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間のたずたりを芋通した䞭でその指導内容の決定や指導の成果の把握ず掻甚 等を責任をもっお行う䜓制が敎備されおいる」こずが必芁であり曎に以䞋の 事項にも留意するこずが求められる。 ・倖囜語科の特質を螏たえた怜蚎を行うこず ・単元や題材ずいった時間や内容のたずたりの䞭に適切に䜍眮付けるこずに よりバランスの取れた資質・胜力の育成に努めるこず ・授業のねらいを明確にしお実斜するこず ・教科曞や教科曞ず関連付けた教材を開発するなど適切な教材を甚いる こず  なお具䜓的な孊習掻動の䟋ずしおは短時間10 分から15 分であれば 堎面蚭定をした䞊で必芁な語句や基本的な衚珟を繰り返し聞いたり話したり する掻動や文字を読んだり曞いたりする掻動など長時間45 分15 分の 60 分授業であれば単元の最埌の時間に意味のある堎面や状況を蚭定し 深たりのある蚀語掻動を行うなどが考えられるがたずたりのある孊習45 分授業ずの関係性を明確にした䞀定の効果が埗られる掻動を各孊校の創意工 倫により蚭定するこずが重芁である。 オ 蚀語掻動で扱う題材は児童の興味・関心に合ったものずし囜語科や 音楜科 図画工䜜科など 他の教科等で児童が孊習したこずを掻甚したり 孊校行事で扱う内容ず関連付けたりするなどの工倫をするこず。  この配慮事項は蚀語掻動で扱う題材に぀いお留意すべき点ずしお児童 が進んでコミュニケヌションを図りたいず思うような興味・関心のある題材 や掻動を扱うこずが倧切であるずいうこずを述べおいる。  高孊幎の倖囜語科の目暙を実珟するためには児童にコミュニケヌションを 䜓隓させる必芁がある。そこで児童が興味・関心を瀺す題材を取り扱い児 童がやっおみたいず思うような掻動を通しお䞻䜓的に英語を甚いおコミュニ ケヌションを図ろうずする態床を逊うこずが倧切である。  たた高孊幎の倖囜語科の目暙を螏たえるず広く蚀語教育ずしお囜語科 をはじめずした孊校における党おの教育掻動ず積極的に結び付けるこずが倧切 である。  䟋えば児童が囜語科や音楜科図画工䜜科などの他教科等で埗た知識や䜓 隓などを生かしお掻動を展開するこずで児童の知的奜奇心を曎に刺激するこ ずにもなる。  囜語科は䞭孊幎の倖囜語掻動及び高孊幎の倖囜語科ず同様蚀語を盎接の 125    英 語
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孊習察象ずしおいる。高孊幎の倖囜語科においお日本語ずは異なる英語の音 声や基本的な衚珟を甚いおコミュニケヌションを図るこずは蚀葉の倧切さや 豊かさに気付いたり蚀語に察する興味・関心を高めたりこれを尊重する態 床を身に付けたりするこずに぀ながるものであるこずから囜語科の孊習にも 盞乗的に資するように教育内容を組み立おるこずが求められる。䟋えば第 孊幎及び第孊幎の囜語科においお盞手に䌝わるように理由や事䟋などを 挙げながら話の䞭心が明確になるよう話の構成を考える孊習をしたこずを生 かしお高孊幎の倖囜語科における自己玹介等で趣味や埗意なこずなど䌝 える事項が耇数あるずき聞き手に分かりやすく䌝わるように耇数あるものの 順番を決めたり遞んだりしお䌝えたいこずを敎理しお話す蚀語掻動が考え られる。このように囜語科の孊習や蚀語掻動に結び付くよう指導の時期を工 倫したり関連のある孊習内容や蚀語掻動を取り䞊げた単元の蚭定を工倫した りするこずなどが考えられる。たた 第孊幎及び第孊幎の囜語科においお 䞻語ず述語ずの関係に぀いお孊習したこずを螏たえお高孊幎の倖囜語科にお いお日本語ず比范する䞭で英語の語順に気付かせるこずも考えられる。さ らに第孊幎の囜語科においおロヌマ字を孊習したこずを生かし䟋えば 「カ」ずいう日本語の音は ロヌマ字でka ず衚蚘されるが この発音から /a/ ずいう音を省かせるこずで/k/ ずいう英語の文字であるk の音を意識させ るこずができる。  音楜科では拍子やリズムの面癜さを感じながら歌ったり打楜噚を挔奏し たりリズムを぀くったりしおいる。䟋えばこうした孊習がチャンツや歌など の英語の音声やリズムに慣れ芪しむ掻動の䞭で生かされるこずによっお䞀局 英語の音声を意識するこずができるようにするなどの工倫が考えられる。  たた図画工䜜科では絵や立䜓工䜜に衚す掻動を通しお感じたこず 想像したこず芋たこずから衚したいこずを芋぀ける孊習をしおいる。そこ でこうした孊習を通しお児童が䜜成した䜜品をショヌ・アンド・テル発 衚掻動の䞭でほかの児童に玹介するなどしお児童の倖囜語孊習ぞの興味・ 関心を䞀局高めるこずができるず思われる。  さらにデゞタル教材の䞭に収められおいる絵本や図曞宀にある絵本囜語 科の教科曞等で取り䞊げられおいる物語などを掻甚しお繰り返しの簡単な語 句や衚珟を䜿った英語劇を挔じるなどの掻動を行うこずができる。そのような 衚珟掻動を孊習発衚䌚のような堎で発衚するなど孊校行事ずの関連を図るこ ずもできるず考えられる。  このように他教科等の孊習の成果を倖囜語科の孊習の䞭で適切に生かす ためには盞互の関連に぀いお怜蚎し指導蚈画に䜍眮付けるこずが必芁であ 126 第章 倖囜語科の目暙 及び内容
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る。 カ 障害のある児童などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに 応じた指導内容や指導方法の工倫を蚈画的組織的に行うこず。  障害者の暩利に関する条玄に掲げられたむンクルヌシブ教育システムの構築 を目指し児童の自立ず瀟䌚参加を䞀局掚進しおいくためには通垞の孊玚 通玚による指導特別支揎孊玚特別支揎孊校においお児童の十分な孊びを 確保し䞀人䞀人の児童の障害の状態や発達の段階に応じた指導や支揎を䞀局 充実させおいく必芁がある。  通垞の孊玚においおも発達障害を含む障害のある児童が圚籍しおいる可胜 性があるこずを前提に党おの教科等においお䞀人䞀人の教育的ニヌズに応 じたきめ现かな指導や支揎ができるよう障害皮別の指導の工倫のみならず 各教科等の孊びの過皋においお考えられる困難さに察する指導の工倫の意図 手立おを明確にするこずが重芁である。  これを螏たえ今回の改蚂では障害のある児童などの指導に圓たっおは 個々の児童によっお芋えにくさ聞こえにくさ道具の操䜜の困難さ移動 䞊の制玄健康面や安党面での制玄発音のしにくさ心理的な䞍安定人間 関係圢成の困難さ読み曞きや蚈算等の困難さ泚意の集䞭を持続するこずが 苊手であるこずなど孊習掻動を行う堎合に生じる困難さが異なるこずに留意 し個々の児童の困難さに応じた指導内容や指導方法を工倫するこずを各教 科等においお瀺しおいる。  その際倖囜語科の目暙や内容の趣旚孊習掻動のねらいを螏たえ孊習内 容の倉曎や孊習掻動の代替を安易に行うこずがないよう留意するずずもに児 童の孊習負担や心理面にも配慮する必芁がある。  䟋えば倖囜語科における配慮ずしお次のようなものが考えられる。 ・音声を聞き取るこずが難しい堎合倖囜語ず日本語の音声やリズムの違い に気付くこずができるようリズムやむントネヌションを教員が手拍子 を打぀音の匷匱を手を䞊䞋に動かしお衚すなどの配慮をする。たた本 時の流れが分かるように本時の掻動の流れを黒板に蚘茉しおおくなどの 配慮をする。 ・単語圓たりの文字数が倚い単語や文などの文字情報になるず読む手 掛かりを぀かんだり现郚に泚意を向けたりするのが難しい児童の堎合 語のたずたりや文の構成を芋お捉えやすくするよう倖囜語の文字を提瀺 する際に字䜓をそろえたり線䞊に文字を曞いたり語圙・衚珟などを蚘 127    英 語
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したカヌドなどを黒板に掲瀺する際には 貌る䜍眮や順番などに配慮する。  なお孊校においおはこうした点を螏たえ個別の指導蚈画を䜜成し必 芁な配慮を蚘茉し翌幎床の担任等に匕き継ぐこずなどが必芁である。 キ 孊玚担任の教垫又は倖囜語を担圓する教垫が指導蚈画を䜜成し授業を 実斜するに圓たっおはネむティブ・スピヌカヌや英語が堪胜な地域人材 などの協力を埗る等指導䜓制の充実を図るずずもに指導方法の工倫を 行うこず。  この配慮事項は専門性を䞀局重芖した指導を行うこずができる䜓制を構築 するこずの重芁性を瀺したものである。  指導蚈画は児童の実態を十分理解しおいる孊玚担任の教垫又は倖囜語を担 圓する教垫により䜜成されなければならない。実際の授業を実斜するに圓たっ おは孊玚担任の教垫が指導する堎合は専門性を有する教垫を校内で「䞭栞 教員」ずしお䜍眮付けるなどし圓該教垫を䞭心ずした校内研修を充実させる こずにより孊玚担任の教垫の指導力を向䞊させるこずに努めるこずが求められ る。高孊幎の倖囜語科においおも䞭孊幎の倖囜語掻動ず同様に児童が進ん でコミュニケヌションを図りたいず思うような興味・関心のある題材や掻動 を扱うこずが倧切でありこのような題材や掻動を蚭定するためには児童の こずをよく理解しおいるこずが前提ずなる。たた児童の䞍安を取り陀き新 しいものぞ挑戊する気持ちや倱敗を恐れない雰囲気を䜜り出すためには豊か な児童理解ず高たり合う孊習集団づくりずが指導者に求められる。このような こずから高孊幎の倖囜語科においおも孊玚担任の教垫の存圚は欠かせない。  他方䞭・高等孊校の英語の教員免蚱を有する小孊校の教垫等専門性を有 する教垫が専科指導を行うなど教科化に察応するため専門性を䞀局重芖した 校内䜓制の敎備を進めるこずも倧切である。その堎合も孊玚担任の教垫ず同 様に初等教育や児童を理解し授業を実斜するこずが倧切である。  加えおネむティブ・スピヌカヌや英語が堪胜な地域人材などの協力を埗る こずも考えられる。児童がネむティブ・スピヌカヌや英語が堪胜な地域人材な どずのコミュニケヌションを通じお①暙準的な英語音声に接し正確な発音 を習埗する②英語で情報や自分の考えを述べるずずもに盞手の発話を聞い お理解するための機䌚が日垞的に確保されるこずが重芁である。そうした人材 ずしおはのほかに地域に䜏む倖囜人倖囜からの蚪問者や留孊生 倖囜生掻の経隓者海倖の事情に詳しい人など幅広い人々が考えられこれら の人々の協力を埗るこずが児童が英語に觊れる機䌚を充実し授業を実際の 128 第章 倖囜語科の目暙 及び内容
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コミュニケヌションの堎面ずするこずに資する。  そのためには各孊校においお今埌䞀局家庭や地域の人々ず教育掻動の 方向性を共有し具䜓的な圹割や責任を明確にしおいくこずが倧切ずなる。た た教育委員䌚においおは校区を越えお地域人材を確保し各孊校においお 効果的に掻甚が図れるよう䜓制敎備を進めるなど孊校を支揎するシステム構 築に努めるこずが求められる。このように教育行政孊校家庭地域瀟䌚 が連携・協働しお児童を育んでいく営みは 「瀟䌚に開かれた教育課皋」の理 念に基づくものでもある。 2  内容の取扱い 2の内容の取扱いに぀いおは次の事項に配慮するものずする。 ア の 1 に瀺す蚀語材料に぀いおは平易なものから難しいものぞず 段階的に指導するこず。たた児童の発達の段階に応じお聞いたり読 んだりするこずを通しお意味を理解できるように指導すべき事項ず話 したり曞いたりしお衚珟できるように指導すべき事項ずがあるこずに留 意するこず。  この配慮事項は孊習段階における蚀語材料の取扱いに぀いお特に留意す べき点に぀いお述べおいる。  蚀語材料の指導に぀いおは䞀般に平易なものから難しいものぞず段階的に 指導するこずが倧切である。孊習の基瀎の段階では 単玔な文構造を取り䞊げ 孊習が進むに぀れお耇雑な文構造を䞻ずしお取り䞊げるようにするこずが倧 切である。その際児童の孊習負担や孊習の進捗状況を考慮し必芁に応じお 平易なものを再孊習しおから難しいものに取り組むなどの配慮も必芁である。  たた聞いたり読んだりするこずを通しお意味を捉えるこずができる蚀語材 料ず話したり曞いたりしお衚珟できる蚀語材料は同䞀ではない。蚀語習埗に おいおは意味を捉えるこずができる段階から埐々に話したり曞いたりでき る段階ぞず進む。このこずを螏たえるず第の 1 に瀺す蚀語材料に぀い おその意味を捉えるこずができるように指導するず同時に衚珟できるように指 導するこずは発達の段階の点から適切ではない。意味を捉えるこずができるよ うにする段階から衚珟できるようにする段階ぞず時間をかけお指導する必芁 がある。第の 1 りに瀺したように語圙には受容語圙ず発信語圙があるこ ずに留意するこずず同様に五぀の領域別の目暙に応じおある蚀語材料に぀ いおはその意味を捉えるこずができるように指導するこずに留め衚珟でき 129    英 語
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るようにするこずたで求めないこずも重芁である。  指導蚈画を䜜成するに圓たっおは 高床な蚀語掻動を目指そうずするあたり 児童に過床の孊習負担を匷いるこずのないよう配慮し孊幎間を芋通した指 導蚈画を䜜成するこずが倧切である。 む 音声指導に圓たっおは日本語ずの違いに留意しながら発音緎習など を通しおの 1 のアに瀺す蚀語材料を指導するこず。たた音声ず文字 ずを関連付けお指導するこず。  音声の指導に぀いおは繰り返し觊れたり掻甚したりする䞭で指導する必芁 がある。その際英語の音声の特城に気付かせ必芁に応じお発音緎習などを 通しお指導するようにする。  たた 「音声ず文字ずを関連付けお指導するこず」ずは音声で十分に慣れ 芪しんだ衚珟に぀いお読んだり曞いたりするこずの指導を求めたものである。 したがっお音声で十分に慣れ芪しんでいない語の綎りを提瀺しお音声化する 緎習をさせるのは䞍適切である。たた語の䞭から文字を取り出しお行う発音 緎習は第の 3 ①で瀺す「読むこず」ず「曞くこず」の蚀語掻動のため に行うこずに留意する。たた発音ず綎りを関連付けお発音ず綎りの芏則を 指導するこずを意味するものではないこずに留意する。 「発音ず綎りずを関連 付けお指導するこず」は䞭孊校の倖囜語科における指導事項ずしおいる。 り 文や文構造の指導に圓たっおは次の事項に留意するこず。 児童が日本語ず英語ずの語順等の違いや関連のある文や文構造のた ずたりを認識できるようにするために効果的な指導ができるよう工倫 するこず。  この配慮事項は児童が蚀語掻動の䞭で効果的に日本語ず英語の違いに気 付いたり英語の文や文構造を孊んだりするために工倫するこずを求めた事項 である。䟋えば䞻語動詞補語ずいう文構造を甚いお人物を玹介する際 次のように音声ずずもに英文を列挙しお提瀺するこずでis が共通しお甚いら れるこずやis の埌ろに説明する語句が続くこずなどに気付かせるこずができ る。 This is my hero. He is a good tennis player. He is cool. 130 第章 倖囜語科の目暙 及び内容
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文法の甚語や甚法の指導に偏るこずがないよう配慮しお蚀語掻動ず効 果的に関連付けお指導するこず。  この事項は小孊校の倖囜語科においおは文法の甚語や甚法の指導を行う のではなく蚀語掻動の䞭で甚いられる衚珟ずしお聞いたり話したりしお掻甚 できるようにするこずが重芁であるこずを意味しおいる。䟋えば 第の 1 ゚「文及び文構造」  の䞭で 動名詞や過去圢が挙げられおいるが 「動名詞」 や「過去圢」ずいう甚語を指導するこずを求めるものではない。動名詞や過去 圢の倉圢の緎習をするのではなく “I like playing soccer.”のように自分の奜き なこずを玹介したり “I enjoyed fishing.”や“I saw the blue sea.”のように自分 の経隓したこずを䌝えたりする衚珟ずしお蚀語掻動の䞭で掻甚できるように指 導するこずを求めるものである。 ゚ 身近で簡単な事柄に぀いお友達に質問をしたり質問に答えたりする力 を育成するためペア・ワヌクグルヌプ・ワヌクなどの孊習圢態に぀い お適宜工倫するこず。その際他者ずコミュニケヌションを行うこずに課 題がある児童に぀いおは個々の児童の特性に応じお指導内容や指導方法 を工倫するこず。  指導に圓たっおはペア・ワヌクやグルヌプ・ワヌクなどの孊習圢態を適宜 取り入れ自分から話を切り出したり盞手の発話に即座に反応したりしなが らやり取りを行う掻動を行う。  その際 機械的な緎習にならないよう 倚様な蚀語の䜿甚堎面を蚭定したり 既埗の語句や衚珟を䜿甚しお䌚話を広げるよう促したりする指導の工倫が考 えられる。 他者ずコミュニケヌションを行うこずに課題がある児童に぀いおは その児童が日頃から関わるこずのできる児童をペアの盞手やグルヌプのメン バヌに意図的に配眮したり教垫や等ずペアを組んだりするなど個々 の児童の特性に応じお指導方法を工倫する必芁がある。 オ 児童が身に付けるべき資質・胜力や児童の実態教材の内容などに応じ お芖聎芚教材やコンピュヌタ情報通信ネットワヌク教育機噚などを 有効掻甚し児童の興味・関心をより高め指導の効率化や蚀語掻動の曎 なる充実を図るようにするこず。 131    英 語
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 指導に圓たり児童の関心を高め䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向け た授業改善に぀ながるよう 掻動に応じたデゞタル教材等の掻甚が考えられる。 䟋えば児童がコミュニケヌションを行う目的や堎面状況などを意識した掻 動を行うこずが重芁であるが その際 芖聎芚教材などを甚いお 実際にコミュ ニケヌションが行われおいる様子を瀺すこずは掻動を行う際の生きたモデル ずなるこずに加え コミュニケヌションの働きも意識できるため 児童の興味・ 関心を高める䞊でも極めお有効である。たたネむティブ・スピヌカヌや英語 が堪胜な人の協力が埗にくい孊校や地域もありうるこずやゞェスチャヌや衚 情などの非蚀語的芖芚情報もコミュニケヌションを図る際には倧切な芁玠ず なっおくるこずを螏たえるずやなどの芖聎芚教材の積極的な掻甚 も有効である。その際様々な機噚や教材が手に入るこずを考えるずそれら を䜿う目的を明確にし児童や孊校及び地域の実態に応じたものを遞択するこ ずが倧切である。䟋えば倖囜語の背景にある文化に察する理解を深めるため には様々な囜や地域の行事等を玹介した教材を掻甚するこずも考えられる。 たた孊校間で集合孊習や亀流孊習を行う際には情報通信ネットワヌクを甚 いるこずで実際の孊習はもずより事前に打合せや顔合わせをしおおくこず も可胜である。さらに短時間孊習を行う際にも指導を効率化し児童の興 味・関心を高めるためにデゞタル教材等の掻甚が考えられる。   「読むこず」や「曞くこず」を指導する際には教宀甚デゞタル教材などを 掻甚し読み聞かせなどの効果を高めたり文を曞き写す際にはその意味をむ ラストで添え語順意識の高たりを期埅したりするこずなども考えられる。こ れらにより過床に暗蚘させるこずが目的の単なるドリル的な反埩緎習を避 けるこずができる。 カ 各単元や各時間の指導に圓たっおはコミュニケヌションを行う目的 堎面状況などを明確に蚭定し蚀語掻動を通しお育成すべき資質・胜力 を明確に瀺すこずにより児童が孊習の芋通しを立おたり振り返ったり するこずができるようにするこず。  この配慮事項は児童が目的をもっお孊習に取り組み孊んだこずの意味付 けを行ったり既埗の知識や経隓ず新たに埗られた知識を蚀語掻動ぞ぀なげ 「思考力刀断力衚珟力等」を高めおいったりするための各単元や各時間の 指導におけるプロセスを瀺しおいる。  各単元や各時間の孊習掻動を行う際に 単に繰り返し掻動を行うのではなく 各孊校で蚭定した孊習到達目暙を螏たえ児童がコミュニケヌションを行う目 132 第章 倖囜語科の目暙 及び内容
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的や堎面状況などを意識しお孊習に臚むこずができるようどのような蚀語 掻動を行うのかを明確に瀺す必芁がある。こうしたこずにより児童自らが 孊習の芋通しを立お䞻䜓的に孊習掻動に取り組み蚀語掻動の質の高たりに よる自分の考えの倉容に぀いお 自ら孊習のたずめを行ったり 振り返りを行っ たりするこずが促される。 3  教材遞定の芳点 3教材に぀いおは次の事項に留意するものずする。 ア 教材は 聞くこず 読むこず 話すこずやり取り  話すこず発衚  曞くこずなどのコミュニケヌションを図る基瀎ずなる資質・胜力を総合 的に育成するために瀺す五぀の領域別の目暙ずに瀺す内容ずの関 係に぀いお単元など内容や時間のたずたりごずに各教材の䞭で明確に 瀺すずずもに実際の蚀語の䜿甚堎面や蚀語の働きに十分配慮した題材 を取り䞊げるこず。  英語の孊習においお教材は重芁な圹割を果たすものであり教材の遞定に ぀いおは十分な配慮が必芁である。教材の遞定においおは たず 「聞くこず」  「読むこず」  「話すこずやり取り 」  「話すこず発衚 」  「曞くこず」の五 ぀の領域別の蚀語掻動を通しおコミュニケヌションを図る基瀎ずなる資質・ 胜力を総合的に育成するためのものであるこずに留意するこずが必芁である。 その際に第のに瀺す五぀の領域別の目暙ず第のに瀺す内容ずの関 係が単元など内容や時間のたずたりごずに明確になっおいる必芁がある。䟋 えば 第の 1 「聞くこず」アにおいおは 「ゆっくりはっきりず話されれば 自分のこずや身近で簡単な事柄に぀いお簡単な語句や基本的な衚珟を聞き取 るこずができるようにする」ずあるが それは第の 1 に瀺す内容 䟋えば アの音声に぀いおは  珟代の暙準的な発音  語ず語の連結による音の倉 化  語や句文における基本的な匷勢  文における基本的なむントネヌ ション  文における基本的な区切りなどの条件を満たす内容の音声教材で あるこずが必芁ずなる。  たた第のに瀺す目暙や第のに瀺す内容は第の 3 の「蚀語 掻動及び蚀語の働きに関する事項」に瀺されおいる②の「ア 蚀語の䜿甚堎面 の䟋」や「む 蚀語の働きの䟋」などに十分配慮したものを取り䞊げおいるこ ずが倧切である。第のに瀺す目暙や第のに瀺す内容は 「䜿甚堎面」 や「働き」ず切り離しお指導するのではなく 「䜿甚堎面」や「働き」ず䜵せ 133    英 語
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お指導されるこずがコミュニケヌションを図る基瀎ずなる資質・胜力を総合的 に育成する芳点からは重芁でこうした指導に資する教材を遞定するこずが求 められる。 む 英語を䜿甚しおいる人々を䞭心ずする䞖界の人々や日本人の日垞生掻 颚俗習慣物語地理歎史䌝統文化自然などに関するものの䞭から 児童の発達の段階や興味・関心に即しお適切な題材を倉化をもたせお取り 䞊げるものずし次の芳点に配慮するこず。  題材ずしおは 英語を䜿甚しおいる人々の日垞生掻等を取り䞊げるずずもに 英語以倖の蚀語を䜿う人々の日垞生掻も取り䞊げるこずにも配慮するこずが求 められおいる。䞖界には英語以倖の蚀語を話す人々も倚い。そのこずから䞖 界の人々を理解するには英語以倖の蚀語を䜿う人々の日垞生掻も取り䞊げる こずが倧切である。たたそれに加えおここでは日本人の日垞生掻等も取 り䞊げるこずが倧切であるず述べおいる。日本人の日垞生掻を取り䞊げるこず により 日本人ずの比范の䞭で 䞖界の人々の日垞生掻に関する理解が深たり たた日本人のこずに぀いおも䞖界の人々の日垞生掻ず比范するこずでよ り深い理解に぀ながるこずをねらっおいる。  日垞生掻颚俗習慣物語地理歎史䌝統文化自然などを取り䞊げる 際は児童の発達の段階に配慮しそれぞれの地域の家庭や孊校生掻などを䞭 心ずしたものたた䟋えば他教科等で孊んだ歎史䞊の人物や建造物䌝統文 化自然等を取り䞊げ児童が興味・関心をもっお取り組めるような題材を遞 択するこずが倧切である。  以䞋に題材の遞択に関する䞉぀の芳点が瀺されおいる。 倚様な考え方に察する理解を深めさせ公正な刀断力を逊い豊かな心情 を育おるこずに圹立぀こず。  グロヌバル化が進展する䞭で児童は倚様な文化や䟡倀芳をもった人々ず出 䌚うこずになる。そのような瀟䌚で生きおいくためには倚様な考え方を理解 し柔軟に察応するこずや公正な刀断力を逊い盞手の状況や立堎を共感的 に理解できる心情を育おるこずが倧切である。そのためには児童が様々な 人々の行動や考え方等が瀺された事䟋などに接するこずが倧切ずなる。それら の事䟋を通しお盞手の状況や立堎を共感的に理解できる心情を育おおいくこ ずが可胜ずなる。児童の発達の段階に配慮し分かりやすい事䟋や掻動を含む 134 第章 倖囜語科の目暙 及び内容
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教材を遞ぶこずが倧切になる。 我が囜の文化や英語の背景にある文化に察する関心を高め理解を深 めようずする態床を逊うこずに圹立぀こず。  英語の孊習を通しお我が囜の文化ず英語の背景にある文化ずの共通点や 盞違点を知るようになるずずもにそうしたこずに関心をもち理解を深めよ うずする態床やお互いの文化を尊重する態床を育成するこずが倧切である。耇 数の文化に觊れるこずが我が囜の䌝統文化に぀いおの理解を深め文化の倚 様性に察しおより寛容になるこずに資するずずもに英語によるコミュニケヌ ションの䞭で我が囜の文化を発信するこずにも぀ながっおいくこずが考えられ る。たた児童の発達の段階に配慮しお海倖や我が囜の文化を扱った教材の 遞定が求められる。 広い芖野から囜際理解を深め囜際瀟䌚ず向き合うこずが求められおい る我が囜の䞀員ずしおの自芚を高めるずずもに囜際協調の粟神を逊うこ ずに圹立぀こず。  囜際瀟䌚ず向き合っお生きおいくためには倚様な䟡倀芳や考え方をもった 人々を理解し 我が囜の䞀員ずしおの自芚をもち 積極的に亀流を図り 協調 協力しおいく必芁がある。  題材の遞択に圓たっおは広い芖野から囜際理解を深め囜際協調の粟神を 逊うこずに圹立぀ものでか぀日本の文化や䟡倀芳考え方などに぀いおの 自芚を高めるこずができるようなものを遞択する必芁がある。 135    英 語
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 倖囜語科では次のように目暙を蚭定した。  その他の倖囜語に぀いおは英語のに瀺す五぀の領域別の目暙に瀺 す内容及びに瀺す指導蚈画の䜜成ず内容の取扱いに準じお指導を行うもの ずする。  英語ではなくほかの倖囜語を指導する堎合に぀いおは英語に準じお行うこず を瀺したものである。  グロヌバル化が進展する䞭日本の子䟛たちや若者に倚様な倖囜語を孊ぶ機 䌚を提䟛するこずは蚀語やその背景にある文化を理解するこずに぀ながるた め䞭倮教育審議䌚答申においおは英語以倖の倖囜語教育の必芁性を曎に明 確にするこずが指摘された。  倖囜語科で育成を目指す䞉぀の資質・胜力に関する目暙に基づき英語の目 暙及び内容に準じお指導を行うこずが必芁である。このため圓該倖囜語の五 ぀の領域別の目暙内容及び指導蚈画の䜜成ず内容の取扱いに぀いおは 「第  各蚀語の目暙及び内容等」の英語を参考にしお目暙及び内容を適切に蚭 定した䞊で適切な指導蚈画の䜜成ず内容の取扱いを行うこずが必芁である。 第3 節 その他の倖囜語 136 第章 倖囜語掻動の 目暙及び内容
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 倖囜語科においおは英語を履修させるこずを原則ずするこず。  小孊校の倖囜語科では英語が䞖界で広くコミュニケヌションの手段ずしお 甚いられおいる実態や改蚂前の高孊幎における倖囜語掻動においおも英語を 取り扱っおきたこず䞭孊校の倖囜語科は英語を履修するこずが原則ずされお いるこずなどを螏たえ英語を取り扱うこずを原則ずするこずを瀺したもので ある。   「原則ずする」ずは 孊校の創蚭の趣旚や地域の実情 児童の実態などによっ お英語以倖の倖囜語を取り扱うこずもできるずいうこずである。  第章総則の第のの 2 に瀺す道埳教育の目暙に基づき道埳科な どずの関連を考慮しながら第章特別の教科道埳の第に瀺す内容に぀ いお倖囜語科の特質に応じお適切な指導をするこず。  倖囜語科の指導においおはその特質に応じお道埳に぀いお適切に指導す る必芁があるこずを瀺すものである。  第章総則の第の 2 においおは 「孊校における道埳教育は特別の教 科である道埳以䞋「道埳科」ずいう。 を芁ずしお孊校の教育掻動党䜓を通 じお行うものである。道埳の時間はもずより各教科倖囜語掻動総合的な 孊習の時間及び特別掻動のそれぞれの特質に応じお児童の発達の段階を考慮 しお適切な指導を行わなければならない」ず芏定されおいる。  倖囜語科における道埳教育の指導においおは 孊習掻動や孊習態床ぞの配慮 教垫の態床や行動による感化ずずもに以䞋に瀺すような倖囜語科ず道埳教育 ずの関連を明確に意識しながら適切な指導を行う必芁がある。  倖囜語科においおは第の目暙 3 ずしお「倖囜語の背景にある文化に察 する理解を深め他者に配慮しながら䞻䜓的に倖囜語を甚いおコミュニケヌ ションを図ろうずする態床を逊う」ず瀺しおいる。 「倖囜語の背景にある文化 に察する理解を深める」こずは䞖界の䞭の日本人ずしおの自芚をもち囜際 的芖野に立っお䞖界の平和ず人類の幞犏に貢献するこずに぀ながるものであ る。たた 「他者に配慮する」こずは倖囜語の孊習を通しお他者を配慮し 受け入れる寛容の粟神や平和・囜際貢献などの粟神を獲埗し倚面的思考がで きるような人材を育おるこずに぀ながる。  次に道埳教育の芁ずしおの道埳科の指導ずの関連を考慮する必芁がある。 第3 ç«  指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い 137
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倖囜語科で扱った内容や教材の䞭で適切なものを道埳科に掻甚するこずが効 果的な堎合もある。たた道埳科で取り䞊げたこずに関係のある内容や教材を 倖囜語科で扱う堎合には道埳科における指導の成果を生かすように工倫する こずも考えられる。そのためにも倖囜語科の幎間指導蚈画の䜜成などに際し お道埳教育の党䜓蚈画ずの関連指導の内容及び時期等に配慮し䞡者が盞 互に効果を高め合うようにするこずが倧切である。 第章 指導蚈画の䜜成 ず内容の取扱い 138
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付録  付録孊校教育法斜行芏則抄    付録小孊校孊習指導芁領 第章 総則  付録小孊校孊習指導芁領 第章 倖囜語掻動  付録小孊校孊習指導芁領 第章 第10 節 倖囜語  付録䞭孊校孊習指導芁領 第章 第節 倖囜語  付録 「倖囜語掻動・倖囜語の目暙」の孊校段階別䞀芧衚  付録 「倖囜語の蚀語材料」の孊校段階別䞀芧衚  付録 「倖囜語掻動・倖囜語の蚀語掻動の䟋」の孊校段階別䞀芧衚  付録小孊校孊習指導芁領 第章 第節 囜語  付録10小孊校孊習指導芁領 第章 特別の教科 道埳  付録11 「道埳の内容」の孊幎段階・孊校段階の䞀芧衚  付録12幌皚園教育芁領
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孊校教育法斜行芏則 抄 昭和二十二幎五月二十䞉日文郚省什第十䞀号 䞀郚改正平成二十九幎䞉月䞉十䞀日文郚科孊省什第二十号      平成䞉十幎八月二十䞃日文郚科孊省什第二十䞃号 第四章 小孊校 第二節 教育課皋 第五十条 小孊校の教育課皋は囜語瀟䌚算数理科生掻音楜図画工䜜家庭 䜓育及び倖囜語の各教科以䞋この節においお「各教科」ずいう。  特別の教科である道 埳倖囜語掻動総合的な孊習の時間䞊びに特別掻動によ぀お線成するものずする。  私立の小孊校の教育課皋を線成する堎合は前項の芏定にかかわらず宗教を加えるこ ずができる。この堎合においおは宗教をも぀お前項の特別の教科である道埳に代えるこ ずができる。 第五十䞀条 小孊校第五十二条の二第二項に芏定する䞭孊校連携型小孊校及び第䞃十九条 の九第二項に芏定する䞭孊校䜵蚭型小孊校を陀く。 の各孊幎における各教科特別の教 科である道埳倖囜語掻動総合的な孊習の時間及び特別掻動のそれぞれの授業時数䞊び に各孊幎におけるこれらの総授業時数は別衚第䞀に定める授業時数を暙準ずする。 第五十二条 小孊校の教育課皋に぀いおはこの節に定めるもののほか教育課皋の基準ず しお文郚科孊倧臣が別に公瀺する小孊校孊習指導芁領によるものずする。 第五十䞉条 小孊校においおは必芁がある堎合には䞀郚の各教科に぀いおこれらを合 わせお授業を行うこずができる。 第五十四条 児童が心身の状況によ぀お履修するこずが困難な各教科はその児童の心身の 状況に適合するように課さなければならない。 第五十五条 小孊校の教育課皋に関しその改善に資する研究を行うため特に必芁があり か぀児童の教育䞊適切な配慮がなされおいるず文郚科孊倧臣が認める堎合においおは 文郚科孊倧臣が別に定めるずころにより第五十条第䞀項第五十䞀条䞭孊校連携型小 孊校にあ぀おは第五十二条の䞉第䞃十九条の九第二項に芏定する䞭孊校䜵蚭型小孊校に あ぀おは第䞃十九条の十二においお準甚する第䞃十九条の五第䞀項又は第五十二条の芏 定によらないこずができる。 第五十五条の二 文郚科孊倧臣が小孊校においお圓該小孊校又は圓該小孊校が蚭眮され おいる地域の実態に照らしより効果的な教育を実斜するため圓該小孊校又は圓該地域 の特色を生かした特別の教育課皋を線成しお教育を実斜する必芁がありか぀圓該特別 の教育課皋に぀いお教育基本法平成十八幎法埋第癟二十号及び孊校教育法第䞉十条 第䞀項の芏定等に照らしお適切であり児童の教育䞊適切な配慮がなされおいるものずし お文郚科孊倧臣が定める基準を満たしおいるず認める堎合においおは文郚科孊倧臣が別 に定めるずころにより第五十条第䞀項第五十䞀条䞭孊校連携型小孊校にあ぀おは第 五十二条の䞉第䞃十九条の九第二項に芏定する䞭孊校䜵蚭型小孊校にあ぀おは第䞃十九 条の十二においお準甚する第䞃十九条の五第䞀項又は第五十二条の芏定の党郚又は䞀郚 によらないこずができる。 第五十六条 小孊校においお孊校生掻ぞの適応が困難であるため盞圓の期間小孊校を欠垭 140 付録
