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395
高知県
歴史
明治14年(1881年)、明治十四年の政変により、一旦政府に戻っていた板垣は再び下野すると、自由党を結成。高知県人は党役員の多くを占めるなど、自由党の活動を指導する立場を占めた。
[ "明治", "明治十四年の政変", "高知県" ]
[ 1126, 86164, 169 ]
[ 1803, 176170, 395 ]
395
高知県
歴史
幕末から明治初期にかけて、土佐藩は藩の産物を独占販売する「土佐商会」を運営しており、利益を上げようとしていた。しかし、明治2年(1869年)、政府は府県藩による商会所の経営を禁止した。そこで、解散した土佐商会の事実上の後継組織として「九十九商会」が設立され、社長には土佐商会の経営に携わっていた藩の地下浪人出身の岩崎弥太郎が就任した。岩崎は東京・大阪・神戸と高知を回漕する運輸業を経営することにより藩財政の立て直しに寄与したあと、藩債のうち4万両の肩代わりと引き換えに旧藩船2隻を譲り受け、後に三菱財閥へと至る民間経営者としてのあゆみを始めた。
[ "幕末", "明治", "土佐藩", "1869年", "岩崎弥太郎", "地下浪人", "運輸業", "三菱財閥" ]
[ 7981, 1126, 18758, 3283, 52433, 675540, 2523, 49334 ]
[ 13313, 1803, 31506, 5066, 98372, 2094532, 3985, 91440 ]
395
高知県
歴史
また、立志社が目指した士族授産についても、政府からの貸付金をもとに民立会社が続々と創業され、士族の雇用創出に貢献した。
[ "立志社 (政治団体)", "秩禄処分", "士族" ]
[ 260371, 105750, 82932 ]
[ 692311, 225108, 168274 ]
395
高知県
歴史
農業については、明治以降は年貢米の納入が金納に改まったこともあり、米の品質が一時的に落ちた。これに対して、篤農家の吉川類次と式地亀七の研究によって、古来から行われていた二期作に適した品種衣笠早稲、相川が開発、明治末期から二期作の作付面積が増加した。
[ "明治", "年貢", "二期作" ]
[ 1126, 64791, 257460 ]
[ 1803, 126515, 683016 ]
395
高知県
歴史
交通インフラについては、まず明治19年(1886年)、田辺良顕知事の主導で県内の主要な道路の整備が開始された。明治36年(1903年)には土佐電気鉄道が創業する。国鉄は、大正13年(1924年)に土讃線が県内(高知-須崎間)で開業し、昭和10年(1935年)に至ってようやく高松まで全通、県外と直接の連絡が成立した。
[ "明治", "1886年", "田辺良顕", "1903年", "土佐電気鉄道", "大正", "1924年", "土讃線", "昭和", "1935年" ]
[ 1126, 2709, 755572, 1605, 524792, 1128, 1625, 13455, 1115, 1637 ]
[ 1803, 4263, 2385798, 2504, 1587707, 1805, 2529, 22445, 1789, 2541 ]
395
高知県
歴史
1934年(昭和9年)9月21日、室戸台風による暴風雨。9月26日の新聞報道時点の県内の被害は死者114人、負傷398人、家屋全壊・流失1203戸(1958棟)など。特に被害の大きかった室戸、吉良川、羽根、奈半利、田野、安田の海岸付近の集落は全て廃墟と化し、漁船の流失も約1100隻と、長期間にわたり地域経済に大きな打撃を与えることとなった。
[ "1934年", "昭和", "室戸台風", "漁船" ]
[ 1636, 1115, 80974, 46116 ]
[ 2540, 1789, 163380, 84179 ]
395
高知県
歴史
アジア・太平洋戦争(大東亜戦争)下では、昭和20年(1945年)7月4日、高知市は米軍の空襲を受け、市街地が全焼した。さらに翌昭和21年(1946年)、昭和南海地震によって沿岸部を中心に被災した。
[ "昭和", "1945年", "高知市", "1946年" ]
[ 1115, 1229, 30077, 1649 ]
[ 1789, 1937, 53988, 2554 ]
395
高知県
歴史
昭和30年(1955年)、県下人口は史上最高の88万3000人に達したが、この時をピークとして以降は減少を続けている。
[ "昭和", "1955年" ]
[ 1115, 1230 ]
[ 1789, 1938 ]
395
高知県
政治
地方債残高
[ "地方債" ]
[ 78548 ]
[ 157471 ]
395
高知県
政治
衆議院の小選挙区が2だが、2012年(平成24年)第46回衆議院議員総選挙以前は3だった。参議院では高知県選挙区として全県で1区を構成していたが、2016年(平成28年)の第24回参議院議員通常選挙より徳島県選挙区と合区され、徳島県とともに1区を構成する合同選挙区として徳島県・高知県選挙区が創設された。
[ "衆議院", "2012年", "平成", "第46回衆議院議員総選挙", "高知県選挙区", "2016年", "第24回参議院議員通常選挙", "徳島県選挙区", "徳島県", "参議院合同選挙区", "徳島県・高知県選挙区" ]
[ 2824, 4985, 1323885, 832607, 447878, 7883, 981372, 449631, 174, 1017958, 993330 ]
[ 4435, 7831, 4597053, 2676461, 1294321, 13145, 3283773, 1300281, 411, 3440977, 3331866 ]
395
高知県
経済
平成21年度(2009年度)の県内総生産額は2兆1408億円(全国第46位)、1人当たり県民所得は約201.7万円で、全国最下位である(全国第47位)。経済規模の小さな自治体であり、財政力指数も全国最下位である。
[ "平成", "県民経済計算", "財政力指数" ]
[ 1323885, 210849, 280924 ]
[ 4597053, 533133, 756157 ]
395
高知県
経済
温暖な気候を利用した早場米の産地で、大半の田が8月には刈り入れを終わる。特に早期なのはとさぴか、南国そだちなどの品種で7月20日ごろには収穫できる。ビニールハウスによる野菜や花木の栽培も盛んで「園芸王国」と称されることもある。昭和後期に栽培され始めた花きの「グロリオサ」は世界最大の花き品評会で金賞に輝くなど、園芸業界におけるブランドの価値が高まっている。近年では土佐赤牛や土佐ジローなどのブランドで知られる畜産も見られる。古くから愛玩鶏の産地として知られ、長尾鶏・東天紅鶏・土佐矮鶏などが挙げられる。
[ "早場米", "ビニールハウス", "野菜", "昭和", "グロリオサ", "褐毛和種", "土佐ジロー", "東天紅鶏", "チャボ (鶏)" ]
[ 252553, 70556, 1870, 1115, 422543, 338011, 443586, 370087, 560578 ]
[ 667968, 139550, 2915, 1789, 1207476, 931448, 1280230, 1031006, 1696079 ]
395
高知県
経済
カツオの一本釣りが行われている。そうだがつお類の漁獲量は日本国内で1位である。カツオの他に、びんながまぐろやかじき類の漁獲量も上位を占めている。
[ "ソウダガツオ", "日本", "ビンナガ", "カジキ" ]
[ 458118, 1384029, 476980, 235541 ]
[ 1329875, 4821051, 1407005, 612968 ]
395
高知県
経済
日本三大美林の一つ魚梁瀬杉が有名で、森林率 (84%) は日本国内1位であるが林業従事者の減少により山地の荒廃が進んでいる。そのため、法定外目的税として森林環境税を導入し保全政策を行っているほか、企業との協働による環境先進企業との協働の森づくり事業を展開し県内外の27社と森づくりに取り組んでいる。
[ "日本", "森林率", "林業", "法定外目的税", "森林環境税" ]
[ 1384029, 574508, 2134, 43103, 1178505 ]
[ 4821051, 1747788, 3322, 78510, 4042331 ]
395
高知県
経済
高知県は全般的に集積度が低いのが特徴であり、大規模な工業地帯などは皆無である。
[ "高知県" ]
[ 169 ]
[ 395 ]
395
高知県
経済
高知県は「陸の孤島」と称されるほど長年にわたり交通機関が不便な土地であり、高速道路の整備が1990年代にまで遅れたことからその小売業者は県域で循環する性格が強い傾向にあった。
