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10 第章 総 説 ○ 資質・胜力の育成に向けた職業に関する各教科の教育内容に぀いおは次 の方向で改善・充実を図る。   〔氎産〕 ○ 氎産物の䞖界的な需芁の倉化や資源管理持続可胜な海掋利甚など氎産 や海掋を取り巻く状況の倉化を螏たえ氎産業や海掋関連産業を通しお 地域や瀟䌚の健党で持続的な発展を担う職業人を育成するため次のよう な改善・充実を図る。 ・ 海面の倚様な利甚を螏たえ海掋環境基準及び環境保党等に察応した 孊習の充実 ・ 氎産や海掋に関連する機噚や流通等の技術革新に察応した孊習の充実 ・ 船舶や䌁業内における情報セキュリティや食品の安党に関わる産業 ずしおの危機管理に関する孊習の充実 ・ 氎産物・氎産加工品の品質管理・衛生管理に関する孊習の充実 ・ 持業氎産加工業における基瀎的・基本的な経営に関する孊習の充実 ・ 持船をはじめずした船員逊成の囜際基準等に察応した孊習の充実  氎産科改蚂の芁点 1目暙の改善  教科及び科目の目暙に぀いおは産業界で必芁ずされる資質・胜力を芋据えお䞉぀の 柱に沿っお敎理し育成を目指す資質・胜力のうち 1 には「知識及び技術」を 2 には「思考力刀断力衚珟力等」を 3 には「孊びに向かう力人間性等」を瀺し た。  䞻な改善点ずしおは次の四点が挙げられる。  第䞀に䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を図るずずもに氎産に 関する「芋方・考え方」を働かせた実践的・䜓隓的な孊習掻動を通しお瀟䌚を支え産 業の発展を担う職業人ずしお必芁な資質・胜力の育成を目指すこずを瀺した。  第二に氎産業や海掋関連産業においおも科孊技術の進展や囜際基準の倉化に䌎い 必芁ずされる知識・技術が高床化しおいるこずから倉化する状況や課題に応じお瀟䌚 の䞭で䞻䜓的に掻甚するこずができる知識や技術などを身に付けるため 「氎産や海掋 の各分野に぀いお䜓系的・系統的に理解するずずもに関連する技術を身に付けるよう にする」こずを瀺した。  第䞉に地域産業や囜際瀟䌚が健党で持続的に発展する䞊での具䜓的な課題を発芋し 科孊的な根拠に基づいた適切な解決策を提案し創造的に解決しおいく力を逊うこずか ら 「氎産や海掋に関する課題を発芋し職業人に求められる倫理芳を螏たえ合理的か ぀創造的に解決する力を逊う」こずを瀺した。  第四に職業人に求められる倫理芳などを育み組織の䞀員ずしおの自己の圹割を螏 たえ瀟䌚の信頌を埗る重芁性を認識しながら地域産業や囜際瀟䌚の健党で持続的な
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11  氎産科改蚂 の趣旚及び 芁点 発展を目指しお䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこずから 「職業人ずしお必芁 な豊かな人間性を育みよりよい瀟䌚の構築を目指しお自ら孊び氎産業や海掋関連産 業の振興や瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う」こずを瀺した。 2 内容の改善  ア  〔指導項目〕に぀いお  今回の改蚂では専門教科に属する党おの科目の「 内容」においおは〔指導項 目〕ずしお「 1  2 」などの倧項目や「アむ」などの小項目を柱曞においおは 「1 に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導する」 ず瀺した。これは 〔指導項目〕ずしお瀺す孊習内容の指導を通しお目暙においお 䞉぀の柱に敎理した資質・胜力を身に付けさせるこずを明確にしたものである。  なお項目の蚘述に぀いおは専門科目は孊科や課皋を問わず様々な履修の圢が あり孊習内容の皋床にも幅があるこずから埓前どおり事項のみを倧綱的に瀺した。  む 氎産物の安定䟛絊や付加䟡倀向䞊急速な技術革新ぞの察応 氎産物の安定䟛絊や付加䟡倀向䞊の必芁性の増倧ぞの察応  氎産物の䞖界的な需芁量が増す䞭持業逊殖業食品補造業に関連する䞭栞的 科目「持業」 「資源増殖」 「食品補造」においお氎産物の安定的な䟛絊や原䟡蚈算 経営や起業ぞの支揎危害分析・重芁管理点方匏HACCP システム 六次産業 化など経営や食品の付加䟡倀向䞊安党・衛生管理に関する孊習内容の充実を図 った。 急速な技術革新ぞの察応   「航海・蚈噚」においお電子海図など最新の航海蚈噚を掻甚した航海技術に関 する孊習内容の充実を図った。たた 「資源増殖」においお氎産育皮やバむオテク ノロゞヌに関する最新の内容を 「食品補造」においお最新の冷凍技術の実態を具 䜓的に扱うこずずしそれぞれ技術革新に察応した孊習内容の充実を図った。  り 海掋環境の保党持続的な海掋資源の管理海掋の倚面的利甚ぞの察応 海掋環境の保党や持続的な海掋資源の管理ぞの察応   「氎産海掋科孊」においお異垞気象や海掋環境保党に぀いお 「資源増殖」におい お増逊殖による環境汚染に぀いお 「海掋生物」においお氎産資源の持続的有効利 甚に぀いお 「海掋環境」においお自家汚染察策に぀いお 「マリンスポヌツ」にお いお自然環境保党に぀いおそれぞれ孊習内容を充実し海掋環境の保党や持続的 な海掋資源の管理ぞの察応を図った。 海掋の倚面的利甚や事故防止ぞの察応   「マリンスポヌツ」においお海の有効掻甚に関する孊習内容を充実し海掋の倚 面的利甚ぞの察応を図った。たた 「ダむビング」においお劎働安党衛生法に぀い お 「マリンスポヌツ」においお安党指導に぀いおそれぞれ孊習内容を充実し 指導者ずしお安党を確保する立堎を意識させるこずで䞀局の事故防止ぞの察応を 図った。
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12 第章 総 説 ゚ 船舶職員逊成や船舶の安党運航及び品質管理・衛生管理など囜際基準等の倉化ぞ の察応 船舶職員逊成や船舶の安党運航の囜際基準等ぞの察応   「航海・蚈噚」においお電子海図など掻甚した航海技術に぀いお 「船舶運甚」に おいお条玄改正等を螏たえた船員・船舶・海掋関係法芏に関する内容に぀いおそ れぞれ囜際基準等ぞの察応を図った。 食品の安党ぞの察応   「持業」 「資源増殖」 「食品補造」 「食品管理」においお危害分析・重芁管理点方 匏HACCP システムや食品トレヌサビリティシステムに関する孊習内容を充実 しこれたで以䞊に食品の安党ぞの察応を図った。
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13  氎産科の 目暙  氎産科の目暙は次のずおりである。  氎産の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお 氎産業や海掋関連産業を通じ地域や瀟䌚の健党で持続的な発展を担う職業人ずしお 必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1氎産や海掋の各分野に぀いお䜓系的・系統的に理解するずずもに関連する技 術を身に付けるようにする。 2氎産や海掋に関する課題を発芋し職業人に求められる倫理芳を螏たえ合理的 か぀創造的に解決する力を逊う。 3職業人ずしお必芁な豊かな人間性を育みよりよい瀟䌚の構築を目指しお自ら 孊び氎産業や海掋関連産業の振興や瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態 床を逊う。  氎産科の目暙に぀いおは氎産や海掋を取り巻く環境や産業構造の倉化を䞻䜓的に捉え るずずもに持続可胜な瀟䌚の構築科孊技術や情報化の䞀局の進展グロヌバル化など に察応する芳点から瀟䌚を支え産業の発展を担う職業人ずしお必芁な資質・胜力を有 する次䞖代の優れた人材育成に向けた改善を図った。  たた育成を目指す資質・胜力に぀いおは䞉぀の柱に沿っお敎理し 1 には「知識及 び技術」を 2 には「思考力刀断力衚珟力」を 3 には「孊びに向かう力人間性 等」を瀺した。   「氎産の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお 氎産業や海掋関連産業を通じ地域や瀟䌚の健党で持続的な発展を担う職業人ずしお必 芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 」に぀いお  氎産の芋方・考え方ずは氎産や海掋に関連する事象を持業生産や船舶運航海掋 工孊情報通信資源増殖氎産食品の補造や流通海掋の環境保党や掻甚などの芖点 で捉え地域や瀟䌚の健党で持続的な発展ず関連付けるこずを意味しおいる。  実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しおずは氎産に関する各分野の内容 に぀いお将来のスペシャリストずしお必芁な基瀎的・基本的な知識技術及び技胜を 確実に習埗させるため地域や産業界等ずの連携を図りながら氎産業や海掋関連産業 においお身に付けた資質・胜力を掻甚する力を育成するこずを瀺しおいる。   「氎産や海掋の各分野に぀いお䜓系的・系統的に理解するずずもに関連する技術を 身に付けるようにする。 」に぀いお  氎産業や海掋関連産業においおも船舶運航に甚いられる機噚や食品加工の技術革新 など科孊技術の進展は著しく船舶職員逊成の囜際基準の倉化にも䌎い必芁ずされる 専門的な知識・技術はたすたす高床化しおいる。これらぞの察応を図るため氎産業や 海掋関連産業に関する基瀎的・基本的な知識技術及び技胜を確実に身に付けさせるず 第節 氎産科の目暙
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14 第章 総 説 ずもに氎産や海掋の各分野に぀いお䜓系的・系統的に理解させるこずが重芁である。 その際実践的・䜓隓的な孊習掻動などを通しお瀟䌚的意矩や圹割を含め関連する 技術を育成するこずを瀺しおいる。  なお産業教育における孊びは基瀎的・基本的な知識・技術に限られるものではな く各職業における暙準的な知識・技術はもずより先端的な知識・技術を身に付ける こずも想定される。たた 「知識」に぀いおは個別の事実的な知識のみならず瀟䌚 の䞭で生きお働く抂念的な知識も含むものであり抂念的な知識の習埗に向かう「理 解」を甚いおいる。さらに事実的な知識ず抂念的な知識の䞡方を含むこずを明確にす るため「䜓系的・系統的に理解させる」ずしおいる。   「氎産や海掋に関する課題を発芋し職業人に求められる倫理芳を螏たえ合理的か぀ 創造的に解決する力を逊う。 」に぀いお  䞖界の氎産物需芁が増倧する䞭で限られた氎産資源を持続的に利甚しおいく重芁性 はたすたす高たっおおり科孊的根拠に基づいた適切か぀囜際的な資源管理が課題ずな っおいる。そのため瀟䌚や産業の倉化に察応できる資質・胜力の育成が求められおい るが氎産業や海掋関連産業に関する課題を発芋し職業人ずしおの倫理芳をもっお合 理的か぀創造的に解決する力を育成するこずを瀺しおいる。  なお 「合理的」に぀いおは瀟䌚や産業の課題解決においお科孊的根拠経枈性 瀟䌚資源及び環境ぞの圱響などを考慮しなければならない重芁な方向性であるこずから 匕き続き瀺すこずずしおいる。    「職業人ずしお必芁な豊かな人間性を育みよりよい瀟䌚の構築を目指しお自ら孊び 氎産業や海掋関連産業の振興や瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。 」 に぀いお  氎産業や海掋関連産業は魚介類の䟛絊機胜をはじめ自然環境の保党機胜地域瀟 䌚の圢成や亀流機胜囜境監芖海難救助など我が囜においお倚面的な圹割を果たし おいる。そのためこれからの氎産業や海掋関連産業に埓事する職業人は意矩や圹割 を螏たえ豊かな人間性を身に付けるずずもに瀟䌚の信頌を埗るこずの重芁性を認識 しながら囜内地域の氎産業や海掋関連産業の振興や囜際瀟䌚の発展貢献に䞻䜓的か぀ 協働的に取り組む態床を育成するこずを瀺しおいる。  なお 「瀟䌚貢献」に぀いおは身に付けた知識や技術等を産業の振興のみならず 教科の特質に応じ広い芖野でよりよい瀟䌚の構築に圹立おようずするこずが重芁で あるこずから明瀺しおいる。
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15  氎産科の 内容構成  科目構成  今回の改蚂においお科目の新蚭敎理統合再構成は行わず埓前の22 科目で線成し おいる。このうち氎産に関する各孊科においお原則ずしお党おの生埒に履修させる科 目原則履修科目 」は埓前ず同様「氎産海掋基瀎」  「課題研究」の2 科目である。   「氎産海掋基瀎」は各分野における共通の基瀎的・基本的な内容で構成されおおり 氎産業や海掋関連産業の意矩や圹割を理解するずずもに氎産の各分野の孊習ぞの動機付 けや進路意識を高めるこずをねらいずしおいる。 「課題研究」は地域や産業界等ず連携 した実践的䜓隓的な孊習掻動を充実するこずで各分野の科目で習埗した知識や技術を 深化総合化し倚様な課題に察応できる課題解決胜力の育成等を図るこずをねらいずし おいる。 新旧科目察照衚 改 蚂 改 蚂 前 氎産海掋基瀎 課題研究 総合実習 海掋情報技術 氎産海掋科孊 持業 航海・蚈噚 船舶運甚 船甚機関 機械蚭蚈工䜜 電気理論 移動䜓通信工孊 海掋通信技術 資源増殖 海掋生物 海掋環境 小型船舶 食品補造 食品管理 氎産流通 ダむビング マリンスポヌツ 氎産海掋基瀎 課題研究 総合実習 海掋情報技術 氎産海掋科孊 持業 航海・蚈噚 船舶運甚 船甚機関 機械蚭蚈工䜜 電気理論 移動䜓通信工孊 海掋通信技術 資源増殖 海掋生物 海掋環境 小型船舶 食品補造 食品管理 氎産流通 ダむビング マリンスポヌツ 22 科目 22 科目 第節 氎産科の内容構成
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16 第章 総 説  分野構成  氎産科においおは海掋持業分野海掋工孊分野情報通信分野資源増殖分野氎産 食品分野の5 分野を想定するずずもに共通的な分野を蚭けおいる。各分野に察応する科目 は以䞋の通りである。 1 海掋持業分野  海掋持業分野に察応する専門科目は埓前ず同様 「持業」  「航海・蚈噚」  「船舶運 甚」  「小型船舶」及び「氎産流通」の5 科目である。 2 海掋工孊分野  海掋工孊分野に察応する専門科目は埓前ず同様 「船甚機関」  「機械蚭蚈工䜜」  「電気理論」  「海掋環境」  「小型船舶」の5 科目である。 3 情報通信分野  情報通信分野に察応する専門科目は埓前ず同様 「電気理論」  「移動䜓通信工孊」  「海掋通信技術」  「海掋情報技術」の4 科目である。 4 資源増殖分野  資源増殖分野に察応する専門科目は埓前ず同様 「資源増殖」  「海掋生物」  「海掋 環境」  「小型船舶」  「氎産流通」の5 科目である。 5 氎産食品分野  氎産食品分野に察応する専門科目は埓前ず同様 「食品補造」  「食品管理」  「氎産 流通」の3 科目である。 6 共通的な科目  氎産や海掋の各分野にたたがる共通的な科目は埓前ず同様 「総合実習」  「海掋情 報技術」  「氎産海掋科孊」  「ダむビング」  「マリンスポヌツ」である。
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17  氎産海掋 基瀎  この科目は氎産や海掋の各分野における共通基瀎科目ずしお氎産業や海掋関連産業 の抂芁及び埓事する者の瀟䌚的意矩や圹割を理解するずずもにこれらの職業に察する期 埅ず展望をもたせるために氎産に関する各孊科においお原則ずしお党おの生埒に履修 させるものである。  今回の改蚂においおは埓前以䞊にそれぞれの地域における氎産業や海掋関連産業の意 矩や圹割を理解させるこずずしフィヌルドワヌクなど課題の発芋及び解決の孊習に結 び぀く内容の充実を図った。 第 目暙  目 暙  氎産の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お氎産業や海掋関連産業においお必芁ずなる基瀎的な資質・胜力を次のずおり育 成するこずを目指す。 1氎産業や海掋関連産業の囜民生掻における瀟䌚的意矩や圹割などに぀いお䜓系 的・系統的に理解するずずもに関連する技術を身に付けるようにする。 2氎産業や海掋関連産業党䜓を広い芖野で捉え課題を発芋し氎産業や海掋関連 産業に関わる者ずしお合理的か぀創造的に解決する力を逊う。 3持続可胜な氎産業や海掋関連産業の構築を目指しお自ら孊び地域の振興や瀟 䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目は氎産や海掋の各分野における共通基瀎科目ずしお関連する孊習の導入に 圓たるずいう芖点から氎産業や海掋関連産業が食生掻をはじめ囜民生掻の䞭で果たし おいる意矩や圹割を理解するずずもに関連産業に埓事する職業人ずしお必芁ずなる基本 的な技術に぀いお身に付けるこずをねらいずしおいる。  したがっおこの科目では氎産や海掋を広い芖野で捉え生埒の興味・関心や目的意識 を高めるずずもに意欲を喚起するこずが倧切である。  目暙の 1 に぀いおは氎産や海掋に関する各科目を孊習する䞊で氎産物の安定的な 生産や䟛絊及び海䞊における物資の茞送を䞭栞ずしお海掋環境保党海掋開発氎産物 以倖の海掋資源の利甚海掋性レクリ゚ヌション等の堎の提䟛海掋に関する文化の継承 など氎産業や海掋関連産業及びこれらを支える技術がそれぞれの地域及び我が囜にお ける瀟䌚の䞭で重芁な圹割を果たしおいるこずを理解させるこずを瀺しおいる。  目暙の 2 に぀いおは氎産や海掋に関する基瀎的な実隓・実習地域氎産業や海掋関 連産業の芋孊などのフィヌルドワヌク及び実習船による䜓隓乗船等実践的䜓隓的な孊 第節 氎産海掋基瀎 氎産科の各科目 第章
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18 第章 氎産課の 各科目 習掻動を通しお広い芖野で課題を発芋させ職業人ずしおの䜿呜感を育成しながら解 決する力を逊うこずを瀺しおいる。  目暙の 3 に぀いおは目暙 2 における地域氎産業や海掋関連産業の芋孊などを螏たえ 氎産や海掋に関する関心ずその孊習ぞの意欲を高めるずずもに海氎産物及び船を掻甚し た持続可胜で発展的な氎産業や海掋関連産業の構築を目指しおそれぞれの地域の振興や 瀟䌚貢献のために自ら孊ばせるこずを瀺しおいる。 第 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 海のあらた し 2 氎産業ず海掋関連産業のあらたし 3 基瀎実習の䞉぀の指導項目で4 単䜍皋 床履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮事項 は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 氎産や海掋に぀いお広く生埒の興味・関心や目的意識を高め孊習する意矩を理 解できるようにするずずもに孊ぶ意欲を喚起するよう工倫しお指導するこず。  内容を取り扱う際には生埒の興味・関心や目的意識が高たるよう氎産業や海掋関 連産業が我が囜の生掻や文化に果たしおいる圹割や重芁性及び関連する孊習の意矩を理 解するずずもに将来そのような産業に埓事し䞻䜓的か぀協働的に取り組もうずする 意欲が喚起できるようにするこず。 む 人間生掻における海の圹割や重芁性に着目するずずもに氎産業や海掋関連産業 における課題に぀いお具䜓的な事䟋を基に氎産物及び船の掻甚ず関連付けお考 察するよう工倫しお指導するこず。  内容を取り扱う際には我が囜の魚食文化など海氎産物及び船ず生掻の関わりに぀ いお具䜓的な事䟋を取り䞊げ課題を抂芳する䞭で孊習ぞの意欲を喚起するずずもに 氎産業や海掋関連産業の意矩及び重芁性を理解できるようにするこず。 り 地域の氎産業や海掋関連産業の芋孊及び実隓・実習などの䜓隓的な孊習掻動を通 しお課題を発芋しその解決に向けお䞻䜓的に蚈画したり提案したりするこずが できるよう工倫しお指導するこず。  内容を取り扱う際には基瀎実習に加えお地域で営たれおいる持業や持船研究機関 等の芋孊や講矩などフィヌルドワヌクを積極的に取り入れ地域氎産業や海掋関連産業 の課題を発芋・考察するずずもにその課題の解決に向けたディスカッションやディベ ヌトなど察話的な孊びの機䌚を確保しプレれンテヌションなどの手法を甚いお提案で きるようにするこず。
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19  氎産海掋 基瀎  内容  内 容   に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1海のあらたし ア 日本の海䞖界の海 む 海ず食生掻・文化・瀟䌚 り 海ず環境 ゚ 海ず生物 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のアに぀いおは海ず人間の叀くからの関わりや偉人文化 囜際的な協調に぀いお扱うこず。むに぀いおは我が囜の魚食文化などを取り䞊げ るずずもに海氎産物船及び持村ず生掻ずの関わりに぀いお扱うこず。りに぀ いおは海掋環境の抂芁を扱うこず。 1 海のあらたし  ここでは海の成り立ち海の物理的・化孊的芁玠海の生物海が地球環境や人間 の生掻に果たす圹割偉人文化産業資源関連法芏などに぀いお取り䞊げそれ ぞれの基瀎的な事項ずずもに海氎産物及び船ず生掻の関わりに぀いお理解させ海 に関する孊習に興味・関心をもたせるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 海ず人間生掻の関わりに぀いお基瀎的な内容を理解するこず。 ② 海ず人間生掻における課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 海ず人間生掻の関わりに぀いお自ら孊び䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  なお地域や孊校の実態によっおは河川及び淡氎魚が実隓・実習に適切な堎合もあ るこずから必芁に応じお河川湖沌など陞氎も含めお扱うようにする。 ア 日本の海䞖界の海  河川湖沌など陞氎も含め海掋資源や物資の茞送等海の人類ぞの貢献や圹割の 具䜓䟋基本的な海掋関連法芏を含めた囜際協調などに぀いお偉人の䟋も含めなが ら抂芁を扱う。たた日本及び䞖界の海に぀いお海流が気候や気象に及がす圱響 及び生呜の維持など海ず人間生掻ずの関わりの基瀎的な事項を扱う。 む 海ず食生掻・文化・瀟䌚  海ず人間生掻の関わりの歎史からなる海掋文化日本人の氎産物を䞭心ずする特城 的な和食の文化氎産物に含たれるタンパク質や有効成分が食生掻に果たす意矩に぀ いお理解できるよう指導する。たた氎産物以倖の海掋資源など海に由来する資源 等が人間の生掻に果たす圹割や圱響などに぀いおも扱う。
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20 第章 氎産課の 各科目  さらに四方を海に囲たれ豊富な氎産物をタンパク質䟛絊源ずしおきた魚食文化 をも぀我が囜の食生掻及び持村の果たす圹割の重芁性や海ず人間の叀来の関わりの 党䜓像を抂芳できるよう指導する。 り 海ず環境  海掋環境の抂芁や圹割及び保党ず管理に぀いお河川などの陞氎も含め基瀎的な 内容を扱う。 ゚ 海ず生物  魚介類の飌育や芳察などの基瀎的な内容を扱う。たた磯 いそ 採集や釣りで採集した身 近な生物の飌育や芳察などの䜓隓的な孊習を通しお生態系や生息環境など海や陞氎 の生物の特性に぀いお理解できるよう指導するずずもに生物倚様性によっお支えら れる生態系サヌビスの抂芁に぀いおも觊れる。 〔指導項目〕 2氎産業ず海掋関連産業のあらたし ア 船ず暮らし む ずる持業・぀くり育おる持業ず資源管理 り 氎産物の流通ず加工 ゚ 我が囜の氎産業ず海掋関連産業 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 に぀いおは氎産物の安定䟛絊䞊びに付加䟡倀向䞊の必芁性に ぀いお基瀎的な内容に觊れるこず。たた瀟䌚や産業党䜓の課題を解決するために 氎産業や海掋関連産業が果たしおいる圹割働くこずの瀟䌚的意矩や圹割職業人 に求められる倫理芳に぀いおも扱うこず。 2 氎産業ず海掋関連産業のあらたし  ここでは氎産物の持獲増逊殖流通加工などに関する氎産業の歎史や文化持 業及び資源管理や流通等をめぐる囜際的な動き海掋性レクリ゚ヌション海掋環境 海掋開発船舶関連など氎産業や海掋関連産業などの基瀎的な事項に぀いお具䜓的 な事䟋を通しお扱いそれぞれの抂芁を理解させるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 我が囜や地域の氎産業ず海掋関連産業の抂芁意矩及び圹割を必芁な知識や技術 などの孊習内容ず関連付けお理解するこず。 ② 我が囜や地域の氎産業及び海掋関連産業における課題を発芋し合理的か぀創造的 に解決するこず。 ③ 海氎産物及び船を掻甚した持続可胜で発展的な氎産業や海掋関連産業を実珟する ために探究孊習などを通し自ら孊び様々な課題解決に䞻䜓的か぀協働的に取り組 むこず。  なお各地域の産業珟堎の芋孊などにより具䜓的な事䟋を通しおこれらの産業に
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21  氎産海掋 基瀎 埓事する者の瀟䌚的意矩や圹割を理解させ職業人ずしおの倫理芳を育成するずずもに 地域氎産業掻性化や課題の解決に向けた意識を高め卒業埌の進路ずも関連付けお考え させるようにする。 ア 船ず暮らし  持船など船の皮類ず圹割構造機関通信に関する基瀎的な事項及び操船に぀い お実習船や地域の船ず関連させお取り䞊げ我が囜における船の歎史や船が支えた 文化船の安党な運航海䞊茞送などに぀いおの抂芁を理解できるよう指導する。船 の皮類ず圹割などに぀いおは基瀎的な内容を扱う。  む ずる持業・぀くり育おる持業ず資源管理  持業の沿革ず珟状我が囜や䞖界における持業生産の動向ず囜際的な資源管理䜓制 に぀いお地域の持業の芋孊や調査などを通しお具䜓的に理解できるよう指導する。  ずる持業や぀くり育おる持業では氎産生物の習性ず持具・持法及び持業関連機噚 などの抂芁我が囜における基本的な増逊殖に぀いお具䜓的な事䟋を通しお理解で きるよう指導する。資源管理では氎産資源の特性持獲可胜量制床による資源の適 正管理など資源管理型持業に぀いおの抂芁を理解できるよう指導する。たた䞻な 持業や資源増殖及び持業管理に぀いおも扱い資源管理型持業及び぀くり育おる持業 の重芁性に぀いお扱う。 り 氎産物の流通ず加工  䞖界的な氎産物需絊の動向氎産物の特性を扱い我が囜や䞖界の氎産物需絊の珟 状や今埌の芋通しに぀いお抂芁を理解できるよう指導する。たた氎産物の調理・加 工や販売に぀いお地域の氎産物加工堎や流通珟堎の芋孊などを通しお危害分析・重 芁管理点方匏HACCP システムなどの食品の安党管理䜓制に觊れるずずもにそ の抂芁を理解できるよう指導する。 ゚ 我が囜の氎産業ず海掋関連産業  ダむビングなどのマリンスポヌツや遊持等の海掋性レクリ゚ヌション持堎・枯湟 造成等を含む沿岞域の敎備・開発・調査海掋゚ネルギヌなどの資源開発等海掋関 連産業の珟状に぀いおその抂芁を理解できるよう指導する。海掋性レクリ゚ヌショ ンなどの海掋関連産業の珟状等に぀いおは基瀎的な内容を扱う。 〔指導項目〕 3基瀎実習 ア 氎産・海掋生物の採集 む 氎産・海掋生物の飌育 り 氎産物の加工 ゚ 海掋実習 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 の゚に぀いおは操船や挕 そう 艇を䞭心に扱い地域の実態や孊科 の特色に応じお結玢䜓隓乗船海掋芳枬氎泳マリンスポヌツなどを扱うこ
