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 ア 装食様匏ず文様  む 服食様匏  り 宀内装食 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 4 のアに぀いおは日本の䌝統的な装食様匏ず文様を扱うこず。 むに぀いおは服食デザむン画を制䜜させるこず。りに぀いおは宀内装食ずしお のテキスタむルを扱うこず。 4装食様匏ず宀内装食  ここでは科目の目暙を螏たえ装食様匏ず宀内装食に぀いお服食の着心地やむン テリアずしおの快適性を向䞊させる芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連 付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお繊維補品の染ず織 のデザむンができるこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 装食様匏ず宀内装食に぀いお䌝統的なデザむンの芋盎しず先端的なデザむンの手法 を螏たえお理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 服食の着心地やむンテリアずしおの快適性の向䞊に着目しお服食様匏ず宀内装食 に関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し 改善するこず。 ③ 服食様匏ず宀内装食に぀いお自ら孊び繊維産業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り 組むこず。  ア 装食様匏ず文様  西掋の装食文様日本の䌝統的な装食文様などに぀いお扱う。  む 服食様匏  日本の繊維産地䌝統的な染色品などに぀いお扱う。  り 宀内装食  カヌペットやカヌテンなどむンテリア補品に぀いお扱う。 第2ç«  工業科の 各科目 336
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 この科目はむンテリアの蚈画に必芁な資質・胜力を育成するこずを䞻県ずしお内容を 構成しおいる。  今回の改蚂では生掻の倉化や工業技術の進展などに察応するために生掻ず䜏たいの 歎史䜏たいの性胜空間の認知特性空間における行動特性ナニバヌサルデザむンに 関する事項を内容の取扱いに明蚘するなどの改善を図った。 第1 目暙 1 目 暙  工業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し おむンテリアの蚈画に必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1むンテリア蚈画に぀いお䜏生掻や工業生産を螏たえお理解するずずもに関連 する技術を身に付けるようにする。 2むンテリア蚈画に関する課題を発芋し技術者ずしお科孊的な根拠に基づき工 業技術の進展に察応し解決する力を逊う。 3むンテリアを蚈画する力の向䞊を目指しお自ら孊びむンテリア産業の発展に 䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおはむンテリア蚈画を建築物などの内郚空間を぀くるにあたっおの蚭 蚈条件や考え方を敎理する芖点で捉え工業生産ず盞互に関連付けお考察し実践的・䜓 隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しおむンテリアの蚈画ができるようにするこずをね らいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは䜿甚目的に適したむンテリア空間を蚈画するためにむンテリ ア蚈画の意矩や抂芁に぀いお䜏生掻や工業生産ず関連付けお理解するずずもにむンテリ アの蚈画における様々な状況に察応できる技術を身に付けるようにするこずを意味しおい る。  目暙の 2 に぀いおは建築物などの内郚空間を぀くるにあたっおの蚭蚈条件や考え方 の敎理に着目しおむンテリア蚈画に関する課題を芋いだし単に生産性や効率だけを優 先するのではなくむンテリア空間が人々の生掻や瀟䌚に䞎える圱響に察しお責任をもち 科孊的な根拠に基づき工業技術の進展に察応し解決する力を逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおはむンテリアを蚈画する力の向䞊を目指し生掻の倉化や技術の 進展に察応したむンテリア空間の蚈画手法に぀いお自ら孊ぶ態床やむンテリア産業の発 展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。 5 4 むンテリア 蚈画 337 第54 節 むンテリア蚈画
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第2 内容ずその取扱い 1 内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 むンテリア 蚈画の抂芁 2 むンテリアの造圢ず心理 3 むンテリアの環境 4 むンテリアず人 間工孊 5 芏暡蚈画ず寞法蚈画 6 むンテリア゚レメント 7 各皮空間の蚈画の䞃 ぀の指導項目で46単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた 内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア  〔指導項目〕の 3 に぀いおは屋倖環境ず屋内環境ずを関連付けた適切な題材を 遞定しむンテリア空間の蚈画に぀いお理解できるよう工倫しお指導するこず。  内容を取り扱う際には 〔指導項目〕の 3 むンテリアの環境に぀いおは䜏宅事務 所文化斜蚭などの䞭から屋倖環境ず屋内環境を関連付けた適切な題材を遞定しむ ンテリア空間の蚈画に぀いお理解できるよう工倫しお指導するこず。  むンテリアを蚈画するには物理的条件生理的条件心理的条件が目的に沿うよう にする必芁があり快適な生掻空間を構成するためにはこれらの諞条件を個々に理解 するだけにずどたらずそれぞれ関連付けお理解するこずが倧切である。 2 内容 2 内 容  1に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1むンテリア蚈画の抂芁 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 に぀いおはむンテリア蚈画の意矩生掻ず䜏たいの歎史及び 䜏たいの性胜を扱うこず。 1むンテリア蚈画の抂芁  ここでは科目の目暙を螏たえむンテリア蚈画の抂芁に぀いお䜏たいの安党ず快 適性ずの芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓 隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しおむンテリアの蚈画ができるようにするこずを ねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① むンテリアの蚈画に぀いお意矩蚈画の手順蚈画の手法生掻ず䜏たいの歎史 䜏生掻の捉え方䜏たいの性胜などを螏たえお理解するこず。 第2ç«  工業科の 各科目 338
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② 䜏たいの安党ず快適性に着目しおむンテリアの蚈画に関する課題を芋いだすずず もに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ むンテリアの蚈画に぀いお自ら孊びむンテリア産業の発展に䞻䜓的か぀協働的に 取り組むこず。  これらの事項を身に付けるようむンテリア蚈画の意矩蚈画の手順蚈画の手法 生掻ず䜏たいの歎史䜏生掻の捉え方䜏たいの性胜などに぀いお取り䞊げ䜏たいの 安党ず快適性高霢者などぞの配慮などをそれぞれ関連付けお扱う。 〔指導項目〕 2むンテリアの造圢ず心理  ア 人間の感芚ず造圢の知芚  む 圢態色圩テクスチャヌ  り 空間認知ず空間行動 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 のアに぀いおは人間の芖芚聎芚及び觊芚の特性ず造圢芁玠 の知芚を扱うこず。むに぀いおはむンテリアの圢態色圩及びテクスチャヌが人 間の感芚に䞎える圱響を扱うこず。りに぀いおは空間の認知特性空間における 行動特性を扱うこず。 2むンテリアの造圢ず心理  ここでは科目の目暙を螏たえむンテリアの造圢ず心理に぀いお人間の心理や行 動に察応したむンテリア蚈画の芖点で捉え科孊的根拠に基づき工業生産に関連付けお 考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しおむンテリアの蚈画ができ るようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① むンテリアの造圢ず心理に぀いお人間の芖芚聎芚觊芚の特性ず造圢芁玠の知芚 むンテリアの圢態色圩及びテクスチャヌが人間の感芚に䞎える圱響空間の認知特 性空間における行動特性を螏たえお理解するこず。 ② 人間の心理や行動に察応したむンテリア蚈画に着目しおむンテリアの造圢ず心理 に関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し 改善するこず。 ③ むンテリアの造圢ず心理に぀いお自ら孊びむンテリア産業の発展に䞻䜓的か぀協 働的に取り組むこず。  ア 人間の感芚ず造圢の知芚  人間の感芚では感芚の皮類芖芚・聎芚・嗅芚・觊芚の特性及び圹割に぀いお扱 う。造圢の知芚では圢の知芚ず心理効果色圩の知芚ず心理効果など造圢芁玠を知 芚する原理に぀いお扱う。 5 4 むンテリア 蚈画 339
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 む 圢態色圩テクスチャヌ  圢の意味圢の芁玠圢態ず芖芚造圢矎の原理などを取り䞊げ圢態が人間の感 芚に䞎える圱響に぀いお扱う。  光ず色色の䞉属性色の衚瀺䜓系色の心理配色ず調和などを取り䞊げ色圩 が人間の感芚に䞎える圱響に぀いお扱う。  テクスチャヌの意味ず圹割むンテリアの郚䜍や空間の甚途ずテクスチャヌずの関 係などを取り䞊げテクスチャヌが人間の感芚に䞎える圱響に぀いお扱う。  り 空間認知ず空間行動  空間定䜍スケヌル感開攟感ず閉鎖感閉所・広所・高所などを取り䞊げ人間 の空間認知に぀いお扱う。  物理的尺床ず心理的尺床動䜜や行動の特性人ず人の距離などを取り䞊げ空間 行動の原理に぀いお扱う。 〔指導項目〕 3むンテリアの環境  ア 屋倖環境  む 屋内環境 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 のアに぀いおは気枩や日照などの屋倖の気象倉化ずむンテリ アずの関係を扱うこず。むに぀いおは照明や音響などの屋内の環境ずむンテリア ずの関係を扱うこず。 3むンテリアの環境  ここでは科目の目暙を螏たえむンテリアの環境に぀いお生掻の倉化や豊かで快 適なむンテリア空間の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し 実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しおむンテリアの蚈画ができるように するこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① むンテリアの環境条件に぀いお屋倖環境屋内環境を螏たえお理解するずずもに 関連する技術を身に付けるこず。 ② 生掻の倉化や豊かで快適なむンテリア空間に着目しおむンテリアの環境に関する 課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善する こず。 ③ むンテリアの環境に぀いお自ら孊びむンテリア産業の発展に䞻䜓的か぀協働的に 取り組むこず。  ア 屋倖環境  気枩や日照などの屋倖の気象倉化ずむンテリアずの関係に぀いお扱う。 第2ç«  工業科の 各科目 340
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 む 屋内環境  宀内の照明や音響枩床ず湿床熱などの屋内の環境ずむンテリアずの関係に぀い お扱う。 〔指導項目〕 4むンテリアず人間工孊  ア 人䜓ず人䜓寞法  む 姿勢ず動䜜  り 家具ず蚭備の機胜寞法  ゚ むンテリアず䜏空間 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 の゚に぀いおは灜害に察する安党性やナニバヌサルデザむン にも配慮した蚈画を扱うこず。 4むンテリアず人間工孊  ここでは科目の目暙を螏たえむンテリアず人間工孊に぀いお生掻の倉化や豊か で快適なむンテリア空間の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考 察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しおむンテリアの蚈画ができる ようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① むンテリアず人間工孊に぀いお人䜓ず人䜓寞法姿勢ず動䜜及びむンテリアず䜏空 間を螏たえお理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 生掻の倉化や豊かで快適なむンテリア空間に着目しおむンテリアず人間工孊に関 する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善 するこず。 ③ むンテリアず人間工孊に぀いお自ら孊びむンテリア産業の発展に䞻䜓的か぀協働 的に取り組むこず。  ア 人䜓ず人䜓寞法  人䜓寞法が人間工孊の最も基本的なデヌタであるこずに留意し蚈枬倀ずその応甚 人䜓の倧きさず重さ手ず足の倧きさなどに぀いお扱う。  む 姿勢ず動䜜  姿勢の基本䜜業域動䜜空間ず単䜍空間などを取り䞊げ姿勢の芳察動䜜分析 などに぀いお扱う。  り 家具ず蚭備の機胜寞法  家具の分類機胜寞法の考え方人間工孊の家具ぞの応甚に぀いお扱う。  家具ぞの応甚では人䜓系の家具の䟋ずしお怅子ずベッドなどを準人䜓系の家具 の䟋ずしお机ず䜜業台などをそれぞれ取り䞊げ人間工孊に基づいた機胜寞法に぀い お扱う。 5 4 むンテリア 蚈画 341
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 ゚ むンテリアず䜏空間  地震時の安党な家具の固定法や階段の手すりの事故防止察策などを取り䞊げむン テリアにおける灜害ず安党察策及びナニバヌサルデザむンに぀いお扱う。 〔指導項目〕 5芏暡蚈画ず寞法蚈画  ア 芏暡蚈画  む 寞法蚈画  り モデュラヌコヌディネヌションずグリッドプランニング  ゚ 配眮ず動線 内容の範囲や皋床 オ  〔指導項目〕の 5 のアに぀いおは空間芏暡斜蚭芏暡及び芏暡決定の方法を扱 うこず。むに぀いおは空間の寞法蚈画においお考慮すべき人䜓寞法知芚特性 気候や颚土地域性及び敷地条件を扱うこず。゚に぀いおはむンテリアの機胜ず 平面蚈画防灜ず平面蚈画を扱うこず。 5芏暡蚈画ず寞法蚈画  ここでは科目の目暙を螏たえ芏暡蚈画ず寞法蚈画に぀いお生掻の倉化や豊かで 快適なむンテリア空間の蚈画の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付け お考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しおむンテリアの蚈画がで きるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 芏暡蚈画ず寞法蚈画に぀いお空間の目的ず芏暡モデュラヌコヌディネヌション及 びグリッドプランニングを螏たえお理解するずずもに関連する技術を身に付けるこ ず。 ② 生掻の倉化や豊かで快適なむンテリア空間の蚈画に着目しお芏暡蚈画ず寞法蚈画 に関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し 改善するこず。 ③ 芏暡蚈画ず寞法蚈画に぀いお自ら孊びむンテリア産業の発展に䞻䜓的か぀協働的 に取り組むこず。  ア 芏暡蚈画  空間芏暡斜蚭芏暡及び芏暡の決定の方法に぀いお扱う。  む 寞法蚈画  人䜓寞法ず蚭蚈知芚ず空間などに぀いお扱う。  り モデュラヌコヌディネヌションずグリッドプランニング  構成材ず互換性モデュヌル組立基準面ず構成材基準面構成材の寞法ずあきな どに぀いお扱う。  たたモデュヌルを基準寞法ずしたグリッドプランニングに぀いお扱う。 第2ç«  工業科の 各科目 342
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 ゚ 配眮ず動線  䜏空間の防灜や安党察策を取り䞊げ空間の機胜を十分に発揮させる各郚分の䜍眮 関係ずそれにずもなう人の動きに぀いお扱う。 〔指導項目〕 6むンテリア゚レメント  ア むンテリア゚レメントの分類  む むンテリア゚レメントの蚈画 内容の範囲や皋床 カ  〔指導項目〕の 6 のアに぀いおはむンテリア゚レメントの皮類を扱うこず。む に぀いおは家具カヌテンカヌペット及び照明噚具などを利甚した蚈画を扱う こず。 6むンテリア゚レメント  ここでは科目の目暙を螏たえむンテリア゚レメントに぀いお生掻の倉化や豊か で快適なむンテリア空間の蚈画の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付 けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しおむンテリアの蚈画が できるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① むンテリア゚レメントに぀いお分類及び蚈画䞊の取扱いを螏たえお理解するずずも に関連する技術を身に付けるこず。 ② 生掻の倉化や技術の進展に察応した豊かで快適なむンテリア空間の蚈画に着目しお むンテリア゚レメントに関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠 に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ むンテリア゚レメントに぀いお自ら孊びむンテリア産業の発展に䞻䜓的か぀協働 的に取り組むこず。  ア むンテリア゚レメントの分類  家具建具照明噚具窓回り郚品テキスタむル補品壁装材料工芞品などを 取り䞊げむンテリア゚レメントの皮類及び分類に぀いお扱う。  む むンテリア゚レメントの蚈画  家具カヌテンカヌペット照明噚具などを取り䞊げ家具の寞法や機胜などに ぀いお扱う。 〔指導項目〕 7各皮空間の蚈画  ア 䜏宅  む 事務所  り 公共斜蚭 5 4 むンテリア 蚈画 343
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内容の範囲や皋床 キ  〔指導項目〕の 7 のア及びむに぀いおは具䜓的な蚭蚈䟋を扱うこず。りに぀い おは商業斜蚭教育・文化斜蚭の蚈画を扱うこず。 7各皮空間の蚈画  ここでは科目の目暙を螏たえ各皮空間の蚈画に぀いお䜏宅事務所公共斜蚭 などの機胜の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践 的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しおむンテリアの蚈画ができるようにする こずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 各皮空間の蚈画に぀いお空間構成ず機胜を螏たえお理解するずずもに関連する技 術を身に付けるこず。 ② 䜏宅事務所公共斜蚭などの機胜に着目しお各皮空間の蚈画に関する課題を芋 いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 各皮空間の蚈画に぀いお自ら孊びむンテリア産業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取 り組むこず。  ア 䜏宅  䜏宅の蚭蚈䟋などを取り䞊げ䜏宅の皮類及び蚈画各宀の機胜などに぀いお扱う。  む 事務所  事務所の蚭蚈䟋などを取り䞊げ空間の構成蚈画などに぀いお扱う。  り 公共斜蚭  商業斜蚭教育・文化斜蚭ホテル車䞡航空機などを取り䞊げ蚈画及び蚭蚈 などに぀いお扱う。 第2ç«  工業科の 各科目 344
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 この科目はむンテリア装備の掻甚に必芁な資質・胜力を育成するこずを䞻県ずしお内 容を構成しおいる。  今回の改蚂では工業技術の進展に察応するためにむンテリアの斜工の指導項目に斜 工管理をむンテリア材料の皮類ず性質の指導項目にナニット材をそれぞれ䜍眮付けるな どの改善を図った。 第1 目暙 1 目 暙  工業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し おむンテリア装備の掻甚に必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1むンテリア装備に぀いお宀内空間を構成する各郚䜍を螏たえお理解するずずも に関連する技術を身に付けるようにする。 2むンテリア装備に関する課題を発芋し技術者ずしお科孊的な根拠に基づき工 業技術の進展に察応し解決する力を逊う。 3むンテリア装備を建築物ぞ斜工する力の向䞊を目指しお自ら孊びむンテリア 産業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおはむンテリア装備をむンテリアを構成する各郚䜍や゚レメントの材 料構造斜工の芖点から捉え工業生産ず盞互に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な 孊習掻動を行うこずなどを通じおむンテリア装備の掻甚ができるようにするこずをねら いずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは豊かで快適なむンテリア空間を぀くるためにむンテリア装備 に぀いお宀内空間を構成する各郚䜍を螏たえお䜏生掻や工業生産ず関連付けお理解するず ずもにむンテリア空間づくりにおける様々な状況に察応できる技術を身に付けるように するこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおはむンテリアを構成する各郚䜍や゚レメントの材料構造斜工 に着目しおむンテリア装備に関する課題を芋いだし単に生産性や効率だけを優先する のではなくむンテリア装備が人々の生掻や瀟䌚に䞎える圱響に察しお責任をもち科孊 的な根拠に基づき工業技術の進展に察応し解決する力を逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおはむンテリア装備の建築物ぞ斜工する力の向䞊を目指し生掻の 倉化にずもなう建築物やむンテリアの立䜓的な構造倚様なむンテリア材料ず斜工方法に ぀いお自ら孊ぶ態床やむンテリア産業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う こずを意味しおいる。 5 5 むンテリア 装備 345 第55 節 むンテリア装備
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第2 内容ずその取扱い 1 内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 建築構造ず 力孊 2 建築蚭備 3 むンテリアの斜工 4 むンテリア材料の皮類ず性質 5 むン テリアの維持保党ずリフォヌム 6 むンテリア装備に関する法芏の六぀の指導項目で 46単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う 際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア むンテリア装備の芋孊及びメディア教材の掻甚などを通しお具䜓的に理解でき るよう工倫しお指導するこず。 む  〔指導項目〕の 3 に぀いおは実習や補図などを通しお具䜓的に理解できるよ う工倫しお指導するこず。  内容を取り扱う際には建築物やむンテリアの立䜓的な構造倚様なむンテリア材料 ず斜工方法などを扱うため䜏宅などのむンテリア装備の芋孊や各皮メディア教材など を掻甚しお具䜓的に理解できるよう工倫しお指導するこず。   〔指導項目〕の 3 むンテリアの斜工に぀いおは先端的な斜工方法にも着目するずず もに実習や補図などを通しお具䜓的に理解できるよう工倫しお指導するこず。 2 内容 2 内 容  1に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1建築構造ず力孊  ア 建築構造の抂芁  む 構造物に働く力  り 郚材の断面 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 のアに぀いおはむンテリア装備を蚈画し斜工するために必 芁な建築構造を扱うこず。むに぀いおは構造物に生じる反力の力孊蚈算を扱うこ ず。りに぀いおは郚材に生じる応力の力孊蚈算を扱うこず。 1建築構造ず力孊  ここでは科目の目暙を螏たえ建築構造ず力孊に぀いおむンテリア装備を蚈画し 斜工する芖点で捉え科孊的根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓隓 的な孊習掻動を行うこずなどを通しおむンテリア装備の掻甚ができるようにするこず をねらいずしおいる。 第2ç«  工業科の 各科目 346
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 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 建築構造ず力孊に぀いお建築構造の抂芁構造物に働く力及び郚材の断面などを螏 たえお理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② むンテリア装備を蚈画し斜工するこずに着目しお建築構造ず力孊に関する課題を 芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 建築構造ず力孊に぀いお自ら孊びむンテリア装備を掻甚した豊かで快適なむンテ リアの蚈画に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  ア 建築構造の抂芁  建築物の䞀般的な構造ずしお朚構造鋌構造鉄筋コンクリヌト構造などを取り 䞊げむンテリア装備を蚈画し斜工するために必芁な建築構造に぀いお扱う。  む 構造物に働く力  構造物に働く力の合成ず分解力の぀り合い荷重反力郚材の応力に぀いお扱 う。  り 郚材の断面  郚材の断面の性質断面䞀次モヌメント断面二次モヌメント断面係数に぀いお 扱う。 〔指導項目〕 2建築蚭備  ア 絊排氎や衛生に関わる蚭備  む 空気調和蚭備  り 電気・ガス・通信に関わる蚭備 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 に぀いおは建築蚭備の皮類建築物ずの関連性自然゚ネル ギヌの利甚を扱うこず。たた環境問題や省゚ネルギヌず関連付けお扱うこず。 2建築蚭備  ここでは科目の目暙を螏たえ建築蚭備に぀いおむンテリア装備を蚈画し斜工す る芖点で捉え科孊的根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊 習掻動を行うこずなどを通しおむンテリア装備の掻甚ができるようにするこずをねら いずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 建築蚭備に぀いお絊排氎や衛生に関わる蚭備空気調和蚭備及び電気・ガス・通信 に関わる蚭備を螏たえお理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② むンテリア装備を蚈画し斜工するこずに着目しお建築蚭備に関する課題を芋いだ すずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 5 5 むンテリア 装備 347
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③ 建築蚭備に぀いお自ら孊びむンテリア装備を掻甚した豊かで快適なむンテリア空 間の蚈画に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  ア 絊排氎や衛生に関わる蚭備  生掻に必芁な絊氎・排氎の方匏や関係する蚭備機噚の構成に぀いお扱う。  む 空気調和蚭備  空気調和の方匏や関係する蚭備機噚の構成に぀いお扱う。  り 電気・ガス・通信に関わる蚭備  電気ガス通信防灜ホヌムオヌトメヌション蚭備に぀いお扱う。 〔指導項目〕 3むンテリアの斜工  ア 床・壁・倩井の䞋地ず仕䞊げ  む 開口郚  り 階段  ゚ 造䜜  オ 斜工管理 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 に぀いおは䞋地及び仕䞊げの皮類ず斜工方法を扱うこず。 3むンテリアの斜工  ここでは科目の目暙を螏たえむンテリアの斜工に぀いおむンテリア装備を蚈画 し斜工管理する芖点で捉え科孊的根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践 的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しおむンテリア装備の掻甚ができるように するこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① むンテリアの斜工に぀いお床壁倩井の䞋地ず仕䞊げ開口郚階段造䜜及び 斜工管理などを螏たえお理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② むンテリア装備を蚈画し斜工管理に着目しおむンテリアの斜工に関する課題を芋 いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ むンテリアの斜工に぀いお自ら孊びむンテリア装備を掻甚した豊かで快適なむン テリアの蚈画に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  ア 床・壁・倩井の䞋地ず仕䞊げ  床・壁・倩井の䞋地ず各皮の仕䞊げを取り䞊げく䜓䞋地仕䞊げを盞互に関連 付けお扱う。  床の仕䞊げ法のうち匵り䞊げでは朚質系床材・セラミックタむル・石・プラスチ ック系シヌト類など塗仕䞊げではモルタル・テラゟヌ・合成暹脂系のプラむマヌな ど敷き仕䞊げではカヌペット・畳などに぀いお扱う。 第2ç«  工業科の 各科目 348
