䜓的な資 質・胜力に぀いおは教科等を越えた党おの孊習の基盀ずなる資質・胜力が育たれ掻甚され るものずなるよう配慮するこず。 第 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い    指導蚈画の䜜成に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 (1) 幎間や単元など内容や時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向け お児童の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟を図るようにするこず。その際児童や孊校地 域の実態等に応じお児童が探究的な芋方・考え方を働かせ教科等の枠を超えた暪断的・総 合的な孊習や児童の興味・関心等に基づく孊習を行うなど創意工倫を生かした教育掻動の充実 を図るこず。 (2) 党䜓蚈画及び幎間指導蚈画の䜜成に圓たっおは孊校における党教育掻動ずの関連の䞋に 目暙及び内容孊習掻動指導方法や指導䜓制孊習の評䟡の蚈画などを瀺すこず。 (3) 他教科等及び総合的な孊習の時間で身に付けた資質・胜力を盞互に関連付け孊習や生掻に おいお生かしそれらが総合的に働くようにするこず。その際蚀語胜力情報掻甚胜力など 党おの孊習の基盀ずなる資質・胜力を重芖するこず。 (4) 他教科等の目暙及び内容ずの違いに留意し぀぀第の目暙䞊びに第の各孊校においお定 める目暙及び内容を螏たえた適切な孊習掻動を行うこず。 (5) 各孊校における総合的な孊習の時間の名称に぀いおは各孊校においお適切に定めるこず。 (6) 障害のある児童などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに応じた指導内容や指 導方法の工倫を蚈画的組織的に行うこず。 (7) 第章総則の第のの(2) に瀺す道埳教育の目暙に基づき道埳科などずの関連を考慮し ながら第章特別の教科道埳の第に瀺す内容に぀いお総合的な孊習の時間の特質に応じ お適切な指導をするこず。   第の内容の取扱いに぀いおは次の事項に配慮するものずする。 (1) 第の各孊校においお定める目暙及び内容に基づき児童の孊習状況に応じお教垫が適切な 指導を行うこず。 (2) 探究的な孊習の過皋においおは他者ず協働しお課題を解決しようずする孊習掻動や蚀語 により分析したずめたり衚珟したりするなどの孊習掻動が行われるようにするこず。その 際䟋えば比范する分類する関連付けるなどの考えるための技法が掻甚されるようにす るこず。 (3) 探究的な孊習の過皋においおはコンピュヌタや情報通信ネットワヌクなどを適切か぀効果 的に掻甚しお情報を収集・敎理・発信するなどの孊習掻動が行われるよう工倫するこず。そ の際コンピュヌタで文字を入力するなどの孊習の基盀ずしお必芁ずなる情報手段の基本的な 操䜜を習埗し情報や情報手段を䞻䜓的に遞択し掻甚できるよう配慮するこず。 (4) 自然䜓隓やボランティア掻動などの瀟䌚䜓隓ものづくり生産掻動などの䜓隓掻動芳 察・実隓芋孊や調査発衚や蚎論などの孊習掻動を積極的に取り入れるこず。 (5) 䜓隓掻動に぀いおは第の目暙䞊びに第の各孊校においお定める目暙及び内容を螏た え探究的な孊習の過皋に適切に䜍眮付けるこず。 (6) グルヌプ孊習や異幎霢集団による孊習などの倚様な孊習圢態地域の人々の協力も埗぀぀
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162 付録3 党教垫が䞀䜓ずなっお指導に圓たるなどの指導䜓制に぀いお工倫を行うこず。 (7) 孊校図曞通の掻甚他の孊校ずの連携公民通図曞通博物通等の瀟䌚教育斜蚭や瀟䌚教 育関係団䜓等の各皮団䜓ずの連携地域の教材や孊習環境の積極的な掻甚などの工倫を行うこ ず。 (8) 囜際理解に関する孊習を行う際には探究的な孊習に取り組むこずを通しお諞倖囜の生掻 や文化などを䜓隓したり調査したりするなどの孊習掻動が行われるようにするこず。 (9) 情報に関する孊習を行う際には探究的な孊習に取り組むこずを通しお情報を収集・敎 理・発信したり情報が日垞生掻や瀟䌚に䞎える圱響を考えたりするなどの孊習掻動が行われ るようにするこず。第章総則の第のの(3) のむに掲げるプログラミングを䜓隓しながら 論理的思考力を身に付けるための孊習掻動を行う堎合にはプログラミングを䜓隓するこず が探究的な孊習の過皋に適切に䜍眮付くようにするこず。 
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163 付録4 第 目 暙  探究的な芋方・考え方を働かせ暪断的・総合的な孊習を行うこずを通しおよりよく課題を解決 し自己の生き方を考えおいくための資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 (1) 探究的な孊習の過皋においお課題の解決に必芁な知識及び技胜を身に付け課題に関わる抂 念を圢成し探究的な孊習のよさを理解するようにする。 (2) 実瀟䌚や実生掻の䞭から問いを芋いだし自分で課題を立お情報を集め敎理・分析しお たずめ・衚珟するこずができるようにする。 (3) 探究的な孊習に䞻䜓的・協働的に取り組むずずもに互いのよさを生かしながら積極的に瀟 䌚に参画しようずする態床を逊う。 第 各孊校においお定める目暙及び内容   目 暙    各孊校においおは第の目暙を螏たえ各孊校の総合的な孊習の時間の目暙を定める。   内 容    各孊校においおは第の目暙を螏たえ各孊校の総合的な孊習の時間の内容を定める。   各孊校においお定める目暙及び内容の取扱い    各孊校においお定める目暙及び内容の蚭定に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 (1) 各孊校においお定める目暙に぀いおは各孊校における教育目暙を螏たえ総合的な孊習の 時間を通しお育成を目指す資質・胜力を瀺すこず。 (2) 各孊校においお定める目暙及び内容に぀いおは他教科等の目暙及び内容ずの違いに留意し ぀぀他教科等で育成を目指す資質・胜力ずの関連を重芖するこず。 (3) 各孊校においお定める目暙及び内容に぀いおは日垞生掻や瀟䌚ずの関わりを重芖するこ ず。 (4) 各孊校においお定める内容に぀いおは目暙を実珟するにふさわしい探究課題探究課題の 解決を通しお育成を目指す具䜓的な資質・胜力を瀺すこず。 (5) 目暙を実珟するにふさわしい探究課題に぀いおは孊校の実態に応じお䟋えば囜際理 解情報環境犏祉・健康などの珟代的な諞課題に察応する暪断的・総合的な課題地域や 孊校の特色に応じた課題生埒の興味・関心に基づく課題職業や自己の将来に関する課題な どを螏たえお蚭定するこず。 (6) 探究課題の解決を通しお育成を目指す具䜓的な資質・胜力に぀いおは次の事項に配慮する こず。 ア 知識及び技胜に぀いおは他教科等及び総合的な孊習の時間で習埗する知識及び技胜が盞 互に関連付けられ瀟䌚の䞭で生きお働くものずしお圢成されるようにするこず。 む 思考力刀断力衚珟力等に぀いおは課題の蚭定情報の収集敎理・分析たずめ・ 衚珟などの探究的な孊習の過皋においお発揮され未知の状況においお掻甚できるものずし お身に付けられるようにするこず。 り 孊びに向かう力人間性等に぀いおは自分自身に関するこず及び他者や瀟䌚ずの関わり 䞭孊校孊習指導芁領 第章 総合的な孊習の時間
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164 付録4 に関するこずの䞡方の芖点を螏たえるこず。 (7) 目暙を実珟するにふさわしい探究課題及び探究課題の解決を通しお育成を目指す具䜓的な資 質・胜力に぀いおは教科等を越えた党おの孊習の基盀ずなる資質・胜力が育たれ掻甚され るものずなるよう配慮するこず。 第 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い    指導蚈画の䜜成に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 (1) 幎間や単元など内容や時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向け お生埒の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟を図るようにするこず。その際生埒や孊校地 域の実態等に応じお生埒が探究的な芋方・考え方を働かせ教科等の枠を超えた暪断的・総 合的な孊習や生埒の興味・関心等に基づく孊習を行うなど創意工倫を生かした教育掻動の充実 を図るこず。 (2) 党䜓蚈画及び幎間指導蚈画の䜜成に圓たっおは孊校における党教育掻動ずの関連の䞋に 目暙及び内容孊習掻動指導方法や指導䜓制孊習の評䟡の蚈画などを瀺すこず。その際 小孊校における総合的な孊習の時間の取組を螏たえるこず。 (3) 他教科等及び総合的な孊習の時間で身に付けた資質・胜力を盞互に関連付け孊習や生掻に おいお生かしそれらが総合的に働くようにするこず。その際蚀語胜力情報掻甚胜力など 党おの孊習の基盀ずなる資質・胜力を重芖するこず。 (4) 他教科等の目暙及び内容ずの違いに留意し぀぀第の目暙䞊びに第の各孊校においお定 める目暙及び内容を螏たえた適切な孊習掻動を行うこず。 (5) 各孊校における総合的な孊習の時間の名称に぀いおは各孊校においお適切に定めるこず。 (6) 障害のある生埒などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに応じた指導内容や指 導方法の工倫を蚈画的組織的に行うこず。 (7) 第章総則の第のの(2) に瀺す道埳教育の目暙に基づき道埳科などずの関連を考慮し ながら第章特別の教科道埳の第に瀺す内容に぀いお総合的な孊習の時間の特質に応じ お適切な指導をするこず。   第の内容の取扱いに぀いおは次の事項に配慮するものずする。 (1) 第の各孊校においお定める目暙及び内容に基づき生埒の孊習状況に応じお教垫が適切な 指導を行うこず。 (2) 探究的な孊習の過皋においおは他者ず協働しお課題を解決しようずする孊習掻動や蚀語 により分析したずめたり衚珟したりするなどの孊習掻動が行われるようにするこず。その 際䟋えば比范する分類する関連付けるなどの考えるための技法が掻甚されるようにす るこず。 (3) 探究的な孊習の過皋においおはコンピュヌタや情報通信ネットワヌクなどを適切か぀効果 的に掻甚しお情報を収集・敎理・発信するなどの孊習掻動が行われるよう工倫するこず。そ の際情報や情報手段を䞻䜓的に遞択し掻甚できるよう配慮するこず。 (4) 自然䜓隓や職堎䜓隓掻動ボランティア掻動などの瀟䌚䜓隓ものづくり生産掻動などの 䜓隓掻動芳察・実隓芋孊や調査発衚や蚎論などの孊習掻動を積極的に取り入れるこず。 (5) 䜓隓掻動に぀いおは第の目暙䞊びに第の各孊校においお定める目暙及び内容を螏た え探究的な孊習の過皋に適切に䜍眮付けるこず。 (6) グルヌプ孊習や異幎霢集団による孊習などの倚様な孊習圢態地域の人々の協力も埗぀぀
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165 付録4 党教垫が䞀䜓ずなっお指導に圓たるなどの指導䜓制に぀いお工倫を行うこず。 (7) 孊校図曞通の掻甚他の孊校ずの連携公民通図曞通博物通等の瀟䌚教育斜蚭や瀟䌚教 育関係団䜓等の各皮団䜓ずの連携地域の教材や孊習環境の積極的な掻甚などの工倫を行うこ ず。 (8) 職業や自己の将来に関する孊習を行う際には探究的な孊習に取り組むこずを通しお自己 を理解し将来の生き方を考えるなどの孊習掻動が行われるようにするこず。
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166 付録5 第 目 暙  第章総則の第のの(2) に瀺す道埳教育の目暙に基づきよりよく生きるための基盀ずなる道 埳性を逊うため道埳的諞䟡倀に぀いおの理解を基に自己を芋぀め物事を倚面的・倚角的に考 え自己の生き方に぀いおの考えを深める孊習を通しお道埳的な刀断力心情実践意欲ず態床を 育おる。 第 内 容  孊校の教育掻動党䜓を通じお行う道埳教育の芁である道埳科においおは以䞋に瀺す項目に぀いお 扱う。   䞻ずしお自分自身に関するこず  善悪の刀断自埋自由ず責任   〔第孊幎及び第孊幎〕     よいこずず悪いこずずの区別をしよいず思うこずを進んで行うこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     正しいず刀断したこずは自信をもっお行うこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     自由を倧切にし自埋的に刀断し責任のある行動をするこず。  正盎誠実   〔第孊幎及び第孊幎〕     うそを぀いたりごたかしをしたりしないで玠盎に䌞び䌞びず生掻するこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     過ちは玠盎に改め正盎に明るい心で生掻するこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     誠実に明るい心で生掻するこず。  節床節制   〔第孊幎及び第孊幎〕      健康や安党に気を付け物や金銭を倧切にし身の回りを敎えわがたたをしないで芏則 正しい生掻をするこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕      自分でできるこずは自分でやり安党に気を付けよく考えお行動し節床のある生掻をす るこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕      安党に気を付けるこずや生掻習慣の倧切さに぀いお理解し自分の生掻を芋盎し節床を 守り節制に心掛けるこず。  個性の䌞長   〔第孊幎及び第孊幎〕     自分の特城に気付くこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     自分の特城に気付き長所を䌞ばすこず。 小孊校孊習指導芁領 第章 特別の教科 道埳
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167 付録5   〔第孊幎及び第孊幎〕     自分の特城を知っお短所を改め長所を䌞ばすこず。  垌望ず勇気努力ず匷い意志   〔第孊幎及び第孊幎〕     自分のやるべき勉匷や仕事をしっかりず行うこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     自分でやろうず決めた目暙に向かっお匷い意志をもち粘り匷くやり抜くこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕      より高い目暙を立お垌望ず勇気をもち困難があっおもくじけずに努力しお物事をやり抜 くこず。  真理の探究   〔第孊幎及び第孊幎〕     真理を倧切にし物事を探究しようずする心をも぀こず。   䞻ずしお人ずの関わりに関するこず  芪切思いやり   〔第孊幎及び第孊幎〕     身近にいる人に枩かい心で接し芪切にするこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     盞手のこずを思いやり進んで芪切にするこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     誰に察しおも思いやりの心をもち盞手の立堎に立っお芪切にするこず。  感謝   〔第孊幎及び第孊幎〕     家族など日頃䞖話になっおいる人々に感謝するこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕      家族など生掻を支えおくれおいる人々や珟圚の生掻を築いおくれた高霢者に尊敬ず感謝の 気持ちをもっお接するこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕      日々の生掻が家族や過去からの倚くの人々の支え合いや助け合いで成り立っおいるこずに感 謝しそれに応えるこず。  瀌儀   〔第孊幎及び第孊幎〕     気持ちのよい挚拶蚀葉遣い動䜜などに心掛けお明るく接するこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     瀌儀の倧切さを知り誰に察しおも真心をもっお接するこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     時ず堎をわきたえお瀌儀正しく真心をもっお接するこず。  友情信頌   〔第孊幎及び第孊幎〕     友達ず仲よくし助け合うこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     友達ず互いに理解し信頌し助け合うこず。
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168 付録5   〔第孊幎及び第孊幎〕      友達ず互いに信頌し孊び合っお友情を深め異性に぀いおも理解しながら人間関係を築 いおいくこず。  盞互理解寛容   〔第孊幎及び第孊幎〕      自分の考えや意芋を盞手に䌝えるずずもに盞手のこずを理解し自分ず異なる意芋も倧切 にするこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕      自分の考えや意芋を盞手に䌝えるずずもに謙虚な心をもち広い心で自分ず異なる意芋や 立堎を尊重するこず。   䞻ずしお集団や瀟䌚ずの関わりに関するこず  芏則の尊重   〔第孊幎及び第孊幎〕     玄束やきたりを守りみんなが䜿う物を倧切にするこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     玄束や瀟䌚のきたりの意矩を理解しそれらを守るこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕      法やきたりの意矩を理解した䞊で進んでそれらを守り自他の暩利を倧切にし矩務を果た すこず。  公正公平瀟䌚正矩   〔第孊幎及び第孊幎〕     自分の奜き嫌いにずらわれないで接するこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     誰に察しおも分け隔おをせず公正公平な態床で接するこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕      誰に察しおも差別をするこずや偏芋をも぀こずなく公正公平な態床で接し正矩の実珟 に努めるこず。  勀劎公共の粟神   〔第孊幎及び第孊幎〕     働くこずのよさを知りみんなのために働くこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     働くこずの倧切さを知り進んでみんなのために働くこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕      働くこずや瀟䌚に奉仕するこずの充実感を味わうずずもにその意矩を理解し公共のため に圹に立぀こずをするこず。  家族愛家庭生掻の充実   〔第孊幎及び第孊幎〕     父母祖父母を敬愛し進んで家の手䌝いなどをしお家族の圹に立぀こず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     父母祖父母を敬愛し家族みんなで協力し合っお楜しい家庭を぀くるこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     父母祖父母を敬愛し家族の幞せを求めお進んで圹に立぀こずをするこず。
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169 付録5  よりよい孊校生掻集団生掻の充実   〔第孊幎及び第孊幎〕     先生を敬愛し孊校の人々に芪しんで孊玚や孊校の生掻を楜しくするこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     先生や孊校の人々を敬愛しみんなで協力し合っお楜しい孊玚や孊校を぀くるこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕      先生や孊校の人々を敬愛しみんなで協力し合っおよりよい孊玚や孊校を぀くるずずもに 様々な集団の䞭での自分の圹割を自芚しお集団生掻の充実に努めるこず。  䌝統ず文化の尊重囜や郷土を愛する態床   〔第孊幎及び第孊幎〕     我が囜や郷土の文化ず生掻に芪しみ愛着をも぀こず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     我が囜や郷土の䌝統ず文化を倧切にし囜や郷土を愛する心をも぀こず。   〔第孊幎及び第孊幎〕      我が囜や郷土の䌝統ず文化を倧切にし先人の努力を知り囜や郷土を愛する心をも぀こ ず。  囜際理解囜際芪善   〔第孊幎及び第孊幎〕     他囜の人々や文化に芪しむこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     他囜の人々や文化に芪しみ関心をも぀こず。   〔第孊幎及び第孊幎〕    他囜の人々や文化に぀いお理解し日本人ずしおの自芚をもっお囜際芪善に努めるこず。   䞻ずしお生呜や自然厇高なものずの関わりに関するこず  生呜の尊さ   〔第孊幎及び第孊幎〕     生きるこずのすばらしさを知り生呜を倧切にするこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     生呜の尊さを知り生呜あるものを倧切にするこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕      生呜が倚くの生呜の぀ながりの䞭にあるかけがえのないものであるこずを理解し生呜を尊 重するこず。  自然愛護   〔第孊幎及び第孊幎〕     身近な自然に芪しみ動怍物に優しい心で接するこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     自然のすばらしさや䞍思議さを感じ取り自然や動怍物を倧切にするこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕     自然の偉倧さを知り自然環境を倧切にするこず。  感動畏敬の念   〔第孊幎及び第孊幎〕     矎しいものに觊れすがすがしい心をも぀こず。
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170 付録5   〔第孊幎及び第孊幎〕     矎しいものや気高いものに感動する心をも぀こず。   〔第孊幎及び第孊幎〕      矎しいものや気高いものに感動する心や人間の力を超えたものに察する畏敬の念をも぀こ ず。  よりよく生きる喜び   〔第孊幎及び第孊幎〕      よりよく生きようずする人間の匷さや気高さを理解し人間ずしお生きる喜びを感じるこ ず。 第 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い  各孊校においおは道埳教育の党䜓蚈画に基づき各教科倖囜語掻動総合的な孊習の時間 及び特別掻動ずの関連を考慮しながら道埳科の幎間指導蚈画を䜜成するものずする。なお䜜 成に圓たっおは第に瀺す各孊幎段階の内容項目に぀いお盞圓する各孊幎においお党お取り 䞊げるこずずする。その際児童や孊校の実態に応じ孊幎間を芋通した重点的な指導や内容 項目間の関連を密にした指導䞀぀の内容項目を耇数の時間で扱う指導を取り入れるなどの工倫 を行うものずする。  第の内容の指導に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 (1) 校長や教頭などの参加他の教垫ずの協力的な指導などに぀いお工倫し道埳教育掚進教垫 を䞭心ずした指導䜓制を充実するこず。 (2) 道埳科が孊校の教育掻動党䜓を通じお行う道埳教育の芁ずしおの圹割を果たすこずができる よう蚈画的・発展的な指導を行うこず。特に各教科倖囜語掻動総合的な孊習の時間及 び特別掻動における道埳教育ずしおは取り扱う機䌚が十分でない内容項目に関わる指導を補う こずや児童や孊校の実態等を螏たえお指導をより䞀局深めるこず内容項目の盞互の関連を 捉え盎したり発展させたりするこずに留意するこず。 (3) 児童が自ら道埳性を逊う䞭で自らを振り返っお成長を実感したりこれからの課題や目暙 を芋付けたりするこずができるよう工倫するこず。その際道埳性を逊うこずの意矩に぀い お児童自らが考え理解し䞻䜓的に孊習に取り組むこずができるようにするこず。 (4) 児童が倚様な感じ方や考え方に接する䞭で考えを深め刀断し衚珟する力などを育むこ ずができるよう自分の考えを基に話し合ったり曞いたりするなどの蚀語掻動を充実するこ ず。 (5) 児童の発達の段階や特性等を考慮し指導のねらいに即しお問題解決的な孊習道埳的行 為に関する䜓隓的な孊習等を適切に取り入れるなど指導方法を工倫するこず。その際それ らの掻動を通じお孊んだ内容の意矩などに぀いお考えるこずができるようにするこず。たた 特別掻動等における倚様な実践掻動や䜓隓掻動も道埳科の授業に生かすようにするこず。 (6) 児童の発達の段階や特性等を考慮し第に瀺す内容ずの関連を螏たえ぀぀情報モラルに 関する指導を充実するこず。たた児童の発達の段階や特性等を考慮し䟋えば瀟䌚の持続 可胜な発展などの珟代的な課題の取扱いにも留意し身近な瀟䌚的課題を自分ずの関係におい お考えそれらの解決に寄䞎しようずする意欲や態床を育おるよう努めるこず。なお倚様な 芋方や考え方のできる事柄に぀いお特定の芋方や考え方に偏った指導を行うこずのないよう にするこず。 (7) 道埳科の授業を公開したり授業の実斜や地域教材の開発や掻甚などに家庭や地域の人々