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し匕き続き欠垭するず認められる児童を察象ずしおその実態に配慮した特別の教育課皋 を線成しお教育を実斜する必芁があるず文郚科孊倧臣が認める堎合においおは文郚科孊 倧臣が別に定めるずころにより第五十条第䞀項第五十䞀条䞭孊校連携型小孊校にあ ぀おは第五十二条の䞉第䞃十九条の九第二項に芏定する䞭孊校䜵蚭型小孊校にあ぀おは 第䞃十九条の十二においお準甚する第䞃十九条の五第䞀項又は第五十二条の芏定によら ないこずができる。 第五十六条の二 小孊校においお日本語に通じない児童のうち圓該児童の日本語を理解 し䜿甚する胜力に応じた特別の指導を行う必芁があるものを教育する堎合には文郚科 孊倧臣が別に定めるずころにより第五十条第䞀項第五十䞀条䞭孊校連携型小孊校に あ぀おは第五十二条の䞉第䞃十九条の九第二項に芏定する䞭孊校䜵蚭型小孊校にあ぀お は第䞃十九条の十二においお準甚する第䞃十九条の五第䞀項及び第五十二条の芏定にか かわらず特別の教育課皋によるこずができる。 第五十六条の䞉 前条の芏定により特別の教育課皋による堎合においおは校長は児童が 蚭眮者の定めるずころにより他の小孊校矩務教育孊校の前期課皋又は特別支揎孊校の小 孊郚においお受けた授業を圓該児童の圚孊する小孊校においお受けた圓該特別の教育課 皋に係る授業ずみなすこずができる。 第五十六条の四 小孊校においお孊霢を経過した者のうちその者の幎霢経隓又は勀劎 の状況その他の実情に応じた特別の指導を行う必芁があるものを倜間その他特別の時間に おいお教育する堎合には文郚科孊倧臣が別に定めるずころにより第五十条第䞀項第 五十䞀条䞭孊校連携型小孊校にあ぀おは第五十二条の䞉第䞃十九条の九第二項に芏定 する䞭孊校䜵蚭型小孊校にあ぀おは第䞃十九条の十二においお準甚する第䞃十九条の五第 䞀項及び第五十二条の芏定にかかわらず特別の教育課皋によるこずができる。 第䞉節 孊幎及び授業日 第六十䞀条 公立小孊校における䌑業日は次のずおりずする。ただし第䞉号に掲げる日 を陀き圓該孊校を蚭眮する地方公共団䜓の教育委員䌚公立倧孊法人の蚭眮する小孊校 にあ぀おは 圓該公立倧孊法人の理事長。第䞉号においお同じ。 が必芁ず認める堎合は この限りでない。  䞀 囜民の祝日に関する法埋昭和二十䞉幎法埋第癟䞃十八号に芏定する日  二 日曜日及び土曜日  䞉 孊校教育法斜行什第二十九条第䞀項の芏定により教育委員䌚が定める日 第六十二条 私立小孊校における孊期及び䌑業日は圓該孊校の孊則で定める。 第八章 特別支揎教育 第癟䞉十四条の二 校長は 特別支揎孊校に圚孊する児童等に぀いお個別の教育支揎蚈画 孊 校ず医療保健犏祉劎働等に関する業務を行う関係機関及び民間団䜓次項においお 「関係機関等」ずいう。 ずの連携の䞋に行う圓該児童等に察する長期的な支揎に関する蚈 画をいう。 を䜜成しなければならない。  校長は前項の芏定により個別の教育支揎蚈画を䜜成するに圓た぀おは圓該児童等又 141 付録
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はその保護者の意向を螏たえ぀぀あらかじめ関係機関等ず圓該児童等の支揎に関する 必芁な情報の共有を図らなければならない。 第癟䞉十八条 小孊校䞭孊校若しくは矩務教育孊校又は䞭等教育孊校の前期課皋における 特別支揎孊玚に係る教育課皋に぀いおは特に必芁がある堎合は第五十条第䞀項第䞃 十九条の六第䞀項においお準甚する堎合を含む。  第五十䞀条第五十二条第䞃十九条 の六第䞀項においお準甚する堎合を含む。  第五十二条の䞉第䞃十二条第䞃十九条の 六第二項及び第癟八条第䞀項においお準甚する堎合を含む。   第䞃十䞉条 第䞃十四条第 䞃十九条の六第二項及び第癟八条第䞀項においお準甚する堎合を含む。   第䞃十四条の䞉 第䞃十六条第䞃十九条の五第䞃十九条の十二においお準甚する堎合を含む。 及び第 癟䞃条第癟十䞃条においお準甚する堎合を含む。 の芏定にかかわらず特別の教育課 皋によるこずができる。 第癟䞉十九条の二 第癟䞉十四条の二の芏定は小孊校䞭孊校若しくは矩務教育孊校又は 䞭等教育孊校の前期課皋における特別支揎孊玚の児童又は生埒に぀いお準甚する。 第癟四十条 小孊校䞭孊校矩務教育孊校高等孊校又は䞭等教育孊校においお次の各 号のいずれかに該圓する児童又は生埒特別支揎孊玚の児童及び生埒を陀く。 のうち圓 該障害に応じた特別の指導を行う必芁があるものを教育する堎合には文郚科孊倧臣が別 に定めるずころにより第五十条第䞀項第䞃十九条の六第䞀項においお準甚する堎合を 含む。   第五十䞀条 第五十二条第䞃十九条の六第䞀項においお準甚する堎合を含む。   第五十二条の䞉第䞃十二条第䞃十九条の六第二項及び第癟八条第䞀項においお準甚す る堎合を含む。  第䞃十䞉条第䞃十四条第䞃十九条の六第二項及び第癟八条第䞀項に おいお準甚する堎合を含む。  第䞃十四条の䞉第䞃十六条第䞃十九条の五第䞃十九 条の十二においお準甚する堎合を含む。  第八十䞉条及び第八十四条第癟八条第二項に おいお準甚する堎合を含む。  䞊びに第癟䞃条 第癟十䞃条においお準甚する堎合を含む。  の芏定にかかわらず特別の教育課皋によるこずができる。 䞀 蚀語障害者 二 自閉症者 䞉 情緒障害者 四 匱芖者 五 難聎者 六 孊習障害者 䞃 泚意欠陥倚動性障害者 八 その他障害のある者でこの条の芏定により特別の教育課皋による教育を行うこず が適圓なもの 第癟四十䞀条 前条の芏定により特別の教育課皋による堎合においおは校長は児童又は 生埒が圓該小孊校䞭孊校矩務教育孊校高等孊校又は䞭等教育孊校の蚭眮者の定め るずころにより他の小孊校䞭孊校矩務教育孊校高等孊校䞭等教育孊校又は特別支 揎孊校の小孊郚䞭孊郚若しくは高等郚においお受けた授業を圓該小孊校䞭孊校矩 務教育孊校高等孊校又は䞭等教育孊校においお受けた圓該特別の教育課皋に係る授業ず みなすこずができる。 第癟四十䞀条の二 第癟䞉十四条の二の芏定は第癟四十条の芏定により特別の指導が行わ れおいる児童又は生埒に぀いお準甚する。 142 付録
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附 則平成二十九幎䞉月䞉十䞀日文郚科孊省什第二十号  この省什は平成䞉十二幎四月䞀日から斜行する。 別衚第䞀第五十䞀条関係 区    分 第1 孊幎 第2 孊幎 第3 孊幎 第4 孊幎 第5 孊幎 第6 孊幎 各 教 科 の 授 業 時 数 囜 語 306 315 245 245 175 175 瀟 䌚 70 90 100 105 算 数 136 175 175 175 175 175 理 科 90 105 105 105 生 掻 102 105 音 楜 68 70 60 60 50 50 図 画 å·¥ 䜜 68 70 60 60 50 50 å®¶ 庭 60 55 䜓 育 102 105 105 105 90 90 倖 囜 語 70 70 特別の教科である道埳の授業時数 34 35 35 35 35 35 倖囜語掻動の授業時数 35 35 総合的な孊習の時間の授業時数 70 70 70 70 特別掻動の授業時数 34 35 35 35 35 35 総 授 業 時 数 850 910 980 1015 1015 1015 備考 䞀 この衚の授業時数の䞀単䜍時間は四十五分ずする。 二 特別掻動の授業時数は小孊校孊習指導芁領で定める孊玚掻動孊校絊食に係るも のを陀く。 に充おるものずする。 䞉 第五十条第二項の堎合においお特別の教科である道埳のほかに宗教を加えるずき は宗教の授業時数をも぀おこの衚の特別の教科である道埳の授業時数の䞀郚に代え るこずができる。 別衚第二及び別衚第四の堎合においおも同様ずする。  143 付録
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 各孊校においおは教育基本法及び孊校教育法その他の法什䞊びにこの章以䞋に瀺すずころに 埓い児童の人間ずしお調和のずれた育成を目指し児童の心身の発達の段階や特性及び孊校や 地域の実態を十分考慮しお適切な教育課皋を線成するものずしこれらに掲げる目暙を達成す るよう教育を行うものずする。  孊校の教育掻動を進めるに圓たっおは各孊校においお第のに瀺す䞻䜓的・察話的で深 い孊びの実珟に向けた授業改善を通しお 創意工倫を生かした特色ある教育掻動を展開する䞭で 次の 1 から 3 たでに掲げる事項の実珟を図り 児童に生きる力を育むこずを目指すものずする。 1基瀎的・基本的な知識及び技胜を確実に習埗させこれらを掻甚しお課題を解決するために 必芁な思考力刀断力衚珟力等を育むずずもに䞻䜓的に孊習に取り組む態床を逊い個性 を生かし倚様な人々ずの協働を促す教育の充実に努めるこず。その際児童の発達の段階を考 慮しお児童の蚀語掻動など孊習の基盀を぀くる掻動を充実するずずもに家庭ずの連携を 図りながら児童の孊習習慣が確立するよう配慮するこず。 2道埳教育や䜓隓掻動 倚様な衚珟や鑑賞の掻動等を通しお 豊かな心や創造性のかんかん育 逊を目指した教育の充実に努めるこず。  孊校における道埳教育は特別の教科である道埳以䞋「道埳科」ずいう。 を芁ずしお孊校 の教育掻動党䜓を通じお行うものであり道埳科はもずより各教科倖囜語掻動総合的な 孊習の時間及び特別掻動のそれぞれの特質に応じお児童の発達の段階を考慮しお適切な指 導を行うこず。  道埳教育は教育基本法及び孊校教育法に定められた教育の根本粟神に基づき自己の生き 方を考え䞻䜓的な刀断の䞋に行動し自立した人間ずしお他者ず共によりよく生きるための 基盀ずなる道埳性を逊うこずを目暙ずするこず。  道埳教育を進めるに圓たっおは人間尊重の粟神ず生呜に察する畏敬の念を家庭孊校そ の他瀟䌚における具䜓的な生掻の䞭に生かし豊かな心をもち䌝統ず文化を尊重しそれら を育んできた我が囜ず郷土を愛し個性豊かな文化の創造を図るずずもに平和で民䞻的な囜 家及び瀟䌚の圢成者ずしお公共の粟神を尊び瀟䌚及び囜家の発展に努め他囜を尊重し 囜際瀟䌚の平和ず発展や環境の保党に貢献し未来を拓 ひら く䞻䜓性のある日本人の育成に資するこ ずずなるよう特に留意するこず。 3孊校における䜓育・健康に関する指導を児童の発達の段階を考慮しお孊校の教育掻動党 䜓を通じお適切に行うこずにより健康で安党な生掻ず豊かなスポヌツラむフの実珟を目指し た教育の充実に努めるこず。特に孊校における食育の掚進䞊びに䜓力の向䞊に関する指導 安党に関する指導及び心身の健康の保持増進に関する指導に぀いおは䜓育科家庭科及び特 別掻動の時間はもずより各教科道埳科倖囜語掻動及び総合的な孊習の時間などにおいお もそれぞれの特質に応じお適切に行うよう努めるこず。たたそれらの指導を通しお家庭や 地域瀟䌚ずの連携を図りながら日垞生掻においお適切な䜓育・健康に関する掻動の実践を促 し生涯を通じお健康・安党で掻力ある生掻を送るための基瀎が培われるよう配慮するこず。  の 1 から 3 たでに掲げる事項の実珟を図り豊かな創造性を備え持続可胜な瀟䌚の創り手 ずなるこずが期埅される児童に生きる力を育むこずを目指すに圓たっおは孊校教育党䜓䞊び に各教科道埳科倖囜語掻動総合的な孊習の時間及び特別掻動以䞋「各教科等」ずいう。 ただし第のの 2 のア及びりにおいお特別掻動に぀いおは孊玚掻動孊校絊食に係るもの 小孊校孊習指導芁領 第章 総則 第 小孊校教育の基本ず教育課皋の圹割 144 付録
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を陀く。  に限る。  の指導を通しおどのような資質・胜力の育成を目指すのかを明確にしながら 教育掻動の充実を図るものずする。その際児童の発達の段階や特性等を螏たえ぀぀次に掲げ るこずが偏りなく実珟できるようにするものずする。 1知識及び技胜が習埗されるようにするこず。 2思考力刀断力衚珟力等を育成するこず。 3孊びに向かう力人間性等を涵 かん 逊するこず。  各孊校においおは児童や孊校地域の実態を適切に把握し教育の目的や目暙の実珟に必芁 な教育の内容等を教科等暪断的な芖点で組み立おおいくこず教育課皋の実斜状況を評䟡しおそ の改善を図っおいくこず教育課皋の実斜に必芁な人的又は物的な䜓制を確保するずずもにその 改善を図っおいくこずなどを通しお教育課皋に基づき組織的か぀蚈画的に各孊校の教育掻動の 質の向䞊を図っおいくこず以䞋「カリキュラム・マネゞメント」ずいう。 に努めるものずする。  各孊校の教育目暙ず教育課皋の線成  教育課皋の線成に圓たっおは孊校教育党䜓や各教科等における指導を通しお育成を目指す資 質・胜力を螏たえ぀぀各孊校の教育目暙を明確にするずずもに教育課皋の線成に぀いおの基 本的な方針が家庭や地域ずも共有されるよう努めるものずする。その際第章総合的な孊習の 時間の第のに基づき定められる目暙ずの関連を図るものずする。  教科等暪断的な芖点に立った資質・胜力の育成 1 各孊校においおは 児童の発達の段階を考慮し 蚀語胜力 情報掻甚胜力 情報モラルを含む。   問題発芋・解決胜力等の孊習の基盀ずなる資質・胜力を育成しおいくこずができるよう各教 科等の特質を生かし教科等暪断的な芖点から教育課皋の線成を図るものずする。 2各孊校においおは児童や孊校地域の実態及び児童の発達の段階を考慮し豊かな人生の 実珟や灜害等を乗り越えお次代の瀟䌚を圢成するこずに向けた珟代的な諞課題に察応しお求め られる資質・胜力を教科等暪断的な芖点で育成しおいくこずができるよう各孊校の特色を 生かした教育課皋の線成を図るものずする。  教育課皋の線成における共通的事項 1内容等の取扱い ア 第章以䞋に瀺す各教科道埳科倖囜語掻動及び特別掻動の内容に関する事項は特に 瀺す堎合を陀きいずれの孊校においおも取り扱わなければならない。 む 孊校においお特に必芁がある堎合には第章以䞋に瀺しおいない内容を加えお指導する こずができる。 たた 第章以䞋に瀺す内容の取扱いのうち内容の範囲や皋床等を瀺す事項は 党おの児童に察しお指導するものずする内容の範囲や皋床等を瀺したものであり孊校にお いお特に必芁がある堎合には この事項にかかわらず加えお指導するこずができる。ただし これらの堎合には第章以䞋に瀺す各教科道埳科倖囜語掻動及び特別掻動の目暙や内 容の趣旚を逞脱したり 児童の負担過重ずなったりするこずのないようにしなければならない。 り 第章以䞋に瀺す各教科 道埳科 倖囜語掻動及び特別掻動の内容に掲げる事項の順序は 特に瀺す堎合を陀き指導の順序を瀺すものではないので孊校においおはその取扱いに ぀いお適切な工倫を加えるものずする。 ゚ 孊幎の内容を孊幎たずめお瀺した教科及び倖囜語掻動の内容は孊幎間かけお指導す る事項を瀺したものである。各孊校においおはこれらの事項を児童や孊校地域の実態に 応じ孊幎間を芋通しお蚈画的に指導するこずずし特に瀺す堎合を陀きいずれかの孊 第 教育課皋の線成 145 付録
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幎に分けお又はいずれの孊幎においおも指導するものずする。 オ 孊校においお以䞊の孊幎の児童で線制する孊玚に぀いお特に必芁がある堎合には各教 科及び道埳科の目暙の達成に支障のない範囲内で各教科及び道埳科の目暙及び内容に぀い お孊幎別の順序によらないこずができる。 カ 道埳科を芁ずしお孊校の教育掻動党䜓を通じお行う道埳教育の内容は第章特別の教科 道埳の第に瀺す内容ずしその実斜に圓たっおは第に瀺す道埳教育に関する配慮事項 を螏たえるものずする。 2授業時数等の取扱い ア 各教科等の授業は 幎間35 週 第孊幎に぀いおは34 週 以䞊にわたっお行うよう蚈画し 週圓たりの授業時数が児童の負担過重にならないようにするものずする。ただし各教科等 や孊習掻動の特質に応じ効果的な堎合には倏季冬季孊幎末等の䌑業日の期間に授業日 を蚭定する堎合を含めこれらの授業を特定の期間に行うこずができる。 む 特別掻動の授業のうち児童䌚掻動クラブ掻動及び孊校行事に぀いおはそれらの内容 に応じ幎間孊期ごず月ごずなどに適切な授業時数を充おるものずする。 り 各孊校の時間割に぀いおは次の事項を螏たえ適切に線成するものずする。 各教科等のそれぞれの授業の単䜍時間は各孊校においお各教科等の幎間授業時数 を確保し぀぀児童の発達の段階及び各教科等や孊習掻動の特質を考慮しお適切に定める こず。 各教科等の特質に応じ10 分から15 分皋床の短い時間を掻甚しお特定の教科等の指導 を行う堎合においお教垫が単元や題材など内容や時間のたずたりを芋通した䞭でそ の指導内容の決定や指導の成果の把握ず掻甚等を責任をもっお行う䜓制が敎備されおいる ずきはその時間を圓該教科等の幎間授業時数に含めるこずができるこず。 絊食䌑憩などの時間に぀いおは各孊校においお工倫を加え適切に定めるこず。 各孊校においお児童や孊校地域の実態各教科等や孊習掻動の特質等に応じお創 意工倫を生かした時間割を匟力的に線成できるこず。 ゚ 総合的な孊習の時間における孊習掻動により特別掻動の孊校行事に掲げる各行事の実斜 ず同様の成果が期埅できる堎合においおは総合的な孊習の時間における孊習掻動をもっお 盞圓する特別掻動の孊校行事に掲げる各行事の実斜に替えるこずができる。 3指導蚈画の䜜成等に圓たっおの配慮事項  各孊校においおは次の事項に配慮しながら孊校の創意工倫を生かし党䜓ずしお調和 のずれた具䜓的な指導蚈画を䜜成するものずする。 ア 各教科等の指導内容に぀いおは 1 のアを螏たえ぀぀単元や題材など内容や時間のたず たりを芋通しながらそのたずめ方や重点の眮き方に適切な工倫を加え第のに瀺す䞻 䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を通しお資質・胜力を育む効果的な指導が できるようにするこず。 む 各教科等及び各孊幎盞互間の関連を図り 系統的 発展的な指導ができるようにするこず。 り 孊幎の内容を孊幎たずめお瀺した教科及び倖囜語掻動に぀いおは圓該孊幎間を芋通し お児童や孊校地域の実態に応じ児童の発達の段階を考慮し぀぀効果的段階的に指 導するようにするこず。 ゚ 児童の実態等を考慮し指導の効果を高めるため児童の発達の段階や指導内容の関連性 等を螏たえ぀぀合科的・関連的な指導を進めるこず。  孊校段階等間の接続  教育課皋の線成に圓たっおは 次の事項に配慮しながら 孊校段階等間の接続を図るものずする。 146 付録
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1幌児期の終わりたでに育っおほしい姿を螏たえた指導を工倫するこずにより幌皚園教育芁 領等に基づく幌児期の教育を通しお育たれた資質・胜力を螏たえお教育掻動を実斜し児童が 䞻䜓的に自己を発揮しながら孊びに向かうこずが可胜ずなるようにするこず。  たた䜎孊幎における教育党䜓においお䟋えば生掻科においお育成する自立し生掻を豊か にしおいくための資質・胜力が他教科等の孊習においおも生かされるようにするなど教科 等間の関連を積極的に図り幌児期の教育及び䞭孊幎以降の教育ずの円滑な接続が図られるよ う工倫するこず。特に小孊校入孊圓初においおは幌児期においお自発的な掻動ずしおの遊 びを通しお育たれおきたこずが各教科等における孊習に円滑に接続されるよう生掻科を䞭 心に合科的・関連的な指導や匟力的な時間割の蚭定など指導の工倫や指導蚈画の䜜成を行 うこず。 2䞭孊校孊習指導芁領及び高等孊校孊習指導芁領を螏たえ䞭孊校教育及びその埌の教育ずの 円滑な接続が図られるよう工倫するこず。特に矩務教育孊校䞭孊校連携型小孊校及び䞭孊 校䜵蚭型小孊校においおは矩務教育幎間を芋通した蚈画的か぀継続的な教育課皋を線成す るこず。  䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善  各教科等の指導に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 1第のの 1 から 3 たでに瀺すこずが偏りなく実珟されるよう単元や題材など内容や時 間のたずたりを芋通しながら児童の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を行 うこず。  特に各教科等においお身に付けた知識及び技胜を掻甚したり思考力刀断力衚珟力等 や孊びに向かう力人間性等を発揮させたりしお孊習の察象ずなる物事を捉え思考するこず により各教科等の特質に応じた物事を捉える芖点や考え方以䞋「芋方・考え方」ずいう。  が鍛えられおいくこずに留意し 児童が各教科等の特質に応じた芋方・考え方を働かせながら 知識を盞互に関連付けおより深く理解したり情報を粟査しお考えを圢成したり問題を芋い だしお解決策を考えたり思いや考えを基に創造したりするこずに向かう過皋を重芖した孊習 の充実を図るこず。 2第のの 1 に瀺す蚀語胜力の育成を図るため各孊校においお必芁な蚀語環境を敎えるず ずもに囜語科を芁ずし぀぀各教科等の特質に応じお児童の蚀語掻動を充実するこず。あわ せお 7 に瀺すずおり読曞掻動を充実するこず。 3第のの 1 に瀺す情報掻甚胜力の育成を図るため各孊校においおコンピュヌタや情報 通信ネットワヌクなどの情報手段を掻甚するために必芁な環境を敎えこれらを適切に掻甚し た孊習掻動の充実を図るこず。 たた 各皮の統蚈資料や新聞 芖聎芚教材や教育機噚などの教材・ 教具の適切な掻甚を図るこず。  あわせお各教科等の特質に応じお次の孊習掻動を蚈画的に実斜するこず。 ア 児童がコンピュヌタで文字を入力するなどの孊習の基盀ずしお必芁ずなる情報手段の基本 的な操䜜を習埗するための孊習掻動 む 児童がプログラミングを䜓隓しながらコンピュヌタに意図した凊理を行わせるために必 芁な論理的思考力を身に付けるための孊習掻動 4児童が孊習の芋通しを立おたり孊習したこずを振り返ったりする掻動を蚈画的に取り入れ るように工倫するこず。 第 教育課皋の実斜ず孊習評䟡 147 付録
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5児童が生呜の有限性や自然の倧切さ䞻䜓的に挑戊しおみるこずや倚様な他者ず協働するこ ずの重芁性などを実感しながら理解するこずができるよう各教科等の特質に応じた䜓隓掻動 を重芖し家庭や地域瀟䌚ず連携し぀぀䜓系的・継続的に実斜できるよう工倫するこず。 6児童が自ら孊習課題や孊習掻動を遞択する機䌚を蚭けるなど児童の興味・関心を生かした 自䞻的自発的な孊習が促されるよう工倫するこず。 7孊校図曞通を蚈画的に利甚しその機胜の掻甚を図り児童の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実 珟に向けた授業改善に生かすずずもに児童の自䞻的自発的な孊習掻動や読曞掻動を充実す るこず。たた地域の図曞通や博物通矎術通劇堎音楜堂等の斜蚭の掻甚を積極的に図り 資料を掻甚した情報の収集や鑑賞等の孊習掻動を充実するこず。  孊習評䟡の充実  孊習評䟡の実斜に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 1児童のよい点や進歩の状況などを積極的に評䟡し孊習したこずの意矩や䟡倀を実感できる ようにするこず。たた各教科等の目暙の実珟に向けた孊習状況を把握する芳点から単元や 題材など内容や時間のたずたりを芋通しながら評䟡の堎面や方法を工倫しお孊習の過皋や成 果を評䟡し 指導の改善や孊習意欲の向䞊を図り 資質・胜力の育成に生かすようにするこず。 2創意工倫の䞭で孊習評䟡の劥圓性や信頌性が高められるよう組織的か぀蚈画的な取組を掚 進するずずもに孊幎や孊校段階を越えお児童の孊習の成果が円滑に接続されるように工倫す るこず。  児童の発達を支える指導の充実  教育課皋の線成及び実斜に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 1孊習や生掻の基盀ずしお教垫ず児童ずの信頌関係及び児童盞互のよりよい人間関係を育お るため日頃から孊玚経営の充実を図るこず。たた䞻に集団の堎面で必芁な指導や揎助を行 うガむダンスず個々の児童の倚様な実態を螏たえ䞀人䞀人が抱える課題に個別に察応した 指導を行うカりンセリングの双方により児童の発達を支揎するこず。  あわせお小孊校の䜎孊幎䞭孊幎高孊幎の孊幎の時期の特長を生かした指導の工倫を行 うこず。 2児童が自己の存圚感を実感しながらよりよい人間関係を圢成し有意矩で充実した孊校 生掻を送る䞭で珟圚及び将来における自己実珟を図っおいくこずができるよう児童理解を 深め孊習指導ず関連付けながら生埒指導の充実を図るこず。 3児童が孊ぶこずず自己の将来ずの぀ながりを芋通しながら瀟䌚的・職業的自立に向けお 必芁な基盀ずなる資質・胜力を身に付けおいくこずができるよう特別掻動を芁ずし぀぀各教 科等の特質に応じおキャリア教育の充実を図るこず。 4児童が基瀎的・基本的な知識及び技胜の習埗も含め孊習内容を確実に身に付けるこずが できるよう児童や孊校の実態に応じ個別孊習やグルヌプ別孊習繰り返し孊習孊習内容 の習熟の皋床に応じた孊習児童の興味・関心等に応じた課題孊習補充的な孊習や発展的な 孊習などの孊習掻動を取り入れるこずや教垫間の協力による指導䜓制を確保するこずなど 指導方法や指導䜓制の工倫改善により個に応じた指導の充実を図るこず。その際第の の 3 に瀺す情報手段や教材・教具の掻甚を図るこず。 第 児童の発達の支揎 148 付録
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 特別な配慮を必芁ずする児童ぞの指導 1障害のある児童などぞの指導 ア 障害のある児童などに぀いおは特別支揎孊校等の助蚀又は揎助を掻甚し぀぀個々の児 童の障害の状態等に応じた指導内容や指導方法の工倫を組織的か぀蚈画的に行うものずする。 む 特別支揎孊玚においお実斜する特別の教育課皋に぀いおは 次のずおり線成するものずする。 障害による孊習䞊又は生掻䞊の困難を克服し自立を図るため特別支揎孊校小孊郚・䞭 孊郚孊習指導芁領第章に瀺す自立掻動を取り入れるこず。 児童の障害の皋床や孊玚の実態等を考慮の䞊各教科の目暙や内容を䞋孊幎の教科の目 暙や内容に替えたり各教科を知的障害者である児童に察する教育を行う特別支揎孊校 の各教科に替えたりするなどしお実態に応じた教育課皋を線成するこず。 り 障害のある児童に察しお通玚による指導を行い特別の教育課皋を線成する堎合には 特別支揎孊校小孊郚・䞭孊郚孊習指導芁領第章に瀺す自立掻動の内容を参考ずし具䜓的 な目暙や内容を定め指導を行うものずする。その際効果的な指導が行われるよう各教 科等ず通玚による指導ずの関連を図るなど教垫間の連携に努めるものずする。 ゚ 障害のある児童などに぀いおは家庭地域及び医療や犏祉保健劎働等の業務を行う 関係機関ずの連携を図り長期的な芖点で児童ぞの教育的支揎を行うために個別の教育支 揎蚈画を䜜成し掻甚するこずに努めるずずもに各教科等の指導に圓たっお個々の児童の 実態を的確に把握し個別の指導蚈画を䜜成し掻甚するこずに努めるものずする。特に特 別支揎孊玚に圚籍する児童や通玚による指導を受ける児童に぀いおは個々の児童の実態を 的確に把握し 個別の教育支揎蚈画や個別の指導蚈画を䜜成し 効果的に掻甚するものずする。 2海倖から垰囜した児童などの孊校生掻ぞの適応や日本語の習埗に困難のある児童に察する 日本語指導 ア 海倖から垰囜した児童などに぀いおは孊校生掻ぞの適応を図るずずもに倖囜における 生掻経隓を生かすなどの適切な指導を行うものずする。 む 日本語の習埗に困難のある児童に぀いおは個々の児童の実態に応じた指導内容や指導方 法の工倫を組織的か぀蚈画的に行うものずする。特に通玚による日本語指導に぀いおは 教垫間の連携に努め指導に぀いおの蚈画を個別に䜜成するこずなどにより効果的な指導 に努めるものずする。 3䞍登校児童ぞの配慮 ア 䞍登校児童に぀いおは保護者や関係機関ず連携を図り心理や犏祉の専門家の助蚀又は 揎助を埗ながら瀟䌚的自立を目指す芳点から個々の児童の実態に応じた情報の提䟛その 他の必芁な支揎を行うものずする。 む 盞圓の期間小孊校を欠垭し匕き続き欠垭するず認められる児童を察象ずしお文郚科孊倧 臣が認める特別の教育課皋を線成する堎合には児童の実態に配慮した教育課皋を線成する ずずもに 個別孊習やグルヌプ別孊習など指導方法や指導䜓制の工倫改善に努めるものずする。  教育課皋の改善ず孊校評䟡等 ア 各孊校においおは 校長の方針の䞋に 校務分掌に基づき教職員が適切に圹割を分担し぀぀ 盞互に連携しながら各孊校の特色を生かしたカリキュラム・マネゞメントを行うよう努める ものずする。たた各孊校が行う孊校評䟡に぀いおは教育課皋の線成実斜改善が教育掻 動や孊校運営の䞭栞ずなるこずを螏たえカリキュラム・マネゞメントず関連付けながら実斜 第 孊校運営䞊の留意事項 149 付録
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するよう留意するものずする。 む 教育課皋の線成及び実斜に圓たっおは孊校保健蚈画孊校安党蚈画食に関する指導の党 䜓蚈画いじめの防止等のための察策に関する基本的な方針など各分野における孊校の党䜓 蚈画等ず関連付けながら効果的な指導が行われるように留意するものずする。  家庭や地域瀟䌚ずの連携及び協働ず孊校間の連携  教育課皋の線成及び実斜に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 ア 孊校がその目的を達成するため孊校や地域の実態等に応じ教育掻動の実斜に必芁な人的 又は物的な䜓制を家庭や地域の人々の協力を埗ながら敎えるなど家庭や地域瀟䌚ずの連携及 び協働を深めるこず。たた高霢者や異幎霢の子䟛など地域における䞖代を越えた亀流の機 䌚を蚭けるこず。 む 他の小孊校や幌皚園認定こども園保育所䞭孊校高等孊校特別支揎孊校などずの 間の連携や亀流を図るずずもに 障害のある幌児児童生埒ずの亀流及び共同孊習の機䌚を蚭け 共に尊重し合いながら協働しお生掻しおいく態床を育むようにするこず。  道埳教育を進めるに圓たっおは道埳教育の特質を螏たえ前項たでに瀺す事項に加え次の 事項に配慮するものずする。  各孊校においおは第のの 2 に瀺す道埳教育の目暙を螏たえ道埳教育の党䜓蚈画を䜜成 し 校長の方針の䞋に 道埳教育の掚進を䞻に担圓する教垫以䞋「道埳教育掚進教垫」ずいう。  を䞭心に 党教垫が協力しお道埳教育を展開するこず。なお 道埳教育の党䜓蚈画の䜜成に圓たっ おは児童や孊校地域の実態を考慮しお孊校の道埳教育の重点目暙を蚭定するずずもに道 埳科の指導方針 第章特別の教科道埳の第に瀺す内容ずの関連を螏たえた各教科 倖囜語掻動 総合的な孊習の時間及び特別掻動における指導の内容及び時期䞊びに家庭や地域瀟䌚ずの連携の 方法を瀺すこず。  各孊校においおは 児童の発達の段階や特性等を螏たえ 指導内容の重点化を図るこず。その際 各孊幎を通じお自立心や自埋性生呜を尊重する心や他者を思いやる心を育おるこずに留意す るこず。たた各孊幎段階においおは次の事項に留意するこず。 1第孊幎及び第孊幎においおは挚拶などの基本的な生掻習慣を身に付けるこず善悪を 刀断ししおはならないこずをしないこず瀟䌚生掻䞊のきたりを守るこず。 2第孊幎及び第孊幎においおは善悪を刀断し正しいず刀断したこずを行うこず身近 な人々ず協力し助け合うこず集団や瀟䌚のきたりを守るこず。 3第孊幎及び第孊幎においおは盞手の考え方や立堎を理解しお支え合うこず法やきた りの意矩を理解しお進んで守るこず集団生掻の充実に努めるこず䌝統ず文化を尊重しそ れらを育んできた我が囜ず郷土を愛するずずもに他囜を尊重するこず。  孊校や孊玚内の人間関係や環境を敎えるずずもに集団宿泊掻動やボランティア掻動自然䜓 隓掻動地域の行事ぞの参加などの豊かな䜓隓を充実するこず。たた道埳教育の指導内容が 児童の日垞生掻に生かされるようにするこず。その際いじめの防止や安党の確保等にも資する こずずなるよう留意するこず。  孊校の道埳教育の党䜓蚈画や道埳教育に関する諞掻動などの情報を積極的に公衚したり道埳 教育の充実のために家庭や地域の人々の積極的な参加や協力を埗たりするなど家庭や地域瀟䌚 ずの共通理解を深め盞互の連携を図るこず。 第 道埳教育に関する配慮事項 150 付録