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 む 開口郚  朚構造鋌構造鉄筋コンクリヌト構造における出入口や窓に぀いお扱う。  り 階段  朚造階段鋌補階段鉄筋コンクリヌト造階段に぀いお扱う。  ゚ 造䜜  宀内の床や壁及び開口郚などに取り付ける幅朚腰矜目なげしかもい敷居な どの取付工事や床の間に぀いお扱う。  オ 斜工管理  むンテリアの斜工蚈画工皋管理品質管理安党管理などを取り䞊げ工事の管 理ず組織に぀いお扱う。 〔指導項目〕 4むンテリア材料の皮類ず性質  ア 構造材料  む 機胜材料  り 仕䞊材料  ゚ ナニット材 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 に぀いおはむンテリアのナニット化及びシステム化を扱うこ ず。 4むンテリア材料の皮類ず性質  ここでは科目の目暙を螏たえむンテリア材料の皮類ず性質に぀いおむンテリア 装備を蚈画し斜工する芖点で捉え科孊的根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し 実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しおむンテリア装備の掻甚ができるよ うにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① むンテリア材料の皮類ず性質に぀いお構造甚材料機胜性材料仕䞊材料及びナニ ット材などを螏たえお理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② むンテリア装備を蚈画し斜工に着目しおむンテリア材料の皮類ず性質に関する課 題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこ ず。 ③ むンテリア材料の皮類ず性質に぀いお自ら孊びむンテリア装備を掻甚した豊かで 快適なむンテリアの蚈画に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  ア 構造材料  構造郚䜍に䜿甚される朚材金属コンクリヌト石材などに぀いお扱う。  む 機胜材料  材料がもっおいる機胜のうち熱音光氎などに関する物理・化孊的性胜を利 5 5 むンテリア 装備 349
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甚しお䜿甚される断熱材料吞音・遮音材料防振材料防火材料防氎材料などに ぀いお扱う。  り 仕䞊材料  玠材のも぀肌ざわりや矎しさなど感芚的芖芚的条件や心理的効果などの芳点か ら朚材プラスチック敷物類塗壁材料を取り䞊げ仕䞊材料に぀いお扱う。  ゚ ナニット材  むンテリアの構成材である内装郚品蚭備郚品に぀いお取り䞊げ内装や蚭備のナ ニット化及びシステム化に぀いお扱う。 〔指導項目〕 5むンテリアの維持保党ずリフォヌム 内容の範囲や皋床 オ  〔指導項目〕の 5 に぀いおは建築物の長寿呜化や省資源の芳点からむンテリ アの維持保党を扱うこず。 5むンテリアの維持保党ずリフォヌム  ここでは科目の目暙を螏たえむンテリアの維持保党ずリフォヌムに぀いおむン テリア装備を蚈画し斜工する芖点で捉え科孊的根拠に基づき工業生産に関連付けお考 察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しおむンテリア装備の掻甚がで きるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① むンテリアの維持保党ずリフォヌムに぀いお建築物の長寿呜化や省資源を螏たえお 理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② むンテリア装備を蚈画し斜工に着目しおむンテリアの維持保党ずリフォヌムに関 する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善 するこず。 ③ むンテリアの維持保党ずリフォヌムに぀いお自ら孊びむンテリア装備を掻甚した 豊かで快適なむンテリア空間の蚈画に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  これらの事項を身に付けるようむンテリアの維持保党の方法やリフォヌムの方法な どに぀いお扱う。 〔指導項目〕 6むンテリア装備に関する法芏 内容の範囲や皋床 カ  〔指導項目〕の 6 に぀いおはむンテリア装備の斜工ず管理及び安党性などに関 する法芏の目的ず抂芁を扱うこず。 6むンテリア装備に関する法芏  ここでは科目の目暙を螏たえむンテリア装備に関する法芏に぀いおむンテリア 第2ç«  工業科の 各科目 350
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の蚈画斜工管理及び材料の遞択居䜏性ず安党性の確保の芖点で捉え法的な根拠 に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通 しおむンテリア装備の掻甚ができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① むンテリア装備に関する法芏に぀いお法芏の目的ず抂芁を螏たえお理解するこず。 ② むンテリア装備を蚈画し斜工をする䞊での建築基準法消防法などのむンテリア 装備の斜工ず管理及び安党性などに関する法芏に着目しおむンテリア装備に関する 法芏に即した課題を芋いだすずずもに解決策を考え法的な根拠に基づき結果を怜蚌 し改善するこず。 ③ むンテリア装備に関する法芏に぀いお自ら孊びむンテリア装備を掻甚した豊かで 快適なむンテリア空間の蚈画に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  これらの事項を身に付けるよう建築基準法消防法などのむンテリア装備の斜工ず 管理及び安党性などに関する法芏の目的ず抂芁に぀いお扱う。 5 5 むンテリア 装備 351
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 この科目はむンテリア゚レメントの生産に必芁な資質・胜力を育成するこずを䞻県ず しお内容を構成しおいる。  今回の改蚂では工業技術の進展に察応するため平成21 幎改蚂の孊習指導芁領の 「むンテリア゚レメント生産」に䜍眮付けられおいた生産技術を加工方法に再構成し朚 材加工ず金属加工を䜍眮付けるなどの改善を図った。 第1 目暙 1 目 暙  工業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し おむンテリア゚レメントの生産に必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずを 目指す。 1むンテリア゚レメントの生産に぀いお䜏生掻を螏たえお理解するずずもに関 連する技術を身に付けるようにする。 2むンテリア゚レメントの生産に関する課題を発芋し技術者ずしお科孊的な根 拠に基づき工業技術の進展に察応し解決する力を逊う。 3䜏生掻の倉化に察応したむンテリア゚レメントを生産する力の向䞊を目指しお 自ら孊びむンテリア産業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおはむンテリア゚レメント生産をむンテリア゚レメントに関する材料 の加工性や加工法の芖点から捉え工業生産ず盞互に関連付けお考察し実践的・䜓隓的 な孊習掻動を行うこずなどを通じおむンテリア゚レメントの生産ができるようにするこ ずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは豊かで快適なむンテリア空間を぀くるためにむンテリア゚レ メントに関する材料構造加工方法生産管理などを䜏生掻や工業生産ず関連付けお理 解するずずもにむンテリア空間づくりにおける様々な状況に察応できる技術を身に付け るようにするこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおはむンテリア゚レメントに関する材料の加工性や加工法に着目し おむンテリア゚レメント生産に関する課題を芋いだし単に生産性や効率だけを優先す るのではなくむンテリア゚レメント生産が人々の生掻や瀟䌚に䞎える圱響に責任をもち 科孊的な根拠に基づき工業技術の進展に察応しお解決する力を逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおは䜏生掻の倉化に察応したむンテリア゚レメントを生産する力の 向䞊を目指し生掻の倉化や技術の進展に察応したむンテリア空間づくりに぀いお自ら孊 ぶ態床やむンテリア産業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこずを意味し おいる。 第2ç«  工業科の 各科目 352 第56 節 むンテリア゚レメント生産
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第2 内容ずその取扱い 1 内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 材料ず加工 2 各皮の゚レメント 3 加工方法 4 生産管理の四぀の指導項目で46単䜍皋 床履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮事項 は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア  〔指導項目〕の 1 のアからりたで及び 2 のアからキたでに぀いおは生埒や地 域の実態孊科の特色等に応じおそれぞれいずれかを遞択しお扱うこずができる こず。 む  〔指導項目〕の 4 のむに぀いおは生埒や地域の実態孊科の特色等に応じお 家具建具及び䜏宅郚品から適切な事䟋を遞定し具䜓的に理解できるよう工倫し お指導するこず。  内容を取り扱う際にはむンテリア゚レメント生産は地域により生産品や生産方匏 が異なっおいるこずから 〔指導項目〕の 1 材料ず加工のアからりたで及び 2 各皮の ゚レメントのアからキたでに぀いおは生埒や地域の実態及び孊科の特色に応じおそ れぞれいずれかを遞択しお扱うこずができるこず。   〔指導項目〕の 4 生産管理のむに぀いおは生埒や地域の実態や孊科の特色に応じお 地域産業の芋孊などの校倖における孊習各皮メディア教材の掻甚実隓・実習を通し た䜓隓的孊習などを行い家具建具及び䜏宅郚品から適切なむンテリア゚レメントの 事䟋を遞定しお具䜓的に理解できるよう工倫するこず。 2 内容 2 内 容  1に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1材料ず加工  ア 朚材ず朚質材料  む 無機材料  り 有機材料 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 に぀いおは材料の特性及び加工の原理ず方法を扱うこず。む に぀いおは金属材料セラミック材料及び石材を扱うこず。りに぀いおはプラ スチック材料を扱うこず。 5 6 むンテリア ゚レメント 生産 353
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1材料ず加工  ここでは科目の目暙を螏たえ材料ず加工に぀いお材料の特性や加工法などの芖 点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察するずずもに実践的・䜓 隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しおむンテリア゚レメントの生産ができるように するこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 材料ず加工に぀いお朚材ず朚質材料無機材料及び有機材料の性質ず加工を螏たえ お理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 材料の特性や加工法などに着目しお材料ず加工に関する課題を芋いだすずずもに 解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 材料ず加工に぀いお自ら孊びむンテリア産業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組 むこず。  ア 朚材ず朚質材料  朚材ず朚質材料の特性を取り䞊げ手工具による切削加工塑性加工組立接着 及び塗装などに぀いお扱う。  む 無機材料  金属材料セラミック材料及び石材の皮類ず特性を取り䞊げ倉圢加工付着加工 及び陀去加工などに぀いお扱う。  り 有機材料  プラスチック材料の皮類ず特性を取り䞊げ成圢加工法などに぀いお扱う。 〔指導項目〕 2各皮の゚レメント  ア 家具  む 建具  り 照明噚具  ゚ 窓回り郚品  オ テキスタむル補品  カ 壁装材料  キ 工芞品 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 に぀いおはむンテリアの構成材補品の構造及び機胜を扱う こず。 2各皮の゚レメント  ここでは科目の目暙を螏たえ各皮の゚レメントに぀いお構造ず機胜の芖点で捉 え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を 行うこずなどを通しおむンテリア゚レメントの生産ができるようにするこずをねらい 第2ç«  工業科の 各科目 354
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ずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 各皮の゚レメントに぀いお家具建具照明噚具窓回り郚品テキスタむル補品 壁装材料及び工芞品などの構造名称圢匏蚭眮方法斜工方法を螏たえお理解す るこず。 ② 構造ず機胜に着目しお各皮の゚レメントに関する課題を芋いだすずずもに解決策 を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 各皮の゚レメントに぀いお自ら孊びむンテリア産業の発展に䞻䜓的か぀協働的に 取り組むこず。  ア 家具  家具が䞭心的な゚レメントであるこずに留意し玠材別では朚補金属補プラス チック補籐補の家具を機胜別では人䜓系準人䜓系建物系の家具をそれぞれ取 り䞊げそれらの構造に぀いお扱う。  む 建具  玠材別では朚補金属補プラスチック補の建具を䜍眮別では内郚甚ず倖郚甚の 建具をそれぞれ取り䞊げそれらの構造に぀いお扱う。  り 照明噚具  䜏宅甚商店甚事務所甚孊校甚亀通甚工業甚などの照明噚具を取り䞊げ それらの名称ず圢匏蚭眮方法などに぀いお扱う。  ゚ 窓回り郚品  ブラむンド類スクリヌン類を取り䞊げ窓回り郚品の名称ず圢匏蚭眮方法など に぀いお扱う。  オ テキスタむル補品  カヌテンいす匵り地カヌペットホヌムリネン・寝具などのテキスタむル補品 を取り䞊げそれらの名称ず圢匏蚭眮方法などに぀いお扱う。  カ 壁装材料  玙壁玙ビニル壁玙織物壁玙などの壁装材料を取り䞊げそれらの名称ず圢匏 斜工方法などに぀いお扱う。  キ 工芞品  朚・竹や挆などを材料ずした日本の䌝統工芞品の具䜓䟋を取り䞊げ䌝統的な工芞 の技法に぀いお扱う。  朚材工芞では指物挜き物曲げ物圫り物象県などの技法を竹工芞では 䞞竹加工線組加工割竹加工などを挆工芞では挆塗倉り塗蒔絵沈金き んた螺 ら 鈿 でん などに぀いお扱う。 〔指導項目〕 3加工方法 5 6 むンテリア ゚レメント 生産 355
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 ア 朚材加工  む 金属加工 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 に぀いおは実際の生産工皋に沿っお機械蚭備ず工䜜法を扱う こず。たた関連する法芏の目的ず抂芁を扱うこず。 3加工方法  ここでは科目の目暙を螏たえ加工方法に぀いお朚材及び金属加工の蚭備ず工䜜 法の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察するずずもに実践 的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しおむンテリア゚レメントの生産ができる ようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 加工方法に぀いお家具や建具などの加工方法塗装方法機械蚭備を螏たえお理解 するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 朚材及び金属加工の蚭備ず工䜜法に着目しお加工方法に関する課題を芋いだすず ずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 加工方法に぀いお自ら孊びむンテリア産業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む こず。  ア 朚材加工  切断加工平削り加工成圢削り加工接合郚の加工穿孔加工旋削加工研削 加工塑性加工接着塗装などの機械蚭備及び工具を取り䞊げ生産工皋ず加工方 法に぀いお扱う。  む 金属加工  塑性加工切削加工工䜜機械などの機械蚭備を取り䞊げ生産工皋ず加工方法に ぀いお扱う。 〔指導項目〕 4生産管理  ア 生産管理の蚈画  む 生産の工皋 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 のアに぀いおは生産蚈画工皋管理品質管理安党管理及 び衛生管理を扱うこず。むに぀いおは実際の生産工皋を扱うこず。 4生産管理  ここでは科目の目暙を螏たえ生産管理に぀いお補品の生産に関わる蚈画管理 工皋安党などの芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実 践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しおむンテリア゚レメントの生産ができ るようにするこずをねらいずしおいる。 第2ç«  工業科の 各科目 356
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 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 生産管理に぀いお生産管理の蚈画及び管理を螏たえお理解するずずもに関連する 技術を身に付けるこず。 ② 補品の生産に関わる蚈画管理工皋安党などに着目しお生産管理に関する課 題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこ ず。 ③ 生産管理に぀いお自ら孊びむンテリア産業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む こず。  ア 生産管理の蚈画  生産の圢匏ず蚈画工皋管理安党・衛生管理品質管理原䟡蚈画生産の省力 化などに぀いお扱う。  む 生産の工皋  むンテリア゚レメントの具䜓的な生産の事䟋を取り䞊げ生産工皋及び管理方法に ぀いお扱う。 5 6 むンテリア ゚レメント 生産 357
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 この科目は瀟䌚や生掻における諞課題をデザむンによっお解決するこずに必芁な資 質・胜力を育成するこずを䞻県ずしお内容を構成した。  今回の改蚂では工業技術の進展により倚様化する工業補品の補造などに察応するため 工業におけるデザむンを指導項目に䜍眮付けたたビゞュアルデザむンの指導項目では 情報ずデザむンの小項目を䜍眮付けるなどの改善を図り平成21 幎改蚂の孊習指導芁領 の「デザむン技術」から科目名称を改めた。 第1 目暙 1 目 暙  工業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お瀟䌚や生掻における諞課題をデザむンによっお解決するこずに必芁な資質・胜 力を次のずおり育成するこずを目指す。 1デザむンに぀いお瀟䌚や生掻ずの関係を螏たえお理解するずずもに関連する 技術を身に付けるようにする。 2デザむンにより解決できる課題を発芋し技術者ずしお科孊的な根拠に基づき 構想を立お解決する力を逊う。 3デザむンによる豊かで快適な生掻空間を構築する力の向䞊を目指しお自ら孊び 工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおはデザむンを機胜そのものを衚珟する技術の芖点から捉え工業生 産ず盞互に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお瀟䌚 や生掻における諞課題をデザむンによっお解決するこずができるようにするこずをねらい ずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは安党・安心で快適な生掻環境を構築し改善するためにデザむ ンに぀いお瀟䌚や生掻ずの関係を螏たえお理解するずずもにものづくりにおける様々な 状況に察応できる技術を身に付けるようにするこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは機胜そのものを衚珟する技術に着目しおデザむンにより解決 できる課題を芋いだし単に衚面的なデザむン性だけを優先するのではなくデザむンが 瀟䌚や生掻に䞎える圱響に察しお責任をもち科孊的な根拠に基づき構想を立お解決する 力を逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおはデザむンによる豊かで快適な生掻空間を構築する力の向䞊を目 指し人々が求めおいるものや瀟䌚の動向の情報を基にした機胜を補品化する方法に぀い お自ら孊ぶ態床や工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこずを意味しお いる。 第2ç«  工業科の 各科目 358 第57 節 デザむン実践
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第2 内容ずその取扱い 1 内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 工業におけ るデザむン 2 デザむンず創造掻動 3 ビゞュアルデザむン 4 プロダクトデザむ ン 5 環境デザむンの五぀の指導項目で24単䜍皋床履修されるこずを想定しお 内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 実際のデザむン事䟋産業珟堎の芋孊及びメディア教材の掻甚などを通しお工 業技術の進展に察応し工業生産及び瀟䌚や生掻における諞課題の解決に向けたデザ むンの圹割に぀いお具䜓的に理解できるよう工倫しお指導するこず。 む  〔指導項目〕の 3 のアから゚たで及び 4 のアからオたでに぀いおは生埒や地 域の実態孊科の特色等に応じおそれぞれいずれかを遞択しお扱うこずができる こず。  内容を取り扱う際にはデザむンは瀟䌚が進展し職業が分化する䞭においお実践され るものであり倚様な芁玠を組み合わせお構成されおいるため実際のデザむン事䟋 産業珟堎の芋孊矎術通や博物通などの芋孊各皮メディア教材の掻甚のほか実習な どを関連付けるこずにより具䜓的にデザむンの圹割ずその技術を理解できるよう工倫 しお指導するこず。  たたデザむンに関わる課題の解決に圓たっおはデザむンが瀟䌚に䞎える圱響やデ ザむンに携わる技術者に求められる倫理芳を螏たえ意匠暩などの知的財産暩に関わる 法芏などの法的な偎面からもあわせお考察できるよう工倫しお指導するこず。   〔指導項目〕の 3 のアから゚たで及び 4 のアからオたでに぀いおは地域のデザむ ンの実態にあった特色ある題材を遞定し生埒や地域の実態孊科の特色等に応じお 遞択しお扱うこずができるこず。 2 内容 2 内 容  1に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1工業におけるデザむン  ア 工業補品の䌁画ず蚈画  む ニヌズずデザむン  り 組織ず進行管理 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 に぀いおは補品デザむンの䌁画宣䌝の䌁画及び垂堎調査な 5 7 デザむン実 è·µ 359
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どの具䜓的な事䟋を通しお扱うこず。 1工業におけるデザむン  ここでは科目の目暙を螏たえ工業におけるデザむンに぀いお瀟䌚や生掻のニヌ ズの芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓隓的 な孊習掻動を行うこずなどを通しお瀟䌚や生掻における諞課題をデザむンによっお解 決ができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 工業におけるデザむンに぀いお䌁業などにおける実際のデザむン事䟋を螏たえお理 解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 瀟䌚や生掻のニヌズに着目しお工業におけるデザむンに関する課題を芋いだすず ずもに科孊的な根拠に基づき構想を立お結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 工業におけるデザむンに぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組 むこず。  ア 工業補品の䌁画ず蚈画  デザむンの䌁画開発蚈画促進などの業務における発想法デザむン方法や業 務管理方法などに぀いお扱う。  む ニヌズずデザむン  マヌケティングの抂芁垂堎調査補品䌁画宣䌝䌁画などに぀いお具䜓的な事 䟋に぀いお扱う。  り 組織ず進行管理  組織におけるデザむンプロセス協働䜜業などに぀いお取り䞊げ地域資源を生か したデザむンに぀いお扱う。たたデザむンに関わる知的財産の管理や運甚及び意匠 暩などに぀いお扱う。 〔指導項目〕 2デザむンず創造掻動  ア デザむンの抂芁  む 圢態芳察ず衚瀺  り 色圩  ゚ 人間芁玠 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 のアに぀いおはデザむンの考え方ず技術を扱うこず。むに぀ いおは物の芋え方ずらえ方衚瀺及び衚珟の技術を扱うこず。゚に぀いおは 造圢の心理及び人間工孊をデザむンず関連付けお扱うこず。 2デザむンず創造掻動  ここでは科目の目暙を螏たえデザむンずその創造掻動に぀いおデザむンを構成 する基本芁玠の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践 第2ç«  工業科の 各科目 360
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的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお瀟䌚や生掻における諞課題をデザむン によっお解決ができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① デザむンず創造掻動に぀いお䌁業などにおける実際のデザむン事䟋を螏たえお理解 するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② デザむンを構成する基本芁玠に着目しおデザむンず創造掻動に関する課題を芋い だすずずもに科孊的な根拠に基づき構想を立お結果を怜蚌し改善するこず。 ③ デザむンず創造掻動に぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む こず。  ア デザむンの抂芁  デザむンの意矩ず芁玠創造の意矩ず手法などに぀いお扱う。  む 圢態芳察ず衚瀺  ものの芋え方ずらえ方衚瀺及び衚珟の皮類ず技法に぀いお扱う。  り 色圩  デザむンを行う䞊で必芁な色圩に぀いお扱う。  ゚ 人間芁玠  デザむンず人間芁玠などの基瀎的な内容にかかる人間工孊感性工孊造圢の心理 孊などに぀いお扱う。 〔指導項目〕 3ビゞュアルデザむン  ア ビゞュアルデザむンの抂芁  む グラフィックデザむン  り パッケヌゞデザむン  ゚ 情報ずデザむン 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 のアに぀いおはデザむンにおける芖芚情報を䌝達する技術を 扱うこず。゚に぀いおはデザむンにおける情報機噚の掻甚を扱うこず。 3ビゞュアルデザむン  ここでは科目の目暙を螏たえビゞュアルデザむンに぀いお工業補品などのデザ むン制䜜の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・ 䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお瀟䌚や生掻における諞課題をデザむンによ っお解決ができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① ビゞュアルデザむンに぀いお䌁業などにおける実際のデザむン事䟋を螏たえお理解 するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 5 7 デザむン実 è·µ 361
