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wav/OKA_3859.wav|そこでなるべく傷付けないようにするにはどうしようと、こうして相談している
wav/OKA_3860.wav|……自分のこれまでの&rs迂闊&rtうかつ&reな行動を呪いたい気分だ
wav/OKA_3861.wav|Dメールをいろんな人間に使わせるべきではなかった
wav/OKA_3862.wav|どういうことだ?
wav/OKA_3863.wav|ルカ子を装って18年前のルカ子の母親へとメールを送れ、ということか
wav/OKA_3864.wav|だが、問題が1つある
wav/OKA_3865.wav|俺は、ルカ子の母親のポケベル番号を知らない
wav/OKA_3866.wav|そのときは、こんなことになるとは思わなかったのだ!
wav/OKA_3867.wav|警戒される気がする……
wav/OKA_3868.wav|だが、単刀直入にありのままを話すべきなのかもしれん。下手に小細工を弄するより、真実を告げる方がまだ誠意がある……ように見える
wav/OKA_3869.wav|俺は、ルカ子の“痛み”も背負う。そうしなければならないのだ
wav/OKA_3870.wav|最終的にDメールを取り消したとき、ルカ子が女だったことは“なかったこと”になる
wav/OKA_3871.wav|故に、俺が背負わなければならない
wav/OKA_3872.wav|そう、だな……
wav/OKA_3873.wav|いや、そのことはいい
wav/OKA_3874.wav|そ、その……
wav/OKA_3875.wav|ルカ子よ!
wav/OKA_3876.wav|落ち着いて聞いてくれ。実は、お前は、本当は……
wav/OKA_3877.wav|男だったのだ
wav/OKA_3878.wav|聞くんだ! お前が男に戻ってくれなければ……まゆりの命が、ないんだ
wav/OKA_3879.wav|いきなりこんなことを言われて困惑するのもわかる。だが、すべて真実だ。俺は、何度もあいつの死の場面を見てきた
wav/OKA_3880.wav|お前には、こんな勝手なお願いをして済まないと思っている。だが頼む……。まゆりを助けるために……男に、戻ってほしい……
wav/OKA_3881.wav|恥じることなどあるものか。むしろ俺にとっては、お前が女である方が違和感がある
wav/OKA_3882.wav|なに? なんて言った?
wav/OKA_3883.wav|ルカ子! 待てッ!
wav/OKA_3884.wav|…………
wav/OKA_3885.wav|お前はなにを言っているんだ
wav/OKA_3886.wav|フラグとは死亡フラグのことか?
wav/OKA_3887.wav|な……!
wav/OKA_3888.wav|ち、ちなみに、ルカ子はいつから恋愛フラグびんびんだったと思う?
wav/OKA_3889.wav|だって、よく考えてみろ。あいつは1週間ほど前まで、男だったんだぞ? その時点から、好きだったのだとしたら……
wav/OKA_3890.wav|前の世界線とは変化があった
wav/OKA_3891.wav|ルカ子の父親の話では、IBN5100は少なくとも以前は柳林神社に存在していた、ということだ
wav/OKA_3892.wav|鈴羽がフェイリスの父親に託し、彼の死後にフェイリスが柳林神社に奉納した……
wav/OKA_3893.wav|その流れは、俺がIBN5100を手に入れた世界線と同じなのだ
wav/OKA_3894.wav|なぜそう思う?
wav/OKA_3895.wav|鈴羽が言っていたが、タイムリープによって本来と異なる行動を取った場合、&rs世界線変動率&rtダイバージェンス&reは変わるとしても0.000001%だと言っていた
wav/OKA_3896.wav|だがフェイリスのDメールを否定したときは、0.05%の変動があった
wav/OKA_3897.wav|2010年はアトラクタフィールドが大きく分岐する年であり、その鍵は俺とIBN5100が握っていると
wav/OKA_3898.wav|Dメールの中には、俺の“リーディング・シュタイナー”が発動しないものもあった
wav/OKA_3900.wav|桐生……萌郁か
wav/OKA_3901.wav|で、ルカ子の件はどうすればいい?
wav/OKA_3902.wav|…………
wav/OKA_3903.wav|別にいない
wav/OKA_3904.wav|なぜ聞く?
wav/OKA_3905.wav|なぜ怒る。あと顔が赤くなってないか?
wav/OKA_3906.wav|……マジで?