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22 第章 氎産課の 各科目 ず。 3 基瀎実習  ここでは氎産に関する各孊科においお共通に生物の採集・飌育加工操船及び 氎泳などの実習を扱い海氎産物及び船に関する基瀎的な知識ず技術を習埗させるず ずもに氎産や海掋ぞの興味・関心を高め集団行動を通しお芏埋や芏範意識などを涵 かん 逊 させるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 氎産業や海掋関連産業で必芁な基瀎的な技術を習埗するこず。 ② 海䞊での安党確保のための課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 海䞊を䞭心ずする集団行動を通しお自ら孊び䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  なお指導に圓たっおは地域の実態や海況などに応じお安党確保に十分留意しな がら適切な時期や内容を考慮し蚈画的に実斜するようにするずずもに゚に぀いお は操船や挕 そう 艇を䞭心に扱い地域の実態や孊科の特色に応じお結玢䜓隓乗船海 掋芳枬氎泳マリンスポヌツなどを扱う。  たた浜蟺などにおける実習に際しおは海浜枅掃等により地域の環境矎化に努め 奉仕の粟神や地域貢献の意識を涵 かん 逊するようにするこず。 ア 氎産・海掋生物の採集  身近な海や内氎面での磯 いそ 採集釣り各皮網による生物採集を通しお地域や時期 による特城的な氎産・海掋生物の生物盞や生態に興味をもたせるよう指導するずずも にずる持業に関する基瀎的な知識を深め資源管理に察する意識を高めるこずので きる孊習掻動を取り入れる。 む 氎産・海掋生物の飌育  地域や時期に応じた氎産・海掋生物の飌育・芳察を通しお察象生物の圢態及び生 態ずの関連などに興味をもたせるずずもに察象生物に特城的な飌料や逌料飌育管 理に関する基瀎的な知識や技術を身に付けるよう指導し぀くり育おる持業に関する 基瀎的な知識を深め資源増殖に察する意識を高めるこずのできる孊習掻動を取り入 れる。 り 氎産物の加工  地域や時期に応じた氎産物の調理・加工に぀いお基瀎的な知識ず技術を身に付け るよう指導するずずもに氎産物加工堎や流通珟堎の芋孊などを通し氎産物の加工 や流通経営に関する興味・関心を高めるこずのできる孊習掻動を取り入れる。  たた生鮮魚介類の簡䟿な鮮床刀定や鮮床䜎䞋を防ぐ方法䞉枚おろしなどの基瀎 的な調理法を理解できるよう指導する。  なお実習を行うに圓たっおは衛生管理の培底を図るずずもに安党面に十分配 慮するようにする。 ゚ 海掋実習  操船や挕 そう 艇を䞭心に扱い地域の実態や孊科の特色に応じお結玢䜓隓乗船海
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23  氎産海掋 基瀎 掋芳枬氎泳マリンスポヌツなどを扱う。  操船に぀いおは海流や朮流などの海䞊移動における圱響を䜓感する䞭で基瀎的 な知識ず技術を習埗できるよう指導するずずもに集団の䞀員ずしお必芁な協調性 䜓力気力を逊い海ず船に察する理解を深めるこずのできる孊習掻動を取り入れる。  挕 そう 艇に぀いおは舟艇の基瀎的な知識ず技術を扱う。  結玢に぀いおは基本的な結玢及び端止めの技術の習埗を図るよう指導する。  䜓隓乗船に぀いおは所属の実習船などを甚いお運航に関する基瀎的な知識ず技術 を扱う。  海掋芳枬に぀いおは氎枩や透明床の枬定プランクトン採集などの基本的な知識 ず技術を扱う。  氎泳に぀いおは海䞊においお身䜓を安党に凊する胜力を逊うずずもに匷健な 心身の発達を図り海に察する理解ず関心を深めるこずのできる孊習掻動を取り入れ る。たた着衣泳法や各皮泳法の技術を身に付けるよう指導するこずで海掋におけ る安党確保を行う意識を高めるこずのできる孊習掻動を取り入れる。  マリンスポヌツに぀いおはスノヌケリングスキンダむビングペットボヌド セヌリングカヌヌなどの基瀎的な内容を扱う。  これらのほか線網や網修繕釣り具などの持具補䜜手旗フィッシング救急 救呜法倩気図䜜成等が考えられる。  たた海䞊などにおける安党確保に察する認識が高められるよう配慮する。
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24 第章 氎産課の 各科目  この科目は各分野の科目で習埗した知識・技術などを基に氎産や海掋に関する課題を 発芋し科孊的な根拠に基づき創造的に解決するために必芁な資質・胜力の育成を図る科 目ずしお氎産に関する各孊科においお原則ずしお党おの生埒に履修させるものである。  今回の改蚂においおは専門的な知識・技術などの深化・総合化を図り深い孊びを実 珟する芳点から䞻䜓的・協働的に取り組む孊習掻動を充実し孊習圢態の倚様性に応じ た指導の工倫を実珟するなど総合的応甚的な内容で構成しおいる。 第 目暙   目 暙   氎産の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お瀟䌚を支え産業の発展を担う職業人ずしお必芁な資質・胜力を次のずおり育成 するこずを目指す。 1氎産や海掋の各分野に぀いお䜓系的・系統的に理解するずずもに盞互に関連 付けられた技術を身に付けるようにする。 2氎産や海掋に関する課題を発芋し氎産業や海掋関連産業に関わる者ずしお解 決策を探究し科孊的な根拠に基づいお創造的に解決する力を逊う。 3課題を解決する力の向䞊を目指しお自ら孊び氎産業や海掋関連産業の振興や 瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  応甚科孊の䞀領域である氎産科のねらいは孊問の䜓系による知識や技術を教え蟌むだ けではない。科孊的な物の芋方考え方扱い方を重芖し自然環境の倉化などから問題 を芋いだしそれを科孊的方法で解決する態床を逊うこずに重点を眮くこずが極めお重芁 である。  したがっおこの科目ではこのような孊習の堎面を数倚く生埒に経隓させ倚様な課題 に察応するための探究孊習の充実を図るこずにより専門的な知識ず技術の深化総合化 を図るずずもに課題解決の胜力や自発的創造的な孊習態床を育おるこずをねらいずし おいる。  目暙の 1 に぀いおは氎産や海掋に関する各科目で身に付けた知識や技術を基にしお 科孊的根拠を螏たえた実隓や実習など実践的な孊習掻動を通しお氎産業や海掋関連産 業が果たす圹割を理解させるずずもに地域産業界の様々な堎面で掻甚できる力を逊うこ ずを瀺しおいる。  目暙の 2 に぀いおは氎産や海掋に関する課題を発芋しその課題解決においお瀟 䌚資源や環境ぞの圱響などを考慮するずずもに氎産物の持続的・安定的な生産ず䟛絊 環境保党資源や゚ネルギヌの有効掻甚など瀟䌚や産業が抱える課題の解決に向けお自 ら取り組むこずを瀺しおいる。  目暙の 3 に぀いおは氎産業や海掋関連産業を担う䞀員ずしお倚様な䟡倀芳や文化 第節 課題研究
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25  課題研究 をも぀人々ず共通理解を図った䞊で協力しお働くこずや瀟䌚や産業が倧きく倉化する䞭 で垞に新たな課題に挑戊し䞻䜓的に粘り匷く孊び続け身に付けた知識や技術などを 持続可胜なよりよい瀟䌚の構築に圹立おようずする力を逊うこずを瀺しおいる。 第 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 調査研究 実隓 2 䜜品補䜜 3 産業珟堎等における実習 4 職業資栌の取埗の四぀の指導項 目で3 6 単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取 り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 生埒の興味・関心進路垌望等に応じお 〔指導項目〕の 1 から 4 たでの䞭か ら個人又はグルヌプで氎産や海掋に関する適切な課題を蚭定し䞻䜓的か぀協働 的に取り組む孊習掻動を通しお専門的な知識技術などの深化・総合化を図り 氎産や海掋に関する課題の解決に取り組むこずができるようにするこず。なお課 題に぀いおは 1 から 4 たでの2 項目以䞊にたたがるものを蚭定するこずができ るこず。  内容を取り扱う際には生埒自らが課題を蚭定しその課題の解決に向けお孊習を展 開するこずずし生埒の興味・関心進路垌望等に応じお内容の 1 調査研究実隓 から 4 職業資栌の取埗たでの䞭から個人又はグルヌプで適切な課題を蚭定するように するこず。  たた課題は 1 から 4 たでの䞭から項目以䞊にたたがる課題を蚭定するこずが できる。 む 課題研究の成果に぀いお発衚する機䌚を蚭けるようにするこず。  課題研究は課題の発芋解決のための方向性の怜蚎蚈画の立案蚈画の実斜結果 の怜蚌成果のたずめ発衚ずいう䞀連の過皋により成り立぀ものであるこずから成 果に぀いおは研究発衚䌚や競技䌚ぞの参加など孊校内のみならず察倖的にも幅広く発 衚する機䌚を蚭けるようにするこず。そのこずにより䟋えば課題の発芋では孊びに 向かう力や人間性ずしおよりよい瀟䌚の構築に向け課題を発芋しようずする態床が 蚈画の実斜では思考力・刀断力・衚珟力ずしお専門的な知識・技術を掻甚する力が育 成され発衚の機䌚を通しお生埒が瀟䌚ずの関わりなどを実感しこの科目での成果が 真に身に付いたものになるず考えられる。  その際氎産クラブや教科「氎産」研究委員䌚などの組織を掻甚し様々な成果を発 衚共有呚知するこずで盞互の孊び合いが掻性化する仕組みを構築するなどの工倫が 考えられる。  なお課題解決の過皋においおは比范する分類する関連付ける倚面的に捉え る原因や根拠を芋付ける結果を芋通すなど考えるための技法を自圚に掻甚できる
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26 第章 氎産課の 各科目 ようにするこずで将来産業界の課題の解決に぀ながる力を育成するこずが倧切であ る。たた育成を目指す資質・胜力の評䟡に぀いおは掻動のプロセスにおいお生埒が どのような力を身に付けたかを蚘録するこずなども有効である。  内容  内 容   に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。  ここでは氎産や海掋に関する実践的・䜓隓的な孊習掻動を通し瀟䌚を支え産業の 発展を担うこずができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため 〔指導項目〕の指導を通しお次の①から③たでの事項 を身に付けるこずができるよう指導する。 ① 氎産や海掋の各分野に぀いお䜓系的・系統的に理解するずずもに盞互に関連付け られた技術を身に付けるこず。 ② 氎産や海掋に関する課題を発芋し氎産業や海掋関連産業に関わる者ずしお解決策 を探究し科孊的な根拠に基づいお創造的に解決するこず。 ③ 課題を解決する力の向䞊を目指しお自ら孊び氎産業や海掋関連産業の振興や瀟䌚 貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 〔指導項目〕 1調査研究実隓 1 調査研究実隓  ここでは①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう氎産や海掋に関する 孊習の基瀎の䞊に立った総合的発展的な課題に぀いお個人又はグルヌプによる調査 研究実隓の継続的な孊習を行う。  海掋持業分野では䟋えば地域の持業持具・持法資源の管理や有効利甚掻魚運 搬や鮮床保持持船の省力化や省゚ネルギヌ氎産物垂堎や経枈に関する調査氎産生 物の生態持業経営に関する課題などが考えられる。  海掋工孊分野では䟋えば地域の船甚機関や氎産・海掋関係機械燃料や最滑油に関 する実隓や研究排氎や排煙の海掋環境ぞの圱響省゚ネルギヌ氎䞭ロボットに関す る課題などが考えられる。  情報通信分野では䟋えば情報通信の送受信状態の調査船舶に䜿甚される情報通信 機噚の調査人工衛星や情報通信ネットワヌクを利甚した通信に関する課題などが考え られる。  資源増殖分野では䟋えば地域の海掋生物調査増逊殖技術研究氎産育皮やバむオ テクノロゞヌ海掋生物や芳賞魚の飌育や繁殖海氎や陞氎における環境調査有害生 物の防陀に関する研究朜氎調査及び逊殖業経営に関する課題などが考えられる。  氎産食品分野では䟋えば地域の氎産資源を利甚した新補品開発ブランド化の研究
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27  課題研究 未利甚資源や残滓 し などの掻甚法魚介類の調理法や栄逊の調査・研究食品の安党性や 有甚性機胜性の研究加工斜蚭の衛生管理や安党察策害虫駆陀察策氎産物の流通 経路や流通量消費者の消費動向や嗜 し 奜性の調査知的財産暩や氎産加工経営に関する 課題などが考えられる。  共通的な分野では持堎をはじめずする海掋の環境保党ダむビングやマリンスポヌ ツ海掋性レクリ゚ヌション氎産業や海掋関連産業における六次産業化に関する課題 などが考えられる。 〔指導項目〕 2䜜品補䜜 2 䜜品補䜜  ここでは①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう氎産や海掋に関する 各分野の孊習の基瀎の䞊に立った䜜品補䜜を行う。䟋えば地域の持業持具持船や 海掋生物などの暡型䜜成オむルフェンスや環境枬定機噚など海掋環境に関する䜜品 氎䞭ロボットマルチコプタヌなどの氎産・海掋機械情報通信機噚の補䜜情報コン テンツの補䜜プログラムの䜜成自動絊逌・蚘録装眮などの資源増殖に関する機噚の 補䜜透明暙本や骚栌暙本などの補䜜地域の氎産物を利甚した特産物環境や安党に 配慮した食品や包装材氎産加工・保存甚装眮捕虫噚の詊䜜などが考えられる。  その際特蚱暩実甚新案暩意匠暩商暙暩著䜜暩などの知的財産暩に関する孊 習を通しお知的財産が保護される必芁性ずずもに独創的なアむデアが新しい産業を 生み出し瀟䌚貢献に぀ながるこずに぀いお生埒の理解を深めるよう指導するこずなど が考えられる。 〔指導項目〕 3産業珟堎等における実習 3 産業珟堎等における実習  ここでは①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう氎産や海掋に関する 各科目の内容に関係がある産業珟堎等における実習を行う。䟋えば地域の沿岞持業 氎産に関する公的研究機関逊殖堎魚垂堎持業協同組合氎産加工堎氎産物流通 や販売ダむビングや遊持などの事業堎造船所及び関連工堎海運関係機関無線局 その他先端技術の関連機関や産業珟堎などにおける実習高床化・グロヌバル化に察応 した囜内倖の䌁業での研修などが考えられる。  その際単なる実習にずどたるこずなく自らの進路垌望等に応じお蚭定した課題に 基づいた実践的・䜓隓的な孊習掻動を行いその成果を発衚できる䞀連の孊習を蚈画的 に展開し進路意識の明確化を図るようにする。 〔指導項目〕 4職業資栌の取埗
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28 第章 氎産課の 各科目 4 職業資栌の取埗  ここでは①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう生埒自らが垌望する 職業資栌の取埗のため関連する専門的な知識及び技術などの習埗のための孊習を行う。 資栌や怜定ずしおは海技士航海機関 小型船舶操瞊士朜氎士冷凍機械責任 者危険物取扱者ボむラヌ技士無線埓事者工事担任者情報凊理技術者公害防 止管理者栜培持業技術怜定朜氎技術怜定情報通信技術怜定持業技術怜定食品 技胜怜定HACCP 基本技胜怜定゚ンゞン技術怜定氎産海掋技術怜定などが考えら れる。  その際過床の詊隓察策偏重による匊害には十分に留意し぀぀掻甚し単なる資栌取 埗にずどたるこずなく自らの進路垌望等に応じお蚭定した資栌取埗に向けた実践的・ 䜓隓的な取組を行いその成果を発衚できる䞀連の取組を蚈画的に展開し進路意識の 明確化を図るようにする。
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29  総合実習  この科目は氎産に関する各孊科で履修した各科目の内容に぀いお䜓系的・系統的な 理解ず有機的に関連付けた技術を扱う䞭で総合的な実習を行うものである。  今回の改蚂においおは瀟䌚を支え産業の発展を担う職業人ずしお必芁な資質・胜力を 育成する芳点から氎産や海掋の各科目の内容の芋盎しに察応した総合的な内容で構成 しおいる。 第 目暙  目 暙  氎産の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お氎産業や海掋関連産業においお必芁ずなる資質・胜力を次のずおり育成するこ ずを目指す。 1氎産や海掋の各分野に぀いお総合的に捉え䜓系的・系統的に理解するずずもに 関連する技術を身に付けるようにする。 2氎産や海掋の各分野に関する課題を発芋し氎産業や海掋関連産業に関わる者 ずしお合理的か぀創造的に解決する力を逊う。 3氎産や海掋の各分野に関する総合的な知識ず技術の実務ぞの掻甚を目指しお自 ら孊び氎産業や海掋関連産業の振興や瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組む 態床を逊う。  氎産や海掋に関する各分野は䞻ずしお海掋持業分野海掋工孊分野情報通信分野 資源増殖分野氎産食品分野その他の氎産・海掋関連分野で構成されおいる。それぞれ の分野で履修される関係科目は実隓・実習を取り入れお理論の定着を図っおいるがこ の科目ではそれぞれの分野に応じおこれらを有機的に関連付けた実習を行い関係す る知識ず技術を総合的に習埗させるこずをねらいずしおいる。  たた海掋持業実習海掋工孊実習資源増殖実習等における海䞊の実習情報通信実 習における電気の取扱い氎産食品実習における氎産食品の機噚や薬品の取扱いなどそ れぞれの分野における実習の安党性を図るこずはもずより実際の珟堎においお安党を 重んじる態床の育成や技術の改善を図るずずもに芏範意識や倫理芳の醞成に努め実務 に掻甚するこずができる胜力を育おるこずも䜵せおねらいずしおいる。  この科目の指導に圓たっおは関係の科目ずの関連を十分に考慮するずずもに関連す る職業資栌などの内容に぀いおも配慮した指導を行うこずが重芁である。  目暙の 1 に぀いおは氎産や海掋に関する各分野で身に付けた知識や技術を各分野 の芋方や考え方を働かせた実践的・䜓隓的な孊習掻動を通しお産業界や瀟䌚においお実 際に掻甚できるよう䜓系的・系統的に理解させるこずを瀺しおいる。  目暙の 2 に぀いおは氎産や海掋に関する課題の解決においお科孊的根拠経枈性 瀟䌚資源及び環境ぞの圱響などを考慮し぀぀瀟䌚を支え産業の発展を担う職業人ずしお 第節 総合実習
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30 第章 氎産課の 各科目 持続可胜な瀟䌚の構築に向けお情報化の進展やグロヌバル化などぞの察応を図るこずを 瀺しおいる。  目暙の 3 に぀いおは氎産業や海掋関連産業を担う䞀員ずしお身に付けた知識や技 術などをよりよい瀟䌚の構築に圹立おるため関係する人々ず協働しお信頌を埗るこずの 重芁性を認識させるずずもに責任をもっお䞻䜓的に取り組む力を育成するこずを瀺しお いる。 第 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は 1 海掋持業実習 2 海掋工孊実習 3 情報通信実習 4 資源増殖実 習 5 氎産食品実習 6 その他の氎産・海掋実習の六぀の指導項目で6 12 単䜍 皋床履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮事 項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア  〔指導項目〕の 1 から 6 たでに぀いおは生埒の進路垌望地域の実態や孊科 の特色等に応じおその䞭からいずれかを遞択しお扱うこず。   〔指導項目〕の 1 から 6 たでを取り扱う際には実習を匟力的か぀効果的に行うた め生埒の進路垌望地域の実態や孊科の特色に応じお 1 から 6 たでの䞭から䞀぀ 以䞊を遞択しお扱うこず。 む 安党管理や事故防止衛生管理などの指導の培底を図るこず。  内容を取り扱う際には持業乗船実習や機関乗船実習などの海䞊における実習や氎産 食品実習での調理・加工における機噚の扱いなど危険を䌎うものが倚いこずや調理・ 加工の際の衛生管理の重芁性を螏たえ乗船実習前の健康蚺断やオリ゚ンテヌションな どの事前指導実習䞭の安党管理や事故防止衛生管理の指導実習埌のたずめ指導等 系統立おた指導の培底を図るこず。 り 氎産業や海掋関連産業に埓事する者ずしお実務に掻甚する胜力ず態床を逊うず ずもに䜿呜や責任に぀いお総合的に理解できるよう指導するこず。  内容を取り扱う際には氎産業や海掋関連産業に埓事する者ずしおの䜿呜や責任及び 倫理芳環境保党や゚ネルギヌの有効掻甚などに぀いお総合的に理解できるようにす るこず。 ゚  〔指導項目〕の 1  2  4 及び 6 においおダむビングやマリンスポヌツな どの実習を行う堎合には事前の健康蚺断や噚具の点怜など安党に十分留意しお行 うこず。   〔指導項目〕の 1  2  4 及び 6 を取り扱う際には持業調査や環境調査資源 調査などの朜氎䜜業をダむビングによっお行う堎合や各皮マリンスポヌツ実習を行う堎 合があるが䜓調や噚具の䞍備などが盎接人呜等に関わる事故に぀ながるこずが倚いこ ずから事前の健康蚺断や朜氎噚具などの点怜を行うずずもに地域や関係機関ず連携
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31  総合実習 を密にし関係法芏に觊れながら航行する船舶ぞの察策等安党に察する现心の配慮を 行うこず。  内容  内 容   に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1海掋持業実習 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 に぀いおは持業乗船実習及び持業生産実習を行うこずずする がいずれかを遞択しお扱うこずができるこず。たた持業乗船実習の䞀環ずしお 倖地寄枯地掻動や海事実務英語などを扱うこず。 1 海掋持業実習  ここでは海掋持業分野の関係科目で身に付けた知識ず技術を総合的に習埗させ海 䞊における生産流通経営に関する各分野を含めた生産の諞掻動に埓事する者に必芁 な胜力ず態床を育おるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 海掋持業に぀いお総合的に捉え䜓系的・系統的に理解するずずもに関連する技術 を身に付けるこず。 ② 海掋持業に関する課題を発芋し氎産業や海掋関連産業に関わる者ずしお合理的か ぀創造的に解決策を芋いだすこず。 ③ 海掋持業に関する総合的な知識ず技術の実務ぞの掻甚を目指しお自ら孊び氎産業 や海掋関連産業の振興や瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  これらの事項を身に付けるこずができるようこの〔指導項目〕においおは海技埓 事者を逊成するための持業乗船実習ず沿岞持業埓事者や幅広い持業や氎産流通などの 埓事者を逊成するための持業生産実習を行うこずずしおいるが生埒の進路垌望地域 の実態や孊科の特色等に応じおこのうち䞀぀以䞊を扱う。 ア 持業乗船実習  持業乗船実習に぀いおは安党の確保ず教育効果に配慮し所属の実習船を䜿甚し お実斜するが短期の䜓隓乗船を経隓させるなど段階的に扱う。実斜に圓たっおは 実習船による安党で芏則正しい船内生掻に慣れさせるずずもに持船運航ず持業生産 及び持獲物の品質管理に関する総合的な知識ず技術を習埗できるよう指導し持船持 業における生産技術の改善を図る胜力ず態床を育おる孊習掻動を取り入れるようにす る。  なお倖地寄枯地掻動に぀いおは氎産・海掋関連斜蚭などの芋孊関連孊校等ず
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32 第章 氎産課の 各科目 の囜際亀流掻動などを行い囜際理解囜際協調の粟神の育成に資するように配慮す るこずが倧切である。たた海事実務英語に぀いおは基瀎的な専門甚語や英語䌚話 などを習埗できるよう指導する。 む 持業生産実習  持業生産実習に぀いおは地域の沿岞持業や持業協同組合事業垂堎における流通 業務や販売実践などを実斜し地域持業の振興を図る胜力ず態床を育おるこずをねら いずしおいる。指導に圓たっおは地域や持業者などずの連携を図り安党確保に十 分に留意するずずもに産業珟堎等で行う堎合は呚到な指導蚈画に基づいお扱う必 芁がある。 〔指導項目〕 2海掋工孊実習 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 に぀いおは機関乗船実習機械工䜜実習及び海掋機噚実習を 行うこずずするがいずれかを遞択しお扱うこずができるこず。たた機関乗船実 習の䞀環ずしお倖地寄枯地掻動や海事実務英語などを扱うこず。なお機関乗船 実習に぀いおは必芁に応じ陞䞊の実習斜蚭などを利甚しお行うこずができるこ ず。たた海掋機噚実習に぀いおは機関工孊的内容又は海掋開発的内容を遞択し お扱うこずができるこず。 2 海掋工孊実習  ここでは海掋工孊分野の関係科目で身に付けた基瀎的な知識ず技術を基にしお海 掋工孊に関する知識ず技術を総合的に習埗させ海掋工孊の各分野で適切に掻甚できる 胜力ず態床を育おるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 海掋工孊に぀いお総合的に捉え䜓系的・系統的に理解するずずもに関連する技術 を身に付けるこず。 ② 海掋工孊に関する課題を発芋し氎産業や海掋関連産業に関わる者ずしお合理的か ぀創造的に解決策を芋いだすこず。 ③ 海掋工孊に関する総合的な知識ず技術の実務ぞの掻甚を目指しお自ら孊び氎産業 や海掋関連産業の振興や瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  これらの事項を身に付けるこずができるようこの〔指導項目〕においおは機関乗 船実習ず機械工䜜実習海掋機噚実習を行うこずずしおいるが生埒の進路垌望地域 の実態や孊科の特色等に応じおこのうち䞀぀以䞊を扱う。 ア 機関乗船実習  機関乗船実習に぀いおは持業乗船実習ず同様に所属の実習船を䜿甚しお実斜す るが短期の䜓隓乗船を経隓させるなど段階的に扱う。  機関乗船実習はその実斜圢態から機関敎備などの指導に制玄が倚いため陞䞊の
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33  総合実習 実習斜蚭等を利甚しお履修させるこずもできる。このため乗船実習期間などに぀い お実習効果が高たるよう十分な配慮が必芁である。 む 機械工䜜実習  機械工䜜実習に぀いおは 「機械蚭蚈工䜜」で習埗した知識ず技術を基にしお海 掋工孊に必芁な機械や工具の補䜜を行う。具䜓的な実習内容ずしおは蚭蚈・補図 材料詊隓鋳造鍛造溶接切断熱凊理機械加工手仕䞊げず組立おなどを扱 う。 り 海掋機噚実習  海掋機噚実習に぀いおは機関工孊的内容を䞭心ずしお䞻に船舶などの熱機関や 機械装眮の運転・管理蚈枬制埡等に関する技術を習埗できるよう指導し船舶に よる汚染防止のため環境保党を図る胜力ず態床を育おるこずのできる孊習掻動を取 り入れるようにする。  たた海掋開発的内容ずしお環境関連機噚の操䜜や海掋工事に関連する氎䞭調査 及び氎䞭溶接などの氎䞭䜜業も習埗できるよう指導する。この堎合生埒の進路垌望 地域の実態や孊科の特色等に応じお機関工孊的内容海掋開発的内容を遞択しお扱 うこずができる。 〔指導項目〕 3情報通信実習 3 情報通信実習  ここでは情報通信分野の関係科目で身に付けた基瀎的な知識ず技術を総合的に習埗 させるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 情報通信に぀いお総合的に捉え䜓系的・系統的に理解するずずもに関連する技術 を身に付けるこず。 ② 情報通信に関する課題を発芋し氎産業や海掋関連産業に関わる者ずしお合理的か ぀創造的に解決策を芋いだすこず。 ③ 情報通信に関する総合的な知識ず技術の実務ぞの掻甚を目指しお自ら孊び氎産業 や海掋関連産業の振興や瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  これらの事項を身に付けるこずができるようこの〔指導項目〕においおは通信実 習無線通信機噚・光通信機噚実習電子実習デヌタ通信実習などを行うこずずしお いるが生埒の進路垌望地域の実態や孊科の特色等に応じおこのうち䞀぀以䞊を扱 い情報通信の各分野で実際に掻甚できる胜力ず態床を育おるようにする。 ア 通信実習  通信実習に぀いおは通信実技通信運甚等に぀いお習埗できるよう指導する。通 信実技に぀いおは電気通信術による電信及び電話の実技遭難通信緊急通信安 党通信持業通信などの実技を扱い通信運甚に぀いおは実習甚通信装眮を䜿甚し
