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75 以倖の項目で構成された題材に぀いおも孊幎の発展性や系統性季節孊校行 事地域等ずの関連を考え配列する。 ⑞ 題材の構成  題材の構成に圓たっおは育成する資質・胜力を明確にしその育成を図るこ ずができるように 関連する内容の組合せを工倫したり 孊習過皋ずの関連を図っ たりする必芁がある。  関連する内容の組合せに぀いおは家庭生掻を総合的に捉えるこずができるよ う 「家族・家庭生掻」から「消費生掻・環境」たでの各内容項目や指導事 項の盞互の関連を図っお題材を構成し効果的な孊習が展開できるよう配慮する こずが倧切である。その際 児童の家庭生掻の状況 生掻経隓の有無などにより 児童の生掻に察する興味・関心孊習意欲思考の仕方身に付いおいる知識や 技胜などは様々であるこずから内容に関する児童の実態を的確に捉え孊校 地域における行事等ずの関連を図るなどより身近な題材を蚭定するよう配慮す る。たた他教科等ずの関連を明確にするずずもに䞭孊校の孊習を芋据え系 統的な指導ができるよう配慮する必芁がある。  孊習過皋ずの関連に぀いおは内容からたでの各項目における指導事項の アで身に付けた「知識及び技胜」を指導事項むにおいお掻甚し 「思考力 刀断力 衚珟力等」を育み家庭や地域での実践に぀なげるこずができるよう題材を構成 し効果的な指導を工倫するこずが倧切である。䟋えば基本的な教材で習埗し た基瀎的・基本的な知識及び技胜を応甚的な教材で掻甚するこずを通しお児童 が充実感や達成感を味わうこずができるように教材を工倫しお題材を構成するこ ずも必芁である。たた家庭や地域での実践に぀いおも䞀連の孊習過皋に䜍眮付 けお題材を構成するこずも考えられる。 ⑹ 障害のある児童ぞの指導  障害者の暩利に関する条玄に掲げられたむンクルヌシブ教育システムの構築を 目指し児童の自立ず瀟䌚参加を䞀局掚進しおいくためには通垞の孊玚通玚 による指導 特別支揎孊玚 特別支揎孊校においお 児童の十分な孊びを確保し 䞀人䞀人の児童の障害の状態や発達の段階に応じた指導や支揎を䞀局充実させお いく必芁がある。  通垞の孊玚においおも発達障害を含む障害のある児童が圚籍しおいる可胜性 があるこずを前提に党おの教科等においお䞀人䞀人の教育的ニヌズに応じた きめ现かな指導や支揎ができるよう障害皮別の指導の工倫のみならず各教科 等の孊びの過皋においお考えられる困難さに察する指導の工倫の意図手立おを  指導蚈画 䜜成䞊の 配慮事項
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76 明確にするこずが重芁である。  これを螏たえ 今回の改蚂では 障害のある児童などの指導に圓たっおは 個々 の児童によっお 芋えにくさ 聞こえにくさ 道具の操䜜の困難さ 移動䞊の制玄 健康面や安党面での制玄発音のしにくさ心理的な䞍安定人間関係圢成の困 難さ読み曞きや蚈算等の困難さ泚意の集䞭を持続するこずが苊手など孊習 掻動を行う堎合に生じる困難さが異なるこずに留意し個々の児童の困難さに応 じた指導内容や指導方法を工倫するこずを各教科等においお瀺しおいる。  その際家庭科の目暙や内容の趣旚孊習掻動のねらいを螏たえ孊習内容の 倉曎や孊習掻動の代替を安易に行うこずがないよう留意するずずもに児童の孊 習負担や心理面にも配慮する必芁がある。  䟋えば家庭科における配慮ずしお次のようなものが考えられる。  孊習に集䞭したり持続したりするこずが難しい堎合には萜ち着いお孊習で きるようにするため道具や材料を必芁最小限に抑えお準備したり敎理・敎頓 された孊習環境で孊習できるよう工倫したりするこずが考えられる。たた掻動 ぞの関心をも぀こずが難しい堎合には玄束や泚意点手順等を芖芚的に捉えら れる掲瀺物やカヌドを明瀺したり䜓感できる教材・教具を掻甚したりしお関心 を高めるこずが考えられる。呚囲の状況に気が散りやすく包䞁アむロンミ シンなどの甚具を安党に䜿甚するこずが難しい堎合には手元に集䞭しお安党に 䜜業に取り組めるよう個別の察応ができるような䜜業スペヌスや䜜業時間を確 保するこずなどが考えられる。  なお孊校においおはこうした点を螏たえ個別の指導蚈画を䜜成し必芁 な配慮を蚘茉し翌幎床の担任等に匕き継ぐこずなどが必芁である。 ⑺ 道埳の時間などずの関連  家庭科の指導においおはその特質に応じお道埳に぀いお適切に指導する必 芁がある。  第章総則第の⑵においおは 「孊校における道埳教育は特別の教科で ある道埳以䞋「道埳科」ずいう。 を芁ずしお孊校の教育掻動党䜓を通じお行 うものであり道埳科はもずより各教科倖囜語掻動総合的な孊習の時間及 び特別掻動のそれぞれの特質に応じお児童の発達の段階を考慮しお適切な指 導を行うこず」ず芏定されおいる。  家庭科における道埳教育の指導においおは孊習掻動や孊習態床ぞの配慮教 垫の態床や行動による感化ずずもに以䞋に瀺すような家庭科ず道埳教育ずの関 連を明確に意識しながら適切な指導を行う必芁がある。  家庭科においおは目暙を「生掻の営みに係る芋方・考え方を働かせ衣食䜏 第章 指導蚈画の䜜成 ず内容の取扱い
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77 などに関する実践的・䜓隓的な掻動を通しお生掻をよりよくしようず工倫する 資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す」ず瀺しおいる。  生掻をよりよくしようず工倫する資質・胜力を育おるこずは生掻習慣の倧切 さを知り自分の生掻を芋盎すこずに぀ながるものである。たた家庭生掻を倧 切にする心情を育むこずは家族を敬愛し楜しい家庭を぀くり家族の圹に立 ぀こずをしようずするこずに぀ながるものである。  次に道埳教育の芁ずしおの特別の教科である道埳以䞋「道埳科」ずいう の指導ずの関連を考慮する必芁がある。家庭科で扱った内容や教材の䞭で適切な ものを 道埳科に掻甚するこずが効果的な堎合もある。䟋えば 「衣食䜏の生掻」 においお扱う生掻文化に関する教材を道埳科の「䌝統ず文化の尊重」における 具䜓䟋ずしお掻甚するこずなどが考えられる。たた道埳科で取り䞊げたこずに 関連する内容や教材を家庭科で扱う堎合には道埳科における指導の成果を生か すように工倫するこずも考えられる。 䟋えば 「家族 ・ 家庭生掻」 の孊習においお 道埳科の「家族愛家庭生掻の充実」で甚いた教材を掻甚し指導するこずなど が考えられる。そのためにも家庭科の幎間指導蚈画の䜜成などに際しお道埳 教育の党䜓蚈画ずの関連指導の内容及び時期等に配慮し䞡者が盞互に効果を 高め合うようにするこずが倧切である。  第の内容の取扱いに぀いおは次の事項に配慮するものずする。 ⑎ 指導に圓たっおは衣食䜏など生掻の䞭の様々な蚀葉を実感を䌎っお 理解する孊習掻動や自分の生掻における課題を解決するために蚀葉や 図衚などを甚いお生掻をよりよくする方法を考えたり説明したりする などの孊習掻動の充実を図るこず。 ⑵ 指導に圓たっおはコンピュヌタや情報通信ネットワヌクを積極的に 掻甚しお実習等における情報の収集・敎理や実践結果の発衚などを 行うこずができるように工倫するこず。 ⑶ 生掻の自立の基瀎を培う基瀎的・基本的な知識及び技胜を習埗するた めに調理や補䜜等の手順の根拠に぀いお考えたり実践する喜びを味 わったりするなどの実践的・䜓隓的な掻動を充実するこず。 ⑷ 孊習内容の定着を図り䞀人䞀人の個性を生かし䌞ばすよう児童の 特性や生掻䜓隓などを把握し技胜の習埗状況に応じた少人数指導や教 材・教具の工倫など個に応じた指導の充実に努めるこず。 2 内容の取扱いず指導䞊の配慮事項  内容の取り扱い ず指導䞊の 配慮事項
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78 ⑞ 家庭や地域ずの連携を図り児童が身に付けた知識及び技胜などを日 垞生掻に掻甚できるよう配慮するこず。 ⑎ 蚀語掻動の充実  家庭科では囜語科を䞭心ずしお育たれた蚀語胜力を基に調理や補䜜等にお ける䜓隓を通しお生掻の䞭の様々な蚀葉を実感を䌎っお理解するようにしたり 芳察や実習等の際のレポヌト䜜成や考察思考したこずを発衚したりするなどの 蚀語掻動を通しお教科のねらいをより確実に定着させるこずができる。たた 蚀語を掻甚するこずは思考そのものの深たりを促す芖点もあり孊んだ知識及 び技胜を生掻に生かす際の工倫する胜力の育成にも぀ながっおいく。  そこで家庭科で甚いる「団らん」  「健康」  「手入れ」  「快適さ」  「ゆでる」 などの生掻に関連の深い様々な蚀葉が児童自身の䞭で実感を䌎った明確な抂念 ずしお圢䜜られるようにするこず぀たり生掻の䞭で生きた蚀葉ずなるよう配 慮するこずが求められる。児童がこれらの蚀葉に觊れ調理や補䜜などの実習を 行ったり目的をもっお孊習察象を芳察したり觊れたり味わったりするなど の実践的・䜓隓的な掻動を行うこずによっお様々な驚きや感動ずずもに䞀぀ 䞀぀の蚀葉が児童自身の生掻の䞭で生きた蚀葉ぞず倉化するず考えられる。  䟋えば 「沞隰」ずいう蚀葉を日垞的に䜿っおいおも沞隰した状態を具䜓的 にむメヌゞできる児童は少ないものである。ほうれん草を沞隰したお湯の䞭でゆ でお味わっおみるずいう掻動を通しお 「ほうれん草をおいしくゆでるこずがで きた」ずいう感動ずずもに 「沞隰」ずいう蚀葉が児童の生掻の䞭で初めお実 感を䌎う生きた蚀葉ずなる。このように生掻の様々な事象を実感の䌎う生きた 蚀葉ずしお理解するこずにより人が生掻を営むこずのよさやその䟡倀に觊れ 生掻ぞの感性を高めおいくこずができるようになる。  たた蚀葉や図衚抂念などを甚いお自分の課題に基づき生掻をよりよくす る方法を考えたり 実習などで䜓隓したこずを説明したり 衚珟したり 話し合っ たりするなどの掻動を充実するよう配慮するこずが求められる。  䟋えば 自分の生掻における課題を解決するための掻動ずしお 「衣服の手入れ」 の孊習を行う堎合たず家庭での掗濯に぀いおの問題点を児童の具䜓的な生掻 経隓ず関連付けながら家族ぞのむンタビュヌなどから探ったり汚れた靎䞋を詊 し掗いしたりするこずで課題を぀かむようにする。次にその課題を远究する堎 面では比范実隓や調べる掻動を行いその結果から分かったこずや考えたこず を蚀葉や図衚グラフにたずめそれを発衚し合い掻甚の仕方を考えるなどの掻 動を行うこずが考えられる。このような孊習を通しお身近な生掻ぞの理解が深 たるずずもに生掻をよりよくしようずする意欲や生掻で掻甚する胜力などを身 第章 指導蚈画の䜜成 ず内容の取扱い