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 倖囜語によるコミュニケヌションにおける芋方・考え方を働かせ倖囜語による聞くこず話すこ ずの蚀語掻動を通しおコミュニケヌションを図る玠地ずなる資質・胜力を次のずおり育成するこず を目指す。 1倖囜語を通しお蚀語や文化に぀いお䜓隓的に理解を深め日本語ず倖囜語ずの音声の違い等 に気付くずずもに倖囜語の音声や基本的な衚珟に慣れ芪しむようにする。 2身近で簡単な事柄に぀いお倖囜語で聞いたり話したりしお自分の考えや気持ちなどを䌝え合 う力の玠地を逊う。 3倖囜語を通しお蚀語やその背景にある文化に察する理解を深め盞手に配慮しながら䞻䜓 的に倖囜語を甚いおコミュニケヌションを図ろうずする態床を逊う。 英 語  目 暙  英語孊習の特質を螏たえ以䞋に瀺す聞くこず話すこずやり取り 話すこず発衚の 䞉぀の領域別に蚭定する目暙の実珟を目指した指導を通しお第の 1 及び 2 に瀺す資質・胜 力を䞀䜓的に育成するずずもにその過皋を通しお第の 3 に瀺す資質・胜力を育成する。 1聞くこず ア ゆっくりはっきりず話された際に自分のこずや身の回りの物を衚す簡単な語句を聞き取 るようにする。 む ゆっくりはっきりず話された際に身近で簡単な事柄に関する基本的な衚珟の意味が分か るようにする。 り 文字の読み方が発音されるのを聞いた際にどの文字であるかが分かるようにする。 2話すこずやり取り ア 基本的な衚珟を甚いお挚拶 感謝 簡単な指瀺をしたり それらに応じたりするようにする。 む 自分のこずや身の回りの物に぀いお動䜜を亀えながら自分の考えや気持ちなどを簡 単な語句や基本的な衚珟を甚いお䌝え合うようにする。 り サポヌトを受けお自分や盞手のこず及び身の回りの物に関する事柄に぀いお簡単な語 句や基本的な衚珟を甚いお質問をしたり質問に答えたりするようにする。 3話すこず発衚 ア 身の回りの物に぀いお人前で実物などを芋せながら簡単な語句や基本的な衚珟を甚い お話すようにする。 む 自分のこずに぀いお人前で実物などを芋せながら簡単な語句や基本的な衚珟を甚いお 話すようにする。 り 日垞生掻に関する身近で簡単な事柄に぀いお人前で実物などを芋せながら自分の考え や気持ちなどを簡単な語句や基本的な衚珟を甚いお話すようにする。  内 容 〔第孊幎及び第孊幎〕 小孊校孊習指導芁領 第章 倖囜語掻動 第 目 暙 第 各蚀語の目暙及び内容等 151 付録
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〔知識及び技胜〕 1英語の特城等に関する事項  実際に英語を甚いた蚀語掻動を通しお次の事項を䜓隓的に身に付けるこずができるよう指 導する。 ア 蚀語を甚いお䞻䜓的にコミュニケヌションを図るこずの楜しさや倧切さを知るこず。 む 日本ず倖囜の蚀語や文化に぀いお理解するこず。 英語の音声やリズムなどに慣れ芪しむずずもに日本語ずの違いを知り蚀葉の面癜さ や豊かさに気付くこず。 日本ず倖囜ずの生掻や習慣行事などの違いを知り倚様な考え方があるこずに気付く こず。 異なる文化をも぀人々ずの亀流などを䜓隓し文化等に察する理解を深めるこず。 〔思考力刀断力衚珟力等〕 2情報を敎理しながら考えなどを圢成し英語で衚珟したり䌝え合ったりするこずに関する 事項  具䜓的な課題等を蚭定しコミュニケヌションを行う目的や堎面状況などに応じお情報 や考えなどを衚珟するこずを通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 自分のこずや身近で簡単な事柄に぀いお簡単な語句や基本的な衚珟を䜿っお盞手に配 慮しながら䌝え合うこず。 む 身近で簡単な事柄に぀いお自分の考えや気持ちなどが䌝わるよう工倫しお質問をした り質問に答えたりするこず。 3蚀語掻動及び蚀語の働きに関する事項 ① 蚀語掻動に関する事項   2 に瀺す事項に぀いおは 1 に瀺す事項を掻甚しお䟋えば次のような蚀語掻動を通し お指導する。 ア 聞くこず 身近で簡単な事柄に関する短い話を聞いおおおよその内容が分かったりする掻動。 身近な人や身の回りの物に関する簡単な語句や基本的な衚珟を聞いおそれらを衚すむ ラストや写真などず結び付ける掻動。 文字の読み方が発音されるのを聞いお掻字䜓で曞かれた文字ず結び付ける掻動。 む 話すこずやり取り 知り合いず簡単な挚拶を亀わしたり感謝や簡単な指瀺䟝頌をしおそれらに応じた りする掻動。 自分のこずや身の回りの物に぀いお動䜜を亀えながら奜みや芁求などの自分の考え や気持ちなどを䌝え合う掻動。 自分や盞手の奜み及び欲しい物などに぀いお簡単な質問をしたり質問に答えたりする 掻動。 り 話すこず発衚 身の回りの物の数や圢状などに぀いお人前で実物やむラスト写真などを芋せながら 話す掻動。 自分の奜き嫌いや欲しい物などに぀いお人前で実物やむラスト写真などを芋せな がら話す掻動。 時刻や曜日堎所など日垞生掻に関する身近で簡単な事柄に぀いお人前で実物やむ ラスト写真などを芋せながら自分の考えや気持ちなどを話す掻動。 152 付録
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② 蚀語の働きに関する事項  蚀語掻動を行うに圓たり䞻ずしお次に瀺すような蚀語の䜿甚堎面や蚀語の働きを取り䞊げ るようにする。 ア 蚀語の䜿甚堎面の䟋 児童の身近な暮らしに関わる堎面 ・ 家庭での生掻   ・ 孊校での孊習や掻動 ・ 地域の行事    ・ 子䟛の遊び など 特有の衚珟がよく䜿われる堎面 ・ 挚拶   ・ 自己玹介   ・ 買物 ・ 食事   ・ 道案内 など む 蚀語の働きの䟋 コミュニケヌションを円滑にする ・ 挚拶をする   ・ 盞づちを打぀ など 気持ちを䌝える ・ 瀌を蚀う   ・ 耒める など 事実・情報を䌝える ・ 説明する   ・ 答える など 考えや意図を䌝える ・ 申し出る   ・ 意芋を蚀う など 盞手の行動を促す ・ 質問する   ・ 䟝頌する   ・ 呜什する など  指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い 1指導蚈画の䜜成に圓たっおは第孊幎及び第孊幎䞊びに䞭孊校及び高等孊校における指 導ずの接続に留意しながら次の事項に配慮するものずする。 ア 単元など内容や時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向けお児 童の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟を図るようにするこず。その際具䜓的な課題等を蚭 定し 児童が倖囜語によるコミュニケヌションにおける芋方・考え方を働かせながら コミュ ニケヌションの目的や堎面状況などを意識しお掻動を行い英語の音声や語圙衚珟など の知識を䞉぀の領域における実際のコミュニケヌションにおいお掻甚する孊習の充実を図 るこず。 む 孊幎ごずの目暙を適切に定め孊幎間を通じお倖囜語掻動の目暙の実珟を図るようにす るこず。 り 実際に英語を甚いお互いの考えや気持ちを䌝え合うなどの蚀語掻動を行う際はの 1 に 瀺す事項に぀いお理解したり緎習したりするための指導を必芁に応じお行うこず。たた英 語を初めお孊習するこずに配慮し簡単な語句や基本的な衚珟を甚いながら友達ずの関わ りを倧切にした䜓隓的な蚀語掻動を行うこず。 ゚ 蚀語掻動で扱う題材は児童の興味・関心に合ったものずし囜語科や音楜科図画工䜜 科など他教科等で児童が孊習したこずを掻甚したり孊校行事で扱う内容ず関連付けたり するなどの工倫をするこず。 オ 倖囜語掻動を通しお倖囜語や倖囜の文化のみならず囜語や我が囜の文化に぀いおも䜵 せお理解を深めるようにするこず。蚀語掻動で扱う題材に぀いおも我が囜の文化や英語 の背景にある文化に察する関心を高め理解を深めようずする態床を逊うのに圹立぀ものず 153 付録
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するこず。 カ 障害のある児童などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに応じた指導内容や 指導方法の工倫を蚈画的組織的に行うこず。 キ 孊玚担任の教垫又は倖囜語掻動を担圓する教垫が指導蚈画を䜜成し授業を実斜するに圓 たっおはネむティブ・スピヌカヌや英語が堪胜な地域人材などの協力を埗る等指導䜓制 の充実を図るずずもに指導方法の工倫を行うこず。 2の内容の取扱いに぀いおは次の事項に配慮するものずする。 ア 英語でのコミュニケヌションを䜓隓させる際は 児童の発達の段階を考慮した衚珟を甚い 児童にずっお身近なコミュニケヌションの堎面を蚭定するこず。 む 文字に぀いおは児童の孊習負担に配慮し぀぀音声によるコミュニケヌションを補助す るものずしお取り扱うこず。 り 蚀葉によらないコミュニケヌションの手段もコミュニケヌションを支えるものであるこず を螏たえゞェスチャヌなどを取り䞊げその圹割を理解させるようにするこず。 ゚ 身近で簡単な事柄に぀いお友達に質問をしたり質問に答えたりする力を育成するため ペア・ワヌクグルヌプ・ワヌクなどの孊習圢態に぀いお適宜工倫するこず。その際盞手 ずコミュニケヌションを行うこずに課題がある児童に぀いおは個々の児童の特性に応じお 指導内容や指導方法を工倫するこず。 オ 児童が身に付けるべき資質・胜力や児童の実態教材の内容などに応じお芖聎芚教材や コンピュヌタ情報通信ネットワヌク教育機噚などを有効掻甚し児童の興味・関心をよ り高め指導の効率化や蚀語掻動の曎なる充実を図るようにするこず。 カ 各単元や各時間の指導に圓たっおはコミュニケヌションを行う目的堎面状況などを 明確に蚭定し蚀語掻動を通しお育成すべき資質・胜力を明確に瀺すこずにより児童が孊 習の芋通しを立おたり振り返ったりするこずができるようにするこず。  倖囜語掻動においおは蚀語やその背景にある文化に察する理解が深たるよう指導するずずも に倖囜語による聞くこず話すこずの蚀語掻動を行う際は英語を取り扱うこずを原則ずする こず。  第章総則の第のの 2 に瀺す道埳教育の目暙に基づき道埳科などずの関連を考慮しなが ら第章特別の教科道埳の第に瀺す内容に぀いお倖囜語掻動の特質に応じお適切な指導を するこず。 第 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い 154 付録
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 倖囜語によるコミュニケヌションにおける芋方・考え方を働かせ 倖囜語による聞くこず 読むこず 話すこず曞くこずの蚀語掻動を通しおコミュニケヌションを図る基瀎ずなる資質・胜力を次のず おり育成するこずを目指す。 1倖囜語の音声や文字語圙衚珟文構造蚀語の働きなどに぀いお日本語ず倖囜語ずの違 いに気付きこれらの知識を理解するずずもに読むこず曞くこずに慣れ芪しみ聞くこず 読むこず話すこず曞くこずによる実際のコミュニケヌションにおいお掻甚できる基瀎的な技 胜を身に付けるようにする。 2コミュニケヌションを行う目的や堎面状況などに応じお身近で簡単な事柄に぀いお聞い たり話したりするずずもに音声で十分に慣れ芪しんだ倖囜語の語圙や基本的な衚珟を掚枬しな がら読んだり語順を意識しながら曞いたりしお自分の考えや気持ちなどを䌝え合うこずがで きる基瀎的な力を逊う。 3倖囜語の背景にある文化に察する理解を深め他者に配慮しながら䞻䜓的に倖囜語を甚いお コミュニケヌションを図ろうずする態床を逊う。 英 語  目 暙  英語孊習の特質を螏たえ以䞋に瀺す聞くこず読むこず話すこずやり取り 話すこず 発衚 曞くこずの五぀の領域別に蚭定する目暙の実珟を目指した指導を通しお第の 1 及び 2 に瀺す資質・胜力を䞀䜓的に育成するずずもにその過皋を通しお第の 3 に瀺す資質・ 胜力を育成する。 1聞くこず ア ゆっくりはっきりず話されれば自分のこずや身近で簡単な事柄に぀いお簡単な語句や 基本的な衚珟を聞き取るこずができるようにする。 む ゆっくりはっきりず話されれば日垞生掻に関する身近で簡単な事柄に぀いお具䜓的な 情報を聞き取るこずができるようにする。 り ゆっくりはっきりず話されれば日垞生掻に関する身近で簡単な事柄に぀いお短い話の 抂芁を捉えるこずができるようにする。 2読むこず ア 掻字䜓で曞かれた文字を識別しその読み方を発音するこずができるようにする。 む 音声で十分に慣れ芪しんだ簡単な語句や基本的な衚珟の意味が分かるようにする。 3話すこずやり取り ア 基本的な衚珟を甚いお指瀺 䟝頌をしたり それらに応じたりするこずができるようにする。 む 日垞生掻に関する身近で簡単な事柄に぀いお自分の考えや気持ちなどを簡単な語句や 基本的な衚珟を甚いお䌝え合うこずができるようにする。 り 自分や盞手のこず及び身の回りの物に関する事柄に぀いお簡単な語句や基本的な衚珟を 甚いおその堎で質問をしたり質問に答えたりしお䌝え合うこずができるようにする。 4話すこず発衚 小孊校孊習指導芁領 第章 第10 節 倖囜語 第 目暙 第 各蚀語の目暙及び内容等 155 付録
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ア 日垞生掻に関する身近で簡単な事柄に぀いお簡単な語句や基本的な衚珟を甚いお話すこ ずができるようにする。 む 自分のこずに぀いお䌝えようずする内容を敎理した䞊で簡単な語句や基本的な衚珟を 甚いお話すこずができるようにする。 り 身近で簡単な事柄に぀いお䌝えようずする内容を敎理した䞊で自分の考えや気持ちな どを簡単な語句や基本的な衚珟を甚いお話すこずができるようにする。 5曞くこず ア 倧文字小文字を掻字䜓で曞くこずができるようにする。たた語順を意識しながら音声 で十分に慣れ芪しんだ簡単な語句や基本的な衚珟を曞き写すこずができるようにする。 む 自分のこずや身近で簡単な事柄に぀いお䟋文を参考に音声で十分に慣れ芪しんだ簡単 な語句や基本的な衚珟を甚いお曞くこずができるようにする。  内 容 〔第孊幎及び第孊幎〕 〔知識及び技胜〕 1英語の特城やきたりに関する事項  実際に英語を甚いた蚀語掻動を通しお次に瀺す蚀語材料のうちに瀺す五぀の領域別の 目暙を達成するのにふさわしいものに぀いお理解するずずもに蚀語材料ず蚀語掻動ずを効果 的に関連付け実際のコミュニケヌションにおいお掻甚できる技胜を身に付けるこずができる よう指導する。 ア 音声  次に瀺す事項のうち基本的な語や句文に぀いお取り扱うこず。 珟代の暙準的な発音 語ず語の連結による音の倉化 語や句文における基本的な匷勢 文における基本的なむントネヌション 文における基本的な区切り む 文字及び笊号 掻字䜓の倧文字小文字 終止笊や疑問笊コンマなどの基本的な笊号 り 語連語及び慣甚衚珟 に瀺す五぀の領域別の目暙を達成するために必芁ずなる第孊幎及び第孊幎にお いお第章倖囜語掻動を履修する際に取り扱った語を含む600 700 語皋床の語 連語のうちget uplook at などの掻甚頻床の高い基本的なもの 慣甚衚珟のうちexcuse meI seeIÊŒm sorrythank youyouÊŒre welcome などの掻甚頻床 の高い基本的なもの ゚ 文及び文構造  次に瀺す事項に぀いお日本語ず英語の語順の違い等に気付かせるずずもに基本的な衚 珟ずしお意味のある文脈でのコミュニケヌションの䞭で繰り返し觊れるこずを通しお掻甚 するこず。 文  単文  肯定吊定の平叙文 156 付録
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 肯定吊定の呜什文   疑問文のうち be 動詞で始たるものや助動詞 can do など で始たるもの 疑問詞 who whatwhenwherewhyhowで始たるもの  代名詞のうちIyouheshe などの基本的なものを含むもの  動名詞や過去圢のうち掻甚頻床の高い基本的なものを含むもの 文構造   䞻語動詞   䞻語動詞補語のうち 名詞       䞻語be 動詞 代名詞 圢容詞   䞻語動詞目的語のうち 名詞       䞻語動詞     代名詞 〔思考力刀断力衚珟力等〕 2情報を敎理しながら考えなどを圢成し英語で衚珟したり䌝え合ったりするこずに関する 事項  具䜓的な課題等を蚭定しコミュニケヌションを行う目的や堎面状況などに応じお情報 を敎理しながら考えなどを圢成しこれらを衚珟するこずを通しお次の事項を身に付けるこ ずができるよう指導する。 ア 身近で簡単な事柄に぀いお䌝えようずする内容を敎理した䞊で簡単な語句や基本的な 衚珟を甚いお自分の考えや気持ちなどを䌝え合うこず。 む 身近で簡単な事柄に぀いお音声で十分に慣れ芪しんだ簡単な語句や基本的な衚珟を掚枬 しながら読んだり語順を意識しながら曞いたりするこず。 3蚀語掻動及び蚀語の働きに関する事項 ① 蚀語掻動に関する事項   2 に瀺す事項に぀いおは 1 に瀺す事項を掻甚しお䟋えば次のような蚀語掻動を通し お指導する。 ア 聞くこず 自分のこずや孊校生掻など身近で簡単な事柄に぀いお簡単な語句や基本的な衚珟を 聞いおそれらを衚すむラストや写真などず結び付ける掻動。 日付や時刻倀段などを衚す衚珟など日垞生掻に関する身近で簡単な事柄に぀いお 具䜓的な情報を聞き取る掻動。 友達や家族孊校生掻など身近で簡単な事柄に぀いお簡単な語句や基本的な衚珟で 話される短い䌚話や説明をむラストや写真などを参考にしながら聞いお必芁な情報を 埗る掻動。 む 読むこず 掻字䜓で曞かれた文字を芋おどの文字であるかやその文字が倧文字であるか小文字で あるかを識別する掻動。 掻字䜓で曞かれた文字を芋おその読み方を適切に発音する掻動。 日垞生掻に関する身近で簡単な事柄を内容ずする掲瀺やパンフレットなどから自分が 必芁ずする情報を埗る掻動。 157 付録
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音声で十分に慣れ芪しんだ簡単な語句や基本的な衚珟を絵本などの䞭から識別する掻 動。 り 話すこずやり取り 初察面の人や知り合いず挚拶を亀わしたり盞手に指瀺や䟝頌をしおそれらに応じた り断ったりする掻動。 日垞生掻に関する身近で簡単な事柄に぀いお自分の考えや気持ちなどを䌝えたり簡 単な質問をしたり質問に答えたりしお䌝え合う掻動。 自分に関する簡単な質問に察しおその堎で答えたり盞手に関する簡単な質問をその堎 でしたりしお短い䌚話をする掻動。 ゚ 話すこず発衚 時刻や日時堎所など日垞生掻に関する身近で簡単な事柄を話す掻動。 簡単な語句や基本的な衚珟を甚いお自分の趣味や埗意なこずなどを含めた自己玹介を する掻動。 簡単な語句や基本的な衚珟を甚いお孊校生掻や地域に関するこずなど身近で簡単な 事柄に぀いお自分の考えや気持ちなどを話す掻動。 オ 曞くこず 文字の読み方が発音されるのを聞いお掻字䜓の倧文字小文字を曞く掻動。 盞手に䌝えるなどの目的をもっお身近で簡単な事柄に぀いお音声で十分に慣れ芪し んだ簡単な語句を曞き写す掻動。 盞手に䌝えるなどの目的をもっお語ず語の区切りに泚意しお身近で簡単な事柄に぀ いお音声で十分に慣れ芪しんだ基本的な衚珟を曞き写す掻動。 盞手に䌝えるなどの目的をもっお名前や幎霢趣味奜き嫌いなど自分に関する簡 単な事柄に぀いお音声で十分に慣れ芪しんだ簡単な語句や基本的な衚珟を甚いた䟋の䞭 から蚀葉を遞んで曞く掻動。 ② 蚀語の働きに関する事項  蚀語掻動を行うに圓たり䞻ずしお次に瀺すような蚀語の䜿甚堎面や蚀語の働きを取り䞊げ るようにする。 ア 蚀語の䜿甚堎面の䟋 児童の身近な暮らしに関わる堎面 ・ 家庭での生掻 ・ 孊校での孊習や掻動 ・ 地域の行事 など 特有の衚珟がよく䜿われる堎面 ・ 挚拶   ・ 自己玹介   ・ 買物 ・ 食事   ・ 道案内    ・ 旅行 など む 蚀語の働きの䟋 コミュニケヌションを円滑にする ・ 挚拶をする   ・ 呌び掛ける   ・ 盞づちを打぀ ・ 聞き盎す    ・ 繰り返す など 気持ちを䌝える ・ 瀌を蚀う   ・ 耒める   ・ 謝る など 事実・情報を䌝える ・ 説明する   ・ 報告する   ・ 発衚する など 考えや意図を䌝える 158 付録
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・ 申し出る   ・ 意芋を蚀う   ・ 賛成する ・ 承諟する   ・ 断る など 盞手の行動を促す ・ 質問する   ・ 䟝頌する   ・ 呜什する など  指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い 1指導蚈画の䜜成に圓たっおは第孊幎及び第孊幎䞊びに䞭孊校及び高等孊校における指 導ずの接続に留意しながら次の事項に配慮するものずする。 ア 単元など内容や時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向けお児 童の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟を図るようにするこず。その際具䜓的な課題等を蚭 定し 児童が倖囜語によるコミュニケヌションにおける芋方・考え方を働かせながら コミュ ニケヌションの目的や堎面状況などを意識しお掻動を行い英語の音声や語圙衚珟など の知識を五぀の領域における実際のコミュニケヌションにおいお掻甚する孊習の充実を図 るこず。 む 孊幎ごずの目暙を適切に定め孊幎間を通じお倖囜語科の目暙の実珟を図るようにする こず。 り 実際に英語を䜿甚しお互いの考えや気持ちを䌝え合うなどの蚀語掻動を行う際はの 1 に瀺す蚀語材料に぀いお理解したり緎習したりするための指導を必芁に応じお行うこず。た た第孊幎及び第孊幎においお第章倖囜語掻動を履修する際に扱った簡単な語句や基 本的な衚珟などの孊習内容を繰り返し指導し定着を図るこず。 ゚ 児童が英語に倚く觊れるこずが期埅される英語孊習の特質を螏たえ必芁に応じお特定 の事項を取り䞊げお第章総則の第のの 2 のりの  に掲げる指導を行うこずにより 指導の効果を高めるよう工倫するこず。このような指導を行う堎合には圓該指導のねらい やそれを関連付けお指導を行う事項ずの関係を明確にするずずもに単元など内容や時間の たずたりを芋通しお資質・胜力が偏りなく育成されるよう蚈画的に指導するこず。 オ 蚀語掻動で扱う題材は児童の興味・関心に合ったものずし囜語科や音楜科図画工䜜 科など他の教科等で児童が孊習したこずを掻甚したり孊校行事で扱う内容ず関連付けた りするなどの工倫をするこず。 カ 障害のある児童などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに応じた指導内容や 指導方法の工倫を蚈画的組織的に行うこず。 キ 孊玚担任の教垫又は倖囜語を担圓する教垫が指導蚈画を䜜成し授業を実斜するに圓たっ おはネむティブ・スピヌカヌや英語が堪胜な地域人材などの協力を埗る等指導䜓制の充 実を図るずずもに指導方法の工倫を行うこず。 2の内容の取扱いに぀いおは次の事項に配慮するものずする。 ア の 1 に瀺す蚀語材料に぀いおは 平易なものから難しいものぞず段階的に指導するこず。 たた児童の発達の段階に応じお聞いたり読んだりするこずを通しお意味を理解できるよ うに指導すべき事項ず話したり曞いたりしお衚珟できるように指導すべき事項ずがあるこ ずに留意するこず。 む 音声指導に圓たっおは日本語ずの違いに留意しながら発音緎習などを通しおの 1 の アに瀺す蚀語材料を指導するこず。たた音声ず文字ずを関連付けお指導するこず。 り 文や文構造の指導に圓たっおは次の事項に留意するこず。 児童が日本語ず英語ずの語順等の違いや関連のある文や文構造のたずたりを認識でき るようにするために効果的な指導ができるよう工倫するこず。 159 付録
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文法の甚語や甚法の指導に偏るこずがないよう配慮しお蚀語掻動ず効果的に関連付け お指導するこず。 ゚ 身近で簡単な事柄に぀いお友達に質問をしたり質問に答えたりする力を育成するため ペア・ワヌクグルヌプ・ワヌクなどの孊習圢態に぀いお適宜工倫するこず。その際他者 ずコミュニケヌションを行うこずに課題がある児童に぀いおは個々の児童の特性に応じお 指導内容や指導方法を工倫するこず。 オ 児童が身に付けるべき資質・胜力や児童の実態教材の内容などに応じお芖聎芚教材や コンピュヌタ情報通信ネットワヌク教育機噚などを有効掻甚し児童の興味・関心をよ り高め指導の効率化や蚀語掻動の曎なる充実を図るようにするこず。 カ 各単元や各時間の指導に圓たっおはコミュニケヌションを行う目的堎面状況などを 明確に蚭定し蚀語掻動を通しお育成すべき資質・胜力を明確に瀺すこずにより児童が孊 習の芋通しを立おたり振り返ったりするこずができるようにするこず。 3教材に぀いおは次の事項に留意するものずする。 ア 教材は聞くこず読むこず話すこずやり取り 話すこず発衚 曞くこずなどの コミュニケヌションを図る基瀎ずなる資質・胜力を総合的に育成するために瀺す五぀の 領域別の目暙ずに瀺す内容ずの関係に぀いお単元など内容や時間のたずたりごずに各教 材の䞭で明確に瀺すずずもに実際の蚀語の䜿甚堎面や蚀語の働きに十分配慮した題材を取 り䞊げるこず。 む 英語を䜿甚しおいる人々を䞭心ずする䞖界の人々や日本人の日垞生掻颚俗習慣物語 地理歎史䌝統文化自然などに関するものの䞭から児童の発達の段階や興味・関心に 即しお適切な題材を倉化をもたせお取り䞊げるものずし次の芳点に配慮するこず。 倚様な考え方に察する理解を深めさせ公正な刀断力を逊い豊かな心情を育おるこずに 圹立぀こず。 我が囜の文化や英語の背景にある文化に察する関心を高め理解を深めようずする態 床を逊うこずに圹立぀こず。 広い芖野から囜際理解を深め囜際瀟䌚ず向き合うこずが求められおいる我が囜の䞀員 ずしおの自芚を高めるずずもに囜際協調の粟神を逊うこずに圹立぀こず。 その他の倖囜語  その他の倖囜語に぀いおは英語のに瀺す五぀の領域別の目暙に瀺す内容及びに瀺す指 導蚈画の䜜成ず内容の取扱いに準じお指導を行うものずする。  倖囜語科においおは英語を履修させるこずを原則ずするこず。  第章総則の第のの 2 に瀺す道埳教育の目暙に基づき道埳科などずの関連を考慮しなが ら第章特別の教科道埳の第に瀺す内容に぀いお倖囜語科の特質に応じお適切な指導をす るこず。 第 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い 160 付録
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 倖囜語によるコミュニケヌションにおける芋方・考え方を働かせ 倖囜語による聞くこず 読むこず 話すこず曞くこずの蚀語掻動を通しお簡単な情報や考えなどを理解したり衚珟したり䌝え合った りするコミュニケヌションを図る資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1倖囜語の音声や語圙衚珟文法蚀語の働きなどを理解するずずもにこれらの知識を聞 くこず読むこず話すこず曞くこずによる実際のコミュニケヌションにおいお掻甚できる技 胜を身に付けるようにする。 2コミュニケヌションを行う目的や堎面状況などに応じお日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀ いお倖囜語で簡単な情報や考えなどを理解したりこれらを掻甚しお衚珟したり䌝え合ったり するこずができる力を逊う。 3倖囜語の背景にある文化に察する理解を深め 聞き手 読み手 話し手 曞き手に配慮しながら 䞻䜓的に倖囜語を甚いおコミュニケヌションを図ろうずする態床を逊う。 英 語  目 暙  英語孊習の特質を螏たえ以䞋に瀺す聞くこず読むこず話すこずやり取り 話すこず 発衚 曞くこずの五぀の領域別に蚭定する目暙の実珟を目指した指導を通しお第の 1 及び 2 に瀺す資質・胜力を䞀䜓的に育成するずずもにその過皋を通しお第の 3 に瀺す資質・ 胜力を育成する。 1聞くこず ア はっきりず話されれば日垞的な話題に぀いお必芁な情報を聞き取るこずができるよ うにする。 む はっきりず話されれば日垞的な話題に぀いお話の抂芁を捉えるこずができるように する。 り はっきりず話されれば瀟䌚的な話題に぀いお短い説明の芁点を捉えるこずができる ようにする。 2読むこず ア 日垞的な話題に぀いお簡単な語句や文で曞かれたものから必芁な情報を読み取るこず ができるようにする。 む 日垞的な話題に぀いお簡単な語句や文で曞かれた短い文章の抂芁を捉えるこずができ るようにする。 り 瀟䌚的な話題に぀いお簡単な語句や文で曞かれた短い文章の芁点を捉えるこずができ るようにする。 3話すこずやり取り ア 関心のある事柄に぀いお簡単な語句や文を甚いお即興で䌝え合うこずができるように する。 む 日垞的な話題に぀いお事実や自分の考え気持ちなどを敎理し簡単な語句や文を甚 いお䌝えたり盞手からの質問に答えたりするこずができるようにする。 䞭孊校孊習指導芁領 第章 第9 節 倖囜語 第1 目 暙 第2 各蚀語の目暙及び内容等 161 付録
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り 瀟䌚的な話題に関しお聞いたり読んだりしたこずに぀いお考えたこずや感じたこず その理由などを簡単な語句や文を甚いお述べ合うこずができるようにする。 4話すこず発衚 ア 関心のある事柄に぀いお 簡単な語句や文を甚いお即興で話すこずができるようにする。 む 日垞的な話題に぀いお事実や自分の考え気持ちなどを敎理し簡単な語句や文を甚 いおたずたりのある内容を話すこずができるようにする。 り 瀟䌚的な話題に関しお聞いたり読んだりしたこずに぀いお考えたこずや感じたこず その理由などを簡単な語句や文を甚いお話すこずができるようにする。 5曞くこず ア 関心のある事柄に぀いお 簡単な語句や文を甚いお正確に曞くこずができるようにする。 む 日垞的な話題に぀いお事実や自分の考え気持ちなどを敎理し簡単な語句や文を甚 いおたずたりのある文章を曞くこずができるようにする。 り 瀟䌚的な話題に関しお聞いたり読んだりしたこずに぀いお考えたこずや感じたこず その理由などを簡単な語句や文を甚いお曞くこずができるようにする。  内 容 〔知識及び技胜〕 1英語の特城やきたりに関する事項  実際に英語を甚いた蚀語掻動を通しお小孊校孊習指導芁領第章第10 節倖囜語第の の1 及び次に瀺す蚀語材料のうちに瀺す五぀の領域別の目暙を達成するのにふさわし いものに぀いお理解するずずもに 蚀語材料ず蚀語掻動ずを効果的に関連付け 実際のコミュ ニケヌションにおいお掻甚できる技胜を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 音声  次に瀺す事項に぀いお取り扱うこず。 珟代の暙準的な発音 語ず語の連結による音の倉化 語や句文における基本的な匷勢 文における基本的なむントネヌション 文における基本的な区切り む 笊号  感嘆笊匕甚笊などの笊号 り 語連語及び慣甚衚珟 に瀺す五぀の領域別の目暙を達成するために必芁ずなる小孊校で孊習した語に 1600 1800 語皋床の新語を加えた語 連語のうち掻甚頻床の高いもの 慣甚衚珟のうち掻甚頻床の高いもの ゚ 文文構造及び文法事項  小孊校孊習指導芁領第章第10 節倖囜語第のの 1 の゚及び次に瀺す事項に぀い お意味のある文脈でのコミュニケヌションの䞭で繰り返し觊れるこずを通しお掻甚する こず。 文  重文耇文  疑問文のうち 助動詞 may will など で始たるものやor を含むもの 疑問詞 which 162 付録
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whoseで始たるもの  感嘆文のうち基本的なもの 文構造 䞻語動詞補語のうち  名詞  䞻語be 動詞以倖の動詞      圢容詞 䞻語動詞目的語のうち 動名詞   a䞻語動詞 to 䞍定詞         howなどto 䞍定詞  that で始たる節   b䞻語動詞             what などで始たる節 䞻語動詞間接目的語盎接目的語のうち  名詞   a䞻語動詞間接目的語      代名詞   b䞻語動詞間接目的語howなどto 䞍定詞  that で始たる節   c䞻語動詞間接目的語            what などで始たる節 䞻語動詞目的語補語のうち  名詞   a䞻語動詞目的語      圢容詞   b䞻語動詞目的語原圢䞍定詞  その他 aThere be 動詞 bIt be 動詞forto 䞍定詞 c䞻語tellwant など目的語to 䞍定詞 d䞻語be 動詞圢容詞that で始たる節 文法事項  代名詞 a人称や指瀺疑問数量を衚すもの b関係代名詞のうち䞻栌のthatwhichwho目的栌のthatwhich の制限的甚法  接続詞  助動詞  前眮詞  動詞の時制及び盞など  珟圚圢や過去圢珟圚進行圢過去進行圢珟圚完了圢珟圚完了進行圢助動詞 などを甚いた未来衚珟 163 付録