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171 付録5 各分野の専門家等の積極的な参加や協力を埗たりするなど家庭や地域瀟䌚ずの共通理解を深 め盞互の連携を図るこず。  教材に぀いおは次の事項に留意するものずする。 (1) 児童の発達の段階や特性地域の実情等を考慮し倚様な教材の掻甚に努めるこず。特に 生呜の尊厳自然䌝統ず文化先人の䌝蚘スポヌツ情報化ぞの察応等の珟代的な課題な どを題材ずし児童が問題意識をもっお倚面的・倚角的に考えたり感動を芚えたりするよう な充実した教材の開発や掻甚を行うこず。 (2) 教材に぀いおは教育基本法や孊校教育法その他の法什に埓い次の芳点に照らし適切ず刀 断されるものであるこず。 ア 児童の発達の段階に即しねらいを達成するのにふさわしいものであるこず。 む 人間尊重の粟神にかなうものであっお悩みや葛藀等の心の揺れ人間関係の理解等の課 題も含め児童が深く考えるこずができ人間ずしおよりよく生きる喜びや勇気を䞎えられ るものであるこず。 り 倚様な芋方や考え方のできる事柄を取り扱う堎合には特定の芋方や考え方に偏った取扱 いがなされおいないものであるこず。  児童の孊習状況や道埳性に係る成長の様子を継続的に把握し指導に生かすよう努める必芁が ある。ただし数倀などによる評䟡は行わないものずする。
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172 付録6 「道埳の内容」の孊幎段階・孊校段階の䞀芧衚 小孊校第孊幎及び第孊幎19 小孊校第孊幎及び第孊幎20  䞻ずしお自分自身に関するこず 善悪の刀断 自埋自由ず責任 (1) よいこずず悪いこずずの区別をしよいず思うこずを 進んで行うこず。 (1) 正しいず刀断したこずは自信をもっお行うこず。 正盎誠実 (2) うそを぀いたりごたかしをしたりしないで玠盎に䌞 び䌞びず生掻するこず。 (2) 過ちは玠盎に改め正盎に明るい心で生掻するこず。 節床節制 (3) 健康や安党に気を付け物や金銭を倧切にし身の回 りを敎えわがたたをしないで芏則正しい生掻をする こず。 (3) 自分でできるこずは自分でやり安党に気を付けよ く考えお行動し節床のある生掻をするこず。 個性の䌞長 (4) 自分の特城に気付くこず。 (4) 自分の特城に気付き長所を䌞ばすこず。 垌望ず勇気 努力ず匷い意志 (5) 自分のやるべき勉匷や仕事をしっかりず行うこず。 (5) 自分でやろうず決めた目暙に向かっお匷い意志をも ち粘り匷くやり抜くこず。 真理の探究  䞻ずしお人ずの関わりに関するこず 芪切思いやり (6) 身近にいる人に枩かい心で接し芪切にするこず。 (6) 盞手のこずを思いやり進んで芪切にするこず。 感謝 (7) 家族など日頃䞖話になっおいる人々に感謝するこず。 (7) 家族など生掻を支えおくれおいる人々や珟圚の生掻を 築いおくれた高霢者に尊敬ず感謝の気持ちをもっお接 するこず。 瀌儀 (8) 気持ちのよい挚拶蚀葉遣い動䜜などに心掛けお 明るく接するこず。 (8) 瀌儀の倧切さを知り誰に察しおも真心をもっお接す るこず。 友情信頌 (9) 友達ず仲よくし助け合うこず。 (9) 友達ず互いに理解し信頌し助け合うこず。 盞互理解寛容 (10) 自分の考えや意芋を盞手に䌝えるずずもに盞手のこ ずを理解し自分ず異なる意芋も倧切にするこず。  䞻ずしお集団や瀟䌚ずの関わりに関するこず 芏則の尊重 (10) 玄束やきたりを守りみんなが䜿う物を倧切にするこ ず。 (11) 玄束や瀟䌚のきたりの意矩を理解しそれらを守るこ ず。 公正公平 瀟䌚正矩 (11) 自分の奜き嫌いにずらわれないで接するこず。 (12) 誰に察しおも分け隔おをせず公正公平な態床で接 するこず。 勀劎公共の粟神 (12) 働くこずのよさを知りみんなのために働くこず。 (13) 働くこずの倧切さを知り進んでみんなのために働く こず。 家族愛 家庭生掻の充実 (13) 父母祖父母を敬愛し進んで家の手䌝いなどをし お家族の圹に立぀こず。 (14) 父母祖父母を敬愛し家族みんなで協力し合っお楜 しい家庭を぀くるこず。 よりよい孊校生掻 集団生掻の充実 (14) 先生を敬愛し孊校の人々に芪しんで孊玚や孊校の 生掻を楜しくするこず。 (15) 先生や孊校の人々を敬愛しみんなで協力し合っお楜 しい孊玚や孊校を぀くるこず。 䌝統ず文化の尊重 囜や郷土を愛する態床 (15) 我が囜や郷土の文化ず生掻に芪しみ 愛着をも぀こず。(16) 我が囜や郷土の䌝統ず文化を倧切にし囜や郷土を愛 する心をも぀こず。 囜際理解囜際芪善 (16) 他囜の人々や文化に芪しむこず。 (17) 他囜の人々や文化に芪しみ関心をも぀こず。  䞻ずしお生呜や自然厇高なものずの関わりに関するこず 生呜の尊さ (17) 生きるこずのすばらしさを知り生呜を倧切にするこ ず。 (18) 生呜の尊さを知り生呜あるものを倧切にするこず。 自然愛護 (18) 身近な自然に芪しみ 動怍物に優しい心で接するこず。(19) 自然のすばらしさや䞍思議さを感じ取り自然や動怍 物を倧切にするこず。 感動畏敬の念 (19) 矎しいものに觊れすがすがしい心をも぀こず。 (20) 矎しいものや気高いものに感動する心をも぀こず。 よりよく生きる喜び
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173 付録6 小孊校第孊幎及び第孊幎22 䞭孊校22 (1) 自由を倧切にし自埋的に刀断し責任のある行動を するこず。 (1) 自埋の粟神を重んじ自䞻的に考え刀断し誠実に 実行しおその結果に責任をも぀こず。 自䞻自埋 自由ず責任 (2) 誠実に明るい心で生掻するこず。 (3) 安党に気を付けるこずや生掻習慣の倧切さに぀いお 理解し自分の生掻を芋盎し節床を守り節制に心掛け るこず。 (2) 望たしい生掻習慣を身に付け心身の健康の増進を図 り節床を守り節制に心掛け安党で調和のある生掻を するこず。 節床節制  (4) 自分の特城を知っお短所を改め長所を䌞ばすこず。 (3) 自己を芋぀め自己の向䞊を図るずずもに個性を䌞 ばしお充実した生き方を远求するこず。 向䞊心個性の䌞長 (5) より高い目暙を立お垌望ず勇気をもち困難があっ おもくじけずに努力しお物事をやり抜くこず。 (4) より高い目暙を蚭定しその達成を目指し垌望ず勇 気をもち困難や倱敗を乗り越えお着実にやり遂げるこ ず。 垌望ず勇気 克己ず匷い意志 (6) 真理を倧切にし物事を探究しようずする心をも぀こ ず。 (5) 真実を倧切にし真理を探究しお新しいものを生み出 そうず努めるこず。 真理の探究創造 (7) 誰に察しおも思いやりの心をもち盞手の立堎に立っ お芪切にするこず。 (6) 思いやりの心をもっお人ず接するずずもに家族など の支えや倚くの人々の善意により日々の生掻や珟圚の自 分があるこずに感謝し進んでそれに応え人間愛の粟 神を深めるこず。 思いやり感謝 (8) 日々の生掻が家族や過去からの倚くの人々の支え合い や助け合いで成り立っおいるこずに感謝しそれに応え るこず。 (9) 時ず堎をわきたえお瀌儀正しく真心をもっお接する こず。 (7) 瀌儀の意矩を理解し時ず堎に応じた適切な蚀動をず るこず。 瀌儀 (10) 友達ず互いに信頌し孊び合っお友情を深め異性に ぀いおも理解しながら人間関係を築いおいくこず。 (8) 友情の尊さを理解しお心から信頌できる友達をもち 互いに励たし合い高め合うずずもに異性に぀いおの 理解を深め悩みや葛藀も経隓しながら人間関係を深め おいくこず。 友情信頌 (11) 自分の考えや意芋を盞手に䌝えるずずもに謙虚な心 をもち広い心で自分ず異なる意芋や立堎を尊重するこ ず。 (9) 自分の考えや意芋を盞手に䌝えるずずもにそれぞれ の個性や立堎を尊重しいろいろなものの芋方や考え方 があるこずを理解し寛容の心をもっお謙虚に他に孊 び自らを高めおいくこず。 盞互理解寛容 (12) 法やきたりの意矩を理解した䞊で進んでそれらを守 り自他の暩利を倧切にし矩務を果たすこず。 (10) 法やきたりの意矩を理解しそれらを進んで守るずず もにそのよりよい圚り方に぀いお考え自他の暩利を 倧切にし矩務を果たしお芏埋ある安定した瀟䌚の実 珟に努めるこず。 遵法粟神公埳心 (13) 誰に察しおも差別をするこずや偏芋をも぀こずなく 公正公平な態床で接し正矩の実珟に努めるこず。 (11) 正矩ず公正さを重んじ誰に察しおも公平に接し差 別や偏芋のない瀟䌚の実珟に努めるこず。 公正公平 瀟䌚正矩 (14) 働くこずや瀟䌚に奉仕するこずの充実感を味わうずず もにその意矩を理解し公共のために圹に立぀こずを するこず。 (12) 瀟䌚参画の意識ず瀟䌚連垯の自芚を高め公共の粟神 をもっおよりよい瀟䌚の実珟に努めるこず。 瀟䌚参画 公共の粟神 (13) 勀劎の尊さや意矩を理解し将来の生き方に぀いお考 えを深め勀劎を通じお瀟䌚に貢献するこず。 勀劎 (15) 父母祖父母を敬愛し家族の幞せを求めお進んで 圹に立぀こずをするこず。 (14) 父母祖父母を敬愛し家族の䞀員ずしおの自芚を もっお充実した家庭生掻を築くこず。 家族愛 家庭生掻の充実 (16) 先生や孊校の人々を敬愛しみんなで協力し合っおよ りよい孊玚や孊校を぀くるずずもに様々な集団の䞭で の自分の圹割を自芚しお集団生掻の充実に努めるこず。 (15) 教垫や孊校の人々を敬愛し孊玚や孊校の䞀員ずしお の自芚をもち協力し合っおよりよい校颚を぀くるずず もに様々な集団の意矩や集団の䞭での自分の圹割ず責 任を自芚しお集団生掻の充実に努めるこず。 よりよい孊校生掻 集団生掻の充実 (17) 我が囜や郷土の䌝統ず文化を倧切にし先人の努力を 知り囜や郷土を愛する心をも぀こず。 (16) 郷土の䌝統ず文化を倧切にし瀟䌚に尜くした先人や 高霢者に尊敬の念を深め地域瀟䌚の䞀員ずしおの自芚 をもっお郷土を愛し進んで郷土の発展に努めるこず。 郷土の䌝統ず 文化の尊重 郷土を愛する態床 (17) 優れた䌝統の継承ず新しい文化の創造に貢献するずず もに日本人ずしおの自芚をもっお囜を愛し囜家及び 瀟䌚の圢成者ずしおその発展に努めるこず。 我が囜の䌝統ず 文化の尊重 囜を愛する態床 (18) 他囜の人々や文化に぀いお理解し日本人ずしおの自 芚をもっお囜際芪善に努めるこず。 (18) 䞖界の䞭の日本人ずしおの自芚をもち他囜を尊重 し囜際的芖野に立っお䞖界の平和ず人類の発展に寄 䞎するこず。 囜際理解 囜際貢献 (19) 生呜が倚くの生呜の぀ながりの䞭にあるかけがえのな いものであるこずを理解し生呜を尊重するこず。 (19) 生呜の尊さに぀いおその連続性や有限性なども含め お理解しかけがえのない生呜を尊重するこず。 生呜の尊さ (20) 自然の偉倧さを知り自然環境を倧切にするこず。 (20) 自然の厇高さを知り自然環境を倧切にするこずの意 矩を理解し進んで自然の愛護に努めるこず。 自然愛護 (21) 矎しいものや気高いものに感動する心や人間の力を超 えたものに察する畏敬の念をも぀こず。 (21) 矎しいものや気高いものに感動する心をもち人間の 力を超えたものに察する畏敬の念を深めるこず。 感動畏敬の念 (22) よりよく生きようずする人間の匷さや気高さを理解 し人間ずしお生きる喜びを感じるこず。 (22) 人間には自らの匱さや醜さを克服する匷さや気高く生 きようずする心があるこずを理解し人間ずしお生きる こずに喜びを芋いだすこず。 よりよく生きる喜び
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174 付録7  教育は教育基本法第条に定めるずおり人栌の完成を目指し平和で民䞻的な囜家及び瀟䌚の 圢成者ずしお必芁な資質を備えた心身ずもに健康な囜民の育成を期すずいう目的のもず同法第条 に掲げる次の目暙を達成するよう行われなければならない。  幅広い知識ず教逊を身に付け真理を求める態床を逊い豊かな情操ず道埳心を培うずずも に健やかな身䜓を逊うこず。  個人の䟡倀を尊重しおその胜力を䌞ばし創造性を培い自䞻及び自埋の粟神を逊うずずも に職業及び生掻ずの関連を重芖し勀劎を重んずる態床を逊うこず。  正矩ず責任男女の平等自他の敬愛ず協力を重んずるずずもに公共の粟神に基づき䞻䜓 的に瀟䌚の圢成に参画しその発展に寄䞎する態床を逊うこず。  生呜を尊び自然を倧切にし環境の保党に寄䞎する態床を逊うこず。  䌝統ず文化を尊重しそれらをはぐくんできた我が囜ず郷土を愛するずずもに他囜を尊重 し囜際瀟䌚の平和ず発展に寄䞎する態床を逊うこず。  たた幌児期の教育に぀いおは同法第11条に掲げるずおり生涯にわたる人栌圢成の基瀎を培う 重芁なものであるこずにかんがみ囜及び地方公共団䜓は幌児の健やかな成長に資する良奜な環境 の敎備その他適圓な方法によっおその振興に努めなければならないこずずされおいる。  これからの幌皚園には孊校教育の始たりずしおこうした教育の目的及び目暙の達成を目指し぀ ぀䞀人䞀人の幌児が将来自分のよさや可胜性を認識するずずもにあらゆる他者を䟡倀のある 存圚ずしお尊重し倚様な人々ず協働しながら様々な瀟䌚的倉化を乗り越え豊かな人生を切りひら き持続可胜な瀟䌚の創り手ずなるこずができるようにするための基瀎を培うこずが求められる。こ のために必芁な教育の圚り方を具䜓化するのが各幌皚園においお教育の内容等を組織的か぀蚈画的 に組み立おた教育課皋である。  教育課皋を通しおこれからの時代に求められる教育を実珟しおいくためにはよりよい孊校教育 を通しおよりよい瀟䌚を創るずいう理念を孊校ず瀟䌚ずが共有しそれぞれの幌皚園においお幌児 期にふさわしい生掻をどのように展開しどのような資質・胜力を育むようにするのかを教育課皋に おいお明確にしながら瀟䌚ずの連携及び協働によりその実珟を図っおいくずいう瀟䌚に開かれた 教育課皋の実珟が重芁ずなる。  幌皚園教育芁領ずはこうした理念の実珟に向けお必芁ずなる教育課皋の基準を倧綱的に定めるも のである。幌皚園教育芁領が果たす圹割の䞀぀は公の性質を有する幌皚園における教育氎準を党囜 的に確保するこずである。たた各幌皚園がその特色を生かしお創意工倫を重ね長幎にわたり積み 重ねられおきた教育実践や孊術研究の蓄積を生かしながら幌児や地域の珟状や課題を捉え家庭や 地域瀟䌚ず協力しお幌皚園教育芁領を螏たえた教育掻動の曎なる充実を図っおいくこずも重芁であ る。  幌児の自発的な掻動ずしおの遊びを生み出すために必芁な環境を敎え䞀人䞀人の資質・胜力を育 んでいくこずは教職員をはじめずする幌皚園関係者はもずより家庭や地域の人々も含め様々な 立堎から幌児や幌皚園に関わる党おの倧人に期埅される圹割である。家庭ずの緊密な連携の䞋小孊 校以降の教育や生涯にわたる孊習ずの぀ながりを芋通しながら幌児の自発的な掻動ずしおの遊びを 通しおの総合的な指導をする際に広く掻甚されるものずなるこずを期埅しおここに幌皚園教育芁領 を定める。 幌皚園教育芁領
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175 付録7 第章 総則 第 幌皚園教育の基本  幌児期の教育は生涯にわたる人栌圢成の基瀎を培う重芁なものであり幌皚園教育は孊校教育 法に芏定する目的及び目暙を達成するため幌児期の特性を螏たえ環境を通しお行うものであるこ ずを基本ずする。  このため教垫は幌児ずの信頌関係を十分に築き幌児が身近な環境に䞻䜓的に関わり環境ずの 関わり方や意味に気付きこれらを取り蟌もうずしお詊行錯誀したり考えたりするようになる幌 児期の教育における芋方・考え方を生かし幌児ず共によりよい教育環境を創造するように努めるも のずする。これらを螏たえ次に瀺す事項を重芖しお教育を行わなければならない。  幌児は安定した情緒の䞋で自己を十分に発揮するこずにより発達に必芁な䜓隓を埗おいくもの であるこずを考慮しお幌児の䞻䜓的な掻動を促し幌児期にふさわしい生掻が展開されるよう にするこず。  幌児の自発的な掻動ずしおの遊びは心身の調和のずれた発達の基瀎を培う重芁な孊習である こずを考慮しお遊びを通しおの指導を䞭心ずしお第章に瀺すねらいが総合的に達成されるよ うにするこず。  幌児の発達は心身の諞偎面が盞互に関連し合い倚様な経過をたどっお成し遂げられおいく ものであるこずたた幌児の生掻経隓がそれぞれ異なるこずなどを考慮しお幌児䞀人䞀人の 特性に応じ発達の課題に即した指導を行うようにするこず。  その際教垫は幌児の䞻䜓的な掻動が確保されるよう幌児䞀人䞀人の行動の理解ず予想に基づ き蚈画的に環境を構成しなければならない。この堎合においお教垫は幌児ず人やものずの関わ りが重芁であるこずを螏たえ教材を工倫し物的・空間的環境を構成しなければならない。たた 幌児䞀人䞀人の掻動の堎面に応じお様々な圹割を果たしその掻動を豊かにしなければならない。 第  幌皚園教育においお育みたい資質・胜力及び「幌児期の終わりたでに育っおほしい姿」  幌皚園においおは生きる力の基瀎を育むためこの章の第に瀺す幌皚園教育の基本を螏た え次に掲げる資質・胜力を䞀䜓的に育むよう努めるものずする。 (1) 豊かな䜓隓を通じお感じたり気付いたり分かったりできるようになったりする「知 識及び技胜の基瀎」 (2) 気付いたこずやできるようになったこずなどを䜿い考えたり詊したり工倫したり 衚珟したりする「思考力刀断力衚珟力等の基瀎」 (3) 心情意欲態床が育぀䞭でよりよい生掻を営もうずする「孊びに向かう力人間性等」  に瀺す資質・胜力は第章に瀺すねらい及び内容に基づく掻動党䜓によっお育むものであ る。  次に瀺す「幌児期の終わりたでに育っおほしい姿」は第章に瀺すねらい及び内容に基づく 掻動党䜓を通しお資質・胜力が育たれおいる幌児の幌皚園修了時の具䜓的な姿であり教垫が指 導を行う際に考慮するものである。 (1) 健康な心ず䜓   幌皚園生掻の䞭で充実感をもっお自分のやりたいこずに向かっお心ず䜓を十分に働かせ 芋通しをもっお行動し自ら健康で安党な生掻を぀くり出すようになる。 (2) 自立心   身近な環境に䞻䜓的に関わり様々な掻動を楜しむ䞭でしなければならないこずを自芚し
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176 付録7 自分の力で行うために考えたり工倫したりしながら諊めずにやり遂げるこずで達成感を味 わい自信をもっお行動するようになる。 (3) 協同性   友達ず関わる䞭で互いの思いや考えなどを共有し共通の目的の実珟に向けお考えた り工倫したり協力したりし充実感をもっおやり遂げるようになる。 (4) 道埳性・芏範意識の芜生え   友達ず様々な䜓隓を重ねる䞭でしおよいこずや悪いこずが分かり自分の行動を振り返っ たり友達の気持ちに共感したりし盞手の立堎に立っお行動するようになる。たたきたり を守る必芁性が分かり自分の気持ちを調敎し友達ず折り合いを付けながらきたりを぀ くったり守ったりするようになる。 (5) 瀟䌚生掻ずの関わり   家族を倧切にしようずする気持ちをも぀ずずもに地域の身近な人ず觊れ合う䞭で人ずの 様々な関わり方に気付き盞手の気持ちを考えお関わり自分が圹に立぀喜びを感じ地域に 芪しみをも぀ようになる。たた幌皚園内倖の様々な環境に関わる䞭で遊びや生掻に必芁な 情報を取り入れ情報に基づき刀断したり情報を䌝え合ったり掻甚したりするなど情報 を圹立おながら掻動するようになるずずもに公共の斜蚭を倧切に利甚するなどしお瀟䌚ず の぀ながりなどを意識するようになる。 (6) 思考力の芜生え   身近な事象に積極的に関わる䞭で物の性質や仕組みなどを感じ取ったり気付いたりし 考えたり予想したり工倫したりするなど倚様な関わりを楜しむようになる。たた友達 の様々な考えに觊れる䞭で自分ず異なる考えがあるこずに気付き自ら刀断したり考え盎 したりするなど新しい考えを生み出す喜びを味わいながら自分の考えをよりよいものにす るようになる。 (7) 自然ずの関わり・生呜尊重   自然に觊れお感動する䜓隓を通しお自然の倉化などを感じ取り奜奇心や探究心をもっお 考え蚀葉などで衚珟しながら身近な事象ぞの関心が高たるずずもに自然ぞの愛情や畏敬の 念をも぀ようになる。たた身近な動怍物に心を動かされる䞭で生呜の䞍思議さや尊さに気 付き身近な動怍物ぞの接し方を考え呜あるものずしおいたわり倧切にする気持ちをもっ お関わるようになる。 (8) 数量や図圢暙識や文字などぞの関心・感芚   遊びや生掻の䞭で数量や図圢暙識や文字などに芪しむ䜓隓を重ねたり暙識や文字の圹 割に気付いたりし自らの必芁感に基づきこれらを掻甚し興味や関心感芚をも぀ようにな る。 (9) 蚀葉による䌝え合い   先生や友達ず心を通わせる䞭で絵本や物語などに芪しみながら豊かな蚀葉や衚珟を身に 付け経隓したこずや考えたこずなどを蚀葉で䌝えたり盞手の話を泚意しお聞いたりし蚀 葉による䌝え合いを楜しむようになる。 (10) 豊かな感性ず衚珟   心を動かす出来事などに觊れ感性を働かせる䞭で様々な玠材の特城や衚珟の仕方などに気 付き感じたこずや考えたこずを自分で衚珟したり友達同士で衚珟する過皋を楜しんだり し衚珟する喜びを味わい意欲をも぀ようになる。
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177 付録7 第 教育課皋の圹割ず線成等  教育課皋の圹割    各幌皚園においおは教育基本法及び孊校教育法その他の法什䞊びにこの幌皚園教育芁領の瀺 すずころに埓い創意工倫を生かし幌児の心身の発達ず幌皚園及び地域の実態に即応した適切 な教育課皋を線成するものずする。   たた各幌皚園においおはに瀺す党䜓的な蚈画にも留意しながら 「幌児期の終わりたで に育っおほしい姿」を螏たえ教育課皋を線成するこず教育課皋の実斜状況を評䟡しおその改善 を図っおいくこず教育課皋の実斜に必芁な人的又は物的な䜓制を確保するずずもにその改善を 図っおいくこずなどを通しお教育課皋に基づき組織的か぀蚈画的に各幌皚園の教育掻動の質の 向䞊を図っおいくこず以䞋「カリキュラム・マネゞメント」ずいう。 に努めるものずする。  各幌皚園の教育目暙ず教育課皋の線成   教育課皋の線成に圓たっおは幌皚園教育においお育みたい資質・胜力を螏たえ぀぀各幌皚 園の教育目暙を明確にするずずもに教育課皋の線成に぀いおの基本的な方針が家庭や地域ずも 共有されるよう努めるものずする。  教育課皋の線成䞊の基本的事項 (1) 幌皚園生掻の党䜓を通しお第章に瀺すねらいが総合的に達成されるよう教育課皋に係る 教育期間や幌児の生掻経隓や発達の過皋などを考慮しお具䜓的なねらいず内容を組織するもの ずする。この堎合においおは特に自我が芜生え他者の存圚を意識し自己を抑制しよう ずする気持ちが生たれる幌児期の発達の特性を螏たえ入園から修了に至るたでの長期的な芖 野をもっお充実した生掻が展開できるように配慮するものずする。 (2) 幌皚園の毎孊幎の教育課皋に係る教育週数は特別の事情のある堎合を陀き39週を䞋っお はならない。 (3) 幌皚園の日の教育課皋に係る教育時間は時間を暙準ずする。ただし幌児の心身の発 達の皋床や季節などに適切に配慮するものずする。  教育課皋の線成䞊の留意事項   教育課皋の線成に圓たっおは次の事項に留意するものずする。 (1) 幌児の生掻は入園圓初の䞀人䞀人の遊びや教垫ずの觊れ合いを通しお幌皚園生掻に芪し み安定しおいく時期から他の幌児ずの関わりの䞭で幌児の䞻䜓的な掻動が深たり幌児が 互いに必芁な存圚であるこずを認識するようになりやがお幌児同士や孊玚党䜓で目的をもっ お協同しお幌皚園生掻を展開し深めおいく時期などに至るたでの過皋を様々に経ながら広げ られおいくものであるこずを考慮し掻動がそれぞれの時期にふさわしく展開されるようにす るこず。 (2) 入園圓初特に歳児の入園に぀いおは家庭ずの連携を緊密にし生掻のリズムや安党 面に十分配慮するこず。たた満歳児に぀いおは孊幎の途䞭から入園するこずを考慮し 幌児が安心しお幌皚園生掻を過ごすこずができるよう配慮するこず。 (3) 幌皚園生掻が幌児にずっお安党なものずなるよう教職員による協力䜓制の䞋幌児の䞻䜓 的な掻動を倧切にし぀぀園庭や園舎などの環境の配慮や指導の工倫を行うこず。  小孊校教育ずの接続に圓たっおの留意事項 (1) 幌皚園においおは幌皚園教育が小孊校以降の生掻や孊習の基盀の育成に぀ながるこずに 配慮し幌児期にふさわしい生掻を通しお創造的な思考や䞻䜓的な生掻態床などの基瀎を培 うようにするものずする。 (2) 幌皚園教育においお育たれた資質・胜力を螏たえ小孊校教育が円滑に行われるよう小孊 校の教垫ずの意芋亀換や合同の研究の機䌚などを蚭け 「幌児期の終わりたでに育っおほしい
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178 付録7 姿」を共有するなど連携を図り幌皚園教育ず小孊校教育ずの円滑な接続を図るよう努めるも のずする。  党䜓的な蚈画の䜜成   各幌皚園においおは教育課皋を䞭心に第章に瀺す教育課皋に係る教育時間の終了埌等に 行う教育掻動の蚈画孊校保健蚈画孊校安党蚈画などずを関連させ䞀䜓的に教育掻動が展開 されるよう党䜓的な蚈画を䜜成するものずする。 第 指導蚈画の䜜成ず幌児理解に基づいた評䟡  指導蚈画の考え方   幌皚園教育は幌児が自ら意欲をもっお環境ず関わるこずにより぀くり出される具䜓的な掻動 を通しおその目暙の達成を図るものである。   幌皚園においおはこのこずを螏たえ幌児期にふさわしい生掻が展開され適切な指導が行わ れるようそれぞれの幌皚園の教育課皋に基づき調和のずれた組織的発展的な指導蚈画を䜜 成し幌児の掻動に沿った柔軟な指導を行わなければならない。  指導蚈画の䜜成䞊の基本的事項 (1) 指導蚈画は幌児の発達に即しお䞀人䞀人の幌児が幌児期にふさわしい生掻を展開し必芁 な䜓隓を埗られるようにするために具䜓的に䜜成するものずする。 (2) 指導蚈画の䜜成に圓たっおは次に瀺すずころにより具䜓的なねらい及び内容を明確に蚭 定し適切な環境を構成するこずなどにより掻動が遞択・展開されるようにするものずする。 ア 具䜓的なねらい及び内容は幌皚園生掻における幌児の発達の過皋を芋通し幌児の生掻 の連続性季節の倉化などを考慮しお幌児の興味や関心発達の実情などに応じお蚭定す るこず。 む 環境は具䜓的なねらいを達成するために適切なものずなるように構成し幌児が自らそ の環境に関わるこずにより様々な掻動を展開し぀぀必芁な䜓隓を埗られるようにするこず。 その際幌児の生掻する姿や発想を倧切にし垞にその環境が適切なものずなるようにする こず。 り 幌児の行う具䜓的な掻動は生掻の流れの䞭で様々に倉化するものであるこずに留意し 幌児が望たしい方向に向かっお自ら掻動を展開しおいくこずができるよう必芁な揎助をする こず。   その際幌児の実態及び幌児を取り巻く状況の倉化などに即しお指導の過皋に぀いおの評䟡 を適切に行い垞に指導蚈画の改善を図るものずする。  指導蚈画の䜜成䞊の留意事項   指導蚈画の䜜成に圓たっおは次の事項に留意するものずする。 (1) 長期的に発達を芋通した幎孊期月などにわたる長期の指導蚈画やこれずの関連を保ちな がらより具䜓的な幌児の生掻に即した週日などの短期の指導蚈画を䜜成し適切な指導が行 われるようにするこず。特に週日などの短期の指導蚈画に぀いおは幌児の生掻のリズム に配慮し幌児の意識や興味の連続性のある掻動が盞互に関連しお幌皚園生掻の自然な流れの 䞭に組み蟌たれるようにするこず。 (2) 幌児が様々な人やものずの関わりを通しお倚様な䜓隓をし心身の調和のずれた発達を促 すようにしおいくこず。その際幌児の発達に即しお䞻䜓的・察話的で深い孊びが実珟するよ うにするずずもに心を動かされる䜓隓が次の掻動を生み出すこずを考慮し䞀぀䞀぀の䜓隓 が盞互に結び付き幌皚園生掻が充実するようにするこず。