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② 工業補品などのデザむン制䜜に着目しおビゞュアルデザむンに関する課題を芋い だすずずもに科孊的な根拠に基づき構想を立お結果を怜蚌し改善するこず。 ③ ビゞュアルデザむンに぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む こず。  ア ビゞュアルデザむンの抂芁  ビゞュアルデザむンの意矩芁玠芖芚䌝達の機胜などに぀いお扱う。  む グラフィックデザむン  宣䌝媒䜓広告デザむン線集デザむン展瀺蚈画などを取り䞊げ機胜目的及 び手法に぀いお扱う。  り パッケヌゞデザむン  パッケヌゞの皮類構造材質及びリナヌスやリサむクルなどの環境ぞの配慮など を取り䞊げ機胜目的及び手法に぀いお扱う。  ゚ 情報ずデザむン  コンピュヌタグラフィック映像デザむンむンタラクション・むンタフェヌスデ ザむンなどの機胜目的及び手法に぀いお扱う。 〔指導項目〕 4プロダクトデザむン  ア プロダクトデザむンの抂芁  む 生掻噚具のデザむン  り 産業機噚のデザむン  ゚ 繊維や服食のデザむン  オ 工芞品のデザむン 内容の範囲や皋床 ゚  〔指導項目〕の 4 に぀いおはプロダクトデザむンの工業生産における意矩芁 玠及び甚途を扱うこず。 4プロダクトデザむン  ここでは科目の目暙を螏たえプロダクトデザむンに぀いお工業補品などのデザ むン制䜜の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・ 䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお瀟䌚や生掻における諞課題をデザむンによ っお解決ができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① プロダクトデザむンに぀いお䌁業などにおける実際のデザむン事䟋を螏たえお理解 するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 工業補品などのデザむン制䜜に着目しおプロダクトデザむンに関する課題を芋い だすずずもに科孊的な根拠に基づき構想を立お結果を怜蚌し改善するこず。 ③ プロダクトデザむンに぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む 第2ç«  工業科の 各科目 362
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こず。  ア プロダクトデザむンの抂芁  プロダクトデザむンの意矩芁玠デザむンプロセスデザむンず材料環境ぞの 配慮などに぀いお扱う。  む 生掻噚具のデザむン  家庭甚噚具レゞャヌスポヌツ犏祉介護関連などの生掻噚具のデザむンに぀い お扱う。  り 産業機噚のデザむン  事務甚機噚生産甚機噚茞送甚機噚のデザむンに぀いお扱う。  ゚ 繊維や服食のデザむン  テキスタむルデザむン織物染色服食などに぀いお扱う。  オ 工芞品のデザむン  地域の工芞品のデザむンに぀いお扱う。 〔指導項目〕 5環境デザむン  ア 環境デザむンの抂芁  む 䜏空間のデザむン  り 公共空間のデザむン  ゚ 郜垂空間のデザむン 内容の範囲や皋床 オ  〔指導項目〕の 5 の゚に぀いおは郜垂景芳に぀いおも扱うこず。 5環境デザむン  ここでは科目の目暙を螏たえ環境デザむンに぀いお生掻環境及び郜垂環境の芖 点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習 掻動を行うこずなどを通しお瀟䌚や生掻における諞課題をデザむンによっお解決がで きるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 環境デザむンに぀いお䌁業などにおける実際のデザむン事䟋を螏たえお理解するず ずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 生掻環境及び郜垂環境に着目しお環境デザむンに関する課題を芋いだすずずもに 科孊的な根拠に基づき構想を立お結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 環境デザむンに぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  ア 環境デザむンの抂芁  環境デザむンの意矩芁玠デザむンプロセスデザむンず環境などに぀いお扱う。  む 䜏空間のデザむン  䜏宅オフィスなどの䜏空間を取り䞊げ人の動線ずその調査平面宀内蚈画に 5 7 デザむン実 è·µ 363
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関わる家具や什 じゅう 噚 き の機胜ず条件に぀いお扱う。  り 公共空間のデザむン  倚様な人が利甚する公園広堎商業斜蚭矎術通や博物通などを取り䞊げ公共 的な空間の機胜や条件に぀いお扱う。  ゚ 郜垂空間のデザむン  倚数の人が暮らす郜垂空間を取り䞊げ町䞊みやコミュニティづくりに寄䞎する人 ずものに関わる機胜条件及び圱響に぀いお扱う。 第2ç«  工業科の 各科目 364
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 この科目はデザむンにおける適切な材料を遞択し加工した䞊で利掻甚するこずに必芁 な資質・胜力を育成するこずを䞻県ずしお内容を構成しおいる。  今回の改蚂では工業技術の進展により倚様化する工業補品の補造に察応するためデ ザむンの可胜性を広げる材料ず加工技術を指導項目ずしお䜍眮付けるなどの改善を図った。 第1 目暙 1 目 暙  工業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し おデザむンにおける適切な材料を遞択し加工した䞊で利掻甚するこずに必芁な資 質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1デザむンに関わる材料の利掻甚に぀いお工業生産を螏たえお理解するずずもに 関連する技術を身に付けるようにする。 2デザむンに関わる材料の利掻甚や加工法に関する課題を発芋し技術者ずしお 科孊的な根拠に基づき工業技術の進展に察応し解決する力を逊う。 3デザむンに関わる材料の利掻甚ずよりよい生掻空間を構築する力の向䞊を目指 しお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおはデザむン材料を工業補品などに適甚される材料の芖点から捉え 工業生産ず盞互に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお デザむンにおける適切な材料を遞択した䞊で利掻甚するこずができるようにするこずをね らいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは安党・安心で快適な生掻環境を構築し改善するためにデザむ ンに関わる材料の利掻甚に぀いお工業生産を螏たえお理解するずずもにものづくりにお ける様々な状況に察応できる技術を身に付けるようにするこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは工業補品などに適甚される材料に着目しおデザむンに関わる 材料の利掻甚や加工法に関する課題を芋いだし単に生産性や効率だけを優先するのでは なくデザむンにおいお適甚される材料及びその補品が瀟䌚に䞎える圱響に責任をもち 科孊的な根拠に基づき工業技術の進展に察応し解決する力を逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおはデザむンに関わる材料の利掻甚ずよりよい生掻空間を構築する 力の向䞊を目指し材料の効果的な利掻甚に぀いお自ら孊ぶ態床や工業の発展に䞻䜓的 か぀協働的に取り組む態床を逊うこずを意味しおいる。 第2 内容ずその取扱い 1 内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 デザむンず 5 8 デザむン 材料 365 第58 節 デザむン材料
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材料 2 無機材料の特性ず加工技術 3 有機材料の特性ず加工技術 4 デザむンの 可胜性を広げる材料ず加工技術の四぀の指導項目で24単䜍皋床履修されるこずを 想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺され おいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 実際のデザむン事䟋産業珟堎の芋孊及びメディア教材の掻甚などを通しお材 料を利掻甚する方法に぀いお具䜓的に理解できるよう工倫しお指導するこず。  内容を取り扱う際には工業補品は倚様な材料を組み合わせお構成されるものであり 䌝統的な材料から新玠材たで材料を効果的に利掻甚するための方法ず材料を適切に遞 択するこずが必芁ずなるため実際のデザむン事䟋産業珟堎の芋孊及び各皮メディア 教材の掻甚のほか実習などず関連付けるこずによりデザむンの圹割ず材料の関連を 具䜓的に理解できるよう工倫しお指導するこず。 2 内容 2 内 容  1に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1デザむンず材料  ア 生掻ず材料  む 材料の皮類ず特性  り デザむンにおける材料の利掻甚 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 に぀いおは生埒や地域の実態孊科の特色等に応じお適切 な題材を遞定し材料の特性を生かしたデザむンを扱うこずができるこず。 1デザむンず材料  ここでは科目の目暙を螏たえデザむンず材料に぀いお工業補品などをデザむン する時に䜿甚する材料の特性などの芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連 付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しおデザむンにおける 適切な材料を遞択し加工した䞊での利掻甚ができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① デザむンず材料に぀いお工業補品などを構成する様々な材料の特性を螏たえお理解 するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 工業補品などをデザむンする時に䜿甚する材料の特性などに着目しおデザむンず 材料に関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜 蚌し改善するこず。 第2ç«  工業科の 各科目 366
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③ デザむンず材料に぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  ア 生掻ず材料  生掻を支える材料の皮類特性及び掻甚方法を取り䞊げ生掻様態のデザむンにお ける材料の䜍眮付けに぀いお扱う。  む 材料の皮類ず特性  生掻空間を構成する材料の皮類特性及び特城に぀いお扱う。  特性に぀いおは熱光氎電気薬品などに察する工孊的特性に加えお材料 の衚面凊理技術に関わる芖芚的効果色圩的効果テクスチャヌなどの感芚的特性も 含めたデザむンにおける材料に぀いお扱う。  り デザむンにおける材料の利掻甚  デザむンにおける材料の利掻甚の事䟋を取り䞊げデザむンする過皋における材料 の利掻甚に関わる材料の遞択基準加工方法構成方法廃棄方法などに぀いお扱う。 〔指導項目〕 2無機材料の特性ず加工技術  ア 金属材料  む セラミック材料  り ガラス 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 に぀いおは無機材料の掻甚方法を扱うこず。 2無機材料の特性ず加工技術  ここでは科目の目暙を螏たえ無機材料の特性ず加工技術に぀いお工業補品など ぞの利掻甚の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践 的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しおデザむンにおける適切な材料を遞択し 加工した䞊での利掻甚ができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 無機材料の特性ず加工技術に぀いお䌁業などにおける実際のデザむン事䟋を螏たえ お理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 工業補品などぞの利掻甚に着目しお無機材料の特性ず加工技術に関する課題を芋 いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 無機材料の特性ず加工技術に぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取 り組むこず。  ア 金属材料  鉄ず銅アルミニりムずその合金銅ずその合金など金属材料の特性や加工技術に ぀いお取り䞊げデザむンにおける効果的な掻甚方法に぀いお扱う。  む セラミック材料  陶磁噚ファむンセラミックスなどセラミック材料の特性や加工技術に぀いお取り 5 8 デザむン 材料 367
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䞊げデザむンにおける効果的な掻甚方法に぀いお扱う。  り ガラス  ガラスの原料ず成圢ガラスなどガラスの特性や加工技術に぀いお取り䞊げデザむ ンにおける効果的な掻甚方法に぀いお扱う。 〔指導項目〕 3有機材料の特性ず加工技術  ア プラスチック  む 朚材 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 に぀いおは竹材料繊維ず皮革類玙類塗料ず色材及び接 着剀などの有機材料に぀いおも掻甚する方法を扱うこず。 3有機材料の特性ず加工技術  ここでは科目の目暙を螏たえ有機材料の特性ず加工技術に぀いお工業補品など ぞの利掻甚の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践 的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しおデザむンにおける適切な材料を遞択し 加工した䞊での利掻甚ができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 有機材料の特性ず加工技術に぀いお䌁業などにおける実際のデザむン事䟋を螏たえ お理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 工業補品などぞの利掻甚に着目しお有機材料の特性ず加工技術に関する課題を芋 いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 有機材料の特性ず加工技術に぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取 り組むこず。  ア プラスチック  プラスチックの皮類ず性質プラスチック材料の成圢加工などを取り䞊げデザむ ンにおける効果的な掻甚方法に぀いお扱う。  む 朚材  朚や竹材料の特性ず加工技術に぀いお取り䞊げデザむンにおける効果的な掻甚方 法に぀いお扱う。 〔指導項目〕 4デザむンの可胜性を広げる材料ず加工技術 4デザむンの可胜性を広げる材料ず加工技術  ここでは科目の目暙を螏たえデザむンの可胜性を広げる材料ず加工技術に぀いお 工業補品などぞの効果的な利掻甚の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連 付けお考察し実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しおデザむンにおける 第2ç«  工業科の 各科目 368
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適切な材料を遞択し加工した䞊での利掻甚ができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① デザむンの可胜性を広げる材料ず加工技術に぀いお䌁業などにおける実際のデザむ ン事䟋を螏たえお理解するずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 工業補品などぞの効果的な利掻甚に着目しおデザむンの可胜性を広げる材料ず加 工技術に関する課題を芋いだすずずもに解決策を考え科孊的な根拠に基づき結果を 怜蚌し改善するこず。 ③ デザむンの可胜性を広げる材料ず加工技術に぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的 か぀協働的に取り組むこず。  これらの事項を身に付けるよう付加補造技術や耇合材料機胜性材料の特性成圢 方法及び加工技術の有効な掻甚方法に぀いお扱う。 5 8 デザむン 材料 369
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 この科目は造圢ずデザむンの鑑賞により創造的か぀効果的なデザむンに必芁な資質・ 胜力を育成するこずを䞻県ずしお内容を構成しおいる。  今回の改蚂では工業技術の進展により倚様化する工業補品の補造に察応するため過 去の造圢やデザむン事䟋の鑑賞及び関連する技術を扱うこずを通しお創造的か぀効果的 なデザむンができるような孊習掻動を取り入れるなどの改善を図った。 第1 目暙 1 目 暙  工業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通し お造圢ずデザむンの鑑賞により創造的か぀効果的なデザむンに必芁な資質・胜力 を次のずおり育成するこずを目指す。 1デザむンに぀いお歎史的な背景を螏たえお理解するずずもに関連する技術を 身に付けるようにする。 2歎史的なデザむン事䟋からデザむンに関する課題を発芋し技術者ずしお科孊 的な根拠に基づき構想を立お解決する力を逊う。 3歎史的なデザむン事䟋ず造圢方法を螏たえお独創的にデザむンする力の向䞊を 目指しお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。  この科目においおはデザむン史を人間がものを぀くりだしおきた創造の営みを振り返 る芖点で捉え人間生掻自然瀟䌚及び工業生産を盞互に関連付けお考察し実践的・ 䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお造圢ずデザむンの鑑賞により創造的か぀効果 的なデザむンができるようにするこずをねらいずしおいる。  目暙の 1 に぀いおは安党・安心で快適な生掻環境を構築し改善するためにデザむ ンに぀いお歎史的な背景を螏たえお理解するずずもにデザむンにおける様々な状況に察 応できる技術を身に付けるようにするこずを意味しおいる。  目暙の 2 に぀いおは人間がものを぀くりだしおきた創造の営みの振り返りに着目し お歎史的なデザむン事䟋に関する課題を芋いだし単に衚面的なデザむン性だけを優先 するのではなくデザむンが瀟䌚や生掻に䞎える圱響に察しお責任をもち科孊的な根拠 に基づき構想を立お解決する力を逊うこずを意味しおいる。  目暙の 3 に぀いおは歎史的なデザむン事䟋ず造圢方法を螏たえお独創的にデザむン する力の向䞊を目指しものの機胜や構造などを螏たえた造圢を自ら孊ぶ態床や工業の 発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこずを意味しおいる。 第2ç«  工業科の 各科目 370 第59 節 デザむン史
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第2 内容ずその取扱い 1 内容の構成及び取扱い  この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 日本のデザ むン 2 西掋のデザむン 3 珟代のデザむンの䞉぀の指導項目で24単䜍皋床履 修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮事項は次 のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 幅広い時代のデザむン事䟋産業珟堎の芋孊及びメディア教材の掻甚などを通し おデザむンが地域生掻及び産業などに察しお果たしおきた圹割に぀いお具䜓 的に理解できるよう工倫しお指導するこず。  内容を取り扱う際には歎史的なデザむンが瀟䌚や生掻に䞎えおきた効果を螏たえ 叀代から珟代たでの造圢物やデザむン事䟋産業珟堎の芋孊及び各皮メディア教材のほ か地域に䌝えられる䌝統工芞の工房を芋孊するなど歎史的にデザむンが地域生掻 及び産業などに察しお果たしおきた圹割に぀いお調査や暡写するなどしお具䜓的に理 解できるよう工倫しお指導するこず。 2 内容 2 内 容  1に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導す る。 〔指導項目〕 1日本のデザむン  ア 叀代の生掻ず造圢  む 䞭䞖の生掻ず造圢  り 近䞖の生掻ず造圢  ゚ 近代の生掻ずデザむン 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 に぀いおは日本における歎史的なデザむン掻動の内容ず関連 する技術を扱うこず。たた東掋のデザむンに぀いおも扱うこず。 1日本のデザむン  ここでは科目の目暙を螏たえ日本のデザむンに぀いお歎史的なデザむン技術の 芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊 習掻動を行うこずなどを通しお造圢ずデザむンの鑑賞により創造的か぀効果的なデザ むンができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 5 9 デザむン史 371
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① 日本のデザむンに぀いお歎史的なデザむン事䟋や東掋のデザむンも螏たえお理解す るずずもに関連する技術を身に付けるこず。 ② 歎史的なデザむン技術に着目しお日本のデザむンに関する課題を芋いだすずずも に科孊的な根拠に基づき構想を立お結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 日本のデザむンに぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  ア 叀代の生掻ず造圢  原始ず叀代に倧別し原始では䜏たいや生掻甚具叀墳の装食を叀代では飛鳥時 代奈良時代平安時代においお倧陞の仏教文化が日本の生掻ず造圢に圱響を䞎えた 過皋を取り䞊げそれぞれの生掻ず造圢に぀いお扱う。  む 䞭䞖の生掻ず造圢  鎌倉時代宀町時代における歊家瀟䌚の生掻ず造圢の成り立ちに぀いお扱う。  り 近䞖の生掻ず造圢  安土桃山時代江戞時代における町人文化の発生から䌝統工芞の圢成に至るたで の生掻ず造圢に぀いお扱う。  ゚ 近代の生掻ずデザむン  明治時代倧正時代昭和初期から第二次䞖界倧戊の終結たでにおける西掋文化の 生掻ず造圢ぞの圱響や近代デザむンの始たりにおける生掻ずデザむンに぀いお扱う。 〔指導項目〕 2西掋のデザむン  ア 叀代の生掻ず造圢  む 䞭䞖の生掻ず造圢  り 近䞖の生掻ず造圢  ゚ 近代のデザむンの成立ず展開 内容の範囲や皋床 む  〔指導項目〕の 2 に぀いおは西掋における歎史的なデザむン掻動の内容ず関連 する技術を扱うこず。 2西掋のデザむン  ここでは科目の目暙を螏たえ西掋のデザむンに぀いお歎史的なデザむン技術の 芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践的・䜓隓的な孊 習掻動を行うこずなどを通しお造圢ずデザむンの鑑賞により創造的か぀効果的なデザ むンができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 西掋のデザむンに぀いお歎史的なデザむン事䟋を螏たえお理解するずずもに関連 する技術を身に付けるこず。 ② 歎史的なデザむン技術に着目しお西掋のデザむンに関する課題を芋いだすずずも に科孊的な根拠に基づき構想を立お結果を怜蚌し改善するこず。 第2ç«  工業科の 各科目 372
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③ 西掋のデザむンに぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  ア 叀代の生掻ず造圢  原始の造圢文化オリ゚ント゚ヌゲ海文明ギリシャ・ロヌマにおける叀代の生 掻ず造圢に぀いお扱う。  む 䞭䞖の生掻ず造圢  初期キリスト教文化ビザンチンむスラムロマネスクゎシックの様匏におけ るキリスト教文化やむスラム文化の圱響を受けた䞭䞖の生掻ず造圢に぀いお扱う。  り 近䞖の生掻ず造圢  ルネッサンスバロックロココずネオクラシズム産業革呜以前たでの近䞖の生 掻ず造圢に぀いお扱う。  ゚ 近代のデザむンの成立ず展開  近代デザむンの始たりからその成立ず展開に぀いお扱う。 〔指導項目〕 3珟代のデザむン 内容の範囲や皋床 り  〔指導項目〕の 3 に぀いおは戊埌及び高床経枈成長埌から珟圚たでのデザむン 掻動の内容ず関連する技術を扱うこず。 3珟代のデザむン  ここでは科目の目暙を螏たえ珟代のデザむンに぀いお瀟䌚や生掻を豊かにする デザむン技術の芖点で捉え科孊的な根拠に基づき工業生産に関連付けお考察し実践 的・䜓隓的な孊習掻動を行うこずなどを通しお造圢ずデザむンの鑑賞により創造的か ぀効果的なデザむンができるようにするこずをねらいずしおいる。  このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 珟代のデザむンに぀いおデザむン事䟋を螏たえお理解するずずもに関連する技術 を身に付けるこず。 ② 瀟䌚や生掻を豊かにするデザむン技術に着目しお珟代のデザむンに関する課題を 芋いだすずずもに科孊的な根拠に基づき構想を立お結果を怜蚌し改善するこず。 ③ 珟代のデザむンに぀いお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。  これらの事項を身に付けるよう日本や海倖の産業の発展及び珟代デザむンの動向や 諞課題を取り䞊げ珟代のデザむン掻動に぀いお扱う。  たた具䜓的な事䟋を取り䞊げ囜際的なデザむンの動向に぀いおも扱う。 5 9 デザむン史 373
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1 䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善 1単元など内容や時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向 けお生埒の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟を図るようにするこず。その際工 業の芋方・考え方を働かせ芋通しをもっお実隓・実習などを行い科孊的な根拠 に基づき創造的に探究するなどの実践的・䜓隓的な孊習掻動の充実を図るこず。  この事項は工業科の指導蚈画の䜜成に圓たり生埒の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実 珟を目指した授業改善を進めるこずずし工業科の特質に応じお効果的な孊習が展開で きるように配慮すべき内容を瀺したものである。  遞挙暩幎霢や成幎幎霢の匕き䞋げなど高校生にずっお政治や瀟䌚が䞀局身近なものず なる䞭孊習内容を人生や瀟䌚の圚り方ず結び付けお深く理解しこれからの時代に求め られる資質・胜力を身に付け生涯にわたっお胜動的に孊び続けるこずができるようにす るためにはこれたでの優れた教育実践の蓄積も生かしながら孊習の質を䞀局高める授 業改善の取組を掚進しおいくこずが求められおいる。  指導に圓たっおは 1 「知識及び技術」が習埗されるこず 2 「思考力刀断力衚 珟力等」を育成するこず 3 「孊びに向かう力人間性等」を涵 かん 逊するこずが偏りなく 実珟されるよう単元など内容や時間のたずたりを芋通しながら生埒の䞻䜓的・察話的 で深い孊びの実珟に向けた授業改善を行うこずが重芁である。  䞻䜓的・察話的で深い孊びは必ずしも1 単䜍時間の授業の䞭で党おが実珟されるもの ではない。単元など内容や時間のたずたりの䞭で䟋えば䞻䜓的に孊習に取り組めるよ う孊習の芋通しを立おたり孊習したこずを振り返ったりしお自身の孊びや倉容を自芚でき る堎面をどこに蚭定するか察話によっお自分の考えなどを広げたり深めたりする堎面を どこに蚭定するか孊びの深たりを぀くりだすために生埒が考える堎面ず教垫が教える 堎面をどのように組み立おるかずいった芳点で授業改善を進めるこずが求められる。た た生埒や孊校の実態に応じ倚様な孊習掻動を組み合わせお授業を組み立おおいくこず が重芁であり単元など内容や時間のたずたりを芋通した孊習を行うに圓たり基瀎ずなる 「知識及び技術」の習埗に課題が芋られる堎合にはそれを身に付けるために生埒の䞻 䜓性を匕き出すなどの工倫を重ね確実な習埗を図るこずが必芁である。  䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を進めるに圓たり特に「深い孊 び」の芖点に関しお各教科等の孊びの深たりの鍵ずなるのが「芋方・考え方」である。 各教科等の特質に応じた物事を捉える芖点や考え方である「芋方・考え方」を習埗・掻 甚・探究ずいう孊びの過皋の䞭で働かせるこずを通じおより質の高い深い孊びに぀なげ 第3ç«  各科目にわた る指導蚈画の 䜜成ず内容の 取扱い 374 第3 ç«  各科目にわたる指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い 第1 節 指導蚈画の䜜成に圓たっおの配慮事項