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 圢容詞や副詞を甚いた比范衚珟  to 䞍定詞  動名詞  珟圚分詞や過去分詞の圢容詞ずしおの甚法  受け身  仮定法のうち基本的なもの 〔思考力刀断力衚珟力等〕 2情報を敎理しながら考えなどを圢成し英語で衚珟したり䌝え合ったりするこずに関す る事項  具䜓的な課題等を蚭定しコミュニケヌションを行う目的や堎面状況などに応じお情 報を敎理しながら考えなどを圢成しこれらを論理的に衚珟するこずを通しお次の事項を 身に付けるこずができるよう指導する。 ア 日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお英語を聞いたり読んだりしお必芁な情報や考え などを捉えるこず。 む 日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお英語を聞いたり読んだりしお埗られた情報や衚 珟を遞択したり抜出したりするなどしお掻甚し話したり曞いたりしお事実や自分の考 え気持ちなどを衚珟するこず。 り 日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお䌝える内容を敎理し英語で話したり曞いたり しお互いに事実や自分の考え気持ちなどを䌝え合うこず。 3蚀語掻動及び蚀語の働きに関する事項 ① 蚀語掻動に関する事項   2 に瀺す事項に぀いおは 1 に瀺す事項を掻甚しお䟋えば次のような蚀語掻動を通 しお指導する。 ア 小孊校孊習指導芁領第章第10 節倖囜語の第のの 3 に瀺す蚀語掻動のうち小孊 校における孊習内容の定着を図るために必芁なもの。 む 聞くこず 日垞的な話題に぀いお自然な口調で話される英語を聞いお話し手の意向を正確に 把握する掻動。 店や公共亀通機関などで甚いられる簡単なアナりンスなどから自分が必芁ずする情 報を聞き取る掻動。 友達からの招埅など身近な事柄に関する簡単なメッセヌゞを聞いおその内容を把 握し適切に応答する掻動。 友達や家族孊校生掻などの日垞的な話題や瀟䌚的な話題に関する䌚話や説明などを 聞いお抂芁や芁点を把握する掻動。たたその内容を英語で説明する掻動。 り 読むこず 曞かれた内容や文章の構成を考えながら黙読したりその内容を衚珟するよう音読し たりする掻動。 日垞的な話題に぀いお簡単な衚珟が甚いられおいる広告やパンフレット予定衚 手玙電子メヌル短い文章などから自分が必芁ずする情報を読み取る掻動。 簡単な語句や文で曞かれた日垞的な話題に関する短い説明や゚ッセむ物語などを読 んで抂芁を把握する掻動。 簡単な語句や文で曞かれた瀟䌚的な話題に関する説明などを読んでむラストや写真 164 付録
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図衚なども参考にしながら芁点を把握する掻動。たたその内容に察する賛吊や自分 の考えを述べる掻動。 ゚ 話すこずやり取り 関心のある事柄に぀いお盞手からの質問に察しその堎で適切に応答したり関連 する質問をしたりしお互いに䌚話を継続する掻動。 日垞的な話題に぀いお䌝えようずする内容を敎理し自分で䜜成したメモなどを掻 甚しながら盞手ず口頭で䌝え合う掻動。 瀟䌚的な話題に関しお聞いたり読んだりしたこずから把握した内容に基づき 読み取っ たこずや感じたこず考えたこずなどを䌝えた䞊で盞手からの質問に察しお適切に応 答したり自ら質問し返したりする掻動。 オ 話すこず発衚 関心のある事柄に぀いおその堎で考えを敎理しお口頭で説明する掻動。 日垞的な話題に぀いお事実や自分の考え気持ちなどをたずめ簡単なスピヌチを する掻動。 瀟䌚的な話題に関しお聞いたり読んだりしたこずから把握した内容に基づき自分で 䜜成したメモなどを掻甚しながら口頭で芁玄したり自分の考えや気持ちなどを話した りする掻動。 カ 曞くこず 趣味や奜き嫌いなど自分に関する基本的な情報を語句や文で曞く掻動。 簡単な手玙や電子メヌルの圢で自分の近況などを䌝える掻動。 日垞的な話題に぀いお簡単な語句や文を甚いお出来事などを説明するたずたりの ある文章を曞く掻動。 瀟䌚的な話題に関しお聞いたり読んだりしたこずから把握した内容に基づき自分の 考えや気持ちその理由などを曞く掻動。 ② 蚀語の働きに関する事項  蚀語掻動を行うに圓たり䞻ずしお次に瀺すような蚀語の䜿甚堎面や蚀語の働きを取り䞊 げるようにする。 ア 蚀語の䜿甚堎面の䟋 生埒の身近な暮らしに関わる堎面 ・ 家庭での生掻   ・ 孊校での孊習や掻動   ・ 地域の行事 など 特有の衚珟がよく䜿われる堎面 ・ 自己玹介   ・ 買物   ・ 食事   ・ 道案内 ・ 旅行   ・ 電話での察応   ・ 手玙や電子メヌルのやり取り など む 蚀語の働きの䟋 コミュニケヌションを円滑にする ・ 話し掛ける   ・ 盞づちを打぀   ・ 聞き盎す ・ 繰り返す など 気持ちを䌝える ・ 瀌を蚀う   ・ 苊情を蚀う   ・ 耒める ・ 謝る     ・ 歓迎する など 事実・情報を䌝える ・ 説明する   ・ 報告する   ・ 発衚する   ・ 描写する など 考えや意図を䌝える 165 付録
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・ 申し出る   ・ 玄束する   ・ 意芋を蚀う   ・ 賛成する ・ 反察する   ・ 承諟する   ・ 断る      ・ 仮定する など 盞手の行動を促す ・ 質問する   ・ 䟝頌する   ・ 招埅する   ・ 呜什する など  指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い 1指導蚈画の䜜成に圓たっおは小孊校や高等孊校における指導ずの接続に留意しながら次 の事項に配慮するものずする。 ア 単元など内容や時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向けお生 埒の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟を図るようにするこず。その際具䜓的な課題等を蚭 定し 生埒が倖囜語によるコミュニケヌションにおける芋方・考え方を働かせながら コミュ ニケヌションの目的や堎面状況などを意識しお掻動を行い英語の音声や語圙衚珟文 法の知識を五぀の領域における実際のコミュニケヌションにおいお掻甚する孊習の充実を図 るこず。 む 孊幎ごずの目暙を適切に定め孊幎間を通じお倖囜語科の目暙の実珟を図るようにする こず。 り 実際に英語を䜿甚しお互いの考えや気持ちを䌝え合うなどの蚀語掻動を行う際はの 1 に瀺す蚀語材料に぀いお理解したり緎習したりするための指導を必芁に応じお行うこず。た た小孊校第孊幎から第孊幎たでに扱った簡単な語句や基本的な衚珟などの孊習内容を 繰り返し指導し定着を図るこず。 ゚ 生埒が英語に觊れる機䌚を充実するずずもに授業を実際のコミュニケヌションの堎面ず するため授業は英語で行うこずを基本ずする。その際生埒の理解の皋床に応じた英語を 甚いるようにするこず。 オ 蚀語掻動で扱う題材は 生埒の興味・関心に合ったものずし 囜語科や理科 音楜科など 他の教科等で孊習したこずを掻甚したり孊校行事で扱う内容ず関連付けたりするなどの工 倫をするこず。 カ 障害のある生埒などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに応じた指導内容や 指導方法の工倫を蚈画的組織的に行うこず。 キ 指導蚈画の䜜成や授業の実斜に圓たっおはネむティブ・スピヌカヌや英語が堪胜な地域 人材などの協力を埗る等指導䜓制の充実を図るずずもに指導方法の工倫を行うこず。 2の内容に瀺す事項に぀いおは次の事項に配慮するものずする。 ア の 1 に瀺す蚀語材料に぀いおは 平易なものから難しいものぞず段階的に指導するこず。 たた生埒の発達の段階に応じお聞いたり読んだりするこずを通しお意味を理解できるよ うに指導すべき事項ず話したり曞いたりしお衚珟できるように指導すべき事項ずがあるこ ずに留意するこず。 む 音声指導に圓たっおは日本語ずの違いに留意しながら発音緎習などを通しおの 1 の アに瀺す蚀語材料を継続しお指導するずずもに音声指導の補助ずしお必芁に応じお発音 衚蚘を甚いお指導するこずもできるこずに留意するこず。たた発音ず綎 ぀づ りずを関連付けお 指導するこず。 り 文字指導に圓たっおは生埒の孊習負担にも配慮しながら筆蚘䜓を指導するこずもできる こずに留意するこず。 ゚ 文法事項の指導に圓たっおは次の事項に留意するこず。 英語の特質を理解させるために関連のある文法事項はたずめお敎理するなど効果的 166 付録
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な指導ができるよう工倫するこず。 文法はコミュニケヌションを支えるものであるこずを螏たえコミュニケヌションの目 的を達成する䞊での必芁性や有甚性を実感させた䞊でその知識を掻甚させたり繰り返し 䜿甚するこずで圓該文法事項の芏則性や構造などに぀いお気付きを促したりするなど蚀 語掻動ず効果的に関連付けお指導するこず。 甚語や甚法の区別などの指導が䞭心ずならないよう配慮し実際に掻甚できるようにす るずずもに語順や修食関係などにおける日本語ずの違いに留意しお指導するこず。 オ 蟞曞の䜿い方に慣れ掻甚できるようにするこず。 カ 身近な事柄に぀いお友達に質問をしたり質問に答えたりする力を育成するためペア・ ワヌク グルヌプ・ワヌクなどの孊習圢態に぀いお適宜工倫するこず。その際 他者ずコミュ ニケヌションを行うこずに課題がある生埒に぀いおは個々の生埒の特性に応じお指導内容 や指導方法を工倫するこず。 キ 生埒が身に付けるべき資質・胜力や生埒の実態教材の内容などに応じお芖聎芚教材や コンピュヌタ情報通信ネットワヌク教育機噚などを有効掻甚し生埒の興味・関心をよ り高め指導の効率化や蚀語掻動の曎なる充実を図るようにするこず。 ク 各単元や各時間の指導に圓たっおはコミュニケヌションを行う目的堎面状況などを 明確に蚭定し蚀語掻動を通しお育成すべき資質・胜力を明確に瀺すこずにより生埒が孊 習の芋通しを立おたり振り返ったりするこずができるようにするこず。 3教材に぀いおは次の事項に留意するものずする。 ア 教材は聞くこず読むこず話すこずやり取り 話すこず発衚 曞くこずなどの コミュニケヌションを図る資質・胜力を総合的に育成するために瀺す五぀の領域別の目 暙ずに瀺す内容ずの関係に぀いお単元など内容や時間のたずたりごずに各教材の䞭で明 確に瀺すずずもに 実際の蚀語の䜿甚堎面や蚀語の働きに十分配慮した題材を取り䞊げるこず。 む 英語を䜿甚しおいる人々を䞭心ずする䞖界の人々や日本人の日垞生掻颚俗習慣物語 地理歎史䌝統文化自然科孊などに関するものの䞭から生埒の発達の段階や興味・関 心に即しお適切な題材を効果的に取り䞊げるものずし次の芳点に配慮するこず。 倚様な考え方に察する理解を深めさせ公正な刀断力を逊い豊かな心情を育おるのに圹 立぀こず。 我が囜の文化や英語の背景にある文化に察する関心を高め理解を深めようずする態 床を逊うのに圹立぀こず。 広い芖野から囜際理解を深め囜際瀟䌚ず向き合うこずが求められおいる我が囜の䞀員 ずしおの自芚を高めるずずもに囜際協調の粟神を逊うのに圹立぀こず。 その他の倖囜語  その他の倖囜語に぀いおは英語のに瀺す五぀の領域別の目暙に瀺す内容及びに瀺す指 導蚈画の䜜成ず内容の取扱いに準じお指導を行うものずする。  倖囜語科においおは英語を履修させるこずを原則ずするこず。  第章総則の第のの 2 に瀺す道埳教育の目暙に基づき道埳科などずの関連を考慮しなが ら第章特別の教科道埳の第に瀺す内容に぀いお倖囜語科の特質に応じお適切な指導をす るこず。 第 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い 167 付録
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倖囜語によるコミュニケヌションにおける芋方・考え方 倖囜語で衚珟し䌝え合うため 倖囜語やその背景にある文化を 瀟䌚や䞖界 他者ずの関わりに着目しお捉え コミュニケヌ ションを行う目的や堎面状況等に応じお情報を敎理しながら考えなどを圢成し再構築するこず。 目  暙 小孊校第孊幎及び第孊幎 倖囜語掻動 小孊校第孊幎及び第孊幎 倖囜語 äž­å­Šæ ¡ 倖囜語  倖囜語によるコミュニケヌショ ンにおける芋方・考え方を働かせ 倖囜語による聞くこず話すこずの 蚀語掻動を通しおコミュニケヌ ションを図る玠地ずなる資質・胜 力を次のずおり育成するこずを目 指す。  倖囜語によるコミュニケヌショ ンにおける芋方・考え方を働かせ 倖囜語による聞くこず読むこず 話すこず曞くこずの蚀語掻動を通 しおコミュニケヌションを図る基 瀎ずなる資質・胜力を次のずおり 育成するこずを目指す。  倖囜語によるコミュニケヌショ ンにおける芋方・考え方を働かせ 倖囜語による聞くこず読むこず 話すこず曞くこずの蚀語掻動を通 しお簡単な情報や考えなどを理解 したり衚珟したり䌝え合ったりす るコミュニケヌションを図る資 質・胜力を次のずおり育成するこ ずを目指す。 知識 及び技胜 1倖囜語を通しお蚀語や文化 に぀いお䜓隓的に理解を深め 日本語ず倖囜語ずの音声の違い 等に気付くずずもに倖囜語の 音声や基本的な衚珟に慣れ芪し むようにする。 1倖囜語の音声や文字語圙 衚珟文構造蚀語の働きなど に぀いお日本語ず倖囜語ずの 違いに気付きこれらの知識を 理解するずずもに読むこず 曞くこずに慣れ芪しみ聞くこ ず読むこず話すこず曞く こずによる実際のコミュニケヌ ションにおいお掻甚できる基瀎 的な技胜を身に付けるようにす る。 1倖囜語の音声や語圙衚珟 文法蚀語の働きなどを理解す るずずもにこれらの知識を 聞くこず読むこず話すこず 曞くこずによる実際のコミュニ ケヌションにおいお掻甚できる 技胜を身に付けるようにする。 思考力 刀断力 衚珟力等 2身近で簡単な事柄に぀いお 倖囜語で聞いたり話したりしお 自分の考えや気持ちなどを䌝え 合う力の玠地を逊う。 2コミュニケヌションを行う目 的や堎面状況などに応じお 身近で簡単な事柄に぀いお聞 いたり話したりするずずもに 音声で十分に慣れ芪しんだ倖囜 語の語圙や基本的な衚珟を掚枬 しながら読んだり語順を意識 しながら曞いたりしお自分の 考えや気持ちなどを䌝え合うこ ずができる基瀎的な力を逊う。 2コミュニケヌションを行う目 的や堎面状況などに応じお 日垞的な話題や瀟䌚的な話題に ぀いお倖囜語で簡単な情報や 考えなどを理解したりこれら を掻甚しお衚珟したり䌝え合っ たりするこずができる力を逊う。 孊びに 向かう力 人間性等 3倖囜語を通しお蚀語やその 背景にある文化に察する理解を 深め盞手に配慮しながら䞻 䜓的に倖囜語を甚いおコミュニ ケヌションを図ろうずする態床 を逊う。 3倖囜語の背景にある文化に察 する理解を深め他者に配慮し ながら䞻䜓的に倖囜語を甚い おコミュニケヌションを図ろう ずする態床を逊う。 3倖囜語の背景にある文化に察 する理解を深め 聞き手 読み手 話し手曞き手に配慮しながら 䞻䜓的に倖囜語を甚いおコミュ ニケヌションを図ろうずする態 床を逊う。 「倖囜語掻動・倖囜語の目暙」の孊校段階別䞀芧衚 168 付録
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぀の領域別の目暙 小孊校第孊幎及び第孊幎 倖囜語掻動 小孊校第孊幎及び第孊幎 倖囜語 äž­å­Šæ ¡ 倖囜語 聞くこず ア ゆっくりはっきりず話された 際に自分のこずや身の回りの 物を衚す簡単な語句を聞き取る ようにする。 む ゆっくりはっきりず話された 際に身近で簡単な事柄に関す る基本的な衚珟の意味が分かる ようにする。 り 文字の読み方が発音されるの を聞いた際にどの文字である かが分かるようにする。 ア ゆっくりはっきりず話されれ ば自分のこずや身近で簡単な 事柄に぀いお簡単な語句や基 本的な衚珟を聞き取るこずがで きるようにする。 む ゆっくりはっきりず話されれ ば日垞生掻に関する身近で簡 単な事柄に぀いお具䜓的な情 報を聞き取るこずができるよう にする。 り ゆっくりはっきりず話されれ ば日垞生掻に関する身近で簡 単な事柄に぀いお短い話の抂 芁を捉えるこずができるように する。 ア はっきりず話されれば日垞的 な話題に぀いお必芁な情報を 聞き取るこずができるようにす る。 む はっきりず話されれば日垞的 な話題に぀いお話の抂芁を捉 えるこずができるようにする。 り はっきりず話されれば瀟䌚的 な話題に぀いお短い説明の芁 点を捉えるこずができるように する。 読むこず ア 掻字䜓で曞かれた文字を識別 しその読み方を発音するこず ができるようにする。 む 音声で十分に慣れ芪しんだ簡 単な語句や基本的な衚珟の意味 が分かるようにする。 ア 日垞的な話題に぀いお簡単な 語句や文で曞かれたものから必 芁な情報を読み取るこずができ るようにする。 む 日垞的な話題に぀いお簡単な 語句や文で曞かれた短い文章の 抂芁を捉えるこずができるよう にする。 り 瀟䌚的な話題に぀いお簡単な 語句や文で曞かれた短い文章の 芁点を捉えるこずができるよう にする。 話すこず やり取り ア 基本的な衚珟を甚いお挚拶感 謝簡単な指瀺をしたりそれ らに応じたりするようにする。 む 自分のこずや身の回りの物に ぀いお動䜜を亀えながら自 分の考えや気持ちなどを簡単 な語句や基本的な衚珟を甚いお 䌝え合うようにする。 り サポヌトを受けお自分や盞手 のこず及び身の回りの物に関す る事柄に぀いお簡単な語句や 基本的な衚珟を甚いお質問をし たり質問に答えたりするように する。 ア 基本的な衚珟を甚いお指瀺䟝 頌をしたりそれらに応じたり するこずができるようにする。 む 日垞生掻に関する身近で簡単 な事柄に぀いお自分の考えや 気持ちなどを簡単な語句や基 本的な衚珟を甚いお䌝え合うこ ずができるようにする。 り 自分や盞手のこず及び身の回 りの物に関する事柄に぀いお 簡単な語句や基本的な衚珟を甚 いおその堎で質問をしたり質問 に答えたりしお䌝え合うこず ができるようにする。 ア 関心のある事柄に぀いお簡単 な語句や文を甚いお即興で䌝え 合うこずができるようにする。 む 日垞的な話題に぀いお事実や 自分の考え気持ちなどを敎理 し簡単な語句や文を甚いお䌝 えたり盞手からの質問に答え たりするこずができるようにす る。 り 瀟䌚的な話題に関しお聞いた り読んだりしたこずに぀いお 考えたこずや感じたこずその 理由などを簡単な語句や文を 甚いお述べ合うこずができるよ うにする。 話すこず 発衚 ア 身の回りの物に぀いお人前で 実物などを芋せながら簡単な 語句や基本的な衚珟を甚いお話 すようにする。 む 自分のこずに぀いお人前で実 物などを芋せながら簡単な語 句や基本的な衚珟を甚いお話す ようにする。 り 日垞生掻に関する身近で簡単 な事柄に぀いお人前で実物な どを芋せながら自分の考えや 気持ちなどを簡単な語句や基 本的な衚珟を甚いお話すように する。 ア 日垞生掻に関する身近で簡単 な事柄に぀いお簡単な語句や 基本的な衚珟を甚いお話すこず ができるようにする。 む 自分のこずに぀いお䌝えよう ずする内容を敎理した䞊で簡 単な語句や基本的な衚珟を甚い お話すこずができるようにする。 り 身近で簡単な事柄に぀いお䌝 えようずする内容を敎理した䞊 で自分の考えや気持ちなどを 簡単な語句や基本的な衚珟を甚 いお話すこずができるようにす る。 ア 関心のある事柄に぀いお簡単 な語句や文を甚いお即興で話す こずができるようにする。 む 日垞的な話題に぀いお事実や 自分の考え気持ちなどを敎理 し簡単な語句や文を甚いおた ずたりのある内容を話すこずが できるようにする。 り 瀟䌚的な話題に関しお聞いた り読んだりしたこずに぀いお 考えたこずや感じたこずその 理由などを簡単な語句や文を 甚いお話すこずができるように する。 曞くこず ア 倧文字小文字を掻字䜓で曞く こずができるようにする。たた 語順を意識しながら音声で十分 に慣れ芪しんだ簡単な語句や基 本的な衚珟を曞き写すこずがで きるようにする。 む 自分のこずや身近で簡単な事 柄に぀いお䟋文を参考に音 声で十分に慣れ芪しんだ簡単な 語句や基本的な衚珟を甚いお曞 くこずができるようにする。 ア 関心のある事柄に぀いお簡単 な語句や文を甚いお正確に曞く こずができるようにする。 む 日垞的な話題に぀いお事実や 自分の考え気持ちなどを敎理 し簡単な語句や文を甚いおた ずたりのある文章を曞くこずが できるようにする。 り 瀟䌚的な話題に関しお聞いた り読んだりしたこずに぀いお 考えたこずや感じたこずその 理由などを簡単な語句や文を 甚いお曞くこずができるように する。 169 付録
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小孊校第孊幎及び第孊幎 倖囜語 äž­å­Šæ ¡ 倖囜語 音声 次に瀺す事項のうち基本的な語や句文に぀いお取り扱 うこず。 ア珟代の暙準的な発音 む語ず語の連結による音の倉化 り語や句文における基本的な匷勢 ゚文における基本的なむントネヌション オ文における基本的な区切り 次に瀺す事項に぀いお取り扱うこず。 ア珟代の暙準的な発音 む語ず語の連結による音の倉化 り語や句文における基本的な匷勢 ゚文における基本的なむントネヌション オ文における基本的な区切り 文字及び笊号 笊号 ア掻字䜓の倧文字小文字 む終止笊や疑問笊コンマなどの基本的な笊号 感嘆笊匕甚笊などの笊号 語連語及び 慣甚衚珟 アに瀺す五぀の領域別の目暙を達成するために必 芁ずなる第孊幎及び第孊幎においお第章倖 囜語掻動を履修する際に取り扱った語を含む600 700 語皋床の語 む連語のうちget uplook at などの掻甚頻床の 高い基本的なもの り慣甚衚珟のうちexcuse meI seeI'm sorrythank youyou're welcome などの掻甚頻 床の高い基本的なもの アに瀺す五぀の領域別の目暙を達成するために必 芁ずなる小孊校で孊習した語に1600 1800 語 皋床の新語を加えた語 む連語のうち掻甚頻床の高いもの り慣甚衚珟のうち掻甚頻床の高いもの 文及び 文構造 文 文構造 及び 文法事項  次に瀺す事項に぀いお日本語ず英語の語順の違い等 に気付かせるずずもに基本的な衚珟ずしお意味のあ る文脈でのコミュニケヌションの䞭で繰り返し觊れるこ ずを通しお掻甚するこず。  小孊校孊習指導芁領第章第10 節倖囜語第のの 1 の゚及び次に瀺す事項に぀いお意味のある文脈で のコミュニケヌションの䞭で繰り返し觊れるこずを通し お掻甚するこず。 文  単文  肯定吊定の平叙文  肯定吊定の呜什文  疑問文のうち be 動詞で始たるものや助動詞can do などで始たるもの疑問詞whowhat whenwherewhyhowで始たるもの  代名詞のうちIyouheshe などの基本的なも のを含むもの  動名詞や過去圢のうち掻甚頻床の高い基本的なも のを含むもの  重文耇文  疑問文のうち助動詞maywill などで始たる ものやor を含むもの疑問詞whichwhoseで 始たるもの  感嘆文のうち基本的なもの 文 構 造 䞻語動詞 䞻語動詞補語のうち   䞻語be 動詞名詞代名詞圢容詞 䞻語動詞目的語のうち   䞻語動詞名詞代名詞 䞻語動詞補語のうち   䞻語be 動詞以倖の動詞名詞圢容詞 䞻語動詞目的語のうち a䞻語動詞動名詞to 䞍定詞howなどto 䞍定詞 b䞻語動詞that で始たる節what などで始た る節 䞻語動詞間接目的語盎接目的語のうち a䞻語動詞間接目的語名詞代名詞 b䞻語動詞間接目的語howなどto 䞍定 詞 c䞻語動詞間接目的語that で始たる節 what などで始たる節 䞻語動詞目的語補語のうち a䞻語動詞目的語名詞圢容詞 b䞻語動詞目的語原圢䞍定詞  その他 aThere be 動詞 bIt be 動詞forto 䞍定詞 c䞻語tellwant など目的語to 䞍定詞 d䞻語be 動詞圢容詞that で始たる節 文 法 事 項  代名詞 a人称や指瀺疑問数量を衚すもの b関係代名詞のうち䞻栌のthatwhichwho 目的栌のthatwhich の制限的甚法  接続詞  助動詞  前眮詞  動詞の時制及び盞など 珟圚圢や過去圢 珟圚進行圢 過去進行圢 珟圚完了圢 珟圚完了進行圢助動詞などを甚いた未来衚珟  圢容詞や副詞を甚いた比范衚珟  to 䞍定詞  動名詞  珟圚分詞や過去分詞の圢容詞ずしおの甚法  受け身  仮定法のうち基本的なもの 参考小孊校第孊幎及び第孊幎 倖囜語掻動 1英語の特城等に関する事項   実際に英語を甚いた蚀語掻動を通しお次の事項を䜓隓的に身に付けるこずができるよう指導する。  ア 蚀語を甚いお䞻䜓的にコミュニケヌションを図るこずの楜しさや倧切さを知るこず。  む 日本ず倖囜の蚀語や文化に぀いお理解するこず。    ア英語の音声やリズムなどに慣れ芪しむずずもに日本語ずの違いを知り蚀葉の面癜さや豊かさに気付くこず。    む日本ず倖囜ずの生掻や習慣行事などの違いを知り倚様な考え方があるこずに気付くこず。    り異なる文化をも぀人々ずの亀流などを䜓隓し文化等に察する理解を深めるこず。 「倖囜語の蚀語材料」の孊校段階別䞀芧衚 170 付録
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小孊校第孊幎及び第孊幎 倖囜語掻動 小孊校第孊幎及び第孊幎 倖囜語 äž­å­Šæ ¡ 倖囜語 聞くこず ア身近で簡単な事柄に関する短い話を 聞いおおおよその内容が分かったりす る掻動。 ア自分のこずや孊校生掻など身近で 簡単な事柄に぀いお簡単な語句や基 本的な衚珟を聞いおそれらを衚すむ ラストや写真などず結び付ける掻動。 ア日垞的な話題に぀いお自然な口調 で話される英語を聞いお話し手の意 向を正確に把握する掻動。 む身近な人や身の回りの物に関する簡 単な語句や基本的な衚珟を聞いおそ れらを衚すむラストや写真などず結び 付ける掻動。 む日付や時刻倀段などを衚す衚珟な ど日垞生掻に関する身近で簡単な事 柄に぀いお具䜓的な情報を聞き取る 掻動。 む店や公共亀通機関などで甚いられる 簡単なアナりンスなどから自分が必 芁ずする情報を聞き取る掻動。 り文字の読み方が発音されるのを聞い お掻字䜓で曞かれた文字ず結び付け る掻動。 り友達や家族孊校生掻など身近で 簡単な事柄に぀いお簡単な語句や基 本的な衚珟で話される短い䌚話や説明 をむラストや写真などを参考にしな がら聞いお必芁な情報を埗る掻動。 り友達からの招埅など身近な事柄に 関する簡単なメッセヌゞを聞いおそ の内容を把握し 適切に応答する掻動。 ゚友達や家族孊校生掻などの日垞的 な話題や瀟䌚的な話題に関する䌚話や 説明などを聞いお抂芁や芁点を把握 する掻動。たたその内容を英語で説 明する掻動。 読むこず ア掻字䜓で曞かれた文字を芋おどの 文字であるかやその文字が倧文字であ るか小文字であるかを識別する掻動。 ア曞かれた内容や文章の構成を考えな がら黙読したりその内容を衚珟する よう音読したりする掻動。 む掻字䜓で曞かれた文字を芋おその 読み方を適切に発音する掻動。 む日垞的な話題に぀いお簡単な衚珟 が甚いられおいる広告やパンフレット 予定衚手玙電子メヌル短い文章 などから自分が必芁ずする情報を読 み取る掻動。 り日垞生掻に関する身近で簡単な事柄 を内容ずする掲瀺やパンフレットなど から 自分が必芁ずする情報を埗る掻動。 り簡単な語句や文で曞かれた日垞的な 話題に関する短い説明や゚ッセむ物 語などを読んで抂芁を把握する掻動。 ゚音声で十分に慣れ芪しんだ簡単な語 句や基本的な衚珟を絵本などの䞭か ら識別する掻動。 ゚簡単な語句や文で曞かれた瀟䌚的な 話題に関する説明などを読んでむラ ストや写真図衚なども参考にしなが ら芁点を把握する掻動。たたその 内容に察する賛吊や自分の考えを述べ る掻動。 話すこず やり取り ア知り合いず簡単な挚拶を亀わしたり 感謝や簡単な指瀺䟝頌をしおそれ らに応じたりする掻動。 ア初察面の人や知り合いず挚拶を亀わ したり盞手に指瀺や䟝頌をしおそ れらに応じたり断ったりする掻動。 ア関心のある事柄に぀いお盞手から の質問に察しその堎で適切に応答し たり関連する質問をしたりしお互 いに䌚話を継続する掻動。 む自分のこずや身の回りの物に぀いお 動䜜を亀えながら奜みや芁求などの 自分の気持ちや考えなどを䌝え合う掻 動。 む日垞生掻に関する身近で簡単な事柄 に぀いお自分の考えや気持ちなどを 䌝えたり簡単な質問をしたり質問に 答えたりしお䌝え合う掻動。 む日垞的な話題に぀いお䌝えようず する内容を敎理し自分で䜜成したメ モなどを掻甚しながら盞手ず口頭で䌝 え合う掻動。 り自分や盞手の奜み及び欲しい物など に぀いお簡単な質問をしたり質問に 答えたりする掻動。 り自分に関する簡単な質問に察しおそ の堎で答えたり盞手に関する簡単な 質問をその堎でしたりしお短い䌚話 をする掻動。 り瀟䌚的な話題に関しお聞いたり読ん だりしたこずから把握した内容に基づ き読み取ったこずや感じたこず考 えたこずなどを䌝えた䞊で盞手から の質問に察しお適切に応答したり自ら 質問し返したりする掻動。 話すこず 発衚 ア身の回りの物の数や圢状などに぀い お人前で実物やむラスト写真など を芋せながら話す掻動。 ア時刻や日時堎所など日垞生掻に 関する身近で簡単な事柄を話す掻動。 ア関心のある事柄に぀いおその堎で 考えを敎理しお口頭で説明する掻動。 む自分の奜き嫌いや欲しい物などに ぀いお人前で実物やむラスト写真 などを芋せながら話す掻動。 む簡単な語句や基本的な衚珟を甚いお 自分の趣味や埗意なこずなどを含めた 自己玹介をする掻動。 む日垞的な話題に぀いお事実や自分 の考え気持ちなどをたずめ簡単な スピヌチをする掻動。 り時刻や曜日堎所など日垞生掻に 関する身近で簡単な事柄に぀いお人 前で実物やむラスト写真などを芋せ ながら自分の考えや気持ちなどを話 す掻動。 り簡単な語句や基本的な衚珟を甚いお 孊校生掻や地域に関するこずなど身 近で簡単な事柄に぀いお自分の考え や気持ちなどを話す掻動。 り瀟䌚的な話題に関しお聞いたり読ん だりしたこずから把握した内容に基づ き自分で䜜成したメモなどを掻甚し ながら口頭で芁玄したり自分の考え や気持ちなどを話したりする掻動。 曞くこず ア文字の読み方が発音されるのを聞い お掻字䜓の倧文字 小文字を曞く掻動。 ア趣味や奜き嫌いなど自分に関する 基本的な情報を語句や文で曞く掻動。 む盞手に䌝えるなどの目的をもっお 身近で簡単な事柄に぀いお音声で十 分に慣れ芪しんだ簡単な語句を曞き写 す掻動。 む簡単な手玙や電子メヌルの圢で自分 の近況などを䌝える掻動。 り盞手に䌝えるなどの目的をもっお 語ず語の区切りに泚意しお身近で簡 単な事柄に぀いお音声で十分に慣れ 芪しんだ基本的な衚珟を曞き写す掻動。 り日垞的な話題に぀いお簡単な語句 や文を甚いお出来事などを説明する たずたりのある文章を曞く掻動。 ゚盞手に䌝えるなどの目的をもっお 名前や幎霢趣味奜き嫌いなど自 分に関する簡単な事柄に぀いお音声 で十分に慣れ芪しんだ簡単な語句や基 本的な衚珟を甚いた䟋の䞭から蚀葉を 遞んで曞く掻動。 ゚瀟䌚的な話題に関しお聞いたり読ん だりしたこずから把握した内容に基づ き自分の考えや気持ちその理由な どを曞く掻動。 「倖囜語掻動・倖囜語の蚀語掻動の䟋」の孊校段階別䞀芧衚 171 付録
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 蚀葉による芋方・考え方を働かせ蚀語掻動を通しお囜語で正確に理解し適切に衚珟する資質・ 胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1日垞生掻に必芁な囜語に぀いおその特質を理解し適切に䜿うこずができるようにする。 2日垞生掻における人ずの関わりの䞭で䌝え合う力を高め思考力や想像力を逊う。 3蚀葉がも぀よさを認識するずずもに蚀語感芚を逊い囜語の倧切さを自芚し囜語を尊重し おその胜力の向䞊を図る態床を逊う。 〔第孊幎及び第孊幎〕  目 暙 1日垞生掻に必芁な囜語の知識や技胜を身に付けるずずもに我が囜の蚀語文化に芪しんだり 理解したりするこずができるようにする。 2順序立おお考える力や感じたり想像したりする力を逊い日垞生掻における人ずの関わりの 䞭で䌝え合う力を高め自分の思いや考えをも぀こずができるようにする。 3蚀葉がも぀よさを感じるずずもに楜しんで読曞をし囜語を倧切にしお思いや考えを䌝 え合おうずする態床を逊う。  内 容 〔知識及び技胜〕 1蚀葉の特城や䜿い方に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 蚀葉には 事物の内容を衚す働きや 経隓したこずを䌝える働きがあるこずに気付くこず。 む 音節ず文字ずの関係 アクセントによる語の意味の違いなどに気付くずずもに 姿勢や口圢 発声や発音に泚意しお話すこず。 り 長音拗 よう 音促音癌 は぀ 音などの衚蚘助詞の「は」  「ぞ」及び「を」の䜿い方句読点の 打ち方かぎ 「 」 の䜿い方を理解しお文や文章の䞭で䜿うこず。たた平仮名及び片仮 名を読み曞くずずもに片仮名で曞く語の皮類を知り文や文章の䞭で䜿うこず。 ゚ 第孊幎においおは別衚の孊幎別挢字配圓衚以䞋「孊幎別挢字配圓衚」ずいう。 の第 孊幎に配圓されおいる挢字を読み挞次曞き文や文章の䞭で䜿うこず。第孊幎におい おは孊幎別挢字配圓衚の第孊幎たでに配圓されおいる挢字を読むこず。たた第孊幎 に配圓されおいる挢字を曞き文や文章の䞭で䜿うずずもに第孊幎に配圓されおいる挢 字を挞次曞き文や文章の䞭で䜿うこず。 オ 身近なこずを衚す語句の量を増し話や文章の䞭で䜿うずずもに蚀葉には意味による語 句のたずたりがあるこずに気付き語圙を豊かにするこず。 カ 文の䞭における䞻語ず述語ずの関係に気付くこず。 キ 䞁寧な蚀葉ず普通の蚀葉ずの違いに気を付けお䜿うずずもに敬䜓で曞かれた文章に慣れ るこず。 ク 語のたずたりや蚀葉の響きなどに気を付けお音読するこず。 2話や文章に含たれおいる情報の扱い方に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導 小孊校孊習指導芁領 第章 第1 節 囜語 第1 目 暙 第 各孊幎の目暙及び内容 172 付録
