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レヌションするなど生掻産業における具䜓的な事䟋を取り䞊げる。 む アルゎリズムずプログラミング  アルゎリズムずプログラミングに぀いお簡単なアルゎリズムで衚珟した凊理手順を プログラム蚀語に眮き換え実行し自動的に凊理ができるこずを取り䞊げ課題解決にコ ンピュヌタを掻甚するこずが有効であるこずを扱う。 〔指導項目〕 4 生掻産業におけるコミュニケヌションず情報デザむン  ア 目的に応じたコミュニケヌション  む 情報コンテンツず情報デザむン 内容の範囲や皋床 ゚   〔指導項目〕の 4 に぀いおは生掻産業に関連した具䜓的な事䟋を通しお効果的 なコミュニケヌションを行うための情報デザむンの考え方や方法を扱うこず。アに ぀いおはメディアの特性に觊れるずずもに目的や察象に適した情報技術による コミュニケヌションを扱うこず。 ㆕ 生掻産業におけるコミュニケヌションず情報デザむン ここでは衣食䜏保育家庭看護及び介護などのヒュヌマンサヌビスに関わる生掻産 業の情報を情報機噚や情報通信ネットワヌクを利甚しお実際に収集凊理分析発 信を通しお情報コンテンツを䜜成し目的や察象に適したコミュニケヌションの方法を遞 択し情報や情報技術を掻甚できるようにするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  様々なメディアの特性ずコミュニケヌション手段の特城を理解し情報コンテンツ䜜 成に関連する技術を身に付けるこず。 ②  目的や察象に応じたコミュニケヌションの方法や情報デザむンに぀いお課題を発芋 しその解決に向けお考察し工倫するこず。 ③  生掻産業におけるコミュニケヌションず情報デザむンに぀いお自ら孊び 生掻の質の 向䞊ず瀟䌚の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 目的に応じたコミュニケヌション  メディアの特性及びコミュニケヌション手段の特城に぀いお理解した䞊で䜜成した情 報コンテンツに぀いおWeb ペヌゞブログSNS などにおける掻甚を取り䞊げ生 掻産業の䞭で消費者ず䌁業がどのようにコミュニケヌションに利甚しおいるかを扱う。 む 情報コンテンツず情報デザむン  情報機噚や情報通信ネットワヌク及び各皮アプリケヌション゜フトりェアの利甚によ り収集凊理分析発信を通しお情報コンテンツの䜜成を扱う。䜜成に圓たっお はメディアの特性を理解し様々な情報を目的察象の幎霢や障害の皋床などを考慮 第2 ç«  家庭科の 各科目 136
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し察象に理解しやすく敎理するずいう情報デザむンに配慮するこずに぀いお取り䞊 げる。  具䜓的には次のような事䟋に぀いおそれぞれの察象目的を明確にした情報コン テンツの䜜成が考えられる。  食生掻関連分野では情報通信ネットワヌクを利甚しお各地の特産品に぀いおの情 報を収集しおデヌタベヌス化し地域食材の研究や新たな調理法や商品を提案するに圓 たり文曞凊理゜フトりェア画像凊理゜フトりェア動画線集゜フトりェアを掻甚し お䜜成した情報コンテンツを双方向のコミュニケヌションを通しお互いに評䟡し合い改 善を図る。  衣生掻関連分野では垂堎調査を行っお流行や消費者のニヌズに぀いお衚蚈算゜フト りェアなどを利甚しお分析し䌁画曞を䜜成グラフィックス゜フトりェアを利甚しお ファッション画を䜜成し シミュレヌション゜フトりェアで色 材質などの怜蚎を行い プレれンテヌション゜フトりェアを甚いお商品䌁画のプレれンテヌションを行う。  䜏生掻関連分野では情報通信ネットワヌクを利甚しお䜏宅情報やむンテリア情報を 収集し地域別や䟡栌別などにデヌタベヌス化し䜏宅情報提䟛のWeb ペヌゞを䜜成 したりCAD システムを掻甚したりしおむンテリアのデザむンをする。  ヒュヌマンサヌビス関連分野ではフィヌルドワヌクを行ったり情報通信ネットワ ヌクを掻甚しお各地域の犏祉や保育などに関する情報を収集したりしおデヌタベヌス化 しWeb ペヌゞやチラシなどで情報提䟛し地域䜏民ずの情報亀換を行う。  消費生掻分野では情報通信ネットワヌクを利甚した金融商品に぀いおの情報を収集 しおデヌタベヌス化したり衚蚈算゜フトりェアを掻甚したシミュレヌションにより家 蚈蚺断や経枈蚭蚈を行ったりする。  生掻産業情 å ± 137
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この科目は消費生掻を消費者ず生産者や事業者双方の立堎から捉えるずずもに持続 可胜な瀟䌚の圢成を目指し消費者の暩利の尊重ず自立支揎に必芁な資質・胜力を育成す るこずをねらいずしおいる。 今回の改蚂においおは 近幎の経枈瀟䌚の倉化や消費者教育の掚進に関する法埋以䞋 「消費者教育掚進法」 に察応し埓前の「消費生掻」の内容に加えお急速に進行しおい る決枈の倚様化及び消費者教育の基本理念ずその掚進の重芁性に぀いお内容の充実を図っ た。 この科目は消費生掻盞談員や消費生掻アドバむザヌなどの消費者支揎のための資栌に 関心をもたせるずずもに専門的な孊習ぞの動機付けずする科目である。  目 暙  家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行 うこずなどを通しお消費者の芖点に基づく豊かな消費生掻の実珟を担う職業人ずし お必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1  経枈瀟䌚の動向消費者の暩利ず責任消費者ず行政や䌁業ずの関わり及び連携 の圚り方などに぀いお䜓系的・系統的に理解するずずもに関連する技術を身に付 けるようにする。 2  消費生掻に関する課題を発芋し消費者の芖点をもった職業人ずしお合理的か぀ 創造的に解決する力を逊う。 3  よりよい消費生掻の実珟を目指しお自ら孊び消費者の支揎や持続可胜な瀟䌚の 圢成に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。 この科目においおは家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせ事䟋研究商 品テスト実隓・実習挔習芋孊などを通しお消費者の芖点に基づく豊かな消費生掻 の実珟を担う職業人ずしお必芁な資質・胜力を育成するこずを目指すこずずしおいる。 家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせずは衣食䜏保育等のヒュヌマンサ ヌビスに係る生掻産業に関する事象を協力・協働健康・快適・安党生掻文化の䌝承・ 創造持続可胜な瀟䌚の構築等の芖点で捉え消費者の芖点に基づく豊かな消費生掻の実 珟ず関連付けるこずを意味しおいる。 目暙の 1 は経枈瀟䌚の動向消費者の暩利ず責任消費者ず行政や䌁業を取り䞊げ 消費生掻党般を䜓系的・系統的に理解し消費者支揎のための基本的な知識や技術を習埗 するこずを瀺したものである。 経枈瀟䌚の動向消費者の暩利ず責任消費者ず行政や䌁業ずの関わり及び連携の圚り 方などに぀いお䜓系的・系統的に理解するずずもに関連する技術を身に付けるずは情 報化やグロヌバル化が急速に進行しおいる経枈瀟䌚の動向に䌎い倉化しおいる消費生掻 第4 節 消費生掻 第 目暙 第2 ç«  家庭科の 各科目 138
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消費者基本法にも消費者の理念ずしお芏定されおいる消費者の暩利ずそれに察応する責 任消費者ず行政や䌁業ずの関わり及び連携の圚り方等に関する知識や技術を習埗するこ ずを意味しおいる。 目暙の 2 は習埗した「知識及び技術」を掻甚し 「思考力刀断力衚珟力等」を逊 い課題を解決する力を育むこずを明確にしたものである。 消費生掻に関する課題を発芋しずは消費者被害の救枈や未然防止などに加えよりよ い消費生掻の圚り方のための課題を発芋するこずも意味しおいる。 消費者の芖点をもった職業人ずしお合理的か぀創造的に解決する力を逊うずは働くこ ずの意矩を理解した䞊で勀劎芳や職業芳を逊うずずもに消費生掻関連の仕事にスペシ ャリストずしお埓事したり消費者の芖点をもっお事業に埓事したりするために必芁な知 識や技術を掻甚しお課題を解決する力を逊うこずを意味しおいる。 目暙の 3 は職業人ずしお必芁な豊かな人間性を育みよりよい瀟䌚の構築を目指し お自ら孊び生掻の質の向䞊ず瀟䌚の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこず を明確にしたものである。 消費者の支揎ずは消費者被害の救枈や未然防止に盎接関わるこずに加え消費者の芖 点をもった職業人ずしおの支揎を意味しおいる。 消費者の支揎や持続可胜な瀟䌚の圢成に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うずは 消費者であるずずもに生掻産業に関わる者ずしお生掻の質の向䞊に察しお個人的にも瀟 䌚的にも責任をも぀ずいう自芚を高め消費者の支揎や持続可胜な瀟䌚の圢成を目指し 関連する知識ず技術を掻甚し胜動的に取り組む態床を逊うこずを意味しおいる。  内容の構成及び取扱い この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 経枈瀟䌚の動 向ず消費生掻 2 消費者の暩利ず責任 3 消費者ず行政䌁業 4 持続可胜な瀟䌚を 目指したラむフスタむル 5 消費生掻挔習の五぀の指導項目で〜単䜍皋床履修さ れるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のよう に瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア 地域の消費生掻関連機関等ず連携を図るなど指導を工倫するこず。 内容を取り扱う際には地域の消費生掻関連機関等ず連携を図るなどしお具䜓的な事 䟋を通しお理解できるようにするなど指導を工倫するこずが倧切である。たた 事䟋研究 商品テスト実隓・実習挔習芋孊などの実践的・䜓隓的な孊習掻動をできるだけ倚く 取り入れるずずもに情報機噚や情報通信ネットワヌクなどを掻甚し各項目に぀いお盞 互に有機的な関連を図り総合的に展開できるよう配慮する。 第 内容ずその取扱い  消費生掻 139
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ã‚€   〔指導項目〕の 5 に぀いおはア又はむのいずれかを取り䞊げ 1 から 4 たで ず関連付けながら個人又はグルヌプで適切な課題を蚭定し考察できるよう指導 を工倫するこず。むに぀いおは消費生掻盞談機関や䌁業の消費者盞談などの具䜓 的な事䟋を取り䞊げるなど指導を工倫するこず。 〔指導項目〕の 5 の内容を取り扱う際には 〔指導項目〕の 1 から 4 たでの孊習ず関 連させた身近な商品・サヌビスを取り䞊げおア商品・サヌビス研究又はむ消費者支揎研 究のいずれかに぀いお挔習を行いよりよい消費生掻に぀いお具䜓的な方策を怜蚎するこ ずができるよう指導を工倫するこずが倧切である。  内 容  内 容  に瀺す資質 ・ 胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導する。 〔指導項目〕 1 経枈瀟䌚の動向ず消費生掻  ア 囜民経枈ず消費者  む 瀟䌚の倉化ず消費生掻  り 倚様化する流通・販売方法ず消費者  ゚ 決枈手段の倚様化ず消費者信甚  オ 生掻における経枈の蚈画ず管理 内容の範囲や皋床 ア   〔指導項目〕の 1 のむに぀いおは経枈瀟䌚の動向を螏たえ消費生掻が耇雑化 ・ 倚様化し発生する消費者問題が深刻化しおいる珟状を扱うこず。り及び゚に぀い おは最新の状況を理解できるように留意しお扱うこず。オに぀いおは家族の生 涯の経枈蚭蚈や家蚈の収支金融瀟䌚保障などず関連付けお扱うこず。 ㆒ 経枈瀟䌚の動向ず消費生掻 ここでは経枈瀟䌚の倉化に䌎っお流通・販売方法や決枈手段が倚様化し発生する 消費者問題が耇雑化しおいる珟状䞀人䞀人の消費者の生涯を芋通した経枈生掻の蚈画ず 管理に぀いお理解し考察できるようにするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 経枈瀟䌚の動向を抂芳し消費生掻も倉化しおいる状況を理解するこず。 ② 消費生掻に関する課題を発芋しその解決に向けお考察するこず。 ③  経枈瀟䌚の動向ず消費生掻に぀いお自ら孊び消費者の支揎や持続可胜な瀟䌚の圢成 第2 ç«  家庭科の 各科目 140
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に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 囜民経枈ず消費者  消費垂堎 金融垂堎及び劎働垂堎ず消費者ずの関わり 経枈の埪環における家庭経枈 消費者の圹割に぀いお扱う。 む 瀟䌚の倉化ず消費生掻  グロヌバル化情報化高霢化などに䌎う垂堎の倉化囜民の意識や䟡倀芳家族芳 の倉化などに䌎っお消費生掻が耇雑化し倚様化しおいるこずを理解できるよう指導す る。たたそれに䌎っお発生する消費者問題が耇雑化しおいる珟状などに぀いお具䜓的 な事䟋を通しお指導する。 り 倚様化する流通・販売方法ず消費者  瀟䌚経枈状況の倉化垂堎のグロヌバル化の進展の䞭で商品・サヌビスの流通や販 売方法が耇雑化倚様化しおいる珟状やそれに䌎っお消費者のリスクが耇雑化倚 様化しおおりそれらぞの適切な察応が必芁であるこずに぀いお指導する。特にむン タヌネットによる電子商取匕等の増倧による課題に぀いお具䜓的な事䟋を通しお考え るこずができるよう指導する。たた消費者の生掻に察する姿勢や行動が経枈瀟䌚の圚 り方ず倧きく関わっおおり消費者が適切に刀断しお䞻䜓的に䌁業や商品・サヌビス を遞択するこずでリスクを抑えた公正な垂堎を圢成するこずができるこずに぀いおも 理解できるよう指導する。 ゚ 決枈手段の倚様化ず消費者信甚  決枈手段の倚様化に぀いお前払い即時払い埌払い仮想通貚など具䜓的な支 払手段その利䟿性ずリスクに぀いお扱う。その際具䜓的な事䟋を取り䞊げ決枈手 段が耇雑化・倚様化しおいるこずを理解できるよう指導する。  消費者信甚に぀いおは販売信甚ず消費者金融の代衚的な事䟋を取り䞊げそれぞれ の特城ず留意事項に぀いお理解できるよう指導する。クレゞットカヌドに぀いおはそ の皮類契玄内容手数料利甚に圓たっおの留意事項などに぀いお具䜓的な事䟋を通 しお理解できるよう指導する。たた自己の返枈胜力を超えた商品の賌入や借金による 倚重債務や自己砎産に぀いおも具䜓的な事䟋を通しお扱う。 オ 生掻における経枈の蚈画ず管理  雇甚や経枈の倉化が激しい瀟䌚高霢化ラむフスタむルの倚様化などにより生涯 を芋通した長期的な経枈蚈画の必芁性が高たっおいるこず生涯を芋通した経枈蚈画を 立おるには事故や病気倱業定幎埌の幎金生掻などを想定しそれらのリスクぞの 察応策が必芁であるこずに぀いお扱う。さらに生涯賃金収入の確保ず支出資金の 運甚ず管理などの芖点から長期的な金銭管理が必芁であるこずを認識し適切な家蚈管 理ができるよう指導する。その際皎金瀟䌚保険を含む瀟䌚保障制床ずも関連付けお 扱う。 〔指導項目〕 2 消費者の暩利ず責任  消費生掻 141
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 ア 消費者問題  む 消費者の暩利ず関係法芏  り 消費生掻ず契玄  ゚ 消費者教育 内容の範囲や皋床 ã‚€   〔指導項目〕の 2 のアに぀いおはこれたでの代衚的な消費者問題ず関連する制 床の時系列的な経緯を経枈瀟䌚の倉化などの背景を螏たえお扱うずずもに消費者 被害の救枈制床の新蚭や倉曎などに぀いおも扱うこず。むに぀いおは消費者行 政及び消費者に関する基本的な法芏の目的ず抂芁を扱うこず。その際実生掻の芳 点から興味・関心が高たるよう身近で具䜓的な事䟋を取り䞊げるこず。゚に぀いお は 関係する法芏の趣旚を螏たえお扱うこず。 ㆓ 消費者の暩利ず責任 ここでは消費者は暩利の䞻䜓ずしおその消費生掻に関しお必芁な情報を収集し問 題意識をもち適切な意思決定や消費行動をずり自らの消費行動が他者に䞎える圱響や 環境ぞの配慮を自芚し意芋を衚明し連垯するなどの行動をする責任があるこずそれら を身に付けるこずが消費者ずしおの暩利の行䜿に぀ながるこずに぀いお認識できるように するこずをねらいずしおいる。たたこれたでの代衚的な消費者問題の背景ず問題点を通 しお消費者行政ず消費者に関する基本的な法芏の目的ず抂芁を理解するずずもに倚重 債務や自己砎産などの具䜓的な事䟋を通しお消費者が留意すべき事項を理解できるよう にするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  暩利の䞻䜓である消費者ずしお消費者の暩利の実珟の重芁性を理解し関連する情 報を収集・敎理するこず。 ②  消費者被害の未然防止や救枈に぀いお課題を発芋しその解決に向けお考察し工倫 するこず。 ③  消費者の暩利ず責任に぀いお自ら孊び消費者の支揎や持続可胜な瀟䌚の圢成に䞻䜓 的か぀協働的に取り組むこず。 ア 消費者問題  これたでに発生した䞻な消費者問題を取り䞊げその背景ず問題点解決を目指した 消費者運動の展開などに぀いお扱う。消費者問題は それぞれの時代の経枈や産業 人々 の䟡倀芳などを反映しお倉化しおきおおり悪質商法消費者信甚による倚重債務や 電子商取匕などの進展に䌎っお生じおいる問題に぀いおも取り䞊げる。 む 消費者の暩利ず関係法芏  消費者の暩利を擁護し消費生掻の安定ず向䞊を図るための総合的な察策ずしお消費 者基本法の目的抂芁に぀いお扱う。たた消費者の暩利には消費者自身の生掻に察 第2 ç«  家庭科の 各科目 142
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する姿勢や自芚が倧きく関わっおおり消費者基本法の理念に沿っお消費者ずしおの 基本的な努力ず責任を自芚するこずが暩利の行䜿に぀ながるこずを認識できるよう指導 する。たた消費者が安心しお消費生掻を営むために䌁業の瀟䌚的責任や消費者ず䌁 業の垂堎ルヌルが敎備されおいるこず環境問題ぞの䌁業の組織的な取組なども取り䞊 げる。 り 消費生掻ず契玄  契玄による商品・サヌビスの賌入に぀いお契玄の成立効力解陀などの契玄に関 する基瀎的事項を扱う。たた商品やサヌビス販売方法等に問題があった堎合の察応 に぀いおも扱う。特に平成30 幎月の民法の改正により平成342022幎月日 から成幎幎霢が18 歳に匕き䞋げられ18 歳から䞀人で有効な契玄をするこずができる ようになる䞀方保護者の同意を埗ずに締結した契玄を取り消すこずができる幎霢が 18 歳未満たでずなるこずから自䞻的か぀合理的に瀟䌚の䞀員ずしお行動する自立し た消費者の育成のため若幎者の消費者被害の防止・救枈はもずより未成幎者や高霢 者障害者などの契玄に぀いおも具䜓的な事䟋を通しお理解できるよう指導する。 ゚ 消費者教育  消費者が生涯にわたっお消費生掻に぀いお孊習できるよう幌児期から高霢期たでの 各段階に応じお孊校地域家庭職域その他の様々な堎を通じお消費生掻に関す る教育を充実させるこずが重芁であるこずを理解できるよう指導する。たた持続可胜 な瀟䌚の圢成を目指し適切な経枈掻動を進めるためには消費者自身が経枈瀟䌚の仕 組みを正しく理解し商品・サヌビスなどに関わる正確な知識情報に基づいお行動で きるようにするずずもに法什を遵守し消費者の犏祉を守り生掻の質の向䞊に寄䞎 する生産者の育成にも぀ながるこずに぀いお考えるこずができるよう指導する。  たた消費者ずしおの暩利を実珟し適切に意思決定した䞊で倫理的な消費行動がず れるようにするためには倚様な芖点から物事を捉える胜力を身に付けるこずが求めら れ消費者教育掚進法の趣旚や運甚を螏たえお様々な機䌚を捉えた消費者教育が重芁 であるこずに぀いお扱う。 〔指導項目〕 3 消費者ず行政䌁業  ア 消費者の自立支揎ず行政  む 消費者ず䌁業 内容の範囲や皋床 り   〔指導項目〕の 3 のアに぀いおは地方自治䜓の消費者政策も取り䞊げ具䜓的 な事䟋を通しお各地域における独自の制床や実情を扱うこず。たた むに぀いおは 䌁業の消費者志向経営や瀟䌚的責任などに぀いおも扱うこず。 叅 消費者ず行政䌁業  消費生掻 143
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ここでは消費生掻センタヌなど行政や䌁業の消費生掻盞談に぀いお具䜓的な事䟋を通 しお消費者の芖点に立った商品やサヌビスの情報の重芁性を理解し消費者ずしお䞻䜓 的に刀断する䞊で必芁な消費者ず行政や䌁業ずの関わり及び連携の圚り方などに぀いお理 解できるようにする。たた商品・サヌビスに関する情報ずしお行政からの情報各皮 商品テスト広告衚瀺むンタヌネット情報などを取り䞊げそれぞれの情報の特城や 問題点などに぀いお考え 適切に刀断し 掻甚できるようにするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  消費者ず行政や䌁業に぀いおその関わり方や連携の圚り方を理解し関連する情報 を収集・敎理するこず。 ②  消費者ず行政䌁業ずの関わりや連携の圚り方に぀いお課題を発芋しその解決に向 けお考察し工倫するこず。 ③  消費者ず行政䌁業に぀いお自ら孊び消費者の支揎や持続可胜な瀟䌚の圢成に䞻䜓 的か぀協働的に取り組むこず。 ア 消費者の自立支揎ず行政  消費者ず事業者では情報の質及び量亀枉力等の栌差があるこずなどから様々な 消費者問題が生じおおり消費者の自立を支揎するこずは囜ず地方公共団䜓ず事業者 の責務であるこずに぀いお扱う。たた消費者問題の防止や消費者被害の救枈に圓たっ おの消費者行政の圹割や関連法芏ずの関わりに぀いお具䜓的な事䟋を通しお理解できる よう指導する。消費者被害が発生した堎合の行政の消費生掻盞談の窓口の利甚などに぀ いおは具䜓的な事䟋を通しお扱う。さらに消費者被害の未然防止のため消費者教 育や高霢者の芋守りに関しお消費者行政以倖の郚門などずの連携や協働が重芁である こずに぀いおも扱う。 む 消費者ず䌁業  商品・サヌビスに関する情報や䌁業の情報が様々な方法で提䟛されおいるこずを理 解し消費者問題の未然防止や解決が図られるこずに぀いお扱う。たた最近の䌁業の 䞍祥事の䟋なども取り䞊げそうした問題の発生の原因や防止に぀いお考え䌁業の瀟 䌚的責任や消費者志向経営の重芁性を認識できるようにする。 〔指導項目〕 4 持続可胜な瀟䌚を目指したラむフスタむル  ア 消費生掻ず環境  む 持続可胜な瀟䌚の圢成ず消費行動 内容の範囲や皋床 ゚   〔指導項目〕の 4 に぀いおは地球環境問題や囜際的な動向も芖野に入れ持続 可胜な消費生掻に぀いお考察できるよう具䜓的な事䟋を通しお扱うこず。 第2 ç«  家庭科の 各科目 144
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㆕ 持続可胜な瀟䌚を目指したラむフスタむル ここでは関連する法芏等に觊れながら消費者ずしおの暩利を実珟し適切に意思決 定し䞻䜓的に行動する消費者を支揎するために必芁な知識ず技術を習埗するずずもに 自分のラむフスタむルを芋盎し持続可胜な消費生掻の圚り方に぀いお考察できるように するこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  環境に配慮したラむフスタむルぞの取組の重芁性を理解し関連する情報を収集・敎 理するこず。 ②  消費生掻䞊の環境問題に぀いお課題を発芋しその解決に向けお考察し工倫するこ ず。 ③  持続可胜な瀟䌚を目指したラむフスタむルに぀いお自ら孊び消費者の支揎や持続可 胜な瀟䌚の圢成に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 消費生掻ず環境  消費者の行動の基準に環境ぞの圱響評䟡を取り入れるなど将来に負の財産を残さな い環境保党の考え方を螏たえた消費生掻に぀いお具䜓的な事䟋を通しお扱う。 む 持続可胜な瀟䌚の圢成ず消費行動  生掻の質の向䞊ず持続可胜な瀟䌚の圢成の実珟に向けお囜際瀟䌚や地球環境をも芖 野に入れた実践的な消費行動に぀いお扱う。たた具䜓的に行政や䌁業ず連携しお安党 で安心できる消費生掻の実珟に取り組んでいる代衚的な事䟋を取り䞊げそれらの掻動 に関心をもち積極的な関䞎の圚り方に぀いお考えるこずができるよう指導する。 〔指導項目〕 5 消費生掻挔習  ア 商品・サヌビス研究  む 消費者支揎研究 ⓹ 消費生掻挔習 ここでは 〔指導項目〕の 1 から 4 たでの孊習ず関連させた身近な商品・サヌビスを 取り䞊げお個人たたはグルヌプで適切な課題を蚭定させ商品・サヌビス研究たたは消 費者支揎研究のいずれかを取り䞊げお挔習を行いよりよい消費生掻に぀いお具䜓的な方 策を怜蚎するこずができるようにするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 適切な商品やサヌビスの実盞に぀いお理解し関連する情報を収集・敎理するこず。 ②  消費者が商品・サヌビスを適切に消費する䞊での課題を発芋しその解決に向けお考 察し工倫するこず。 ③  消費生掻挔習に぀いお自ら孊び消費者の支揎や持続可胜な瀟䌚の圢成に䞻䜓的か぀  消費生掻 145
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協働的に取り組むこず。 ア 商品・サヌビス研究  身近な商品やサヌビスを取り䞊げ安党性機胜性耐久性操䜜性䟡栌衚瀺 廃棄凊分などに関する研究契玄に関する事項サヌビス内容の比范怜蚎メリット ずデメリットリスクなどの調査・研究や実隓・実習挔習などを扱う。その際商品・ サヌビスに関する知識を習埗し䞻䜓的に掻甚する胜力ず態床を身に付けるこずができ るようにするずずもに関連する法芏等にも觊れるなど指導を工倫するこず。 む 消費者支揎研究  実際に生じおいる消費者問題や買物盞談苊情凊理などを取り䞊げおロヌルプレむ ングやディスカッションを行ったり広告や商品パッケヌゞ包装の怜蚎や制䜜などに 取り組んだりするこずができるよう指導する。たた消費者生産者販売者それぞれ の立堎から具䜓的な挔習を行い䌁業行政消費者が連携しお持続可胜な瀟䌚の圢成 や生掻の質を向䞊させる消費者支揎に぀いお考え䞻䜓的に掻動し衚珟する胜力ず態床 を身に付けるこずができるよう指導する。 第2 ç«  家庭科の 各科目 146
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この科目は保育の意矩や方法子䟛の発達ず生掻の特城子䟛の犏祉や文化に぀いお 理解し関連する技術を身に付けるずずもに子䟛䞀人䞀人の発達に適した保育環境を敎 えるこずの重芁性に぀いお思考を深め地域の保育や子育お支揎に寄䞎できる資質・胜力 を育成するこずをねらいずしおいる。 今回の改蚂においおは新しい保育所保育指針などに察応するずずもに職業人ずしお の意識を高めるこずができるよう埓前の「子どもの発達ず保育」ず「子ども文化」の内 容を再構成し子䟛の発達過皋や生掻の特城を保育に関連付けお䜓系的に孊ぶこずによ り子䟛の姿党䜓を捉えられるよう内容を改善した。たた子䟛の遊びや衚珟掻動に関す る内容を充実し子䟛ず觊れ合う具䜓的な方法を孊ぶこずでより実践的な孊習掻動がで きるよう改善した。  目 暙  家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行 うこずなどを通しお保育を担う職業人ずしお必芁な基瀎的な資質・胜力を次のずお り育成するこずを目指す。 1  保育の意矩や方法子䟛の発達や生掻の特城及び子䟛の犏祉ず文化などに぀いお 䜓系的・系統的に理解するずずもに関連する技術を身に付けるようにする。 2  子䟛を取り巻く課題を発芋し保育を担う職業人ずしお合理的か぀創造的に解決 する力を逊う。 3  子䟛の健やかな発達を目指しお自ら孊び保育に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態 床を逊う。 この科目においおは家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせ実際に子䟛ず 觊れ合う孊習掻動などを通しお保育を担う職業人ずしお必芁な基瀎的な資質・胜力を育 成するこずを目指すこずずしおいる。 家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせずは保育に係る生掻産業に関する事 象を協力・協働健康・快適・安党生掻文化の䌝承・創造持続可胜な瀟䌚の構築等 の芖点で捉え保育ず関連付けるこずを意味しおいる。 目暙の 1 は保育の意矩や方法子䟛の発達や生掻子䟛の犏祉や文化などに関する 内容を取り䞊げ保育を担う職業人ずしおの基瀎的な知識ず技術を習埗するこずを瀺した ものである。 保育の意矩や方法子䟛の発達や生掻の特城及び子䟛の犏祉ず文化ずは子䟛の健やか な発達を促すための保育の必芁性ず意矩や具䜓的な保育の方法子䟛の発達の抂念や発達 過皋ず生掻の特城児童犏祉の制床や子䟛の遊びず衚珟掻動などを意味しおいる。 䜓系的・系統的に理解するずは子䟛の姿を発達の諞機胜により现分化するのではなく 第5 節 保育基瀎 第1 目暙  保育基瀎 147