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79 に付けるこずができるようになる。  以䞊のように実践的・䜓隓的な掻動や問題解決的な孊習を通しお蚀語掻動 の充実を図りながら家庭科の孊習指導を進めおいくこずによっお生掻ぞの感性 が高たるずずもに日垞生掻に必芁な基瀎的・基本的な知識及び技胜やそれらを 掻甚する胜力が身に付き生掻をよりよくしようず工倫する実践的な態床を育む こずができる。 ⑵ コンピュヌタや情報通信ネットワヌクの掻甚  今回の改蚂における䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟にはコンピュヌタや情 報通信ネットワヌクの掻甚が重芁な圹割を果たす。そのため児童の思考の過皋 や結果を可芖化したり考えたこずを瞬時に共有化したり情報を収集し線集 したりするこずを繰り返し行い詊行錯誀する孊習堎面においお積極的に掻甚 するこずが倧切である。  家庭科においおは日垞生掻の䞭から問題を芋いだしお課題を蚭定したり解 決したりする際に情報通信ネットワヌクを掻甚しお調べその情報を収集・敎 理するこずが考えられる。たた芳察・実隓・実習等の結果や考察したこずを分 かりやすく衚珟したり実践の結果をたずめお発衚したりする際にコンピュヌタ を掻甚するこずが考えられる。  䟋えば汚れの皮類による枅掃の仕方に぀いお情報通信ネットワヌクを掻甚 しお調べ収集した情報を基に解決方法を怜蚎したり掗濯の仕方に぀いおグ ルヌプごずに課題をもっお実隓し気付いたこずをコンピュヌタを掻甚しお共有 し掗濯のポむントをたずめたりするこずなどが考えられる。たたグルヌプで 包䞁の䜿い方をタブレット端末で撮圱し合い繰り返し再珟するなどしお䜿い方 を振り返ったり詊行錯誀したりしながら適切な技胜を身に付けるこずなども 考えられる。 ⑶ 実践的・䜓隓的な掻動の充実  日垞生掻に必芁な基瀎的・基本的な知識及び技胜は実習や芳察調査実隓 などの掻動を通しお習埗するものであり家庭科では生掻の自立の基瀎を培う ため 埓来から実践的 ・ 䜓隓的な掻動を重芖しおいる。家庭科の目暙にも 「実践的 ・ 䜓隓的な掻動を通しお」ず瀺されおおり児童が自ら盎接的な䜓隓を通しお調 理や補䜜等の手順の根拠に぀いお考えるこずにより科孊的な理解に぀なげ知 識及び技胜の習埗を確かなものにするこずができるず考えられる。  たた家庭科においお家庭生掻を支える仕事を実践する喜びや自分が䜜品 を完成させるこずができたずいう達成感を味わうこずは知識及び技胜を習埗す  内容の取り扱い ず指導䞊の 配慮事項
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80 る意矩を実感する機䌚でもある。さらに倱敗や困難を乗り越えやり遂げたず いう成就感は自分ぞの自信にも぀ながる。すなわち家庭科における孊習意欲 を向䞊させる芳点からも実践的・䜓隓的な掻動を重芖するこずずしおいる。  これら䞀連の掻動を通しお家庭科が目指す生掻をよりよくしようず工倫する 資質・胜力を育おるこずができるのである。  指導に圓たっおは実践的・䜓隓的な掻動を䞭心ずし児童が孊習の䞭で習埗 した知識及び技胜を生掻の堎で生かせるよう児童の実態を螏たえた具䜓的な掻 動を蚭定するこずが必芁である。その際児童の発達の段階や孊習のねらいを考 慮するずずもに調理補䜜等の実習や芳察実隓などそれぞれの特城を生 かした適切な掻動を蚭定し指導の効果を高めるようにする。 ⑷ 個に応じた指導の充実  家庭科における孊習内容の定着を図り䞀人䞀人の個性を生かし䌞ばすように するためには児童の特性や生掻䜓隓などを把握しティヌムティヌチングや少 人数指導を取り入れたり教材・教具を工倫したりするなど個に応じた指導を 充実するこずが倧切である。  孊習内容の定着を図るためには䟋えば児童の技胜の習熟の皋床や興味・関 心などを把握し 調理や補䜜等の実習や 芳察 実隓などの指導においお ティヌ ムティヌチングや少人数指導を取り入れ個別指導を適切に行うこずが考えられ る。その際グルヌプだけではなくペアでの孊習や䞀人で調理を行うなど孊 習圢態の工倫も考えられる。  たた児童䞀人䞀人の個性を生かし䌞ばすようにするためには䟋えば児童 が自らの孊習課題をもち興味・関心等に応じお孊習コヌスを遞択するこずによ り意欲的に远究する孊習を進めるこずが考えられる。その際題材に応じお課 題別習熟床別など幟぀かのコヌスを甚意するこずにより自分に合ったコヌ スを遞び孊習を進めるこずなどが考えられる。  いずれの堎合においおも孊習ぞの興味・関心や孊習効果を高めるためにコ ンピュヌタや情報通信ネットワヌクなどを積極的に掻甚するずずもに芖聎芚教 材や教育機噚などの教材・教具を適切に掻甚するこずが倧切である。たた地域 の人材を掻甚するなど指導䜓制を充実するこずも考えられる。   ⑞ 家庭や地域ずの連携  家庭科の孊習を通しお身に付ける知識及び技胜などは繰り返しお孊習したり 日垞生掻で掻甚したりしお定着を図るこずができる。孊習したこずを家庭生掻に 生かし継続的に実践できるようにするためには家庭ずの連携を積極的に図る 第章 指導蚈画の䜜成 ず内容の取扱い
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81 必芁がある。䟋えば家庭科の孊習のねらいや内容に぀いお授業参芳や孊幎䟿 り孊玚䟿り等を通しお情報を提䟛するなど家族が家庭科の孊習の意矩や内容 を理解できるようにする。たた家庭での実践が蚈画されおいるこずを事前に䌝 えたり協力を䟝頌したりするこずなども考えられる。そのこずによっお家庭 での実践ぞの理解が深たり児童が家庭の協力を埗お日垞生掻や長期䌑業䞭の 家庭生掻で充実した実践ができるようになる。  さらに幌児又は䜎孊幎の児童や高霢者など異なる䞖代の人々ず関わる掻動等 も考えられるこずから孊校や地域の実態等に応じお教育掻動の実斜に必芁な 人的又は物的な支揎䜓制を地域の人々の協力を埗ながら敎えるなど地域ずの連 携を図る必芁がある䟋えば生掻文化の倧切さを䌝える掻動などにおいおは 地域の高霢者の協力を埗るこずにより 効果的な孊習を展開するこずが考えられる。  なお幌児や高霢者など地域の人々を招いお孊習掻動を行う際は盞手に察し お配慮するずずもに安党面に留意する。  特に 「家族 ・ 家庭生掻」の⑷「家庭生掻に぀いおの課題ず実践」においおは 家庭や地域ず積極的に連携を図り効果的に孊習が進められるよう配慮する。そ の際家庭や地域で実践したこずを発衚するようにしたり家族や地域の人々か らの称賛を埗たりするこずなどによっお 家庭や地域で実践する喜びを味わわせ 自信を育おるようにする。  家庭科は実践的 ・ 䜓隓的な掻動を通しお孊習するこずを特城ずしおいるので その䞭心的な孊習掻動である調理や補䜜などの実習を安党か぀効果的に進めるた めに次の事項に配慮し事故の防止に留意する必芁がある。  実習の指導に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 ⑎ 斜蚭・蚭備の安党管理に配慮し孊習環境を敎備するずずもに熱源 や甚具機械などの取扱いに泚意しお事故防止の指導を培底するこず。 ⑵  服装を敎え衛生に留意しお甚具の手入れや保管を適切に行うこず。 ⑶ 調理に甚いる食品に぀いおは生の魚や肉は扱わないなど安党・衛 生に留意するこず。たた食物アレルギヌに぀いおも配慮するこず。 ⑎ 斜蚭・蚭備の安党管理に配慮し孊習環境を敎備するずずもに熱源 や甚具機械などの取扱いに泚意しお事故防止の指導を培底するこず。  実習宀の安党管理に぀いおは各孊校の実態に即し機噚類の䜿い方を含めお 3 実習の指導  実習の 指導
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82 実習宀の䜿い方に関する安党芏則を定めこれらを掲瀺したり指導蚈画の䞭に 䜍眮付けたりするこずが倧切である。たた事故や灜害が発生した堎合の応急措 眮や連絡等緊急時の察応に぀いおも指導の培底を図るようにする。  実習宀の孊習環境に぀いおは採光通颚換気等に留意するずずもに児童 の䜜業胜率や動線等を考慮しお蚭備を配備したり䜜業台の間隔を十分確保した りするなど事故防止に努める。  さらに蚭備の安党管理に぀いおは指導者が孊習前埌に機噚類の安党確認を 行うずずもに定期的な点怜を実斜するなど垞に最良の状況を保持できるよう に留意する。  なお実習宀の管理に圓たっおは孊習環境の敎った実習宀そのものが児童 の孊習意欲を高める効果があるこずに留意し題材に関する資料や児童の䞻䜓 的な孊習を支える教材等を実習宀内に掲瀺するなど児童の孊習意欲を喚起する ような工倫も必芁である。  䞀方児童の安党指導に぀いおは実習に際しお垞に安党管理ず事故の防止に 努めるこずが倧切であるこずを理解させそれらを安党に扱うこずができるよう にし基本的な操䜜を身に付けるように指導する。さらに䜿甚堎所や甚具の配 眮の仕方で䜜業の胜率が高たり事故の防止に圹立぀こずにも気付かせるように する。  䟋えば調理実習では調理台の敎理・敎頓や甚具の配眮などを工倫させる。 たた熱源の回りにふきんやノヌト類などの燃えやすい物を眮かないこずや熱 源の適切な点火・消火の確認や調理䞭の換気に぀いお指導する。加熱甚調理噚具 の䜙熱にも泚意させる。掗剀類の保管に぀いおも誀甚のないように十分留意す る。たた補䜜実習では針の本数の確認や折れた針の始末などを培底させるず ずもにアむロンに぀いおは䜿甚堎所や眮き方に留意し火傷などを匕き起こ さないように指導する。機械に぀いおはミシンなど重量のある物の配眮コヌ ドの取扱い方などに぀いお十分に配慮させる。 ⑵ 服装を敎え衛生に留意しお甚具の手入れや保管を適切に行うこず。  服装に぀いおは掻動がしやすく安党性に配慮したものを準備しお着甚するよ うに指導する。䟋えば調理実習での服装は枅朔で付いた汚れが分かりやす い゚プロンなどを身に付けさせたり袖口をたくったり腕カバヌを付けたりする などしお䜜業に適したものを甚いるこずや髪の毛などが食品や調理噚具等に觊 れないように䞉角巟を着けるなどの工倫をさせる。なお補䜜や調理実習の前に は手指を十分に掗うなど衛生面にも留意するように指導する。 第章 指導蚈画の䜜成 ず内容の取扱い
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83  調理実習における甚具の手入れに぀いおは次のこずに留意しお指導する。 ・加熱甚調理噚具は回りの汚れを拭き取るこず。 ・調理甚具は䜿甚したらなるべく早く䞁寧に掗いよく氎気を取るようにす るこず。 ・油の汚れは玙や叀い垃などで拭き取っおから掗うようにするこず。 ・包䞁は安党に気を付けおよく掗い氎気を拭き取るこず。 ・たな板は䜿甚埌流し氎をかけながら掗い十分也燥するこず。 ・ふきんは掗剀を甚いお掗い盎射日光に圓おお也燥するこず。  甚具の保管に぀いおは安党や衛生に留意しお指導する。䟋えば調理実習に ぀いおは茶碗などを重ねすぎないようにしたり枅朔な堎所に収玍したりする ようにする。補䜜実習に぀いおは䜿甚する針類はさみ類アむロンミシン などの甚具の安党な保管方法に぀いおも指導を培底するずずもにアむロンは冷 めおから収玍堎所に保管する。たた包䞁やはさみは本数を確認し保管箱に入 れたりカバヌを付けたりするなど保管には十分留意し垞に安党管理に努める ように指導する。 ⑶ 調理に甚いる食品に぀いおは生の魚や肉は扱わないなど安党・衛 生に留意するこず。たた食物アレルギヌに぀いおも配慮するこず。  米飯ずみそ汁青菜ずじゃがいも以倖は題材を指定しおいないため地域や孊 校児童の実態に応じた倚様な食品を甚いるこずになる。調理に甚いる材料は安 党や衛生を考えお遞択するようにする。児童が家庭から持参する堎合は実習の 前に指導者が腐敗しおいないか匂いや色などを確かめたり実習時間たでの保管 に十分留意したりする。特に生の魚や肉に぀いおは調理の基瀎を孊習しおいな い小孊校の段階では生の魚や肉の加熱䞍足が生じやすく食品や調理噚具等の 衛生的な取扱いが難しいこずから甚いないようにする。卵を甚いる堎合には 新鮮であるこずを確認し加熱調理をするように指導する。  たた食物アレルギヌに぀いおは児童の食物アレルギヌに関する正確な情報 の把握に努め発症の原因ずなりやすい食物の管理や発症した堎合の緊急時察 応に぀いお各孊校の基本方針等をもずに事前確認を行うずずもに保護者や関係 機関等ずの情報共有を確実に行い 事故の防止に努めるようにする。具䜓的には 調理実習で扱う材料にアレルギヌの原因ずなる物質を含む食品が含たれおいない かを確認する。食品によっおは盎接口に入れなくおも手に觊れたり調理した ずきの蒞気を吞ったりするこずで発症する堎合もあるので十分配慮する。  実習の 指導
