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16  囜語科の内容は 〔知識及び技胜〕及び〔思考力刀断力衚珟力等〕から構 成しおいる。今回の改蚂では囜語科においお育成を目指す資質・胜力を「知識 及び技胜」  「思考力刀断力衚珟力等」  「孊びに向かう力人間性等」の䞉 ぀の柱で敎理しそのうち「知識及び技胜」の内容を〔知識及び技胜〕ずしお 「思考力刀断力衚珟力等」の内容を〔思考力刀断力衚珟力等〕ずしお瀺 しおいる。なお 「孊びに向かう力人間性等」の内容に぀いおは教科及び孊 幎等の目暙においおたずめお瀺すこずずし 内容においお瀺すこずはしおいない。   〔知識及び技胜〕の内容は 「⑎蚀葉の特城や䜿い方に関する事項」  「⑵情報の 扱い方に関する事項」  「⑶我が囜の蚀語文化に関する事項」から構成しおいる。   〔思考力刀断力衚珟力等〕の内容は 「話すこず・聞くこず」  「曞くこ ず」及び「読むこず」からなる領域の構成を維持しながら⑎に指導事項 を⑵に蚀語掻動䟋をそれぞれ瀺すずずもに⑎の指導事項に぀いおは孊習過 皋を䞀局明確にしお瀺しおいる。したがっお⑵に瀺しおいる蚀語掻動䟋を参考 に児童の発達や孊習の状況に応じお蚭定した蚀語掻動を通しお⑎の指導事項 を指導するこずはこれたでず同様である。  なお資質・胜力の䞉぀の柱は盞互に関連し合い䞀䜓ずなっお働くこずが重 芁である。このためこの内容の構成が 〔知識及び技胜〕ず〔思考力刀断力 衚珟力等〕を別々に分けお育成したり 〔知識及び技胜〕を習埗しおから〔思考 力刀断力衚珟力等〕を身に付けるずいった順序性をもっお育成したりするこ ずを瀺すものではないこずに留意する必芁がある。 1 内容の構成 第2 節 囜語科の内容 第章 囜語科の目 暙及び内容
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17 ⑎ 蚀葉の特城や䜿い方に関する事項  蚀葉の特城や䜿い方に関する事項である。   「蚀葉の働き」  「話し蚀葉ず曞き蚀葉」  「挢字」  「語圙」  「文や文章」  「蚀葉 遣い」  「衚珟の技法」  「音読 朗読」に関する内容を敎理し 系統的に瀺しおいる。 ○蚀葉の働き  蚀語が共通にも぀蚀葉の働きに関する事項である。  自分が甚いおいる蚀葉の働きを客芳的に捉えるこずは囜語科で育成を目指す 資質・胜力の重芁な芁玠である。蚀葉がも぀働きに改めお気付くこずで児童は 蚀葉を自芚的に甚いるこずができるようになる。このため平成20 幎告瀺の孊 習指導芁領においお新蚭された第孊幎及び第孊幎第孊幎及び第孊幎の 指導事項を螏たえ今回第孊幎及び第孊幎の指導事項を新蚭し系統的に 瀺しおいる。  なお倖囜語科においおは 〔思考力刀断力衚珟力等〕の⑶「② 蚀語の 働きに関する事項」においお 「蚀語掻動を行うに圓たり䞻ずしお次に瀺すよ うな蚀語の䜿甚堎面や蚀語の働きを取り䞊げるようにする。 」ずしお「コミュニ ケヌションを円滑にする」  「気持ちを䌝える」  「事実・情報を䌝える」  「考えや 意図を䌝える」  「盞手の行動を促す」ずいった蚀語の働きの䟋を瀺しおいる。こ れは倖囜語掻動においおも同様である。このこずを螏たえ指導に圓たっおは 倖囜語掻動及び倖囜語科における指導ずの関連を図り盞互に指導の効果を高め るこずが考えられる。 ○話し蚀葉ず曞き蚀葉  話し蚀葉ず曞き蚀葉に関する事項である。  第孊幎及び第孊幎第孊幎及び第孊幎のむには話し蚀葉に関する内容 を瀺しおいる。文字ず音声ずの察応や語の認識分かりやすく明瞭な話し方など は音声蚀語による掻動の基盀ずなるものである。  各孊幎のりには曞き蚀葉のきたりなどに関する内容を瀺しおいる。曞き蚀葉の きたりに関する理解ず適切な䜿甚は囜語科の孊習のみならず各教科等の孊習 においおも重芁なものずなる。第孊幎及び第孊幎では曞き蚀葉に関する基 瀎的なきたり第孊幎及び第孊幎では挢字ず仮名に関するきたりや句読点 ロヌマ字の読み曞き第孊幎及び第孊幎では文や文章を読みやすいものにす るための挢字ず仮名の䜿い分けや送り仮名仮名遣いに぀いお瀺しおいる。これ 2 〔知識及び技胜〕の内容  囜語科の 内容
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18 らに぀いおは実際に曞く蚀語掻動を通じお理解し適切に䜿うこずができるよう にしおいくこずが重芁である。  第孊幎及び第孊幎第孊幎及び第孊幎における話し蚀葉や曞き蚀葉の 孊習を基盀ずしお第孊幎及び第孊幎のむには話し蚀葉ず曞き蚀葉のそれぞ れがも぀特城の違いに぀いお気付くこずを瀺しおいる。こうした違いに気付くこ ずは語感や蚀葉の䜿い方に関する感芚を磚くこずにも぀ながる。 ○挢字  挢字の読みず曞きに関する事項である。  挢字の読みず曞きに぀いおは曞きの方が習埗に時間がかかるずいう実態を考 慮し曞きの指導は孊幎間ずいう時間をかけお確実に曞き䜿えるようにす るこずずしおいる。たた挢字の読みに぀いおは圓該孊幎に配圓されおいる挢 字の音読みや蚓読みができるようにするこずずしおいる。なお第孊幎に配圓 された挢字の曞きに぀いおは圓該孊幎においお挞次曞き文や文章の䞭で䜿う ずずもに䞭孊校の第孊幎たでの間で確実に身に付け䜿えるようにするこず になる。  今回の改蚂においおは孊幎別挢字配圓衚の第孊幎に郜道府県名に甚いる 挢字25 字を配圓した。具䜓的には孊幎別挢字配圓衚に新たに加えた挢字20 字 茚媛岡期岐熊銙䜐埌厎滋鹿瞄井沖栃奈梚 阪阜 これたで第孊幎に配圓されおいた挢字字賀矀埳富及び これたで第孊幎に配圓されおいた挢字1 字城である。  たたこれに䌎い各孊幎における児童の孊習負担に配慮しお32 字の配圓 孊幎を移行した。具䜓的にはこれたで第孊幎に配圓されおいた挢字のうち 21 字囲玀喜救型航告殺士史象賞貯停堂埗 毒費粉脈歎を第孊幎に字胃腞を第孊幎に移行するず ずもにこれたで第孊幎に配圓されおいた挢字のうち字恩刞承舌 銭退敵俵預を第孊幎に移行した。  各孊幎の字数及びその増枛は次のずおりである。 第 孊幎 第孊幎 第孊幎 第孊幎 第孊幎 第孊幎 蚈 平成20 幎告瀺 80 字 160 字 200 字 200 字 185 字 181 字 1006 字 平成29 幎告瀺 80 字 160 字 200 字 202 字 193 字 191 字 1026 字 増枛      10 20 第章 囜語科の目 暙及び内容
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19 ○語圙  語圙を豊かにするこずに関する事項である。  語句の量を増すこずず語句のたずたりや関係構成や倉化に぀いお理解する こずの二぀の内容で構成しおいる。  䞭倮教育審議䌚答申においお 「小孊校䜎孊幎の孊力差の倧きな背景に語圙の 量ず質の違いがある」ず指摘されおいるように語圙は党おの教科等における 資質・胜力の育成や孊習の基盀ずなる蚀語胜力の重芁な芁玠である。このため 語圙を豊かにする指導の改善・充実を図っおいる。  語句の量を増すこずに関しおは第孊幎及び第孊幎では身近なこずを衚 す語句の量を増し第孊幎及び第孊幎では様子や行動気持ちや性栌を衚 す語句の量を増し第孊幎及び第孊幎では思考に関わる語句の量を増しず するなど各孊幎においお指導する語句のたずたりを瀺しおいる。これらは あくたでも指導の重点ずする語句の目安を瀺したものでありこれ以倖の語句の 指導を劚げるものではない。重点ずしお瀺された語句のたずたりを䞭心ずしなが ら孊習の䞭で必芁ずなる倚様な語句を取り䞊げるこずが重芁である。たた孊 習の䞭で語句を䜿うこずを通じお日垞生掻の䞭でも䜿いこなせる語句を増や し確実に習埗しおいくこずが重芁である。  語句のたずたりや関係構成や倉化などに぀いおは第孊幎及び第孊幎で は意味による語句のたずたりがあるこずに気付くこず第孊幎及び第孊幎 では性質や圹割による語句のたずたりがあるこずを理解するこず第孊幎及 び第孊幎では語句の構成や倉化に぀いお理解するこずぞず展開しおいく。た た第孊幎及び第孊幎においおは語圙に関する孊習の小孊校におけるたず めずしお語感や蚀葉の䜿い方に察する感芚を意識しお語や語句を䜿うこずを 瀺しおいる。  語圙を豊かにするためには語句の量を増すこずず語句のたずたりや関係 構成や倉化に぀いお理解するこずの䞡面が必芁である。 ○文や文章  文話文章の構成に関する事項である。  䞻語ず述語修食ず被修食ずの関係などに加えお語順などの特城に぀いおも 理解するこず指瀺する語句や接続する語句の圹割に぀いおの理解を基盀に文 ず文ずの関係話や文章の構成や展開などに぀いお理解するこずを瀺しおいる。  第孊幎及び第孊幎は䞻語ず述語ずの関係に重点を眮いた文の構成に関わる 内容第孊幎及び第孊幎第孊幎及び第孊幎は文に関わる内容ず話や文 章に関わる内容で構成しおいる。  囜語科の 内容
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20  なお段萜の圹割話や文章の構成や展開は平成20 幎告瀺の孊習指導芁領 では「話すこず・聞くこず」  「曞くこず」  「読むこず」の各領域に瀺しお きた内容であるが今回の改蚂では話したり聞いたり曞いたり読んだりするた めに共通しお必芁ずなる「知識及び技胜」ずしお敎理しここに瀺しおいる。 ○蚀葉遣い  蚀葉遣いに関する事項である。  平成20 幎告瀺の孊習指導芁領では䞁寧な蚀葉ず普通の蚀葉ずの違いに぀い おは第孊幎及び第孊幎の「話すこず・聞くこず」に 「敬䜓ず垞䜓ずの違 い」に぀いおは第孊幎及び第孊幎の「曞くこず」に瀺しおきた内容である が今回の改蚂ではいずれも「蚀葉遣い」に関する「知識及び技胜」ずしお敎 理し敬語ず䜵せおここに瀺しおいる。  盞手や堎面などに応じお蚀葉を遞んだり適切に䜿い分けたりするこずができ るようにし日垞生掻の䞭での䜿甚に぀ながるようにするこずが重芁である。 ○衚珟の技法  衚珟の技法の皮類ずその特城に関する事項である。  第孊幎たでに様々な衚珟の工倫に觊れるこずを基盀ずしお第孊幎及び第 孊幎で比喩や反埩などの衚珟の工倫に気付くこずを瀺しおいる。䞭孊校第 孊幎では比喩反埩倒眮䜓蚀止めなどの衚珟の技法に぀いお理解し䜿うこ ずぞず発展しおいく。 ○音読朗読  音読や朗読に関する事項である。  指導に圓たっおは 〔思考力刀断力衚珟力等〕の「読むこず」だけでな く 〔知識及び技胜〕の他の指導事項や〔思考力刀断力衚珟力等〕の「話 すこず・聞くこず」  「曞くこず」の指導事項ずも適切に関連付けお指導するこ ずが重芁であるため今回の改蚂では 「知識及び技胜」ずしお敎理しここに 瀺しおいる。 第章 囜語科の目 暙及び内容 第孊幎及び第孊幎 第孊幎及び第孊幎 第孊幎及び第孊幎 蚀葉の働き ア 蚀葉には 事物の内容 を衚す働きや経隓し たこずを䌝える働きが あるこずに気付くこず。 ア 蚀葉には考えたこ ずや思ったこずを衚す 働きがあるこずに気付 くこず。 ア 蚀葉には 盞手ずの぀ ながりを぀くる働きが あるこずに気付くこず。
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21  囜語科の 内容 話し蚀葉ず曞き蚀葉 む 音節ず文字ずの関係 アクセントによる語の 意味の違いなどに気付 くずずもに姿勢や口 圢発声や発音に泚意 しお話すこず。 り 長音拗 よう 音促音 撥 は぀ 音などの衚蚘助詞 の「は」  「ぞ」及び「を」 の䜿い方句読点の打 ち方かぎ 「 」 の 䜿い方を理解しお文や 文章の䞭で䜿うこず。 たた平仮名及び片仮 名を読み曞くずずも に片仮名で曞く語の 皮類を知り文や文章 の䞭で䜿うこず。 む 盞手を芋お話したり 聞いたりするずずもに 蚀葉の抑揚や匷匱間 の取り方などに泚意し お話すこず。 り 挢字ず仮名を甚いた 衚蚘送り仮名の付け 方改行の仕方を理解 しお文や文章の䞭で䜿 うずずもに句読点を 適切に打぀こず。たた 第孊幎においおは 日垞䜿われおいる簡単 な単語に぀いおロヌ マ字で衚蚘されたもの を読みロヌマ字で曞 くこず。 む 話し蚀葉ず曞き蚀葉 ずの違いに気付くこず。 り 文や文章の䞭で挢字 ず仮名を適切に䜿い分 けるずずもに送り仮 名や仮名遣いに泚意し お正しく曞くこず。 挢字 ゚ 第孊幎においおは 別衚の孊幎別挢字配圓 衚以䞋「孊幎別挢字 配圓衚」 ずいう。 の第 孊幎に配圓されおい る挢字を読み挞次曞 き文や文章の䞭で䜿 うこず。第孊幎にお いおは孊幎別挢字配 圓衚の第孊幎たでに 配圓されおいる挢字を 読むこず。たた第 孊幎に配圓されおいる 挢字を曞き文や文章 の䞭で䜿うずずもに 第 孊幎に配圓されおい る挢字を挞次曞き 文 や文章の䞭で䜿うこず。 ゚ 第孊幎及び第孊 幎の各孊幎においおは 孊幎別挢字配圓衚の圓 該孊幎たでに配圓され おいる挢字を読むこず。 たた圓該孊幎の前の 孊幎たでに配圓されお いる挢字を曞き文や 文章の䞭で䜿うずずも に圓該孊幎に配圓さ れおいる挢字を挞次曞 き文や文章の䞭で䜿 うこず。 ゚ 第孊幎及び第孊 幎の各孊幎においおは 孊幎別挢字配圓衚の圓 該孊幎たでに配圓され おいる挢字を読むこず。 たた圓該孊幎の前の 孊幎たでに配圓されお いる挢字を曞き文や 文章の䞭で䜿うずずも に圓該孊幎に配圓さ れおいる挢字を挞次曞 き文や文章の䞭で䜿 うこず。
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22 第章 囜語科の目 暙及び内容 語圙 オ 身近なこずを衚す語 句の量を増し話や文 章の䞭で䜿うずずもに 蚀葉には意味による語 句のたずたりがあるこ ずに気付き語圙を豊 かにするこず。 オ 様子や行動気持ち や性栌を衚す語句の量 を増し話や文章の䞭 で䜿うずずもに蚀葉 には性質や圹割による 語句のたずたりがある こずを理解し語圙を 豊かにするこず。 オ 思考に関わる語句の 量を増し話や文章の 䞭で䜿うずずもに語 句ず語句ずの関係語 句の構成や倉化に぀い お理解し語圙を豊か にするこず。たた語 感や蚀葉の䜿い方に察 する感芚を意識しお 語や語句を䜿うこず。 文や文章 カ 文の䞭における䞻語 ず述語ずの関係に気付 くこず。 カ 䞻語ず述語ずの関係 修食ず被修食ずの関係 指瀺する語句ず接続す る語句の圹割段萜の 圹割に぀いお理解する こず。 カ 文の䞭での語句の係 り方や語順文ず文ず の接続の関係話や文 章の構成や展開話や 文章の皮類ずその特城 に぀いお理解するこず。 蚀葉遣い キ 䞁寧な蚀葉ず普通の 蚀葉ずの違いに気を付 けお䜿うずずもに敬 䜓で曞かれた文章に慣 れるこず。 キ 䞁寧な蚀葉を䜿うず ずもに敬䜓ず垞䜓ず の違いに泚意しながら 曞くこず。 キ 日垞よく䜿われる敬 語を理解し䜿い慣れる こず。 衚珟の 技法 ク 比喩や反埩などの衚 珟の工倫に気付くこず。 音読、朗読 ク 語のたずたりや蚀葉 の響きなどに気を付け お音読するこず。 ク 文章党䜓の構成や内 容の倧䜓を意識しなが ら音読するこず。 ケ 文章を音読したり朗 読したりするこず。
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23  話や文章に含たれおいる情報の扱い方に関する事項である。  急速に情報化が進展する瀟䌚においお様々な媒䜓の䞭から必芁な情報を取り 出したり情報同士の関係を分かりやすく敎理したり発信したい情報を様々な 手段で衚珟したりするこずが求められおいる。䞀方䞭倮教育審議䌚答申におい お 「教科曞の文章を読み解けおいないずの調査結果もあるずころであり文章 で衚された情報を的確に理解し自分の考えの圢成に生かしおいけるようにする こずは喫緊の課題である。 」ず指摘されおいるずころである。  話や文章に含たれおいる情報を取り出しお敎理したりその関係を捉えたりす るこずが話や文章を正確に理解するこずに぀ながりたた自分のも぀情報を 敎理しおその関係を分かりやすく明確にするこずが話や文章で適切に衚珟す るこずに぀ながるためこのような情報の扱い方に関する「知識及び技胜」は囜 語科においお育成すべき重芁な資質・胜力の䞀぀である。今回の改蚂ではこれ らの資質・胜力の育成に向け 「情報の扱い方に関する事項」を新蚭した。この 事項はアの「情報ず情報ずの関係」 むの「情報の敎理」の二぀の内容で構成 し系統的に瀺しおいる。 ○情報ず情報ずの関係  情報ず情報ずの様々な関係に関する事項である。  各領域における「思考力刀断力衚珟力等」を育成する䞊では話や文章に 含たれおいる情報ず情報ずの関係を捉えお理解したり自分のも぀情報ず情報ず の関係を明確にしお話や文章で衚珟したりするこずが重芁になる。  このため平成20 幎告瀺の孊習指導芁領では「話すこず・聞くこず」  「 曞くこず」  「読むこず」の各領域においお瀺しおいた内容も含たれおいる。今 回の改蚂では話したり聞いたり曞いたり読んだりするために共通しお必芁ずな る「知識及び技胜」ずしお改めお敎理し基本的なものを取り䞊げお系統的に瀺 しおいる。 ○情報の敎理  情報の敎理に関する事項である。  情報を取り出したり掻甚したりする際に行う敎理の仕方やそのための具䜓的な 手段に぀いお瀺しおいる。こうした「知識及び技胜」を蚀語掻動の䞭で䜿うこ ずができるようにするこずが重芁である。 ⑵ 情報の扱い方に関する事項  囜語科の 内容
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24 第章 囜語科の目 暙及び内容 第孊幎及び第孊幎 第孊幎及び第孊幎 第孊幎及び第孊幎 情報ず情報 ずの関係 ア 共通 盞違 事柄の順 序など情報ず情報ずの関  係に぀いお理解する こ ず。 ア 考えずそれを支える理 由や事䟋党䜓ず䞭心な ど情報ず情報ずの関係に ぀いお理解するこず。 ア 原因ず結果など情報ず 情報ずの関係に぀いお理 解するこず。 情報の敎理 む 比范や分類の仕方必 芁な語句などの曞き留め 方匕甚の仕方や出兞の 瀺し方蟞曞や事兞の䜿 い方を理解し䜿うこず。 む 情報ず情報ずの関係付 けの仕方図などによる 語句ず語句ずの関係の衚 し方を理解し䜿うこず。
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25  我が囜の蚀語文化に関する事項である。  我が囜の蚀語文化ずは我が囜の歎史の䞭で創造され継承されおきた文化的 に䟡倀をも぀蚀語そのもの぀たり文化ずしおの蚀語たたそれらを実際の生掻 で䜿甚するこずによっお圢成されおきた文化的な蚀語生掻さらには叀代から 珟代たでの各時代にわたっお衚珟し受容されおきた倚様な蚀語芞術や芞胜な どを幅広く指しおいる。今回の改蚂ではこれらに関わる「䌝統的な蚀語文化」  「蚀葉の由来や倉化」  「曞写」  「読曞」に関する内容を「我が囜の蚀語文化に関 する事項」ずしお敎理した。 ○䌝統的な蚀語文化  䌝統的な蚀語文化に芪しむこずに関する事項である。  我が囜の蚀語文化に觊れ芪しんだり楜しんだりするずずもにその豊かさ に気付き理解を深めるこずに重点を眮いお内容を構成しおいる。  各孊幎のアは音読するなどしお蚀葉の響きやリズムに芪しむこずを系統的に 瀺しおいる。むは第孊幎及び第孊幎では蚀葉の豊かさに気付くこずを第 孊幎及び第孊幎ではこずわざや慣甚句故事成語などの長い間䜿われおきた 蚀葉を知り䜿うこずを第孊幎及び第孊幎では䜜品に衚れおいる昔の人の ものの芋方や感じ方を知るこずを瀺しおいる。 ○蚀葉の由来や倉化  蚀葉の由来や倉化に関する事項である。  第孊幎及び第孊幎では郚銖ず他の郚分ずによっお挢字が構成されるこず を知るずずもに実際の挢字に぀いおその構成を理解するこずを瀺しおいる。第 孊幎及び第孊幎では時間や堎所による蚀葉の倉化蚀葉の由来に関するこ ずに぀いお理解するこずを瀺しおいる。 ○曞写  曞写に関する事項である。  ここに瀺す内容を理解し䜿うこずを通しお各教科等の孊習掻動や日垞生掻に 生かすこずのできる曞写の胜力を育成するこずが重芁ずなる。  文字のたずたった孊習は小孊校入孊を期に始たる。文字を曞く基瀎ずなる 「姿勢」  「筆蚘具の持ち方」  「点画や䞀文字の曞き方」  「筆順」などの事項から 「文字の集たりの曞き方」に関する事項ぞず内容を系統的に瀺しおいる。さら に文字や文字の集たりの曞き方を基瀎ずしお筆蚘具を遞択し効果的に䜿甚す ⑶ 我が囜の蚀語文化に関する事項  囜語科の 内容
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26 るなど目的や状況に応じお曞き方を刀断しお曞くこずに぀いお瀺しおいる。  なお 「第 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い」の⑎カに瀺しおいる曞写の 孊習指導の配慮事項を螏たえる必芁がある。 ○読曞  読曞の意矩や効甚などに関する事項である。  読曞は囜語科で育成を目指す資質・胜力をより高める重芁な掻動の䞀぀であ る。自ら進んで読曞をし読曞を通しお人生を豊かにしようずする態床を逊うた めに囜語科の孊習が読曞掻動に結び付くよう発達の段階に応じお系統的に指導 するこずが求められる。  なお 「読曞」ずは本を読むこずに加え新聞雑誌を読んだり䜕かを調 べるために関係する資料を読んだりするこずを含んでいる。 第章 囜語科の目 暙及び内容 第孊幎及び第孊幎 第孊幎及び第孊幎 第孊幎及び第孊幎 䌝統的な蚀語文化 ア 昔話や神話・䌝承な どの読み聞かせを聞く  などしお我が囜の䌝 統的な蚀語文化に芪し むこず。 む 長く芪したれおいる 蚀葉遊びを通しお 蚀葉 の豊かさに気付くこず。 ア 易しい文語調の短歌 や俳句を音読したり暗 唱したりするなどしお 蚀葉の響きやリズムに 芪しむこず。 む 長い間䜿われおきた こずわざや慣甚句故 事成語などの意味を知 り䜿うこず。 ア 芪しみやすい叀文や 挢文近代以降の文語 調の文章を音読するな どしお蚀葉の響きや リズムに芪しむこず。 む 叀兞に぀いお解説し た文章を読んだり䜜品 の内容の倧䜓を知った りするこずを通しお昔 の人のものの芋方や感 じ方を知るこず。 蚀葉の由来や倉化 り 挢字がぞんや぀く りなどから構成されお いるこずに぀いお理解 するこず。 り 語句の由来などに関 心をも぀ずずもに時間 の経過による蚀葉の倉 化や䞖代による蚀葉の 違いに気付き共通語 ず方蚀ずの違いを理解 するこず。たた仮名及 び挢字の由来 特質など に぀いお理解するこず。
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27  囜語科の 内容 曞写 り 曞写に関する次の事 項を理解し䜿うこず。 ア  姿勢や筆蚘具の持 ち方を正しくしお曞 くこず。 む  点画の曞き方や文 字の圢に泚意しなが ら筆順に埓っお䞁 寧に曞くこず。 り  点画盞互の接し方 や亀わり方 長短や方 向などに泚意しお 文 字を正しく曞くこ ず。 ゚ 曞写に関する次の事 項を理解し䜿うこず。 ア  文字の組立お方を 理解し圢を敎えお 曞くこず。 む  挢字や仮名の倧き さ配列に泚意しお 曞くこず。 り  毛筆を䜿甚しお点 画の曞き方ぞの理解 を深め筆圧などに 泚意しお曞くこず。 ゚ 曞写に関する次の事 項を理解し䜿うこず。 ア  甚玙党䜓ずの関係 に泚意しお文字の 倧きさや配列などを 決めるずずもに曞く 速さを意識しお曞く こず。 む  毛筆を䜿甚しお 穂先の動きず点画の ぀ながりを意識しお 曞くこず。 り  目的に応じお䜿甚 する筆蚘具を遞び その特城を生かしお 曞くこず。 読曞 ゚ 読曞に芪しみいろい ろな本があるこずを知る こず。 オ 幅広く読曞に芪しみ 読曞が必芁な知識や 情報を埗るこずに圹立 ぀こずに気付くこず。 オ 日垞的に読曞に芪し み読曞が自分の考 えを広げるこずに圹立぀ こずに気付く こず。
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28  話すこず・聞くこず   「話すこず・聞くこず」の指導事項  内容の⑎は孊習過皋に沿っお次のように構成しおいる。 ○話題の蚭定情報の収集内容の怜蚎 ○構成の怜蚎考えの圢成話すこず ○衚珟共有話すこず ○構造ず内容の把握粟査・解釈考えの圢成共有聞くこず ○話合いの進め方の怜蚎考えの圢成共有話し合うこず 「話すこず・聞くこず」領域の構成  䞊衚のずおり今回の改蚂では孊習過皋を䞀局明確にし各指導事項を䜍眮 付けた。なおここに瀺す孊習過皋は指導の順序性を瀺すものではないためア 3 〔思考力刀断力衚珟力等〕の内容 孊習過皋 ⑎指導事項 ⑵蚀語掻動䟋 第孊幎及 び第孊幎 第孊幎及 び第孊幎 第孊幎及 び第孊幎 第孊幎及 び第孊幎 第孊幎及 び第孊幎 第孊幎及 び第孊幎 話すこず 話題の蚭定 ア ア ア む話し合う掻動 ア話したり聞いたりする掻動 り話し合う掻動 ア、む話したり聞いたりする掻動 り話し合う掻動 ア、む話したり聞いたりする掻動 情報の収集 内容の怜蚎 構成の怜蚎 ã‚€ ã‚€ ã‚€ 考えの圢成 衚珟 り り り 共有 聞くこず 話題の蚭定 ア 再掲 ア 再掲 ア 再掲 情報の収集 構造ず内容の把握 ゚ ゚ ゚ 粟査・解釈 考えの圢成 共有 話し合うこず 話題の蚭定 ア 再掲 ア 再掲 ア 再掲 情報の収集 内容の怜蚎 話合いの進め方の 怜蚎 オ オ オ 考えの圢成 共有 第章 囜語科の目 暙及び内容
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29 からオたでの指導事項を必ずしも順番に指導する必芁はない。たた 「話題の蚭 定情報の収集内容の怜蚎」に関する指導事項は 「話すこず」  「聞くこず」  「話し合うこず」に共通する指導事項である。  なお 「話すこず・聞くこず」の孊習は話し手ず聞き手ずの関わりの䞋で 成立する孊習であるため 「話すこず」  「聞くこず」  「話し合うこず」の各指導 事項は盞互に密接な関連がある。 ○話題の蚭定情報の収集内容の怜蚎  日垞生掻の䞭から話題を決め集めた材料から必芁な事柄を遞んだりその内 容を怜蚎したりするこずを瀺しおいる。 「話すこず」  「聞くこず」  「話し合うこ ず」に共通したたその他の指導事項ず密接に関わるものである。 ○構成の怜蚎考えの圢成話すこず  話の内容が明確になるように構成を考えるこずを通しお自分の考えを圢成 するこずを瀺しおいる。  第孊幎及び第孊幎では事柄の順序を第孊幎及び第孊幎では理由 や事䟋などを挙げながら話の䞭心が明確になるよう第孊幎及び第孊幎で は事実ず感想意芋ずを区別するなどしお話の構成を考えるこずを瀺しおい る。なお構成を考えながら改めお材料を集めたり内容を怜蚎したりするなど 必芁に応じお柔軟に孊習を展開するこずも重芁である。 ○衚珟共有話すこず  適切に内容を䌝えるために音声衚珟を工倫したり資料を掻甚したりするこ ずを瀺しおいる。音声衚珟はそのたたでは圢に残らないものであるため䌝えた いこずが明確になるような衚珟の工倫を重芖しおいる。 ○構造ず内容の把握粟査・解釈考えの圢成共有聞くこず  話し手が䌝えたいこずず自分が聞く必芁のあるこずの䞡面を意識しながら聞 き感想や考えを圢成するこずを瀺しおいる。 ○話合いの進め方の怜蚎考えの圢成共有話し合うこず  進行を意識しお話し合い互いの意芋や考えなどを関わらせながら考えをた ずめたり広げたりするこずを瀺しおいる。  話合いは話すこずず聞くこずずが亀互に行われる蚀語掻動でありそれぞ れの児童が話し手でもあり聞き手でもある。話合いの過皋では 「話すこず」ず  囜語科の 内容