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党䜓ずしお捉え保育に関連付けながらその特城や課題などに぀いお理解するこずを意 味しおいる。 関連する技術を身に付けるずは保育を担う職業人ずしお必芁な保育の基瀎的な技術 を習埗するこずを意味しおいる。 目暙の 2 は習埗した「知識及び技術」を掻甚し 「思考力刀断力衚珟力等」を逊 い課題を解決する力を育むこずを明確にしたものである。 子䟛を取り巻く課題を発芋しずは既習の知識や技術を基に子䟛の発達や生掻の特城 を螏たえた䞊で子䟛䞀人䞀人の発達に適した保育環境を敎えるこずの重芁性に぀いお思 考を深め課題を発芋するこずを意味しおいる。 保育を担う職業人ずしお合理的か぀創造的に解決する力を逊うずは保育を担う職業の 意矩を理解し子䟛の健やかな発達を促すための保育に぀いお考えよりよい保育を創造 し課題を解決する力を瀺しおいる。 目暙の 3 は職業人ずしお必芁な豊かな人間性を育みよりよい瀟䌚の構築を目指し お自ら孊び生掻の質の向䞊ず瀟䌚の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこず を明確にしたものである。 子䟛の健やかな発達を目指しお自ら孊びずは子䟛たちの健やかな発達を保障するため には保育の充実が䞍可欠であるこずを認識し豊かな人間性を逊い広い芖野をもちな がら孊ぶこずを意味しおいる。 保育に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うずは保育に関心をもち保育に必芁な 知識ず技術を進んで習埗し職業人ずしお習埗した知識や技術を掻甚するずずもに他者 ず協働しながら䞻䜓的に孊び続ける態床を逊うこずを意味しおいる。  内容の構成及び取扱い この科目は目暙に瀺す資質 ・ 胜力を身に付けるこずができるよう 1 子䟛の保育 2 子䟛の発達 3 子䟛の生掻ず逊護 4 子䟛の犏祉 5 子䟛の文化の五぀の指導項目で 〜単䜍皋床履修されるこずを想定しお構成しおいる。 なお 「保育基瀎」及び「保育実践」の各科目の履修に圓たっおは科目の系統性に基 づき保育に関する基瀎的な内容により構成される「保育基瀎」を履修させた埌に「保育 実践」を履修させるこずが望たしい。 たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア  実際に子䟛ず觊れ合う孊習ができるよう幌皚園保育所認定こども園及び地 域の子育お支揎関連斜蚭などず連携を図り指導の充実に努めるこず。 内容を取り扱う際には幌皚園保育所認定こども園及び地域の子育お支揎関連斜蚭 などずの連携を十分に図り実際に乳幌児ず觊れ合う孊習ができるよう留意する。 第 内容ずその取扱い 第2 ç«  家庭科の 各科目 148
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乳幌児ず觊れ合う孊習を行うに圓たっおは具䜓的な技術を身に付けるこずができるよ う䟋えば党囜高等孊校家庭科保育技術怜定等を掻甚するなど指導を工倫するこず。た た芳察参加実習などを倚く取り入れるずずもにICT を掻甚するなどしお指導の充 実を図るこずが倧切である。 ã‚€  子䟛の発達や生掻の特城に぀いお保育ず関連付けお理解できるよう指導を工倫 するこず。 内容を取り扱う際には子䟛の姿を発達の諞機胜により现分化するのではなく党䜓ず しお捉え保育に関連付けながら孊習できるよう指導を工倫するこずが倧切である。  内容  内 容  に瀺す資質 ・ 胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導する。 〔指導項目〕 1 子䟛の保育  ア 保育の意矩  む 保育の方法  り 保育の環境 内容の範囲や皋床 ア   〔指導項目〕の 1 のアに぀いおは適切な逊護ず教育的な関わりを営む保育の重 芁性を扱うこず。むに぀いおは具䜓的な事䟋を通しお心身の状態や発達に応じた 保育を扱うこず。りに぀いおは保育環境ずしおの家庭及び幌皚園保育所や認定 こども園などの圹割を扱うこず。 ㆒ 子䟛の保育 ここでは子䟛の健やかな発達を促すための保育の必芁性ず意矩保育の目暙に応じた 基本的な保育の方法や保育の環境に぀いお理解し子䟛の心身の状態や発達に応じた保育 の方法ずその環境に぀いお考察し工倫できるようにするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  保育の意矩ず方法保育の環境の特城ず圹割に぀いお理解するこず。 ②  子䟛の心身の状態や発達に応じた保育の方法ずその環境に぀いお課題を発芋しその 解決に向けお考察し工倫するこず。 ③  子䟛の保育の方法や保育の環境に぀いお自ら孊び保育に䞻䜓的か぀協働的に取り組 むこず。  保育基瀎 149
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ア 保育の意矩  保育ずは子䟛の発達の状況に合わせお適切に逊護しながら教育的に関わる営みで あり生涯にわたる人栌圢成の基瀎を培う重芁な意矩があるこずを幌皚園教育芁領や 保育所保育指針等を取り䞊げお扱う。特に 乳幌児期においおは 生呜の保持が図られ 安定した情緒の䞋で自己を十分に発揮するこずにより発達に必芁な䜓隓を埗おいくも のであるこずを理解できるよう指導する。たた子䟛の自発的な掻動ずしおの遊びは 心身の調和のずれた発達を促す重芁な孊習であるこずを考慮しお遊びを通した指導を 充実させるこずも保育の重芁性の䞀぀ずしお理解できるよう指導する。 む 保育の方法   保育の方法の基本は子䟛が自ら安心しお䞻䜓的に関わりながら豊かに発達しおいけ るよう適切な環境を創造するこずであり特に子䟛ずの信頌関係を十分に築くこず が重芁であるこずを扱う。たた発達時期の特性を考慮した保育の工倫に぀いお䟋え ば歳未満の乳幌児期には健康ず安党性ぞの配慮生理的欲求の適切な充足䟝存 的欲求の受容やスキンシップによる情緒の安定が必芁であり 満歳以䞊の幌児期には 仲間や集団での䜓隓を充実させるこずや子䟛が集䞭しお遊ぶ堎ず家庭的な雰囲気の䞭 でく぀ろぐ堎ずの適切な調和を工倫するこずなど具䜓的な事䟋を通しお取り䞊げる。 り 保育の環境  保育の堎ずしおの家庭及び幌皚園保育所や認定こども園などを取り䞊げそれぞれ の保育環境の特城や圹割を扱う。たた子䟛の数の枛少自然ず觊れ合う経隓の䞍足 生掻時間の乱れなどの珟代の子䟛や子育お家庭を取り巻く環境の問題ずずもに延長保 育や䞀時保育などの倚様な保育のニヌズに関する問題に぀いお具䜓的な事䟋を取り䞊 げ子䟛の健やかな発達のために適切な保育環境をどのように創意工倫しおいくべきか を考えるこずができるよう指導する。 〔指導項目〕 2  子䟛の発達  ア 子䟛の発達の特性  む 乳児期の発達  り 幌児期の発達 内容の範囲や皋床 ã‚€   〔指導項目〕の 2 のアに぀いおは子䟛が䞻䜓的に環境に関わるこずによっお心 身の発達が促されるこずや発達における個人差などを扱うこず。たた乳幌児期 は特に基本的人間関係の暹立のために「愛着」が重芁であるこずを具䜓的な事 䟋を通しお扱うこず。む及びりに぀いおは月霢や幎霢に応じた発達の姿を身䜓 発育運動機胜認知機胜情緒人間関係などの様々な発達の偎面から党䜓的に 捉えられるよう扱うこず。 第2 ç«  家庭科の 各科目 150
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㆓ 子䟛の発達 ここでは子䟛の発達の特性や過皋を䜓系的・系統的に理解するずずもに心身の発達 に応じた基瀎的な保育の技術を身に付け乳幌児期の子䟛の健党な心身の発達に぀いお考 察し工倫するこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  生涯発達における乳幌児期に぀いお基本的な発達の特性ず心身の様々な機胜の発達 を発達時期ごずの子䟛の姿を通しお理解するこず。 ②  乳幌児期の子䟛の健党な心身の発達に぀いお課題を発芋しその解決に向けお考察 し工倫するこず。 ③  子䟛の発達に぀いお自ら孊び保育に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 子䟛の発達の特性  時代や瀟䌚から圱響を受けおきた発達芳に぀いお觊れ, 子䟛の発達の特性に぀いお理 解できるよう指導する。発達には順序性や連続性があるこずや個人差があるこずに぀ いお扱う。誕生から幌児期たでの子䟛の身䜓発育運動機胜認知機胜情緒人間関 係などの発達の様々な偎面が盞互に関連し合っおいるこずを䟋えば母子健康手垳を掻 甚するなど身近な事䟋を通しお理解できるよう指導する。 む 乳児期の発達  誕生から乳児期の発達の過皋を月霢区分に沿った子䟛の姿を通しお扱う。たた胎 児期や新生児期の胜力に぀いおも取り䞊げる。䟋えばICT などの掻甚や地域の子育 お支揎関連斜蚭などで乳児や保護者ず觊れ合うなど身近な事䟋を通しお理解できるよ う指導する。人間関係の発達に぀いおは特に生埌䞀幎間の「愛着」の発達がその埌 の様々な発達に圱響を䞎えるこずを扱い乳児の保育の重芁な課題に぀いお考えるこず ができるよう指導する。 り 幌児期の発達  就孊前埌たでの発達の過皋を幎霢区分に沿った子䟛の姿を通しお扱う。䟋えば運 動機胜の発達や基本的な生掻習慣の習埗急速な蚀葉の理解の進歩等によっお知的奜 奇心も䞀局高たっおくるこずたた仲間関係や集団的な遊びの䜓隓等が倧きく広がり 集団のルヌルを理解し道埳性が芜生えるこずを幌児ず觊れ合うなど身近な事䟋を 通しお理解できるよう指導する。幌児期の発達の特城を螏たえお個の成長ず集団ずし おの掻動の充実が図られるような環境をどのように工倫するかに぀いお考えるこずがで きるよう指導する。 〔指導項目〕 3 子䟛の生掻ず逊護  ア 乳幌児期の生掻の特城ず逊護  む 生掻習慣の圢成  り 健康管理ず事故防止  保育基瀎 151
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内容の範囲や皋床 り   〔指導項目〕の 3 のむに぀いおは子䟛の健康な生掻に必芁な食を営む力など基 本的生掻習慣の圢成の基瀎に぀いおも扱うこず。 叅 子䟛の生掻ず逊護 ここでは子䟛の生掻ず逊護に぀いお䜓系的に理解し子䟛の健康的な生掻を支える保 育の技術を身に付け工倫できるようにするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  子䟛の生掻ず逊護に぀いお理解し適切な生掻習慣の圢成や健康ず安党管理に関する 保育の技術を身に付けるこず。 ②  子䟛の生掻ず適切な逊護に぀いお課題を発芋しその解決に向けお考察し工倫す るこず。 ③  子䟛の生掻ず逊護に぀いお自ら孊び保育に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 乳幌児期の生掻の特城ず逊護  誕生から幌児期たでの生掻に぀いお扱う。その際睡眠食事遊びなどを取り䞊げ おその特城を理解できるよう指導する。たた健康を保持増進し順調な成長を促す䞊 で子䟛の発達に応じた適切な逊護が重芁であるこずを理解できるよう指導する。健康 管理栄逊ず食事被服睡眠遊びや運動などに぀いお具䜓的に扱い適切に関わ るこずができるよう指導する。 む 生掻習慣の圢成  子䟛の生掻の䞭で身に付けさせたい基本的生掻習慣ず瀟䌚的生掻習慣に぀いお扱い 生掻習慣の意矩ず重芁性を理解できるよう指導する。基本的生掻習慣に぀いおは 食事 衣服の着脱睡眠排泄 せ぀ 枅朔などを扱い具䜓的な事䟋を通しお子䟛の発達に即し た適切な習慣圢成に぀いお考えるこずができるよう指導する。瀟䌚的生掻習慣に぀いお は瀟䌚的自立を目指しお人ずの関わりや瀟䌚のきたりに぀いお理解できるよう指導 する。 り 健康管理ず事故防止  子䟛の健康管理ず事故防止に぀いお日垞の健康状態の芳察健康蚺査の受蚺予防 接皮などによる感染症予防など身近な事䟋を通しお取り䞊げる。たた子䟛の事故の実 態や原因に぀いお扱い事故防止ず積極的な安党教育の必芁性を理解できるよう救急 凊眮や平垞の準備に぀いおも具䜓的な事䟋を通しお扱う。 〔指導項目〕 4 子䟛の犏祉   ア 児童芳の倉遷  む 児童犏祉の理念ず関係法芏・制床 第2 ç«  家庭科の 各科目 152
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 り 子䟛の犏祉を支える堎 内容の範囲や皋床 ゚   〔指導項目〕の 4 のむに぀いおは児童犏祉に関する基本的な法芏の目的ず抂芁 を扱うこず。 ㆕ 子䟛の犏祉 ここでは保育を行う䞊で重芁な子䟛の犏祉の理念や制床子䟛の犏祉を支える様々 な斜蚭の圹割に぀いお理解しこれからの瀟䌚に求められる保育に぀いお考察できるよう にするこずをねらいずする。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  児童芳の倉遷や児童犏祉の理念ず制床に぀いお理解するこず。 ②  子䟛の犏祉を支える堎の圹割に぀いお課題を発芋しその解決に向けお考察し工倫 するこず。 ③  子䟛の犏祉に぀いお自ら孊び保育に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 児童芳の倉遷  児童芳は䟡倀芳や時代の瀟䌚的な背景により倉化しおいるこずを西欧ず我が囜の 児童芳の倉遷を通しお理解できるよう指導する。子䟛が倧人の所有物のように扱われお いた時代から個人ずしお尊重されなければならない考え方に倉わっおきた経緯を理解 できるよう指導する。 む 児童犏祉の理念ず関係法芏・制床  児童犏祉の基本法である児童犏祉法の理念は 単に保護を必芁ずする児童のみならず 広く次代を担う党おの児童の健党育成が目的ずされおいるこずに぀いお扱う。たた䟋 えば児童憲章児童の暩利に関する条玄を取り䞊げ児童犏祉の基本的な考え方に぀ いお理解できるよう指導する。  児童犏祉に関する法埋は倚岐にわたるが児童犏祉法などの六法を取り䞊げそれら の盞互の連携によっお広矩の児童犏祉の法䜓系が構成されおいるこずを扱い理解でき るよう指導する。 り 子䟛の犏祉を支える堎  児童犏祉法に芏定される代衚的な斜蚭ずしお保育所認定こども園児童家庭支揎 センタヌなどの斜蚭があるこずや児童盞談所の圹割に぀いお扱う。たた身近な地域 の児童通や児童遊園などの児童厚生斜蚭にも觊れ子䟛の犏祉に぀いお具䜓的な事䟋を 通しお扱う。 〔指導項目〕 5 子䟛の文化  ア 子䟛の文化の意矩  保育基瀎 153
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 む 子䟛の遊びず衚珟掻動  り 子䟛の文化を支える堎 内容の範囲や皋床 オ   〔指導項目〕の 5 のアに぀いおは子䟛のための文化掻動児童文化財児童文 化斜蚭などの重芁性を扱うこず。むに぀いおは具䜓的な掻動を通しお子䟛の遊び や衚珟掻動の意矩を扱うこず。その際遊びの重芁性及び遊びの皮類ず発達ずの関 わりに぀いおも扱うこず。りに぀いおは子䟛の遊びや衚珟掻動を支える代衚的な 斜蚭を取り䞊げその意矩ず掻甚を扱うこず。 ⓹ 子䟛の文化 ここでは子䟛の文化遊びず衚珟掻動に぀いお理解し子䟛の健やかな発達を促すた めに必芁な保育の技術を身に付け工倫できるようにするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  子䟛の文化遊びず衚珟掻動に぀いお理解し関連する技術を身に付けるこず。 ②  子䟛の健やかな発達を促す遊びや衚珟掻動に぀いお課題を発芋しその解決に向けお 考察し工倫するこず。 ③  子䟛の文化に぀いお自ら孊び保育に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 子䟛の文化の意矩  倧人が䞎える子䟛にずっお豊かで健康的な文化環境ずずもに子䟛が䞻䜓ずなっお創 䜜する遊びや歌蚀葉などを総合した子䟛の文化に぀いお扱う。たた子䟛のための文 化掻動児童文化財児童文化斜蚭などを具䜓的に取り䞊げ子䟛の文化の意矩に぀い お理解できるよう指導する。その際珟代の商品化された子䟛の遊びにも觊れそれら の圹割や問題点に぀いおも考えるこずができるよう指導する。 む 子䟛の遊びず衚珟掻動  遊びは子䟛の生掻の倧郚分を占めおおり遊びを通しお子䟛の心身の発達健康の保 持増進がなされるなど遊びの意矩ず重芁性及び遊びの皮類ず発達ずの関わり遊びず 遊具の関わりに぀いお扱う。たた遊具の遞び方や䞎え方などに぀いお具䜓的に遊具 等を䜜る掻動を通しお扱うこず。さらに子䟛の衚珟掻動ずしお造圢衚珟掻動蚀語 衚珟掻動音楜・身䜓衚珟掻動情報手段を掻甚した掻動の意矩を理解できるよう指導 する。  造圢衚珟掻動では子䟛の造圢・描画衚珟の発達を理解した䞊で子䟛ずずもに䜜る 手䜜り遊具の倧切さを理解できるよう指導する。造圢の基本ずなる粘土遊び氎遊び 土や砂での遊びなども扱い子䟛の心の感動が原動力ずなっお描いたり䜜ったりする こずの倧切さや衚珟掻動を通しお個々の創造性を育おおいくこずの倧切さを考えるこず ができるよう指導する。  蚀語衚珟掻動では子䟛にずっおお話が想像力ず思考力を育おる人間関係を深め 第2 ç«  家庭科の 各科目 154
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るものであるこず読曞ぞの玠地づくりずなるこずなどを取り䞊げお理解できるよう指 導する。その際子䟛の幎霢や興味・関心に合った絵本や物語玙芝居や人圢劇パネ ルシアタヌなどに぀いおも觊れる。  音楜・身䜓衚珟掻動では子䟛にずっお音楜ずは感情や感芚に蚎えおくるものであ るこずを理解し子䟛に歌いかけたり共に歌ったり手拍子をずったりするこずの重 芁性に぀いお考えるこずができるよう指導する。たた音楜ず関わり身䜓を通しお衚 珟するこずが心身の調和のずれたリズミカルな動きを぀くるずずもに創造力を育おる ためにも倧切であるこずを理解できるよう指導する。子䟛のために䜜られた歌にはわ らべうた唱歌童謡あそび歌などがあるこずや歌を楜しく支えられるように楜噚 挔奏や䌎奏があるこずにも觊れる。たたCDDVD などにも觊れ倧人ず䞀緒に音楜 を楜しむこずの倧切さに぀いお考えるこずができるよう指導する。  情報手段などを掻甚した掻動ではテレビビデオコンピュヌタむンタヌネット などの情報手段を掻甚した掻動の意矩を理解し長所ず短所に぀いお考え適切に掻甚 できるようにする。テレビビデオなどに぀いおは子䟛の粟神䞖界を広げるものであ るず同時に芪の芖聎態床が子䟛に圱響するため適切な掻甚に぀いお考えるこずがで きるよう指導する。コンピュヌタやむンタヌネットに぀いおは子䟛の遊びや教育機䌚 を発展させる倚くの可胜性がある䞀方でゲヌムなどを長時間䜿甚し続けるこずは子 䟛の発達を阻害する危険もあるこずを理解し適切な掻甚方法に぀いお考えるこずがで きるよう指導する。 り 子䟛の文化を支える堎  子䟛の遊びや衚珟掻動を支える代衚的な斜蚭ずしお児童文化斜蚭やその他の子䟛の ための各皮斜蚭を具䜓的に取り䞊げおその皮類や目的子䟛にずっお有効な掻甚方法 に぀いお考えるこずができるよう指導する。䟋えば児童文化斜蚭ずしお児童文化セ ンタヌ児童通児童遊園児童公園など地域にある斜蚭を具䜓的に取り䞊げそれ らの児童文化斜蚭は子䟛に適切な児童文化財を提䟛し健党な遊びや創造掻動を経隓 させるこずが目的であるこずを理解できるように指導する。たた商業目的で提䟛され おいる子䟛のための各皮斜蚭を取り䞊げ児童文化斜蚭ずの共通点や盞違点などに぀い お觊れそれらの意矩や有効な掻甚方法に぀いお考えるこずができるよう指導する。  保育基瀎 155
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この科目は保育基瀎の孊習を螏たえ保育の重芁性をさらに深く理解し子䟛の発達 を促す技術を身に付けるずずもに子䟛の健やかな発達を促すための保育に぀いお考え よりよい保育を創造し地域の保育や子育お支揎に寄䞎できる資質・胜力を育成するこずを ねらいずしおいる。 今回の改蚂においおは新しい保育所保育指針などに察応するずずもに職業人ずしお の意識を高めるこずができるよう埓前の「子どもの発達ず保育」ず「子ども文化」の内 容を再構成し保育を担う職業人ずしお必芁な子䟛の様々な衚珟掻動を促す具䜓的な技術 を身に付けるこずができるよう改善した。加えお子䟛の保育のみならず保護者支揎の 資質を逊うこずができるよう内容の充実を図った。さらに具䜓的な保育の掻動蚈画を䜜 成しより専門性の高い実習を行うこずができるよう内容を改善した。  目 暙  家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行 うこずなどを通しお保育を担う職業人ずしお必芁な資質・胜力を次のずおり育成す るこずを目指す。 1  子䟛の衚珟掻動や子育お支揎に぀いお䜓系的・系統的に理解するずずもに関連 する技術を身に付けるようにする。 2  保育や子育お支揎に関する課題を発芋し子䟛を取り巻く環境の倉化に察応した 保育を担う職業人ずしお合理的か぀創造的に解決する力を逊う。 3  保育の充実を目指しお自ら孊び保育や子育お支揎の実践に䞻䜓的か぀協働的に 取り組む態床を逊う。 この科目においおは家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせ保育の掻動蚈 画や実習などを通しお保育を担う職業人ずしお必芁な資質・胜力を育成するこずを目指 すこずずしおいる。 家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせずは保育に係る生掻産業に関する事 象を協力・協働健康・快適・安党生掻文化の䌝承・創造持続可胜な瀟䌚の構築等 の芖点で捉え保育珟堎で生かすこずず関連付けるこずを意味しおいる。 目暙の 1 は子䟛の発達を促す衚珟掻動ず子育お支揎に関する内容を取り䞊げ保 育を担う職業人ずしおの専門的な知識ず技術を習埗するこずを瀺したものである。 子䟛の衚珟掻動や子育お支揎に぀いお䜓系的・系統的に理解するずは衚珟掻動の重芁 性や子育お支揎の意矩ず圹割を捉えた䞊でその特城や課題などに぀いお理解するこずを 意味しおいる。 関連する技術を身に付けるずは子䟛の健やかな発達を促すこずができるように保育 や子育お支揎に必芁な技術を習埗するこずを意味しおいる。 第6 節 保育実践 第1 目暙 第2 ç«  家庭科の 各科目 156
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目暙の 2 は習埗した「知識及び技術」を掻甚し 「思考力刀断力衚珟力等」を逊 い課題を解決する力を育むこずを明確にしたものである。 保育や子育お支揎に関する課題を発芋しずは子䟛の育ちや子育お支揎に関しお思考を 深め課題を発芋するこずを意味しおいる。 子䟛を取り巻く環境の倉化に察応した保育を担う職業人ずしお合理的か぀創造的に解決 する力を逊うずは子䟛を取り巻く環境が目たぐるしく倉化するこずに着目し倉化に察 応しながらも子䟛の健やかな発達を促すための保育に぀いお考えよりよい保育を創造し 課題を解決する力を意味しおいる。 目暙の 3 は職業人ずしお必芁な豊かな人間性を育みよりよい瀟䌚の構築を目指し お自ら孊び生掻の質の向䞊ず瀟䌚の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこず を明確にしたものである。 保育の充実を目指しお自ら孊びずは子䟛たちの健やかな発達を保障するためには保 育の充実が䞍可欠であるこずを認識し豊かな人間性を逊い広い芖野をもちながら孊ぶ こずを意味しおいる。 保育や子育お支揎の実践に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うずは保育や子育お 支揎に必芁な知識ず技術を進んで習埗し職業人ずしお習埗した知識や技術を掻甚するず ずもに他者ず協働しながら䞻䜓的に孊び続ける態床を逊うこずを意味しおいる。  内容の構成及び取扱い この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 子䟛の衚珟掻 動ず保育 2 子育お支揎ず保育 3 保育の掻動蚈画ず実習の䞉぀の指導項目で〜 単䜍皋床履修されるこずを想定しお構成しおいる。 なお 「保育基瀎」及び「保育実践」の各科目の履修に圓たっおは科目の系統性に基 づき保育に関する基瀎的な内容により構成される「保育基瀎」を履修させた埌に「保育 実践」を履修させるこずが望たしい。 たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア  子䟛の衚珟掻動や子育お支揎に぀いお具䜓的に理解できるよう幌皚園保育 所認定こども園及び地域の子育お支揎関連斜蚭などず連携を図り単に子䟛ず觊 れ合うだけでなく綿密な蚈画に基づき保育者の芖点をもった実習を行うこずがで きるよう指導を工倫するこず。 内容を取り扱う際には子䟛の衚珟掻動や子育お支揎に぀いお具䜓的に理解できるよう 幌皚園保育所認定こども園及び地域の子育お支揎関連斜蚭などずの連携を十分に図る こず。特に実習においおは単に子䟛ず觊れ合うだけでなく綿密な蚈画に基づき保育者 の芖点をもった実習ずなるよう留意するこず。たた技術の習埗に圓たっおは実習を䞭 第 内容ずその取扱い  保育実践 157
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心ずしお行うずずもに䟋えば党囜高等孊校家庭科保育技術怜定等を掻甚するなど指導 を工倫するこずが倧切である。  内容  内 容  に瀺す資質 ・ 胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導する。 〔指導項目〕 1 子䟛の衚珟掻動ず保育  ア 造圢衚珟掻動  む 蚀語衚珟掻動  り 音楜・身䜓衚珟掻動  ゚ 情報手段などを掻甚した掻動 内容の範囲や皋床 ア   〔指導項目〕の 1 に぀いおは子䟛の衚珟掻動を保育の堎で展開するための基本 的な技術を身に付けるこずができるよう実習を䞭心ずしお扱うこず。 ㆒ 子䟛の衚珟掻動ず保育  ここでは保育における子䟛の衚珟掻動の意矩ず重芁性を理解し関連する技術を身に 付け工倫できるようにするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  子䟛の衚珟掻動の意矩ず重芁性を理解し子䟛の様々な衚珟掻動を促す技術を身に付 けるこず。 ②  子䟛の様々な衚珟掻動に぀いお課題を発芋しその解決に向けお考察し工倫するこ ず。 ③  子䟛の衚珟掻動ず保育に぀いお自ら孊び保育や子育お支揎の実践に䞻䜓的か぀協働 的に取り組むこず。 ア 造圢衚珟掻動 子䟛の造圢・描画衚珟が子䟛の創造性を育おる䞊で重芁な掻動であるこずに぀いお扱 う。その際子䟛の描画には発達の順序があるこず発達に即した揎助の方法に぀いお 取り䞊げる。たた玙だけでなく牛乳パックや垃食品トレヌや様々な空き容噚など倚 様な玠材を甚いた壁面構成などの造圢衚珟掻動ができるよう指導を工倫する。 む 蚀語衚珟掻動 絵本やお話に芪しむこずが子䟛の想像力ず思考力を高める掻動であるこずを扱い蚀 葉やむメヌゞが豊かになるような揎助の方法を取り䞊げる。たた䟋えば絵本やお話 の他にも玙芝居人圢劇パネルシアタヌなどを扱う。 第2 ç«  家庭科の 各科目 158
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り 音楜・身䜓衚珟掻動  子䟛にずっおの音楜 ・ 身䜓衚珟の重芁性を扱い子䟛が音楜に芪しみ歌を歌ったり リズム楜噚を䜿ったりする掻動を揎助する方法を取り䞊げる。䟋えばピアノやその他 の楜噚を甚いた䌎奏などを扱う。 ゚ 情報手段などを掻甚した掻動  情報手段を甚いた掻動に぀いお身近な事䟋を通しお扱い子䟛の発達や心身ぞの圱 響を十分に考慮しながら 情報手段を保育に掻甚できるよう指導する。䟋えば テレビ ビデオコンピュヌタむンタヌネットなどを扱う。 〔指導項目〕 2 子育お支揎ず保育  ア 子䟛・子育おの問題  む 子育お支揎のための各皮斜蚭  り 子育お支揎 内容の範囲や皋床 ã‚€   〔指導項目〕の 2 のアに぀いおは子育お支揎に関する瀟䌚的背景を取り䞊げ 子育お支揎斜策の抂芁を扱うこず。たた 子䟛の虐埅ずその防止などに觊れるこず。 りに぀いおは具䜓的な事䟋を通しお保育者が行う保護者支揎を扱うこず。 ㆓ 子育お支揎ず保育 ここでは子䟛ず家族を取り巻く瀟䌚や環境の倉化に䌎う諞問題を螏たえ子育お支揎 の意矩ず圹割に぀いお理解するずずもに保育の堎で行う保護者支揎の基本を習埗できる ようにするこずをねらいずする。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  珟代瀟䌚における子䟛・子育おの問題や子育お支揎に぀いお理解し関連する情報 を収集・敎理するこず。 ②  地域の様々な子育お支揎に぀いお課題を発芋しその解決に向けお考察し工倫する こず。 ③  子育お支揎ず保育に぀いお自ら孊び保育や子育お支揎の実践に䞻䜓的か぀協働的に 取り組むこず。 ア 子䟛・子育おの問題  少子化家庭内暎力子䟛の虐埅育児の䞍安や孀立感など子䟛ず家族を取り巻く 瀟䌚や環境の様々な倉化に䌎う諞問題を取り䞊げ子育お支揎の意矩ず圹割に぀いお扱 う。囜の次䞖代育成支揎察策掚進法やその埌の子䟛・子育お関連法などに觊れ地方 公共団䜓民間䌁業及びNPO 法人などが行う具䜓的な子育お支揎の事䟋を扱う。 む 子育お支揎のための各皮斜蚭  保育実践 159
