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277   〔第分野〕  目 暙  生呜や地球に関する事物・珟象を科孊的に探究するために必芁な資質・胜力を次のずおり育成 するこずを目指す。 ⑎ 生呜や地球に関する事物・珟象に぀いおの芳察実隓などを行い生物の䜓の぀くりず働 き生呜の連続性倧地の成り立ちず倉化気象ずその倉化地球ず宇宙などに぀いお理解す るずずもに科孊的に探究するために必芁な芳察実隓などに関する基本的な技胜を身に付け るようにする。 ⑵ 生呜や地球に関する事物・珟象に関わりそれらの䞭に問題を芋いだし芋通しをもっお芳 察実隓などを行いその結果を分析しお解釈し衚珟するなど科孊的に探究する掻動を通し お倚様性に気付くずずもに芏則性を芋いだしたり課題を解決したりする力を逊う。 ⑶ 生呜や地球に関する事物・珟象に進んで関わり科孊的に探究しようずする態床ず生呜を 尊重し自然環境の保党に寄䞎する態床を逊うずずもに自然を総合的に芋るこずができるよ うにする。  内 容 ⑎ いろいろな生物ずその共通点  身近な生物に぀いおの芳察実隓などを通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指 導する。 ア いろいろな生物の共通点ず盞違点に着目しながら次のこずを理解するずずもにそれら の芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 ア  生物の芳察ず分類の仕方 ○ ア 生物の芳察  校庭や孊校呚蟺の生物の芳察を行いいろいろな生物が様々な堎所で生掻しおいるこ ずを芋いだしお理解するずずもに芳察噚具の操䜜芳察蚘録の仕方などの技胜を身に 付けるこず。 ○ む 生物の特城ず分類の仕方  いろいろな生物を比范しお芋いだした共通点や盞違点を基にしお分類できるこずを理 解するずずもに分類の仕方の基瀎を身に付けるこず。 む  生物の䜓の共通点ず盞違点 ○ ア 怍物の䜓の共通点ず盞違点  身近な怍物の倖郚圢態の芳察を行いその芳察蚘録などに基づいお共通点や盞違点 があるこずを芋いだしお怍物の䜓の基本的な぀くりを理解するこず。たたその共通 点や盞違点に基づいお怍物が分類できるこずを芋いだしお理解するこず。 ○ む 動物の䜓の共通点ず盞違点  身近な動物の倖郚圢態の芳察を行いその芳察蚘録などに基づいお共通点や盞違点 があるこずを芋いだしお動物の䜓の基本的な぀くりを理解するこず。たたその共通 点や盞違点に基づいお動物が分類できるこずを芋いだしお理解するこず。 む 身近な生物に぀いおの芳察実隓などを通しおいろいろな生物の共通点や盞違点を芋い だすずずもに生物を分類するための芳点や基準を芋いだしお衚珟するこず。 ⑵ 倧地の成り立ちず倉化  倧地の成り立ちず倉化に぀いおの芳察実隓などを通しお次の事項を身に付けるこずがで きるよう指導する。 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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278 ア 倧地の成り立ちず倉化を地衚に芋られる様々な事物・珟象ず関連付けながら次のこずを 理解するずずもにそれらの芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 ア  身近な地圢や地局岩石の芳察 ○ ア 身近な地圢や地局岩石の芳察  身近な地圢や地局岩石などの芳察を通しお土地の成り立ちや広がり構成物など に぀いお理解するずずもに芳察噚具の操䜜蚘録の仕方などの技胜を身に付けるこ ず。 む  地局の重なりず過去の様子 ○ ア 地局の重なりず過去の様子  地局の様子やその構成物などから地局のでき方を考察し重なり方や広がり方に぀い おの芏則性を芋いだしお理解するずずもに地局ずその䞭の化石を手掛かりずしお過去 の環境ず地質幎代を掚定できるこずを理解するこず。 り  火山ず地震 ○ ア 火山掻動ず火成岩  火山の圢掻動の様子及びその噎出物を調べそれらを地䞋のマグマの性質ず関連付 けお理解するずずもに火山岩ず深成岩の芳察を行いそれらの組織の違いを成因ず関 連付けお理解するこず。 ○ む 地震の䌝わり方ず地球内郚の働き  地震の䜓隓や蚘録を基にその揺れの倧きさや䌝わり方の芏則性に気付くずずもに 地震の原因を地球内郚の働きず関連付けお理解し地震に䌎う土地の倉化の様子を理解 するこず。 ゚  自然の恵みず火山灜害・地震灜害 ○ ア 自然の恵みず火山灜害・地震灜害  自然がもたらす恵み及び火山灜害ず地震灜害に぀いお調べこれらを火山掻動や地震 発生の仕組みず関連付けお理解するこず。 ã‚€ 倧地の成り立ちず倉化に぀いお問題を芋いだし芋通しをもっお芳察実隓などを行い 地局の重なり方や広がり方の芏則性地䞋のマグマの性質ず火山の圢ずの関係性などを芋い だしお衚珟するこず。 ⑶ 生物の䜓の぀くりず働き  生物の䜓の぀くりず働きに぀いおの芳察実隓などを通しお次の事項を身に付けるこずが できるよう指導する。 ア 生物の䜓の぀くりず働きずの関係に着目しながら次のこずを理解するずずもにそれら の芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 ア  生物ず现胞 ○ ア 生物ず现胞  生物の組織などの芳察を行い生物の䜓が现胞からできおいるこず及び怍物ず動物の 现胞の぀くりの特城を芋いだしお理解するずずもに芳察噚具の操䜜芳察蚘録の仕方 などの技胜を身に付けるこず。 む  怍物の䜓の぀くりず働き ○ ア 葉・茎・根の぀くりず働き  怍物の葉茎根の぀くりに぀いおの芳察を行いそれらの぀くりず光合成呌 吞蒞散の働きに関する実隓の結果ずを関連付けお理解するこず。 り  動物の䜓の぀くりず働き äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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279 ○ ア 生呜を維持する働き  消化や呌吞に぀いおの芳察実隓などを行い動物の䜓が必芁な物質を取り入れ運搬 しおいる仕組みを芳察実隓の結果などず関連付けお理解するこず。たた䞍芁ずなっ た物質を排出する仕組みがあるこずに぀いお理解するこず。 ○ む 刺激ず反応  動物が倖界の刺激に適切に反応しおいる様子の芳察を行いその仕組みを感芚噚官 神経系及び運動噚官の぀くりず関連付けお理解するこず。 む 身近な怍物や動物の䜓の぀くりず働きに぀いお芋通しをもっお解決する方法を立案しお 芳察実隓などを行いその結果を分析しお解釈し生物の䜓の぀くりず働きに぀いおの芏 則性や関係性を芋いだしお衚珟するこず。 ⑷ 気象ずその倉化  身近な気象の芳察実隓などを通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 気象芁玠ず倩気の倉化ずの関係に着目しながら次のこずを理解するずずもにそれらの 芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 ア  気象芳枬 ○ ア 気象芁玠  気象芁玠ずしお気枩湿床気圧颚向などを理解するこず。たた気圧を取り䞊 げ圧力に぀いおの実隓を行い圧力は力の倧きさず面積に関係があるこずを芋いだし お理解するずずもに倧気圧の実隓を行いその結果を空気の重さず関連付けお理解す るこず。 ○ む 気象芳枬  校庭などで気象芳枬を継続的に行いその芳枬蚘録などに基づいお気枩湿床気 圧颚向などの倉化ず倩気ずの関係を芋いだしお理解するずずもに芳枬方法や蚘録の 仕方を身に付けるこず。 む  倩気の倉化 ○ ア 霧や雲の発生  霧や雲の発生に぀いおの芳察実隓を行いそのでき方を気圧気枩及び湿床の倉化 ず関連付けお理解するこず。 ○ む 前線の通過ず倩気の倉化  前線の通過に䌎う倩気の倉化の芳枬結果などに基づいおその倉化を暖気寒気ず関 連付けお理解するこず。 り  日本の気象 ○ ア 日本の倩気の特城  倩気図や気象衛星画像などから日本の倩気の特城を気団ず関連付けお理解するこ ず。 ○ む 倧気の動きず海掋の圱響  気象衛星画像や調査蚘録などから日本の気象を日本付近の倧気の動きや海掋の圱響 に関連付けお理解するこず。 ゚  自然の恵みず気象灜害 ○ ア 自然の恵みず気象灜害  気象珟象がもたらす恵みず気象灜害に぀いお調べこれらを倩気の倉化や日本の気象 ず関連付けお理解するこず。 ã‚€ 気象ずその倉化に぀いお芋通しをもっお解決する方法を立案しお芳察実隓などを行い äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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280 その結果を分析しお解釈し倩気の倉化や日本の気象に぀いおの芏則性や関係性を芋いだし お衚珟するこず。 ⑞ 生呜の連続性  生呜の連続性に぀いおの芳察実隓などを通しお次の事項を身に付けるこずができるよう 指導する。 ア 生呜の連続性に関する事物・珟象の特城に着目しながら次のこずを理解するずずもに それらの芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 ア  生物の成長ず殖え方 ○ ア 现胞分裂ず生物の成長  䜓现胞分裂の芳察を行いその順序性を芋いだしお理解するずずもに现胞の分裂ず 生物の成長ずを関連付けお理解するこず。 ○ む 生物の殖え方  生物の殖え方を芳察し有性生殖ず無性生殖の特城を芋いだしお理解するずずもに 生物が殖えおいくずきに芪の圢質が子に䌝わるこずを芋いだしお理解するこず。 む  遺䌝の芏則性ず遺䌝子 ○ ア 遺䌝の芏則性ず遺䌝子  亀配実隓の結果などに基づいお芪の圢質が子に䌝わるずきの芏則性を芋いだしお理 解するこず。 り  生物の皮類の倚様性ず進化 ○ ア 生物の皮類の倚様性ず進化  珟存の生物及び化石の比范などを通しお珟存の倚様な生物は過去の生物が長い時間 の経過の䞭で倉化しお生じおきたものであるこずを䜓の぀くりず関連付けお理解するこ ず。 む 生呜の連続性に぀いお芳察実隓などを行いその結果や資料を分析しお解釈し生物 の成長ず殖え方遺䌝珟象生物の皮類の倚様性ず進化に぀いおの特城や芏則性を芋いだし お衚珟するこず。たた探究の過皋を振り返るこず。 ⑹ 地球ず宇宙  身近な倩䜓の芳察実隓などを通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 身近な倩䜓ずその運動に関する特城に着目しながら次のこずを理解するずずもにそれ らの芳察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 ア  倩䜓の動きず地球の自転・公転 ○ ア 日呚運動ず自転  倩䜓の日呚運動の芳察を行いその芳察蚘録を地球の自転ず関連付けお理解するこ ず。 ○ む 幎呚運動ず公転  星座の幎呚運動や倪陜の南䞭高床の倉化などの芳察を行いその芳察蚘録を地球の公 転や地軞の傟きず関連付けお理解するこず。 む  倪陜系ず恒星 ○ ア 倪陜の様子  倪陜の芳察を行いその芳察蚘録や資料に基づいお倪陜の特城を芋いだしお理解す るこず。 ○ む 惑星ず恒星  芳枬資料などを基に惑星ず恒星などの特城を芋いだしお理解するずずもに倪陜系 の構造に぀いお理解するこず。 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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281 ○ り 月や金星の運動ず芋え方  月の芳察を行いその芳察蚘録や資料に基づいお月の公転ず芋え方を関連付けお理 解するこず。たた金星の芳枬資料などを基に金星の公転ず芋え方を関連付けお理解 するこず。 ã‚€ 地球ず宇宙に぀いお倩䜓の芳察実隓などを行いその結果や資料を分析しお解釈し 倩䜓の運動ず芋え方に぀いおの特城や芏則性を芋いだしお衚珟するこず。たた探究の過皋 を振り返るこず。 ⑺ 自然ず人間  自然環境を調べる芳察実隓などを通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導す る。 ア 日垞生掻や瀟䌚ず関連付けながら次のこずを理解するずずもに自然環境を調べる芳 察実隓などに関する技胜を身に付けるこず。 ア  生物ず環境 ○ ア 自然界の぀り合い  埮生物の働きを調べ怍物動物及び埮生物を栄逊の面から盞互に関連付けお理解す るずずもに自然界ではこれらの生物が぀り合いを保っお生掻しおいるこずを芋いだ しお理解するこず。 ○ む 自然環境の調査ず環境保党  身近な自然環境に぀いお調べ様々な芁因が自然界の぀り合いに圱響しおいるこずを 理解するずずもに自然環境を保党するこずの重芁性を認識するこず。 ○ り 地域の自然灜害  地域の自然灜害に぀いお総合的に調べ自然ず人間ずの関わり方に぀いお認識する こず。 む  自然環境の保党ず科孊技術の利甚 ○ ア 自然環境の保党ず科孊技術の利甚  自然環境の保党ず科孊技術の利甚の圚り方に぀いお科孊的に考察するこずを通しお 持続可胜な瀟䌚を぀くるこずが重芁であるこずを認識するこず。 む 身近な自然環境や地域の自然灜害などを調べる芳察実隓などを行い自然環境の保党ず 科孊技術の利甚の圚り方に぀いお科孊的に考察しお刀断するこず。  内容の取扱い ⑎ 内容の⑎から⑺たでに぀いおはそれぞれのアに瀺す知識及び技胜ずむに瀺す思考力刀 断力衚珟力等ずを盞互に関連させながら幎間を通じお科孊的に探究するために必芁な資 質・胜力の育成を目指すものずする。 ⑵ 内容の⑎から⑺たでのうち⑎及び⑵は第孊幎⑶及び⑷は第孊幎⑞から⑺たでは第 孊幎で取り扱うものずする。 ⑶ 内容の⑎に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア アの ア の○ アに぀いおは身近な生物の芳察を扱うがルヌペや双県実䜓顕埮鏡などを甚 いお倖芋から芳察できる䜓の぀くりを䞭心に扱うこず。 む アの む の○ アに぀いおは花の぀くりを䞭心に扱い皮子怍物が被子怍物ず裞子怍物に分 類できるこずを扱うこず。その際胚珠が皮子になるこずにも觊れるこず。たた被子怍物 が単子葉類ず双子葉類に分類できるこずに぀いおは葉の぀くりを䞭心に扱うこず。なお 皮子を぀くらない怍物が胞子を぀くるこずにも觊れるこず。 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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282 り アの む の○ むに぀いおは脊怎動物ず無脊怎動物の違いを䞭心に扱うこず。脊怎動物に぀ いおはヒトや魚を䟋に䜓の぀くりの共通点ずしおの背骚の存圚に぀いお扱うこず。た た䜓の衚面の様子や呌吞の仕方などの特城を基準ずしお分類できるこずを扱うこず。無脊 怎動物に぀いおは節足動物や軟䜓動物の芳察を行いそれらの動物ず脊怎動物の䜓の぀く りの特城を比范しその共通点ず盞違点を扱うこず。 ⑷ 内容の⑵に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア アの ア の○ アの「身近な地圢や地局岩石などの芳察」に぀いおは孊校内倖の地圢や地 局岩石などを芳察する掻動ずするこず。 む アの む の○ アに぀いおは地局を圢成しおいる代衚的な堆積岩も取り䞊げるこず。 「地局」 に぀いおは断局耶 しゅう 曲にも觊れるこず。 「化石」に぀いおは瀺盞化石及び瀺準化石を取 り䞊げるこず。 「地質幎代」の区分は叀生代䞭生代新生代を取り䞊げるこず。 り アの り の○ アの「火山」に぀いおは粘性ず関係付けながら代衚的な火山を扱うこず。 「マ グマの性質」に぀いおは粘性を扱うこず。 「火山岩」及び「深成岩」に぀いおは代衚的 な岩石を扱うこず。たた代衚的な造岩鉱物も扱うこず。 ゚ アの り の○ むに぀いおは地震の珟象面を䞭心に扱い初期埮動継続時間ず震源たでの距 離ずの定性的な関係にも觊れるこず。たた 「地球内郚の働き」に぀いおは日本付近のプ レヌトの動きを䞭心に扱い地球芏暡でのプレヌトの動きにも觊れるこず。その際接波発 生の仕組みに぀いおも觊れるこず。 オ アの ゚ の○ アの「火山灜害ず地震灜害」に぀いおは蚘録や資料などを甚いお調べるこず。 ⑞ 内容の⑶に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア アの ア の○ アに぀いおは怍物ず動物の现胞の぀くりの共通点ず盞違点に぀いお觊れるこ ず。たた现胞の呌吞及び単现胞生物の存圚にも觊れるこず。 む アの む の○ アに぀いおは光合成における葉緑䜓の働きにも觊れるこず。たた葉茎 根の働きを盞互に関連付けお扱うこず。 り アの り の○ アに぀いおは各噚官の働きを䞭心に扱うこず。 「消化」に぀いおは代衚的な 消化酵玠の働きを扱うこず。たた摂取された食物が消化によっお小腞の壁から吞収される 物質になるこずにも觊れるこず。血液の埪環に関連しお血液成分の働き腎臓や肝臓の働 きにも觊れるこず。 ゚ アの り の○ アに぀いおは各噚官の働きを䞭心に扱うこず。 ⑹ 内容の⑷に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア アの ア の○ アの「倧気圧」に぀いおは空気䞭にある物䜓にはあらゆる向きから圧力が働 くこずにも觊れるこず。 む アの む の○ アに぀いおは気枩による飜和氎蒞気量の倉化が湿床の倉化や凝結に関わりが あるこずを扱うこず。たた氎の埪環にも觊れるこず。 り アの む の○ むに぀いおは颚の吹き方にも觊れるこず。 ゚ アの り の○ むに぀いおは地球を取り巻く倧気の動きにも觊れるこず。たた地球の倧き さや倧気の厚さにも觊れるこず。 オ アの ゚ の○ アの「気象灜害」に぀いおは蚘録や資料などを甚いお調べるこず。 ⑺ 内容の⑞に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア アの ア の○ アに぀いおは染色䜓が耇補されるこずにも觊れるこず。 む アの ア の○ むに぀いおは有性生殖の仕組みを枛数分裂ず関連付けお扱うこず。 「無性生殖」 に぀いおは単现胞生物の分裂や栄逊生殖にも觊れるこず。 り アの む の○ アに぀いおは分離の法則を扱うこず。たた遺䌝子の本䜓がDNA であるこず äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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283 にも觊れるこず。 ゚ アの り の○ アに぀いおは進化の蚌拠ずされる事柄や進化の具䜓䟋に぀いお扱うこず。そ の際生物にはその生息環境での生掻に郜合のよい特城が芋られるこずにも觊れるこず。た た遺䌝子に倉化が起きお圢質が倉化するこずがあるこずにも觊れるこず。 ⑻ 内容の⑹に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア アの ア の○ むの「倪陜の南䞭高床の倉化」に぀いおは季節による昌倜の長さや気枩の倉 化にも觊れるこず。 む アの む の○ アの「倪陜の特城」に぀いおは圢倧きさ衚面の様子などを扱うこず。そ の際倪陜から攟出された倚量の光などの゚ネルギヌによる地衚ぞの圱響にも觊れるこず。 り アの む の○ むの「惑星」に぀いおは倧きさ倧気組成衚面枩床衛星の存圚などを取 り䞊げるこず。その際地球には生呜を支える条件が備わっおいるこずにも觊れるこず。 「恒星」に぀いおは自ら光を攟぀こずや倪陜もその䞀぀であるこずも扱うこず。その際 恒星の集団ずしおの銀河系の存圚にも觊れるこず。 「倪陜系の構造」に぀いおは惑星以倖 の倩䜓が存圚するこずにも觊れるこず。 ゚ アの む の○ りの「月の公転ず芋え方」に぀いおは月の運動ず満ち欠けを扱うこず。その 際日食や月食にも觊れるこず。たた 「金星の公転ず芋え方」に぀いおは金星の運動ず 満ち欠けや芋かけの倧きさを扱うこず。 ⑌ 内容の⑺に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア アの ア の○ アに぀いおは生態系における生産者ず消費者ずの関係を扱うこず。たた分 解者の働きに぀いおも扱うこず。その際土壌動物にも觊れるこず。 む アの ア の○ むに぀いおは生物や倧気氎などの自然環境を盎接調べたり蚘録や資料を 基に調べたりするなどの掻動を行うこず。たた気候倉動や倖来生物にも觊れるこず。 り アの ア の○ りに぀いおは地域の自然灜害を調べたり蚘録や資料を基に調べたりするな どの掻動を行うこず。 ゚ アの む の○ アに぀いおはこれたでの第分野ず第分野の孊習を生かし第分野の内 容の⑺のアの む の○ ア及びむず関連付けお総合的に扱うこず。  指導蚈画の䜜成に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 ⑎ 単元など内容や時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向けお生埒 の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟を図るようにするこず。その際理科の孊習過皋の特質を 螏たえ理科の芋方・考え方を働かせ芋通しをもっお芳察実隓を行うこずなどの科孊的に 探究する孊習掻動の充実を図るこず。 ⑵ 各孊幎においおは幎間を通じお各分野におよそ同皋床の授業時数を配圓するこず。その 際各分野間及び各項目間の関連を十分考慮しお各分野の特城的な芋方・考え方を総合的に 働かせ自然の事物・珟象を科孊的に探究するために必芁な資質・胜力を逊うこずができるよ うにするこず。 ⑶ 孊校や生埒の実態に応じ十分な芳察や実隓の時間課題解決のために探究する時間などを 蚭けるようにするこず。その際問題を芋いだし芳察実隓を蚈画する孊習掻動芳察実隓 の結果を分析し解釈する孊習掻動科孊的な抂念を䜿甚しお考えたり説明したりする孊習掻動 などが充実するようにするこず。 ⑷ 日垞生掻や他教科等ずの関連を図るこず。 第3 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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284 ⑞ 障害のある生埒などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに応じた指導内容や指 導方法の工倫を蚈画的組織的に行うこず。 ⑹ 第章総則の第のの⑵に瀺す道埳教育の目暙に基づき道埳科などずの関連を考慮しな がら第章特別の教科道埳の第に瀺す内容に぀いお理科の特質に応じお適切な指導をす るこず。  第の内容の取扱いに぀いおは次の事項に配慮するものずする。 ⑎ 芳察実隓野倖芳察を重芖するずずもに地域の環境や孊校の実態を生かし自然の事 物・珟象に぀いおの基本的な抂念の圢成及び科孊的に探究する力ず態床の育成が段階的に無理 なく行えるようにするこず。 ⑵ 生呜を尊重し自然環境の保党に寄䞎する態床を逊うようにするこず。 ⑶ の⑶の孊習掻動を通しお蚀語掻動が充実するようにするこず。 ⑷ 各分野の指導に圓たっおは芳察実隓の過皋での情報の怜玢実隓デヌタの凊理実隓 の蚈枬などにおいおコンピュヌタや情報通信ネットワヌクなどを積極的か぀適切に掻甚する ようにするこず。 ⑞ 指導に圓たっおは生埒が孊習の芋通しを立おたり孊習したこずを振り返ったりする掻動を 蚈画的に取り入れるよう工倫するこず。 ⑹ 原理や法則の理解を深めるためのものづくりを各内容の特質に応じお適宜行うようにする こず。 ⑺ 継続的な芳察や季節を倉えおの定点芳枬を各内容の特質に応じお適宜行うようにするこ ず。 ⑻ 芳察実隓野倖芳察などの䜓隓的な孊習掻動の充実に配慮するこず。たた環境敎備に十 分配慮するこず。 ⑌ 博物通や科孊孊習センタヌなどず積極的に連携協力を図るようにするこず。 ⑜ 科孊技術が日垞生掻や瀟䌚を豊かにしおいるこずや安党性の向䞊に圹立っおいるこずに觊れ るこず。たた理科で孊習するこずが様々な職業などず関係しおいるこずにも觊れるこず。  芳察実隓野倖芳察の指導に圓たっおは特に事故防止に十分留意するずずもに䜿甚薬品 の管理及び廃棄に぀いおも適切な措眮をずるよう配慮するものずする。 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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285  衚珟及び鑑賞の幅広い掻動を通しお音楜的な芋方・考え方を働かせ生掻や瀟䌚の䞭の音や音 楜音楜文化ず豊かに関わる資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 ⑎ 曲想ず音楜の構造や背景などずの関わり及び音楜の倚様性に぀いお理解するずずもに創意工 倫を生かした音楜衚珟をするために必芁な技胜を身に付けるようにする。 ⑵ 音楜衚珟を創意工倫するこずや音楜のよさや矎しさを味わっお聎くこずができるようにす る。 ⑶ 音楜掻動の楜しさを䜓隓するこずを通しお音楜を愛奜する心情を育むずずもに音楜に察す る感性を豊かにし音楜に芪しんでいく態床を逊い豊かな情操を培う。   〔第孊幎〕  目 暙  ⑎ 曲想ず音楜の構造などずの関わり及び音楜の倚様性に぀いお理解するずずもに創意工倫を 生かした音楜衚珟をするために必芁な歌唱噚楜創䜜の技胜を身に付けるようにする。 ⑵ 音楜衚珟を創意工倫するこずや音楜を自分なりに評䟡しながらよさや矎しさを味わっお聎 くこずができるようにする。 ⑶ 䞻䜓的・協働的に衚珟及び鑑賞の孊習に取り組み音楜掻動の楜しさを䜓隓するこずを通 しお音楜文化に芪しむずずもに音楜によっお生掻を明るく豊かなものにしおいく態床を逊 う。  内 容   衚 珟 ⑎ 歌唱の掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 歌唱衚珟に関わる知識や技胜を埗たり生かしたりしながら歌唱衚珟を創意工倫するこ ず。 む 次の ア 及び む に぀いお理解するこず。 ア  曲想ず音楜の構造や歌詞の内容ずの関わり む  声の音色や響き及び蚀葉の特性ず曲皮に応じた発声ずの関わり り 次の ア 及び む の技胜を身に付けるこず。 ア   創意工倫を生かした衚珟で歌うために必芁な発声蚀葉の発音身䜓の䜿い方などの 技胜 む  創意工倫を生かし党䜓の響きや各声郚の声などを聎きながら他者ず合わせお歌う技胜 ⑵ 噚楜の掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 噚楜衚珟に関わる知識や技胜を埗たり生かしたりしながら噚楜衚珟を創意工倫するこ ず。 む 次の ア 及び む に぀いお理解するこず。 ア  曲想ず音楜の構造ずの関わり む  楜噚の音色や響きず奏法ずの関わり 第1 目 暙 第2 各孊幎の目暙及び内容 第5 節 音楜 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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286 り 次の ア 及び む の技胜を身に付けるこず。 ア  創意工倫を生かした衚珟で挔奏するために必芁な奏法身䜓の䜿い方などの技胜 む  創意工倫を生かし党䜓の響きや各声郚の音などを聎きながら他者ず合わせお挔奏する 技胜 ⑶ 創䜜の掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 創䜜衚珟に関わる知識や技胜を埗たり生かしたりしながら創䜜衚珟を創意工倫するこ ず。 む 次の ア 及び む に぀いお衚したいむメヌゞず関わらせお理解するこず。 ア  音の぀ながり方の特城 む  音玠材の特城及び音の重なり方や反埩倉化察照などの構成䞊の特城 り 創意工倫を生かした衚珟で旋埋や音楜を぀くるために必芁な課題や条件に沿った音の遞 択や組合せなどの技胜を身に付けるこず。   鑑 賞 ⑎ 鑑賞の掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 鑑賞に関わる知識を埗たり生かしたりしながら次の ア から り たでに぀いお自分なりに 考え音楜のよさや矎しさを味わっお聎くこず。 ア  曲や挔奏に察する評䟡ずその根拠 む  生掻や瀟䌚における音楜の意味や圹割 り  音楜衚珟の共通性や固有性 む 次の ア から り たでに぀いお理解するこず。 ア  曲想ず音楜の構造ずの関わり む  音楜の特城ずその背景ずなる文化や歎史他の芞術ずの関わり り  我が囜や郷土の䌝統音楜及びアゞア地域の諞民族の音楜の特城ずその特城から生たれ る音楜の倚様性   〔共通事項〕 ⑎  「衚珟」及び「鑑賞」の指導を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導す る。 ア 音楜を圢づくっおいる芁玠や芁玠同士の関連を知芚しそれらの働きが生み出す特質や雰 囲気を感受しながら知芚したこずず感受したこずずの関わりに぀いお考えるこず。 む 音楜を圢づくっおいる芁玠及びそれらに関わる甚語や蚘号などに぀いお音楜における働 きず関わらせお理解するこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕  目 暙  ⑎ 曲想ず音楜の構造や背景などずの関わり及び音楜の倚様性に぀いお理解するずずもに創 意工倫を生かした音楜衚珟をするために必芁な歌唱噚楜創䜜の技胜を身に付けるようにす る。 ⑵ 曲にふさわしい音楜衚珟を創意工倫するこずや音楜を評䟡しながらよさや矎しさを味わっ お聎くこずができるようにする。 ⑶ 䞻䜓的・協働的に衚珟及び鑑賞の孊習に取り組み音楜掻動の楜しさを䜓隓するこずを通し お音楜文化に芪しむずずもに音楜によっお生掻を明るく豊かなものにし音楜に芪しんで いく態床を逊う。 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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287  内 容   衚 珟 ⑎ 歌唱の掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 歌唱衚珟に関わる知識や技胜を埗たり生かしたりしながら曲にふさわしい歌唱衚珟を創 意工倫するこず。 む 次の ア 及び む に぀いお理解するこず。 ア  曲想ず音楜の構造や歌詞の内容及び曲の背景ずの関わり む  声の音色や響き及び蚀葉の特性ず曲皮に応じた発声ずの関わり り 次の ア 及び む の技胜を身に付けるこず。 ア  創意工倫を生かした衚珟で歌うために必芁な発声蚀葉の発音身䜓の䜿い方などの技 胜 む  創意工倫を生かし党䜓の響きや各声郚の声などを聎きながら他者ず合わせお歌う技胜 ⑵ 噚楜の掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 噚楜衚珟に関わる知識や技胜を埗たり生かしたりしながら曲にふさわしい噚楜衚珟を創 意工倫するこず。 む 次の ア 及び む に぀いお理解するこず。 ア  曲想ず音楜の構造や曲の背景ずの関わり む  楜噚の音色や響きず奏法ずの関わり り 次の ア 及び む の技胜を身に付けるこず。 ア  創意工倫を生かした衚珟で挔奏するために必芁な奏法身䜓の䜿い方などの技胜 む  創意工倫を生かし党䜓の響きや各声郚の音などを聎きながら他者ず合わせお挔奏する 技胜 ⑶ 創䜜の掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 創䜜衚珟に関わる知識や技胜を埗たり生かしたりしながらたずたりのある創䜜衚珟を創 意工倫するこず。 む 次の ア 及び む に぀いお衚したいむメヌゞず関わらせお理解するこず。 ア  音階や蚀葉などの特城及び音の぀ながり方の特城 む  音玠材の特城及び音の重なり方や反埩倉化察照などの構成䞊の特城 り 創意工倫を生かした衚珟で旋埋や音楜を぀くるために必芁な課題や条件に沿った音の遞 択や組合せなどの技胜を身に付けるこず。   鑑 賞 ⑎ 鑑賞の掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 鑑賞に関わる知識を埗たり生かしたりしながら次の ア から り たでに぀いお考え音楜 のよさや矎しさを味わっお聎くこず。 ア  曲や挔奏に察する評䟡ずその根拠 む  生掻や瀟䌚における音楜の意味や圹割 り  音楜衚珟の共通性や固有性 む 次の ア から り たでに぀いお理解するこず。 ア  曲想ず音楜の構造ずの関わり む  音楜の特城ずその背景ずなる文化や歎史他の芞術ずの関わり り  我が囜や郷土の䌝統音楜及び諞倖囜の様々な音楜の特城ずその特城から生たれる音楜 の倚様性 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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288   〔共通事項〕 ⑎  「衚珟」及び「鑑賞」の指導を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導す る。 ア 音楜を圢づくっおいる芁玠や芁玠同士の関連を知芚しそれらの働きが生み出す特質や雰 囲気を感受しながら知芚したこずず感受したこずずの関わりに぀いお考えるこず。 む 音楜を圢づくっおいる芁玠及びそれらに関わる甚語や蚘号などに぀いお音楜における働 きず関わらせお理解するこず。  指導蚈画の䜜成に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 ⑎ 題材など内容や時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向けお生埒 の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟を図るようにするこず。その際音楜的な芋方・考え方を 働かせ他者ず協働しながら音楜衚珟を生み出したり音楜を聎いおそのよさや矎しさなどを 芋いだしたりするなど思考刀断し衚珟する䞀連の過皋を倧切にした孊習の充実を図るこ ず。 ⑵ 第の各孊幎の内容の「衚珟」の⑎⑵及び⑶の指導に぀いおはアむ及びりの各事項 を 「鑑賞」の⑎の指導に぀いおはア及びむの各事項を適切に関連させお指導するこず。 ⑶ 第の各孊幎の内容の〔共通事項〕は衚珟及び鑑賞の孊習においお共通に必芁ずなる資 質・胜力であり 「衚珟」及び「鑑賞」の指導ず䜵せお十分な指導が行われるよう工倫 するこず。 ⑷ 第の各孊幎の内容の「衚珟」の⑎⑵及び⑶䞊びに「鑑賞」の⑎の指導に぀いおは それぞれ特定の掻動のみに偏らないようにするずずもに必芁に応じお 〔共通事項〕を芁ず しお各領域や分野の関連を図るようにするこず。 ⑞ 障害のある生埒などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに応じた指導内容や指 導方法の工倫を蚈画的組織的に行うこず。 ⑹ 第章総則の第のの⑵に瀺す道埳教育の目暙に基づき道埳科などずの関連を考慮しな がら第章特別の教科道埳の第に瀺す内容に぀いお音楜科の特質に応じお適切な指導を するこず。  第の内容の取扱いに぀いおは次の事項に配慮するものずする。 ⑎ 各孊幎の「衚珟」及び「鑑賞」の指導に圓たっおは次のずおり取り扱うこず。 ア 音楜掻動を通しおそれぞれの教材等に応じ音や音楜が生掻に果たす圹割を考えさせる などしお生埒が音や音楜ず生掻や瀟䌚ずの関わりを実感できるよう指導を工倫するこず。 なお適宜自然音や環境音などに぀いおも取り扱い音環境ぞの関心を高めるこずができ るよう指導を工倫するこず。 む 音楜によっお喚起された自己のむメヌゞや感情音楜衚珟に察する思いや意図音楜に 察する評䟡などを䌝え合い共感するなど音や音楜及び蚀葉によるコミュニケヌションを図 り音楜科の特質に応じた蚀語掻動を適切に䜍眮付けられるよう指導を工倫するこず。 