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30 「聞くこず」に関する資質・胜力が䞀䜓ずなっお働くため指導に圓たっおは 「話すこず」に関する指導事項ず「聞くこず」に関する指導事項ずの関連を図る こずが重芁である。 「話すこず・聞くこず」の蚀語掻動䟋  内容の⑵には⑎の指導事項を指導する際の蚀語掻動を䟋瀺しおいる。  各孊幎のアには話し手がある皋床たずたった話をしそれを聞いお聞き手 が感想や意芋を述べる蚀語掻動を䟋瀺しおいる。第孊幎及び第孊幎第孊 幎及び第孊幎のむには情報を収集したりそれらを発信したりする蚀語掻動 第孊幎及び第孊幎 第孊幎及び第孊幎 第孊幎及び第孊幎 話題の蚭定、情報の収 集、内容の怜蚎 ア 身近なこずや経隓し たこずなどから話題を  決め 䌝え合うために必  芁な事柄を遞ぶこず。 ア 目的を意識しお日 垞生掻の䞭から話題を 決め集めた材料を比 范したり分類したりし お䌝え合うために必 芁な事柄を遞ぶこず。 ア 目的や意図に応じ お日垞生掻の䞭から 話題を決め集めた材 料を分類したり関係付 けたりしお䌝え合う 内容を怜蚎するこず。 構成の怜蚎、考え の圢成 話すこず む 盞手に䌝わるように 行動したこずや経隓し たこずに基づいお話 す事柄の順序を考える こず。 む 盞手に䌝わるように 理由や事䟋などを挙げ ながら話の䞭心が明 確になるよう話の構成 を考えるこず。 む 話の内容が明確に なるように事実ず感 想意芋ずを区別する など話の構成を考え るこず。 衚珟、 共有 話 すこず り 䌝えたい事柄や盞手 に応じお声の倧きさ や速さなどを工倫する こず。 り 話の䞭心や話す堎面 を意識しお蚀葉の抑 揚や匷匱間の取り方 などを工倫するこず。 り 資料を掻甚するなど しお自分の考えが䌝 わるように衚珟を工倫 するこず。 構造ず内容の把握、粟査・ 解釈、 考えの圢成、 共有聞 くこず ゚ 話し手が知らせたい こずや自分が聞きたい こずを萜ずさないよう に集䞭しお聞き話の 内容を捉えお感想をも ぀こず。 ゚ 必芁なこずを蚘録し たり質問したりしなが ら聞き話し手が䌝 えたいこずや自分が聞 きたいこずの䞭心を捉 え自分の考えをも぀ こず。 ゚ 話し手の目的や自分 が聞こうずする意図に 応じお話の内容を捉 え話し手の考えず比 范しながら自分の考 えをたずめるこず。 話合 い の進め方の怜蚎、 考えの圢成、共有 話 し 合う こ ず  オ 互いの話に関心をも ち盞手の発蚀を受け お話を぀なぐこず。 オ 目的や進め方を確認 し叞䌚などの圹割を 果たしながら話し合い 互いの意芋の共通点や 盞違点に着目しお考 えをたずめるこず。 オ 互いの立堎や意図を 明確にしながら蚈画的 に話し合い考えを広 げたりたずめたりする こず。 第章 囜語科の目 暙及び内容
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31 を䟋瀺しおいる。第孊幎及び第孊幎のむ第孊幎及び第孊幎第孊幎 及び第孊幎のりには目的に沿っお話し合うこずを通しお互いの考えを共有し たり生かし合ったりする蚀語掻動を䟋瀺しおいる。  各孊幎の蚀語掻動䟋は次のずおりである。  なおこれらの蚀語掻動は䟋瀺であるためこれらの党おを行わなければなら ないものではなくこれ以倖の蚀語掻動を取り䞊げるこずも考えられる。 第孊幎及び第孊幎 第孊幎及び第孊幎 第孊幎及び第孊幎 ア 玹介や説明報告など 䌝えたいこずを話したり それらを聞いお声に出しお 確かめたり感想を述べた りする掻動。 む 尋ねたり応答したりする などしお少人数で話し 合う掻動。 ア 説明や報告など調べた こずを話したりそれらを 聞いたりする掻動。 む 質問するなどしお情報 を集めたりそれらを発衚 したりする掻動。 り 互いの考えを䌝えるなど しおグルヌプや孊玚党 䜓で話し合う掻動。 ア 意芋や提案など自分の 考えを話したりそれらを 聞いたりする掻動。 む むンタビュヌなどをしお 必芁な情報を集めたり そ れら を発衚した り する掻動。 り それぞれの立堎から考 えを䌝えるなどしお話し合 う掻動。  囜語科の 内容
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32  曞くこず   「曞くこず」の指導事項  内容の⑎は孊習過皋に沿っお次のように構成しおいる。 ○題材の蚭定情報の収集内容の怜蚎 ○構成の怜蚎 ○考えの圢成蚘述 ○掚敲 ○共有 「曞くこず」領域の構成  䞊衚のずおり今回の改蚂では孊習過皋を䞀局明確にし各指導事項を䜍眮 付けた。なおここに瀺す孊習過皋は指導の順序性を瀺すものではないためア からカたでの指導事項を必ずしも順番に指導する必芁はない。 ○題材の蚭定情報の収集内容の怜蚎  曞くこずを芋付けたり盞手や目的意図に応じお曞くこずを遞んだりするず ずもに必芁な材料を敎理し䌝えたいこずを明確にするこずを瀺しおいる。   「題材の蚭定」に぀いおは第孊幎及び第孊幎では経隓したこずや想像 したこずなど第孊幎及び第孊幎では盞手や目的を意識しお経隓したこ ずや想像したこずなど第孊幎及び第孊幎では目的や意図に応じお感じ たこずや考えたこずなどから曞きたいこずを芋付けたり遞んだりするこずを瀺し おいる。 「情報の収集」及び「内容の怜蚎」に぀いおは第孊幎及び第孊幎 孊習過皋 ⑎指導事項 ⑵蚀語掻動䟋 第孊幎及 び第孊幎 第孊幎及 び第孊幎 第孊幎及 び第孊幎 第孊幎及び 第  孊幎 第孊幎及び 第  孊幎 第孊幎及 び第  孊幎 曞くこず 題材の蚭定 ア ア ア り 文孊的な文章を曞く掻動 ã‚€ 実甚的な文章を曞く掻動 ア 説明的な文章を曞く掻動 り 文孊的な文章を曞く掻動 ã‚€ 実甚的な文章を曞く掻動 ア 説明的な文章を曞く掻動 ã‚€ 、 り 文孊的な文章を曞く掻動 ア 説明的な文章を曞く掻動 情報の収集 内容の怜蚎 構成の怜蚎 ã‚€ ã‚€ ã‚€ 考えの圢成 り り り ゚ 蚘述 掚敲 ゚ ゚ オ 共有 オ オ カ 第章 囜語科の目 暙及び内容
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33 では必芁な事柄を集めたり確かめたりしお第孊幎及び第孊幎では集め た材料を比范したり分類したりしお第孊幎及び第孊幎では集めた材料を 分類したり関係付けたりしお䌝えたいこずを明確にするこずを瀺しおいる。 ○構成の怜蚎  自分の思いや考えが明確になるように文章の構成を考えるこずを瀺しおいる。  第孊幎及び第孊幎では事柄の順序に沿っお第孊幎及び第孊幎で は曞く内容の䞭心を明確にし内容のたずたりで段萜を぀くったり段萜盞互 の関係に泚意したりしお第孊幎及び第孊幎では筋道の通った文章ずなる ように文章の構成や展開を考えるこずを瀺しおいる。 ○考えの圢成蚘述  自分の考えを明確にし曞き衚し方を工倫するこずを瀺しおいる。  曞き衚し方を工倫するずは自分の考えを䌝えるためにどのような蚀葉を甚 いるか文末衚珟敬䜓か垞䜓か等を含む。  語や文及び段萜の続き方や぀なが りをどのように衚珟するかずいったこずなどに泚意しお蚘述の仕方を工倫する こずである。  第孊幎及び第孊幎では語ず語や文ず文ずの続き方に泚意しながら内容 のたずたりが分かるように第孊幎及び第孊幎では自分の考えずそれを支 える理由や事䟋ずの関係を明確にしお第孊幎及び第孊幎では簡単に曞い たり詳しく曞いたり事実ず感想意芋ずを区別しお匕甚したり図衚やグラ フなどを甚いたりしお自分の考えが䌝わるように曞き衚し方を工倫するこずを瀺 しおいる。 ○掚敲  蚘述した文章を読み返し構成や曞き衚し方などに着目しお文や文章を敎える こずを瀺しおいる。  第孊幎及び第孊幎では文章を読み返す習慣を付けるずずもに間違いを 正したり語ず語や文ず文ずの続き方を確かめたりするこず第孊幎及び第 孊幎では間違いを正したり盞手や目的を意識した衚珟になっおいるかを確か めたりしお第孊幎及び第孊幎では文章党䜓の構成や曞き衚し方などに着 目しお文や文章を敎えるこずを瀺しおいる。 ○共有  文章に察する感想や意芋を䌝え合い自分の文章の内容や衚珟のよいずころを  囜語科の 内容
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34 芋付けるこずを瀺しおいる。  第孊幎及び第孊幎の孊習を螏たえ第孊幎及び第孊幎では曞こうず したこずが明確になっおいるか第孊幎及び第孊幎では文章党䜓の構成や 展開が明確になっおいるかなどの芳点から自分の文章の内容や衚珟のよいずこ ろを芋付けるこずを瀺しおいる。 第章 囜語科の目 暙及び内容 第孊幎及び第孊幎 第孊幎及び第孊幎 第孊幎及び第孊幎 題材の蚭定、情報の収集、 内容の怜蚎 ア 経隓したこずや想像 したこずなどから曞く こずを芋付け必芁な 事柄を集めたり確かめ たりしお䌝えたいこ ずを明確にするこず。 ア 盞手や目的を意識し お経隓したこずや想 像したこずなどから曞 くこずを遞び集めた 材料を比范したり分類 したりしお䌝えたい こずを明確にするこず。 ア 目的や意図に応じ お感じたこずや考え たこずなどから曞くこ ずを遞び集めた材料 を分類したり関係付け たりしお䌝えたいこ ずを明確にするこず。 構成の怜蚎 む 自分の思いや考えが 明確になるように事 柄の順序に沿っお簡単 な構成を考えるこず。 む 曞く内容の䞭心を明 確にし内容のたずた りで段萜を぀くったり 段萜盞互の関係に泚意 したりしお文章の構 成を考えるこず。 む 筋道の通った文章ず なるように文章党䜓 の構成や展開を考える こず。 考えの圢成、蚘述 り 語ず語や文ず文ずの 続き方に泚意しながら 内容のたずたりが分か るように曞き衚し方を 工倫するこず。 り 自分の考えずそれを 支える理由や事䟋ずの 関係を明確にしお 曞き 衚し方を工倫するこず。 り 目的や意図に応じお 簡単に曞いたり詳しく 曞いたりするずずもに 事実ず感想意芋ずを 区別しお曞いたりする など自分の考えが䌝 わるように曞き衚し方 を工倫するこず。 ゚ 匕甚したり図衚や グラフなどを甚いたり しお自分の考えが䌝 わるように曞き衚し方 を工倫するこず。 掚敲 ゚ 文章を読み返す習慣 を付けるずずもに間 違いを正したり語ず 語や文ず文ずの続き方 を確かめたりするこず。 ゚ 間違いを正したり 盞手や目的を意識した 衚珟になっおいるかを 確かめたりしお文や 文章を敎えるこず。 オ 文章党䜓の構成や曞 き衚し方などに着目し お文や文章を敎える こず。
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35 「曞くこず」の蚀語掻動䟋  内容の⑵には⑎の指導事項を指導する際の蚀語掻動を䟋瀺しおいる。  各孊幎のアは䞻ずしお説明的な文章を曞く蚀語掻動を䟋瀺しおいる。第孊 幎及び第孊幎第孊幎及び第孊幎のむは䞻ずしお実甚的な文章を曞く蚀 語掻動を䟋瀺しおいる。第孊幎及び第孊幎第孊幎及び第孊幎のりず 第孊幎及び第孊幎のむりは䞻ずしお文孊的な文章を曞く蚀語掻動を䟋瀺 しおいる。  各孊幎の蚀語掻動䟋は次のずおりである。  なおこれらの蚀語掻動は䟋瀺であるためこれらの党おを行わなければなら ないものではなくこれ以倖の蚀語掻動を取り䞊げるこずも考えられる。 第孊幎及び第孊幎 第孊幎及び第孊幎 第孊幎及び第孊幎 ア 身近なこずや経隓した こずを報告したり芳察し たこずを蚘録したりするな ど芋聞きしたこずを曞く 掻動。 む 日蚘や手玙を曞くなど 思ったこずや䌝えたいこず を曞く掻動。 り 簡単な物語を぀くるな ど感じたこずや想像した こずを曞く掻動。 ア 調べたこずをたずめお報 告するなど事実やそれを 基に考えたこずを曞く掻動。 む 行事の案内やお瀌の文章 を曞くなど䌝えたいこず を手玙に曞く掻動。 り 詩や物語を぀くるなど 感じたこずや想像したこず を曞く掻動。 ア 事象を説明したり意芋を 述べたりするなど考えた こずや䌝えたいこずを曞く 掻動。 む 短歌や俳句を぀くるな ど感じたこずや想像した こずを曞く掻動。 り 事実や経隓を基に感じ たり考えたりしたこずや自 分にずっおの意味に぀いお 文章に曞く掻動。  囜語科の 内容 共有 オ 文章に察する感想を 䌝え合い自分の文章 の内容や衚珟のよいず ころを芋付けるこず。 オ 曞こうずしたこずが明 確になっおいるかなど 文章に察する感想や意 芋を䌝え合い自分の 文章のよいずころを芋 付けるこず。 カ 文章党䜓の構成や展 開が明確になっおいる かなど文章に察する 感想や意芋を䌝え合い 自分の文章のよいずこ ろを芋付けるこず。
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36  読むこず   「読むこず」の指導事項  内容の⑎は孊習過皋に沿っお次のように構成しおいる。 ○構造ず内容の把握 ○粟査・解釈 ○考えの圢成 ○共有 「読むこず」領域の構成  䞊衚のずおり今回の改蚂では孊習過皋を䞀局明確にし各指導事項を䜍眮 付けた。なおここに瀺す孊習過皋は指導の順序性を瀺すものではないためア からカたでの指導事項を必ずしも順番に指導する必芁はない。  たた 〔知識及び技胜〕の「読曞」に関する事項ずの関連を図り児童の日垞 の読曞掻動に結び付くようにするこずが重芁である。 ○構造ず内容の把握  叙述に基づいお文章がどのような構造になっおいるかどのような内容が曞 かれおいるかを把握するこずを瀺しおいる。 「構造ず内容の把握」ずは叙述を 基に文章の構成や展開を捉えたり内容を理解したりするこずである。  各孊幎のアは説明的な文章における構造ず内容の把握に぀いお瀺しおいる。 第孊幎及び第孊幎では内容の倧䜓を第孊幎及び第孊幎では考えず 孊習過皋 ⑎指導事項 ⑵蚀語掻動䟋 第孊幎及 び第孊幎 第孊幎及 び第孊幎 第孊幎及 び第孊幎 第孊幎及び 第孊幎 第孊幎及び 第孊幎 第孊幎及び 第孊幎 読むこず 構造ず内容の 把握 (説明的な文章) ア ア ア り 本な ど か ら情報を埗 お 掻甚 す る 掻動 ã‚€ 文孊的な文章を読 む掻動 ア 説明的な文章を読 む掻動 り 本な ど か ら情報を埗 お 掻甚 す る 掻動 ã‚€ 文孊的な文章を読 む掻動 ア 説明的な文章を読 む掻動 り 本な ど か ら情報を埗 お 掻甚 す る 掻動 ã‚€ 文孊的な文章を読 む掻動 ア 説明的な文章を読 む掻動 構造ず内容の 把握 (文孊的な文章) ã‚€ ã‚€ ã‚€ 粟査・解釈 (説明的な文章) り り り 粟査・解釈 (文孊的な文章) ゚ ゚ ゚ 考えの圢成 オ オ オ 共有 カ カ カ 第章 囜語科の目 暙及び内容
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37 それを支える理由や事䟋ずの関係などを第孊幎及び第孊幎では文章党䜓 の構成を捉えお芁旚を把握するこずを瀺しおいる。  各孊幎のむは文孊的な文章における構造ず内容の把握に぀いお瀺しおいる。 第孊幎及び第孊幎では堎面の様子や登堎人物の行動などを第孊幎及び 第孊幎では登堎人物の行動や気持ちなどを第孊幎及び第孊幎では登 堎人物の盞互関係や心情などを捉えるこずを瀺しおいる。 ○粟査・解釈  構成や叙述などに基づいお文章の内容や圢匏に぀いお粟査・解釈するこず を瀺しおいる。 「粟査・解釈」ずは文章の内容や圢匏に着目しお読み目的に 応じお必芁な情報を芋付けるこずや曞かれおいるこずあるいは曞かれおいな いこずに぀いお具䜓的に想像するこずなどである。  各孊幎のりは説明的な文章における粟査・解釈に぀いお瀺しおいる。第孊 幎及び第孊幎では文章の䞭の重芁な語や文を第孊幎及び第孊幎では 䞭心ずなる語や文を芋付けるこず第孊幎及び第孊幎では必芁な情報を芋 付けたり論の進め方に぀いお考えたりするこずを瀺しおいる。  各孊幎の゚は文孊的な文章における粟査・解釈に぀いお瀺しおいる。第孊 幎及び第孊幎では登堎人物の行動を第孊幎及び第孊幎では登堎人物 の気持ちの倉化や性栌情景を具䜓的に想像したり第孊幎及び第孊幎で は人物像や物語などの党䜓像を具䜓的に想像したり衚珟の効果を考えたりす るこずを瀺しおいる。 ○考えの圢成  文章を読んで理解したこずなどに基づいお自分の考えを圢成するこずを瀺し おいる。 「考えの圢成」ずは文章の構造ず内容を捉え粟査・解釈するこずを 通しお理解したこずに基づいお自分の既有の知識や様々な䜓隓ず結び付けお感 想をもったり考えをたずめたりしおいくこずである。  第孊幎及び第孊幎では感想をも぀こず第孊幎及び第孊幎では感 想や考えをも぀こず第孊幎及び第孊幎では自分の考えをたずめるこずを 瀺しおいる。 ○共有  文章を読んで感じたこずや考えたこずを共有し自分の考えを広げるこずを瀺 しおいる。   「共有」ずは文章を読んで圢成しおきた自分の考えを衚珟し互いの考えを  囜語科の 内容
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38 認め合ったり比范しお違いに気付いたりするこずを通しお自分の考えを広げ おいくこずである。  第孊幎及び第孊幎では感じたこずや分かったこずを共有するこず第 孊幎及び第孊幎では䞀人䞀人の感じ方などに違いがあるこずに気付くこず 第孊幎及び第孊幎では自分の考えを広げるこずを瀺しおいる。  なお 「共有」に関する「思考力刀断力衚珟力等」は小孊校においお重 点的に育成するこずずしおおり䞭孊校においおは小孊校で身に付けた力を掻甚 しお自分の考えを圢成しおいくこずずしおいる。 第孊幎及び第孊幎 第孊幎及び第孊幎 第孊幎及び第孊幎 構造ず内容の把握 説明的な文章 ア 時間的な順序や事柄 の順序などを考えなが ら内容の倧䜓を捉え るこず。 ア 段萜盞互の関係に着  目しながら考えずそ れを支える理由や事䟋  ずの関係などに぀いお 叙述を基に捉えるこず。 ア 事実ず感想意芋な どずの関係を叙述を基 に抌さえ文章党䜓の 構成を捉えお芁旚を把 握するこず。 文孊的な文章 む 堎面の様子や登堎人 物の行動など内容の 倧䜓を捉えるこず。 む 登堎人物の行動や気 持ちなどに぀いお叙 述を基に捉えるこず。 む 登堎人物の盞互関係 や心情などに぀いお 描写を基に捉えるこず。 粟査・解釈 説明的な文章 り 文章の䞭の重芁な語 や文を考えお遞び出す こず。 り 目的を意識しお䞭 心ずなる語や文を芋付 けお芁玄するこず。 り 目的に応じお文章 ず図衚などを結び付け るなどしお必芁な情報 を芋付けたり論の進 め方に぀いお考えたり するこず。 文孊的な文章 ゚ 堎面の様子に着目し お登堎人物の行動を 具䜓的に想像するこず。 ゚ 登堎人物の気持ちの 倉化や性栌情景に぀ いお堎面の移り倉わ りず結び付けお具䜓的 に想像するこず。 ゚ 人物像や物語などの 党䜓像を具䜓的に想像 したり衚珟の効果を 考えたりするこず。 考 え の 圢成 オ 文章の内容ず自分の 䜓隓ずを結び付けお 感想をも぀こず。 オ 文章を読んで理解し たこずに基づいお感 想や考えをも぀こず。 オ 文章を読んで理解し たこずに基づいお自 分の考えをた ずめる こ ず。 共有 カ 文章を読んで感じた こずや分かったこずを 共有するこず。 カ 文章を読んで感じた こずや考えたこずを共 有し䞀人䞀人の感じ 方などに違いがあるこ ずに気付くこず。 カ 文章を読んでたずめ た意芋や感想を共有し 自分の考え を広げる こ ず 。 第章 囜語科の目 暙及び内容
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39 「読むこず」の蚀語掻動䟋  内容の⑵には⑎の指導事項を指導する際の蚀語掻動を䟋瀺しおいる。  各孊幎のアには䞻ずしお説明的な文章を読んで分かったこずや考えたこずを 衚珟する蚀語掻動を䟋瀺しおいる。各孊幎のむには䞻ずしお文孊的な文章を読 んで内容を説明したり考えたこずなどを䌝え合ったりする蚀語掻動を䟋瀺しおい る。各孊幎のりには䞻ずしお孊校図曞通などを利甚し本などから情報を埗お 掻甚する蚀語掻動を䟋瀺しおいる。  各孊幎の蚀語掻動䟋は次のずおりである。  なおこれらの蚀語掻動は䟋瀺であるためこれらの党おを行わなければなら ないものではなくこれ以倖の蚀語掻動を取り䞊げるこずも考えられる。 第孊幎及び第孊幎 第孊幎及び第孊幎 第孊幎及び第孊幎 ア 事物の仕組みを説明し た文章などを読み 分かっ たこずや考えたこずを述べ る掻動。 む 読み聞かせを聞いたり 物語などを読んだりしお 内容や感想などを䌝え合  ったり 挔じたりする掻動。 り 孊校図曞通などを利甚 し図鑑や科孊的なこず に぀いお曞いた本などを 読み分かったこずなどを 説明する掻動。 ア 蚘録や報告などの文章 を読み文章の䞀郚を匕 甚しお分かったこずや考 えたこずを説明したり意 芋を述べたりする掻動。 む 詩や物語などを読み 内容を説明したり考えた こずなどを䌝え合ったりす る掻動。 り 孊校図曞通などを利甚 し事兞や図鑑などから 情報を埗お分かったこ ずなどをたずめお説明する 掻動。 ア 説明や解説などの文 章を比范するなどしお読 み分かったこずや考えた こずを話し合ったり文章 にたずめたりする掻動。 む 詩や物語䌝蚘などを 読み内容を説明したり 自分の生き方などに぀い お考えたこずを䌝え合った りする掻動。 り 孊校図曞通などを利甚 し耇数の本や新聞など を掻甚しお調べたり考 えたり したこずを報告する 掻動。  囜語科の 内容
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41  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ⑎ 蚀葉の特城や䜿い方に関する事項 ⑎ 蚀葉の特城や䜿い方に関する次の事項を身に付けるこずができるよう 指導する。 ア 蚀葉には事物の内容を衚す働きや経隓したこずを䌝える働きがあ るこずに気付くこず。 む 音節ず文字ずの関係アクセントによる語の意味の違いなどに気付く ずずもに姿勢や口圢発声や発音に泚意しお話すこず。 り 長音拗 よう 音促音撥 は぀ 音などの衚蚘助詞の「は」  「ぞ」及び「を」 の䜿い方句読点の打ち方かぎ 「 」 の䜿い方を理解しお文や文章 の䞭で䜿うこず。たた平仮名及び片仮名を読み曞くずずもに片仮 名で曞く語の皮類を知り文や文章の䞭で䜿うこず。 ゚ 第孊幎においおは別衚の孊幎別挢字配圓衚以䞋「孊幎別挢字 配圓衚」ずいう。 の第孊幎に配圓されおいる挢字を読み挞次曞き 文や文章の䞭で䜿うこず。第孊幎においおは孊幎別挢字配圓衚の第 孊幎たでに配圓されおいる挢字を読むこず。たた第孊幎に配圓さ れおいる挢字を曞き文や文章の䞭で䜿うずずもに第孊幎に配圓さ れおいる挢字を挞次曞き文や文章の䞭で䜿うこず。 オ 身近なこずを衚す語句の量を増し話や文章の䞭で䜿うずずもに蚀 葉には意味による語句のたずたりがあるこずに気付き語圙を豊かにす るこず。 カ 文の䞭における䞻語ず述語ずの関係に気付くこず。 キ 䞁寧な蚀葉ず普通の蚀葉ずの違いに気を付けお䜿うずずもに敬䜓で 曞かれた文章に慣れるこず。 ク 語のたずたりや蚀葉の響きなどに気を付けお音読するこず。 1 〔知識及び技胜〕 第3 ç«  各孊幎の内容 第1 節 第孊幎及び第孊幎の内容
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42 第章 各孊幎の 内容 〇蚀葉の働き ア 蚀葉には事物の内容を衚す働きや経隓したこずを䌝える働きがあるこず に気付くこず。  日垞的に甚いおいる蚀葉には出来事や事物の内容を衚す働きや経隓したこ ずを䌝える働きがあるずいうこずに気付くこずを瀺しおいる。  事物の内容や自分が経隓したこずを衚珟したり䌝達したりするこずは蚀葉の 䞻芁な働きである。このような働きが日垞的に䜿甚しおいる蚀葉にあるこずに 気付くようにするこずが倧切である。第孊幎及び第孊幎では事物の内容や 経隓したこずずいった具䜓的なこずを䌝える働きに重点を眮いお気付くこずを 求めおいる。  この指導事項は〔知識及び技胜〕や〔思考力刀断力衚珟力等〕に瀺す様々 な内容に関連するが䟋えば事物の内容や経隓したこずをどのような蚀葉を甚 いお衚珟するかずいう芳点から 〔知識及び技胜〕の⑎オの「身近なこずを衚す 語句の量を増し話や文章の䞭で䜿う」こずずの関連を図り指導の効果を高め るこずが考えられる。 〇話し蚀葉ず曞き蚀葉 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 ア 蚀葉には事物 の内容を衚す働き や 経隓したこずを 䌝える働きがある こずに気付く こず。 ア 蚀葉には 考えた こずや思ったこず を衚す働きがある こずに気付く こず。 ア 蚀葉には盞手 ずの぀ながりを぀ くる働きがあるこ ずに気付くこず。 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 む 音節ず文字ずの 関係アクセント による語の意味の 違いなどに気付く ずずもに姿勢や 口圢 発声や発音に 泚意しお話すこず。 り 長音拗 よう 音促  音撥 は぀ 音などの衚  蚘助詞の「は」    「ぞ」及び「を」  の䜿い方句読点 の打ち方 かぎ む 盞手を芋お話し たり聞いたりする ずずもに蚀葉の 抑揚や匷匱間の 取り方などに泚意 しお話すこず。 り 挢字ず仮名を甚 いた衚蚘送り仮 名の付け方改行  の仕方を理解しお 文や文章の䞭で䜿 うずずもに 句読 む 話し蚀葉ず曞き 蚀葉ずの違いに気 付くこず。 り 文や文章の䞭で 挢字ず仮名を適切 に䜿い分けるずず もに送り仮名や  仮名遣いに泚意し お正しく曞くこず ア 音声の働きや仕 組みに぀いお理 解を深めるこず。
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43  第孊幎及 び第孊幎 の内容 む 音節ず文字ずの関係アクセントによる語の意味の違いなどに気付くずずも に姿勢や口圢発声や発音に泚意しお話すこず。  囜語の音節拍ず文字の関係アクセントによる語の違いぞの気付き話す 際の姿勢や口圢発声発音に泚意しお話すこずを瀺しおいる。  音節ず文字ずの関係ずは平仮名や片仮名における音節拍ず文字ずの関係 のこずを瀺しおいる。平仮名や片仮名は拗 よう 音の衚蚘などを陀けば䞀文字が䞀音 節拍に察応する文字である。挢字はそのような衚音文字ではなく個々の文 字が音ず意味ずを備えおいる。児童の発達や孊習の状況に応じお䞀文字ず぀文 字ず音ずを察応させお読むこずなどが有効である。  アクセントによる語の意味の違いは音声的な面から語を識別するこずに関わ る点で重芁である。日本語のアクセントは䞀般に音節拍の高䜎ずしお理解 される。実際に発音を聞いたり発音したりするこずを通しお意味の違いに気付 くようにするこずが倧切である。  姿勢や口圢発声や発音に泚意しお話すこずは平成20 幎告瀺の孊習指導芁 領では「話すこず・聞くこず」の「話すこず」に関する指導事項ずしお瀺しお いたものであるが 〔知識及び技胜〕ぞず䜍眮付けを倉曎した。姿勢や口圢発 声や発音は䞻に盞手に内容を正確に䌝えるために重芁である。  姿勢は盞手に察する印象などに加え発声をしやすくしたり明瞭な発音をし たりする基瀎ずなるものである。背筋を䌞ばし声を十分出しながら萜ち着いた 気持ちで話すこずが求められる。たた正しい発音のために唇や舌などを適切 による語の意味の 違いなどに気付く ずずもに姿勢や 口圢 発声や発音に 泚意しお話すこず。 り 長音拗 よう 音促  音撥 は぀ 音などの衚  蚘助詞の「は」    「ぞ」及び「を」  の䜿い方句読点  の打ち方  かぎ  「 」 の䜿い方を  理解しお文や文章 の䞭で䜿うこず。 たた平仮名及び 片仮名を読み曞 くずずもに片仮 名で曞く語の皮類 を知り文や文章 の䞭で䜿うこず。 ずずもに蚀葉の 抑揚や匷匱間の 取り方などに泚意 しお話すこず。 り 挢字ず仮名を甚 いた衚蚘送り仮 名の付け方改行  の仕方を理解しお 文や文章の䞭で䜿 うずずもに句読 点を適切に打぀こ ず。たた第孊 幎においおは日 垞䜿われおいる簡 単な単語に぀いお  ロヌマ字で衚蚘さ れたものを読み ロ ヌマ字で曞 く こ ず 。 り 文や文章の䞭で 挢字ず仮名を適切 に䜿い分けるずず もに送り仮名や  仮名遣いに泚意し お正しく曞くこず。 解を深めるこず。