[ "高知県", "1990年代" ]
[ 169, 905 ]
[ 395, 1484 ]
395
高知県
経済
高知自動車道南国インターチェンジの開通後は、1994年(平成6年)のフジグラン高知、1999年(平成11年)のイオン高知ショッピングセンター(現・イオンモール高知)の出店やコンビニエンスストア(それまで県内にはSPARなどのコンビニエンスストアしかなかったが、1996年にサンクス (コンビニエンスストア)、1997年にローソン、1998年にサークルK、2015年にセブンイレブンが進出。)の急激な増加が見られるようになり、2003年(平成15年)ごろからは帯屋町をはじめとする中心市街地の衰退傾向が明らかとなりつつある。
[ "高知自動車道", "南国インターチェンジ", "1994年", "平成", "1999年", "イオンモール高知", "コンビニエンスストア", "1996年", "1997年", "ローソン", "1998年", "2015年", "セブン-イレブン", "2003年" ]
[ 22193, 80737, 962, 1323885, 958, 215642, 13499, 932, 655646, 21572, 655731, 7882, 15881, 911 ]
[ 38303, 162757, 1560, 4597053, 1548, 547885, 22511, 1520, 2025310, 37348, 2025684, 13144, 26351, 1491 ]
395
高知県
経済
2002年(平成14年)には、目抜き通りのはりまや交差点に接する高知西武が撤退し、2005年(平成17年)11月にはダイエーも撤退した。その後2009年(平成21年)をめどに高知西武跡地については商業系ビルの建設が予定され、2006年(平成18年)6月中旬までに解体作業も完了していた。しかし計画は個人消費低迷や原油高における資材高騰の影響により担当企業が白紙撤回を発表して撤退。その後敷地は2009年(平成21年)11月に大阪の不動産業者に転売され、パチンコ店が建設された。
[ "2002年", "平成", "播磨屋橋", "とでん西武", "2005年", "2009年", "2006年" ]
[ 943, 1323885, 41514, 535316, 142787, 1215, 293184 ]
[ 1532, 4597053, 75279, 1620846, 332554, 1917, 793034 ]
395
高知県
経済
なお、ダイエーショッパーズ高知店の跡地は長らく有料駐車場となっていたが2014年7月に跡地東端に装飾雑貨の「ほにや」及び「サークルK帯屋町2丁目店」がオープン、翌年の2015年7月31日には複合施設「帯屋町チェントロ」が完成した。
[ "駐車場", "2014年", "2015年", "7月31日" ]
[ 13264, 6812, 7882, 3591 ]
[ 22047, 11183, 13144, 5596 ]
395
高知県
交通
日中の普通列車の本数は高知市近郊区間を除いて毎時1本以下である。また、普通列車の運用は臨時列車を除いてすべて当日中に終了する。
[ "普通列車", "高知市", "臨時列車" ]
[ 3636, 30077, 17521 ]
[ 5646, 53988, 29126 ]
395
高知県
交通
とさでん交通は全線電化されている。残りの鉄道路線は非電化。
[ "とさでん交通", "非電化" ]
[ 933181, 4249 ]
[ 3065976, 6666 ]
395
高知県
交通
県内に本社、営業所を置く主な事業者
[]
[]
[]
395
高知県
交通
高知港からは、最近まで大阪高知特急フェリー(大阪南港行き)やマリンエキスプレス(川崎 / 宮崎)などの運航があった。原油価格の高騰に加えて、明石海峡大橋や高知自動車道などの開通の影響に伴う乗船者数の減少により、相次いで廃止。2018年10月には唯一運航していた宿毛フェリーが休止したため、現在県内に発着するフェリーは存在しない。
[ "高知港", "大阪高知特急フェリー", "大阪港", "マリンエキスプレス", "原油価格", "明石海峡大橋", "高知自動車道", "2018年", "宿毛フェリー", "フェリー" ]
[ 83106, 83069, 28732, 88451, 495198, 15736, 22193, 7823, 134596, 16778 ]
[ 168710, 168603, 51426, 181802, 1479637, 26099, 38303, 13067, 309302, 27911 ]
395
高知県
マスメディア
※デジタルテレビの親局送信所はRKC・KUTVが烏帽子山、NHK・KSSが近接する柏尾山。エフエム高知の親局とRKCのFM補完放送のメイン中継局も烏帽子山であるが、NHK-FMの親局は高知港を挟んだ五台山である。なお五台山にはデジタルテレビ各局の中継局もおかれている。 ※ エフエム高知は、中継局の少なさから山間部では放送を受信できない地域が多い。また高知さんさんテレビも、これまでのアナログ放送においては山間部ではやはり中継局の少なさから放送を受信できない地域が多かった。デジタル新局で中継局を順次開局して2010年(平成22年)に先発局と並んで事実上県内全域カバーを果たしたことから、受信できない地域も大幅に減少した。 ※ 高知県にはANN及びTXN系列が存在しない。ANNに関しては四万十町、宿毛市、四万十市、大月町、黒潮町を除く全域を取材拠点として、大阪・朝日放送テレビ(ABC)が高知支局を設置しており、四万十町、宿毛市、四万十市、大月町、黒潮町に関しては愛媛朝日テレビが取材を担当している。 ※ 2019年ごろから高知県内全民放テレビ局において通常時終夜放送を行っている。
[ "エフエム高知", "FM補完中継局", "中継局", "NHK-FM放送", "高知港", "高知さんさんテレビ", "2010年", "平成", "高知県", "オールニッポン・ニュースネットワーク", "TXNネットワーク", "四万十町", "宿毛市", "四万十市", "黒潮町", "朝日放送テレビ", "愛媛朝日テレビ", "2019年" ]
[ 33646, 896790, 37904, 131202, 83106, 32344, 663972, 1323885, 169, 3258, 17441, 149041, 20258, 108978, 149116, 48549, 31951, 7825 ]
[ 61215, 2922148, 68981, 299419, 168710, 58629, 2053712, 4597053, 395, 5035, 28999, 350418, 35192, 235078, 350585, 89646, 57887, 13069 ]
395
高知県
マスメディア
2022年現在下記のケーブルテレビに加入できる地域ではケーブルテレビを通じて高知県外のラジオ、テレビ放送が受信可能である。
[ "2022年", "ケーブルテレビ", "高知県" ]
[ 7829, 16211, 169 ]
[ 13073, 26843, 395 ]
395
高知県
マスメディア
日本アマチュア無線連盟 (JARL) を免許人とするアマチュア無線用中継局が県内各所に設置されている。高知県のレピータは山地率が高く、また、太平洋に向かって県土が開けている地形から、標高の高い箇所や海沿いの都市・集落間の通信確保のため設置されているところに特徴がある。
[ "日本アマチュア無線連盟", "無線局免許状", "アマチュア無線", "中継局", "高知県", "太平洋" ]
[ 24730, 78207, 466932, 37904, 169, 3442 ]
[ 42760, 156648, 1363466, 68981, 395, 5330 ]
395
高知県
教育
1949年から1961年まで、公立高校で高校全入が行われていた。1949年から1956年は無試験。また、1949年から1962年まで高知市内の3校で抽選を行なっていた。
[ "1949年", "1961年", "1956年", "1962年" ]
[ 1653, 1225, 1659, 1224 ]
[ 2558, 1933, 2564, 1932 ]
395
高知県
教育
私立中学校への進学率は高く、2020年度に行なわれた『私立中学に通う子どもの割合が多い都道府県ランキング』において第2位を記録している。
[]
[]
[]
395
高知県
教育
国立
[]
[]
[]
395
高知県
教育
公立
[]
[]
[]
395
高知県
教育
私立
[]
[]
[]
395
高知県
教育
私立
[]
[]
[]
395
高知県
教育
私立
[]
[]
[]
395
高知県
教育
国立
[]
[]
[]
395
高知県
観光
