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 この科目は経営管理に有甚な適切な䌚蚈情報を提䟛するずずもに効果的に掻甚する ために必芁な資質・胜力を育成するこずを䞻県ずしたものである。  今回の改蚂では実務で必芁ずされる経営管理などの内容を螏たえ業瞟枬定に関する 指導項目を取り入れるなど改善を図った。 第1 目暙  目 暙  商業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お経営管理に有甚な䌚蚈情報の提䟛ず掻甚に必芁な資質・胜力を次のずおり育成 するこずを目指す。 1管理䌚蚈に぀いお実務に即しお䜓系的・系統的に理解するずずもに関連する 技術を身に付けるようにする。 2䌚蚈情報を掻甚した経営管理の方法の劥圓性ず課題を芋いだしビゞネスに携 わる者ずしお科孊的な根拠に基づいお創造的に課題に察応する力を逊う。 3適切な経営管理を行う力の向䞊を目指しお自ら孊び経営管理に有甚な䌚蚈情 報の提䟛ず効果的な掻甚に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおは経営管理を適切に行っお䌁業の瀟䌚的責任を果たす芖点をもち 意思決定に必芁な䌚蚈情報を提䟛する堎面を想定し短期利益蚈画の立案や業瞟枬定に取 り組む実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお経営管理に有甚な適切な䌚蚈 情報の提䟛ず効果的な掻甚に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるよう にするこずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは管理䌚蚈に関する理論的な知識ず技術にずどたらず実務ず関 連付けられビゞネスの様々な堎面で圹に立぀実務に即した知識ず技術を身に付けるよう にするこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは唯䞀絶察の答えがないこずの倚い経枈瀟䌚にあっお管理䌚蚈 をはじめずした様々な知識技術などを掻甚し䌚蚈情報を掻甚した経営管理の方法の劥 圓性ず実務に適甚するこずに䌎う課題を芋いだすずずもに経営管理が瀟䌚に及がす圱響 を螏たえ管理䌚蚈に関する理論䌁業掻動の流れなど科孊的な根拠に基づいお工倫しお よりよく課題に察応する力を逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおは䌚蚈情報を掻甚しお適切な経営管理を行う力の向䞊を目指しお 自ら管理䌚蚈に぀いお孊ぶ態床及び組織の䞀員ずしお自己の圹割を認識しお圓事者ずしお の意識をもち他者ず信頌関係を構築しお積極的に関わり短期利益蚈画の立案業瞟枬 定など経営管理に有甚な䌚蚈情報の提䟛ず効果的な掻甚に責任をもっお取り組む態床を逊 うこずを意味しおいる。 117 1 5 管理䌚蚈 第15 節 管理䌚蚈
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第2 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 管理䌚蚈ず 経営管理 2 短期利益蚈画 3 業瞟枬定 4 予算線成ず予算統制 5 コスト・マネ ゞメント 6 経営意思決定の六぀の指導項目で24単䜍皋床履修されるこずを想 定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されお いる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 実務に即した䟋題を取り入れた孊習掻動及び䌚蚈情報を掻甚した経営管理の方法 に぀いお考察や蚎論を行う孊習掻動を通しお科孊的な根拠に基づいお適切な経営 管理に取り組むこずができるようにするこず。  内容を取り扱う際には科孊的な根拠に基づいお適切な経営管理に取り組むこずがで きるようにするこずずしおいる。  そのため短期利益蚈画業瞟枬定予算線成などに関する䟋題などを実務に即しお 工倫するずずもに䌚蚈情報を掻甚した経営管理の方法の劥圓性や課題などに぀いお考 察や蚎論を行う孊習掻動を取り入れるこずが倧切である。  内容  内 容  に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1管理䌚蚈ず経営管理  ア 管理䌚蚈の目的  む 管理䌚蚈ず原䟡蚈算ずの関係 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のアに぀いおは経営管理の重芁性に぀いおも扱うこず。 1管理䌚蚈ず経営管理  ここでは科目の目暙を螏たえ管理䌚蚈ず経営管理ずの関係に関する知識などを基 盀ずしお管理䌚蚈の意矩に぀いお自らの考えをも぀ずずもに経営管理に有甚な䌚蚈 情報の提䟛ず効果的な掻甚に぀いおの意識ず意欲を高め組織の䞀員ずしおの圹割を果 たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 管理䌚蚈の抂芁に぀いお理解するこず。 ② 管理䌚蚈の意矩に぀いお経営管理ず関連付けお芋いだすこず。 118 第2ç«  商業科の 各科目
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③ 管理䌚蚈に぀いお自ら孊び経営管理に有甚な䌚蚈情報の提䟛ず効果的な掻甚に䞻 䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 管理䌚蚈の目的  ここでは管理䌚蚈ず財務䌚蚈の目的の違い及び䌁業が発展する䞊で経営管理が重 芁な圹割を担っおいるこずに぀いお扱う。 む 管理䌚蚈ず原䟡蚈算ずの関係  ここでは経営管理の芖点から捉えた管理䌚蚈ず原䟡蚈算ずの関係に぀いお扱う。 〔指導項目〕 2短期利益蚈画  ア 原䟡予枬の方法  む 損益分岐分析ず感床分析  り 利益の最倧化 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 のりに぀いおは制玄条件の䞋で営業利益を最倧にする販売数 量の組合せを求める方法に぀いお扱うこず。 2短期利益蚈画  ここでは科目の目暙を螏たえ原䟡予枬の方法損益分岐分析など短期利益蚈画に 関する知識技術などを基盀ずしお短期利益蚈画の立案の方法を実務に適甚し䌚蚈 情報に基づく適切な短期利益蚈画の立案に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこ ずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 短期利益蚈画に぀いお理論ず実務ずを関連付けお理解するずずもに関連する技術 を身に付けるこず。 ② 短期利益蚈画の立案の方法の劥圓性ず実務における課題を芋いだし科孊的な根拠 に基づいお課題に察応するこず。 ③ 短期利益蚈画に぀いお自ら孊び䌚蚈情報に基づく適切な短期利益蚈画の立案に䞻 䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 原䟡予枬の方法  ここでは原䟡予枬の方法に関しお費目別粟査法高䜎点法最小自乗法に぀い お扱う。 む 損益分岐分析ず感床分析  ここでは安党䜙裕率損益分岐点比率及び経営レバレッゞ係数の蚈算方法ず掻甚 方法に぀いお扱う。たた販売䟡栌販売量倉動費固定費などの倉化が営業利益 に及がす圱響に぀いお扱う。 り 利益の最倧化  ここでは単䞀及び耇数の制玄条件がある堎合を想定しお営業利益を最倧にする 119 1 5 管理䌚蚈
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販売数量の組合せを求める方法に぀いお扱う。 〔指導項目〕 3業瞟枬定  ア 䌁業の組織構造  む 業瞟枬定の方法 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 のむに぀いおは事業郚制組織における業瞟枬定の方法に぀い お扱うこず。 3業瞟枬定  ここでは科目の目暙を螏たえ業瞟枬定に関する知識技術などを基盀ずしお業 瞟枬定の方法を実務に適甚し䌚蚈情報に基づく適切な業瞟枬定に぀いお組織の䞀員 ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 業瞟枬定に぀いお理論ず実務ずを関連付けお理解するずずもに関連する技術を身 に付けるこず。 ② 業瞟枬定の方法の劥圓性ず実務における課題を芋いだし科孊的な根拠に基づいお 課題に察応するこず。 ③ 業瞟枬定に぀いお自ら孊び䌚蚈情報に基づく適切な業瞟枬定に䞻䜓的か぀協働的 に取り組むこず。 ア 䌁業の組織構造  ここでは事業郚制組織ず職胜別組織の特城に぀いお扱う。 む 業瞟枬定の方法  ここでは責任センタヌの損益蚈算曞を䜜成し投䞋資本利益率残䜙利益資本 コスト率を甚いお責任センタヌの業瞟枬定を行う方法に぀いお扱う。 〔指導項目〕 4予算線成ず予算統制  ア 䌁業予算の線成  む 予算統制の方法 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 のむに぀いおは予算統制の意矩予算実瞟差異分析の方法な どに぀いお扱うこず。 4予算線成ず予算統制  ここでは科目の目暙を螏たえ予算線成ず予算統制に関する知識技術などを基盀 ずしお予算線成ず予算統制の方法を実務に適甚し䌚蚈情報に基づく適切な予算線成 ず予算統制に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずを 120 第2ç«  商業科の 各科目
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ねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 予算線成ず予算統制に぀いお理論ず実務ずを関連付けお理解するずずもに関連す る技術を身に付けるこず。 ② 予算線成ず予算統制の方法の劥圓性ず実務における課題を芋いだし科孊的な根拠 に基づいお課題に察応するこず。 ③ 予算線成ず予算統制に぀いお自ら孊び䌚蚈情報に基づく適切な予算線成ず予算統 制に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 䌁業予算の線成  ここでは䌁業予算の意矩及び予算線成の手続に぀いお扱う。たた四半期の予想 珟金収支を基にした予定貞借察照衚ず予定損益蚈算曞の䜜成方法に぀いお具䜓的な 䟋を甚いお扱う。 む 予算統制の方法  ここでは予算統制ず予算実瞟差異分析の意矩及び党郚原䟡蚈算ず盎接原䟡蚈算に おける予算実瞟差異分析の方法に぀いお扱う。たた販売の組合せの倉化による差異 の分析方法に関しお同皮補品の予算実瞟差異分析に぀いお扱う。 〔指導項目〕 5コスト・マネゞメント  ア 暙準原䟡蚈算  む 盎接暙準原䟡蚈算  り 目暙原䟡蚈算  ゚ 掻動基準原䟡蚈算  オ 品質原䟡蚈算 内容の範囲や皋床 オ  〔指導項目〕の 5 のアに぀いおは暙準原䟡蚈算における仕損枛損原料配合 差異などに぀いお扱うこず。むに぀いおは暙準原䟡蚈算による盎接原䟡蚈算を採 甚した堎合の差異分析を䌎った財務諞衚の䜜成方法などに぀いお扱うこず。 5コスト・マネゞメント  ここでは科目の目暙を螏たえ暙準原䟡蚈算盎接暙準原䟡蚈算などによるコス ト・マネゞメントに関する知識技術などを基盀ずしおコスト・マネゞメントの方法 を実務に適甚し経営管理に有甚な䌚蚈情報の提䟛ず効果的な掻甚に぀いお組織の䞀 員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① コスト・マネゞメントに぀いお理論ず実務ずを関連付けお理解するずずもに関連 する技術を身に付けるこず。 121 1 5 管理䌚蚈
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② コスト・マネゞメントの方法の劥圓性ず実務における課題を芋いだし科孊的な根 拠に基づいお課題に察応するこず。 ③ コスト・マネゞメントに぀いお自ら孊び経営管理に有甚な䌚蚈情報の提䟛ず効果 的な掻甚に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 暙準原䟡蚈算  ここでは暙準原䟡蚈算における仕損枛損原料配合差異原料歩留差異劎働 ミックス差異及び劎働歩留差異に぀いお扱う。 む 盎接暙準原䟡蚈算  ここでは暙準原䟡蚈算による盎接原䟡蚈算ず実際原䟡蚈算による盎接原䟡蚈算の 違い暙準原䟡蚈算による盎接原䟡蚈算を採甚した堎合の差異分析を䌎った損益蚈算 曞の䜜成方法に぀いお扱う。 り 目暙原䟡蚈算  ここでは目暙原䟡蚈算の目的及び原䟡䌁画原䟡維持原䟡改善の方法に぀いお 扱う。 ゚ 掻動基準原䟡蚈算  ここでは掻動基準原䟡蚈算の意矩ず特城補品原䟡の蚈算方法及び掻動基準原䟡 管理の抂芁に぀いお扱う。 オ 品質原䟡蚈算  ここでは品質原䟡蚈算の意矩及び品質原䟡を把握するための予防・評䟡・倱敗ア プロヌチの方法に぀いお扱う。 〔指導項目〕 6経営意思決定  ア 経営意思決定の抂芁  む 業務的意思決定  り 構造的意思決定 内容の範囲や皋床 カ  〔指導項目〕の 6 のアに぀いおは経営意思決定の意矩ず過皋及び業務的意思決 定ず構造的意思決定の特城に぀いお扱うこず。 6経営意思決定  ここでは科目の目暙を螏たえ経営意思決定に関する知識技術などを基盀ずしお 経営意思決定の方法を実務に適甚し䌚蚈情報に基づく適切な経営意思決定に぀いお 組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 経営意思決定に぀いお理論ず実務ずを関連付けお理解するずずもに関連する技術 を身に付けるこず。 ② 経営意思決定の方法の劥圓性ず実務における課題を芋いだし科孊的な根拠に基づ 122 第2ç«  商業科の 各科目
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いお課題に察応するこず。 ③ 経営意思決定に぀いお自ら孊び䌚蚈情報に基づく適切な経営意思決定に䞻䜓的か ぀協働的に取り組むこず。 ア 経営意思決定の抂芁  ここでは䌁業が発展しおいく䞊での経営意思決定の意矩経営意思決定の過皋及 び業務的意思決定ず構造的意思決定の特城に぀いお扱う。 む 業務的意思決定  ここでは差額原䟡収益分析ずしお特別泚文匕受可吊の意思決定内補か賌入か の意思決定及び远加加工の芁吊の意思決定の方法に぀いお扱う。たた機䌚原䟡の抂 念に぀いお扱う。 り 構造的意思決定  ここでは貚幣の時間䟡倀及び法人皎を考慮した蚭備投資の意思決定に぀いお扱う。 なお蚭備投資に関しおは取替投資及び拡匵投資に぀いお扱う。 123 1 5 管理䌚蚈
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 この科目はビゞネスに関する情報を収集・凊理・分析しお衚珟し掻甚する䞀連の掻 動を情報セキュリティの確保知的財産の保護などに留意しお行うなど䌁業においお 情報を適切に扱うために必芁な資質・胜力を育成するこずを䞻県ずしたものである。  今回の改蚂では情報を適切に衚珟し掻甚できるようにする芖点から情報デザむン 及び問題の発芋ず解決の方法に関する指導項目を取り入れるなど改善を図った。 第1 目暙  目 暙  商業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お䌁業においお情報を適切に扱うために必芁な資質・胜力を次のずおり育成する こずを目指す。 1䌁業においお情報を扱うこずに぀いお実務に即しお䜓系的・系統的に理解する ずずもに関連する技術を身に付けるようにする。 2䌁業においお情報を扱うこずに関する課題を発芋しビゞネスに携わる者ずし お科孊的な根拠に基づいお創造的に解決する力を逊う。 3䌁業掻動を改善する力の向䞊を目指しお自ら孊び䌁業においお情報を適切に 扱うこずに䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおはビゞネスを適切に展開しお䌁業の瀟䌚的責任を果たす芖点をもち ビゞネスの堎面を想定し情報の集蚈ず分析ビゞネス文曞の䜜成プレれンテヌション に取り組む実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお情報を適切に扱うこずに ぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおい る。  目暙の 1 に぀いおは実務ず関連付けられビゞネスの様々な堎面で圹に立぀情報の 収集・凊理・分析・衚珟ず掻甚に関する知識ず技術を身に付けるようにするこずを意味し おいる。  目暙の 2 に぀いおは唯䞀絶察の答えがないこずの倚い経枈瀟䌚にあっおビゞネス に関する情報の扱いをはじめずした様々な知識技術などを掻甚し䌁業においお情報を 収集・凊理・分析しお衚珟し掻甚するこずに関する課題を発芋するずずもに情報の管 理ず発信が瀟䌚に及がす圱響を螏たえ情報セキュリティの確保などに関する技術情報 の扱いに関する成功事䟋や改善を芁する事䟋など科孊的な根拠に基づいお工倫しお最適な 解を導き出しよりよく解決する力を逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおは䌁業掻動を改善する力の向䞊を目指しお自ら情報を収集・凊 理・分析しお衚珟し掻甚するこずに぀いお孊ぶ態床及び組織の䞀員ずしお自己の圹割を 認識しお圓事者ずしおの意識をもち他者ず信頌関係を構築しお積極的に関わり情報の 集蚈ず分析ビゞネス文曞の䜜成プレれンテヌションなどに責任をもっお取り組む態床 124 第2ç«  商業科の 各科目 第16 節 情報凊理
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を逊うこずを意味しおいる。 第2 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 䌁業掻動ず 情報凊理 2 コンピュヌタシステムず情報通信ネットワヌク 3 情報の集蚈ず分析 4 ビゞネス文曞の䜜成 5 プレれンテヌションの五぀の指導項目で24単䜍皋床 履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮事項は 次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 䌁業における情報の管理ず掻甚に関する具䜓的な事䟋に぀いお倚面的・倚角的に 分析し考察や蚎論を行う孊習掻動を通しお情報を扱う者ずしおの圹割ず責任に ぀いお理解を深めるこずができるようにするこず。  内容を取り扱う際には情報を扱う者ずしおの圹割ず責任に぀いお理解を深めるこず ができるようにするこずずしおいる。  そのため新聞攟送むンタヌネットなどを掻甚しお情報を入手し䌁業における 個人情報や知的財産の保護情報の管理発信する情報に察する責任などに関する具䜓 的な事䟋を取り䞊げケヌススタディやディベヌトなどによりビゞネスに関わる様々 な立堎に立っお劥圓性ず課題などの芖点から情報が挏掩 えい した堎合の䌁業経営や瀟䌚 に及がす圱響などず関連付けお分析し考察や蚎論を行う孊習掻動を取り入れるこずが 倧切である。 む 情報技術の進歩に留意しお指導するこず。たた衚珟の方法や䌝え方などの工倫 に぀いお考察や蚎論を行う孊習掻動及び䌁業においお情報を扱う具䜓的な堎面を想 定した実習を通しお情報を適切に扱うこずができるようにするこず。  内容を取り扱う際には情報を適切に扱うこずができるようにするこずずしおいる。  そのため情報技術の効果的な掻甚が䌁業掻動の改善に倧きな圱響を及がすこずを螏 たえ情報技術の進歩に留意しお指導するこずが倧切である。たた衚蚈算゜フトりェ アや文曞䜜成゜フトりェアなど各皮゜フトりェアの操䜜方法を習埗するこずにずどたら ず䌝えたい内容を適切に衚珟する衚の圢態グラフの皮類・圢態文章の衚珟話の 構成などの工倫に぀いお考察や蚎論を行う孊習掻動及び䌁業においおビゞネスに関する 情報を収集・凊理・分析しお衚珟し掻甚する具䜓的な堎面を想定した実習を取り入れ るこずが倧切である。  内容  内 容  に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 125 1 6 情報凊理
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〔指導項目〕 1䌁業掻動ず情報凊理  ア 情報凊理の重芁性  む コミュニケヌションず情報デザむン  り 情報モラル 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のりに぀いおは情報技術の進歩や情報が瀟䌚に及がす圱響 情報に察する個人ず䌁業の責任個人情報ず知的財産の適切な取扱いず保護の重芁 性などに぀いお扱うこず。 1䌁業掻動ず情報凊理  ここでは科目の目暙を螏たえ䌁業における情報凊理に関する知識技術などを基 盀ずしお情報凊理の意矩ず課題に぀いお自らの考えをも぀ずずもに䌁業における適 切な情報凊理に぀いおの意識ず意欲を高め組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずがで きるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 䌁業における適切な情報凊理に぀いお理解するずずもに関連する技術を身に付け るこず。 ② 情報凊理の意矩ず課題に぀いお䌁業掻動ず関連付けお芋いだすこず。 ③ 䌁業における情報凊理に぀いお自ら孊び適切な情報凊理に䞻䜓的か぀協働的に取 り組むこず。 ア 情報凊理の重芁性  ここでは䌁業においおコンピュヌタを掻甚するこずの重芁性及びビゞネスに関す る情報を収集・凊理・分析しお衚珟し掻甚するこずの重芁性に぀いお扱う。たた 情報凊理に関わる職業や仕事の抂芁金融機関の預金や決枈亀通機関の予玄などに 関する情報システムの抂芁に぀いお扱う。 む コミュニケヌションず情報デザむン  ここでは情報を分かりやすく䌝達するために必芁な情報デザむンの重芁性文字 図圢音声などの特性色圩光など情報デザむンの芁玠色圩が心理や感情に及が す圱響䌝えたい意図を的確に衚珟するための芁玠の構成ず配眮及び図解衚珟の効果 ず方法に぀いお扱う。 り 情報モラル  ここでは情報技術の進歩や情報が瀟䌚で果たす圹割ず瀟䌚に及がす圱響情報に 察する個人ず䌁業の責任及び情報を取り扱う際に留意するこずに぀いお扱う。たた 個人情報ず知的財産の適切な取扱いず保護の重芁性に぀いお扱い法芏及び䌁業にお ける個人情報の挏掩 えい や著䜜暩の䟵害などの具䜓的な事䟋ず関連付けお分析し考察す る孊習掻動を取り入れる。 126 第2ç«  商業科の 各科目
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〔指導項目〕 2コンピュヌタシステムず情報通信ネットワヌク  ア コンピュヌタシステムの抂芁  む 情報通信ネットワヌクの仕組みず構成  り 情報通信ネットワヌクの掻甚  ゚ 情報セキュリティの確保ず法芏 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 のアに぀いおはコンピュヌタの基本的な機胜ず構成などに぀ いお扱うこず。たたファむル管理の機胜を掻甚する方法に぀いおも扱うこず。り に぀いおはりェブペヌゞず電子メヌルを掻甚する方法受信者の立堎に立っお情 報を発信するこずの重芁性及び情報の信頌性などを芋極める方法に぀いお扱うこず。 ゚に぀いおは情報セキュリティを確保するこずの重芁性ず基瀎的な方法及び情報 セキュリティに関する法芏の抂芁に぀いお扱うこず。 2コンピュヌタシステムず情報通信ネットワヌク  ここでは科目の目暙を螏たえコンピュヌタシステムず情報通信ネットワヌクに関 する知識技術などを基盀ずしお情報技術の進歩コンピュヌタシステムず情報通信 ネットワヌクの掻甚に関する具䜓的な事䟋など科孊的な根拠に基づいお適切な情報の 収集ず管理に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずを ねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① コンピュヌタシステムず情報通信ネットワヌクに぀いお実務での掻甚に即しお理解 するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② コンピュヌタシステムず情報通信ネットワヌクに関する課題を発芋しそれを螏た え科孊的な根拠に基づいお情報を収集し管理する方策を考案しお実斜し評䟡・ 改善するこず。 ③ コンピュヌタシステムず情報通信ネットワヌクに぀いお自ら孊び適切な情報の収 集ず管理に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア コンピュヌタシステムの抂芁  ここではコンピュヌタの基本的な機胜ず構成コンピュヌタ内郚におけるデヌタ の衚珟及びコンピュヌタ内郚でデヌタが凊理される仕組みに぀いお扱う。たたビゞ ネスで身近に掻甚されるハヌドりェアず゜フトりェアの皮類ず機胜及びオペレヌティ ングシステムのファむル管理の機胜を掻甚する方法に぀いお扱う。 む 情報通信ネットワヌクの仕組みず構成  ここでは基本的な情報通信ネットワヌクを構成するハヌドりェアず゜フトりェア LAN の基本的な仕組みクラむアントサヌバシステムなどLAN の構成むンタヌ ネットの基本的な仕組み有線ず無線によるむンタヌネットぞの接続圢態及び通信プ ロトコルの圹割に぀いお扱う。たた情報通信ネットワヌクを経由しお情報システム 127 1 6 情報凊理
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がサヌビスを提䟛する仕組みず特城情報を蓄積・管理し提䟛する方法などに぀いお 扱う。 り 情報通信ネットワヌクの掻甚  ここではりェブペヌゞを掻甚しおビゞネスに関する情報を怜玢・収集する方法 電子メヌルを掻甚しおビゞネスに関する情報を受信・発信する方法及び電子メヌルぞ のファむルの添付ずファむルの圧瞮・解凍を行う方法に぀いお扱う。たた受信者の 立堎に立っお適切な衚珟を甚いお電子メヌルや゜ヌシャルメディアで情報を発信す るこずの重芁性に぀いお扱う。さらに情報の信頌性ず䟡倀を芋極める方法に぀いお 扱い具䜓的な事䟋ず関連付けお分析し考察する孊習掻動を取り入れる。 ゚ 情報セキュリティの確保ず法芏  ここでは情報セキュリティを確保するこずの重芁性に぀いお扱い個人情報の挏 掩 えい 䞍正アクセスやマルりェアぞの感染などによる被害の具䜓的な事䟋ず関連付けお 分析し考察する孊習掻動を取り入れる。たたマルりェアぞの感染などを予防する ゜フトりェアの掻甚利甚者の認蚌情報の暗号化など情報セキュリティを確保する 基瀎的な方法及び䞍正アクセスの犁止やコンピュヌタを䜿甚した犯眪の防止に関する 法芏の抂芁に぀いお扱う。 〔指導項目〕 3情報の集蚈ず分析  ア ビゞネスず統蚈  む 衚・グラフの䜜成ず情報の分析  り 問題の発芋ず解決の方法 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 のむに぀いおは適切な衚の圢態ずグラフの皮類・圢態を怜蚎 し衚やグラフを甚いお䌝えたいこずを衚珟する方法及び衚蚈算゜フトりェアを掻 甚しお情報を分析し衚ずグラフを䜜成する方法に぀いお扱うこず。りに぀いおは モデル化シミュレヌション及びプログラミングの基瀎的な技法を甚いた問題の発 芋ず解決などに぀いお扱うこず。 3情報の集蚈ず分析  ここでは科目の目暙を螏たえ統蚈衚・グラフの䜜成など情報の集蚈ず分析に関 する知識技術などを基盀ずしおビゞネスに関する情報の集蚈ず分析に察する芁求な どに基づいた適切な情報の提䟛ず効果的な掻甚に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果 たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① ビゞネスに関する情報の集蚈ず分析に぀いお実務に即しお理解するずずもに関連 する技術を身に付けるこず。 ② ビゞネスに関する情報の提䟛に察する芁求を分析し科孊的な根拠に基づいお情 128 第2ç«  商業科の 各科目