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 身近な地域の子育お支揎関連斜蚭の圹割に぀いお扱う。たた地方公共団䜓の運営す る地域子育お支揎センタヌや児童通NPO 法人特定非営利掻動法人などが行う子 育お支揎に觊れどのような支揎が行われおいるか具䜓的な事䟋を扱う。 り 子育お支揎  保育所や認定こども園など保育斜蚭に入所しおいる子䟛の保護者を察象ずする子育 お支揎の意矩ず圹割に぀いお扱う。保護者ずの盞互理解や個別支揎における専門機関ず の連携など保育ず密接に関連した保護者支揎の方法に぀いお具䜓的な事䟋を通しお 扱う。たた保育斜蚭における地域の子育お支揎に぀いおも觊れる。 〔指導項目〕 3 保育の掻動蚈画ず実習  ア 保育の掻動蚈画  む 保育実習 叅 保育の掻動蚈画ず実習 ここでは保育に関する様々な知識や技術等を生かしお総合的に保育珟堎で掻甚する できるようにするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  保育に぀いお䜓系的・系統的に理解するずずもに盞互に関連付けられた技術を身に 付けるこず。 ②  保育実習を通しお課題を発芋しその解決に向けお考察し工倫するこず。 ③  保育の掻動蚈画ず実習に぀いお自ら孊び保育や子育お支揎の実践に䞻䜓的か぀協働 的に取り組むこず。 ア 保育の掻動蚈画  保育の掻動蚈画の重芁性に぀いお扱う。たた幌皚園保育所認定こども園等で の様々な掻動は幎間・期・月・週・日における指導蚈画に基づいお実践されおいる こずを認識した䞊で郚分的な蚈画を䜜成するこずができるようにする。その際子 䟛の発達や時期を考慮しどのようなこずを身に付けお欲しいかずいう具䜓的なねら いや内容を蚭定し子䟛が興味や関心をもっお䞻䜓的に関わりその䞭で発達に必芁 な䜓隓を積み重ねおいくこずができるような掻動ずなるよう留意する。 む 保育実習  保育珟堎においお保育の掻動蚈画に基づいた保育実習を扱う。保育実習の実斜に圓た っおは実習園ずの連携を密にずり単なる子䟛ずの觊れ合いにずどたらず子䟛や保 育者の揎助の様子を芳察する芳察実習や䞀日の生掻の流れの䞭で䞀郚分を蚈画立案 準備し保育を行う郚分実習などの保育者の芖点をもった実習ができるようにする。 第2 ç«  家庭科の 各科目 160
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この科目は高霢者の介護ず犏祉に関する知識ず技術を習埗し高霢者の自己決定に基 づく自立生掻支揎ず犏祉の充実に぀いお思考を深め高霢者の生掻の質の向䞊ず自立生掻 支揎を担う資質・胜力を育成するこずをねらいずしおいる。 今回の改蚂においおは我が囜の急速な高霢化の進展ず人口枛少瀟䌚高霢者犏祉の法 芏や制床の倉化などに察応し人間の尊厳ず自立生掻支揎に関する内容の充実を図るずず もに高霢者ぞの生掻支揎サヌビスの実習の内容に぀いお改善・充実を図った。  目 暙  家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行 うこずなどを通しお高霢者の自立生掻支揎ず犏祉の充実を担う職業人ずしお必芁な 資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1  高霢者の健康ず生掻介護などに぀いお䜓系的・系統的に理解するずずもに関 連する技術を身に付けるようにする。 2  高霢者の健康ず生掻介護などに関する課題を発芋し高霢者の自立生掻支揎ず 犏祉の充実を担う職業人ずしお合理的か぀創造的に解決する力を逊う。 3  家族や地域の人々の豊かな生掻の実珟を目指しお自ら孊び高霢者の生掻の質の 向䞊ず自立生掻支揎に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。 この科目においおは家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせ生掻支揎サヌ ビスや介護の実習などを通しお高霢者の自立生掻支揎ず犏祉の充実を担う職業人ずしお 必芁な資質・胜力を育成するこずを目指すこずずしおいる。 家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせずは高霢者の介護ず犏祉に係る生掻 産業に関する事象を協力・協働健康・快適・安党生掻文化の䌝承・創造持続可胜 な瀟䌚の構築等の芖点で捉え高霢者の自立生掻支揎や犏祉の充実ず関連付けるこずを意 味しおいる。 目暙の 1 は高霢者の健康ず生掻介護などを代衚的な内容ずしお䟋瀺し高霢者の 健康管理や自立生掻支揎に関する知識ず技術を習埗するこずを瀺したものである。 高霢者の健康ず生掻介護などに぀いお䜓系的・系統的に理解するずずもに関連す る技術を身に付けるずは高霢者の健康ず生掻に぀いお高霢期に至るたでの健康づくり やラむフステヌゞごずの健康管理に぀いお具䜓的な事䟋を通しお理解できるようにする ずずもに生掻支揎サヌビスや介護の実習などを通しお技術を身に付けるこずができるよ うにするこずを意味しおいる。 高霢者の介護に぀いおは高霢者犏祉に関する法芏や制床・サヌビスに぀いお理解し 介護予防の考え方に基づき自立生掻支揎ず介護に関する知識ず技術を習埗できるように する。 第7 節 生掻ず犏祉 第1 目暙  生掻ず犏祉 161
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目暙の 2 は習埗した「知識及び技術」を掻甚し 「思考力刀断力衚珟力等」を逊 い課題を解決する力を育むこずを明確にしたものである。 高霢者の健康ず生掻介護などに関する課題を発芋しずは高霢者の自己決定に基づく 自立生掻支揎ず犏祉の充実に぀いお思考を深め課題を発芋するこずを意味しおいる。 高霢者の自立生掻支揎ず犏祉の充実を担う職業人ずしお合理的か぀創造的に解決する力 を逊うずは働くこずの意矩を理解し勀劎芳や職業芳を逊うずずもに高霢者の自立生 掻支揎ず犏祉の充実を担う職業人ずしお必芁な基本的な法的根拠に基づいおよりよい もの新しいものを぀くりだすこずによっお課題を解決する力を逊うこずを意味しおい る。 目暙の 3 は職業人ずしお必芁な豊かな人間性を育みよりよい瀟䌚の構築を目指し お自ら孊び生掻の質の向䞊ず瀟䌚の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこず を明確にしたものである。 家族や地域の人々の豊かな生掻の実珟を目指しお自ら孊びずは自分の適性を生かしお 職業に埓事するために家族や地域の人々の生掻に関心をもち胜動的に孊ぶこずを意味し おいる。   高霢者の生掻の質の向䞊ず自立生掻支揎に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うず は地域の高霢者の生掻に関心をもち高霢者ず積極的に関わり適切な生掻支揎や介護 を行い犏祉の充実・向䞊に取り組む態床を逊うこずを意味しおいる。  内容の構成及び取扱い この科目は目暙に瀺す資質 ・ 胜力を身に付けるこずができるよう 1 健康ず生掻 2 高霢者の自立生掻支揎ず介護 3 高霢者犏祉の制床ずサヌビス 4 生掻支揎サヌビスず 介護の実習の四぀の指導項目で〜単䜍皋床履修されるこずを想定しお構成しおい る。たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア   〔指導項目〕の 4 に぀いおは校内での実習を螏たえお高霢者ず接する機䌚を 蚭けたり 犏祉斜蚭などの芋孊や実習を取り入れたりするなど指導を工倫するこず。 〔指導項目〕の 4 の内容を取り扱う際には瀟䌚犏祉協議䌚や高霢者犏祉斜蚭などず連 携を十分に図るずずもに孊校家庭クラブ掻動や就業䜓隓掻動等ずも関わらせるなどの孊 習掻動の工倫が倧切である。  内 容  に瀺す資質 ・ 胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導する。 第 内容ずその取扱い  内容 第2 ç«  家庭科の 各科目 162
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〔指導項目〕 1 健康ず生掻  ア 健康の抂念  む ラむフステヌゞず健康管理  り 家庭看護の基瀎 内容の範囲や皋床 ア   〔指導項目〕の 1 のアに぀いおは健康の抂念ず健康状態に圱響を及がす芁因な どを扱うこず。むに぀いおはラむフステヌゞごずの健康問題の特城を螏たえ生 掻習慣病の予防など高霢期に至るたでの健康管理の必芁性を扱うこず。りに぀いお は䜓枩枬定や応急手圓などの基瀎的な内容を扱うこず。 ㆒ 健康ず生掻 ここでは健康の抂念ずラむフステヌゞごずの健康管理に぀いお高霢期に至るたでの 生掻における健康問題ず家庭での健康管理の必芁性を理解し家庭での看護の基瀎的な技 術を身に付け工倫できるようにするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  健康の抂念ずラむフステヌゞごずの健康管理に぀いお理解するこず。 ②  ラむフステヌゞごずの健康問題を螏たえ生掻習慣病の予防など高霢期に至るたで の課題を発芋しその解決に向けお考察し工倫するこず。 ③  健康ず生掻に぀いお自ら孊び高霢者の生掻の質の向䞊ず自立生掻支揎に䞻䜓的か぀ 協働的に取り組むこず。 ア 健康の抂念 健康の抂念に぀いお身䜓的粟神的瀟䌚的な面から党人的に捉えるこずができる ようその人の䟡倀芳によっおも健康芳が異なるこずや環境や察人関係など様々な圱 響を受けるこずを扱うこず。 む ラむフステヌゞず健康管理 高霢期に至るたでの健康づくりには ラむフステヌゞごずの健康問題の特城を螏たえ 生掻習慣病などを予防するための健康管理や日垞生掻の芋盎しが必芁であるこずを理解 し高霢期に自立した生掻が送れるよう介護予防の重芁性に぀いお扱うこず。たた 家族の健康管理の具䜓的な方法ずしお健康芳察定期健康蚺断などを取り䞊げ病気 の予防や身䜓の異垞の早期発芋が重芁であるこず 健康志向の高たりや高霢瀟䌚の進展 生掻様匏の倉化などに䌎う健康をめぐる諞課題を扱うこず。 り 家庭看護の基瀎 家庭看護の基瀎的な技術ずしおベッドメヌキング䜓䜍倉換寝間着 ・ シヌツ亀換 䜓枩・脈・呌吞・血圧の枬定湯たんぜ氷枕などを扱うこず。たた止血・軜い熱䞭  生掻ず犏祉 163
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症やのどにものが詰たったずきなどに察する応急手圓の芁点などに぀いお扱うこず。 〔指導項目〕 2 高霢者の自立生掻支揎ず介護  ア 高霢者の心身の特城  む 人間の尊厳ず自立生掻支揎の考え方  り 高霢者介護の基瀎 内容の範囲や皋床 ã‚€   〔指導項目〕の 2 のむに぀いおはアずの関連を図り加霢に䌎う心身の倉化を 螏たえ 認知症ぞの理解を深めるなど人間の尊厳や自立生掻支揎を扱うこず。たた 高霢者の自己決定に基づく自立生掻支揎の重芁性に぀いおも扱うこず。りに぀いお は高霢期における人間の尊厳の重芁性ず関連付けながら介護の意矩ず圹割や高 霢者介護の基瀎的な内容を扱うこず。 ㆓ 高霢者の自立生掻支揎ず介護 ここでは加霢に䌎う心身の倉化ず高霢者介護の基本ずしお自立生掻支揎の考え方 を理解し高霢者の自立生掻支揎ず介護に぀いお考察できるようにするこずをねらいずし おいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  加霢に䌎う心身の倉化を螏たえ高霢者の自己決定に基づく自立生掻に぀いお理解す るこず。 ②  高霢者が地域においお自立生掻を送るための課題を発芋しその解決に向けお考察す るこず。 ③  高霢者の自立生掻支揎ず介護に぀いお自ら孊び高霢者の生掻の質の向䞊ず自立生掻 支揎に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 高霢者の心身の特城 加霢に䌎っお倉化する高霢者の身䜓的・心理的・瀟䌚的特城や加霢ず病気や諞症状ず の関係に぀いお扱うこず。その際事故の防止の重芁性認知症ぞの理解ず察応高霢 者の病気の特城などを考えるこずができるよう具䜓的な事䟋を取り䞊げるこず。 む 人間の尊厳ず自立生掻支揎の考え方 高霢者の介護に぀いお高霢者の生掻の質を重芖する芳点から高霢者自身の垌望が 尊重されその人らしい自立した生掻を支揎するこずが重芁であるこずを扱うこず。た た日垞の生掻行為を支揎するこずによっお地域においお自立生掻が可胜になるよう 生掻支揎の必芁性に぀いお指導を行い高霢者の生掻を支える地域の圹割に぀いお具 䜓的な事䟋を取り䞊げるこず。ノヌマラむれヌションナニバヌサルデザむンなど瀟 䌚犏祉の基本的な考え方に぀いおも扱うこず。 第2 ç«  家庭科の 各科目 164
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り 高霢者介護の基瀎  介護に圓たっおの配慮事項ずしお介護予防の考え方に基づいた芋守りや適切な支揎 が倧切であるこず介護が長期化したずきの家族の支揎や犏祉サヌビスの掻甚などによ る長期の介護䜓制の確立が倧切であるこずを扱うこず。たた麻痺 ひ 認知症芖聎芚障 害などがある高霢者の介護の芁点や生掻の䞭でのリハビリテヌションに぀いお具䜓的 な事䟋を通しお扱うこず。 〔指導項目〕 3 高霢者犏祉の制床ずサヌビス  ア 人口枛少瀟䌚ず瀟䌚犏祉  む 高霢者犏祉の法芏ず制床  り 保健・医療・犏祉サヌビス 内容の範囲や皋床 り   〔指導項目〕の 3 のアに぀いおは日本の高霢化の進展状況ず人口枛少瀟䌚を螏 たえた瀟䌚犏祉の今埌の展開を扱うこず。むに぀いおは高霢者犏祉に関する法芏 や制床の目的ず抂芁を扱うこず。りに぀いおは高霢者に関する保健・医療・犏祉 サヌビスの具䜓的な事䟋を扱うこず。 叅 高霢者犏祉の制床ずサヌビス ここでは我が囜の高霢化の特城や珟状ず人口枛少瀟䌚を取り䞊げ瀟䌚犏祉の必芁性 や高霢化の進行に䌎っお敎備された法芏ず制床の目的ず抂芁倉遷に぀いお理解できる ようにする。その䞊で高霢者の健康や生掻を地域で支えるための保健・医療・犏祉サヌ ビスに぀いお理解できるようにするずずもに日本の高霢化の特城ず人口枛少瀟䌚に぀い お考察できるようにするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  高霢者犏祉の法芏ず制床の抂芁に぀いお理解するこず。 ②  日本の高霢化の特城ず人口枛少瀟䌚の課題を発芋し その解決に向けお考察するこず。 ③  高霢者犏祉の制床ずサヌビスに぀いお自ら孊び高霢者の生掻の質の向䞊ず自立生掻 支揎に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 人口枛少瀟䌚ず瀟䌚犏祉  日本の高霢化の進展状況ず人口枛少瀟䌚に぀いお理解できるよう高霢瀟䌚に察応す る斜策の抂芁に觊れる。たた高霢期の長期化に䌎う所埗仕事健康介護瀟䌚参 加生きがいなどの課題や家族・地域の倉化ずそれに察応する瀟䌚犏祉の珟状ず課題 に぀いお考えるこずができるよう瀟䌚犏祉の基本的な考え方の重芁性を扱うこず。 む 高霢者犏祉の法芏ず制床  高霢者犏祉の基本的な理念ずしお老人犏祉法や介護保険法などを取り䞊げその目  生掻ず犏祉 165
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的ず理念法埋に基づく具䜓的な斜策の抂芁に぀いお扱うこず。たた近幎の高霢者犏 祉サヌビスの䜓系ず抂芁に぀いお取り䞊げ地域における高霢者犏祉の充実ず介護予防 に重点が眮かれおいるこずなども扱うこず。 り 保健・医療・犏祉サヌビス  介護を芁する高霢者には生掻の質の芳点から保健・医療・犏祉の統合されたサヌ ビスが必芁であるこずを取り䞊げ自治䜓などで実斜しおいる制床やサヌビスなど具䜓 的な事䟋を扱うこず。 〔指導項目〕 4 生掻支揎サヌビスず介護の実習  ア 生掻支揎サヌビスの実習  む 介護の実習  り レクリ゚ヌションの実習 内容の範囲や皋床 ゚   〔指導項目〕の 4 のアに぀いおは䞻に調理被服管理䜏環境の敎備などの家 事揎助や芋守り買物などを扱うこず。むに぀いおは食事着脱衣移動などの 介助や䜓䜍倉換などの基本的な介護技術を扱うこず。りに぀いおはレクリ゚ヌシ ョンが高霢者の身䜓的粟神的な機胜や瀟䌚性などの維持・向䞊に有効であるこず ず関連付けお扱うこず。 ㆕ 生掻支揎サヌビスず介護の実習 ここでは実習を䞭心ずしお扱い生掻支揎介護の基瀎的な技術を習埗するずずもに レクリ゚ヌションに察する関心を高め高霢者の自立生掻を支えるための実践的な態床を 育おるこずをねらいずしおいる。たた実習は校内のみでなく孊校家庭クラブ掻動や就 業䜓隓掻動等ずも関わらせお高霢者ず接する機䌚を蚭けたり犏祉斜蚭等の芋孊や実習 を取り入れたりするよう留意する。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  生掻支揎サヌビスず介護の実習に぀いお家事揎助や基本的な介護技術を身に付ける こず。 ②  生掻支揎サヌビスず介護の実習に関する課題を発芋しその解決に向けお考察し工 倫するこず。 ③  生掻支揎サヌビスず介護の実習に぀いお自ら孊び高霢者の生掻の質の向䞊ず自立生 掻支揎に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 生掻支揎サヌビスの実習  地域包括ケアシステムに぀いお取り䞊げ高霢者が地域においお自立生掻を可胜ずす るための生掻支揎サヌビスを扱うこず。生掻支揎に関する技術では調理衣類の掗濯 第2 ç«  家庭科の 各科目 166
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や補修掃陀買物関係機関等ずの連絡などを扱うこず。たた高霢者の安党な䜏た い方や衣服食事運動などの工倫に぀いおも実習を取り入れるようにする。さらに 高霢者に関わる消費者問題に぀いおロヌルプレむングなどの挔習を取り入れ察応や 防止方法に぀いおも觊れる。 む 介護の実習  高霢者にみられる心身の倉化に察応し移動食事ベッドメヌキングや寝間着・シ ヌツの亀換䜓䜍倉換身䜓の枅朔法など基瀎的な介護技術を扱う。高霢者の介護に積 極的に取り組むこずができるよう高霢者犏祉関係斜蚭の芋孊や高霢者察象のボランテ ィア掻動ぞの参加などの孊習掻動を取り入れる。 り レクリ゚ヌションの実習  高霢者にずっおレクリ゚ヌションは身䜓的粟神的機胜の回埩に圹立぀ずずもに 察人関係を広げ瀟䌚性を取り戻すなどの意矩があるこずを理解しレクリ゚ヌション のプログラムなどの実習を通しお高霢者に応じたレクリ゚ヌションを具䜓的に考える こずができるよう孊習掻動を工倫するこず。  生掻ず犏祉 167
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この科目は䜏生掻や䜏文化に関する知識や技術を掻甚し䜏生掻䞊の問題を解決し 豊かな䜏生掻の実珟を担うこずのできる資質・胜力を育成するこずをねらいずしおいる。 今回の改蚂においおはむンテリアデコレヌションを含むむンテリアデザむン実習に関 する内容の充実を図るずずもに犏祉䜏環境の芖点から䜏空間のバリアフリヌ化リフォ ヌム蚈画実習などを加えるなどの改善を図り科目名称を埓前の「リビングデザむン」か ら「䜏生掻デザむン」に倉曎した。 この科目はむンテリアコヌディネヌタヌやむンテリアプランナヌ犏祉䜏環境コヌデ ィネヌタヌなど関連する職業に関心をもたせるずずもに専門的な孊習ぞの動機付けずす る科目である。  目 暙  家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行 うこずなどを通しお豊かな䜏生掻の実珟を担う職業人ずしお必芁な資質・胜力を次 のずおり育成するこずを目指す。 1  䜏生掻ず文化䜏空間の構成ず蚈画むンテリアデザむンなどに぀いお䜓系的・ 系統的に理解するずずもに関連する技術を身に付けるようにする。 2  快適な䜏空間の蚈画やむンテリアデザむンに関する課題を発芋し豊かな䜏生掻 の実珟を担う職業人ずしお合理的か぀創造的に解決する力を逊う。 3  豊かな䜏生掻の実珟を目指しお自ら孊び䜏空間のデザむンに䞻䜓的か぀協働的 に取り組む態床を逊う。 この科目においおは家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせむンテリアデ ザむン実習や䜏空間のリフォヌム蚈画実習などを通しお豊かな䜏生掻の実珟を担う職業 人ずしお必芁な資質・胜力を育成するこずを目指すこずずしおいる。 家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせずは䜏生掻に係る生掻産業に関する 事象を協力・協働健康・快適・安党生掻文化の䌝承・創造持続可胜な瀟䌚の構築 等の芖点で捉え豊かな䜏生掻の実珟ず関連付けるこずを意味しおいる。 目暙の 1 は䜏生掻ず文化䜏空間の構成ず蚈画むンテリアデザむンなどに関する 内容を取り䞊げ豊かな䜏生掻の実珟を担う職業人ずしおの知識ず技術を習埗するこずを 瀺したものである。 䜏生掻ず文化䜏空間の構成ず蚈画むンテリアデザむンなどに぀いお䜓系的・系統的 に理解するずは䜏生掻ず文化䜏空間の構成ず蚈画むンテリアデザむンを代衚的な内 容ずしお䟋瀺し䜏生掻のデザむンに必芁な知識ず技術を習埗するこずを意味しおいる。 関連する技術を身に付けるずは䜏空間の蚈画やむンテリアデザむンリフォヌム蚈画 の課題などぞの取組を通しお平面図をはじめずする図面や暡型などで衚珟するための技 第8 節 䜏生掻デザむン 第1 目暙 第2 ç«  家庭科の 各科目 168
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術を身に付けるこずを意味しおいる。 目暙の 2 は習埗した「知識及び技術」を掻甚し 「思考力刀断力衚珟力等」を逊 い課題を解決する力を育むこずを明確にしたものである。 快適な䜏空間の蚈画やむンテリアデザむンに関する課題を発芋しずは 1 で習埗した 知識や技術を生かし安党で快適に過ごすこずができる䜏空間やむンテリアデザむンずす るために必芁ずなる䜏空間やむンテリアデザむンの問題点や改善点を自ら発芋するこずを 意味しおいる。 豊かな䜏生掻の実珟を担う職業人ずしお合理的か぀創造的に解決する力を逊うずは先 に発芋した問題点改善点の解決方法改善手段を考案し機胜ずデザむンを充足した解 決案をたずめ図面や暡型で衚珟するこずを通しお豊かな䜏生掻を実珟し提案できる職 業人ずしおの課題を解決する力を逊うこずを意味しおいる。 目暙の 3 は職業人ずしお必芁な豊かな人間性を育みよりよい瀟䌚の構築を目指し お自ら孊び生掻の質の向䞊ず瀟䌚の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこず を明確にしたものである。 豊かな䜏生掻の実珟を目指しお自ら孊びずはラむフステヌゞごずの䜏生掻䞊の課題を 解決し提案できるようになるこずを瀺しおいる。䟋えば高霢期の家族がいる䜏空間を 想定しバリアフリヌ化の提案をしリフォヌム案を䜜成するなど状況に応じた提案が できるようになるこずなどを意味しおいる。 䜏空間のデザむンに䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うずは問題点の発芋解決 策の提案図面や暡型で衚珟しプレれンテヌションする際などに自らの考え方䜜業の 進め方を䞻䜓的に考案し実行するこずも倧切であるがチヌムで考え協働しお䜜業を進 め提案をたずめお発衚するこずの重芁さや達成感の経隓も必芁である。ここでは課題 に耇数の生埒で協働しお取り組むこずを通しお将来䜏生掻産業関連分野で働く際の職 業人ずしおの態床を逊うこずを意味しおいる。  内容の構成及び取扱い この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 䜏生掻ず文化 2 䜏空間の構成ず蚈画 3 むンテリアデザむン 4 犏祉䜏環境ず宀内蚈画 5 䜏生掻 関連法芏の五぀の指導項目で〜単䜍皋床履修されるこずを想定しお構成しおいる。 たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア   〔指導項目〕の 2 の゚ 3 のり及び 4 のりに぀いおは実習を䞭心ずしお扱い 個人又はグルヌプで適切な課題を蚭定するなど生埒の䞻䜓的な孊習掻動の充実を 図るこず。 〔指導項目〕の 2 の゚ 3 のり及び 4 のりの内容を取り扱う際には習埗した知識や 第 内容ずその取扱い  䜏生掻デザ むン 169
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技術を掻甚しお具䜓的な䜏空間の平面蚈画実習むンテリアデザむン実習䜏空間のリ フォヌム蚈画実習に取り組むこずができるよう留意する。個人で取り組む課題ずしお指導 するこずや数人のグルヌプで䜏宅の様々な堎所のむンテリアを蚈画するなどの方法によ りグルヌプ課題ずしお指導するこずなどが考えられる。  内容  内 容  に瀺す資質 ・ 胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導する。 〔指導項目〕 1 䜏生掻ず文化  ア 日本の䜏生掻ず文化  む 䞖界の䜏生掻ず文化 内容の範囲や皋床 ア   〔指導項目〕の 1 のアに぀いおは 日本の各時代の特城的な䜏居様匏を取り䞊げ 気候や颚土ず䜏居ずの関わり生掻様匏や起居様匏ず䜏居ずの関わり䜏意識や䜏 芁求ず䜏居ずの関わり䌝統的な和宀でのマナヌなどを扱うこず。むに぀いおは 䞖界の特城的な䜏居様匏を取り䞊げ気候や颚土ず䜏居ずの関わり生掻様匏ず䜏 居ずの関わり䞖界の特城的な䜏居におけるマナヌなどを扱うこず。 ㆒ 䜏生掻ず文化 ここでは日本の䜏生掻ず文化䞖界の䜏生掻ず文化を取り䞊げお各時代の特城的な 䜏居様匏気候や颚土や生掻様匏ず䜏居の関わりや䜏生掻ず䜏居の倉遷などを理解し 䜏生掻ず䜏居に関心をもち䞻䜓的に孊ぶ態床を逊うこずができるようにするこずをねら いずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  日本ず䞖界の䜏生掻や䜏文化の倚様性に぀いお理解するこず。 ②  日本ず䞖界の䜏生掻や䜏文化の課題を発芋しその解決に向けお考察するこず。 ③  䜏生掻ず文化に぀いお自ら孊び䜏空間のデザむンに䞻䜓的か぀協働的に取り組むこ ず。 ア 日本の䜏生掻ず文化  日本の各時代の特城的な䜏居様匏気候や颚土ず䜏居ずの関わり生掻様匏ず䜏居ず の関わりに぀いお取り䞊げ各時代の人々がそれぞれの地域で自然環境や気候や颚土に 合わせお特色ある䜏居様匏を創造し快適な䜏生掻を工倫しおきたこずを理解できるよ う指導する。  䜏居の倉遷に぀いおは日本の各時代の特城的な䜏居様匏を取り䞊げ䜏居の構造や 第2 ç«  家庭科の 各科目 170
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機胜文化的・歎史的背景を考えるこずができるようにするずずもに珟圚の日本の䜏 居様匏などずの関連に぀いお理解できるよう指導する。  気候や颚土ず䜏居ずの関わりに぀いおは䟋えば窓の䜍眮や圢屋根の圢や傟斜 玄関の䜍眮土間や板床畳などの床の圢匏など日本のそれぞれの地域の気候や颚土 に適応しお特色ある構造様匏が぀くりだされおいるこずを各地の事䟋ず関連付けお取 り䞊げるこずも考えられる。  䜏生掻文化に぀いおは床座ずいす座などの起居様匏ず宀内装備などずの関わりを扱 い文化や歎史気候や颚土ず䜏生掻様匏が関わっおいるこず䌝統的な和宀における 立ち居振る舞いやマナヌに぀いお理解できるよう指導する。さらに今埌の䜏生掻ず䜏居 に関心をも぀こずができるよう䜏生掻は瀟䌚の倉化やラむフスタむル瀟䌚斜蚭の敎 備などにより倉化するこずを扱う。  たた協同共生型集䜏の圚り方であるグルヌプホヌムやコレクティブハりゞング シェアハりゞングなどの共同による䜏生掻など 今埌の䜏生掻ず䜏居の展望に぀いおも 具䜓的な事䟋を取り䞊げお指導する。 む 䞖界の䜏生掻ず文化  䞖界の特城的な䜏居様匏気候や颚土ず䜏居ずの関わり生掻様匏ず䜏居ずの関わり などに぀いお取り䞊げそれぞれの地域で自然環境や気候や颚土に合わせお特色ある䜏 居様匏を創造し 快適な䜏生掻を工倫しおきたこずを理解できるよう指導する。䟋えば 雚の降らない砂挠呚蟺のテント匏や日干しレンガを積み䞊げた䜏居むスラム文化圏の 諞郜垂に芋る城郭郜垂の䜏居ペヌロッパの地䞭海沿岞の組積造の䜏居西ペヌロッパ の朚造の䜏居アゞアのモンスヌン地域の高床䜏居䞭囜東郚の䌝統的な䞭庭型䜏居で ある四合院䜏居寒冷な地域の䜏居などの䞖界の特城的な䜏居様匏を取り䞊げ䜏居の 構造や機胜文化的・歎史的背景を考えるこずができるよう指導する。たた珟圚の䞖 界の䜏居様匏などずの関連に぀いお事䟋を取り䞊げ理解を深めるこずができるように するなどの指導の工倫も考えられる。  䜏生掻文化に぀いおは玄関で靎を脱ぐ䞊䞋足の区別がある地域ずない地域床座ず いす座などの起居様匏や眮き家具ず造り぀け収玍床や寝台に垃団を敷くなどの就寝方 法济槜やサりナやシャワヌなど文化や歎史気候や颚土により䜏生掻様匏やマナヌ が異なるこずを理解できるよう指導する。 〔指導項目〕 2 䜏空間の構成ず蚈画  ア 䜏生掻ず䜏空間  む 䜏空間の構造ず材料  り 䜏空間の環境ず蚭備  ゚ 䜏空間の平面蚈画実習 内容の範囲や皋床  䜏生掻デザ むン 171
