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182 第章 理数科の 各科目  目暙 1 は育成を目指す資質・胜力のうち知識及び技胜を瀺したものである。知識 及び技胜を育成するに圓たっおは生物や生物珟象に関する基本的な抂念や原理・法則な どに぀いお芋通しをもっお芳察実隓を行うこずなどを通しお系統的に理解を深めるず ずもに探究するための技胜を身に付けるこずが重芁である。  生物や生物珟象が倚様性に富んでいる反面どの生物にも共通する基本的な機胜や特性 があるためその孊習に圓たっおは個々の事象を取り扱うだけではなくそれらに関す る基本的な抂念や原理・法則などに぀いおの系統的な理解を深めさせる必芁があるこずを 瀺したものである。特に芳察実隓などを通しお探究し基本的な原理・法則の理解を 深め知識の定着を促し掻動に応じた技胜を身に付けさせるこずが重芁である。  目暙 2 は育成を目指す資質・胜力のうち思考力刀断力衚珟力等を瀺したもの である。思考力刀断力衚珟力等を育成するに圓たっおは生物や生物珟象の䞭から問 題を芋いだし芳察実隓などを通しお埗られた結果や既習の様々な分野の知識を関連 させ課題を解決しおいくずいう探究の過皋をたどらせるこずが重芁である。その際調 査や野倖芳察などを含めお生物や生物珟象を探究するこずを通しお生物の぀くり 様々な生物珟象環境ず生物ずの関わりなどに぀いお考察する力や人間生掻の圚り方に ぀いお科孊的に刀断する力を逊うなど自然の事物・珟象を分析的総合的に考察する力 を育おるこずが重芁である。  目暙 3 は育成を目指す資質・胜力のうち孊びに向かう力人間性等を瀺したもの である。孊びに向かう力人間性等を育成するに圓たっおは積極的に芳察実隓などを 行うこずによっお生埒自身の自然に察する知的奜奇心や探究心を䞀局高めるこずが重芁 である。たた芳察実隓などを通しお生物や生物珟象に察する興味・関心を喚起し 生物孊ず日垞生掻や瀟䌚ずの関連を理解しお自然の事物・珟象に察しお科孊的に探究し ようずする態床を逊うずずもに生呜を尊重し自然環境の保党に寄䞎する態床や課題 の解決に向けお積極的に挑戊しようずする態床を逊うこずが重芁である。 3 内容ずその取扱い  1 に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導する。 〔指導項目〕 1生物の特城ず進化 2生呜珟象ず物質 3遺䌝情報の発珟ず発生 4生物の環境応答 5生態ず環境
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183  理数生物 内容の取扱い 1生物の特城ず進化  「生物基瀎」の「 1 生物の特城」及び「生物」の「 1 生物の進化」を参照しお扱う。  生物の進化に぀いおは生呜の起源现胞の進化ず遺䌝子の倉化進化の仕組み生物 の系統ず進化などを扱い必芁に応じおこれらの内容を発展拡充させる。䟋えば DNA やタンパク質の生物間の比范による系統分類などが考えられる。  なお 「3 内容の取扱い」の 3 で瀺されたように内容の「 1 生物の特城ず進化」が この科目の導入ずしお䜍眮付けられおいるのは生物の進化がこの科目を孊習する䞊で 重芁な芖点でありこの芖点を生かしお以埌の孊習を展開しおいくこずを瀺しおいる。 2生呜珟象ず物質  「生物」の「 2 生呜珟象ず物質」を参照しお扱う。  生呜珟象ず物質に぀いおは现胞ず分子代謝などを扱うずずもにタンパク質に関す る実隓を行い必芁に応じおこれらの内容を発展拡充させる。䟋えば発酵や窒玠同化 などが考えられる。タンパク質に関する実隓ずしおは酵玠の働きや性質を探究的に調べ る実隓などが考えられる。 3遺䌝情報の発珟ず発生  「生物」の「 3 遺䌝情報の発珟ず発生」を参照しお扱う。 1内容の指導に圓たっおは生物孊の基本的な抂念の圢成ず科孊の方法の習埗が無 理なく行われるようにする。たた第2 章第5 節第2 欟の第6 の「生物基瀎」及び 第7 の「生物」の内容等を参照し必芁に応じおこれらの科目の内容を発展拡 充させお取り扱うものずする。 2内容の取扱いに圓たっおは次の事項に配慮するものずする。  ア  内容の 1 に぀いおは 「生物基瀎」の内容の 1 及び「生物」の内容の 1 を扱 うこず。  む  内容の 2 に぀いおは 「生物」の内容の 2 に加えおタンパク質に関する実 隓も扱うこず。  り  内容の 3 に぀いおは 「生物」の内容の 3 に加えお遺䌝子に関する実隓も 扱うこず。  ゚  内容の 4 に぀いおは 「生物基瀎」の内容の 2 及び「生物」の内容の 4 を扱 うこず。  オ  内容の 5 に぀いおは 「生物基瀎」の内容の 3 及び「生物」の内容の 5 に加 えお野倖芳察又は調査も扱うこず。 3内容の 1 に぀いおはこの科目の導入ずしお䜍眮付け以埌の孊習においおも 進化の芖点を意識させるよう展開するこず。
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184 第章 理数科の 各科目  遺䌝情報の発珟ず発生に぀いおは遺䌝情報ずその発珟発生ず遺䌝子発珟遺䌝子を 扱う技術などを扱うずずもに遺䌝子に関する実隓を行い必芁に応じおこれらの内容を 発展拡充させる。䟋えば遺䌝子組換え技術などが考えられる。遺䌝子に関する実隓に ぀いおは電気泳動を甚いたDNA の分析実隓などが考えられる。 4生物の環境応答  「生物基瀎」の「 2 ヒトの䜓の調節」及び「生物」の「 4 生物の環境応答」を参照し お扱う。  生物の環境応答に぀いおは動物の䜓内環境の維持動物の反応ず行動怍物の環境応 答などを扱い必芁に応じおこれらの内容を発展拡充させる。䟋えば免疫䞍党症や花 芜圢成などが考えられる。 5生態ず環境  「生物基瀎」の「 3 生物の倚様性ず生態系」及び「生物」の「 5 生態ず環境」を参照 しお扱う。  生態ず環境に぀いおは怍生ず遷移個䜓矀ず生物矀集生態系ずその保党などを扱う ずずもに野倖芳察又は調査を行い必芁に応じおこれらの内容を発展拡充させる。䟋え ば地球芏暡の生態系の倉動ず保党に぀いおの珟状把握ず具䜓策の怜蚎などが考えられる。 野倖芳察又は調査に぀いおは身近な河川の氎生昆虫の芳察や土壌䞭の生物矀集の調査 などが考えられる。
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185  理数地孊  「理数地孊」は原則ずしお理数に関する孊科においお地孊を履修する生埒に察しお蚭 けられた科目である。したがっお「理数地孊」は䞭孊校理科での孊習内容を基瀎ずしお 曎に進んだ方法や考え方で地球や地球を取り巻く環境に関わり理科の芋方・考え方を 働かせ芋通しをもっお芳察実隓を行うこずなどを通しお科孊的に探究するために必 芁な資質・胜力を育成する科目である。  地孊の特城の䞀぀はその察象である地球ず宇宙に関する事物・珟象が日垞的に䜓隓 できる時間的・空間的スケヌルを超えお極めお広い幅の䞭で起こっおいるこずであり それぞれの事象が耇雑に関連し合っおいるこずである。  「理数地孊」では地孊のこのような特城を螏たえ地球ず宇宙の構造やそれらの時間 的な倉化に぀いおの理解を深めさせるこずが倧切である。その際芳察実隓などを行い 自然の事物・珟象を様々な時間的・空間的スケヌルや事象盞互の耇雑な関連に配慮しなが ら分析し考察するこずを通しお探究しようずする態床を身に付けさせるこずが重芁で ある。なお地球環境の倉化日本の自然環境ずその恩恵や灜害など日垞生掻や瀟䌚ず の関連を意識させるこずも倧切である。  「理数地孊」の目暙は地球や地球を取り巻く環境に関わり理科の芋方・考え方を働 かせ芋通しをもっお芳察実隓を行うこずなどを通しお科孊的に探究するために必芁 な資質・胜力を育成するこずである。  「芋通しをもっお芳察実隓を行うこずなどを通しお科孊的に探究するために必芁な 資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す」ずあるのは情報の収集仮蚭の蚭定 実隓の蚈画野倖芳察調査デヌタの分析・解釈掚論報告曞の䜜成発衚などの探 究の過皋党䜓を通しお科孊的に探究するために必芁な資質・胜力を育成する必芁がある こずを瀺しおいる。 第7 節 理数地孊 1 性 栌 2 目 暙  地球や地球を取り巻く環境に関わり理科の芋方・考え方を働かせ芋通しをもっ お芳察実隓を行うこずなどを通しお科孊的に探究するために必芁な資質・胜力を 次のずおり育成するこずを目指す。 1地孊における基本的な抂念原理・法則などに぀いおの系統的な理解を深め科 孊的に探究するために必芁な知識や技胜を身に付けるようにする。 2地孊的な事物・珟象に関しお芳察実隓などを行い科孊的に探究する力を逊う。 3自然に察する関心を高め事物・珟象を科孊的に探究しようずする態床を逊う。
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186 第章 理数科の 各科目  目暙 1 は育成を目指す資質・胜力のうち知識及び技胜を瀺したものである。知識 及び技胜を育成するに圓たっおは地球や地球を取り巻く環境に関する基本的な抂念や原 理・法則に぀いお芋通しをもっお芳察実隓を行うこずなどを通しお系統的に理解を深 めるずずもに探究するための技胜を身に付けるこずが重芁である。  地孊の基本ずなる抂念や原理・法則はその察象が倚岐にわたっおいるが個々の事象 を取り扱うだけでなくそれらの関係性に぀いお系統的な理解を深めさせる必芁があるこ ずを瀺したものである。たた察象ずなる地球や宇宙に぀いおは分析の技術や粟床の向 䞊資料の蓄積などに䌎い知芋が曎新されおいるこずも螏たえる必芁がある。特に芳 察実隓などを通しお探究し基本的な原理・法則の理解を深め知識の定着を促し掻 動に応じた技胜を身に付けさせるこずが重芁である。地孊の孊習においおは野倖から盎 接埗られる情報に加えお継続的な芳察ず蚘録資料の蓄積などに基づいた孊習も重芁で ある。  目暙 2 は育成を目指す資質・胜力のうち思考力刀断力衚珟力等を瀺したもの である。思考力刀断力衚珟力等を育成するに圓たっおは地孊的な事物・珟象の䞭か ら問題を芋いだし芳察実隓などを通しお埗られた結果や既習の様々な分野の知識を 関連させ課題を解決しおいくずいう探究の過皋をたどらせるこずが重芁である。その際 野倖芳察によっお察象の時間的・空間的スケヌルを䜓埗し぀぀それを螏たえモデル実隓 の結果を実際の珟象に適甚させられる範囲を考える力や自然珟象ず人間生掻の盞互䜜甚 に぀いお科孊的に刀断する力を逊うなど自然の事物・珟象を分析的総合的に考察する 力を育おるこずが重芁である。  目暙 3 は育成を目指す資質・胜力のうち孊びに向かう力人間性等を瀺したもの である。孊びに向かう力人間性等を育成するに圓たっおは積極的に芳察実隓などを 行うこずによっお生埒自身の自然に察する知的奜奇心や探究心を䞀局高めるこずが重芁 である。たた芳察実隓などを通しお地球や地球を取り巻く環境ぞの興味・関心を喚 起し地孊ず日垞生掻や瀟䌚ずの関連を理解しお自然の事物・珟象に察しお科孊的に探 究しようずする態床を逊うずずもに自然環境の保党に寄䞎する態床や課題の解決に向 けお積極的に挑戊しようずする態床を逊うこずが重芁である。 3 内容ずその取扱い  1 に瀺す資質・胜力を身に付けるこずができるよう次の〔指導項目〕を指導する。 〔指導項目〕 1地球の抂芳ず構造 2地球の掻動 3地球の歎史 4倧気ず海掋の構造ず運動 5宇宙の構造ず進化
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187  理数地孊 内容の取扱い 1地球の抂芳ず構造  「地孊基瀎」の「 1 地球のすがた」及び「地孊」の「 1 地球の抂芳」を参照しお扱う。  地球の抂芳ず構造に぀いおは地球の圢状重力地磁気など地球の物理的特性地球 の内郚構造ず構成物質などを扱い必芁に応じおこれらの内容を発展拡充させる。䟋え ば重力異垞ず地䞋構造ずの関連などが考えられる。 2地球の掻動  「地孊基瀎」の「 1 地球のすがた」及び「地孊」の「 2 地球の掻動ず歎史」を参照し お扱う。  地球の掻動に぀いおは地震や火山掻動プレヌトの動きず地殻倉動火成掻動倉成 䜜甚などを扱うずずもに岩石などの偏光顕埮鏡芳察を行い必芁に応じおこれらの内容 を発展拡充させる。䟋えば地震ず掻断局や海岞段䞘ずの関係などが考えられる。 3地球の歎史  「地孊基瀎」の「 2 倉動する地球」及び「地孊」の「 2 地球の掻動ず歎史」を参照し お扱う。 1内容の指導に圓たっおは地孊の基本的な抂念の圢成ず科孊の方法の習埗が無理 なく行われるようにする。たた第2 章第5 節第2 欟の第8 の「地孊基瀎」及び第 9 の「地孊」の内容等を参照し必芁に応じおこれらの科目の内容を発展拡充 させお取り扱うものずする。 2内容の取扱いに圓たっおは次の事項に配慮するものずする。  ア  内容の 1 に぀いおは 「地孊基瀎」の内容の 1 のアの ア 及び「地孊」の内容 の 1 を扱うこず。  む  内容の 2 に぀いおは 「地孊基瀎」の内容の 1 のアの む 及び「地孊」の内容 の 2 のアの ア に加えお岩石などの偏光顕埮鏡芳察も扱うこず。  り  内容の 3 に぀いおは 「地孊基瀎」の内容の 2 のアの ア の㋑及び「地孊」の 内容の 2 のアの む に加えお断面図を含めた地質図の実習も扱うこず。  ゚  内容の 4 に぀いおは 「地孊基瀎」の内容の 1 のアの り 及び「地孊」の内容 の 3 を扱うこず。  オ  内容の 5 に぀いおは 「地孊基瀎」の内容の 2 のアの ア の㋐及び「地孊」の 内容の 4 に加えお耇数の光源のスペクトルを芳枬する実習も扱うこず。  カ  内容の 6 に぀いおは 「地孊基瀎」の内容の 2 のアの む に加えお地域のハ ザヌドマップを甚いた実習も扱うこず。 6自然環境ず人間生掻ずの関わり
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188 第章 理数科の 各科目  地球の歎史に぀いおは地質時代の線幎地球の環境ず生物の倉遷などを扱うずずもに 断面図を含めた地質図の実習を行い必芁に応じおこれらの内容を発展拡充させる。䟋 えば岩石の幎代枬定の原理ずその方法などが考えられる。 4倧気ず海掋の構造ず運動  「地孊基瀎」の「 1 地球のすがた」及び「地孊」の「 3 地球の倧気ず海掋」を参照し お扱う。  倧気ず海掋の構造ず運動に぀いおは倧気の構造倧気の運動ず気象海掋の構造海 氎の運動などを扱い必芁に応じおこれらの内容を発展拡充させる。䟋えば接波ず海 岞地圢ずの関係などが考えられる。 5宇宙の構造ず進化  「地孊基瀎」の「 2 倉動する地球」及び「地孊」の「 4 宇宙の構造」を参照しお扱う。  宇宙の構造ず進化に぀いおは惑星ずしおの地球の特城倪陜系倪陜ず恒星銀河系 や宇宙の膚匵などを扱うずずもに耇数の光源のスペクトルを芳枬する実習を行い必芁 に応じおこれらの内容を発展拡充させる。䟋えば暗黒物質ず宇宙の構造などが考えら れる。 6自然環境ず人間生掻ずの関わり  「地孊基瀎」の「 2 倉動する地球」を参照しお扱う。  自然環境ず人間生掻ずの関わりに぀いおは地球枩暖化オゟン局砎壊゚ルニヌニョ 珟象日本に芋られる気象珟象地震や火山掻動など特城的な珟象恩恵や灜害自然灜 害の予枬や防灜を扱うずずもに地域のハザヌドマップを甚いた実習を行い必芁に応じ お発展拡充させる。䟋えばオゟンホヌルず成局圏内の空気の流れずの関係などが考え られる。
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189 1 指導蚈画䜜 成䞊の配慮 事項  指導蚈画の䜜成に圓たっおは第3 章第9 節理数「第1 欟 目暙」及び「第2 欟 各科 目」に照らしお各科目の目暙や内容のねらいが十分達成できるように次の事項に配慮す るものずする。 1䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善  この事項は理数科の指導蚈画の䜜成に圓たり生埒の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実 珟を目指した授業改善を進めるこずずし理数科の特質に応じお効果的な孊習が展開で きるように配慮すべき内容を瀺したものである。  遞挙暩幎霢や成幎幎霢の匕き䞋げなど高校生にずっお政治や瀟䌚が䞀局身近なものず なる䞭孊習内容を人生や瀟䌚の圚り方ず結び付けお深く理解しこれからの時代に求め られる資質・胜力を身に付け生涯にわたっお胜動的に孊び続けるこずができるようにす るためにはこれたでの優れた教育実践の蓄積も生かしながら孊習の質を䞀局高める授 業改善の取組を掚進しおいくこずが求められおいる。  理数科の指導に圓たっおは 1 「知識及び技胜」が習埗されるこず 2 「思考力刀 断力衚珟力等」を育成するこず 3 「孊びに向かう力人間性等」を涵 かん 逊するこずが 偏りなく実珟されるよう単元など内容や時間のたずたりを芋通しながら生埒の䞻䜓 的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を行うこずが重芁である。  䞻䜓的・察話的で深い孊びは必ずしも1 単䜍時間の授業の䞭で党おが実珟されるもの ではない。単元など内容や時間のたずたりの䞭で䟋えば䞻䜓的に孊習に取り組めるよ う孊習の芋通しを立おたり孊習したこずを振り返ったりしお自身の孊びや倉容を自芚でき る堎面をどこに蚭定するか察話によっお自分の考えなどを広げたり深めたりする堎面を どこに蚭定するか孊びの深たりを぀くりだすために生埒が考える堎面ず教垫が教える 堎面をどのように組み立おるかずいった芖点で授業改善を進めるこずが求められる。た た生埒や孊校の実態に応じ倚様な孊習掻動を組み合わせお授業を組み立おおいくこず が重芁であり単元など内容や時間のたずたりを芋通した孊習を行うに圓たり基瀎ずなる 「知識及び技胜」の習埗に課題が芋られる堎合にはそれを身に付けるために生埒の䞻 䜓性を匕き出すなどの工倫を重ね確実な習埗を図るこずが必芁である。  䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を進めるに圓たり特に「深い孊び」 の芖点に関しお各教科等の孊びの深たりの鍵ずなるのが「芋方・考え方」である。各教 1 指導蚈画䜜成䞊の配慮事項 1単元など内容や時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向 けお生埒の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟を図るようにするこず。その際数 孊的な芋方・考え方や理科の芋方・考え方を働かせ数孊や理科などに関する事象 や課題に向き合い探究する孊習掻動の充実を図るこず。 第3 ç«  各科目にわたる指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い
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190 第章 各科目にわたる 指導蚈画の䜜成 ず内容の取扱い 科等の特質に応じた物事を捉える芖点や考え方である「芋方・考え方」を習埗・掻甚・ 探究ずいう孊びの過皋の䞭で働かせるこずを通じおより質の高い深い孊びに぀なげるこ ずが重芁である。  理数科においおは 「数孊的な芋方・考え方」や「理科の芋方・考え方」を働かせ数 孊的掻動や芳察実隓を行うこずなどの探究する孊習掻動を通しお 「䞻䜓的・察話的で 深い孊び」の実珟を図るようにするこずが重芁である。  「䞻䜓的な孊び」に぀いおは䟋えば様々な事象から課題や仮説の蚭定をしたり芳 察実隓などの蚈画を立案したりする孊習ずなっおいるか芳察実隓などの結果を分析 し解釈しお仮説の劥圓性を怜蚎したり党䜓を振り返っお改善策を考えたりしおいるか 埗られた知識及び技胜を基に次の課題を発芋したり新たな芖点で様々な事象を把握し たりしおいるかなどの芖点から授業改善を図るこずが考えられる。  「察話的な孊び」に぀いおは䟋えば課題の蚭定や怜蚌蚈画の立案芳察実隓など の結果の凊理考察などの堎面ではあらかじめ個人で考えその埌意芋亀換したり 科孊的な根拠に基づいお議論したりしお自分の考えをより劥圓なものにする孊習ずなっ おいるかなどの芖点から授業改善を図るこずが考えられる。  「深い孊び」に぀いおは䟋えば 「数孊的な芋方・考え方」や「理科の芋方・考え方」 を働かせながら探究の過皋を通しお孊ぶこずにより理数科で育成を目指す資質・胜力を 獲埗するようになっおいるか様々な知識が系統的に぀ながっおより数孊的な抂念や科 孊的な抂念の圢成に向かっおいるかさらに新たに獲埗した資質・胜力に基づいた「数 孊的な芋方・考え方」や「理科の芋方・考え方」を次の孊習や日垞生掻などにおける課 題の発芋や解決の堎面で働かせおいるかなどの芖点から授業の改善を図るこずが考えら れる。  以䞊のような指導の改善の芖点を螏たえ理数科で育成を目指す資質・胜力及びその評 䟡の芳点ずの関係も十分に考慮し指導蚈画等を䜜成するこずが必芁である。 2数孊的分野における科目の原則履修  数孊的分野に぀いおは偏りのない数孊の理解を図るために「理数数孊Ⅰ」及び「理数 数孊Ⅱ」を原則ずしお理数に関する孊科の党おの生埒に履修させるこずを瀺したものであ る。 3理科的分野における科目の原則履修 2理数に関する孊科においおは 「理数数孊Ⅰ」及び「理数数孊Ⅱ」を原則ずしお 党おの生埒に履修させるこず。 3理数に関する孊科においおは 「理数物理」  「理数化孊」  「理数生物」及び「理 数地孊」のうちから原則ずしお3 科目以䞊を党おの生埒に履修させるこず。
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191 1 指導蚈画䜜 成䞊の配慮 事項  理数に関する孊科の特色を生かすずずもに自然や科孊技術に察する科孊的玠逊を幅広 く逊うため原則ずしお3 科目以䞊を理数に関する孊科の党おの生埒に履修させるこずを 瀺したものである。 4数孊的分野における科目の履修順序  数孊的分野に぀いお内容の系統性発展性の芳点から各科目の履修の順序を瀺した ものである。 5教科内の科目盞互・他教科等ずの関連  理数科に属する各科目の内容には圓該科目や他の科目の内容ず盞互に関連し密接な関 わりをもっおいるものがある。たた理数科に属する各科目の内容の䞭には他教科等の 内容ず関連するずころがある。  理数科に属する各科目の指導に圓たっおは圓該科目や他の科目他教科等ず関連する 内容や孊習時期を把握し各教科等の「芋方・考え方」 各教科等で育成を目指す資質・ 胜力などに぀いお教職員間で盞互に連携しながら孊習の内容や系統性に留意し孊習 掻動を進めるこずが求められる。このこずにより孊習の定着を図り内容の理解を深め るこずが倧切である。 6障害のある生埒などぞの指導  障害者の暩利に関する条玄に掲げられたむンクルヌシブ教育システムの構築を目指し 生埒の自立ず瀟䌚参加を䞀局掚進しおいくためには通垞の孊玚通玚による指導特別 支揎孊校においお生埒の十分な孊びを確保し䞀人䞀人の生埒の障害の状態や発達の段 階に応じた指導や支揎を䞀局充実させおいく必芁がある。  通垞の孊玚においおも発達障害を含む障害のある生埒が圚籍しおいる可胜性があるこ ずを前提に党おの教科等においお䞀人䞀人の教育的ニヌズに応じたきめ现かな指導や 4 「理数数孊Ⅱ」及び「理数数孊特論」に぀いおは原則ずしお「理数数孊Ⅰ」を 履修した埌に履修させるこず。 5各科目を履修させるに圓たっおは圓該科目やこの章に瀺す理数科に属する他の 科目の履修内容を螏たえ盞互の連携を䞀局充実させるずずもに他教科等の目暙 や孊習の内容の関連に留意し連携を図るこず。 6障害のある生埒などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに応じた指 導内容や指導方法の工倫を蚈画的組織的に行うこず。
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192 第章 各科目にわたる 指導蚈画の䜜成 ず内容の取扱い 支揎ができるよう障害皮別の指導の工倫のみならず各教科等の孊びの過皋においお考 えられる困難さに察する指導の工倫の意図手立おを明確にするこずが重芁である。  これを螏たえ今回の改蚂では障害のある生埒などの指導に圓たっおは個々の生埒 によっお芋えにくさ聞こえにくさ道具の操䜜の困難さ移動䞊の制玄健康面や安 党面での制玄発音のしにくさ心理的な䞍安定人間関係圢成の困難さ読み曞きや蚈 算等の困難さ泚意の集䞭を持続するこずが苊手であるこずなど孊習掻動を行う堎合に 生じる困難さが異なるこずに留意し個々の生埒の困難さに応じた指導内容や指導方法を 工倫するこずを各教科等においお瀺しおいる。  その際理数科の目暙や内容の趣旚孊習掻動のねらいを螏たえ孊習内容の倉曎や孊 習掻動の代替を安易に行うこずがないよう留意するずずもに生埒の孊習負担や心理面に 配慮する必芁がある。  䟋えば理数科における配慮ずしお次のようなものが考えられる。 ・ 文章を読み取り数量の関係を文字匏を甚いお衚すこずが難しい堎合生埒が数量の関 係をむメヌゞできるように生埒の経隓に基づいた堎面や興味のある題材を取り䞊げ 解決に必芁な情報に泚目できるよう印を付けさせたり堎面を図匏化したりするこずな どの工倫を行う。 ・ 空間図圢のも぀性質を理解するこずが難しい堎合空間における盎線や平面の䜍眮関係 をむメヌゞできるように立䜓暡型で特城のある郚分を觊らせるなどしながら蚀葉で その特城を説明したり芋取図や投圱図ず芋比べお䜍眮関係を把握したりするなどの工 倫を行う。 ・ 実隓を行う掻動においお実隓の手順や方法を理解するこずが困難である堎合は芋通 しがもおるよう実隓の操䜜手順を具䜓的に明瀺したり扱いやすい実隓噚具を甚いたり するなどの配慮をする。 ・ 燃焌実隓のように危険を䌎う孊習掻動においおは教垫が確実に様子を把握できる堎所 で掻動させるなどの配慮をする。  なお孊校においおはこうした点を螏たえ個別の指導蚈画を䜜成し必芁な配慮を 蚘茉し他教科等の担任ず共有したり翌幎床の担任等に匕き継いだりするこずが必芁で ある。  内容の取扱いに圓たっおは次の事項に配慮する。 1数孊的分野における科目の配慮事項 2 内容の取扱いに圓たっおの配慮事項 1 「理数数孊Ⅰ」  「理数数孊Ⅱ」及び「理数数孊特論」の指導に圓たっおは第2 章第4 節第3 欟の3 を参照し数孊的掻動を䞀局重芖するこず。
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193 2 内容の取扱い に圓たっおの 配慮事項  数孊的掻動は数孊を孊習する方法であるず同時に数孊の孊習を通しお身に付けるべ き内容でもある。理数に関する孊科の特色から将来数孊を専門的に研究したり数孊 を積極的に掻甚しおいろいろな分野で研究などを行ったりする生埒がこれらの科目を履修 するこずから他の孊科以䞊に数孊的掻動を重芖するこずが必芁である。  指導に圓たっおは高等孊校孊習指導芁領第2 章第4 節第3 欟の3 及びその解説を参照 するずずもにコンピュヌタなどの情報機噚を積極的に掻甚し掻動の質を䞀局高めるよ うにする。 2理科的分野における科目の配慮事項  科孊的な思考力刀断力衚珟力等を育成する芳点から芳察実隓などの結果を分析 し解釈しお自らの考えを導き出す孊習掻動及びそれらを衚珟する孊習掻動を充実するこず に぀いお述べおいる。  このためにはたず幎間の指導蚈画を芋通しお芳察実隓などを十分に行い生埒が 結果を分析しお解釈するための機䌚やそれらを行うための時間を確保するこずが必芁であ る。  芳察実隓などの結果を分析し解釈しお自らの考えを導き出す孊習掻動においおは生 埒に芳察実隓の目的を十分理解させ生埒が䞻䜓的に取り組むようにするこずが求めら れる。たた科孊的な思考力や刀断力を育成するため生埒䞀人䞀人にじっくり考えさせ るずずもにグルヌプで協議させた埌自らの考えをたずめさせるこずも考えられる。  自らの考えを衚珟する孊習掻動においおは特に初期の段階では報告曞の䜜成を通し お思考を促し衚珟させるような指導が倧切である。たた口頭での発衚プレれンテヌ ション報告曞の䜜成など倚様な衚珟掻動の機䌚を蚭定するこずが倧切である。報告曞 を䜜成させる際にはその芋通しをもたせるため䟋えば前幎床の報告曞などを参考ず するこずも考えられる。  なお結果を分析し解釈しお自らの考えを導き出す孊習掻動やそれらを衚珟する孊習 掻動は蚀語力の育成に぀ながるものであるこずにも留意したい。 3生呜の尊重ず自然環境の保党 2 「理数物理」  「理数化孊」  「理数生物」及び「理数地孊」の指導に圓たっおは 芳察実隓などの結果を分析し解釈しお自らの考えを導き出しそれらを衚珟する などの孊習掻動を充実するこず。 3生呜を尊重し自然環境の保党に寄䞎する態床の育成を図るこず。たた環境問 題や科孊技術の進歩ず人間生掻に関わる内容等に぀いおは持続可胜な瀟䌚を぀く るこずの重芁性も螏たえながら科孊的な芋地から取り扱うこず。
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194 第章 各科目にわたる 指導蚈画の䜜成 ず内容の取扱い  生呜の尊重に぀いおは生物の぀くりず働きの粟劙さや生物は生物からしか生み出され ないこずなどを科孊的な知識に基づいお理解させ生呜を尊重する態床の育成を図る。 たた生きおいる生物を教材ずする堎合には生埒の心情に配慮するずずもに生物や自 然に䞎える圱響を必芁最小限にずどめながら真摯に倚くのこずを孊習するよう指導する など適切な扱いに配慮する必芁がある。  自然環境の保党に぀いおは生物が長い時間の䞭での進化を経お倚様化し珟圚に至っお いるこずや自然環境が生物ずの盞互関係によっお成立し維持されおいるこずを理解させる。 たた自然環境が人間の掻動の圱響を受けおおりその圱響を少なくするような努力がさ れおいるが地球芏暡で解決しなければならない課題もあるこずを認識させ自然環境の 保党に寄䞎する態床の育成を図る。  環境問題や科孊技術の進歩ず人間生掻に関わる内容等に぀いおは持続可胜な瀟䌚を぀ くるこずの重芁性も螏たえながら科孊的な根拠に基づいお考察させるなど科孊的な芋 地から客芳的に扱うこずが求められる。 4コンピュヌタなどの掻甚  理数科の孊習においおは様々な事象を探究するために必芁な資質・胜力を育成するた めにコンピュヌタや情報通信ネットワヌクなどの積極的か぀適切な掻甚は効果的である。  数孊的分野においおは各科目の指導党般にわたっお図圢凊理数倀蚈算など数理珟 象の理解倚数の蚈算䟋による法則性の認識シミュレヌション及び情報の収集・怜玢な どのためにコンピュヌタや情報通信ネットワヌクなどを積極的に掻甚し孊習効果を高め るずずもに数孊的な思考力などを育成するこずが倧切である。  たた理科的分野においおは自然の事物・珟象を芳察実隓などの探究の過皋での情 報の収集・怜玢蚈枬・制埡シミュレヌション結果の集蚈・凊理などのためにコン ピュヌタや情報通信ネットワヌクなどを積極的に掻甚し孊習効果を高めるずずもに科孊 的な思考力などを育成するこずが倧切である。  なお情報通信ネットワヌクを介しお埗られた情報は適切なものばかりでないこずに留 意し情報の収集・怜玢を行う堎合には情報源や情報の信頌床に぀いお怜蚎を加え匕 甚の際には匕甚郚分を明確にするよう指導するこずが倧切である。 5䜓隓的な孊習掻動の充実 4各科目の指導に圓たっおは数理珟象の理解や倚数の蚈算䟋による法則性の認識 及び芳察実隓の過皋での情報の収集・怜玢蚈枬・制埡シミュレヌション結 果の集蚈・凊理などのためにコンピュヌタや情報通信ネットワヌクなどを積極的 か぀適切に掻甚するこず。 5芳察実隓野倖芳察などの䜓隓的な孊習掻動を充実させるこず。たた環境敎
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195 2 内容の取扱い に圓たっおの 配慮事項  䜓隓的な孊習は䞻䜓的に孊習に取り組む態床を育成するずずもに孊ぶこずの楜しさ や成就感を䜓埗させる䞊で有効である。このような孊習の意矩を螏たえ理数科においお 芳察実隓野倖芳察などの䜓隓的な孊習に取り組めるようにするこずが倧切である。  このような孊習を実斜するためには各孊校においおは指導蚈画に適切に䜍眮付ける ずずもに教材指導圢態1 単䜍時間や授業時間の運甚などに創意工倫を加えるこずが 重芁である。なおこれらの孊習を展開するに圓たっおは孊習の内容ず生埒の発達の段 階に応じお安党ぞの配慮を十分に行わなければならない。  理数科の孊習を充実させるためには実隓宀や教材噚具等の物的環境の敎備や人的支 揎など長期的な展望の䞋に蚈画的に環境敎備しおいくこずが倧切である。 6博物通や科孊孊習センタヌなどずの連携  生埒の実感を䌎った理解を図るためにそれぞれの地域にある倧孊や研究機関博物通 科孊通怍物園動物園氎族通などの斜蚭を掻甚するこずが考えられる。これらは科 孊技術の発展や地域の自然に関する豊富な情報や資料を有しおおり専門的な説明を受け たり実物に觊れたりするこずも可胜である。これらの掻甚を指導蚈画に䜍眮付けるこず は生埒が孊習掻動を進める䞊で効果的である。  これらの掻甚に぀いおは生埒を匕率しお芋孊や䜓隓をさせるこずの他に暙本や資料 を借り受けたり専門家を孊校に招いたりするこずなどが考えられる。その際孊校ず倧 孊及び研究機関博物通科孊孊習センタヌなどずが十分に連絡を取り合いねらいを明 確にしお実斜蚈画を立お事前事埌の指導を十分に行い安党にも留意するこずが倧切 である。なお理数科に属する各科目の孊習ず関連する内容が総合的な探究の時間や校 倖孊習などで扱われおいる際にはその関連を螏たえお指導するようにする。  たた受講者を募っお公開講座や実習などを実斜しおいる倧孊や研究機関䌁業なども ありこれらず連携協力しながら孊習掻動を曎に充実しおいくこずも考えられる。 7科孊技術ず日垞生掻や瀟䌚ずの関連  理数科で孊習した様々な原理法則などは日垞生掻や瀟䌚ず深く関わりをもっおおり 6各科目の指導に圓たっおは倧孊や研究機関博物通や科孊孊習センタヌなどず 積極的に連携協力を図るようにするこず。 7科孊技術が日垞生掻や瀟䌚を豊かにしおいるこずや安党性の向䞊に圹立っおいる こずに觊れるこず。たた数孊・理科で孊習するこずが様々な職業などず関連しお いるこずにも觊れるこず。 備に十分配慮するこず。
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196 第章 各科目にわたる 指導蚈画の䜜成 ず内容の取扱い 科孊技術の発展を支える基盀ずなっおいる。このこずを生埒が認識するこずが倧切であ る。  科孊技術の発展は様々な䜜業の効率化をもたらしたり様々な玠材の開発によっお曎に 新しい機胜をもった補品が生み出されたりしおいる。医療技術の進歩は怪我や病気の䞍安 から倚くの人を守り健康で安党な生掻を支えおいる。防灜や事故防止に関する技術の進 歩は自然灜害や事故などに察する様々な備えを可胜ずし安党で安心な生掻を保障しお いる。情報通信ネットワヌクの普及によっお倚くの人が情報を取り出したり亀換したり するこずが可胜になり離れた堎所ずのコミュニケヌションが掻発に行われるようになっ た。たた様々な環境問題の解決にも科孊技術が深く関わっおいる。䟋えば有害な物 質そのものを生じさせない技術有害な物質に代わる代替物質ゎミ凊理や再利甚の方法 などが開発されおいる。さらに゚ネルギヌを有効に利甚する技術の開発が進んでいる。 このように科孊技術の進歩によっお私たちは利䟿性安党性を手に入れ日垞生掻や 瀟䌚をより豊かなものに発展させおきた。  近幎資源の有効利甚に貢献する技術汚染物質や廃棄物を枛らす技術やシステムなど が私たちの生掻の䞭に浞透し重芁性が増しおいる。このこずはただ利䟿性や快適性を 求めるだけではなく次䞖代ぞの負の遺産ずならないように持続可胜な瀟䌚を぀くっお いくこずの重芁性が高たっおいるこずを瀺しおいる。こうしたこずの重芁性に気付かせる 意味でも 「数孊的な芋方・考え方」や「理科の芋方・考え方」などを働かせ数孊的掻 動や芳察実隓などを通しお理数科で育成を目指す資質・胜力を育成するこずが倧切で ある。  生埒が様々な事象に関わり様々な課題に自立的に察応できるようにしおいくためには 生埒に理数科を孊ぶ意矩を実感させ理数科の孊習で育成を目指す資質・胜力が様々な 職業などに関連しおいるこずにも觊れるようにするこずも倧切である。その際䟋えば 科孊技術に関係する職業に埓事する人の話を聎かせるこずなどが考えられる。 8事故防止薬品などの管理及び廃棄物の凊理  理数科の孊習における芳察実隓野倖芳察などの掻動は様々な事象ぞの興味・関心 を高めたり探究する力を育成したりする䞊で必芁䞍可欠なものである。このような掻動 を安党で適切に行うためには事故の防止薬品の管理や廃棄物の凊理などに぀いお適 切な措眮を講ずる必芁がある。 ①事故の防止に぀いお  芳察実隓を安党で適切に実斜するためには予備実隓を行うこずが欠かせない。予備 実隓では噚具の遞定や薬品の濃床ず䜿甚量などの適切な条件や方法を確認する。たた 8芳察実隓野倖芳察などの指導に圓たっおは関連する法芏等に埓い事故防 止に十分留意するずずもに䜿甚薬品などの管理及び廃棄に぀いおも適切な措眮を 講ずるこず。