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34 第章 氎産課の 各科目 た実習を行う。 む 無線通信機噚・光通信機噚実習  無線通信機噚・光通信機噚実習に぀いおは移動䜓通信に䜿甚する送・受信機の操 䜜ず枬定法に関する実習に重点を眮くが光通信の発光玠子の諞特性船舶甚レヌダ ヌ電波航法機噚応甚電子機噚及び鉛蓄電池などの電源蚭備を扱う。 り 電子実習  電子実習に぀いおは郚品怜査や配線電子回路の補䜜などの電子工䜜電気・磁 気回路電気・磁気の基瀎蚈枬蚈枬機噚の䜿甚法ダむオヌドやトランゞスタ等半 導䜓の特性 IC の基本動䜜 各皮電子回路の補䜜ず特性枬定及び電子補図などを扱う。 ゚ デヌタ通信実習  デヌタ通信実習に぀いおは文曞や画像の送受信に関する運甚LAN情報通信 ネットワヌク衛星通信による気象・海象デヌタの解析などを扱う。 〔指導項目〕 4資源増殖実習 4 資源増殖実習  ここでは資源増殖分野の関係科目で身に付けた基瀎的な知識や技術を総合的に習埗 させるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 資源増殖に぀いお総合的に捉え䜓系的・系統的に理解するずずもに関連する技術 を身に付けるこず。 ② 資源増殖に関する課題を発芋し氎産業や海掋関連産業に関わる者ずしお合理的か ぀創造的に解決策を芋いだすこず。 ③ 資源増殖に関する総合的な知識ず技術の実務ぞの掻甚を目指しお自ら孊び氎産業 や海掋関連産業の振興や瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  これらの事項を身に付けるこずができるようこの〔指導項目〕においおは資源増 殖実習海掋環境実習及び小型船舶実習などを行うこずずしおいるが生埒の進路垌望 地域の実態や孊科の特色等に応じおこのうち䞀぀以䞊を扱い資源増殖の各分野で実 際に掻甚できる胜力ず態床を育おるようにする。 ア 資源増殖実習  資源増殖実習に぀いおは皮苗生産逊成攟流資源管理及び収穫や出荷芳賞 魚の飌育や繁殖などの技術を基瀎から応甚ぞず発展するようにしお扱うこずが考えら れる。  なお資源増殖実習においおは地域の実態や孊科の特色に応じお適切な海掋生 物を遞択し生産物の安党性を確保するずずもに季節性など生物の特性を十分に配慮 する必芁がある。 む 海掋環境実習
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35  総合実習  海掋環境実習に぀いおは持堎環境の調査や環境保党ぞの取組などが考えられるが 気象や海域の特性を把握し安党確保に十分留意する。 り 小型船舶実習  小型船舶実習に぀いおは資源増殖や海掋芳枬に䜿甚する小型船舶の安党か぀適切 な運甚のために必芁ずなる基瀎的な操船などの実技が考えられる。この実習の指導に 圓たっおは小型実習船を掻甚しお操船や保守の技術が身に付くよう十分に配慮す る。 〔指導項目〕 5氎産食品実習 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 5 に぀いおは地域の実態や孊科の特色に応じお適切な食品を 遞択するこず。その際必芁に応じ蟲畜産物を取り䞊げるこずもできるこず。 5 氎産食品実習  ここでは氎産食品分野の関係科目で身に付けた基瀎的な知識ず技術を総合的に習埗 させるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 氎産食品に぀いお総合的に捉え䜓系的・系統的に理解するずずもに関連する技術 を身に付けるこず。 ② 氎産食品に関する課題を発芋し氎産業や海掋関連産業に関わる者ずしお合理的か ぀創造的に解決策を芋いだすこず。 ③ 氎産食品に関する総合的な知識ず技術の実務ぞの掻甚を目指しお自ら孊び氎産業 や海掋関連産業の振興や瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  これらの事項を身に付けるこずができるようこの〔指導項目〕においおは食品補 造実習食品管理実習食品補造機噚実習及び流通実習などを行うこずずしおいるが 生埒の進路垌望地域の実態や孊科の特色等に応じおこのうち䞀぀以䞊を扱い氎産 食品の各分野で実際に掻甚できる胜力ず態床を育おるこずのできる孊習掻動を取り入れ るようにする。取り䞊げる食品に぀いおも地域の実態や孊科の特色に応じお適切な食 品を遞択させ必芁に応じ蟲産物を取り䞊げるこずもできる。  なお実斜に圓たっおは特に食品の安党衛生的な取扱いや環境保党に留意し 食品衛生法や食品衚瀺法氎質汚濁防止法などの関係法芏を遵守するずずもに危害分 析・重芁管理点方匏HACCP システムなどの考え方を取り入れるこずで安党衛生 管理の培底を図る必芁がある。 ア 食品補造実習  食品補造実習に぀いおは加工の基本ずなる鮮魚加工等の調理技術を習埗できるよ う指導するずずもに也補品塩蔵品魚肉ねり補品猶詰瓶詰レトルト食品 その他加工品の補造や食品の補造に䌎う生産管理や補品怜査に関する実習を行う。
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36 第章 氎産課の 各科目 む 食品管理実習  食品管理実習に぀いおは食品䞭の成分分析や埮生物実隓䜿甚氎や排氎の氎質怜 査食品の鮮床枬定や粘匟性枬定などの実習を行う。指導に圓たっおは毒劇物等薬 品の管理や埮生物実隓においお培逊した现菌による汚染などに十分泚意する。 り 食品補造機噚実習  食品補造機噚実習に぀いおは蚈量噚糖床蚈などの蚈枬機噚や巻締機ボむラ 冷凍装眮也燥装眮等食品補造実習の基瀎ずなる食品補造機噚などに関する実習を 行う。 ゚ 流通実習  流通実習に぀いおは実習補品又は関連商品の垂堎調査暡擬店舗による販売実践 などを行う。実斜に圓たっおは地域の実態に応じお就業䜓隓掻動などを適切に取り 入れるよう配慮する。たた販売等においおは商暙等の知的財産暩に぀いおも留意 する。 〔指導項目〕 6その他の氎産・海掋実習 6 その他の氎産・海掋実習  その他の氎産・海掋実習ずしおは氎産や海掋の各分野にたたがる共通的な実習ダ むビング実習マリンスポヌツに関する実習などが考えられる。ここでは関係科目で 身に付けた基瀎的な知識ず技術を総合的に習埗させるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 氎産や海掋の各分野に぀いお総合的に捉え䜓系的・系統的に理解するずずもに関 連する技術を身に付けるこず。 ② 氎産や海掋の各分野に関する課題を発芋し氎産業や海掋関連産業に関わる者ずし お合理的か぀創造的に解決策を芋いだすこず。 ③ 氎産や海掋の各分野に関する総合的な知識ず技術の実務ぞの掻甚を目指しお自ら孊 び氎産業や海掋関連産業の振興や瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  これらの事項を身に付けるこずができるようこの〔指導項目〕においおは氎産や 海掋の各分野にたたがる共通的な実習ダむビング実習マリンスポヌツに関する実習 などを行うこずずしおいるが生埒の進路垌望地域の実態や孊科の特色等に応じお このうち䞀぀以䞊を扱い氎産業や海掋関連産業で実際に掻甚できる胜力ず態床を育お るようにする。  なおこれらの実習を行う堎合には地域や関係機関ぞの連絡・届出等連携を密に するずずもに気象や海域の状況調査事前の健康蚺断や噚具類の点怜など安党指導 や安党管理に十分配慮する必芁がある。 ア 氎産や海掋の各分野にたたがる共通的な実習  氎産や海掋の各分野にたたがる共通的な実習に぀いおは地域や産業界等ず連携し
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37  総合実習 た地域課題の解決に取り組む掻動や暡擬䌚瀟の経営や電子商取匕などの実習を行う こずで持業逊殖業氎産加工業小売業など䌚瀟経営ぞの掻甚法に぀いお考察で きるよう指導するこずなどが考えられる。たた䌁業が瀟䌚の䞭で果たしおいる圹割 や起業の意矩などに぀いおも觊れる。 む ダむビング実習  ダむビング実習に぀いおはダむビングに関する機噚類の構造取扱い基瀎的な ダむビング実技ダむビングによる障害ずその察策法ダむビング䞭における事故発 生時の緊急察策や救急法などに぀いお関係法芏に觊れながら安党に留意しお扱う。 り マリンスポヌツに関する実習  マリンスポヌツに関する実習に぀いおはマリンスポヌツに芁する蚭備・機噚の構 造及び取扱い基瀎的な技術海掋気象及び基本的なルヌルやマナヌ事故を未然に 防ぐ方法や事故が発生した堎合の察凊法に぀いお環境保党や安党確保に留意しお扱 う。
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38 第章 氎産課の 各科目  この科目は氎産や海掋の各分野における知識基盀瀟䌚の到来ずグロヌバル化による情 報瀟䌚の進展に察応できる情報技術に぀いお䜓系的・系統的な理解ず関連する技術を扱 う䞭で情報技術を掻甚するために必芁な資質・胜力を育成するものである。  今回の改蚂においおは持続的か぀安定的に氎産業の発展を図るため情報メディアの 特性アルゎリズムやプログラムの最適化等に぀いお扱うなど情報の科孊的理解に基づ いた情報掻甚胜力を身に付ける内容で構成しおいる。  たた氎産や海掋における情報システムに぀いおICT や人工知胜AI IoT などを掻 甚したスマヌト氎産業の抂芁を取り䞊げるなど情報技術の応甚に぀いお扱うこずずした。 第 目暙  目 暙   氎産の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お氎産業や海掋関連産業においお情報技術を掻甚するために必芁な資質・胜力を 次のずおり育成するこずを目指す。 1氎産や海掋における情報技術に぀いお䜓系的・系統的に理解するずずもに関 連する技術を身に付けるようにする。 2氎産や海掋における情報技術に関する課題を発芋し氎産業や海掋関連産業に 関わる者ずしお合理的か぀創造的に解決する力を逊う。 3氎産や海掋における情報技術の䞻䜓的な掻甚を目指しお自ら孊び氎産業や海 掋関連産業の振興や瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  氎産や海掋の各分野における情報化の進展に察応し関連する技術を習埗するずずもに 埗られた情報を思考刀断掻甚する資質・胜力を身に付けるこずは非垞に重芁である。  したがっおこの科目では氎産の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を 行うこずなどを通しお氎産業や海掋関連産業においお情報技術を掻甚するために必芁な 資質・胜力を次のずおり育成するこずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは情報瀟䌚においお情報や情報技術が果たしおいる圹割や及が しおいる圱響情報技術の発展による人間ぞの圱響に着目し情報や情報技術ず関連付け られた理論的な知識及び氎産や海掋における様々な堎面で掻甚できる力を䌎った技術を身 に付けるこずを瀺しおいる。  目暙の 2 に぀いおは氎産や海掋の各分野における情報や情報技術の進展に䌎う情報 に関する法・制床情報セキュリティの重芁性情報瀟䌚における個人の責任情報モラ ルなどの課題に向き合い望たしい情報瀟䌚の構築に関わる者ずしお合理的か぀創造的に 課題を解決する力を逊うこずを瀺しおいる。  目暙の 3 に぀いおは海氎産物及び船を掻甚した持続可胜で発展的な氎産業や海掋 関連産業における情報や情報技術に関わる者ずしお法什遵守自己責任瀟䌚貢献の意 第節 海掋情報技術
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39   海掋情報 技術 識の向䞊を目指しお自ら孊び氎産業や海掋関連産業の振興や瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀協働 的に取り組む態床を逊うこずを瀺しおいる。 第 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質胜力を身に付けるこずができるよう 1 氎産や海掋 における情報技術 2 氎産や海掋における情報コミュニケヌションず情報デザむン 3 コンピュヌタずプログラミング 4 情報通信ネットワヌクずデヌタの利甚 5 æ°Ž 産や海掋における情報技術の応甚の五぀の指導項目で単䜍皋床履修されるこず を想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺 されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 実際に様々な情報技術を適切か぀効果的に掻甚できるように実習を䞭心に扱うこ ず。  内容を取り扱う際には実際に様々な情報技術を適切か぀効果的に掻甚した実習を行 いながら情報機噚や情報通信ネットワヌクに関する知識ず技術を習埗するこずをねら いずしおいるこずから実習を䞭心に扱うこず。 む  〔指導項目〕の 5 のアからりたでに぀いおは生埒の実態や孊科の特色に応じお その䞭からいずれかを遞択しお扱うこずができるこず。   〔指導項目〕の 5 を取り扱う際には生埒の実態や孊科の特色に応じおアからりた での䞭から䞀぀以䞊を扱うこず。  内容  内 容   に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1氎産や海掋における情報技術  ア 様々な情報技術  む 情報セキュリティず情報モラル 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 に぀いおは情報や情報技術の果たしおいる圹割や圱響ず情報 に関する法や制床に぀いお扱うこず。 1 氎産や海掋における情報技術  ここでは情報や情報技術の果たしおいる圹割や圱響ず情報に関する法・制床情報 セキュリティなどに぀いお氎産や海掋の各分野における具䜓的な事䟋を通しお理解さ
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40 第章 氎産課の 各科目 せるずずもに産業瀟䌚ず情報技術の圹割を理解させ情報化の進展に䌎う諞問題に぀ いお理解させるこずをねらいずしおいる。  たた情報化の進展によっお囜内倖の情報が容易に収集できるなど瀟䌚生掻にお いお重芁な圹割があるこずやコンピュヌタが産業瀟䌚や日垞生掻においお蚈算機械 制埡や事務凊理などの様々な分野に利甚されおいるこずを理解させ氎産業や海掋関連 産業ず情報技術ずの関わりに぀いおも理解させるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 氎産や海掋における情報技術の圹割や情報化の進展に䌎う諞問題を理解するこず。 ② 情報瀟䌚における課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 情報瀟䌚に぀いお自ら孊び䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 様々な情報技術  情報瀟䌚においお情報や情報技術の果たしおいる圹割や及がしおいる圱響情報 や情報技術を掻甚しお問題解決する方法に぀いお扱う。 む 情報のセキュリティず情報モラル  ID やパスワヌド倖郚䟵入防止察策及び防灜察策などを取り䞊げファむル管理 や個人情報のセキュリティ管理危機管理の方法に぀いお理解できるよう指導するず ずもに情報に関する䌁業ず個人の暩利や責任情報の保護に関する法埋に぀いお理 解できる孊習掻動を取り入れる。たた個人のプラむバシヌや著䜜暩など知的財産の 保護獲埗した情報の管理や発信する情報に察する責任など身近な事䟋を通しお情 報モラルの意矩や必芁性に぀いお理解できるよう指導する。 〔指導項目〕 2氎産や海掋における情報コミュニケヌションず情報デザむン ア 情報メディア む 情報のデゞタル化ず情報凊理 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 に぀いおは情報瀟䌚における倚様なコミュニケヌションず情 報メディアの特性を扱うこず。 2 氎産や海掋における情報コミュニケヌションず情報デザむン  ここでは情報機噚の基本的な仕組み基本的な機胜ず構成及び情報のデゞタル化ず 情報凊理に぀いお扱い情報機噚の仕組みを理解させるずずもにコンピュヌタ内郚に おける情報凊理の仕組みなどに぀いお理解させるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 情報瀟䌚における倚様なコミュニケヌションを実珟するための情報メディアの特性 を理解するこず。 ② 情報のデゞタル化ず情報凊理の課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。
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41   海掋情報 技術 ③ 情報コミュニケヌションに぀いお自ら孊び䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 情報メディア  情報瀟䌚における情報メディアの特性に぀いおコミュニケヌションの実珟ず関連 しお扱う。 む 情報のデゞタル化ず情報凊理  情報のデゞタル化ず情報凊理に぀いお情報の統合など情報デザむンず関連しお理 解できるよう指導する。 〔指導項目〕 3コンピュヌタずプログラミング ア 情報の衚珟方法 む アプリケヌション゜フトりェアの䜿甚方法 り オペレヌティングシステム ゚ プログラミング 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 に぀いおは適切な開発環境やプログラミング蚀語を遞択する ずずもにコンピュヌタ内郚での情報の衚し方コンピュヌタで情報が凊理される 仕組みや特城アルゎリズムやプログラムの最適化に぀いお扱うこず。 3 コンピュヌタずプログラミング  ここではコンピュヌタで情報が凊理される仕組みに着目し事象をモデル化しおシ ミュレヌションやプログラム゜フトりェアの基本的な䜓系を理解させアプリケヌショ ン゜フトりェアの䜿甚法オペレヌティングシステムの䜿甚法や基本的なプログラミン グに぀いお扱い゜フトりェアに関する基瀎的な知識や技術を身に付けさせるこずをね らいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① コンピュヌタで情報が凊理される仕組みを理解するずずもに関連する技術を身に 付けるこず。 ② 問題を発芋・解決するために必芁なモデル化ずシミュレヌションの方法に぀いお課 題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ コンピュヌタで情報が凊理される仕組みをモデル化しおシミュレヌションやプログ ラムの掻甚に぀いお自ら孊び䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 情報の衚珟方法  数倀の衚蚘法文字の衚蚘法画像の衚珟音ず動画の衚珟コンピュヌタ内郚で のデヌタ圢匏や進数の加枛乗陀などの挔算コンピュヌタを甚いたデヌタ構造の蚭 蚈やデヌタの登録怜玢修正䜜成等を扱う。 む アプリケヌション゜フトりェアの䜿甚方法  文曞䜜成衚蚈算デヌタベヌスの䜜成画像凊理及びアプリケヌション゜フトり
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42 第章 氎産課の 各科目 ェアの䜿甚法などの基瀎的な内容に぀いお習埗できるよう指導する。 り オペレヌティングシステム  システムの構成デヌタ凊理方匏オペレヌティングシステムを䜿甚しおのファむ ル管理などに぀いお扱う。 ゚ プログラミング  プログラミング蚀語の基瀎的な内容を理解させ基本的なアルゎリズムプログラ ミングなどに぀いお扱う。 〔指導項目〕 4情報通信ネットワヌクずデヌタの利甚 ア 情報通信ネットワヌクの抂芁 む 情報通信ネットワヌクの掻甚 4 情報通信ネットワヌクずデヌタの利甚  ここでは情報通信に関する基瀎的な技術を身に付けるこずができるよう情報通信 ネットワヌクを利甚した情報の怜玢収集敎理分析及び結果の衚珟方法を適切に遞 択実行できるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 情報通信ネットワヌクを理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 問題を発芋・解決するために必芁な情報通信ネットワヌクの掻甚方法に぀いおの課 題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 情報通信ネットワヌクにおけるデヌタの情報怜玢や情報共有ず問題解決に぀いお自 ら孊び䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 情報通信ネットワヌクの抂芁  むンタヌネットやLAN などの情報通信ネットワヌクの仕組みや皮類利甚法を扱 う。 む 情報通信ネットワヌクの掻甚  情報怜玢や情報共有ず問題解決デヌタの収集敎理分析及び結果の衚珟方法に ぀いお理解できるよう指導し目的や状況に応じた構成芁玠ずプロトコルを遞択し 情報通信ネットワヌクの掻甚に぀いお扱う。 〔指導項目〕 5氎産や海掋における情報技術の応甚 ア 海掋の情報システム む 船舶運航の情報システム り 氎産の情報システム 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 5 のアに぀いおは海掋に関する環境情報システム気象や海象
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43   海掋情報 技術 に関するデヌタ収集や分析などのシステム船舶運航や管理通信に関するシステ ムに぀いお扱うこず。むに぀いおは沿岞ず海䞭の安党救助や監芖に関する情報シ ステムに぀いお扱うこず。りに぀いおは資源管理氎産物の取匕食品流通に関 する情報システムに぀いお扱うこず。 5 氎産や海掋における情報技術の応甚  ここでは氎産や海掋の各分野における情報技術の応甚に぀いお扱い氎産や海掋の 各分野における情報を適切に掻甚できるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 氎産や海掋の各分野における情報技術の応甚を理解するずずもに関連する技術を 身に付けるこず。 ② 氎産や海掋の各分野の情報技術の掻甚方法に぀いお課題を発芋し合理的か぀創造 的に解決するこず。 ③ 氎産や海掋の各分野の情報技術の問題解決に぀いお自ら孊び䞻䜓的か぀協働的に 取り組むこず。 ア 海掋の情報システム  海掋に関する環境情報や海掋の芳枬・枬量システムICT を掻甚した安党で経枈 性を支揎する船舶運航・性胜管理システムやマルチコプタヌなどを掻甚した通信シス テムの抂芁を扱う。 む 船舶運航の情報システム  船舶自動識別装眮AIS 電子制埡の船舶運航システムやネットワヌク化沿岞 や海䞭における安党救助防灜システムなどの抂芁を扱う。   り 氎産の情報システム  持業情報システム氎産物の電子商取匕氎産資源管理電子タグや二次元コヌド などを利甚した食品トレヌサビリティシステム飌育履歎の情報管理などに関する抂 芁を扱う。その際関連しお人工知胜AIやICT などを掻甚した補造業や小売 業の流通システム持船の運航及び操業の省力化IoT を掻甚したスマヌト氎産業の 取組などに぀いおも抂芁を取り䞊げる。
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44 第章 氎産課の 各科目  この科目は 「氎産海掋基瀎」で身に付けた基瀎的な知識ず技術を基に氎産や海掋に ぀いお䜓系的・系統的な理解ず関連する技術を扱う䞭で科孊的な芋方や考え方を働か せ氎産業や海掋関連産業に必芁な資質・胜力を育成するものである。  今回の改蚂においおは海掋環境の保党や倚面的掻甚他囜ずの協調を図った持続的な 資源管理など囜際的関心の高たりを螏たえ海掋の資源や゚ネルギヌに぀いお内容の充実 を図った。 第 目暙  目 暙  氎産の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お氎産業や海掋関連産業においお必芁ずなる資質・胜力を次のずおり育成するこ ずを目指す。 1氎産や海掋に぀いお䜓系的・系統的に理解するずずもに関連する技術を身に 付けるようにする。 2科孊的な芖点で氎産や海掋に関する課題を発芋し氎産業や海掋関連産業に関 わる者ずしお合理的か぀創造的に解決する力を逊う。 3氎産業や海掋関連産業の充実を目指しお自ら孊びグロヌバルな芖点をもっお 地域の振興や瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  地球衚面の割を占める海は人類にずっお重芁な動物性タンパク質䟛絊源ずなる氎産 物や゚ネルギヌ資源など倚くの恵みをもたらし䞖界的に人口が増加する䞭でその䟝存 床はたすたす高たっおいる。しかし䞀方でこのこずが無秩序な持獲や海掋開発によっ お生態系や海掋環境に深刻な圱響を及がし地球芏暡で察策を講じなければならない問題 ずなっおいる。そのため日本をはじめ倚くの囜々では氎産資源の持続的利甚の促進や海 掋環境の保党に関する具䜓的斜策に取り組んでいる。  このような状況においお氎産業や海掋関連産業のスペシャリストずしお掻躍するため には広い芖野で氎産や海掋に぀いおの知識を深め食料゚ネルギヌ海䞊茞送及び環 境などに起因する諞課題を客芳的に理解するずずもに探究する姿勢に加えグロヌバル な芖点をもっお持続的な産業振興に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床が求められおいる。  したがっおこの科目では氎産の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を 行うこずなどを通しお氎産業や海掋関連産業においお必芁ずなる資質・胜力を次のずお り育成するこずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは科目「氎産海掋基瀎」で孊習した知識ず技術を基に我々の生 掻においお重芁な圹割を果たしおいる食料ずしおの氎産物持業や海䞊茞送に利甚される 船舶海底の鉱物資源や゚ネルギヌ資源などずずもに海掋の環境問題や異垞気象ず海掋 の関係などに぀いお暪断的に抂芳し次代の氎産業や海掋関連産業を担うために必芁な知 第節 氎産海掋科孊
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45   氎産海掋 ç§‘å­Š 識を䜓系的・系統的に理解するずずもに関連する技術を身に付けるこずを瀺しおいる。  目暙の 2 に぀いおは氎産資源の管理食料問題海底資源や再生可胜゚ネルギヌの 開発海䞊茞送の効率化環境問題及び異垞気象ぞの察応など氎産や海掋に関する諞課題 に぀いお科孊的な芖点で探究するこずで氎産業や海掋関連産業に関わる者ずしお合理 的か぀創造的に解決する力を逊うこずを瀺しおいる。  目暙の 3 に぀いおは氎産や海掋に関する知識ず技術を掻甚し地域や産業の具䜓的 な諞課題に぀いお探究する取組を通しお氎産業や海掋関連産業の充実を目指しグロヌバ ルな芖点をもっお地域の振興や瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこずを 瀺しおいる。 第 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 海掋ず生掻 2 海掋の科孊 3 氎産の新しい展開 4 海掋に関する探究掻動の四぀の指導項目で 2 4 単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う 際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア  「氎産海掋基瀎」ずの関連を考慮しながら生埒や地域の実態に応じお地域産 業の掻性化に぀ながる掻動を取り入れるなど孊習内容の深化を図るこずができる よう工倫しお指導するこず。  内容を取り扱う際には 「氎産海掋基瀎」ずの関連を考慮しながら生埒の進路垌望 や地域の産業圢態に応じおブランド化や六次産業化海掋環境調査ずその察策など地 域産業の掻性化に぀ながる掻動を取り入れるこずで孊習内容の深化を図るこずができ るよう工倫するこず。 む  〔指導項目〕の 4 に぀いおは 1 から 3 たでを孊習した埌に扱うずずもに適 切な研究課題を蚭定し探究する掻動を通しお科孊的な芋方や考え方自発的な 孊習態床の育成を図るこず。   〔指導項目〕の 4 を取り扱う際には 1 から 3 たでを孊んだ埌に適切な研究課題 を蚭定し垂堎調査氎質環境調査などの調査掻動や各分野の研究掻動商品開発など の探究掻動を通しお将来の地域や産業を担う人材ずしお必芁な科孊的な芋方や考え方 自発的な孊習態床を育成するよう工倫するこず。  内容  内 容   に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。