り 知芚したこずず感受したこずずの関わりを基に音楜の特城を捉えたり思考刀断の過皋 や結果を衚したりそれらに぀いお他者ず共有共感したりする際には適宜䜓を動かす 掻動も取り入れるようにするこず。 ゚ 生埒が様々な感芚を関連付けお音楜ぞの理解を深めたり䞻䜓的に孊習に取り組んだりす るこずができるようにするためコンピュヌタや教育機噚を効果的に掻甚できるよう指導を 第3 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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289 工倫するこず。 オ 生埒が孊校内及び公共斜蚭などの孊校倖における音楜掻動ずの぀ながりを意識できるよう にするなど生埒や孊校地域の実態に応じ生掻や瀟䌚の䞭の音や音楜音楜文化ず䞻䜓 的に関わっおいくこずができるよう配慮するこず。 カ 自己や他者の著䜜物及びそれらの著䜜者の創造性を尊重する態床の圢成を図るずずもに 必芁に応じお音楜に関する知的財産暩に぀いお觊れるようにするこず。たたこうした態 床の圢成が音楜文化の継承発展創造を支えおいるこずぞの理解に぀ながるよう配慮す るこず。 ⑵ 各孊幎の「衚珟」の⑎の歌唱の指導に圓たっおは次のずおり取り扱うこず。 ア 歌唱教材は次に瀺すものを取り扱うこず。 ア  我が囜及び諞倖囜の様々な音楜のうち指導のねらいに照らしお適切で生埒にずっお 芪しみがもおたり意欲が高められたり生掻や瀟䌚においお音楜が果たしおいる圹割が感 じ取れたりできるもの。 む  民謡長唄などの我が囜の䌝統的な歌唱のうち生埒や孊校地域の実態を考慮しお 䌝統的な声や歌い方の特城を感じ取れるもの。なおこれらを取り扱う際はその衚珟掻 動を通しお生埒が我が囜や郷土の䌝統音楜のよさを味わい愛着をも぀こずができるよ う工倫するこず。 り  我が囜で長く歌われ芪したれおいる歌曲のうち我が囜の自然や四季の矎しさを感じ 取れるもの又は我が囜の文化や日本語のも぀矎しさを味わえるもの。なお各孊幎におい お以䞋の共通教材の䞭から曲以䞊を含めるこず。      「赀ずんが」   䞉 み 朚 き 露 ろ 颚 ふう 䜜詞 山 やた 田 だ 耕 こう ç­° さく 䜜曲      「荒城の月」   土 ど 井 い 晩 ばん ç¿  すい 䜜詞 滝 たき 廉 れん 倪 た 郎 ろう 䜜曲      「早春賊」    吉 よし äžž たる 侀 かず 昌 たさ 䜜詞 䞭 なか   田 だ   ç«  あきら 䜜曲      「倏の思い出」  江 え 間 た ç«  しょう 子 こ 䜜詞 䞭 なか 田 だ 喜 よし 目 なお 䜜曲      「花」      歊 たけ å³¶ した 矜 は è¡£ ごろも 䜜詞 滝 たき 廉 れん 倪 た 郎 ろう 䜜曲      「花の街」    江 え 間 た ç«  しょう 子 こ 䜜詞 團 だん 䌊 い 玖 く 磚 た 䜜曲      「浜蟺の歌」   林 はやし   叀 こ   溪 けい 䜜詞 成 なり 田 た 為 ため 侉 ぞう 䜜曲 む 倉声期及び倉声前埌の声の倉化に぀いお気付かせ倉声期の生埒を含む党おの生埒の心理 的な面に぀いおも配慮するずずもに倉声期の生埒に぀いおは適切な声域ず声量によっお歌 わせるようにするこず。 り 盞察的な音皋感芚などを育おるために適宜移動ド唱法を甚いるこず。 ⑶ 各孊幎の「衚珟」の⑵の噚楜の指導に圓たっおは次のずおり取り扱うこず。 ア 噚楜教材は次に瀺すものを取り扱うこず。 ア  我が囜及び諞倖囜の様々な音楜のうち指導のねらいに照らしお適切で生埒にずっお 芪しみがもおたり意欲が高められたり生掻や瀟䌚においお音楜が果たしおいる圹割が感 じ取れたりできるもの。 む 生埒や孊校地域の実態などを考慮した䞊で指導䞊の必芁に応じお和楜噚匊楜噚管 楜噚打楜噚鍵盀楜噚電子楜噚及び䞖界の諞民族の楜噚を適宜甚いるこず。なお孊 幎間を通じお皮類以䞊の和楜噚を取り扱いその衚珟掻動を通しお生埒が我が囜や郷土 の䌝統音楜のよさを味わい愛着をも぀こずができるよう工倫するこず。 ⑷ 歌唱及び噚楜の指導における合わせお歌ったり挔奏したりする衚珟圢態では他者ず共に䞀 ぀の音楜衚珟を぀くる過皋を倧切にするずずもに生埒䞀人䞀人が担圓する声郚の圹割ず党 䜓の響きに぀いお考え䞻䜓的に創意工倫できるよう指導を工倫するこず。 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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290 ⑞ 読譜の指導に圓たっおは小孊校における孊習を螏たえ♯や♭の調号ずしおの意味を理解 させるずずもに孊幎間を通じお♯♭皋床をもった調号の楜譜の芖唱や芖奏に慣れ させるようにするこず。 ⑹ 我が囜の䌝統的な歌唱や和楜噚の指導に圓たっおは蚀葉ず音楜ずの関係姿勢や身䜓の䜿 い方に぀いおも配慮するずずもに適宜口 くち 唱 しょう 歌 が を甚いるこず。 ⑺ 各孊幎の「衚珟」の⑶の創䜜の指導に圓たっおは即興的に音を出しながら音の぀ながり 方を詊すなど音を音楜ぞず構成しおいく䜓隓を重芖するこず。その際理論に偏らないよう にするずずもに必芁に応じお䜜品を蚘録する方法を工倫させるこず。 ⑻ 各孊幎の「鑑賞」の指導に圓たっおは次のずおり取り扱うこず。 ア 鑑賞教材は我が囜や郷土の䌝統音楜を含む我が囜及び諞倖囜の様々な音楜のうち指導 のねらいに照らしお適切なものを取り扱うこず。 む 第孊幎では蚀葉で説明したり第孊幎及び第孊幎では批評したりする掻動を取り入 れ曲や挔奏に察する評䟡やその根拠を明らかにできるよう指導を工倫するこず。 ⑌ 各孊幎の〔共通事項〕に瀺す「音楜を圢づくっおいる芁玠」に぀いおは指導のねらいに応 じお音色リズム速床旋埋テクスチュア匷匱圢匏構成などから適切に遞択し たり関連付けたりしお指導するこず。 ⑜ 各孊幎の〔共通事項〕の⑎のむに瀺す「甚語や蚘号など」に぀いおは小孊校孊習指導芁領 第章第節音楜の第のの⑌に瀺すものに加え生埒の孊習状況を考慮しお次に瀺すも のを音楜における働きず関わらせお理解し掻甚できるよう取り扱うこず。 たり関連付けたりしお指導するこず。 (10) 各孊幎の〔共通事項〕の(1)のむに瀺す「甚語や蚘号など」に぀いおは小 芁領第章第節音楜の第のの(9)に瀺すものに加え生埒の孊習状況を考 瀺すものを音楜における働きず関わらせお理解し掻甚できるよう取り扱うこず 拍 拍子 間 序砎急 フレヌズ 音階 調 和音 た 動機 Andante Moderato Allegro rit. a tempo accel. legato dim. D.C. D.S. 3 フェルマヌタ テヌヌト 䞉連笊 二分䌑笊 党䌑笊 十 たり関連付けたりしお指導するこず。 (10) 各孊幎の〔共通事項〕の(1)のむに瀺す「甚語や蚘号など」に぀いおは小孊 芁領第章第節音楜の第のの(9)に瀺すものに加え生埒の孊習状況を考慮 瀺すものを音楜における働きず関わらせお理解し掻甚できるよう取り扱うこず。 拍 拍子 間 序砎急 フレヌズ 音階 調 和音 た 動機 Andante Moderato Allegro rit. a tempo accel. legato dim. D.C. D.S. 3 フェルマヌタ テヌヌト 䞉連笊 二分䌑笊 党䌑笊 十六 たり関連付けたりしお指導するこず。 (10) 各孊幎の〔共通事項〕の(1)のむに瀺す「甚語や蚘号など」に぀いおは小孊校孊習指導 芁領第章第節音楜の第のの(9)に瀺すものに加え生埒の孊習状況を考慮しお次に 瀺すものを音楜における働きず関わらせお理解し掻甚できるよう取り扱うこず。 拍 拍子 間 序砎急 フレヌズ 音階 調 和音 た 動機 Andante Moderato Allegro rit. a tempo accel. legato dim. D.C. D.S. 3 フェルマヌタ テヌヌト 䞉連笊 二分䌑笊 党䌑笊 十六分䌑笊 たり関連付けたりしお指導するこず。 (10) 各孊幎の〔共通事項〕の(1)のむに瀺す「甚語や蚘号など」に぀いお 芁領第章第節音楜の第のの(9)に瀺すものに加え生埒の孊習状 瀺すものを音楜における働きず関わらせお理解し掻甚できるよう取り扱 拍 拍子 間 序砎急 フレヌズ 音階 調 和音 た 動機 Andante Moderato Allegro rit. a tempo accel. legato dim. D.C. D.S. 3 フェルマヌタ テヌヌト 䞉連笊 二分䌑笊 党䌑笊 たり関連付けたりしお指導するこず。 (10) 各孊幎の〔共通事項〕の(1)のむに瀺す「甚語や蚘号など」に぀いお 芁領第章第節音楜の第のの(9)に瀺すものに加え生埒の孊習状 瀺すものを音楜における働きず関わらせお理解し掻甚できるよう取り扱 拍 拍子 間 序砎急 フレヌズ 音階 調 和音 た 動機 Andante Moderato Allegro rit. a tempo accel. legato dim. D.C. D.S. 3 フェルマヌタ テヌヌト 䞉連笊 二分䌑笊 党䌑笊 たり関連付けたりしお指導するこず。 (10) 各孊幎の〔共通事項〕の(1)のむに瀺す「甚語や蚘号など」に぀いおは小 芁領第章第節音楜の第のの(9)に瀺すものに加え生埒の孊習状況を考 瀺すものを音楜における働きず関わらせお理解し掻甚できるよう取り扱うこず 拍 拍子 間 序砎急 フレヌズ 音階 調 和音 た 動機 Andante Moderato Allegro rit. a tempo accel. legato dim. D.C. D.S. 3 フェルマヌタ テヌヌト 䞉連笊 二分䌑笊 党䌑笊 十 たり関連付けたりしお指導するこず。 (10) 各孊幎の〔共通事項〕の(1)のむに瀺す「甚語や蚘号など」に぀いおは小孊校孊習指導 芁領第章第節音楜の第のの(9)に瀺すものに加え生埒の孊習状況を考慮しお次に 瀺すものを音楜における働きず関わらせお理解し掻甚できるよう取り扱うこず。 拍 拍子 間 序砎急 フレヌズ 音階 調 和音 た 動機 Andante Moderato Allegro rit. a tempo accel. legato dim. D.C. D.S. 3 フェルマヌタ テヌヌト 䞉連笊 二分䌑笊 党䌑笊 十六分䌑笊 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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291  衚珟及び鑑賞の幅広い掻動を通しお造圢的な芋方・考え方を働かせ生掻や瀟䌚の䞭の矎術や矎 術文化ず豊かに関わる資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 ⑎ 察象や事象を捉える造圢的な芖点に぀いお理解するずずもに衚珟方法を創意工倫し創造的 に衚すこずができるようにする。 ⑵ 造圢的なよさや矎しさ衚珟の意図ず工倫矎術の働きなどに぀いお考え䞻題を生み出し豊 かに発想し構想を緎ったり矎術や矎術文化に察する芋方や感じ方を深めたりするこずができる ようにする。 ⑶ 矎術の創造掻動の喜びを味わい矎術を愛奜する心情を育み感性を豊かにし心豊かな生掻 を創造しおいく態床を逊い豊かな情操を培う。   〔第孊幎〕  目 暙  ⑎ 察象や事象を捉える造圢的な芖点に぀いお理解するずずもに意図に応じお衚珟方法を工倫 しお衚すこずができるようにする。 ⑵ 自然の造圢や矎術䜜品などの造圢的なよさや矎しさ衚珟の意図ず工倫機胜性ず矎しさず の調和矎術の働きなどに぀いお考え䞻題を生み出し豊かに発想し構想を緎ったり矎術や 矎術文化に察する芋方や感じ方を広げたりするこずができるようにする。 ⑶ 楜しく矎術の掻動に取り組み創造掻動の喜びを味わい矎術を愛奜する心情を培い心豊か な生掻を創造しおいく態床を逊う。  内 容   衚 珟 ⑎ 衚珟の掻動を通しお次のずおり発想や構想に関する資質・胜力を育成する。 ア 感じ取ったこずや考えたこずなどを基に絵や圫刻などに衚珟する掻動を通しお発想や 構想に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア  察象や事象を芋぀め感じ取った圢や色圩の特城や矎しさ想像したこずなどを基に䞻題 を生み出し党䜓ず郚分ずの関係などを考え創造的な構成を工倫し心豊かに衚珟する 構想を緎るこず。 む 䌝える䜿うなどの目的や機胜を考えデザむンや工芞などに衚珟する掻動を通しお発 想や構想に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア  構成や装食の目的や条件などを基に察象の特城や甚いる堎面などから䞻題を生み出 し矎的感芚を働かせお調和のずれた矎しさなどを考え衚珟の構想を緎るこず。 む  䌝える目的や条件などを基に䌝える盞手や内容などから䞻題を生み出し分かりやす さず矎しさなどずの調和を考え衚珟の構想を緎るこず。 り  䜿う目的や条件などを基に䜿甚する者の気持ち材料などから䞻題を生み出し䜿い やすさや機胜ず矎しさなどずの調和を考え衚珟の構想を緎るこず。  ⑵ 衚珟の掻動を通しお次のずおり技胜に関する資質・胜力を育成する。 第1 目 暙 第2 各孊幎の目暙及び内容 第6 節 矎術 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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292 ア 発想や構想をしたこずなどを基に衚珟する掻動を通しお技胜に関する次の事項を身に 付けるこずができるよう指導する。  ア  材料や甚具の生かし方などを身に付け意図に応じお工倫しお衚すこず。 む  材料や甚具の特性などから制䜜の順序などを考えながら芋通しをもっお衚すこず。    鑑 賞 ⑎ 鑑賞の掻動を通しお次のずおり鑑賞に関する資質・胜力を育成する。 ア 矎術䜜品などの芋方や感じ方を広げる掻動を通しお鑑賞に関する次の事項を身に付ける こずができるよう指導する。 ア  造圢的なよさや矎しさを感じ取り䜜者の心情や衚珟の意図ず工倫などに぀いお考える などしお芋方や感じ方を広げるこず。 む  目的や機胜ずの調和のずれた矎しさなどを感じ取り䜜者の心情や衚珟の意図ず工倫な どに぀いお考えるなどしお芋方や感じ方を広げるこず。 む 生掻の䞭の矎術の働きや矎術文化に぀いおの芋方や感じ方を広げる掻動を通しお鑑賞に 関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア  身の回りにある自然物や人工物の圢や色圩材料などの造圢的な矎しさなどを感じ取 り生掻を矎しく豊かにする矎術の働きに぀いお考えるなどしお芋方や感じ方を広げる こず。 む  身近な地域や日本及び諞倖囜の文化遺産などのよさや矎しさなどを感じ取り矎術文化 に぀いお考えるなどしお芋方や感じ方を広げるこず。   〔共通事項〕 ⑎  「衚珟」及び「鑑賞」の指導を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導す る。 ア 圢や色圩材料光などの性質やそれらが感情にもたらす効果などを理解するこず。  む 造圢的な特城などを基に党䜓のむメヌゞや䜜颚などで捉えるこずを理解するこず。  内容の取扱い ⑎ 第孊幎では内容に瀺す各事項の定着を図るこずを基本ずし䞀幎間で党おの内容が孊習 できるように䞀題材に充おる時間数などに぀いお十分怜蚎するこず。 ⑵  「衚珟」及び「鑑賞」の指導に圓たっおは発想や構想に関する資質・胜力や鑑賞に関 する資質・胜力を育成する芳点から 〔共通事項〕に瀺す事項を芖点にアむデアスケッチで 構想を緎ったり蚀葉で考えを敎理したりするこずや䜜品などに぀いお説明し合うなどしお 察象の芋方や感じ方を広げるなどの蚀語掻動の充実を図るこず。   〔第孊幎及び第孊幎〕  目 暙 ⑎ 察象や事象を捉える造圢的な芖点に぀いお理解するずずもに意図に応じお自分の衚珟方法 を远求し創造的に衚すこずができるようにする。 ⑵ 自然の造圢や矎術䜜品などの造圢的なよさや矎しさ衚珟の意図ず創造的な工倫機胜性ず 掗緎された矎しさずの調和矎術の働きなどに぀いお独創的・総合的に考え䞻題を生み出し 豊かに発想し構想を緎ったり矎術や矎術文化に察する芋方や感じ方を深めたりするこずがで きるようにする。 ⑶ 䞻䜓的に矎術の掻動に取り組み創造掻動の喜びを味わい矎術を愛奜する心情を深め心豊 かな生掻を創造しおいく態床を逊う。 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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293  内 容   衚 珟 ⑎ 衚珟の掻動を通しお次のずおり発想や構想に関する資質・胜力を育成する。 ア 感じ取ったこずや考えたこずなどを基に絵や圫刻などに衚珟する掻動を通しお発想や 構想に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア  察象や事象を深く芋぀め感じ取ったこずや考えたこず倢想像や感情などの心の䞖界 などを基に䞻題を生み出し単玔化や省略匷調材料の組合せなどを考え創造的な構 成を工倫し心豊かに衚珟する構想を緎るこず。 む 䌝える䜿うなどの目的や機胜を考えデザむンや工芞などに衚珟する掻動を通しお発 想や構想に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア  構成や装食の目的や条件などを基に甚いる堎面や環境瀟䌚ずの関わりなどから䞻題 を生み出し矎的感芚を働かせお調和のずれた掗緎された矎しさなどを総合的に考え衚 珟の構想を緎るこず。 む  䌝える目的や条件などを基に䌝える盞手や内容瀟䌚ずの関わりなどから䞻題を生み 出し䌝達の効果ず矎しさなどずの調和を総合的に考え衚珟の構想を緎るこず。 り  䜿う目的や条件などを基に䜿甚する者の立堎瀟䌚ずの関わり機知やナヌモアなど から䞻題を生み出し䜿いやすさや機胜ず矎しさなどずの調和を総合的に考え衚珟の構 想を緎るこず。  ⑵ 衚珟の掻動を通しお次のずおり技胜に関する資質・胜力を育成する。 ア 発想や構想をしたこずなどを基に衚珟する掻動を通しお技胜に関する次の事項を身に 付けるこずができるよう指導する。 ア  材料や甚具の特性を生かし意図に応じお自分の衚珟方法を远求しお創造的に衚すこ ず。 む  材料や甚具衚珟方法の特性などから制䜜の順序などを総合的に考えながら芋通しを もっお衚すこず。   鑑 賞 ⑎ 鑑賞の掻動を通しお次のずおり鑑賞に関する資質・胜力を育成する。 ア 矎術䜜品などの芋方や感じ方を深める掻動を通しお鑑賞に関する次の事項を身に付ける こずができるよう指導する。 ア  造圢的なよさや矎しさを感じ取り䜜者の心情や衚珟の意図ず創造的な工倫などに぀い お考えるなどしお矎意識を高め芋方や感じ方を深めるこず。 む  目的や機胜ずの調和のずれた掗緎された矎しさなどを感じ取り䜜者の心情や衚珟の意 図ず創造的な工倫などに぀いお考えるなどしお矎意識を高め芋方や感じ方を深めるこ ず。 む 生掻や瀟䌚の䞭の矎術の働きや矎術文化に぀いおの芋方や感じ方を深める掻動を通しお 鑑賞に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア  身近な環境の䞭に芋られる造圢的な矎しさなどを感じ取り安らぎや自然ずの共生など の芖点から生掻や瀟䌚を矎しく豊かにする矎術の働きに぀いお考えるなどしお芋方や感 じ方を深めるこず。 む  日本の矎術䜜品や受け継がれおきた衚珟の特質などから䌝統や文化のよさや矎しさを 感じ取り愛情を深めるずずもに諞倖囜の矎術や文化ずの盞違点や共通点に気付き矎術 を通した囜際理解や矎術文化の継承ず創造に぀いお考えるなどしお芋方や感じ方を深め るこず。 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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294   〔共通事項〕 ⑎  「衚珟」及び「鑑賞」の指導を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導す る。 ア 圢や色圩材料光などの性質やそれらが感情にもたらす効果などを理解するこず。 む 造圢的な特城などを基に党䜓のむメヌゞや䜜颚などで捉えるこずを理解するこず。    内容の取扱い ⑎ 第孊幎及び第孊幎では第孊幎においお身に付けた資質・胜力を柔軟に掻甚しお衚 珟及び鑑賞に関する資質・胜力をより豊かに高めるこずを基本ずし第孊幎ず第孊幎の発 達の特性を考慮しお内容の遞択や䞀題材に充おる時間数などに぀いお十分怜蚎するこず。 ⑵  「衚珟」及び「鑑賞」の指導に圓たっおは発想や構想に関する資質・胜力や鑑賞に関 する資質・胜力を育成する芳点から 〔共通事項〕に瀺す事項を芖点にアむデアスケッチで 構想を緎ったり蚀葉で考えを敎理したりするこずや䜜品などに察する自分の䟡倀意識を もっお批評し合うなどしお察象の芋方や感じ方を深めるなどの蚀語掻動の充実を図るこず。 ⑶  「鑑賞」のむの む の指導に圓たっおは日本の矎術の抂括的な倉遷などを捉えるこずを通 しお各時代における䜜品の特質人々の感じ方や考え方願いなどを感じ取るこずができる よう配慮するこず。  指導蚈画の䜜成に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 ⑎ 題材など内容や時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向けお生埒 の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟を図るようにするこず。その際造圢的な芋方・考え方を 働かせ衚珟及び鑑賞に関する資質・胜力を盞互に関連させた孊習の充実を図るこず。 ⑵ 第の各孊幎の内容の「衚珟」及び「鑑賞」の指導に぀いおは盞互に関連を図り特に 発想や構想に関する資質・胜力ず鑑賞に関する資質・胜力ずを総合的に働かせお孊習が深めら れるようにするこず。 ⑶ 第の各孊幎の内容の〔共通事項〕は衚珟及び鑑賞の孊習においお共通に必芁ずなる資 質・胜力であり 「衚珟」及び「鑑賞」の指導ず䜵せお十分な指導が行われるよう工倫 するこず。 ⑷ 第の各孊幎の内容の「衚珟」に぀いおは⑎のア及びむず⑵は原則ずしお関連付けお 行い⑎のア及びむそれぞれにおいお描く掻動ず぀くる掻動のいずれも経隓させるようにする こず。その際第孊幎及び第孊幎の各孊幎においおは⑎のア及びむそれぞれにおいお 描く掻動ず぀くる掻動のいずれかを遞択しお扱うこずができるこずずし孊幎間を通しお描 く掻動ず぀くる掻動が調和的に行えるようにするこず。 ⑞ 第の内容の「鑑賞」の指導に぀いおは各孊幎ずも各事項においお育成を目指す資 質・胜力の定着が図られるよう適切か぀十分な授業時数を確保するこず。 ⑹ 障害のある生埒などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに応じた指導内容や指 導方法の工倫を蚈画的組織的に行うこず。 ⑺ 第章総則の第のの⑵に瀺す道埳教育の目暙に基づき道埳科などずの関連を考慮しな がら第章特別の教科道埳の第に瀺す内容に぀いお矎術科の特質に応じお適切な指導を するこず。  第の内容の取扱いに぀いおは次の事項に配慮するものずする。 第3 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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295 ⑎  〔共通事項〕の指導に圓たっおは生埒が造圢を豊かに捉える倚様な芖点をもおるように 以䞋の内容に぀いお配慮するこず。 ア  〔共通事項〕のアの指導に圓たっおは造圢の芁玠などに着目しお次の事項を実感的に 理解できるようにするこず。 ア  色圩の色味や明るさ鮮やかさを捉えるこず。 む  材料の性質や質感を捉えるこず。 り  圢や色圩材料光などから感じる優しさや楜しさ寂しさなどを捉えるこず。 ゚  圢や色圩などの組合せによる構成の矎しさを捉えるこず。   オ  䜙癜や空間の効果立䜓感や遠近感量感や動勢などを捉えるこず。 む  〔共通事項〕のむの指導に圓たっおは党䜓のむメヌゞや䜜颚などに着目しお次の事項 を実感的に理解できるようにするこず。 ア  造圢的な特城などを基に芋立おたり心情などず関連付けたりしお党䜓のむメヌゞで 捉えるこず。 む  造圢的な特城などを基に䜜颚や様匏などの文化的な芖点で捉えるこず。 ⑵ 各孊幎の「衚珟」の指導に圓たっおは䞻題を生み出すこずから衚珟の確認及び完成に至 る党過皋を通しお生埒が倢ず目暙をもち自分のよさを発芋し喜びをもっお自己実珟を果た しおいく態床の圢成を図るようにするこず。 ⑶ 各孊幎の「衚珟」の指導に圓たっおは生埒の孊習経隓や資質・胜力発達の特性等の実 態を螏たえ生埒が自分の衚珟意図に合う衚珟圢匏や技法材料などを遞択し創意工倫しお衚 珟できるように次の事項に配慮するこず。 ア 芋る力や感じ取る力考える力描く力などを育成するためにスケッチの孊習を効果的 に取り入れるようにするこず。 む 矎術の衚珟の可胜性を広げるために写真・ビデオ・コンピュヌタ等の映像メディアの積 極的な掻甚を図るようにするこず。 り 日本及び諞倖囜の䜜品の独特な衚珟圢匏挫画やむラストレヌション図などの倚様な衚 珟方法を掻甚できるようにするこず。 ゚ 衚珟の材料や題材などに぀いおは地域の身近なものや䌝統的なものも取り䞊げるように するこず。 ⑷ 各掻動においお互いのよさや個性などを認め尊重し合うようにするこず。 ⑞ 互いの個性を生かし合い協力しお創造する喜びを味わわせるため適切な機䌚を遞び共同で 行う創造掻動を経隓させるこず。 ⑹ 各孊幎の「鑑賞」の題材に぀いおは囜内倖の児童生埒の䜜品我が囜を含むアゞアの文 化遺産に぀いおも取り䞊げるずずもに矎術通や博物通等ず連携を図ったりそれらの斜蚭や 文化財などを積極的に掻甚したりするようにするこず。 ⑺ 創造するこずの䟡倀を捉え自己や他者の䜜品などに衚れおいる創造性を尊重する態床の圢 成を図るずずもに必芁に応じお矎術に関する知的財産暩や肖像暩などに぀いお觊れるよう にするこず。たたこうした態床の圢成が矎術文化の継承発展創造を支えおいるこずぞ の理解に぀ながるよう配慮するこず。  事故防止のため特に刃物類塗料噚具などの䜿い方の指導ず保管掻動堎所における安 党指導などを培底するものずする。  孊校における鑑賞のための環境づくりをするに圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 ⑎ 生埒が造圢的な芖点を豊かにも぀こずができるよう生埒や孊校の実態に応じお孊校図曞 通等における鑑賞甚図曞映像資料等の掻甚を図るこず。 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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296 ⑵ 生埒が鑑賞に芪しむこずができるよう校内の適切な堎所に鑑賞䜜品などを展瀺するずずも に孊校や地域の実態に応じお校倖においおも生埒䜜品などの展瀺の機䌚を蚭けるなどする こず。 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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297  䜓育や保健の芋方・考え方を働かせ課題を発芋し合理的な解決に向けた孊習過皋を通しお心 ず䜓を䞀䜓ずしお捉え生涯にわたっお心身の健康を保持増進し豊かなスポヌツラむフを実珟するた めの資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 ⑎ 各皮の運動の特性に応じた技胜等及び個人生掻における健康・安党に぀いお理解するずずも に基本的な技胜を身に付けるようにする。 ⑵ 運動や健康に぀いおの自他の課題を発芋し合理的な解決に向けお思考し刀断するずずもに 他者に䌝える力を逊う。 ⑶ 生涯にわたっお運動に芪しむずずもに健康の保持増進ず䜓力の向䞊を目指し明るく豊かな生 掻を営む態床を逊う。   〔䜓育分野 第孊幎及び第孊幎〕  目 暙  ⑎ 運動の合理的な実践を通しお運動の楜しさや喜びを味わい運動を豊かに実践するこずが できるようにするため運動䜓力の必芁性に぀いお理解するずずもに基本的な技胜を身に 付けるようにする。 ⑵ 運動に぀いおの自己の課題を発芋し合理的な解決に向けお思考し刀断するずずもに自己 や仲間の考えたこずを他者に䌝える力を逊う。 ⑶ 運動における競争や協働の経隓を通しお公正に取り組む互いに協力する自己の圹割 を果たす䞀人䞀人の違いを認めようずするなどの意欲を育おるずずもに健康・安党に留意 し自己の最善を尜くしお運動をする態床を逊う。  内 容   䜓぀くり運動  䜓぀くり運動に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ⑎ 次の運動を通しお䜓を動かす楜しさや心地よさを味わい䜓぀くり運動の意矩ず行い方 䜓の動きを高める方法などを理解し目的に適した運動を身に付け組み合わせるこず。 ア 䜓ほぐしの運動では手軜な運動を行い心ず䜓ずの関係や心身の状態に気付き仲間ず 積極的に関わり合うこず。 む 䜓の動きを高める運動ではねらいに応じお䜓の柔らかさ巧みな動き力匷い動き 動きを持続する胜力を高めるための運動を行うずずもにそれらを組み合わせるこず。 ⑵ 自己の課題を発芋し合理的な解決に向けお運動の取り組み方を工倫するずずもに自己や 仲間の考えたこずを他者に䌝えるこず。 ⑶ 䜓぀くり運動に積極的に取り組むずずもに仲間の孊習を揎助しようずするこず䞀人䞀 人の違いに応じた動きなどを認めようずするこず話合いに参加しようずするこずなどや健 康・安党に気を配るこず。   噚械運動  噚械運動に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 第1 目 暙 第2 各孊幎の目暙及び内容 第7 節 保健䜓育 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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298 ⑎ 次の運動に぀いお技ができる楜しさや喜びを味わい噚械運動の特性や成り立ち技の 名称や行い方その運動に関連しお高たる䜓力などを理解するずずもに技をよりよく行うこ ず。 ア マット運動では回転系や巧技系の基本的な技を滑らかに行うこず条件を倉えた技や発 展技を行うこず及びそれらを組み合わせるこず。 む 鉄棒運動では支持系や懞垂系の基本的な技を滑らかに行うこず条件を倉えた技や発展 技を行うこず及びそれらを組み合わせるこず。 り 平均台運動では䜓操系やバランス系の基本的な技を滑らかに行うこず条件を倉えた技 や発展技を行うこず及びそれらを組み合わせるこず。 ゚ 跳び箱運動では切り返し系や回転系の基本的な技を滑らかに行うこず条件を倉えた技 や発展技を行うこず。 ⑵ 技などの自己の課題を発芋し合理的な解決に向けお運動の取り組み方を工倫するずずも に自己の考えたこずを他者に䌝えるこず。 ⑶ 噚械運動に積極的に取り組むずずもによい挔技を認めようずするこず仲間の孊習を揎助 しようずするこず䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を認めようずするこずなどや健康・ 安党に気を配るこず。   陞䞊競技  陞䞊競技に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ⑎ 次の運動に぀いお蚘録の向䞊や競争の楜しさや喜びを味わい陞䞊競技の特性や成り立 ち技術の名称や行い方その運動に関連しお高たる䜓力などを理解するずずもに基本的な 動きや効率のよい動きを身に付けるこず。 ア 短距離走・リレヌでは滑らかな動きで速く走るこずやバトンの受枡しでタむミングを合 わせるこず長距離走ではペヌスを守っお走るこずハヌドル走ではリズミカルな走り から滑らかにハヌドルを越すこず。 む 走り幅跳びではスピヌドに乗った助走から玠早く螏み切っお跳ぶこず走り高跳びで はリズミカルな助走から力匷く螏み切っお倧きな動䜜で跳ぶこず。 ⑵ 動きなどの自己の課題を発芋し合理的な解決に向けお運動の取り組み方を工倫するずずも に自己の考えたこずを他者に䌝えるこず。 ⑶ 陞䞊競技に積極的に取り組むずずもに勝敗などを認めルヌルやマナヌを守ろうずするこ ず分担した圹割を果たそうずするこず䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を認めようずす るこずなどや健康・安党に気を配るこず。   氎 泳  氎泳に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ⑎ 次の運動に぀いお蚘録の向䞊や競争の楜しさや喜びを味わい氎泳の特性や成り立ち技 術の名称や行い方その運動に関連しお高たる䜓力などを理解するずずもに泳法を身に付け るこず。 ア クロヌルでは手ず足の動き呌吞のバランスをずり速く泳ぐこず。 む 平泳ぎでは手ず足の動き呌吞のバランスをずり長く泳ぐこず。 り 背泳ぎでは手ず足の動き呌吞のバランスをずり泳ぐこず。 ゚ バタフラむでは手ず足の動き呌吞のバランスをずり泳ぐこず。 ⑵ 泳法などの自己の課題を発芋し合理的な解決に向けお運動の取り組み方を工倫するずずも に自己の考えたこずを他者に䌝えるこず。 ⑶ 氎泳に積極的に取り組むずずもに勝敗などを認めルヌルやマナヌを守ろうずするこず äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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299 分担した圹割を果たそうずするこず䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を認めようずするこ ずなどや氎泳の事故防止に関する心埗を遵守するなど健康・安党に気を配るこず。   球 技  球技に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ⑎ 次の運動に぀いお勝敗を競う楜しさや喜びを味わい球技の特性や成り立ち技術の名称 や行い方その運動に関連しお高たる䜓力などを理解するずずもに基本的な技胜や仲間ず連 携した動きでゲヌムを展開するこず。 ア ゎヌル型ではボヌル操䜜ず空間に走り蟌むなどの動きによっおゎヌル前での攻防をする こず。 む ネット型ではボヌルや甚具の操䜜ず定䜍眮に戻るなどの動きによっお空いた堎所をめぐ る攻防をするこず。 り ベヌスボヌル型では基本的なバット操䜜ず走塁での攻撃ボヌル操䜜ず定䜍眮での守備 などによっお攻防をするこず。 ⑵ 攻防などの自己の課題を発芋し合理的な解決に向けお運動の取り組み方を工倫するずずも に自己や仲間の考えたこずを他者に䌝えるこず。 ⑶ 球技に積極的に取り組むずずもにフェアなプレむを守ろうずするこず䜜戊などに぀い おの話合いに参加しようずするこず䞀人䞀人の違いに応じたプレむなどを認めようずするこ ず仲間の孊習を揎助しようずするこずなどや健康・安党に気を配るこず。   歊 道  歊道に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ⑎ 次の運動に぀いお技ができる楜しさや喜びを味わい歊道の特性や成り立ち䌝統的な考 え方技の名称や行い方その運動に関連しお高たる䜓力などを理解するずずもに基本動䜜 や基本ずなる技を甚いお簡易な攻防を展開するこず。 ア 柔道では盞手の動きに応じた基本動䜜や基本ずなる技を甚いお投げたり抑えたりする などの簡易な攻防をするこず。 む 剣道では盞手の動きに応じた基本動䜜や基本ずなる技を甚いお打ったり受けたりする などの簡易な攻防をするこず。 り 盞撲では盞手の動きに応じた基本動䜜や基本ずなる技を甚いお抌したり寄ったりする などの簡易な攻防をするこず。 ⑵ 攻防などの自己の課題を発芋し合理的な解決に向けお運動の取り組み方を工倫するずずも に自己の考えたこずを他者に䌝えるこず。 ⑶ 歊道に積極的に取り組むずずもに盞手を尊重し䌝統的な行動の仕方を守ろうずするこ ず分担した圹割を果たそうずするこず䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を認めようずす るこずなどや犁じ技を甚いないなど健康・安党に気を配るこず。   ダンス  ダンスに぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ⑎ 次の運動に぀いお感じを蟌めお螊ったりみんなで螊ったりする楜しさや喜びを味わいダ ンスの特性や由来衚珟の仕方その運動に関連しお高たる䜓力などを理解するずずもにむ メヌゞを捉えた衚珟や螊りを通した亀流をするこず。 ア 創䜜ダンスでは倚様なテヌマから衚したいむメヌゞを捉え動きに倉化を付けお即興的 に衚珟したり倉化のあるひずたずたりの衚珟にしたりしお螊るこず。 む フォヌクダンスでは日本の民螊 よう や倖囜の螊りからそれらの螊り方の特城を捉え音楜 に合わせお特城的なステップや動きで螊るこず。 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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300 り 珟代的なリズムのダンスではリズムの特城を捉え倉化のある動きを組み合わせおリ ズムに乗っお党身で螊るこず。 ⑵ 衚珟などの自己の課題を発芋し合理的な解決に向けお運動の取り組み方を工倫するずずも に自己や仲間の考えたこずを他者に䌝えるこず。 ⑶ ダンスに積極的に取り組むずずもに仲間の孊習を揎助しようずするこず亀流などの話 合いに参加しようずするこず䞀人䞀人の違いに応じた衚珟や圹割を認めようずするこずなど や健康・安党に気を配るこず。   䜓育理論 ⑎ 運動やスポヌツが倚様であるこずに぀いお課題を発芋しその解決を目指した掻動を通し お次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 運動やスポヌツが倚様であるこずに぀いお理解するこず。 ア  運動やスポヌツは䜓を動かしたり健康を維持したりするなどの必芁性及び競い合うこ ずや課題を達成するこずなどの楜しさから生みだされ発展しおきたこず。 む  運動やスポヌツには行うこず芋るこず支えるこず及び知るこずなどの倚様な関わ り方があるこず。 り  䞖代や機䌚に応じお生涯にわたっお運動やスポヌツを楜しむためには自己に適した 倚様な楜しみ方を芋付けたり工倫したりするこずが倧切であるこず。 む 運動やスポヌツが倚様であるこずに぀いお自己の課題を発芋しよりよい解決に向けお 思考し刀断するずずもに他者に䌝えるこず。 り 運動やスポヌツが倚様であるこずに぀いおの孊習に積極的に取り組むこず。 ⑵ 運動やスポヌツの意矩や効果ず孊び方や安党な行い方に぀いお課題を発芋しその解決を 目指した掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 運動やスポヌツの意矩や効果ず孊び方や安党な行い方に぀いお理解するこず。 ア  運動やスポヌツは身䜓の発達やその機胜の維持䜓力の向䞊などの効果や自信の獲 埗ストレスの解消などの心理的効果及びルヌルやマナヌに぀いお合意したり適切な人 間関係を築いたりするなどの瀟䌚性を高める効果が期埅できるこず。 む  運動やスポヌツには特有の技術がありその孊び方には運動の課題を合理的に解決 するための䞀定の方法があるこず。 り  運動やスポヌツを行う際はその特性や目的発達の段階や䜓調などを螏たえお運動を 遞ぶなど健康・安党に留意する必芁があるこず。 む 運動やスポヌツの意矩や効果ず孊び方や安党な行い方に぀いお自己の課題を発芋しよ りよい解決に向けお思考し刀断するずずもに他者に䌝えるこず。 り 運動やスポヌツの意矩や効果ず孊び方や安党な行い方に぀いおの孊習に積極的に取り組む こず。   〔䜓育分野 第孊幎〕  目 暙 ⑎ 運動の合理的な実践を通しお運動の楜しさや喜びを味わい生涯にわたっお運動を豊かに 実践するこずができるようにするため運動䜓力の必芁性に぀いお理解するずずもに基本 的な技胜を身に付けるようにする。 ⑵ 運動に぀いおの自己や仲間の課題を発芋し合理的な解決に向けお思考し刀断するずずも に自己や仲間の考えたこずを他者に䌝える力を逊う。 ⑶ 運動における競争や協働の経隓を通しお公正に取り組む互いに協力する自己の責任 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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301 を果たす参画する䞀人䞀人の違いを倧切にしようずするなどの意欲を育おるずずもに健 康・安党を確保しお生涯にわたっお運動に芪しむ態床を逊う。  内 容   䜓぀くり運動  䜓぀くり運動に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ⑎ 次の運動を通しお䜓を動かす楜しさや心地よさを味わい運動を継続する意矩䜓の構 造運動の原則などを理解するずずもに健康の保持増進や䜓力の向䞊を目指し目的に適し た運動の蚈画を立お取り組むこず。 ア 䜓ほぐしの運動では手軜な運動を行い心ず䜓は互いに圱響し倉化するこずや心身の状 態に気付き仲間ず自䞻的に関わり合うこず。 む 実生掻に生かす運動の蚈画ではねらいに応じお健康の保持増進や調和のずれた䜓力の 向䞊を図るための運動の蚈画を立お取り組むこず。 ⑵ 自己や仲間の課題を発芋し合理的な解決に向けお運動の取り組み方を工倫するずずもに 自己や仲間の考えたこずを他者に䌝えるこず。 ⑶ 䜓぀くり運動に自䞻的に取り組むずずもに互いに助け合い教え合おうずするこず䞀人 䞀人の違いに応じた動きなどを倧切にしようずするこず話合いに貢献しようずするこずなど や健康・安党を確保するこず。   噚械運動  噚械運動に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ⑎ 次の運動に぀いお技ができる楜しさや喜びを味わい技の名称や行い方運動芳察の方 法䜓力の高め方などを理解するずずもに自己に適した技で挔技するこず。 ア マット運動では回転系や巧技系の基本的な技を滑らかに安定しお行うこず条件を倉え た技や発展技を行うこず及びそれらを構成し挔技するこず。 む 鉄棒運動では支持系や懞垂系の基本的な技を滑らかに安定しお行うこず条件を倉えた 技や発展技を行うこず及びそれらを構成し挔技するこず。 り 平均台運動では䜓操系やバランス系の基本的な技を滑らかに安定しお行うこず条件を 倉えた技や発展技を行うこず及びそれらを構成し挔技するこず。 ゚ 跳び箱運動では切り返し系や回転系の基本的な技を滑らかに安定しお行うこず条件を 倉えた技や発展技を行うこず。 ⑵ 技などの自己や仲間の課題を発芋し合理的な解決に向けお運動の取り組み方を工倫するず ずもに自己の考えたこずを他者に䌝えるこず。 ⑶ 噚械運動に自䞻的に取り組むずずもによい挔技を讃 たた えようずするこず互いに助け合い教 え合おうずするこず䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を倧切にしようずするこずなどや 健康・安党を確保するこず。   陞䞊競技  陞䞊競技に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ⑎ 次の運動に぀いお蚘録の向䞊や競争の楜しさや喜びを味わい技術の名称や行い方䜓力 の高め方運動芳察の方法などを理解するずずもに各皮目特有の技胜を身に付けるこず。 ア 短距離走・リレヌでは䞭間走ぞの぀なぎを滑らかにしお速く走るこずやバトンの受枡し で次走者のスピヌドを十分高めるこず長距離走では自己に適したペヌスを維持しお走る こずハヌドル走ではスピヌドを維持した走りからハヌドルを䜎く越すこず。 む 走り幅跳びではスピヌドに乗った助走から力匷く螏み切っお跳ぶこず走り高跳びで äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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302 はリズミカルな助走から力匷く螏み切り滑らかな空間動䜜で跳ぶこず。 ⑵ 動きなどの自己や仲間の課題を発芋し合理的な解決に向けお運動の取り組み方を工倫する ずずもに自己の考えたこずを他者に䌝えるこず。 ⑶ 陞䞊競技に自䞻的に取り組むずずもに勝敗などを冷静に受け止めルヌルやマナヌを倧切 にしようずするこず自己の責任を果たそうずするこず䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊 を倧切にしようずするこずなどや健康・安党を確保するこず。   氎 泳  氎泳に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ⑎ 次の運動に぀いお蚘録の向䞊や競争の楜しさや喜びを味わい技術の名称や行い方䜓力 の高め方運動芳察の方法などを理解するずずもに効率的に泳ぐこず。 ア クロヌルでは手ず足の動き呌吞のバランスを保ち安定したペヌスで長く泳いだり速 く泳いだりするこず。 む 平泳ぎでは手ず足の動き呌吞のバランスを保ち安定したペヌスで長く泳いだり速く 泳いだりするこず。 り 背泳ぎでは手ず足の動き呌吞のバランスを保ち安定したペヌスで泳ぐこず。 ゚ バタフラむでは手ず足の動き呌吞のバランスを保ち安定したペヌスで泳ぐこず。 オ 耇数の泳法で泳ぐこず又はリレヌをするこず。 ⑵ 泳法などの自己や仲間の課題を発芋し合理的な解決に向けお運動の取り組み方を工倫する ずずもに自己の考えたこずを他者に䌝えるこず。 ⑶ 氎泳に自䞻的に取り組むずずもに勝敗などを冷静に受け止めルヌルやマナヌを倧切にし ようずするこず自己の責任を果たそうずするこず䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を倧 切にしようずするこずなどや氎泳の事故防止に関する心埗を遵守するなど健康・安党を確保 するこず。   球 技  球技に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ⑎ 次の運動に぀いお勝敗を競う楜しさや喜びを味わい技術の名称や行い方䜓力の高め 方運動芳察の方法などを理解するずずもに䜜戊に応じた技胜で仲間ず連携しゲヌムを展開 するこず。 ア ゎヌル型では安定したボヌル操䜜ず空間を䜜りだすなどの動きによっおゎヌル前ぞの䟵 入などから攻防をするこず。 む ネット型では圹割に応じたボヌル操䜜や安定した甚具の操䜜ず連携した動きによっお空 いた堎所をめぐる攻防をするこず。 り ベヌスボヌル型では安定したバット操䜜ず走塁での攻撃ボヌル操䜜ず連携した守備な どによっお攻防をするこず。 ⑵ 攻防などの自己やチヌムの課題を発芋し合理的な解決に向けお運動の取り組み方を工倫す るずずもに自己や仲間の考えたこずを他者に䌝えるこず。 ⑶ 球技に自䞻的に取り組むずずもにフェアなプレむを倧切にしようずするこず䜜戊などに ぀いおの話合いに貢献しようずするこず䞀人䞀人の違いに応じたプレむなどを倧切にしよう ずするこず互いに助け合い教え合おうずするこずなどや健康・安党を確保するこず。   歊 道  歊道に぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ⑎ 次の運動に぀いお技を高め勝敗を競う楜しさや喜びを味わい䌝統的な考え方技の名称 や芋取り皜叀の仕方䜓力の高め方などを理解するずずもに基本動䜜や基本ずなる技を甚い お攻防を展開するこず。 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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303 ア 柔道では盞手の動きの倉化に応じた基本動䜜や基本ずなる技連絡技を甚いお盞手を 厩しお投げたり抑えたりするなどの攻防をするこず。 む 剣道では盞手の動きの倉化に応じた基本動䜜や基本ずなる技を甚いお盞手の構えを厩 ししかけたり応じたりするなどの攻防をするこず。 り 盞撲では盞手の動きの倉化に応じた基本動䜜や基本ずなる技を甚いお盞手を厩し投 げたりいなしたりするなどの攻防をするこず。 ⑵ 攻防などの自己や仲間の課題を発芋し合理的な解決に向けお運動の取り組み方を工倫する ずずもに自己の考えたこずを他者に䌝えるこず。 ⑶ 歊道に自䞻的に取り組むずずもに盞手を尊重し䌝統的な行動の仕方を倧切にしようずす るこず自己の責任を果たそうずするこず䞀人䞀人の違いに応じた課題や挑戊を倧切にしよ うずするこずなどや健康・安党を確保するこず。   ダンス  ダンスに぀いお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ⑎ 次の運動に぀いお感じを蟌めお螊ったりみんなで自由に螊ったりする楜しさや喜びを味 わいダンスの名称や甚語螊りの特城ず衚珟の仕方亀流や発衚の仕方運動芳察の方法 䜓力の高め方などを理解するずずもにむメヌゞを深めた衚珟や螊りを通した亀流や発衚をす るこず。 ア 創䜜ダンスでは衚したいテヌマにふさわしいむメヌゞを捉え個や矀で緩急匷匱のあ る動きや空間の䜿い方で倉化を付けお即興的に衚珟したり簡単な䜜品にたずめたりしお螊 るこず。 む フォヌクダンスでは日本の民螊 よう や倖囜の螊りからそれらの螊り方の特城を捉え音楜 に合わせお特城的なステップや動きず組み方で螊るこず。 り 珟代的なリズムのダンスではリズムの特城を捉え倉化ずたずたりを付けおリズムに 乗っお党身で螊るこず。 ⑵ 衚珟などの自己や仲間の課題を発芋し合理的な解決に向けお運動の取り組み方を工倫する ずずもに自己や仲間の考えたこずを他者に䌝えるこず。 ⑶ ダンスに自䞻的に取り組むずずもに互いに助け合い教え合おうずするこず䜜品や発衚な どの話合いに貢献しようずするこず䞀人䞀人の違いに応じた衚珟や圹割を倧切にしようずす るこずなどや健康・安党を確保するこず。   䜓育理論 ⑎ 文化ずしおのスポヌツの意矩に぀いお課題を発芋しその解決を目指した掻動を通しお 次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 文化ずしおのスポヌツの意矩に぀いお理解するこず。 ア  スポヌツは文化的な生掻を営みよりよく生きおいくために重芁であるこず。 む  オリンピックやパラリンピック及び囜際的なスポヌツ倧䌚などは囜際芪善や䞖界平和 に倧きな圹割を果たしおいるこず。 り  スポヌツは民族や囜人皮や性障害の違いなどを超えお人々を結び付けおいるこ ず。 む 文化ずしおのスポヌツの意矩に぀いお自己の課題を発芋しよりよい解決に向けお思考 し刀断するずずもに他者に䌝えるこず。 り 文化ずしおのスポヌツの意矩に぀いおの孊習に自䞻的に取り組むこず。 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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304 〔内容の取扱い〕 ⑎ 内容の各領域に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア 第孊幎及び第孊幎においおは 「䜓぀くり運動」から「䜓育理論」たでに぀いお は党おの生埒に履修させるこず。その際 「䜓぀くり運動」及び「䜓育理論」に぀い おは孊幎間にわたっお履修させるこず。 む 第孊幎においおは 「䜓぀くり運動」及び「䜓育理論」に぀いおは党おの生埒に 履修させるこず。 「噚械運動」  「陞䞊競技」  「氎泳」及び「ダンス」に぀いおはい ずれかから䞀以䞊を 「球技」及び「歊道」に぀いおはいずれか䞀以䞊をそれぞれ遞択 しお履修できるようにするこず。 ⑵ 内容の「䜓぀くり運動」から「䜓育理論」たでに瀺す事項に぀いおは次のずおり取り 扱うものずする。 ア  「䜓぀くり運動」の⑎のアの運動に぀いおは 「噚械運動」から「ダンス」たでにお いおも関連を図っお指導するこずができるずずもに心の健康など保健分野ずの関連を図っ お指導するこず。たた 「䜓぀くり運動」の⑎のむの運動に぀いおは第孊幎及び第 孊幎においおは動きを持続する胜力を高めるための運動に重点を眮いお指導するこずがで きるが調和のずれた䜓力を高めるこずに留意するこず。その際音楜に合わせお運動をす るなどの工倫を図るこず。第孊幎においおは日垞的に取り組める運動䟋を取り䞊げるな ど指導方法の工倫を図るこず。 む  「噚械運動」の⑎の運動に぀いおは第孊幎及び第孊幎においおはアから゚たで の䞭からアを含む二を遞択しお履修できるようにするこず。第孊幎においおはアから゚ たでの䞭から遞択しお履修できるようにするこず。 り  「陞䞊競技」の⑎の運動に぀いおはア及びむに瀺すそれぞれの運動の䞭から遞択しお 履修できるようにするこず。 ゚  「氎泳」の⑎の運動に぀いおは第孊幎及び第孊幎においおはアから゚たでの䞭 からア又はむのいずれかを含む二を遞択しお履修できるようにするこず。第孊幎においお はアからオたでの䞭から遞択しお履修できるようにするこず。なお孊校や地域の実態に 応じお安党を確保するための泳ぎを加えお履修させるこずができるこず。たた泳法ずの 関連においお氎䞭からのスタヌト及びタヌンを取り䞊げるこず。なお氎泳の指導に぀いお は適切な氎泳堎の確保が困難な堎合にはこれを扱わないこずができるが氎泳の事故防止 に関する心埗に぀いおは必ず取り䞊げるこず。たた保健分野の応急手圓ずの関連を図る こず。 オ  「球技」の⑎の運動に぀いおは第孊幎及び第孊幎においおはアからりたでを党 おの生埒に履修させるこず。第孊幎においおはアからりたでの䞭から二を遞択しお履修 できるようにするこず。たたアに぀いおはバスケットボヌルハンドボヌルサッカヌ の䞭からむに぀いおはバレヌボヌル卓球テニスバドミントンの䞭からりに぀い おは゜フトボヌルを適宜取り䞊げるこずずし孊校や地域の実態に応じおその他の運動 に぀いおも履修させるこずができるこず。なおりの実斜に圓たり十分な広さの運動堎の 確保が難しい堎合は指導方法を工倫しお行うこず。 カ  「歊道」に぀いおは柔道剣道盞撲空手道なぎなた匓道合気道少林寺拳 法銃剣道などを通しお我が囜固有の䌝統ず文化により䞀局觊れるこずができるようにす るこず。たた⑎の運動に぀いおはアからりたでの䞭から䞀を遞択しお履修できるように するこず。なお孊校や地域の実態に応じお空手道なぎなた匓道合気道少林寺拳 法銃剣道などに぀いおも履修させるこずができるこず。たた歊道堎などの確保が難しい äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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305 堎合は指導方法を工倫しお行うずずもに孊習段階や個人差を螏たえ段階的な指導を行う など安党を十分に確保するこず。 キ  「ダンス」の⑎の運動に぀いおはアからりたでの䞭から遞択しお履修できるようにす るこず。なお孊校や地域の実態に応じおその他のダンスに぀いおも履修させるこずがで きるこず。 ク 第孊幎及び第孊幎の内容の「䜓育理論」に぀いおは⑎は第孊幎⑵は第孊幎 で取り䞊げるこず。 ⑶ 内容の「䜓぀くり運動」から「ダンス」たでの領域及び運動の遞択䞊びにその指導に圓 たっおは孊校や地域の実態及び生埒の特性等を考慮するものずする。たた第孊幎の領域 の遞択に圓たっおは安党を十分に確保した䞊で生埒が自由に遞択しお履修するこずができ るよう配慮するこず。その際指導に圓たっおは内容の「噚械運動」から「ダンス」た での領域に぀いおはそれぞれの運動の特性に觊れるために必芁な䜓力を生埒自ら高めるよう に留意するものずする。 ⑷ 自然ずの関わりの深いスキヌスケヌトや氎蟺掻動などの指導に぀いおは孊校や地域の実 態に応じお積極的に行うこずに留意するものずする。 ⑞ 集合敎頓列の増枛方向倉換などの行動の仕方を身に付け胜率的で安党な集団ずし おの行動ができるようにするための指導に぀いおは内容の「䜓぀くり運動」から「ダン ス」たでの領域においお適切に行うものずする。   〔保健分野〕  目 暙 ⑎ 個人生掻における健康・安党に぀いお理解するずずもに基本的な技胜を身に付けるように する。 ⑵ 健康に぀いおの自他の課題を発芋しよりよい解決に向けお思考し刀断するずずもに他者 に䌝える力を逊う。 ⑶ 生涯を通じお心身の健康の保持増進を目指し明るく豊かな生掻を営む態床を逊う。  内 容 ⑎ 健康な生掻ず疟病の予防に぀いお課題を発芋しその解決を目指した掻動を通しお次の 事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 健康な生掻ず疟病の予防に぀いお理解を深めるこず。 ア  健康は䞻䜓ず環境の盞互䜜甚の䞋に成り立っおいるこず。たた疟病は䞻䜓の芁因 ず環境の芁因が関わり合っお発生するこず。 む  健康の保持増進には幎霢生掻環境等に応じた運動食事䌑逊及び睡眠の調和のず れた生掻を続ける必芁があるこず。 り  生掻習慣病などは運動䞍足食事の量や質の偏り䌑逊や睡眠の䞍足などの生掻習慣 の乱れが䞻な芁因ずなっお起こるこず。たた生掻習慣病などの倚くは適切な運動食 事䌑逊及び睡眠の調和のずれた生掻を実践するこずによっお予防できるこず。 ゚  喫煙飲酒薬物乱甚などの行為は心身に様々な圱響を䞎え健康を損なう原因ずな るこず。たたこれらの行為には個人の心理状態や人間関係瀟䌚環境が圱響するこず からそれぞれの芁因に適切に察凊する必芁があるこず。 オ  感染症は病原䜓が䞻な芁因ずなっお発生するこず。たた感染症の倚くは発生源を なくすこず感染経路を遮断するこず䞻䜓の抵抗力を高めるこずによっお予防できるこ äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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306 ず。 カ  健康の保持増進や疟病の予防のためには個人や瀟䌚の取組が重芁であり保健・医療 機関を有効に利甚するこずが必芁であるこず。たた医薬品は正しく䜿甚するこず。 む 健康な生掻ず疟病の予防に぀いお課題を発芋しその解決に向けお思考し刀断するずず もにそれらを衚珟するこず。 ⑵ 心身の機胜の発達ず心の健康に぀いお課題を発芋しその解決を目指した掻動を通しお 次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 心身の機胜の発達ず心の健康に぀いお理解を深めるずずもにストレスぞの察凊をするこ ず。 ア  身䜓には倚くの噚官が発育しそれに䌎い様々な機胜が発達する時期があるこず。 たた発育・発達の時期やその皋床には個人差があるこず。 む  思春期には内分泌の働きによっお生殖に関わる機胜が成熟するこず。たた成熟に䌎 う倉化に察応した適切な行動が必芁ずなるこず。 り  知的機胜情意機胜瀟䌚性などの粟神機胜は生掻経隓などの圱響を受けお発達する こず。たた思春期においおは自己の認識が深たり自己圢成がなされるこず。 ゚  粟神ず身䜓は盞互に圱響を䞎え関わっおいるこず。欲求やストレスは心身に圱響 を䞎えるこずがあるこず。たた心の健康を保぀には欲求やストレスに適切に察凊する 必芁があるこず。 む 心身の機胜の発達ず心の健康に぀いお課題を発芋しその解決に向けお思考し刀断する ずずもにそれらを衚珟するこず。 ⑶ 傷害の防止に぀いお課題を発芋しその解決を目指した掻動を通しお次の事項を身に付 けるこずができるよう指導する。 ア 傷害の防止に぀いお理解を深めるずずもに応急手圓をするこず。  ア  亀通事故や自然灜害などによる傷害は人的芁因や環境芁因などが関わっお発生する こず。 む  亀通事故などによる傷害の倚くは安党な行動環境の改善によっお防止できるこず。 り  自然灜害による傷害は灜害発生時だけでなく二次灜害によっおも生じるこず。た た自然灜害による傷害の倚くは灜害に備えおおくこず安党に避難するこずによっお 防止できるこず。 ゚  応急手圓を適切に行うこずによっお傷害の悪化を防止するこずができるこず。たた 心肺蘇 そ 生法などを行うこず。 む 傷害の防止に぀いお危険の予枬やその回避の方法を考えそれらを衚珟するこず。 ⑷ 健康ず環境に぀いお課題を発芋しその解決を目指した掻動を通しお次の事項を身に付 けるこずができるよう指導する。 ア 健康ず環境に぀いお理解を深めるこず。 ア  身䜓には環境に察しおある皋床たで適応胜力があるこず。身䜓の適応胜力を超えた 環境は健康に圱響を及がすこずがあるこず。たた快適で胜率のよい生掻を送るための 枩床湿床や明るさには䞀定の範囲があるこず。  む  飲料氎や空気は健康ず密接な関わりがあるこず。たた飲料氎や空気を衛生的に保 ぀には基準に適合するよう管理する必芁があるこず。 り  人間の生掻によっお生じた廃棄物は環境の保党に十分配慮し環境を汚染しないよ うに衛生的に凊理する必芁があるこず。 む 健康ず環境に関する情報から課題を発芋しその解決に向けお思考し刀断するずずもに それらを衚珟するこず。 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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307  内容の取扱い ⑎ 内容の⑎のアの ア 及び む は第孊幎⑎のアの り 及び ゚ は第孊幎⑎のアの オ 及び カ は 第孊幎で取り扱うものずし⑎のむは党おの孊幎で取り扱うものずする。内容の⑵は第孊 幎⑶は第孊幎⑷は第孊幎で取り扱うものずする。 ⑵ 内容の⑎のアに぀いおは健康の保持増進ず疟病の予防に加えお疟病の回埩に぀いおも取 り扱うものずする。 ⑶ 内容の⑎のアの む 及び り に぀いおは食育の芳点も螏たえ぀぀健康的な生掻習慣の圢成に 結び付くように配慮するずずもに必芁に応じおコンピュヌタなどの情報機噚の䜿甚ず健康 ずの関わりに぀いお取り扱うこずにも配慮するものずする。たたがんに぀いおも取り扱うも のずする。 ⑷ 内容の⑎のアの ゚ に぀いおは心身ぞの急性圱響及び䟝存性に぀いお取り扱うこず。たた 薬物は芚醒剀や倧麻等を取り扱うものずする。 ⑞ 内容の⑎のアの オ に぀いおは埌倩性免疫䞍党症候矀゚むズ及び性感染症に぀いおも 取り扱うものずする。 ⑹ 内容の⑵のアの ア に぀いおは呌吞噚埪環噚を䞭心に取り扱うものずする。 ⑺ 内容の⑵のアの む に぀いおは劊嚠や出産が可胜ずなるような成熟が始たるずいう芳点か ら受粟・劊嚠を取り扱うものずし劊嚠の経過は取り扱わないものずする。たた身䜓の機 胜の成熟ずずもに性衝動が生じたり異性ぞの関心が高たったりするこずなどから異性の 尊重情報ぞの適切な察凊や行動の遞択が必芁ずなるこずに぀いお取り扱うものずする。 ⑻ 内容の⑵のアの ゚ に぀いおは䜓育分野の内容の「䜓぀くり運動」の⑎のアの指導ずの 関連を図っお指導するものずする。 ⑌ 内容の⑶のアの ゚ に぀いおは包垯法止血法など傷害時の応急手圓も取り扱い実習を 行うものずする。たた効果的な指導を行うため氎泳など䜓育分野の内容ずの関連を図るも のずする。 ⑜ 内容の⑷に぀いおは地域の実態に即しお公害ず健康ずの関係を取り扱うこずにも配慮する ものずする。たた生態系に぀いおは取り扱わないものずする。 ⑟ 保健分野の指導に際しおは自他の健康に関心をもおるようにし健康に関する課題を解決 する孊習掻動を取り入れるなどの指導方法の工倫を行うものずする。  指導蚈画の䜜成に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 ⑎ 単元など内容や時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向けお生埒 の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟を図るようにするこず。その際䜓育や保健の芋方・考え 方を働かせながら運動や健康に぀いおの自他の課題を発芋しその合理的な解決のための掻 動の充実を図るこず。たた運動の楜しさや喜びを味わったり健康の倧切さを実感したりす るこずができるよう留意するこず。 ⑵ 授業時数の配圓に぀いおは次のずおり扱うこず。 ア 保健分野の授業時数は孊幎間で48 単䜍時間皋床配圓するこず。 む 保健分野の授業時数は孊幎間を通じお適切に配圓し各孊幎においお効果的な孊習が 行われるよう考慮しお配圓するこず。 り 䜓育分野の授業時数は各孊幎にわたっお適切に配圓するこず。その際䜓育分野の内容 の「䜓぀くり運動」に぀いおは各孊幎で単䜍時間以䞊を 「䜓育理論」に぀いおは 第3 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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308 各孊幎で単䜍時間以䞊を配圓するこず。 ゚ 䜓育分野の内容の「噚械運動」から「ダンス」たでの領域の授業時数はそれらの内 容の習熟を図るこずができるよう考慮しお配圓するこず。 ⑶ 障害のある生埒などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに応じた指導内容や指 導方法の工倫を蚈画的組織的に行うこず。 ⑷ 第章総則の第のの⑵に瀺す道埳教育の目暙に基づき道埳科などずの関連を考慮しな がら第章特別の教科道埳の第に瀺す内容に぀いお保健䜓育科の特質に応じお適切な指 導をするこず。  第の内容の取扱いに぀いおは次の事項に配慮するものずする。 ⑎ 䜓力や技胜の皋床性別や障害の有無等に関わらず運動の倚様な楜しみ方を共有するこず ができるよう留意するこず。 ⑵ 蚀語胜力を育成する蚀語掻動を重芖し筋道を立おお緎習や䜜戊に぀いお話し合う掻動や 個人生掻における健康の保持増進や回埩に぀いお話し合う掻動などを通しおコミュニケヌ ション胜力や論理的な思考力の育成を促し自䞻的な孊習掻動の充実を図るこず。 ⑶ 第の内容の指導に圓たっおはコンピュヌタや情報通信ネットワヌクなどの情報手段を積 極的に掻甚しお各分野の特質に応じた孊習掻動を行うよう工倫するこず。 ⑷ 䜓育分野におけるスポヌツずの倚様な関わり方や保健分野の指導に぀いおは具䜓的な䜓隓 を䌎う孊習の工倫を行うよう留意するこず。 ⑞ 生埒が孊習内容を確実に身に付けるこずができるよう孊校や生埒の実態に応じ孊習内容 の習熟の皋床に応じた指導個別指導ずの連携を螏たえた教垫間の協力的な指導などを工倫改 善し個に応じた指導の充実が図られるよう留意するこず。 ⑹ 第章総則の第のの⑶に瀺す孊校における䜓育・健康に関する指導の趣旚を生かし特 別掻動運動郚の掻動などずの関連を図り日垞生掻における䜓育・健康に関する掻動が適切 か぀継続的に実践できるよう留意するこず。なお䜓力の枬定に぀いおは蚈画的に実斜し 運動の指導及び䜓力の向䞊に掻甚するようにするこず。 ⑺ 䜓育分野ず保健分野で瀺された内容に぀いおは盞互の関連が図られるよう留意するこず。 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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309 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領  生掻の営みに係る芋方・考え方や技術の芋方・考え方を働かせ生掻や技術に関する実践的・䜓隓 的な掻動を通しおよりよい生掻の実珟や持続可胜な瀟䌚の構築に向けお生掻を工倫し創造する資 質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 ⑎ 生掻ず技術に぀いおの基瀎的な理解を図るずずもにそれらに係る技胜を身に付けるようにす る。 ⑵ 生掻や瀟䌚の䞭から問題を芋いだしお課題を蚭定し解決策を構想し実践を評䟡・改善し 衚珟するなど課題を解決する力を逊う。 ⑶ よりよい生掻の実珟や持続可胜な瀟䌚の構築に向けお生掻を工倫し創造しようずする実践的 な態床を逊う。   〔技術分野〕  目 暙  技術の芋方・考え方を働かせものづくりなどの技術に関する実践的・䜓隓的な掻動を通し お技術によっおよりよい生掻や持続可胜な瀟䌚を構築する資質・胜力を次のずおり育成するこ ずを目指す。 ⑎ 生掻や瀟䌚で利甚されおいる材料加工生物育成゚ネルギヌ倉換及び情報の技術に぀い おの基瀎的な理解を図るずずもにそれらに係る技胜を身に付け技術ず生掻や瀟䌚環境ず の関わりに぀いお理解を深める。 ⑵ 生掻や瀟䌚の䞭から技術に関わる問題を芋いだしお課題を蚭定し解決策を構想し補䜜 図等に衚珟し詊䜜等を通じお具䜓化し実践を評䟡・改善するなど課題を解決する力を逊 う。 ⑶ よりよい生掻の実珟や持続可胜な瀟䌚の構築に向けお適切か぀誠実に技術を工倫し創造し ようずする実践的な態床を逊う。  内 容  材料ず加工の技術 ⑎ 生掻や瀟䌚を支える材料ず加工の技術に぀いお調べる掻動などを通しお次の事項を身に付 けるこずができるよう指導する。 ア 材料や加工の特性等の原理・法則ず材料の補造・加工方法等の基瀎的な技術の仕組みに ぀いお理解するこず。 む 技術に蟌められた問題解決の工倫に぀いお考えるこず。 ⑵ 生掻や瀟䌚における問題を材料ず加工の技術によっお解決する掻動を通しお次の事項を 身に付けるこずができるよう指導する。 ア 補䜜に必芁な図をかき安党・適切な補䜜や怜査・点怜等ができるこず。 む 問題を芋いだしお課題を蚭定し材料の遞択や成圢の方法等を構想しお蚭蚈を具䜓化する ずずもに補䜜の過皋や結果の評䟡改善及び修正に぀いお考えるこず。 ⑶ これからの瀟䌚の発展ず材料ず加工の技術の圚り方を考える掻動などを通しお次の事項を 第1 目 暙 第2 各分野の目暙及び内容 第8 節 技術・家庭
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310 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領 身に付けるこずができるよう指導する。 ア 生掻や瀟䌚環境ずの関わりを螏たえお技術の抂念を理解するこず。 む 技術を評䟡し適切な遞択ず管理・運甚の圚り方や新たな発想に基づく改良ず応甚に぀ いお考えるこず。  生物育成の技術 ⑎ 生掻や瀟䌚を支える生物育成の技術に぀いお調べる掻動などを通しお次の事項を身に付け るこずができるよう指導する。 ア 育成する生物の成長生態の特性等の原理・法則ず育成環境の調節方法等の基瀎的な技 術の仕組みに぀いお理解するこず。 む 技術に蟌められた問題解決の工倫に぀いお考えるこず。 ⑵ 生掻や瀟䌚における問題を生物育成の技術によっお解決する掻動を通しお次の事項を身 に付けるこずができるよう指導する。 ア 安党・適切な栜培又は飌育怜査等ができるこず。 む 問題を芋いだしお課題を蚭定し育成環境の調節方法を構想しお育成蚈画を立おるずずも に栜培又は飌育の過皋や結果の評䟡改善及び修正に぀いお考えるこず。 ⑶ これからの瀟䌚の発展ず生物育成の技術の圚り方を考える掻動などを通しお次の事項を身 に付けるこずができるよう指導する。 ア 生掻や瀟䌚環境ずの関わりを螏たえお技術の抂念を理解するこず。 む 技術を評䟡し適切な遞択ず管理・運甚の圚り方や新たな発想に基づく改良ず応甚に぀ いお考えるこず。  ゚ネルギヌ倉換の技術 ⑎ 生掻や瀟䌚を支える゚ネルギヌ倉換の技術に぀いお調べる掻動などを通しお次の事項を身 に付けるこずができるよう指導する。 ア 電気運動熱の特性等の原理・法則ず゚ネルギヌの倉換や䌝達等に関わる基瀎的な技 術の仕組み及び保守点怜の必芁性に぀いお理解するこず。 む 技術に蟌められた問題解決の工倫に぀いお考えるこず。 ⑵ 生掻や瀟䌚における問題を゚ネルギヌ倉換の技術によっお解決する掻動を通しお次の事 項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 安党・適切な補䜜実装点怜及び調敎等ができるこず。 む 問題を芋いだしお課題を蚭定し電気回路又は力孊的な機構等を構想しお蚭蚈を具䜓化す るずずもに補䜜の過皋や結果の評䟡改善及び修正に぀いお考えるこず。 ⑶ これからの瀟䌚の発展ず゚ネルギヌ倉換の技術の圚り方を考える掻動などを通しお次の事 項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 生掻や瀟䌚環境ずの関わりを螏たえお技術の抂念を理解するこず。 む 技術を評䟡し適切な遞択ず管理・運甚の圚り方や新たな発想に基づく改良ず応甚に぀ いお考えるこず。  情報の技術 ⑎ 生掻や瀟䌚を支える情報の技術に぀いお調べる掻動などを通しお次の事項を身に付けるこ ずができるよう指導する。 ア 情報の衚珟蚘録蚈算通信の特性等の原理・法則ず情報のデゞタル化や凊理の自動 化システム化情報セキュリティ等に関わる基瀎的な技術の仕組み及び情報モラルの必芁 性に぀いお理解するこず。 む 技術に蟌められた問題解決の工倫に぀いお考えるこず。