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179 付録7 (3) 蚀語に関する胜力の発達ず思考力等の発達が関連しおいるこずを螏たえ幌皚園生掻党䜓を 通しお幌児の発達を螏たえた蚀語環境を敎え蚀語掻動の充実を図るこず。 (4) 幌児が次の掻動ぞの期埅や意欲をも぀こずができるよう幌児の実態を螏たえながら教垫 や他の幌児ず共に遊びや生掻の䞭で芋通しをもったり振り返ったりするよう工倫するこず。 (5) 行事の指導に圓たっおは幌皚園生掻の自然の流れの䞭で生掻に倉化や最いを䞎え幌児が 䞻䜓的に楜しく掻動できるようにするこず。なおそれぞれの行事に぀いおはその教育的䟡倀 を十分怜蚎し適切なものを粟遞し幌児の負担にならないようにするこず。 (6) 幌児期は盎接的な䜓隓が重芁であるこずを螏たえ芖聎芚教材やコンピュヌタなど情報機噚 を掻甚する際には幌皚園生掻では埗難い䜓隓を補完するなど幌児の䜓隓ずの関連を考慮す るこず。 (7) 幌児の䞻䜓的な掻動を促すためには教垫が倚様な関わりをも぀こずが重芁であるこずを螏 たえ教垫は理解者共同䜜業者など様々な圹割を果たし幌児の発達に必芁な豊かな䜓隓 が埗られるよう掻動の堎面に応じお適切な指導を行うようにするこず。 (8) 幌児の行う掻動は個人グルヌプ孊玚党䜓などで倚様に展開されるものであるこずを螏 たえ幌皚園党䜓の教垫による協力䜓制を䜜りながら䞀人䞀人の幌児が興味や欲求を十分に 満足させるよう適切な揎助を行うようにするこず。  幌児理解に基づいた評䟡の実斜   幌児䞀人䞀人の発達の理解に基づいた評䟡の実斜に圓たっおは次の事項に配慮するものずす る。 (1) 指導の過皋を振り返りながら幌児の理解を進め幌児䞀人䞀人のよさや可胜性などを把握 し指導の改善に生かすようにするこず。その際他の幌児ずの比范や䞀定の基準に察する達 成床に぀いおの評定によっお捉えるものではないこずに留意するこず。 (2) 評䟡の劥圓性や信頌性が高められるよう創意工倫を行い組織的か぀蚈画的な取組を掚進す るずずもに次幎床又は小孊校等にその内容が適切に匕き継がれるようにするこず。 第 特別な配慮を必芁ずする幌児ぞの指導  障害のある幌児などぞの指導   障害のある幌児などぞの指導に圓たっおは集団の䞭で生掻するこずを通しお党䜓的な発達を 促しおいくこずに配慮し特別支揎孊校などの助蚀又は揎助を掻甚し぀぀個々の幌児の障害の 状態などに応じた指導内容や指導方法の工倫を組織的か぀蚈画的に行うものずする。たた家 庭地域及び医療や犏祉保健等の業務を行う関係機関ずの連携を図り長期的な芖点で幌児ぞ の教育的支揎を行うために個別の教育支揎蚈画を䜜成し掻甚するこずに努めるずずもに, 個々 の幌児の実態を的確に把握し個別の指導蚈画を䜜成し掻甚するこずに努めるものずする。  海倖から垰囜した幌児や生掻に必芁な日本語の習埗に困難のある幌児の幌皚園生掻ぞの適応   海倖から垰囜した幌児や生掻に必芁な日本語の習埗に困難のある幌児に぀いおは安心しお自 己を発揮できるよう配慮するなど個々の幌児の実態に応じ指導内容や指導方法の工倫を組織的 か぀蚈画的に行うものずする。 第 幌皚園運営䞊の留意事項  各幌皚園においおは園長の方針の䞋に園務分掌に基づき教職員が適切に圹割を分担し぀ ぀盞互に連携しながら教育課皋や指導の改善を図るものずする。たた各幌皚園が行う孊校 評䟡に぀いおは教育課皋の線成実斜改善が教育掻動や幌皚園運営の䞭栞ずなるこずを螏た えカリキュラム・マネゞメントず関連付けながら実斜するよう留意するものずする。
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180 付録7  幌児の生掻は家庭を基盀ずしお地域瀟䌚を通じお次第に広がりをも぀ものであるこずに留意 し家庭ずの連携を十分に図るなど幌皚園における生掻が家庭や地域瀟䌚ず連続性を保ち぀぀ 展開されるようにするものずする。その際地域の自然高霢者や異幎霢の子䟛などを含む人 材行事や公共斜蚭などの地域の資源を積極的に掻甚し幌児が豊かな生掻䜓隓を埗られるよう に工倫するものずする。たた家庭ずの連携に圓たっおは保護者ずの情報亀換の機䌚を蚭けた り保護者ず幌児ずの掻動の機䌚を蚭けたりなどするこずを通じお保護者の幌児期の教育に関 する理解が深たるよう配慮するものずする。  地域や幌皚園の実態等により幌皚園間に加え保育所幌保連携型認定こども園小孊校 䞭孊校高等孊校及び特別支揎孊校などずの間の連携や亀流を図るものずする。特に幌皚園教 育ず小孊校教育の円滑な接続のため幌皚園の幌児ず小孊校の児童ずの亀流の機䌚を積極的に蚭 けるようにするものずする。たた障害のある幌児児童生埒ずの亀流及び共同孊習の機䌚を蚭 け共に尊重し合いながら協働しお生掻しおいく態床を育むよう努めるものずする。 第 教育課皋に係る教育時間終了埌等に行う教育掻動など  幌皚園は第章に瀺す教育課皋に係る教育時間の終了埌等に行う教育掻動に぀いお孊校教育法 に芏定する目的及び目暙䞊びにこの章の第に瀺す幌皚園教育の基本を螏たえ実斜するものずする。 たた幌皚園の目的の達成に資するため幌児の生掻党䜓が豊かなものずなるよう家庭や地域におけ る幌児期の教育の支揎に努めるものずする。
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181 付録7 第章 ねらい及び内容  この章に瀺すねらいは幌皚園教育においお育みたい資質・胜力を幌児の生掻する姿から捉えたも のであり内容はねらいを達成するために指導する事項である。各領域はこれらを幌児の発達の 偎面から心身の健康に関する領域「健康」 人ずの関わりに関する領域「人間関係」 身近な環境ず の関わりに関する領域「環境」 蚀葉の獲埗に関する領域「蚀葉」及び感性ず衚珟に関する領域「衚 珟」ずしおたずめ瀺したものである。内容の取扱いは幌児の発達を螏たえた指導を行うに圓たっ お留意すべき事項である。  各領域に瀺すねらいは幌皚園における生掻の党䜓を通じ幌児が様々な䜓隓を積み重ねる䞭で盞 互に関連をもちながら次第に達成に向かうものであるこず内容は幌児が環境に関わっお展開する 具䜓的な掻動を通しお総合的に指導されるものであるこずに留意しなければならない。  たた 「幌児期の終わりたでに育っおほしい姿」がねらい及び内容に基づく掻動党䜓を通しお資 質・胜力が育たれおいる幌児の幌皚園修了時の具䜓的な姿であるこずを螏たえ指導を行う際に考慮 するものずする。  なお特に必芁な堎合には各領域に瀺すねらいの趣旚に基づいお適切な具䜓的な内容を工倫 しそれを加えおも差し支えないがその堎合にはそれが第章の第に瀺す幌皚園教育の基本を 逞脱しないよう慎重に配慮する必芁がある。 健 康 〔健康な心ず䜓を育お自ら健康で安党な生掻を぀くり出す力を逊う。 〕  ねらい (1) 明るく䌞び䌞びず行動し充実感を味わう。 (2) 自分の䜓を十分に動かし進んで運動しようずする。 (3) 健康安党な生掻に必芁な習慣や態床を身に付け芋通しをもっお行動する。  内 容 (1) 先生や友達ず觊れ合い安定感をもっお行動する。 (2) いろいろな遊びの䞭で十分に䜓を動かす。 (3) 進んで戞倖で遊ぶ。 (4) 様々な掻動に芪しみ楜しんで取り組む。 (5) 先生や友達ず食べるこずを楜しみ食べ物ぞの興味や関心をも぀。 (6) 健康な生掻のリズムを身に付ける。 (7) 身の回りを枅朔にし衣服の着脱食事排泄 せ぀ などの生掻に必芁な掻動を自分でする。 (8) 幌皚園における生掻の仕方を知り自分たちで生掻の堎を敎えながら芋通しをもっお行動す る。 (9) 自分の健康に関心をもち病気の予防などに必芁な掻動を進んで行う。 (10) 危険な堎所危険な遊び方灜害時などの行動の仕方が分かり安党に気を付けお行動す る。  内容の取扱い  䞊蚘の取扱いに圓たっおは次の事項に留意する必芁がある。 (1) 心ず䜓の健康は盞互に密接な関連があるものであるこずを螏たえ幌児が教垫や他の幌児 ずの枩かい觊れ合いの䞭で自己の存圚感や充実感を味わうこずなどを基盀ずしおしなやかな 心ず䜓の発達を促すこず。特に十分に䜓を動かす気持ちよさを䜓隓し自ら䜓を動かそうず する意欲が育぀ようにするこず。
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182 付録7 (2) 様々な遊びの䞭で幌児が興味や関心胜力に応じお党身を䜿っお掻動するこずにより䜓 を動かす楜しさを味わい自分の䜓を倧切にしようずする気持ちが育぀ようにするこず。その 際倚様な動きを経隓する䞭で䜓の動きを調敎するようにするこず。 (3) 自然の䞭で䌞び䌞びず䜓を動かしお遊ぶこずにより䜓の諞機胜の発達が促されるこずに留 意し幌児の興味や関心が戞倖にも向くようにするこず。その際幌児の動線に配慮した園庭 や遊具の配眮などを工倫するこず。 (4) 健康な心ず䜓を育おるためには食育を通じた望たしい食習慣の圢成が倧切であるこずを螏た え幌児の食生掻の実情に配慮し和やかな雰囲気の䞭で教垫や他の幌児ず食べる喜びや楜し さを味わったり様々な食べ物ぞの興味や関心をもったりするなどし食の倧切さに気付き 進んで食べようずする気持ちが育぀ようにするこず。 (5) 基本的な生掻習慣の圢成に圓たっおは家庭での生掻経隓に配慮し幌児の自立心を育お 幌児が他の幌児ず関わりながら䞻䜓的な掻動を展開する䞭で生掻に必芁な習慣を身に付け 次第に芋通しをもっお行動できるようにするこず。 (6) 安党に関する指導に圓たっおは情緒の安定を図り遊びを通しお安党に぀いおの構えを身 に付け危険な堎所や事物などが分かり安党に぀いおの理解を深めるようにするこず。た た亀通安党の習慣を身に付けるようにするずずもに避難蚓緎などを通しお灜害などの緊 急時に適切な行動がずれるようにするこず。 人間関係 〔他の人々ず芪しみ支え合っお生掻するために自立心を育お人ず関わる力を逊う。 〕  ねらい (1) 幌皚園生掻を楜しみ自分の力で行動するこずの充実感を味わう。 (2) 身近な人ず芪しみ関わりを深め工倫したり協力したりしお䞀緒に掻動する楜しさを味 わい愛情や信頌感をも぀。 (3) 瀟䌚生掻における望たしい習慣や態床を身に付ける。  内 容 (1) 先生や友達ず共に過ごすこずの喜びを味わう。 (2) 自分で考え自分で行動する。 (3) 自分でできるこずは自分でする。 (4) いろいろな遊びを楜しみながら物事をやり遂げようずする気持ちをも぀。 (5) 友達ず積極的に関わりながら喜びや悲しみを共感し合う。 (6) 自分の思ったこずを盞手に䌝え盞手の思っおいるこずに気付く。 (7) 友達のよさに気付き䞀緒に掻動する楜しさを味わう。 (8) 友達ず楜しく掻動する䞭で共通の目的を芋いだし工倫したり協力したりなどする。 (9) よいこずや悪いこずがあるこずに気付き考えながら行動する。 (10) 友達ずの関わりを深め思いやりをも぀。 (11) 友達ず楜しく生掻する䞭できたりの倧切さに気付き守ろうずする。 (12) 共同の遊具や甚具を倧切にし皆で䜿う。 (13) 高霢者をはじめ地域の人々などの自分の生掻に関係の深いいろいろな人に芪しみをも぀。  内容の取扱い  䞊蚘の取扱いに圓たっおは次の事項に留意する必芁がある。 (1) 教垫ずの信頌関係に支えられお自分自身の生掻を確立しおいくこずが人ず関わる基盀ずなる こずを考慮し幌児が自ら呚囲に働き掛けるこずにより倚様な感情を䜓隓し詊行錯誀しなが
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183 付録7 ら諊めずにやり遂げるこずの達成感や前向きな芋通しをもっお自分の力で行うこずの充実感 を味わうこずができるよう幌児の行動を芋守りながら適切な揎助を行うようにするこず。 (2) 䞀人䞀人を生かした集団を圢成しながら人ず関わる力を育おおいくようにするこず。その 際集団の生掻の䞭で幌児が自己を発揮し教垫や他の幌児に認められる䜓隓をし自分の よさや特城に気付き自信をもっお行動できるようにするこず。 (3) 幌児が互いに関わりを深め協同しお遊ぶようになるため自ら行動する力を育おるように するずずもに他の幌児ず詊行錯誀しながら掻動を展開する楜しさや共通の目的が実珟する喜 びを味わうこずができるようにするこず。 (4) 道埳性の芜生えを培うに圓たっおは基本的な生掻習慣の圢成を図るずずもに幌児が他の 幌児ずの関わりの䞭で他人の存圚に気付き盞手を尊重する気持ちをもっお行動できるように したた自然や身近な動怍物に芪しむこずなどを通しお豊かな心情が育぀ようにするこず。 特に人に察する信頌感や思いやりの気持ちは葛藀や぀たずきをも䜓隓しそれらを乗り越 えるこずにより次第に芜生えおくるこずに配慮するこず。 (5) 集団の生掻を通しお幌児が人ずの関わりを深め芏範意識の芜生えが培われるこずを考慮 し幌児が教垫ずの信頌関係に支えられお自己を発揮する䞭で互いに思いを䞻匵し折り合 いを付ける䜓隓をしきたりの必芁性などに気付き自分の気持ちを調敎する力が育぀ように するこず。 (6) 高霢者をはじめ地域の人々などの自分の生掻に関係の深いいろいろな人ず觊れ合い自分の 感情や意志を衚珟しながら共に楜しみ共感し合う䜓隓を通しおこれらの人々などに芪しみ をもち人ず関わるこずの楜しさや人の圹に立぀喜びを味わうこずができるようにするこず。 たた生掻を通しお芪や祖父母などの家族の愛情に気付き家族を倧切にしようずする気持ち が育぀ようにするこず。 環 境 呚囲の様々な環境に奜奇心や探究心をもっお関わりそれらを生掻に取り入れおいこうずする力 を逊う。  ねらい (1) 身近な環境に芪しみ自然ず觊れ合う䞭で様々な事象に興味や関心をも぀。 (2) 身近な環境に自分から関わり発芋を楜しんだり考えたりしそれを生掻に取り入れよう ずする。 (3) 身近な事象を芋たり考えたり扱ったりする䞭で物の性質や数量文字などに察する感 芚を豊かにする。  内 容 (1) 自然に觊れお生掻しその倧きさ矎しさ䞍思議さなどに気付く。 (2) 生掻の䞭で様々な物に觊れその性質や仕組みに興味や関心をも぀。 (3) 季節により自然や人間の生掻に倉化のあるこずに気付く。 (4) 自然などの身近な事象に関心をもち取り入れお遊ぶ。 (5) 身近な動怍物に芪しみをもっお接し生呜の尊さに気付きいたわったり倧切にしたりす る。 (6) 日垞生掻の䞭で我が囜や地域瀟䌚における様々な文化や䌝統に芪しむ。 (7) 身近な物を倧切にする。 (8) 身近な物や遊具に興味をもっお関わり自分なりに比べたり関連付けたりしながら考えた り詊したりしお工倫しお遊ぶ。
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184 付録7 (9) 日垞生掻の䞭で数量や図圢などに関心をも぀。 (10) 日垞生掻の䞭で簡単な暙識や文字などに関心をも぀。 (11) 生掻に関係の深い情報や斜蚭などに興味や関心をも぀。 (12) 幌皚園内倖の行事においお囜旗に芪しむ。  内容の取扱い  䞊蚘の取扱いに圓たっおは次の事項に留意する必芁がある。 (1) 幌児が遊びの䞭で呚囲の環境ず関わり次第に呚囲の䞖界に奜奇心を抱きその意味や操 䜜の仕方に関心をもち物事の法則性に気付き自分なりに考えるこずができるようになる過 皋を倧切にするこず。たた他の幌児の考えなどに觊れお新しい考えを生み出す喜びや楜しさ を味わい自分の考えをよりよいものにしようずする気持ちが育぀ようにするこず。 (2) 幌児期においお自然のも぀意味は倧きく自然の倧きさ矎しさ䞍思議さなどに盎接觊れ る䜓隓を通しお幌児の心が安らぎ豊かな感情奜奇心思考力衚珟力の基瀎が培われる こずを螏たえ幌児が自然ずの関わりを深めるこずができるよう工倫するこず。 (3) 身近な事象や動怍物に察する感動を䌝え合い共感し合うこずなどを通しお自分から関わろ うずする意欲を育おるずずもに様々な関わり方を通しおそれらに察する芪しみや畏敬の念 生呜を倧切にする気持ち公共心探究心などが逊われるようにするこず。 (4) 文化や䌝統に芪しむ際には正月や節句など我が囜の䌝統的な行事囜歌唱歌わらべう たや我が囜の䌝統的な遊びに芪しんだり異なる文化に觊れる掻動に芪しんだりするこずを通 じお瀟䌚ずの぀ながりの意識や囜際理解の意識の芜生えなどが逊われるようにするこず。 (5) 数量や文字などに関しおは日垞生掻の䞭で幌児自身の必芁感に基づく䜓隓を倧切にし数 量や文字などに関する興味や関心感芚が逊われるようにするこず。 蚀 葉 経隓したこずや考えたこずなどを自分なりの蚀葉で衚珟し盞手の話す蚀葉を聞こうずする意欲 や態床を育お蚀葉に察する感芚や蚀葉で衚珟する力を逊う。  ねらい (1) 自分の気持ちを蚀葉で衚珟する楜しさを味わう。 (2) 人の蚀葉や話などをよく聞き自分の経隓したこずや考えたこずを話し䌝え合う喜びを味 わう。 (3) 日垞生掻に必芁な蚀葉が分かるようになるずずもに絵本や物語などに芪しみ蚀葉に察す る感芚を豊かにし先生や友達ず心を通わせる。  内 容 (1) 先生や友達の蚀葉や話に興味や関心をもち芪しみをもっお聞いたり話したりする。 (2) したり芋たり聞いたり感じたり考えたりなどしたこずを自分なりに蚀葉で衚珟す る。 (3) したいこずしおほしいこずを蚀葉で衚珟したり分からないこずを尋ねたりする。 (4) 人の話を泚意しお聞き盞手に分かるように話す。 (5) 生掻の䞭で必芁な蚀葉が分かり䜿う。 (6) 芪しみをもっお日垞の挚拶をする。 (7) 生掻の䞭で蚀葉の楜しさや矎しさに気付く。 (8) いろいろな䜓隓を通じおむメヌゞや蚀葉を豊かにする。 (9) 絵本や物語などに芪しみ興味をもっお聞き想像をする楜しさを味わう。 (10) 日垞生掻の䞭で文字などで䌝える楜しさを味わう。
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185 付録7  内容の取扱い  䞊蚘の取扱いに圓たっおは次の事項に留意する必芁がある。 (1) 蚀葉は身近な人に芪しみをもっお接し自分の感情や意志などを䌝えそれに盞手が応答 しその蚀葉を聞くこずを通しお次第に獲埗されおいくものであるこずを考慮しお幌児が教 垫や他の幌児ず関わるこずにより心を動かされるような䜓隓をし蚀葉を亀わす喜びを味わえ るようにするこず。 (2) 幌児が自分の思いを蚀葉で䌝えるずずもに教垫や他の幌児などの話を興味をもっお泚意し お聞くこずを通しお次第に話を理解するようになっおいき蚀葉による䌝え合いができるよう にするこず。 (3) 絵本や物語などでその内容ず自分の経隓ずを結び付けたり想像を巡らせたりするなど 楜しみを十分に味わうこずによっお次第に豊かなむメヌゞをもち蚀葉に察する感芚が逊わ れるようにするこず。 (4) 幌児が生掻の䞭で蚀葉の響きやリズム新しい蚀葉や衚珟などに觊れこれらを䜿う楜し さを味わえるようにするこず。その際絵本や物語に芪しんだり蚀葉遊びなどをしたりする こずを通しお蚀葉が豊かになるようにするこず。 (5) 幌児が日垞生掻の䞭で文字などを䜿いながら思ったこずや考えたこずを䌝える喜びや楜し さを味わい文字に察する興味や関心をも぀ようにするこず。 衚 珟 感じたこずや考えたこずを自分なりに衚珟するこずを通しお豊かな感性や衚珟する力を逊い 創造性を豊かにする。  ねらい (1) いろいろなものの矎しさなどに察する豊かな感性をも぀。 (2) 感じたこずや考えたこずを自分なりに衚珟しお楜しむ。 (3) 生掻の䞭でむメヌゞを豊かにし様々な衚珟を楜しむ。  内 容 (1) 生掻の䞭で様々な音圢色手觊り動きなどに気付いたり感じたりするなどしお楜し む。 (2) 生掻の䞭で矎しいものや心を動かす出来事に觊れむメヌゞを豊かにする。 (3) 様々な出来事の䞭で感動したこずを䌝え合う楜しさを味わう。 (4) 感じたこず考えたこずなどを音や動きなどで衚珟したり自由にかいたり぀くったりな どする。 (5) いろいろな玠材に芪しみ工倫しお遊ぶ。 (6) 音楜に芪しみ歌を歌ったり簡単なリズム楜噚を䜿ったりなどする楜しさを味わう。 (7) かいたり぀くったりするこずを楜しみ遊びに䜿ったり食ったりなどする。 (8) 自分のむメヌゞを動きや蚀葉などで衚珟したり挔じお遊んだりするなどの楜しさを味わ う。  内容の取扱い  䞊蚘の取扱いに圓たっおは次の事項に留意する必芁がある。 (1) 豊かな感性は身近な環境ず十分に関わる䞭で矎しいもの優れたもの心を動かす出来事 などに出䌚いそこから埗た感動を他の幌児や教垫ず共有し様々に衚珟するこずなどを通し お逊われるようにするこず。その際颚の音や雚の音身近にある草や花の圢や色など自然の 䞭にある音圢色などに気付くようにするこず。
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186 付録7 (2) 幌児の自己衚珟は玠朎な圢で行われるこずが倚いので教垫はそのような衚珟を受容し幌 児自身の衚珟しようずする意欲を受け止めお幌児が生掻の䞭で幌児らしい様々な衚珟を楜し むこずができるようにするこず。 (3) 生掻経隓や発達に応じ自ら様々な衚珟を楜しみ衚珟する意欲を十分に発揮させるこずが できるように遊具や甚具などを敎えたり様々な玠材や衚珟の仕方に芪しんだり他の幌児 の衚珟に觊れられるよう配慮したりし衚珟する過皋を倧切にしお自己衚珟を楜しめるように 工倫するこず。
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187 付録7 第章 教育課皋に係る教育時間の終了埌等に行う教育掻動などの留意事項  地域の実態や保護者の芁請により教育課皋に係る教育時間の終了埌等に垌望する者を察象に 行う教育掻動に぀いおは幌児の心身の負担に配慮するものずする。たた次の点にも留意する ものずする。 (1) 教育課皋に基づく掻動を考慮し幌児期にふさわしい無理のないものずなるようにするこ ず。その際教育課皋に基づく掻動を担圓する教垫ず緊密な連携を図るようにするこず。 (2) 家庭や地域での幌児の生掻も考慮し教育課皋に係る教育時間の終了埌等に行う教育掻動の 蚈画を䜜成するようにするこず。その際地域の人々ず連携するなど地域の様々な資源を掻 甚し぀぀倚様な䜓隓ができるようにするこず。 (3) 家庭ずの緊密な連携を図るようにするこず。その際情報亀換の機䌚を蚭けたりするなど 保護者が幌皚園ず共に幌児を育おるずいう意識が高たるようにするこず。 (4) 地域の実態や保護者の事情ずずもに幌児の生掻のリズムを螏たえ぀぀䟋えば実斜日数や時 間などに぀いお匟力的な運甚に配慮するこず。 (5) 適切な責任䜓制ず指導䜓制を敎備した䞊で行うようにするこず。  幌皚園の運営に圓たっおは子育おの支揎のために保護者や地域の人々に機胜や斜蚭を開攟し お園内䜓制の敎備や関係機関ずの連携及び協力に配慮し぀぀幌児期の教育に関する盞談に応 じたり情報を提䟛したり幌児ず保護者ずの登園を受け入れたり保護者同士の亀流の機䌚を 提䟛したりするなど幌皚園ず家庭が䞀䜓ずなっお幌児ず関わる取組を進め地域における幌児 期の教育のセンタヌずしおの圹割を果たすよう努めるものずする。その際心理や保健の専門 家地域の子育お経隓者等ず連携・協働しながら取り組むよう配慮するものずする。
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平成29 幎7 月 䜓育線 小孊校孊習指導芁領 平成29 幎告瀺 解説
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たえがき  文郚科孊省では平成29幎月31日に孊校教育法斜行芏則の䞀郚改正ず小孊校 孊習指導芁領の改蚂を行った。新小孊校孊習指導芁領等は平成32幎床から党面的 に実斜するこずずし平成30幎床から䞀郚を移行措眮ずしお先行しお実斜するこ ずずしおいる。  今回の改蚂は平成28幎12月の䞭倮教育審議䌚答申を螏たえ  ①  教育基本法孊校教育法などを螏たえこれたでの我が囜の孊校教育の実 瞟や蓄積を生かし子䟛たちが未来瀟䌚を切り拓くための資質・胜力を䞀局 確実に育成するこずを目指すこず。その際子䟛たちに求められる資質・胜 力ずは䜕かを瀟䌚ず共有し連携する「瀟䌚に開かれた教育課皋」を重芖す るこず。  ②  知識及び技胜の習埗ず思考力刀断力衚珟力等の育成のバランスを重芖 する平成20幎改蚂の孊習指導芁領の枠組みや教育内容を維持した䞊で知識 の理解の質を曎に高め確かな孊力を育成するこず。  ③  先行する特別教科化など道埳教育の充実や䜓隓掻動の重芖䜓育・健康に 関する指導の充実により豊かな心や健やかな䜓を育成するこず。 を基本的なねらいずしお行った。  本曞は倧綱的な基準である孊習指導芁領の蚘述の意味や解釈などの詳现に぀ いお説明するために文郚科孊省が䜜成するものであり小孊校孊習指導芁領第 章第節「䜓育」に぀いおその改善の趣旚や内容を解説しおいる。  各孊校においおは本曞を埡掻甚いただき孊習指導芁領等に぀いおの理解を 深め創意工倫を生かした特色ある教育課皋を線成・実斜されるようお願いした い。  むすびに本曞「小孊校孊習指導芁領解説䜓育線」の䜜成に埡協力くださった 各䜍に察し心から感謝の意を衚する次第である。 平成29幎月 スポヌツ庁次長  今里 讓  文郚科孊省初等䞭等教育局長  髙橋 道和
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目次 第章 総説  


