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ã‚€   〔指導項目〕の 2 のアに぀いおは人䜓寞法動䜜寞法䜜業寞法などを扱うず ずもに䜏居の平面蚈画の基本であるゟヌニング動線各宀の配眮ず䜍眮関係な どを扱うこず。むに぀いおは䜏居の構造ず材料に関する基瀎的な事項を扱うずず もに地震に匷い䜏空間の蚈画を扱うこず。りに぀いおは健康で安党な宀内環境 の条件宀内環境敎備のための蚭備を扱うずずもに䜏居の省゚ネルギヌ化に぀い おも扱うこず。たた䜏空間の延長ずしおの䜏居呚りの倖郚のデザむンず敎備に぀ いおも扱うこず。゚に぀いおは䜏居の平面蚈画を怜蚎し平面衚瀺蚘号などを甚 いお平面図を䜜成させるこず。 ㆓ 䜏空間の構成ず蚈画 䜏生掻ず䜏空間の関わりや䜏空間の構造ず材料環境ず蚭備に぀いお理解し䜏空間 の平面蚈画ず平面図䜜成に関する技術を身に付けるずずもに快適な䜏空間安党な䜏空 間を぀くるために考察できるようにするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  䜏生掻ず䜏空間構造ず材料環境ず蚭備に぀いお理解し䜏空間の平面蚈画ず平面 図䜜成ができるこず。 ②  快適な䜏空間安党な䜏空間を぀くるために課題を発芋しその解決に向けお考察す るこず。 ③  䜏空間の構成ず蚈画に぀いお自ら孊び䜏空間のデザむンに䞻䜓的か぀協働的に取り 組むこず。 ア 䜏生掻ず䜏空間  家族の生掻ずラむフステヌゞごずの䜏意識や䜏芁求の倉遷に関する知識やそれに䌎 う䜏空間の構成や蚈画の倉曎の必芁性に぀いお扱う。たた生掻行為ず寞法に぀いお理 解し必芁な䜏空間の蚈画ができるよう指導する。䜏空間の倚くの寞法は人䜓の寞法 をもずに䜜られたものであるこずに぀いおも理解し生掻行為に䌎う動䜜寞法䜜業寞 法動䜜空間など基準ずなる空間の広さや高さの寞法を実枬するなどしお具䜓的に 捉えるこずができるよう指導する。  たた平面蚈画の基本ずしおゟヌニング動線各宀の配眮ず䜍眮関係に぀いお扱 う。生掻行為が行われおいる䜏空間の性栌や内容によっお私的公的衛生家事空 間などに分けおその関係を敎理するゟヌニングに぀いお理解できるよう指導する。䟋 えば各宀の機胜的な構成や配眮のためには济宀掗面䟿所などの氎たわりをたずめ お配眮するなどのゟヌニングの工倫や動線を短くする必芁があるこずなどを理解でき るよう指導する。 む 䜏空間の構造ず材料  安党な䜏生掻を営むために必芁な䜏空間の構造に぀いお扱う。たた健康を害するお それのある建築材料を䜿甚しないなど䜏空間を構成する建築材料の皮類に぀いおも理 第2 ç«  家庭科の 各科目 172
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解できるよう指導する。䟋えば建物の構造に぀いおは朚造鉄骚造鉄筋コンクリ ヌト造補匷コンクリヌトブロック造などを取り䞊げ䜿甚する材料ず構造の特城工 法による構造の違いなどに぀いお理解できるよう耐震補匷や枛灜のための手段や工倫 に぀いおも事䟋を挙げお扱うこずなどが考えられる。たた構造材料仕䞊げ材料に぀ いおは䜏居の構造物や内装倖装に適切な材料を遞択するこずの重芁性や材料の構 成ず人間の心理や生理ずの関係 䜏居の維持管理を定期的に行うこずなどに぀いお扱い 䜏居の構造や材料の耐甚幎数に圱響を䞎えるこずに぀いおも理解できるよう指導する。 り 䜏空間の環境ず蚭備  快適な䜏生掻を営むために必芁な宀内環境の圚り方ず䜏宅蚭備に぀いお扱う。宀内環 境ず蚭備に぀いおは宀内空気宀内照床䜏居の保枩性安党性などを取り䞊げ健 康で安党であるための条件に぀いお理解できるよう指導する。宀内空気の枅浄に぀いお は宀の広さず居䜏人数ずの関係換気の重芁性ず方法に぀いお理解できるようシッ クハりス症候矀などの化孊物質による圱響に぀いおも觊れる。宀内照床に぀いおは適 正倀である照床基準を理解し照明方匏の皮類ず特城照明噚具の手入れなどに぀いお 扱う。䜏居の保枩性に぀いおは䜏居の構造壁材・床材断熱材開口郚構造などず の関わりに぀いお理解できるよう指導する。䟋えば高気密高断熱䜏居の省゚ネルギ ヌ化など身近な事䟋を取り䞊げお扱うこずも考えられる。安党性に぀いおは特に幌 児や高霢者に察する事故防止や防灜ぞの配慮を取り扱う。  たた冷暖房機噚絊湯機噚などの䜏宅蚭備機噚の健康安党に配慮した䜿い方さ らに敷地内の䜏居呚りの倖郚空間゚クステリアの敎備に関する基瀎的な理解がで きるよう指導する。 ゚ 䜏空間の平面蚈画実習  家族構成敷地条件経枈性安党性䜏芁求などに配慮しお䜏居の平面蚈画の怜 蚎を行い平面衚瀺蚘号を甚いた平面図の䜜成を扱う。平面蚈画に圓たっおは家族構 成敷地条件経枈性安党性䜏芁求ずずもに食寝分離適正就寝プラむバシヌ 保持動線などにも配慮する必芁があるこずを理解できるよう指導する。たた各宀の 広さ䜍眮盞互の連絡玄関や窓など開口郚ずの関係働きやすい家事劎働の堎収 玍蚭備や地震灜害ぞの備えなども含めた安党性に配慮した家具の配眮など家族の生掻 条件幌児や高霢者ぞの建築的配慮などに぀いおも考えるこずができるよう指導する。 実習に圓たっおは個人又はグルヌプで適切な課題を蚭定するずずもに ICT を積極的 に掻甚しお取り組むこずができるよう指導を工倫する。 〔指導項目〕 3 むンテリアデザむン  ア むンテリアデザむンの構成芁玠  む むンテリアデザむンの衚珟技法  り むンテリアデザむン実習  䜏生掻デザ むン 173
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内容の範囲や皋床 り   〔指導項目〕の 3 のアに぀いおは色圩圢態材質感などを扱うずずもに各 宀の床壁倩井家具カヌテンなどを扱うこず。むに぀いおはむンテリア蚈 画の手順ず衚珟技法を扱うこず。りに぀いおは適切な䜏空間を取り䞊げ党䜓的 に調和のずれたむンテリアコヌディネヌトずその衚珟に぀いおも扱うこず。 叅 むンテリアデザむン ここではむンテリアデザむンの構成芁玠むンテリアデザむンの衚珟技法に関する知 識ず技術を習埗し調和のずれたむンテリアコヌディネヌトずデザむン衚珟ができるよう にするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  むンテリアデザむンの構成芁玠衚珟方法に぀いお理解し関連する技術を身に付け るこず。 ②  テヌマに沿ったむンテリアを自らデザむンできるようになるために倚くの事䟋を通 しお課題を発芋しその解決に向けお考察し工倫するこず。 ③  むンテリアデザむンに぀いお自ら孊び䜏空間のデザむンに䞻䜓的か぀協働的に取り 組むこず。 ア むンテリアデザむンの構成芁玠  むンテリアのデザむン芁玠ずしお色圩圢態材質感などを扱い基瀎的な事項が 理解できるよう指導する。色圩に぀いおは色圩の基本配色ず調和色圩効果などに ぀いお理解できるよう指導する。圢態に぀いおは点線面などの圢の芁玠やそれ らの組合せによるバリ゚ヌション圢態から受ける印象造圢矎などに぀いお理解でき るよう指導する。材質感に぀いおは柔らかさ硬さなど玠材のテクスチャヌによっお 衚珟される玠朎さやさしさ豪華さなどの感性に぀いお理解できるよう指導する。  むンテリアの構成芁玠ずしお床壁倩井のように固定された芁玠ず家具カヌテ ン照明等のように移動できる芁玠があるこず各芁玠の特質ず総合的な調和の重芁性 などに぀いお理解できるよう指導する。たた床壁倩井は倧きな面積を占めおおり 簡単に取り替えにくいので仕䞊げ材や内装材の色圩材質感などヘの配慮が重芁であ るこずに気付くこずができるよう指導する。家具に぀いおは皮類性胜芏栌デザ むンなどカヌテンに぀いおは生地デザむン吊り方による効果などを扱う。 む むンテリアデザむンの衚珟技法  むンテリア蚈画の手順に぀いお扱う。䜏たい方のむメヌゞや生掻スタむルの把握単 䜍空間の芏暡決定ず盞互間の䜍眮付けを行うゟヌニング郚屋の圢やプロポヌション 寞法などを決定するむンテリアプランニング宀内の色圩材料などを決定するファニ ッシングデザむン生掻゚レメントを遞択し配眮する゚レメントレむアりトなどを理 解し実践できるよう孊習掻動を工倫する。考案したデザむンを衚珟する方法の皮類ず 第2 ç«  家庭科の 各科目 174
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しおは䟋えばプレれンテヌションボヌド宀内透芖図パヌス 暡型コンピュ ヌタグラフィックスなどが考えられる。 り むンテリアデザむン実習  党䜓に調和のずれたむンテリアコヌディネヌトずその衚珟を扱う。具䜓的には䜏居 党䜓子䟛宀寝宀リビングルヌム台所など適切な䜏空間を取り䞊げお個人又 はグルヌプで取り組むこずができるよう課題を蚭定し䞻䜓的か぀協働的な孊習掻動が できるよう指導する。  たた䜏居内の小さなスペヌスを利甚したむンテリアデコレヌション宀内装食の 課題に取り組むこずも可胜である。䟋えば玄関先窓蟺棚の䞊などのスペヌスに自 ら蚭定したテヌマの小物などを配眮し空間挔出をするこずから䜏居党䜓のむンテリ アデザむン実習ぞず芏暡を拡倧しお取り組んでもよい。 〔指導項目〕 4 犏祉䜏環境ず宀内蚈画  ア 䜏生掻ず犏祉  む 䜏空間のバリアフリヌ化  り 䜏空間のリフォヌム蚈画実習 内容の範囲や皋床 ゚   〔指導項目〕の 4 のむに぀いおはアを螏たえお具䜓的な事䟋を通しお䜏空間の バリアフリヌ化の考え方を扱うこず。りに぀いおは䜏宅をバリアフリヌにリフォ ヌムする蚈画を取り䞊げ画像や図面などで衚珟する方法を扱うこず。 ㆕ 犏祉䜏環境ず宀内蚈画 ここでは誰もが安党に過ごすこずができる䜏空間を぀くるためにバリアフリヌな䜏 空間を実珟するための理解やリフォヌム蚈画実習を通しお犏祉的な芖点に立ったむンテ リアデザむンができるようにするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  䜏生掻ず犏祉䜏空間のバリアフリヌ化に぀いお理解するこず。 ②  䜏空間のバリアフリヌ化の可胜性に぀いお身近な事䟋を通しお課題を発芋しその解 決に向けお考察し衚珟するこず。 ③  犏祉䜏環境ず宀内蚈画に぀いお自ら孊び䜏空間のバリアフリヌ化のデザむンに䞻䜓 的か぀協働的に取り組むこず。 ア 䜏生掻ず犏祉  䜏空間におけるバリアフリヌに぀いお幌児や高霢者障害者など誰にでも䜿いや すく蚪れやすい䜏居にするずいうナニバヌサルデザむンの芖点から䜏居をリフォヌ ムする䞊で必芁ずなる基本的な事項を扱う。その際宀内で車怅子を䜿甚する堎合など  䜏生掻デザ むン 175
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の高霢者や障害者に配慮した寞法蚈画に぀いおも扱う。  道路から玄関に到達するたでの経路や玄関颚呂堎や掗面所階段などの高䜎差や 廊䞋の幅䜏居内のわずかな段差などに぀いお実枬するなどしお高霢者や障害者幌 児や劊婊など 誰にずっおも䜏みやすい䜏居であるか吊かの刀断ができるよう指導する。 む 䜏空間のバリアフリヌ化  具䜓的な䜏宅の平面図や断面図を基にバリアフリヌのデザむンに぀いお扱う。  高霢者や障害者が快適な䜏生掻を送るこずができるような䜏空間の平面蚈画や䜏宅 甚゚レベヌタヌや階段昇降機などの蚭備車怅子や怅子を䜿うこずができる台所や掗面 所の工倫など䜏生掻ず犏祉に関わる様々な芁玠に぀いおも扱う。 り 䜏空間のリフォヌム蚈画実習  家族の構成や子䟛の成長などの状況の倉化に応じた郚屋の甚途倉曎あるいはバリア フリヌ化するための台所や掗面所颚呂堎や䟿所のリフォヌムなどに぀いお扱う。その 際具䜓的な課題を蚭定し問題点を芋いだし解決方法の蚭定リフォヌム蚈画に぀ いお実習を通しお理解できるよう指導する。䟋えばリフォヌム前ずリフォヌム埌の平 面図やむンテリアデザむンの工倫に関わる実習などに぀いお個人又はグルヌプで取り 組むなどしお䞻䜓的か぀協働的な孊習掻動ができるようにする。 〔指導項目〕 5 䜏生掻関連法芏 内容の範囲や皋床 オ   〔指導項目〕の 5 に぀いおは 2 から 4 たでの各項目に関連する基本的な法芏 の目的ず抂芁を扱うこず。 ⓹ 䜏生掻関連法芏 ここでは䜏生掻関連法芏ずしお安党健康財産の保護などの面から建築基準法 や消防法䜏生掻基本法䜏宅の品質確保の促進等に関する法埋宅地建物取匕業法高 霢者の居䜏の安定確保に関する法埋高霢者障害者等の移動等の円滑化の促進に関する 法埋バリアフリヌ新法 介護保険法などに぀いお取り䞊げそれらの趣旚ず抂芁に぀ いお理解し平面蚈画やむンテリアデザむンに衚珟できるようにするこずをねらいずしお いる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  䜏生掻関連法芏の趣旚や抂芁を理解するこず。 ②  法什遵守の芖点から䜏生掻に関する課題を発芋しその解決に向けお考察し平面蚈 画やむンテリアデザむンに衚珟するこず。 ③  䜏生掻関連法芏に぀いお自ら孊び䜏空間のデザむンに䞻䜓的か぀協働的に取り組む こず。 第2 ç«  家庭科の 各科目 176
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これらの事項を身に付けるこずができるようこの〔指導項目〕においおは建築基準 法は単䜓芏定ずしお個々の建物の安党性衛生環境確保のための居宀の採光換気階 段の寞法などが定められおいるこず集団芏定ずしお街の䞭でそれぞれの建物が満たすべ き条件ずしお甚途地域容積率建ぺい率高さの制限斜線制限日圱芏制などが定 められおいるこずなどを扱う。消防法に぀いおはカヌテンじゅうたんなどの防灜芏制 などを扱う。 たた䜏宅取埗に関わる売買契玄集合䜏宅の維持管理のための管理芏玄地域のたち づくり条䟋高霢者の介護や生掻の支揎に関わる介護保険制床などに぀いおも觊れる。 指導に圓たっおは 〔指導項目〕の 2 から 4 たでず関わりをもたせお扱い具䜓的な 事䟋を通しお理解できるように指導する。  䜏生掻デザ むン 177
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この科目は日本や䞖界の服食の倉遷ず文化の倚様性着装などに関する知識や技術を 掻甚し服食文化の䌝承ず創造に寄䞎するこずができる資質・胜力を育成するこずをねら いずしおいる。 今回の改蚂においおは服食を通しお䞖界の文化の倚様性に぀いお理解を深めるこず ができるよう内容の充実を図った。  目 暙  家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行 うこずなどを通しお服食文化の䌝承ず創造を担う職業人ずしお必芁な資質・胜力を 次のずおり育成するこずを目指す。 1  服食の倉遷ず文化着装などに぀いお䜓系的・系統的に理解するずずもに関連 する技術を身に付けるようにする。 2  服食文化に関する課題を発芋し服食文化の䌝承ず創造を担う職業人ずしお合理 的か぀創造的に解決する力を逊う。 3  豊かな衣生掻の実珟を目指しお自ら孊び服食文化の䌝承ず創造に䞻䜓的か぀協 働的に取り組む態床を逊う。 この科目においおは家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせ服食の倉遷ず 文化着装などに関する実習などを通しお服食文化の䌝承ず創造を担う職業人ずしお必 芁な資質・胜力を育成するこずを目指すこずずしおいる。 家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせずは衣生掻に係る生掻産業に関する 事象を協力・協働健康・快適・安党生掻文化の䌝承・創造持続可胜な瀟䌚の構築 等の芖点で捉え服食文化の䌝承ず創造ず関連付けるこずを意味しおいる。 目暙の 1 は服食がその土地の気候や颚土生掻スタむル等の倚様な文化や各時代の 歎史的背景ず関わりながらどのように倉遷しおきたかを理解できるようにするずずもに 掋服や和服の基本的な着装の知識ず技術を身に付けるこずがおきるようにするこずを瀺し たものである。 服食の倉遷ず文化着装などに぀いお䜓系的・系統的に理解するずは日本だけでなく 䞖界の服食の歎史や文化及び掋服ず和服を䞭心ずする着装に぀いお党䜓を捉え぀぀ 時間的な倉遷の䞭でどのような皮類の服食が誕生しおどのように分類されどのよう にそれらの服食文化が亀流しお倉化を遂げおきたのかを捉え倚様な服食の特城に぀いお 理解できるようにするこずを意味しおいる。 関連する技術を身に付けるずは関連産業の特城や技術等の課題などに぀いお理解した 䞊で関連する技術を身に付けるこずができるようにするこずを瀺しおいる。 目暙の 2 は習埗した「知識及び技術」を掻甚し 「思考力刀断力衚珟力等」を逊 第9 節 服食文化 第1 目暙 第2 ç«  家庭科の 各科目 178
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い課題を解決する力を育むこずを明確にしたものである。 服食文化に関する課題を発芋しずは䞻に日本の䌝統的な服食文化やそれを支える䌝統 染織産業等に぀いお理解した䞊でそれらを取り巻く状況に぀いお思考を深め課題を発 芋できるようにするこずを意味しおいる。 服食文化の䌝承ず創造を担う職業人ずしお合理的か぀創造的に解決する力を逊うずは 服食文化に関する知識ず技術を基に服食文化を䌝承するずずもに新たな発想で服食文 化を創造するこずにより課題を解決する力を逊うこずを意味しおいる。 目暙の 3 は職業人ずしお必芁な豊かな人間性を育みよりよい瀟䌚の構築を目指し お自ら孊び生掻の質の向䞊ず瀟䌚の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこず を明確にしたものである。 豊かな衣生掻の実珟を目指しお自ら孊びずは真の意味での豊かな衣生掻ずはどのよう なものなのかを考えながら䞻䜓的に孊ぶこずを意味しおいる。 服食文化の䌝承ず創造に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うずは自分が䜏んでい る地域や諞倖囜も含め服食文化を䌝承するだけではなく新たに発展させた圢で未来に 向けお創造しおいく胜力ず態床を逊うこずを意味しおいる。  内容の構成及び取扱い この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 服食の倉遷ず 文化 2 着装 3 服食文化の䌝承ず創造の䞉぀の指導項目で〜単䜍皋床履修され るこずを想定しお構成しおいる。たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されお いる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア   〔指導項目〕の 1 のアに぀いおは倚様な民族の服食の圢態を取り䞊げ服食の 起源や基本型ず関連付けお指導するこず。 〔指導項目〕の 1 のアの内容を取り扱う際には 生埒の孊習意欲の喚起に぀ながるよう 1 のむ及びりに぀いお盞互に有機的な関連を図り総合的に展開できるよう配慮する。 たた 「ファッション造圢基瀎」  「ファッション造圢」  「ファッションデザむン」及び「服 食手芞」ずの関連を図るこずができるよう指導を工倫こずが倧切である。 ã‚€   〔指導項目〕の 3 に぀いおは 1 及び 2 の孊習ず関連付けながら個人又はグ ルヌプで適切な課題を蚭定し考察できるよう指導を工倫するこず。 〔指導項目〕の 3 に぀いおは 〔指導項目〕の 1 及び 2 の孊習ず関わらせお個人又 はグルヌプで適切な課題を蚭定できるようにする。䟋えば䞖界の民族衣装や日本の各地 域に䌝わる䌝統的な服食文化などを調査・研究させたり䌝統的な手法を甚いた被服の補 第 内容ずその取扱い  服食文化 179
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䜜 䌝統的な衣装の着付け 創意工倫した和服の着付けなどの課題に取り組たせたりしお 服食文化の䌝承ず創造ぞの意欲を高めさせるなどの指導を工倫するこずが倧切である。  内容  内 容  に瀺す資質 ・ 胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導する。 〔指導項目〕 1 服食の倉遷ず文化  ア 服食の倚様性  む 日本の服食  り 䞖界の服食 内容の範囲や皋床 ア   〔指導項目〕の 1 のむ及びりに぀いおは歎史的背景気候や颚土文化などず の関わりを扱うこず。りに぀いおは西掋の服食を䞭心に取り䞊げアゞアやその 他の地域の服食に぀いおも觊れるこず。 ㆒ 服食の倉遷ず文化 ここでは服食の起源ず倉遷に぀いお歎史的背景気候や颚土生掻スタむルなどず 関連付けお服食ず文化の関係及び人間の生掻ず被服ずの関わりを文化の倚様性の芖点 から理解できるようにするこずをねらいずしおいる。たた20 䞖玀以降に掻躍したファ ッションデザむナヌが珟圚の服食文化の圢成に果たした圹割や圱響に぀いおも觊れなが ら 服食文化の創造に䞻䜓的に取り組むこずができるようにするこずをねらいずしおい る。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  服食文化の歎史ず文化の倚様性 倚様な服食の衚珟の仕方などに぀いお理解するこず。 ②  服食文化の発展に぀いお瀟䌚的・文化的背景から課題を発芋しその解決に向けお 考察するこず。 ③  服食の倉遷ず文化に぀いお自ら孊び服食文化の䌝承ず創造に䞻䜓的か぀協働的に取 り組むこず。 ア 服食の倚様性 被服の起源ず基本型人間の身に付けおきた服食の倚様な有様に぀いお扱う。 身䜓保護説等に代衚される被服の起源や被服の基本型の代衚的なものを取り䞊げ装 身具類を加えた着装圢匏の特城気候や颚土文化などずの関わりに぀いお理解できる よう指導する。 む 日本の服食 第2 ç«  家庭科の 各科目 180
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 和服を䞭心に取り䞊げ叀代においおは䞭囜の圱響による「十二単」 䞭䞖においお は歊家の服装の基本圢である「䞊䞋圢匏」等近䞖近代珟代の各時代における服食 の特城ずそれらの倉遷に぀いお扱う。その際歎史的背景気候や颚土文化などず関 わらせおその抂芁を理解できるよう指導する。 り 䞖界の服食  掋服を䞭心に取り䞊げ叀代においおは叀代ロヌマの「トヌガ」 近䞖においおは女 性の胎郚の现さを極端に匷調し䞋䜓郚を誇匵した「パニ゚」など近䞖近代珟代の 各時代における西掋の服食を䞭心にその特城ず倉遷に぀いお扱う。その際歎史的背 景気候や颚土文化などず関わらせおその抂芁を理解できるよう指導する。 〔指導項目〕 2 着装  ア 着装の基本  む 掋服の着装  り 和服の着装 内容の範囲や皋床 ã‚€   〔指導項目〕の 2 に぀いおはトヌタルコヌディネヌトず瀟䌚生掻䞊の着装のマ ナヌに぀いおも扱うこず。 ㆓ 着装 ここでは着甚目的ず堎所等に応じた着装の基本に぀いお理解し掋服ず和服の基本的 な着装ができるようにするずずもにトヌタルコヌディネヌトを楜しみながら工倫できる ようにするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  着甚目的ず堎所等に応じた着装和装ず掋装の管理方法に぀いお理解し関連する技 術を身に付けるこず。 ②  着甚目的ず堎所等に応じた適切な着装ずマナヌに぀いお課題を発芋しその解決に向 けお考察し衚珟するこず。 ③  着装に぀いお自ら孊び服食文化の䌝承ず創造に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 着装の基本  着装の基本は保健衛生的機胜ず瀟䌚的機胜を螏たえた装いずずもに服装や堎所 雰囲気にふさわしい起居動䜜が重芁であるこずを理解できるよう指導する。たた衣服 だけでなく履物やバッグアクセサリヌなども含めお党䜓的に統䞀のずれた装いをする こずが基本であるこずを理解し実践できるよう指導する。 む 掋服の着装  掋服の着装に぀いおは日垞着及び瀌装に぀いお着甚目的ず堎所にふさわしい着装  服食文化 181
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ができるよう指導する。たた基本ずなる起居動䜜やマナヌに぀いお実習を通しお䜓 隓的に理解できるよう指導する。さらにトヌタルコヌディネヌトに぀いお扱い自ら 着こなしの工倫をしながらファッションショヌなどで衚珟できるよう指導する。 り 和服の着装  和服の着装では日垞着及び瀌装に぀いお着甚目的ず堎所にふさわしい着装ができ るよう指導する。たた基本ずなる起居動䜜やマナヌに぀いお実習を通しお䜓隓的に 理解し実践できるよう指導する。さらにトヌタルコヌディネヌトに぀いお扱いファ ッションショヌなどで衚珟できるよう指導する。 〔指導項目〕 3 服食文化の䌝承ず創造 叅 服食文化の䌝承ず創造 ここでは 〔指導項目〕の 1 及び 2 の孊習ず関わらせお個人又はグルヌプで適切な課 題を蚭定し服食文化の䌝承ず創造に぀いお各自が調査や研究に基づいお深く考察し 䌝承ず創造の課題ず解決及び実践方法などを探るこずができるようにするこずをねらいず しおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 服食文化の䌝承の重芁性及び創造に぀いお理解し関連する技術を身に付けるこず。 ②  服食文化の䌝承ず創造に関する課題を発芋しその解決に向けお考察し工倫するこ ず。 ③  服食文化の䌝承ず創造に぀いお自ら孊び新たな文化の創造に䞻䜓的か぀協働的に取 り組むこず。 これらの事項を身に付けるこずができるようこの〔指導項目〕においおは䞖界の民 族衣装や日本の各地域に䌝わる䌝統的な服食文化などの調査・研究や䌝統的な手法を甚 いた被服の補䜜䌝統的な衣装の着付け創意工倫した和服の着付けなどの課題に取り組 むなど 服食文化の䌝承ず創造ぞの意欲を高めるこずができるよう指導を工倫する。たた 珟存しおいる䌝統染織などの技法が新たな圢で発展され䞖界で泚目されおいる事䟋など も取り䞊げ䌝統技法や䌝統文化の未来に向けた可胜性に぀いお考察できるような指導 の工倫も考えられる。 第2 ç«  家庭科の 各科目 182
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この科目は被服の構成被服材料の遞択掋服や和服の補䜜に関する基瀎的・基本的 な知識ず技術などを掻甚しファッションを造圢するための資質・胜力を育成するこずを ねらいずしおいる。 今回の改蚂においおは新しい玠材や環境に配慮した被服材料の扱い方効率的な補䜜 工皋などを加えるなどの内容の充実を図った。  目 暙  家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行 うこずなどを通しおファッションの造圢を担う職業人ずしお必芁な基瀎的な資質・ 胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1  被服の構成被服材料の皮類や特城被服補䜜などに぀いお䜓系的・系統的に理 解するずずもに関連する技術を身に付けるようにする。 2  被服補䜜やデザむンに関する課題を発芋しファッションの造圢を担う職業人ず しお合理的か぀創造的に解決する力を逊う。 3  衣生掻の充実向䞊を目指しお自ら孊びファッションの造圢に䞻䜓的か぀協働的 に取り組む態床を逊う。 この科目においおは家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせ被服の蚈画的 な補䜜などを通しおファッションの造圢を担う職業人ずしお必芁な資質・胜力を育成す るこずを目指すこずずしおいる。 家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせずは衣生掻に係る生掻産業に関する 事象を協力・協働健康・快適・安党生掻文化の䌝承・創造持続可胜な瀟䌚の構築 等の芖点で捉えファッションの造圢ず関連付けるこずを意味しおいる。 目暙の 1 は被服の構成被服材料の皮類や特城に぀いお理解し被服補䜜に必芁な 基瀎的・基本的な技術を習埗するこずを瀺したものである。 被服の構成ずは人䜓ず被服ずの関わりにおいお人䜓を芆う被服の圢や動䜜に適応し た被服のゆるみや被服を構成する方法ずしおの立䜓構成ず平面構成のこずを意味しおい る。 被服材料の皮類や特城被服補䜜などずは繊維糞及び垃の代衚的な皮類ずそれらの 特城掋服・和服補䜜を意味しおいる。 䜓系的・系統的に理解するずもに関連する技術を身に付けるずは被服の甚途やデザ むンに適した被服の構成方法材料性胜を理解した䞊での適切な被服材料の遞択ず取扱 い被服材料やデザむン・䜿甚甚途に適した補䜜技法に぀いお理解し関連する技術を身 に付けるこずを意味しおいる。 目暙の 2 は習埗した「知識及び技術」を掻甚し 「思考力刀断力衚珟力等」を逊 第10 節 ファッション造圢基瀎 第1 目暙 10 ファッショ ン造圢基瀎 183
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い課題を解決する力を育むこずを明確にしたものである。 被服補䜜やデザむンに関する課題を発芋しずは被服の補修から被服䜜品の補䜜に至る 日垞の身近な衣生掻などに関する課題を発芋するこずを意味しおいる。 ファッションの造圢を担う職業人ずしお合理的か぀創造的に解決する力を逊うずは豊 かな䜏生掻を実珟するために蚈画に埓っお胜率的に補䜜するだけでなく創意工倫やアむ デアを生かしおよりよいものを䜜りだすこずによっお課題を解決する力を逊うこずを意 味しおいる。 目暙の 3 は職業人ずしお必芁な豊かな人間性を育みよりよい瀟䌚の構築を目指し お自ら孊び生掻の質の向䞊ず瀟䌚の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこず を明確にしたものである。 衣生掻の充実向䞊を目指しお自ら孊びずはものづくりを通しお人々の生掻を支え豊か にしおいるこずを認識しファッション造圢の基瀎に぀いお進んで孊ぶこずを意味しおい る。 ファッションを造圢するために䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うずは広い芖野 で衣生掻を捉え環境に配慮したものづくりなどよりよいものを補䜜するために他者 ず協働し蚈画に埓っお胜動的に補䜜する態床を逊うこずを意味しおいる。  内容の構成及び取扱い この科目は目暙に瀺す資質 ・ 胜力を身に付けるこずができるよう 1 被服の構成 2 被服材料 3 掋服補䜜の基瀎 4 和服補䜜の基瀎の四぀の指導項目で〜単䜍皋床 履修されるこずを想定しお構成しおいる。 なお 「ファッション造圢基瀎」及び「ファッション造圢」の各科目の履修に圓たっおは 科目の系統性に基づきファッション造圢に関する基瀎的な内容により構成される「ファ ッション造圢基瀎」を履修させた埌に「ファッション造圢」を履修させるこずが望たしい。 たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア   〔指導項目〕の 3 及び 4 に぀いおは生埒の実態や孊科の特色に応じおいず れかを遞択しお扱うこずができるこず。 〔指導項目〕 の 3 及び 4 の内容を取り扱う際には 生埒の実態や孊科の特色等に応じお 〔指導項目〕の 3 及び 4 のいずれかを遞択しお扱うこずができる。指導に圓たっおは 実習を䞭心ずしお扱うこずずし生埒の孊習意欲の喚起に぀ながるよう各項目に぀いお 盞互に有機的な関連を図り総合的に展開できるよう配慮する。たた 「服食文化」  「フ ァッション造圢」  「ファッションデザむン」及び「服食手芞」などの科目ずの関連を図る こずができるよう指導を工倫するこずが倧切である。 第 内容ずその取扱い 第2 ç«  家庭科の 各科目 184
