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具の補図など電気などに関する孊科では自家甚倉電蚭備などの電気蚭備の補図盎 流安定化電源回路の補図など建築などに関する孊科では建築空間の蚈画ず造圢建 築図面の補図法など土朚などに関する孊科では枬量補図など蚭備工業むンテリ ア及びデザむンなどに関する孊科では配管図家具の補䜜補図構造分解図など化 孊工業や材料技術などに関する孊科では専門分野の補図に぀いお理解する䞊で必芁ず なる機械や電気に関する補図などが考えられる。  特殊な郚分・郚品に関する芏栌蚘号・衚瀺に関する芏栌などは必芁に応じお扱う。  たた工業の各分野に関する蚭蚈補図に぀いおは日本工業芏栌JISにおける土 朚補図通則建築補図通則機械補図など工業の各分野に関する芏栌に基づいお扱い 取り䞊げる内容は機械などに関する孊科では歯車ポンプや手巻きりむンチなどの機 械・噚具などの蚭蚈補図電気などに関する孊科では屋内配線図プリント配線図 論理回路などの蚭蚈補図建築やむンテリアなどに関する孊科では䜏宅事務所商 店工堎などの小芏暡な建築物に぀いお各皮構造別の蚭蚈補図蚭備工業などに関する 孊科では衛生・防灜蚭備空気調和蚭備などの蚭蚈補図土朚などに関する孊科では トンネル橋道路などの蚭蚈補図化孊工業や材料技術などに関する孊科では工堎 配眮・配管の蚭蚈補図窯炉などの蚭蚈補図デザむンなどに関する孊科では事務甚 品電気補品車䞡などの蚭蚈補図などが考えられる。 〔指導項目〕 3情報機噚を掻甚した蚭蚈補図  ア CAD の機胜  む 䞉次元CAD 3情報機噚を掻甚した蚭蚈補図  ここでは科目の目暙を螏たえ情報機噚を掻甚した蚭蚈補図に぀いお実践的・䜓隓 的な孊習掻動を行うこずなどを通しお工業の各分野の補図に必芁な力を身に付けるこ ずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 情報機噚を掻甚した蚭蚈補図に぀いお工業の各分野の補図を螏たえお理解するずず もに関連する技術を身に付けるこず。 ② 工業補品に着目しお情報機噚を掻甚した工業の各分野の蚭蚈補図に関する課題を 芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 工業の各分野に関する情報機噚を掻甚した蚭蚈補図に぀いお自ら孊び工業の発展 に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  ア CAD の機胜  蚭蚈・補図業務の効率化など具䜓的な事䟋を通しおCAD による䜜図方法に぀いお 取り䞊げ図面を䜜成し蚭蚈補図ができるようにする。  たた゜フトりェアハヌドりェア及びネットワヌクを含めたCAD システムに぀ 第2ç«  工業科の 各科目 36
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いお扱う。  む 䞉次元CAD  工業の各分野の蚭蚈から補造たでの党おの工皋をデゞタルデヌタ化するこずなどに ぀いお取り䞊げ具䜓的な事䟋を通しお䞉次元CAD の掻甚方法に぀いお扱う。 4 補図 37
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 この科目は工業の各分野における情報技術の進展ぞの察応や事象の数理凊理に必芁な 資質・胜力を育成するこずを䞻県ずしお内容を構成しおいる。  今回の改蚂では平成21 幎改蚂の孊習指導芁領の「工業数理基瀎」ず「情報技術基瀎」 を敎理統合しお再構成し実際にコンピュヌタを掻甚するなどしお情報数孊物理及 び化孊の理論を工業に関する事象を凊理する道具ずしお掻甚できるよう産業瀟䌚ず情報 技術コンピュヌタシステム及びプログラミングず工業に関する事象の数理凊理を指導項 目ずしお䜍眮付けるなどの改善を図った。 第1 目暙 1 目 暙  工業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お工業の各分野における情報技術の進展ぞの察応や事象の数理凊理に必芁な資 質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1工業の各分野における情報技術の進展ず情報の意矩や圹割及び数理凊理の理論 を理解するずずもに関連する技術を身に付けるようにする。 2情報化の進展が産業瀟䌚に䞎える圱響に関する課題を発芋し工業に携わる者 ずしお科孊的な根拠に基づき工業技術の進展に察応し解決する力を逊う。 3工業の各分野においお情報技術及び情報手段や数理凊理を掻甚する力の向䞊を 目指しお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおは工業の各分野に぀いお情報技術の掻甚ず事象を数理凊理する芖点 で捉え情報数孊物理及び化孊の理論に぀いお工業に関する事象を数理凊理するこず などず関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお工業の各 分野における情報技術の進展ぞの察応や事象の数理凊理ができるようにするこずをねらい ずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは情報技術ず情報の掻甚及び数理凊理ができるようにするために 工業の各分野における情報技術の進展ず情報の意矩や圹割及び数理凊理の理論を理解する ずずもに工業に携わる者ずしおものづくりにおける様々な状況に察応できる技術を身に 付けるようにするこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは工業の各分野に関わる情報技術や事象に着目しお情報化の進 展が産業瀟䌚に䞎える圱響に関する課題を芋いだし単に生産性や効率だけを優先するの ではなく発信する情報や数理凊理などが瀟䌚に䞎える圱響に察しお責任をもち科孊的 な根拠に基づき工業に携わる者ずしお倫理芳を螏たえ工業技術の進展に察応し解決する力 を逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおは工業の各分野においお情報技術及び情報手段や数理凊理を掻甚 する力の向䞊を目指し情報数孊物理及び化孊の理論を工業に関する事象の数理凊理 第2ç«  工業科の 各科目 38 第5 節 工業情報数理
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に掻甚するこずなどに぀いお自ら孊ぶ態床や工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む 態床を逊うこずを意味しおいる。 第2 内容ずその取扱い 1 内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 産業瀟䌚ず 情報技術 2 コンピュヌタシステム 3 プログラミングず工業に関する事象の数理凊 理の䞉぀の指導項目で24単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。 たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 情報技術の進展産業界の動向を螏たえ適切に扱うこず。 む  〔指導項目〕の 1 に぀いおは情報化の進展が産業瀟䌚に及がす圱響や望たしい 情報瀟䌚の圚り方情報技術を適切に掻甚するこずの必芁性を理解できるよう工倫 しお指導するこず。 り  〔指導項目〕の 2 に぀いおはコンピュヌタにおいお情報が凊理される仕組みや 衚珟方法情報通信ネットワヌクの構成芁玠プロトコルの圹割及び情報通信の掻 甚を理解できるよう工倫しお指導するこず。 ゚  〔指導項目〕の 3 に぀いおは課題の解法をアルゎリズムを甚いお衚珟する方法 やコンピュヌタによる凊理手順を理解できるよう工倫しお指導するこず。りに぀い おは生埒の実態や孊科の特色等に応じお適切な工業の事象を題材ずした挔習を 重芖し数孊物理及び化孊の理論を工業に関する事象を凊理する道具ずしお掻甚 する数理凊理に぀いお理解できるよう工倫しお指導するこず。たた実際にコンピ ュヌタを掻甚しお数理凊理ず関連付けお扱うこず。゚に぀いおは生埒の実態や孊 科の特色等に応じお扱わないこずができるこず。  内容を取り扱う際には情報技術の進展工業に関する各孊科に関わる産業界の動向 を螏たえ適切に扱うこず。   〔指導項目〕の 1 に぀いおは情報化の進展が瀟䌚及び産業に及がす圱響や望たしい 情報瀟䌚の圚り方に぀いお実際に発生した情報技術に起因する事件や事故などの事䟋 なども適切に掻甚しお情報技術が産業を支える芁の技術であるこずなどに぀いお蚎議 や発衚し合うなどの掻動を取り入れ情報技術を適切に掻甚するこずの必芁性を理解で きるよう工倫しお指導するこず。   〔指導項目〕の 2 に぀いおはコンピュヌタのハヌドりェアず゜フトりェアの圹割ず 関係を螏たえお情報が凊理される仕組みや衚珟方法情報通信ネットワヌクの構成芁玠 ずプロトコルの圹割などの仕組み及び情報通信の掻甚を理解できるよう工倫しお指導す るこず。   〔指導項目〕の 3 に぀いおは物事の因果関係を敎理し順序立おお思考するため課 題の解法をアルゎリズムを甚いお衚珟する方法やコンピュヌタによる凊理手順を論理的 5 工業情報 数理 39
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に理解できるよう工倫しお指導するこず。りに぀いおは地域の実態にあった特色ある 題材を遞択するなど生埒の実態や孊科の特色等に応じお適切な工業の事象を題材ず した挔習を重芖し数孊物理及び化孊の理論を工業に関する事象を凊理する道具ずし お掻甚する数理凊理の重芁性に぀いお理解できるよう工倫しお指導するこず。たた実 際にコンピュヌタを掻甚しお課題解決ができるよう数理凊理ず関連付けお扱うこず。゚ に぀いおは他の科目で孊習するこずができる堎合など生埒の実態や孊科の特色等に 応じお扱わないこずができるこず。 2 内容 2 内 容  1に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1産業瀟䌚ず情報技術  ア 情報化の進展ず産業瀟䌚  む 情報モラル  り 情報のセキュリティ管理 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のむに぀いおは個人のプラむバシヌや著䜜暩など知的財産の 保護収集した情報の管理受け手のこずを想定した情報コンテンツの制䜜及び発 信する情報に察する責任に぀いおも扱うこず。りに぀いおは情報セキュリティを 高めるための方法を扱うこず。たた情報を保護するこずの必芁性ずそのための法 芏及び個人の責任を扱うこず。 1産業瀟䌚ず情報技術  ここでは科目の目暙を螏たえ産業瀟䌚ず情報技術に぀いお情報化の進展が産業 瀟䌚に及がす圱響などの芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業の各分野の情報技術に 関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお工業の各分野 においお情報技術及び情報手段や数理凊理を掻甚する力を身に付けるこずができるよう にするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 産業瀟䌚ず情報技術に぀いお情報化の進展が産業瀟䌚に及がす圱響などを螏たえお 理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 情報の管理や発信に着目しお産業瀟䌚ず情報技術に関する課題を芋いだすずずも に解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 産業瀟䌚ず情報技術に぀いお自ら孊び情報及び情報手段の掻甚に䞻䜓的か぀協働 的に取り組むこず。 第2ç«  工業科の 各科目 40
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 ア 情報化の進展ず産業瀟䌚  コンピュヌタの歎史ず特城コンピュヌタの利甚圢態情報技術の進展が産業瀟䌚 に及がす圱響などを取り䞊げ工業に携わる者ずしお情報を掻甚できるよう扱う。  む 情報モラル  情報の収集・発信の際の責任情報を取り扱う際の留意点などに぀いお扱う。  個人情報などのデヌタの取扱いはプラむバシヌを保護する芳点から取り䞊げ工 業に携わる者ずしおの情報に察するルヌルやモラルなどに぀いお扱う。  たた著䜜暩などの知的財産の制床や保護に぀いおも扱う。  り 情報のセキュリティ管理  コンピュヌタの䞍正䜿甚コンピュヌタりむルスなどを取り䞊げその察応策ずし おデヌタの暗号化技術電子認蚌技術コンピュヌタりむルスなどの察策゜フトりェ アの掻甚などに぀いお扱う。  コンピュヌタの誀䜜動や障害が産業瀟䌚に䞎える圱響ずその察応策に぀いおも扱う。 〔指導項目〕 2コンピュヌタシステム  ア ハヌドりェア  む ゜フトりェア  り 情報通信ネットワヌク 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 のアに぀いおはコンピュヌタの構造ず内郚凊理や呚蟺機噚ず むンタフェヌスなどを扱うこず。むに぀いおはオペレヌティングシステムの圹割 及び゜フトりェアの圹割ず開発方法を扱うこず。りに぀いおは情報通信ネットワ ヌクの掻甚を扱うこず。 2コンピュヌタシステム  科目の目暙を螏たえコンピュヌタシステムに぀いお情報手段ずしお掻甚する芖点 で捉え科孊的な根拠に基づき工業の各分野に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊 習掻動を行うこずなどを通しお工業の各分野における情報技術及び情報手段や数理凊 理を掻甚する力を身に付けるこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① コンピュヌタシステムに぀いお情報手段ずしおの掻甚を螏たえお理解するずずもに 関連する技術を身に付けるこず。 ② コンピュヌタの動䜜原理や構造に着目しおコンピュヌタシステムに関する課題を 芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ コンピュヌタシステムに぀いお自ら孊び情報技術の掻甚に䞻䜓的か぀協働的に取 り組むこず。 5 工業情報 数理 41
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 ア ハヌドりェア  デヌタの内郚衚珟及び論理代数論理回路䞭倮凊理装眮呚蟺装眮などを取り䞊 げコンピュヌタのハヌドりェアの皮類ず圹割に぀いお扱う。  む ゜フトりェア  オペレヌティングシステムやアプリケヌション゜フトりェアの皮類ず圹割などを取 り䞊げ゜フトりェア開発の手順に぀いお扱う。  り 情報通信ネットワヌク  情報通信ネットワヌクにおいお䜿甚されおいる通信ケヌブルハブなどの通信機噚 配線圢態各皮の䌝送制埡手順プロトコル停電や雷に察する安党察策などを取り 䞊げデヌタ通信ずネットワヌクに぀いお扱う。 〔指導項目〕 3プログラミングず工業に関する事象の数理凊理  ア アルゎリズムずプログラミング  む デヌタの入出力  り 数理凊理  ゚ 制埡プログラミング 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 のアに぀いおはアルゎリズムを衚珟するための順次遞択及 び繰り返しの構造を扱うこず。たた流れ図や構造化チャヌトなどを取り䞊げア ルゎリズムの図匏化を扱うこず。りに぀いおは工業に関わる事象の数理凊理を扱 うこず。単䜍換算に぀いおは挔習の䞭で扱うこず。たた枬定した倀の粟床䜍 取り有効数字の取扱い方及び実隓の枬定倀をグラフに衚す方法に぀いおも扱うこ ず。゚に぀いおはコンピュヌタ制埡ず組蟌み技術に぀いおも扱うこず。 3プログラミングず工業に関する事象の数理凊理  ここでは科目の目暙を螏たえプログラミングず工業に関する事象の数理凊理に぀ いお工業の事象の数理凊理をモデル化する芖点で捉え科孊的な根拠に基づき情報 数孊物理及び化孊の理論ず関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこず などを通しお工業の各分野においお情報技術及び情報手段や数理凊理を掻甚する力を 身に付けるこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① プログラミングず工業に関する事象の数理凊理に぀いお工業に関する事象の数理凊 理をモデル化しおシミュレヌションを行うアルゎリズムを螏たえお理解するずずもに 関連する技術を身に付けるこず。 ② 工業の事象の数理凊理のモデル化に着目しおプログラミングず工業に関する事象 の数理凊理に関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結 果を怜蚌し改善するこず。 第2ç«  工業科の 各科目 42
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③ プログラミングず工業に関する事象の数理凊理に぀いお自ら孊び情報技術の掻甚 に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  ア アルゎリズムずプログラミング  課題の解法に぀いおアルゎリズムを甚いお衚珟する方法を取り䞊げコンピュヌタ による凊理手順を自動実行する有甚性に぀いお扱う。  む デヌタの入出力  実際にコンピュヌタにデヌタを入力し結果を出力する流れに぀いお扱う。  デヌタに぀いおはキヌボヌドやファむルからの入力画面やファむルぞの出力な どデヌタの扱い方や効果的な蚭蚈方法などに぀いお扱う。  り 数理凊理  工業の事象の蚈算面積・䜓積・質量の積算及び単䜍ず囜際単䜍系SIを含む単 䜍換算に぀いお扱う。  速さず加速床質量ず密床力ず゚ネルギヌ力ず぀り合い流れの基瀎蚈枬ず 誀差構造物の安党性流れず゚ネルギヌ時間ずずもに倉化する事象などのモデル を想定したシミュレヌションなどに぀いお取り䞊げコンピュヌタを掻甚した数理凊 理に぀いお扱う。  ゚ 制埡プログラミング  コンピュヌタや組蟌みコンピュヌタなどを甚いおセンサやアクチュ゚ヌタなどを 実際に制埡するプログラミングに぀いお扱う。 5 工業情報 数理 43
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 この科目は工業の各分野における材料に関わる技術の進展ぞの察応に必芁な資質・胜 力を育成するこずを䞻県ずしお内容を構成しおいる。  今回の改蚂では工業技術の進展にずもなっお工業補品に倚様化されおいる耇合玠材 に関する指導項目を䜍眮付けるずずもに材料の化孊的性質に぀いお取り扱うなどの改善 を図り平成21 幎改蚂の孊習指導芁領の「材料技術基瀎」から科目名称を改めた。 第1 目暙 1 目 暙  工業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お工業の各分野における材料に関わる技術の進展ぞの察応に必芁な資質・胜力を 次のずおり育成するこずを目指す。 1工業材料に぀いお補造組織性質及び甚途を螏たえお理解するずずもに関 連する技術を身に付けるようにする。 2工業材料に関する課題を発芋し工業に携わる者ずしお科孊的な根拠に基づき 工業技術の進展に察応し解決する力を逊う。 3工業材料を品質改善する力の向䞊を目指しお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か ぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおは工業材料を効果的に利甚する芖点で捉え工業生産ず盞互に関連 付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお工業の各分野におけ る材料に関わる技術の進展に察応ができるようにするこずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは安党で安心な工業補品を補造するために工業材料に぀いお補 造組織性質及び甚途を工業生産ず関連付けお理解するずずもにものづくりにおける 様々な状況に察応できる技術を身に付けるようにするこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは工業材料の利甚における諞事象に着目しお工業材料に関する 課題を芋いだし単に生産性や効率だけを優先するのではなく工業補品が瀟䌚に䞎える 圱響に責任をもち科孊的な根拠に基づき工業技術の進展に察応し解決する力を逊うこず を意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおは工業材料を品質改善する力の向䞊を目指し工業材料の特性に ぀いお自ら孊ぶ態床や工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこずを意味 しおいる。 第2 内容ずその取扱い 1 内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 瀟䌚生掻ず 第2ç«  工業科の 各科目 44 第6 節 工業材料技術
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工業材料 2 工業材料の性質ず構造 3 工業材料の怜査 4 工業材料の補造 5 å·¥ 業材料の加工 6 工業材料ず環境の六぀の指導項目で24単䜍皋床履修されるこ ずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺 されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 工業材料の性質怜査方法補造方法及び加工技術に぀いお理解できるよう工倫 しお指導するこず。  内容を取り扱う際には工業補品には取り扱う材料の皮類が倚くその補造や加工方 法なども倚様であるため工業材料の特性を比范させるなどしお工業材料の性質怜 査方法補造方法及び加工技術に぀いお具䜓的に理解できるよう工倫しお指導するこ ず。 2 内容 2 内 容  1に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1瀟䌚生掻ず工業材料 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 に぀いおは工業材料が瀟䌚生掻及び産業に果たしおいる圹割 を扱うこず。 1瀟䌚生掻ず工業材料  ここでは科目の目暙を螏たえ瀟䌚生掻ず工業材料ずの関わりに぀いお工業材料 技術の発達ず産業瀟䌚ずの芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考 察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお工業の各分野における材料 に関わる技術の進展に察応ができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 瀟䌚生掻ず工業材料に぀いお産業ずの関連を螏たえお理解するこず。 ② 身に回りにある工業補品などがどのような工業材料からできおいるのかに着目しお 瀟䌚生掻ず工業材料に関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に 基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 瀟䌚生掻ず工業材料ずの関係に぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に 取り組むこず。  これらの事項を身に付けるよう鉄鋌やセメントなどの材料が橋や家屋に䜿われおい る様子集積回路甚玠子が電子機噚の䞭に䜿われおいるこずなど身の回りにある工業 補品や構造物などがどのような工業材料からできおいるかを調査するなどの孊習掻動を 6 工業材料 技術 45
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通しお材料の䜿われ方や䜿われおいる理由に぀いお扱う。  たた工業材料を構造甚材料ず機胜性材料に分類し工業材料に぀いお原料から補 品たでの補造の流れに぀いおも扱う。 〔指導項目〕 2工業材料の性質ず構造  ア 物質の状態ず材料の構造  む 倉圢ず流動  り 性質ず構造 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 のアに぀いおは工業材料の化孊結合の原理及び結晶構造を扱 うこず。むに぀いおは工業材料の倉圢及び流動を化孊結合や組織ず関連付けお扱 うこず。りに぀いおは工業材料の結晶構造ず機械的物理的化孊的性質ずの関 連性を扱うこず。 2工業材料の性質ず構造  ここでは科目の目暙を螏たえ工業材料の性質ず構造に぀いお工業材料を工業補 品の加工に䞎える圱響の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察 し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお工業の各分野における材料に 関わる技術の進展に察応ができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 工業材料の性質ず構造に぀いお工業補品ぞの掻甚方法を螏たえお理解するずずもに 関連する技術を身に付けるこず。 ② 工業材料の性質が工業補品の加工に䞎える圱響に着目しお工業材料の性質ず構造 に関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し 改善するこず。 ③ 工業材料の性質ず構造に぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組 むこず。  ア 物質の状態ず材料の構造  工業材料の構成物質䞻な化孊結合ず金属セラミックス及び高分子の性質ずの関 係物質の状態及び工業材料の䞻な状態図などを取り䞊げ物質の状態ず材料の構造 に぀いお扱う。  む 倉圢ず流動  工業材料の組織ず材料の倉圢流動の性質及び材料の特性ずの関わりに぀いお扱う。  り 性質ず構造  工業材料の結晶構造ず機械的物理的及び化孊的性質ずの関わりに぀いお扱う。 第2ç«  工業科の 各科目 46
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〔指導項目〕 3工業材料の怜査  ア 機械的性質の怜査  む 顕埮鏡による組織怜査  り 蚈噚による怜査 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 に぀いおは怜査の原理怜査方法及び怜査結果ず工業材料の 性質ずの関係を扱うこず。 3工業材料の怜査  ここでは科目の目暙を螏たえ工業材料の怜査に぀いお工業材料を性質ず特城の 芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊 習掻動を行うこずなどを通しお工業の各分野における材料に関わる技術の進展に察応 ができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 工業材料の怜査に぀いお原理ず方法を螏たえお理解するずずもに関連する技術を 身に付けるこず。 ② 工業材料の性質ず特城に着目しお工業材料の怜査に関する課題を芋いだすずずも に解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 工業材料の怜査に぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  ア 機械的性質の怜査  匕匵匷床や硬床などの機械的性質の怜査を取り䞊げ金属セラミックス及び高分 子の性質を比范しこれらの特城に぀いお扱う。  む 顕埮鏡による組織怜査  顕埮鏡により組織を芳察する詊隓を取り䞊げ金属セラミックス及び高分子の性 質を比范しこれらの特城に぀いお扱う。  り 蚈噚による怜査  工業材料の電磁気的光孊的音響孊的性質を蚈噚で怜査する方法を取り䞊げ金 属セラミックス及び高分子の性質を比范しこれらの特城に぀いお扱う。 〔指導項目〕 4工業材料の補造  ア 金属材料の補造  む セラミック材料の補造  り 高分子材料の補造  ゚ 耇合材料の補造 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 に぀いおは䞻な工業材料を取り䞊げ補造法の原理ず工業材 6 工業材料 技術 47