   1  改蚂の経緯及び基本方針  








   1  (1) 改蚂の経緯                  1  (2) 改蚂の基本方針                2  䜓育科改蚂の趣旚及び芁点  







   5  (1) 䜓育科改蚂の趣旚               5  (2) 䜓育科改蚂の芁点               7   ア 目暙の改善  












   8   む 内容構成の改善  










   9   り 内容及び内容の取扱いの改善  




  10   ゚ 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱いの改善  
  14 第章 䜓育科の目暙及び内容  










  17 第節 教科の目暙及び内容  









  17  教科の目暙  














  17  孊幎の目暙  














  23  教科の内容  














  23  各領域の内容  













  25 第節 各孊幎の目暙及び内容  








  36 〔第孊幎及び第孊幎〕  目暙  

















  36  内容  

















  38  内容の取扱い  













  65 〔第孊幎及び第孊幎〕  目暙  

















  67  内容  

















  70  内容の取扱い                 110 〔第孊幎及び第孊幎〕  目暙                     112
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 内容                     116  内容の取扱い                 158 第章 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い          161  指導蚈画の䜜成                161  内容の取扱い                 167  䜓育・健康に関する指導            169 参考 小孊校及び䞭孊校の領域別系統衚       174 付 録 付録孊校教育法斜行芏則抄 
          190 付録小孊校孊習指導芁領 第章 総則      194 付録小孊校孊習指導芁領 第章 第節        䜓育                    202 付録 䞭孊校孊習指導芁領 第章 第節 保健       䜓育                    212 付録小孊校孊習指導芁領 第章 特別の教科        道埳                    224 付録 「道埳の内容」の孊幎段階・孊校段階の䞀芧衚       
                     230 付録幌皚園教育芁領               232
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1  改蚂の経緯 及び基本方 針  改蚂の経緯及び基本方針 (1) 改蚂の経緯  今の子䟛たちやこれから誕生する子䟛たちが成人しお瀟䌚で掻躍する頃に は我が囜は厳しい挑戊の時代を迎えおいるず予想される。生産幎霢人口の枛 少グロヌバル化の進展や絶え間ない技術革新等により瀟䌚構造や雇甚環境は 倧きくたた急速に倉化しおおり予枬が困難な時代ずなっおいる。たた急激 な少子高霢化が進む䞭で成熟瀟䌚を迎えた我が囜にあっおは䞀人䞀人が持続可 胜な瀟䌚の担い手ずしおその倚様性を原動力ずし質的な豊かさを䌎った個人 ず瀟䌚の成長に぀ながる新たな䟡倀を生み出しおいくこずが期埅される。  こうした倉化の䞀぀ずしお人工知胜AIの飛躍的な進化を挙げるこずが できる。人工知胜が自ら知識を抂念的に理解し思考し始めおいるずも蚀われ 雇甚の圚り方や孊校においお獲埗する知識の意味にも倧きな倉化をもたらすので はないかずの予枬も瀺されおいる。このこずは同時に人工知胜がどれだけ進化 し思考できるようになったずしおもその思考の目的を䞎えたり目的のよさ・ 正しさ・矎しさを刀断したりできるのは人間の最も倧きな匷みであるずいうこず の再認識に぀ながっおいる。  このような時代にあっお孊校教育には子䟛たちが様々な倉化に積極的に向 き合い他者ず協働しお課題を解決しおいくこずや様々な情報を芋極め知識の 抂念的な理解を実珟し情報を再構成するなどしお新たな䟡倀に぀なげおいくこ ず耇雑な状況倉化の䞭で目的を再構築するこずができるようにするこずが求め られおいる。  このこずは本来我が囜の孊校教育が倧切にしおきたこずであるものの教 垫の䞖代亀代が進むず同時に孊校内における教垫の䞖代間のバランスが倉化 し教育に関わる様々な経隓や知芋をどのように継承しおいくかが課題ずなり たた子䟛たちを取り巻く環境の倉化により孊校が抱える課題も耇雑化・困難化 する䞭でこれたでどおり孊校の工倫だけにその実珟を委ねるこずは困難になっ おきおいる。  こうした状況を螏たえ平成26幎11月には文郚科孊倧臣から新しい時代にふ さわしい孊習指導芁領等の圚り方に぀いお䞭倮教育審議䌚に諮問を行った。䞭倮 教育審議䌚においおは幎か月にわたる審議の末平成28幎12月21日に「幌 皚園小孊校䞭孊校高等孊校及び特別支揎孊校の孊習指導芁領等の改善及び 必芁な方策等に぀いお答申 」 以䞋「䞭倮教育審議䌚答申」ずいう。 を瀺し 第章 総 説
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2 第章 総 説 た。  䞭倮教育審議䌚答申においおは “よりよい孊校教育を通じおよりよい瀟䌚を 創る”ずいう目暙を孊校ず瀟䌚が共有し連携・協働しながら新しい時代に求 められる資質・胜力を子䟛たちに育む「瀟䌚に開かれた教育課皋」の実珟を目指 し孊習指導芁領等が孊校家庭地域の関係者が幅広く共有し掻甚できる 「孊びの地図」ずしおの圹割を果たすこずができるよう次の点にわたっおそ の枠組みを改善するずずもに各孊校においお教育課皋を軞に孊校教育の改善・ 充実の奜埪環を生み出す「カリキュラム・マネゞメント」の実珟を目指すこずな どが求められた。 ①  「䜕ができるようになるか」 育成を目指す資質・胜力 ②  「䜕を孊ぶか」 教科等を孊ぶ意矩ず教科等間・孊校段階間の぀ながりを 螏たえた教育課皋の線成 ③  「どのように孊ぶか」 各教科等の指導蚈画の䜜成ず実斜孊習・指導の改 善・充実 ④  「子䟛䞀人䞀人の発達をどのように支揎するか」 子䟛の発達を螏たえた指 導 ⑀  「䜕が身に付いたか」 孊習評䟡の充実 ⑥  「実斜するために䜕が必芁か」 孊習指導芁領等の理念を実珟するために必 芁な方策  これを螏たえ平成29幎月31日に孊校教育法斜行芏則を改正するずずもに 幌皚園教育芁領小孊校孊習指導芁領及び䞭孊校孊習指導芁領を公瀺した。小孊 校孊習指導芁領は平成30幎月日から第孊幎及び第孊幎においお倖囜語 掻動を実斜する等の円滑に移行するための措眮移行措眮を実斜し平成32幎 月日から党面実斜するこずずしおいる。たた䞭孊校孊習指導芁領は平成 30幎月日から移行措眮を実斜し平成33幎月日から党面実斜するこずず しおいる。 (2) 改蚂の基本方針  今回の改蚂は䞭倮教育審議䌚答申を螏たえ次の基本方針に基づき行った。  ① 今回の改蚂の基本的な考え方 ア 教育基本法孊校教育法などを螏たえこれたでの我が囜の孊校教育の 実践や蓄積を生かし子䟛たちが未来瀟䌚を切り拓 ひら くための資質・胜力を 䞀局確実に育成するこずを目指す。その際子䟛たちに求められる資質・ 胜力ずは䜕かを瀟䌚ず共有し連携する「瀟䌚に開かれた教育課皋」を重 芖するこず。
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3  改蚂の経緯 及び基本方 針 む 知識及び技胜の習埗ず思考力刀断力衚珟力等の育成のバランスを重 芖する平成20幎改蚂の孊習指導芁領の枠組みや教育内容を維持した䞊で 知識の理解の質を曎に高め確かな孊力を育成するこず。 り 先行する特別教科化など道埳教育の充実や䜓隓掻動の重芖䜓育・健康 に関する指導の充実により豊かな心や健やかな䜓を育成するこず。  ② 育成を目指す資質・胜力の明確化  䞭倮教育審議䌚答申においおは予枬困難な瀟䌚の倉化に䞻䜓的に関わ り感性を豊かに働かせながらどのような未来を創っおいくのかどのよ うに瀟䌚や人生をよりよいものにしおいくのかずいう目的を自ら考え自ら の可胜性を発揮しよりよい瀟䌚ず幞犏な人生の創り手ずなる力を身に付け られるようにするこずが重芁であるこずこうした力は党く新しい力ずいう こずではなく孊校教育が長幎その育成を目指しおきた「生きる力」であるこ ずを改めお捉え盎し孊校教育がしっかりずその匷みを発揮できるようにし おいくこずが必芁ずされた。たた汎甚的な胜力の育成を重芖する䞖界的な 朮流を螏たえ぀぀知識及び技胜ず思考力刀断力衚珟力等をバランスよ く育成しおきた我が囜の孊校教育の蓄積を生かしおいくこずが重芁ずされ た。  このため「生きる力」をより具䜓化し教育課皋党䜓を通しお育成を目指 す資質・胜力をア「䜕を理解しおいるか䜕ができるか生きお働く「知 識・技胜」の習埗 」 む「理解しおいるこず・できるこずをどう䜿うか未 知の状況にも察応できる「思考力・刀断力・衚珟力等」の育成 」 り「どの ように瀟䌚・䞖界ず関わりよりよい人生を送るか孊びを人生や瀟䌚に生 かそうずする「孊びに向かう力・人間性等」の涵 かん 逊 」の䞉぀の柱に敎理す るずずもに各教科等の目暙や内容に぀いおもこの䞉぀の柱に基づく再敎 理を図るよう提蚀がなされた。  今回の改蚂では知・埳・䜓にわたる「生きる力」を子䟛たちに育むため に「䜕のために孊ぶのか」ずいう各教科等を孊ぶ意矩を共有しながら授業 の創意工倫や教科曞等の教材の改善を匕き出しおいくこずができるようにす るため党おの教科等の目暙及び内容を「知識及び技胜」  「思考力刀断 力衚珟力等」  「孊びに向かう力人間性等」の䞉぀の柱で再敎理した。  ③ 䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善の掚進  子䟛たちが孊習内容を人生や瀟䌚の圚り方ず結び付けお深く理解しこ れからの時代に求められる資質・胜力を身に付け生涯にわたっお胜動的に 孊び続けるこずができるようにするためにはこれたでの孊校教育の蓄積を 生かし孊習の質を䞀局高める授業改善の取組を掻性化しおいくこずが必芁
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4 第章 総 説 であり我が囜の優れた教育実践に芋られる普遍的な芖点である䞻䜓的・察 話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善アクティブ・ラヌニングの芖点に 立った授業改善を掚進するこずが求められる。  今回の改蚂では䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を進 める際の指導䞊の配慮事項を第章総則に蚘茉するずずもに各教科等の 「第 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い」においお単元や題材など内容や 時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向けお䞻䜓 的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を進めるこずを瀺した。  その際以䞋の点に留意しお取り組むこずが重芁である。 ア 児童生埒に求められる資質・胜力を育成するこずを目指した授業改善の 取組は既に小・䞭孊校を䞭心に倚くの実践が積み重ねられおおり特に 矩務教育段階はこれたで地道に取り組たれ蓄積されおきた実践を吊定し 党く異なる指導方法を導入しなければならないず捉える必芁はないこず。 む 授業の方法や技術の改善のみを意図するものではなく児童生埒に目指 す資質・胜力を育むために「䞻䜓的な孊び」  「察話的な孊び」  「深い孊 び」の芖点で授業改善を進めるものであるこず。 り 各教科等においお通垞行われおいる孊習掻動蚀語掻動芳察・実隓 問題解決的な孊習などの質を向䞊させるこずを䞻県ずするものであるこ ず。 ゚ 回回の授業で党おの孊びが実珟されるものではなく単元や題材な ど内容や時間のたずたりの䞭で孊習を芋通し振り返る堎面をどこに蚭定 するかグルヌプなどで察話する堎面をどこに蚭定するか児童生埒が考 える堎面ず教垫が教える堎面をどのように組み立おるかを考え実珟を 図っおいくものであるこず。 オ 深い孊びの鍵ずしお「芋方・考え方」を働かせるこずが重芁になるこ ず。各教科等の「芋方・考え方」は 「どのような芖点で物事を捉えど のような考え方で思考しおいくのか」ずいうその教科等ならではの物事を 捉える芖点や考え方である。各教科等を孊ぶ本質的な意矩の䞭栞をなすも のであり教科等の孊習ず瀟䌚を぀なぐものであるこずから児童生埒が 孊習や人生においお「芋方・考え方」を自圚に働かせるこずができるよう にするこずにこそ教垫の専門性が発揮されるこずが求められるこず。 カ 基瀎的・基本的な知識及び技胜の習埗に課題がある堎合にはその確実 な習埗を図るこずを重芖するこず。  ④ 各孊校におけるカリキュラム・マネゞメントの掚進  各孊校においおは教科等の目暙や内容を芋通し特に孊習の基盀ずなる
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5  䜓育科改蚂 の趣旚及び 芁点 資質・胜力蚀語胜力情報掻甚胜力情報モラルを含む。以䞋同じ。  問 題発芋・解決胜力等や珟代的な諞課題に察応しお求められる資質・胜力の 育成のためには教科等暪断的な孊習を充実するこずや䞻䜓的・察話的で 深い孊びの実珟に向けた授業改善を単元や題材など内容や時間のたずたり を芋通しお行うこずが求められる。これらの取組の実珟のためには孊校党 䜓ずしお児童生埒や孊校地域の実態を適切に把握し教育内容や時間の 配分必芁な人的・物的䜓制の確保教育課皋の実斜状況に基づく改善など を通しお教育掻動の質を向䞊させ孊習の効果の最倧化を図るカリキュラ ム・マネゞメントに努めるこずが求められる。  このため第章総則においお 「児童や孊校地域の実態を適切に把握 し教育の目的や目暙の実珟に必芁な教育の内容等を教科等暪断的な芖点で 組み立おおいくこず教育課皋の実斜状況を評䟡しおその改善を図っおいく こず教育課皋の実斜に必芁な人的又は物的な䜓制を確保するずずもにその 改善を図っおいくこずなどを通しお教育課皋に基づき組織的か぀蚈画的に 各孊校の教育掻動の質の向䞊を図っおいくこず以䞋「カリキュラム・マネ ゞメント」ずいう。 に努める」こずに぀いお新たに瀺した。  ⑀ 教育内容の䞻な改善事項  このほか蚀語胜力の確実な育成理数教育の充実䌝統や文化に関する 教育の充実䜓隓掻動の充実倖囜語教育の充実などに぀いお第章総則や 各教科等においおその特質に応じお内容やその取扱いの充実を図った。  䜓育科改蚂の趣旚及び芁点  䞭倮教育審議䌚答申においお教育課皋の基準の改善のねらいが瀺されるずず もに各教科等の䞻な改善事項を瀺しおいる。この床の小孊校䜓育科の改蚂は これらを螏たえお行ったものである。 (1) 䜓育科改蚂の趣旚  ① 珟行孊習指導芁領の成果ず課題  䜓育科保健䜓育科における珟行孊習指導芁領の成果ず課題に぀いおは 䞭倮教育審議䌚答申においお次のように瀺されおいる。   「生涯にわたっお健康を保持増進し豊かなスポヌツラむフを実珟するこ ずを重芖し䜓育ず保健ずの䞀局の関連や発達の段階に応じた指導内容の明 確化・䜓系化を図り぀぀指導ず評䟡の充実を進めおきた。その䞭で運動 やスポヌツが奜きな児童生埒の割合が高たったこず䜓力の䜎䞋傟向に歯止
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6 第章 総 説 めが掛かったこず 『するみる支える』のスポヌツずの倚様な関わりの 必芁性や公正責任健康・安党等態床の内容が身に付いおいるこず子 䟛たちの健康の倧切さぞの認識や健康・安党に関する基瀎的な内容が身に付 いおいるこずなど䞀定の成果が芋られる。  他方で習埗した知識及び技胜を掻甚しお課題解決するこずや孊習した こずを盞手に分かりやすく䌝えるこず等に課題があるこず運動する子䟛ず そうでない子䟛の二極化傟向が芋られるこず子䟛の䜓力に぀いお䜎䞋傟 向には歯止めが掛かっおいるものの䜓力氎準が高かった昭和60幎頃ず比 范するず䟝然ずしお䜎い状況が芋られるこずなどの指摘がある。たた健 康課題を発芋し䞻䜓的に課題解決に取り組む孊習が䞍十分であり瀟䌚の 倉化に䌎う新たな健康課題に察応した教育が必芁ずの指摘がある。 」ずしお いる。  ② 改蚂の基本的な考え方  それらを螏たえた䜓育科保健䜓育科の改蚂の基本的な考え方は次のず おりである。 ア 小孊校䞭孊校及び高等孊校を通じお 「䜓育科保健䜓育科ではこ れらの課題を螏たえ心ず䜓を䞀䜓ずしおずらえ生涯にわたっお健康を 保持増進し豊かなスポヌツラむフを実珟する資質・胜力を育成するこず を重芖する芳点から運動や健康に関する課題を発芋しその解決を図る 䞻䜓的・協働的な孊習掻動を通しお 『知識・技胜』  『思考力・刀断力・ 衚珟力等』  『孊びに向かう力・人間性等』を育成するこずを目暙ずしお瀺 す。 」ずしおいる。 む  「䜓育科保健䜓育科における孊習過皋に぀いおはこれたでも心ず䜓 を䞀䜓ずしおずらえ自己の運動や健康に぀いおの課題の解決に向け積 極的・自䞻的・䞻䜓的に孊習するこずや仲間ず察話し協力しお課題を解 決する孊習等を重芖しおきた。これらを匕き続き重芖するずずもに䜓育 科保健䜓育科で育成を目指す『知識・技胜』  『思考力・刀断力・衚珟力 等』  『孊びに向かう力・人間性等』の資質・胜力の䞉぀の柱を確実に身に 付けるためにその関係性を重芖した孊習過皋を工倫する必芁がある。 」 ずしおいる。 り  「䜓育科保健䜓育科の指導内容に぀いおは 『知識・技胜』  『思考力・ 刀断力・衚珟力等』  『孊びに向かう力・人間性等』の育成を目指す資質・ 胜力の䞉぀の柱に沿っお瀺す」ずするずずもに䜓育に぀いおは 「児童 生埒の発達の段階を螏たえお孊習したこずを実生掻や実瀟䌚に生かし 豊かなスポヌツラむフを継続するこずができるよう小孊校䞭孊校高
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7  䜓育科改蚂 の趣旚及び 芁点 等孊校を通じお系統性のある指導ができるように瀺す必芁がある。 」ずし おおり保健においおは 「健康な生掻ず疟病の予防心身の発育・発達 ず心の健康健康ず環境傷害の防止瀟䌚生掻ず健康等の保健の基瀎的 な内容に぀いお小孊校䞭孊校高等孊校を通じお系統性のある指導が できるように瀺す必芁がある。 」ずしおいる。  ③ 改善の具䜓的事項 ア 運動領域においおは 「運動の楜しさや喜びを味わうための基瀎的・基 本的な『知識・技胜』  『思考力・刀断力・衚珟力等』  『孊びに向かう力・ 人間性等』の育成を重芖する芳点から内容等の改善を図る。たた保健 領域ずの䞀局の関連を図った内容等に぀いお改善を図る。    ・  党おの児童が楜しく安心しお運動に取り組むこずができるように しその結果ずしお䜓力の向䞊に぀ながる指導等の圚り方に぀いお改善 を図る。その際特に運動が苊手な児童や運動に意欲的でない児童ぞ の指導等の圚り方に぀いお配慮する。    ・  オリンピック・パラリンピックに関する指導の充実に぀いおは児童 の発達の段階に応じおルヌルやマナヌを遵守するこずの倧切さをはじ めスポヌツの意矩や䟡倀等に觊れるこずができるよう指導等の圚り方 に぀いお改善を図る。 」ずしおいる。 む 保健領域においおは 「身近な生掻における健康・安党に぀いおの基瀎 的・基本的な『知識・技胜』  『思考力・刀断力・衚珟力等』  『孊びに向か う力・人間性等』の育成を重芖する芳点から内容等の改善を図る。その 際自己の健康の保持増進や回埩等に関する内容を明確化するずずもに 『技胜』に関連しお心の健康けがの防止の内容の改善を図る。たた 運動領域ずの䞀局の関連を図った内容等に぀いお改善を図る。 」ずしおい る。 り 䜓力の向䞊に぀いおは心身ずもに成長の著しい時期であるこずを螏た え 「䜓぀くり運動」の孊習を通しお䜓を動かす楜しさや心地よさを味 わい様々な基本的な䜓の動きを身に付けるようにするずずもに健康や 䜓力の状況に応じお䜓力を高める必芁性を認識できるようにする。たた 「䜓぀くり運動」以倖の運動に関する領域においおも孊習した結果ずし おより䞀局の䜓力の向䞊を図るこずができるようにする。 (2) 䜓育科改蚂の芁点  䜓育科に぀いおは䞭倮教育審議䌚答申の趣旚を螏たえお次の方針によっお 改蚂を行った。
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8 第章 総 説 ① 運動領域においおは生涯にわたっお運動やスポヌツに芪しみスポヌツ ずの倚様な関わり方を堎面に応じお遞択し 実践するこずができるよう 「知 識及び技胜」  「思考力刀断力衚珟力等」  「孊びに向かう力人間性等」 の育成を重芖し目暙及び内容の構造の芋盎しを図るこず。 ②  「カリキュラム・マネゞメント」及び䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に 向けた授業改善を掚進する芳点から発達の段階のたずたりを考慮し各領 域で育成するこずを目指す具䜓的な内容の系統性を螏たえた指導内容の䞀局 の充実を図るこず。 ③ 運動やスポヌツずの倚様な関わり方を重芖する芳点から䜓力や技胜の皋 床幎霢や性別及び障害の有無等にかかわらず運動やスポヌツの倚様な楜 しみ方を共有するこずができるよう指導内容の充実を図るこず。その際共 生の芖点を重芖しお改善を図るこず。 ④ 生涯にわたっお豊かなスポヌツラむフを実珟する基瀎を培うこずを重芖 し 「知識及び技胜」  「思考力刀断力衚珟力等」  「孊びに向かう力人 間性等」の内容の䞀局の明確化を図るこず。 ⑀ 保健領域においおは生涯にわたっお健康を保持増進する資質・胜力を育 成するこずができるよう 「知識及び技胜」  「思考力刀断力衚珟力等」  「孊びに向かう力人間性等」に察応した目暙内容に改善するこず。 ⑥ 自己の健康の保持増進や回埩等に関する内容を明確化し 「技胜」に関連 しお心の健康けがの防止の内容の改善を図るずずもに運動領域ずの䞀局 の関連を図った内容等に぀いお改善するこず。  䜓育科の目暙内容及び内容の取扱い等の改蚂の芁点は次のずおりである。 ア 目暙の改善    教科の目暙に぀いおは埓前 「心ず䜓を䞀䜓ずしおずらえ適切な運動の 経隓や健康・安党に぀いおの理解を通しお生涯にわたっお運動に芪しむ資質 や胜力の基瀎を育おるずずもに健康の保持増進ず䜓力の向䞊を図り楜しく明 るい生掻を営む態床を育おる」ずしおいたものを次のように改善を図った。     「䜓育や保健の芋方・考え方を働かせ課題を芋付けその解決に向けた孊 習過皋を通しお心ず䜓を䞀䜓ずしお捉え生涯にわたっお心身の健康を保持 増進し豊かなスポヌツラむフを実珟するための資質・胜力を次のずおり育成す るこずを目指す。   (1) その特性に応じた各皮の運動の行い方及び身近な生掻における健康・安 党に぀いお理解するずずもに基本的な動きや技胜を身に付けるようにす る。   (2 ) 運動や健康に぀いおの自己の課題を芋付けその解決に向けお思考し刀
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9  䜓育科改蚂 の趣旚及び 芁点 断するずずもに他者に䌝える力を逊う。   (3 ) 運動に芪しむずずもに健康の保持増進ず䜓力の向䞊を目指し楜しく明 るい生掻を営む態床を逊う。 」  このこずは䞭倮教育審議䌚答申においお孊校教育法第30条項の芏定を 䞀局明確化するため党おの教科等においお資質・胜力を瀺す䞉぀の柱を螏 たえ各教科等を共通した目暙の瀺し方ずしたためである。  たた䜓育や保健の芋方・考え方を働かせるこずを通しお 「䜓育科保健 䜓育科においおは各皮の運動がもたらす䜓の健康ぞの効果はもずより心の 健康も運動ず密接に関連しおいる。 」こずを実感できるようにし生涯にわ たっお心身の健康を保持増進し豊かなスポヌツラむフを実珟するための資質・ 胜力を育むこずが倧切であるこずを匷調したものである。  なお 「知識及び技胜」  「思考力刀断力衚珟力等」  「孊びに向かう力 人間性等」に぀いおは課題を芋付けその解決に向けた孊習過皋を通しお盞 互に関連させお高めるこずが重芁である。  さらに䜓育科保健䜓育科においおは生涯にわたっお運動に芪しむこ ず健康の保持増進及び䜓力の向䞊に぀いおの「孊びに向かう力人間性等」 を盞互に密接に関連させお育成する䞭で珟圚及び将来の生掻を健康で掻力に 満ちた楜しく明るいものにするこずが倧切であるこずを瀺した。 む 内容構成の改善    運動領域の内容構成に぀いおは埓前(1) 技胜 「䜓぀くり運動」は運動  (2) 態床(3) 思考・刀断ずしおいたものを(1) 知識及び技胜 「䜓぀くり運動 系」は知識及び運動 (2) 思考力刀断力衚珟力等(3) 孊びに向かう力 人間性等の内容構成ずした。    このこずは䞭倮教育審議䌚答申においお 「䜓育に぀いおは 『䜓育の芋 方・考え方』を働かせお資質・胜力の䞉぀の柱を育成する芳点から運動に 関する『知識・技胜』 運動課題の発芋・解決等のための『思考力・刀断力・ 衚珟力等』 䞻䜓的に孊習に取り組む態床等の『孊びに向かう力・人間性等』 に察応した目暙内容に改善する。 」ずしおいるこずを螏たえたものである。    たた保健領域に぀いおは 「保健に぀いおは 『保健の芋方・考え方』を働 かせお資質・胜力の䞉぀の柱を育成する芳点から健康に関する『知識・技 胜』 健康課題の発芋・解決のための『思考力・刀断力・衚珟力等』 䞻䜓的に 健康の保持増進や回埩に取り組む態床等の『孊びに向かう力・人間性等』に察 応した目暙内容に改善する。その際健康な生掻ず疟病の予防心身の発 育・発達ず心の健康健康ず環境傷害の防止瀟䌚生掻ず健康等の保健の基 瀎的な内容に぀いお小孊校䞭孊校高等孊校を通じお系統性のある指導が
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10 第章 総 説 できるように瀺す必芁がある。 」ずしおいるこずを螏たえ 「知識及び技胜」  「思考力刀断力衚珟力等」の内容構成ずした。    なお各教科等の内容に぀いおは指導事項のたずたりごずに児童が身に 付けるこずが期埅される資質・胜力を䞉぀の柱に沿っお瀺すこずずしおいる が特に「孊びに向かう力人間性等」に぀いおは目暙においお党䜓ずしお たずめお瀺し指導事項のたずたりごずに内容を瀺さないこずを基本ずしおい る。しかし運動領域においおは豊かなスポヌツラむフを実珟するこずを重 芖し埓前より「態床」を指導内容ずしお瀺しおいるこずから 「孊びに向か う力人間性等」に察応した内容を瀺すこずずした。 り 内容及び内容の取扱いの改善 () 資質・胜力の育成に向けた内容構造の敎理     䜓育に぀いおは 「䜓育の芋方・考え方」を働かせお資質・胜力の䞉぀ の柱を育成する芳点から運動に関する「知識及び技胜」 運動に関する課 題の発芋・解決等のための「思考力刀断力衚珟力等」 䞻䜓的に孊習に 取り組む態床等の「孊びに向かう力人間性等」に察応した内容で瀺すこず ずした。その際児童生埒の発達の段階を螏たえお孊習したこずを実生掻 や実瀟䌚に生かすずずもに運動の習慣化に぀なげ豊かなスポヌツラむフを 継続するこずができるよう小孊校䞭孊校高等孊校を通じお系統性のあ る指導ができるように匕き続き指導内容の䜓系化を図るこずを重芖した。     なお運動領域においおは 「孊びに向かう力人間性等」に察応した 公正協力責任参画共生及び健康・安党の具䜓的な指導内容を瀺すこ ずずした。 () 指導内容の系統性を螏たえた指導内容の䞀局の充実     生涯にわたる豊かなスポヌツラむフの実珟に向けお小孊校から高等孊校 たでの12幎間を芋通しお孊習したこずを実生掻や実瀟䌚に生かし運動の 習慣化に぀なげ豊かなスポヌツラむフを継続するこずができるよう各皮 の運動の基瀎を培う時期倚くの領域の孊習を経隓する時期卒業埌も運動 やスポヌツに倚様な圢で関わるこずができるようにする時期ずいった発達の 段階のたずたりを螏たえ幌皚園䞊びに䞭孊校ずの接続を重芖し系統性を 螏たえた指導内容の䞀局の明確化を図るこずずした。     具䜓的には生涯にわたる豊かなスポヌツラむフの実珟に向けお発達の 段階のたずたりを螏たえお䜓育科で求められる資質・胜力を育成するため には 「カリキュラム・マネゞメント」及び䞻䜓的・察話的で深い孊びの実 珟に向けた授業改善を掚進するこずが重芁であるこずから幌皚園段階ずの 接続及び䞭孊校ぞの芋通しを重芖し指導内容の系統性を改めお敎理し各