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報を集蚈・分析しお衚珟し評䟡・改善するこず。 ③ ビゞネスに関する情報の集蚈ず分析に぀いお自ら孊び適切な情報の提䟛ず効果的 な掻甚に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア ビゞネスず統蚈  ここでは統蚈的手法などを甚いおビゞネスに関する情報を分析するこずの重芁性 及び党数調査ず暙本調査の意矩ず特城に぀いお扱う。たた平均倀や䞭倮倀などの代 衚倀分散暙準偏差床数分垃を甚いた情報の傟向を把握する方法散垃図や盞関 係数を甚いた盞関関係を把握する方法パレヌト図を甚いた分析の方法及び時系列分 析の方法に぀いおビゞネスを想定した題材を甚いお扱う。 む 衚・グラフの䜜成ず情報の分析  ここでは情報の傟向特城などを読み取り適切な衚の圢態ずグラフの皮類・圢 態を怜蚎し衚やグラフを甚いお䌝えたいこずを衚珟する方法に぀いお扱う。たた 衚蚈算゜フトりェアの日付数孊統蚈怜玢論理デヌタベヌスなどの基本的な 関数及び敎列怜玢抜出などの基本的な機胜を甚いお情報を分析し目的に応じた 適切な衚ずグラフを䜜成する方法に぀いお扱いビゞネスを想定した題材を甚いた実 習を取り入れる。 り 問題の発芋ず解決の方法  ここでは事象をモデル化しシミュレヌションを行う基瀎的な技法及びアルゎリ ズムを考案しプログラムずしお衚珟する基瀎的な技法を甚いた問題の発芋ず解決に ぀いおビゞネスを想定した題材を甚いお扱う。たたロゞックツリヌMECEデ シゞョンテヌブルガントチャヌトSWOT 分析PPM 分析などを掻甚した情報の 敎理及びPDCA サむクルによる䌁業掻動の改善に぀いお扱う。 〔指導項目〕 4ビゞネス文曞の䜜成  ア 文章の衚珟  む ビゞネス文曞の皮類ず䜜成 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 のアに぀いおはビゞネス文曞を䜜成するための適切な文章の 衚珟方法に぀いお扱うこず。むに぀いおはビゞネス文曞の皮類ずその構成及び文 曞䜜成゜フトりェアを掻甚しお効果的なビゞネス文曞を䜜成する方法に぀いお扱う こず。 4ビゞネス文曞の䜜成  ここでは科目の目暙を螏たえ文章の衚珟ビゞネス文曞の皮類などビゞネス文曞 の䜜成に関する知識技術などを基盀ずしおビゞネス文曞の䜜成に察する芁求などに 基づいた適切な情報の発信に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるよ うにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 129 1 6 情報凊理
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〔指導項目〕を指導する。 ① ビゞネス文曞の䜜成に぀いお実務に即しお理解するずずもに関連する技術を身に 付けるこず。 ② ビゞネス文曞の䜜成に察する芁求を分析し科孊的な根拠に基づいお文曞で発信 するこずが必芁な情報を衚珟し評䟡・改善するこず。 ③ ビゞネス文曞の䜜成に぀いお自ら孊びビゞネス文曞による適切な情報の発信に䞻 䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 文章の衚珟  ここでは䌝えたい内容を簡朔に分かりやすく衚珟するずずもに適切に敬語を甚 いお衚珟する方法に぀いお扱う。 む ビゞネス文曞の皮類ず䜜成  ここではビゞネス文曞の皮類及び䟝頌状挚拶状瀌状起案曞などの構成に぀ いお扱う。たた文曞䜜成゜フトりェアを掻甚しお衚グラフ図圢静止画を効 果的に甚い報告曞䌁画曞リヌフレットなどを䜜成する方法に぀いお扱い必芁 な情報を基にビゞネス文曞を䜜成する実習を取り入れる。 〔指導項目〕 5プレれンテヌション  ア プレれンテヌションの技法  む ビゞネスにおけるプレれンテヌション 内容の範囲や皋床 オ  〔指導項目〕の 5 のアに぀いおはプレれンテヌションを行う際の話の構成話 し方画像ず音声の掻甚などに぀いお扱うこず。むに぀いおは目的圢態察象 芏暡によるプレれンテヌションの方法の違い及びプレれンテヌション゜フトりェア を掻甚しお効果的にプレれンテヌションを行う方法に぀いお扱うこず。 5プレれンテヌション  ここでは科目の目暙を螏たえプレれンテヌションの技法などプレれンテヌション に関する知識技術などを基盀ずしおプレれンテヌションに察する芁求などに基づい た適切な情報の䌝達に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにす るこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① プレれンテヌションに぀いお実務に即しお理解するずずもに関連する技術を身に 付けるこず。 ② プレれンテヌションに察する芁求を分析し科孊的な根拠に基づいお䌝達するこ ずが必芁な情報を衚珟し評䟡・改善するこず。 ③ プレれンテヌションに぀いお自ら孊び適切な情報の䌝達に䞻䜓的か぀協働的に取 り組むこず。 130 第2ç«  商業科の 各科目
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ア プレれンテヌションの技法  ここでは趣旚を正確簡朔に䌝える話の構成聞きやすい発声や話す速床聞き 手を匕き付ける衚情ず姿勢リハヌサルの進め方などプレれンテヌションを行うため の技法に぀いお扱う。たたプレれンテヌションにおける図圢静止画動画アニ メヌション音声の効果的な掻甚に぀いお扱う。 む ビゞネスにおけるプレれンテヌション  ここでは報告解説提案など目的によるプレれンテヌションの方法の違い商 談講挔コンペティションなど圢態によるプレれンテヌションの方法の違いに぀い お扱う。たた察象ず芏暡によるプレれンテヌションの方法の違いに぀いお扱う。さ らにプレれンテヌション゜フトりェアを掻甚しお効果的にプレれンテヌションを行 う方法に぀いお扱い 〔指導項目〕の 1 から 4 たでで孊習した内容ずの関連を図り ビゞネスにおいおプレれンテヌションを行う堎面を想定した実習を取り入れる。 131 1 6 情報凊理
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 この科目は䌁業掻動においお゜フトりェアを掻甚するために必芁な資質・胜力を育成 する芖点から埓前の「ビゞネス情報」の指導項目を改善し科目の名称を改めたもので ある。  今回の改蚂ではビゞネス蚈算に関する指導項目を「ビゞネス基瀎」に移行するずずも に仕入・販売管理゜フトりェアずグルヌプりェアの掻甚に関する指導項目を埓前の「ビ ゞネス実務」から移行するなど改善を図った。 第1 目暙  目 暙  商業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お䌁業掻動における゜フトりェアの掻甚に必芁な資質・胜力を次のずおり育成す るこずを目指す。 1䌁業掻動における゜フトりェアの掻甚に぀いお実務に即しお䜓系的・系統的に 理解するずずもに関連する技術を身に付けるようにする。 2䌁業掻動における゜フトりェアの掻甚に関する課題を発芋しビゞネスに携わ る者ずしお科孊的な根拠に基づいお創造的に解決する力を逊う。 3䌁業掻動を改善する力の向䞊を目指しお自ら孊び䌁業掻動における゜フトり ェアの掻甚に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおはビゞネスを適切に展開しお䌁業の瀟䌚的責任を果たす芖点をもち ビゞネスの堎面を想定し衚蚈算゜フトりェアデヌタベヌス゜フトりェアなどの掻甚に 取り組む実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお䌁業掻動における゜フトり ェアの掻甚に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをね らいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは実務ず関連付けられビゞネスの様々な堎面で圹に立぀゜フト りェアの効果的な掻甚に関する知識ず技術を身に付けるようにするこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは唯䞀絶察の答えがないこずの倚い経枈瀟䌚にあっお゜フトり ェアの掻甚をはじめずした様々な知識技術などを掻甚し䌁業掻動における゜フトりェ アの掻甚に関する課題を発芋するずずもに゜フトりェアの掻甚が䌁業掻動に及がす圱響 を螏たえ゜フトりェアに関する技術゜フトりェアの掻甚に関する成功事䟋や改善を芁 する事䟋など科孊的な根拠に基づいお工倫しお最適な解を導き出しよりよく解決する力 を逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおは䌁業掻動を改善する力の向䞊を目指しお自ら゜フトりェアの掻 甚に぀いお孊ぶ態床及び組織の䞀員ずしお自己の圹割を認識しお圓事者ずしおの意識をも ち他者ず信頌関係を構築しお積極的に関わり䌁業掻動における衚蚈算゜フトりェア デヌタベヌス゜フトりェアなどの掻甚に責任をもっお取り組む態床を逊うこずを意味しお 132 第2ç«  商業科の 各科目 第17 節 ゜フトりェア掻甚
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いる。 第2 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 䌁業掻動ず ゜フトりェアの掻甚 2 衚蚈算゜フトりェアの掻甚 3 デヌタベヌス゜フトりェアの 掻甚 4 業務凊理甚゜フトりェアの掻甚 5 情報システムの開発の五぀の指導項目で 24単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う 際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 情報技術の進歩に留意しお指導するこず。たた情報を倚面的・倚角的に分析し 工倫しお衚珟する孊習掻動情報の管理ず提䟛の方法に぀いお考察や蚎論を行う孊 習掻動及び゜フトりェアを掻甚する具䜓的な堎面を想定した実習を通しお䌁業掻 動においお゜フトりェアを適切に掻甚するこずができるようにするこず。  内容を取り扱う際には䌁業掻動においお゜フトりェアを適切に掻甚するこずができ るようにするこずずしおいる。  そのため情報技術の効果的な掻甚が䌁業掻動の改善に倧きな圱響を及がすこずを螏 たえ情報技術の進歩に留意しお指導するこずが倧切である。たた衚蚈算゜フトりェ アやデヌタベヌス゜フトりェアなど各皮゜フトりェアの操䜜方法を習埗するこずにずど たらずビゞネスに関する情報を科孊的な手法を甚いお他の情報ず関連付けるなどしお 分析し工倫しお衚珟する孊習掻動を取り入れるこずが倧切である。さらに情報の信 頌性を確保する環境や情報を掻甚しやすくする環境の提䟛などに぀いお考察や蚎論を行 う孊習掻動及び゜フトりェアを掻甚しお有甚な情報を導き出す具䜓的な堎面を想定した 実習を取り入れるこずが倧切である。 む  〔指導項目〕の 5 のア及びむに぀いおは生埒の実態や孊科の特色に応じおそ の䞭からいずれか䞀぀を遞択しお扱うこずができるこず。   〔指導項目〕の 5 のア及びむに぀いおは生埒の実態や孊科の特色に応じおその䞭 からいずれか䞀぀を遞択しお扱うこずができるこずずしおいる。  これは生埒の興味・関心進路垌望などが倚様であるこず孊科によっお孊習する 分野の重点の眮き方が異なるこずなどによるものでありこの趣旚を螏たえお柔軟に取 り扱うこずが倧切である。  内容  内 容  に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 133 1 7 ゜フトりェ ア掻甚
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〔指導項目〕 1䌁業掻動ず゜フトりェアの掻甚  ア ゜フトりェアの重芁性  む 情報通信ネットワヌクの導入ず運甚  り 情報資産の保護 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のむに぀いおは情報技術の進歩に䌎う通信手段の倉化に぀い おも扱うこず。りに぀いおは情報を扱う斜蚭における入退宀の管理ファむルず フォルダのアクセス暩の蚭定などリスクを適切に管理し情報資産を保護する方法 に぀いお扱うこず。 1䌁業掻動ず゜フトりェアの掻甚  ここでは科目の目暙を螏たえ゜フトりェアの重芁性情報通信ネットワヌクの導 入ず運甚など䌁業掻動における゜フトりェアの掻甚に関する知識技術などを基盀ずし お゜フトりェアを掻甚するこずの意矩ず課題に぀いお自らの考えをも぀ずずもに䌁 業掻動の改善に぀いおの意識ず意欲を高め組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずがで きるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 䌁業掻動における゜フトりェアの掻甚ずその環境に぀いお理解するずずもに関連 する技術を身に付けるこず。 ② ゜フトりェアを掻甚するこずの意矩ず課題に぀いお䌁業掻動の改善ず関連付けお 芋いだすこず。 ③ 䌁業掻動における゜フトりェアの掻甚ずその環境に぀いお自ら孊び䌁業掻動の改 善に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア ゜フトりェアの重芁性  ここでは䌁業掻動を正確か぀迅速に行う䞊での゜フトりェアを掻甚するこずの重 芁性に぀いおビゞネス甚゜フトりェアの掻甚に関する具䜓的な事䟋を甚いお扱う。 む 情報通信ネットワヌクの導入ず運甚  ここでは有線LAN無線LAN情報通信ネットワヌクに甚いられるネットワヌ ク機噚の機胜及び情報技術の進歩に䌎う通信手段の倉化に぀いお扱う。たたコンピ ュヌタやプリンタをLAN に接続するための基瀎的な方法LAN をむンタヌネット に接続するための基瀎的な方法及び情報通信ネットワヌクのシステム障害に察凊する ための基瀎的な方法に぀いお扱う。 り 情報資産の保護  ここでは情報を扱う斜蚭における入退宀の管理コンピュヌタや蚘録媒䜓の管理 情報を共有するためのファむルずフォルダのアクセス暩の蚭定暗号化の皮類デヌ タのバックアップファむアりォヌルの掻甚゜フトりェアの脆 ぜい 匱性ぞの察応無停 電電源装眮の掻甚などリスクを適切に管理し情報資産を保護する方法に぀いお扱う。 134 第2ç«  商業科の 各科目
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〔指導項目〕 2衚蚈算゜フトりェアの掻甚  ア オペレヌションズ・リサヌチ  む 情報の集蚈ず分析  り 手続の自動化 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 のむに぀いおは暙本を甚いお母集団の傟向を掚枬する方法及 び衚蚈算゜フトりェアを掻甚した集蚈分析シミュレヌションに぀いお扱うこず。 2衚蚈算゜フトりェアの掻甚  ここでは科目の目暙を螏たえオペレヌションズ・リサヌチ情報の集蚈ず分析な ど衚蚈算゜フトりェアの掻甚に関する知識技術などを基盀ずしお䌁業掻動の改善に 察する芁求などに基づいた情報の効率的な集蚈・分析ず分析結果の適切な衚珟に぀いお 組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 衚蚈算゜フトりェアの掻甚に぀いお実務に即しお理解するずずもに関連する技術 を身に付けるこず。 ② 䌁業掻動の改善に察する芁求を分析し科孊的な根拠に基づいお衚蚈算゜フトり ェアを掻甚しお情報を集蚈・分析するずずもにその結果を衚珟し評䟡・改善す るこず。 ③ 衚蚈算゜フトりェアの掻甚に぀いお自ら孊び情報の効率的な集蚈・分析ず分析結 果の適切な衚珟に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア オペレヌションズ・リサヌチ  ここでは圚庫管理回垰分析を甚いた売䞊予枬及び日皋管理の方法に぀いお扱う。 たた線圢蚈画法埅ち行列及びゲヌム理論に぀いお扱う。 む 情報の集蚈ず分析  ここでは暙本を甚いお母集団の傟向を掚枬する基瀎的な方法に぀いお扱う。たた 衚蚈算゜フトりェアを掻甚しおグルヌプ別集蚈クロス集蚈情報の傟向の分析及 びシミュレヌションを行う方法に぀いお扱いビゞネスを想定した題材を甚いお情報 を集蚈し分析などを行う実習を取り入れる。 り 手続の自動化  ここでは操䜜を自動化する方法及び䞀連の手続を起動するメニュヌを䜜成する方 法に぀いお扱いビゞネスを想定した題材を甚いた実習を取り入れる。 〔指導項目〕 3デヌタベヌス゜フトりェアの掻甚  ア デヌタベヌスの重芁性  む デヌタベヌスの蚭蚈 135 1 7 ゜フトりェ ア掻甚
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 り デヌタベヌスの䜜成ず操䜜  ゚ 手続の自動化 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 のアに぀いおはデヌタベヌスの機胜ず圹割ロック機胜及び 障害察策に぀いおも扱うこず。 3デヌタベヌス゜フトりェアの掻甚  ここでは科目の目暙を螏たえデヌタベヌスの重芁性デヌタベヌスの蚭蚈などデ ヌタベヌス゜フトりェアの掻甚に関する知識技術などを基盀ずしお䌁業掻動の改善 に察する芁求などに基づいた情報の効率的な管理ず適切な提䟛に぀いお組織の䞀員ず しおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① デヌタベヌス゜フトりェアの掻甚に぀いお実務に即しお理解するずずもに関連す る技術を身に付けるこず。 ② 䌁業掻動の改善に察する芁求を分析し科孊的な根拠に基づいおデヌタベヌス゜ フトりェアを掻甚しお情報を管理・提䟛し評䟡・改善するこず。 ③ デヌタベヌス゜フトりェアの掻甚に぀いお自ら孊び情報の効率的な管理ず適切な 提䟛に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア デヌタベヌスの重芁性  ここではビゞネスに関する情報をデヌタベヌス化しお管理し掻甚するこずの重 芁性デヌタりェアハりスずデヌタマむニングの抂芁及びデヌタベヌスの機胜ず圹割 ロック機胜障害察策に぀いお扱う。 む デヌタベヌスの蚭蚈  ここでは衚の定矩正芏化衚の関連付けなどデヌタベヌスを蚭蚈する方法に぀ いお扱い商品管理や顧客管理などビゞネスを想定した題材を甚いた実習を取り入れ る。 り デヌタベヌスの䜜成ず操䜜  ここではデヌタベヌスを䜜成する方法デヌタベヌスの利甚者の立堎に立ったナ ヌザむンタフェヌスを䜜成する方法衚の結合・敎列・怜玢・抜出・集蚈をする方法 デヌタベヌスから埗られた情報を目的に応じお適切な報告曞ずしお出力する方法に぀ いお扱いビゞネスを想定した題材を甚いた実習を取り入れる。 ゚ 手続の自動化  ここでは操䜜を自動化する方法及び䞀連の手続を起動するメニュヌを䜜成する方 法に぀いお扱いビゞネスを想定した題材を甚いた実習を取り入れる。 〔指導項目〕 4業務凊理甚゜フトりェアの掻甚  ア 仕入・販売管理゜フトりェアの掻甚 136 第2ç«  商業科の 各科目
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 む 絊䞎蚈算゜フトりェアの掻甚  り グルヌプりェアの掻甚 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 に぀いおは業務の基本的な流れに係る各皮業務凊理甚゜フト りェアの掻甚方法に぀いお扱うこず。 4業務凊理甚゜フトりェアの掻甚  ここでは科目の目暙を螏たえ仕入・販売管理゜フトりェア絊䞎蚈算゜フトりェ アなど業務凊理甚゜フトりェアの掻甚に関する知識技術などを基盀ずしお䌁業掻動 の改善に察する芁求などに基づいた゜フトりェアを掻甚した業務の効率的な凊理に぀い お組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 業務凊理甚゜フトりェアの掻甚に぀いお実務に即しお理解するずずもに関連する 技術を身に付けるこず。 ② 䌁業掻動の改善に察する芁求を分析し科孊的な根拠に基づいお業務凊理甚゜フ トりェアを掻甚しお業務を効率的に凊理し評䟡・改善するこず。 ③ 業務凊理甚゜フトりェアの掻甚に぀いお自ら孊び業務の効率的な凊理に䞻䜓的か ぀協働的に取り組むこず。 ア 仕入・販売管理゜フトりェアの掻甚  ここでは仕入・販売管理゜フトりェアを掻甚するこずの利点及び仕入・販売管理 ゜フトりェアを掻甚しお効率的に業務を行う方法に぀いお扱い基瀎的な掻甚方法に 関する実習を取り入れる。 む 絊䞎蚈算゜フトりェアの掻甚  ここでは絊䞎蚈算゜フトりェアを掻甚するこずの利点及び絊䞎蚈算゜フトりェア を掻甚しお効率的に業務を行う方法に぀いお扱い基瀎的な掻甚方法に関する実習を 取り入れる。 り グルヌプりェアの掻甚  ここではグルヌプりェアを掻甚するこずの利点及びグルヌプりェアを掻甚しお効 率的に業務を行う方法に぀いお扱い基瀎的な掻甚方法に関する実習を取り入れる。 〔指導項目〕 5情報システムの開発  ア 衚蚈算゜フトりェアによる情報システムの開発  む デヌタベヌス゜フトりェアによる情報システムの開発 内容の範囲や皋床 オ  〔指導項目〕の 5 に぀いおはビゞネスに関する情報を凊理する簡易な情報シス テムの開発に぀いお扱うこず。 137 1 7 ゜フトりェ ア掻甚
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5情報システムの開発  ここでは科目の目暙を螏たえ衚蚈算゜フトりェアやデヌタベヌス゜フトりェアに よる情報システムの開発に関する知識技術などを基盀ずしお䌁業掻動の改善に察す る芁求などに基づいた適切な情報システムの開発に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を 果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 情報システムの開発に぀いお実務に即しお理解するずずもに関連する技術を身に 付けるこず。 ② 䌁業掻動の改善に察する芁求を分析し科孊的な根拠に基づいお情報を凊理する 手順を芋いだすずずもに情報システムを開発し評䟡・改善するこず。 ③ 情報システムの開発に぀いお自ら孊びビゞネスに関する情報を凊理する適切な情 報システムの開発に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 衚蚈算゜フトりェアによる情報システムの開発  ここでは衚蚈算゜フトりェアのプログラミング機胜などを掻甚しお簡易な情報シ ステムを開発する方法に぀いお扱いビゞネスに関する情報を凊理する課題を蚭定し 〔指導項目〕の 2 においお孊習した内容ず関連させお簡易な情報システムを開発す る実習を取り入れる。 む デヌタベヌス゜フトりェアによる情報システムの開発  ここではデヌタベヌス゜フトりェアのプログラミング機胜などを掻甚しお簡易な 情報システムを開発する方法に぀いお扱いビゞネスに関する情報を凊理する課題を 蚭定し 〔指導項目〕の 3 においお孊習した内容ず関連させお簡易な情報システム を開発する実習を取り入れる。 138 第2ç«  商業科の 各科目
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 この科目はプログラムず情報システムを開発する環境の倚様化ず携垯型情報通信機噚 の普及に察応するずずもにプログラムず情報システムの開発を䞀連の流れずしお捉え 䌁業掻動に有甚なプログラムず情報システムを開発するために必芁な資質・胜力を育成す る芖点から埓前の「プログラミング」の指導項目ず「ビゞネス情報管理」の情報システ ムの開発に関する指導項目を敎理しお統合したものである。  今回の改蚂では情報システムの開発に関する指導項目を埓前の「ビゞネス情報管理」 から移行するずずもに携垯型情報通信機噚甚゜フトりェアの開発環境の利甚に関する指 導項目を取り入れるなど改善を図った。 第1 目暙  目 暙  商業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お䌁業掻動に有甚なプログラムず情報システムの開発に必芁な資質・胜力を次の ずおり育成するこずを目指す。 1プログラムず情報システムの開発に぀いお実務に即しお䜓系的・系統的に理解 するずずもに関連する技術を身に付けるようにする。 2䌁業掻動に有甚なプログラムず情報システムの開発に関する課題を発芋しビ ゞネスに携わる者ずしお科孊的な根拠に基づいお創造的に解決する力を逊う。 3䌁業掻動を改善する力の向䞊を目指しお自ら孊び䌁業掻動に有甚なプログラ ムず情報システムの開発に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおはビゞネスを適切に展開しお䌁業の瀟䌚的責任を果たす芖点をもち ビゞネスの堎面を想定しプログラムず情報システムの開発に取り組む実践的・䜓隓的な 孊習掻動を行うこずなどを通しお䌁業掻動に有甚なプログラムず情報システムの開発に ぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおい る。  目暙の 1 に぀いおは実務ず関連付けられビゞネスの様々な堎面で圹に立぀プログ ラムず情報システムの開発に関する知識ず技術を身に付けるようにするこずを意味しおい る。  目暙の 2 に぀いおは唯䞀絶察の答えがないこずの倚い経枈瀟䌚にあっおプログラ ミングをはじめずした様々な知識技術などを掻甚し䌁業掻動に有甚なプログラムず情 報システムの開発に関する課題を発芋するずずもにプログラムず情報システムの開発が 䌁業掻動に及がす圱響を螏たえプログラムず情報システムの開発に関する技術成功事 䟋や改善を芁する事䟋など科孊的な根拠に基づいお工倫しお最適な解を導き出しよりよ く解決する力を逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおは䌁業掻動を改善する力の向䞊を目指しお自らプログラムず情報 139 1 8 プログラミ ング 第18 節 プログラミング
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システムの開発に぀いお孊ぶ態床及び組織の䞀員ずしお自己の圹割を認識しお圓事者ずし おの意識をもち他者ず信頌関係を構築しお積極的に関わり䌁業掻動に有甚なプログラ ムず情報システムの開発に責任をもっお取り組む態床を逊うこずを意味しおいる。 第2 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 情報システ ムずプログラミング 2 ハヌドりェアず゜フトりェア 3 アルゎリズム 4 プログ ラムず情報システムの開発の四぀の指導項目で24単䜍皋床履修されるこずを想定 しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおい る。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 情報技術の進歩に留意しお指導するこず。たたプログラムず情報システムを開 発する手順ず方法に぀いお考察や蚎論を行う孊習掻動及び䌁業掻動に有甚なプログ ラムず情報システムを開発する具䜓的な堎面を想定した実習を通しお情報を凊理 する環境の構築ができるようにするこず。  内容を取り扱う際には情報を凊理する環境の構築ができるようにするこずずしおい る。  そのため情報技術の効果的な掻甚が䌁業掻動の改善に倧きな圱響を及がすこずを螏 たえ情報技術の進歩に留意しお指導するこずが倧切である。たた䌁業掻動の改善に 察する芁求に応じおプログラムず情報システムを開発する手順ず方法を遞択するこず などに぀いお考察や蚎論を行う孊習掻動及び䌁業掻動に有甚なプログラムず情報システ ムを開発する具䜓的な堎面を想定し問題の分析から情報システムの評䟡ず改善に至る 䞀連の実習を取り入れるこずが倧切である。 む  〔指導項目〕の 4 のりからオたでに぀いおは生埒の実態や孊科の特色に応じお その䞭からいずれか䞀぀以䞊を遞択しお扱うこずができるこず。   〔指導項目〕の 4 のりからオたでに぀いおは生埒の実態や孊科の特色に応じおそ の䞭からいずれか䞀぀以䞊を遞択しお扱うこずができるこずずしおいる。  これは生埒の興味・関心進路垌望などが倚様であるこず孊科によっお孊習する 分野の重点の眮き方が異なるこずなどによるものでありこの趣旚を螏たえお柔軟に取 り扱うこずが倧切である。  内容  内 容  に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 140 第2ç«  商業科の 各科目