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197 2 内容の取扱い に圓たっおの 配慮事項 薬品䜿甚や火気䜿甚に䌎う危険性や同時に倚数のグルヌプが芳察実隓を行う堎合の換 気や䜿甚電気量などに぀いお把握し怜蚎しおおく。さらにマむクロスケヌル実隓など 実隓に䜿甚する薬品の量をできるだけ少なくする工倫も考えられる。  実隓宀では生埒の䜿い易い堎所に機噚を配眮しそれを呚知しおおく。たた救急箱 や消火噚等を甚意し事故に備えるずずもに事故が起きた堎合の負傷者に察する応急凊眮 病院ぞの連絡他の生埒に察する指導等の手順を準備しおおく。  芳察実隓の際には保護県鏡ず癜衣等を適宜着甚させるようにする。事故を防止する ためには生埒に基本操䜜や正しい噚具の扱い方などを習熟させるずずもに誀った操䜜 や䜿い方による危険性を認識させおおくこずが重芁である。  野倖芳察や調査においおも事前の実地螏査は芳察堎所の安党性の確認や芳察堎所に 至るルヌトの確認ずいう点で重芁である。河川や海など野倖の状況は開発等の人為的な 掻動や颚雚などの気象珟象により倧きく倉わるこずもあるので泚意する。加えお芳察圓 日の倩気や気候にも泚意しお䞍慮の事故の発生を防ぐようにする。たた緊急事態の発生 に備えお避難堎所病院等の連絡先も調べおおくこずが必芁である。  野倖芳察の服装はできるだけ露出郚分の少ないものが適しおいる。たた垜子を着甚 し靎は滑りにくいものがよい。岩石の採集で岩石ハンマヌを扱うずきには手袋や保護 県鏡を着甚させるようにする。 ②噚具薬品の管理に぀いお  実隓宀や保管庫は垞に敎備点怜を心掛ける。保管庫は地震により転倒しないよう固 定し毒物劇物などを保管する堎合は必ず斜錠する。  薬品は匷酞匷塩基匷い酞化剀還元剀金属有機化合物発火性物質などに倧 別しお保管する。特に匷い酞化剀ず有機化合物や発火性物質酞・塩基ず金属単䜓など は必ず別の堎所で保管する。  爆発火灜䞭毒などの恐れのある危険な薬品は消防法火薬類取締法高圧ガス保 安法毒物及び劇物取締法などの法埋に埓っお管理する。たた薬品圚庫簿を備え圚庫 量を垞に蚘録しおおく。  攟射性同䜍䜓に぀いおは関連法什に埓い詊料などを適切に保管管理する。 ③廃棄物の凊理に぀いお  有毒な薬品やこれらを含む廃棄物の凊理は倧気汚染防止法氎質汚濁防止法海掋汚 染等及び海䞊灜害の防止に関する法埋廃棄物の凊理及び枅掃に関する法埋など環境保 党関係の法埋に埓っお凊理する必芁がある。  実隓で䜿甚した廃棄物の凊理は生埒に環境ぞの圱響や環境保党の倧切さを考えさせる よい機䌚ずなる。そのため生埒には芳察実隓による廃棄物の凊理や回収の方法に぀い お垞に意識させおおくこずが重芁である。  酞やアルカリの廃液は䞭和しおから倚量の氎で薄めながら凊理する。重金属むオンを含 む廃液は金属むオンごずに分別しお容噚に回収しお保管し最終凊分は廃棄物凊理業者に 委蚗する。有機溶媒を含む廃液に぀いおも回収しお保管し最終凊分は廃棄物凊理業者に 委蚗する。
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198 第章 各科目にわたる 指導蚈画の䜜成 ず内容の取扱い ④その他  遺䌝子組換え実隓や動物を甚いた実隓を行う際には遺䌝子組換え生物等の䜿甚等の芏 制による生物の倚様性の確保に関する法埋いわゆるカルタヘナ法や動物の愛護及び管 理に関する法埋いわゆる動物愛護管理法など関連法什に埓い適切に行う必芁がある。
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平成30 幎3 月 告瀺 高等孊校 孊習指導芁領 平成30 幎告瀺
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1 教育基本法 


















 孊校教育法抄                    孊校教育法斜行芏則抄 












 第章 総 則                   第章 各孊科に共通する各教科           ●第節 囜  語                ●第節 地理歎史                ●第節 公  民                ●第節 数  孊                ●第節 理  科                ●第節 保健䜓育                ●第節 芞  術                ●第節 倖囜語                ●第節 家  庭                 ●第10節 情  報                ●第11節 理  数                第章 䞻ずしお専門孊科においお開蚭される各教科   ●第節 蟲  業                ●第節 工  業                ●第節 商  業                ●第節 氎  産                ●第節 家  庭                ●第節 看  護                ●第節 情  報                ●第節 犏  祉                ●第節 理  数                ●第10節 䜓  育                ●第11節 音  楜                ●第12節 矎  術                ●第13節 英  語                第章 総合的な探究の時間             第章 特別掻動                  移行措眮関係芏定                  䞭等教育孊校等関係法什               䞭孊校孊習指導芁領                 2 5 7 19 33 33 48 79 91 103 131 141 163 181 190 196 199 199 241 310 337 366 391 407 422 435 442 448 453 460 475 478 485 489 497
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2 教育基本法 平成十八幎十二月二十二日法埋第癟二十号  我々日本囜民はたゆたぬ努力によっお築いおきた民䞻的で文化的な囜家を曎に発展させるずずもに䞖 界の平和ず人類の犏祉の向䞊に貢献するこずを願うものである。  我々はこの理想を実珟するため個人の尊厳を重んじ真理ず正矩を垌求し公共の粟神を尊び豊か な人間性ず創造性を備えた人間の育成を期するずずもに䌝統を継承し新しい文化の創造を目指す教育を 掚進する。  ここに我々は日本囜憲法の粟神にのっずり我が囜の未来を切り拓く教育の基本を確立しその振興 を図るためこの法埋を制定する。 第䞀章 教育の目的及び理念 教育の目的 第䞀条 教育は人栌の完成を目指し平和で民䞻的な囜家及び瀟䌚の圢成者ずしお必芁な資質を備えた心 身ずもに健康な囜民の育成を期しお行われなければならない。 教育の目暙 第二条 教育はその目的を実珟するため孊問の自由を尊重し぀぀次に掲げる目暙を達成するよう行わ れるものずする。 侀  幅広い知識ず教逊を身に付け真理を求める態床を逊い豊かな情操ず道埳心を培うずずもに健や かな身䜓を逊うこず。 二  個人の䟡倀を尊重しおその胜力を䌞ばし創造性を培い自䞻及び自埋の粟神を逊うずずもに職 業及び生掻ずの関連を重芖し勀劎を重んずる態床を逊うこず。 侉  正矩ず責任男女の平等自他の敬愛ず協力を重んずるずずもに公共の粟神に基づき䞻䜓的に瀟 䌚の圢成に参画しその発展に寄䞎する態床を逊うこず。 四  生呜を尊び自然を倧切にし環境の保党に寄䞎する態床を逊うこず。 五  䌝統ず文化を尊重しそれらをはぐくんできた我が囜ず郷土を愛するずずもに他囜を尊重し囜際 瀟䌚の平和ず発展に寄䞎する態床を逊うこず。 生涯孊習の理念 第䞉条 囜民䞀人䞀人が自己の人栌を磚き豊かな人生を送るこずができるようその生涯にわたっお あらゆる機䌚にあらゆる堎所においお孊習するこずができその成果を適切に生かすこずのできる瀟䌚 の実珟が図られなければならない。 教育の機䌚均等 第四条 すべお囜民はひずしくその胜力に応じた教育を受ける機䌚を䞎えられなければならず人皮 信条性別瀟䌚的身分経枈的地䜍又は門地によっお教育䞊差別されない。  囜及び地方公共団䜓は障害のある者がその障害の状態に応じ十分な教育を受けられるよう教育 䞊必芁な支揎を講じなければならない。  囜及び地方公共団䜓は胜力があるにもかかわらず経枈的理由によっお修孊が困難な者に察しお奚 孊の措眮を講じなければならない。
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3 第二章 教育の実斜に関する基本 矩務教育 第五条 囜民はその保護する子に別に法埋で定めるずころにより普通教育を受けさせる矩務を負う。  矩務教育ずしお行われる普通教育は各個人の有する胜力を䌞ばし぀぀瀟䌚においお自立的に生きる基 瀎を培いたた囜家及び瀟䌚の圢成者ずしお必芁ずされる基本的な資質を逊うこずを目的ずしお行われ るものずする。  囜及び地方公共団䜓は矩務教育の機䌚を保障しその氎準を確保するため適切な圹割分担及び盞互 の協力の䞋その実斜に責任を負う。  囜又は地方公共団䜓の蚭眮する孊校における矩務教育に぀いおは授業料を城収しない。 孊校教育 第六条 法埋に定める孊校は公の性質を有するものであっお囜地方公共団䜓及び法埋に定める法人の みがこれを蚭眮するこずができる。  前項の孊校においおは教育の目暙が達成されるよう教育を受ける者の心身の発達に応じお䜓系的 な教育が組織的に行われなければならない。この堎合においお教育を受ける者が孊校生掻を営む䞊で 必芁な芏埋を重んずるずずもに自ら進んで孊習に取り組む意欲を高めるこずを重芖しお行われなければ ならない。 倧孊 第䞃条 倧孊は孊術の䞭心ずしお高い教逊ず専門的胜力を培うずずもに深く真理を探究しお新たな知 芋を創造しこれらの成果を広く瀟䌚に提䟛するこずにより瀟䌚の発展に寄䞎するものずする。  倧孊に぀いおは自䞻性自埋性その他の倧孊における教育及び研究の特性が尊重されなければならな い。 私立孊校 第八条 私立孊校の有する公の性質及び孊校教育においお果たす重芁な圹割にかんがみ囜及び地方公共団 䜓はその自䞻性を尊重し぀぀助成その他の適圓な方法によっお私立孊校教育の振興に努めなければな らない。 教員 第九条 法埋に定める孊校の教員は自己の厇高な䜿呜を深く自芚し絶えず研究ず修逊に励みその職責 の遂行に努めなければならない。  前項の教員に぀いおはその䜿呜ず職責の重芁性にかんがみその身分は尊重され埅遇の適正が期せ られるずずもに逊成ず研修の充実が図られなければならない。 家庭教育 第十条 父母その他の保護者は子の教育に぀いお第䞀矩的責任を有するものであっお生掻のために必芁 な習慣を身に付けさせるずずもに自立心を育成し心身の調和のずれた発達を図るよう努めるものずす る。  囜及び地方公共団䜓は家庭教育の自䞻性を尊重し぀぀保護者に察する孊習の機䌚及び情報の提䟛そ の他の家庭教育を支揎するために必芁な斜策を講ずるよう努めなければならない。 幌児期の教育 第十䞀条 幌児期の教育は生涯にわたる人栌圢成の基瀎を培う重芁なものであるこずにかんがみ囜及び 地方公共団䜓は幌児の健やかな成長に資する良奜な環境の敎備その他適圓な方法によっおその振興に 努めなければならない。
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4 瀟䌚教育 第十二条 個人の芁望や瀟䌚の芁請にこたえ瀟䌚においお行われる教育は囜及び地方公共団䜓によっお 奚励されなければならない。  囜及び地方公共団䜓は図曞通博物通公民通その他の瀟䌚教育斜蚭の蚭眮孊校の斜蚭の利甚孊 習の機䌚及び情報の提䟛その他の適圓な方法によっお瀟䌚教育の振興に努めなければならない。 孊校家庭及び地域䜏民等の盞互の連携協力 第十䞉条 孊校家庭及び地域䜏民その他の関係者は教育におけるそれぞれの圹割ず責任を自芚するずず もに盞互の連携及び協力に努めるものずする。 政治教育 第十四条 良識ある公民ずしお必芁な政治的教逊は教育䞊尊重されなければならない。  法埋に定める孊校は特定の政党を支持し又はこれに反察するための政治教育その他政治的掻動をし おはならない。 宗教教育 第十五条 宗教に関する寛容の態床宗教に関する䞀般的な教逊及び宗教の瀟䌚生掻における地䜍は教育 䞊尊重されなければならない。  囜及び地方公共団䜓が蚭眮する孊校は特定の宗教のための宗教教育その他宗教的掻動をしおはならな い。 第䞉章 教育行政 教育行政 第十六条 教育は䞍圓な支配に服するこずなくこの法埋及び他の法埋の定めるずころにより行われるべ きものであり教育行政は囜ず地方公共団䜓ずの適切な圹割分担及び盞互の協力の䞋公正か぀適正に 行われなければならない。  囜は党囜的な教育の機䌚均等ず教育氎準の維持向䞊を図るため教育に関する斜策を総合的に策定し 実斜しなければならない。  地方公共団䜓はその地域における教育の振興を図るためその実情に応じた教育に関する斜策を策定 し実斜しなければならない。  囜及び地方公共団䜓は教育が円滑か぀継続的に実斜されるよう必芁な財政䞊の措眮を講じなければ ならない。 教育振興基本蚈画 第十䞃条 政府は教育の振興に関する斜策の総合的か぀蚈画的な掚進を図るため教育の振興に関する斜 策に぀いおの基本的な方針及び講ずべき斜策その他必芁な事項に぀いお基本的な蚈画を定めこれを囜 䌚に報告するずずもに公衚しなければならない。  地方公共団䜓は前項の蚈画を参酌しその地域の実情に応じ圓該地方公共団䜓における教育の振興 のための斜策に関する基本的な蚈画を定めるよう努めなければならない。 第四章 法什の制定 第十八条 この法埋に芏定する諞条項を実斜するため必芁な法什が制定されなければならない。
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5 孊校教育法抄 第四章 小孊校 第䞉十条 小孊校における教育は前条に芏定する目的を実珟するために必芁な皋床においお第二十䞀条各 号に掲げる目暙を達成するよう行われるものずする。 ② 前項の堎合においおは生涯にわたり孊習する基盀が培われるよう基瀎的な知識及び技胜を習埗させ るずずもにこれらを掻甚しお課題を解決するために必芁な思考力刀断力衚珟力その他の胜力をはぐ くみ䞻䜓的に孊習に取り組む態床を逊うこずに特に意を甚いなければならない。 第䞉十䞀条 小孊校においおは前条第䞀項の芏定による目暙の達成に資するよう教育指導を行うに圓た り児童の䜓隓的な孊習掻動特にボランティア掻動など瀟䌚奉仕䜓隓掻動自然䜓隓掻動その他の䜓隓 掻動の充実に努めるものずする。この堎合においお瀟䌚教育関係団䜓その他の関係団䜓及び関係機関ず の連携に十分配慮しなければならない。 第六章 高等孊校 第五十条 高等孊校は䞭孊校における教育の基瀎の䞊に心身の発達及び進路に応じお高床な普通教育 及び専門教育を斜すこずを目的ずする。 第五十䞀条 高等孊校における教育は前条に芏定する目的を実珟するため次に掲げる目暙を達成するよ う行われるものずする。 侀  矩務教育ずしお行われる普通教育の成果を曎に発展拡充させお豊かな人間性創造性及び健やかな 身䜓を逊い囜家及び瀟䌚の圢成者ずしお必芁な資質を逊うこず。 二  瀟䌚においお果たさなければならない䜿呜の自芚に基づき個性に応じお将来の進路を決定させ䞀 般的な教逊を高め専門的な知識技術及び技胜を習埗させるこず。 侉  個性の確立に努めるずずもに瀟䌚に぀いお広く深い理解ず健党な批刀力を逊い瀟䌚の発展に寄 䞎する態床を逊うこず。 第五十二条 高等孊校の孊科及び教育課皋に関する事項は前二条の芏定及び第六十二条においお読み替え お準甚する第䞉十条第二項の芏定に埓い文郚科孊倧臣が定める。 第五十䞉条 高等孊校には党日制の課皋のほか定時制の課皋を眮くこずができる。 ② 高等孊校には定時制の課皋のみを眮くこずができる。 第五十四条 高等孊校には党日制の課皋又は定時制の課皋のほか通信制の課皋を眮くこずができる。 ② 高等孊校には通信制の課皋のみを眮くこずができる。 ③・④  略 第五十五条 高等孊校の定時制の課皋又は通信制の課皋に圚孊する生埒が技胜教育のための斜蚭で圓該斜 蚭の所圚地の郜道府県の教育委員䌚の指定するものにおいお教育を受けおいるずきは校長は文郚科孊 倧臣の定めるずころにより圓該斜蚭における孊習を圓該高等孊校における教科の䞀郚の履修ずみなすこ ずができる。 ②  略 第五十六条 高等孊校の修業幎限は党日制の課皋に぀いおは䞉幎ずし定時制の課皋及び通信制の課皋 に぀いおは䞉幎以䞊ずする。 第五十八条 高等孊校には専攻科及び別科を眮くこずができる。 昭和二十二幎䞉月䞉十䞀日法埋第二十六号 䞀郚改正平成䞉十幎六月䞀日法埋第䞉十九号
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6 ② 高等孊校の専攻科は高等孊校若しくはこれに準ずる孊校若しくは䞭等教育孊校を卒業した者又は文郚 科孊倧臣の定めるずころによりこれず同等以䞊の孊力があるず認められた者に察しお粟深な皋床にお いお特別の事項を教授しその研究を指導するこずを目的ずしその修業幎限は䞀幎以䞊ずする。 ③ 高等孊校の別科は前条に芏定する入孊資栌を有する者に察しお簡易な皋床においお特別の技胜教 育を斜すこずを目的ずしその修業幎限は䞀幎以䞊ずする。 第六十二条 第䞉十条第二項第䞉十䞀条第䞉十四条第䞉十䞃条第四項から第十䞃項たで及び第十九項 䞊びに第四十二条から第四十四条たでの芏定は高等孊校に準甚する。この堎合においお第䞉十条第二 項䞭「前項」ずあるのは「第五十䞀条」ず第䞉十䞀条䞭「前条第䞀項」ずあるのは「第五十䞀条」ず読 み替えるものずする。 第八章 特別支揎教育 第八十䞀条 幌皚園小孊校䞭孊校矩務教育孊校高等孊校及び䞭等教育孊校においおは次項各号の いずれかに該圓する幌児児童及び生埒その他教育䞊特別の支揎を必芁ずする幌児児童及び生埒に察し 文郚科孊倧臣の定めるずころにより障害による孊習䞊又は生掻䞊の困難を克服するための教育を行うも のずする。 ② 小孊校䞭孊校矩務教育孊校高等孊校及び䞭等教育孊校には次の各号のいずれかに該圓する児童 及び生埒のために特別支揎孊玚を眮くこずができる。 䞀 知的障害者 二 肢䜓䞍自由者 䞉 身䜓虚匱者 四 匱芖者 五 難聎者 六 その他障害のある者で特別支揎孊玚においお教育を行うこずが適圓なもの ③ 前項に芏定する孊校においおは疟病により療逊䞭の児童及び生埒に察しお特別支揎孊玚を蚭け又 は教員を掟遣しお教育を行うこずができる。
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7 孊校教育法斜行芏則  抄 第四章 小孊校 第二節 教育課皋 第五十四条 児童が心身の状況によ぀お履修するこずが困難な各教科はその児童の心身の状況に適合する ように課さなければならない。 第五十䞃条 小孊校においお各孊幎の課皋の修了又は卒業を認めるに圓た぀おは児童の平玠の成瞟を評 䟡しおこれを定めなければならない。 第五十八条 校長は小孊校の党課皋を修了したず認めた者には卒業蚌曞を授䞎しなければならない。 第六章 高等孊校 第䞀節 蚭備線制孊科及び教育課皋 第八十䞀条 二以䞊の孊科を眮く高等孊校には専門教育を䞻ずする孊科以䞋「専門孊科」ずいう。 ごず に孊科䞻任を眮き蟲業に関する専門孊科を眮く高等孊校には蟲堎長を眮くものずする。 〜  略 第八十䞉条 高等孊校の教育課皋は別衚第䞉に定める各教科に属する科目総合的な探究の時間及び特別 掻動によ぀お線成するものずする。 第八十四条 高等孊校の教育課皋に぀いおはこの章に定めるもののほか教育課皋の基準ずしお文郚科孊 倧臣が別に公瀺する高等孊校孊習指導芁領によるものずする。 第八十五条 高等孊校の教育課皋に関しその改善に資する研究を行うため特に必芁がありか぀生埒の 教育䞊適切な配慮がなされおいるず文郚科孊倧臣が認める堎合においおは文郚科孊倧臣が別に定めるず ころにより前二条の芏定によらないこずができる。 第八十五条の二 文郚科孊倧臣が高等孊校においお圓該高等孊校又は圓該高等孊校が蚭眮されおいる地 域の実態に照らしより効果的な教育を実斜するため圓該高等孊校又は圓該地域の特色を生かした特別 の教育課皋を線成しお教育を実斜する必芁がありか぀圓該特別の教育課皋に぀いお教育基本法及び 孊校教育法第五十䞀条の芏定等に照らしお適切であり生埒の教育䞊適切な配慮がなされおいるものずし お文郚科孊倧臣が定める基準を満たしおいるず認める堎合においおは文郚科孊倧臣が別に定めるずころ により第八十䞉条又は第八十四条の芏定の党郚又は䞀郚によらないこずができる。 第八十六条 高等孊校においお孊校生掻ぞの適応が困難であるため盞圓の期間高等孊校を欠垭し匕き続 き欠垭するず認められる生埒高等孊校を退孊しその埌高等孊校に入孊しおいないず認められる者若し くは孊校教育法第五十䞃条に芏定する高等孊校の入孊資栌を有するが高等孊校に入孊しおいないず認め られる者又は疟病による療逊のため若しくは障害のため盞圓の期間高等孊校を欠垭するず認められる生 埒高等孊校を退孊しその埌高等孊校に入孊しおいないず認められる者若しくは孊校教育法第五十䞃条 に芏定する高等孊校の入孊資栌を有するが高等孊校に入孊しおいないず認められる者を察象ずしおそ の実態に配慮した特別の教育課皋を線成しお教育を実斜する必芁があるず文郚科孊倧臣が認める堎合にお いおは文郚科孊倧臣が別に定めるずころにより第八十䞉条又は第八十四条の芏定によらないこずがで きる。 昭和二十二幎五月二十䞉日文郚省什第十䞀号 䞀郚改正平成䞉十幎䞉月䞉十日文郚科孊省什第十䞉号      平成䞉十幎八月二十䞃日文郚科孊省什第二十䞃号
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8 第八十八条の二 スむス民法兞に基づく財団法人である囜際バカロレア事務局から囜際バカロレア・ディプ ロマ・プログラムを提䟛する孊校ずしお認められた高等孊校の教育課皋に぀いおはこの章に定めるもの のほか教育課皋の基準の特䟋ずしお文郚科孊倧臣が別に定めるずころによるものずする。 第八十八条の䞉 高等孊校は文郚科孊倧臣が別に定めるずころにより授業を倚様なメディアを高床に 利甚しお圓該授業を行う教宀等以倖の堎所で履修させるこずができる。 第二節 入孊退孊転孊留孊䌑孊及び卒業等 第九十䞀条 第䞀孊幎の途䞭又は第二孊幎以䞊に入孊を蚱可される者は盞圓幎霢に達し圓該孊幎に圚孊 する者ず同等以䞊の孊力があるず認められた者ずする。 第九十二条 他の高等孊校に転孊を志望する生埒のあるずきは校長はその事由を具し生埒の圚孊蚌明 曞その他必芁な曞類を転孊先の校長に送付しなければならない。転孊先の校長は教育䞊支障がない堎合 には転孊を蚱可するこずができる。  党日制の課皋定時制の課皋及び通信制の課皋盞互の間の転孊又は転籍に぀いおは修埗した単䜍に応 じお盞圓孊幎に転入するこずができる。 第九十䞉条 校長は教育䞊有益ず認めるずきは生埒が倖囜の高等孊校に留孊するこずを蚱可するこずが できる。  校長は前項の芏定により留孊するこずを蚱可された生埒に぀いお倖囜の高等孊校における履修を高 等孊校における履修ずみなし䞉十六単䜍を超えない範囲で単䜍の修埗を認定するこずができる。  校長は前項の芏定により単䜍の修埗を認定された生埒に぀いお第癟四条第䞀項においお準甚する第 五十九条又は第癟四条第二項に芏定する孊幎の途䞭においおも各孊幎の課皋の修了又は卒業を認めるこ ずができる。 第九十六条 校長は生埒の高等孊校の党課皋の修了を認めるに圓た぀おは高等孊校孊習指導芁領の定め るずころにより䞃十四単䜍以䞊を修埗した者に぀いお行わなければならない。ただし第八十五条第 八十五条の二又は第八十六条の芏定により高等孊校の教育課皋に関し第八十䞉条又は第八十四条の芏定 によらない堎合においおは文郚科孊倧臣が別に定めるずころにより行うものずする。  前項前段の芏定により党課皋の修了の芁件ずしお修埗すべき䞃十四単䜍のうち第八十八条の䞉に芏定 する授業の方法により修埗する単䜍数は䞉十六単䜍を超えないものずする。 第九十䞃条 校長は教育䞊有益ず認めるずきは生埒が圓該校長の定めるずころにより他の高等孊校又は 䞭等教育孊校の埌期課皋においお䞀郚の科目の単䜍を修埗したずきは圓該修埗した単䜍数を圓該生埒の 圚孊する高等孊校が定めた党課皋の修了を認めるに必芁な単䜍数のうちに加えるこずができる。  前項の芏定により生埒が他の高等孊校又は䞭等教育孊校の埌期課皋においお䞀郚の科目の単䜍を修埗 する堎合においおは圓該他の高等孊校又は䞭等教育孊校の校長は圓該生埒に぀いお䞀郚の科目の履修 を蚱可するこずができる。  同䞀の高等孊校に眮かれおいる党日制の課皋定時制の課皋及び通信制の課皋盞互の間の䜵修に぀いお は前二項の芏定を準甚する。 第九十八条 校長は教育䞊有益ず認めるずきは圓該校長の定めるずころにより生埒が行う次に掲げる 孊修を圓該生埒の圚孊する高等孊校における科目の履修ずみなし圓該科目の単䜍を䞎えるこずができる。 侀  倧孊高等専門孊校又は専修孊校の高等課皋若しくは専門課皋における孊修その他の教育斜蚭等にお ける孊修で文郚科孊倧臣が別に定めるもの 二  知識及び技胜に関する審査で文郚科孊倧臣が別に定めるものに係る孊修 侉  ボランティア掻動その他の継続的に行われる掻動圓該生埒の圚孊する高等孊校の教育掻動ずしお行
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9 われるものを陀く。 に係る孊修で文郚科孊倧臣が別に定めるもの 第九十九条 第九十䞃条の芏定に基づき加えるこずのできる単䜍数及び前条の芏定に基づき䞎えるこずので きる単䜍数の合蚈数は䞉十六を超えないものずする。 第癟条 校長は教育䞊有益ず認めるずきは圓該校長の定めるずころにより生埒が行う次に掲げる孊修 圓該生埒が入孊する前に行぀たものを含む。 を圓該生埒の圚孊する高等孊校における科目の履修ずみな し圓該科目の単䜍を䞎えるこずができる。 侀  高等孊校卒業皋床認定詊隓芏則平成十䞃幎文郚科孊省什第䞀号の定めるずころにより合栌点を埗 た詊隓科目同什附則第二条の芏定による廃止前の倧孊入孊資栌怜定芏皋昭和二十六幎文郚省什第十 䞉号。以䞋「旧芏皋」ずいう。 の定めるずころにより合栌点を埗た受怜科目を含む。 に係る孊修 二  高等孊校の別科における孊修で第八十四条の芏定に基づき文郚科孊倧臣が公瀺する高等孊校孊習指導 芁領の定めるずころに準じお修埗した科目に係る孊修 第䞉節 定時制の課皋及び通信制の課皋䞊びに孊幎による教育課皋の区分を蚭けない堎合その他 第癟二条 高等孊校の定時制の課皋又は通信制の課皋の修業幎限を定めるに圓た぀おは勀劎青幎の教育䞊 適切な配慮をするよう努めるものずする。 第癟䞉条 高等孊校においおは第癟四条第䞀項においお準甚する第五十䞃条各孊幎の課皋の修了に係る 郚分に限る。 の芏定にかかわらず孊幎による教育課皋の区分を蚭けないこずができる。  前項の芏定により孊幎による教育課皋の区分を蚭けない堎合における入孊等に関する特䟋その他必芁な 事項は単䜍制高等孊校教育芏皋昭和六十䞉幎文郚省什第六号の定めるずころによる。 第癟四条 第四十䞉条から第四十九条たで第四十六条を陀く。  第五十四条第五十䞃条から第䞃十䞀条 たで第六十九条を陀く。 及び第䞃十八条の二の芏定は高等孊校に準甚する。  前項の芏定においお準甚する第五十九条の芏定にかかわらず修業幎限が䞉幎を超える定時制の課皋を 眮く堎合はその最終の孊幎は四月䞀日に始たり九月䞉十日に終わるものずするこずができる。  校長は特別の必芁がありか぀教育䞊支障がないずきは第䞀項においお準甚する第五十九条に芏 定する孊幎の途䞭においおも孊期の区分に埓い入孊 第九十䞀条に芏定する入孊を陀く。  を蚱可し䞊 びに各孊幎の課皋の修了及び卒業を認めるこずができる。 第八章 特別支揎教育 第癟䞉十四条の二 校長は特別支揎孊校に圚孊する児童等に぀いお個別の教育支揎蚈画孊校ず医療保 健犏祉劎働等に関する業務を行う関係機関及び民間団䜓次項においお「関係機関等」ずいう。 ずの 連携の䞋に行う圓該児童等に察する長期的な支揎に関する蚈画をいう。 を䜜成しなければならない。  校長は前項の芏定により個別の教育支揎蚈画を䜜成するに圓た぀おは圓該児童等又はその保護者の 意向を螏たえ぀぀あらかじめ関係機関等ず圓該児童等の支揎に関する必芁な情報の共有を図らなけれ ばならない。 第癟四十条 小孊校䞭孊校矩務教育孊校高等孊校又は䞭等教育孊校においお次の各号のいずれかに 該圓する児童又は生埒 特別支揎孊玚の児童及び生埒を陀く。  のうち圓該障害に応じた特別の指導を行う 必芁があるものを教育する堎合には文郚科孊倧臣が別に定めるずころにより第五十条第䞀項第䞃十 九条の六第䞀項においお準甚する堎合を含む。  第五十䞀条第五十二条第䞃十九条の六第䞀項におい お準甚する堎合を含む。  第五十二条の䞉第䞃十二条第䞃十九条の六第二項及び第癟八条第䞀項にお
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10 いお準甚する堎合を含む。  第䞃十䞉条第䞃十四条第䞃十九条の六第二項及び第癟八条第䞀項におい お準甚する堎合を含む。  第䞃十四条の䞉第䞃十六条第䞃十九条の五第䞃十九条の十二においお準 甚する堎合を含む。  第八十䞉条及び第八十四条 第癟八条第二項においお準甚する堎合を含む。  䞊びに 第癟䞃条 第癟十䞃条においお準甚する堎合を含む。  の芏定にかかわらず特別の教育課皋によるこずが できる。 䞀 蚀語障害者 二 自閉症者 䞉 情緒障害者 四 匱芖者 五 難聎者 六 孊習障害者 䞃 泚意欠陥倚動性障害者 八 その他障害のある者でこの条の芏定により特別の教育課皋による教育を行うこずが適圓なもの 第癟四十䞀条 前条の芏定により特別の教育課皋による堎合においおは校長は児童又は生埒が圓該小 孊校䞭孊校矩務教育孊校高等孊校又は䞭等教育孊校の蚭眮者の定めるずころにより他の小孊校䞭 孊校矩務教育孊校高等孊校䞭等教育孊校又は特別支揎孊校の小孊郚䞭孊郚若しくは高等郚におい お受けた授業を圓該小孊校䞭孊校矩務教育孊校高等孊校又は䞭等教育孊校においお受けた圓該特 別の教育課皋に係る授業ずみなすこずができる。 第癟四十䞀条の二 第癟䞉十四条の二の芏定は第癟四十条の芏定により特別の指導が行われおいる児童又 は生埒に぀いお準甚する。
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11 附 則  平成䞉十幎䞉月䞉十日文郚科孊省什第十䞉号  この省什は平成䞉十四幎四月䞀日から斜行する。  改正埌の孊校教育法斜行芏則以䞋この項及び次項においお「新什」ずいう。 別衚第䞉の芏定は斜行 の日以降高等孊校䞭等教育孊校の埌期課皋及び特別支揎孊校の高等郚を含む。以䞋この項及び次項にお いお同じ。  に入孊した生埒 新什第九十䞀条 新什第癟十䞉条第䞀項及び第癟䞉十五条第五項で準甚する 堎合を含む。  の芏定により入孊した生埒であっお同日前に入孊した生埒に係る教育課皋により履修するも のを陀く。 に係る教育課皋から適甚する。  前項の芏定により新什別衚第䞉の芏定が適甚されるたでの高等孊校の教育課皋に぀いおはなお埓前の 䟋による。 別衚第䞉第八十䞉条第癟八条第癟二十八条関係 䞀  各孊科に共通する各教科 各教科 各教科に属する科目 囜   語 珟代の囜語蚀語文化論理囜語文孊囜語囜語衚珟叀兞探究 地理歎史 地理総合地理探究歎史総合日本史探究䞖界史探究 公   民 公共倫理政治・経枈 数   孊 数孊Ⅰ数孊Ⅱ数孊Ⅲ数孊数孊数孊 理   科 科孊ず人間生掻物理基瀎物理化孊基瀎化孊生物基瀎生物 地孊基瀎地孊 保健䜓育 䜓育保健 芞   術 音楜Ⅰ音楜Ⅱ音楜Ⅲ矎術Ⅰ矎術Ⅱ矎術Ⅲ工芞Ⅰ工芞Ⅱ 工芞Ⅲ曞道Ⅰ曞道Ⅱ曞道Ⅲ 倖 囜 語 英語コミュニケヌションⅠ英語コミュニケヌションⅡ英語コミュ ニケヌションⅢ論理・衚珟Ⅰ論理・衚珟Ⅱ論理・衚珟Ⅲ 家   庭 家庭基瀎家庭総合 情   報 情報Ⅰ情報Ⅱ 理   数 理数探究基瀎理数探究 二  䞻ずしお専門孊科においお開蚭される各教科 各教科 各教科に属する科目 蟲   業 蟲業ず環境課題研究総合実習蟲業ず情報䜜物野菜果暹草 花畜産栜培ず環境飌育ず環境蟲業経営蟲業機械怍物バむ オテクノロゞヌ食品補造食品化孊食品埮生物食品流通森林 科孊森林経営林産物利甚蟲業土朚蚭蚈蟲業土朚斜工氎埪環 造園蚈画造園斜工管理造園怍栜枬量生物掻甚地域資源掻甚
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12 工   業 工業技術基瀎課題研究実習補図工業情報数理工業材料技術 工業技術英語 工業管理技術 工業環境技術 機械工䜜 機械蚭蚈 原 動機電子機械生産技術自動車工孊自動車敎備船舶工孊電 気回路 電気機噚 電力技術 電子技術 電子回路 電子蚈枬制埡 通 信技術プログラミング技術ハヌドりェア技術゜フトりェア技術 コンピュヌタシステム技術建築構造建築蚈画建築構造蚭蚈建 築斜工建築法芏蚭備蚈画空気調和蚭備衛生・防灜蚭備枬量 土朚基盀力孊 土朚構造蚭蚈 土朚斜工 瀟䌚基盀工孊 工業化孊 化 孊工孊地球環境化孊材料補造技術材料工孊材料加工セラミ ック化孊セラミック技術セラミック工業繊維補品繊維・染色 技術染織デザむンむンテリア蚈画むンテリア装備むンテリア ゚レメント生産デザむン実践デザむン材料デザむン史 商   業 ビゞネス基瀎課題研究総合実践ビゞネス・コミュニケヌション マヌケティング商品開発ず流通芳光ビゞネスビゞネス・マネゞ メントグロヌバル経枈ビゞネス法芏簿蚘財務䌚蚈Ⅰ財務䌚 蚈Ⅱ原䟡蚈算管理䌚蚈情報凊理゜フトりェア掻甚プログラ ミングネットワヌク掻甚ネットワヌク管理 氎   産 氎産海掋基瀎 課題研究 総合実習 海掋情報技術 氎産海掋科孊 持 業航海・蚈噚船舶運甚船甚機関機械蚭蚈工䜜電気理論移 動䜓通信工孊海掋通信技術資源増殖海掋生物海掋環境小型 船舶食品補造食品管理氎産流通ダむビングマリンスポヌツ 家   庭 生掻産業基瀎課題研究生掻産業情報消費生掻保育基瀎保育 実践生掻ず犏祉䜏生掻デザむン服食文化ファッション造圢基 瀎ファッション造圢ファッションデザむン服食手芞フヌドデ ザむン食文化調理栄逊食品食品衛生公衆衛生総合調理 実習 看   護 基瀎看護人䜓の構造ず機胜疟病の成り立ちず回埩の促進健康支 揎ず瀟䌚保障制床成人看護老幎看護小児看護母性看護粟神 看護圚宅看護看護の統合ず実践看護臚地実習看護情報 情   報 情報産業ず瀟䌚 課題研究 情報の衚珟ず管理 情報テクノロゞヌ 情 報セキュリティ情報システムのプログラミングネットワヌクシス テムデヌタベヌス情報デザむンコンテンツの制䜜ず発信メデ ィアずサヌビス情報実習 犏   祉 瀟䌚犏祉基瀎介護犏祉基瀎コミュニケヌション技術生掻支揎技 術介護過皋介護総合挔習介護実習こころずからだの理解犏 祉情報 理   数 理数数孊Ⅰ理数数孊Ⅱ理数数孊特論理数物理理数化孊理数 生物理数地孊 䜓   育 スポヌツ抂論 スポヌツⅠ スポヌツⅡ スポヌツⅢ スポヌツⅣ ス ポヌツ⅀スポヌツⅥスポヌツ総合挔習 音   楜 音楜理論音楜史挔奏研究゜ルフェヌゞュ声楜噚楜䜜曲鑑 賞研究
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13 矎   術 矎術抂論矎術史鑑賞研究玠描構成絵画版画圫刻ビゞ ュアルデザむンクラフトデザむン情報メディアデザむン映像衚 珟環境造圢 英   語 総合英語Ⅰ総合英語Ⅱ総合英語Ⅲディベヌト・ディスカッショ ンⅠ ディベヌト・ディスカッションⅡ ゚ッセむラむティングⅠ ゚ ッセむラむティングⅡ 備考 侀   䞀 及び 二 の衚の䞊欄に掲げる各教科に぀いおそれぞれの衚の䞋欄に掲げる各教科に属する科目 以倖の科目を蚭けるこずができる。 二   䞀 及び 二 の衚の䞊欄に掲げる各教科以倖の教科及び圓該教科に関する科目を蚭けるこずができる。
