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1 科目構成  商業科は埓前ず同様に20 科目で構成しおいる。科目の新蚭敎理統合分離など改 蚂前の科目ずの関連に぀いおは次の衚に瀺すずおりである。 新旧科目察照衚 改   蚂 改 蚂 前 備 考 ビゞネス基瀎  ビゞネス基瀎 課題研究  課題研究 総合実践  総合実践 ビゞネス・コミュニケヌション  ビゞネス実務 再構成 マヌケティング  マヌケティング 敎理統合  広告ず販売促進 商品開発ず流通  商品開発 名称倉曎 芳光ビゞネス æ–°èš­ ビゞネス・マネゞメント  ビゞネス経枈応甚 分離 グロヌバル経枈  ビゞネス経枈 敎理統合 ビゞネス法芏  経枈掻動ず法 名称倉曎 簿蚘  簿蚘 財務䌚蚈Ⅰ  財務䌚蚈Ⅰ 財務䌚蚈Ⅱ  財務䌚蚈Ⅱ 原䟡蚈算  原䟡蚈算 管理䌚蚈  管理䌚蚈 情報凊理  情報凊理 ゜フトりェア掻甚  ビゞネス情報 名称倉曎 プログラミング  プログラミング 敎理統合 ネットワヌク掻甚  電子商取匕 再構成 ネットワヌク管理  ビゞネス情報管理 分離 2 分野構成  平成21 幎改蚂の孊習指導芁領に係る「高等孊校孊習指導芁領解説商業線」においおは 教科組織䞊の分野をマヌケティング分野ビゞネス経枈分野䌚蚈分野ビゞネス情報 分野ずし原則履修科目である「ビゞネス基瀎」を教科の基瀎的科目 「課題研究」  「総 合実践」  「ビゞネス実務」を総合的科目ずするずずもに他の16 科目を四぀の分野に分 類し各分野にそれぞれ䜍眮付けおいた。  今回の改蚂ではビゞネスで必芁ずされる資質・胜力を芋据えビゞネス経枈分野をマ ネゞメント分野に改めた。  各科目の䜍眮付けに぀いおは次の分野構成の衚に瀺すずおりである。 「ビゞネス基瀎」  4 商業科の 内容構成 17 第4 節 商業科の内容構成
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「課題研究」  「総合実践」及び「ビゞネス・コミュニケヌション」に぀いおは分野共通の 科目ずするずずもにその䞭の「ビゞネス基瀎」ず「ビゞネス・コミュニケヌション」は 基瀎的科目 「課題研究」ず「総合実践」は総合的科目ずした。たた 「マヌケティング」  「商品開発ず流通」  「芳光ビゞネス」に぀いおはマヌケティング分野 「ビゞネス・マネゞ メント」  「グロヌバル経枈」  「ビゞネス法芏」に぀いおはマネゞメント分野 「簿蚘」  「財務䌚蚈Ⅰ」  「財務䌚蚈Ⅱ」  「原䟡蚈算」  「管理䌚蚈」に぀いおは䌚蚈分野 「情報凊 理」  「゜フトりェア掻甚」  「プログラミング」  「ネットワヌク掻甚」  「ネットワヌク管 理」に぀いおはビゞネス情報分野の科目ずした。  各分野においおは教科の目暙に瀺す資質・胜力を螏たえマヌケティング分野では 効果的にマヌケティングを展開する力及び顧客を理解しマヌケティングの考え方を螏た えおビゞネスを展開する力マネゞメント分野では経枈瀟䌚の動向や法芏などを螏たえ お経営資源を最適に組み合わせおビゞネスを展開する力䌚蚈分野では䌁業䌚蚈に関す る法芏ず基準に基づき適正な䌚蚈凊理を行い利害関係者ステヌクホルダヌに䌚蚈情 報を提䟛する力及び䌚蚈情報をビゞネスに効果的に掻甚する力ビゞネス情報分野では 適切な情報を提䟛する力及び情報や情報技術をビゞネスに効果的に掻甚する力を育成する。 商業科においおはこれらのビゞネスを理解し実践する力を育むこずが倧切である。あ わせお各分野を通しお職業人ずしお必芁な豊かな人間性他者ずコミュニケヌション を図り協働する力などを育むこずが倧切である。  たた商業科に属する各科目はもずより他の教科・科目をはじめ様々な孊校教育掻動 ず連携を図るずずもに地域や産業界高等教育機関などず連携しお人材育成に取り組 むこずが重芁である。 分野構成 分  野 各分野の科目 分野共通の科目 基瀎的科目 総合的科目 マヌケティ ング分野 マヌケティング ビゞネス基瀎 課題研究 商品開発ず流通 ビゞネス・コミュニ ケヌション 総合実践 芳光ビゞネス マネゞメン ト分野 ビゞネス・マネゞメント グロヌバル経枈 ビゞネス法芏 䌚蚈分野 簿蚘 財務䌚蚈Ⅰ 財務䌚蚈Ⅱ 原䟡蚈算 管理䌚蚈 ビゞネス情 報分野 情報凊理 ゜フトりェア掻甚 プログラミング ネットワヌク掻甚 ネットワヌク管理 は商業に関する孊科における原則履修科目を衚す。 第1ç«  総 説 18
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 この科目はビゞネスを通じ地域産業をはじめ経枈瀟䌚の健党で持続的な発展を担う 職業人ずしお必芁な基瀎的な資質・胜力を育成するこずを䞻県ずしたものであり埓前ず 同様に商業に関する孊科における原則履修科目ずしお䜍眮付けおいる。  今回の改蚂では地域におけるビゞネスの掚進の必芁性を螏たえ身近な地域のビゞネ スに関する指導項目を取り入れるなど改善を図った。 第1 目暙  目 暙  商業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し おビゞネスを通じ地域産業をはじめ経枈瀟䌚の健党で持続的な発展を担う職業 人ずしお必芁な基瀎的な資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1ビゞネスに぀いお実務に即しお䜓系的・系統的に理解するずずもに関連する 技術を身に付けるようにする。 2ビゞネスに関する課題を発芋しビゞネスに携わる者ずしお科孊的な根拠に基 づいお創造的に解決する力を逊う。 3ビゞネスを適切に展開する力の向䞊を目指しお自ら孊びビゞネスの創造ず発 展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおはビゞネスを適切に展開しお䌁業の瀟䌚的責任を果たす芖点をもち ビゞネスの堎面を想定し身近な地域のビゞネスの動向を捉える実践的・䜓隓的な孊習掻 動を行うこずなどを通しお地域産業をはじめ経枈瀟䌚の健党で持続的な発展のためビ ゞネスの展開に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずを ねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは経枈瀟䌚における事䟋など実際のビゞネスず関連付けられビ ゞネスの様々な堎面で圹に立぀ビゞネスに関する基瀎的な知識ず技術を身に付けるように するこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは唯䞀絶察の答えがないこずの倚い経枈瀟䌚にあっおビゞネス をはじめずした様々な知識技術などを掻甚しビゞネスに関する課題を発芋するずずも に䌁業掻動が瀟䌚に及がす圱響を螏たえ垂堎の動向ビゞネスに関する理論デヌタ 成功事䟋や改善を芁する事䟋など科孊的な根拠に基づいお工倫しおよりよく解決する力を 逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおはビゞネスを適切に展開する力の向䞊を目指しお自らビゞネスに ぀いお孊ぶ態床及び組織の䞀員ずしお自己の圹割を認識しお圓事者ずしおの意識をもち 19 1 ビゞネス 基瀎 第2 ç«  商業科の各科目 第1 節 ビゞネス基瀎
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他者ず信頌関係を構築しお積極的に関わりビゞネスの創造ず発展に責任をもっお取り組 む態床を逊うこずを意味しおいる。 第2 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 商業の孊習 ずビゞネス 2 ビゞネスに察する心構え 3 経枈ず流通 4 取匕ずビゞネス蚈算 5 䌁業掻動 6 身近な地域のビゞネスの六぀の指導項目で単䜍皋床履修され るこずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のよう に瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 商業教育党般の導入ずしお基瀎的な内容を扱うずずもに基本的な甚語に぀いお は英語衚蚘に慣れ芪しむこずができるよう留意しお指導するこず。  内容を取り扱う際には商業教育党般の導入ずしお基瀎的な内容を扱うこずずしおい る。これはこの科目が商業に関する孊科における原則履修科目ずしお䜍眮付けられお いるこず商業科に属する科目を䞭心に展開する商業教育党般の基瀎的科目であるこず によるものである。  たた基本的な甚語に぀いおは英語衚蚘に慣れ芪しむこずができるよう留意しお指 導するこずずしおいる。これは経枈のグロヌバル化が進展しおいるこずによるもので ありビゞネスに関する基本的な甚語の英語衚蚘を適宜取り䞊げるなどこの趣旚を螏 たえお指導するこずが倧切である。 む 各皮メディアの情報を掻甚するなどしお経枈瀟䌚の動向を捉える孊習掻動を通し おビゞネスに぀いお理解を深めるこずができるようにするこず。  内容を取り扱う際にはビゞネスに぀いお理解を深めるこずができるようにするこず ずしおいる。  そのため単に知識ず技術を身に付けるこずにずどたらず新聞攟送など各皮メデ ィアの情報を掻甚するなどしお経枈掻動の具䜓的な事䟋を取り䞊げケヌススタディ やグルヌプでの分析や考察などにより経枈瀟䌚の動向を捉える孊習掻動を取り入れるこ ずが倧切である。 り  〔指導項目〕の 1 及び 2 に぀いおは 3 から 6 たでの項目を指導する前に扱 うこず。   〔指導項目〕の 1 及び 2 に぀いおは 3 から 6 たでの項目を指導する前に扱うこ ずずしおいる。  これは 1 に぀いおは商業を孊ぶ重芁性ず孊び方など専門的な孊習ぞの動機付け を図るものであるこず 2 に぀いおはビゞネスにおけるコミュニケヌションに関す る孊習などで身に付けた力を商業科の様々な孊びの䞭で生かすこずが職業人ずしお必 芁な資質・胜力を育成する䞊で重芁であるこずによるものでありこの趣旚を螏たえお 20 第2ç«  商業科の 各科目
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適切に取り扱うこずが倧切である。 ゚  〔指導項目〕の 4 のむに぀いおは生埒の実態に応じお適切な蚈算甚具を掻甚す るこずができるこず。なお蚈算甚具を掻甚する際には操䜜に習熟する孊習掻動 に偏らないよう留意しお指導するこず。   〔指導項目〕の 4 のむに぀いおは 生埒の実態に応じお適切な蚈算甚具を掻甚するこ ずができるこずずしおいる。  そのため生埒の興味・関心進路垌望などに応じお柔軟に察応するこずが倧切であ る。  なおビゞネス蚈算及びその孊習の円滑化を図るようにするものであるこずから蚈 算甚具を早く扱うこずができるようにするずいった操䜜に習熟する孊習掻動に偏らない よう留意しお指導するこずが倧切である。  内容  内 容  1に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1商業の孊習ずビゞネス  ア 商業を孊ぶ重芁性ず孊び方  む ビゞネスの圹割  り ビゞネスの動向・課題 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のアに぀いおは瀟䌚や産業党䜓の課題ずその解決のために商 業が果たしおいる圹割働くこずの瀟䌚的意矩や圹割職業人に求められる倫理芳 グロヌバル化する経枈瀟䌚で求められる人材商業の孊びの過皋などに぀いお扱う こず。むに぀いおは䌁業の瀟䌚的責任を果たすこずの重芁性及び瀟䌚的な課題ぞ の察応の珟状に぀いおも扱うこず。りに぀いおは生産から消費たでの過皋に関わ るビゞネスの動向・課題に぀いお扱うこず。 1商業の孊習ずビゞネス  ここでは科目の目暙を螏たえ商業を孊ぶ重芁性ず孊び方ビゞネスの圹割など商 業の孊習ずビゞネスに関する知識などを基盀ずしお商業を孊ぶこず及びビゞネスの意 矩ず課題に぀いお自らの考えをも぀ずずもにビゞネスの展開に぀いおの意識ず意欲を 高め組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおい る。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 商業の孊習及びビゞネスの抂芁に぀いお理解するこず。 21 1 ビゞネス 基瀎
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② 商業を孊ぶこず及びビゞネスの意矩ず課題に぀いお地域産業をはじめ経枈瀟䌚の 健党で持続的な発展ず関連付けお芋いだすこず。 ③ ビゞネスの基瀎的な事項に぀いお自ら孊びビゞネスに䞻䜓的か぀協働的に取り組 むこず。 ア 商業を孊ぶ重芁性ず孊び方  ここでは瀟䌚や産業党䜓の課題ずその解決のために商業が果たしおいる圹割働 くこずの瀟䌚的意矩や圹割職業人に求められる倫理芳を育むこずの重芁性グロヌ バル化する経枈瀟䌚で求められる人材及び商業の孊びを通しおビゞネスを理解し 実践する力職業人ずしお必芁な豊かな人間性他者ずコミュニケヌションを図り協 働する力などを育むこずに぀いお扱う。たた専門的な知識ず技術を身に付けそれ を基に実際のビゞネスを理解するずずもに䌁画力や創造力などを逊いビゞネスの 実務に察応しお実瀟䌚で実践する力ず円滑にコミュニケヌションを図る力を高める商 業の孊びの過皋及び生涯にわたる継続的な孊びの䞭で専門的胜力を身に付けるこずの 重芁性に぀いお扱い商業の孊習に関しおのガむダンスを行い孊習の動機付けを図 る孊習掻動を取り入れる。さらに商業の孊習ず職業ずの関連に぀いお扱い卒業埌 の進路に関しおのガむダンスを行い自己の進路に぀いお考える孊習掻動を取り入れ る。 む ビゞネスの圹割  ここでは䌁業が行う経枈的諞掻動の総称であるビゞネスの圹割に぀いお身近な 事䟋ず関連付けお扱う。たた䌁業の瀟䌚的責任を果たすこずの重芁性及び環境゚ ネルギヌ食料など瀟䌚的な課題ぞの察応の珟状に぀いお具䜓的な事䟋ず関連付け お扱う。 り ビゞネスの動向・課題  ここでは生産流通金融などに関わるビゞネスの動向・課題に぀いお具䜓的 な事䟋ず関連付けお扱う。たた日本における産業構造の倉化グロヌバル化情報 化など経枈瀟䌚を取り巻く環境の倉化がビゞネスに圱響を及がしおいる珟状に぀いお 扱う。 〔指導項目〕 2ビゞネスに察する心構え  ア 信頌関係の構築  む コミュニケヌションの基瀎  り 情報の入手ず掻甚 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 のむに぀いおはビゞネスを円滑に行う䞊でのコミュニケヌシ ョンの意矩及びビゞネスの堎面に応じた蚀葉遣い話の聞き方䌝え方などに関す る基瀎的なコミュニケヌションの方法に぀いお扱うこず。りに぀いおは情報の信 頌性を芋極めるこずの重芁性䌁業掻動に必芁な情報の所圚などに぀いお扱うこず。 22 第2ç«  商業科の 各科目
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2ビゞネスに察する心構え  ここでは科目の目暙を螏たえ信頌関係の構築コミュニケヌションなどビゞネス に察する心構えに関する知識技術などを基盀ずしお信頌関係の構築がビゞネスに及 がす圱響など科孊的な根拠に基づいおビゞネスの展開に぀いお組織の䞀員ずしおの 圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① ビゞネスに察する心構えに぀いお実務に即しお理解するずずもに関連する技術を 身に付けるこず。 ② ビゞネスの堎面を分析し科孊的な根拠に基づいおビゞネスにおいお他者に察応 するずずもに情報を入手しお掻甚し評䟡・改善するこず。 ③ ビゞネスに察する心構えに぀いお自ら孊びビゞネスに䞻䜓的か぀協働的に取り組 むこず。 ア 信頌関係の構築  ここではビゞネスを䞻䜓的合理的に行う䞊での望たしい信頌関係を構築するこ ずの意矩及び職業人に求められる倫理芳遵法粟神芏範意識責任感協調性リ ヌダヌシップビゞネスを通しお瀟䌚に貢献する意識芋通しをもっお仕事を進める 意識などが信頌関係を構築する䞊で重芁であるこずに぀いお扱う。たたビゞネスマ ナヌの意矩身だしなみ挚拶ず瀌の仕方電話応察来客応察名刺亀換などに関 する基本的なビゞネスマナヌ及びホスピタリティに぀いお扱う。 む コミュニケヌションの基瀎  ここではビゞネスを円滑に行う䞊でのコミュニケヌションの意矩に぀いお扱う。 たた敬語などビゞネスの堎面に応じた蚀葉遣い話の聞き方䌝え方などに関する 基瀎的なコミュニケヌションの方法に぀いお扱う。 り 情報の入手ず掻甚  ここでは情報の信頌性を芋極めるこずの重芁性及び情報を掻甚する際に著䜜暩な ど知的財産暩を䟵害しないようにするこずに぀いお具䜓的な事䟋ず関連付けお扱う。 たた䌁業掻動においお円滑にコミュニケヌションを図る䞊での情報の重芁性䌁業 掻動に必芁な情報の所圚及び調査を通しお情報を入手するこずの重芁性に぀いお扱う。 〔指導項目〕 3経枈ず流通  ア 経枈の基本抂念  む 流通の圹割  り 流通を支える掻動 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 のアに぀いおは生産芁玠の抂芁ず垌少性経枈䞻䜓の圹割 経枈掻動の埪環などに぀いお扱うこず。りに぀いおは物流掻動金融ず保険の働 23 1 ビゞネス 基瀎
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きや仕組み及び合理的な流通管理や円滑なサヌビスの提䟛を可胜にしおいる情報シ ステムの抂芁に぀いお扱うこず。 3経枈ず流通  ここでは科目の目暙を螏たえ経枈の基本抂念流通の圹割など経枈ず流通に関す る知識などを基盀ずしお経枈ず流通の動向など科孊的な根拠に基づいお流通ず流通 を支える掻動の展開に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにす るこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 経枈ず流通に぀いお経枈瀟䌚における事䟋ず関連付けお理解するこず。 ② 経枈ず流通に関する課題を発芋し科孊的な根拠に基づいお課題ぞの察応策を考案 するこず。 ③ 経枈ず流通に぀いお自ら孊び経枈の基本抂念を螏たえ流通ず流通を支える掻動 に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 経枈の基本抂念  ここでは土地資本劎働力ずいった生産芁玠の抂芁ず垌少性経枈䞻䜓の圹割 生産流通消費などの経枈掻動の埪環トレヌド・オフ機䌚費甚及び垂堎におけ る䟡栌の決定ず倉動の仕組みに぀いお扱う。 む 流通の圹割  ここでは流通の圹割に぀いお生掻氎準の向䞊や生産の高床化などによる生産ず 消費の隔たりの拡倧ず関連付けお扱う。たた卞売業ず小売業の分類ず機胜及び小売 業の業態の倉化に぀いお扱う。さらに情報技術の進歩に䌎う流通の効率化ず最適化 に぀いお具䜓的な事䟋を甚いお扱う。 り 流通を支える掻動  ここでは物流掻動金融及び保険の働きや仕組みに぀いお扱う。たた合理的な 流通管理や円滑なサヌビスの提䟛を可胜にしおいる情報システムの抂芁に぀いお具 䜓的な事䟋を甚いお扱う。 〔指導項目〕 4取匕ずビゞネス蚈算  ア 売買取匕ず代金決枈  む ビゞネス蚈算の方法 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 のアに぀いおは新たな代金決枈の手段ずその仕組みに぀いお も扱うこず。むに぀いおはビゞネス蚈算の甚具ずしおのそろばんの歎史に぀いお も觊れるこず。 4取匕ずビゞネス蚈算  ここでは科目の目暙を螏たえ売買取匕代金決枈など取匕ずビゞネス蚈算に関す 24 第2ç«  商業科の 各科目
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る知識技術などを基盀ずしお実務における取匕ずビゞネス蚈算の方法など科孊的な 根拠に基づいお契玄の締結ず履行に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずが できるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 取匕ずビゞネス蚈算に぀いお実務に即しお理解するずずもに関連する技術を身に 付けるこず。 ② 取匕に関する課題を発芋し科孊的な根拠に基づいお課題ぞの察応策を考案するこ ず。 ③ 取匕ずビゞネス蚈算に぀いお自ら孊び適切な契玄の締結ず履行に䞻䜓的か぀協働 的に取り組むこず。 ア 売買取匕ず代金決枈  ここでは売買契玄を締結する際に取り決めおおく必芁がある条件売買契玄の締 結ず履行の流れ及び通貚小切手手圢クレゞットカヌドなど代金決枈の手段ずそ の仕組みに぀いお扱う。たた情報技術を掻甚するなどした新たな代金決枈の手段ず その仕組みに぀いお扱う。 む ビゞネス蚈算の方法  ここでは商品に関する代䟡の蚈算割匕ず割増の蚈算売買に必芁な床量衡利 益率の蚈算仕入原䟡ず売䟡の蚈算耇利ず単利の蚈算積立金の蚈算倖囜貚幣の 蚈算ず換算株匏の評䟡債刞の利回り手圢割匕及び補品単䟡の蚈算に぀いお扱う。 たた蚘数法抂数抂算及び端数凊理に぀いお扱う。さらに日本におけるビゞネ ス蚈算の甚具ずしおのそろばんの歎史に぀いお日本における䌝統ず文化の芖点など から觊れる。 〔指導項目〕 5䌁業掻動  ア 䌁業の圢態ず組織  む マヌケティングの重芁性ず流れ  り 資金調達  ゚ 財務諞衚の圹割  オ 䌁業掻動に察する皎  カ 雇甚 内容の範囲や皋床 オ  〔指導項目〕の 5 のアに぀いおは起業家粟神ビゞネスの創造経営理念䌁 業倫理の重芁性に぀いおも扱うこず。カに぀いおは雇甚圢態及び雇甚の安定劎 働時間の管理犏利厚生など雇甚に䌎う䌁業の責任に぀いお扱うこず。 5䌁業掻動  ここでは科目の目暙を螏たえ䌁業の圢態ず組織マヌケティングの重芁性ず流れ 25 1 ビゞネス 基瀎
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など䌁業掻動に関する知識などを基盀ずしお䌁業掻動の動向など科孊的な根拠に基づ いお䌁業掻動の展開に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるように するこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 䌁業掻動に぀いお経枈瀟䌚における事䟋ず関連付けお理解するこず。 ② 䌁業掻動に関する課題を発芋し科孊的な根拠に基づいお課題ぞの察応策を考案す るこず。 ③ 䌁業掻動に぀いお自ら孊び䌁業掻動に関する事䟋などを螏たえ䌁業掻動に䞻䜓 的か぀協働的に取り組むこず。 ア 䌁業の圢態ず組織  ここでは䌁業の圢態ず経営組織の皮類ず特城䌁業における意思決定の流れ日 皋管理及び仕事の進め方ず改善方法に぀いお扱う。たた起業家粟神ビゞネスの創 造経営理念䌁業倫理の重芁性に぀いお扱う。 む マヌケティングの重芁性ず流れ  ここではビゞネスにおけるマヌケティングの重芁性ず基本的な流れに぀いお具 䜓的な事䟋ず関連付けお扱う。 り 資金調達  ここでは株匏の発行や金融機関からの借入れなど資金調達の方法ずその特城及び 資金調達に䌎う責任に぀いお扱う。 ゚ 財務諞衚の圹割  ここでは䌁業の内倖の関係者が意思決定する䞊での財務諞衚の圹割に぀いお扱う。 たた適正な財務諞衚を䜜成し適切な䌚蚈情報を提䟛するこずの重芁性及びそのた めの監査の圹割に぀いお扱う。 オ 䌁業掻動に察する皎  ここでは䌁業掻動に察する皎の皮類ず抂芁及び申告ず玍付の抂芁に぀いお扱う。 カ 雇甚  ここでは日本における雇甚圢態の特城ず倚様化に぀いお扱う。たた雇甚の安定 劎働時間の管理犏利厚生など雇甚に䌎う䌁業の責任に぀いお扱い具䜓的な事䟋ず 関連付けお分析し考察する孊習掻動を取り入れる。 〔指導項目〕 6身近な地域のビゞネス  ア 身近な地域の課題  む 身近な地域のビゞネスの動向 内容の範囲や皋床 カ  〔指導項目〕の 6 のアに぀いおはビゞネスに関する囜内の身近な地域の課題に ぀いお扱うこず。 26 第2ç«  商業科の 各科目
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6身近な地域のビゞネス  ここでは科目の目暙を螏たえ身近な地域のビゞネスに関する知識などを基盀ずし お地域のビゞネスを取り巻く環境など科孊的な根拠に基づいおビゞネスの振興によ る地域の発展に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこず をねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 身近な地域のビゞネスに぀いお理解するこず。 ② 身近な地域のビゞネスに関する課題を発芋しそれを螏たえ科孊的な根拠に基づ いおビゞネスの振興策を考案しお実斜し評䟡・改善するこず。 ③ 身近な地域のビゞネスに぀いお自ら孊びビゞネスの振興による地域の発展に䞻䜓 的か぀協働的に取り組むこず。 ア 身近な地域の課題  ここではビゞネスに関する囜内の身近な地域の抱える課題に぀いお扱い地域の 発展に及がす圱響ず関連付けお分析し考察する孊習掻動を取り入れる。 む 身近な地域のビゞネスの動向  ここでは囜内の身近な地域のビゞネスの動向に぀いお扱いビゞネスの動向を捉 えお地域の特色を生かしたビゞネスの振興策を考案し発衚する孊習掻動を取り入 れる。 27 1 ビゞネス 基瀎
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 この科目は生埒の倚様な実態に応じお個々の生埒の特性や進路垌望などに即した教育 掻動を䞀局適切に進めるずずもに商業の各分野の孊習で身に付けた知識技術などを基 にビゞネスに関する課題を発芋し解決策を探究しお創造的に解決するなどビゞネス を通じ地域産業をはじめ経枈瀟䌚の健党で持続的な発展を担う職業人ずしお必芁な資 質・胜力を䞀局高めるこずを䞻県ずしたものであり埓前ず同様に商業に関する孊科にお ける原則履修科目ずしお䜍眮付けおいる。  今回の改蚂では職業資栌の取埗に぀いおは職業資栌に察する理解を深める芖点から 職業資栌を取埗する意矩職業ずの関係などに関しお探究する孊習掻動を取り入れるよう にするなど改善を図った。 第1 目暙  目 暙  商業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し おビゞネスを通じ地域産業をはじめ経枈瀟䌚の健党で持続的な発展を担う職業 人ずしお必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1商業の各分野に぀いお実務に即しお䜓系的・系統的に理解するずずもに盞互 に関連付けられた技術を身に付けるようにする。 2ビゞネスに関する課題を発芋しビゞネスに携わる者ずしお解決策を探究し 科孊的な根拠に基づいお創造的に解決する力を逊う。 3課題を解決する力の向䞊を目指しお自ら孊びビゞネスの創造ず発展に䞻䜓的 か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおはビゞネスを適切に展開しお䌁業の瀟䌚的責任を果たす芖点をもち 商業に関する基瀎的・基本的な孊習の䞊に立っお商業の各分野に関する課題を生埒が自 ら蚭定し䞻䜓的か぀協働的にその課題を探究し課題の解決を図る実践的・䜓隓的な孊 習掻動を行うこずなどを通しお地域産業をはじめ経枈瀟䌚の健党で持続的な発展のため ビゞネスの展開に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこず をねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは商業の各分野の孊習で身に付けた知識ず技術に぀いお実務に 即しお深化・総合化を図り課題の解決に生かすこずができる知識ず技術を身に付けるよ うにするこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは唯䞀絶察の答えがないこずの倚い経枈瀟䌚にあっお深化・総 合化された知識技術などを掻甚しビゞネスに関する課題を発芋するずずもに䌁業掻 動が瀟䌚に及がす圱響を螏たえ経枈瀟䌚の動向ビゞネスに関する理論デヌタ成功 事䟋や改善を芁する事䟋など科孊的な根拠に基づいお工倫しおよりよく解決する力を逊う こずを意味しおいる。 28 第2ç«  商業科の 各科目 第2 節 課題研究
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 目暙の 3 に぀いおは商業の各分野の孊習で身に付けた専門的な知識技術などの深 化・総合化など課題を解決する力の向䞊を目指しお自ら孊ぶ態床組織の䞀員ずしお自己 の圹割を認識しお圓事者ずしおの意識をもち他者ず信頌関係を構築しお積極的に関わっ お課題の解決を図りビゞネスの創造ず発展に責任をもっお取り組む態床を逊うこずを意 味しおいる。 第2 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 調査研究 実隓 2 䜜品制䜜 3 産業珟堎等における実習 4 職業資栌の取埗の四぀の指導項 目で24単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取 り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 生埒の興味・関心進路垌望等に応じお 〔指導項目〕の 1 から 4 たでの䞭か ら個人又はグルヌプで商業の各分野に関する適切な課題を蚭定し䞻䜓的か぀協 働的に取り組む孊習掻動を通しお専門的な知識技術などの深化・総合化を図り ビゞネスに関する課題の解決に取り組むこずができるようにするこず。なお課題 に぀いおは 1 から 4 たでの2 項目以䞊にたたがるものを蚭定するこずができる こず。  内容を取り扱う際にはビゞネスに関する課題の解決に取り組むこずができるように するこずずしおいる。  そのため生埒の興味・関心進路垌望等に応じお 〔指導項目〕の 1 から 4 たで の項目や 1 から 4 たでの2 項目以䞊にたたがる項目の䞭から個人又はグルヌプで 商業の各分野に関する適切な課題を生埒自らが蚭定し課題の解決策を探究し評䟡・ 改善を図る孊習掻動などを取り入れるこずが倧切である。  探究の過皋においおは自己のキャリア圢成の方向性ず関連付けお取り組むようにす るこずが倧切である。たたビゞネスにおける成功事䟋や改善を芁する事䟋などを螏た えるずずもにビゞネスに関する情報を入手しポゞショニング・マップSWOT 分 析PPM 分析などの技法を甚いお分析しビゞネスをはじめずした様々な知識技術 などずずもに掻甚するなどしお探究の質の向䞊を図り商業の各分野の内容に関する専 門的な知識技術などに぀いお実務に即しお深化・総合化を図るこずができるように するこずが倧切である。 む 課題研究の成果に぀いお発衚する機䌚を蚭けるようにするこず。  内容を取り扱う際には課題研究の成果に぀いお発衚する機䌚を蚭けるようにするこ ずずしおいる。  そのため課題研究発衚䌚を開催したりコンクヌルぞの参加を促したりするこずが 倧切である。 29 2 課題研究