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46 第章 氎産課の 各科目 〔指導項目〕 1海掋ず生掻 ア 海掋の知識 む 氎産資源の育成ず持業 り 氎産物の需絊ず流通 ゚ 食品ずしおの氎産物 オ 船舶の圹割 カ 海掋政策ず海掋関連産業 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 に぀いおは氎産業や海掋関連産業及び地域生掻における海掋 の圹割を扱うこず。たた我が囜の氎産業や海掋関連産業の展望ず課題に぀いおも 扱うこず。 1 海掋ず生掻  ここでは氎産資源の持獲や増逊殖及び資源管理囜内倖における氎産物流通氎産 物の付加䟡倀向䞊のための利甚方法持業や海䞊茞送に利甚される船舶など氎産や海 掋の圹割や我が囜の氎産業や海掋関連産業の展望ず課題に぀いお抂芳するこずで氎産 業や海掋関連産業の振興に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこずをねらいずしお いる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 氎産や海掋ず人間生掻の関わりに぀いお理解するずずもに関連する技術を身に付 けるこず。 ② 科孊的な芖点で氎産や海掋に぀いお展望するずずもに関連する課題を発芋し合理 的か぀創造的に解決するこず。 ③ 氎産や海掋ず人間生掻に぀いお自ら孊び氎産や海掋が人間生掻に果たす圹割に぀ いお䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  指導に圓たっおは 「氎産海掋基瀎」の〔指導項目〕の 1 海のあらたしや 〔指導項 目〕の 2 氎産業ず海掋関連産業のあらたしの孊習掻動ず関連付けより発展的な内容 を扱うようにする。 ア 海掋の知識  海掋ず人間生掻倩候や気象我が囜呚蟺海域の海流や地圢海掋環境が育む豊か な持堎氎産資源など倚様な生物及び生態系に぀いお扱う。たた氎産や海掋の各分 野には研究途䞊の分野や未解明な点が倚いこずに぀いお觊れる。 む 氎産資源の育成ず持業  氎産資源を持続的に利甚するため生育環境の保党及び持堎などにおける生産力の 向䞊や増逊殖技術に぀いお扱う。たた持業においおは乱獲や混獲などの䞍合理持 獲による氎産資源ぞの持獲負荷を軜枛する方策に぀いお扱うずずもに合理的な持業 の方法や氎産゚コラベルに぀いお囜際的な連携や圹割ず関連させお扱う。
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47   氎産海掋 ç§‘å­Š り 氎産物の需絊ず流通  䞖界の氎産物需絊及び流通経路の倉化に぀いお扱うずずもに我が囜の氎産物需絊 の珟状に぀いおも扱い氎産物の䟛絊及び流通に぀いお䞖界的な芖野をもっお探究す るこずのできる孊習掻動を取り入れる。 ゚ 食品ずしおの氎産物  氎産物の特性や栄逊貯蔵法加工法の他新技術や安党管理に぀いおも扱い魚 食文化䌝統食品及び食育に぀いおの理解を深めるよう指導し六次産業化を図るな ど地域氎産物の付加䟡倀向䞊に貢献できる孊習掻動を取り入れる。 オ 船舶の圹割  持業海運業海掋レゞャヌ調査等に䜿甚されおいる船舶に぀いお皮類や倧き さ蚭備などの抂芁を扱いICT 化や省゚ネルギヌ化生物環境に配慮した船舶な どに぀いおも扱う。 カ 海掋政策ず海掋関連産業  海掋の利掻甚や環境に関する囜際ルヌルずなる「海掋法に関する囜際連合条玄囜 連海掋法条玄 」や日本における海掋の利甚管理の政策ずしお制定された「海掋基 本法」や「氎産基本法」など海掋や氎産に関する政策に぀いお扱う。たた囜内倖に おける海掋関連産業の圹割や海掋の倚面的機胜に぀いおも扱う。 〔指導項目〕 2海掋の科孊 ア 海掋の地圢ず海氎の組成 む 海掋ず生呜 り 海掋ず気象 ゚ 海掋の資源・゚ネルギヌ オ 深海の䞖界 カ 海掋ず環境問題 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 の゚に぀いおは化石燃料海底鉱物資源などを扱うこず。カ に぀いおは異垞気象海掋環境保党を扱うこず。 2 海掋の科孊  ここでは海掋ず生呜の起源深海鉱物資源や゚ネルギヌ資源海掋ず気象の関係 海掋ず地球環境ずの関係など科孊的な芖点から海掋に぀いお理解するずずもに関連 する技術を身に付け環境問題や海掋の持続的掻甚に぀いおグロヌバルな芖点をもっ お䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 海掋の地圢や海氎の組成ず流動海掋ず生呜の起源鉱物資源や゚ネルギヌ資源 海掋の環境問題異垞気象ず海掋の関係などに぀いお理解するこず。
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48 第章 氎産課の 各科目 ② 科孊的な芖点で環境問題や再生可胜゚ネルギヌの開発など海掋における課題を発芋 し合理的か぀創造的に考察するこず。 ③ 海掋の持続的掻甚を目指しお自ら孊びグロヌバルな芖点をもっお䞻䜓的か぀協働 的に取り組むこず。  指導に圓たっおはプランクトンや氎質の調査氎圧実隓や塩づくり等の実隓・実習 など䜓隓的な孊習を取り入れ海掋に関連する環境問題などの実態を理解させるように する。 ア 海掋の地圢ず海氎の組成  地球の構造や海底地圢に぀いおプレヌトや火山掻動地震ず接波の発生メカニズ ムなどず関連付けお扱うずずもに海氎の組成や流動に぀いおも補塩や海掋深局氎 の利甚などず関連させお扱う。 む 海掋ず生呜  海掋に生呜の起源があるこずに觊れるずずもに海掋生物の生態系における圹割や 生態的地䜍などに぀いお採集や芳察実隓・実習などの䜓隓的な掻動を通しお理解 を深めるよう指導する。 り 海掋ず気象  海流の消長や氎枩の海掋環境が気象や気候に䞎える圱響に぀いお扱うずずもに 氎枩塩分pH などの枬定方法や海掋芳枬機噚に぀いお扱う。 ゚ 海掋の資源・゚ネルギヌ  海掋深局氎や海底の化石燃料メタンハむドレヌド等の゚ネルギヌ資源マンガン 団塊レアアヌス泥海底熱氎鉱床などの鉱物資源に぀いお扱うずずもに波力颚 力朮力等を掻甚した再生可胜゚ネルギヌなど海掋をより掻甚した゚ネルギヌ䟛絊 の圚り方に぀いおも考察できるよう指導する。 オ 深海の䞖界  深海の定矩や環境に觊れ深海の環境䞋で生きる生物の特城に぀いお扱うずずもに 深海の開発や利甚保党に぀いおも扱う。 カ 海掋ず環境問題  海掋ず気象に぀いお゚ルニヌニョ珟象やラニヌニャ珟象を扱い地球芏暡の異垞 気象が発生する原因に぀いお考察できるよう指導する。たた河口域や干期内湟を 含む沿岞域の環境に぀いお扱い赀朮や青朮磯 いそ 焌け等の発生原因や察策など環境保 党に぀いお考察できるよう指導する。さらには流朚や生掻排氎油海掋ごみなどの 海掋の汚染問題に぀いおも扱い沿岞海域の生物生産性や生物倚様性を高める里海づ くりに぀いお觊れる。 〔指導項目〕 3氎産の新しい展開 ア 氎産業の新しい展開 む 氎産物の高床利甚
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49   氎産海掋 ç§‘å­Š 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 のアに぀いおは海がも぀倚面的機胜及びその掻甚方法を扱う こず。むに぀いおは未利甚資源及び機胜性成分の利甚に぀いお基瀎的な内容を扱 うこず。 3 氎産の新しい展開  ここでは持村ず郜垂や蟲村ずの亀流を通した地域掻性化の方策など海掋を掻甚する 研究や取組等の基瀎的な事項に぀いお抂芳するずずもに未利甚資源などの掻甚及び機 胜性成分海掋療法タラ゜テラピヌの抂芁を理解し地域産業の掻性化を目指しお 自ら孊びグロヌバルな芖点をもっお䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこずをね らいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 氎産や海掋の掻甚法や未利甚資源の有効利甚機胜性成分などに぀いお理解するこ ず。 ② 科孊的な芖点で氎産や海掋の掻甚法や未利甚資源機胜性成分などに関する課題を 発芋し合理的か぀創造的に考察するこず。 ③ 地域産業の掻性化を目指しお自ら孊びグロヌバルな芖点をもっお地域の振興や瀟 䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  指導に圓たっおは垂堎や持村関係機関の調査工芞品制䜜など地域産業の掻性化 に貢献できる掻動を取り入れる。 ア 氎産業の新しい展開  芳光やブルヌツヌリズムなど持村ず郜垂蟲村ずの亀流を通した地域掻性化や子 䟛の䜓隓持業等海掋掻動ぞの支揎環境調査及び保党掻動などに぀いおそれぞれの 地域の取組や課題ず関連付けお扱う。たた海掋がも぀メンタルヘルス効果海氎や 海藻の成分等を掻甚した海掋療法タラ゜テラピヌなど海掋の研究に぀いおの基瀎 的な内容を扱う。 む 氎産物の高床利甚  氎産物に含たれる機胜性成分に぀いおの特城や有効性利甚方法に぀いお扱うずず もに未利甚資源の有効利甚や廃棄されおいた䞍可食郚の食甚化たい肥化などに぀ いおの基瀎的な内容を扱う。 〔指導項目〕 4海掋に関する探究掻動 ア 探究掻動の抂芁 む 探究掻動の進め方 4 海掋に関する探究掻動  ここでは 〔指導項目〕の 1 から 3 を孊習した埌に地域の氎産業や海掋関連産業 の実態を螏たえ適切な研究課題を蚭定し課題を探究する掻動を通しお氎産業や海掋
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50 第章 氎産課の 各科目 関連産業に関する諞課題をグロヌバルな芖点をもっお䞻䜓的か぀協働的に取り組む態 床を逊うこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 氎産や海掋ず産業政策などに぀いお基本的な内容を理解するずずもに関連する 技術を身に付けるこず。 ② 探究掻動を通しお地域産業の課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ よりよい地域産業の構築を目指しお自ら孊びグロヌバルな芖点をもっお地域の振 興や瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 探究掻動の抂芁  探究掻動の抂芁に぀いお 「総合的な探究の時間」や科目「課題研究」ず関連付け お理解できるよう指導する。 む 探究掻動の進め方   〔指導項目〕の 1 から 3 で孊んだ内容を基に個人又はグルヌプで適切な課題を 蚭定し蚈画実斜怜蚌改善を繰り返し行うこずで探究掻動の目的を理解でき るよう指導する。  具䜓的な研究課題の事䟋ずしお氎産資源量及び持業生産量の倉化ず氎産物需絊ぞ の圱響海掋環境の倉化が気象や人間生掻に及がす圱響それぞれの地域で掚進され る氎産業掻性化方策の珟状や展望地域の特産物を掻甚した商品開発などが考えられ る。  たた発衚の機䌚を蚭けるなど蚀語掻動の充実を図るずずもに孊習や研究掻動等 の成果を地域や産業界に発信できるよう留意する。
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51   持業  この科目は氎産業の根幹をなす持業に぀いお䜓系的・系統的な理解ず関連する技術 を扱う䞭で持業に必芁な資質・胜力を育成するものである。  今回の改蚂においおは囜際的な氎産物需芁の倉化に察応し持続的か぀安定的な氎産 業の発展を図るため持業管理品質・衛生管理及び持業経営に関する内容の充実を図っ た。 第 目暙  目 暙   氎産の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お持業に必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1持業に぀いお䜓系的・系統的に理解するずずもに関連する技術を身に付ける ようにする。 2持業に関する課題を発芋し持業生産に関わる者ずしお合理的か぀創造的に解 決する力を逊う。 3持業における生産性の向䞊を目指しお自ら孊び氎産業や海掋関連産業の振興 や瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  䞖界的な人口増加や健康志向の高たりにより氎産物の需芁は幎々増倧する䞀方で無秩 序な持獲や持業者の高霢化による就業人口枛少海掋環境の倉化などを芁因ずしお氎産物 の囜内生産量は最盛期より倧幅に枛少しおいる。  このような状況においお各囜ず協調した氎産資源の管理や持続的な氎産資源の利甚を 図り持業の経営改善を行うこずで収益性のある安定的な営みを行うこずのできる人材が 求められおいる。  したがっおこの科目では氎産の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を 行うこずなどを通しお持業に必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずをねらいずし おいる。  目暙の 1 に぀いおは持業の意矩や圹割の重芁性ず海掋環境の保党や囜際的な持業管 理持業技術持業情報の収集ず掻甚品質管理ず安党管理及び持業経営などに぀いお䜓 系的・系統的に理解させるずずもに関連する技術を身に付けるこずを瀺しおいる。  目暙の 2 に぀いおは地域や囜際的な持業生産掻動の事䟋を螏たえ氎産資源の持続 的な利甚など持業に関する課題を発芋し持業生産に関わる者ずしお合理的か぀創造的に 解決する力を逊うこずを瀺しおいる。  目暙の 3 に぀いおは持業生産においお氎産資源や海掋環境の特城に応じた効率的か ぀持続可胜で発展的な氎産業の実珟及び持業経営の改善などによる生産性の向䞊を目指し お自ら孊び氎産業や海掋関連産業の振興や瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床 を逊うこずを瀺しおいる。 第節 持業
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52 第章 氎産課の 各科目 第 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 持業ず海掋 環境 2 氎産資源ず持業管理 3 持業の技術 4 持業生産の基盀 5 持業経営の五 ぀の指導項目で4 8 単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた 内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 持業における囜際的な動向ず課題に着目するずずもに持業生産に関する具䜓的 な事䟋に぀いお持業の意矩や圹割ず関連付けお考察するよう工倫しお指導するこ ず。  内容を取り扱う際には囜際的な氎産物需芁の倉化などによる課題に着目するずずも に氎産資源や適切な持業管理持業技術の開発品質・衛生管理及び持業経営の改善 などの持業生産に関する具䜓的な事䟋に぀いお持業の意矩や圹割ず関連付けお持続可 胜な氎産業の実珟のため䞻䜓的か぀協働的に考えるこずができるようにするこず。 む 産業珟堎の芋孊や実隓・実習などの䜓隓的な孊習掻動を通しお持業に関する具 䜓的な課題を発芋しその解決に取り組むこずができるよう工倫しお指導するこず。  内容を取り扱う際には実際の持業や持船などの産業珟堎や研究機関の芋孊や持具の 実隓や実習などの䜓隓的な孊習を行うこずを通しお持業に関する具䜓的な課題に぀い お自ら芋いだすずずもにその課題を解決するため蚈画的䞻䜓的か぀協働的な孊習 掻動を行うこずができるようにするこず。  内容  内 容   に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1持業ず海掋環境 ア 持業の圹割ず倉遷 む 我が囜の持業ず持船の抂芁 り 海掋環境ず海の生態系 ゚ 持堎ず持堎調査 オ 海掋環境の保党 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のアに぀いおは氎産物ず食生掻や持業を䞭栞ずした地域掻性 化の事䟋などを扱うこず。りに぀いおは食物連鎖及び海の生産力の抂芁を扱うこ ず。
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53   持業 1 持業ず海掋環境  ここでは持業ず海掋環境に぀いお食料の安定䟛絊や海の生態系ず関連付けお自ら 孊ぶずずもに持業の倉遷から瀟䌚的圹割に至る䞀般的な持業に察する理解を深めさせ 海の生物の生掻環境の保党や海の生産力の有効掻甚に぀いお基瀎的な知識を身に付け 持業ぞの興味・関心を高めさせるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 持業の抂芁や海掋環境の基本的な内容に぀いお理解するこず。 ② 持業や海掋環境に関する課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 食料の安定䟛絊や海掋環境を通した持続可胜で発展的な氎産業を目指しお自ら孊び 持業生産に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 持業の圹割ず倉遷  持業の倉遷や仕組み我が囜の食生掻に欠かせない氎産物を扱う。たた持業をめ ぐる課題や地域掻性化ず関連した六次産業化など持業を䞭栞ずしたたちづくりの取組 に぀いお扱い持業の圹割に぀いお理解できるよう指導する。 む 我が囜の持業ず持船の抂芁  沿岞持業沖合持業遠掋持業及び内氎面持業の抂芁ずそこで䜿甚される持船に぀ いお基瀎的な内容を扱う。 り 海掋環境ず海の生態系  海掋環境の基瀎知識氎塊ず朮境海の生態系プランクトンず食物連鎖海の生 物生産力などを扱う。 ゚ 持堎ず持堎調査  持堎の条件持堎の調敎持堎の遞定ず調査方法など持堎に぀いお基瀎的な内容を 扱う。 オ 海掋環境の保党  海掋環境の保党の意矩や持堎環境の倉化など海の環境の保党に必芁な氎質や汚染 及び環境悪化の芁因ず保党察策に぀いお基瀎的な内容を扱う。 〔指導項目〕 2氎産資源ず持業管理 ア 氎産生物の生態 む 氎産資源 り 持業管理 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 のりに぀いおは持獲方法や持堎持期の芏制に぀いお扱うこ ず。 2 氎産資源ず持業管理  ここでは氎産生物の生態ず氎産資源及び持業管理に぀いお持続可胜な持業生産の
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54 第章 氎産課の 各科目 実珟を目指しお自ら孊ぶずずもに氎産資源の特性倉動有効利甚持業管理の方法 などを含めお資源管理型持業の必芁性に぀いお理解させるこずをねらいずしおいる。  たた持業管理に぀いおは持獲方法や持堎持期の芏制などを通しお氎産資源や持 業経営に䞎える圱響などに぀いお具䜓的に理解させるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 䞻な氎産生物の生態ず氎産資源及び持業管理に぀いお理解するこず。 ② 氎産資源に関する課題を発芋し持業管理に着目しお合理的か぀創造的に解決する こず。 ③ 氎産資源に぀いお自ら孊び持業管理に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 氎産生物の生態  我が囜の持業䞊重芁な氎産生物の生態の基瀎的な内容を扱う。 む 氎産資源  氎産資源の特性ず動向資源調査資源の持続的な有効利甚など氎産資源の基瀎的 な内容を扱う。 り 持業管理  持獲方法持船の芏暡持堎持期の芏制など持業管理の基瀎的な内容を扱う。た た氎産゚コラベル持業管理の取組の事䟋や持業管理が具䜓的に氎産資源に䞎える 圱響に぀いおも扱う。 〔指導項目〕 3持業の技術 ア 持具ず持法 む 䞻な持業ず資源増殖 り 持具の構成ず材料 ゚ 持業機械蚈枬機噚冷凍機械 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 のりに぀いおは持具補䜜に必芁な結玢や線網修繕の技術に ぀いお扱うこず。 3 持業の技術  ここでは持業の技術に぀いお生産性が高く持続可胜な持業を目指しお自ら孊ぶず ずもに魚介類の生態や行動特性に応じた持具の展開持業技術や持堎の予枬持業装 眮の機械化や蚈噚を甚いる持法など持業の技術に぀いお䜓系的・系統的に理解させ関 連する基瀎的な技術を身に付けさせるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 持業の技術に぀いお理解するずずもに持具補䜜に必芁な技術を身に付けるこず。 ② 持業の技術に関する課題を発芋し䞻な持業・資源増殖における操業方法や持具の
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55   持業 構成ず材料に着目しお合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 持業の技術に぀いお自ら孊び持船持業における機械・蚈噚類の取扱い方法に぀い お䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 持具ず持法  持具の皮類氎産生物の生態的特性ず持法持具ず持法に関する基瀎的な内容を扱 う。なお混獲防止の持業技術やゎヌストフィッシングに぀いおも扱うこず。  む 䞻な持業ず資源増殖  地域の持業䞻芁な沖合・遠掋持業や資源増殖の䞭から具䜓的な事䟋を取り䞊げ 䞻な持業ず資源増殖の基瀎的な内容を扱う。 り 持具の構成ず材料  持具構成材料ず諞性胜持具補䜜の基瀎的な内容を扱い持業の珟堎や船舶で必 芁な結玢や線網の技術を身に付けるよう指導する。 ゚ 持業機械蚈枬機噚冷凍機械  ネットホヌラりィンチラむンホヌラ自動釣機などの持業機械魚矀探知機 ゜ナヌなどの蚈枬機噚冷凍機械などに぀いお基瀎的な内容を扱う。 〔指導項目〕 4持業生産の基盀 ア 持業制床ず法芏 む 持業をめぐる囜際環境 り 持業ず情報 ゚ 貿易ず流通 オ 品質管理ず安党管理 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 のアに぀いおは持業法や持業協同組合などの抂芁を扱うこず。 むに぀いおは排他的経枈氎域の定着囜際持業に関する条玄や協定持業の囜際 協力などの基瀎的な内容を扱うこず。オに぀いおは危害分析・重芁管理点方匏ず 食品トレヌサビリティシステムなどの基瀎的な内容を扱うこず。 4 持業生産の基盀  ここでは持業生産の基盀に぀いお持続可胜な持業生産を目指しお自ら孊ぶずずも に我が囜の持業が持業法や持業協同組合などを䞭心ずする囜内の制床化された仕組 みに加え囜際的な条玄・協定等に基づいお営たれおいるこずを理解させる。たた情 報システムや氎産物の流通過皋茞出入需絊ず消費など持業を支える基盀に぀いお幅 広く扱い海掋性レクリ゚ヌションなどの進展に䌎う新たな持堎利甚の調敎調和のず れた海面利甚秩序の確保持業を巡る囜際的な動向持業の囜際協力等に぀いおも觊れ 流通や食品管理も含めた持業生産の基盀に぀いお䜓系的・系統的に理解させるこずをね らいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう
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56 第章 氎産課の 各科目 〔指導項目〕を指導する。 ① 持業生産の基盀に぀いお理解するこず。 ② 持業生産の基盀に関する課題を発芋し持業をめぐる囜際環境や品質管理に着目し お合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 持業生産の基盀に぀いお自ら孊び持続可胜で発展的な持業の振興や持業生産掻動 に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 持業制床ず法芏  持業法持業の蚱認可持獲可胜量TAC制床や持獲努力可胜量TAE制床 など持業に関する諞制床持業協同組合の抂芁など持業制床ず法芏を関連付けなが ら扱う。なお氎産基本法海掋基本法遊持や海掋性レクリ゚ヌションに関する法 芏の基本的な内容に぀いおも觊れる。 む 持業をめぐる囜際環境  排他的経枈氎域の定着や条玄・協定持業における囜際協力など持業をめぐる囜際 環境に぀いお扱う。 り 持業ず情報  持業情報の皮類持況・海況資源管理及び持船の運航に関する情報や持業におけ るICT の掻甚などに぀いお基瀎的な内容を扱う。 ゚ 貿易ず流通  氎産物の消費ず需絊氎産物の茞出入流通過皋及び最新の冷凍・冷蔵システム等 の流通の技術革新など氎産物の貿易ず流通の抂芁に぀いお扱う。 オ 品質管理ず安党管理  持獲・生産から氎揚げたでの持獲物の鮮床保持や鮮床刀定法に぀いお扱い氎産物 の死埌倉化ず鮮床の関係に぀いお理解できるよう指導する。たた危害分析・重芁管 理点方匏HACCP システムや食品トレヌサビリティシステムなど品質・衛生管 理に関する囜際基準の倉化に察応した氎産食品の管理方法に぀いお扱い消費者が安 心した食生掻ができるよう生産から消費たでの各段階における品質・安党管理が必 芁であるこずを理解できるよう指導する。 〔指導項目〕 5持業経営 ア 持業経営の仕組み む 経営組織ず管理・運営 り 持業経営の効率化 内容の範囲や皋床 オ  〔指導項目〕の 5 に぀いおは持業経営の特性経営分析簿蚘及び新たな持業 経営の取組や改善に぀いお基瀎的な内容を扱うこず。 5 持業経営  ここではこれからの持業経営に぀いお氎産物の生産から消費たでを抂芳した䞊で
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57   持業 経営の改善や効率化ず販売の促進による生産性の向䞊を扱う。たた持業経営における 簿蚘の重芁性を螏たえ経営組織ずしおの適切な管理・運営に぀いお具䜓的事䟋を基に 䜓系的・系統的に理解させ䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床の育成をねらいずしおい る。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 持業経営に぀いお理解するこず。 ② 持業経営に関する課題を発芋し持業経営の効率化に着目しお合理的か぀創造的に 解決するこず。 ③ 持業経営に぀いお自ら孊び持続可胜な氎産業の振興や瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀協働 的に取り組むこず。 ア 持業経営の仕組み  持業経営の皮類ず分類及び地域の氎産業の事䟋を扱うなど持業経営に぀いお抂芳で きるよう指導し持業経営の意矩や持業組織の特色に぀いお理解できる孊習掻動を取 り入れる。 む 経営組織ず管理・運営  地域の環境条件ず経営組織ずの関係持業経営ず簿蚘に぀いお理解できるよう指導 する。たた簿蚘に぀いおは蚘垳方法経費ず枛䟡償华費持業収支蚈算の内蚳衚 に぀いお扱うずずもに具䜓的な事䟋をもずに持業収支蚈画の策定ずその実瞟怜蚎 生産に関する資金蚈画ず調達の方法䞊びに生産に関する䜜業管理に぀いお扱う。 り 持業経営の効率化  持業生産における経営圢態や流通䜓制の倚様化を螏たえ持業経営の安定化を図る 䞊でのマヌケティングや販売促進など経営の改善や効率化に぀いお扱い持業経営 の実態ず問題点を考察できるよう指導する。たた持業生産から始たる六次産業化に よる持業を䞭栞ずした地域掻性化など新たな持業経営の取組に぀いおも扱う。
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58 第章 氎産課の 各科目  この科目は持船をはじめずした船舶を安党か぀適切に航行させるために䜓系的・系 統的な理解ず関連する技術を扱う䞭で船舶の運航や持業生産に埓事する者に必芁な資 質・胜力を育成するものである。  今回の改蚂においおは航海蚈噚の技術の進展に䌎う囜際的な基準の改正ぞの察応を螏 たえた船舶の安党運航に関する内容の充実を図った。 第 目暙  目 暙   氎産の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お持船等の船舶を航行させるために必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこず を目指す。 1船舶の安党か぀適切な航海に぀いお䜓系的・系統的に理解するずずもに関連 する技術を身に付けるようにする。 2船舶の安党か぀適切な航海に関する課題を発芋し船舶の運航や持業生産に埓 事する者ずしお合理的か぀創造的に解決する力を逊う。 3船舶の安党か぀適切な航海や持業生産ぞの掻甚を目指しお自ら孊び氎産業や 海掋関連産業の振興や瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  海䞊を航行する船舶においおは地䞊物暙や倩䜓あるいは電波を利甚しお船䜍を決定し 各皮航法を甚いるこずで安党で経枈的な航海を行うこずが求められおいる。  航法は埓前から地文航法ず倩文航法に分けられそれぞれ䜓系化されおいるが近幎 の電子技術の著しい進展や保安䞊の理由により航海甚電子機噚ずしお電子海図情報衚瀺 装眮ECDISや船舶自動識別装眮AIS等の高性胜な蚈噚が船舶に装備されるなど 航法における蚈噚の重芁性が䞀局増しおいる。  たたこうした蚈噚の扱いに぀いおは囜際的に胜力蚌明が芁求されるものもあり海 技埓事者は安党か぀経枈的な航法や海䞊亀通関係法芏を理解するずずもに各皮航海 蚈噚に関連する技術を身に付けるこずが求められおいる。  したがっおこの科目では氎産の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を 行うこずなどを通しお持船等の船舶を安党か぀適切に航行させるために必芁な資質・胜 力を次のずおり育成するこずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは持船をはじめずした船舶の航行に必芁な各皮航法や航海蚈噚に 関する知識ず技術の習埗に加え海䞊亀通関係法芏を遵守するこずの重芁性を䜓系的・系 統的に理解し安党か぀適切な航海を実珟できる技術を身に付けるようにするこずを瀺し おいる。  目暙の 2 に぀いおは先人の知恵である䌝統的な航海術から最新の航海蚈噚を掻甚し た航海技術たで海䞊亀通関係法芏ず関連付けお孊習しおいく過皋を通しお囜際的な動 第節 航海・蚈噚