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84 第章 指導蚈画の䜜成 ず内容の取扱い 小孊校 äž­å­Šæ ¡ 日垞生掻に必芁な家族や家庭衣食䜏消費や環境などに぀いおの 基瀎的な理解ずそれらに係る技胜 生掻の自立に必芁な家族・家庭衣食䜏消費や環境などに぀いお の基瀎的な理解ずそれらに係る技胜 知 識 及 び 技 胜  å®¶ 族 ・ å®¶ 庭 生 掻 ・家庭生掻ず家族の倧切さ家族ずの協力に぀いおの基瀎的な理解 ・家庭の仕事ず生掻時間に぀いおの基瀎的な理解 ・家族ずの関わりに぀いおの基瀎的な理解 ・家族・家庭の基本的な機胜家族や地域の人々ずの協力・協働に ぀いおの基瀎的な理解 ・家族関係家庭生掻ず地域ずの関わりに぀いおの基瀎的な理解 ・地域の人々幌児又は䜎孊幎の児童や高霢者など異なる䞖代の 人々ずの関わりに぀いおの基瀎的な理解 ・幌児の発達ず生掻幌児の遊びの意矩に぀いおの基瀎的な理解 幌児や高霢者ずの関わり方に぀いおの基瀎的な理解  è¡£ 食 䜏 の 生 掻 食 生 掻 ・食事の圹割に぀いおの基瀎的な理解 ・調理の基瀎に぀いおの基瀎的な理解ず技胜 ・栄逊を考えた食事に぀いおの基瀎的な理解 ・食事の圹割ず䞭孊生の栄逊の特城に぀いおの基瀎的な理解 ・䞭孊生に必芁な栄逊を満たす食事に぀いおの基瀎的な理解 ・日垞食の調理ず地域の食文化に぀いおの基瀎的な理解ず技胜 è¡£ 生 掻 ・衣服の䞻な働き   衣服の着甚ず手入れに぀いおの基瀎的な理解ず技胜 ・垃を甚いた補䜜に぀いおの基瀎的な理解ず技胜 ・衣服ず瀟䌚生掻ずの関わり   衣服の遞択ず着甚蚈画的な掻甚ず手入れに぀いおの基瀎的な理   解ず技胜 ・垃を甚いた補䜜に぀いおの基瀎的な理解ず技胜 䜏 生 掻 ・䜏たいの䞻な働き 季節の倉化に合わせた䜏たい方 䜏たいの敎理・敎頓や枅掃の仕方に぀いおの基瀎的な理解ず技胜 ・䜏居の基本的な機胜 家族の生掻ず䜏空間ずの関わり 家族の安党を考えた䜏空間の敎え方に぀いおの基瀎的な理解 掻 ・ 環 境  消 è²» 生 ・物や金銭の䜿い方ず買物に぀いおの基瀎的な理解ず技胜 ・環境に配慮した生掻に぀いおの基瀎的な理解 ・金銭の管理ず賌入に぀いおの基瀎的な理解ず技胜 ・消費者の暩利ず責任に぀いおの基瀎的な理解 日垞生掻の䞭から問題を芋いだしお課題を蚭定し課題を解決する 力 家族・家庭や地域における生掻の䞭から問題を芋いだしお課題を蚭 定しこれからの生掻を展望しお課題を解決する力 思 考 力 、 刀 断 力 、 衚 珟 力 等 å®¶ 庭 生 掻  å®¶ 族 ・ ・日垞生掻の䞭から家族・家庭生掻に぀いお問題を芋いだし課題 をもっお考え解決する力 ・家族・家庭や地域における生掻の䞭から家族・家庭生掻に぀いお 問題を芋いだし課題をもっお考え解決する力  è¡£ 食 䜏 の 生 掻 食 生 掻 ・日垞生掻の䞭から食生掻に぀いお問題を芋いだし課題をもっお 考え解決する力 ・家族・家庭や地域における生掻の䞭から食生掻に぀いお問題を芋 いだし課題をもっお考え解決する力 è¡£ 生 掻 ・日垞生掻の䞭から衣生掻に぀いお問題を芋いだし課題をもっお 考え解決する力 ・家族・家庭や地域における生掻の䞭から衣生掻に぀いお問題を芋 いだし課題をもっお考え解決する力 䜏 生 掻 ・日垞生掻の䞭から䜏生掻に぀いお問題を芋いだし課題をもっお 考え解決する力 ・家族・家庭や地域における生掻の䞭から䜏生掻に぀いお問題を芋 いだし課題をもっお考え解決する力 掻 ・ 環 境  消 è²» 生 ・日垞生掻の䞭から消費生掻・環境に぀いお問題を芋いだし課題 をもっお考え解決する力 ・家族・家庭や地域における生掻の䞭から消費生掻・環境に぀いお 問題を芋いだし課題をもっお考え解決する力 家族の䞀員ずしお生掻をよりよくしようず工倫する実践的な態床 家族や地域の人々ず協働しよりよい生掻の実珟に向けお生掻を 工倫し創造しようずする実践的な態床 å­Š び に 向 か う 力 、 人 間 性 等 å®¶ 庭 生 掻  å®¶ 族 ・ ・家庭生掻をよりよくしようず工倫する実践的な態床 ・家族や地域の人々ず関わり協力しようずする態床 ・家庭生掻を工倫し創造しようずする実践的な態床  ・家庭生掻を支える䞀員ずしお生掻をよりよくしようずする態床 ・地域の人々ず関わり、協働しようずする態床  è¡£ 食 䜏 の 生 掻 食 生 掻 ・食生掻をよりよくしようず工倫する実践的な態床 ・食生掻における日本の生掻文化を倧切にしようずする態床 ・食生掻を工倫し創造しようずする実践的な態床 ・食生掻における日本の生掻文化を継承しようずする態床 è¡£ 生 掻 ・衣生掻をよりよくしようず工倫する実践的な態床 ・衣生掻における日本の生掻文化を倧切にしようずする態床 ・衣生掻を工倫し創造しようずする実践的な態床 ・衣生掻における日本の生掻文化を継承しようずする態床 䜏 生 掻 ・䜏生掻をよりよくしようず工倫する実践的な態床 ・䜏生掻における日本の生掻文化を倧切にしようずする態床 ・䜏生掻を工倫し創造しようずする実践的な態床 ・䜏生掻における日本の生掻文化を継承しようずする態床 掻 ・ 環 境  消 è²» 生 ・身近な消費生掻ず環境をよりよくしようず工倫する実践的な態床 ・身近な消費生掻ず環境に぀いお工倫し創造しようずする実践的な 態床 生 掻 の 課 題 ず 実 è·µ å®¶ 庭 生 掻  å®¶ 族 ・ ・日垞生掻の䞭から問題を芋いだしお課題を蚭定しよりよい生掻 を考え蚈画を立おお実践できるこず ・家族幌児の生掻又は地域の生掻の䞭から問題を芋いだしお課題 を蚭定しその解決に向けおよりよい生掻を考え蚈画を立おお 実践できるこず の 生 掻  è¡£ 食 䜏 ・食生掻衣生掻䜏生掻の䞭から問題を芋いだしお課題を蚭定し その解決に向けおよりよい生掻を考え蚈画を立おお実践できる こず 掻 ・ 環 境  消 è²» 生 ・自分や家族の消費生掻の䞭から問題を芋いだしお課題を蚭定し その解決に向けお環境に配慮した消費生掻を考え蚈画を立おお 実践できるこず 小孊校家庭䞭孊校技術・家庭 家庭分野で育成を目指す資質・胜力の系統衚
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85  実習の 指導 小孊校 äž­å­Šæ ¡  家族・家庭生掻  家族・家庭生掻 ⑎ 自分の成長ず家族・家庭生掻 ア 自分の成長の自芚 家庭生掻ず家族の倧切さ 家族ずの協力 ⑵ 家庭生掻ず仕事  ア 家庭の仕事ず生掻時間  む 家庭の仕事の蚈画ず工倫 ⑶ 家族や地域の人々ずの関わり  ア ア 家族ずの觊れ合いや団らん む地域の人々ずの関わり  む 家族や地域の人々ずの関わりの工倫 ⑷ 家族・家庭生掻に぀いおの課題ず実践 ア 日垞生掻に぀いおの課題ず蚈画実践評䟡 ⑎ 自分の成長ず家族・家庭生掻 ア 自分の成長ず家庭生掻ずの関わり家族・家 庭の基本的な機胜 家族や地域の人々ずの協力 ・ 協働 ⑵ 幌児の生掻ず家族  ア ア 幌児の発達ず生掻の特城家族の圹割 む幌児の遊びの意矩幌児ずの関わり方  む 幌児ずの関わり方の工倫 ⑶ 家族・家庭や地域ずの関わり  ア ア家族の協力ず家族関係 む家庭生掻ず地域ずの関わり高霢者ずの関 わり方 む 家族関係をよりよくする方法及び地域の人々 ず協働する方法の工倫 ⑷ 家族・家庭生掻に぀いおの課題ず実践 ア 家族幌児の生掻又は地域の生掻に぀いおの 課題ず蚈画実践評䟡  衣食䜏の生掻  衣食䜏の生掻 ⑎ 食事の圹割 ア 食事の圹割ず食事の倧切さ日垞の食事の仕方  む 楜しく食べるための食事の仕方の工倫 ⑵ 調理の基瀎  ア ア材料の分量や手順調理蚈画 む甚具や食噚の安党で衛生的な取扱い加熱 甚調理噚具の安党な取扱い り 材料に応じた掗い方 調理に適した切り方 味の付け方, 盛り付け配膳及び埌片付け ゚材料に適したゆで方いため方 オ 䌝統的な日垞食の米飯及びみそ汁の調理の 仕方 む おいしく食べるための調理蚈画及び調理の工倫 ⑶ 栄逊を考えた食事  ア ア䜓に必芁な栄逊玠の皮類ず働き む食品の栄逊的な特城ず組合せ り 献立を構成する芁玠献立䜜成の方法 む 食分の献立の工倫 ⑷ 衣服の着甚ず手入れ  ア ア衣服の䞻な働き日垞着の快適な着方 む日垞着の手入れボタン付け及び掗濯の仕方 む 日垞着の快適な着方や手入れの工倫 ⑞ 生掻を豊かにするための垃を甚いた補䜜  ア ア 補䜜に必芁な材料や手順補䜜蚈画 む手瞫いやミシン瞫いによる瞫い方甚具の 安党な取扱い む 生掻を豊かにするための垃を甚いた物の補䜜 蚈画及び補䜜の工倫 ⑹ 快適な䜏たい方  ア ア䜏たいの䞻な働き季節の倉化に合わせた 生掻の倧切さや䜏たい方 む䜏たいの敎理・敎頓や枅掃の仕方 む 季節の倉化に合わせた䜏たい方敎理・敎頓 や枅掃の仕方の工倫 ⑎ 食事の圹割ず䞭孊生の栄逊の特城  ア ア 食事が果たす圹割 む䞭孊生の栄逊の特城健康によい食習慣 む 健康によい食習慣の工倫 ⑵ 䞭孊生に必芁な栄逊を満たす食事  ア ア栄逊玠の皮類ず働き食品の栄逊的特質 む 䞭孊生の日に必芁な食品の皮類ず抂量 献立䜜成の方法 む 䞭孊生の日分の献立の工倫 ⑶ 日垞食の調理ず地域の食文化  ア ア甚途に応じた食品の遞択 む食品や調理甚具等の安党ず衛生に留意した 管理 り 材料に適した加熱調理の仕方基瀎的な日 垞食の調理 ゚ 地域の食文化, 地域の食材を甚いた和食の 調理 む 日垞の食分のための食品の遞択ず調理蚈画 及び調理の工倫 ⑷ 衣服の遞択ず手入れ  ア ア衣服ず瀟䌚生掻ずの関わり目的に応じた 着甚や個性を生かす着甚衣服の遞択 む 衣服の蚈画的な掻甚衣服の材料や状態に 応じた日垞着の手入れ む 日垞着の遞択や手入れの工倫 ⑞ 生掻を豊かにするための垃を甚いた補䜜 ア 補䜜する物に適した材料や瞫い方甚具の安 党な取扱い む 生掻を豊かにするための資源や環境に配慮し た垃を甚いた物の補䜜蚈画及び補䜜の工倫 ⑹ 䜏居の機胜ず安党な䜏たい方  ア ア家族の生掻ず䜏空間ずの関わり䜏居の基 本的な機胜 む家族の安党を考えた䜏空間の敎え方 む 家族の安党を考えた䜏空間の敎え方の工倫 ⑺ 衣食䜏の生掻に぀いおの課題ず実践 ア 食生掻衣生掻䜏生掻に぀いおの課題ず蚈 画実践評䟡  消費生掻・環境  消費生掻・環境 ⑎ 物や金銭の䜿い方ず買物  ア ア 買物の仕組みや消費者の圹割物や金銭の 倧切さ蚈画的な䜿い方 む身近な物の遞び方買い方情報の収集・ 敎理  む 身近な物の遞び方買い方の工倫 ⑵ 環境に配慮した生掻  ア 身近な環境ずの関わり物の䜿い方  む 環境に配慮した物の䜿い方の工倫 ⑎ 金銭の管理ず賌入  ア ア 賌入方法や支払い方法の特城蚈画的な金 銭管理 む売買契玄の仕組み 消費者被害 物資 ・ サヌ ビスの遞択に必芁な情報の収集・敎理 む 情報を掻甚した物資・サヌビスの賌入の工倫 ⑵ 消費者の暩利ず責任 ア 消費者の基本的な暩利ず責任消費生掻が環 境や瀟䌚に及がす圱響 む 自立した消費者ずしおの消費行動の工倫 ⑶ 消費生掻・環境に぀いおの課題ず実践 ア 環境に配慮した消費生掻に぀いおの課題ず蚈 画実践評䟡  小孊校家庭䞭孊校技術・家庭 家庭分野の内容䞀芧 ※枠囲みは遞択項目 孊幎間で以䞊を遞択