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 なお成果の発衚に際しおは孊習の成果に぀いおの分かりやすい報告曞を生埒自ら 䜜成するずずもに地域や産業界の関係者などを招いお亀流を深め教育掻動に察する 理解が深たるよう配慮するこずが倧切である。 り  〔指導項目〕の 4 に぀いおは職業資栌に関しお探究する孊習掻動を取り入れる よう留意しお指導するこず。   〔指導項目〕の 4 に぀いおは職業資栌に関しお探究する孊習掻動を取り入れるよう 留意しお指導するこずずしおいる。  そのため商業科に属する科目で孊んだ内容に関連した職業資栌に぀いお職業資栌 を取埗する意矩職業ずの関係職業資栌を制床化しおいる目的などを探究する孊習掻 動を取り入れ職業資栌を取埗するための孊習掻動に偏らないようにするこずが倧切で ある。  内容  内 容  に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。  ここでは科目の目暙を螏たえビゞネスを通じ地域産業をはじめ経枈瀟䌚の健党 で持続的な発展に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこ ずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 商業の各分野に぀いお実務に即しお䜓系的・系統的に理解するずずもに盞互に関 連付けられた技術を身に付けるこず。 ② ビゞネスに関する課題を発芋しビゞネスに携わる者ずしお解決策を探究し科孊 的な根拠に基づいお創造的に解決するこず。 ③ 課題を解決する力の向䞊を目指しお自ら孊びビゞネスの創造ず発展に䞻䜓的か぀ 協働的に取り組むこず。 〔指導項目〕 1調査研究実隓 2䜜品制䜜 3産業珟堎等における実習 4職業資栌の取埗 1調査研究実隓  ここでは①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう商業科に属する科目 で孊んだ内容に関連した調査研究実隓を取り入れる。マヌケティング分野に぀いお は垂堎の動向消費者の行動商品陳列プロモヌション及び芳光の振興に関する内 容を䞻ずした調査研究実隓マネゞメント分野に぀いおはビゞネスにおけるマネ 30 第2ç«  商業科の 各科目
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ゞメント産業構造の倉化や経枈のグロヌバル化及びビゞネスに関わる法芏に関する内 容を䞻ずした調査や研究䌚蚈分野に぀いおは䌁業における䌚蚈凊理財務分析及び 䌚蚈制床に関する内容を䞻ずした調査や研究ビゞネス情報分野に぀いおは情報技術 の進歩がビゞネスに及がす圱響ネットワヌクを掻甚したビゞネス及び䌁業の情報セキ ュリティ管理に関する内容を䞻ずした調査や研究などの䟋が考えられる。 2䜜品制䜜  ここでは①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう商業科に属する科目 で孊んだ内容に関連した䜜品制䜜を取り入れる。マヌケティング分野に぀いおは新商 品の䌁画ず開発広告の制䜜商品パッケヌゞのデザむン商品のディスプレむ芳光 ガむドブックの制䜜マネゞメント分野に぀いおは消費者の動向を捉え株匏䌚瀟の 蚭立ず開業を想定した事業蚈画曞及び関連曞類の䜜成䌚蚈分野に぀いおは䌁業の財 政状態や経営成瞟などを分析した資料の䜜成ビゞネス情報分野に぀いおは䌁業掻動 を改善する情報システムの開発デヌタベヌスの構築䌁業情報を発信するりェブペヌ ゞの制䜜などの䟋が考えられる。 3産業珟堎等における実習  ここでは①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう商業科に属する科目 で孊んだ内容に関連した産業珟堎等における実習及びその䞀環ずしおの実習内容に関す る課題を探究する孊習掻動を取り入れる。マヌケティング分野に぀いおは䌁業におけ る売買商品管理プロモヌション芳光などのサヌビス垂堎調査及び顧客ずの応察 に関する実習マネゞメント分野に぀いおは䌁業掻動及び地域の経枈や産業の動向の 調査に関する実習䌚蚈分野に぀いおは䌁業における䌚蚈凊理及び財務分析に関する 実習ビゞネス情報分野に぀いおは䌁業における情報の収集・凊理・分析情報シス テムの開発及びりェブペヌゞの制䜜に関する実習など商業科の孊習で身に付けた知識 技術などを䌁業における掻動を通しお実践的な知識技術などに高めるための実習が考 えられる。実習先に぀いおは地域の産業の実態を考慮しお幅広く決定するずずもに 実習に際しおは地域や産業界等ず連携を図り長期間の実習の導入や事前・事埌の指 導の充実など工倫が倧切である。 4職業資栌の取埗  ここでは①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう商業科に属する科目 で孊んだ内容に関連した職業資栌に぀いお職業資栌を取埗する意矩職業ずの関係 職業資栌を制床化しおいる目的などを探究するずずもにその䞀環ずしお職業資栌に関 連する知識技術などに぀いお深化・総合化を図る孊習掻動職業資栌を必芁ずする職 業に関する課題を探究する孊習掻動を取り入れる。商業の孊習分野ず関連する䞻な職業 資栌ずしおはマヌケティング分野に぀いおは芳光ビゞネスに関連するものずしおの 旅行業務取扱管理者に関する資栌マネゞメント分野に぀いおは䞭小䌁業蚺断士瀟 31 2 課題研究
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䌚保険劎務士などに関する資栌やファむナンシャル・プランナヌに関する詊隓䌚蚈分 野に぀いおは公認䌚蚈士や皎理士に関する資栌ビゞネス情報分野に぀いおは情報 凊理技術者に関する囜家詊隓などが考えられる。生埒が自らの進路垌望などに応じお適 切な職業資栌に関する課題を蚭定し将来の職業を芋通しお曎に専門的な孊習を続ける こずに぀ながる孊習掻動を通しお専門性の高い職業人になるこずを目指した継続的な 孊習態床を逊うこずが倧切である。 32 第2ç«  商業科の 各科目
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 この科目は実務に即した実践的・䜓隓的な孊習掻動を通しお商業の各分野の孊習で 身に付けた知識技術などを基にビゞネスの実務における課題を発芋し創造的に解決 するなどビゞネスを通じ地域産業をはじめ経枈瀟䌚の健党で持続的な発展を担う職業 人ずしお必芁な資質・胜力を䞀局高めるこずを䞻県ずしたものである。  今回の改蚂ではビゞネスの実務に䞀局察応できるようにする芖点から地域や産業界 等ず連携しお具䜓的な実務に぀いお理解を深める孊習掻動を取り入れるなど改善を図った。 第1 目暙  目 暙  商業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し おビゞネスを通じ地域産業をはじめ経枈瀟䌚の健党で持続的な発展を担う職業 人ずしお必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1商業の各分野に぀いお実務に即しお総合的に理解するずずもに関連する技術 を身に付けるようにする。 2ビゞネスの実務における課題を発芋しビゞネスに携わる者ずしお科孊的な根 拠に基づいお創造的に解決する力を逊う。 3ビゞネスの実務に察応する力の向䞊を目指しお自ら孊びビゞネスの創造ず発 展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおはビゞネスを適切に展開しお䌁業の瀟䌚的責任を果たす芖点をもち 商業に関する基瀎的・基本的な孊習の䞊に立っお実務に即した実践的・䜓隓的な孊習掻 動を行うこずなどを通しお知識技術などを基にビゞネスの実務に適切に察応し地域 産業をはじめ経枈瀟䌚の健党で持続的な発展のためビゞネスの展開に぀いお組織の䞀 員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは商業の各分野の孊習で身に付けた知識ず技術に぀いお実務に 即しお総合的に関連付け実際のビゞネスの堎面に察応する際に生かすこずができる知識 ず技術を身に付けるようにするこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは唯䞀絶察の答えがないこずの倚い経枈瀟䌚にあっお実務ず関 連付けられた知識技術などを総合的に掻甚しビゞネスの実務における課題を発芋する ずずもに䌁業掻動が瀟䌚に及がす圱響を螏たえ経枈瀟䌚の動向ビゞネスに関する理 論デヌタ成功事䟋や改善を芁する事䟋など科孊的な根拠に基づいお工倫しおよりよく 解決する力を逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおは専門的な知識技術などを基盀ずしおビゞネスで実践する力の 向䞊を目指しお自ら孊ぶ態床組織の䞀員ずしお自己の圹割を認識しお圓事者ずしおの意 識をもち他者ず信頌関係を構築しお積極的に関わりビゞネスの創造ず発展に責任をも っお取り組む態床を逊うこずを意味しおいる。 33 3 総合実践 第3 節 総合実践
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第2 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 マヌケティ ングに関する実践 2 マネゞメントに関する実践 3 䌚蚈に関する実践 4 ビゞネ ス情報に関する実践 5 分野暪断的・総合的な実践の五぀の指導項目で24単䜍 皋床履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮事 項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 商業の各分野の孊習に関連する職業や業務に関しお地域や産業界等ず連携しお 具䜓的な実務に぀いお理解を深める孊習掻動及び実務に即しお知識技術などを総 合的に掻甚する孊習掻動を通しおビゞネスを担う圓事者ずしおの意識を高めるず ずもにビゞネスの実務に察応するこずができるようにするこず。  内容を取り扱う際にはビゞネスを担う圓事者ずしおの意識を高めるずずもにビゞ ネスの実務に察応するこずができるようにするこずずしおいる。  そのため金融業流通業などで実務に携わっおいる関係者を招くなどしお具䜓的 な実務に぀いお理解を深める孊習掻動及び小売業に関する仕入れず販売の取匕コンピ ュヌタを掻甚した経営のシミュレヌションなど商業の各分野の孊習で身に付けた知識 技術などを実務に即しお総合的に掻甚する孊習掻動を取り入れるこずが倧切である。 む  〔指導項目〕の 1 から 5 たでに぀いおは孊科の特色に応じおその䞭からい ずれか䞀぀以䞊を遞択しお扱うこずができるこず。   〔指導項目〕の 1 から 5 たでに぀いおは孊科の特色に応じおその䞭からいずれ か䞀぀以䞊を遞択しお扱うこずができるこずずしおいる。  これは孊科によっお孊習する分野の重点の眮き方が異なるこずなどによるものであ りこの趣旚を螏たえお柔軟に取り扱うこずが倧切である。 り  〔指導項目〕の 5 に぀いおは 1 から 4 たでの2 項目以䞊にたたがる内容を扱 うこず。   〔指導項目〕の 5 に぀いおは 1 から 4 たでの2 項目以䞊にたたがる内容を扱うこ ずずしおいる。  これは耇数の孊習分野で孊んだ内容を総合的に応甚できるようにしようずするもの でありこの趣旚を螏たえお適切に取り扱うこずが倧切である。  内容  内 容  に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 34 第2ç«  商業科の 各科目
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〔指導項目〕 1マヌケティングに関する実践 1マヌケティングに関する実践  ここでは科目の目暙を螏たえマヌケティング分野に関連するビゞネスの実務に適 切に察応しビゞネスを通じ地域産業をはじめ経枈瀟䌚の健党で持続的な発展に぀い お組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① マヌケティング分野に関連するビゞネスに぀いお実務に即しお総合的に理解するず ずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② マヌケティング分野に関連するビゞネスの実務における課題を発芋し科孊的な根 拠に基づいお課題ぞの察応策を考案しお実斜し評䟡・改善するこず。 ③ マヌケティング分野に関連するビゞネスの実務に぀いお自ら孊びビゞネスの創造 ず発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  これらの事項を身に付けるこずができるようここでは䞻ずしお「マヌケティン グ」  「商品開発ず流通」  「芳光ビゞネス」の内容に関連させたビゞネスの実務に察応 する力を高める実践的・䜓隓的な孊習掻動を取り入れる。䟋えば流通業芳光業など で実務に携わっおいる関係者を招き具䜓的な職業や業務に関しお実務に即しお実践す る孊習掻動などが考えられる。たた゜フトりェアを掻甚した仕入取匕ず販売取匕に関 する孊習掻動顧客満足の実珟顧客の創造などを目指した商品開発ず流通に関する孊 習掻動芳光ツアヌなど芳光商品の䌁画・実斜ず評䟡・改善芳光地や芳光商品のブラ ンド力の向䞊に関する孊習掻動などが考えられる。 〔指導項目〕 2マネゞメントに関する実践 2マネゞメントに関する実践  ここでは科目の目暙を螏たえマネゞメント分野に関連するビゞネスの実務に適切 に察応しビゞネスを通じ地域産業をはじめ経枈瀟䌚の健党で持続的な発展に぀いお 組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① マネゞメント分野に関連するビゞネスに぀いお実務に即しお総合的に理解するこず。 ② マネゞメント分野に関連するビゞネスの実務における課題を発芋し科孊的な根拠 に基づいお課題ぞの察応策を考案しお実斜し評䟡・改善するこず。 ③ マネゞメント分野に関連するビゞネスの実務に぀いお自ら孊びビゞネスの創造ず 発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  これらの事項を身に付けるこずができるようここでは䞻ずしお「ビゞネス・マネ ゞメント」  「グロヌバル経枈」  「ビゞネス法芏」の内容に関連させたビゞネスの実務 35 3 総合実践
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に察応する力を高める実践的・䜓隓的な孊習掻動を取り入れる。䟋えば䌁業の経営者 金融経理法埋などの実務に携わっおいる関係者を招き具䜓的な職業や業務に関し お実務に即しお実践する孊習掻動などが考えられる。たたコンピュヌタを掻甚しお経 営のシミュレヌションなどを行う孊習掻動株匏䌚瀟の蚭立や蚌刞投資に関する孊習掻 動法人皎の申告ず玍付消費皎の申告ず玍付所埗皎の源泉城収・玍付・幎末調敎 䜏民皎の特別城収・玍付など皎の手続及び瀟䌚保険の手続に関する孊習掻動金融機関 における業務を想定した個人資産の運甚やコヌポレヌト・ファむナンスに関する孊習掻 動などが考えられる。 〔指導項目〕 3䌚蚈に関する実践 3䌚蚈に関する実践  ここでは科目の目暙を螏たえ䌚蚈分野に関連するビゞネスの実務に適切に察応し ビゞネスを通じ地域産業をはじめ経枈瀟䌚の健党で持続的な発展に぀いお組織の䞀 員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 䌚蚈分野に関連するビゞネスに぀いお実務に即しお総合的に理解するずずもに関 連する技術を身に付けるこず。 ② 䌚蚈分野に関連するビゞネスの実務における課題を発芋し科孊的な根拠に基づい お課題ぞの察応策を考案しお実斜し評䟡・改善するこず。 ③ 䌚蚈分野に関連するビゞネスの実務に぀いお自ら孊びビゞネスの創造ず発展に䞻 䜓的か぀協働的に取り組むこず。  これらの事項を身に付けるこずができるようここでは䞻ずしお「簿蚘」  「財務䌚 蚈Ⅰ」  「財務䌚蚈Ⅱ」  「原䟡蚈算」  「管理䌚蚈」の内容に関連させたビゞネスの実務 に察応する力を高める実践的・䜓隓的な孊習掻動を取り入れる。䟋えば公認䌚蚈士 皎理士䌁業で䌚蚈の実務に携わっおいる関係者を招き具䜓的な職業や業務に関しお 実務に即しお実践する孊習掻動などが考えられる。たた流通業補造業サヌビス業 など様々な業皮を想定し玍品曞領収蚌などの取匕に関する蚌祚に基づく起祚䌚蚈 垳簿の蚘入コンピュヌタを掻甚した䌚蚈垳簿の䜜成などを行う孊習掻動䌁業の財務 諞衚などを資料ずしお経営分析を行い報告曞を䜜成する孊習掻動などが考えられる。 〔指導項目〕 4ビゞネス情報に関する実践 4ビゞネス情報に関する実践  ここでは科目の目暙を螏たえビゞネス情報分野に関連するビゞネスの実務に適切 に察応しビゞネスを通じ地域産業をはじめ経枈瀟䌚の健党で持続的な発展に぀いお 組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。 36 第2ç«  商業科の 各科目
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 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① ビゞネス情報分野に関連するビゞネスに぀いお実務に即しお総合的に理解するずず もに関連する技術を身に付けるこず。 ② ビゞネス情報分野に関連するビゞネスの実務における課題を発芋し科孊的な根拠 に基づいお課題ぞの察応策を考案しお実斜し評䟡・改善するこず。 ③ ビゞネス情報分野に関連するビゞネスの実務に぀いお自ら孊びビゞネスの創造ず 発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  これらの事項を身に付けるこずができるようここでは䞻ずしお「情報凊理」  「゜ フトりェア掻甚」  「プログラミング」  「ネットワヌク掻甚」  「ネットワヌク管理」の内 容に関連させたビゞネスの実務に察応する力を高める実践的・䜓隓的な孊習掻動を取 り入れる。䟋えば䌁業で情報セキュリティ管理など情報郚門の実務に携わっおいる関 係者情報凊理技術者などを招き具䜓的な職業や業務に関しお実務に即しお実践する 孊習掻動などが考えられる。たたコンピュヌタシステムによる文曞や垳祚の䜜成ず保 管情報の怜玢・集蚈・グラフ䜜成など事務凊理に関する䞀連の流れなどの孊習掻動 むンタヌネットを掻甚したビゞネスに必芁なりェブペヌゞの制䜜に関する孊習掻動情 報セキュリティ管理を行う孊習掻動䌁業内の情報通信ネットワヌクの蚭蚈・構築ず運 甚管理を行う孊習掻動などが考えられる。 〔指導項目〕 5分野暪断的・総合的な実践 5分野暪断的・総合的な実践  ここでは科目の目暙を螏たえビゞネスの実務に適切に察応しビゞネスを通じ 地域産業をはじめ経枈瀟䌚の健党で持続的な発展に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を 果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① ビゞネスに぀いお実務に即しお総合的に理解するずずもに関連する技術を身に付 けるこず。 ② ビゞネスの実務における課題を発芋し科孊的な根拠に基づいお課題ぞの察応策 を考案しお実斜し評䟡・改善するこず。 ③ ビゞネスの実務に぀いお自ら孊びビゞネスの創造ず発展に䞻䜓的か぀協働的に取 り組むこず。  これらの事項を身に付けるこずができるようここではマヌケティングマネゞメ ント䌚蚈ビゞネス情報の4 分野の䞭から耇数の分野の内容に関連させたビゞネ スの実務に察応する力を高める実践的・䜓隓的な孊習掻動を取り入れる。䟋えば䌁業 で関係する実務に携わっおいる関係者を招き具䜓的な職業や業務に関しお実務に即し お実践する孊習掻動などが考えられる。たた商品売買業を想定しお仕入蚈画ず販売蚈 37 3 総合実践
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画の立案取匕䌚蚈凊理を行う孊習掻動地域産業に関する株匏䌚瀟の蚭立経営 取匕決算などに関する孊習掻動及び取扱商品仕入条件販売条件などを基に仕入数 量販売䟡栌広告費などに぀いお意思決定を行うビゞネスゲヌム組織で働く者の立 堎に立った法芏雇甚皎瀟䌚保険などに関する孊習掻動などが考えられる。 38 第2ç«  商業科の 各科目
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 この科目はグロヌバル化する経枈瀟䌚においお組織の䞀員ずしお協働しビゞネス を展開する力が䞀局求められるようになっおいる状況を螏たえビゞネスにおいお円滑に コミュニケヌションを図るために必芁な資質・胜力を育成する芖点から埓前の「ビゞネ ス実務」の指導項目を再構成したものである。  今回の改蚂ではビゞネスにおける思考の方法ずコミュニケヌションに関する指導項目 及び日本ず倖囜ずの文化ず商慣習の違いに関する指導項目を取り入れるずずもにビゞネ ス英語に関する指導項目を生埒や地域の実態に応じお適切な倖囜語を扱うこずができるよ うにするなど改善を図った。 第1 目暙  目 暙  商業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し おビゞネスにおけるコミュニケヌションに必芁な資質・胜力を次のずおり育成す るこずを目指す。 1ビゞネスにおけるコミュニケヌションに぀いお実務に即しお䜓系的・系統的に 理解するずずもに関連する技術を身に付けるようにする。 2ビゞネスにおけるコミュニケヌションに関する課題を発芋しビゞネスに携わ る者ずしお科孊的な根拠に基づいお創造的に解決する力を逊う。 3ビゞネスを円滑に展開する力の向䞊を目指しお自ら孊びビゞネスにおいおコ ミュニケヌションを図るこずに䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおはビゞネスを適切に展開しお䌁業の瀟䌚的責任を果たす芖点をもち ビゞネスの堎面を想定し日本語ず倖囜語によるコミュニケヌションを図る実践的・䜓隓 的な孊習掻動を行うこずなどを通しおビゞネスにおいお円滑にコミュニケヌションを図 るこずに぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらい ずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは実際のビゞネスにおけるコミュニケヌションず関連付けられ ビゞネスの様々な堎面で圹に立぀コミュニケヌションに関する知識ず技術を身に付けるよ うにするこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは唯䞀絶察の答えがないこずの倚い経枈瀟䌚にあっおビゞネス におけるコミュニケヌションをはじめずした様々な知識技術などを掻甚しビゞネスに おけるコミュニケヌションに関する課題を発芋するずずもにコミュニケヌションが䌁業 掻動に及がす圱響を螏たえコミュニケヌションに関する理論成功事䟋や改善を芁する 事䟋など科孊的な根拠に基づいお工倫しおよりよく解決する力を逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおはビゞネスを円滑に展開する力の向䞊を目指しお自らコミュニケ ヌションに぀いお孊ぶ態床及び組織の䞀員ずしお自己の圹割を認識しお圓事者ずしおの意 39 4 ビゞネス・ コミュニケ ヌション 第4 節 ビゞネス・コミュニケヌション
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識をもち他者ず信頌関係を構築しお積極的にビゞネスにおいお日本語や倖囜語を甚いお コミュニケヌションを図る態床を逊うこずを意味しおいる。 第2 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 ビゞネスず コミュニケヌション 2 ビゞネスマナヌ 3 ビゞネスにおける思考の方法ずコミュニ ケヌション 4 ビゞネスず倖囜語の四぀の指導項目で24単䜍皋床履修されるこ ずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺 されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア ビゞネスの堎面を想定したコミュニケヌションに関する実践的・䜓隓的な孊習掻 動を充実させるずずもに身に付けた知識技術などを様々な孊習掻動の䞭で掻甚 する機䌚を蚭けるなどしおビゞネスにおいお円滑にコミュニケヌションを図るこ ずができるようにするこず。  内容を取り扱う際にはビゞネスにおいお円滑にコミュニケヌションを図るこずがで きるようにするこずずしおいる。  そのためビゞネスにおいお組織の内倖の関係者ず接する堎面を想定したロヌルプレ むングなど実践的・䜓隓的な孊習掻動を通しおコミュニケヌションに関する知識技 術などを身に付けるようにするずずもにビゞネスを担う圓事者ずしおコミュニケヌシ ョンず人的ネットワヌクの構築に察する意識を高めるようにするこずが倧切である。た た身に付けた知識技術などを商業科に属する科目で行う分析考察蚎論䌁画の 立案産業界等ぞの提案など様々な孊習掻動の䞭で掻甚する機䌚を蚭けるなどしおコ ミュニケヌションに関する知識技術などをビゞネスの堎面に即しお適切に実践できる ようにするこずが倧切である。 む  〔指導項目〕の 4 のりからオたでに぀いおは英語を原則ずするが生埒や地域 の実態に応じお適切な倖囜語を扱うこずができるこず。たたビゞネスにおいお平 易な倖囜語を甚いおコミュニケヌションを図るこずができるようにするこず。   〔指導項目〕の 4 のりからオたでに぀いおは英語を原則ずするが生埒や地域の実 態に応じお適切な倖囜語を扱うこずができるこずずしおいる。  これはビゞネスにおいお英語が広く掻甚されおいる䞀方でビゞネスで求められる 倖囜語が倚様であるこずによるものでありこの趣旚を螏たえお生埒の興味・関心 進路垌望など生埒の実態及びビゞネスにおける倖囜ずの぀ながりなど地域の実態に応じ お柔軟に取り扱うこずが倧切である。  たたビゞネスにおいお平易な倖囜語を甚いおコミュニケヌションを図るこずができ るようにするこずずしおいる。  これはビゞネスにおいお囜内で倖囜人ず関わる際に平易な倖囜語を甚いお基本的 40 第2ç«  商業科の 各科目
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な䌚話や文曞の䜜成などができるようにしようずするものでありこの趣旚を螏たえお 取り扱うこずが倧切である。  内容  内 容  に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1ビゞネスずコミュニケヌション  ア 意思決定ず組織の構成者ずしおの行動  む 人的ネットワヌクの構築 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のアに぀いおは組織の階局化意思決定の流れず方法良奜 な信頌関係を構築し協働するこずの意矩などに぀いお扱うこず。 1ビゞネスずコミュニケヌション  ここでは科目の目暙を螏たえ意思決定組織の構成者ずしおの行動などビゞネス におけるコミュニケヌションに関する知識などを基盀ずしおコミュニケヌションの意 矩ず課題に぀いお自らの考えをも぀ずずもにビゞネスにおいお他者ずコミュニケヌシ ョンを図るこずに぀いおの意識ず意欲を高め組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずが できるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① ビゞネスにおけるコミュニケヌションの抂芁に぀いお理解するこず。 ② コミュニケヌションの意矩ず課題に぀いおビゞネスの円滑な展開ず関連付けお芋 いだすこず。 ③ ビゞネスにおけるコミュニケヌションに぀いお自ら孊びビゞネスにおいお他者ず コミュニケヌションを図るこずに䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 意思決定ず組織の構成者ずしおの行動  ここでは組織の階局化意思決定の流れず方法に぀いお扱う。たた組織の構成 者が職業人に求められる倫理芳を螏たえお適切に行動するこずの重芁性に぀いお扱い 具䜓的な事䟋ず関連付けお分析し考察する孊習掻動を取り入れる。さらに良奜な 信頌関係を構築し協働するこずの意矩に぀いお扱い職堎における信頌関係の構築ず 接し方が仕事に及がす圱響を分析し考察する孊習掻動を取り入れる。 む 人的ネットワヌクの構築  ここではビゞネスにおける人的ネットワヌクの重芁性及び取匕先や顧客などず良 奜な信頌関係を構築しコミュニケヌションを図るこずの意矩に぀いおビゞネスに 䞎える圱響ず関連付けお扱う。 41 4 ビゞネス・ コミュニケ ヌション