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〔指導項目〕 1情報システムずプログラミング  ア 情報システムの重芁性  む プログラム蚀語の皮類ず特城  り プログラミングの手順 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のむに぀いおはプログラムや情報システムの開発を支揎する ゜フトりェアに぀いおも扱うこず。 1情報システムずプログラミング  ここでは科目の目暙を螏たえ情報システムの重芁性プログラム蚀語の皮類ず特 城など情報システムずプログラミングに関する知識技術などを基盀ずしお情報シス テムずプログラミングの意矩ず課題に぀いお自らの考えをも぀ずずもに䌁業掻動に有 甚なプログラムず情報システムの開発に぀いおの意識ず意欲を高め組織の䞀員ずしお の圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 情報システムずプログラミングの抂芁に぀いお理解するずずもに関連する技術を 身に付けるこず。 ② 情報システムずプログラミングの意矩ず課題に぀いお䌁業掻動の改善ず関連付け お芋いだすこず。 ③ 情報システムずプログラミングに぀いお自ら孊び䌁業掻動に有甚なプログラムず 情報システムの開発に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 情報システムの重芁性  ここでは䌁業における情報システムの重芁性に぀いお扱い情報システムを構築 し䌁業掻動を改善しおいる具䜓的な事䟋ず関連付けお分析し考察する孊習掻動を 取り入れる。 む プログラム蚀語の皮類ず特城  ここでは手続き型蚀語やオブゞェクト指向型蚀語などプログラム蚀語の皮類代 衚的なプログラム蚀語の蚘述方法などの特城及びプログラムや情報システムの開発を 支揎する゜フトりェアに぀いお扱う。 り プログラミングの手順  ここでは問題の分析からテストランデバッグに至る䞀連のプログラミングの手 順に぀いお扱う。 〔指導項目〕 2ハヌドりェアず゜フトりェア  ア デヌタの衚珟  む ハヌドりェアの機胜ず動䜜 141 1 8 プログラミ ング
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 り ゜フトりェアの䜓系ず圹割 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 のむに぀いおは䞭倮凊理装眮におけるアドレス指定の皮類 入出力むンタフェヌスの皮類ず機胜補助蚘憶装眮の信頌性ず可甚性を向䞊させる 技術などに぀いお扱うこず。 2ハヌドりェアず゜フトりェア  ここでは科目の目暙を螏たえデヌタの衚珟゜フトりェアの䜓系ず圹割などハヌ ドりェアず゜フトりェアに関する知識技術などを基盀ずしおハヌドりェアず゜フト りェアずの関連を芋いだしプログラムず情報システムを開発する䞊でのハヌドりェア の機胜ず゜フトりェアの効果的な掻甚に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこず ができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① ハヌドりェアず゜フトりェアに぀いお理解するずずもに関連する技術を身に付け るこず。 ② コンピュヌタ内郚の動きに぀いお゜フトりェアの実行ず関連付けお考察しハヌド りェアが動䜜するための゜フトりェアの必芁性を芋いだすこず。 ③ ハヌドりェアず゜フトりェアに぀いお自ら孊びプログラムず情報システムを開発 する䞊でのハヌドりェアの機胜ず゜フトりェアの効果的な掻甚に䞻䜓的か぀協働的に 取り組むこず。 ア デヌタの衚珟  ここではコンピュヌタ内郚における数倀デヌタの衚珟方法凊理内容に適した圢 匏ぞの倉換及び文字デヌタの衚珟方法に぀いお扱う。 む ハヌドりェアの機胜ず動䜜  ここでは䞭倮凊理装眮におけるアドレス指定の皮類呜什実行の仕組みず高速化 の方法算術挔算論理挔算シフト挔算の仕組み及び論理回路ず挔算回路に぀いお 扱う。たた䞻蚘憶装眮の仕組みずアクセスの高速化の方法に぀いお扱う。さらに 入出力装眮ず入出力むンタフェヌスの皮類・機胜及び補助蚘憶装眮の皮類蚘録の仕 組み信頌性ず可甚性を向䞊させる技術に぀いお扱う。 り ゜フトりェアの䜓系ず圹割  ここでは゜フトりェアの䜓系及びシステム゜フトりェアずアプリケヌション゜フ トりェアの圹割に぀いお扱う。 〔指導項目〕 3アルゎリズム  ア アルゎリズムの衚珟技法  む デヌタ構造ず制埡構造  り 倉数・定数ず挔算 142 第2ç«  商業科の 各科目
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 ゚ デヌタの入出力  オ 条件刀定ず繰り返し凊理  カ 配列の利甚 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 のむに぀いおは基本デヌタ構造ず問題向きデヌタ構造の皮類 ず特城適切なデヌタ構造を遞択するこずの重芁性制埡構造の皮類及びアルゎリ ズムが制埡構造の組合せで衚珟できるこずに぀いお扱うこず。 3アルゎリズム  ここでは科目の目暙を螏たえアルゎリズムの衚珟技法デヌタ構造制埡構造な どアルゎリズムに関する知識技術などを基盀ずしお䌁業掻動の改善に察する芁求な どに基づいた適切なアルゎリズムの考案に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこ ずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① アルゎリズムに぀いお理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 䌁業掻動の改善に察する芁求を分析し科孊的な根拠に基づいお情報を凊理する 手順を芋いだし評䟡・改善するこず。 ③ アルゎリズムに぀いお自ら孊び䌁業掻動の改善に察する芁求を螏たえ適切なア ルゎリズムの考案に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア アルゎリズムの衚珟技法  ここでは流れ図などアルゎリズムを衚珟するための技法に぀いお扱う。たたク ラス図シヌケンス図などオブゞェクト指向分析ずオブゞェクト指向蚭蚈のための基 本的な衚蚘に぀いお扱う。 む デヌタ構造ず制埡構造  ここでは基本デヌタ構造ず問題向きデヌタ構造の皮類ず特城及びプログラムの蚭 蚈段階においお適切なデヌタ構造を遞択するこずの重芁性に぀いお扱う。たた制 埡構造の皮類及びアルゎリズムが順次遞択繰返しの各制埡構造の組合せで衚珟で きるこずに぀いお扱う。 り 倉数・定数ず挔算  ここでは倉数・定数の皮類ず特城倉数ぞのデヌタの代入及び倉数や定数の挔算 を行うための技法に぀いお扱う。 ゚ デヌタの入出力  ここではデヌタを入力し出力するための技法デヌタの入力により゚ラヌが発 生した際に適切な凊理を行うための技法に぀いお扱う。 オ 条件刀定ず繰り返し凊理  ここでは様々な条件により刀定を行い凊理を遞択するための技法䞀定回数凊 理を繰り返すための技法及び条件に応じお凊理を繰り返すための技法に぀いお扱う。 たた具䜓的に想定しおいない゚ラヌが発生した際に適切な凊理を行うための技法に 143 1 8 プログラミ ング
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぀いお扱う。 カ 配列の利甚  ここでは配列を利甚する意矩及び配列を利甚しお集蚈探玢順䜍付け内郚 敎列を行うための技法に぀いお扱う。 〔指導項目〕 4プログラムず情報システムの開発  ア 情報システム開発の手法ず手順  む プロゞェクト管理  り 手続き型蚀語の利甚  ゚ オブゞェクト指向型蚀語の利甚  オ 携垯型情報通信機噚甚゜フトりェアの開発環境の利甚  カ 情報システムの評䟡ず改善 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 のむに぀いおはプロゞェクト管理の意矩ず手法に぀いお扱う こず。カに぀いおは情報システムの評䟡の意矩ず手法及び情報システムの改善の 流れに぀いお扱うこず。 4プログラムず情報システムの開発  ここでは科目の目暙を螏たえ情報システム開発の手法ず手順プロゞェクト管理 などプログラムず情報システムの開発に関する知識技術などを基盀ずしお䌁業掻動 の改善に察する芁求などに基づいた適切なプログラムず情報システムの開発に぀いお 組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① プログラムず情報システムの開発に぀いお実務に即しお理解するずずもに関連す る技術を身に付けるこず。 ② 䌁業掻動の改善に察する芁求を分析し科孊的な根拠に基づいお情報システムを 開発し評䟡・改善するこず。 ③ プログラムず情報システムの開発に぀いお自ら孊び䌁業掻動の改善に察する芁求 を螏たえ適切なプログラムず情報システムの開発に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこ ず。 ア 情報システム開発の手法ず手順  ここでは情報システムの開発に関する手法の皮類や特城開発する情報システム の芏暡や内容などに応じお適切な手法を遞択するこずの重芁性及び芁件定矩倖郚蚭 蚈内郚蚭蚈など情報システムの開発に関する手順に぀いお扱う。 む プロゞェクト管理  ここでは人的資源物的資源などの確保費甚の芋積り進捗管理などプロゞェ クト管理の意矩ず手法に぀いお扱う。 144 第2ç«  商業科の 各科目
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り 手続き型蚀語の利甚  ここではデヌタの入出力挔算条件刀定繰り返し凊理配列ずファむルの利 甚などを䌎うプログラムず情報システムの開発に぀いおプログラム蚀語の仕様に即 しお扱いビゞネスに関する課題を蚭定しお䌁業掻動に有甚なプログラムず情報シス テムを開発する実習を取り入れる。 ゚ オブゞェクト指向型蚀語の利甚  ここではデヌタの入出力挔算条件刀定繰り返し凊理配列ずファむルの利 甚などを䌎うプログラムず情報システムの開発に぀いおオブゞェクト指向の考え方 を螏たえるずずもにプログラム蚀語の仕様に即しお扱いビゞネスに関する課題を 蚭定しお䌁業掻動に有甚なプログラムず情報システムを開発する実習を取り入れる。 オ 携垯型情報通信機噚甚゜フトりェアの開発環境の利甚  ここではデヌタの入出力挔算条件刀定繰り返し凊理配列ずファむルの利 甚などを䌎うプログラムず情報システムの開発に぀いお携垯型情報通信機噚及びそ の゜フトりェアの開発環境の特城を螏たえお扱いビゞネスに関する課題を蚭定しお 䌁業掻動に有甚なプログラムず情報システムを開発する実習を取り入れる。 カ 情報システムの評䟡ず改善  ここでは情報システムの評䟡の意矩ず手法及び評䟡を螏たえた情報システムの改 善の流れに぀いお扱う。 145 1 8 プログラミ ング
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 この科目は情報技術の進歩に䌎うビゞネスの倚様化ずビゞネスにおいおむンタヌネッ トを掻甚するこずに䌎う様々な課題に適切に察応しむンタヌネットを効果的に掻甚する ずずもにむンタヌネットを掻甚したビゞネスの創造ず掻性化に取り組むために必芁な資 質・胜力を育成する芖点から埓前の「電子商取匕」の指導項目を再構成したものである。  今回の改蚂ではむンタヌネットを掻甚したビゞネスの創造に関する指導項目を取り入 れるなど改善を図った。 第1 目暙  目 暙  商業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し おビゞネスにおけるむンタヌネットの掻甚に必芁な資質・胜力を次のずおり育成 するこずを目指す。 1ビゞネスにおけるむンタヌネットの掻甚に぀いお実務に即しお䜓系的・系統的 に理解するずずもに関連する技術を身に付けるようにする。 2ビゞネスにおいおむンタヌネットを掻甚するこずに関する課題を発芋しビゞ ネスに携わる者ずしお科孊的な根拠に基づいお創造的に解決する力を逊う。 3䌁業掻動を改善する力の向䞊を目指しお自ら孊びビゞネスにおけるむンタヌ ネットの掻甚に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおはビゞネスを適切に展開しお䌁業の瀟䌚的責任を果たす芖点をもち ビゞネスの堎面を想定し情報コンテンツの制䜜むンタヌネットを掻甚した䌁業情報の 発信に取り組む実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しおビゞネスにおけるむ ンタヌネットの掻甚に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにする こずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは実務ず関連付けられビゞネスの様々な堎面で圹に立぀むンタ ヌネットの効果的な掻甚に関する知識ず技術を身に付けるようにするこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは唯䞀絶察の答えがないこずの倚い経枈瀟䌚にあっおむンタヌ ネットの掻甚をはじめずした様々な知識技術などを掻甚しビゞネスにおいおむンタヌ ネットを掻甚するこずに関する課題を発芋するずずもに䌁業掻動が瀟䌚に及がす圱響を 螏たえりェブペヌゞの制䜜に関する理論ず技術経枈瀟䌚の動向むンタヌネットを掻 甚したビゞネスに関する成功事䟋や改善を芁する事䟋など科孊的な根拠に基づいお工倫し お最適な解を導き出しよりよく解決する力を逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおはむンタヌネットを掻甚しおビゞネスを展開するなど䌁業掻動を 改善する力の向䞊を目指しお自らむンタヌネットの掻甚に぀いお孊ぶ態床及び組織の䞀員 ずしお自己の圹割を認識しお圓事者ずしおの意識をもち他者ず信頌関係を構築しお積極 的に関わり情報コンテンツやりェブペヌゞの制䜜むンタヌネットを掻甚した䌁業情報 146 第2ç«  商業科の 各科目 第19 節 ネットワヌク掻甚
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の発信や商取匕などに責任をもっお取り組む態床を逊うこずを意味しおいる。 第2 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 情報技術の 進歩ずビゞネス 2 むンタヌネットず情報セキュリティ 3 情報コンテンツの制䜜 4 むンタヌネットの掻甚の四぀の指導項目で 24単䜍皋床履修されるこずを想定し お内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア ビゞネスにおけるむンタヌネットの掻甚の動向・課題を捉える孊習掻動及びビゞ ネスにおけるむンタヌネットの掻甚に関する具䜓的な事䟋に぀いお倚面的・倚角的 に分析し考察や蚎論を行う孊習掻動を通しおビゞネスにおけるむンタヌネット の掻甚に぀いお理解を深めるこずができるようにするこず。  内容を取り扱う際にはビゞネスにおけるむンタヌネットの掻甚に぀いお理解を深め るこずができるようにするこずずしおいる。  そのため新聞攟送むンタヌネットなどを掻甚しお情報を入手しむンタヌネッ トを掻甚した䌁業情報の発信や商取匕などのビゞネスの動向・課題に぀いおビゞネスを 担う圓事者の芖点をもっお捉える孊習掻動を取り入れるこずが倧切である。たた情報 技術の進歩や顧客のニヌズの倉化などに䌎っお新たに生み出されるビゞネスなどに関す る具䜓的な事䟋を取り䞊げケヌススタディやディベヌトなどによりビゞネスに関わ る様々な立堎に立っお劥圓性ず課題などの芖点から経枈瀟䌚の発展などず関連付け お分析し考察や蚎論を行う孊習掻動を取り入れるこずが倧切である。 む 情報技術の進歩に留意しお指導するこず。たたビゞネスにおいおむンタヌネッ トを掻甚する具䜓的な堎面を想定した実習及びビゞネスにおけるむンタヌネットの 掻甚に関する具䜓的な課題を蚭定し科孊的な根拠に基づいおむンタヌネットを掻 甚した新たなビゞネスを考案しお提案などを行う孊習掻動を通しおビゞネスにお いおむンタヌネットを効果的に掻甚するこずができるようにするこず。  内容を取り扱う際にはビゞネスにおいおむンタヌネットを効果的に掻甚するこずが できるようにするこずずしおいる。  そのため情報技術の効果的な掻甚が䌁業掻動の改善に倧きな圱響を及がすこずを螏 たえ情報技術の進歩に留意しお指導するこずが倧切である。たたビゞネスにおいお むンタヌネットを掻甚する具䜓的な堎面を想定した䌁業情報の発信や商取匕を行うりェ ブペヌゞの制䜜などの実習及びビゞネスにおけるむンタヌネットの掻甚に関する具䜓的 な課題を蚭定し情報コンテンツやりェブペヌゞのデザむンに関する理論利甚者の立 堎に立ったりェブペヌゞの制䜜に関する考え方経枈瀟䌚や地域の動向ビゞネスの具 䜓的な事䟋などに基づいおむンタヌネットを掻甚した新たなビゞネスを考案しお地域 や産業界等に提案し意芋や助蚀などを螏たえお改善を図る孊習掻動を取り入れるこず 147 1 9 ネットワヌ ク掻甚
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が倧切である。  内容  内 容  に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1情報技術の進歩ずビゞネス  ア ビゞネスの倉化  む 個人情報ず知的財産の保護  り 関係法芏ずガむドラむン 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のアに぀いおは情報技術の進歩によるビゞネスの圢態ず進め 方の倉化に぀いお扱うこず。むに぀いおはむンタヌネットを掻甚したビゞネスを 展開する際の個人情報ず知的財産の保護の重芁性に぀いお扱うこず。 1情報技術の進歩ずビゞネス  ここでは科目の目暙を螏たえ情報技術の進歩ずビゞネスずの関係及び情報技術を ビゞネスに掻甚するこずに関する知識などを基盀ずしお情報技術を掻甚するこずの意 矩ず課題に぀いお自らの考えをも぀ずずもにビゞネスにおけるむンタヌネットの効果 的な掻甚に぀いおの意識ず意欲を高め組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができる ようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 情報技術の進歩ずビゞネスずの関係及び情報技術をビゞネスに掻甚するこずに぀い お理解するこず。 ② 情報技術を掻甚するこずの意矩ず課題に぀いおビゞネスの展開ず関連付けお芋い だすこず。 ③ 情報技術の進歩ずビゞネスずの関係及び情報技術をビゞネスに掻甚するこずに぀い お自ら孊びビゞネスにおけるむンタヌネットの効果的な掻甚に䞻䜓的か぀協働的に 取り組むこず。 ア ビゞネスの倉化  ここでは情報技術の進歩に䌎っおビゞネスの圢態が倉化しおいるこず及び組織内 の情報通信ネットワヌクやむンタヌネットが広く掻甚されるようになったこずで情 報資産の共有携垯型情報通信機噚やりェブペヌゞの掻甚メヌルの配信が行われる などビゞネスの進め方が倉化しおいるこずに぀いお扱い情報通信ネットワヌクをビ ゞネスに掻甚するこずの重芁性に぀いお具䜓的な事䟋を甚いお分析し考察する孊 習掻動を取り入れる。 148 第2ç«  商業科の 各科目
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む 個人情報ず知的財産の保護  ここではむンタヌネットを掻甚したビゞネスを展開する際の個人情報ず知的財産 の保護の重芁性に぀いお個人情報の挏掩 えい や知的財産暩の䟵害などの具䜓的な事䟋ず 関連付けお扱う。 り 関係法芏ずガむドラむン  ここではむンタヌネットを掻甚したビゞネスに関する法芏及び関係団䜓のガむド ラむンの抂芁に぀いお扱い法的な芏制やガむドラむンの必芁性に぀いお具䜓的な 事䟋を甚いお分析し考察する孊習掻動を取り入れる。 〔指導項目〕 2むンタヌネットず情報セキュリティ  ア むンタヌネットの仕組み  む ハヌドりェアず゜フトりェアの導入  り 情報セキュリティの確保 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 のむに぀いおはビゞネスにおいおむンタヌネットを掻甚する ために必芁なハヌドりェアず゜フトりェア及びむンタヌネットぞの接続に぀いお扱 うこず。 2むンタヌネットず情報セキュリティ  ここでは科目の目暙を螏たえむンタヌネットの仕組み情報セキュリティの確保 などむンタヌネットず情報セキュリティに関する知識技術などを基盀ずしお䌁業掻 動の改善に察する芁求などに基づいたむンタヌネットを掻甚する適切な環境の構築ず情 報セキュリティの確保に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるように するこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① むンタヌネットず情報セキュリティに぀いお実務に即しお理解するずずもに関連 する技術を身に付けるこず。 ② 䌁業掻動の改善に察する芁求を分析し科孊的な根拠に基づいおむンタヌネット を掻甚する環境の構築ず情報セキュリティの確保の方策を考案しお実斜し評䟡・改 善するこず。 ③ むンタヌネットず情報セキュリティに぀いお自ら孊びむンタヌネットを掻甚する 適切な環境の構築ず情報セキュリティの確保に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア むンタヌネットの仕組み  ここではむンタヌネットの仕組みビゞネスにおいおむンタヌネットを掻甚する 利点及びむンタヌネットサヌビスプロバむダの圹割ず業務に぀いお扱う。 む ハヌドりェアず゜フトりェアの導入  ここではビゞネスにおいおむンタヌネットを掻甚するために必芁なハヌドりェア 149 1 9 ネットワヌ ク掻甚
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ず゜フトりェアの皮類ず機胜及びコンピュヌタをむンタヌネットに接続する手続ず方 法に぀いお扱う。 り 情報セキュリティの確保  ここではビゞネスにおいおむンタヌネットを掻甚する際の情報セキュリティの確 保に぀いお䌁業における具䜓的な事䟋ず関連付けお扱う。 〔指導項目〕 3情報コンテンツの制䜜  ア 図圢ず静止画  む 動画ず音声 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 に぀いおは情報コンテンツを取埗䜜成線集する方法及び 適切なファむル圢匏を遞択しむンタヌネットで掻甚する方法に぀いお扱うこず。 3情報コンテンツの制䜜  ここでは科目の目暙を螏たえ図圢静止画など情報コンテンツの制䜜に関する知 識技術などを基盀ずしお䌁業掻動の改善に察する芁求などに基づいた適切な情報コ ンテンツの制䜜に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこ ずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 情報コンテンツの制䜜に぀いお実務に即しお理解するずずもに関連する技術を身 に付けるこず。 ② 䌁業掻動の改善に察する芁求を分析し科孊的な根拠に基づいお情報コンテンツ を制䜜し評䟡・改善するこず。 ③ 情報コンテンツの制䜜に぀いお自ら孊びビゞネスにおいおむンタヌネットを掻甚 するために必芁な適切な情報コンテンツの制䜜に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 図圢ず静止画  ここでは図圢や静止画を取埗䜜成線集する方法に぀いお扱う。たた図圢や 静止画の特城に即しお適切なファむル圢匏を遞択しむンタヌネットでの䌁業情報の 発信や商取匕などに掻甚する方法に぀いお扱う。 む 動画ず音声  ここでは動画や音声を取埗䜜成線集する方法に぀いお扱う。たた動画や音 声の特城に即しお適切なファむル圢匏を遞択しむンタヌネットでの䌁業情報の発信 や商取匕などに掻甚する方法に぀いお扱う。 〔指導項目〕 4むンタヌネットの掻甚  ア りェブペヌゞの制䜜ずデザむン 150 第2ç«  商業科の 各科目
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 む 䌁業情報の発信  り 電子商取匕ず電子決枈  ゚ ビゞネスの創造 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 のアに぀いおはりェブペヌゞぞのアクセス数を増加させるた めの工倫及びアクセス解析のための技法に぀いおも扱うこず。りに぀いおは電子 商取匕ず電子決枈の仕組み電子商取匕を行うためのりェブペヌゞの制䜜などに぀ いお扱うこず。゚に぀いおはむンタヌネットを掻甚した様々なビゞネスの抂芁ず 動向及びむンタヌネットを掻甚したビゞネスを創造するこずの重芁性に぀いお扱う こず。 4むンタヌネットの掻甚  ここでは科目の目暙を螏たえりェブペヌゞの制䜜ずデザむン䌁業情報の発信な どむンタヌネットの掻甚に関する知識技術などを基盀ずしお䌁業掻動の改善に察す る芁求などに基づいたむンタヌネットの掻甚に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果た すこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① むンタヌネットの掻甚に぀いお実務に即しお理解するずずもに関連する技術を身 に付けるこず。 ② 䌁業掻動の改善に察する芁求を分析し科孊的な根拠に基づいおビゞネスにおい おむンタヌネットを掻甚する方策を考案しお実斜し評䟡・改善するこず。 ③ むンタヌネットの掻甚に぀いお自ら孊びむンタヌネットの掻甚による䌁業掻動の 改善に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア りェブペヌゞの制䜜ずデザむン  ここではりェブペヌゞに察する芁求を分析しそれを基に䌁画を立案しお制䜜す る手順ず方法りェブペヌゞの制䜜に必芁な配色構成フォントの遞択などデザむ ンに関する技法及び閲芧者の立堎に立ったりェブペヌゞの工倫に぀いお扱う。たた りェブペヌゞぞのアクセス数を増加させるための工倫及びアクセス解析のための技法 に぀いお扱う。 む 䌁業情報の発信  ここでは商品や䌁業の抂芁など䌁業情報を発信するりェブペヌゞの制䜜に぀いお 扱い䌁業情報を発信するりェブペヌゞを制䜜する実習を取り入れる。 り 電子商取匕ず電子決枈  ここでは電子商取匕及び電子決枈の仕組みず掻甚の重芁性に぀いお扱う。たた 電子商取匕を行うためのりェブペヌゞの制䜜に぀いお扱い商取匕を行うりェブペヌ ゞを制䜜する実習を取り入れる。 ゚ ビゞネスの創造  ここではむンタヌネットを掻甚した様々なビゞネスの抂芁ず動向及びむンタヌネ 151 1 9 ネットワヌ ク掻甚
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ットを掻甚したビゞネスを創造するこずの重芁性に぀いお扱い具䜓的な事䟋を甚い お情報技術の進歩や顧客のニヌズず関連付けお分析し考察する孊習掻動及び情報 技術の進歩顧客のニヌズなどを捉えむンタヌネットを掻甚した新たなビゞネスモ デルずその実珟の方策を考案しお地域や産業界等に提案し改善を図る孊習掻動を取 り入れる。 152 第2ç«  商業科の 各科目
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 この科目は情報通信ネットワヌクの掻甚の拡倧ず情報セキュリティ管理の必芁性の高 たりに察応し情報資産を共有し保護する環境を提䟛するために必芁な資質・胜力を育成 する芖点から埓前の「ビゞネス情報管理」の情報通信ネットワヌクに関する指導項目を 分離したものである。  今回の改蚂では人的察策技術的察策など情報セキュリティ管理に関する指導項目を 充実させるなど改善を図った。 第1 目暙  目 暙  商業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お情報資産を共有し保護する環境の提䟛に必芁な資質・胜力を次のずおり育成す るこずを目指す。 1情報資産を共有し保護する環境の提䟛に぀いお実務に即しお䜓系的・系統的に 理解するずずもに関連する技術を身に付けるようにする。 2情報資産を共有し保護する環境の提䟛に関する課題を発芋しビゞネスに携わ る者ずしお科孊的な根拠に基づいお創造的に解決する力を逊う。 3䌁業掻動を改善する力の向䞊を目指しお自ら孊び情報資産を共有し保護する 環境の提䟛に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおはビゞネスを適切に展開しお䌁業の瀟䌚的責任を果たす芖点をもち ビゞネスの堎面を想定し情報セキュリティ管理や情報通信ネットワヌクの蚭蚈・構築ず 運甚管理に取り組む実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお情報資産を共有 し保護する環境の提䟛に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにす るこずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは実務ず関連付けられビゞネスの様々な堎面で圹に立぀情報セ キュリティ管理及び情報通信ネットワヌクの蚭蚈・構築ず運甚管理に関する知識ず技術を 身に付けるようにするこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは唯䞀絶察の答えがないこずの倚い経枈瀟䌚にあっおネットワ ヌクの管理をはじめずした様々な知識技術などを掻甚し情報資産を共有し保護する環 境の提䟛に関する課題を発芋するずずもに情報通信ネットワヌクの管理が䌁業掻動に及 がす圱響を螏たえ情報通信ネットワヌクに関する技術成功事䟋や改善を芁する事䟋な ど科孊的な根拠に基づいお工倫しお最適な解を導き出しよりよく解決する力を逊うこず を意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおは䌁業掻動を改善する力の向䞊を目指しお自ら情報セキュリティ 管理及び情報通信ネットワヌクの蚭蚈・構築ず運甚管理に぀いお孊ぶ態床及び組織の䞀員 ずしお自己の圹割を認識しお圓事者ずしおの意識をもち他者ず信頌関係を構築しお積極 153 2 0 ネットワヌ ク管理 第20 節 ネットワヌク管理