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付録孊校教育法斜行芏則抄 付録小孊校孊習指導芁領 第章 総則 付録小孊校孊習指導芁領 第章 第節 家庭 付録䞭孊校孊習指導芁領 第章 第説 技術・家庭 付録小孊校孊習指導芁領 第章 特別の教科 道埳 付録 「道埳の内容」の孊幎段階・孊校段階の䞀芧衚 付録幌皚園教育芁領
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88 付録 第二節 教育課皋 第五十条 小孊校の教育課皋は囜語瀟䌚算数理科生掻音楜図画工䜜家庭䜓育 及び倖囜語の各教科以䞋この節においお「各教科」ずいう。  特別の教科である道埳倖囜 語掻動総合的な孊習の時間䞊びに特別掻動によ぀お線成するものずする。  私立の小孊校の教育課皋を線成する堎合は前項の芏定にかかわらず宗教を加えるこずが できる。この堎合においおは宗教をも぀お前項の特別の教科である道埳に代えるこずができ る。 第五十䞀条 小孊校第五十二条の二第二項に芏定する䞭孊校連携型小孊校及び第䞃十九条の九 第二項に芏定する䞭孊校䜵蚭型小孊校を陀く。 の各孊幎における各教科特別の教科である 道埳倖囜語掻動総合的な孊習の時間及び特別掻動のそれぞれの授業時数䞊びに各孊幎にお けるこれらの総授業時数は別衚第䞀に定める授業時数を暙準ずする。 第五十二条 小孊校の教育課皋に぀いおはこの節に定めるもののほか教育課皋の基準ずしお 文郚科孊倧臣が別に公瀺する小孊校孊習指導芁領によるものずする。 第五十䞉条 小孊校においおは必芁がある堎合には䞀郚の各教科に぀いおこれらを合わせ お授業を行うこずができる。 第五十四条 児童が心身の状況によ぀お履修するこずが困難な各教科はその児童の心身の状況 に適合するように課さなければならない。 第五十五条 小孊校の教育課皋に関し その改善に資する研究を行うため特に必芁があり か぀ 児童の教育䞊適切な配慮がなされおいるず文郚科孊倧臣が認める堎合においおは文郚科孊倧 臣が別に定めるずころにより第五十条第䞀項第五十䞀条䞭孊校連携型小孊校にあ぀おは 第五十二条の䞉第䞃十九条の九第二項に芏定する䞭孊校䜵蚭型小孊校にあ぀おは第䞃十九条 の十二においお準甚する第䞃十九条の五第䞀項又は第五十二条の芏定によらないこずができ る。 第五十五条の二 文郚科孊倧臣が小孊校においお圓該小孊校又は圓該小孊校が蚭眮されおい る地域の実態に照らしより効果的な教育を実斜するため圓該小孊校又は圓該地域の特色を 生かした特別の教育課皋を線成しお教育を実斜する必芁がありか぀圓該特別の教育課皋に ぀いお教育基本法平成十八幎法埋第癟二十号及び孊校教育法第䞉十条第䞀項の芏定等に 照らしお適切であり児童の教育䞊適切な配慮がなされおいるものずしお文郚科孊倧臣が定め る基準を満たしおいるず認める堎合においおは文郚科孊倧臣が別に定めるずころにより第 五十条第䞀項第五十䞀条䞭孊校連携型小孊校にあ぀おは第五十二条の䞉第䞃十九条の九 第二項に芏定する䞭孊校䜵蚭型小孊校にあ぀おは第䞃十九条の十二においお準甚する第䞃十九 条の五第䞀項又は第五十二条の芏定の党郚又は䞀郚によらないこずができる。 第五十六条 小孊校においお孊校生掻ぞの適応が困難であるため盞圓の期間小孊校を欠垭し匕 き続き欠垭するず認められる児童を察象ずしおその実態に配慮した特別の教育課皋を線成し 第四章 小孊校 孊校教育法斜行芏則抄 à£µàŒ¹à°œà¢˜à°œà°¶Û£Ú•à°œà¢˜ßà°¥àµ™àŽ·à€ƒà»ºàª™à¢˜ÐÝ‰ ÐàŽ·ÓàŠªÂ¬àµ àŠ£à°œà¢˜Ø®à°¶ßÚ•ßà¢˜Ðà°¥àµ™àŽ·Ò›Ô‡à€ƒà»ºàª™à°œà¢˜Ý‰ àµ àŠ£ßà¢˜à°¶à²‘Ú•à°œà¢˜à Žà°¥àµ™àŽ·Ò›Ô‡à€ƒà»ºàª™à°œà¢˜à ŽÝ‰
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89 付録 お教育を実斜する必芁があるず文郚科孊倧臣が認める堎合においおは文郚科孊倧臣が別に定 めるずころにより第五十条第䞀項第五十䞀条䞭孊校連携型小孊校にあ぀おは第五十二条 の䞉第䞃十九条の九第二項に芏定する䞭孊校䜵蚭型小孊校にあ぀おは第䞃十九条の十二にお いお準甚する第䞃十九条の五第䞀項又は第五十二条の芏定によらないこずができる。 第五十六条の二 小孊校においお日本語に通じない児童のうち圓該児童の日本語を理解し 䜿甚する胜力に応じた特別の指導を行う必芁があるものを教育する堎合には文郚科孊倧臣が 別に定めるずころにより第五十条第䞀項第五十䞀条䞭孊校連携型小孊校にあ぀おは第 五十二条の䞉第䞃十九条の九第二項に芏定する䞭孊校䜵蚭型小孊校にあ぀おは第䞃十九条の 十二においお準甚する第䞃十九条の五第䞀項及び第五十二条の芏定にかかわらず特別の教 育課皋によるこずができる。 第五十六条の䞉 前条の芏定により特別の教育課皋による堎合においおは校長は児童が蚭眮 者の定めるずころにより他の小孊校矩務教育孊校の前期課皋又は特別支揎孊校の小孊郚にお いお受けた授業を圓該児童の圚孊する小孊校においお受けた圓該特別の教育課皋に係る授業 ずみなすこずができる。 第五十六条の四 小孊校においお孊霢を経過した者のうちその者の幎霢経隓又は勀劎の状 況その他の実情に応じた特別の指導を行う必芁があるものを倜間その他特別の時間においお教 育する堎合には文郚科孊倧臣が別に定めるずころにより第五十条第䞀項第五十䞀条䞭 孊校連携型小孊校にあ぀おは第五十二条の䞉第䞃十九条の九第二項に芏定する䞭孊校䜵蚭型 小孊校にあ぀おは第䞃十九条の十二においお準甚する第䞃十九条の五第䞀項及び第五十二条 の芏定にかかわらず特別の教育課皋によるこずができる。 第䞉節 孊幎及び授業日 第六十䞀条 公立小孊校における䌑業日は次のずおりずする。ただし第䞉号に掲げる日を陀 き圓該孊校を蚭眮する地方公共団䜓の教育委員䌚公立倧孊法人の蚭眮する小孊校にあ぀お は圓該公立倧孊法人の理事長。第䞉号においお同じ。 が必芁ず認める堎合はこの限りで ない。 䞀 囜民の祝日に関する法埋昭和二十䞉幎法埋第癟䞃十八号に芏定する日 二 日曜日及び土曜日 䞉 孊校教育法斜行什第二十九条第䞀項の芏定により教育委員䌚が定める日 第六十二条 私立小孊校における孊期及び䌑業日は圓該孊校の孊則で定める。 第癟䞉十四条の二 校長は特別支揎孊校に圚孊する児童等に぀いお個別の教育支揎蚈画孊校 ず医療保健犏祉劎働等に関する業務を行う関係機関及び民間団䜓次項においお「関係 機関等」 ずいう。  ずの連携の䞋に行う圓該児童等に察する長期的な支揎に関する蚈画をいう。  を䜜成しなければならない。  校長は前項の芏定により個別の教育支揎蚈画を䜜成するに圓た぀おは圓該児童等又はそ の保護者の意向を螏たえ぀぀あらかじめ関係機関等ず圓該児童等の支揎に関する必芁な情 第八章 特別支揎教育
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90 付録 報の共有を図らなければならない。 第癟䞉十八条 小孊校䞭孊校若しくは矩務教育孊校又は䞭等教育孊校の前期課皋における特 別支揎孊玚に係る教育課皋に぀いおは特に必芁がある堎合は第五十条第䞀項第䞃十九条 の六第䞀項においお準甚する堎合を含む。  第五十䞀条第五十二条第䞃十九条の六第䞀項 においお準甚する堎合を含む。  第五十二条の䞉第䞃十二条第䞃十九条の六第二項及び第 癟八条第䞀項においお準甚する堎合を含む。  第䞃十䞉条第䞃十四条第䞃十九条の六第 二項及び第癟八条第䞀項においお準甚する堎合を含む。  第䞃十四条の䞉第䞃十六条第 䞃十九条の五第䞃十九条の十二においお準甚する堎合を含む。 及び第癟䞃条第癟十䞃条 においお準甚する堎合を含む。 の芏定にかかわらず特別の教育課皋によるこずができる。 第癟䞉十九条の二 第癟䞉十四条の二の芏定は小孊校䞭孊校若しくは矩務教育孊校又は䞭等 教育孊校の前期課皋における特別支揎孊玚の児童又は生埒に぀いお準甚する。 第癟四十条 小孊校䞭孊校矩務教育孊校高等孊校又は䞭等教育孊校においお次の各号の いずれかに該圓する児童又は生埒特別支揎孊玚の児童及び生埒を陀く。 のうち圓該障害に 応じた特別の指導を行う必芁があるものを教育する堎合には文郚科孊倧臣が別に定めるずこ ろにより第五十条第䞀項第䞃十九条の六第䞀項においお準甚する堎合を含む。  第五十䞀 条第五十二条第䞃十九条の六第䞀項においお準甚する堎合を含む。  第五十二条の䞉 第䞃十二条第䞃十九条の六第二項及び第癟八条第䞀項においお準甚する堎合を含む。  第 䞃十䞉条第䞃十四条第䞃十九条の六第二項及び第癟八条第䞀項においお準甚する堎合を含 む。  第䞃十四条の䞉第䞃十六条第䞃十九条の五第䞃十九条の十二においお準甚する堎 合を含む。  第八十䞉条及び第八十四条第癟八条第二項においお準甚する堎合を含む。 䞊 びに第癟䞃条第癟十䞃条においお準甚する堎合を含む。 の芏定にかかわらず特別の教育 課皋によるこずができる。 侀  蚀語障害者 二  自閉症者 侉  情緒障害者 四  匱芖者 五  難聎者 六  孊習障害者 䞃  泚意欠陥倚動性障害者 八  その他障害のある者でこの条の芏定により特別の教育課皋による教育を行うこずが適 圓なもの 第癟四十䞀条 前条の芏定により特別の教育課皋による堎合においおは校長は児童又は生埒 が圓該小孊校䞭孊校矩務教育孊校高等孊校又は䞭等教育孊校の蚭眮者の定めるずころ により他の小孊校䞭孊校矩務教育孊校高等孊校䞭等教育孊校又は特別支揎孊校の小孊 郚䞭孊郚若しくは高等郚においお受けた授業を圓該小孊校䞭孊校矩務教育孊校高等 孊校又は䞭等教育孊校においお受けた圓該特別の教育課皋に係る授業ずみなすこずができる。 第癟四十䞀条の二 第癟䞉十四条の二の芏定は第癟四十条の芏定により特別の指導が行われお いる児童又は生埒に぀いお準甚する。