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〔指導項目〕 2ビゞネスマナヌ  ア 応察に関するビゞネスマナヌ  む 亀際に関するビゞネスマナヌ  り 接客に関するビゞネスマナヌ 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 のアに぀いおは挚拶蚀葉遣い衚情などに぀いお扱うこず。 むに぀いおは慶事匔事などに぀いお扱うこず。りに぀いおは販売掻動におけ る接客の心構えず方法及びホスピタリティの抂念ず重芁性に぀いお扱うこず。 2ビゞネスマナヌ  ここでは科目の目暙を螏たえビゞネスマナヌに関する知識技術などを基盀ずし おビゞネスマナヌがコミュニケヌションに及がす圱響など科孊的な根拠に基づいお ビゞネスにおける他者ぞの察応に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができ るようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① ビゞネスマナヌに぀いお実務に即しお理解するずずもに関連する技術を身に付け るこず。 ② ビゞネスの堎面を分析し科孊的な根拠に基づいお堎面に応じおビゞネスマナヌ を実践し評䟡・改善するこず。 ③ ビゞネスマナヌに぀いお自ら孊びビゞネスにおける他者ぞの察応に䞻䜓的か぀協 働的に取り組むこず。 ア 応察に関するビゞネスマナヌ  ここでは受付案内などの応察時の挚拶蚀葉遣い衚情電話応察座垭配眮な どに぀いお扱いビゞネスの堎面を想定した実習を取り入れる。 む 亀際に関するビゞネスマナヌ  ここでは慶事匔事莈答䌚食などに぀いお扱いビゞネスの堎面を想定した 実習を取り入れる。 り 接客に関するビゞネスマナヌ  ここでは販売掻動における接客の心構えず方法及びホスピタリティの抂念ず重芁 性に぀いお扱いビゞネスの堎面を想定した実習を取り入れる。 〔指導項目〕 3ビゞネスにおける思考の方法ずコミュニケヌション  ア 蚀語コミュニケヌションず非蚀語コミュニケヌション  む ビゞネスにおける思考の方法  り ビゞネスにおけるコミュニケヌション 42 第2ç«  商業科の 各科目
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内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 のむに぀いおはビゞネスの堎面においお掻甚できる論理的 批刀的に捉えたり分析したりするなどの方法に぀いお扱うこず。りに぀いおは ビゞネスの堎面においお盞手の考えを迅速に理解しお思考し䌝える工倫䌝え方ず 聞き方の工倫及びアむデアを創出する方法に぀いおも扱うこず。 3ビゞネスにおける思考の方法ずコミュニケヌション  ここでは科目の目暙を螏たえ蚀語コミュニケヌション非蚀語コミュニケヌショ ンなどビゞネスにおける思考の方法ずコミュニケヌションに関する知識技術などを基 盀ずしお適切な思考ずコミュニケヌションがビゞネスに䞎える圱響など科孊的な根拠 に基づいおビゞネスにおいお適切に思考しおコミュニケヌションを図るこずに぀いお 組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① ビゞネスにおける思考の方法ずコミュニケヌションに぀いお実務に即しお理解する ずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② ビゞネスの堎面を分析し科孊的な根拠に基づいお堎面に応じお思考しおコミュ ニケヌションを図り評䟡・改善するこず。 ③ ビゞネスにおける思考の方法ずコミュニケヌションに぀いお自ら孊びビゞネスに おいお適切に思考しおコミュニケヌションを図るこずに䞻䜓的か぀協働的に取り組む こず。 ア 蚀語コミュニケヌションず非蚀語コミュニケヌション  ここでは蚀語コミュニケヌションず非蚀語コミュニケヌションの違いず重芁性に ぀いお扱う。 む ビゞネスにおける思考の方法  ここでは挔繹 えき 法垰玍法MECEポゞショニング・マップSWOT 分析 PPM 分析などを甚いお筋道を立おるなど論理的に捉えたり分析したりするなど の方法及び客芳的に信頌性や劥圓性などを芋定めるなど批刀的に捉えたり分析した りするなどの方法に぀いお扱いビゞネスの堎面を想定した蚎論及びビゞネスに関す るテヌマを蚭定したディベヌトを行う実習を取り入れる。 り ビゞネスにおけるコミュニケヌション  ここでは䌚議亀枉苊情察応䌁画などの提案商品などの説明ワヌクショ ップ゜ヌシャルメディアを掻甚した情報の発信などビゞネスの堎面におけるコミュ ニケヌションの方法に぀いお扱いビゞネスの堎面を想定した実習を取り入れる。た たビゞネスの堎面においお盞手の考えを迅速に理解しお思考しそれを螏たえお自 己の考えを䌝える工倫声の匷匱ず抑揚話す速床話の間の取り方衚情芖線の 移動などの䌝え方の工倫盞づち姿勢など聞き方の工倫及びブレヌンストヌミング などにより協働しおアむデアを創出する方法に぀いお扱いビゞネスの堎面を想定し た実習を取り入れる。 43 4 ビゞネス・ コミュニケ ヌション
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〔指導項目〕 4ビゞネスず倖囜語  ア 䌁業掻動のグロヌバル化  む 文化ず商慣習  り ビゞネスの䌚話  ゚ ビゞネスの文曞ず電子メヌル  オ ビゞネスにおけるプレれンテヌション 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 のむに぀いおはビゞネスを展開する䞊で螏たえる必芁がある 倖囜の文化ず商慣習に぀いお扱うこず。たたビゞネスにおいお意芋や䞻匵を䌝 えるこず議論するこずなどに関する考え方や方法の違いに぀いおも扱うこず。 4ビゞネスず倖囜語  ここでは科目の目暙を螏たえ䌁業掻動のグロヌバル化文化商慣習などビゞネ スに必芁な倖囜語に関する知識技術などを基盀ずしお倖囜語によるコミュニケヌシ ョンがビゞネスに及がす圱響など科孊的な根拠に基づいおビゞネスにおける倖囜人ぞ の察応に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねら いずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① ビゞネスに必芁な倖囜語に぀いお実務に即しお理解するずずもに関連する技術を 身に付けるこず。 ② ビゞネスの堎面を分析し科孊的な根拠に基づいお堎面に応じお倖囜語を甚いお コミュニケヌションを図り評䟡・改善するこず。 ③ ビゞネスに必芁な倖囜語に぀いお自ら孊びビゞネスにおける倖囜人ぞの察応に䞻 䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 䌁業掻動のグロヌバル化  ここでは䌁業の海倖進出の珟状・課題䌁業掻動が地球芏暡で経枈を俯 ふ 瞰 かん しお盎 接的・間接的に他囜ずの関わりをもっお行われおいるこずに぀いお具䜓的な事䟋ず 関連付けお扱う。たたビゞネスにおける倖囜語の重芁性に぀いお扱いビゞネスに おいお英語が䌁業内での公甚語ずなっおいる具䜓的な事䟋などを甚いお分析し考察 する孊習掻動を取り入れる。 む 文化ず商慣習  ここではビゞネスにおいお日本ずの関わりの深い囜に関しおビゞネスを展開す る䞊で螏たえる必芁がある文化ず商慣習に぀いお日本ず比范しお扱う。たたビゞ ネスにおいお意芋や䞻匵を䌝えるこず議論するこずなどに関する考え方や方法の 違いに぀いお扱うこず。 り ビゞネスの䌚話  ここではオフィス店頭などにおける受付係や案内係ずしおの応察電話での応 44 第2ç«  商業科の 各科目
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察商取匕に関する䌚話芳光案内䌚議などでの蚎論他囜を蚪れた際のビゞネス の堎面での䌚話皎関や空枯での応察などビゞネスにおける倖囜人ずの䌚話に぀いお 扱い具䜓的なビゞネスの堎面を想定した実習を取り入れる。 ゚ ビゞネスの文曞ず電子メヌル  ここでは茞出入取匕の流れ及びビゞネスレタヌず取匕に甚いられる各皮文曞の䞀 般的な圢匏ず曞き方に぀いお扱い必芁な情報を基にビゞネス文曞を䜜成する実習及 びビゞネス文曞を読み取る実習を取り入れる。たた他囜ずのビゞネスでやりずりす る電子メヌルの曞き方に぀いお扱い必芁な情報を基にビゞネスに関する電子メヌル を䜜成する実習及び電子メヌルを読み取る実習を取り入れる。 オ ビゞネスにおけるプレれンテヌション  ここではビゞネスにおける倖囜人に察するプレれンテヌションに぀いお扱い具 䜓的なビゞネスの堎面を想定した実習を取り入れる。 45 4 ビゞネス・ コミュニケ ヌション
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 この科目は経枈のグロヌバル化や顧客のニヌズの倚様化など垂堎環境が倉化する䞭で 顧客満足の実珟顧客の創造顧客䟡倀の創造などマヌケティングの考え方の広がりに察 応しお効果的にマヌケティングを展開するために必芁な資質・胜力を育成する芖点から 埓前の「マヌケティング」ず「広告ず販売促進」の指導項目を敎理しお統合したものであ る。  今回の改蚂では埓前の「広告ず販売促進」の指導項目をプロモヌション政策に敎理し マヌケティングに関する䞀連の孊習の䞭で扱うこずができるようにするずずもにマヌケ ティングに関する具䜓的な事䟋に぀いお倚面的・倚角的に分析し考察や蚎論を行う孊習 掻動を取り入れるなど改善を図った。 第1 目暙  目 暙  商業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し おマヌケティングに必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1マヌケティングに぀いお実務に即しお䜓系的・系統的に理解するずずもに関 連する技術を身に付けるようにする。 2マヌケティングに関する課題を発芋しビゞネスに携わる者ずしお科孊的な根 拠に基づいお創造的に解決する力を逊う。 3ビゞネスを適切に展開する力の向䞊を目指しお自ら孊びマヌケティングに䞻 䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおはビゞネスを適切に展開しお䌁業の瀟䌚的責任を果たす芖点をもち ビゞネスの堎面を想定し垂堎調査補品政策䟡栌政策チャネル政策及びプロモヌシ ョン政策の立案に取り組む実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しおマヌケテ ィングの考え方の広がりに察応しマヌケティングに぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を 果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは䌁業における事䟋など実際のマヌケティングず関連付けられ ビゞネスの様々な堎面で圹に立぀マヌケティングに関する知識ず技術を身に付けるように するこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは唯䞀絶察の答えがないこずの倚い経枈瀟䌚にあっおマヌケテ ィングをはじめずした様々な知識技術などを掻甚しマヌケティングに関する課題を発 芋するずずもに䌁業掻動が瀟䌚に及がす圱響を螏たえ顧客に぀いおの理解垂堎の動 向マヌケティングに関する理論デヌタ成功事䟋や改善を芁する事䟋など科孊的な根 拠に基づいお工倫しおよりよく解決する力を逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおはビゞネスを適切に展開する力の向䞊を目指しお自らマヌケティ ングに぀いお孊ぶ態床及び組織の䞀員ずしお自己の圹割を認識しお圓事者ずしおの意識を 46 第2ç«  商業科の 各科目 第5 節 マヌケティング
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もち他者ず信頌関係を構築しお積極的に関わり垂堎調査の実斜ず情報の分析補品政 策䟡栌政策チャネル政策プロモヌション政策の䌁画ず実斜などに責任をもっお取り 組む態床を逊うこずを意味しおいる。 第2 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 珟代垂堎ず マヌケティング 2 垂堎調査 3 補品政策 4 䟡栌政策 5 チャネル政策 6 プ ロモヌション政策の六぀の指導項目で24単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容 を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 顧客満足の実珟顧客の創造顧客䟡倀の創造などマヌケティングの考え方の広 がりに留意しお指導するこず。  内容を取り扱う際には顧客満足の実珟顧客の創造顧客䟡倀の創造などマヌケテ ィングの考え方の広がりに留意しお指導するこずずしおいる。  そのため新たなマヌケティングの考え方を取り䞊げるなどその動向を螏たえお指 導するこずが倧切である。 む マヌケティングの動向・課題を捉える孊習掻動及びマヌケティングに関する具䜓 的な事䟋に぀いお倚面的・倚角的に分析し考察や蚎論を行う孊習掻動を通しお 䌁業で行われおいるマヌケティングに぀いお理解を深めるこずができるようにする こず。  内容を取り扱う際には䌁業で行われおいるマヌケティングに぀いお理解を深めるこ ずができるようにするこずずしおいる。  そのため新聞攟送むンタヌネットなどを掻甚しお情報を入手しマヌケティン グの動向・課題に぀いおマヌケティングを担う圓事者の芖点をもっお捉える孊習掻動及 びマヌケティングに関する具䜓的な事䟋を取り䞊げケヌススタディやディベヌトなど によりビゞネスに関わる様々な立堎に立っお劥圓性ず課題などの芖点から垂堎の 動向やマヌケティングに関する理論などず関連付けお分析し考察や蚎論を行う孊習掻 動を取り入れるこずが倧切である。 り マヌケティングに関する理論を実隓などにより確認する孊習掻動及びマヌケティ ングに関する具䜓的な課題を蚭定し科孊的な根拠に基づいおマヌケティング蚈画 を立案しお提案などを行う孊習掻動を通しおマヌケティングに適切に取り組むこ ずができるようにするこず。  内容を取り扱う際にはマヌケティングに適切に取り組むこずができるようにするこ ずずしおいる。  そのためマヌケティングに関する理論に぀いお実隓などにより確認する孊習掻動及 びマヌケティングに関する具䜓的な課題を蚭定し垂堎の動向マヌケティングに関す 47 5 マヌケティ ング
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る理論デヌタ具䜓的な事䟋などに基づいお顧客満足の実珟顧客の創造などを目 指したマヌケティング蚈画を立案しお地域や産業界等に提案し意芋や助蚀などを螏た えお改善を図る孊習掻動を取り入れるこずが倧切である。  内容  内 容  に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1珟代垂堎ずマヌケティング  ア 垂堎環境の倉化  む マヌケティングの発展  り マヌケティングの流れ  ゚ 消費者行動 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のりに぀いおは環境分析セグメンテヌション暙的垂堎の 遞定ポゞショニングマヌケティング・ミックスの考え方マヌケティング管理 の重芁性などに぀いお扱うこず。゚に぀いおは消費者心理消費者の意思決定の 過皋消費者の行動に圱響を及がす芁因などに぀いお扱うこず。 1珟代垂堎ずマヌケティング  ここでは科目の目暙を螏たえ垂堎環境の倉化マヌケティングの発展など珟代垂 堎におけるマヌケティングに関する知識などを基盀ずしおマヌケティングの意矩ず課 題に぀いお自らの考えをも぀ずずもにマヌケティングに぀いおの意識ず意欲を高め 組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 珟代垂堎におけるマヌケティングの抂芁に぀いお理解するこず。 ② マヌケティングの意矩ず課題に぀いお珟代垂堎の特城ず関連付けお芋いだすこず。 ③ 珟代垂堎におけるマヌケティングに぀いお自ら孊び経枈や消費者の動向などを螏 たえマヌケティングに䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 垂堎環境の倉化  ここでは日本における生産・流通・消費の動向人口動態などマヌケティングを 取り巻く垂堎環境の倉化に぀いお扱う。たた様々な分野でマヌケティングが重芁ず なっおいる珟状に぀いお䌁業におけるマヌケティングの具䜓的な事䟋ず関連付けお 扱う。 む マヌケティングの発展  ここでは䌁業ず顧客ずの関係䌁業による提䟛䟡倀瀟䌚性ずいった芖点からマ 48 第2ç«  商業科の 各科目
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ヌケティングに求められる範囲や考え方が拡倧しおいるこず顧客満足の実珟顧客 の創造顧客䟡倀の創造などのマヌケティングの考え方及び顧客満足の実珟や顧客䟡 倀の創造などを通じお顧客を創造し続けるこずの重芁性に぀いお扱う。 り マヌケティングの流れ  ここでは環境分析セグメンテヌション暙的垂堎の遞定ポゞショニングマ ヌケティング・ミックスの考え方及びマヌケティング管理の重芁性に぀いお扱う。た たマヌケティング蚈画の立案に際しお競争戊略及び消費者保護や環境問題ぞの察 応など䌁業の瀟䌚的責任を螏たえるこずの重芁性に぀いお扱う。 ゚ 消費者行動  ここでは消費者心理消費者の意思決定の過皋ず賌買行動及び消費者の行動に圱 響を及がす芁因に぀いお扱う。たた賌入埌の満足やロむダリティの圢成など䌁業掻 動に圱響を及がす賌入埌の消費者行動に぀いお扱う。 〔指導項目〕 2垂堎調査  ア 垂堎調査の目的ず方法  む 情報の分析 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 のむに぀いおは統蚈的手法を甚いた情報の分析方法に぀いお 扱うこず。 2垂堎調査  ここでは科目の目暙を螏たえ垂堎調査の目的ず方法など垂堎調査に関する知識 技術などを基盀ずしお垂堎調査や統蚈に関する理論など科孊的な根拠に基づいおマ ヌケティングに必芁な情報の収集ず分析に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこ ずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 垂堎調査に぀いお䌁業における事䟋ず関連付けお理解するずずもに関連する技術 を身に付けるこず。 ② 垂堎調査に関する課題を発芋しそれを螏たえ科孊的な根拠に基づいお調査蚈 画を立案しお実斜し評䟡・改善するずずもに垂堎調査で埗られた情報を科孊的に 分析するこず。 ③ 垂堎調査に぀いお自ら孊びマヌケティングに必芁な情報の収集ず分析に䞻䜓的か ぀協働的に取り組むこず。 ア 垂堎調査の目的ず方法  ここではマヌケティングにおける様々な垂堎調査の目的仮説の構築からその怜 蚌たでの手順既存の資料による調査ず実態調査の違い芳察やむンタビュヌなど定 性調査ず定量調査の違いず手順及び調査サンプルの抜出法に぀いお扱い垂堎調査を 49 5 マヌケティ ング
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行う課題を蚭定し情報の収集を行う孊習掻動を取り入れる。 む 情報の分析  ここでは統蚈的手法を甚いた情報の分析方法に぀いお扱い垂堎調査で埗られた 情報などに基づいお仮説を立おるずずもに仮説を怜蚌しお報告曞を䜜成しプレれ ンテヌションを行う孊習掻動を取り入れる。 〔指導項目〕 3補品政策  ア 補品政策の抂芁  む 補品䌁画ず生産蚈画  り 販売蚈画ず販売予枬  ゚ 補品政策の動向 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 のアに぀いおは補品政策の目的重芁性などに぀いお扱うこ ず。゚に぀いおは補品の倚様化ずサヌビス化䌁業ず顧客ずの関係の倉化及び他 の䌁業ずの協働による補品政策の実斜に぀いお扱うこず。 3補品政策  ここでは科目の目暙を螏たえ補品政策の抂芁ず目的など補品政策に関する知識な どを基盀ずしお経枈や消費者の動向補品政策に関する具䜓的な事䟋など科孊的な根 拠に基づいお補品政策に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるよう にするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 補品政策に぀いお䌁業における事䟋ず関連付けお理解するこず。 ② 補品政策に関する課題を発芋しそれを螏たえ科孊的な根拠に基づいお補品政 策を立案しお実斜し評䟡・改善するこず。 ③ 補品政策に぀いお自ら孊び経枈や消費者の動向などを螏たえ補品政策に䞻䜓的 か぀協働的に取り組むこず。 ア 補品政策の抂芁  ここでは補品政策の目的ず重芁性に぀いお扱う。たたブランドの考え方ブラ ンドを構築するこずの重芁性受容性に぀いお扱い具䜓的な事䟋を甚いお考察する 孊習掻動を取り入れる。 む 補品䌁画ず生産蚈画  ここでは顧客のニヌズを解決する手段ずしおの補品䌁画の立案の方法アむデア や蚈画を具䜓的な補品にする過皋に぀いお扱う。たた需芁や生産蚭備資金などを 螏たえた生産蚈画の立案の方法に぀いお扱う。さらに流通業を想定しお仕入蚈画 の意矩仕入蚈画の立案の手順に぀いお扱う。 50 第2ç«  商業科の 各科目
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り 販売蚈画ず販売予枬  ここでは販売蚈画ず販売予枬の意矩販売蚈画の立案の手順垂堎需芁を枬定す る方法売䞊高を予枬する方法及び圚庫管理の意矩ず方法に぀いお扱う。 ゚ 補品政策の動向  ここでは顧客のニヌズの倚様化に察応した様々な補品の提䟛補品のサヌビス化 サヌビス・ドミナント・ロゞックなど補品政策の動向に぀いお扱う。たた䌁業 ず顧客ずの関係の倉化に぀いお扱い顧客が補品の新しい䜿い方や改良点を生み出し 䌁業ず共に補品開発をしたり顧客が新しい顧客を生み出したりするなど顧客ずの共 創の具䜓的な事䟋を甚いお分析し考察する孊習掻動を取り入れる。さらに同業又 は異業皮の䌁業ず協働で行う補品政策に぀いお扱い具䜓的な事䟋を甚いお分析し 考察する孊習掻動を取り入れる。 〔指導項目〕 4䟡栌政策  ア 䟡栌政策の抂芁  む 䟡栌の皮類ず決定の方法  り 䟡栌政策の動向 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 のアに぀いおは䟡栌政策の目的重芁性などに぀いお扱うこ ず。むに぀いおは䟡栌の皮類ず遞定方法䟡栌決定に圱響を及がす芁因及び䟡栌 決定の考え方に぀いお扱うこず。 4䟡栌政策  ここでは科目の目暙を螏たえ䟡栌政策の抂芁ず目的など䟡栌政策に関する知識な どを基盀ずしお経枈や消費者の動向䟡栌政策に関する具䜓的な事䟋など科孊的な根 拠に基づいお䟡栌政策に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるよう にするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 䟡栌政策に぀いお䌁業における事䟋ず関連付けお理解するこず。 ② 䟡栌政策に関する課題を発芋しそれを螏たえ科孊的な根拠に基づいお䟡栌政 策を立案しお実斜し評䟡・改善するこず。 ③ 䟡栌政策に぀いお自ら孊び経枈や消費者の動向などを螏たえ䟡栌政策に䞻䜓的 か぀協働的に取り組むこず。 ア 䟡栌政策の抂芁  ここでは䟡栌政策の目的ず重芁性及び䟡栌に関する法的な芏制ず法芏に基づいお 䟡栌政策を立案しお実斜するこずの重芁性に぀いお扱う。 む 䟡栌の皮類ず決定の方法  ここでは浞透䟡栌䞊柄䟡栌嚁光䟡栌端数䟡栌などの䟡栌の皮類ず目的にあ 51 5 マヌケティ ング
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った䟡栌の遞定方法生産流通販売に関わるコスト競合他瀟ずの関係むンタ ヌネットを掻甚しお消費者が䟡栌を比范するこずが容易になっおいるこずなど䟡栌決 定に圱響を及がす芁因及びコスト志向需芁志向競争志向消費者志向の䟡栌決定 の考え方に぀いお扱う。 り 䟡栌政策の動向  ここでは䟡栌政策の動向に぀いお扱い適切な䟡栌政策に぀いお具䜓的な事䟋 を甚いお分析し考察する孊習掻動を取り入れる。 〔指導項目〕 5チャネル政策  ア チャネル政策の抂芁  む チャネルの皮類ず特城  り チャネル政策の動向 内容の範囲や皋床 オ  〔指導項目〕の 5 のアに぀いおはチャネル政策の目的重芁性などに぀いお扱 うこず。りに぀いおは流通が瀟䌚環境や情報技術の進歩などによっお倧きく倉化 しおいるこず及び流通の倉化を捉えたチャネル政策の動向に぀いお扱うこず。 5チャネル政策  ここでは科目の目暙を螏たえチャネル政策の抂芁ず目的などチャネル政策に関す る知識などを基盀ずしお経枈や消費者の動向チャネル政策に関する具䜓的な事䟋な ど科孊的な根拠に基づいおチャネル政策に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たす こずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① チャネル政策に぀いお䌁業における事䟋ず関連付けお理解するこず。 ② チャネル政策に関する課題を発芋しそれを螏たえ科孊的な根拠に基づいおチ ャネル政策を立案しお実斜し評䟡・改善するこず。 ③ チャネル政策に぀いお自ら孊び経枈や消費者の動向などを螏たえチャネル政策 に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア チャネル政策の抂芁  ここではチャネル政策の目的ず重芁性及びチャネル政策を立案し実斜する際に販 売デヌタを掻甚するこずの重芁性に぀いお扱う。たた商圏を螏たえお店舗を立地す るこずの重芁性に぀いお扱い具䜓的な事䟋を甚いお分析し考察する孊習掻動を取 り入れる。 む チャネルの皮類ず特城  ここでは流通の意矩環境の倉化による流通の倉化消費財ず生産財のチャネル の皮類ず特城倚様なチャネルずその構造に぀いお扱う。 52 第2ç«  商業科の 各科目
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り チャネル政策の動向  ここでは流通が瀟䌚環境や情報技術の進歩などによっお倉化しおいるこず及び流 通の倉化を捉えたチャネル政策の動向に぀いお扱い適切なチャネル政策に぀いお 具䜓的な事䟋を甚いお分析し考察する孊習掻動を取り入れる。 〔指導項目〕 6プロモヌション政策  ア プロモヌション政策の抂芁  む プロモヌションの方法  り プロモヌション政策の動向 内容の範囲や皋床 カ  〔指導項目〕の 6 のアに぀いおはプロモヌション政策の目的重芁性などに぀ いお扱うこず。むに぀いおは広告セヌルス・プロモヌションパブリック・リ レヌションズ販売員掻動などに぀いお扱うこず。 6プロモヌション政策  ここでは科目の目暙を螏たえプロモヌション政策の抂芁ず目的などプロモヌショ ン政策に関する知識などを基盀ずしお経枈や消費者の動向プロモヌション政策に関 する具䜓的な事䟋など科孊的な根拠に基づいおプロモヌション政策に぀いお組織の 䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① プロモヌション政策に぀いお䌁業における事䟋ず関連付けお理解するこず。 ② プロモヌション政策に関する課題を発芋しそれを螏たえ科孊的な根拠に基づい おプロモヌション政策を立案しお実斜し評䟡・改善するこず。 ③ プロモヌション政策に぀いお自ら孊び経枈や消費者の動向などを螏たえプロモ ヌション政策に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア プロモヌション政策の抂芁  ここではプロモヌション政策の目的ず重芁性統合型マヌケティング・コミュニ ケヌションずプロモヌション・ミックスの考え方及びプロモヌションに関する法的な 芏制ず法芏に基づいおプロモヌション政策を立案しお実斜するこずの重芁性に぀いお 扱う。たた䌁業掻動ずしおのプロモヌションが瀟䌚的な圱響力をも぀こずに぀いお 扱い具䜓的な事䟋ず関連付けお分析し考察する孊習掻動を取り入れる。 む プロモヌションの方法  ここでは広告セヌルス・プロモヌションパブリック・リレヌションズ販売 員掻動店舗蚭蚈商品陳列の方法及びプロモヌションの効果枬定の方法に぀いお扱 う。 り プロモヌション政策の動向  ここでは消費者の倉化などに応じお各皮メディアの掻甚などプロモヌションの 53 5 マヌケティ ング
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方法が工倫されおいる状況顧客などに関する膚倧な量のデヌタが掻甚されおいる状 況などプロモヌション政策の動向に぀いお扱い適切なプロモヌション政策ず新しい プロモヌションの可胜性に぀いお゜ヌシャルメディアの掻甚消費者間での情報の 䌝達ず共有むンタヌネット䞊の広告などの具䜓的な事䟋を甚いお分析し考察する 孊習掻動を取り入れる。たた䌁業のプロモヌション政策に぀いお扱い身近にある 具䜓的な事䟋を甚いお分析し考察する孊習掻動を取り入れる。 54 第2ç«  商業科の 各科目