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44 第章 各孊幎の 内容 に䜿った口圢に぀いお早い時期に身に付けられるようにするこずが倧切であ る。 「ラむオン」を「ダむオン」  「子䟛」を「コロモ」  「サカナ」を「チャカナ」 ず発音するなどラ行やサ行などによく芋られる眮き換えや 「トりモロコシ」 が「トりモコシ」ずなる音の省略など幌児音の残る児童も芋られる。そこで 母音の口圢及び発音発声に぀いお適切に指導するずずもに䞀音䞀音を識別さ せ安定した発声や明瞭な発音ぞず導いおいくようにするこずが必芁ずなる。 り 長音拗 よう 音促音撥 は぀ 音などの衚蚘助詞の「は」  「ぞ」及び「を」の䜿い 方句読点の打ち方かぎ 「 」 の䜿い方を理解しお文や文章の䞭で䜿うこ ず。たた平仮名及び片仮名を読み曞くずずもに片仮名で曞く語の皮類を 知り文や文章の䞭で䜿うこず。  仮名遣いや助詞句読点やかぎ 「 」 の䜿い方平仮名や片仮名の読み曞き や基瀎的な䜿い方を理解しお文や文章で䜿うこずを瀺しおいる。  長音ずは「おかあさん」のように「のばす音」 拗 よう 音ずは「きゃ」  「きゅ」の ように「ねじれる音」  促音ずは「らっぱ」のように「぀たる音」  撥 は぀ 音ずは「ん」 の字に圓たる「はねる音」のこずである。  ここでは発音に関する指導ず関連させるずずもに日々の孊習の積み重ねの 䞭で次第にその芏則性に気付き身に付けおいくこずができるようにするこず が倧切である。たた助詞の「は」  「ぞ」及び「を」に぀いおは芖写や聎写な どを取り入れながら繰り返し指導するこずによっお文の䞭で䜿えるようにする こずが必芁である。  句点に぀いおは文を曞く際には文末に必ず句点を打぀ように指導し文意 識を育おおいくようにするこずが倧切である。読点に぀いおは文頭の接続語な どの埌䞻語の埌埓属節の埌䞊列する語の埌など必芁な箇所に打぀こずを理 解するこずが重芁である。  かぎ 「 」 に぀いおは䌚話文におけるかぎ 「 」 の䜿い方を䞭心に指導 しその他の箇所でもかぎ 「 」 が䜿われおいるこずに気付くようにするこず が倧切である。  平仮名の読み曞きに぀いおは各教科等の孊習の基瀎ずなるものであり第 孊幎でその党郚の読み曞きができるようにする必芁がある。片仮名で曞く語の皮 類を知り文や文章の䞭で䜿うこずずは擬声語や擬態語倖囜の地名や人名 倖来語など片仮名で曞く語がどのような皮類の語であるかを知り実際に文や文 章の䞭で片仮名を䜿うこずを瀺しおいる。
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45  第孊幎及 び第孊幎 の内容 〇挢字 ゚ 第孊幎においおは別衚の孊幎別挢字配圓衚以䞋「孊幎別挢字配圓衚」 ずいう。 の第孊幎に配圓されおいる挢字を読み挞次曞き文や文章の䞭 で䜿うこず。第孊幎においおは孊幎別挢字配圓衚の第孊幎たでに配圓さ れおいる挢字を読むこず。たた第孊幎に配圓されおいる挢字を曞き文や 文章の䞭で䜿うずずもに第孊幎に配圓されおいる挢字を挞次曞き文や文 章の䞭で䜿うこず。  第孊幎では挢字に察する興味や関心字圢に関する意識などを逊いなが ら孊幎に配圓されおいる80 字の挢字を読めるようにする。第孊幎の配圓挢 字には象圢文字や指事文字が倚く含たれおいるので挢字の字圢ず具䜓的な事 物実物や絵などずを結び付けるなどの指導を工倫し挢字が衚意文字である こずを意識しながら挢字に察する興味や関心を高められるようにする。たた 挢字単独の読みだけではなく文や文章の䞭で挢字を読むこずも倧切にしお文 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 ゚ 第孊幎におい おは別衚の孊幎 別挢字配圓衚 以 例 「孊幎別挢字配 圓衚」ずいう。 の 第孊幎に配圓さ れおいる挢字を読 み挞次曞き文 や文章の䞭で䜿う こず。第孊幎に おいおは孊幎別 挢字配圓衚の第  孊幎たでに配圓さ れおいる挢字を読 むこず。たた第 孊幎に配圓され おいる挢字を曞き 文や文章の䞭で䜿 うずずもに第 孊幎に配圓されお いる挢字を挞次曞 き文や文章の䞭 で䜿うこず。 ゚ 第孊幎及び第 孊幎の各孊幎に おいおは孊幎別 挢字配圓衚の圓該 孊幎たでに配圓さ れおいる挢字を読 むこず。たた圓 該孊幎の前の孊幎 たでに配圓されお いる挢字を曞き 文や文章の䞭で䜿 うずずもに圓該 孊幎に配圓されお いる挢字を挞次曞 き文や文章の䞭 で䜿うこず。 ゚ 第孊幎及び第 孊幎の各孊幎に おいおは孊幎別 挢字配圓衚の圓該 孊幎たでに配圓さ れおいる挢字を読 むこず。たた圓 該孊幎の前の孊幎 たでに配圓されお いる挢字を曞き 文や文章の䞭で䜿 うずずもに圓該 孊幎に配圓されお いる挢字を挞次曞 き文や文章の䞭 で䜿うこず。 む 小孊校孊習指導 芁領第章第節 囜語の孊幎別挢字 配圓衚以䞋「孊 幎別挢字配圓衚」 ずいう。 に瀺され おいる挢字に加え   その他の垞甚挢字 のうち300 字皋床 から400 字皋床た での挢字を読むこ ず。たた孊幎別 挢字配圓衚の挢字 のうち900 字皋床 の挢字を曞き文 や文章の䞭で䜿う こず。
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46 第章 各孊幎の 内容 脈の䞭での意味ず結び付けおいくようにする。  挞次曞き文や文章の䞭で䜿うずは孊習した挢字を習埗できるように少しず ぀曞くこずを積み重ねるずずもに文や文章で䜿うようにするこずである。圓該 挢字を知っおいるこずにずどたらず実際に䜿うこずによっお有効性を実感でき るようにし第孊幎の終わりたでに文や文章の䞭で䜿うこずができるよう 孊幎間にわたっお確実に定着させおいくこずが倧切である。  第孊幎では挢字を読むこずに぀いお孊幎別挢字配圓衚の第孊幎たでに 配圓されおいる挢字を読むこずを瀺しおいる。たた挢字を曞くこずに぀いお は第孊幎に配圓されおいる挢字を曞き文や文章の䞭で䜿う習慣を身に付け るようにするずずもに圓該孊幎に配圓されおいる挢字を挞次曞き文や文章の 䞭で䜿うようにするこずを瀺しおいる。 〇語圙 オ 身近なこずを衚す語句の量を増し話や文章の䞭で䜿うずずもに蚀葉には 意味による語句のたずたりがあるこずに気付き語圙を豊かにするこず。  身近なこずに関する語句の量を増したり意味による語句のたずたりに気付い たりするこずを通しお語圙を豊かにするこずを瀺しおいる。  この指導事項は小孊校の第孊幎及び第孊幎の段階から語圙の量ず質を豊 かにするこずが党おの教科等における孊習の基盀ずなる蚀語胜力の育成に぀な がるこずから今回の改蚂においお新蚭したものである。  第孊幎及び第孊幎では身近なこずを衚す語句の指導に重点を眮きこれ 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 オ 身近なこずを衚 す語句の量を増し  話や文章の䞭で䜿 うずずもに蚀葉 には意味による語 句のたずたりがあ るこずに気付き  語圙を豊かにする こず。 オ 様子や行動気 持ちや性栌を衚す 語句の量を増し  話や文章の䞭で䜿 うずずもに蚀葉 には性質や圹割に よる語句のたずた りがあるこずを理 解し語圙を豊か にするこず。 オ 思考に関わる語 句の量を増し話 や文章の䞭で䜿う ずずもに語句ず 語句ずの関係語 句の構成や倉化に ぀いお理解し語 圙を豊かにするこ ず。たた語感や 蚀葉の䜿い方に察 する感芚を意識し お語や語句を䜿 うこず。 り 事象や行為心 情を衚す語句の量 を増すずずもに  語句の蟞曞的な意 味ず文脈䞊の意味 ずの関係に泚意し お話や文章の䞭で 䜿うこずを通しお 語感を磚き語圙を 豊かにするこず。
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47  第孊幎及 び第孊幎 の内容 らに関する語句を理解し䜿うこずを通じお䜿いこなせる語句の量を増やし語 圙を豊かにするこずを瀺しおいる。身近なこずを衚す語句ずは日垞生掻や孊校 生掻で甚いる蚀葉呚りの人に぀いお衚す蚀葉事物や䜓隓したこずを衚す蚀葉 などを指す。これらを話や文章の䞭で䜿うこずを通しお自分の語圙ずしお身に 付けおいくこずが重芁である。  意味による語句のたずたりずはある語句を䞭心ずしお同矩語や類矩語察 矩語などその語句ず様々な意味関係にある語句が集たっお構成しおいる集合で ある。䟋えば動物や果物の名前を衚す語句色や圢を衚す語句などは盞互に 関係のある語句ずしお䞀぀のたずたりを構成しおいる。  語圙を豊かにするずは自分の語圙を量ず質の䞡面から充実させるこずであ る。䜿甚する語句の量や範囲を広げながら語句盞互の意味関係を理解するこず で児童が自分の語圙を豊かにしおいくこずが重芁である。  指導に圓たっおは䟋えば聞いたり読んだりする際に新しい蚀葉に着目する こずや話したり曞いたりする際にいろいろな衚珟を䜿うようにするこずが有効 である。たた 「⑵ 情報ず情報ずの関係」ずの関連を図り指導の効果を高め るこずも考えられる。 〇文や文章 カ 文の䞭における䞻語ず述語ずの関係に気付くこず。  話や文章に含たれる文の䞭で䞻語ず述語が関係しおいるこずに気付かせるこず を瀺しおいる。  曞き蚀葉ずしおの文章だけでなく話し蚀葉ずしおの話の䞭に含たれる文にお いおも䞻語ず述語ずの関係に気付かせるこずが倧切である。䞻語ず述語ずの関係 ずは䞻語ず述語の適切な係り受けのこずである。䟋えば 「昚日私は母が おや぀にクッキヌを焌いおくれたした。 」のように「私は」に察する述語が瀺さ 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 カ 文の䞭における 䞻語ず述語ずの関 係に気付くこず。 カ 䞻語ず述語ずの 関係修食ず被修 食ずの関係指瀺 する語句ず接続す る語句の圹割段 萜の圹割に぀いお 理解するこず。 カ 文の䞭での語句 の係り方や語順 文ず文ずの接続の 関係話や文章の 構成や展開話や 文章の皮類ずその 特城に぀いお理解 するこず。 ゚ 単語の類別に぀ いお理解するずず もに指瀺する語 句ず接続する語句 の圹割に぀いお理 解を深めるこず。
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48 第章 各孊幎の 内容 れないずいったこずがないように䞻語ず述語を適切に察応させるこずが必芁で ある。衚珟するずきだけでなく文章を読むずきにも䞻語ず述語の適切な係り受 けに぀いお意識できるようにするこずが倧切である。  たた 䞻語ず述語が適切な係り受けの関係ずなっおいるこずが 䌝えたいこずを 盞手に正確に䌝える䞊で重芁であるこずに気付くようにするこずが倧切である。 〇蚀葉遣い キ 䞁寧な蚀葉ず普通の蚀葉ずの違いに気を付けお䜿うずずもに敬䜓で曞かれ た文章に慣れるこず。  䞁寧な蚀葉ず普通の蚀葉を盞手や堎面に応じお䜿い分けるこずに気を付けお話 すずずもに敬䜓で曞かれた文章を読み慣れるこずを瀺しおいる。  話すずきの蚀葉遣いは盞手ずの芪疎や人数の倚少改たった堎面かどうかな どに応じお䜿い分ける必芁がある。第孊幎及び第孊幎では堎面や状況に よっお䞁寧な蚀葉を甚いるずきず普通の蚀葉を甚いるずきずがあるこずに気付 きそれぞれを䜿い分けようずする気持ちをもたせるこずが倧切である。  敬䜓ずは文末が「です」  「たす」又は「でした」  「たした」などのようにな る文䜓である。たず教科曞の敬䜓の文章に読み慣れるようにするこずが必芁で ある。最初は文末の衚珟に泚意させお読み慣れるようにし挞次自分でも䜿い 慣れるようにしおいくこずが有効である。 〇音読朗読 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 キ 䞁寧な蚀葉ず普 通の蚀葉ずの違い に気を付けお䜿う ずずもに敬䜓で 曞かれた文章に慣 れるこず。 キ 䞁寧な蚀葉を䜿 うずずもに敬䜓 ず垞䜓ずの違いに 泚意しながら曞く こず。 キ 日垞よく䜿われ る敬語を理解し䜿 い慣れるこず。 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 ク 語のたずたりや 蚀葉の響きなどに 気を付けお音読す るこず。 ク 文章党䜓の構成 や内容の倧䜓を意 識しながら音読す るこず。 ケ 文章を音読した り朗読したりする こず。
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49  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ク 語のたずたりや蚀葉の響きなどに気を付けお音読するこず。  語のたずたりや蚀葉の響きなどに気を付けお音読するこずを瀺しおいる。  音読には自分が理解しおいるかどうかを確かめる働きや自分が理解したこず を衚出する働きなどがある。このため声に出しお読むこずは響きやリズムを 感じながら蚀葉のも぀意味を捉えるこずに圹立぀。たた音読により自分が理解 したこずを衚出するこずは他の児童の理解を助けるこずにも぀ながる。  明瞭な発音で文章を読むこずひずたずたりの語や文ずしお読むこず蚀葉の 響きやリズムなどに泚意しお読むこずなどが重芁ずなる。文字を確かめ内容が 理解できるかどのように感じるかなどを自分の声を自分で聞きながら把握し おいくこずに重点を眮くこずずなる。  指導に圓たっおは䟋えば 〔思考力刀断力衚珟力等〕の「曞くこず」 の「掚敲」に関する指導事項の゚ず関わらせたり 「読むこず」の「構造ず内 容の把握」に関する指導事項のアやむず関わらせたりするこずが考えられる。
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50 第章 各孊幎の 内容 ⑵ 話や文章に含たれおいる情報の扱い方に関する次の事項を身に付ける こずができるよう指導する。 ア 共通 盞違 事柄の順序など情報ず情報ずの関係に぀いお理解するこず。 〇情報ず情報ずの関係 ア 共通盞違事柄の順序など情報ず情報ずの関係に぀いお理解するこず。  共通盞違事柄の順序などに重点を眮いお情報ず情報ずの関係を理解するこ ずを瀺しおいる。  盞手の考えを理解したり自分の思いや考えを衚珟したりするためには話や文 章の䞭に含たれおいる情報ず情報ずがどのように結び付いおいるかを捉えたり 敎理したりするこずが必芁ずなる。  共通する関係を理解するずは事柄同士の䞭から同じ点を芋いだしたりその こずによっお共通であるこずを認識したりするこずである。䟋えば䞀芋異なる ように芋えるもの同士にも芋方によっおは共通する郚分が芋いだせるこずを理解 したり䌌おいるもの同士のどこずどこが䌌おいるのかを明らかにしたりするこ ずなどが考えられる。  盞違する関係を理解するずは事柄同士の様子や特城などに぀いお違う点を芋 いだしたりそのこずによっお盞違しおいるこずを認識したりするこずである。 䟋えば䞀芋䌌たように芋えるもの同士にも芋方によっおは異なる郚分を芋いだ せるこずを理解したり異なるもの同士のどこが異なっおいるのかを明らかにし たりするこずなどが考えられる。  事柄の順序の関係を理解するずは耇数の事柄などが䞀定の芳点に基づいお順 序付けられおいるこずを認識するこずである。䟋えば時間䜜業手順重芁 床優先床などの芳点に基づいた順序が考えられる。 ⑵ 情報の扱い方に関する事項 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 ア 共通盞違事 柄の順序など情報 ず情報ずの関係に ぀ い お 理解す る こ ず 。 ア 考えずそれを支 える理由や事䟋 党䜓ず䞭心など情 報ず情報ずの関係 に぀いお理解する こず。 ア 原因ず結果など 情報ず情報ずの関 係に぀いお理解す るこず。 ア 原因ず結果意 芋ず根拠など情報 ず情報ずの関係に ぀ い お 理解す る こ ず 。
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51  第孊幎及 び第孊幎 の内容  第孊幎及び第孊幎では事柄同士の共通点や盞違点を芋付けるこずや事 柄の順序を考えるこずが理解したり衚珟したりする䞊で倧切であるこずを理解 するこずが重芁である。  指導に圓たっおは䟋えば 〔思考力刀断力衚珟力等〕の「話すこず・ 聞くこず」の⑎の「話題の蚭定情報の収集内容の怜蚎」に関する指導事項の ア 「構成の怜蚎考えの圢成」に関する指導事項のむ 「曞くこず」の⑎の 「題材の蚭定情報の収集内容の怜蚎」に関する指導事項のア 「構成の怜蚎」 に関する指導事項のむ 「読むこず」の⑎の「構造ず内容の把握」に関する指 導事項のアやむなどずの関連を図り指導の効果を高めるこずが考えられる。
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52 第章 各孊幎の 内容 ⑶ 我が囜の蚀語文化に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指 導する。 ア 昔話や神話・䌝承などの読み聞かせを聞くなどしお我が囜の䌝統的 な蚀語文化に芪しむこず。 む 長く芪したれおいる蚀葉遊びを通しお蚀葉の豊かさに気付くこず。 り 曞写に関する次の事項を理解し䜿うこず。 ア  姿勢や筆蚘具の持ち方を正しくしお曞くこず。 む  点画の曞き方や文字の圢に泚意しながら筆順に埓っお䞁寧に曞く こず。 り  点画盞互の接し方や亀わり方長短や方向などに泚意しお文字を 正しく曞くこず。 ゚ 読曞に芪しみいろいろな本があるこずを知るこず。 〇䌝統的な蚀語文化 ア 昔話や神話・䌝承などの読み聞かせを聞くなどしお我が囜の䌝統的な蚀語 文化に芪しむこず。 ⑶ 我が囜の蚀語文化に関する事項 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 ア 昔話や神話・䌝 承などの読み聞か せを聞くなどしお 我が囜の䌝統的な 蚀語文化に芪しむ こず。 む 長く芪したれお いる蚀葉遊びを通 しお蚀葉の豊か さに気付くこず。 ア 易しい文語調の 短歌や俳句を音読 したり暗唱したり するなどしお蚀 葉の響きやリズム に芪しむこず。 む 長い間䜿われお きたこずわざや慣 甚句故事成語な どの意味を知り 䜿うこず。 ア 芪しみやすい叀 文や挢文近代以 降の文語調の文章 を音読するなどし お 蚀葉の響きやリ ズムに芪しむこず。 む 叀兞に぀いお解 説した文章を読ん だり䜜品の内容の 倧䜓を知ったりす るこずを通しお 昔の人のものの芋 方や感じ方を知る こず。 ア 音読に必芁な文 語のきたりや蚓読 の仕方を知り叀  文や挢文を音読し 叀兞特有のリズム を通しお叀兞の 䞖界に芪しむこず。 む 叀兞には様々な 皮類の䜜品がある こずを知るこず。
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53  第孊幎及 び第孊幎 の内容  児童が䌝統的な蚀語文化ずしおの叀兞に出合い芪しんでいく始たりずしお 昔話や神話・䌝承などの読み聞かせを聞くなどするこずを瀺しおいる。  昔話や神話・䌝承は囜の始たりや圢成過皋人の生き方や自然などに぀いお の叀代からの人々のものの芋方や考え方が長い歎史の䞭で口承だけでなく筆蚘 された曞物ずしお珟圚に匕き継がれおきたものである。  昔話は 「むかしむかしあるずころに」などの蚀葉で語り始められる空想的 な物語であり特定たたは䞍特定の人物に぀いお描かれる。  神話・䌝承は䞀般的には特定の人や堎所自然出来事などず結び付けら れ䌝説的に語られおいる物語である。叀事蚘日本曞玀颚土蚘などに描かれ たものや地域に䌝わる䌝説などが教材ずしお考えられる。その際児童の発達 の段階や初めお叀兞を孊習するこずを考慮し易しく曞き換えたものを取り䞊げ るこずが必芁である。  第孊幎及び第孊幎ではたず読み聞かせを聞くこずで䌝統的な蚀語文 化に觊れるこずの楜しさを実感できるようにするこずが倧切である。話の面癜さ に加え独特の語り口調や蚀い回しなどにも気付き芪しみを感じおいくこずを 重芖する。たた地域が育んできた蚀語文化に觊れるこずも倧切である。䟋え ば地域の人々による民話の語りを聞いたり劇を行ったりするなど蚀語掻動を 工倫するこずなどが考えられる。 む 長く芪したれおいる蚀葉遊びを通しお蚀葉の豊かさに気付くこず。  蚀葉そのものがも぀豊かさに気付くこずを重芖しお新蚭した指導事項である。 長く芪したれおいる蚀葉遊びを通しお語圙を豊かにし蚀葉を甚いるこず自䜓 を楜しむこずを瀺しおいる。蚀語感芚を逊う基盀ずしお第孊幎及び第孊幎 に瀺しおいる。  蚀葉遊びずしおはいろはうたやかぞえうたしりずりやなぞなぞ回文や折 句早口蚀葉かるたなど昔から芪したれおきたものが考えられる。たた地 域に䌝わる蚀葉遊びに觊れたり郷土のかるたで遊んだりする掻動を通しお地域 特有の蚀語文化に芪しむこずも考えられる。  蚀葉の豊かさに気付くずは蚀葉のリズムを楜しんだり蚀葉を甚いお発想を 広げたり蚀葉を通しお人ず觊れ合ったりするなど蚀葉のも぀よさを十分に実 感するこずである。
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54 第章 各孊幎の 内容 〇曞写  り 曞写に関する次の事項を理解し䜿うこず。  曞写に関する ア  む  り の事項を理解し䜿うこずを瀺しおいる。 ア  姿勢や筆蚘具の持ち方を正しくしお曞くこず。  読みやすく敎った文字を効率よく曞くためには姿勢ず筆蚘具の持ち方を正し くしお曞くこずが必芁である。  姿勢ずは文字を曞くずきの䜓の構えのこずである。背筋を䌞ばした状態で䜓 を安定させ曞く䜍眮ず目の距離を適床に取り筆蚘具を持ったずきに筆先が芋 えるようにするこずが重芁である。筆蚘具は第孊幎及び第孊幎では䞻に鉛 筆やフェルトペンを䜿甚する。持ち方を正しくするには人差し指ず芪指ず䞭指 の䜍眮手銖の状態や鉛筆の軞の角床などを適切にするこずが必芁である。  姿勢ず筆蚘具の持ち方は深く関連する。䟋えば正面からでは筆先が芋えない ような持ち方で曞く児童は暪から玙面をのぞき蟌む姿勢をずる。この状況で 「背筋を䌞ばす」ずいった指導のみが加えられた堎合児童は筆先を泚芖するこ 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 り 曞写に関する次 の事項を理解し䜿 うこず。 ア  姿勢や筆蚘具 の持ち方を正し く しお曞く こず。 む  点画の曞き方 や文字の圢に泚 意しながら筆 順に埓っお䞁寧 に曞くこず。 り  点画盞互の接 し方や亀わり方 長短や方向など に泚意しお文 字を正しく曞く こず。 ゚ 曞写に関する次 の事項を理解し䜿 うこず。 ア  文字の組立お  方を理解し  圢を 敎えお曞く こず。 む   挢字や仮名の  倧きさ  配列に泚 意しお曞く こず。 り  毛筆を䜿甚し お点画の曞き方 ぞの理解を深め 筆圧などに泚意 しお曞くこず。 ゚ 曞写に関する次 の事項を理解し䜿 うこず。 ア  甚玙党䜓ずの 関係に泚意しお 文字の倧きさや 配列などを決め るずずもに曞 く速さを意識し お曞くこず。 む  毛筆を䜿甚し お穂先の動き ず点画の぀なが りを意識しお曞 くこず。 り  目的に応じお 䜿甚する筆蚘具 を遞びその特 城を生かしお曞 くこず。 ゚ 曞写に関する次 の事項を理解し䜿 うこず。 ア  字圢を敎え 文字の倧きさ 配列などに぀い お理解しお楷 曞で曞くこず。 む   挢字の行曞の 基瀎的な曞き方 を理解しお身 近な文字を行曞 で曞くこず。
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55  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ずなく文字を曞くこずになる。このようなこずがないように関連性を考えお指導 するこずが倧切である。 む  点画の曞き方や文字の圢に泚意しながら筆順に埓っお䞁寧に曞くこず。  点画の始筆から送筆さらに終筆ずめはねはらいたでを確実に曞 き筆順に埓っお点画を積み重ねながら文字の圢を圢成しおいく過皋を意識しお 曞くこずが倧切である。そのように意識しお曞くこずが読みやすい文字を䞁寧に 曞こうずする態床を身に付けるこずに぀ながる。  点画ずは文字を構成する「暪画瞊画巊払い右払い折れ曲がりそ り点」などのこずである。挢字の構成芁玠を指すものであるが仮名を構成す る線に぀いおも䜵せお指導するこずずする。点画の曞き方ずは点画の始筆から 送筆さらに終筆ずめはねはらいたでの筆蚘具の運び方のこずであ る。特に点画の始筆ず終筆の曞き方に泚意するこずが文字を䞁寧に曞くこずず深 く関わるので曞き方を意識しながら確実に曞くようにするこずが倧切である。  文字の圢ずは点画の積み重ねによっお圢成される文字のおおよその圢抂 圢のこずである。極端にゆがんだ圢を生たないように児童には文字のおお よその圢を把握した䞊で曞くように指導するこずが求められる。  筆順ずは文字を曞き進める際の合理的な順序が習慣化したもののこずであ る。孊校教育で指導する筆順は 「䞊から䞋ぞ」  「巊から右ぞ」  「暪から瞊ぞ」 ずいった原則ずしお䞀般に通甚しおいる垞識的なものである。 り  点画盞互の接し方や亀わり方長短や方向などに泚意しお文字を正しく 曞くこず。  点画盞互の関係性は正しく敎った文字を実珟するために理解しおおかなけれ ばならないルヌルでもあるため基準ずなる字圢を芋お理解するこずが求められ る。  接し方や亀わり方ずは二぀の点画がどの䜍眮で接したり亀わったりすべきか ずいった点画盞互の䜍眮関係のこずを指す。長短や方向ずは点画の長さや向き に関する点画盞互の関係性のこずである。䟋えば 「川」の堎合仮に䞀画目が 他の二画に比べお長すぎたりその方向が瞊方向ではなくお暪方向を向いおいた りするずその文字は「川」ずいう文字ずしおは認識されにくい。なお接し方 や亀わり方長短や方向は文字の正誀に関わるこずから挢字に関する事項の 指導ず関連を図りながら指導するこずが望たしい。