高知県では日本最後の清流として知られる四万十川や龍河洞、ホエールウォッチングなど自然を売り物にしたものが多く、近年はエコツーリズムにも力を入れつつある。
[ "高知県", "日本", "龍河洞", "ホエールウォッチング", "エコツーリズム" ]
[ 169, 1384029, 91816, 85974, 407958 ]
[ 395, 4821051, 190953, 175682, 1154985 ]
395
高知県
観光
一方で大型の集客施設に乏しく、観光客数も年間約500万人(県外客のみ)とやや低位であるが重要文化財・高知城や古社寺の名所旧跡、室戸岬や足摺岬といった自然景勝地をはじめ、高知県立牧野植物園や高知県立坂本龍馬記念館などの充実した博物館群、黒潮本陣(中土佐町)やオーベルジュ土佐山(高知市)など小規模の特徴を生かした宿泊施設が多いのも特徴である。なお、全国へと波及したよさこい祭りは毎年2万人余りの踊り子が高知市内各地を乱舞する一大イベントとなっている。
[ "高知城", "室戸岬", "高知県立牧野植物園", "高知県立坂本龍馬記念館", "中土佐町", "オーベルジュ", "高知市" ]
[ 57868, 113525, 401592, 645597, 128141, 355157, 30077 ]
[ 110590, 248126, 1131688, 1990100, 290738, 984020, 53988 ]
395
高知県
高知県を舞台とした作品
※発表年順
[]
[]
[]
395
高知県
人物
高知県名誉県民は、2011年(平成23年)10月11日に制定された高知県名誉県民顕彰要綱に基づき、「学芸、芸術、文化、スポーツ等の分野において輝かしい活躍をし、県民の誇りとふるさと意識を高め、県民に夢と希望、勇気、感動のすべてを与えた」個人や団体を顕彰する制度である(要綱第1条)。名誉県民に選定された者には、表彰状と高知県名誉県民章(副賞)が贈呈される。
[ "高知県", "2011年", "平成" ]
[ 169, 4983, 1323885 ]
[ 395, 7829, 4597053 ]
395
高知県
人物
名誉高知県人は、高知県名誉県民顕彰要綱が制定される前に運用されていた名誉称号で、高知県を日本全国に紹介する功績を挙げた者に対して高知県知事が贈呈していた。
[ "高知県", "日本", "高知県知事一覧" ]
[ 169, 1384029, 375565 ]
[ 395, 4821051, 1047824 ]
399
佐賀県
null
佐賀県(さがけん)は、日本の九州地方に位置する県。県庁所在地は佐賀市。
[ "日本", "都道府県庁所在地", "佐賀市" ]
[ 1384029, 19725, 14242 ]
[ 4821051, 34134, 23631 ]
399
佐賀県
null
お茶や唐津・伊万里・有田などの古くからの陶磁器の産地として有名で、玄界灘と有明海の2つの海に接する。令制国の肥前国東部に相当する。明治の府県制成立の際、同国は佐賀県と長崎県の2県として分立した。九州地方の中では最も面積、経済規模が小さい県であり、人口は隣接する福岡県の2割以下であり、福岡市の半分程度に過ぎない。一方、人口密度は全国で16番目に高く、広島県の人口密度を上回っている。
[ "陶磁器", "玄界灘", "有明海", "令制国", "肥前国", "明治", "府県制", "福岡県", "福岡市", "人口密度", "広島県" ]
[ 40234, 97482, 49932, 11898, 408282, 1126, 152165, 115634, 607752, 7471, 181 ]
[ 73018, 204729, 93085, 19848, 1156028, 1803, 359732, 254551, 1860772, 12475, 428 ]
399
佐賀県
地理・地域
佐賀県は、日本の中では西部(西日本)あるいは南部(南日本)に位置しており、九州地方の中では北部(北部九州)または西部(西九州)に位置している。人口・面積共に九州7県の中では最も少なく、また人口・面積ともに全47都道府県中42番目であるが、人口密度は全47都道府県中16番目と上から1/3であり、九州の中でも2番目に高い。
[ "日本", "北部九州", "人口密度" ]
[ 1384029, 43135, 7471 ]
[ 4821051, 78589, 12475 ]
399
佐賀県
地理・地域
県内の地域区分は佐賀藩と唐津藩に二分されていた歴史的経緯から、唐津市を中心とした北部(北西部)と佐賀市を中心とした南部(南東部)に分ける2区分が最もよく用いられる。より細かく分ける場合は、北部・東部・西部の3区分や三神・佐城・杵藤・唐松・伊西の5区分が用いられる。
[ "佐賀藩", "唐津藩", "佐賀市" ]
[ 44460, 105502, 14242 ]
[ 80948, 224476, 23631 ]
399
佐賀県
地理・地域
県名の認知度調査においては2002年(平成14年)の調査結果では(小学校4年生~小学6年生対象)第44位、2004年(平成16年)の調査結果では(中学生対象)で第30位となっている。
[ "2002年", "平成", "2004年" ]
[ 943, 1323885, 339530 ]
[ 1532, 4597053, 935867 ]
399
佐賀県
地理・地域
佐賀県の形は、凹凸のある逆三角形に近い。北西部はリアス式海岸と砂浜の玄界灘、南東部は干潟と干拓地の有明海という、海岸の様子が全く異なる2つの海に接している。有明海沿岸から筑後川沿いには県の面積の3割を占める佐賀平野が広がり、玄界灘から佐賀平野西部までは杵島丘陵などの丘陵地帯である。北東部に脊振山地、南西部に多良岳山系といういずれも1,000m級の山地があって丘陵地帯を挟んでいる。耕地が県面積の39%に上り、国内平均の2倍と高い割合である一方、森林・荒地は同49%と国内平均の7割に留まっている。
[ "リアス式海岸", "玄界灘", "干潟", "干拓", "有明海", "佐賀平野", "脊振山地", "多良岳" ]
[ 223970, 97482, 75260, 50166, 49932, 87822, 91586, 542559 ]
[ 574141, 204729, 150092, 93624, 93085, 180323, 190309, 1643250 ]
399
佐賀県
地理・地域
県の北東部を東西に連ねる脊振山地は唐津市浜玉町から鳥栖市までその稜線が福岡県との県境になっている。鳥栖市で山脈は途切れるが、その延長線上には福岡県の耳納山地が延びている。鳥栖市・基山町は隣接する久留米市とともに山地の合間にあり、北の福岡平野と南の筑紫平野を結ぶ道路網・鉄道網の分岐点となっている。交通の要所かつ工業地域で福岡都市圏のベッドタウンでもあるため、住宅開発が進んでおり人口減少が続く県内では例外的に人口増加率が高い。福岡、佐賀の両県に広がる筑紫平野を中心に有明海や筑後川を囲む筑後佐賀エリアの人口は100万人を超え、域内の総生産は北九州都市圏に迫る規模がある。山地は平野部の北側に広がっていて、県中央部に位置する天山まで連なっている。
[ "脊振山地", "浜玉町", "鳥栖市", "福岡県", "耳納山地", "基山町", "久留米市", "福岡平野", "筑紫平野", "福岡都市圏", "ベッドタウン", "有明海", "北九州都市圏" ]
[ 91586, 77355, 22337, 115634, 80674, 80059, 10109, 67892, 153366, 32901, 43513, 49932, 89252 ]
[ 190309, 154698, 38542, 254551, 162537, 161056, 16705, 133327, 362950, 59816, 79319, 93085, 183939 ]
399
佐賀県
地理・地域
脊振山地の南麓は緩やかな洪積台地からなる細長い丘陵地帯で、それより南側には幅の広い平坦な沖積平野である佐賀平野が東西に広がっていて県の東部から中央部を占める。佐賀平野は筑紫平野の西半分を指す別名で、古くより穀類の生産が多い穀倉地帯である。筑紫平野の中央を縦断する筑後川が福岡県筑後地方(筑後平野)との境である。平坦な低地が内陸まで広がり大小多数の河川が流れるため20世紀半ばまで洪水被害が頻発していたが、治水が進んだことにより現在は被害が大きく抑えられている。佐賀平野の南には有明海があり、遠浅の広い干潟が広がり干潟独特の生物相がみられる。沿岸には江戸時代以降の干拓により造成された地域が分布している。県内の干拓面積は江戸時代から累計100km前後に達しており、佐賀平野の1割・県面積の4%に達する。
[ "脊振山地", "洪積台地", "沖積平野", "佐賀平野", "筑紫平野", "穀物", "穀倉地帯", "福岡県", "筑後地方", "治水", "有明海", "干潟", "生物相", "江戸時代", "干拓" ]