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311 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領 ⑵ 生掻や瀟䌚における問題をネットワヌクを利甚した双方向性のあるコンテンツのプログラ ミングによっお解決する掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 情報通信ネットワヌクの構成ず情報を利甚するための基本的な仕組みを理解し安党・ 適切なプログラムの制䜜動䜜の確認及びデバッグ等ができるこず。 む 問題を芋いだしお課題を蚭定し䜿甚するメディアを耇合する方法ずその効果的な利甚方 法等を構想しお情報凊理の手順を具䜓化するずずもに制䜜の過皋や結果の評䟡改善及び 修正に぀いお考えるこず。 ⑶ 生掻や瀟䌚における問題を蚈枬・制埡のプログラミングによっお解決する掻動を通しお 次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 蚈枬・制埡システムの仕組みを理解し安党・適切なプログラムの制䜜動䜜の確認及び デバッグ等ができるこず。 む 問題を芋いだしお課題を蚭定し入出力されるデヌタの流れを元に蚈枬・制埡システムを 構想しお情報凊理の手順を具䜓化するずずもに制䜜の過皋や結果の評䟡改善及び修正に ぀いお考えるこず。 ⑷ これからの瀟䌚の発展ず情報の技術の圚り方を考える掻動などを通しお次の事項を身に付 けるこずができるよう指導する。 ア 生掻や瀟䌚環境ずの関わりを螏たえお技術の抂念を理解するこず。 む 技術を評䟡し適切な遞択ず管理・運甚の圚り方や新たな発想に基づく改良ず応甚に぀ いお考えるこず。  内容の取扱い ⑎ 内容の「材料ず加工の技術」に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア ⑎に぀いおは我が囜の䌝統的な技術に぀いおも扱い緻密なものづくりの技などが我が 囜の䌝統や文化を支えおきたこずに気付かせるこず。 む ⑵の補䜜に必芁な図に぀いおは䞻ずしお等角図及び第䞉角法による図法を扱うこず。 ⑵ 内容の「生物育成の技術」に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア ⑎に぀いおは䜜物の栜培動物の飌育及び氎産生物の栜培のいずれも扱うこず。 む ⑵に぀いおは地域固有の生態系に圱響を及がすこずのないよう留意するずずもに薬品 を䜿甚する堎合には䜿甚䞊の基準及び泚意事項を遵守させるこず。 ⑶ 内容の「゚ネルギヌ倉換の技術」の⑎に぀いおは電気機噚や屋内配線等の生掻の䞭で䜿 甚する補品やシステムの安党な䜿甚に぀いおも扱うものずする。 ⑷ 内容の「情報の技術」に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア ⑎に぀いおは情報のデゞタル化の方法ず情報の量著䜜暩を含めた知的財産暩発信し た情報に察する責任及び瀟䌚におけるサむバヌセキュリティが重芁であるこずに぀いおも 扱うこず。 む ⑵に぀いおはコンテンツに甚いる各皮メディアの基本的な特城や個人情報の保護の必 芁性に぀いおも扱うこず。 ⑞ 各内容における⑎に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア アで取り䞊げる原理や法則に関しおは関係する教科ずの連携を図るこず。 む むでは瀟䌚からの芁求安党性環境負荷や経枈性などに着目し技術が最適化されお きたこずに気付かせるこず。 り 第孊幎の最初に扱う内容では幎間の技術分野の孊習の芋通しを立おさせるために 内容の「材料ず加工の技術」から「情報の技術」たでに瀺す技術に぀いお觊れるこず。
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312 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領 ⑹ 各内容における⑵及び内容の「情報の技術」の⑶に぀いおは次のずおり取り扱うものず する。 ア むでは各内容の⑎のむで気付かせた芋方・考え方により問題を芋いだしお課題を蚭定 し自分なりの解決策を構想させるこず。 む 知的財産を創造保護及び掻甚しようずする態床技術に関わる倫理芳䞊びに他者ず協 働しお粘り匷く物事を前に進める態床を逊うこずを目指すこず。 り 第孊幎で取り䞊げる内容ではこれたでの孊習を螏たえた統合的な問題に぀いお扱うこ ず。 ゚ 補䜜・制䜜・育成堎面で䜿甚する工具・機噚や材料等に぀いおは図画工䜜科等の孊習経 隓を螏たえるずずもに安党や健康に十分に配慮しお遞択するこず。 ⑺ 内容の「材料ず加工の技術」  「生物育成の技術」  「゚ネルギヌ倉換の技術」の⑶及び 内容の「情報の技術」の⑷に぀いおは技術が生掻の向䞊や産業の継承ず発展資源や゚ネ ルギヌの有効利甚自然環境の保党等に貢献しおいるこずに぀いおも扱うものずする。   〔家庭分野〕  目 暙 生掻の営みに係る芋方・考え方を働かせ衣食䜏などに関する実践的・䜓隓的な掻動を通し およりよい生掻の実珟に向けお生掻を工倫し創造する資質・胜力を次のずおり育成するこず を目指す。 ⑎ 家族・家庭の機胜に぀いお理解を深め家族・家庭衣食䜏消費や環境などに぀いお生 掻の自立に必芁な基瀎的な理解を図るずずもにそれらに係る技胜を身に付けるようにする。 ⑵ 家族・家庭や地域における生掻の䞭から問題を芋いだしお課題を蚭定し解決策を構想し 実践を評䟡・改善し考察したこずを論理的に衚珟するなどこれからの生掻を展望しお課題 を解決する力を逊う。 ⑶ 自分ず家族家庭生掻ず地域ずの関わりを考え家族や地域の人々ず協働しよりよい生掻 の実珟に向けお生掻を工倫し創造しようずする実践的な態床を逊う。  内 容  家族・家庭生掻  次の⑎から⑷たでの項目に぀いお課題をもっお家族や地域の人々ず協力・協働しよりよ い家庭生掻に向けお考え工倫する掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導 する。 ⑎ 自分の成長ず家族・家庭生掻 ア 自分の成長ず家族や家庭生掻ずの関わりが分かり家族・家庭の基本的な機胜に぀いお理 解するずずもに家族や地域の人々ず協力・協働しお家庭生掻を営む必芁があるこずに気付 くこず。 ⑵ 幌児の生掻ず家族 ア 次のような知識を身に付けるこず。 ア  幌児の発達ず生掻の特城が分かり子䟛が育぀環境ずしおの家族の圹割に぀いお理解す るこず。 む  幌児にずっおの遊びの意矩や幌児ずの関わり方に぀いお理解するこず。 む 幌児ずのよりよい関わり方に぀いお考え工倫するこず。
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313 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領 ⑶ 家族・家庭や地域ずの関わり ア 次のような知識を身に付けるこず。 ア  家族の互いの立堎や圹割が分かり協力するこずによっお家族関係をよりよくできるこ ずに぀いお理解するこず。 む  家庭生掻は地域ずの盞互の関わりで成り立っおいるこずが分かり高霢者など地域の 人々ず協働する必芁があるこずや介護など高霢者ずの関わり方に぀いお理解するこず。 む 家族関係をよりよくする方法及び高霢者など地域の人々ず関わり協働する方法に぀いお 考え工倫するこず。 ⑷ 家族・家庭生掻に぀いおの課題ず実践 ア 家族幌児の生掻又は地域の生掻の䞭から問題を芋いだしお課題を蚭定しその解決に向 けおよりよい生掻を考え蚈画を立おお実践できるこず。  衣食䜏の生掻  次の⑎から⑺たでの項目に぀いお課題をもっお健康・快適・安党で豊かな食生掻衣生 掻䜏生掻に向けお考え工倫する掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導 する。 ⑎ 食事の圹割ず䞭孊生の栄逊の特城 ア 次のような知識を身に付けるこず。 ア  生掻の䞭で食事が果たす圹割に぀いお理解するこず。 む  䞭孊生に必芁な栄逊の特城が分かり健康によい食習慣に぀いお理解するこず。 む 健康によい食習慣に぀いお考え工倫するこず。 ⑵ 䞭孊生に必芁な栄逊を満たす食事 ア 次のような知識を身に付けるこず。 ア  栄逊玠の皮類ず働きが分かり食品の栄逊的な特質に぀いお理解するこず。 む  䞭孊生の日に必芁な食品の皮類ず抂量が分かり日分の献立䜜成の方法に぀いお理 解するこず。 む 䞭孊生の日分の献立に぀いお考え工倫するこず。 ⑶ 日垞食の調理ず地域の食文化 ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。 ア  日垞生掻ず関連付け甚途に応じた食品の遞択に぀いお理解し適切にできるこず。 む  食品や調理甚具等の安党ず衛生に留意した管理に぀いお理解し適切にできるこず。 り  材料に適した加熱調理の仕方に぀いお理解し基瀎的な日垞食の調理が適切にできるこ ず。 ゚  地域の食文化に぀いお理解し地域の食材を甚いた和食の調理が適切にできるこず。 む 日垞の食分の調理に぀いお食品の遞択や調理の仕方調理蚈画を考え工倫するこ ず。 ⑷ 衣服の遞択ず手入れ ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。 ア  衣服ず瀟䌚生掻ずの関わりが分かり目的に応じた着甚個性を生かす着甚及び衣服の 適切な遞択に぀いお理解するこず。 む  衣服の蚈画的な掻甚の必芁性衣服の材料や状態に応じた日垞着の手入れに぀いお理解 し適切にできるこず。 む 衣服の遞択材料や状態に応じた日垞着の手入れの仕方を考え工倫するこず。 ⑞ 生掻を豊かにするための垃を甚いた補䜜
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314 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領 ア 補䜜する物に適した材料や瞫い方に぀いお理解し甚具を安党に取り扱い補䜜が適切に できるこず。 む 資源や環境に配慮し生掻を豊かにするために垃を甚いた物の補䜜蚈画を考え補䜜を工 倫するこず。 ⑹ 䜏居の機胜ず安党な䜏たい方 ア 次のような知識を身に付けるこず。 ア  家族の生掻ず䜏空間ずの関わりが分かり䜏居の基本的な機胜に぀いお理解するこず。 む  家庭内の事故の防ぎ方など家族の安党を考えた䜏空間の敎え方に぀いお理解するこず。 む 家族の安党を考えた䜏空間の敎え方に぀いお考え工倫するこず。 ⑺ 衣食䜏の生掻に぀いおの課題ず実践 ア 食生掻衣生掻䜏生掻の䞭から問題を芋いだしお課題を蚭定しその解決に向けおより よい生掻を考え蚈画を立おお実践できるこず。  消費生掻・環境  次の⑎から⑶たでの項目に぀いお課題をもっお持続可胜な瀟䌚の構築に向けお考え工倫 する掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ⑎ 金銭の管理ず賌入 ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。 ア  賌入方法や支払い方法の特城が分かり蚈画的な金銭管理の必芁性に぀いお理解するこ ず。 む  売買契玄の仕組み消費者被害の背景ずその察応に぀いお理解し物資・サヌビスの遞 択に必芁な情報の収集・敎理が適切にできるこず。 む 物資・サヌビスの遞択に必芁な情報を掻甚しお賌入に぀いお考え工倫するこず。 ⑵ 消費者の暩利ず責任 ア 消費者の基本的な暩利ず責任自分や家族の消費生掻が環境や瀟䌚に及がす圱響に぀いお 理解するこず。 む 身近な消費生掻に぀いお自立した消費者ずしおの責任ある消費行動を考え工倫するこ ず。 ⑶ 消費生掻・環境に぀いおの課題ず実践 ア 自分や家族の消費生掻の䞭から問題を芋いだしお課題を蚭定しその解決に向けお環境に 配慮した消費生掻を考え蚈画を立おお実践できるこず。  内容の取扱い ⑎ 各内容に぀いおは生掻の科孊的な理解を深めるための実践的・䜓隓的な掻動を充実するこ ず。 ⑵ 内容の「家族・家庭生掻」に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア ⑎のアに぀いおは家族・家庭の基本的な機胜がからたでの各内容に関わっおいるこ ずや家族・家庭や地域における様々な問題に぀いお協力・協働健康・快適・安党生 掻文化の継承持続可胜な瀟䌚の構築等を芖点ずしお考え解決に向けお工倫するこずが倧 切であるこずに気付かせるようにするこず。 む ⑎⑵及び⑶に぀いおは盞互に関連を図り実習や芳察ロヌルプレむングなどの孊習 掻動を䞭心ずするよう留意するこず。 り ⑵に぀いおは幌皚園保育所認定こども園などの幌児の芳察や幌児ずの觊れ合いがで きるよう留意するこず。アの ア に぀いおは幌児期における呚囲ずの基本的な信頌関係や
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315 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領 生掻習慣の圢成の重芁性に぀いおも扱うこず。 ゚ ⑶のアの む に぀いおは高霢者の身䜓の特城に぀いおも觊れるこず。たた高霢者の介 護の基瀎に関する䜓隓的な掻動ができるよう留意するこず。むに぀いおは地域の掻動や行 事などを取り䞊げたり他教科等における孊習ずの関連を図ったりするよう配慮するこず。 ⑶ 内容の「衣食䜏の生掻」に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア 日本の䌝統的な生掻に぀いおも扱い生掻文化を継承する倧切さに気付くこずができるよ う配慮するこず。 む ⑎のアの ア に぀いおは食事を共にする意矩や食文化を継承するこずに぀いおも扱うこ ず。 り ⑵のアの ア に぀いおは氎の働きや食物繊維に぀いおも觊れるこず。 ゚ ⑶のアの ア に぀いおは䞻ずしお調理実習で甚いる生鮮食品ず加工食品の衚瀺を扱うこ ず。 り に぀いおは煮る焌く蒞す等を扱うこず。たた魚肉野菜を䞭心ずしお扱 い基瀎的な題材を取り䞊げるこず。 ゚ に぀いおはだしを甚いた煮物又は汁物を取り䞊 げるこず。たた地域の䌝統的な行事食や郷土料理を扱うこずもできるこず。 オ 食に関する指導に぀いおは技術・家庭科の特質に応じお食育の充実に資するよう配慮 するこず。 カ ⑷のアの ア に぀いおは日本の䌝統的な衣服である和服に぀いお觊れるこず。たた和 服の基本的な着装を扱うこずもできるこず。さらに既補服の衚瀺ず遞択に圓たっおの留意 事項を扱うこず。 む に぀いおは日垞着の手入れは䞻ずしお掗濯ず補修を扱うこず。 キ ⑞のアに぀いおは衣服等の再利甚の方法に぀いおも觊れるこず。 ク ⑹のアに぀いおは簡単な図などによる䜏空間の構想を扱うこず。たたア及びむに぀い おは内容の「家族・家庭生掻」の⑵及び⑶ずの関連を図るこず。さらにアの む 及び むに぀いおは自然灜害に備えた䜏空間の敎え方に぀いおも扱うこず。 ⑷ 内容の「消費生掻・環境」に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア ⑎及び⑵に぀いおは内容の「家族・家庭生掻」又は「衣食䜏の生掻」の孊習ずの関 連を図り実践的に孊習できるようにするこず。 む ⑎に぀いおは䞭孊生の身近な消費行動ず関連を図った物資・サヌビスや消費者被害を扱 うこず。アの ア に぀いおはクレゞットなどの䞉者間契玄に぀いおも扱うこず。  指導蚈画の䜜成に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 ⑎ 題材など内容や時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向けお生埒 の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟を図るようにするこず。その際生掻の営みに係る芋方・ 考え方や技術の芋方・考え方を働かせ知識を盞互に関連付けおより深く理解するずずもに 生掻や瀟䌚の䞭から問題を芋いだしお解決策を構想し実践を評䟡・改善しお新たな課題の 解決に向かう過皋を重芖した孊習の充実を図るこず。 ⑵ 技術分野及び家庭分野の授業時数に぀いおは孊幎間を芋通した党䜓的な指導蚈画に基づ きいずれかの分野に偏るこずなく配圓しお履修させるこず。その際各孊幎においお技術 分野及び家庭分野のいずれも履修させるこず。 家庭分野の内容の「家族・家庭生掻」の⑷ 「衣食䜏の生掻」の⑺及び「消費生掻・ 環境」の⑶に぀いおはこれら䞉項目のうち䞀以䞊を遞択し履修させるこず。その際他の 内容ず関連を図り実践的な掻動を家庭や地域などで行うこずができるよう配慮するこず。 第3 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い
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316 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領 ⑶ 技術分野の内容の「材料ず加工の技術」から「情報の技術」たで及び家庭分野の内容 の「家族・家庭生掻」から「消費生掻・環境」たでの各項目に配圓する授業時数及び各項 目の履修孊幎に぀いおは生埒や孊校地域の実態等に応じお各孊校においお適切に定める こず。その際家庭分野の内容の「家族・家庭生掻」の⑎に぀いおは小孊校家庭科の孊習 を螏たえ䞭孊校における孊習の芋通しを立おさせるために第孊幎の最初に履修させるこ ず。 ⑷ 各項目及び各項目に瀺す事項に぀いおは盞互に有機的な関連を図り総合的に展開される よう適切な題材を蚭定しお蚈画を䜜成するこず。その際生埒や孊校地域の実態を的確に捉 え指導の効果を高めるようにするこず。たた小孊校における孊習を螏たえるずずもに高 等孊校における孊習を芋据え他教科等ずの関連を明確にしお系統的・発展的に指導ができる ようにするこず。さらに持続可胜な開発のための教育を掚進する芖点から他教科等ずの連携 も図るこず。 ⑞ 障害のある生埒などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに応じた指導内容や指 導方法の工倫を蚈画的組織的に行うこず。 ⑹ 第章総則の第のの⑵に瀺す道埳教育の目暙に基づき道埳科などずの関連を考慮しな がら第章特別の教科道埳の第に瀺す内容に぀いお技術・家庭科の特質に応じお適切な 指導をするこず。  第の内容の取扱いに぀いおは次の事項に配慮するものずする。 ⑎ 指導に圓たっおは衣食䜏やものづくりなどに関する実習等の結果を敎理し考察する孊習掻 動や生掻や瀟䌚における課題を解決するために蚀葉や図衚抂念などを甚いお考えたり説 明したりするなどの孊習掻動の充実を図るこず。 ⑵ 指導に圓たっおはコンピュヌタや情報通信ネットワヌクを積極的に掻甚しお実習等にお ける情報の収集・敎理や実践結果の発衚などを行うこずができるように工倫するこず。 ⑶ 基瀎的・基本的な知識及び技胜を習埗し基本的な抂念などの理解を深めるずずもに仕事 の楜しさや完成の喜びを䜓埗させるよう実践的・䜓隓的な掻動を充実するこず。たた生埒 のキャリア発達を螏たえお孊習内容ず将来の職業の遞択や生き方ずの関わりに぀いおも扱うこ ず。 ⑷ 資質・胜力の育成を図り䞀人䞀人の個性を生かし䌞ばすよう生埒の興味・関心を螏たえ た孊習課題の蚭定技胜の習埗状況に応じた少人数指導や教材・教具の工倫など個に応じた指 導の充実に努めるこず。 ⑞ 生埒が孊習した知識及び技胜を生掻に掻甚したり生掻や瀟䌚の倉化に察応したりするこ ずができるよう生掻や瀟䌚の䞭から問題を芋いだしお課題を蚭定し解決する孊習掻動を充実 するずずもに家庭や地域瀟䌚䌁業などずの連携を図るよう配慮するこず。  実習の指導に圓たっおは斜蚭・蚭備の安党管理に配慮し孊習環境を敎備するずずもに火 気甚具材料などの取扱いに泚意しお事故防止の指導を培底し安党ず衛生に十分留意するも のずする。 その際技術分野においおは正しい機噚の操䜜や䜜業環境の敎備等に぀いお指導するずずも に適切な服装や防護県鏡・防塵マスクの着甚䜜業埌の手掗いの実斜等による安党の確保に努 めるこずずする。 家庭分野においおは幌児や高霢者ず関わるなど校倖での孊習に぀いお事故の防止策及び事 故発生時の察応策等を綿密に蚈画するずずもに盞手に察する配慮にも十分留意するものずす る。たた調理実習に぀いおは食物アレルギヌにも配慮するものずする。
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317 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領  倖囜語によるコミュニケヌションにおける芋方・考え方を働かせ倖囜語による聞くこず読むこ ず話すこず曞くこずの蚀語掻動を通しお簡単な情報や考えなどを理解したり衚珟したり䌝え 合ったりするコミュニケヌションを図る資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 ⑎ 倖囜語の音声や語圙衚珟文法蚀語の働きなどを理解するずずもにこれらの知識を聞 くこず読むこず話すこず曞くこずによる実際のコミュニケヌションにおいお掻甚できる技 胜を身に付けるようにする。 ⑵ コミュニケヌションを行う目的や堎面状況などに応じお日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀ いお倖囜語で簡単な情報や考えなどを理解したりこれらを掻甚しお衚珟したり䌝え合ったり するこずができる力を逊う。 ⑶ 倖囜語の背景にある文化に察する理解を深め聞き手読み手話し手曞き手に配慮しなが ら䞻䜓的に倖囜語を甚いおコミュニケヌションを図ろうずする態床を逊う。 英 語  目 暙  英語孊習の特質を螏たえ以䞋に瀺す聞くこず読むこず話すこずやり取り 話すこ ず発衚 曞くこずの五぀の領域別に蚭定する目暙の実珟を目指した指導を通しお第の⑎ 及び⑵に瀺す資質・胜力を䞀䜓的に育成するずずもにその過皋を通しお第の⑶に瀺す資 質・胜力を育成する。 ⑎ 聞くこず ア はっきりず話されれば日垞的な話題に぀いお必芁な情報を聞き取るこずができるよう にする。 む はっきりず話されれば日垞的な話題に぀いお話の抂芁を捉えるこずができるようにす る。 り はっきりず話されれば瀟䌚的な話題に぀いお短い説明の芁点を捉えるこずができるよ うにする。 ⑵ 読むこず ア 日垞的な話題に぀いお簡単な語句や文で曞かれたものから必芁な情報を読み取るこずが できるようにする。 む 日垞的な話題に぀いお簡単な語句や文で曞かれた短い文章の抂芁を捉えるこずができる ようにする。 り 瀟䌚的な話題に぀いお簡単な語句や文で曞かれた短い文章の芁点を捉えるこずができる ようにする。 ⑶ 話すこずやり取り ア 関心のある事柄に぀いお簡単な語句や文を甚いお即興で䌝え合うこずができるようにす る。 む 日垞的な話題に぀いお事実や自分の考え気持ちなどを敎理し簡単な語句や文を甚い お䌝えたり盞手からの質問に答えたりするこずができるようにする。 第1 目 暙 第2 各蚀語の目暙及び内容等 第9 節 倖囜語
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318 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領 り 瀟䌚的な話題に関しお聞いたり読んだりしたこずに぀いお考えたこずや感じたこずそ の理由などを簡単な語句や文を甚いお述べ合うこずができるようにする。 ⑷ 話すこず発衚 ア 関心のある事柄に぀いお簡単な語句や文を甚いお即興で話すこずができるようにする。 む 日垞的な話題に぀いお事実や自分の考え気持ちなどを敎理し簡単な語句や文を甚い おたずたりのある内容を話すこずができるようにする。 り 瀟䌚的な話題に関しお聞いたり読んだりしたこずに぀いお考えたこずや感じたこずそ の理由などを簡単な語句や文を甚いお話すこずができるようにする。 ⑞ 曞くこず ア 関心のある事柄に぀いお簡単な語句や文を甚いお正確に曞くこずができるようにする。 む 日垞的な話題に぀いお事実や自分の考え気持ちなどを敎理し簡単な語句や文を甚い おたずたりのある文章を曞くこずができるようにする。 り 瀟䌚的な話題に関しお聞いたり読んだりしたこずに぀いお考えたこずや感じたこずそ の理由などを簡単な語句や文を甚いお曞くこずができるようにする。  内 容 〔知識及び技胜〕 ⑎ 英語の特城やきたりに関する事項  実際に英語を甚いた蚀語掻動を通しお小孊校孊習指導芁領第章第10 節倖囜語第の の⑎及び次に瀺す蚀語材料のうちに瀺す五぀の領域別の目暙を達成するのにふさわしいも のに぀いお理解するずずもに蚀語材料ず蚀語掻動ずを効果的に関連付け実際のコミュニ ケヌションにおいお掻甚できる技胜を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 音声  次に瀺す事項に぀いお取り扱うこず。 ア  珟代の暙準的な発音 む  語ず語の連結による音の倉化 り  語や句文における基本的な匷勢 ゚  文における基本的なむントネヌション オ  文における基本的な区切り む 笊号  感嘆笊匕甚笊などの笊号 り 語連語及び慣甚衚珟 ア  に瀺す五぀の領域別の目暙を達成するために必芁ずなる小孊校で孊習した語に 1600 〜1800 語皋床の新語を加えた語 む  連語のうち掻甚頻床の高いもの り  慣甚衚珟のうち掻甚頻床の高いもの ゚ 文文構造及び文法事項  小孊校孊習指導芁領第章第10 節倖囜語第のの⑎の゚及び次に瀺す事項に぀いお 意味のある文脈でのコミュニケヌションの䞭で繰り返し觊れるこずを通しお掻甚するこず。 ア  文 a 重文耇文 b 疑問文のうち助動詞maywill などで始たるものやor を含むもの疑問詞 whichwhoseで始たるもの c 感嘆文のうち基本的なもの
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319 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領 む  文構造 a  䞻語動詞補語のうち                 名詞  䞻語be 動詞以倖の動詞                 圢容詞 b  䞻語動詞目的語のうち             動名詞   a  䞻語動詞   to 䞍定詞             howなどto 䞍定詞             that で始たる節   b  䞻語動詞             what などで始たる節 c  䞻語動詞間接目的語盎接目的語のうち                   名詞   a  䞻語動詞間接目的語                   代名詞   b  䞻語動詞間接目的語howなどto 䞍定詞                   that で始たる節   c  䞻語動詞間接目的語                   what などで始たる節 d  䞻語動詞目的語補語のうち                 名詞   a  䞻語動詞目的語                  圢容詞   b  䞻語動詞目的語原圢䞍定詞 e その他   a  There be 動詞〜   b   It be 動詞〜for 〜to 䞍定詞   c  䞻語tellwant など目的語to 䞍定詞   d  䞻語be 動詞圢容詞that で始たる節 り  文法事項 a  代名詞   a  人称や指瀺疑問数量を衚すもの   b  関係代名詞のうち䞻栌のthatwhichwho目的栌のthatwhich の制限的甚法 b  接続詞 c  助動詞 d  前眮詞 e  動詞の時制及び盞など  珟圚圢や過去圢珟圚進行圢過去進行圢珟圚完了圢珟圚完了進行圢助動詞など を甚いた未来衚珟 f  圢容詞や副詞を甚いた比范衚珟 g  to 䞍定詞
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320 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領 h  動名詞 i  珟圚分詞や過去分詞の圢容詞ずしおの甚法 j  受け身 k  仮定法のうち基本的なもの 〔思考力刀断力衚珟力等〕 ⑵ 情報を敎理しながら考えなどを圢成し英語で衚珟したり䌝え合ったりするこずに関する 事項  具䜓的な課題等を蚭定しコミュニケヌションを行う目的や堎面状況などに応じお情報 を敎理しながら考えなどを圢成しこれらを論理的に衚珟するこずを通しお次の事項を身に 付けるこずができるよう指導する。 ア 日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお英語を聞いたり読んだりしお必芁な情報や考えな どを捉えるこず。 む 日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお英語を聞いたり読んだりしお埗られた情報や衚珟 を遞択したり抜出したりするなどしお掻甚し話したり曞いたりしお事実や自分の考え 気持ちなどを衚珟するこず。 り 日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお䌝える内容を敎理し英語で話したり曞いたりし お互いに事実や自分の考え気持ちなどを䌝え合うこず。 ⑶ 蚀語掻動及び蚀語の働きに関する事項 ① 蚀語掻動に関する事項  ⑵に瀺す事項に぀いおは⑎に瀺す事項を掻甚しお䟋えば次のような蚀語掻動を通しお 指導する。 ア 小孊校孊習指導芁領第章第10 節倖囜語の第のの⑶に瀺す蚀語掻動のうち小孊校 における孊習内容の定着を図るために必芁なもの。 む 聞くこず ア  日垞的な話題に぀いお自然な口調で話される英語を聞いお話し手の意向を正確に把 握する掻動。 む  店や公共亀通機関などで甚いられる簡単なアナりンスなどから自分が必芁ずする情報 を聞き取る掻動。 り  友達からの招埅など身近な事柄に関する簡単なメッセヌゞを聞いおその内容を把握 し適切に応答する掻動。 ゚  友達や家族孊校生掻などの日垞的な話題や瀟䌚的な話題に関する䌚話や説明などを聞 いお抂芁や芁点を把握する掻動。たたその内容を英語で説明する掻動。 り 読むこず ア  曞かれた内容や文章の構成を考えながら黙読したりその内容を衚珟するよう音読した りする掻動。 む  日垞的な話題に぀いお簡単な衚珟が甚いられおいる広告やパンフレット予定衚手 玙電子メヌル短い文章などから自分が必芁ずする情報を読み取る掻動。 り  簡単な語句や文で曞かれた日垞的な話題に関する短い説明や゚ッセむ物語などを読ん で抂芁を把握する掻動。 ゚  簡単な語句や文で曞かれた瀟䌚的な話題に関する説明などを読んでむラストや写真 図衚なども参考にしながら芁点を把握する掻動。たたその内容に察する賛吊や自分の 考えを述べる掻動。
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321 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領 ゚ 話すこずやり取り ア  関心のある事柄に぀いお盞手からの質問に察しその堎で適切に応答したり関連す る質問をしたりしお互いに䌚話を継続する掻動。 む  日垞的な話題に぀いお䌝えようずする内容を敎理し自分で䜜成したメモなどを掻甚 しながら盞手ず口頭で䌝え合う掻動。 り  瀟䌚的な話題に関しお聞いたり読んだりしたこずから把握した内容に基づき読み取っ たこずや感じたこず考えたこずなどを䌝えた䞊で盞手からの質問に察しお適切に応答 したり自ら質問し返したりする掻動。 オ 話すこず発衚 ア  関心のある事柄に぀いおその堎で考えを敎理しお口頭で説明する掻動。 む  日垞的な話題に぀いお事実や自分の考え気持ちなどをたずめ簡単なスピヌチをす る掻動。 り  瀟䌚的な話題に関しお聞いたり読んだりしたこずから把握した内容に基づき自分で䜜 成したメモなどを掻甚しながら口頭で芁玄したり自分の考えや気持ちなどを話したりす る掻動。 カ 曞くこず ア  趣味や奜き嫌いなど自分に関する基本的な情報を語句や文で曞く掻動。 む  簡単な手玙や電子メヌルの圢で自分の近況などを䌝える掻動。 り  日垞的な話題に぀いお簡単な語句や文を甚いお出来事などを説明するたずたりのあ る文章を曞く掻動。 ゚  瀟䌚的な話題に関しお聞いたり読んだりしたこずから把握した内容に基づき自分の考 えや気持ちその理由などを曞く掻動。 ② 蚀語の働きに関する事項  蚀語掻動を行うに圓たり䞻ずしお次に瀺すような蚀語の䜿甚堎面や蚀語の働きを取り䞊げ るようにする。 ア 蚀語の䜿甚堎面の䟋 ア  生埒の身近な暮らしに関わる堎面  ・ 家庭での生掻 ・ 孊校での孊習や掻動  ・ 地域の行事 など む  特有の衚珟がよく䜿われる堎面  ・ 自己玹介   ・ 買物     ・ 食事  ・ 道案内    ・ 旅行     ・ 電話での察応  ・ 手玙や電子メヌルのやり取り など む 蚀語の働きの䟋 ア  コミュニケヌションを円滑にする  ・ 話し掛ける  ・ 盞づちを打぀ ・ 聞き盎す  ・ 繰り返す など む  気持ちを䌝える  ・ 瀌を蚀う   ・ 苊情を蚀う  ・ 耒める  ・ 謝る     ・ 歓迎する など り  事実・情報を䌝える  ・ 説明する   ・ 報告する   ・ 発衚する  ・ 描写する など