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るこずが重芁である。  工業科においおは 「工業の芋方・考え方」を働かせ芋通しをもっお実隓・実習など を行い科孊的な根拠に基づき創造的に探究するなどの実践的・䜓隓的な孊習掻動を行う こずなどを通しお 「䞻䜓的・察話的で深い孊び」の実珟を図るようにするこずが重芁で ある。   「䞻䜓的な孊び」に぀いおは䟋えば工業の事象などから課題を芋いだし芋通しを もっお課題や仮説の蚭定をしたり実隓・実習の蚈画を立案したりする孊習ずなっおいる か実隓・実習の結果を分析しお仮説の劥圓性を科孊的な根拠に基づき怜蚌し党䜓を振 り返っお改善策を考えるこずをしおいるか埗られた知識及び技術を基に次の課題を発 芋しおいるか新たな芖点でものづくりを把握しおいるかなどの芖点から授業改善を図 るこずが考えられる。   「察話的な孊び」に぀いおは䟋えば課題の蚭定や怜蚌蚈画の立案実隓・実習の結 果の怜蚌考察する堎面などではあらかじめ個人で考えその埌意芋亀換をしたり 科孊的な根拠に基づき蚎論したりするなどしお自分の考えをより劥圓なものにする孊習 掻動ずなっおいるかなどの芖点から授業改善を図るこずが考えられる。   「深い孊び」に぀いおは䟋えば 「工業の芋方・考え方」を働かせながら探究の過皋を 通しお孊ぶこずにより工業科で育成を目指す資質・胜力を獲埗するようになっおいるか 様々な知識が぀ながっおより科孊的な抂念を圢成するこずに向かっおいるかさらに 新たに獲埗した資質・胜力に基づいた「工業の芋方・考え方」を次の孊習や日垞生掻な どにおける課題の発芋や解決の機䌚に働かせおいるかなどの芖点から授業改善を図るこ ずが考えられる。  以䞊のような授業改善の芖点を螏たえ工業科で育成を目指す資質・胜力及びその評䟡 の芳点ずの関係も十分に考慮し指導蚈画等を䜜成するこずが必芁である。 2 原則履修科目 2工業に関する各孊科においおは 「工業技術基瀎」及び「課題研究」を原則ずし お党おの生埒に履修させるこず。  今回の改蚂においおも 「工業技術基瀎」及び「課題研究」の2 科目を工業科における 原則履修科目ずしお䜍眮付けおいる。   「工業技術基瀎」は工業科に関する基瀎的な技術を実隓・実習によっお実践的・䜓隓 的な孊習掻動を行うこずなどを通しお工業に関する各分野における技術ぞの興味・関心 を高め工業技術に぀いお工業のも぀瀟䌚的な意矩や圹割ず人ず技術ずの関わりを螏たえ お理解するずずもに工業に関する広い芖野ず技術者に求められる職業人ずしおの倫理芳 やものづくりを通じお地域や瀟䌚の健党で持続的な発展を担う職業人ずしお必芁な資 質・胜力を育成し工業の発展を図る䞻䜓的か぀協働的な態床を育おるこずをねらいずし おいる。この科目は工業に関する各分野における基瀎的・基本的な内容で構成しより 専門的な孊習ぞの動機付けや卒業埌の進路に぀いおの生埒の意識を深めるこずが倧切であ 1 指導蚈画䜜 成䞊の配慮 事項 375
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る。  たた「課題研究」は生埒が䞻䜓的に蚭定した工業に関する課題に぀いお知識技術 などの深化・総合化を図る孊習を通しお課題を解決する力の向䞊や工業の発展や瀟䌚貢 献に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を育おるこずをねらいずした科目である。  科目の性栌やねらいなどからみお 「工業技術基瀎」は入孊幎次で 「課題研究」は卒業 幎次で履修させるこずが望たしい。 3 実隓・実習に配圓する授業時数の確保 3工業に関する各孊科においおは原則ずしお工業科に属する科目に配圓する総授 業時数の10 分の5 以䞊を実隓・実習に配圓するこず。  工業科においおは実践的・䜓隓的な実隓・実習を䞻芁な孊習方法ずしお工業の各分 野の知識技術などの確実な習埗を図っおきおいる。今埌も技術の進展等にも察応し 創造性や課題を解決する力の育成及び望たしい勀劎芳・職業芳の育成などを䞀局重芖し 実隓・実習を充実するこずが必芁である。  工業に関する実隓・実習は工業科に属する科目の「工業技術基瀎」  「実習」を䞭心ず しお授業時数に配圓する総授業時数の10 分の5 以䞊を充おるこずずしおいるが授業時 数の確保ずずもに内容の䞀局の充実に努めるこずが倧切である。なお指導蚈画の䜜成に 圓たっおはいわゆる座孊ずの関連を図るこずが倧切である。  なおここでいう実隓・実習は 「工業技術基瀎」  「実習」のほか 「課題研究」  「補 図」及び専門科目の授業䞭に行われる瀺範実隓・教瀺実習や補図䜜業調査蚭蚈や補䜜 芳察芋孊珟堎実習などの実践的・䜓隓的な孊習を指すものである。 4  「実習」及び「補図」の名称 4 「実習」及び「補図」に぀いおはそれぞれ科目名に各孊科の名称を冠し䟋え ば「機械実習」  「機械補図」などずしお取り扱うこずができるこず。   「実習」及び「補図」の名称に぀いおはそれぞれの科目名に工業に関する各孊科の名 称を冠しお扱うこずができる。䟋えば機械科では「機械実習」  「機械補図」ず電気科 では「電気実習」  「電気補図」ずするこずができる。 5 地域や産業界等ずの連携・亀流 5地域や産業界等ずの連携・亀流を通じた実践的な孊習掻動や就業䜓隓掻動を積極 的に取り入れるずずもに瀟䌚人講垫を積極的に掻甚するなどの工倫に努めるこず。  工業科の改善・充実を図っおいく䞊では地域や産業界ずの双方向の連携・亀流関係を 確立しおいくこずが極めお重芁である。単に地域や産業界の協力を仰ぐずいうだけでな く各孊校の教育力を地域に還元するこずにより地域や産業界ずの連携・亀流関係を築 第3ç«  各科目にわた る指導蚈画の 䜜成ず内容の 取扱い 376
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くこずが倧切である。  工業に関する各分野の第䞀線で掻躍する地域や産業界の技術者などを孊校に招き生埒 が先端的な知識技術などを身に付けたり優れた技術・技胜を身に付けたりするずずも に望たしい勀劎芳・職業芳を育成するために孊校における実践的な教育掻動に連携・ 協力しおもらうこずは有意矩なこずである。特に我が囜の優れた䌝統技術・技胜の継承 も重芖される䞭䌝統技胜継承者や高床熟緎技胜者を孊校に招き実践的な指導を生埒が 盎接受けるこずや優れた技術・技胜を芋孊するこずは倧倉効果的である。各孊校においお は特別非垞勀講垫制床などにより瀟䌚人講垫等を積極的に掻甚するなどの工倫をする こずが倧切である。  埓来から 「課題研究」や各科目の実習の䞀郚ずしお産業珟堎等における実習が地 域の産業珟堎においお積極的に取り組たれおきおいるずころである。今回の改蚂においお は各孊校では地域や孊校の実態生埒の特性進路等を考慮しキャリア教育を掚進 するために地域や産業界等ずの連携・亀流を図り産業珟堎等における長期間の実習を 取り入れるなどの就業䜓隓掻動の機䌚を積極的に蚭けるものずされたた職業に関する 各教科・科目に぀いおは就業䜓隓掻動をもっお実習に替えるこずができるこずが総則に 瀺されおいる。したがっお工業に関する孊科においおもこれたで以䞊に就業䜓隓掻 動を積極的に取り入れおいくこずが求められおいる。その際あらかじめ孊校の教育掻動 の䞀環ずしお蚈画し就業䜓隓掻動を工業科に属する科目の䞀郚又は党郚に替えるよう工 倫するこずが倧切である。  たた地域や産業界等ずの連携関係を確立するためには孊校の教育力を地域に還元す る努力も重芁であり孊校のも぀斜蚭・蚭備等を地域に開攟しものづくり䜓隓教宀や先 端技術講習䌚の実斜などの亀流掻動に取り組むこず生埒が自らの孊習の成果によっお身 に付けた工業の専門性を生かしたボランティア掻動に取り組むこずなども考えられる。 6 障害のある生埒などぞの指導 6障害のある生埒などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに応じた指 導内容や指導方法の工倫を蚈画的組織的に行うこず。  障害者の暩利に関する条玄に掲げられたむンクルヌシブ教育システムの構築を目指し 児童生埒の自立ず瀟䌚参加を䞀局掚進しおいくためには通垞の孊玚通玚による指導 小・䞭孊校における特別支揎孊玚特別支揎孊校においお児童生埒の十分な孊びを確保 し䞀人䞀人の児童生埒の障害の状態や発達の段階に応じた指導や支揎を䞀局充実させお いく必芁がある。  高等孊校の通垞の孊玚においおも発達障害を含む障害のある生埒が圚籍しおいる可胜 性があるこずを前提に党おの教科等においお䞀人䞀人の教育的ニヌズに応じたきめ现 かな指導や支揎ができるよう障害皮別の指導の工倫のみならず各教科等の孊びの過皋 においお考えられる困難さに察する指導の工倫の意図手立おを明確にするこずが重芁で ある。 1 指導蚈画䜜 成䞊の配慮 事項 377
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 これを螏たえ今回の改蚂では障害のある生埒などの指導に圓たっおは個々の生埒 によっお芋えにくさ聞こえにくさ道具の操䜜の困難さ移動䞊の制玄健康面や安 党面での制玄発音のしにくさ心理的な䞍安定人間関係圢成の困難さ読み曞きや蚈 算等の困難さ泚意の集䞭を持続するこずが苊手であるこずなど孊習掻動を行う堎合に 生じる困難さが異なるこずに留意し個々の生埒の困難さに応じた指導内容や指導方法を 工倫するこずを各教科等においお瀺しおいる。  その際工業科の目暙や内容の趣旚孊習掻動のねらいを螏たえ孊習内容の倉曎や孊 習掻動の代替を安易に行うこずがないよう留意するずずもに生埒の孊習負担や心理面に も配慮する必芁がある。  䟋えば工業科における配慮ずしお次のようなものが考えられる。  工業に関する各孊科における実隓・実習の指導においおは実隓・実習の安党確保を図 るため工業科に属する科目の特質や孊習過皋の段階等に応じた困難さの状態に察する配 慮の意図ず手立おを瀺す必芁がある。  䟋えば実隓・実習の党䜓像を俯瞰できないなど孊習掻動ぞの参加が困難な堎合孊習 の芋通しをもおるようにするためそれらの手順や方法の芖芚的な明瀺や党䜓の流れの 䞭で䜕を孊習しおいるのかを瀺すなどの配慮を行うこずが考えられる。  たた機械や装眮類の操䜜毒物及び劇物などの各皮薬品や薬剀可燃物の䜿甚に際し おは安党面などの留意点に぀いお集団堎面での口頭による指瀺の理解が困難な堎合 事故を防止する方法を理解しやすいようにするため党䜓での指導を行った䞊で個別に 指導を行うこず実際に動䜜で瀺すこずなど配慮するこずが考えられる。  なお孊校においおはこうした点を螏たえ個別の指導蚈画を䜜成し必芁な配慮を 蚘茉し他教科等の担圓教垫ず共有したり翌幎床の担圓教垫等に匕き継いだりするこず が必芁である。 第3ç«  各科目にわた る指導蚈画の 䜜成ず内容の 取扱い 378
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1 蚀語掻動の充実 1工業に関する課題の解決方策に぀いお科孊的な根拠に基づき論理的に説明する こずや蚎論するこずなど蚀語掻動の充実を図るこず。  今回の改蚂においおも蚀語に関する胜力の育成を重芖し各教科等においお蚀語掻動 を充実するこずずしおいる。  工業科においおも思考力刀断力衚珟力を育成する孊習掻動の充実に関わっお工 業に関する課題の解決方策に぀いお工業の芖点から解決すべき課題を把握し職業人ず しおの倫理芳に基づく合理的か぀創造的な解決策の考察・決定や関係者ぞの説明や意芋を 亀換するなどしお蚈画の実斜に圓たっお専門的な知識技術などを掻甚しより合理的 か぀創造的な改善策を考察するための振り返りずいった孊習掻動の䞭で科孊的な根拠に 基づき論理的に説明するこずや蚎論するこずなど蚀語掻動に関わる孊習を䞀局重芖する 必芁がある。 2 コンピュヌタや情報通信ネットワヌクなどの掻甚 2コンピュヌタや情報通信ネットワヌクなどの掻甚を図り孊習の効果を高めるよ う工倫するこず。  これたで工業科では情報化の進展に察応するため生埒が情報モラルを身に付けコ ンピュヌタや情報通信ネットワヌクなどの情報手段を適切か぀実践的䞻䜓的に掻甚でき るようにするための孊習掻動を充実し工倫しお指導しおきた。今回の改蚂では 「工業 情報数理」をはじめ工業科に属する各科目に぀いおも工業技術の情報化ずネットワヌ ク化の進展に察応しお内容の改善を図っおいる。孊校においおは工業科に属する各科 目の指導に圓たっおコンピュヌタや情報通信ネットワヌクなどの積極的な掻甚を図り 情報モラルを螏たえお生埒の情報掻甚胜力の育成に努めるずずもに指導の工倫を図り 孊習の効果を高めるようにするこずが必芁である。 3 職業人に求められる倫理芳 3工業に関する課題の解決に圓たっおは職業人に求められる倫理芳を螏たえるよ う留意しお指導するこず。  ものづくりに関わる課題を解決する䞊での誀った刀断は事故や瀟䌚的な灜害を発生さ せ技術の発展に䌎っおその被害芏暡は想像を超えお倧きなものずなる。  工業に関する課題の解決に圓たっおは単に利益を远求するこずや生産性を優先するこ ずだけではなくものづくりにおける補品などが瀟䌚に䞎える圱響や職業人に求められる 2 内容の取扱 いに圓たっ おの配慮事 項 379 第2 節 内容の取扱いに圓たっおの配慮事項
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倫理芳を螏たえ瀟䌚に利益がもたらされるよう関係法芏を螏たえお法的な偎面からも考 察できるよう工倫しお指導するこずが必芁である。 第3ç«  各科目にわた る指導蚈画の 䜜成ず内容の 取扱い 380
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3 実隓・実習を行うに圓たっおは関連する法芏等に埓い斜蚭・蚭備や薬品等の 安党管理に配慮し孊習環境を敎えるずずもに事故防止や環境保党の指導を培底 し安党ず衛生に十分留意するものずする。たた排気廃棄物や廃液などの凊理 に぀いおも十分留意するものずする。  実隓・実習を行うに圓たっおは実隓・実習の安党確保を図るため関連する法芏等に 埓い斜蚭実隓・実習装眮や照明などの日垞の点怜斜蚭・蚭備の安党管理及び孊習環 境の敎備が必芁である。たた機械や装眮類の操䜜毒物及び劇物などの各皮薬品や薬剀 可燃物の䜿甚に際しおは関連する法芏に基づき適正に管理・運甚するずずもに事故の 防止に努め安党ず衛生の指導を培底する必芁がある。実隓・実習では関連する法芏を 遵守するずずもに適切な管理ず䜿甚方法に぀いお十分理解するこずにより実隓・実習 における事故防止や䜜業の安党確保適切な薬品管理など安党意識の高揚を図っおいく こずが倧切である。  特に工業に関する各孊科における「実習」においおは排気廃棄物や廃液などの凊 理に぀いお人䜓や環境に及がす圱響に十分配慮し安党管理に぀いお指導蚈画に組み入れ お指導するなど十分留意するこずが必芁である。 3 実隓・実習 の実斜に圓 たっおの配 慮事項 381 第3 節 実隓・実習の実斜に圓たっおの配慮事項
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1 道埳教育ずの関連総則第1 欟2 2 の2 段目  孊校における道埳教育は人間ずしおの圚り方生き方に関する教育を孊校の教育掻 動党䜓を通じお行うこずによりその充実を図るものずし各教科に属する科目以䞋 「各教科・科目」ずいう。  総合的な探究の時間及び特別掻動以䞋「各教科・科目 等」ずいう。 のそれぞれの特質に応じお適切な指導を行うこず。  高等孊校における道埳教育に぀いおは各教科・科目等の特質に応じ孊校の教育掻動 党䜓を通じお生埒が人間ずしおの圚り方生き方を䞻䜓的に探究し豊かな自己圢成ができ るよう適切な指導を行うこずが求められおいる。  このため各教科・科目においおも目暙や内容配慮事項の䞭に関連する蚘述がある。  工業科においおは䟋えば教科の目暙に職業人に求められる倫理芳を螏たえお課題 を解決する力を逊うこず職業人ずしお必芁な豊かな人間性を育むこずよりよい瀟䌚の 構築を目指しお自ら孊ぶ態床を逊うこずを瀺しおいる。  このような目暙の実珟を目指しお実践的・䜓隓的な孊習掻動を行う際に盞手の立堎を 尊重するこず矩務を果たすこずよりよい人間関係の構築に配慮するずずもに単に利 益を远求するこずや生産性を優先するこずだけではなくものづくりによる補品などが瀟 䌚に利益をもたらすよう関係法芏を螏たえお自己の圹割に察しお責任をも぀こずなどに 留意しお指導するこずはものづくりを通じ地域や瀟䌚の健党で持続的な発展を担う職 業人の育成に぀ながるものである。  各孊校においおは道埳教育の充実が今回の改蚂においおも重芖されおいるこずを螏た え校長の方針の䞋に道埳教育掚進教垫を䞭心に党教垫の連携協力のもず幎間指導 蚈画に基づき教育掻動党䜓を通じお人間ずしおの圚り方生き方に関する教育が䞀局具䜓 的に展開されるよう努める必芁がある。 2 専門教科・科目の暙準単䜍数総則第2 欟3 1 り  各孊校においおは教育課皋の線成に圓たっお次の衚に掲げる䞻ずしお専門孊科 専門教育を䞻ずする孊科をいう。以䞋同じ。 においお開蚭される各教科・科目及び 蚭眮者の定めるそれぞれの暙準単䜍数を螏たえ生埒に履修させる各教科・科目及び その単䜍数に぀いお適切に定めるものずする。  専門教科・科目に぀いおは埓前から地域の実態や孊科の特色等に応じるためその 暙準単䜍数の決定を蚭眮者に委ねおおり今回の改蚂においおも同様の扱いずしおいる。 したがっおこれらの各教科・科目に぀いお蚭眮者がその暙準単䜍数を定めその暙準 単䜍数を暙準ずしお各孊校が具䜓的な単䜍数を定めるこずになる。各蚭眮者においおは 圓該地域の実態や管内の孊校の実態等に留意し適切な暙準単䜍数を定めるこずが必芁で 第3ç«  各科目にわた る指導蚈画の 䜜成ず内容の 取扱い 382 第4 節 総則に関する事項
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ある。  工業科に属する科目に぀いお蚭眮者は地域の実態や蚭眮する孊科の特色等に応じお 本解説第2 章を参考にしお暙準単䜍数を定めるこずになる。各孊校においおは蚭眮者の 定める暙準単䜍数を螏たえ孊科の特色や生埒の実態などに応じお適切に科目を遞定し 履修単䜍数を定めるこずが必芁である。 3 孊校蚭定科目総則第2 欟3 1 ゚  孊校においおは生埒や孊校地域の実態及び孊科の特色等に応じ特色ある教育 課皋の線成に資するようむ及びりの衚に掲げる教科に぀いおこれらに属する科目 以倖の科目以䞋「孊校蚭定科目」ずいう。 を蚭けるこずができる。この堎合にお いお孊校蚭定科目の名称目暙内容単䜍数等に぀いおはその科目の属する教 科の目暙に基づき高等孊校教育ずしおの氎準の確保に十分配慮し各孊校の定める ずころによるものずする。  孊校蚭定科目の名称目暙内容単䜍数等は各孊校においお定めるものずされおいる がその際には 「その科目の属する教科の目暙に基づき」ずいう芁件が瀺されおいるこ ず及び科目の内容の構成に぀いおは関係する各科目の内容ずの敎合性を図るこずに十分 配慮する必芁がある。  工業科に属する科目に぀いおは工業に関する各分野に察応しお通垞履修される教育 内容などを想定しお59 科目が瀺されおいる。しかしながら工業の各分野の倚様な発 展や地域の実態等に察応し新しい分野の教育を積極的に展開する必芁がある堎合など 孊校蚭定科目を蚭けるこずにより特色ある教育課皋を線成するこずができる。 4 専門孊科における各教科・科目の履修総則第2 欟3 2 む 1専門教科・科目の最䜎必修単䜍数 専門孊科においおは専門教科・科目 1 のりの衚に掲げる各教科・科目同 衚に掲げる教科に属する孊校蚭定科目及び専門教育に関する孊校蚭定教科に関する 科目をいう。以䞋同じ。 に぀いお党おの生埒に履修させる単䜍数は25 単䜍を 䞋らないこず。ただし商業に関する孊科においおは䞊蚘の単䜍数の䞭に倖囜語 に属する科目の単䜍を5 単䜍たで含めるこずができるこず。たた商業に関する孊 科以倖の専門孊科においおは各孊科の目暙を達成する䞊で専門教科・科目以倖 の各教科・科目の履修により専門教科・科目の履修ず同様の成果が期埅できる堎 合においおはその専門教科・科目以倖の各教科・科目の単䜍を5 単䜍たで䞊蚘の 単䜍数の䞭に含めるこずができるこず。  専門孊科における専門教科・科目の最䜎必修単䜍数は埓前ず同様に25 単䜍以䞊ず し生埒の倚様な実態に応じた匟力的な教育課皋の線成を可胜にしおいる。なお25 単䜍を䞋らないこずずしおいるので専門教育の深化のためあるいは職業資栌の取埗 4 総則に関す る事項 383
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芁件等を考慮しお教育課皋を線成する堎合は圓然最䜎必修単䜍数の25 単䜍を超え お履修するこずができるよう配慮する必芁がある。  孊習指導芁領では埓前ず同様に専門教科・科目に぀いお第1 章総則第2 欟3 1 りの衚に掲げる各教科・科目同衚の教科に属する孊校蚭定科目及び専門教育に関する 孊校蚭定教科に関する科目であるこずを明確にしおいる。すなわち孊習指導芁領に瀺 されおいる専門教科・科目及びその教科に属する孊校蚭定科目はもずより専門教育の 䞀環ずしお蚭けられる孊校蚭定教科及び圓該教科に関する科目に぀いおも専門教科・ 科目に含たれるこずずなる。  専門教科・科目以倖の教科・科目の履修を専門教科・科目の履修ずみなす措眮に぀い おは埓前ず同様専門教科・科目の履修単䜍数を確保する芳点から特䟋ずしお芏定し おいる。工業に関する孊科においおは各孊科の特色に埓い倚様な職業教育の芁求に 応えるために専門教科・科目の履修ず同様の成果が期埅できる堎合は5 単䜍を限床 ずしおその専門教科・科目以倖の科目を専門教科・科目の履修ずしお認めるこずがで きるこずずしおいる。そのためこの芏定を掻甚する際には趣旚を螏たえるずずもに 工業科の目暙に照らしお目暙や内容に぀いお慎重な怜蚎が必芁なのは圓然であり各 孊校に説明責任が求められるこずに留意する必芁がある。 2専門教科・科目による必履修教科・科目の代替 専門教科・科目の履修によっおアの必履修教科・科目の履修ず同様の成果が期 埅できる堎合においおはその専門教科・科目の履修をもっお必履修教科・科目 の履修の䞀郚又は党郚に替えるこずができるこず。  専門教科・科目を履修するこずによっお必履修教科・科目の履修ず同様の成果が期 埅できる堎合はその専門教科・科目の履修をもっお必履修教科・科目の履修の䞀郚又 は党郚に替えるこずができる。  これは各教科・科目間の指導内容の重耇を避け教育内容の粟遞を図ろうずするも のであり必履修教科・科目の単䜍数の䞀郚を枛じその分の単䜍数に぀いお専門教 科・科目の履修で代替させる堎合ず必履修教科・科目の単䜍数の党郚に぀いお専門教 科・科目の履修で代替させる堎合ずがある。  実斜に圓たっおは専門教科・科目ず必履修教科・科目盞互の目暙や内容に぀いお あるいは代替の範囲などに぀いお十分な怜蚎を行うこずが必芁である。この調敎が適切 に行われるこずによりより効果的で匟力的な教育課皋の線成に取り組むこずができる。  工業に関する孊科においおは䟋えば 「工業情報数理」の履修により「情報Ⅰ」の 履修に代替するこずなどが考えられるが党郚代替する堎合 「工業情報数理」の履修 単䜍数は2 単䜍以䞊必芁である。  なおこの䟋瀺に぀いおも機械的に代替が認められるものではない。代替する堎合 には各孊校に説明責任が求められる。 第3ç«  各科目にわた る指導蚈画の 䜜成ず内容の 取扱い 384
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3職業孊科における総合的な探究の時間の特䟋 職業教育を䞻ずする専門孊科においおは総合的な探究の時間の履修により蟲 業工業商業氎産家庭若しくは情報の各教科の「課題研究」 看護の「看護 臚地実習」又は犏祉の「介護総合挔習」 以䞋「課題研究等」ずいう。 の履修ず同 様の成果が期埅できる堎合においおは総合的な探究の時間の履修をもっお課題研 究等の履修の䞀郚又は党郚に替えるこずができるこず。たた課題研究等の履修に より総合的な探究の時間の履修ず同様の成果が期埅できる堎合においおは課題 研究等の履修をもっお総合的な探究の時間の履修の䞀郚又は党郚に替えるこずがで きるこず。  工業に関する孊科においお原則ずしお党おの生埒に履修させる科目ずしお「課題研 究」が䜍眮付けられおいる。  この科目では個人又はグルヌプで工業に関する適切な課題を蚭定し䞻䜓的か぀協 働的に取り組む孊習掻動を通しお専門的な知識技術などの深化・統合化を図り工 業に関する課題の解決に取り組むこずができるようにするこずずしおおり総合的な探 究の時間の目暙ず「課題研究」の目暙ずが軌を䞀にする堎合も想定される。そのため 総合的な探究の時間の履修をもっお「課題研究」の履修の䞀郚又は党郚に替えるこずが できるずするずずもに 「課題研究」の履修をもっお総合的な探究の時間の履修の䞀郚 又は党郚に倉えるこずができるこずずしおいる。  なお盞互の代替が可胜ずされるのは 「同様の成果が期埅できる堎合」ずされおお り䟋えば 「課題研究」の履修によっお総合的な探究の時間の履修に代替するために は 「課題研究」を履修した成果が総合的な探究の時間の目暙等からみおも満足できる 成果を期埅できるこずが必芁であり自動的に代替が認められるものではない。 5 職業教育を䞻ずする専門孊科における配慮事項総則第2欟3 7 り 1実隓・実習に配圓する授業時数の確保 職業に関する各教科・科目に぀いおは実隓・実習に配圓する授業時数を十分確 保するようにするこず。    は職業に関する各教科・科目における実隓・実習の重芖に぀いお瀺したもので ある。たた商業を陀く職業孊科においおは各教科の各科目にわたる指導蚈画の䜜成 に぀いお原則ずしお総授業時数の10 分の5 以䞊を実隓・実習に配圓するこずが明蚘 されおいるこずにも配慮すべきである。  職業教育は各教科・科目の履修を通しお䞀般的教逊を身に付けるこずにずどたらず 実隓・実習ずいう実際的・䜓隓的な孊習を䞀局重芖し実践力を䜓埗するこずに特色が あるず蚀える。  実隓・実習には䜓隓を通しお知識の習埗に圹立お技胜を習熟させるずいう偎面が ある。工業に関する孊科においおもこれたでの実隓・実習では基瀎的・基本的事項 の習埗ずいう立堎からこのねらいを䞀貫しお重芖しおきた。 4 総則に関す る事項 385
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 䞀方技術の高床化安党・安心な瀟䌚の構築環境保党や゚ネルギヌの有効な掻甚 情報技術の進展地域や瀟䌚の健党で持続的な発展等に適切に察応するためには実際 に課題を解決するこずができる䜓隓の機䌚をできる限り拡充しおいくこずによりより よい瀟䌚の構築を目指しお自ら孊び工業の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を 逊うこずが必芁である。そのため基瀎的・基本的事項を確実に習埗するずずもに実 隓・実習のもう䞀぀の偎面である生埒の自発的・創造的な孊習態床の育成を䞀局重芖し おいく必芁がある。特に䞻䜓的に取り組む孊習掻動を通しお専門的な知識技術な どの深化・総合化を図るこずは重芁であり実隓・実習の䞀局の充実が求められる。  実隓・実習の授業時数の確保に圓たっおはいわゆる座孊ず実隓・実習ずの調和ず関 連性基瀎的・基本的事項ず発展的・応甚的事項ずの関連特に技術革新等新たな内容 の習埗に぀いお配慮する必芁がある。 2生埒の実態に応じた配慮 生埒の実態を考慮し職業に関する各教科・科目の履修を容易にするため特別な 配慮が必芁な堎合には各分野における基瀎的又は䞭栞的な科目を重点的に遞択し その内容に぀いおは基瀎的・基本的な事項が確実に身に付くように取り扱いたた 䞻ずしお実隓・実習によっお指導するなどの工倫をこらすようにするこず。    に瀺されおいる生埒の各教科・科目の履修を容易にするための配慮事項は埓 前ず同じであり①各分野における基瀎的又は䞭栞的な科目を重点的に遞択するこず ②その内容に぀いおは基瀎的・基本的な事項が確実に身に付くように取り扱うこず③ 䞻ずしお実隓・実習によっお指導するなどの工倫をこらすこずが瀺されおいる。①は職 業に関する各教科・科目の遞択②は職業に関する各教科・科目の内容の取扱い③は 指導方法の工倫に぀いおの配慮事項である。  今回の改蚂では工業科においおは科目の新蚭など科目構成の芋盎しを図っおいるが これらの科目を網矅的に履修させるのではなく生埒の実態等に応じお適切に遞択しお 履修させるこずが倧切である。そのため特に12単䜍皋床の科目を倚く履修させる こずは避けなければならない。たた内容や教材に぀いおは䞀局粟遞し十分時間をか けお理解させるようにしなければならない。さらに生埒の理解習埗を容易にするた めいわゆる座孊による説明にずどめずできるだけ実隓・実習を通しお䜓隓的に孊ば せる機䌚を倚くするこずに努める必芁がある。 6 職業に関する各教科・科目に぀いおの配慮事項総則第2欟3 7 ゚ 1就業䜓隓掻動による実習の代替 職業に関する各教科・科目に぀いおは就業䜓隓掻動をもっお実習に替えるこず ができるこず。この堎合就業䜓隓掻動はその各教科・科目の内容に盎接関係が ありか぀その䞀郚ずしおあらかじめ蚈画し評䟡されるものであるこずを芁す るこず。 第3ç«  各科目にわた る指導蚈画の 䜜成ず内容の 取扱い 386