[ 91586, 326297, 7467, 87822, 153366, 1999, 348583, 115634, 66468, 241243, 49932, 75260, 550793, 1763, 50166 ]
[ 190309, 896497, 12469, 180323, 362950, 3124, 965006, 254551, 130217, 632228, 93085, 150092, 1665800, 2740, 93624 ]
399
佐賀県
地理・地域
北西部は、日本海と東シナ海の接続水域である玄界灘に面する。海に突き出た東松浦半島(上場台地)や北松浦半島は玄武岩で構成された溶岩台地であり、温暖で部分的に照葉樹林も分布する。リアス式海岸で半島や離島が点在、唐津湾や伊万里湾には砂浜が分布する。この一帯の海岸沿いは玄海国定公園に指定され、唐津城や呼子などの観光地がある。
[ "接続水域", "玄界灘", "東松浦半島", "北松浦半島", "玄武岩", "溶岩台地", "照葉樹林", "リアス式海岸", "唐津湾", "伊万里湾", "玄海国定公園", "唐津城" ]
[ 207562, 97482, 76676, 158597, 29764, 55272, 87012, 223970, 304786, 305639, 211846, 149876 ]
[ 522657, 204729, 153096, 377517, 53360, 104680, 178353, 574141, 829670, 832235, 536227, 353012 ]
399
佐賀県
地理・地域
玄界灘沿岸の河口低地より南側、県南西部には杵島丘陵が広がり、長崎県との県境をなす多良岳山系へと続く。杵島丘陵には芳ノ谷層(始新世)や佐世保層群(漸新世後期)の石炭を含む層(挟炭層)があり、かつて炭鉱として栄えたが閉山により急速な地域衰退と人口減少を経験した。また有田泉山で陶石が採れたことをきっかけに創始された伊万里焼(有田焼)は、佐賀県を代表するブランドである。武雄温泉や嬉野温泉などの温泉街も点在する。
[ "玄界灘", "多良岳", "始新世", "漸新世", "石炭", "炭鉱", "伊万里焼", "有田焼", "温泉街" ]
[ 97482, 542559, 38511, 38512, 22708, 174323, 84355, 84332, 65579 ]
[ 204729, 1643250, 70083, 70084, 39142, 421517, 171778, 171731, 128225 ]
399
佐賀県
地理・地域
活動していない火山の多良岳以外は、佐賀県内に火山はない。地震の被害を受けることは少ないが、梅雨などの大雨による洪水、台風の被害は多い。一方で、森林面積の3割強を占める自然林・二次林のほとんどが常緑広葉樹林で、玄界灘沿岸部には照葉樹林も見られる。残りの7割弱はスギとヒノキを中心とする人工林で、森林面積に占める人工林率66%(2002年)は日本の都道府県の中で最も高い。
[ "火山", "多良岳", "梅雨", "台風", "天然林", "常緑広葉樹林", "玄界灘", "照葉樹林", "ヒノキ", "人工林", "2002年", "日本" ]
[ 4898, 542559, 6362, 9103, 47125, 89713, 97482, 87012, 30795, 47122, 943, 1384029 ]
[ 7693, 1643250, 10336, 15090, 86435, 184978, 204729, 178353, 55657, 86430, 1532, 4821051 ]
399
佐賀県
地理・地域
佐賀県は、日本の中では比較的気候が温暖であるが、冬の寒さは緯度の割りには厳しく東京よりも寒い。2016年1月25日には、県内全観測地点で真冬日を観測した。日本を広域的に見た場合、県内全域が太平洋側気候に入る、北部の玄界灘沿岸部は曇が多いが、降水量の面で日本海側気候とは明確に異なる。台風の通過・被害が多いが、九州のほかの県と比べると少ない方である。県内の気候は、大きく3つに分かれている。
[ "日本", "緯度", "2016年", "気温", "太平洋側気候", "玄界灘", "日本海側気候", "台風" ]
[ 1384029, 21464, 7883, 7309, 210810, 97482, 111114, 9103 ]
[ 4821051, 37157, 13145, 12140, 532997, 204729, 240979, 15090 ]
399
佐賀県
地理・地域
現在、佐賀県内には10市6郡10町、併せて20市町がある。2004年(平成16年)12月時点では7市8郡38町4村の計49市町村だったが、市町村合併により、最後の合併が行われた2007年(平成19年)10月1日に現在の数となって市町村数は半分以下に減少した。合併で廃止された市町村については、佐賀県の廃止市町村一覧を参照されたい。
[ "2004年", "平成", "日本の市町村の廃置分合", "2007年", "10月1日", "佐賀県の廃止市町村一覧" ]
[ 339530, 1323885, 129497, 382272, 914, 90250 ]
[ 935867, 4597053, 294706, 1069779, 1494, 186314 ]
399
佐賀県
地理・地域
なお、2006年(平成18年)3月20日に脊振村が神埼市になったのを最後に佐賀県内の村は全て消滅した。佐賀県では、江北町が「まち」としている他は「町」はすべて「ちょう」と読む。
[ "2006年", "平成", "脊振村", "神埼市", "江北町" ]
[ 293184, 1323885, 26586, 144026, 93889 ]
[ 793034, 4597053, 46799, 336128, 196002 ]
399
佐賀県
地理・地域
都道府県別の面積順位が42位と小さな県であり県全体を一つの地域とすることも多いが、大きく分ければ佐賀平野を中心とした南部と東松浦半島を中心にした北部に分けられる。また、さらに細かい区分では佐城(佐賀市・小城市・多久市)三神(鳥栖市・神埼市・三養基郡・神埼郡)杵藤(武雄市・鹿島市・嬉野市・杵島郡・藤津郡)唐松(唐津市・東松浦郡)伊西(伊万里市・西松浦郡)の5地区に分けることが多い。
[ "都道府県の面積一覧", "佐賀平野", "東松浦半島", "佐賀市", "小城市", "多久市", "鳥栖市", "神埼市", "三養基郡", "武雄市", "鹿島市", "嬉野市", "杵島郡", "藤津郡", "東松浦郡", "伊万里市", "西松浦郡" ]
[ 23860, 87822, 76676, 14242, 83431, 22338, 22337, 144026, 22339, 21733, 22336, 328374, 26598, 26600, 26591, 21732, 26595 ]
[ 41092, 180323, 153096, 23631, 169419, 38543, 38542, 336128, 38544, 37599, 38541, 902377, 46821, 46823, 46809, 37598, 46818 ]
399
佐賀県
地理・地域
県内の都市を中心市とする都市雇用圏(10%通勤圏)の変遷
[ "都市雇用圏" ]
[ 151234 ]
[ 357188 ]
399
佐賀県
歴史
県名である「佐賀」は、1871年(明治4年)の廃藩置県の際県庁所在地となった佐賀郡から採られた。古来は「佐嘉」と「佐賀」両方の表記が見られたが、1870年(明治3年)に「佐賀」に統一された。古い「佐嘉」の表記は佐嘉神社などに残されている。
[ "1871年", "明治", "廃藩置県", "都道府県庁所在地", "佐賀郡", "1870年", "佐嘉神社" ]
[ 3073, 1126, 6369, 19725, 26587, 3106, 306284 ]
[ 4812, 1803, 10347, 34134, 46800, 4847, 834266 ]
399
佐賀県
歴史
佐賀郡の由来は諸説あり、奈良時代の『肥前国風土記』における楠樹にまつわる「栄の国」伝説や、同じく風土記の賢女(さかしめ)伝説によるものがしばしば挙げられる。朝廷に服従してなかった土蜘蛛の「大山田女」と「狭山田女」の2人の女性が、暴れ川の佐嘉川(嘉瀬川)を鎮めて崇められたことから賢女と呼ばれたことが地名に由来する。また、傾斜地を指す「坂(さか)」、潮汐作用などで水が逆流する「逆(さか)」、砂丘地を指す「洲処(すが)」の転訛説などもある。
[ "佐賀郡", "奈良時代", "肥前国風土記", "暴れ川", "嘉瀬川" ]
[ 26587, 2055, 380235, 251530, 100613 ]