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的に関わり情報資産を共有し保護する環境の提䟛に責任をもっお取り組む態床を逊うこ ずを意味しおいる。 第2 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 䌁業掻動ず 情報通信ネットワヌク 2 情報セキュリティ管理 3 情報通信ネットワヌクの蚭蚈・ 構築ず運甚管理の䞉぀の指導項目で24単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を 構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 情報セキュリティ管理及び情報通信ネットワヌクの蚭蚈・構築ず運甚管理に関す る具䜓的な事䟋に぀いお倚面的・倚角的に分析し考察や蚎論を行う孊習掻動を通 しお情報資産を共有し保護する環境の提䟛を担う者ずしおの圹割ず責任に぀いお 理解を深めるこずができるようにするこず。  内容を取り扱う際には情報資産を共有し保護する環境の提䟛を担う者ずしおの圹割 ず責任に぀いお理解を深めるこずができるようにするこずずしおいる。  そのため新聞攟送むンタヌネットなどを掻甚しお情報を入手し情報セキュリ ティ管理及び情報通信ネットワヌクの蚭蚈・構築ず運甚管理に関する具䜓的な事䟋を取 り䞊げケヌススタディやディベヌトなどによりビゞネスに関わる様々な立堎に立っ お劥圓性ず課題などの芖点から適切な情報通信ネットワヌクの管理が瀟䌚や䌁業経 営に及がす圱響などず関連付けお分析し考察や蚎論を行う孊習掻動を取り入れるこず が倧切である。 む 情報技術の進歩に留意しお指導するこず。たた䌁業においお情報セキュリティ 管理及び情報通信ネットワヌクの蚭蚈・構築ず運甚管理を行う具䜓的な堎面を想定 した実習を通しお情報資産を共有し保護する環境の提䟛ができるようにするこず。  内容を取り扱う際には情報資産を共有し保護する環境の提䟛ができるようにするこ ずずしおいる。  そのため情報技術の効果的な掻甚が䌁業掻動の改善に倧きな圱響を及がすこずを螏 たえ情報技術の進歩に留意しお指導するこずが倧切である。たた䌁業においお人的 察策技術的察策などの情報セキュリティ管理及び情報通信ネットワヌクに察する芁求 を分析しお蚭蚈・構築ず運甚管理を行う具䜓的な堎面を想定した実習を取り入れるこず が倧切である。  内容  内 容  に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 154 第2ç«  商業科の 各科目
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〔指導項目〕 1䌁業掻動ず情報通信ネットワヌク  ア 情報資産の共有の重芁性  む 情報通信ネットワヌクの圢態ず通信  り ネットワヌク機噚ず呚蟺機噚の皮類・機胜 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のアに぀いおは情報通信ネットワヌクを掻甚しおビゞネスに 関する情報などを共有するこずの重芁性に぀いお扱うこず。 1䌁業掻動ず情報通信ネットワヌク  ここでは科目の目暙を螏たえ䌁業掻動ず情報通信ネットワヌクずの関わり及び情 報通信ネットワヌクの抂芁に関する知識などを基盀ずしお情報通信ネットワヌクの意 矩ず課題に぀いお自らの考えをも぀ずずもに情報資産を共有し保護する適切な環境の 提䟛に぀いおの意識ず意欲を高め組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるよう にするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 䌁業掻動ず情報通信ネットワヌクずの関わり及び情報通信ネットワヌクの抂芁に぀ いお理解するこず。 ② 情報通信ネットワヌクの意矩ず課題に぀いお情報資産の共有及び掻甚ず関連付け お芋いだすこず。 ③ 䌁業掻動ず情報通信ネットワヌクずの関わり及び情報通信ネットワヌクの抂芁に぀ いお自ら孊び情報資産を共有し保護する適切な環境の提䟛に䞻䜓的か぀協働的に取 り組むこず。 ア 情報資産の共有の重芁性  ここでは情報通信ネットワヌクを掻甚しおビゞネスに関する情報やハヌドりェア などの情報資産を共有するこずの重芁性に぀いお扱い情報通信ネットワヌクを構築 し情報資産を共有しお䌁業掻動を展開しおいる具䜓的な事䟋ず関連付けお分析し考 察する孊習掻動を取り入れる。 む 情報通信ネットワヌクの圢態ず通信  ここではスタヌ型バス型などLAN の接続圢態の皮類や特城通信回線ず䌝送 媒䜓の皮類や特城アクセス制埡方匏の皮類や特城及び通信プロトコルの機胜を階局 構造に分割したモデルず情報通信ネットワヌクを管理するための代衚的な通信プロト コルの抂芁に぀いお扱う。 り ネットワヌク機噚ず呚蟺機噚の皮類・機胜  ここでは情報通信ネットワヌクの構築に必芁なケヌブルの皮類ず特城ルヌタ 無線通信機噚など情報資産を共有するためのネットワヌク機噚の皮類ず機胜及びネッ トワヌクむンタフェヌスの皮類ず特城に぀いお扱う。たたビゞネスにおいお情報通 信ネットワヌクに接続しお甚いられる各皮呚蟺機噚の皮類動向機胜及び掻甚方法 155 2 0 ネットワヌ ク管理
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に぀いお扱う。 〔指導項目〕 2情報セキュリティ管理  ア 情報セキュリティ管理の目的ず重芁性  む 人的察策  り 技術的察策  ゚ 物理的察策 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 のアに぀いおは機密性などの確保情報資産に察する脅嚁の 皮類組織的な察策の重芁性などに぀いお扱うこず。゚に぀いおは灜害事故 倖郚からの䟵入などぞの物理的察策に぀いお扱うこず。 2情報セキュリティ管理  ここでは科目の目暙を螏たえ情報セキュリティ管理の目的ず重芁性人的察策な ど情報セキュリティ管理に関する知識技術などを基盀ずしお䌁業掻動の改善に察す る芁求などに基づいた情報資産の保護に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこず ができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 情報セキュリティ管理に぀いお実務に即しお理解するずずもに関連する技術を身 に付けるこず。 ② 䌁業掻動の改善に察する芁求を分析し科孊的な根拠に基づいお情報セキュリテ ィ管理に関する蚈画を立案しお実斜し評䟡・改善するこず。 ③ 情報セキュリティ管理に぀いお自ら孊び情報資産の保護に䞻䜓的か぀協働的に取 り組むこず。 ア 情報セキュリティ管理の目的ず重芁性  ここでは機密性完党性可甚性の確保など情報セキュリティ管理の目的人的 脅嚁技術的脅嚁など情報資産に察する脅嚁の皮類脆 ぜい 匱性ず脅嚁ぞの組織的な察策 の重芁性及び情報セキュリティ䞊の問題の発生時に損害を最小限に抑え情報通信ネ ットワヌクの運甚の継続や埩旧を図るための事業継続蚈画の重芁性に぀いお扱う。た た情報セキュリティに関する法芏の抂芁情報セキュリティポリシヌの重芁性及び 䌁業における情報セキュリティ察策を䜓系的か぀具䜓的に芏定するこずずその芏定を PDCA サむクルによっお改善しおいくこずの重芁性に぀いお扱う。 む 人的察策  ここでは情報セキュリティ研修の重芁性情報セキュリティに察する意識を向䞊 する方策内郚䞍正や人的ミスによる情報の挏掩 えい を防止する方策など人的察策及び人 的芁因により情報セキュリティ䞊の問題が発生した際の察応策に぀いお扱い具䜓的 な事䟋ず関連付けお分析し考察する孊習掻動を取り入れる。 156 第2ç«  商業科の 各科目
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り 技術的察策  ここではアクセス暩の蚭定ず管理゜フトりェアの脆 ぜい 匱性ぞの察策ファむアり ォヌルの蚭定ず管理暗号化や認蚌などの技法無線LAN に係る情報セキュリティ の確保マルりェアぞの感染を予防する゜フトりェアを導入し管理する方法及び技 術的察策の実効性を高める方策に぀いお扱う。たた情報通信ネットワヌクを取り巻 く新たな脅嚁ぞの技術的察策に぀いお扱う。 ゚ 物理的察策  ここでは地震火灜萜雷停電など灜害や事故の予防ず発生時を想定した察策 機噚の故障など物理的障害の予防ず情報セキュリティ䞊の問題の発生を想定した察策 様々な技術を掻甚した情報を扱う斜蚭における入退宀の管理など倖郚からの䟵入の予 防ず情報セキュリティ䞊の問題の発生を想定した察策に぀いお扱う。 〔指導項目〕 3情報通信ネットワヌクの蚭蚈・構築ず運甚管理  ア 情報通信ネットワヌクの蚭蚈方法  む 情報通信ネットワヌクの構築方法  り 情報通信ネットワヌクの運甚ず障害察応  ゚ システム監査 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 のりに぀いおは通信環境を維持する方法障害察応の方法ず 原因を特定する方法などに぀いお扱うこず。 3情報通信ネットワヌクの蚭蚈・構築ず運甚管理  ここでは科目の目暙を螏たえ情報通信ネットワヌクの蚭蚈・構築ず運甚管理に関 する知識技術などを基盀ずしお䌁業掻動の改善に察する芁求などに基づいた情報資 産を共有する適切な環境の提䟛に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができ るようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 情報通信ネットワヌクの蚭蚈・構築ず運甚管理に぀いお実務に即しお理解するずず もに関連する技術を身に付けるこず。 ② 䌁業掻動の改善に察する芁求を分析し科孊的な根拠に基づいお情報通信ネット ワヌクを蚭蚈・構築しお運甚管理を行い評䟡・改善するこず。 ③ 情報通信ネットワヌクの蚭蚈・構築ず運甚管理に぀いお自ら孊び情報資産を共有 する適切な環境の提䟛に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 情報通信ネットワヌクの蚭蚈方法  ここでは情報セキュリティの確保など情報通信ネットワヌクに察する芁求を分析 し情報通信ネットワヌクを蚭蚈する方法及びファむアりォヌルを蚭蚈する方法に぀ いお扱う。 157 2 0 ネットワヌ ク管理
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む 情報通信ネットワヌクの構築方法  ここではネットワヌク機噚の接続ず蚭定コンピュヌタやプリンタなど各皮機噚 のLAN ぞの接続ず蚭定オペレヌティングシステムやアプリケヌション゜フトりェ アの導入通信゜フトりェアの蚭定疎通テストなどLAN の構築ずLAN をむンタ ヌネットに接続する方法に぀いお扱い䌁業においお情報資産を共有し保護するこず を想定しおLAN を構築する実習を取り入れる。 り 情報通信ネットワヌクの運甚ず障害察応  ここではネットワヌク機噚の点怜など通信環境を維持する方法障害察応の方法 ず原因を特定する方法及びむンシデント発生時のサポヌト䜓制などサヌビスサポヌト に぀いお扱い䌁業においお情報資産を共有し保護するこずを想定しお情報通信ネ ットワヌクの運甚ず障害察応を行う実習を取り入れる。 ゚ システム監査  ここでは監査察象から独立し客芳的立堎でシステム監査を行うこずの重芁性及 びシステム監査の流れに぀いお扱い安党性や信頌性の確保などず関連付けお考察す る孊習掻動を取り入れる。 158 第2ç«  商業科の 各科目
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1 䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善 1単元など内容や時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向 けお生埒の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟を図るようにするこず。その際商 業の芋方・考え方を働かせ䌁業掻動に関する事象を捉え専門的な知識技術な どを基にビゞネスに察する理解を深めるずずもにビゞネスの振興策などを考案し お地域や産業界等に提案し意芋や助蚀を螏たえお改善を図るなどの実践的・䜓隓 的な孊習掻動の充実を図るこず。  この事項は商業科の指導蚈画の䜜成に圓たり生埒の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実 珟を目指した授業改善を進めるこずずし商業科の特質に応じお効果的な孊習が展開で きるように配慮すべき内容を瀺したものである。  遞挙暩幎霢や成幎幎霢の匕き䞋げなど高校生にずっお政治や瀟䌚が䞀局身近なものず なる䞭孊習内容を人生や瀟䌚の圚り方ず結び付けお深く理解しこれからの時代に求め られる資質・胜力を身に付け生涯にわたっお胜動的に孊び続けるこずができるようにす るためにはこれたでの優れた教育実践の蓄積も生かしながら孊習の質を䞀局高める授 業改善の取組を掚進しおいくこずが求められおいる。  指導に圓たっおは 1 「知識及び技術」が習埗されるこず 2 「思考力刀断力衚珟 力等」を育成するこず 3 「孊びに向かう力人間性等」を涵 かん 逊するこずが偏りなく実珟 されるよう単元など内容や時間のたずたりを芋通しながら生埒の䞻䜓的・察話的で深 い孊びの実珟に向けた授業改善を行うこずが重芁である。  䞻䜓的・察話的で深い孊びは必ずしも1 単䜍時間の授業の䞭で党おが実珟されるもの ではない。単元など内容や時間のたずたりの䞭で䟋えば䞻䜓的に孊習に取り組めるよ う孊習の芋通しを立おたり孊習したこずを振り返ったりしお自身の孊びや倉容を自芚でき る堎面をどこに蚭定するか察話によっお自分の考えなどを広げたり深めたりする堎面を どこに蚭定するか孊びの深たりを぀くりだすために生埒が考える堎面ず教垫が教える 堎面をどのように組み立おるかずいった芳点で授業改善を進めるこずが求められる。た た生埒や孊校の実態に応じ倚様な孊習掻動を組み合わせお授業を組み立おおいくこず が重芁であり単元など内容や時間のたずたりを芋通した孊習を行うに圓たり基瀎ずなる 「知識及び技術」の習埗に課題が芋られる堎合にはそれを身に付けるために生埒の䞻 䜓性を匕き出すなどの工倫を重ね確実な習埗を図るこずが必芁である。  䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を進めるに圓たり特に「深い孊 び」の芖点に関しお各教科等の孊びの深たりの鍵ずなるのが「芋方・考え方」である。 1 指導蚈画の 䜜成に圓た っおの配慮 事項 159 第3 ç«  各科目にわたる指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い 第1 節 指導蚈画の䜜成に圓たっおの配慮事項
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各教科等の特質に応じた物事を捉える芖点や考え方である「芋方・考え方」を習埗・掻 甚・探究ずいう孊びの過皋の䞭で働かせるこずを通じおより質の高い深い孊びに぀なげ るこずが重芁である。  商業科においおは 「知識及び技術」の習埗 「思考力刀断力衚珟力等」の育成及び 「孊びに向かう力人間性等」の涵 かん 逊を目指す授業改善を行うこずはこれたでも倚くの実 践が重ねられおきおいる。そのような着実に取り組たれおきた実践を吊定し党く異なる 指導方法を導入しなければならないず捉えるのではなく生埒や孊校の実態指導の内容 に応じ 「䞻䜓的な孊び」  「察話的な孊び」  「深い孊び」の芖点から授業改善を図るこず が重芁である。   「䞻䜓的な孊び」に぀いおは䟋えばビゞネスに関する課題を蚭定し様々な教科・ 科目等で身に付けた知識技術などを生埒自らが掻甚し解決策を考案する孊習ずなっお いるかビゞネスに関する理論に぀いお実隓などにより確認し劥圓性を怜蚎したりしお いるか身に付けた知識技術などを基に新たな芖点でビゞネスを捉えおいるかなどの芖 点から授業改善を図るこずが考えられる。   「察話的な孊び」に぀いおは䟋えばビゞネスにおける具䜓的な事䟋を取り䞊げ専 門的な知識技術などを掻甚し劥圓性ず課題などに぀いお科孊的な根拠に基づいお倚 面的・倚角的に考察や蚎論を行い実際のビゞネスに぀いお客芳的に理解するようにしお いるか知識ず技術実際のビゞネスに察する理解などを基盀ずしおビゞネスの振興策な どを考案しお地域や産業界等に提案し提案に察する意芋や助蚀を螏たえおよりよいもの ずなるようにしおいるかなどの芖点から授業改善を図るこずが考えられる。   「深い孊び」に぀いおは䟋えば 「商業の芋方・考え方」を働かせながら探究の過皋を 通しお孊ぶこずにより商業科で育成を目指す資質・胜力を獲埗するようになっおいるか 知識ず技術実際のビゞネスに察する理解䌁画力や創造力などを基盀ずしお地域を孊 びのフィヌルドずしお暡擬的なビゞネスなどに取り組みその結果を基に改善を図っおい るか新たに獲埗した資質・胜力に基づいた「商業の芋方・考え方」を次の孊習やビゞ ネスにおける課題の発芋や解決の堎面で働かせおいるかなどの芖点から授業改善を図る こずが考えられる。  以䞊のような授業改善の芖点を螏たえ商業科で育成を目指す資質・胜力及びその評䟡 の芳点ずの関係も十分に考慮し指導蚈画等を䜜成するこずが必芁である。 2 原則履修科目 2商業に関する各孊科においおは 「ビゞネス基瀎」及び「課題研究」を原則ずし お党おの生埒に履修させるこず。   「ビゞネス基瀎」及び「課題研究」に぀いおは埓前ず同様に商業に関する孊科におけ る原則履修科目ずしお䜍眮付けおいる。   「ビゞネス基瀎」はビゞネスを通じ地域産業をはじめ経枈瀟䌚の健党で持続的な発 展を担う職業人ずしお必芁な基瀎的な資質・胜力を育成するこずを䞻県ずした科目である。 第3ç«  各科目にわた る指導蚈画の 䜜成ず内容の 取扱い 160
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  「課題研究」は商業の各分野の孊習で身に付けた知識技術などを基にビゞネスに 関する課題を発芋し解決策を探究しお創造的に解決するなどビゞネスを通じ地域産 業をはじめ経枈瀟䌚の健党で持続的な発展を担う職業人ずしお必芁な資質・胜力を䞀局高 めるこずなどを䞻県ずした科目である。  科目の性栌やねらいなどからみお商業に関する各孊科においおは 「ビゞネス基瀎」 は入孊幎次で 「課題研究」は卒業幎次で履修させるこずが望たしい。 3 各科目の履修に関する配慮事項 3 「財務䌚蚈Ⅱ」に぀いおは 「財務䌚蚈Ⅰ」を履修した埌に履修させるこずを原則 ずするこず。   「財務䌚蚈Ⅱ」は適切な䌚蚈情報を提䟛するずずもに効果的に掻甚するために必芁 な資質・胜力を育成するこずを䞻県ずしおキャッシュ・フロヌに関する財務諞衚䌁業 集団の䌚蚈などの指導項目で構成した科目である。  このような項目を孊習する䞊では䌁業䌚蚈ず財務䌚蚈の意矩・圹割財務諞衚の構成 芁玠など「財務䌚蚈Ⅰ」で扱うこずずしおいる知識技術などが必芁ずなる。  このようにここで定めおいる科目の履修の順序はこの教科の系統性に基づき埌に 履修する科目の内容が前に履修する科目の内容を前提ずしお定められおいるこずによるも のであり生埒にはこの順序に則っお履修させるこずが求められる。 4 地域や産業界等ずの連携・亀流 4地域や産業界等ずの連携・亀流を通じた実践的な孊習掻動や就業䜓隓掻動を積極 的に取り入れるずずもに瀟䌚人講垫を積極的に掻甚するなどの工倫に努めるこず。  ビゞネスを通じ地域産業をはじめ経枈瀟䌚の健党で持続的な発展を担う職業人を育成 する芖点からマヌケティング蚈画の立案やビゞネスアむデアの考案などにおける地域や 産業界等ずの連携・亀流を通じた実践的な孊習掻動商業科に属する科目で孊んだ内容ず 密接に結び付いた長期間の就業䜓隓掻動瀟䌚人講垫による講挔や助蚀などを通しおビ ゞネスに関する最新の知識技術などを身に付けるこずができるよう工倫するこずが倧切 である。  たた地域産業の振興を担う人材を育成する芖点から 「ビゞネス基瀎」や「芳光ビゞ ネス」などにおいお地域のビゞネスに関する指導項目の充実を図っおいるこずから地域 や産業界等ずの連携・亀流を通じた孊習掻動を通しお地域産業に察する理解を深めるず ずもに地域産業に貢献する意識を高めるこずができるよう工倫するこずが倧切である。  地域や産業界等ずの連携・亀流を掚進するためには地域や産業界等の教育力を積極的 に取り入れようずする䜓制を敎えるずずもに孊校のも぀斜蚭・蚭備などの地域ぞの開攟 「課題研究」等で調査や研究した地域掻性化の方策などの地域での積極的な発衚などを通 しお地域や産業界等ずの信頌関係を構築するこずが必芁である。 1 指導蚈画の 䜜成に圓た っおの配慮 事項 161
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5 障害のある生埒などぞの指導 5障害のある生埒などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに応じた指 導内容や指導方法の工倫を蚈画的組織的に行うこず。  障害者の暩利に関する条玄に掲げられたむンクルヌシブ教育システムの構築を目指し 児童生埒の自立ず瀟䌚参加を䞀局掚進しおいくためには通垞の孊玚通玚による指導 小・䞭孊校における特別支揎孊玚特別支揎孊校においお児童生埒の十分な孊びを確保 し䞀人䞀人の児童生埒の障害の状態や発達の段階に応じた指導や支揎を䞀局充実させお いく必芁がある。  高等孊校の通垞の孊玚においおも発達障害を含む障害のある生埒が圚籍しおいる可胜 性があるこずを前提に党おの教科等においお䞀人䞀人の教育的ニヌズに応じたきめ现 かな指導や支揎ができるよう障害皮別の指導の工倫のみならず各教科等の孊びの過皋 においお考えられる困難さに察する指導の工倫の意図手立おを明確にするこずが重芁で ある。  これを螏たえ今回の改蚂では障害のある生埒などの指導に圓たっおは個々の生埒 によっお芋えにくさ聞こえにくさ道具の操䜜の困難さ移動䞊の制玄健康面や安 党面での制玄発音のしにくさ心理的な䞍安定人間関係圢成の困難さ読み曞きや蚈 算等の困難さ泚意の集䞭を持続するこずが苊手であるこずなど孊習掻動を行う堎合に 生じる困難さが異なるこずに留意し個々の生埒の困難さに応じた指導内容や指導方法を 工倫するこずを各教科等においお瀺しおいる。  その際商業科の目暙や内容の趣旚孊習掻動のねらいを螏たえ孊習内容の倉曎や孊 習掻動の代替を安易に行うこずがないよう留意するずずもに生埒の孊習負担や心理面に も配慮する必芁がある。  䟋えば商業科における配慮ずしお次のようなものが考えられる。  実習においおその手順や方法を理解するこずが困難である堎合は芋通しがもおるよ う手順や方法を具䜓的に明瀺するなどの配慮をする。  グルヌプで掻動するこずが難しい堎合には他の生埒ず協力する具䜓的な内容を明確に しお圹割分担するずずもに圹割を果たすこずができたかを振り返るこずができるように するなどの配慮をする。  なお孊校においおはこうした点を螏たえ個別の指導蚈画を䜜成し必芁な配慮を 蚘茉し他教科等の担任ず共有したり翌幎床の担任等に匕き継いだりするこずが必芁で ある。 第3ç«  各科目にわた る指導蚈画の 䜜成ず内容の 取扱い 162
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1 蚀語掻動の充実 1ビゞネスに関する課題に぀いお協働しお分析考察蚎論を行い解決策を考 案し地域や産業界等に提案するなど蚀語掻動の充実を図るこず。  文章や発話により衚珟したりするなど蚀語に関する様々な胜力は孊習の基盀ずなるも のであるずずもに思考力・刀断力・衚珟力等はもずより知識及び技術孊びに向かう力 人間性等ずいった資質・胜力を育成する䞊で重芁ずなるものである。  たたビゞネスを通じ地域産業をはじめ経枈瀟䌚の健党で持続的な発展を担う職業人 ずしお必芁なものである。  そのためビゞネスに関する課題に぀いお経枈や垂堎の動向ビゞネスに関する理論 など科孊的な根拠に基づいお協働しお分析考察蚎論を行い解決策を考案し地域や 産業界等に提案するなど蚀語掻動の充実を図るこずが倧切である。 2 コンピュヌタや情報通信ネットワヌクなどの掻甚 2コンピュヌタや情報通信ネットワヌクなどの掻甚を図り孊習の効果を高めるよ う工倫するこず。  商業科に属する各科目の内容を取り扱う際には情報モラルを身に付け調査や研究な どにおいおコンピュヌタや情報通信ネットワヌクなどの積極的な掻甚を図り情報の収 集・分析他の孊校や地域ずの情報の亀換孊習成果の発衚を行うなど孊習の効果を高 めるよう工倫するこずが倧切である。  その際むンタヌネットを掻甚しお入手した情報の信頌性著䜜暩の䟵害の有無などを 芋極めるこず様々な情報ず組み合わせお倚面的・倚角的に分析した䞊で掻甚するこず 入手した情報を掻甚するに圓たっお他者の暩利を䟵害しないこずなどに留意するよう指導 するこずが倧切である。 2 内容の取扱 いに圓たっ おの配慮事 項 163 第2 節 内容の取扱いに圓たっおの配慮事項
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 実隓・実習を行うに圓たっおは斜蚭・蚭備の安党管理に配慮し孊習環境を敎 えるずずもに事故防止の指導を培底し安党ず衛生に十分留意するものずする。  実隓・実習を行うに圓たっおは実習宀などの斜蚭や実習機噚などの蚭備の安党管理に 配慮し孊習環境を敎えるずずもに薬品や食品各皮機噚などの取扱い正しい姿勢で の機噚操䜜長時間の実習の際に目や身䜓を䌑めるこずなど事故防止の指導を培底し 安党ず衛生に十分留意する必芁がある。  たた校倖に出お調査研究実習などを行う際には事故の防止や安党管理などに配 慮し指導蚈画を綿密に䜜成するずずもに生埒が高校生ずしおの自芚ず責任をもっお行 動し所期の目的が効果的に達成されるよう十分留意する必芁がある。 第3ç«  各科目にわた る指導蚈画の 䜜成ず内容の 取扱い 164 第3 節 実隓・実習の実斜に圓たっおの配慮事項
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1 道埳教育ずの関連総則第1 欟2 2 の2 段目  孊校における道埳教育は人間ずしおの圚り方生き方に関する教育を孊校の教育掻 動党䜓を通じお行うこずによりその充実を図るものずし各教科に属する科目以䞋 「各教科・科目」ずいう。  総合的な探究の時間及び特別掻動以䞋「各教科・科目 等」ずいう。 のそれぞれの特質に応じお適切な指導を行うこず。  高等孊校における道埳教育に぀いおは各教科・科目等の特質に応じ孊校の教育掻動 党䜓を通じお生埒が人間ずしおの圚り方生き方を䞻䜓的に探求し豊かな自己圢成ができ るよう適切な指導を行うこずが求められおいる。  このため各教科・科目においおも目暙や内容配慮事項の䞭に関連する蚘述がある。  商業科においおは䟋えば教科の目暙に職業人に求められる倫理芳を螏たえお課題 を解決する力を逊うこず職業人ずしお必芁な豊かな人間性を育むこずよりよい瀟䌚の 構築を目指しお自ら孊ぶ態床を逊うこずを瀺しおいる。このような目暙の実珟を目指しお 実践的・䜓隓的な孊習掻動を行う際に盞手の立堎を尊重するこず矩務を果たすこず よりよい人間関係の構築に配慮するこず自己の圹割に察しお責任をも぀こずなどに留意 しお指導するこずはビゞネスを通じ地域産業をはじめ経枈瀟䌚の健党で持続的な発展 を担う職業人の育成に぀ながるものである。  各孊校においおは道埳教育の充実が今回の改蚂においおも重芖されおいるこずを螏た え校長の方針の䞋に道埳教育掚進教垫を䞭心に党教垫の連携協力のもず幎間指導 蚈画に基づき教育掻動党䜓を通じお人間ずしおの圚り方生き方に関する教育が䞀局具䜓 的に展開されるよう努める必芁がある。 2 専門教科・科目の暙準単䜍数総則第2 欟3 1 り  各孊校においおは教育課皋の線成に圓たっお次の衚に掲げる䞻ずしお専門孊科 専門教育を䞻ずする孊科をいう。以䞋同じ。 においお開蚭される各教科・科目及び 蚭眮者の定めるそれぞれの暙準単䜍数を螏たえ生埒に履修させる各教科・科目及び その単䜍数に぀いお適切に定めるものずする。  専門教科・科目に぀いおは埓前から地域の実態や孊科の特色等に応じるためその 暙準単䜍数の決定を蚭眮者に委ねおおり今回の改蚂においおも同様の扱いずしおいる。 したがっおこれらの各教科・科目に぀いお蚭眮者がその暙準単䜍数を定めその暙準 単䜍数を暙準ずしお各孊校が具䜓的な単䜍数を定めるこずになる。各蚭眮者においおは 圓該地域の実態や管内の孊校の実態等に留意し適切な暙準単䜍数を定めるこずが必芁で ある。  商業科に属する科目に぀いお蚭眮者は地域の実態や蚭眮する孊科の特色等に応じお 4 総則に関す る事項 165 第4 節 総則に関する事項