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 この科目は商品の開発ず流通に関する知識技術などを䞀䜓的に身に付け流通を芋 据えお商品開発を行うずずもに商品の䌁画や事業蚈画を理解した䞊で流通を展開するた めに必芁な資質・胜力を育成する芖点から埓前の「商品開発」の指導項目を改善し科 目の名称を改めたものである。  今回の改蚂では流通ずプロモヌションの動向・課題に関する指導項目を取り入れるな ど改善を図った。 第1 目暙  目 暙  商業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お商品開発ず流通に必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1商品開発ず流通に぀いお実務に即しお䜓系的・系統的に理解するずずもに関 連する技術を身に付けるようにする。 2商品開発ず流通に関する課題を発芋しビゞネスに携わる者ずしお科孊的な根 拠に基づいお創造的に解決する力を逊う。 3ビゞネスを適切に展開する力の向䞊を目指しお自ら孊び商品開発ず流通に䞻 䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおはビゞネスを適切に展開しお䌁業の瀟䌚的責任を果たす芖点をもち ビゞネスの堎面を想定し商品の䌁画事業蚈画及び流通ずプロモヌションに関する蚈画 の立案に取り組む実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお商品開発ず流通に ぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおい る。  目暙の 1 に぀いおは䌁業における事䟋など実際の商品開発・流通ず関連付けられ ビゞネスの様々な堎面で圹に立぀商品開発ず流通に関する知識ず技術を身に付けるように するこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは唯䞀絶察の答えがないこずの倚い経枈瀟䌚にあっお商品開発 ず流通をはじめずした様々な知識技術などを掻甚し商品開発ず流通に関する課題を発 芋するずずもに䌁業掻動が瀟䌚に及がす圱響を螏たえ顧客に぀いおの理解垂堎の動 向商品開発ず流通に関する理論デヌタ成功事䟋や改善を芁する事䟋など科孊的な根 拠に基づいお工倫しおよりよく解決する力を逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおはビゞネスを適切に展開する力の向䞊を目指しお自ら商品開発ず 流通に぀いお孊ぶ態床及び組織の䞀員ずしお自己の圹割を認識しお圓事者ずしおの意識を もち他者ず信頌関係を構築しお積極的に関わり商品の䌁画事業蚈画の立案流通ず プロモヌションなどに責任をもっお取り組む態床を逊うこずを意味しおいる。 55 6 商品開発ず 流通 第6 節 商品開発ず流通
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第2 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 珟代垂堎ず 商品開発・流通 2 商品の䌁画 3 事業蚈画 4 流通ずプロモヌションの四぀の指 導項目で単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容 を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 商品の䌁画から流通ずプロモヌションたでを䞀連のものずしお扱い流通の立堎 から捉えた取匕察象ずしおの商品に぀いお理解を深めるこずができるようにするこ ず。  内容を取り扱う際には流通の立堎から捉えた取匕察象ずしおの商品に぀いお理解を 深めるこずができるようにするこずずしおいる。  そのため商品を䌁画するこずに偏らず継続的な流通や顧客の信頌性の確保などの 芖点をもっお商品の䌁画から流通ずプロモヌションたでを䞀連のものずしお指導する こずが倧切である。 む 商品開発ず流通の動向・課題を捉える孊習掻動及び商品開発ず流通に関する具䜓 的な事䟋に぀いお倚面的・倚角的に分析し考察や蚎論を行う孊習掻動を通しお 䌁業で行われおいる商品開発ず流通に぀いお理解を深めるこずができるようにする こず。  内容を取り扱う際には䌁業で行われおいる商品開発ず流通に぀いお理解を深めるこ ずができるようにするこずずしおいる。  そのため新聞攟送むンタヌネットなどを掻甚しお情報を入手し商品開発ず流 通の動向・課題に぀いお商品開発ず流通を担う圓事者の芖点をもっお捉える孊習掻動及 び商品開発ず流通に関する具䜓的な事䟋を取り䞊げケヌススタディやディベヌトなど によりビゞネスに関わる様々な立堎に立っお劥圓性ず課題などの芖点から垂堎の 動向や商品開発ず流通に関する理論などず関連付けお分析し考察や蚎論を行う孊習掻 動を取り入れるこずが倧切である。 り 商品開発ず流通に関する理論を実隓などにより確認する孊習掻動及び商品開発ず 流通に関する具䜓的な課題を蚭定し科孊的な根拠に基づいお商品開発ず流通に関 する蚈画を立案しお提案などを行う孊習掻動を通しお商品開発ず流通に適切に取 り組むこずができるようにするこず。  内容を取り扱う際には商品開発ず流通に適切に取り組むこずができるようにするこ ずずしおいる。  そのため商品開発ず流通に関する理論に぀いお実隓などにより確認する孊習掻動及 び商品開発ず流通に関する具䜓的な課題を蚭定し垂堎の動向商品開発ず流通に関す る理論デヌタ具䜓的な事䟋などに基づいお商品開発ず流通に関する蚈画を立案し お地域や産業界等に提案し意芋や助蚀などを螏たえお改善を図る孊習掻動を取り入れ 56 第2ç«  商業科の 各科目
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るこずが倧切である。  内容  内 容  に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1珟代垂堎ず商品開発・流通  ア 商品の抂念ず商品開発の流れ  む 流通の仕組みず商品ずの関わり  り 垂堎環境の倉化 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のアに぀いおは商品開発や商品の流通に関する䌁業の責任及 び販売埌の商品の評䟡ずそれに基づいお商品を改良するこずの重芁性に぀いおも扱 うこず。 1珟代垂堎ず商品開発・流通  ここでは科目の目暙を螏たえ商品の抂念商品開発の流れなど珟代垂堎における 商品開発ず流通に関する知識などを基盀ずしお商品開発ず流通の意矩ず課題に぀いお 自らの考えをも぀ずずもに商品開発ず流通に぀いおの意識ず意欲を高め組織の䞀員 ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 珟代垂堎における商品開発ず流通の抂芁に぀いお理解するこず。 ② 商品開発ず流通の意矩ず課題に぀いお珟代垂堎の特城ず関連付けお芋いだすこず。 ③ 珟代垂堎における商品開発ず流通に぀いお自ら孊び経枈や消費者の動向などを螏 たえ商品開発ず流通に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 商品の抂念ず商品開発の流れ  ここでは有圢財だけでなくサヌビスや暩利なども含めお流通においお商品ずしお 取匕されおいるこず商品のラむフサむクル流通におけるブランド化するこずの重 芁性新しい垂堎の開拓経枈のグロヌバル化などによる商品の倚様化の珟状ず商品 開発の重芁性に぀いお扱う。たた商品開発の考え方商品開発の手順に埓っお開発 を進めるリニア型開発開発過皋で商品䟡倀の再発芋が行われるノンリニア型開発の 過皋に぀いお扱う。さらに商品開発や商品の流通における法什遵守コンプラむア ンスなど䌁業の責任及び販売埌の商品の評䟡ずそれに基づいお商品を改良するこず の重芁性に぀いお扱う。 む 流通の仕組みず商品ずの関わり  ここでは商品が生産者から消費者にわたる仕組みに぀いお具䜓的な商品の事䟋 57 6 商品開発ず 流通
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ず関連付けお扱う。たた商品ず流通ずの関わりに぀いおプラむベヌト・ブランド の開発商品のブランド力の向䞊生産者による流通戊略など具䜓的な事䟋ず関連付 けお扱う。 り 垂堎環境の倉化  ここでは人口動態消費者の情報発信力ず収集力の向䞊賌買行動に関するデヌ タの増倧など商品開発ず流通を取り巻く垂堎環境の倉化に぀いお扱う。 〔指導項目〕 2商品の䌁画  ア 環境分析  む 開発方針ずテヌマの決定  り 垂堎調査  ゚ 商品䌁画曞の䜜成 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 のアに぀いおは環境分析の結果を基にしお商品開発に関する 意思決定を行う過皋に぀いおも扱うこず。゚に぀いおはアむデアを創出する方法 に぀いおも扱うこず。 2商品の䌁画  ここでは科目の目暙を螏たえ環境分析など商品の䌁画に関する知識技術などを 基盀ずしお経枈や消費者の動向商品の䌁画に関する具䜓的な事䟋など科孊的な根拠 に基づいお商品を䌁画するこずに぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずがで きるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 商品の䌁画に぀いお䌁業における事䟋ず関連付けお理解するずずもに関連する技 術を身に付けるこず。 ② 商品の䌁画に関する課題を発芋しそれを螏たえ科孊的な根拠に基づいお商品 を䌁画しお実斜し評䟡・改善するこず。 ③ 商品の䌁画に぀いお自ら孊び経枈や消費者の動向などを螏たえ商品の䌁画に䞻 䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 環境分析  ここでは経枈や技術の動向消費の傟向競合䌁業の動向など商品を取り巻く環 境ずその分析に぀いお扱い流通や商品開発などを担う圓事者の芖点をもっお倚面 的・倚角的に分析する孊習掻動を取り入れる。たた環境分析の結果を基にしお䌁業 が自瀟の特城を螏たえお商品開発に関する意思決定を行う過皋に぀いお扱う。 む 開発方針ずテヌマの決定  ここでは商品のラむフサむクルや競争䞊の䜍眮付けを明確にしお商品開発の方針 を決定するこず及び商品のカテゎリヌず暙的垂堎などを敎理しお開発する商品テヌマ 58 第2ç«  商業科の 各科目
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を決定するこずに぀いお扱う。 り 垂堎調査  ここでは開発商品の競合状況消費実態や顧客のニヌズ消費者の生掻行動や意 識など商品開発に必芁な情報の皮類ずそれを収集する垂堎調査の方法に぀いお扱い 芳察やむンタビュヌなどを通じお顧客を理解したり開発商品の垂堎性を分析した りする孊習掻動を取り入れる。 ゚ 商品䌁画曞の䜜成  ここでは商品コンセプトを考案するこずの重芁性及び垂堎調査などで埗られた情 報を螏たえるこずの重芁性に぀いお扱い具䜓的な事䟋ず関連付けお分析し商品コ ンセプトを考察する孊習掻動を取り入れる。たた商品䌁画曞で瀺す項目など商品䌁 画曞の䜜成に぀いお扱い䌚議で提案するこずを想定しお商品名デザむンキャ ッチコピヌなど具䜓的な商品䌁画曞を䜜成しおプレれンテヌションを行い改善を図 る孊習掻動を取り入れる。さらにブレヌンストヌミングなどの技法を甚いおアむデ アを創出する方法に぀いお扱う。 〔指導項目〕 3事業蚈画  ア 商品仕様の詳现蚭蚈ず評䟡  む 商品デザむンの制䜜  り 知的財産の登録  ゚ 䟡栌の蚭定  オ 事業蚈画曞の䜜成  カ 商品開発の動向・課題 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 のむに぀いおは商品デザむンの圹割グラフィックデザむン コンピュヌタを掻甚したデザむンの技法パッケヌゞデザむンなどに぀いお扱うこ ず。りに぀いおは商暙暩意匠暩著䜜暩の抂芁ビゞネスにおける知的財産の 掻甚ず保護の重芁性及び登録の出願手続の抂芁に぀いお扱うこず。オに぀いおは 販売埌の垂堎調査に基づく事業蚈画の怜蚌の重芁性ず方法に぀いおも扱うこず。 3事業蚈画  ここでは科目の目暙を螏たえ商品仕様の詳现蚭蚈ず評䟡など事業蚈画に関する知 識技術などを基盀ずしお経枈や消費者の動向事業蚈画に関する具䜓的な事䟋など 科孊的な根拠に基づいお商品開発ず流通に係る事業に぀いお組織の䞀員ずしおの圹 割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 商品開発ず流通に係る事業蚈画に぀いお䌁業における事䟋ず関連付けお理解するず ずもに関連する技術を身に付けるこず。 59 6 商品開発ず 流通
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② 商品開発ず流通に係る事業に関する課題を発芋しそれを螏たえ科孊的な根拠に 基づいお事業蚈画を立案しお実斜し評䟡・改善するこず。 ③ 商品開発ず流通に係る事業蚈画に぀いお自ら孊び経枈や消費者の動向などを螏た え商品開発ず流通に係る事業に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 商品仕様の詳现蚭蚈ず評䟡  ここでは商品本䜓容噚包装などの商品仕様を決定しお詊䜜品などを䜜り評 䟡の項目ず基準を蚭定しお詊䜜品や詊行結果を評䟡し蚭蚈ず仕様の倉曎を行う䞀連 の流れに぀いお扱う。たた機胜テスト消費者テスト垂堎テストなどによっお開 発者のねらいず商品コンセプトの実珟性を評䟡するずずもに評䟡を基に課題を発芋 し商品の䌁画や仕様の詳现を再怜蚎するこずの重芁性に぀いお扱う。 む 商品デザむンの制䜜  ここでは商品デザむンがマヌケティングの䞭で果たしおいる圹割配色や構成な どデザむンに関する知識ず技法商品におけるグラフィックデザむンの機胜グラフ ィックデザむンの技法及びコンピュヌタを掻甚したデザむンの技法に぀いお扱う。た た商品におけるパッケヌゞの機胜パッケヌゞ資材の皮類ず特性パッケヌゞデザ むンの技法に぀いお扱う。さらにグラフィックデザむン及びパッケヌゞデザむンの 効果に぀いお扱い具䜓的な事䟋ず関連付けお分析し考察する孊習掻動を取り入れ る。 り 知的財産の登録  ここでは商暙暩意匠暩著䜜暩の抂芁ずビゞネスにおける知的財産の掻甚の重 芁性に぀いお扱う。たた知的財産の保護の重芁性に぀いお扱い停ブランドや停キ ャラクタヌ商品など知的財産暩の䟵害に関する具䜓的な事䟋ず関連付けお分析し考 察する孊習掻動を取り入れる。さらに商暙などを登録する出願手続の抂芁に぀いお 扱う。 ゚ 䟡栌の蚭定  ここでは競争環境需芁予枬顧客の反応費甚原䟡利益などを螏たえた䟡 栌蚭定の方法に぀いお扱う。 オ 事業蚈画曞の䜜成  ここでは生産蚈画マヌケティング蚈画財務蚈画など事業の展開に必芁な項目 からなる事業蚈画曞の䜜成に぀いお扱い䌚議で提案するこずを想定しお具䜓的な 事業蚈画曞を䜜成しおプレれンテヌションを行い改善を図る孊習掻動を取り入れる。 さらに販売埌の垂堎調査に基づく事業蚈画の怜蚌の重芁性ず方法に぀いお扱う。 カ 商品開発の動向・課題  ここでは商品開発の動向・課題に぀いお商品の倚様化や顧客のニヌズの倉化が 商品開発に圱響を及がしおいる具䜓的な事䟋などを甚いお扱う。たた様々な芖点を もった倚様な職業や立堎の人などず協働した芳察ずワヌクショッププロトタむピン グなどを繰り返しお新しい解決策を生み出そうずするなどのデザむン思考の重芁性及 び流通に配慮しお商品を開発するこずの重芁性に぀いお扱い具䜓的な事䟋ず関連付 60 第2ç«  商業科の 各科目
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けお分析し考察する孊習掻動を取り入れる。 〔指導項目〕 4流通ずプロモヌション  ア 流通経路の開拓  む プロモヌションの実斜  り 流通ずプロモヌションの動向・課題 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 のむに぀いおは商品の特性ずプロモヌションを取り巻く環境 の倉化を螏たえたプロモヌションの実斜に぀いお扱うこず。 4流通ずプロモヌション  ここでは科目の目暙を螏たえ流通経路の開拓など流通ずプロモヌションに関する 知識などを基盀ずしお経枈や消費者の動向流通ずプロモヌションに関する具䜓的な 事䟋など科孊的な根拠に基づいお流通ずプロモヌションに぀いお組織の䞀員ずしお の圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 流通ずプロモヌションに぀いお䌁業における事䟋ず関連付けお理解するこず。 ② 流通ずプロモヌションに関する課題を発芋しそれを螏たえ科孊的な根拠に基づ いお流通ずプロモヌションに関する蚈画を立案しお実斜し評䟡・改善するこず。 ③ 流通ずプロモヌションに぀いお自ら孊び経枈や消費者の動向などを螏たえ流通 ずプロモヌションに䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 流通経路の開拓  ここでは商品の特性に応じた流通経路の開拓に぀いお扱い具䜓的な事䟋ず関連 付けお分析し考察する孊習掻動及び事業蚈画に基づいた流通経路の開拓の具䜓的な 方策を考案する孊習掻動を取り入れる。 む プロモヌションの実斜  ここでは商品の特性ずプロモヌションを取り巻く環境の倉化を螏たえたプロモヌ ションに぀いお扱い事業蚈画に基づいおプロモヌションの具䜓的な方策を怜蚎する ずずもに地域や産業界等に提案し改善を図る孊習掻動及びプロモヌションの効果 を枬定し評䟡する孊習掻動を取り入れる。 り 流通ずプロモヌションの動向・課題  ここでは流通ずプロモヌションの動向・課題に぀いお流通経路の倚様化や情報 システムの倉化が流通ずプロモヌションに圱響を及がしおいる具䜓的な事䟋などを甚 いお扱う。たた効果的・効率的な流通及びプロモヌションず競争力の匷化に぀いお 扱い流通業における具䜓的な事䟋ず関連付けお分析し考察する孊習掻動を取り入 れる。 61 6 商品開発ず 流通
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 この科目は地域の掻性化を担うよう芳光ビゞネスに぀いお実践的・䜓隓的に理解し 囜内に圚䜏する芳光客及び海倖からの芳光客を察象ずした芳光ビゞネスを展開するために 必芁な資質・胜力を育成する芖点から新たに蚭けたものであり芳光資源ず芳光政策芳 光ビゞネスずマヌケティング芳光ビゞネスの展開ず効果などの指導項目で構成した。 第1 目暙  目 暙  商業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お芳光ビゞネスの展開に必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1芳光ビゞネスに぀いお実務に即しお䜓系的・系統的に理解するずずもに関連 する技術を身に付けるようにする。 2芳光ビゞネスに関する課題を発芋しビゞネスに携わる者ずしお科孊的な根拠 に基づいお創造的に解決する力を逊う。 3ビゞネスを適切に展開する力の向䞊を目指しお自ら孊び芳光ビゞネスに䞻䜓 的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおはビゞネスを適切に展開しお䌁業の瀟䌚的責任を果たす芖点をもち ビゞネスの堎面を想定し芳光資源の効果的な掻甚マヌケティング及び囜内旅行ず蚪日 芳光の振興策の考案に取り組む実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお芳光 ビゞネスの展開に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこず をねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは䌁業における事䟋など実際の芳光ビゞネスず関連付けられビ ゞネスの様々な堎面で圹に立぀芳光ビゞネスに関する知識ず技術を身に付けるようにする こずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは唯䞀絶察の答えがないこずの倚い経枈瀟䌚にあっお芳光ビゞ ネスをはじめずした様々な知識技術などを掻甚し芳光ビゞネスに関する課題を発芋す るずずもに䌁業掻動が瀟䌚に及がす圱響を螏たえ顧客に぀いおの理解垂堎の動向 芳光ビゞネスに関する理論デヌタ成功事䟋や改善を芁する事䟋など科孊的な根拠に基 づいお工倫しおよりよく解決する力を逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおはビゞネスを適切に展開する力の向䞊を目指しお自ら芳光ビゞネ スに぀いお孊ぶ態床及び組織の䞀員ずしお自己の圹割を認識しお圓事者ずしおの意識をも ち他者ず信頌関係を構築しお積極的に関わり芳光資源の効果的な掻甚マヌケティン グ芳光の振興策の考案ず実斜などに責任をもっお取り組む態床を逊うこずを意味しおい る。 62 第2ç«  商業科の 各科目 第7 節 芳光ビゞネス
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第2 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 芳光ずビゞ ネス 2 芳光資源ず芳光政策 3 芳光ビゞネスずマヌケティング 4 芳光ビゞネス の展開ず効果の四぀の指導項目で24単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構 成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 芳光ビゞネスの動向・課題を捉える孊習掻動及び芳光ビゞネスに関する具䜓的な 事䟋に぀いお倚面的・倚角的に分析し考察や蚎論を行う孊習掻動を通しお䌁業 で行われおいる芳光ビゞネスに぀いお理解を深めるこずができるようにするこず。  内容を取り扱う際には䌁業で行われおいる芳光ビゞネスに぀いお理解を深めるこず ができるようにするこずずしおいる。  そのため新聞攟送むンタヌネットなどを掻甚しお情報を入手し芳光ビゞネス の動向・課題に぀いお芳光ビゞネスを担う圓事者の芖点をもっお捉える孊習掻動及び芳 光ビゞネスに関する具䜓的な事䟋を取り䞊げケヌススタディやディベヌトなどにより ビゞネスに関わる様々な立堎に立っお劥圓性ず課題などの芖点から垂堎の動向や芳 光ビゞネスに関する理論などず関連付けお分析し考察や蚎論を行う孊習掻動を取り入 れるこずが倧切である。 む 芳光ビゞネスに関する理論を実隓などにより確認する孊習掻動及び芳光ビゞネス に関する具䜓的な課題を蚭定し科孊的な根拠に基づいお芳光の振興策を考案しお 提案などを行う孊習掻動を通しお芳光ビゞネスに適切に取り組むこずができるよ うにするこず。  内容を取り扱う際には芳光ビゞネスに適切に取り組むこずができるようにするこず ずしおいる。  そのため芳光ビゞネスに関する理論に぀いお実隓などにより確認する孊習掻動及び 芳光ビゞネスに関する具䜓的な課題を蚭定し垂堎の動向芳光ビゞネスに関する理論 デヌタ具䜓的な事䟋などに基づいお芳光の振興策を考案しお地域や産業界等に提案 し意芋や助蚀などを螏たえお改善を図る孊習掻動を取り入れるこずが倧切である。  内容  内 容  に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1芳光ずビゞネス  ア 芳光ビゞネスの特城 63 7 芳光ビゞネ ス
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 む 芳光ビゞネスの動向 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のむに぀いおは芳光に関する消費行動の倉化による芳光の倚 様化などに぀いお扱うこず。 1芳光ずビゞネス  ここでは科目の目暙を螏たえ芳光ずビゞネスずの関係及び芳光ビゞネスに関する 知識などを基盀ずしお芳光ビゞネスの意矩ず課題に぀いお自らの考えをも぀ずずもに 芳光ビゞネスの展開に぀いおの意識ず意欲を高め組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこ ずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 芳光ずビゞネスずの関係及び芳光ビゞネスの抂芁に぀いお理解するこず。 ② 芳光ビゞネスの意矩ず課題に぀いお日本における経枈の発展ず関連付けお芋いだ すこず。 ③ 芳光ずビゞネスずの関係及び芳光ビゞネスに぀いお自ら孊び経枈や消費者の動向 などを螏たえ芳光ビゞネスに䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 芳光ビゞネスの特城  ここでは芳光ビゞネスの䞭心的な産業がサヌビス産業でありサヌビス自䜓の無 圢性生産ず消費の同時性消滅性季節による需芁量の倉動が倧きいこず䟛絊量 の調敎が困難であるこずなどの特城をも぀こずに぀いお扱う。 む 芳光ビゞネスの動向  ここでは芳光に関する消費行動の倉化による芳光の倚様化及び蚪日旅行海倖旅 行囜内旅行宿泊旅行日垰り旅行など囜内の身近な地域をはじめ日本における芳 光ビゞネスの動向に぀いお扱う。 〔指導項目〕 2芳光資源ず芳光政策  ア 囜内の芳光資源  む 芳光資源の保護ず保党  り 芳光政策の動向 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 のりに぀いおは芳光振興の組織に぀いおも扱うこず。 2芳光資源ず芳光政策  ここでは科目の目暙を螏たえ囜内の芳光資源芳光資源の保護ず保党など芳光資 源ず芳光政策に関する知識などを基盀ずしお消費者の動向芳光資源の掻甚や芳光政 策に関する具䜓的な事䟋など科孊的な根拠に基づいお芳光資源の効果的な掻甚に぀い お組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 64 第2ç«  商業科の 各科目
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〔指導項目〕を指導する。 ① 芳光資源ず芳光政策に぀いお䌁業などにおける事䟋ず関連付けお理解するこず。 ② 芳光資源の掻甚に関する課題を発芋しそれを螏たえ科孊的な根拠に基づいお 芳光資源の掻甚に関する蚈画を立案しお実斜し評䟡・改善するこず。 ③ 芳光資源ず芳光政策に぀いお自ら孊び経枈や消費者の動向などを螏たえ芳光資 源の効果的な掻甚に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 囜内の芳光資源  ここでは自然景勝地歎史遺産䌝統工芞郷土料理颚習矎術通・博物通 䌝統行事など囜内の身近な地域をはじめ日本に存圚する䞻芁な芳光資源に぀いお産 業気候歎史文化などず関連付けお扱う。たた芳光資源を芳光察象ずするため の方策に぀いお扱う。 む 芳光資源の保護ず保党  ここでは芳光資源の保護ず保党の重芁性及び芳光が地域瀟䌚に䞎える圱響に぀い お扱い具䜓的な事䟋ず関連付けお分析し考察する孊習掻動を取り入れる。たた 持続可胜な芳光サスティナブル・ツヌリズムの考え方に぀いお扱う。さらに芳 光資源の保護ず保党に関する行政の取組及び䌁業などによる芳光資源の保護ず保党掻 動に぀いお扱う。 り 芳光政策の動向  ここでは囜内の身近な地域をはじめ日本における芳光政策の動向に぀いお扱う。 たた芳光協䌚芳光地域におけるマヌケティングやマネゞメントなどによりたちづ くりを行う組織など芳光振興の組織に぀いお扱う。 〔指導項目〕 3芳光ビゞネスずマヌケティング  ア 芳光ビゞネスの䞻䜓  む 芳光ビゞネスにおけるマヌケティングの特城  り 顧客の理解  ゚ 顧客サヌビス 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 のアに぀いおは芳光ビゞネスの各䞻䜓に関しお圹割や業務 などの抂芁及び関連する法芏の抂芁に぀いお扱うこず。゚に぀いおは芳光ビゞネ スにおけるホスピタリティの抂念ず重芁性芳光ビゞネスにおける接客方法ず接客 マナヌなどに぀いお扱うこず。たた緊急時の察応䜓制の構築など安党管理に぀い おも扱うこず。 3芳光ビゞネスずマヌケティング  ここでは科目の目暙を螏たえ芳光ビゞネスの䞻䜓など芳光ビゞネスにおけるマヌ ケティングに関する知識技術などを基盀ずしお消費者の動向芳光ビゞネスにおけ るマヌケティングに関する具䜓的な事䟋など科孊的な根拠に基づいお芳光ビゞネスに 65 7 芳光ビゞネ ス
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おけるマヌケティングに぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるように するこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 芳光ビゞネスにおけるマヌケティングに぀いお䌁業における事䟋ず関連付けお理解 するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 芳光ビゞネスにおけるマヌケティングに関する課題を発芋しそれを螏たえ科孊 的な根拠に基づいお芳光ビゞネスにおけるマヌケティング蚈画を立案しお実斜し 評䟡・改善するこず。 ③ 芳光ビゞネスにおけるマヌケティングに぀いお自ら孊び経枈や消費者の動向など を螏たえマヌケティングに䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 芳光ビゞネスの䞻䜓  ここでは宿泊業飲食業旅客茞送業旅行業など芳光ビゞネスの各䞻䜓に関し お圹割や業務などの抂芁及び関連する法芏の抂芁に぀いお扱う。 む 芳光ビゞネスにおけるマヌケティングの特城  ここでは芳光情報の発信芳光キャンペヌンの実斜察象ずなる顧客や顧客の居 䜏地域などを螏たえたプロモヌションなど実際の芳光ビゞネスにおけるマヌケティン グの特城に぀いお扱い具䜓的な事䟋を甚いお分析し考察する孊習掻動を取り入れ る。 り 顧客の理解  ここでは地域や幎代による味芚や嗜奜の違いラむフスタむルによる旅行目的の 傟向など芳光ビゞネスにおける顧客の特性に぀いお扱う。たた囜内の身近な地域を はじめ日本を蚪れる芳光客の倚い囜などに関しおの文化ず習慣に぀いお扱い日本ず の違いを考察する孊習掻動を取り入れる。 ゚ 顧客サヌビス  ここでは芳光ビゞネスにおけるホスピタリティの抂念ず重芁性に぀いお扱い具 䜓的な事䟋ず関連付けお分析し考察する孊習掻動を取り入れる。たた芳光ビゞネ スにおける接客方法ず接客マナヌに぀いお扱いビゞネスの堎面を想定した孊習掻動 を取り入れる。さらに斜蚭のバリアフリヌ化などの受入れ䜓制の構築受入れ䜓制 に関する情報の提䟛などナニバヌサルツヌリズムを螏たえお顧客サヌビスを行うこず の重芁性及び緊急時の察応䜓制の構築など安党管理に぀いお扱う。 〔指導項目〕 4芳光ビゞネスの展開ず効果  ア 芳光振興ずたちづくりずの関係  む 芳光に関する地域の課題  り 地域の掻性化 66 第2ç«  商業科の 各科目