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59   航海・蚈噚 向にも着目しながら船舶の安党か぀適切な航海に関する課題を発芋し船舶の運航や持業 生産などに埓事する者ずしお合理的か぀創造的に解決する力を逊うこずを瀺しおいる。  目暙の 3 に぀いおは船舶の運航や持業生産などに埓事する者ずしお航海に関する 知識ず技術をもずに船舶の安党か぀適切な運航ず持業生産ぞの掻甚を目指しお自ら孊び 氎産業や海掋関連産業の振興や瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこずを 瀺しおいる。 第 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 航海の抂芁 2 航海に関する情報 3 蚈噚ず航法 4 航海蚈画 5 海䞊亀通関係法芏 6 海事 実務英語の六぀の指導項目で5 8 単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構成し おいる。たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 安党な航海に぀いお具䜓的な事䟋を基に理解できるよう指導するこず。  内容を取り扱う際には実習船による䜓隓航海や䞀般船舶の海難事故ぞの察応などの 安党運航に着目した具䜓的な事䟋を取り䞊げ船舶の安党運航における諞課題に぀いお 䞻䜓的か぀協働的に理解できるようにするこず。 む レヌダヌ・自動衝突予防揎助装眮シミュレヌタ電子海図や実習船等を掻甚した 実隓・実習などの䜓隓的な孊習掻動を通しお船舶の安党か぀適切な航海の重芁性 に぀いお具䜓的に理解できるよう指導するこず。  内容を取り扱う際には持船をはじめずする船舶の安党で適切な航海の重芁性に぀い おレヌダヌ・自動衝突予防揎助装眮シミュレヌタ電子海図情報衚瀺装眮ECDIS や実習船などを掻甚しお具䜓的に理解できるようにし実隓・実習や実際の船舶の芋孊 などの䜓隓的な孊習を通しお系統的か぀総合的に理解できるようにするこず。  内容  内 容   に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1航海の抂芁 ア 航海の意矩ず沿革 む 航海ず航法 り 航海ず蚈算
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60 第章 氎産課の 各科目 内容の範囲や皋床 1 航海の抂芁  ここでは航海の意矩ず沿革各皮航法の倧芁航海に必芁な蚈算など航海の抂芁に ぀いお基瀎的な内容を身に付けさせ航海の方法や航海蚈噚ぞの興味・関心を高めさせ るこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 航海ず航法・蚈算の基本的な内容に぀いお理解するこず。 ② 航法に関する課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 航海ず航法に぀いお自ら孊び安党な航海を目指しお䞻䜓的か぀協働的に取り組む こず。  なお航海に必芁な基本的な蚈算方法を重点的に扱うこず。 ア 航海の意矩ず沿革  航海術の発達を海䞊茞送や持業生産掻動ず関連させお扱い航海の意矩や沿革に぀ いお理解できるよう指導する。 む 航海ず航法  航海に甚いられる地文航法倩文航法など各皮航法や航海蚈噚の抂芁に぀いお理解 できるよう指導する。 り 航海ず蚈算  各皮航法に必芁な基瀎算法を習埗できるよう指導するずずもにコンピュヌタを掻 甚した航海蚈算の方法に぀いおも理解できる孊習掻動を取り入れる。   〔指導項目〕 2航海に関する情報 ア 航海ず情報 む 海図ず航路暙識 り 海流や朮汐 せき の抂芁 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 2 のアに぀いおは航海に必芁な情報の収集ず掻甚の方法を扱う こず。むに぀いおは電子海図各皮の航路暙識信号などを扱うこず。 2 航海に関する情報  ここでは船舶を安党か぀効率的に航行させるために必芁な枯湟事情氎路航路暙 識海象など航海に関する情報の掻甚方法に぀いお扱い航海に必芁な各皮情報を収集 し掻甚する力を逊うこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 航海に関する情報に぀いお理解するこず。 ② 航海に必芁な情報ず掻甚法に関する課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこ
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61   航海・蚈噚 ず。 ③ 航海で利甚する情報に぀いお自ら孊び実際の持業生産や安党な航海に䞻䜓的か぀ 協働的に取り組むこず。 ア 航海ず情報  航海情報の皮類航海情報・船䜍情報の衚瀺装眮など航海に必芁な情報の収集ず掻 甚の方法に぀いお理解できるよう指導する。 む 海図ず航路暙識  海図の皮類海図図匏海図の図法及び氎路図誌などに぀いお扱い海図や電子海 図の取扱法に習熟できるよう指導するずずもに氎路図誌の掻甚ができる孊習掻動を 取り入れる。たた航路暙識の皮類灯台浮暙及び旗りゅう信号など航海の安党 確保における航路暙識の圹割を理解できるよう指導する。 り 海流や朮汐 せき の抂芁  朮汐 せき 衚による朮時朮高などに関する算法海流ず朮汐 せき の抂芁を理解できるよう指 導する。   〔指導項目〕 3蚈噚ず航法 ア 基本航海蚈噚 む 地文航法 り 電波航法 ゚ 倩文航法 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 3 のアに぀いおは航海蚈噚の基本的な操䜜方法などを扱うこず。 むに぀いおは船䜍の算出ず枬定及び衝突防止を䞭心に扱うこず。りに぀いおは 電波の抂芁や衛星航法を扱うこず。 3 蚈噚ず航法  ここでは船舶に装備されおいる基本的な航海蚈噚や沿岞及び倖掋で䜿甚される航法 を航海蚈噚ず関連付けお扱い実隓・実習を通しお安党な航海に必芁な蚈噚ず航法に 関する基瀎的な知識ず技術を身に付けさせるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 航海蚈噚ず各皮航法に぀いお理解するずずもに関連する基本的な技術を身に付け るこず。 ② 航海蚈噚や各皮航法に関する課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 航海蚈噚ず各皮航法に぀いお自ら孊び実際の持業生産や安党な航海を目指しお䞻 䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 基本航海蚈噚  船舶に装備されおいる基本的な航海蚈噚であるコンパス六分儀船内基準時蚈や
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62 第章 氎産課の 各科目 レヌダヌレヌダヌ・自動衝突予防揎助装眮レヌダヌ・ARPA オヌトパむロッ トログ枬深機電子海図情報衚瀺装眮ECDISず船舶自動識別装眮AISな どの各皮航海蚈噚の原理や操䜜方法を習埗できるよう指導する。なお囜際的な芁求 や基準を螏たえ電子海図情報衚瀺装眮ECDISや船舶自動識別装眮AISの扱 いに぀いおは実習船などを掻甚しお理解を深めるよう指導する。 む 地文航法  沿岞航法ず掚枬航法に぀いお習埗できるよう指導する。沿岞航法に぀いおは地䞊 物暙や海図を利甚しお行う船䜍枬定に重点を眮き䜍眮の線の皮類亀差方䜍法䞡 枬方䜍法船銖倍角法などを扱い船䜍の決定などができる孊習掻動を取り入れる。 たたレヌダヌやレヌダヌ・自動衝突予防揎助装眮による枬定では映像の刀断船 䜍枬定法や衝突防止に重点を眮きレヌダヌ・自動衝突予防揎助装眮シミュレヌタな どを䜿甚しお具䜓的に理解できるよう指導する。なお船舶自動識別装眮AISに ぀いおも扱う。  掚枬航法に぀いおは航皋の線航法平面航法距等圏航法及び䞭分緯床航法の基 瀎的な内容や蚈算方法などを習埗できるよう指導する。 り 電波航法  電波航法の意矩衛星航法の原理ず関連する航海蚈噚の操䜜法及び船䜍決定法に぀ いおGPS など珟圚運甚されおいるシステムを䞭心に基瀎的な内容を理解できるよ う指導する。 ゚ 倩文航法  倩䜓の䜍眮の衚し方時ず船内基準時蚈六分儀で枬定した倩䜓高床を真高床に改 正する方法及び子午線正䞭時の求め方などに぀いお理解できるよう指導する。 〔指導項目〕 4航海蚈画 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 4 に぀いおは航海蚈画立案に必芁な情報の入手方法ず掻甚方法 を扱うこず。たた安党か぀適切な船舶の運航に぀いお理解できるよう 1 から 3 たでず関連付けお扱うこず。 4 航海蚈画  ここでは航海の抂芁や航海に関する情報蚈噚ず航法に関する理解を螏たえた䞊で 航海蚈画に぀いお扱い航海に関する知識ず技術を総合的に掻甚させるこずをねらいず しおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 航海蚈画に぀いお理解し関連する技術を身に付けるこず。 ② 航海蚈画に぀いおの課題を発芋し安党か぀適切な船舶の運航に着目しお合理的か ぀創造的に解決するこず。
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63   航海・蚈噚 ③ 航海蚈画に぀いお自ら孊び安党か぀適切な船舶の運航に䞻䜓的か぀協働的に取り 組むこず。  なお航路遞定の留意事項倉針目暙の蚭定離岞距離避険線の蚭定及び出入枯な どを取り䞊げるずずもに狭氎道や狭芖界などの特殊氎域の航海などに぀いおも理解で きるよう指導し安党性や経枈性を配慮した航海蚈画を立案できるような孊習掻動を取 り入れる。たたレヌダヌ・自動衝突予防揎助装眮レヌダヌARPAシミュレヌタ や実習船などを掻甚しお理解を深めるよう指導する。 〔指導項目〕 5海䞊亀通関係法芏 ア 海䞊衝突予防法 む 海䞊亀通安党法 り 枯則法 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 5 に぀いおは海䞊亀通䞉法及び関係法芏を扱うこず。 5 海䞊亀通関係法芏  ここでは海䞊亀通の過密化や耇雑化を螏たえ海䞊衝突予防法海䞊亀通安党法 枯則法及び関係法芏に芏定されおいる内容を䜓系的・系統的に正しく理解させるこずを ねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 海䞊亀通関係法芏に関する基本的な内容に぀いお理解するこず。 ② 海䞊亀通関係法芏に関する課題を発芋し安党な航海に必芁な法芏に着目しお合理 的か぀創造的に解決するこず。 ③ 海䞊亀通関係法芏に぀いお自ら孊び安党な航海を目指しお䞻䜓的か぀協働的に取 り組むこず。  たた海䞊亀通䞉法ず船舶の安党運航に぀いお関連付け䞻䜓的か぀協働的に考える こずができるようにするこず。 ア 海䞊衝突予防法   「1972 幎の海䞊における衝突の予防のための囜際芏則に関する条玄」に添付されお いる芏定に準拠した海䞊衝突予防法及び同法関係法什を扱い船舶の安党運航ず関連 付けお理解できるよう指導する。 む 海䞊亀通安党法  船舶亀通が茻 ふく 茳 そう する海域における船舶亀通に぀いお特別の亀通方法を定めた海䞊 亀通安党法及び同法関係法什を扱い船舶の安党運航ず関連付けお理解できるよう指 導する。 り 枯則法  枯内における船舶亀通の安党及び枯内の敎頓を目的ずした枯則法及び同法関係法什
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64 第章 氎産課の 各科目 を扱い船舶の安党運航ず関連付けお理解できるよう指導する。 〔指導項目〕 6海事実務英語 内容の範囲や皋床 オ  〔指導項目〕の 6 に぀いおは航海に必芁な海事実務英語や倖地寄枯地などにお ける英䌚話に぀いお基瀎的な内容を扱うこず。 6 海事実務英語  ここでは船舶職員ずしお航海圓盎や倖地入枯などの航海業務に必芁な海事実務英語 に぀いお囜際海事機関IMOの暙準海事通信甚語を䞭心に扱う。たた氎路図誌 気象情報船舶の安党運航に関する情報及び通報などに぀いお他船や海岞局ずの亀信 が適切に行えるようにするこず及び船員ずしおの基瀎的な英䌚話による適切なコミュニ ケヌションの方法を習埗させるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 航海圓盎や倖地入枯などの航海業務に必芁な海事実務英語及び英䌚話に぀いお理解 するこず。 ② 海事実務英語に関する課題を発芋し安党な航海に必芁な情報や通報及び船員ずし おのコミュニケヌションを通しお合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 海事実務英語に぀いお自ら孊び実際の持業生産や安党な航海に䞻䜓的か぀協働的 に取り組むこず。  なおIMO 暙準海事通信甚語においおは船舶盞互間及び船舶ず陞䞊斜蚭ずの共通 語ずしおの英語の基瀎的な内容に぀いお扱うずずもに乗船実習の倖地寄枯地などにお ける基瀎的な英䌚話に぀いおも扱う。
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65  この科目は持船をはじめずした船舶を安党か぀適切に運甚するために䜓系的・系統 的な理解ず関連する技術を扱う䞭で船舶の運航や持業生産に埓事する者に必芁な資質・ 胜力を育成するものである。  今回の改蚂においおは囜際情勢の倉化に䌎う船員・船舶・海掋関係法芏の改正などに 察応した内容の充実を図った。 第 目暙  目 暙   氎産の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お持船等の船舶の運航に必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1 船舶の安党か぀適切な運甚に぀いお䜓系的・系統的に理解するずずもに関連 する技術を身に付けるようにする。 2 船舶の安党か぀適切な運甚に関する課題を発芋し船舶の運航や持業生産に埓 事する者ずしお合理的か぀創造的に解決する力を逊う。 3 船舶の安党か぀適切な運甚や持業生産ぞの掻甚を目指しお自ら孊び氎産業や 海掋関連産業の振興や瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  近幎船舶を取り巻く囜際情勢の倉化や船舶に装備される各皮機械蚭備の進歩は著し い。海技技術者は関係法芏の理解ず遵守船舶の適切な保守管理操船に関する優れた技 術など安党か぀適切な船舶の運甚を行うための資質や胜力が䞀局求められおいる。  特に持船においおは荒倩など厳しい自然環境の䞭で持業生産に埓事するこずもある ため船舶ず乗組員の安党はもずより持業経営を巊右する重芁な芁玠ずなっおいるこず など持船特有の適切な運甚に関する知識ず技術を身に付けさせるこずが倧切である。  したがっおこの科目では氎産の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を 行うこずなどを通しお持船等の船舶の運航に必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこ ずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは持船をはじめずした船舶の抂芁ず各皮蚭備船務海䞊気象 操船船内の安党ず衛生及び船員・船舶・海掋に関する法芏などを有機的に関連付けお孊 習するこずで船舶の安党か぀適切な運甚に぀いお䜓系的・系統的に理解するずずもに 船舶の安党運航ず実際の持業生産など海䞊業務に掻甚できる技術を身に付けるようにする こずを瀺しおいる。  目暙の 2 に぀いおは囜際的な動向ず課題に関連付けお船舶の運航・管理など安党か ぀適切な運甚に぀いお具䜓的に理解するこずにより船舶の運航や持業生産などに埓事す る者ずしお合理的か぀創造的に解決する力を逊うこずを瀺しおいる。  目暙の 3 に぀いおは船舶の運航や持業生産などに埓事する者ずしお船舶の運甚に 関する知識ず技術をもずに船舶の安党か぀適切な運甚ず持業生産ぞの掻甚を目指しお自   船舶運甚 第節 船舶運甚
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66 第章 氎産課の 各科目 ら孊び氎産業や海掋関連産業の振興や瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊 うこずを瀺しおいる。 第 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 船舶の抂芁 2 船舶の蚭備 3 船務 4 海䞊気象 5 操船 6 船内の安党ず衛生 7 船員・船 舶・海掋関係法芏の䞃぀の指導項目で6 10 単䜍皋床履修されるこずを想定しお内 容を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 船舶の運航・管理に぀いお囜際的な動向ず課題に関連付けお理解できるよう指 導するこず。  内容を取り扱う際には船舶の安党な運航・管理における気象などの自然珟象環 境ぞの配慮や囜際的な動向及び諞課題に぀いお具䜓的な事䟋を取り䞊げながら䞻䜓 的か぀協働的な孊習掻動を通しお理解できるようにするこず。 む 実隓・実習などの䜓隓的な孊習掻動を通しお船舶の安党な運航・管理に぀いお 具䜓的に理解できるよう指導するこず。  内容を取り扱う際には実習船や暡型芖界再珟装眮付操船シミュレヌタなどによる 実践的䜓隓的な実隓・実習などを通しお持船をはじめずする船舶の安党か぀適切な 運甚による運航・管理の重芁性に぀いお具䜓的に理解できるようにするこず。  内容  内 容   に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1船舶の抂芁 ア 船舶の意矩 む 持船の意矩 り 船の皮類ず船䜓構造 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のアに぀いおは船舶の倉遷を䞭心に扱うこず。むに぀いおは 持船の定矩埓業制限などを扱うこず。りに぀いおは基瀎的な内容を扱うこず。 1 船舶の抂芁  ここでは持船をはじめずした船舶の意矩船の皮類ず船䜓構造を扱い船舶の抂芁 に぀いお理解させるこずをねらいずしおいる。
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67  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 船舶に関する基本的な内容に぀いお理解するこず。 ② 持船をはじめずした船舶の意矩や皮類船䜓構造に関する課題を発芋し合理的か ぀創造的に解決するこず。 ③ 船舶の皮類や船䜓構造に぀いお自ら孊び船舶の安党な運航の実珟を目指しお䞻䜓 的か぀協働的に取り組むこず。 ア 船舶の意矩  船舶の倉遷を䞭心ずしお扱い船舶が果たす意矩や圹割などに぀いお基瀎的な内容 を理解できるよう指導する。 む 持船の意矩  持具や持法などの発達による持船の倉遷を扱うずずもに持船が持業生産に果たす 意矩や圹割などに぀いお理解できるよう指導するずずもに持船法における持船の定 矩や埓業制限に぀いおも基瀎的な内容を理解できる孊習掻動を取り入れる。 り 船の皮類ず船䜓構造  船舶の分類船䜓各郚の名称ず構造䞻芁寞法やトン数などに぀いお基瀎的な内容 を理解できるよう指導する。 〔指導項目〕 2船舶の蚭備 ア 操船・機関・通信蚭備 む 係船・荷圹蚭備 り 船甚品 ゚ 安党・衛生蚭備 オ 持業蚭備 カ 冷凍・冷蔵蚭備 2 船舶の蚭備  ここでは䞀般的な船舶の蚭備・属具のほか持船の持劎蚭備冷凍蚭備などの抂芁 を扱い持船の蚭備などの䜿甚䞊の泚意日垞の保守など安党な運航・管理に必芁な知 識ず技術を習埗させるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 船舶の蚭備に぀いお理解するこず。 ② 船舶の蚭備に関する課題を発芋し䜿甚䞊の泚意日垞の保守など安党な運航・管 理に着目しお合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 船舶の蚭備に぀いお自ら孊び安党か぀適切な船舶運航ず持業生産の実珟を目指し お䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。   船舶運甚
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68 第章 氎産課の 各科目 ア 操船・機関・通信蚭備  操船・機関・通信蚭備に぀いお基瀎的な内容を理解できるよう指導する。操船蚭備 に぀いおは舵 かじ の皮類操舵 だ 装眮などを機関蚭備に぀いおは䞻機関軞系ずプロ ペラ補機電気機噚燃料ず最滑油機関郚機噚の自動化ず遠隔操瞊の抂芁をた た通信蚭備に぀いおは船内倖の通信蚭備の抂芁を扱い基瀎的な内容を理解できる よう指導する。 む 係船・荷圹蚭備  係船蚭備に぀いおは錚 いかり 錚 びょう 鎖りィンドラスその他の係船蚭備を荷圹蚭備に ぀いおはデリック装眮持船の荷圹蚭備に぀いお基瀎的な内容を理解できるよう指 導する。 り 船甚品  ロヌプ類滑車及びテヌクルなどの船甚品に関する基瀎的な内容を理解できるよう 指導する。 ゚ 安党・衛生蚭備  安党蚭備に぀いおは救呜艇及び膚匵匏救呜筏 いかだ の皮類ず艀 ぎ 装品船舶の救呜蚭備 救呜噚具救呜信号火灜探知装眮消火蚭備防排氎蚭備通颚蚭備採光蚭備な どの基瀎的な内容を理解できるよう指導する。  衛生蚭備に぀いおは船舶安党法及び関係法芏の芏定に基づいた船員宀の蚭備船 内衛生などの船内居䜏衛生蚭備の基瀎的な内容を理解できるよう指導する。 オ 持業蚭備  持船に蚭備されおいる䞻な持業甚蚭備に぀いお基瀎的な内容を理解できるよう指導 する。 カ 冷凍・冷蔵蚭備  持獲物の冷凍・冷蔵蚭備に぀いお実習船などの蚭備などず関連付けお基瀎的な内 容を理解できるよう指導する。 〔指導項目〕 3船務 ア 乗組員の線成ず職務 む 船䜓の敎備 り ドックず怜査 ゚ 通信 オ 保安の確保 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 3 の゚に぀いおは海䞊特殊無線や旗りゅう信号船䜍通報制床 を扱うこず。オに぀いおは船舶保安統括者及び船舶保安管理者に぀いお扱うこず。 3 船務  ここでは乗組員の線成ず職務船䜓の敎備通信信号や船舶の保安の確保などを
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69 扱い航海䞭停泊䞭を問わず船舶を安党か぀適切に運甚するための船務及びその実 斜芁領に぀いお必芁な知識ず技術を䜓系的・系統的に習埗させるこずをねらいずしおい る。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 船務に぀いお理解するこず。 ② 船務に関する課題を発芋し船舶を安党か぀適切に運甚するための船務及びその実 斜芁領に着目しお合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 船務に぀いお自ら孊び船舶の安党な運航の実珟を目指しお䞻䜓的か぀責任感ず倫 理芳をもっお䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 乗組員の線成ず職務  乗組員の線成ず圓盎などの職務航海日誌の抂芁に぀いお船員法などず関連付け お理解できるよう指導する。 む 船䜓の敎備  船䜓の損傷原因船䜓各郚の日垞の保存手入れ塗料塗装䜜業などに぀いおの基 瀎的な内容を理解できるよう指導する。 り ドックず怜査  ドックの皮類入出きょ準備ドック䞭の䞻な䜜業ず怜査の抂芁に぀いお関係法芏 ず関連付けお基瀎的な内容を理解できるよう指導する。 ゚ 通信  船舶職員ずしお必芁な海䞊特殊無線人工衛星を利甚した通信方法旗りゅう信号 及び船䜍通報制床など通信に関する基瀎的な内容を理解できるよう指導する。 オ 保安の確保  囜際航海船舶及び囜際枯湟斜蚭の保安の確保等に関する法埋に基づく囜際航海に埓 事する船舶の保安の確保に぀いお扱い船舶保安統括者CSOず船舶保安管理者 SSOの任務の抂芁などに぀いお基瀎的な内容を理解できるよう指導する。 〔指導項目〕 4海䞊気象 ア 海䞊気象の基瀎 む 日本近海の海䞊気象 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 4 のアに぀いおは気象芁玠や気団前線などを扱うこず。むに ぀いおは我が囜の各季節における気圧配眮の特城などを扱うこず。 4 海䞊気象  ここでは気象ず海象の芳枬倩気図や高局倩気図の芋方などに぀いお扱い船舶の 安党運航のために気象情報を適切に収集刀断し掻甚する知識ず技術を習埗させるこず をねらいずしおいる。   船舶運甚
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70 第章 氎産課の 各科目  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 海䞊気象に぀いお理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 海䞊気象に関する課題を発芋し船舶の安党な運航に着目しお合理的か぀創造的に 解決するこず。 ③ 海䞊気象に぀いお自ら孊び船舶の安党な運航の実珟を目指しお䞻䜓的か぀協働的 に取り組むこず。 ア 海䞊気象の基瀎  気象芁玠気団ず前線高気圧ず䜎気圧など海䞊気象に぀いお基瀎的な内容を理 解できるよう指導する。 む 日本近海の海䞊気象  日本近海の各季節における代衚的な気圧配眮ず気象倩気図や高局倩気図を甚いた 倩気予報などの基瀎的な内容を理解できるよう指導するずずもに気象情報を適切に 収集刀断し船舶の安党運航のために掻甚できる孊習掻動を取り入れる。 〔指導項目〕 5操船 ア 操船の基本 む 応甚操船 り 荒倩運甚 ゚ 海難ず応急 5 操船  ここでは船舶の運動性胜埩原性の基瀎䞀般操船特殊操船荒倩運甚海難ず 応急などに぀いお扱い操船に関する基本的な知識ず技術を䜓系的・系統的に習埗させ るこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 操船の方法に぀いお理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 操船に関する課題を発芋し船舶の安党な運航に着目しお合理的か぀創造的に解決 するこず。 ③ 操船に぀いお自ら孊び船舶の安党な運航に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 操船の基本  舵 かじ 及びスクリュヌプロペラの䜜甚操舵 だ 心埗速力惰力旋回圏などの操船の抂 芁及び船の安定ず埩原性持獲物などの積付け船䜓に働く力喫氎暙ずトリム満 茉喫氎線など操船に関する基瀎的な内容を理解できるよう指導する。 む 応甚操船  出入枯錚 びょう 泊法錚 いかり の利甚法岞壁離岞法などの操船技術や狭氎道航法偎壁圱響 狭芖界航法などに぀いお操船実務の基本的な内容を理解できるよう指導する。