wav/OKA_3907.wav|まゆりが死ぬのは2日後だ。のんびり恋愛ごっこをしている暇はない
wav/OKA_3908.wav|……マジで?
wav/OKA_3909.wav|まゆりが死ぬのは2日後だ。のんびり解きほぐしている暇はない
wav/OKA_3910.wav|…………
wav/OKA_3911.wav|いや。あらゆる手段を講じるのは必要なことだ
wav/OKA_3912.wav|だがそれは、できればやりたくない
wav/OKA_3913.wav|早いな。まだ8時だぞ。今日はなにかあるのか?
wav/OKA_3914.wav|なんの話だ?
wav/OKA_3915.wav|な、なぜそれを……
wav/OKA_3916.wav|むう……
wav/OKA_3917.wav|ま、まゆりには関係ないことだ。これは対“機関”にかかわる、重大な機密事項であり──
wav/OKA_3918.wav|…………
wav/OKA_3919.wav|…………
wav/OKA_3920.wav|…………
wav/OKA_3921.wav|ククク……ククククク、フゥーハハハハ!
wav/OKA_3922.wav|やれやれだな、まゆりよ。この俺が悩みだと? バカも休み休み言え
wav/OKA_3923.wav|この俺は狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真だぞ? この俺に悩みなどない!
wav/OKA_3924.wav|あるのはただ……混沌への渇望と野心のみだ! フゥーハハハハ!
wav/OKA_3925.wav|よし……
wav/OKA_3926.wav|これからルカ子のところに行ってくる
wav/OKA_3927.wav|いや、お前についてこられると、色々面倒になる
wav/OKA_3928.wav|だから留守番を頼む
wav/OKA_3929.wav|……ごほん
wav/OKA_3930.wav|まゆりに、なにを話した?
wav/OKA_3931.wav|どこまで話したのか、という意味だ
wav/OKA_3932.wav|まだ冗談だと思っているのか?
wav/OKA_3933.wav|ええと、大事な話、というのは、ニャンだしょうかニャ?
wav/OKA_3934.wav|う、うん?
wav/OKA_3935.wav|うむ……
wav/OKA_3936.wav|うん
wav/OKA_3937.wav|そ、そうか!
wav/OKA_3938.wav|……ん? よく聞こえなかったんだが、もう一度頼む
wav/OKA_3939.wav|はっきりと言ってほしい。俺にできることなら、なんでもするから
wav/OKA_3940.wav|なんだって?
wav/OKA_3941.wav|な、なぜだ……?
wav/OKA_3942.wav|…………
wav/OKA_3943.wav|…………
wav/OKA_3944.wav|か、考えさせてくれ! 2分、いや、5分だけ時間をくれぃ!
wav/OKA_3945.wav|そ、そうだな。ジューシーからあげナンバーワンをレンジでチンしてDメールはつまりABCと……
wav/OKA_3946.wav|すなわち電子レンジは&cTIPSC;薔薇十字団&cMESC;の思想を受け継ぐ“騎士たち”の&cTIPSC;錬金術&cMESC;が生み出したものでありチンと鳴る音こそが洗脳装置で実はチンとなる意味などまったくなく……
wav/OKA_3947.wav|す、少しばかり、戦略的撤退を計る
wav/OKA_3948.wav|お前を天才脳科学者と見込んで、話がある
wav/OKA_3949.wav|柳林神社まで一緒に来てほしい
wav/OKA_3950.wav|こ、この俺がデートなどという軟弱なものをするわけがないだろうっ。ましてやその相手が助手とか、冗談もほどほどにしてくれ
wav/OKA_3951.wav|つ、つまり、男の脳と女の脳の違いについてだ
wav/OKA_3952.wav|お前はどこの変態オヤジか!
wav/OKA_3953.wav|なによ、ではない! なんのためにここに来たのだ! ルカ子を怯えさせてどうする!
wav/OKA_3954.wav|帰れ、この実験大好きっ&rs娘&rtこ&reが!
wav/OKA_3955.wav|つ、つまりだな、ええと……
wav/OKA_3956.wav|お、お前は、本当は男なんだ
wav/OKA_3957.wav|……これから会いに行ってくるから、案ずるな
wav/OKA_3958.wav|クリスティーナ! クリスティーナ!
wav/OKA_3959.wav|クリスティーナ! 起きて来てくれ!