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 内容  内 容  に瀺す資質 ・ 胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導する。 〔指導項目〕 1 被服の構成  ア 人䜓ず被服  む 立䜓構成ず平面構成 内容の範囲や皋床 ア   〔指導項目〕の 1 のアに぀いおは人䜓構造ず被服の関係性人䜓を芆う被服の 圢動䜜に適応した被服のゆるみなどを扱うこず。むに぀いおは立䜓構成ず平面 構成の特城を扱うこず。 1 被服の構成 ここでは被服の構成ずしお人䜓の構造や機胜寞法や䜓型などず被服ずの関わりに ぀いお扱う。その際掋服ず和服を取り䞊げお立䜓構成ず平面構成の特城に぀いお理解 し被服の構成方法による盞違や動䜜ずゆるみの関係性に぀いお考察し工倫できるよう にするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  人䜓構造ず被服の関係性被服の構成による特城の違いなどを理解するこず。 ②  被服の構成方法による盞違や動䜜ずゆるみの関係性に぀いお課題を発芋しその解決 に向けお考察し工倫するこず。 ③  被服の構成に぀いお自ら孊びファッションの造圢に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこ ず。 ア 人䜓ず被服 着心地のよい被服を぀くるために人䜓の構造や機胜動䜜時の人䜓寞法の倉化性 別や幎霢による䜓型の倉化などに぀いお扱う。 たた平面的な垃で立䜓的な人䜓を芆うための被服の圢ず動䜜に適応した被服のゆる みに぀いお扱う。さらに既補衣料品のサむズ衚瀺に぀いお日本工業芏栌JISに よる服皮別サむズ衚瀺ず䜓型区分適応人䜓寞法ずの関係を取り扱い茞入衣料品のサ むズ衚瀺に぀いお理解できるよう指導する。 む 立䜓構成ず平面構成 被服の構成には立䜓構成ず平面構成があるこずたたそれぞれの特城などに぀いお 扱う。 立䜓構成に぀いおは代衚的なものずしお掋服を取り䞊げ垃を身䜓各郚の圢や寞法 10 ファッショ ン造圢基瀎 185
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に基づいお裁断した埌瞫合するこずによっお立䜓化するこずを理解できるよう指導す る。たた平面的な垃を郚分的に曲面化する方法ずしおいせこみやダヌツなどがある こずに぀いおも理解できるよう指導する。 平面構成に぀いおは代衚的なものずしお和服を取り䞊げ垃を盎線的に裁断しお瞫 合しひもや垯などを甚いお着甚するこずによっお立䜓化するこずを理解できるよう指 導する。 〔指導項目〕 2 被服材料  ア 被服材料の特城ず性胜  む 甚途に応じた被服材料の遞択 内容の範囲や皋床 ã‚€   〔指導項目〕の 2 のアに぀いおは繊維糞及び垃を䞭心に扱い新玠材や特殊 玠材に぀いおも觊れるこず。 2 被服材料 ここでは被服材料ずしお繊維糞及び垃の皮類ずその特城性胜に぀いお扱う。その 際実隓・実習などを通しお補䜜する被服の甚途に適した材料性胜甚途やデザむンに 応じた被服材料の適切な遞択ず取扱いに぀いお理解し関連する技術を身に付け工倫で きるようにするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  被服材料の皮類ず特城に぀いお実隓・実習を通しお科孊的に理解し関連する技術 を身に付けるこず。 ②  補䜜する被服の甚途に適した被服材料の性胜に぀いお課題を発芋しその解決に向け お考察し工倫するこず。 ③  被服材料に぀いお自ら孊び ファッションの造圢に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 被服材料の特城ず性胜 被服を構成しおいる繊維糞及び垃の代衚的な皮類に぀いおそれらの特城ず性胜を 実隓・実習を通しお扱う。その際速也吞湿発熱圢態安定など機胜性に優れた新玠 材や特殊玠材に぀いお 具䜓的な䜿甚䟋を取り䞊げ特城や性質などを理解できるよう 指導する。 む 甚途に応じた被服材料の遞択 補䜜する被服の甚途やデザむンに適した被服性胜を考慮した適切な被服材料の遞択に ぀いお扱う。被服性胜ずしおは保健衛生的性胜倖芳・圢態安定性耐久性颚合い などがあげられ色や柄にも配慮した被服材料の遞択ができるよう指導する。 第2 ç«  家庭科の 各科目 186
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〔指導項目〕 3 掋服補䜜の基瀎  ア 採寞  む 型玙の基本  り デザむンず材料の遞択  ゚ 裁断  オ 仮瞫いず補正  カ 瞫補  キ 仕䞊げ  ク 着装 内容の範囲や皋床 り   〔指導項目〕の 3 及び 4 に぀いおは資源や環境に配慮した材料の扱い方に぀ いおも觊れるこず。 叅 掋服補䜜の基瀎 ここでは掋服の補䜜に関する基瀎的・基本的な理論ず技術を扱い蚈画に埓っお掋 服を胜率的に補䜜できるようにするこずをねらいずしおいる。実習題材に぀いおは地域 や生埒の実態に応じお適切に遞択する。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  掋服補䜜の基瀎に぀いお理解し関連する技術を身に付けるこず。 ②  掋服補䜜に関する課題を発芋しその解決に向けお考察し工倫するこず。 ③  掋服補䜜の基瀎に぀いお自ら孊びファッションの造圢に䞻䜓的か぀協働的に取 り組むこず。 ア 採寞 補䜜する䜜品に必芁な身䜓寞法ず採寞方法に぀いお扱う。 む 型玙の基本 平面䞊で型玙を぀くる平面補図を甚いお胎郚原型袖原型スカヌト又はズボン原 型があるこずに぀いお扱い基瀎的な理論や技法を身に付けるこずができるよう指導す る。 り デザむンず材料の遞択 デザむンに぀いお着甚目的や季節着甚者の個性や奜み流行などを取り䞊げこ れらを考慮しお遞択できるようにする。たたデザむンにふさわしい被服材料の特城ず 性胜を考えるずずもに色や柄にも配慮した材料の遞択ができるようにする。たた垃 に適したボタンやファスナヌなどの付属品服食材料䜜品によっおは裏地やしん地に ぀いおも適切に遞択できるようにする。 10 ファッショ ン造圢基瀎 187
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゚ 裁断  甚垃の芋積り垃地の衚裏ず垃目方向の芋分け方垃地に適した地盎し垃地の方向 の特城や垃目を通した裁ち方などが胜率的経枈的にできるようにする。たた垃地に 適したしるし付けができるようにする。 オ 仮瞫いず補正  着心地のよい掋服を補䜜するために仮瞫いず䜓型に合わせた補正を扱う。 カ 瞫補  垃地に適合した糞ず針を遞択し針目瞫い方瞫い代の始末など瞫補に関する基瀎 的な事項に぀いお扱う。たた甚具の適切な掻甚に぀いおも扱う。補䜜䟋ずしおは基 本的なデザむンのシャツブラりスワンピヌスドレスベストスカヌトズボンな どが考えられる。たた被服補䜜過皋で生じた残垃などに぀いお取り䞊げ資源や環境 に配慮した材料の扱い方に぀いおも觊れる。 キ 仕䞊げ  垃地や䜜品に応じた適切な仕䞊げに぀いお取り䞊げる。 ク 着装  補䜜した䜜品を甚い甚途ず瀟䌚生掻䞊のマナヌを考慮しか぀他の被服や小物類ず のコヌディネヌトを考えた着装に぀いお扱う。たた䜜品の発衚等を通しお補䜜ぞの 意欲を高めるこずができるような孊習掻動を工倫する。 〔指導項目〕 4 和服補䜜の基瀎  ア 和服の構成ず名称  む 材料の遞択  り 寞法の芋積りず裁断  ゚ 瞫補  オ 仕䞊げ  カ 着装 内容の範囲や皋床 り   〔指導項目〕の 3 及び 4 に぀いおは資源や環境に配慮した材料の扱い方に぀ いおも觊れるこず。 ㆕ 和服補䜜の基瀎 ここでは和服の補䜜に関する基瀎的・基本的な理論ず技術を扱い蚈画に埓っお和 服を胜率的に補䜜できるようにするこずをねらいずしおいる。実習題材に぀いおは䟋え ばひずえ長着甚平はっぎなど地域や生埒の実態に応じお適切に蚭定する。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 第2 ç«  家庭科の 各科目 188
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① 和服の補䜜に぀いお理解し関連する技術を身に付けるこず。 ② 和服の補䜜に぀いお課題を発芋しその解決に向けお考察し工倫するこず。 ③  和服補䜜の基瀎に぀いお自ら孊びファッションの造圢に䞻䜓的か぀協働的に取り組 むこず。 ア 和服の構成ず名称  和服の構成ず各郚の名称に぀いお扱う。 む 材料の遞択  実習題材に応じた材料の遞択に぀いお扱う。その際 着甚目的 着甚者の個性ず奜み 季節にふさわしい材質色柄などを考慮した材料の遞択に぀いお取り䞊げる。 り 寞法の芋積りず裁断  垃目を正し垃地に適した地盎しの必芁性に぀いお扱う。たた人䜓寞法からでき䞊 がり寞法を割り出す方法ず裁ち切り寞法の決め方適切な芋積りず胜率的な裁ち方に぀ いお扱う。その際柄合せが和服の矎しさの重芁な芁因であるこず垃地に適したしる し付けに぀いおも扱う。 ゚ 瞫補  垃地に応じた糞ず針の遞択針目瞫い方瞫い代の始末など瞫補に関する基瀎的 な事項を扱うずずもに 甚具を適切に掻甚しお効率的に瞫補できるよう指導する。たた 被服補䜜過皋で生じた残垃などに぀いお取り䞊げ資源や環境に配慮した材料の扱い方 に぀いおも觊れる。 オ 仕䞊げ  垃地や䜜品に応じた適切な仕䞊げ方やたたみ方に぀いお扱う。 カ 着装  補䜜した䜜品を甚いお甚途ず瀟䌚生掻䞊のマナヌを考慮し垯や小物類ずのコヌデ ィネヌトを考えた基本的な着装に぀いお扱う。たた䜜品の発衚等を通しお補䜜ぞの 意欲を高めるこずができるよう指導を工倫する。 10 ファッショ ン造圢基瀎 189
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この科目は 「ファッション造圢基瀎」の内容を発展させ高床な被服の構成を理解し デザむンや着甚目的に適した被服材料を遞択しおファッション補品を補䜜できる資質・ 胜力を育成するこずをねらいずしおいる。 今回の改蚂においおはファッション補品を補䜜するスペシャリストを育成する芖点を 匕き続き重芖するずずもに持続可胜な瀟䌚の実珟を目指す芖点を加えるなど内容の充実 を図った。  目 暙  家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行 うこずなどを通しおファッション補品の創造的な補䜜を担う職業人ずしお必芁な資 質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1  デザむンや着甚目的に応じたより高床なファッション造圢に぀いお䜓系的・系統 的に理解するずずもに関連する技術を身に付けるようにする。 2  ファッション造圢に関する課題を発芋しファッション補品の補䜜を担う職業人 ずしお合理的か぀創造的に解決する力を逊う。 3  衣生掻の充実向䞊ず創造性豊かな䜜品の補䜜を目指しお自ら孊びファッション の造圢に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。 この科目においおは家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせ䜜品補䜜など を通しおファッション補品の創造的な補䜜を担う職業人ずしお必芁な資質・胜力を育成 するこずを目指すこずずしおいる。 家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせずは衣生掻に係る生掻産業に関する 事象を協力・協働健康・快適・安党生掻文化の䌝承・創造持続可胜な瀟䌚の構築 等の芖点で捉えファッション補品の創造的な補䜜ず関連付けるこずを意味しおいる。 目暙の 1 はデザむンや着甚目的に応じた被服材料の皮類や特城に぀いおファッシ ョン補品の補䜜に必芁な応甚性のある知識ず技術を身に付けるこずを瀺したものである。 デザむンや着甚目的に応じたより高床なファッション造圢に぀いおずはデザむンや着 甚目的に応じた被服材料の遞択や被服構成矎しく仕䞊げる瞫補技法を意味しおいる。   䜓系的・系統的に理解するずずもに関連する技術を身に付けるずはデザむンや着甚 目的に応じた被服材料の遞択や被服構成矎しく仕䞊げる瞫補技法などを理解し関連す る技術を身に付けるこずを意味しおいる。 目暙の 2 は習埗した「知識及び技術」を掻甚し 「思考力刀断力衚珟力等」を逊 い課題を解決する力を育むこずを明確にしたものである。 ファッション造圢に関する課題を発芋しずは着心地がよく矎しいファッション補品 の補䜜のためにデザむン・被服材料・被服構成や瞫補に関する課題を発芋するこずを意 第11 節 ファッション造圢 第1 目暙 第2 ç«  家庭科の 各科目 190
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味しおいる。 職業人ずしお合理的か぀創造的に解決する力を逊うずは被服補䜜に関するより高床な 技術を掻甚し 蚈画に埓っお胜率的に補䜜するずずもに 創意工倫やアむデアを生かしお よりよいものを䜜り出すこずによっお課題を解決する力を逊うこずを意味しおいる。 目暙の 3 は職業人ずしお必芁な豊かな人間性を育みよりよい瀟䌚の構築を目指し お自ら孊び生掻の質の向䞊ず瀟䌚の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこず を明確にしたものである。 衣生掻の充実向䞊ず創造性豊かな䜜品の補䜜を目指しお自ら孊びずはものづくりを通 しお人々の生掻を支え豊かにしおいるこずを認識しファッション造圢に぀いお進んで孊 び新たなものづくりや造圢衚珟を目指すこずを意味しおいる。  ファッションの造圢に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うずは広い芖野で衣生掻 を捉え環境に配慮したものづくりなどよりよいものを補䜜するために他者ず協働し 蚈画に埓っお䞻䜓的に補䜜する態床を逊うこずを意味しおいる。  内容の構成及び取扱い この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 ファッション 造圢の芁玠 2 掋服補䜜 3 和服補䜜 4 総合実習の四぀の指導項目で〜10 単䜍 皋床履修されるこずを想定しお構成しおいる。 なお 「ファッション造圢基瀎」及び「ファッション造圢」の各科目の履修に圓たっおは 科目の系統性に基づきファッション造圢に関する基瀎的な内容により構成される「ファ ッション造圢基瀎」を履修させた埌に「ファッション造圢」を履修させるこずが望たしい。 たた内容を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア   〔指導項目〕の 2 及び 3 に぀いおは生埒の実態や孊科の特色に応じおいず れかを遞択しお扱うこずができるこず。 〔指導項目〕の 2 及び 3 の内容を取り扱う際には生埒の実態や孊科の特色に応じお 〔指導項目〕の 2 及び 3 のいずれかを遞択しお扱うこずができる。指導に圓たっおは 実習を䞭心ずしお扱うこずずし生埒の孊習意欲の喚起に぀ながるよう各項目に぀いお 盞互に有機的な関連を図り総合的に展開できるよう配慮する。たた 「服食文化」  「フ ァッション造圢基瀎」  「ファッションデザむン」 及び「服食手芞」などの科目ずの関連 を図るこずができるよう指導を工倫するこずが倧切である。 ã‚€   〔指導項目〕の 4 に぀いおは個人又はグルヌプで適切な課題を蚭定するなど 生埒の䞻䜓的な孊習掻動の充実を図るこず。 第 内容ずその取扱い 11 ファッショ ン造圢 191
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〔指導項目〕の 4 の内容を取り扱う際にはより発展的な内容ずなるよう個人又はグル ヌプでデザむンに適した玠材を「服食手芞」の内容ず関連させお創䜜し創造性豊かな 䜜品補䜜ができるよう指導を工倫する。  内容  内 容  に瀺す資質 ・ 胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導する。 〔指導項目〕 1 ファッション造圢の芁玠  ア デザむン  む 構成技法  り 材料  ゚ 瞫補 内容の範囲や皋床 ア   〔指導項目〕の 1 のむに぀いおは 具䜓的な事䟋を通しお立䜓裁断ず平面補図の 特城や方法を扱うこず。 ㆒ ファッション造圢の芁玠 ここではファッション造圢の芁玠ずしおデザむン構成技法材料及び瞫補を取り 䞊げファッションを衚珟する過皋を具䜓的な事䟋を通しお理解するずずもに関連する技 術を習埗し掻甚できるようにするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  ファッション造圢の芁玠ずしおのデザむン構成技法材料瞫補に぀いお具䜓的 な事䟋を通しおファッションの衚珟方法を理解し関連する技術を身に付けるこず。 ②  ファッション造圢の芁玠に぀いお課題を発芋しその解決に向けお考察し工倫する こず。 ③  ファッション造圢の芁玠に぀いお自ら孊びファッションの造圢に䞻䜓的か぀協働的 に取り組むこず。 ア デザむン ファッション造圢の芁玠ずしおのデザむンずは䞎えられたテヌマに察しおアむデア やむメヌゞをたずめファッション画等で衚珟したものであるこずデザむンをファッ ション補品にするためには構成技法材料及び瞫補の総合的な知識ず技術が必芁であ るこずに぀いお扱う。 む 構成技法 被服の構成ずしお立䜓裁断ず平面補図を扱いそれぞれの特城や方法に぀いお取り 第2 ç«  家庭科の 各科目 192
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䞊げる。 立䜓裁断は人䜓や人台に盎接垃を圓おお裁断する方法でありトワルを甚いお裁断 しそれを展開しおパタヌンずする堎合ず実物の垃を甚いお裁断する堎合があるこず を理解し基瀎的・基本的な理論や技法を習埗できるよう指導する。たた立䜓裁断の 長所やそれに適するデザむンなどに぀いおも考察できるよう指導する。平面補図は身 䜓寞法を採寞しお平面䞊で型玙を぀くり垃を裁断する方法であり胎郚原型袖原型 スカヌト又はズボン原型があるこずを螏たえ様々な被服のデザむンに察応しお原型 から展開応甚できる理論や技法を習埗できるよう指導する。 り 材料 「ファッション造圢基瀎」の被服材料の内容を螏たえデザむン着甚目的着甚者 の個性流行などにふさわしい材料に぀いお扱い性胜材質色柄などを考慮しお 遞択し適切な取扱いができるよう指導する。 ゚ 瞫補 デザむンを適切に衚珟するための瞫補技術に぀いお扱う。その際付属品などの遞択 や甚具の掻甚が適切にできるようにする。たた新玠材や特殊玠材に適した瞫補方法な どに぀いおも取り䞊げる。 〔指導項目〕 2 掋服補䜜  ア デザむンの遞定  む 材料の遞択ず取扱い  り パタヌンメヌキングずアパレルCAD の掻甚  ゚ 裁断  オ 仮瞫いず補正  カ 瞫補  キ 仕䞊げ  ク 着装 内容の範囲や皋床 ã‚€   〔指導項目〕の 2 のむに぀いおはデザむンに応じた被服材料の特城や性胜性 質などを扱うこず。りに぀いおはデザむンに応じたパタヌンメヌキングやアパレ ルCAD システムなどを扱うこず。 り   〔指導項目〕の 2 及び 3 に぀いおは資源や環境に配慮した材料の扱い方に぀ いおも觊れるこず。 ㆓ 掋服補䜜 ここでは掋服の補䜜に関する理論ず技術を扱い蚈画に埓っお掋服を胜率的か぀矎 11 ファッショ ン造圢 193
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的に補䜜できるようにするずずもに創意工倫やアむデアを生かし適切な衚珟技法でフ ァッション補品を補䜜できるようにする。たたその補䜜過皋を通しおものづくりの楜 しさや創造するこずぞの意欲を高めるこずができるようにするこずをねらいずしおいる。 実習題材に぀いおは地域や生埒の実態等に応じ適切に遞定する。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  掋服補䜜に関する理論を理解し関連する技術を身に付けるこず。 ②  目的着甚者の奜み流行に応じたデザむンの遞定ず材料の遞択に぀いお課題を発芋 しその解決に向けお考察し工倫するこず。 ③  掋服補䜜に぀いお自ら孊びファッション補品の補䜜に䞻䜓的か぀協働的に取り組む こず。 ア デザむンの遞定 デザむンの遞定に぀いお扱いその着甚目的着甚者の個性流行などを考慮するこ ずができるよう指導する。 む 材料の遞択ず取扱い デザむンや着甚目的着甚者の個性などに応じた材料に぀いお扱いその性胜材質 色柄などを考慮しお遞択し取り扱うこずができるよう指導する。たた垃に適した ボタンやファスナヌなどの付属品服食材料裏地やしん地などに぀いおも適切に遞択 できるよう指導する。新玠材や特殊玠材の䜿甚に぀いおは玠材の特城を生かした扱い 方瞫補方法に぀いおも觊れる。 り パタヌンメヌキングずアパレルCAD の掻甚 ファッション画のむメヌゞやデザむンに応じた型玙の䜜成に぀いお扱う。その際必 芁に応じお立䜓裁断や平面補図の特城を生かした衚珟ができるよう指導を工倫する。 さらにアパレルメヌカヌの生産システムに察応しアパレルCAD システムなどの機 噚を掻甚しお生産の胜率化を図るこずができるよう指導する。 ゚ 裁断 胜率的経枈的な甚垃の芋積り垃地に適した地盎し垃地の方向の特城や垃目を通 した裁ち方などに぀いお扱う。たた垃地に適したしるし付けに぀いおも扱う。 オ 仮瞫いず補正 着心地のよい掋服を補䜜するための仮瞫いず補正に぀いお扱う。 カ 瞫補 垃地に適合した糞ず針を遞択し針目瞫い方瞫い代の始末など瞫補に関する基瀎 的な事項に぀いお扱う。たた甚具の適切な掻甚に぀いおも扱う。補䜜䟋ずしおはワ ンピヌスドレスゞャケットツヌピヌスドレスフォヌマルドレスなどの婊人服シ ャツゞャケットズボンベストなどの玳士服幌児服が考えられる。たた被服補 䜜過皋で生じた残垃などに぀いお取り䞊げ資源や環境に配慮した材料の扱い方に぀い おも觊れる。 キ 仕䞊げ 第2 ç«  家庭科の 各科目 194
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垃地や䜜品に応じた適切な仕䞊げに぀いお扱う。 ク 着装 着甚目的ず堎所にふさわしい着装に぀いお扱う。たた基本ずなる起居動䜜やマナヌ に぀いお実習を通しお䜓隓的に理解できるよう孊習掻動を工倫する。さらにトヌタ ルコヌディネヌトに぀いお扱いファッションショヌなどで衚珟できるよう工倫する。 〔指導項目〕 3 和服補䜜  ア 材料の遞択  む 裁断  り 瞫補  ゚ 仕䞊げ  オ 着装 内容の範囲や皋床 り   〔指導項目〕の 2 及び 3 に぀いおは資源や環境に配慮した材料の扱い方に぀ いおも觊れるこず。 叅 和服補䜜 ここでは和服の補䜜に関する理論ず技術を扱い和服を胜率的か぀矎的に補䜜できる ようにする。その補䜜過皋を通しおものづくりの楜しさや創造する喜びを感じずるこずが できるようにするこずをねらいずしおいる。実習題材に぀いおは䟋えばひずえ長着 あわせ長着など地域や生埒の実態に応じお適切に蚭定する。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  和服補䜜に関する理論を理解し関連する技術を身に付けるこず。 ②  目的着甚者の奜み季節に応じた材料の遞択に぀いお課題を発芋しその解決に向 けお考察し工倫するこず。 ③  和服補䜜に぀いお自ら孊びファッションの造圢に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこ ず。 ア 材料の遞択 実習題材に応じお着甚目的着甚者の個性季節にふさわしい材質色柄などを 考慮しお材料の遞択に぀いお扱う。たた垃に適した胎裏八掛などに぀いおも取り䞊 げる。 む 裁断 地盎しの必芁性に぀いお扱うこず。たた人䜓寞法からでき䞊がり寞法を割り出す方 法ず裁ち切り寞法の決め方適切な芋積りず胜率的な裁ち方に぀いお扱う。その際柄 合せが和服のデザむンの重芁な芁玠になるこず垃地に適したしるし付けに぀いお取り 11 ファッショ ン造圢 195
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䞊げる。 り 瞫補  垃地に応じた糞ず針の遞択針目瞫い方瞫い代の始末など瞫補に関する基瀎的 な事項を扱うずずもに 甚具を適切に掻甚しお効率的に瞫補できるよう指導する。たた 被服補䜜過皋で生じた残垃などに぀いお取り䞊げ資源や環境に配慮した材料の扱い方 に぀いおも觊れる。 ゚ 仕䞊げ  垃地や䜜品に応じた適切な仕䞊げ方やたたみ方などに぀いお扱う。 オ 着装  着甚目的ず堎所にふさわしい着装に぀いお扱う。たた基本ずなる起居動䜜やマナヌ に぀いお実習を通しお䜓隓的に理解できるよう孊習掻動を工倫する。さらにトヌタ ルコヌディネヌトに぀いお扱いファッションショヌなどで衚珟できるよう工倫する。 〔指導項目〕 4 総合実習 ㆕ 総合実習 ここではファッション造圢に関する知識ず技術を掻甚するずずもにさらにそれを発 展させお個人又はグルヌプでデザむンに適した玠材を「服食手芞」の内容ず関連付けお 創䜜し創造性豊かな䜜品補䜜ができるようにするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  ファッション造圢に関する応甚的な知識ず技術を身に付けるこず。 ②  創造性豊かな䜜品補䜜に向けお課題を発芋しその解決に向けお考察し衚珟するこ ず。 ③  総合実習に぀いお自ら孊び創造性豊かなファッションの造圢に䞻䜓的か぀協働的に 取り組むこず。  これらの事項を身に付けるこずができるようこの〔指導項目〕においおはものづ くりの喜びを感じチヌムワヌクの重芁性や職業芳責任感成就感を䜓埗できるよう 指導を工倫する。䜜品の挔出方法などに぀いおも扱い補䜜した䜜品を校内倖で発衚す る等の機䌚を蚭けるこずなどが考えられる。 第2 ç«  家庭科の 各科目 196
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この科目はファッションデザむンの基瀎デザむンの発想や衚珟法などに぀いお習埗 した知識ず技術を掻甚しファッションを創造的にデザむンする資質・胜力を育成するこ ずをねらいずしおいる。 今回の改蚂においおは瀟䌚の倉化に察応し生掻の倚様化に応じたデザむンを䌁画す る力を身に付ける内容を加えるなどの改善を図った。  目 暙  家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行 うこずなどを通しおファッション産業を担う職業人ずしお必芁な資質・胜力を次の ずおり育成するこずを目指す。 1  ファッションデザむンの基瀎発想や衚珟の方法などに぀いお䜓系的・系統的に 理解するずずもに関連する技術を身に付けるようにする。 2  ファッションデザむンに関する課題を発芋しファッション産業を担う職業人ず しお合理的か぀創造的に解決する力を逊う。 3  ファッション産業の発展を目指しお自ら孊びファッションの創造的なデザむン に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。 この科目においおは家庭の生掻に関わる産業の芋方 ・ 考え方を働かせ発想ず衚珟法 ファッション産業における商品䌁画などの実習を通しおファッション産業を担う職業人 ずしお必芁な資質・胜力を育成するこずを目指すこずずしおいる。 家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせずは衣生掻に係る生掻産業に関する 事象を協力・協働健康・快適・安党生掻文化の䌝承・創造持続可胜な瀟䌚の構築 等の芖点で捉えファッション産業ず関連付けるこずを意味しおいる。 目暙 1 は ファッションデザむンの基瀎 発想ず衚珟法を 代衚的な内容ずしお䟋瀺し ファッションデザむンに必芁な知識ず技術を身に付けるこずを瀺したものである。 ファッションデザむンの基瀎ずはファッションデザむンの造圢的芁玠ずしお圢態 色圩文様材質感などを取り䞊げそれらをファッションむメヌゞず関わらせるこずを 意味しおいる。 発想や衚珟の方法などに぀いお䜓系的・系統的に理解するずずもに関連する技術を身 に付けるずはファッションデザむンの発想ず衚珟法に぀いおファッションデザむンの 意矩やその歎史的倉遷や瀟䌚背景ずの関係に぀いお理解した䞊でデザむンの発想をファ ッション画や各皮材料によっお衚珟する技術を習埗するこずを意味しおいる。 目暙の 2 は習埗した「知識及び技術」を掻甚し 「思考力刀断力衚珟力等」を逊 い課題を解決する力を育むこずを明確にしたものである。 ファッションデザむンに関する課題を発芋しずは様々なラむフステヌゞや身䜓的特城 第12 節 ファッションデザむン 第 目暙 12 ファッショ ンデザむン 197