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総 則 囜 語 地理歎史 公 民 数 å­Š 理 科 保健䜓育 芞 術 倖囜語 å®¶ 庭 情 å ± 理 数 蟲 業 å·¥ 業 商 業 æ°Ž 産 å®¶ 庭 看 è­· 情 å ± 犏 祉 理 数 䜓 育 音 楜 矎 術 英 語 総合的な 探究の時間 特別掻動 移行措眮 関係芏定 䞭等教育孊校等 関係法什 äž­å­Šæ ¡å­Šç¿’ 指導芁領 15
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16 ○文郚科孊省告瀺第六十八号  孊校教育法斜行芏則昭和二十二幎文郚省什第十䞀号第八十四条及び第九十六条の芏定に基づき高等 孊校孊習指導芁領平成二十䞀幎文郚科孊省告瀺第䞉十四号の党郚を次のように改正する。この告瀺によ る改正埌の高等孊校孊習指導芁領が適甚されるたでの高等孊校孊習指導芁領の特䟋に぀いおは別に定める。   平成䞉十幎䞉月䞉十日  文郚科孊倧臣 林  芳正      高等孊校孊習指導芁領 目 次  前 文  第章 総 則  第章 各孊科に共通する各教科 第節 囜 語  第節 地理歎史 第節 公 民  第節 数 孊  第節 理 科  第節 保健䜓育 第節 芞 術  第節 倖囜語  第節 家 庭  第10 節 情 報  第11 節 理 数   第章 䞻ずしお専門孊科においお開蚭される各教科 第節 蟲 業 第節 工 業 第節 商 業 第節 氎 産 第節 家 庭 第節 看 護 第節 情 報 第節 犏 祉 第節 理 数 第10 節 䜓 育 第11 節 音 楜 第12 節 矎 術 第13 節 英 語  第章 総合的な探究の時間  第章 特別掻動  附 則
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17  教育は教育基本法第条に定めるずおり人栌の完成を目指し平和で民䞻的な囜家及び瀟䌚の圢成者 ずしお必芁な資質を備えた心身ずもに健康な囜民の育成を期すずいう目的のもず同法第条に掲げる次の 目暙を達成するよう行われなければならない。  幅広い知識ず教逊を身に付け真理を求める態床を逊い豊かな情操ず道埳心を培うずずもに健やか な身䜓を逊うこず。  個人の䟡倀を尊重しおその胜力を䌞ばし創造性を培い自䞻及び自埋の粟神を逊うずずもに職業 及び生掻ずの関連を重芖し勀劎を重んずる態床を逊うこず。  正矩ず責任男女の平等自他の敬愛ず協力を重んずるずずもに公共の粟神に基づき䞻䜓的に瀟䌚 の圢成に参画しその発展に寄䞎する態床を逊うこず。  生呜を尊び自然を倧切にし環境の保党に寄䞎する態床を逊うこず。  䌝統ず文化を尊重しそれらをはぐくんできた我が囜ず郷土を愛するずずもに他囜を尊重し囜際瀟 䌚の平和ず発展に寄䞎する態床を逊うこず。  これからの孊校にはこうした教育の目的及び目暙の達成を目指し぀぀䞀人䞀人の生埒が自分のよさ や可胜性を認識するずずもにあらゆる他者を䟡倀のある存圚ずしお尊重し倚様な人々ず協働しながら 様々な瀟䌚的倉化を乗り越え豊かな人生を切り拓 ひら き持続可胜な瀟䌚の創り手ずなるこずができるように するこずが求められる。このために必芁な教育の圚り方を具䜓化するのが各孊校においお教育の内容等を 組織的か぀蚈画的に組み立おた教育課皋である。  教育課皋を通しおこれからの時代に求められる教育を実珟しおいくためにはよりよい孊校教育を通し およりよい瀟䌚を創るずいう理念を孊校ず瀟䌚ずが共有しそれぞれの孊校においお必芁な孊習内容をど のように孊びどのような資質・胜力を身に付けられるようにするのかを教育課皋においお明確にしながら 瀟䌚ずの連携及び協働によりその実珟を図っおいくずいう瀟䌚に開かれた教育課皋の実珟が重芁ずなる。  孊習指導芁領ずはこうした理念の実珟に向けお必芁ずなる教育課皋の基準を倧綱的に定めるものである。 孊習指導芁領が果たす圹割の䞀぀は公の性質を有する孊校における教育氎準を党囜的に確保するこずであ る。たた各孊校がその特色を生かしお創意工倫を重ね長幎にわたり積み重ねられおきた教育実践や孊術 研究の蓄積を生かしながら生埒や地域の珟状や課題を捉え家庭や地域瀟䌚ず協力しお孊習指導芁領を 螏たえた教育掻動の曎なる充実を図っおいくこずも重芁である。  生埒が孊ぶこずの意矩を実感できる環境を敎え䞀人䞀人の資質・胜力を䌞ばせるようにしおいくこずは 教職員をはじめずする孊校関係者はもずより家庭や地域の人々も含め様々な立堎から生埒や孊校に関わ る党おの倧人に期埅される圹割である。幌児期の教育及び矩務教育の基瀎の䞊に高等孊校卒業以降の教育 や職業生涯にわたる孊習ずの぀ながりを芋通しながら生埒の孊習の圚り方を展望しおいくために広く掻 甚されるものずなるこずを期埅しおここに高等孊校孊習指導芁領を定める。
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総 則 19 第章 総則 第欟 高等孊校教育の基本ず教育課皋の圹割  各孊校においおは教育基本法及び孊校教育法その他の法什䞊びにこの章以䞋に瀺すずころに埓い生 埒の人間ずしお調和のずれた育成を目指し生埒の心身の発達の段階や特性等課皋や孊科の特色及び孊 校や地域の実態を十分考慮しお適切な教育課皋を線成するものずしこれらに掲げる目暙を達成するよ う教育を行うものずする。  孊校の教育掻動を進めるに圓たっおは各孊校においお第欟のに瀺す䞻䜓的・察話的で深い孊び の実珟に向けた授業改善を通しお創意工倫を生かした特色ある教育掻動を展開する䞭で次の 1 から 3 たでに掲げる事項の実珟を図り生埒に生きる力を育むこずを目指すものずする。 1  基瀎的・基本的な知識及び技胜を確実に習埗させこれらを掻甚しお課題を解決するために必芁な思 考力刀断力衚珟力等を育むずずもに䞻䜓的に孊習に取り組む態床を逊い個性を生かし倚様な 人々ずの協働を促す教育の充実に努めるこず。その際生埒の発達の段階を考慮しお生埒の蚀語掻動 など孊習の基盀を぀くる掻動を充実するずずもに家庭ずの連携を図りながら生埒の孊習習慣が確 立するよう配慮するこず。 2  道埳教育や䜓隓掻動倚様な衚珟や鑑賞の掻動等を通しお豊かな心や創造性の涵 かん 逊を目指した教育 の充実に努めるこず。  孊校における道埳教育は人間ずしおの圚り方生き方に関する教育を孊校の教育掻動党䜓を通じお行 うこずによりその充実を図るものずし各教科に属する科目以䞋「各教科・科目」ずいう。  総合的 な探究の時間及び特別掻動以䞋「各教科・科目等」ずいう。 のそれぞれの特質に応じお適切な指導 を行うこず。  道埳教育は教育基本法及び孊校教育法に定められた教育の根本粟神に基づき生埒が自己探求ず自 己実珟に努め囜家・瀟䌚の䞀員ずしおの自芚に基づき行為しうる発達の段階にあるこずを考慮し人間 ずしおの圚り方生き方を考え䞻䜓的な刀断の䞋に行動し自立した人間ずしお他者ず共によりよく生 きるための基盀ずなる道埳性を逊うこずを目暙ずするこず。  道埳教育を進めるに圓たっおは人間尊重の粟神ず生呜に察する畏敬の念を家庭孊校その他瀟䌚 における具䜓的な生掻の䞭に生かし豊かな心をもち䌝統ず文化を尊重しそれらを育んできた我が 囜ず郷土を愛し個性豊かな文化の創造を図るずずもに平和で民䞻的な囜家及び瀟䌚の圢成者ずしお 公共の粟神を尊び瀟䌚及び囜家の発展に努め他囜を尊重し囜際瀟䌚の平和ず発展や環境の保党に 貢献し未来を拓 ひら く䞻䜓性のある日本人の育成に資するこずずなるよう特に留意するこず。 3  孊校における䜓育・健康に関する指導を生埒の発達の段階を考慮しお孊校の教育掻動党䜓を通じ お適切に行うこずにより健康で安党な生掻ず豊かなスポヌツラむフの実珟を目指した教育の充実に努 めるこず。特に孊校における食育の掚進䞊びに䜓力の向䞊に関する指導安党に関する指導及び心身 の健康の保持増進に関する指導に぀いおは保健䜓育科家庭科及び特別掻動の時間はもずより各教 科・科目及び総合的な探究の時間などにおいおもそれぞれの特質に応じお適切に行うよう努めるこず。 たたそれらの指導を通しお家庭や地域瀟䌚ずの連携を図りながら日垞生掻においお適切な䜓育・ 健康に関する掻動の実践を促し生涯を通じお健康・安党で掻力ある生掻を送るための基瀎が培われる よう配慮するこず。  の 1 から 3 たでに掲げる事項の実珟を図り豊かな創造性を備え持続可胜な瀟䌚の創り手ずなるこ ずが期埅される生埒に生きる力を育むこずを目指すに圓たっおは孊校教育党䜓及び各教科・科目等の 指導を通しおどのような資質・胜力の育成を目指すのかを明確にしながら教育掻動の充実を図るものず
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総 則 20 する。その際生埒の発達の段階や特性等を螏たえ぀぀次に掲げるこずが偏りなく実珟できるようにす るものずする。 1知識及び技胜が習埗されるようにするこず。 2思考力刀断力衚珟力等を育成するこず。 3孊びに向かう力人間性等を涵 かん 逊するこず。  孊校においおは地域や孊校の実態等に応じお就業やボランティアに関わる䜓隓的な孊習の指導を適 切に行うようにし勀劎の尊さや創造するこずの喜びを䜓埗させ望たしい勀劎芳職業芳の育成や瀟䌚 奉仕の粟神の涵 かん 逊に資するものずする。  各孊校においおは生埒や孊校地域の実態を適切に把握し教育の目的や目暙の実珟に必芁な教育の 内容等を教科等暪断的な芖点で組み立おおいくこず教育課皋の実斜状況を評䟡しおその改善を図っおい くこず教育課皋の実斜に必芁な人的又は物的な䜓制を確保するずずもにその改善を図っおいくこずなど を通しお教育課皋に基づき組織的か぀蚈画的に各孊校の教育掻動の質の向䞊を図っおいくこず 以䞋 「カ リキュラム・マネゞメント」ずいう。 に努めるものずする。 第欟 教育課皋の線成  各孊校の教育目暙ず教育課皋の線成  教育課皋の線成に圓たっおは孊校教育党䜓や各教科・科目等における指導を通しお育成を目指す資 質・胜力を螏たえ぀぀各孊校の教育目暙を明確にするずずもに教育課皋の線成に぀いおの基本的な方 針が家庭や地域ずも共有されるよう努めるものずする。その際第章の第のに基づき定められる目 暙ずの関連を図るものずする。  教科等暪断的な芖点に立った資質・胜力の育成 1  各孊校においおは生埒の発達の段階を考慮し蚀語胜力情報掻甚胜力情報モラルを含む。  問 題発芋・解決胜力等の孊習の基盀ずなる資質・胜力を育成しおいくこずができるよう各教科・科目等 の特質を生かし教科等暪断的な芖点から教育課皋の線成を図るものずする。 2  各孊校においおは生埒や孊校地域の実態及び生埒の発達の段階を考慮し豊かな人生の実珟や灜 害等を乗り越えお次代の瀟䌚を圢成するこずに向けた珟代的な諞課題に察応しお求められる資質・胜力 を教科等暪断的な芖点で育成しおいくこずができるよう各孊校の特色を生かした教育課皋の線成を 図るものずする。  教育課皋の線成における共通的事項 1各教科・科目及び単䜍数等 ア 卒業たでに履修させる単䜍数等  各孊校においおは卒業たでに履修させるむからオたでに瀺す各教科・科目及びその単䜍数総合 的な探究の時間の単䜍数䞊びに特別掻動及びその授業時数に関する事項を定めるものずする。この堎 合各教科・科目及び総合的な探究の時間の単䜍数の蚈は 2 のアむり及び゚の  に掲げる各 教科・科目の単䜍数䞊びに総合的な探究の時間の単䜍数を含めお74 単䜍以䞊ずする。  単䜍に぀いおは単䜍時間を50 分ずし35 単䜍時間の授業を単䜍ずしお蚈算するこずを暙準 ずする。ただし通信制の課皋においおはに定めるずころによるものずする。 ã‚€ 各孊科に共通する各教科・科目及び総合的な探究の時間䞊びに暙準単䜍数  各孊校においおは教育課皋の線成に圓たっお次の衚に掲げる各教科・科目及び総合的な探究の 時間䞊びにそれぞれの暙準単䜍数を螏たえ生埒に履修させる各教科・科目及び総合的な探究の時間 䞊びにそれらの単䜍数に぀いお適切に定めるものずする。ただし生埒の実態等を考慮し特に必芁
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総 則 21 がある堎合には暙準単䜍数の暙準の限床を超えお単䜍数を増加しお配圓するこずができる。 り 䞻ずしお専門孊科においお開蚭される各教科・科目  各孊校においおは教育課皋の線成に圓たっお次の衚に掲げる䞻ずしお専門孊科専門教育を䞻 ずする孊科をいう。 以䞋同じ。  においお開蚭される各教科・科目及び蚭眮者の定めるそれぞれの暙準 単䜍数を螏たえ生埒に履修させる各教科・科目及びその単䜍数に぀いお適切に定めるものずする。 教 科 等 科  目 暙 準 単䜍数 珟代の囜語  蚀 語 文 化  囜 語 論 理 囜 語  文 å­Š 囜 語  囜 語 衚 珟  叀 å…ž 探 ç©¶  地 理 総 合  地 理 探 ç©¶  地理歎史 æ­Ž 史 総 合  日本史探究  䞖界史探究  公 共  公 民 倫 理  政治・経枈  数 å­Š Ⅰ  数 å­Š Ⅱ  数 å­Š 数 å­Š Ⅲ  数 å­Š   数 å­Š   数 å­Š   科孊ず人間生掻  物 理 基 瀎  物 理  化 å­Š 基 瀎  理 科 化 å­Š  生 物 基 瀎  生 物  地 å­Š 基 瀎  地 å­Š  保健䜓育 䜓 育 〜 教 科 等 科  目 暙 準 単䜍数 保 健  音 楜 Ⅰ  音 楜 Ⅱ  音 楜 Ⅲ  矎 術 Ⅰ  矎 術 Ⅱ  芞 術 矎 術 Ⅲ  å·¥ 芞 Ⅰ  å·¥ 芞 Ⅱ  å·¥ 芞 Ⅲ  曞 道 Ⅰ  曞 道 Ⅱ  曞 道 Ⅲ  倖 囜 語 英語コミュニ ケヌションⅠ  英語コミュニ ケヌションⅡ  英語コミュニ ケヌションⅢ  論理・衚珟Ⅰ  論理・衚珟Ⅱ  論理・衚珟Ⅲ  å®¶ 庭 å®¶ 庭 基 瀎  å®¶ 庭 総 合  情 å ± 情 å ± Ⅰ  情 å ± Ⅱ  理 数 理数探究基瀎  理 数 探 ç©¶ 〜 総合的な 探究の時間 〜
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総 則 22 教 科 科  目 蟲 業 蟲業ず環境課題研究総合実習蟲業 ず情報䜜物野菜果暹草花畜産 栜培ず環境飌育ず環境蟲業経営蟲 業機械怍物バむオテクノロゞヌ食品 補造食品化孊食品埮生物食品流通 森林科孊森林経営林産物利甚蟲業 土朚蚭蚈蟲業土朚斜工氎埪環造園 蚈画 造園斜工管理 造園怍栜 枬量 生 物掻甚地域資源掻甚 å·¥ 業 工業技術基瀎 課題研究 実習 補図 å·¥ 業情報数理工業材料技術工業技術英 語工業管理技術工業環境技術機械 工䜜機械蚭蚈原動機電子機械生 産技術自動車工孊自動車敎備船舶 工孊 電気回路 電気機噚 電力技術 電 子技術電子回路電子蚈枬制埡通信 技術プログラミング技術ハヌドりェ ア技術゜フトりェア技術コンピュヌ タシステム技術 建築構造 建築蚈画 建 築構造蚭蚈建築斜工建築法芏蚭備 蚈画 空気調和蚭備 衛生・防灜蚭備 枬 量土朚基盀力孊土朚構造蚭蚈土朚 斜工瀟䌚基盀工孊工業化孊化孊工 孊地球環境化孊材料補造技術材料 工孊材料加工セラミック化孊セラ ミック技術セラミック工業繊維補品 繊維・染色技術染織デザむンむンテ リア蚈画むンテリア装備むンテリア ゚レメント生産デザむン実践デザむ ン材料デザむン史 商 業 ビゞネス基瀎課題研究総合実践ビ ゞネス・コミュニケヌションマヌケテ ィング商品開発ず流通芳光ビゞネス ビゞネス・マネゞメントグロヌバル経 枈 ビゞネス法芏 簿蚘 財務䌚蚈Ⅰ 財 務䌚蚈Ⅱ原䟡蚈算管理䌚蚈情報凊 理゜フトりェア掻甚プログラミング ネットワヌク掻甚ネットワヌク管理 æ°Ž 産 氎産海掋基瀎課題研究総合実習海 掋情報技術 氎産海掋科孊 持業 航海・ 蚈噚船舶運甚船甚機関機械蚭蚈工 䜜電気理論移動䜓通信工孊海掋通 信技術資源増殖海掋生物海掋環境 教 科 科  目 小型船舶食品補造食品管理氎産流 通ダむビングマリンスポヌツ å®¶ 庭 生掻産業基瀎課題研究生掻産業情報 消費生掻保育基瀎保育実践生掻ず 犏祉䜏生掻デザむン服食文化ファ ッション造圢基瀎 ファッション造圢 フ ァッションデザむン服食手芞フヌド デザむン 食文化 調理 栄逊 食品 食 品衛生公衆衛生総合調理実習 看 è­· 基瀎看護人䜓の構造ず機胜疟病の成 り立ちず回埩の促進健康支揎ず瀟䌚保 障制床成人看護老幎看護小児看護 母性看護粟神看護圚宅看護看護の 統合ず実践看護臚地実習看護情報 情 å ± 情報産業ず瀟䌚課題研究情報の衚珟 ず管理情報テクノロゞヌ情報セキュ リティ情報システムのプログラミング ネットワヌクシステム デヌタベヌス 情 報デザむン コンテンツの制䜜ず発信 メ ディアずサヌビス情報実習 犏 祉 瀟䌚犏祉基瀎介護犏祉基瀎コミュニ ケヌション技術生掻支揎技術介護過 皋介護総合挔習介護実習こころず からだの理解犏祉情報 理 数 理数数孊Ⅰ理数数孊Ⅱ理数数孊特論 理数物理理数化孊理数生物理数地 å­Š 䜓 育 スポヌツ抂論スポヌツⅠスポヌツⅡ スポヌツⅢ スポヌツⅣ スポヌツ⅀ ス ポヌツⅥスポヌツ総合挔習 音 楜 音楜理論音楜史挔奏研究゜ルフェ ヌゞュ声楜噚楜䜜曲鑑賞研究 矎 術 矎術抂論矎術史鑑賞研究玠描構 成絵画版画圫刻ビゞュアルデザ むンクラフトデザむン情報メディア デザむン映像衚珟環境造圢 英 語 総合英語Ⅰ 総合英語Ⅱ 総合英語Ⅲ デ ィベヌト・ディスカッションⅠディベ ヌト・ディスカッションⅡ゚ッセむラ むティングⅠ゚ッセむラむティングⅡ
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総 則 23 ゚ 孊校蚭定科目  孊校においおは生埒や孊校地域の実態及び孊科の特色等に応じ特色ある教育課皋の線成に資 するようむ及びりの衚に掲げる教科に぀いおこれらに属する科目以倖の科目以䞋「孊校蚭定科 目」ずいう。 を蚭けるこずができる。この堎合においお孊校蚭定科目の名称目暙内容単䜍数 等に぀いおはその科目の属する教科の目暙に基づき高等孊校教育ずしおの氎準の確保に十分配慮 し各孊校の定めるずころによるものずする。 オ 孊校蚭定教科  孊校においおは生埒や孊校地域の実態及び孊科の特色等に応じ特色ある教育課皋の線成に 資するようむ及びりの衚に掲げる教科以倖の教科以䞋「孊校蚭定教科」ずいう。 及び圓該教科 に関する科目を蚭けるこずができる。この堎合においお孊校蚭定教科及び圓該教科に関する科目 の名称目暙内容単䜍数等に぀いおは高等孊校教育の目暙に基づき高等孊校教育ずしおの 氎準の確保に十分配慮し各孊校の定めるずころによるものずする。  孊校においおは孊校蚭定教科に関する科目ずしお 「産業瀟䌚ず人間」 を蚭けるこずができる。 こ の科目の目暙内容単䜍数等を各孊校においお定めるに圓たっおは産業瀟䌚における自己の圚 り方生き方に぀いお考えさせ瀟䌚に積極的に寄䞎し生涯にわたっお孊習に取り組む意欲や態床 を逊うずずもに生埒の䞻䜓的な各教科・科目の遞択に資するよう就業䜓隓掻動等の䜓隓的な孊 習や調査・研究などを通しお次のような事項に぀いお指導するこずに配慮するものずする。 ᳀ ア 瀟䌚生掻や職業生掻に必芁な基本的な胜力や態床及び望たしい勀劎芳職業芳の育成 ᳀ ã‚€ 我が囜の産業の発展ずそれがもたらした瀟䌚の倉化に぀いおの考察 ᳀ り 自己の将来の生き方や進路に぀いおの考察及び各教科・科目の履修蚈画の䜜成 2各教科・科目の履修等 ア 各孊科に共通する必履修教科・科目及び総合的な探究の時間  党おの生埒に履修させる各教科・科目以䞋「必履修教科・科目」ずいう。 は次のずおりずし その単䜍数は 1 のむに暙準単䜍数ずしお瀺された単䜍数を䞋らないものずする。 ただし生埒の 実態及び専門孊科の特色等を考慮し特に必芁がある堎合には 「数孊Ⅰ」 及び 「英語コミュニケヌ ションⅠ」に぀いおは単䜍ずするこずができその他の必履修教科・科目暙準単䜍数が単䜍 であるものを陀く。 に぀いおはその単䜍数の䞀郚を枛じるこずができる。 ᳀ ア 囜語のうち「珟代の囜語」及び「蚀語文化」 ᳀ ã‚€ 地理歎史のうち「地理総合」及び「歎史総合」 ᳀ り 公民のうち「公共」 ᳀ ゚ 数孊のうち「数孊Ⅰ」 ᳀ オ 理科のうち「科孊ず人間生掻」  「物理基瀎」  「化孊基瀎」  「生物基瀎」及び「地孊基瀎」のう ちから科目うち科目は「科孊ず人間生掻」ずする。 又は「物理基瀎」  「化孊基瀎」  「生物 基瀎」及び「地孊基瀎」のうちから科目 ᳀ カ 保健䜓育のうち「䜓育」及び「保健」 ᳀ キ 芞術のうち「音楜Ⅰ」  「矎術Ⅰ」  「工芞Ⅰ」及び「曞道Ⅰ」のうちから科目 ᳀ ク 倖囜語のうち 「英語コミュニケヌションⅠ」 英語以倖の倖囜語を履修する堎合は孊校蚭定科 目ずしお蚭ける科目ずしその暙準単䜍数は単䜍ずする。  ᳀ ケ 家庭のうち「家庭基瀎」及び「家庭総合」のうちから科目 ᳀ コ 情報のうち「情報Ⅰ」  総合的な探究の時間に぀いおは党おの生埒に履修させるものずしその単䜍数は 1 のむに 暙準単䜍数ずしお瀺された単䜍数の䞋限を䞋らないものずする。ただし特に必芁がある堎合には
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総 則 24 その単䜍数を単䜍ずするこずができる。  倖囜の高等孊校に留孊しおいた生埒に぀いお倖囜の高等孊校における履修により必履修教 科・科目又は総合的な探究の時間の履修ず同様の成果が認められる堎合においおは倖囜の高等孊 校における履修をもっお盞圓する必履修教科・科目又は総合的な探究の時間の履修の䞀郚又は党郚 に替えるこずができる。 む 普通科以倖の普通教育を䞻ずする孊科における各教科・科目等の履修  普通科以倖の普通教育を䞻ずする孊科における各教科・科目及び総合的な探究の時間の履修に぀い おはアのほか次のずおりずする。  普通科以倖の普通教育を䞻ずする孊科においおは各孊科に係る孊校教育法斜行芏則第103 条の 各号に掲げる方針を螏たえ各孊科の特色等に応じた目暙及び内容を定めた孊校蚭定教科に関す る科目を蚭け圓該科目に぀いおは党おの生埒に履修させるものずしその単䜍数は単䜍を䞋 らないこず。  普通科以倖の普通教育を䞻ずする孊科においおは の孊校蚭定教科に関する科目及び総合的 な探究の時間に぀いお党おの生埒に履修させる単䜍数の蚈は単䜍を䞋らないこず。  普通科以倖の普通教育を䞻ずする孊科においおは の孊校蚭定教科に関する科目又は総合的 な探究の時間を原則ずしお各幎次にわたり履修させるこず。その際孊校蚭定教科に関する科目 及び総合的な探究の時間に぀いお盞互の関連を図り系統的発展的な指導を行うこずに特に意を 甚いるこず。 り 専門孊科における各教科・科目の履修  専門孊科における各教科・科目の履修に぀いおはアのほか次のずおりずする。  専門孊科においおは専門教科・科目  1 のりの衚に掲げる各教科・科目同衚に掲げる教科に 属する孊校蚭定科目及び専門教育に関する孊校蚭定教科に関する科目をいう。 以䞋同じ。  に぀いお 党おの生埒に履修させる単䜍数は25 単䜍を䞋らないこず。ただし商業に関する孊科においおは 䞊蚘の単䜍数の䞭に倖囜語に属する科目の単䜍を単䜍たで含めるこずができるこず。たた商業 に関する孊科以倖の専門孊科においおは各孊科の目暙を達成する䞊で専門教科・科目以倖の各 教科・科目の履修により専門教科・科目の履修ず同様の成果が期埅できる堎合においおはその 専門教科・科目以倖の各教科・科目の単䜍を単䜍たで䞊蚘の単䜍数の䞭に含めるこずができるこ ず。  専門教科・科目の履修によっおアの必履修教科・科目の履修ず同様の成果が期埅できる堎合に おいおはその専門教科・科目の履修をもっお必履修教科・科目の履修の䞀郚又は党郚に替える こずができるこず。  職業教育を䞻ずする専門孊科においおは総合的な探究の時間の履修により蟲業工業商業 氎産家庭若しくは情報の各教科の「課題研究」 看護の「看護臚地実習」又は犏祉の「介護総合挔 習」 以䞋「課題研究等」ずいう。 の履修ず同様の成果が期埅できる堎合においおは総合的な探 究の時間の履修をもっお課題研究等の履修の䞀郚又は党郚に替えるこずができるこず。たた課題 研究等の履修により総合的な探究の時間の履修ず同様の成果が期埅できる堎合においおは課題 研究等の履修をもっお総合的な探究の時間の履修の䞀郚又は党郚に替えるこずができるこず。 ゚ 総合孊科における各教科・科目の履修等  総合孊科における各教科・科目の履修等に぀いおはアのほか次のずおりずする。  総合孊科においおは 1 のオの  に掲げる「産業瀟䌚ず人間」を党おの生埒に原則ずしお入孊 幎次に履修させるものずし暙準単䜍数は〜単䜍ずするこず。  総合孊科においおは孊幎による教育課皋の区分を蚭けない課皋以䞋「単䜍制による課皋」ず
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総 則 25 いう。  ずするこずを原則ずするずずもに 「産業瀟䌚ず人間」 及び専門教科・科目を合わせお25 単 䜍以䞊蚭け生埒が倚様な各教科・科目から䞻䜓的に遞択履修できるようにするこず。その際生 埒が遞択履修するに圓たっおの指針ずなるよう䜓系性や専門性等においお盞互に関連する各教 科・科目によっお構成される科目矀を耇数蚭けるずずもに必芁に応じそれら以倖の各教科・科 目を蚭け生埒が自由に遞択履修できるようにするこず。 3各教科・科目等の授業時数等 ア 党日制の課皋における各教科・科目及びホヌムルヌム掻動の授業は幎間35 週行うこずを暙準ずし 必芁がある堎合には各教科・科目の授業を特定の孊期又は特定の期間倏季冬季孊幎末等の䌑 業日の期間に授業日を蚭定する堎合を含む。 に行うこずができる。 ã‚€ 党日制の課皋における週圓たりの授業時数は30 単䜍時間を暙準ずする。 ただし必芁がある堎合 にはこれを増加するこずができる。 り 定時制の課皋における授業日数の季節的配分又は週若しくは日圓たりの授業時数に぀いおは生 埒の勀劎状況ず地域の諞事情等を考慮しお適切に定めるものずする。 ゚ ホヌムルヌム掻動の授業時数に぀いおは原則ずしお幎間35 単䜍時間以䞊ずするものずする。 オ 生埒䌚掻動及び孊校行事に぀いおは孊校の実態に応じおそれぞれ適切な授業時数を充おるもの ずする。 カ 定時制の課皋においお特別の事情がある堎合にはホヌムルヌム掻動の授業時数の䞀郚を枛じ 又はホヌムルヌム掻動及び生埒䌚掻動の内容の䞀郚を行わないものずするこずができる。 キ 各教科・科目等のそれぞれの授業の単䜍時間は各孊校においお各教科・科目等の授業時数を 確保し぀぀生埒の実態及び各教科・科目等の特質を考慮しお適切に定めるものずする。 ク 各教科・科目等の特質に応じ10 分から15 分皋床の短い時間を掻甚しお特定の各教科・科目等の 指導を行う堎合においお圓該各教科・科目等を担圓する教垫が単元や題材など内容や時間のたずた りを芋通した䞭でその指導内容の決定や指導の成果の把握ず掻甚等を責任をもっお行う䜓制が敎備 されおいるずきはその時間を圓該各教科・科目等の授業時数に含めるこずができる。 ケ 総合的な探究の時間における孊習掻動により特別掻動の孊校行事に掲げる各行事の実斜ず同様の 成果が期埅できる堎合においおは総合的な探究の時間における孊習掻動をもっお盞圓する特別掻動 の孊校行事に掲げる各行事の実斜に替えるこずができる。 コ 理数の「理数探究基瀎」又は「理数探究」の履修により総合的な探究の時間の履修ず同様の成果 が期埅できる堎合においおは 「理数探究基瀎」 又は 「理数探究」 の履修をもっお総合的な探究の時間 の履修の䞀郚又は党郚に替えるこずができる。 4遞択履修の趣旚を生かした適切な教育課皋の線成  教育課皋の線成に圓たっおは生埒の特性進路等に応じた適切な各教科・科目の履修ができるよう にしこのため倚様な各教科・科目を蚭け生埒が自由に遞択履修するこずのできるよう配慮するもの ずする。たた教育課皋の類型を蚭けそのいずれかの類型を遞択しお履修させる堎合においおもそ の類型においお履修させるこずになっおいる各教科・科目以倖の各教科・科目を履修させたり生埒が 自由に遞択履修するこずのできる各教科・科目を蚭けたりするものずする。 5各教科・科目等の内容等の取扱い ア 孊校においおは第章以䞋に瀺しおいない事項を加えお指導するこずができる。たた第章以 䞋に瀺す内容の取扱いのうち内容の範囲や皋床等を瀺す事項は圓該科目を履修する党おの生埒に察 しお指導するものずする内容の範囲や皋床等を瀺したものであり孊校においお必芁がある堎合には この事項にかかわらず指導するこずができる。ただしこれらの堎合には第章以䞋に瀺す教科 科目及び特別掻動の目暙や内容の趣旚を逞脱したり生埒の負担が過重ずなったりするこずのないよ
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総 則 26 うにするものずする。 ã‚€ 第章以䞋に瀺す各教科・科目及び特別掻動の内容に掲げる事項の順序は特に瀺す堎合を陀き 指導の順序を瀺すものではないので孊校においおはその取扱いに぀いお適切な工倫を加えるもの ずする。 り 孊校においおはあらかじめ蚈画しお各教科・科目の内容及び総合的な探究の時間における孊習 掻動を孊期の区分に応じお単䜍ごずに分割しお指導するこずができる。 ゚ 孊校においおは特に必芁がある堎合には第章及び第章に瀺す教科及び科目の目暙の趣旚を 損なわない範囲内で各教科・科目の内容に関する事項に぀いお基瀎的・基本的な事項に重点を眮 くなどその内容を適切に遞択しお指導するこずができる。 6指導蚈画の䜜成に圓たっお配慮すべき事項  各孊校においおは次の事項に配慮しながら孊校の創意工倫を生かし党䜓ずしお調和のずれた 具䜓的な指導蚈画を䜜成するものずする。 ア 各教科・科目等の指導内容に぀いおは単元や題材など内容や時間のたずたりを芋通しながらそ のたずめ方や重点の眮き方に適切な工倫を加え第欟のに瀺す䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟 に向けた授業改善を通しお資質・胜力を育む効果的な指導ができるようにするこず。 ã‚€ 各教科・科目等に぀いお盞互の関連を図り系統的発展的な指導ができるようにするこず。 7キャリア教育及び職業教育に関しお配慮すべき事項 ア 孊校においおは第欟のに瀺すキャリア教育及び職業教育を掚進するために生埒の特性や進 路孊校や地域の実態等を考慮し地域や産業界等ずの連携を図り産業珟堎等における長期間の実 習を取り入れるなどの就業䜓隓掻動の機䌚を積極的に蚭けるずずもに地域や産業界等の人々の協力 を積極的に埗るよう配慮するものずする。 ã‚€ 普通教育を䞻ずする孊科においおは生埒の特性や進路孊校や地域の実態等を考慮し必芁に応 じお適切な職業に関する各教科・科目の履修の機䌚の確保に぀いお配慮するものずする。 り 職業教育を䞻ずする専門孊科においおは次の事項に配慮するものずする。  職業に関する各教科・科目に぀いおは実隓・実習に配圓する授業時数を十分確保するようにす るこず。  生埒の実態を考慮し職業に関する各教科・科目の履修を容易にするため特別な配慮が必芁な堎 合には各分野における基瀎的又は䞭栞的な科目を重点的に遞択しその内容に぀いおは基瀎的・ 基本的な事項が確実に身に付くように取り扱いたた䞻ずしお実隓・実習によっお指導するなど の工倫をこらすようにするこず。 ゚ 職業に関する各教科・科目に぀いおは次の事項に配慮するものずする。  職業に関する各教科・科目に぀いおは就業䜓隓掻動をもっお実習に替えるこずができるこず。 この堎合就業䜓隓掻動はその各教科・科目の内容に盎接関係がありか぀その䞀郚ずしおあ らかじめ蚈画し評䟡されるものであるこずを芁するこず。  蟲業氎産及び家庭に関する各教科・科目の指導に圓たっおはホヌムプロゞェクト䞊びに孊校 家庭クラブ及び孊校蟲業クラブなどの掻動を掻甚しお孊習の効果を䞊げるよう留意するこず。こ の堎合ホヌムプロゞェクトに぀いおはその各教科・科目の授業時数の10 分の以内をこれに 充おるこずができるこず。  定時制及び通信制の課皋においお職業に関する各教科・科目を履修する生埒が珟にその各教 科・科目ず密接な関係を有する職業 家事を含む。  に埓事しおいる堎合でその職業における実務 等がその各教科・科目の䞀郚を履修した堎合ず同様の成果があるず認められるずきはその実務 等をもっおその各教科・科目の履修の䞀郚に替えるこずができるこず。
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総 則 27  孊校段階等間の接続  教育課皋の線成に圓たっおは次の事項に配慮しながら孊校段階等間の接続を図るものずする。 1 珟行の䞭孊校孊習指導芁領を螏たえ䞭孊校教育たでの孊習の成果が高等孊校教育に円滑に接続され 高等孊校教育段階の終わりたでに育成するこずを目指す資質・胜力を生埒が確実に身に付けるこずが できるよう工倫するこず。特に䞭等教育孊校連携型高等孊校及び䜵蚭型高等孊校においおは䞭等 教育幎間を芋通した蚈画的か぀継続的な教育課皋を線成するこず。 2 生埒や孊校の実態等に応じ必芁がある堎合には䟋えば次のような工倫を行い矩務教育段階での 孊習内容の確実な定着を図るようにするこず。 ア 各教科・科目の指導に圓たり矩務教育段階での孊習内容の確実な定着を図るための孊習機䌚を蚭 けるこず。 ã‚€ 矩務教育段階での孊習内容の確実な定着を図りながら必履修教科・科目の内容を十分に習埗させ るこずができるようその単䜍数を暙準単䜍数の暙準の限床を超えお増加しお配圓するこず。 り 矩務教育段階での孊習内容の確実な定着を図るこずを目暙ずした孊校蚭定科目等を履修させた埌に 必履修教科・科目を履修させるようにするこず。 3 倧孊や専門孊校等における教育や瀟䌚的・職業的自立生涯にわたる孊習のために高等孊校卒業以 降の教育や職業ずの円滑な接続が図られるよう関連する教育機関や䌁業等ずの連携により卒業埌の 進路に求められる資質・胜力を着実に育成するこずができるよう工倫するこず。  通信制の課皋における教育課皋の特䟋  通信制の課皋における教育課皋に぀いおはからたで の 3  4 䞊びに 7 の゚の  及び  を 陀く。 䞊びに第欟及び第欟から第欟たでに定めるずころによるほか次に定めるずころによる。 1 各教科・科目の添削指導の回数及び面接指導の単䜍時間 単䜍時間は50 分ずしお蚈算するものず する。以䞋同じ。 数の暙準は単䜍に぀き次の衚のずおりずする。 各教科・科目 添削指導回 面接指導単䜍時間 囜語地理歎史公民及び数孊に属 する科目   理科に属する科目   保健䜓育に属する科目のうち 「䜓育」   保健䜓育に属する科目のうち 「保健」   芞術及び倖囜語に属する科目   家庭及び情報に属する科目䞊びに専 門教科・科目 各教科・科目の必芁に 応じお〜 各教科・科目の必芁に 応じお〜 2 孊校蚭定教科に関する科目のうち専門教科・科目以倖のものの添削指導の回数及び面接指導の単䜍時 間数に぀いおは単䜍に぀きそれぞれ回以䞊及び単䜍時間以䞊を確保した䞊で各孊校が適切 に定めるものずする。 3 理数に属する科目及び総合的な探究の時間の添削指導の回数及び面接指導の単䜍時間数に぀いおは 単䜍に぀きそれぞれ回以䞊及び単䜍時間以䞊を確保した䞊で各孊校においお孊習掻動に応 じ適切に定めるものずする。 4 各孊校における面接指導の回あたりの時間は各孊校においお 1 から 3 たでの暙準を螏たえ 各教科・科目及び総合的な探究の時間の面接指導の単䜍時間数を確保し぀぀生埒の実態䞊びに各教 科・科目及び総合的な探究の時間の特質を考慮しお適切に定めるものずする。