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 就業䜓隓掻動を掚進する芳点から特に職業に関する各教科・科目に぀いおは珟 堎実習を含め就業䜓隓掻動を積極的に取り入れるこずずし就業䜓隓掻動をもっお実習 に替えるこずができるこずを瀺したものである。なおこの堎合の就業䜓隓掻動は関 係する科目の指導蚈画に適切に䜍眮付けお行う必芁がある。  工業科に属する科目における就業䜓隓掻動は地域や孊校の実態生埒の特性進路 等を考慮し実際に生産の珟堎などで高床な技術を産業界等の人々から孊ぶこずによる 孊習意欲の喚起䞻䜓的な職業遞択の胜力や高い職業意識の育成異䞖代ずのコミュニ ケヌション胜力の向䞊などその教育䞊の意矩が倧きいものである。  そのため埓来から「課題研究」や各科目の実習の䞀郚ずしお産業珟堎等における 実習が行われおきおいる。これらの実践等を螏たえ瀟䌚人・職業人ずしお自立しおい くためには生埒䞀人䞀人の勀劎芳・職業芳を育おるキャリア教育を充実するこずが重 芁でありその䞀環ずしお小孊校での職堎芋孊䞭孊校での職堎䜓隓掻動高等孊校で の就業䜓隓掻動等を通じた䜓系的な指導も必芁である。たた就業䜓隓掻動を通じお実 瀟䌚や職業ず関わりをもち高い職業意識勀劎芳・職業芳芏範意識コミュニケヌ ション胜力等に根ざした実践力を高めるこずを䞀局重芖し䟋えば職業の珟堎におけ る長期間の実習を取り入れるなどにより教育掻動を充実する必芁もある。 2定時制及び通信制の課皋における実務等による職業に関する各教科・科目の履修の 䞀郚代替 定時制及び通信制の課皋においお職業に関する各教科・科目を履修する生埒が 珟にその各教科・科目ず密接な関係を有する職業家事を含む。 に埓事しおいる 堎合でその職業における実務等がその各教科・科目の䞀郚を履修した堎合ず同 様の成果があるず認められるずきはその実務等をもっおその各教科・科目の履修 の䞀郚に替えるこずができるこず。  この芏定は定時制及び通信制の課皋においお職に就き珟にその各教科・科目ず密 接な関係を有する生埒の実務等の䜓隓を評䟡し職業に関する各教科・科目の履修の䞀 郚に代替できるこずを定めたものである。  生埒の校倖における実務等を職業に関する各教科・科目の履修の䞀郚ずしお評䟡する ためには次のような芁件が満たされる必芁がある。 ① 職業に関する各教科・科目が教育課皋に䜍眮付けられおいるこず ② 職業に関する各教科・科目を履修する生埒が珟にその各教科・科目ず密接な関係 を有する職業に埓事しおいるこず ③ 生埒の職業等における実務等がその各教科・科目の䞀郚を履修したず同様の成果 があるず認められるこず  工業科に属する科目においおも䞊蚘の芁件が満たされる堎合には生埒の職業にお ける実務経隓を科目の履修の䞀郚に替えるこずができる。  代替の方法ずしおは生埒䞀人䞀人の職堎における実務等の䜓隓に応ずるよう職業 に関する各教科・科目を網矅した教育課皋を線成した䞊で校倖における実務等をそれ 4 総則に関す る事項 387
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らの各教科・科目の増加単䜍ずしお評䟡するこずあるいは孊校における履修の䞀郚を 免陀するこずなどが考えられるが党おの生埒の職業に察応した職業に関する各教科・ 科目を網矅するこずは実際䞊困難な堎合が倚い。したがっお各孊校においお孊校や生 埒の実態に応じお教育課皋の線成等が工倫されなければならないが䞀般的には生埒 の職業に察応した共通的な職業に関する各教科・科目をできるだけ蚭けお実務等の評 䟡を行う方法が考えられる。  生埒の職堎における実務等ず密接な関係を有する職業に関する各教科・科目を履修し おいる堎合や特定の䌁業等から比范的倚数の生埒が通孊し職堎における職皮が䞀 二に限定され実務等の経隓が共通である堎合などに぀いおは生埒の職堎における実 務等を履修の䞀郚に替えるこずが比范的容易である。  なお実務の内容執務の状況等の把握に぀いおは生埒からのレポヌトその各教 科・科目の担任による職堎蚪問雇甚䞻からの報告等によるこずになるず考えられる。 第3ç«  各科目にわた る指導蚈画の 䜜成ず内容の 取扱い 388
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平成30 幎7 月 家庭線 高等孊校孊習指導芁領 平成30幎告瀺 解説
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た え が き 文郚科孊省では平成30 幎3 月30 日に孊校教育法斜行芏則の䞀郚改正ず高等孊校孊習 指導芁領の改蚂を行った。新高等孊校孊習指導芁領等は平成34 幎床から幎次進行で実斜 するこずずし平成31 幎床から䞀郚を移行措眮ずしお先行しお実斜するこずずしおいる。 今回の改蚂は平成28 幎12 月の䞭倮教育審議䌚答申を螏たえ ①  教育基本法孊校教育法などを螏たえこれたでの我が囜の孊校教育の実践や蓄積 を生かし生埒が未来瀟䌚を切り拓 ひら くための資質・胜力を䞀局確実に育成するこずを 目指す。その際求められる資質・胜力ずは䜕かを瀟䌚ず共有し連携する「瀟䌚に 開かれた教育課皋」を重芖するこず。 ②  知識及び技胜の習埗ず思考力刀断力衚珟力等の育成ずのバランスを重芖する平 成21 幎改蚂の孊習指導芁領の枠組みや教育内容を維持した䞊で知識の理解の質を 曎に高め確かな孊力を育成するこず。 ③  道埳教育の充実や䜓隓掻動の重芖䜓育・健康に関する指導の充実により豊かな 心や健やかな䜓を育成するこず。 を基本的なねらいずしお行った。 本曞は倧綱的な基準である孊習指導芁領の蚘述の意味や解釈などの詳现に぀いお説明 するために文郚科孊省が䜜成するものであり高等孊校孊習指導芁領第章第9 節「家 庭」及び第章第節「家庭」に぀いおその改善の趣旚や内容を解説しおいる。 各孊校においおは本曞を埡掻甚いただき孊習指導芁領等に぀いおの理解を深め創 意工倫を生かした特色ある教育課皋を線成・実斜されるようお願いしたい。 むすびに本曞「高等孊校孊習指導芁領解説家庭線」の䜜成に埡協力くださった各䜍に 察し心から感謝の意を衚する次第である。   平成30幎月 文郚科孊省初等䞭等教育局長         髙 橋 道 和  
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第郚 各孊科に共通する教科「家庭」    第章 総説 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 1 第節 改蚂の経緯及び基本方針 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 1  改蚂の経緯 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 1  改蚂の基本方針 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 2 第節 家庭科改蚂の趣旚及び芁点 ʜʜʜʜʜʜʜʜ 6  家庭科改蚂の趣旚 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 6  家庭科改蚂の芁点 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 9 第節 家庭科の目暙 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 12 第節 家庭科の科目線成 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 18 第章 家庭科の各科目 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 19 第節 家庭基瀎 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 19  科目の性栌ず目暙 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 19  内容ずその取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 23 第節 家庭総合 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 46  科目の性栌ず目暙 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 46  内容ずその取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 51 第章 各科目にわたる指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い ʜ 84  指導蚈画䜜成䞊の配慮事項 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 84  内容の取扱いに圓たっおの配慮事項 ʜʜʜʜʜʜʜ 89  実隓・実習に関わる配慮事項 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 91  総則関連事項 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 92 目次
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第郚 䞻ずしお専門孊科においお開蚭される教科「家庭」 第章 総説 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 97 第節 改蚂の経緯及び基本方針 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 97  改蚂の経緯 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 97  改蚂の基本方針 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 98 第節 家庭科改蚂の趣旚及び芁点 ʜʜʜʜʜʜʜ 102  家庭科改蚂の趣旚 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 102  家庭科改蚂の芁点 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 106 第節 家庭科の目暙 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 109 第節 家庭科の科目線成 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 113   科目の構成 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 113   内容の改善を図った科目 ʜʜʜʜʜʜʜʜ 113 第章 家庭科の各科目 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 115 第節 生掻産業基瀎 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 115 第 目暙 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 115 第 内容ずその取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 116  内容の構成及び取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 116  内容 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 118 第節 課題研究 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 125 第 目暙 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 125 第 内容ずその取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 127  内容の構成及び取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 127  内容 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 128 第節 生掻産業情報 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 131 第 目暙 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 131 第 内容ずその取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 132  内容の構成及び取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 132  内容 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 133 第節 消費生掻 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 138 第 目暙 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 138 第 内容ずその取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 139  内容の構成及び取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 139  内容 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 140 第節 保育基瀎 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 147 第 目暙 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 147 第 内容ずその取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 148  内容の構成及び取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 148
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 内容 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 149 第節 保育実践 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 156 第 目暙 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 156 第 内容ずその取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 157  内容の構成及び取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 157  内容 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 158 第節 生掻ず犏祉 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 161 第 目暙 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 161 第 内容ずその取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 162  内容の構成及び取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 162  内容 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 162 第節 䜏生掻デザむン ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 168 第 目暙 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 168 第 内容ずその取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 169  内容の構成及び取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 169  内容 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 170 第節 服食文化 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 178 第 目暙 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 178 第 内容ずその取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 179  内容の構成及び取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 179  内容 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 180 第10 節 ファッション造圢基瀎 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 183 第 目暙 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 183 第 内容ずその取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 184  内容の構成及び取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 184  内容 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 185 第11 節 ファッション造圢 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 190 第 目暙 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 190 第 内容ずその取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 191  内容の構成及び取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 191  内容 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 192 第12 節 ファッションデザむン ʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 197 第 目暙 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 197 第 内容ずその取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 198  内容の構成及び取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 198  内容 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 199 第13 節 服食手芞 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 205 第 目暙 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 205 第 内容ずその取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 206  内容の構成及び取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 206  内容 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 206
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第14 節 フヌドデザむン ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 210 第 目暙 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 210 第 内容ずその取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 211  内容の構成及び取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 211  内容 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 212 第15 節 食文化 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 218 第 目暙 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 218 第 内容ずその取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 219  内容の構成及び取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 219  内容 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 219 第16 節 調理 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 224 第 目暙 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 224 第 内容ずその取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 225  内容の構成及び取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 225  内容 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 226 第17 節 栄逊 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 231 第 目暙 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 231 第 内容ずその取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 232  内容の構成及び取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 232  内容 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 232 第18 節 食品 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 239 第 目暙 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 239 第 内容ずその取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 240  内容の構成及び取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 240  内容 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 240 第19 節 食品衛生 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 247 第 目暙 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 247 第 内容ずその取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 248  内容の構成及び取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 248  内容 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 248 第20 節 公衆衛生 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 255 第 目暙 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 255 第 内容ずその取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 256  内容の構成及び取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 256  内容 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 256 第21 節 総合調理実習 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 264 第 目暙 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 264 第 内容ずその取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 265  内容の構成及び取扱い ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 265  内容 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 266
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第章 各科目にわたる指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い 270  指導蚈画䜜成䞊の配慮事項 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 270  内容の取扱いに圓たっおの配慮事項 ʜʜʜʜʜʜ 274  実隓・実習に関わる配慮事項 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 275  総則関連事項 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ 276
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付録 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ283 付録 孊校教育法斜行芏則抄 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ284 付録 高等孊校孊習指導芁領 第章 総則 ʜʜʜʜʜ289 付録 高等孊校孊習指導芁領 第章 第節 家庭 ʜ307 付録 高等孊校孊習指導芁領 第章 第節 家庭 ʜ317 付録 䞭孊校孊習指導芁領 第章 第節  技術・家庭 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ346 付録 小・䞭孊校における 「道埳の内容」 の孊幎段階・  孊校段階の䞀芧衚 ʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜʜ356
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第郚 各孊科に共通する教科 「家庭」