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料の機械的物理的化孊的性質ずの関連性を扱うこず。 4工業材料の補造  ここでは科目の目暙を螏たえ工業材料の補造に぀いお工業補品ぞ工業材料を掻 甚する芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓隓 的な孊習掻動を行うこずなどを通しお工業の各分野における材料に関わる技術の進展 に察応ができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 工業材料の補造に぀いお工業材料の性質を螏たえお理解するずずもに関連する技 術を身に付けるこず。 ② 工業補品ぞ工業材料を掻甚するこずに着目しお工業材料の補造に関する課題を芋 いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 工業材料の補造に぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  ア 金属材料の補造  鋌アルミ合金銅合金などの金属材料を取り䞊げ原料から玠材たでの補造方法 ずそれぞれの材料の性質ずの関連に぀いお扱う。  む セラミック材料の補造  セメントガラスなどのセラミック材料を取り䞊げ原料から玠材たでの補造方法 ずそれぞれの材料の性質ずの関連に぀いお扱う。  り 高分子材料の補造  ゎムやプラスチックなどの高分子材料を取り䞊げ原料から玠材たでの補造方法ず それぞれの材料の性質ずの関連に぀いお扱う。  ゚ 耇合材料の補造  繊維匷化材などの耇合材料を取り䞊げ原料から玠材たでの補造方法ずそれぞれの 材料の性質ずの関連に぀いお扱う。 〔指導項目〕 5工業材料の加工  ア 工業材料の加工性  む 䞻な加工法 内容の範囲や皋床 オ  〔指導項目〕の 5 のアに぀いおは金属材料セラミック材料高分子材料及び 耇合材料の加工性の違いを扱うこず。むに぀いおは鋳造成圢機械加工焌結 衚面凊理などの䞻な加工の原理ず方法を扱うこず。 5工業材料の加工  ここでは科目の目暙を螏たえ工業材料の加工に぀いお各皮の加工の方法を個別 に扱うのではなく加工の原理ず方法を盞互に関連付けた芖点で捉え科孊的な根拠に基 づき工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお 第2ç«  工業科の 各科目 48
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工業の各分野における材料に関わる技術の進展に察応ができるようにするこずをねらい ずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 工業材料の加工の方法に぀いお加工の原理を螏たえお理解するずずもに関連する 技術を身に付けるこず。 ② 各皮の加工の方法を個別に扱うのではなく加工の原理ず方法を盞互に関連付けお着 目しお工業材料の加工に関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根 拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 工業材料の加工に぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  ア 工業材料の加工性  工業材料の硬さ延性などの性質を掻甚した金属材料セラミック材料高分子材 料及び耇合材料の加工性の違いに぀いお扱う。  む 䞻な加工法  工業材料の加工性を生かした鋳造成圢機械加工焌結衚面凊理熱凊理など を取り䞊げ加工法の原理ず方法に぀いお扱う。 〔指導項目〕 6工業材料ず環境  ア 工業材料ず環境保党  む 工業材料のリサむクル 内容の範囲や皋床 カ  〔指導項目〕の 6 のアに぀いおは環境保党のための化孊技術を扱うずずもに 環境に配慮した工業材料の補造及び利甚に぀いおも扱うこず。むに぀いおは工業 材料のリサむクルに関わる技術及び関連する法芏の目的ず抂芁を扱うこず。 6工業材料ず環境  ここでは科目の目暙を螏たえ工業材料ず環境に぀いお工業材料を環境に配慮し た資源の掻甚の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践 的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお工業の各分野における材料に関わる技 術の進展に察応ができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 工業材料ず環境に぀いお持続可胜な瀟䌚を構築するための工業材料の補造法やリサ むクル方法を螏たえお理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 工業材料を環境に配慮した資源の掻甚に着目しお工業材料ず環境に関する課題を 芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 工業材料ず環境に぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 6 工業材料 技術 49
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 ア 工業材料ず環境保党  工業材料の補造や利甚が環境に䞎える圱響に぀いお取り䞊げ環境保党のための化 孊技術に぀いお扱う。たた環境に配慮した工業材料の補造及び利甚が必芁なこずに ぀いおも扱う。  む 工業材料のリサむクル  環境を保党するための工業材料のリサむクル技術に぀いお自動車郚品などの具䜓 的な事䟋を取り䞊げ工業材料のリサむクルに関する法芏の目的ず抂芁に぀いお扱う。 第2ç«  工業科の 各科目 50
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 この科目は技術英語を掻甚した生産に関わる業務に必芁な資質・胜力を育成するこず を䞻県ずしお内容を構成しおいる。  今回の改蚂では生産掻動のグロヌバル化により工業の各分野における生産営業及び 管理の業務に必芁な技術英語に察応するため工業に関連した䌚話工業技術に関連した リヌディングずラむティングプレれンテヌション及び情報通信ネットワヌクを利甚した コミュニケヌションの指導項目に再構成するなどの改善を図った。 第1 目暙 1 目 暙  工業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お技術英語を掻甚した生産に関わる業務に必芁な資質・胜力を次のずおり育成す るこずを目指す。 1技術英語に぀いお業務の状況を螏たえお理解するずずもに目的に応じた衚珟 技術を身に付けるようにする。 2技術英語による情報の敎理や発信に関する課題を発芋し工業に携わる者ずし お工業技術の進展に察応し解決する力を逊う。 3技術英語を掻甚しお䌝え合う力の向䞊を目指しお自ら孊び工業の発展に䞻䜓 的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおは技術英語を生産に関わる業務に掻甚する芖点で捉え工業生産ず 盞互に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお技術英語 を掻甚した生産に関わる業務に察応できるようにするこずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは生産業務に関わるコミュニケヌションを行うこずができるよう にするために技術英語に぀いお業務の状況ず関連付けお理解できるようにするずずもに 目的に応じた衚珟技術を身に付けるようにするこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは生産に関わる業務に掻甚される技術英語に着目しお技術英語 による情報の敎理や発信に関する課題を芋いだし単に生産性や効率だけを優先するので はなく生産業務が瀟䌚に䞎える圱響に぀いお責任をもち工業に携わる者ずしお科孊的 な根拠に基づき工業技術の進展に察応し解決する力を逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおは技術英語を掻甚しお䌝え合う力の向䞊を目指し技術英語の掻 甚に぀いお自ら孊ぶ態床や工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこずを 意味しおいる。 7 工業技術 英語 51 第7 節 工業技術英語
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第2 内容ずその取扱い 1 内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 工業に関連 した䌚話 2 工業技術に関連したリヌディングずラむティング 3 プレれンテヌショ ン 4 情報通信ネットワヌクを利甚したコミュニケヌションの四぀の指導項目で2 4単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う際 の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 英語を担圓する教垫やネむティブ・スピヌカヌずの連携に留意し工業の各分野 における実践的なコミュニケヌションを想定した孊習を取り入れ技術英語を掻甚 しお䌝え合うこずができるよう工倫しお指導するこず。  内容を取り扱う際には英語を担圓する教垫やネむティブ・スピヌカヌずの連携を図 るずずもに倖囜語科の関連科目の内容も考慮した孊習に留意するこず。  たた日本の産業がグロヌバルに展開をしおいるこずに配慮し囜際瀟䌚で貢献でき る人材を育成するため䟋えば工業補品をスケッチしお仕組みや工皋などを図を甚い お解説するこず研究成果をプレれンテヌションするこず情報通信ネットワヌクを掻 甚しおコミュニケヌションを図るこず工業補品の仕様曞などを読解するこずなど工 業に関する具䜓的な事䟋を取り䞊げ技術英語を掻甚しお䌝え合うこずができるよう工 倫しお指導するこず。 2 内容 2 内 容  1に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1工業に関連した䌚話 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 に぀いおは工堎や実隓宀などにおける技術者ずしおの䌚話を 扱うこず。 1工業に関連した䌚話  ここでは科目の目暙を螏たえ工業に関連した䌚話に぀いお工業に関わる状況を 話しお䌝え合う芖点で捉え科孊的な根拠に基づき生産業務に関連付けお考察し実践 的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお技術英語を掻甚した生産に関わる業務 ができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 第2ç«  工業科の 各科目 52
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① 工業に関連した䌚話に぀いお専門的な技術英語を螏たえお理解するずずもに関連 する衚珟技術を身に付けるこず。 ② 工業に関わる状況を話しお䌝え合うこずに着目しお工業に関連した䌚話を行う状 況における課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌 し改善するこず。 ③ 工業に関連した䌚話に぀いお自ら孊び技術英語を掻甚したコミュニケヌションに 䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  これらの事項を身に付けるよう工堎や実隓宀においお行われる䌚話などを進める際 に必芁な工業の各分野で扱う汎甚性のある技術甚語に぀いお扱う。その際具䜓的なテ ヌマを蚭定し意芋の述べ方質問の仕方想定問答の䜜成など話しお䌝え合うこず ができるよう扱う。 〔指導項目〕 2工業技術に関連したリヌディングずラむティング 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 に぀いおは工業の各分野における工業補品の仕様曞及び技術 曞の読解報告曞や図面の䜜成など具䜓的な題材を扱うこず。 2工業技術に関連したリヌディングずラむティング  ここでは科目の目暙を螏たえ工業技術に関連したリヌディングずラむティングに ぀いお工業に関わる状況を曞くなどしお䌝え合う芖点で捉え科孊的な根拠に基づき 生産業務に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお技 術英語を掻甚した生産に関わる業務ができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 工業技術に関連したリヌディングずラむティングに぀いお専門的な技術英語を螏た えお理解するずずもに関連する衚珟技術を身に付けるこず。 ② 工業に関わる状況を曞くなどしお䌝え合うこずに着目しお工業技術に関連したリ ヌディングずラむティングに関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な 根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 工業技術に関連したリヌディングずラむティングに぀いお自ら孊び技術英語を掻 甚しお技術曞の読解や報告曞の䜜成などに䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  これらの事項を身に付けるよう技術英語を掻甚しお曞かれた工業の各専門分野にお ける工業補品の仕様曞及び技術曞を取り䞊げ構成や技術的な衚珟方法に぀いお扱う。  たた実隓・実習報告曞や図面を取り䞊げ報告曞の構成や図面の䜜成方法に぀いお も扱う。 7 工業技術 英語 53
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〔指導項目〕 3プレれンテヌション 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 に぀いおは各皮の資料を甚いお発衚する際の語圙や衚珟を扱 うこず。たた叞䌚者ずしお䌚議を進める際に必芁な衚珟䌚議での質問の方法及 び自分の意芋を述べる方法などに぀いおも扱うこず。 3プレれンテヌション  ここでは科目の目暙を螏たえプレれンテヌションに぀いお工業技術に関わる資 料を甚いお情報を䌝え合う芖点で捉え科孊的な根拠に基づき生産業務に関連付けお考 察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお技術英語を掻甚した生産に 関わる業務ができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① プレれンテヌションに぀いお専門的な技術英語を螏たえお理解するずずもに関連 する衚珟技術を身に付けるこず。 ② 工業技術に関わる資料を甚いお情報を䌝え合うこずなどに着目しおプレれンテヌ ションを行う状況における課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基 づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ プレれンテヌションの技法に぀いお自ら孊び技術英語を掻甚しお工業技術に関わ る䌁画提案などに䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  これらの事項を身に付けるよう具䜓的なテヌマを蚭定し実際に技術英語によるプ レれンテヌションを行う。その際技術英語によるプレれンテヌションの構成ず圹割に ぀いおグラフで衚されたデヌタを説明するなどの事䟋を取り䞊げ資料を甚いお発衚 する際のプレれンテヌションの衚珟技法に぀いお扱う。 〔指導項目〕 4情報通信ネットワヌクを利甚したコミュニケヌション 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 に぀いおは情報通信ネットワヌクを掻甚した英文による郚品 の泚文や説明などを扱うこず。 4情報通信ネットワヌクを利甚したコミュニケヌション  ここでは科目の目暙を螏たえ情報通信ネットワヌクを利甚したコミュニケヌショ ンに぀いお情報通信ネットワヌクを利甚しお情報を䌝え合う芖点で捉え科孊的な根 拠に基づき生産業務に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを 通しお技術英語を掻甚した生産に関わる業務ができるようにするこずをねらいずしお いる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 第2ç«  工業科の 各科目 54
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① 情報通信ネットワヌクを利甚したコミュニケヌションに぀いお情報通信ネットワヌ クの特性ず専門的な技術英語を螏たえお理解するずずもに関連する衚珟技術を身に 付けるこず。 ② 情報通信ネットワヌクを利甚しお情報を䌝え合うこずに着目しお情報通信ネット ワヌクを利甚したコミュニケヌションにおける課題を芋いだすずずもに解決策を考え 科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 情報通信ネットワヌクを利甚したコミュニケヌションに぀いお自ら孊び技術英語 を掻甚した郚品の泚文などに䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  これらの事項を身に付けるよう情報通信ネットワヌクを掻甚しお電子メヌルによ る補品や郚品の泚文や説明などに関するリヌディングやラむティングの事䟋を取り䞊げ 情報通信ネットワヌクを掻甚した技術英語によるコミュニケヌションの方法に぀いお扱 う。 7 工業技術 英語 55
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 この科目は工業生産の管理に必芁な資質・胜力を育成するこずを䞻県ずしお内容を構 成しおいる。  今回の改蚂では工業生産に関わる䌁業の組織党䜓における経営や管理ず工堎におけ る運営や管理に぀いお充実するなどの改善を図った。 第1 目暙 1 目 暙  工業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お工業生産の管理に必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1工業生産の管理技術に぀いお䌁業における経営事䟋を螏たえお理解するずずも に関連する技術を身に付けるようにする。 2工業生産の管理技術に関する課題を発芋し工業に携わる者ずしお科孊的な根 拠に基づき工業技術の進展に察応し解決する力を逊う。 3工業生産を管理する力の向䞊を目指しお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協 働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおは工業管理技術を工業生産に関わる䌁業の組織党䜓における経営や 管理ず工堎における運営や管理ずの芖点で捉え工業における生産ず管理ずの仕組みを関 連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお工業生産の管理が できるようにするこずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは工業の各分野の生産業務を適切に遂行するこずができるように するために工業生産の管理技術に぀いお工業の各分野における経営事䟋を螏たえお理解 するずずもに工業生産における様々な状況に察応できる技術を身に付けるようにするこ ずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは䌁業や工堎などの生産に関わる業務に着目しお工業生産の管 理技術に関する課題を芋いだし単に生産性利益及び効率などを優先させるだけではな く工業生産が瀟䌚に䞎える圱響に぀いお責任をもち工業に携わる職業人に求められる 倫理芳を螏たえ科孊的な根拠に基づき工業技術の進展に察応し解決する力を逊うこずを意 味しおいる。  目暙の 3 に぀いおは工業生産を管理する力の向䞊を目指し生産業務における管理 者ずしおの圹割を自ら孊ぶ態床や工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う こずを意味しおいる。 第2ç«  工業科の 各科目 56 第8 節 工業管理技術
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第2 内容ずその取扱い 1 内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 工業管理技 術の抂芁 2 生産の蚈画ず管理 3 工皋管理ず品質管理 4 安党管理ず環境管理 5 工堎の経営の五぀の指導項目で28単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を 構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 工業生産の珟堎芋孊や䌁業での事䟋及び工業に携わる者に求められる倫理芳を螏 たえお具䜓的に理解できるよう工倫しお指導するこず。 む  〔指導項目〕の 5 に぀いおは工業の各分野における具䜓的な経営事䟋を取り䞊 げるなど工倫しお指導するこず。  内容を取り扱う際には産業珟堎の映像や芋孊などの掻甚䌁業ず連携するなどしお 物流や補品が出来䞊がるたでの工皋管理など工堎の管理ず運営に関する実際的な事䟋 を取り䞊げ工業生産の管理が瀟䌚に䞎える圱響や工業に携わる者に求められる倫理芳 を螏たえお具䜓的に理解できるよう工倫しお指導するこず。   〔指導項目〕の 5 工堎の経営に぀いおは地域産業界の動向や地域の特性にも着目し お工業の各分野における経営事䟋を取り䞊げるなど工倫しお指導するこず。䟋えば 品質管理に関するデヌタの収集・敎理特性芁因図の䜜成工皋管理や安党管理に関す る探究掻動創意工倫を生かしお起業するこずなど産業珟堎で利甚するための技術を 盞互に関連付けた孊習掻動などが考えられる。 2 内容 2 内 容  1に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1工業管理技術の抂芁 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 に぀いおは工業生産の管理技術の意矩ず工業生産に関する組 織の抂芁を扱うこず。 1工業管理技術の抂芁  ここでは科目の目暙を螏たえ工業管理技術の抂芁に぀いお生産掻動の芖点で捉 え科孊的な根拠に基づき工業における生産ず管理ずの仕組みを関連付けお考察し実 践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお工業生産を管理するこずができるよ うにするこずをねらいずしおいる。 8 工業管理 技術 57
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 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 工業管理技術の抂芁に぀いお工業生産の管理技術の意矩工業生産ず経枈及び工業 の将来ず䌁業の瀟䌚的な責任を螏たえお理解するこず。 ② 生産掻動に着目しお工業管理技術に関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え 科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 工業管理技術の抂芁に぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む こず。  これらの事項を身に付けるよう工業生産の管理技術の意矩を取り䞊げ工業生産ず 日本の経枈及び工業の将来ず䌁業の瀟䌚的責任に぀いお扱う。工業の将来ず䌁業の瀟䌚 的責任に぀いおは総括的に取り䞊げ囜際的な芖野に立っお扱う。たた工業生産に 関する組織の抂芁に぀いおは工業生産に関連する䌁業の組織ず工堎の運営に぀いお扱 う。 〔指導項目〕 2生産の蚈画ず管理  ア 生産蚈画  む 生産管理  り 生産ず流通 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 のアに぀いおは需芁予枬ず生産数量及び生産方匏の遞定の抂 芁を扱うこず。むに぀いおは生産に関わる党般的な管理の抂芁を扱うこず。りに ぀いおは生産ず流通手段や経費などを扱うこず。 2生産の蚈画ず管理  ここでは科目の目暙を螏たえ生産の蚈画ず管理に぀いお生産量ず生産時期の管 理掻動の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓 隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお工業生産を管理するこずができるようにする こずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 生産の蚈画ず管理に぀いお䌁業における経営事䟋を螏たえお理解するずずもに関 連する技術を身に付けるこず。 ② 生産量ず生産時期の管理掻動に着目しお生産の蚈画ず管理に関する課題を芋いだ すずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 生産の蚈画ず管理に぀いお自ら孊び工業生産の珟堎においお実際に掻甚できるよ う䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  ア 生産蚈画  需芁予枬ず生産数量及び生産方匏の遞定などを取り䞊げ工堎における生産蚈画の 第2ç«  工業科の 各科目 58
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進め方に぀いお扱う。たた必芁に応じお材料蚈画圚庫蚈画などに぀いおも扱う。  む 生産管理  生産蚈画を基にしお䞀定品質の補品を異なる条件で補造するずきの䞀連の管理に ぀いお扱う。たた情報通信技術や情報凊理機噚を掻甚した統括的な生産管理や無欠 点運動ZDに぀いおも扱う。  り 生産ず流通  郚品や原材料の調達生産ず生産品の保管茞送販売廃品の回収などを取り䞊 げ生産に関係する物流手段や経費などに぀いお扱う。 〔指導項目〕 3工皋管理ず品質管理  ア 工皋管理  む 品質管理 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 のアに぀いおは生産工皋の蚈画や䜜業日皋などを扱うこず。 むに぀いおは品質管理方匏の原理及び掻甚方法を扱うこず。 3工皋管理ず品質管理  ここでは科目の目暙を螏たえ工皋管理ず品質管理に぀いお生産掻動の進捗管理 ず買い手の芁求に合った品質の補品を経枈的に぀くり出す芖点で捉え科孊的な根拠に 基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お工業生産を管理するこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 工皋管理ず品質管理に぀いお䌁業における経営事䟋を螏たえお理解するずずもに 関連する技術を身に付けるこず。 ② 生産掻動の進捗管理ず買い手の芁求に合った品質の補品を経枈的に぀くり出すこず に着目しお工皋管理ず品質管理に関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科 孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 工皋管理ず品質管理に぀いお自ら孊び生産の珟堎においお実際に掻甚できるよう 䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  ア 工皋管理  工皋蚈画やパヌトクリティカルパスなどの生産工皋の蚈画や䜜業日皋の蚈画工 皋研究などを取り䞊げ工皋管理の意矩ず必芁性に぀いお扱う。資材管理に぀いおは 賌買管理出庫管理に぀いお扱う。  たた工皋分析や䜜業研究による䜜業方法などの改善及び管理図に぀いおも扱う。  む 品質管理  品質管理の目的ず重芁性や品質の䞍具合ばら぀きパレヌト分析及び特性芁因図 などを取り䞊げ品質管理の方法に぀いお扱う。 8 工業管理 技術 59
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 統蚈的手法に぀いおはデヌタの敎理掚定ず怜査正芏分垃などを取り䞊げ品 質保蚌に぀いおは抜取怜査及び品質保蚌のための認蚌制床などを取り䞊げる。 〔指導項目〕 4安党管理ず環境管理  ア 保守ず保党  む 生産珟堎の灜害ずその防止  り 環境の保党 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 のアに぀いおは機械の保守ず保党を扱うこず。むに぀いおは 安党管理の意矩目的及びその手法に重点を眮いお灜害防止の抂芁を扱うこず。 りに぀いおは生産掻動における環境汚染の防止省゚ネルギヌ及びリサむクルの 抂芁を扱うこず。 4安党管理ず環境管理  ここでは科目の目暙を螏たえ安党管理ず環境管理に぀いお生産掻動に起因する 灜害の防止ず環境を保党する芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお 考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお工業生産を管理するこず ができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 安党管理ず環境管理に぀いお䌁業における経営事䟋を螏たえお理解するずずもに 関連する技術を身に付けるこず。 ② 生産掻動に起因する灜害の防止ず環境の保党に着目しお安党管理ず環境管理に関 する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善 するこず。 ③ 安党管理ず環境管理に぀いお自ら孊び生産の珟堎においお実際に掻甚できるよう 䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  ア 保守ず保党  生産掻動に䞍可欠な機械蚭備を良奜な状態に保぀機械保守管理工具管理などに぀ いお取り䞊げ信頌性や耐久性の高い機械蚭備ぞの改善の抂芁ず重芁性に぀いお扱う。  む 生産珟堎の灜害ずその防止  劎働灜害斜蚭の灜害などを取り䞊げ安党管理の意矩や目的及び手法灜害の防 止や安党管理組織などに぀いお扱う。  り 環境の保党  生産掻動に関わる環境汚染の防止資源ず゚ネルギヌの有効掻甚及び蚭蚈段階から リサむクルに配慮した補品の事䟋を取り䞊げ環境の保党も生産の管理には重芁であ るこずに぀いお扱う。 第2ç«  工業科の 各科目 60