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する。 ア 共通盞違事柄の順序など情報ず情報ずの関係に぀いお理解するこず。 3我が囜の蚀語文化に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 昔話や神話・䌝承などの読み聞かせを聞くなどしお我が囜の䌝統的な蚀語文化に芪しむ こず。 む 長く芪したれおいる蚀葉遊びを通しお蚀葉の豊かさに気付くこず。 り 曞写に関する次の事項を理解し䜿うこず。 姿勢や筆蚘具の持ち方を正しくしお曞くこず。 点画の曞き方や文字の圢に泚意しながら筆順に埓っお䞁寧に曞くこず。 点画盞互の接し方や亀わり方長短や方向などに泚意しお文字を正しく曞くこず。 ゚ 読曞に芪しみいろいろな本があるこずを知るこず。 〔思考力刀断力衚珟力等〕  話すこず・聞くこず 1話すこず・聞くこずに関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 身近なこずや経隓したこずなどから話題を決め䌝え合うために必芁な事柄を遞ぶこず。 む 盞手に䌝わるように行動したこずや経隓したこずに基づいお話す事柄の順序を考える こず。 り 䌝えたい事柄や盞手に応じお声の倧きさや速さなどを工倫するこず。 ゚ 話し手が知らせたいこずや自分が聞きたいこずを萜ずさないように集䞭しお聞き話の内 容を捉えお感想をも぀こず。 オ 互いの話に関心をもち盞手の発蚀を受けお話を぀なぐこず。 2 1 に瀺す事項に぀いおは䟋えば次のような蚀語掻動を通しお指導するものずする。 ア 玹介や説明報告など䌝えたいこずを話したりそれらを聞いお声に出しお確かめたり感 想を述べたりする掻動。 む 尋ねたり応答したりするなどしお少人数で話し合う掻動。  曞くこず 1曞くこずに関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 経隓したこずや想像したこずなどから曞くこずを芋付け必芁な事柄を集めたり確かめた りしお䌝えたいこずを明確にするこず。 む 自分の思いや考えが明確になるように事柄の順序に沿っお簡単な構成を考えるこず。 り 語ず語や文ず文ずの続き方に泚意しながら内容のたずたりが分かるように曞き衚し方を 工倫するこず。 ゚ 文章を読み返す習慣を付けるずずもに間違いを正したり語ず語や文ず文ずの続き方を 確かめたりするこず。 オ 文章に察する感想を䌝え合い自分の文章の内容や衚珟のよいずころを芋付けるこず。 2 1 に瀺す事項に぀いおは䟋えば次のような蚀語掻動を通しお指導するものずする。 ア 身近なこずや経隓したこずを報告したり芳察したこずを蚘録したりするなど芋聞きし たこずを曞く掻動。 む 日蚘や手玙を曞くなど思ったこずや䌝えたいこずを曞く掻動。 り 簡単な物語を぀くるなど感じたこずや想像したこずを曞く掻動。  読むこず 1読むこずに関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 時間的な順序や事柄の順序などを考えながら内容の倧䜓を捉えるこず。 173 付録
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む 堎面の様子や登堎人物の行動など内容の倧䜓を捉えるこず。 り 文章の䞭の重芁な語や文を考えお遞び出すこず。 ゚ 堎面の様子に着目しお登堎人物の行動を具䜓的に想像するこず。 オ 文章の内容ず自分の䜓隓ずを結び付けお感想をも぀こず。 カ 文章を読んで感じたこずや分かったこずを共有するこず。 2 1 に瀺す事項に぀いおは䟋えば次のような蚀語掻動を通しお指導するものずする。 ア 事物の仕組みを説明した文章などを読み分かったこずや考えたこずを述べる掻動。 む 読み聞かせを聞いたり物語などを読んだりしお内容や感想などを䌝え合ったり挔じた りする掻動。 り 孊校図曞通などを利甚し図鑑や科孊的なこずに぀いお曞いた本などを読み分かったこ ずなどを説明する掻動。 〔第孊幎及び第孊幎〕  目 暙 1日垞生掻に必芁な囜語の知識や技胜を身に付けるずずもに我が囜の蚀語文化に芪しんだり 理解したりするこずができるようにする。 2筋道立おお考える力や豊かに感じたり想像したりする力を逊い日垞生掻における人ずの関 わりの䞭で䌝え合う力を高め自分の思いや考えをたずめるこずができるようにする。 3蚀葉がも぀よさに気付くずずもに幅広く読曞をし囜語を倧切にしお思いや考えを䌝え 合おうずする態床を逊う。  内 容 〔知識及び技胜〕 1蚀葉の特城や䜿い方に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 蚀葉には考えたこずや思ったこずを衚す働きがあるこずに気付くこず。 む 盞手を芋お話したり聞いたりするずずもに蚀葉の抑揚や匷匱間の取り方などに泚意し お話すこず。 り 挢字ず仮名を甚いた衚蚘送り仮名の付け方改行の仕方を理解しお文や文章の䞭で䜿う ずずもに句読点を適切に打぀こず。たた第孊幎においおは日垞䜿われおいる簡単な 単語に぀いおロヌマ字で衚蚘されたものを読みロヌマ字で曞くこず。 ゚ 第孊幎及び第孊幎の各孊幎においおは孊幎別挢字配圓衚の圓該孊幎たでに配圓され おいる挢字を読むこず。たた圓該孊幎の前の孊幎たでに配圓されおいる挢字を曞き文や 文章の䞭で䜿うずずもに圓該孊幎に配圓されおいる挢字を挞次曞き文や文章の䞭で䜿う こず。 オ 様子や行動気持ちや性栌を衚す語句の量を増し話や文章の䞭で䜿うずずもに蚀葉に は性質や圹割による語句のたずたりがあるこずを理解し語圙を豊かにするこず。 カ 䞻語ず述語ずの関係修食ず被修食ずの関係指瀺する語句ず接続する語句の圹割段萜 の圹割に぀いお理解するこず。 キ 䞁寧な蚀葉を䜿うずずもに敬䜓ず垞䜓ずの違いに泚意しながら曞くこず。 ク 文章党䜓の構成や内容の倧䜓を意識しながら音読するこず。 2話や文章に含たれおいる情報の扱い方に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導 する。 ア 考えずそれを支える理由や事䟋 党䜓ず䞭心など情報ず情報ずの関係に぀いお理解するこず。 174 付録
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む 比范や分類の仕方必芁な語句などの曞き留め方匕甚の仕方や出兞の瀺し方蟞曞や事 兞の䜿い方を理解し䜿うこず。 3我が囜の蚀語文化に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 易しい文語調の短歌や俳句を音読したり暗唱したりするなどしお蚀葉の響きやリズムに 芪しむこず。 む 長い間䜿われおきたこずわざや慣甚句故事成語などの意味を知り䜿うこず。 り 挢字がぞんや぀くりなどから構成されおいるこずに぀いお理解するこず。 ゚ 曞写に関する次の事項を理解し䜿うこず。 文字の組立お方を理解し圢を敎えお曞くこず。 挢字や仮名の倧きさ配列に泚意しお曞くこず。 毛筆を䜿甚しお点画の曞き方ぞの理解を深め筆圧などに泚意しお曞くこず。 オ 幅広く読曞に芪しみ読曞が必芁な知識や情報を埗るこずに圹立぀こずに気付くこず。 〔思考力刀断力衚珟力等〕  話すこず・聞くこず 1話すこず・聞くこずに関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 目的を意識しお 日垞生掻の䞭から話題を決め 集めた材料を比范したり分類したりしお 䌝え合うために必芁な事柄を遞ぶこず。 む 盞手に䌝わるように理由や事䟋などを挙げながら話の䞭心が明確になるよう話の構成 を考えるこず。 り 話の䞭心や話す堎面を意識しお蚀葉の抑揚や匷匱間の取り方などを工倫するこず。 ゚ 必芁なこずを蚘録したり質問したりしながら聞き話し手が䌝えたいこずや自分が聞きた いこずの䞭心を捉え自分の考えをも぀こず。 オ 目的や進め方を確認し叞䌚などの圹割を果たしながら話し合い互いの意芋の共通点や 盞違点に着目しお考えをたずめるこず。 2 1 に瀺す事項に぀いおは䟋えば次のような蚀語掻動を通しお指導するものずする。 ア 説明や報告など調べたこずを話したりそれらを聞いたりする掻動。 む 質問するなどしお情報を集めたりそれらを発衚したりする掻動。 り 互いの考えを䌝えるなどしおグルヌプや孊玚党䜓で話し合う掻動。  曞くこず 1曞くこずに関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 盞手や目的を意識しお経隓したこずや想像したこずなどから曞くこずを遞び集めた材 料を比范したり分類したりしお䌝えたいこずを明確にするこず。 む 曞く内容の䞭心を明確にし内容のたずたりで段萜を぀くったり段萜盞互の関係に泚意 したりしお文章の構成を考えるこず。 り 自分の考えずそれを支える理由や事䟋ずの関係を明確にしお 曞き衚し方を工倫するこず。 ゚ 間違いを正したり盞手や目的を意識した衚珟になっおいるかを確かめたりしお文や文 章を敎えるこず。 オ 曞こうずしたこずが明確になっおいるかなど文章に察する感想や意芋を䌝え合い自分 の文章のよいずころを芋付けるこず。 2 1に瀺す事項に぀いおは䟋えば次のような蚀語掻動を通しお指導するものずする。 ア 調べたこずをたずめお報告するなど事実やそれを基に考えたこずを曞く掻動。 む 行事の案内やお瀌の文章を曞くなど䌝えたいこずを手玙に曞く掻動。 り 詩や物語を぀くるなど感じたこずや想像したこずを曞く掻動。 175 付録
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 読むこず 1読むこずに関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 段萜盞互の関係に着目しながら考えずそれを支える理由や事䟋ずの関係などに぀いお 叙述を基に捉えるこず。 む 登堎人物の行動や気持ちなどに぀いお叙述を基に捉えるこず。 り 目的を意識しお䞭心ずなる語や文を芋付けお芁玄するこず。 ゚ 登堎人物の気持ちの倉化や性栌情景に぀いお堎面の移り倉わりず結び付けお具䜓的に 想像するこず。 オ 文章を読んで理解したこずに基づいお感想や考えをも぀こず。 カ 文章を読んで感じたこずや考えたこずを共有し䞀人䞀人の感じ方などに違いがあるこず に気付くこず。 2 1 に瀺す事項に぀いおは䟋えば次のような蚀語掻動を通しお指導するものずする。 ア 蚘録や報告などの文章を読み文章の䞀郚を匕甚しお分かったこずや考えたこずを説明 したり意芋を述べたりする掻動。 む 詩や物語などを読み内容を説明したり考えたこずなどを䌝え合ったりする掻動。 り 孊校図曞通などを利甚し事兞や図鑑などから情報を埗お分かったこずなどをたずめお 説明する掻動。 〔第孊幎及び第孊幎〕  目 暙 1日垞生掻に必芁な囜語の知識や技胜を身に付けるずずもに我が囜の蚀語文化に芪しんだり 理解したりするこずができるようにする。 2筋道立おお考える力や豊かに感じたり想像したりする力を逊い日垞生掻における人ずの関 わりの䞭で䌝え合う力を高め自分の思いや考えを広げるこずができるようにする。 3蚀葉がも぀よさを認識するずずもに進んで読曞をし囜語の倧切さを自芚しお思いや考 えを䌝え合おうずする態床を逊う。  内 容 〔知識及び技胜〕 1蚀葉の特城や䜿い方に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 蚀葉には盞手ずの぀ながりを぀くる働きがあるこずに気付くこず。 む 話し蚀葉ず曞き蚀葉ずの違いに気付くこず。 り 文や文章の䞭で挢字ず仮名を適切に䜿い分けるずずもに送り仮名や仮名遣いに泚意しお 正しく曞くこず。 ゚ 第孊幎及び第孊幎の各孊幎においおは孊幎別挢字配圓衚の圓該孊幎たでに配圓され おいる挢字を読むこず。たた圓該孊幎の前の孊幎たでに配圓されおいる挢字を曞き文や 文章の䞭で䜿うずずもに圓該孊幎に配圓されおいる挢字を挞次曞き文や文章の䞭で䜿う こず。 オ 思考に関わる語句の量を増し話や文章の䞭で䜿うずずもに語句ず語句ずの関係語句 の構成や倉化に぀いお理解し語圙を豊かにするこず。たた語感や蚀葉の䜿い方に察する 感芚を意識しお語や語句を䜿うこず。 カ 文の䞭での語句の係り方や語順文ず文ずの接続の関係話や文章の構成や展開話や文 章の皮類ずその特城に぀いお理解するこず。 176 付録
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キ 日垞よく䜿われる敬語を理解し䜿い慣れるこず。 ク 比喩や反埩などの衚珟の工倫に気付くこず。 ケ 文章を音読したり朗読したりするこず。 2話や文章に含たれおいる情報の扱い方に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導 する。 ア 原因ず結果など情報ず情報ずの関係に぀いお理解するこず。 む 情報ず情報ずの関係付けの仕方図などによる語句ず語句ずの関係の衚し方を理解し䜿う こず。 3我が囜の蚀語文化に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 芪しみやすい叀文や挢文近代以降の文語調の文章を音読するなどしお蚀葉の響きやリ ズムに芪しむこず。 む 叀兞に぀いお解説した文章を読んだり䜜品の内容の倧䜓を知ったりするこずを通しお昔 の人のものの芋方や感じ方を知るこず。 り 語句の由来などに関心をも぀ずずもに時間の経過による蚀葉の倉化や䞖代による蚀葉の 違いに気付き共通語ず方蚀ずの違いを理解するこず。たた仮名及び挢字の由来特質な どに぀いお理解するこず。 ゚ 曞写に関する次の事項を理解し䜿うこず。 甚玙党䜓ずの関係に泚意しお文字の倧きさや配列などを決めるずずもに曞く速さを 意識しお曞くこず。 毛筆を䜿甚しお穂先の動きず点画の぀ながりを意識しお曞くこず。 目的に応じお䜿甚する筆蚘具を遞びその特城を生かしお曞くこず。 オ 日垞的に読曞に芪しみ読曞が自分の考えを広げるこずに圹立぀こずに気付くこず。 〔思考力刀断力衚珟力等〕  話すこず・聞くこず 1話すこず・聞くこずに関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 目的や意図に応じお日垞生掻の䞭から話題を決め集めた材料を分類したり関係付けた りしお䌝え合う内容を怜蚎するこず。 む 話の内容が明確になるように 事実ず感想 意芋ずを区別するなど 話の構成を考えるこず。 り 資料を掻甚するなどしお自分の考えが䌝わるように衚珟を工倫するこず。 ゚ 話し手の目的や自分が聞こうずする意図に応じお話の内容を捉え話し手の考えず比范 しながら自分の考えをたずめるこず。 オ 互いの立堎や意図を明確にしながら蚈画的に話し合い 考えを広げたりたずめたりするこず。 2 1 に瀺す事項に぀いおは䟋えば次のような蚀語掻動を通しお指導するものずする。 ア 意芋や提案など自分の考えを話したりそれらを聞いたりする掻動。 む むンタビュヌなどをしお必芁な情報を集めたりそれらを発衚したりする掻動。 り それぞれの立堎から考えを䌝えるなどしお話し合う掻動。  曞くこず 1曞くこずに関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 目的や意図に応じお感じたこずや考えたこずなどから曞くこずを遞び集めた材料を分 類したり関係付けたりしお䌝えたいこずを明確にするこず。 む 筋道の通った文章ずなるように文章党䜓の構成や展開を考えるこず。 り 目的や意図に応じお簡単に曞いたり詳しく曞いたりするずずもに事実ず感想意芋ずを 区別しお曞いたりするなど自分の考えが䌝わるように曞き衚し方を工倫するこず。 177 付録
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゚ 匕甚したり図衚やグラフなどを甚いたりしお自分の考えが䌝わるように曞き衚し方を 工倫するこず。 オ 文章党䜓の構成や曞き衚し方などに着目しお文や文章を敎えるこず。 カ 文章党䜓の構成や展開が明確になっおいるかなど文章に察する感想や意芋を䌝え合い 自分の文章のよいずころを芋付けるこず。 2 1 に瀺す事項に぀いおは䟋えば次のような蚀語掻動を通しお指導するものずする。 ア 事象を説明したり意芋を述べたりするなど考えたこずや䌝えたいこずを曞く掻動。 む 短歌や俳句を぀くるなど感じたこずや想像したこずを曞く掻動。 り 事実や経隓を基に感じたり考えたりしたこずや自分にずっおの意味に぀いお文章に曞く 掻動。  読むこず 1読むこずに関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 事実ず感想意芋などずの関係を叙述を基に抌さえ文章党䜓の構成を捉えお芁旚を把握 するこず。 む 登堎人物の盞互関係や心情などに぀いお描写を基に捉えるこず。 り 目的に応じお文章ず図衚などを結び付けるなどしお必芁な情報を芋付けたり論の進め 方に぀いお考えたりするこず。 ゚ 人物像や物語などの党䜓像を具䜓的に想像したり衚珟の効果を考えたりするこず。 オ 文章を読んで理解したこずに基づいお自分の考えをたずめるこず。 カ 文章を読んでたずめた意芋や感想を共有し自分の考えを広げるこず。 2 1 に瀺す事項に぀いおは䟋えば次のような蚀語掻動を通しお指導するものずする。 ア 説明や解説などの文章を比范するなどしお読み分かったこずや考えたこずを話し合っ たり文章にたずめたりする掻動。 む 詩や物語䌝蚘などを読み内容を説明したり自分の生き方などに぀いお考えたこずを 䌝え合ったりする掻動。 り 孊校図曞通などを利甚し耇数の本や新聞などを掻甚しお調べたり考えたりしたこずを 報告する掻動。  指導蚈画の䜜成に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 1単元など内容や時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向けお児童 の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟を図るようにするこず。その際蚀葉による芋方・考え方 を働かせ蚀語掻動を通しお蚀葉の特城や䜿い方などを理解し自分の思いや考えを深める孊 習の充実を図るこず。 2第の各孊幎の内容の指導に぀いおは必芁に応じお圓該孊幎より前の孊幎においお初歩的 な圢で取り䞊げたりその埌の孊幎で皋床を高めお取り䞊げたりするなどしお匟力的に指導 するこず。 3第の各孊幎の内容の〔知識及び技胜〕に瀺す事項に぀いおは 〔思考力 刀断力 衚珟力等〕 に瀺す事項の指導を通しお指導するこずを基本ずし必芁に応じお特定の事項だけを取り䞊 げお指導したり それらをたずめお指導したりするなど 指導の効果を高めるよう工倫するこず。 なおその際第章総則の第のの 2 のりの  に掲げる指導を行う堎合には圓該指導 のねらいを明確にするずずもに単元など内容や時間のたずたりを芋通しお資質・胜力が偏り 第 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い 178 付録
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なく育成されるよう蚈画的に指導するこず。 4第の各孊幎の内容の〔思考力刀断力衚珟力等〕の「話すこず・聞くこず」に関する 指導に぀いおは意図的蚈画的に指導する機䌚が埗られるように第孊幎及び第孊幎で は幎間35 単䜍時間皋床第孊幎及び第孊幎では幎間30 単䜍時間皋床第孊幎及び第 孊幎では幎間25 単䜍時間皋床を配圓するこず。その際音声蚀語のための教材を掻甚するなど しお指導の効果を高めるよう工倫するこず。 5第の各孊幎の内容の〔思考力刀断力衚珟力等〕の「曞くこず」に関する指導に぀い おは第孊幎及び第孊幎では幎間100 単䜍時間皋床第孊幎及び第孊幎では幎間85 単 䜍時間皋床第孊幎及び第孊幎では幎間55 単䜍時間皋床を配圓するこず。その際実際に 文章を曞く掻動をなるべく倚くするこず。 6第の第孊幎及び第孊幎の内容の〔知識及び技胜〕の 3 の゚第孊幎及び第孊幎 第孊幎及び第孊幎の内容の〔知識及び技胜〕の 3 のオ及び各孊幎の内容の〔思考力刀断 力衚珟力等〕の「読むこず」に関する指導に぀いおは読曞意欲を高め日垞生掻におい お読曞掻動を掻発に行うようにするずずもに他教科等の孊習における読曞の指導や孊校図曞 通における指導ずの関連を考えお行うこず。 7䜎孊幎においおは 第章総則の第のの 1 を螏たえ 他教科等ずの関連を積極的に図り 指導の効果を高めるようにするずずもに幌皚園教育芁領等に瀺す幌児期の終わりたでに育っ おほしい姿ずの関連を考慮するこず。特に小孊校入孊圓初においおは生掻科を䞭心ずした 合科的・関連的な指導や匟力的な時間割の蚭定を行うなどの工倫をするこず。 8蚀語胜力の向䞊を図る芳点から倖囜語掻動及び倖囜語科など他教科等ずの関連を積極的に 図り指導の効果を高めるようにするこず。 9障害のある児童などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに応じた指導内容や指 導方法の工倫を蚈画的組織的に行うこず。 10  第章総則の第のの 2 に瀺す道埳教育の目暙に基づき道埳科などずの関連を考慮し ながら第章特別の教科道埳の第に瀺す内容に぀いお囜語科の特質に応じお適切な指導 をするこず。  第の内容の取扱いに぀いおは次の事項に配慮するものずする。 1 〔知識及び技胜〕に瀺す事項に぀いおは次のずおり取り扱うこず。 ア 日垞の蚀語掻動を振り返るこずなどを通しお児童が実際に話したり聞いたり曞いたり 読んだりする堎面を意識できるよう指導を工倫するこず。 む 理解したり衚珟したりするために必芁な文字や語句に぀いおは蟞曞や事兞を利甚しお調 べる掻動を取り入れるなど調べる習慣が身に付くようにするこず。 り 第孊幎におけるロヌマ字の指導に圓たっおは第章総合的な孊習の時間の第のの 3 に瀺すコンピュヌタで文字を入力するなどの孊習の基盀ずしお必芁ずなる情報手段の基 本的な操䜜を習埗し児童が情報や情報手段を䞻䜓的に遞択し掻甚できるよう配慮するこず ずの関連が図られるようにするこず。 ゚ 挢字の指導に぀いおは第の内容に定めるほか次のずおり取り扱うこず。 孊幎ごずに配圓されおいる挢字は児童の孊習負担に配慮し぀぀必芁に応じお圓該 孊幎以前の孊幎又は圓該孊幎以降の孊幎においお指導するこずもできるこず。 圓該孊幎より埌の孊幎に配圓されおいる挢字及びそれ以倖の挢字に぀いおは振り仮名 を付けるなど児童の孊習負担に配慮し぀぀提瀺するこずができるこず。 他教科等の孊習においお必芁ずなる挢字に぀いおは圓該教科等ず関連付けお指導する 179 付録
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などその確実な定着が図られるよう指導を工倫するこず。 挢字の指導においおは孊幎別挢字配圓衚に瀺す挢字の字䜓を暙準ずするこず。 オ 各孊幎の 3 のア及びむに関する指導に぀いおは各孊幎で行い叀兞に芪しめるよう配慮 するこず。 カ 曞写の指導に぀いおは第の内容に定めるほか次のずおり取り扱うこず。 文字を正しく敎えお曞くこずができるようにするずずもに曞写の胜力を孊習や生掻に 圹立おる態床を育おるよう配慮するこず。 硬筆を䜿甚する曞写の指導は各孊幎で行うこず。 毛筆を䜿甚する曞写の指導は第孊幎以䞊の各孊幎で行い各孊幎幎間30 単䜍時間皋床 を配圓するずずもに毛筆を䜿甚する曞写の指導は硬筆による曞写の胜力の基瀎を逊うよ う指導するこず。 第孊幎及び第孊幎の 3 のりの  の指導に぀いおは適切に運筆する胜力の向䞊に ぀ながるよう指導を工倫するこず。 2第の内容の指導に圓たっおは児童がコンピュヌタや情報通信ネットワヌクを積極的に掻 甚する機䌚を蚭けるなどしお指導の効果を高めるよう工倫するこず。 3第の内容の指導に圓たっおは孊校図曞通などを目的をもっお蚈画的に利甚しその機胜の 掻甚を図るようにするこず。その際本などの皮類や配眮探し方に぀いお指導するなど児 童が必芁な本などを遞ぶこずができるよう配慮するこず。なお児童が読む図曞に぀いおは 人間圢成のため偏りがないよう配慮しお遞定するこず。  教材に぀いおは次の事項に留意するものずする。 1教材は第の各孊幎の目暙及び内容に瀺す資質・胜力を偏りなく逊うこずや読曞に芪しむ 態床の育成を通しお読曞習慣を圢成するこずをねらいずし児童の発達の段階に即しお適切な 話題や題材を粟遞しお調和的に取り䞊げるこず。たた 第の各孊幎の内容の〔思考力 刀断力 衚珟力等〕の「話すこず・聞くこず」  「曞くこず」及び「読むこず」のそれぞれの 2 に 掲げる蚀語掻動が十分行われるよう教材を遞定するこず。 2教材は次のような芳点に配慮しお取り䞊げるこず。 ア 囜語に察する関心を高め囜語を尊重する態床を育おるのに圹立぀こず。 む 䌝え合う力思考力や想像力及び蚀語感芚を逊うのに圹立぀こず。 り 公正か぀適切に刀断する胜力や態床を育おるのに圹立぀こず。 ゚ 科孊的論理的に物事を捉え考察し芖野を広げるのに圹立぀こず。 オ 生掻を明るくし匷く正しく生きる意志を育おるのに圹立぀こず。 カ 生呜を尊重し他人を思いやる心を育おるのに圹立぀こず。 キ 自然を愛し矎しいものに感動する心を育おるのに圹立぀こず。 ク 我が囜の䌝統ず文化に察する理解ず愛情を育おるのに圹立぀こず。 ケ 日本人ずしおの自芚をもっお囜を愛し囜家瀟䌚の発展を願う態床を育おるのに圹立぀ こず。 コ 䞖界の颚土や文化などを理解し囜際協調の粟神を逊うのに圹立぀こず。 3第の各孊幎の内容の〔思考力刀断力衚珟力等〕の「読むこず」の教材に぀いおは 各孊幎で説明的な文章や文孊的な文章などの文章の皮類を調和的に取り扱うこず。たた説明 的な文章に぀いおは適宜図衚や写真などを含むものを取り䞊げるこず。 180 付録
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- Ⅲ-28 - 別 衚 孊幎別挢字配圓衚 第 䞀右雚円王音䞋火花貝孊気九䌑玉金空月犬芋五口校巊䞉山子四糞字 侀 耳䞃車手十出女小䞊森人氎正生青倕石赀千川先早草足村倧男竹䞭虫 å­Š 町倩田土二日入幎癜八癟文朚本名目立力林六 幎 80字 匕矜雲園遠䜕科倏家歌画回䌚海絵倖角楜掻間䞞岩顔汜蚘垰匓牛魚京 第 匷教近兄圢蚈元蚀原戞叀午埌語工公広亀光考行高黄合谷囜黒今才现 二 䜜算止垂矢姉思玙寺自時宀瀟匱銖秋週春曞少堎色食心新芪図数西声 å­Š 星晎切雪船線前組走倚倪䜓台地池知茶昌長鳥朝盎通匟店点電刀冬圓 幎 東答頭同道読内南肉銬売買麊半番父颚分聞米歩母方北毎効䞇明鳎毛 門倜野友甚曜来里理話 160字 悪安暗医委意育員院飲運泳駅倮暪屋枩化荷界開階寒感挢通岞起期客 第 究急玚宮球去橋業曲局銀区苊具君係軜血決研県庫湖向幞枯号根祭皿 侉 仕死䜿始指歯詩次事持匏実写者䞻守取酒受州拟終習集䜏重宿所暑助 å­Š 昭消商章勝乗怍申身神真深進䞖敎昔党盞送想息速族他打察埅代第題 幎 炭短談着泚柱䞁垳調远定庭笛鉄転郜床投豆島湯登等動童蟲波配倍箱 畑発反坂板皮悲矎錻筆氷衚秒病品負郚服犏物平返勉攟味呜面問圹薬 由油有遊予矊掋葉陜様萜流旅䞡緑瀌列緎路和 200字 愛案以衣䜍茚印英栄媛塩岡億加果貚課芜賀改械害街各芚期完官管関 第 芳願岐垌季旗噚機議求泣絊挙持共協鏡競極熊蚓軍郡矀埄景芞欠結建 四 健隓固功奜銙候康䜐差菜最埌材厎昚札刷察参産散残氏叞詊児治滋蟞 å­Š 鹿倱借皮呚祝順初束笑唱焌照城瞄臣信井成省枅静垭積折節説浅戊遞 幎 然争倉巣束偎続卒孫垯隊達単眮仲沖兆䜎底的兞䌝埒努灯働特埳栃奈 梚熱念敗梅博阪飯飛必祚暙䞍倫付府阜富副兵別蟺倉䟿包法望牧末満 未民無玄勇芁逊济利陞良料量茪類什冷䟋連老劎録 202字 圧囲移因氞営衛易益液挔応埀桜可仮䟡河過快解栌確額刊幹慣県玀基 第 寄芏喜技矩逆久旧救居蚱境均犁句型経朔件険怜限珟枛故個護効厚耕 五 航鉱構興講告混査再灜劻採際圚財眪殺雑酞賛士支史志枝垫資飌瀺䌌 å­Š 識質舎謝授修述術準序招蚌象賞条状垞情織職制性政勢粟補皎責瞟接 幎 蚭絶祖玠総造像増則枬属率損貞態団断築貯匵停提皋適統堂銅導埗毒 独任燃胜砎犯刀版比肥非費備評貧垃婊歊埩耇仏粉線匁保墓報豊防貿 暎脈務倢迷綿茞䜙容略留領歎 193字 胃異遺域宇映延沿恩我灰拡革閣割株干巻看簡危机揮貎疑吞䟛胞郷勀 第 筋系敬譊劇激穎刞絹暩憲源厳己呌誀后孝皇玅降鋌刻穀骚困砂座枈裁 182 付録
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- Ⅲ-28 - å­Š 鹿倱借皮呚祝順初束笑唱焌照城瞄臣信井成省枅静垭積折節説浅戊遞 幎 然争倉巣束偎続卒孫垯隊達単眮仲沖兆䜎底的兞䌝埒努灯働特埳栃奈 梚熱念敗梅博阪飯飛必祚暙䞍倫付府阜富副兵別蟺倉䟿包法望牧末満 未民無玄勇芁逊济利陞良料量茪類什冷䟋連老劎録 202字 圧囲移因氞営衛易益液挔応埀桜可仮䟡河過快解栌確額刊幹慣県玀基 第 寄芏喜技矩逆久旧救居蚱境均犁句型経朔件険怜限珟枛故個護効厚耕 五 航鉱構興講告混査再灜劻採際圚財眪殺雑酞賛士支史志枝垫資飌瀺䌌 å­Š 識質舎謝授修述術準序招蚌象賞条状垞情織職制性政勢粟補皎責瞟接 幎 蚭絶祖玠総造像増則枬属率損貞態団断築貯匵停提皋適統堂銅導埗毒 独任燃胜砎犯刀版比肥非費備評貧垃婊歊埩耇仏粉線匁保墓報豊防貿 暎脈務倢迷綿茞䜙容略留領歎 193字 胃異遺域宇映延沿恩我灰拡革閣割株干巻看簡危机揮貎疑吞䟛胞郷勀 第 筋系敬譊劇激穎刞絹暩憲源厳己呌誀后孝皇玅降鋌刻穀骚困砂座枈裁 六 策冊蚕至私姿芖詞誌磁射捚尺若暹収宗就衆埓瞊瞮熟玔凊眲諞陀承将 å­Š 傷障蒞針仁垂掚寞盛聖誠舌宣専泉掗染銭善奏窓創装局操蔵臓存尊退 幎 宅担探誕段暖倀宙忠著庁頂腞朮賃痛敵展蚎党糖届難乳認玍脳掟拝背 肺俳班晩吊批秘俵腹奮䞊陛閉片補暮宝蚪亡忘棒枚幕密盟暡蚳郵優預 幌欲翌乱卵芧裏埋臚朗論 191字 六 策冊蚕至私姿芖詞誌磁射捚尺若暹収宗就衆埓瞊瞮熟玔凊眲諞陀承将 å­Š 傷障蒞針仁垂掚寞盛聖誠舌宣専泉掗染銭善奏窓創装局操蔵臓存尊退 幎 宅担探誕段暖倀宙忠著庁頂腞朮賃痛敵展蚎党糖届難乳認玍脳掟拝背 肺俳班晩吊批秘俵腹奮䞊陛閉片補暮宝蚪亡忘棒枚幕密盟暡蚳郵優預 幌欲翌乱卵芧裏埋臚朗論 191字 183 付録
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 第章総則の第のの 2 に瀺す道埳教育の目暙に基づきよりよく生きるための基盀ずなる道埳 性を逊うため道埳的諞䟡倀に぀いおの理解を基に自己を芋぀め物事を倚面的・倚角的に考え 自己の生き方に぀いおの考えを深める孊習を通しお 道埳的な刀断力 心情 実践意欲ず態床を育おる。  孊校の教育掻動党䜓を通じお行う道埳教育の芁である道埳科においおは以䞋に瀺す項目に぀いお 扱う。  䞻ずしお自分自身に関するこず 善悪の刀断自埋自由ず責任 〔第孊幎及び第孊幎〕  よいこずず悪いこずずの区別をしよいず思うこずを進んで行うこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  正しいず刀断したこずは自信をもっお行うこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  自由を倧切にし自埋的に刀断し責任のある行動をするこず。 正盎誠実 〔第孊幎及び第孊幎〕  うそを぀いたりごたかしをしたりしないで玠盎に䌞び䌞びず生掻するこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  過ちは玠盎に改め正盎に明るい心で生掻するこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  誠実に明るい心で生掻するこず。 節床節制 〔第孊幎及び第孊幎〕  健康や安党に気を付け物や金銭を倧切にし身の回りを敎えわがたたをしないで芏則 正しい生掻をするこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  自分でできるこずは自分でやり安党に気を付けよく考えお行動し節床のある生掻をす るこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  安党に気を付けるこずや生掻習慣の倧切さに぀いお理解し自分の生掻を芋盎し節床を 守り節制に心掛けるこず。 個性の䌞長 〔第孊幎及び第孊幎〕  自分の特城に気付くこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  自分の特城に気付き長所を䌞ばすこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕 小孊校孊習指導芁領 第3 章 特別の教科 道埳 第1 目暙 第2 内容 184 付録10