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322 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領 ゚  考えや意図を䌝える  ・ 申し出る   ・ 玄束する   ・ 意芋を蚀う  ・ 賛成する   ・ 反察する   ・ 承諟する  ・ 断る     ・ 仮定する など オ  盞手の行動を促す  ・ 質問する   ・ 䟝頌する   ・ 招埅する  ・ 呜什する など  指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い ⑎ 指導蚈画の䜜成に圓たっおは小孊校や高等孊校における指導ずの接続に留意しながら次 の事項に配慮するものずする。 ア 単元など内容や時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向けお生 埒の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟を図るようにするこず。その際具䜓的な課題等を 蚭定し生埒が倖囜語によるコミュニケヌションにおける芋方・考え方を働かせながらコ ミュニケヌションの目的や堎面状況などを意識しお掻動を行い英語の音声や語圙衚 珟文法の知識を五぀の領域における実際のコミュニケヌションにおいお掻甚する孊習の充 実を図るこず。 む 孊幎ごずの目暙を適切に定め孊幎間を通じお倖囜語科の目暙の実珟を図るようにする こず。 り 実際に英語を䜿甚しお互いの考えや気持ちを䌝え合うなどの蚀語掻動を行う際はの⑎ に瀺す蚀語材料に぀いお理解したり緎習したりするための指導を必芁に応じお行うこず。た た小孊校第孊幎から第孊幎たでに扱った簡単な語句や基本的な衚珟などの孊習内容を 繰り返し指導し定着を図るこず。 ゚ 生埒が英語に觊れる機䌚を充実するずずもに授業を実際のコミュニケヌションの堎面ず するため授業は英語で行うこずを基本ずする。その際生埒の理解の皋床に応じた英語を 甚いるようにするこず。 オ 蚀語掻動で扱う題材は生埒の興味・関心に合ったものずし囜語科や理科音楜科な ど他の教科等で孊習したこずを掻甚したり孊校行事で扱う内容ず関連付けたりするなど の工倫をするこず。 カ 障害のある生埒などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに応じた指導内容や 指導方法の工倫を蚈画的組織的に行うこず。 キ 指導蚈画の䜜成や授業の実斜に圓たっおはネむティブ・スピヌカヌや英語が堪胜な地域 人材などの協力を埗る等指導䜓制の充実を図るずずもに指導方法の工倫を行うこず。 ⑵ の内容に瀺す事項に぀いおは次の事項に配慮するものずする。 ア の⑎に瀺す蚀語材料に぀いおは平易なものから難しいものぞず段階的に指導するこ ず。たた生埒の発達の段階に応じお聞いたり読んだりするこずを通しお意味を理解でき るように指導すべき事項ず話したり曞いたりしお衚珟できるように指導すべき事項ずがあ るこずに留意するこず。 む 音声指導に圓たっおは日本語ずの違いに留意しながら発音緎習などを通しおの⑎の アに瀺す蚀語材料を継続しお指導するずずもに音声指導の補助ずしお必芁に応じお発音 衚蚘を甚いお指導するこずもできるこずに留意するこず。たた発音ず綎 ぀づ りずを関連付けお 指導するこず。 り 文字指導に圓たっおは生埒の孊習負担にも配慮しながら筆蚘䜓を指導するこずもできる
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323 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領 こずに留意するこず。 ゚ 文法事項の指導に圓たっおは次の事項に留意するこず。 ア  英語の特質を理解させるために関連のある文法事項はたずめお敎理するなど効果 的な指導ができるよう工倫するこず。 む  文法はコミュニケヌションを支えるものであるこずを螏たえコミュニケヌションの 目的を達成する䞊での必芁性や有甚性を実感させた䞊でその知識を掻甚させたり繰り返 し䜿甚するこずで圓該文法事項の芏則性や構造などに぀いお気付きを促したりするなど 蚀語掻動ず効果的に関連付けお指導するこず。 り  甚語や甚法の区別などの指導が䞭心ずならないよう配慮し実際に掻甚できるように するずずもに語順や修食関係などにおける日本語ずの違いに留意しお指導するこず。 オ 蟞曞の䜿い方に慣れ掻甚できるようにするこず。 カ 身近な事柄に぀いお友達に質問をしたり質問に答えたりする力を育成するためペア・ ワヌクグルヌプ・ワヌクなどの孊習圢態に぀いお適宜工倫するこず。その際他者ずコ ミュニケヌションを行うこずに課題がある生埒に぀いおは個々の生埒の特性に応じお指導 内容や指導方法を工倫するこず。 キ 生埒が身に付けるべき資質・胜力や生埒の実態教材の内容などに応じお芖聎芚教材や コンピュヌタ情報通信ネットワヌク教育機噚などを有効掻甚し生埒の興味・関心をよ り高め指導の効率化や蚀語掻動の曎なる充実を図るようにするこず。 ク 各単元や各時間の指導に圓たっおはコミュニケヌションを行う目的堎面状況などを 明確に蚭定し蚀語掻動を通しお育成すべき資質・胜力を明確に瀺すこずにより生埒が孊 習の芋通しを立おたり振り返ったりするこずができるようにするこず。 ⑶ 教材に぀いおは次の事項に留意するものずする。 ア 教材は聞くこず読むこず話すこずやり取り 話すこず発衚 曞くこずなどの コミュニケヌションを図る資質・胜力を総合的に育成するために瀺す五぀の領域別の目 暙ずに瀺す内容ずの関係に぀いお単元など内容や時間のたずたりごずに各教材の䞭で明 確に瀺すずずもに実際の蚀語の䜿甚堎面や蚀語の働きに十分配慮した題材を取り䞊げるこ ず。 む 英語を䜿甚しおいる人々を䞭心ずする䞖界の人々や日本人の日垞生掻颚俗習慣物語 地理歎史䌝統文化自然科孊などに関するものの䞭から生埒の発達の段階や興味・関 心に即しお適切な題材を効果的に取り䞊げるものずし次の芳点に配慮するこず。 ア  倚様な考え方に察する理解を深めさせ公正な刀断力を逊い豊かな心情を育おるのに 圹立぀こず。 む  我が囜の文化や英語の背景にある文化に察する関心を高め理解を深めようずする 態床を逊うのに圹立぀こず。 り  広い芖野から囜際理解を深め囜際瀟䌚ず向き合うこずが求められおいる我が囜の䞀 員ずしおの自芚を高めるずずもに囜際協調の粟神を逊うのに圹立぀こず。 その他の倖囜語  その他の倖囜語に぀いおは英語のに瀺す五぀の領域別の目暙に瀺す内容及びに瀺す指 導蚈画の䜜成ず内容の取扱いに準じお指導を行うものずする。
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324 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領  倖囜語科においおは英語を履修させるこずを原則ずするこず。  第章総則の第のの⑵に瀺す道埳教育の目暙に基づき道埳科などずの関連を考慮しなが ら第章特別の教科道埳の第に瀺す内容に぀いお倖囜語科の特質に応じお適切な指導をす るこず。 第3 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い
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325  第章総則の第のの⑵に瀺す道埳教育の目暙に基づきよりよく生きるための基盀ずなる道埳 性を逊うため道埳的諞䟡倀に぀いおの理解を基に自己を芋぀め物事を広い芖野から倚面的・倚 角的に考え人間ずしおの生き方に぀いおの考えを深める孊習を通しお道埳的な刀断力心情実 践意欲ず態床を育おる。  孊校の教育掻動党䜓を通じお行う道埳教育の芁である道埳科においおは以䞋に瀺す項目に぀いお 扱う。  䞻ずしお自分自身に関するこず 自䞻自埋自由ず責任 自埋の粟神を重んじ自䞻的に考え刀断し誠実に実行しおその結果に責任をも぀こず。 節床節制 望たしい生掻習慣を身に付け心身の健康の増進を図り節床を守り節制に心掛け安党で調 和のある生掻をするこず。 向䞊心個性の䌞長 自己を芋぀め自己の向䞊を図るずずもに個性を䌞ばしお充実した生き方を远求するこず。 垌望ず勇気克己ず匷い意志 より高い目暙を蚭定しその達成を目指し垌望ず勇気をもち困難や倱敗を乗り越えお着実 にやり遂げるこず。 真理の探究創造 真実を倧切にし真理を探究しお新しいものを生み出そうず努めるこず。  䞻ずしお人ずの関わりに関するこず 思いやり感謝 思いやりの心をもっお人ず接するずずもに家族などの支えや倚くの人々の善意により日々の 生掻や珟圚の自分があるこずに感謝し進んでそれに応え人間愛の粟神を深めるこず。 瀌儀 瀌儀の意矩を理解し時ず堎に応じた適切な蚀動をずるこず。 友情信頌 友情の尊さを理解しお心から信頌できる友達をもち互いに励たし合い高め合うずずもに 異性に぀いおの理解を深め悩みや葛藀も経隓しながら人間関係を深めおいくこず。 盞互理解寛容 自分の考えや意芋を盞手に䌝えるずずもにそれぞれの個性や立堎を尊重しいろいろなもの の芋方や考え方があるこずを理解し寛容の心をもっお謙虚に他に孊び自らを高めおいくこ ず。  䞻ずしお集団や瀟䌚ずの関わりに関するこず 遵法粟神公埳心 法やきたりの意矩を理解しそれらを進んで守るずずもにそのよりよい圚り方に぀いお考 え自他の暩利を倧切にし矩務を果たしお芏埋ある安定した瀟䌚の実珟に努めるこず。 第1 目 暙 第2 内 容 特別の教科 道埳 第3 ç«  äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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326 公正公平瀟䌚正矩 正矩ず公正さを重んじ誰に察しおも公平に接し差別や偏芋のない瀟䌚の実珟に努めるこ ず。 瀟䌚参画公共の粟神 瀟䌚参画の意識ず瀟䌚連垯の自芚を高め公共の粟神をもっおよりよい瀟䌚の実珟に努めるこ ず。 勀劎 勀劎の尊さや意矩を理解し将来の生き方に぀いお考えを深め勀劎を通じお瀟䌚に貢献する こず。 家族愛家庭生掻の充実 父母祖父母を敬愛し家族の䞀員ずしおの自芚をもっお充実した家庭生掻を築くこず。 よりよい孊校生掻集団生掻の充実 教垫や孊校の人々を敬愛し孊玚や孊校の䞀員ずしおの自芚をもち協力し合っおよりよい校 颚を぀くるずずもに様々な集団の意矩や集団の䞭での自分の圹割ず責任を自芚しお集団生掻の 充実に努めるこず。 郷土の䌝統ず文化の尊重郷土を愛する態床 郷土の䌝統ず文化を倧切にし瀟䌚に尜くした先人や高霢者に尊敬の念を深め地域瀟䌚の䞀 員ずしおの自芚をもっお郷土を愛し進んで郷土の発展に努めるこず。 我が囜の䌝統ず文化の尊重囜を愛する態床 優れた䌝統の継承ず新しい文化の創造に貢献するずずもに日本人ずしおの自芚をもっお囜を 愛し囜家及び瀟䌚の圢成者ずしおその発展に努めるこず。 囜際理解囜際貢献 䞖界の䞭の日本人ずしおの自芚をもち他囜を尊重し囜際的芖野に立っお䞖界の平和ず人 類の発展に寄䞎するこず。  䞻ずしお生呜や自然厇高なものずの関わりに関するこず 生呜の尊さ 生呜の尊さに぀いおその連続性や有限性なども含めお理解しかけがえのない生呜を尊重す るこず。 自然愛護 自然の厇高さを知り自然環境を倧切にするこずの意矩を理解し進んで自然の愛護に努める こず。 感動畏敬の念 矎しいものや気高いものに感動する心をもち人間の力を超えたものに察する畏敬の念を深め るこず。 よりよく生きる喜び 人間には自らの匱さや醜さを克服する匷さや気高く生きようずする心があるこずを理解し人 間ずしお生きるこずに喜びを芋いだすこず。  各孊校においおは道埳教育の党䜓蚈画に基づき各教科総合的な孊習の時間及び特別掻動 ずの関連を考慮しながら道埳科の幎間指導蚈画を䜜成するものずする。なお䜜成に圓たっお は第に瀺す内容項目に぀いお各孊幎においお党お取り䞊げるこずずする。その際生埒や 第3 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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327 孊校の実態に応じ孊幎間を芋通した重点的な指導や内容項目間の関連を密にした指導䞀぀ の内容項目を耇数の時間で扱う指導を取り入れるなどの工倫を行うものずする。  第の内容の指導に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 ⑎ 孊玚担任の教垫が行うこずを原則ずするが校長や教頭などの参加他の教垫ずの協力的な 指導などに぀いお工倫し道埳教育掚進教垫を䞭心ずした指導䜓制を充実するこず。 ⑵ 道埳科が孊校の教育掻動党䜓を通じお行う道埳教育の芁ずしおの圹割を果たすこずができる よう蚈画的・発展的な指導を行うこず。特に各教科総合的な孊習の時間及び特別掻動に おける道埳教育ずしおは取り扱う機䌚が十分でない内容項目に関わる指導を補うこずや生埒 や孊校の実態等を螏たえお指導をより䞀局深めるこず内容項目の盞互の関連を捉え盎したり 発展させたりするこずに留意するこず。 ⑶ 生埒が自ら道埳性を逊う䞭で自らを振り返っお成長を実感したりこれからの課題や目 暙を芋付けたりするこずができるよう工倫するこず。その際道埳性を逊うこずの意矩に぀い お生埒自らが考え理解し䞻䜓的に孊習に取り組むこずができるようにするこず。たた 発達の段階を考慮し人間ずしおの匱さを認めながらそれを乗り越えおよりよく生きようず するこずのよさに぀いお教垫が生埒ず共に考える姿勢を倧切にするこず。 ⑷ 生埒が倚様な感じ方や考え方に接する䞭で考えを深め刀断し衚珟する力などを育むこ ずができるよう自分の考えを基に蚎論したり曞いたりするなどの蚀語掻動を充実するこず。 その際様々な䟡倀芳に぀いお倚面的・倚角的な芖点から振り返っお考える機䌚を蚭けるずず もに生埒が倚様な芋方や考え方に接しながら曎に新しい芋方や考え方を生み出しおいくこ ずができるよう留意するこず。 ⑞ 生埒の発達の段階や特性等を考慮し指導のねらいに即しお問題解決的な孊習道埳的行 為に関する䜓隓的な孊習等を適切に取り入れるなど指導方法を工倫するこず。その際それ らの掻動を通じお孊んだ内容の意矩などに぀いお考えるこずができるようにするこず。たた 特別掻動等における倚様な実践掻動や䜓隓掻動も道埳科の授業に生かすようにするこず。 ⑹ 生埒の発達の段階や特性等を考慮し第に瀺す内容ずの関連を螏たえ぀぀情報モラルに 関する指導を充実するこず。たた䟋えば科孊技術の発展ず生呜倫理ずの関係や瀟䌚の持続 可胜な発展などの珟代的な課題の取扱いにも留意し身近な瀟䌚的課題を自分ずの関係におい お考えその解決に向けお取り組もうずする意欲や態床を育おるよう努めるこず。なお倚様 な芋方や考え方のできる事柄に぀いお特定の芋方や考え方に偏った指導を行うこずのないよ うにするこず。 ⑺ 道埳科の授業を公開したり授業の実斜や地域教材の開発や掻甚などに家庭や地域の人々 各分野の専門家等の積極的な参加や協力を埗たりするなど家庭や地域瀟䌚ずの共通理解を深 め盞互の連携を図るこず。  教材に぀いおは次の事項に留意するものずする。 ⑎ 生埒の発達の段階や特性地域の実情等を考慮し倚様な教材の掻甚に努めるこず。特に 生呜の尊厳瀟䌚参画自然䌝統ず文化先人の䌝蚘スポヌツ情報化ぞの察応等の珟代 的な課題などを題材ずし生埒が問題意識をもっお倚面的・倚角的に考えたり感動を芚えた りするような充実した教材の開発や掻甚を行うこず。 ⑵ 教材に぀いおは教育基本法や孊校教育法その他の法什に埓い次の芳点に照らし適切ず刀 断されるものであるこず。 ア 生埒の発達の段階に即しねらいを達成するのにふさわしいものであるこず。 む 人間尊重の粟神にかなうものであっお悩みや葛藀等の心の揺れ人間関係の理解等の課 題も含め生埒が深く考えるこずができ人間ずしおよりよく生きる喜びや勇気を䞎えられ るものであるこず。 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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328 り 倚様な芋方や考え方のできる事柄を取り扱う堎合には特定の芋方や考え方に偏った取扱 いがなされおいないものであるこず。  生埒の孊習状況や道埳性に係る成長の様子を継続的に把握し指導に生かすよう努める必芁が ある。ただし数倀などによる評䟡は行わないものずする。 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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329  探究的な芋方・考え方を働かせ暪断的・総合的な孊習を行うこずを通しおよりよく課題を解決 し自己の生き方を考えおいくための資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 ⑎ 探究的な孊習の過皋においお課題の解決に必芁な知識及び技胜を身に付け課題に関わる抂 念を圢成し探究的な孊習のよさを理解するようにする。 ⑵ 実瀟䌚や実生掻の䞭から問いを芋いだし自分で課題を立お情報を集め敎理・分析しお たずめ・衚珟するこずができるようにする。 ⑶ 探究的な孊習に䞻䜓的・協働的に取り組むずずもに互いのよさを生かしながら積極的に瀟 䌚に参画しようずする態床を逊う。  目 暙  各孊校においおは第の目暙を螏たえ各孊校の総合的な孊習の時間の目暙を定める。  内 容  各孊校においおは第の目暙を螏たえ各孊校の総合的な孊習の時間の内容を定める。  各孊校においお定める目暙及び内容の取扱い  各孊校においお定める目暙及び内容の蚭定に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 ⑎ 各孊校においお定める目暙に぀いおは各孊校における教育目暙を螏たえ総合的な孊習の 時間を通しお育成を目指す資質・胜力を瀺すこず。 ⑵ 各孊校においお定める目暙及び内容に぀いおは他教科等の目暙及び内容ずの違いに留意し ぀぀他教科等で育成を目指す資質・胜力ずの関連を重芖するこず。 ⑶ 各孊校においお定める目暙及び内容に぀いおは日垞生掻や瀟䌚ずの関わりを重芖するこ ず。 ⑷ 各孊校においお定める内容に぀いおは目暙を実珟するにふさわしい探究課題探究課題の 解決を通しお育成を目指す具䜓的な資質・胜力を瀺すこず。 ⑞ 目暙を実珟するにふさわしい探究課題に぀いおは孊校の実態に応じお䟋えば囜際理 解情報環境犏祉・健康などの珟代的な諞課題に察応する暪断的・総合的な課題地域や 孊校の特色に応じた課題生埒の興味・関心に基づく課題職業や自己の将来に関する課題な どを螏たえお蚭定するこず。 ⑹ 探究課題の解決を通しお育成を目指す具䜓的な資質・胜力に぀いおは次の事項に配慮する こず。 ア 知識及び技胜に぀いおは他教科等及び総合的な孊習の時間で習埗する知識及び技胜が盞 互に関連付けられ瀟䌚の䞭で生きお働くものずしお圢成されるようにするこず。 む 思考力刀断力衚珟力等に぀いおは課題の蚭定情報の収集敎理・分析たずめ・ 衚珟などの探究的な孊習の過皋においお発揮され未知の状況においお掻甚できるものずし お身に付けられるようにするこず。 り 孊びに向かう力人間性等に぀いおは自分自身に関するこず及び他者や瀟䌚ずの関わり 第1 目 暙 第2 各孊校においお定める目暙及び内容 第4 ç«  総合的な孊習の時間 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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330 に関するこずの䞡方の芖点を螏たえるこず。 ⑺ 目暙を実珟するにふさわしい探究課題及び探究課題の解決を通しお育成を目指す具䜓的な資 質・胜力に぀いおは教科等を越えた党おの孊習の基盀ずなる資質・胜力が育たれ掻甚され るものずなるよう配慮するこず。  指導蚈画の䜜成に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 ⑎ 幎間や単元など内容や時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向け お生埒の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟を図るようにするこず。その際生埒や孊校地 域の実態等に応じお生埒が探究的な芋方・考え方を働かせ教科等の枠を超えた暪断的・総 合的な孊習や生埒の興味・関心等に基づく孊習を行うなど創意工倫を生かした教育掻動の充実 を図るこず。 ⑵ 党䜓蚈画及び幎間指導蚈画の䜜成に圓たっおは孊校における党教育掻動ずの関連の䞋に 目暙及び内容孊習掻動指導方法や指導䜓制孊習の評䟡の蚈画などを瀺すこず。その際 小孊校における総合的な孊習の時間の取組を螏たえるこず。 ⑶ 他教科等及び総合的な孊習の時間で身に付けた資質・胜力を盞互に関連付け孊習や生掻に おいお生かしそれらが総合的に働くようにするこず。その際蚀語胜力情報掻甚胜力など 党おの孊習の基盀ずなる資質・胜力を重芖するこず。 ⑷ 他教科等の目暙及び内容ずの違いに留意し぀぀第の目暙䞊びに第の各孊校においお定 める目暙及び内容を螏たえた適切な孊習掻動を行うこず。 ⑞ 各孊校における総合的な孊習の時間の名称に぀いおは各孊校においお適切に定めるこず。 ⑹ 障害のある生埒などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに応じた指導内容や指 導方法の工倫を蚈画的組織的に行うこず。 ⑺ 第章総則の第のの⑵に瀺す道埳教育の目暙に基づき道埳科などずの関連を考慮しな がら第章特別の教科道埳の第に瀺す内容に぀いお総合的な孊習の時間の特質に応じお 適切な指導をするこず。  第の内容の取扱いに぀いおは次の事項に配慮するものずする。 ⑎ 第の各孊校においお定める目暙及び内容に基づき生埒の孊習状況に応じお教垫が適切な 指導を行うこず。 ⑵ 探究的な孊習の過皋においおは他者ず協働しお課題を解決しようずする孊習掻動や蚀 語により分析したずめたり衚珟したりするなどの孊習掻動が行われるようにするこず。その 際䟋えば比范する分類する関連付けるなどの考えるための技法が掻甚されるようにす るこず。 ⑶ 探究的な孊習の過皋においおはコンピュヌタや情報通信ネットワヌクなどを適切か぀効果 的に掻甚しお情報を収集・敎理・発信するなどの孊習掻動が行われるよう工倫するこず。そ の際情報や情報手段を䞻䜓的に遞択し掻甚できるよう配慮するこず。 ⑷ 自然䜓隓や職堎䜓隓掻動ボランティア掻動などの瀟䌚䜓隓ものづくり生産掻動などの 䜓隓掻動芳察・実隓芋孊や調査発衚や蚎論などの孊習掻動を積極的に取り入れるこず。 ⑞ 䜓隓掻動に぀いおは第の目暙䞊びに第の各孊校においお定める目暙及び内容を螏た え探究的な孊習の過皋に適切に䜍眮付けるこず。 ⑹ グルヌプ孊習や異幎霢集団による孊習などの倚様な孊習圢態地域の人々の協力も埗぀぀ 党教垫が䞀䜓ずなっお指導に圓たるなどの指導䜓制に぀いお工倫を行うこず。 第3 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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331 ⑺ 孊校図曞通の掻甚 他の孊校ずの連携 公民通 図曞通 博物通等の瀟䌚教育斜蚭や瀟䌚教育 関係団䜓等の各皮団䜓ずの連携 地域の教材や孊習環境の積極的な掻甚などの工倫を行うこず。 ⑻ 職業や自己の将来に関する孊習を行う際には探究的な孊習に取り組むこずを通しお自己 を理解し将来の生き方を考えるなどの孊習掻動が行われるようにするこず。 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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332  集団や瀟䌚の圢成者ずしおの芋方・考え方を働かせ様々な集団掻動に自䞻的実践的に取り組 み互いのよさや可胜性を発揮しながら集団や自己の生掻䞊の課題を解決するこずを通しお次のず おり資質・胜力を育成するこずを目指す。 ⑎ 倚様な他者ず協働する様々な集団掻動の意矩や掻動を行う䞊で必芁ずなるこずに぀いお理解 し行動の仕方を身に付けるようにする。 ⑵ 集団や自己の生掻人間関係の課題を芋いだし解決するために話し合い合意圢成を図った り意思決定したりするこずができるようにする。 ⑶ 自䞻的実践的な集団掻動を通しお身に付けたこずを生かしお集団や瀟䌚における生掻及び 人間関係をよりよく圢成するずずもに人間ずしおの生き方に぀いおの考えを深め自己実珟を 図ろうずする態床を逊う。   〔孊玚掻動〕  目 暙  孊玚や孊校での生掻をよりよくするための課題を芋いだし解決するために話し合い合意圢 成し圹割を分担しお協力しお実践したり孊玚での話合いを生かしお自己の課題の解決及び将 来の生き方を描くために意思決定しお実践したりするこずに自䞻的実践的に取り組むこずを 通しお第の目暙に掲げる資質・胜力を育成するこずを目指す。  内 容  の資質・胜力を育成するため党おの孊幎においお次の各掻動を通しおそれぞれの掻動 の意矩及び掻動を行う䞊で必芁ずなるこずに぀いお理解し䞻䜓的に考えお実践できるよう指導 する。 ⑎ 孊玚や孊校における生掻づくりぞの参画 ア 孊玚や孊校における生掻䞊の諞問題の解決 孊玚や孊校における生掻をよりよくするための課題を芋いだし解決するために話し合 い合意圢成を図り実践するこず。 む 孊玚内の組織づくりや圹割の自芚 孊玚生掻の充実や向䞊のため生埒が䞻䜓的に組織を぀くり圹割を自芚しながら仕事を 分担しお, 協力し合い実践するこず。 り 孊校における倚様な集団の生掻の向䞊 生埒䌚など孊玚の枠を超えた倚様な集団における掻動や孊校行事を通しお孊校生掻の向䞊 を図るため孊玚ずしおの提案や取組を話し合っお決めるこず。 ⑵ 日垞の生掻や孊習ぞの適応ず自己の成長及び健康安党 ア 自他の個性の理解ず尊重よりよい人間関係の圢成 自他の個性を理解しお尊重し互いのよさや可胜性を発揮しながらよりよい集団生掻を぀ くるこず。 む 男女盞互の理解ず協力 第1 目 暙 第2 各掻動・孊校行事の目暙及び内容 第5 ç«  特別掻動 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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333 男女盞互に぀いお理解するずずもに共に協力し尊重し合い充実した生掻づくりに参画 するこず。 り 思春期の䞍安や悩みの解決性的な発達ぞの察応 心や䜓に関する正しい理解を基に適切な行動をずり悩みや䞍安に向き合い乗り越えよ うずするこず。 ゚ 心身ずもに健康で安党な生掻態床や習慣の圢成 節床ある生掻を送るなど珟圚及び生涯にわたっお心身の健康を保持増進するこずや事件 や事故灜害等から身を守り安党に行動するこず。 オ 食育の芳点を螏たえた孊校絊食ず望たしい食習慣の圢成 絊食の時間を䞭心ずしながら成長や健康管理を意識するなど望たしい食習慣の圢成を 図るずずもに食事を通しお人間関係をよりよくするこず。 ⑶ 䞀人䞀人のキャリア圢成ず自己実珟 ア 瀟䌚生掻職業生掻ずの接続を螏たえた䞻䜓的な孊習態床の圢成ず孊校図曞通等の掻甚 珟圚及び将来の孊習ず自己実珟ずの぀ながりを考えたり自䞻的に孊習する堎ずしおの孊 校図曞通等を掻甚したりしながら孊ぶこずず働くこずの意矩を意識しお孊習の芋通しを立 お振り返るこず。 む 瀟䌚参画意識の醞成や勀劎芳・職業芳の圢成 瀟䌚の䞀員ずしおの自芚や責任をもち瀟䌚生掻を営む䞊で必芁なマナヌやルヌル働く こずや瀟䌚に貢献するこずに぀いお考えお行動するこず。 り 䞻䜓的な進路の遞択ず将来蚭蚈 目暙をもっお生き方や進路に関する適切な情報を収集・敎理し自己の個性や興味・関 心ず照らしお考えるこず。  内容の取扱い ⑎ の⑎の指導に圓たっおは集団ずしおの意芋をたずめる話合い掻動など小孊校からの積み 重ねや経隓を生かしそれらを発展させるこずができるよう工倫するこず。 ⑵ の⑶の指導に圓たっおは孊校家庭及び地域における孊習や生掻の芋通しを立お孊ん だこずを振り返りながら新たな孊習や生掻ぞの意欲に぀なげたり将来の生き方を考えたり する掻動を行うこず。その際生埒が掻動を蚘録し蓄積する教材等を掻甚するこず。   〔生埒䌚掻動〕  目 暙  異幎霢の生埒同士で協力し孊校生掻の充実ず向䞊を図るための諞問題の解決に向けお蚈画 を立お圹割を分担し協力しお運営するこずに自䞻的実践的に取り組むこずを通しお第の 目暙に掲げる資質・胜力を育成するこずを目指す。  内 容  の資質・胜力を育成するため孊校の党生埒をもっお組織する生埒䌚においお次の各掻動 を通しおそれぞれの掻動の意矩及び掻動を行う䞊で必芁ずなるこずに぀いお理解し䞻䜓的に 考えお実践できるよう指導する。 ⑎ 生埒䌚の組織づくりず生埒䌚掻動の蚈画や運営 生埒が䞻䜓的に組織を぀くり圹割を分担し蚈画を立お孊校生掻の課題を芋いだし解決 するために話し合い合意圢成を図り実践するこず。 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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334 ⑵ 孊校行事ぞの協力 孊校行事の特質に応じお生埒䌚の組織を掻甚しお蚈画の䞀郚を担圓したり運営に䞻䜓 的に協力したりするこず。 ⑶ ボランティア掻動などの瀟䌚参画 地域や瀟䌚の課題を芋いだし具䜓的な察策を考え実践し地域や瀟䌚に参画できるよう にするこず。   〔孊校行事〕  目 暙  党校又は孊幎の生埒で協力しよりよい孊校生掻を築くための䜓隓的な掻動を通しお集団ぞ の所属感や連垯感を深め公共の粟神を逊いながら第の目暙に掲げる資質・胜力を育成する こずを目指す。  内 容  の資質・胜力を育成するため党おの孊幎においお党校又は孊幎を単䜍ずしお次の各行 事においお孊校生掻に秩序ず倉化を䞎え孊校生掻の充実ず発展に資する䜓隓的な掻動を行う こずを通しおそれぞれの孊校行事の意矩及び掻動を行う䞊で必芁ずなるこずに぀いお理解し 䞻䜓的に考えお実践できるよう指導する。 ⑎ 儀匏的行事 孊校生掻に有意矩な倉化や折り目を付け厳粛で枅新な気分を味わい新しい生掻の展開ぞ の動機付けずなるようにするこず。 ⑵ 文化的行事 平玠の孊習掻動の成果を発衚し自己の向䞊の意欲を䞀局高めたり文化や芞術に芪しんだ りするようにするこず。 ⑶ 健康安党・䜓育的行事 心身の健党な発達や健康の保持増進事件や事故灜害等から身を守る安党な行動や芏埋あ る集団行動の䜓埗運動に芪しむ態床の育成責任感や連垯感の涵逊䜓力の向䞊などに資す るようにするこず。 ⑷ 旅行・集団宿泊的行事 平玠ず異なる生掻環境にあっお芋聞を広め自然や文化などに芪しむずずもによりよい 人間関係を築くなどの集団生掻の圚り方や公衆道埳などに぀いおの䜓隓を積むこずができるよ うにするこず。 ⑞ 勀劎生産・奉仕的行事 勀劎の尊さや生産の喜びを䜓埗し職堎䜓隓掻動などの勀劎芳・職業芳に関わる啓発的な䜓 隓が埗られるようにするずずもに共に助け合っお生きるこずの喜びを䜓埗しボランティア 掻動などの瀟䌚奉仕の粟神を逊う䜓隓が埗られるようにするこず。  内容の取扱い ⑎ 生埒や孊校地域の実態に応じおに瀺す行事の皮類ごずに, 行事及びその内容を重点化 するずずもに各行事の趣旚を生かした䞊で行事間の関連や統合を図るなど粟遞しお実斜す るこず。たた実斜に圓たっおは自然䜓隓や瀟䌚䜓隓などの䜓隓掻動を充実するずずもに 䜓隓掻動を通しお気付いたこずなどを振り返りたずめたり発衚し合ったりするなどの事埌 の掻動を充実するこず。 äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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335  指導蚈画の䜜成に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 ⑎ 特別掻動の各掻動及び孊校行事を芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向けお生 埒の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟を図るようにするこず。その際よりよい人間関係の圢 成よりよい集団生掻の構築や瀟䌚ぞの参画及び自己実珟に資するよう生埒が集団や瀟䌚の 圢成者ずしおの芋方・考え方を働かせ様々な集団掻動に自䞻的実践的に取り組む䞭で互 いのよさや個性倚様な考えを認め合い等しく合意圢成に関わり圹割を担うようにするこず を重芖するこず。 ⑵ 各孊校においおは特別掻動の党䜓蚈画や各掻動及び孊校行事の幎間指導蚈画を䜜成するこ ず。その際孊校の創意工倫を生かし孊玚や孊校地域の実態生埒の発達の段階などを考 慮するずずもに第に瀺す内容盞互及び各教科道埳科総合的な孊習の時間などの指導ず の関連を図り生埒による自䞻的実践的な掻動が助長されるようにするこず。たた家庭や 地域の人々ずの連携瀟䌚教育斜蚭等の掻甚などを工倫するこず。 ⑶ 孊玚掻動における生埒の自発的自治的な掻動を䞭心ずしお各掻動ず孊校行事を盞互に関 連付けながら個々の生埒に぀いおの理解を深め教垫ず生埒生埒盞互の信頌関係を育み 孊玚経営の充実を図るこず。その際特にいじめの未然防止等を含めた生埒指導ずの関連を 図るようにするこず。 ⑷ 障害のある生埒などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに応じた指導内容や指 導方法の工倫を蚈画的組織的に行うこず。 ⑞ 第章総則の第のの⑵に瀺す道埳教育の目暙に基づき道埳科などずの関連を考慮しな がら第章特別の教科道埳の第に瀺す内容に぀いお特別掻動の特質に応じお適切な指導 をするこず。  第の内容の取扱いに぀いおは次の事項に配慮するものずする。 ⑎ 孊玚掻動及び生埒䌚掻動の指導に぀いおは指導内容の特質に応じお教垫の適切な指導の 䞋に生埒の自発的自治的な掻動が効果的に展開されるようにするこず。その際よりよい 生掻を築くために自分たちできたりを぀くっお守る掻動などを充実するよう工倫するこず。 ⑵ 生埒及び孊校の実態䞊びに第章総則の第のに瀺す道埳教育の重点などを螏たえ各孊 幎においお取り䞊げる指導内容の重点化を図るずずもに必芁に応じお内容間の関連や統合 を図ったり他の内容を加えたりするこずができるこず。 ⑶ 孊校生掻ぞの適応や人間関係の圢成進路の遞択などに぀いおは䞻に集団の堎面で必芁な 指導や揎助を行うガむダンスず個々の生埒の倚様な実態を螏たえ䞀人䞀人が抱える課題に 個別に察応した指導を行うカりンセリング教育盞談を含む。 の双方の趣旚を螏たえお指導 を行うこず。特に入孊圓初においおは個々の生埒が孊校生掻に適応するずずもに垌望や目 暙をもっお生掻をできるよう工倫するこず。あわせお生埒の家庭ずの連絡を密にするこず。 ⑷ 異幎霢集団による亀流を重芖するずずもに幌児高霢者障害のある人々などずの亀流や 察話障害のある幌児児童生埒ずの亀流及び共同孊習の機䌚を通しお協働するこずや他者 の圹に立ったり瀟䌚に貢献したりするこずの喜びを埗られる掻動を充実するこず。  入孊匏や卒業匏などにおいおはその意矩を螏たえ囜旗を掲揚するずずもに囜歌を斉唱す るよう指導するものずする。 第3 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い äž­å­Šæ ¡ 孊習指導 芁領
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小孊校孊習指導芁領 平成29 幎告瀺 解説 平成29 幎7 月 特別掻動線
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たえがき  文郚科孊省では平成29幎月31日に孊校教育法斜行芏則の䞀郚改正ず小孊校 孊習指導芁領の改蚂を行った。新小孊校孊習指導芁領等は平成32幎床から党面的 に実斜するこずずし平成30幎床から䞀郚を移行措眮ずしお先行しお実斜するこ ずずしおいる。  今回の改蚂は平成28幎12月の䞭倮教育審議䌚答申を螏たえ  ①  教育基本法孊校教育法などを螏たえこれたでの我が囜の孊校教育の実 瞟や蓄積を生かし子䟛たちが未来瀟䌚を切り拓くための資質・胜力を䞀局 確実に育成するこずを目指すこず。その際子䟛たちに求められる資質・胜 力ずは䜕かを瀟䌚ず共有し連携する「瀟䌚に開かれた教育課皋」を重芖す るこず。  ②  知識及び技胜の習埗ず思考力刀断力衚珟力等の育成のバランスを重芖 する平成20幎改蚂の孊習指導芁領の枠組みや教育内容を維持した䞊で知識 の理解の質を曎に高め確かな孊力を育成するこず。  ③  先行する特別教科化など道埳教育の充実や䜓隓掻動の重芖䜓育・健康に 関する指導の充実により豊かな心や健やかな䜓を育成するこず。 を基本的なねらいずしお行った。  本曞は倧綱的な基準である孊習指導芁領の蚘述の意味や解釈などの詳现に぀ いお説明するために文郚科孊省が䜜成するものであり小孊校孊習指導芁領第 章「特別掻動」に぀いおその改善の趣旚や内容を解説しおいる。  各孊校においおは本曞を埡掻甚いただき孊習指導芁領等に぀いおの理解を 深め創意工倫を生かした特色ある教育課皋を線成・実斜されるようお願いした い。  むすびに本曞「小孊校孊習指導芁領解説特別掻動線」の䜜成に埡協力くだ さった各䜍に察し心から感謝の意を衚する次第である。 平成29幎月  文郚科孊省初等䞭等教育局長  髙橋 道和
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目次 第章 総説  


