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総 則 28 5  孊校がその指導蚈画に各教科・科目又は特別掻動に぀いお䜓系的に行われるラゞオ攟送テレビ 攟送その他の倚様なメディアを利甚しお行う孊習を蚈画的か぀継続的に取り入れた堎合で生埒がこれ らの方法により孊習し報告課題の䜜成等によりその成果が満足できるず認められるずきはその生 埒に぀いおその各教科・科目の面接指導の時間数又は特別掻動の時間数以䞋「面接指導等時間数」 ずいう。 のうち10 分の以内の時間数を免陀するこずができる。たた生埒の実態等を考慮しお特 に必芁がある堎合は面接指導等時間数のうち耇数のメディアを利甚するこずにより各メディアご ずにそれぞれ10 分の以内の時間数を免陀するこずができる。ただし免陀する時間数は合わせお 10 分のを超えるこずができない。  なお生埒の面接指導等時間数を免陀しようずする堎合には添削指導及び面接指導ずの関連を図り 第欟のに瀺す事項に配慮しながら本来行われるべき孊習の量ず質を䜎䞋させるこずがないよう十 分配慮しなければならない。 6詊隓は各孊校においお各教科・科目の目暙の実珟に向けた孊習状況を把握する芳点から単元な ど内容や時間のたずたりを芋通しながら各教科・科目の履修に぀き適切な回数を確保した䞊で添削 指導及び面接指導ずの関連を図りその内容及び時期を適切に定めなければならない。 7  特別掻動に぀いおはホヌムルヌム掻動を含めお各々の生埒の卒業たでに30 単䜍時間以䞊指導す るものずする。なお特別の事情がある堎合にはホヌムルヌム掻動及び生埒䌚掻動の内容の䞀郚を行 わないものずするこずができる。 第欟 教育課皋の実斜ず孊習評䟡  䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善  各教科・科目等の指導に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 1  第欟のの 1 から 3 たでに瀺すこずが偏りなく実珟されるよう単元や題材など内容や時間のた ずたりを芋通しながら生埒の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を行うこず。  特に各教科・科目等においお身に付けた知識及び技胜を掻甚したり思考力刀断力衚珟力等や 孊びに向かう力人間性等を発揮させたりしお孊習の察象ずなる物事を捉え思考するこずにより各 教科・科目等の特質に応じた物事を捉える芖点や考え方以䞋「芋方・考え方」ずいう。 が鍛えられお いくこずに留意し生埒が各教科・科目等の特質に応じた芋方・考え方を働かせながら知識を盞互に 関連付けおより深く理解したり情報を粟査しお考えを圢成したり問題を芋いだしお解決策を考えた り思いや考えを基に創造したりするこずに向かう過皋を重芖した孊習の充実を図るこず。 2  第欟のの 1 に瀺す蚀語胜力の育成を図るため各孊校においお必芁な蚀語環境を敎えるずずもに 囜語科を芁ずし぀぀各教科・科目等の特質に応じお生埒の蚀語掻動を充実するこず。 あわせお 6 に 瀺すずおり読曞掻動を充実するこず。 3  第欟のの 1 に瀺す情報掻甚胜力の育成を図るため各孊校においおコンピュヌタや情報通信 ネットワヌクなどの情報手段を掻甚するために必芁な環境を敎えこれらを適切に掻甚した孊習掻動の 充実を図るこず。たた各皮の統蚈資料や新聞芖聎芚教材や教育機噚などの教材・教具の適切な掻甚 を図るこず。 4  生埒が孊習の芋通しを立おたり孊習したこずを振り返ったりする掻動を蚈画的に取り入れるように 工倫するこず。 5  生埒が生呜の有限性や自然の倧切さ䞻䜓的に挑戊しおみるこずや倚様な他者ず協働するこずの重芁 性などを実感しながら理解するこずができるよう各教科・科目等の特質に応じた䜓隓掻動を重芖し 家庭や地域瀟䌚ず連携し぀぀䜓系的・継続的に実斜できるよう工倫するこず。
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総 則 29 6  孊校図曞通を蚈画的に利甚しその機胜の掻甚を図り生埒の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向け た授業改善に生かすずずもに生埒の自䞻的自発的な孊習掻動や読曞掻動を充実するこず。たた地 域の図曞通や博物通矎術通劇堎音楜堂等の斜蚭の掻甚を積極的に図り資料を掻甚した情報の収 集や鑑賞等の孊習掻動を充実するこず。  孊習評䟡の充実  孊習評䟡の実斜に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 1  生埒のよい点や進歩の状況などを積極的に評䟡し孊習したこずの意矩や䟡倀を実感できるようにす るこず。たた各教科・科目等の目暙の実珟に向けた孊習状況を把握する芳点から単元や題材など内 容や時間のたずたりを芋通しながら評䟡の堎面や方法を工倫しお孊習の過皋や成果を評䟡し指導の 改善や孊習意欲の向䞊を図り資質・胜力の育成に生かすようにするこず。 2  創意工倫の䞭で孊習評䟡の劥圓性や信頌性が高められるよう組織的か぀蚈画的な取組を掚進するず ずもに孊幎や孊校段階を越えお生埒の孊習の成果が円滑に接続されるように工倫するこず。 第欟 単䜍の修埗及び卒業の認定  各教科・科目及び総合的な探究の時間の単䜍の修埗の認定 1  孊校においおは生埒が孊校の定める指導蚈画に埓っお各教科・科目を履修しその成果が教科及び 科目の目暙からみお満足できるず認められる堎合にはその各教科・科目に぀いお履修した単䜍を修埗 したこずを認定しなければならない。 2  孊校においおは生埒が孊校の定める指導蚈画に埓っお総合的な探究の時間を履修しその成果が第 章の第のに基づき定められる目暙からみお満足できるず認められる堎合には総合的な探究の時 間に぀いお履修した単䜍を修埗したこずを認定しなければならない。 3  孊校においおは生埒が科目又は総合的な探究の時間を以䞊の幎次にわたっお履修したずきは 各幎次ごずにその各教科・科目又は総合的な探究の時間に぀いお履修した単䜍を修埗したこずを認定す るこずを原則ずする。たた単䜍の修埗の認定を孊期の区分ごずに行うこずができる。  卒業たでに修埗させる単䜍数  孊校においおは卒業たでに修埗させる単䜍数を定め校長は圓該単䜍数を修埗した者で特別掻動 の成果がその目暙からみお満足できるず認められるものに぀いお高等孊校の党課皋の修了を認定するも のずする。この堎合卒業たでに修埗させる単䜍数は74 単䜍以䞊ずする。なお普通教育を䞻ずする孊 科においおは卒業たでに修埗させる単䜍数に含めるこずができる孊校蚭定科目及び孊校蚭定教科に関す る科目に係る修埗単䜍数は合わせお20 単䜍を超えるこずができない。  各孊幎の課皋の修了の認定  孊校においおは各孊幎の課皋の修了の認定に぀いおは単䜍制が䜵甚されおいるこずを螏たえ匟力 的に行うよう配慮するものずする。 第欟 生埒の発達の支揎  生埒の発達を支える指導の充実  教育課皋の線成及び実斜に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 1  孊習や生掻の基盀ずしお教垫ず生埒ずの信頌関係及び生埒盞互のよりよい人間関係を育おるため 日頃からホヌムルヌム経営の充実を図るこず。たた䞻に集団の堎面で必芁な指導や揎助を行うガむダ ンスず個々の生埒の倚様な実態を螏たえ䞀人䞀人が抱える課題に個別に察応した指導を行うカりン
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総 則 30 セリングの双方により生埒の発達を支揎するこず。 2 生埒が自己の存圚感を実感しながらよりよい人間関係を圢成し有意矩で充実した孊校生掻を送 る䞭で珟圚及び将来における自己実珟を図っおいくこずができるよう生埒理解を深め孊習指導ず 関連付けながら生埒指導の充実を図るこず。 3 生埒が孊ぶこずず自己の将来ずの぀ながりを芋通しながら瀟䌚的・職業的自立に向けお必芁な基 盀ずなる資質・胜力を身に付けおいくこずができるよう特別掻動を芁ずし぀぀各教科・科目等の特質 に応じおキャリア教育の充実を図るこず。その䞭で生埒が自己の圚り方生き方を考え䞻䜓的に進路 を遞択するこずができるよう孊校の教育掻動党䜓を通じ組織的か぀蚈画的な進路指導を行うこず。 4 孊校の教育掻動党䜓を通じお個々の生埒の特性等の的確な把握に努めその䌞長を図るこず。たた 生埒が適切な各教科・科目や類型を遞択し孊校やホヌムルヌムでの生掻によりよく適応するずずもに 珟圚及び将来の生き方を考え行動する態床や胜力を育成するこずができるようにするこず。 5 生埒が基瀎的・基本的な知識及び技胜の習埗も含め孊習内容を確実に身に付けるこずができるよ う生埒や孊校の実態に応じ個別孊習やグルヌプ別孊習繰り返し孊習孊習内容の習熟の皋床に応 じた孊習生埒の興味・関心等に応じた課題孊習補充的な孊習や発展的な孊習などの孊習掻動を取り 入れるこずや教垫間の協力による指導䜓制を確保するこずなど指導方法や指導䜓制の工倫改善によ り個に応じた指導の充実を図るこず。 その際第欟のの 3 に瀺す情報手段や教材・教具の掻甚を 図るこず。 6 孊習の遅れがちな生埒などに぀いおは各教科・科目等の遞択その内容の取扱いなどに぀いお必芁 な配慮を行い生埒の実態に応じ䟋えば矩務教育段階の孊習内容の確実な定着を図るための指導を適 宜取り入れるなど指導内容や指導方法を工倫するこず。  特別な配慮を必芁ずする生埒ぞの指導 1障害のある生埒などぞの指導 ア 障害のある生埒などに぀いおは特別支揎孊校等の助蚀又は揎助を掻甚し぀぀個々の生埒の障害 の状態等に応じた指導内容や指導方法の工倫を組織的か぀蚈画的に行うものずする。 ã‚€ 障害のある生埒に察しお孊校教育法斜行芏則第140 条の芏定に基づき特別の教育課皋を線成し 障害に応じた特別の指導以䞋「通玚による指導」ずいう。 を行う堎合には孊校教育法斜行芏則第 129 条の芏定により定める珟行の特別支揎孊校高等郚孊習指導芁領第章に瀺す自立掻動の内容を参 考ずし具䜓的な目暙や内容を定め指導を行うものずする。その際通玚による指導が効果的に行 われるよう各教科・科目等ず通玚による指導ずの関連を図るなど教垫間の連携に努めるものずす る。  なお通玚による指導における単䜍の修埗の認定に぀いおは次のずおりずする。  孊校においおは生埒が孊校の定める個別の指導蚈画に埓っお通玚による指導を履修しその成 果が個別に蚭定された指導目暙からみお満足できるず認められる堎合には圓該孊校の単䜍を修埗 したこずを認定しなければならない。  孊校においおは生埒が通玚による指導を以䞊の幎次にわたっお履修したずきは各幎次ごず に圓該孊校の単䜍を修埗したこずを認定するこずを原則ずする。ただし幎床途䞭から通玚による 指導を開始するなど特定の幎床における授業時数が単䜍ずしお蚈算する暙準の単䜍時間に満 たない堎合は次幎床以降に通玚による指導の時間を蚭定し以䞊の幎次にわたる授業時数を合 算しお単䜍の修埗の認定を行うこずができる。たた単䜍の修埗の認定を孊期の区分ごずに行うこ ずができる。 り 障害のある生埒などに぀いおは家庭地域及び医療や犏祉保健劎働等の業務を行う関係機関 ずの連携を図り長期的な芖点で生埒ぞの教育的支揎を行うために個別の教育支揎蚈画を䜜成し掻
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総 則 31 甚するこずに努めるずずもに各教科・科目等の指導に圓たっお個々の生埒の実態を的確に把握し 個別の指導蚈画を䜜成し掻甚するこずに努めるものずする。特に通玚による指導を受ける生埒に぀ いおは個々の生埒の障害の状態等の実態を的確に把握し個別の教育支揎蚈画や個別の指導蚈画を 䜜成し効果的に掻甚するものずする。 2  海倖から垰囜した生埒などの孊校生掻ぞの適応や日本語の習埗に困難のある生埒に察する日本語指 導 ア 海倖から垰囜した生埒などに぀いおは孊校生掻ぞの適応を図るずずもに倖囜における生掻経隓 を生かすなどの適切な指導を行うものずする。 ã‚€ 日本語の習埗に困難のある生埒に぀いおは個々の生埒の実態に応じた指導内容や指導方法の工倫 を組織的か぀蚈画的に行うものずする。 り 日本語の修埗に困難のある生埒に察しお孊校教育法斜行芏則第86 条のの芏定に基づき特別 の教育課皋を線成し日本語の胜力に応じた特別の指導以䞋「通玚による日本語指導」ずいう。 を 行う堎合には教垫間の連携に努め指導に぀いおの蚈画を個別に䜜成するこずなどにより効果的 な指導に努めるものずする。  なお通玚による日本語指導における単䜍の修埗の認定に぀いおは次のずおりずする。 孊校においおは生埒が孊校の定める個別の指導蚈画に埓っお通玚による日本語指導を履修し その成果が個別に蚭定された指導目暙からみお満足できるず認められる堎合には圓該孊校の単䜍 を修埗したこずを認定しなければならない。 孊校においおは生埒が通玚による日本語指導を以䞊の幎次にわたっお履修したずきは各幎 次ごずに圓該孊校の単䜍を修埗したこずを認定するこずを原則ずする。ただし幎床途䞭から通玚 による日本語指導を開始するなど特定の幎床における授業時数が単䜍ずしお蚈算する暙準の 単䜍時間に満たない堎合は次幎床以降に通玚による日本語指導の時間を蚭定し以䞊の幎次に わたる授業時数を合算しお単䜍の修埗の認定を行うこずができる。たた単䜍の修埗の認定を孊期 の区分ごずに行うこずができる。 3䞍登校生埒ぞの配慮 ア 䞍登校生埒に぀いおは保護者や関係機関ず連携を図り心理や犏祉の専門家の助蚀又は揎助を埗 ながら瀟䌚的自立を目指す芳点から個々の生埒の実態に応じた情報の提䟛その他の必芁な支揎を 行うものずする。 ã‚€ 盞圓の期間高等孊校を欠垭し匕き続き欠垭するず認められる生埒等を察象ずしお文郚科孊倧臣が 認める特別の教育課皋を線成する堎合には生埒の実態に配慮した教育課皋を線成するずずもに個 別孊習やグルヌプ別孊習など指導方法や指導䜓制の工倫改善に努めるものずする。 第欟 孊校運営䞊の留意事項  教育課皋の改善ず孊校評䟡教育課皋倖の掻動ずの連携等 ア 各孊校においおは校長の方針の䞋に校務分掌に基づき教職員が適切に圹割を分担し぀぀盞互に 連携しながら各孊校の特色を生かしたカリキュラム・マネゞメントを行うよう努めるものずする。た た各孊校が行う孊校評䟡に぀いおは教育課皋の線成実斜改善が教育掻動や孊校運営の䞭栞ずな るこずを螏たえカリキュラム・マネゞメントず関連付けながら実斜するよう留意するものずする。 ã‚€ 教育課皋の線成及び実斜に圓たっおは孊校保健蚈画孊校安党蚈画食に関する指導の党䜓蚈画 いじめの防止等のための察策に関する基本的な方針など各分野における孊校の党䜓蚈画等ず関連付け ながら効果的な指導が行われるように留意するものずする。
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総 則 32 り 教育課皋倖の孊校教育掻動ず教育課皋の関連が図られるように留意するものずする。特に生埒の自 䞻的自発的な参加により行われる郚掻動に぀いおはスポヌツや文化科孊等に芪したせ孊習意欲 の向䞊や責任感連垯感の涵 かん 逊等孊校教育が目指す資質・胜力の育成に資するものであり孊校教育 の䞀環ずしお教育課皋ずの関連が図られるよう留意するこず。その際孊校や地域の実態に応じ地 域の人々の協力瀟䌚教育斜蚭や瀟䌚教育関係団䜓等の各皮団䜓ずの連携などの運営䞊の工倫を行い 持続可胜な運営䜓制が敎えられるようにするものずする。  家庭や地域瀟䌚ずの連携及び協働ず孊校間の連携  教育課皋の線成及び実斜に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 ア 孊校がその目的を達成するため孊校や地域の実態等に応じ教育掻動の実斜に必芁な人的又は物的 な䜓制を家庭や地域の人々の協力を埗ながら敎えるなど家庭や地域瀟䌚ずの連携及び協働を深めるこ ず。たた高霢者や異幎霢の子䟛など地域における䞖代を越えた亀流の機䌚を蚭けるこず。 ã‚€ 他の高等孊校や幌皚園認定こども園保育所小孊校䞭孊校特別支揎孊校及び倧孊などずの 間の連携や亀流を図るずずもに障害のある幌児児童生埒ずの亀流及び共同孊習の機䌚を蚭け共に尊 重し合いながら協働しお生掻しおいく態床を育むようにするこず。 第欟 道埳教育に関する配慮事項  道埳教育を進めるに圓たっおは道埳教育の特質を螏たえ第欟たでに瀺す事項に加え次の事項に配 慮するものずする。  各孊校においおは第欟のの 2 に瀺す道埳教育の目暙を螏たえ道埳教育の党䜓蚈画を䜜成し 校長の方針の䞋に道埳教育の掚進を䞻に担圓する教垫 「道埳教育掚進教垫」ずいう。 を䞭心に党教 垫が協力しお道埳教育を展開するこず。なお道埳教育の党䜓蚈画の䜜成に圓たっおは生埒や孊校の実 態に応じ指導の方針や重点を明らかにしお各教科・科目等ずの関係を明らかにするこず。その際公 民科の「公共」及び「倫理」䞊びに特別掻動が人間ずしおの圚り方生き方に関する䞭栞的な指導の堎面 であるこずに配慮するこず。  道埳教育を進めるに圓たっおは䞭孊校たでの特別の教科である道埳の孊習等を通じお深めた䞻ずし お自分自身人ずの関わり集団や瀟䌚ずの関わり生呜や自然厇高なものずの関わりに関する道埳的 諞䟡倀に぀いおの理解を基にしながら様々な䜓隓や思玢の機䌚等を通しお人間ずしおの圚り方生き方 に぀いおの考えを深めるよう留意するこず。たた自立心や自埋性を高め芏埋ある生掻をするこず生 呜を尊重する心を育おるこず瀟䌚連垯の自芚を高め䞻䜓的に瀟䌚の圢成に参画する意欲ず態床を逊う こず矩務を果たし責任を重んずる態床及び人暩を尊重し差別のないよりよい瀟䌚を実珟しようずする態 床を逊うこず䌝統ず文化を尊重しそれらを育んできた我が囜ず郷土を愛するずずもに他囜を尊重す るこず囜際瀟䌚に生きる日本人ずしおの自芚を身に付けるこずに関する指導が適切に行われるよう配慮 するこず。  孊校やホヌムルヌム内の人間関係や環境を敎えるずずもに就業䜓隓掻動やボランティア掻動自然䜓 隓掻動地域の行事ぞの参加などの豊かな䜓隓を充実するこず。たた道埳教育の指導が生埒の日垞生 掻に生かされるようにするこず。その際いじめの防止や安党の確保等にも資するこずずなるように留意 するこず。  孊校の道埳教育の党䜓蚈画や道埳教育に関する諞掻動などの情報を積極的に公衚したり道埳教育の充 実のために家庭や地域の人々の積極的な参加や協力を埗たりするなど家庭や地域瀟䌚ずの共通理解を深 めるこず。
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囜 語 33 第章 各孊科に共通する各教科 第節 囜語 第欟 目 暙  蚀葉による芋方・考え方を働かせ蚀語掻動を通しお囜語で的確に理解し効果的に衚珟する資質・胜力 を次のずおり育成するこずを目指す。 1  生涯にわたる瀟䌚生掻に必芁な囜語に぀いおその特質を理解し適切に䜿うこずができるようにする。 2  生涯にわたる瀟䌚生掻における他者ずの関わりの䞭で䌝え合う力を高め思考力や想像力を䌞ばす。 3  蚀葉のも぀䟡倀ぞの認識を深めるずずもに蚀語感芚を磚き我が囜の蚀語文化の担い手ずしおの自 芚をもち生涯にわたり囜語を尊重しおその胜力の向䞊を図る態床を逊う。 第欟 各 科 目 第 珟代の囜語   目 暙  蚀葉による芋方・考え方を働かせ蚀語掻動を通しお囜語で的確に理解し効果的に衚珟する資質・ 胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1実瀟䌚に必芁な囜語の知識や技胜を身に付けるようにする。 2  論理的に考える力や深く共感したり豊かに想像したりする力を䌞ばし他者ずの関わりの䞭で䌝え 合う力を高め自分の思いや考えを広げたり深めたりするこずができるようにする。 3  蚀葉がも぀䟡倀ぞの認識を深めるずずもに生涯にわたっお読曞に芪しみ自己を向䞊させ我が囜 の蚀語文化の担い手ずしおの自芚をもち蚀葉を通しお他者や瀟䌚に関わろうずする態床を逊う。   内 容 〔知識及び技胜〕 1  蚀葉の特城や䜿い方に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 蚀葉には認識や思考を支える働きがあるこずを理解するこず。 ã‚€ 話し蚀葉ず曞き蚀葉の特城や圹割衚珟の特色を螏たえ正確さ分かりやすさ適切さ敬意 ず芪しさなどに配慮した衚珟や蚀葉遣いに぀いお理解し䜿うこず。 り 垞甚挢字の読みに慣れ䞻な垞甚挢字を曞き文や文章の䞭で䜿うこず。 ゚ 実瀟䌚においお理解したり衚珟したりするために必芁な語句の量を増すずずもに語句や語圙の 構造や特色甚法及び衚蚘の仕方などを理解し話や文章の䞭で䜿うこずを通しお語感を磚き語 圙を豊かにするこず。 オ 文話文章の効果的な組立お方や接続の仕方に぀いお理解するこず。 カ 比喩䟋瀺蚀い換えなどの修蟞や盎接的な述べ方や婉 えん 曲的な述べ方に぀いお理解し䜿うこず。 2  話や文章に含たれおいる情報の扱い方に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 䞻匵ず論拠など情報ず情報ずの関係に぀いお理解するこず。 ã‚€ 個別の情報ず䞀般化された情報ずの関係に぀いお理解するこず。 り 掚論の仕方を理解し䜿うこず。
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囜 語 34 ゚ 情報の劥圓性や信頌性の吟味の仕方に぀いお理解を深め䜿うこず。 オ 匕甚の仕方や出兞の瀺し方それらの必芁性に぀いお理解を深め䜿うこず。 3我が囜の蚀語文化に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 実瀟䌚ずの関わりを考えるための読曞の意矩ず効甚に぀いお理解を深めるこず。 〔思考力刀断力衚珟力等〕  話すこず・聞くこず 1 話すこず・聞くこずに関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 目的や堎に応じお実瀟䌚の䞭から適切な話題を決め様々な芳点から情報を収集敎理しお 䌝え合う内容を怜蚎するこず。 ã‚€ 自分の考えが的確に䌝わるよう自分の立堎や考えを明確にするずずもに盞手の反応を予想し お論理の展開を考えるなど話の構成や展開を工倫するこず。 り 話し蚀葉の特城を螏たえお話したり堎の状況に応じお資料や機噚を効果的に甚いたりするなど 盞手の理解が埗られるように衚珟を工倫するこず。 ゚ 論理の展開を予想しながら聞き話の内容や構成論理の展開衚珟の仕方を評䟡するずずもに 聞き取った情報を敎理しお自分の考えを広げたり深めたりするこず。 オ 論点を共有し考えを広げたり深めたりしながら話合いの目的皮類状況に応じお衚珟や 進行など話合いの仕方や結論の出し方を工倫するこず。 2 1 に瀺す事項に぀いおは䟋えば次のような蚀語掻動を通しお指導するものずする。 ア 自分の考えに぀いおスピヌチをしたりそれを聞いお同意したり質問したり論拠を瀺しお 反論したりする掻動。 ã‚€ 報告や連絡案内などのために資料に基づいお必芁な事柄を話したりそれらを聞いお質問 したり批評したりする掻動。 り 話合いの目的に応じお結論を埗たり倚様な考えを匕き出したりするための議論や蚎論を他の 議論や蚎論の蚘録などを参考にしながら行う掻動。 ゚ 集めた情報を資料にたずめ聎衆に察しお発衚する掻動。  曞くこず 1曞くこずに関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 目的や意図に応じお実瀟䌚の䞭から適切な題材を決め集めた情報の劥圓性や信頌性を吟味し お䌝えたいこずを明確にするこず。 ã‚€ 読み手の理解が埗られるよう論理の展開情報の分量や重芁床などを考えお文章の構成や展 開を工倫するこず。 り 自分の考えや事柄が的確に䌝わるよう根拠の瀺し方や説明の仕方を考えるずずもに文章の皮 類や文䜓語句などの衚珟の仕方を工倫するこず。 ゚ 目的や意図に応じお曞かれおいるかなどを確かめお文章党䜓を敎えたり読み手からの助蚀な どを螏たえお自分の文章の特長や課題を捉え盎したりするこず。 2 1 に瀺す事項に぀いおは䟋えば次のような蚀語掻動を通しお指導するものずする。 ア 論理的な文章や実甚的な文章を読み本文や資料を匕甚しながら自分の意芋や考えを論述する 掻動。 ã‚€ 読み手が必芁ずする情報に応じお手順曞や玹介文などを曞いたり曞匏を螏たえお案内文や通知 文などを曞いたりする掻動。 り 調べたこずを敎理しお報告曞や説明資料などにたずめる掻動。
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囜 語 35  読むこず 1読むこずに関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 文章の皮類を螏たえお内容や構成論理の展開などに぀いお叙述を基に的確に捉え芁旚や芁 点を把握するこず。 ã‚€ 目的に応じお文章や図衚などに含たれおいる情報を盞互に関係付けながら内容や曞き手の意 図を解釈したり文章の構成や論理の展開などに぀いお評䟡したりするずずもに自分の考えを深 めるこず。 2 1 に瀺す事項に぀いおは䟋えば次のような蚀語掻動を通しお指導するものずする。 ア 論理的な文章や実甚的な文章を読みその内容や圢匏に぀いお匕甚や芁玄などをしながら論述 したり批評したりする掻動。 ã‚€ 異なる圢匏で曞かれた耇数の文章や図衚等を䌎う文章を読み理解したこずや解釈したこずを たずめお発衚したり他の圢匏の文章に曞き換えたりする掻動。   内容の取扱い 1 内容の〔思考力刀断力衚珟力等〕における授業時数に぀いおは次の事項に配慮するものずす る。 ア 「話すこず・聞くこず」に関する指導に぀いおは20〜30 単䜍時間皋床を配圓するものずし 蚈画的に指導するこず。 ã‚€ 「曞くこず」 に関する指導に぀いおは30〜40 単䜍時間皋床を配圓するものずし蚈画的に指 導するこず。 り 「読むこず」に関する指導に぀いおは10〜20 単䜍時間皋床を配圓するものずし蚈画的に指 導するこず。 2 内容の〔知識及び技胜〕に関する指導に぀いおは次の事項に配慮するものずする。 ア 1 のりの指導に぀いおは 「蚀語文化」の内容の〔知識及び技胜〕の 1 のむの指導ずの関連を図 り蚈画的に指導するこず。 3 内容の〔思考力刀断力衚珟力等〕に関する指導に぀いおは次の事項に配慮するものずする。 ア 「話すこず・聞くこず」に関する指導に぀いおは必芁に応じお口語のきたり敬語の甚法 などを扱うこず。 ã‚€ 「曞くこず」に関する指導に぀いおは䞭孊校囜語科の曞写ずの関連を図り効果的に文字を 曞く機䌚を蚭けるこず。 4教材に぀いおは次の事項に留意するものずする。 ア 内容の〔思考力刀断力衚珟力等〕の「読むこず」の教材は珟代の瀟䌚生掻に必芁ずされ る論理的な文章及び実甚的な文章ずするこず。 ã‚€ 内容の〔思考力刀断力衚珟力等〕の「話すこず・聞くこず」  「曞くこず」及び「読む こず」のそれぞれの 2 に掲げる蚀語掻動が十分行われるよう教材を遞定するこず。 り 教材は次のような芳点に配慮しお取り䞊げるこず。  蚀語文化に察する関心や理解を深め囜語を尊重する態床を育おるのに圹立぀こず。  日垞の蚀葉遣いなど蚀語生掻に関心をもち䌝え合う力を高めるのに圹立぀こず。  思考力や想像力を䌞ばし心情を豊かにし蚀語感芚を磚くのに圹立぀こず。  情報を掻甚しお公正か぀適切に刀断する胜力や創造的粟神を逊うのに圹立぀こず。 科孊的論理的に物事を捉え考察し芖野を広げるのに圹立぀こず。  生掻や人生に぀いお考えを深め人間性を豊かにしたくたしく生きる意志を培うのに圹立぀ こず。
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囜 語 36 人間瀟䌚自然などに広く目を向け考えを深めるのに圹立぀こず。  広い芖野から囜際理解を深め日本人ずしおの自芚をもち囜際協調の粟神を高めるのに圹立 ぀こず。 第 蚀語文化   目 暙  蚀葉による芋方・考え方を働かせ蚀語掻動を通しお囜語で的確に理解し効果的に衚珟する資質・ 胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1 生涯にわたる瀟䌚生掻に必芁な囜語の知識や技胜を身に付けるずずもに我が囜の蚀語文化に察す る理解を深めるこずができるようにする。 2 論理的に考える力や深く共感したり豊かに想像したりする力を䌞ばし他者ずの関わりの䞭で䌝え 合う力を高め自分の思いや考えを広げたり深めたりするこずができるようにする。 3 蚀葉がも぀䟡倀ぞの認識を深めるずずもに生涯にわたっお読曞に芪しみ自己を向䞊させ我が囜 の蚀語文化の担い手ずしおの自芚をもち蚀葉を通しお他者や瀟䌚に関わろうずする態床を逊う。   内 容 〔知識及び技胜〕 1 蚀葉の特城や䜿い方に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 蚀葉には文化の継承発展創造を支える働きがあるこずを理解するこず。 ã‚€ 垞甚挢字の読みに慣れ䞻な垞甚挢字を曞き文や文章の䞭で䜿うこず。 り 我が囜の蚀語文化に特城的な語句の量を増しそれらの文化的背景に぀いお理解を深め文章の 䞭で䜿うこずを通しお語感を磚き語圙を豊かにするこず。 ゚ 文章の意味は文脈の䞭で圢成されるこずを理解するこず。 オ 本歌取りや芋立おなどの我が囜の蚀語文化に特城的な衚珟の技法ずその効果に぀いお理解するこ ず。 2我が囜の蚀語文化に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 我が囜の蚀語文化の特質や我が囜の文化ず倖囜の文化ずの関係に぀いお理解するこず。 ã‚€ 叀兞の䞖界に芪しむために䜜品や文章の歎史的・文化的背景などを理解するこず。 り 叀兞の䞖界に芪しむために叀兞を読むために必芁な文語のきたりや蚓読のきたり叀兞特有の 衚珟などに぀いお理解するこず。 ゚ 時間の経過や地域の文化的特城などによる文字や蚀葉の倉化に぀いお理解を深め叀兞の蚀葉ず 珟代の蚀葉ずの぀ながりに぀いお理解するこず。 オ 蚀文䞀臎䜓や和挢混亀文など歎史的な文䜓の倉化に぀いお理解を深めるこず。 カ 我が囜の蚀語文化ぞの理解に぀ながる読曞の意矩ず効甚に぀いお理解を深めるこず。 〔思考力刀断力衚珟力等〕  曞くこず 1曞くこずに関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 自分の知識や䜓隓の䞭から適切な題材を決め集めた材料のよさや味わいを吟味しお衚珟した いこずを明確にするこず。 ã‚€ 自分の䜓隓や思いが効果的に䌝わるよう文章の皮類構成展開や文䜓描写語句などの 衚珟の仕方を工倫するこず。 2 1 に瀺す事項に぀いおは䟋えば次のような蚀語掻動を通しお指導するものずする。
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囜 語 37 ア 本歌取りや折句などを甚いお感じたこずや発芋したこずを短歌や俳句で衚したり䌝統行事や 颚物詩などの文化に関する題材を遞んで随筆などを曞いたりする掻動。  読むこず 1読むこずに関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 文章の皮類を螏たえお内容や構成展開などに぀いお叙述を基に的確に捉えるこず。 ã‚€ 䜜品や文章に衚れおいるものの芋方感じ方考え方を捉え内容を解釈するこず。 り 文章の構成や展開衚珟の仕方衚珟の特色に぀いお評䟡するこず。 ゚ 䜜品や文章の成立した背景や他の䜜品などずの関係を螏たえ内容の解釈を深めるこず。 オ 䜜品の内容や解釈を螏たえ自分のものの芋方感じ方考え方を深め我が囜の蚀語文化に぀ いお自分の考えをも぀こず。 2 1 に瀺す事項に぀いおは䟋えば次のような蚀語掻動を通しお指導するものずする。 ア 我が囜の䌝統や文化に぀いお曞かれた解説や評論随筆などを読み我が囜の蚀語文化に぀いお 論述したり発衚したりする掻動。 ã‚€ 䜜品の内容や圢匏に぀いお批評したり蚎論したりする掻動。 り 異なる時代に成立した随筆や小説物語などを読み比べそれらを比范しお論じたり批評したり する掻動。 ゚ 和歌や俳句などを読み曞き換えたり倖囜語に蚳したりするこずなどを通しお互いの解釈の違い に぀いお話し合ったりテヌマを立おおたずめたりする掻動。 オ 叀兞から受け継がれおきた詩歌や芞胜の題材内容衚珟の技法などに぀いお調べその成果を 発衚したり文章にたずめたりする掻動。   内容の取扱い 1 内容の〔思考力刀断力衚珟力等〕における授業時数に぀いおは次の事項に配慮するものずす る。 ア 「曞くこず」に関する指導に぀いおは〜10 単䜍時間皋床を配圓するものずし蚈画的に指 導するこず。 ã‚€ 「読むこず」 の叀兞に関する指導に぀いおは40〜45 単䜍時間皋床を配圓するものずし蚈画 的に指導するずずもに叀兞における叀文ず挢文の割合は䞀方に偏らないようにするこず。その 際叀兞に぀いお解説した近代以降の文章などを掻甚するなどしお我が囜の蚀語文化ぞの理解を 深めるよう指導を工倫するこず。 り 「読むこず」 の近代以降の文章に関する指導に぀いおは20 単䜍時間皋床を配圓するものずし 蚈画的に指導するこず。その際我が囜の䌝統ず文化に関する近代以降の論理的な文章や叀兞に関 連する近代以降の文孊的な文章を掻甚するなどしお我が囜の蚀語文化ぞの理解を深めるよう指導 を工倫するこず。 2 内容の〔知識及び技胜〕に関する指導に぀いおは次の事項に配慮するものずする。 ア 1 のむの指導に぀いおは 「珟代の囜語」の内容の〔知識及び技胜〕の 1 のりの指導ずの関連を 図り蚈画的に指導するこず。 ã‚€ 2 のりの指導に぀いおは 〔思考力刀断力衚珟力等〕の「読むこず」の指導に即しお行う こず。 3 内容の〔思考力刀断力衚珟力等〕に関する指導に぀いおは次の事項に配慮するものずする。 ア 「曞くこず」に関する指導に぀いおは䞭孊校囜語科の曞写ずの関連を図り効果的に文字を 曞く機䌚を蚭けるこず。 ã‚€ 「読むこず」に関する指導に぀いおは文章を読み深めるため音読朗読暗唱などを取り
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囜 語 38 入れるこず。 4教材に぀いおは次の事項に留意するものずする。 ア 内容の〔思考力刀断力衚珟力等〕の「読むこず」の教材は叀兞及び近代以降の文章ずし 日本挢文近代以降の文語文や挢詩文などを含めるずずもに我が囜の蚀語文化ぞの理解を深める 孊習に資するよう我が囜の䌝統ず文化や叀兞に関連する近代以降の文章を取り䞊げるこず。たた 必芁に応じお䌝承や䌝統芞胜などに関する音声や画像の資料を甚いるこずができるこず。 ã‚€ 叀兞の教材に぀いおは衚蚘を工倫し泚釈傍泚解説珟代語蚳などを適切に甚い特に挢 文に぀いおは蚓点を付け必芁に応じお曞き䞋し文を甚いるなど理解しやすいようにするこず。 り 内容の〔思考力刀断力衚珟力等〕の「曞くこず」及び「読むこず」のそれぞれの 2 に掲 げる蚀語掻動が十分行われるよう教材を遞定するこず。 ゚ 教材は次のような芳点に配慮しお取り䞊げるこず。  蚀語文化に察する関心や理解を深め囜語を尊重する態床を育おるのに圹立぀こず。  日垞の蚀葉遣いなど蚀語生掻に関心をもち䌝え合う力を高めるのに圹立぀こず。  思考力や想像力を䌞ばし心情を豊かにし蚀語感芚を磚くのに圹立぀こず。  情報を掻甚しお公正か぀適切に刀断する胜力や創造的粟神を逊うのに圹立぀こず。  生掻や人生に぀いお考えを深め人間性を豊かにしたくたしく生きる意志を培うのに圹立぀ こず。 人間瀟䌚自然などに広く目を向け考えを深めるのに圹立぀こず。  我が囜の䌝統ず文化に察する関心や理解を深めそれらを尊重する態床を育おるのに圹立぀こ ず。  広い芖野から囜際理解を深め日本人ずしおの自芚をもち囜際協調の粟神を高めるのに圹立 ぀こず。 オ 叀兞の教材は次のような芳点に配慮しお取り䞊げるこず。  䌝統的な蚀語文化ぞの理解を深め叀兞を進んで孊習する意欲や態床を逊うのに圹立぀こず。  人間瀟䌚自然などに察する様々な時代の人々のものの芋方感じ方考え方に぀いお理解 を深めるのに圹立぀こず。  様々な時代の人々の生き方や自分の生き方に぀いお考えたり我が囜の䌝統ず文化に぀いお理 解を深めたりするのに圹立぀こず。 叀兞を読むのに必芁な知識を身に付けるのに圹立぀こず。  珟代の囜語に぀いお考えたり蚀語感芚を豊かにしたりするのに圹立぀こず。 䞭囜など倖囜の文化ずの関係に぀いお理解を深めるのに圹立぀こず。 第 論理囜語   目 暙  蚀葉による芋方・考え方を働かせ蚀語掻動を通しお囜語で的確に理解し効果的に衚珟する資質・ 胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1実瀟䌚に必芁な囜語の知識や技胜を身に付けるようにする。 2 論理的批刀的に考える力を䌞ばすずずもに創造的に考える力を逊い他者ずの関わりの䞭で䌝 え合う力を高め自分の思いや考えを広げたり深めたりするこずができるようにする。 3 蚀葉がも぀䟡倀ぞの認識を深めるずずもに生涯にわたっお読曞に芪しみ自己を向䞊させ我が囜 の蚀語文化の担い手ずしおの自芚を深め蚀葉を通しお他者や瀟䌚に関わろうずする態床を逊う。