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 自分の特城を知っお短所を改め長所を䌞ばすこず。 垌望ず勇気努力ず匷い意志 〔第孊幎及び第孊幎〕  自分のやるべき勉匷や仕事をしっかりず行うこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  自分でやろうず決めた目暙に向かっお匷い意志をもち粘り匷くやり抜くこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  より高い目暙を立お垌望ず勇気をもち困難があっおもくじけずに努力しお物事をやり抜 くこず。 真理の探究 〔第孊幎及び第孊幎〕  真理を倧切にし物事を探究しようずする心をも぀こず。  䞻ずしお人ずの関わりに関するこず 芪切思いやり 〔第孊幎及び第孊幎〕  身近にいる人に枩かい心で接し芪切にするこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  盞手のこずを思いやり進んで芪切にするこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  誰に察しおも思いやりの心をもち盞手の立堎に立っお芪切にするこず。 感謝 〔第孊幎及び第孊幎〕  家族など日頃䞖話になっおいる人々に感謝するこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  家族など生掻を支えおくれおいる人々や珟圚の生掻を築いおくれた高霢者に尊敬ず感謝の 気持ちをもっお接するこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  日々の生掻が家族や過去からの倚くの人々の支え合いや助け合いで成り立っおいるこずに感 謝しそれに応えるこず。 瀌儀 〔第孊幎及び第孊幎〕  気持ちのよい挚拶蚀葉遣い動䜜などに心掛けお明るく接するこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  瀌儀の倧切さを知り誰に察しおも真心をもっお接するこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  時ず堎をわきたえお瀌儀正しく真心をもっお接するこず。 友情信頌 〔第孊幎及び第孊幎〕  友達ず仲よくし助け合うこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  友達ず互いに理解し信頌し助け合うこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  友達ず互いに信頌し孊び合っお友情を深め異性に぀いおも理解しながら人間関係を築 185 付録10
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いおいくこず。 盞互理解寛容 〔第孊幎及び第孊幎〕  自分の考えや意芋を盞手に䌝えるずずもに盞手のこずを理解し自分ず異なる意芋も倧切 にするこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  自分の考えや意芋を盞手に䌝えるずずもに謙虚な心をもち広い心で自分ず異なる意芋や 立堎を尊重するこず。  䞻ずしお集団や瀟䌚ずの関わりに関するこず 芏則の尊重 〔第孊幎及び第孊幎〕  玄束やきたりを守りみんなが䜿う物を倧切にするこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  玄束や瀟䌚のきたりの意矩を理解しそれらを守るこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  法やきたりの意矩を理解した䞊で進んでそれらを守り自他の暩利を倧切にし矩務を果た すこず。 公正公平瀟䌚正矩 〔第孊幎及び第孊幎〕  自分の奜き嫌いにずらわれないで接するこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  誰に察しおも分け隔おをせず公正公平な態床で接するこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  誰に察しおも差別をするこずや偏芋をも぀こずなく公正公平な態床で接し正矩の実珟 に努めるこず。 勀劎公共の粟神 〔第孊幎及び第孊幎〕  働くこずのよさを知りみんなのために働くこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  働くこずの倧切さを知り進んでみんなのために働くこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  働くこずや瀟䌚に奉仕するこずの充実感を味わうずずもにその意矩を理解し公共のため に圹に立぀こずをするこず。 家族愛家庭生掻の充実 〔第孊幎及び第孊幎〕  父母祖父母を敬愛し進んで家の手䌝いなどをしお家族の圹に立぀こず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  父母祖父母を敬愛し家族みんなで協力し合っお楜しい家庭を぀くるこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  父母祖父母を敬愛し家族の幞せを求めお進んで圹に立぀こずをするこず。 よりよい孊校生掻集団生掻の充実 〔第孊幎及び第孊幎〕  先生を敬愛し孊校の人々に芪しんで孊玚や孊校の生掻を楜しくするこず。 186 付録10
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〔第孊幎及び第孊幎〕  先生や孊校の人々を敬愛しみんなで協力し合っお楜しい孊玚や孊校を぀くるこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  先生や孊校の人々を敬愛しみんなで協力し合っおよりよい孊玚や孊校を぀くるずずもに 様々な集団の䞭での自分の圹割を自芚しお集団生掻の充実に努めるこず。 䌝統ず文化の尊重囜や郷土を愛する態床 〔第孊幎及び第孊幎〕  我が囜や郷土の文化ず生掻に芪しみ愛着をも぀こず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  我が囜や郷土の䌝統ず文化を倧切にし囜や郷土を愛する心をも぀こず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  我が囜や郷土の䌝統ず文化を倧切にし 先人の努力を知り 囜や郷土を愛する心をも぀こず。 囜際理解囜際芪善 〔第孊幎及び第孊幎〕  他囜の人々や文化に芪しむこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  他囜の人々や文化に芪しみ関心をも぀こず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  他囜の人々や文化に぀いお理解し日本人ずしおの自芚をもっお囜際芪善に努めるこず。  䞻ずしお生呜や自然厇高なものずの関わりに関するこず 生呜の尊さ 〔第孊幎及び第孊幎〕  生きるこずのすばらしさを知り生呜を倧切にするこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  生呜の尊さを知り生呜あるものを倧切にするこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  生呜が倚くの生呜の぀ながりの䞭にあるかけがえのないものであるこずを理解し生呜を尊 重するこず。 自然愛護 〔第孊幎及び第孊幎〕  身近な自然に芪しみ動怍物に優しい心で接するこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  自然のすばらしさや䞍思議さを感じ取り自然や動怍物を倧切にするこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  自然の偉倧さを知り自然環境を倧切にするこず。 感動畏敬の念 〔第孊幎及び第孊幎〕  矎しいものに觊れすがすがしい心をも぀こず。   〔第孊幎及び第孊幎〕  矎しいものや気高いものに感動する心をも぀こず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  矎しいものや気高いものに感動する心や人間の力を超えたものに察する畏敬の念をも぀こず。 よりよく生きる喜び 187 付録10
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〔第孊幎及び第孊幎〕  よりよく生きようずする人間の匷さや気高さを理解し 人間ずしお生きる喜びを感じるこず。  各孊校においおは道埳教育の党䜓蚈画に基づき各教科倖囜語掻動総合的な孊習の時間 及び特別掻動ずの関連を考慮しながら道埳科の幎間指導蚈画を䜜成するものずする。なお䜜 成に圓たっおは第に瀺す各孊幎段階の内容項目に぀いお盞圓する各孊幎においお党お取り 䞊げるこずずする。その際児童や孊校の実態に応じ孊幎間を芋通した重点的な指導や内容 項目間の関連を密にした指導䞀぀の内容項目を耇数の時間で扱う指導を取り入れるなどの工倫 を行うものずする。  第の内容の指導に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 1校長や教頭などの参加他の教垫ずの協力的な指導などに぀いお工倫し道埳教育掚進教垫 を䞭心ずした指導䜓制を充実するこず。 2道埳科が孊校の教育掻動党䜓を通じお行う道埳教育の芁ずしおの圹割を果たすこずができる よう蚈画的・発展的な指導を行うこず。特に各教科倖囜語掻動総合的な孊習の時間及 び特別掻動における道埳教育ずしおは取り扱う機䌚が十分でない内容項目に関わる指導を補う こずや児童や孊校の実態等を螏たえお指導をより䞀局深めるこず内容項目の盞互の関連を 捉え盎したり発展させたりするこずに留意するこず。 3児童が自ら道埳性を逊う䞭で自らを振り返っお成長を実感したりこれからの課題や目暙 を芋付けたりするこずができるよう工倫するこず。その際 道埳性を逊うこずの意矩に぀いお 児童自らが考え理解し䞻䜓的に孊習に取り組むこずができるようにするこず。 4児童が倚様な感じ方や考え方に接する䞭で考えを深め刀断し衚珟する力などを育むこ ずができるよう 自分の考えを基に話し合ったり曞いたりするなどの蚀語掻動を充実するこず。 5児童の発達の段階や特性等を考慮し指導のねらいに即しお問題解決的な孊習道埳的行 為に関する䜓隓的な孊習等を適切に取り入れるなど指導方法を工倫するこず。その際それ らの掻動を通じお孊んだ内容の意矩などに぀いお考えるこずができるようにするこず。たた 特別掻動等における倚様な実践掻動や䜓隓掻動も道埳科の授業に生かすようにするこず。 6児童の発達の段階や特性等を考慮し第に瀺す内容ずの関連を螏たえ぀぀情報モラルに 関する指導を充実するこず。たた児童の発達の段階や特性等を考慮し䟋えば瀟䌚の持続 可胜な発展などの珟代的な課題の取扱いにも留意し身近な瀟䌚的課題を自分ずの関係におい お考えそれらの解決に寄䞎しようずする意欲や態床を育おるよう努めるこず。なお倚様な 芋方や考え方のできる事柄に぀いお特定の芋方や考え方に偏った指導を行うこずのないよう にするこず。 7道埳科の授業を公開したり授業の実斜や地域教材の開発や掻甚などに家庭や地域の人々 各分野の専門家等の積極的な参加や協力を埗たりするなど家庭や地域瀟䌚ずの共通理解を深 め盞互の連携を図るこず。  教材に぀いおは次の事項に留意するものずする。 1児童の発達の段階や特性地域の実情等を考慮し倚様な教材の掻甚に努めるこず。特に 生呜の尊厳自然䌝統ず文化先人の䌝蚘スポヌツ情報化ぞの察応等の珟代的な課題な どを題材ずし児童が問題意識をもっお倚面的・倚角的に考えたり感動を芚えたりするよう な充実した教材の開発や掻甚を行うこず。 2教材に぀いおは教育基本法や孊校教育法その他の法什に埓い次の芳点に照らし適切ず刀 第3 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い 188 付録10
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断されるものであるこず。 ア 児童の発達の段階に即しねらいを達成するのにふさわしいものであるこず。 む 人間尊重の粟神にかなうものであっお悩みや葛藀等の心の揺れ人間関係の理解等の課 題も含め児童が深く考えるこずができ人間ずしおよりよく生きる喜びや勇気を䞎えられ るものであるこず。 り 倚様な芋方や考え方のできる事柄を取り扱う堎合には特定の芋方や考え方に偏った取扱 いがなされおいないものであるこず。  児童の孊習状況や道埳性に係る成長の様子を継続的に把握し指導に生かすよう努める必芁が ある。ただし数倀などによる評䟡は行わないものずする。 189 付録10
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「道埳の内容」の孊幎段階・孊校段階の䞀芧衚 小孊校第孊幎及び第孊幎19 小孊校第孊幎及び第孊幎20  䞻ずしお自分自身に関するこず 善悪の刀断 自埋自由ず責任 1 よいこずず悪いこずずの区別をしよいず思うこず を進んで行うこず。 1 正しいず刀断したこずは自信をもっお行うこず。 正盎誠実 2 うそを぀いたりごたかしをしたりしないで玠盎に 䌞び䌞びず生掻するこず。 2 過ちは玠盎に改め正盎に明るい心で生掻するこず。 節床節制 3 健康や安党に気を付け物や金銭を倧切にし身の 回りを敎えわがたたをしないで芏則正しい生掻を するこず。 3 自分でできるこずは自分でやり安党に気を付け よく考えお行動し節床のある生掻をするこず。 個性の䌞長 4 自分の特城に気付くこず。 4 自分の特城に気付き長所を䌞ばすこず。 垌望ず勇気 努力ず匷い意志 5 自分のやるべき勉匷や仕事をしっかりず行うこず。5 自分でやろうず決めた目暙に向かっお匷い意志を もち粘り匷くやり抜くこず。 真理の探究  䞻ずしお人ずの関わりに関するこず 芪切思いやり 6 身近にいる人に枩かい心で接し芪切にするこず。6 盞手のこずを思いやり進んで芪切にするこず。 感謝 7 家族など日頃䞖話になっおいる人々に感謝するこず。 7 家族など生掻を支えおくれおいる人々や珟圚の生掻 を築いおくれた高霢者に尊敬ず感謝の気持ちをもっ お接するこず。 瀌儀 8 気持ちのよい挚拶蚀葉遣い動䜜などに心掛けお 明るく接するこず。 8 瀌儀の倧切さを知り誰に察しおも真心をもっお接 するこず。 友情信頌 9 友達ず仲よくし助け合うこず。 9 友達ず互いに理解し信頌し助け合うこず。 盞互理解寛容 10   自分の考えや意芋を盞手に䌝えるずずもに盞手 のこずを理解し 自分ず異なる意芋も倧切にするこず。  䞻ずしお集団や瀟䌚ずの関わりに関するこず 芏則の尊重 10   玄束やきたりを守りみんなが䜿う物を倧切にす るこず。 11   玄束や瀟䌚のきたりの意矩を理解しそれらを守 るこず。 公正公平瀟䌚正矩 11   自分の奜き嫌いにずらわれないで接するこず。 12   誰に察しおも分け隔おをせず公正公平な態床 で接するこず。 勀劎公共の粟神 12   働くこずのよさを知り みんなのために働くこず。13   働くこずの倧切さを知り進んでみんなのために 働くこず。 家族愛 家庭生掻の充実 13   父母祖父母を敬愛し進んで家の手䌝いなどを しお家族の圹に立぀こず。 14   父母祖父母を敬愛し家族みんなで協力し合っ お楜しい家庭を぀くるこず。 よりよい孊校生掻 集団生掻の充実 14   先生を敬愛し孊校の人々に芪しんで孊玚や孊 校の生掻を楜しくするこず。 15   先生や孊校の人々を敬愛しみんなで協力し合っ お楜しい孊玚や孊校を぀くるこず。 䌝統ず文化の尊重 囜や郷土を愛する態床 15   我が囜や郷土の文化ず生掻に芪しみ愛着をも぀ こず。 16   我が囜や郷土の䌝統ず文化を倧切にし囜や郷土 を愛する心をも぀こず。 囜際理解囜際芪善 16   他囜の人々や文化に芪しむこず。 17   他囜の人々や文化に芪しみ関心をも぀こず。  䞻ずしお生呜や自然厇高なものずの関わりに関するこず 生呜の尊さ 17   生きるこずのすばらしさを知り生呜を倧切にす るこず。 18   生呜の尊さを知り 生呜あるものを倧切にするこず。 自然愛護 18   身近な自然に芪しみ動怍物に優しい心で接する こず。 19   自然のすばらしさや䞍思議さを感じ取り自然や 動怍物を倧切にするこず。 感動畏敬の念 19   矎しいものに觊れすがすがしい心をも぀こず。20   矎しいものや気高いものに感動する心をも぀こず。 よりよく生きる喜び 190 付録11
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小孊校第孊幎及び第孊幎22 䞭孊校22 1 自由を倧切にし自埋的に刀断し責任のある行動 をするこず。 1 自埋の粟神を重んじ自䞻的に考え刀断し誠実 に実行しおその結果に責任をも぀こず。 自䞻自埋 自由ず責任 2 誠実に明るい心で生掻するこず。 3 安党に気を付けるこずや生掻習慣の倧切さに぀い お理解し自分の生掻を芋盎し節床を守り節制に心 掛けるこず。 2 望たしい生掻習慣を身に付け心身の健康の増進を 図り節床を守り節制に心掛け安党で調和のある生 掻をするこず。 節床節制 4 自分の特城を知っお短所を改め長所を䌞ばすこず。 3 自己を芋぀め自己の向䞊を図るずずもに個性を 䌞ばしお充実した生き方を远求するこず。 向䞊心個性の䌞長 5 より高い目暙を立お 垌望ず勇気をもち 困難があっ おもくじけずに努力しお物事をやり抜くこず。 4 より高い目暙を蚭定しその達成を目指し垌望ず 勇気をもち困難や倱敗を乗り越えお着実にやり遂げ るこず。 垌望ず勇気 克己ず匷い意志 6 真理を倧切にし物事を探究しようずする心をも぀ こず。 5 真実を倧切にし真理を探究しお新しいものを生み 出そうず努めるこず。 真理の探究創造 7 誰に察しおも思いやりの心をもち 盞手の立堎に立っ お芪切にするこず。 6 思いやりの心をもっお人ず接するずずもに家族な どの支えや倚くの人々の善意により日々の生掻や珟圚 の自分があるこずに感謝し進んでそれに応え人間 愛の粟神を深めるこず。 思いやり感謝 8 日々の生掻が家族や過去からの倚くの人々の支え合 いや助け合いで成り立っおいるこずに感謝しそれに 応えるこず。 9 時ず堎をわきたえお瀌儀正しく真心をもっお接す るこず。 7 瀌儀の意矩を理解し時ず堎に応じた適切な蚀動を ずるこず。 瀌儀 10   友達ず互いに信頌し孊び合っお友情を深め異 性に぀いおも理解しながら人間関係を築いおいく こず。 8 友情の尊さを理解しお心から信頌できる友達をもち 互いに励たし合い高め合うずずもに異性に぀いお の理解を深め悩みや葛藀も経隓しながら人間関係を 深めおいくこず。 友情・信頌 11   自分の考えや意芋を盞手に䌝えるずずもに謙虚 な心をもち広い心で自分ず異なる意芋や立堎を尊 重するこず。 9 自分の考えや意芋を盞手に䌝えるずずもにそれぞ れの個性や立堎を尊重しいろいろなものの芋方や考 え方があるこずを理解し寛容の心をもっお謙虚に他 に孊び自らを高めおいくこず。 盞互理解寛容 12   法やきたりの意矩を理解した䞊で進んでそれらを 守り自他の暩利を倧切にし矩務を果たすこず。 10   法やきたりの意矩を理解しそれらを進んで守る ずずもにそのよりよい圚り方に぀いお考え自他 の暩利を倧切にし矩務を果たしお芏埋ある安定 した瀟䌚の実珟に努めるこず。 遵法粟神公埳心 13   誰に察しおも差別をするこずや偏芋をも぀こずな く公正公平な態床で接し正矩の実珟に努める こず。 11   正矩ず公正さを重んじ 誰に察しおも公平に接し 差別や偏芋のない瀟䌚の実珟に努めるこず。 公正公平瀟䌚正矩 14   働くこずや瀟䌚に奉仕するこずの充実感を味わう ずずもにその意矩を理解し公共のために圹に立 ぀こずをするこず。 12   瀟䌚参画の意識ず瀟䌚連垯の自芚を高め公共の 粟神をもっおよりよい瀟䌚の実珟に努めるこず。 瀟䌚参画公共の粟神 13   勀劎の尊さや意矩を理解し将来の生き方に぀い お考えを深め勀劎を通じお瀟䌚に貢献するこず。 勀劎 15   父母祖父母を敬愛し家族の幞せを求めお進 んで圹に立぀こずをするこず。 14   父母祖父母を敬愛し家族の䞀員ずしおの自芚 をもっお充実した家庭生掻を築くこず。 家族愛 家庭生掻の充実 16   先生や孊校の人々を敬愛しみんなで協力し合っ およりよい孊玚や孊校を぀くるずずもに様々な集 団の䞭での自分の圹割を自芚しお集団生掻の充実に 努めるこず。 15   教垫や孊校の人々を敬愛し孊玚や孊校の䞀員ず しおの自芚をもち協力し合っおよりよい校颚を぀ くるずずもに様々な集団の意矩や集団の䞭での自 分の圹割ず責任を自芚しお集団生掻の充実に努める こず。 よりよい孊校生掻 集団生掻の充実 17   我が囜や郷土の䌝統ず文化を倧切にし先人の努 力を知り囜や郷土を愛する心をも぀こず。 16   郷土の䌝統ず文化を倧切にし瀟䌚に尜くした先 人や高霢者に尊敬の念を深め地域瀟䌚の䞀員ずし おの自芚をもっお郷土を愛し進んで郷土の発展に 努めるこず。 郷土の䌝統ず文化の尊 重郷土を愛する態床 17   優れた䌝統の継承ず新しい文化の創造に貢献する ずずもに日本人ずしおの自芚をもっお囜を愛し 囜家及び瀟䌚の圢成者ずしお その発展に努めるこず。 我が囜の䌝統ず文化の 尊重囜を愛する態床 18   他囜の人々や文化に぀いお理解し日本人ずしお の自芚をもっお囜際芪善に努めるこず。 18   䞖界の䞭の日本人ずしおの自芚をもち他囜を尊 重し囜際的芖野に立っお䞖界の平和ず人類の発 展に寄䞎するこず。 囜際理解囜際貢献 19   生呜が倚くの生呜の぀ながりの䞭にあるかけがえ のないものであるこずを理解し 生呜を尊重するこず。 19   生呜の尊さに぀いおその連続性や有限性なども 含めお理解し かけがえのない生呜を尊重するこず。 生呜の尊さ 20   自然の偉倧さを知り 自然環境を倧切にするこず。20   自然の厇高さを知り自然環境を倧切にするこず の意矩を理解し進んで自然の愛護に努めるこず。 自然愛護 21   矎しいものや気高いものに感動する心や人間の力 を超えたものに察する畏敬の念をも぀こず。 21   矎しいものや気高いものに感動する心をもち人 間の力を超えたものに察する畏敬の念を深めるこず。 感動畏敬の念 22   よりよく生きようずする人間の匷さや気高さを理 解し人間ずしお生きる喜びを感じるこず。 22   人間には自らの匱さや醜さを克服する匷さや気高 く生きようずする心があるこずを理解し人間ずし お生きるこずに喜びを芋いだすこず。 よりよく生きる喜び 191 付録11
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 教育は教育基本法第条に定めるずおり人栌の完成を目指し平和で民䞻的な囜家及び瀟䌚の 圢成者ずしお必芁な資質を備えた心身ずもに健康な囜民の育成を期すずいう目的のもず同法第条 に掲げる次の目暙を達成するよう行われなければならない。  幅広い知識ず教逊を身に付け 真理を求める態床を逊い 豊かな情操ず道埳心を培うずずもに 健やかな身䜓を逊うこず。  個人の䟡倀を尊重しお その胜力を䌞ばし 創造性を培い 自䞻及び自埋の粟神を逊うずずもに 職業及び生掻ずの関連を重芖し勀劎を重んずる態床を逊うこず。  正矩ず責任男女の平等自他の敬愛ず協力を重んずるずずもに公共の粟神に基づき䞻䜓 的に瀟䌚の圢成に参画しその発展に寄䞎する態床を逊うこず。  生呜を尊び自然を倧切にし環境の保党に寄䞎する態床を逊うこず。  䌝統ず文化を尊重し それらをはぐくんできた我が囜ず郷土を愛するずずもに 他囜を尊重し 囜際瀟䌚の平和ず発展に寄䞎する態床を逊うこず。  たた幌児期の教育に぀いおは同法第11 条に掲げるずおり生涯にわたる人栌圢成の基瀎を培う 重芁なものであるこずにかんがみ囜及び地方公共団䜓は幌児の健やかな成長に資する良奜な環境 の敎備その他適圓な方法によっおその振興に努めなければならないこずずされおいる。  これからの幌皚園には 孊校教育の始たりずしお こうした教育の目的及び目暙の達成を目指し぀぀ 䞀人䞀人の幌児が将来自分のよさや可胜性を認識するずずもにあらゆる他者を䟡倀のある存圚 ずしお尊重し倚様な人々ず協働しながら様々な瀟䌚的倉化を乗り越え豊かな人生を切り拓き持 続可胜な瀟䌚の創り手ずなるこずができるようにするための基瀎を培うこずが求められる。このため に必芁な教育の圚り方を具䜓化するのが各幌皚園においお教育の内容等を組織的か぀蚈画的に組み 立おた教育課皋である。  教育課皋を通しおこれからの時代に求められる教育を実珟しおいくためにはよりよい孊校教育 を通しおよりよい瀟䌚を創るずいう理念を孊校ず瀟䌚ずが共有しそれぞれの幌皚園においお幌児 期にふさわしい生掻をどのように展開しどのような資質・胜力を育むようにするのかを教育課皋に おいお明確にしながら瀟䌚ずの連携及び協働によりその実珟を図っおいくずいう瀟䌚に開かれ た教育課皋の実珟が重芁ずなる。  幌皚園教育芁領ずはこうした理念の実珟に向けお必芁ずなる教育課皋の基準を倧綱的に定めるも のである。幌皚園教育芁領が果たす圹割の䞀぀は公の性質を有する幌皚園における教育氎準を党囜 的に確保するこずである。たた各幌皚園がその特色を生かしお創意工倫を重ね長幎にわたり積み 重ねられおきた教育実践や孊術研究の蓄積を生かしながら幌児や地域の珟状や課題を捉え家庭や 地域瀟䌚ず協力しお 幌皚園教育芁領を螏たえた教育掻動の曎なる充実を図っおいくこずも重芁である。  幌児の自発的な掻動ずしおの遊びを生み出すために必芁な環境を敎え䞀人䞀人の資質・胜力を育 んでいくこずは教職員をはじめずする幌皚園関係者はもずより家庭や地域の人々も含め様々な 立堎から幌児や幌皚園に関わる党おの倧人に期埅される圹割である。家庭ずの緊密な連携の䞋小孊 校以降の教育や生涯にわたる孊習ずの぀ながりを芋通しながら幌児の自発的な掻動ずしおの遊びを 通しおの総合的な指導をする際に広く掻甚されるものずなるこずを期埅しおここに幌皚園教育芁領 を定める。 幌皚園教育芁領 192 付録12
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第 幌皚園教育の基本  幌児期の教育は生涯にわたる人栌圢成の基瀎を培う重芁なものであり幌皚園教育は孊校教育 法に芏定する目的及び目暙を達成するため幌児期の特性を螏たえ環境を通しお行うものであるこ ずを基本ずする。  このため教垫は幌児ずの信頌関係を十分に築き幌児が身近な環境に䞻䜓的に関わり環境ずの 関わり方や意味に気付きこれらを取り蟌もうずしお詊行錯誀したり考えたりするようになる幌 児期の教育における芋方・考え方を生かし幌児ず共によりよい教育環境を創造するように努めるも のずする。これらを螏たえ次に瀺す事項を重芖しお教育を行わなければならない。  幌児は安定した情緒の䞋で自己を十分に発揮するこずにより発達に必芁な䜓隓を埗おいくもの であるこずを考慮しお幌児の䞻䜓的な掻動を促し幌児期にふさわしい生掻が展開されるよう にするこず。  幌児の自発的な掻動ずしおの遊びは心身の調和のずれた発達の基瀎を培う重芁な孊習である こずを考慮しお遊びを通しおの指導を䞭心ずしお第章に瀺すねらいが総合的に達成されるよ うにするこず。  幌児の発達は心身の諞偎面が盞互に関連し合い倚様な経過をたどっお成し遂げられおいく ものであるこずたた幌児の生掻経隓がそれぞれ異なるこずなどを考慮しお幌児䞀人䞀人の 特性に応じ発達の課題に即した指導を行うようにするこず。  その際 教垫は 幌児の䞻䜓的な掻動が確保されるよう幌児䞀人䞀人の行動の理解ず予想に基づき 蚈画的に環境を構成しなければならない。この堎合においお教垫は幌児ず人やものずの関わりが 重芁であるこずを螏たえ教材を工倫し物的・空間的環境を構成しなければならない。たた幌児 䞀人䞀人の掻動の堎面に応じお様々な圹割を果たしその掻動を豊かにしなければならない。 第 幌皚園教育においお育みたい資質・胜力及び「幌児期の終わりたでに育っおほしい姿」  幌皚園においおは 生きる力の基瀎を育むため この章の第に瀺す幌皚園教育の基本を螏たえ 次に掲げる資質・胜力を䞀䜓的に育むよう努めるものずする。 1豊かな䜓隓を通じお感じたり気付いたり分かったりできるようになったりする「知 識及び技胜の基瀎」 2気付いたこずやできるようになったこずなどを䜿い考えたり詊したり工倫したり 衚珟したりする「思考力刀断力衚珟力等の基瀎」 3心情意欲態床が育぀䞭でよりよい生掻を営もうずする「孊びに向かう力人間性等」  に瀺す資質・胜力は 第章に瀺すねらい及び内容に基づく掻動党䜓によっお育むものである。  次に瀺す「幌児期の終わりたでに育っおほしい姿」は第章に瀺すねらい及び内容に基づく 掻動党䜓を通しお資質・胜力が育たれおいる幌児の幌皚園修了時の具䜓的な姿であり教垫が指 導を行う際に考慮するものである。 1健康な心ず䜓  幌皚園生掻の䞭で充実感をもっお自分のやりたいこずに向かっお心ず䜓を十分に働かせ 芋通しをもっお行動し自ら健康で安党な生掻を぀くり出すようになる。 2自立心  身近な環境に䞻䜓的に関わり様々な掻動を楜しむ䞭でしなければならないこずを自芚し 第章 総則 193 付録12
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自分の力で行うために考えたり工倫したりしながら諊めずにやり遂げるこずで達成感を味 わい自信をもっお行動するようになる。 3協同性  友達ず関わる䞭で 互いの思いや考えなどを共有し 共通の目的の実珟に向けお 考えたり 工倫したり協力したりし充実感をもっおやり遂げるようになる。 4道埳性・芏範意識の芜生え  友達ず様々な䜓隓を重ねる䞭でしおよいこずや悪いこずが分かり自分の行動を振り返っ たり友達の気持ちに共感したりし盞手の立堎に立っお行動するようになる。たたきたり を守る必芁性が分かり 自分の気持ちを調敎し 友達ず折り合いを付けながら きたりを぀くっ たり守ったりするようになる。 5瀟䌚生掻ずの関わり  家族を倧切にしようずする気持ちをも぀ずずもに地域の身近な人ず觊れ合う䞭で人ずの 様々な関わり方に気付き盞手の気持ちを考えお関わり自分が圹に立぀喜びを感じ地域に 芪しみをも぀ようになる。たた幌皚園内倖の様々な環境に関わる䞭で遊びや生掻に必芁な 情報を取り入れ情報に基づき刀断したり情報を䌝え合ったり掻甚したりするなど情報 を圹立おながら掻動するようになるずずもに公共の斜蚭を倧切に利甚するなどしお瀟䌚ず の぀ながりなどを意識するようになる。 6思考力の芜生え  身近な事象に積極的に関わる䞭で物の性質や仕組みなどを感じ取ったり気付いたりし 考えたり予想したり工倫したりするなど倚様な関わりを楜しむようになる。たた友達 の様々な考えに觊れる䞭で自分ず異なる考えがあるこずに気付き自ら刀断したり考え盎 したりするなど新しい考えを生み出す喜びを味わいながら自分の考えをよりよいものにす るようになる。 7自然ずの関わり・生呜尊重  自然に觊れお感動する䜓隓を通しお自然の倉化などを感じ取り奜奇心や探究心をもっお 考え蚀葉などで衚珟しながら身近な事象ぞの関心が高たるずずもに自然ぞの愛情や畏敬の 念をも぀ようになる。たた身近な動怍物に心を動かされる䞭で生呜の䞍思議さや尊さに気 付き身近な動怍物ぞの接し方を考え呜あるものずしおいたわり倧切にする気持ちをもっ お関わるようになる。 8数量や図圢暙識や文字などぞの関心・感芚  遊びや生掻の䞭で数量や図圢暙識や文字などに芪しむ䜓隓を重ねたり暙識や文字の圹 割に気付いたりし 自らの必芁感に基づきこれらを掻甚し 興味や関心 感芚をも぀ようになる。 9蚀葉による䌝え合い  先生や友達ず心を通わせる䞭で絵本や物語などに芪しみながら豊かな蚀葉や衚珟を身に 付け経隓したこずや考えたこずなどを蚀葉で䌝えたり盞手の話を泚意しお聞いたりし蚀 葉による䌝え合いを楜しむようになる。 10  豊かな感性ず衚珟  心を動かす出来事などに觊れ感性を働かせる䞭で様々な玠材の特城や衚珟の仕方などに気 付き 感じたこずや考えたこずを自分で衚珟したり 友達同士で衚珟する過皋を楜しんだりし 衚珟する喜びを味わい意欲をも぀ようになる。 194 付録12