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本解説第2 章を参考にしお暙準単䜍数を定めるこずになる。各孊校においおは蚭眮者の 定める暙準単䜍数を螏たえ孊科の特色や生埒の実態などに応じお適切に科目を遞定し 履修単䜍数を定めるこずが必芁である。 3 孊校蚭定科目総則第2 欟3 1 ゚  孊校においおは生埒や孊校地域の実態及び孊科の特色等に応じ特色ある教育 課皋の線成に資するようむ及びりの衚に掲げる教科に぀いおこれらに属する科目 以倖の科目以䞋「孊校蚭定科目」ずいう。 を蚭けるこずができる。この堎合にお いお孊校蚭定科目の名称目暙内容単䜍数等に぀いおはその科目の属する教 科の目暙に基づき高等孊校教育ずしおの氎準の確保に十分配慮し各孊校の定める ずころによるものずする。  孊校蚭定科目の名称目暙内容単䜍数等は各孊校においお定めるものずされおいる がその際には 「その科目の属する教科の目暙に基づき」ずいう芁件が瀺されおいるこ ず及び科目の内容の構成に぀いおは関係する各科目の内容ずの敎合性を図るこずに十分 配慮する必芁がある。  商業科においおは通垞履修される教育内容などを想定しお20 科目が瀺されおいる。 しかしビゞネスの発展や地域の実態等に察応し新しい分野の教育を積極的に展開する 必芁がある堎合など孊校蚭定科目を蚭けるこずにより特色ある教育課皋を線成するこ ずができる。 4 専門孊科における各教科・科目の履修総則第2 欟3 2 む 1専門教科・科目の最䜎必修単䜍数 専門孊科においおは専門教科・科目 1 のりの衚に掲げる各教科・科目同 衚に掲げる教科に属する孊校蚭定科目及び専門教育に関する孊校蚭定教科に関する 科目をいう。以䞋同じ。 に぀いお党おの生埒に履修させる単䜍数は25 単䜍を 䞋らないこず。ただし商業に関する孊科においおは䞊蚘の単䜍数の䞭に倖囜語 に属する科目の単䜍を5 単䜍たで含めるこずができるこず。たた商業に関する孊 科以倖の専門孊科においおは各孊科の目暙を達成する䞊で専門教科・科目以倖 の各教科・科目の履修により専門教科・科目の履修ず同様の成果が期埅できる堎 合においおはその専門教科・科目以倖の各教科・科目の単䜍を5 単䜍たで䞊蚘の 単䜍数の䞭に含めるこずができるこず。  専門孊科における専門教科・科目の最䜎必修単䜍数は埓前ず同様に25 単䜍以䞊ず し生埒の倚様な実態に応じた匟力的な教育課皋の線成を可胜にしおいる。なお25 単䜍を䞋らないこずずしおいるので専門教育の深化のためあるいは職業資栌の取埗 芁件等を考慮しお教育課皋を線成する堎合は圓然最䜎必修単䜍数の25 単䜍を超え お履修するこずができるよう配慮する必芁がある。 第3ç«  各科目にわた る指導蚈画の 䜜成ず内容の 取扱い 166
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 孊習指導芁領では埓前ず同様に専門教科・科目に぀いお第1 章総則第2 欟3 1 りの衚に掲げる各教科・科目同衚の教科に属する孊校蚭定科目及び専門教育に関する 孊校蚭定教科に関する科目であるこずを明確にしおいる。すなわち孊習指導芁領に瀺 されおいる専門教科・科目及びその教科に属する孊校蚭定科目はもずより専門教育の 䞀環ずしお蚭けられる孊校蚭定教科及び圓該教科に関する科目に぀いおも専門教科・ 科目に含たれるこずずなる。  専門教科・科目以倖の教科・科目の履修を専門教科・科目の履修ずみなす措眮に぀い おは埓前ず同様専門教科・科目の履修単䜍数を確保する芳点から特䟋ずしお芏定し おいる。  商業に関する孊科に぀いおは商業教育における倖囜語の重芁性を螏たえ倖囜語に 属する科目に぀いお5 単䜍を限床ずしお生埒に履修させる専門教科・科目の単䜍数に含 めるこずができるこずずしおいる。そのためこの芏定を掻甚する際にはこの趣旚を 螏たえるずずもに商業科に属する科目ずしおビゞネスに必芁な倖囜語などを扱う 「ビゞネス・コミュニケヌション」が蚭けられおいるこずに留意する必芁がある。 2専門教科・科目による必履修教科・科目の代替 専門教科・科目の履修によっおアの必履修教科・科目の履修ず同様の成果が期 埅できる堎合においおはその専門教科・科目の履修をもっお必履修教科・科目 の履修の䞀郚又は党郚に替えるこずができるこず。  専門教科・科目を履修するこずによっお必履修教科・科目の履修ず同様の成果が期 埅できる堎合はその専門教科・科目の履修をもっお必履修教科・科目の履修の䞀郚又 は党郚に替えるこずができる。  これは各教科・科目間の指導内容の重耇を避け教育内容の粟遞を図ろうずするも のであり必履修教科・科目の単䜍数の䞀郚を枛じその分の単䜍数に぀いお専門教 科・科目の履修で代替させる堎合ず必履修教科・科目の単䜍数の党郚に぀いお専門教 科・科目の履修で代替させる堎合ずがある。  実斜に圓たっおは専門教科・科目ず必履修教科・科目盞互の目暙や内容に぀いお あるいは代替の範囲などに぀いお十分な怜蚎を行うこずが必芁である。この調敎が適切 に行われるこずによりより効果的で匟力的な教育課皋の線成に取り組むこずができる。  商業に関する孊科においおは䟋えば 「情報凊理」の履修により「情報Ⅰ」の履修 に代替するこずなどが考えられるが党郚代替する堎合 「情報凊理」の履修単䜍数は 2 単䜍以䞊必芁である。  なおこの䟋瀺に぀いおも機械的に代替が認められるものではない。代替する堎合 には各孊校には説明責任が求められる。 3職業孊科における総合的な探究の時間の特䟋 職業教育を䞻ずする専門孊科においおは総合的な探究の時間の履修により蟲 業工業商業氎産家庭若しくは情報の各教科の「課題研究」 看護の「看護 4 総則に関す る事項 167
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臚地実習」又は犏祉の「介護総合挔習」 以䞋「課題研究等」ずいう。 の履修ず同 様の成果が期埅できる堎合においおは総合的な探究の時間の履修をもっお課題研 究等の履修の䞀郚又は党郚に替えるこずができるこず。たた課題研究等の履修に より総合的な探究の時間の履修ず同様の成果が期埅できる堎合においおは課題 研究等の履修をもっお総合的な探究の時間の履修の䞀郚又は党郚に替えるこずがで きるこず。  商業に関する孊科においおは 「課題研究」が原則履修科目ずされおいる。  この科目では個人又はグルヌプで商業の各分野に関する適切な課題を蚭定し䞻䜓 的か぀協働的に取り組む孊習掻動を通しお専門的な知識技術などの深化・統合化を 図りビゞネスに関する課題の解決に取り組むこずができるようにするこずずしおおり 総合的な探究の時間の目暙ず「課題研究」の目暙ずが軌を䞀にする堎合も想定される。 そのため総合的な探究の時間の履修をもっお「課題研究」の履修の䞀郚又は党郚に替 えるこずができるずするずずもに 「課題研究」の履修をもっお総合的な探究の時間の 履修の䞀郚又は党郚に替えるこずができるずしおいる。  なお盞互の代替が可胜ずされるのは 「同様の成果が期埅できる堎合」ずされおお り䟋えば 「課題研究」の履修によっお総合的な探究の時間の履修に代替するために は 「課題研究」を履修した成果が総合的な探究の時間の目暙等からみおも満足できる 成果を期埅できるこずが必芁であり自動的に代替が認められるものでない。 5 職業教育を䞻ずする専門孊科における配慮事項総則第2 欟3 7 り 1実隓・実習に配圓する授業時数の確保 職業に関する各教科・科目に぀いおは実隓・実習に配圓する授業時数を十分確 保するようにするこず。    は職業に関する各教科・科目における実隓・実習の重芖に぀いお瀺したもので ある。  職業教育は各教科・科目の履修を通しお䞀般的教逊を身に付けるこずにずどたらず 実隓・実習ずいう実際的・䜓隓的な孊習を䞀局重芖し実践力を䜓埗するこずに特色が あるず蚀える。  実隓・実習には䜓隓を通しお知識の習埗に圹立お技胜を習熟させるずいう偎面が ある。商業に関する孊科においおもこれたでの実隓・実習では基瀎的・基本的事項 の習埗ずいう立堎からこのねらいを䞀貫しお重芖しおきた。  䞀方グロヌバル化の進展情報技術の進歩産業構造・就業構造の倉化等に適切に 察応するためには基瀎的・基本的事項を確実に習埗するこずに加えお䜓隓の機䌚を できる限り拡充しおいくこずによりよりよい瀟䌚の構築を目指しお自ら孊びビゞネ スの創造ず発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこずが必芁である。このため 実隓・実習のもう䞀぀の偎面である生埒の自発的・創造的な孊習態床の育成を䞀局重芖 しおいく必芁がある。特に䞻䜓的に取り組む孊習掻動を通しお専門的な知識技術 第3ç«  各科目にわた る指導蚈画の 䜜成ず内容の 取扱い 168
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などの深化・総合化を図るこずは重芁であり実隓・実習の䞀局の充実が求められる。  実隓・実習の授業時数の確保に圓たっおはいわゆる座孊ず実隓・実習ずの調和ず関 連性基瀎的・基本的事項ず発展的・応甚的事項ずの関連特に新技術等新たな内容の 習埗に぀いお配慮する必芁がある。 2生埒の実態に応じた配慮 生埒の実態を考慮し職業に関する各教科・科目の履修を容易にするため特別な 配慮が必芁な堎合には各分野における基瀎的又は䞭栞的な科目を重点的に遞択し その内容に぀いおは基瀎的・基本的な事項が確実に身に付くように取り扱いたた 䞻ずしお実隓・実習によっお指導するなどの工倫をこらすようにするこず。    に瀺されおいる生埒の各教科・科目の履修を容易にするための配慮事項は埓 前ず同じであり①各分野における基瀎的又は䞭栞的な科目を重点的に遞択するこず ②その内容に぀いおは基瀎的・基本的な事項が確実に身に付くように取り扱うこず③ 䞻ずしお実隓・実習によっお指導するなどの工倫をこらすこずが瀺されおいる。①は職 業に関する各教科・科目の遞択②は職業に関する各教科・科目の内容の取扱い③は 指導方法の工倫に぀いおの配慮事項である。  今回の改蚂では商業科においおは科目の新蚭など科目構成の芋盎しを図っおいるが これらの科目を網矅的に履修させるのではなく生埒の実態等に応じお適切に遞択しお 履修させるこずが倧切である。そのため特に12単䜍皋床の科目を倚く履修させる こずは避けなければならない。たた内容や教材に぀いおは䞀局粟遞し十分時間をか けお理解させるようにしなければならない。さらに生埒の理解習埗を容易にするた めいわゆる座孊による説明にずどめずできるだけ実隓・実習を通しお䜓隓的に孊ば せる機䌚を倚くするこずに努める必芁がある。 6 職業に関する各教科・科目に぀いおの配慮事項総則第2 欟3 7 ゚ 1就業䜓隓掻動による実習の代替 職業に関する各教科・科目に぀いおは就業䜓隓掻動をもっお実習に替えるこず ができるこず。この堎合就業䜓隓掻動はその各教科・科目の内容に盎接関係が ありか぀その䞀郚ずしおあらかじめ蚈画し評䟡されるものであるこずを芁す るこず。  就業䜓隓掻動を掚進する芳点から特に職業に関する各教科・科目に぀いおは珟 堎実習を含め就業䜓隓掻動を積極的に取り入れるこずずし就業䜓隓掻動をもっお実習 に替えるこずができるこずを瀺したものである。なおこの堎合の就業䜓隓掻動は関 係する科目の指導蚈画に適切に䜍眮付けお行う必芁がある。  商業科に属する科目における就業䜓隓掻動は生埒が実際のビゞネスに觊れるこずに よる孊習意欲の喚起䞻䜓的な職業遞択の胜力や高い職業意識の育成異䞖代ずのコミ ュニケヌション胜力の向䞊などその教育䞊の意矩が倧きいものである。 4 総則に関す る事項 169
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 そのため埓来から「課題研究」や各科目の実習の䞀郚ずしお産業珟堎等における 実習が行われおきおいる。これらの実践等を螏たえ瀟䌚人・職業人ずしお自立しおい くためには生埒䞀人䞀人の勀劎芳・職業芳を育おるキャリア教育を充実するこずが重 芁でありその䞀環ずしお小孊校での職堎芋孊䞭孊校での職堎䜓隓掻動高等孊校で の就業䜓隓掻動等を通じた䜓系的な指導も必芁である。たた就業䜓隓掻動を通じお実 瀟䌚や職業ず関わりをもち高い職業意識勀劎芳・職業芳芏範意識コミュニケヌ ション胜力等に根ざした実践力を高めるこずに配慮するこずが必芁である。 2定時制及び通信制の課皋における実務等による職業に関する各教科・科目の履 修の䞀郚代替 定時制及び通信制の課皋においお職業に関する各教科・科目を履修する生埒が 珟にその各教科・科目ず密接な関係を有する職業家事を含む。 に埓事しおいる 堎合でその職業における実務等がその各教科・科目の䞀郚を履修した堎合ず同 様の成果があるず認められるずきはその実務等をもっおその各教科・科目の履修 の䞀郚に替えるこずができるこず。  この芏定は定時制及び通信制の課皋においお職に就き珟にその各教科・科目ず密 接な関係を有する生埒の実務等の䜓隓を評䟡し職業に関する各教科・科目の履修の䞀 郚に代替できるこずを定めたものである。  生埒の校倖における実務等を職業に関する各教科・科目の履修の䞀郚ずしお評䟡する ためには次のような芁件が満たされる必芁がある。 ① 職業に関する各教科・科目が教育課皋に䜍眮付けられおいるこず ② 職業に関する各教科・科目を履修する生埒が珟にその各教科・科目ず密接な関係 を有する職業に埓事しおいるこず ③ 生埒の職業等における実務等がその各教科・科目の䞀郚を履修したず同様の成果 があるず認められるこず  商業科に属する科目においおも䞊蚘の芁件が満たされる堎合には実務等をもっお その科目の履修の䞀郚に替えるこずができる。  代替の方法ずしおは生埒䞀人䞀人の職堎における実務等の䜓隓に応ずるよう職業 に関する各教科・科目を網矅した教育課皋を線成した䞊で校倖における実務等をそれ らの各教科・科目の増加単䜍ずしお評䟡するこずあるいは孊校における履修の䞀郚を 免陀するこずなどが考えられるが党おの生埒の職業に察応した職業に関する各教科・ 科目を網矅するこずは実際䞊困難な堎合が倚い。したがっお各孊校においお孊校や生 埒の実態に応じお教育課皋の線成等が工倫されなければならないが䞀般的には生埒 の職業に察応した共通的な職業に関する各教科・科目をできるだけ蚭けお実務等の評 䟡を行う方法が考えられる。  生埒の職堎における実務等ず密接な関係を有する職業に関する各教科・科目を履修し おいる堎合や特定の䌁業等から比范的倚数の生埒が通孊し職堎における職皮が䞀 二に限定され実務等の経隓が共通である堎合などに぀いおは生埒の職堎における実 第3ç«  各科目にわた る指導蚈画の 䜜成ず内容の 取扱い 170
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務等を履修の䞀郚に替えるこずが比范的容易である。  なお実務の内容執務の状況等の把握に぀いおは生埒からのレポヌトその各教 科・科目の担任による職堎蚪問雇甚䞻からの報告等によるこずになるず考えられる。 4 総則に関す る事項 171
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平成30 幎7 月 高等孊校孊習指導芁領平成30 幎告瀺解説 工業線
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た え が き  文郚科孊省では平成30 幎3 月30 日に孊校教育法斜行芏則の䞀郚改正ず高等孊校孊習 指導芁領の改蚂を行った。新高等孊校孊習指導芁領等は平成34 幎床から幎次進行で実斜 するこずずし平成31 幎床から䞀郚を移行措眮ずしお先行しお実斜するこずずしおいる。  今回の改蚂は平成28 幎12 月の䞭倮教育審議䌚答申を螏たえ ① 教育基本法孊校教育法などを螏たえこれたでの我が囜の孊校教育の実践や蓄積 を生かし生埒が未来瀟䌚を切り拓 ひら くための資質・胜力を䞀局確実に育成するこずを 目指す。その際求められる資質・胜力ずは䜕かを瀟䌚ず共有し連携する「瀟䌚に 開かれた教育課皋」を重芖するこず。 ② 知識及び技胜の習埗ず思考力刀断力衚珟力等の育成ずのバランスを重芖する平 成21 幎改蚂の孊習指導芁領の枠組みや教育内容を維持した䞊で知識の理解の質を 曎に高め確かな孊力を育成するこず。 ③ 道埳教育の充実や䜓隓掻動の重芖䜓育・健康に関する指導の充実により豊かな 心や健やかな䜓を育成するこず。 を基本的なねらいずしお行った。  本曞は倧綱的な基準である孊習指導芁領の蚘述の意味や解釈などの詳现に぀いお説明 するために文郚科孊省が䜜成するものであり高等孊校孊習指導芁領第3 章第2 節「工 業」に぀いおその改善の趣旚や内容を解説しおいる。  各孊校においおは本曞を埡掻甚いただき孊習指導芁領等に぀いおの理解を深め創 意工倫を生かした特色ある教育課皋を線成・実斜されるようお願いしたい。  むすびに本曞「高等孊校孊習指導芁領解説工業線」の䜜成に埡協力くださった各䜍に 察し心から感謝の意を衚する次第である。 平成30 幎7 月 文郚科孊省初等䞭等教育局長 髙 橋 道 和
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第1 章 総説       1 第1 節 改蚂の経緯及び基本方針       1 1 改蚂の経緯       1 2 改蚂の基本方針       2 第2 節 工業科改蚂の趣旚及び芁点       6 1 工業科改蚂の趣旚       6 2 工業科改蚂の芁点     10 第3 節 工業科の目暙     13 第4 節 工業科の内容構成     16 第2 章 工業科の各科目     19 第1 節 工業技術基瀎     19 第 目暙     19 第 内容ずその取扱い     20  内容の構成及び取扱い     20  内容     21 第2 節 課題研究     24 第1 目暙     24 第2 内容ずその取扱い     25  内容の構成及び取扱い     25  内容     26 第3 節 実習     28 第1 目暙     28 第2 内容ずその取扱い     29  内容の構成及び取扱い     29  内容     29 第4 節 補図     33 第1 目暙     33 第2 内容ずその取扱い     34  内容の構成及び取扱い     34  内容     34 第5 節 工業情報数理     38 第1 目暙     38 第2 内容ずその取扱い     39  内容の構成及び取扱い     39  内容     40 第6 節 工業材料技術     44 第1 目暙     44 第2 内容ずその取扱い     44  内容の構成及び取扱い     44  内容     45 第7 節 工業技術英語     51 第1 目暙     51 第2 内容ずその取扱い     52  内容の構成及び取扱い     52 目次
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 内容     52 第8 節 工業管理技術     56 第1 目暙     56 第2 内容ずその取扱い     57  内容の構成及び取扱い     57  内容     57 第9 節 工業環境技術     63 第1 目暙     63 第2 内容ずその取扱い     64  内容の構成及び取扱い     64  内容     64 第10節 機械工䜜     69 第1 目暙     69 第2 内容ずその取扱い     69  内容の構成及び取扱い     69  内容     70 第11節 機械蚭蚈     74 第1 目暙     74 第2 内容ずその取扱い     75  内容の構成及び取扱い     75  内容     75 第12節 原動機     80 第1 目暙     80 第2 内容ずその取扱い     81  内容の構成及び取扱い     81  内容     81 第13節 電子機械   86 第1 目暙   86 第2 内容ずその取扱い   87  内容の構成及び取扱い   87  内容   87 第14節 生産技術   93 第1 目暙   93 第2 内容ずその取扱い   94  内容の構成及び取扱い   94  内容   94 第15節 自動車工孊   100 第1 目暙   100 第2 内容ずその取扱い   100  内容の構成及び取扱い   100  内容   101 第16節 自動車敎備   107 第1 目暙   107 第2 内容ずその取扱い   108  内容の構成及び取扱い   108  内容   108 第17節 船舶工孊   112 第1 目暙   112
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第2 内容ずその取扱い   112  内容の構成及び取扱い   112  内容   113 第18節 電気回路   118 第1 目暙   118 第2 内容ずその取扱い   119  内容の構成及び取扱い   119  内容   119 第19節 電気機噚   125 第1 目暙   125 第2 内容ずその取扱い   126  内容の構成及び取扱い   126  内容   126 第20節 電力技術   131 第1 目暙   131 第2 内容ずその取扱い   131  内容の構成及び取扱い   131  内容   132 第21節 電子技術   138 第1 目暙   138 第2 内容ずその取扱い   139  内容の構成及び取扱い   139  内容   139 第22節 電子回路   144 第1 目暙   144 第2 内容ずその取扱い   145  内容の構成及び取扱い   145  内容   145 第23節 電子蚈枬制埡   149 第1 目暙   149 第2 内容ずその取扱い   150  内容の構成及び取扱い   150  内容   150 第24節 通信技術   155 第1 目暙   155 第2 内容ずその取扱い   156  内容の構成及び取扱い   156  内容   156 第25節 プログラミング技術   161 第1 目暙   161 第2 内容ずその取扱い   162  内容の構成及び取扱い   162  内容   162 第26節 ハヌドりェア技術   165 第1 目暙   165 第2 内容ずその取扱い   166  内容の構成及び取扱い   166  内容   166
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第27節 ゜フトりェア技術   171 第1 目暙   171 第2 内容ずその取扱い   172  内容の構成及び取扱い   172  内容   172 第28節 コンピュヌタシステム技術   176 第1 目暙   176 第2 内容ずその取扱い   177  内容の構成及び取扱い   177  内容   177 第29節 建築構造   182 第1 目暙   182 第2 内容ずその取扱い   183  内容の構成及び取扱い   183  内容   183 第30節 建築蚈画   189 第1 目暙   189 第2 内容ずその取扱い   190  内容の構成及び取扱い   190  内容   190 第31節 建築構造蚭蚈   196 第1 目暙   196 第2 内容ずその取扱い   196  内容の構成及び取扱い   196  内容   197 第32節 建築斜工   203 第1 目暙   203 第2 内容ずその取扱い   204  内容の構成及び取扱い   204  内容   204 第33節 建築法芏   209 第1 目暙   209 第2 内容ずその取扱い   210  内容の構成及び取扱い   210  内容   210 第34節 蚭備蚈画   213 第1 目暙   213 第2 内容ずその取扱い   213  内容の構成及び取扱い   213  内容   214 第35節 空気調和蚭備   219 第1 目暙   219 第2 内容ずその取扱い   220  内容の構成及び取扱い   220  内容   220 第36節 衛生・防灜蚭備   226 第1 目暙   226 第2 内容ずその取扱い   227
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 内容の構成及び取扱い   227  内容   227 第37節 枬量   233 第1 目暙   233 第2 内容ずその取扱い   234  内容の構成及び取扱い   234  内容   234 第38節 土朚基盀力孊   240 第1 目暙   240 第2 内容ずその取扱い   241  内容の構成及び取扱い   241  内容   241 第39節 土朚構造蚭蚈   244 第1 目暙   244 第2 内容ずその取扱い   245  内容の構成及び取扱い   245  内容   245 第40節 土朚斜工   250 第1 目暙   250 第2 内容ずその取扱い   250  内容の構成及び取扱い   250  内容   251 第41節 瀟䌚基盀工孊   256 第1 目暙   256 第2 内容ずその取扱い   256  内容の構成及び取扱い   256  内容   257 第42節 工業化孊   262 第1 目暙   262 第2 内容ずその取扱い   263  内容の構成及び取扱い   263  内容   263 第43節 化孊工孊   270 第1 目暙   270 第2 内容ずその取扱い   270  内容の構成及び取扱い   270  内容   271 第44節 地球環境化孊   276 第1 目暙   276 第2 内容ずその取扱い   276  内容の構成及び取扱い   276  内容   277 第45節 材料補造技術   282 第1 目暙   282 第2 内容ずその取扱い   282  内容の構成及び取扱い   282  内容   283 第46節 材料工孊   289
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第1 目暙   289 第2 内容ずその取扱い   289  内容の構成及び取扱い   289  内容   290 第47節 材料加工   296 第1 目暙   296 第2 内容ずその取扱い   296  内容の構成及び取扱い   296  内容   297 第48節 セラミック化孊   302 第1 目暙   302 第2 内容ずその取扱い   303  内容の構成及び取扱い   303  内容   303 第49節 セラミック技術   309 第1 目暙   309 第2 内容ずその取扱い   309  内容の構成及び取扱い   309  内容   310 第50節 セラミック工業   315 第1 目暙   315 第2 内容ずその取扱い   316  内容の構成及び取扱い   316  内容   316 第51節 繊維補品   322 第1 目暙   322 第2 内容ずその取扱い   323  内容の構成及び取扱い   323  内容   323 第52節 繊維・染色技術   327 第1 目暙   327 第2 内容ずその取扱い   328  内容の構成及び取扱い   328  内容   328 第53節 染織デザむン   332 第1 目暙   332 第2 内容ずその取扱い   333  内容の構成及び取扱い   333  内容   333 第54節 むンテリア蚈画   337 第1 目暙   337 第2 内容ずその取扱い   338  内容の構成及び取扱い   338  内容   338 第55節 むンテリア装備   345 第1 目暙   345 第2 内容ずその取扱い   346  内容の構成及び取扱い   346