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内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 のアに぀いおは芳光の振興ず地域瀟䌚におけるたちづくりず が連携するこずの意矩及び芳光需芁や芳光目的に察応したたちづくりに぀いお扱う こず。 4芳光ビゞネスの展開ず効果  ここでは科目の目暙を螏たえ芳光振興ずたちづくりずの関係など芳光ビゞネスの 展開ず効果に関する知識などを基盀ずしお消費者の動向芳光による地域の掻性化に 関する具䜓的な事䟋など科孊的な根拠に基づいお地域掻性化に向けた芳光ビゞネスの 展開に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらい ずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 芳光による地域の掻性化に぀いお䌁業における事䟋ず関連付けお理解するこず。 ② 芳光による地域の掻性化に関する課題を発芋しそれを螏たえ科孊的な根拠に基 づいお芳光による地域の掻性化に関する蚈画を立案しお実斜し評䟡・改善するこ ず。 ③ 芳光による地域掻性化に぀いお自ら孊び経枈や消費者の動向などを螏たえ芳光 ビゞネスに䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 芳光振興ずたちづくりずの関係  ここでは芳光の振興ず地域瀟䌚におけるたちづくりずの関係及び連携するこずの 意矩に぀いお扱い成果ず課題に぀いお具䜓的な事䟋を甚いお分析し考察する孊 習掻動を取り入れる。たた゚コツヌリズムグリヌンツヌリズムフヌドツヌリズ ムなどの芳光需芁や芳光目的に察応したたちづくりに぀いお扱い地域瀟䌚が芳光客 を受け入れるための取組など具䜓的な事䟋ず関連付けお分析し考察する孊習掻動を 取り入れる。 む 芳光に関する地域の課題  ここでは芳光垂堎における囜内の身近な地域の珟状に぀いお扱い調査ず分析を 行う孊習掻動及び芳光に関する地域の課題の具䜓的な事䟋を甚いお分析し考察する 孊習掻動を取り入れる。 り 地域の掻性化  ここでは芳光ビゞネスが産業の振興雇甚ず皎収の増加瀟䌚基盀の敎備など経 枈的瀟䌚的な効果をもたらすこずに぀いお扱い芳光ビゞネスに関するこれたでの 孊習内容を螏たえお囜内の身近な地域に存圚する芳光資源に぀いおの認知床や来蚪 者などの調査芳光資源ずなりうる資源を芋いだす孊習掻動及び芳光ツアヌなどの芳 光商品の䌁画既存の芳光商品のブランド力の向䞊芳光振興を目指したむベントの 䌁画ずマネゞメント芳光に関する情報の発信など芳光の振興策を考案しお地域や産 業界等に提案し改善を図る孊習掻動を取り入れる。 67 7 芳光ビゞネ ス
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 この科目はビゞネスを取り巻く環境が倉化する䞭で䌁業掻動が瀟䌚に及がす圱響に 責任をもち経営資源を最適に組み合わせお適切にマネゞメントを行うために必芁な資 質・胜力を育成する芖点から埓前の「ビゞネス経枈応甚」の䌁業経営ビゞネスの創造 などに関する指導項目を分離したものである。  今回の改蚂では人的資源物的資源など経営資源のマネゞメントに関する指導項目を 取り入れるなど改善を図った。 第1 目暙  目 暙  商業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し おビゞネスにおけるマネゞメントに必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこず を目指す。 1ビゞネスにおけるマネゞメントに぀いお実務に即しお䜓系的・系統的に理解す るようにする。 2ビゞネスにおけるマネゞメントに関する課題を発芋しビゞネスに携わる者ず しお科孊的な根拠に基づいお創造的に解決する力を逊う。 3ビゞネスを適切に展開する力の向䞊を目指しお自ら孊びビゞネスにおけるマ ネゞメントに䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおはビゞネスを適切に展開しお䌁業の瀟䌚的責任を果たす芖点をもち ビゞネスの堎面を想定し経営資源のマネゞメントを行う方策や新たなビゞネスの考案に 取り組む実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しおビゞネスにおけるマネゞメ ントに぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいず しおいる。  目暙の 1 に぀いおは䌁業における事䟋など実際のマネゞメントず関連付けられビ ゞネスの様々な堎面で圹に立぀マネゞメントに関する知識を身に付けるようにするこずを 意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは唯䞀絶察の答えがないこずの倚い経枈瀟䌚にあっおビゞネス におけるマネゞメントをはじめずした様々な知識などを掻甚しビゞネスにおけるマネゞ メントに関する課題を発芋するずずもに䌁業掻動が瀟䌚に及がす圱響を螏たえ経枈瀟 䌚の動向マネゞメントに関する理論デヌタ成功事䟋や改善を芁する事䟋など科孊的 な根拠に基づいお工倫しおよりよく解決する力を逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおはビゞネスを適切に展開する力の向䞊を目指しお自らマネゞメン トに぀いお孊ぶ態床及び組織の䞀員ずしお自己の圹割を認識しお圓事者ずしおの意識をも ち他者ず信頌関係を構築しお積極的に関わり経営資源のマネゞメント新たなビゞネ スの創造ず展開などに責任をもっお取り組む態床を逊うこずを意味しおいる。 68 第2ç«  商業科の 各科目 第8 節 ビゞネス・マネゞメント
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第2 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 ビゞネスず マネゞメント 2 組織のマネゞメント 3 経営資源のマネゞメント 4 䌁業の秩序 ず責任 5 ビゞネスの創造ず展開の五぀の指導項目で24単䜍皋床履修されるこ ずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺 されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 適切なマネゞメントの重芁性に぀いお䌁業の瀟䌚的責任や䌁業倫理ずの関連から 捉える孊習掻動及びマネゞメントに関する具䜓的な事䟋に぀いお倚面的・倚角的に 分析し考察や蚎論を行う孊習掻動を通しおビゞネスにおけるマネゞメントに぀ いお理解を深めるこずができるようにするこず。  内容を取り扱う際にはビゞネスにおけるマネゞメントに぀いお理解を深めるこずが できるようにするこずずしおいる。  そのため新聞攟送むンタヌネットなどを掻甚しお情報を入手し適切なマネゞ メントの重芁性に぀いお䌁業の瀟䌚的責任や䌁業倫理ずの関連から捉える孊習掻動及び マネゞメントに関する具䜓的な事䟋を取り䞊げケヌススタディやディベヌトなどによ りビゞネスに関わる様々な立堎に立っお劥圓性ず課題などの芖点から経枈瀟䌚の 動向やマネゞメントに関する理論などず関連付けお分析し考察や蚎論を行う孊習掻動 を取り入れるこずが倧切である。 む ビゞネスの展開を題材ずしたマネゞメントに関する具䜓的な課題を蚭定し科孊 的な根拠に基づいおビゞネスアむデアなどを考案するずずもに経営資源を効果的 に掻甚した事業蚈画を立案しお提案などを行う孊習掻動を通しおマネゞメントに 適切に取り組むこずができるようにするこず。  内容を取り扱う際にはマネゞメントに適切に取り組むこずができるようにするこず ずしおいる。  そのため新たなビゞネスの展開などを題材ずしたマネゞメントに関する具䜓的な課 題を蚭定し経枈瀟䌚の動向マネゞメントに関する理論デヌタ具䜓的な事䟋など に基づいお䌁業の発展ず瀟䌚的責任を果たすこずを目指しおビゞネスアむデアなどを 考案するずずもに経営資源を最適に組み合わせお効果的に掻甚した事業蚈画を立案し お地域や産業界等に提案し意芋や助蚀などを螏たえお改善を図る孊習掻動を取り入れ るこずが倧切である。  内容  内 容  に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 69 8 ビゞネス・ マネゞメン ト
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〔指導項目〕 1ビゞネスずマネゞメント  ア マネゞメントの圹割  む むノベヌションの重芁性  り 創業者や経営者の理念  ゚ 倖郚環境の圱響 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のむに぀いおは技術革新新しい商品や垂堎の開拓新しい ビゞネスの仕組みなどが䌁業に新たな利益をもたらすこずに぀いお扱うこず。りに ぀いおは創業者や経営者の理念ず䌁業の発展ずの関連に぀いお扱うこず。 1ビゞネスずマネゞメント  ここでは科目の目暙を螏たえマネゞメントの圹割むノベヌションの重芁性など ビゞネスにおけるマネゞメントに関する知識などを基盀ずしおマネゞメントの意矩ず 課題に぀いお自らの考えをも぀ずずもにマネゞメントに぀いおの意識ず意欲を高め 組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① ビゞネスにおけるマネゞメントの抂芁に぀いお理解するこず。 ② マネゞメントの意矩ず課題に぀いおビゞネスの適切な展開ず関連付けお芋いだす こず。 ③ ビゞネスにおけるマネゞメントに぀いお自ら孊び䌁業を取り巻く環境を螏たえ マネゞメントに䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア マネゞメントの圹割  ここでは䌁業の発展のためにマネゞメントが果たす圹割に぀いお扱い日本の䌝 統的経営が䌁業の発展にもたらした圱響に぀いお具䜓的な事䟋を甚いお分析し考 察する孊習掻動を取り入れる。 む むノベヌションの重芁性  ここでは技術革新新しい商品や垂堎の開拓新しいビゞネスの仕組みや経営組 織の圢成などが䌁業に新たな利益をもたらすこずに぀いお扱い具䜓的な事䟋を甚い お分析し考察する孊習掻動を取り入れる。 り 創業者や経営者の理念  ここでは創業者や経営者の理念が䌁業の発展に圱響を及がすこずに぀いお扱い 䌁業の発展に寄䞎した創業者や経営者の具䜓的な事䟋を甚いお分析し考察する孊習 掻動を取り入れる。 ゚ 倖郚環境の圱響  ここでは経枈のグロヌバル化の進展芏制緩和情報技術の進歩少子高霢化の 進行など䌁業を取り巻く環境の倉化が䌁業のマネゞメントに圱響を及がしおいる珟状 に぀いお具䜓的な事䟋ず関連付けお扱う。 70 第2ç«  商業科の 各科目
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〔指導項目〕 2組織のマネゞメント  ア 組織の圢態  む 経営理念ず経営戊略  り 䌁業間連携ず事業構造の再構築 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 のむに぀いおは経営理念ずそれに基づく経営目暙経営方針 などの意矩及び経営戊略の意矩ずそれを実行するためのマネゞメントの考え方に぀ いお扱うこず。 2組織のマネゞメント  ここでは科目の目暙を螏たえ組織の圢態経営理念など組織のマネゞメントに関 する知識などを基盀ずしお䌁業を取り巻く環境の倉化組織のマネゞメントに関する 具䜓的な事䟋など科孊的な根拠に基づいお組織の適切な管理ず掻性化に぀いお組織 の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 組織のマネゞメントに぀いお䌁業における事䟋ず関連付けお理解するこず。 ② 組織のマネゞメントに関する課題を発芋しそれを螏たえ科孊的な根拠に基づい お組織の管理ず掻性化の方策を考案しお実斜し評䟡・改善するこず。 ③ 組織のマネゞメントに぀いお自ら孊び組織の䞀員ずしお組織の適切な管理ず掻性 化に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 組織の圢態  ここでは機胜別組織事業郚制組織カンパニヌ制組織など組織の䞻芁な圢態ず その特城暩限ず責任の䞀臎統制範囲の適正化呜什の統䞀性の確保に぀いお扱う。 む 経営理念ず経営戊略  ここでは経営理念及びそれに基づく経営目暙経営方針経営行動基準コヌポ レヌト・アむデンティティなどの意矩に぀いお具䜓的な事䟋ず関連付けお扱う。た た経営戊略の意矩ずそれを実行するために必芁なマネゞメントの考え方に぀いお扱 う。 り 䌁業間連携ず事業構造の再構築  ここでは競争優䜍を確立する䞊での䌁業間連携䌁業の合䜵ず買収などの効果に ぀いお具䜓的な事䟋ず関連付けお扱う。 〔指導項目〕 3経営資源のマネゞメント  ア 経営資源の皮類ず最適化  む 人的資源のマネゞメント  り 物的資源のマネゞメント 71 8 ビゞネス・ マネゞメン ト
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 ゚ 財務的資源のマネゞメント  オ 情報的資源のマネゞメント 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 のむに぀いおは雇甚に䌎う所埗皎の源泉城収ず玍付䜏民皎 の特別城収ず玍付瀟䌚保険に関する䌁業の責任ず負担に぀いおも扱うこず。゚に ぀いおは資金調達の方法金融商品の利点ずリスク資金の調達ず運甚の珟状・ 課題などに぀いお扱うこず。 3経営資源のマネゞメント  ここでは科目の目暙を螏たえ経営資源のマネゞメントに関する知識などを基盀ず しお䌁業を取り巻く環境の倉化経営資源のマネゞメントに関する具䜓的な事䟋など 科孊的な根拠に基づいお経営資源の適切な管理ず効果的な掻甚に぀いお組織の䞀員 ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 経営資源のマネゞメントに぀いお䌁業における事䟋ず関連付けお理解するこず。 ② 経営資源のマネゞメントに関する課題を発芋しそれを螏たえ科孊的な根拠に基 づいお経営資源の管理ず掻甚の方策を考案しお実斜し評䟡・改善するこず。 ③ 経営資源のマネゞメントに぀いお自ら孊び経営資源の適切な管理ず効果的な掻甚 に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 経営資源の皮類ず最適化  ここでは経営資源ずしお人的資源物的資源財務的資源情報的資源などがあ るこず及び経営資源を最適に組み合わせお掻甚するこずの重芁性に぀いお扱う。 む 人的資源のマネゞメント  ここでは採甚蚈画や研修蚈画の重芁性劎務管理や動機付けの方法集団の行動 様匏の抂芁察立や軋 あ぀ 蜢 れき などコンフリクトの抂芁リヌダヌシップの重芁性劎働環 境の敎備ずメンタルヘルス察策の重芁性及び人的資源をマネゞメントする䞊での課題 に぀いお扱う。たた所埗皎の源泉城収制床ず䜏民皎の特別城収制床の抂芁及び医療 保険幎金保険劎働保険など瀟䌚保険に関する䌁業の責任ず負担に぀いお扱う。 り 物的資源のマネゞメント  ここでは効率的な生産方匏調達ルヌトず販売ルヌトの確立など商品ず斜蚭・蚭 備管理の方法及び物的資源をマネゞメントする䞊での課題に぀いお扱う。 ゚ 財務的資源のマネゞメント  ここでは財務管理の考え方財務的資源をマネゞメントする䞊での課題に぀いお 扱う。たた株匏ず瀟債の発行金融機関からの借入れなど資金調達の方法様々な 金融商品が生み出されおいる珟状情報技術の進歩に䌎う金融サヌビスなどの倉化 金融商品の利点ずリスク及び資金の調達ず運甚の珟状・課題に぀いお具䜓的な事䟋 ず関連付けお扱う。さらに財務諞衚を基に䌁業の収益性成長性及び安党性を分析 しマネゞメントに掻甚しおいるこずに぀いお具䜓的な事䟋ず関連付けお扱う。 72 第2ç«  商業科の 各科目
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 オ 情報的資源のマネゞメント  ここでは䌁業を取り巻く倖郚環境に関する情報顧客情報知的財産等の技術力 信甚など情報的資源の重芁性ずその管理の方法及び情報的資源をマネゞメントする䞊 での課題に぀いお扱う。 〔指導項目〕 4䌁業の秩序ず責任  ア 䌁業統治  む リスク・マネゞメント  り 䌁業の瀟䌚的責任 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 のむに぀いおは火灜賠償責任などの保険に぀いおも扱うこ ず。りに぀いおは環境の保護ず保党持続可胜な瀟䌚の実珟などが䌁業に求めら れおいる珟状及び法什遵守䌁業倫理説明責任の重芁性に぀いお扱うこず。 4䌁業の秩序ず責任  ここでは科目の目暙を螏たえ䌁業統治コヌポレヌト・ガバナンス リスク・ マネゞメントなど䌁業の秩序ず責任に関する知識などを基盀ずしお䌁業を取り巻く環 境の倉化䌁業の秩序ず責任に関する具䜓的な事䟋など科孊的な根拠に基づいお䌁業 の秩序を維持し責任を果たすこずに぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずが できるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 䌁業の秩序ず責任に぀いお䌁業における事䟋ず関連付けお理解するこず。 ② 䌁業の秩序ず責任に関する課題を発芋しそれを螏たえ科孊的な根拠に基づいお 䌁業の秩序の維持ず責任を果たす方策を考案しお実斜し評䟡・改善するこず。 ③ 䌁業の秩序ず責任に぀いお自ら孊び䌁業の秩序を維持し責任を果たすこずに䞻 䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 䌁業統治  ここでは䌁業が継続的に掻動する䞊で利害関係者ステヌクホルダヌがマネ ゞメントを監芖するシステム及び情報開瀺ディスクロヌゞャヌを行うシステムを 構築するなど䌁業統治コヌポレヌト・ガバナンスの重芁性に぀いお扱い具䜓的 な事䟋ず関連付けお分析し考察する孊習掻動を取り入れる。 む リスク・マネゞメント  ここではリスク・マネゞメントの重芁性に぀いお扱い具䜓的な事䟋ず関連付け お分析し考察する孊習掻動を取り入れる。たた個人情報の挏掩 えい による損倱や賠償 責任の発生将来の䞍確実性など䌁業が抱えるリスクの皮類リスクの予防事故発 生時ず事埌の察応などリスク・マネゞメントの考え方及び灜害などの緊急事態が発生 したずきに損害を最小限に抑えお事業の継続や埩旧を図るための事業継続蚈画の重 73 8 ビゞネス・ マネゞメン ト
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芁性に぀いお扱い具䜓的なリスクを想定しおリスクの予防策事故発生時ず事埌 の察応策などに぀いお考案する孊習掻動を取り入れる。さらに保険の意矩ず皮類及 び火灜保険賠償責任保険など䌁業においお必芁ずされる各皮保険の抂芁に぀いお扱 う。 り 䌁業の瀟䌚的責任  ここでは環境の保護ず保党持続可胜な瀟䌚の実珟などが䌁業に求められおいる 珟状に぀いお具䜓的な事䟋を甚いお扱う。たた法什遵守コンプラむアンス  䌁業倫理説明責任アカりンタビリティの重芁性に぀いお扱い具䜓的な事䟋ず 関連付けお考察する孊習掻動を取り入れる。 〔指導項目〕 5ビゞネスの創造ず展開  ア ビゞネスの創造の意矩ず課題  む プロゞェクト管理  り 起業の意矩ず手続 内容の範囲や皋床 オ  〔指導項目〕の 5 のりに぀いおは起業家粟神の重芁性起業の意矩ず支揎䜓制 及び株匏䌚瀟を蚭立するための手続の抂芁に぀いお扱うこず。 5ビゞネスの創造ず展開  ここでは科目の目暙を螏たえビゞネスの創造の意矩ず課題プロゞェクト管理な どビゞネスの創造ず展開に関する知識などを基盀ずしお䌁業を取り巻く環境の倉化 ビゞネスの創造ず展開に関する具䜓的な事䟋など科孊的な根拠に基づいおビゞネスの 創造ず展開に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずを ねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① ビゞネスの創造ず展開に぀いお䌁業における事䟋ず関連付けお理解するこず。 ② ビゞネスの創造ず展開に関する課題を発芋しそれを螏たえ科孊的な根拠に基づ いおビゞネスの創造ず展開に関する蚈画を立案しお実斜し評䟡・改善するこず。 ③ ビゞネスの創造ず展開に぀いお自ら孊びプロゞェクトを適切に管理しビゞネス の創造ず展開に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア ビゞネスの創造の意矩ず課題  ここでは日本におけるビゞネスの創造の意矩ず課題に぀いお扱い具䜓的な事䟋 を甚いお考察する孊習掻動環境問題゚ネルギヌ問題など具䜓的な課題を蚭定し マネゞメントに関するこれたでの孊習内容を螏たえお経営資源の掻甚を含めお新た なビゞネスモデルを考案する孊習掻動及び囜内の身近な地域のビゞネスの動向やビゞ ネスに圹立぀資源に぀いおの調査や研究を行いその結果を基に地域産業の振興の ための具䜓的なビゞネスアむデアを考案するずずもに事業蚈画を立案しお地域や産 74 第2ç«  商業科の 各科目
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業界等に提案し改善を図る孊習掻動を取り入れる。 む プロゞェクト管理  ここではリスクの枬定必芁な経営資源の芋積り業務の系統化ず割り振りを行 い期限や予算など制玄条件を考慮しおプロゞェクトを遂行し完了させるための蚈 画の立案ず実行管理の方法に぀いお扱う。 り 起業の意矩ず手続  ここでは起業家粟神の重芁性起業の意矩ず支揎䜓制及び事業目的や商号など定 欟蚘茉事項の決定事業蚈画曞の䜜成資金調達登蚘など株匏䌚瀟を蚭立するため の手続の抂芁に぀いお扱う。 75 8 ビゞネス・ マネゞメン ト
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 この科目は経枈のグロヌバル化が進展する䞭で䌁業掻動が瀟䌚に及がす圱響に責任 をもち地球芏暡で経枈を俯 ふ 瞰 かん し経枈のグロヌバル化に適切に察応しお盎接的・間接的 に他囜ず関わりをもっおビゞネスを展開するために必芁な資質・胜力を育成する芖点から 埓前の「ビゞネス経枈」の指導項目ず「ビゞネス経枈応甚」の経枈に関する指導項目を敎 理しお統合したものである。  今回の改蚂では人材や金融などのグロヌバル化の動向・課題䌁業掻動のグロヌバル 化に関する指導項目を取り入れるなど改善を図った。 第1 目暙  目 暙  商業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し おグロヌバル化する経枈瀟䌚におけるビゞネスの展開に必芁な資質・胜力を次の ずおり育成するこずを目指す。 1経枈のグロヌバル化に぀いお実務に即しお䜓系的・系統的に理解するようにす る。 2経枈のグロヌバル化ぞの察応に関する課題を発芋しビゞネスに携わる者ずし お科孊的な根拠に基づいお創造的に解決する力を逊う。 3ビゞネスを適切に展開する力の向䞊を目指しお自ら孊びグロヌバル化する経 枈瀟䌚におけるビゞネスに䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおはビゞネスを適切に展開しお䌁業の瀟䌚的責任を果たす芖点をもち ビゞネスの堎面を想定し地球芏暡で経枈を俯 ふ 瞰 かん しお地域の資源をビゞネスに圹立おる方 策の考案に取り組む実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお経枈のグロヌバ ル化に察応したビゞネスの展開に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができる ようにするこずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは䌁業における経枈のグロヌバル化ぞの察応など実務ず関連付け られビゞネスの様々な堎面で圹に立぀経枈に関する知識を身に付けるようにするこずを 意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは唯䞀絶察の答えがないこずの倚い経枈瀟䌚にあっお経枈のグ ロヌバル化をはじめずした様々な知識などを掻甚し䌁業における経枈のグロヌバル化ぞ の察応に関する課題を発芋するずずもに䌁業掻動が瀟䌚に及がす圱響を螏たえ経枈瀟 䌚の動向経枈に関する理論やデヌタビゞネスに関する成功事䟋や改善を芁する事䟋な ど科孊的な根拠に基づいお工倫しおよりよく解決する力を逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおはビゞネスを適切に展開する力の向䞊を目指しお自ら経枈に぀い お孊ぶ態床及び組織の䞀員ずしお自己の圹割を認識しお圓事者ずしおの意識をもち他者 ず信頌関係を構築しお積極的に関わり経枈瀟䌚の動向を螏たえお経枈のグロヌバル化に 76 第2ç«  商業科の 各科目 第9 節 グロヌバル経枈
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察応したビゞネスの展開に責任をもっお取り組む態床を逊うこずを意味しおいる。 第2 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 経枈のグロ ヌバル化ず日本 2 垂堎ず経枈 3 グロヌバル化の動向・課題 4 䌁業掻動のグロ ヌバル化の四぀の指導項目で24単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構成し おいる。たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 地球芏暡で経枈を俯 ふ 瞰 かん しお経枈瀟䌚の動向・課題を捉える孊習掻動及び経枈のグ ロヌバル化に関する具䜓的な事䟋に぀いお倚面的・倚角的に分析し考察や蚎論を 行う孊習掻動を通しお経枈のグロヌバル化に぀いお理解を深めるこずができるよ うにするこず。  内容を取り扱う際には経枈のグロヌバル化に぀いお理解を深めるこずができるよう にするこずずしおいる。  そのため新聞攟送むンタヌネットなどを掻甚しお情報を入手しビゞネスを担 う圓事者の芖点をもっお地球芏暡で経枈を俯 ふ 瞰 かん しお経枈瀟䌚の動向・課題を捉える孊習 掻動及び経枈のグロヌバル化に関する新聞蚘事やニュヌスなどに぀いお経枈のグロヌ バル化をはじめずした様々な知識技術などを総合的に掻甚しお生埒自らが解説する孊 習掻動を取り入れるこずが倧切である。たた経枈のグロヌバル化に関する具䜓的な事 䟋を取り䞊げケヌススタディやディベヌトなどによりビゞネスに関わる様々な立堎 に立っお劥圓性ず課題などの芖点から経枈瀟䌚の動向や経枈に関する理論などず関 連付けお分析し考察や蚎論を行う孊習掻動を取り入れるこずが倧切である。 む 䌁業における経枈のグロヌバル化ぞの察応に関する具䜓的な課題を蚭定し科孊 的な根拠に基づいお察応策を考案しお提案などを行う孊習掻動を通しおビゞネス に適切に取り組むこずができるようにするこず。  内容を取り扱う際にはビゞネスに適切に取り組むこずができるようにするこずずし おいる。  そのため䌁業における経枈のグロヌバル化ぞの察応に関する具䜓的な課題を蚭定し 経枈瀟䌚の動向経枈に関する理論やデヌタビゞネスに関する具䜓的な事䟋などに基 づいお察応策を考案しお地域や産業界等に提案し意芋や助蚀などを螏たえお改善を 図る孊習掻動を取り入れるこずが倧切である。  内容  内 容  に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 77 9 グロヌバル 経枈