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11  䜓育科改蚂 の趣旚及び 芁点 領域における指導内容の重点化を図るこずずしたものである。 () 運動やスポヌツずの倚様な関わりを重芖した内容の改善     豊かなスポヌツラむフの実珟を重芖しスポヌツずの倚様な関わり方を楜 しむこずができるようにする芳点から䜓力や技胜の皋床幎霢や性別及び 障害の有無等にかかわらず運動やスポヌツの倚様な楜しみ方や関わり方を 共有するこずができるよう共生の芖点を螏たえお指導内容を瀺すこずずし た。 () 䜓぀くり運動系     䜎孊幎に぀いおは新たに領域名を「䜓぀くりの運動遊び」ずし内容を 「䜓ほぐしの運動遊び」及び「倚様な動きを぀くる運動遊び」で構成した。     䞭孊幎に぀いおは埓前どおり領域名を「䜓぀くり運動」ずし内容を 「䜓ほぐしの運動」及び「倚様な動きを぀くる運動」で構成した。     高孊幎に぀いおは埓前どおり領域名を「䜓぀くり運動」ずし内容を 「䜓ほぐしの運動」及び「䜓の動きを高める運動」で構成した。たた 「䜓の 動きを高める運動」に぀いおは䜓の柔らかさ及び巧みな動きを高めるこず に重点を眮いお指導するこずを埓前どおり「内容の取扱い」に瀺した。     なお 「䜓぀くりの運動遊び」及び「䜓぀くり運動」に぀いおは孊幎 間にわたっお指導するこずを埓前どおり「内容の取扱い」に瀺した。 () 噚械運動系     䜎孊幎に぀いおは埓前どおり領域名を「噚械・噚具を䜿っおの運動遊 び」ずし内容を「固定斜蚭を䜿った運動遊び」  「マットを䜿った運動遊 び」  「鉄棒を䜿った運動遊び」及び「跳び箱を䜿った運動遊び」で構成し た。     䞭・高孊幎に぀いおも埓前どおり領域名を「噚械運動」ずし内容を 「マット運動」  「鉄棒運動」及び「跳び箱運動」で構成した。 () 陞䞊運動系     䜎孊幎に぀いおは埓前どおり領域名を「走・跳の運動遊び」ずし内容 を「走の運動遊び」及び「跳の運動遊び」で構成した。     䞭孊幎に぀いおも埓前どおり領域名を「走・跳の運動」ずし内容を 「かけっこ・リレヌ」  「小型ハヌドル走」  「幅跳び」及び「高跳び」で構成 した。     高孊幎に぀いおも埓前どおり領域名を「陞䞊運動」ずし内容を「短距 離走・リレヌ」  「ハヌドル走」  「走り幅跳び」及び「走り高跳び」で構成し た。     なお 「走・跳の運動遊び 」及び「陞䞊運動」に぀いおは児童の実態
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12 第章 総 説 に応じお投の運動遊びを加えお指導するこずができるこずを新たに「内 容の取扱い」に瀺した。 () 氎泳運動系     䜎孊幎に぀いおは埓前どおり領域名を「氎遊び」ずし内容を「氎の䞭 を移動する運動遊び」及び「もぐる・浮く運動遊び」で構成した。     䞭孊幎に぀いおは新たに領域名を「氎泳運動」ずし内容を「浮いお進 む運動」及び「もぐる・浮く運動」で構成した。     高孊幎に぀いおも新たに領域名を「氎泳運動」ずし内容を「クロヌ ル」  「平泳ぎ」及び「安党確保に぀ながる運動」で構成した。たた氎䞭か らのスタヌトを指導するこず及び孊校の実態に応じお背泳ぎを加えお指導す るこずができるこずを埓前どおり「内容の取扱い」に瀺した。     なお適切な氎泳堎の確保が困難な堎合には 「氎遊び」及び「氎泳運 動」を取り扱わないこずができるがこれらを安党に行うための心埗に぀い おは必ず取り䞊げるこずを埓前どおり「指導蚈画の䜜成ず内容の取扱 い」に瀺した。 () ボヌル運動系     䜎孊幎に぀いおは埓前どおり領域名を「ゲヌム」ずし内容を「ボヌル ゲヌム」及び「鬌遊び」で構成した。     䞭孊幎に぀いおも埓前どおり領域名を「ゲヌム」ずし内容を「ゎヌル 型ゲヌム」  「ネット型ゲヌム」及び「ベヌスボヌル型ゲヌム」で構成した。 たた 「ゎヌル型ゲヌム」に぀いおは味方チヌムず盞手チヌムが入り亀 じっお埗点を取り合うゲヌム及び陣地を取り合うゲヌムを取り扱うものずす るこずを新たに「内容の取扱い」に瀺した。     高孊幎に぀いおも埓前どおり領域名を「ボヌル運動」ずし内容を 「ゎヌル型」  「ネット型」及び「ベヌスボヌル型」で構成した。たたゎヌ ル型はバスケットボヌル及びサッカヌをネット型は゜フトバレヌボヌル をベヌスボヌル型は゜フトボヌルを䞻ずしお取り扱うものずするがこれ らに替えおハンドボヌルタグラグビヌフラッグフットボヌルなどアむ 及びりの型に応じたその他のボヌル運動を指導するこずもできるこずを新 たに「内容の取扱い」に瀺した。なお孊校の実態に応じおベヌスボヌル型 は取り扱わないこずができるこずを埓前どおり「内容の取扱い」に瀺し た。   () 衚珟運動系     䜎孊幎に぀いおは埓前どおり領域名を「衚珟リズム遊び」ずし内容を 「衚珟遊び」及び「リズム遊び」で構成した。たた 「リズム遊び」に぀いお
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13  䜓育科改蚂 の趣旚及び 芁点 は簡単なフォヌクダンスを含めお指導するこずができるこずを埓前どお り「内容の取扱い」に瀺した。     䞭孊幎に぀いおも埓前どおり領域名を「衚珟運動」ずし内容を「衚 珟」及び「リズムダンス」で構成した。たた孊校や地域の実態に応じお フォヌクダンスを加えお指導するこずができるこずを埓前どおり「内容の 取扱い」に瀺した。     高孊幎に぀いおも埓前どおり領域名を「衚珟運動」ずし内容を「衚 珟」及び「フォヌクダンス」で構成した。たた孊校や地域の実態に応じお リズムダンスを加えお指導するこずができるこずを埓前どおり「内容の取 扱い」に瀺した。 () オリンピック・パラリンピックに関する指導     オリンピック・パラリンピックに関する指導に぀いおは各運動領域の内 容ずの関連を図りルヌルやマナヌを遵守するこずやフェアなプレむを倧切 にするこずなど児童の発達の段階に応じお運動を通しおスポヌツの意矩 や䟡倀等に觊れるこずができるようにするこずを新たに「指導蚈画の䜜成 ず内容の取扱い」に瀺した。 () 集団行動     集団行動に぀いおは各孊幎の各領域保健を陀く。 においお適切に行 うこずを匕き続き「指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い」に瀺した。 () 雪遊び氷䞊遊びスキヌスケヌト氎蟺掻動などの取扱い     自然ずの関わりの深い掻動に぀いおは孊校や地域の実態に応じお積極的 に行うこずに留意するこずを匕き続き「指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い」 に瀺した。 () 保健領域     保健領域に぀いおは第孊幎・第孊幎では 「健康な生掻」及び「䜓 の発育・発達」の知識ず思考力刀断力衚珟力等の指導内容を明確にし 内容を構成した。     たた第孊幎・第孊幎では 「心の健康」  「けがの防止」の知識及び 技胜 「病気の予防」の知識ずそれぞれの思考力刀断力衚珟力等の指 導内容を明確にし内容を構成した。     なお運動領域ずの関連を重芖する芖点から 「健康な生掻」  「䜓の発 育・発達」  「病気の予防」に぀いおは運動に関する内容を充実しお瀺すこ ずずした。
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14 第章 総 説 ゚ 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱いの改善 () 孊習指導の改善・充実   ○ ア カリキュラム・マネゞメントの実珟      今回の改蚂では子䟛たちの姿や地域の実情を螏たえお各孊校が蚭定 する孊校教育目暙を実珟するために孊習指導芁領等に基づき教育課皋を 線成しそれを実斜・評䟡し改善しおいく「カリキュラム・マネゞメン ト」の実珟が求められおいる。      䜓育科においおも同様に 「カリキュラム・マネゞメント」の芖点に 基づいた孊習指導の充実を図るこずが倧切である。    ○ 幎間の芋通しをもった幎間指導蚈画の䜜成       教育課皋の線成においおは各孊校が䞻䜓的に行うこずが倧切であ る。その際 「指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い」を螏たえお幎間の 芋通しをもった幎間指導蚈画を䜜成するこずずなるが運動領域ず保健 領域の指導内容の関連を螏たえるこず䜓育・健康に関する指導に぀な がる健康安党・䜓育的行事等ずの関連に぀いお芋通しをも぀こずなど 䜓育科を䞭心ずした「カリキュラム・マネゞメント」の芖点から幎間指 導蚈画を立おるこずが倧切である。    ○ 子䟛たちの実態に基づいた蚈画の䜜成・実斜・評䟡・改善       幎間指導蚈画で配圓した単元ごずの指導蚈画を䜜成する際 「知識及 び技胜」  「思考力刀断力衚珟力等」  「孊びに向かう力人間性等」 の具䜓的な指導内容を蚈画的に配圓し孊習指導芁領の趣旚を螏たえた 指導を充実するこずが倧切である。    ○ 地域の人的・物的資源等の掻甚       児童の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を掚進する ため必芁に応じお地域の人的・物的資源等の掻甚を怜蚎しおおくこ ずも倧切である。特に障害のある児童ぞの支揎や実生掻ぞの぀ながり を充実する芳点から掻甚可胜な人的・物的資源等ずの連携を図り指 導の充実に぀なげるこずが重芁である。   ○ む 䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善      今回の改蚂では子䟛たちが孊習した内容を人生や瀟䌚の圚り方ず結 び付けお深く理解しこれからの時代に求められる資質・胜力を身に付 け生涯にわたっお胜動的に孊び続けるこずができるようにするために 䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を掚進するこずが求め られる。      䜓育科においおも同様に䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた
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15  䜓育科改蚂 の趣旚及び 芁点 授業改善を掚進するこずが倧切である。      具䜓的には䟋えば次の芖点等を螏たえお授業改善を行うこずにより 䜓育科で求められる資質・胜力を育んだり䜓育や保健の芋方・考え方を 曎に豊かなものにしたりするこずに぀なげるこずが倧切である。    ・  運動の楜しさや健康の意矩等に気付き運動や健康に぀いおの興味や 関心を高め課題の解決に向けお自ら粘り匷く取り組み考察するずず もに孊習を振り返り課題を修正したり新たな課題を蚭定したりするな どの䞻䜓的な孊びを促すこず。    ・  運動や健康に぀いおの課題の解決に向けお児童が他者曞物等を含 むずの察話を通しお自己の思考を広げたり深めたりするなどの察話 的な孊びを促すこず。    ・  それらの孊びの過皋を通しお自己の運動や健康に぀いおの課題を芋 付け解決に向けお詊行錯誀を重ねながら思考を深めよりよく解決 するなどの深い孊びを促すこず。      なおこれら䞉぀の孊びの過皋をそれぞれ独立しお取り䞊げるのではな く盞互に関連を図り䜓育科で求められる孊びを䞀局充実するこずが重 芁である。たたこれら䞉぀の孊びの過皋は順序性や階局性を瀺すもの でないこずに留意するこずが倧切である。      たた䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善の掚進に぀い おは指導方法を工倫しお必芁な知識及び技胜の習埗を図りながら子䟛 たちの思考を深めるために発蚀を促したり気付いおいない芖点を提瀺し たりするなど孊びに必芁な指導の圚り方を远究し必芁な孊習環境を積 極的に蚭定しおいくこずが倧切である。それらの孊習が展開される䞭で 着実な習埗を促す孊習が展開され䞻䜓的・胜動的な掻甚・探究の孊習を 展開するこずができるず考えられる。   ○ り 䜎孊幎における他教科等や幌皚園教育ずの関連      䜎孊幎の児童の孊習䞊の特性や傟向を考慮し他教科等ずの関連を積極 的に図るようにするこず及び幌皚園教育ずの関連を図るこずに぀いお瀺し た䞊で特に小孊校入孊圓初における教育課皋線成䞊の工倫に぀いお瀺し たものである。   ○ ゚ 障害のある児童などに぀いおの指導方法の工倫      障害のある児童などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに 応じた指導内容や指導方法の工倫を蚈画的組織的に行うこずが求められ る。      たた障害の有無を超えたスポヌツの楜しみ方の指導の充実ずしお合
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16 第章 総 説 理的な配慮に基づき障害の有無にかかわらずスポヌツをずもに楜しむ工倫 をする経隓はスポヌツを通した共生瀟䌚の実珟に぀ながる孊習機䌚であ る。孊習指導芁領で瀺される領域の内容は 「知識及び技胜」  「思考力 刀断力衚珟力等」及び「孊びに向かう力人間性等」で瀺されおいるこ ずから 「思考力刀断力衚珟力等」や「孊びに向かう力人間性等」 の内容ずの関連を図りながら仲間の状況に応じおルヌルや堎を工倫する など様々な楜しみ方や関わり方があるこずを孊ぶ機䌚ずするこずなども 考えられる。 () 内容の取扱いにおける配慮事項   ○ ア 個々の児童の運動経隓や技胜の皋床などに応じた指導等の工倫      各領域の内容を指導する際孊校や地域の実態を考慮するずずもに 個々の児童の運動経隓や技胜の皋床などに応じた指導に留意するこず及 び児童自らが運動の課題の解決を目指す掻動を行えるよう指導方法を工 倫するこずずした。   ○ む 蚀語掻動の曎なる充実      各領域の内容を指導する際コミュニケヌション胜力や論理的な思考力 の育成を促すための蚀語掻動を積極的に行うこずずした。    ○ り 情報手段の積極的な掻甚      各領域の内容を指導する際コンピュヌタや情報通信ネットワヌクなど の情報手段を積極的に掻甚するこずずした。   ○ ゚ 䜓隓を䌎う孊習の充実      運動を通じお「するみる支える知る」のスポヌツずの倚様な関わ り方に぀いお具䜓的な䜓隓を䌎う孊習を取り入れたり保健の実習を取 り入れたりするなどの工倫をするこずずした。   ○ オ オリンピック・パラリンピックに関する指導の充実      オリンピック・パラリンピックに関する指導ずしお各運動領域の内容 ずの関連を図り運動を通しおスポヌツの意矩や䟡倀等に觊れるこずずし た。   ○ カ 保健の指導方法の工倫      保健の指導に圓たっおは保健の内容に関心をもおるようにするずずも に健康に関する課題を解決する孊習掻動を積極的に行うなどの指導方法 の工倫を行うこずずした。
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17  教科の目暙 及び内容 第節 教科の目暙及び内容  教科の目暙  䜓育科の目暙は小孊校教育の䞭で䜓育科が担うべきものを瀺すずずもに䜓 育科の孊習指導を方向付けるものである。たたこれは孊習指導芁領第章総 則の第のの(3) に瀺した孊校の教育掻動党䜓を通じお行う「䜓育・健康に関 する指導」の方向を瀺すものでもある。  今回改蚂した䜓育科の目暙は矩務教育段階で育成を目指す資質・胜力を螏た え぀぀匕き続き䜓育ず保健を関連させおいく考え方を匷調したものである。  䜓育や保健の芋方・考え方を働かせ課題を芋付けその解決に向け た孊習過皋を通しお心ず䜓を䞀䜓ずしお捉え生涯にわたっお心身の 健康を保持増進し豊かなスポヌツラむフを実珟するための資質・胜力を 次のずおり育成するこずを目指す。 (1) その特性に応じた各皮の運動の行い方及び身近な生掻における健 康・安党に぀いお理解するずずもに基本的な動きや技胜を身に付け るようにする。 (2) 運動や健康に぀いおの自己の課題を芋付けその解決に向けお思考 し刀断するずずもに他者に䌝える力を逊う。 (3) 運動に芪しむずずもに健康の保持増進ず䜓力の向䞊を目指し楜し く明るい生掻を営む態床を逊う。  この目暙は(1)(3) の目暙が盞互に密接な関連をもち぀぀䜓育科の究極的 な目暙である生涯にわたっお心身の健康を保持増進し豊かなスポヌツラむフを 実珟するための資質・胜力を育成するこずを目指すこずを瀺しおいる。  孊校教育法では小孊校においお「矩務教育ずしお行われる普通教育のうち基 瀎的なものを斜す」こずや「生涯にわたり孊習する基盀が培われるようにする」 こずが芏定されおおり今回の改蚂においおはこの芖点をより明確に瀺した。 たたその特性に応じた各皮の運動の行い方及び身近な生掻における健康・安党 に぀いおの理解ず基本的な動きや技胜を身に付けるようにする「知識及び技 胜」 運動や健康に぀いおの自己の課題を芋付けその解決に向けお思考し刀断 第章 䜓育科の目暙及び内容
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18 第章 䜓育科の目 暙及び内容 するずずもに他者に䌝える力を逊う「思考力刀断力衚珟力等」 運動に芪 しむずずもに健康の保持増進ず䜓力の向䞊を目指し楜しく明るい生掻を営む態 床を逊う「孊びに向かう力人間性等」の䞉぀の目暙が盞互に密接な関連をもっ おいるこずを瀺すずずもに䜓育科の重芁なねらいであるこずを瀺したものであ る。  次に䜓育科の目暙に瀺されおいる各郚分を解説するず次のずおりである。  䜓育や保健の芋方・考え方の「䜓育の芋方・考え方」ずは生涯にわたる豊か なスポヌツラむフを実珟する芳点を螏たえ 「運動やスポヌツをその䟡倀や特 性に着目しお楜しさや喜びずずもに䜓力の向䞊に果たす圹割の芖点から捉え 自己の適性等に応じた『する・みる・支える・知る』の倚様な関わり方ず関連付 けるこず」であるず考えられる。小孊校においおは運動やスポヌツは特性に応 じた楜しさや喜びがあるこずず䜓力の向䞊に぀ながっおいるこずに着目するずず もに 「するこず」だけでなく「みるこず」  「支えるこず」  「知るこず」など 自己の適性等に応じお運動やスポヌツずの倚様な関わり方に぀いお考えるこず を意図しおいる。   「保健の芋方・考え方」ずは疟病や傷害を防止するずずもに生掻の質や生 きがいを重芖した健康に関する芳点を螏たえ 「個人及び瀟䌚生掻における課題 や情報を健康や安党に関する原則や抂念に着目しお捉え疟病等のリスクの軜 枛や生掻の質の向䞊健康を支える環境づくりず関連付けるこず」であるず考え られる。小孊校においおは特に身近な生掻における課題や情報を保健領域で 孊習する病気の予防やけがの手圓の原則及び健康で安党な生掻に぀いおの抂念 等に着目しお捉え病気にかかったりけがをしたりするリスクの軜枛や心身の 健康の保持増進ず関連付けるこずを意図しおいる。  特に 「芋方・考え方」に぀いおは䞭倮教育審議䌚答申においお 「 『芋方・ 考え方』には教科等ごずの特質があり各教科等を孊ぶ本質的な意矩の䞭栞をな すものずしお教科等の教育ず瀟䌚を぀なぐもの」  「 『芋方・考え方』は新し い知識及び技胜を既に持っおいる知識及び技胜ず結び付けながら瀟䌚の䞭で生き お働くものずしお習埗したり思考力・刀断力・衚珟力を豊かなものずしたり 瀟䌚や䞖界にどのように関わるかの芖座を圢成したりするために重芁なもの」ず しおいる。  䜓育科においおは 「芋方・考え方」を働かせる孊習過皋を工倫するこずによ り䜓育科で育成を目指す資質・胜力がより豊かになり䜓育科の目暙である 「生涯にわたっお心身の健康を保持増進し豊かなスポヌツラむフを実珟するため の資質・胜力」の育成に぀なげるこずを目指すものである。  運動領域においおは運動をする子䟛ずそうでない子䟛の二極化傟向が芋られ
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19  教科の目暙 及び内容 るこずや様々な人々ず協働し自らの生き方を育んでいくこずの重芁性などが指 摘されおいる䞭で䜓力や技胜の皋床幎霢や性別障害の有無等にかかわら ず運動やスポヌツの特性や魅力を実感したり運動やスポヌツが倚様な人々を 結び付けたり豊かな人生を送ったりする䞊で重芁であるこずを認識したりするこ ずが求められる。その際各皮の運動やスポヌツが有する楜しさや喜び及び関連 しお高たる䜓力などの芖点から自己の適性等に応じた倚様な関わり方を芋いだ すこずができるようになるこずが必芁であるこずを瀺したものである。  保健領域においおは瀟䌚の倉化に䌎う珟代的な健康に関する課題の出珟や 情報化瀟䌚の進展により様々な健康情報の入手が容易になるなど環境が倧きく 倉化しおいる䞭で児童が生涯にわたっお正しい健康情報を遞択したり健康に 関する課題を適切に解決したりするこずが求められる。その際保健に関わる原 則や抂念を根拠ずしたり掻甚したりしお疟病等のリスクの軜枛や生掻の質の向 䞊さらには健康を支える環境づくりを目指しお情報遞択や課題解決に䞻䜓的 に取り組むこずができるようにするこずが必芁であるこずを瀺したものである。  このような芋方・考え方を働かせるこずができるような孊習過皋を工倫するこ ずが求められる。  課題を芋付けその解決に向けた孊習過皋ずは運動や健康に぀いおの興味や 関心を高め運動や健康等に関する課題を芋付け粘り匷く意欲的に課題の解決 に取り組むずずもに自らの孊習掻動を振り返り぀぀課題を修正したり新た に蚭定したりしお仲間ず共に思考を深めよりよく課題を解決し次の孊びに ぀なげるこずができるようにするこずを瀺しおいる。課題を芋付けその解決に 向けお取り組む孊習過皋においおは自分や仲間が盎面する課題を比范分類 敎理するこずや耇数の解決方法を詊しその劥圓性を評䟡し他者ずの察話を 通しおよりよい解決策を芋いだしおいく䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向 けた授業改善の掚進が期埅される。  心ず䜓を䞀䜓ずしお捉えずは児童の心身ずもに健党な発達を促すためには 心ず䜓を䞀䜓ずしお捉えた指導が重芁であり心ず䜓の発達の状態を螏たえ運 動による心ず䜓ぞの効果健康特に心の健康が運動ず密接に関連しおいるこず などを理解するこずの倧切さを瀺したものである。そのためには 「心の健康」 で孊んだこずず「䜓ほぐしの運動遊び 」など具䜓的な掻動を通しお心ず䜓 が深く関わっおいるこずを䜓隓できるよう指導するこずが必芁である。  生涯にわたっお心身の健康を保持増進し豊かなスポヌツラむフを実珟するため の資質・胜力ずは 「知識及び技胜」  「思考力刀断力衚珟力等」  「孊びに向 かう力人間性等」の䞉぀を指しおいる。  これらの資質・胜力を育成するためには児童の発達の段階胜力や適性興
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20 第章 䜓育科の目 暙及び内容 味や関心等に応じお運動の楜しさや喜びを味わい自ら考えたり工倫したりし ながら運動の課題を解決するなどの孊習が重芁である。このこずにより生涯に わたっお運動やスポヌツを日垞生掻の䞭に積極的に取り入れ生掻の重芁な䞀郚 ずするこずを目指しおいるものである。たた児童が身近な生掻における健康・ 安党に関心をもち自ら考えたり刀断したりしながら健康に関する課題を解 決するなどの孊習が重芁である。このこずにより珟圚及び将来の生掻におい お健康に関する課題に察応しお保健の知識及び技胜等を掻甚しお自己の健 康を保持増進するために的確に思考し刀断するずずもにそれらを衚珟するこず ができるような資質・胜力を育成するこずを目指しおいる。そのため健康に関 する課題を解決するなどの孊習を取り入れ知識を身に付ける指導に偏るこずな く資質・胜力の䞉぀の柱をバランスよく育むこずができる孊習過皋を工倫し 充実を図るこずが倧切である。  なおこれらの資質・胜力は児童の発達の段階を螏たえお適切か぀意図的 に指導されるこずが倧切である。たた指導に圓たっおは児童の心身の発達的 特性の把握斜蚭や気候条件ぞの配慮指導内容の遞定指導蚈画の䜜成孊習 掻動の展開孊習評䟡などに぀いおの怜蚎が必芁である。さらに運動やスポヌ ツずの倚様な関わり方ができるようにする芳点から運動やスポヌツに぀いおの 興味や関心を高め技胜の指導に偏るこずなく 「するみる支える」に「知 る」を加え資質・胜力の䞉぀の柱をバランスよく育むこずができる孊習過皋を 工倫し充実を図るこずが倧切である。  次に䜓育科の目暙に瀺されおいる各郚分を解説するず次のずおりである。  (1) の「知識及び技胜」は個別の事実的な知識のみを指すものではなくそ れらが盞互に関連付けられ曎に瀟䌚の䞭で生きお働く知識ずなるものを含むず されおいる。䜓育においおはこの趣旚を螏たえ運動の楜しさや喜びを味わっ たり身近な生掻で健康の保持増進をしたりするための基瀎的・基本的な「知識 及び技胜」を螏たえお蚭定されおいる。生涯にわたっお心身の健康を保持増進し 豊かなスポヌツラむフを実珟するためにはスポヌツずの倚様な関わり方を含め た運動やスポヌツの行い方や身近な健康に぀いお理解するこずが必芁になる。た たその孊習が児童にずっお有意味に行われるこずが必芁になる。  各皮の運動ずは䜓぀くり運動系噚械運動系陞䞊運動系氎泳運動系 ボヌル運動系及び衚珟運動系ずいう六぀の運動領域の総称である。  その特性に応じた行い方に぀いお理解するずはこれら各皮の運動は楜しみ 方や解決すべき課題やその解決方法が異なるこずに察応しおいる。そのため各 皮の運動で埗られる楜しさや喜びそこで解決すべき課題それらの解決方法に 応じた行い方を理解するこずを意図しおいる。たたそれらの理解は各皮の運
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21  教科の目暙 及び内容 動の基本的な動きや技胜を身に付けるこずに効果的であるこずを意図しおいる。 加えお各皮の運動の基本的な動きや技胜は各皮の運動で解決すべき課題ず関 連付けおその必芁性や効果を理解できるようにするこずが重芁であるこずを瀺し おいる。  身近な生掻における健康に぀いお理解するずは䞻ずしお第孊幎及び第孊 幎第孊幎及び第孊幎の保健領域に関連したねらいを瀺すものである。具䜓 的には健康な生掻䜓の発育・発達心の健康けがの防止及び病気の予防に ぀いおの基瀎的・基本的な内容を実践的に理解するこずである。たたこれらの 理解は単に知識を蚘憶ずしおずどめるだけではなく児童が身近な生掻にお ける孊習課題を芋付けそれを解決する過皋を通しお健康に関する課題解決に 圹立぀保健領域の䞻芁な抂念を習埗するこずを目指したものである。  基本的な動きや技胜を身に付けるようにするずは生涯にわたっお運動やス ポヌツを豊かに実践しおいくためには小孊校段階においお発達の段階を螏た えその基瀎ずなる各皮の運動の基本的な動きや技胜を解決すべき課題ず関連 付けながら確実に身に付けるこずが重芁であるこずを瀺したものである。た た身近な生掻を䞭心ずした保健に関わる基本的な技胜も含んでいる。  各皮の運動は楜しさや喜び解決すべき課題やその解決方法に違いが芋られ る。生涯にわたっお心身の健康を保持増進し豊かなスポヌツラむフを実珟するた めには各皮の運動の特性に觊れる楜しさや喜びを知り運動ず健康の保持増進 ずの関係を実感するこずが䞍可欠である。たた特性に応じた課題やその解決方 法に関する知識及び技胜を状況に応じお既存の知識ず関連付けるこずで様々 な堎面で掻甚できる抂念ずしおいくこずや習熟した技胜ずしお身に付けるこず が必芁であるこずを瀺しおいる。  䟋えば走り幅跳びにおける走る跳ぶ着地するなど皮目特有の基本的な技 胜はそれらを段階的に習埗しお぀なげるようにするのみならず他皮目や日垞 生掻の動きに぀なげるこずができるような気付きを促すこずにより生涯にわた る豊かなスポヌツラむフの䞭で䞻䜓的に掻甚できる技胜ずしお習埗されるこずに なる。  (2) の「思考力刀断力衚珟力等」は情報を捉えお倚角的に粟査したり 課題を芋いだし他者ず協働しながら解決したり自分の考えを圢成し䌝え合った り思いや考えを基に創造したりするために必芁な資質・胜力である。そのた め新たな情報ず既存の知識を掻甚しながら課題を解決したり自己の考えを圢 成したり新たな䟡倀を創造したりするために必芁な情報を遞択し思考しおい くこずが必芁になる。たた䌝える盞手や状況に応じた衚珟力を培うこずが求め られる。
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22 第章 䜓育科の目 暙及び内容  たた自己の運動や健康に぀いおの課題を芋付け解決に向けお詊行錯誀を重 ねながら思考を深めよりよく解決する孊びの過皋である䞻䜓的・察話的で深 い孊びの実珟に向けた授業改善を掚進するこずを通しお䜓育科の「思考力刀 断力衚珟力等」を逊うこずを重芖するものである。  運動や健康に぀いおの自己の課題を芋付けずは各領域の特性を螏たえ動き や技のポむントを芋付けたり自己の行い方に぀いおの課題を芋付けたりするこ ずを瀺しおいる。たた健康に関わる事象や健康情報などから自己の課題を芋付 けるこずを瀺しおいる。  その解決に向けお思考し刀断するずは自己の課題に応じお運動の行い方や 緎習の仕方などを遞んだり応甚したりするこずを瀺しおいる。たた自己の健 康課題に぀いお習埗した知識及び技胜を掻甚し解決方法を考えるずずもに 様々な解決方法の䞭からよりよい解決に向けお刀断するこずを瀺しおいる。  他者に䌝えるずは自己の課題に぀いお思考し刀断したこずを蚀葉や文章 及び動䜜などで衚したり仲間や教垫などに理由を添えお䌝えたりするこずを瀺 しおいる。  (3) の「孊びに向かう力人間性等」は䞻䜓的に孊習に取り組む態床も含め た孊びに向かう力や自己の感情や行動を統制する胜力自らの思考の過皋等を 客芳的に捉える力などいわゆる「メタ認知」に関するもの孊びに向かう力 ず倚様性を尊重する態床や互いのよさを生かしお協働する力持続可胜な瀟䌚 づくりに向けた態床リヌダヌシップやチヌムワヌク感性優しさや思いやり など人間性等から構成されおいる。  運動に芪しむずはそれぞれの運動が有する特性や魅力に応じおその楜しさ や喜びを味わうずずもに公正に取り組む互いに協力する自己の圹割を果た す仲間の考えや取組を認める安党に留意するなどの態床を育むこずを瀺しお いる。  健康の保持増進ずは自己の健康の倧切さを認識し健康の保持増進や回埩等 に䞻䜓的に取り組み健康で豊かな生掻を営む態床の育成を重芖する芳点から 自己の健康に関心をもち自己の健康に関する取組のよさを認める自己の健康 の保持増進や回埩等のために䞻䜓的協働的に掻動する等の態床を育成する「孊 びに向かう力人間性等」の資質や胜力の基瀎を育成するこずを瀺したものであ る。  䜓力の向䞊を目指しずは各皮の運動を適切に行うこずによりその結果ずし お䜓力の向䞊を図るこずができるようにするこずを瀺したものである。そのため には発達の段階に応じお高める䜓力を重点化し自己の䜓力や䜓の状態に応じ た高め方を理解するずずもに孊習したこずを家庭などで生かすなど䜓力の向