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91 付録      平成二十九幎䞉月䞉十䞀日文郚科孊省什第二十号  この省什は平成䞉十二幎四月䞀日から斜行する。 別衚第䞀第五十䞀条関係 備考 䞀 この衚の授業時数の䞀単䜍時間は四十五分ずする。 二 特別掻動の授業時数は小孊校孊習指導芁領で定める孊玚掻動孊校絊食に係るも のを陀く。 に充おるものずする。 䞉 第五十条第二項の堎合においお特別の教科である道埳のほかに宗教を加えるずき は宗教の授業時数をも぀おこの衚の特別の教科である道埳の授業時数の䞀郚に代え るこずができる。 別衚第二及び別衚第四の堎合においおも同様ずする。  附則 区    分 第1 孊幎 第2 孊幎 第3 孊幎 第4 孊幎 第5 孊幎 第6 孊幎 各教科の 授業時数 囜 語 306 315 245 245 175 175 瀟 䌚 70 90 100 105 算 数 136 175 175 175 175 175 理 科 90 105 105 105 生 掻 102 105 音 楜 68 70 60 60 50 50 図画工䜜 68 70 60 60 50 50 å®¶ 庭 60 55 䜓 育 102 105 105 105 90 90 倖 囜 語 70 70 特別の教科である道埳の 授業時数 34 35 35 35 35 35 倖囜語掻動の授業時数 35 35 総合的な孊習の 時間の授業時数 70 70 70 70 特別掻動の授業時数 34 35 35 35 35 35 総 授 業 時 数 850 910 980 1015 1015 1015
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92 付録  各孊校においおは教育基本法及び孊校教育法その他の法什䞊びにこの章以䞋に瀺すずころに 埓い児童の人間ずしお調和のずれた育成を目指し児童の心身の発達の段階や特性及び孊校や 地域の実態を十分考慮しお適切な教育課皋を線成するものずしこれらに掲げる目暙を達成す るよう教育を行うものずする。  孊校の教育掻動を進めるに圓たっおは各孊校においお第のに瀺す䞻䜓的・察話的で 深い孊びの実珟に向けた授業改善を通しお創意工倫を生かした特色ある教育掻動を展開する䞭 で次の⑎から⑶たでに掲げる事項の実珟を図り児童に生きる力を育むこずを目指すものずす る。 ⑎ 基瀎的・基本的な知識及び技胜を確実に習埗させこれらを掻甚しお課題を解決するために 必芁な思考力刀断力衚珟力等を育むずずもに䞻䜓的に孊習に取り組む態床を逊い個性 を生かし倚様な人々ずの協働を促す教育の充実に努めるこず。その際児童の発達の段階を考 慮しお児童の蚀語掻動など孊習の基盀を぀くる掻動を充実するずずもに家庭ずの連携を 図りながら児童の孊習習慣が確立するよう配慮するこず。 ⑵ 道埳教育や䜓隓掻動倚様な衚珟や鑑賞の掻動等を通しお豊かな心や創造性の涵 かん 逊を目指 した教育の充実に努めるこず。  孊校における道埳教育は特別の教科である道埳以䞋「道埳科」ずいう。 を芁ずしお孊 校の教育掻動党䜓を通じお行うものであり道埳科はもずより各教科倖囜語掻動総合的 な孊習の時間及び特別掻動のそれぞれの特質に応じお児童の発達の段階を考慮しお適切な 指導を行うこず。  道埳教育は教育基本法及び孊校教育法に定められた教育の根本粟神に基づき自己の生き 方を考え䞻䜓的な刀断の䞋に行動し自立した人間ずしお他者ず共によりよく生きるための 基盀ずなる道埳性を逊うこずを目暙ずするこず。  道埳教育を進めるに圓たっおは人間尊重の粟神ず生呜に察する畏敬の念を家庭孊校そ の他瀟䌚における具䜓的な生掻の䞭に生かし豊かな心をもち䌝統ず文化を尊重しそれら を育んできた我が囜ず郷土を愛し個性豊かな文化の創造を図るずずもに平和で民䞻的な囜 家及び瀟䌚の圢成者ずしお公共の粟神を尊び瀟䌚及び囜家の発展に努め他囜を尊重し 囜際瀟䌚の平和ず発展や環境の保党に貢献し未来を拓 ひら く䞻䜓性のある日本人の育成に資するこ ずずなるよう特に留意するこず。 ⑶ 孊校における䜓育・健康に関する指導を児童の発達の段階を考慮しお孊校の教育掻動党 䜓を通じお適切に行うこずにより健康で安党な生掻ず豊かなスポヌツラむフの実珟を目指し た教育の充実に努めるこず。特に孊校における食育の掚進䞊びに䜓力の向䞊に関する指導 安党に関する指導及び心身の健康の保持増進に関する指導に぀いおは䜓育科家庭科及び特 別掻動の時間はもずより各教科道埳科倖囜語掻動及び総合的な孊習の時間などにおいお もそれぞれの特質に応じお適切に行うよう努めるこず。たたそれらの指導を通しお家庭や 地域瀟䌚ずの連携を図りながら日垞生掻においお適切な䜓育・健康に関する掻動の実践を促 し生涯を通じお健康・安党で掻力ある生掻を送るための基瀎が培われるよう配慮するこず。  の⑎から⑶たでに掲げる事項の実珟を図り豊かな創造性を備え持続可胜な瀟䌚の創り手ず なるこずが期埅される児童に生きる力を育むこずを目指すに圓たっおは孊校教育党䜓䞊びに 各教科道埳科倖囜語掻動総合的な孊習の時間及び特別掻動以䞋「各教科等」ずいう。た 第1 小孊校教育の基本ず教育課皋の圹割 小孊校孊習指導芁領 第章 総則
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93 付録 だし第のの⑵のア及びりにおいお特別掻動に぀いおは孊玚掻動孊校絊食に係るものを 陀く。 に限る。 の指導を通しおどのような資質・胜力の育成を目指すのかを明確にしながら 教育掻動の充実を図るものずする。その際児童の発達の段階や特性等を螏たえ぀぀次に掲げ るこずが偏りなく実珟できるようにするものずする。 ⑎ 知識及び技胜が習埗されるようにするこず。 ⑵ 思考力刀断力衚珟力等を育成するこず。 ⑶ 孊びに向かう力人間性等を涵 かん 逊するこず。  各孊校においおは児童や孊校地域の実態を適切に把握し教育の目的や目暙の実珟に必芁 な教育の内容等を教科等暪断的な芖点で組み立おおいくこず教育課皋の実斜状況を評䟡しおそ の改善を図っおいくこず教育課皋の実斜に必芁な人的又は物的な䜓制を確保するずずもにその 改善を図っおいくこずなどを通しお教育課皋に基づき組織的か぀蚈画的に各孊校の教育掻動の 質の向䞊を図っおいくこず以䞋「カリキュラム・マネゞメント」ずいう。 に努めるものずする。  各孊校の教育目暙ず教育課皋の線成  教育課皋の線成に圓たっおは孊校教育党䜓や各教科等における指導を通しお育成を目指す資 質・胜力を螏たえ぀぀各孊校の教育目暙を明確にするずずもに教育課皋の線成に぀いおの基 本的な方針が家庭や地域ずも共有されるよう努めるものずする。その際第章総合的な孊習の 時間の第のに基づき定められる目暙ずの関連を図るものずする。  教科等暪断的な芖点に立った資質・胜力の育成 ⑎ 各孊校においおは児童の発達の段階を考慮し蚀語胜力情報掻甚胜力情報モラルを 含む。  問題発芋・解決胜力等の孊習の基盀ずなる資質・胜力を育成しおいくこずができるよ う各教科等の特質を生かし教科等暪断的な芖点から教育課皋の線成を図るものずする。 ⑵ 各孊校においおは児童や孊校地域の実態及び児童の発達の段階を考慮し豊かな人生の 実珟や灜害等を乗り越えお次代の瀟䌚を圢成するこずに向けた珟代的な諞課題に察応しお求め られる資質・胜力を教科等暪断的な芖点で育成しおいくこずができるよう各孊校の特色を 生かした教育課皋の線成を図るものずする。  教育課皋の線成における共通的事項 ⑎ 内容等の取扱い ア 第章以䞋に瀺す各教科道埳科倖囜語掻動及び特別掻動の内容に関する事項は特に 瀺す堎合を陀きいずれの孊校においおも取り扱わなければならない。 む 孊校においお特に必芁がある堎合には第章以䞋に瀺しおいない内容を加えお指導する こずができる。たた第章以䞋に瀺す内容の取扱いのうち内容の範囲や皋床等を瀺す事項 は党おの児童に察しお指導するものずする内容の範囲や皋床等を瀺したものであり孊校 においお特に必芁がある堎合にはこの事項にかかわらず加えお指導するこずができる。た だしこれらの堎合には第章以䞋に瀺す各教科道埳科倖囜語掻動及び特別掻動の目 暙や内容の趣旚を逞脱したり児童の負担過重ずなったりするこずのないようにしなければ ならない。 り 第章以䞋に瀺す各教科道埳科倖囜語掻動及び特別掻動の内容に掲げる事項の順序 は特に瀺す堎合を陀き指導の順序を瀺すものではないので孊校においおはその取扱 いに぀いお適切な工倫を加えるものずする。 ゚ 孊幎の内容を孊幎たずめお瀺した教科及び倖囜語掻動の内容は孊幎間かけお指導す 第2 教育課皋の線成
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94 付録 る事項を瀺したものである。各孊校においおはこれらの事項を児童や孊校地域の実態に 応じ孊幎間を芋通しお蚈画的に指導するこずずし特に瀺す堎合を陀きいずれかの孊 幎に分けお又はいずれの孊幎においおも指導するものずする。 オ 孊校においお以䞊の孊幎の児童で線制する孊玚に぀いお特に必芁がある堎合には各教 科及び道埳科の目暙の達成に支障のない範囲内で各教科及び道埳科の目暙及び内容に぀い お孊幎別の順序によらないこずができる。 カ 道埳科を芁ずしお孊校の教育掻動党䜓を通じお行う道埳教育の内容は第章特別の教科 道埳の第に瀺す内容ずしその実斜に圓たっおは第に瀺す道埳教育に関する配慮事項 を螏たえるものずする。 ⑵ 授業時数等の取扱い ア 各教科等の授業は幎間35 週第孊幎に぀いおは34 週以䞊にわたっお行うよう蚈画 し週圓たりの授業時数が児童の負担過重にならないようにするものずする。ただし各教 科等や孊習掻動の特質に応じ効果的な堎合には倏季冬季孊幎末等の䌑業日の期間に授 業日を蚭定する堎合を含めこれらの授業を特定の期間に行うこずができる。 む 特別掻動の授業のうち児童䌚掻動クラブ掻動及び孊校行事に぀いおはそれらの内容 に応じ幎間孊期ごず月ごずなどに適切な授業時数を充おるものずする。 り 各孊校の時間割に぀いおは次の事項を螏たえ適切に線成するものずする。 ア  各教科等のそれぞれの授業の単䜍時間は各孊校においお各教科等の幎間授業時数 を確保し぀぀児童の発達の段階及び各教科等や孊習掻動の特質を考慮しお適切に定める こず。 む  各教科等の特質に応じ10 分から15 分皋床の短い時間を掻甚しお特定の教科等の指導 を行う堎合においお教垫が単元や題材など内容や時間のたずたりを芋通した䞭でそ の指導内容の決定や指導の成果の把握ず掻甚等を責任をもっお行う䜓制が敎備されおいる ずきはその時間を圓該教科等の幎間授業時数に含めるこずができるこず。 り  絊食䌑憩などの時間に぀いおは各孊校においお工倫を加え適切に定めるこず。 ゚  各孊校においお児童や孊校地域の実態各教科等や孊習掻動の特質等に応じお創 意工倫を生かした時間割を匟力的に線成できるこず。 ゚ 総合的な孊習の時間における孊習掻動により特別掻動の孊校行事に掲げる各行事の実斜 ず同様の成果が期埅できる堎合においおは総合的な孊習の時間における孊習掻動をもっお 盞圓する特別掻動の孊校行事に掲げる各行事の実斜に替えるこずができる。 ⑶ 指導蚈画の䜜成等に圓たっおの配慮事項  各孊校においおは次の事項に配慮しながら孊校の創意工倫を生かし党䜓ずしお調和 のずれた具䜓的な指導蚈画を䜜成するものずする。 ア 各教科等の指導内容に぀いおは⑎のアを螏たえ぀぀単元や題材など内容や時間のたず たりを芋通しながらそのたずめ方や重点の眮き方に適切な工倫を加え第のに瀺す䞻 䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を通しお資質・胜力を育む効果的な指導が できるようにするこず。 む 各教科等及び各孊幎盞互間の関連を図り系統的発展的な指導ができるようにするこ ず。 り 孊幎の内容を孊幎たずめお瀺した教科及び倖囜語掻動に぀いおは圓該孊幎間を芋通し お児童や孊校地域の実態に応じ児童の発達の段階を考慮し぀぀効果的段階的に指 導するようにするこず。 ゚ 児童の実態等を考慮し指導の効果を高めるため児童の発達の段階や指導内容の関連性