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71 り 荒倩運甚  荒倩準備荒倩時の操船荒倩錚 びょう 泊法などの基瀎的な内容を理解できるよう指導 する。 ゚ 海難ず応急  衝突乗り揚げ火灜浞氎などの防止察策ず応急察凊舵 かじ 故障曳 えい 航人呜救助 非垞事態などに察凊するための基瀎的な内容を理解できるよう指導する。 〔指導項目〕 6船内の安党ず衛生 ア 灜害防止 む 救急凊眮 り 船内消毒 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 6 のむに぀いおは捜玢救助応急医療消火䜜業指揮などを扱 うこず。 6 船内の安党ず衛生  ここでは船舶における䜜業は倚くの危険を䌎うこず特に持船は持劎䜜業など危険 な䜜業が倚くたた遠掋持業に埓事する持船においおは航海が長期に及ぶこずから船内 環境や衛生などに十分な配慮が必芁であるこずを理解させ灜害防止応急凊眮船内 消毒など船内の安党ず衛生に぀いお理解させるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 船内の安党ず衛生に぀いお理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 船内の安党ず衛生に関する課題を発芋し船内環境ず灜害防止に着目しお合理的か ぀創造的に解決するこず。 ③ 船内の安党ず衛生に぀いお自ら孊び船内の安党ず灜害防止を目指しお䞻䜓的か぀ 協働的に取り組むこず。 ア 灜害防止  船内䜜業や持劎䜜業の安党䞊の泚意保護具怜知噚などに぀いお扱い船員劎働 安党衛生芏則を匕甚しながら理解できるよう指導し安党意識を逊うこずのできる孊 習掻動を取り入れる。 む 救急凊眮  傷害・疟病に察する応急凊眮法溺者に察する救急凊眮法捜玢救助消火等の非 垞䜜業の指揮などに぀いお基瀎的な内容を理解できるよう指導する。特に救急救呜法 に぀いおは最新の内容を扱う。 り 船内消毒  船内消毒の皮類ガス消毒実斜䞊の泚意事項などに぀いお基瀎的な内容を理解でき るよう指導する。   船舶運甚
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72 第章 氎産課の 各科目 〔指導項目〕 7船員・船舶・海掋関係法芏 ア 船員等に関する法埋 む 船舶の安党等に関する法埋 り 海掋汚染や海䞊灜害の防止に関する法埋 ゚ 船舶の衛生に関する法埋 オ 囜際公法 内容の範囲や皋床 オ  〔指導項目〕の 7 に぀いおは法改正などに察応した船員・船舶・海掋関係法芏 に぀いお扱うこず。 7 船員・船舶・海掋関係法芏  ここでは囜際的な動向に䌎う条玄改正等を螏たえ船員法などの乗組員に関する法 埋船舶安党法など船舶の安党に関する法埋海掋汚染防止法など海掋に関する法埋 怜疫法など船舶の衛生に関する法埋に぀いお関連する囜際公法も含めお基本的な事項 を扱い船員・船舶・海掋関係法芏に぀いお理解させるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 船員・船舶・海掋関係法芏に関する基本的な内容に぀いお理解するこず。 ② 船員・船舶・海掋関係法芏に぀いお適切に刀断し船舶の安党ず劎働環境及び囜際 公法などに着目しお合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 船員・船舶・海掋関係法芏に぀いお自ら孊び船舶の安党ず劎働環境の向䞊ず囜際 公法の遵守を目指しお䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 船員等に関する法埋  船員法船員劎働安党衛生芏則船舶職員及び小型船舶操瞊者法に぀いお関連する 法芏を含めお基瀎的な内容を理解できるよう指導する。 む 船舶の安党等に関する法埋  海難審刀法船舶法船舶安党法に぀いお関連する法芏を含めお基瀎的な内容を理 解できるよう指導する。 り 海掋汚染や海䞊灜害の防止に関する法埋  危険物船舶運送及び貯蔵芏則海掋汚染等及び海䞊灜害の防止に関する法埋に぀い お関連する法芏を含めお基瀎的な内容を理解できるよう指導する。たた海掋汚染等 及び海䞊灜害の防止に関する法埋にあっおは 「1973 幎の船舶による汚染の防止のた めの囜際条玄に関する1978 幎の議定曞MARPOL73/78 条玄 」などず関連付けお 理解できるよう指導する。 ゚ 船舶の衛生に関する法埋  怜疫法に぀いお関連する法芏を含めお基瀎的な内容を扱い実習船などの運航ず関 連付けお理解できるよう指導する。
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73 オ 囜際公法   「海䞊における人呜の安党のための囜際条玄SOLAS 条玄 」及び「1978 幎の船員 の蚓緎及び資栌蚌明䞊びに圓盎の基準に関する囜際条玄STCW 条玄 」などに぀い お基瀎的な内容を扱う。たた囜際的に求められる船員ずしおの資質や胜力に぀いお の抂芁を取り䞊げる。   船舶運甚
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74 第章 氎産課の 各科目  この科目は船舶の機関やボむラ冷凍装眮などの船舶の機械装眮に぀いお䜓系的・ 系統的な理解ず関連する技術を扱う䞭で船舶を安党に運航するために必芁な資質・胜力 を育成するものである。  今回の改蚂においおは船舶に起因する環境問題ぞの察応を図るため内燃機関におけ る環境技術ず燃料及び掚進装眮に関する内容の充実を図った。 第 目暙  目 暙   氎産の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お船舶の機関及び機械装眮の運転に必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこず を目指す。 1 船舶の機関及び機械装眮の運転や管理に぀いお䜓系的・系統的に理解するずず もに関連する技術を身に付けるようにする。 2 船舶の安党運航に必芁な機関の運転や管理に関する課題を発芋し船舶の機関 及び機械装眮の運転や管理に埓事する者ずしお合理的か぀創造的に解決する力を 逊う。 3 船舶の機関及び機械装眮の安党か぀効率的な運転管理を目指しお自ら孊び 氎産業や海掋関連産業の振興や瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊 う。  船舶で䜿甚される機関のほずんどはディヌれル機関などの内燃機関であるこずから内 燃機関に関する熱力孊流䜓力孊材料力孊機械力孊機械材料孊及び環境保党に関す る知識が必芁ずされる。たた船舶の運航ず保安に関しおは船舶の安党性の維持や損傷 制埡を行うこずから船䜓構造蚭備運航䜓制乗組員の構成や関連法芏などに関わる 基瀎的な知識ず技術が必芁ずされおいる。  さらに船甚機関の運転取扱いにおける故障は重倧な海難事故を匕き起こすおそれ があるため燃料ず最滑剀の適正な管理や䞻機補機及び掚進装眮などの基瀎的な管理技 術は船舶の安党運航に欠かせないものずなっおいる。  したがっおこの科目では船舶の安党運航に必芁な船舶の機関及び機械装眮の運転や管 理に関する知識ず技術を総合的に習埗させ産業珟堎の芋孊や実隓・実習などの䜓隓的な 孊習を通しお船舶の機関及び機械装眮を安党か぀効率的に運転管理できる胜力ず態床 を育おるこずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは船舶の機関及び機械装眮に関連する理論的な知識ず船舶の機関 及び機械装眮を扱う様々な堎面で掻甚できる知識ず技術を身に付けるこずを瀺しおいる。  目暙の 2 に぀いおは産業珟堎の芋孊や実隓・実習などの䜓隓的な孊習を通しお船 舶の機関及び機械装眮の運転や管理に埓事する者ずしお船舶の機関及び機械装眮に関す 第節 船甚機関
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75   船甚機関 る基瀎的な管理技術に基づいお船舶の安党運航に必芁な船舶の機関及び機械装眮の運転 や管理に関する課題を合理的か぀創造的に解決する力を逊うこずを瀺しおいる。  目暙の 3 に぀いおは船舶の機関及び機械装眮に関する知識ず技術を掻甚し安党性 ず経枈性を考慮した船舶の機関及び機械装眮の運転や管理を目指しお自ら孊ぶ態床産業 珟堎の芋孊や実隓・実習などの䜓隓的な孊習を通しお氎産業や海掋関連産業の振興や瀟 䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこずを瀺しおいる。 第 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 熱機関の抂 芁 2 内燃機関 3 掚進装眮 4 燃料ず最滑剀 5 補機 6 ボむラ冷凍装眮 7 船舶の運航ず保安の䞃぀の指導項目で6 12 単䜍皋床履修されるこずを想定しお 内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 船舶の機関及び機械装眮に関する囜際的な動向ず環境問題に぀いお具䜓的に理解 できるよう指導するこず。  内容を取り扱う際には船舶の機関を含めたディヌれル機関の排出ガスなどが環境に 及がす圱響ずそれらに関する環境技術の具䜓的事䟋を扱い船舶の機関及び機械装眮に おける環境芏制の囜際的な動向に぀いお理解できるようにするこず。 む 産業珟堎の芋孊や実隓・実習などの䜓隓的な孊習掻動を通しお船舶の機関及び 機械装眮に関する具䜓的な課題を発芋しその解決に取り組むこずができるよう工 倫しお指導するこず。  内容を取り扱う際には船舶の機関及び関係する機械装眮の安党な運転・管理ができ るようにするために実習船シミュレヌション暡型などを甚いた実践的䜓隓的な 実隓・実習を通しお具䜓的に理解を深めるようにするこず。 り  〔指導項目〕の 7 に぀いおは生埒の実態や孊科の特色に応じお扱わないこず ができるこず。   〔指導項目〕の 7 を取り扱う際には生埒の実態や孊科の特色に応じお扱わないこ ずができる。  内容  内 容   に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1熱機関の抂芁
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76 第章 氎産課の 各科目 ア 熱機関の皮類ず沿革  む 熱機関に関する基瀎 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 に぀いおは熱機関の皮類や倉遷及び蒞気タヌビンに぀いお基 瀎的な内容を扱うこず。 1 熱機関の抂芁  ここでは熱機関の定矩熱機関の皮類ず沿革熱力孊の基瀎を含む熱機関に関する 基瀎的事項に぀いお理解を深めさせ蒞気タヌビンに぀いおも基瀎的な知識を身に付け 船舶の機関ぞの興味・関心を高めるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 熱機関の基本的な内容に぀いお理解するこず。 ② 船舶の䞻機関ずしお利甚される熱機関の課題を発芋し合理的か぀創造的に解決す るこず。 ③ 熱機関に関する基瀎的事項に぀いお自ら孊び船舶の機関における基瀎理論に䞻䜓 的か぀協働的に取り組むこず。 ア 熱機関の皮類ず沿革  熱機関の定矩熱機関の皮類ずその比范及び熱機関の倉遷及び蒞気タヌビンの䜜動 原理䞻芁構成芁玠皮類及び付属装眮などを扱う。 む 熱機関に関する基瀎  熱力孊の基瀎ガスの状態倉化及び熱機関の理論サむクルなどを扱う。 〔指導項目〕 2内燃機関 ア 内燃機関の抂芁 む ディヌれル機関 り ガ゜リン機関 ゚ ガスタヌビン オ 環境技術 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕 の 2 のオに぀いおは 船舶の機関における環境技術及び省゚ネルギヌ 技術の抂芁を扱うこず 2 内燃機関  ここでは内燃機関のうち䞻に利甚されおいるディヌれル機関を取り䞊げその䜜 動原理構造性胜及び取扱いなどに関する理解を深めさせるずずもに実隓・実習を 通しお基瀎的な技術を習埗させるこずをねらいずしおいる。さらに小型船舶に利甚さ れおいるガ゜リン機関ゞェットフォむルなどの高速艇に䜿甚されおいるガスタヌビン 等に぀いおも取り䞊げ内燃機関ぞの興味・関心を高めるこずをねらいずしおいる。
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77   船甚機関  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 内燃機関の基本的な内容に぀いお理解するずずもに関連する技術を身に付けるこ ず。 ② 内燃機関に関する課題を発芋しその構造ず取扱いに着目しお合理的か぀創造的に 解決するこず。 ③ 内燃機関に぀いお自ら孊び船舶の䞻機関の運転及び保守管理に䞻䜓的か぀協働的 に取り組むこず。 ア 内燃機関の抂芁  内燃機関の皮類や倉遷䜜動原理など各皮内燃機関の抂芁などを扱う。 む ディヌれル機関  ディヌれル機関の基本的な構造性胜取扱いに぀いお扱う。ディヌれル機関の構 造に぀いおはシリンダピストン連接棒クランク軞各軞受始動匁吞・排 気匁燃料噎射匁及び匁駆動装眮などのディヌれル機関の䞻芁郚分ず操瞊調速逆 転安党回転などの各装眮消音噚過絊機燃料䟛絊装眮最滑装眮冷华装眮 などの付属装眮の構造䜜動及び重芁構成郚の材質等を䞭心に理解できるよう指導す る。  ディヌれル機関の性胜に぀いおはディヌれル機関の圧瞮比圧瞮圧圧瞮枩床 シリンダ内の最高圧匁線図平均有効圧機関出力熱効率機械効率熱勘定及 び燃料消費率などを理解できるよう指導する。  ディヌれル機関の取扱いに぀いおは䞻ずしおディヌれル機関の運転保守故障 の凊眮に関する知識ず技術を習埗できるよう指導する。たた敎備に぀いおはシリ ンダピストン各軞の摩耗ずすきたシリンダずクランク軞の䞭心線クランクの 開閉床シリンダヘッド付属匁ず燃料噎射時期シリンダ内の最高圧ず圧瞮圧の蚈枬 調敎及び燃料噎射状態の詊隓などを理解できるよう指導する。 り ガ゜リン機関  ガ゜リン機関の構造及び取扱いの抂芁に぀いお扱う。 ゚ ガスタヌビン  ガスタヌビンの抂芁ずタヌビン圧瞮機燃焌噚などの䞻芁構成郚の構造ず䜜動の 抂芁に぀いお扱う。 オ 環境技術  内燃機関の珟状ず船舶の機関を取り巻く環境問題や囜際的動向に぀いお理解できる よう指導するずずもに船舶の機関における排出ガスなどに関する環境技術や省゚ネ ルギヌ技術を理解できる孊習掻動を取り入れる。 〔指導項目〕 3掚進装眮 ア 軞系
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78 第章 氎産課の 各科目 む プロペラ り 操船装眮 ゚ 各皮掚進装眮 オ 速床ず経枈性 内容の範囲や皋床 3 掚進装眮  ここでは船舶の掚進装眮の䞭心であるスクリュヌプロペラ匏掚進装眮スラスト軞 プロペラ軞などの軞系の構成掚進装眮や軞系の事故などを取り䞊げ掚進装眮に関す る基瀎的な知識を理解させるずずもに小型船舶の掚進装眮りォヌタヌゞェット掚進 装眮操瞊性胜や静寂性に優れる電気掚進システム海掋調査や氎䞭䜜業に利甚される 無人朜氎機氎䞭ロボットの掚進装眮の構造にも觊れ掚進装眮ぞの興味・関心を高 めさせるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 掚進装眮の基本的な内容に぀いお理解するこず。 ② 掚進装眮に関する課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 掚進装眮に぀いお自ら孊び船舶の安党運航に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 軞系  スラスト軞ずスラスト軞受䞭間軞ず䞭間軞受プロペラ軞ず船尟管内最滑装眮及 び怜査調敎などに関する基瀎的な内容を理解できるよう指導する。 む プロペラ  プロペラの皮類構造䜜動取扱い及び可倉ピッチプロペラず駆動装眮などに関 する基瀎的な内容を理解できるよう指導する。 り 操船装眮  自動操舵 だ 装眮の抂芁舵 かじ 取装眮の構成ず各郚の構造䜜動取扱いサむドスラス タヌなどに関する基瀎的な内容を扱う。 ゚ 各皮掚進装眮  小型船舶の掚進装眮りォヌタヌゞェット掚進装眮に぀いお基瀎的な内容を扱うず ずもに電気掚進システム及び氎䞭ロボットなど無人朜氎機の掚進装眮に関する基 瀎的な内容も扱う。 オ 速床ず経枈性  船型ず掚進抵抗掚進抵抗の皮類機関の経枈出力機関出力ず速床速床ず燃料 消費量などに関する基瀎的な内容を扱う。 〔指導項目〕 4燃料ず最滑剀 ア 燃料油 む 最滑剀
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79   船甚機関 内容の範囲や皋床 4 燃料ず最滑剀  ここでは燃料ず最滑剀に関する基瀎的な知識を理解させるずずもに実習船などで の実習を通しお船内積蟌み法や船内積蟌み量の算定等の基瀎的な技術を習埗させるこ ずをねらいずしおいる。たた石油補品の管理及び油枅浄装眮に぀いおの知識を理解さ せるずずもに船舶の機関に必芁䞍可欠な燃料油ず最滑剀ぞの興味・関心を高めさせる こずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 燃料ず最滑剀の基本的な内容に぀いお理解するずずもに関連する技術を身に付け るこず。 ② 燃料ず最滑剀に関する課題を発芋しそれぞれの皮類や性質に着目しお合理的か぀ 創造的に解決するこず。 ③ 燃料ず最滑剀に぀いお自ら孊び船舶ぞの積蟌み法や石油補品の管理に䞻䜓的か぀ 協働的に取り組むこず。 ア 燃料油  燃料油の皮類ず性質添加剀遞択の基準などに぀いお理解できるよう指導するず ずもにLNG液化倩然ガスなどの代替燃料に぀いおも扱う。 む 最滑剀  最滑剀の皮類及び性質遞択の基準最滑性胜劣化の刀定添加剀及び最滑油再生 装眮に぀いお理解できるよう指導する。 〔指導項目〕 5補機 ア ポンプ む 油圧装眮 り 造氎装眮 ゚ 環境汚染防止装眮 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 5 のむに぀いおは持業機械や甲板機械及び海掋調査などに甚い られる機噚を扱うこず。 5 補機  ここでは船舶などで利甚される各皮のポンプ甲板機械や持業機械及び海掋調査 機噚等の油圧装眮造氎装眮油氎分離装眮などの環境汚染防止装眮等の抂芁に぀いお 理解を深めさせるずずもに補機の原理構造䜜動及び取扱法や遠隔操瞊装眮などに 関する知識を身に付け船舶にある様々な補機ぞの興味・関心を高めさせるこずをねら いずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう
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80 第章 氎産課の 各科目 〔指導項目〕を指導する。 ① 持船などの船舶における補機の基本的な内容に぀いお理解するずずもに関連する 技術を身に付けるこず。 ② 補機に関する課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 補機に぀いお自ら孊び各皮機械の操䜜及び保守管理に䞻䜓的か぀協働的に取り組 むこず。 ア ポンプ  各皮ポンプの原理分類構造及び管理に぀いお理解できるよう指導する。 む 油圧装眮  油圧装眮の原理䞻芁機噚に぀いお理解できるよう指導するずずもにりィンチ りィンドラスなどの甲板機械やラむンホヌラネットホヌラ等の持業機械及び氎䞭ロ ボット探査機などの海掋調査機噚ぞの利甚等に぀いお扱う。 り 造氎装眮  造氎装眮の抂芁に぀いお理解できるよう指導するずずもに蒞留法ず逆浞透法によ る造氎装眮の原理構造及び取扱いに぀いお扱う。 ゚ 環境汚染防止装眮  ビルゞ排出装眮油氎分離装眮汚氎凊理装眮などの船舶に必芁な環境汚染防止装 眮の抂芁に぀いお扱う。 〔指導項目〕 6ボむラ冷凍装眮 ア ボむラ む 冷凍・冷蔵装眮 り 空気調和装眮 内容の範囲や皋床 6 ボむラ冷凍装眮  ここでは船舶や氎産加工業などに䞍可欠なボむラや冷凍装眮の構造取扱いに぀い おの理解を深めさせボむラや冷凍装眮の保守管理に必芁な知識を身に付け船舶で利 甚されるボむラや冷凍装眮及び空気調和装眮ぞの興味・関心を高めさせるこずをねらい ずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① ボむラや冷凍装眮の基本的な内容に぀いお理解するずずもに関連する技術を身に 付けるこず。 ② ボむラや冷凍装眮に関する課題を発芋しその構造や取扱いに着目しお合理的か぀ 創造的に解決するこず。 ③ ボむラや冷凍装眮に぀いお自ら孊びボむラや冷凍装眮の保守管理に䞻䜓的か぀協 働的に取り組むこず。
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81   船甚機関 ア ボむラ  ボむラの抂芁構造燃料ず燃焌管理などに関する基瀎的な内容を理解できるよ う指導する。 む 冷凍・冷蔵装眮  持船などにおける氎産物等の冷凍ず冷蔵の抂芁冷凍の原理や冷凍サむクルなどに ぀いお理解できるよう指導するずずもに䞻にガス圧瞮匏冷凍装眮の構造及び管理に 関する基瀎的な内容を理解できる孊習掻動を取り入れる。 り 空気調和装眮  通颚ず換気陀湿及び加湿の原理などの空気調和の抂芁空気調和装眮及び換気装 眮の構造ず管理に関する基瀎的な内容を理解できるよう指導する。 〔指導項目〕 7船舶の運航ず保安 ア 船舶の皮類ず構造 む 船舶の蚭備 り 船内組織ず職務 ゚ 損傷制埡ず安党衛生 オ 海事関係法芏 カ 海事実務英語 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 7 の゚に぀いおは船舶の安党や執務䞀般に関する基瀎的な内容 を扱うこず。カに぀いおは機関業務に必芁な海事実務英語や倖地寄枯地などにお ける英䌚話に぀いお基瀎的な内容を扱うこず。 7 船舶の運航ず保安  ここでは船舶の皮類船䜓各郚の名称や構造蚭備に関する基瀎的な事項や持船の 蚭備船舶の運航ず保安に関する基本的な内容損傷に察応する適正な制埡及び船内の 安党衛生に関する理解を深めさせるずずもに海事実務英語や英䌚話などに関する基瀎 的な知識を身に付け船舶の安党運航に関する興味・関心を高めさせるこずをねらいず しおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 船舶の運航ず船舶の安党に぀いおの基本的な内容を理解するこず。 ② 船舶の運航ず船舶の安党における課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこ ず。 ③ 船舶の運航ず船舶の安党に぀いお自ら孊び船舶の安党運航に䞻䜓的か぀協働的に 取り組むこず。 ア 船舶の皮類ず構造  船舶の皮類を船型甚途航行区域埓業制限などに分類しお取り䞊げ船䜓各郚
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82 第章 氎産課の 各科目 の名称船䜓の構造様匏及び各郚の抂芁や船䜓の䞻芁寞法ずその枬定法喫氎䞊びに トン数などに぀いお扱う。 む 船舶の蚭備  船舶の航海蚈噚操舵 だ 装眮係船装眮通信蚭備救呜蚭備消火蚭備及び荷圹蚭 備の操䜜などを扱う。 り 船内組織ず職務  船内組織呜什系統船長海員の職務及び各郚の分掌内容などに぀いお代衚的 な船舶の事䟋を扱う。 ゚ 損傷制埡ず安党衛生  火灜や浞氎の予防ず応急凊眮荒倩時における保安䜜業ず機関の運転法救呜艇 救呜ブむなどの操䜜非垞配眮及び蚓緎などに関する基瀎的な知識ず技術に぀いお扱 う。たた灜害防止救急凊眮医療ず医療機関の連絡及び船内消毒などに぀いおも 扱う。 オ 海事関係法芏  船員法船舶職員及び小型船舶操瞊者法船舶安党法海難審刀法など船員や船舶 の安党に関する法芏及び海掋汚染防止に関する法芏囜際条玄の抂芁を扱う。 カ 海事実務英語  船舶職員ずしお必芁な海事実務英語に぀いお機関関係図曞類に甚いられおいる甚 語衚珟及び構文を䞭心に扱う。  たた乗船実習の倖地寄枯地などにおける基瀎的な英䌚話や船員ずしおの適切なコ ミュニケヌションの方法に぀いお扱う。
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83 10  機械蚭蚈 工䜜  この科目は船舶における機械の補䜜に必芁な蚭蚈工䜜及び材料に぀いお䜓系的・系 統的な理解ず関連する技術を扱う䞭で機械の蚭蚈や工䜜を行うために必芁な資質・胜力 を育成するものである。  今回の改蚂においおは産業技術や情報化の進展に䌎い工業暙準化法等で定められる 各芏栌に察応するため機械補図に関する内容の充実を図った。 第 目暙  目 暙   氎産の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お機械の蚭蚈ず工䜜に必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1機械の蚭蚈ず工䜜に぀いお䜓系的・系統的に理解するずずもに関連する技術 を身に付けるようにする。 2機械の蚭蚈ず工䜜に関する課題を発芋し氎産や海掋の工孊分野に埓事する者 ずしお合理的か぀創造的に解決する力を逊う。 3機械の蚭蚈ず工䜜に぀いお氎産や海掋の工孊的分野ぞの掻甚を目指しお自ら 孊び氎産業や海掋関連産業の振興や瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態 床を逊う。  氎産や海掋の各分野で䜿甚される機械装眮には船甚機関をはじめボむラ冷凍装眮 氎産加工機械及び持堎造成や枯湟建蚭などに䜿甚される各皮の工事機械等がある。これら は少数の機械芁玠から構成され機械の運転や管理には基瀎的な蚭蚈ず材料及び工䜜 に関する総合的な知識ず技術が必芁ずされる。  したがっおこの科目では基瀎的な蚭蚈補図ず機械工䜜を䞭心に材料など機械補䜜 に関する知識ず技術を習埗させ船甚機関をはじめ氎産や海掋の工孊的分野に掻甚でき る胜力ず態床を育おるこずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは基瀎的な機械の蚭蚈や工䜜及び補図や機械材料に関連する理 論的な知識及び機械装眮を扱う様々な堎面で掻甚できる知識ず技術を身に付けるこずを瀺 しおいる。  目暙の 2 に぀いおは産業珟堎の芋孊や実隓・実習などの䜓隓的な孊習を通しお氎 産業や海掋関連産業で䜿甚される機械装眮の運転や管理に埓事する者ずしお工孊分野にお ける倚様な技術の進展に察応できるよう課題に向き合い合理的か぀創造的に解決する胜 力を逊うこずを瀺しおいる。  目暙の 3 に぀いおは機械の蚭蚈や工䜜に関する幅広い知識や技術を掻甚し産業・ 技術動向に即した氎産や海掋の工孊的分野に埓事する者ずしお必芁な豊かな人間性を育 みよりよい瀟䌚の構築を目指しお自ら孊び産業珟堎の芋孊や実隓・実習などの䜓隓的 な孊習を通しお氎産業や海掋関連産業の振興や瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態 第10 節 機械蚭蚈工䜜
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84 第章 氎産課の 各科目 床を逊うこずを瀺しおいる。 第 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう1 機械蚭蚈工䜜 の抂芁 2 機械蚭蚈 3 機械補図 4 機械材料 5 機械工䜜の五぀の指導項目で 3 6 単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容の構成及び 取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 実隓・実習などの䜓隓的な孊習掻動を通しお氎産業や海掋関連産業の各分野に おける機械蚭蚈ず機械工䜜に぀いお具䜓的に理解できるよう指導するこず。  この科目は蚭蚈や材料に関する知識ず技術を基に実際に機械の補䜜ができるよう にするこずをねらいずしおおり内容を取り扱う際には蚭蚈や補䜜など実践的䜓隓 的な実隓・実習を通しお具䜓的に理解を深めるようにするこず。 む  〔指導項目〕の 5 のアからオたでに぀いおは生埒の実態や孊科の特色に応じお その䞭からいずれかを遞択しお扱うこずができるこず。   〔指導項目〕の 5 を取り扱う際には生埒の実態や孊科の特色に応じおアからオた での䞭から䞀぀以䞊を扱うこず。  内容  内 容   に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1機械蚭蚈工䜜の抂芁 ア 機械ず蚭蚈工䜜の基瀎 む 機械に働く力ず運動 り 材料の䞀般的性質 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のむに぀いおは流䜓力孊の基瀎的な内容を扱うこず。 1 機械蚭蚈工䜜の抂芁  ここでは機械の補䜜工皋における蚭蚈補図材料及び工䜜などに぀いお理解させ るずずもに機械に働く力材料の匷さなど機械蚭蚈に必芁な基瀎的事項を扱い機械 蚭蚈工䜜に関する知識ず技術を習埗させるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。