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囜 語 39   内 容 〔知識及び技胜〕 1 蚀葉の特城や䜿い方に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 蚀葉には蚀葉そのものを認識したり説明したりするこずを可胜にする働きがあるこずを理解す るこず。 ã‚€ 論蚌したり孊術的な孊習の基瀎を孊んだりするために必芁な語句の量を増し文章の䞭で䜿うこ ずを通しお語感を磚き語圙を豊かにするこず。 り 文や文章の効果的な組立お方や接続の仕方に぀いお理解を深めるこず。 ゚ 文章の皮類に基づく効果的な段萜の構造や論の圢匏など文章の構成や展開の仕方に぀いお理解 を深めるこず。 2 文章に含たれおいる情報の扱い方に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 䞻匵ずその前提や反蚌など情報ず情報ずの関係に぀いお理解を深めるこず。 ã‚€ 情報を重芁床や抜象床などによっお階局化しお敎理する方法に぀いお理解を深め䜿うこず。 り 掚論の仕方に぀いお理解を深め䜿うこず。 3我が囜の蚀語文化に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 新たな考えの構築に資する読曞の意矩ず効甚に぀いお理解を深めるこず。 〔思考力刀断力衚珟力等〕  曞くこず 1曞くこずに関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 実瀟䌚や孊術的な孊習の基瀎に関する事柄に぀いお曞き手の立堎や論点などの様々な芳点から 情報を収集敎理しお目的や意図に応じた適切な題材を決めるこず。 ã‚€ 情報の劥圓性や信頌性を吟味しながら自分の立堎や論点を明確にしお䞻匵を支える適切な根 拠をそろえるこず。 り 立堎の異なる読み手を説埗するために批刀的に読たれるこずを想定しお効果的な文章の構成 や論理の展開を工倫するこず。 ゚ 倚面的・倚角的な芖点から自分の考えを芋盎したり根拠や論拠の吟味を重ねたりしお䞻匵を 明確にするこず。 オ 個々の文の衚珟の仕方や段萜の構造を吟味するなど文章党䜓の論理の明晰 せき さを確かめ自分の 䞻匵が的確に䌝わる文章になるよう工倫するこず。 カ 文章の構成や展開衚珟の仕方などに぀いお自分の䞻匵が的確に䌝わるように曞かれおいるか などを吟味しお文章党䜓を敎えたり読み手からの助蚀などを螏たえお自分の文章の特長や課 題を捉え盎したりするこず。 2 1 に瀺す事項に぀いおは䟋えば次のような蚀語掻動を通しお指導するものずする。 ア 特定の資料に぀いお様々な芳点から抂芁などをたずめる掻動。 ã‚€ 蚭定した題材に぀いお分析した内容を報告文などにたずめたり仮説を立おお考察した内容を 意芋文などにたずめたりする掻動。 り 瀟䌚的な話題に぀いお曞かれた論説文やその関連資料を参考にしお自分の考えを短い論文にた ずめ批評し合う掻動。 ゚ 蚭定した題材に぀いお倚様な資料を集め調べたこずを敎理しお様々な芳点から自分の意芋や 考えを論述する掻動。  読むこず 1読むこずに関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。
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囜 語 40 ア 文章の皮類を螏たえお内容や構成論理の展開などを的確に捉え論点を明確にしながら芁旚 を把握するこず。 ã‚€ 文章の皮類を螏たえお資料ずの関係を把握し内容や構成を的確に捉えるこず。 り 䞻匵を支える根拠や結論を導く論拠を批刀的に怜蚎し文章や資料の劥圓性や信頌性を吟味しお 内容を解釈するこず。 ゚ 文章の構成や論理の展開衚珟の仕方に぀いお曞き手の意図ずの関係においお倚面的・倚角的 な芖点から評䟡するこず。 オ 関連する文章や資料を基に曞き手の立堎や目的を考えながら内容の解釈を深めるこず。 カ 人間瀟䌚自然などに぀いお文章の内容や解釈を倚様な論点や異なる䟡倀芳ず結び付けお 新たな芳点から自分の考えを深めるこず。 キ 蚭定した題材に関連する耇数の文章や資料を基に必芁な情報を関係付けお自分の考えを広げた り深めたりするこず。 2 1 に瀺す事項に぀いおは䟋えば次のような蚀語掻動を通しお指導するものずする。 ア 論理的な文章や実甚的な文章を読みその内容や圢匏に぀いお批評したり蚎論したりする掻動。 ã‚€ 瀟䌚的な話題に぀いお曞かれた論説文やその関連資料を読みそれらの内容を基に自分の考え を論述したり蚎論したりする掻動。 り 孊術的な孊習の基瀎に関する事柄に぀いお曞かれた短い論文を読み自分の考えを論述したり発 衚したりする掻動。 ゚ 同じ事柄に぀いお異なる論点をも぀耇数の文章を読み比べそれらを比范しお論じたり批評した りする掻動。 オ 関心をもった事柄に぀いお様々な資料を調べその成果を発衚したり報告曞や短い論文などにた ずめたりする掻動。   内容の取扱い 1 内容の〔思考力刀断力衚珟力等〕における授業時数に぀いおは次の事項に配慮するものずす る。 ア 「曞くこず」 に関する指導に぀いおは50〜60 単䜍時間皋床を配圓するものずし蚈画的に指 導するこず。 ã‚€ 「読むこず」 に関する指導に぀いおは80〜90 単䜍時間皋床を配圓するものずし蚈画的に指 導するこず。 2 内容の〔思考力刀断力衚珟力等〕に関する指導に぀いおは次の事項に配慮するものずする。 ア 「読むこず」に関する指導に぀いおは必芁に応じお近代以降の文章の倉遷を扱うこず。 3教材に぀いおは次の事項に留意するものずする。 ア 内容の〔思考力刀断力衚珟力等〕の「読むこず」の教材は近代以降の論理的な文章及び 珟代の瀟䌚生掻に必芁ずされる実甚的な文章ずするこず。たた必芁に応じお翻蚳の文章や叀兞 における論理的な文章などを甚いるこずができるこず。 ã‚€ 内容の〔思考力刀断力衚珟力等〕の「曞くこず」及び「読むこず」のそれぞれの 2 に掲 げる蚀語掻動が十分行われるよう教材を遞定するこず。 第 文孊囜語   目 暙  蚀葉による芋方・考え方を働かせ蚀語掻動を通しお囜語で的確に理解し効果的に衚珟する資質・
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囜 語 41 胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1 生涯にわたる瀟䌚生掻に必芁な囜語の知識や技胜を身に付けるずずもに我が囜の蚀語文化に察す る理解を深めるこずができるようにする。 2 深く共感したり豊かに想像したりする力を䌞ばすずずもに創造的に考える力を逊い他者ずの関 わりの䞭で䌝え合う力を高め自分の思いや考えを広げたり深めたりするこずができるようにする。 3 蚀葉がも぀䟡倀ぞの認識を深めるずずもに生涯にわたっお読曞に芪しみ自己を向䞊させ我が囜 の蚀語文化の担い手ずしおの自芚を深め蚀葉を通しお他者や瀟䌚に関わろうずする態床を逊う。   内 容 〔知識及び技胜〕 1 蚀葉の特城や䜿い方に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 蚀葉には想像や心情を豊かにする働きがあるこずを理解するこず。 ã‚€ 情景の豊かさや心情の機埮を衚す語句の量を増し文章の䞭で䜿うこずを通しお語感を磚き語 圙を豊かにするこず。 り 文孊的な文章やそれに関する文章の皮類や特城などに぀いお理解を深めるこず。 ゚ 文孊的な文章における文䜓の特城や修蟞などの衚珟の技法に぀いお䜓系的に理解し䜿うこず。 2我が囜の蚀語文化に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 文孊的な文章を読むこずを通しお我が囜の蚀語文化の特質に぀いお理解を深めるこず。 ã‚€ 人間瀟䌚自然などに察するものの芋方感じ方考え方を豊かにする読曞の意矩ず効甚に぀ いお理解を深めるこず。 〔思考力刀断力衚珟力等〕  曞くこず 1曞くこずに関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 文孊的な文章を曞くために遞んだ題材に応じお情報を収集敎理しお衚珟したいこずを明確 にするこず。 ã‚€ 読み手の関心が埗られるよう文章の構成や展開を工倫するこず。 り 文䜓の特城や修蟞の働きなどを考慮しお読み手を匕き付ける独創的な文章になるよう工倫する こず。 ゚ 文章の構成や展開衚珟の仕方などに぀いお䌝えたいこずや感じおもらいたいこずが䌝わるよ うに曞かれおいるかなどを吟味しお文章党䜓を敎えたり読み手からの助蚀などを螏たえお自 分の文章の特長や課題を捉え盎したりするこず。 2 1 に瀺す事項に぀いおは䟋えば次のような蚀語掻動を通しお指導するものずする。 ア 自由に発想したり評論を参考にしたりしお小説や詩歌などを創䜜し批評し合う掻動。 ã‚€ 登堎人物の心情や情景の描写を文䜓や衚珟の技法等に泚意しお曞き換えその際に工倫したこ ずなどを話し合ったり文章にたずめたりする掻動。 り 叀兞を題材ずしお小説を曞くなど翻案䜜品を創䜜する掻動。 ゚ グルヌプで同じ題材を曞き継いで䞀぀の䜜品を぀くるなど共同で䜜品制䜜に取り組む掻動。  読むこず 1読むこずに関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 文章の皮類を螏たえお内容や構成展開描写の仕方などを的確に捉えるこず。 ã‚€ 語り手の芖点や堎面の蚭定の仕方衚珟の特色に぀いお評䟡するこずを通しお内容を解釈する こず。 り 他の䜜品ず比范するなどしお文䜓の特城や効果に぀いお考察するこず。
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囜 語 42 ゚ 文章の構成や展開衚珟の仕方を螏たえ解釈の倚様性に぀いお考察するこず。 オ 䜜品に衚れおいるものの芋方感じ方考え方を捉えるずずもに䜜品が成立した背景や他の䜜 品などずの関係を螏たえ䜜品の解釈を深めるこず。 カ 䜜品の内容や解釈を螏たえ人間瀟䌚自然などに察するものの芋方感じ方考え方を深め るこず。 キ 蚭定した題材に関連する耇数の䜜品などを基に自分のものの芋方感じ方考え方を深めるこ ず。 2 1 に瀺す事項に぀いおは䟋えば次のような蚀語掻動を通しお指導するものずする。 ア 䜜品の内容や圢匏に぀いお曞評を曞いたり自分の解釈や芋解を基に議論したりする掻動。 ã‚€ 䜜品の内容や圢匏に察する評䟡に぀いお評論や解説を参考にしながら論述したり蚎論したり する掻動。 り 小説を脚本や絵本などの他の圢匏の䜜品に曞き換える掻動。 ゚ 挔劇や映画の䜜品ず基になった䜜品ずを比范しお批評文や玹介文などをたずめる掻動。 オ テヌマを立おお詩文を集めアン゜ロゞヌを䜜成しお発衚し合い互いに批評する掻動。 カ 䜜品に関連のある事柄に぀いお様々な資料を調べその成果を発衚したり短い論文などにたずめ たりする掻動。   内容の取扱い 1 内容の〔思考力刀断力衚珟力等〕における授業時数に぀いおは次の事項に配慮するものずす る。 ア 「曞くこず」 に関する指導に぀いおは30〜40 単䜍時間皋床を配圓するものずし蚈画的に指 導するこず。 ã‚€ 「読むこず」に関する指導に぀いおは100〜110 単䜍時間皋床を配圓するものずし蚈画的に 指導するこず。 2 内容の〔思考力刀断力衚珟力等〕に関する指導に぀いおは次の事項に配慮するものずする。 ア 「読むこず」に関する指導に぀いおは必芁に応じお文孊の倉遷を扱うこず。 3教材に぀いおは次の事項に留意するものずする。 ア 内容の〔思考力刀断力衚珟力等〕の「読むこず」の教材は近代以降の文孊的な文章ずす るこず。たた必芁に応じお翻蚳の文章叀兞における文孊的な文章近代以降の文語文挔劇 や映画の䜜品及び文孊などに぀いおの評論文などを甚いるこずができるこず。 ã‚€ 内容の〔思考力刀断力衚珟力等〕の「曞くこず」及び「読むこず」のそれぞれの 2 に掲 げる蚀語掻動が十分行われるよう教材を遞定するこず。 第 囜語衚珟   目 暙  蚀葉による芋方・考え方を働かせ蚀語掻動を通しお囜語で的確に理解し効果的に衚珟する資質・ 胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1実瀟䌚に必芁な囜語の知識や技胜を身に付けるようにする。 2 論理的に考える力や深く共感したり豊かに想像したりする力を䌞ばし実瀟䌚における他者ずの倚 様な関わりの䞭で䌝え合う力を高め自分の思いや考えを広げたり深めたりするこずができるように する。 3 蚀葉がも぀䟡倀ぞの認識を深めるずずもに生涯にわたっお読曞に芪しみ自己を向䞊させ我が囜
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囜 語 43 の蚀語文化の担い手ずしおの自芚を深め蚀葉を通しお他者や瀟䌚に関わろうずする態床を逊う。   内 容 〔知識及び技胜〕 1 蚀葉の特城や䜿い方に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 蚀葉には自己ず他者の盞互理解を深める働きがあるこずを理解するこず。 ã‚€ 話し蚀葉ず曞き蚀葉の特城や圹割衚珟の特色に぀いお理解を深め䌝え合う目的や堎面盞手 手段に応じた適切な衚珟や蚀葉遣いを理解し䜿い分けるこず。 り 自分の思いや考えを倚圩に衚珟するために必芁な語句の量を増し話や文章の䞭で䜿うこずを通 しお語感を磚き語圙を豊かにするこず。 ゚ 実甚的な文章などの皮類や特城構成や展開の仕方などに぀いお理解を深めるこず。 オ 省略や反埩などの衚珟の技法に぀いお理解を深め䜿うこず。 2我が囜の蚀語文化に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 自分の思いや考えを䌝える際の蚀語衚珟を豊かにする読曞の意矩ず効甚に぀いお理解を深めるこ ず。 〔思考力刀断力衚珟力等〕  話すこず・聞くこず 1 話すこず・聞くこずに関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 目的や堎に応じお実瀟䌚の問題や自分に関わる事柄の䞭から話題を決め他者ずの倚様な亀流 を想定しながら情報を収集敎理しお䌝え合う内容を怜蚎するこず。 ã‚€ 自分の䞻匵の合理性が䌝わるよう適切な根拠を効果的に甚いるずずもに盞手の反論を想定し お論理の展開を考えるなど話の構成や展開を工倫するこず。 り 自分の思いや考えが䌝わるよう具䜓䟋を効果的に配眮するなど話の構成や展開を工倫するこ ず。 ゚ 盞手の反応に応じお蚀葉を遞んだり堎の状況に応じお資料や機噚を効果的に甚いたりするなど 盞手の同意や共感が埗られるように衚珟を工倫するこず。 オ 論点を明確にしお自分の考えず比范しながら聞き話の内容や構成論理の展開衚珟の仕方を 評䟡するずずもに聞き取った情報を吟味しお自分の考えを広げたり深めたりするこず。 カ 芖点を明確にしお聞きながら話の内容に察する共感を䌝えたり盞手の思いや考えを匕き出し たりする工倫をしお自分の思いや考えを広げたり深めたりするこず。 キ 互いの䞻匵や論拠を吟味したり話合いの進行や展開を助けたりするために発蚀を工倫するなど 考えを広げたり深めたりしながら話合いの仕方や結論の出し方を工倫するこず。 2 1 に瀺す事項に぀いおは䟋えば次のような蚀語掻動を通しお指導するものずする。 ア 聎衆に察しおスピヌチをしたり面接の堎で自分のこずを䌝えたりそれらを聞いお批評したり する掻動。 ã‚€ 他者に連絡したり玹介や䟝頌などをするために話をしたりそれらを聞いお批評したりする掻 動。 り 異なる䞖代の人や初察面の人にむンタビュヌをしたり報道や蚘録の映像などを芋たり聞いたり したこずをたずめお発衚する掻動。 ゚ 話合いの目的に応じお結論を埗たり倚様な考えを匕き出したりするための議論や蚎論を行い その蚘録を基に話合いの仕方や結論の出し方に぀いお批評する掻動。 オ 蚭定した題材に぀いお調べたこずを図衚や画像なども甚いながら発衚資料にたずめ聎衆に察 しお説明する掻動。
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囜 語 44  曞くこず 1曞くこずに関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 目的や意図に応じお実瀟䌚の問題や自分に関わる事柄の䞭から適切な題材を決め情報の組合 せなどを工倫しお䌝えたいこずを明確にするこず。 ã‚€ 読み手の同意が埗られるよう適切な根拠を効果的に甚いるずずもに反論などを想定しお論理 の展開を考えるなど文章の構成や展開を工倫するこず。 り 読み手の共感が埗られるよう適切な具䜓䟋を効果的に配眮するなど文章の構成や展開を工倫 するこず。 ゚ 自分の考えを明確にし根拠ずなる情報を基に的確に説明するなど衚珟の仕方を工倫するこず。 オ 自分の思いや考えを明確にし事象を的確に描写したり説明したりするなど衚珟の仕方を工倫 するこず。 カ 読み手に察しお自分の思いや考えが効果的に䌝わるように曞かれおいるかなどを吟味しお文章 党䜓を敎えたり読み手からの助蚀などを螏たえお自分の文章の特長や課題を捉え盎したりする こず。 2 1 に瀺す事項に぀いおは䟋えば次のような蚀語掻動を通しお指導するものずする。 ア 瀟䌚的な話題や自己の将来などを題材に自分の思いや考えに぀いお文章の皮類を遞んで曞く 掻動。 ã‚€ 文章ず図衚や画像などを関係付けながら䌁画曞や報告曞などを䜜成する掻動。 り 説明曞や報告曞の内容を目的や読み手に応じお再構成し広報資料などの別の圢匏に曞き換え る掻動。 ゚ 玹介連絡䟝頌などの実務的な手玙や電子メヌルを曞く掻動。 オ 蚭定した題材に぀いお倚様な資料を集め調べたこずを敎理したり話し合ったりしお自分や集 団の意芋を提案曞などにたずめる掻動。 カ 異なる䞖代の人や初察面の人にむンタビュヌをするなどしお聞いたこずを報告曞などにたずめ る掻動。   内容の取扱い 1 内容の〔思考力刀断力衚珟力等〕における授業時数に぀いおは次の事項に配慮するものずす る。 ア 「話すこず・聞くこず」に関する指導に぀いおは40〜50 単䜍時間皋床を配圓するものずし 蚈画的に指導するこず。 ã‚€ 「曞くこず」に関する指導に぀いおは90〜100 単䜍時間皋床を配圓するものずし蚈画的に 指導するこず。 2 内容の〔思考力刀断力衚珟力等〕に関する指導に぀いおは次の事項に配慮するものずする。 ア 「話すこず・聞くこず」に関する指導に぀いおは必芁に応じお発声や発音の仕方話す速 床などを扱うこず。 ã‚€ 「曞くこず」に関する指導に぀いおは必芁に応じお文章の圢匏などを扱うこず。 3教材に぀いおは次の事項に留意するものずする。 ア 内容の〔思考力刀断力衚珟力等〕の「話すこず・聞くこず」の教材は必芁に応じお音 声や画像の資料などを甚いるこずができるこず。 ã‚€ 内容の〔思考力刀断力衚珟力等〕の「話すこず・聞くこず」及び「曞くこず」のそれぞ れの 2 に掲げる蚀語掻動が十分行われるよう教材を遞定するこず。
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囜 語 45 第 叀兞探究   目 暙  蚀葉による芋方・考え方を働かせ蚀語掻動を通しお囜語で的確に理解し効果的に衚珟する資質・ 胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1 生涯にわたる瀟䌚生掻に必芁な囜語の知識や技胜を身に付けるずずもに我が囜の䌝統的な蚀語文 化に察する理解を深めるこずができるようにする。 2 論理的に考える力や深く共感したり豊かに想像したりする力を䌞ばし叀兞などを通した先人のも のの芋方感じ方考え方ずの関わりの䞭で䌝え合う力を高め自分の思いや考えを広げたり深めた りするこずができるようにする。 3 蚀葉がも぀䟡倀ぞの認識を深めるずずもに生涯にわたっお叀兞に芪しみ自己を向䞊させ我が囜 の蚀語文化の担い手ずしおの自芚を深め蚀葉を通しお他者や瀟䌚に関わろうずする態床を逊う。   内 容 〔知識及び技胜〕 1 蚀葉の特城や䜿い方に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 叀兞に甚いられおいる語句の意味や甚法を理解し叀兞を読むために必芁な語句の量を増すこず を通しお語感を磚き語圙を豊かにするこず。 ã‚€ 叀兞の䜜品や文章の皮類ずその特城に぀いお理解を深めるこず。 り 叀兞の文の成分の順序や照応文章の構成や展開の仕方に぀いお理解を深めるこず。 ゚ 叀兞の䜜品や文章に衚れおいる蚀葉の響きやリズム修蟞などの衚珟の特色に぀いお理解を深 めるこず。 2我が囜の蚀語文化に関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 叀兞などを読むこずを通しお我が囜の文化の特質や我が囜の文化ず䞭囜など倖囜の文化ずの 関係に぀いお理解を深めるこず。 ã‚€ 叀兞を読むために必芁な文語のきたりや蚓読のきたりに぀いお理解を深めるこず。 り 時間の経過による蚀葉の倉化や叀兞が珟代の蚀葉の成り立ちにもたらした圱響に぀いお理解を 深めるこず。 ゚ 先人のものの芋方感じ方考え方に芪しみ自分のものの芋方感じ方考え方を豊かにする 読曞の意矩ず効甚に぀いお理解を深めるこず。 〔思考力刀断力衚珟力等〕  読むこず 1読むこずに関する次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 文章の皮類を螏たえお構成や展開などを的確に捉えるこず。 ã‚€ 文章の皮類を螏たえお叀兞特有の衚珟に泚意しお内容を的確に捉えるこず。 り 必芁に応じお曞き手の考えや目的意図を捉えお内容を解釈するずずもに文章の構成や展開 衚珟の特色に぀いお評䟡するこず。 ゚ 䜜品の成立した背景や他の䜜品などずの関係を螏たえながら叀兞などを読みその内容の解釈を 深め䜜品の䟡倀に぀いお考察するこず。 オ 叀兞の䜜品や文章に぀いお内容や解釈を自分の知芋ず結び付け考えを広げたり深めたりする こず。 カ 叀兞の䜜品や文章などに衚れおいるものの芋方感じ方考え方を螏たえ人間瀟䌚自然な
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囜 語 46 どに察する自分の考えを広げたり深めたりするこず。 キ 関心をもった事柄に関連する様々な叀兞の䜜品や文章などを基に自分のものの芋方感じ方 考え方を深めるこず。 ク 叀兞の䜜品や文章を倚面的・倚角的な芖点から評䟡するこずを通しお我が囜の蚀語文化に぀い お自分の考えを広げたり深めたりするこず。 2  1 に瀺す事項に぀いおは䟋えば次のような蚀語掻動を通しお指導するものずする。 ア 叀兞の䜜品や文章を読みその内容や圢匏などに関しお興味をもったこずや疑問に感じたこずに ぀いお調べお発衚したり議論したりする掻動。 ã‚€ 同じ題材を取り䞊げた耇数の叀兞の䜜品や文章を読み比べ思想や感情などの共通点や盞違点に ぀いお論述したり発衚したりする掻動。 り 叀兞を読みその語圙や衚珟の技法などを参考にしお和歌や俳諧挢詩を創䜜したり䜓隓し たこずや感じたこずを文語で曞いたりする掻動。 ゚ 叀兞の䜜品に぀いおその内容の解釈を螏たえお朗読する掻動。 オ 叀兞の䜜品に関連のある事柄に぀いお様々な資料を調べその成果を発衚したり報告曞などにた ずめたりする掻動。 カ 叀兞の蚀葉を珟代の蚀葉ず比范しその倉遷に぀いお瀟䌚的背景ず関連付けながら叀兞などを読 み分かったこずや考えたこずを短い論文などにたずめる掻動。 キ 埀来物や挢文の名句・名蚀などを読み瀟䌚生掻に圹立぀知識の文䟋を集めそれらの珟代にお ける意矩や䟡倀などに぀いお随筆などにたずめる掻動。   内容の取扱い 1  内容の〔知識及び技胜〕に関する指導に぀いおは次の事項に配慮するものずする。 ア 2 のむの指導に぀いおは 〔思考力刀断力衚珟力等〕の「読むこず」の指導に即しお行い 必芁に応じおある皋床たずたった孊習もできるようにするこず。 2  内容の〔思考力刀断力衚珟力等〕の「読むこず」に関する指導に぀いおは次の事項に配慮 するものずする。 ア 叀文及び挢文の䞡方を取り䞊げるものずし䞀方に偏らないようにするこず。 ã‚€ 叀兞を読み深めるため音読朗読暗唱などを取り入れるこず。 り 必芁に応じお叀兞の倉遷を扱うこず。 3教材に぀いおは次の事項に留意するものずする。 ア 内容の〔思考力刀断力衚珟力等〕の「読むこず」の教材は叀兞ずしおの叀文及び挢文ず し日本挢文を含めるずずもに論理的に考える力を䌞ばすよう叀兞における論理的な文章を取 り䞊げるこず。たた必芁に応じお近代以降の文語文や挢詩文叀兞に぀いおの評論文などを甚 いるこずができるこず。 ã‚€ 内容の〔思考力刀断力衚珟力等〕の「読むこず」の 2 に掲げる蚀語掻動が十分行われるよ う教材を遞定するこず。 り 教材は蚀語文化の倉遷に぀いお理解を深める孊習に資するよう文章の皮類長短や難易など に配慮しお適圓な郚分を取り䞊げるこず。 第欟 各科目にわたる指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い  指導蚈画の䜜成に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 1  単元など内容や時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向けお生埒の䞻䜓
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囜 語 47 的・察話的で深い孊びの実珟を図るようにするこず。その際蚀葉による芋方・考え方を働かせ蚀語 掻動を通しお蚀葉の特城や䜿い方などを理解し自分の思いや考えを深める孊習の充実を図るこず。 2 「論理囜語」  「文孊囜語」  「囜語衚珟」及び「叀兞探究」の各科目に぀いおは原則ずしお 「珟代の 囜語」及び「蚀語文化」を履修した埌に履修させるこず。 3 各科目の内容の〔知識及び技胜〕に瀺す事項に぀いおは 〔思考力刀断力衚珟力等〕に瀺す事項の 指導を通しお指導するこずを基本ずするこず。 4 「珟代の囜語」及び「蚀語文化」の指導に぀いおは䞭孊校囜語科ずの関連を十分に考慮するこず。 5 蚀語胜力の向䞊を図る芳点から倖囜語科など他教科等ずの関連を積極的に図り指導の効果を高め るようにするこず。 6 障害のある生埒などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに応じた指導内容や指導方法の 工倫を蚈画的組織的に行うこず。  内容の取扱いに圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 1 各科目の内容の〔知識及び技胜〕に瀺す事項に぀いおは日垞の蚀語掻動を振り返るこずなどを通し お生埒が実際に話したり聞いたり曞いたり読んだりする堎面を意識できるよう指導を工倫するこず。 2 生埒の読曞意欲を喚起し読曞の幅を䞀局広げ読曞の習慣を逊うずずもに文字・掻字文化に察す る理解が深たるようにするこず。 3 生埒がコンピュヌタや情報通信ネットワヌクを積極的に掻甚する機䌚を蚭けるなどしお指導の効果 を高めるよう工倫するこず。 4 孊校図曞通などを目的をもっお蚈画的に利甚しその機胜の掻甚を図るようにするこず。  教材に぀いおは各科目のに瀺す事項のほか次の事項に留意するものずする。 1 教材は各科目の内容の〔知識及び技胜〕及び〔思考力刀断力衚珟力等〕に瀺す資質・胜力を偏 りなく逊うこずや読曞に芪しむ態床を育成するこずをねらいずし生埒の発達の段階に即しお適切な話 題や題材を粟遞しお調和的に取り䞊げるこず。たた必芁に応じお音声蚀語や画像による教材を甚い 孊習の効果を高めるようにするこず。 2 「論理囜語」及び「囜語衚珟」は 「珟代の囜語」のの 4 のりに瀺す事項に぀いお 「文孊囜語」は 「蚀語文化」のの 4 の゚に瀺す事項に぀いお 「叀兞探究」は「蚀語文化」のの 4 のむ及びオに瀺 す事項に぀いお留意するこず。
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地理歎史 第節 地理歎史 48 第欟 目 暙  瀟䌚的な芋方・考え方を働かせ課題を远究したり解決したりする掻動を通しお広い芖野に立ちグロ ヌバル化する囜際瀟䌚に䞻䜓的に生きる平和で民䞻的な囜家及び瀟䌚の有為な圢成者に必芁な公民ずしおの 資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1  珟代䞖界の地域的特色ず日本及び䞖界の歎史の展開に関しお理解するずずもに調査や諞資料から 様々な情報を適切か぀効果的に調べたずめる技胜を身に付けるようにする。 2  地理や歎史に関わる事象の意味や意矩特色や盞互の関連を抂念などを掻甚しお倚面的・倚角的に 考察したり瀟䌚に芋られる課題の解決に向けお構想したりする力や考察構想したこずを効果的に 説明したりそれらを基に議論したりする力を逊う。 3  地理や歎史に関わる諞事象に぀いおよりよい瀟䌚の実珟を芖野に課題を䞻䜓的に解決しようずする 態床を逊うずずもに倚面的・倚角的な考察や深い理解を通しお涵 かん 逊される日本囜民ずしおの自芚我 が囜の囜土や歎史に察する愛情他囜や他囜の文化を尊重するこずの倧切さに぀いおの自芚などを深め る。 第欟 各 科 目 第 地理総合   目 暙  瀟䌚的事象の地理的な芋方・考え方を働かせ課題を远究したり解決したりする掻動を通しお広い 芖野に立ちグロヌバル化する囜際瀟䌚に䞻䜓的に生きる平和で民䞻的な囜家及び瀟䌚の有為な圢成者 に必芁な公民ずしおの資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1  地理に関わる諞事象に関しお䞖界の生掻文化の倚様性や防灜地域や地球的課題ぞの取組など を理解するずずもに地図や地理情報システムなどを甚いお調査や諞資料から地理に関する様々な 情報を適切か぀効果的に調べたずめる技胜を身に付けるようにする。 2  地理に関わる事象の意味や意矩特色や盞互の関連を䜍眮や分垃堎所人間ず自然環境ずの盞 互䟝存関係空間的盞互䟝存䜜甚地域などに着目しお抂念などを掻甚しお倚面的・倚角的に考察 したり地理的な課題の解決に向けお構想したりする力や考察構想したこずを効果的に説明した りそれらを基に議論したりする力を逊う。 3  地理に関わる諞事象に぀いおよりよい瀟䌚の実珟を芖野にそこで芋られる課題を䞻䜓的に远究 解決しようずする態床を逊うずずもに倚面的・倚角的な考察や深い理解を通しお涵 かん 逊される日本囜 民ずしおの自芚我が囜の囜土に察する愛情䞖界の諞地域の倚様な生掻文化を尊重しようずするこ ずの倧切さに぀いおの自芚などを深める。   内 容  地図や地理情報システムで捉える珟代䞖界 1地図や地理情報システムず珟代䞖界  䜍眮や分垃などに着目しお課題を远究したり解決したりする掻動を通しお次の事項を身に付け るこずができるよう指導する。
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地理歎史 49 ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。  珟代䞖界の地域構成を瀺した様々な地図の読図などを基に方䜍や時差日本の䜍眮ず領域 囜内や囜家間の結び付きなどに぀いお理解するこず。  日垞生掻の䞭で芋られる様々な地図の読図などを基に地図や地理情報システムの圹割や有甚 性などに぀いお理解するこず。  珟代䞖界の様々な地理情報に぀いお地図や地理情報システムなどを甚いおその情報を収集 し読み取りたずめる基瀎的・基本的な技胜を身に付けるこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  珟代䞖界の地域構成に぀いお䜍眮や範囲などに着目しお䞻題を蚭定し䞖界的芖野から芋 た日本の䜍眮囜内や囜家間の結び付きなどを倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。  地図や地理情報システムに぀いお䜍眮や範囲瞮尺などに着目しお目的や甚途内容適 切な掻甚の仕方などを倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。  囜際理解ず囜際協力 1生掻文化の倚様性ず囜際理解  堎所や人間ず自然環境ずの盞互䟝存関係などに着目しお課題を远究したり解決したりする掻動を 通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  䞖界の人々の特色ある生掻文化を基に人々の生掻文化が地理的環境から圱響を受けたり圱 響を䞎えたりしお倚様性をも぀こずや地理的環境の倉化によっお倉容するこずなどに぀いお理 解するこず。  䞖界の人々の特色ある生掻文化を基に自他の文化を尊重し囜際理解を図るこずの重芁性など に぀いお理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  䞖界の人々の生掻文化に぀いおその生掻文化が芋られる堎所の特城や自然及び瀟䌚的条件ず の関わりなどに着目しお䞻題を蚭定し倚様性や倉容の芁因などを倚面的・倚角的に考察し 衚珟するこず。 2地球的課題ず囜際協力  空間的盞互䟝存䜜甚や地域などに着目しお課題を远究したり解決したりする掻動を通しお次の 事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  䞖界各地で芋られる地球環境問題資源・゚ネルギヌ問題人口・食料問題及び居䜏・郜垂問 題などを基に地球的課題の各地で共通する傟向性や課題盞互の関連性などに぀いお倧芳し理解 するこず。  䞖界各地で芋られる地球環境問題資源・゚ネルギヌ問題人口・食料問題及び居䜏・郜垂問 題などを基に地球的課題の解決には持続可胜な瀟䌚の実珟を目指した各囜の取組や囜際協力が 必芁であるこずなどに぀いお理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  䞖界各地で芋られる地球環境問題資源・゚ネルギヌ問題人口・食料問題及び居䜏・郜垂問 題などの地球的課題に぀いお地域の結び付きや持続可胜な瀟䌚づくりなどに着目しお䞻題を 蚭定し珟状や芁因解決の方向性などを倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。  持続可胜な地域づくりず私たち 1自然環境ず防灜
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地理歎史 50  人間ず自然環境ずの盞互䟝存関係や地域などに着目しお課題を远究したり解決したりする掻動を 通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。  我が囜をはじめ䞖界で芋られる自然灜害や生埒の生掻圏で芋られる自然灜害を基に地域の自 然環境の特色ず自然灜害ぞの備えや察応ずの関わりずずもに自然灜害の芏暡や頻床地域性を 螏たえた備えや察応の重芁性などに぀いお理解するこず。  様々な自然灜害に察応したハザヌドマップや新旧地圢図をはじめずする各皮の地理情報に぀い おその情報を収集し読み取りたずめる地理的技胜を身に付けるこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  地域性を螏たえた防灜に぀いお自然及び瀟䌚的条件ずの関わり地域の共通点や差異持続 可胜な地域づくりなどに着目しお䞻題を蚭定し自然灜害ぞの備えや察応などを倚面的・倚角 的に考察し衚珟するこず。 2生掻圏の調査ず地域の展望  空間的盞互䟝存䜜甚や地域などに着目しお課題を探究する掻動を通しお次の事項を身に付ける こずができるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  生掻圏の調査を基に地理的な課題の解決に向けた取組や探究する手法などに぀いお理解する こず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  生掻圏の地理的な課題に぀いお生掻圏内や生掻圏倖ずの結び付き地域の成り立ちや倉容 持続可胜な地域づくりなどに着目しお䞻題を蚭定し課題解決に求められる取組などを倚面 的・倚角的に考察構想し衚珟するこず。   内容の取扱い 1内容の党䜓にわたっお次の事項に配慮するものずする。 ア 䞭孊校瀟䌚科ずの関連を図るずずもにの目暙に即しお基本的な事柄を基に指導内容を構成す るこず。 ã‚€ 地図の読図や䜜図衛星画像や空䞭写真景芳写真の読み取りなど地理的技胜を身に付けるこず ができるよう系統性に留意しお蚈画的に指導するこず。その際教科甚図曞「地図」を十分に掻甚 するずずもに地図や統蚈などの地理情報の収集・分析には地理情報システムや情報通信ネット ワヌクなどの掻甚を工倫するこず。 り 地図の読図や䜜図などを䞻ずした䜜業的で具䜓的な䜓隓を䌎う孊習を取り入れるずずもに各項 目を関連付けお地理的技胜が身に付くよう工倫するこず。たた地図を有効に掻甚しお事象を説明 したり自分の解釈を加えお論述したり蚎論したりするなどの掻動を充実させるこず。 ゚ 孊習過皋では取り扱う内容の歎史的背景を螏たえるこずずし政治的経枈的生物的地孊的 な事象なども必芁に応じお扱うこずができるがそれらは空間的な傟向性や諞地域の特色を理解す るのに必芁な皋床ずするこず。 オ 調査の実斜や諞資料の収集に圓たっおは専門家や関係諞機関などず円滑に連携・協働するなど しお瀟䌚ずの関わりを意識した掻動を重芖するこず。 カ 各項目の内容に応じお日本を含めお扱うずずもに日本ず比范し関連付けお考察するようにする こず。 2内容の取扱いに圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 ア 内容のに぀いおは次のずおり取り扱うものずするこず。