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95 付録 等を螏たえ぀぀合科的・関連的な指導を進めるこず。  孊校段階等間の接続  教育課皋の線成に圓たっおは 次の事項に配慮しながら 孊校段階等間の接続を図るものずする。 ⑎ 幌児期の終わりたでに育っおほしい姿を螏たえた指導を工倫するこずにより幌皚園教育芁 領等に基づく幌児期の教育を通しお育たれた資質・胜力を螏たえお教育掻動を実斜し児童が 䞻䜓的に自己を発揮しながら孊びに向かうこずが可胜ずなるようにするこず。  たた䜎孊幎における教育党䜓においお䟋えば生掻科においお育成する自立し生掻を豊か にしおいくための資質・胜力が他教科等の孊習においおも生かされるようにするなど教科 等間の関連を積極的に図り幌児期の教育及び䞭孊幎以降の教育ずの円滑な接続が図られるよ う工倫するこず。特に小孊校入孊圓初においおは幌児期においお自発的な掻動ずしおの遊 びを通しお育たれおきたこずが各教科等における孊習に円滑に接続されるよう生掻科を䞭 心に合科的・関連的な指導や匟力的な時間割の蚭定など指導の工倫や指導蚈画の䜜成を行 うこず。 ⑵ 䞭孊校孊習指導芁領及び高等孊校孊習指導芁領を螏たえ䞭孊校教育及びその埌の教育ずの 円滑な接続が図られるよう工倫するこず。特に矩務教育孊校䞭孊校連携型小孊校及び䞭孊 校䜵蚭型小孊校においおは矩務教育幎間を芋通した蚈画的か぀継続的な教育課皋を線成す るこず。  䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善  各教科等の指導に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 ⑎ 第のの⑎から⑶たでに瀺すこずが偏りなく実珟されるよう単元や題材など内容や時間 のたずたりを芋通しながら児童の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を行う こず。  特に各教科等においお身に付けた知識及び技胜を掻甚したり思考力刀断力衚珟力等 や孊びに向かう力人間性等を発揮させたりしお孊習の察象ずなる物事を捉え思考するこず により各教科等の特質に応じた物事を捉える芖点や考え方以䞋「芋方・考え方」ずいう。  が鍛えられおいくこずに留意し児童が各教科等の特質に応じた芋方・考え方を働かせなが ら知識を盞互に関連付けおより深く理解したり情報を粟査しお考えを圢成したり問題を 芋いだしお解決策を考えたり思いや考えを基に創造したりするこずに向かう過皋を重芖した 孊習の充実を図るこず。 ⑵ 第のの⑎に瀺す蚀語胜力の育成を図るため各孊校においお必芁な蚀語環境を敎えるず ずもに囜語科を芁ずし぀぀各教科等の特質に応じお児童の蚀語掻動を充実するこず。あわ せお⑺に瀺すずおり読曞掻動を充実するこず。 ⑶ 第のの⑎に瀺す情報掻甚胜力の育成を図るため各孊校においおコンピュヌタや情報 通信ネットワヌクなどの情報手段を掻甚するために必芁な環境を敎えこれらを適切に掻甚し た孊習掻動の充実を図るこず。たた各皮の統蚈資料や新聞芖聎芚教材や教育機噚などの教 材・教具の適切な掻甚を図るこず。   あわせお各教科等の特質に応じお次の孊習掻動を蚈画的に実斜するこず。 ア 児童がコンピュヌタで文字を入力するなどの孊習の基盀ずしお必芁ずなる情報手段の基本 的な操䜜を習埗するための孊習掻動 む 児童がプログラミングを䜓隓しながらコンピュヌタに意図した凊理を行わせるために必 第3 教育課皋の実斜ず孊習評䟡
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96 付録 芁な論理的思考力を身に付けるための孊習掻動 ⑷ 児童が孊習の芋通しを立おたり孊習したこずを振り返ったりする掻動を蚈画的に取り入 れるように工倫するこず。 ⑞ 児童が生呜の有限性や自然の倧切さ䞻䜓的に挑戊しおみるこずや倚様な他者ず協働する こずの重芁性などを実感しながら理解するこずができるよう各教科等の特質に応じた䜓隓 掻動を重芖し家庭や地域瀟䌚ず連携し぀぀䜓系的・継続的に実斜できるよう工倫するこず。 ⑹ 児童が自ら孊習課題や孊習掻動を遞択する機䌚を蚭けるなど児童の興味・関心を生かし た自䞻的自発的な孊習が促されるよう工倫するこず。 ⑺ 孊校図曞通を蚈画的に利甚しその機胜の掻甚を図り児童の䞻䜓的・察話的で深い孊びの 実珟に向けた授業改善に生かすずずもに児童の自䞻的自発的な孊習掻動や読曞掻動を充 実するこず。たた地域の図曞通や博物通矎術通劇堎音楜堂等の斜蚭の掻甚を積極的 に図り資料を掻甚した情報の収集や鑑賞等の孊習掻動を充実するこず。  孊習評䟡の充実  孊習評䟡の実斜に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 ⑎ 児童のよい点や進歩の状況などを積極的に評䟡し孊習したこずの意矩や䟡倀を実感できる ようにするこず。たた各教科等の目暙の実珟に向けた孊習状況を把握する芳点から単元や 題材など内容や時間のたずたりを芋通しながら評䟡の堎面や方法を工倫しお孊習の過皋や成 果を評䟡し指導の改善や孊習意欲の向䞊を図り資質 ・ 胜力の育成に生かすようにするこず。 ⑵ 創意工倫の䞭で孊習評䟡の劥圓性や信頌性が高められるよう組織的か぀蚈画的な取組を掚 進するずずもに孊幎や孊校段階を越えお児童の孊習の成果が円滑に接続されるように工倫す るこず。  児童の発達を支える指導の充実  教育課皋の線成及び実斜に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 ⑎ 孊習や生掻の基盀ずしお教垫ず児童ずの信頌関係及び児童盞互のよりよい人間関係を育お るため日頃から孊玚経営の充実を図るこず。たた䞻に集団の堎面で必芁な指導や揎助を行 うガむダンスず個々の児童の倚様な実態を螏たえ䞀人䞀人が抱える課題に個別に察応した 指導を行うカりンセリングの双方により児童の発達を支揎するこず。  あわせお小孊校の䜎孊幎䞭孊幎高孊幎の孊幎の時期の特長を生かした指導の工倫を行 うこず。 ⑵ 児童が自己の存圚感を実感しながらよりよい人間関係を圢成し有意矩で充実した孊校 生掻を送る䞭で珟圚及び将来における自己実珟を図っおいくこずができるよう児童理解を 深め孊習指導ず関連付けながら生埒指導の充実を図るこず。 ⑶ 児童が孊ぶこずず自己の将来ずの぀ながりを芋通しながら瀟䌚的・職業的自立に向けお 必芁な基盀ずなる資質・胜力を身に付けおいくこずができるよう特別掻動を芁ずし぀぀各教 科等の特質に応じおキャリア教育の充実を図るこず。 ⑷ 児童が基瀎的・基本的な知識及び技胜の習埗も含め孊習内容を確実に身に付けるこずが できるよう児童や孊校の実態に応じ個別孊習やグルヌプ別孊習繰り返し孊習孊習内容 の習熟の皋床に応じた孊習児童の興味・関心等に応じた課題孊習補充的な孊習や発展的な 孊習などの孊習掻動を取り入れるこずや教垫間の協力による指導䜓制を確保するこずなど 指導方法や指導䜓制の工倫改善により個に応じた指導の充実を図るこず。その際第の 第4 児童の発達の支揎
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97 付録 の⑶に瀺す情報手段や教材・教具の掻甚を図るこず。  特別な配慮を必芁ずする児童ぞの指導 ⑎ 障害のある児童などぞの指導 ア 障害のある児童などに぀いおは特別支揎孊校等の助蚀又は揎助を掻甚し぀぀個々の 児童の障害の状態等に応じた指導内容や指導方法の工倫を組織的か぀蚈画的に行うものずす る。 む 特別支揎孊玚においお実斜する特別の教育課皋に぀いおは次のずおり線成するものずす る。 ア  障害による孊習䞊又は生掻䞊の困難を克服し自立を図るため特別支揎孊校小孊郚・䞭 孊郚孊習指導芁領第章に瀺す自立掻動を取り入れるこず。 む  児童の障害の皋床や孊玚の実態等を考慮の䞊各教科の目暙や内容を䞋孊幎の教科の目 暙や内容に替えたり各教科を知的障害者である児童に察する教育を行う特別支揎孊校 の各教科に替えたりするなどしお実態に応じた教育課皋を線成するこず。 り 障害のある児童に察しお通玚による指導を行い特別の教育課皋を線成する堎合には 特別支揎孊校小孊郚・䞭孊郚孊習指導芁領第章に瀺す自立掻動の内容を参考ずし具䜓 的な目暙や内容を定め指導を行うものずする。その際効果的な指導が行われるよう 各教科等ず通玚による指導ずの関連を図るなど教垫間の連携に努めるものずする。 ゚ 障害のある児童などに぀いおは家庭地域及び医療や犏祉保健劎働等の業務を行 う関係機関ずの連携を図り長期的な芖点で児童ぞの教育的支揎を行うために個別の教 育支揎蚈画を䜜成し掻甚するこずに努めるずずもに各教科等の指導に圓たっお個々の 児童の実態を的確に把握し個別の指導蚈画を䜜成し掻甚するこずに努めるものずする。 特に特別支揎孊玚に圚籍する児童や通玚による指導を受ける児童に぀いおは個々の児 童の実態を的確に把握し個別の教育支揎蚈画や個別の指導蚈画を䜜成し効果的に掻甚 するものずする。 ⑵ 海倖から垰囜した児童などの孊校生掻ぞの適応や日本語の習埗に困難のある児童に察する 日本語指導 ア 海倖から垰囜した児童などに぀いおは孊校生掻ぞの適応を図るずずもに倖囜における 生掻経隓を生かすなどの適切な指導を行うものずする。 む 日本語の習埗に困難のある児童に぀いおは個々の児童の実態に応じた指導内容や指導方 法の工倫を組織的か぀蚈画的に行うものずする。特に通玚による日本語指導に぀いおは 教垫間の連携に努め指導に぀いおの蚈画を個別に䜜成するこずなどにより効果的な指導 に努めるものずする。 ⑶ 䞍登校児童ぞの配慮 ア 䞍登校児童に぀いおは保護者や関係機関ず連携を図り心理や犏祉の専門家の助蚀又は 揎助を埗ながら瀟䌚的自立を目指す芳点から個々の児童の実態に応じた情報の提䟛その 他の必芁な支揎を行うものずする。 む 盞圓の期間小孊校を欠垭し匕き続き欠垭するず認められる児童を察象ずしお文郚科孊倧 臣が認める特別の教育課皋を線成する堎合には児童の実態に配慮した教育課皋を線成する ずずもに個別孊習やグルヌプ別孊習など指導方法や指導䜓制の工倫改善に努めるものずする。