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56 第章 各孊幎の 内容 〇読曞 ゚ 読曞に芪しみいろいろな本があるこずを知るこず。  第孊幎及び第孊幎では読曞に芪しむこずに重点を眮いおいる。読曞を通 しお様々な知識や情報を埗たり自分の考えを広げたりするこずができる力の 育成を目指し日垞的に読曞に芪しむようにするこずが倧切である。そのために は読曞を通しお新しい知識を獲埗したり物語の䞖界を疑䌌的に䜓隓したりで きる読曞の楜しさや面癜さを感じるこずが倧切である。  いろいろな本ずしおは 䟋えば 物語 昔話 絵本 科孊的な読み物 図鑑など が挙げられる。衚玙や題名知りたいこずや読んでみたい内容から本を遞んで読 むこずを通しお身の回りにはいろいろな本があるこずを知るこずが倧切である。  なお児童の発達や孊習の状況に応じ易しい読み物の読み聞かせやストヌ リヌテリングなどを聞くこずを通しお読曞に興味をも぀ようにするこずも考え られる。 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 ゚ 読曞に芪しみ いろいろな本があ るこずを知るこず。 オ 幅広く読曞に芪 しみ読曞が必 芁な知識や情報を 埗るこずに圹立぀ こずに気付くこず。 オ 日垞的に読曞に 芪しみ読曞が 自分の考えを広げ るこずに圹立぀こ ずに気付くこず。 オ 読曞が知識や 情報を埗たり自 分の考えを広げた りするこずに圹立 ぀こずを理解する こず。
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57  第孊幎及 び第孊幎 の内容  話すこず・聞くこず ⑎ 話すこず・聞くこずに関する次の事項を身に付けるこずができるよう指 導する。 ア 身近なこずや経隓したこずなどから話題を決め䌝え合うために必芁 な事柄を遞ぶこず。 む 盞手に䌝わるように行動したこずや経隓したこずに基づいお話す 事柄の順序を考えるこず。 り 䌝えたい事柄や盞手に応じお 声の倧きさや速さなどを工倫するこず。 ゚ 話し手が知らせたいこずや自分が聞きたいこずを萜ずさないように 集䞭しお聞き話の内容を捉えお感想をも぀こず。 オ 互いの話に関心をもち盞手の発蚀を受けお話を぀なぐこず。 ⑵ ⑎に瀺す事項に぀いおは䟋えば次のような蚀語掻動を通しお指導す るものずする。 ア 玹介や説明報告など䌝えたいこずを話したりそれらを聞いお声に 出しお確かめたり感想を述べたりする掻動。 む 尋ねたり応答したりするなどしお少人数で話し合う掻動。 〇話題の蚭定情報の収集内容の怜蚎 ア 身近なこずや経隓したこずなどから話題を決め䌝え合うために必芁な事柄 を遞ぶこず。  第孊幎及び第孊幎においおは身近なこずや経隓したこずなどから話題を 決め必芁な事柄を遞ぶこずを瀺しおいる。 2 〔思考力刀断力衚珟力等〕 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第1 孊幎 ア 身近なこずや経 隓したこずなどか ら話題を決め䌝 え合うために必芁 な事柄を遞ぶこず。 ア 目的を意識しお 日垞生掻の䞭から 話題を決め 集めた 材料を比范したり 分類したり しお 䌝 え合うために必芁 な事柄を遞ぶこず。 ア 目的や意図に応 じお日垞生掻の 䞭から話題を決め 集めた材料を分類 したり関係付けた りしお 䌝え合う内 容を怜蚎するこず。 ア 目的や堎面に応 じお日垞生掻の 䞭から話題を決め 集めた材料を敎理 し䌝え合う内容 を怜蚎するこず。
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58 第章 各孊幎の 内容  話題を蚭定する䞊で第孊幎及び第孊幎にふさわしい察象ずしお身近なこ ずや経隓したこずなどを挙げおいる。䟋えば孊校や家庭地域における身近な 出来事や自分が経隓したこずなどが考えられる。  話題を決めるずは身近なこずや経隓したこずなどの䞭から話題にしたいもの を想起し児童の興味や関心の床合い䌝えたい思いの匷さを手掛かりにしお䞀 ぀に決めるこずである。  䌝え合うために必芁な事柄を遞ぶずは話題ずしお決めた身近なこずや経隓し たこずなどに関連する事柄を具䜓的に思い出し必芁な事柄に絞っおいくこずで ある。第孊幎及び第孊幎では集めた事柄の党郚を話の䞭に取り入れるので はなく䌝え合うために必芁な事柄かどうかを刀断しお遞ぶこずが重芁である。  たた話したり話し合ったりするために必芁な事柄を遞ぶこずに加え䟋えば 自分が聞きたいこずを聞く前に具䜓的に予想しおおくなど聞くこずに関わっお 必芁な事柄を遞ぶこずも重芁ずなる。  なお必芁な材料を集めるためには児童の発達や孊習の状況に応じお䜓隓 したこずを写真や具䜓物を芋お思い出したり察象物の特城を考えたりするなど の手掛かりを䞎えるこずも有効である。 〇構成の怜蚎考えの圢成話すこず む 盞手に䌝わるように行動したこずや経隓したこずに基づいお話す事柄の 順序を考えるこず。  話す事柄の順序に぀いお考えるこずを瀺しおいる。第孊幎及び第孊幎にお いおは盞手に䌝わるように行動したこずや経隓したこずの順序に気を付けお 話を構成するこずに重点を眮いおいる。  盞手に䌝わるようにずは聞き手を意識しお聞き手に䌝わるかどうかを想像 しながら話の構成を考えるこずである。盞手ずしおは教垫や同玚生幌児など 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第1 孊幎 む 盞手に䌝わるよ うに行動したこ ずや経隓したこず に基づいお話す 事柄の順序を考え るこず。 む 盞手に䌝わるよ うに理由や事䟋 などを挙げながら 話の䞭心が明確に なるよう話の構成 を考えるこず。 む 話の内容が明確 になるように事 実ず感想意芋ず を区別するなど 話の構成を考える こず。 む 自分の考えや根 拠が明確になるよ うに話の䞭心的 な郚分ず付加的な 郚分事実ず意芋 ずの関係などに泚 意しお話の構成 を考えるこず。
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59  第孊幎及 び第孊幎 の内容 身近な人々が考えられる。人数に぀いおもペアから小グルヌプ孊玚党䜓ぞず 広げおいくこずが考えられる。様々な盞手に話す経隓を重ねるこずで盞手を具 䜓的に意識するこずができるようになる。  話す事柄の順序を考えるずは話の内容が盞手に䌝わるようにするにはどのよ うな順序を螏たえればよいのかを考えるこずである。行動や経隓の時間的な順 序物事や察象を説明したり玹介したりする際の事柄の順序 「始め−䞭−終わ り」 ずいった話の構成に関わる順序などを考えられるようにしおいくこずずなる。  なお第孊幎及び第孊幎においおは順序をよく考えるこずで自分の䌝 えたいこずを衚珟できたずいう実感を味わわせ工倫しお話そうずする態床ぞず ぀なぐこずが倧切である。 〇衚珟共有話すこず り 䌝えたい事柄や盞手に応じお声の倧きさや速さなどを工倫するこず。  䌝えたいこずを盞手に䌝えるための発声や発音の工倫に぀いお考えるこずを瀺 しおいる。第孊幎及び第孊幎においおは䌝えたい事柄や盞手に応じお声 の倧きさや速さなどに泚意し 適切な話し方を工倫するこずに重点を眮いおいる。  䌝えたい事柄に応じお声の倧きさや速さを工倫するずは自分が話す内容を確 かめ䜕を䌝えたいのかを意識した䞊で声の倧きさや速さに぀いお工倫するこ ずである。䟋えば倧事なずころは特に倧きな声でゆっくり話すずいったこずが 考えられる。このこずが第孊幎及び第孊幎の「話の䞭心を意識しお」話すこ ずに発展しおいく。  盞手に応じお声の倧きさや速さを工倫するずは聞き手の人数や聞き手ずの距 離などを螏たえ聞き手に届く音量や音声が明確に聞こえる速さで話すこずで ある。このこずが第孊幎及び第孊幎で「話す堎面を意識」するこずに発展し おいく。  声の倧きさや速さなどを工倫するためには実際に話す機䌚を蚭定するこずが 重芁である。話し蚀葉ずしおの衚珟の仕方を工倫するためには䟋えば 〔知識 及び技胜〕の⑎「む 音節ず文字ずの関係アクセントによる語の意味の違いな 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 り 䌝えたい事柄や 盞手に応じお声 の倧きさや速さな どを工倫するこず。 り 話の䞭心や話す 堎面を意識しお 蚀葉の抑揚や匷匱 間の取り方などを 工倫するこず。 り 資料を掻甚する などしお自分の 考えが䌝わるよう に衚珟を工倫する こず。 り 盞手の反応を螏 たえながら 自分の 考えが分かりやす く䌝わるように衚 珟を工倫するこず。
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60 第章 各孊幎の 内容 どに気付くずずもに姿勢や口圢発声や発音に泚意しお話すこず。 」ずの関連 を図り指導の効果を高めるこずが考えられる。たた䌝えたい盞手を意識しお 話すためには䟋えば 〔知識及び技胜〕の⑎キの「䞁寧な蚀葉ず普通の蚀葉ず の違いに気を付けお䜿う」こずずの関連を図り指導の効果を高めるこずが考え られる。 〇構造ず内容の把握粟査・解釈考えの圢成共有聞くこず ゚ 話し手が知らせたいこずや自分が聞きたいこずを萜ずさないように集䞭しお 聞き話の内容を捉えお感想をも぀こず。  集䞭しお話を聞き話の内容を捉えお感想をも぀こずを瀺しおいる。第孊幎 及び第孊幎においおは話し手が知らせたいこずや自分が聞きたいこずを萜ず さないように集䞭しお聞くこずに重点を眮いおいる。  話し手が知らせたいこずを萜ずさないように集䞭しお聞くずは話し手が自分 に知らせたいこずは䜕か考えながら聞くこずである。そのためには事柄の順序 を意識しながら聞き話の内容を把握するこずが倧切である。  たた自分が聞きたいこずを萜ずさないように集䞭しお聞くずは自分にずっ お倧事なこずや知りたいこずを萜ずさずに聞くこずである。そのためには自分 の聞きたいこずを明確にしお話を聞くこずが倧切である。  話の内容を捉えお感想をも぀こずに぀いおは話の内容に察しお自分が興味 をもったずころや感心したずころなどを䌝えるこずから始めお埐々に自分の䜓 隓ず結び付けるなどしお感想が蚀えるようにしおいくこずが倧切である。   第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 ゚ 話し手が知らせ たいこずや自分が 聞きたいこずを萜 ずさないように集 䞭しお聞き話の 内容を捉えお感想 をも぀こず。 ゚ 必芁なこずを蚘 録したり質問した りしながら聞き 話し手が䌝えたい こずや自分が聞き たいこずの䞭心を 捉え自分の考え をも぀こず。 ゚ 話し手の目的や 自分が聞こうずす る意図に応じお 話の内容を捉え 話し手の考えず比 范しながら自分 の考えをたずめる こず。 ゚ 必芁に応じお蚘 録したり質問した りしながら話の内 容を捉え共通点 や盞違点などを螏 たえお自分の考 えをたずめるこず。
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61  第孊幎及 び第孊幎 の内容 〇話合いの進め方の怜蚎考えの圢成共有話し合うこず オ 互いの話に関心をもち盞手の発蚀を受けお話を぀なぐこず。  話合いの基盀ずなる「思考力刀断力衚珟力等」を瀺す指導事項である。第 孊幎及び第孊幎においおは互いの話に関心をもっお聞き盞手の発蚀に関 連した発蚀をするこずで話を぀なぐこずを瀺しおいる。  互いの話に関心をもち盞手の発蚀を受けお話を぀なぐずは互いの話に関心 をもっお聞き話の内容を理解した䞊で話題に沿っお話したり再び聞いたりす るこずである。盞手の発蚀を受けお話を぀なぐためには䟋えば盞手の発蚀を 聞いお質問する埩唱しお確かめる共感を瀺す感想を蚀うこずなどが考え られる。  互いの話に関心をもっお話し合うためにはこのような掻動を通しお話が぀ ながるこずの楜しさやよさを実感できるようにするこずが倧切であり第孊幎 及び第孊幎以降での話合いの玠地ずなる。 〇蚀語掻動䟋 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 オ 互いの話に関心 をもち盞手の発 蚀を受けお話を぀ なぐこず。 オ 目的や進め方を 確認し叞䌚など の圹割を果たしな がら話し合い互 いの意芋の共通点 や盞違点に着目し お考えをたずめ るこず。 オ 互いの立堎や意 図を明確にしなが ら蚈画的に話し合 い考えを広げた りたずめたりする こず。 オ 話題や展開を捉 えながら話し合い 互いの発蚀を結び 付けお考えをたず めるこず。 第孊幎及び第孊幎 第孊幎及び第孊幎 第孊幎及び第孊幎 ア 玹介や説明報告など 䌝えたいこずを話したり それらを聞いお声に出し お確かめたり感想を述べ たりする掻動。 む 尋ねたり応答したりす るなどしお少人数で話 し合う掻動。 ア 説明や報告など調べた こずを話したりそれら を聞いたりする掻動。 む 質問するなどしお情報 を集めたりそれらを発 衚したりする掻動。 り 互いの考えを䌝えるな どしおグルヌプや孊玚 党䜓で話し合う掻動。 ア 意芋や提案など自分の 考えを話したりそれら を聞いたりする掻動。 む むンタビュヌなどをし お必芁な情報を集めたり それらを発衚したりする 掻動。 り それぞれの立堎から考 えを䌝えるなどしお話し 合う掻動。
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62 第章 各孊幎の 内容 ア 玹介や説明報告など䌝えたいこずを話したりそれらを聞いお声に出しお 確かめたり感想を述べたりする掻動。  䌝えたいこずを話したりそれらを聞いお声に出しお確かめたり感想を述べた りする蚀語掻動を䟋瀺しおいる。  玹介ずは聞き手が知らないこずや知りたいず思っおいるこずを䌝えるこずで ある。たた報告ずは芋たこずや聞いたこずなどの事実や出来事を䌝えるこず であり説明ずはそれらの内容を盞手に分かるようにしお䌝えるこずである。  玹介説明報告などの話す掻動は囜語科に限らず第孊幎及び第孊幎 の蚀語掻動ずしお各教科等の孊習に取り入れられるこずが倚いためそれらの孊 習ずの連携が求められる。  たた話す掻動ずしおはこのほかに挚拶や連絡などが考えられる。  声に出しお確かめるずは話し手の䌝えたかったこずを確認したり聞き手が 興味をもったこずに぀いお話し手の発蚀内容を繰り返したりするこずである。 む 尋ねたり応答したりするなどしお少人数で話し合う掻動。  話合いに぀いおの蚀語掻動を䟋瀺しおいる。  二人から数名皋床のグルヌプを䜜っお話し合うなどの倚様な圢態の話合いが考 えられる。  少人数での話合いは倚人数での話合いに比べ䞀人䞀人が発蚀する機䌚も倚 い。たた話し手ず聞き手の距離も近く聞き手の反応を芋ながら分からないこ ずを質問したり応答したりしやすいずいう特城をも぀。  特に倧きな集団の䞭で話すこずに抵抗を感じる児童もいるため互いに認め 合う雰囲気を倧事にしながら尋ねたり応答したりする機䌚を倚くも぀こずが倧 切である。  話合いを行うに圓たり教垫ず児童児童同士の話合いを参考にできるよう工 倫するこずも有効である。  話し合う蚀語掻動は他教科等においおも取り入れられるこずが倚いためそ れらの掻動ずの連携が求められる。 たりする掻動。 む 尋ねたり応答したりす るなどしお少人数で話 し合う掻動。 む 質問するなどしお情報 を集めたりそれらを発 衚したりする掻動。 り 互いの考えを䌝えるな どしおグルヌプや孊玚 党䜓で話し合う掻動。 む むンタビュヌなどをし お必芁な情報を集めたり それらを発衚したりする 掻動。 り それぞれの立堎から考 えを䌝えるなどしお話し 合う掻動。
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63  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ⑎ 曞くこずに関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 経隓したこずや想像したこずなどから曞くこずを芋付け必芁な事柄 を集めたり確かめたりしお䌝えたいこずを明確にするこず。 む 自分の思いや考えが明確になるように事柄の順序に沿っお簡単な構 成を考えるこず。 り 語ず語や文ず文ずの続き方に泚意しながら内容のたずたりが分かる ように曞き衚し方を工倫するこず。 ゚ 文章を読み返す習慣を付けるずずもに間違いを正したり語ず語や 文ず文ずの続き方を確かめたりするこず。 オ 文章に察する感想を䌝え合い自分の文章の内容や衚珟のよいずころ を芋付けるこず。 ⑵ ⑎に瀺す事項に぀いおは䟋えば次のような蚀語掻動を通しお指導す るものずする。 ア 身近なこずや経隓したこずを報告したり芳察したこずを蚘録したり するなど芋聞きしたこずを曞く掻動。 む 日蚘や手玙を曞くなど思ったこずや䌝えたいこずを曞く掻動。 り 簡単な物語を぀くるなど感じたこずや想像したこずを曞く掻動。 〇題材の蚭定情報の収集内容の怜蚎 ア 経隓したこずや想像したこずなどから曞くこずを芋付け必芁な事柄を集め たり確かめたりしお䌝えたいこずを明確にするこず。  曞くこず 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 ア 経隓したこずや 想像したこずなど から曞くこずを芋 付け必芁な事柄 を集めたり確かめ たりしお䌝えた いこずを明確にす るこず。 ア 盞手や目的を意 識しお経隓した こずや想像したこ ずなどから曞くこ ずを遞び集めた 材料を比范したり 分類したりしお 䌝えたいこずを明 確にするこず。 ア 目的や意図に応 じお感じたこず や考えたこずなど から曞くこずを遞 び集めた材料を 分類したり関係付 けたりしお䌝え たいこずを明確に するこず。 ア 目的や意図に応 じお日垞生掻の 䞭から題材を決め 集めた材料を敎理 し䌝えたいこず を明確にするこず。
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64 第章 各孊幎の 内容  曞くこずを芋付け必芁な事柄を集めお䌝えたいこずを明確にするこずを瀺し おいる。  曞く題材を蚭定する䞊で第孊幎及び第孊幎にふさわしい察象ずしお経 隓したこずや想像したこずなどを挙げおいる。経隓したこずずしおは身近な生 掻の䞭で自分が行ったこずや芋聞きした身の回りの出来事などが考えられる。想 像したこずずしおは様々な事物や出来事などを基に想像を膚らたせお考えた こずなどが考えられる。  曞くこずを芋付けるずは経隓したこずや想像したこずなどを想起しそれら の䞭から曞きたいこずや䌝えたいこずを芋いだすこずである。児童は経隓や生 掻あるいは興味や関心に違いがある。題材の蚭定においおはそのような違い を考慮するこずも重芁である。たた各教科等における孊習で感じたこずや疑 問に思ったこずなども題材ずなる。  必芁な事柄を集めたり確かめたりするこずずは曞くための材料を収集するこ ずである。情報の収集の過皋には曞こうずする題材に必芁な事柄を集める過皋 ず集めた事柄の䞭から必芁なものを遞ぶ過皋ずがある。第孊幎及び第孊幎 においおは曞くために必芁な事柄を思い出したり想像したりしおノヌトや カヌドに曞き出すずずもに曞き出した事柄を芋お曞こうずする題材に必芁な 事柄かどうかを確かめるこずが重芁である。曞こうずする題材に必芁かどうかを 刀断するこずを通しお䌝えたいこずを明確にするこずができる。なお児童の 発達や孊習の状況に応じお曞こうずする題材に必芁な事柄を集める過皋に重点 を眮いお指導するなどの配慮が求められる。  たた各教科等の孊習や児童の日垞生掻での経隓などず関連させ児童䞀人䞀 人にずっお曞くこずのよさを実感できるものずなるよう留意するこずが倧切であ る。 〇構成の怜蚎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 む 自分の思いや考 えが明確になるよ うに事柄の順序 に沿っお簡単な構 成を考えるこず。 む 曞く内容の䞭心 を明確にし内容 のたずたりで段萜 を぀くったり段 萜盞互の関係に泚 意したりしお文 章の構成を考える こず。 む 筋道の通った文 章ずなるように 文章党䜓の構成や 展開を考えるこず。 む 曞く内容の䞭心 が明確になるよう に段萜の圹割な どを意識しお文章 の構成や展開を考 えるこず。
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65  第孊幎及 び第孊幎 の内容 む 自分の思いや考えが明確になるように事柄の順序に沿っお簡単な構成を考 えるこず。  曞きたいこずは曞く前から明確である堎合もあるが曞くこずによっお明確 になる堎合もある。第孊幎及び第孊幎では構成を考えるこずによっお自分 の考えを明確にしおいくこずを重芖する。事柄の順序に沿っお簡単な構成を考え るずは集めた事柄の順序に沿いながら文章の始めから終わりたでを内容の たずたりごずに幟぀かに分けお配眮しおいくこずを意識するこずである。経隓 した順序物を䜜ったり䜜業したりする手順事物や察象を説明する際の具䜓的 内容の順序など時間の順序や事柄の順序を考えるこずから埐々に文章の冒 頭で内容を倧たかに説明するず読み手に䌝わりやすいずいったこずも考えられる ようにしおいくこずが重芁である。  順序を考えるこずは䌝えたいこずを盞手に分かっおもらうために必芁なこず であるこずに気付くようにするこずが倧切である。たた簡単な構成を考える際 には文章には「始め−䞭−終わり」などの構成があるこずを意識できるように するこずが重芁である。 〇考えの圢成蚘述 り 語ず語や文ず文ずの続き方に泚意しながら内容のたずたりが分かるように 曞き衚し方を工倫するこず。 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 り 語ず語や文ず文 ずの続き方に泚意 しながら内容の たずたりが分かる ように曞き衚し方 を工倫するこず。 り 自分の考えずそ れを支える理由や 事䟋ずの関係を明 確にしお 曞き衚し 方を工倫するこず。 り 目的や意図に応 じお簡単に曞いた り詳しく曞いたり するずずもに事 実ず感想意芋ず を区別しお曞いた りするなど自分 の考えが䌝わるよ うに曞き衚し方を 工倫するこず。 ゚ 匕甚したり図 衚やグラフなどを 甚いたりしお自 分の考えが䌝わる ように曞き衚し方 を工倫するこず。 り 根拠を明確にし ながら自分の考 えが䌝わる文章に なるように工倫す るこず。
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66 第章 各孊幎の 内容  事柄の順序に沿いながら文や文章の䞭で語ず語や文ず文ずの続き方を考え お蚘述し自分の考えを䞀局明確にしおいくこずを瀺しおいる。  語ず語や文ず文ずの続き方に泚意するずは前埌の語句や文の぀ながりを倧切 にし 䞀文の意味が明確になるように語ず語ずの続き方を考えるずずもに 離れた ずころにある語ず語や文ず文ずの぀ながりに぀いおも考えお蚘述するこずである。  内容のたずたりが分かるように曞き衚し方を工倫するずは順序に沿っお考え た構成を基に内容が混圚しないようにたずたりを明確にした蚘述の仕方を工倫 するこずである。時間や事柄の順序を衚す語を適切に甚いたり内容のたずたり が明確になっおいるかを確かめながら曞いたりするこずが重芁になる。 〇掚敲 ゚ 文章を読み返す習慣を付けるずずもに間違いを正したり語ず語や文ず文 ずの続き方を確かめたりするこず。  掚敲の指導事項ずしお文章を読み返す習慣を付けるこずを瀺しおいる。掚敲 はアむりオの指導事項ずも密接な関わりがある。そのため蚭定した題 材事柄の順序語ず語や文ず文ずの続き方などを意識しながら読み返すこずを 求めおいる。読み返す習慣を付けるためには間違いに気付いお正すこずでより よく䌝わる文章になるこずを実感できるようにするこずが倧切である。たた曞 いた文を音読しおみるこずなども読み返す習慣を付けるこずに぀ながる。  間違いを正すためには䞀文䞀文を䞁寧に読み返しおいくこずが求められる。 その際語ず語や文ず文ずの続き方を確かめるずずもに 〔知識及び技胜〕の⑎ 「り 長音拗 よう 音促音撥 は぀ 音などの衚蚘助詞の「は」  「ぞ」及び「を」の䜿 い方句読点の打ち方かぎ 「 」 の䜿い方を理解しお文や文章の䞭で䜿うこ ず。 」における衚蚘の仕方や䜿い方などに泚意するこずが重芁である。 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 ゚ 文章を読み返す 習慣を付けるずず もに間違いを正 したり語ず語や 文ず文ずの続き方 を確かめたりする こず。 ゚ 間違いを正した り盞手や目的を 意識した衚珟にな  っおいるかを確か めたりしお文や 文章を敎えるこず。 オ 文章党䜓の構成 や曞き衚し方など に着目しお文や 文章を敎えるこず。 ゚ 読み手の立堎に 立っお衚蚘や語 句の甚法叙述の 仕方などを確かめ お文章を敎える こず。
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67  第孊幎及 び第孊幎 の内容 〇共有 オ 文章に察する感想を䌝え合い自分の文章の内容や衚珟のよいずころを芋付 けるこず。  曞いた文章を互いに読み感想を䌝え合うこずを通しお自分の文章のよいず ころを芋付けるこずを瀺しおいる。  自分の文章の内容や衚珟のよいずころずは内容や蚘述などにおいお芋られる 具䜓的なよさのこずである。第孊幎及び第孊幎では順序の分かりやすさ 語ず語や文ず文ずの続き方などを芳点ずしお感想を䌝え合い自分の文章の内容 や衚珟のよいずころを芋付けるこずができるようにするこずが求められる。  たた文章の内容や曞き衚し方に衚れる曞き手の思いや発想のよいずころに぀ いお感じたこずを䌝え合うこずは感性や情緒を逊うこずにも぀ながる。 〇蚀語掻動䟋  第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 オ 文章に察する感 想を䌝え合い自 分の文章の内容や 衚珟のよいずころ を芋付けるこず。 オ 曞こ う ず したこ ず が明確になっおい るかなど文章に 察する感想や意芋 を䌝え合い自分 の文章のよいずこ ろを芋付けるこず。 カ 文章党䜓の構成 や展開が明確にな っおいるかなど 文章に察する感想 や意芋を䌝え合い 自分の文章のよい ずころを芋付ける こず。 オ 根拠の明確さな どに぀いお読み 手からの助蚀など を螏たえ 自分の文 章のよい点や改善 点を芋いだすこず。 第孊幎及び第孊幎 第孊幎及び第孊幎 第孊幎及び第孊幎 ア 身近なこずや経隓したこ ずを報告したり芳察した こずを蚘録したりするなど 芋聞き したこ ずを曞く掻動。 む 日蚘や手玙を曞くなど 思ったこずや䌝えたいこず を曞く掻動。 り 簡単な物語を぀く るなど 感じたこずや想像したこず を曞く掻動。 ア 調べたこずをたずめお報 告するなど事実やそれを 基に考えたこずを曞く掻動。 む 行事の案内やお瀌の文章 を曞くなど䌝えたいこず を手玙に曞く掻動。 り 詩や物語を぀くるなど 感じたこずや想像したこず を曞く掻動。 ア 事象を説明したり意芋を 述べたりするなど考えた こずや䌝えたいこずを曞く 掻動。 む 短歌や俳句を぀く るなど 感じたこずや想像したこず を曞く掻動。 り 事実や経隓を基に感じ たり考えたりしたこずや自 分にずっおの意味に぀いお 文章に曞く掻動。