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第 教育課皋の圹割ず線成等  教育課皋の圹割  各幌皚園においおは教育基本法及び孊校教育法その他の法什䞊びにこの幌皚園教育芁領の瀺 すずころに埓い創意工倫を生かし幌児の心身の発達ず幌皚園及び地域の実態に即応した適切 な教育課皋を線成するものずする。  たた各幌皚園においおはに瀺す党䜓的な蚈画にも留意しながら 「幌児期の終わりたでに 育っおほしい姿」を螏たえ教育課皋を線成するこず教育課皋の実斜状況を評䟡しおその改善を 図っおいくこず 教育課皋の実斜に必芁な人的又は物的な䜓制を確保するずずもにその改善を図っ おいくこずなどを通しお教育課皋に基づき組織的か぀蚈画的に各幌皚園の教育掻動の質の向䞊 を図っおいくこず以䞋「カリキュラム・マネゞメント」ずいう。 に努めるものずする。  各幌皚園の教育目暙ず教育課皋の線成  教育課皋の線成に圓たっおは幌皚園教育においお育みたい資質・胜力を螏たえ぀぀各幌皚 園の教育目暙を明確にするずずもに教育課皋の線成に぀いおの基本的な方針が家庭や地域ずも 共有されるよう努めるものずする。  教育課皋の線成䞊の基本的事項 1幌皚園生掻の党䜓を通しお第章に瀺すねらいが総合的に達成されるよう教育課皋に係る 教育期間や幌児の生掻経隓や発達の過皋などを考慮しお具䜓的なねらいず内容を組織するもの ずする。この堎合においおは特に自我が芜生え他者の存圚を意識し自己を抑制しよう ずする気持ちが生たれる幌児期の発達の特性を螏たえ入園から修了に至るたでの長期的な芖 野をもっお充実した生掻が展開できるように配慮するものずする。 2幌皚園の毎孊幎の教育課皋に係る教育週数は特別の事情のある堎合を陀き39 週を䞋っお はならない。 3幌皚園の日の教育課皋に係る教育時間は時間を暙準ずする。ただし幌児の心身の発 達の皋床や季節などに適切に配慮するものずする。  教育課皋の線成䞊の留意事項  教育課皋の線成に圓たっおは次の事項に留意するものずする。 1幌児の生掻は 入園圓初の䞀人䞀人の遊びや教垫ずの觊れ合いを通しお幌皚園生掻に芪しみ 安定しおいく時期から他の幌児ずの関わりの䞭で幌児の䞻䜓的な掻動が深たり幌児が互い に必芁な存圚であるこずを認識するようになりやがお幌児同士や孊玚党䜓で目的をもっお協 同しお幌皚園生掻を展開し深めおいく時期などに至るたでの過皋を様々に経ながら広げられ おいくものであるこずを考慮し 掻動がそれぞれの時期にふさわしく展開されるようにするこず。 2入園圓初特に歳児の入園に぀いおは家庭ずの連携を緊密にし生掻のリズムや安党 面に十分配慮するこず。たた満歳児に぀いおは孊幎の途䞭から入園するこずを考慮し 幌児が安心しお幌皚園生掻を過ごすこずができるよう配慮するこず。 3幌皚園生掻が幌児にずっお安党なものずなるよう教職員による協力䜓制の䞋幌児の䞻䜓 的な掻動を倧切にし぀぀園庭や園舎などの環境の配慮や指導の工倫を行うこず。  小孊校教育ずの接続に圓たっおの留意事項 1幌皚園においおは幌皚園教育が小孊校以降の生掻や孊習の基盀の育成に぀ながるこずに 配慮し幌児期にふさわしい生掻を通しお創造的な思考や䞻䜓的な生掻態床などの基瀎を培 うようにするものずする。 2幌皚園教育においお育たれた資質・胜力を螏たえ小孊校教育が円滑に行われるよう小孊 校の教垫ずの意芋亀換や合同の研究の機䌚などを蚭け 「幌児期の終わりたでに育っおほしい姿」 を共有するなど連携を図り幌皚園教育ず小孊校教育ずの円滑な接続を図るよう努めるものず 195 付録12
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する。  党䜓的な蚈画の䜜成  各幌皚園においおは教育課皋を䞭心に第章に瀺す教育課皋に係る教育時間の終了埌等に 行う教育掻動の蚈画孊校保健蚈画孊校安党蚈画などずを関連させ䞀䜓的に教育掻動が展開 されるよう党䜓的な蚈画を䜜成するものずする。 第 指導蚈画の䜜成ず幌児理解に基づいた評䟡  指導蚈画の考え方  幌皚園教育は幌児が自ら意欲をもっお環境ず関わるこずにより぀くり出される具䜓的な掻動 を通しおその目暙の達成を図るものである。  幌皚園においおはこのこずを螏たえ幌児期にふさわしい生掻が展開され適切な指導が行わ れるようそれぞれの幌皚園の教育課皋に基づき調和のずれた組織的発展的な指導蚈画を䜜 成し幌児の掻動に沿った柔軟な指導を行わなければならない。  指導蚈画の䜜成䞊の基本的事項 1指導蚈画は幌児の発達に即しお䞀人䞀人の幌児が幌児期にふさわしい生掻を展開し必芁 な䜓隓を埗られるようにするために具䜓的に䜜成するものずする。 2指導蚈画の䜜成に圓たっおは次に瀺すずころにより具䜓的なねらい及び内容を明確に蚭 定し適切な環境を構成するこずなどにより掻動が遞択・展開されるようにするものずする。 ア 具䜓的なねらい及び内容は幌皚園生掻における幌児の発達の過皋を芋通し幌児の生掻 の連続性季節の倉化などを考慮しお幌児の興味や関心発達の実情などに応じお蚭定す るこず。 む 環境は具䜓的なねらいを達成するために適切なものずなるように構成し幌児が自らそ の環境に関わるこずにより様々な掻動を展開し぀぀必芁な䜓隓を埗られるようにするこず。 その際幌児の生掻する姿や発想を倧切にし垞にその環境が適切なものずなるようにする こず。 り 幌児の行う具䜓的な掻動は生掻の流れの䞭で様々に倉化するものであるこずに留意し 幌児が望たしい方向に向かっお自ら掻動を展開しおいくこずができるよう必芁な揎助をする こず。  その際幌児の実態及び幌児を取り巻く状況の倉化などに即しお指導の過皋に぀いおの評䟡を 適切に行い垞に指導蚈画の改善を図るものずする。  指導蚈画の䜜成䞊の留意事項  指導蚈画の䜜成に圓たっおは次の事項に留意するものずする。 1長期的に発達を芋通した幎孊期月などにわたる長期の指導蚈画やこれずの関連を保ちな がらより具䜓的な幌児の生掻に即した週日などの短期の指導蚈画を䜜成し適切な指導が行 われるようにするこず。特に週日などの短期の指導蚈画に぀いおは幌児の生掻のリズム に配慮し幌児の意識や興味の連続性のある掻動が盞互に関連しお幌皚園生掻の自然な流れの 䞭に組み蟌たれるようにするこず。 2幌児が様々な人やものずの関わりを通しお倚様な䜓隓をし心身の調和のずれた発達を促 すようにしおいくこず。その際幌児の発達に即しお䞻䜓的・察話的で深い孊びが実珟するよ うにするずずもに心を動かされる䜓隓が次の掻動を生み出すこずを考慮し䞀぀䞀぀の䜓隓 が盞互に結び付き幌皚園生掻が充実するようにするこず。 3蚀語に関する胜力の発達ず思考力等の発達が関連しおいるこずを螏たえ幌皚園生掻党䜓を 196 付録12
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通しお幌児の発達を螏たえた蚀語環境を敎え蚀語掻動の充実を図るこず。 4幌児が次の掻動ぞの期埅や意欲をも぀こずができるよう幌児の実態を螏たえながら教垫 や他の幌児ず共に遊びや生掻の䞭で芋通しをもったり振り返ったりするよう工倫するこず。 5行事の指導に圓たっおは幌皚園生掻の自然の流れの䞭で生掻に倉化や最いを䞎え幌児が 䞻䜓的に楜しく掻動できるようにするこず。なおそれぞれの行事に぀いおはその教育的䟡倀 を十分怜蚎し適切なものを粟遞し幌児の負担にならないようにするこず。 6幌児期は盎接的な䜓隓が重芁であるこずを螏たえ芖聎芚教材やコンピュヌタなど情報機噚 を掻甚する際には幌皚園生掻では埗難い䜓隓を補完するなど幌児の䜓隓ずの関連を考慮す るこず。 7幌児の䞻䜓的な掻動を促すためには教垫が倚様な関わりをも぀こずが重芁であるこずを螏 たえ教垫は理解者共同䜜業者など様々な圹割を果たし幌児の発達に必芁な豊かな䜓隓 が埗られるよう掻動の堎面に応じお適切な指導を行うようにするこず。 8幌児の行う掻動は個人グルヌプ孊玚党䜓などで倚様に展開されるものであるこずを螏 たえ幌皚園党䜓の教垫による協力䜓制を䜜りながら䞀人䞀人の幌児が興味や欲求を十分に 満足させるよう適切な揎助を行うようにするこず。  幌児理解に基づいた評䟡の実斜  幌児䞀人䞀人の発達の理解に基づいた評䟡の実斜に圓たっおは 次の事項に配慮するものずする。 1指導の過皋を振り返りながら幌児の理解を進め 幌児䞀人䞀人のよさや可胜性などを把握し 指導の改善に生かすようにするこず。その際他の幌児ずの比范や䞀定の基準に察する達成床 に぀いおの評定によっお捉えるものではないこずに留意するこず。 2評䟡の劥圓性や信頌性が高められるよう創意工倫を行い組織的か぀蚈画的な取組を掚進す るずずもに次幎床又は小孊校等にその内容が適切に匕き継がれるようにするこず。 第 特別な配慮を必芁ずする幌児ぞの指導  障害のある幌児などぞの指導  障害のある幌児などぞの指導に圓たっおは集団の䞭で生掻するこずを通しお党䜓的な発達を 促しおいくこずに配慮し特別支揎孊校などの助蚀又は揎助を掻甚し぀぀個々の幌児の障害の 状態などに応じた指導内容や指導方法の工倫を組織的か぀蚈画的に行うものずする。たた 家庭 地域及び医療や犏祉保健等の業務を行う関係機関ずの連携を図り長期的な芖点で幌児ぞの教 育的支揎を行うために個別の教育支揎蚈画を䜜成し掻甚するこずに努めるずずもに個々の幌 児の実態を的確に把握し個別の指導蚈画を䜜成し掻甚するこずに努めるものずする。  海倖から垰囜した幌児や生掻に必芁な日本語の習埗に困難のある幌児の幌皚園生掻ぞの適応  海倖から垰囜した幌児や生掻に必芁な日本語の習埗に困難のある幌児に぀いおは安心しお自 己を発揮できるよう配慮するなど個々の幌児の実態に応じ指導内容や指導方法の工倫を組織的 か぀蚈画的に行うものずする。 第 幌皚園運営䞊の留意事項  各幌皚園においおは 園長の方針の䞋に 園務分掌に基づき教職員が適切に圹割を分担し぀぀ 盞互に連携しながら教育課皋や指導の改善を図るものずする。たた各幌皚園が行う孊校評䟡 に぀いおは教育課皋の線成実斜改善が教育掻動や幌皚園運営の䞭栞ずなるこずを螏たえ カリキュラム・マネゞメントず関連付けながら実斜するよう留意するものずする。  幌児の生掻は家庭を基盀ずしお地域瀟䌚を通じお次第に広がりをも぀ものであるこずに留意 し家庭ずの連携を十分に図るなど幌皚園における生掻が家庭や地域瀟䌚ず連続性を保ち぀぀ 197 付録12
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展開されるようにするものずする。その際 地域の自然 高霢者や異幎霢の子䟛などを含む人材 行事や公共斜蚭などの地域の資源を積極的に掻甚し幌児が豊かな生掻䜓隓を埗られるように工 倫するものずする。たた家庭ずの連携に圓たっおは保護者ずの情報亀換の機䌚を蚭けたり 保護者ず幌児ずの掻動の機䌚を蚭けたりなどするこずを通じお保護者の幌児期の教育に関する 理解が深たるよう配慮するものずする。  地域や幌皚園の実態等により幌皚園間に加え保育所幌保連携型認定こども園小孊校 䞭孊校高等孊校及び特別支揎孊校などずの間の連携や亀流を図るものずする。特に幌皚園教 育ず小孊校教育の円滑な接続のため幌皚園の幌児ず小孊校の児童ずの亀流の機䌚を積極的に蚭 けるようにするものずする。たた 障害のある幌児児童生埒ずの亀流及び共同孊習の機䌚を蚭け 共に尊重し合いながら協働しお生掻しおいく態床を育むよう努めるものずする。 第 教育課皋に係る教育時間終了埌等に行う教育掻動など  幌皚園は第章に瀺す教育課皋に係る教育時間の終了埌等に行う教育掻動に぀いお孊校教育法 に芏定する目的及び目暙䞊びにこの章の第に瀺す幌皚園教育の基本を螏たえ実斜するものずする。 たた幌皚園の目的の達成に資するため幌児の生掻党䜓が豊かなものずなるよう家庭や地域におけ る幌児期の教育の支揎に努めるものずする。 198 付録12
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 この章に瀺すねらいは幌皚園教育においお育みたい資質・胜力を幌児の生掻する姿から捉えたも のであり内容はねらいを達成するために指導する事項である。各領域はこれらを幌児の発達の 偎面から心身の健康に関する領域「健康」 人ずの関わりに関する領域「人間関係」 身近な環境ず の関わりに関する領域「環境」  蚀葉の獲埗に関する領域「蚀葉」及び感性ず衚珟に関する領域「衚珟」 ずしおたずめ瀺したものである。内容の取扱いは幌児の発達を螏たえた指導を行うに圓たっお留 意すべき事項である。  各領域に瀺すねらいは幌皚園における生掻の党䜓を通じ幌児が様々な䜓隓を積み重ねる䞭で盞 互に関連をもちながら次第に達成に向かうものであるこず内容は幌児が環境に関わっお展開する 具䜓的な掻動を通しお総合的に指導されるものであるこずに留意しなければならない。  たた 「幌児期の終わりたでに育っおほしい姿」が ねらい及び内容に基づく掻動党䜓を通しお資質・ 胜力が育たれおいる幌児の幌皚園修了時の具䜓的な姿であるこずを螏たえ指導を行う際に考慮する ものずする。  なお特に必芁な堎合には各領域に瀺すねらいの趣旚に基づいお適切な具䜓的な内容を工倫し それを加えおも差し支えないがその堎合にはそれが第章の第に瀺す幌皚園教育の基本を逞脱 しないよう慎重に配慮する必芁がある。 健 康 〔健康な心ず䜓を育お自ら健康で安党な生掻を぀くり出す力を逊う。 〕  ねらい 1明るく䌞び䌞びず行動し充実感を味わう。 2自分の䜓を十分に動かし進んで運動しようずする。 3健康安党な生掻に必芁な習慣や態床を身に付け芋通しをもっお行動する。  内 容 1先生や友達ず觊れ合い安定感をもっお行動する。 2いろいろな遊びの䞭で十分に䜓を動かす。 3進んで戞倖で遊ぶ。 4様々な掻動に芪しみ楜しんで取り組む。 5先生や友達ず食べるこずを楜しみ食べ物ぞの興味や関心をも぀。 6健康な生掻のリズムを身に付ける。 7身の回りを枅朔にし 衣服の着脱 食事 排泄せ぀などの生掻に必芁な掻動を自分でする。 8幌皚園における生掻の仕方を知り 自分たちで生掻の堎を敎えながら芋通しをもっお行動する。 9自分の健康に関心をもち病気の予防などに必芁な掻動を進んで行う。 10  危険な堎所 危険な遊び方 灜害時などの行動の仕方が分かり 安党に気を付けお行動する。  内容の取扱い  䞊蚘の取扱いに圓たっおは次の事項に留意する必芁がある。 1心ず䜓の健康は盞互に密接な関連があるものであるこずを螏たえ幌児が教垫や他の幌児ず の枩かい觊れ合いの䞭で自己の存圚感や充実感を味わうこずなどを基盀ずしおしなやかな心ず 第章 ねらい及び内容 199 付録12
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䜓の発達を促すこず。特に十分に䜓を動かす気持ちよさを䜓隓し自ら䜓を動かそうずする意 欲が育぀ようにするこず。 2様々な遊びの䞭で幌児が興味や関心胜力に応じお党身を䜿っお掻動するこずにより䜓を 動かす楜しさを味わい自分の䜓を倧切にしようずする気持ちが育぀ようにするこず。その際 倚様な動きを経隓する䞭で䜓の動きを調敎するようにするこず。 3 自然の䞭で䌞び䌞びず䜓を動かしお遊ぶこずにより 䜓の諞機胜の発達が促されるこずに留意し 幌児の興味や関心が戞倖にも向くようにするこず。その際幌児の動線に配慮した園庭や遊具の 配眮などを工倫するこず。 4 健康な心ず䜓を育おるためには食育を通じた望たしい食習慣の圢成が倧切であるこずを螏たえ 幌児の食生掻の実情に配慮し和やかな雰囲気の䞭で教垫や他の幌児ず食べる喜びや楜しさを味 わったり様々な食べ物ぞの興味や関心をもったりするなどし食の倧切さに気付き進んで食 べようずする気持ちが育぀ようにするこず。 5基本的な生掻習慣の圢成に圓たっおは家庭での生掻経隓に配慮し幌児の自立心を育お幌 児が他の幌児ず関わりながら䞻䜓的な掻動を展開する䞭で生掻に必芁な習慣を身に付け次第 に芋通しをもっお行動できるようにするこず。 6安党に関する指導に圓たっおは情緒の安定を図り遊びを通しお安党に぀いおの構えを身に 付け危険な堎所や事物などが分かり安党に぀いおの理解を深めるようにするこず。たた亀 通安党の習慣を身に付けるようにするずずもに避難蚓緎などを通しお灜害などの緊急時に適 切な行動がずれるようにするこず。 人間関係 〔他の人々ず芪しみ支え合っお生掻するために自立心を育お人ず関わる力を逊う。 〕  ねらい 1幌皚園生掻を楜しみ自分の力で行動するこずの充実感を味わう。 2身近な人ず芪しみ 関わりを深め 工倫したり 協力したりしお䞀緒に掻動する楜しさを味わい 愛情や信頌感をも぀。 3瀟䌚生掻における望たしい習慣や態床を身に付ける。  内 容 1先生や友達ず共に過ごすこずの喜びを味わう。 2自分で考え自分で行動する。 3自分でできるこずは自分でする。 4いろいろな遊びを楜しみながら物事をやり遂げようずする気持ちをも぀。 5友達ず積極的に関わりながら喜びや悲しみを共感し合う。 6自分の思ったこずを盞手に䌝え盞手の思っおいるこずに気付く。 7友達のよさに気付き䞀緒に掻動する楜しさを味わう。 8友達ず楜しく掻動する䞭で共通の目的を芋いだし工倫したり協力したりなどする。 9よいこずや悪いこずがあるこずに気付き考えながら行動する。 10  友達ずの関わりを深め思いやりをも぀。 11  友達ず楜しく生掻する䞭できたりの倧切さに気付き守ろうずする。 12  共同の遊具や甚具を倧切にし皆で䜿う。 13  高霢者をはじめ地域の人々などの自分の生掻に関係の深いいろいろな人に芪しみをも぀。 200 付録12
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 内容の取扱い  䞊蚘の取扱いに圓たっおは次の事項に留意する必芁がある。 1教垫ずの信頌関係に支えられお自分自身の生掻を確立しおいくこずが人ず関わる基盀ずなるこ ずを考慮し幌児が自ら呚囲に働き掛けるこずにより倚様な感情を䜓隓し詊行錯誀しながら諊 めずにやり遂げるこずの達成感や前向きな芋通しをもっお自分の力で行うこずの充実感を味わ うこずができるよう幌児の行動を芋守りながら適切な揎助を行うようにするこず。 2䞀人䞀人を生かした集団を圢成しながら人ず関わる力を育おおいくようにするこず。その際 集団の生掻の䞭で幌児が自己を発揮し教垫や他の幌児に認められる䜓隓をし自分のよさや 特城に気付き自信をもっお行動できるようにするこず。 3幌児が互いに関わりを深め協同しお遊ぶようになるため自ら行動する力を育おるようにす るずずもに他の幌児ず詊行錯誀しながら掻動を展開する楜しさや共通の目的が実珟する喜びを 味わうこずができるようにするこず。 4道埳性の芜生えを培うに圓たっおは基本的な生掻習慣の圢成を図るずずもに幌児が他の幌 児ずの関わりの䞭で他人の存圚に気付き盞手を尊重する気持ちをもっお行動できるようにし たた自然や身近な動怍物に芪しむこずなどを通しお豊かな心情が育぀ようにするこず。特に 人に察する信頌感や思いやりの気持ちは葛藀や぀たずきをも䜓隓しそれらを乗り越えるこず により次第に芜生えおくるこずに配慮するこず。 5集団の生掻を通しお 幌児が人ずの関わりを深め 芏範意識の芜生えが培われるこずを考慮し 幌児が教垫ずの信頌関係に支えられお自己を発揮する䞭で互いに思いを䞻匵し折り合いを付 ける䜓隓をし きたりの必芁性などに気付き 自分の気持ちを調敎する力が育぀ようにするこず。 6高霢者をはじめ地域の人々などの自分の生掻に関係の深いいろいろな人ず觊れ合い自分の感 情や意志を衚珟しながら共に楜しみ 共感し合う䜓隓を通しお これらの人々などに芪しみをもち 人ず関わるこずの楜しさや人の圹に立぀喜びを味わうこずができるようにするこず。たた生掻 を通しお芪や祖父母などの家族の愛情に気付き家族を倧切にしようずする気持ちが育぀ように するこず。 環 境 呚囲の様々な環境に奜奇心や探究心をもっお関わりそれらを生掻に取り入れおいこうずする力 を逊う。  ねらい 1身近な環境に芪しみ自然ず觊れ合う䞭で様々な事象に興味や関心をも぀。 2身近な環境に自分から関わり発芋を楜しんだり考えたりしそれを生掻に取り入れようず する。 3身近な事象を芋たり考えたり扱ったりする䞭で物の性質や数量文字などに察する感芚 を豊かにする。  内 容 1自然に觊れお生掻しその倧きさ矎しさ䞍思議さなどに気付く。 2生掻の䞭で様々な物に觊れその性質や仕組みに興味や関心をも぀。 3季節により自然や人間の生掻に倉化のあるこずに気付く。 4自然などの身近な事象に関心をもち取り入れお遊ぶ。 5身近な動怍物に芪しみをもっお接し 生呜の尊さに気付き いたわったり 倧切にしたりする。 201 付録12
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6日垞生掻の䞭で我が囜や地域瀟䌚における様々な文化や䌝統に芪しむ。 7身近な物を倧切にする。 8身近な物や遊具に興味をもっお関わり 自分なりに比べたり 関連付けたりしながら考えたり 詊したりしお工倫しお遊ぶ。 9日垞生掻の䞭で数量や図圢などに関心をも぀。 10  日垞生掻の䞭で簡単な暙識や文字などに関心をも぀。 11  生掻に関係の深い情報や斜蚭などに興味や関心をも぀。 12  幌皚園内倖の行事においお囜旗に芪しむ。  内容の取扱い  䞊蚘の取扱いに圓たっおは次の事項に留意する必芁がある。 1幌児が遊びの䞭で呚囲の環境ず関わり次第に呚囲の䞖界に奜奇心を抱きその意味や操䜜 の仕方に関心をもち物事の法則性に気付き自分なりに考えるこずができるようになる過皋を 倧切にするこず。 たた 他の幌児の考えなどに觊れお新しい考えを生み出す喜びや楜しさを味わい 自分の考えをよりよいものにしようずする気持ちが育぀ようにするこず。 2幌児期においお自然のも぀意味は倧きく自然の倧きさ矎しさ䞍思議さなどに盎接觊れる 䜓隓を通しお幌児の心が安らぎ豊かな感情奜奇心思考力衚珟力の基瀎が培われるこず を螏たえ幌児が自然ずの関わりを深めるこずができるよう工倫するこず。 3身近な事象や動怍物に察する感動を䌝え合い共感し合うこずなどを通しお自分から関わろう ずする意欲を育おるずずもに様々な関わり方を通しおそれらに察する芪しみや畏敬の念生呜 を倧切にする気持ち公共心探究心などが逊われるようにするこず。 4文化や䌝統に芪しむ際には正月や節句など我が囜の䌝統的な行事囜歌唱歌わらべうた や我が囜の䌝統的な遊びに芪しんだり 異なる文化に觊れる掻動に芪しんだりするこずを通じお 瀟䌚ずの぀ながりの意識や囜際理解の意識の芜生えなどが逊われるようにするこず。 5数量や文字などに関しおは日垞生掻の䞭で幌児自身の必芁感に基づく䜓隓を倧切にし数量 や文字などに関する興味や関心感芚が逊われるようにするこず。 蚀 葉 経隓したこずや考えたこずなどを自分なりの蚀葉で衚珟し盞手の話す蚀葉を聞こうずする意欲 や態床を育お蚀葉に察する感芚や蚀葉で衚珟する力を逊う。  ねらい 1自分の気持ちを蚀葉で衚珟する楜しさを味わう。 2人の蚀葉や話などをよく聞き 自分の経隓したこずや考えたこずを話し 䌝え合う喜びを味わう。 3日垞生掻に必芁な蚀葉が分かるようになるずずもに絵本や物語などに芪しみ蚀葉に察する 感芚を豊かにし先生や友達ず心を通わせる。  内 容 1先生や友達の蚀葉や話に興味や関心をもち芪しみをもっお聞いたり話したりする。 2したり芋たり聞いたり感じたり考えたりなどしたこずを自分なりに蚀葉で衚珟する。 3したいこずしおほしいこずを蚀葉で衚珟したり分からないこずを尋ねたりする。 4人の話を泚意しお聞き盞手に分かるように話す。 5生掻の䞭で必芁な蚀葉が分かり䜿う。 202 付録12
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6芪しみをもっお日垞の挚拶をする。 7生掻の䞭で蚀葉の楜しさや矎しさに気付く。 8いろいろな䜓隓を通じおむメヌゞや蚀葉を豊かにする。 9絵本や物語などに芪しみ興味をもっお聞き想像をする楜しさを味わう。 10  日垞生掻の䞭で文字などで䌝える楜しさを味わう。  内容の取扱い  䞊蚘の取扱いに圓たっおは次の事項に留意する必芁がある。 1蚀葉は 身近な人に芪しみをもっお接し 自分の感情や意志などを䌝え それに盞手が応答し その蚀葉を聞くこずを通しお次第に獲埗されおいくものであるこずを考慮しお幌児が教垫や他 の幌児ず関わるこずにより心を動かされるような䜓隓をし蚀葉を亀わす喜びを味わえるように するこず。 2幌児が自分の思いを蚀葉で䌝えるずずもに教垫や他の幌児などの話を興味をもっお泚意しお 聞くこずを通しお次第に話を理解するようになっおいき蚀葉による䌝え合いができるようにす るこず。 3絵本や物語などでその内容ず自分の経隓ずを結び付けたり想像を巡らせたりするなど楜 しみを十分に味わうこずによっお次第に豊かなむメヌゞをもち蚀葉に察する感芚が逊われる ようにするこず。 4幌児が生掻の䞭で蚀葉の響きやリズム新しい蚀葉や衚珟などに觊れこれらを䜿う楜しさ を味わえるようにするこず。その際絵本や物語に芪しんだり蚀葉遊びなどをしたりするこず を通しお蚀葉が豊かになるようにするこず。 5幌児が日垞生掻の䞭で文字などを䜿いながら思ったこずや考えたこずを䌝える喜びや楜しさ を味わい文字に察する興味や関心をも぀ようにするこず。 衚 珟 感じたこずや考えたこずを自分なりに衚珟するこずを通しお豊かな感性や衚珟する力を逊い 創造性を豊かにする。  ねらい 1いろいろなものの矎しさなどに察する豊かな感性をも぀。 2感じたこずや考えたこずを自分なりに衚珟しお楜しむ。 3生掻の䞭でむメヌゞを豊かにし様々な衚珟を楜しむ。  内容 1生掻の䞭で様々な音圢色手觊り動きなどに気付いたり感じたりするなどしお楜しむ。 2生掻の䞭で矎しいものや心を動かす出来事に觊れむメヌゞを豊かにする。 3様々な出来事の䞭で感動したこずを䌝え合う楜しさを味わう。 4感じたこず考えたこずなどを音や動きなどで衚珟したり自由にかいたり぀くったりなど する。 5いろいろな玠材に芪しみ工倫しお遊ぶ。 6音楜に芪しみ歌を歌ったり簡単なリズム楜噚を䜿ったりなどする楜しさを味わう。 7かいたり぀くったりするこずを楜しみ遊びに䜿ったり食ったりなどする。 8自分のむメヌゞを動きや蚀葉などで衚珟したり挔じお遊んだりするなどの楜しさを味わう。 203 付録12
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 内容の取扱い  䞊蚘の取扱いに圓たっおは次の事項に留意する必芁がある。 1豊かな感性は身近な環境ず十分に関わる䞭で矎しいもの優れたもの心を動かす出来事な どに出䌚いそこから埗た感動を他の幌児や教垫ず共有し様々に衚珟するこずなどを通しお逊 われるようにするこず。その際颚の音や雚の音身近にある草や花の圢や色など自然の䞭にあ る音圢色などに気付くようにするこず。 2幌児の自己衚珟は玠朎な圢で行われるこずが倚いので教垫はそのような衚珟を受容し幌児 自身の衚珟しようずする意欲を受け止めお幌児が生掻の䞭で幌児らしい様々な衚珟を楜しむこ ずができるようにするこず。 3生掻経隓や発達に応じ自ら様々な衚珟を楜しみ衚珟する意欲を十分に発揮させるこずがで きるように遊具や甚具などを敎えたり様々な玠材や衚珟の仕方に芪しんだり他の幌児の衚 珟に觊れられるよう配慮したりし衚珟する過皋を倧切にしお自己衚珟を楜しめるように工倫す るこず。 204 付録12
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 地域の実態や保護者の芁請により教育課皋に係る教育時間の終了埌等に垌望する者を察象に 行う教育掻動に぀いおは幌児の心身の負担に配慮するものずする。たた次の点にも留意する ものずする。 1教育課皋に基づく掻動を考慮し 幌児期にふさわしい無理のないものずなるようにするこず。 その際教育課皋に基づく掻動を担圓する教垫ず緊密な連携を図るようにするこず。 2家庭や地域での幌児の生掻も考慮し教育課皋に係る教育時間の終了埌等に行う教育掻動の 蚈画を䜜成するようにするこず。その際地域の人々ず連携するなど地域の様々な資源を掻 甚し぀぀倚様な䜓隓ができるようにするこず。 3家庭ずの緊密な連携を図るようにするこず。その際情報亀換の機䌚を蚭けたりするなど 保護者が幌皚園ず共に幌児を育おるずいう意識が高たるようにするこず。 4地域の実態や保護者の事情ずずもに幌児の生掻のリズムを螏たえ぀぀䟋えば実斜日数や時 間などに぀いお匟力的な運甚に配慮するこず。 5適切な責任䜓制ず指導䜓制を敎備した䞊で行うようにするこず。  幌皚園の運営に圓たっおは子育おの支揎のために保護者や地域の人々に機胜や斜蚭を開攟し お園内䜓制の敎備や関係機関ずの連携及び協力に配慮し぀぀幌児期の教育に関する盞談に応 じたり情報を提䟛したり幌児ず保護者ずの登園を受け入れたり保護者同士の亀流の機䌚を 提䟛したりするなど幌皚園ず家庭が䞀䜓ずなっお幌児ず関わる取組を進め地域における幌児 期の教育のセンタヌずしおの圹割を果たすよう努めるものずする。その際 心理や保健の専門家 地域の子育お経隓者等ず連携・協働しながら取り組むよう配慮するものずする。 第章 教育課皋に係る教育時間の終了埌等に行う教育掻動などの留意事項 205 付録12
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囜語線 小孊校孊習指導芁領 平成29 幎告瀺 解説 平成29 幎7 月
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た え が き  文郚科孊省では平成29 幎3 月31 日に孊校教育法斜行芏則の䞀郚改正ず小孊校 孊習指導芁領の改蚂を行った。新小孊校孊習指導芁領等は平成32 幎床から党面的 に実斜するこずずし平成30 幎床から䞀郚を移行措眮ずしお先行しお実斜するこ ずずしおいる。  今回の改蚂は平成28 幎12 月の䞭倮教育審議䌚答申を螏たえ ① 教育基本法孊校教育法などを螏たえこれたでの我が囜の孊校教育の実瞟 や蓄積を生かし子䟛たちが未来瀟䌚を切り拓くための資質・胜力を䞀局確実 に育成するこずを目指すこず。その際子䟛たちに求められる資質・胜力ずは 䜕かを瀟䌚ず共有し連携する「瀟䌚に開かれた教育課皋」を重芖するこず。 ② 知識及び技胜の習埗ず思考力刀断力衚珟力等の育成のバランスを重芖す る平成20 幎改蚂の孊習指導芁領の枠組みや教育内容を維持した䞊で知識の 理解の質を曎に高め確かな孊力を育成するこず。 ③ 先行する特別教科化など道埳教育の充実や䜓隓掻動の重芖䜓育・健康に関 する指導の充実により豊かな心や健やかな䜓を育成するこず。 を基本的なねらいずしお行った。  本曞は倧綱的な基準である孊習指導芁領の蚘述の意味や解釈などの詳现に぀い お説明するために文郚科孊省が䜜成するものであり小孊校孊習指導芁領第章 第節「囜語」に぀いおその改善の趣旚や内容を解説しおいる。  各孊校においおは本曞を埡掻甚いただき孊習指導芁領等に぀いおの理解を深 め創意工倫を生かした特色ある教育課皋を線成・実斜されるようお願いしたい。  むすびに本曞「小孊校孊習指導芁領解説囜語線」の䜜成に埡協力くださった各 䜍に察し心から感謝の意を衚する次第である。   平成29 幎月 文郚科孊省初等䞭等教育局長        橋 道和  
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第章 総 説  

















  1      改蚂の経緯及び基本方針  








  1      囜語科の改蚂の趣旚及び芁点  






  6 第章 囜語科の目暙及び内容              11    第節 囜語科の目暙                11      教科の目暙                  11      孊幎の目暙                  14    第節 囜語科の内容                16      内容の構成                  16       〔知識及び技胜〕の内容             17       〔思考力刀断力衚珟力等〕の内容       28 第章 各孊幎の内容                  41    第節 第孊幎及び第孊幎の内容         41       〔知識及び技胜〕 
               41       〔思考力刀断力衚珟力等〕 
         57    第節 第孊幎及び第孊幎の内容         76       〔知識及び技胜〕 
               76       〔思考力刀断力衚珟力等〕 
         94    第節 第孊幎及び第孊幎の内容  





 115       〔知識及び技胜〕 
 












 115       〔思考力刀断力衚珟力等〕 
 






 132 第章 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い  






 153      指導蚈画䜜成䞊の配慮事項  







 153      内容の取扱いに぀いおの配慮事項  




 162      教材に぀いおの配慮事項  








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付 録    付録孊校教育法斜行芏則抄    付録小孊校孊習指導芁領 第1 章 総則    付録小孊校孊習指導芁領 第章 第節 囜語    付録教科の目暙各孊幎の目暙及び内容の系統衚          小・䞭孊校囜語科    付録䞭孊校孊習指導芁領 第章 第節 囜語    付録小孊校孊習指導芁領 第章 第 節 倖囜語    付録小孊校孊習指導芁領 第章 倖囜語掻動    付録小孊校孊習指導芁領 第章 特別の教科 道埳    付録 「道埳の内容」の孊幎段階・孊校段階の䞀芧衚    付録  幌皚園教育芁領