[ 46800, 3202, 1062989, 664903, 212629 ]
399
佐賀県
歴史
クスノキは、県内各地に名木が所在し「県の木」に指定されるなど縁が深い。
[ "クスノキ" ]
[ 35936 ]
[ 65497 ]
399
佐賀県
歴史
旧石器時代の遺構がいくつか発見されている。多久市の三年山遺跡や茶園原遺跡などでは、近くの鬼ノ鼻山産のサヌカイトを用いた狩猟に特化した尖頭型の石器が出土している。伊万里市の腰岳遺跡群は黒曜石の産地で、ここから旧石器時代後期 - 縄文時代に産出された黒曜石が本州 - 沖縄 - 朝鮮半島南部にまで広がっていることが確認されている。また佐賀市の東名遺跡では縄文時代前期にあたる7,000年前の網籠、木製装身具、貝塚などの生活遺構がまとまって出土している。
[ "多久市", "讃岐岩", "伊万里市", "腰岳", "黒曜石", "縄文時代", "本州", "朝鮮半島", "佐賀市", "東名遺跡", "装身具" ]
[ 22338, 130737, 21732, 1090555, 50988, 302640, 3859, 9986, 14242, 1051157, 10373 ]
[ 38543, 298025, 37598, 3731113, 95539, 823031, 6021, 16498, 23631, 3569176, 17160 ]
399
佐賀県
歴史
県北西部の玄界灘に面した地域は、福岡県の北西部と並んで大陸方面から伝来した稲作の日本における発祥地域とされ、宇木汲田遺跡では縄文時代晩期の炭化籾、菜畑遺跡では縄文時代晩期の炭化米や水田跡が見つかっている。
[ "玄界灘", "福岡県", "稲作", "日本", "宇木汲田遺跡", "縄文時代", "菜畑遺跡", "田" ]
[ 97482, 115634, 4969, 1384029, 1236229, 302640, 268574, 90455 ]
[ 204729, 254551, 7806, 4821051, 4248977, 823031, 717846, 186868 ]
399
佐賀県
歴史
『魏志倭人伝』に見える「末廬国(まつらのくに)」が現在の唐津地方にあったとされ、大陸由来の青銅器や銅器が多数出土する遺跡が点在する。また、吉野ヶ里町・神埼市の丘陵地帯には弥生時代の大規模環濠集落である吉野ヶ里遺跡があり、その近辺にも九州北部に特徴的な甕棺墓が多く見つかっている。
[ "魏志倭人伝", "末ら国", "吉野ヶ里町", "神埼市", "弥生時代", "環濠集落", "吉野ヶ里遺跡", "甕棺墓" ]
[ 1569, 599356, 163158, 144026, 470126, 23523, 97926, 95757 ]
[ 2446, 1831537, 390205, 336128, 1377971, 40602, 205858, 200398 ]
399
佐賀県
歴史
さらには、古墳時代初期の建造の前方後円墳である唐津市の久里双水古墳をはじめ、東松浦地区や佐賀平野北部には幅広い年代の古墳が分布している。665年には基山町と福岡県筑紫野市の境に古代山城の一つである基肄城が築かれ、防人を招集して大宰府防衛線の一角を担った。また同じころ、武雄市のおつぼ山神籠石や帯隈山神籠石などの山城と考えられる遺構も成立している。このころ(7世紀末まで)までには令制国として、今の長崎県本土と佐賀県全域を領域とする肥前国が成立し、現在、佐賀県内には基肄郡、養父郡、三根郡、神埼郡、佐賀郡、小城郡、松浦郡、杵島郡、藤津郡が存在した。
[ "古墳時代", "前方後円墳", "久里双水古墳", "佐賀平野", "古墳", "665年", "基山町", "福岡県", "筑紫野市", "古代山城", "基肄城", "防人", "大宰府", "武雄市", "7世紀", "令制国", "肥前国", "基肄郡", "三根郡", "佐賀郡", "杵島郡", "藤津郡" ]
[ 220444, 18311, 356127, 87822, 1654, 21640, 80059, 115634, 19188, 218995, 26406, 118988, 63501, 21733, 2843, 11898, 408282, 152665, 152635, 26587, 26598, 26600 ]
[ 562803, 30581, 986649, 180323, 2559, 37481, 161056, 254551, 32952, 558388, 46385, 265444, 123413, 37599, 4464, 19848, 1156028, 361099, 361022, 46800, 46821, 46823 ]
399
佐賀県
歴史
平安時代後期には神埼荘・長島荘などの荘園が形成されるようになる。
[ "平安時代", "神埼荘" ]
[ 450414, 484677 ]
[ 1302925, 1438381 ]
399
佐賀県
歴史
鎌倉時代から室町時代にかけて、百以上の氏族が地頭として配置されていたと考えられている。その中でも規模が大きかったのが、肥前守護の少弐氏、小城郡の九州千葉氏、佐賀郡の高木氏、杵島郡の後藤氏などであった。また、玄界灘沿岸は松浦党の一族の松浦氏、波多氏の影響力も強かった。この時代の代表的な山城は、鳥栖の勝尾城。また佐賀平野では、環濠集落が発展したに建造された大きな環濠(クリーク)を特徴とする平城があり、代表的遺構として現存するのは、神埼の姉川城がある。
[ "鎌倉時代", "室町時代", "地頭", "少弐氏", "九州千葉氏", "佐賀郡", "杵島郡", "玄界灘", "松浦党", "勝尾城", "佐賀平野", "環濠集落", "姉川城" ]
[ 131356, 131355, 23510, 60519, 168834, 26587, 26598, 97482, 60742, 620098, 87822, 23523, 618551 ]
[ 299798, 299797, 40587, 116693, 406384, 46800, 46821, 204729, 117209, 1902541, 180323, 40602, 1897210 ]
399
佐賀県
歴史
戦国時代に入ると、龍造寺隆信が一気に勢力を伸ばし肥前を統一する。龍造寺隆信は最盛期には、肥後北部・筑後・筑前南部まで領地を広げた。このころ、戦国末期には島津氏の攻勢が強まり、沖田畷の戦いによって龍造寺隆信が戦死すると、その勢いを失い領地を少しずつ狭めていく。ただ、豊臣政権による1587年(天正15年)の九州国分によって、現在の佐賀県内のほとんどが龍造寺氏の領下に入り版図が決まる。
[ "龍造寺隆信", "島津氏", "沖田畷の戦い", "豊臣政権", "1587年", "天正", "九州国分", "龍造寺氏" ]
[ 50008, 34102, 56708, 174075, 21801, 19337, 688270, 48199 ]
[ 93245, 61962, 107931, 420924, 37696, 33233, 2138532, 88865 ]
399
佐賀県
歴史
1591年(天正19年)には東松浦半島に名護屋城が築かれ、文禄・慶長の役の拠点とされた。同城は両戦役の後役目を終え、一部が唐津城築城時に利用されるなどして数年で解体された。一方龍造寺領内では隆信の没後、義弟の鍋島直茂が国政の代行を行うようになって徐々に勢力を増し1607年(慶長12年)には、龍造寺氏の支配領をほぼすべて鍋島氏が継承して佐賀藩主となった。この前後に両一族の確執があり、鍋島藩の化け猫騒動の話を生み出したともいわれている。 一方、唐津藩では波多氏が改易されて寺沢氏に換わり、唐津藩の初代藩主となった。
[ "1591年", "天正", "東松浦半島", "名護屋城", "文禄・慶長の役", "唐津城", "鍋島直茂", "1607年", "慶長", "龍造寺氏", "鍋島氏", "鍋島騒動", "唐津藩", "改易" ]
[ 5740, 19337, 76676, 144757, 115726, 149876, 48673, 3465, 16183, 48199, 46860, 411461, 105502, 135180 ]
[ 9111, 33233, 153096, 338234, 254813, 353012, 89856, 5370, 26805, 88865, 85769, 1167992, 224476, 311061 ]
399
佐賀県
歴史
江戸時代には、佐賀藩、その支藩である蓮池藩、鹿島藩、小城藩の3藩、および、唐津藩が置かれていた。そのほか、現在の鳥栖市・基山町付近に対馬府中藩の田代領、唐津市浜玉町付近に同藩浜崎領があり、それぞれ対馬府中藩の飛地となっていた。また、現在の唐津市浜玉町海岸部や唐津市南東部などが幕府直轄領となっていた。
[ "江戸時代", "佐賀藩", "支藩", "唐津藩", "鳥栖市", "基山町", "対馬府中藩", "浜玉町", "飛地", "天領" ]