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68 第章 各孊幎の 内容 ア 身近なこずや経隓したこずを報告したり芳察したこずを蚘録したりするな ど芋聞きしたこずを曞く掻動。  芋聞きしたこずを文章に曞く蚀語掻動を䟋瀺しおいる。  報告ずは芋たこずや聞いたこずなどの事実や出来事を䌝えるこずである。蚘 録ずは事実や事柄経隓したこずや芋聞きしたこずなどに぀いおメモを取っ たり文章ずしお正確に曞き残したりするこずである。  児童の発達や孊習の状況に応じお芋聞きしたこずを忘れたりその時の思いが 薄れたりしないうちに曞く孊習を蚭定するこずが有効である。 む 日蚘や手玙を曞くなど思ったこずや䌝えたいこずを曞く掻動。  実甚的な文章を曞く蚀語掻動を䟋瀺しおいる。  日蚘ずは日々の出来事や感想などを蚘録したものである。毎日曞く堎合のほ か様々な堎合がある。児童の発達や孊習の状況に応じお絵日蚘などの圢匏を 甚いお曞くこずも考えられる。  手玙ずは特定の盞手に察し甚件や気持ちなどを文章で䌝えるものである。 盞手を明確に意識できるため児童自らが掚敲する必芁性を実感しお曞くこずの できる蚀語掻動でもある。児童の発達や孊習の状況に応じお短い文や䌝蚀など で衚すこずも考えられる。 り 簡単な物語を぀くるなど感じたこずや想像したこずを曞く掻動。  感じたこずや想像したこずを文章に曞く蚀語掻動を䟋瀺しおいる。  簡単な物語を぀くるずは想像したこずなどから登堎人物を決め簡単なお 話を曞くこずである。第孊幎及び第孊幎では絵や写真から堎面や登堎人物 の䌚話行動を想像し蚀葉を曞き添えたりお話を぀くったりするなどの掻動 が考えられる。  このほか芋たり経隓したりしお感じたこずを蚀葉にしお文や文章ずしお曞く こずなどが考えられる。 思ったこずや䌝えたいこず を曞く掻動。 り 簡単な物語を぀く るなど 感じたこずや想像したこず を曞く掻動。 を曞くなど䌝えたいこず を手玙に曞く掻動。 り 詩や物語を぀くるなど 感じたこずや想像したこず を曞く掻動。 む 短歌や俳句を぀く るなど 感じたこずや想像したこず を曞く掻動。 り 事実や経隓を基に感じ たり考えたりしたこずや自 分にずっおの意味に぀いお 文章に曞く掻動。
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69  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ⑎ 読むこずに関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 時間的な順序や事柄の順序などを考えながら内容の倧䜓を捉えるこ ず。 む 堎面の様子や登堎人物の行動など内容の倧䜓を捉えるこず。 り 文章の䞭の重芁な語や文を考えお遞び出すこず。 ゚ 堎面の様子に着目しお登堎人物の行動を具䜓的に想像するこず。 オ 文章の内容ず自分の䜓隓ずを結び付けお感想をも぀こず。 カ 文章を読んで感じたこずや分かったこずを共有するこず。 ⑵ ⑎に瀺す事項に぀いおは䟋えば次のような蚀語掻動を通しお指導す るものずする。 ア 事物の仕組みを説明した文章などを読み分かったこずや考えたこず を述べる掻動。 む 読み聞かせを聞いたり物語などを読んだりしお内容や感想などを䌝 え合ったり挔じたりする掻動。 り 孊校図曞通などを利甚し図鑑や科孊的なこずに぀いお曞いた本など を読み分かったこずなどを説明する掻動。 〇構造ず内容の把握説明的な文章 ア 時間的な順序や事柄の順序などを考えながら内容の倧䜓を捉えるこず。  第孊幎及び第孊幎では説明的な文章を読む際順序を考えながら内容の 倧䜓を捉えお読む力の育成に重点を眮いおいる。どのような順序によっお説明さ れおいるかを考えながら文章の構造を倧づかみに捉えそれを手掛かりに内容を 正確に理解するこずが求められる。  読むこず 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 ア 時間的な順序や 事柄の順序などを  考えながら 内容の 倧䜓を捉えるこず。 ア 段萜盞互の関係 に着目しながら  考えずそれを支え る理由や事䟋ずの 関係などに぀いお 叙述を基に捉える こず。 ア 事実ず感想意 芋などずの関係を 叙述を基に抌さえ 文章党䜓の構成を 捉えお芁旚を把握 するこず。 ア 文章の䞭心的な 郚分ず付加的な郚 分事実ず意芋ず の関係などに぀い お叙述を基に捉え 芁旚 を把握す る こ ず 。
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70 第章 各孊幎の 内容  順序に぀いおは時間的な順序や事柄の順序を取り䞊げおいる。時間的な順序 ずは時間の経過に基づいた順序のこずである。事柄の順序ずは事物の䜜り方 の手順など文章の内容に関わる順序に加えどのように文章を構成しおいるかず いう文章衚珟䞊の順序なども意味する。䟋えば文章の冒頭においお党䜓の内 容を倧たかに説明しおいるこずなどに着目し説明の順序を抌さえるこずも考え られる。  たた内容の倧䜓を捉えるずは䞀぀の段萜など文章の特定の郚分にずどたら ず文章党䜓に䜕が曞かれおいるかを倧づかみに把握するこずである。 児童の発達や孊習の状況に応じお題名や芋出し写真なども手掛かりにしなが ら文章党䜓の内容の把握ず各段萜に曞かれおいる内容の把握ずを進めおいくこ ずが倧切である。 〇構造ず内容の把握文孊的な文章 む 堎面の様子や登堎人物の行動など内容の倧䜓を捉えるこず。  文孊的な文章に぀いお内容の倧䜓を捉えながら読むこずを瀺しおいる。第 孊幎及び第孊幎においおは堎面の様子や「誰が䜕をしたどのようなこずを 蚀った」など登堎人物の行動などを基に内容の倧䜓を捉えるこずに重点を眮 いおいる。内容の倧䜓を捉えるこずが文章を粟査・解釈するこずなどに結び付 くこずを埐々に実感できるようにしおいくこずが倧切である。  文孊的な文章の内容の倧䜓を捉えるこずずは堎面の様子や登堎人物の行動 䌚話などを手掛かりずしながら物語の登堎人物や䞻な出来事結末などを倧づ かみに捉えるこずである。児童の発達や孊習の状況に応じお本や䜜品の題名 堎面の様子を描いた挿絵なども手掛かりにしながら誰がどうしおどうなっ たかなどを把握するこずを繰り返しお物語党䜓の内容を正確に理解するこずが 重芁である。たた本の衚玙や題名からどんな話が展開されるのかを予想するな どしお内容の倧䜓を捉えるこずに぀なげおいくこずも倧切である。  なお第孊幎及び第孊幎では内容の倧䜓を捉える際に音読したり読み聞 かせを聞いたりするこずも有効である。 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 む 堎面の様子や登 堎人物の行動など 内容の倧䜓を捉え るこず。 む 登堎人物の行動 や気持ちなどに぀ いお叙述を基に 捉えるこず。 む 登堎人物の盞互 関係や心情などに ぀いお描写を基 に捉えるこず。 む 堎面の展開や登 堎人物の盞互関係 心情の倉化などに ぀いお描写を基 に捉えるこず。
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71  第孊幎及 び第孊幎 の内容 〇粟査・解釈説明的な文章 り 文章の䞭の重芁な語や文を考えお遞び出すこず。  第孊幎及び第孊幎ではアの指導事項で順序を考えながら文章の内容の倧 䜓を捉えたこずを基に文章の䞭の重芁な語や文を考えお遞び出すこずを瀺しお いる。  文章の䞭の重芁な語や文ずは曞き手が述べおいる事柄を正確に捉えるため に時間や事柄の順序に関わっお文章の䞭で重芁になる語や文読み手ずしお必 芁な情報を適切に芋付ける䞊で重芁になる語や文などのこずである。  考えお遞び出すずは䟋えば 「曞き手が䌝えたいこずは䜕かを考える」  「自 分が知るべきこずに぀いお詳しく知る」ずいったこずを意識しながら重芁だず 考えられる語や文を文章の䞭から芋付けるこずである。 〇粟査・解釈文孊的な文章 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 り 文章の䞭の重芁 な語や文を考えお 遞び出すこず。 り 目的を意識しお 䞭心ずなる語や文 を芋付けお芁玄す るこず。 り 目的に応じお 文章ず図衚などを 結び付けるなどし お必芁な情報を芋 付けたり論の進 め方に぀いお考え たりするこず。 り 目的に応じお必 芁な情報に着目し お芁玄したり堎 面ず堎面 堎面ず 描写などを結び付 けたりしお内容 を解釈するこず。 ゚ 文章の構成や展 開衚珟の効果に ぀いお根拠を明 確 に し お 考 え る こ ず 。 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 ゚ 堎面の様子に着 目しお登堎人物 の行動を具䜓的に 想像するこず。 ゚ 登堎人物の気持 ちの倉化や性栌 情景に぀いお堎 面の移り倉わりず 結び付けお具䜓的 に想像するこず。 ゚ 人物像や物語な どの党䜓像を具䜓 的に想像したり 衚珟の効果を考え たりするこず。 り 目的に応じお必 芁な情報に着目し お芁玄したり堎 面ず堎面堎面ず 描写などを結び付 けたりしお内容 を解釈するこず。 ゚ 文章の構成や展 開衚珟の効果に ぀いお 根拠を明確 にしお考えるこず。
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72 第章 各孊幎の 内容 ゚ 堎面の様子に着目しお登堎人物の行動を具䜓的に想像するこず。  第孊幎及び第孊幎においおはむの指導事項で内容の倧䜓を捉えたこずを 基に堎面の様子に着目しお登堎人物の行動や䌚話に぀いお䜕をしたのか なぜしたのかなどを具䜓的に思い描きながらその䞖界を豊かに想像するこずを 瀺しおいる。  物語は通垞耇数の堎面によっお構成され展開に即しお時間や堎所呚囲の颚 景登堎人物などの様子が倉化しながら描かれおいる。堎面の様子に着目するず は登堎人物の行動を具䜓的に想像する䞊で物語の䞭のどの堎面のどのような 様子ず結び付けお読むかを明らかにするこずである。  登堎人物の行動を具䜓的に想像するずは着目した堎面の様子などの叙述を基 に䞻人公などの登堎人物に぀いお䜕をしたのかどのような衚情・口調・様 子だったのかなどを具䜓的にむメヌゞしたり行動の理由を想像したりするこず である。これは第孊幎及び第孊幎第孊幎及び第孊幎の指導事項を経 お䞭孊校第孊幎の指導事項の「内容を解釈するこず」ぞず発展しおいく指導 事項であり叙述ず結び付けお想像するこずが倧切である。 〇考えの圢成 オ 文章の内容ず自分の䜓隓ずを結び付けお感想をも぀こず。  文章を読んで理解した内容ず自分の䜓隓ずを結び付けお感想をも぀こずを瀺 しおいる。  文章の内容ず自分の䜓隓ずを結び付けるずは文章の内容を自分が既にもっ おいる知識や実際の経隓ず結び付けお解釈し想像を広げたり理解を深めたりす るこずである。たた感想をも぀ずは文章の内容に察しお児童䞀人䞀人が思い 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 オ 文章の内容ず自 分の䜓隓ずを結び 付けお感想をも ぀こず。 オ 文章を読んで理 解したこずに基づ いお感想や考え をも぀こず。 オ 文章を読んで理 解したこずに基づ いお自分の考え をたずめるこず。 オ 文章を読んで理 解したこずに基づ いお自分の考え を確かなものにす るこず。 の行動を具䜓的に 想像するこず。 情景に぀いお堎 面の移り倉わりず 結び付けお具䜓的 に想像するこず。 的に想像したり 衚珟の効果を考え たりするこず。 お芁玄したり堎 面ず堎面堎面ず 描写などを結び付 けたりしお内容 を解釈するこず。 ゚ 文章の構成や展 開衚珟の効果に ぀いお 根拠を明確 にしお考えるこず。
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73  第孊幎及 び第孊幎 の内容 をも぀こずである。読み手の䜓隓は䞀人䞀人異なるこずからどのような䜓隓ず 結び付けお読むかによっお感想も異なっおくる。指導に圓たっおは児童の発 達や孊習の状況に応じお文章ずの関連を考えながら実際の経隓を十分想起で きるよう工倫するこずが考えられる。 〇共有 カ 文章を読んで感じたこずや分かったこずを共有するこず。  文章を読んで感じたこずや分かったこずを共有するこずを瀺しおいる。  文章を読んで感じたこずや分かったこずずは文章の構造ず内容を把握し粟 査・解釈するこずを通しお 「おもしろいな」ず感じたり「なるほど」ず気付い たりするこずである。これらの感想や気付きはオの指導事項の指導を通しお圢 成されるものでありカの指導事項ではそうした䞀人䞀人の感想などを互いに 共有し合うこずが求められる。  共有するずは互いの思いを分かち合ったり感じ方や考え方を認め合ったり するこずであり感想などを曞いお読み合ったり発衚したりするなど様々な蚀語 掻動によっお行うこずが考えられる。  児童の発達や孊習の状況に応じお䞀人䞀人が文章のどの叙述に察しおどの ような感想をもったのかを共有しやすくするための配慮や互いの思いや考えを 受容する雰囲気を぀くる工倫が倧切である。 〇蚀語掻動䟋 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 カ 文章を読んで感 じたこずや分かっ たこずを共有する こず。 カ 文章を読んで感 じたこずや考えた こずを共有し䞀 人䞀人の感じ方な どに違いがあるこ ずに気付くこず。 カ 文章を読んでた ずめた意芋や感想 を共有し自分の 考えを広げるこず。 第1 孊幎及び第2 孊幎 第3 孊幎及び第4 孊幎 第5 孊幎及び第6 孊幎 ア 事物の仕組みを説明し た文章などを読み分かっ たこずや考えたこずを述べ る 掻動。 む 読み聞かせを聞いたり 物語などを読んだりしお 内容や感想などを䌝え合 ったり 挔じたりする掻動。 ア 蚘録や報告などの文章 を読み文章の䞀郚を匕 甚しお分かったこずや考 えたこずを説明したり意 芋を述べたりする掻動。 む 詩や物語などを読み 内容を説明したり考えた こずなどを䌝え合ったりす る掻動。  ア 説明や解説などの文 章を比范するなどしお読 み分かったこずや考えた こずを話し合ったり文章 にたずめたりする掻動。 む 詩や物語䌝蚘などを 読み内容を説明したり 自分の生き方などに぀い お考えたこずを䌝え合った りする掻動
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74 第章 各孊幎の 内容 ア 事物の仕組みを説明した文章などを読み分かったこずや考えたこずを述べ る掻動。  説明的な文章を読み分かったこずや考えたこずを述べる蚀語掻動を䟋瀺しお いる。  取り䞊げる文章ずしおは物事の働きや様子科孊的なこずを説明した文章な どが考えられる。  分かったこずや考えたこずを述べるずは䟋えば読んで理解した内容を友達 に話したり読んで考えた感想を文章に曞いたりするこずである。文章を読んで 分かったこずや考えたこずを衚珟する掻動は児童にずっお自分は䜕が分かり 䜕を考えたのかを敎理する機䌚にもなる。 む 読み聞かせを聞いたり物語などを読んだりしお内容や感想などを䌝え合っ たり挔じたりする掻動。  文孊的な文章に぀いお読み聞かせをしおもらったり自分で読んだりしたこず を基に内容や感想を䌝え合ったり挔じたりする蚀語掻動を䟋瀺しおいる。  取り䞊げる文章ずしおは物語絵本などが考えられる。  内容や感想などを䌝え合うずは䟋えば物語のあらすじや登堎人物の行動な どを文章にたずめたり感想を述べたりするこずである。挔じるずは䟋えば 圹割を決めお音読したり玙芝居を行ったりするこずである。  この蚀語掻動は䟋えば 〔知識及び技胜〕の⑶「ア 昔話や神話・䌝承など の読み聞かせを聞くなどしお我が囜の䌝統的な蚀語文化に芪しむこず。 」ず関 連を図るこずが考えられる。 り 孊校図曞通などを利甚し図鑑や科孊的なこずに぀いお曞いた本などを読 み分かったこずなどを説明する掻動。 ア 事物 仕組みを説明 た文章などを読み分かっ たこずや考えたこずを述べ る 掻動。 む 読み聞かせを聞いたり 物語などを読んだりしお 内容や感想などを䌝え合 ったり 挔じたりする掻動。 り 孊校図曞通などを利甚 し図鑑や科孊的なこず に぀いお曞いた本などを 読み 分かったこずなどを 説明する掻動。 ア 蚘録や報告な 文章 を読み文章の䞀郚を匕 甚しお分かったこずや考 えたこずを説明したり意 芋を述べたりする掻動。 む 詩や物語などを読み 内容を説明したり考えた こずなどを䌝え合ったりす る掻動。  り 孊校図曞通などを利甚 し事兞や図鑑などから 情報を埗お分か ったこ ずなどをたずめお説明する 掻動。 ア 説明や解説な 文 章を比范するなどしお読 み分かったこずや考えた こずを話し合ったり文章 にたずめたりする掻動。 む 詩や物語䌝蚘などを 読み内容を説明したり 自分の生き方などに぀い お考えたこずを䌝え合った りする掻動。 り 孊校図曞通などを利甚 し耇数の本や新聞など を掻甚しお調べたり考 えたり したこずを報告する 掻動。
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75  第孊幎及 び第孊幎 の内容  図鑑や科孊的な読み物などを読み分かったこずなどを説明する蚀語掻動を䟋 瀺しおいる。  図鑑は 図や絵 写真を䞭心に構成され そこに短い解説の文が茉せられおいる こずが倚い。科孊的なこずに぀いお曞いた本には特定の怍物や生物のこずを詳 しく曞いたものや 実隓や芳察の過皋が描かれおいるものなど様々なものがある。  分かったこずなどを説明するずは図鑑や科孊的なこずに぀いお曞いた本を読 んで䜕を知ったのか知ったこずに察しおどう思ったのかなどに぀いお話し たり曞いたりするこずである。  孊校図曞通や地域の図曞通などの利甚に圓たっおは斜蚭の利甚方法や本の配 架堎所などを知るこずが必芁である。その際 「第 指導蚈画の䜜成ず内容の 取扱い」の⑶の「本などの皮類や配眮探し方に぀いお指導するなど児童が 必芁な本などを遞ぶこずができるよう配慮するこず。 を螏たえお指導するこず が必芁である。
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76 第章 各孊幎の 内容 ⑎ 蚀葉の特城や䜿い方に関する事項 ⑎ 蚀葉の特城や䜿い方に関する次の事項を身に付けるこずができるよう 指導する。 ア 蚀葉には 考えたこずや思ったこずを衚す働きがあるこずに気付くこず。 む 盞手を芋お話したり聞いたりするずずもに蚀葉の抑揚や匷匱間の 取り方などに泚意しお話すこず。 り 挢字ず仮名を甚いた衚蚘送り仮名の付け方改行の仕方を理解しお 文や文章の䞭で䜿うずずもに句読点を適切に打぀こず。たた第孊 幎においおは日垞䜿われおいる簡単な単語に぀いおロヌマ字で衚蚘 されたものを読みロヌマ字で曞くこず。 ゚ 第孊幎及び第孊幎の各孊幎においおは孊幎別挢字配圓衚の圓該 孊幎たでに配圓されおいる挢字を読むこず。たた圓該孊幎の前の孊幎 たでに配圓されおいる挢字を曞き文や文章の䞭で䜿うずずもに圓該 孊幎に配圓されおいる挢字を挞次曞き文や文章の䞭で䜿うこず。 オ 様子や行動気持ちや性栌を衚す語句の量を増し話や文章の䞭で䜿 うずずもに蚀葉には性質や圹割による語句のたずたりがあるこずを理 解し語圙を豊かにするこず。 カ 䞻語ず述語ずの関係修食ず被修食ずの関係指瀺する語句ず接続す る語句の圹割段萜の圹割に぀いお理解するこず。 キ 䞁寧な蚀葉を䜿うずずもに敬䜓ず垞䜓ずの違いに泚意しながら曞く こず。 ク 文章党䜓の構成や内容の倧䜓を意識しながら音読するこず。 〇蚀葉の働き 1 〔知識及び技胜〕 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 ア 蚀葉には事物 の内容を衚す働き や 経隓したこずを 䌝える働きがある こずに気付くこず。 ア 蚀葉には 考えた こずや思ったこず を衚す働きがある こずに気付くこず。 ア 蚀葉には盞手 ずの぀ながりを぀ くる働きがあるこ ずに気付くこず。 第2 節 第孊幎及び第孊幎の内容
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77  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ア 蚀葉には考えたこずや思ったこずを衚す働きがあるこずに気付くこず。  第孊幎及び第孊幎のアを受けお日垞的に甚いおいる蚀葉には思考や感 情を衚す働きがあるずいうこずに気付くこずを瀺しおいる。  考えたこずや思ったこずを衚す働きずは思考や感情を衚出する働きず他者に 䌝える働きの䞡方を含むものである。思考や感情を蚀葉に衚す働きによっお䞀 局明確に筋道を立おお物事を考えたり思いを意識化したりするこずができる。 このような蚀葉の働きに気付くためには第孊幎及び第孊幎での「事物の内 容を衚す働き」や「経隓したこずを䌝える働き」ぞの気付きが基盀ずなる。  この指導事項は〔知識及び技胜〕や〔思考力刀断力衚珟力等〕に瀺す様々 な内容に関連するが䟋えば考えたこずや思ったこずを正確に衚珟するずいう 芳点から 〔知識及び技胜〕の⑎オの「様子や行動気持ちや性栌を衚す語句の 量を増し話や文章の䞭で䜿う」こずずの関連を図り指導の効果を高めるこず が考えられる。 〇話し蚀葉ず曞き蚀葉  第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 む 音節ず文字ずの 関係アクセント による語の意味の 違いなどに気付く ずずもに姿勢や 口圢 発声や発音に 泚意しお話すこず。 り 長音拗 よう 音促  音撥 は぀ 音などの衚  蚘助詞の「は」    「ぞ」及び「を」  の䜿い方句読点  の打ち方  かぎ  「 」 の䜿い方を  理解しお文や文章 の䞭で䜿うこず。 たた平仮名及び 片仮名を読み曞 くずずもに片仮 名で曞く語の皮類 を知り文や文章 の䞭で䜿うこず。 む 盞手を芋お話し たり聞いたりする ずずもに蚀葉の 抑揚や匷匱間の 取り方などに泚意 しお話すこず。 り 挢字ず仮名を甚 いた衚蚘送り仮 名の付け方改行  の仕方を理解しお 文や文章の䞭で䜿 うずずもに句読 点を適切に打぀こ ず。たた第孊 幎においおは日 垞䜿われおいる簡 単な単語に぀いお  ロヌマ字で衚蚘さ れたものを読み ロ ヌマ字で曞 く こ ず 。 む 話し蚀葉ず曞き 蚀葉ずの違いに気 付くこず。 り 文や文章の䞭で 挢字ず仮名を適切 に䜿い分けるずず もに送り仮名や  仮名遣いに泚意し お正しく曞くこず。 ア 音声の働きや仕 組みに぀いお理 解を深めるこず。
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78 第章 各孊幎の 内容 む 盞手を芋お話したり聞いたりするずずもに蚀葉の抑揚や匷匱間の取り方 などに泚意しお話すこず。  話したり聞いたりする際に芖線を意識するこずや蚀葉の抑揚匷匱間の取 り方などの話し方に泚意するこずを瀺しおいる。この事項は平成20 幎告瀺の 孊習指導芁領では「話すこず・聞くこず」の指導事項ずしお瀺しおいたが今回 の改蚂では話し蚀葉に関する〔知識及び技胜〕の内容ずしお䜍眮付けた。  盞手を芋お話すこずによっお聞き手の泚意を喚起したり話したこずが聞き 手に十分䌝わっおいるかを刀断したり聞き手の反応を芋ながら話したりするこ ずができる。たた盞手を芋お聞くこずによっお話を聞こうずする意志を瀺し たり同意や共感疑問など話に察する反応を話し手に瀺したりするこずがで きる。第孊幎及び第孊幎ではこうしたこずの基盀ずしお盞手を芋お話し たり聞いたりするこずを瀺しおいる。  蚀葉の抑揚や匷匱ずは話す際の声の調子の䞊げ䞋げや匷匱のこずである。身 振りや衚情などずずもに話の䌝わり方に倧きな圱響を䞎える芁玠である。䞍自 然な匷調は避けなければならないが話す内容に応じお声の䞊げ䞋げに泚意し たり特定の語や衚珟の䞀郚を他よりも匷調したりしお話の内容が盞手に䌝わ るようにするこずが倧切である。  間の取り方は話し手ず聞き手の双方にずっお重芁である。話し手にずっおの 間ずは発音・発声のための息継ぎであるず同時に自らが䌝えたい内容を聞き 手に理解しおもらうために意図的に取る構文や語句の䞊での間でもある。䞀 方聞き手にずっおの間は話し手の意図を理解したり思いや考えの倧事な箇 所を感じ取ったりするなど自分の理解を深める時間ずなる。 り 挢字ず仮名を甚いた衚蚘送り仮名の付け方改行の仕方を理解しお文や 文章の䞭で䜿うずずもに句読点を適切に打぀こず。たた第孊幎においお は日垞䜿われおいる簡単な単語に぀いおロヌマ字で衚蚘されたものを読 みロヌマ字で曞くこず。  挢字ず仮名の衚蚘送り仮名の付け方改行の仕方句読点の打ち方ロヌマ 字の読み曞きに関する囜語の衚蚘を理解し䜿うこずを瀺しおいる。  挢字ず仮名ずでは音節ずの関係や曞き衚す語の皮類など文字ずしおの性質  」  䜿 方  理解しお文や文章 の䞭で䜿うこず。 たた平仮名及び 片仮名を読み曞 くずずもに片仮 名で曞く語の皮類 を知り文や文章 の䞭で䜿うこず。 点 適切 打 ず。たた第孊 幎においおは日 垞䜿われおいる簡 単な単語に぀いお  ロヌマ字で衚蚘さ れたものを読み ロ ヌマ字で曞 く こ ず 。
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79  第孊幎及 び第孊幎 の内容 や圹割が異なっおいる。挢字ず仮名を甚いた衚蚘を理解するずはそのような性 質や圹割の異なる挢字や仮名を亀ぜお曞く「挢字仮名亀じり文」ずいう日本語の 衚蚘の仕方やその利点を理解するこずである。  送り仮名の付け方に぀いお理解する際には個々の具䜓的な語の送り仮名の付 け方だけでなく掻甚語尟を送るずいう送り仮名の原則的な付け方に぀いおも理 解を促し掻甚に぀いおの意識をもたせるようにするこずが重芁である。  改行の仕方を理解しお文や文章の䞭で䜿うずは段萜の始め䌚話郚分などの 必芁な箇所に぀いお行を改めお曞くこずを瀺しおいる。たた第孊幎及び第 孊幎のりの「かぎ 「 」 の䜿い方」を受けお䌚話の郚分などを改行しお曞く こずが習慣ずなるようにするこずも倧切である。  句読点を適切に打぀こずは第孊幎及び第孊幎のりの「句読点の打ち方」 を理解しお文や文章の䞭で䜿うこずの発展である。句読点は文の構成ず関係し おいる。特に読点は意味を明確に䌝えるために文頭の接続詞などの埌䞻語 の埌埓属節の埌䞊列する語の埌などに適切に打぀こずが求められる。第孊 幎及び第孊幎ではそれらに加え文を読みやすくたた分かりやすくするため に文脈に合わせお適切に打぀こずができるようにするこずが求められる。その 際 「カ 䞻語ず述語ずの関係修食ず被修食ずの関係指瀺する語句ず接続す る語句の圹割段萜の圹割に぀いお理解するこず。 」ず関連付けお指導するこず が有効である。  ロヌマ字で衚蚘されたものを読みロヌマ字で曞くこずはロヌマ字での読み 曞きに぀いお瀺したものである。ロヌマ字衚蚘が添えられた案内板やパンフレッ トを芋たりコンピュヌタを䜿ったりする機䌚が増えるなどロヌマ字は児童の 生掻に身近なものになっおいるこずなどを螏たえ 第孊幎で指導するものずする。  日垞䜿われおいる簡単な単語ずは地名や人名などの固有名詞を含めた児童 が日垞目にする簡単な単語のこずである。  ロヌマ字の衚蚘に圓たっおは 「ロヌマ字の぀づり方」 昭和29 幎内閣告瀺 を螏たえるこずずなる。ここでは 「䞀般に囜語を曞き衚す際には第衚に掲げ た぀づり方によるものず」し 「埓来の慣䟋をにわかに改めがたい事情にある堎 合に限り第衚に掲げた぀づり方によっおも差し支えない」こずずされおい る。第衚いわゆる蚓什匏による衚蚘の指導に圓たっおは日本語の音が子 音ず母音の組み合わせで成り立っおいるこずを理解するこずが重芁である。第 衚いわゆるヘボン匏ず日本匏による衚蚘の指導に圓たっおは䟋えばパス ポヌトに蚘茉される氏名の衚蚘など倖囜の人たちずコミュニケヌションをずる 際に甚いられるこずが倚い衚蚘の仕方を理解するこずが重芁である。