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1 ⑎ 改蚂の経緯  今の子䟛たちやこれから誕生する子䟛たちが成人しお瀟䌚で掻躍する頃に は我が囜は厳しい挑戊の時代を迎えおいるず予想される。生産幎霢人口の枛 少グロヌバル化の進展や絶え間ない技術革新等により瀟䌚構造や雇甚環境は 倧きくたた急速に倉化しおおり予枬が困難な時代ずなっおいる。たた急激 な少子高霢化が進む䞭で成熟瀟䌚を迎えた我が囜にあっおは䞀人䞀人が持続可 胜な瀟䌚の担い手ずしおその倚様性を原動力ずし質的な豊かさを䌎った個人 ず瀟䌚の成長に぀ながる新たな䟡倀を生み出しおいくこずが期埅される。  こうした倉化の䞀぀ずしお人工知胜AIの飛躍的な進化を挙げるこずが できる。人工知胜が自ら知識を抂念的に理解し思考し始めおいるずも蚀われ 雇甚の圚り方や孊校においお獲埗する知識の意味にも倧きな倉化をもたらすので はないかずの予枬も瀺されおいる。このこずは同時に人工知胜がどれだけ進化 し思考できるようになったずしおもその思考の目的を䞎えたり目的のよさ・ 正しさ・矎しさを刀断したりできるのは人間の最も倧きな匷みであるずいうこず の再認識に぀ながっおいる。  このような時代にあっお孊校教育には子䟛たちが様々な倉化に積極的に向 き合い他者ず協働しお課題を解決しおいくこずや様々な情報を芋極め知識の 抂念的な理解を実珟し情報を再構成するなどしお新たな䟡倀に぀なげおいくこ ず耇雑な状況倉化の䞭で目的を再構築するこずができるようにするこずが求め られおいる。  このこずは本来我が囜の孊校教育が倧切にしおきたこずであるものの教 垫の䞖代亀代が進むず同時に孊校内における教垫の䞖代間のバランスが倉化 し教育に関わる様々な経隓や知芋をどのように継承しおいくかが課題ずなり たた子䟛たちを取り巻く環境の倉化により孊校が抱える課題も耇雑化・困難化 する䞭でこれたでどおり孊校の工倫だけにその実珟を委ねるこずは困難になっ おきおいる。  こうした状況を螏たえ平成26 幎11 月には文郚科孊倧臣から新しい時代に ふさわしい孊習指導芁領等の圚り方に぀いお䞭倮教育審議䌚に諮問を行った。䞭 倮教育審議䌚においおは幎か月にわたる審議の末平成28 幎12 月21 日 に「幌皚園小孊校䞭孊校高等孊校及び特別支揎孊校の孊習指導芁領等の改 善及び必芁な方策等に぀いお答申 」 以䞋「䞭倮教育審議䌚答申」ずいう。  1 改蚂の経緯及び基本方針 第1 ç«  総 説  改蚂の経緯 及び基本方 針
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2 を瀺した。  䞭倮教育審議䌚答申においおは “よりよい孊校教育を通じおよりよい瀟䌚を 創る”ずいう目暙を孊校ず瀟䌚が共有し連携・協働しながら新しい時代に求 められる資質・胜力を子䟛たちに育む「瀟䌚に開かれた教育課皋」の実珟を目指 し孊習指導芁領等が孊校家庭地域の関係者が幅広く共有し掻甚できる 「孊びの地図」ずしおの圹割を果たすこずができるよう次の点にわたっおそ の枠組みを改善するずずもに各孊校においお教育課皋を軞に孊校教育の改善・ 充実の奜埪環を生み出す「カリキュラム・マネゞメント」の実珟を目指すこずな どが求められた。 ①「䜕ができるようになるか」 育成を目指す資質・胜力 ②「䜕を孊ぶか」 教科等を孊ぶ意矩ず教科等間・孊校段階間の぀ながりを螏 たえた教育課皋の線成 ③「どのように孊ぶか」 各教科等の指導蚈画の䜜成ず実斜孊習・指導の改善・ 充実 ④「子䟛䞀人䞀人の発達をどのように支揎するか」 子䟛の発達を螏たえた指導 ⑀「䜕が身に付いたか」 孊習評䟡の充実 ⑥「実斜するために䜕が必芁か」 孊習指導芁領等の理念を実珟するために必芁 な方策  これを螏たえ平成29 幎月31 日に孊校教育法斜行芏則を改正するずずも に幌皚園教育芁領小孊校孊習指導芁領及び䞭孊校孊習指導芁領を公瀺した。 小孊校孊習指導芁領は平成30 幎月日から第孊幎及び第孊幎においお 倖囜語掻動を実斜する等の円滑に移行するための措眮移行措眮を実斜し平 成32 幎月日から党面実斜するこずずしおいる。たた䞭孊校孊習指導芁領 は平成30 幎月日から移行措眮を実斜し平成33 幎月日から党面実斜 するこずずしおいる。 ⑵ 改蚂の基本方針  今回の改蚂は䞭倮教育審議䌚答申を螏たえ次の基本方針に基づき行った。  ①今回の改蚂の基本的な考え方 ア 教育基本法孊校教育法などを螏たえこれたでの我が囜の孊校教育の 実践や蓄積を生かし子䟛たちが未来瀟䌚を切り拓 ひら くための資質・胜力を 䞀局確実に育成するこずを目指す。その際子䟛たちに求められる資質・ 胜力ずは䜕かを瀟䌚ず共有し連携する「瀟䌚に開かれた教育課皋」を重 芖するこず。 む 知識及び技胜の習埗ず思考力刀断力衚珟力等の育成のバランスを重 第章 総 説
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3 芖する平成20 幎改蚂の孊習指導芁領の枠組みや教育内容を維持した䞊で 知識の理解の質を曎に高め確かな孊力を育成するこず。 り 先行する特別教科化など道埳教育の充実や䜓隓掻動の重芖䜓育・健康 に関する指導の充実により豊かな心や健やかな䜓を育成するこず。 ②育成を目指す資質・胜力の明確化  䞭倮教育審議䌚答申においおは予枬困難な瀟䌚の倉化に䞻䜓的に関わり 感性を豊かに働かせながらどのような未来を創っおいくのかどのように瀟 䌚や人生をよりよいものにしおいくのかずいう目的を自ら考え自らの可胜性 を発揮しよりよい瀟䌚ず幞犏な人生の創り手ずなる力を身に付けられるよう にするこずが重芁であるこずこうした力は党く新しい力ずいうこずではなく 孊校教育が長幎その育成を目指しおきた「生きる力」であるこずを改めお捉え 盎し孊校教育がしっかりずその匷みを発揮できるようにしおいくこずが必芁 ずされた。たた汎甚的な胜力の育成を重芖する䞖界的な朮流を螏たえ぀぀ 知識及び技胜ず思考力刀断力衚珟力等をバランスよく育成しおきた我が囜 の孊校教育の蓄積を生かしおいくこずが重芁ずされた。  このため「生きる力」をより具䜓化し教育課皋党䜓を通しお育成を目指す 資質・胜力をア「䜕を理解しおいるか䜕ができるか生きお働く「知識・ 技胜」の習埗 」 む「理解しおいるこず・できるこずをどう䜿うか未知の状 況にも察応できる「思考力・刀断力・衚珟力等」の育成 」 り「どのように瀟 䌚・䞖界ず関わりよりよい人生を送るか孊びを人生や瀟䌚に生かそうずす る「孊びに向かう力・人間性等」の涵 かん 逊 」の䞉぀の柱に敎理するずずもに 各教科等の目暙や内容に぀いおもこの䞉぀の柱に基づく再敎理を図るよう提 蚀がなされた。  今回の改蚂では知・埳・䜓にわたる「生きる力」を子䟛たちに育むため に「䜕のために孊ぶのか」ずいう各教科等を孊ぶ意矩を共有しながら授業の 創意工倫や教科曞等の教材の改善を匕き出しおいくこずができるようにするた め党おの教科等の目暙及び内容を「知識及び技胜」  「思考力刀断力衚珟 力等」  「孊びに向かう力人間性等」の䞉぀の柱で再敎理した。   ③「䞻䜓的・察話的で深い孊び」の実珟に向けた授業改善の掚進  子䟛たちが孊習内容を人生や瀟䌚の圚り方ず結び付けお深く理解しこれ からの時代に求められる資質・胜力を身に付け生涯にわたっお胜動的に孊び 続けるこずができるようにするためにはこれたでの孊校教育の蓄積を生か し孊習の質を䞀局高める授業改善の取組を掻性化しおいくこずが必芁であ  改蚂の経緯 及び基本方 針
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4 り我が囜の優れた教育実践に芋られる普遍的な芖点である「䞻䜓的・察話的 で深い孊び」の実珟に向けた授業改善アクティブ・ラヌニングの芖点に立っ た授業改善を掚進するこずが求められる。  今回の改蚂では「䞻䜓的・察話的で深い孊び」の実珟に向けた授業改善を進 める際の指導䞊の配慮事項を総則に蚘茉するずずもに各教科等の「第 指 導蚈画の䜜成ず内容の取扱い」においお単元や題材など内容や時間のたずた りを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向けお 「䞻䜓的・察話的で 深い孊び」の実珟に向けた授業改善を進めるこずを瀺した。  その際以䞋の点に留意しお取り組むこずが重芁である。 ア 児童生埒に求められる資質・胜力を育成するこずを目指した授業改善の 取組は既に小・䞭孊校を䞭心に倚くの実践が積み重ねられおおり特に 矩務教育段階はこれたで地道に取り組たれ蓄積されおきた実践を吊定し 党く異なる指導方法を導入しなければならないず捉える必芁はないこず。 む 授業の方法や技術の改善のみを意図するものではなく児童生埒に目 指す資質・胜力を育むために「䞻䜓的な孊び」  「察話的な孊び」  「深い孊 び」の芖点で授業改善を進めるものであるこず。 り 各教科等においお通垞行われおいる孊習掻動 蚀語掻動 芳察・実隓 問 題解決的な孊習など の質を向䞊させるこずを䞻県ずするものであるこず。 ゚ 回回の授業で党おの孊びが実珟されるものではなく単元や題材 など内容や時間のたずたりの䞭で孊習を芋通し振り返る堎面をどこに蚭 定するかグルヌプなどで察話する堎面をどこに蚭定するか児童生埒が 考える堎面ず教垫が教える堎面をどのように組み立おるかを考え実珟を 図っおいくものであるこず。 オ 深い孊びの鍵ずしお「芋方・考え方」を働かせるこずが重芁になるこ ず。各教科等の「芋方・考え方」は 「どのような芖点で物事を捉えど のような考え方で思考しおいくのか」ずいうその教科等ならではの物事を 捉える芖点や考え方である。各教科等を孊ぶ本質的な意矩の䞭栞をなすも のであり教科等の孊習ず瀟䌚を぀なぐものであるこずから児童生埒が 孊習や人生においお「芋方・考え方」を自圚に働かせるこずができるよう にするこずにこそ教垫の専門性が発揮されるこずが求められるこず。 カ 基瀎的・基本的な知識及び技胜の習埗に課題がある堎合にはその確実 な習埗を図るこずを重芖するこず。  ④各孊校におけるカリキュラム・マネゞメントの掚進  各孊校においおは教科等の目暙や内容を芋通し特に孊習の基盀ずなる資 第章 総 説
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5 質・胜力蚀語胜力情報掻甚胜力情報モラルを含む。以䞋同じ。  問題発 芋・解決胜力等や珟代的な諞課題に察応しお求められる資質・胜力の育成 のためには教科等暪断的な孊習を充実するこずや 「䞻䜓的・察話的で深い 孊び」の実珟に向けた授業改善を単元や題材など内容や時間のたずたりを芋 通しお行うこずが求められる。これらの取組の実珟のためには孊校党䜓ずし お児童生埒や孊校地域の実態を適切に把握し教育内容や時間の配分必 芁な人的・物的䜓制の確保教育課皋の実斜状況に基づく改善などを通しお 教育掻動の質を向䞊させ孊習の効果の最倧化を図るカリキュラム・マネゞメ ントに努めるこずが求められる。  このため総則においお 「児童や孊校地域の実態を適切に把握し教育の 目的や目暙の実珟に必芁な教育の内容等を教科等暪断的な芖点で組み立おおい くこず教育課皋の実斜状況を評䟡しおその改善を図っおいくこず教育課皋 の実斜に必芁な人的又は物的な䜓制を確保するずずもにその改善を図っおいく こずなどを通しお教育課皋に基づき組織的か぀蚈画的に各孊校の教育掻動の 質の向䞊を図っおいくこず以䞋「カリキュラム・マネゞメント」ずいう。  に努める」こずに぀いお新たに瀺した。  ⑀教育内容の䞻な改善事項  このほか蚀語胜力の確実な育成理数教育の充実䌝統や文化に関する教 育の充実䜓隓掻動の充実倖囜語教育の充実などに぀いお総則や各教科等に おいおその特質に応じお内容やその取扱いの充実を図った。  改蚂の経緯 及び基本方 針
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6  䞭倮教育審議䌚答申においおは小・䞭孊校の囜語科の成果ず課題に぀いお 次のように瀺されおいる。 ○ PISA2012平成24 幎実斜においおは読解力の平均埗点が比范可胜な調 査回以降最も高くなっおいるなどの成果が芋られたがPISA2015平成27 幎実斜においおは読解力に぀いお囜際的には匕き続き平均埗点が高い䞊 䜍グルヌプに䜍眮しおいるものの前回調査ず比范しお平均埗点が有意に䜎䞋 しおいるず分析がなされおいる。これは調査の方匏がコンピュヌタを甚いた テストCBTに党面移行する䞭で子䟛たちが玙ではないコンピュヌタ 䞊の耇数の画面から情報を取り出し考察しながら解答するこずに慣れおおら ず戞惑いがあったものず考えられるがそうした圱響に加えお情報化の進 展に䌎い特に子䟛にずっお蚀葉を取り巻く環境が倉化する䞭で読解力に関 しお改善すべき課題が明らかずなったものず考えられる。 ○ 党囜孊力・孊習状況調査等の結果によるず小孊校では文における䞻語を 捉えるこずや文の構成を理解したり衚珟の工倫を捉えたりするこず目的に応 じお文章を芁玄したり耇数の情報を関連付けお理解を深めたりするこずなどに 課題があるこずが明らかになっおいる。䞭孊校では䌝えたい内容や自分の考 えに぀いお根拠を明確にしお曞いたり話したりするこずや耇数の資料から適 切な情報を埗おそれらを比范したり関連付けたりするこず文章を読んで根拠 の明確さや論理の展開衚珟の仕方等に぀いお評䟡するこずなどに課題がある こずが明らかになっおいる。 ○ 䞀方党囜孊力・孊習状況調査においお各教科等の指導のねらいを明確 にした䞊で蚀語掻動を適切に䜍眮付けた孊校の割合は小孊校䞭孊校ずもに 90皋床ずなっおおり蚀語掻動の充実を螏たえた授業改善が図られおいる。 しかし䟝然ずしお教材ぞの䟝存床が高いずの指摘もあり曎なる授業改善が 求められる。  これらの成果ず課題を螏たえお改蚂した小孊校孊習指導芁領の囜語科の䞻な内 容は次のようなものである。 ⑎ 目暙及び内容の構成  ①目暙の構成の改善  囜語科で育成を目指す資質・胜力を「囜語で正確に理解し適切に衚珟する資 質・胜力」ず芏定するずずもに 「知識及び技胜」  「思考力刀断力衚珟力 2 囜語科の改蚂の趣旚及び芁点 第章 総 説
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7 等」  「孊びに向かう力人間性等」の䞉぀の柱で敎理した。たたこのような 資質・胜力を育成するためには児童が「蚀葉による芋方・考え方」を働かせ るこずが必芁であるこずを瀺しおいる。  孊幎の目暙に぀いおも埓前 「話すこず・聞くこず」  「曞くこず」  「読む こず」の領域ごずに瀺しおいた目暙を 教科の目暙ず同様に 「知識及び技胜」  「思考力刀断力衚珟力等」  「孊びに向かう力人間性等」の䞉぀の柱で敎 理した。  ②内容の構成の改善  䞉぀の柱に沿った資質・胜力の敎理を螏たえ埓前 「話すこず・聞くこず」  「曞くこず」  「読むこず」の領域及び〔䌝統的な蚀語文化ず囜語の特質に関 する事項〕で構成しおいた内容を 〔知識及び技胜〕及び〔思考力刀断力 衚珟力等〕に構成し盎した。   〔知識及び技胜〕及び〔思考力刀断力衚珟力等〕の構成は以䞋のずお りである。   〔知識及び技胜〕 ⑎蚀葉の特城や䜿い方に関する事項 ⑵情報の扱い方に関する事項 ⑶我が囜の蚀語文化に関する事項    〔思考力刀断力衚珟力等〕 話すこず・聞くこず 曞くこず 読むこず   「知識及び技胜」ず「思考力刀断力衚珟力等」は囜語で正確に理解し 適切に衚珟する䞊で共に必芁ずなる資質・胜力である。したがっお囜語で正 確に理解し適切に衚珟する際には話すこず・聞くこず曞くこず読むこず の「思考力刀断力衚珟力等」のみならず蚀葉の特城や䜿い方情報の扱 い方我が囜の蚀語文化に関する「知識及び技胜」が必芁ずなる。このため 今回の改蚂では資質・胜力の䞉぀の柱に沿った敎理を螏たえ埓前の領域 事項の内容のうち囜語で正確に理解し適切に衚珟するために必芁な「知識 及び技胜」を〔知識及び技胜〕ずしお明瀺した。  この〔知識及び技胜〕に瀺されおいる蚀葉の特城や䜿い方などの「知識及び  囜語科の改 蚂の趣旚及 び芁点
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8 技胜」は個別の事実的な知識や䞀定の手順のこずのみを指しおいるのではな い。囜語で理解したり衚珟したりする様々な堎面の䞭で生きお働く「知識及 び技胜」ずしお身に付けるために思考・刀断し衚珟するこずを通じお育成を 図るこずが求められるなど 「知識及び技胜」ず「思考力刀断力衚珟力等」 は盞互に関連し合いながら育成される必芁がある。  こうした「知識及び技胜」ず「思考力刀断力衚珟力等」の育成においお 倧きな原動力ずなるのが「孊びに向かう力人間性等」である。 「孊びに向か う力人間性等」に぀いおは教科及び孊幎等の目暙においおたずめお瀺し 指導事項のたずたりごずに瀺すこずはしおいない。教科及び孊幎等の目暙にお いお挙げられおいる態床等を逊うこずにより 「知識及び技胜」ず「思考力 刀断力衚珟力等」の育成が䞀局充実するこずが期埅される。   〔知識及び技胜〕ず〔思考力刀断力衚珟力等〕の各指導事項に぀いお育 成を目指す資質・胜力が明確になるよう内容を改善した。  ①語圙指導の改善・充実  䞭倮教育審議䌚答申においお 「小孊校䜎孊幎の孊力差の倧きな背景に語圙 の量ず質の違いがある」ず指摘されおいるように語圙は党おの教科等にお ける資質・胜力の育成や孊習の基盀ずなる蚀語胜力を支える重芁な芁玠であ る。このため語圙を豊かにする指導の改善・充実を図っおいる。  語圙を豊かにするずは自分の語圙を量ず質の䞡面から充実させるこずであ る。具䜓的には意味を理解しおいる語句の数を増やすだけでなく話や文章 の䞭で䜿いこなせる語句を増やすずずもに語句ず語句ずの関係語句の構成 や倉化などぞの理解を通しお語句の意味や䜿い方に察する認識を深め語圙 の質を高めるこずである。このこずを螏たえ各孊幎においお指導の重点ず なる語句のたずたりを瀺すずずもに語句ぞの理解を深める指導事項を系統化 しお瀺した。  ②情報の扱い方に関する指導の改善・充実  急速に情報化が進展する瀟䌚においお様々な媒䜓の䞭から必芁な情報を取 り出したり情報同士の関係を分かりやすく敎理したり発信したい情報を 様々な手段で衚珟したりするこずが求められおいる。䞀方䞭倮教育審議䌚答 申においお 「教科曞の文章を読み解けおいないずの調査結果もあるずころで あり文章で衚された情報を的確に理解し自分の考えの圢成に生かしおいけ ⑵ 孊習内容の改善・充実 第章 総 説
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9 るようにするこずは喫緊の課題である。 」ず指摘されおいるずころである。  話や文章に含たれおいる情報を取り出しお敎理したりその関係を捉えたり するこずが話や文章を正確に理解するこずに぀ながりたた自分のも぀情 報を敎理しおその関係を分かりやすく明確にするこずが話や文章で適切に 衚珟するこずに぀ながるためこのような情報の扱い方に関する「知識及び技 胜」は囜語科においお育成すべき重芁な資質・胜力の䞀぀である。  こうした資質・胜力の育成に向け 「情報の扱い方に関する事項」を新蚭し 「情報ず情報ずの関係」ず「情報の敎理」の二぀の系統に敎理しお瀺した。  ③孊習過皋の明確化 「考えの圢成」の重芖  䞭倮教育審議䌚答申においおはただ掻動するだけの孊習にならないよう 掻動を通じおどのような資質・胜力を育成するのかを瀺すため平成20 幎告 瀺の孊習指導芁領に瀺されおいる孊習過皋を改めお敎理しおいる。この敎理を 螏たえ 〔思考力刀断力衚珟力等〕の各領域においお孊習過皋を䞀局明 確にし各指導事項を䜍眮付けた。  たた党おの領域においお自分の考えを圢成する孊習過皋を重芖し 「考 えの圢成」に関する指導事項を䜍眮付けた。  ④我が囜の蚀語文化に関する指導の改善・充実  䞭倮教育審議䌚答申においおは 「匕き続き我が囜の蚀語文化に芪しみ 愛情を持っお享受しその担い手ずしお蚀語文化を継承・発展させる態床を 小・䞭・高等孊校を通じお育成するため䌝統文化に関する孊習を重芖するこ ずが必芁である。 」ずされおいる。  これを螏たえ 「䌝統的な蚀語文化」  「蚀葉の由来や倉化」  「曞写」  「読曞」 に関する指導事項を「我が囜の蚀語文化に関する事項」ずしお敎理するずずも に第孊幎及び第孊幎の新しい内容ずしお蚀葉の豊かさに関する指導事 項を远加するなどその内容の改善を図った。  ⑀挢字指導の改善・充実  䞭倮教育審議䌚答申においお 「挢字指導の改善・充実の芳点から児童の 孊習負担を考慮し぀぀垞甚挢字衚の改定平成22 幎 児童の日垞生掻及び 将来の瀟䌚生掻囜語科以倖の各教科等の孊習における必芁性を螏たえ郜道 府県名に甚いる挢字を『孊幎別挢字配圓衚』に加えるこずが適圓である。 」ず されおいる。これを螏たえ郜道府県名に甚いる挢字20 字を「孊幎別挢字配 圓衚」の第孊幎に加えるずずもに児童の孊習負担に配慮し第孊幎第  囜語科の改 蚂の趣旚及 び芁点
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10 孊幎第孊幎の配圓挢字及び字数の倉曎を行った。 ⑶ 孊習の系統性の重芖  囜語科の指導内容は系統的・段階的に䞊の孊幎に぀ながっおいくずずもに 螺 ら 旋的・反埩的に繰り返しながら孊習し資質・胜力の定着を図るこずを基本 ずしおいる。このため小・䞭孊校を通じお 〔知識及び技胜〕の指導事項及び 〔思考力刀断力衚珟力等〕の指導事項ず蚀語掻動䟋のそれぞれにおいお重 点を眮くべき指導内容を明確にしその系統化を図った。 系統衚参照 ⑷ 授業改善のための蚀語掻動の創意工倫   〔思考力刀断力衚珟力等〕の各領域においおどのような資質・胜力を育 成するかを⑎の指導事項に瀺しどのような蚀語掻動を通しお資質・胜力を育成 するかを⑵の蚀語掻動䟋に瀺すずいう関係を明確にするずずもに各孊校の創意 工倫により授業改善が行われるようにする芳点から埓前に瀺しおいた蚀語掻動 䟋を蚀語掻動の皮類ごずにたずめた圢で瀺した。 ⑞ 読曞指導の改善・充実  䞭倮教育審議䌚答申においお 「読曞は囜語科で育成を目指す資質・胜力を より高める重芁な掻動の䞀぀である。 」ずされたこずを螏たえ各孊幎においお 囜語科の孊習が読曞掻動に結び付くよう〔知識及び技胜〕に「読曞」に関する指 導事項を䜍眮付けるずずもに 「読むこず」の領域では孊校図曞通などを利甚 しお様々な本などから情報を埗お掻甚する蚀語掻動䟋を瀺した。 第章 総 説
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11  教科の目暙は次のずおりである。 蚀葉による芋方・考え方を働かせ蚀語掻動を通しお囜語で正確に理解 し適切に衚珟する資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 ⑎ 日垞生掻に必芁な囜語に぀いおその特質を理解し適切に䜿うこずがで きるようにする。 ⑵ 日垞生掻における人ずの関わりの䞭で䌝え合う力を高め思考力や想像 力を逊う。 ⑶ 蚀葉がも぀よさを認識するずずもに蚀語感芚を逊い囜語の倧切さを 自芚し囜語を尊重しおその胜力の向䞊を図る態床を逊う。  教科の目暙ではたず囜語科においお育成を目指す資質・胜力を囜語で正確 に理解し適切に衚珟する資質・胜力ずし囜語科が囜語で理解し衚珟する蚀語胜 力を育成する教科であるこずを瀺しおいる。  蚀語は蚀語圢匏ずそれによっお衚される蚀語内容ずを䜵せもっおいる。平 成20 幎告瀺の孊習指導芁領においおは 「囜語を適切に䜿う胜力ず囜語を䜿っお 内容や事柄を適切に衚珟する胜力」  「囜語の䜿い方を正確に理解する胜力ず囜語 で衚珟された内容や事柄を正確に理解する胜力」の䞡方の内容を含んだものずし お 「囜語を適切に衚珟し正確に理解する胜力」を瀺しおいたずころである。今 回の改蚂においお瀺す囜語で正確に理解し適切に衚珟する資質・胜力ずは囜語 で衚珟された内容や事柄を正確に理解する資質・胜力囜語を䜿っお内容や事柄 を適切に衚珟する資質・胜力であるがそのために必芁ずなる囜語の䜿い方を正 確に理解する資質・胜力囜語を適切に䜿う資質・胜力を含んだものである。  正確に理解する資質・胜力ず適切に衚珟する資質・胜力ずは連続的か぀同 時的に機胜するものであるが衚珟する内容ずなる自分の考えなどを圢成するた めには囜語で衚珟された様々な事物経隓思い考え等を理解するこずが必芁 であるこずから今回の改蚂では 「正確に理解」  「適切に衚珟」ずいう順に瀺 しおいる。 1 教科の目暙 第2 ç«  囜語科の目暙及び内容 第1 節 囜語科の目暙  囜語科の 目暙
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12  蚀葉による芋方考え方を働かせるずは児童が孊習の䞭で察象ず蚀葉蚀 葉ず蚀葉ずの関係を蚀葉の意味働き䜿い方等に着目しお捉えたり問い盎し たりしお蚀葉ぞの自芚を高めるこずであるず考えられる。様々な事象の内容を 自然科孊や瀟䌚科孊等の芖点から理解するこずを盎接の孊習目的ずしない囜語科 においおは蚀葉を通じた理解や衚珟及びそこで甚いられる蚀葉そのものを孊習 察象ずしおいる。このため 「蚀葉による芋方・考え方」を働かせるこずが囜 語科においお育成を目指す資質・胜力をよりよく身に付けるこずに぀ながるこず ずなる。  たた蚀語胜力を育成する䞭心的な圹割を担う囜語科においおは蚀語掻動を 通しお資質・胜力を育成する。蚀語掻動を通しお囜語で正確に理解し適切に衚 珟する資質・胜力を育成するずしおいるのはこの考え方を瀺したものである。  今回の改蚂では他教科等ず同様に囜語科においお育成を目指す資質・胜力 を「知識及び技胜」  「思考力刀断力衚珟力等」  「孊びに向かう力人間性 等」の䞉぀の柱で敎理しそれぞれに敎理された目暙を⑎⑵⑶に䜍眮付けお いる。  ⑎は 「知識及び技胜」に関する目暙を瀺したものである。日垞生掻においお 必芁な囜語の特質に぀いお理解しそれを適切に䜿うこずができるようにするこ ずを瀺しおいる。具䜓的には内容の〔知識及び技胜〕に瀺されおいる蚀葉の特 城や䜿い方話や文章に含たれおいる情報の扱い方我が囜の蚀語文化に関する 「知識及び技胜」のこずである。こうした「知識及び技胜」を日垞生掻におけ る様々な堎面で䞻䜓的に掻甚できる生きお働く「知識及び技胜」ずしお習埗 するこずが重芁ずなる。  ⑵は 「思考力刀断力衚珟力等」に関する目暙を瀺したものである。日垞 生掻における人ず人ずの関わりの䞭で思いや考えを䌝え合う力を高め思考力 や想像力を逊うこずを瀺しおいる。具䜓的には内容の〔思考力刀断力衚珟 力等〕に瀺されおいる「話すこず・聞くこず」  「曞くこず」  「読むこず」 に関する「思考力刀断力衚珟力等」のこずである。  䌝え合う力を高めるずは人間ず人間ずの関係の䞭で互いの立堎や考えを尊 重し蚀語を通しお正確に理解したり適切に衚珟したりする力を高めるこずであ る。思考力や想像力を逊うずは蚀語を手掛かりずしながら論理的に思考する力 や豊かに想像する力を逊うこずである。思考力や想像力などは認識力や刀断力な どず密接に関わりながら新たな発想や思考を創造する原動力ずなる。こうした 第章 囜語科の目 暙及び内容
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13 力を未知の状況にも察応できる「思考力刀断力衚珟力等」ずしお育成する こずが重芁ずなる。  ⑶は 「孊びに向かう力人間性等」に関する目暙を瀺したものである。蚀葉 がも぀よさを認識するずずもに蚀語感芚を逊い囜語の倧切さを自芚し囜語 を尊重しおその胜力の向䞊を図る態床を逊うこずを瀺しおいる。  蚀葉がも぀よさには蚀葉によっお自分の考えを圢成したり新しい考えを生み 出したりするこず蚀葉から様々なこずを感じたり感じたこずを蚀葉にしたり するこずで心を豊かにするこず蚀葉を通じお人や瀟䌚ず関わり自他の存圚に぀ いお理解を深めたりするこずなどがある。こうしたこずをよさずしお認識するこ ずを瀺しおいる。  蚀語感芚ずは蚀語で理解したり衚珟したりする際の正誀・適吊・矎醜などに ぀いおの感芚のこずである。話したり聞いたり曞いたり読んだりする具䜓的な蚀 語掻動の䞭で盞手目的や意図堎面や状況などに応じおどのような蚀葉を 遞んで衚珟するのが適切であるかを盎芳的に刀断したり話や文章を理解する堎 合にそこで䜿われおいる蚀葉が醞し出す味わいを感芚的に捉えたりするこずが できるこずである。  蚀語に察する知的な認識を深めるだけでなく蚀語感芚を逊うこずは䞀人䞀 人の児童の蚀語掻動を充実させ自分なりのものの芋方や考え方を圢成するこず に圹立぀。こうした蚀語感芚の育成には倚様な堎面や状況における孊習の積み 重ねや継続的な読曞などが必芁でありそのためには囜語科の孊習を他教科 等の孊習や孊校の教育掻動党䜓ず関連させおいくカリキュラム・マネゞメント䞊 の工倫も倧切である。さらに児童を取り巻く蚀語環境を敎備するこずも蚀語 感芚の育成に極めお重芁である。  囜語の倧切さを自芚し囜語を尊重しおその胜力の向䞊を図る態床を逊うこず を求めおいるのは我が囜の歎史の䞭で育たれおきた囜語が人間ずしおの知的 な掻動や文化的な掻動の䞭枢をなし䞀人䞀人の自己圢成瀟䌚生掻の向䞊文 化の創造ず継承などに欠かせないからである。囜語の倧切さを自芚し囜語に察 する関心を高め話したり聞いたり曞いたり読んだりするこずが児童䞀人䞀人 の蚀語胜力を曎に向䞊させおいく。その䞭で囜語を愛護し囜語を尊重しお 囜語そのものを䞀局優れたものに向䞊させおいこうずする意識や態床も育っおい くのである。  囜語科の 目暙
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14  各孊幎の目暙は教科の目暙に瀺す⑎⑵⑶に察応しお孊幎のたずたり ごずに次のように瀺しおいる。  ⑎は 「知識及び技胜」に関する目暙⑵は 「思考力刀断力衚珟力等」に 関する目暙⑶は 「孊びに向かう力人間性等」に関する目暙である。  各孊幎の目暙を孊幎たずめお瀺しおいるのは児童の発達の段階や䞭孊校ず の関連に配慮し぀぀児童や孊校の実態に応じお各孊幎における指導内容を重点 化し十分な定着を図るこずが倧切だからである。  ⑎の「知識及び技胜」に関する目暙は党孊幎同じであり小孊校を通しお 日垞生掻に必芁な囜語の知識や技胜を身に付けるこず我が囜の蚀語文化に芪し んだり理解したりするこずができるようにするこずを瀺しおいる。  ⑵の「思考力刀断力衚珟力等」に関する目暙には考える力や感じたり想 2 孊幎の目暙 第孊幎及び第孊幎 第孊幎及び第孊幎 第孊幎及び第孊幎 知識及び技胜 ⑮   日垞生掻に必芁な囜 語の知識や技胜を身に 付けるずずもに我が 囜の蚀語文化に芪しん だり理解したりするこ ずができるようにする。 ⑮   日垞生掻に必芁な囜 語の知識や技胜を身に 付けるずずもに我が 囜の蚀語文化に芪しん だり理解したりするこ ずができるようにする。 ⑮   日垞生掻に必芁な囜 語の知識や技胜を身に 付けるずずもに我が 囜の蚀語文化に芪しん だり理解したりするこ ずができるようにする。 思考力、刀断力、衚珟力等 ⑵   順序立おお考える力 や感じたり想像したり する力を逊い日垞生 掻における人ずの関わ りの䞭で䌝え合う力を 高め自分の思いや考 えをも぀こずができる ようにする。 ⑵   筋道立おお考える力 や豊かに感じたり想像 したりする力を逊い 日垞生掻における人ず の関わりの䞭で䌝え合 う力を高め自分の思 いや考えをたずめるこ ずができるようにする。 ⑵   筋道立おお考える力 や豊かに感じたり想像 したりする力を逊い 日垞生掻における人ず の関わりの䞭で䌝え合 う力を高め自分の思 いや考えを広げるこず ができるようにする。  孊びに向かう力、  人間性等 ⑶   蚀葉がも぀よさを感 じるずずもに楜しん で読曞をし囜語を倧 切にしお思いや考え を䌝え合おうずする態 床を逊う。 ⑶   蚀葉がも぀よさに気 付くずずもに幅広く 読曞をし囜語を倧切 にしお思いや考えを 䌝え合おうずする態床 を逊う。 ⑶   蚀葉がも぀よさを認 識するずずもに進ん で読曞をし囜語の倧 切さを自芚しお思いや 考えを䌝え合おうずす る態床を逊う。 第章 囜語科の目 暙及び内容
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15 像したりする力を逊うこず日垞生掻における人ずの関わりの䞭で䌝え合う力を 高め自分の思いや考えをも぀こずなどができるようにするこずを系統的に瀺しお いる。  考える力に぀いおは第孊幎及び第孊幎では順序立おお考える力第孊 幎以降では筋道立おお考える力の育成に重点を眮いおいる。自分の思いや考えに ぀いおは第孊幎及び第孊幎ではも぀こず第孊幎及び第孊幎ではたず めるこず第孊幎及び第孊幎では広げるこずができるようにするこずに重点 を眮いおいる。  ⑶の「孊びに向かう力人間性等」に関する目暙には蚀葉がも぀よさを感じ るこず読曞をするこず囜語を倧切にしお思いや考えを䌝え合おうずする態床 を逊うこずを系統的に瀺しおいる。  蚀葉がも぀よさに぀いおは第孊幎及び第孊幎では感じるこず第孊幎 及び第孊幎では気付くこず第孊幎及び第孊幎では認識するこずに重点を 眮いおいる。読曞に぀いおは第孊幎及び第孊幎では楜しんで第孊幎及 び第孊幎では幅広く第孊幎及び第孊幎では進んで読曞をするこずに重点 を眮いおいる。  このような「孊びに向かう力人間性等」は 「知識及び技胜」及び「思考力 刀断力衚珟力等」の育成を支えるものであり䜵せお育成を図るこずが重芁で ある。  囜語科の 目暙