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 内容   346 第56節 むンテリア゚レメント生産   352 第1 目暙   352 第2 内容ずその取扱い   353  内容の構成及び取扱い   353  内容   353 第57節 デザむン実践   358 第1 目暙   358 第2 内容ずその取扱い   359  内容の構成及び取扱い   359  内容   359 第58節 デザむン材料   365 第1 目暙   365 第2 内容ずその取扱い   365  内容の構成及び取扱い   365  内容   366 第59節 デザむン史   370 第1 目暙   370 第2 内容ずその取扱い   371  内容の構成及び取扱い   371  内容   371 第3 章 各科目にわたる指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い   374 第1 節 指導蚈画の䜜成に圓たっおの配慮事項   374 1 䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善   374 2 原則履修科目   375 3 実隓・実習に配圓する授業時数の確保   376 4  「実習」及び「補図」の名称   376 5 地域や産業界等ずの連携・亀流   376 6 障害のある生埒などぞの指導   377 第2 節 内容の取扱いに圓たっおの配慮事項   379 1 蚀語掻動の充実   379 2 コンピュヌタや情報通信ネットワヌクなどの掻甚   379 3 職業人に求められる倫理芳   379 第3 節 実隓・実習の実斜に圓たっおの配慮事項   381 第4 節 総則に関する事項   382 1 道埳教育ずの関連   382 2 専門教科・科目の暙準単䜍数   382 3 孊校蚭定科目   383 4 専門孊科における各教科・科目の履修   383 5 職業教育を䞻ずする専門孊科における配慮事項   385 6 職業に関する各教科・科目に぀いおの配慮事項   386 付録 付録1 孊校教育法斜行芏則抄    390 付録2 高等孊校孊習指導芁領 第1 ç«  総則   395 付録3 高等孊校孊習指導芁領 第3 ç«  第2 節 工業   413 付録4 小・䞭孊校における「道埳の内容」の孊幎段階・孊校段階の䞀芧衚   494
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1 改蚂の経緯  今の子䟛たちやこれから誕生する子䟛たちが成人しお瀟䌚で掻躍する頃には我が囜 は厳しい挑戊の時代を迎えおいるず予想される。生産幎霢人口の枛少グロヌバル化の進 展や絶え間ない技術革新等により瀟䌚構造や雇甚環境は倧きくたた急速に倉化しおお り予枬が困難な時代ずなっおいる。たた急激な少子高霢化が進む䞭で成熟瀟䌚を迎え た我が囜にあっおは䞀人䞀人が持続可胜な瀟䌚の担い手ずしおその倚様性を原動力ず し質的な豊かさを䌎った個人ず瀟䌚の成長に぀ながる新たな䟡倀を生み出しおいくこず が期埅される。  こうした倉化の䞀぀ずしお進化した人工知胜AIが様々な刀断を行ったり身近 な物の働きがむンタヌネット経由で最適化されるIoT が広がったりするなどSociety5.0 ずも呌ばれる新たな時代の到来が瀟䌚や生掻を倧きく倉えおいくずの予枬もなされおい る。たた情報化やグロヌバル化が進展する瀟䌚においおは倚様な事象が耇雑さを増し 倉化の先行きを芋通すこずが䞀局難しくなっおきおいる。そうした予枬困難な時代を迎え る䞭で遞挙暩幎霢が匕き䞋げられ曎に平成34 2022 幎床からは成幎幎霢が18 歳ぞず 匕き䞋げられるこずに䌎い高校生にずっお政治や瀟䌚は䞀局身近なものずなるずずもに 自ら考え積極的に囜家や瀟䌚の圢成に参画する環境が敎い぀぀ある。  このような時代にあっお孊校教育には子䟛たちが様々な倉化に積極的に向き合い 他者ず協働しお課題を解決しおいくこずや様々な情報を芋極め知識の抂念的な理解を 実珟し情報を再構成するなどしお新たな䟡倀に぀なげおいくこず耇雑な状況倉化の䞭 で目的を再構築するこずができるようにするこずが求められおいる。  このこずは本来我が囜の孊校教育が倧切にしおきたこずであるものの教垫の䞖代亀 代が進むず同時に孊校内における教垫の䞖代間のバランスが倉化し教育に関わる様々 な経隓や知芋をどのように継承しおいくかが課題ずなり子䟛たちを取り巻く環境の倉化 により孊校が抱える課題も耇雑化・困難化する䞭でこれたでどおり孊校の工倫だけにそ の実珟を委ねるこずは困難になっおきおいる。  こうした状況の䞋で平成26 幎11 月には文郚科孊倧臣から新しい時代にふさわし い孊習指導芁領等の圚り方に぀いお䞭倮教育審議䌚に諮問を行った。䞭倮教育審議䌚にお いおは2 幎1 か月にわたる審議の末平成28 幎12 月21 日に「幌皚園小孊校䞭孊校 高等孊校及び特別支揎孊校の孊習指導芁領等の改善及び必芁な方策等に぀いお答申 」 以䞋「平成28 幎12 月の䞭倮教育審議䌚答申」ずいう。 を瀺した。  平成28 幎12 月の䞭倮教育審議䌚答申においおは “よりよい孊校教育を通じおよりよ 1 改蚂の経緯 及び基本方 針 1 第1 ç«  総説 第1 節 改蚂の経緯及び基本方針
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い瀟䌚を創る”ずいう目暙を孊校ず瀟䌚が共有し連携・協働しながら新しい時代に求 められる資質・胜力を子䟛たちに育む「瀟䌚に開かれた教育課皋」の実珟を目指し孊習 指導芁領等が孊校家庭地域の関係者が幅広く共有し掻甚できる「孊びの地図」ずし おの圹割を果たすこずができるよう次の6 点にわたっおその枠組みを改善するずずもに 各孊校においお教育課皋を軞に孊校教育の改善・充実の奜埪環を生み出す「カリキュラ ム・マネゞメント」の実珟を目指すこずなどが求められた。 ①  「䜕ができるようになるか」 育成を目指す資質・胜力 ②  「䜕を孊ぶか」 教科等を孊ぶ意矩ず教科等間・孊校段階間の぀ながりを螏たえた教 育課皋の線成 ③  「どのように孊ぶか」 各教科等の指導蚈画の䜜成ず実斜孊習・指導の改善・充実 ④  「子䟛䞀人䞀人の発達をどのように支揎するか」 子䟛の発達を螏たえた指導 ⑀  「䜕が身に付いたか」 孊習評䟡の充実 ⑥  「実斜するために䜕が必芁か」 孊習指導芁領等の理念を実珟するために必芁な方策  これを螏たえ文郚科孊省においおは平成29 幎3 月31 日に幌皚園教育芁領小孊校 孊習指導芁領及び䞭孊校孊習指導芁領をたた同幎4 月28 日に特別支揎孊校幌皚郚教 育芁領及び小孊郚・䞭孊郚孊習指導芁領を公瀺した。  高等孊校に぀いおは平成30 幎3 月30 日に高等孊校孊習指導芁領を公瀺するずずも に孊校教育法斜行芏則の関係芏定に぀いお改正を行ったずころであり今埌平成34 2022 幎4 月1 日以降に高等孊校の第1 孊幎に入孊した生埒単䜍制による課皋にあっお は同日以降入孊した生埒孊校教育法斜行芏則第91 条の芏定により入孊した生埒で同 日前に入孊した生埒に係る教育課皋により履修するものを陀く。  から幎次進行により段 階的に適甚するこずずしおいる。たたそれに先立っお新孊習指導芁領に円滑に移行す るための措眮移行措眮を実斜するこずずしおいる。 2 改蚂の基本方針  今回の改蚂は平成28 幎12 月の䞭倮教育審議䌚答申を螏たえ次の基本方針に基づき行 った。 1今回の改蚂の基本的な考え方 ① 教育基本法孊校教育法などを螏たえこれたでの我が囜の孊校教育の実践や蓄積 を生かし生埒が未来瀟䌚を切り拓 ひら くための資質・胜力を䞀局確実に育成するこずを 目指す。その際求められる資質・胜力ずは䜕かを瀟䌚ず共有し連携する「瀟䌚に 開かれた教育課皋」を重芖するこず。 ② 知識及び技胜の習埗ず思考力刀断力衚珟力等の育成ずのバランスを重芖する平 成21 幎改蚂の孊習指導芁領の枠組みや教育内容を維持した䞊で知識の理解の質を 曎に高め確かな孊力を育成するこず。 ③ 道埳教育の充実や䜓隓掻動の重芖䜓育・健康に関する指導の充実により豊かな 心や健やかな䜓を育成するこず。 第1ç«  総 説 2
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2育成を目指す資質・胜力の明確化  平成28 幎12 月の䞭倮教育審議䌚答申においおは予枬困難な瀟䌚の倉化に䞻䜓的に 関わり感性を豊かに働かせながらどのような未来を創っおいくのかどのように瀟 䌚や人生をよりよいものにしおいくのかずいう目的を自ら考え自らの可胜性を発揮し よりよい瀟䌚ず幞犏な人生の創り手ずなる力を身に付けられるようにするこずが重芁で あるこずこうした力は党く新しい力ずいうこずではなく孊校教育が長幎その育成を目 指しおきた「生きる力」であるこずを改めお捉え盎し孊校教育がしっかりずその匷み を発揮できるようにしおいくこずが必芁ずされた。たた汎甚的な胜力の育成を重芖す る䞖界的な朮流を螏たえ぀぀知識及び技胜ず思考力刀断力衚珟力等ずをバランス よく育成しおきた我が囜の孊校教育の蓄積を生かしおいくこずが重芁ずされた。  このため「生きる力」をより具䜓化し教育課皋党䜓を通しお育成を目指す資質・胜 力をア「䜕を理解しおいるか䜕ができるか生きお働く「知識・技胜」の習埗 」  む「理解しおいるこず・できるこずをどう䜿うか未知の状況にも察応できる「思考 力・刀断力・衚珟力等」の育成 」 り「どのように瀟䌚・䞖界ず関わりよりよい人生 を送るか孊びを人生や瀟䌚に生かそうずする「孊びに向かう力・人間性等」の涵 かん 逊 」 の䞉぀の柱に敎理するずずもに各教科等の目暙や内容に぀いおもこの䞉぀の柱に基 づく再敎理を図るよう提蚀がなされた。  今回の改蚂では知・埳・䜓にわたる「生きる力」を生埒に育むために「䜕のために 孊ぶのか」ずいう各教科等を孊ぶ意矩を共有しながら授業の創意工倫や教科曞等の教 材の改善を匕き出しおいくこずができるようにするため党おの教科等の目暙や内容を 「知識及び技胜」  「思考力刀断力衚珟力等」  「孊びに向かう力人間性等」の䞉぀ の柱で再敎理した。 3 「䞻䜓的・察話的で深い孊び」の実珟に向けた授業改善の掚進  子䟛たちが孊習内容を人生や瀟䌚の圚り方ず結び付けお深く理解しこれからの時 代に求められる資質・胜力を身に付け生涯にわたっお胜動的に孊び続けるこずができ るようにするためにはこれたでの孊校教育の蓄積も生かしながら孊習の質を䞀局高 める授業改善の取組を掻性化しおいくこずが必芁である。  特に高等孊校教育に぀いおは倧孊入孊者遞抜や資栌の圚り方等の倖郚芁因によっ おその教育の圚り方が芏定されおしたい目指すべき教育改革が進めにくいず指摘さ れおきたずころであるが今回の改蚂は高倧接続改革ずいう高等孊校教育を含む初 等䞭等教育改革ず倧孊教育の改革そしお䞡者を぀なぐ倧孊入孊者遞抜改革ずいう䞀 䜓的な改革や曎にキャリア教育の芖点で孊校ず瀟䌚の接続を目指す䞭で実斜される ものである。改めお高等孊校孊習指導芁領の定めるずころに埓い各高等孊校におい お生埒が卒業たでに身に付けるべきものずされる資質・胜力を育成しおいくためにど のようにしおこれたでの授業の圚り方を改善しおいくべきかを各孊校や教垫が考える 必芁がある。  たた遞挙暩幎霢及び成幎幎霢が18 歳に匕き䞋げられ生埒にずっお政治や瀟䌚が 1 改蚂の経緯 及び基本方 針 3
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䞀局身近なものずなる䞭高等孊校においおは生埒䞀人䞀人に瀟䌚で求められる資 質・胜力を育み生涯にわたっお探究を深める未来の創り手ずしお送り出しおいくこず がこれたで以䞊に重芁ずなっおいる。 「䞻䜓的・察話的で深い孊び」の実珟に向けた 授業改善アクティブ・ラヌニングの芖点に立った授業改善ずは我が囜の優れた教 育実践に芋られる普遍的な芖点を孊習指導芁領に明確な圢で芏定したものである。  今回の改蚂では䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を進める際の指 導䞊の配慮事項を総則に蚘茉するずずもに各教科等の「第3 欟 各科目にわたる指導 蚈画の䜜成ず内容の取扱い」等においお単元や題材など内容や時間のたずたりを芋通 しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向けお䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向 けた授業改善を進めるこずを瀺した。  その際以䞋の点に留意しお取り組むこずが重芁である。 ① 授業の方法や技術の改善のみを意図するものではなく生埒に目指す資質・胜力を 育むために「䞻䜓的な孊び」  「察話的な孊び」  「深い孊び」の芖点で授業改善を進 めるものであるこず。 ② 各教科等においお通垞行われおいる孊習掻動蚀語掻動芳察・実隓問題解決的 な孊習などの質を向䞊させるこずを䞻県ずするものであるこず。 ③ 1 回1 回の授業で党おの孊びが実珟されるものではなく単元や題材など内容や時 間のたずたりの䞭で孊習を芋通し振り返る堎面をどこに蚭定するかグルヌプなど で察話する堎面をどこに蚭定するか生埒が考える堎面ず教垫が教える堎面ずをどの ように組み立おるかを考え実珟を図っおいくものであるこず。 ④ 深い孊びの鍵ずしお「芋方・考え方」を働かせるこずが重芁になるこず。各教科等 の「芋方・考え方」は 「どのような芖点で物事を捉えどのような考え方で思考し おいくのか」ずいうその教科等ならではの物事を捉える芖点や考え方である。各教科 等を孊ぶ本質的な意矩の䞭栞をなすものであり教科等の孊習ず瀟䌚を぀なぐもので あるこずから生埒が孊習や人生においお「芋方・考え方」を自圚に働かせるこずが できるようにするこずにこそ教垫の専門性が発揮されるこずが求められるこず。 ⑀ 基瀎的・基本的な知識及び技胜の習埗に課題がある堎合にはそれを身に付けさせ るために生埒の孊びを深めたり䞻䜓性を匕き出したりずいった工倫を重ねながら 確実な習埗を図るこずを重芖するこず。 4各孊校におけるカリキュラム・マネゞメントの掚進  各孊校においおは教科等の目暙や内容を芋通し特に孊習の基盀ずなる資質・胜力 蚀語胜力情報掻甚胜力情報モラルを含む。以䞋同じ。  問題発芋・解決胜力等 や珟代的な諞課題に察応しお求められる資質・胜力の育成のために教科等暪断的な孊習 を充実するこずや䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を単元や題材な ど内容や時間のたずたりを芋通しお行うこずが求められる。これらの取組の実珟のため には孊校党䜓ずしお生埒や孊校地域の実態を適切に把握し教育内容や時間の配 分必芁な人的・物的䜓制の確保教育課皋の実斜状況に基づく改善などを通しお教 第1ç«  総 説 4
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育掻動の質を向䞊させ孊習の効果の最倧化を図るカリキュラム・マネゞメントに努め るこずが求められる。  このため総則においお 「生埒や孊校地域の実態を適切に把握し教育の目的や 目暙の実珟に必芁な教育の内容等を教科等暪断的な芖点で組み立おおいくこず教育課 皋の実斜状況を評䟡しおその改善を図っおいくこず教育課皋の実斜に必芁な人的又は 物的な䜓制を確保するずずもにその改善を図っおいくこずなどを通しお教育課皋に基 づき組織的か぀蚈画的に各孊校の教育掻動の質の向䞊を図っおいくこず以䞋「カリキ ュラム・マネゞメント」ずいう。 に努める」こずに぀いお新たに瀺した。 5教育内容の䞻な改善事項  このほか蚀語胜力の確実な育成理数教育の充実䌝統や文化に関する教育の充実 道埳教育の充実倖囜語教育の充実職業教育の充実などに぀いお総則や各教科・科 目等各教科・科目総合的な探究の時間及び特別掻動をいう。以䞋同じ。 においお その特質に応じお内容やその取扱いの充実を図った。 1 改蚂の経緯 及び基本方 針 5
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1 工業科改蚂の趣旚  平成28 幎12 月の䞭倮教育審議䌚答申では孊習指導芁領改蚂の基本的な方向性各教 科等における改蚂の具䜓的な方向性などが瀺されおいる。このたびの高等孊校工業科の改 蚂はこれらを螏たえお行ったものである。  䞭倮教育審議䌚の答申の䞭で職業に関する各教科・科目の改善に぀いおは次のよう に瀺された。 Ⅰ 職業に関する各教科・科目 1珟行孊習指導芁領の成果ず課題を螏たえた産業教育の目暙の圚り方 ①珟行孊習指導芁領の成果ず課題 ○ 蟲業工業商業氎産家庭看護情報犏祉から成る職業に関する 各教科以䞋「職業に関する各教科」ずいう。 においおは各教科の指導 を通しお関連する職業に埓事する䞊で必芁な資質・胜力を育み瀟䌚や産 業を支える人材を茩出しおきたが科孊技術の進展グロヌバル化産業構 造の倉化等に䌎い必芁ずされる専門的な知識・技術も倉化するずずもに高 床化しおいるためこれらぞの察応が課題ずなっおいる。 ○ たた職業に関する各教科においおは専門的な知識・技術の定着を図る ずずもに倚様な課題に察応できる課題解決胜力を育成するこずが重芁であ り地域や産業界ずの連携の䞋産業珟堎等における長期間の実習等の実践 的な孊習掻動をより䞀局充実させおいくこずが求められおいる。あわせお 職業孊科に孊んだ生埒の進路が倚様であるこずから倧孊等ずの接続に぀い おも重芁な課題ずなっおいる。 ②課題を螏たえた産業教育の目暙の圚り方 ○ このような䞭産業教育党䜓の目暙の考え方に぀いおは産業界で必芁ず される資質・胜力を芋据えお䞉぀の柱に沿っお次のように敎理するこずが できる。  職業に関する各教科の「芋方・考え方」を働かせた実践的・䜓隓的な孊習 掻動を通しお瀟䌚を支え産業の発展を担う職業人ずしお必芁な資質・胜力 を次のずおり育成するこずを目指す。 ・ 各職業分野に぀いお瀟䌚的意矩や圹割を含め䜓系的・系統的に理解 させるずずもに関連する技術を習埗させる。 ・ 各職業分野に関する課題持続可胜な瀟䌚の構築グロヌバル化・少子 高霢化ぞの察応等を発芋し職業人ずしおの倫理芳をもっお合理的か぀ 創造的に解決する力を育成する。 ・ 職業人ずしお必芁な豊かな人間性を育みよりよい瀟䌚の構築を目指し 第1ç«  総 説 6 第2 節 工業科改蚂の趣旚及び芁点
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お自ら孊び産業の振興や瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を 育成する。 ○ これらを構成する芁玠のうち䟋えば 「倫理芳」や「合理的」等は埓 来孊習指導芁領においお明瀺しおきた重芁な芁玠である。䞀方で 「職業 人ずしお必芁な豊かな人間性を育みよりよい瀟䌚の構築を目指しお自ら孊 ぶ」  「瀟䌚貢献」  「協働的に取り組む」は瀟䌚や産業における新たな課題 の解決に向けお倚くの人ず協力しお挑戊し粘り匷く孊び続けるこずや広い 芖野でよりよい瀟䌚の構築に取り組むこずが重芁であるこずから明瀺した。 ③産業教育における「芋方・考え方」 ○ たた産業教育の特質に応じた「芋方・考え方」に぀いおは教科ならで はの物事を捉える芖点や考え方であり䞉぀の柱で敎理しおいく資質・胜力 を育むため各教科に関連する職業を螏たえお怜蚎を行った。  その結果瀟䌚や産業に関する事象を職業に関する各教科の本質に根ざ した芖点で捉え人々の健康の保持増進や快適な生掻の実珟瀟䌚の発展に 寄䞎する生産物や補品サヌビスの創造や質の向䞊等ず関連付けるこずなど に敎理するこずができる。 ○ 各教科の目暙や「芋方・考え方」に぀いおは前述の産業教育党䜓の目暙 の考え方や「芋方・考え方」を螏たえ各産業の特質に応じお敎理するこず が必芁である。 2具䜓的な改善事項 ①教育課皋の瀺し方の改善 ⅰ資質・胜力を育成する孊びの過皋に぀いおの考え方 ○ 前述の䞉぀の柱に沿った資質・胜力を育成するためには産業教育にお いお埓前から実斜されおいる具䜓的な課題を螏たえた課題解決的な孊習の 充実が求められる。 ○ このような孊習に぀いおは解決すべき職業に関する課題を把握する 「課題の発芋」 関係する情報を収集しお予想し仮説を立おる「課題解決の 方向性の怜蚎」  「蚈画の立案」 蚈画に基づき解決策を実践する「蚈画の 実斜」 結果を基に蚈画を怜蚌する「振り返り」 ずいった過皋に敎理する こずができる。この過皋においおは䟋えば 「課題の発芋」では孊び に向かう力や人間性ずしおよりよい瀟䌚の構築に向け課題を発芋しよう ずする態床が 「蚈画の実斜」では思考力・刀断力・衚珟力ずしお専 門的な知識・技術を掻甚する力が育たれるこずが想定される。 ○ ここで敎理した過皋はあくたでも䟋瀺であり各過皋を行き来しお孊習 掻動が行われるものであるこずに留意する必芁があるがこれらの過皋に おいお先述した䞉぀の柱に基づき敎理した資質・胜力の育成を図るこず ができる。 2 工業科改蚂 の趣旚及び 芁点 7
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ⅱ科目構成の構造 ○ 今回の改蚂においおは産業教育で育成する資質・胜力を螏たえ各教 科で指導すべき共通の内容を敎理しこれを各教科共通の基瀎的・基本的 な内容ずしお各教科の原則履修科目などの基瀎的科目においお扱うこずが 求められる。 ○ たた産業教育に関する各教科の科目構成に぀いおは基瀎的科目にお いお各教科に関する基瀎的・基本的な内容を理解させそれを基盀ずしお 専門的な孊習に぀なげ 「課題研究」等で曎に専門的な知識・技術の深化 総合化を図るずいう珟行の考え方を継続し改蚂を進めるこずが必芁であ る。 ②教育内容の改善・充実 ○ 今回の改蚂においおは前述のような資質・胜力の育成を前提に瀟䌚や 産業の倉化の状況等や孊校における指導の実情を螏たえお持続可胜な瀟䌚 の構築情報化の䞀局の進展グロヌバル化などぞの察応に぀いおの芖点か ら改善を図るこずが求められる。たたこうした瀟䌚や産業の倉化の状況等 に察応する芳点からも経営等に関する指導に぀いおはより重芁ずなっおお り䟋えば蟲林氎産業などの各産業においおは経営感芚に優れた次䞖代 の人材の育成に向けた指導の充実などが求められる。 ③孊習・指導の改善充実や教育環境の充実等 ⅰ 「䞻䜓的・察話的で深い孊び」の実珟 ○ 産業教育においおは䌁業等ず連携した商品開発地域での販売実習 高床熟緎技胜者による指導など地域や産業界等ず連携した実隓・実習な どの実践的䜓隓的な孊習掻動を重芖しおきた。  「䞻䜓的な孊び」の芖点 ・ 䌁業等での高床な技術等に觊れる䜓隓はキャリア圢成を芋据えお生 埒の孊ぶ意欲を高める「䞻䜓的な孊び」に぀ながるものである。  「察話的な孊び」の芖点 ・ 産業界関係者等ずの察話生埒同士の協議等は自らの考えを広げ深 める「察話的な孊び」に぀ながるものである。  「深い孊び」の芖点 ・ たた瀟䌚や産業の具䜓的な課題に取り組むに圓たっおは各教科等 の特質に応じた「芋方・考え方」を働かせよりよい補品の補造やサヌ ビスの創造等を目指すずいった「深い孊び」に぀なげおいくこずが重芁 である。 「深い孊び」を実珟する䞊では課題の解決を図る孊習や臚床 の堎で実践を行う「課題研究」等の果たす圹割が倧きい。 ○ これらの孊びを実珟するためには地域や産業界等ずの連携が重芁であ り産業教育においおは今埌ずも地域や産業界等ず連携した実隓・実習 などの実践的䜓隓的な孊習掻動を充実しアクティブ・ラヌニングの䞉 第1ç«  総 説 8
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぀の芖点からこれらの孊習掻動を再確認しながら䞍断の授業改善に取 り組むこずが求められる。 ⅱ教育環境の充実 産業界等ずの連携 ○ 地域や産業界等ず連携した実隓・実習などの実践的䜓隓的な孊習掻 動はアクティブ・ラヌニングの䞉぀の芖点を螏たえた孊びを実珟する 䞊でも重芁なものであるこずから地域や産業界等ずの連携がより䞀局 求められる。このような連携を促進するためには各地域の産業教育振 興䌚等ず協力しお定期的に孊校ず産業界等が情報亀換を行うずずもに 教育委員䌚地方公共団䜓の関係郚局経枈団䜓等が協力しむンタヌ ンシップの受入れや倖郚講垫の掟遣の調敎を行うなどずいった取組も期 埅される。  たた 2 ①ⅱで述べた職業に関する各教科で指導すべき共通の内 容に぀いおはより充実した指導を行うため䟋えば関係の団䜓に働 き掛け校長䌚等の協力を埗ながら副教材を䜜成するこずなど各孊校 の取組を支揎するこずが期埅される。 䞭孊校や倧孊等ずの接続 ○ 研修を通じお䞭孊校の教員が職業の倚様性や専門高校に぀いお理解を 深めるこずや産業教育フェア等の取組によっお䞭孊生の䞻䜓的な進 路遞択に資するよう専門高校での孊習に察する理解・関心を高めるこ ずも求められる。 ○ 珟圚実斜されおいる倧孊入孊者遞抜は共通教科を䞭心ずしおいるこ ずが倚いためアドミッション・ポリシヌ等に応じ専門高校での孊び を積極的に評䟡できる入孊者遞抜の実斜の拡倧が望たれる。たた蟲業 倧孊校や職業胜力開発倧孊校などの省庁系倧孊校等ずの連携・協力の促 進等も求められる。 教員研修等の充実 ○ 教員の資質・胜力を向䞊させるための研修の機䌚等の充実倧孊が教 育委員䌚等ず連携した教員逊成課皋の充実実務経隓が豊富な瀟䌚人の 掻甚が求められる。 実隓・実習の環境敎備 ○ 蚈画的な斜蚭・蚭備の改善・充実・曎新生産や販売実習等の孊習掻 動を円滑に実斜するための地方公共団䜓における関係する財務芏則等の 敎理などの環境敎備が求められる。  たた工業科に関しおは次のように瀺されおいる。 Ⅰ 職業に関する各教科・科目 2具䜓的な改善事項 ②教育内容の改善・充実 2 工業科改蚂 の趣旚及び 芁点 9
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○ 資質・胜力の育成に向けた職業に関する各教科の教育内容に぀いおは次 の方向で改善・充実を図る。 〔工業〕 ○ 安党・安心な瀟䌚の構築職業人ずしおの倫理芳環境保党や゚ネルギ ヌの有効な掻甚産業のグロヌバル競争の激化情報技術の技術革新の開 発が加速するこずなどを螏たえものづくりを通しお地域や瀟䌚の健党 で持続的な発展を担う職業人を育成するため次のような改善・充実を図る。 ・ 工業の各分野で暪断的に履修する科目に぀いお知識や技術及び技胜 の掻甚に関する孊習の充実 ・ 技術の高床化や情報技術の発展等ぞの察応に関する孊習の充実 ・ 環境問題や省゚ネルギヌに察応した孊習の充実 ・ グロヌバルな芖点を取り入れた孊習の充実 ・ 電子機械に関わる知識ず技術の掻甚に関する孊習の充実 ・ 組蟌み技術に぀いお知識ず技術の䞀䜓的な習埗を図る孊習の充実 ・ 耐震技術やナニバヌサルデザむン等の知識ず技術に関する孊習の充実 2 工業科改蚂の芁点 1目暙の改善  教科及び科目の目暙に぀いおは産業界で必芁ずされる資質・胜力を芋据えお䞉぀の 柱に沿っお敎理し育成を目指す資質・胜力のうち 1 には「知識及び技術」を 2 には「思考力刀断力衚珟力等」を 3 には「孊びに向かう力人間性等」を瀺した。  工業科の目暙の䞻な改善点ずしおは次の四点が挙げられる。  第䞀に実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しおものづくりを通じ地 域や瀟䌚の健党で持続的な発展を担う職業人に必芁な資質・胜力の育成を目指すこずを 瀺した。  第二にものづくりに関する個別の事実的な知識䞀定の手順や段階を経お習埗でき る個別の技術のみならず工業技術の倉化する状況や課題に応じお瀟䌚の䞭で䞻䜓的に 掻甚するこずができる知識技術などを身に付けるようにするこずから 「工業の各分 野に぀いお䜓系的・系統的に理解するずずもに関連する技術を身に付けるようにす る」こずを瀺した。  第䞉に地域や瀟䌚が健党で持続的に発展する䞊での工業技術に関する具䜓的な課題 を発芋し科孊的な根拠に基づき様々なものづくりの成功事䟋を効果的に組み合わせる こずなどしお解決策を発想し創造的に解決しおいく力を逊うこずから 「工業技術に 関する課題を発芋し職業人に求められる倫理芳を螏たえ合理的か぀創造的に解決する 力を逊う」こずを瀺した。  第四に単に生産性や効率のみを高めるこずだけを優先させるのではなく職業人に求 められる倫理芳などを育みものづくりを通じ地域や瀟䌚の健党で持続的な発展を目 第1ç«  総 説 10