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地理歎史 51  1 に぀いおは次のずおり取り扱うこず。  「珟代䞖界の地域構成を瀺した様々な地図の読図」に぀いおは様々な地図の読図によっお珟 代䞖界を地理的な芖点から抂芳するずずもに球面䞊の䞖界の捉え方にも習熟するよう工倫する こず。 「日本の䜍眮ず領域」 に぀いおは䞖界的芖野から日本の䜍眮を捉えるずずもに日本の領 域をめぐる問題にも觊れるこず。たた我が囜の海掋囜家ずしおの特色ず海掋の果たす圹割を取 り䞊げるずずもに竹島や北方領土が我が囜の固有の領土であるこずなど我が囜の領域をめぐ る問題も取り䞊げるようにするこず。その際尖閣諞島に぀いおは我が囜の固有の領土であり 領土問題は存圚しないこずも扱うこず。 たた 「囜内や囜家間の結び付き」 に぀いおは囜内の物 流や人の埀来それを支える陞運や海運などの珟状や動向䞖界の囜家矀貿易亀通・通信 芳光の珟状や動向に関する諞事象を様々な䞻題図などを基に取り䞊げ地図や地理情報システ ムの適切な掻甚の仕方が身に付くよう工倫するこず。  「日垞生掻の䞭で芋られる様々な地図」に぀いおは芳察や調査統蚈画像文献などの地 理情報の収集遞択凊理諞資料の地理情報化や地図化などの䜜業的で具䜓的な䜓隓を䌎う孊 習を取り入れるよう工倫するこず。たた今埌の孊習党䜓を通じお地理的技胜を掻甚する端緒ず なるよう地図や地理情報システムに関する基瀎的・基本的な知識や技胜を習埗するずずもに 地図や地理情報システムが日垞生掻の様々な堎面で持続可胜な瀟䌚づくりのために果たしおいる 圹割やその有甚性に気付くこずができるよう工倫するこず。 ã‚€ 内容のに぀いおは次のずおり取り扱うものずするこず。  1 に぀いおは次のずおり取り扱うこず。  「䞖界の人々の特色ある生掻文化」 に぀いおは 「地理的環境から圱響を受けたり圱響を䞎え たりしお倚様性をも぀こず」 や 「地理的環境の倉化によっお倉容するこず」 などを理解するため に䞖界の人々の倚様な生掻文化の䞭から地理的環境ずの関わりの深いふさわしい特色ある事 䟋を遞んで蚭定するこず。その際地理的環境には自然環境だけでなく歎史的背景や人々の産 業の営みなどの瀟䌚環境も含たれるこずに留意するこず。たたここでは生掻ず宗教の関わり などに぀いお取り䞊げるずずもに日本ずの共通点や盞違点に着目し倚様な習慣や䟡倀芳など をもっおいる人々ず共存しおいくこずの意矩に気付くよう工倫するこず。  2 に぀いおは次のずおり取り扱うこず。  ここで取り䞊げる地球的課題に぀いおは囜際連合における持続可胜な開発のための取組など を参考に 「地球的課題の各地で共通する傟向性や課題盞互の関連性」 などを理解するために䞖 界各地で芋られる様々な地球的課題の䞭からふさわしい特色ある事䟋を遞んで蚭定するこず。 その際地球環境問題資源・゚ネルギヌ問題人口・食料問題及び居䜏・郜垂問題などの地球 的課題はそれぞれ盞互に関連し合い地域を越えた課題であるずずもに地域によっお珟れ方が 異なるなど共通性ずずもに地域性をも぀こずに留意しそれらの珟状や芁因の分析解決の方向 性に぀いおは耇数の立堎や意芋があるこずに留意するこず。たた地球的課題の解決に぀いお は人々の生掻を支える産業などの経枈掻動ずの調和のずれた取組が重芁でありそれが持続可 胜な瀟䌚づくりに぀ながるこずに留意するこず。 り 内容のに぀いおは次のずおり取り扱うものずするこず。  1 に぀いおは次のずおり取り扱うこず。  日本は倉化に富んだ地圢や気候をもち様々な自然灜害が倚発するこずから早くから自然灜 害ぞの察応に努めおきたこずなどを具䜓䟋を通しお取り扱うこず。その際地圢図やハザヌド マップなどの䞻題図の読図など日垞生掻ず結び付いた地理的技胜を身に付けるずずもに防灜 意識を高めるよう工倫するこず。
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地理歎史 52  「我が囜をはじめ䞖界で芋られる自然灜害」及び「生埒の生掻圏で芋られる自然灜害」に぀い おはそれぞれ地震灜害や接波灜害颚氎害火山灜害などの䞭から適切な事䟋を取り䞊げる こず。  2 に぀いおは次のずおり取り扱うこず。  「生掻圏の調査」に぀いおはその指導に圓たっおこれたでの孊習成果を掻甚しながら生 埒の特性や孊校所圚地の事情などを考慮しお地域調査を実斜し生埒が適切にその方法を身に 付けるよう工倫するこず。 第 地理探究   目 暙  瀟䌚的事象の地理的な芋方・考え方を働かせ課題を远究したり解決したりする掻動を通しお広い 芖野に立ちグロヌバル化する囜際瀟䌚に䞻䜓的に生きる平和で民䞻的な囜家及び瀟䌚の有為な圢成者 に必芁な公民ずしおの資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1 地理に関わる諞事象に関しお䞖界の空間的な諞事象の芏則性傟向性や䞖界の諞地域の地域的 特色や課題などを理解するずずもに地図や地理情報システムなどを甚いお調査や諞資料から地理 に関する様々な情報を適切か぀効果的に調べたずめる技胜を身に付けるようにする。 2 地理に関わる事象の意味や意矩特色や盞互の関連を䜍眮や分垃堎所人間ず自然環境ずの盞 互䟝存関係空間的盞互䟝存䜜甚地域などに着目しお系統地理的地誌的に抂念などを掻甚し お倚面的・倚角的に考察したり地理的な課題の解決に向けお構想したりする力や考察構想した こずを効果的に説明したりそれらを基に議論したりする力を逊う。 3 地理に関わる諞事象に぀いおよりよい瀟䌚の実珟を芖野にそこで芋られる課題を䞻䜓的に探究し ようずする態床を逊うずずもに倚面的・倚角的な考察や深い理解を通しお涵 かん 逊される日本囜民ずし おの自芚我が囜の囜土に察する愛情䞖界の諞地域の倚様な生掻文化を尊重しようずするこずの倧 切さに぀いおの自芚などを深める。   内 容  珟代䞖界の系統地理的考察 1自然環境  堎所や人間ず自然環境ずの盞互䟝存関係などに着目しお課題を远究したり解決したりする掻動を 通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  地圢気候生態系などに関わる諞事象を基にそれらの事象の空間的な芏則性傟向性や 地球環境問題の珟状や芁因解決に向けた取組などに぀いお理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  地圢気候生態系などに関わる諞事象に぀いお堎所の特城や自然及び瀟䌚的条件ずの関わ りなどに着目しお䞻題を蚭定しそれらの事象の空間的な芏則性傟向性や関連する地球的 課題の芁因や動向などを倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。 2資源産業  堎所や空間的盞互䟝存䜜甚などに着目しお課題を远究したり解決したりする掻動を通しお次の 事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  資源・゚ネルギヌや蟲業工業などに関わる諞事象を基にそれらの事象の空間的な芏則性
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地理歎史 53 傟向性や資源・゚ネルギヌ食料問題の珟状や芁因解決に向けた取組などに぀いお理解する こず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  資源・゚ネルギヌや蟲業工業などに関わる諞事象に぀いお堎所の特城や堎所の結び付きな どに着目しお䞻題を蚭定しそれらの事象の空間的な芏則性傟向性や関連する地球的課題 の芁因や動向などを倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。 3亀通・通信芳光  堎所や空間的盞互䟝存䜜甚などに着目しお課題を远究したり解決したりする掻動を通しお次の 事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  亀通・通信網ず物流や人の移動に関する運茞芳光などに関わる諞事象を基にそれらの事象 の空間的な芏則性傟向性や亀通・通信芳光に関わる問題の珟状や芁因解決に向けた取組 などに぀いお理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  亀通・通信網ず物流や人の移動に関する運茞芳光などに関わる諞事象に぀いお堎所の特城 や堎所の結び付きなどに着目しお䞻題を蚭定しそれらの事象の空間的な芏則性傟向性や 関連する地球的課題の芁因や動向などを倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。 4人口郜垂・村萜  堎所や空間的盞互䟝存䜜甚などに着目しお課題を远究したり解決したりする掻動を通しお次の 事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  人口郜垂・村萜などに関わる諞事象を基にそれらの事象の空間的な芏則性傟向性や人 口居䜏・郜垂問題の珟状や芁因解決に向けた取組などに぀いお理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  人口郜垂・村萜などに関わる諞事象に぀いお堎所の特城や堎所の結び付きなどに着目しお 䞻題を蚭定しそれらの事象の空間的な芏則性傟向性や関連する地球的課題の芁因や動向な どを倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。 5生掻文化民族・宗教  堎所や空間的盞互䟝存䜜甚などに着目しお課題を远究したり解決したりする掻動を通しお次の 事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  生掻文化民族・宗教などに関わる諞事象を基にそれらの事象の空間的な芏則性傟向性や 民族領土問題の珟状や芁因解決に向けた取組などに぀いお理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  生掻文化民族・宗教などに関わる諞事象に぀いお堎所の特城や堎所の結び付きなどに着目 しお䞻題を蚭定しそれらの事象の空間的な芏則性傟向性や関連する地球的課題の芁因や 動向などを倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。  珟代䞖界の地誌的考察 1珟代䞖界の地域区分  䜍眮や分垃地域などに着目しお課題を远究したり解決したりする掻動を通しお次の事項を身 に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。
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地理歎史 54  䞖界や䞖界の諞地域に関する各皮の䞻題図や資料を基に䞖界を幟぀かの地域に区分する方法 や地域の抂念地域区分の意矩などに぀いお理解するこず。  䞖界や䞖界の諞地域に぀いお各皮の䞻題図や資料を螏たえお地域区分をする地理的技胜を身 に付けるこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  䞖界や䞖界の諞地域の地域区分に぀いお地域の共通点や差異分垃などに着目しお䞻題を 蚭定し地域の捉え方などを倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。 2珟代䞖界の諞地域  空間的盞互䟝存䜜甚や地域などに着目しお課題を远究したり解決したりする掻動を通しお次の 事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  幟぀かの地域に区分した珟代䞖界の諞地域を基に諞地域に芋られる地域的特色や地球的課題 などに぀いお理解するこず。  幟぀かの地域に区分した珟代䞖界の諞地域を基に地域の結び付き構造や倉容などを地誌的 に考察する方法などに぀いお理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  珟代䞖界の諞地域に぀いお地域の結び付き構造や倉容などに着目しお䞻題を蚭定し地 域的特色や地球的課題などを倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。  珟代䞖界におけるこれからの日本の囜土像 1持続可胜な囜土像の探究  空間的盞互䟝存䜜甚や地域などに着目しお課題を探究する掻動を通しお次の事項を身に付ける こずができるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  珟代䞖界におけるこれからの日本の囜土像の探究を基に我が囜が抱える地理的な諞課題の解 決の方向性や将来の囜土の圚り方などを構想するこずの重芁性や探究する手法などに぀いお理 解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  珟代䞖界におけるこれからの日本の囜土像に぀いお地域の結び付き構造や倉容持続可胜 な瀟䌚づくりなどに着目しお䞻題を蚭定し我が囜が抱える地理的な諞課題の解決の方向性や 将来の囜土の圚り方などを倚面的・倚角的に探究し衚珟するこず。   内容の取扱い 1内容の党䜓にわたっお次の事項に配慮するものずする。 ア の目暙に即しお基本的な事柄を基に指導内容を構成するこず。 ã‚€ 地図の読図や䜜図衛星画像や空䞭写真景芳写真の読み取りなど地理的技胜を身に付けるこず ができるよう系統性に留意しお蚈画的に指導するこず。その際教科甚図曞「地図」を十分に掻甚 するずずもに地図や統蚈などの地理情報の収集・分析には 「地理総合」 における孊習の成果を生 かし地理情報システムや情報通信ネットワヌクなどの掻甚を工倫するこず。 り 地図を有効に掻甚しお事象を説明したり自分の解釈を加えお論述したり蚎論したりするなど の掻動を充実させるこず。 ゚ 孊習過皋では取り扱う内容の歎史的背景を螏たえるこずずし政治的経枈的生物的地孊的 な事象なども必芁に応じお扱うこずができるがそれらは空間的な傟向性や諞地域の特色を理解す るのに必芁な皋床ずするこず。
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地理歎史 55 オ 調査の実斜や諞資料の収集に圓たっおは専門家や関係諞機関などず円滑に連携・協働するなど しお瀟䌚ずの関わりを意識した掻動を重芖するこず。 カ 内容の及びに぀いおは各項目の内容に応じお日本を含めお扱うずずもに日本ず比范し関 連付けお考察するようにするこず。 2内容の取扱いに圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 ア 内容のに぀いおは次のずおり取り扱うものずするこず。  分析考察の過皋を重芖し珟代䞖界を系統地理的に捉える芖点や考察方法が身に付くよう工倫 するこず。  1 に぀いおは次のずおり取り扱うこず。  ここで取り䞊げる自然環境に぀いおは 「地理総合」の内容のの 1 の自然環境ず防灜におけ る孊習を螏たえた取扱いに留意するこず。  2 に぀いおは次のずおり取り扱うこず。  「資源・゚ネルギヌや蟲業工業などに関わる諞事象」に぀いおは技術革新などによっお新 たに資源や゚ネルギヌの利甚が可胜になったり新たな産業が生たれたり成長したりするこずか ら瀟䌚の動向を螏たえお取り䞊げる事象を工倫するこず。  3 に぀いおは次のずおり取り扱うこず。  「亀通・通信網ず物流や人の移動に関する運茞」に関わる諞事象に぀いおは道路や線路枯 湟空枯通信斜蚭などの斜蚭ずずもに自動車や鉄道船舶や航空機ずいった亀通機関や通信 手段を介した貿易や情報通信ネットワヌクなどの結び付きなどに関わる諞事象を取り扱うこず。  4 に぀いおは次のずおり取り扱うこず。  「人口郜垂・村萜などに関わる諞事象」に぀いおは囜や地方公共団䜓の取組ずも深く関わ るこずから䞭孊校瀟䌚科公民的分野及び高等孊校公民科などずの関連を螏たえた取扱いに留意 するこず。  5 に぀いおは次のずおり取り扱うこず。  ここで取り䞊げる生掻文化に぀いおは 「地理総合」の内容のの 1 の生掻文化の倚様性ず囜 際理解における孊習を螏たえお取り䞊げる事象を工倫するこず。  「領土問題の珟状や芁因解決に向けた取組」に぀いおはそれを扱う際に日本の領土問題に も觊れるこず。たた我が囜の海掋囜家ずしおの特色ず海掋の果たす圹割を取り䞊げるずずもに 竹島や北方領土が我が囜の固有の領土であるこずなど我が囜の領域をめぐる問題も取り䞊げる ようにするこず。その際尖閣諞島に぀いおは我が囜の固有の領土であり領土問題は存圚しな いこずも扱うこず。 ã‚€ 内容のに぀いおは次のずおり取り扱うものずするこず。  1 に぀いおは次のずおり取り扱うこず。  珟代䞖界が自然政治経枈文化などの指暙によっお様々に地域区分できるこずに着目し それらを比范察照するこずによっお地域の抂念地域区分の意矩などを理解するようにするこ ず。  2 に぀いおは次のずおり取り扱うこず。  ここで取り䞊げる地域は䞭孊校瀟䌚科地理的分野の「䞖界の諞地域」の孊習における䞻に州 を単䜍ずする取り䞊げ方ずは異なり 1 で孊習した地域区分を螏たえるずずもに様々な芏暡 の地域を䞖界党䜓から偏りなく取り䞊げるようにするこず。たた取り䞊げた地域の倚様な事象 を項目ごずに敎理しお考察する地誌取り䞊げた地域の特色ある事象ず他の事象を有機的に関連 付けお考察する地誌察照的又は類䌌的な性栌の二぀の地域を比范しお考察する地誌の考察方法
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地理歎史 56 を甚いお孊習できるよう工倫するこず。 り 内容のに぀いおは次のずおり取り扱うものずするこず。  1 に぀いおは次のずおり取り扱うこず。  この科目のたずめずしお䜍眮付けるこず。  「我が囜が抱える地理的な諞課題の解決の方向性や将来の囜土の圚り方」に぀いおは囜際連 合における持続可胜な開発のための取組などを参考に生埒の興味・関心などを螏たえお適切な 事䟋を遞定し孊習できるよう工倫するこず。 その際 「我が囜が抱える地理的な諞課題」 に関し おはそれぞれの課題が盞互に関連し合うずずもにそれらの珟状や芁因の分析解決の方向性 に぀いおは耇数の立堎や意芋があるこずに留意するこず。 第 歎史総合   目 暙  瀟䌚的事象の歎史的な芋方・考え方を働かせ課題を远究したり解決したりする掻動を通しお広い 芖野に立ちグロヌバル化する囜際瀟䌚に䞻䜓的に生きる平和で民䞻的な囜家及び瀟䌚の有為な圢成者 に必芁な公民ずしおの資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1 近珟代の歎史の倉化に関わる諞事象に぀いお䞖界ずその䞭の日本を広く盞互的な芖野から捉え 珟代的な諞課題の圢成に関わる近珟代の歎史を理解するずずもに諞資料から歎史に関する様々な情 報を適切か぀効果的に調べたずめる技胜を身に付けるようにする。 2 近珟代の歎史の倉化に関わる事象の意味や意矩特色などを時期や幎代掚移比范盞互の関 連や珟圚ずの぀ながりなどに着目しお抂念などを掻甚しお倚面的・倚角的に考察したり歎史に芋 られる課題を把握し解決を芖野に入れお構想したりする力や考察構想したこずを効果的に説明し たりそれらを基に議論したりする力を逊う。 3 近珟代の歎史の倉化に関わる諞事象に぀いおよりよい瀟䌚の実珟を芖野に課題を䞻䜓的に远究 解決しようずする態床を逊うずずもに倚面的・倚角的な考察や深い理解を通しお涵 かん 逊される日本囜 民ずしおの自芚我が囜の歎史に察する愛情他囜や他囜の文化を尊重するこずの倧切さに぀いおの 自芚などを深める。   内 容  歎史の扉 1歎史ず私たち  諞資料を掻甚し課題を远究したり解決したりする掻動を通しお次の事項を身に付けるこずがで きるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  私たちの生掻や身近な地域などに芋られる諞事象を基にそれらが日本や日本呚蟺の地域及び 䞖界の歎史ず぀ながっおいるこずを理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  近代化囜際秩序の倉化や倧衆化グロヌバル化などの歎史の倉化ず関わらせおアで取り䞊 げる諞事象ず日本や日本呚蟺の地域及び䞖界の歎史ずの関連性に぀いお考察し衚珟するこず。 2歎史の特質ず資料  日本や䞖界の様々な地域の人々の歎史的な営みの痕跡や蚘録である遺物文曞図像などの資料を 掻甚し課題を远究したり解決したりする掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指 導する。
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地理歎史 57 ア 次のような知識を身に付けるこず。 資料に基づいお歎史が叙述されおいるこずを理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  耇数の資料の関係や異同に着目しお資料から読み取った情報の意味や意矩特色などを考察 し衚珟するこず。  近代化ず私たち 1近代化ぞの問い  亀通ず貿易産業ず人口暩利意識ず政治参加や囜民の矩務孊校教育劎働ず家族移民などに 関する資料を掻甚し課題を远究したり解決したりする掻動を通しお次の事項を身に付けるこずが できるよう指導する。 ア 次のような技胜を身に付けるこず。 資料から情報を読み取ったりたずめたりする技胜を身に付けるこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。 近代化に䌎う生掻や瀟䌚の倉容に぀いお考察し問いを衚珟するこず。 2結び付く䞖界ず日本の開囜  諞資料を掻甚し課題を远究したり解決したりする掻動を通しお次の事項を身に付けるこずがで きるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  18 䞖玀のアゞアや日本における生産ず流通アゞア各地域間やアゞア諞囜ず欧米諞囜の貿易 などを基に18 䞖玀のアゞアの経枈ず瀟䌚を理解するこず。  産業革呜ず亀通・通信手段の革新䞭囜の開枯ず日本の開囜などを基に工業化ず䞖界垂堎の 圢成を理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  18 䞖玀のアゞア諞囜の経枈が欧米諞囜に䞎えた圱響などに着目しお䞻題を蚭定しアゞア諞 囜ずその他の囜や地域の動向を比范したり盞互に関連付けたりするなどしお18 䞖玀のアゞア 諞囜における経枈掻動の特城アゞア各地域間の関係アゞア諞囜ず欧米諞囜ずの関係などを倚 面的・倚角的に考察し衚珟するこず。  産業革呜の圱響䞭囜の開枯ず日本の開囜の背景ずその圱響などに着目しお䞻題を蚭定し アゞア諞囜ずその他の囜や地域の動向を比范したり盞互に関連付けたりするなどしおアゞア 諞囜ず欧米諞囜ずの関係の倉容などを倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。 3囜民囜家ず明治維新  諞資料を掻甚し課題を远究したり解決したりする掻動を通しお次の事項を身に付けるこずがで きるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  18 䞖玀埌半以降の欧米の垂民革呜や囜民統合の動向日本の明治維新や倧日本垝囜憲法の制 定などを基に立憲䜓制ず囜民囜家の圢成を理解するこず。  列匷の進出ず怍民地の圢成日 にっ æž… しん ・日露戊争などを基に列匷の垝囜䞻矩政策ずアゞア諞囜の 倉容を理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  囜民囜家の圢成の背景や圱響などに着目しお䞻題を蚭定しアゞア諞囜ずその他の囜や地域 の動向を比范したり盞互に関連付けたりするなどしお政治倉革の特城囜民囜家の特城や瀟 䌚の倉容などを倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。
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地理歎史 58  垝囜䞻矩政策の背景垝囜䞻矩政策がアゞア・アフリカに䞎えた圱響などに着目しお䞻題を 蚭定しアゞア諞囜ずその他の囜や地域の動向を比范したり盞互に関連付けたりするなどしお 垝囜䞻矩政策の特城列匷間の関係の倉容などを倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。 4近代化ず珟代的な諞課題  内容の及びの 1 から 3 たでの孊習などを基に自由・制限平等・栌差開発・保党統 合・分化察立・協調などの芳点から䞻題を蚭定し諞資料を掻甚しお远究したり解決したりする 掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。 珟代的な諞課題の圢成に関わる近代化の歎史を理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  事象の背景や原因結果や圱響などに着目しおアゞア諞囜ずその他の囜や地域の動向を比范 したり盞互に関連付けたりするなどしお䞻題に぀いお倚面的・倚角的に考察し衚珟するこ ず。  囜際秩序の倉化や倧衆化ず私たち 1囜際秩序の倉化や倧衆化ぞの問い  囜際関係の緊密化アメリカ合衆囜ず゜ノィ゚ト連邊の台頭怍民地の独立倧衆の政治的・経枈 的・瀟䌚的地䜍の倉化生掻様匏の倉化などに関する資料を掻甚し課題を远究したり解決したりす る掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような技胜を身に付けるこず。 資料から情報を読み取ったりたずめたりする技胜を身に付けるこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  囜際秩序の倉化や倧衆化に䌎う生掻や瀟䌚の倉容に぀いお考察し問いを衚珟するこず。 2第䞀次䞖界倧戊ず倧衆瀟䌚  諞資料を掻甚し課題を远究したり解決したりする掻動を通しお次の事項を身に付けるこずがで きるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  第䞀次䞖界倧戊の展開日本やアゞアの経枈成長゜ノィ゚ト連邊の成立ずアメリカ合衆囜の 台頭ナショナリズムの動向ず囜際連盟の成立などを基に総力戊ず第䞀次䞖界倧戊埌の囜際協 調䜓制を理解するこず。  倧衆の政治参加ず女性の地䜍向䞊倧正デモクラシヌず政党政治倧量消費瀟䌚ず倧衆文化 教育の普及ずマスメディアの発達などを基に倧衆瀟䌚の圢成ず瀟䌚運動の広がりを理解するこ ず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  第䞀次䞖界倧戊の掚移ず第䞀次䞖界倧戊が倧戊埌の䞖界に䞎えた圱響日本の参戊の背景ず圱 響などに着目しお䞻題を蚭定し日本ずその他の囜や地域の動向を比范したり盞互に関連付 けたりするなどしお第䞀次䞖界倧戊の性栌ず惚犍日本ずアゞア及び倪平掋地域の関係や囜際 協調䜓制の特城などを倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。  第䞀次䞖界倧戊前埌の瀟䌚の倉化などに着目しお䞻題を蚭定し日本ずその他の囜や地域の 動向を比范したり盞互に関連付けたりするなどしお第䞀次䞖界倧戊埌の瀟䌚の倉容ず瀟䌚運 動ずの関連などを倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。 3経枈危機ず第二次䞖界倧戊  諞資料を掻甚し課題を远究したり解決したりする掻動を通しお次の事項を身に付けるこずがで
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地理歎史 59 きるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  䞖界恐慌ファシズムの䌞匵日本の察倖政策などを基に囜際協調䜓制の動揺を理解するこ ず。  第二次䞖界倧戊の展開囜際連合ず囜際経枈䜓制冷戊の始たりずアゞア諞囜の動向戊埌改 革ず日本囜憲法の制定平和条玄ず日本の独立の回埩などを基に第二次䞖界倧戊埌の囜際秩序 ず日本の囜際瀟䌚ぞの埩垰を理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  経枈危機の背景ず圱響囜際秩序や政治䜓制の倉化などに着目しお䞻題を蚭定し日本ずそ の他の囜や地域の動向を比范したり盞互に関連付けたりするなどしお各囜の䞖界恐慌ぞの察 応の特城囜際協調䜓制の動揺の芁因などを倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。  第二次䞖界倧戊の掚移ず第二次䞖界倧戊が倧戊埌の䞖界に䞎えた圱響第二次䞖界倧戊埌の囜 際秩序の圢成が瀟䌚に及がした圱響などに着目しお䞻題を蚭定し日本ずその他の囜や地域の 動向を比范したり盞互に関連付けたりするなどしお第二次䞖界倧戊の性栌ず惚犍第二次䞖 界倧戊䞋の瀟䌚状況や人々の生掻日本に察する占領政策ず囜際情勢ずの関係などを倚面的・倚 角的に考察し衚珟するこず。 4囜際秩序の倉化や倧衆化ず珟代的な諞課題  内容の及びの 1 から 3 たでの孊習などを基に自由・制限平等・栌差開発・保党統 合・分化察立・協調などの芳点から䞻題を蚭定し諞資料を掻甚しお远究したり解決したりする 掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  珟代的な諞課題の圢成に関わる囜際秩序の倉化や倧衆化の歎史を理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  事象の背景や原因結果や圱響などに着目しお日本ずその他の囜や地域の動向を比范したり 盞互に関連付けたりするなどしお䞻題に぀いお倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。  グロヌバル化ず私たち 1グロヌバル化ぞの問い  冷戊ず囜際関係人ず資本の移動高床情報通信食料ず人口資源・゚ネルギヌず地球環境感 染症倚様な人々の共存などに関する資料を掻甚し課題を远究したり解決したりする掻動を通しお 次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような技胜を身に付けるこず。 資料から情報を読み取ったりたずめたりする技胜を身に付けるこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  グロヌバル化に䌎う生掻や瀟䌚の倉容に぀いお考察し問いを衚珟するこず。 2冷戊ず䞖界経枈  諞資料を掻甚し課題を远究したり解決したりする掻動を通しお次の事項を身に付けるこずがで きるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  脱怍民地化ずアゞア・アフリカ諞囜冷戊䞋の地域玛争先進囜の政治の動向軍備拡匵や栞 兵噚の管理などを基に囜際政治の倉容を理解するこず。  西ペヌロッパや東南アゞアの地域連携蚈画経枈ずその波及日本の高床経枈成長などを基に 䞖界経枈の拡倧ず経枈成長䞋の日本の瀟䌚を理解するこず。
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地理歎史 60 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  地域玛争の背景や圱響冷戊が各囜の政治に及がした圱響などに着目しお䞻題を蚭定し日 本ずその他の囜や地域の動向を比范したり盞互に関連付けたりするなどしお地域玛争ず冷戊 の関係第䞉䞖界の囜々の経枈政策の特城欧米や゜ノィ゚ト連邊の政策転換の芁因などを倚面 的・倚角的に考察し衚珟するこず。  冷戊が各囜経枈に及がした圱響地域連携の背景ず圱響日本の高床経枈成長の背景ず圱響な どに着目しお䞻題を蚭定し日本ずその他の囜や地域の動向を比范したり盞互に関連付けた りするなどしお冷戊䞋の䞖界経枈や地域連携の特城経枈成長による生掻や瀟䌚の倉容などを 倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。 3䞖界秩序の倉容ず日本  諞資料を掻甚し課題を远究したり解決したりする掻動を通しお次の事項を身に付けるこずがで きるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  石油危機アゞアの諞地域の経枈発展垂堎開攟ず経枈の自由化情報通信技術の発展などを 基に垂堎経枈の倉容ず課題を理解するこず。  冷戊の終結民䞻化の進展地域統合の拡倧ず倉容地域玛争の拡散ずそれぞの察応などを基 に冷戊終結埌の囜際政治の倉容ず課題を理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  アゞアの諞地域の経枈発展の背景経枈の自由化や技術革新の圱響資源・゚ネルギヌず地球 環境問題が䞖界経枈に及がした圱響などに着目しお䞻題を蚭定し日本ずその他の囜や地域の 動向を比范したり盞互に関連付けたりするなどしお垂堎経枈のグロヌバル化の特城ず日本の 圹割などを倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。  冷戊の倉容ず終結の背景民䞻化や地域統合の背景ず圱響地域玛争の拡散の背景ず圱響など に着目しお䞻題を蚭定し日本ずその他の囜や地域の動向を比范したり盞互に関連付けたり するなどしお冷戊終結埌の囜際政治の特城ず日本の圹割などを倚面的・倚角的に考察し衚珟 するこず。 4珟代的な諞課題の圢成ず展望  内容の及び䞊びにの 1 から 3 たでの孊習などを基に持続可胜な瀟䌚の実珟を芖野に 入れ䞻題を蚭定し諞資料を掻甚し探究する掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよ う指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。 歎史的経緯を螏たえお珟代的な諞課題を理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  事象の背景や原因結果や圱響などに着目しお日本ずその他の囜や地域の動向を比范し盞互 に関連付けたり珟代的な諞課題を展望したりするなどしお䞻題に぀いお倚面的・倚角的に考 察構想し衚珟するこず。   内容の取扱い 1内容の党䜓にわたっお次の事項に配慮するものずする。 ア この科目では䞭孊校たでの孊習ずの連続性に留意しお諞事象を取り䞊げるこずにより生埒が 興味・関心をもっお近珟代の歎史を孊習できるよう指導を工倫するこず。その際近珟代の歎史の 倉化を倧芳しお理解し考察衚珟できるようにするこずに指導の重点を眮き個別の事象のみの 理解にずどたるこずのないよう留意するこず。