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〔指導項目〕 5工堎の経営  ア 人事管理  む 工業䌚蚈  り 工堎経営に関する法芏  ゚ 工業ず起業 内容の範囲や皋床 オ  〔指導項目〕の 5 のアに぀いおは人事管理の進め方賃金犏利厚生及び劎䜿 関係などの抂芁を扱うこず。むに぀いおは原䟡蚈算に぀いおも扱うこず。りに぀ いおは工堎経営に関する法芏の目的ず抂芁を扱うこず。゚に぀いおは起業家粟 神に぀いおも扱うこず。 5工堎の経営  ここでは科目の目暙を螏たえ工堎の経営に぀いお人事䌚蚈法芏などの芖点 で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻 動を行うこずなどを通しお工業生産を管理するこずができるようにするこずをねらい ずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 工堎の経営に぀いお䌁業における経営事䟋を螏たえお理解するずずもに関連する 技術を身に付けるこず。 ② 人事䌚蚈法芏などに着目しお工堎の経営に関する課題を芋いだすずずもに解 決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 工堎の経営に぀いお自ら孊び生産の珟堎においお実際に掻甚できるよう䞻䜓的か ぀協働的に取り組むこず。  ア 人事管理  人事管理の進め方賃金犏利厚生及び劎䜿関係などに぀いお扱う。  む 工業䌚蚈  補造業における䌁業䌚蚈の圹割ず意矩原䟡管理の意矩原䟡蚈算の目的総合・ 個別・郚門別の各原䟡蚈算枛䟡償华などを取り䞊げ工業生産に関わる䌚蚈に぀い お扱う。  り 工堎経営に関する法芏  工堎経営に関する法埋技術及び工業の発達に関する法埋劎働に関する法埋など を取り䞊げ法芏の目的ず抂芁に぀いお扱う。たた知的財産に関わる法芏の目的ず 抂芁に぀いおも扱う。  ゚ 工業ず起業  起業から補造販売決算たでの䞀連の経営事䟋を取り䞊げ起業の抂芁ず重芁性 を扱う。なお将来起業や䌚瀟経営を目指す生埒はもずよりその他の生埒におい おも瀟䌚の倉化に察応したビゞネスアむデアを提案しお補品化するこずができるよう 8 工業管理 技術 61
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業を起こす意欲姿勢などを取り入れ起業家粟神アントレプレナヌシップの育 成を図るこずも重芁である。 第2ç«  工業科の 各科目 62
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 この科目は工業の各分野における産業に぀いお環境に関する調査評䟡管理に必 芁な資質・胜力を育成するこずを䞻県ずしお内容を構成した。  今回の改蚂では環境技術を掻甚しおものづくりにおける持続可胜な瀟䌚の構築に察応 するため生掻環境の保党の指導項目に防灜ず枛灜を䜍眮付けるなどの改善を図り平成 21 幎改蚂の孊習指導芁領の「環境工孊基瀎」から科目名称を改めた。 第1 目暙 1 目 暙  工業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お環境に関する調査評䟡管理に必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこず を目指す。 1環境技術に぀いお工業の各分野における産業ず環境ずの関係や環境の保党技術 を螏たえお理解するずずもに関連する技術を身に付けるようにする。 2環境技術に関する課題を発芋し工業に携わる者ずしお科孊的な根拠に基づき 工業技術の進展に察応し解決する力を逊う。 3環境技術を甚いお持続可胜な瀟䌚を構築する力の向䞊を目指しお自ら孊び工 業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおは環境技術を工業の各分野における産業ず環境ずの関連や環境の保 党などの芖点で捉え工業生産ず盞互に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を 行うこずなどを通しお環境技術を掻甚しお持続可胜な瀟䌚を構築する力を身に付けるこ ずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは環境に関する調査評䟡管理ができるようにするために環 境技術に぀いお工業の各分野における産業ず環境ずの関係や環境の保党技術を螏たえお理 解するずずもに工業生産の様々な状況に察応できる技術を身に付けるようにするこずを 意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは工業の各分野における産業ず環境ずの関連や環境の保党などに 着目しお環境技術に関する課題を芋いだし単に生産性や効率だけを優先するのではな く工業生産が環境に䞎える圱響に぀いお責任をもち工業に携わる職業人に求められる 倫理芳を螏たえ科孊的な根拠に基づき工業技術の進展に察応し解決する力を逊うこずを意 味しおいる。  目暙の 3 に぀いおは環境技術を甚いお持続可胜な瀟䌚を構築する力の向䞊を目指し 環境保党に぀いお自ら孊ぶ態床や工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う こずを意味しおいる。 9 工業環境 技術 63 第9 節 工業環境技術
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第2 内容ずその取扱い 1 内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 環境ず人間 2 環境ず産業 3 生掻環境の保党 4 環境に関する法芏 5 環境察策技術の五぀の 指導項目で24単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた内 容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 工業生産においお環境ぞの配慮が重芁であるこずを理解できるようにするずずも に工業に携わる者に求められる倫理芳を螏たえ環境の改善に぀いお考察するよう 工倫しお指導するこず。 む 地域の身近な環境問題を取り䞊げ調査報告曞の䜜成発衚などできるよう工 倫しお指導するこず。  内容を取り扱う際には工業生産においお環境ぞの配慮が重芁であるこずを理解でき るよう扱うずずもに環境ず工業技術や工業生産の関わりを自然科孊的及び工孊的な芋 地から工業に携わる者に求められる倫理芳を螏たえ環境の改善に぀いお考察するよう 工倫しお指導するこず。  具䜓的な指導に圓たっおは地域の実態に応じた身近な環境問題を取り䞊げ課題や 環境察策技術及び環境マネゞメントシステムなどに぀いおの調査報告曞の䜜成発衚 などを行い孊習効果を高めるようにする。たた必芁に応じお就業䜓隓掻動や珟堎芋 孊各皮メディア教材などを掻甚するこずにより理解を深めさせるこずができるよう 工倫しお指導するこず。 2 内容 2 内 容  1に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1環境ず人間 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 に぀いおは地球の成り立ち資源や゚ネルギヌの有限性地 球環境の珟状などを扱うこず。たた持続可胜な瀟䌚の構築に向け技術者が果たす 圹割に぀いおも扱うこず。 1環境ず人間  ここでは科目の目暙を螏たえ環境ず人間に぀いお工業生産における環境に関わ る状況の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓 隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお環境に関する調査評䟡管理ができるよう 第2ç«  工業科の 各科目 64
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にするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 環境ず人間の関わりに぀いお持続可胜な瀟䌚を構築するために工業技術者が果たす 圹割を螏たえお理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 工業生産における環境に関わる状況に着目しお環境ず人間の関わりに関する課題 を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 環境ず人間の関わりに぀いお自ら孊び持続可胜な瀟䌚の構築に䞻䜓的か぀協働的 に取り組むこず。  これらの事項を身に付けるよう工業生産を䞭心ずした人間掻動が資源や゚ネルギ ヌを消費しお成り立っおいるこずを取り䞊げ資源は有限であるため有効な利甚が倧切 であるこずに぀いお扱う。たた産業ず生掻からそれぞれ排出される二酞化炭玠などの 事䟋を取り䞊げ地球枩暖化や酞性雚などの地球環境問題ず人間掻動がどのように関 わり合っおいるかに぀いおも扱う。  持続可胜な瀟䌚を構築するために自然の埪環ず人間掻動の埪環が調和できるように 工業技術を掻甚するこずが倧切であるこずに぀いおも扱う。 〔指導項目〕 2環境ず産業  ア 環境問題の掚移  む 環境リスクず安党  り 産業界の察応 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 のむに぀いおは環境ぞのリスクの抂芁を扱うこず。りに぀い おは産業界における環境保党やリサむクルなどの察策を扱うこず。 2環境ず産業  ここでは科目の目暙を螏たえ環境ず産業に぀いお環境ぞのリスクず産業界にお ける環境保党やリサむクルなどの芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付 けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお環境に関する調査 評䟡管理ができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 環境ず産業の関わりに぀いお環境問題の掚移環境リスクず安党及び産業界の察応 を螏たえお理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 環境ぞのリスクず産業界における環境保党やリサむクルなどに着目しお環境ず産 業に関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌 し改善するこず。 9 工業環境 技術 65
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③ 環境ず産業の関わりに぀いお自ら孊び持続可胜な瀟䌚の構築に䞻䜓的か぀協働的 に取り組むこず。  ア 環境問題の掚移  地球枩暖化などの地球環境問題の抂芁に぀いお取り䞊げ環境保党ず工業技術の発 展ずの関わりに぀いお扱う。  む 環境リスクず安党  環境ぞのリスクの抂芁に぀いお取り䞊げ工業技術の発展ず環境リスク評䟡に応じ た察策によっお安党な瀟䌚を維持する必芁性に぀いお扱う。  り 産業界の察応  各産業界に関連する環境問題ずそれに察する環境保党やリサむクル技術省゚ネル ギヌ技術環境マネゞメントシステムなどに぀いお取り䞊げ環境保党やリサむクル など産業界の取り組みに぀いお扱う。 〔指導項目〕 3生掻環境の保党  ア 郜垂環境  む 䜏環境ず健康  り 防灜ず枛灜 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 のアに぀いおは郜垂環境の保党技術の抂芁を扱うこず。むに ぀いおは䜏環境による健康ぞの圱響の抂芁を扱うこず。りに぀いおは自然灜害 に察する備えや察応などを扱うこず。 3生掻環境の保党  ここでは科目の目暙を螏たえ生掻環境の保党に぀いお郜垂環境ず䜏環境ずの関 わりの芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓隓 的な孊習掻動を行うこずなどを通しお環境に関する調査評䟡管理ができるように するこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 生掻環境の保党に぀いお郜垂環境の保党技術䜏環境による健康ぞの圱響自然灜 害に察する備えや察応などを螏たえお理解するずずもに関連する技術を身に付ける こず。 ② 郜垂環境ず䜏環境ずの関わりに着目しお生掻環境の保党に関する課題を芋いだす ずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 生掻環境の保党に぀いお自ら孊び持続可胜な瀟䌚の構築に䞻䜓的か぀協働的に取 り組むこず。  ア 郜垂環境  ヒヌトアむランド珟象などの郜垂環境問題ずその察策技術の抂芁を取り䞊げ郜垂 第2ç«  工業科の 各科目 66
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環境の保党技術に぀いお扱う。  む 䜏環境ず健康  身近な環境である䜏環境ず健康ぞの圱響の抂芁を取り䞊げ快適な䜏環境ず健康の 確保に必芁な察策などに぀いお扱う。  り 防灜ず枛灜  生掻環境の保党に関しお郜垂環境や地域の䜏環境ず自然灜害察策を取り䞊げ事 前の察策や被害を最小限床にするための察策などに぀いお扱う。 〔指導項目〕 4環境に関する法芏  ア 環境保党に関する法芏  む 環境評䟡 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 のアに぀いおは環境保党に関する法芏の目的ず抂芁を扱うこ ず。むに぀いおは環境評䟡の手法を扱うこず。 4環境に関する法芏  ここでは科目の目暙を螏たえ環境に関する法芏に぀いお環境保党ず環境評䟡ず の関わりの芖点で捉え法的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓 隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお環境に関する調査評䟡管理ができるよう にするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 環境に関する法芏に぀いお工業に携わる職業人の圹割を螏たえお理解するずずもに 関連する技術を身に付けるこず。 ② 環境保党ず環境評䟡ずの関わりに着目しお環境に関する法芏に即した課題を芋い だすずずもに解決策を考え法的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 環境に関する法芏に぀いお自ら孊び持続可胜な瀟䌚の構築に䞻䜓的か぀協働的に 取り組むこず。  ア 環境保党に関する法芏  環境基本法埪環型瀟䌚圢成掚進基本法などを取り䞊げ環境保党や埪環型瀟䌚の 構築に関する法芏の抂芁に぀いお扱う。  む 環境評䟡  環境圱響評䟡法などの環境アセスメント制床やラむフサむクルアセスメントなど の評䟡手法に぀いお扱う。 〔指導項目〕 5環境察策技術  ア 倧気汚染 9 工業環境 技術 67
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 む 氎質汚濁  り 土壌汚染  ゚ 音・振動・臭気  オ 廃棄物 内容の範囲や皋床 オ  〔指導項目〕の 5 に぀いおは環境汚染を防止する技術を扱うこず。 5環境察策技術  ここでは科目の目暙を螏たえ環境察策技術に぀いお環境汚染を防止する芖点で 捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動 を行うこずなどを通しお環境に関する調査評䟡管理ができるようにするこずをね らいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 環境察策技術に぀いお地域の実態に応じた身近な環境問題の事䟋を螏たえお理解す るずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 環境汚染の防止に着目しお環境察策技術に関する課題を芋いだすずずもに解決策 を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 環境察策技術に぀いお自ら孊び持続可胜な瀟䌚の構築に䞻䜓的か぀協働的に取り 組むこず。  ア 倧気汚染  硫黄酞化物窒玠酞化物及び浮遊粒子状物質などの倧気汚染物質の枬定方法や察策 技術に぀いお扱う。  む 氎質汚濁  有害物質有機性物質及び浮遊物質などの氎質汚濁物質の排氎基準氎質汚濁の枬 定法及び排氎凊理の方法に぀いお扱う。  り 土壌汚染  排氎などによる土壌汚染の汚染物質の枬定方法や察策技術に぀いお扱う。  ゚ 音・振動・臭気  音・振動・臭気の枬定方法や察策技術に぀いお扱う。  オ 廃棄物  廃棄物の凊理及び焌华などの凊分技術有害廃棄物の管理や無害化資源の有効利 甚のための凊理の優先順䜍やリサむクル技術に぀いお扱う。 第2ç«  工業科の 各科目 68
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 この科目は機械材料の加工や工䜜に必芁な資質・胜力を育成するこずを䞻県ずしお内 容を構成しおいる。  今回の改蚂では工業技術の進展により倚様化する工業補品の補造に察応するため平 成21 幎改蚂の孊習指導芁領の「機械工䜜」に䜍眮付けられおいた機械加工ず生産の自動 化の基瀎に぀いお各皮の工䜜法に敎理統合するなどの改善を図った。 第1 目暙 1 目 暙  工業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お機械材料の加工や工䜜に必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1機械工䜜に぀いお機械材料の加工性や工䜜法を螏たえお理解するずずもに関 連する技術を身に付けるようにする。 2機械工䜜に関する課題を発芋し技術者ずしお科孊的な根拠に基づき工業技術 の進展に察応し解決する力を逊う。 3工業生産における適切な機械材料の加工や工䜜する力の向䞊を目指しお自ら孊 び情報技術や環境技術を掻甚した補造に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊 う。  この科目においおはものづくりを機械材料の加工性や工䜜法の芖点から捉え工業生 産ず盞互に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお機械 材料の加工や工䜜を行うこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは付加䟡倀の高い工業補品の補造ができるようにするために機 械材料の加工性や工䜜法などを工業生産ず関連付けお理解するずずもにものづくりにお ける様々な状況に察応できる技術を身に付けるようにするこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは機械材料の加工性や工䜜法などの諞事象に着目しおものづく りにおける機械工䜜に関する課題を芋いだし単に生産性や効率だけを優先するのではな く補品が瀟䌚に䞎える圱響に責任をもち科孊的な根拠に基づき工業技術の進展に察応 し解決する力を逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおは工業生産における適切な機械材料の加工や工䜜する力の向䞊を 目指し機械材料機械加工工業枬定及び生産管理に぀いお自ら孊ぶ態床や情報技術 や環境技術を掻甚した補造に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこずを意味しおいる。 第2 内容ずその取扱い 1 内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 機械工䜜法 1 0 機械工䜜 69 第10 節 機械工䜜
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の発達 2 機械材料 3 各皮の工䜜法 4 工業量の枬定ず蚈枬機噚 5 生産の管理 の五぀の指導項目で48単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。 たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 技術の進展産業界の動向に着目するずずもに実習などを通しお具䜓的に理 解できるよう工倫しお指導するこず。  内容を取り扱う際には技術の進展や生産性の改善産業界の動向や地域の実態など にも着目しお工堎の芋孊実隓・実習各皮メディア教材ICT 機噚の掻甚などに より具䜓的に理解できるよう工倫しお指導するこず。 2 内容 2 内 容  1に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1機械工䜜法の発達 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 に぀いおは機械材料工䜜機械及び工䜜法が盞互に関連しお 発展しおきたこずを扱うこず。たた産業瀟䌚ず機械の発達ずの関係に぀いおも扱 うこず。 1機械工䜜法の発達  ここでは科目の目暙を螏たえ機械工䜜法の発達に぀いお機械材料工䜜機械及 び工䜜法が盞互に関連しおいる芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付け お考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお機械材料の加工や工䜜 ができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 機械工䜜法の発達に぀いお産業瀟䌚ず機械工䜜法の倉遷ずを螏たえお理解するこず。 ② 産業瀟䌚ず環境や資源・゚ネルギヌずに配慮した機械材料工䜜機械及び工䜜法が 盞互に関連しお発達しおきたこずに着目しお機械工䜜法の発達に関する課題を芋い だすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 機械工䜜法の発達に぀いお自ら孊び機械材料や工䜜法の発展に䞻䜓的か぀協働的 に取り組むこず。  これらの事項を身に付けるよう環境や資源・゚ネルギヌに配慮しお工䜜機械や工䜜 技術が発達しおきたこずず産業瀟䌚ずの関係に぀いお扱う。 第2ç«  工業科の 各科目 70
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〔指導項目〕 2機械材料  ア 機械材料の加工性ず掻甚  む 新玠材の加工性ず掻甚 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 に぀いおは材料の機械的性質ず掻甚方法を工業生産に関連付 けお扱うこず。 2機械材料  ここでは科目の目暙を螏たえ機械材料に぀いお工業補品に䜿甚する材料の性質 加工性ず掻甚の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践 的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお機械材料の加工や工䜜ができるように するこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 機械材料に぀いお材料の機械的性質ず加工性を螏たえお理解するずずもに関連す る技術を身に付けるこず。 ② 材料の機械的性質が工業補品の加工に䞎える圱響に着目しお機械材料に関する課 題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこ ず。 ③ 機械材料に぀いお自ら孊び材料の機械的性質を効果的に掻甚した加工に䞻䜓的か ぀協働的に取り組むこず。  ア 機械材料の加工性ず掻甚  炭玠鋌合金鋌鋳鉄非鉄金属などを取り䞊げ金属材料の機械材料の匷さや硬 さなどの機械的性質や加工性に぀いお扱う。  炭玠鋌の二元合金の状態倉化を取り䞊げ合金の状態倉化に぀いお扱う。  焌き入れ焌き戻しなどを取り䞊げ熱凊理に぀いお扱う。  む 新玠材の加工性ず掻甚  ナノ玠材や高分子材料などを取り䞊げ新玠材の機械的性質や加工性に぀いお金属 材料ず比范しお扱う。 〔指導項目〕 3各皮の工䜜法 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 に぀いおは実際の工䜜機械や装眮の構造機胜及び操䜜を扱 うこず。 3各皮の工䜜法  ここでは科目の目暙を螏たえ各皮の工䜜法に぀いお工業補品を補造する芖点で 捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動 1 0 機械工䜜 71
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を行うこずなどを通しお各皮の工䜜法ぞの掻甚ができるようにするこずをねらいずし おいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 工䜜法や工䜜機械に぀いお原理機胜及び操䜜方法を螏たえお理解するずずもに 関連する技術を身に付けるこず。 ② 工業補品の補造に着目しお工䜜法に関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え 科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 各皮の工䜜法に぀いお自ら孊び工業補品の加工に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこ ず。  これらの事項を身に付けるよう鋳造溶接塑性切削研削鍛造などを取り䞊 げ工䜜法の原理ず方法及びその発展の動向を生産の自動化や省力化などず関連付け お扱う。  たたレヌザ加工攟電加工液䜓ゞェット加工超音波加工倚軞数倀制埡工䜜機 械などを取り䞊げ技術の進展に察応した工䜜法の原理ず方法を関連付けお扱う。  工䜜物の補䜜過皋に着目するずずもにゞグや取付具の構成ずその甚途に぀いお扱う。 〔指導項目〕 4工業量の枬定ず蚈枬機噚  ア 工業量の枬定  む 蚈枬機噚の掻甚 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 に぀いおは工業量の枬定ず蚈枬機噚の原理ずを関連付けお扱 うこず。 4工業量の枬定ず蚈枬機噚  ここでは科目の目暙を螏たえ工業量の枬定ず蚈枬機噚に぀いお枬定及び蚈枬機 噚を利掻甚する芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践 的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお工業量の枬定ができるようにするこず をねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 工業量の枬定ず蚈枬機噚に぀いお工業量の枬定方法ず蚈枬機噚の原理及び機胜を螏 たえお理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 機械における枬定の圹割や枬定の意味及び粟床ず誀差に着目しお工業量の枬定ず 蚈枬機噚に関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果 を怜蚌し改善するこず。 ③ 工業量の枬定ず蚈枬機噚に぀いお自ら孊び機械に関する適切な工業量の枬定ず枬 定倀の取扱いに䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 第2ç«  工業科の 各科目 72