   1  改蚂の経緯及び基本方針  








   1  特別掻動改蚂の趣旚及び芁点  






   5 第章 特別掻動の目暙  













  11 第節 特別掻動の目暙  











  11  特別掻動の目暙  












  11   特別掻動の目暙ず各掻動・孊校行事の目暙ずの 関連  


















  20  特別掻動における 「䞻䜓的・察話的で深い孊び」   22 第節  特別掻動の基本的な性栌ず教育掻動党䜓にお ける意矩  















  24  人間圢成ず特別掻動  










  24  特別掻動の教育掻動党䜓における意矩  


  30  特別掻動の内容盞互の関連  







  33   特別掻動ず各教科道埳科倖囜語掻動及び総 合的な孊習の時間などずの関連  






  34 第章 各掻動・孊校行事の目暙及び内容  





  43 第節 孊玚掻動  














  43  孊玚掻動の目暙  












  43  孊玚掻動の内容  












  46  孊玚掻動の指導蚈画  










  62  孊玚掻動の内容の取扱い  








  80 第節 児童䌚掻動  













  84  児童䌚掻動の目暙  











  84  児童䌚掻動の内容  











  86  児童䌚掻動の指導蚈画  









  90  児童䌚掻動の内容の取扱い  







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第節 クラブ掻動                 102  クラブ掻動の目暙               102  クラブ掻動の内容               104  クラブ掻動の指導蚈画             108  クラブ掻動の内容の取扱い           114 第節 孊校行事                  116  孊校行事の目暙                116  孊校行事の内容                118  孊校行事の指導蚈画              127  孊校行事の内容の取扱い            132 第章 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い          136 第節 指導蚈画の䜜成に圓たっおの配慮事項     136  特別掻動における䞻䜓的・察話的で深い孊び   136   特別掻動の党䜓蚈画ず各掻動・孊校行事の幎間 指導蚈画の䜜成                 138  孊玚経営の充実ず生埒指導ずの関連       143  幌児期の教育ずの接続及び関連         145   障害のある児童など孊習掻動の困難さに応じた 指導内容や指導方法の工倫            148  道埳科などずの関連              149 第節 内容の取扱いに぀いおの配慮事項       151  児童の自発的自治的な掻動の効果的な展開   151  指導内容の重点化ず内容間の関連や統合     153   ガむダンスずカりンセリングの趣旚を螏たえた 指導を図る                   155   異幎霢集団や幌児高霢者障害のある人々や 幌児児童生埒ずの亀流等を通しお協働するこず や瀟䌚に貢献するこずの喜びを埗る掻動の重芖    156 第節  入孊匏や卒業匏などにおける囜旗及び囜歌の 取扱い                    159
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第節 特別掻動の指導を担圓する教垫        160 第節 特別掻動における評䟡            162 付 録                         163 付録孊校教育法斜行芏則抄 
          164 付録小孊校孊習指導芁領       第章 総則                168 付録小孊校孊習指導芁領       第章 特別掻動              176 付録䞭孊校孊習指導芁領       第章 特別掻動              181 付録小孊校孊習指導芁領       第3章 特別の教科 道埳           185 付録 「道埳の内容」の孊幎段階・孊校段階の       䞀芧衚                   192 付録幌皚園教育芁領               194
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1  改蚂の経緯 及び基本方 針  改蚂の経緯及び基本方針 (1) 改蚂の経緯  今の子䟛たちやこれから誕生する子䟛たちが成人しお瀟䌚で掻躍する頃に は我が囜は厳しい挑戊の時代を迎えおいるず予想される。生産幎霢人口の枛 少グロヌバル化の進展や絶え間ない技術革新等により瀟䌚構造や雇甚環境は 倧きくたた急速に倉化しおおり予枬が困難な時代ずなっおいる。たた急激 な少子高霢化が進む䞭で成熟瀟䌚を迎えた我が囜にあっおは䞀人䞀人が持続可 胜な瀟䌚の担い手ずしおその倚様性を原動力ずし質的な豊かさを䌎った個人 ず瀟䌚の成長に぀ながる新たな䟡倀を生み出しおいくこずが期埅される。  こうした倉化の䞀぀ずしお人工知胜AIの飛躍的な進化を挙げるこずが できる。人工知胜が自ら知識を抂念的に理解し思考し始めおいるずも蚀われ 雇甚の圚り方や孊校においお獲埗する知識の意味にも倧きな倉化をもたらすので はないかずの予枬も瀺されおいる。このこずは同時に人工知胜がどれだけ進化 し思考できるようになったずしおもその思考の目的を䞎えたり目的のよさ・ 正しさ・矎しさを刀断したりできるのは人間の最も倧きな匷みであるずいうこず の再認識に぀ながっおいる。  このような時代にあっお孊校教育には子䟛たちが様々な倉化に積極的に向 き合い他者ず協働しお課題を解決しおいくこずや様々な情報を芋極め知識の 抂念的な理解を実珟し情報を再構成するなどしお新たな䟡倀に぀なげおいくこ ず耇雑な状況倉化の䞭で目的を再構築するこずができるようにするこずが求め られおいる。  このこずは本来我が囜の孊校教育が倧切にしおきたこずであるものの教 垫の䞖代亀代が進むず同時に孊校内における教垫の䞖代間のバランスが倉化 し教育に関わる様々な経隓や知芋をどのように継承しおいくかが課題ずなり たた子䟛たちを取り巻く環境の倉化により孊校が抱える課題も耇雑化・困難化 する䞭でこれたでどおり孊校の工倫だけにその実珟を委ねるこずは困難になっ おきおいる。  こうした状況を螏たえ平成26幎11月には文郚科孊倧臣から新しい時代にふ さわしい孊習指導芁領等の圚り方に぀いお䞭倮教育審議䌚に諮問を行った。䞭倮 教育審議䌚においおは幎か月にわたる審議の末平成28幎12月21日に「幌 皚園小孊校䞭孊校高等孊校及び特別支揎孊校の孊習指導芁領等の改善及び 必芁な方策等に぀いお答申 」 以䞋「䞭倮教育審議䌚答申」ずいう。 を瀺し 第章 総 説
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2 第章 総 説 た。  䞭倮教育審議䌚答申においおは “よりよい孊校教育を通じおよりよい瀟䌚を 創る”ずいう目暙を孊校ず瀟䌚が共有し連携・協働しながら新しい時代に求 められる資質・胜力を子䟛たちに育む「瀟䌚に開かれた教育課皋」の実珟を目指 し孊習指導芁領等が孊校家庭地域の関係者が幅広く共有し掻甚できる 「孊びの地図」ずしおの圹割を果たすこずができるよう次の点にわたっおそ の枠組みを改善するずずもに各孊校においお教育課皋を軞に孊校教育の改善・ 充実の奜埪環を生み出す「カリキュラム・マネゞメント」の実珟を目指すこずな どが求められた。 ①  「䜕ができるようになるか」 育成を目指す資質・胜力 ②  「䜕を孊ぶか」 教科等を孊ぶ意矩ず教科等間・孊校段階等間の぀ながりを 螏たえた教育課皋の線成 ③  「どのように孊ぶか」 各教科等の指導蚈画の䜜成ず実斜 å­Šç¿’ ・ 指導の改善 ・ 充実 ④  「子䟛䞀人䞀人の発達をどのように支揎するか」 子䟛の発達を螏たえた指導 ⑀  「䜕が身に付いたか」 孊習評䟡の充実 ⑥  「実斜するために䜕が必芁か」 孊習指導芁領等の理念を実珟するために必芁 な方策  これを螏たえ平成29幎月31日に孊校教育法斜行芏則を改正するずずもに 幌皚園教育芁領小孊校孊習指導芁領及び䞭孊校孊習指導芁領を公瀺した。小孊 校孊習指導芁領は平成30幎月日から第孊幎及び第孊幎においお倖囜語 掻動を実斜する等の円滑に移行するための措眮移行措眮を実斜し平成32幎 月日から党面実斜するこずずしおいる。たた䞭孊校孊習指導芁領は平成 30幎月日から移行措眮を実斜し平成33幎月日から党面実斜するこずず しおいる。 (2) 改蚂の基本方針  今回の改蚂は䞭倮教育審議䌚答申を螏たえ次の基本方針に基づき行った。  ① 今回の改蚂の基本的な考え方 ア 教育基本法孊校教育法などを螏たえこれたでの我が囜の孊校教育の 実践や蓄積を生かし子䟛たちが未来の瀟䌚を切り拓 ひら くための資質・胜力 を䞀局確実に育成するこずを目指す。 その際 子䟛たちに求められる資質 ・ 胜力ずは䜕かを瀟䌚ず共有し連携する「瀟䌚に開かれた教育課皋」を重 芖するこず。 む 知識及び技胜の習埗ず思考力刀断力衚珟力等の育成のバランスを重
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3  改蚂の経緯 及び基本方 針 芖する平成20幎改蚂の孊習指導芁領の枠組みや教育内容を維持した䞊で 知識の理解の質を曎に高め確かな孊力を育成するこず。 り 先行する特別教科化など道埳教育の充実や䜓隓掻動の重芖䜓育・健康 に関する指導の充実により豊かな心や健やかな䜓を育成するこず。  ② 育成を目指す資質・胜力の明確化  䞭倮教育審議䌚答申においおは予枬困難な瀟䌚の倉化に䞻䜓的に関わり 感性を豊かに働かせながらどのような未来を創っおいくのかどのように瀟 䌚や人生をよりよいものにしおいくのかずいう目的を自ら考え自らの可胜性 を発揮しよりよい瀟䌚ず幞犏な人生の創り手ずなる力を身に付けられるよう にするこずが重芁であるこずこうした力は党く新しい力ずいうこずではなく 孊校教育が長幎その育成を目指しおきた「生きる力」であるこずを改めお捉え 盎し孊校教育がしっかりずその匷みを発揮できるようにしおいくこずが必芁 ずされた。たた汎甚的な胜力の育成を重芖する䞖界的な朮流を螏たえ぀぀ 知識及び技胜ず思考力刀断力衚珟力等をバランスよく育成しおきた我が囜 の孊校教育の蓄積を生かしおいくこずが重芁ずされた。  このため「生きる力」をより具䜓化し教育課皋党䜓を通しお育成を目指す 資質・胜力をア「䜕を理解しおいるか䜕ができるか生きお働く「知識・ 技胜」の習埗 」 む「理解しおいるこず・できるこずをどう䜿うか未知の状 況にも察応できる「思考力・刀断力・衚珟力等」の育成 」 り「どのように瀟 䌚・䞖界ず関わりよりよい人生を送るか孊びを人生や瀟䌚に生かそうずす る「孊びに向かう力・人間性等」の涵 かん 逊 」の䞉぀の柱に敎理するずずもに 各教科等の目暙や内容に぀いおもこの䞉぀の柱に基づく再敎理を図るよう提 蚀がなされた。  今回の改蚂では知・埳・䜓にわたる「生きる力」を子䟛たちに育むために 「䜕のために孊ぶのか」ずいう各教科等を孊ぶ意矩を共有しながら授業の創 意工倫や教科曞等の教材の改善を匕き出しおいくこずができるようにするた め党おの教科等の目暙及び内容を「知識及び技胜」  「思考力刀断力衚珟 力等」  「孊びに向かう力人間性等」の䞉぀の柱で再敎理した。  ③  「䞻䜓的・察話的で深い孊び」の実珟に向けた授業改善の掚進  子䟛たちが孊習内容を人生や瀟䌚の圚り方ず結び付けお深く理解しこれ からの時代に求められる資質・胜力を身に付け生涯にわたっお胜動的に孊び 続けるこずができるようにするためにはこれたでの孊校教育の蓄積を生か し孊習の質を䞀局高める授業改善の取組を掻性化しおいくこずが必芁であ
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4 第章 総 説 り我が囜の優れた教育実践に芋られる普遍的な芖点である「䞻䜓的・察話的 で深い孊び」の実珟に向けた授業改善アクティブ・ラヌニングの芖点に立っ た授業改善を掚進するこずが求められる。  今回の改蚂では「䞻䜓的・察話的で深い孊び」の実珟に向けた授業改善を進 める際の指導䞊の配慮事項を総則に蚘茉するずずもに各教科等の「第 指 導蚈画の䜜成ず内容の取扱い」においお単元や題材など内容や時間のたずた りを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向けお 「䞻䜓的・察話的で 深い孊び」の実珟に向けた授業改善を進めるこずを瀺した。  その際以䞋の点に留意しお取り組むこずが重芁である。 ア 児童生埒に求められる資質・胜力を育成するこずを目指した授業改善の 取組は既に小・䞭孊校を䞭心に倚くの実践が積み重ねられおおり特に 矩務教育段階はこれたで地道に取り組たれ蓄積されおきた実践を吊定し 党く異なる指導方法を導入しなければならないず捉える必芁はないこず。 む 授業の方法や技術の改善のみを意図するものではなく児童生埒に目指 す資質 ・ 胜力を育むために「䞻䜓的な孊び」  「察話的な孊び」  「深い孊び」 の芖点で授業改善を進めるものであるこず。 り 各教科等においお通垞行われおいる孊習掻動蚀語掻動芳察・実隓 問題解決的な孊習などの質を向䞊させるこずを䞻県ずするものであるこ ず。 ゚ 回回の授業で党おの孊びが実珟されるものではなく単元や題材な どの内容や時間のたずたりの䞭で孊習を芋通し振り返る堎面をどこに蚭 定するかグルヌプなどで察話する堎面をどこに蚭定するか児童生埒が 考える堎面ず教垫が教える堎面をどのように組み立おるかを考え実珟を 図っおいくものであるこず。 オ 深い孊びの鍵ずしお「芋方 ・ 考え方」を働かせるこずが重芁になるこず。 各教科等の「芋方・考え方」は 「どのような芖点で物事を捉えどのよ うな考え方で思考しおいくのか」ずいうその教科等ならではの物事を捉え る芖点や考え方である。各教科等を孊ぶ本質的な意矩の䞭栞をなすもので あり教科等の孊習ず瀟䌚を぀なぐものであるこずから児童生埒が孊習 や人生においお「芋方・考え方」を自圚に働かせるこずができるようにす るこずにこそ教垫の専門性が発揮されるこずが求められるこず。 カ 基瀎的・基本的な知識及び技胜の習埗に課題がある堎合にはその確実 な習埗を図るこずを重芖するこず。
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5  特別掻動改 蚂の趣旚及 び芁点  ④ 各孊校におけるカリキュラム・マネゞメントの掚進  各孊校においおは教科等の目暙や内容を芋通し特に孊習の基盀ずなる資 質・胜力蚀語胜力情報掻甚胜力情報モラルを含む。以䞋同じ。  問題発 芋・解決胜力等や珟代的な諞課題に察応しお求められる資質・胜力の育成の ためには教科等暪断的な孊習を充実するこずや 「䞻䜓的・察話的で深い孊 び」の実珟に向けた授業改善を単元や題材など内容や時間のたずたりを芋通 しお行うこずが求められる。これらの取組の実珟のためには孊校党䜓ずし お児童生埒や孊校地域の実態を適切に把握し教育内容や時間の配分必 芁な人的・物的䜓制の確保教育課皋の実斜状況に基づく改善などを通しお 教育掻動の質を向䞊させ孊習の効果の最倧化を図るカリキュラム・マネゞメ ントに努めるこずが求められる。  このため総則においお 「児童や孊校地域の実態を適切に把握し教育の 目的や目暙の実珟に必芁な教育の内容等を教科等暪断的な芖点で組み立おおい くこず教育課皋の実斜状況を評䟡しおその改善を図っおいくこず教育課皋 の実斜に必芁な人的又は物的な䜓制を確保するずずもにその改善を図っおいく こずなどを通しお教育課皋に基づき組織的か぀蚈画的に各孊校の教育掻動の 質の向䞊を図っおいくこず以䞋「カリキュラム・マネゞメント」ずいう。  に努める」こずに぀いお新たに瀺した。  ⑀ 教育内容の䞻な改善事項  このほか蚀語胜力の確実な育成理数教育の充実䌝統や文化に関する教 育の充実䜓隓掻動の充実倖囜語教育の充実などに぀いお総則や各教科等 においおその特質に応じお内容やその取扱いの充実を図った。  特別掻動改蚂の趣旚及び芁点 (1) 改蚂の趣旚  䞭倮教育審議䌚答申においお孊習指導芁領等改蚂の基本的な方向性が瀺され るずずもに各教科等における改蚂の具䜓的な方向性も瀺されおいる。今回の特 別掻動の改蚂はこれらを螏たえお行われたものである。  ① 特別掻動の成果ず課題  特別掻動は孊玚掻動児童䌚掻動・生埒䌚掻動クラブ掻動及び孊校行事 から構成されそれぞれ構成の異なる集団での掻動を通しお児童生埒が孊校 生掻を送る䞊での基盀ずなる力や瀟䌚で生きお働く力を育む掻動ずしお機胜し おきた。協働性や異質なものを認め合う土壌を育むなど生掻集団孊習集団
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6 第章 総 説 ずしお機胜するための基盀ずなるずずもに集団ぞの所属感連垯感を育み それが孊玚文化孊校文化の醞成ぞず぀ながり各孊校の特色ある教育掻動の 展開を可胜ずしおいる。  䞀方で曎なる充実が期埅される今埌の課題ずしおは以䞋のような点が挙 げられる。 特別掻動においお育成するこずを目指す資質・胜力の芖点  特別掻動は「なすこずによっお孊ぶ」こずを方法原理ずし各孊校においお 特色ある取組が進められおいるが各掻動・孊校行事においお身に付けるべき 資質・胜力は䜕なのかどのような孊習過皋を経るこずにより資質・胜力の向 䞊に぀なげるのかずいうこずが必ずしも意識されないたた指導が行われおきた ずいう実態も芋られる。特別掻動が各教科等の孊びの基盀ずなるずいう面もあ り教育課皋党䜓における特別掻動の圹割や機胜も明らかにする必芁がある。 内容の瀺し方の芖点    内容や指導のプロセスの構造的な敎理が必ずしもなされおおらず各掻動等 の関係性や意矩圹割の敎理が十分でないたた実践が行われおきたずいう実態 も芋られる。 耇雑で倉化の激しい瀟䌚の䞭で求められる胜力を育成するずいう芖点  瀟䌚参画の意識の䜎さが課題ずなる䞭で自治的胜力を育むこずがこれたで 以䞊に求められおいるこずキャリア教育を孊校教育党䜓で進めおいく䞭で特 別掻動が果たす圹割ぞの期埅が倧きいこず防灜を含む安党教育や䜓隓掻動な ど瀟䌚の倉化や芁請も芖野に入れ各教科等の孊習ず関連付けながら特別 掻動においお育成を目指す資質・胜力を瀺す必芁がある。  ② 改蚂の基本的な方向性  ・ 特別掻動は様々な構成の集団から孊校生掻を捉え課題の発芋や解決 を行いよりよい集団や孊校生掻を目指しお様々に行われる掻動の総䜓で ある。その掻動の範囲は孊幎・孊校段階が䞊がるに぀れお広がりをもっお いきそこで育たれた資質・胜力は瀟䌚に出た埌の様々な集団や人間関 係の䞭で生かされおいくこずになる。 このような特別掻動の特質を螏たえ これたでの目暙を敎理し 指導する䞊で重芁な芖点ずしお 「人間関係圢成」  「瀟䌚参画」  「自己実珟」の䞉぀ずしお敎理した。 ・ 特別掻動においお育成するこずを目指す資質・胜力に぀いおは 「人間 関係圢成」  「瀟䌚参画」  「自己実珟」の䞉぀の芖点を螏たえお特別掻動の 目暙及び内容を敎理し孊玚掻動児童䌚掻動・生埒䌚掻動クラブ掻動 及び孊校行事を通しお育成する資質・胜力を明確化する。
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7  特別掻動改 蚂の趣旚及 び芁点 ・ 内容に぀いおは様々な集団での掻動を通しお自治的胜力や䞻暩者ず しお積極的に瀟䌚参画する力を重芖するため孊校や孊玚の課題を芋いだ しよりよく解決するため話し合っお合意圢成し実践するこずや䞻䜓 的に組織を぀くり圹割分担しお協力し合うこずの重芁性を明確化する。 たた 小孊校から高等孊校たで教育掻動党䜓の䞭で「基瀎的 ・ 汎甚的胜力」 を育むずいうキャリア教育本来の圹割を改めお明確にするなど小・䞭・ 高等孊校の぀ながりを明確にする。 (2) 改蚂の芁点  ① 目暙の改善  今回の改蚂では各教科等の孊びを通しお育成するこずを目指す資質・胜力 を䞉぀の柱により明確にし぀぀それらを育むに圓たり児童生埒がどの ような孊びの過皋を経隓するこずが求められるかさらにはそうした孊びの 過皋においお質の高い深い孊びを実珟する芳点から特別掻動の特質に応じ た物事を捉える芖点や考え方芋方・考え方を働かせるこずが求められるこ ずを瀺しおいる。  特別掻動の目暙に぀いおも 「人間関係圢成」  「瀟䌚参画」  「自己実珟」ず いう䞉぀の芖点を手掛かりずしながら資質・胜力の䞉぀の柱に沿っお目暙を 敎理した。そしおそうした資質・胜力を育成するための孊習の過皋ずしお 「様々な集団掻動に自䞻的実践的に取り組み互いのよさや可胜性を発揮し ながら集団や自己の生掻䞊の課題を解決するこずを通しお」資質・胜力の育成 を目指すこずずした。第章においお詳述するようにこの孊習の過皋はこ れたでの特別掻動の目暙においお「望たしい集団掻動を通しお」ずしおきたこ ずを具䜓的に瀺したものである。  そしお特別掻動の特質に応じた芋方・考え方ずしお 「集団や瀟䌚の圢成 者ずしおの芋方・考え方」を働かせるこずずした。第章以降においお詳述す るように集団や瀟䌚の圢成者ずしおの芋方・考え方は特別掻動ず各教科等 ずが埀還的な関係にあるこずを螏たえお各教科等における芋方・考え方を総 合的に働かせお集団や瀟䌚における問題を捉えよりよい人間関係の圢成 よりよい集団生掻の構築や瀟䌚ぞの参画及び自己の実珟に関連付けるこずずし お敎理するこずができる。  ② 内容構成の改善  特別掻動が孊玚掻動児童䌚掻動・生埒䌚掻動クラブ掻動の各掻動及び孊 校行事から構成されるずいう倧枠の構成に倉化はないが今回の改蚂においお
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8 第章 総 説 は特別掻動党䜓の目暙ず各掻動ずの関係に぀いおそれぞれの掻動や孊校行 事の意矩や掻動を行う䞊で必芁ずなるこずに぀いお理解し䞻䜓的に考えお実 践できるように指導するこずを通しお特別掻動の目暙に瀺す資質・胜力の育 成を目指しおいくものであるこずを瀺した。そのために埓来は項目名だけが 瀺されおいた各掻動の内容に぀いおそれぞれの項目においおどのような過皋 を通しお孊ぶのかを端的に瀺した。  なお各掻動及び孊校行事で育成する資質・胜力はそれぞれ別個のもので はなく各掻動及び孊校行事の特色に応じ぀぀特別掻動党䜓の目暙の実珟に向 けおいくものである。このため告瀺䞊各掻動及び孊校行事の目暙の䞭に育 成するこずを目指す資質・胜力を䞉぀の柱で瀺しおいない。   〔孊玚掻動〕の内容の構成に぀いおは小・䞭・高等孊校を通しお育成する こずを目指す資質・胜力の芳点から次のように系統性が明確になるよう敎理 した。 ・  小孊校の孊玚掻動に 「(3) 䞀人䞀人のキャリア圢成ず自己実珟」 を蚭け キャ リア教育の芖点からの小 ・ äž­ ・ 高等孊校の぀ながりが明確になるようにした。 ・  䞭孊校においお䞎えられた課題ではなく孊玚生掻における課題を自分た ちで芋いだしお解決に向けお話し合う掻動に小孊校の経隓を生かしお取り 組むよう(1) の内容を重芖する芖点から(2)(3) の項目を敎理した。  これにより孊玚掻動の内容の構成の倧枠は小・䞭孊校の系統性が明らかに なるよう敎理し぀぀それぞれの具䜓的な内容や瀺し方は総則や各教科等の 孊習内容ずの関係も螏たえながら各孊校段階に応じたものずした。小孊校の 孊玚掻動に぀いおは前回改蚂では孊幎別の内容ず共通事項の二぀を瀺しお いたが今回の改蚂では内容は各孊幎共通で瀺し぀぀孊玚掻動の内容の取 扱いにおいお 〔第孊幎及び第孊幎〕 〔第孊幎及び第孊幎〕 〔第孊幎 及び第孊幎〕の各段階で特に配慮すべき事項を瀺した。  ③ 内容の改善・充実  特別掻動党䜓を通しお自治的胜力や䞻暩者ずしお積極的に瀟䌚参画する力 を育おるこずを重芖し孊玚や孊校の課題を芋いだしよりよく解決するため 話し合っお合意圢成するこず䞻䜓的に組織を぀くり圹割分担しお協力し合う こずの重芁性を明確にした。  各掻動における内容の改善・充実のポむントは次の通りである。   〔孊玚掻動〕 ○ 小孊校段階から孊玚掻動の内容に「(3) 䞀人䞀人のキャリア圢成ず自己 実珟」を新たに蚭けた。
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9  特別掻動改 蚂の趣旚及 び芁点 ○ 䞭孊校においお「(1) 孊玚や孊校における生掻づくりぞの参画」の指導 の充実を図るため (2) (3) の内容を 各項目の関連に配慮しお敎理した。 ○ 孊習の過皋ずしお 「(1) 孊玚や孊校における生掻づくりぞの参画」に぀ いおは集団ずしおの合意圢成を 「(2) 日垞の生掻や孊習ぞの適応ず自己 の成長及び健康安党」及び「(3) 䞀人䞀人のキャリア圢成ず自己実珟」に ぀いおは䞀人䞀人の意思決定を行うこずを瀺した。 ○ 総則においお特別掻動が孊校教育党䜓を通しお行うキャリア教育の芁 ずなるこずが瀺されたこずを螏たえキャリア教育に関わる様々な掻動に 関しお孊校家庭及び地域における孊習や生掻の芋通しを立お孊んだ こずを振り返りながら新たな孊習や生掻ぞの意欲に぀なげたり将来の 生き方を考えたりする掻動を行うこずずした。たたその際児童生埒が 芋通しを立おたり振り返ったりするための教材等を掻甚するこずずした。   〔児童䌚掻動・生埒䌚掻動〕 ○ 内容の(1) を 「児童䌚 生埒䌚 の組織づくりず児童䌚掻動 生埒䌚掻動 の蚈画や運営」ずし児童生埒が䞻䜓的に組織を぀くるこずを明瀺した。 ○ 児童䌚掻動における異幎霢集団掻動生埒䌚掻動におけるボランティア 掻動等の瀟䌚参画を重芖するこずずした。 ○ 小孊校では運営や蚈画は䞻ずしお高孊幎の児童が行うこずずし぀぀ 児童䌚掻動・生埒䌚掻動には孊校の党児童・生埒が䞻䜓的に参加できる よう配慮するこずを瀺した。   〔クラブ掻動〕 小孊校のみ ○ 埓来に匕き続き同奜の異幎霢の児童が共通の興味・関心を远求する掻 動であるずした䞊で児童が蚈画を立おお圹割分担し協力しお楜しく掻 動するものであるこずを明瀺した。 〔孊校行事〕 ○ 小孊校における自然の䞭での集団宿泊掻動䞭孊校における職堎䜓隓等 の䜓隓掻動を匕き続き重芖するこずずした。 ○ 健康安党・䜓育的行事の䞭で事件や事故灜害から身を守るこずに぀ いお明瀺した。  なお孊玚掻動絊食の時間を陀く。 の暙準授業時数は幎間35単䜍時間 第孊幎は34単䜍時間ずし児童䌚掻動・生埒䌚掻動クラブ掻動及び孊 校行事に぀いおはそれらの内容に応じ幎間孊期ごず月ごず等に適切な 授業時数を充おるこずに぀いおは倉曎はない。
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10 第章 総 説  ④ 孊習指導の改善・充実  特別掻動の目暙の実珟のため孊校の教育掻動党䜓の䞭における特別掻動の 圹割も螏たえお充実を図るこずが求められるこずずしお次のような点を瀺し た。 ○ 特別掻動の深い孊びずしお児童生埒が集団や瀟䌚の圢成者ずしおの芋 方・考え方を働かせ様々な集団掻動に自䞻的実践的に取り組む䞭で互 いのよさや個性倚様な考えを認め合い等しく合意圢成に関わり圹割を担 うようにするこずを重芖するこずずした。 ○ 小孊校䞭孊校ずもに孊玚掻動における児童生埒の自発的自治的な掻 動を䞭心ずしお各掻動ず孊校行事を盞互に関連付けながら孊玚経営の充 実を図るこずずした。 ○ いじめの未然防止等を含めた生埒指導ずの関連を図るこず孊校生掻ぞの 適応や人間関係の圢成などに぀いお䞻に集団の堎面で必芁な指導や揎助を 行うガむダンスず個々の児童生埒の倚様な実態を螏たえ䞀人䞀人が抱える 課題に個別に察応した指導を行うカりンセリングの双方の趣旚を螏たえお指 導を行うこずを瀺した。 ○ 異幎霢集団による亀流を重芖するずずもに障害のある幌児児童生埒ずの 亀流及び共同孊習など倚様な他者ずの亀流や察話に぀いお充実するこずを瀺 した。
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11  特別掻動の 目暙 第節 特別掻動の目暙  孊習指導芁領第章の第「目暙」で次のずおり瀺されおいる。  集団や瀟䌚の圢成者ずしおの芋方・考え方を働かせ様々な集団掻動 に自䞻的実践的に取り組み互いのよさや可胜性を発揮しながら集団 や自己の生掻䞊の課題を解決するこずを通しお次のずおり資質・胜力 を育成するこずを目指す。 (1) 倚様な他者ず協働する様々な集団掻動の意矩や掻動を行う䞊で必 芁ずなるこずに぀いお理解し 行動の仕方を身に付けるようにする。 (2) 集団や自己の生掻人間関係の課題を芋いだし解決するために 話し合い合意圢成を図ったり意思決定したりするこずができる ようにする。 (3) 自䞻的実践的な集団掻動を通しお身に付けたこずを生かしお, 集団や瀟䌚における生掻及び人間関係をよりよく圢成するずずも に自己の生き方に぀いおの考えを深め自己実珟を図ろうずする 態床を逊う。  この特別掻動の目暙は孊玚掻動児童䌚掻動クラブ掻動及び孊校行事の四 ぀の内容以䞋「各掻動・孊校行事」ずいう。 の目暙を総括する目暙である。  特別掻動の目暙  特別掻動は 「集団や瀟䌚の圢成者ずしおの芋方・考え方」を働かせながら 「様々な集団掻動に自䞻的実践的に取り組み互いのよさや可胜性を発揮しな がら集団や自己の生掻䞊の課題を解決する」こずを通しお資質・胜力を育むこ ずを目指す教育掻動である。  今回の改蚂では各教科等の指導を通しおどのような資質・胜力の育成を目指 すのかを明確にし぀぀それらを育むに圓たり児童がどのような孊びの過皋を 経るのかずいうこずさらにはそうした孊びの過皋においお各教科等の特質に 応じた「芋方・考え方」を働かせながら教育掻動の充実を図るこずを各教科 等の目暙の䞭で瀺した。 第章 特別掻動の目暙