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98 付録  教育課皋の改善ず孊校評䟡等 ア 各孊校においおは校長の方針の䞋に校務分掌に基づき教職員が適切に圹割を分担し぀ ぀盞互に連携しながら各孊校の特色を生かしたカリキュラム・マネゞメントを行うよう 努めるものずする。たた各孊校が行う孊校評䟡に぀いおは教育課皋の線成実斜改善 が教育掻動や孊校運営の䞭栞ずなるこずを螏たえカリキュラム・マネゞメントず関連付け ながら実斜するよう留意するものずする。 む 教育課皋の線成及び実斜に圓たっおは孊校保健蚈画孊校安党蚈画食に関する指導の 党䜓蚈画いじめの防止等のための察策に関する基本的な方針など各分野における孊校の 党䜓蚈画等ず関連付けながら効果的な指導が行われるように留意するものずする。  家庭や地域瀟䌚ずの連携及び協働ず孊校間の連携  教育課皋の線成及び実斜に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 ア 孊校がその目的を達成するため孊校や地域の実態等に応じ教育掻動の実斜に必芁な人 的又は物的な䜓制を家庭や地域の人々の協力を埗ながら敎えるなど家庭や地域瀟䌚ずの連 携及び協働を深めるこず。たた高霢者や異幎霢の子䟛など地域における䞖代を越えた亀 流の機䌚を蚭けるこず。 む 他の小孊校や幌皚園認定こども園保育所䞭孊校高等孊校特別支揎孊校などず の間の連携や亀流を図るずずもに障害のある幌児児童生埒ずの亀流及び共同孊習の機䌚を 蚭け共に尊重し合いながら協働しお生掻しおいく態床を育むようにするこず。  道埳教育を進めるに圓たっおは道埳教育の特質を螏たえ前項たでに瀺す事項に加え次の 事項に配慮するものずする。  各孊校においおは第のの⑵に瀺す道埳教育の目暙を螏たえ道埳教育の党䜓蚈画を䜜 成し校長の方針の䞋に道埳教育の掚進を䞻に担圓する教垫以䞋「道埳教育掚進教垫」ずい う。 を䞭心に党教垫が協力しお道埳教育を展開するこず。なお道埳教育の党䜓蚈画の䜜成 に圓たっおは児童や孊校地域の実態を考慮しお孊校の道埳教育の重点目暙を蚭定するずず もに道埳科の指導方針第章特別の教科道埳の第に瀺す内容ずの関連を螏たえた各教科 倖囜語掻動総合的な孊習の時間及び特別掻動における指導の内容及び時期䞊びに家庭や地域瀟 䌚ずの連携の方法を瀺すこず。  各孊校においおは児童の発達の段階や特性等を螏たえ指導内容の重点化を図るこず。その 際各孊幎を通じお自立心や自埋性生呜を尊重する心や他者を思いやる心を育おるこずに留 意するこず。たた各孊幎段階においおは次の事項に留意するこず。 ⑎ 第孊幎及び第孊幎においおは挚拶などの基本的な生掻習慣を身に付けるこず善悪を 刀断ししおはならないこずをしないこず瀟䌚生掻䞊のきたりを守るこず。 ⑵ 第孊幎及び第孊幎においおは善悪を刀断し正しいず刀断したこずを行うこず身近 な人々ず協力し助け合うこず集団や瀟䌚のきたりを守るこず。 ⑶ 第孊幎及び第孊幎においおは盞手の考え方や立堎を理解しお支え合うこず法やきた りの意矩を理解しお進んで守るこず集団生掻の充実に努めるこず䌝統ず文化を尊重しそ れらを育んできた我が囜ず郷土を愛するずずもに他囜を尊重するこず。  孊校や孊玚内の人間関係や環境を敎えるずずもに集団宿泊掻動やボランティア掻動自然䜓 第5 孊校運営䞊の留意事項 第6 道埳教育に関する配慮事項
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99 付録 隓掻動地域の行事ぞの参加などの豊かな䜓隓を充実するこず。たた道埳教育の指導内容が 児童の日垞生掻に生かされるようにするこず。その際いじめの防止や安党の確保等にも資する こずずなるよう留意するこず。  孊校の道埳教育の党䜓蚈画や道埳教育に関する諞掻動などの情報を積極的に公衚したり道埳 教育の充実のために家庭や地域の人々の積極的な参加や協力を埗たりするなど家庭や地域瀟䌚 ずの共通理解を深め盞互の連携を図るこず。
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100 付録  生掻の営みに係る芋方・考え方を働かせ衣食䜏などに関する実践的・䜓隓的な掻動を通しお生 掻をよりよくしようず工倫する資質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。  ⑎ 家族や家庭衣食䜏消費や環境などに぀いお日垞生掻に必芁な基瀎的な理解を図るずずも にそれらに係る技胜を身に付けるようにする。  ⑵ 日垞生掻の䞭から問題を芋いだしお課題を蚭定し様々な解決方法を考え実践を評䟡・改善 し考えたこずを衚珟するなど課題を解決する力を逊う。  ⑶  家庭生掻を倧切にする心情を育み家族や地域の人々ずの関わりを考え家族の䞀員ずしお 生掻をよりよくしようず工倫する実践的な態床を逊う。    〔第孊幎及び第孊幎〕  内 容  家族・家庭生掻  次の⑎から⑷たでの項目に぀いお課題をもっお家族や地域の人々ず協力しよりよい家庭 生掻に向けお考え工倫する掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ⑎ 自分の成長ず家族・家庭生掻 ア 自分の成長を自芚し家庭生掻ず家族の倧切さや家庭生掻が家族の協力によっお営たれお いるこずに気付くこず。 ⑵ 家庭生掻ず仕事 ア 家庭には家庭生掻を支える仕事があり互いに協力し分担する必芁があるこずや生掻時 間の有効な䜿い方に぀いお理解するこず。 む 家庭の仕事の蚈画を考え工倫するこず。 ⑶ 家族や地域の人々ずの関わり ア 次のような知識を身に付けるこず。 ア  家族ずの觊れ合いや団らんの倧切さに぀いお理解するこず。 む  家庭生掻は地域の人々ずの関わりで成り立っおいるこずが分かり地域の人々ずの協力 が倧切であるこずを理解するこず。 む 家族や地域の人々ずのよりよい関わりに぀いお考え工倫するこず。 ⑷ 家族・家庭生掻に぀いおの課題ず実践 ア 日垞生掻の䞭から問題を芋いだしお課題を蚭定しよりよい生掻を考え蚈画を立おお実 践できるこず。  衣食䜏の生掻  次の⑎から⑹たでの項目に぀いお課題をもっお健康・快適・安党で豊かな食生掻衣生 掻䜏生掻に向けお考え工倫する掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導 する。 ⑎ 食事の圹割 ア 食事の圹割が分かり日垞の食事の倧切さず食事の仕方に぀いお理解するこず。 む 楜しく食べるために日垞の食事の仕方を考え工倫するこず。 第1 目 暙 第2 各孊幎の内容 小孊校孊習指導芁領 第章 第節 家庭
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101 付録 ⑵ 調理の基瀎 ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。 ア  調理に必芁な材料の分量や手順が分かり調理蚈画に぀いお理解するこず。 む  調理に必芁な甚具や食噚の安党で衛生的な取扱い及び加熱甚調理噚具の安党な取扱いに ぀いお理解し適切に䜿甚できるこず。 り  材料に応じた掗い方調理に適した切り方味の付け方盛り付け配膳及び埌片付け を理解し適切にできるこず。 ゚  材料に適したゆで方いため方を理解し適切にできるこず。 オ  䌝統的な日垞食である米飯及びみそ汁の調理の仕方を理解し適切にできるこず。 む おいしく食べるために調理蚈画を考え調理の仕方を工倫するこず。 ⑶ 栄逊を考えた食事 ア 次のような知識を身に付けるこず。 ア  䜓に必芁な栄逊玠の皮類ず䞻な働きに぀いお理解するこず。 む  食品の栄逊的な特城が分かり料理や食品を組み合わせおずる必芁があるこずを理解す るこず。 り  献立を構成する芁玠が分かり食分の献立䜜成の方法に぀いお理解するこず。 む 食分の献立に぀いお栄逊のバランスを考え工倫するこず。 ⑷ 衣服の着甚ず手入れ ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。 ア  衣服の䞻な働きが分かり季節や状況に応じた日垞着の快適な着方に぀いお理解するこ ず。 む  日垞着の手入れが必芁であるこずやボタンの付け方及び掗濯の仕方を理解し適切に できるこず。 む 日垞着の快適な着方や手入れの仕方を考え工倫するこず。 ⑞ 生掻を豊かにするための垃を甚いた補䜜 ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。 ア  補䜜に必芁な材料や手順が分かり補䜜蚈画に぀いお理解するこず。 む  手瞫いやミシン瞫いによる目的に応じた瞫い方及び甚具の安党な取扱いに぀いお理解 し適切にできるこず。 む 生掻を豊かにするために垃を甚いた物の補䜜蚈画を考え補䜜を工倫するこず。 ⑹ 快適な䜏たい方 ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。 ア  䜏たいの䞻な働きが分かり季節の倉化に合わせた生掻の倧切さや䜏たい方に぀いお理 解するこず。 む  䜏たいの敎理・敎頓や枅掃の仕方を理解し適切にできるこず。 む 季節の倉化に合わせた䜏たい方敎理・敎頓や枅掃の仕方を考え快適な䜏たい方を工倫 するこず。  消費生掻・環境  次の⑎及び⑵の項目に぀いお課題をもっお持続可胜な瀟䌚の構築に向けお身近な消費生掻 ず環境を考え工倫する掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ⑎  物や金銭の䜿い方ず買物 ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。 ア  買物の仕組みや消費者の圹割が分かり物や金銭の倧切さず蚈画的な䜿い方に぀いお理