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〔指導項目〕 1経枈のグロヌバル化ず日本  ア グロヌバル化ず囜際化  む 日本経枈の珟状 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のむに぀いおはグロヌバル化が進展する䞭での日本の果たす 圹割に぀いおも扱うこず。 1経枈のグロヌバル化ず日本  ここでは科目の目暙を螏たえ経枈のグロヌバル化ず日本経枈の珟状に関する知識 などを基盀ずしお経枈のグロヌバル化の意矩ず課題に぀いお自らの考えをも぀ずずも にビゞネスの展開に぀いおの意識ず意欲を高め組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこ ずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 経枈のグロヌバル化ず日本経枈の珟状に぀いお理解するこず。 ② 経枈のグロヌバル化の意矩ず課題に぀いお経枈瀟䌚の発展ず関連付けお芋いだす こず。 ③ 経枈のグロヌバル化ず日本経枈の珟状に぀いお自ら孊びそれを螏たえビゞネス に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア グロヌバル化ず囜際化  ここではグロヌバル化ず囜際化の違い欧州アゞア・倪平掋地域などにおける 地域経枈の統合の珟状グロヌバル化の進展ず経枈成長ずの関係及び富の集䞭やタッ クス・ヘむブンなどの課題に぀いお扱い地球芏暡で経枈を俯 ふ 瞰 かん し考察する孊習掻 動を取り入れる。 む 日本経枈の珟状  ここでは日本経枈の珟状に぀いお扱い地球芏暡で経枈を俯 ふ 瞰 かん し日本経枈を取 り巻く環境囜際収支などず関連付けお考察する孊習掻動を取り入れる。たたグロ ヌバル化が進展する䞭での日本の果たす圹割に぀いお扱う。 〔指導項目〕 2垂堎ず経枈  ア 垂堎の圹割ず課題  む 経枈成長  り 景気埪環  ゚ 経枈政策 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 のむに぀いおは囜内総生産の抂念及び日本の囜内総生産の珟 状に぀いおも扱うこず。りに぀いおは景気埪環の局面ず仕組み景気埪環を衚す 78 第2ç«  商業科の 各科目
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指暙日本における物䟡ず景気の珟状などに぀いお扱うこず。 2垂堎ず経枈  ここでは科目の目暙を螏たえ垂堎の圹割ず課題経枈成長など垂堎ず経枈に関す る知識などを基盀ずしお垂堎ず経枈の動向経枈に関する理論など科孊的な根拠に基 づいおビゞネスの展開に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるよう にするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 垂堎ず経枈に぀いお理論ず関連付けお理解するこず。 ② 垂堎ず経枈の倉化に䌎うビゞネスに関する課題を発芋し科孊的な根拠に基づいお 課題ぞの察応策を考案しお実斜し評䟡・改善するこず。 ③ 垂堎ず経枈に぀いお自ら孊びその動向を螏たえビゞネスに䞻䜓的か぀協働的に 取り組むこず。 ア 垂堎の圹割ず課題  ここでは垂堎の圹割に぀いお䟡栌決定や生産芁玠の配分の偎面から扱う。たた 䟡栌決定の仕組み及び垂堎の課題に぀いお扱い独占や寡占など具䜓的な事䟋ず関連 付けお分析し考察する孊習掻動を取り入れる。さらに金融垂堎の抂念及び公正な 競争を実珟するための政府の圹割に぀いお扱う。 む 経枈成長  ここでは日本における経枈成長の珟状ずその芁因に぀いお扱い経枈指暙の囜際 比范などを基に分析し考察する孊習掻動を取り入れる。たた囜内総生産の抂念及 び日本の囜内総生産の珟状に぀いお扱う。 り 景気埪環  ここでは景気埪環の局面ず仕組み景気埪環を衚す指暙日本における物䟡ず景 気の珟状及び日本における物䟡ず景気の倉動の芁因に぀いお扱う。たたむンフレヌ ションずデフレヌションが経枈瀟䌚に及がす圱響に぀いお扱い具䜓的な事䟋ず関連 付けお分析し考察する孊習掻動を取り入れる。 ゚ 経枈政策  ここでは財政政策ず金融政策の意矩及び財政ず䞭倮銀行の圹割に぀いお扱う。た た日本における財政政策ず金融政策の珟状・課題に぀いお扱い具䜓的な事䟋ず関 連付けお分析し考察する孊習掻動を取り入れる。 〔指導項目〕 3グロヌバル化の動向・課題  ア 人材のグロヌバル化  む 財ずサヌビスのグロヌバル化  り 金融ず資本のグロヌバル化  ゚ 情報のグロヌバル化 79 9 グロヌバル 経枈
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内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 のアに぀いおは経枈のグロヌバル化が劎働垂堎に圱響を及が しおいる珟状に぀いおも扱うこず。りに぀いおは倖囜為替に぀いおも扱うこず。 3グロヌバル化の動向・課題  ここでは科目の目暙を螏たえ人材のグロヌバル化などグロヌバル化の動向・課題 に関する知識などを基盀ずしおグロヌバル化に関する事䟋経枈に関する理論など科 孊的な根拠に基づいおビゞネスの展開に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこ ずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① グロヌバル化の動向・課題に぀いお理論ず関連付けお理解するこず。 ② グロヌバル化に䌎うビゞネスに関する課題を発芋し科孊的な根拠に基づいお課 題ぞの察応策を考案しお実斜し評䟡・改善するこず。 ③ グロヌバル化の動向・課題に぀いお自ら孊びそれらを螏たえビゞネスに䞻䜓的 か぀協働的に取り組むこず。 ア 人材のグロヌバル化  ここではビゞネスを担う人材が囜境を越えお移動しビゞネスが展開されおいる など人材のグロヌバル化の動向ずそれに䌎う課題に぀いお扱い経枈瀟䌚における具 䜓的な事䟋ず関連付けお分析し考察する孊習掻動を取り入れる。たた経枈のグロ ヌバル化が劎働垂堎に圱響を及がしおいる珟状に぀いお扱い経枈瀟䌚における具䜓 的な事䟋ず関連付けお分析し考察する孊習掻動を取り入れる。 む 財ずサヌビスのグロヌバル化  ここでは生産財消費財及びサヌビスのグロヌバル化の動向ずそれに䌎う課題に ぀いお扱い経枈瀟䌚における具䜓的な事䟋ず関連付けお分析し考察する孊習掻動 を取り入れる。たた貿易ずその秩序を確保するこずの意矩比范優䜍による貿易の 利益自由貿易が経枈に及がす圱響及び貿易の秩序の確保や発展のための機関ず協定 に぀いお扱う。 り 金融ず資本のグロヌバル化  ここでは金融のグロヌバル化の動向ずそれに䌎う課題及び囜際資本移動の珟状・ 課題に぀いお扱い経枈瀟䌚における具䜓的な事䟋ず関連付けお分析し考察する孊 習掻動を取り入れる。たた日本における金融ず資本に関する課題に぀いお扱い経 枈のグロヌバル化ず関連付けお分析し考察する孊習掻動を取り入れる。さらに倖 囜為替の仕組み倖囜為替盞堎が倉動する芁因ず貿易ぞの圱響日本における倖囜為 替盞堎の珟状及び為替リスクに察する䌁業の察応策に぀いお扱う。 ゚ 情報のグロヌバル化  ここでは情報技術の進歩により倧量の情報が地球芏暡で行き亀いビゞネスに 掻甚されおいるなど情報のグロヌバル化の動向ずそれに䌎う課題に぀いお扱い経枈 瀟䌚における具䜓的な事䟋ず関連付けお分析し考察する孊習掻動を取り入れる。 80 第2ç«  商業科の 各科目
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〔指導項目〕 4䌁業掻動のグロヌバル化  ア 䌁業の海倖進出  む グロヌバル化に䌎う䌁業の瀟䌚的責任  り 䞖界ずの関わり 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 のむに぀いおは経枈のグロヌバル化に䌎っお䌁業掻動が経枈 瀟䌚に広く圱響を及がしおいる珟状及び䌁業掻動に責任をも぀こずの重芁性に぀い お扱うこず。りに぀いおは䌁業が地球芏暡で経枈を俯 ふ 瞰 かん し盎接的間接的に䞖界 の垂堎ず関わりをもっおビゞネスを展開しおいるこずなどに぀いお扱うこず。 4䌁業掻動のグロヌバル化  ここでは科目の目暙を螏たえ䌁業の海倖進出グロヌバル化に䌎う䌁業の瀟䌚的 責任など䌁業掻動のグロヌバル化に関する知識などを基盀ずしお経枈のグロヌバル化 の動向䌁業におけるグロヌバル化ぞの察応に関する具䜓的な事䟋など科孊的な根拠に 基づいおビゞネスの展開に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるよ うにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 䌁業掻動のグロヌバル化に぀いお経枈瀟䌚における事䟋ず関連付けお理解するこず。 ② 䌁業掻動のグロヌバル化に関する課題を発芋し科孊的な根拠に基づいお課題ぞ の察応策を考案しお実斜し評䟡・改善するこず。 ③ 䌁業掻動のグロヌバル化に぀いお自ら孊びその動向を螏たえビゞネスに䞻䜓的 か぀協働的に取り組むこず。 ア 䌁業の海倖進出  ここでは䌁業の海倖進出の珟状・課題に぀いお扱い海倖に進出しおいる日本の 䌁業の具䜓的な事䟋ず関連付けお分析し考察する孊習掻動を取り入れる。 む グロヌバル化に䌎う䌁業の瀟䌚的責任  ここでは経枈のグロヌバル化に䌎っお䌁業掻動が日本にずどたらず経枈瀟䌚に広 く圱響を及がしおいる珟状及び䌁業掻動に責任をも぀こずの重芁性に぀いお扱い具 䜓的な事䟋ず関連付けお分析し考察する孊習掻動を取り入れる。 り 䞖界ずの関わり  ここでは䌁業が地球芏暡で経枈を俯 ふ 瞰 かん し盎接的間接的に䞖界の垂堎ず関わりを もっおビゞネスを展開しおいるこずに぀いお扱い具䜓的な事䟋ず関連付けお分析し 考察する孊習掻動及び䞖界ず関わりをもっおビゞネスを展開するこずを想定し地域 の資源をビゞネスに圹立おる方策などを考案するずずもに地域や産業界等に提案し 改善を図る孊習掻動を取り入れる。たたビゞネスを展開する際にグロヌバル・スタ ンダヌドを螏たえるこずの意矩ず課題に぀いお扱い具䜓的な事䟋ず関連付けお分析 し考察する孊習掻動を取り入れる。 81 9 グロヌバル 経枈
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 この科目は経枈のグロヌバル化芏制緩和情報化など経枈環境が倉化する䞭で法 芏に基づいおビゞネスを適切に展開するために必芁な資質・胜力を育成する芖点から埓 前の「経枈掻動ず法」の指導項目を改善し科目の名称を改めたものである。  今回の改蚂では民法に関する指導項目を粟遞するずずもに劎働者ず情報の保護及び 皎に係る法芏に関する指導項目を取り入れるなど改善を図った。 第1 目暙  目 暙  商業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お法芏に基づくビゞネスの展開に必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずを 目指す。 1ビゞネスに関する法芏に぀いお実務に即しお䜓系的・系統的に理解するように する。 2法的偎面からビゞネスに関する課題を発芋しビゞネスに携わる者ずしお法的 な根拠に基づいお創造的に解決する力を逊う。 3ビゞネスを適切に展開する力の向䞊を目指しお自ら孊び法芏に基づくビゞネ スに䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおはビゞネスを適切に展開しお䌁業の瀟䌚的責任を果たす芖点をもち ビゞネスの堎面を想定し法的な根拠に基づいお課題の解決策を考案する実践的・䜓隓的 な孊習掻動を行うこずなどを通しお法芏に基づいたビゞネスの展開に぀いお組織の䞀 員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは䌁業における事䟋など実際のビゞネスず関連付けられビゞネ スの様々な堎面で圹に立぀法芏に関する知識を身に付けるようにするこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは唯䞀絶察の答えがないこずの倚い経枈瀟䌚にあっおビゞネス に関する法芏をはじめずした様々な知識などを掻甚し法的偎面からビゞネスに関する課 題を発芋するずずもにビゞネスが瀟䌚に及がす圱響を螏たえ法的な根拠に基づいお工 倫しおよりよく解決する力を逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおはビゞネスを適切に展開する力の向䞊を目指しお自ら法芏に぀い お孊ぶ態床及び組織の䞀員ずしお自己の圹割を認識しお圓事者ずしおの意識をもち他者 ず信頌関係を構築しお積極的に関わり法芏に基づくビゞネスに責任をもっお取り組む態 床を逊うこずを意味しおいる。 82 第2ç«  商業科の 各科目 第10 節 ビゞネス法芏
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第2 内容ずその取扱い 1 内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 法の抂芁 2 䌁業掻動ず法芏 3 知的財産ず法芏 4 皎ず法芏 5 䌁業責任ず法芏の五぀の指 導項目で24単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容 を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア ビゞネスに関する法芏の改正などの動向・課題を捉える孊習掻動及びビゞネスに 関する具䜓的な事䟋に぀いお法的偎面から分析し考察や蚎論を行う孊習掻動を通 しおビゞネスに関する法芏に぀いお理解を深めるこずができるようにするこず。  内容を取り扱う際にはビゞネスに関する法芏に぀いお理解を深めるこずができるよ うにするこずずしおいる。  そのため法芏の解釈ず適甚に぀いおの孊習にずどたらず新聞攟送むンタヌネ ットなどを掻甚しお情報を入手しビゞネスに関する法芏の改正などの動向・課題に぀ いおビゞネスを担う圓事者の芖点をもっお捉える孊習掻動及びビゞネスに関する具䜓的 な事䟋を取り䞊げケヌススタディディベヌト暡擬裁刀などにより劥圓性ず課題 などに぀いお法的偎面から分析し考察や蚎論を行う孊習掻動を取り入れるこずが倧切 である。 む ビゞネスで想定される具䜓的な課題を蚭定し法的な根拠に基づいお解決策を考 案しお提案などを行う孊習掻動を通しお法芏に基づいおビゞネスに適切に取り組 むこずができるようにするこず。  内容を取り扱う際には法芏に基づいおビゞネスに適切に取り組むこずができるよう にするこずずしおいる。  そのためビゞネスで想定される知的財産暩の䟵害劎働者の保護などに関する具䜓 的な課題を蚭定し法的な根拠に基づいお解決策を考案しお地域や産業界等に提案し 意芋や助蚀などを螏たえお改善を図る孊習掻動を取り入れるこずが倧切である。  内容  内 容  に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1法の抂芁  ア ビゞネスにおける法の圹割  む 法の䜓系ず解釈・適甚  り 暩利・矩務ず財産暩 83 1 0 ビゞネス 法芏
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内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のアに぀いおは経枈環境の倉化に䌎っお法芏の改正などが行 われおいる珟状に぀いおも扱うこず。 1法の抂芁  ここでは科目の目暙を螏たえビゞネスにおける法の圹割法の䜓系ず解釈・適甚 など法に関する知識などを基盀ずしお法の意矩ず課題に぀いお自らの考えをも぀ずず もに適切なビゞネスの展開に぀いおの意識ず意欲を高め組織の䞀員ずしおの圹割を 果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 法の抂芁に぀いお理解するこず。 ② 法の意矩ず課題に぀いおビゞネスの適切な展開ず関連付けお芋いだすこず。 ③ 法の抂芁に぀いお自ら孊び法芏に基づく適切なビゞネスに䞻䜓的か぀協働的に取 り組むこず。 ア ビゞネスにおける法の圹割  ここではビゞネスを適切に行うための法の圹割に぀いお扱う。たたビゞネスを 円滑に行うこずができるようにするため経枈のグロヌバル化芏制緩和情報化な ど経枈環境の倉化に䌎っお法芏の改正などが行われおいる珟状に぀いお扱い具䜓的 な事䟋ず関連付けお分析し考察する孊習掻動を取り入れる。 む 法の䜓系ず解釈・適甚  ここでは法が憲法を最高法芏ずしお䜓系的に存圚しおいるこず䞀般法特別法 公法私法など法の分類及び法の解釈ず適甚の考え方に぀いお扱う。 り 暩利・矩務ず財産暩  ここでは暩利ず矩務の抂芁暩利行䜿の制限及び物暩債暩など財産暩の抂芁に ぀いお法芏ず関連付けお扱う。 〔指導項目〕 2䌁業掻動ず法芏  ア 株匏䌚瀟の特城ず機関  む 契玄  り 資金調達ず金融取匕  ゚ 組織再線ず枅算・再建  オ 競争秩序の確保 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 のりに぀いおは資金調達の方法金融商品に関する法芏の抂 芁資金の調達や運甚ず金融取匕の珟状・課題などに぀いお扱うこず。たた電子 蚘録債暩の抂芁及び電子資金移動の珟状・課題に぀いおも扱うこず。゚に぀いおは 組織再線の圢態に぀いお扱うこず。たた日本における䌁業の組織再線ず枅算・再 84 第2ç«  商業科の 各科目
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建の珟状・課題に぀いお扱うこず。 2䌁業掻動ず法芏  ここでは科目の目暙を螏たえ䌁業掻動に係る法芏に関する知識などを基盀ずしお 法的な根拠に基づいた適切な䌁業掻動の展開に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果た すこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 䌁業掻動に係る法芏に぀いお䌁業における事䟋ず関連付けお理解するこず。 ② 䌁業掻動に関する課題を発芋し法的な根拠に基づいお課題ぞの察応策を考案し お実斜し評䟡・改善するこず。 ③ 䌁業掻動に係る法芏に぀いお自ら孊び法芏に基づく適切な䌁業掻動に䞻䜓的か぀ 協働的に取り組むこず。 ア 株匏䌚瀟の特城ず機関  ここでは株匏䌚瀟の意矩株䞻の責任株匏の譲枡資本ず経営の分離及び株匏 䌚瀟の機関ずその責任に぀いお法芏ず関連付けお扱う。 む 契玄  ここでは雇甚契玄売買契玄䞍動産賃貞契玄など䌁業掻動における契玄に぀い お法芏ず関連付けお扱う。たた契玄圓事者の暩利・矩務関係に぀いお䌁業掻動 における具䜓的な事䟋を甚いお法芏ず関連付けお扱う。 り 資金調達ず金融取匕  ここでは株匏ず瀟債の発行金融機関からの借入れ及び金融商品取匕法の抂芁に ぀いお扱う。たた資金の調達や運甚ず金融取匕の珟状・課題及び金融に関するセヌ フティネットに぀いお扱い具䜓的な事䟋を甚いお法芏ず関連付けお分析し考察 する孊習掻動を取り入れる。さらに電子蚘録債暩の抂芁及び電子資金移動の珟状・ 課題に぀いお扱う。 ゚ 組織再線ず枅算・再建  ここでは組織再線の圢態に぀いお扱う。たた日本における䌁業の組織再線ず枅 算・再建の珟状・課題に぀いお扱い具䜓的な事䟋を甚いお法芏ず関連付けお分析 し考察する孊習掻動を取り入れる。 オ 競争秩序の確保  ここでは競争秩序を確保する意矩及びそのための䌁業掻動の制限に぀いお法芏 ず関連付けお扱う。たた競争秩序の確保の珟状・課題に぀いお扱い具䜓的な事䟋 を甚いお法芏ず関連付けお分析し考察する孊習掻動を取り入れる。 〔指導項目〕 3知的財産ず法芏  ア 知的財産の皮類  む 知的財産の重芁性 85 1 0 ビゞネス 法芏
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内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 のむに぀いおは知的財産の保護ず掻甚の重芁性知的財産を 掻甚したビゞネスの珟状及び知的財産暩が䟵害されたずきの察抗手段に぀いお扱う こず。 3知的財産ず法芏  ここでは科目の目暙を螏たえ知的財産に係る法芏に関する知識などを基盀ずしお 法的な根拠に基づいた知的財産の適切な保護ず効果的な掻甚に぀いお組織の䞀員ずし おの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 知的財産に係る法芏に぀いお䌁業における事䟋ず関連付けお理解するこず。 ② 知的財産の保護ず掻甚に関する課題を発芋しそれを螏たえ法的な根拠に基づい お知的財産を保護し掻甚する方策を考案しお実斜し評䟡・改善するこず。 ③ 知的財産に係る法芏に぀いお自ら孊び法芏に基づく知的財産の適切な保護ず効果 的な掻甚に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 知的財産の皮類  ここでは意匠著䜜物商暙など知的財産の皮類ずその暩利に぀いお法芏ず関 連付けお扱う。 む 知的財産の重芁性  ここでは囜際競争力の匷化ずビゞネスを持続的に展開する際の知的財産の保護ず 掻甚の重芁性及び知的財産を掻甚したビゞネスの珟状に぀いお扱う。たた知的財産 暩が䟵害されたずきの察抗手段に぀いお扱い具䜓的な事䟋を甚いお法芏ず関連付 けお分析し考察する孊習掻動を取り入れる。 〔指導項目〕 4皎ず法芏  ア 皎の皮類ず法人の玍皎矩務  む 法人皎の申告ず玍付  り 消費皎の申告ず玍付 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 のアに぀いおは囜皎地方皎など皎の皮類ず分類法人皎な ど法人に察する皎䞍動産に察する皎及び内囜法人ず倖囜法人の玍皎矩務に぀いお 扱うこず。 4皎ず法芏  ここでは科目の目暙を螏たえ皎に係る法芏に関する知識などを基盀ずしお法的 な根拠に基づいた皎に関する適切な手続に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこ ずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 86 第2ç«  商業科の 各科目
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〔指導項目〕を指導する。 ① 皎に係る法芏に぀いお䌁業における事䟋ず関連付けお理解するこず。 ② 䌁業における皎の申告ず玍付に関する課題を発芋しそれを螏たえ法的な根拠に 基づいお皎に関する責任を果たす方策を考案しお実斜し評䟡・改善するこず。 ③ 皎に係る法芏に぀いお自ら孊び法芏に基づく皎に関する適切な手続に䞻䜓的か぀ 協働的に取り組むこず。 ア 皎の皮類ず法人の玍皎矩務  ここでは囜皎地方皎盎接皎間接皎など皎の皮類ず分類法人皎法人䜏民 皎など法人に察する皎の抂芁固定資産皎など䞍動産に察する皎の抂芁ず皎額決定の 考え方及び内囜法人ず倖囜法人の玍皎矩務に぀いお法芏ず関連付けお扱う。 む 法人皎の申告ず玍付  ここでは䌁業䌚蚈ず皎務䌚蚈ずの関係皎務調敎法人皎の申告ず玍付の仕組み 及び申告曞の䜜成など手続の抂芁に぀いお法芏ず関連付けお扱う。 り 消費皎の申告ず玍付  ここでは消費皎の仕組み課皎事業者ず免皎事業者の違い課皎察象皎額蚈算 の考え方消費皎の申告・玍付の仕組み及び申告曞の䜜成など手続の抂芁に぀いお 法芏ず関連付けお扱う。 〔指導項目〕 5䌁業責任ず法芏  ア 法什遵守ず説明責任  む 劎働者の保護  り 消費者の保護  ゚ 情報の保護  オ 玛争の予防ず解決 内容の範囲や皋床 オ  〔指導項目〕の 5 のアに぀いおは䌁業統治の意矩ず重芁性に぀いおも扱うこず。 むに぀いおは雇甚䞻の立堎から劎働者の保護の重芁性ず課題及び法芏の抂芁に ぀いお扱うこず。りに぀いおは䌁業の立堎から消費者の保護の重芁性ず課題及 び法芏の抂芁に぀いお扱うこず。゚に぀いおはビゞネスを展開する際の情報の保 護の重芁性ず課題及び䌁業が扱う情報の保護に関係する法芏の抂芁に぀いお扱うこ ず。 5䌁業責任ず法芏  ここでは科目の目暙を螏たえ䌁業責任に係る法芏に関する知識などを基盀ずしお 法的な根拠に基づいた適切に䌁業責任を果たすこずに぀いお組織の䞀員ずしおの圹割 を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 87 1 0 ビゞネス 法芏
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① 䌁業責任に係る法芏に぀いお䌁業における事䟋ず関連付けお理解するこず。 ② 䌁業責任に関する課題を発芋しそれを螏たえ法的な根拠に基づいお䌁業責任 を果たす方策を考案しお実斜し評䟡・改善するこず。 ③ 䌁業責任に係る法芏に぀いお自ら孊び法芏に基づいお適切に䌁業責任を果たすこ ずに䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 法什遵守ず説明責任  ここでは法什遵守コンプラむアンスず説明責任アカりンタビリティの意 矩ず重芁性に぀いお扱い具䜓的な事䟋ず関連付けお分析し考察する孊習掻動を取 り入れる。たた䌁業統治コヌポレヌト・ガバナンスの意矩ず重芁性に぀いお扱 い具䜓的な事䟋ず関連付けお分析し考察する孊習掻動を取り入れる。 む 劎働者の保護  ここでは劎働䞉暩の抂芁及び劎働䞉法劎働者掟遣法など劎働者の暩利の保護に 関係する法芏の抂芁に぀いお扱う。たた劎働時間䌑日䌑暇就業芏則及び劎働 者灜害に関する芏定ず考え方に぀いお扱う。さらに劎働者の保護の重芁性及び日本 における劎働者の保護に関する課題に぀いお扱い具䜓的な事䟋を甚いお法芏ず関 連付けお分析し考察する孊習掻動を取り入れる。 り 消費者の保護  ここでは消費者基本法消費者契玄法䞍圓景品類及び䞍圓衚瀺防止法特定商 取匕法など消費者の保護に関係する法芏の抂芁に぀いお扱う。たた䌁業掻動を展開 する際の消費者の保護の重芁性及び日本における消費者の保護に関する課題に぀いお 扱い具䜓的な事䟋を甚いお法芏ず関連付けお分析し考察する孊習掻動を取り入 れる。 ゚ 情報の保護  ここでは個人情報保護法䞍正アクセス犁止法䞍正競争防止法など䌁業が扱う 情報の保護に関係する法芏の抂芁に぀いお扱う。たたビゞネスを展開する際の情報 の保護の重芁性及び日本における情報の保護に関する課題に぀いお扱い具䜓的な事 䟋を甚いお法芏ず関連付けお分析し考察する孊習掻動を取り入れる。 オ 玛争の予防ず解決  ここでは公蚌制床の抂芁和解調停及び仲裁の目的手続効力䞊びに民事蚎 蚟制床の抂芁に぀いお法芏ず関連付けお扱う。たた䌁業における玛争の予防ず解 決に関する課題に぀いお扱い具䜓的な事䟋を甚いお法芏ず関連付けお分析し考 察する孊習掻動を取り入れる。さらに囜際的な玛争は囜による法制床の違いが䞀因 になっおいるこずに぀いお扱う。 88 第2ç«  商業科の 各科目
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 この科目は䌁業においお日垞発生する取匕に぀いお適正に蚘録するずずもに適正な 財務諞衚を䜜成するために必芁な資質・胜力を育成するこずを䞻県ずしたものである。  今回の改蚂ではコンピュヌタを掻甚した䌚蚈凊理の普及に䌎う実務の倉化を螏たえ 仕蚳垳の分割に関する指導項目を削陀するずずもに扱う䌝祚の皮類に぀いお入金出金 及び振替の䞉぀ずするほか䌚蚈゜フトりェアの掻甚に関する指導項目を埓前の「ビゞネ ス実務」から移行するなど改善を図った。 第1 目暙  目 暙  商業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お取匕の蚘録ず財務諞衚の䜜成に必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずを 目指す。 1簿蚘に぀いお実務に即しお䜓系的・系統的に理解するずずもに関連する技術 を身に付けるようにする。 2取匕の蚘録ず財務諞衚の䜜成の方法の劥圓性ず課題を芋いだしビゞネスに携 わる者ずしお科孊的な根拠に基づいお創造的に課題に察応する力を逊う。 3䌁業䌚蚈に関する法芏ず基準を適切に適甚する力の向䞊を目指しお自ら孊び 適正な取匕の蚘録ず財務諞衚の䜜成に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおは取匕の蚘録ず財務諞衚の䜜成を適正に行っお䌁業の瀟䌚的責任を 果たす芖点をもち取匕の蚘録ず財務諞衚の䜜成を行う堎面を想定し蚘垳や決算に取り 組む実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお適正な取匕の蚘録ず財務諞衚の 䜜成に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいず しおいる。  目暙の 1 に぀いおは簿蚘に関する理論的な知識ず技術にずどたらず実務ず関連付 けられビゞネスの様々な堎面で圹に立぀実務に即した知識ず技術を身に付けるようにす るこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは唯䞀絶察の答えがないこずの倚い経枈瀟䌚にあっお簿蚘をは じめずした様々な知識技術などを掻甚し取匕の蚘録ず財務諞衚の䜜成の方法の劥圓性 ず実務に適甚するこずに䌎う課題を芋いだすずずもに䌚蚈情報が瀟䌚に及がす圱響を螏 たえ簿蚘に関する理論䌁業掻動の流れなど科孊的な根拠に基づいお工倫しおよりよく 課題に察応する力を逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおは䌁業䌚蚈に関する法芏ず基準を適切に適甚する力の向䞊を目指 しお自ら簿蚘に぀いお孊ぶ態床及び組織の䞀員ずしお自己の圹割を認識しお圓事者ずしお の意識をもち他者ず信頌関係を構築しお積極的に関わり蚘垳決算など適正な取匕の 蚘録ず財務諞衚の䜜成に責任をもっお取り組む態床を逊うこずを意味しおいる。 89 1 1 簿蚘 第11 節 簿蚘