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地理歎史 61 ã‚€ 歎史に関わる諞事象に぀いおは地理的条件ず関連付けお扱うずずもに特定の時間やその掚移 及び特定の空間やその広がりの䞭で生起するこずを螏たえ時間的・空間的な比范や関連付けなど により捉えられるよう指導を工倫するこず。 り 近珟代の歎史ず珟代的な諞課題ずの関わりを考察する際には政治経枈瀟䌚文化宗教 生掻などの芳点から諞事象を取り䞊げ近珟代の歎史を倚面的・倚角的に考察できるようにするこ ず。たた過去の芖点のみで䞀面的に珟圚を捉えたり珟圚の芖点のみで䞀面的に過去を捉えたり するこずがないよう留意するこず。 ゚ 幎衚や地図その他の資料を積極的に掻甚し文化遺産博物通や公文曞通その他の資料通な どを調査・芋孊したりするなど具䜓的に孊ぶよう指導を工倫するこず。その際歎史に関わる諞 資料を敎理・保存するこずの意味や意矩に気付くようにするこず。たた科目の内容に関係する専 門家や関係諞機関などずの円滑な連携・協働を図り瀟䌚ずの関わりを意識した指導を工倫するこ ず。 オ 掻甚する資料の遞択に際しおは生埒の興味・関心孊校や地域の実態などに十分配慮しお行う こず。 カ 指導に圓たっおは客芳的か぀公正な資料に基づいお事実の正確な理解に導くずずもに倚面 的・倚角的に考察し公正に刀断する胜力を育成するこず。その際栞兵噚などの脅嚁に着目させ 戊争や玛争などを防止し平和で民䞻的な囜際瀟䌚を実珟するこずが重芁な課題であるこずを認識 するよう指導を工倫するこず。 2内容の取扱いに圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 ア 内容の及びに぀いおはこの順序で取り扱うものずし及び䞊びにの 1 から 3 たでの孊習をするこずによりの 4 の孊習が充実するように幎間指導蚈画を䜜成するこ ず。 ã‚€ 内容のに぀いおは次のずおり取り扱うものずするこず。  この科目の導入ずしお䜍眮付け 1  2 の順で取り扱うこず。たた䞭孊校瀟䌚科の孊習の成 果を螏たえより発展的に孊習できるよう留意するずずもに及びの孊習の基盀を逊うよ う指導を工倫するこず。   1 に぀いおは䞭孊校瀟䌚科の孊習を螏たえ生埒の空間的な認識に広がりをもたせるよう指 導を工倫するこず。   2 に぀いおは資料から読み取る諞事象の解釈の違いが耇数の叙述を生むこずを理解できるよ う具䜓的な事䟋を取り䞊げお指導するこず。たた歎史の叙述には諞資料の怜蚌ず論理性などが 求められるこずに気付くようにするこず。 り 内容のに぀いおは次のずおり取り扱うものずするこず。   1 に぀いおは䞭孊校たでの孊習及びの孊習を螏たえ孊習内容ぞの課題意識をもたせるず ずもに 2  3 及び 4 の孊習内容を芋通しお指導するこず。   2 のアに぀いおは日本の矎術などのアゞアの文物が欧米諞囜に䞎えた圱響に気付くようにする こず。たた欧米諞囜がアゞア諞囜に進出し軍事力を背景に勢力拡匵を目指した競争が展開され アゞアの経枈ず瀟䌚の仕組みが倉容したこずにも觊れるこず。 たたアゞア貿易における琉 りゅう  球 きゅう の圹 割北方ずの亀易をしおいたアむヌに぀いお觊れるこず。 その際琉 りゅう  球 きゅう やアむヌの文化に぀いおも 觊れるこず。   3 のアの  に぀いおは人々の政治的な発蚀暩が拡倧し近代民䞻䞻矩瀟䌚の基瀎が成立したこ ずや囜民囜家以倖の囜家圢態が存圚したこずにも觊れるこず。たた富囜匷兵や倧日本垝囜憲法 の制定など日本の近代化ぞの諞政策に぀いおはこの時期に日本の立憲囜家ずしおの基瀎が圢成さ
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地理歎史 62 れたこずやそれらず欧米諞囜の諞政策を比范するなどしお近代囜家ずしお日本の囜際的地䜍を欧 米諞囜ず察等に匕き䞊げようずするものであったこずに気付くようにするこず。たた日本の囜民 囜家の圢成などの孊習においお領土の画定などを取り扱うようにするこず。その際北方領土に 觊れるずずもに竹島尖閣諞島の線入に぀いおも觊れるこず。   3 のアの  に぀いおはアゞア諞囜では近代化に向けた動向や民族意識の圢成など䞻䜓的 な瀟䌚倉革ぞの動きがあったこずにも気付くようにするこず。たた日本の近代化や日露戊争の結 果がアゞアの諞民族の独立や近代化の運動に䞎えた圱響ずずもに欧米諞囜がアゞア諞囜ぞ勢力 を拡匵し日本が朝鮮半島や䞭囜東北地方ぞ勢力を拡匵したこずに觊れ各囜の囜内状況や囜際関 係の倉化に気付くようにするこず。   4 に぀いおは䞀぀あるいは耇数の芳点に぀いお取り䞊げこれたでの孊習を振り返り適切 な䞻題を蚭定するこず。その際自由・制限平等・栌差開発・保党統合・分化察立・協調 などの芳点に瀺された二぀の芁玠のどちらかのみに着目するこずのないよう留意するこず。 ゚ 内容のに぀いおは次のずおり取り扱うものずするこず。   1 に぀いおは䞭孊校たでの孊習䞊びに及びの孊習を螏たえ孊習内容ぞの課題意識をも たせるずずもに 2  3 及び 4 の孊習内容を芋通しお指導するこず。   2 のアの  に぀いおは瀟䌚䞻矩思想の広がりやロシア革呜による゜ノィ゚ト連邊の成立が その埌の䞖界に䞎えた圱響にも觊れるこず。たた囜際連盟の成立囜際的な軍瞮条玄や䞍戊条玄 の締結などを扱いその䞭で日本が果たした圹割や囜際的な立堎の倉化に぀いお觊れるこず。   2 のアの  に぀いおは䞖論の圱響力が高たる䞭で民䞻䞻矩的颚朮が圢成され日本においお 議䌚政治に基づく政党内閣制が機胜するようになったこずに觊れるこず。   3 のアの  に぀いおは䞖界恐慌による混乱日本の政治䜓制や察倖政策の倉化囜際協調を 基調ずするこれたでの囜際秩序の倉容などに぀いお觊れるこず。その際圓時の政治制床の特性や 囜際情勢に觊れるこず。   3 のアの  に぀いおは第二次䞖界倧戊の過皋での米゜察立や脱怍民地化ぞの萌 ほう 芜などに觊れ 倧戊の耇合的な性栌に気付くようにするこず。たたこの戊争が人類党䜓に惚犍を及がしたこずを 基に平和で民䞻的な囜際瀟䌚の実珟に努めるこずが倧切であるこずを認識できるようにするこず。 戊埌の囜際政治では冷戊ず怍民地の独立の動向が盞互に関連しおいたこずに觊れるこず。   4 に぀いおは䞀぀あるいは耇数の芳点に぀いお取り䞊げこれたでの孊習を振り返り適切 な䞻題を蚭定するこず。その際自由・制限平等・栌差開発・保党統合・分化察立・協調 などの芳点に瀺された二぀の芁玠のどちらかのみに着目するこずのないよう留意するこず。 オ 内容のに぀いおは次のずおり取り扱うものずするこず。   1 に぀いおは䞭孊校たでの孊習䞊びに及びの孊習を螏たえ孊習内容ぞの課題意識 をもたせるずずもに 2 及び 3 の孊習内容を芋通しお指導するこず。   2 に぀いおはアゞア・アフリカ諞囜が囜際関係の倉化に䞻䜓的に察応しお囜家建蚭を進めた こずや地域連携や経枈成長ず冷戊ずの関わりに気付くようにするこず。たたこの時期の日本の 囜内政治や日本ずアゞア諞囜ずの関係に぀いおも觊れるこず。   3 に぀いおは冷戊終結埌も匕き続き課題ずしお残されたこずや冷戊終結埌に新たに生じた 課題などに觊れるこず。その際囜家間の察立だけでなく民族察立が拡倧したり歊装集団によ るテロ行為を契機ずしお戊争が生じたりするなど地域玛争の芁因が倚様化しおいるこずにも觊れ るこず。たた䞖界経枈の安定に向けた取組を扱い日本が先進囜ずしおの囜際的な地䜍を確立し おきたこずに気付くようにするずずもに政府開発揎助ODAや囜際連合平和維持掻動PKO  持続可胜な開発のための取組などを扱い日本が囜際瀟䌚における重芁な圹割を担っおきたこずに
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地理歎史 63 も気付くようにするこず。   4 に぀いおはこの科目のたずめずしお䜍眮付けるこず。 その際の 4 及びの 4 の内容を 曎に深めたりの 4 及びの 4 ずは異なる芳点を取り䞊げたりしおこの科目の孊習を振り返 り適切な䞻題を蚭定するこず。 第 日本史探究   目 暙  瀟䌚的事象の歎史的な芋方・考え方を働かせ課題を远究したり解決したりする掻動を通しお広い 芖野に立ちグロヌバル化する囜際瀟䌚に䞻䜓的に生きる平和で民䞻的な囜家及び瀟䌚の有為な圢成者 に必芁な公民ずしおの資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1 我が囜の歎史の展開に関わる諞事象に぀いお地理的条件や䞖界の歎史ず関連付けながら総合的に 捉えお理解するずずもに諞資料から我が囜の歎史に関する様々な情報を適切か぀効果的に調べたず める技胜を身に付けるようにする。 2 我が囜の歎史の展開に関わる事象の意味や意矩䌝統ず文化の特色などを時期や幎代掚移比 范盞互の関連や珟圚ずの぀ながりなどに着目しお抂念などを掻甚しお倚面的・倚角的に考察した り歎史に芋られる課題を把握し解決を芖野に入れお構想したりする力や考察構想したこずを効 果的に説明したりそれらを基に議論したりする力を逊う。 3 我が囜の歎史の展開に関わる諞事象に぀いおよりよい瀟䌚の実珟を芖野に課題を䞻䜓的に探究し ようずする態床を逊うずずもに倚面的・倚角的な考察や深い理解を通しお涵 かん 逊される日本囜民ずし おの自芚我が囜の歎史に察する愛情他囜や他囜の文化を尊重するこずの倧切さに぀いおの自芚な どを深める。   内 容  原始・叀代の日本ず東アゞア 1黎 れい 明期の日本列島ず歎史的環境  諞資料を掻甚し課題を远究したり解決したりする掻動を通しお次の事項を身に付けるこずがで きるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  旧石噚文化から瞄文文化ぞの倉化匥 やよい 生文化の成立などを基に黎 れい 明期の日本列島の歎史的環 境ず文化の圢成原始瀟䌚の特色を理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  自然環境ず人間の生掻ずの関わり䞭囜倧陞・朝鮮半島などアゞア及び倪平掋地域ずの関係 狩猟採集瀟䌚から蟲耕瀟䌚ぞの倉化などに着目しお環境ぞの適応ず文化の圢成に぀いお倚面 的・倚角的に考察し衚珟するこず。  黎 れい 明期の日本列島の倉化に着目しお原始瀟䌚の特色に぀いお倚面的・倚角的に考察し時代 を通芳する問いを衚珟するこず。 2歎史資料ず原始・叀代の展望  諞資料を掻甚し 1 で衚珟した時代を通芳する問いを螏たえ課題を远究したり解決したりする 掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような技胜を身に付けるこず。  原始・叀代の特色を瀺す適切な歎史資料を基に資料から歎史に関わる情報を収集し読み取 る技胜を身に付けるこず。
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地理歎史 64 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  歎史資料の特性を螏たえ資料を通しお読み取れる情報から原始・叀代の特色に぀いお倚面 的・倚角的に考察し仮説を衚珟するこず。 3叀代の囜家・瀟䌚の展開ず画期歎史の解釈説明論述  諞資料を掻甚し 2 で衚珟した仮説を螏たえ課題を远究したり解決したりする掻動を通しお 次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  囜家の圢成ず叀墳文化埋 り぀ 什 りょう 䜓制の成立過皋ず諞文化の圢成などを基に原始から叀代の政 治・瀟䌚や文化の特色を理解するこず。  貎族政治の展開平安期の文化地方支配の倉化や歊士の出珟などを基に埋 り぀ 什 りょう 䜓制の再線 ず倉容叀代の瀟䌚ず文化の倉容を理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  䞭囜倧陞・朝鮮半島ずの関係隋 ずい ・唐など䞭囜王朝ずの関係ず政治や文化ぞの圱響などに着目 しお䞻題を蚭定し小囜の圢成ず連合叀代の囜家の圢成の過皋に぀いお事象の意味や意矩 関係性などを倚面的・倚角的に考察し歎史に関わる諞事象の解釈や歎史の画期などを根拠を瀺 しお衚珟するこず。  地方の諞勢力の成長ず圱響東アゞアずの関係の倉化瀟䌚の倉化ず文化ずの関係などに着目 しお䞻題を蚭定し叀代の囜家・瀟䌚の倉容に぀いお事象の意味や意矩関係性などを倚面 的・倚角的に考察し歎史に関わる諞事象の解釈や歎史の画期などを根拠を瀺しお衚珟するこず。  䞭䞖の日本ず䞖界 1䞭䞖ぞの転換ず歎史的環境  諞資料を掻甚し課題を远究したり解決したりする掻動を通しお次の事項を身に付けるこずがで きるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  貎族政治の倉容ず歊士の政治進出土地支配の倉容などを基に叀代から䞭䞖ぞの時代の転換 を理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  暩力の䞻䜓の倉化東アゞアずの関わりなどに着目しお叀代から䞭䞖の囜家・瀟䌚の倉容を 倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。  時代の転換に着目しお䞭䞖の特色に぀いお倚面的・倚角的に考察し時代を通芳する問いを 衚珟するこず。 2歎史資料ず䞭䞖の展望  諞資料を掻甚し 1 で衚珟した時代を通芳する問いを螏たえ課題を远究したり解決したりする 掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような技胜を身に付けるこず。  䞭䞖の特色を瀺す適切な歎史資料を基に資料から歎史に関わる情報を収集し読み取る技胜 を身に付けるこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  歎史資料の特性を螏たえ資料を通しお読み取れる情報から䞭䞖の特色に぀いお倚面的・倚 角的に考察し仮説を衚珟するこず。 3䞭䞖の囜家・瀟䌚の展開ず画期歎史の解釈説明論述  諞資料を掻甚し 2 で衚珟した仮説を螏たえ課題を远究したり解決したりする掻動を通しお
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地理歎史 65 次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  歊家政暩の成立ず展開産業の発達宗教や文化の展開などを基に歊家政暩の䌞匵瀟䌚や 文化の特色を理解するこず。  歊家政暩の倉容日 にちみん 明貿易の展開ず琉 りゅう  球 きゅう  王囜の成立村萜や郜垂の自立倚様な文化の圢成 や融合などを基に地域暩力の成長瀟䌚の倉容ず文化の特色を理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  公歊関係の倉化宋 そう ・元モンゎル垝囜などナヌラシアずの亀流ず経枈や文化ぞの圱響など に着目しお䞻題を蚭定し䞭䞖の囜家・瀟䌚の展開に぀いお事象の意味や意矩関係性など を倚面的・倚角的に考察し歎史に関わる諞事象の解釈や歎史の画期などを根拠を瀺しお衚珟す るこず。  瀟䌚や経枈の倉化ずその圱響東アゞアの囜際情勢の倉化ずその圱響地域の倚様性瀟䌚の 倉化ず文化ずの関係などに着目しお䞻題を蚭定し䞭䞖の囜家・瀟䌚の倉容に぀いお事象の 意味や意矩関係性などを倚面的・倚角的に考察し歎史に関わる諞事象の解釈や歎史の画期な どを根拠を瀺しお衚珟するこず。  近䞖の日本ず䞖界 1近䞖ぞの転換ず歎史的環境  諞資料を掻甚し課題を远究したり解決したりする掻動を通しお次の事項を身に付けるこずがで きるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  織豊政暩の政治・経枈政策貿易や察倖関係などを基に䞭䞖から近䞖ぞの時代の転換を理解 するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  村萜や郜垂の支配の倉化アゞア各地やペヌロッパ諞囜ずの亀流の圱響などに着目しお䞭䞖 から近䞖の囜家・瀟䌚の倉容を倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。  時代の転換に着目しお近䞖の特色に぀いお倚面的・倚角的に考察し時代を通芳する問いを 衚珟するこず。 2歎史資料ず近䞖の展望  諞資料を掻甚し 1 で衚珟した時代を通芳する問いを螏たえ課題を远究したり解決したりする 掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような技胜を身に付けるこず。  近䞖の特色を瀺す適切な歎史資料を基に資料から歎史に関わる情報を収集し読み取る技胜 を身に付けるこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  歎史資料の特性を螏たえ資料を通しお読み取れる情報から近䞖の特色に぀いお倚面的・倚 角的に考察し仮説を衚珟するこず。 3近䞖の囜家・瀟䌚の展開ず画期歎史の解釈説明論述  諞資料を掻甚し 2 で衚珟した仮説を螏たえ課題を远究したり解決したりする掻動を通しお 次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  法や制床による支配秩序の圢成ず身分制貿易の統制ず察倖関係技術の向䞊ず開発の進展 孊問・文化の発展などを基に幕藩䜓制の確立近䞖の瀟䌚ず文化の特色を理解するこず。
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地理歎史 66  産業の発達飢 き 饉 きん や䞀 いっ 揆 き の発生幕府政治の動揺ず諞藩の動向孊問・思想の展開庶民の生 掻ず文化などを基に幕藩䜓制の倉容近䞖の庶民の生掻ず文化の特色近代化の基盀の圢成を 理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  織豊政暩ずの類䌌ず盞違アゞアの囜際情勢の倉化亀通・流通の発達郜垂の発達ず文化の 担い手ずの関係などに着目しお䞻題を蚭定し近䞖の囜家・瀟䌚の展開に぀いお事象の意味 や意矩関係性などを倚面的・倚角的に考察し歎史に関わる諞事象の解釈や歎史の画期などを 根拠を瀺しお衚珟するこず。  瀟䌚・経枈の仕組みの倉化幕府や諞藩の政策の倉化囜際情勢の倉化ず圱響政治・経枈ず 文化ずの関係などに着目しお䞻題を蚭定し近䞖の囜家・瀟䌚の倉容に぀いお事象の意味や 意矩関係性などを倚面的・倚角的に考察し歎史に関わる諞事象の解釈や歎史の画期などを根 拠を瀺しお衚珟するこず。  近珟代の地域・日本ず䞖界 1近代ぞの転換ず歎史的環境  諞資料を掻甚し課題を远究したり解決したりする掻動を通しお次の事項を身に付けるこずがで きるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  察倖政策の倉容ず開囜幕藩䜓制の厩壊ず新政暩の成立などを基に近䞖から近代ぞの時代の 転換を理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  欧米諞囜の進出によるアゞア諞囜の倉化政治・経枈の倉化ず思想ぞの圱響などに着目しお 近䞖から近代の囜家・瀟䌚の倉容を倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。  時代の転換に着目しお近代の特色に぀いお倚面的・倚角的に考察し時代を通芳する問いを 衚珟するこず。 2歎史資料ず近代の展望  諞資料を掻甚し 1 で衚珟した時代を通芳する問いを螏たえ課題を远究したり解決したりする 掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような技胜を身に付けるこず。  近代の特色を瀺す適切な歎史資料を基に資料から歎史に関わる情報を収集し読み取る技胜 を身に付けるこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  歎史資料の特性を螏たえ資料から読み取れる情報から近代の特色に぀いお倚面的・倚角的 に考察し仮説を衚珟するこず。 3近珟代の地域・日本ず䞖界の画期ず構造  諞資料を掻甚し 2 で衚珟した仮説を螏たえ課題を远究したり解決したりする掻動を通しお 次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  明治維新自由民暩運動倧日本垝囜憲法の制定条玄改正日 にっ æž… しん ・日露戊争第䞀次䞖界倧 戊瀟䌚運動の動向政党政治などを基に立憲䜓制ぞの移行囜民囜家の圢成アゞアや欧米 諞囜ずの関係の倉容を理解するこず。  文明開化の颚朮産業革呜の展開亀通の敎備ず産業構造の倉容孊問の発展や教育制床の拡 充瀟䌚問題の発生などを基に産業の発展の経緯ず近代の文化の特色倧衆瀟䌚の圢成を理解
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地理歎史 67 するこず。  恐慌ず囜際関係軍郚の台頭ず察倖政策戊時䜓制の匷化ず第二次䞖界倧戊の展開などを基に 第二次䞖界倧戊に至る過皋及び倧戊䞭の政治・瀟䌚囜民生掻の倉容を理解するこず。  占領政策ず諞改革日本囜憲法の成立平和条玄ず独立の回埩戊埌の経枈埩興アゞア諞囜 ずの関係高床経枈成長瀟䌚・経枈・情報の囜際化などを基に我が囜の再出発及びその埌の 政治・経枈や察倖関係珟代の政治や瀟䌚の枠組み囜民生掻の倉容を理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  アゞアや欧米諞囜ずの関係地域瀟䌚の倉化戊争が及がした圱響などに着目しお䞻題を蚭 定し近代の政治の展開ず囜際的地䜍の確立第䞀次䞖界倧戊前埌の察倖政策や囜内経枈囜民 の政治参加の拡倧に぀いお事象の意味や意矩関係性などを倚面的・倚角的に考察し歎史に 関わる諞事象の解釈や歎史の画期などを根拠を瀺しお衚珟するこず。  欧米の思想・文化の圱響産業の発達の背景ず圱響地域瀟䌚における劎働や生掻の倉化教 育の普及ずその圱響などに着目しお䞻題を蚭定し日本の工業化の進展近代の文化の圢成に ぀いお事象の意味や意矩関係性などを倚面的・倚角的に考察し歎史に関わる諞事象の解釈 や歎史の画期などを根拠を瀺しお衚珟するこず。  囜際瀟䌚やアゞア近隣諞囜ずの関係政治・経枈䜓制の倉化戊争の掚移ず囜民生掻ぞの圱響 などに着目しお䞻題を蚭定し第二次䞖界倧戊ず日本の動向の関わりに぀いお事象の意味や 意矩関係性などを倚面的・倚角的に考察し歎史に関わる諞事象の解釈や歎史の画期などを根 拠を瀺しお衚珟するこず。  第二次䞖界倧戊前埌の政治や瀟䌚の類䌌ず盞違冷戊の圱響グロヌバル化の進展の圱響囜 民の生掻や地域瀟䌚の倉化などに着目しお䞻題を蚭定し戊前ず戊埌の囜家・瀟䌚の倉容戊 埌政治の展開日本経枈の発展第二次䞖界倧戊埌の囜際瀟䌚における我が囜の圹割に぀いお 事象の意味や意矩関係性などを倚面的・倚角的に考察し歎史に関わる諞事象の解釈や歎史の 画期などを根拠を瀺しお衚珟するこず。  日本ず䞖界の盞互の関わり地域瀟䌚の倉化  から  たでの孊習で芋いだした画期などに 着目しお事象の意味や意矩関係性などを構造的に敎理しお倚面的・倚角的に考察し我が囜 の近珟代を通した歎史の画期を芋いだし根拠を瀺しお衚珟するこず。 4珟代の日本の課題の探究  次の①から③たでに぀いお内容の及び䞊びにの 1 から 3 たでの孊習を螏たえ持続 可胜な瀟䌚の実珟を芖野に入れ地域瀟䌚や身の回りの事象ず関連させお䞻題を蚭定し諞資料を掻 甚しお探究する掻動を通しお以䞋のア及びむの事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ① 瀟䌚や集団ず個人 ② 䞖界の䞭の日本 ③ 䌝統や文化の継承ず創造 ア 次のような知識を身に付けるこず。 歎史的経緯を螏たえお珟代の日本の課題を理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  歎史の画期地域瀟䌚の諞盞ず日本や䞖界ずの歎史的な関係それ以前の時代からの継続や倉 化などに着目しお珟代の日本の課題の圢成に関わる歎史に぀いお倚面的・倚角的に考察構 想しお衚珟するこず。   内容の取扱い 1内容の党䜓にわたっお次の事項に配慮するものずする。
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地理歎史 68 ア 我が囜の歎史ず文化に぀いお各時代の囜際環境や地理的条件などず関連付け䞖界の䞭の日本ず いう芖点から考察できるよう指導を工倫するこず。 ã‚€ この科目では䞭孊校たでの孊習や「歎史総合」の孊習ずの連続性に留意しお諞事象を取り䞊げ るこずにより生埒が興味・関心をもっお我が囜の歎史の展開を孊習できるよう工倫するこず。そ の際我が囜の歎史を倧芳しお理解し考察衚珟できるようにするこずに指導の重点を眮き個 別の事象のみの理解にずどたるこずのないよう留意するこず。たた各時代の特色を総合的に考察 する孊習及び前埌の時代を比范しおその移り倉わりを考察する孊習の充実を図るこず。 り 幎衚や地図その他の資料を積極的に掻甚し地域の文化遺産博物通や公文曞通その他の資 料通などを調査・芋孊したりするなど具䜓的に孊ぶよう指導を工倫するこず。その際歎史に関 わる諞資料を敎理・保存するこずの意味や意矩文化財保護の重芁性に気付くようにするこず。た た科目の内容に関係する専門家や関係諞機関などずの円滑な連携・協働を図り瀟䌚ずの関わり を意識した指導を工倫するこず。 ゚ 掻甚する資料の遞択に際しおは生埒の興味・関心孊校や地域の実態などに十分配慮しお行う こず。 オ 近珟代史の指導に圓たっおは客芳的か぀公正な資料に基づいお事実の正確な理解に導くずず もに倚面的・倚角的に考察し公正に刀断する胜力を育成するこず。その際栞兵噚などの脅嚁に 着目させ戊争や玛争などを防止し平和で民䞻的な囜際瀟䌚を実珟するこずが重芁な課題である こずを認識するよう指導を工倫するこず。 カ 近珟代史の指導に圓たっおは 「歎史総合」 の孊習の成果を螏たえより発展的に孊習できるよう 留意するこず。 キ 文化に関する指導に圓たっおは各時代の文化ずそれを生み出した時代的背景ずの関連倖来の 文化などずの接觊や亀流による文化の倉容や発展の過皋などに着目させ我が囜の䌝統ず文化の特 色ずそれを圢成した様々な芁因を総合的に考察できるよう指導を工倫するこず。衣食䜏や颚習・信 仰などの生掻文化に぀いおも時代の特色や地域瀟䌚の様子などず関連付け民俗孊や考叀孊など の成果の掻甚を図りながら扱うようにするこず。 ク 地域瀟䌚の歎史ず文化に぀いお扱うようにするずずもに祖先が地域瀟䌚の向䞊ず文化の創造や 発展に努力したこずを具䜓的に理解させそれらを尊重する態床を育おるようにするこず。 2内容の取扱いに圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 ア 内容の及びはこの順序で扱うこず。 たた 「歎史総合」 で孊習した歎史の孊び方を 掻甚するこず。 ã‚€ 内容の及びのそれぞれの 1 に぀いおは察倖的な環境の倉化や囜内の諞状況の倉 化などを扱い時代の転換を理解できるようするこず。それぞれの 1 のむの  に぀いおはアの 理解に加え䞭孊校瀟䌚科歎史的分野における孊習の成果を掻甚するなどしお察象ずなる時代の 特色を考察するための時代を通芳する問いが衚珟できるよう指導を工倫するこず。 り 内容の及びのそれぞれの 2 に぀いおは政治や経枈瀟䌚生掻や文化囜際環境 など各時代の特色を生埒が読み取るこずができる耇数の適切な資料を掻甚しそれぞれの 1 で 衚珟した問いを螏たえ䞭孊校瀟䌚科歎史的分野における孊習の成果を掻甚するなどしお察象ず なる時代の特色に぀いお生埒が仮説を立おるこずができるよう指導を工倫するこず。その際 様々な歎史資料の特性に着目し諞資料に基づいお歎史が叙述されおいるこずを螏たえお倚面的・ 倚角的に考察できるよう資料を掻甚する技胜を高める指導を工倫するこず。たたデゞタル化さ れた資料や地域の遺構や遺物歎史的な地圢地割や町䞊みの特城などを積極的に掻甚し具䜓 的に孊習できるよう工倫するずずもに歎史資料や遺構の保存・保党などの努力が図られおいるこ
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地理歎史 69 ずに気付くようにするこず。 ゚ 内容の及びのそれぞれの 3 に぀いおはそれぞれの 2 で衚珟した仮説を螏たえお 䞻題を蚭定するこず。その際資料を掻甚し事象の意味や意矩事象盞互の関係性などを考察で きるよう指導を工倫するこず。たた根拠や論理を螏たえ筋道を立おお説明するなどの孊習から 歎史に関わる諞事象には耇数の解釈が成り立぀こずや歎史の倉化の意味や意矩の考察から様々 な画期を瀺すこずができるこずに気付くようにするこず。たたそれらの考察の結果を文章ずし おたずめたりするなどの䞀連の孊習を通しお思考力刀断力衚珟力等の育成を図るこず。 オ 内容のに぀いおは次のずおり取り扱うものずするこず。   1  2 及び 3 に぀いおは遺構や遺物線纂 さん された歎史曞公 く å®¶ げ の日蚘などの資料やそれら を基に䜜成された資料などから適切なものを取り䞊げるこず。 カ 内容のに぀いおは次のずおり取り扱うものずするこず。   1  2 及び 3 に぀いおは歊家公 く å®¶ げ 幕府や寺瀟の蚘録絵画などの資料やそれらを基に 䜜成された資料などから適切なものを取り䞊げるこず。 3 のアの  に぀いおは公 く å®¶ げ や歊家庶 民などの文化の圢成や融合に぀いお扱うこず。 たたアむヌや琉 りゅう  球 きゅう の文化の圢成に぀いおも扱うこ ず。 キ 内容のに぀いおは次のずおり取り扱うものずするこず。   1  2 及び 3 に぀いおは幕府や藩の法什地域に残る村方地 じ 方 かた  ・町方文曞浮䞖絵など の絵画や出版物などの資料やそれらを基に䜜成された資料などから適切なものを取り䞊げるこず。 3 のアの  に぀いおは長厎琉 りゅう  球 きゅう 察銬束前藩やアむヌの人々を通しおそれぞれオランダ 䞭囜朝鮮ずの亀流や北方貿易が行われたこずに぀いお取り䞊げるこず。 ク 内容のに぀いおは次のずおり取り扱うものずするこず。   1  2 及び 3 に぀いおは日蚘曞簡自䌝公文曞新聞統蚈写真地図映像や音声 生掻甚品の倉遷などの資料やそれらを基に䜜成された資料などから適切なものを取り䞊げるこず。 3 のアの  に぀いおは明治維新や囜民囜家の圢成などの孊習においお領土の画定などを取り 扱うようにするこず。その際北方領土に觊れるずずもに竹島尖閣諞島の線入に぀いおも觊れ るこず。 3 のアの  に぀いおは第二次䞖界倧戊の孊習においおこの戊争が人類党䜓に惚犍を 及がしたこずを基に平和で民䞻的な囜際瀟䌚の実珟に努めるこずが倧切であるこずを認識できる ようにするこず。 3 のむの      及び  に぀いおは地域瀟䌚ず日本や䞖界の歎史的な倉 化ずの関係性に着目しお具䜓的に考察できるようにするこず。 3 のむの  に぀いおは 1 から 3 たでの孊習のたずめずしお日本の近珟代の掚移を螏たえ生埒が近珟代を通した歎史の䞭に 根拠をもっお画期を芋いだし衚珟できるよう指導を工倫するこず。その際事象の因果関係地域 瀟䌚ず日本や䞖界などの盞互の関係性政治や経枈瀟䌚文化など歎史の諞芁玠の関係性など 様々な偎面から構造的に敎理しお考察できるようにするこず。 4 に぀いおはこの科目のたずめず しお䜍眮付けるこず。その際生埒の生掻や生掻空間地域瀟䌚ずの関わりを螏たえた䞻題を蚭定 するずずもに歎史的な経緯や根拠を螏たえた展望を構想するこずができるよう指導を工倫するこ ず。 第 䞖界史探究   目 暙  瀟䌚的事象の歎史的な芋方・考え方を働かせ課題を远究したり解決したりする掻動を通しお広い 芖野に立ちグロヌバル化する囜際瀟䌚に䞻䜓的に生きる平和で民䞻的な囜家及び瀟䌚の有為な圢成者
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地理歎史 70 に必芁な公民ずしおの資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1 䞖界の歎史の倧きな枠組みず展開に関わる諞事象に぀いお地理的条件や日本の歎史ず関連付けな がら理解するずずもに諞資料から䞖界の歎史に関する様々な情報を適切か぀効果的に調べたずめる 技胜を身に付けるようにする。 2 䞖界の歎史の倧きな枠組みず展開に関わる事象の意味や意矩特色などを時期や幎代掚移比 范盞互の関連や珟代䞖界ずの぀ながりなどに着目しお抂念などを掻甚しお倚面的・倚角的に考察 したり歎史に芋られる課題を把握し解決を芖野に入れお構想したりする力や考察構想したこず を効果的に説明したりそれらを基に議論したりする力を逊う。 3 䞖界の歎史の倧きな枠組みず展開に関わる諞事象に぀いおよりよい瀟䌚の実珟を芖野に課題を䞻 䜓的に探究しようずする態床を逊うずずもに倚面的・倚角的な考察や深い理解を通しお涵 かん 逊される 日本囜民ずしおの自芚我が囜の歎史に察する愛情他囜や他囜の文化を尊重するこずの倧切さに぀ いおの自芚などを深める。   内 容  䞖界史ぞのたなざし 1地球環境から芋る人類の歎史  諞資料を掻甚し課題を远究したり解決したりする掻動を通しお次の事項を身に付けるこずがで きるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  人類の誕生ず地球芏暡での拡散・移動を基に人類の歎史ず地球環境ずの関わりを理解するこ ず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  諞事象を捉えるための時間の尺床や諞事象の空間的な広がりに着目し䞻題を蚭定し地球 の歎史における人類の歎史の䜍眮ず人類の特性を考察し衚珟するこず。 2日垞生掻から芋る䞖界の歎史  諞資料を掻甚し課題を远究したり解決したりする掻動を通しお次の事項を身に付けるこずがで きるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  衣食䜏家族教育䜙暇などの身の回りの諞事象を基に私たちの日垞生掻が䞖界の歎史ず ぀ながっおいるこずを理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  諞事象の来歎や倉化に着目しお䞻題を蚭定し身の回りの諞事象ず䞖界の歎史ずの関連性を 考察し衚珟するこず。  諞地域の歎史的特質の圢成 1諞地域の歎史的特質ぞの問い  生業身分・階玚王暩宗教文化・思想などに関する資料を掻甚し課題を远究したり解決し たりする掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような技胜を身に付けるこず。 資料から情報を読み取ったりたずめたりする技胜を身に付けるこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  文明の圢成に関わる諞事象の背景や原因結果や圱響事象盞互の関連などに着目し諞地域 の歎史的特質を読み解く芳点に぀いお考察し問いを衚珟するこず。 2叀代文明の歎史的特質
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地理歎史 71  諞資料を掻甚し 1 で考察した芳点を螏たえた問いを基に課題を远究したり解決したりする掻 動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  オリ゚ント文明むンダス文明䞭華文明などを基に叀代文明の歎史的特質を理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  叀代文明に関わる諞事象の背景や原因結果や圱響事象盞互の関連などに着目し䞻題を蚭 定し諞資料を比范したり関連付けたりしお読み解き自然環境ず生掻や文化ずの関連性蟲 耕・牧畜の意矩などを倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。 3諞地域の歎史的特質  諞資料を掻甚し 1 で考察した芳点を螏たえた問いを基に課題を远究したり解決したりする掻 動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  ç§Š しん ・挢ず遊牧囜家唐ず近隣諞囜の動向などを基に東アゞアず䞭倮ナヌラシアの歎史的特質 を理解するこず。  仏教の成立ずヒンドゥヌ教南アゞアず東南アゞアの諞囜家などを基に南アゞアず東南アゞ アの歎史的特質を理解するこず。  西アゞアず地䞭海呚蟺の諞囜家キリスト教ずむスラヌムの成立ずそれらを基盀ずした囜家の 圢成などを基に西アゞアず地䞭海呚蟺の歎史的特質を理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  東アゞアず䞭倮ナヌラシアの歎史に関わる諞事象の背景や原因結果や圱響事象盞互の関連 諞地域盞互の関わりなどに着目し䞻題を蚭定し諞資料を比范したり関連付けたりしお読み解 き唐の統治䜓制ず瀟䌚や文化の特色唐ず近隣諞囜ずの関係遊牧民の瀟䌚の特城ず呚蟺諞地 域ずの関係などを倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。  南アゞアず東南アゞアの歎史に関わる諞事象の背景や原因結果や圱響事象盞互の関連諞 地域盞互の関わりなどに着目し䞻題を蚭定し諞資料を比范したり関連付けたりしお読み解き 南アゞアず東南アゞアにおける宗教や文化の特色東南アゞアず呚蟺諞地域ずの関係などを倚面 的・倚角的に考察し衚珟するこず。  西アゞアず地䞭海呚蟺の歎史に関わる諞事象の背景や原因結果や圱響事象盞互の関連諞 地域盞互の関わりなどに着目し䞻題を蚭定し諞資料を比范したり関連付けたりしお読み解き 西アゞアず地䞭海呚蟺の諞囜家の瀟䌚や文化の特色キリスト教ずむスラヌムを基盀ずした囜家 の特城などを倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。  諞地域の亀流・再線 1諞地域の亀流・再線ぞの問い  亀易の拡倧郜垂の発達囜家䜓制の倉化宗教や科孊・技術及び文化・思想の䌝播 ぱ などに関する 資料を掻甚し課題を远究したり解決したりする掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができる よう指導する。 ア 次のような技胜を身に付けるこず。 資料から情報を読み取ったりたずめたりする技胜を身に付けるこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  諞地域の亀流・再線に関わる諞事象の背景や原因結果や圱響事象盞互の関連諞地域盞互 の぀ながりなどに着目し諞地域の亀流・再線を読み解く芳点に぀いお考察し問いを衚珟する こず。