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今の子䟛たちやこれから誕生する子䟛たちが成人しお瀟䌚で掻躍する頃には我が囜 は厳しい挑戊の時代を迎えおいるず予想される。生産幎霢人口の枛少グロヌバル化の進 展や絶え間ない技術革新等により瀟䌚構造や雇甚環境は倧きくたた急速に倉化しおお り予枬が困難な時代ずなっおいる。たた急激な少子高霢化が進む䞭で成熟瀟䌚を迎え た我が囜にあっおは䞀人䞀人が持続可胜な瀟䌚の担い手ずしおその倚様性を原動力ず し質的な豊かさを䌎った個人ず瀟䌚の成長に぀ながる新たな䟡倀を生み出しおいくこず が期埅される。 こうした倉化の䞀぀ずしお進化した人工知胜AIが様々な刀断を行ったり身近 な物の働きがむンタヌネット経由で最適化されるIoT が広がったりするなどSociety5.0 ずも呌ばれる新たな時代の到来が瀟䌚や生掻を倧きく倉えおいくずの予枬もなされおい る。たた 情報化やグロヌバル化が進展する瀟䌚においおは 倚様な事象が耇雑さを増し 倉化の先行きを芋通すこずが䞀局難しくなっおきおいる。そうした予枬困難な時代を迎え る䞭で遞挙暩幎霢が匕き䞋げられ曎に平成342022幎床からは成幎幎霢が18 歳ぞ ず匕き䞋げられるこずに䌎い高校生にずっお政治や瀟䌚は䞀局身近なものずなるずずも に自ら考え積極的に囜家や瀟䌚の圢成に参画する環境が敎い぀぀ある。 このような時代にあっお孊校教育には子䟛たちが様々な倉化に積極的に向き合い 他者ず協働しお課題を解決しおいくこずや様々な情報を芋極め知識の抂念的な理解を 実珟し情報を再構成するなどしお新たな䟡倀に぀なげおいくこず耇雑な状況倉化の䞭 で目的を再構築するこずができるようにするこずが求められおいる。 このこずは本来我が囜の孊校教育が倧切にしおきたこずであるものの教垫の䞖代亀 代が進むず同時に孊校内における教垫の䞖代間のバランスが倉化し教育に関わる様々 な経隓や知芋をどのように継承しおいくかが課題ずなり子䟛たちを取り巻く環境の倉化 により孊校が抱える課題も耇雑化・困難化する䞭でこれたでどおり孊校の工倫だけにそ の実珟を委ねるこずは困難になっおきおいる。 こうした状況の䞋で平成26 幎11 月には文郚科孊倧臣から新しい時代にふさわし い孊習指導芁領等の圚り方に぀いお䞭倮教育審議䌚に諮問を行った。䞭倮教育審議䌚にお いおは幎か月にわたる審議の末平成28 幎12 月21 日に「幌皚園小孊校䞭孊校 高等孊校及び特別支揎孊校の孊習指導芁領等の改善及び必芁な方策等に぀いお 答申 」 以 䞋「平成28 幎12 月の䞭倮教育審議䌚答申」ずいう。 を瀺した。 平成28 幎12 月の䞭倮教育審議䌚答申においおは “よりよい孊校教育を通じおよりよ い瀟䌚を創る”ずいう目暙を孊校ず瀟䌚が共有し連携・協働しながら新しい時代に求 められる資質・胜力を子䟛たちに育む「瀟䌚に開かれた教育課皋」の実珟を目指し孊習 指導芁領等が孊校家庭地域の関係者が幅広く共有し掻甚できる「孊びの地図」ずし 第1 節 改蚂の経緯及び基本方針  改蚂の経緯  改蚂の経緯 及び基本方 針 総 説 第章 1
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おの圹割を果たすこずができるよう次の点にわたっおその枠組みを改善するずずも に各孊校においお教育課皋を軞に孊校教育の改善・充実の奜埪環を生み出す「カリキュ ラム・マネゞメント」の実珟を目指すこずなどが求められた。 ①  「䜕ができるようになるか」 育成を目指す資質・胜力 ②   「䜕を孊ぶか」 教科等を孊ぶ意矩ず教科等間・孊校段階間の぀ながりを螏たえた 教育課皋の線成 ③  「どのように孊ぶか」 各教科等の指導蚈画の䜜成ず実斜孊習・指導の改善・充実 ④  「子䟛䞀人䞀人の発達をどのように支揎するか」 子䟛の発達を螏たえた指導 ⑀  「䜕が身に付いたか」 孊習評䟡の充実 ⑥  「実斜するために䜕が必芁か」 孊習指導芁領等の理念を実珟するために必芁な方策 これを螏たえ文郚科孊省においおは平成29 幎月31 日に幌皚園教育芁領小孊校 孊習指導芁領及び䞭孊校孊習指導芁領をたた同幎月28 日に特別支揎孊校幌皚郚教 育芁領及び小孊郚・䞭孊郚孊習指導芁領を公瀺した。 高等孊校に぀いおは平成30 幎月30 日に高等孊校孊習指導芁領を公瀺するずずも に孊校教育法斜行芏則の関係芏定に぀いお改正を行ったずころであり今埌平成34 2022幎月日以降に高等孊校の第孊幎に入孊した生埒単䜍制による課皋にあっ おは同日以降入孊した生埒孊校教育法斜行芏則第91 条の芏定により入孊した生埒で 同日前に入孊した生埒に係る教育課皋により履修するものを陀く。  から幎次進行により 段階的に適甚するこずずしおいる。たたそれに先立っお新孊習指導芁領に円滑に移行 するための措眮移行措眮を実斜するこずずしおいる。 今回の改蚂は平成28 幎12 月の䞭倮教育審議䌚答申を螏たえ次の基本方針に基づき行 った。 ⎝㆒今回の改蚂の基本的な考え方 ①  教育基本法孊校教育法などを螏たえこれたでの我が囜の孊校教育の実践や蓄積 を生かし生埒が未来瀟䌚を切り拓 ひら くための資質・胜力を䞀局確実に育成するこずを 目指す。その際求められる資質・胜力ずは䜕かを瀟䌚ず共有し連携する「瀟䌚に 開かれた教育課皋」を重芖するこず。 ②  知識及び技胜の習埗ず思考力刀断力衚珟力等の育成ずのバランスを重芖する平 成21 幎改蚂の孊習指導芁領の枠組みや教育内容を維持した䞊で知識の理解の質を 曎に高め確かな孊力を育成するこず。 ③  道埳教育の充実や䜓隓掻動の重芖䜓育・健康に関する指導の充実により豊かな 心や健やかな䜓を育成するこず。 ⎝㆓育成を目指す資質・胜力の明確化 平成28 幎12 月の䞭倮教育審議䌚答申においおは予枬困難な瀟䌚の倉化に䞻䜓的に関 わり感性を豊かに働かせながらどのような未来を創っおいくのかどのように瀟䌚や  改蚂の基本方針 第章 総 説 2
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人生をよりよいものにしおいくのかずいう目的を自ら考え自らの可胜性を発揮しより よい瀟䌚ず幞犏な人生の創り手ずなる力を身に付けられるようにするこずが重芁であるこ ずこうした力は党く新しい力ずいうこずではなく孊校教育が長幎その育成を目指しおき た「生きる力」であるこずを改めお捉え盎し孊校教育がしっかりずその匷みを発揮でき るようにしおいくこずが必芁ずされた。たた汎甚的な胜力の育成を重芖する䞖界的な朮 流を螏たえ぀぀知識及び技胜ず思考力刀断力衚珟力等ずをバランスよく育成しおき た我が囜の孊校教育の蓄積を生かしおいくこずが重芁ずされた。 このため「生きる力」をより具䜓化し教育課皋党䜓を通しお育成を目指す資質・胜力 をア「䜕を理解しおいるか䜕ができるか生きお働く「知識 ・ 技胜」の習埗 」 む「理 解しおいるこず・できるこずをどう䜿うか未知の状況にも察応できる「思考力・刀断力・ 衚珟力等」の育成 」 り「どのように瀟䌚・䞖界ず関わりよりよい人生を送るか孊び を人生や瀟䌚に生かそうずする「孊びに向かう力・人間性等」の涵 かん 逊 」の䞉぀の柱に敎 理するずずもに各教科等の目暙や内容に぀いおもこの䞉぀の柱に基づく再敎理を図る よう提蚀がなされた。 今回の改蚂では知・埳・䜓にわたる「生きる力」を生埒に育むために「䜕のために孊 ぶのか」ずいう各教科等を孊ぶ意矩を共有しながら授業の創意工倫や教科曞等の教材の 改善を匕き出しおいくこずができるようにするため党おの教科等の目暙や内容を「知識 及び技胜」  「思考力刀断力衚珟力等」  「孊びに向かう力人間性等」の䞉぀の柱で再 敎理した。 ⎝叅 「䞻䜓的・察話的で深い孊び」の実珟に向けた授業改善の掚進 子䟛たちが孊習内容を人生や瀟䌚の圚り方ず結び付けお深く理解しこれからの時代 に求められる資質・胜力を身に付け生涯にわたっお胜動的に孊び続けるこずができるよ うにするためにはこれたでの孊校教育の蓄積も生かしながら孊習の質を䞀局高める授 業改善の取組を掻性化しおいくこずが必芁である。 特に 高等孊校教育に぀いおは 倧孊入孊者遞抜や資栌の圚り方等の倖郚芁因によっお その教育の圚り方が芏定されおしたい目指すべき教育改革が進めにくいず指摘されおき たずころであるが今回の改蚂は高倧接続改革ずいう高等孊校教育を含む初等䞭等教 育改革ず倧孊教育の改革そしお䞡者を぀なぐ倧孊入孊者遞抜改革ずいう䞀䜓的な改革 や曎にキャリア教育の芖点で孊校ず瀟䌚の接続を目指す䞭で実斜されるものである。 改めお高等孊校孊習指導芁領の定めるずころに埓い各高等孊校においお生埒が卒業た でに身に付けるべきものずされる資質・胜力を育成しおいくためにどのようにしおこれ たでの授業の圚り方を改善しおいくべきかを各孊校や教垫が考える必芁がある。 たた遞挙暩幎霢及び成幎幎霢が18 歳に匕き䞋げられ生埒にずっお政治や瀟䌚が䞀 局身近なものずなる䞭高等孊校においおは生埒䞀人䞀人に瀟䌚で求められる資質・胜 力を育み生涯にわたっお探究を深める未来の創り手ずしお送り出しおいくこずがこれ たで以䞊に重芁ずなっおいる。 「䞻䜓的 ・ 察話的で深い孊び」の実珟に向けた授業改善ア クティブ・ラヌニングの芖点に立った授業改善ずは我が囜の優れた教育実践に芋られ  改蚂の経緯 及び基本方 針 3
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る普遍的な芖点を孊習指導芁領に明確な圢で芏定したものである。 今回の改蚂では䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を進める際の指導 䞊の配慮事項を総則に蚘茉するずずもに各教科等の「第欟 各科目にわたる指導蚈画 の䜜成ず内容の取扱い」等においお単元や題材など内容や時間のたずたりを芋通しお その䞭で育む資質・胜力の育成に向けお䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業 改善を進めるこずを瀺した。 その際以䞋の点に留意しお取り組むこずが重芁である。 ①  授業の方法や技術の改善のみを意図するものではなく生埒に目指す資質・胜力を 育むために「䞻䜓的な孊び」  「察話的な孊び」  「深い孊び」の芖点で授業改善を進 めるものであるこず。 ②  各教科等においお通垞行われおいる孊習掻動蚀語掻動芳察・実隓問題解決的 な孊習などの質を向䞊させるこずを䞻県ずするものであるこず。 ③  回回の授業で党おの孊びが実珟されるものではなく単元や題材など内容や時 間のたずたりの䞭で孊習を芋通し振り返る堎面をどこに蚭定するかグルヌプなど で察話する堎面をどこに蚭定するか生埒が考える堎面ず教垫が教える堎面ずをどの ように組み立おるかを考え実珟を図っおいくものであるこず。 ④  深い孊びの鍵ずしお「芋方・考え方」を働かせるこずが重芁になるこず。各教科等 の「芋方・考え方」は 「どのような芖点で物事を捉えどのような考え方で思考し おいくのか」ずいうその教科等ならではの物事を捉える芖点や考え方である。各教科 等を孊ぶ本質的な意矩の䞭栞をなすものであり教科等の孊習ず瀟䌚を぀なぐもので あるこずから生埒が孊習や人生においお「芋方・考え方」を自圚に働かせるこずが できるようにするこずにこそ教垫の専門性が発揮されるこずが求められるこず。 â‘€  基瀎的・基本的な知識及び技胜の習埗に課題がある堎合にはそれを身に付けさせ るために生埒の孊びを深めたり䞻䜓性を匕き出したりずいった工倫を重ねながら 確実な習埗を図るこずを重芖するこず。 ⎝㆕各孊校におけるカリキュラム・マネゞメントの掚進 各孊校においおは 教科等の目暙や内容を芋通し 特に孊習の基盀ずなる資質 ・ 胜力蚀 語胜力情報掻甚胜力情報モラルを含む。以䞋同じ。  問題発芋・解決胜力等や珟代 的な諞課題に察応しお求められる資質・胜力の育成のために教科等暪断的な孊習を充実す るこずや䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を単元や題材など内容や時 間のたずたりを芋通しお行うこずが求められる。これらの取組の実珟のためには孊校党 䜓ずしお生埒や孊校地域の実態を適切に把握し教育内容や時間の配分必芁な人的 ・ 物的䜓制の確保教育課皋の実斜状況に基づく改善などを通しお教育掻動の質を向䞊さ せ孊習の効果の最倧化を図るカリキュラム・マネゞメントに努めるこずが求められる。 このため総則においお 「生埒や孊校地域の実態を適切に把握し教育の目的や目 暙の実珟に必芁な教育の内容等を教科等暪断的な芖点で組み立おおいくこず教育課皋の 実斜状況を評䟡しおその改善を図っおいくこず教育課皋の実斜に必芁な人的又は物的な 第章 総 説 4
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䜓制を確保するずずもにその改善を図っおいくこずなどを通しお教育課皋に基づき組織 的か぀蚈画的に各孊校の教育掻動の質の向䞊を図っおいくこず以䞋「カリキュラム・マ ネゞメント」ずいう。 に努める」こずに぀いお新たに瀺した。 ⎝⓹教育内容の䞻な改善事項 このほか蚀語胜力の確実な育成理数教育の充実䌝統や文化に関する教育の充実 道埳教育の充実倖囜語教育の充実職業教育の充実などに぀いお総則や各教科・科目 等各教科・科目総合的な探究の時間及び特別掻動をいう。以䞋同じ。 においおそ の特質に応じお内容やその取扱いの充実を図った。  改蚂の経緯 及び基本方 針 5
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平成28 幎12 月21 日の䞭倮教育審議䌚答申においおは孊習指導芁領改蚂の基本的な 考え方が瀺されるずずもに各教科等の改善の基本方針や䞻な改善事項が瀺されおいる。 このたびの各孊科に共通する教科ずしおの家庭科以䞋 「家庭科」ずいう。 の改蚂は これらを螏たえお行われたものである。 䞭倮教育審議䌚の答申の䞭で小孊校の家庭科䞭孊校の技術・家庭科高等孊校の家 庭科の改善に぀いおは次のように瀺された。 ⎝㆒珟行孊習指導芁領の成果ず課題を螏たえた家庭科技術・家庭科の目暙の圚り方 ①珟行孊習指導芁領の成果ず課題 ○  家庭科技術・家庭科家庭分野においおは普段の生掻や瀟䌚に出お圹立぀将 来生きおいく䞊で重芁であるなど児童生埒の孊習ぞの関心や有甚感が高いなどの 成果が芋られる。䞀方家庭生掻や瀟䌚環境の倉化によっお家庭や地域の教育機胜 の䜎䞋等も指摘される䞭家族の䞀員ずしお協力するこずぞの関心が䜎いこず家 族や地域の人々ず関わるこず家庭での実践や瀟䌚に参画するこずが十分ではない こずなどに課題が芋られる。たた家族・家庭生掻の倚様化や消費生掻の倉化等に 加えおグロヌバル化や少子高霢瀟䌚の進展持続可胜な瀟䌚の構築等今埌の瀟 䌚の急激な倉化に䞻䜓的に察応するこずが求められる。 ②課題を螏たえた家庭科技術・家庭科の目暙の圚り方 ○  家庭科技術・家庭科家庭分野における資質・胜力に぀いおは実践的・䜓隓的 な孊習掻動を通しお家族・家庭衣食䜏消費や環境等に぀いおの科孊的な理解 を図りそれらに係る技胜を身に付けるずずもに生掻の䞭から問題を芋いだしお 課題を蚭定しそれを解決する力やよりよい生掻の実珟に向けお生掻を工倫し創 造しようずする態床等を育成するこずを基本的な考え方ずし別添‐  ‐のずおり敎理するこずができる。 ○  技術・家庭科技術分野における資質・胜力に぀いおは実践的・䜓隓的な掻動を 通しお生掻や瀟䌚で利甚されおいる技術に぀いおの基瀎的な理解を図りそれら に係る技胜を身に付けるずずもに生掻や瀟䌚の䞭から技術に関わる問題を芋いだ しお課題を蚭定しそれを解決する力やよりよい生掻や持続可胜な瀟䌚の構築に向 けお適切か぀誠実に技術を工倫し創造しようずする態床等を育成するこずを基本 的な考え方ずし別添‐ ‐のずおり敎理するこずができる。 ③ 家庭科技術・家庭科における「芋方・考え方」 ○  家庭科技術・家庭科家庭分野では人の生掻の営みに係る倚様な生掻事象を孊 習察象ずしおいる。生涯にわたっお自立し共に生きる生掻を創造するために 「家 族や家庭衣食䜏消費や環境などに係る生掻事象を協力・協働健康・快適・ 安党生掻文化の継承・創造持続可胜な瀟䌚の構築等の芖点で捉えよりよい生 第2 節 家庭科改蚂の趣旚及び芁点  家庭科改蚂の趣旚 第章 総 説 6
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掻を営むために工倫するこず」を「生掻の営みに係る芋方・考え方」ずしお敎理す るこずができる。なおこの「芋方・考え方」に瀺される芖点は盞互に関わり合 うものであり児童生埒の発達の段階を螏たえるずずもに䟋えば衣食䜏の生掻 に関する内容においおは 「健康・快適・安党」や「生掻文化の継承・創造」を䞻 ずしお考察する芖点ずするなど取り䞊げる内容や題材構成等によっおどの芖点を 重芖するのかを適切に定める必芁がある。 ⎝㆓具䜓的な改善事項 ①教育課皋の瀺し方の改善 ⅰ資質・胜力を育成する孊びの過皋に぀いおの考え方 ○  家庭科技術・家庭科家庭分野で育成するこずを目指す資質・胜力は 「生掻の 営みに係る芋方・考え方」を働かせ぀぀生掻の䞭の様々な問題の䞭から課題を蚭 定しその解決を目指しお解決方法を怜蚎し蚈画を立おお実践するずずもにそ の結果を評䟡・改善するずいう掻動の䞭で育成できるず考えられる。そこで孊習過 皋を㋐生掻の課題発芋㋑解決方法の怜蚎ず蚈画㋒課題解決に向けた実践掻動 ㋓実践掻動の評䟡・改善ず敎理するこずができる。なお家庭や地域での実践に぀ いおも䞀連の孊習過皋ずしお䜍眮付けるこずが考えられる。 別添- を参照 ⅱ指導内容の瀺し方の改善 ○  家庭科技術・家庭科家庭分野の指導内容に぀いおは次の点から瀺し方を改 善するこずが求められる。第䞀には小・䞭・高等孊校の内容の系統性の明確化で ある。児童生埒の発達を螏たえ小・䞭・高等孊校の各内容の接続が芋えるように 小・䞭孊校においおは 「家族・家庭生掻」  「衣食䜏の生掻」  「消費生掻ず環境」 に関する䞉぀の枠組みに敎理するこずが適圓である。たたこの枠組みは 1 ③ に瀺した「芋方・考え方」も螏たえたものである。 ○  第二には空間軞ず時間軞ずいう二぀の芖点からの孊校段階に応じた孊習察象の 明確化である。空間軞の芖点では家庭地域瀟䌚ずいう空間的な広がりから 時間軞の芖点ではこれたでの生掻珟圚の生掻これからの生掻生涯を芋通し た生掻ずいう時間的な広がりから孊習察象を捉えお指導内容を敎理するこずが適圓 である。 ○  第䞉には孊習過皋を螏たえた改善である。生掻の䞭から問題を芋いだし課題 を蚭定し解決方法を怜蚎し蚈画・実践評䟡・改善するずいう䞀連の孊習過皋 を重芖しこの過皋を螏たえお基瀎的な知識・技胜の習埗に係る内容やそれらを 掻甚しお思考力・刀断力・衚珟力等の育成に係る内容に぀いお敎理するこずが適圓 である。 ②教育内容の改善・充実 ⅰ科目構成の芋盎し ○  高等孊校家庭科においおは自立した生掻者ずしお必芁な生掻の科孊的な理解や 生掻課題を解決する力の育成に぀いお䞀局の充実が求められる。たた遞挙暩幎霢  家庭科改蚂 の趣旚及び 芁点 7
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が18 歳以䞊に匕き䞋げられたこずなども螏たえお男女が協力しお䞻䜓的に家庭 を築き盞互に支え合う瀟䌚の構築に向けお家庭や地域の生掻を創造しようずする 態床や䞻䜓的に地域瀟䌚ず関わり参画しようずする態床を育成するこずが䞀局求 められおいる。  ・  科目構成ず内容に぀いおは 珟行の「家庭基瀎」 単䜍 「家庭総合」 単䜍 及び「生掻デザむン」 単䜍の科目から各科目の履修状況を螏たえお 内容を再構成し「家庭基瀎」 「家庭総合」の科目ずする。  ・   「家庭基瀎」では高等孊校の卒業段階においお自立した生掻者ずしお必芁 な実践力を育成するこずを重芖した基瀎的な内容構成ずする。  ・   「家庭総合」では埓前の「家庭総合」や「生掻デザむン」の内容を匕き継ぎ 生涯を芋通したラむフステヌゞごずの生掻を科孊的に理解させるずずもに䞻䜓 的に生掻を蚭蚈するこずや生掻文化の継承・創造等生掻の䟡倀や質を高め豊 かな生掻を創造するこずを重芖した内容構成ずする。 ⅱ教育内容の芋盎し 〇  今埌の瀟䌚を担う子䟛たちにはグロヌバル化少子高霢化持続可胜な瀟䌚の 構築等の珟代的な諞課題を適切に解決できる胜力が求められるこずから家庭科 技術・家庭科においおは孊校皮ごずに次のような教育内容の芋盎しを図るこずが 必芁である。 【小孊校 家庭科】 〇  小孊校家庭科に぀いおは 「家族 ・ 家庭生掻」  「衣食䜏の生掻」  「消費生掻ず環境」 に関する䞉぀の内容で構成する。家族の䞀員ずしお家庭の仕事に協力するなど家 庭生掻を倧切にする心情を育むための孊習掻動や家族や地域の異䞖代の人々ず関 わるなど人ずよりよく関わる力を育成するための孊習掻動食育を䞀局掚進する ための食事の圹割や栄逊・調理に関する孊習掻動を充実する。たた消費生掻や環 境に配慮した生掻の仕方に関する内容を充実するずずもに他の内容ずの関連を図 り実践的な孊習掻動を䞀局充実する。さらに䞻ずしお衣食䜏の生掻においお 日本の生掻文化の倧切さに気付く孊習掻動を充実する。 〇  孊習した知識・技胜を実生掻で掻甚するために家庭や地域ず連携を図った生掻 の課題ず実践に関する指導事項を蚭定するこずや基瀎的な知識・技胜を確実に身 に付けるために䞀郚の題材を指定するこずも考えられる。 【䞭孊校 技術・家庭科 家庭分野】 〇  技術・家庭科家庭分野に぀いおは 「家族・家庭生掻」  「衣食䜏の生掻」  「消費 生掻・環境」に関する䞉぀の内容で構成する。家庭の機胜を理解し家族や地域の 人々ず協働するこずや幌児觊れ合い䜓隓高霢者ずの亀流等人ずよりよく関わ る力を育成するための孊習掻動食育を䞀局掚進するための䞭孊生の栄逊ず献立 調理や食文化などに関する孊習掻動を充実する。たた 金銭の管理に関する内容や 消費生掻や環境に配慮したラむフスタむルの確立の基瀎ずなる内容を充実するずず もに他の内容ずの関連を図り実践的な孊習掻動を䞀局充実する。さらに䞻ず 第章 総 説 8
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しお衣食䜏の生掻においお日本の生掻文化を継承する孊習掻動を充実する。 〇  孊習した知識・技胜を実生掻で掻甚するために家庭や地域瀟䌚ず連携を図った 「生掻の課題ず実践」に関する内容を充実する。 【高等孊校 家庭科】 ○  高等孊校家庭科の教育内容に぀いおは少子高霢化等の瀟䌚の倉化や持続可胜な 瀟䌚の構築食育の掚進等に察応し男女が協力しお䞻䜓的に家庭を築いおいくこ ずや芪の圹割ず子育お支揎等の理解高霢者の理解生涯の生掻を蚭蚈するための 意思決定や消費生掻や環境に配慮したラむフスタむルを確立するための意思決定 健康な食生掻の実践日本の生掻文化の継承・創造等に関する孊習掻動を充実する。 たたこれらの孊習により身に付けた知識 ・ 技胜を掻甚しお 「ホヌムプロゞェクト」 や「孊校家庭クラブ掻動」等 䞻䜓的に取り組む問題解決的な孊習を䞀局充実する。 ○  これらのこずを螏たえ 「家庭基瀎」では子䟛を生み育おるこずや子䟛ず関わ る力を身に付けるなどの乳児期に関する内容や高霢者の生掻支揎技術の基瀎に関 する内容を充実する。たた自立した生掻者ずしお必芁な衣食䜏の生掻や生掻にお ける経枈の蚈画等などの実践力の定着を図るための孊習掻動を充実する。    「家庭総合」では乳児ずの觊れ合いや子䟛ずのコミュニケヌション高霢者の 生掻支揎技術 グロヌバル化に察応した日本の生掻文化等に関する内容を充実する。 たた生掻を総合的にマネゞメントできるように健康や安党等を考慮するずずも に生掻の䟡倀や質を高める豊かな衣食䜏の生掻を創造するための実践力を身に付け るための孊習掻動を充実する。 ○  なお家庭科技術・家庭科家庭分野においおは生掻の科孊的な理解を深め 生掻の自立に向けお䞻䜓的に掻甚できる技胜の習埗を図るために実践的・䜓隓的 な孊習掻動を重芖し問題解決的な孊習を䞀局充実する。 ⎝㆒教科目暙の改善 䞭倮教育審議䌚の答申に瀺された孊習指導芁領等改蚂の基本的な方向性及び各教科等に おける改蚂の具䜓的な方向性を螏たえ家庭科においおは実践的・䜓隓的な孊習掻動を 通しおよりよい瀟䌚の構築に向けお䞻䜓的に家庭や地域の生掻を創造する資質・胜力 の育成を目指しお目暙及び内容に぀いお次のように改善を図っおいる。 教科目暙に぀いおは今回の改蚂の基本方針を螏たえ育成を目指す資質・胜力を䞉぀ の柱により明確にし党䜓に関わる目暙を柱曞ずしお瀺すずずもに 1 ずしお「知識及 び技胜」を 2 ずしお「思考力刀断力衚珟力等」を 3 ずしお「孊びに向かう力 人間性等」の目暙を瀺した。 たた 1 から 3 たでに瀺す資質・胜力の育成を目指すに圓たり質の高い孊びを実珟 するために家庭科の特質に応じた物事を捉える芖点や考え方芋方・考え方を働かせ るこずを瀺しおいる。  家庭科改蚂の芁点  家庭科改蚂 の趣旚及び 芁点 9
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具䜓的には次のように目暙を改めた。 生掻の営みに係る芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を通しお様々な 人々ず協働しよりよい瀟䌚の構築に向けお男女が協力しお䞻䜓的に家庭や地域の生掻 を創造する資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1  人間の生涯にわたる発達ず生掻の営みを総合的に捉え家族・家庭の意矩家族・ 家庭ず瀟䌚ずの関わりに぀いお理解を深め家族・家庭衣食䜏消費や環境などに ぀いお生掻を䞻䜓的に営むために必芁な理解を図るずずもにそれらに係る技胜を 身に付けるようにする。 2  家庭や地域及び瀟䌚における生掻の䞭から問題を芋いだしお課題を蚭定し解決策 を構想し実践を評䟡・改善し考察したこずを根拠に基づいお論理的に衚珟するな ど生涯を芋通しお生掻の課題を解決する力を逊う。 3  様々な人々ず協働しよりよい瀟䌚の構築に向けお地域瀟䌚に参画しようずする ずずもに 自分や家庭 地域の生掻を䞻䜓的に創造しようずする実践的な態床を逊う。 目暙の柱曞に瀺した「芋方・考え方」は内容等によっお重点の眮き方が倉わったり異 なる芖点を甚いたりする堎合があるが基本的には次のように敎理した。 「生掻の営みに係る芋方・考え方」 家族や家庭衣食䜏消費や環境などに係る生掻事象を協力・協働健康・快適・安 党生掻文化の継承・創造持続可胜な瀟䌚の構築等の芖点で捉えよりよい生掻を営む ために工倫するこず。 ⎝㆓科目線成の改善 家庭科においおは生埒の倚様な胜力適性興味・関心等に応じお遞択しお履修させ るこずを重芖し 「家庭基瀎」 単䜍  「家庭総合」 単䜍の科目を蚭けた。これ らの科目のうちいずれか科目を必履修科目ずしお履修するこずずしおいる。各孊校に おいおは各科目の改蚂の趣旚を螏たえ耇数の科目を開蚭しお生埒が遞択できるように するこずが望たれる。 ⎝叅各科目の内容の改善 ①  小・䞭・高等孊校の系統性を螏たえ 「家庭基瀎」  「家庭総合」ずもに内容構成 を「家族・家庭及び犏祉」  「衣食䜏」  「消費生掻・環境」に「ホヌムプロゞェクトず 孊校家庭クラブ掻動」を加えた四぀に敎理した。 ②   「家庭基瀎」は 「 人の䞀生ず家族・家庭及び犏祉」  「 衣食䜏の生掻の自立 ず蚭蚈」  「 持続可胜な消費生掻・環境」  「 ホヌムプロゞェクトず孊校家庭ク ラブ掻動」の内容で構成し生掻を䞻䜓的に営むために必芁な基瀎的な理解ず技胜を 身に付け自立した生掻者ずしお必芁な実践力を育成するこずを重芖した。 ③   「家庭総合」は 「 人の䞀生ず家族・家庭及び犏祉」  「 衣食䜏の生掻の科孊 ず文化」  「 持続可胜な消費生掻・環境」  「 ホヌムプロゞェクトず孊校家庭ク 第章 総 説 10
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ラブ掻動」の四぀の内容で構成し埓前の「家庭総合」や「生掻デザむン」の内容を 継承し生掻を䞻䜓的に営むために必芁な科孊的な理解ず技胜を䜓隓的・総合的に身 に付け生掻文化の継承・創造高霢者の介護や消費生掻に関する実習や挔習を行う こずを重芖した。 ④  いずれの科目においおも埓前の「生涯の生掻蚭蚈」をたずめずしおだけでなく 科目の導入ずしお䜍眮付けるずずもにからたでの内容ず関連付けるこずで生 掻課題に察応した意思決定の重芁性に぀いおの理解や生涯を芋通した生掻蚭蚈の工倫 ができるよう内容の充実を図った。 â‘€  少子化の進展に察応しお 「家庭基瀎」では子育お支揎乳幌児ず関わるための 基瀎的な技胜 「家庭総合」では子䟛の遊びず文化子育お支揎子䟛の発達に応 じた適切な関わり方の工倫などに関する内容の充実を図った。 ⑥  高霢化の進展に察応しおいずれの科目においおも高霢者の尊厳ず介護認知症を 含むに関する内容を充実するずずもに 「家庭基瀎」では高霢者の生掻支揎に関 する基瀎的な技胜 「家庭総合」では高霢者の心身の状況に応じた生掻支揎に関す る技胜などの内容の充実を図った。 ⑩  衣食䜏に぀いおは 「家庭基瀎」では自立した生掻を営むために必芁な基瀎的・ 基本的な内容を 「家庭総合」では生涯を芋通したラむフステヌゞごずの生掻を科 孊的に理解させるこずを重芖するずずもにいずれも日本の䌝統的な生掻文化の継 承・創造に関わる内容の充実を図った。 ⑧  消費生掻・環境に぀いおは成幎幎霢の匕䞋げを螏たえ契玄の重芁性や消費者保 護の仕組みに関する内容を充実するなど消費者被害の未然防止に資する内容の充実 を図った。 ⑹  ホヌムプロゞェクトず孊校家庭クラブ掻動を匕き続き重芖するずずもに家庭や地 域及び瀟䌚における生掻の䞭から問題を芋いだしお解決策を構想し実践を評䟡・改 善しお新たな課題の解決に向かう過皋を重芖した孊習の充実を図った。  家庭科改蚂 の趣旚及び 芁点 11
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 生掻の営みに係る芋方 ・ 考え方を働かせ実践的 ・ 䜓隓的な孊習掻動を通しお様々 な人々ず協働しよりよい瀟䌚の構築に向けお男女が協力しお䞻䜓的に家庭や地域 の生掻を創造する資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1  人間の生涯にわたる発達ず生掻の営みを総合的に捉え家族・家庭の意矩家族・ 家庭ず瀟䌚ずの関わりに぀いお理解を深め家族・家庭衣食䜏消費や環境など に぀いお生掻を䞻䜓的に営むために必芁な理解を図るずずもにそれらに係る技 胜を身に付けるようにする。 2  家庭や地域及び瀟䌚における生掻の䞭から問題を芋いだしお課題を蚭定し解決 策を構想し実践を評䟡・改善し考察したこずを根拠に基づいお論理的に衚珟す るなど生涯を芋通しお生掻の課題を解決する力を逊う。 3  様々な人々ず協働しよりよい瀟䌚の構築に向けお地域瀟䌚に参画しようずす るずずもに自分や家庭地域の生掻を䞻䜓的に創造しようずする実践的な態床を 逊う。 今回の改蚂においおは埓前の家庭科の目暙の趣旚を継承するずずもに少子高霢化等 の瀟䌚の倉化や持続可胜な瀟䌚の構築食育の掚進男女共同参画瀟䌚の掚進成幎幎霢 の匕䞋げ等ぞの察応を䞀局重芖し生掻を䞻䜓的に営むために必芁な理解ず技胜を身に付 け課題を解決する力を逊い生掻を䞻䜓的に創造しようずする実践的な態床を逊うこず により家庭や地域の生掻を創造する資質・胜力を育成するこずを目指し家庭科の目暙 を瀺した。 この目暙は家庭科で育成を目指す資質・胜力を 1 「知識及び技胜」  2 「思考力刀 断力 衚珟力等」  3 「孊びに向かう力 人間性等」の䞉぀の柱に沿っお瀺したものである。  生掻の営みに係る芋方 ・ 考え方を働かせ実践的 ・ 䜓隓的な孊習掻動を通しお様々 な人々ず協働しよりよい瀟䌚の構築に向けお男女が協力しお䞻䜓的に家庭や地域 の生掻を創造する資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 生掻の営みに係る芋方・考え方を働かせに぀いおは本解説第郚第章第節にお いお瀺したずおり生涯にわたっお自立し共に生きる生掻を創造するために家庭科が 孊習察象ずしおいる家族や家庭衣食䜏消費や環境などに係る生掻事象を協力 ・ 協働 健康・快適・安党生掻文化の継承・創造持続可胜な瀟䌚の構築等の芖点で捉えより よい生掻を営むために工倫するこずを瀺したものであるず考えられる。 この「生掻の営みに係る芋方・考え方」に瀺される芖点は家庭科で扱う党おの内容に 共通する芖点であり盞互に関わり合うものである。したがっお生埒の発達の段階を螏 たえるずずもに取り䞊げる内容や題材構成などによっおいずれの芖点を重芖するのか を適切に定めるこずが倧切である。䟋えば家族・家庭生掻に関する内容においおは䞻 第3 節 家庭科の目暙 第章 総 説 12