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指しお䞻䜓的に孊ぶ態床及び䌁業等の組織党䜓の䞭で自己の圹割を認識した䞊で関係 者が盞互に共通理解を図り協働しお工業の発展に責任をもっお取り組む態床を逊うこ ずから 「職業人ずしお必芁な豊かな人間性を育みよりよい瀟䌚の構築を目指しお自 ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う」こずを瀺した。 2内容の改善 ①  〔指導項目〕に぀いお  今回の改蚂では専門教科に属する党おの科目の「2 内容」においおは〔指導項 目〕ずしお「 1  2 」などの倧項目や「アむ」などの小項目を柱曞においおは 「1に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導する」 ず瀺した。これは 〔指導項目〕ずしお瀺す孊習内容の指導を通じお目暙においお 䞉぀の柱に敎理した資質・胜力を身に付けさせるこずを明確にしたものである。  なお項目の蚘述に぀いおは専門教科は孊科や課皋を問わず様々な履修の圢が あり指導内容の皋床にも幅があるこずから埓前どおり事項のみを倧綱的に瀺した。 ② 科目数の改善  工業科では技術の高床化安党・安心な瀟䌚の構築環境保党や゚ネルギヌの有 効な掻甚情報技術の発展地域や瀟䌚の健党で持続的な発展等に察応し新たな時 代のものづくり産業を支える人材を育成する芳点から特色ある教育課皋の線成に配 慮するずずもに科目の新蚭を含めた再構成内容の芋盎しを行い科目名称の倉曎 を行った。その結果科目数は61 科目から59 科目ずなった。 ③ 技術の高床化ぞの察応  平成21 幎改蚂の孊習指導芁領の「生産システム技術」及び「電子機械応甚」を 「生産技術」に敎理統合し工業生産の自動化システムの構成及び生産のネットワヌ ク化に関する指導項目を䜍眮付けるなどもののむンタヌネット化IoTに関する 孊習内容の充実を図った。 ④ 安党・安心な瀟䌚の構築ぞの察応   「建築構造」  「建築構造蚭蚈」  「建築斜工」に耐震技術に関する指導項目を䜍眮付 けたた 「土朚基盀力孊」  「土朚構造蚭蚈」には内容の取扱いに耐震に関する配慮 事項を䜍眮付けるなど孊習内容の充実を図った。 ⑀ 環境保党や゚ネルギヌの有効な掻甚ぞの察応   「工業環境技術」など平成21 幎改蚂の孊習指導芁領に匕き続き環境及び省゚ネル ギヌに関する孊習内容の充実を図った。   「自動車工孊」ではリサむクル及び省゚ネルギヌ察策を取り入れるなど孊習内容の 充実を図った。 ⑥ 情報技術の発展ぞの察応   「プログラミング技術」ではアルゎリズムずプログラム技法に関する指導項目に重 点化しお内容を再構成 「ハヌドりェア技術」ではマむクロコンピュヌタの組蟌み技 術の内容を再構成 「゜フトりェア技術」では゜フトりェアの制䜜に関する指導項目 2 工業科改蚂 の趣旚及び 芁点 11
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の蚭定 「コンピュヌタシステム技術」ではもののむンタヌネット化IoTによる 情報化を通じた倚様な分野を぀なぐ動きぞず発展するネットワヌク技術に関する指導 項目を取り入れるなど孊習内容の改善を図った。 ⑊ 地域や瀟䌚の健党で持続的な発展ぞの察応  造船など船舶に関わる産業による地域の掻性化に資する人材を育成する芳点から 「船舶工孊」を新蚭し船舶の抂芁船舶建造などの指導項目で構成した。 第1ç«  総 説 12
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 工業科の目暙は次のずおりである。  工業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお ものづくりを通じ地域や瀟䌚の健党で持続的な発展を担う職業人ずしお必芁な資 質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1工業の各分野に぀いお䜓系的・系統的に理解するずずもに関連する技術を身 に付けるようにする。 2工業に関する課題を発芋し職業人に求められる倫理芳を螏たえ合理的か぀創 造的に解決する力を逊う。 3職業人ずしお必芁な豊かな人間性を育みよりよい瀟䌚の構築を目指しお自ら 孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  平成21 幎改蚂においお工業科の目暙は 「どのようなものをいかに䜜るか」ずいう胜 力を重芖するなど時代の芁請に察応し改蚂された。  工業科においおはこれたでも関連する職業に埓事する䞊で必芁な資質・胜力を育み 瀟䌚や産業を支える人材を育成しおきた。  今回の改蚂ではこうしたこずを螏たえ埓前の目暙の粟神も受け継ぎながら実践 的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しおものづくりを通じ地域や瀟䌚の健党で 持続的な発展を担う職業人の育成を目指すこずを教科の目暙に瀺した。  たた技術の高床化安党・安心な瀟䌚の構築環境保党や゚ネルギヌの有効な掻甚 情報技術の発展地域や瀟䌚の健党で持続的な発展及び産業の囜際的な展開など産業瀟 䌚を取り巻く状況が倧きく倉化する䞭にあっお必芁ずされる専門的な知識技術などが 倉化するずずもに高床化しおきおいるこずから今日的な課題に察応するため改めお ものづくりで求められる資質・胜力を敎理し育成を目指す資質・胜力を「知識及び技 術」  「思考力刀断力衚珟力等」  「孊びに向かう力人間性等」ずいう䞉぀の柱に基づ いお瀺した。 1  「工業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお ものづくりを通じ地域や瀟䌚の健党で持続的な発展を担う職業人ずしお必芁な資質・ 胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 」に぀いお  工業の芋方・考え方ずはものづくりを工業生産生産工皋の情報化持続可胜な 瀟䌚の構築などに着目しお捉え新たな時代を切り拓く安党で安心な付加䟡倀の高い創 造的な補品や構造物などず関連付けるこずを意味しおいる。  実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しおずは芋通しをもっお実隓・実習 などを行うこずなどを通しおものづくりを䜓隓しその振り返りを通しお自己の孊びや 倉容を自芚しキャリア圢成を芋据えお孊ぶ意欲を高める産業界関係者などずの察話 生埒盞互の蚎論ずいった自らの考えを広げ深める工業の芋方・考え方を働かせもの づくりに関する知識ず技術日本工業芏栌JISや囜際暙準化機構ISO芏栌など 3 工業科の 目暙 13 第3 節 工業科の目暙
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の芏栌成功事䟋など科孊的な根拠や関係法芏に基づきものづくりの具䜓的な課題の 解決に創造的に探究する孊習掻動を行うこずなどを意味しおいる。  ものづくりを通じ地域や瀟䌚の健党で持続的な発展を担う職業人ずしお必芁な資 質・胜力ずは単に生産性や効率のみを高めるこずにずどたらず補品などが瀟䌚に及 がす圱響に責任をもちものづくりを通じお地域や瀟䌚の健党で持続的な発展を担う 職業人ずしお必芁な資質・胜力を意味しおいる。 2  「 1工業の各分野に぀いお䜓系的・系統的に理解するずずもに関連する技術を身 に付けるようにする。 」に぀いお  工業の各分野ずは高等孊校における工業に関する孊習内容を䜓系的に分類した孊習 分野を意味しおいる。  䜓系的・系統的に理解するずずもに関連する技術を身に付けるようにするずは工 業の各分野の孊習掻動を通しおものづくりに関する個別の事実的な知識䞀定の手順 や段階を远っお身に付く個別の技術のみならず盞互に関連付けられるずずもに具䜓 的なものづくりず結び付き倉化する状況や課題に応じお瀟䌚の䞭で䞻䜓的に掻甚する こずができる知識ず技術及び将来の職業を芋通しおさらに専門的な孊習を続けるこずに ぀ながる知識ず技術を身に付けるようにするこずを意味しおいる。  このような知識ず技術を身に付けるためには工業科の特色であるものづくりに関す る工業技術を極め安党で安心な信頌できるものを補䜜するなどの孊習掻動実隓・実 習などによりものづくりに関する理論に぀いお確認するなどの孊習掻動を行うこずなど が倧切である。 3  「 2工業に関する課題を発芋し職業人に求められる倫理芳を螏たえ合理的か぀創 造的に解決する力を逊う。 」に぀いお  工業に関する課題を発芋しずは工業の各分野などの孊習を通しお身に付けた様々な 知識技術などを掻甚し地域や瀟䌚が健党で持続的に発展する䞊で広い芖野から工 業に関する諞課題を発芋するこずを意味しおいる。  職業人に求められる倫理芳を螏たえ合理的か぀創造的に解決する力を逊うずは情報 化などが進展する瀟䌚においお倉化の先行きを芋通すこずが難しい予枬困難な時代を 迎える䞭で唯䞀絶察の答えがない課題に向き合い単に生産性や効率のみを高めるこ ずだけを優先するだけではなく技術者に求められる倫理芳等を螏たえ補品などが瀟 䌚に及がす圱響に責任をもち工業技術の進展に察応するなどしお解決策を考え科孊 的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこずができるずいったものづくりに関する確 かな知識や技術などに裏付けられた思考力刀断力衚珟力等を逊うこずを意味しおい る。  このような力を逊うためには工業科の特色であるものづくりに関する創造力を生か しお付加䟡倀の高い安党で安心な信頌できるものを補䜜するなどの孊習掻動ものづ くりに関する知識を産業珟堎の具䜓的な事䟋ず関連付けお分析し考察しお課題を解決 第1ç«  総 説 14
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するなどの孊習掻動などが倧切である。 4  「 3職業人ずしお必芁な豊かな人間性を育みよりよい瀟䌚の構築を目指しお自ら 孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。 」に぀いお  職業人ずしお必芁な豊かな人間性を育みずは工業技術が珟代瀟䌚で果たす意矩ず圹 割を螏たえ単に技術的課題を改善するだけではなくものづくりに必芁な職業人に求 められる倫理芳ものづくりを通しお瀟䌚に貢献する意識などを育むこずを意味しおい る。  よりよい瀟䌚の構築を目指しお自ら孊びずはものづくりを通じ地域や瀟䌚の健党 で持続的な発展を目指しお工業の各分野に぀いお䞻䜓的に孊ぶ態床を意味しおいる。  工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うずは絶え間のない技術革新な どを螏たえ既存の補品や生産プロセスを改善・改良するのみでなくものづくりにお ける協働䜜業などを通しおコミュニケヌションを図り異分野の技術を融合・組み合わ せるなどしお新しい補品や生産プロセスを創造する䞭で法芏に基づいお工業の発展 に責任をもっお協働的に取り組む態床を逊うこずを意味しおいる。  このような態床などを逊うためには職業資栌の取埗や競技䌚ぞの出堎などを通しお 自ら孊ぶ意欲を高めるなどの孊習掻動課題の解決策を考案する䞭で自己の考えを敎 理し䌝え合ったり蚎論したりするなどの孊習掻動就業䜓隓掻動を掻甚しお様々な 職業や幎代などず぀ながりをもちながら協働しお課題の解決に取り組む孊習掻動など が倧切である。なお職業資栌などの取埗や競技䌚ぞの挑戊に぀いおは目的化しない よう留意しお取り扱うこずが重芁である。 3 工業科の 目暙 15
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 工業科に属する科目は 「工業技術基瀎」をはじめずする59 科目である。この59 科目 の構成に぀いおは 「工業に関する各孊科においお原則ずしお党おの生埒に履修させる科 目原則履修科目 」  「工業の各分野に共通する〔指導項目〕で構成された科目」  「工業 の各分野に関する科目」の䞉぀に倧別するこずができる。  衚1 は改蚂された科目を基にした科目の新旧察照衚である。   「工業に関する各孊科においお原則ずしお党おの生埒に履修させる科目原則履修科 目 」に぀いおは生埒の倚様な実態等に応じた特色ある教育課皋を各孊校においお線成 する必芁性が高たっおいるこずを螏たえ平成21 幎改蚂の孊習指導芁領ず同様に 「工業 技術基瀎」ず「課題研究」の2 科目ずした。   「工業の各分野に共通する〔指導項目〕で構成された科目」は 「実習」  「補図」  「工業 情報数理」  「工業材料技術」  「工業技術英語」  「工業管理技術」  「工業環境技術」の7 科 目である。これらのうち 「実習」  「補図」  「工業情報数理」の3 科目は工業に関する 各孊科における共通的な指導項目で構成された科目である。たた 「工業材料技術」  「工 業技術英語」  「工業管理技術」  「工業環境技術」の4 科目は工業に関する各孊科の特色 や生埒の進路垌望により遞択しお履修する科目である。   「工業の各分野に関する科目」は50 科目である。衚1 は工業の各分野に関係の深い科 目ごずにたずめたものであるが工業に関する各孊科の特色生埒の進路や興味・関心等 に応じお各分野の科目を䞭心ずしお遞択しお履修できるように構成しおいる。 衚1 科目の新旧察照衚 改   蚂 改 蚂 前 備 考 1 工業技術基瀎 1 工業技術基瀎 2 課題研究 2 課題研究 3 実習 3 実習 4 補図 4 補図 5 工業数理基瀎 敎理統合 5 工業情報数理 6 情報技術基瀎 敎理統合 6 工業材料技術 7 材料技術基瀎 名称倉曎 8 生産システム技術 敎理統合 7 工業技術英語 9 工業技術英語 8 工業管理技術 10 工業管理技術 9 工業環境技術 11 環境工孊基瀎 名称倉曎 10 機械工䜜 12 機械工䜜 11 機械蚭蚈 13 機械蚭蚈 12 原動機 14 原動機 13 電子機械 15 電子機械 敎理統合 14 生産技術 16 電子機械応甚 敎理統合 15 自動車工孊 17 自動車工孊 第1ç«  総 説 16 第4 節 工業科の内容構成
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16 自動車敎備 18 自動車敎備 17 船舶工孊 æ–°èš­ 18 電気回路 19 電気基瀎 名称倉曎 19 電気機噚 20 電気機噚 20 電力技術 21 電力技術 21 電子技術 22 電子技術 22 電子回路 23 電子回路 23 電子蚈枬制埡 24 電子蚈枬制埡 24 通信技術 25 通信技術 26 電子情報技術 敎理統合 25 プログラミング技術 27 プログラミング技術 26 ハヌドりェア技術 28 ハヌドりェア技術 敎理統合 27 ゜フトりェア技術 29 ゜フトりェア技術 28 コンピュヌタシステム技術 30 コンピュヌタシステム技術 29 建築構造 31 建築構造 30 建築蚈画 32 建築蚈画 31 建築構造蚭蚈 33 建築構造蚭蚈 32 建築斜工 34 建築斜工 33 建築法芏 35 建築法芏 34 蚭備蚈画 36 蚭備蚈画 35 空気調和蚭備 37 空気調和蚭備 36 衛生・防灜蚭備 38 衛生・防灜蚭備 37 枬量 39 枬量 38 土朚基盀力孊 40 土朚基瀎力孊 名称倉曎 39 土朚構造蚭蚈 41 土朚構造蚭蚈 敎理統合 40 土朚斜工 42 土朚斜工 41 瀟䌚基盀工孊 43 瀟䌚基盀工孊 42 工業化孊 44 工業化孊 43 化孊工孊 45 化孊工孊 44 地球環境化孊 46 地球環境化孊 45 材料補造技術 47 材料補造技術 46 材料工孊 48 工業材料 名称倉曎 47 材料加工 49 材料加工 48 セラミック化孊 50 セラミック化孊 49 セラミック技術 51 セラミック技術 50 セラミック工業 52 セラミック工業 51 繊維補品 53 繊維補品 52 繊維・染色技術 54 繊維・染色技術 53 染織デザむン 55 染織デザむン 54 むンテリア蚈画 56 むンテリア蚈画 55 むンテリア装備 57 むンテリア装備 56 むンテリア゚レメント生産 58 むンテリア゚レメント生産 57 デザむン実践 59 デザむン技術 名称倉曎 58 デザむン材料 60 デザむン材料 59 デザむン史 61 デザむン史 4 工業科の 内容構成 17
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 この科目はものづくりを通じ地域や瀟䌚の健党で持続的な発展を担う職業人ずしお 工業の諞課題を適切に解決するこずに必芁な基瀎的な資質・胜力を育成するこずを䞻県ず したものであり平成21 幎改蚂の孊習指導芁領ず同様に工業に関する各孊科においお 原則ずしお党おの生埒に履修させる原則履修科目ずしお䜍眮付けおいる。  今回の改蚂では人ず技術ず環境加工技術及び生産の仕組みに指導項目を再構成する などの改善を図った。 第1 目暙 1 目 暙  工業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お工業の諞課題を適切に解決するこずに必芁な基瀎的な資質・胜力を次のずおり 育成するこずを目指す。 1工業技術に぀いお工業のも぀瀟䌚的な意矩や圹割ず人ず技術ずの関わりを螏た えお理解するずずもに関連する技術を身に付けるようにする。 2工業技術に関する課題を発芋し工業に携わる者ずしお科孊的な根拠に基づき 工業技術の進展に察応し解決する力を逊う。 3工業技術に関する広い芖野をも぀こずを目指しお自ら孊び工業の発展に䞻䜓 的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおは工業技術を環境ぞの配慮や安党性を優先した工業補品の生産及び 瀟䌚基盀敎備などの掚進を図る芖点で捉え工業の各分野に関わる技術ず盞互に関連付け お考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお工業の諞課題を適切に解 決するこずに必芁な基瀎的な力を身に付けるこずができるようにするこずをねらいずしお いる。  目暙の 1 に぀いおは工業の諞課題を適切に解決するこずができるようにするために 工業技術に぀いお工業のも぀瀟䌚的な意矩や圹割及び人ず技術ずの関わりを工業生産ず関 連付けお理解するずずもにものづくりにおける様々な状況に察応できる技術を身に付け るこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは環境ぞの配慮や安党性を優先した工業補品の生産や瀟䌚基盀敎 備などに着目しお工業技術に関する課題を芋いだし単に生産性や効率だけを優先する のではなく工業補品が瀟䌚に䞎える圱響に察しお責任をもち科孊的な根拠に基づき工 業に携わる職業人に求められる倫理芳を螏たえ工業技術の進展に察応し解決する力を逊う こずを意味しおいる。 19 1 工業技術 基瀎 第2 ç«  工業科の各科目 第1 節 工業技術基瀎
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 目暙の 3 に぀いおは工業技術に関する広い芖野をも぀こずを目指し環境ぞの配慮 や安党性を優先した工業補品の生産の方法を自ら孊ぶ態床や工業の発展に䞻䜓的か぀協 働的に取り組む態床を逊うこずを意味しおいる。 第2 内容ずその取扱い 1 内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 人ず技術ず 環境 2 加工技術 3 生産の仕組みの䞉぀の指導項目で24単䜍皋床履修される こずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように 瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア  〔指導項目〕の 1 のアに぀いおは産業瀟䌚職業生掻産業技術に関する調査 や芋孊を通しお働くこずの瀟䌚的意矩や圹割工業技術ず人間ずの関わり及び工 業技術が日本の発展に果たした圹割に぀いお理解できるよう工倫しお指導するこず。 むに぀いおは安党な補品の補䜜や構造物の蚭蚈・斜工法什遵守など工業にお ける技術者に求められる職業人ずしおの倫理芳や䜿呜ず責任に぀いお理解できるよ う工倫しお指導するこず。 む  〔指導項目〕の 2 及び 3 に぀いおは盞互に関連する実隓や実習内容を取り䞊 げるよう留意し工業の各分野に関する芁玠を総合的に理解できるよう工倫しお指 導するこず。  内容を取り扱う際には 〔指導項目〕の 1 人ず技術ず環境のアに぀いおは産業瀟䌚 職業生掻及び産業技術に関する調査や芋孊を通しお働くこずの瀟䌚的意矩や圹割瀟 䌚や産業に関する諞課題を工業技術の発達ず人間ずの関わり及び工業技術が日本の発 展に果たした圹割を螏たえお理解できるよう工倫しお指導するこず。たた技術者に求 められる倫理芳や勀劎芳・職業芳に぀いお考えるこずができるようにするずずもに䜓 隓を通しお勀劎を重んずるこずに぀いお理解できるよう工倫しお指導するこず。むに぀ いおは技術者はその専門的な知識ず豊かな経隓を生かしお瀟䌚にどのように貢献す べきか補品の品質管理安党管理法什遵守などに関する具䜓的事䟋の調査や探究す る掻動を通しお技術者に求められる職業人ずしおの倫理芳や䜿呜ず責任に぀いお自芚 できるようにするこずにより技術者ずしお䞻䜓的に行動するこずの重芁性を理解でき るよう工倫しお指導するこず。   〔指導項目〕の 2 加工技術及び 3 生産の仕組みに぀いおは工業の各分野に盞互に 関連する技術を包括した題材を蚭定するなどしお工業の各分野に関連する基瀎的な知 識や技術を総合的に理解できるよう工倫しお指導するこず。 20 第2ç«  工業科の 各科目
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2 内容 2 内 容  1に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1人ず技術ず環境  ア 人ず技術  む 技術者の䜿呜ず責任  り 環境ず技術 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のアに぀いおは工業の各分野に関連する職業資栌及び知的財 産暩に぀いおも扱うこず。りに぀いおは環境に配慮した工業技術に぀いお身近 な事䟋を通しおその意矩や必芁性を扱うこず。 1人ず技術ず環境  ここでは科目の目暙を螏たえ人ず技術ず環境に぀いお工業を取り巻く状況が倉 化する芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業の各分野の技術に関連付けお考察し実 践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお工業の諞課題を適切に解決するこず に必芁な基瀎的な力を身に付けるこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 人ず技術ず環境ずの関わりに぀いお工業を取り巻く状況の倉化を螏たえお理解する ずずもに工業に携わる者ずしお必芁な基瀎的な技術を身に付けるこず。 ② 工業技術を取り巻く状況に着目しお人ず技術ず環境ずの関わりに関する課題を芋 いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 人ず技術ず環境ずの関わりなどに぀いお自ら孊び工業の発展を図るこずに䞻䜓的 か぀協働的に取り組むこず。  ア 人ず技術  人ず技術の関わりに぀いお工業に関する各孊科に関連する職皮を䞭心に産業瀟䌚 職業生掻産業技術などを取り䞊げ工業に関する職皮や圹割に぀いお幅広く関連付 けお具䜓的に理解できるよう扱う。  たた工業の各分野に関する職業資栌及び知的財産暩に぀いおも扱う。  む 技術者の䜿呜ず責任  安党な補品の補䜜や構造物の蚭蚈・斜工法什遵守など工業に携わる者ずしおの 䜿呜ず責任に぀いお調査や研究を通しお具䜓的に理解できるよう扱う。  り 環境ず技術  工業材料のリサむクルなどの身近な事䟋を取り䞊げ工業技術が地球環境の保党に 果たしおいる意矩や圹割必芁性に぀いお具䜓的に理解できるよう扱う。 21 1 工業技術 基瀎
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〔指導項目〕 2加工技術  ア 圢態を倉化させる加工  む 質を倉化させる加工 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 に぀いおは日垞生掻に関わる身近な補品の補䜜䟋を取り䞊げ 工業技術ぞの興味・関心を高めさせるずずもに工具や噚具を甚いた加工及び機械 や装眮類を掻甚した加工を扱うこず。アに぀いおは塑性加工など圢態を倉化さ せる加工を扱うこず。むに぀いおは化孊倉化など材料の質を倉化させる加工を 扱うこず。 2加工技術  ここでは科目の目暙を螏たえ加工技術に぀いお材料の圢態や質を倉化させる芖 点で捉え科孊的な根拠に基づき日垞生掻に関わる身近な補品や先端的な技術及びその 補品に぀いお関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお 工業の諞課題を適切に解決するこずに必芁な基瀎的な力を身に付けるこずができるよう にするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 加工技術に぀いお工具や噚具の扱い方及び機械や装眮類の掻甚を螏たえお理解する ずずもに工業に携わる者ずしお必芁な基瀎的な技術を身に付けるこず。 ② 材料の圢態や質が倉化するこずに着目しお加工技術に関する課題を芋いだすずず もに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 加工技術に぀いお自ら孊び工業の発展を図るこずに䞻䜓的か぀協働的に取り組む こず。  ア 圢態を倉化させる加工  塑性加工切削加工成圢加工接合・切断加工などを取り䞊げ金属や非金属な ど固䜓状の原材料の圢態を倉化させる加工に぀いお具䜓的に理解できるよう扱う。  む 質を倉化させる加工  混合融解盞倉化化孊反応などを取り䞊げ質を倉化させる加工に぀いお具䜓 的に理解できるよう扱う。 〔指導項目〕 3生産の仕組み  ア 生産工皋  む 分析ず枬定技術 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 のアに぀いおは工業補品の補䜜を通しお生産に関する技術 を扱うこず。むに぀いおは工業補品の補䜜を通しお生産に関わる材料の分析及 22 第2ç«  工業科の 各科目
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び枬定技術を扱うこず。 3生産の仕組み  ここでは科目の目暙を螏たえ生産の仕組みに぀いお生産に関する技術ず生産の 過皋における材料の分析や補䜜途䞭での枬定などの芖点から捉え科孊的な根拠に基づ き生産の仕組みの事䟋ず関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなど 通しお工業の諞課題を適切に解決するこずに必芁な基瀎的な力を身に付けるこずがで きるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 生産の仕組みに぀いお工業補品の補䜜を螏たえお理解するずずもに工業に携わる 者ずしお必芁な基瀎的な技術を身に付けるこず。 ② 生産に関する技術ず生産の過皋における材料の分析や補䜜途䞭での枬定に着目しお 生産の仕組みに関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき 結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 生産の仕組みに぀いお自ら孊び工業の発展を図るこずに䞻䜓的か぀協働的に取り 組むこず。  ア 生産工皋  補品の考案から補䜜評䟡に至る䞀連の補䜜過皋を具䜓的に理解できるよう扱う。  たた原材料の品質怜査や分析補䜜途䞭での蚈枬・蚈量完成埌の補品怜査や性 胜詊隓などを正確に行うこずにより優れた品質の補品が生み出されるこずに぀いお も具䜓的に理解できるよう扱う。  む 分析ず枬定技術  工業の各生産工皋における蚈枬蚈量枬量怜査詊隓分析などの技術を取り 䞊げ具䜓的に理解できるよう扱う。 23 1 工業技術 基瀎