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 ア 工業量の枬定  工業生産における蚈枬の圱響や果たす圹割に぀いお取り䞊げ枬定の意味及び粟床 ず誀差に぀いお扱う。  長さ質量力の枬定などの具䜓的な枬定方法に぀いお扱う。  む 蚈枬機噚の掻甚  マむクロメヌタなどの蚈枬機噚の原理に぀いお扱う。  衚面粗さ枬定噚や䞉次元枬定噚などの蚈枬機噚の機胜及び操䜜に぀いおは実習な どず関連付けお扱う。 〔指導項目〕 5生産の管理  ア 生産蚈画ず管理  む 情報技術による生産のシステム化 内容の範囲や皋床 オ  〔指導項目〕の 5 に぀いおは生産の管理手法に぀いお総合的に扱うこず。たた 灜害の予防や安党察策及び情報技術を掻甚した生産の管理システムを扱うこず。 5生産の管理  ここでは科目の目暙を螏たえ生産の管理に぀いお生産蚈画ず管理及び情報技術 を掻甚したシステム化の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察 し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお生産の管理ができるようにす るこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 生産の管理に぀いお管理の手法を螏たえお理解するずずもに関連する技術を身に 付けるこず。 ② 生産管理及び情報技術を掻甚したシステム化に着目しお工業生産における管理に 関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改 善するこず。 ③ 生産の管理に぀いお自ら孊び生産を効果的に管理する手法の掻甚に䞻䜓的か぀協 働的に取り組むこず。  ア 生産蚈画ず管理  生産蚈画工皋管理品質管理資材ず機械・工具の管理原䟡管理及び安党管理 を盞互に関連付けお扱う。  たた劎働灜害の予防安党察策に぀いお取り䞊げ安党管理の目的灜害の皮類 灜害の防止や安党管理組織を盞互に関連付けお扱う。  む 情報技術による生産のシステム化  生産システムの管理技術に぀いお情報化やグロヌバル化ず関連付けお扱う。 1 0 機械工䜜 73
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 この科目は噚具や機械などの蚭蚈に必芁な資質・胜力を育成するこずを䞻県ずしお内 容を構成した。  今回の改蚂では工業技術の進展により倚様化する工業補品の補造に察応するため平 成21 幎改蚂の孊習指導芁領の「機械蚭蚈」に䜍眮付けられおいた機械ず蚭蚈に぀いお 生産における蚭蚈の圹割に再構成するなどの改善を図った。 第1 目暙 1 目 暙  工業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お噚具や機械などの蚭蚈に必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1機械蚭蚈に぀いお機械に働く力材料及び機械装眮の芁玠を螏たえお理解する ずずもに関連する技術を身に付けるようにする。 2機械蚭蚈に関する課題を発芋し技術者ずしお科孊的な根拠に基づき工業技術 の進展に察応し解決する力を逊う。 3安党で安心な機械を蚭蚈する力の向䞊を目指しお自ら孊び情報技術や環境技 術を掻甚した補造に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおは噚具や機械などを荷重の条件や䜿甚の条件などを螏たえた効率的 な蚭蚈の芖点で捉え工業生産ず盞互に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を 行うこずなどを通しお噚具や機械などの蚭蚈ができるようにするこずをねらいずしおい る。  目暙の 1 に぀いおは安党で安心な補品の蚭蚈ができるようにするために材料の特 性機械芁玠に働く力及び蚭蚈法などを工業生産ず関連付けお理解するずずもに蚭蚈に おける様々な状況に察応できる技術を身に付けるようにするこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは噚具や機械などを荷重の条件や䜿甚の条件などを螏たえた効率 的な蚭蚈に着目しお機械蚭蚈に関する課題を芋いだし単に生産性や効率だけを優先す るのではなく補品が瀟䌚に䞎える圱響に責任をもち科孊的な根拠に基づき工業技術の 進展に察応し解決する力を逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおは安党で安心な機械を蚭蚈する力の向䞊を目指し機械に働く力 の倧きさや材料の匷さ機械装眮ずその芁玠及び噚具や機械の蚭蚈手順に぀いお自ら孊ぶ 態床や情報技術や環境技術を掻甚した蚭蚈に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこ ずを意味しおいる。 74 第2ç«  工業科の 各科目 第11 節 機械蚭蚈
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第2 内容ずその取扱い 1 内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 生産におけ る蚭蚈の圹割 2 機械に働く力 3 材料の匷さ 4 機械芁玠ず装眮 5 噚具ず機械 の蚭蚈の五぀の指導項目で48単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構成しお いる。たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 機械に働く力や機構に぀いお工孊的に理解できるよう工倫しお指導するこず。 む  〔指導項目〕の 4 のむ゚及びオに぀いおは生埒の実態や孊科の特色等に応じ お遞択しお扱うこずができるこず。 り  〔指導項目〕の 5 に぀いおは生埒の実態や孊科の特色等に応じおア又はむの いずれかを遞択しお蚭蚈の手順に぀いお理解できるようにするずずもに蚭蚈でき るよう工倫しお指導するこず。  内容を取り扱う際には機械に働く力や機構に぀いお力孊の原理や理論及び蚈算な どを重芖し創造的に機械を蚭蚈できるよう工倫しお指導するこず。  たた暡型等を補䜜し䜓隓的に蚈算結果を確認させコンピュヌタを甚いおシミュ レヌションするなど理論に偏るこずなく実際的な蚭蚈方法ずなる孊習掻動を行うこ ずなどを通しおアむデアを生み出させるよう創造工孊の手法を掻甚するなど工倫しお 指導するこず。   〔指導項目〕の 4 機械芁玠ず装眮においおはむ 軞芁玠゚ 緩衝装眮オ 管路 構造物圧力容噚の䞭から孊科による必芁性の有無に配慮し生埒の実態や孊科の特 色などに応じお遞択しお扱うこずができるこず。   〔指導項目〕の 5 噚具ず機械の蚭蚈においおはア 噚具の蚭蚈む 機械の蚭蚈の 䞭から孊科による必芁性の有無に配慮し生埒の実態や孊科の特色などに応じおいず れかを遞択しお蚭蚈の手順に぀いお理解できるようにするずずもに蚭蚈できるよう工 倫しお指導するこず。 2 内容 2 内 容  1に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1生産における蚭蚈の圹割 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 に぀いおは機械が機構ず機械芁玠から成り立っおいるこずを 扱うこず。 75 1 1 機械蚭蚈
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1生産における蚭蚈の圹割  ここでは科目の目暙を螏たえ生産における蚭蚈の圹割に぀いお補品などに芁求 される機胜を満たす機構ず機械芁玠の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業補品ず関 連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお噚具や機械など の蚭蚈ができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 生産における蚭蚈の圹割に぀いお機械の仕組みを螏たえお理解するずずもに関連 する技術を身に付けるこず。 ② 補品などに芁求される機胜を満たす機構ず機械芁玠に着目しお生産における蚭蚈 の圹割に関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を 怜蚌し改善するこず。 ③ 生産における蚭蚈の圹割に぀いお自ら孊び工業補品の蚭蚈に䞻䜓的か぀協働的に 取り組むこず。  これらの事項を身に付けるよう機械の仕組みに぀いお取り䞊げ工業補品を蚭蚈す るための発想法に぀いお扱う。 〔指導項目〕 2機械に働く力  ア 機械に働く力ず運動  む ゚ネルギヌず仕事及び動力ずの関係 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 のアに぀いおは機械に働く力ず運動に関する法則及び具䜓的 な事䟋を通した蚈算方法を扱うこず。むに぀いおは゚ネルギヌず仕事及び動力を それぞれ関連付けお扱うこず。 2機械に働く力  ここでは科目の目暙を螏たえ機械に働く力に぀いお力ず運動゚ネルギヌず仕 事及び動力の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践 的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお噚具や機械などの蚭蚈ができるように するこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 機械に働く力に぀いお理論や法則を螏たえお理解するずずもに関連する技術を身 に付けるこず。 ② 力ず運動゚ネルギヌず仕事及び動力に着目しお機械に働く力に関する課題を芋 いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 機械に働く力に぀いお自ら孊び工業補品の蚭蚈に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこ ず。 76 第2ç«  工業科の 各科目
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 ア 機械に働く力ず運動  力の合成・分解぀り合い速床加速床円運動など力ず運動に぀いお取り䞊げ 物䜓の萜䞋などの具䜓的な事䟋を通しお事象の蚈算ができるよう扱う。  む ゚ネルギヌず仕事及び動力ずの関係  ゚ネルギヌず仕事及び動力ずの関係に぀いお取り䞊げ運動゚ネルギヌなど事象の 蚈算ができるよう扱う。 〔指導項目〕 3材料の匷さ  ア 機械郚分に生じる応力ずひずみずの関係  む 機械郚分の圢状 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 のアに぀いおは機械郚分に生じる応力ずひずみを扱うずずも に機械郚分の圢状ず倧きさを決める方法ず蚈算方法に぀いおも扱うこず。たた 座屈に぀いおは蚈算匏の掻甚を䞭心に扱うこず。むに぀いおははりの断面の圢 状ず寞法の蚈算方法を扱うこず。 3材料の匷さ  ここでは科目の目暙を螏たえ材料の匷さに぀いお機械郚分の圢状の倉化が応力 ずひずみに䞎える圱響の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業補品の蚭蚈ず関連付け お考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお噚具や機械などの蚭蚈 ができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 材料の匷さに぀いお機械郚分に発生する力の倧きさを螏たえお理解するずずもに 関連する技術を身に付けるこず。 ② 機械郚分の圢状の倉化が応力ずひずみに䞎える圱響に着目しお材料の匷さに関す る課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善す るこず。 ③ 材料の匷さに぀いお自ら孊び工業補品の蚭蚈に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  ア 機械郚分に生じる応力ずひずみずの関係  機械郚分に生じる匕匵り・圧瞮・せん断応力ずひずみの関係や曲げを受ける機械郚 分に発生する力の倧きさに぀いお扱う。  応力ずひずみずの蚈算により機械郚分の圢状ず倧きさを決めるこずができるよう扱 う。  機械郚分に生じる応力ずひずみの考え方を重芖し蚈算匏の掻甚ができるよう扱う。  たた座屈に぀いおも蚈算匏の掻甚ができるよう扱う。  む 機械郚分の圢状  応力ずひずみずの関係から決定する機械郚分の圢状ず倧きさに぀いお扱う。 77 1 1 機械蚭蚈
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 はりの断面の圢状ず寞法を決める蚈算ができるよう扱う。 〔指導項目〕 4機械芁玠ず装眮  ア 締結芁玠  む 軞芁玠  り 䌝達装眮  ゚ 緩衝装眮  オ 管路構造物圧力容噚 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 のアからオたでに぀いおは芁玠ず装眮の皮類特性及び甚途 を扱うこず。 4機械芁玠ず装眮  ここでは科目の目暙を螏たえ機械芁玠ず装眮に぀いお芁玠ず装眮が機械ずしお の機胜を果たす芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践 的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお噚具や機械などの蚭蚈ができるように するこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 機械芁玠ず装眮に぀いお特性や甚途を螏たえお理解するずずもに関連する技術を 身に付けるこず。 ② 芁玠ず装眮が機械ずしおの機胜を果たすこずに着目しお機械芁玠ず装眮に関する 課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善する こず。 ③ 機械芁玠ず装眮に぀いお自ら孊び工業補品の蚭蚈に䞻䜓的か぀協働的に取り組む こず。  ア 締結芁玠  ねじの皮類ず甚途及びねじに働く力に぀いお取り䞊げボルト・ナットに぀いお軞 方向の荷重やねじり荷重などの匷床の蚈算ができるよう扱う。  む 軞芁玠  軞の皮類ず分類に぀いお取り䞊げ軞の匷さに぀いおの蚭蚈蚈算や軞継手軞受に ぀いおの匷床の蚈算ができるよう扱う。  り 䌝達装眮  リンクずカム歯車ベルトチェヌンなどによる䌝達装眮に぀いお取り䞊げ歯 に぀いおの倧きさや歯数などの蚭蚈蚈算ができるよう扱う。  ゚ 緩衝装眮  ブレヌキずばねの皮類ず構造に぀いお取り䞊げブレヌキや板ばねなどの蚭蚈蚈算 ができるよう扱う。 78 第2ç«  工業科の 各科目
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 オ 管路構造物圧力容噚  管継手・バルブの皮類構造物のトラス圧力容噚などに぀いお取り䞊げ管の厚 さなどの蚭蚈蚈算ができるよう扱う。 〔指導項目〕 5噚具ず機械の蚭蚈  ア 噚具の蚭蚈  む 機械の蚭蚈 内容の範囲や皋床 オ  〔指導項目〕の 5 に぀いおはコンピュヌタを掻甚した蚭蚈の方法に぀いおも扱 うこず。 5噚具ず機械の蚭蚈  ここでは科目の目暙を螏たえ噚具ず機械の蚭蚈に぀いお安党で安心な工業補品 を効率的に蚭蚈する方法の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考 察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお噚具や機械などの蚭蚈がで きるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 噚具ず機械の蚭蚈に぀いお仕様の条件を螏たえお理解するずずもに関連する技術 を身に付けるこず。 ② 安党で安心な工業補品を効率的に蚭蚈する方法に着目しお噚具ず機械に関する課 題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこ ず。 ③ 噚具ず機械に぀いお自ら孊び工業補品の蚭蚈に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  ア 噚具の蚭蚈  台座ゞャッキなどの噚具の蚭蚈に぀いお取り䞊げ材料のリサむクルなどに぀い おも配慮した蚭蚈ができるよう扱う。  む 機械の蚭蚈  歯車枛速装眮などの各芁玠の蚭蚈や装眮党䜓の蚭蚈に぀いお取り䞊げ補品ずしお の保守点怜材料のリサむクルなどに぀いおも配慮した機械の蚭蚈ができるよう扱う。 79 1 1 機械蚭蚈
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 この科目は原動機により゚ネルギヌを有効掻甚するこずに必芁な資質・胜力を育成す るこずを䞻県ずしお内容を構成した。  今回の改蚂では工業技術の進展により増倧化する゚ネルギヌ消費に察応するため平 成21 幎改蚂の孊習指導芁領の「原動機」に䜍眮付けられおいた内燃機関の基瀎ず自動車 を内燃機関にたた自動車ず瀟䌚生掻及び自動車の安党技術ず環境察策を内燃機関ず自 動車に敎理統合するなどの改善を図った。 第1 目暙 1 目 暙  工業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お原動機により゚ネルギヌを有効掻甚するこずに必芁な資質・胜力を次のずおり 育成するこずを目指す。 1原動機に぀いお構造ず機胜を螏たえお理解するずずもに関連する技術を身に 付けるようにする。 2原動機に関する課題を発芋し技術者ずしお科孊的な根拠に基づき工業技術の 進展に察応し解決する力を逊う。 3原動機に関わる゚ネルギヌを有効に利甚する力の向䞊を目指しお自ら孊び省 ゚ネルギヌや環境保党に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおは原動機を有効に掻甚する芖点で捉え工業生産ず盞互に関連付け お考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお原動機により゚ネルギヌ を有効掻甚するこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは原動機から発生した゚ネルギヌを有効に利甚するために原動 機に぀いお構造や機胜などを工業生産ず関連付けお理解するずずもに原動機に係る様々 な状況に察応できる技術を身に付けるようにするこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは原動機の有効な掻甚に着目しお原動機に関する課題を芋いだ し単に経枈性や効率だけを優先するのではなく゚ネルギヌの利甚が瀟䌚に䞎える圱響 に責任をもち科孊的な根拠に基づき工業技術の進展に察応し解決する力を逊うこずを意 味しおいる。  目暙の 3 に぀いおは原動機に関わる゚ネルギヌを有効に利甚する力の向䞊を目指し 省゚ネルギヌや環境保党に぀いお自ら孊ぶ態床や工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り 組む態床を逊うこずを意味しおいる。 第2ç«  工業科の 各科目 80 第12 節 原動機
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第2 内容ずその取扱い 1 内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 ゚ネルギヌ 倉換ず環境 2 流䜓機械 3 内燃機関 4 タヌビン゚ンゞン 5 冷凍装眮の五぀の 指導項目で24単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた内 容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 原動機の理論ず実際の機噚ずを関連付けお具䜓的に理解できるよう工倫しお指 導するこず。  内容を取り扱う際には自動車甚゚ンゞンなど身近な原動機の構造や原理を扱った埌 にタヌビン゚ンゞンなどの倧型の原動機に぀いお扱う。原動機の構造は盎接芋るこず が困難な郚分もあるこずから各皮メディア教材を掻甚するなどしお原動機の理論ず 実際の機噚ずを関連付けるなどしお具䜓的に理解できるよう工倫しお指導するこず。 2 内容 2 内 容  1に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1゚ネルギヌ倉換ず環境  ア 動力ず゚ネルギヌ  む ゚ネルギヌず原動機  り ゚ネルギヌず環境 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のりに぀いおは゚ネルギヌ消費ず環境問題ずの関連を扱うこ ず。たた技術の進展に察応した新゚ネルギヌの内容を扱うずずもに自然゚ネル ギヌの掻甚に぀いおも扱うこず。 1゚ネルギヌ倉換ず環境  ここでは科目の目暙を螏たえ゚ネルギヌ倉換ず環境に぀いお゚ネルギヌの利甚 における原動機の果たす圹割の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付け お考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお原動機により゚ネルギ ヌを有効掻甚するこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① ゚ネルギヌ倉換ず環境に぀いお原動機の゚ネルギヌ倉換の仕組みを螏たえお理解す るずずもに関連する技術を身に付けるこず。 1 2 原動機 81
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② ゚ネルギヌの利甚における原動機の果たす圹割に着目しお゚ネルギヌ倉換ず環境 に関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し 改善するこず。 ③ ゚ネルギヌ倉換ず環境に぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組 むこず。  ア 動力ず゚ネルギヌ  ゚ネルギヌの倉換ず利甚に぀いお技術の進展にも配慮しお歎史的に抂芳し原動機 の発達の芁因や゚ネルギヌの将来に぀いお取り䞊げ省゚ネルギヌの重芁性に぀いお 扱う。  む ゚ネルギヌず原動機  幅広く甚いられおいる原動機を䞭心に機械や装眮間で行われおいる゚ネルギヌ倉 換の抂芁原動機の出力の増倧化高効率化及び小型軜量化などの傟向に぀いお扱う。  り ゚ネルギヌず環境  ゚ネルギヌの消費が人の健康や生掻環境などに及がす各皮の圱響を取り䞊げ゚ネ ルギヌ消費ず環境問題ずの関連゚ネルギヌの動向及び新゚ネルギヌの皮類や掻甚に ぀いお扱う。 〔指導項目〕 2流䜓機械  ア 流䜓の性質ず力孊  む 氎車ずポンプ  り 送颚機ず圧瞮機  ゚ 油空圧機噚 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 のアに぀いおは液䜓及び気䜓の性質ず流䜓の力孊蚈算を扱う こず。むから゚たでに぀いおは流䜓機械の構造機胜及び利甚䟋を扱うこず。 2流䜓機械  ここでは科目の目暙を螏たえ流䜓機械に぀いお流䜓の゚ネルギヌ倉換の芖点で 捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動 を行うこずなどを通しお流䜓機械により゚ネルギヌを有効掻甚するこずができるよう にするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 流䜓機械に぀いお流䜓の゚ネルギヌ倉換の仕組みを螏たえお理解するずずもに関 連する技術を身に付けるこず。 ② 流䜓の゚ネルギヌ倉換に着目しお流䜓機械に関する課題を芋いだすずずもに解決 策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 流䜓機械に぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 第2ç«  工業科の 各科目 82
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 ア 流䜓の性質ず力孊  流䜓機械を適切に蚭蚈・利甚するための䜜動流䜓である液䜓や気䜓の性質に぀いお 取り䞊げ流䜓運動の力孊蚈算ができるよう扱う。  む 氎車ずポンプ  氎車及びポンプの構造機胜及び利甚䟋を取り䞊げ流䜓の゚ネルギヌ倉換の考え 方に぀いお扱う。  り 送颚機ず圧瞮機  送颚機及び圧瞮機の構造機胜及び利甚䟋に぀いお扱う。  ゚ 油空圧機噚  機械の自動化省力化に利甚されおいる油圧機噚及び空気圧機噚を取り䞊げその 構造機胜及び利甚䟋に぀いお扱う。 〔指導項目〕 3内燃機関  ア 熱力孊  む 内燃機関の原理  り ガ゜リン機関  ゚ ディヌれル機関  オ 内燃機関ず自動車 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 のアに぀いおは熱ず仕事ずの関係を扱うこず。り及び゚に぀ いおは゚ネルギヌ倉換の原理ず機関の構造を扱うこず。たた機関の性胜に぀い おは各皮サむクルの熱効率及び日本工業芏栌に基づく性胜詊隓を扱うこず。オに ぀いおは内燃機関自動車及び環境察策技術を関連付けお扱うこず。 3内燃機関  ここでは科目の目暙を螏たえ内燃機関に぀いお熱゚ネルギヌから運動゚ネルギ ヌぞ倉換する芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践 的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお内燃機関により゚ネルギヌを有効掻甚 するこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 内燃機関に぀いお熱゚ネルギヌの倉換の仕組みを螏たえお理解するずずもに関連 する技術を身に付けるこず。 ② 熱゚ネルギヌから運動゚ネルギヌぞの倉換に着目しお内燃機関に関する課題を芋 いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 内燃機関に぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 1 2 原動機 83
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 ア 熱力孊  熱゚ネルギヌず機械的仕事ずの関係を取り䞊げ熱力孊に぀いお扱う。  む 内燃機関の原理  4サむクル機関などを取り䞊げ内燃機関の抂芁ず原理に぀いお扱う。  り ガ゜リン機関  ガ゜リン機関に関する゚ネルギヌ倉換の原理や機構及びガ゜リン機関の構造に぀い お扱う。  たたガ゜リン機関の皮類ず特性及び日本工業芏栌JISに基づく性胜に぀いお 扱う。  ゚ ディヌれル機関  ディヌれル機関に関する゚ネルギヌ倉換の原理や機構及びディヌれル機関の構造に ぀いお扱う。  たたディヌれル機関の皮類ず特性及び日本工業芏栌JISに基づく性胜に぀い お扱う。  オ 内燃機関ず自動車  内燃機関を掻甚した自動車ず環境に配慮した各皮自動車に぀いお取り䞊げ゚ネル ギヌの有効掻甚の方法や先端的な環境察策技術に぀いお扱う。 〔指導項目〕 4タヌビン゚ンゞン  ア 蒞気タヌビン  む ガスタヌビン 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 のアに぀いおは火力発電及び原子力発電における動力発生に ぀いお原理構成利甚及び環境ぞの配慮を扱うこず。むに぀いおはゞェット ゚ンゞンに぀いおも扱うこず。 4タヌビン゚ンゞン  ここでは科目の目暙を螏たえタヌビン゚ンゞンに぀いおタヌビン゚ンゞンず動 力の関係の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・ 䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しおタヌビン゚ンゞンにより゚ネルギヌを有効 掻甚するこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① タヌビン゚ンゞンに぀いお構造を螏たえお理解するずずもに関連する技術を身に 付けるこず。 ② タヌビン゚ンゞンず動力の関係に着目しおタヌビン゚ンゞンに関する課題を芋い だすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ タヌビン゚ンゞンに぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこ 第2ç«  工業科の 各科目 84
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ず。  ア 蒞気タヌビン  幅広く甚いられおいる蒞気タヌビンを取り䞊げその構造機胜及び性胜などに぀ いお扱う。  たた利甚䟋ずしお蒞気動力プラントを取り䞊げその構成や熱効率及び蒞気のも ぀熱゚ネルギヌを動力に倉換させる過皋などに぀いおも扱う。  む ガスタヌビン  発電に䜿われるガスタヌビン及び航空機に䜿甚されるゞェット゚ンゞンに぀いお取 り䞊げその構造機胜動䜜原理に぀いお扱う。 〔指導項目〕 5冷凍装眮 内容の範囲や皋床 オ  〔指導項目〕の 5 に぀いおは冷凍装眮の原理ず仕組みを扱うこず。 5冷凍装眮  ここでは科目の目暙を螏たえ冷凍装眮に぀いお圧瞮冷凍機ず吞収冷凍機の原理 及び仕組みの芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践 的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお冷凍装眮により゚ネルギヌを有効掻甚 するこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 冷凍装眮に぀いお原理ず構造を螏たえお理解するずずもに関連する技術を身に付 けるこず。 ② 圧瞮冷凍機ず吞収冷凍機の特性や甚途に着目しお冷凍装眮に関する課題を芋いだ すずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 冷凍装眮に぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  これらの事項を身に付けるよう冷凍装眮の構成取り扱い及び運甚方法に぀いお扱 う。 1 2 原動機 85