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地理歎史 72 2結び付くナヌラシアず諞地域  諞資料を掻甚し 1 で考察した芳点を螏たえた問いを基に課題を远究したり解決したりする掻 動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  西アゞア瀟䌚の動向ずアフリカ・アゞアぞのむスラヌムの䌝播 ぱ ペヌロッパ封建瀟䌚ずその展 開宋 そう の瀟䌚ずモンゎル垝囜の拡倧などを基に海域ず内陞にわたる諞地域の亀流の広がりを構 造的に理解するこず。  アゞア海域での亀易の興隆明 みん ず日本・朝鮮の動向スペむンずポルトガルの掻動などを基に 諞地域の亀易の進展ずペヌロッパの進出を構造的に理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  諞地域の亀流の広がりに関わる諞事象の背景や原因結果や圱響事象盞互の関連諞地域盞 互の぀ながりなどに着目し䞻題を蚭定し諞資料を比范したり関連付けたりしお読み解き諞 地域ぞのむスラヌムの拡倧の芁因ペヌロッパの瀟䌚や文化の特色䞭囜瀟䌚の特城やモンゎル 垝囜が果たした圹割などを倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。  諞地域の亀易ずペヌロッパの進出に関わる諞事象の背景や原因結果や圱響事象盞互の関連 諞地域盞互の぀ながりなどに着目し䞻題を蚭定し諞資料を比范したり関連付けたりしお読み 解きアゞア海域での亀易の特城ナヌラシアずアメリカ倧陞間の亀易の特城ずアメリカ倧陞の 倉容などを倚面的・倚角的に考察し衚珟する。 3アゞア諞地域ずペヌロッパの再線  諞資料を掻甚し 1 で考察した芳点を螏たえた問いを基に課題を远究したり解決したりする掻 動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  西アゞアや南アゞアの諞垝囜枅 しん ず日本・朝鮮などの動向を基にアゞア諞地域の特質を構造 的に理解するこず。  宗教改革ずペヌロッパ諞囜の抗争倧西掋䞉角貿易の展開科孊革呜ず啓蒙 もう 思想などを基に 䞻暩囜家䜓制の圢成ず地球芏暡での亀易の拡倧を構造的に理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  アゞア諞地域の動向に関わる諞事象の背景や原因結果や圱響事象盞互の関連諞地域盞互 の぀ながりに着目し䞻題を蚭定し諞資料を比范したり関連付けたりしお読み解き諞垝囜の 統治の特城アゞア諞地域の経枈ず瀟䌚や文化の特色日本の察倖関係の特城などを倚面的・倚 角的に考察し衚珟するこず。  ペヌロッパ諞地域の動向に関わる諞事象の背景や原因結果や圱響事象盞互の関連諞地域 盞互の぀ながりなどに着目し䞻題を蚭定し諞資料を比范したり関連付けたりしお読み解き 宗教改革の意矩倧西掋䞡岞諞地域の経枈的連関の特城䞻暩囜家の特城ず経枈掻動ずの関連 ペヌロッパの瀟䌚や文化の特色などを倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。  諞地域の結合・倉容 1諞地域の結合・倉容ぞの問い  人々の囜際的な移動自由貿易の広がりマスメディアの発達囜際芏範の倉容科孊・技術の発 達文化・思想の展開などに関する資料を掻甚し課題を远究したり解決したりする掻動を通しお 次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような技胜を身に付けるこず。 資料から情報を読み取ったりたずめたりする技胜を身に付けるこず。
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地理歎史 73 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  諞地域の結合・倉容に関わる諞事象の背景や原因結果や圱響事象盞互の関連諞地域盞互 の぀ながりなどに着目し諞地域の結合・倉容を読み解く芳点に぀いお考察し問いを衚珟する こず。 2䞖界垂堎の圢成ず諞地域の結合  諞資料を掻甚し 1 で考察した芳点を螏たえた問いを基に課題を远究したり解決したりする掻 動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  産業革呜ず環倧西掋革呜自由䞻矩ずナショナリズム南北戊争の展開などを基に囜民囜家 ず近代民䞻䞻矩瀟䌚の圢成を構造的に理解するこず。  囜際的な分業䜓制ず劎働力の移動むギリスを䞭心ずした自由貿易䜓制アゞア諞囜の怍民地 化ず諞改革などを基に䞖界垂堎の圢成ずアゞア諞囜の倉容を構造的に理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  倧西掋䞡岞諞地域の動向に関わる諞事象の背景や原因結果や圱響事象盞互の関連諞地域 盞互の぀ながりなどに着目し䞻題を蚭定し諞資料を比范したり関連付けたりしお読み解き 産業革呜や環倧西掋革呜の意味や意矩自由䞻矩ずナショナリズムの特城南北アメリカ倧陞の 倉容などを倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。  䞖界垂堎の圢成ずアゞア諞囜の動向に関わる諞事象の背景や原因結果や圱響事象盞互の関 連諞地域盞互の぀ながりなどに着目し䞻題を蚭定し諞資料を比范したり関連付けたりしお 読み解き劎働力の移動を促す芁因むギリスの芇暩の特城アゞア諞囜の倉容の地域的な特城 などを倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。 3垝囜䞻矩ずナショナリズムの高揚  諞資料を掻甚し 1 で考察した芳点を螏たえた問いを基に課題を远究したり解決したりする掻 動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  第二次産業革呜ず垝囜䞻矩諞囜の抗争アゞア諞囜の倉革などを基に䞖界分割の進展ずナシ ョナリズムの高たりを構造的に理解するこず。  第䞀次䞖界倧戊ずロシア革呜ノェルサむナ・ワシントン䜓制の圢成アメリカ合衆囜の台頭 アゞア・アフリカの動向ずナショナリズムなどを基に第䞀次䞖界倧戊の展開ず諞地域の倉容を 構造的に理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  列匷の察倖進出ずアゞア・アフリカの動向に関わる諞事象の背景や原因結果や圱響事象盞 互の関連諞地域盞互の぀ながりなどに着目し䞻題を蚭定し諞資料を比范したり関連付けた りしお読み解き䞖界経枈の構造的な倉化列匷の垝囜䞻矩政策の共通点ず盞違点アゞア諞囜 のナショナリズムの特城などを倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。  第䞀次䞖界倧戊ず倧戊埌の諞地域の動向に関わる諞事象の背景や原因結果や圱響事象盞互 の関連諞地域盞互の぀ながりなどに着目し䞻題を蚭定し諞資料を比范したり関連付けたり しお読み解き第䞀次䞖界倧戊埌の囜際協調䞻矩の性栌アメリカ合衆囜の台頭の芁因アゞ ア・アフリカのナショナリズムの性栌などを倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。 4第二次䞖界倧戊ず諞地域の倉容  諞資料を掻甚し 1 で考察した芳点を螏たえた問いを基に課題を远究したり解決したりする掻 動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。
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地理歎史 74 ア 次のような知識を身に付けるこず。  䞖界恐慌ずファシズムの動向ノェルサむナ・ワシントン䜓制の動揺などを基に囜際関係の 緊匵ず察立を構造的に理解するこず。  第二次䞖界倧戊の展開ず倧戊埌の囜際秩序冷戊ずアゞア諞囜の独立の始たりなどを基に第 二次䞖界倧戊の展開ず諞地域の倉容を構造的に理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  䞖界恐慌ず囜際協調䜓制の動揺に関わる諞事象の背景や原因結果や圱響事象盞互の関連 諞地域盞互の぀ながりなどに着目し䞻題を蚭定し諞資料を比范したり関連付けたりしお読み 解き䞖界恐慌に察する諞囜家の察応策の共通点ず盞違点ファシズムの特城第二次䞖界倧戊 に向かう囜際関係の倉化の芁因などを倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。  第二次䞖界倧戊ず倧戊埌の諞地域の動向に関わる諞事象の背景や原因結果や圱響事象盞互 の関連諞地域盞互の぀ながりなどに着目し䞻題を蚭定し諞資料を比范したり関連付けたり しお読み解き第二次䞖界倧戊䞭の連合囜による戊埌構想ず倧戊埌の囜際秩序ずの関連アゞア 諞囜の独立の地域的な特城などを倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。  地球䞖界の課題 1囜際機構の圢成ず平和ぞの暡玢  諞資料を掻甚し課題を远究したり解決したりする掻動を通しお次の事項を身に付けるこずがで きるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  集団安党保障ず冷戊の展開アゞア・アフリカ諞囜の独立ず地域連携の動き平和共存ず倚極 化の進展冷戊の終結ず地域玛争の頻発などを基に玛争解決の取組ず課題を理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  囜際機構の圢成ず玛争に関わる諞事象の歎史的背景や原因結果や圱響事象盞互の関連諞 地域盞互の぀ながりなどに着目し䞻題を蚭定し諞資料を比范したり関連付けたりしお読み解 き囜際連盟ず囜際連合ずの共通点ず盞違点冷戊䞋の玛争解決ず冷戊埌の玛争解決ずの共通点 ず盞違点玛争ず経枈や瀟䌚の倉化ずの関連性などを倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。 2経枈のグロヌバル化ず栌差の是正  諞資料を掻甚し課題を远究したり解決したりする掻動を通しお次の事項を身に付けるこずがで きるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  先進囜の経枈成長ず南北問題アメリカ合衆囜の芇暩の動揺資源ナショナリズムの動きず産 業構造の転換アゞア・ラテンアメリカ諞囜の経枈成長ず南南問題経枈のグロヌバル化などを 基に栌差是正の取組ず課題を理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  囜際競争の展開ず経枈栌差に関わる諞事象の歎史的背景や原因結果や圱響事象盞互の関連 諞地域盞互の぀ながりなどに着目し䞻題を蚭定し諞資料を比范したり関連付けたりしお読み 解き先進囜による経枈揎助や経枈の成長が芋られた地域の特城諞地域間の経枈栌差や各囜内 の経枈栌差の特城経枈栌差ず政治や瀟䌚の倉化ずの関連性などを倚面的・倚角的に考察し衚 珟する。 3科孊技術の高床化ず知識基盀瀟䌚  諞資料を掻甚し課題を远究したり解決したりする掻動を通しお次の事項を身に付けるこずがで きるよう指導する。
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地理歎史 75 ア 次のような知識を身に付けるこず。  原子力の利甚や宇宙探査などの科孊技術医療技術・バむオテクノロゞヌず生呜倫理人工知 胜ず劎働の圚り方の倉容情報通信技術の発達ず知識の普及などを基に知識基盀瀟䌚の展開ず 課題を理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  科孊技術の高床化ず知識基盀瀟䌚に関わる諞事象の歎史的背景や原因結果や圱響事象盞互 の関連などに着目し䞻題を蚭定し諞資料を比范したり関連付けたりしお読み解き珟代の科 孊技術や文化の歎史的な特色第二次䞖界倧戊埌の科孊技術の高床化ず政治・経枈・瀟䌚の倉化 ずの関連性などを倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。 4地球䞖界の課題の探究  次の①から③たでに぀いお内容の及び䞊びにの 1 から 3 たでの孊習を基に持 続可胜な瀟䌚の実珟を芖野に入れ䞻題を蚭定し諞資料を掻甚し探究する掻動を通しお以䞋のア 及びむの事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ① 玛争解決や共生 ② 経枈栌差の是正や経枈発展 ③ 科孊技術の発展や文化の倉容 ア 次のような知識を身に付けるこず。 歎史的経緯を螏たえお地球䞖界の課題を理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  地球䞖界の課題の圢成に関わる諞事象の歎史的背景や原因結果や圱響事象盞互の関連諞 地域盞互の぀ながりなどに着目し諞資料を比范したり関連付けたりしお読み解き地球䞖界の 課題の圢成に関わる䞖界の歎史に぀いお倚面的・倚角的に考察構想し衚珟するこず。   内容の取扱い 1内容の党䜓にわたっお次の事項に配慮するものずする。 ア この科目では䞭孊校たでの孊習や「歎史総合」の孊習ずの連続性に留意しお諞事象を取り䞊げ るこずにより生埒が興味・関心をもっお䞖界の歎史を孊習できるよう指導を工倫するこず。その 際䞖界の歎史の倧きな枠組みず展開を構造的に理解し考察衚珟できるようにするこずに指導 の重点を眮き個別の事象のみの理解にずどたるこずのないように留意するこず。 ã‚€ 歎史に関わる諞事象に぀いおは地理的条件ず関連付けお扱うずずもに特定の時間やその掚移 及び特定の空間やその広がりの䞭で生起するこずを螏たえ時間的・空間的な比范や関連付けなど により捉えられるよう指導を工倫するこず。 り 幎衚や地図その他の資料を積極的に掻甚し文化遺産博物通やその他の資料通などの斜蚭を 調査・芋孊するなど具䜓的に孊ぶよう指導を工倫するこず。その際歎史に関わる諞資料を敎 理・保存するこずの意味や意矩に気付くようにするこず。たた科目の内容に関係する専門家や関 係諞機関などずの円滑な連携・協働を図り瀟䌚ずの関わりを意識した指導を工倫するこず。 ゚ 掻甚する資料の遞択に際しおは生埒の興味・関心孊校や地域の実態などに十分配慮しお行う こず。 オ 近珟代史の指導に圓たっおは客芳的か぀公正な資料に基づいお事実の正確な理解に導くずず もに倚面的・倚角的に考察し公正に刀断する胜力を育成するこず。その際栞兵噚などの脅嚁に 着目させ戊争や玛争などを防止し平和で民䞻的な囜際瀟䌚を実珟するこずが重芁な課題である こずを認識するよう指導を工倫するこず。 カ 近珟代史の指導に圓たっおは 「歎史総合」 の孊習の成果を螏たえより発展的に孊習できるよう
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地理歎史 76 留意するこず。 2内容の取扱いに圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 ア 内容の及びに぀いおはこの順序で取り扱うものずし及び䞊び にの 1 から 3 たでの孊習をするこずによりの 4 の孊習が充実するように幎間指導蚈画を 䜜成するこず。たた 「歎史総合」で孊習した歎史の孊び方を掻甚するこず。 ã‚€ 内容のに぀いおはこの科目の導入ずしおの䜍眮付けを螏たえ生埒が珟圚ず異なる過去や珟 圚に぀ながる過去に觊れ䞖界史孊習の意味や意矩に気付くようにするこず。   1 に぀いおは地球生呜人類の誕生などの歎史はそれぞれ異なる時間の尺床をもっおいる こずに觊れるこず。   2 に぀いおは日垞生掻に芋る䞖界の歎史に関わる具䜓的な事䟋を取り䞊げ䞖界史孊習ぞの 興味・関心をもたせるよう指導を工倫するこず。 り 内容のに぀いおは自然環境ず人類ずの掻動の関わりの䞭で歎史的に圢成された諞地域の生 掻瀟䌚文化宗教の倚様性に気付くようにするこず。たた遺物や碑文歎史曞幎衚や地図 などの資料から適切なものを取り䞊げるこず。   1 に぀いおは生埒の孊習意欲を喚起する具䜓的な事䟋を取り䞊げ 2 及び 3 の孊習内容ぞ の課題意識やそれらの孊習ぞの芋通しをもたせるよう指導を工倫するこず。たた芳点を螏たえる こずで諞地域の歎史的特質を構造的に捉えるこずができるこずに気付くようにするこず。   2 に぀いおは自然環境が人類の掻動に䞎える圱響や人類が自然環境に積極的に働きかけた 具䜓的な事䟋を取り䞊げ自然環境ず人類の掻動ずの盞互の関係を地理的芖野から觊れるこず。   3 に぀いおは囜家ず宗教の関係や文化や宗教が人々の暮らしに䞎えた圱響異なる宗教の 共存に気付くようにするこず。たた日本の動向も芖野に入れお日本ず他のアゞア諞囜ずの比范 や関係に぀いおも觊れるこず。 ゚ 内容のに぀いおは諞地域の亀流の広がりずずもに再線が進む䞭で地球芏暡で諞地域が぀な がり始めたこずに気付くようにするこず。たた日本の動向も芖野に入れお日本ず他の囜々ずの 比范や関係に぀いおも觊れるこず。なお遺物や碑文旅行蚘や歎史曞幎衚や地図などの資料か ら適切なものを取り䞊げるこず。   1 に぀いおは生埒の孊習意欲を喚起する具䜓的な事䟋を取り䞊げ 2 及び 3 の孊習内容ぞ の課題意識やそれらの孊習ぞの芋通しをもたせるよう指導を工倫するこず。たた芳点を螏たえる こずで諞地域の亀流・再線を構造的に捉えるこずができるこずに気付くようにするこず。   2 に぀いおは人物産情報などの具䜓的な事䟋を取り䞊げ諞地域の亀流が海域ず内陞の亀 易ネットワヌクの圢成により掻性化したこずに気付くようにするこず。   3 に぀いおはアゞアずペヌロッパにおいお特色ある瀟䌚構成や文化をも぀諞囜家が圢成され たこずに気付くようにするこず。 オ 内容のに぀いおは諞地域の結合の進展ずずもに倉容が進む䞭で地球芏暡で諞地域の぀なが りが広たり始めたこずに気付くようにするこず。たた日本の動向も芖野に入れお日本ず他の 囜々ずの比范や関係に぀いおも觊れるこず。なお公文曞や手玙・日蚘歎史曞芞術䜜品や颚刺 画写真や映像統蚈幎衚や地図などの資料から適切なものを取り䞊げるこず。   1 に぀いおは生埒の孊習意欲を喚起する具䜓的な事䟋を取り䞊げ 2  3 及び 4 の孊習内 容ぞの課題意識やそれらの孊習ぞの芋通しをもたせるよう指導を工倫するこず。たた芳点を螏た えるこずで諞地域の結合・倉容を構造的に捉えるこずができるこずに気付くようにするこず。   2 に぀いおは諞地域が政治的経枈的に緊密な関係を持ち始めた19 䞖玀の䞖界の䞀䜓化の特 城に觊れるこず。
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地理歎史 77   3 に぀いおは19 䞖玀末に䞖界経枈の構造が倧きく倉容し第䞀次䞖界倧戊を経おこれたでの ペヌロッパ䞭心の囜際秩序の芋盎しが図られたこずに気付くようにするこず。   4 に぀いおは自由䞻矩経枈の危機により資本䞻矩諞囜では囜家による経枈ぞの関䞎が積極 的に進められるようになりそのこずが第二次䞖界倧戊を経お犏祉囜家䜓制の成立の契機ずな ったこずに気付くようにするこず。たた第二次䞖界倧戊を契機ずした欧米諞囜の芇暩の掚移に觊 れるずずもにずの぀ながりに留意するこず。 カ 内容のに぀いおはこの科目の孊習党䜓を芖野に入れた 4 の䞻題を探究する掻動が充実する よう 1  2 及び 3 の䞻題を蚭定し倚元的な盞互䟝存関係を深める珟代䞖界の特質を考察でき るよう指導を工倫するこず。   1 に぀いおは平和で民䞻的な䞖界を目指す倚様な行動䞻䜓に気付くようにするこず。   2 に぀いおは経枈栌差の是正を目指す倚様な行動䞻䜓に気付くようにするこず。   3 に぀いおは欧米などの動向のみを取り䞊げるこずのないよう留意し持続可胜な瀟䌚の実 珟に向け科孊技術における知識の圚り方に぀いお人文科孊や瀟䌚科孊等の知識ずの孊際的な連 携が求められおいるこずに気付くようにするこず。   4 に぀いおはこの科目のたずめずしお䜍眮付けるこず。その際この科目の孊習を振り返り よりよい瀟䌚を展望できるようにするこず。たた①から③たでに぀いおは盞互に぀ながりをも っおいるこずに気付くようにするこず。 第欟 各科目にわたる指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い  指導蚈画の䜜成に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 1  単元など内容や時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向けお生埒の䞻䜓 的・察話的で深い孊びの実珟を図るようにするこず。その際科目の特質に応じた芋方・考え方を働か せ瀟䌚的事象の意味や意矩などを考察し抂念などに関する知識を獲埗したり瀟䌚ずの関わりを意 識した課題を远究したり解決したりする掻動の充実を図るこず。 2  地理歎史科の目暙を達成するため公民科などずの関連を図るずずもに地理歎史科に属する科目盞 互の関連に留意しながら党䜓ずしおのたずたりを工倫し特定の事項だけに指導が偏らないようにす るこず。 3  各科目の履修に぀いおは党おの生埒に履修させる科目である「地理総合」を履修した埌に遞択科目 である「地理探究」を同じく党おの生埒に履修させる科目である「歎史総合」を履修した埌に遞択科 目である「日本史探究」  「䞖界史探究」を履修できるずいうこの教科の基本的な構造に留意し各孊 校で創意工倫しお適切な指導蚈画を䜜成するこず。 4  障害のある生埒などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに応じた指導内容や指導方法の 工倫を蚈画的組織的に行うこず。  内容の取扱いに圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 1  瀟䌚的な芋方・考え方を働かせるこずをより䞀局重芖する芳点に立っお瀟䌚的事象の意味や意矩 事象の特色や事象間の関連瀟䌚に芋られる課題などに぀いお考察したこずや構想したこずを論理的 に説明したり立堎や根拠を明確にしお議論したりするなどの蚀語掻動に関わる孊習を䞀局重芖するこ ず。 2  調査や諞資料から瀟䌚的事象に関する様々な情報を効果的に収集し読み取りたずめる技胜を身 に付ける孊習掻動を重芖するずずもに䜜業的で具䜓的な䜓隓を䌎う孊習の充実を図るようにするこず。 その際地図や幎衚を読んだり䜜成したり珟代瀟䌚の諞課題を捉え倚面的・倚角的に考察構想す
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地理歎史 78 るに圓たっおは関連する各皮の統蚈幎鑑癜曞画像新聞読み物その他の資料の出兞などを 確認しその信頌性を螏たえ぀぀適切に掻甚したり芳察や調査などの過皋ず結果を敎理し報告曞にた ずめ発衚したりするなどの掻動を取り入れるようにするこず。 3 瀟䌚的事象に぀いおは生埒の考えが深たるよう様々な芋解を提瀺するよう配慮し倚様な芋解のあ る事柄未確定な事柄を取り䞊げる堎合には有益適切な教材に基づいお指導するずずもに特定の事 柄を匷調し過ぎたり䞀面的な芋解を十分な配慮なく取り䞊げたりするなどの偏った取扱いにより生 埒が倚面的・倚角的に考察したり事実を客芳的に捉え公正に刀断したりするこずを劚げるこずのな いよう留意するこず。 4 情報の収集凊理や発衚などに圓たっおは孊校図曞通や地域の公共斜蚭などを掻甚するずずもに コンピュヌタや情報通信ネットワヌクなどの情報手段を積極的に掻甚し指導に生かすこずで生埒が 䞻䜓的に孊習に取り組めるようにするこず。その際課題の远究や解決の芋通しをもっお生埒が䞻䜓的 に情報手段を掻甚できるようにするずずもに情報モラルの指導にも留意するこず。  内容の指導に圓たっおは教育基本法第14 条及び第15 条の芏定に基づき適切に行うよう特に慎重に 配慮しお政治及び宗教に関する教育を行うものずする。
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公 民 79 第節 公民 第欟 目 暙  瀟䌚的な芋方・考え方を働かせ珟代の諞課題を远究したり解決したりする掻動を通しお広い芖野に立 ちグロヌバル化する囜際瀟䌚に䞻䜓的に生きる平和で民䞻的な囜家及び瀟䌚の有為な圢成者に必芁な公民 ずしおの資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1  遞択・刀断の手掛かりずなる抂念や理論及び倫理政治経枈などに関わる珟代の諞課題に぀いお理 解するずずもに諞資料から様々な情報を適切か぀効果的に調べたずめる技胜を身に付けるようにする。 2  珟代の諞課題に぀いお事実を基に抂念などを掻甚しお倚面的・倚角的に考察したり解決に向けお 公正に刀断したりする力や合意圢成や瀟䌚参画を芖野に入れながら構想したこずを議論する力を逊う。 3  よりよい瀟䌚の実珟を芖野に珟代の諞課題を䞻䜓的に解決しようずする態床を逊うずずもに倚面 的・倚角的な考察や深い理解を通しお涵 かん 逊される人間ずしおの圚り方生き方に぀いおの自芚や囜民 䞻暩を担う公民ずしお自囜を愛しその平和ず繁栄を図るこずや各囜が盞互に䞻暩を尊重し各囜 民が協力し合うこずの倧切さに぀いおの自芚などを深める。 第欟 各 科 目 第 公 共   目 暙  人間ず瀟䌚の圚り方に぀いおの芋方・考え方を働かせ珟代の諞課題を远究したり解決したりする掻 動を通しお広い芖野に立ちグロヌバル化する囜際瀟䌚に䞻䜓的に生きる平和で民䞻的な囜家及び瀟 䌚の有為な圢成者に必芁な公民ずしおの資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 1  珟代の諞課題を捉え考察し遞択・刀断するための手掛かりずなる抂念や理論に぀いお理解するず ずもに諞資料から倫理的䞻䜓などずしお掻動するために必芁ずなる情報を適切か぀効果的に調べ たずめる技胜を身に付けるようにする。 2  珟実瀟䌚の諞課題の解決に向けお遞択・刀断の手掛かりずなる考え方や公共的な空間における基 本的原理を掻甚しお事実を基に倚面的・倚角的に考察し公正に刀断する力や合意圢成や瀟䌚参画 を芖野に入れながら構想したこずを議論する力を逊う。 3  よりよい瀟䌚の実珟を芖野に珟代の諞課題を䞻䜓的に解決しようずする態床を逊うずずもに倚 面的・倚角的な考察や深い理解を通しお涵 かん 逊される珟代瀟䌚に生きる人間ずしおの圚り方生き方に ぀いおの自芚や公共的な空間に生き囜民䞻暩を担う公民ずしお自囜を愛しその平和ず繁栄を図 るこずや各囜が盞互に䞻暩を尊重し各囜民が協力し合うこずの倧切さに぀いおの自芚などを深め る。   内 容  公共の扉 1公共的な空間を䜜る私たち  公共的な空間ず人間ずの関わり個人の尊厳ず自䞻・自埋人間ず瀟䌚の倚様性ず共通性などに着 目しお瀟䌚に参画する自立した䞻䜓ずは䜕かを問い珟代瀟䌚に生きる人間ずしおの圚り方生き方 を探求する掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。
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公 民 80 ア 次のような知識を身に付けるこず。  自らの䜓隓などを振り返るこずを通しお自らを成長させる人間ずしおの圚り方生き方に぀い お理解するこず。  人間は個人ずしお盞互に尊重されるべき存圚であるずずもに察話を通しお互いの様々な立 堎を理解し高め合うこずのできる瀟䌚的な存圚であるこず䌝統や文化先人の取組や知恵に觊 れたりするこずなどを通しお自らの䟡倀芳を圢成するずずもに他者の䟡倀芳を尊重するこずが できるようになる存圚であるこずに぀いお理解するこず。  自分自身が自䞻的によりよい公共的な空間を䜜り出しおいこうずする自立した䞻䜓になるこ ずが自らのキャリア圢成ずずもによりよい瀟䌚の圢成に結び付くこずに぀いお理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  瀟䌚に参画する自立した䞻䜓ずは孀立しお生きるのではなく地域瀟䌚などの様々な集団の 䞀員ずしお生き他者ずの協働により圓事者ずしお囜家・瀟䌚などの公共的な空間を䜜る存圚で あるこずに぀いお倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。 2公共的な空間における人間ずしおの圚り方生き方  䞻䜓的に瀟䌚に参画し他者ず協働するこずに向けお幞犏正矩公正などに着目しお課題を 远究したり解決したりする掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。  遞択・刀断の手掛かりずしお行為の結果である個人や瀟䌚党䜓の幞犏を重芖する考え方や 行為の動機ずなる公正などの矩務を重芖する考え方などに぀いお理解するこず。  珟代の諞課題に぀いお自らも他者も共に玍埗できる解決方法を芋いだすこずに向け  に瀺 す考え方を掻甚するこずを通しお行為者自身の人間ずしおの圚り方生き方に぀いお探求するこ ずがよりよく生きおいく䞊で重芁であるこずに぀いお理解するこず。  人間ずしおの圚り方生き方に関わる諞資料からよりよく生きる行為者ずしお掻動するために 必芁な情報を収集し読み取る技胜を身に付けるこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  倫理的䟡倀の刀断においお行為の結果である個人や瀟䌚党䜓の幞犏を重芖する考え方ず行 為の動機ずなる公正などの矩務を重芖する考え方などを掻甚し自らも他者も共に玍埗できる解 決方法を芋いだすこずに向け思考実隓など抂念的な枠組みを甚いお考察する掻動を通しお人 間ずしおの圚り方生き方を倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。 3公共的な空間における基本的原理  自䞻的によりよい公共的な空間を䜜り出しおいこうずする自立した䞻䜓ずなるこずに向けお幞犏 正矩公正などに着目しお課題を远究したり解決したりする掻動を通しお次の事項を身に付ける こずができるよう指導する。 ア 次のような知識を身に付けるこず。  各人の意芋や利害を公平・公正に調敎するこずなどを通しお人間の尊厳ず平等協働の利益 ず瀟䌚の安定性の確保を共に図るこずが公共的な空間を䜜る䞊で必芁であるこずに぀いお理解 するこず。  人間の尊厳ず平等個人の尊重民䞻䞻矩法の支配自由・暩利ず責任・矩務など公共的 な空間における基本的原理に぀いお理解するこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  公共的な空間における基本的原理に぀いお思考実隓など抂念的な枠組みを甚いお考察する掻 動を通しお個人ず瀟䌚ずの関わりにおいお倚面的・倚角的に考察し衚珟するこず。
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公 民 81  自立した䞻䜓ずしおよりよい瀟䌚の圢成に参画する私たち  自立した䞻䜓ずしおよりよい瀟䌚の圢成に参画するこずに向けお珟実瀟䌚の諞課題に関わる具䜓的 な䞻題を蚭定し幞犏正矩公正などに着目しお他者ず協働しお䞻題を远究したり解決したりする 掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。  法や芏範の意矩及び圹割倚様な契玄及び消費者の暩利ず責任叞法参加の意矩などに関わる 珟実瀟䌚の事柄や課題を基に憲法の䞋適正な手続きに則 のっず り法や芏範に基づいお各人の意芋 や利害を公平・公正に調敎し個人や瀟䌚の玛争を調停解決するこずなどを通しお暩利や自 由が保障実珟され瀟䌚の秩序が圢成維持されおいくこずに぀いお理解するこず。  政治参加ず公正な䞖論の圢成地方自治囜家䞻暩領土領海領空を含む。  我が囜の安 党保障ず防衛囜際貢献を含む囜際瀟䌚における我が囜の圹割などに関わる珟実瀟䌚の事柄や課 題を基によりよい瀟䌚は憲法の䞋個人が議論に参加し意芋や利害の察立状況を調敎しお 合意を圢成するこずなどを通しお築かれるものであるこずに぀いお理解するこず。  職業遞択雇甚ず劎働問題財政及び租皎の圹割少子高霢瀟䌚における瀟䌚保障の充実・安 定化垂堎経枈の機胜ず限界金融の働き経枈のグロヌバル化ず盞互䟝存関係の深たり囜際 瀟䌚における貧困や栌差の問題を含む。  などに関わる珟実瀟䌚の事柄や課題を基に公正か぀自 由な経枈掻動を行うこずを通しお資源の効率的な配分が図られるこず垂堎経枈システムを機胜 させたり囜民犏祉の向䞊に寄䞎したりする圹割を政府などが担っおいるこず及びより掻発な経枈 掻動ず個人の尊重を共に成り立たせるこずが必芁であるこずに぀いお理解するこず。  珟実瀟䌚の諞課題に関わる諞資料から自立した䞻䜓ずしお掻動するために必芁な情報を適切 か぀効果的に収集し読み取りたずめる技胜を身に付けるこず。 ã‚€ 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  アの  から  たでの事項に぀いお法政治及び経枈などの偎面を関連させ自立した䞻䜓 ずしお解決が求められる具䜓的な䞻題を蚭定し合意圢成や瀟䌚参画を芖野に入れながらその 䞻題の解決に向けお事実を基に協働しお考察したり構想したりしたこずを論拠をもっお衚珟す るこず。  持続可胜な瀟䌚づくりの䞻䜓ずなる私たち  持続可胜な地域囜家・瀟䌚及び囜際瀟䌚づくりに向けた圹割を担う公共の粟神をもった自立した 䞻䜓ずなるこずに向けお幞犏正矩公正などに着目しお珟代の諞課題を探究する掻動を通しお 次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 地域の創造よりよい囜家・瀟䌚の構築及び平和で安定した囜際瀟䌚の圢成ぞ䞻䜓的に参画し 共に生きる瀟䌚を築くずいう芳点から課題を芋いだしその課題の解決に向けお事実を基に協働し お考察構想し劥圓性や効果実珟可胜性などを指暙にしお論拠を基に自分の考えを説明論 述するこず。   内容の取扱い 1内容の党䜓にわたっお次の事項に配慮するものずする。 ア 内容の及びに぀いおはこの順序で取り扱うものずし既習の孊習の成果を生かすこず。 ã‚€ 䞭孊校瀟䌚科及び特別の教科である道埳高等孊校公民科に属する他の科目この章に瀺す地理 歎史科家庭科及び情報科䞊びに特別掻動などずの関連を図るずずもに項目盞互の関連に留意し ながら党䜓ずしおのたずたりを工倫し特定の事項だけに指導が偏らないようにするこず。 2指導蚈画の䜜成に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 ア 第章第欟のの 2 に瀺す道埳教育の目暙に基づきこの科目の特質に応じお適切な指導を