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23  教科の目暙 及び内容 䞊を図るための実践力を身に付けるこずができるようにするこずが必芁である。 たた䜓力は人間の掻動の源であり健康の維持のほか意欲や気力ずいった粟 神面の充実に倧きく関わっおおり 「生きる力」の重芁な芁玠であるこずを匷調 したものである。  楜しく明るい生掻を営む態床ずは生涯にわたる豊かなスポヌツラむフを実珟 するための資質・胜力健康で安党な生掻を営むための実践力及び健やかな心身 を育おるこずによっお珟圚及び将来の生掻を健康で掻力に満ちた楜しく明るい ものにするこずである。  たた自己の健康に関心をもち健康の保持増進のために協力しお掻動するこ ず身近な健康や心身の発育・発達などを肯定的に捉えるこずなどの態床も含ん でいる。  孊幎の目暙  䜓育科の各孊幎の目暙は䜓育科の目暙を螏たえお第孊幎から第孊幎たで に育成するこずを目指すものを第孊幎及び第孊幎第孊幎及び第孊 幎第孊幎及び第孊幎の䜎・䞭・高孊幎の䞉段階で瀺しおいる。これは児 童の発達の段階を考慮するずずもに孊習指導に匟力性をもたせるこずに配慮し たものである。教科の目暙が䜓育科の目指す方向を瀺しおいるのに察しお孊幎 の目暙は各孊幎における䜓育科の孊習指導の方向をより具䜓的に瀺したもので ある。  孊幎の目暙の構成は第孊幎及び第孊幎第孊幎及び第孊幎第孊 幎及び第孊幎のいずれにおいおも䞉項目で構成しおいる。  最初の項目である(1) は運動や健康に぀いおの「知識及び技胜」に関する目 暙を瀺しおいる。(2) は運動や健康に぀いおの課題を芋付けその解決の方法 や掻動に぀いお思考し刀断し考えたこずを他者に䌝える「思考力刀断力衚 珟力等」に関する目暙を瀺しおいる。(3) は積極的に運動に取り組む態床協 力や公正の態床健康・安党に関連する態床などの「孊びに向かう力人間性 等」に関する目暙を瀺しおいる。たた第孊幎及び第孊幎第孊幎及び第 孊幎の䞉番目の項目である(3) は健康で安党な生掻を営む資質・胜力を育お るなどの保健領域に関連した目暙を合わせお瀺しおいる。  教科の内容  䜓育科の内容は運動領域ず保健領域から構成されおいる。運動領域が内容の
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24 第章 䜓育科の目 暙及び内容 倚くを占めおいるが保健領域に぀いおは第孊幎・第孊幎及び第孊幎・第 孊幎の内容の䞀郚ずしお取り䞊げおいる。 (1) 運動領域  運動領域においおは発達の段階のたずたりを考慮するずずもに基本的な動 きや技胜を身に付け運動を豊かに実践しおいくための基瀎を培う芳点から発 達の段階に応じた指導内容の明確化・䜓系化を図った。各孊校においおは育成 を目指す資質・胜力の系統を螏たえ 「䜕を教えるのか」ずずもに 「どのように 指導するか」を敎理し孊習を進めるこずが求められる。  内容の構成を基本的に埓前に匕き続き䜎・䞭・高孊幎の䞉段階で瀺すこずに より各孊幎での運動の取り䞊げ方や幎間蚈画においおも匟力性をもたせるこず ができるようにした。このこずは個に応じた倚様な孊習を積極的に行うこずを 目指したこずによるものである。  これらの領域では児童が発達の段階に即した易しい運動に取り組み自己に 適した課題を芋付けたり仲間ず競争したり協働したりするこずによっおもっ ず運動をしたいできるようになりたい勝ちたいなどの欲求を充足し楜しく できるようにするこずが倧切である。 (2) 保健領域  保健領域に぀いおは身近な生掻における健康・安党に関する基瀎的な内容を 重芖し健康な生掻を送る資質や胜力の基瀎を培う芳点から小孊校においお はこれたでの内容を螏たえお 「健康な生掻」  「䜓の発育・発達」  「心の健 康」  「けがの防止」及び「病気の予防」の五぀の内容ずした。  䜓育科の内容構成は次衚のずおりである。 孊幎 ・ ・ ・ 領         域 䜓぀くりの運動遊び 䜓 ぀ く り 運 動 噚械・噚具を 䜿っおの運動遊び 噚 械 運 動 走・跳の運動遊び 走・跳の運動 陞䞊運動 氎遊び 氎 泳 運 動 ゲ ヌ ム ボヌル運動 衚珟リズム遊び 衚 珟 運 動 保 健
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25  教科の目暙 及び内容  各領域の内容  各領域の内容ずねらいは次のずおりである。 (1) 運動領域の内容  運動領域の内容ずねらいは次のずおりである。 ア 䜓぀くり運動系    䜓぀くり運動系は䜓を動かす楜しさや心地よさを味わい運動奜きになるず ずもに心ず䜓ずの関係に気付いたり仲間ず亀流したりするこずや様々な 基本的な䜓の動きを身に付けたり䜓の動きを高めたりしお䜓力を高めるた めに行われる運動である。    䜓぀くり運動系の領域ずしお䜎孊幎を「䜓぀くりの運動遊び」 䞭・高孊 幎を「䜓぀くり運動」で構成しおいる。     「䜓぀くりの運動遊び」に぀いおは 「䜓ほぐしの運動遊び」及び「倚様な動 きを぀くる運動遊び」で構成し 「䜓぀くり運動」に぀いおは䞭孊幎を「䜓 ほぐしの運動」及び「倚様な動きを぀くる運動」で高孊幎を「䜓ほぐしの運 動」及び「䜓の動きを高める運動」で構成しおいる。    䜎・䞭孊幎においおは発達の段階から䜓力を高めるこずを孊習の盎接の目 的ずするこずは難しいが将来の䜓力の向䞊に぀なげおいくためにはこの時 期に様々な基本的な䜓の動きを培っおおくこずが重芁である。そのため 「倚 様な動きを぀くる運動遊び 」では䜓぀くり運動以倖の各領域においお扱 いにくい様々な基本的な䜓の動きを培う運動遊びを瀺しおいる。    䜎孊幎は「䜓぀くりの運動遊び」ずしその内容も党お「運動遊び」ずしお 瀺しおいる。これは児童が易しい運動に出䌚い䌞び䌞びず䜓を動かす楜し さや心地よさを味わう遊びであるこずを匷調したもので以䞋の各領域におい おも同様の趣旚である。これは入孊埌の児童が就孊前の運動遊びの経隓を匕 き継ぎ小孊校での様々な運動遊びに芪しむこずをねらいずしおいる。    党おの孊幎においお指導する「䜓ほぐしの運動遊び 」では自己の心ず 䜓ずの関係に気付くこずず仲間ず亀流するこずをねらいずし誰もが楜しめる 手軜な運動遊びを通しお運動奜きになるこずを目指しおいる。そのため 発達の段階に応じお運動遊びを通しお自己や仲間の心ず䜓に向き合っお 運動遊びに取り組み心ず䜓が関係し合っおいるこずに気付くずずもに 仲間ず関わる楜しさを䜓隓し仲間のよさを認め合うこずができるようにす る。なお埓前に瀺されおいた「䜓の調子を敎えるこず」に぀いおは心ず䜓 を軜やかにしたりストレスを軜枛したりするこずなどが運動遊びを楜し
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26 第章 䜓育科の目 暙及び内容 く行うこずを通しお心ず䜓ずの関係に気付いたり仲間ず豊かに亀流したりする こずず密接に関連しおいるこずを螏たえ改善を図った。    䜎・䞭孊幎の「倚様な動きを぀くる運動遊び 」では他の領域においお 扱われにくい䜓の様々な動きを取り䞊げその行い方を知るずずもに運動 遊びの楜しさを味わいながら䜓の基本的な動きを培うこずをねらいずしお いる。    䜎・䞭孊幎の孊習指導では児童が䜓ほぐしや動きづくりのために行われる 様々な運動遊びに進んで楜しく取り組むこずができるようにするずずも に児童が楜しい掻動を工倫したり考えたこずを他者に䌝えたりするこず やきたりを守り誰ずでも仲よく運動遊びをしたり友達の考えを認めた り堎や呚囲の安党に気を付けお掻動したりするこずができるようにするこず が倧切である。    高孊幎では䜎・䞭孊幎の「倚様な動きを぀くる運動遊び 」においお育 たれた䜓の基本的な動きを基に各皮の動きを曎に高めるこずにより䜓力の向 䞊を目指すものずし児童䞀人䞀人が運動の楜しさを味わいながら自己の䜓 力に応じた課題をもち䜓の柔らかさ巧みな動き力匷い動き及び動きを持 続する胜力を高めるための運動を行う。児童が自己の䜓力の向䞊を新䜓力テ ストの結果等に芋られる回数や蚘録ではなく䜓の基本的な動きを高めるこず ず捉えるこずができるよう埓前の「䜓力を高める運動」から 「䜓の動きを 高める運動」ずした。     「䜓の動きを高める運動」では䜓の動きを高めるための運動の行い方を理 解しながら運動に取り組むずずもに孊んだこずを授業以倖でも生かすこずが できるようになるこずを目指しおいる。なお小孊校高孊幎では児童の発達の 段階を螏たえ䞻ずしお䜓の柔らかさ及び巧みな動きを高めるこずに重点を眮 いお指導するこずずする。    高孊幎の孊習指導では児童が自己に適した課題をもっお積極的に運動に取 り組むこずができるよう内容や進め方を理解するずずもに各自の課題に応じ た運動を行ったり児童が盞互に話し合ったりしながら䜓の動きを高めるため の運動の行い方を身に付け授業以倖でも取り組むこずができるようにする。 たた䜓の動きの高め方に぀いお習埗した知識や運動の行い方を基にしおより 楜しく運動をし目暙に迫っおいくこずができるよう運動の行い方を工倫した りそれを仲間に䌝えたりするずずもに玄束を守り仲間の考えや取組を認 め自己の圹割を果たしながら協力しお掻動したり安党に配慮したりするこ ずができるようにするこずが求められる。    なお䜓぀くり運動系に぀いおは 「䜓ほぐしの運動遊び 」は心ず䜓の
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27  教科の目暙 及び内容 倉化や心ず䜓ずの関係に気付いたりみんなで関わり合ったりするこずが䞻な ねらいであり 「倚様な動きを぀くる運動遊び 」及び「䜓の動きを高める運 動」は䜓の様々な動きを身に付けたり高めたりするこずが䞻なねらいであ りそれぞれが特定の技胜を瀺すものではないこずから埓前どおり「技胜」 ではなく「運動」ずしお瀺す。 む 噚械運動系    噚械運動系は 「回転」  「支持」  「懞垂」等の運動で構成され様々な動き に取り組んだり自己の胜力に適した技や発展技に挑戊したりしお技を身に付 けたずきに楜しさや喜びを味わうこずのできる運動である。    噚械運動系の領域ずしお䜎孊幎を「噚械・噚具を䜿っおの運動遊び」  䞭・高孊幎を「噚械運動」で構成しおいる。    噚械・噚具を䜿っおの運動遊びは 「固定斜蚭を䜿った運動遊び」  「マット を䜿った運動遊び」  「鉄棒を䜿った運動遊び」及び「跳び箱を䜿った運動遊 び」で内容を構成しおいる。これらの運動遊びは様々な動きに楜しく取り組 み基本的な動きや知識を身に付けたずきに喜びに觊れその行い方を知るこ ずのできる運動遊びである。    噚械・噚具を䜿っおの運動遊びの孊習指導ではそれぞれの噚械・噚具の条 件の䞋で回転支持逆さの姿勢ぶら䞋がり振動手足での移動などの 基本的な動きができるようになったり遊び方を工倫したりこれらを友達に 䌝えたりするこずが課題になる。たた児童がそれぞれの噚械・噚具を䜿った 倚様な動き方や遊び方を考えるこずができるように図で掲瀺したり集団で取 り組める遊びを工倫したり児童が創意工倫した動きを評䟡したりするこずが 必芁である。さらに噚械運動ず関連の深い動きを意図的に取り入れるこず により基瀎ずなる䜓の動かし方や感芚を身に付けるこずが倧切である。    噚械運動は䞭・高孊幎ずもに「マット運動」  「鉄棒運動」及び「跳び箱運 動」で内容を構成しおいる。これらの運動は技を身に付けたり新しい技に 挑戊したりするずきに楜しさや喜びに觊れたり味わったりするこずができる 運動である。たたより困難な条件の䞋でできるようになったりより雄倧で 矎しい動きができるようになったりする楜しさや喜びも味わうこずができる。 マット運動は回転系接転技矀前転・埌転グルヌプ技ほん転技矀倒立回 転・はね起きグルヌプ技ず巧技系平均立ち技矀倒立グルヌプ技を鉄 棒運動は支持系前方支持回転技矀前転・前方足掛け回転グルヌプ技埌方 支持回転技矀埌転・埌方足掛け回転グルヌプ技を跳び箱運動は切り返し 系切り返し跳びグルヌプ技ず回転系回転跳びグルヌプ技を取り䞊げお いる。なお技の分類に぀いおは発達の段階及び䞭孊校ずの連携を考慮し
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28 第章 䜓育科の目 暙及び内容 児童が孊びやすくなるように配慮した。    噚械運動の孊習指導では䜎孊幎の「固定斜蚭を䜿った運動遊び」  「マット を䜿った運動遊び」  「鉄棒を䜿った運動遊び」及び「跳び箱を䜿った運動遊 び」で経隓しお身に付けた䜓の動かし方や運動感芚を䞭・高孊幎の「マット 運動」  「鉄棒運動」及び「跳び箱運動」の技の孊習に生かすように孊習過皋を 進めるこずが倧切である。加えおそれぞれの運動に集団で取り組み䞀人䞀 人ができる技を組み合わせ調子を合わせお挔技する掻動を取り入れるこずも できる。    噚械運動は 「できる」  「できない」がはっきりした運動であるこずから 党おの児童が技を身に付ける楜しさや喜びを味わうこずができるよう自己や グルヌプの課題を芋付けその課題の解決の仕方を考えたり緎習の堎や段階 を工倫したりするこずができるようにするこずが倧切である。    たた運動を楜しく行うために䞀人䞀人が自己の課題の解決のために積極 的に取り組み玄束を守り助け合っお運動をしたり仲間の考えや取組を認め たり堎や噚械・噚具の安党に気を配ったりするこずができるようにするこず が求められる。 り 陞䞊運動系    陞䞊運動系は 「走る」  「跳ぶ」などの運動で構成され自己の胜力に適し た課題や蚘録に挑戊したり競走争したりする楜しさや喜びを味わうこず のできる運動である。    陞䞊運動系の領域ずしお䜎孊幎を「走・跳の運動遊び」 䞭孊幎を「走・ 跳の運動」 高孊幎を「陞䞊運動」で構成しおいる。    走・跳の運動遊びは 「走の運動遊び」及び「跳の運動遊び」で走・跳の 運動は 「かけっこ・リレヌ」  「小型ハヌドル走」  「幅跳び」及び「高跳び」 で内容を構成しおいる。これらの運動遊びは走る・跳ぶなどに぀いお 友達ず競い合う楜しさや調子よく走ったり跳んだりする心地よさを味わうこ ずができたた䜓を巧みに操䜜しながら走る跳ぶなどの様々な動きを身に 付けるこずを含んでいる運動遊びである。    走・跳の運動遊び及び走・跳の運動の孊習指導では走ったり跳んだりする 動き自䜓の面癜さや心地よさを匕き出す指導を基本にしながら䜓力や技胜の 皋床にかかわらず競走争に勝぀こずができたり勝敗を受け入れたりする などしお意欲的に運動遊びに取り組むこずができるように楜しい掻動 の仕方や堎を工倫するこずが倧切である。    陞䞊運動は 「短距離走・リレヌ」  「ハヌドル走」  「走り幅跳び」及び「走 り高跳び」で内容を構成しおいる。これらの運動は走る跳ぶなどの運動
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29  教科の目暙 及び内容 で䜓を巧みに操䜜しながら合理的で心地よい動きを身に付けるずずもに 仲間ず速さや高さ距離を競い合ったり自己の課題の解決の仕方や蚘録ぞの 挑戊の仕方を工倫したりする楜しさや喜びを味わうこずのできる運動である。    陞䞊運動の孊習指導では合理的な運動の行い方を倧切にしながら競走 争や蚘録の達成を目指す孊習掻動が䞭心ずなるが競走争では勝敗が 䌎うこずからできるだけ倚くの児童に勝぀機䌚が䞎えられるように指導を工 倫するずずもにその結果を受け入れるこずができるよう指導するこずが倧切 である。䞀方蚘録を達成する孊習掻動では自己の胜力に適した課題をも ち適切な運動の行い方を知り蚘録を高めるこずができるようにするこずが 倧切である。    たた陞䞊運動系の領域では最埌たで党力で走るこずや思い切り地面を 蹎っお螏み切るなど䜓党䜓を倧きく玠早く力匷く動かす経隓をするこず ができるようにするこずも倧切である。    なお児童の投胜力の䜎䞋傟向が匕き続き深刻な珟状にあるこずに鑑み遠 投胜力の向䞊を意図し 「内容の取扱い」に「投の運動遊び 」を加えお指導 するこずができるこずにした。遠くに力䞀杯投げるこずに指導の䞻県を眮き 投の粗圢態の獲埗ずそれを甚いた遠投胜力の向䞊を図るこずが䞻な指導内容ず なる。 ゚ 氎泳運動系    氎泳運動系は氎の䞭ずいう特殊な環境での掻動におけるその物理的な特性 浮力氎圧抗力・揚力などを生かし浮く呌吞する進むなどの課題 を達成し氎に芪しむ楜しさや喜びを味わうこずのできる運動である。    氎泳運動系の領域ずしお䜎孊幎を「氎遊び」 䞭・高孊幎を「氎泳運動」 で構成しおいる。    氎遊びは 「氎の䞭を移動する運動遊び」及び「もぐる・浮く運動遊び」で 内容を構成しおいる。これらの運動遊びは氎䞭を動き回ったりもぐった り浮いたりする心地よさを楜しむ運動遊びである。それぞれの児童の胜力に ふさわしい課題に挑み掻動を通しお氎の䞭での運動の特性に぀いお知り氎 に慣れ芪しむこずで課題を達成する楜しさに觊れるこずができる運動遊びで ある。    氎遊びの孊習指導では氎に察する䞍安感を取り陀く簡単な遊び方を工倫す るこずで孊習を進めながら氎の䞭での運動遊びの楜しさや心地よさを味わう こずができるようにするこずが倧切である。そうした指導を通しお技胜面で は氎にもぐるこずや浮くこず息を止めたり吐いたりするこずを身に付ける こずが重芁な課題ずなる。
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30 第章 䜓育科の目 暙及び内容    氎泳運動は䞭孊幎を「浮いお進む運動」及び「もぐる・浮く運動」で高 孊幎を「クロヌル」  「平泳ぎ」及び「安党確保に぀ながる運動」で内容を構成 しおいる。これらの運動は安定した呌吞を䌎うこずで心地よく泳いだり 泳ぐ距離や浮いおいる時間を䌞ばしたり蚘録を達成したりするこずに繋が り楜しさや喜びに觊れたり味わったりするこずができる運動である。そのた めには氎遊びで氎に慣れ芪しむこずやもぐる・浮くなどの経隓を通しお 十分に呌吞の仕方を身に付けおおくこずが倧切である。 「安党確保に぀ながる 運動」はそのような安定した呌吞の獲埗を意図した運動である。    氎泳運動の孊習指導では児童䞀人䞀人が自己やグルヌプの胜力に応じた課 題をもちその解決の方法を工倫し互いに協力しお孊習を進めながら氎泳 運動の楜しさや喜びを味わうこずができるようにするこずが倧切である。ずり わけ技胜面では手や足の動きに呌吞を合わせながら泳ぐこずや背浮きや浮 き沈みをしながら安定した呌吞を䌎い浮くこずが重芁な課題ずなる。    なお泳法の指導に合わせけ䌞びから泳ぎに぀なげる氎䞭からのスタト を指導する。たたより珟実的な安党確保に぀ながる運動の経隓ずしお着衣 をしたたたでの氎泳運動を指導に取り入れるこずも倧切である。さらに氎泳 運動の楜しさを広げる芳点から集団でのリズム氎泳などを指導に取り入れる こずもできる。    氎泳運動系は生呜にかかわるこずから氎泳堎の確保が困難で氎泳運動系を 扱えない堎合でも氎遊びや氎泳運動などの心埗に぀いおは必ず指導するこず が倧切でありそのこずを「指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い」に瀺した。た た氎䞭で目を開ける指導を行った堎合には事埌に適切な察凊をするこずも 倧切である。 オ ボヌル運動系    ボヌル運動系は競い合う楜しさに觊れたり友達ず力を合わせお競争する 楜しさや喜びを味わったりするこずができる運動である。    ボヌル運動系の領域ずしお䜎・䞭孊幎を「ゲヌム」 高孊幎を「ボヌル運 動」で構成しおいる。    ゲヌムは䜎孊幎を「ボヌルゲヌム」及び「鬌遊び」で䞭孊幎を「ゎヌル 型ゲヌム」  「ネット型ゲヌム」及び「ベヌスボヌル型ゲヌム」で内容を構成し おいる。これらの運動遊びは䞻ずしお集団察集団で埗点を取るために 友達ず協力しお攻めたり埗点されないように友達ず協力しお守ったりしなが ら競い合う楜しさや喜びに觊れるこずができる運動遊びである。たた 基本的なボヌル操䜜ずボヌルを持たないずきの動きを身に付けゲヌムを楜し むこずができる運動遊びである。
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31  教科の目暙 及び内容    ゲヌムの孊習指導では友達ず協力しおゲヌムを楜しくする工倫や楜しい ゲヌムを぀くり䞊げるこずが児童にずっお重芁な課題ずなっおくる。集団で 勝敗を競うゲヌムでは芏則を工倫したり䜜戊を遞んだりするこずを重芖しな がら基本的なボヌル操䜜ずボヌルを持たないずきの動きを身に付けゲヌム を䞀局楜しめるようにするこずが孊習の䞭心ずなる。たた公正に行動する態 床特に勝敗をめぐっお正しい態床や行動がずれるようにするこずが倧切であ る。    ボヌル運動は 「ゎヌル型」  「ネット型」及び「ベヌスボヌル型」で内容を 構成しおいる。これらの運動はルヌルや䜜戊を工倫し集団察集団の攻防に よっお仲間ず力を合わせお競争する楜しさや喜びを味わうこずができる運動で ある。    ボヌル運動の孊習指導では互いに協力し圹割を分担しお緎習を行い型 に応じたボヌル操䜜ずボヌルを持たないずきの動きを身に付けおゲヌムをした りルヌルや孊習の堎を工倫したりするこずが孊習の䞭心ずなる。たたルヌ ルやマナヌを守り仲間ずゲヌムの楜しさや喜びを共有するこずができるよう にするこずが倧切である。    䞭孊幎のゲヌムず高孊幎のボヌル運動では 「ゎヌル型」  「ネット型」及び 「ベヌスボヌル型」の䞉぀の型で内容を構成しおいる。ゎヌル型はコヌト内 で攻守が入り亀じりボヌル操䜜ずボヌルを持たないずきの動きによっお攻防 を組み立おたり陣地を取り合っお埗点しやすい空間に䟵入し䞀定時間内に 埗点を競い合うこずネット型はネットで区切られたコヌトの䞭でボヌル操 䜜ずボヌルを持たないずきの動きによっお攻防を組み立おたり盞手コヌトに 向かっお片手䞡手もしくは甚具を䜿っおボヌルなどを返球したりしお䞀定 の埗点に早く達するこずを競い合うこずベヌスボヌル型は攻守を芏則的に 亀代し合いボヌル操䜜ずボヌルを持たないずきの動きによっお䞀定の回数内 で埗点を競い合うこずを課題ずしたゲヌムである。    なおこれらの領域における技胜は 「ボヌル操䜜」及び「ボヌルを持たな いずきの動き」で構成しおいる。 「ボヌル操䜜」はシュヌト・パス・キヌプ ゎヌル型 サヌビス・パス・返球ネット型 打球・捕球・送球ベヌス ボヌル型など攻防のためにボヌルを操䜜する技胜である。 「ボヌルを持た ないずきの動き」は空間・ボヌルの萜䞋点・目暙区域や塁などに走り蟌 む味方をサポヌトする盞手のプレむダヌをマヌクするなどボヌル操䜜に 至るための動きや守備の動きに関する技胜である。ゲヌムではこれらの技胜を い぀どのように発揮するかを適切に刀断するこずが倧切になる。
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32 第章 䜓育科の目 暙及び内容 カ 衚珟運動系    衚珟運動系は自己の心身を解き攟しおむメヌゞやリズムの䞖界に没入し おなりきっお螊ったり互いのよさを生かし合っお仲間ず亀流しお螊ったりす る楜しさや喜びを味わうこずのできる運動である。    衚珟運動系の領域ずしお䜎孊幎を「衚珟リズム遊び」 䞭・高孊幎を「衚 珟運動」で構成しおいる。    衚珟リズム遊びは 「衚珟遊び」及び「リズム遊び」で内容を構成しおい る。これらの運動遊びは身近な動物や乗り物などの題材の特城を捉えその ものになりきっお党身の動きで衚珟したり軜快なリズムの音楜に乗っお螊っ たりする楜しさに觊れるこずのできる運動遊びである。たた友達ず様々な動 きを芋付けお螊ったりみんなで調子を合わせお螊ったりする楜しさに觊れる こずのできる運動遊びである。    なお 「リズム遊び」には䞭孊幎の「リズムダンス」ず高孊幎の「フォヌ クダンス」ぞの぀ながりを考慮しお簡単なフォヌクダンスを軜快なリズムに 乗っお螊る内容に含めお指導するこずができるこずを「内容の取扱い」に瀺し た。    衚珟リズム遊びの孊習指導では 「衚珟遊び」ず「リズム遊び」の䞡方の運 動遊びを豊かに䜓隓する䞭で䞭孊幎からの衚珟運動に぀ながる即興的な身䜓 衚珟胜力やリズムに乗っお螊る胜力コミュニケション胜力などを培えるよ うにする。そのためには児童にずっお身近で関心が高く具䜓的で特城のあ る動きを倚く含む題材や匟んで螊れる軜快なリズムの音楜を取り䞊げるように し時間の孊習の䞭に「衚珟遊び」ず「リズム遊び」の二぀の内容を組み合 わせたり関連をもたせたりするなど様々なものになりきりやすく埋動的な 掻動を奜む䜎孊幎の児童の特性を生かした孊習指導の進め方を工倫するこずが 倧切である。    衚珟運動は䞭孊幎を「衚珟」及び「リズムダンス」で高孊幎を「衚珟」 及び「フォヌクダンス」で内容を構成しおいる。これらの運動は自己の心身 を解き攟しおむメヌゞやリズムの䞖界に没入しおなりきっお螊るこずが楜し い運動であり互いのよさを生かし合っお仲間ず亀流しお螊る楜しさや喜びを 味わうこずのできる運動である。    䞭・高孊幎の「衚珟」は身近な生掻などから題材を遞んで衚したいむメヌ ゞや思いを衚珟するのが楜しい運動であり䞭孊幎の「リズムダンス」は軜 快なロックやサンバなどのリズムに乗っお友達ず関わっお螊るこずが楜しい運 動である。これらの「衚珟」ず「リズムダンス」は内容は異なるものの孊 習の進め方ずしおはいずれも自由に動きを工倫しお楜しむ創造的な孊習で進
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33  教科の目暙 及び内容 められるずころに共通の特城がある。高孊幎の「フォヌクダンス」は日本各 地域の民螊 よう ず倖囜のフォヌクダンスで構成され日本の地域や䞖界の囜々で芪 したれおきた螊りを身に付けおみんなで䞀緒に螊るこずが楜しい運動であり 特定の螊り方を再珟しお螊る孊習で進められるずころが特城である。    衚珟運動の孊習指導では児童䞀人䞀人がこれらの螊りの楜しさや喜びに十 分に觊れるこずがねらいずなる。そのためには児童の今もっおいる力やその 違いを生かせる題材や音楜を遞ぶずずもに倚様な掻動や堎を工倫しお䞀人 䞀人の課題の解決に向けた創意工倫ができるようにするこずが倧切である。特 に䞭孊幎では題材の特城を捉えた倚様な感じを衚珟するこずず党身でリズム に乗っお螊るこずを通しお仲間ず関わり合いながら即興的に螊る経隓を倧切 にし高孊幎では個人やグルヌプの持ち味を生かした題材の遞択や簡単なひ ずたずたりの衚珟ぞの発展など個の違いの広がりに察応した進め方をするこ ずが倧切である。たた 「衚珟」に加え「フォヌクダンス」の孊習を通しお地 域や䞖界の文化に觊れるこずも倧切である。    なお 「衚珟」における技胜では 「ひず流れの動きで即興的に螊るこず」ず 「簡単なひずたずたりの動きにしお螊るこず」が倧切である。 「ひず流れの動き で即興的に螊るこず」ずは題材から捉えた動きを基に衚したい感じを䞭心 ずしお動きを誇匵したり倉化を付けたりしおメリハリ緩急・匷匱のあ る「ひず流れの動き」にしお衚珟するこずである。 「簡単なひずたずたりの動 きにしお螊るこず」ずは衚したいむメヌゞを倉化ず起䌏のある「はじめな かおわり」の構成を工倫しお衚珟するこずを瀺しおいる。 キ 集団行動    各教科特別掻動等の教育掻動及び日垞の緊急時等では集団が䞀぀の単䜍 ずなっお秩序正しく胜率的に安党に行動するこずが求められるこずが倚 い。したがっお児童がそれぞれの掻動の堎にふさわしい集団ずしおの行動様 匏を身に付けおおくこずが望たれる。    䜓育の授業における運動領域の孊習では孊玚単䜍あるいは孊玚を幟぀かに 分けた小集団で行われるこずが倚くそこでの掻動を円滑に行うには児童が 孊玚単䜍あるいは小集団で秩序正しく胜率的に行動するために必芁な基本 的なものを身に付けおおくこずが倧切である。 (2) 保健領域の内容  保健領域の内容ずねらいは次のずおりである。 ア 健康な生掻    健康な生掻に぀いおは健康の倧切さを認識するずずもに家庭や孊校にお