[ 1763, 44460, 207531, 105502, 22337, 80059, 17828, 77355, 25552, 12638 ]
[ 2740, 80948, 522584, 224476, 38542, 161056, 29684, 154698, 44405, 21133 ]
399
佐賀県
歴史
佐賀藩およびその支藩は鍋島氏とその庶流家、龍造寺氏の分家などによる支配が続き、政治的には比較的安定していた。しかし、長崎の警備費用がかさむなどして財政は当初から厳しく、享保の大飢饉や1828年(文政11年)のシーボルト台風による甚大な被害はそれに拍車を掛けた。ただ、広大な有明海の干拓によって農地を拡大できるという地の利を生かして江戸時代初期から盛んに干拓を行ったことで、1840年代には約67万石と、200年前の2倍近くにまで石高を伸ばすことに成功している。また、19世紀中ごろに入って鍋島直正は財政の建て直しに努め、役人の削減、伊万里焼や茶・石炭といった特産品の保護育成に努めた。また、地理的に長崎に近いことや長崎警備を担当していた関係などから海外の情報の入手が比較的容易であったため、反射炉や蒸気機関車模型といった先進的な科学技術の実験・研究も進んでいた。
[ "佐賀藩", "支藩", "鍋島氏", "庶家", "龍造寺氏", "享保の大飢饉", "1828年", "文政", "シーボルト台風", "有明海", "干拓", "江戸時代", "石高", "19世紀", "鍋島直正", "伊万里焼", "石炭", "蒸気機関車" ]
[ 44460, 207531, 46860, 328117, 48199, 129015, 3083, 24302, 728501, 49932, 50166, 1763, 131184, 994, 59669, 84355, 22708, 6274 ]
[ 80948, 522584, 85769, 901483, 88865, 293183, 4823, 42038, 2285878, 93085, 93624, 2740, 299381, 1615, 114772, 171778, 39142, 10158 ]
399
佐賀県
歴史
一方の唐津藩は寺沢氏が島原の乱の影響を受けて改易され、その後も領主が大久保氏、大給松平氏、土井氏、水野氏、小笠原氏と目まぐるしく変わり、政治はあまり安定していなかった。寺沢広高は松浦川の改修を行うなどしたが、その後水野忠任の代の1771年(明和8年)には虹の松原一揆が起こるなどした。
[ "唐津藩", "島原の乱", "改易", "土井氏", "小笠原氏", "寺沢広高", "松浦川", "水野忠任", "1771年", "明和", "虹の松原一揆" ]
[ 105502, 17016, 135180, 142852, 48640, 55311, 100660, 322302, 3322, 27214, 167496 ]
[ 224476, 28359, 311061, 332743, 89782, 104792, 212718, 883033, 5128, 47998, 402574 ]
399
佐賀県
歴史
佐賀藩は戊辰戦争以降、明治維新に尽力する人物を多く輩出した。明治維新期に活躍した大隈重信・副島種臣・大木喬任・江藤新平・佐野常民・島義勇の6人に、彼らを育てつつ幕末期に活躍した鍋島直正を加えて『佐賀の七賢人』と称することがある。幕末時に薩長土の志士たちが中心であった明治新政府は、戊辰戦争半ばから肥前有志を仲間入りさせ「薩長土肥」体制としたため肥前出身者も明治政府の主要官職を占め続けていたが、藩閥打倒を叫ぶ民権派の影響などもあり大正以降は薩長土同様に藩閥的な勢力ではなくなった。
[ "佐賀藩", "戊辰戦争", "明治維新", "大隈重信", "副島種臣", "大木喬任", "江藤新平", "佐野常民", "島義勇", "幕末", "鍋島直正", "佐賀の七賢人", "薩長土", "志士", "薩長土肥", "藩閥", "大正" ]
[ 44460, 12557, 2873, 15729, 51370, 61956, 44100, 104461, 171633, 7981, 59669, 85069, 419993, 65145, 42052, 165483, 1128 ]
[ 80948, 21004, 4516, 26090, 96316, 119922, 80349, 221794, 414224, 13313, 114772, 173562, 1199065, 127301, 76495, 396213, 1805 ]
399
佐賀県
歴史
1871年の大規模府県統合時、旧肥前国の範囲は伊万里県(のちの佐賀県)と長崎県に二分された。このような処分は全国でも2例だけで、他は旧武蔵国(埼玉県・東京都・神奈川県北東部)や旧摂津国(大阪府北西部・兵庫県南東部)である。これには、日米修好通商条約で開港の対象となった5港を管轄する県の領域をできるだけ狭く収める目的があったとされている。現在の佐賀県が成立するまで、明治初期には統廃合が繰り返され、1876年(明治9年)には全県が他県に併合される事態も起きた。全県併合の背景には、1874年の佐賀の乱への処分の意味があったと言われている。併合後の根強い復県運動によって、7年後の1883年(明治16年)に佐賀県が復活する。
[ "1871年", "肥前国", "佐賀県", "武蔵国", "埼玉県", "東京都", "神奈川県", "摂津国", "大阪府", "兵庫県", "日米修好通商条約", "明治", "1876年", "1874年", "佐賀の乱", "瓦房店市", "1883年" ]
[ 3073, 408282, 170, 3985, 286174, 287014, 624163, 11620, 160159, 180, 7268, 1126, 2659, 2710, 24034, 417574, 2960 ]
[ 4812, 1156028, 399, 6219, 771753, 774362, 1917527, 19355, 382164, 426, 12074, 1803, 4207, 4265, 41404, 1190545, 4652 ]
399
佐賀県
歴史
明治時代には殖産興業の一環として杵島や唐津一帯の炭鉱では機械の導入による増産が進められ、鉄道の建設がそれを後押しした。1889年(明治22年)12月11日に現在の鹿児島本線にあたり県内区間を含む博多 - 千歳川(現在は廃止)間が開業。1891年(明治24年)8月20日には鳥栖 - 佐賀間、1895年(明治28年)5月5日には武雄まで、1897年(明治30年)7月10日に長崎県佐世保市早岐までそれぞれ延伸して現在の長崎本線・佐世保線に当たるルートができた。また1898年(明治31年)8月7日に九州鉄道西九州線有田 - 伊万里間に当たるルートが開業、1898年12月1日から1903年(明治36年)12月14日にかけて順次現在の唐津線に当たるルートが開業した。1916年(大正15年)には佐賀市に佐賀紡績(後の大和紡績佐賀工場)が設立、1920年には従業員1,500の工場へと拡大するなど、近代化により製造業が発展した。一方では、各地で労働環境の問題なども生じるようになった。
[ "明治", "殖産興業", "炭鉱", "1889年", "鹿児島本線", "1891年", "1895年", "1897年", "佐世保市", "長崎本線", "佐世保線", "1898年", "松浦鉄道西九州線", "1903年", "唐津線", "1916年", "大正", "佐賀市", "ダイワボウホールディングス", "1920年" ]
[ 1126, 52377, 174323, 2962, 13384, 3450, 3318, 2654, 21730, 7965, 13977, 2696, 14654, 1605, 14340, 1619, 1128, 14242, 190977, 1621 ]
[ 1803, 98255, 421517, 4654, 22295, 5343, 5123, 4202, 37596, 13290, 23254, 4250, 24402, 2504, 23846, 2521, 1805, 23631, 471921, 2525 ]
399
佐賀県
歴史
農村では近代化は顕著ではなかったが、1922年の電気灌漑導入をきっかけとして品種改良や肥料導入が急速に普及したことで米は大幅な増産となり、1933年(昭和8年) - 1935年(昭和10年)には1反(10a)当たり収量日本一を記録、「佐賀段階」と呼ばれ、主産業であった農業の発展とともに人口も増加した。
[ "1922年", "灌漑", "品種改良", "肥料", "1933年", "昭和", "1935年" ]
[ 1623, 135577, 347129, 45008, 1635, 1115, 1637 ]