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第2 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 簿蚘の原理 2 取匕の蚘垳 3 決算 4 本支店䌚蚈 5 蚘垳の効率化の五぀の指導項目で2 4単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の 配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 䌁業䌚蚈に関する法芏ず基準の改正などに随時察応しお指導するこず。たた実 務に即した䟋題を取り入れた孊習掻動及び取匕の蚘録ず財務諞衚の䜜成の方法に぀ いお考察や蚎論を行う孊習掻動を通しお適正な取匕の蚘録ず財務諞衚の䜜成がで きるようにするこず。  内容を取り扱う際には適正な取匕の蚘録ず財務諞衚の䜜成ができるようにするこず ずしおいる。  そのため䌁業䌚蚈に関する法芏ず基準が垞に芋盎されおいるこずを螏たえ法芏ず 基準の改正などに随時察応しお指導するこずが倧切である。たた取匕の仕蚳から勘定 の蚘入を経お決算に至る䟋題などを䌁業における実務に即しお工倫するずずもに取匕 の蚘録ず財務諞衚の䜜成の方法の劥圓性や課題などに぀いお考察や蚎論を行う孊習掻動 を取り入れるこずが倧切である。 む 基本的な䌚蚈甚語に぀いおは英語衚蚘に慣れ芪しむこずができるよう留意しお 指導するこず。  内容を取り扱う際には基本的な䌚蚈甚語に぀いおは英語衚蚘に慣れ芪しむこずが できるよう留意しお指導するこずずしおいる。  これは経枈のグロヌバル化が進展しおいるこずによるものであり基本的な䌚蚈甚 語の英語衚蚘を適宜取り䞊げるなどこの趣旚を螏たえお指導するこずが倧切である。  内容  内 容  に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1簿蚘の原理  ア 簿蚘の抂芁  む 簿蚘䞀巡の手続  り 䌚蚈垳簿 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のアに぀いおは簿蚘の目的資産や負債などの抂念財務諞 90 第2ç«  商業科の 各科目
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衚の圹割ず構造などに぀いお扱うこず。 1簿蚘の原理  ここでは科目の目暙を螏たえ簿蚘の原理に関する知識技術などを基盀ずしお 取匕を蚘録するこずず決算の意矩に぀いお自らの考えをも぀ずずもに適正な取匕の蚘 録ず蚘録の効果的な掻甚に぀いおの意識ず意欲を高め組織の䞀員ずしおの圹割を果た すこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 簿蚘の原理に぀いお理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 取匕を蚘録するこずず決算の意矩に぀いお䌁業掻動の展開ず関連付けお芋いだす こず。 ③ 簿蚘の原理に぀いお自ら孊び適正な取匕の蚘録ず蚘録の効果的な掻甚に䞻䜓的か ぀協働的に取り組むこず。 ア 簿蚘の抂芁  ここでは簿蚘の目的歎史皮類及び簿蚘が䌁業の経営掻動を䌚蚈垳簿に蚘録し 蚈算・敎理するものであるこずに぀いお扱う。たた資産負債玔資産収益費 甚の基本的な抂念及び貞借察照衚ず損益蚈算曞の圹割・構造に぀いお扱う。 む 簿蚘䞀巡の手続  ここでは取匕の仕蚳から勘定の蚘入を経お決算に至る簿蚘䞀巡の手続の基本的な 流れに぀いお扱う。たた簿蚘における取匕の抂念取匕の二面性仕蚳の方法勘 定の圹割総勘定元垳の蚘垳法詊算衚の䜜成方法決算の目的基本的な決算手続 に぀いお扱う。 り 䌚蚈垳簿  ここでは䞻芁簿ず補助簿ずの関係及び䌁業の分課制床や内郚統制システムず䌚蚈 垳簿ずの関係に぀いお扱う。 〔指導項目〕 2取匕の蚘垳  ア 珟金ず預金  む 債暩・債務ず有䟡蚌刞  り 商品売買  ゚ 販売費ず䞀般管理費  オ 固定資産  カ 個人䌁業の玔資産ず皎 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 に぀いおは䌁業における日垞の取匕に関する䞻芁簿及び関連 する補助簿の蚘垳法に぀いお扱うこず。 91 1 1 簿蚘
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2取匕の蚘垳  ここでは科目の目暙を螏たえ蚘垳に関する知識技術などを基盀ずしお䌁業䌚 蚈に関する法芏ず基準を実務に適甚し適正な䌚蚈垳簿の䜜成に぀いお組織の䞀員ず しおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 取匕の蚘垳に぀いお理論ず実務ずを関連付けお理解するずずもに関連する技術を 身に付けるこず。 ② 取匕の蚘垳法の劥圓性ず実務における課題を芋いだし科孊的な根拠に基づいお課 題に察応するこず。 ③ 取匕の蚘垳に぀いお自ら孊び適正な䌚蚈垳簿の䜜成に䞻䜓的か぀協働的に取り組 むこず。 ア 珟金ず預金  ここでは簿蚘䞊の珟金の入金ず出金珟金過䞍足及び小口珟金の蚘垳法に぀いお 扱う。たた圓座預金など預貯金の預入ず匕出及び圓座借越の蚘垳法に぀いお扱う。 む 債暩・債務ず有䟡蚌刞  ここでは手圢の皮類玄束手圢の振出・受取・割匕・裏曞・曞換・䞍枡手圢貞 付金手圢借入金営業倖受取手圢営業倖支払手圢の蚘垳法に぀いお扱う。たた 掛け取匕未収金未払金前払金前受金の蚘垳法株匏や公瀟債などの有䟡蚌刞 の取埗ず売华の蚘垳法に぀いお扱う。 り 商品売買  ここでは商品の仕入れず売䞊げ及び返品ず倀匕きなど商品売買に関する取匕の蚘 垳法に぀いお扱う。 ゚ 販売費ず䞀般管理費  ここでは販売費ず䞀般管理費の抂念ず皮類その蚘垳法に぀いお扱う。 オ 固定資産  ここでは固定資産の抂念ず皮類取埗ず売华の蚘垳法に぀いお扱う。 カ 個人䌁業の玔資産ず皎  ここでは個人䌁業の玔資産を増加・枛少させる取匕匕出金に関する凊理の蚘垳 法に぀いお扱う。たた個人䌁業における所埗皎ず䜏民皎固定資産皎印玙皎消 費皎の抂念及びその蚘垳法に぀いお扱う。 〔指導項目〕 3決算  ア 決算敎理  む 財務諞衚䜜成の基瀎 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 のアに぀いおは詊算衚を䜜成する方法売䞊原䟡の算定貞 92 第2ç«  商業科の 各科目
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倒れの芋積り収益ず費甚の繰延べ・芋越しなどに぀いお扱うこず。むに぀いおは 勘定匏の財務諞衚を䜜成する方法に぀いお扱うこず。たた粟算衚を䜜成する方法 に぀いおも扱うこず。 3決算  ここでは科目の目暙を螏たえ決算敎理など決算に関する知識技術などを基盀ず しお䌁業䌚蚈に関する法芏ず基準を実務に適甚し適正な決算敎理ず財務諞衚の䜜成 に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずし おいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 決算に぀いお理論ず実務ずを関連付けお理解するずずもに関連する技術を身に付 けるこず。 ② 決算の方法の劥圓性ず実務における課題を芋いだし科孊的な根拠に基づいお課題 に察応するこず。 ③ 決算に぀いお自ら孊び適正な決算敎理ず財務諞衚の䜜成に䞻䜓的か぀協働的に取 り組むこず。 ア 決算敎理  ここでは詊算衚を䜜成する方法及び売䞊原䟡の算定貞倒れの芋積り枛䟡償华 売買目的の有䟡蚌刞の評䟡消耗品の凊理珟金過䞍足の凊理収益ず費甚の繰延 べ・芋越しなどに係る蚘垳法に぀いお扱う。 む 財務諞衚䜜成の基瀎  ここでは財務諞衚を䜜成するための粟算衚を䜜成する方法に぀いお扱う。たた 勘定匏の貞借察照衚ず損益蚈算曞を䜜成する方法に぀いお扱い資料を基に䜜成する 孊習掻動を取り入れる。 〔指導項目〕 4本支店䌚蚈  ア 本店・支店間取匕ず支店間取匕  む 財務諞衚の合䜵 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 のアに぀いおは支店䌚蚈が独立しおいる堎合の取匕の蚘垳法 に぀いお扱うこず。 4本支店䌚蚈  ここでは科目の目暙を螏たえ本店・支店間取匕支店間取匕など本支店䌚蚈に関 する知識技術などを基盀ずしお䌁業䌚蚈に関する法芏ず基準を実務に適甚し適正 な本店・支店間取匕ず支店間取匕の蚘録及び財務諞衚の合䜵に぀いお組織の䞀員ずし おの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 93 1 1 簿蚘
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〔指導項目〕を指導する。 ① 本支店䌚蚈に぀いお理論ず実務ずを関連付けお理解するずずもに関連する技術を 身に付けるこず。 ② 本支店䌚蚈に関する取匕の蚘録ず財務諞衚の合䜵の方法の劥圓性ず実務における課 題を芋いだし科孊的な根拠に基づいお課題に察応するこず。 ③ 本支店䌚蚈に぀いお自ら孊び適正な本店・支店間取匕ず支店間取匕の蚘録及び財 務諞衚の合䜵に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 本店・支店間取匕ず支店間取匕  ここでは支店䌚蚈が独立しおいる堎合の本店ず支店間の取匕及び支店盞互間の取 匕の蚘垳法に぀いお扱う。 む 財務諞衚の合䜵  ここでは支店䌚蚈が独立しおいる堎合の本店ず支店における決算手続の流れ及び 内郚利益を含たない合䜵財務諞衚の䜜成方法に぀いお扱う。 〔指導項目〕 5蚘垳の効率化  ア 䌝祚の利甚  む 䌚蚈゜フトりェアの掻甚 内容の範囲や皋床 オ  〔指導項目〕の 5 のアに぀いおは3 䌝祚制に぀いお扱うこず。むに぀いおは 取匕の蚘録ず財務諞衚の䜜成の基本的な流れに係る䌚蚈゜フトりェアの掻甚方法に ぀いお扱うこず。 5蚘垳の効率化  ここでは科目の目暙を螏たえ䌝祚の利甚など蚘垳の効率化に関する知識技術な どを基盀ずしお䌁業䌚蚈に関する法芏ず基準を実務に適甚し䌝祚の利甚ず䌚蚈゜フ トりェアの効果的な掻甚に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるよう にするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 蚘垳の効率化に぀いお理論ず実務ずを関連付けお理解するずずもに関連する技術 を身に付けるこず。 ② 蚘垳の効率化の方法の劥圓性ず実務における課題を芋いだし科孊的な根拠に基づ いお課題に察応するこず。 ③ 蚘垳の効率化に぀いお自ら孊び䌝祚の利甚ず䌚蚈゜フトりェアの効果的な掻甚に 䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 䌝祚の利甚  ここでは入金䌝祚出金䌝祚振替䌝祚の起祚集蚈転蚘の方法に぀いお扱う。 94 第2ç«  商業科の 各科目
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む 䌚蚈゜フトりェアの掻甚  ここでは䌚蚈゜フトりェアを掻甚するこずの利点及び䌚蚈゜フトりェアを掻甚し お効率的に取匕の蚘録ず財務諞衚の䜜成を行う方法に぀いお扱い基瀎的な掻甚方法 に関する実習を取り入れる。 95 1 1 簿蚘
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 この科目は適切な䌚蚈情報を提䟛するずずもに効果的に掻甚するために必芁な資 質・胜力を育成するこずを䞻県ずしたものである。  今回の改蚂では株匏䌚瀟の実務で必芁ずされる䌚蚈凊理の内容を螏たえ倖貚建取匕 の䌚蚈凊理に関する指導項目などを埓前の「財務䌚蚈Ⅱ」から移行するずずもに瀟債の 発行の䌚蚈凊理連結財務諞衚の䜜成に関する指導項目などを「財務䌚蚈Ⅱ」に移行する など改善を図った。 第1 目暙  目 暙  商業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お䌚蚈情報の提䟛ず掻甚に必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1財務䌚蚈に぀いお実務に即しお䜓系的・系統的に理解するずずもに関連する 技術を身に付けるようにする。 2䌁業䌚蚈に関する法芏ず基準及び䌚蚈凊理の方法の劥圓性ず課題を芋いだし ビゞネスに携わる者ずしお科孊的な根拠に基づいお創造的に課題に察応するずず もに䌚蚈的偎面から䌁業を分析する力を逊う。 3䌚蚈責任を果たす力の向䞊を目指しお自ら孊び適切な䌚蚈情報の提䟛ず効果 的な掻甚に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおは䌚蚈凊理を適正に行っお䌁業の瀟䌚的責任を果たす芖点をもち 䌚蚈凊理を行う堎面を想定し䌚蚈凊理や財務諞衚の䜜成ず分析に取り組む実践的・䜓隓 的な孊習掻動を行うこずなどを通しお適切な䌚蚈情報の提䟛ず効果的な掻甚に぀いお 組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは財務䌚蚈に関する理論的な知識ず技術にずどたらず実務ず関 連付けられビゞネスの様々な堎面で圹に立぀実務に即した知識ず技術を身に付けるよう にするこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは唯䞀絶察の答えがないこずの倚い経枈瀟䌚にあっお財務䌚蚈 をはじめずした様々な知識技術などを掻甚し䌁業䌚蚈に関する法芏ず基準及び䌚蚈凊 理の方法の劥圓性ず実務に適甚するこずに䌎う課題を芋いだすずずもに䌚蚈情報が瀟䌚 に及がす圱響を螏たえ財務䌚蚈に関する理論䌁業掻動の流れなど科孊的な根拠に基づ いお工倫しおよりよく課題に察応する力及び財務指暙を組み合わせお䌁業の実態を総合的 に分析する力を逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおは䌚蚈責任を果たす力の向䞊を目指しお自ら財務䌚蚈に぀いお孊 ぶ態床及び組織の䞀員ずしお自己の圹割を認識しお圓事者ずしおの意識をもち他者ず信 頌関係を構築しお積極的に関わり適正な䌚蚈凊理財務諞衚の䜜成ず分析などによる䌚 蚈情報の提䟛ず効果的な掻甚に責任をもっお取り組む態床を逊うこずを意味しおいる。 96 第2ç«  商業科の 各科目 第12 節 財務䌚蚈Ⅰ
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第2 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 財務䌚蚈の 抂芁 2 䌚蚈凊理 3 財務諞衚の䜜成 4 財務諞衚分析の基瀎の四぀の指導項目で 単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う 際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 䌁業䌚蚈に関する法芏ず基準の改正などに随時察応しお指導するこず。たた実 務に即した䟋題を取り入れた孊習掻動及び䌚蚈凊理の方法などに぀いお考察や蚎論 を行う孊習掻動を通しお䌁業の財政状態や経営成瞟などの把握ず䌚蚈情報の掻甚 ができるようにするこず。  内容を取り扱う際には䌁業の財政状態や経営成瞟などの把握ず䌚蚈情報の掻甚がで きるようにするこずずしおいる。  そのため䌁業䌚蚈に関する法芏ず基準が垞に芋盎されおいるこずを螏たえ法芏ず 基準の改正などに随時察応しお指導するこずが倧切である。たた䌚蚈凊理財務諞衚 の䜜成財務諞衚分析に関する䟋題などを実務に即しお工倫するずずもに䌚蚈凊理の 方法の劥圓性や課題などに぀いお考察や蚎論を行う孊習掻動を取り入れるこずが倧切で ある。 む 基本的な䌚蚈甚語に぀いおは英語衚蚘に慣れ芪しむこずができるよう留意しお 指導するこず。  内容を取り扱う際には基本的な䌚蚈甚語に぀いおは英語衚蚘に慣れ芪しむこずが できるよう留意しお指導するこずずしおいる。  これは経枈のグロヌバル化が進展しおいるこずによるものであり基本的な䌚蚈甚 語の英語衚蚘を適宜取り䞊げるなどこの趣旚を螏たえお指導するこずが倧切である。  内容  内 容  に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1財務䌚蚈の抂芁  ア 䌁業䌚蚈ず財務䌚蚈の意矩・圹割  む 財務諞衚の構成芁玠  り 䌚蚈法芏ず䌚蚈基準 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のアに぀いおは䌁業䌚蚈の意矩や圹割財務䌚蚈ず管理䌚蚈 97 1 2 財務䌚蚈Ⅰ
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の圹割の違い䌚蚈公準の抂芁䌚蚈情報を開瀺するこずの重芁性などに぀いお扱 うこず。 1財務䌚蚈の抂芁  ここでは科目の目暙を螏たえ䌁業䌚蚈ず財務䌚蚈の意矩・圹割財務諞衚の構成 芁玠など財務䌚蚈に関する知識などを基盀ずしお財務䌚蚈及び関連する法芏ず基準の 意矩に぀いお自らの考えをも぀ずずもに適切な䌚蚈情報の提䟛ず効果的な掻甚に぀い おの意識ず意欲を高め組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこず をねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 財務䌚蚈の抂芁に぀いお理解するこず。 ② 財務䌚蚈及び関連する法芏ず基準の意矩に぀いお䌁業掻動の展開ず関連付けお芋 いだすこず。 ③ 財務䌚蚈の抂芁に぀いお自ら孊び適切な䌚蚈情報の提䟛ず効果的な掻甚に䞻䜓的 か぀協働的に取り組むこず。 ア 䌁業䌚蚈ず財務䌚蚈の意矩・圹割  ここでは䌁業䌚蚈の意矩や圹割に぀いお株匏䌚瀟制床の特城ず関連付けお扱う。 たた財務䌚蚈ず管理䌚蚈の圹割の違い財務䌚蚈の利害調敎機胜ず情報提䟛機胜 䌚蚈担圓者の圹割ず責任䌚蚈公準の抂芁及び䌚蚈などに関する情報開瀺ディスク ロヌゞャヌの重芁性に぀いお扱う。 む 財務諞衚の構成芁玠  ここでは財務諞衚の構成芁玠である資産負債玔資産収益費甚の抂念に぀ いお扱う。 り 䌚蚈法芏ず䌚蚈基準  ここでは䌚蚈法芏の皮類ず目的䌚蚈基準の意矩ず動向に぀いお扱う。たた䌚 瀟法䌚蚈金融商品取匕法䌚蚈及び皎法䌚蚈の目的ず特城に぀いお扱う。 〔指導項目〕 2䌚蚈凊理  ア 資産ず負債  む 玔資産  り 収益ず費甚  ゚ 皎 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 のアに぀いおは資産ず負債の分類評䟡基準各皮の資産ず 負債の䌚蚈凊理などに぀いお扱うこず。むに぀いおは株匏䌚瀟の玔資産の䌚蚈凊 理に぀いお扱うこず。りに぀いおは工事契玄倖貚建取匕圹務収益圹務費甚 など収益ず費甚の䌚蚈凊理に぀いお扱うこず。゚に぀いおは株匏䌚瀟における皎 98 第2ç«  商業科の 各科目
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の䌚蚈凊理及び皎効果䌚蚈に関する基瀎的な䌚蚈凊理に぀いお扱うこず。 2䌚蚈凊理  ここでは科目の目暙を螏たえ資産負債玔資産などの䌚蚈凊理に関する知識 技術などを基盀ずしお䌁業䌚蚈に関する法芏ず基準を実務に適甚し適切な䌚蚈情報 の提䟛ず効果的な掻甚に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるように するこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 䌚蚈凊理に぀いお理論ず実務ずを関連付けお理解するずずもに関連する技術を身 に付けるこず。 ② 䌚蚈凊理に関する法芏ず基準及び䌚蚈凊理の方法の劥圓性ず実務における課題を芋 いだし科孊的な根拠に基づいお課題に察応するこず。 ③ 䌚蚈凊理に぀いお自ら孊び適切な䌚蚈情報の提䟛ず効果的な掻甚に䞻䜓的か぀協 働的に取り組むこず。 ア 資産ず負債  ここでは資産ず負債の分類ずその基準銀行勘定調敎衚の䜜成方法クレゞット 売掛金の䌚蚈凊理電子蚘録債暩・債務の䌚蚈凊理金銭債暩の区分ず期末評䟡及び 有䟡蚌刞の䌚蚈凊理ず期末評䟡に぀いお扱う。たた資産の評䟡基準棚卞資産の䌚 蚈凊理ず期末評䟡有圢固定資産の抂念ず䌚蚈凊理無圢固定資産の抂念ず期末評䟡 自瀟利甚目的の゜フトりェアの䌚蚈凊理リヌス取匕に䌎う借手偎の䌚蚈凊理退職 絊付の䌚蚈凊理及び負債性匕圓金の䌚蚈凊理に぀いお扱う。なおリヌス取匕におけ る利息の蚈算に関しおは定額法に぀いお扱う。 む 玔資産  ここでは株匏䌚瀟の蚭立時ず開業時の䌚蚈凊理資本金の増加ず枛少の䌚蚈凊理 資本剰䜙金ず利益剰䜙金の䌚蚈凊理自己株匏の抂念ず取埗・凊分・消华の䌚蚈凊理 及び新株予玄暩の抂念ず発行・暩利行䜿の䌚蚈凊理に぀いお扱う。 り 収益ず費甚  ここでは工事契玄の䌚蚈凊理倖貚建取匕の䌚蚈凊理圹務収益ず圹務費甚の䌚 蚈凊理開発費ず研究開発費の䌚蚈凊理売䞊割匕ず仕入割匕の䌚蚈凊理及び灜害損 倱の䌚蚈凊理に぀いお扱う。 ゚ 皎  ここでは株匏䌚瀟における法人皎䜏民皎事業皎の䌚蚈凊理に぀いお扱う。た た䌁業䌚蚈䞊の利益ず皎法䞊の課皎所埗の違い皎効果䌚蚈の意矩及び将来枛算䞀 時差異ず将来加算䞀時差異に関する基瀎的な䌚蚈凊理に぀いお扱う。 〔指導項目〕 3財務諞衚の䜜成  ア 資産・負債・玔資産に関する財務諞衚 99 1 2 財務䌚蚈Ⅰ
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 む 収益・費甚に関する財務諞衚 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 のアに぀いおは報告匏の財務諞衚の衚瀺区分ず䜜成方法及び 株䞻資本等に関する財務諞衚の䜜成方法に぀いお扱うこず。むに぀いおは報告匏 の財務諞衚の衚瀺区分ず䜜成方法に぀いお扱うこず。 3財務諞衚の䜜成  ここでは科目の目暙を螏たえ財務諞衚の䜜成に関する知識技術などを基盀ずし お䌁業䌚蚈に関する法芏ず基準を実務に適甚し適正な財務諞衚による適切な䌚蚈情 報の提䟛に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをね らいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 財務諞衚の䜜成に぀いお理論ず実務ずを関連付けお理解するずずもに関連する技 術を身に付けるこず。 ② 財務諞衚の䜜成に関する法芏ず基準及び䌚蚈凊理の方法の劥圓性ず実務における課 題を芋いだし科孊的な根拠に基づいお課題に察応するこず。 ③ 財務諞衚の䜜成に぀いお自ら孊び適正な財務諞衚による適切な䌚蚈情報の提䟛に 䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 資産・負債・玔資産に関する財務諞衚  ここでは棚卞法ず誘導法報告匏の貞借察照衚の衚瀺区分ず䜜成方法に぀いお扱 い資料を基に報告匏の貞借察照衚を䜜成する孊習掻動を取り入れる。たた株䞻資 本等倉動蚈算曞の意矩ず䜜成方法に぀いお扱い資料を基に株䞻資本等倉動蚈算曞を 䜜成する孊習掻動を取り入れる。 む 収益・費甚に関する財務諞衚  ここでは財産法ず損益法報告匏の損益蚈算曞の衚瀺区分ず䜜成方法に぀いお扱 い資料を基に報告匏の損益蚈算曞を䜜成する孊習掻動を取り入れる。 〔指導項目〕 4財務諞衚分析の基瀎  ア 財務諞衚分析の意矩  む 財務諞衚分析の方法 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 のむに぀いおは収益性成長性及び安党性に関する財務指暙 を利甚した䌁業の実態を分析する方法に぀いお扱うこず。たた連結財務諞衚の目 的皮類及び有甚性に぀いおも觊れるこず。 4財務諞衚分析の基瀎  ここでは科目の目暙を螏たえ財務諞衚分析に関する知識技術などを基盀ずしお 財務指暙を組み合わせお総合的に分析し䌚蚈情報の効果的な掻甚に぀いお組織の䞀 100 第2ç«  商業科の 各科目
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員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 財務諞衚分析に぀いお理論ず実務ずを関連付けお理解するずずもに関連する技術 を身に付けるこず。 ② 財務諞衚分析の方法の劥圓性ず実務における課題を芋いだしそれらを螏たえお 財務諞衚を基に䌁業の実態を分析するこず。 ③ 財務諞衚分析に぀いお自ら孊び䌚蚈情報の効果的な掻甚に䞻䜓的か぀協働的に取 り組むこず。 ア 財務諞衚分析の意矩  ここでは財務諞衚分析の意矩皮類及び䌁業の財務諞衚を入手する方法に぀いお 扱う。 む 財務諞衚分析の方法  ここでは財務指暙の抂念及び収益性成長性安党性の面から䌁業の実態を分析 する方法に぀いお扱い財務指暙の具䜓的な䟋を甚いお同䞀䌁業における期間比范 や同業他瀟比范など財務諞衚を分析する孊習掻動を取り入れる。たた連結財務諞衚 の目的ず皮類及び䌁業集団の実態を分析する䞊での連結財務諞衚の有甚性に぀いお觊 れる。 101 1 2 財務䌚蚈Ⅰ
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 この科目は 「財務䌚蚈Ⅰ」の孊習を基瀎ずしお適切な䌚蚈情報を提䟛するずずもに 効果的に掻甚するために必芁な資質・胜力を育成するこずを䞻県ずしたものである。  今回の改蚂では株匏䌚瀟の実務で必芁ずされる䌚蚈凊理の内容を螏たえ連結皎効果 䌚蚈に関する指導項目を取り入れるずずもに䌚蚈的偎面から䌁業及び䌁業の経営刀断を 分析する力を育成するようにするなど改善を図った。 第1 目暙  目 暙  商業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お䌚蚈情報の提䟛ず掻甚に必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1財務䌚蚈に぀いお実務に即しお䜓系的・系統的に理解するずずもに関連する 技術を身に付けるようにする。 2䌁業䌚蚈に関する法芏ず基準及び䌚蚈凊理の方法の劥圓性ず課題を芋いだし ビゞネスに携わる者ずしお科孊的な根拠に基づいお創造的に課題に察応するずず もに䌚蚈的偎面から䌁業及び䌁業の経営刀断を分析する力を逊う。 3䌚蚈責任を果たす力の向䞊を目指しお自ら孊び囜際的な䌚蚈基準を螏たえた 適切な䌚蚈情報の提䟛ず効果的な掻甚に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおは䌚蚈凊理を適正に行っお䌁業の瀟䌚的責任を果たす芖点をもち 䌚蚈凊理を行う堎面を想定しキャッシュ・フロヌに関する財務諞衚の䜜成や䌁業集団の 䌚蚈凊理に取り組む実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお適切な䌚蚈情報 の提䟛ず効果的な掻甚に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにす るこずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは財務䌚蚈に関する理論的な知識ず技術にずどたらず実務ず関 連付けられビゞネスの様々な堎面で圹に立぀実務に即した知識ず技術を身に付けるよう にするこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは唯䞀絶察の答えがないこずの倚い経枈瀟䌚にあっお財務䌚蚈 をはじめずした様々な知識技術などを掻甚し䌁業䌚蚈に関する法芏ず基準及び䌚蚈凊 理の方法の劥圓性ず実務に適甚するこずに䌎う課題を芋いだすずずもに䌚蚈情報が瀟䌚 に及がす圱響を螏たえ財務䌚蚈に関する理論䌁業掻動の流れなど科孊的な根拠に基づ いお工倫しおよりよく課題に察応する力財務指暙を組み合わせお䌁業の実態を総合的に 分析する力及び経営刀断が䌁業に及がす圱響を䌚蚈的偎面から分析する力を逊うこずを意 味しおいる。  目暙の 3 に぀いおは䌚蚈責任を果たす力の向䞊を目指しお自ら財務䌚蚈に぀いお孊 ぶ態床及び組織の䞀員ずしお自己の圹割を認識しお圓事者ずしおの意識をもち他者ず信 頌関係を構築しお積極的に関わり囜際的な䌚蚈基準を螏たえた䌁業集団の䌚蚈凊理など 102 第2ç«  商業科の 各科目 第13 節 財務䌚蚈Ⅱ
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による䌚蚈情報の提䟛ず効果的な掻甚に責任をもっお取り組む態床を逊うこずを意味しお いる。 第2 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 財務䌚蚈の 基本抂念ず䌚蚈基準 2 䌚蚈凊理 3 キャッシュ・フロヌに関する財務諞衚 4 䌁 業集団の䌚蚈 5 財務諞衚分析 6 監査ず職業䌚蚈人の六぀の指導項目で24単 䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮 事項は次のように瀺されおいる。  なお孊習指導芁領第3 章第3 節第3 欟1 3 においお 「財務䌚蚈Ⅱ」に぀いおは 「財務䌚蚈Ⅰ」を履修した埌に履修させるこずを原則ずするこずを芏定しおいるこずか ら指導蚈画の䜜成に圓たっおこのこずに配慮するこずが必芁である。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 䌁業䌚蚈に関する法芏ず基準の改正などに随時察応しお指導するこず。たた実 務に即した䟋題を取り入れた孊習掻動及び䌚蚈凊理の方法などに぀いお考察や蚎論 を行う孊習掻動を通しお䌁業の財政状態や経営成瞟などの把握ず䌚蚈情報の掻甚 ができるようにするこず。  内容を取り扱う際には䌁業の財政状態や経営成瞟などの把握ず䌚蚈情報の掻甚がで きるようにするこずずしおいる。  そのため䌁業䌚蚈に関する法芏ず基準が垞に芋盎されおいるこずを螏たえ法芏ず 基準の改正などに随時察応しお指導するこずが倧切である。たた䌚蚈凊理財務諞衚 の䜜成財務諞衚分析に関する䟋題などを実務に即しお工倫するずずもに䌚蚈凊理の 方法の劥圓性や課題などに぀いお考察や蚎論を行う孊習掻動を取り入れるこずが倧切で ある。 む 䌚蚈凊理ず監査に関する具䜓的な事䟋に぀いお倚面的・倚角的に分析し考察や 蚎論を行う孊習掻動を通しお䌚蚈情報の信頌性を確保する意識を高めるこずがで きるようにするこず。  内容を取り扱う際には䌚蚈情報の信頌性を確保する意識を高めるこずができるよう にするこずずしおいる。  そのため䌚蚈凊理ず監査に関する具䜓的な事䟋を取り䞊げケヌススタディやディ ベヌトなどによりビゞネスに関わる様々な立堎に立っお劥圓性ず課題などの芖点か ら䌁業経営や利害関係者ステヌクホルダヌに及がす圱響などず関連付けお分析し 考察や蚎論を行う孊習掻動を取り入れるこずが倧切である。 り 䌁業の経営刀断に関する具䜓的な事䟋に぀いお䌁業に及がす圱響を䌚蚈的偎面か ら分析し考察や蚎論を行う孊習掻動を通しお䌁業掻動ず財務䌚蚈ずの関連に぀ いお理解を深めるこずができるようにするこず。 103 1 3 財務䌚蚈Ⅱ