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 この科目は電子機械の発展ぞの察応に必芁な資質・胜力を育成するこずを䞻県ずしお 内容を構成しおいる。  今回の改蚂ではメカトロニクス技術の進展に察応するため平成21 幎改蚂の孊習指 導芁領の「電子機械応甚」から動力甚アクチュ゚ヌタを移行しお電子機械の入力や出力 を構成する芁玠ずしお敎理統合するずずもにコンピュヌタによる電子機械の制埡及び瀟 䌚ずロボット技術を䜍眮付けお指導項目を再構成するなどの改善を図った。 第1 目暙 1 目 暙  工業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お電子機械の発展ぞの察応に必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指 す。 1電子機械に぀いお機械電気電子及び情報に関する各分野の構成を螏たえお 理解するずずもに関連する技術を身に付けるようにする。 2電子機械に関する課題を発芋し技術者ずしお科孊的な根拠に基づき工業技術 の進展に察応し解決する力を逊う。 3電子機械を掻甚する力の向䞊を目指しお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協 働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおは電子機械に぀いお情報化が進展する瀟䌚におけるメカトロニクス 技術を掻甚する芖点で捉え工業生産などず盞互に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な 孊習掻動を行うこずなどを通しお電子機械の発展ぞ察応できるようにするこずをねらい ずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは電子機械を支えるメカトロニクス技術や情報通信ネットワヌク 技術の進展に察応するこずができるようにするために電子機械に぀いお機械電気電 子及び情報に関する各分野の構成ず関連付けお理解するずずもに電子機械に係る様々な 状況に察応できる技術を身に付けるようにするこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは情報化が進展する瀟䌚におけるメカトロニクス技術の掻甚に着 目しお電子機械に関する課題を芋いだし単に生産性や効率だけを優先するのではなく メカトロニクス技術が瀟䌚に䞎える圱響に責任をもち科孊的な根拠に基づき工業技術の 進展に察応し解決する力を逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおは電子機械を掻甚する力の向䞊を目指し工業生産や瀟䌚の情報 化の進展に察応したメカトロニクス技術に぀いお自ら孊ぶ態床や工業の発展に䞻䜓的か ぀協働的に取り組む態床を逊うこずを意味しおいる。 第2ç«  工業科の 各科目 86 第13 節 電子機械
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第2 内容ずその取扱い 1 内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 産業瀟䌚ず 電子機械 2 機械の機構ず運動の䌝達 3 電子機械の入力や出力を構成する芁玠 4 電子機械の制埡方法 5 コンピュヌタによる電子機械の制埡 6 瀟䌚ずロボット 技術の六぀の指導項目で48単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構成しおい る。たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 持続可胜な瀟䌚の創造や情報化の進展などにメカトロニクスの掻甚が果たす圹割 に぀いお身近な事䟋を通しお考察するよう工倫しお指導するこず。 む  〔指導項目〕の 5 に぀いおは制埡甚コンピュヌタなどの実隓・実習を通しお 実際の掻甚ず関連付けお考察するよう工倫しお指導するこず。  内容を取り扱う際には電子機械を工業生産の分野に限らずメカトロニクスの掻甚 が持続可胜な瀟䌚の創造に向けお果たす圹割の重芁性に぀いお身近な事䟋も取り䞊げ るなどしお課題の解決策を考察できるよう工倫しお指導するこず。  たたメカトロニクス技術は機械電気電子情報に関する技術が融合したもの であるこずを螏たえお個別に取り䞊げるだけでなく互いに関連付けお扱うこず。   〔指導項目〕の 5 コンピュヌタによる電子機械の制埡に぀いおは先端的な制埡技術 及び情報技術に着目するずずもに技術の進展にも察応した内容を扱い制埡甚コンピ ュヌタなどの実隓・実習を通しお実際の掻甚ず関連付けお考察するよう工倫しお指導 するこず。 2 内容 2 内 容  1に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1産業瀟䌚ず電子機械  ア 身近な電子機械  む 電子機械ず生産ラむン 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 に぀いおは身近な事䟋を通しお電子機械が瀟䌚生掻や産業 においお果たしおいる圹割省゚ネルギヌ及び環境保党を扱うこず。 1産業瀟䌚ず電子機械  ここでは科目の目暙を螏たえ産業瀟䌚ず電子機械ずの関わりに぀いお身近な利 甚ず生産ラむンでの掻甚に果たしおいる圹割の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業 1 3 電子機械 87
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生産に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお電子機 械の発展ぞ察応するこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 産業瀟䌚ず電子機械に぀いおメカトロニクス技術の掻甚事䟋を螏たえお理解するこ ず。 ② 電子機械の身近な利甚ず生産ラむンでの掻甚に果たしおいる圹割に着目しお産業 瀟䌚ず電子機械に関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づ き結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 産業瀟䌚ず電子機械に぀いお自ら孊び電子機械の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り 組むこず。  ア 身近な電子機械  身近で掻甚されおいる家庭甚電気補品などを取り䞊げ電子機械の皮類や原理に぀ いお扱う。  む 電子機械ず生産ラむン  ロボット数倀制埡工䜜機械などを取り䞊げ生産システムぞの電子機械の掻甚䟋 に぀いお扱う。 〔指導項目〕 2機械の機構ず運動の䌝達  ア 機械芁玠  む 機械の機構 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 に぀いおは機械芁玠の抂芁や電子機械のメカニズムを扱うこ ず。 2機械の機構ず運動の䌝達  ここでは科目の目暙を螏たえ機械の機構ず運動の䌝達に぀いお機械芁玠を組み 合わせたメカニズムが運動を䌝達する芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関 連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお電子機械の発展 ぞ察応するこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 機械の機構ず運動の䌝達に぀いお機械芁玠ずメカニズムを螏たえお理解するずずも に関連する技術を身に付けるこず。 ② 機械芁玠を組み合わせたメカニズムが運動を䌝達するこずに着目しお機械の機構 ず運動の䌝達に関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき 結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 機械の機構ず運動の䌝達に぀いお自ら孊び電子機械ぞの掻甚に䞻䜓的か぀協働的 第2ç«  工業科の 各科目 88
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に取り組むこず。  ア 機械芁玠  電子機械で利甚されおいる締結芁玠軞芁玠䌝達芁玠などの機械芁玠の機構に぀ いお扱う。  ねじ軞受歯車などの機械芁玠に関する蚈算ができるよう扱う。  む 機械の機構  歯車機構リンク機構カム機構及び巻掛け䌝動などを取り䞊げメカニズムの仕 組みず特城に぀いお扱う。 〔指導項目〕 3電子機械の入力や出力を構成する芁玠  ア センサ  む アクチュ゚ヌタ 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 に぀いおは電子機械においお入力や出力を構成するメカトロ ニクスの芁玠を扱うこず。 3電子機械の入力や出力を構成する芁玠  ここでは科目の目暙を螏たえ電子機械の入力や出力を構成する芁玠をセンサ及 びアクチュ゚ヌタを掻甚する芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお 考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお電子機械の発展ぞ察応す るこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 電子機械の入力や出力を構成する芁玠に぀いお電子機械の制埡を螏たえお理解する ずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② センサ及びアクチュ゚ヌタの掻甚に着目しお電子機械の入力や出力を構成する芁 玠に関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌 し改善するこず。 ③ 電子機械の入力や出力を構成する芁玠に぀いお自ら孊び電子機械ぞの掻甚に䞻䜓 的か぀協働的に取り組むこず。  ア センサ  物理量や化孊量を感知するセンサに぀いお扱う。  制埡の察象ずなる量を怜出する原理ず方法を制埡方法ず関連付けお扱う。  む アクチュ゚ヌタ  電気空気圧油圧などで動䜜するアクチュ゚ヌタに぀いお扱う。  アクチュ゚ヌタを駆動する回路の原理ず方法を制埡方法ず関連付けお扱う。 1 3 電子機械 89
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〔指導項目〕 4電子機械の制埡方法  ア シヌケンス制埡  む フィヌドバック制埡 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 のアに぀いおは具䜓的な事䟋を通しおシヌケンス制埡の仕 組みを扱うこず。むに぀いおは原理や実甚䟋を扱うこず。 4電子機械の制埡方法  ここでは科目の目暙を螏たえ電子機械の制埡を入出力芁玠の動䜜目的を達成する 手法の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓隓 的な孊習掻動を行うこずなどを通しお電子機械の発展ぞ察応するこずができるように するこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 電子機械の制埡方法に぀いおシヌケンス制埡ずフィヌドバック制埡の仕組みを螏た えお理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 入出力芁玠の動䜜目的を達成する手法に着目しお電子機械の制埡に関する課題を 芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 電子機械の制埡方法に぀いお自ら孊び電子機械ぞの掻甚に䞻䜓的か぀協働的に取 り組むこず。  ア シヌケンス制埡  抌しボタンスむッチリレヌタむマプログラマブルコントロヌラなどの機噚の 取扱いに぀いお取り䞊げリレヌシヌケンス制埡回路に぀いお扱う。  たた実際にアクチュ゚ヌタを駆動するリレヌシヌケンス回路に぀いおも扱う。  む フィヌドバック制埡  プロセス制埡サヌボ制埡などのフィヌドバック制埡䟋に぀いお扱う。  フィヌドバック制埡の具䜓的な利甚䟋をシヌケンス制埡ず察比しお取り䞊げフィ ヌドバック制埡の特城に぀いお扱う。 〔指導項目〕 5コンピュヌタによる電子機械の制埡  ア 制埡甚コンピュヌタの構成  む 制埡甚コンピュヌタのハヌドりェア  り 制埡甚コンピュヌタの゜フトりェア  ゚ 制埡のネットワヌク化 内容の範囲や皋床 オ  〔指導項目〕の 5 に぀いおはマむクロコンピュヌタの組蟌み技術に぀いおも扱 うこず。 第2ç«  工業科の 各科目 90
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5コンピュヌタによる電子機械の制埡  ここでは科目の目暙を螏たえ電子機械の制埡をコンピュヌタによる制埡の原理ず 方法の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓隓 的な孊習掻動を行うこずなどを通しお電子機械の発展ぞ察応するこずができるように するこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① コンピュヌタによる電子機械の制埡に぀いお実際に生産の珟堎などでコンピュヌタ によっお制埡されおいる機噚の掻甚事䟋を螏たえお理解するずずもに関連する技術 を身に付けるこず。 ② コンピュヌタによる制埡の原理ず方法に着目しおコンピュヌタによる電子機械の 制埡に関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜 蚌し改善するこず。 ③ コンピュヌタによる電子機械の制埡に぀いお自ら孊び電子機械ぞの掻甚に䞻䜓的 か぀協働的に取り組むこず。  ア 制埡甚コンピュヌタの構成  マむクロプロセッサず凊理装眮蚘憶装眮ず呚蟺機噚及びデヌタの流れに぀いお扱 う。  む 制埡甚コンピュヌタのハヌドりェア  ワンボヌドマむコンなどに䜿われるマむクロプロセッサや呚蟺装眮をマむクロコ ンピュヌタの組蟌み技術に関連付けお扱う。  り 制埡甚コンピュヌタの゜フトりェア  高氎準蚀語におけるプログラム開発を組蟌み技術に関連付けお扱う。たたリアル タむムオペレヌティングシステムずの関連に぀いおも扱う。  ゚ 制埡のネットワヌク化  ネットワヌクを利甚した機噚の制埡に぀いお扱う。 〔指導項目〕 6瀟䌚ずロボット技術  ア 産業甚ロボット  む 瀟䌚生掻ずロボット技術 内容の範囲や皋床 カ  〔指導項目〕の 6 のアに぀いおは産業珟堎における人ずロボットの協働に぀い おも扱うこず。むに぀いおは瀟䌚生掻の䞭で掻甚されるパヌトナヌロボットなど ずの共生に぀いおも扱うこず。 1 3 電子機械 91
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6瀟䌚ずロボット技術  ここでは科目の目暙を螏たえ瀟䌚ずロボット技術をロボットの制埡システム操 䜜及び安党管理などの芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し 実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお電子機械の発展ぞ察応するこずが できるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 瀟䌚ずロボット技術に぀いお電子機械の制埡技術を螏たえお理解するずずもに関 連する技術を身に付けるこず。 ② ロボットの制埡システム操䜜及び安党管理などに着目しお瀟䌚ずロボット技術 に関わる課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し 改善するこず。 ③ 瀟䌚ずロボット技術に぀いお自ら孊び電子機械ぞの掻甚に䞻䜓的か぀協働的に取 り組むこず。  ア 産業甚ロボット  産業甚ロボットの制埡システム産業甚ロボットの操䜜法ず安党管理に぀いお扱う。 たた技術の進展により自動化が進むこずにずもなう産業珟堎における人間ずロボ ットずの協働に぀いおも扱う。  む 瀟䌚生掻ずロボット技術  瀟䌚生掻の䞭に取り入れられおいるロボット技術ロボット制埡のネットワヌク化 ず人工知胜AIずを関連付けお扱う。たた技術の進展により瀟䌚生掻の䞭で 掻甚されるロボットの普及にずもなう人間ずパヌトナヌロボットなどずの共生に぀い おも扱う。 第2ç«  工業科の 各科目 92
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 この科目は工業生産のシステムを構築するこずに必芁な資質・胜力を育成するこずを 䞻県ずしお内容を構成しおいる。  今回の改蚂では工業の生産技術党般における情報化の急激な進展や生産システムの ネットワヌク化などの工業生産におけるもののむンタヌネット化IoTぞ察応するため 平成21 幎改蚂の孊習指導芁領の「生産システム技術」及び「電子機械応甚」を敎理統合 し生産におけるロボット技術及び生産の自動化技術を䜍眮付けお指導項目を再構成する などの改善を図った。 第1 目暙 1 目 暙  工業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お工業生産のシステムを構築するこずに必芁な資質・胜力を次のずおり育成する こずを目指す。 1生産技術に぀いお自動化やネットワヌク化を螏たえお理解するずずもに関連 する技術を身に付けるようにする。 2生産技術に関する課題を発芋し技術者ずしお科孊的な根拠に基づき工業技術 の進展に察応し解決する力を逊う。 3人ず機械が協調しお生産性を改善する力の向䞊を目指しお自ら孊び工業の発 展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおは生産技術に぀いおネットワヌク化を利甚した工業生産の最適化の 芖点で捉え工業生産ず盞互に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこず などを通しおロボットなどの生産の自動化機噚を掻甚しお工業生産のシステムを構築す るこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは囜際的な競争力を維持した工業補品を補造できるようにするた めに生産技術に぀いお工䜜機械の自動化やネットワヌク化などを工業生産ず関連付けお 理解するずずもにものづくりにおける様々な状況に察応できる技術を身に付けるように するこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは工業生産の最適化に着目しお生産技術に関する課題を芋いだ し単に生産性や効率だけを優先するのではなく人ず機械が協調する工業生産が瀟䌚に 䞎える圱響に責任をもち科孊的な根拠に基づき工業技術の進展に察応し解決する力を逊 うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおは人ず機械が協調しお生産性を改善する力の向䞊を目指し工業 生産や瀟䌚の情報化の進展に察応した生産技術に関わる創意や改善に぀いお自ら孊ぶ態床 や工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこずを意味しおいる。 1 4 生産技術 93 第14 節 生産技術
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第2 内容ずその取扱い 1 内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 瀟䌚構造の 倉化ず生産技術 2 生産における電気技術 3 生産における電子技術 4 生産にお ける制埡技術 5 生産におけるロボット技術 6 生産の自動化技術の六぀の指導項目 で26単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り 扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 生産技術の進歩ず瀟䌚の倉化ずの関連に぀いおコンピュヌタを掻甚した実隓・ 実習を通しお考察するよう工倫しお指導するこず。  内容を取り扱う際には工堎の芋孊実隓・実習各皮メディア教材などを掻甚し 実際の生産技術に着目するずずもに情報化の進展に察応する内容を扱い実習等ず関 連付けお考察するよう工倫しお指導するこず。   〔指導項目〕の 4 及び 6 に぀いおはコンピュヌタを掻甚するずずもに実隓・実 習を通しお効果的に考察するよう工倫しお指導するこず。 2 内容 2 内 容  1に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1瀟䌚構造の倉化ず生産技術  ア 生産技術の発達  む 瀟䌚ず工業ずの関わり 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 に぀いおは情報化に察応した生産技術の発達及び生産掻動ぞ の人間の関わり方の倉化を扱うこず。 1瀟䌚構造の倉化ず生産技術  ここでは科目の目暙を螏たえ瀟䌚構造の倉化ず生産技術に぀いおネットワヌク 化が進み瀟䌚構造が倉化しおいる芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付 けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお工業生産のシステム を構築するこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 瀟䌚構造の倉化ず生産技術に぀いお生産技術の発達及び瀟䌚ず工業の関わりを螏た えお理解するこず。 第2ç«  工業科の 各科目 94
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② ネットワヌク化が進む瀟䌚の倉化に着目しお瀟䌚構造の倉化ず生産技術に関する 課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善する こず。 ③ 瀟䌚構造の倉化ず生産技術に぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取 り組むこず。  ア 生産技術の発達  工業補品の蚭蚈や開発から生産蚭蚈販売や保守に至る䞀連のサむクルに぀いお 取り䞊げデゞタルデヌタで䞀貫しお統合し最適化高付加䟡倀化及び䜎コスト化 を実珟する動向に぀いお扱う。  む 瀟䌚ず工業ずの関わり  工業技術の発達により生産掻動ぞの人間の関わり方が倉化しおきたこずや瀟䌚構 造の倉化などに぀いお扱う。 〔指導項目〕 2生産における電気技術  ア 盎流回路  む 亀流回路  り 電気蚭備 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 に぀いおは電流ず磁気に関する蚈算方法を扱うこず。 2生産における電気技術  ここでは科目の目暙を螏たえ生産における電気技術に぀いお工業生産における 電気回路や電気蚭備の掻甚方法の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付 けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお工業生産のシステム を構築するこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 生産における電気技術に぀いお盎流回路亀流回路及び電気蚭備を螏たえお理解す るずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 工業生産における電気回路や電気蚭備の掻甚方法に着目しお生産における電気技 術に関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌 し改善するこず。 ③ 生産における電気技術に぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組 むこず。  ア 盎流回路  盎流回路の電流電圧抵抗の関係などず電力電力量発生熱量枩床䞊昇な どの電気゚ネルギヌの量的関係に぀いお扱う。  絶瞁抵抗接地抵抗に぀いおも取り䞊げる。磁気に぀いおは電磁力に぀いお扱う。 1 4 生産技術 95
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静電気に぀いおは静電容量や接続などに぀いお取り䞊げる。  む 亀流回路  瞬時倀最倧倀実効倀呚波数呚期などを取り䞊げ亀流波圢の諞量に぀いお 扱う。  抵抗むンダクタンスキャパシタンスの働き及び電流ず電圧の量的関係䜍盞関 係などに぀いお扱う。  䞉盞亀流に぀いおは回路構成ず電流電圧電力の量的関係に぀いお扱う。  り 電気蚭備  生産システムに必芁な電気蚭備に぀いお取り䞊げる。屋内配線では電気蚭備の安 党確保に぀いお扱う。 〔指導項目〕 3生産における電子技術  ア 電子回路  む 電子郚品ず情報機噚 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 に぀いおは工業の生産技術に関わる電子回路玠子や回路を扱 うこず。 3生産における電子技術  ここでは科目の目暙を螏たえ生産における電子技術に぀いお工業生産における 電子回路や情報機噚の掻甚方法の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付 けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお工業生産のシステム を構築するこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 生産における電子技術に぀いお電子回路及び電子郚品ず情報機噚を螏たえお理解す るずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 工業生産における電子回路や情報機噚の掻甚方法に着目しお生産における電子技 術に関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌 し改善するこず。 ③ 生産における電子技術に぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組 むこず。  ア 電子回路  制埡回路に甚いられる玠子や図蚘号玠子の特性に぀いお扱う。  敎流回路増幅回路発振回路スむッチング回路などを取り䞊げ動䜜原理機 胜及び特性に぀いお扱う。  む 電子郚品ず情報機噚  生産システムにおけるネットワヌクやネットワヌク機噚に぀いお扱う。生産システ 第2ç«  工業科の 各科目 96
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ムのネットワヌク化に関しおは囜際的な暙準化やセキュリティの動向に぀いお扱う。 〔指導項目〕 4生産における制埡技術  ア 制埡の原理ず制埡機噚の構成  む コンピュヌタ制埡 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 に぀いおはシヌケンス制埡ずフィヌドバック制埡の原理を実 際の制埡装眮ず関連付けお扱うこず。 4生産における制埡技術  ここでは科目の目暙を螏たえ生産における制埡技術に぀いお工業生産における リレヌプログラマブルコントロヌラコンピュヌタや組蟌みシステムの掻甚による制 埡の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓隓的 な孊習掻動を行うこずなどを通しお工業生産のシステムを構築するこずができるよう にするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 生産における制埡技術に぀いお制埡の原理ず制埡機噚の構成及びコンピュヌタ制埡 を螏たえお理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 工業生産におけるリレヌプログラマブルコントロヌラコンピュヌタや組蟌みシ ステムの掻甚による制埡に着目しお生産における制埡技術に関する課題を芋いだす ずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 生産における制埡技術に぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組 むこず。  ア 制埡の原理ず制埡機噚の構成  シヌケンス制埡ずフィヌドバック制埡の原理ず構成及びセンサやアクチュ゚ヌタな ど制埡機噚の原理ず構成に぀いお扱う。  む コンピュヌタ制埡  コンピュヌタの構成や機胜制埡察象ずなる機噚ずの接続や制埡プログラムに぀い お扱う。 〔指導項目〕 5生産におけるロボット技術  ア ロボットの抂芁  む ロボットの制埡システム  り ロボットの操䜜ず安党管理 内容の範囲や皋床 オ  〔指導項目〕の 5 に぀いおは技術の進歩によるロボット技術の掻甚の広がりに 1 4 生産技術 97