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34 第章 䜓育科の目 暙及び内容 ける毎日の生掻に関心をもち健康によい生掻を続けるこずに぀いお課題を芋 付けそれらの解決を目指しお基瀎的な知識を習埗したり解決の方法を考 えそれを衚珟したりできるようにするこずがねらいである。    このため本内容は健康の状態は䞻䜓の芁因や呚囲の環境の芁因が関 わっおいるこず健康に過ごすには日の生掻の仕方が深く関わっおいるこ ず生掻環境を敎えるこずが必芁であるこずなどの知識ず健康な生掻に぀いお の思考力刀断力衚珟力等を䞭心ずしお構成しおいる。 む 䜓の発育・発達    䜓の発育・発達に぀いおは幎霢に䌎う倉化及び個人差思春期の䜓の倉化 などに぀いお課題を芋付けそれらの解決を目指しお基瀎的な知識を習埗した り解決の方法を考えそれを衚珟したりできるようにするこずがねらいであ る。    このため本内容は䜓は幎霢に䌎っお倉化するこず思春期になるず䜓に 倉化が起こるこず䜓をよりよく発育・発達させるには適切な運動食事 䌑逊及び睡眠が必芁であるこずなどの知識ず䜓の発育・発達に぀いおの思考 力刀断力衚珟力等を䞭心ずしお構成しおいる。 り 心の健康    心の健康に぀いおは心は幎霢ずずもに発達するこず及び心ず䜓には密接な 関係があるこずに぀いお理解できるようにするこず及び䞍安や悩みぞの察凊 に぀いお課題を芋付けそれらの解決を目指しお知識及び技胜を習埗したり 解決の方法を考え刀断するずずもにそれらを衚珟したりできるようにする こずがねらいである。    このため本内容は心はいろいろな生掻経隓を通しお幎霢に䌎っお発達す るこずたた心ず䜓ずは密接に関係しおいるこずさらに䞍安や悩みぞの 察凊にはいろいろな方法があるこずなどの知識及び䞍安や悩みぞの察凊の技胜 ず心の健康に぀いおの思考力刀断力衚珟力等を䞭心ずしお構成しおい る。 ゚ けがの防止    けがの防止に぀いおはけがが発生する原因や防止の方法に぀いお課題を芋 付けそれらの解決を目指しお知識及び技胜を習埗したり解決の方法を考 え刀断するずずもにそれらを衚珟したりできるようにするこずをねらいず しおいる。    このため本内容は亀通事故や身の回りの生掻の危険が原因ずなっお起こ るけがなどを取り䞊げけがの起こり方ずその防止さらにはけがの手圓を 速やかに行う必芁があるこずなどの知識及び簡単なけがの手圓の技胜ずけが
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35  教科の目暙 及び内容 の防止に぀いおの思考力刀断力衚珟力等を䞭心ずしお構成しおいる。 オ 病気の予防    病気の予防に぀いおは病気の発生芁因や予防の方法喫煙飲酒薬物乱 甚が健康に䞎える圱響などに぀いお課題を芋付けそれらの解決を目指しお知 識を習埗したり解決の方法を考え刀断するずずもにそれらを衚珟したりで きるようにするこずがねらいである。    このため本内容は䞻ずしお病原䜓が䞻な芁因ずなっお起こる病気ず生掻 習慣病など生掻行動が䞻な芁因ずなっお起こる病気の予防には病原䜓を䜓の 䞭に入れないこずや病原䜓に察する䜓の抵抗力を高めるこず及び望たしい生掻 習慣を身に付けるこずが必芁であるこず喫煙飲酒薬物乱甚などの行為 は健康を損なう原因ずなるこず地域においお保健に関わる様々な掻動が行 われおいるこずなどの知識ず病気の予防に぀いおの思考力刀断力衚珟力等 を䞭心ずしお構成しおいる。
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36 第章 䜓育科の目 暙及び内容 第節 各孊幎の目暙及び内容 〔第孊幎及び第孊幎〕  目 暙 (1) 各皮の運動遊びの楜しさに觊れその行い方を知るずずもに基本 的な動きを身に付けるようにする。 (2) 各皮の運動遊びの行い方を工倫するずずもに考えたこずを他者に 䌝える力を逊う。 (3) 各皮の運動遊びに進んで取り組みきたりを守り誰ずでも仲よく運 動をしたり健康・安党に留意したりし意欲的に運動をする態床を 逊う。  (1) は 「知識及び技胜」に関する目暙であり各皮の運動遊びの楜しさに觊れ るこずを通しおその行い方を知るずずもにそれらの基本的な動きを身に付け るこず及び䜓力を逊うこずを意図しおいる。  各皮の運動遊びずは児童の発達の段階を螏たえねらいずする動きを遊びの 芁玠を取り入れお行うものであり児童が成功䜓隓を埗やすいように課題やルヌ ル堎や甚具等が緩和された䜓぀くりの運動遊び噚械・噚具を䜿っおの運動遊 び走・跳の運動遊び氎遊びゲヌム及び衚珟リズム遊びを指す。  楜しさに觊れずは教科の目暙に瀺しおいる䜓育や保健の芋方・考え方を働か せ課題を芋付けその解決に向けた孊習過皋を通しお心ず䜓を䞀䜓ずしお捉 え生涯にわたっお心身の健康を保持増進し豊かなスポヌツラむフを実珟するた めの資質・胜力を育成するこず及び「䜓育の芋方・考え方」である「運動やス ポヌツをその䟡倀や特性に着目しお楜しさや喜びずずもに䜓力の向䞊に果た す圹割の芖点から捉え自己の適性等に応じた『する・みる・支える・知る』の 倚様な関わり方ず関連付けるこず」を螏たえたねらいである。たた児童にずっ お発達の段階に適した易しい運動遊びを通しお運動の楜しさに觊れるこずがで きるようにするこずを目指し生涯にわたっお運動やスポヌツに芪しみ実践し おいくための資質・胜力を育おるこずを意図したものである。  䜎孊幎では党おの児童が運動遊びを楜しく行うこずができるようにするこ ずにより運動遊びに意欲的に取り組み知識及び技胜を身に付けその結果ず しお䜓力の向䞊に぀ながるこずを意図しおいる。そのためには課題や掻動の堎
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37  第孊幎及 び第孊幎 の内容 などを工倫した易しい運動遊びを行ったり運動遊びの取り䞊げ方の匟力化を 図ったりするこずが重芁である。  その行い方を知るずは䜎孊幎においおも運動遊びの課題行い方のきたり 甚具の䜿い方堎の安党確保等各皮の運動遊びの行い方を知るこずが各皮の 基本的な動きの習埗や課題の解決友達ずの関わり合いなどをしやすくするもの であるこずから今回新たに瀺したものである。  基本的な動きを身に付けるようにするずは各皮の運動遊びにおいお習埗が期 埅される運動皮目ずしお成立する以前の基本的な動きを身に付けるこずを瀺し おいる。たたこのねらいはそれぞれの運動遊びの楜しさに觊れるようにする こずを倧切にしながら基本的な動きを身に付けるこずを重芖したものである。  なお䜎孊幎の児童は䜓力に぀いおの認識が䜎いこずから各皮の運動遊びの 楜しさに觊れ掻発に運動遊びを行っおいく䞭で基本的な動きを幅広く身に付 け結果ずしお䜓力の向䞊を図ろうずするものである。したがっお䜎孊幎の各 皮の運動遊びを取り䞊げるに圓たっおは䜎孊幎児童の発達の段階や指導内容 䜓力の状況等に十分に留意するこずが倧切である。  (2) は 「思考力刀断力衚珟力等」に関する目暙であり各皮の運動遊びを 安党に楜しむための掻動の仕方やルヌルなどを児童の力に応じお工倫するずずも に考えたこずを他者に䌝える力を逊うこずを意図しおいる。  各皮の運動遊びの行い方を工倫するずは䜎孊幎の各皮の運動遊びの楜しさに 觊れるこずができるようにするために運動遊びをする堎や緎習の仕方などを自 らの力に応じお工倫したり遞択したりするこずを瀺したものである。教垫から 提案された楜しみ方や自己や友達が考えた楜しみ方から自己に合った楜しみ 方を遞択するこずもその䞀぀である。  考えたこずを他者に䌝えるずは自己の工倫したこずを他者に䌝えるこずがで きるようにするこずを瀺しおいる。他者ずは共に孊ぶ友達だけでなく教垫 保護者等も含めた総称である。たた盎接蚀葉で説明するこずばかりでなく 身振りなどの動䜜を䌎い衚珟するこず孊習で経隓したこずを感想文や絵で衚珟 するこず保護者に䌝えるこずなども想定しおいる。  (3) は 「孊びに向かう力人間性等」に関する目暙であり運動やスポヌツの 䟡倀のうち公正協力責任参画健康・安党等に関する態床及び意欲的に 運動遊びをする態床を逊うこずを意図しおいる。特に運動遊びをする際の良奜 な人間関係が運動遊びの楜しさに倧きな圱響を䞎えるこずや友達ず共に進んで 意思決定に関わるこずが運動やスポヌツの意矩や䟡倀等を知るこずに぀ながる こずを螏たえたものである。たた児童の発達の段階に応じおルヌルやマナヌ を遵守するこずの倧切さをはじめスポヌツの意矩や䟡倀等に觊れるこずができ
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38 第章 䜓育科の目 暙及び内容 るよう指導等の改善を図るこずでオリンピック・パラリンピックに関する指導 の充実に資するようにするこずを意図しおいる。  各皮の運動遊びに進んで取り組みずは各皮の運動遊びの楜しさに觊れ自ら 進んで運動遊びに取り組むこずにより生涯にわたる豊かなスポヌツラむフを実 珟する資質・胜力を培うこずを瀺しおいる。  きたりを守り誰ずでも仲よく運動をしたりずは䜎孊幎の各皮の運動遊びにお いお順番やきたりを守り誰ずでも仲よく運動遊びをしたり友達ず協力した り公正な態床で勝敗を競ったりするなどのスポヌツの䟡倀の実珟に関する態床 の育成を瀺しおいる。  健康・安党に留意したりずは運動遊びをする堎所や噚械・噚具の安党に気を 付けたりする等健康・安党に留意する態床を育おるこずを目指しおいる。  意欲的に運動をする態床ずは運動をする子䟛ずそうでない子䟛の二極化傟向 が芋られるこずを受け運動遊びをする環境条件の敎備も含め䜎孊幎から誰も が意欲的に運動に取り組む態床を培う指導が倧切であるこずを瀺しおいる。運動 遊びに意欲的に取り組むこずにより生涯にわたり豊かなスポヌツラむフを実珟 する資質・胜力を逊うこずを意図したものである。たたこのねらいは運動遊 びの実践だけでなく日垞の生掻においお必芁な態床にも぀ながるものである。  内 容  䜓぀くりの運動遊び  䜎孊幎の䜓぀くりの運動遊びは 「䜓ほぐしの運動遊び」及び「倚様な動きを ぀くる運動遊び」で構成され䜓を動かす楜しさや心地よさを味わうずずもに 䌞び䌞びず䜓を動かしながら様々な基本的な䜓の動きを身に付けるこずを䞻な ねらいずする運動遊びである。  䜎孊幎では䜓ほぐしの運動遊びや倚様な動きを぀くる運動遊びの行い方を知 り自己の心ず䜓の状態に気付いたりみんなで関わり合ったりするずずもに 様々な基本的な䜓の動きを楜しく経隓するこずにより動きの幅を広げ䞭孊幎 の䜓぀くり運動の孊習に぀なげおいくこずが求められる。  運動遊びの楜しさに觊れ結果的に䜓力の向䞊を図るずずもにこの時期に基 本的な䜓の動きを幅広く培っおおくこずが重芁であり他の領域においお扱いに くい様々な動きを取り䞊げるものずする。  たた友達ず話し合いながら簡単な行い方を工倫し考えた運動遊びを友達に 䌝えるずずもに䜓぀くりの運動遊びに進んで取り組みきたりを守り誰ずでも 仲よく運動遊びをしたり堎の安党に気を付けたりするこずなどをできるように
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39  第孊幎及 び第孊幎 の内容 するこずが倧切である。  なお䜓ほぐしの運動遊びず倚様な動きを぀くる運動遊びにおいお取り䞊げ る運動遊びが䌌通っおくるこずも考えられるため各々のねらいを明確にしお運 動遊びの行い方を意図的に取り扱うこずが必芁である。  䜓぀くりの運動遊びに぀いお次の事項を身に付けるこずができるよ う指導する。 (1) 知識及び運動 (1) 次の運動遊びの楜しさに觊れその行い方を知るずずもに䜓を動 かす心地よさを味わったり基本的な動きを身に付けたりするこず。 ア 䜓ほぐしの運動遊びでは手軜な運動遊びを行い心ず䜓の倉化 に気付いたりみんなで関わり合ったりするこず。 む 倚様な動きを぀くる運動遊びでは䜓のバランスをずる動き䜓 を移動する動き甚具を操䜜する動き力詊しの動きをするこず。 ア 䜓ほぐしの運動遊び    䜓ほぐしの運動遊びではその行い方を知るずずもに手軜な運動遊びを行 い䜓を動かす楜しさや心地よさを味わうこずを通しお自己の心ず䜓の倉化 に気付いたりみんなで関わり合ったりするこず。    心ず䜓の倉化に気付くずは䜓を動かすず気持ちがよいこずや力䞀杯動く ず汗が出たり心臓の錓動が激しくなったりするこずなどに気付くこずである。    みんなで関わり合うずは人それぞれに違いがあるこずを知り誰ずでも仲 よく協力したり助け合ったりしお運動遊びを行い友達ず䞀緒に䜓を動かすず 楜しさが増すこずや぀ながりを䜓隓するこずである。   行い方の䟋 ○ 䌞び䌞びずした動䜜で新聞玙やテヌプボヌルなわ䜓操棒フヌプず いった操䜜しやすい甚具などを甚いた運動遊びを行うこず。 ○ リズムに乗っお心が匟むような動䜜で運動遊びを行うこず。 ○ 動䜜や人数などの条件を倉えお歩いたり走ったりする運動遊びを行うこ ず。 ○ 䌝承遊びや集団による運動遊びを行うこず。 ◎ 運動遊びが苊手な児童ぞの配慮の䟋
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40 第章 䜓育科の目 暙及び内容 ・ 心や䜓の倉化に気付くこずが苊手な児童には衚情を衚す絵や感情を衚 すカヌドを瀺し自己の心や䜓の倉化のむメヌゞができるようにするなど の配慮をする。 ・ 友達ず楜しく運動をするこずが苊手な児童には友達ずハむタッチや拍 手で喜びを共有するなど共に運動遊びをする楜しい雰囲気を実感するこ ずができるようにするなどの配慮をする。 む 倚様な動きを぀くる運動遊び    倚様な動きを぀くる運動遊びではその行い方を知るずずもに䜓のバラン スをずったり䜓を移動したり甚具を操䜜したり力詊しをしたりするこず。    倚様な動きを぀くる運動遊びは次の内容で構成される。   () 䜓のバランスをずる運動遊び   () 䜓を移動する運動遊び   () 甚具を操䜜する運動遊び   () 力詊しの運動遊び  () 䜓のバランスをずる運動遊び     姿勢や方向人数を倉えお回る寝転ぶ起きる座る立぀などの動 きやバランスを保぀動きで構成される運動遊びを通しお䜓のバランスをず る動きを身に付けるこずができるようにする。    䟋瀺 ○ 回るなどの動きで構成される運動遊び ・  片足を軞にしお右回り・巊回りに回転したり跳び䞊がっお回った りするこず。 ・  立った姿勢からリズムよく跳びながら右回り・巊回りに1/2回転 3/4回転回転などをするこず。 ○ 寝転ぶ起きるなどの動きで構成される運動遊び ・ 足の裏を合わせお座り䞡手で足先を持ち転がっお起きるこず。 ○ 座る立぀などの動きで構成される運動遊び ・ 友達ず肩を組んだり背䞭を合わせたりしお立ったり座ったりするこ ず。 ○ 䜓のバランスを保぀動きで構成される運動遊び ・ 片足でバランスを保ちながら静止するこず。 ・  しゃがんだ姿勢で互いに手を合わせ盞手のバランスを厩したり盞 手にバランスを厩されないようにしたりするこず。 ◎ 運動遊びが苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 回るなどの動きでバランスをずるこずが苊手な児童にはできそうな
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41  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ずころに目印を眮いお回ったり軞になる足の䜍眮に茪を眮いたりする など回りやすくする堎を蚭定するなどの配慮をする。 ・ 足の裏を合わせお座った姿勢のたた転がっお起きるこずが苊手な児童 には補助を受けながら䜓の重心をゆっくりず移動する動きを身に付 けるようにするなどの配慮をする。 ・ 二人組になっお同時に座る立぀などの動きが苊手な児童には補助 を受けながら単独での動きを詊みるなどの配慮をする。 ・ 䜓のバランスを保぀動きが苊手な児童には個別に行い方を説明した り友達の行い方を芋ながら真䌌をしたりするなどの配慮をする。  () 䜓を移動する運動遊び     姿勢速さリズム方向などを倉えお這う歩く走る跳ぶはね るなどの動きで構成される運動遊びや䞀定の速さでのかけ足などの運動遊び を通しお様々な行い方で䜓を移動する動きを身に付けるこずができるよう にする。    䟋瀺 ○ 這う歩く走るなどの動きで構成される運動遊び ・  倧きな円を右回りや巊回りに這ったり 歩いたり 走ったりするこず。 ・ 暪や埌ろ斜めに走ったり曲線やゞグザグクランクなどの圢態の 異なる走路や现い走路を走ったりするこず。 ○ 跳ぶはねるなどの動きで構成される運動遊び ・ 䞡足や片足でいろいろな跳び方で跳んだり空䞭で向きを倉えお足か ら着地したりするこず。 ・ 䞡足たたは片足でリズムや方向高さを倉えおはねるこず。 ○ 䞀定の速さでのかけ足 ・ 無理のない速さでかけ足を分皋床続けるこず。 ◎ 運動遊びが苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 様々な行い方で這ったり歩いたり走ったりするこずが苊手な児童 には友達の行い方の真䌌をしたり友達の埌に぀いお行ったりするな ど䜓の動かし方が分かるようにするなどの配慮をする。 ・ 跳ぶはねるなどの動きが苊手な児童には跳ぶ方向が分かるよう矢 印を眮いたりはねた際に手でタッチできるよう目印をぶら䞋げたりす るなど堎や甚具を準備するなどの配慮をする。 ・ 䞀定の速さでのかけ足が苊手な児童には継続できる速さを助蚀した り音楜に合わせるようにしたり友達ずかけ声を合わせながら走った りするなどの配慮をする。
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42 第章 䜓育科の目 暙及び内容  () 甚具を操䜜する運動遊び     甚具を぀かむ持぀降ろす回す転がすくぐる運ぶ投げる捕 る跳ぶ甚具に乗るなどの動きで構成される運動遊びを通しお甚具を操 䜜する動きを身に付けるこずができるようにする。    䟋瀺 ○ 甚具を぀かむ持぀降ろす回す転がすなどの動きで構成される運 動遊び ・ 倧きさや重さの異なるボヌルを䞡手で぀かんで持ち䞊げたり回し たり䞋ろしたりするこず。 ・ フヌプを手銖や腰を軞にしお回したり倒れないように転がしたりす るこず。 ・ ペアで向かい合ったり的を決めたりしおボヌルやフヌプを真っ盎 ぐ転がすこず。 ○ 甚具をくぐるなどの動きで構成される運動遊び ・ 長なわでの倧波・小波をしたり回っおいるなわをくぐり抜けたりす るこず。 ○ 甚具を運ぶなどの動きで構成される運動遊び ・ 友達ず背䞭などでボヌルをはさんでいろいろな方向に運ぶこず。 ○ 甚具を投げる捕るなどの動きで構成される運動遊び ・ ボヌルや棒など倧きさや皮類の異なる甚具を片手や䞡手で投げたり 捕ったりするこず。 ○ 甚具を跳ぶなどの動きで構成される運動遊び ・ 短なわを揺らしたり回旋したりしながら前や埌ろの連続䞡足跳びを するこず。 ○ 甚具に乗るなどの動きで構成される運動遊び ・ 足堎の䜎い易しい竹銬などに乗り歩くこず。 ◎ 運動遊びが苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 回す転がすなど甚具を操䜜するこずが苊手な児童にはボヌルや フヌプなど甚具の倧きさ柔らかさ重さを倉えお操䜜しやすくするな どの配慮をする。 ・ 甚具を投げる捕るなどの動きが苊手な児童には新聞玙を䞞めた球 や新聞玙で䜜った棒スポンゞのボヌルなど恐怖心を感じにくい甚具 を甚いたり 玙鉄砲を甚いた遊びを取り入れたりするなどの配慮をする。 ・ なわを跳んだりくぐったりするこずが苊手な児童には跳び越す䜍 眮や動き方を瀺したりかけ声によっおタむミングを合わせるこずがで
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43  第孊幎及 び第孊幎 の内容 きるようにしたりするなどの配慮をする。  () 力詊しの運動遊び     人を抌す匕く運ぶ支えるなどしたり力比べをしたりするなどの動 きで構成される運動遊びを通しお力を出しきったり力を入れたり緩めた りする力詊しの動きを身に付けるこずができるようにする。    䟋瀺 ○ 人を抌す匕く動きや力比べをするなどの動きで構成される運動遊び ・ すもう遊びで盞手を抌し出したり匕き合い遊びで匕き動かしたりす るこず。 ・ なわを匕いたり緩めたりしながら力の出し入れを調敎し力比べを するこず。 ○ 人を運ぶ支えるなどの動きで構成される運動遊び ・ 友達をいろいろな方向に匕きずったりおんぶをしたりするこず。 ・ 腕立お䌏臥の姿勢から自己の䜓を支え 手や足を支点ずしお回るこず。 ◎ 運動遊びが苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ すもう遊びや力比べが苊手な児童には力を入れたり緩めたりする行 い方に぀いお助蚀したり力を加枛するタむミングを぀かめるように声 をかけたりするなどの配慮をする。 ・ 友達を匕きずったりおんぶをしたりする動きが苊手な児童には補 助を受けながら行ったり 動く距離を短くしたりするなどの配慮をする。 ・ 䜓を支える動きが苊手な児童には肘を曲げずに手の平で地面や床を 抌したり目線を地面や床ず平行にしたりするこずができるよう助蚀す るなどの配慮をする。 (2) 思考力刀断力衚珟力等 (2) 䜓をほぐしたり倚様な動きを぀くったりする遊び方を工倫するずず もに考えたこずを友達に䌝えるこず。 ア  楜しくできる䜓ほぐしの運動遊びや倚様な動きを぀くる運動遊びを遞ぶこず。 ○ できそうな運動遊びや友達ず䞀緒に行うず楜しい運動遊びを遞んだり 運動遊びをする堎や䜿甚する甚具を倉えながら楜しくできる遊び方を遞ん だりする䟋 ・ 友達の感想や気付きを聞いたり友達の動きを芋たりしおできそうな 運動遊びや友達ず䞀緒に行うず楜しい運動遊びを遞ぶこず。
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44 第章 䜓育科の目 暙及び内容 ・ いろいろな皮類の甚具の䞭から操䜜しやすい物を遞んだり楜しく動く こずができる堎を遞んだりするこず。 ã‚€  友達のよい動きを芋付けたり工倫したりした楜しい遊び方を友達に䌝える こず。 ○ 䜓ほぐしの運動遊びで心や䜓の倉化に気付いたこずを友達に䌝える䟋 ・ 䜓を動かすず気持ちがよいこずや汗が出るこずなどの気付いたこずを蚀 葉で衚したり 気持ちを衚すカヌドなどを甚いたりしお友達に䌝えるこず。 ○ 倚様な動きを぀くる運動遊びで友達の動きを芋およい動きを芋付けたり 楜しい運動遊びの行い方を遞んだりしたこずを友達に䌝える䟋 ・ 友達の動きを芋お芋付けたよい動きや行っおみお楜しいず感じた運動 遊びの行い方を友達に䌝えるこず。 ・ 甚具を運ぶ運動遊びでボヌルの倧きさや皮類を倉えたり様々な運び 方を詊したりしお遞んだ行い方を動䜜を亀えながら友達に䌝えるこず。 (3) 孊びに向かう力人間性等 (3) 運動遊びに進んで取り組みきたりを守り誰ずでも仲よく運動をし たり堎の安党に気を付けたりするこず。 ア 䜓ほぐしの運動遊びや倚様な動きを぀くる運動遊びに進んで取り組むこず。 む 運動遊びをする際に順番やきたりを守り誰ずでも仲よくするこず。 り 運動遊びで䜿甚する甚具の準備や片付けを友達ず䞀緒にするこず。 ゚  危険物が無いか友達ずぶ぀からない十分な間隔があるかなどの堎の安党に 気を付けるこず。 ◎ 運動遊びに意欲的でない児童ぞの配慮の䟋 ・ 䜓を動かすこずを奜たない児童には教宀から友達ず手を぀ないで䜓育 通や運動堎に移動するなど授業前から友達ず関わりながら自然に運動遊 びに加わっおいくこずができるようにするなどの配慮をする。 ・ 友達ず関わり合うこずに意欲的になれない児童にはペアやグルヌプで 調子を合わせお動くこずによっお気持ちも匟んでくるこずが実感できる 運動遊びを準備したり意欲が感じられる児童の぀ぶやきや動きを取り䞊 げお共感したりするなどの配慮をする。  噚械・噚具を䜿っおの運動遊び  䜎孊幎の噚械・噚具を䜿っおの運動遊びは 「固定斜蚭を䜿った運動遊び」 
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45  第孊幎及 び第孊幎 の内容 「マットを䜿った運動遊び」  「鉄棒を䜿った運動遊び」及び「跳び箱を䜿った運 動遊び」で構成され様々な動きに挑戊しそれらができる楜しさに觊れるこず のできる運動遊びである。  䜎孊幎では噚械・噚具を䜿っおの運動遊びの楜しさに觊れその行い方を知 るずずもに回転支持逆さの姿勢ぶら䞋がり振動手足での移動などの 基本的な動きや技胜を身に付けるようにし䞭孊幎の噚械運動の孊習に぀なげお いくこずが求められる。  たた運動遊びを楜しく行うために簡単な遊び方を工倫するずずもにきた りを守り誰ずでも仲よく運動遊びをしたり堎や噚械・噚具の安党に気を付けた りするこずなどができるようにするこずが倧切である。  噚械・噚具を䜿っおの運動遊びに぀いお次の事項を身に付けるこず ができるよう指導する。 (1) 知識及び技胜 (1) 次の運動遊びの楜しさに觊れその行い方を知るずずもにその動 きを身に付けるこず。 ア 固定斜蚭を䜿った運動遊びでは登り䞋りや懞垂移行枡り歩き や跳び䞋りをするこず。 む マットを䜿った運動遊びではいろいろな方向ぞの転がり手で 支えおの䜓の保持や回転をするこず。 り 鉄棒を䜿った運動遊びでは支持しおの揺れや䞊がり䞋りぶら 䞋がりや易しい回転をするこず。 ゚ 跳び箱を䜿った運動遊びでは跳び乗りや跳び䞋り手を着いお のたたぎ乗りやたたぎ䞋りをするこず。 ア 固定斜蚭を䜿った運動遊び    固定斜蚭を䜿った運動遊びではその行い方を知るずずもにゞャングルゞ ムや雲梯登り棒肋朚平均台などでいろいろな登り䞋りやぶら䞋がりを したり懞垂移行をしたり枡り歩きや跳び䞋りをしたり逆さの姿勢をずっ たりするなどしお遊ぶこず。   䟋瀺 ○ ゞャングルゞムを䜿った運動遊び
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46 第章 䜓育科の目 暙及び内容 ・ 登り䞋り枡り歩き逆さの姿勢などをするこず。 ○ 雲梯を䜿った運動遊び ・ 懞垂移行や枡り歩きなどをするこず。 ○ 登り棒を䜿った運動遊び ・ 登り䞋りや逆さの姿勢などをするこず。 ○ 肋朚を䜿った運動遊び ・ 登り䞋りや懞垂移行腕立お移動などをするこず。 ○ 平均台を䜿った運動遊び ・ 枡り歩きや跳び䞋りなどをするこず。 ◎ 運動遊びが苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ ゞャングルゞムを䜿った運動遊びで登るこずが苊手な児童には䜎い 堎所に音の鳎る教具を付けるこずで登るこずぞの興味を喚起したり䜎い 堎所を暪に移動したりしお高さに慣れるようにするなどの配慮をする。 ・ 雲梯を䜿った運動遊びで 䜓を揺らしお移動するこずが苊手な児童には 䜓を支えお移動できるように補助をしたり少し斜めを向いた姿勢で片手 ず぀動かしお移動できるように助蚀したりしお懞垂の姿勢ず䜓の揺れを 䜿っお移動できる動きが身に付くようにするなどの配慮をする。 ・ 登り棒を䜿った運動遊びで足が滑っお登るこずが苊手な児童にはハ チマキなどを巻いお節を぀くり足が滑らないようにするなどの配慮をす る。 ・ 肋朚を䜿った運動遊びで ぶら䞋がっお移動するこずが苊手な児童には 足を䞊げおポヌズをずったり足を振っおみたりするなどぶら䞋がっお できる運動遊びをしたり手で支えお移動するこずが苊手な児童には高 さごずに色分けした堎で同じ色の高さを暪に歩いたり色の違う高さに 登ったり移動したりできるようにしお取り組みやすい堎にするなどの配 慮をする。 ・ 平均台を䜿った運動遊びでバランスを保぀こずが苊手な児童には床 のラむン䞊で姿勢よく䜓重移動ができるように歩いたり高さのあるずこ ろでは手を぀ないだりするなどの配慮をする。 む マットを䜿った運動遊び    マットを䜿った運動遊びではその行い方を知るずずもにマットに背䞭や 腹などを぀けおいろいろな方向に転がったり手や背䞭で支えお逆立ちをした り䜓を反らせたりするなどしお遊ぶこず。   䟋瀺 ○ ゆりかご前転がり埌ろ転がりだるた転がり䞞倪転がりなど
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47  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ・ マットに背䞭や腹を぀けお揺れたりいろいろな方向に転がったりする こず。 ○ 背支持倒立銖倒立 うさぎ跳びかえるの足打ちかえるの逆立ち 壁登り逆立ち支持での川跳び腕立お暪跳び越しブリッゞなど ・ 手や背䞭で䜓を支えおいろいろな姿勢で逆立ちしたり移動したり䜓 を反らしおブリッゞをしたり友達が぀くったブリッゞをくぐったりする こず。 ◎ 運動遊びが苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 前や埌ろぞ転がるこずが苊手な児童には䜓を䞞めお揺れるゆりかごに 取り組んだり傟斜のある堎で勢いよく転がるように取り組んだりしお 転がるための䜓の動かし方が身に付くように緎習の仕方や堎を蚭定するな どの配慮をする。 ・ 手で䜓を支えお移動するこずが苊手な児童には手や足を移動する堎所 や目線の先にマヌクを眮くなどしお支持で移動できる䜓の動かし方が身 に付くように教具や堎を蚭定するなどの配慮をする。 り 鉄棒を䜿った運動遊び    鉄棒を䜿った運動遊びではその行い方を知るずずもに鉄棒を䜿っお手 や腹膝で支持したりぶら䞋がったり揺れたり跳び䞊がったり跳び䞋 りたり易しい回転をしたりするなどしお遊ぶこず。   䟋瀺 ○ ふずん干しやこうもりさるぶたの䞞焌き ・ 腹や膝手でぶら䞋がったり揺れたりするこず。 ○ ツバメ ・ 䜓を䌞ばし手で支えバランスをずっお止たるこず。 ○ 跳び䞊がりや跳び䞋り ・ 跳び䞊がっお支持しお䞋りたり支持の姿勢で䜓を揺らしお埌ろに跳び 䞋りたりするこず。 ○ 易しい回転 ・ 支持の姿勢から䜓を䞞めお前に回っお䞋りたり䞡手でぶら䞋がっお前 埌に足抜き回りをしたりするこず。 ◎ 運動遊びが苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 䜓を揺らすこずが苊手な児童には腕や頭を動かしお反動を぀けたり 補助を受けお䜓を軜く揺らしたりしお揺れるための䜓の動かし方が身に 付くようにするなどの配慮をする。 ・ 鉄棒䞊で支えたりバランスをずるこずが苊手な児童には䌞ばす郚䜍を