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に「協力 ・ 協働」 衣食䜏の生掻に関する内容においおは䞻に「健康 ・ 快適 ・ 安党」や「生 掻文化の継承・創造」 さらに消費生掻・環境に関する内容においおは䞻に「持続可 胜な瀟䌚の構築」の芖点から物事を捉え考察するこずなどが考えられる。 実践的・䜓隓的な孊習掻動を通しおずは家庭科における孊習方法の特質を述べたもの である。家庭科の目暙を実珟するためには生掻を営む䞊で必芁な家族・家庭衣食䜏 消費や環境などの内容に぀いお理論のみの孊習に終わるこずなく調理補䜜等の実習 や芳察調査実隓挔習などの実践的 ・ 䜓隓的な孊習掻動を通しお孊習するこずにより 習埗した知識及び技胜を自らの生掻に掻甚するこずを意図しおいる。 このようにしお獲埗した力が将来にわたっお生掻を創造する資質・胜力の育成に぀な がるず考えられる。 様々な人々ず協働しよりよい瀟䌚の構築に向けお男女が協力しお䞻䜓的に家庭や地 域の生掻を創造する資質・胜力を次のずおり育成するずは埓前においおも男女共同参 画瀟䌚の掚進を螏たえお家族・家庭の意矩家族・家庭ず瀟䌚ずの関わりに぀いお理解 するずずもに生掻に必芁な知識ず技胜の習埗を通しお共に支え合う瀟䌚の䞀員ずしお 䞻䜓的に行動する意思決定胜力を身に付け男女が協力しお家庭を築いおいくこずを認識 させ家庭や地域の生掻を創造する資質・胜力を育おるこずを瀺しおおりこの趣旚は今 回の改蚂においおも継承されおいる。なお圓該箇所に぀いおは小孊校が「生掻をより よくしようず工倫する資質・胜力」 䞭孊校が「よりよい生掻の実珟に向けお生掻を工 倫し創造する資質・胜力」ず瀺されおおり高等孊校においおは「よりよい瀟䌚の構築に 向けお男女が協力しお䞻䜓的に家庭や地域の生掻を創造する資質・胜力」ずしおいる。 これらの各孊校皮における衚珟の違いは児童生埒の発達の段階を螏たえたものであり 今回小・䞭・高等孊校を通じお敎理された「生掻の営みに係る芋方・考え方」を基軞に それぞれの目暙ず関連付けながら そのねらいを達成する必芁がある。高等孊校では 様々 な人々ず協働しよりよい瀟䌚の構築に向けお男女が協力しお䞻䜓的に家庭や地域の生 掻を創造する資質・胜力ずしおおりこのこずが小孊校䞭孊校ずの系統性を螏たえ぀ ぀高等孊校ならではの深たりをもっおいるずいえる。その深たりずはすなわち家族 ・ 家庭に぀いおの理解共に生きる生掻芳の育成家庭生掻の様々な事象の原理・原則に぀ いおの科孊的理解理解したこずを実際の生掻の堎で掻甚するための技胜の習埗生掻を 総合的に認識し適切に刀断する意思決定胜力課題を解決する問題解決胜力など生涯 を芋通しお䞻䜓的に生きる力を育成し家庭や地域の生掻を創造する資質・胜力を意味し おいる。 今回の改蚂では育成を目指す資質・胜力は䞉぀の柱に沿っお瀺されおおりこれら が偏りなく実珟できるようにするこずが倧切である。そのため実生掻ず関連を図った問 題解決的な孊習を効果的に取り入れこれら䞉぀の柱を盞互に関連させるこずにより家 庭科党䜓の資質・胜力を育成するこずが重芁である。 1  人間の生涯にわたる発達ず生掻の営みを総合的に捉え家族・家庭の意矩家族・ 家庭ず瀟䌚ずの関わりに぀いお理解を深め家族・家庭衣食䜏消費や環境など  家庭科の 目暙 13
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に぀いお生掻を䞻䜓的に営むために必芁な理解を図るずずもにそれらに係る技 胜を身に付けるようにする。 1 の目暙は家族・家庭衣食䜏消費や環境などに぀いお生掻を䞻䜓的に営むた めに必芁な理解を図るずずもに それらに係る技胜を身に付けるこずを瀺しおいる。なお 今回の改蚂に圓たっお育成すべき資質・胜力を「知識及び技胜」  「思考力刀断力衚珟 力等」  「孊びに向かう力人間性等」の䞉぀の柱に沿っお敎理したこずから埓前の教科 目暙に瀺されおいた「知識及び技術」の「技術」に぀いおは「技胜」ずしおいる。 人間の生涯にわたる発達ず生掻の営みを総合的に捉えずは人間が生たれおから死ぬた での間身䜓的粟神的に倉化し続け各ラむフステヌゞの課題を達成し぀぀発達するず いう生涯発達の考えに立ち乳幌児期児童期青幎期壮幎期高霢期など人の䞀生 ずいう時間の経過の䞭で生掻の営みに必芁な金銭生掻時間人間関係などの生掻資源 や衣食䜏保育消費などの生掻掻動に関わる事柄を盞互に関連付けお理解するこず を瀺しおいる。 たた目暙の柱曞ず 1 ずの関連では家庭や地域の生掻は個人家族瀟䌚及び環 境ずの盞互関係によっお成り立っおおり倚面的総合的であるずいえる。瀟䌚の倉化に 察応し぀぀䞻䜓的に生掻を営む力を身に付けるためには生掻䞊の知識や技胜を断片的に 習埗するだけでなく生掻資源や生掻掻動などを生涯の生掻蚭蚈やキャリアプランニング などず関連付けお取り扱うこずが重芁である。このような取扱いをするこずによっお生 埒自身が珟圚及び将来の生掻を自立的に営み男女が共に協力しお家庭を築いおいくずい う実践的な態床を育おるこずを目指しおいる。 家族・家庭の意矩家族・家庭ず瀟䌚ずの関わりに぀いお理解を深めずは生呜を育ん だり生掻をしたりする基盀ずしおの家族・家庭の意矩に぀いお理解を深めるずずもに家 族・家庭が瀟䌚ずの関わりの䞭で機胜しおいるこずに぀いお理解を深めるこずができるよ うにするこずを意味しおいる。 家族・家庭の機胜家族構成や家族芏暡ラむフスタむルなどが倧きく倉化する䞭で も特に生呜を育み生掻胜力や生掻文化を䌝える環境ずしお情緒面の充足ず安定をも たらし人栌の圢成を図る家族・家庭の意矩を認識させるようにする。その䞊で家庭生 掻は家族自身の䞻䜓性により営たれおはじめおその機胜を発揮するこずを認識させ互い に協力しお生掻を創造しようずする意欲ぞず぀なげるこずが重芁である。たた婚姻倫 婊芪子犏祉消費などに関する法埋や制床によっお瀟䌚の秩序が保たれ個人が保護 されおいるこずを認識し家族・家庭ず瀟䌚ずの関わりに぀いお理解できるようにする。 このように家族・家庭の意矩家族・家庭ず瀟䌚ずの関わりに぀いお理解を深め性 別や䞖代を超えお男女が家族や瀟䌚の䞭で平等な関係を築き共に生きる瀟䌚の䞀員ず しお圹割ず責任を果たし家庭や地域の生掻を䞻䜓的に創造しおいくこずが重芁であるこ ずを認識させるこずを重芖しおいる。 家族・家庭衣食䜏消費や環境などに぀いお生掻を䞻䜓的に営むために必芁な理解 を図るずずもにそれらに係る技胜を身に付けるようにするずは生掻を営むために必芁 第章 総 説 14
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な家族・家庭衣食䜏消費や環境などに関する知識ず技胜を実践的・䜓隓的な孊習掻 動を通しお習埗できるようにするこずを意味しおいる。 高等孊校段階では小孊校䞭孊校における孊習の䞊に立ち生掻に関わる経枈的な芖 点や生掻文化の継承ず創造の芖点を螏たえお持続可胜な瀟䌚の構築に向けお科孊的な 根拠に基づいた実践力を身に付けるこずが重芁である。家庭科のねらいが理解するだけ でなく健康や環境に配慮した生掻の実践力の育成ず持続可胜な瀟䌚を目指す䞊で必芁な ラむフスタむルを確立できるようにするこずでありその孊習方法ずしお生掻の䞭で掻 甚する芖点を明確にした実践的・䜓隓的な孊習掻動を工倫するこずが倧切である。 2  家庭や地域及び瀟䌚における生掻の䞭から問題を芋いだしお課題を蚭定し解決 策を構想し実践を評䟡・改善し考察したこずを根拠に基づいお論理的に衚珟す るなど生涯を芋通しお生掻の課題を解決する力を逊う。 2 の目暙は次のような孊習過皋を通しお習埗した「知識及び技胜」を掻甚し 「思 考力刀断力衚珟力等」を育成するこずにより課題を解決する力を逊うこずを明確に したものである。 孊習過皋の参考䟋を次ペヌゞに図瀺する。  家庭や地域及び瀟䌚における生掻の䞭から問題を芋いだしお課題を蚭定しずは本解説 第郚第章第節においお 「 『生掻の営みに係る芋方・考え方』を働かせ぀぀生掻 の䞭の様々な問題の䞭から課題を蚭定しその解決を目指しお解決方法を怜蚎し蚈画を 立おお実践するずずもにその結果を評䟡・改善するずいう掻動の䞭で育成できるず考え られる。 」ず瀺されたこずを螏たえ小孊校では「日垞生掻の䞭から問題を芋いだし 」  䞭孊校では「家族・家庭や地域における生掻の䞭から問題を芋いだし‥」ず瀺されおいる のに察しお高等孊校は「家庭や地域及び瀟䌚における生掻の䞭から問題を芋いだし‥」 ずしおおり 各校皮における孊習察象の違いを明確にしたものである。このこずは 小 ・ äž­ ・ 高等孊校の系統性を螏たえ぀぀孊習察象ずしおの広がりに留意しお指導するこずが倧切 であるこずを意味しおいる。 解決策を構想しずは解決の芋通しをもっお蚈画を立おるこずを通しお生掻課題に぀ いお他の生掻事象ず関連付け生涯を芋通しお倚角的に捉え解決方法を怜蚎し蚈画 立案する力を育成するこずに぀いお瀺したものである。その際様々な人々ずの関わりを 通しお他者からの意芋等を螏たえお蚈画を評䟡・改善し最善の方法を刀断・決定でき るようにする。 実践を評䟡・改善し考察したこずを根拠に基づいお論理的に衚珟するずは実習や芳 察・実隓調査亀流掻動等を通しお課題の解決に向けお実践したこずを振り返り考 察したこずを発衚し合い他者からの意芋を螏たえお改善策を怜蚎するなど実践掻動を 評䟡・改善する力を育成するこずに぀いお瀺したものである。その際考察したこずを科 孊的な根拠に基づいお理由を明確にしお論理的に説明したり発衚したりするこずができ るようにする。 生涯を芋通しお生掻の課題を解決するずは自立した生掻者ずしお様々な人々ず関わ  家庭科の 目暙 15
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り合う䞭で他者の立堎を考え倚様な意芋や䟡倀芳があるこずを螏たえ぀぀よりよい 生掻の実珟に向けお身近な生掻の課題を䞻䜓的に捉え具䜓的な実践を通しお課題の 解決を目指すこずを意味しおいる。 このような䞀連の孊習過皋は本解説第郚第章第節においお㋐生掻の課題発 芋㋑解決方法の怜蚎ず蚈画㋒課題解決に向けた実践掻動㋓実践掻動の評䟡・改善ず 敎理するこずができるず瀺されおいる。これらの孊習過皋を通しお生埒が自分や家庭 地域の生掻を䞻䜓的に創造しようずするこず達成感や有甚感を涵 かん 逊し次の孊習に䞻䜓 的に取り組むこずができるようにするこずが倧切である。 なおこの孊習過皋は生埒や孊校の実態や題材構成に応じお異なるこずなどに留意す る必芁がある。たたホヌムプロゞェクトず孊校家庭クラブ掻動ず関連を図り䞀連の孊 習過皋ずしお䜍眮付けるこずも考えられる。 3  様々な人々ず協働しよりよい瀟䌚の構築に向けお地域瀟䌚に参画しようずす るずずもに自分や家庭地域の生掻を䞻䜓的に創造しようずする実践的な態床を 逊う。 3 の目暙では家庭科の孊びを通じおよりよい瀟䌚の構築に向けお様々な人々ず 協働しお生掻を䞻䜓的に創造しようずする実践的な態床を逊うこずを明確にしたものであ る。 様々な人々ず協働しずは幎霢や障害の有無に関わらず様々な人々ず力を合わせお協 働し瀟䌚の䞀員ずしお䞻䜓的に行動するこずを意味しおいる。 よりよい瀟䌚の構築に向けお地域瀟䌚に参画しようずするずは個人や地域瀟䌚がど のような圹割を果たし぀ながっおいけばよいかに぀いお考え䞻䜓的に地域瀟䌚に関わ っおいくこずが重芁であるこずを意味しおいる。さらに参画しようずするこずで生掻 課題の解決だけでなく心の぀ながり人の成長など粟神面にも倧きく圱響するこずを意 味しおいる。 自分や家庭地域の生掻を䞻䜓的に創造しようずする実践的な態床ずは孊習で埗たも のを実際の生掻に掻甚しようずする態床であり生掻の各堎面で問題を芋いだし課題を 蚭定しその解決を図りながら家庭や地域の生掻を創造する胜力ず実践的な態床を育お 第章 総 説 16
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るこずを瀺しおいる。このように家庭科では知識・技胜の習埗のみではなく意思決定 や問題解決をも含めた資質・胜力の育成を目指しおいる。 以䞊のように高等孊校家庭科では自己及び家族の発達ず生掻の営みに必芁な知識ず 技胜を小孊校家庭科䞭孊校技術・家庭科の䞊に積み重ねお習埗し生掻をよりよくす るために䞻䜓的に実践できるよう資質・胜力を育成するこずを目指しおいる。そのため 瀟䌚ずの関わりの䞭で営たれる家庭生掻や地域の生掻ぞの関心を高め生涯を芋通しお生 掻を創造する䞻䜓ずしおの芖点が重芁ずなるこずから持続可胜な瀟䌚の構築を目指し グロヌバルな芖点に立っお生掻の珟状を芋぀めなぜそうするのかどうしたらよいかず いう課題意識をも぀ずずもに実践的・䜓隓的な孊習掻動を通しお家族・家庭衣食䜏 消費や環境など家庭生掻の様々な事象の原理・原則を科孊的に理解するこず及びそれ らに関わる知識ず技胜を実際の生掻䞊の意思決定や問題解決に生かし男女が協力しお 家庭や地域の生掻を䞻䜓的に創造する資質・胜力を育成するこずが倧切である。  家庭科の 目暙 17
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家庭科の科目線成は以䞋のずおりである。 平成30幎告瀺 平成21幎告瀺 科 目 名 暙準単䜍数 科 目 名 暙準単䜍数 家庭基瀎 家庭総合 単䜍 単䜍 家庭基瀎 家庭総合 生掻デザむン 単䜍 単䜍 単䜍 家庭科においおは 「家庭基瀎」 単䜍及び「家庭総合」 単䜍の科目を蚭け 生埒の倚様な胜力適性興味・関心等に応じお必履修科目ずしお科目を遞択的に履修 させる。 「家庭基瀎」は暙準単䜍数が単䜍の科目である。埓前の「家庭基瀎」同様人の䞀 生を芋通しながら自立しお生掻する胜力ず異なる䞖代ず関わり共に生きる力を育おるこ ずを重芖しおいる。たた子䟛を生み育おるこずや子䟛ず関わる力を身に付けるなどの乳 児期に関する内容や高霢者の生掻支揎に関する基瀎的な技胜の内容を加えるなどの改善 を図った。たた自立した生掻者ずしお必芁な衣食䜏の生掻や生掻における経枈の蚈画な どに関する実践力の育成を図る芳点から充実を図った。 「家庭総合」は暙準単䜍数が単䜍の科目である。埓前の「家庭総合」に比べ乳児 ずの觊れ合いや子䟛ずのコミュニケヌション高霢者の生掻支揎に関する技胜日本の生 掻文化等に関する内容の充実を図った。たた 生掻を総合的にマネゞメントできるように 健康や安党等を考慮するずずもに生掻の䟡倀や質を高める豊かな衣食䜏の生掻を創造す るための実践力を身に付ける芳点から改善を図った。 いずれの科目においおも 「 人の䞀生ず家族・家庭及び犏祉」の 1 に生涯の生掻蚭 蚈を導入ずしお䜍眮付けるずずもに成幎幎霢の匕䞋げを螏たえ 「 持続可胜な消費 生掻・環境」においお契玄の重芁性や消費者保護に関する内容の充実を図った。 たた各孊校においおは孊校で特定の科目に決めおしたうのではなく耇数の科目を 開蚭しお生埒が遞択できるようにするこずが望たれる。 第4 節 家庭科の科目線成 第章 総 説 18
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㆒ 科目の性栌 この科目は少子高霢化等の瀟䌚の倉化や持続可胜な瀟䌚の構築食育の掚進男女共 同参画瀟䌚の掚進成幎幎霢の匕䞋げ等を螏たえお生掻を䞻䜓的に営むために必芁な基 瀎的な理解ず技胜を身に付け課題を解決する力を逊い生掻の充実向䞊を図ろうずする 実践的な態床を逊うこずにより家庭や地域の生掻を創造する資質・胜力を育成する科目 である。 今回の改蚂においおは小・䞭・高等孊校の系統性を螏たえ内容構成を「 人の䞀 生ず家族 ・ 家庭及び犏祉」  「 衣食䜏の生掻の自立ず蚭蚈」  「 持続可胜な消費生掻 ・ 環境」に「 ホヌムプロゞェクトず孊校家庭クラブ掻動」を加えた四぀に敎理した。 たた生涯の生掻蚭蚈の孊習を科目の導入ずしおも孊習するこずで珟圚を起点に将来 を芋通しラむフステヌゞに応じた衣食䜏の生掻に関わる理解や技胜の定着や生涯にわ たっおこれらの力を掻甚しお課題を解決できるよう内容の改善を図った。 ㆓ 目暙 第 家庭基瀎  目 暙   生掻の営みに係る芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を通しお 様々な人々ず協働しよりよい瀟䌚の構築に向けお男女が協力しお䞻䜓的に家 庭や地域の生掻を創造する資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1  人の䞀生ず家族・家庭及び犏祉衣食䜏消費生掻・環境などに぀いお生掻 を䞻䜓的に営むために必芁な基瀎的な理解を図るずずもにそれらに係る技胜を 身に付けるようにする。 2  家庭や地域及び瀟䌚における生掻の䞭から問題を芋いだしお課題を蚭定し解 決策を構想し実践を評䟡・改善し考察したこずを根拠に基づいお論理的に衚 珟するなど生涯を芋通しお課題を解決する力を逊う。 3  様々な人々ず協働しよりよい瀟䌚の構築に向けお地域瀟䌚に参画しようず するずずもに自分や家庭地域の生掻の充実向䞊を図ろうずする実践的な態床 を逊う。 内容を取扱うに圓たっおの配慮事項  内容の取扱い 1 内容の取扱いに圓たっおは次の事項に配慮するものずする。  ア  内容のからたでに぀いおは 生掻の科孊的な理解を深めるための実践的 ・ 第1 節 家庭基瀎  科目の性栌ず目暙  家庭基瀎 家庭科の各科目 第章 19
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䜓隓的な孊習掻動を充実するずずもに生掻の䞭から問題を芋いだしその課題 を解決する過皋を重芖するこず。たた珟圚を起点に将来を芋通したり自己 や家族を起点に地域や瀟䌚ぞ芖野を広げたりしお生掻を時間的・空間的な芖 点から捉えるこずができるよう指導を工倫するこず。 「家庭基瀎」は内容を「 人の䞀生ず家族・家庭及び犏祉」  「 衣食䜏の生掻の 自立ず蚭蚈」  「 持続可胜な消費生掻・環境」  「 ホヌムプロゞェクトず孊校家庭ク ラブ掻動」の四぀ずし家族や生掻の営みを人の䞀生ずの関わりの䞭で捉え生涯の生掻 蚭蚈家族や家庭生掻の圚り方子䟛ず高霢者の生掻ず犏祉生掻の自立ず健康のための 衣食䜏消費生掻・環境などに関する基瀎的・基本的な知識ず技胜を習埗し男女が協力 しお家庭や地域の生掻の充実向䞊を図る胜力ず実践的な態床を逊うこずをねらいずしおい る。特に生掻をする䞊での様々な課題を䞻䜓的に解決する胜力の育成を目指しおホヌ ムプロゞェクトず孊校家庭クラブ掻動の指導を充実するこずが重芁である。 今回の改蚂においおは家庭科の特質である実践的・䜓隓的な孊習掻動を充実させるこ ずを目暙の柱曞に䜍眮付け明確にしおいる。家庭科の孊習は生掻の䞭から生埒自身が 芋いだした問題に぀いおその解決を図る過皋を重芖しおおりその際䟋えば実隓・実 習の芋通しを持ったり結果を怜蚌したりするこずなどによっお生掻に぀いおの科孊的 な理解を深めおいくこずが倧切である。たた生涯の生掻蚭蚈を本科目の導入ずしお䜍眮 付けるずずもに各内容ず関連付けお扱うこずを螏たえ人の䞀生を時間軞ずしお捉えた り生掻の営みに必芁な金銭生掻時間人間関係などの生掻資源や衣食䜏保育消 費などの生掻掻動に関わる事柄を人の䞀生ずの関わりの䞭で空間軞においお捉えたりす るこずができるよう指導を工倫するこずずしおいる。 たた内容「 人の䞀生ず家族・家庭及び犏祉」では生涯を芋通しお生掻を蚭蚈し 創造する力様々な人々ず぀ながり共に生きる力を 「 衣食䜏の生掻の自立ず蚭蚈」 では生涯を通しお健康で自立的に生掻を営む力を 「 持続可胜な消費生掻・環境」 では消費者の暩利ず責任を自芚しお䞻䜓的に行動する力を 「 ホヌムプロゞェクト ず孊校家庭クラブ掻動」では生掻課題を芋付け自ら解決する力を身に付けるこずをねら いずしお構成しおいる。 生掻の営みに係る芋方・考え方を働かせずは家庭科を孊習する䞊での特質を意味しお いる。家庭科は人の誕生から乳幌児期青幎期壮幎期高霢期たでの生掻の営みを 芋通し生涯にわたっお生掻の䞻䜓ずしお自立しか぀人ず協働しお共に生きる力を身 に付けるこずを目指しおいる。しかし生掻を総合的に把握しよりよい生掻を創造する 実践力や応甚力は 孊習内容を順次 個別に習埗するだけでは身に付けるこずはできない。 なぜなら家庭科の孊習内容である家族・家庭衣食䜏消費・環境は盞互に耇雑に 関わり合う生掻の営みでありその関連性を把握するこずがよりよい生掻を぀くる䞊で 重芁ずなるからである。そこで今回の改蚂においおは生掻の営みを包括的に把握する ために家庭科が孊習察象ずしおいる家族・家庭衣食䜏消費・環境などに係る生掻事 象を協力・協働健康・快適・安党生掻文化の継承・創造持続可胜な瀟䌚の構築等 第2 ç«  家庭科の 各科目 20
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の芖点ずしお瀺した。これら四぀の芖点は 「家庭基瀎」の孊習内容である「 人の䞀 生ず家族 ・ 家庭及び犏祉」  「 衣食䜏の生掻の自立ず蚭蚈」  「 持続可胜な消費生掻 ・ 環境」の党おを芋通す芖点でありいずれの内容ずも関連があるがその関連の深さは異 なる。各芖点ず内容ずの関連がずりわけ深いのは䟋えば協力・協働に぀いおは 「  人の䞀生ず家族・家庭及び犏祉」 健康・快適・安党に぀いおは 「 衣食䜏の生掻の自 立ず蚭蚈」 生掻文化の継承・創造に぀いおは「 衣食䜏の生掻の自立ず蚭蚈」 持続可 胜な瀟䌚の構築に぀いおは「 持続可胜な消費生掻・環境」が考えられる。指導に圓た っおはこれらの芖点ぞの認識が深たり生掻の䟡倀や質を高め実践に぀ながるよう 取り䞊げる題材を工倫したり孊習内容の盞互の関連を図ったりするこずができるよう留 意する必芁がある。 実践的・䜓隓的な孊習掻動を通しおずは孊習を通しお理解を深めたり実践力を身に付 けたりするには実隓実習を通しお獲埗する科孊的な理解や技胜を知識ず぀なげお生 掻の䞭で掻甚する力を育おるこずが必芁であるこずを意味しおいる。 様々な人々ず協働しずは 家庭科が扱う生掻は 家庭の䞭だけにずどたるものではなく 地域や瀟䌚の珟実ず぀ながっおおりさらに生涯を芋通しお乳幌児や高霢者など幎霢の 異なる人や障害のある人など様々な人々の生掻を理解し共に協力し合うこずを意味し おおり地域の乳幌児や保護者高霢者などず亀流する機䌚を孊習の䞭で蚭けるこずは 生埒の理解や認識を深める䞊で重芁である。たた生掻の各堎面で問題を芋いだしその 解決を図りながら家庭生掻や地域の生掻の充実向䞊を果たす孊習も䞍可欠であり家庭 科では知識及び技胜の習埗のみではなく意思決定や問題解決をも含めた胜力の育成を 目指しおいる。 よりよい瀟䌚の構築に向けお男女が協力しお䞻䜓的に家庭や地域の生掻を創造する資 質・胜力ずは家族・家庭衣食䜏消費や環境など生掻に必芁な知識ず技胜を習埗し それらに関わる思考力刀断力衚珟力等を育むこずを通しお男女が盞互に協力し共 に支え合う家族や瀟䌚の䞀員ずしお䞻䜓的に家庭や地域の生掻を創造する資質・胜力を 育成するこずを意味しおいる。 人の䞀生ず家族・家庭及び犏祉衣食䜏消費生掻・環境などに぀いお生掻を䞻䜓的 に営むために必芁な基瀎的な理解を図るずずもにそれらに係る技胜に぀いおはこの科 目で目指す資質・胜力のうち知識及び技胜を育成するために必芁な内容を䟋瀺したもので ある。この科目は基瀎的・基本的な孊習内容から構成されおおり内容のからに瀺 された事項の孊習を通じお基瀎的・基本的な知識ず技胜を確実に身に付けるこずができ るようにするこずを意味しおいる。指導に圓たっおは 「内容の取扱い」で瀺す「 1 内容の取扱い」ず「 2 内容の範囲や皋床」に基づき基瀎的・基本的な事項を明確に把 握する必芁がある。 家庭や地域及び瀟䌚における生掻の䞭から問題を芋いだしお課題を蚭定し解決策を構 想し実践を評䟡・改善し考察したこずを根拠に基づいお論理的に衚珟するなど生涯 を芋通しお課題を解決する力に぀いおは習埗した知識及び技胜を掻甚し思考力刀断 力衚珟力等を育成するこずにより課題を解決する力を逊うこずを明確にしたものであ  家庭基瀎 21
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る。家庭や地域及び瀟䌚における生掻の問題から解くべき課題を蚭定しその解決に取り 組むプロセスを通しお思考・刀断し結果を衚珟する力を育むこずを意味しおいる。 様々な人々ず協働しよりよい瀟䌚の構築に向けお地域瀟䌚に参画しようずするずず もに 自分や家庭 地域の生掻の充実向䞊を図ろうずする実践的な態床を逊うに぀いおは 幎霢や障害の有無に関わらず様々な人々ず協働し䞻䜓的に地域瀟䌚ず関わりながら家 庭や地域のよりよい生掻を工倫し創造するために家庭や地域の生掻の䞭で生じる課題を 生掻掻動や生掻資源ず関わらせながら䞻䜓的に解決する力が必芁であるこずを瀺しおい る。たた家庭生掻は家族員の健康や生掻など様々な事情で倉化したり䞍枬の事態に 遭遇したりするものである。家庭科においおは原理・原則に関する孊習を生かしお各 自が生掻課題を解決できるように問題解決的な孊習を䞀局重芖しおいるこずを瀺しおい る。 生掻の充実向䞊を図ろうずする実践的な態床に぀いおは知識ず技胜を生かしお各自 の家庭生掻や地域の生掻を芋぀め䞻䜓的に問題を芋いだしこれを改善・充実しようず する積極的な態床を育おるこずをねらいずしおいるこずを瀺しおいる。特に 「 ホヌ ムプロゞェクトず孊校家庭クラブ掻動」に぀いおは内容のからたでの孊習の䞭で芋 いだした問題に぀いお課題を蚭定しその解決に向けお生埒が䞻䜓的に取り組むこず ができるよう問題解決的な孊習を充実するこずが重芁である。 第2 ç«  家庭科の 各科目 22
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この科目は 「 人の䞀生ず家族 ・ 家庭及び犏祉」  「 衣食䜏の生掻の自立ず蚭蚈」  「 持続可胜な消費生掻・環境」  「 ホヌムプロゞェクトず孊校家庭クラブ掻動」の 四぀の内容で構成し暙準単䜍数は単䜍である。これらの内容に぀いおは実践的・䜓 隓的な孊習掻動を䞭心ずしお指導するずずもに問題解決的な孊習を充実するよう配慮す る。たた内容からたでに぀いお盞互に有機的な関連を図り展開できるよう配慮す る。  人の䞀生ず家族・家庭及び犏祉  次の 1 から 5 たでの項目に぀いお生涯を芋通し䞻䜓的に生掻するために家族 や地域瀟䌚の人々ず協力・協働し実践的・䜓隓的な孊習掻動を通しお次の事項を 身に付けるこずができるよう指導する。 ㆒ 生涯の生掻蚭蚈 ア  人の䞀生に぀いお自己ず他者瀟䌚ずの関わりから様々な生き方があるこずを 理解するずずもに自立した生掻を営むために必芁な情報の収集・敎理を行い生 涯を芋通しお生掻課題に察応し意思決定をしおいくこずの重芁性に぀いお理解を 深めるこず。 ã‚€  生涯を芋通した自己の生掻に぀いお䞻䜓的に考えラむフスタむルず将来の家庭 生掻及び職業生掻に぀いお考察し生掻蚭蚈を工倫するこず。 内容を取扱うに圓たっおの配慮事項 ã‚€  内容のの 1 に぀いおは人の䞀生を生涯発達の芖点で捉え各ラむフステヌ ゞの特城などず関連を図るこずができるようこの科目の孊習の導入ずしお扱うこ ず。たたからたでの内容ず関連付けるずずもにこの科目のたずめずしおも扱 うこず。 ここでは家庭科の孊習を通しお人の䞀生に぀いお生涯発達の芖点で捉え様々な 生き方を理解するずずもに自らの生き方を芋぀め将来の生掻に向かっお目暙を立お 展望をもっお生掻するこずの重芁性を理解し自分の目指すラむフスタむルを実珟するた めに生涯を芋通した生掻を蚭蚈するこずができるようにするこずをねらいずしおいる。 ア  人の䞀生に぀いお自己ず他者瀟䌚ずの関わりから様々な生き方があるこずを理解 するずずもに自立した生掻を営むために必芁な情報の収集・敎理を行い生涯を芋通 しお生掻課題に察応し意思決定をしおいくこずの重芁性に぀いお理解を深めるこず。 人の䞀生に぀いおは生涯発達の芖点に立っお乳児期から高霢期たでのラむフステヌ ゞの特城ず課題を芋通しその課題を他者ず関わりながら達成し぀぀生たれおから死ぬ  内容ずその取扱い  家庭基瀎 23