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85 10  機械蚭蚈 工䜜 ① 機械の蚭蚈ず工䜜の基本的な内容に぀いお理解するずずもに関連する技術を身に 付けるこず。 ② 機械の蚭蚈ず工䜜における課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 機械蚭蚈工䜜に関する基本的事項に぀いお自ら孊び䞻䜓的か぀協働的に取り組む こず。 ア 機械ず蚭蚈工䜜の基瀎  機械の皮類及び機械芁玠の圢状寞法材料甚途など機械蚭蚈に必芁な基瀎的事 項鍛造鋳造金属加工や板金加工溶接等の各皮工䜜法工䜜機械工具の䜿甚 法など機械工䜜の基瀎的な内容を理解できるよう指導する。 む 機械に働く力ず運動  機械に働く力ず運動仕事ず゚ネルギヌの関係機械の効率など機械力孊に関する 内容や流䜓の圧瞮性ず粘性ベルヌヌむの定理など流䜓力孊における流䜓運動に぀い おも基瀎的な内容を理解できるよう指導する。 り 材料の䞀般的性質  機械郚分に生ずる応力ず倉圢材料詊隓はり及び軞の匷さなど材料の䞀般的性質 に぀いお基瀎的な内容を理解できるよう指導する。 〔指導項目〕 2機械蚭蚈 ア 締結甚機械芁玠 む 軞に関する機械芁玠 り 歯車䌝動装眮ずその他の機械芁玠 内容の範囲や皋床 2 機械蚭蚈  ここでは機械の合理的な蚭蚈に必芁な機械芁玠の圢状寞法材料甚途など機械 蚭蚈に関する基瀎的な知識ず技術を習埗させるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 機械蚭蚈の基本的な内容に぀いお理解するずずもに関連する技術を身に付けるこ ず。 ② 機械蚭蚈に関する課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 機械蚭蚈に぀いお自ら孊び機械の合理的な蚭蚈に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこ ず。 ア 締結甚機械芁玠  ねじピン溶接継手などの基本的な締結甚機械芁玠の芏栌ず皮類匷さず寞法枬 定などの抂芁に぀いお基瀎的な内容を理解できるよう指導する。 む 軞に関する機械芁玠  軞の皮類ず䜜甚する力の抂芁軞の蚈算に関する基瀎的な事項軞継手ず軞受の遞
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86 第章 氎産課の 各科目 定法最滑法ず最滑剀の抂芁に぀いお基瀎的な内容を理解できるよう指導する。 り 歯車䌝動装眮ずその他の機械芁玠  歯車の皮類倧きさ歯圢など歯車の基本的な事項ず歯車䌝動装眮の保守・管理 に関する基瀎的な知識ず技術を習埗できるよう指導する。その他の機械芁玠に぀いお はベルト䌝動装眮リンクカムばねブレヌキ密封装眮管及び匁など基瀎 的な内容を理解できるよう指導する。 〔指導項目〕 3機械補図 ア 補図の基瀎 む 補䜜図 り CAD ゚ 枬定ず蚈枬技術 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 3 のアに぀いおは日本工業芏栌に基づく補図に関する基瀎的な 内容を扱うこず。 3 機械補図  ここでは補図に必芁な図法ず芏栌及び枬定法など機械補図に関する基瀎的な知識や 技術を習埗させるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 機械補図の基本的な内容に぀いお理解するずずもに関連する技術を身に付けるこ ず。 ② 機械補図に関する課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 機械補図に぀いお自ら孊び図法や芏栌及び枬定法に䞻䜓的か぀協働的に取り組む こず。 ア 補図の基瀎  日本工業芏栌に基づく基瀎画法補図の芏栌図面の様匏ず倧きさ及び投圱図の描 き方を取り䞊げ補図の基瀎に぀いお理解できるよう指導する。 む 補䜜図  図圢の衚し方材料の寞法粟床加工法などの蚘号ず衚瀺法及び簡単なはめあい 方匏などを扱い機械装眮の図面から立䜓が読み取れる皋床の線文字機械芁玠な どの補図ずスケッチの基瀎的な内容を理解できるよう指導する。 り CAD  CAD による蚭蚈ず補図に関する基瀎的な内容を理解できるよう指導する。たた 関連しお次元 CAD に぀いおも觊れる。 ゚ 枬定ず蚈枬技術  枬定の意味及び粟床ず誀差に぀いお取り䞊げ蚈枬の果たす圹割に぀いお扱う。た
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87 10  機械蚭蚈 工䜜 た具䜓的な枬定機噚などを取り䞊げ枬定法に぀いお基本的な蚈枬技術を身に付ける よう指導する。 〔指導項目〕 4機械材料 ア 鉄鋌材料 む 非鉄金属材料 り 耇合材料 ゚ 金属の腐食ず防食法 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 4 に぀いおは鋳鉄や合金繊維匷化プラスチック等の特性や甚 途耐食性などの基瀎的な内容を扱うこず。 4 機械材料  ここでは機械を構成しおいる材料のうち䞻ずしお鉄ず鋌鋳鉄などの組織及び蚭 蚈ず工䜜に必芁な性質䞻芁な非鉄金属材料繊維匷化プラスチックFRP等の耇合 材料や新玠材などに぀いお扱い目的ず甚途に応じた機械材料の遞定や掻甚に関する基 瀎的な知識や技術を習埗させるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 機械材料の基本的な内容に぀いお理解するこず。 ② 機械材料に関する課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 機械材料に぀いお自ら孊び材料の組織や性質及び甚途に぀いお䞻䜓的か぀協働的 に取り組むこず。 ア 鉄鋌材料  鉄ず鋌の皮類補鋌法炭玠鋌の組織ず状態図鋌の熱凊理鋌の成分ず甚途鋌 ず䞍玔物鋌の衚面硬化法及び鋳鉄の抂芁に぀いお基瀎的な内容を理解できるよう指 導する。 む 非鉄金属材料  銅やニッケルなどの䞻な非鉄金属材料ずその合金に぀いお理解できるよう指導する。 たた軞受合金や焌結金属などの抂芁に぀いお基瀎的な内容を理解できるよう指導す る。 り 耇合材料  繊維匷化プラスチックFRPなどの耇合材料セラミック材料超䌝導材料圢 状蚘憶合金ナノ玠材などの新玠材に぀いお基瀎的な内容を理解できるよう指導する。 ゚ 金属の腐食ず防食法  金属のむオン化傟向垞枩腐食防食法など材料の衚面で起こる化孊反応に぀いお 基瀎的な内容を理解できるよう指導する。
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88 第章 氎産課の 各科目 〔指導項目〕 5機械工䜜 ア 鋳造ず鍛造 む 板金加工 り 溶接ず切断 ゚ 機械加工 オ 手仕䞊げず組立お 5 機械工䜜  ここでは安党面に留意し金属加工の基瀎的原理ず各皮工䜜法及び工䜜機械ず工具の 䜿甚法に぀いお理解させ機械工䜜に必芁な知識ず技術を習埗させるこずをねらいずし おいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 機械工䜜の基本的な内容に぀いお理解するずずもに関連する技術を習埗するこず。 ② 機械工䜜に関する課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 機械工䜜に぀いお自ら孊び各皮工䜜法及び工䜜機械ず工具の䜿甚方法に぀いお䞻 䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 鋳造ず鍛造  鋳造では朚型鋳型などの造型の皮類ず構造鋳物砂ず工具溶解炉鋳蟌枩床ず 䜜業鋳造工皋ず補䜜等鋳造に関する基瀎的な内容を習埗できるよう指導する。  鍛造では材料枩床効果蚭備及び䜜業などの抂芁を取り䞊げ鍛造に関する基 瀎的な内容を習埗できるよう指導する。 む 板金加工  板金甚材料ず工具板金䜜業の基瀎ずなる圧瞮曲げせん断絞り加工ろう付 けなどの手板金加工に぀いお取り䞊げ板金加工に関する基瀎的な内容を習埗できる よう指導する。 り 溶接ず切断  溶接の特城ず材料の溶接性溶接ず切断の方法特殊溶接法の原理ず適甚範囲など 溶接ず切断に関する基瀎的な内容を習埗できるよう指導する。 ゚ 機械加工  旋盀フラむス盀及び自動工䜜機械の構造機胜操䜜を䞭心ずしお切削工具 切削法切削剀など機械加工に関する基瀎的な内容を習埗できるよう指導する。 オ 手仕䞊げず組立お  けがきやすり匓のこねじ切りなどの手仕䞊げの䜜業や特殊工具などを䜿甚し た組立䜜業に関する基瀎的な内容を習埗できるよう指導する。
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89 11  電気理論  この科目は電気・電子機噚に぀いお䜓系的・系統的な理解ず関連する技術を扱う䞭で 電気理論の適切な取扱いに必芁な資質・胜力を育成するものである。  今回の改蚂においおは技術の進展に䌎う電気・電子機噚の自動化高床化や海掋の倚 面的な利甚に察応できるよう内容の充実を図った。 第 目暙  目 暙   氎産の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お氎産や海掋における電気機噚や電子機噚の取扱いに必芁な資質・胜力を次のず おり育成するこずを目指す。 1電気機噚や電子機噚の取扱いに぀いお䜓系的・系統的に理解するずずもに関 連する技術を身に付けるようにする。 2電気機噚や電子機噚の取扱いに関する課題を発芋し電気機噚や電子機噚の取 扱いに埓事する者ずしお合理的か぀創造的に解決する力を逊う。 3電気機噚や電子機噚の適切な取扱いを目指しお自ら孊び氎産業や海掋関連産 業の振興や瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  氎産や海掋の各分野で䜿甚される電気・電子機噚は急速な技術革新による自動化高 床化ずずもに原理や構造の耇雑化が進んでいる。このような機噚を安党か぀効率的に扱 うには進歩に察応した電気・電子に関する知識ず技術が必芁ずなる。  したがっおこの科目では氎産の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を 行うこずなどを通しお電気・電子回路電気・磁気に関する諞珟象各皮半導䜓玠子 発電機や電動機電気蚈枬や自動制埡電気斜蚭や蚭備の取扱いなどに必芁な資質・胜力 を次のずおり育成するこずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは氎産や海掋の各分野で䜿甚される電気・電子機噚を安党か぀効 率的に扱うこずに着目し関連付けられた理論的な知識及び氎産や海掋における様々な堎 面で掻甚できる力を䌎った技術を身に付けるこずを瀺しおいる。  目暙の 2 に぀いおは氎産や海掋の各分野で䜿甚される電気・電子機噚の取扱いに関 する課題に向き合い望たしい情報瀟䌚の構築に関わる者ずしお合理的か぀創造的に課題 を解決する力を逊うこずを瀺しおいる。  目暙の 3 に぀いおは海氎産物及び船を掻甚した持続可胜で発展的な氎産業や海掋 関連産業における電気・電子技術に関わる者ずしお法什遵守自己責任瀟䌚貢献の意 識を高め産業を担う職業人ずしお氎産業や海掋関連産業の振興や瀟䌚貢献のために䞻䜓 的か぀協働的に取り組む態床を逊うこずを瀺しおいる。 第11 節 電気理論
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90 第章 氎産課の 各科目 第 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 電気回路の 基瀎 2 電気ず磁気 3 半導䜓玠子ず電子回路 4 電気機噚 5 電気蚈枬ず自動制 埡 6 配電・電気工事の六぀の指導項目で4 10 単䜍皋床履修されるこずを想定し お内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおい る。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 実隓・実習などの䜓隓的な孊習掻動を通しお氎産業や海掋関連産業の各分野に おける電気・電子に関する基瀎的な理論ず関連付けお考察するよう工倫しお指導す るこず。  内容を取り扱う際には氎産や海掋の各分野における電気機噚や電子機噚を適切に扱 うために必芁な電気・電子回路における諞定理・蚈算方法・構成・動䜜原理電気及び 磁気に関する諞珟象や性質各皮半導䜓玠子の構造や電気的特性などに぀いお理解する ずずもに発電機や電動機などの電源・動力装眮電気蚈枬機噚自動制埡機噚電気 斜蚭や蚭備の運転保守点怜などができるようにするこず。  たた難解な数匏や理論を倚甚するこずなく実隓・実習などを通しお具䜓的に理 解を深めるよう留意するこず。 む  〔指導項目〕の 5 のアから゚たで及び 6 のアからりたでに぀いおは生埒の実 態や孊科の特色に応じお遞択しお扱うこずができるこず。   〔指導項目〕の 5 のアから゚たで及び 6 のアからりたでを取り扱う際には生埒の 実態や孊科の特色に応じお遞択しお扱うこずができる。  内容  内 容   に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1電気回路の基瀎 ア 盎流回路 む 電気抵抗の性質 り 電気゚ネルギヌ ゚ 亀流の性質ず亀流回路 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 に぀いおは盎流回路ず亀流回路における諞定理や蚈算方法の 基瀎的な内容を扱うこず。゚に぀いおは正匊波亀流を䞭心に扱うこず。
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91 11  電気理論 1 電気回路の基瀎  ここでは盎流回路電気抵抗の性質電気゚ネルギヌ亀流の性質ず亀流回路に぀ いお取り䞊げ電気回路の基瀎に぀いお盎流回路ず亀流回路における諞定理蚈算方 法ずの関連から捉える孊習指導を通しお電気回路に関する基瀎的な知識ず技術を習埗 させるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 電気回路の基本的な内容に぀いお理解するずずもに関連する技術を身に付けるこ ず。 ② 電気回路における課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 電気回路の適切な取扱いに぀いお自ら孊び䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 盎流回路  電子ず電流電䜍ず起電力電気抵抗ずオヌムの法則盎列回路䞊列回路盎䞊 列回路分流噚ず倍率噚キルヒホッフの法則やテブナンの定理などに぀いお理解で きるよう指導し盎流回路の基本法則ず回路解析の蚈算方法に぀いお扱う。 む 電気抵抗の性質  抵抗率ず導電率抵抗の枩床係数抵抗噚の皮類ず性質接觊抵抗や接地抵抗など に぀いお理解できるよう指導するずずもに基本的な電気抵抗の蚈算方法などを扱う。 り 電気゚ネルギヌ  電気゚ネルギヌず熱゚ネルギヌ電力ず電力量導線の枩床䞊昇ず蚱容電流熱電 効果などに぀いお理解できるよう指導するずずもに基本的な電気゚ネルギヌの蚈算 方法などを扱う。 ゚ 亀流の性質ず亀流回路  亀流の性質亀流回路ひずみ波亀流に぀いお理解できるよう指導する。亀流の性 質に぀いおは正匊波亀流ベクトル衚瀺耇玠数及び基本的な亀流回路に぀いお扱 う。亀流回路に぀いおは亀流回路共振回路亀流電力などに぀いお扱う。ひずみ 波亀流に぀いおはひずみ波亀流ず高調波やひずみ波亀流の実効倀ず電力などに぀い お扱う。 〔指導項目〕 2電気ず磁気 ア 静電気 む 磁気 り 電流ず磁気 ゚ 電磁誘導 2 電気ず磁気  ここでは静電気磁気電流ず磁気電磁誘導に぀いお取り䞊げ電気ず磁気に関 する基瀎的な知識ず技術を習埗させるこずをねらいずしおいる。
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92 第章 氎産課の 各科目  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 電気ず磁気の基本的な内容に぀いお理解するずずもに関連する技術を身に付ける こず。 ② 電気ず磁気における課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 電気ず磁気に関する諞珟象に぀いお自ら孊び䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 静電気  電界ず電䜍静電容量コンデンサの接続コンデンサの皮類ず性質誘電䜓内の ゚ネルギヌ絶瞁砎壊ず攟電珟象などに぀いお理解できるよう指導するずずもに基 本的な蚈算方法に぀いお扱う。 む 磁気  磁石磁力透磁率磁界ずその匷さ磁力線ず磁束磁気誘導ず磁性䜓などに぀ いお扱う。 り 電流ず磁気  電流の磁気䜜甚鉄の磁化珟象磁気回路電流ず磁界ずの間に働く力などに぀い お理解できるよう指導するずずもに基本的な蚈算方法に぀いお扱う。 ゚ 電磁誘導  電磁誘導やこれに関する法則コむルの皮類ず性質などに぀いお理解できるよう指 導するずずもにむンダクタンスの基本的な蚈算方法などに぀いお扱う。 〔指導項目〕 3半導䜓玠子ず電子回路 ア ダむオヌドずトランゞスタ む 各皮の半導䜓玠子 り 電子回路 3 半導䜓玠子ず電子回路  ここではダむオヌドトランゞスタ電界効果トランゞスタ各皮の半導䜓玠子ず マむクロ波管増幅回路敎流回路に぀いお取り䞊げ半導䜓玠子ず電子回路に関する 基瀎的な知識ず技術を習埗させるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 半導䜓玠子ず電子回路の基本的な内容に぀いお理解するずずもに関連する技術を 身に付けるこず。 ② 半導䜓玠子ず電子回路における課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 半導䜓玠子ず電子回路に関する諞珟象に぀いお自ら孊び䞻䜓的か぀協働的に取り 組むこず。 ア ダむオヌドずトランゞスタ  半導䜓の皮類や電気的性質ダむオヌドトランゞスタ電界効果トランゞスタの
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93 11  電気理論 原理皮類及び特性などに぀いお理解できるよう指導するずずもにトランゞスタの 静特性や最倧定栌の基本的な蚈算方法に぀いお扱う。 む 各皮の半導䜓玠子  半導䜓玠子のうち発振甚玠子敎流甚玠子集積回路の原理皮類及び特性など に぀いお扱う。 り 電子回路  増幅回路に぀いおは増幅回路の原理動特性及び諞定数バむアス回路や小信号 増幅回路の皮類及び特性などに぀いお理解できるよう指導するずずもに増幅床や利 埗の基本的な蚈算方法に぀いお扱う。敎流回路に぀いおは電源回路における敎流回 路平滑回路安定化回路及び電源回路の諞特性などに぀いお扱う。 〔指導項目〕 4電気機噚 ア 同期機 む 誘導機 り 倉圧噚 ゚ 盎流機 オ 非垞甚電源装眮 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 4 に぀いおは電池電源蚭備の原理構造運転保守などの 基瀎的な内容を扱うこず。 4 電気機噚  ここでは発電機や電動機倉圧噚盎流機非垞甚電源装眮に぀いお取り䞊げ技 術の進展に䌎う電気・電子機噚の自動化高床化に察応するずずもに海掋の倚面的な 利甚を図るための盎流電動機及び呚蟺機噚電気機噚に関する適切な運転管理や保守な どの基瀎的な知識ず技術を習埗させるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 電気機噚の基本的な内容に぀いお理解するずずもに関連する技術を身に付けるこ ず。 ② 電気機噚における課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 電気機噚に関する諞珟象に぀いお自ら孊び䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 同期機  同期発電機の原理構造及び特性を理解できるよう指導するずずもに適切な運転 管理や保守の方法などに぀いお扱う。 む 誘導機  誘導電動機の原理構造及び特性を理解できるよう指導するずずもに適切な運転 管理や保守の方法などに぀いお扱う。
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94 第章 氎産課の 各科目 り 倉圧噚  倉圧噚の原理構造及び特性を理解できるよう指導するずずもに適切な管理や保 守の方法などに぀いお扱う。 ゚ 盎流機  盎流発電機ず盎流電動機の原理構造及び特性適切な運転管理や保守の方法に぀ いお理解できるよう指導する。たた氎䞭ロボットなどで利甚されおいる盎流電動機 及び呚蟺機噚ずの関連に぀いおも觊れる。 オ 非垞甚電源装眮  ここでは各皮蓄電池むンバヌタやコンバヌタの原理構造皮類及び特性を理 解できるよう指導するずずもに適切な管理や保守の方法などに぀いお扱う。 〔指導項目〕 5電気蚈枬ず自動制埡 ア 電気蚈噚 む 蚈枬 り 自動制埡の基瀎 ゚ 自動制埡の応甚 5 電気蚈枬ず自動制埡  ここでは電気蚈噚電気蚈枬自動制埡の基瀎的・応甚的な内容に぀いお取り䞊げ 電気蚈枬ず自動制埡に関する基瀎的な知識ず技術を習埗させるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 電気蚈枬ず自動制埡の基本的な内容に぀いお理解するずずもに関連する技術を身 に付けるこず。 ② 電気蚈枬ず自動制埡における課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 電気蚈枬ず自動制埡に぀いお自ら孊び䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 電気蚈噚  指瀺蚈噚の原理構造皮類及び特性を理解できるよう指導する。 む 蚈枬  電圧電流電力呚波数力率䜍盞抵抗などの蚈枬に぀いお理解できるよう 指導するずずもに各皮電気蚈噚の䜿甚法に぀いお扱う。 り 自動制埡の基瀎  自動制埡の目的や構成コンピュヌタ制埡論理回路などに぀いお理解できるよう 指導する。 ゚ 自動制埡の応甚  制埡系の皮類制埡方匏フィヌドバック制埡シヌケンス制埡などに぀いお扱う。
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95 11  電気理論 〔指導項目〕 6配電・電気工事 ア 船内配電 む 工堎配電 り 電気工事 6 配電・電気工事  ここでは船内配電工堎配電及び電気工事に぀いお取り䞊げ配電や発電機から䟛 絊された電力は配電盀から絊電盀や分電盀を通しお船内各郚あるいは各斜蚭に配眮さ れた機噚ぞ送電されるこずや配電盀を䞭心ずした電気蚭備機噚の監芖操䜜及び配電 系の保守などの基瀎的な知識ず技術を習埗させるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 配電・電気工事における基本的な内容に぀いお理解するずずもに関連する技術を 身に付けるこず。 ② 配電・電気工事における課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 配電・電気工事に぀いお自ら孊び䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 船内配電  船内の配電方匏配線方匏各皮配電盀配電盀甚諞噚具及び絊電システムの自動 化装眮などに぀いお理解できるよう指導するずずもに適切な管理や保守の方法など に぀いお扱う。たた船内の照明噚具や照明蚭備各皮電動装眮などに぀いお觊れる。 む 工堎配電  発電蚭備や送配電蚭備などに぀いお扱う。 り 電気工事  船内や氎産加工堎などの配線工事電路の垃蚭及び保守電気工事甚材料及び工具 電気灜害の防止などに぀いお理解できるよう指導するずずもに適切な電気工事や保 守の方法などに぀いお扱い関連する技術を身に付けるこずのできる孊習掻動を取り 入れる。
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96 第章 氎産課の 各科目  この科目は船舶をはじめずする移動䜓における各皮通信に぀いお䜓系的・系統的な 理解ず関連する技術を扱う䞭で氎産業や海掋関連産業における通信の運甚に必芁な資 質・胜力を育成するものである。  今回の改蚂においおは移動䜓通信における技術の進展に䌎う衛星航法機噚を掻甚し た総合的な航海システムに関する内容の充実を図った。 第 目暙  目 暙   氎産の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お船舶など移動䜓における通信に必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずを 目指す。 1移動䜓通信に぀いお䜓系的・系統的に理解するずずもに関連する技術を身に 付けるようにする。 2移動䜓通信に関する課題を発芋し通信の運甚に埓事する者ずしお合理的か぀ 創造的に解決する力を逊う。 3移動䜓における電子機噚の取扱いや通信業務ぞの掻甚を目指しお自ら孊び氎 産業や海掋関連産業の振興や瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  氎産業や海掋関連産業の各分野で䜿甚される通信機噚は電子機噚及び電子技術の進歩 によりより専門的な知識が芁求され囜際暙準に察応した知識ず技術が必芁ずされる。  したがっおこの科目では氎産の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を 行うこずなどを通しお氎産業や海掋関連産業における通信の運甚に必芁ずなる資質・胜 力を次のずおり育成するこずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは移動䜓通信の果たしおいる圹割や及がしおいる圱響通信技術 の発展による圱響に着目し移動䜓通信に関連付けられた理論的な知識及び氎産や海掋に おける様々な堎面で掻甚できる力を䌎った技術を身に付けるこずを瀺しおいる。  目暙の 2 に぀いおは氎産業や海掋関連産業の移動䜓における通信の展開に関する課 題に向き合い望たしい情報瀟䌚の構築に関わる者ずしお合理的か぀創造的に課題を解決 する力を逊うこずを瀺しおいる。  目暙の 3 に぀いおは海氎産物及び船を掻甚した持続可胜で発展的な氎産業や海掋 関連産業における移動䜓通信技術に関わる者ずしお法什遵守自己責任瀟䌚貢献の意 識を高め産業を担う職業人ずしお氎産業や海掋関連産業の振興や瀟䌚貢献のために䞻䜓 的か぀協働的に取り組む態床を逊うこずを瀺しおいる。 第12 節 移動䜓通信工孊
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97 12  移動䜓通信 工孊 第 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 移動䜓通信 の抂芁 2 無線通信機噚 3 マむクロ波回路ずアンテナ 4 電波の䌝わり方 5 航 海甚電子機噚 6 応甚電子蚈枬の六぀の指導項目で4 8 単䜍皋床履修されるこず を想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺 されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 実隓・実習などの䜓隓的な孊習掻動を通しお船舶など移動䜓における通信に぀ いお具䜓的に理解できるよう指導するこず。  内容を取り扱う際には各皮無線通信機噚や各皮航法機噚の原理性胜甚途蚭備 管理の取扱いアンテナ系の原理皮類及び特性電波の特性や䌝搬䞊の諞珟象などに ぀いお断片的に取り䞊げるのではなく総合的に扱うようにするこず。  たた難解な数匏や理論を倚甚するこずなく実隓・実習などにより具䜓的に理解を 深めるように留意するこず。  内容  内 容   に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1移動䜓通信の抂芁 ア 通信の皮類 む 移動䜓通信 り 電波や光による情報の䌝送 ゚ 無線局の蚭備ず特城 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のむに぀いおは通信の倉遷や構成各皮通信サヌビスを扱う こず。 1 移動䜓通信の抂芁  ここでは通信の皮類移動䜓通信電波や光による情報の䌝送無線局の蚭備ず特 城に぀いお取り䞊げ移動䜓通信に関する知識ず技術を習埗させるこずをねらいずしお いる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 移動䜓通信の基本的な内容に぀いお理解するずずもに関連する技術を身に付ける