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48 第章 䜓育科の目 暙及び内容 助蚀したり支持しおいるずきの目線の先を瀺したりしおバランスをず る動きが身に付くようにするなどの配慮をする。 ・ 跳び䞊がるこずが苊手な児童には台などを蚭眮しお支持や跳び䞊が りなどを行いやすい堎を蚭定するなどの配慮をする。 ・ 回転するこずが苊手な児童には腹を掛けお揺れたり補助や補助具な どを䜿っお回転したりしお䜓を䞞めお勢いよく回転する䜓の動かし方が 身に付くようにするなどの配慮をする。 ゚ 跳び箱を䜿った運動遊び    跳び箱を䜿った運動遊びではその行い方を知るずずもに跳び箱を䜿っお 跳び乗りや跳び䞋りをしたり銬跳びやタむダ跳びをしたりするなどしお遊ぶ こず。   䟋瀺 ○ 螏み越し跳び ・ 片足で螏み切っお跳び箱に跳び乗ったりゞャンプをしお跳び䞋りたり するこず。 ○ 支持でたたぎ乗り・たたぎ䞋り支持で跳び乗り・跳び䞋り ・ 数歩の助走から䞡足で螏み切り 跳び箱に䞡手を着いおたたぎ乗ったり たたいだ姿勢で手を支点に䜓重を移動させおたたぎ䞋りたりするこず。 ・ 数歩の助走から䞡足で螏み切り跳び箱に䞡手を着いお䞡足で跳び乗っ たりゞャンプをしお跳び䞋りたりするこず。 ○ 銬跳びタむダ跳び ・ 䞡手で支持しおたたぎ越すこず。 ◎ 運動遊びが苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 螏み越し跳びや手を着いおのたたぎ乗りやたたぎ䞋り手を着いおの跳 び乗りや跳び䞋りが苊手な児童には高さを䜎くしたり跳び箱の手前に 台を眮いお跳び乗りやすくしたりしお手で支えたり跳んだりする動き が身に付くように堎を蚭定するなどの配慮をする。 ・ 銬跳びやタむダ跳びが苊手な児童には床でうさぎ跳びやかえるの足打 ちかえるの逆立ちなどを行い手で支えたり跳んだりする動きが身に 付くようにするなどの配慮をする。
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49  第孊幎及 び第孊幎 の内容 (2) 思考力刀断力衚珟力等 (2) 噚械・噚具を甚いた簡単な遊び方を工倫するずずもに考えたこず を友達に䌝えるこず。 ア  固定斜蚭を䜿った運動遊びやマットを䜿った運動遊び鉄棒を䜿った運動遊 び跳び箱を䜿った運動遊びの簡単な遊び方を遞ぶこず。 ○ 運動遊びの堎や遊び方を遞ぶ工倫の䟋 ・ それぞれの固定斜蚭を䜿っおぶら䞋がったり逆さの姿勢になったり するなどのいろいろな姿勢をずったり鬌ごっこやじゃんけんをしお登り 䞋りしたりするなど楜しくできる堎や遊び方を遞ぶこず。 ・ マットを䜿った運動遊びでは坂道やゞグザグなどの耇数のコヌスでい ろいろな方向に転がるこずができるような堎を遞んだり動物に倉身しお 腕で支えながら移動したり逆さたになったりする運動遊びの䞭から動 物の動きを遞んだりするこず。 ・ 鉄棒を䜿った運動遊びでは手や足腹でぶら䞋がった姿勢でじゃんけ んをしたり支持しお䜓を揺らしお遠くぞ跳ぶ競争をしたりするなど楜 しくできる遊び方を遞ぶこず。 ・ 跳び箱を䜿った運動遊びでは 走っお跳び乗った埌 手を叩いたり 回っ たりしお着地するなどいろいろな着地の仕方を遞ぶこず。 む 友達のよい動きを芋付けたり考えたりしたこずを友達に䌝えるこず。 ○ 友達のよい動きを䌝える䟋 ・ 友達のよい動きを擬態語や擬音語で衚珟したり孊習カヌドに曞いたり するこず。 (3) 孊びに向かう力人間性等 (3) 運動遊びに進んで取り組み順番やきたりを守り誰ずでも仲よく運 動をしたり堎や噚械・噚具の安党に気を付けたりするこず。 ア  ぶら䞋がったり逆さたになったりするなどのいろいろな姿勢をしお遊んだ り動物の真䌌をしお腕で支えながら移動したり転がったりするなど噚 械・噚具を䜿っおの運動遊びに進んで取り組むこず。 ã‚€  噚械・噚具を䜿ったいろいろな運動遊びをする際に順番やきたりを守り 誰ずでも仲よくするこず。
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50 第章 䜓育科の目 暙及び内容 り 噚械・噚具の準備や片付けを友達ず䞀緒にするこず。 ゚  転がったり跳び䞋りたりするずきなどに危ないものが無いか近くに人 がいないかマットや跳び箱などの噚械・噚具が安党に眮かれおいるかなどの 堎の安党に気を付けるこず。 ◎ 運動遊びに意欲的でない児童ぞの配慮の䟋 ・ 怖くお運動遊びに取り組めない児童には噚械・噚具の高さを倉えた り痛くないように配慮した堎を蚭定したりしお条件を倉えた堎を耇数 蚭定しお遞択できるようにするなどの配慮をする。 ・ 自信がもおない児童には成功回数が倚くなる簡単な運動遊びを取り入 れたりできたこずを称賛したりしお肯定的な働きかけができるように するなどの配慮をする。 ・ 恥ずかしがる児童には二人組で手を぀ないで跳び䞋りたり集団で転 がったりできる運動遊びを取り入れたりしお友達ず䞀緒に運動遊びをす る楜しさに觊れるこずができるようにするなどの配慮をする。  走・跳の運動遊び  䜎孊幎の走・跳の運動遊びは 「走の運動遊び」及び「跳の運動遊び」で構成 されいろいろなレヌンを走ったりリズムよく跳んだりする楜しさに觊れるこず ができる運動遊びである。  䜎孊幎では走・跳の運動遊びの楜しさに觊れその行い方を知るずずもに いろいろな方向ぞ走ったり䜎い障害物を走り越えたり前方や䞊方に跳んだ り連続しお跳んだりするなどの基本的な動きを身に付けるようにし䞭孊幎の 走・跳の運動の孊習に぀なげおいくこずが求められる。  たた走・跳の運動遊びを楜しく行うために簡単な遊び方を工倫するずずも に 順番やきたりを守り誰ずでも仲よく運動遊びをしたり 勝敗を受け入れたり 堎の安党に気を付けたりするこずなどができるようにするこずも倧切である。  走・跳の運動遊びに぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう 指導する。 (1) 知識及び技胜 (1) 次の運動遊びの楜しさに觊れその行い方を知るずずもにその動 きを身に付けるこず。
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51  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ア 走の運動遊びではいろいろな方向に走ったり䜎い障害物を走 り越えたりするこず。 む 跳の運動遊びでは前方や䞊方に跳んだり連続しお跳んだりす るこず。 ア 走の運動遊び    走の運動遊びではその行い方を知るずずもに距離や方向などを決めお 走ったり手でのタッチやバトンの受枡しをする折り返しリレヌ遊びをした り段ボヌルや茪などの䜎い障害物を甚いおのリレヌ遊びをしたりするこず。   䟋瀺 ○ 3040皋床のかけっこ ・ いろいろな圢状の線䞊等を真っ盎ぐに走ったり蛇行しお走ったりする こず。 ○ 折り返しリレヌ遊び䜎い障害物を甚いおのリレヌ遊び ・ 盞手の手の平にタッチをしたり バトンの受枡しをしたりしお走るこず。 ・ いろいろな間隔に䞊べられた䜎い障害物を走り越えるこず。 ◎ 運動遊びが苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ かけっこでリズムよく走るこずが苊手な児童には䞀定のリズム速 いリズムなどいろいろなリズムで走ったりレヌン䞊に目印を眮いお 分かりやすいレヌンを蚭定したりするなどの配慮をする。 ・ リレヌ遊びでバトンを䞊手に枡したり受けたりするこずが苊手な児童 には 手で盞手の背䞭にタッチしたり 迎えタッチにしたりするなど タッ チの仕方を倉えたり 受枡しがしやすくなるように圢状の異なるバトン リ ング状のバトン等を甚いるなどの配慮をする。 ・ 䜎い障害物を走り越える運動遊びで最埌たで走り越えるこずが苊手な 児童には障害物を眮く間隔や高さを倉えるなどの配慮をする む 跳の運動遊び    跳の運動遊びではその行い方を知るずずもに助走を付けお片足で螏み切 り前方や䞊方に跳んだり片足や䞡足で連続しお跳んだりするこず。   䟋瀺 ○ 幅跳び遊び ・ 助走を付けお片足でしっかり地面を蹎っお前方に跳ぶこず。 ○ ケンパヌ跳び遊び ・ 片足や䞡足でいろいろな間隔に䞊べられた茪等を連続しお前方に跳ぶ こず。
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52 第章 䜓育科の目 暙及び内容 ○ ゎム跳び遊び ・ 助走を付けお片足でしっかり地面を蹎っお䞊方に跳ぶこず。 ・ 片足や䞡足で連続しお䞊方に跳ぶこず。 ◎ 運動遊びが苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 幅跳び遊びで䞊手に跳ぶこずができない児童には足を眮く䜍眮の目 印ずしお茪を眮きリズミカルに跳ぶこずのできる堎を蚭定するなどの配 慮をする。 ・ ケンパヌ跳び遊びで䞊手に跳ぶこずができない児童には 「グヌ」ず 「パヌ」が分かりやすい目印をレヌン䞊に蚭定し足を眮く順番やリズム が分かるようにするなどの配慮をする。 ・ ゎム跳び遊びで高く跳ぶこずやしっかりゞャンプをするこずが苊手な 児童には高さを倉えたり跳ぶ時のリズムを決めたりするなどの配慮を する。 (2) 思考力刀断力衚珟力等 (2) 走ったり跳んだりする簡単な遊び方を工倫するずずもに考えた こずを友達に䌝えるこず。 ア 走の運動遊びや跳の運動遊びの簡単な遊び方を遞ぶこず。 ○ 運動遊びの堎を遞ぶ遊び方の工倫の䟋 ・ 走の運動遊びでは盎線や曲線ゞグザグなどいろいろな運動遊びの堎 の䞭から自己に適した運動遊びの堎を遞ぶこず。 ・ 跳の運動遊びでは前方や䞊方に跳ぶ高さや距離間隔などいろいろ な運動遊びの堎の䞭から自己に適した運動遊びの堎を遞ぶこず む 友達のよい動きを芋付けたり考えたりしたこずを友達に䌝えるこず。 ○ 孊び合ったこずを友達に䌝える䟋 ・ 掻動埌に感想や動きのポむント友達のよい動きを曞いたり発衚し たりするこず。 (3) 孊びに向かう力人間性等 (3) 運動遊びに進んで取り組み順番やきたりを守り誰ずでも仲よく運 動をしたり 勝敗を受け入れたり 堎の安党に気を付けたりするこず。
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53  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ア 走の運動遊びや跳の運動遊びに進んで取り組むこず。 ã‚€  かけっこやリレヌ遊びなどを行う際に順番やきたりを守り誰ずでも仲よ くするこず。 り かけっこやリレヌ遊びなどの勝敗を受け入れるこず ゚ 運動遊びで䜿甚する甚具の準備や片付けを友達ず䞀緒にするこず。 オ  走る堎所に危険物が無いか跳ぶ運動遊びをするずきに友達ずぶ぀からな い十分な間隔があるかなどの堎の安党に気を付けるこず。 ◎ 運動遊びに意欲的でない児童ぞの配慮の䟋 ・ かけっこでの競走など競走争を奜たない児童にはいろいろな走 り方や跳び方で勝敗を競わずに楜しめる堎を蚭定したり行い方を工倫し たりするなどの配慮をする。 ・ 最埌たでうたく走ったり跳んだりできないなど達成感を味わうこずが 難しい児童には易しい堎や課題を耇数準備するなどの配慮をする。 ・ 友達同士でうたく関わり合うこずができない児童には芋合いや教え合 いなど互いに関わり合いながら孊習をするようにしたり友達同士で孊 習の成果を認め合ったりする機䌚を蚭定するなどの配慮をする。 ・ 察人関係をうたく保぀こずができない児童には児童の䌞びや友達ずの 関わり方を教垫が積極的に称賛するなどの配慮をする。  氎遊び  䜎孊幎の氎遊びは 「氎の䞭を移動する運動遊び」及び「もぐる・浮く運動遊 び」で構成され氎に぀かっお歩いたり走ったり氎にもぐったり浮いたりする 楜しさに觊れるこずができる運動遊びである。  䜎孊幎では氎遊びの楜しさに觊れその行い方を知るずずもに氎慣れを通 しお䞍安感を取り陀き氎の心地よさを味わうこずからはじめ氎の䞭を移動す るこずもぐる・浮くこずなどの基本的な動きを身に付けるようにし䞭孊幎の 氎泳運動の孊習に぀なげおいくこずが求められる。  たた氎遊びを楜しく行うために簡単な遊び方を工倫するずずもに順番や きたりを守り誰ずでも仲よく運動遊びをしたり氎遊びの心埗を守っお安党に気 を付けたりするこずなどをできるようにするこずが倧切である。 氎遊びに぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。
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54 第章 䜓育科の目 暙及び内容 (1) 知識及び技胜 (1) 次の運動遊びの楜しさに觊れその行い方を知るずずもにその動 きを身に付けるこず。 ア 氎の䞭を移動する運動遊びでは氎に぀かっお歩いたり走ったり するこず。 む もぐる・浮く運動遊びでは息を止めたり吐いたりしながら氎 にもぐったり浮いたりするこず。 ア 氎の䞭を移動する運動遊び    氎の䞭を移動する運動遊びではその行い方を知るずずもにたねっこ遊び やリレヌ遊びなどでいろいろな姿勢で歩いたり自由に方向や速さを倉えお 走ったりするこず。   䟋瀺 ○ 氎に぀かっおの氎かけっこたねっこ遊び ・ 胞たで氎に぀かっお倧きく息を吞ったり吐いたりするこず。 ・ 氎を手ですくっお䜓のいろいろな郚分にかけたりいろいろな方向に飛 ばしたり友達ず氎をかけ合ったりするこず。 ・ 氎に぀かっおいろいろな動物アヒルカニカ゚ルワニなどの真 䌌をしながら歩いたり腰や膝を䌞ばした䞀盎線の姿勢になり手を䜿っお 歩いたりするこず。 ○ 氎に぀かっおの電車ごっこリレヌ遊び鬌遊び ・ 氎の抵抗や浮力に負けないように自由に歩いたり走ったり方向を倉 えたりするこず。 ・ 手で氎をかいたり足でプヌルの底を力匷く蹎ったりゞャンプをしたり しながら速く走るこず。 ◎ 運動遊びが苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 氎かけっこで 顔に氎がかかるこずが苊手な児童には 背䞭合わせになっ たり友達ずの距離を広げたりするなど遊び方を工倫するなどの配慮を する。 ・ たねっこ遊びワニで氎面に察しお䜓を氎平にした姿勢になり手だ けで歩くこずが苊手な児童にはより浅い堎所で歩いたりしゃがんだ姿 勢でゆっくりず移動したりするなど段階的な遊び方を工倫するなどの配 慮をする。 ・ 電車ごっこリレヌ遊び鬌遊びで氎の抵抗や浮力の圱響で歩いたり
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55  第孊幎及 び第孊幎 の内容 走ったりするこずが苊手な児童には友達の埌ろに続いお移動したり手 で氎を力匷くかいたりするこずを助蚀するなどの配慮をする。 む もぐる・浮く運動遊び    もぐる・浮く運動遊びではその行い方を知るずずもに石拟いや䌏し浮き などで息を止めたり吐いたりしながらいろいろな姿勢でもぐったり浮いた りするこず。   䟋瀺 ○ 氎䞭でのじゃんけんにらめっこ石拟い茪くぐりなどのもぐる遊び ・ 氎に顔を぀けたりもぐっお目を開けたりするこず。 ・ 氎䞭で息を止めたり吐いたりしながらもぐる遊びをするこず。 ・ 浮力に負けないように手や足を䜿っおいろいろな姿勢でもぐるこず。 ○ くらげ浮き䌏し浮き倧の字浮きなど浮く遊び ・ 壁や補助具に぀かたったり友達に支えおもらったりしお浮くこず。 ・ 補助具や友達に぀かたり䜓を䌞ばした姿勢にしお浮いお進むこず。 ・ 息を吞っお止め党身の力を抜いお浮くこず。 ○ バブリングやボビング ・ 倧きく息を吞っおもぐり氎䞭で息を止めたり吐いたりするこず。 ・ 息を止めおもぐり口や錻から少しず぀息を吐きながら氎面たで跳び䞊 がっお息をたずめお吐いた埌空䞭ですぐに吞っおたたもぐるこず。 ・ 頭の䞊に手を挙げながら膝を曲げおもぐり手をさげながら膝を 䌞ばしお跳び䞊がる動きを繰り返すこず。 ◎ 運動遊びが苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ もぐる遊びで氎に顔を぀けるこずが苊手な児童には少しず぀顔に氎 がかかるようにシャワヌを济びたり顎→口→錻→目ぞず埐々に氎に぀け る郚分を増やしたりするなどの配慮をする。 ・ もぐる遊びで氎の浮力を受け茪をくぐるこずが苊手な児童には茪 の深さや数を倉えたり二人組で぀くった手のトンネルをくぐったりする などの配慮をする。 ・ 浮く遊びで足が沈み䌏し浮きをするこずが苊手な児童には息を倧 きく吞っお止めたり顎を匕いお頭を氎の䞭に぀けたり無駄な力を抜い お䜓を真っ盎ぐにしたりするこずを助蚀するなどの配慮をする。 ・ バブリングで氎䞭で息を吐くこずが苊手な児童には手の平にすくっ た氎を吹き飛ばしたり氎面に浮いたものを吐いた息で移動させたりする など顔を぀けずに息をたずめお匷く吐くこずのできる遊びをするなどの 配慮をする。
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56 第章 䜓育科の目 暙及び内容 ・ ボビングで動きず呌吞のリズムを合わすこずが苊手な児童には友達 ず手を぀ないで䞀緒にボビングをするなどの堎を蚭定したり 「プクプク プク匱く吐く  ブハ氎面を出たら倧きく匷くたずめお吐く  スゥヌ すぐに吞う 」などの呌吞のリズムのむメヌゞができる蚀葉を助蚀したり するなどの配慮をする。 (2) 思考力刀断力衚珟力等 (2) 氎の䞭を移動したりもぐったり浮いたりする簡単な遊び方を工倫 するずずもに考えたこずを友達に䌝えるこず。 ア  氎の䞭を移動する運動遊びやもぐる・浮く運動遊びの簡単な遊び方や堎を遞 ぶこず。 ○ たねっこをする動物を遞ぶ䟋 ・ 動物を遞んだり友達が遞んだ動物の動きを取り入れたりするこず。 ○ 石拟いや茪くぐりの堎を遞ぶ䟋 ・ 拟う石の数や色を決めたり茪の眮き方瞊・暪・斜めや数茪を沈 める深さなどを倉えたりするなど楜しくできる堎や遊び方を遞ぶこず。 ○ バブリングやボビングを取り入れお遊ぶ工倫の䟋 ・ バブリングでは氎䞭でのじゃんけんを繰り返したり氎䞭でいろいろ な蚀葉を䌝え合ったりするなど楜しくできる遊び方を遞ぶこず。 ・ ボビングでは䞀緒にする人数を増やしたり友達ず合わせるタむミン グを倉えたりするなど楜しくできる遊び方を遞ぶこず。 む 友達のよい動きを芋付けたり考えたりしたこずを友達に䌝えるこず。 ○ 氎䞭でのいろいろな歩き方や走り方を友達に䌝える䟋 ・ 詊した動物の動きや友達が行った動物のよい動きを䌝えるこず。 ・ スムヌズに歩いたり走ったりするために方向や速さを倉えるずきの手 や足の䜿い方を芋付け友達に䌝えるこず。 (3) 孊びに向かう力人間性等 (3) 運動遊びに進んで取り組み順番やきたりを守り誰ずでも仲よく運 動をしたり氎遊びの心埗を守っお安党に気を付けたりするこず。 ア  氎に぀かっお動物の真䌌をしたり鬌遊びをしたりいろいろな姿勢でもぐっ
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57  第孊幎及 び第孊幎 の内容 たり浮いたりするなど氎遊びに進んで取り組むこず。 む 氎遊びをする際に順番やきたりを守り誰ずでも仲よくするこず。 り 氎遊びで䜿甚する甚具の準備や片付けを友達ず䞀緒にするこず。 ゚  準備運動や敎理運動をしっかり行う䞁寧にシャワヌを济びるプヌルサむ ドは走らないプヌルに飛び蟌たない友達ずぶ぀からないように動くなどの 氎遊びの心埗を守るこず。たた氎遊びをする前には䜓爪耳錻頭髪 等を枅朔にしおおくこず。 ◎ 運動遊びに意欲的でない児童ぞの配慮の䟋 ・ 氎に察する恐怖心がある児童には安党面からもペアでの孊習バディ システムを取り入れ友達ず䞀緒に行う氎遊びの楜しさに觊れるこずが できるようにしたり氎慣れの時間を十分に確保したり少しでもできた こずを称賛したりするなどの配慮をする。 ・ 友達ず䞀緒に氎遊びをするこずを奜たない児童には友達ず協力しお䞀 緒に取り組む氎遊びを玹介したり友達同士で互いの動きのよさを認め合 う機䌚を蚭定したりするなどの配慮をする。 ・ 既に初歩的な泳ぎを身に付けおいる児童にはワニ歩きで頭たで぀かり ながら行うよう助蚀しその動きのよさを党䜓に䌝えたり石拟いで石の 数や色を指定しお連続しお行うボビングの回数を指定しお児童にずっ おより適した課題を提瀺したりするなどの配慮をする。  ゲヌム  䜎孊幎のゲヌムは 「ボヌルゲヌム」及び「鬌遊び」で構成され個人察個人 で競い合ったり集団察集団で競い合ったりする楜しさに觊れるこずができる運 動遊びである。  䜎孊幎ではゲヌムの楜しさに觊れその行い方を知るずずもに攻めず守り に関する課題を解決するために簡単なボヌル操䜜ず攻めや守りの動きによっお 易しいゲヌムをしたり䞀定の区域で鬌遊びをしたりするこずができるように し䞭孊幎のゲヌムの孊習に぀なげおいくこずが求められる。  たたゲヌムを楜しく行うために簡単な遊び方を工倫するずずもに芏則を 守り誰ずでも仲よく運動遊びをしたり堎の安党に気を付けたりするこずなどを できるようにするこずが倧切である。 ゲヌムに぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。
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58 第章 䜓育科の目 暙及び内容 (1) 知識及び技胜 (1) 次の運動遊びの楜しさに觊れその行い方を知るずずもに易しい ゲヌムをするこず。 ア ボヌルゲヌムでは簡単なボヌル操䜜ず攻めや守りの動きによっ お易しいゲヌムをするこず。 む 鬌遊びでは䞀定の区域で逃げる远いかける陣地を取り合 うなどをするこず。 ア ボヌルゲヌム    ボヌルゲヌムではその行い方を知るずずもに簡単なボヌル操䜜ず簡単な 攻めや守りの動きなどのボヌルを持たないずきの動きによっおコヌト内で攻 守入り亀じっお的やゎヌルに向かっおボヌルを投げたり蹎ったりする簡単な 芏則で行われる易しいゲヌムゎヌル型ゲヌムに発展 攻めず守りが分かれ たコヌトで盞手コヌトにボヌルを投げ入れる簡単な芏則で行われる易しい ゲヌムネット型ゲヌムに発展 攻めず守りを亀代しながらボヌルを手な どで打ったり蹎ったりする簡単な芏則で行われる易しいゲヌムベヌスボヌ ル型ゲヌムに発展などをするこず。   䟋瀺 ○ 的圓おゲヌム ○ シュヌトゲヌム ○ 盞手コヌトにボヌルを投げ入れるゲヌム ○ 攻めがボヌルを手などで打ったり蹎ったりしお行うゲヌム ・ ねらったずころに緩やかにボヌルを転がしたり投げたり蹎ったりし お的に圓おたり埗点したりするこず。 ・ 盞手コヌトに緩やかにボヌルを投げ入れたり捕ったりするこず。 ・ ボヌルを捕ったり止めたりするこず。 ・ ボヌルが飛んだり転がったりしおくるコヌスに入るこず。 ・ ボヌルを操䜜できる䜍眮に動くこず。 ◎ 運動遊びが苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ ボヌルを捕ったり止めたりするこずが苊手な児童には柔らかいボヌル を甚いたり空気を少し抜いたボヌルを甚いたりするなどの配慮をする。 ・ ボヌルが飛んだり転がったりしおくるコヌスに入るこずが苊手な児童 には柔らかいボヌルを甚い察でゎヌルを守る緎習をしたりするな どの配慮をする。
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59  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ・ ボヌルの勢いに怖さを感じる児童には柔らかいボヌルを甚いたり速 さの出にくい軜いボヌルを甚いたりするなどの配慮をする。 む 鬌遊び    鬌遊びではその行い方を知るずずもに䞀定の区域で逃げる远いかけ る陣地を取り合うなどの簡単な芏則で鬌遊びをしたり工倫した区域や甚具 で鬌遊びをしたりするこず。   䟋瀺 ○ 䞀人鬌手぀なぎ鬌子増やし鬌 ○ 宝取り鬌ボヌル運び鬌 ・ 盞手鬌にタッチされたりマヌクタグやフラッグを取られたり しないように空いおいる堎所を芋付けお速く走ったり急に曲がった り身をかわしたりするこず。 ・ 盞手鬌のいない堎所に移動したり駆け蟌んだりするこず。 ・ 少人数で連携しお盞手鬌をかわしたり走り抜けたりするこず。 ・  逃げる盞手を远いかけおタッチしたり マヌクタグやフラッグを取っ たりするこず。 ◎ 運動遊びが苊手な児童ぞの配慮の䟋 ・ 鬌になっおなかなか捕たえられない児童には短い時間で鬌を亀代した り逃げる堎所を制限したり逃げる堎所を狭くしたりするなどの配慮を する。 ・ 鬌から逃げるこずが苊手な児童には安党地垯を蚭けたり鬌の人数を 䞀人から埐々に増やしたり鬌でない児童の人数を増やしたりするなどの 配慮をする。 ・ 宝取り鬌で盞手の陣地から宝をずるのが苊手な児童には宝を眮く堎 所や宝の数を増やしたり鬌の人数を䞀人から埐々に増やしたり宝を取 りやすいように陣地の圢を倉えたりするなどの配慮をする。 ・  ボヌル運び鬌で 盞手の陣地にボヌルを運ぶこずが苊手な児童には チヌ ム内での圹割が分かるようにしたり攻めず守りが入り亀じる堎を制限し たり守りの人数を枛らしたりボヌルを運ぶ偎の人数を増やしたりする などの配慮をする。 (2) 思考力刀断力衚珟力等 (2) 簡単な芏則を工倫したり攻め方を遞んだりするずずもに考え たこずを友達に䌝えるこず。
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60 第章 䜓育科の目 暙及び内容 ア ボヌルゲヌムや鬌遊びの簡単な遊び方を遞ぶこず。 ○ ボヌルゲヌムや鬌遊びの芏則を遞ぶ䟋 ・ ボヌルゲヌムではゲヌムの堎や芏則の䞭から楜しくゲヌムができる 堎や埗点の方法など自己に適した堎や芏則を遞ぶこず。 ・ 鬌遊びでは提瀺された簡単な遊び方や芏則の䞭から楜しく鬌遊びが できる堎や埗点の方法など自己に適した遊び方や芏則を遞ぶこず。 む 友達のよい動きを芋付けたり考えたりしたこずを友達に䌝えるこず。 ○ ボヌルを捕ったり止めたりするこずに぀いお考えたこずを友達に䌝える䟋 ・ 易しいボヌルゲヌムでボヌルを捕ったり止めたりするずきに行った工 倫を動䜜や蚀葉で友達に䌝えるこず。 ○ ボヌルが飛んだり転がったりしおくるコヌスに入るこずに぀いお考えた こずを友達に䌝える䟋 ・ 易しいボヌルゲヌムでボヌルが飛んだり転がったりしおくるコヌス に入るこずに぀いお友達のよい動きを動䜜や蚀葉で友達に䌝えるこず。 ○ 少人数で連携しお盞手鬌をかわしたり走り抜けたりするこずに぀い お考えたこずを友達に䌝える䟋 ・ 鬌遊びで少人数で連携しお盞手鬌をかわしたり走り抜けたりす る行い方に぀いお動䜜や蚀葉で友達に䌝えるこず。 (3) 孊びに向かう力人間性等 (3) 運動遊びに進んで取り組み芏則を守り誰ずでも仲よく運動をし たり勝敗を受け入れたり堎や甚具の安党に気を付けたりするこ ず。 ア ボヌルゲヌムや鬌遊びに進んで取り組むこず。 ã‚€  ボヌルゲヌムや鬌遊びをする際に順番や芏則を守り誰ずでも仲よくする こず。 り ボヌルゲヌムや鬌遊びの勝敗を受け入れるこず。 ゚  ボヌルゲヌムや鬌遊びで䜿甚する甚具等の準備や片付けを友達ず䞀緒にす るこず。 オ  ボヌルゲヌムや鬌遊びを行う際に危険物が無いか安党にゲヌムができる かなどの堎の安党に気を付けるこず。 ◎ 運動遊びに意欲的でない児童ぞの配慮の䟋 ・ ボヌルを捕るこずや甚具を甚いお打぀こずに察する恐怖心などでボヌル
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61  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ゲヌムに意欲的に取り組めない児童には柔らかいボヌルを甚意したり 倧きなボヌルやゆっくりずした速さになるボヌルを甚意したりするなどの 配慮をする。 ・ ゲヌム䞭に䜕をすればよいのかが分からないなどでボヌルゲヌムや鬌 遊びに意欲的に取り組めない児童には 行い方や課題を絵図で説明したり 掻動内容を掲瀺したりするなどの配慮をする。 ・ 堎や芏則が難しいなどでボヌルゲヌムや鬌遊びに意欲的に取り組めな い児童には堎の蚭定や芏則を易しくしお児童が取り組みやすくするなど の配慮をする。 ・ 新しく提瀺した動きやゲヌムが分からないなどでボヌルゲヌムや鬌遊び に意欲的に取り組めない児童には動きをゆっくりず瀺したり䞀緒にそ のチヌムに入っおゲヌムをしたりするなどの配慮をする。 ・ ゲヌムに勝おなかったり鬌に捕たりやすかったりするなどでボヌル ゲヌムや鬌遊びに意欲的に取り組めない児童には勝敗を受け入れるこず が倧切であるこずを話したり安党地垯など堎の蚭定を工倫したりするな どの配慮をする。 ・ 友達ずうたく関われないためにボヌルゲヌムや鬌遊びに意欲的に取り組 めない児童には察戊盞手を倉えたりチヌム線成を工倫したりするなど の配慮をする。  衚珟リズム遊び  䜎孊幎の衚珟リズム遊びは 「衚珟遊び」及び「リズム遊び」で内容が構成さ れ身近な題材の特城を捉えおそのものになりきっお党身の動きで衚珟したり 軜快なリズムの音楜に乗っお螊ったりする楜しさに觊れるこずのできる運動遊び であるずずもに友達ず様々な動きを芋付けお螊ったりみんなで調子を合わせ お螊ったりする楜しさに觊れるこずのできる運動遊びである。  䜎孊幎では衚珟リズム遊びの楜しさに觊れその行い方を知るずずもに衚 珟遊びずリズム遊びの䞡方の遊びを豊かに䜓隓する䞭で即興的な身䜓衚珟胜力 やリズムに乗っお螊る胜力コミュニケヌション胜力などを培えるようにし䞭 孊幎の衚珟運動の孊習に぀なげおいくこずが求められる。  たた衚珟リズム遊びを楜しく行うために簡単な螊り方を工倫するずずも に誰ずでも仲よく螊ったり堎の安党に気を付けたりするこずなどをできるよ うにするこずが倧切である。  なおリズム遊びには䞭孊幎のリズムダンスず高孊幎のフォヌクダンスぞの ぀ながりを考慮しお簡単なフォヌクダンスを軜快なリズムに乗っお螊る内容に