[ 2527, 312089, 960862, 81987, 2539, 1789, 2541 ]
399
佐賀県
歴史
県内の都市は工業集積が進んでおらず、アメリカ軍の攻撃の優先順位が低かった上に太平洋戦争末期の空襲の被害は、県内最大の攻撃目標である県都佐賀市への誤爆も重なり近県に比べて少なかったが、戦災を免れた故に都市基盤が旧態依然で戦後の発展も著しいものではなかった。商業の発展があったものの、従事者や生産額ともに依然として第一次産業の比率が比較的高い農業県であった。このころ災害復旧費などの財政支出増加から県財政が悪化し1956年度から財政再建団体に転落、財政再建策としての大規模な教職員削減を背景に佐教組事件が発生するなどしている。1960年代には、治水・灌漑の進展と集落協働による農法改善を原動力とした「新佐賀段階」が起こり、1967年に10a当り収量542kg(全国平均403kg)を記録するなど農業は発展を見たのである。
[ "アメリカ軍", "太平洋戦争", "佐賀市", "第一次産業", "財政再建団体", "佐教組事件", "1960年代", "治水", "灌漑", "1967年" ]
[ 5330, 672787, 14242, 15295, 94512, 695693, 1026, 241243, 135577, 1219 ]
[ 8385, 2084285, 23631, 25427, 197411, 2167496, 1658, 632228, 312089, 1927 ]
399
佐賀県
歴史
だが、1960年代後半より減反が進んだことで米中心の農業は打撃を受け、加えて炭鉱の閉鎖が加速し多久・杵島・東松浦などの旧炭鉱地域を中心として、高度経済成長期に急速な過疎化が進んだ。これに対して1970年代以降、農業は米だけではない野菜や果実などへの多品目化に移行し、また佐賀平野では二毛作による麦の生産が浸透して農業の維持を図った。工業では高速道路の整備以降は高速周辺での工場誘致が各地で起こった。これによって、鳥栖市を中心とした県北東部では集積した製造業が基幹産業へと成長した。1990年代からは半導体や自動車部品産業が割合を高めている。
[ "1960年代", "炭鉱", "高度経済成長", "過疎", "1970年代", "野菜", "果実", "佐賀平野", "二毛作", "鳥栖市", "1990年代" ]
[ 1026, 174323, 18708, 58217, 1025, 1870, 2378, 87822, 87503, 22337, 905 ]
[ 1658, 421517, 31432, 111333, 1657, 2915, 3719, 180323, 179544, 38542, 1484 ]
399
佐賀県
人口
佐賀県の人口は2023年1月現在、約79万9千人で全都道府県中42位であり、九州・沖縄地方では最も人口が少ない。県人口は戦前の60万人台から第一次ベビーブームを経て1954年(昭和29年)ごろに977,000人とピークを迎えたが、高度経済成長の進展とともに急速に減少して1973年(昭和48年)には82万2,000人と底を打った。その後は緩やかに増加して80万人台の半ばを推移し、1990年代後半以降は減少し続けている。人口減少と少子高齢化が進行しているものの、合計特殊出生率は1.61(2020年)、年少人口(0 - 14歳)比率は13.45%(2020年)といずれも全国平均と比較してかなり高い。これに伴って、今後もその進行速度は非大都市圏の県としては比較的緩やかと予想される。
[ "2023年", "ベビーブーム", "1954年", "高度経済成長", "1973年", "昭和", "1990年代", "合計特殊出生率", "2020年" ]
[ 7869, 86634, 1468, 18708, 470, 1115, 905, 52149, 7867 ]
[ 13131, 177473, 2271, 31432, 898, 1789, 1484, 97756, 13129 ]
399
佐賀県
人口
人口が多いのは佐賀市(約23万人)、唐津市(約13万人)、鳥栖市(約7万人)などであるが、中小規模の都市が多く点在し経済的・人口的に求心力の強い都市が無いという特徴がある。県面積の3分の1を占める南東部の佐賀平野に県人口の半数である40万人が暮らし、玄界灘沿岸や杵島丘陵の盆地にも人口集積がある。平地に偏っていることを除けば人口分布に大きな偏りはなく、2005年の国勢調査によれば総人口に占めるDID(人口集中地区)人口の比率が28.4%と島根県に次いで47都道府県中2番目に低く、人口が都市に偏らず比較的分散していることが読み取れる。
[ "佐賀市", "鳥栖市", "佐賀平野", "玄界灘", "2005年", "人口集中地区", "島根県" ]
[ 14242, 22337, 87822, 97482, 142787, 130233, 173 ]
[ 23631, 38542, 180323, 204729, 332554, 296875, 405 ]
399
佐賀県
人口
1920年~2010年の県人口の推移 総計 [単位 人]
[ "1920年", "2010年" ]
[ 1621, 663972 ]
[ 2525, 2053712 ]
399
佐賀県
政治
山口祥義(やまぐち よしのり)
[ "山口祥義" ]
[ 946592 ]
[ 3119278 ]
399
佐賀県
政治
衆議院の小選挙区は第47回衆議院議員総選挙から1つ減らされ県全体で2に減らされた。参議院では、全県で1区を構成する。
[ "衆議院", "第47回衆議院議員総選挙" ]
[ 2824, 939080 ]
[ 4435, 3091393 ]
399
佐賀県
経済・産業
2007年度(平成19年度)の県内総生産は、3兆115億円である。47都道府県では第43位であり、世界で85位前後の「国」に相当する経済規模を有している。
[ "平成", "県民経済計算" ]
[ 1323885, 210849 ]
[ 4597053, 533133 ]
399
佐賀県
経済・産業
産業別就業者数では、他の都道府県に比べて第一次産業の割合が多いことから佐賀県は農業県と言われることも多い。
[ "第一次産業" ]
[ 15295 ]
[ 25427 ]
399
佐賀県
経済・産業
佐賀平野を中心に穀類を中心とした農業が、入り江の多い玄界灘に面する北西部では果樹農業や畜産、沿岸漁業が盛んである。有明海に面した県南地域では海苔の養殖が盛んである。
[ "佐賀平野", "穀物", "玄界灘", "沿岸漁業", "有明海", "海苔", "養殖業" ]
[ 87822, 1999, 97482, 187199, 49932, 18088, 14624 ]
[ 180323, 3124, 204729, 459641, 93085, 30104, 24349 ]
399
佐賀県
経済・産業
佐賀県は、県の面積に対する耕地の割合(耕地率)が24%、後述する二毛作の影響で耕地面積に対する作付面積の割合(耕地利用率)が133%(1986年(昭和61年)から20年以上連続で全国1位)と、ともに日本全国の中でも高く、農業が盛んな県である。
[ "二毛作", "1986年", "昭和", "日本" ]
[ 87503, 476455, 1115, 1384029 ]
[ 179544, 1404796, 1789, 4821051 ]
399
佐賀県
経済・産業
主要農産物の米は古くより、特に力が入れられている。1930年代には、耕地整理と電気による機械灌漑の導入によって1反当たりの収量(反収)が日本一となり、その原動力となった効率的な農業手法の改良は「佐賀段階」と呼ばれた。1953年(昭和28年)の大水害などを受けて治水と平行して利水が展開されたことで1950年代に大規模灌漑施設が整備され、さらに佐賀平野で古くから根付いていた集落共同を生かして農法の改良や統一を行ったことで、1960年代にも反収日本一となった。1970年代ごろまで米が県の農業生産額の半分以上を占めていたが、減反の流れなどから米を取り巻く環境は一変した。県などによる大規模な耕地整理により効率化が図られたものの、転作と多品目化が進み、2000年代には25%程度に減少した。一方で、野菜・果実・畜産物の占める割合は約6割に上昇した。また、米の生産額の割合は減っているが、依然佐賀県の耕地の4分の3は水田であり、米作りは盛んである。品種別ではヒノヒカリ、コシヒカリ、夢しずくなどが多い。近年は高温登熟障害による減収が頻発しているため、高温に強い「さがびより」の生産が拡大されている。また、ヒヨクモチを中心としたもち米の生産は非常に多く、生産量では全国1位(2002年(平成14年))となっている。