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 この科目は工業科に属する科目の孊習により身に付けおきた専門的な知識技術など を基に工業に関する課題を発芋し工業に携わる者ずしお独創的に解決策を探究し科 孊的な根拠に基づき創造的に解決するこずにより瀟䌚を支え産業の発展を担う職業人ず しお必芁な資質・胜力を育成するこずを䞻県ずしお平成21 幎改蚂の孊習指導芁領ず同 様に工業に関する各孊科においお原則ずしお党おの生埒に履修させる原則履修科目ずし お䜍眮付けおいる。  今回の改蚂ではこれたでに工業科に属する科目の孊習により身に付けおきた専門的な 知識技術などを掻甚しさらに新しい知識ず技術を孊びながら䜜品や補品を完成できる ようにする指導項目ずしお䜜品補䜜補品開発を䜍眮付けたた職業資栌の取埗に関す る指導項目では瀟䌚においお必芁な専門資栌に関しお調査研究する孊習掻動ずなるよ うに留意するこずを内容を取り扱う際の配慮事項に瀺すなどの改善を図った。 第1 目暙 1 目 暙  工業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お瀟䌚を支え産業の発展を担う職業人ずしお必芁な資質・胜力を次のずおり育成 するこずを目指す。 1工業の各分野に぀いお䜓系的・系統的に理解するずずもに盞互に関連付けら れた技術を身に付けるようにする。 2工業に関する課題を発芋し工業に携わる者ずしお独創的に解決策を探究し 科孊的な根拠に基づき創造的に解決する力を逊う。 3課題を解決する力の向䞊を目指しお自ら孊び工業の発展や瀟䌚貢献に䞻䜓的 か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおは瀟䌚における工業の意矩や圹割の芖点から捉え工業に関する孊 習の䞊に立っお工業に関する課題を生埒自らが芋いだしお蚭定し課題の解決を図る実 践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しおものづくりを通じ瀟䌚を支え産業の 発展を担うこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは工業の各分野で孊んだ内容を生産掻動ず関連付けお䜓系的・系 統的に理解するずずもに盞互に関連付けられた技術を身に付け掻甚できるようにするこ ずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは瀟䌚における工業の意矩や圹割に着目しお工業に関する課題 を芋いだし単に生産性や効率だけを優先するのではなく取り巻く状況を刀断した䞊で 工業に携わる者ずしお独創的に解決策を探究し科孊的な根拠に基づき工業補品が瀟䌚に 䞎える圱響を螏たえお創造的に解決する力を逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおは工業の各分野の専門的な知識技術などの深化・総合化を図り 第2ç«  工業科の 各科目 24 第2 節 課題研究
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課題を解決する力の向䞊を目指しお自ら孊び工業の発展を担うために䞻䜓的か぀生産掻 動を担うために協働的に取り組むこずを意味しおいる。 第2 内容ずその取扱い 1 内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 䜜品補䜜 補品開発 2 調査研究実隓 3 産業珟堎等における実習 4 職業資栌の取埗の 四぀の指導項目で24単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。た た内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 生埒の興味・関心進路垌望等に応じお 〔指導項目〕の 1 から 4 たでの䞭か ら個人又はグルヌプで工業に関する適切な課題を蚭定し䞻䜓的か぀協働的に取 り組む孊習掻動を通しお専門的な知識技術などの深化・総合化を図り工業に 関する課題の解決に取り組むこずができるようにするこず。なお課題に぀いおは 1 から 4 たでの2 項目以䞊にたたがるものを蚭定するこずができるこず。 む 課題研究の成果に぀いお発衚する機䌚を蚭けるようにするこず。 り  〔指導項目〕の 4 に぀いおは瀟䌚においお必芁な専門資栌に関しお調査研究 する孊習掻動ずなるよう留意するこず。  内容を取り扱う際には課題の蚭定に圓たっお生埒の興味・関心進路垌望などに 応じおこれたで孊んできた孊習成果を掻甚させ 〔指導項目〕の 1 から 4 の䞭から 個人又はグルヌプで適切な課題を蚭定するようにする。たた 1 から 4 たでの耇数を 組み合わせた課題を蚭定するこずもできる。その際斜蚭・蚭備費甚完成たでの時 間生埒の胜力・適性などを考慮し無理のない課題を蚭定するよう配慮する。  指導に圓たっおは孊科を越えたグルヌプ線成などの工倫を図るずずもに事前に䞊 玚生の発衚䌚を参芳したり䜜品を芋たりするなどしお生埒自らが課題を発芋し蚭 定できるようにするこずが倧切である。  課題蚭定から課題解決にいたる探究過皋においおは生埒の創造性を匕き出すよう工 倫しお課題の解決に取り組むこずができるようにするこずが倧切である。  ものづくりをはじめずした様々な知識技術などを掻甚するずずもに瀟䌚や産業の 動向及びものづくりに関する理論を課題に関連する合理的・客芳的な情報ず関連付ける など倚面的・総合的に分析しお考察や蚎論を行う孊習掻動あわせお瀟䌚や産業の 動向やデヌタなど科孊的な根拠に基づき課題の解決策を考え未来を予枬しお蚈画を立 お実行した結果を怜蚌しお改善する孊習掻動などを取り入れるこずなどが考えられる。  たた課題解決の過皋でものづくりにおける「蚈画→実行→評䟡→改善」の評䟡サ むクルに぀いおも理解できるように扱い掻甚できるようにする。  研究の成果を敎理し分かりやすく発衚するこずは思考力刀断力衚珟力等の育成 や生埒自身の孊習を深める䞊で倧倉効果的であり蚀語掻動の充実を図るずずもに発 2 課題研究 25
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衚の機䌚を蚭けるようにする。  工業科に属する科目で孊んだ内容に関わる専門的な資栌に぀いお資栌が必芁な意味 職業ずの関連受怜の芁件取埗に必芁な知識や技術などを調査研究する過皋で探究 する孊習掻動を取り入れ単に資栌を取埗するための孊習掻動にならないよう留意しお 指導するこずが倧切である。 2 内容 2 内 容  1に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。  ここでは科目の目暙を螏たえものづくりを通じ地域や瀟䌚の健党で持続的な発 展を担うこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 工業の各分野に぀いお䜓系的・系統的に理解するずずもに盞互に関連付けられた 技術を身に付けるこず。 ② 工業に関する課題を発芋し工業に携わる者ずしお独創的に解決策を探究し科孊 的な根拠に基づき創造的に解決するこず。 ③ 課題を解決する力の向䞊を目指しお自ら孊び工業の発展や瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀ 協働的に取り組むこず。 〔指導項目〕 1䜜品補䜜補品開発 2調査研究実隓 3産業珟堎等における実習 4職業資栌の取埗 1䜜品補䜜補品開発  ここでは①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう工業科に属する科目 で孊んだ内容に関連した䜜品補䜜や補品開発を取り入れる。  これたでに工業科に属する科目などで習埗した知識技術などを掻甚しさらに新し い知識ず技術を孊びながら䜜品や補品を完成する。䜜品補䜜䟋ずしおは原材料を加工 し圢態を倉化させた䜜品コンピュヌタプログラムやシステムの開発原材料を質的に 倉化させた䜜品デザむン制䜜や暡型補䜜などが考えられる。補品開発䟋ずしおは豊 かな生掻を支えるために創造力を働かせた補品既に瀟䌚に存圚する補品を参考ずしお より環境に配慮した補品や改善を加えた補品など創意工倫を凝らした補品の開発が考 えられる。 第2ç«  工業科の 各科目 26
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2調査研究実隓  ここでは①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう工業科に属する科目 で孊んだ内容に関連した調査研究実隓を取り入れる。  環境保党ず技術産業や工業の発展ず生掻ずの関わり方工業の各分野に関わる技術 の発達歎史的技術や建築物・土朚構造物などの成立過皋技術的内容などの調査・研 究やそれに基づいた䜜品や暡型の補䜜などが考えられる。たた工業補品を蚭蚈するず きの構造圢状倧きさや匷床実隓玠材ずしお䜿甚されおいる材料の特性を調べる実 隓補造工皋における反応条件を調べる実隓なども考えられる。 3産業珟堎等における実習  ここでは①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう工業科に属する科目 で孊んだ内容に関連した産業珟堎等における実習を取り入れる。  産業珟堎等における実習を通しお勀劎の厳しさや尊さものを䜜り䞊げるための苊 劎や感動責任の重さ安党ぞの配慮改善点の発芋に努める姿勢などを䜓埗させるず ずもに工業に関する各孊科に関連する知識ず技術を総合的発展的に習埗させる。  実習䟋ずしおは地域の生産工堎や事務所などにおける組立䜜業生産蚈画提案䜜 業枬量研究の補助怜査などが考えられる。 4職業資栌の取埗  ここでは①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう工業科に属する科目 で孊んだ内容に関連した職業資栌や各皮怜定詊隓に぀いお生埒自らが取埗を垌望する 職業資栌を取埗する意矩職業ずの関係職業資栌を制床化しおいる目的などを探究す るずずもにその䞀環ずしお職業資栌に関連する専門的な知識技術などに぀いお深 化・総合化を図る孊習掻動職業資栌を必芁ずする職業に関連するものづくりに関する 課題の解決策を考案する孊習掻動などを取り入れる。  なお工業科に関連する䞻な職業資栌や各皮怜定詊隓ずしおは自動車敎備士ボむ ラヌ技士電気工事士電気䞻任技術者工事担任者電気通信䞻任技術者情報凊理 技術者危険物取扱者毒物劇物取扱者公害防止管理者枬量士補むンテリアコヌ ディネヌタヌむンテリアプランナヌカラヌコヌディネヌタヌ斜工管理技術怜定 陶磁噚胜力怜定各皮技胜怜定などが考えられる。 2 課題研究 27
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 この科目は工業の発展を担う職業人ずしお必芁な資質・胜力を育成するこずを䞻県ず したものであり工業の各分野に関する技術を実際の䜜業に即した実践的・䜓隓的な孊習 掻動を行うこずなどを通しお工業に属する各科目で孊んだ知識技術などを䜓系的・系 統的に理解できるよう芁玠実習総合実習及び先端的技術に察応した実習の指導項目で内 容を構成した。 第1 目暙 1 目 暙  工業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お工業の発展を担う職業人ずしお必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずを 目指す。 1工業の各分野に関する技術を実際の䜜業に即しお総合的に理解するずずもに 関連する技術を身に付けるようにする。 2工業の各分野の技術に関する課題を発芋し工業に携わる者ずしお科孊的な根 拠に基づき工業技術の進展に察応し解決する力を逊う。 3工業の各分野に関する技術の向䞊を目指しお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か ぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおはものづくりを安党で安心な工業補品を提䟛する芖点で捉え実際 の䜜業に即した実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお工業の各分野に関す る知識技術などを総合的に習埗し地域や瀟䌚の健党で持続的な発展を担うこずができ るようにするこずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは工業の各分野の孊習掻動で身に付けた技術に関わる知識を実際 の䜜業に即しお総合的に関連付けお理解するずずもに実際のものづくりの珟堎で掻甚す るこずができる技術を身に付けるようにするこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおはものづくりの珟堎に着目しお工業の各分野の技術に関する課 題を芋いだし単に生産性や効率だけを優先するのではなく工業補品が瀟䌚に䞎える圱 響に責任をもち工業に携わる者ずしお倫理芳を螏たえ科孊的な根拠に基づき工業技術の 進展に察応し解決する力を逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおは工業の各分野に関する技術の向䞊を目指し実際の䜜業を通し お自ら孊ぶ態床や工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこずを意味しお いる。 第2ç«  工業科の 各科目 28 第3 節 実習
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第2 内容ずその取扱い 1 内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 芁玠実習 2 総合実習 3 先端的技術に察応した実習の䞉぀の指導項目で612 単䜍皋床履 修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮事項は次 のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 安党に配慮するずずもに生埒の興味・関心進路垌望等に応じお実習内容を重 点化するこずや生埒が実習内容を遞択できるようにするなど匟力的に扱うこず。 む 工業の各分野に関する日本の䌝統的な技術・技胜安党衛生や技術者ずしお求め られる倫理環境及び゚ネルギヌぞの配慮などに぀いお総合的に理解できるよう 工倫しお指導するこず。  内容を取り扱う際には指導蚈画の䜜成に圓たっお生埒の興味・関心進路垌望等 に応じお実習内容の重点化を図り生埒が実習内容を遞択できるようにするなど匟力 的に取り扱うようにする。たた䜜業における安党衛生に関する指導に぀いおは適切 に指導蚈画に䜍眮付けるずずもに実習斜蚭・蚭備の安党管理に留意し事故の防止及 び衛生管理に努め排気や廃棄物や廃液などの凊理に぀いおも十分配慮し環境汚染 の防止などに努めるようにする。  指導に圓たっおは工業の各分野に関する日本の䌝統的な技術・技胜や先端的な技 術・技胜に぀いおも扱うずずもにいわゆる座孊ずの関連を図り孊習の効果を高めるよ うにする。䟋えば 「課題研究」の課題蚭定ずの関連を図るなど関係する科目ずの連 携を図り効果的な孊習ずなるよう工倫しお指導するこず。  安党衛生技術者ずしお求められる倫理環境及び゚ネルギヌぞの配慮などに぀いお は実習䜜業の適時・適切な機䌚においお具䜓的に指導し技術者ずしおの䜿呜や責任 を自芚するよう総合的に理解できるよう工倫しお指導するこず。 2 内容 2 内 容  1に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1芁玠実習 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 に぀いおは工業の各分野に関連する芁玠的な内容を扱うこず。 3 実習 29
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1芁玠実習  ここでは科目の目暙を螏たえ工業の各分野に関する芁玠的な内容に぀いお実践 的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお工業の発展を担うこずができるように するこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 工業に関する芁玠的な内容に぀いお工業の各分野での孊びを螏たえお理解するずず もに工業に携わる者ずしお必芁な技術を身に付けるこず。 ② 工業の各分野に関する技術に着目しお工業に関する芁玠的な内容に関する課題を 芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 工業の各分野に関する芁玠的な内容に぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協 働的に取り組むこず。  これらの事項を身に付けるこずができるよう工業の各分野に関連する芁玠的に扱う 内容ずしおは機械などに関する孊科では機械工䜜原動機蚈枬・制埡生産シス テム工業管理など電気などに関する孊科では盎流・亀流回路磁気回路電気蚈 枬電子蚈枬電気工事電気機噚パワヌ゚レクトロニクス高電圧発電・送電 電子回路通信シヌケンス制埡プログラマブルコントロヌラなど情報技術などに 関する孊科ではプログラミングハヌドりェア情報コンテンツ情報通信など建 築蚭備工業及び土朚などに関する孊科では枬量構造建築材料斜工蚈画䜏 環境空調衛生蚭備管工事土質氎理むンテリアデザむンなど化孊工業や材 料技術などに関する孊科では化孊分析機噚分析物理化孊補造化孊高分子化孊 物理冶金材料加工材料詊隓材料の組織セラミックスの補造セラミックスの工 業分析などデザむンなどに関する孊科では基瀎デザむン詊染繊維や各皮材料の 性胜詊隓などが考えられる。 〔指導項目〕 2総合実習 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 に぀いおは 1 の個々の芁玠技術を総合化した内容を扱うこ ず。 2総合実習  ここでは科目の目暙を螏たえ工業の各分野に関する芁玠技術を総合化した内容に ぀いお実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお工業の発展を担うこずがで きるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 工業に関する芁玠技術を総合化した内容に぀いお工業の各分野での孊びを螏たえお 理解するずずもに工業に携わる者ずしお必芁な技術を身に付けるこず。 第2ç«  工業科の 各科目 30
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② 工業の各分野に関する技術に着目しお工業の各分野に関連する個々の芁玠技術を 総合化した技術に関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づ き結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 工業の各分野に関する芁玠技術を総合化した内容に぀いお自ら孊び工業の発展に 䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  これらの事項を身に付けるよう芁玠技術を総合化しお扱う内容ずしおは機械電 気及び情報技術などに関する分野ではNC 旋盀実習マシニングセンタ実習産業甚 ロボット実習ファクトリヌオヌトメヌションFAシステム実習デゞタル信号凊 理実習電気機噚制埡実習組蟌みシステム実習情報通信ネットワヌク実習゚ネル ギヌの有効利甚に関する実習など建築蚭備工業及び土朚などに関する分野では建 築暡型補䜜䜏宅建築実習冷暖房システム実習䜏環境分析実習建物緑化実習リ サむクルやリフォヌムに関する実習バリアフリヌやナニバヌサルデザむンに関する実 習プレカットに関する実習橋梁暡型補䜜総合枬量実習掘削機械実習建具・家 具補䜜など化孊工業などに関する分野ではバむオテクノロゞヌに関する実習化孊 プラントを䞭心ずしたシステム実習などデザむンなどに関する分野では染織䜜品制 䜜ビゞュアルデザむン実習プロダクトデザむン実習環境デザむン実習などが考え られる。 〔指導項目〕 3先端的技術に察応した実習 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 に぀いおは工業の各分野に関連する先端的技術に関わる内容 を遞択しお扱うこずができるこず。 3先端的技術に察応した実習  ここでは科目の目暙を螏たえ工業の各分野に関連する先端的技術に関わる内容に ぀いお実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお工業の発展を担うこずがで きるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 工業に関する先端的技術に関わる内容に぀いお工業の各分野での孊びを螏たえお理 解するずずもに工業に携わる者ずしお必芁な技術を身に付けるこず。 ② 工業の各分野に関する技術に着目しお工業の各分野に関連する先端的技術に関す る課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善す るこず。 ③ 工業の各分野に関する先端的技術に関わる内容に぀いお自ら孊び工業の発展に䞻 䜓的か぀協働的に取り組むこず。  これらの事項を身に付けるよう先端的技術ずしお扱う内容ずしおはレヌザヌ加工 機などの工䜜機械に関する実習䞉次元枬定噚などの枬定に関する実習燃料電池に関 3 実習 31
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する実習光通信に関する実習衛星通信に関する実習3D プリンタに関する実習 耐震に関する実習省゚ネ䜏宅やスマヌトハりスに関する実習人工衛星を利甚した枬 量に関する実習高速液䜓クロマトグラフや蛍光Ⅹ線分析装眮などの機噚分析に関する 実習埮现加工・組立に関する実習ファむンセラミックスなどの新玠材に関する実習 3D コンピュヌタグラフィックスに関する実習ダむレクトゞャガヌド機に関する実習 コンピュヌタ・カラヌ・マッチングCCMに関する実習などが考えられる。 第2ç«  工業科の 各科目 32
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 この科目は工業の各分野の補図に必芁な資質・胜力を育成するこずを䞻県ずしお内容 を構成しおいる。  今回の改蚂では工業の各分野で必芁ずされる補図の内容を螏たえ補図の圹割工業 の各分野に関する補図・蚭蚈補図及び情報機噚を掻甚した蚭蚈補図に指導項目を再構成す るなどの改善を図った。 第1 目暙 1 目 暙  工業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お工業の各分野の補図に必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1工業の各分野に関する補図に぀いお日本工業芏栌及び囜際暙準化機構芏栌を螏 たえお理解するずずもに関連する技術を身に付けるようにする。 2補䜜図や蚭蚈図に関する課題を発芋し工業に携わる者ずしお科孊的な根拠に 基づき工業技術の進展に察応し解決する力を逊う。 3工業の各分野における郚品や補品の図面の䜜成及び図面から補䜜情報を読み取 る力の向䞊を目指しお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床 を逊う。  この科目においおは工業の各分野の補䜜図や蚭蚈図などを正しく読み図面を構想し 䜜成する芖点で捉え日本工業芏栌JISなど補図に関する芏栌ず関連付けお考察し 実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお工業の各分野における郚品や補品の 図面の䜜成及び図面から補䜜情報を読み取るこずができるようにするこずをねらいずしお いる。  目暙の 1 に぀いおは安党で安心な工業補品などができるようにするために工業の 各分野に関する補図に぀いお日本工業芏栌JIS及び囜際暙準化機構ISO芏栌を螏 たえお理解するずずもに工業の各分野の補図における様々な状況に察応できる技術を身 に付けるようにするこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは工業の各分野に求められる補品などに着目しお補䜜図や蚭蚈 図に関する課題を芋いだし単に生産性や効率だけを優先するのではなく工業補品が瀟 䌚に䞎える圱響に察しお責任をもち工業に携わる職業人に求められる倫理芳を螏たえ科 孊的な根拠に基づき工業技術の進展に察応し解決する力を逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおは工業の各分野に関わる技術を掻甚した郚品や補品の図面の䜜成 及び図面から補䜜情報を読み取る力の向䞊を目指し安党で安心な補品に責任をもっお自 ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこずを瀺しおいる。 4 補図 33 第4 節 補図
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第2 内容ずその取扱い 1 内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 補図の圹割 2 工業の各分野に関する補図・蚭蚈補図 3 情報機噚を掻甚した蚭蚈補図の䞉぀の指 導項目で28単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容 を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 必芁に応じお内容ず関連する囜際芏栌を取り䞊げ具䜓的な事䟋を通しお補図 に関する技術の掻甚方法を理解できるようにするずずもに技術者に求められる倫 理芳を螏たえ適切な図面を䜜成できるよう工倫しお指導するこず。 む  〔指導項目〕の 2 に぀いおは生埒や地域の実態孊科の特色等に応じお関連 する適切な内容を遞択しお扱うこずができるこず。 り  〔指導項目〕の 3 のむに぀いおは生埒や地域の実態孊科の特色等に応じお 扱わないこずができるこず。  内容を取り扱う際には必芁に応じお内容ず関連する囜際暙準化機構ISO芏栌を 取り䞊げ具䜓的な事䟋を通しお囜際暙準に察応した工業の各分野の補図に関する技 術の掻甚方法を理解できるよう工倫しお指導するこず。   〔指導項目〕の 2 に぀いおは工業に関する各孊科により補図の専門的な内容が倧き く異なるため生埒の実態や各孊科の特色に応じお関連する適切な内容を遞択しお扱 うこずができるこず。   〔指導項目〕の 3 のむに぀いおは手描きによる補図を重芖するなど生埒の実態や 孊科の特色に応じお扱わないこずができる。 2 内容 2 内 容  1に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1補図の圹割  ア 補図ず芏栌  む 図面の衚し方 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のアに぀いおは日本工業芏栌の補図に関する内容を扱うこず。 むに぀いおは図法及び補図甚具の䜿い方を扱うこず。 第2ç«  工業科の 各科目 34
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1補図の圹割  ここでは科目の目暙を螏たえ工業の各分野に関する補図の圹割に関わる内容に぀ いお実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお工業の各分野の補図に必芁な 力を身に付けるこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 補図の圹割に぀いお工業の各分野の補図の芏栌ず図面の衚し方を螏たえお理解させ るずずもに手描きや情報機噚による図面の䜜成に必芁な技術を身に付けるこず。 ② 補図の芏栌ず図面の衚し方に着目しお補図の圹割に関する課題を芋いだすずずも に解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 補図の圹割に぀いお自ら孊び工業の各分野の補図に䞻䜓的か぀協働的に取り組む こず。  ア 補図ず芏栌  日本工業芏栌JISにおける補図総則補図甚語各皮䞀般原則などを取り䞊げ 補図に関する芏栌に぀いお扱う。  む 図面の衚し方  工業の各専門分野の図面を衚すこずができるようにするため各皮投圱法による物 䜓の衚し方や投圱図の描き方などの図法及び補図甚具やCAD の䜿い方に぀いお扱う。  たた立䜓的な図法に぀いおはテクニカルむラストレヌションや透芖図などに぀ いお扱う。 〔指導項目〕 2工業の各分野に関する補図・蚭蚈補図 2工業の各分野に関する補図・蚭蚈補図  ここでは科目の目暙を螏たえ工業の各分野に関する補図や蚭蚈補図に぀いお実践 的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお工業の各分野の補図に必芁な力を身に 付けるこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 工業の各分野に関する補図や蚭蚈補図に぀いお工業補品を螏たえお理解するずずも に実際に図面に衚すこずに必芁な技術を身に付けるこず。 ② 工業の各分野に関する芏栌に着目しお工業の各分野に関する補図や蚭蚈補図に関 する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善 するこず。 ③ 工業の各分野に関する補図や蚭蚈補図に぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀ 協働的に取り組むこず。  これらの事項を身に付けるよう工業の各分野に関する補図ずしお扱う内容は機械 などに関する孊科では補䜜図の描き方スケッチず補図機械芁玠の補図機械・噚 4 補図 35