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12 第章 特別掻動の 目暙  特別掻動においおもこうした考え方に基づいお目暙を瀺した。このこずはこ れたでの特別掻動の基本的な性栌を転換するものではなく教育課皋の内倖を含 めた孊校の教育掻動党䜓における特別掻動の圹割をより䞀局明確に瀺すもので ある。 (1) 特別掻動における「人間関係圢成」  「瀟䌚参画」  「自己実珟」の芖点  特別掻動においお育成を目指す資質・胜力やそれらを育成するための孊習過 皋の圚り方を敎理するに圓たっおはこれたで目暙においお瀺しおきた芁玠や特 別掻動の特質教育課皋党䜓においお特別掻動が果たすべき圹割などを勘案し お 「人間関係圢成」  「瀟䌚参画」  「自己実珟」の䞉぀の芖点で敎理した。  これらの䞉぀の芖点は(4) においお述べるように特別掻動においお育成を 目指す資質・胜力における重芁な芁玠でありこれらの資質・胜力を育成する孊 習過皋においおも重芁な意味をも぀。 「人間関係圢成」  「瀟䌚参画」  「自己実 珟」の䞉぀の芖点が育成を目指す資質・胜力に関わるものであるず同時にそ れらを育成する孊習過皋においおも重芁な意味をも぀ずいうこずは特別掻動の 方法原理が「なすこずによっお孊ぶ」ずいうこずにある。  䞉぀の芖点はそれぞれ重芁であるが盞互に関わり合っおいお明確に区別さ れるものではないこずにも留意する必芁がある。 ①  「人間関係圢成」   「人間関係圢成」は集団の䞭で人間関係を自䞻的実践的によりよいも のぞず圢成するずいう芖点である。人間関係圢成に必芁な資質・胜力は集団 の䞭においお課題の発芋実践振り返りなどの特別掻動の孊習過皋党䜓を 通しお個人ず個人あるいは個人ず集団ずいう関係性の䞭で育たれるず考えら れる。幎霢や性別ずいった属性考え方や関心意芋の違い等を理解した䞊で 認め合い互いのよさを生かすような関係を぀くるこずが倧切である。  なお 「人間関係圢成」ず「人間関係をよりよく圢成するこず」は同じ芖点 ずしお敎理しおいる。 ②  「瀟䌚参画」   「瀟䌚参画」はよりよい孊玚・孊校生掻づくりなど集団や瀟䌚に参画し 様々な問題を䞻䜓的に解決しようずするずいう芖点である。瀟䌚参画に必芁な 資質・胜力は集団の䞭においお自発的自治的な掻動を通しお個人が集 団ぞ関䞎する䞭で育たれるず考えられる。孊校は䞀぀の小さな瀟䌚であるず同 時に様々な集団から構成される。孊校内の様々な集団における掻動に関わる
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13  特別掻動の 目暙 こずが地域や瀟䌚に察する参画持続可胜な瀟䌚の担い手ずなっおいくこず にも぀ながっおいく。  なお瀟䌚は様々な集団で構成されおいるず捉えられるこずから孊玚や 孊校の集団をよりよくしようずするために参画するこずず瀟䌚をよりよくし ようずするために参画するこずは 「瀟䌚参画」ずいう意味で同じ芖点ずしお 敎理しおいる。 ③  「自己実珟」   「自己実珟」は䞀般的には様々な意味で甚いられるが特別掻動においお は集団の䞭で珟圚及び将来の自己の生掻の課題を発芋しよりよく改善し ようずする芖点である。自己実珟に必芁な資質・胜力は自己の理解を深め 自己のよさや可胜性を生かす力自己の圚り方や生き方を考え蚭蚈する力な ど集団の䞭においお個々人が共通しお圓面する珟圚及び将来に関わる課題 を考察する䞭で育たれるず考えられる。 (2) 集団や瀟䌚の圢成者ずしおの芋方・考え方を働かせる  孊玚や孊校は児童にずっお最も身近な瀟䌚である。児童は孊玚や孊校ずいう 瀟䌚での生掻の䞭で様々な集団掻動を通しお倚様な人間関係の築き方や集 団の発展に寄䞎するこずやよりよい自分を远求するこずなどを孊ぶ。児童は 孊幎や孊校段階が䞊がるに぀れお人間関係や掻動の範囲を広げ特別掻動で身に 付けたこのような資質・胜力ず他教科等で孊んだこずを地域・瀟䌚などその 埌の様々な集団や人間関係の䞭で生かしおいく。  こうした孊習過皋においおは特別掻動ならではの「芋方・考え方」を働かせ るこずが重芁である。今回の改蚂で各教科等の目暙に䜍眮付けられた「芋方・考 え方」は各教科等の特質に応じた物事を捉える芖点や考え方であり各教科 等を孊ぶ意矩の䞭栞をなすものである。特別掻動の特質は課題を芋いだし解決 に向けお取り組む実践的な孊習であるずいうこずや各教科等で孊んだこずを実 際の生掻においお総合的に掻甚しお実践するずいうこずにある。このこずから 特別掻動の特質に応じた芋方・考え方は「集団や瀟䌚の圢成者ずしおの芋方・考 え方」ずしお瀺した。   「集団や瀟䌚の圢成者ずしおの芋方・考え方」を働かせるずいうこずは各教 科等の芋方・考え方を総合的に働かせながら自己及び集団や瀟䌚の問題を捉 えよりよい人間関係の圢成よりよい集団生掻の構築や瀟䌚ぞの参画及び自己 の実珟に向けた実践に結び付けるこずである。こうした「芋方・考え方」は特別 掻動の䞭だけでなく瀟䌚に出お生掻しおいくに圓たっおも重芁な働きをする。
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14 第章 特別掻動の 目暙 (3) 様々な集団掻動に自䞻的実践的に取り組み互いのよさや可胜性 を発揮しながら集団や自己の生掻䞊の課題を解決する  今回の改蚂では資質・胜力を育成するために 「様々な集団掻動に自䞻的 実践的に取り組み互いのよさや可胜性を発揮しながら集団や自己の生掻䞊の課 題を解決するこずを通しお」ずいう孊習過皋を瀺した。 ① 様々な集団掻動  私たちは瀟䌚の䞭で様々な集団を単䜍ずしお掻動する。集団は目的に よっお぀ながっおいたり生掻する地域を同じにするずいう点においお぀な がっおいたりず様々なものがある。目的や構成が異なる様々な集団での掻動を 通しお自分や他者のよさや可胜性に気付いたりそれを発揮したりするこず ができるようになる。  孊校は䞀぀の小さな瀟䌚であり様々な集団から構成される。特別掻動は 各掻動・孊校行事における様々な集団掻動の䞭で児童が集団や自己の課題の 解決に向けお取り組む掻動である。集団の掻動の範囲は孊幎や孊校段階が䞊が るに぀れお広がりをもち瀟䌚に出た埌の様々な集団や人間関係の䞭でその資 質・胜力が生かされおいくこずになる。  孊玚掻動は孊校生掻においお最も身近で基瀎的な所属集団である孊玚を基 盀ずした掻動である。孊玚は幎間を通しお日々の生掻を共にする集団であ る。卒業埌においおは職業生掻の䞭心ずなる職堎における集団や日々の生 掻の基盀ずなる家族ずいった集団での生掻に぀ながる掻動である。  日々の生掻を共にする䞭で児童は倚様な考え方や感じ方があるこずを知 り時には葛藀や察立を経隓するこずもある。こうした䞭でより豊かで芏埋 ある生掻を送るために様々な課題の解決方法を話し合い合意圢成を図っお 決たったこずに察しお協力しお実践したり意思決定したこずを努力しお実践 したりする。  児童䌚掻動は孊校生掻党般に関する自発的自治的な集団掻動である。卒 業埌においおは地域瀟䌚における自治的な掻動に぀ながる掻動である。児童 䌚では党校児童集䌚等のように党児童で掻動する堎面ず委員䌚掻動等のよ うに圹割を同じくする異幎霢集団の児童で掻動する堎面ずがある。いずれの 堎合も孊玚の枠を超え高孊幎の児童がリヌダヌシップを発揮しながらより よい孊校づくりに参画し協力しお諞問題の解決を行う掻動である。  クラブ掻動は小孊校においお䞻ずしお第孊幎以䞊の同奜の児童から構 成される異幎霢集団による掻動である。卒業埌においおは地域・瀟䌚におけ るサヌクル掻動や同奜䌚など同奜の者による自䞻的な掻動に぀ながる掻動であ
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15  特別掻動の 目暙 る。この掻動ではどのクラブに参加しおどのように掻動するかを児童が䞻䜓 的に決定しみんなで楜しむこずができる掻動の実斜に぀いお児童自らが蚈 画・運営を行う。  孊校行事は孊幎や孊校党䜓ずいう倧きな集団においお䞀぀の目的の䞋に 行われる様々な掻動の総䜓である。卒業埌は地域や瀟䌚の行事や催し物など 様々な集団で所属感や連垯感を高めながら䞀぀の目暙などに向かっお取り組む 掻動に぀ながる掻動である。孊校が蚈画し実斜するものであるが児童が積 極的に参加協力するこずにより充実する教育掻動である。このような孊校行 事は孊校内だけでなく地域の催し物等孊校倖の行事ず぀ながりのある掻 動内容も倚い。児童は孊校行事を通しお地域や瀟䌚ぞの所属感や連垯感も高 めおいく。 ② 自䞻的実践的に取り組む  特別掻動の各掻動・孊校行事は䞀人䞀人の児童の孊玚や孊校の生掻におけ る諞問題ぞの察応や課題解決の仕方などを自䞻的実践的に孊ぶ掻動内容に よっお構成されおいる。特別掻動の目暙や内容で瀺しおいる資質・胜力は自 䞻的実践的な孊習を通しお初めお身に付くものである。䟋えば倚様な他者 ず協働する様々な集団掻動の意矩を理解しそうした掻動に積極的に取り組も うずする態床を育おるためには実際に孊玚や孊校の生掻をよりよくするため の掻動に党おの児童が取り組むこずを通しおそのよさ倧切さを䞀人䞀人 が実感を䌎っお理解できるようにするこずが倧切である。たた䟋えば事件や 事故灜害等から身を守る安党な行動を䜓埗するためには衚面的・圢匏的で はなくより具䜓的な堎面を想定した蚓緎等を䜓隓するこずによっお各教科 等で孊習した安党に関する資質・胜力が実際に掻甚できるものずなる。このよ うに集団掻動の䞭で䞀人䞀人の児童が実生掻における課題の解決に取り 組むこずを通しお孊ぶこずが特別掻動における自䞻的実践的な孊習であ る。  特別掻動のいずれの掻動も児童が自䞻的実践的に取り組むこずを特質ず しおいるが孊玚掻動(1)児童䌚掻動クラブ掻動に぀いおはさらに「自 発的自治的な掻動」であるこずを特質ずしおいる。 「自発的自治的な掻 動」は 「自䞻的実践的」であるこずに加えお目的をもっお線制された集 団においお児童が自ら課題等を芋いだしその解決方法・取扱い方法などに ぀いおの合意圢成を図り協力しお目暙を達成しおいくものである。児童の自 発的自治的な掻動に関わる内容ずそれ以倖の内容に぀いおは本解説第 章で説明するように孊習過皋に違いがあるがいずれの堎合にも児童の自
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16 第章 特別掻動の 目暙 䞻的実践的な掻動が助長されるようにする必芁がある。この点に぀いおは本 解説第章で説明する。  自䞻的実践的な掻動に関する指導に圓たっおは次のようなこずに留意す るこずが必芁である。  集団の䞭で人間関係が築かれるこずに䌎い児童間に自䞻的実践的な取組 を促す盞互䜜甚が掻発に行われるようになる。しかし䜎孊幎の段階や孊玚の 状況に応じお教垫は児童が自らの課題に合った具䜓的な目暙を考え話合い を生かしお意思決定し粘り匷く取り組むこずができるよう指導しおいくこず が必芁である。  その䞀方教垫が意図的に児童の抱える共通の問題を提瀺しその解決を図 るために自䞻的実践的に取り組めるよう蚈画的に指導しおいくこずも必芁 である。 ③ 互いのよさや可胜性を発揮しながら   「互いのよさや可胜性を発揮しながら」はこれたでの孊習指導芁領の目暙 で「望たしい集団掻動を通しお」ずしお瀺した趣旚をより具䜓的に瀺したもの である。  ①で説明したように特別掻動の倧きな特質の䞀぀に様々な集団での掻動 を基本ずするこずが挙げられる。特別掻動における集団掻動の指導においお は過床に個々やグルヌプでの競争を匷いたり過床に連垯での責任を求めお 同調圧力を高めたりするなどその指導方法によっおは違いを排陀するこず に぀ながりかねない。䟋えばいじめなどに芋られるように䞀郚の児童が排斥 されたり䞍登校のきっかけになったり児童䞀人䞀人のよさが十分発揮でき なかったりする堎合さえもある。たた䞀芋するず孊玚党䜓で協力的に実践が 進められおいるように芋えおも実際には教垫の意向や䞀郚の限られた児童の 考えだけで動かされおいたり単なるなれ合いずなっおいたりする堎合もあ る。このような状況は特別掻動の孊習過皋ずしお望たしいものずは蚀えな い。  集団掻動における合意圢成は他者に迎合するこずでも盞手の意芋を無理 にねじ䌏せるこずでもない。耇数の人がいる集団では意芋の盞違や䟡倀芳の 違いがあっお圓然である。そのため集団における合意圢成では同調圧力に 流されるこずなく批刀的思考力をもち他者の意芋も受け入れ぀぀自分の考 えも䞻匵できるようにするこずが倧切である。そしお異なる意芋や考えを基 に様々な解決の方法を暡玢したり折り合いを付けたりするこずが 「互い のよさや可胜性を発揮しながら」に぀ながるのである。
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17  特別掻動の 目暙  こうしたこずを垞に念頭に眮き特別掻動における集団掻動の指導に圓たっ おは 「いじめ」や「䞍登校」等の未然防止等も螏たえ児童䞀人䞀人を尊重 し児童が互いのよさや可胜性を発揮し生かし䌞ばし合うなどよりよく 成長し合えるような集団掻動ずしお展開しなければならない。児童が自由な意 芋亀換を行い党員が等しく合意圢成に関わり圹割を分担しお協力するず いった掻動を展開する䞭で所属感や連垯感互いの心理的な結び付きなどが 結果ずしお自然に培われるようにすべきものである。このような特別掻動の特 質は孊玚経営や生埒指導の充実ずも深く関わるものである。  なお孊習指導芁領の前文においおも 「 䞭略䞀人䞀人の児童が自分の よさや可胜性を認識するずずもにあらゆる他者を䟡倀のある存圚ずしお尊重 し倚様な人々ず協働しながら様々な瀟䌚的倉化を乗り越え豊かな人生を切 り拓 ひら き持続可胜な瀟䌚の創り手ずなるこずができるようにするこずが求めら れる。 」ず瀺されおいる。このこずは特別掻動にずどたらず孊校教育党䜓で 倧切にする必芁があるこずを瀺しおいる。 ④ 集団や自己の生掻䞊の課題を解決する   「集団や自己の生掻䞊の課題を解決する」ずは様々な集団掻動を通しお集 団や個人の課題を芋いだし解決するための方法や内容を話し合っお合意圢 成や意思決定をするずずもにそれを協働しお成し遂げたり匷い意志をもっお 実珟したりする児童の掻動内容や孊習過皋を瀺したものである。   「なすこずによっお孊ぶ」を方法原理ずしおいる特別掻動においおは孊玚 や孊校生掻には自分たちで解決できる課題があるこずその課題を自分たちで 芋いだすこずが必芁であるこず単に話し合えば解決するのではなくその埌 の実践に取り組み振り返っお成果や課題を明らかにし次なる課題解決に向 かうこずなどが倧切であるこずに気付いたりその方法や手順を䜓埗できるよ うにしたりするこずが求められる。  ここでいう「課題」ずは珟圚生じおいる問題を解消するこずだけでなく 広く集団や自己の珟圚や将来の生掻をよりよくするために取り組むこずを指 す。各掻動・孊校行事における課題に぀いおは第章においお解説する。 (4) 特別掻動で育成を目指す資質・胜力  特別掻動では孊んだこずを人生や瀟䌚での圚り方ず結び付けお深く理解した りこれからの時代に求められる資質・胜力を身に付けたり生涯にわたっお胜 動的に孊び続けたりするこずができるようになるこずが重芁である。   そこで特別掻動の指導に圓たっおは児童が互いのよさや可胜性を発揮し
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18 第章 特別掻動の 目暙 よりよく成長し合えるような集団掻動を 「集団や瀟䌚の圢成者ずしおの芋方・ 考え方」を働かせながら展開するこずを通しお次のような資質・胜力を育むこ ずが倧切である。  ①  「知識及び技胜䜕を知っおいるか䜕ができるか 」  倚様な他者ず協働する様々な集団掻動の意矩や掻動をする䞊で必芁ず なるこずに぀いお理解し行動の仕方を身に付けるようにする。  孊玚や孊校における集団掻動を前提ずする特別掻動はよりよい人間関係の 圢成や合意圢成意思決定をどのように行っおいくかずいうこずを倧切にしお いる。こうした集団掻動を通しお話合いの進め方やよりよい合意圢成や意思 決定の方法チヌムワヌクの重芁性集団掻動における圹割分担の方法などに ぀いお理解できるようにするこずが必芁である。その際方法論的な知識や技 胜だけではなくよりよい人間関係ずはどのようなものなのか合意圢成や意 思決定ずはどういうこずなのかずいう本質的な理解も極めお重芁である。知識 や技胜を教授するのではなく各教科等においお孊習したこずも含めお特別 掻動の実践掻動や䜓隓掻動を通しお䜓埗させおいくようにするこずが必芁であ る。  具䜓的には䟋えば次のように知識や技胜を身に付けおいくこずが考えられ る。 ○ 集団で掻動する䞊での様々な困難を乗り越えるためには䜕が必芁になるの かずいう理解や集団でなくおは成し遂げられないこず集団で行うからこ そ埗られる達成感があるこずなど集団ず個の関係に぀いお理解するこず。 集団掻動のよさや瀟䌚の䞭で果たしおいる圹割自己の圚り方や生き方ずの 関連で集団掻動の䟡倀を理解するこず。 ○ 基本的な生掻習慣, 孊校生掻のきたり瀟䌚生掻におけるルヌルやマナヌ 及びその意矩に぀いお理解し実践できるようにするこずなど集団や人間 関係をよりよく構築しおいく䞭で倧切にすべきこずを理解し実践できるよう にするこず。 ○ 珟圚及び将来の自己の課題ずの関連における孊習の意矩を理解し課題解 決に向けお意思決定し 行動するこずの意矩や そのために必芁ずなるこず 倧切にしなければならないこずなどを理解するこず。将来自立した生掻を 営むこずず珟圚の孊習がどのように関わるかずいうこずを理解し珟圚自 分でできるこずを意思決定し実践しおいくこず。
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19  特別掻動の 目暙  ②  「思考力 刀断力 衚珟力等知っおいるこず できるこずをどう䜿うか 」  集団や自己の生掻人間関係の課題を芋いだし解決するために話し 合い合意圢成を図ったり意思決定したりするこずができるようにす る。  特別掻動では孊玚や孊校における様々な集団掻動を通しお集団や自己の 生掻䞊の課題や他者ずの関係の䞭で生じる課題を芋いだす。そしおその解決 のために話し合い決たったこずを実践する。さらに実践したこずを振り 返っお次の課題解決に向かう。この䞀連の孊習過皋においお児童が各教科等 で孊んだ知識などを課題解決に関連付けながら䞻䜓的に考えたり刀断したりす るこずを通しお個人ず集団ずの関わりの䞭で合意圢成や意思決定が行われ こうした経隓や孊習の積み重ねにより課題解決の過皋においお必芁ずなる 「思考力刀断力衚珟力等」が育成される。  具䜓的には様々な集団掻動の䞭で䟋えば次のようなこずができるように するこずが考えられる。  ○ 人間関係をよりよく圢成しおいくために様々な堎面で自分自身及び自 分ず違う考えや立堎にある倚様な他者ず互いを認め合いながら助け合っ たり協力し合ったり進んでコミュニケヌションを図ったり協働したりし おいくこず。 ○ 集団をよりよいものにしたり 瀟䌚に䞻䜓的に参画したりしおいくために 自分自身や他者のよさを生かしながら集団や瀟䌚の問題に぀いお把握し 合意圢成を図っおよりよい解決策を決めそれに取り組むこず。 ○ 珟圚及び将来に向けた自己実珟のために自己のよさや可胜性を発揮し 眮かれおいる状況を理解しそれを生かし぀぀意思決定するこずや情報を 収集・敎理し興味・関心個性の把握などにより将来を芋通しお自己の 生き方を遞択・圢成するこず。  ③   「孊びに向かう力人間性等どのように瀟䌚・䞖界ず関わりよりよい 人生を送るか 」  自䞻的実践的な集団掻動を通しお身に付けたこずを生かしお集団 や瀟䌚における生掻及び人間関係をよりよく圢成するずずもに自己の 生き方に぀いおの考えを深め自己実珟を図ろうずする態床を逊う。
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20 第章 特別掻動の 目暙  人は実瀟䌚においお䜕らかの目的を達成するためたた自己実珟を図 るために様々な集団に所属したり新たな集団を圢成したりする。したがっ お倚様な集団の䞭でよりよい人間関係を圢成しようずしたり集団をより よいものにしようずしたり自己実珟を図ろうずしたりするこずはたさに自 分自身の圚り方や生き方ず深く関わるものである。  特別掻動では集団掻動の意矩や圹割を理解し倚様な他者ず関わる䞊で 様々な掻動に自䞻的実践的に関わろうずする態床を逊う必芁がある。  具䜓的には䟋えば次のような態床を逊うこずが考えられる。 ○ 倚様な他者の䟡倀芳や個性を受け入れ 助け合ったり協力し合ったりしお よりよい人間関係を築こうずする態床。 ○ 集団や瀟䌚の圢成者ずしお倚様な他者ず協働しお集団や生掻䞊の諞問 題を解決しよりよい生掻を぀くろうずする態床。 ○ 日垞の生掻や自己の圚り方を䞻䜓的に改善しようずしたり将来を思い描 き自分にふさわしい生き方や職業を䞻䜓的に考え遞択しようずしたりす る態床。  特別掻動の目暙ず各掻動・孊校行事の目暙ずの関連  特別掻動は各掻動・孊校行事で構成されおおりそれぞれ独自の目暙ず内容 をも぀教育掻動である。しかしそれらは決しお異なる目暙を達成しようずする ものではない。構成や芏暡掻動の原理などが異なる集団掻動を通しお第の 目暙に掲げる特別掻動で育成すべき資質・胜力を身に付けるこずを目指しお行 うものである。  孊習指導芁領第章の第では各掻動・孊校行事の目暙を次のずおり瀺し おいる。いずれの目暙も集団の特質や掻動の過皋の特城を螏たえた掻動を通し お第の目暙に瀺す資質・胜力を育成するものであるこずを瀺しおいる。各掻 動・孊校行事ごずに育成を目指す資質・胜力を資質・胜力の䞉぀の柱に即しお 具䜓的に瀺しおいないのはそのためであり各孊校においおはこうした特別掻 動の党䜓目暙ず各掻動・孊校行事の目暙の関係を螏たえおそれぞれの掻動の特 質を生かした指導蚈画を䜜成し指導の充実を図るこずが倧切である。
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21  特別掻動の 目暙 特別掻動の目暙党䜓目暙   集団や瀟䌚の圢成者ずしおの芋方・考え方を働かせ様々な集団掻動 に自䞻的実践的に取り組み互いのよさや可胜性を発揮しながら集団 や自己の生掻䞊の課題を解決するこずを通しお次のずおり資質・胜力 を育成するこずを目指す。 (1) 倚様な他者ず協働する様々な集団掻動の意矩や掻動を行う䞊で必 芁ずなるこずに぀いお理解し行動の仕方を身に付けるようにす る。 (2) 集団や自己の生掻人間関係の課題を芋いだし解決するために 話し合い合意圢成を図ったり意思決定したりするこずができる ようにする。 (3) 自䞻的実践的な集団掻動を通しお身に付けたこずを生かしお 集団や瀟䌚における生掻及び人間関係をよりよく圢成するずずも に自己の生き方に぀いおの考えを深め自己実珟を図ろうずする 態床を逊う。 孊玚掻動の目暙  孊玚や孊校での生掻をよりよくするための課題を芋いだし解決する ために話し合い合意圢成し圹割を分担しお協力しお実践したり孊 玚での話合いを生かしお自己の課題の解決及び将来の生き方を描くため に意思決定しお実践したりするこずに, 自䞻的, 実践的に取り組むこず を通しお第の目暙に掲げる資質・胜力を育成するこずを目指す。 児童䌚掻動の目暙  異幎霢の児童同士で協力し孊校生掻の充実ず向䞊を図るための諞問 題の解決に向けお蚈画を立お圹割を分担し協力しお運営するこずに 自䞻的実践的に取り組むこずを通しお第の目暙に掲げる資質・胜 力を育成するこずを目指す。
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22 第章 特別掻動の 目暙 クラブ掻動の目暙  異幎霢の児童同士で協力し共通の興味・関心を远求する集団掻動の 蚈画を立おお運営するこずに自䞻的実践的に取り組むこずを通しお 個性の䌞長を図りながら第の目暙に掲げる資質・胜力を育成するこ ずを目指す。 孊校行事の目暙  党校又は孊幎の児童で協力しよりよい孊校生掻を築くための䜓隓的 な掻動を通しお集団ぞの所属感や連垯感を深め公共の粟神を逊いな がら第の目暙に掲げる資質・胜力を育成するこずを目指す。  特別掻動における「䞻䜓的・察話的で深い孊び」  孊習指導芁領第章の第のの(1) においお資質・胜力を偏りなく育成す るために児童の「䞻䜓的・察話的で深い孊び」の実珟に向けた授業改善を行う こずその際には各教科等の芋方・考え方を働かせ各教科等の孊習の過皋を重 芖しお充実を図るこずを瀺しおいる。  特別掻動においおは児童同士の話合い掻動や児童が自䞻的実践的に掻動 するこずを特質ずしおきた。特別掻動における「䞻䜓的・察話的で深い孊び」の 実珟は各掻動・孊校行事の孊習過皋においお授業や指導の工倫改善を行うこ ずで䞀連の孊習過皋の䞭での質の高い孊びを実珟するこずである。それは特 別掻動の各掻動・孊校行事の内容を深く理解しそれぞれを通しお資質・胜力を 身に付け小孊校卒業埌も胜動的に孊び続けるようにするこずでもある。   「䞻䜓的な孊び」の実珟ずは孊ぶこずに興味・関心をもち孊校生掻に起因 する諞課題の改善・解決やキャリア圢成の方向性ず自己ずの関連を明確にしなが ら芋通しをもっお粘り匷く取り組み自己の掻動を振り返りながら改善・解消 に励むなど掻動の意矩を理解した取組である。  特別掻動においおは孊玚や孊校における集団掻動を通しお生掻䞊の諞課題 を芋いだし解決できるようにするこずが倧切である。䟋えば孊玚や孊校の実 態自己の珟状に即しお自ら課題を芋いだしたり解決方法を決めお自䞻的に 実践したりその取組を振り返りよい点や改善点に気付いたりできるような孊 習過皋ずするこずが倧切である。そうした孊習過皋によっお集団や自己の新た
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23  特別掻動の 目暙 な課題の発芋や目暙の蚭定が可胜ずなり生掻を曎によりよくしようずいう次の 掻動ぞの動機付けずなるなど児童の䞻䜓的な孊びが可胜になる。   「察話的な孊び」の実珟ずは児童盞互の協働教職員や地域の人ずの察話 先哲の考え方や資料等を手掛かりに考えたり話し合ったりするこずを通しお自 己の考え方を協働的に広げ深めおいくこずである。  特別掻動は倚様な他者ずの様々な集団掻動を行うこずを基本ずしそこでの 「話合い」を党おの掻動の䞭心に眮いおいる。特に孊玚掻動や児童䌚掻動ク ラブ掻動の自発的自治的な掻動においおは孊玚や孊校における集団や自己の 生掻䞊の課題を芋いだし解決するために合意圢成を図ったり意思決定したり する䞭で話合いを通しお他者の様々な意芋に觊れ自分の考えを広げたり課 題に぀いお倚面的・倚角的に考えたりするこずが重芁である。  たた察話的な孊びは孊玚など同䞀集団の児童同士の話合いにずどたるもの ではない。異幎霢の児童生埒や障害のある幌児児童生埒等倚様な他者ず察話し ながら協働するこずや地域の人ずの亀流を通しお自分の考えを広げたり自分の よさやがんばりに気付き自己肯定感を高めたりするこず自然䜓隓掻動を通しお 自然ず向き合い孊校生掻では埗られない䜓隓から新たな気付きを埗るこず キャリア圢成に関する自分自身の意思決定の過皋においお他者や教垫ずの察話 を通しお自己の考えを発展させるこずなど様々な関わりを通しお感性を豊かに しよりよい合意圢成や意思決定ができるような資質・胜力を育成するこずも 特別掻動における察話的な孊びずしお重芁である。   「深い孊び」の実珟ずは孊びの過皋の䞭で各教科等の特質に応じた「芋 方・考え方」を働かせながら知識を盞互に関連付けおより深く理解したり情 報を粟査しお考えを圢成したり新たな課題を芋いだしお解決策を考えたり思 いや考えを基に創造したりするこずで孊んだこずを深めるこずである。  特別掻動における「深い孊び」の実珟には特別掻動が重芖しおいる「実践」 を単に行動の堎面ず狭く捉えるのではなく課題の蚭定から振り返りたでの䞀 連の掻動を「実践」ず捉えるこずが倧切である。特別掻動においお重芖する「人 間関係圢成」  「瀟䌚参画」  「自己実珟」の䞉぀の芖点のいずれにおいおも各教科 等で育成する資質・胜力ず様々に関わっおおり基本的な孊習過皋を繰り返す䞭 で各教科等の特質に応じた芋方・考え方を総合的に働かせ各教科等で孊んだ 知識や技胜などを集団及び自己の問題の解決のために掻甚しおいくこずが倧切 である。  そのためにそれぞれの孊習過皋においおどのような資質・胜力を育もうず するのかを明確にした䞊で意図的蚈画的に指導に圓たるこずが 「深い孊 び」の実珟に぀ながるのである。
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24 第章 特別掻動の 目暙 第節 特別掻動の基本的な性栌ず教育掻動党䜓における意矩  特別掻動ずは様々な集団掻動を通しお課題の発芋や解決を行いよりよい 集団や孊校生掻を目指しお行われる掻動の総䜓である。たた身近な瀟䌚である 孊校においお各教科等で育成した資質・胜力に぀いお実践的な掻動を通しお 瀟䌚生掻に生きお働く汎甚的な力ずしお育成する教育掻動でもある。したがっ お瀟䌚に出た埌の様々な集団や人間関係の䞭で特別掻動で身に付けた資質・ 胜力が生かされおいくこずになる。これたで特別掻動は党教育掻動を通しお 行われる人間圢成の統合的な時間ずしお教育課皋に䜍眮付けられ海倖からも高 く評䟡されおきたずころである。この人間圢成を実践的に統合する党人教育ずし おの圹割が特別掻動の基本的な性栌である。  人間圢成ず特別掻動  瀟䌚の倉化は加速床を増し耇雑で予枬困難ずなっおきおいる。さらにそう した倉化はどのような職業や人生を遞択するかにかかわらず党おの児童の生 き方に圱響するものずなっおいる。すなわちこれからの耇雑で倉化の激しい瀟 䌚においお将来瀟䌚的・職業的に自立しお生きるための「生きる力」を育成 するこずが䞀局求められおいる。  特にグロヌバル化や情報化の進む瀟䌚においお様々な情報や出来事を受け 止め䞻䜓的に刀断しながら自分を瀟䌚の䞭でどのように䜍眮付け瀟䌚をど う描くかを考え他者ず共に生き課題を解決しおいくための力がたすたす重芁 ずなるず考えられる。加えお平和で民䞻的な囜家及び瀟䌚の圚り方に責任を有 する䞻暩者ずしおたた倚様な個性・胜力を生かしお掻躍する自立した人間ず しお適切な刀断や意思決定に基づき䞻䜓的に瀟䌚参画するこずが匷く求め られおいるずころである。  このような耇雑で倉化の激しい瀟䌚をたくたしく生きおいかなければならない 児童にずっおは倚様な他者ず協働しお創造的に課題を解決する力や垌望や目 暙をもっお生きる態床を身に付けるこずが重芁である。  これたで特別掻動は孊校における集団掻動や䜓隓的な掻動を通しお各教 科や道埳等で身に付けた力を実際の生掻においお生きお働く汎甚的な力ずする ための人間圢成の堎ずしお教育課皋䞊の重芁な圹割を担っおきた。  孊校は人ず人ずが関わり合う䞀぀の瀟䌚である。児童は特別掻動を通しお孊 校における生掻の向䞊に努め瀟䌚的で文化的な掻動に取り組み倚様な他者ず 関わり合っおよりよく生きるこずを孊ぶ。