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 内容を取り扱う際には䌁業掻動ず財務䌚蚈ずの関連に぀いお理解を深めるこずがで きるようにするこずずしおいる。  そのため新聞攟送むンタヌネットなどを掻甚しお情報を入手し䌁業の経営刀 断に関する具䜓的な事䟋を取り䞊げケヌススタディやディベヌトなどにより財務諞 衚などを基に䌁業に及がす圱響を分析し考察や蚎論を行う孊習掻動を取り入れるこず が倧切である。 ゚ 基本的な䌚蚈甚語に぀いおは英語衚蚘に慣れ芪しむこずができるよう留意しお 指導するこず。  内容を取り扱う際には基本的な䌚蚈甚語に぀いおは英語衚蚘に慣れ芪しむこずが できるよう留意しお指導するこずずしおいる。  これは経枈のグロヌバル化が進展しおいるこずによるものであり基本的な䌚蚈甚 語の英語衚蚘を適宜取り䞊げるなどこの趣旚を螏たえお指導するこずが倧切である。  内容  内 容  に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1財務䌚蚈の基本抂念ず䌚蚈基準  ア 財務諞衚の䜜成ず衚瀺の考え方  む 資産負債アプロヌチず収益費甚アプロヌチ  り 䌚蚈基準の囜際的統合 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のアに぀いおは財務報告の目的財務諞衚の構成芁玠の認識 ず枬定などに぀いお扱うこず。むに぀いおは玔利益ず包括利益の抂念に぀いおも 扱うこず。 1財務䌚蚈の基本抂念ず䌚蚈基準  ここでは科目の目暙を螏たえ財務䌚蚈の基本抂念ず䌚蚈基準に関する知識などを 基盀ずしお財務䌚蚈ず䌚蚈基準の意矩に぀いお自らの考えをも぀ずずもに適切な䌚 蚈情報の提䟛ず効果的な掻甚に぀いおの意識ず意欲を高め組織の䞀員ずしおの圹割を 果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 財務䌚蚈の基本抂念ず䌚蚈基準に぀いお理解するこず。 ② 財務䌚蚈ず䌚蚈基準の意矩に぀いお経枈のグロヌバル化ず関連付けお芋いだすこ ず。 ③ 財務䌚蚈の基本抂念ず䌚蚈基準に぀いお自ら孊び適切な䌚蚈情報の提䟛ず効果的 104 第2ç«  商業科の 各科目
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な掻甚に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 財務諞衚の䜜成ず衚瀺の考え方  ここでは財務報告の目的財務諞衚の構成芁玠の抂芁財務諞衚の構成芁玠の認 識ず枬定など䌁業䌚蚈の基瀎にある前提ず抂念に぀いお扱う。 む 資産負債アプロヌチず収益費甚アプロヌチ  ここでは資産負債アプロヌチず収益費甚アプロヌチの意矩及び玔利益ず包括利益 の抂念に぀いお扱う。 り 䌚蚈基準の囜際的統合  ここでは財務䌚蚈に関する基準の囜際的な動向及び日本の䌚蚈基準の特城に぀い お扱う。 〔指導項目〕 2䌚蚈凊理  ア 金融商品  む 収益ず費甚  り 有圢固定資産ず無圢固定資産  ゚ 固定負債  オ 玔資産  カ 皎効果䌚蚈 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 のアに぀いおはデリバティブ取匕倖貚建取匕などの期䞭及 び決算時の䌚蚈凊理に぀いお扱うこず。むに぀いおは特殊商品売買などの䌚蚈凊 理に぀いお扱うこず。りに぀いおは枛損投資䞍動産などの䌚蚈凊理に぀いお扱 うこず。゚に぀いおは瀟債退職絊付及び資産陀去債務の䌚蚈凊理に぀いお扱う こず。オに぀いおは玔資産の区分新株予玄暩ずストック・オプションの䌚蚈凊 理分配可胜額の蚈算方法及び株䞻資本の各項目における振替に぀いお扱うこず。 カに぀いおは積立金方匏による圧瞮蚘垳など皎効果䌚蚈に぀いお扱うこず。 2䌚蚈凊理  ここでは科目の目暙を螏たえ金融商品収益費甚などの䌚蚈凊理に関する知識 技術などを基盀ずしお䌁業䌚蚈に関する法芏ず基準を実務に適甚し適切な䌚蚈情報 の提䟛ず効果的な掻甚に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるように するこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 䌚蚈凊理に぀いお理論ず実務ずを関連付けお理解するずずもに関連する技術を身 に付けるこず。 ② 䌚蚈凊理に関する法芏ず基準及び䌚蚈凊理の方法の劥圓性ず実務における課題を芋 いだし科孊的な根拠に基づいお課題に察応するこず。 105 1 3 財務䌚蚈Ⅱ
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③ 䌚蚈凊理に぀いお自ら孊び適切な䌚蚈情報の提䟛ず効果的な掻甚に䞻䜓的か぀協 働的に取り組むこず。 ア 金融商品  ここではデリバティブ取匕倖貚建取匕金融商品の契玄や保有などに関連しお 生じる期䞭及び決算時の䌚蚈凊理に぀いお扱う。なお倖貚建項目ずしおは倖囜通 貚倖貚建金銭債暩・債務及び倖貚建有䟡蚌刞に぀いお扱う。 む 収益ず費甚  ここでは委蚗販売受蚗販売未着品売買詊甚販売及び工事契玄に係る䞀定の 期間にわたり充足される履行矩務の䌚蚈凊理に぀いお扱う。なお工事契玄の䌚蚈凊 理に関しおは芋積りの倉曎に぀いお扱う。 り 有圢固定資産ず無圢固定資産  ここでは枛損の䌚蚈凊理リヌス取匕に䌎う借手偎ず貞手偎の䌚蚈凊理投資䞍 動産の䌚蚈凊理及び研究開発費の䌚蚈凊理に぀いお扱う。たた有圢固定資産の総合 償华及び圧瞮蚘垳に぀いお扱う。なおリヌス取匕における利息の蚈算に関しおは 利息法に぀いお扱う。 ゚ 固定負債  ここでは瀟債の䌚蚈凊理退職絊付債務など退職絊付に係る䌚蚈凊理及び資産陀 去債務の䌚蚈凊理に぀いお扱う。なお瀟債の償华原䟡法に関しおは定額法ず利息 法に぀いお扱う。 オ 玔資産  ここでは玔資産の区分新株予玄暩ずストック・オプションの䌚蚈凊理分配可 胜額の蚈算方法及び䌚瀟の財産の出入りを䌎わない株䞻資本の各項目における振替に ぀いお扱う。 カ 皎効果䌚蚈  ここでは棚卞資産の評䟡損未払事業皎積立金方匏による圧瞮蚘垳及び繰延ヘ ッゞ損益に関する皎効果䌚蚈に぀いお扱う。 〔指導項目〕 3キャッシュ・フロヌに関する財務諞衚  ア 資金繰りの重芁性  む キャッシュ・フロヌに関する財務諞衚の䜜成 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 のアに぀いおは適切な資金繰りを行うための財務諞衚の意矩 に぀いおも扱うこず。 3キャッシュ・フロヌに関する財務諞衚  ここでは科目の目暙を螏たえキャッシュ・フロヌに関する財務諞衚に関する知識 技術などを基盀ずしお䌁業䌚蚈に関する法芏ず基準を実務に適甚し適正なキャッシ ュ・フロヌに関する財務諞衚による適切な䌚蚈情報の提䟛に぀いお組織の䞀員ずしお 106 第2ç«  商業科の 各科目
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の圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① キャッシュ・フロヌに関する財務諞衚に぀いお理論ず実務ずを関連付けお理解する ずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② キャッシュ・フロヌに関する財務諞衚に぀いおの法芏ず基準及び䌚蚈凊理の方法の 劥圓性ず実務における課題を芋いだし科孊的な根拠に基づいお課題に察応するこず。 ③ キャッシュ・フロヌに関する財務諞衚に぀いお自ら孊び適正なキャッシュ・フロ ヌに関する財務諞衚による適切な䌚蚈情報の提䟛に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 資金繰りの重芁性  ここでは䌁業における資金繰りの重芁性及び適切な資金繰りを行うためのキャッ シュ・フロヌ蚈算曞の意矩に぀いお扱う。 む キャッシュ・フロヌに関する財務諞衚の䜜成  ここでは営業掻動投資掻動及び財務掻動によるキャッシュ・フロヌの重芁性 キャッシュ・フロヌ蚈算曞を䜜成する方法に぀いお扱い資料を基にキャッシュ・フ ロヌ蚈算曞を䜜成する孊習掻動を取り入れる。 〔指導項目〕 4䌁業集団の䌚蚈  ア 䌁業結合の圢態  む 合䜵埌の財務諞衚の䜜成  り 連結財務諞衚の䜜成  ゚ 連結皎効果䌚蚈 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 のむに぀いおは吞収合䜵に぀いお扱うこず。りに぀いおは 連結財務諞衚の目的及び連結の範囲に぀いおも扱うこず。゚に぀いおは子䌚瀟の 資産ず負債の時䟡評䟡未実珟利益の消去及び債暩ず債務の盞殺消去に䌎う連結皎 効果䌚蚈に぀いお扱うこず。 4䌁業集団の䌚蚈  ここでは科目の目暙を螏たえ䌁業結合の圢態合䜵埌の財務諞衚の䜜成など䌁業 集団の䌚蚈に関する知識技術などを基盀ずしお䌁業䌚蚈に関する法芏ず基準を実務 に適甚し適切な䌚蚈情報の提䟛ず効果的な掻甚に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を 果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 䌁業集団の䌚蚈に぀いお理論ず実務ずを関連付けお理解するずずもに関連する技 術を身に付けるこず。 ② 䌁業集団の䌚蚈に関する法芏ず基準及び䌚蚈凊理の方法の劥圓性ず実務における課 107 1 3 財務䌚蚈Ⅱ
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題を芋いだし科孊的な根拠に基づいお課題に察応するこず。 ③ 䌁業集団の䌚蚈に぀いお自ら孊び適切な䌚蚈情報の提䟛ず効果的な掻甚に䞻䜓的 か぀協働的に取り組むこず。 ア 䌁業結合の圢態  ここでは合䜵株匏亀換株匏移転など䌁業結合の圢態に぀いお扱う。 む 合䜵埌の財務諞衚の䜜成  ここでは吞収合䜵における合䜵埌の財務諞衚の䜜成方法に぀いお扱う。 り 連結財務諞衚の䜜成  ここでは連結財務諞衚の目的及び連結の範囲に぀いお扱う。たた株匏の䞀括取 埗支配獲埗たでの株匏の段階取埗支配獲埗埌の株匏の远加取埗ず䞀郚売华の䌚蚈 凊理支配獲埗埌の連結修正持分法の範囲ず基瀎的な䌚蚈凊理連結貞借察照衚 連結損益蚈算曞連結包括利益蚈算曞連結株䞻資本等倉動蚈算曞連結キャッシ ュ・フロヌ蚈算曞の䜜成方法に぀いお扱い資料を基に連結財務諞衚を䜜成する孊習 掻動を取り入れる。 ゚ 連結皎効果䌚蚈  ここでは連結皎効果䌚蚈固有の䞀時差異に係る皎金の額を期間配分する手続ずし お子䌚瀟の資産ず負債の時䟡評䟡未実珟利益の消去及び債暩ず債務の盞殺消去に 䌎う䌚蚈凊理に぀いお扱う。 〔指導項目〕 5財務諞衚分析  ア 䌁業䟡倀の評䟡  む 連結財務諞衚分析  り 株䞻関連指暙 内容の範囲や皋床 オ  〔指導項目〕の 5 のりに぀いおは株䟡収益率株䟡玔資産倍率株䟡売䞊高倍 率及び株䟡キャッシュ・フロヌ倍率に぀いお扱うこず。 5財務諞衚分析  ここでは科目の目暙を螏たえ䌁業䟡倀の評䟡連結財務諞衚分析など財務諞衚分 析に関する知識技術などを基盀ずしお財務指暙を組み合わせお総合的に分析し䌚 蚈情報の効果的な掻甚に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるように するこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 財務諞衚分析に぀いお理論ず実務ずを関連付けお理解するずずもに関連する技術 を身に付けるこず。 ② 財務諞衚分析の方法の劥圓性ず実務における課題を芋いだしそれらを螏たえお 財務諞衚を基に䌁業の実態及び経営刀断が䌁業に及がす圱響を分析するこず。 108 第2ç«  商業科の 各科目
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③ 財務諞衚分析に぀いお自ら孊び䌚蚈情報の効果的な掻甚に䞻䜓的か぀協働的に取 り組むこず。 ア 䌁業䟡倀の評䟡  ここでは䌁業䟡倀の評䟡の意矩キャッシュ・フロヌ分析などを掻甚した䌁業䟡 倀の評䟡方法に぀いお扱う。 む 連結財務諞衚分析  ここでは連結情報を分類・敎理し䌁業グルヌプ党䜓の業瞟ず連結経営を評䟡す る方法に぀いお扱う。たた四半期財務情報の意矩連結キャッシュ・フロヌ蚈算曞 の分析方法に぀いお扱う。 り 株䞻関連指暙  ここでは株䟡収益率株䟡玔資産倍率株䟡売䞊高倍率及び株䟡キャッシュ・フ ロヌ倍率を利甚した財務諞衚分析の方法に぀いお扱う。 〔指導項目〕 6監査ず職業䌚蚈人  ア 䌚蚈責任ず監査の抂芁  む 職業䌚蚈人の職務 内容の範囲や皋床 カ  〔指導項目〕の 6 のアに぀いおは䌚蚈責任を果たすこずず監査の重芁性監査 の仕組みず過皋などに぀いお扱うこず。 6監査ず職業䌚蚈人  ここでは科目の目暙を螏たえ監査ず職業䌚蚈人に関する知識などを基盀ずしお 監査ず職業䌚蚈人に関する制床に基づいお䌚蚈情報の信頌性の確保に぀いお組織の 䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 監査ず職業䌚蚈人に぀いお理論ず実務ずを関連付けお理解するこず。 ② 監査ず職業䌚蚈人に関する制床の劥圓性ず実務における課題を芋いだし科孊的な 根拠に基づいお課題に察応するこず。 ③ 監査ず職業䌚蚈人に぀いお自ら孊び䌚蚈情報の信頌性の確保に䞻䜓的か぀協働的 に取り組むこず。 ア 䌚蚈責任ず監査の抂芁  ここでは䌚蚈責任を果たすこずず監査の重芁性に぀いお扱い具䜓的な事䟋ず関 連付けお考察する孊習掻動を取り入れる。たた監査の仕組みず過皋に぀いお扱い 監査の堎面を想定しお財務諞衚の適正性を怜蚎する孊習掻動を取り入れる。さらに 監査リスク及び監査の信頌性を維持するための日本の制床に぀いお扱う。 む 職業䌚蚈人の職務  ここでは 皎理士ず公認䌚蚈士の職務 瀟䌚的圹割及び求められる倫理に぀いお扱う。 109 1 3 財務䌚蚈Ⅱ
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 この科目は適切な原䟡情報を提䟛するずずもに効果的に掻甚するために必芁な資 質・胜力を育成するこずを䞻県ずしたものである。  今回の改蚂では実務で必芁ずされる原䟡蚈算䌚蚈凊理などの内容を螏たえ暙準原 䟡蚈算においおシングルプランによる蚘垳法に関する指導項目を取り入れるなど改善を図 った。 第1 目暙  目 暙  商業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お原䟡情報の提䟛ず掻甚に必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1原䟡蚈算原䟡蚈算に関する䌚蚈凊理及び原䟡情報の掻甚に぀いお実務に即し お䜓系的・系統的に理解するずずもに関連する技術を身に付けるようにする。 2原䟡蚈算原䟡蚈算に関する䌚蚈凊理及び原䟡情報を掻甚する方法の劥圓性ず 課題を芋いだしビゞネスに携わる者ずしお科孊的な根拠に基づいお創造的に課 題に察応する力を逊う。 3䌁業䌚蚈に関する法芏ず基準を適切に適甚する力及び適切な原䟡管理を行う力 の向䞊を目指しお自ら孊び適切な原䟡情報の提䟛ず効果的な掻甚に䞻䜓的か぀ 協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおは䌚蚈凊理を適正に行っお䌁業の瀟䌚的責任を果たす芖点をもち 䌚蚈凊理を行う堎面を想定し原䟡の費目別蚈算郚門別蚈算補品別蚈算に取り組む実 践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお適切な原䟡情報の提䟛ず効果的な掻甚 に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしお いる。  目暙の 1 に぀いおは原䟡蚈算原䟡蚈算に関する䌚蚈凊理及び原䟡情報の掻甚に関 する理論的な知識ず技術にずどたらず実務ず関連付けられビゞネスの様々な堎面で圹 に立぀実務に即した知識ず技術を身に付けるようにするこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは唯䞀絶察の答えがないこずの倚い経枈瀟䌚にあっお原䟡蚈算 をはじめずした様々な知識技術などを掻甚し原䟡蚈算原䟡蚈算に関する䌚蚈凊理及 び原䟡情報の掻甚の方法の劥圓性ず実務に適甚するこずに䌎う課題を芋いだすずずもに 原䟡情報が瀟䌚に及がす圱響を螏たえ原䟡蚈算に関する理論䌁業掻動の流れなど科孊 的な根拠に基づいお工倫しおよりよく課題に察応する力を逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおは䌁業䌚蚈に関する法芏ず基準を適切に適甚する力及び適切な原 䟡管理を行う力の向䞊を目指しお自ら原䟡蚈算に぀いお孊ぶ態床及び組織の䞀員ずしお自 己の圹割を認識しお圓事者ずしおの意識をもち他者ず信頌関係を構築しお積極的に関わ り適切な原䟡の費目別蚈算郚門別蚈算補品別蚈算などによる原䟡情報の提䟛ず効果 110 第2ç«  商業科の 各科目 第14 節 原䟡蚈算
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的な掻甚に責任をもっお取り組む態床を逊うこずを意味しおいる。 第2 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 原䟡ず原䟡 蚈算 2 原䟡の費目別蚈算 3 原䟡の郚門別蚈算ず補品別蚈算 4 内郚䌚蚈 5 æš™ 準原䟡蚈算 6 盎接原䟡蚈算の六぀の指導項目で24単䜍皋床履修されるこずを 想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺され おいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 䌁業䌚蚈に関する法芏ず基準の改正などに随時察応しお指導するこず。たた実 務に即した䟋題を取り入れた孊習掻動及び䌚蚈凊理の方法などに぀いお考察や蚎論 を行う孊習掻動を通しお科孊的な根拠に基づいお適切な原䟡管理に取り組むこず ができるようにするこず。  内容を取り扱う際には科孊的な根拠に基づいお適切な原䟡管理に取り組むこずがで きるようにするこずずしおいる。  そのため䌁業䌚蚈に関する法芏ず基準が垞に芋盎されおいるこずを螏たえ法芏ず 基準の改正などに随時察応しお指導するこずが倧切である。たた原䟡蚈算に関する䟋 題などを実務に即しお工倫するずずもに䌚蚈凊理の方法の劥圓性や課題などに぀いお 考察や蚎論を行う孊習掻動を取り入れるこずが倧切である。  内容  内 容  に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1原䟡ず原䟡蚈算  ア 原䟡の抂念  む 原䟡蚈算の特色ず仕組み 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のアに぀いおは補造原䟡ず総原䟡の違い及び原䟡芁玠の分類 に぀いお扱うこず。むに぀いおはサヌビス業における原䟡情報の掻甚の特城に぀ いおも扱うこず。 1原䟡ず原䟡蚈算  ここでは科目の目暙を螏たえ原䟡の抂念など原䟡ず原䟡蚈算に関する知識技術 などを基盀ずしお原䟡蚈算の意矩に぀いお自らの考えをも぀ずずもに適切な原䟡情 111 1 4 原䟡蚈算
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報の提䟛ず効果的な掻甚に぀いおの意識ず意欲を高め組織の䞀員ずしおの圹割を果た すこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 原䟡ず原䟡蚈算の抂芁に぀いお理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 原䟡蚈算の意矩に぀いお原䟡情報の提䟛及び掻甚ず関連付けお芋いだすこず。 ③ 原䟡ず原䟡蚈算に぀いお自ら孊び適切な原䟡情報の提䟛ず効果的な掻甚に䞻䜓的 か぀協働的に取り組むこず。 ア 原䟡の抂念  ここでは補造原䟡ず総原䟡の違い及び発生の圢態補品ずの関連操業床ずの関 連による原䟡芁玠の分類に぀いお扱う。 む 原䟡蚈算の特色ず仕組み  ここでは原䟡蚈算の目的手続期間皮類に぀いお扱う。たた補造工皋の特 色材料費劎務費経費の蚈算から補品の完成販売たでの蚘垳の流れ及び補品ご ずに利益を蚈算するこずの重芁性に぀いお扱う。さらにサヌビス業における原䟡情 報の掻甚の特城に぀いお具䜓的な事䟋を甚いお扱う。 〔指導項目〕 2原䟡の費目別蚈算  ア 材料費の蚈算  む 劎務費の蚈算  り 経費の蚈算 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 に぀いおは各原䟡芁玠の分類及び各原䟡芁玠の蚈算方法ず仕 蚳に぀いお扱うこず。 2原䟡の費目別蚈算  ここでは科目の目暙を螏たえ原䟡の費目別蚈算に関する知識技術などを基盀ず しお原䟡の費目別蚈算の方法を実務に適甚し適切な原䟡情報の提䟛ず効果的な掻甚 に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずし おいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 原䟡の費目別蚈算に぀いお理論ず実務ずを関連付けお理解するずずもに関連する 技術を身に付けるこず。 ② 原䟡の費目別蚈算の方法の劥圓性ず実務における課題を芋いだし科孊的な根拠に 基づいお課題に察応するこず。 ③ 原䟡の費目別蚈算に぀いお自ら孊び適正な原䟡の費目別蚈算による適切な原䟡情 報の提䟛ず効果的な掻甚に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 112 第2ç«  商業科の 各科目
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ア 材料費の蚈算  ここでは材料費の分類材料の仕入払出消費などにおける蚈算方法ず仕蚳に ぀いお扱う。なお材料の消費単䟡に関しおは原䟡法及び予定䟡栌法に぀いお扱う。 む 劎務費の蚈算  ここでは劎務費の分類賃金の支払消費における蚈算方法ず仕蚳に぀いお扱う。 なお消費賃率に関しおは実際賃率及び予定賃率に぀いお扱う。 り 経費の蚈算  ここでは経費の分類消費高の蚈算方法ず仕蚳に぀いお扱う。 〔指導項目〕 3原䟡の郚門別蚈算ず補品別蚈算  ア 個別原䟡蚈算ず補造間接費の蚈算  む 郚門別個別原䟡蚈算  り 総合原䟡蚈算 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 のアに぀いおは原䟡蚈算衚の䜜成補造間接費の配賊などに ぀いお扱うこず。たた補造間接費差異の原因別分析に぀いおも扱うこず。 3原䟡の郚門別蚈算ず補品別蚈算  ここでは科目の目暙を螏たえ原䟡の郚門別蚈算ず補品別蚈算に関する知識技術 などを基盀ずしお原䟡の郚門別蚈算ず補品別蚈算の方法を実務に適甚し適切な原䟡 情報の提䟛ず効果的な掻甚に぀いお組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるよ うにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 原䟡の郚門別蚈算ず補品別蚈算に぀いお理論ず実務ずを関連付けお理解するずずも に関連する技術を身に付けるこず。 ② 原䟡の郚門別蚈算ず補品別蚈算の方法の劥圓性ず実務における課題を芋いだし科 孊的な根拠に基づいお課題に察応するこず。 ③ 原䟡の郚門別蚈算ず補品別蚈算に぀いお自ら孊び適正な原䟡の郚門別蚈算ず補品 別蚈算による適切な原䟡情報の提䟛ず効果的な掻甚に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこ ず。 ア 個別原䟡蚈算ず補造間接費の蚈算  ここでは原䟡蚈算衚の䜜成原䟡蚈算衚ず仕掛品勘定ずの関係補造間接費の配 賊仕損ず䜜業くずの凊理方法に぀いお扱う。たた補造間接費差異の原因別分析に 関しお公匏法倉動予算ず固定予算を採甚した堎合の予算差異ず操業床差異に぀いお 扱う。 む 郚門別個別原䟡蚈算  ここでは郚門別蚈算の目的及び原䟡郚門の蚭定郚門個別費ず郚門共通費の区分 113 1 4 原䟡蚈算
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に぀いお扱う。たた郚門費配分衚ず郚門費振替衚の䜜成方法及び補造郚門費の予定 配賊の方法に぀いお扱う。 り 総合原䟡蚈算  ここでは総合原䟡蚈算ず個別原䟡蚈算の違い月末仕掛品原䟡の蚈算方法に぀い お扱う。たた単玔総合原䟡蚈算を䞭心ずしお等玚別総合原䟡蚈算組別総合原䟡 蚈算工皋別総合原䟡蚈算に関しおそれぞれの考え方ず蚈算方法及び蚘垳法に぀い お扱う。さらに仕損ず枛損及び副産物の凊理方法に぀いお扱う。 〔指導項目〕 4内郚䌚蚈  ア 補品の完成ず販売  む 工堎䌚蚈の独立  り 補造業の決算 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 のむに぀いおは工堎䌚蚈が本瀟䌚蚈から独立しおいる堎合の 本瀟ず工堎間の取匕の蚘垳法に぀いお扱うこず。りに぀いおは補造業における決 算の特城ず手続補造原䟡報告曞の䜜成方法及び補造業ず商品売買業の財務諞衚の 違いに぀いお扱うこず。 4内郚䌚蚈  ここでは科目の目暙を螏たえ補品の完成ず販売工堎䌚蚈の独立など内郚䌚蚈に 関する䌚蚈凊理に関する知識技術などを基盀ずしお内郚䌚蚈に関する䌚蚈凊理の方 法を実務に適甚し適切な原䟡情報の提䟛ず効果的な掻甚に぀いお組織の䞀員ずしお の圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 内郚䌚蚈に関する䌚蚈凊理に぀いお理論ず実務ずを関連付けお理解するずずもに 関連する技術を身に付けるこず。 ② 内郚䌚蚈に関する䌚蚈凊理の方法の劥圓性ず実務における課題を芋いだし科孊的 な根拠に基づいお課題に察応するこず。 ③ 内郚䌚蚈に関する䌚蚈凊理に぀いお自ら孊び適正な䌚蚈凊理による適切な原䟡情 報の提䟛ず効果的な掻甚に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 補品の完成ず販売  ここでは補品の完成ず販売の蚘垳法に぀いお扱う。 む 工堎䌚蚈の独立  ここでは工堎䌚蚈が本瀟䌚蚈から独立しおいる堎合における補品の完成や販売 などに係る本瀟ず工堎間の取匕の蚘垳法に぀いお扱う。 り 補造業の決算  ここでは補造業における決算の特城ず手続補造原䟡報告曞の䜜成方法及び補造 114 第2ç«  商業科の 各科目
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業ず商品売買業の財務諞衚の違いに぀いお扱う。なお補造原䟡報告曞に関しおは 補造間接費が実際配賊された堎合及び予定配賊された堎合の䜜成方法に぀いお扱う。 〔指導項目〕 5暙準原䟡蚈算  ア 暙準原䟡蚈算の目的ず手続  む 原䟡差異の原因別分析 内容の範囲や皋床 オ  〔指導項目〕の 5 のアに぀いおはシングルプランずパヌシャルプランによる蚘 垳法などに぀いお扱うこず。 5暙準原䟡蚈算  ここでは科目の目暙を螏たえ暙準原䟡蚈算に関する知識技術などを基盀ずしお 暙準原䟡蚈算の方法を実務に適甚し適切な原䟡情報の提䟛ず効果的な掻甚に぀いお 組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 暙準原䟡蚈算に぀いお理論ず実務ずを関連付けお理解するずずもに関連する技術 を身に付けるこず。 ② 暙準原䟡蚈算の方法の劥圓性ず実務における課題を芋いだし科孊的な根拠に基づ いお課題に察応するこず。 ③ 暙準原䟡蚈算に぀いお自ら孊び適正な暙準原䟡蚈算による適切な原䟡情報の提䟛 ず効果的な掻甚に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 暙準原䟡蚈算の目的ず手続  ここでは暙準原䟡蚈算の目的暙準原䟡蚈算の䞀連の手続及びシングルプランず パヌシャルプランによる蚘垳法に぀いお扱う。 む 原䟡差異の原因別分析  ここでは盎接材料費差異盎接劎務費差異及び公匏法倉動予算ず固定予算を採甚 した堎合の3 分法による補造間接費差異の分析に぀いお扱う。 〔指導項目〕 6盎接原䟡蚈算  ア 盎接原䟡蚈算の目的ず財務諞衚の䜜成  む 短期利益蚈画ぞの掻甚 内容の範囲や皋床 カ  〔指導項目〕の 6 のアに぀いおは盎接原䟡蚈算の目的ず方法盎接原䟡蚈算に よる財務諞衚の䜜成方法及び党郚原䟡蚈算による財務諞衚ずの違いに぀いお扱うこ ず。むに぀いおは原䟡営業量利益の関係を分析する方法などに぀いお扱うこ ず。 115 1 4 原䟡蚈算
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6盎接原䟡蚈算  ここでは科目の目暙を螏たえ盎接原䟡蚈算に関する知識技術などを基盀ずしお 盎接原䟡蚈算の方法を実務に適甚し適切な原䟡情報の提䟛ず効果的な掻甚に぀いお 組織の䞀員ずしおの圹割を果たすこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 盎接原䟡蚈算に぀いお理論ず実務ずを関連付けお理解するずずもに関連する技術 を身に付けるこず。 ② 盎接原䟡蚈算の方法の劥圓性ず実務における課題を芋いだし科孊的な根拠に基づ いお課題に察応するこず。 ③ 盎接原䟡蚈算に぀いお自ら孊び適正な盎接原䟡蚈算による適切な原䟡情報の提䟛 ず効果的な掻甚に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 盎接原䟡蚈算の目的ず財務諞衚の䜜成  ここでは盎接原䟡蚈算の目的ず方法盎接原䟡蚈算による損益蚈算曞の䜜成方法 及び党郚原䟡蚈算による損益蚈算曞ずの違いに぀いお扱う。 む 短期利益蚈画ぞの掻甚  ここでは盎接原䟡蚈算が短期利益蚈画に有甚な情報を提䟛できるこず及び原䟡 営業量利益の関係を分析する方法に぀いお扱う。 116 第2ç«  商業科の 各科目