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に合わせおファッションデザむンを行う䞊での条件や衚珟の仕方があるこずを理解しそ の䞊でデザむン䞊どのような課題があるかを自ら考え発芋するこずを意味しおい る。 ファッション産業を担う職業人ずしお合理的か぀創造的に解決する力を逊うずはデザ むン䞊の課題を発芋し合理的にか぀創造的に解決する力を逊うこずを意味しおいる。 目暙の 3 は職業人ずしお必芁な豊かな人間性を育みよりよい瀟䌚の構築を目指し お自ら孊び生掻の質の向䞊ず瀟䌚の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこず を明確にしたものである。 ファッション産業の発展を目指しお自ら孊びファッションの創造的なデザむンに䞻䜓 的か぀協働的に取り組む態床を逊うずは生涯にわたっおファッションに関心をもち デザむン感芚を垞に逊う努力を続け自分のむメヌゞをファッション画等で衚珟したり ファッションに関する情報などを収集しファッション産業の発展のために自ら商品の 䌁画から販売たでを通しお考え提案したりするこずができる職業人ずしおの態床を逊う こずを意味しおいる。  内容の構成及び取扱い この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 ファッション デザむンを孊ぶ意矩 2 ファッションデザむンの基瀎 3 ファッションデザむンの発想 ず衚珟法 4 ファッションデザむンの条件ず衚珟 5 ファッション産業の五぀の指導項 目で〜14 単䜍皋床履修されるこずを想定しお構成しおいる。たた内容を取り扱う 際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア   〔指導項目〕の 3 に぀いおはデザむン発想に関する実習を取り入れるなど指導 を工倫するこず。 〔指導項目〕の 3 の内容を取り扱う際には生埒の孊習意欲の喚起に぀ながるようそ の他の項目に぀いお盞互に有機的な関連を図り 総合的に展開できるよう配慮する。たた 「服食文化」  「ファッション造圢基瀎」  「ファッション造圢」及び「服食手芞」などの他 の科目ずの関連を図るこずができるよう指導を工倫するこずが倧切である。 ã‚€   〔指導項目〕の 5 に぀いおは生埒の実態や孊科の特色に応じお扱わないこず ができるこず。 〔指導項目〕の 5 の内容を取り扱う際には 各項目に぀いお盞互に有機的な関連を図り 総合的に展開できるよう配慮する。たた 〔指導項目〕の 5 に぀いおは生埒の実態や孊 科の特色に応じお 扱わないこずができる。さらに 「服食文化」  「ファッション造圢基瀎」  第 内容ずその取扱い 第2 ç«  家庭科の 各科目 198
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「ファッション造圢」及び「服食手芞」などの科目ずの関連を図るこずができるよう指導 を工倫するこずが倧切である。  内容   内 容  に瀺す資質 ・ 胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導する。 〔指導項目〕 1 ファッションデザむンを孊ぶ意矩  ア ファッションデザむンの考え方  む ファッションデザむンの倉遷ず流行 内容の範囲や皋床 ア   〔指導項目〕の 1 のアに぀いおはファッションデザむンの瀟䌚的・文化的意味 に぀いおも扱うこず。むに぀いおはファッションデザむンの果たしおきた圹割を 扱うこず。 ㆒ ファッションデザむンを孊ぶ意矩 ここではファッションデザむンに関する知識を身に付けこれたでのファッションデ ザむナヌの足跡新しいファッションデザむンを生み出す背景にあるデザむンの考え方を 理解しファッションの創造的なデザむンに応甚できるようにするこずをねらいずしおい る。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  ファッションデザむンの考え方や倉遷ず流行に぀いお理解する。 ②  ファッションデザむンの考え方や流行に぀いお課題を発芋しその解決に向けお考察 し工倫するこず。 ③  ファッションデザむンの考え方や倉遷ず流行に぀いお自ら孊びファッションの創造 的なデザむンに䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア ファッションデザむンの考え方 生掻の様々な分野にデザむンが必芁ずされる珟代瀟䌚においおデザむンずいう蚀 葉がいかなる意味をもっおいるのかを捉えた䞊でファッションデザむンの果たす圹 割や瀟䌚的・文化的意味に぀いお扱う。その䞊でファッションデザむンず根源的な 人間の心理的欲求ずの関わりや産業界ずの関わりを理解し個性の衚珟ずデザむンず の関わりに぀いお考察できるよう指導する。 む ファッションデザむンの倉遷ず流行 ファッションデザむンにおける流行に぀いお䞻ずしお20 䞖玀以降のファッション デザむン史に぀いお扱う。たた流行の本質に぀いお理解し流行には人間の心理的欲 12 ファッショ ンデザむン 199
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求が関わっおいるこず流行の発生ず成立には瀟䌚制床的芁因経枈的芁因䌝達手 段等が関わっおいるこずに぀いお扱う。䟋えばブランドの成り立ちずデザむナヌずの 関係や流行ずの関わりに぀いおファッション雑誌や癟貚店ブティックなどの実態調 査等を通しお考察できるよう指導する。 〔指導項目〕 2 ファッションデザむンの基瀎  ア 圢態  む 色圩  り 文様  ゚ 材質感  オ 芁玠の統䞀 内容の範囲や皋床 ã‚€   〔指導項目〕の 2 に぀いおはファッションデザむンの造圢芁玠の基瀎的な事項 をファッションむメヌゞず関連付けお扱うこず。 ㆓ ファッションデザむンの基瀎 ここではファッションデザむンの造圢的芁玠ずしお圢態色圩文様材質感を取 り䞊げファッションむメヌゞず関わらせお具䜓的な事䟋を通しお理解できるようにする こずをねらいずしおいる。たたそのたずめ方ずしお挔習や実習を通しお䜓隓的に理解 しファッションのデザむン感芚を逊うこずも目指しおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  ファッションデザむンの造圢芁玠に぀いお理解し デザむン創䜜の技術を身に付ける。 ②  ファッションデザむンの造圢芁玠に関する課題を発芋しその解決に向けお考察し 工倫するこず。 ③  ファッションデザむンの基瀎に぀いお自ら孊びファッションの創造的なデザむンに 䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 圢態 点・線・面・立䜓などの圢態の基瀎的事項に぀いお扱う。たたファッションの圢の 基本であるボリュヌムずシル゚ットディティヌルずアむテムなどの郚分の圢態に぀い おも扱う。 む 色圩 色圩の䞉属性ず色調配色の基瀎に぀いお扱う。たた色圩のも぀むメヌゞや色に察 する感情など 色圩心理も扱う。指導に圓たっおは ファッションむメヌゞず関連させ 感性を高めるこずができるよう指導を工倫する。 り 文様 第2 ç«  家庭科の 各科目 200
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 文様の構図の皮類や䞻題を扱う。その際それがファッションデザむンの明確なむメ ヌゞづくりに関わるこずを理解できるようにする。 ゚ 材質感  芖芚的・觊芚的材質感を扱う。その際ファッションずの関わりの䞭で材料のも぀感 芚や情緒的むメヌゞに぀いお理解できるようにする。 オ 芁玠の統䞀  ファッションデザむンの造圢芁玠である圢態色圩文様材質感の総合ずしおハ ヌモニヌずコントラストバランスずシンメトリヌリズムずプロポヌションなどを扱 い各芁玠をファッションデザむンに矎しくたずめ䞊げるこずができるよう指導する。 〔指導項目〕 3 ファッションデザむンの発想ず衚珟法  ア デザむンの発想  む ファッションデザむン画  り 各皮材料による衚珟  ゚ ファッションデザむン実習 内容の範囲や皋床 り   〔指導項目〕の 3 のむに぀いおは基本プロポヌションなどの基瀎的な衚珟手法 から玠材衚珟などの発展的な衚珟手法ぞず段階的に扱うこず。りに぀いおは垃な どの材料を䜿ったピンワヌクやディスプレむなどを扱うこず。 叅 ファッションデザむンの発想ず衚珟法 ここではデザむンの発想をファッション画や各皮材料によっお衚珟する手法を習埗 しそれぞれの衚珟方法を生かした挔習や実習を通しおより矎しく創造的にファッショ ンデザむンができるようにするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  ファッションデザむンの発想ず衚珟法を理解しデザむン画の䜜画や各皮材料による 衚珟に係る基瀎技術を習埗するこず。 ②  ファッションデザむンの発想ず衚珟法に぀いお課題を発芋しその解決に向けお考察 し衚珟するこず。 ③  ファッションデザむンの発想ず衚珟法に぀いお自ら孊びファッションの創造的なデ ザむンに䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア デザむンの発想  自分の発想をデザむンヘ展開する過皋を䜓隓的に理解しアむデアやむメヌゞをファ ッションデザむンに展開できるよう指導する。 む ファッションデザむン画 12 ファッショ ンデザむン 201
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 ファッション画では基本プロポヌション倉化ポヌズ基本的な着装衚珟ディティ ヌルの描き方玠材衚珟圩色方法などの衚珟方法に぀いお扱う。たた各手法を生か した着装画に぀いお取り䞊げる。 り 各皮材料による衚珟  玙や垃などの様々な材料を䜿った衚珟方法を扱う。その際ピンワヌクディスプレ むなどの手法を甚いたデザむン衚珟に぀いおも觊れる。 ゚ ファッションデザむン実習  䞎えられたテヌマに察するむメヌゞをたずめファッション画やピンワヌクディス プレむの手法により 総合的に矎しくファッション衚珟ができるよう指導する。䟋えば グラフィック・゜フトりェアでの䜜画法を習埗しデザむン画やファッションマップず しお衚珟したりピンワヌクやディスプレむの手法を甚いお垃の特性を利甚した䜜品 ずしお衚珟したりするこずなどが考えられる。 〔指導項目〕 4 ファッションデザむンの条件ず衚珟 内容の範囲や皋床 ゚   〔指導項目〕の 4 に぀いおは 䞖代や条件に応じたデザむンの応甚法を扱うこず。 その際ナニバヌサルデザむンやスポヌツりェアなどに関するデザむンの考え方に ぀いおも觊れるこず。 ㆕ ファッションデザむンの条件ず衚珟 ここでは生掻の様々な条件や䞖代などに応じたデザむンの実䟋を理解しそれらに 応じたデザむン䜜成の技術を身に付け生掻の倚様化に応じたデザむンを䌁画する力を身 に付けるこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  䞖代や生掻の様々な条件などに応じたデザむンの実䟋を理解し条件に応じたデザむ ン䜜成の技術を身に付けるこず。 ②  䞖代や生掻の様々な条件に応じた新しいデザむンに぀いお課題を発芋しその解決に 向けお考察し工倫するこず。 ③  ファッションデザむンの条件ず衚珟に぀いお自ら孊びファッションの創造的なデザ むンに䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 これらの事項を身に付けるこずができるようこの〔指導項目〕においおは個性の捉 え方に぀いお理解し個性の衚珟ずファッションの関わりに぀いお具䜓的に考え個性を 生かした創造的なデザむン衚珟ができるよう指導する。たたファッションは着る人の 個性が加わっお完成するこずに気付き総合的に考えたデザむンができるようにするこ ずその際子䟛や高霢者身䜓障害者の身䜓特性にあわせたデザむンナニバヌサルデ 第2 ç«  家庭科の 各科目 202
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ザむンやスポヌツりェアなどの特性に぀いおも取り䞊げデザむンを䌁画し衚珟できるよ う指導する。 〔指導項目〕 5 ファッション産業  ア ファッション産業の仕組み  む 消費者ニヌズず商品䌁画 内容の範囲や皋床 オ   〔指導項目〕の 5 のむに぀いおはファッションに関する情報収集から商品䌁画 及び販売の掻動ぞず段階的に扱うこず。 ⓹ ファッション産業 ここではファッション産業の仕組みや動向の抂芁業務内容及び職皮等に぀いお䞻 にアパレルメヌカヌなどの芋孊や就業䜓隓掻動などを通しお理解できるようにする。た たファッション産業の䞭栞ずしおアパレルメヌカヌにおける商品䌁画を取り䞊げそ の過皋や商品を生産するために必芁な条件に぀いお理解できるようにする。その際実際 の䌁画のシステムに埓っお実習を行い各々の䌁画曞やファッションマップを䜜成させ お商品䌁画及び販売の基瀎・基本が習埗できるようにするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  ファッション産業の仕組みや業務内容及び職皮に぀いお理解し商品䌁画のための情 報を収集・敎理するこず。 ②  ファッション産業の仕組みや商品䌁画に぀いおの課題を発芋しその解決に向けお考 察し工倫するこず。 ③  ファッション産業に぀いお自ら孊びファッション産業の仕組みず消費者ニヌズや商 品䌁画に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア ファッション産業の仕組み ファッション産業ずしお䞻にアパレルメヌカヌを䞭心に扱い商品䌁画生産流 通販売の過皋ずそれに関わる職皮ず圹割に぀いお理解できるよう指導する。 む 消費者ニヌズず商品䌁画 消費者のラむフスタむル消費者ニヌズ消費行動などは瀟䌚や経枈状況を背景ず しお倉化するこずそれに応じたファッション産業の圚り方に぀いお扱う。その際実 際のファッション産業での䌁画システムに埓っおタヌゲット䌁画情報䌁画コンセ プト䌁画コヌディネヌト䌁画アむテム䌁画及びプロモヌション䌁画などの実習を行 い各々の䌁画曞やファッションマップを䜜成するこずなどを通しお商品䌁画ができる よう指導する。たた消費者の賌買意欲を高める販売に぀いおはファッション商品の 販売䌁画商品構成ず仕入れ蚈画販売掻動商品管理などの実習を通しおその効果的 12 ファッショ ンデザむン 203
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な進め方を考えるこずができるよう指導する。 第2 ç«  家庭科の 各科目 204
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この科目は手芞品を創造的に補䜜し感性豊かな服食䜜品ぞ掻甚するこずができる資 質・胜力を育成するこずをねらいずしおいる。 埓前ず同様 「ファッションデザむン」及び「ファッション造圢」の玠材づくりに掻甚 できる各皮手芞の技法を習埗する科目ずしお䜍眮付けおいる。 今回の改蚂においおは持続可胜な瀟䌚の構築の芖点からも様々な材料や補䜜に興味・ 関心をも぀こずができるよう内容の充実を図った。  目 æš™  家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行 うこずなどを通しお創造的な手芞品の補䜜ず服食ぞの掻甚を担う職業人ずしお必芁 な資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1  手芞の皮類ず特城及び倉遷各皮手芞の技法などに぀いお䜓系的・系統的に理解 するずずもに関連する技術を身に付けるようにする。 2  手芞の矎的䟡倀及び補䜜工皋に関する課題を発芋し手芞品の補䜜ず服食ぞの掻 甚を担う職業人ずしお合理的か぀創造的に解決する力を逊う。 3  手芞品の補䜜を目指しお自ら孊び創造的な補䜜ず服食ぞの掻甚に䞻䜓的か぀協 働的に取り組む態床を逊う。 この科目においおは家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせ線物染色 織物及びその他の手芞などの実習を通しお創造的な手芞品の補䜜ず服食ぞの掻甚を担う 職業人ずしお必芁な資質・胜力を育成するこずを目指すこずずしおいる。 家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせずは衣生掻に係る生掻産業に関する 事象を協力・協働健康・快適・安党生掻文化の䌝承・創造持続可胜な瀟䌚の構築 等の芖点で捉え 創造的な手芞品の補䜜ず服食ぞの掻甚ず関連付けるこずを意味しおいる。 目暙の 1 はファッションデザむン及びファッション造圢のための玠材づくりの基瀎 ずしお必芁な内容を䟋瀺したものであり実習を通しお刺しゅう線物染色織物及 びその他の手芞などに関する知識ず技術を習埗するこずを瀺したものである。 手芞の皮類ず特城及び倉遷ずはファッションデザむン及びファッション造圢のための 玠材づくりの基瀎ずしお必芁な内容を䟋瀺したものであり刺しゅう線物染色織物 及びその他の手芞などの皮類ず特城及びそれらの倉遷を意味しおいる。 䜓系的・系統的に理解するずは手芞の起源や歎史的背景ずの関わり衚珟甚途に適し た手芞の技法に぀いお理解するこずを意味しおいる。 関連する技術を身に付けるずは実習を通しお刺しゅう線物染色織物及びその 他の手芞などに関する技術を習埗するこずを意味しおいる。 目暙の 2 は習埗した「知識及び技術」を掻甚し 「思考力刀断力衚珟力等」を逊 第13 節 服食手芞 第1 目暙 13 服食手芞 205
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い課題を解決する力を育むこずを明確にしたものである。 手芞の矎的䟡倀及び補䜜工皋に関する課題を発芋しずは感性を豊かに働かせおより 矎しい䜜品補䜜を目指したた合理的な補䜜工皋を目指しお課題を発芋するこずを意味し おいる。 手芞品の補䜜ず服食ぞの掻甚を担う職業人ずしお合理的か぀創造的に解決する力ずは 服食ぞ掻甚できる矎的䟡倀の高い䜜品補䜜を倚様な芖点から捉え合理的により創造性 の高いものを぀くりだすこずによっお課題を解決する力を意味しおいる。 目暙の 3 は職業人ずしお必芁な豊かな人間性を育みよりよい瀟䌚の構築を目指し お自ら孊び生掻の質の向䞊ず瀟䌚の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこず を明確にしたものである。 手芞品の補䜜を目指しお自ら孊びずは服食䜜品ぞ掻甚できる手芞品の補䜜を目指しお 各皮手芞の技法を掻甚しお生埒が䞻䜓的に孊ぶこずを意味しおいる。 創造的な補䜜ず服食ぞの掻甚に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うずは創造力を 働かせお手芞品を補䜜しファッションデザむンやファッション造圢に実際に生かすため に呚囲の人ず協働しお取り組む態床を逊うこずを意味しおいる。  内容の構成及び取扱い この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 手芞の皮類ず 特城 2 手芞の倉遷 3 服食材料ずしおの各皮手芞の技法 4 手芞品の補䜜の四぀の 指導項目で〜単䜍皋床履修されるこずを想定しお構成しおいる。たた内容を取り 扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア   〔指導項目〕の 4 に぀いおは甚具や噚具薬品染料などを取り扱う際には 安党に十分留意するこず。 〔指導項目〕の 4 の内容を取り扱う際には安党指導を培底するこず。特に染色など は薬品の取扱いやその凊理に぀いお安党に十分留意しお指導する。 なお指導に圓たっおは生埒の孊習意欲の喚起に぀ながるよう各項目に぀いお盞互 に有機的な関連を図り総合的に展開できるよう配慮する。 たた 「服食文化」  「ファッション造圢基瀎」  「ファッション造圢」及び「ファッショ ンデザむン」などの科目ずの関連を図るこずができるよう指導を工倫するこずが倧切であ る。  内容  内 容  に瀺す資質 ・ 胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導する。 第 内容ずその取扱い 第2 ç«  家庭科の 各科目 206
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〔指導項目〕 1 手芞の皮類ず特城 内容の範囲や皋床 ア   〔指導項目〕の 1 に぀いおは地域の䌝統文化ず関連付けお扱うこずもできるこ ず。 ㆒ 手芞の皮類ず特城 ここでは手芞の皮類ず特城を理解しその衚珟効果に぀いお考察するずずもに創造 的な補䜜ず服食ぞの掻甚ができるようにするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  手芞の皮類ず特城に぀いお理解するこず。 ②  手芞の皮類ず特城の衚珟効果に぀いお課題を発芋し その解決に向けお考察するこず。 ③  手芞の皮類ず特城に぀いお自ら孊び創造的な補䜜ず服食ぞの掻甚に䞻䜓的か぀協働 的に取り組むこず。 これらの事項を身に付けるこずができるよう この〔指導項目〕においおは 刺しゅう 線物染色織物及びその他の手芞などに぀いお䜜品を実際に芋たり觊れたりしお手芞 の技法や特城を理解できるよう指導する。たたそれぞれの衚珟効果に぀いおも扱う。 〔指導項目〕 2 手芞の倉遷 内容の範囲や皋床 ã‚€   〔指導項目〕の 2 に぀いおは刺しゅう線物染色織物及びその他の手芞の 起源から珟圚に至るたでの倉遷を扱うこず。 ㆓ 手芞の倉遷 ここでは手芞の倉遷に぀いお理解しどのような移り倉わりを経お珟圚の生掻に掻 甚されおいるのかなどに぀いお地域の䌝統文化などず関わらせお考察できるようにするこ ずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  手芞の倉遷に぀いお理解するこず。 ②  手芞の倉遷ず手芞技法ずの関係に぀いお課題を発芋しその解決に向けお考察するこ ず。 ③  手芞の倉遷に぀いお自ら孊び創造的な補䜜ず服食ぞの掻甚に䞻䜓的か぀協働的に取 13 服食手芞 207
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り組むこず。 これらの事項を身に付けるこずができるよう この〔指導項目〕においおは 刺しゅう 線物染色織物及びその他の手芞などの倉遷に぀いお扱う。その際手芞が発達した背 景それぞれの時代颚土瀟䌚の特城などず手芞技法ずの関係に぀いお扱う。たたそ れぞれの技法がどのような移り倉わりを経お珟圚の生掻に掻甚されおいるのかなどに぀ いお地域の䌝統文化などず関わらせお指導する。 〔指導項目〕 3 服食材料ずしおの各皮手芞の技法 内容の範囲や皋床 り   〔指導項目〕の 3 に぀いおは刺しゅう線物染色織物及びその他の手芞の 䞭から遞択しお基瀎的な技法を扱うこず。 3 服食材料ずしおの各皮手芞の技法 ここでは服食材料ずしおの各皮手芞の技法である刺しゅう線物染色織物及びそ の他の手芞の䞭からいずれかを遞択しお基瀎的な技法を習埗し補䜜工皋や衚珟効果に ぀いお考察し 創造的な補䜜ず服食ぞの掻甚ができるようにするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  各皮手芞の技法に぀いお基瀎的な知識に぀いお理解し関連する技術を身に付ける こず。 ②  各皮手芞の技法の補䜜工皋や衚珟効果に぀いお課題を発芋しその解決に向けお考察 するこず。 ③  各皮手芞の技法に぀いお自ら孊び創造的な補䜜ず服食ぞの掻甚に䞻䜓的か぀協働的 に取り組むこず。 これらの事項を身に付けるこずができるようこの〔指導項目〕においおは刺しゅう では䟋えばフランス刺しゅう日本刺しゅうスりェヌデン刺しゅうビヌズ刺しゅ うなどを扱い皮類ずその特城材料ず甚具デザむン基瀎的な刺し方の技法仕䞊げ などに぀いお実習を通しお理解し技術を身に付けるこずができるよう指導する。この他 カットワヌクなどを取り䞊げるこずも考えられる。 線物では䟋えば棒針線みかぎ針線みアフガン線み機械線みなどを扱い皮類 ずその特城材料ず甚具デザむンずサむズの取り方基瀎的な線み方の技法仕䞊げな どに぀いお実習を通しお理解し技術を身に付けるこずができるよう指導する。 染色では䟋えばしがり染めろうけ぀染め型染めの手法や化孊染料以倖に倩 然染料を䜿甚した草朚染めなどを扱い皮類ずその特城材料ず甚具デザむン基瀎的 な染色の技法仕䞊げなどに぀いお実習を通しお理解し技術を身に付けるこずができる よう指導する。 第2 ç«  家庭科の 各科目 208
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織物では䟋えば手織りや各地の䌝統的な機織りなどを扱い皮類ずその特城材料 ず甚具基瀎的な織りの技法仕䞊げなどに぀いお実習を通しお理解し技術を身に付け るこずができるよう指導する。 その他の手芞に぀いおはパッチワヌク刺し子組玐革现工などが考えられ材 料ず甚具デザむン基瀎的な技法仕䞊げなどに぀いお身に付けるこずができるよう指 導する。 〔指導項目〕 4 手芞品の補䜜 内容の範囲や皋床 ゚   〔指導項目〕の 4 に぀いおは服食ぞの掻甚を扱うこず。 ㆕ 手芞品の補䜜 ここでは 3 で孊習した知識や技術を生かしお服食ぞの掻甚を想定した創造的な玠 材づくりや服食衚珟ができるこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  服食ぞの掻甚を目指し衚珟に適した材料や手芞技法に぀いお理解し関連する技術 を身に付けるこず。 ②  矎的䟡倀が高い䜜品補䜜及び合理的な䜜品補䜜のための課題を発芋しその解決に向 けお効果的な衚珟方法を考察し衚珟するこず。 ③  手芞品の補䜜に぀いお自ら孊び創造的な補䜜ず服食ぞの掻甚に䞻䜓的か぀協働的に 取り組むこず。 これらの事項を身に付けるこずができるようこの〔指導項目〕においおはただ単に 技法の習埗で終わるのではなく矎的䟡倀を高めるために技法を応甚した服食䜜品ぞの掻 甚を䞭心に指導する。その際 「ファッション造圢」や「ファッションデザむン」で衚珟 されたデザむン画などを基に個人又はグルヌプで服食ぞの掻甚を想定した創造的な玠 材づくりや服食衚珟ができるように指導する。たた持続可胜な瀟䌚の構築に向けお環 境問題にも興味 ・ 関心をも぀こずができるよう材料の遞択肢ずしお「ファッション造圢」 等の補䜜で生じた残垃や叀着類などのリナヌス材料などを取り䞊げるこずも考えられる。 13 服食手芞 209
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この科目は習埗した知識ず技術を掻甚し食生掻を総合的にデザむンするずずもに 家庭や地域においお食育の掚進に䞻䜓的に取り組むこずができる資質・胜力を育成するこ ずをねらいずしおいる。 今回の改蚂においおは食に関する䟡倀芳及びラむフスタむルの倚様化食生掻の環境 ぞの負荷など食をめぐる諞課題を螏たえ課題意識をもっお䞻䜓的に食分野の孊習に取 り組むずずもに知識ず技術を掻甚し食育を䞀局掚進できるよう内容の充実を図った。 たた灜害時の食事蚈画を加えるなど地域に貢献できる力を身に付けられるよう内容の 改善を図った。  目 æš™  家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行 うこずなどを通しお食生掻を総合的にデザむンするずずもに食育を掚進し食生掻 の充実向䞊を担う職業人ずしお必芁な資質 ・ 胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1  栄逊食品献立調理テヌブルコヌディネヌトなどに぀いお䜓系的・系統的 に理解するずずもに関連する技術を身に付けるようにする。 2  食生掻の珟状から食生掻党般に関する課題を発芋し食生掻の充実向䞊を担う職 業人ずしお合理的か぀創造的に解決する力を逊う。 3  食生掻の充実向䞊を目指しお自ら孊び食生掻の総合的なデザむンず食育の掚進 に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。 この科目においおは家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせ栄逊食品 献立調理テヌブルコヌディネヌトなどに぀いお実隓・実習を通しお食生掻を総合的 にデザむンするずずもに食育を掚進し食生掻の充実向䞊を担う職業人ずしお必芁な資 質・胜力を育成するこずを目指すこずずしおいる。 家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせずは食生掻に係る生掻産業に関する 事象を協力・協働健康・快適・安党生掻文化の䌝承・創造持続可胜な瀟䌚の構築 等の芖点で捉え食生掻を総合的にデザむンするずずもに食育を掚進し食生掻の充実向 䞊ず関連付けるこずを意味しおいる。 目暙の 1 は栄逊食品献立調理テヌブルコヌディネヌトをフヌドデザむンに 必芁な代衚的な内容ずしお取り䞊げ理解したこずを総合しお実践できる技術を習埗す るこずを瀺したものである。 栄逊食品献立調理テヌブルコヌディネヌトなどに぀いお䜓系的・系統的に理解 するずは食生掻を総合的に蚈画・実践するために栄逊食品献立調理テヌブル コヌディネヌトなどフヌドデザむンに必芁な芁玠を盞互に関連付けお理解するこずを意 味しおいる。䟋えば栄逊や食品に぀いおは調理ず関連付けテヌブルコヌディネヌト 第14 節 フヌドデザむン 第 目暙 第2 ç«  家庭科の 各科目 210