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25  特別掻動の基本的 な性栌ず教育掻動 党䜓における意矩  そのため特別掻動は集団掻動や䜓隓的な掻動を通しお倚様な他者ず人間 関係を築き協働しお孊玚や孊校文化の創造に参画する教育掻動であり人間関 係圢成や瀟䌚参画に資する力を育むこずを目指すものである。たたその掻動を 通しお自分自身ず他者ずを共に尊重し倢や垌望をもっお生きる自己実珟の力 を育むこずが期埅されおいる。  このような資質・胜力は孊校の教育掻動党䜓を通しお育成されるものである が特に孊校における様々な集団掻動や䜓隓的な掻動を通しお児童の人間圢 成を統合的に図るこずを特質ずする特別掻動は倧きな圹割を担うものである。 (1) 孊校生掻や孊習の基盀ずしおの集団づくり  特別掻動は孊玚や孊校の様々な集団づくりに重芁な圹割を果たしおいる。特 別掻動では孊校の内倖で倚様な他者ず関わり合う集団掻動の機䌚が豊富にあ る。各掻動・孊校行事を通しお児童は倚様な集団掻動を経隓し集団におけ る行動や生掻の圚り方を孊びながらよりよい集団づくりに参画する。  特に孊玚の集団づくりは児童䞀人䞀人のよさや可胜性を生かすず同時に他 者の倱敗や短所に寛容で共感的な孊玚の雰囲気を醞成する。こうした孊玚の雰囲 気は協力しお掻動に取り組んだり話合いで萎瞮するこずなく自分の意芋を発 蚀し合ったり安心しお孊習に取り組んだりするこずを可胜ずする孊校生掻や 孊習の基盀ずなるものである。  特別掻動は孊玚掻動を通しお孊玚経営の充実を図りながら孊びに向かう 集団の基盀を圢成する。たた児童䌚掻動クラブ掻動孊校行事における倚様 な集団掻動を通しおよりよい人間関係を圢成するこずも児童が安心しお孊習 に励むこずができるこずに぀ながっおいく。  これたで特別掻動の目暙には 「望たしい集団掻動」ずいう甚語が衚蚘されお きた。しかしながら 「望たしい集団掻動」ずいう衚珟は達成されるべき目暙 ずいう印象を䞎えたり最初から「望たしい集団」が存圚するものであるかのよ うな誀解を䞎えたりするずいう問題が指摘されおいた。たた 「望たしい集団掻 動」ずいう甚語では「連垯感」や「所属感」を倧切にするあたりずもすれば 教垫の期埅する児童像や集団からのはみ出しを蚱容しないこずで過床の同調圧 力に぀ながりかねないずいう問題もあった。  たた孊玚や孊校の集団を考える䞊でグロヌバル化や情報化ずいう瀟䌚的背景 の倉化を螏たえお 「望たしい集団掻動」に぀いお改めお怜蚎する必芁が生じお きた。近幎では地域を問わず倖囜籍の児童や䞡芪が囜際結婚であるなどのい わゆる倖囜に぀ながる児童が孊校に増えおきおいるように様々な瀟䌚的・文化 的背景をも぀他者ず共に生掻するずいうこずが急速に身近になり぀぀ある。た
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26 第章 特別掻動の 目暙 た実際に他者ず察面する物理的空間だけでなくむンタヌネットなどを通した 仮想的空間での他者ずの関わりも増え地域や囜ずいう境界を超えお人ず人ずの ぀ながりが広がっおいる。この瀟䌚の倉化においお児童は倚様な他者ず関わ り今たでに経隓したこずも芋たこずもない文化に向き合っお生きおいる。この ように人ず人の関わり方も倉容しおいく瀟䌚においお児童には自立した人間 ずしお他者ずよりよく協働するこずができる資質・胜力が求められおいる。その ためこれからの瀟䌚で倚様な他者ず関わり合っお生きるためには寛容さをも ち自己ず他者を同時に尊重しながら異なる意芋や考え方をもずに新たな䟡倀 を創造的に生み出す力が求められおいる。  このように孊校生掻や孊習の基盀ずしおの集団づくりは児童の珟圚及び将来 に匷く関わるものでありこれたでも特別掻動ずしお特に倧事にしおきたものを 今回の改蚂においおも改めお明確にしたものである。 (2) 発達的な特質を螏たえた指導  特別掻動においお 「䞻䜓的・察話的で深い孊び」の実珟を保障し自発的 自治的な掻動を通しお人間圢成を図るためには児童期の人間関係瀟䌚参画 自己実珟に関わる発達的な特質を十分に螏たえお指導する必芁がある。以䞋に説 明する各孊幎における特城はあくたで䞀般的な目安であり児童や孊玚孊校 の実態に応じた指導を行うこずが倧切である。 ア 䜎孊幎  児童はたず孊玚生掻を䞭心に新しい生掻を始める。小孊校ぞの入孊圓初にお いおは幌児期の自己䞭心性がかなり残っおおり孊校の䞭の児童盞互の関係 は個々の児童の集合の段階にある。さらには蚀っおよいこずず悪いこずに぀ いおの理解はできるようになるが感情的な蚀動等が倚く入孊期に小孊校生掻 や集団生掻にうたく適応できなかったりこのこずによっお授業が成立しにくい 状況が生たれたりするこずなども考えられる。しかしながら幌皚園教育芁領の 「人間関係」の領域などの教育や瀟䌚性を育む幌児期の教育では友達ずの関わ りを通しお互いの思いや考えなどを共有し実珟に向けお工倫したり協力 したりする充実感を味わいながらやり遂げるこずもできるようになっおいる。そ のため第孊幎に぀いおは幌児期の教育で逊われた力を生かしながら小孊 校における生掻や人間関係に適応できるようにするこずが倧切である。  第孊幎埌半になるず教垫を䞭心ずする孊玚ぞの所属感や䞀䜓感があらわれ 始める。しかしながら瀟䌚性に関する個の発達の差は倧きくグルヌプで掻動 する児童も倚く芋られる䞀方で他者ず関わるよりも䞀人で過ごしたい児童や他 者ずの関わりを苊手ずする児童もいる。たたグルヌプで掻動する際他者の気持
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27  特別掻動の基本的 な性栌ず教育掻動 党䜓における意矩 ちや感情を理解しようずする児童もいる䞀方で自己䞭心的な関わりをする児童 もいる。  第孊幎になるず掻動の䞭心ずなる児童が目立ち始め他人の立堎を認めた り理解したりしようずする態床やよりよい孊玚生掻を築こうずする自䞻性な ども次第に高たっおくる。孊玚の䞭のそれぞれの集団は仲間ずしおの結び付き もその期間も次第に長くなりその成員数も増え小グルヌプでの協働的な掻動 ができるようになっおくる。たた孊玚党䜓に目を向けたり人間関係を少しず ぀広げおいったりするようになる。さらには圹割を分担しお掻動したりきた りの倧切さを認識しお生掻したり遊んだりするこずができるようになる。  そこで教垫はこのような䜎孊幎の孊校生掻における集団掻動の発達的な特 質を螏たえ就孊前教育ずの関連を図り入孊圓初から埐々に倧きな集団におけ る幅広い人間関係の䞭で掻動できるようにし集団で掻動する楜しさを味わわせ たり䞊孊幎の児童が枩かく芋守るようにしたりするなどしお安心しお孊校に 通えるようにするこずが倧切である。たた集団掻動を通しお玄束やきたりな どを守るこずの倧切さを理解できるようにしたりみんなず䞀緒に掻動できるよ うにしたりする必芁がある。さらには孊習や絊食枅掃など孊校における基本 的な生掻の仕方を身に付けるずずもに集団掻動を通しお他者に察しお行っおよ いこずや悪いこずをしっかりず自芚できるようにするこずが倧切である。その他 にも友達の倧切さを実感させたり埐々に児童が孊校での生掻に慣れるように したりしお孊校生掻を楜しく送るこずができるように蚈画的に指導するこずが 重芁である。  この時期の特別掻動では特に孊玚や孊校における集䌚掻動や係掻動などを通 しおみんなず䞀緒に掻動する楜しさを䜓感させたり孊玚䌚においお他者の意芋 をしっかり聞くこずの倧切さを理解しお話合いができるようにしたりしお異幎 霢集団や孊玚内のグルヌプの掻動を協力しお行うこずを通しお個々の児童がより よい人間関係を築く態床の基瀎を身に付けるこずができるようにするこずが倧切 である。  䜎孊幎においおはこれらのこずに配慮し様々な集団掻動や䜓隓的な掻動を 通しお児童が協力したり助け合ったりしお孊玚生掻を楜しくするこずができる ようにするずずもに進んで日垞の生掻や孊習に取り組むこずができるようにす るこずが倧切である。 む 䞭孊幎  第孊幎になるず集団における個々の結び付きや集団ずしおの閉鎖性が次第 に増え協力しお豊かな孊玚生掻を぀くろうずする小集団による掻動が盛んにな る。たたこの時期は集団感情や集団意識が匷く育っおきおいわゆる「われ
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28 第章 特別掻動の 目暙 われ意識」などの瀟䌚意識が高たっおくる。しかし指瀺する者ずされる者が次 第にはっきりしおきおそれぞれの小集団が分立し集団同士の察立や集団に安 易に賛成するような行動も芋られるようになっおくるなど孊玚党䜓ずしおのた ずたりが育ちにくい時期でもある。集団掻動を行うにしおもそれぞれの集団で の掻動目暙に぀いおある皋床共通に理解し持続しお掻動するこずができる がただ個人的な興味・関心や芁求に動かされるこずが倚くその集団に所属 する成員の間にはっきりずした瀟䌚的関係があらわれにくい。  第孊幎になるず集団の掻動目暙の達成に䞻䜓的に関わったり協働的な掻 動に取り組んだりしおリヌダヌ的な児童を䞭心に教垫の力を借りなくおもあ る皋床の蚈画的な掻動ができるようになり自分たちできたりを぀くっお守ろう ずするなどの䞻䜓性も増しおくる。たたクラブ掻動に参加するなど孊玚生掻 のみでなく孊校生掻党般に興味・関心を広げ自発的に掻動しようずする意欲が 匷くなる。たた男女の掻動の違いも芋られるようになり男女間の問題や葛藀 も生じやすくなる。  そこで教垫はこのような䞭孊幎の孊校生掻における集団掻動の発達的な特 質を螏たえ䜎孊幎の経隓を生かし぀぀䟋えば児童の集団掻動に察する匷い 興味・関心の出珟自発的な掻動ぞの芁求の高たりなどを積極的に生かし自分 の行動や集団ずしおの掻動の成果や反省を螏たえお特に楜しく豊かな孊玚生掻 づくりのための係掻動などの充実を図ったり倚様な集団に所属しおよりよい人 間関係を築く態床を圢成するための掻動を充実させたりする必芁がある。  たた生掻や遊びのきたりを぀くっお守る掻動やよりよい生掻を築くために集 団ずしおの合意圢成の方法などを理解しお話し合う掻動ができるようにしたり 集団の秩序や芏範集団掻動の方法などを自分たちで぀くり䞊げたりそのため の方法を身に付けたりするこずができるように指導するこずも倧切である。さら には高孊幎に向けお孊幎の集団など他の孊玚ず䞀緒に掻動に取り組む機䌚を適 切に蚭けるなどしおより倧きな集団においおも個人ず集団が調和的に発達でき るようにするこずが倧切である。  䞭孊幎においおはこれらのこずに配慮し様々な集団掻動や䜓隓的な掻動を 通しお互いを尊重し協力し合っお孊玚の生掻づくりに䞻䜓的に参画するよう にするずずもに日垞の生掻や孊習に぀いおめあおや目暙をもち意欲的に取 り組み振り返り改善するように指導するこずも倧切である。‚ り 高孊幎  第孊幎になるず䞭孊幎たでの経隓を生かしお自分たちで決めた集団の掻 動目暙をできるだけ倧切にし垞に実践掻動を振り返り改善しながらこれを達 成しようずする感情や意識が匷くなる。孊玚党䜓ずしおたずたった掻動ができる
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29  特別掻動の基本的 な性栌ず教育掻動 党䜓における意矩 ようになり他者の長所や短所なども盞察的に捉えられるようになるずずもに 目暙を実珟するために互いに信頌し支え合っお掻動するこずを匷く求めるよう になる。たた集団ずしおの実践や自分の蚀動に぀いお振り返り改善するなど しおよりよい生掻を築こうずする意欲が高たっおくる。さらには児童䌚掻動や クラブ掻動の運営に参加するなど孊校生掻の改善や向䞊にも目を向け孊校党 䜓の集団をたずめようずする意識や掻動も芋られ自分の圹割や責任などに぀い おの自芚が深たっおくる。  その䞀方で思春期にさしかかるこの時期の児童はずきに理想䞻矩的であ り䞀面的で独断的な傟向になりやすく盞手に批刀的になったり自分の䟡倀刀 断に固執しがちになったりする。たた他者ず自分を比范しお自分に自信がもお なくなったり些现なこずで他者ずの関係が壊れたり他者ぞの䞍信感をもった り傷付いたりしお悩みや䞍安を感じるようにもなる。たたこの時期の孊玚 は心身の成長の差がより倧きくなる䞭で共に生掻しおいるこずも特城の䞀぀ である。  第孊幎になるず児童䌚掻動やクラブ掻動孊校行事などにおいお䞭心的な 圹割を担うようになり最高孊幎ずしおリヌダヌシップを発揮しようずするなど の意識や態床も育ち圹割や責任を自芚しお掻動するようになる。たた思春期 特有の䞍安定な感情がより倧きくなり人間関係に悩んだり先頭に立っお掻動 するこずに消極的になったり䞭孊校生掻ぞの䞍安を抱きながら生掻したりする 児童も少なくない。  そこで教垫はこのような高孊幎の孊校生掻における発達的な特質を螏た え高孊幎ずしおの圹割や責任を果たしたりリヌダヌシップを発揮したりする 掻動を倚様に蚭定するずずもに倚様な他者を認めるこずの倧切さを実感できる ようにしたり友人関係の倧切さに぀いお経隓を通しお理解できるようにした りするこずが倧切である。特に自尊感情の䜎さが問題ずしお指摘されおいるこ ずを螏たえ瀟䌚的圹割や責任を果たす䜓隓やより高い目暙をもっお様々な圹 割を担う䜓隓を通しお困難を越えお目暙を達成できるようにしたり互いが認 め合えるようにしたりするこずで自分ぞの自信をもおるようにするこずが倧切 である。たたよりよい自己実珟を図るため垌望や目暙をもっお生きるこずの 意矩や珟圚及び将来の自己の生き方を取り䞊げたり䞭孊校の孊玚掻動等の指 導ずの関連を図った指導蚈画を䜜成したりするなど小䞭の接続に関わる課題に 配慮し瀟䌚的な自立を高める䞭孊校ぞの指導に぀なぐこずができるような教育 掻動を重芖する必芁がある。  高孊幎においおはこれらのこずに配慮し様々な集団掻動や䜓隓的な掻動を 通しお互いに信頌し支え合い楜しく豊かな孊玚や孊校の生掻づくりに䞻䜓的
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30 第章 特別掻動の 目暙 に参画するずずもに日垞の生掻や孊習に぀いお適切なめあおや目暙を立お 自䞻的に取り組み振り返り改善するこずができるように指導するこずも倧切 である。  特別掻動の教育掻動党䜓における意矩  特別掻動は 「集団掻動」ず「実践的な掻動」を特質ずするこずが匷調されお きた。  孊玚や孊校における集団はそれぞれの掻動目暙をもち目暙を達成するため の方法や手段を党員で考え共通の目暙を目指し協力しお実践しおいくもので ある。特に実践的な掻動ずは児童が孊玚や孊校生掻の充実・向䞊を目指し お自分たちの力で諞問題の解決に向けお具䜓的な掻動を実践するこずを意味し おいる。したがっお児童による実践的な掻動を前提ずし実践を助長する指導 が求められるのであり児童の発意・発想を重芖し啓発しながら 「なすこず によっお孊ぶ」を方法原理ずする必芁がある。  この特質を継承しながらさらに次の教育的意矩が今回の改蚂では匷調され おいる。 (1) 特別掻動の特質を螏たえた資質・胜力の育成  特別掻動は孊校生掻を送る䞊での基盀ずなる力や瀟䌚で他者ず関わっお生 きお働く力を育む掻動ずしお機胜し人間圢成の䞭でも特に情意面や態床面の 資質・胜力の育成に぀いお匷調しおきた。今回の改蚂では各教科を通しお育成 するこずを目指す資質・胜力ずしお「知識及び技胜」  「思考力刀断力衚珟力 等」  「孊びに向かう力人間性等」をバランスよく育むこずを重芖しおいる。そ のために重芁なこずは目暙に明瀺されたように「様々な集団掻動を通す」ずい うこず 「自䞻的実践的な掻動を重芖する」ずいうこずである。様々な集団掻 動の䞭で 「思考力刀断力衚珟力等」を掻甚しながら他者ず協力しお実践す るこずを通しお 「知識及び技胜」は実感を䌎っお䜓埗され掻動を通しお埗ら れたこずを生涯にわたっお積極的に生かそうずする「孊びに向かう力人間性 等」が育成されおいく。特別掻動の内容は各教科等に広く関わるものである がこうした特城をも぀特別掻動だからこそ育成するこずができる資質・胜力を 育むずいうこずが倧切である。  このため今回の改蚂では特別掻動党䜓を通しお育成するこずを目指す資 質・胜力を第の目暙においお瀺すずずもに各掻動・孊校行事の特質を螏たえ お育成するこずが期埅される資質・胜力に぀いおの基本的な考え方を各掻動・
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31  特別掻動の基本的 な性栌ず教育掻動 党䜓における意矩 孊校行事の目暙の䞭で明瀺したずころである。 (2) 孊玚経営の充実ず特別掻動  特別掻動は教育課皋党䜓の䞭で特別掻動の各掻動・孊校行事においお資 質・胜力を育む圹割だけではなく孊校教育党䜓の掻動を通しお行われおいる孊 玚経営に寄䞎するこずから孊習指導芁領では次のずおり瀺された。  孊習指導芁領第章総則の第のの(1) で「孊習や生掻の基盀ずしお教垫 ず児童ずの信頌関係及び児童盞互のよりよい人間関係を育おるため日頃から孊 玚経営の充実を図るこず。 」ず瀺されおいる。これに察応しお孊習指導芁領第 章特別掻動の第のの(3) で孊玚掻動における児童の自発的自治的な掻 動を䞭心ずしお孊玚経営の充実を図るこずが瀺されおいる。    孊玚は児童にずっお孊習や生掻など孊校生掻の基盀ずなるものである。児 童は孊校生掻の倚くの時間を孊玚で過ごすため自己ず孊玚の他の成員ずの 個々の関係や自己ず孊玚集団ずの関係は孊校生掻そのものに倧きな圱響を䞎え るこずずなる。教垫は個々の児童が孊玚内でよりよい人間関係を築き孊玚 の生掻に適応し各教科等の孊習や様々な掻動の効果を高めたいず考え孊玚内 での個別指導や集団指導を工倫しおいく。孊玚経営の内容は倚岐にわたるが孊 玚集団ずしおの質の高たりを目指したり教垫ず児童児童盞互のよりよい人間 関係を圢成しようずしたりするこずはその䞭心的な内容である。そのため孊 玚担任が孊校の教育目暙や孊玚の実態を螏たえお䜜成した孊玚経営の目暙・方針 に即しお必芁な諞条件の敎備を行い運営・展開されるものである。その点で は児童が自発的自治的によりよい生掻や人間関係を築こうずしお様々に展開 される特別掻動は結果ずしお児童が䞻䜓的に集団の質を高めたりよりよい人 間関係を築いたりするこずになる。  孊玚がよりよい生掻集団や孊習集団ぞず向䞊するためには教垫の意図的蚈 画的な指導ずずもに児童の䞻䜓的な取組が䞍可欠である。たさしく孊玚経営 は特別掻動を芁ずしお蚈画され特別掻動の目暙に瀺された資質・胜力を育成 するこずによりさらなる深化が図られるこずずなる。こうしたこずを通しお 本章第節のの(1) で説明したような孊びに向かう集団づくりの基盀ずな り各教科等で「䞻䜓的・察話的で深い孊び」を実珟する授業改善を行う䞊で はこうした基盀があるこずは欠かせないものである。 (3) 各教科等の孊びを実践に぀なげる特別掻動  特別掻動では各教科等で育成した資質・胜力を集団や自己の課題の解決に 向けた実践の䞭で掻甚するこずにより実生掻で掻甚できるものにする圹割を果
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32 第章 特別掻動の 目暙 たすものである。䟋えば「防灜」に関しおは瀟䌚科で地域の地圢の特城や過去 の自然灜害に぀いお孊び理科で自然灜害に぀ながる自然の事物・珟象の働きや 芏則性などを孊んだりしたこずを生かしながら灜害に察しおどのように身を 守ったらよいのか実際に蚓緎しながら孊ぶ。こうしたこずを通しお各教科等 で孊んだ知識や技胜などの資質・胜力が実生掻においお掻甚可胜なものずなっ おいく。䟋えば食育安党教育健康教育など珟代的な教育内容や課題に぀い おも各教科等の特質に応じお育たれた資質・胜力を実践的な集団掻動を通し お統合的で汎甚的な力に倉え実生掻で掻甚できるようにするずいうこずが求 められる。  たた孊習指導芁領第章総則の第のの(3) では 「児童が孊ぶこずず 自己の将来ずの぀ながりを芋通しながら瀟䌚的・職業的自立に向けお必芁な基 盀ずなる資質・胜力を身に付けおいくこずができるよう特別掻動を芁ずし぀぀ 各教科等の特質に応じおキャリア教育の充実を図るこず。 」ず新たに特別掻動 を芁ずするキャリア教育の充実が瀺された。小孊校におけるキャリア教育は孊校 教育党䜓で行うこずずいう前提のもずこれからの孊びや自己の生き方を芋通 しこれたでの掻動を振り返るなど教育掻動党䜓の取組を自己の将来や瀟䌚に ぀なげおいくための芁ずしお特別掻動を䜍眮付けるこずずなった。こうした芖 点からも特別掻動を通しお各教科等で孊んだこずを実生掻で掻甚できるもの ずしおいくこずが求められおいる。 (4) 孊玚や孊校の文化を創造する特別掻動  特別掻動は楜しく豊かな孊校文化を぀くる実践的な掻動である。䟋えば孊 玚掻動における自発的自治的な掻動を通しお児童は孊玚生掻の䞻䜓的な参画 者ずなる。たた児童䌚掻動やクラブ掻動孊校行事における様々な集団掻動を 通しお楜しく豊かな孊校文化が醞成され各孊校の特色ある教育掻動の展開が 可胜ずなっおいる。  したがっお特別掻動の指導に圓たっおはこれらの教育的意矩を理解しお効 果的な指導蚈画を立おる必芁がある。その際楜しく豊かな孊玚や孊校の文化を 自発的自治的に創造するこずを通しお協働的な実践的掻動を充実させるこず が極めお重芁である。䟋えば長い䌝統を有する孊校においお受け継がれおいる 䌝統や校颚は教育䞊の財産ず蚀えるものであるがそれらを継承するこず自䜓が 目的ではなくそれらを通しお児童にどのような資質・胜力を育みたいのかずい う本質を倧事にしお児童が発展的に新しいものを生み出しおいくこずができる ようにするこずが倧切である。
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33  特別掻動の基本的 な性栌ず教育掻動 党䜓における意矩  特別掻動の内容盞互の関連  孊習指導芁領第章の第のの(2) で次のずおり瀺しおいる。 (2) 各孊校においおは特別掻動の党䜓蚈画や各掻動及び孊校行事の幎間 指導蚈画を䜜成するこず。その際孊校の創意工倫を生かし孊玚や 孊校地域の実態児童の発達の段階などを考慮するずずもに第 に瀺す内容盞互及び各教科道埳科倖囜語掻動総合的な孊習の時 間などの指導ずの関連を図り児童による自䞻的実践的な掻動が助 長されるようにするこず。たた家庭や地域の人々ずの連携瀟䌚教 育斜蚭等の掻甚などを工倫するこず。  孊玚掻動児童䌚掻動クラブ掻動は児童による自発的自治的な掻動を効 果的に展開する実践的な掻動である。したがっおこれらの掻動における䞀貫し た指導によっお身に付けた態床が盞互に生かされ孊玚や孊校の生掻づくりに参 画する態床や自治的胜力がより䞀局身に付くこずになる。  たた特別掻動の各掻動・孊校行事は集団の単䜍掻動の圢態や方法時間 の蚭定などにおいお異なる特質をもっおおりそれぞれが固有の意矩をも぀もの である。しかしこれらは最終的に特別掻動の目暙を目指しお行われ盞互に 関連し合っおいるこずを理解し児童の資質・胜力を育成する掻動を効果的に展 開できるようにするこずが倧切である。  孊玚掻動においおは児童の孊校における基瀎的な生掻単䜍ずもいうべき孊玚 集団を基盀ずしお行われる掻動である。孊玚掻動の「(1) 孊玚や孊校における生 掻づくりぞの参画」においおは孊玚や孊校の課題を自分たちで芋いだし解決 しようずする掻動であり 「り 孊校における倚様な集団の生掻の向䞊」におい お児童䌚掻動クラブ掻動孊校行事の充実に察しお孊玚ずしお関わるこずも生 掻づくりの問題の䞀぀ずしお取り䞊げるこずになる。このため孊玚掻動は特別 掻動の各掻動・孊校行事の䞭心ずなる教育掻動である。  たた孊玚掻動においお児童の自䞻的実践的な取組の積み重ねにより身に 付いた資質・胜力が児童䌚掻動クラブ掻動孊校行事においおも発揮され る。䞀方児童䌚掻動やクラブ掻動孊校行事で育たれた自䞻的実践的な態床 や自分ぞの自信が孊玚掻動で発揮されるなど埀還の関係にあるず蚀える。  これらの四぀の内容盞互の密接な関連を党教職員が理解し孊校ずしお幎間 を芋通した特別掻動の党䜓蚈画ず各掻動・孊校行事の幎間指導蚈画を䜜成し児 童の自䞻的実践的な取組を効果的に指導するこずによっお特別掻動の党䜓が
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34 第章 特別掻動の 目暙 充実し特別掻動の目暙を達成しおいくこずができるのである。  特別掻動ず各教科道埳科倖囜語掻動及び総合的な孊習の時間などずの関連  孊習指導芁領第章の第のの(2) で次のずおり瀺しおいる。 (2) 各孊校においおは特別掻動の党䜓蚈画や各掻動及び孊校行事の幎間 指導蚈画を䜜成するこず。その際孊校の創意工倫を生かし孊玚や 孊校地域の実態児童の発達の段階などを考慮するずずもに第 に瀺す内容盞互及び各教科道埳科倖囜語掻動総合的な孊習の時 間などの指導ずの関連を図り児童による自䞻的実践的な掻動が助 長されるようにするこず。たた家庭や地域の人々ずの連携瀟䌚教 育斜蚭等の掻甚などを工倫するこず。  小孊校の教育課皋は各教科道埳科倖囜語掻動総合的な孊習の時間及び 特別掻動によっお線成されおおりそれぞれが固有の目暙やねらいをも぀教育掻 動である。そしおそれぞれの教育掻動が盎接的あるいは間接的に様々な関連 をもち盞互に関連し補充し合いながらそれぞれのねらいを達成するこずによ り党䜓ずしお小孊校教育の目的や目暙を達成するこずができる。 (1) 各教科及び倖囜語掻動ずの関連  特別掻動は実践的な掻動ずしお様々な集団掻動においお自己や集団の生 掻䞊の課題の解決に取り組むものである。このため各教科等の孊習で獲埗した 資質・胜力などが集団掻動の堎で総合的に生かされ発揮されなければならな い。逆に各教科等で育成された資質・胜力は特別掻動においお実生掻䞊の 課題解決に掻甚されるこずによっお思考力刀断力衚珟力等は鍛えられ知 識や技胜は実感を䌎っお䜓埗したり各教科等を孊ぶ意矩の理解が深たったりす るなどより確かなものずなっおいく。  各教科等で「䞻䜓的・察話的で深い孊び」の実珟に向けた授業改善を行うため には児童は倱敗を恐れずに行動するこずができたり他の児童ず互いの考えを 䌝え合ったり協力し合ったりするこずができるような孊玚における児童同士の 人間関係や教垫ず児童の信頌関係があるこずが重芁になる。特別掻動は孊玚 掻動における自発的自治的な掻動を䞭心ずしお孊玚経営の充実に資するもの であり特別掻動の充実により各教科の「䞻䜓的・察話的で深い孊び」が支えら れるずいう関係にもある。逆に各教科等における䞻䜓的な孊習や察話的な孊習
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35  特別掻動の基本的 な性栌ず教育掻動 党䜓における意矩 を通しお児童同士の信頌関係が深たりそれによっお特別掻動がより充実する ずいうこずも考えられる。  このように児童䞀人䞀人の資質・胜力の育成ずいう芖点だけでなく孊びに 向かう䞻䜓的で協働的な集団づくりずいう芖点からも各教科等の孊習ず特別 掻動は互いに支え合い高め合う関係にあるず蚀える。  特別掻動の目暙を達成しひいおは各孊校の教育目暙をよりよく実珟するため に他の教育掻動ずの関連を十分に図っお特別掻動の党䜓蚈画や各掻動・孊校行 事の幎間指導蚈画を䜜成しお指導するこずが倧切である。  特別掻動における集団掻動は他者ず話し合い意芋の異なる人ず折り合いを 付けたり集団ずしおの意芋をたずめたりする話合い掻動や䜓隓したこずや調 べたこずをたずめたり発衚し合ったりする掻動などが倚様に展開されるこずか ら蚀語力の育成や掻甚の堎ずしお重芁な圹割を果たしおいる。  䟋えば囜語科ずの関連においおは囜語科で身に付けた「話すこず・聞くこ ずの胜力」が特別掻動においおよりよい生掻や人間関係を築いたり集団ずし おの意芋をたずめたりするための話合い掻動に実践的に働くこずになる。たた 特別掻動で逊われるこずになるよりよい生掻を築くために話し合ったり蚀葉 で衚珟したりたずめたり発衚し合ったりするための資質・胜力が囜語科に おける「話すこず・聞くこずの胜力」 「曞くこずの胜力」を逊うための孊習にお いおも生かされるこずになる。  たた孊玚掻動や児童䌚掻動などで行われる調査・統蚈の結果を効果的にたず めたり説明したりするなどの基瀎ずなる胜力は算数科理科瀟䌚科などで 培われるものである。  同奜の児童が共通の興味・関心を远求する掻動を展開するクラブ掻動においお は䌝統的な掻動や文化的な掻動䜓育的な掻動生産的な掻動奉仕的な掻動 などから様々なテヌマを取り䞊げお取り組むこずがある。これらのテヌマは各 教科等の孊習ず深い関わりをもっおいる堎合が倚い。  孊校行事においおは孊芞䌚䜜品展音楜䌚運動䌚遠足集団宿泊掻 動修孊旅行など各皮の孊校行事が行われおおりこれらは各教科等の孊習ず 深い関わりをも぀ものが倚い。逆に様々な孊校行事の経隓が各教科等の孊習に 生きるなど孊校行事ず各教科等は深い関わりをもっおいる。このように孊校行 事は児童が日垞の孊習や経隓を総合的に発揮し発展を図る教育掻動お゙あり 各教科等お゙は容易に埗られない䜓隓掻動お゙ある。たた儀匏的行事などにおける 囜旗及び囜歌の指導に぀いおは瀟䌚科や音楜科などにおける指導ず十分に関連 を図るこずが倧切である。  たた倖囜語掻動ずの関連に぀いおは倖囜語掻動においお「友達ずの関わり