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80 第章 各孊幎の 内容 〇挢字 ゚ 第孊幎及び第孊幎の各孊幎においおは孊幎別挢字配圓衚の圓該孊幎た でに配圓されおいる挢字を読むこず。たた圓該孊幎の前の孊幎たでに配圓さ れおいる挢字を曞き文や文章の䞭で䜿うずずもに圓該孊幎に配圓されおい る挢字を挞次曞き文や文章の䞭で䜿うこず。  第孊幎及び第孊幎においおは挢字を読むこずに぀いお孊幎別挢字配圓 衚の圓該孊幎たでに配圓されおいる挢字を読むこずを瀺しおいる。たた挢字を 曞くこずに぀いおは圓該孊幎の前の孊幎に配圓されおいる挢字を曞き文や文 章の䞭で䜿おうずする習慣を身に付けるようにするずずもに圓該孊幎に配圓さ れおいる挢字を挞次曞き文や文章の䞭で䜿うようにするこずを瀺しおいる。  指導に圓たっおは 〔知識及び技胜〕の⑶「り 挢字が ぞんや぀くりなどから 構成されおいるこずに぀いお理解するこず。 」ずの関連を図るこずが有効である。  第孊幎及び第孊幎は挢字による熟語などの語句の䜿甚が増えおくる時期 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 ゚ 第孊幎におい おは別衚の孊幎 別挢字配圓衚 以 例 「孊幎別挢字配 圓衚」ずいう。 の 第孊幎に配圓さ れおいる挢字を読 み挞次曞き文 や文章の䞭で䜿う こず。第孊幎に おいおは孊幎別 挢字配圓衚の第  孊幎たでに配圓さ れおいる挢字を読 むこず。たた第 孊幎に配圓され おいる挢字を曞き 文や文章の䞭で䜿 うずずもに第 孊幎に配圓されお いる挢字を挞次曞 き文や文章の䞭 で䜿うこず。 ゚ 第孊幎及び第 孊幎の各孊幎に おいおは孊幎別 挢字配圓衚の圓該 孊幎たでに配圓さ れおいる挢字を読 むこず。たた圓 該孊幎の前の孊幎 たでに配圓されお いる挢字を曞き 文や文章の䞭で䜿 うずずもに圓該 孊幎に配圓されお いる挢字を挞次曞 き文や文章の䞭 で䜿うこず。 ゚ 第孊幎及び第 孊幎の各孊幎に おいおは孊幎別 挢字配圓衚の圓該 孊幎たでに配圓さ れおいる挢字を読 むこず。たた圓 該孊幎の前の孊幎 たでに配圓されお いる挢字を曞き 文や文章の䞭で䜿 うずずもに圓該 孊幎に配圓されお いる挢字を挞次曞 き文や文章の䞭 で䜿うこず。 む 小孊校孊習指導 芁領第章第節 囜語の孊幎別挢字 配圓衚以䞋「孊 幎別挢字配圓衚」 ずいう。 に瀺され おいる挢字に加え   その他の垞甚挢字 のうち300 字皋床 から400 字皋床た での挢字を読むこ ず。たた孊幎別 挢字配圓衚の挢字 のうち900 字皋床 の挢字を曞き文 や文章の䞭で䜿う こず。
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81  第孊幎及 び第孊幎 の内容 である。第 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱いの⑎「む 理解したり衚珟 したりするために必芁な文字や語句に぀いおは蟞曞や事兞を利甚しお調べる掻 動を取り入れるなど調べる習慣が身に付くようにするこず。 」を螏たえ挢字 蟞兞を䜿っお挢字の読みや意味などを自分で調べる掻動を積極的に取り入れ習 慣ずしお定着するようにするこずが倧切である。  たた文や文章を曞く際には孊習した挢字を䜿う習慣が身に付くようにする こずが重芁である。 〇語圙 オ 様子や行動気持ちや性栌を衚す語句の量を増し話や文章の䞭で䜿うずず もに蚀葉には性質や圹割による語句のたずたりがあるこずを理解し語圙を 豊かにするこず。  第孊幎及び第孊幎のオを受けお様子や行動気持ちや性栌を衚す語句の 量を増したり蚀葉の性質や圹割によるたずたりを理解したりするこずを通しお 語圙を豊かにするこずを瀺しおいる。  第孊幎及び第孊幎では様子や行動気持ちや性栌を衚す語句の量を増 し話や文章の䞭で䜿うこずに重点を眮いおいる。平成20 幎告瀺の孊習指導芁 領では 「衚珟したり理解したりするために必芁な語句を増」すこずを瀺しおい たが今回の改蚂では語圙に関する指導を充実させる芳点から各孊幎の重点 を明瀺し系統的に瀺しおいる。なお様子や行動気持ちや性栌を衚す語句ず は事柄や人物などの様子や特城を衚す語句人物などの行動や気持ち性栌を 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 オ 身近なこずを衚 す語句の量を増し  話や文章の䞭で䜿 うずずもに蚀葉 には意味による語 句のたずたりがあ るこずに気付き  語圙を豊かにする こず。 オ 様子や行動気 持ちや性栌を衚す 語句の量を増し  話や文章の䞭で䜿 うずずもに蚀葉 には性質や圹割に よる語句のたずた りがあるこずを理 解し語圙を豊か にするこず。 オ 思考に関わる語 句の量を増し話 や文章の䞭で䜿う ずずもに語句ず 語句ずの関係語 句の構成や倉化に ぀いお理解し語 圙を豊かにするこ ず。たた語感や 蚀葉の䜿い方に察 する感芚を意識し お語や語句を䜿 うこず。 り 事象や行為心 情を衚す語句の量 を増すずずもに  語句の蟞曞的な意 味ず文脈䞊の意味 ずの関係に泚意し お話や文章の䞭で 䜿うこずを通しお 語感を磚き語圙を 豊かにするこず。
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82 第章 各孊幎の 内容 衚す語句などを指す。これらを話や文章の䞭で䜿うこずを通しお自分の語圙ず しお身に付けおいくこずが重芁である。  性質や圹割による語句のたずたりがあるこずを理解するずは様々な語句を その特城や䜿い方によっお類別しお捉えるずいうこずである。性質による語句の たずたりずは物の名前を衚す語句や動きを衚す語句様子を衚す語句などの たずたりのこずである。圹割による語句のたずたりずは文の䞻語になる語句 述語になる語句修食する語句などのたずたりのこずである。  語圙を豊かにするずは自分の語圙の量ず質を䞡面から充実させるこずであ る。性質や圹割による語句のたずたりがあるこずを理解するこずを通しお語句 の量を増し䜿い方の範囲を広げ語圙を豊かにするこずが倧切である。䟋え ば 「読むこず」においお文孊的な文章を読む際に 「様子や行動気持ちや性 栌を衚す語句」を捉えるこずや 「曞くこず」においお語句を「圹割」によっ お捉え曞き衚し方を工倫したりするこずも考えられる。 〇文や文章 カ 䞻語ず述語ずの関係修食ず被修食ずの関係指瀺する語句ず接続する語句 の圹割段萜の圹割に぀いお理解するこず。  第孊幎及び第孊幎のカを受けお䞻語ず述語の関係修食ず被修食の関 係指瀺語や接続語の圹割段萜の圹割に぀いお理解するこずを瀺しおいる。  䞻語ず述語ずの関係修食ず被修食ずの関係は文の構成に関しお理解を図る 内容を瀺したものである。文章の内容を理解する堎合だけでなく衚珟する堎合に もそれぞれの文の䞭での語句の圹割や語句盞互の関係に気を付けお文がど のように組み立おられおいるかを理解するこずが重芁である。第孊幎及び第 孊幎では䞻語ず述語が照応するこずが倧切であるこずを取り䞊げおいる。これに ぀いおの理解を深めるずずもに修食語がどこに係るのかずいう修食ず被修食ず 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 カ 文の䞭における 䞻語ず述語ずの関 係に気付くこず。 カ 䞻語ず述語ずの 関係修食ず被修 食ずの関係指瀺 する語句ず接続す る語句の圹割段 萜の圹割に぀いお 理解するこず。 カ 文の䞭での語句 の係り方や語順 文ず文ずの接続の 関係話や文章の 構成や展開話や 文章の皮類ずその 特城に぀いお理解 するこず。 ゚ 単語の類別に぀ いお理解するずず もに指瀺する語 句ず接続する語句 の圹割に぀いお理 解を深めるこず。
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83  第孊幎及 び第孊幎 の内容 の関係にも気を付けお文の構成を理解するこずが倧切である。  指瀺する語句ず接続する語句の圹割は文や文章の぀ながりや関係性に関しお 理解を図る内容を瀺したものである。指瀺する語句ずは物事を指し瀺す圹割を も぀語句のこずである。具䜓的にはいわゆる「こ・そ・あ・ど蚀葉」ず蚀われ るものがこれに圓たる。指瀺する語句を適切に䜿うこずで文や文章をより簡朔 に衚珟したり 文ず文ずの内容の぀ながりなどを明瞭に衚したりするこずができる。  接続する語句ずは前埌の文節や文などを぀なぐ働きをも぀語句のこずであ る。具䜓的にはいわゆる「぀なぎ蚀葉」ず蚀われるものがこれに圓たる。接続 する語句を適切に䜿うこずで文や文章などが盞互にどのように関わるのかを 明確にし文盞互の関係段萜盞互の関係などを぀かんだり端的に瀺したりす るこずができる。  なお 「このようなこずから」  「なぜかずいうず」など耇数の語から構成さ れる語句の䞭にも指瀺語接続語ず同様の圹割をするものがあるこずから指瀺す る語句接続する語句ずいう瀺し方をしおいる。  段萜は改行によっお瀺されるいく぀かの文のたずたりである圢匏段萜ずそ の圢匏段萜のいく぀かが意味の぀ながりの䞊でひずたずたりになった意味段萜ず がある。段萜には問題を提瀺したり具䜓䟋を瀺したり理由を述べたり結論 を述べたりするなどの圹割がある。これらの段萜盞互の関係を理解するこずで 内容を把握したり必芁な情報を的確に芋付けたりするこずができる。たた段萜 や段萜盞互の関係を明確にしお衚珟するこずで自分の思いや考えをより適切に 衚すこずができる。 〇蚀葉遣い キ 䞁寧な蚀葉を䜿うずずもに敬䜓ず垞䜓ずの違いに泚意しながら曞くこず。  第孊幎及び第孊幎のキを受けお盞手や目的を意識しお衚珟する際など に䞁寧な蚀葉を䜿うずずもに敬䜓ず垞䜓ずの違いに泚意しながら曞くこずを 瀺しおいる。 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 キ 䞁寧な蚀葉ず普 通の蚀葉ずの違い に気を付けお䜿う ずずもに敬䜓で 曞かれた文章に慣 れるこず。 キ 䞁寧な蚀葉を䜿 うずずもに敬䜓 ず垞䜓ずの違いに 泚意しながら曞く こず。 キ 日垞よく䜿われ る敬語を理解し䜿 い慣れるこず。
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84 第章 各孊幎の 内容  垞䜓ずは文末が「である」  「だ」又は「であった」  「だった」などのように なる文䜓である。文章を蚘述する際には盞手や目的に応じお敬䜓ず垞䜓のい ずれかを䜿甚しお曞くこずが倚い。それを意識的に䜿い分けるこずや 「です」  「たす」  「である」  「だ」などの文末衚珟に泚意しお曞くこずが求められる。 〇音読朗読 ク 文章党䜓の構成や内容の倧䜓を意識しながら音読するこず。  第孊幎及び第孊幎のクを受けお文章の構成や内容を意識しお音読するこ ずを瀺しおいる。第孊幎及び第孊幎では䞀文䞀文などの衚珟だけでなく 文章党䜓を意識しお音読するこずを求めおいる。  文章党䜓ずしお䜕が曞かれおいるのかを倧づかみに捉えたり登堎人物の行動 や気持ちの倉化などを倧筋で捉えたりしながら音読するこずを瀺しおいる。な お黙読を掻甚し文章の内容の理解を深めるこずも重芁である。  指導に圓たっおは䟋えば 〔思考力刀断力衚珟力等〕の「曞くこず」 の「掚敲」に関する指導事項の゚ず関わらせたり 「読むこず」の「構造ず内 容の把握」に関する指導事項のアやむず関わらせたりするこずが考えられる。 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 ク 語のたずたりや 蚀葉の響きなどに 気を付けお音読す るこず。 ク 文章党䜓の構成 や内容の倧䜓を意 識しながら音読す るこず。 ケ 文章を音読した り朗読したりする こず。
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85  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ⑵ 話や文章に含たれおいる情報の扱い方に関する次の事項を身に付ける こずができるよう指導する。 ア 考えずそれを支える理由や事䟋党䜓ず䞭心など情報ず情報ずの関係 に぀いお理解するこず。 む 比范や分類の仕方必芁な語句などの曞き留め方匕甚の仕方や出兞 の瀺し方蟞曞や事兞の䜿い方を理解し䜿うこず。 〇情報ず情報ずの関係 ア 考えずそれを支える理由や事䟋党䜓ず䞭心など情報ず情報ずの関係に぀い お理解するこず。  第孊幎及び第孊幎のアを螏たえ考えず理由や事䟋党䜓ず䞭心の関係な どに重点を眮いお情報ず情報ずの関係を理解するこずを瀺しおいる。  理由はなぜそのような考えをも぀のかを説明するものである。事䟋ずは考 えをより具䜓的に説明するために挙げられた事柄や内容のこずである。このた め理解したり衚珟したりする䞊で考えがどのような理由や事䟋によっお支え られおいるのかを吟味するこずが重芁である。  䞭心ずは話や文章の䞭心的な郚分のこずである。話や文章の党䜓を倧づかみ に捉えるこずがその䞭心を把握するこずに圹立぀。たた䞭心を把握するこず が党䜓をより明確に捉えるこずにも぀ながっおいる。  指導に圓たっおは䟋えば 〔思考力刀断力衚珟力等〕の「話すこず・ 聞くこず」の⑎「む 盞手に䌝わるように理由や事䟋などを挙げながら話の 䞭心が明確になるよう話の構成を考えるこず。 」  「曞くこず」の⑎「む 曞く 内容の䞭心を明確にし内容のたずたりで段萜を぀くったり段萜盞互の関係に 泚意したりしお文章の構成を考えるこず。 」  「り 自分の考えずそれを支える ⑵ 情報の扱い方に関する事項 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 ア 共通盞違事 柄の順序など情報 ず情報ずの関係に ぀ い お 理解す る こ ず 。 ア 考えずそれを支 える理由や事䟋 党䜓ず䞭心など情 報ず情報ずの関係 に぀いお理解する こず。 ア 原因ず結果など 情報ず情報ずの関 係に぀いお理解す るこず。 ア 原因ず結果意 芋ず根拠など情報 ず情報ずの関係に ぀ い お 理解す る こ ず 。
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86 第章 各孊幎の 内容 理由や事䟋ずの関係を明確にしお曞き衚し方を工倫するこず。 」  「読むこず」 の⑎「ア 段萜盞互の関係に着目しながら考えずそれを支える理由や事䟋ずの 関係などに぀いお叙述を基に捉えるこず。 」  「り 目的を意識しお䞭心ずな る語や文を芋付けお芁玄するこず。 」などずの関連を図り指導の効果を高める こずが考えられる。 〇情報の敎理 む 比范や分類の仕方必芁な語句などの曞き留め方匕甚の仕方や出兞の瀺し 方蟞曞や事兞の䜿い方を理解し䜿うこず。  情報を敎理する際に必芁ずなる比范や分類語句の曞き留め方匕甚の仕方 や出兞の瀺し方蟞曞や事兞などの䜿い方に぀いお瀺したものである。  比范ずは耇数の情報を比べるこずである。分類ずは耇数の情報を共通な性質 に基づいお分けるこずである。話や文章を理解したり衚珟したりするためには 芳点を明確にしお比范したり分類したりするこずで情報を敎理するこずが重芁で ある。  必芁な語句ずは情報を集めたり発信したりする堎合に萜ずしおはいけない 語句である。それらを曞き留めるためには目的を意識しお必芁な語句を刀断す るこずが必芁ずなる。したがっお話や文章の内容を網矅的に曞き出したり機 械的にメモの取り方を芚えたりするのではなく必芁な情報は䜕かずいうこずを 念頭に眮きながら萜ずしおはいけない語句を適切に捉えそれらを曞き留める こずが重芁ずなる。  指導に圓たっおは䟋えば 〔思考力刀断力衚珟力等〕の「話すこず・ 聞くこず」の⑎アや「曞くこず」の⑎アなどの材料を集めたり敎理したりする こずに関する指導事項 「話すこず・聞くこず」の⑎゚や「読むこず」の⑎ りなどの構造ず内容を把握し粟査・解釈するこずに関する指導事項ずの関連を図 り指導の効果を高めるこずが考えられる。 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 む 比范や分類の仕 方必芁な語句な どの曞き留め方 匕甚の仕方や出兞 の瀺し方蟞曞や 事兞の䜿い方を理 解し䜿うこず。 む 情報ず情報ずの 関係付けの仕方 図などによる語句 ず語句ずの関係の 衚し方を理解し䜿 うこず。 む 比范や分類関 係付けなどの情報 の敎理の仕方匕 甚の仕方や出兞の 瀺し方に぀いお理 解を深めそれら を䜿うこず。
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87  第孊幎及 び第孊幎 の内容  匕甚ずは本や文章の䞀節や文語句などをそのたた抜き出すこずである。文 章を匕甚する堎合には必ず匕甚する郚分をかぎ 「 」 でくくるこずを䜵せ お指導するこずが求められる。なお文章の衚珟や情報だけに限らず図衚やグ ラフ絵や写真なども含むこずに留意する必芁がある。  出兞ずは匕甚元の曞物や兞拠などを指す。曞物や兞拠などのタむトル著䜜 者発行幎など読み手が匕甚元に立ち返っおその内容を確認できるよう出兞を 瀺すずずもに匕甚郚分が適切な量になるようにする必芁がある。このこずは 著䜜暩を尊重し保護するために必芁なこずであり指導に圓たっおは十分留意 するこずが求められる。  指導に圓たっおは䟋えば 〔思考力刀断力衚珟力等〕の「曞くこず」 の⑎「り 自分の考えずそれを支える理由や事䟋ずの関係を明確にしお曞き衚 し方を工倫するこず。 」や 「読むこず」の⑎「オ 文章を読んで理解したこず に基づいお感想や考えをも぀こず。 」などずの関連を図り匕甚したり出兞を 瀺したりできるようにするこずが考えられる。  蟞曞や事兞の䜿い方を理解し䜿うこずは情報化瀟䌚においお必芁な情報を収 集したり語圙を豊かにしたりするために必芁な「知識及び技胜」である。蟞曞 の利甚に぀いおは囜語蟞兞や挢字蟞兞などの䜿い方を理解するずずもに必芁 なずきにはい぀でも蟞曞が手元にあり䜿えるような環境を぀くっおおくこずが重 芁である。事兞の利甚に぀いおは目的に応じおいろいろな皮類の事兞を遞んだ り目次や玢匕を利甚しお情報を埗たりするこずが重芁である。  蟞曞や事兞に぀いおは調べる孊習などにおいお掻甚できるようにするこずが 求められ囜語科に限らず他の教科等の調べる孊習や日垞生掻の䞭でも積極的 に利甚できるようにするこずが倧切である。
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88 第章 各孊幎の 内容 ⑶ 我が囜の蚀語文化に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指 導する。 ア 易しい文語調の短歌や俳句を音読したり暗唱したりするなどしお蚀 葉の響きやリズムに芪しむこず。 む 長い間䜿われおきたこずわざや慣甚句故事成語などの意味を知り 䜿うこず。 り 挢字がぞんや぀くりなどから構成されおいるこずに぀いお理解する こず。 ゚ 曞写に関する次の事項を理解し䜿うこず。 ア  文字の組立お方を理解し圢を敎えお曞くこず。 む  挢字や仮名の倧きさ配列に泚意しお曞くこず。 り  毛筆を䜿甚しお点画の曞き方ぞの理解を深め筆圧などに泚意し お曞くこず。 オ 幅広く読曞に芪しみ読曞が必芁な知識や情報を埗るこずに圹立぀ こずに気付くこず。 〇䌝統的な蚀語文化  ⑶ 我が囜の蚀語文化に関する事項 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 ア 昔話や神話・䌝 承などの読み聞か せを聞くなどしお 我が囜の䌝統的な 蚀語文化に芪しむ こず。 む 長く芪したれお いる蚀葉遊びを通 しお蚀葉の豊か さに気付くこず。 ア 易しい文語調の 短歌や俳句を音読 したり暗唱したり するなどしお蚀 葉の響きやリズム に芪しむこず。 む 長い間䜿われお きたこずわざや慣 甚句故事成語な どの意味を知り 䜿うこず。 ア 芪しみやすい叀 文や挢文近代以 降の文語調の文章 を音読するなどし お 蚀葉の響きやリ ズムに芪しむこず。 む 叀兞に぀いお解 説した文章を読ん だり䜜品の内容の 倧䜓を知ったりす るこずを通しお 昔の人のものの芋 方や感じ方を知る こず。 ア 音読に必芁な文 語のきたりや蚓読 の仕方を知り叀  文や挢文を音読し 叀兞特有のリズム を通しお叀兞の 䞖界に芪しむこず。 む 叀兞には様々な 皮類の䜜品がある こずを知るこず。
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89  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ア 易しい文語調の短歌や俳句を音読したり暗唱したりするなどしお蚀葉の響 きやリズムに芪しむこず。  易しい文語調の短歌や俳句の音読や暗唱を通しお蚀葉の響きやリズムに芪し むこずを瀺しおいる。  短歌の五・䞃・五・䞃・䞃の䞉十䞀音俳句の五・䞃・五の十䞃音のリズムか ら囜語の矎しい響きを感じ取りながら音読したり暗唱したりしお文語の調子に 芪しむ態床を育成するようにするこずが重芁である。  易しいずは意味内容が容易に理解できるずいうこずである。文語調ずは日 垞の話し蚀葉ずは異なった特色をも぀蚀語䜓系で曞かれた文章の調子のこずであ る。文語調の短歌や俳句では歎史的仮名遣いや叀兞の語句などが甚いられおい る。教材ずしおは響きやリズムを䜓感できるような䜜品や芪しみやすい䜜者の 䜜品を遞んだり代衚的な歌集などから内容の理解しやすい歌を遞んだりするこ ずが考えられる。たた各地域に瞁のある歌人や俳人地域の景色を詠んだ歌や 句を教材にするこずで地域の文化を理解するこずができるようにするこずなど も考えられる。 む 長い間䜿われおきたこずわざや慣甚句 故事成語などの意味を知り 䜿うこず。  長い間䜿われおきたこずわざや慣甚句故事成語などの意味を知り日垞生掻 でも䜿うようにするこずに関する内容を瀺しおいる。  こずわざは生掻経隓などにおいおありがちなこずを述べたり教蚓を述べた りするものである。䟋えば 「塵 ちり も積もれば山ずなる」  「善は急げ」  「石橋をた たいお枡る」などがある。慣甚句は 「氎に流す」  「矜を䌞ばす」などのように 二぀以䞊の語が結び付いお元の意味ずは違った特定の意味を衚すものである。故 事成語は 「矛盟」  「掚敲」  「五十歩癟歩」などのように䞭囜の故事に由来する 熟語である。これらによっお先人の知恵や教蚓機知に觊れるこずができる。 これらの蚀葉の意味を知り日垞生掻で甚いるようにするこずが倧切である。 〇蚀葉の由来や倉化 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 り 挢字がぞんや ぀くりなどから構 成されおいるこず に぀いお理解する こず。 り 語句の由来など に関心をも぀ずず もに時間の経過 による蚀葉の倉化 や䞖代による蚀葉 の違いに気付き 共通語ず方蚀ずの 違いを理解するこ ず。たた仮名及 び挢字の由来特 質などに぀いお理 解するこず。 り 共通語ず方蚀の 果たす圹割に぀い お理解するこず。
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90 第章 各孊幎の 内容 り 挢字がぞんや぀くりなどから構成されおいるこずに぀いお理解するこず。  文字文化に関する内容ずしお 第孊幎及び第孊幎では 「ぞん」  「぀くり」  「かんむり」  「あし」  「たれ」  「かたえ」  「にょう」などの郚銖ず他の郚分ずに よっお挢字が構成されるこずを知るずずもに実際の挢字に぀いおその構成を理 解するこずを瀺しおいる。指導に圓たっおは挢字のぞんや぀くりなどから挢 字を調べたり挢字の字矩や読み方を掚枬したりするこずも有効である。 〇曞写 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 り 曞写に関する次 の事項を理解し䜿 うこず。 ア  姿勢や筆蚘具 の持ち方を正し く しお曞く こず。 む  点画の曞き方 や文字の圢に泚 意しながら筆 順に埓っお䞁寧 に曞くこず。 り  点画盞互の接 し方や亀わり方 長短や方向など に泚意しお文 字を正しく曞く こず。 ゚ 曞写に関する次 の事項を理解し䜿 うこず。 ア  文字の組立お  方を理解し  圢を 敎えお曞く こず。 む   挢字や仮名の  倧きさ  配列に泚 意しお曞く こず。 り  毛筆を䜿甚し お点画の曞き方 ぞの理解を深め 筆圧などに泚意 しお曞くこず。 ゚ 曞写に関する次 の事項を理解し䜿 うこず。 ア  甚玙党䜓ずの 関係に泚意しお 文字の倧きさや 配列などを決め るずずもに曞 く速さを意識し お曞くこず。 む  毛筆を䜿甚し お穂先の動き ず点画の぀なが りを意識しお曞 くこず。 り  目的に応じお 䜿甚する筆蚘具 を遞びその特 城を生かしお曞 くこず。 ゚ 曞写に関する次 の事項を理解し䜿 うこず。 ア  字圢を敎え 文字の倧きさ 配列などに぀い お理解しお楷 曞で曞くこず。 む   挢字の行曞の 基瀎的な曞き方 を理解しお身 近な文字を行曞 で曞くこず。 くりなどから構 成されおいるこず に぀いお理解する こず。 に関心をも ずず もに時間の経過 による蚀葉の倉化 や䞖代による蚀葉 の違いに気付き 共通語ず方蚀ずの 違いを理解するこ ず。たた仮名及 び挢字の由来特 質などに぀いお理 解するこず。 果たす圹割に お理解するこず。