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は料理様匏ず関連させお孊ぶこずを意味しおいる。 関連する技術を身に付けるずはフヌドデザむンに必芁な芁玠に぀いお理解したこずを 総合しお実践できる技術を習埗するこずを意味しおいる。䟋えば栄逊や食品の知識を 献立䜜成や食品の遞択調理に圹立おたり料理様匏やテヌブルコヌディネヌトで理解し たこずを実際の食卓の装食に圹立おたりさらには楜しい食卓䜜り食事空間のデザむ ンなどの孊習を通しお食の文化的な意矩を孊ぶずずもにもおなしの心を育おるなど 食生掻を総合的にデザむンする技術を習埗するこずを意味しおいる。 目暙の 2 は習埗した「知識及び技術」を掻甚し 「思考力刀断力衚珟力等」を逊 い課題を解決する力を育むこずを明確にしたものである。 食生掻の珟状から食生掻党般に関する課題を発芋しずは食に関する䟡倀芳及びラむフ スタむルの倚様化 食生掻の環境ぞの負荷など 倚面的に食生掻の珟状を捉え思考を深め 食生掻の充実向䞊を目指しお自ら課題を発芋するこずを意味しおいる。 食生掻の充実向䞊を担う職業人ずしお合理的か぀創造的に解決する力を逊うずは食生 掻を総合的にデザむンする力を掻甚し家庭や地域の実情に合わせおより豊かな食生掻を 創造するこずによっお課題を解決する力を逊うこずを意味しおいる。 目暙の 3 は職業人ずしお必芁な豊かな人間性を育みよりよい瀟䌚の構築を目指し お自ら孊び生掻の質の向䞊ず瀟䌚の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこず を明確にしたものである。 食生掻の充実向䞊を目指しお自ら孊びずは食生掻の充実向䞊を担う職業人ずしお家 庭や瀟䌚の人々の健康の保持増進ず健党な食生掻の実珟を図るために進んで孊ぶ姿勢を 意味しおいる。 食生掻の総合的なデザむンず食育の掚進に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うず は食生掻を栄逊の面に加えお文化的な意矩や粟神的な満足ず合わせお孊習するこずに より食材を適切に遞択し䜜るずころから食べるずころたでを総合的に捉えお䞻䜓的に 蚈画・実践できるようにするこずを意味しおいる。さらに健康の保持増進ず健党な食生 掻を実践するために食育の意矩を螏たえ習埗した知識や技術を家庭や地域で積極的に 掻甚するこずにより 食育の掚進に他ず協働しお取り組む態床を逊うこずを意味しおいる。  内容の構成及び取扱い この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 健康ず食生掻 2 フヌドデザむンの構成芁玠 3 フヌドデザむン実習 4 食育ず食育掚進掻動の四぀ の指導項目で〜単䜍皋床履修されるこずを想定しお構成しおいる。たた内容を取 り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア   〔指導項目〕の 1 のアに぀いおは食事のおいしさ望たしい食習慣の圢成及び 地域の食文化などず関連付けお指導するこず。むに぀いおは食生掻の珟状を考察 第 内容ずその取扱い 14 フヌドデザ むン 211
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させ課題意識がもおるよう指導を工倫するこず。 〔指導項目〕の 1 のアの内容を取り扱う際にはこの科目を孊ぶ意矩や目暙を理解する ための導入ずし望たしい食習慣の圢成や地域の食文化ず関連付けお食事の意矩ず圹割 に぀いお指導する。たた食生掻の充実向䞊を担う職業人ずしお食生掻の珟状を理解す るにずどたらず課題意識をもっお孊習に取り組むこずができるよう指導を工倫するこず が倧切である。 む  〔指導項目〕の 4 のむに぀いおは地域の関係機関等ずの連携を図るこず。 〔指導項目〕の 4 のむの内容を取り扱う際には食育を掚進するために幌皚園保育 所及び認定こども園 小孊校 ・ 䞭孊校 特別支揎孊校 地域の瀟䌚教育団䜓やNPO 法人特 定非営利掻動法人 䌁業や事業所などず連携しお掻動できるよう留意するこず。  内容  内 容  に瀺す資質 ・ 胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導する。 〔指導項目〕 1 健康ず食生掻  ア 食事の意矩ず圹割  む 食生掻の珟状ず課題 内容の範囲や皋床 ア   〔指導項目〕の 1 のむに぀いおは食習慣栄逊状態食料事情食の安党及び 環境ずの関わりなどを扱うこず。 ㆒ 健康ず食生掻 ここでは食習慣栄逊状態食料事情食の安党及び環境ずの関わりなどの芖点で 我が囜の食生掻の珟状に぀いお把握し課題意識をも぀こずができるようにするこずをね らいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  食事の意矩ず圹割に぀いお理解するずずもに食習慣栄逊状態食料事情食の安 党ず環境ずの関わりなどの芖点で我が囜の食生掻の珟状ず課題を把握し関連する情 報を収集・敎理するこず。 ②  健康な食生掻の圚り方に関する課題を発芋しその解決に向けお望たしい食習慣の圢 成や環境に配慮した食生掻の工倫などに぀いお考察するこず。 第2 ç«  家庭科の 各科目 212
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③  健康ず食生掻に぀いお自ら孊び食生掻を総合的にデザむンするために䞻䜓的か぀協 働的に取り組むこず。 ア 食事の意矩ず圹割  食事は基本的には栄逊玠を䟛絊し 生呜の維持や健康の保持増進を図るものであるが 同時に嗜 し 奜を満たし人間関係の円滑化など粟神的な圹割や文化的な圹割を果たしおい るこずに぀いお理解できるよう指導する。その際食事のおいしさには玠材の工倫に 加えお食事をする人の心身の状態などが耇雑に関わっおいるこず望たしい食習慣圢成 に果たす日垞の食生掻の重芁性に぀いお地域の䌝統食や郷土食などの食文化ずも関連 付けお食事の意矩ず圹割に぀いお考えるこずができるよう指導する。 む 食生掻の珟状ず課題  我が囜の健康や栄逊状態の珟状ず課題に぀いお䟋えば囜民健康・栄逊調査などを 基に゚ネルギヌや食塩等の過剰摂取や野菜の摂取䞍足による栄逊の偏り朝食の欠食 に代衚される食習慣の乱れなどの実態や生掻習慣病が増加しおいるこずなどを理解でき るよう指導する。たた肥満ず同時に特に思春期の女子に過床の痩身志向がみられ るこずや高霢者の䜎栄逊傟向などの珟状に気付き健康な食生掻に぀いおの課題を考 えるこずができるよう指導する。さらに我が囜の食生掻を取り巻く珟状ず課題に぀い おはラむフスタむルの倚様化や食品産業の発展などにより食の倖郚化や瀟䌚化食 関連情報の氟 はん æ¿« らん 食料自絊率や食のグロヌバル化などずも関連付けお扱い食の安党や 地球環境に配慮した食の圚り方を考えるこずができるよう指導する。 〔指導項目〕 2 フヌドデザむンの構成芁玠  ア 栄逊  む 食品  り 料理圢匏ず献立  ゚ 調理  オ テヌブルコヌディネヌト 内容の範囲や皋床 ã‚€   〔指導項目〕の 2 のオ及び 3 のりに぀いおは日本料理西掋料理及び䞭囜料 理のテヌブルセッティングやサヌビスの基本的な考え方・方法を扱うこず。たた 食事のテヌマにふさわしいテヌブルコヌディネヌトやサヌビスの基本的な考え方・ 方法を扱うこず。 ㆓ フヌドデザむンの構成芁玠 ここでは食生掻を総合的に蚈画・実践できるようにするために栄逊食品料理様 匏ず献立調理テヌブルコヌディネヌトなどに関する知識ず技術を習埗するこずをねら いずしおいる。特に栄逊ず食品に぀いおは調理の孊習ず盞互に関連を図っお理解でき 14 フヌドデザ むン 213
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るようにする。テヌブルコヌディネヌトに぀いおは日垞の食卓の工倫をはじめ代衚的 な料理様匏を取り䞊げお基本的な事項を理解できるようにする。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  食生掻を総合的に蚈画 ・ 実践できるようにするために栄逊食品料理様匏ず献立 調理テヌブルコヌディネヌトなどのフヌドデザむンの構成芁玠に぀いお理解し関連 する技術を身に付けるこず。 ②  フヌドデザむンの構成芁玠に぀いお課題を発芋しその解決に向けおより豊かな食生 掻に぀いお考察し工倫するこず。 ③  フヌドデザむンの構成芁玠に぀いお自ら孊び食生掻を総合的にデザむンするために 䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 栄逊 生呜の営みや健康の保持増進を図る芳点から基本ずなる栄逊玠の炭氎化物脂質 たんぱく質ビタミン無機質などの機胜ず代謝及び氎の生理的機胜を扱うずずもに それらの栄逊玠の消化吞収排泄 せ぀ の仕組みなどを扱う。たた日本人の食事摂取基準 を扱い食生掻ず生掻習慣病などずの関わりや各栄逊玠を倚く含む食品効率的に利甚 するための調理法を取り䞊げ 食事蚈画や献立䜜成に掻甚できるよう指導する。さらに 乳幌児期から高霢期たでのラむフステヌゞごずの栄逊の特城食生掻䞊の留意事項調 理法の工倫などに぀いお身近な事䟋ず関連付けお取り䞊げる。 む 食品 食品の特城 調理䞊の性質及び調理による成分の倉化などに぀いお扱う。その際 「日 本食品暙準成分衚」に瀺された食品の䞭から日垞よく䜿甚される食品など身近な事䟋 ず関連付けお取り䞊げる。たた調理䞊の性質に぀いおは食品の成分が掗う浞す 加熱するなどの調理操䜜によっお倉化し食味に圱響するこずや調理による成分の倉 化に぀いおは無機質やビタミンの損倱色玠の倉化酵玠による耐倉など身近な事䟋 ず関連付けお取り䞊げる。たた食品の生産流通などの珟状に぀いおは日本の食料 自絊率の向䞊や地産地消に぀いお地域の実態ず関連付けさらに食品の性質ず目的に 応じた加工貯蔵の方法や食品の衚瀺に぀いおは関連する各皮制床を食品の安党性や 食品産業の取組などの点から目的に応じお適切な遞択ができるよう身近な事䟋ず関連 付けお取り䞊げる。 り 料理様匏ず献立 日本料理西掋料理及び䞭囜料理など代衚的な料理様匏に぀いお扱う。その際それ ぞれの料理の特城や献立構成を理解できるようにするずずもに献立䜜成の芁点や手順 などを螏たえお目的や条件に応じた献立䜜成ができるよう指導する。たた様匏別の 食卓構成や食卓䜜法䟛応に䌎うマナヌに぀いおも取り扱う。 ゚ 調理 調理の目的に぀いおは安党性栄逊嗜 し 奜心身の健康文化の䌝承などの面から 日垞食行事食䟛応食など調理に必芁な知識ず技術を身近な事䟋ず関連付けお扱う。 第2 ç«  家庭科の 各科目 214
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たた食物のおいしさは味銙り色倖芳テクスチャヌ枩床などず関わっおお り切り方調味加熱やその他の調理操䜜が料理のでき䞊がりに倧きく圱響するこず を理解し適切な調理操䜜ができるよう指導する。 調理操䜜に぀いおは䟋えば䞻な加熱操䜜や非加熱操䜜に぀いお食品の調理性や 栄逊的特城食品衛生などず関わらせお扱う。 オ テヌブルコヌディネヌト 食事を心豊かにおいしく食べるためには目で芋お楜しく食べる人の五感を満足さ せ䌚話のはずむ食卓づくりが倧切であり各季節や行事などもおなしの時だけでな く普段の食卓づくりにも食卓を挔出する必芁があるこずなどを扱う。 テヌブルセッティングに぀いおは䟋えば日本料理西掋料理及び䞭囜料理などの 食噚の皮類や特城盛り付け方などを扱い料理に応じた適切な遞択ができるよう指導 する。 たた食卓の装食に぀いおは䟋えば食事のテヌマに応じた色圩や照明クロスや 小物類食卓花など食事空間の挔出方法に぀いおも工倫できるよう指導する。 〔指導項目〕 3 フヌドデザむン実習  ア 食事テヌマの蚭定ず献立䜜成  む 食品の遞択ず調理  り テヌブルコヌディネヌトずサヌビスの実習 内容の範囲や皋床 ã‚€   〔指導項目〕の 2 のオ及び 3 のりに぀いおは日本料理西掋料理及び䞭囜料 理のテヌブルセッティングやサヌビスの基本的な考え方・方法を扱うこず。たた 食事のテヌマにふさわしいテヌブルコヌディネヌトやサヌビスの基本的な考え方・ 方法を扱うこず。 り   〔指導項目〕の 3 のむに぀いおは環境に配慮した食材の遞択や調理法の工倫な どに぀いおも扱うこず。たた灜害時の食事蚈画に぀いおも扱うこず。 叅 フヌドデザむン実習 ここでは食事のテヌマに応じた献立䜜成食材の遞択ず調理テヌブルコヌディネヌ トず各料理のサヌビスの方法に぀いお䞀連の実習を通しお実践できるようにするこずを ねらいずしおいる。特にテヌブルコヌディネヌトずサヌビスの実習においおは日本料 理西掋料理及び䞭囜料理の基本的なテヌブルセッティングやテヌマに合ったテヌブルコ ヌディネヌトずサヌビスの方法を実習し実践できるようにする。たたサヌビスの実習 を通しおコミュニケヌションを円滑に図るよう心がけもおなしの心や食べる人の心身 の状態などにも配慮し食卓環境を敎える方法を理解し実践できるようにする。 14 フヌドデザ むン 215
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このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  食事のテヌマに応じた献立䜜成食材の遞択ず調理テヌブルコヌディネヌトず各料 理のサヌビス方法に぀いお 基本的な考え方や方法を理解し 関連する技術を身に付けるこず。 ②  食事蚈画に぀いおの課題を発芋しその解決に向けお考察し衚珟するこず。 ③  フヌドデザむン実習に぀いお自ら孊び食生掻を総合的にデザむンするために䞻䜓的 か぀協働的に取り組むこず。 ア 食事テヌマの蚭定ず献立䜜成  食事テヌマに぀いおは日本料理西掋料理及び䞭囜料理など様匏別に季節行事 料理様匏 察象などの条件を考慮し それにふさわしいテヌマを個人やグルヌプで考え 具䜓的に蚭定するこずができるよう指導する。    たた献立䜜成に぀いおは䟋えば栄逊嗜 し 奜季節感経枈面調理時間などに 配慮しお目的に応じた献立䜜成ができるよう指導する。 む 食品の遞択ず調理  䜜成した献立に適した食品の遞択ず食品の調理性を螏たえた適切な調理に぀いお扱 う。食品の遞択に぀いおは䞻ずしお調理実習に甚いる蟲産物氎産物畜産物及びそ れらの加工品の鑑別方法に぀いおも扱う。その際食品添加物や残留蟲薬攟射性物質 などに぀いおは基準倀を蚭けおいるこずなどを取り䞊げ瀟䌚における食品の安党確 保の仕組みがあるこずに぀いおも理解できるよう指導する。  たた䟋えば食品の旬や地産地消など環境に配慮した食材の遞択食べ残しや食品 の廃棄量を枛らす調理の工倫環境資源を無駄にしない片付け方の工倫などに぀いおも 取り䞊げる。  さらに調理に぀いお䟋えば灜害などの非垞時を想定し備蓄食の準備やそれを 掻甚した調理なども取り䞊げる。  なお調理実習に際しおは食品衛生ず安党に十分配慮しお食品を適切に取り扱い 䞻な調理操䜜を習埗するこずにより胜率よくおいしくきれいに䜜るこずができる よう指導する。 り テヌブルコヌディネヌトずサヌビスの実習  テヌブルコヌディネヌトの基本的な事項を扱い食事のテヌマにふさわしい食卓の敎 え方や呚囲の環境づくりができるよう指導する。  たたサヌビスの実習に぀いおはコミュニケヌションを円滑に図りもおなしの心 や食べる人の心身の状態などにも配慮し食卓環境を敎える方法を身に付け日垞の食 生掻に応甚できるよう指導する。 〔指導項目〕 4 食育ず食育掚進掻動  ア 食育の意矩  む 家庭や地域における食育掚進掻動 第2 ç«  家庭科の 各科目 216
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内容の範囲や皋床 ゚   〔指導項目〕の 4 のアに぀いおは食育基本法などの趣旚を螏たえ食育を掚進 するこずの重芁性を扱うこず。むに぀いおはホヌムプロゞェクトや孊校家庭クラ ブ掻動などを通しお食育を掚進する掻動を行うこず。 ㆕ 食育ず食育掚進掻動 ここでは食育基本法及び食育掚進基本蚈画の趣旚を十分に理解し 〔指導項目〕の 1 から 3 の孊習を生かしお家庭や地域における食育を掚進する掻動を行うこずをねらい ずしおいる。 特に食育を掚進するために幌皚園保育所及び認定こども園小孊校・䞭孊校特 別支揎孊校地域における瀟䌚教育団䜓やNPO 法人特定非営利掻動法人 䌁業や事業 所などの各皮団䜓等ず積極的に連携しお掻動できるようにする。たたホヌムプロゞェク トや孊校家庭クラブ掻動ずも関連させお生埒が䞻䜓的に掻動できるように配慮しグルヌ プで適切な課題を蚭定しお掻動させるなどの工倫をする。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  食育を掚進するこずの重芁性を理解し家庭や孊校及び地域で食育掚進掻動を掚進す るための関連する技術を身に付ける。 ②  家庭や孊校及び地域における食育の掚進に぀いお課題を発芋しその解決に向けお考 察し工倫するこず。 ③  食育ず食育掚進掻動に぀いお自ら孊び家庭や瀟䌚の人々の健康の保持増進ず健党な 食生掻の実珟を図るためにホヌムプロゞェクトや孊校家庭クラブ掻動などを通しお食 育の掚進に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 食育の意矩  〔指導項目〕の 1 ず関わらせお食育基本法及び食育掚進基本蚈画の趣旚を螏たえた食 育の重芁性地域における食育の掚進に぀いお扱う。䟋えば地域の食育掚進蚈画や行 政事業者などが行っおいる食育を掚進する掻動に぀いおの調査を通しお食育に関心 をも぀こずができるようにするなど身近な事䟋ず関連付けお取り䞊げる。 む 家庭や地域における食育掚進掻動  家庭や地域における食育掚進掻動に぀いお䟋えば家庭や孊校及び地域における食 生掻䞊の問題点や課題を把握しそれらの課題を解決するために〔指導項目〕の 1 か ら 3 たでの孊習を生かしお食育に関する実践掻動に積極的に取り組むこずができる よう身近な事䟋ず関連付けお取り䞊げる。  実斜に圓たっおは 各孊校 各地域に応じた内容やテヌマを遞択し綿密な蚈画を立お ホヌムプロゞェクトや孊校家庭クラブ掻動などを通しお各地域の食育掚進に関わる各 皮関連機関や食品関連䌁業等ずの連携を図るなど工倫し食育掚進掻動を積極的に進め るよう配慮する。 14 フヌドデザ むン 217
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この科目はグロヌバル化に察応しお食ず食文化の倚様性を理解し異なる食文化に 察しお寛容で受容的な姿勢を有するずずもに食文化を䌝承し新たな食文化の創造を目指 しお䞻䜓的に孊び食育を掚進するこずができる資質・胜力を育成するこずをねらいずし おいる。 この科目は䞻ずしお調理垫逊成を目的ずする孊科等においお履修させる科目であり 今回の改蚂においおは食文化ず食育に関する芖点をより䞀局重芖しお内容の改善を図っ た。  目 暙  家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行 うこずなどを通しお食文化の䌝承ず創造を担う職業人ずしお必芁な資質・胜力を次 のずおり育成するこずを目指す。 1  食文化の成り立ちや日本ず䞖界の食文化などに぀いお䜓系的・系統的に理解する ずずもに関連する技術を身に付けるようにする。 2  食生掻の珟状から食文化に関する課題を発芋し食文化の䌝承ず創造を担う職業 人ずしお合理的か぀創造的に解決する力を逊う。 3  食文化の面から食生掻の充実向䞊を目指しお自ら孊び食文化の䌝承ず創造に䞻 䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。 この科目においおは家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせ食文化の䌝承 ず創造に関連した実習や食育の掚進掻動を通しお食文化の䌝承ず創造を担う職業人ずし お必芁な資質・胜力を育成するこずを目指すこずずしおいる。 家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせずは食生掻に係る生掻産業に関する 事象を協力・協働健康・快適・安党生掻文化の䌝承・創造持続可胜な瀟䌚の構築 等の芖点で捉え食文化の発展ず関連付けるこずを意味しおいる。 目暙の 1 は食文化の成り立ち日本ず䞖界の食文化から代衚的な内容を取り䞊げ 理解したこずを実践できる技術を習埗するこずを瀺したものである。  食文化の成り立ちや日本ず䞖界の食文化などに぀いお䜓系的・系統的に理解するずは 食文化の成り立ち日本ず䞖界の食文化の䞭から代衚的な内容を䟋瀺し食文化の圢成芁 因を広く関連付けお理解するこずを意味しおいる。䟋えば食文化の成り立ちでは食文 化は気候や颚土などの自然環境や宗教颚俗・習慣などず関わっお成り立ち䌝承・発 展しおきたこずを理解できるようにする。日本の食文化では日本の食生掻の倉遷に぀い お各時代の特城を理解し日垞食行事食郷土料理の文化的歎史的な偎面や䌝統的 な料理様匏の発展に぀いお理解できるようにする。䞖界の食文化では䞻な食文化圏の地 域的な特城や料理様匏に぀いお理解できるようにする。 第15 節 食文化 第 目暙 第2 ç«  家庭科の 各科目 218
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関連する技術を身に付けるずは食文化の成り立ちや日本ず䞖界の食文化に぀いおの理 解を深め食文化の䌝承ず創造に必芁な技術を習埗するこずを意味しおいる。 目暙の 2 は習埗した「知識及び技術」を掻甚し 「思考力刀断力衚珟力等」を逊 い課題を解決する力を育むこずを明確にしたものである。 食生掻の珟状から食文化に関する課題を発芋しずは食生掻を文化的な芖点から捉え 食文化の䌝承ず創造を通しお食生掻の充実向䞊を目指し自ら課題を発芋するこずを意味 しおいる。 食生掻の充実向䞊を担う職業人ずしお合理的か぀創造的に解決する力を逊うずは食文 化を䌝承・創造しより豊かな食生掻を実珟するために課題を解決する力を逊うこずを 意味しおいる。 目暙の 3 は職業人ずしお必芁な豊かな人間性を育みよりよい瀟䌚の構築を目指し お自ら孊び生掻の質の向䞊ず瀟䌚の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこず を明確にしたものである。 食文化の面から食生掻の充実向䞊を目指しお自ら孊びずは食文化の䌝承ず創造を担う 職業人ずしお家庭や瀟䌚の人々の健康の保持増進ず健党な食生掻の実珟を図るために 進んで孊ぶこずが重芁であるこずを意味しおいる。 食文化の䌝承ず創造に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うずはこの孊習を通し お日本や䞖界の食文化に関心をもち食文化を䌝承・創造し食育の掚進に協働しお取 り組む態床を逊うこずを意味しおいる。  内容の構成及び取扱い この科目は目暙に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう 1 食文化の成り 立ち 2 日本の食文化 3 䞖界の食文化 4 食文化の䌝承ず創造 5 食文化ず食育の 五぀の指導項目で〜単䜍皋床履修されるこずを想定しお構成しおいる。たた内容 を取り扱う際の配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア   〔指導項目〕の 4 に぀いおは 2 のむ及び 3 のアず関連付けお実習を䞭心ず した指導を行うこず。 内容を取り扱う際には日本ず䞖界の食文化に぀いお盞互に有機的な関連を図り実習 等を通しお総合的に展開できるよう留意するこずが倧切である。 たた 「フヌドデザむン」をはじめずしお他の科目ずの関連を図るようにする。  内容  内 容   に瀺す資質 ・ 胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導する。 第 内容ずその取扱い 15 食文化 219
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〔指導項目〕 1 食文化の成り立ち 内容の範囲や皋床 ア  〔指導項目〕の 1 に぀いおは食文化の圢成芁因を扱うこず。 1 食文化の成り立ち ここでは日本及び諞倖囜の食文化の成り立ちの芁因に぀いお代衚的な食文化を取り 䞊げ気候や颚土宗教颚俗・習慣ずの関わりに぀いお考察するずずもに食文化を取り 巻く珟状に぀いお課題意識をも぀こずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  日本や諞倖囜の食文化に぀いお成り立ちの芁因を理解するこず。 ②  食文化ず気候や颚土宗教颚俗習慣ずの関わりや食文化を取り巻く珟状ず課題に ぀いお課題を発芋しその解決に向けお考察するこず。 ③  食文化の成り立ちに぀いお自ら孊び食文化の䌝承ず創造に䞻䜓的か぀協働的に取り 組むこず。 これらの事項を身に付けるこずができるようこの〔指導項目〕においおは食文化の 成り立ちを螏たえ食のグロヌバル化による新しい食文化の創造や䞖界の食事情など食 文化を取り巻く課題を取り䞊げるこず。 〔指導項目〕 2 日本の食文化  ア 食生掻の倉遷  む 日垞食行事食郷土料理  り 料理様匏の発展 内容の範囲や皋床 ã‚€   〔指導項目〕の 2 のアに぀いおは日本の食生掻の倉遷に぀いお各時代の特城を 抂芳させ食生掻の文化的な偎面に着目させるずずもに近幎の日本における食生 掻の倉化を扱うこず。むに぀いおは日垞の食事ず地域に䌝わる行事食や郷土料理 を取り䞊げ食のも぀文化的歎史的な偎面を扱うこず。りに぀いおは䌝統的な 料理様匏を取り䞊げその特城や食卓䜜法を扱うこず。 ㆓ 日本の食文化 ここでは日本の食生掻の倉遷に぀いお各時代の特城を抂芳するずずもに食習慣や 食生掻の圚り方に関心をも぀こずができるようにするこずをねらいずしおいる。さらに 第2 ç«  家庭科の 各科目 220
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日本の食文化ずしお日垞食行事食郷土料理に぀いお具䜓的な料理や食事の内容を 取り䞊げ先人の知恵や食のも぀文化的歎史的な偎面を考えるこずができるようにする ずずもに䌝統的な料理様匏を取り䞊げ時代背景ずずもにその特城や食卓䜜法に぀いお 理解できるようにするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  日本の食文化に぀いおその倉遷や料理様匏などを理解し関連する技術を身に付け るこず。 ②  日本の食文化に぀いお課題を発芋しその解決に向けお考察し衚珟するこず。 ③  日本の食文化に぀いおに぀いお自ら孊び食文化の䌝承ず創造に䞻䜓的か぀協働的に 取り組むこず。 ア 食生掻の倉遷  日本の食生掻に぀いお各時代の特城を抂芳し食生掻の倉遷の芁因を考えるこずを 通しお食習慣や食生掻の圚り方に関心をも぀こずができるよう指導する。 む 日垞食行事食郷土料理  行事食に぀いおは䌝統的な行事に䌎う料理や食材料の由来や蚗された意味日垞食 ずの違いに぀いお觊れ生掻の節目ずしおの圹割など身近な事䟋ず関連付けお理解でき るよう指導する。たた郷土料理に぀いおは地域に䌝わる郷土料理を通しお地域の 特性を生かした食生掻を考えるこずができるよう指導する。 り 料理様匏の発展  本膳 ぜん 料理懐石料理䌚垭料理などの様匏に぀いお䟋えばその流れや特城基本 的な食事の䜜法などを理解できるよう指導する。 〔指導項目〕 3 䞖界の食文化  ア 䞖界の料理の特城ず文化  む 食生掻のグロヌバル化 内容の範囲や皋床 り   〔指導項目〕の 3 のアに぀いおは䞖界の䞻な食文化圏ずその料理の特城の抂芁 を扱うこず。 叅 䞖界の食文化 ここでは 䞖界の䞻な食文化圏ずその料理の特城を理解し 歎史ず食文化圏ずの関わり グロヌバル化の進展に䌎う料理や食生掻の倉化などに関心をも぀こずをねらいずしおい る。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 15 食文化 221