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぀いおも扱うこず。 5生産におけるロボット技術  ここでは科目の目暙を螏たえ生産におけるロボット技術に぀いおロボットを掻 甚した工業生産のシステム化の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付け お考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお工業生産のシステムを 構築するこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 生産におけるロボット技術に぀いおロボットの制埡システム及びロボットの操䜜ず 安党管理を螏たえお理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② ロボットを掻甚した工業生産のシステム化に着目しお生産におけるロボット技術 に関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し 改善するこず。 ③ 生産におけるロボット技術に぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取 り組むこず。  ア ロボットの抂芁  ロボットの歎史皮類メカニズムなどに぀いお扱う。たた補造業甚及び非補造 業甚などの産業甚ロボットの抂芁に぀いお取り䞊げ運動圢態構成芁玠に぀いおも 扱う。  蟲業分野サヌビス分野及び介護分野などで掻甚されおいるロボットに぀いおも扱 う。  む ロボットの制埡システム  産業甚ロボットを支える技術サヌボ機構などのロボットの制埡システムに぀いお 扱う。  り ロボットの操䜜ず安党管理  産業甚ロボットの操䜜法ず安党管理に぀いお扱う。産業甚ロボットの保守や点怜 管理関連法芏などに぀いおも扱う。 〔指導項目〕 6生産の自動化技術  ア CAD/CAM  む 数倀制埡工䜜機械  り 工業生産の自動化システムの構成  ゚ 生産のネットワヌク化 内容の範囲や皋床 カ  〔指導項目〕の 6 に぀いおは工業生産の自動化に関する技術及び工業生産を統 合するネットワヌク技術を扱うこず。 第2ç«  工業科の 各科目 98
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6生産の自動化技術  ここでは科目の目暙を螏たえ生産の自動化技術に぀いおロボットを掻甚した工 業生産のシステム化の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し 実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお工業生産のシステムを構築するこ ずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 生産の自動化技術に぀いおCAD/CAM数倀制埡工䜜機械生産の自動化システ ム及びネットワヌク技術を螏たえお理解するずずもに関連する技術を身に付けるこ ず。 ② ロボットを掻甚した工業生産のシステム化に着目しお生産の自動化技術に関する 課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善する こず。 ③ 生産の自動化に぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  ア CAD/CAM  CAD/CAM の歎史ず珟状CAE 機胜CAD 呚蟺機噚やシステムの構成及び構築 に぀いお扱う。  む 数倀制埡工䜜機械  工䜜機械の歎史工䜜法の発展数倀制埡工䜜機械の仕組み加工の自動化及び制 埡技術に぀いお扱う。  り 工業生産の自動化システムの構成  品質管理や工皋管理など生産管理に぀いお取り䞊げ加工や組立䜜業の自動化無 人化工堎ファクトリヌオヌトメヌションフレキシブル生産システムなど生産の自 動化に぀いお扱う。たた物流なども含めた生産性の向䞊に぀いおも扱う。  ゚ 生産のネットワヌク化  デゞタル情報機噚センサ技術ネットワヌク技術などの進展によりあらゆるも のがネットワヌクで぀ながる状況に぀いお取り䞊げむンタヌネット䞊の倚様なデゞ タルデヌタなどが倧量に送受信されるこずによる工業生産の倉化に぀いお扱う。  たた人工知胜AIやロボットネットワヌク化などの発展ぞ察応するため 倉化する工業生産のシステムに぀いお環境医療介護及びサヌビスの分野も含め お人ず機械が協調する産業瀟䌚の実珟を目指す動きに぀いおも扱う。 1 4 生産技術 99
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 この科目は安党で安心な自動車の提䟛に必芁な資質・胜力を育成するこずを䞻県ずし お内容を構成しおいる。  今回の改蚂では自動車の運転をより安党に支揎するこずに察応するため自動車ず安 党の指導項目に工業技術の進展による予防安党装眮ず衝突安党装眮ずを䜍眮付けるなど の改善を図った。 第1 目暙 1 目 暙  工業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お安党で安心な自動車の提䟛に必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずを目 指す。 1自動車に぀いお構造ず機胜を螏たえお理解するずずもに関連する技術を身に 付けるようにする。 2自動車に関する課題を発芋し技術者ずしお科孊的な根拠に基づき工業技術の 進展に察応し解決する力を逊う。 3自動車の付加䟡倀を高める力の向䞊を目指しお自ら孊び自動車産業の発展に 䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおは自動車を倚皮倚様な装眮から構成される工業補品の芖点で捉え 自動車産業ず盞互に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お安党で安心な自動車の提䟛を担うこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは安党で安心な自動車を生産するために自動車の構造ず機胜を 螏たえお理解するずずもにものづくりにおける様々な状況に察応できる技術を身に付け るようにするこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは自動車を構成する倚皮倚様な装眮などに着目しお自動車工孊 に関する課題を芋いだし単に生産性や効率だけを優先するのではなく自動車が瀟䌚に 䞎える圱響に぀いお責任をもち技術者に求められる倫理芳を螏たえ科孊的な根拠に基づ き工業技術の進展に察応し解決する力を逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおは自動車の付加䟡倀を高める力の向䞊を目指し技術の進展に察 応した自動車の構造ず機胜に぀いお自ら孊ぶ態床や自動車の発展に䞻䜓的か぀協働的に 取り組む態床を逊うこずを意味しおいる。 第2 内容ずその取扱い 1 内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 人ず自動車 第2ç«  工業科の 各科目 100 第15 節 自動車工孊
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2 自動車の原理 3 自動車の構造 4 自動車ず電気・電子技術 5 自動車ず安党 6 自動車ず環境の六぀の指導項目で48単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容 を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 自動車技術の進展経枈性安党性及び環境察策の動向に着目するずずもに実 習などを通しお具䜓的に理解できるよう工倫しお指導するこず。  内容を取り扱う際には産業界の動向や地域の特性にも着目するずずもに自動車が 環境に䞎える各皮の圱響及び亀通灜害に぀いお環境保党や安党察策省゚ネルギヌな どに぀いお技術革新にも察応しお扱い具䜓的な事䟋に぀いおは実習及び「自動車敎 備」ず関連付けるこずにより具䜓的に理解できるよう工倫しお指導するこず。  たた職業資栌取埗に必芁な事項に぀いおは生埒の進路などに応じお内容の重点 化を図るなど適切に配慮するこず。 2 内容 2 内 容  1に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1人ず自動車 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 に぀いおは自動車の発明ず進歩自動車産業ず瀟䌚ずの関わ り及び自動車ず人間生掻ずの関わりを扱うこず。 1人ず自動車  ここでは科目の目暙を螏たえ人ず自動車に぀いお珟代瀟䌚における自動車の圹 割ず及がす圱響の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察しこ れらの孊習を基盀ずした実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお技術者ず しお自動車の生産に掻甚するこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 人ず自動車に぀いお自動車の安党察策や環境察策などを螏たえお理解するこず。 ② 珟代瀟䌚における自動車の圹割ず及がす圱響に着目しお人ず自動車に関する課題 を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 人ず自動車に぀いお自ら孊び自動車産業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこ ず。  これらの事項を身に付けるよう自動車の歎史の抂芁自動車産業が瀟䌚に及がしお いる圱響及び自動車が人間生掻に䞎えおいる圱響などに぀いお取り䞊げ自動車の発明 ず進歩自動車産業ず瀟䌚ずの関わり及び自動車ず人間生掻ずの関わりに぀いお扱う。 1 5 自動車工孊 101
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〔指導項目〕 2自動車の原理  ア 自動車の抂芁ず力孊  む 自動車甚機関の働きず動力䌝達に関する装眮  り 自動車の操䜜ず制動 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 のアに぀いおは動力の発生自動車の操䜜装眮材料の性質 などを扱うこず。むに぀いおは自動車甚機関の働きず動力䌝達に関連する装眮の 機胜を扱うこず。 2自動車の原理  ここでは科目の目暙を螏たえ自動車の原理に぀いお自動車に関わる力孊動力 䌝達操䜜及び制動などの芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考 察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお技術者ずしお自動車の生産 に掻甚するこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 自動車の原理に぀いお自動車を構成する装眮から発生する力の䌝達などを螏たえお 理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 自動車に関わる力孊動力䌝達操䜜及び制動などに着目しお自動車の原理に関 する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善 するこず。 ③ 自動車の原理に぀いお自ら孊び技術の進展に察応した自動車の機関の働きず操䜜 や制動の掻甚に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  ア 自動車の抂芁ず力孊  力ず運動仕事ず゚ネルギヌ熱ず仕事などを取り䞊げ自動車の動力ず操䜜装眮 に関連する力孊に぀いお扱う。  たた自動車甚材料の性質や匷さに぀いおは各装眮や郚品ず関連付けお扱う。  む 自動車甚機関の働きず動力䌝達に関する装眮  自動車甚機関の構造ず機胜を取り䞊げ動力の発生ず䌝達装眮及び緩衝装眮に぀い お扱う。  り 自動車の操䜜ず制動  自動車の操䜜装眮及びブレヌキ装眮の構造機胜に぀いお扱う。  たた圧力や摩擊に぀いおは装眮ず関連付けお扱う。 〔指導項目〕 3自動車の構造  ア 自動車甚機関ず性胜  む 自動車甚機関の付属装眮 第2ç«  工業科の 各科目 102
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 り 車䜓ず付属装眮  ゚ 走行ず性胜 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 のりに぀いおは自動車の構造に関する技術の進展に察応した 題材を取り䞊げ実際に掻甚する技術を扱うこず。゚に぀いおは走行性胜ず走行 詊隓ずを関連付けお扱うこず。 3自動車の構造  ここでは科目の目暙を螏たえ自動車の構造に぀いお自動車を構成する装眮の機 胜ず性胜の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・ 䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお技術者ずしお自動車の生産に掻甚するこず ができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 自動車の構造に぀いお自動車を構成する装眮を螏たえお理解するずずもに関連す る技術を身に付けるこず。 ② 自動車を構成する装眮の機胜ず性胜に着目しお自動車の構造に関する課題を芋い だすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 自動車の構造に぀いお自ら孊び技術の進展に察応した自動車の構造の掻甚に䞻䜓 的か぀協働的に取り組むこず。  ア 自動車甚機関ず性胜  自動車甚機関の構造機胜及び性胜に぀いお扱う。  機関の性胜に぀いおは日本工業芏栌JISず関連付けるずずもに環境にも配 慮しお扱う。  む 自動車甚機関の付属装眮  機関の付属装眮ずしおの点火燃料最滑吞排気冷华等の各装眮の構造及び機 胜を取り䞊げ機関本䜓ず関連付けお扱う。  始動発電等の各装眮に぀いおはその抂芁に぀いお扱う。  り 車䜓ず付属装眮  技術の進展に察応した車䜓フレヌム及び動力䌝達装眮走行装眮かじ取り装眮 懞架装眮ブレヌキ装眮などの付属装眮に぀いお扱う。  安党を確保し環境を保党する装眮及びそれらの郚品に぀いおはブレヌキなど装着 された装眮ごずに取り䞊げる。なおこれらの自動車を構成する各装眮ず郚品に぀い おはその構造機胜を自動車党䜓ずの関連に配慮しお取り䞊げる。  ゚ 走行ず性胜  走行抵抗駆動力及び制動性胜などの車䞡の走行時の性胜特性䞊びに性胜詊隓を取 り䞊げ走行時の諞珟象及び関係する法芏ず関連付けお扱う。 1 5 自動車工孊 103
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〔指導項目〕 4自動車ず電気・電子技術  ア 自動車の電気装眮  む 自動車の制埡技術 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 のアに぀いおは自動車の電気装眮の原理ず構造及び機胜を扱 うこず。むに぀いおは自動車における制埡技術の掻甚を扱うこず。 4自動車ず電気・電子技術  ここでは科目の目暙を螏たえ自動車ず電気・電子技術に぀いお電気装眮及び電 子制埡装眮の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践 的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお技術者ずしお自動車の生産に掻甚する こずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 自動車ず電気・電子技術に぀いお原理構造及び機胜を螏たえお理解するずずもに 関連する技術を身に付けるこず。 ② 電気装眮及び電子制埡装眮に着目しお自動車の電気・電子技術に関する課題を芋 いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 自動車ず電気・電子技術に぀いお自ら孊び自動車技術の発展に䞻䜓的か぀協働的 に取り組むこず。  ア 自動車の電気装眮  バッテリ始動装眮発電装眮保安装眮及び関連する各皮の電気機噚などを取り 䞊げ構造機胜及び各装眮や郚品に発生する電気的珟象に぀いお扱う。なおバッ テリに぀いおは構造ず䜜甚を取り䞊げ起電力電流電力電熱などの電気に関 する蚈算に぀いお扱う。  始動装眮及び発電装眮に぀いおは実物モデルなどを通しお構造ず機胜を取り䞊 げ各装眮に発生する電磁珟象静電珟象発電亀流ず敎流回路ず半導䜓電動 機ず発電機及びこれらに関連する電気的内容に぀いお扱う。  電気を利甚した安党の確保及び環境保党のための装眮に぀いおは関係法芏ず関連 付けお電気的珟象及び構造ず機胜に぀いお扱う。  む 自動車の制埡技術  自動車に甚いられおいる電子制埡装眮の構造制埡のシステム及び各皮の電子玠子 などの機胜に぀いお扱う。なお自動運転に関する技術に぀いおも扱う。 〔指導項目〕 5自動車ず安党  ア 予防安党装眮  む 衝突安党装眮 第2ç«  工業科の 各科目 104
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内容の範囲や皋床 オ  〔指導項目〕の 5 に぀いおは自動車の安党確保に関する技術を扱うこず。 5自動車ず安党  ここでは科目の目暙を螏たえ自動車ず安党に぀いお安党察策ず事故防止の芖点 で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻 動を行うこずなどを通しお技術者ずしお自動車の生産に掻甚するこずができるように するこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 自動車ず安党に぀いお自動車に関わる亀通灜害ず察策ずを螏たえお理解するずずも に関連する技術を身に付けるこず。 ② 安党察策ず事故防止に着目しお自動車ず安党に関する課題を芋いだすずずもに解 決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 自動車ず安党に぀いお自ら孊び技術の進展に察応した安党装眮の掻甚に䞻䜓的か ぀協働的に取り組むこず。  ア 予防安党装眮  事故を未然に防ぐ予防安党の重芁性に぀いお扱う。  代衚的な予防安党装眮ずしお衝突被害軜枛制動制埡装眮車線逞脱譊報装眮など を取り䞊げ安党装眮の構造ず働きに぀いお扱う。  む 衝突安党装眮  自動車の衝突時の安党を確保するための構造に぀いお扱う。たた安党装眮である ゚アバッグやシヌトベルトなどの構造原理及び機胜に぀いお扱う。 〔指導項目〕 6自動車ず環境 内容の範囲や皋床 カ  〔指導項目〕の 6 に぀いおは排出ガスの察策など自動車の環境保党に関する技 術再利甚可胜な郚品を玠材ずしおリサむクルする技術及び効率よく動力を取り出 すなどの省゚ネルギヌに関する技術を扱うこず。 6自動車ず環境  ここでは科目の目暙を螏たえ自動車ず環境に぀いお自動車が環境に䞎える圱響 の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な 孊習掻動を行うこずなどを通しお技術者ずしお自動車の生産に掻甚するこずができる ようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 自動車ず環境に぀いお自動車に関わる環境問題を螏たえお理解するずずもに関連 する技術を身に付けるこず。 1 5 自動車工孊 105
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② 自動車が環境に䞎える圱響に着目しお自動車ず環境に関する課題を芋いだすずず もに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 自動車ず環境に぀いお自ら孊び技術の進展に察応した自動車に関わる環境察策の 発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  これらの事項を身に付けるよう自動車に関わる瀟䌚的に取り組たれおいる環境察策 に関する技術に぀いお扱う。  自動車による倧気汚染隒音振動など環境ぞの圱響排出ガスの抑制などの技術の 進展に察応した察策及び亀通灜害などを取り䞊げ自動車に関わる環境問題に぀いお扱 う。  再資源化などに関する法埋などを螏たえ資源の節玄再利甚の芳点から開発生 産䜿甚廃棄再資源化ずいう補品のサむクルの䞭での工倫に぀いお取り䞊げ自動 車のリサむクルに぀いお扱う。  代替゚ネルギヌの利甚ハむブリッド自動車電気自動車などを取り䞊げ自動車の ゚ネルギヌに関わる技術に぀いお扱う。 第2ç«  工業科の 各科目 106
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 この科目は自動車の性胜の維持快適で安党な走行及び環境汚染の防止に必芁な資 質・胜力を育成するこずを䞻県ずしお内容を構成しおいる。  今回の改蚂では工業技術の進展により倚様化する自動車の構造や機胜を螏たえた自動 車敎備に察応するため自動車敎備ず関係法芏を関連付けお自動車を敎備できるように するこずを目暙に䜍眮付けるなどの改善を図った。 第1 目暙 1 目 暙  工業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お自動車の性胜の維持快適で安党な走行及び環境汚染の防止に必芁な資質・胜 力を次のずおり育成するこずを目指す。 1自動車に぀いお法芏ず敎備の目的を螏たえお理解するずずもに関連する技術 を身に付けるようにする。 2自動車の敎備に関する課題を発芋し技術者ずしお科孊的な根拠に基づき工業 技術の進展に察応し解決する力を逊う。 3自動車の敎備を行う力の向䞊を目指しお自ら孊び自動車産業の発展に䞻䜓的 か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおは自動車敎備を関係法芏材料の掻甚方法敎備及び詊隓の芖点で 捉え車䞡の管理ず敎備業務を盞互に関連付けお考察できるように工倫するずずもに実 践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお自動車の性胜の維持快適で安党な走 行及び環境汚染の防止ができるようにするこずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは付加䟡倀の高い創造性に富んだ安党で安心な自動車敎備を提䟛 するために車䞡管理ず関係法芏を螏たえお理解するずずもに自動車敎備における様々 な状況に察応できる技術を身に付けるようにするこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは自動車敎備に関わる関係法芏材料の掻甚方法敎備及び詊隓 に着目しお自動車敎備に関する課題を芋いだし単に生産性や効率だけを優先するので はなく自動車敎備が瀟䌚に䞎える圱響に察し責任をもち技術者に求められる倫理芳を 螏たえ科孊的な根拠に基づき自動車技術の進展に察応し解決する力を逊うこずを意味しお いる。  目暙の 3 に぀いおは自動車の敎備を行う力の向䞊を目指し安党の確保環境の保 党及び省資源を螏たえた自動車敎備に぀いお自ら孊ぶ態床や自動車産業の発展に䞻䜓的 か぀協働的に取り組む態床を逊うこずを意味しおいる。 1 6 自動車敎備 107 第16 節 自動車敎備
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第2 内容ずその取扱い 1 内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 自動車敎備 ず関係法芏 2 自動車甚材料 3 自動車の敎備ず詊隓の䞉぀の指導項目で48単 䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮 事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 自動車敎備ず関係法芏に着目するずずもに実習などを通しお具䜓的に理解で きるよう工倫しお指導するこず。  内容を取り扱う際には自動車の適正な敎備に必芁な道路運送車䞡法を螏たえお扱う こずが重芁であり実際の敎備ず関連付けお具䜓的に理解できるよう工倫しお指導する こず。たた関係法芏はその動向に十分留意し改正倉曎などが行われた堎合には 適宜扱うようにするこず。  内容の 2 自動車甚材料及び 3 自動車の敎備ず詊隓に぀いおは自動車甚材料の加工 自動車敎備に䌎う工䜜法ず機械自動車に䜿甚される機関や関連装眮などに぀いお実 習などを通しお具䜓的に扱うこず。  敎備に関連する有機溶剀の取扱い及び管理に぀いおは適切な配慮のもずに指導する ずずもに自動車の各装眮及び郚品に぀いおは盞互に関連付けお理解させ自動車を 総合されたシステムずしお把握できるようにするこず。  なお実習 「自動車工孊」ず関連させお扱うずずもに職業資栌取埗に必芁な事項 に぀いおは生埒の進路などに応じお孊習の重点化を図るなど適切に配慮するこず。 2 内容 2 内 容  1に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1自動車敎備ず関係法芏  ア 自動車敎備の目的ず内容  む 自動車敎備に関する法芏  り 自動車敎備事業ず自動車敎備士 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のむに぀いおは自動車敎備に関する法芏の目的ず抂芁に぀い お敎備の䜓系ず関連付けお扱うこず。 1自動車敎備ず関係法芏  ここでは科目の目暙を螏たえ自動車敎備ず関係法芏に぀いお自動車を管理する 第2ç«  工業科の 各科目 108
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芖点で捉え科孊的な根拠に基づき自動車敎備に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な 孊習掻動を行うこずなどを通しお安党で安心な自動車の敎備ができるこずをねらいず しおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 自動車敎備ず関係法芏に぀いお敎備の実務を螏たえお理解するずずもに関連する 技術を身に付けるこず。 ② 自動車の管理に着目しお自動車敎備ず関係法芏に関する課題を芋いだすずずもに 解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 自動車敎備ず関係法芏に぀いお自ら孊び自動車技術の進展に察応した自動車敎備 に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  ア 自動車敎備の目的ず内容  道路運送車䞡法に基づく保安芏準ぞの適合察策環境汚染の防止経枈性の向䞊な どを取り䞊げ自動車の敎備の目的ず関連付けお扱う。  む 自動車敎備に関する法芏  自動車敎備に密接に関係する道路運送車䞡法道路運送車䞡の保安基準及び自動車 点怜基準を取り䞊げ自動車敎備の䜓系ず関連付けお扱う。  り 自動車敎備事業ず自動車敎備士  自動車の敎備事業の抂芁ず斜蚭・蚭備及び事業の運営を取り䞊げ法芏ず関連付け お扱う。  自動車敎備士に぀いおはその目的や制床を職業資栌ず関連付けお扱う。 〔指導項目〕 2自動車甚材料  ア 自動車甚材料の加工  む 自動車甚材料のリサむクル  り 自動車敎備に䌎う工䜜法ず機噚 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 のアに぀いおは自動車甚材料の加工法を扱うこず。むに぀い おは再利甚可胜な郚品を玠材ずしおリサむクルする仕組みを通しお省資源ず環 境保党の重芁性を扱うこず。りに぀いおは自動車の敎備に関わる工䜜機噚の原理 ず工䜜法を扱うこず。 2自動車甚材料  ここでは科目の目暙を螏たえ自動車甚材料に぀いお加工法リサむクルの仕組 み及び工䜜機噚の原理ず工䜜法の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき自動車敎備に関連 付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお安党で安心な自動 車敎備ができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 1 6 自動車敎備 109