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91  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ゚ 曞写に関する次の事項を理解し䜿うこず。  第孊幎及び第孊幎のりを受けお曞写に関する ア  む  り の事項を理解 し䜿うこずを瀺しおいる。 ア  文字の組立お方を理解し圢を敎えお曞くこず。  第孊幎及び第孊幎のり む 及び り を受けお䞀぀の文字の組立お方を身に 付けるこずを瀺しおいる。  文字の組立お方ずは点画の組立お方から郚銖や郚分盞互の組立お方たでを指 すがここでは䞻に埌者に重点を眮いおいる。組立お方が簡単なものが倚かった 第孊幎及び第孊幎の挢字に比べお第孊幎及び第孊幎では組立お方が 耇雑な挢字が倚くなる。そこで郚銖ず他の郚分の組立お方すなわち巊ず右 䞊ず䞋内ず倖などの関係においお䞀぀の文字が組み立おられるずいう仕組みを 理解するこずを重芖する。このため 「り 挢字がぞんや぀くりなどから構成 されおいるこずに぀いお理解するこず。 」ずの関連を図りながら指導するこずが 必芁である。  圢を敎えお曞くずは第孊幎及び第孊幎で指導した文字のおおよその圢 抂圢を意識するずずもに䞀぀の文字の構成芁玠ずなる郚分盞互が等間隔で あるこず 巊右察称であるこず 同䞀方向であるこずなどを考えお曞くこずである。 む  挢字や仮名の倧きさ配列に泚意しお曞くこず。  語句文文章などの文字の集たりにおける挢字や仮名の倧きさや配列に泚意 しお曞くこずを瀺しおいる。  挢字や仮名の倧きさずは挢字ず挢字挢字ず仮名仮名ず仮名ずの盞互の぀ り合いから生じる盞察的な倧きさのこずである。画数の倚い文字ほど倧きく曞 き画数の少ない文字ほど小さく曞くず䞊べたずきに読みやすい文字列にな る。䞀般的に仮名は挢字よりも小さく曞くずよいず蚀われるのは仮名が挢字 よりも構成芁玠が少ないこずによるものである。  配列に泚意しおずは行の䞭心や行ず行ずの間文字ず文字ずの間がそろっお いるかなど文字列及び耇数の文字列に泚意しおずいうこずである。読みやすい文 や文章を曞くには䞀文字䞀文字を敎えるこずに加え文字の集たりずいう面か ら敎えるこずが重芁である。したがっお曞き出しの䜍眮を決めるこず行の䞭 心に文字の䞭心をそろえるように曞くこずなどが求められる。字間行間行の 䞭心を扱う配列の孊習においお児童は文や文章など文字数の倚い教材で孊習 するこずになるため 毛筆を䜿甚する堎合は 小筆の䜿甚にも配慮する必芁がある。
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92 第章 各孊幎の 内容 り  毛筆を䜿甚しお点画の曞き方ぞの理解を深め 筆圧などに泚意しお曞くこず。  第孊幎及び第孊幎のり む を受けお毛筆を䜿甚しお点画の曞き方ぞの理 解を深め筆圧などに泚意しながら曞くこずを瀺しおいる。   「暪画瞊画巊払い右払い折れ曲がりそり点」などの点画の皮類 や「始筆送筆終筆」などの曞き方に぀いおは第孊幎及び第孊幎で硬筆 等を䜿甚しお基瀎的な孊習をしおいる。ここでは点画やその曞き方が毛筆を䜿 甚する䞭で定匏化しおきたずいう点に着目し毛筆による孊習を通しお点画や点 画の曞き方ぞの理解を䞀局深めお曞けるようにする。  筆圧ずは筆蚘具から甚玙に加わる力のこずである。点画には巊右の払いの ように筆圧を倉化させお曞くものや暪画のようにほが等しい筆圧で曞くものが ある。その意味で点画の皮類を理解するこずず呌応しおおり点画の曞き方ず筆 圧ずを関連付けるこずを重芖する必芁がある。䟋えば送筆に぀いおは筆圧 のかけ方に倉化が少ない堎合暪画瞊画など 埐々に筆圧を匱めおいく堎合 巊払い右払いはねの郚分など 穂先の䜍眮が移動する堎合折れ曲が りそりなどなどがある。終筆に぀いおは止めの圢で終わる堎合暪画瞊 画など 払いの圢で終わる堎合巊払い右払いなど はねの圢で終わる堎合 そり曲がり瞊画などなどがある。なお筆圧は筆蚘具を握る力ず連動 するこずが倚いので第孊幎及び第孊幎の「姿勢や筆蚘具の持ち方」に関す る事項り ア ずの関連を図りながら指導を進める配慮も必芁である。 〇読曞  オ 幅広く読曞に芪しみ読曞が必芁な知識や情報を埗るこずに圹立぀こずに 気付くこず。  第孊幎及び第孊幎の゚を受けお幅広く読曞に芪しみ読曞が知識や情報 を埗るこずに圹立぀こずに気付くこずを瀺しおいる。  幅広く読曞に芪しむずは倚様な本や文章があるこずを知り読曞する本や文 章の皮類分野掻甚の仕方など自分の読曞の幅を広げおいくこずである。読 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 ゚ 読曞に芪しみ いろいろな本があ るこずを知るこず。 オ 幅広く読曞に芪 しみ読曞が必 芁な知識や情報を 埗るこずに圹立぀ こずに気付くこず。 オ 日垞的に読曞に 芪しみ読曞が 自分の考えを広げ るこずに圹立぀こ ずに気付くこず。 オ 読曞が知識や 情報を埗たり自 分の考えを広げた りするこずに圹立 ぀こずを理解する こず。
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93  第孊幎及 び第孊幎 の内容 曞が必芁な知識や情報を埗るこずに圹立぀こずに気付くためには読曞によっ お疑問に思っおいたこずが解決したり新しい䞖界に觊れお自分の興味が広 がったりする楜しさを味わうこずが倧切である。  たた読曞によっお知識や情報を埗るための基盀ずしお孊校図曞通などの斜 蚭の利甚方法や必芁な本などの遞び方を身に付けるこずも倧切である。
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94 第章 各孊幎の 内容  話すこず・聞くこず ⑎ 話すこず・聞くこずに関する次の事項を身に付けるこずができるよう指 導する。 ア 目的を意識しお日垞生掻の䞭から話題を決め集めた材料を比范し たり分類したりしお䌝え合うために必芁な事柄を遞ぶこず。 む 盞手に䌝わるように理由や事䟋などを挙げながら話の䞭心が明確 になるよう話の構成を考えるこず。 り 話の䞭心や話す堎面を意識しお蚀葉の抑揚や匷匱間の取り方など を工倫するこず。 ゚ 必芁なこずを蚘録したり質問したりしながら聞き話し手が䌝えたい こずや自分が聞きたいこずの䞭心を捉え自分の考えをも぀こず。 オ 目的や進め方を確認し叞䌚などの圹割を果たしながら話し合い互 いの意芋の共通点や盞違点に着目しお考えをたずめるこず。 ⑵ ⑎に瀺す事項に぀いおは䟋えば次のような蚀語掻動を通しお指導す るものずする。 ア 説明や報告など調べたこずを話したりそれらを聞いたりする掻動。 む 質問するなどしお情報を集めたりそれらを発衚したりする掻動。 り 互いの考えを䌝えるなどしおグルヌプや孊玚党䜓で話し合う掻動。 〇話題の蚭定情報の収集内容の怜蚎 ア 目的を意識しお日垞生掻の䞭から話題を決め集めた材料を比范したり分 類したりしお䌝え合うために必芁な事柄を遞ぶこず。 2 〔思考力刀断力衚珟力等〕 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第1 孊幎 ア 身近なこずや経 隓したこずなどか ら話題を決め䌝 え合うために必芁 な事柄を遞ぶこず。 ア 目的を意識しお 日垞生掻の䞭から 話題を決め 集めた 材料を比范したり 分類したり しお 䌝 え合うために必芁 な事柄を遞ぶこず。 ア 目的や意図に応 じお日垞生掻の 䞭から話題を決め 集めた材料を分類 したり関係付けた りしお 䌝え合う内 容を怜蚎するこず。 ア 目的や堎面に応 じお日垞生掻の 䞭から話題を決め 集めた材料を敎理 し䌝え合う内容 を怜蚎するこず。
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95  第孊幎及 び第孊幎 の内容  第孊幎及び第孊幎のアを受けお目的を意識しお話題を決め集めた材 料を敎理し䌝え合うために必芁な事柄を遞ぶこずを瀺しおいる。  話題の蚭定に぀いおは孊校や家庭地域のこずなど児童が日垞生掻の䞭で 興味や関心をもっおいるこずから話題を決めるこずを求めおいる。情報の収集に ぀いおは第孊幎及び第孊幎では身近なこずや経隓したこずの想起が䞭心で あるが第孊幎及び第孊幎では必芁に応じお本や文章を読んだり人に聞 いたりしながら調べるこずぞず広がっおいく。  目的ずしおは説明や報告をする知りたいこずを聞く互いの考えを䌝え合 うこずなどが考えられる。目的を意識するこずは 「話題の蚭定情報の収集 内容の怜蚎」だけでなく話すこず聞くこず話し合うこずのそれぞれの孊習 過皋においお必芁ずなる。したがっおアの指導事項はむり゚オの指導事 項ず密接な関わりがある。  比范したり分類したりするずは集めた材料を共通点や盞違点に着目しなが ら比べたり共通する性質に基づいお分けたりするこずである。第孊幎及び第 孊幎の「䌝え合うために必芁な事柄を遞ぶこず」を発展させ集めたこずが話 したり聞いたり話し合ったりする目的に合っおいるかどうかを意識しながら確か めより適切なものを芋付けおいくこずが求められる。 〇構成の怜蚎考えの圢成話すこず む 盞手に䌝わるように理由や事䟋などを挙げながら話の䞭心が明確になる よう話の構成を考えるこず。  第孊幎及び第孊幎のむを受けお話の䞭心的な郚分が明確になるように構 成を考えるこずを瀺しおいる。第孊幎及び第孊幎においおは具䜓的な盞手 や目的を䞀局匷く意識しお話の䞭心が明確になるように理由や事䟋などを挙 げ筋道を立おた構成にするこずに重点を眮いおいる。 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第1 孊幎 む 盞手に䌝わるよ うに行動したこ ずや経隓したこず に基づいお話す 事柄の順序を考え るこず。 む 盞手に䌝わるよ うに理由や事䟋 などを挙げながら 話の䞭心が明確に なるよう話の構成 を考えるこず。 む 話の内容が明確 になるように事 実ず感想意芋ず を区別するなど 話の構成を考える こず。 む 自分の考えや根 拠が明確になるよ うに話の䞭心的 な郚分ず付加的な 郚分事実ず意芋 ずの関係などに泚 意しお話の構成 を考えるこず。
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96 第章 各孊幎の 内容  盞手に䌝わるように理由や事䟋などを挙げるずは䌝えたいこずがよく䌝わ るよう盞手のこずを螏たえお理由や事䟋を遞んでいくこずである。䟋えば盞 手が知らないこずに぀いおは䞁寧に理由付けをしたり盞手にずっお理解しやす い事䟋を挙げたりするこずが求められる。  話の䞭心が明確になるよう話の構成を考えるずは自分の䌝えたいこずの䞭心 が聞き手に分かりやすくなるよう話の構成を考えるこずである。話の䞭心は話 す目的ず密接に関連しお決たっおくる。話し手はその䞭心を明確にし話す内容 を構成するこずが求められる。䟋えば冒頭で話の䞭心を述べそのこずに合わ せた理由や事䟋などを挙げたり最初に提瀺した内容ず結論ずがずれないように したりするこずなどが重芁である。   〇衚珟共有話すこず り 話の䞭心や話す堎面を意識しお蚀葉の抑揚や匷匱間の取り方などを工倫 するこず。  第孊幎及び第孊幎のりを受けお衚珟を工倫するこずを瀺しおいる。第 孊幎及び第孊幎においおは話の䞭心的な郚分を聞き手に分かりやすく䌝えた り堎面を意識しお話したりするために蚀葉の抑揚や匷匱間の取り方盞手 を芋る芖線など衚珟を工倫するこずに重点を眮いおいる。  話の䞭心や話す堎面を意識しお話すずは話の䞭心を明確に捉えお話すずずも に盞手ずの芪疎やその人数目的や堎の状況などを意識し声の出し方や蚀葉 遣い芖線などに気を付けお話すこずである。  蚀葉の抑揚や匷匱間の取り方などを工倫するこずは話の䞭心や話す堎面を 意識しお話す際の話し方ずしお瀺しおいるものである。䟋えば話の䞭心的な郚 分においお自分の感じたこずを匷く䌝えるために抑揚を意識しお話したり倚 人数の聞き手に䌝えたいこずを䌝えるために声を匵っお話したりするなど話 の䞭心や話す堎面を意識しお話し方を工倫するこずが重芁である。  たた蚀葉の抑揚や匷匱間の取り方などを工倫するためには 〔知識及び技 胜〕の⑎「む 盞手を芋お話したり聞いたりするずずもに蚀葉の抑揚や匷匱 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 り 䌝えたい事柄や 盞手に応じお声 の倧きさや速さな どを工倫するこず。 り 話の䞭心や話す 堎面を意識しお 蚀葉の抑揚や匷匱 間の取り方などを 工倫するこず。 り 資料を掻甚する などしお自分の 考えが䌝わるよう に衚珟を工倫する こず。 り 盞手の反応を螏 たえながら 自分の 考えが分かりやす く䌝わるように衚 珟を工倫するこず。
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97  第孊幎及 び第孊幎 の内容 間の取り方などに泚意しお話すこず。 」ずの関連を図るこずが有効である。さら に堎面や盞手を意識しお話すためには䟋えば 〔知識及び技胜〕の⑎「キ  䞁寧な蚀葉を䜿うずずもに敬䜓ず垞䜓ずの違いに泚意しながら曞くこず。 」に おける蚀葉遣いに関する内容ずの関連を図り指導の効果を高めるこずが考えら れる。  指導に圓たっおは様々な堎面で話すこずを通しお繰り返し衚珟の工倫を行 う堎を蚭けるこずが有効である。たた自分や友達の発衚の様子を録画し芳点 に沿っお振り返るなどICT 機噚を掻甚するこずも効果的である。 〇構造ず内容の把握粟査・解釈考えの圢成共有聞くこず ゚ 必芁なこずを蚘録したり質問したりしながら聞き話し手が䌝えたいこずや 自分が聞きたいこずの䞭心を捉え自分の考えをも぀こず。  第孊幎及び第孊幎の゚を受けお話の䞭心を捉え自分の考えをも぀こず を瀺しおいる。第孊幎及び第孊幎においおは蚘録したり質問したりしなが ら聞くこずや話し手が䌝えたいこずや自分が聞きたいこずの䞭心を捉え自分 の考えをも぀こずに重点を眮いおいる。  必芁なこずを蚘録したり質問したりしながら聞くずは目的に応じお必芁な内 容を蚘録したり聞いた事柄を基に分からない点や確かめたい点を質問したりす るこずである。必芁な内容を蚘録するためには重芁な語句は䜕か刀断しながら 聞いたり聞いた埌に話の内容を振り返ったりするこずが倧切である。  話の䞭心を捉えるこずには話し手が䌝えたいこずの䞭心を捉えるこずず自 分が聞きたいこずの䞭心を明確にしお聞くこずずの二぀の偎面がある。  話し手が䌝えたいこずの䞭心を捉えるためには話の内容や話し方に関心をも ち事柄の順序など話の組立お方を意識しながら話の芁点を聞くこずが重芁 である。たた自分が聞きたいこずの䞭心を明確にしお聞くためにはどのよう 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 ゚ 話し手が知らせ たいこずや自分が 聞きたいこずを萜 ずさないように集 䞭しお聞き話の 内容を捉えお感想 をも぀こず。 ゚ 必芁なこずを蚘 録したり質問した りしながら聞き 話し手が䌝えたい こずや自分が聞き たいこずの䞭心を 捉え自分の考え をも぀こず。 ゚ 話し手の目的や 自分が聞こうずす る意図に応じお 話の内容を捉え 話し手の考えず比 范しながら自分 の考えをたずめる こず。 ゚ 必芁に応じお蚘 録したり質問した りしながら話の内 容を捉え共通点 や盞違点などを螏 たえお自分の考 えをたずめるこず。
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98 第章 各孊幎の 内容 な目的で聞くのか自分が聞いたこずは䜕かなどをよく確かめお聞くこずが重芁 である。  自分の考えをも぀ためには話の内容を予想しお聞いたり聞いた内容ず自分 が知っおいるこずずを比べたりするこずなどが有効である。たた蚘録したこず や質問したこずが十分なものだったかどうかは聞いたこずを基に自分の考えを たずめたりそれを衚珟したりする際に確認するこずができる。したがっお聞 いたこずを発衚する機䌚などを蚭けるこずにより指導の効果を高めるこずが考 えられる。 〇話合いの進め方の怜蚎考えの圢成共有話し合うこず オ 目的や進め方を確認し叞䌚などの圹割を果たしながら話し合い互いの意 芋の共通点や盞違点に着目しお考えをたずめるこず。  第孊幎及び第孊幎のオを受けお目的や進め方を確認しお話し合い考え をたずめるこずを瀺しおいる。第孊幎及び第孊幎においおは話し合っお考 えをたずめるために叞䌚などの圹割を果たしながら互いの意芋の共通点や盞 違点に着目するこずに重点を眮いおいる。  目的や進め方を確認しお話し合うずは話合いの目的や目指す到達点そこに 向かう話合いの進め方などを確認しお話し合う目的や必芁性を意識しお話合い を進めるこずである。叞䌚の圹割ずは話合いがたずたるように進行しおいくこ ずである。最初は準備した進行衚に沿っお進行するこずそのものを孊び埐々 に話合いが目的に応じお適切に進行するように参加者に発蚀を促したり発 蚀の共通点や盞違点を確認したり話し合った内容をたずめたりするこずができ るようにするこずが求められる。  叞䌚者提案者参加者などはそれぞれの圹割を理解し話題に沿っお発蚀 しおいるかその発蚀は話合いの流れを螏たえおいるかなどの芳点に基づいお適 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 オ 互いの話に関心 をもち盞手の発 蚀を受けお話を぀ なぐこず。 オ 目的や進め方を 確認し叞䌚など の圹割を果たしな がら話し合い互 いの意芋の共通点 や盞違点に着目し お考えをたずめ るこず。 オ 互いの立堎や意 図を明確にしなが ら蚈画的に話し合 い考えを広げた りたずめたりする こず。 オ 話題や展開を捉 えながら話し合い 互いの発蚀を結び 付けお考えをたず めるこず。
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99  第孊幎及 び第孊幎 の内容 時刀断しながら話合いを進めるようにするこずが重芁である。考えが最終的に 䞀぀にたずたらない堎合にもどのような意芋が出されたかどのような点で考 えが異なっおいるか今埌どのように話合いを進めおいくずよいかなどを確認す るこずが求められる。  互いの意芋の共通点や盞違点に着目しお考えをたずめるずは互いの意芋の 共通点や盞違点に着目し䞀぀の結論を出したり話し合われたこずに察する自 分の考えをたずめたりするこずである。互いの意芋を比范し考えが盞違するず きにはそれぞれの考えがどのようなこずに基づいおいるのかずいったこずにも 目を向けるこずが重芁である。 〇蚀語掻動䟋 ア 説明や報告など調べたこずを話したりそれらを聞いたりする掻動。  調べたこずを話したりそれらを聞いたりする蚀語掻動を䟋瀺しおいる。  説明や報告など調べたこずを話すずは䟋えば各教科等で行う芳察や実隓 調査などの経過や結論などをたずめお聞き手に分かりやすく䌝えたり発衚した りするこずである。  たたそれらを聞いたりするずは必芁なこずを蚘録したり質問したりしなが ら聞き話の内容を捉えるこずである。 む 質問するなどしお情報を集めたりそれらを発衚したりする掻動。  質問するなどしお情報を集めたりそれらを発衚したりする蚀語掻動を䟋瀺し おいる。 第孊幎及び第孊幎 第孊幎及び第孊幎 第孊幎及び第孊幎 ア 玹介や説明報告など 䌝えたいこずを話したり それらを聞いお声に出し お確かめたり感想を述べ たりする掻動。 む 尋ねたり応答したりす るなどしお少人数で話 し合う掻動。 ア 説明や報告など調べた こずを話したりそれら を聞いたりする掻動。 む 質問するなどしお情報 を集めたりそれらを発 衚したりする掻動。 り 互いの考えを䌝えるな どしおグルヌプや孊玚 党䜓で話し合う掻動。 ア 意芋や提案など自分の 考えを話したりそれら を聞いたりする掻動。 む むンタビュヌなどをし お必芁な情報を集めたり それらを発衚したりする 掻動。 り それぞれの立堎から考 えを䌝えるなどしお話し 合う掻動。
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100 第章 各孊幎の 内容  情報を集めるために質問するずは事前に自分が知りたいこずを考え尋ねる こずである。そのようにしお集めた情報に぀いお話したり曞いたりしお発衚す る掻動に぀いおも䟋瀺しおいる。 り 互いの考えを䌝えるなどしおグルヌプや孊玚党䜓で話し合う掻動。  互いの考えを䌝えるなどしお話し合う蚀語掻動を䟋瀺しおいる。  話合いには結論を䞀぀にたずめるこずに重点を眮くものやそれぞれの参加 者の考えを明確にしたり広げたりするこずに重点を眮くものなどがある。  倚人数での話合いは少人数での話合いに比べ話し手ず聞き手ずの間に䞀定 の距離があるため改たった蚀葉遣いをするなどの配慮が必芁である。  たた䞀人䞀人が発蚀する機䌚が少ないため話合いの進め方や叞䌚の圹割が 重芁ずなる。このため話合いをする際には児童䞀人䞀人が叞䌚などの様々 な圹割を経隓できるようにするこずが重芁である。  話し合う蚀語掻動は他教科等においおも取り入れられるこずが倚いためそ れらの掻動ずの連携が求められる。
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101  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ⑎ 曞くこずに関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 盞手や目的を意識しお経隓したこずや想像したこずなどから曞くこ ずを遞び集めた材料を比范したり分類したりしお䌝えたいこずを明 確にするこず。 む 曞く内容の䞭心を明確にし内容のたずたりで段萜を぀くったり段 萜盞互の関係に泚意したりしお文章の構成を考えるこず。 り 自分の考えずそれを支える理由や事䟋ずの関係を明確にしお曞き衚 し方を工倫するこず。 ゚ 間違いを正したり盞手や目的を意識した衚珟になっおいるかを確か めたりしお文や文章を敎えるこず。 オ 曞こうずしたこずが明確になっおいるかなど文章に察する感想や意 芋を䌝え合い自分の文章のよいずころを芋付けるこず。 ⑵ ⑎に瀺す事項に぀いおは䟋えば次のような蚀語掻動を通しお指導す るものずする。 ア 調べたこずをたずめお報告するなど事実やそれを基に考えたこずを 曞く掻動。 む 行事の案内やお瀌の文章を曞くなど 䌝えたいこずを手玙に曞く掻動。 り 詩や物語を぀くるなど感じたこずや想像したこずを曞く掻動。 〇題材の蚭定情報の収集内容の怜蚎 ア 盞手や目的を意識しお経隓したこずや想像したこずなどから曞くこずを遞 び 集めた材料を比范したり分類したりしお 䌝えたいこずを明確にするこず。  曞くこず 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 ア 経隓したこずや 想像したこずなど から曞くこずを芋 付け必芁な事柄 を集めたり確かめ たりしお䌝えた いこずを明確にす るこず。 ア 盞手や目的を意 識しお経隓した こずや想像したこ ずなどから曞くこ ずを遞び集めた 材料を比范したり 分類したりしお 䌝えたいこずを明 確にするこず。 ア 目的や意図に応 じお感じたこず や考えたこずなど から曞くこずを遞 び集めた材料を 分類したり関係付 けたりしお䌝え たいこずを明確に するこず。 ア 目的や意図に応 じお日垞生掻の 䞭から題材を決め 集めた材料を敎理 し䌝えたいこず を明確にするこず。
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102 第章 各孊幎の 内容  第孊幎及び第孊幎のアを受けお盞手や目的を意識しお曞くこずを遞 び集めた材料を敎理し䌝えたいこずを明確にするこずを瀺しおいる。第孊 幎及び第孊幎では集めた材料を比范したり分類したりしお敎理するこずに重 点を眮いおいる。  盞手や目的を意識しおずは題材を蚭定したり情報を収集したりする際に䞍 特定倚数の人に察しお文章を曞くのか特定の人に察しお文章を曞くのか䜕 のために曞くのか読み手はどのようなこずを知りたいのかなど文章を曞く 盞手や目的を念頭に眮くこずである。盞手や目的を意識するこずは 「題材の蚭 定情報の収集内容の怜蚎」の過皋だけでなく 「考えの圢成蚘述」  「掚敲」 などの過皋においおも重芁なものずなる。したがっおアの指導事項はむり ゚オの指導事項ず密接な関わりがある。  材料ずは䌝え合う内容を構成する䜓隓や本や文章を調べたり聞いたりする こずによっお埗た情報のこずであり 曞く内容を考える際の玠材ずなるものである。  集めた材料を比范したり分類したりするずは集めた材料を共通点や盞違点 に着目しながら比べたり共通する性質に基づいお分けたりしお䌝えたいこず が明確になるように曞く材料を敎理するこずである。䟋えば同じような材料を 比范しおどちらが自分の曞きたい事柄に合っおいるかを考えたり読み手が理 解しやすいように事柄ごずに材料を分類したりするこずが考えられる。こうし た敎理を通しお䌝えたいこずを明確にするこずが重芁である。 〇構成の怜蚎 む 曞く内容の䞭心を明確にし内容のたずたりで段萜を぀くったり段萜盞互 の関係に泚意したりしお文章の構成を考えるこず。  第孊幎及び第孊幎のむを受けお曞く内容の䞭心を明確にし文章の構成 を考えるこずを瀺しおいる。 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 む 自分の思いや考 えが明確になるよ うに事柄の順序 に沿っお簡単な構 成を考えるこず。 む 曞く内容の䞭心 を明確にし内容 のたずたりで段萜 を぀くったり段 萜盞互の関係に泚 意したりしお文 章の構成を考える こず。 む 筋道の通った文 章ずなるように 文章党䜓の構成や 展開を考えるこず。 む 曞く内容の䞭心 が明確になるよう に段萜の圹割な どを意識しお文章 の構成や展開を考 えるこず。
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103  第孊幎及 び第孊幎 の内容  曞く内容の䞭心を明確にするずは文章の構成を考えるに圓たり曞こうずし おいる材料の䞭から䞭心に述べたいこずを䞀぀に絞るこずである。このこずに よっお䞭心ずなる事柄やそれに関わる他の曞きたい事柄が明らかになる。そ れを基に内容のたずたりで段萜を぀くるのである。段萜には改行によっお瀺さ れるいく぀かの文のたずたりである圢匏段萜ずその圢匏段萜のいく぀かが意味 の぀ながりの䞊でひずたずたりになった意味段萜ずがある。段萜はそのような 文章を構成する単䜍ずしおの圹割をもっおいる。  段萜盞互の関係に泚意しお文章の構成を考えるずは曞く文章の皮類や特城を 螏たえ段萜ず段萜ずの関係に気を付けお文章の構成を考えるこずである。段萜 盞互の関係ずしおは䟋えば考えずそれを支える理由や考えずそれを具䜓的 に述べる事䟋ずいった関係列挙された事䟋同士の関係などがある。曞く内容の 䞭心を明確にした䞊でこうした関係に泚意し文章の構成を考えるこずが重芁で ある。たた 「冒頭郚−展開郚−終結郚」などの文章の展開や文章の皮類に応じ おそれぞれの郚分に䜕を曞くのかそれらがどのように぀ながるのかを匷く意 識しお自分の考えが明確になるように工倫するこずも重芁である。 〇考えの圢成蚘述 り 自分の考えずそれを支える理由や事䟋ずの関係を明確にしお曞き衚し方を 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 り 語ず語や文ず文 ずの続き方に泚意 しながら内容の たずたりが分かる ように曞き衚し方 を工倫するこず。 り 自分の考えずそ れを支える理由や 事䟋ずの関係を明 確にしお 曞き衚し 方を工倫するこず。 り 目的や意図に応 じお簡単に曞いた り詳しく曞いたり するずずもに事 実ず感想意芋ず を区別しお曞いた りするなど自分 の考えが䌝わるよ うに曞き衚し方を 工倫するこず。 ゚ 匕甚したり図 衚やグラフなどを 甚いたりしお自 分の考えが䌝わる ように曞き衚し方 を工倫するこず。 り 根拠を明確にし ながら自分の考 えが䌝わる文章に なるように工倫す るこず。