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98 第章 氎産課の 各科目 こず。 ② 移動䜓通信における課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 移動䜓通信に぀いお自ら孊び䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 通信の皮類  モヌルス通信から移動䜓通信に至る通信の歎史的な倉遷電信・電話・印刷電信・ ファクシミリ・デヌタ通信などの通信方匏䌝送する情報の皮類ず倉調電波の型匏 呚波数垯による分類単信及び埩信による分類などに぀いお理解させる。 む 移動䜓通信  移動䜓通信の抂芁ゟヌン構成倚元接続方匏や倉調方匏各皮サヌビスの抂芁な どに぀いお理解できるよう指導するずずもに将来期埅されるシステムに぀いおも扱 う。 り 電波や光による情報の䌝送  電磁波光及び音波による通信の抂芁に぀いお理解できるよう指導する。 ゚ 無線局の蚭備ず特城  業務による無線局の分類陞䞊・海䞊・航空・宇宙の通信網の抂芁無線通信の運 甚海䞊遭難安党システムGMDSSず海䞊無線通信の関連性などに぀いお理解で きるよう指導する。 〔指導項目〕 2無線通信機噚 ア 無線通信機噚の基瀎回路 む 送信機受信機 り マむクロ波通信装眮 ゚ 遭難及び安党通信蚭備 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 のアに぀いおは 発振回路や倉調・埩調回路の基瀎的な内容を 扱うこず。゚に぀いおは海䞊における遭難及び安党に関する䞖界的な制床を䞭心 に扱うこず。 2 無線通信機噚  ここでは無線通信機噚の基瀎回路における原理や機噚の構成に぀いお発振回路や 倉調・埩調などの基瀎的な内容から海䞊における遭難及び安党に関する䞖界的な制床 送信機受信機マむクロ波通信装眮遭難及び安党通信蚭備に぀いお取り䞊げ無線 通信機噚に関する基瀎的な知識ず技術を習埗させるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 無線通信機噚の基本的な内容を理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 無線通信機噚における課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 無線通信機噚に぀いお自ら孊び䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。
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99 12  移動䜓通信 工孊 ア 無線通信機噚の基瀎回路  増幅回路発振回路倉調回路埩調回路その他の倉調・埩調方匏及びパルス回 路を取り䞊げ無線通信機噚の基瀎回路に぀いお理解できるよう指導する。  増幅回路に぀いおは増幅床や利埗の基本的な蚈算方法に぀いお習埗できる孊習掻 動を取り入れ回路の皮類及び特性などに぀いお理解できるよう指導する。  発振回路に぀いおは発振の原理や回路の皮類及び特性などに぀いお理解できるよ う指導する。  倉調回路に぀いおは倉調の原理や回路の皮類及び特性に぀いお理解できるよう指 導する。  埩調回路に぀いおは埩調の原理や回路の皮類及び特性に぀いお理解できるよう指 導する。  その他の倉調・埩調方匏に぀いおはアナログ量ずデゞタル量パルスのサンプリ ング方法やこれらを甚いた倉調・埩調回路などに぀いお理解できるよう指導する。  パルス回路に぀いおはパルス波圢パルスの呚波数スペクトルCR 回路の充攟 電特性及びトランゞスタのスむッチング䜜甚などに぀いお理解できるよう指導する。 む 送信機受信機  AM 送信機・受信機SSB 送信機・受信機及びFM 送信機・受信機を取り䞊げ 送信機受信機に぀いお理解できるよう指導する。  AM 送信機に぀いおは調敎法に぀いお習埗できる孊習掻動を取り入れ電信及び DSB 送信機の構成や各ブロック回路の原理性胜などに぀いお理解できるよう指導 する。  AM 受信機に぀いおはストレヌト受信機及びシングルスヌパヘテロダむン受信機 の基瀎的なものや業務甚受信機の構成各ブロック回路の原理性胜などに぀いお理 解できるよう指導する。  SSB 送信機に぀いおは電波の発射の皮別による搬送波電力の違いやDSB 送信機 ずの回路構成の違い各ブロック回路の原理性胜などを理解できるよう指導する。  SSB 受信機に぀いおはSSB 受信機の構成SSB 受信機特有な回路であるクラリ ファむダやトヌン発振噚の原理性胜などに぀いお理解できるよう指導する。  FM 送信機・受信機に぀いおは囜際VHF150 Hz 垯送受信機ワむダレスマむ クロフォン及びFM ラゞオ攟送など実甚化されおいるシステムに぀いお扱い送信 機ず受信機の構成各ブロック回路の原理性胜などに぀いお理解できるよう指導す る。  印刷電信機噚に぀いおはFS 通信方匏の原理や構成及び狭垯域盎接印刷電信 NBDPの原理や構成を理解できるよう指導する。  ファクシミリに぀いおは送受信の原理走査ず協動係数ずの関係及び送受信郚の 原理や構成などに぀いお理解できるよう指導するずずもに船舶盞互間通信甚ファク シミリ送受信機や気象・海象衛星受画装眮に぀いおも扱う。
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100 第章 氎産課の 各科目 り マむクロ波通信装眮  倚重通信方匏に぀いおは倚重通信の抂芁呚波数分割倚重通信方匏・時分割倚重 通信方匏の原理や特城䞭継方匏の皮類などに぀いお理解できるよう指導する。  衛星通信に぀いおは衛星通信の抂芁むンマルサット衛星通信システムの原理 構成や特城などに぀いお理解できるよう指導する。 ゚ 遭難及び安党通信蚭備  デゞタル遞択呌出装眮DSCに぀いおは割圓呚波数ビット構成回線の特性 フォヌマットの構成などに぀いお扱い海䞊遭難安党システムGMDSSの構成 海䞊遭難安党システムGMDSSに関連した機噚であるナブテックスNAVTEX 受信機各皮の非垞甚䜍眮指瀺無線暙識EPIRB 捜玢救助甚レヌダヌトランスポ ンダSART デゞタル遞択呌出装眮DSCの原理構成や特城などに぀いお理 解できるよう指導する。 〔指導項目〕 3マむクロ波回路ずアンテナ ア マむクロ波回路 む マむクロ波回路の皮類ず特城 り アンテナの皮類ず特性 ゚ 絊電線の皮類ず特城 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 のア及びむに぀いおは分垃定数回路導波管を甚いた立䜓回 路や四端子回路網を扱うこず。 3 マむクロ波回路ずアンテナ  ここではマむクロ波回路の抂芁及びマむクロ波回路の皮類ず特城アンテナの皮類 ず特性絊電線の皮類ず特城などに぀いお取り䞊げマむクロ波回路ずアンテナに関す る基瀎的な知識ず技術を習埗させるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① マむクロ波回路ずアンテナの基本的な内容を理解するずずもに関連する技術を身 に付けるこず。 ② マむクロ波回路ずアンテナにおける課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこ ず。 ③ マむクロ波回路ずアンテナに぀いお自ら孊び䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア マむクロ波回路  パラメヌタ四端子定数 開攟むンピヌダンスず短絡むンピヌダンス圱像む ンピヌダンス圱像䌝達定数及びその他のパラメヌタなどに぀いお理解できるよう指 導する。
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101 12  移動䜓通信 工孊 む マむクロ波回路の皮類ず特城  分垃定数回路に぀いおは䌝送線路の電圧ず電流無限長線路有限長線路反射 係数ず透過係数及び定圚波比に぀いお理解できるよう指導する。   立䜓回路に぀いおは導波管空掞共振噚クラむストロンや進行波管などのマむ クロ波管立䜓回路玠子の原理や構造などに぀いお理解できるよう指導する。 り アンテナの皮類ず特性  電波の発生ず性質アンテナ理論の基瀎ずなる埮小電気ダむポヌルアンテナず半波 長ダむポヌルアンテナの原理構造や特城その他のアンテナの皮類構造特城や 甚途などを理解できるよう指導する。 ゚ 絊電線の皮類ず特城  絊電線及びむンピヌダンス敎合回路䞊びにアンテナ共甚回路の皮類構造特城 絊電方法甚途などを理解できるよう指導する。 〔指導項目〕 4電波の䌝わり方 ア 電波の䌝搬特性 む 䌝搬䞊の諞珟象 4電波の䌝わり方  ここでは電波の䌝わり方に぀いお送信アンテナから攟射された電波がどのよう に䌝わっお受信アンテナに到達するかずいう電波の䌝搬特性や䌝搬䞊の諞珟象及び電波 法什を遵守ずの関連に぀いお取り䞊げ実際の通信業務ず関連をもたせながら電波の䌝 わり方に関する基瀎的な知識ず技術を習埗させるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 電波の䌝わり方の基本的な内容を理解するずずもに関連する技術を身に付けるこ ず。 ② 電波の䌝搬䞊の諞珟象における課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 電波の䌝わり方に぀いお自ら孊び䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 電波の䌝搬特性  地䞊波䞊空波及び電離局波の性質や電離局の構造各皮電波の䌝わり方フェヌ ゞングなどに぀いお理解できるよう指導する。 む 䌝搬䞊の諞珟象  電波通路に関わる珟象であるゎヌストや゚コヌ倪陜・地球間じょう乱珟象及び電 波雑音などの発生原因や性質に぀いお理解できるよう指導する。 〔指導項目〕 5航海甚電子機噚 ア レヌダヌ
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102 第章 氎産課の 各科目 む 衛星航法機噚 り ゜ナヌ ゚ その他の電子機噚 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 5 に぀いおは各皮電子機噚の原理や性胜甚途を扱うこず。 5 航海甚電子機噚  ここでは航海甚電子機噚に぀いお航海や操業の安党のために必芁なレヌダヌ 衛星航法機噚゜ナヌ無線方䜍枬定機や無線暙識などに぀いお取り䞊げ航海甚電子 蚈噚に関する基瀎的な知識ず技術を習埗させるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 航海甚電子機噚の基本的な内容を理解するずずもに関連する技術を身に付けるこ ず。 ② 航海甚電子機噚における課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 航海甚電子機噚に぀いお自ら孊び䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア レヌダヌ  船舶甚レヌダヌの原理性胜構成甚途やマむクロ波管・マむクロ波半導䜓の構 造や特城などに぀いお理解できるよう指導するずずもに画面衚瀺モヌド停像ず誀 差及びアンテナ郚などの簡単な保守の方法に぀いお習埗できる孊習掻動を取り入れる。 たた航空管制甚レヌダヌ速床枬定甚レヌダヌ気象甚レヌダヌなどの抂芁に぀い おも扱う。 む 衛星航法機噚  衛星航法機噚に぀いおはGPS 衛星の構成や枬䜍原理及びGPS 受信機の構成 GLONASS 衛星の抂芁などに぀いお理解できるよう指導するずずもに統合的な航 海システムの構成に぀いおも扱う。 り ゜ナヌ  枬深の原理及び構成ず抂芁魚矀探知機に぀いお理解できるよう指導するずずもに ゜ナヌの皮類に぀いお扱う。 ゚ その他の電子機噚  方䜍枬定の原理や構成操䜜方法各皮無線暙識の原理GPS ブむ送受信装眮 ラゞオブむレヌダヌブむなどの抂芁などに぀いお理解できるよう指導する。 〔指導項目〕 6応甚電子蚈枬 ア 電子蚈枬機噚 む 送信機の枬定 り 受信機の枬定 ゚ マむクロ波ず光の枬定
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103 12  移動䜓通信 工孊 オ アンテナ及び電波の枬定 内容の範囲や皋床 6 応甚電子蚈枬  ここでは電子蚈枬の応甚に぀いお電子蚈枬機噚を甚いた高呚波や光などの枬定法 に぀いお取り䞊げ船舶など移動䜓における通信機噚の保守・点怜の電子蚈枬に関する 基瀎的な知識ず技術を習埗させるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 応甚電子蚈枬の基本的な内容を理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 応甚電子蚈枬における課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 応甚電子蚈枬に぀いお自ら孊び䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 電子蚈枬機噚  無線通信機噚の枬定に䜿甚する各皮蚈枬機噚のうち暙準信号発生噚スペクトラ ムアナラむザひずみ率蚈電子電圧蚈呚波数蚈各皮のマむクロ波・光関係枬定 噚及びデゞタル蚈噚などの原理や構造取扱いに぀いお理解できるよう指導する。 む 送信機の枬定  AM 送信機の呚波数出力倉調床・倉調の盎線性呚波数特性ひずみ率及び信 号察雑音比などの枬定法に぀いお習埗できるよう指導する。 り 受信機の枬定  AM 受信機の感床圱像比遞択床忠実床AGC 特性などの枬定法に぀いお習 埗できるよう指導する。 ゚ マむクロ波ず光の枬定  マむクロ波の枬定に぀いおは呚波数電力定圚波比及びむンピヌダンスなどの枬 定法に぀いお習埗できるよう指導する。  光の枬定に぀いおはレヌザヌダむオヌドLD 発光ダむオヌドLEDの発光 特性発光パタヌン特性FEP 枛衰特性及び光ファむバの䌝送損倱特性などに぀ いお習埗できるよう指導する。 オ アンテナ及び電波の枬定  アンテナの各皮定数ず指向特性絊電線の特性枬定及び電界匷床の枬定法などに぀ いお習埗できるよう指導する。
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104 第章 氎産課の 各科目  この科目は氎産や海掋の各分野における有線通信及び通信業務に぀いお䜓系的・系 統的な理解ず関連する技術を扱う䞭で海掋通信技術に必芁な資質・胜力を育成するもの である。  今回の改蚂においおは通信䜓系党般の情報セキュリティに぀いお内容の充実を図った。 第 目暙  目 暙   氎産の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お有線通信ず情報通信技術の運甚に必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこず を目指す。 1有線通信ず情報通信技術に぀いお䜓系的・系統的に理解するずずもに関連す る技術を身に付けるようにする。 2有線通信ず情報通信技術に関する課題を発芋し通信の運甚に埓事する者ずし お合理的か぀創造的に解決する力を逊う。 3有線通信ず情報通信技術の通信業務ぞの掻甚を目指しお自ら孊び氎産業や海 掋関連産業の振興や瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  近幎の通信䜓系は基地局盞互間や非移動通信先などには有線通信を行い基地局ず移 動局間には無線通信を䜿甚する移動䜓通信網に発展しおおり通信蚭備の敎備・保守・運 甚など有線通信技術者ずしお必芁なデヌタ䌝送方匏及び接続工事に関する知識ず技術や 無線埓事者ずしお必芁な無線電信・電話に関する知識ず技術が求められおいる。  したがっおこの科目では氎産の芋方・考え方を働かせた実践的・䜓隓的な孊習掻動を 通しお通信に関する条玄や法埋などの知識を理解させ情報セキュリティに察応した 通信業務に必芁な資質・胜力を育成するこずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは海掋における通信においお有線通信ず無線通信の果たしおい る圹割や及がしおいる圱響情報技術の発展による人間ぞの圱響に着目し関連産業ず関 連付けられた通信技術及び氎産や海掋における様々な堎面で掻甚できる技術を身に付ける こずを瀺しおいる。  目暙の 2 に぀いおは通信技術が瀟䌚に及がす圱響に責任をもち通信に関する法芏 に぀いお理解するずずもに情報セキュリティの重芁性個人の責任など氎産業や海掋関 連産業における通信技術に関する課題を発芋し通信の運甚に埓事する者ずしお合理的か ぀創造的に課題を解決する力を逊うこずを瀺しおいる。  目暙の 3 に぀いおは氎産業や海掋関連産業における通信技術に関わる者ずしお有 線通信ず情報通信技術の通信業務ぞの掻甚を目指しお自ら孊び産業を担う職業人ずしお 産業振興や瀟䌚貢献に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこずを瀺しおいる。 第13 節 海掋通信技術
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105 13  海掋通信 技術 第 内容ずその取扱い  内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 有線通信機 噚 2 通信関係法芏 3 通信英語 4 通信亀通地理 5 通信の実技の五぀の指導項 目で4 10 単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容を 取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 実隓・実習などの䜓隓的な孊習掻動を通しお船内における有線通信技術ず通信 業務に぀いお具䜓的に理解できるよう指導するこず。  内容を取り扱う際には実際に通信機噚を掻甚した実習を行いながら情報機噚や情 報通信ネットワヌクに関する知識ず技術を習埗させるこずをねらいずしおおり実習を 䞭心に扱うこず。 む  〔指導項目〕の 2 のアから゚たで 3 のア及びむに぀いおは生埒の実態や孊 科の特色に応じおそれぞれいずれかを遞択しお扱うこずができるこず。 4 のア 及びむ 5 のア及びむに぀いおは生埒の実態や孊科の特色に応じお遞択しお 扱うこずができるこず。   〔指導項目〕の 2 のアから゚たでを取り扱う際には生埒の実態や孊科の特色に応じ お䞀぀以䞊を扱うこず。   〔指導項目〕の 3 のア及びむを取り扱う際には生埒の実態や孊科の特色に応じお 䞀぀以䞊を扱うこず。   〔指導項目〕の 4 のア及びむ 5 のア及びむを取り扱う際には生埒の実態や孊科 の特色に応じお遞択しお扱うこずができる。  内容  内 容   に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1有線通信機噚 ア 有線によるデヌタ通信の基瀎 む 端末蚭備の技術 り ネットワヌクの技術 ゚ 情報セキュリティの技術 オ 接続工事の技術 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 に぀いおは端末蚭備やネットワヌクの䌝送技術皮類構造
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106 第章 氎産課の 各科目 などの基瀎的な内容を䞭心に扱うこず。゚に぀いおは海䞊における円滑な通信業 務ず関連付けた情報セキュリティを扱うこず。オに぀いおは各皮ケヌブルの補䜜 や保守方法を扱うこず。 1 有線通信機噚  ここでは船舶における有線通信機噚に぀いお有線によるデヌタ通信の基瀎端末 蚭備の技術ネットワヌクの技術情報セキュリティの技術接続工事の技術に぀いお 取り䞊げ有線通信機噚ずデヌタ通信に関する基瀎的な知識ず技術を習埗させるこずを ねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 有線通信機噚の基本的な内容を理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 有線通信機噚における課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 有線通信機噚に぀いお自ら孊び䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 有線によるデヌタ通信の基瀎  デヌタ通信の抂芁アナログ䌝送ずデゞタル䌝送の違い笊号圢匏パケット亀換 方匏光通信の抂芁などに぀いお理解できるよう指導する。 む 端末蚭備の技術  デヌタ通信システムのハヌドりェアを構成する本䜓系装眮端末機噚電話機の原 理構造や甚途などに぀いお扱う。 り ネットワヌクの技術  デヌタ回線に端末を接続し通信を行う際に必芁ずなる接続制埡の手順誀り制埡 技術などの䌝送技術に぀いお扱う。 ゚ 情報セキュリティの技術  情報システムや倚様なデヌタを適切か぀効果的に掻甚するための情報セキュリティ 技術ずその必芁性及び機密性を確保するための暗号化技術や完党性を確保するための 情報セキュリティ管理に぀いお理解できるよう指導する。 オ 接続工事の技術  端末蚭備の配線工事保安工事工事詊隓方法などに぀いお理解できるよう指導す るずずもに各皮ケヌブルの補䜜や保守方法などに぀いお扱う。 〔指導項目〕 2通信関係法芏 ア 電波法及び関係法芏 む 囜際通信関係法芏 り 有線通信関係法芏 ゚ 海事関係法芏 2 通信関係法芏  ここでは囜内及び囜際的な通信関係法芏に぀いお取り䞊げ無線埓事者及び有線通
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107 13  海掋通信 技術 信技術者ずしお必芁な通信関係法芏に関する基瀎的な知識を習埗させるこずをねらいず しおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 通信関係法芏の基本的な内容を理解するこず。 ② 通信関係法芏における課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 通信関係法芏に぀いお自ら孊び䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 電波法及び関係法芏  囜内通信法芏ずしお電波法などの構成ず業務の皮類無線局に関する法芏ずしお 無線局の免蚱蚭備及び無線埓事者に関する内容怜査・監督や眰則に関する内容 運甚に関する法芏ずしお呌出・応答及び通信方法通信の秘密保護特定呚波数の 䜿甚制限閉局時間入出圏通知通信順䜍遭難通信緊急通信安党通信非垞 通信方䜍枬定のための電波の発射方法笊号その他の略語の䜿甚法などに぀いお 理解できるよう指導する。 む 囜際通信関係法芏  囜際連合憲章・囜際電気通信条玄及び附属芏則の抂芁囜際電気通信連合の目的 組織䞊びに海䞊遭難安党システムGMDSSに関する通信無線局の具備すべき蚭備 や業務曞類などに぀いお扱う。 り 有線通信関係法芏  有線電気通信法・電気通信事業法においお定矩技術基準蚭眮基準蚭備の維 持及び有線通信技術者の矩務などに぀いお理解できるよう指導する。 ゚ 海事関係法芏  船舶職員法船舶安党法及び関係法什海䞊における人呜の安党のための囜際条玄 SOLAS 条玄 1978 幎の船員の蚓緎及び資栌蚌明䞊びに圓盎の基準に関する囜際条 玄STCW 条玄 海䞊における捜玢及び救助に関する囜際条玄SAR 条玄 囜際 海事機関IMOなどの目的や抂芁に぀いお扱う。 〔指導項目〕 3通信英語 ア 無線通信に䜿甚される英語 む 重芁通信の通信文䟋 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 3 のむに぀いおは遭難通信緊急通信安党通信などの通信文 䟋を扱うこず。 3 通信英語  ここでは無線通信に䜿甚される英語重芁通信の通信文䟋に぀いお取り䞊げ無線 埓事者及び有線通信技術者ずしお必芁な通信英語に関する基瀎的な知識ず技術を習埗さ せるこずをねらいずしおいる。
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108 第章 氎産課の 各科目  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 通信英語の基本的な内容を理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 通信英語における課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 通信英語に぀いお自ら孊び䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 無線通信に䜿甚される英語  船舶の航行情報や気象情報の䌝達などで䜿甚される英文の英文和蚳和文英蚳及び 無線電話における基本的な通信方法に぀いお理解を深めるよう指導する。 む 重芁通信の通信文䟋  囜際電気通信条玄附属芏則の運甚方法に埓った遭難通信緊急通信安党通信の文 䟋に぀いお理解を深めるよう指導する。 〔指導項目〕 4通信亀通地理 ア 日本の通信亀通地理 む 䞖界の通信亀通地理 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 4 のアに぀いおは海䞊甚の無線航行陞䞊局や䞻な持枯の配眮を 扱うこず。むに぀いおは海岞地球局の配眮や日本の持船の䞻芁寄枯地を扱うこず。 4 通信亀通地理  ここでは無線局の配眮や持枯などの所圚地や囜内及び海倖の䞻芁な航路海岞局 海岞地球局無線暙識局持業基地及び寄枯地などの通信地理に぀いお取り䞊げ無線 埓事者ずしお必芁な通信亀通地理に関する基瀎的な知識を習埗させるこずをねらいずし おいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 通信亀通地理の基本的な内容を理解するこず。 ② 通信亀通地理における課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 通信亀通地理に぀いお自ら孊び䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 日本の通信亀通地理  電気通信業務甚海岞局海䞊保安甚海岞局無線暙識局気象や時報等を扱う特別 業務の局などの配眮や圹割及び開枯や持枯の抂芁に぀いお扱う。 む 䞖界の通信亀通地理  海倖基地に関連した海岞局や海岞地球局の配眮日本ずの亀易に関連した枯や持船 の䞻芁寄枯地などに぀いお扱う。 〔指導項目〕 5通信の実技
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109 13  海掋通信 技術 ア 送受信の実技 む 通信運甚 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 5 のアに぀いおはモヌルス笊号による和文・欧文の受信ず送信 を扱うこず。 5 通信の実技  ここでは無線電信・無線電話による送受信の実技デヌタ通信や印刷電信通信運 甚の方法などに぀いお取り䞊げ無線埓事者ずしお必芁な通信の実技に関する基瀎的な 知識ず技術を習埗させるこずをねらいずしおいる。    このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 通信の実技の基本的な内容を理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 通信の実技における課題を発芋し合理的か぀創造的に解決するこず。 ③ 通信の実技に぀いお自ら孊び䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 送受信の実技  無線電信の実技に぀いおは電波法の無線局運甚芏則に定めるモヌルス笊号による 和文欧文暗語及び欧文普通語の音響受信ず手送り送信に぀いお習埗できるよう指導 する。無線電話の実技に぀いおは電波法の無線局運甚芏則に定める通話衚による和 文欧文の受話ず送話に぀いお習埗できるよう指導する。 む 通信運甚  実習甚通信装眮を掻甚しお海䞊移動業務で行う通信の挔習を行い通信関係法芏 ずの関連性を理解できるよう指導するずずもに通信の実技の向䞊を図る。たた略 語を䜿甚した呌出・応答通報の䌝送遭難通信緊急通信安党通信非垞通信及 び入出圏通知の方法などに぀いお扱う。