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〔指導項目〕を指導する。 ① 自動車甚材料に぀いお敎備の実務を螏たえお理解するずずもに関連する技術を身 に付けるこず。 ② 加工法リサむクルの仕組み及び工䜜機噚の原理ず工䜜法に着目しお自動車甚材 料に関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌 し改善するこず。 ③ 自動車甚材料に぀いお自ら孊び自動車技術の進展に察応した自動車敎備に䞻䜓的 か぀協働的に取り組むこず。  ア 自動車甚材料の加工  自動車材料ずその性質及び鋳造塑性加工溶接などの加工法に぀いお取り䞊げ 実際の加工ず関連付けお扱う。  む 自動車甚材料のリサむクル  開発生産䜿甚廃棄及び資源の再利甚ずいう流れの䞭で自動車の代衚的な郚 品のリサむクルを取り䞊げリサむクルの仕組みず省資源や環境保党の重芁性に぀い お実際の掻甚ず関連付けお扱う。  り 自動車敎備に䌎う工䜜法ず機噚  自動車敎備に関連する工䜜機噚の原理ず工䜜方法に぀いお取り䞊げ機噚の工䜜法 に぀いお実際の加工ず関連付けお扱う。 〔指導項目〕 3自動車の敎備ず詊隓  ア 自動車甚機関ず関連装眮の敎備  む 自動車シャシず関連装眮の敎備  り 環境保党ず安党確保に関する装眮の敎備 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 のア及びむに぀いおは関連する装眮も含めお総合的に点怜 枬定調敎怜査及び詊隓を扱うこず。 3自動車の敎備ず詊隓  ここでは科目の目暙を螏たえ自動車の敎備ず詊隓に぀いお自動車に関連する装 眮を点怜枬定調敎怜査及び詊隓の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき自動車敎備 に関連付けお考察しこれらの孊習を基盀ずした実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこず などを通しお安党で安心な自動車敎備に必芁な資質・胜力を育おるこずをねらいずし おいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 自動車の敎備ず詊隓に぀いお自動車の関連装眮ず点怜枬定調敎怜査及び詊隓 ずを螏たえお理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 自動車に関連する装眮の点怜枬定調敎怜査及び詊隓に着目しお自動車の敎 第2ç«  工業科の 各科目 110
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備ず詊隓に関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果 を怜蚌し改善するこず。 ③ 自動車の敎備ず詊隓に぀いお自ら孊び自動車技術の進展に察応した自動車敎備に 䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  ア 自動車甚機関ず関連装眮の敎備  機関及び機関の付属装眮の敎備に぀いおはそれぞれを関連付けお取り䞊げ自動 車甚機関ずその関連装眮の点怜枬定調敎怜査及び詊隓を実際の敎備ず関連付け お扱う。  機関の性胜詊隓に぀いおは日本工業芏栌JISず関連付けお扱う。  む 自動車シャシず関連装眮の敎備  動力䌝達装眮かじ取り装眮懞架装眮ブレヌキ装眮及び灯火装眮など自動車シ ャシ関係の各装眮の敎備に぀いお関係する法芏ず関連付けお取り䞊げ自動車シャ シずその関連装眮の点怜枬定調敎怜査及び詊隓を実際の敎備に関連付けお扱う。  り 環境保党ず安党確保に関する装眮の敎備  道路運送車䞡法などの関連法芏を螏たえお環境保党や安党確保に関する技術ず機構 に぀いお取り䞊げ実際の環境保党ず安党確保に関する装眮の敎備に関連付けお扱う。 1 6 自動車敎備 111
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 この科目は船舶の開発から建造運航に至る海事産業党䜓に及ぶ情報技術の発展など による効率化や建造技術の高床化に察応し船舶の建造に必芁な資質・胜力を育成するこ ずを䞻県ずしお船舶の抂芁船舶の構造ず蚭備船舶蚭蚈船舶建造船舶の管理の五 ぀の指導項目で内容を構成しお新蚭した科目である。 第1 目暙 1 目 暙  工業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お船舶の建造に必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1船舶に぀いお囜際的な安党や環境に関わる芏制ず技術を螏たえお理解するずず もに関連する技術を身に付けるようにする。 2船舶に関わる芏制や技術に関する課題を発芋し技術者ずしお科孊的な根拠に 基づき工業技術の進展に察応し解決する力を逊う。 3安党で高性胜・高品質な船舶を建造する力の向䞊を目指しお自ら孊び船舶産 業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおは船舶工孊を船舶の開発から建造運航に至る海事産業の芖点から 捉え工業生産ず盞互に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを 通しお船舶の建造ができるようにするこずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは船舶の安党船䜓構造バラスト氎など囜際的な安党や環境 に関わる芏制ず技術的な偎面から芋た船舶に関する知識を螏たえお理解するずずもに船 舶の建造における様々な状況に察応できる技術を身に付けるようにするこずを意味しおい る。  目暙の 2 に぀いおは船舶の開発から建造運航に至る海事産業に着目しお船舶の 建造に関する課題を芋いだし単に生産性や効率だけを優先するのではなく船舶が瀟䌚 に䞎える圱響に責任をもち科孊的な根拠に基づき工業技術の進展に察応し解決する力を 逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおは安党で高性胜・高品質な船舶を建造する力の向䞊を目指し情 報技術を掻甚した先端的な船舶の建造法などに぀いお自ら孊ぶ態床や船舶産業の発展に 䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこずを意味しおいる。 第2 内容ずその取扱い 1 内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 船舶の抂芁 2 船舶の構造ず蚭備 3 船舶蚭蚈 4 船舶建造 5 船舶の管理の五぀の指導項目で 第2ç«  工業科の 各科目 112 第17 節 船舶工孊
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218 単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱 う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 囜際的な安党や環境に関わる芏制技術の進展及び地域の実態ず関連付けお理解 できるよう工倫しお指導するこず。 む  〔指導項目〕の 2  3 及び 5 に぀いおは生埒や地域の実態孊科の特色等に 応じお遞択しお扱うこずができるこず。  内容を取り扱う際には囜際的な安党や環境に関わる芏制の動向を螏たえ情報技術 の進展などによる船舶を建造する技術の高床化蚭蚈方法や建造方法などの技術革新ぞ の察応産業界の動向や地域の実態など具䜓的な事䟋を取り䞊げるなどしお理解でき るよう工倫しお指導するこず。  たた 〔指導項目〕の 2 船舶の構造ず蚭備 3 船舶蚭蚈 5 船舶の管理に぀いおは 各地域によっお船舶産業の状況が異なるこずから生埒や地域の実態孊科の特色等に 応じお遞択しお扱うこずができるこず。 2 内容 2 内 容  1に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1船舶の抂芁  ア 海に関わる諞事象  む 船舶の皮類  り 船舶に関わる芏制  ゚ 船舶に関わる産業 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のアに぀いおは海に関わる諞事象ず船舶ずを関連付けお扱う こず。りに぀いおは囜際的な安党や環境に関わる芏制の目的や抂芁を扱うこず。 1船舶の抂芁  ここでは科目の目暙を螏たえ船舶を取り巻く珟状や芏制などの芖点で捉え科孊 的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこず などを通しお船舶の建造ができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 船舶に぀いお海に関わる諞事象ず船舶に関わる皮類芏制産業ずを螏たえお理解 するこず。 ② 船舶を取り巻く珟状や芏制などに着目しお船舶に関する課題を芋いだすずずもに 1 7 船舶工孊 113
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解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 船舶を取り巻く状況に぀いお自ら孊び船舶の建造に䞻䜓的か぀協働的に取り組む こず。  ア 海に関わる諞事象  海氎の性質海流朮流颚ず波枯ず航路などに぀いお取り䞊げ船舶ず関連付 けお扱う。  む 船舶の皮類  船舶の䞻芁寞法トン数速力出力分類及び船皮などに぀いお取り䞊げ船舶 の甚途などず関連付けお扱う。  たた地域の実態等に応じお先進船舶航行区域が平氎の朚船やFRP 船等に぀ いおも扱う。  り 船舶に関わる芏制  船舶の安党性船舶に関わる囜内法などに぀いお取り䞊げ囜際的な安党や環境に 関わる芏制などずの関連に぀いお扱う。  ゚ 船舶に関わる産業  生埒や地域の実態孊科の特色等に応じお造船所などの具䜓的な事䟋を取り䞊げ 貿易や海運などず関連付けお扱う。 〔指導項目〕 2船舶の構造ず蚭備  ア 船舶の構造  む 船舶の蚭備 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 に぀いおは船舶の省゚ネルギヌ技術を扱うこず。 2船舶の構造ず蚭備  ここでは科目の目暙を螏たえ船舶の構造ず蚭備に぀いお船舶を構成する船䜓・ 機関・艀 ぎ 装の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践 的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお船舶の建造ができるようにするこずを ねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 船舶の構造ず蚭備に぀いお船舶の構成を螏たえお理解するずずもに関連する技術 を身に付けるこず。 ② 船舶を構成する船䜓・機関・艀 ぎ 装に着目しお船舶の構造ず蚭備に関する課題を芋 いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 船舶の構造ず蚭備に぀いお自ら孊び安党で高性胜・高品質な船舶の建造に䞻䜓的 か぀協働的に取り組むこず。 第2ç«  工業科の 各科目 114
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 ア 船舶の構造  䞭倮郚構造船銖構造船尟構造及び舵 かじ 䞊郚構造など船舶の構成に぀いお取り䞊 げ匷床郚材造船材料船舶の性胜安党や環境等に関する芏制省゚ネルギヌ技 術などず関連付けお扱う。  む 船舶の蚭備  運航蚭備貚物蚭備居䜏蚭備安党蚭備舶甚機関補助機械機関宀蚭備軞 系及びプロペラに぀いお取り䞊げ船舶の性胜安党や環境等に関する芏制省゚ネ ルギヌ技術先端的技術などず関連付けお扱う。 〔指導項目〕 3船舶蚭蚈  ア 船舶蚭蚈の抂芁  む 船舶蚈算  り 船舶の抵抗や掚進  ゚ 船舶の構造力孊 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 に぀いおは船舶の性胜及び安党性を扱うこず。 3船舶蚭蚈  ここでは科目の目暙を螏たえ船舶蚭蚈に぀いお船舶を性胜及び安党性の芖点で 捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動 を行うこずなどを通しお船舶の建造ができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 船舶の蚭蚈に぀いお船舶の性胜及び安党性を螏たえお理解するずずもに関連する 技術を身に付けるこず。 ② 船舶の性胜や安党性に着目しお船舶の蚭蚈に関する課題を芋いだすずずもに解決 策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 船舶の蚭蚈に぀いお自ら孊び安党で高性胜・高品質な船舶の建造に䞻䜓的か぀協 働的に取り組むこず。  ア 船舶蚭蚈の抂芁  船舶の蚭蚈業務である芋積蚭蚈基本蚭蚈詳现蚭蚈生産蚭蚈などに぀いお取り 䞊げ船舶の性胜や安党性などず関連付けお扱う。  む 船舶蚈算  船舶の぀り合い重心メタセンタず暪傟斜トリム倉化排氎量蚈算埩原性 進氎蚈算などに぀いお取り䞊げ船舶の安党性などず関連付けお扱う。  り 船舶の抵抗や掚進  船舶の抵抗掚進の原理氎槜詊隓に぀いお取り䞊げ船舶の性胜などず関連付け お扱う。 1 7 船舶工孊 115
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 ゚ 船舶の構造力孊  材料の匷さ応力ずひずみはりの曲げ塑性座屈疲劎軞ずねじり船䜓の 匷床・振動などに぀いお取り䞊げ船舶の安党性などず関連付けお扱う。 〔指導項目〕 4船舶建造  ア 造船の抂芁  む 珟図加工組立  り 搭茉進氎  ゚ 艀 ぎ 装塗装 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 に぀いおは船舶の品質に着目し造船の珟堎における船殻工 皋ず艀 ぎ 装工皋ずを関連付けお扱うこず。むに぀いおは機械工䜜法に぀いおも扱う こず。 4船舶建造  ここでは科目の目暙を螏たえ船舶建造に぀いお船舶を造船の珟堎における船殻 工皋ず艀 ぎ 装工皋ずを関連付けた芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付け お考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお船舶の建造ができるよ うにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 船舶建造に぀いお船殻工皋ず艀 ぎ 装工皋を螏たえお理解するずずもに関連する技術 を身に付けるこず。 ② 船舶を建造する造船の珟堎に着目しお船舶建造に関する課題を芋いだすずずもに 解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 船舶建造に぀いお自ら孊び安党で高性胜・高品質な船舶の建造に䞻䜓的か぀協働 的に取り組むこず。  ア 造船の抂芁  生産蚭蚈から匕枡したでの船舶の建造における各工皋に぀いお取り䞊げ工皋管理 品質管理及び安党察策などず関連付けお扱う。  む 珟図加工組立  珟図䜜業眫 け 曞切断曲げ加工溶接小組立倧組立ブロック艀 ぎ 装などに぀ いお取り䞊げ品質管理や各皮怜査などず関連付けお扱う。  り 搭茉進氎  船台工事搭茉ず䜍眮決め仕䞊工事進氎の皮類進氎蚭備・装眮進氎䜜業な どに぀いお取り䞊げ進氎蚈算や構造怜査などず関連付けお扱う。  ゚ 艀 ぎ 装塗装  艀 ぎ 装工事集配材ず加工艀 ぎ 装方匏船䜓艀 ぎ 装機関艀 ぎ 装電気艀 ぎ 装船舶の塗装 第2ç«  工業科の 各科目 116
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電気防食メッキなどに぀いお取り䞊げ工皋管理や環境に関する芏制などず関連付 けお扱う。 〔指導項目〕 5船舶の管理  ア 怜査制床  む 修繕工事 内容の範囲や皋床 オ  〔指導項目〕の 5 に぀いおは船舶の性胜維持や堪 たん 航性に関わる怜査制床を扱う こず。 5船舶の管理  ここでは科目の目暙を螏たえ船舶の管理に぀いお船舶を性胜維持や堪 たん 航性の芖 点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習 掻動を行うこずなどを通しお船舶の建造ができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 船舶の管理に぀いお船舶の怜査制床ず修繕工事や改造工事の皮類や事䟋を螏たえお 理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 船舶の性胜維持や堪 たん 航性に着目しお船舶の管理に関する課題を芋いだすずずもに 解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 船舶の管理に぀いお自ら孊び船舶の性胜維持や堪 たん 航性に䞻䜓的か぀協働的に取り 組むこず。  ア 怜査制床  船玚維持怜査や条玄怜査などの船舶怜査の皮類や内容実斜時期などに぀いお取り 䞊げ船舶の性胜維持や堪 たん 航性などず関連付けお扱う。  む 修繕工事  船舶の修繕工事や改造工事を怜査制床ず関連付けお皮類や内容に぀いお扱う。  たたこれらの工事を行うための修繕ドックや付垯蚭備などに぀いおも扱う。 1 7 船舶工孊 117
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 この科目は電気珟象を量的に取り扱うこずに必芁な資質・胜力を育成するこずを䞻県 ずしお内容を構成しおいる。  今回の改蚂では電気回路を構成する芁玠ず関連付けお静電珟象や磁気珟象を䜓系的に 孊習する指導項目を䜍眮付けるなどの改善を図り平成21 幎改蚂の孊習指導芁領の「電 気基瀎」から科目名称を改めた。 第1 目暙 1 目 暙  工業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お電気珟象を量的に取り扱うこずに必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこず を目指す。 1電気回路に぀いお電気的諞量の盞互関係を螏たえお理解するずずもに関連す る技術を身に付けるようにする。 2電気回路に関する課題を発芋し技術者ずしお科孊的な根拠に基づき工業技術 の進展に察応し解決する力を逊う。 3電気回路を工業技術に掻甚する力の向䞊を目指しお自ら孊び工業の発展に䞻 䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおはものづくりを電気珟象やそれらの量的な取扱い方の芖点から捉え 工業生産ず盞互に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお 電気回路の技術を掻甚しお工業生産を担うこずができるようにするこずをねらいずしおい る。  目暙の 1 に぀いおは付加䟡倀の高い創造性に富み安党で安心な工業補品を補造 保守できるようにするために電気珟象やそれらの量的な取扱い方電気的諞量の盞互関 係ずそれらを匏の倉圢や蚈算により凊理する方法などを理解しものづくりに実際に掻甚 できる技術を身に付けるようにするこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは電気珟象の物理的な意味に着目しお電気珟象やそれらの量的 な取扱い方に関する課題を芋いだし電気技術の利䟿性のみを泚芖するこずなく瀟䌚に 䞎える圱響に責任をもち科孊的な根拠に基づき工業技術の進展に察応しお解決する力を 逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおは電気回路を工業技術に掻甚する力の向䞊を目指し電気珟象や それらの量的な取扱い方に぀いお自ら孊ぶ態床や情報技術を掻甚するずずもに環境に配 慮した工業生産に぀いお䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこずを意味しおいる。 第2ç«  工業科の 各科目 118 第18 節 電気回路
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第2 内容ずその取扱い 1 内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 電気回路の 芁玠 2 盎流回路 3 亀流回路 4 電気蚈枬 5 各皮の波圢の五぀の指導項目で 46単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う 際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 工業生産に関連付けお考察するよう工倫しお指導するこず。たた蚈算方法の取 扱いに圓たっおは挔習を重芖し実際に掻甚できるよう工倫しお指導するこず。  内容を取り扱う際には各皮メディア教材などを適切に掻甚し孊習の理解を深める ずずもに理論に偏るこずなく実隓・実習ず関連した䜓隓的な孊習を通しお理解し 工業生産に関連付けお考察できるよう工倫しお指導するこず。  たた電気的諞量に぀いお理解するために量ず単䜍の取扱い量ず量ずの関係匏 の倉圢など及び蚈算方法の取扱いに圓たっおは科孊的な根拠に基づいた挔習を重芖し 実際に掻甚できるよう工倫しお指導するこず。 2 内容 2 内 容  1 に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1電気回路の芁玠  ア 電気回路の電流・電圧・抵抗  む 電気抵抗  り 静電容量ず静電珟象  ゚ むンダクタンスず磁気珟象 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のアに぀いおは電流電圧及び抵抗の意味ず関係する量を扱 うこず。りに぀いおは関係する量ず蚈算方法を扱うこず。゚に぀いおはむンダ クタンス及び電流ず磁気に関わる量ず蚈算方法を扱うこず。 1電気回路の芁玠  ここでは科目の目暙を螏たえ電気回路の芁玠に぀いお電気珟象の量的な取扱い ず電気抵抗静電容量むンダクタンスの性質の芖点で捉え物理的な意味や工業生産 に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお電気回路を 工業生産に掻甚するこずができるようにするこずをねらいずしおいる。 1 8 電気回路 119
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 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 電気回路の芁玠に぀いお電気珟象の量的な取扱いやそれらを蚈算により凊理する方 法を螏たえお電気抵抗静電容量むンダクタンスの性質などを理解するずずもに 関連する技術を身に付けるこず。 ② 電気回路を構成する芁玠の電気的性質が工業補品に䞎える圱響に着目しお電気回 路の芁玠に関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果 を怜蚌し改善するこず。 ③ 電気回路を構成する芁玠の電気的性質に぀いお自ら孊び技術の進展に察応した補 造における電気回路の掻甚に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  ア 電気回路の電流・電圧・抵抗  盎流ず亀流及びそれらの電気回路の構成を取り䞊げ抵抗静電容量及びむンダク タンスの性質に぀いお扱う。  導䜓䞭における電子の運動ずそこに流れる電流ずの関係や電流の連続性に぀いお取 り䞊げ電気回路の電流電圧及び抵抗の意味ずそれらの関係を瀺すオヌムの法則に ぀いお扱う。  む 電気抵抗  抵抗の性質ずしお抵抗率導電率及び抵抗枩床係数を取り䞊げそれらを関連付 けお電気抵抗の蚈算ができるよう扱う。  り 静電容量ず静電珟象  静電珟象電気力線静電力電界の匷さ電䜍電束電束密床誘電䜓静電 容量及び静電゚ネルギヌを取り䞊げ電界の匷さ静電容量回路に぀いおの蚈算がで きるよう扱う。  ゚ むンダクタンスず磁気珟象  磁気珟象磁力線磁界の匷さ磁束磁束密床磁気回路磁性䜓磁化曲線 電磁力電磁誘導䜜甚むンダクタンス及び電磁゚ネルギヌを取り䞊げ磁界の匷さ 電磁力及び電磁誘導䜜甚に関わる電気的諞量に぀いおの蚈算ができるよう扱う。 〔指導項目〕 2盎流回路  ア 盎流回路の電流・電圧  む 消費電力ず発生熱量  り 電気の各皮䜜甚 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 のアに぀いおは盎流回路における電流電圧及び抵抗の蚈算 方法を扱うこず。むに぀いおは電流による発熱電力及び電力量を扱うこず。り に぀いおは電気による各皮䜜甚の原理ず利甚を扱うこず。 第2ç«  工業科の 各科目 120
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2盎流回路  ここでは科目の目暙を螏たえ盎流回路に぀いお電流ず電圧及び消費電力ず発生 熱量などの芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・ 䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお盎流回路を工業生産に掻甚するこずができ るようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 盎流回路に぀いお電流電圧抵抗などずそれら電気的諞量の盞互関係ず量的に取 扱う方法や電気的諞量を蚈算により凊理する方法などを螏たえお理解するずずもに 関連する技術を身に付けるこず。 ② 盎流回路の電流電圧抵抗及び盞互関係に着目しお盎流回路に関する課題を芋 いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 盎流回路に぀いお自ら孊び電気の各皮䜜甚などを工業生産ぞの掻甚に䞻䜓的か぀ 協働的に取り組むこず。  ア 盎流回路の電流・電圧  盎流回路における抵抗の各皮接続ず電流電圧ずの関係に぀いお取り䞊げ盎流回 路の電流電圧及び抵抗の蚈算ができるよう扱う。  む 消費電力ず発生熱量  電流の発熱䜜甚に぀いお抵抗に流れる電流によっお消費される電力・電力量発 生熱量ず枩床䞊昇及び蚱容電流を取り䞊げ消費電力及び消費電力量これによる枩 床䞊昇に぀いおの蚈算ができるよう扱う。  たた実際に䜿甚されおいる代衚的な電線やケヌブルなどの蚱容電流に぀いおも扱 う。  り 電気の各皮䜜甚  枩床差による電気゚ネルギヌの発生や電流による吞熱・発熱電流の化孊䜜甚など の珟象を取り䞊げ化孊゚ネルギヌず電気゚ネルギヌずの盞互倉換及びこれを利甚し た電池に぀いお扱う。 〔指導項目〕 3亀流回路  ア 亀流の発生ず衚し方  む 亀流回路の電流・電圧・電力  り 蚘号法  ゚ 䞉盞亀流 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 のアに぀いおは亀流の状態を衚す諞量を扱うこず。むに぀い おは亀流回路における抵抗静電容量及びむンダクタンスに぀いおの蚈算方法を 扱うこず。りに぀いおは亀流回路における電流及び電圧の蚈算方法を扱うこず。 1 8 電気回路 121
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3亀流回路  ここでは科目の目暙を螏たえ亀流回路に぀いお亀流の発生及び電流電圧電 力ず蚘号法などの芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実 践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお亀流回路を工業生産に掻甚するこず ができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 亀流回路に぀いお電流電圧ずそれら電気的諞量の盞互関係ず量的に取り扱う方法 や電気的諞量を蚈算により凊理する方法などを螏たえお理解するずずもに関連する 技術を身に付けるこず。 ② 亀流回路の電流電圧及び盞互関係などに着目しお亀流回路に関する課題を芋い だすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 亀流回路に぀いお自ら孊び電流電圧及び盞互関係などを工業技術ず関連付けた 工業生産ぞの掻甚に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  ア 亀流の発生ず衚し方  瞬時倀最倧倀実効倀平均倀呚波数呚期及び角呚波数などの電気的諞量に ぀いお取り䞊げ抵抗静電容量及びむンダクタンスの働きず電流電圧の量的関係 に぀いお蚈算ができるよう扱う。  む 亀流回路の電流・電圧・電力  抵抗静電容量むンダクタンスを組み合わせた亀流回路における電流電圧及び 電力などの電気的諞量の盞互関係に぀いお取り䞊げベクトル算法による蚈算ができ るよう扱う。  り 蚘号法  亀流回路の電流や電圧などのベクトルを耇玠数で衚瀺させる蚘号法に぀いお取り䞊 げ蚘号法により亀流回路の電流電圧及びむンピヌダンスの蚈算ができるよう扱う。  ゚ 䞉盞亀流  䞉盞亀流の発生ず回路構成電流電圧の関係に぀いお取り䞊げ䞉盞亀流回路の 電流電圧及び電力に぀いおの蚈算ができるよう扱う。  たた単盞亀流ず比范しお同䞀の送電電圧送電電力電力損倱及び送電距離で は電線質量が少ないこずや動力源ずしお構造が簡単な電動機を䜿甚できるなどの利 点に぀いおも扱う。 〔指導項目〕 4電気蚈枬  ア 電気蚈噚の原理ず構造  む 基瀎量の枬定  り 枬定量の取扱い 第2ç«  工業科の 各科目 122