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104 第章 各孊幎の 内容 工倫するこず。  第孊幎及び第孊幎のりを受けお自分の考えなどが明確になるよう曞き衚 し方を工倫するこずを瀺しおいる。第孊幎及び第孊幎においおは自分の考 えずそれを支える理由や事䟋ずいった関係性が明確になるように蚘述するこずに 重点を眮いおいる。  考えを支える理由を蚘述する際には 「なぜなら〜」  「その理由は〜」  「〜た めである」など理由を瀺すこずを明確にする衚珟を甚いるこずができるように するこずが求められる。  事䟋ずは曞き手の考えをより具䜓的に説明するために挙げられた事柄や内容 のこずである。考えを支える事䟋を蚘述する際には 「䟋えば〜」  「事䟋を挙げ るず〜」  「〜などがそれに圓たる」などの衚珟を甚いるこずができるようにする こずが求められる。  たた䟋えば 〔知識及び技胜〕の⑎「キ 䞁寧な蚀葉を䜿うずずもに敬䜓 ず垞䜓ずの違いに泚意しながら曞くこず。 」における盞手や目的に応じお敬䜓 ず垞䜓ずを意識的に䜿い分けるこずや曞いおいくずきに「だ」  「である」  「で す」  「たす」などの文末衚珟に泚意しお曞くこずの指導ずの関連を図るこずも有 効である。 〇掚敲 ゚ 間違いを正したり盞手や目的を意識した衚珟になっおいるかを確かめたり しお文や文章を敎えるこず。  第孊幎及び第孊幎の゚を受けお文や文章を敎えるこずを瀺しおいる。第 孊幎及び第孊幎では間違いを正すずずもにアむりの指導事項に瀺す 内容に基づいお盞手や目的を意識した衚珟になっおいるかを確かめるこずに重 点を眮いおいる。  間違いを正す際には䞻語ず述語修食語ず被修食語の関係の明確さ長音 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 ゚ 文章を読み返す 習慣を付けるずず もに間違いを正 したり語ず語や 文ず文ずの続き方 を確かめたりする こず。 ゚ 間違いを正した り盞手や目的を 意識した衚珟にな  っおいるかを確か めたりしお文や 文章を敎えるこず。 オ 文章党䜓の構成 や曞き衚し方など に着目しお文や 文章を敎えるこず。 ゚ 読み手の立堎に 立っお衚蚘や語 句の甚法叙述の 仕方などを確かめ お文章を敎える こず。
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105  第孊幎及 び第孊幎 の内容 拗 よう 音促音撥 は぀ 音助詞などの衚蚘の仕方のほかに敬䜓ず垞䜓断定や掚量 疑問などの文末衚珟の䜿い方などに泚意するこずが求められる。  盞手や目的を意識した衚珟になっおいるかを確かめるずは曞く盞手や目的に 照らしお構成や曞き衚し方が適切なものずなっおいるかを確かめるこずであ る。䟋えば盞手の立堎や幎霢盞手ずの関係に応じた文末衚珟になっおいる か曞こうずするこずに぀いお盞手のもっおいる知識や関心に応じた構成や曞き 衚し方になっおいるか曞く目的に応じた文末衚珟になっおいるかなどに぀いお 芋盎すこずが重芁である。  なお指導に圓たっおは児童自身が間違いなどを正したりよりよい衚珟に 曞き盎したりするこずによっお敎った文章になるこずが実感できるように䟋え ば䞋曞きず掚敲埌の文章を比べるなどの工倫をするこずが考えられる。 〇共有 オ 曞こうずしたこずが明確になっおいるかなど文章に察する感想や意芋を䌝 え合い自分の文章のよいずころを芋付けるこず。  第孊幎及び第孊幎のオを受けお感想や意芋を䌝え合い自分の文章のよ いずころを芋付けるこずを瀺しおいる。第孊幎及び第孊幎においおは曞こ うずしたこずが明確になっおいるかなどの芳点から自分の文章のよいずころを 芋付けるこずに重点を眮いおいる。  文章に察する感想や意芋を䌝え合うずは互いの曞いた文章を読み合ったり音 読し合ったりしおその内容や衚珟に぀いお感想や意芋を述べ合うこずであ る。その際曞き手が曞こうずしたこずが明確に衚珟されおいるずころを芋付 けるこずなどが重芁である。そのためには䟋えば曞き終えた文章に加えお 「題材の蚭定」  「情報の収集」  「内容の怜蚎」  「構成の怜蚎」など孊習過皋の 各段階のメモなどに぀いおも共有するこずで曞く目的などを確認し合えるよう 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 オ 文章に察する感 想を䌝え合い自 分の文章の内容や 衚珟のよいずころ を芋付けるこず。 オ 曞こ う ず したこ ず が明確になっおい るかなど文章に 察する感想や意芋 を䌝え合い自分 の文章のよいずこ ろを芋付けるこず。 カ 文章党䜓の構成 や展開が明確にな っおいるかなど 文章に察する感想 や意芋を䌝え合い 自分の文章のよい ずころを芋付ける こず。 オ 根拠の明確さな どに぀いお読み 手からの助蚀など を螏たえ 自分の文 章のよい点や改善 点を芋いだすこず。
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106 第章 各孊幎の 内容 にするこずも考えられる。  自分の文章のよいずころを芋付ける際には蚘述した内容以倖にも盞手に぀ いお配慮したこずや蚘述の仕方などで工倫したこずなぜそのような考えに 至ったのかに぀いおのきっかけなどを共有するこずも倧切である。 〇蚀語掻動䟋 ア 調べたこずをたずめお報告するなど 事実やそれを基に考えたこずを曞く掻動。  事実やそれを基に考えたこずを文章に曞く蚀語掻動を䟋瀺しおいる。  調べたこずをたずめお報告する文章を曞く際には報告する文章の特城に基づ いお曞くこずずなる。䟋えば調査を報告する文章では調査の目的や方法調 査の結果ずそこから考えたこずなどを明確に曞くこずになる。  事実やそれを基に考えたこずを曞くずは自分の考えずそれを支える理由や 事䟋ずしおの事実ずの関係を明確にしお曞くこずである。  このようにしお曞かれた文章に぀いおは䟋えば孊玚新聞や小冊子リヌフ レットなど日垞生掻で目にする圢匏にたずめるこずも考えられる。 む 行事の案内やお瀌の文章を曞くなど䌝えたいこずを手玙に曞く掻動。  実甚的な文章ずしおの手玙を曞く蚀語掻動を䟋瀺しおいる。  䟋えば孊校行事に぀いお案内する文章や地域の掻動などでお䞖話になった 方々ぞのお瀌の手玙を曞く掻動が考えられる。 第孊幎及び第孊幎 第孊幎及び第孊幎 第孊幎及び第孊幎 ア 身近なこずや経隓したこ ずを報告したり芳察した こずを蚘録したりするなど 芋聞き したこ ずを曞く掻動。 む 日蚘や手玙を曞くなど 思ったこずや䌝えたいこず を曞く掻動。 り 簡単な物語を぀く るなど 感じたこずや想像したこず を曞く掻動。 ア 調べたこずをたずめお報 告するなど事実やそれを 基に考えたこずを曞く掻動。 む 行事の案内やお瀌の文章 を曞くなど䌝えたいこず を手玙に曞く掻動。 り 詩や物語を぀くるなど 感じたこずや想像したこず を曞く掻動。 ア 事象を説明したり意芋を 述べたりするなど考えた こずや䌝えたいこずを曞く 掻動。 む 短歌や俳句を぀く るなど 感じたこずや想像したこず を曞く掻動。 り 事実や経隓を基に感じ たり考えたりしたこずや自 分にずっおの意味に぀いお 文章に曞く掻動。
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107  第孊幎及 び第孊幎 の内容  行事を案内する文章を曞く際には 行事名 日時 堎所 内容などのほか 参加 しおほしいずいったお願いなど必芁な情報を挏れなく曞く必芁がある。お瀌の 手玙を曞く際には衚曞きの䜏所や宛お名を正しく曞くこずや埌付けにおける 眲名や宛お名の䜍眮関係ずいった基本的な圢匏などを抌さえるこずが必芁である。  各教科等の孊習や孊校の教育掻動党䜓ずの関連を図り実際に曞いお䌝えた り反応を受け取ったりするこずができるよう工倫するこずが有効である。 り 詩や物語を぀くるなど感じたこずや想像したこずを曞く掻動。  感じたこずや想像したこずを曞く蚀語掻動を䟋瀺しおいる。  詩を぀くる際には凝瞮した衚珟であるこず普通の文章ずは違った改行圢匏 や連による構成になっおいるこずなどの基本的な特城を螏たえお感じたこずや 想像したこずを曞くこずずなる。たた䜜家の創䜜による物語は䞻人公やその 他の登堎人物がそれぞれの圹割をもっおいたり冒頭郚に状況や登堎人物が蚭定 され事件ずその解決が繰り返され発端から結末ぞず至る展開によっお構成され おいたりするなどの工倫がなされおいる。児童が物語を぀くる際にはこのよう な工倫を参考にするこずも考えられる。
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108 第章 各孊幎の 内容 ⑎ 読むこずに関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 段萜盞互の関係に着目しながら考えずそれを支える理由や事䟋ずの 関係などに぀いお叙述を基に捉えるこず。 む 登堎人物の行動や気持ちなどに぀いお叙述を基に捉えるこず。 り 目的を意識しお䞭心ずなる語や文を芋付けお芁玄するこず。 ゚ 登堎人物の気持ちの倉化や性栌情景に぀いお堎面の移り倉わりず 結び付けお具䜓的に想像するこず。 オ 文章を読んで理解したこずに基づいお感想や考えをも぀こず。 カ 文章を読んで感じたこずや考えたこずを共有し䞀人䞀人の感じ方な どに違いがあるこずに気付くこず。 ⑵ ⑎に瀺す事項に぀いおは䟋えば次のような蚀語掻動を通しお指導す るものずする。 ア 蚘録や報告などの文章を読み文章の䞀郚を匕甚しお分かったこず や考えたこずを説明したり意芋を述べたりする掻動。 む 詩や物語などを読み内容を説明したり考えたこずなどを䌝え合っ たりする掻動。 り 孊校図曞通などを利甚し事兞や図鑑などから情報を埗お分かった こずなどをたずめお説明する掻動。 〇構造ず内容の把握説明的な文章 ア 段萜盞互の関係に着目しながら考えずそれを支える理由や事䟋ずの関係な どに぀いお叙述を基に捉えるこず。  第孊幎及び第孊幎のアを受けお段萜盞互の関係に着目しながら文章の  読むこず 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 ア 時間的な順序や 事柄の順序などを  考えながら 内容の 倧䜓を捉えるこず。 ア 段萜盞互の関係 に着目しながら  考えずそれを支え る理由や事䟋ずの 関係などに぀いお 叙述を基に捉える こず。 ア 事実ず感想意 芋などずの関係を 叙述を基に抌さえ 文章党䜓の構成を 捉えお芁旚を把握 するこず。 ア 文章の䞭心的な 郚分ず付加的な郚 分事実ず意芋ず の関係などに぀い お叙述を基に捉え 芁旚 を把握す る こ ず 。
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109  第孊幎及 び第孊幎 の内容 構造や内容を把握するこずを瀺しおいる。  段萜盞互の関係ずは考えずその事䟋結論ずその理由ずいった関係などのこ ずである。これらの関係に着目しながら曞き手の考えがどのような理由によっ お説明されおいるのかどのような事䟋によっお具䜓化されおいるのかなどを 叙述を基に正確に捉えおいくこずが求められる。なお事䟋ずは曞き手の考え を具䜓的に説明するために挙げられた事柄や内容のこずである。  指導に圓たっおは䟋えば 〔知識及び技胜〕の⑎「カ 䞻語ず述語ずの関係 修食ず被修食ずの関係指瀺する語句ず接続する語句の圹割段萜の圹割に぀い お理解するこず。 」ずの関連を図り指導の効果を高めるこずが考えられる。 〇構造ず内容の把握文孊的な文章 む 登堎人物の行動や気持ちなどに぀いお叙述を基に捉えるこず。  第孊幎及び第孊幎のむを受けお物語党䜓の登堎人物の行動や気持ちを捉 えるこずを瀺しおいる。  登堎人物の行動の背景にはそのずきのあるいはその行動に至るたでの気持 ちがある堎合が倚い。そうした登堎人物の気持ちを行動や䌚話地の文などの 叙述を基に捉えおいくこずが求められる。  行動や気持ちなどを捉える際には登堎人物の境遇や性栌なども重芁な芁玠に なる。物語党䜓を芋通しお耇数の叙述を基に行動や気持ちなどを捉えるこずが 重芁である。  たた登堎人物の行動や気持ちを捉えるこずは文章を粟査・解釈するこずや 自分の考えを圢成するこずなどに぀ながるものである。 〇粟査・解釈説明的な文章 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 む 堎面の様子や登 堎人物の行動など 内容の倧䜓を捉え るこず。 む 登堎人物の行動 や気持ちなどに぀ いお叙述を基に 捉えるこず。 む 登堎人物の盞互 関係や心情などに ぀いお描写を基 に捉えるこず。 む 堎面の展開や登 堎人物の盞互関係 心情の倉化などに ぀いお描写を基 に捉えるこず。 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 り 文章の䞭の重芁 な語や文を考えお 遞び出すこず。 り 目的を意識しお 䞭心ずなる語や文 を芋付けお芁玄す るこず。 り 目的に応じお 文章ず図衚などを 結び付けるなどし お必芁な情報を芋 付けたり論の進 め方に぀いお考え たりするこず。 り 目的に応じお必 芁な情報に着目し お芁玄したり堎 面ず堎面 堎面ず 描写などを結び付 けたりしお内容 を解釈するこず。
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110 第章 各孊幎の 内容 り 目的を意識しお䞭心ずなる語や文を芋付けお芁玄するこず。  第孊幎及び第孊幎のりを受けお目的を意識しおアの指導事項で捉えた 文章の構造や内容を基に必芁な情報を芋付けお芁玄するこずを瀺しおいる。  芁玄するずは文章党䜓の内容を正確に把握した䞊で元の文章の構成や衚珟 をそのたた生かしたり自分の蚀葉を甚いたりしお文章の内容を短くたずめるこ ずである。文章の内容を端的に説明するずいった芁玄する目的を意識しお内容 の䞭心ずなる語や文を遞んで 芁玄の分量などを考えお芁玄するこずが重芁である。  なおこの指導事項で瀺す内容は文孊的な文章においおあらすじを捉える際 などにも必芁ずなる「思考力刀断力衚珟力等」である。 〇粟査・解釈文孊的な文章 ゚ 登堎人物の気持ちの倉化や性栌情景に぀いお堎面の移り倉わりず結び付 けお具䜓的に想像するこず。  第孊幎及び第孊幎の゚を受けおむの指導事項で捉えた内容を基に登堎 人物の気持ちの倉化や性栌情景に぀いお堎面の移り倉わりず結び付けながら 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 ゚ 堎面の様子に着 目しお登堎人物 の行動を具䜓的に 想像するこず。 ゚ 登堎人物の気持 ちの倉化や性栌 情景に぀いお堎 面の移り倉わりず 結び付けお具䜓的 に想像するこず。 ゚ 人物像や物語な どの党䜓像を具䜓 的に想像したり 衚珟の効果を考え たりするこず。 り 目的に応じお必 芁な情報に着目し お芁玄したり堎 面ず堎面堎面ず 描写などを結び付 けたりしお内容 を解釈するこず。 ゚ 文章の構成や展 開衚珟の効果に ぀いお 根拠を明確 にしお考えるこず。 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 り 文章の䞭の重芁 な語や文を考えお 遞び出すこず。 り 目的を意識しお 䞭心ずなる語や文 を芋付けお芁玄す るこず。 り 目的に応じお 文章ず図衚などを 結び付けるなどし お必芁な情報を芋 付けたり論の進 め方に぀いお考え たりするこず。 り 目的に応じお必 芁な情報に着目し お芁玄したり堎 面ず堎面 堎面ず 描写などを結び付 けたりしお内容 を解釈するこず。 ゚ 文章の構成や展 開衚珟の効果に ぀いお根拠を明 確 に し お 考 え る こ ず 。
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111  第孊幎及 び第孊幎 の内容 具䜓的に思い描きその䞖界を豊かに想像するこずに重点を眮いおいる。  登堎人物の気持ちの倉化に぀いお堎面の移り倉わりず結び付けお具䜓的に想 像するずは堎面の移り倉わりずずもに描かれる登堎人物の気持ちがどのよう に倉化しおいるのかを具䜓的に思い描くこずである。登堎人物の気持ちは堎面 の移り倉わりの䞭で揺れ動いお描かれるこずが倚い。そのため耇数の堎面の叙 述を結び付けながら気持ちの倉化を芋いだしお想像しおいく必芁がある。た たどの叙述ずどの叙述ずを結び付けるかによっおも倉化やそのきっかけの捉え 方が異なり倚様に想像を広げお読むこずができる。  登堎人物の性栌は耇数の堎面に共通しお䞀貫しお描かれる堎合ず倚面的に 描かれる堎合ずがある。いずれの堎合も堎面の移り倉わりず結び付けお具䜓的 に想像するためにはそれぞれの登堎人物の境遇や状況を把握し物語党䜓に描 かれた行動や䌚話に関わる耇数の叙述を結び付けお読むこずが重芁である。䞀぀ の叙述だけではなく耇数の叙述を根拠にするこずでより具䜓的に登堎人物の 性栌を思い描くこずができる。  情景には登堎人物の気持ちが衚されおいるこずが倚い。情景に぀いお具䜓的 に想像する際には堎面の移り倉わりずずもに倉化しおいく登堎人物の気持ちず 䜵せお考えおいくこずが重芁である。 〇考えの圢成 オ 文章を読んで理解したこずに基づいお感想や考えをも぀こず。  第孊幎及び第孊幎のオを受けお文章を読んで感想や考えをも぀こずを瀺 しおいる。第孊幎及び第孊幎においおは文章の内容だけではなく理解した こずに基づいお感想や考えをも぀こずに重点を眮いおいる。  文章を読んで理解したこずに基づくずは文章の内容や構造を捉え粟査・解 釈しながら考えたり理解したりしたこずを基にするずいうこずである。たた感 想や考えをも぀ずは文章を読んで理解したこずに぀いお自分の䜓隓や既習の 内容ず結び付けお自分の考えを圢成するこずである。ここには疑問点や曎に知 りたい点などを芋いだすこずも含たれる。 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 オ 文章の内容ず自 分の䜓隓ずを結び 付けお感想をも ぀こず。 オ 文章を読んで理 解したこずに基づ いお感想や考え をも぀こず。 オ 文章を読んで理 解したこずに基づ いお自分の考え をたずめるこず。 オ 文章を読んで理 解したこずに基づ いお自分の考え を確かなものにす るこず。
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112 第章 各孊幎の 内容  なお感想や考えをも぀こずは自分が文章をどのように捉え理解したのか を改めお確かめるこずにも぀ながる。 「構造ず内容の把握」  「粟査・解釈」に関 する指導事項ずも関連を図るこずが重芁である。 〇共有 カ 文章を読んで感じたこずや考えたこずを共有し䞀人䞀人の感じ方などに違 いがあるこずに気付くこず。  第孊幎及び第孊幎のカを受けお考えを共有したり互いの感じ方などの 違いに気付いたりするこずを瀺しおいる。  文章を読んで感じたこずや考えたこずずは文章の構造ず内容を把握し粟 査・解釈するこずを通しお感想をもったり考えたりしたこずである。これらの 感想や考えは同じ文章を読んでも文章のどこに着目するかどのような思考や 感情経隓ず結び付けお読むかによっお䞀人䞀人に違いが出おくる。  これを共有し䞀人䞀人の感じ方などに違いがあるこずに気付くずは同じ文 章を読んでも䞀人䞀人の感じ方などに違いがあるこずに気付くずずもに互い の感じたこずや考えたこずを理解し他者の感じ方などのよさに気付くこずが倧 切である。 〇蚀語掻動䟋 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 カ 文章を読んで感 じたこずや分かっ たこずを共有する こず。 カ 文章を読んで感 じたこずや考えた こずを共有し䞀 人䞀人の感じ方な どに違いがあるこ ずに気付くこず。 カ 文章を読んでた ずめた意芋や感想 を共有し自分の 考えを広げるこず。 第孊幎及び第孊幎 第孊幎及び第孊幎 第孊幎及び第孊幎 ア 事物の仕組みを説明し た文章などを読み 分かっ たこずや考えたこずを述べ る掻動。 む 読み聞かせを聞いたり 物語などを読んだりしお 内容や感想などを䌝え合  ったり 挔じたりする掻動。 り 孊校図曞通などを利甚 し図鑑や科孊的なこず ア 蚘録や報告などの文章 を読み文章の䞀郚を匕 甚しお分かったこずや考 えたこずを説明したり意 芋を述べたりする掻動。 む 詩や物語などを読み 内容を説明したり考えた こずなどを䌝え合ったりす る掻動。 り 孊校図曞通などを利甚 し事兞や図鑑などから ア 説明や解説などの文 章を比范するなどしお読 み分かったこずや考えた こずを話し合ったり文章 にたずめたりする掻動。 む 詩や物語䌝蚘などを 読み内容を説明したり 自分の生き方などに぀い お考えたこずを䌝え合った りする掻動。 り 孊校図曞通などを利甚 し耇数の本や新聞など
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113  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ア 蚘録や報告などの文章を読み文章の䞀郚を匕甚しお分かったこずや考え たこずを説明したり意芋を述べたりする掻動。  説明的な文章を読み分かったこずや考えたこずを本文を匕甚しながら説明 したり意芋を述べたりする蚀語掻動を䟋瀺しおいる。  䟋えば自分の考えを支える理由や事䟋である本文の䞀郚を匕甚するこずで 盞手に分かるように自分の考えを説明したり意芋を述べたりするこずを取り䞊げ おいる。  取り䞊げる文章ずしおは蚘録や報告の文章のほか察象に぀いお芳察したこ ずや調べたこずを説明した文章事物を解説した文章などが考えられる。  小孊校第孊幎及び第孊幎においおは説明する内容や意芋を明確にも぀こ ずができるように意図的蚈画的に様々な内容の文章ず出合わせる工倫も必芁 である。 む 詩や物語などを読み内容を説明したり考えたこずなどを䌝え合ったりす る掻動。  文孊的な文章を読んでその内容を説明したり読んで考えたこずなどを䌝え 合ったりする蚀語掻動を䟋瀺しおいる。  取り䞊げる文章ずしおは詩や物語などが考えられる。  内容を説明したり考えたこずなどを䌝え合ったりするずは䟋えば物語の あらすじや登堎人物の行動や気持ちなどを説明したりそれらを基に考えたこず や具䜓的に想像したこずなどを文章にたずめたり発衚したりするこずである。 り 孊校図曞通などを利甚し事兞や図鑑などから情報を埗お分かったこずな どをたずめお説明する掻動。  事兞や図鑑などを読み分かったこずなどをたずめお説明する蚀語掻動を䟋瀺 ア 事物の仕組みを説明し た文章などを読み 分かっ たこずや考えたこずを述べ る掻動。 む 読み聞かせを聞いたり 物語などを読んだりしお 内容や感想などを䌝え合  ったり 挔じたりする掻動。 り 孊校図曞通などを利甚 し図鑑や科孊的なこず に぀いお曞いた本などを 読み分かったこずなどを 説明する掻動。 ア 蚘録や報告などの文章 を読み文章の䞀郚を匕 甚しお分かったこずや考 えたこずを説明したり意 芋を述べたりする掻動。 む 詩や物語などを読み 内容を説明したり考えた こずなどを䌝え合ったりす る掻動。 り 孊校図曞通などを利甚 し事兞や図鑑などから 情報を埗お分かったこ ずなどをたずめお説明する 掻動。 ア 説明や解説などの文 章を比范するなどしお読 み分かったこずや考えた こずを話し合ったり文章 にたずめたりする掻動。 む 詩や物語䌝蚘などを 読み内容を説明したり 自分の生き方などに぀い お考えたこずを䌝え合った りする掻動。 り 孊校図曞通などを利甚 し耇数の本や新聞など を掻甚しお調べたり考 えたり したこずを報告する 掻動。
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114 第章 各孊幎の 内容 しおいる。  事兞は語矩などの説明を䞭心ずする蟞曞ずは異なり事物や事柄に぀いお解 説したもので癟科事兞などがある。  分かったこずなどをたずめお説明するずは䜕が分かったのかなぜ疑問に 思ったのかどこを曎に調べたいのかなどに぀いおたずめ話したり曞いたりす るこずである。  孊校図曞通や地域の図曞通などを利甚しこうした蚀語掻動を行うこずは各 教科等の孊習においお調べる掻動を行う際の基盀になるものである。孊校図曞通 や地域の図曞通などの利甚にあたっおは 「第 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱 い」の⑶を螏たえ斜蚭の利甚方法や本の配架堎所などを指導するこずが必芁 である。
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115  第孊幎及 び第孊幎 の内容 ⑎ 蚀葉の特城や䜿い方に関する事項 ⑎ 蚀葉の特城や䜿い方に関する次の事項を身に付けるこずができるよう 指導する。 ア 蚀葉には盞手ずの぀ながりを぀くる働きがあるこずに気付くこず。 む 話し蚀葉ず曞き蚀葉ずの違いに気付くこず。 り 文や文章の䞭で挢字ず仮名を適切に䜿い分けるずずもに送り仮名や 仮名遣いに泚意しお正しく曞くこず。 ゚ 第孊幎及び第孊幎の各孊幎においおは孊幎別挢字配圓衚の圓該 孊幎たでに配圓されおいる挢字を読むこず。たた圓該孊幎の前の孊幎 たでに配圓されおいる挢字を曞き文や文章の䞭で䜿うずずもに圓該 孊幎に配圓されおいる挢字を挞次曞き文や文章の䞭で䜿うこず。 オ 思考に関わる語句の量を増し話や文章の䞭で䜿うずずもに語句ず 語句ずの関係語句の構成や倉化に぀いお理解し語圙を豊かにするこ ず。たた語感や蚀葉の䜿い方に察する感芚を意識しお語や語句を䜿 うこず。 カ 文の䞭での語句の係り方や語順文ず文ずの接続の関係話や文章の 構成や展開話や文章の皮類ずその特城に぀いお理解するこず。 キ 日垞よく䜿われる敬語を理解し䜿い慣れるこず。 ク 比喩や反埩などの衚珟の工倫に気付くこず。 ケ 文章を音読したり朗読したりするこず。 ○蚀葉の働き 1 〔知識及び技胜〕 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 第  孊幎及び第  孊幎 䞭孊校第孊幎 ア 蚀葉には事物 の内容を衚す働き や 経隓したこずを 䌝える働きがある こずに気付く こず。 ア 蚀葉には 考えた こずや思ったこず を衚す働きがある こずに気付く こず。 ア 蚀葉には盞手 ずの぀ながりを぀ くる働きがあるこ ずに気付くこず。 第3 節 第孊幎及び第孊幎の内容