[ "1930年代", "耕地整理", "灌漑", "1953年", "昭和", "治水", "1950年代", "佐賀平野", "1960年代", "1970年代", "転作", "2000年代", "野菜", "果実", "田", "ヒノヒカリ", "コシヒカリ", "さがびより", "もち米", "2002年", "平成" ]
[ 1669, 523070, 135577, 1658, 1115, 241243, 1028, 87822, 1026, 1025, 232554, 901, 1870, 2378, 90455, 181809, 84914, 1373673, 96449, 943, 1323885 ]
[ 2583, 1581616, 312089, 2563, 1789, 632228, 1660, 180323, 1658, 1657, 602921, 1479, 2915, 3719, 186868, 442817, 173101, 4785382, 202025, 1532, 4597053 ]
399
佐賀県
経済・産業
佐賀平野は、米だけではなく大豆や大麦など農産品に占める穀類の比率が高い穀倉地帯である。佐賀平野では、夏の表作として稲を栽培する一方、温暖なため冬でも早い生育が見込め、冬の適度な乾燥があることから、冬の裏作として小麦や大麦を栽培する二毛作を行っている。ビールや焼酎の原料などになる二条大麦の年間収穫量は34,000トン(2006年(平成18年))で全国最多。
[ "佐賀平野", "ダイズ", "オオムギ", "穀物", "穀倉地帯", "コムギ", "二毛作", "焼酎", "2006年", "平成" ]
[ 87822, 8707, 13766, 1999, 348583, 5606, 87503, 14827, 293184, 1323885 ]
[ 180323, 14468, 22905, 3124, 965006, 8797, 179544, 24699, 793034, 4597053 ]
399
佐賀県
経済・産業
近郊や西日本を中心とした大都市向けの野菜類の生産も多い。野菜では、タマネギ、レンコン、アスパラガスの生産が多い。塩害に強いため干拓地で多く栽培されるたまねぎの年間収穫量は162,400トン(2006年(平成18年))で全国2位。脊振山地(筑紫山地)では、標高が高いため降水量が多く冷涼な気候を生かして小規模ながら高原野菜の栽培も行われている。
[ "野菜", "レンコン", "アスパラガス", "塩害", "干拓", "2006年", "平成", "脊振山地", "筑紫山地" ]
[ 1870, 16530, 13830, 30781, 50166, 293184, 1323885, 91586, 153367 ]
[ 2915, 27424, 23018, 55636, 93624, 793034, 4597053, 190309, 362951 ]
399
佐賀県
経済・産業
果実ではイチゴ(主要品種は、さがほのか、とよのかなど)、ミカン、ナシなどの生産が多い。ミカンの収穫量は年々減少傾向にあるが、温室栽培で出荷期間が長いハウスみかんの年間収穫量は多い。
[ "果実", "イチゴ", "さがほのか", "ウンシュウミカン" ]
[ 2378, 2011, 1331747, 2933 ]
[ 3719, 3143, 4629861, 4605 ]
399
佐賀県
経済・産業
畜産では、九州の他県と同じように、鶏、肉牛、豚の飼育頭数は多い。肉牛に関しては、伊万里市を中心に生産される『佐賀牛』(「伊万里牛」)ブランドが近年広くPRされている。
[ "伊万里市", "佐賀牛" ]
[ 21732, 174913 ]
[ 37598, 423008 ]
399
佐賀県
経済・産業
嬉野市など県内各地で茶の生産も多い。嬉野茶ブランドで販売されている。
[ "嬉野市", "嬉野茶" ]
[ 328374, 403131 ]
[ 902377, 1138143 ]
399
佐賀県
経済・産業
国内の農産物消費の頭打ちなどを考慮し、米や果実、牛肉などを「佐賀ブランド」で輸出する試みも行われている。
[ "果実", "牛肉" ]
[ 2378, 240150 ]
[ 3719, 628574 ]
399
佐賀県
経済・産業
北西部の玄界灘(日本海)と南部の有明海とで、特徴が大きく異なる。
[ "玄界灘", "有明海" ]
[ 97482, 49932 ]
[ 204729, 93085 ]
399
佐賀県
経済・産業
有明海では海苔の生産が特に多く、貝類の漁獲量も多い。板のりの生産も多く、特に贈答品として特化しており最高級品を『佐賀海苔 有明海一番』として販売している。ガザミという有明海でよく獲れるカニのうち太良町近海で獲れるものは『竹崎カニ』と呼ばれている。また、筑後川の下流域では初夏にエツ漁が行われ、本県南東部は福岡県筑後地方と並ぶ産地として知られる。
[ "有明海", "海苔", "貝", "ガザミ", "カニ", "太良町", "エツ", "福岡県", "筑後地方" ]
[ 49932, 18088, 16555, 100802, 17146, 93505, 211025, 115634, 66468 ]
[ 93085, 30104, 27495, 213033, 28575, 195018, 533717, 254551, 130217 ]
399
佐賀県
経済・産業
近年有明海は多くの海産物で収獲量変動が激しくなっており、就業者の減少も加わり、水産業の衰退が深刻化している。また1990年代以降、海苔の不作や魚介類の不漁が増加しており、諫早湾干拓事業の影響が指摘されていることから漁業者が反対運動を起こしている。
[ "有明海", "水産業", "1990年代", "海苔", "魚介類" ]
[ 49932, 16537, 905, 18088, 13744 ]
[ 93085, 27442, 1484, 30104, 22865 ]
399
佐賀県
経済・産業
玄界灘では、アジ、サバなどの魚類やイカ、タコ、エビなどの漁獲量が多く、以上でこの海域の漁獲量の9割以上を占めている。呼子漁港、仮屋漁港、唐津港などで水揚げ量が多い。
[ "玄界灘", "魚類", "タコ", "エビ", "呼子町", "唐津港" ]
[ 97482, 1957, 15219, 13418, 81700, 527227 ]
[ 204729, 3063, 25305, 22372, 165204, 1595867 ]
399
佐賀県
経済・産業
県内では明治時代から本格的な石炭の採掘が始まった。杵島炭鉱や古賀山炭鉱、唐津炭田の諸炭鉱など、炭鉱は県中部や北西部に集中しており、最盛期には賑わいを見せた。しかし1950年代以降、埋蔵量・採掘量の減少やエネルギー政策の転換により規模は縮小し、1970年代までにすべての炭鉱は閉山した。
[ "明治", "石炭", "炭鉱", "唐津炭田", "1950年代", "1970年代" ]
[ 1126, 22708, 174323, 565118, 1028, 1025 ]
[ 1803, 39142, 421517, 1716028, 1660, 1657 ]
399
佐賀県
経済・産業
有田町の泉山では磁器の原料として、李参平が発見した陶石の採掘が行われていた。だが、明治中期から使用が始まった天草産の陶石に押され需要が低迷したため1992年(平成4年)で採掘は終了し、現在は一部で在庫が使用されているのみになっている。
[ "明治", "1992年", "平成" ]
[ 1126, 463599, 1323885 ]
[ 1803, 1349811, 4597053 ]
399
佐賀県
経済・産業
佐賀県では日本全体の傾向と同様に重化学工業の比率も高いが、特に食品の出荷額が多い。また、窯業の出荷額が占める割合が大きい(下の項目参照)。
[ "日本", "窯業" ]
[ 1384029, 138018 ]
[ 4821051, 318785 ]
399
佐賀県
経済・産業
地域的には九州の交通の要衝である鳥栖市や、県庁所在地の佐賀市周辺で工業が盛ん。鳥栖市・基山町などには、特に多くの企業の工場が進出している。伊万里湾では、造船・半導体を軸として水産加工・食品・木材などの工場が並ぶ臨海工業地域が形成されている。
[ "鳥栖市", "都道府県庁所在地", "佐賀市", "基山町", "伊万里湾" ]
[ 22337, 19725, 14242, 80059, 305639 ]
[ 38542, 34134, 23631, 161056, 832235 ]
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佐賀県
経済・産業
自動車部品、機械、半導体部品などの製造は比較的盛んであり、シリコンウェハーについては大規模工場が立地する関係で年間生産額が全国最多の1,320億円(2010年(平成22年))となっている。
[ "2010年", "平成" ]
[ 663972, 1323885 ]
[ 2053712, 4597053 ]