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内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 のアに぀いおは電気蚈噚の原理構造特性及び取扱い方法 を扱うこず。むに぀いおは基瀎量の枬定法を扱うこず。りに぀いおは枬定に䌎 う誀差や枬定倀の取扱いなどを扱うこず。 4電気蚈枬  ここでは科目の目暙を螏たえ電気蚈枬に぀いお電気蚈噚の原理ず構造特性の 芖点で捉え工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなど を通しお電気蚈枬を工業生産に掻甚するこずができるようにするこずをねらいずしお いる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 電気蚈枬に぀いお枬定原理ず電気的諞量を取り扱う方法を螏たえお理解するずずも に関連する技術を身に付けるこず。 ② 電気蚈枬の圹割や意味及び枬定の誀差や枬定倀の取扱いが工業生産に䞎える圱響に 着目しお電気的諞量の枬定及び枬定倀の取扱いに関する課題を芋いだすずずもに解 決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 電気に関する基瀎量の枬定機噚ず枬定回路に぀いお自ら孊び電気的諞量の蚈枬に 䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  ア 電気蚈噚の原理ず構造  指瀺電気蚈噚の原理構造特性及び取扱い方法に぀いお扱う。  デゞタル蚈噚に぀いおはアナログ蚈噚ず察比させお原理取扱い方法に぀いお扱 う。  む 基瀎量の枬定  抵抗や電力などの枬定方法に぀いお盎接枬定法ず間接枬定法偏䜍法ず零䜍法に ぀いお取り䞊げ実際に枬定できるよう扱う。  電流電圧電力電力量力率䜍盞呚波数むンピヌダンス及び磁束などの 電気的諞量の枬定法ず各皮の波圢芳枬の方法に぀いお取り䞊げ枬定機噚の取扱いに ぀いおは実習ず関連付けお電気的諞量の枬定及び波圢の芳枬が正しくできるよう 扱う。  り 枬定量の取扱い  枬定に䌎う誀差感床枬定倀の取扱い及び電気単䜍・暙準噚の取扱いなどに぀い お取り䞊げ工業生産における蚈枬の果たす圹割ず関連付けお枬定量の凊理ができ るよう扱う。 〔指導項目〕 5各皮の波圢  ア 非正匊波亀流  む 過枡珟象 1 8 電気回路 123
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内容の範囲や皋床 オ  〔指導項目〕の 5 のアに぀いおは非正匊波圢の発生を扱うこず。むに぀いおは 電気回路における過枡珟象の発生ずその回路の時定数を扱うこず。 5各皮の波圢  ここでは科目の目暙を螏たえ各皮の波圢に぀いお発生ず電気的諞量の取扱い方 の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な 孊習掻動を行うこずなどを通しお非正匊波亀流や過枡珟象を工業生産に掻甚するこずが できるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 各皮の波圢に぀いお非正匊波亀流の発生ず呚波数の異なる正匊波亀流の合成ずしお の取扱いや電気回路に発生する過枡珟象の性質を螏たえお理解するずずもに関連す る技術を身に付けるこず。 ② 非正匊波亀流及び電気回路に発生する過枡珟象ずその取扱い方法における工業補品 や電気蚭備ずの関連に着目しお非正匊波亀流及び過枡珟象に関する課題を芋いだす ずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 非正匊波亀流ず電気回路に発生する過枡珟象の取扱いを工業技術ず関連付けお自ら 孊び電気回路における非正匊波亀流の取扱いに䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  ア 非正匊波亀流  正匊波亀流以倖の亀流波圢のひずみの発生芁因ず非正匊波亀流の衚瀺方法を取り䞊 げひずみ率波圢率及び波高率に぀いお扱う。  非正匊波亀流に぀いおは呚波数の異なった正匊波亀流の合成ず関連付け非正匊 波亀流の波圢の分析や電流電圧及び電力の量的関係に぀いお蚈算できるよう扱う。  む 過枡珟象  静電容量やむンダクタンスを含む電気回路に発生する過枡珟象ずこの珟象におけ る波圢及び倉化の速さを衚す時定数に぀いお扱う。  過枡珟象を利甚した埮分回路や積分回路などに発生するパルス波圢ず関連付けお 実際に掻甚できるよう扱う。 第2ç«  工業科の 各科目 124
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 この科目は電気機噚を掻甚した工業生産に必芁な資質・胜力を育成するこずを䞻県ず しお内容を構成しおいる。  今回の改蚂では電力倉換技術の進展に察応するため平成21 幎改蚂の孊習指導芁領 の「電気機噚」に䜍眮付けられおいたパワヌ゚レクトロニクスの基本回路ず応甚回路に぀ いおそれぞれ電力倉換ず電力倉換回路に再構成するなどの改善を図った。 第1 目暙 1 目 暙  工業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お電気機噚を掻甚した工業生産に必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずを 目指す。 1電気機噚に぀いお゚ネルギヌの倉換を螏たえお理解するずずもに関連する技 術を身に付けるようにする。 2電気機噚に関する課題を発芋し技術者ずしお科孊的な根拠に基づき工業技術 の進展に察応し解決する力を逊う。 3電気機噚に関わる電気゚ネルギヌを掻甚する力の向䞊を目指しお自ら孊び工 業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおはものづくりを電気機噚の特性の芖点から捉え工業生産ず盞互に 関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお電気機噚を掻甚 しお工業生産を担うこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは付加䟡倀の高い安党で安心な工業補品や蚭備を補造し保守 できるようにするために各皮電気機噚の原理構造特性及びこれらの機噚に䜿甚され る電気材料に぀いお理解しものづくりに実際に掻甚できる技術を身に付けるようにする こずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは電気機噚の原理構造特性に着目しお電気機噚に関する課 題を芋いだし電気技術の利䟿性のみを泚芖するこずなく補品が瀟䌚に䞎える圱響に責 任をもち科孊的な根拠に基づき工業技術の進展に察応しお解決する力を逊うこずを意味 しおいる。  目暙の 3 に぀いおは電気機噚の技術を掻甚した安党で安心な工業補品や蚭備の補造 保守する力の向䞊を目指し電気機噚の原理構造特性に぀いお自ら孊ぶ態床や情報 技術の掻甚ずずもに環境に配慮した工業生産に぀いお䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を 逊うこずを意味しおいる。 1 9 電気機噚 125 第19 節 電気機噚
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第2 内容ずその取扱い 1 内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 盎流機噚 2 亀流機噚 3 電気材料 4 パワヌ゚レクトロニクスの四぀の指導項目で46 単 䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮 事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 蚈算方法の取扱いに圓たっおは挔習を重芖し実際に掻甚できるよう工倫しお 指導するこず。 む 工業生産に関連付けお考察できるようにするずずもに電気機噚に関する法芏及 び日本工業芏栌などの各皮芏栌に぀いおも理解できるよう工倫しお指導するこず。  内容を取り扱う際には蚈算方法の取扱いに圓たっお理論に偏るこずなく科孊的な根 拠に基づいた挔習を重芖し実際に掻甚できるよう工倫しお指導するこず。  工業生産に関連付けお考察できるようにするずずもに電気機噚に関する法芏や日本 工業芏栌JISなどの各皮芏栌に぀いおはそれぞれの内容を関連付けお取り扱い 具䜓的に理解できるよう工倫しお指導するこず。 2 内容 2 内 容  1に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1盎流機噚  ア 盎流発電機  む 盎流電動機  り 特殊電動機 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1  2 及び 4 のアに぀いおは原理構造及び特性を扱うこず。 1盎流機噚  ここでは科目の目暙を螏たえ盎流機噚に぀いお原理構造及び電気的機械的 な特性の芖点で捉え工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行う こずなどを通しお盎流機噚を工業生産に掻甚するこずができるようにするこずをねら いずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 第2ç«  工業科の 各科目 126
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① 盎流機噚に぀いお原理構造及び機噚の特性を螏たえお理解するずずもに関連す る技術を身に付けるこず。 ② 盎流機噚の原理構造及び電気的機械的な特性に着目しお盎流機噚に関する課 題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこ ず。 ③ 盎流機噚の原理構造及び特性に぀いお自ら孊び゚ネルギヌ倉換機噚ずしおの発 電機電動機の掻甚に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  ア 盎流発電機  電磁誘導を利甚した゚ネルギヌ倉換機噚ずしお各皮の盎流発電機の原理構造 特性及び特城に぀いお扱う。  たた分巻発電機などの盎流発電機の特性などに基づいた機噚の取扱いに぀いおも 扱う。  む 盎流電動機  電磁力を利甚した゚ネルギヌ倉換機噚ずしお各皮の盎流電動機の原理構造特 性及び特城に぀いお扱う。  たた分巻電動機など盎流電動機の始動ず速床制埡の方法などに぀いおも扱う。  り 特殊電動機  䞀般甚小圢電動機ずしお氞久磁石圢盎流電動機制埡甚小圢電動機のコアレス盎流 電動機ブラシレス盎流電動機及びステッピングモヌタなどの原理構造特性及び 特城に぀いお扱う。 〔指導項目〕 2亀流機噚  ア 倉圧噚  む 誘導機  り 同期機 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1  2 及び 4 のアに぀いおは原理構造及び特性を扱うこず。 2亀流機噚  ここでは科目の目暙を螏たえ亀流機噚に぀いお原理構造及び電気的機械的 な特性の芖点で捉え工業生産に関連付けお考察しこれらの孊習を基盀ずした実践 的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお倉圧噚誘導機及び同期機に぀いお取り 扱い亀流機噚を工業生産に掻甚するこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 亀流機噚に぀いお原理構造及び機噚の特性を螏たえお理解するずずもに関連す る技術を身に付けるこず。 ② 亀流機噚の原理構造及び電気的機械的な特性に着目しお亀流機噚に関する課 1 9 電気機噚 127
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題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこ ず。 ③ 亀流機噚の原理構造及び特性に぀いお自ら孊び゚ネルギヌ倉換機噚ずしおの倉 圧噚誘導機及び同期機の掻甚に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  ア 倉圧噚  単盞倉圧噚の原理構造及び特性に぀いお扱う。  む 誘導機  回転機ずしお代衚的な䞉盞誘導電動機の原理構造及び特性に぀いお扱う。  たた単盞誘導電動機の構造及び特性䞊びに誘導電圧調敎噚などの原理に぀いおも 扱う。  敎流子電動機に぀いおは原理ず甚途に぀いお扱う。  り 同期機  同期発電機や同期電動機の原理構造及び特性に぀いお扱う。  たた氞久磁石圢同期電動機やスむッチトリラクタンス電動機などの小圢電動機に ぀いおは原理ず甚途に぀いお扱う。 〔指導項目〕 3電気材料  ア 導電材料  む 磁性材料  り 絶瞁材料 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 3 に぀いおは特性及び取扱い方法を扱うこず。 3電気材料  ここでは科目の目暙を螏たえ電気材料に぀いお特性や取扱い方法の芖点で捉え 工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお電気 材料を工業生産に掻甚するこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 電気材料に぀いお特性や取扱い方法を螏たえお理解するずずもに関連する技術を 身に付けるこず。 ② 電気材料の特性及び取扱い方法に着目しお電気材料に関する課題を芋いだすずず もに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 電気材料に぀いお自ら孊び導電材料磁性材料及び絶瞁材料の掻甚に䞻䜓的か぀ 協働的に取り組むこず。  ア 導電材料  各皮の電線材料抵抗材料などの甚途を取り䞊げ各材料の特性や取扱いに぀いお 扱う。 第2ç«  工業科の 各科目 128
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 たた超䌝導材料などの新玠材に぀いおも取り䞊げ特性ず甚途に぀いお扱う。  む 磁性材料  電気機噚の鉄心や氞久磁石などに䜿われる各皮の磁性材料の甚途を取り䞊げ各材 料の特性や取扱いに぀いお扱う。  り 絶瞁材料  電線や電気機噚などに䜿われる各皮の絶瞁材料の甚途を取り䞊げ各材料の特性や 取扱いに぀いお扱う。 〔指導項目〕 4パワヌ゚レクトロニクス  ア パワヌ゚レクトロニクス玠子  む 電力倉換  り 電力倉換回路 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1  2 及び 4 のアに぀いおは原理構造及び特性を扱うこず。 り  〔指導項目〕の 4 のむに぀いおは方匏及び原理を扱うこず。りに぀いおはパ ワヌ゚レクトロニクス玠子を䜿甚した電子回路を扱うこず。 4パワヌ゚レクトロニクス  ここでは科目の目暙を螏たえパワヌ゚レクトロニクスを利甚した電力倉換技術に ぀いお玠子の特性ず電力倉換の方匏の芖点で捉え工業生産に関連付けお考察し実 践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しおパワヌ゚レクトロニクスを工業生産に 掻甚するこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① パワヌ゚レクトロニクスに぀いお電力倉換の原理特性を螏たえお理解するずずも に関連する技術を身に付けるこず。 ② パワヌ゚レクトロニクス玠子の原理構造及び特性に着目しおパワヌ゚レクトロ ニクスに関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を 怜蚌し改善するこず。 ③ パワヌ゚レクトロニクスに぀いお自ら孊び省゚ネルギヌのためのパワヌ゚レクト ロニクス玠子を䜿甚した電子回路の掻甚に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  ア パワヌ゚レクトロニクス玠子  シリコン敎流玠子サむリスタパワヌトランゞスタなどを取り䞊げ原理構造 及び特性に぀いお扱う。  む 電力倉換  スむッチング玠子を甚いた電力の倉換方匏ずその電力倉換の原理に぀いお扱う。  り 電力倉換回路  パワヌ゚レクトロニクス玠子で構成された敎流回路むンバヌタ回路盎流チョッ 1 9 電気機噚 129
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パ回路及び亀流電力調敎回路などを取り䞊げ原理ず回路構成に぀いお扱う。  パワヌ゚レクトロニクス玠子で構成された電子機噚甚電源装眮可倉電圧可倉呚波 数電源装眮盎流電動機甚電源装眮及び呚波数倉換装眮などを取り䞊げ原理ず回路 構成及び甚途に぀いお扱う。 第2ç«  工業科の 各科目 130
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 この科目は電力を䟛絊する技術を掻甚した工業生産に必芁な資質・胜力を育成するこ ずを䞻県ずしお内容を構成しおいる。  今回の改蚂では環境保党の芳点から発電技術に察応するため発電の指導項目に再 生可胜゚ネルギヌによる発電を䜍眮付けるなどの改善を図った。 第1 目暙 1 目 暙  工業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お電力を䟛絊する技術を掻甚した工業生産に必芁な資質・胜力を次のずおり育成 するこずを目指す。 1電力技術に぀いお電力の䟛絊ず利甚技術を螏たえお理解するずずもに関連す る技術を身に付けるようにする。 2電力の䟛絊ず利甚技術に関する課題を発芋し技術者ずしお科孊的な根拠に基 づき工業技術の進展に察応し解決する力を逊う。 3電力を効率的に利甚する力の向䞊を目指しお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か ぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおは電力技術を電力の䟛絊ず利甚の芖点から捉え工業生産ず盞互に 関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお電力を䟛絊する 技術を掻甚した工業生産を担うこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは付加䟡倀の高い安党で安心な電力蚭備を斜工するずずもに その蚭備の適切な運甚ず保守ができるようにするために電気゚ネルギヌの発電方法送 電方法やその利甚方法などを螏たえお理解するずずもに工業生産における様々な状況に 察応できる技術を身に付けるようにするこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは電力の䟛絊ず利甚する方法などに着目しお電力技術に関する 課題を芋いだし電気技術の利䟿性のみを泚芖するこずなく瀟䌚に䞎える圱響にも責任 をもち科孊的な根拠に基づき工業技術の進展に察応し解決する力を逊うこずを意味しお いる。  目暙の 3 に぀いおは電力を効率的に利甚する力の向䞊を目指し発電送電や配電 の方法及び電力を利甚する技術に぀いお自ら孊ぶ態床や電力技術の発展に䞻䜓的か぀協 働的に取り組む態床を逊うこずを意味しおいる。 第2 内容ずその取扱い 1 内容の構成及び取扱い  この科目は 1 発電 2 送電ず配電 3 電力の制埡 4 電力の利甚 5 省゚ネ 2 0 電力技術 131 第20 節 電力技術
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ルギヌ技術 6 電気に関する法芏の六぀の指導項目で46 単䜍皋床履修されるこず を想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺さ れおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア  〔指導項目〕の 4 のアからオたでに぀いおは生埒の実態や孊科の特色等に応じ おいずれか䞉぀以䞊を遞択しお扱うこずができるこず。  内容を取り扱う際には 〔指導項目〕の 4 電力の利甚のアからオたでに぀いお工業 生産の省力化に関する仕組みなど電力が倚くの分野で利甚されおいるこずを螏たえ 生埒の実態や孊科の特色等に応じおいずれか䞉぀以䞊を遞択しお扱うこずができるこ ず。 2 内容 2 内 容  1に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1発電  ア 発電方匏  む 火力発電  り 再生可胜゚ネルギヌによる発電  ゚ 原子力発電 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のアに぀いおは発電方匏の抂芁ず特城を扱うこず。むから゚ たでに぀いおは発電の原理方法構成及び特性を扱うこず。りに぀いおは氎 力発電倪陜光発電颚力発電などを扱うこず。 1発電  ここでは科目の目暙を螏たえ発電に぀いお火力再生可胜゚ネルギヌ原子力 などの発電の方匏の芖点で捉え環境保党省資源及び省゚ネルギヌに配慮した発電技 術の進展ず産業瀟䌚ずの関係に぀いお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずな どを通しお工業生産などに掻甚する電力を効率的に発生させるこずができるようにする こずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 発電に぀いお環境保党省資源及び省゚ネルギヌに配慮した発電方法を螏たえお理 解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 発電方匏の抂芁ず特城や発電の原理方法構成及び特性に着目しお発電に関す る課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善す 第2ç«  工業科の 各科目 132
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るこず。 ③ 発電に぀いお自ら孊び゚ネルギヌや資源の効率的な電気゚ネルギヌぞの倉換に䞻 䜓的か぀協働的に取り組むこず。  ア 発電方匏  自然界にぱネルギヌ資源が様々な圢態で存圚しおいるこずを取り䞊げ電気゚ネ ルギヌに倉換する方匏抂芁及び特城に぀いお扱う。  む 火力発電  火力発電の原理方法構成及び特性に぀いお扱う。  火力発電所の構成熱効率及び環境察策に぀いお扱う。  り 再生可胜゚ネルギヌによる発電  再生可胜゚ネルギヌを掻甚した倧芏暡氎力発電新゚ネルギヌを掻甚した倪陜光発 電颚力発電廃棄物発電及び燃料電池などを取り䞊げ発電の原理方法構成 特性に぀いお扱う。  たた氎力発電所の構成及び運甚に぀いお扱うずずもに新゚ネルギヌを掻甚した 発電の評䟡ず課題に぀いおも扱う。  ゚ 原子力発電  原子力発電の原理方法構成及び特性に぀いお取り䞊げ原子力発電所の構成 運甚安党察策に぀いお扱う。  たた発電を終えた原子力発電所の解䜓などに関わる工皋や技術などに぀いお扱う。 〔指導項目〕 2送電ず配電  ア 送電  む 配電  り 自家甚倉電所ず屋内配線 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 のアに぀いおは送電の方匏ず特性倉電所の構成及び運甚を 扱うこず。むに぀いおは配電の方匏構成特性及び保守を扱うこず。りに぀い おは自家甚倉電所の構成関連する法芏の目的ず抂芁及び屋内配線の蚭蚈・斜工 を扱うこず。 2送電ず配電  ここでは科目の目暙を螏たえ送電ず配電に぀いお方匏や自家甚倉電所の構成な どの芖点で捉え環境保党省資源及び省゚ネルギヌに配慮した送配電技術の進展ず産 業瀟䌚ずの関係に぀いお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお 安定的に送電配電し安党に電力を䜿甚するこずができるようにするこずをねらいず しおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 2 0 電力技術 133
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① 送電ず配電に぀いお方匏や構成などを螏たえお理解するずずもに関連する技術を 身に付けるこず。 ② 送電ず発電の方匏や特性などに着目しお送電ず配電に関する課題を芋いだすずず もに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 送電ず配電に぀いお自ら孊び電力系統の構成ず運甚に䞻䜓的か぀協働的に取り組 むこず。  ア 送電  送電の目的各皮送電方匏送電線路の構成ず特性に぀いお扱う。  倉電所の構成では線路開閉噚や遮断噚など運甚では監芖制埡などに぀いお扱う。  む 配電  工堎や孊校などの配電蚭備を取り䞊げ配電方匏構成特性及び保守ず保安に぀ いお扱う。  り 自家甚倉電所ず屋内配線  配線材料や噚具を具䜓的に取り䞊げ自家甚倉電所の構成ず電気事業法などの関連 する法芏の抂芁に぀いお扱う。  屋内配線の蚭蚈ず斜工に぀いお扱う。 〔指導項目〕 3電力の制埡  ア シヌケンス制埡  む フィヌドバック制埡  り コンピュヌタ制埡 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 に぀いおは電気゚ネルギヌに関する制埡の原理制埡系の構 成及び動䜜を扱うこず。 3電力の制埡  ここでは科目の目暙を螏たえ電力の制埡に぀いおシヌケンス制埡フィヌドバ ック制埡及びコンピュヌタ制埡の原理構成などの芖点で捉え科孊的な根拠に基づき 工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお電 力の制埡を工業生産の省力化や自動化ぞ掻甚するこずができるようにするこずをねらい ずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 電力の制埡に぀いお゚ネルギヌず制埡技術を螏たえお理解するずずもに関連する 技術を身に付けるこず。 ② 電気゚ネルギヌの制埡の原理制埡系の構成に着目しお電力の制埡に関する課題 を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 電力の制埡に぀いお自ら孊び工業生産の省力化や自動化ぞの掻甚に䞻䜓的か぀協 第2ç«  工業科の 各科目 134
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働的に取り組むこず。  ア シヌケンス制埡  シヌケンス制埡の基本原理制埡系の構成及び動䜜に぀いお扱う。  む フィヌドバック制埡  フィヌドバック制埡の基本原理制埡系の構成及び動䜜に぀いお扱う。  り コンピュヌタ制埡  コンピュヌタ制埡の基本原理制埡系の構成及び動䜜に぀いお扱う。 〔指導項目〕 4電力の利甚  ア 照明  む 電熱  り 電気化孊  ゚ 電気鉄道  オ 家庭甚電気機噚 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 に぀いおは電力利甚の原理機噚ず装眮の構成及び利甚䟋を 扱うこず。 4電力の利甚  ここでは科目の目暙を螏たえお電力の利甚に぀いお照明電熱電気化孊電 気鉄道及び家庭甚電気機噚の原理や利甚の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産 に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお電力を効率 的に利甚するこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 電力の利甚に぀いお電力機噚ず工業生産を螏たえお理解するずずもに関連する技 術を身に付けるこず。 ② 電力機噚の原理に着目しお電力の利甚に関する課題を芋いだすずずもに解決策を 考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 電力の利甚に぀いお自ら孊び電力の安党で効率的な利甚に䞻䜓的か぀協働的に取 り組むこず。  ア 照明  光の性質光に関する基本的な諞量ずそれらの単䜍各皮光源の構造特性及び枬 光方法に぀いお取り䞊げ照明に぀いおの蚭蚈ができるよう扱う。  む 電熱  電気炉や電気溶接機などの原理や取扱い方法を取り䞊げ電熱の発生ず加熱方匏及 び電熱材料に぀いお扱う。 2 0 電力技術 135