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たで発達し続けおいくずいう考え方を理解できるようにする。 自己ず他者瀟䌚ずの関わりから様々な生き方があるこずに぀いおはラむフむベント や人生の転機あるいは家族の倉化や瀟䌚倉動などによっお生じる課題を乗り越える際 に誰もが同じような方法や遞択で達成するのではなくその時の身近な他者や瀟䌚ずの 関わりを通しお䞀人䞀人が異なる過皋をたどり様々な生き方があるこずを理解できるよ うにする。 自立した生掻を営むために必芁な情報の収集・敎理を行いに぀いおは生掻の営みに必 芁な家族友人健康金銭もの空間技術時間情報など生掻する䞊で重芁な 芁玠が生掻資源であるこずに気付きそれらに関わる情報を収集敎理するこずの重芁性 を理解できるようにする。 生涯を芋通しお生掻課題に察応し意思決定をしおいくこずに぀いおは自立した生掻 を営むために生涯を芋通しながら様々な生掻課題に察応しお適切に意思決定し責任 をもっお行動するこずが重芁であるこずぞの理解を深めるこずができるようにする。 ã‚€  生涯を芋通した自己の生掻に぀いお䞻䜓的に考えラむフスタむルず将来の家庭生掻 及び職業生掻に぀いお考察し生掻蚭蚈を工倫するこず。 自分の目指すラむフスタむルを実珟するために各ラむフステヌゞの特城ず課題やラむ フむベントず関連付けたり職業遞択仕事ず生掻の調和ワヌク・ラむフ・バランス などの具䜓的な事䟋を取り䞊げたりしお考察し生掻蚭蚈を工倫するこずができるように する。 たた生掻蚭蚈の実珟には様々な瀟䌚的条件が倧きく圱響するこずにも觊れ生掻蚭 蚈を通しお瀟䌚の動きを芋぀め広い芖野をもっお生掻を創造しおいくこずや䞍枬の事態 にも柔軟に察応するこずの必芁性を認識できるようにする。 指導に圓たっおはたず 「家庭基瀎」の孊習の導入ずしお䜍眮付け各ラむフステヌ ゞにおいお内容のからのどのような内容が関連しおいるかの芋通しをも぀ずずもに 人は生たれおから死ぬたでの䞀生を通しお各ラむフステヌゞの課題を達成し぀぀発達す るずいう生涯発達の芖点から捉え各ラむフステヌゞの特城などず関連付けお生掻蚭蚈を 立案するこずができるようにする。その際家族地域瀟䌚ずの関わりを通じおより豊 かな衣食䜏生掻を営むための知識ず技胜を身に付けるこずが生掻蚭蚈の基瀎ずなるこず を理解できるようにするこずが重芁である。たた人の䞀生における就職や結婚などの重 芁なラむフむベントを扱う際には目暙や課題を認識できるよう単なるラむフむベント の矅列に終わらないように留意する。 たたからたでの内容ず関連付けるずは䟋えば青幎期の自立ず䞀人暮らしの䜏 たいず関連付けたり高霢期の課題や特城ず食における自立支揎の工倫ず関連付けたりす るこずなどが考えられる。 たずめずしお扱う際には䟋えば生掻資源の掻甚に気付き各ラむフステヌゞの目暙 を挙げおその実珟に必芁な条件を考えるこずができるようにしたり導入時に立案した 第2 ç«  家庭科の 各科目 24
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生掻蚭蚈を内容からの孊習を螏たえお芋盎したり具䜓的に短期・長期の蚈画を立 おたりするこずなどが考えられる。たた仕事ず生掻の調和ワヌク・ラむフ・バランス を図るこずの重芁性に぀いお話し合わせたり将来就きたい仕事に぀いおの調査をしたり するなど生掻蚭蚈を具䜓化するための情報の集め方などに぀いおも考えるこずができる ようにする。その際自分が目指すラむフスタむルに近い人物の生き方を調べ自分の課 題を探るこずなども考えられる。 ㆓ 青幎期の自立ず家族・家庭 ア  生涯発達の芖点で青幎期の課題を理解するずずもに家族・家庭の機胜ず家族関 係家族・家庭生掻を取り巻く瀟䌚環境の倉化や課題家族・家庭ず瀟䌚ずの関わ りに぀いお理解を深めるこず。 ã‚€  家庭や地域のよりよい生掻を創造するために自己の意思決定に基づき責任を もっお行動するこずや男女が協力しお家族の䞀員ずしおの圹割を果たし家庭を 築くこずの重芁性に぀いお考察するこず。 内容の範囲や皋床 ア 内容のの 2 のアに぀いおは関係法芏に぀いおも觊れるこず。 ここでは青幎期の課題である自立や男女の平等ず盞互の協力などに぀いお理解できる ようにする。たた男女が協力しお家庭を築くこずの意矩や珟代の家族・家庭の機胜や 特城に぀いお歎史的文化的瀟䌚的倉化ずの関連から理解を深め考察できるようにす るこずをねらいずしおいる。その際自立した生掻を営むためには様々な生掻課題に察 応しお適切に意思決定し責任をもっお行動するこずが重芁であるこずを認識できるよう にする。 ア  生涯発達の芖点で青幎期の課題を理解するずずもに家族・家庭の機胜ず家族関係 家族・家庭生掻を取り巻く瀟䌚環境の倉化や課題家族・家庭ず瀟䌚ずの関わりに぀い お理解を深めるこず。 生涯発達の芖点で青幎期の課題を理解するこずに぀いおは青幎期の課題である自己理 解心身の自立や生掻者ずしおの自立人間関係の調敎職業遞択ぞの芋通しやその準備 固定的な性別圹割分業意識の芋盎し男女の平等ず盞互の協力などを取り䞊げ生涯を芋 通した䞭で青幎期をどのように生きるかに぀いお理解を深めるこずができるようにする。 家族・家庭の機胜ず家族関係に぀いおは歎史的文化的瀟䌚的制床ずしおの家族に ぀いお理解できるようにするずずもに盞互の尊重ず信頌関係のもずで倫婊関係を築くこ ず 共に協力しお家庭を築くこずの意矩や重芁性に぀いお認識できるようにする。その際 婚姻倫婊芪子盞続など家族に関する法埋や瀟䌚制床の基瀎的な理解を手がかりずし お珟代の家族・家庭に぀いお理解を深めるこずができるようにする。 家族・家庭生掻を取り巻く瀟䌚環境の倉化や課題家族・家庭ず瀟䌚ずの関わりに぀い  家庭基瀎 25
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お理解を深めるこずに぀いおは珟代の家族・家庭の課題を経枈や制床などの瀟䌚環境の 倉化ず関連付けお理解できるようにする。 ã‚€  家庭や地域のよりよい生掻を創造するために自己の意思決定に基づき責任をもっ お行動するこずや男女が協力しお家族の䞀員ずしおの圹割を果たし家庭を築くこず の重芁性に぀いお考察するこず。 家庭や地域のよりよい生掻を創造するために様々な生掻課題に察応しお適切な自己の 意思決定に基づき責任をもっお行動するこずの重芁性を考察できるようにする。たた 職業遞択仕事ず生掻の調和ワヌク・ラむフ・バランスなどの具䜓的な事䟋を取り䞊 げ意思決定に圱響を䞎える芁因や家族に関する法埋家族が瀟䌚制床ずしお存圚するこ ずの意味などずも関連付けお考察できるようにする。たた男女が協力しお家族の䞀員 ずしおの圹割を果たし家庭を築くこずに぀いおは固定的な性別圹割分業意識を芋盎し 盞互の尊重ず信頌関係のもずで倫婊関係を築くこず共に協力しお家庭を築くこずの意矩 や重芁性を考察できるようにする。 叅 子䟛の生掻ず保育 ア  乳幌児期の心身の発達ず生掻芪の圹割ず保育子䟛を取り巻く瀟䌚環境子育 お支揎に぀いお理解するずずもに乳幌児ず適切に関わるための基瀎的な技胜を身 に付けるこず。 ã‚€  子䟛を生み育おるこずの意矩に぀いお考えるずずもに子䟛の健やかな発達のた めに芪や家族及び地域や瀟䌚の果たす圹割の重芁性に぀いお考察するこず。 内容を取扱うに圓たっおの配慮事項 り  内容のの 3 及び 4 に぀いおは孊校や地域の実態等に応じお孊校家庭クラ ブ掻動などずの関連を図り乳幌児や高霢者ずの觊れ合いや亀流などの実践的な掻 動を取り入れるよう努めるこず。 内容の範囲や皋床 ア  内容のの䞭略 3 から 5 たでに぀いおは生涯にわたっお家族・家庭の生 掻を支える犏祉の基本的な理念に重点を眮くこず。 ここでは乳幌児期の心身の発達ずそれを支える生掻子䟛が育぀環境子育お支揎 乳幌児ずの関わり方などに぀いお基瀎的な知識や技胜を身に付け子䟛を生み育おるこず の意矩芪や家族及び地域や瀟䌚の圹割の重芁性に぀いお考察するこずができるようにす るこずをねらいずしおいる。 ア  乳幌児期の心身の発達ず生掻芪の圹割ず保育子䟛を取り巻く瀟䌚環境子育お支 揎に぀いお理解するずずもに乳幌児ず適切に関わるための基瀎的な技胜を身に付ける 第2 ç«  家庭科の 各科目 26
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こず。 乳幌児期の心身の発達に぀いおは身䜓の発育や運動機胜蚀語認知情緒瀟䌚性 などの発達の抂芁ずそれらの発達が密接に関連しおいるこずを理解できるようにする。 たた乳幌児期は人間の発達の段階においお最も発達が著しい重芁な時期であるこずや 子䟛の発達には個人差はあるが䞀定の方向性や順序性があるこずを理解できるようにす る。 乳幌児期の生掻に぀いおは遊びが子䟛の生掻においお重芁であり遊びを通しお様々 な心身の発達が促されるこず基本的生掻習慣の圢成や健康管理ず安党ぞの配慮などに ぀いお理解できるようにする。たた家庭保育ず集団保育を取り䞊げ子䟛の発達ず環境 ずの関わりに぀いお理解できるようにする。 芪の圹割ず保育に぀いおは乳幌児期はその発達の段階に応じた芪の働きかけが重芁 であるこずを芪の保育態床ず関連付けお理解できるようにする。たた子䟛は生掻の䞭で 人ずの関わりを通しお育぀こずから芪や家族の関わり方や家庭生掻が果たす圹割の重芁 性に぀いお理解できるようにする。特に乳児期の芪ずの関わりによる愛着の圢成は将 来の人間関係の基瀎ずなるこずを理解できるようにする。たた瀟䌚的自立のためには 子䟛の発達に応じお基本的生掻習慣や瀟䌚的な芏範を身に付けさせるこずが芪や家族の重 芁な圹割であるこずを理解できるようにする。保育の第䞀矩的な責任は芪にあるがそれ を支える瀟䌚の支揎が必芁であるこずを理解できるようにする。 子䟛を取り巻く瀟䌚環境に぀いおは䟋えば少子化や郜垂化栞家族化などの瀟䌚環 境の倉化による人間関係の垌薄化家庭や地域の教育力の䜎䞋自然ず觊れ合う経隓の䞍 足育児䞍安や孀立感子䟛の貧困や虐埅保育所䞍足ず埅機児童の問題などを取り䞊げ 珟代の子䟛を取り巻く瀟䌚環境の課題や子育お支揎の必芁性に぀いお理解できるようにす る。 子育お支揎に぀いおは育児䞍安や孀立感をも぀芪や家族を支揎する䜓制づくりが必芁 になっおきおおり子䟛や子育お家庭を支える瀟䌚の支揎が重芁であるこずを理解できる ようにする。その際子育おを支揎する制床や地域にある子育お支揎斜蚭ネットワヌク など具䜓的な事䟋を取り䞊げ瀟䌚党䜓で子育おを支揎しおいくこずの重芁性を理解でき るようにする。 たた集団保育の堎ずしお幌皚園保育所認定こども園などを取り䞊げそれぞれの 特城や圹割を理解できるようにする。さらに児童憲章児童犏祉法児童の暩利に関す る条玄などに瀺された児童犏祉の理念に぀いおも觊れるなどしお子䟛の犏祉に぀いおも 理解できるようにする。 乳幌児ず適切に関わるための基瀎的な技胜に぀いおは乳幌児ずの觊れ合いや亀流芪 や保育者が乳幌児ず関わる姿の芳察など実践的・䜓隓的な孊習掻動を通しお身に付ける こずができるようにする。䟋えば乳児の溢 い぀ 乳の察凊や抱き方寝かせ方乳幌児の着替 えの揎助や絵本の読み聞かせなど個々の子䟛に応じた接し方を実践したり安党や衛生 に気を配り宀内倖の環境を敎えたり子䟛の目の高さで優しく分かりやすい蚀葉で話し かけたり 話を聞いたりするこずなどが考えられる。生掻習慣や遊びに関わる堎面などで  家庭基瀎 27
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子䟛が心地よく楜しく過ごせるような配慮ずコミュニケヌションのための基本的な技胜を 身に付けるこずができるようにする。 ã‚€  子䟛を生み育おるこずの意矩に぀いお考えるずずもに子䟛の健やかな発達のために 芪や家族及び地域や瀟䌚の果たす圹割の重芁性に぀いお考察するこず。 先行する䞖代の者は次の䞖代を担う子䟛を健やかに育おる責任があり子䟛ずのコミ ュニケヌション胜力を高めるこずが重芁である。たた子育おは芪はもずより瀟䌚党 䜓で支えおいく必芁がある。こうしたこずを螏たえ子䟛ず関わるこずができるような機 䌚を蚭け芪自身も子育おや保育を通じお人間的に成長するこずや子䟛はこれからの瀟䌚 を築いおいくずいう芖点から子䟛を生み育おるこずの意矩や地域の䞀員ずしお子䟛の成 長に関わるこずの意味に぀いお考えるこずができるようにする。たた保育に察するニヌ ズが倚様化しおいるこずにも觊れ子䟛の育぀環境にどのような課題があるかを考え子 䟛の健やかな発達のために芪や家族及び地域や瀟䌚の果たす圹割の重芁性に぀いお考察で きるようにする。 ㆕ 高霢期の生掻ず犏祉 ア  高霢期の心身の特城高霢者を取り巻く瀟䌚環境高霢者の尊厳ず自立生掻の支 揎や介護に぀いお理解するずずもに生掻支揎に関する基瀎的な技胜を身に付ける こず。 ã‚€  高霢者の自立生掻を支えるために家族や地域及び瀟䌚の果たす圹割の重芁性に ぀いお考察するこず。 内容を取扱うに圓たっおの配慮事項 り  内容のの 3 及び 4 に぀いおは孊校や地域の実態等に応じお孊校家庭クラ ブ掻動などずの関連を図り乳幌児や高霢者ずの觊れ合いや亀流などの実践的な掻 動を取り入れるよう努めるこず。 内容の範囲や皋床 ア  内容のの䞭略 3 から 5 たでに぀いおは生涯にわたっお家族・家庭の生 掻を支える犏祉の基本的な理念に重点を眮くこず。 4 に぀いおは認知症などに も觊れるこず。アに぀いおは生掻支揎に関する基瀎的な技胜を身に付けるこずが できるよう䜓隓的に孊習を行うこず。 ここでは高霢者の心身の特城瀟䌚環境高霢者ず関わる際に重芁な尊厳や自立の芖 点関わり方などに぀いお理解し基瀎的な技胜を身に付けるずずもに高霢者の生掻を 支えるための家族地域瀟䌚の圹割の重芁性に぀いお考察できるようにするこずをねらい ずしおいる。  第2 ç«  家庭科の 各科目 28
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ア  高霢期の心身の特城高霢者を取り巻く瀟䌚環境高霢者の尊厳ず自立生掻の支揎や 介護に぀いお理解するずずもに生掻支揎に関する基瀎的な技胜を身に付けるこず。 高霢期の心身の特城に぀いおは生涯を芋通しお高霢期を捉えるずずもに高霢者の身 䜓的特城ず心理的特城の抂芁に぀いお理解できるようにする。その際加霢に䌎っお党お の機胜が衰えるわけではなく成熟期ずしお捉えられる面もあるこずや個人差が倧きい こずを理解できるようにする。たた介護予防や生掻の工倫などに぀いおも理解できるよ うにする。その際高霢者疑䌌䜓隓や芖聎芚教材などを通しお䜓隓的に理解を深めるこず ができるように指導するこずなどが考えられる。たた認知症などに぀いおは物忘れず 認知症の違いや認知症ぞの察応方法に぀いおも觊れる。 高霢者を取り巻く瀟䌚環境に぀いおは近幎の高霢者犏祉の基本的な理念や高霢者犏祉 サヌビスなど代衚的なものに぀いお觊れた䞊で瀟䌚の珟状ず今埌の解決すべき課題に぀ いお理解できるようにする。その際 ノヌマラむれヌションの芖点から高霢期になっおも 誰もが安心しお自立的な生掻を送るこずができる瀟䌚に぀いお理解できるようにする。䟋 えば高霢者の就劎問題高霢者の暮らし方などの生掻実態調査資料などを基に高霢期 の状況を把握したり祖父母や身近な高霢者から生きがい瀟䌚参加健康問題ず介護 生蚈の維持などに぀いお聞き取ったりするなどの掻動や老老介護高霢者虐埅などの珟 代の高霢者介護に関する事䟋を取り䞊げお 理解できるようにするこずなどが考えられる。 高霢者の尊厳ず自立生掻の支揎や介護に぀いおは自己の尊厳に぀いお觊れ自立した 生掻ができなくなっおも人間ずしお尊ばれるこずやそれを支えるために自立生掻の 支揎や介護が必芁であるこずが理解できるようにする。自己決定や䞻䜓的に自分らしく生 きる芖点が高霢期でも倧切であるずいう考え方を瀺しながら生掻を芳察・分析しその 人の有する力に着目しその人に合った衣食䜏生掻など環境を敎えるこずで生掻の質が向 䞊するこずを理解できるようにする。 生掻支揎に関する基瀎的な技胜に぀いおは高霢期の心身の特城ず生掻ぞの圱響を螏た えた䞊で安党に配慮するこずや高霢者の自己決定䞻䜓的参加の尊重など介護の芖点を 土台ずしお䟋えば車怅子の操䜜や移動・移乗の介助食事・着脱衣の介助などの基瀎 的な技胜を身に付けるこずができるよう高校生同士が䜓隓的に孊習するこずを想定しお いる。その際ボディメカニクスの原則や高霢者の心身の状態に応じお介助の方法が異な るこずにも觊れる。 ã‚€  高霢者の自立生掻を支えるために家族や地域及び瀟䌚の果たす圹割の重芁性に぀い お考察するこず。 家族や地域及び瀟䌚の果たす圹割の重芁性に぀いおは介護保険制床地域包括ケアな どを取り䞊げお高霢者を取り巻く瀟䌚の課題に぀いお考えるこずができるようにする。 特に高霢者が自立的な生掻を営むためには介護予防の芖点が重芁であり家族や地域及 び瀟䌚の果たす圹割を具䜓的に考えるこずができるようにする。その際自助共助及び 公助の考え方をはじめ互助に察する考え方にも觊れ家族・地域・瀟䌚ずそれぞれの圹 割に぀いお具䜓的な事䟋を通しお考察できるようにする。  家庭基瀎 29
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たた介護が必芁になった堎合家族地域及び犏祉サヌビス等の連携により瀟䌚党䜓 で高霢者を支える仕組みや圚り方に぀いお考察し䟋えば家族が認知症になった時の家 族・地域・瀟䌚ずそれぞれの圹割に぀いお具䜓的な事䟋を通しお考察できるようにする。 ⓹ 共生瀟䌚ず犏祉 ア  生涯を通しお家族 ・ 家庭の生掻を支える犏祉や瀟䌚的支揎に぀いお理解するこず。 ã‚€  家庭や地域及び瀟䌚の䞀員ずしおの自芚をもっお共に支え合っお生掻するこずの 重芁性に぀いお考察するこず。 内容を取扱うに圓たっおの配慮事項 り  内容のの䞭略 5 に぀いおは自助共助及び公助の重芁性に぀いお理解 できるよう指導を工倫するこず。 内容の範囲や皋床 ア  内容のの䞭略 3 から 5 たでに぀いおは生涯にわたっお家族・家庭の生 掻を支える犏祉の基本的な理念に重点を眮くこず。 ここでは乳幌児期から高霢期たでの人の䞀生を芋通しお家族・家庭の生掻課題を䞻 䜓的に解決しおいくために必芁な犏祉や瀟䌚的支揎に぀いお理解し生掻をよりよくする ために䜕が必芁かに぀いお理解を深めるこずができるようにするこずをねらいずしおい る。たた共に支え合う瀟䌚の䞀員ずしお䞻䜓的に行動する意思決定胜力を身に付け家 庭や地域及び瀟䌚の生掻を創造しおいくための課題に぀いお考察するこずができるように する。 ア 生涯を通しお家族・家庭の生掻を支える犏祉や瀟䌚的支揎に぀いお理解するこず。 生涯を通しお家族・家庭の生掻を支える犏祉や瀟䌚的支揎に぀いおは瀟䌚的制床瀟 䌚犏祉の基本的な理念共に支え合っお生きる瀟䌚の考え方に぀いお理解できるようにす る。たたノヌマラむれヌションや犏祉の発展など歎史的な倉遷に觊れながら家族地 域のも぀珟状ず課題を理解できるようにする。個人ずしお幎霢障害等の有無に関わら ず䞻䜓的に自身の人生を最埌たで自分で぀くりながら自分らしく生きるずいうこずに぀ いおの自立的な生掻ず家族や孊校地域の人の支え合いなどの身近な環境たた囜や自 治䜓などの制床や行政サヌビスなどの制床ずしおの支揎䜓制ずいう支え合いの構造に぀い お理解できるようにする。加えお自助共助及び公助の抂念だけでなく互助も含めた぀ ながりに぀いおも理解できるようにする。䜵わせお異なる背景をも぀人々が共に支え合 いながら生きおいくこずの必芁性にも觊れ関連する珟代の瀟䌚の珟状に぀いおも理解で きるようにする。 ã‚€  家庭や地域及び瀟䌚の䞀員ずしおの自芚をもっお共に支え合っお生掻するこずの重芁 第2 ç«  家庭科の 各科目 30
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性に぀いお考察するこず。 家庭や地域及び瀟䌚の䞀員ずしおの自芚をもっお共に支え合っお生掻するこずの重芁性 に぀いおは生涯を通しお誰もが自分の力を生かし他からの揎助も埗ながら安心しお暮 らせる瀟䌚の構築のために協力・協働の芖点からどのような理念や瀟䌚的支揎及びシス テムが必芁かなどに぀いお考え工倫するこずができるようにする。たた共に支え合う 瀟䌚を実珟するために個人や地域瀟䌚がどのような圹割を果たし぀ながっおいけばよ いかに぀いお考えるこずができるようにする。 さらにノヌマラむれヌションの理念を土台にしお地域のバリアフリヌやナニバヌサ ルデザむンなど具䜓的事䟋を通しお考察できるようにする。  家庭基瀎 31
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 衣食䜏の生掻の自立ず蚭蚈  次の 1 から 3 たでの項目に぀いお健康・快適・安党な衣食䜏の生掻を䞻䜓的に 営むために実践的・䜓隓的な孊習掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができ るよう指導する。 内容を取扱うに圓たっおの配慮事項 ゚  内容のに぀いおは実隓・実習を䞭心ずした指導を行うこず。なお 1 に぀ いおは栄逊食品調理及び食品衛生ずの関連を図っお扱うようにするこず。た た調理実習に぀いおは食物アレルギヌにも配慮するこず。 ここでは自立した生掻を営むために必芁なラむフステヌゞに応じた衣食䜏の生掻に぀ いお身に付けた知識や技胜を実生掻で掻甚できるようにするために実隓・実習の目的 を明確にした指導を工倫するこずが倧切である。 食生掻に぀いおは食事ず健康ずの関わりを䞭心に生涯を通しお環境に配慮した健康で 安党な食生掻を営むために必芁な知識ず技胜を効果的に身に付けるこずができるよう調 理実習や実隓を䞭心ずした孊習掻動を取り入れる工倫をするこずなどが考えられる。 衣生掻に぀いおは健康で快適な衣生掻を目指し被服の機胜を理解したり被服管理 及び目的に応じた着装を考えたりする堎合に実隓・実習を䞭心ずした孊習掻動を取り入れ る工倫をするこずなどが考えられる。 䜏生掻に぀いおは防灜などの安党で環境に配慮した䜏居ず䜏生掻を目指し䜏居の機 胜を理解したり䜏居ず地域瀟䌚ずの関わりを考えたりする堎合に実隓・実習を䞭心ずし た孊習掻動を取り入れる工倫をするこずなどが考えられる。 内容の範囲や皋床 ã‚€  内容のの 1 のア 2 のア及び 3 のアに぀いおは日本ず䞖界の衣食䜏に関 わる文化に぀いおも觊れるこず。その際日本の䌝統的な和食和服及び和宀など を取り䞊げ生掻文化の継承・創造の重芁性に気付くこずができるよう留意するこ ず。 1 のアに぀いおは䟋えば䞀汁䞉菜で衚される栄逊バランスのずれた献立構成や和 食のおいしさを圢成するだしのうた味ず調味料などの特城を通しお指導を工倫するこずな どが考えられる。 2 のアに぀いおは䟋えば和服ず掋服の構成や被服材料の違いを取り䞊げ平面構 成である和服ず立䜓構成である掋服の構成䞊の特城や被服材料和服の皮類や特城などに 觊れるこずも考えられる。その際地域の気候や颚土で培われた䌝統的な衣服に関心をも ぀こずができるよう䟋えば北海道のアむヌのアットゥシや沖瞄の玅 びん 型等を取り䞊げお 各地に䌝わる䌝統的な衣文化を題材に指導するこずも考えられる。 第2 ç«  家庭科の 各科目 32
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3 のアに぀いおは䟋えば床の間や畳瞁偎土間等の日本建築・家屋の構法や構 造等に觊れ気候や颚土に応じた各地域の家づくりず䜏たい方の特城や倉遷に぀いお指導 するこずなどが考えられる。 ㆒ 食生掻ず健康 ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。   ア  ラむフステヌゞに応じた栄逊の特城や食品の栄逊的特質健康や環境に配慮し た食生掻に぀いお理解し自己や家族の食生掻の蚈画・管理に必芁な技胜を身に 付けるこず。   む  おいしさの構成芁玠や食品の調理䞊の性質食品衛生に぀いお理解し目的に 応じた調理に必芁な技胜を身に付けるこず。 ã‚€  食の安党や食品の調理䞊の性質食文化の継承を考慮した献立䜜成や調理蚈画 健康や環境に配慮した食生掻に぀いお考察し自己や家族の食事を工倫するこず。 ここでは栄逊ず食事食品ず調理など食生掻に関わる基瀎的・基本的な知識ず技胜を 実隓・実習を䞭心ずした孊習掻動を通しお身に付け食事䜜りを䞭心に栄逊食品調 理の孊習を盞互に関連付けながら食生掻に関わる情報を適切に刀断し生涯を通しお健 康や環境に配慮した安党な食生掻を営むこずができるようにするこずをねらいずしおい る。 ア    ラむフステヌゞに応じた栄逊の特城や食品の栄逊的特質健康や環境に配慮した食 生掻に぀いお理解し 自己や家族の食生掻の蚈画 ・ 管理に必芁な技胜を身に付けるこず。 ラむフステヌゞに応じた栄逊の特城に぀いおは乳児期から高霢期たでのラむフステヌ ゞ別の栄逊の特城などに぀いお理解し自己や家族の食事を管理するこずの重芁性や青幎 期における毎日の食事の重芁性食事を共にするこずの意矩に぀いお理解できるようにす る。たた栄逊玠の皮類ず機胜食事摂取基準や食品矀別摂取量の目安などを理解し栄 逊的にバランスのずれた家族の食事を蚈画できるようにする。 食品の栄逊的特質に぀いおは日垞甚いられおいる䞻な食品を取り䞊げ食品には様々 な成分が含たれおおりその栄逊的な特質により食品矀に分類されるこずを理解できるよ うにする。食品矀の取扱いに぀いおは 䞭孊校たでの孊習を螏たえ 家族の健康を保持し 栄逊ず嗜奜を考えた献立䜜成の芳点から捉えるこずができるようにする。 健康や環境に配慮した食生掻に぀いおは 自分の食生掻を振り返り 食品賌入から調理 食事においおラむフステヌゞの特城に応じた健康によい食生掻の圚り方及び環境の維持 や持続可胜な瀟䌚を構築するために必芁な食生掻の圚り方等に぀いお理解できるようにす る。 自己や家族の食生掻の蚈画・管理に必芁な技胜に぀いおは自分や家族が健康を保持増 進するために自分や家族の食生掻を振り返るこずを通しお栄逊ず嗜 し 奜費甚調理の 効率環境安党などに配慮した食生掻の蚈画・管理ができるようにする。  家庭基瀎 33
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ア    おいしさの構成芁玠や食品の調理䞊の性質食品衛生に぀いお理解し目的に応じ た調理に必芁な技胜を身に付けるこず。 おいしさの構成芁玠に぀いおは味銙り硬さや粘りなどのテクスチャヌ色圢な どの倖芳音枩床などを五感を通しお感じるずずもに調理や加工によりおいしさが 倉化するこずを理解できるようにする。その際䌝統的な和食の特城に぀いおも理解でき るようにする。 食品の調理䞊の性質に぀いおは日垞甚いられる食品の調理䞊の性質に぀いお理解し 調理法の芁点を螏たえ調理の実隓・実習を通しお調理の知識ず技胜を身に付けるこずが できるようにする。たた也燥や発酵などの加工により食品の保存性を高めおいるこずを 理解できるようにする。 食品衛生に぀いおは食品の腐敗や倉敗食䞭毒食品添加物などに぀いお食品の賌入 調理保存ず関わらせお理解し食生掻を安党で衛生的に営むこずができるようにする。 特に食䞭毒に぀いおは身近な䟋を具䜓的に取り䞊げその原因や症状予防のための調 理䞊の性質に぀いお理解し 調理実習の際に十分留意する。たた 食品添加物や残留蟲薬 攟射性物質などに぀いおは基準倀を蚭けおいるこずなどを取り䞊げ瀟䌚における食品 の安党確保の仕組みに぀いおも觊れるようにする。 目的に応じた調理に必芁な技胜に぀いおは食品の鑑別保存管理などが適切にでき 料理の様匏に適した調理法や食噚盛り付けなどを螏たえお食事を敎えるこずができるよ うにする。 これらの項目に぀いおは配膳や食事マナヌにも觊れながら調理実習を通しお理解でき るようにする。その際食物アレルギヌにも配慮する。 調理実習の題材に぀いおは高校生の食生掻の自立に぀ながる日垞食を䞭心ずし様匏 や調理法食品が重ならないようにするずずもに生埒や孊校の実態に応じお調理の技胜 の定着を図り日垞生掻における実践ぞの意欲を高めるよう配慮しお蚭定する。 ã‚€  食の安党や食品の調理䞊の性質食文化の継承を考慮した献立䜜成や調理蚈画健康 や環境に配慮した食生掻に぀いお考察し自己や家族の食事を工倫するこず。 食の安党や食品の調理䞊の性質食文化の継承を考慮した献立䜜成や調理蚈画健康や 環境に配慮した食生掻に぀いおの課題を解決するために健康・快適・安党持続可胜な 瀟䌚の構築などの芖点からよりよい食生掻の創造に぀いお考え工倫するこずができる ようにする。 食品の生産や流通・販売の倚様化茞入食品の増倧食料自絊率の䜎䞋や加工食品倖 食や䞭食ぞの䟝存などの食を取り巻く環境の倉化や食の安党に぀いお考察するずずもに 食品の調理䞊の性質食文化の継承を考慮した献立䜜成や調理蚈画ができるようにする。 たた自己や家族の食生掻に぀いおの問題を芋いだし健康安党及び環境などの芖点 から食生掻に関わる情報を適切に刀断し 䞻䜓的に考え工倫するこずができるようにする。 食文化の継承を考慮した献立䜜成や調理蚈画に぀いおは䟋えば地域又は季節の食材 第2 ç«  家庭科の 各科目 34
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を掻甚した献立を䜜成し調理実習を行う際和食や地域の食文化に぀いおも調べたり 実習内容を手䜜りずいった芖点で比范・考察しこれからの食生掻に結び付けたりするな どの指導の工倫が考えられる。 ㆓ 衣生掻ず健康 ア  次のような知識及び技胜を身に付けるこず。   ア  ラむフステヌゞや目的に応じた被服の機胜ず着装に぀いお理解し健康で快適 な衣生掻に必芁な情報の収集・敎理ができるこず。   む  被服材料被服構成及び被服衛生に぀いお理解し被服の蚈画・管理に必芁な 技胜を身に付けるこず。 ã‚€  被服の機胜性や快適性に぀いお考察し安党で健康や環境に配慮した被服の管理 や目的に応じた着装を工倫するこず。 ここでは被服の機胜ず着装及び安党環境に配慮した被服の蚈画・管理など衣生掻に 関わる基瀎的・基本的な知識ず技胜を身に付け生涯を通しお健康で快適な衣生掻を営む こずができるようにするこずをねらいずしおいる。 ア    ラむフステヌゞや目的に応じた被服の機胜ず着装に぀いお理解し健康で快適な衣 生掻に必芁な情報の収集・敎理ができるこず。 ラむフステヌゞや目的に応じた被服の機胜ず着装に぀いおは着心地のよい被服が身 䜓の生理特性運動特性に配慮され環境条件に適しおいるこずを理解できるようにする ずずもに保健衛生䞊生掻掻動䞊瀟䌚生掻䞊の機胜を生かした適切な着装を理解でき るようにする。その際䞭孊校たでの孊習内容を螏たえ高校生がこれから過ごす瀟䌚生 掻を念頭におき瀟䌚的慣習ぞの適応などの瀟䌚的機胜を理解できるようにする。 健康で快適な衣生掻に必芁な情報の収集・敎理に぀いおは健康ず安党着心地に配慮 した被服の入手ず掻甚環境に配慮した被服の再利甚や適正な廃棄の方法など消費者ず しお必芁な情報を収集・敎理できるようにする。 ア    被服材料被服構成及び被服衛生に぀いお理解し被服の蚈画・管理に必芁な技胜 を身に付けるこず。 被服材料に぀いおは繊維倩然繊維化孊繊維 糞垃の代衚的な皮類ずそれらの 特城性胜に぀いお実隓や実隓デヌタデゞタル教材等を掻甚するなどしお理解し適 切な被服材料の遞択ず取扱いができるようにする。 被服構成に぀いおは人䜓ず被服の関わり人䜓を芆い動䜜に適応した被服の圢状やゆ ずりなどに぀いお理解し平面構成である和服ず立䜓構成である掋服の構成䞊の特城既 補衣料品のサむズ衚瀺に぀いおも理解できるようにする。 被服衛生に぀いおは技術の発展ず共に倉化する被服が身䜓に及がす圱響に぀いお実隓 や実隓デヌタの掻甚等を通しお着心地の面から理解を図り快適な衣生掻を営むこずが  家庭基瀎 35