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①  䞖界の食文化に぀いお䞻な食文化圏ずその料理の特城や食のグロヌバル化による食 生掻の倉容に぀いお理解し関連する技術を身に付けるこず。 ②  歎史ず食文化圏の関わりやグロヌバル化の進展に䌎う料理や食文化の倉化に぀いお課 題を発芋しその解決に向けお考察するこず。 ③  䞖界の食文化に぀いお自ら孊び食文化の䌝承ず創造に䞻䜓的か぀協働的に取り組む こず。 ア 䞖界の料理の特城ず文化  䞖界の䞻な食文化圏に぀いお䞻食調理方法宗教ず食物犁忌などの芖点から分類 した地域的な特城を扱う。たた食文化圏や料理様匏に぀いおは歎史ず関わっお倉化 しおいるこずを扱うずずもに西掋料理䞭囜料理その他の料理に぀いおは食材料 料理・料理様匏食事䜜法等の特城などを理解できるよう指導する。 む 食生掻のグロヌバル化  グロヌバル化の進展に䌎う料理や食生掻の倉化などに関心をも぀こずができるよう 食材料の流通や食文化の亀流が加速床的に進み地域や民族ごずに特城のある䌝統的な 食生掻は 互いに圱響を受けながら倉容しおいるこずなど身近な事䟋ず関連付けお扱う。 たたグロヌバル化に察応しお食ず食文化の倚様性を理解し異なる食文化を寛容な 姿勢で受け入れるず同時に䌝統的な食生掻の倉容に䌎う問題点に぀いおも觊れる。 〔指導項目〕 4 食文化の䌝承ず創造 内容の範囲や皋床 ゚   〔指導項目〕の 4 に぀いおは食文化の䌝承の重芁性や新しい食文化を創造する こずの意矩を扱うこず。 ㆕ 食文化の䌝承ず創造 ここでは 〔指導項目〕の 1 及び 2 を螏たえ 食文化の䌝承ず創造を担う職業人ずしお 家庭や瀟䌚の人々の健康の保持増進ず健党な食生掻の実珟を図るために䌝統を螏たえた 䞊で時代に即応した食文化を受け入れるず同時にさらに新たな食文化を創造し次䞖 代に䌝えおいく力を身に付けるこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  食文化の䌝承の重芁性を螏たえ新たな食文化を創造するこずの意矩に぀いお理解 し関連する技術を身に付けるこず。 ②  日本や䞖界の食文化の䌝承に関する課題を発芋しその解決に向けお工倫し衚珟す るこず。 ③  新たな食文化の創造に぀いお自ら孊び食文化の䌝承ず創造に䞻䜓的か぀協働的に取 り組むこず。 第2 ç«  家庭科の 各科目 222
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これらの事項を身に付けるこずができるようこの〔指導項目〕においおは䟋えば䞀 汁䞉菜ずいう日本の食事の基本型や食事䜜法など日本人の䌝統的な食習慣が倱われ぀぀あ る珟状を螏たえ優れた食文化ずしお䞖界に認められた和食の重芁性を䌝える取組を扱 う。たた地域の䌝統的な食材を甚いた郷土料理を家庭の味に加え食卓のバリ゚ヌショ ンに広がりを持たせるなど新しい食文化の創造に぀ながる取組を扱う。 〔指導項目〕 5 食文化ず食育 内容の範囲や皋床 オ   〔指導項目〕の 5 に぀いおは具䜓的な事䟋を通しお食文化の発展に食育が果た す圹割を扱うこず。 ⓹ 食文化ず食育 ここでは和食がナネスコ無圢文化遺産に登録されたこずも螏たえ食文化の䌝承ず創 造を担う職業人ずしお食育の掚進の重芁性を認識し食文化の䌝承ず創造に䞻䜓的か぀ 協働的に取り組むこずができるようにするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  食文化の発展のために食育が果たす圹割に぀いお理解し関連する情報を収集・敎理 するこず。 ②  食文化の発展に関する課題を発芋しその解決に向けおどのような食育を掚進する掻 動が実践できるかを考察し工倫するこず。 ③  食文化の面から食育の掚進のための掻動に぀いお自ら孊び食文化の䌝承ず創造に䞻 䜓的か぀協働的に取り組むこず。 これらの事項を身に付けるこずができるようこの〔指導項目〕においおは食育基本 法や食育掚進基本蚈画の趣旚を螏たえ䟋えば地域における食育掻動の取組に぀いお調 査しより効果的な掻動を考察し工倫するなど食文化の䌝承ず創造における食育の重 芁性を扱うこず。 15 食文化 223
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この科目は近幎の食環境の倉化や倖食産業などの進展に察応し調理理論ず調理の基 瀎的な技術を習埗するずずもに囜民の健康を担う調理に携わる職業人ずしおの意識を高 め食生掻の充実向䞊に寄䞎するこずができる資質・胜力を育成するこずをねらいずしお いる。 たたこの科目は䞻ずしお調理垫逊成を目的ずする孊科等においお履修させる科目で あり今回の改蚂においおは埓前の科目「調理」で扱っおいた「倧量調理」及び「食事 環境ずサヌビス」に関する内容を新蚭科目「総合調理実習」に移行するずずもに近幎 増加しおいる食物アレルギヌに察応できるよう内容の改善を図った。  目 暙  家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行 うこずなどを通しお創造的に調理し健康の保持増進に寄䞎する食生掻の充実向䞊 を担う職業人ずしお必芁な資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1  調理の基瀎献立䜜成及び様匏別調理などに぀いお䜓系的・系統的に理解するず ずもに関連する技術を身に付けるようにする。 2  食生掻の珟状から調理に関する課題を発芋し調理を通しお食生掻の充実向䞊を 担う職業人ずしお合理的か぀創造的に解決する力を逊う。 3  調理の面から食生掻の充実向䞊を目指しお自ら孊び創造的な調理に䞻䜓的か぀ 協働的に取り組む態床を逊う。 この科目においおは家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせ調理に関する 実隓・実習を通しお創造的に調理し健康の保持増進に寄䞎する食生掻の充実向䞊を担 う職業人ずしお必芁な資質・胜力を育成するこずを目指すこずずしおいる。 家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせずは食生掻に係る生掻産業に関する 事象を協力・協働健康・快適・安党生掻文化の䌝承・創造持続可胜な瀟䌚の構築 等の芖点で捉え調理の面から食生掻の充実向䞊ず関連付けるこずを意味しおいる。 目暙の 1 は調理に関する内容を取り䞊げ調理に぀いお理解し関連する技術を習埗 するこずを瀺したものである。 調理の基瀎献立䜜成及び様匏別調理などに぀いお䜓系的・系統的に理解するずは調 理の基瀎献立䜜成及び様匏別調理を代衚的な内容ずしお䟋瀺し調理の党䜓を芋枡し その分類方法を明確にしお捉えその特城や課題などに぀いお理解するこずを意味しおい る。 関連する技術を身に付けるずは食生掻の充実向䞊を担うために必芁な技術を習埗する こずを意味しおいる。 目暙の 2 は習埗した「知識及び技術」を掻甚し 「思考力刀断力衚珟力等」を逊 第16 節 調理 第1 目暙  第2 ç«  家庭科の 各科目 224
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い課題を解決する力を育むこずを明確にしたものである。 食生掻の珟状から調理に関する課題を発芋しずは既習の知識や生掻経隓を基に調理 面から健康の保持増進を図るために食生掻の充実向䞊を目指しお課題を発芋するこずを意 味しおいる。 調理を通しお食生掻の充実向䞊を担う職業人ずしお合理的か぀創造的に解決する力を逊 うずは調理が健康に及がす圱響を十分に理解した䞊で食生掻の充実向䞊を目指しお 理論を螏たえお調理のよりよい工倫やアむデアを生かしお課題を解決する力を逊うこずを 意味しおいる。 目暙の 3 は職業人ずしお必芁な豊かな人間性を育みよりよい瀟䌚の構築を目指し お自ら孊び生掻の質の向䞊ず瀟䌚の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこず を明確にしたものである。 調理の面から食生掻の充実向䞊を目指しお自ら孊びずは自分の適性を生かしお生き生 きず働き 自らの専門性の向䞊のために 調理ぞの関心を高めお孊ぶこずを意味しおいる。 創造的な調理に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うずは調理理論ず調理の基瀎的 な技術に関しお習埗した知識や技術を螏たえお創意工倫やアむデアを生かしお調理がで きる胜力ず人々の健康の保持増進のために呚囲の人々ず䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床 を逊うこずを意味しおいる。特に食文化を䌝承し぀぀創造する胜力を逊うこずに留意す る必芁がある。  内容の構成及び取扱い この科目は目暙に瀺す資質 ・ 胜力を身に付けるこずができるよう 1 調理の基瀎 2 献立䜜成 3 様匏別の献立ず調理 4 目的別 ・ 察象別の献立ず調理の四぀の指導項目で 14 単䜍皋床履修されるこずを想定しお内容を構成しおいる。たた内容を取り扱う際の 配慮事項は次のように瀺されおいる。 内容を取り扱う際の配慮事項 ア   〔指導項目〕の 1 のむに぀いおは安党で衛生的な取扱いに重点を眮いた指導を 行うこず。 〔指導項目〕の 1 のむの内容を取り扱う際には調理に䜿われるガス電気などの熱源 の特城も理解できるよう指導する。䞻な調理機噚の原理及び基本構造に぀いお扱い安党 面や衛生面胜率などの点から正しい取扱いず管理ができるよう指導するこずが倧切で ある。 ã‚€   〔指導項目〕の 2 から 4 たでに぀いおは調理理論ず関連付けお実隓・実習 を䞭心ずした指導を行うこず。 第 内容ずその取扱い 16 調理 225
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〔指導項目〕の 2 から 4 たでの内容を取り扱う際には各項目に぀いお盞互に有機的 な関連を図り総合的に展開できるよう配慮する。たた 「食文化」  「栄逊」  「食品」  「食 品衛生」及び「総合調理実習」などずの関連を図るようにする。 なお調理垫逊成を目的ずする孊科等においおは 「調理」における調理理論に単䜍 調理実習に単䜍を配圓するよう留意する。  内容  内 容  に瀺す資質 ・ 胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導する。 〔指導項目〕 1 調理の基瀎  ア 調理の目的  む 熱源及び調理機噚  り 調理の皮類ず基本操䜜  ゚ 食品の性質 内容の範囲や皋床 ア   〔指導項目〕の 1 のりに぀いおは加熱操䜜非加熱操䜜及び調味の方法ず特城 を扱うこず。゚に぀いおは代衚的な食品の調理䞊の性質を扱うこず。 ㆒ 調理の基瀎 ここでは調理の基瀎的な理論ずしお調理の目的を理解できるようにした䞊で熱源 及び調理機噚加熱操䜜非加熱操䜜などの調理操䜜の方法ず特城代衚的な食品の調理 䞊の性質を理解できるようにするずずもに調理ぞの関心を高め創造的な調理に䞻䜓的 か぀協働的に取り組むこずができるようにするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  調理の基瀎に぀いお理解し関連する技術を身に付けるこず。 ②  調理における課題を発芋しその解決に向けお考察し工倫するこず。 ③  調理の基瀎に぀いお自ら孊び創造的な調理に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 調理の目的 調理の目的に぀いおは安党栄逊食品嗜 し 奜の面があるこずを扱うずずもに調 理を科孊的に捉えるこずができるよう指導する。おいしさに぀いおは味銙りなどの 化孊的芁因倖芳色テクスチャヌ枩床などの物理的芁因心理的・生理的状態 環境習慣などの人的芁因があるこずを扱い身近な事䟋を通しお取り䞊げる。味に぀ いおは甘味酞味塩味苊味うた味などを扱い味芚や調味ず関連付けお指導す る。 第2 ç«  家庭科の 各科目 226
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む 熱源及び調理機噚  熱源及び調理機噚に぀いおは調理に䜿われるガス電気などの熱源の特城を扱う。 たた䞻な調理機噚の原理及び基本構造に぀いおも觊れる。 り 調理の皮類ず基本操䜜  加熱操䜜に぀いおは煮るゆでる蒞す焌く炒める揚げるなどを扱い加熱 による食品の倉化加熱枩床加熱速床などからそれぞれの特城ず関連付けお理解で きるよう指導する。  非加熱操䜜に぀いおは掗浄浞 しん 挬 せき 切砕・成圢混合・撹 かく 拌 はん 冷华などを扱いそ れぞれの操䜜の目的食品成分や味などの倉化操䜜䞊の留意点に぀いお觊れ適切な 取扱いができるよう指導する。  調味に぀いおは味の察比効果・盞乗効果・抑制効果味の浞透・拡散枩床ず味芚 ずの関係に぀いお扱い調味料などの組合せ量入れる時期順序などず味やテクス チャヌずの関係に぀いお理解できるよう指導する。 ゚ 食品の性質  食品の性質に぀いおは調理による食品成分の倉化食味ぞの圱響などを扱い身近 な事䟋ず関連付けお理解できるよう指導する。䞻な食品ずしおは米小麊粉いも類 豆類野菜類などの怍物性食品魚介類肉類卵類牛乳などの動物性食品を取り扱 う。 〔指導項目〕 2 献立䜜成  ア 献立䜜成の意矩  む 栄逊蚈算 内容の範囲や皋床 ã‚€   〔指導項目〕の 2 に぀いおは性別幎霢生掻掻動などに応じた適切な献立の 䜜成に぀いおも扱うこず。 ㆓ 献立䜜成 ここでは献立䜜成の意矩を理解し性別幎霢生掻掻動などに応じた適切な献立の 䜜成ができるようにするずずもに献立䜜成ぞの関心を高め創造的な調理に䞻䜓的か぀ 協働的に取り組むこずができるようにするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  献立䜜成の意矩に぀いお理解し献立䜜成及び栄逊蚈算ができるこず。 ②  献立䜜成における課題を発芋しその解決に向けお考察し工倫するこず。 ③  献立䜜成に぀いお自ら孊び創造的な調理に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 献立䜜成の意矩 16 調理 227
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 献立䜜成の重芁性を身近な事䟋を通しお理解できるようにした䞊で栄逊嗜 し 奜経 枈衛生斜蚭・蚭備䜜業胜率などの制玄事項を螏たえ目的や察象に応じた献立䜜 成に぀いお扱う。たた調理方法に倉化をもたせるこずや季節感のある食品の䜿い方に ぀いおも取り䞊げる。 む 栄逊蚈算  栄逊的に適切な献立䜜成ができるよう栄逊䟡に぀いお取り䞊げる。 〔指導項目〕 3 様匏別の献立ず調理  ア 日本料理  む 西掋料理  り 䞭囜料理  ゚ その他の料理 内容の範囲や皋床 り   〔指導項目〕の 3 に぀いおは代衚的な献立を取り䞊げ様匏別の食噚食卓構 成食卓䜜法などに぀いおも扱うこず。 叅 様匏別の献立ず調理 ここでは日本料理西掋料理䞭囜料理その他の料理に぀いお代衚的な料理の特 城ず献立構成の基本を理解し実習を通しお目的や条件に応じた献立䜜成ず調理ができ るようする。たた様匏別の食噚食卓構成食卓䜜法などに぀いお関心を高め創造的 な調理に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこずができるようにするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ① 様匏別の献立ず調理の特城を理解し関連する技術を身に付けるこず。 ② 様匏別の献立を調理する際の課題を発芋し その解決に向けお考察し 工倫するこず。 ③  様匏別の献立ず調理に぀いお自ら孊び創造的な調理に䞻䜓的か぀協働的に取り組む こず。 ア 日本料理  本膳 ぜん 料理懐石料理䌚垭料理に぀いお具䜓的な事䟋を通しお扱う。 む 西掋料理  フランス料理を䞭心に扱い他の囜の料理に぀いおも觊れる。 り 䞭囜料理  北京四川䞊海広東料理などを扱い特城に぀いおも觊れる。 ゚ その他の料理  その他の特城のある料理に぀いお扱う。 第2 ç«  家庭科の 各科目 228
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〔指導項目〕 4 目的別・察象別の献立ず調理  ア 日垞食  む 行事食・䟛応食  り 病気時の食事  ゚ 幌児ず高霢者の食事 内容の範囲や皋床 ゚   〔指導項目〕の 4 のアに぀いおは健康の保持増進を考慮した日垞食の献立ず調 理を扱うこず。むに぀いおは代衚的な行事を取り䞊げ䟛応の目的に合った献立 ず調理を扱うこず。りに぀いおは流動食軟食及び垞食を扱うこず。たた食物 アレルギヌに察応する食事に関する留意事項を扱うこず。゚に぀いおは幌児ず高 霢者の食事に関する留意事項を扱うこず。 ㆕ 目的別・察象別の献立ず調理 ここでは日垞食行事食・䟛応食病気時の食事幌児ず高霢者の食事など目的や 察象に応じた献立を䜜成し適切な調理ができるようにするずずもに目的別・察象別の 献立ず調理ぞの関心を高め創造的な調理に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこずができるよ うにするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  目的別・察象別の献立ず調理の特城を理解し関連する技術を身に付けるこず。 ②  目的別・察象別の献立を調理する際の課題を発芋しその解決に向けお考察し工倫 するこず。 ③  目的別・察象別の献立ず調理に぀いお自ら孊び創造的な調理に䞻䜓的か぀協働的に 取り組むこず。 ア 日垞食 健康の保持増進を考慮した日垞食の献立䜜成ず調理を扱う。察象者の幎霢・性別・嗜 し 奜などに応じお䞻食䞻菜副菜汁物などを組み合わせお栄逊バランスの敎った献 立䜜成ず調理が適切にできるよう指導する。 む 行事食・䟛応食 行事食では正月料理などの代衚的なものを取り䞊げその行事に関わる食品や献立 を扱い䟛応食ではもおなしや慶匔などの目的に合った献立を扱い適切な調理がで きるよう指導する。たた食卓構成盛り付けの方法なども扱う。 り 病気時の食事 流動食軟食垞食の献立ず調理を扱う。たた病状に応じたたんぱく質脂質など の各皮栄逊玠ず゚ネルギヌを増枛する食事の献立䜜成ず調理ができるよう指導する。さ 16 調理 229
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らに近幎増加しおいる食物アレルギヌに察応する食事を調補できるよう指導する。 特に治療食に぀いおは医垫や栄逊士の指瀺に埓っお食事を調補する必芁があるこず を理解できるよう指導する。 ゚ 幌児ず高霢者の食事 幌児の食事は食習慣を圢成する䞊でも重芁であるこずを理解した䞊で発達の段階 を螏たえた栄逊や嗜 し 奜に留意した献立䜜成ず調理を扱う。高霢者の食事では高霢者の 心身の特城を螏たえた栄逊嗜 し 奜咀 そ 嚌 しゃく ・嚥 えん 䞋などに留意した献立䜜成ず調理を扱う。 第2 ç«  家庭科の 各科目 230
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この科目は近幎の生掻習慣病の増加など囜民の栄逊䞊の課題の解決に向けお栄逊 に関する専門的な知識や関連する技術を習埗し栄逊面で健康の保持増進を担う職業人ず しおの意識を高め栄逊状態の改善に寄䞎するこずができる資質・胜力を育成するこずを ねらいずしおいる。 この科目は䞻ずしお調理垫逊成を目的ずする孊科等においお履修させる科目であり 今回の改蚂においおは生掻習慣病を予防するための䞀぀ずしお生䜓リズムの重芁性を加 え栄逊に関する知識や技術を健康の保持増進に結び付けた献立ず調理に生かすこずがで きるよう内容の改善を図った。  目 暙  家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせ実践的・䜓隓的な孊習掻動を行 うこずなどを通しお栄逊面で健康の保持増進を担う職業人ずしお必芁な資質・胜力 を次のずおり育成するこずを目指す。 1  栄逊玠の機胜ず代謝各ラむフステヌゞにおける栄逊劎働・スポヌツず栄逊な どに぀いお䜓系的・系統的に理解するずずもに関連する技術を身に付けるように する。 2  食生掻の珟状から栄逊に関する課題を発芋し栄逊面で健康の保持増進を担う職 業人ずしお合理的か぀創造的に解決する力を逊う。 3  栄逊状態の改善の面から食生掻の充実向䞊を目指しお自ら孊び健康の保持増進 に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊う。 この科目においおは家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせ栄逊に関する 実隓・実習を通しお栄逊面で健康の保持増進を担う職業人ずしお必芁な資質・胜力を育 成するこずを目指すこずずしおいる。 家庭の生掻に関わる産業の芋方・考え方を働かせずは食生掻に係る生掻産業に関する 事象を協力・協働健康・快適・安党生掻文化の䌝承・創造持続可胜な瀟䌚の構築 等の芖点で捉え栄逊状態の改善の面から食生掻の充実向䞊ず関連付けるこずを意味しお いる。 目暙の 1 は栄逊玠の機胜ず代謝各ラむフステヌゞにおける栄逊劎働・スポヌツ ず栄逊などに関する内容を取り䞊げ栄逊に぀いお理解し関連する技術を習埗するこず を瀺したものである。 栄逊玠の機胜ず代謝各ラむフステヌゞにおける栄逊劎働・スポヌツず栄逊などに぀ いお䜓系的・系統的に理解するずは栄逊玠の機胜ず代謝各ラむフステヌゞにおける栄 逊劎働・スポヌツず栄逊を代衚的な内容ずしお䟋瀺し栄逊の党䜓を芋枡しその分類 方法を明確にしお捉えその特城や課題などに぀いお理解するこずを意味しおいる。  第17 節 栄逊 第1 目暙 17 栄逊 231
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関連する技術を身に付けるずは栄逊に関連する基瀎的・基本的な技術を習埗するこず を意味しおいる。 目暙の 2 は習埗した「知識及び技術」を掻甚し 「思考力刀断力衚珟力等」を逊 い課題を解決する力を育むこずを明確にしたものである。 食生掻の珟状から栄逊に関する課題を発芋しずは既習の知識や生掻経隓を基に栄逊 面から健康の保持増進を図るために食生掻の充実向䞊を目指しお課題を発芋するこずを意 味しおいる。 栄逊面で健康の保持増進を担う職業人ずしお合理的か぀創造的に解決する力を逊うず は栄逊状態が健康に及がす圱響を十分に理解し理論を螏たえお栄逊改善に察しお創意 工倫ずアむデアを生かしお課題を解決する力を逊うこずを意味しおいる。 目暙の 3 は職業人ずしお必芁な豊かな人間性を育みよりよい瀟䌚の構築を目指し お自ら孊び生掻の質の向䞊ず瀟䌚の発展に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うこず を明確にしたものである。 栄逊状態の改善の面から食生掻の充実向䞊を目指しお自ら孊びずは自分の適性を生か しお生き生きず働き自らの専門性の向䞊のために栄逊ぞの関心を高めお孊ぶこずを意 味しおいる。 健康の保持増進に䞻䜓的か぀協働的に取り組む態床を逊うずは習埗した知識や技術を 掻甚しお人々の健康の保持増進のために呚囲の人々ず協働しお䞻䜓的に取り組む態床を 逊うこずを意味しおいる。  内容の構成及び取扱い この科目は目暙に瀺す資質 ・ 胜力を身に付けるこずができるよう 1 人䜓ず栄逊 2 栄逊玠の機胜ず代謝 3 食事摂取基準ず栄逊状態の評䟡 4 ラむフステヌゞず栄逊 5 生理ず栄逊 6 病態ず栄逊の六぀の指導項目で単䜍皋床履修するこずを想定しお構 成しおいる。 指導に圓たっおは各項目に぀いお盞互に有機的な関連を図るずずもに総合的に展開で きるよう配慮する。たた 「調理」及び「食品」ずの関連を図るようにする。  内容  内 容  に瀺す資質 ・ 胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導する。 〔指導項目〕 1 人䜓ず栄逊  ア 栄逊ず栄逊玠  む 人䜓の構成成分ず栄逊玠  り 食物の摂取 第 内容ずその取扱い 第2 ç«  家庭科の 各科目 232
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 ゚ 食物の消化ず吞収 内容の範囲や皋床 ア   〔指導項目〕の 1 のりに぀いおは食欲及び生䜓リズムを扱うこず。゚に぀いお は物理的消化化孊的消化生物的消化吞収及び排泄 せ぀ などの仕組みの抂芁を扱 うこず。 1 人䜓ず栄逊 ここでは人䜓ず栄逊ずの関わりに぀いお理解できるようにするずずもに食物摂取ず 栄逊ぞの関心を高め健康の保持増進に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこずができるように するこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  栄逊ず栄逊玠人䜓の構成成分ず栄逊玠食物の摂取食物の消化ず吞収に぀いお理 解するこず。 ②  食物摂取における栄逊面での課題を発芋しその解決に向けお考察するこず。 ③  人䜓ず栄逊に぀いお自ら孊び 健康の保持増進に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこず。 ア 栄逊ず栄逊玠  栄逊の抂念ず栄逊玠の機胜に぀いお扱い具䜓的に理解できるよう身近な事䟋を通し お取り䞊げる。 む 人䜓の構成成分ず栄逊玠  人䜓の構成成分の組成ず栄逊玠ずの関わりに぀いお扱い具䜓的に理解できるよう身 近な事䟋を通しお取り䞊げる。 り 食物の摂取  食物の摂取過皋を食欲や栄逊管理の芖点から扱う。たた生䜓リズムの重芁性に぀い おは具䜓的に理解できるよう身近な事䟋を通しお取り䞊げる。 ゚ 食物の消化ず吞収  食物が消化され吞収される仕組みに぀いお咀 そ 嚌 しゃく 及び胃や腞のぜん動運動などによる 食物の物理的消化消化液に含たれる酵玠による栄逊玠の化孊的消化さらに倧腞にお ける腞内现菌による生物的消化吞収及び排泄 せ぀ などの基瀎的事項を扱う。その際消化 吞収率の抂芁に぀いおも觊れるこず。 〔指導項目〕 2 栄逊玠の機胜ず代謝  ア 炭氎化物  む 脂質  り たんぱく質  ゚ 無機質 17 栄逊 233
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 オ ビタミン  カ その他の成分 内容の範囲や皋床 ã‚€   〔指導項目〕の 2 のアに぀いおは 食物繊維の栄逊的意矩に぀いおも觊れるこず。 オに぀いおは炭氎化物脂質及びたんぱく質の代謝ず関連付けお扱うこず。カに ぀いおはアからオたで以倖の生䜓調節機胜成分を扱うこず。 2 栄逊玠の機胜ず代謝 ここでは炭氎化物脂質たんぱく質無機質ビタミンの各栄逊玠の皮類及び栄逊 玠の機胜ず代謝の抂芁を理解できるようにするずずもに各皮栄逊玠を過䞍足なく摂取す るこずの重芁性を認識できるようにするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  栄逊玠の機胜ず代謝の抂芁に぀いお理解するこず。 ②  栄逊玠などの過䞍足の芖点から課題を発芋しその解決に向けお考察するこず。 ③  栄逊玠の機胜ず代謝に぀いお自ら孊び 健康の保持増進に䞻䜓的か぀協働的に取り組 むこず。 ア 炭氎化物  炭氎化物の皮類ず生理機胜糖質代謝に぀いお扱う。その際難消化性の食物繊維に ぀いおはその栄逊的意矩咀 そ 嚌 しゃく 回数の増加ず唟液の分泌の促進胃内滞留時間の倉化 小腞及び倧腞における䜜甚に぀いお取り䞊げる。 む 脂 質  脂質の皮類ず生理機胜グリセリンず脂肪酞の代謝に぀いお扱う。 り たんぱく質  たんぱく質の皮類ず特城生理機胜代謝に぀いお扱う。その際たんぱく質の栄逊 的評䟡法に぀いお取り䞊げる。 ゚ 無機質  無機質の皮類ずそれらの䞻な絊源 生理機胜ず䜓構成成分ずしおの機胜に぀いお扱う。 その際䞍足しがちな無機質や摂取量のバランスを保぀こずの重芁性に぀いお取り䞊げ る。 オ ビタミン  ビタミンの皮類ずそれらの䞻な絊源䞻な生理機胜調理による倉化に぀いお扱う。 たた近幎問題ずなっおいる過剰摂取に぀いおも扱う。 カ その他の成分  栄逊玠ではないが免疫系神経系内分泌系埪環系などの生䜓を調節する系に䜜 甚する生䜓調節機胜を有する成分ずしお䟋えばポリフェノヌルやカロテノむドなど を取り䞊げる。たた氎の生理機胜及びその出入りに぀いおも扱う。 第2 ç«  家庭科の 各科目 234
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〔指導項目〕 3 食事摂取基準ず栄逊状態の評䟡  ア ゚ネルギヌ代謝  む 食事摂取基準  り 栄逊状態の評䟡 内容の範囲や皋床 り   〔指導項目〕の 3 のアに぀いおは゚ネルギヌ代謝の基瀎的な内容を扱うこず。 むに぀いおは食事摂取基準における゚ネルギヌず代衚的な栄逊玠を扱うこず。り に぀いおは個人及び集団の栄逊状態の評䟡の意矩ず方法を扱うこず。 叅 食事摂取基準ず栄逊状態の評䟡 ここでは䜓内における゚ネルギヌの出玍や食品の゚ネルギヌ倀の算定方法日本人の 食事摂取基準及び栄逊状態の評䟡の意矩ず方法に぀いお理解できるようにするずずもに 健康の保持増進ぞの関心を高め食生掻の充実向䞊に䞻䜓的か぀協働的に取り組むこずが できるようにするこずをねらいずしおいる。 このねらいを実珟するため次の①から③たでの事項を身に付けるこずができるよう 〔指導項目〕を指導する。 ①  ゚ネルギヌ代謝及び食事摂取基準の指暙に぀いお理解し 関連する技術を身に付ける。 ②  食事摂取基準及び栄逊状態の芳点から課題を発芋し その解決に向けお考察するこず。 ③  食事摂取基準ず栄逊状態の評䟡に぀いお自ら孊び 健康の保持増進に䞻䜓的か぀協働 的に取り組むこず。 ア ゚ネルギヌ代謝 人䜓゚ネルギヌ代謝の抂芁や食品のも぀゚ネルギヌ基瀎代謝生掻掻動に䌎う゚ネ ルギヌ代謝などに぀いお扱う。 む 食事摂取基準 厚生劎働省策定の「日本人の食事摂取基準」を扱う。その際 策定の目的 䜿甚期間 策定の方針策定の基本事項掻甚に関する基本的事項などを扱う。 り 栄逊状態の評䟡 個人及び集団の栄逊状態の評䟡の意矩ず方法に぀いお扱う。その際個人に぀いおは 異垞の発芋ず治療に有効であり集団に぀いおは健康の保持増進のための栄逊指導や食 料政策のために必芁であるこずを取り䞊げる。たた食事調査臚床症状蚺断身䜓蚈 枬生化孊的怜査などによる盎接評䟡法や食料需絊衚などから掚定する間接評䟡法を扱 い囜民健康・栄逊調査の抂芁をもずに栄逊状態の評䟡に぀いお身近な事䟋ず関連付け お取り䞊げる。 17 栄逊 235