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102 付録 解するこず。 む  身近な物の遞び方買い方を理解し賌入するために必芁な情報の収集・敎理が適切に できるこず。 む 賌入に必芁な情報を掻甚し身近な物の遞び方買い方を考え工倫するこず。 ⑵ 環境に配慮した生掻 ア 自分の生掻ず身近な環境ずの関わりや環境に配慮した物の䜿い方などに぀いお理解するこ ず。 む 環境に配慮した生掻に぀いお物の䜿い方などを考え工倫するこず。  内容の取扱い ⑎ 内容の「家族・家庭生掻」に぀いおは次のずおり取り扱うこず。 ア ⑎のアに぀いおはからたでの各内容の孊習ず関連を図り日垞生掻における様々な 問題に぀いお家族や地域の人々ずの協力健康・快適・安党持続可胜な瀟䌚の構築等を 芖点ずしお考え 解決に向けお工倫するこずが倧切であるこずに気付かせるようにするこず。 む ⑵のむに぀いおは内容の「衣食䜏の生掻」ず関連を図り衣食䜏に関わる仕事を具䜓 的に実践できるよう配慮するこず。 り ⑶に぀いおは幌児又は䜎孊幎の児童や高霢者など異なる䞖代の人々ずの関わりに぀いお も扱うこず。たた むに぀いおは 他教科等における孊習ずの関連を図るよう配慮するこず。 ⑵ 内容の「衣食䜏の生掻」に぀いおは次のずおり取り扱うこず。 ア 日本の䌝統的な生掻に぀いおも扱い生掻文化に気付くこずができるよう配慮するこず。 む ⑵のアの ゚ に぀いおはゆでる材料ずしお青菜やじゃがいもなどを扱うこず。 オ に぀い おは和食の基本ずなるだしの圹割に぀いおも觊れるこず。 り ⑶のアの ア に぀いおは五倧栄逊玠ず食品の䜓内での䞻な働きを䞭心に扱うこず。 り に ぀いおは献立を構成する芁玠ずしお䞻食䞻菜副菜に぀いお扱うこず。 ゚ 食に関する指導に぀いおは家庭科の特質に応じお食育の充実に資するよう配慮するこ ず。たた第孊幎たでの食に関する孊習ずの関連を図るこず。 オ ⑞に぀いおは日垞生掻で䜿甚する物を入れる袋などの補䜜を扱うこず。 カ ⑹のアの ア に぀いおは䞻ずしお暑さ・寒さ通颚・換気採光及び音を取り䞊げる こず。暑さ・寒さに぀いおは⑷のアの ア の日垞着の快適な着方ず関連を図るこず。 ⑶ 内容の「消費生掻・環境」に぀いおは次のずおり取り扱うこず。 ア ⑎に぀いおは内容の「家族・家庭生掻」の⑶ 「衣食䜏の生掻」の⑵⑞及び⑹で 扱う甚具や実習材料などの身近な物を取り䞊げるこず。 む ⑎のアの ア に぀いおは売買契玄の基瀎に぀いお觊れるこず。 り ⑵に぀いおは内容の「衣食䜏の生掻」ずの関連を図り実践的に孊習できるようにす るこず。  指導蚈画の䜜成に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 ⑎ 題材など内容や時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向けお児童 の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟を図るようにするこず。その際生掻の営みに係る芋方・ 考え方を働かせ知識を生掻䜓隓等ず関連付けおより深く理解するずずもに日垞生掻の䞭か ら問題を芋いだしお様々な解決方法を考え他者ず意芋亀流し実践を評䟡・改善しお新た 第3 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い
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103 付録 な課題を芋いだす過皋を重芖した孊習の充実を図るこず。 ⑵ 第の内容の「家族・家庭生掻」から「消費生掻・環境」たでの各項目に配圓する授業 時数及び各項目の履修孊幎に぀いおは児童や孊校地域の実態等に応じお各孊校においお適 切に定めるこず。その際 「家族・家庭生掻」の⑎のアに぀いおは第孊幎たでの孊習を 螏たえ孊幎間の孊習の芋通しをもたせるために第孊幎の最初に履修させるずずもに 「家族・家庭生掻」  「衣食䜏の生掻」  「消費生掻・環境」の孊習ず関連させるようにす るこず。 ⑶ 第の内容の「家族・家庭生掻」の⑷に぀いおは実践的な掻動を家庭や地域などで行 うこずができるよう配慮し孊幎間で䞀぀又は二぀の課題を蚭定しお履修させるこず。その 際 「家族・家庭生掻」の⑵又は⑶ 「衣食䜏の生掻」  「消費生掻・環境」で孊習した内 容ずの関連を図り課題を蚭定できるようにするこず。 ⑷ 第の内容の「衣食䜏の生掻」の⑵及び⑞に぀いおは孊習の効果を高めるため孊幎 間にわたっお取り扱い平易なものから段階的に孊習できるよう蚈画するこず。 ⑞ 題材の構成に圓たっおは児童や孊校地域の実態を的確に捉えるずずもに内容盞互の関 連を図り指導の効果を高めるようにするこず。その際他教科等ずの関連を明確にするずず もに䞭孊校の孊習を芋据え系統的に指導ができるようにするこず。 ⑹ 障害のある児童などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに応じた指導内容や指 導方法の工倫を蚈画的組織的に行うこず。 ⑺ 第章総則の第のの⑵に瀺す道埳教育の目暙に基づき道埳科などずの関連を考慮しな がら第章特別の教科道埳の第に瀺す内容に぀いお家庭科の特質に応じお適切な指導を するこず。  第の内容の取扱いに぀いおは次の事項に配慮するものずする。 ⑎ 指導に圓たっおは衣食䜏など生掻の䞭の様々な蚀葉を実感を䌎っお理解する孊習掻動や 自分の生掻における課題を解決するために蚀葉や図衚などを甚いお生掻をよりよくする方法を 考えたり説明したりするなどの孊習掻動の充実を図るこず。 ⑵ 指導に圓たっおはコンピュヌタや情報通信ネットワヌクを積極的に掻甚しお実習等にお ける情報の収集・敎理や実践結果の発衚などを行うこずができるように工倫するこず。 ⑶ 生掻の自立の基瀎を培う基瀎的・基本的な知識及び技胜を習埗するために調理や補䜜等の 手順の根拠に぀いお考えたり実践する喜びを味わったりするなどの実践的・䜓隓的な掻動を 充実するこず。 ⑷ 孊習内容の定着を図り䞀人䞀人の個性を生かし䌞ばすよう児童の特性や生掻䜓隓などを 把握し技胜の習埗状況に応じた少人数指導や教材・教具の工倫など個に応じた指導の充実に 努めるこず。 ⑞ 家庭や地域ずの連携を図り児童が身に付けた知識及び技胜などを日垞生掻に掻甚できるよ う配慮するこず。  実習の指導に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 ⑎  斜蚭・蚭備の安党管理に配慮し孊習環境を敎備するずずもに熱源や甚具機械などの 取扱いに泚意しお事故防止の指導を培底するこず。 ⑵ 服装を敎え衛生に留意しお甚具の手入れや保管を適切に行うこず。 ⑶ 調理に甚いる食品に぀いおは生の魚や肉は扱わないなど安党・衛生に留意するこず。た た食物アレルギヌに぀いおも配慮するこず。
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104 付録  生掻の営みに係る芋方・考え方や技術の芋方・考え方を働かせ生掻や技術に関する実践的・䜓隓 的な掻動を通しおよりよい生掻の実珟や持続可胜な瀟䌚の構築に向けお生掻を工倫し創造する資 質・胜力を次のずおり育成するこずを目指す。 ⑎ 生掻ず技術に぀いおの基瀎的な理解を図るずずもにそれらに係る技胜を身に付けるようにす る。 ⑵ 生掻や瀟䌚の䞭から問題を芋いだしお課題を蚭定し解決策を構想し実践を評䟡・改善し 衚珟するなど課題を解決する力を逊う。 ⑶ よりよい生掻の実珟や持続可胜な瀟䌚の構築に向けお生掻を工倫し創造しようずする実践的 な態床を逊う。    〔技術分野〕  目 暙  技術の芋方・考え方を働かせものづくりなどの技術に関する実践的・䜓隓的な掻動を通し お技術によっおよりよい生掻や持続可胜な瀟䌚を構築する資質・胜力を次のずおり育成するこ ずを目指す。 ⑎ 生掻や瀟䌚で利甚されおいる材料加工生物育成゚ネルギヌ倉換及び情報の技術に぀い おの基瀎的な理解を図るずずもにそれらに係る技胜を身に付け技術ず生掻や瀟䌚環境ず の関わりに぀いお理解を深める。 ⑵ 生掻や瀟䌚の䞭から技術に関わる問題を芋いだしお課題を蚭定し解決策を構想し補䜜 図等に衚珟し詊䜜等を通じお具䜓化し実践を評䟡・改善するなど課題を解決する力を逊 う。 ⑶ よりよい生掻の実珟や持続可胜な瀟䌚の構築に向けお適切か぀誠実に技術を工倫し創造し ようずする実践的な態床を逊う。  内 容  材料ず加工の技術 ⑎ 生掻や瀟䌚を支える材料ず加工の技術に぀いお調べる掻動などを通しお次の事項を身に付 けるこずができるよう指導する。 ア 材料や加工の特性等の原理・法則ず材料の補造・加工方法等の基瀎的な技術の仕組みに ぀いお理解するこず。 む 技術に蟌められた問題解決の工倫に぀いお考えるこず。 ⑵ 生掻や瀟䌚における問題を材料ず加工の技術によっお解決する掻動を通しお次の事項を 身に付けるこずができるよう指導する。 ア 補䜜に必芁な図をかき安党・適切な補䜜や怜査・点怜等ができるこず。 む 問題を芋いだしお課題を蚭定し材料の遞択や成圢の方法等を構想しお蚭蚈を具䜓化する ずずもに補䜜の過皋や結果の評䟡改善及び修正に぀いお考えるこず。 第1 目 暙 第2 各分野の目暙及び内容 䞭孊校孊習指導芁領 第章 第節 技術・家庭
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105 付録 ⑶ これからの瀟䌚の発展ず材料ず加工の技術の圚り方を考える掻動などを通しお次の事項を 身に付けるこずができるよう指導する。 ア 生掻や瀟䌚環境ずの関わりを螏たえお技術の抂念を理解するこず。 む 技術を評䟡し適切な遞択ず管理・運甚の圚り方や新たな発想に基づく改良ず応甚に぀ いお考えるこず。  生物育成の技術 ⑎ 生掻や瀟䌚を支える生物育成の技術に぀いお調べる掻動などを通しお次の事項を身に付け るこずができるよう指導する。 ア 育成する生物の成長生態の特性等の原理・法則ず育成環境の調節方法等の基瀎的な技 術の仕組みに぀いお理解するこず。 む 技術に蟌められた問題解決の工倫に぀いお考えるこず。 ⑵ 生掻や瀟䌚における問題を生物育成の技術によっお解決する掻動を通しお次の事項を身 に付けるこずができるよう指導する。 ア 安党・適切な栜培又は飌育怜査等ができるこず。 む 問題を芋いだしお課題を蚭定し育成環境の調節方法を構想しお育成蚈画を立おるずずも に栜培又は飌育の過皋や結果の評䟡改善及び修正に぀いお考えるこず。 ⑶ これからの瀟䌚の発展ず生物育成の技術の圚り方を考える掻動などを通しお次の事項を身 に付けるこずができるよう指導する。 ア 生掻や瀟䌚環境ずの関わりを螏たえお技術の抂念を理解するこず。 む 技術を評䟡し適切な遞択ず管理・運甚の圚り方や新たな発想に基づく改良ず応甚に぀ いお考えるこず。  ゚ネルギヌ倉換の技術 ⑎ 生掻や瀟䌚を支える゚ネルギヌ倉換の技術に぀いお調べる掻動などを通しお次の事項を身 に付けるこずができるよう指導する。 ア 電気運動熱の特性等の原理・法則ず゚ネルギヌの倉換や䌝達等に関わる基瀎的な技 術の仕組み及び保守点怜の必芁性に぀いお理解するこず。 む 技術に蟌められた問題解決の工倫に぀いお考えるこず。 ⑵ 生掻や瀟䌚における問題を゚ネルギヌ倉換の技術によっお解決する掻動を通しお次の事 項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 安党・適切な補䜜実装点怜及び調敎等ができるこず。 む 問題を芋いだしお課題を蚭定し電気回路又は力孊的な機構等を構想しお蚭蚈を具䜓化す るずずもに補䜜の過皋や結果の評䟡改善及び修正に぀いお考えるこず。 ⑶ これからの瀟䌚の発展ず゚ネルギヌ倉換の技術の圚り方を考える掻動などを通しお次の事 項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 生掻や瀟䌚環境ずの関わりを螏たえお技術の抂念を理解するこず。 む 技術を評䟡し適切な遞択ず管理・運甚の圚り方や新たな発想に基づく改良ず応甚に぀ いお考えるこず。  情報の技術 ⑎  生掻や瀟䌚を支える情報の技術に぀いお調べる掻動などを通しお次の事項を身に付ける こずができるよう指導する。 ア 情報の衚珟蚘録蚈算通信の特性等の原理・法則ず情報のデゞタル化や凊理の自動 化システム化情報セキュリティ等に関わる基瀎的な技術の仕組み及び情報モラルの必芁 性に぀いお理解するこず。
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106 付録 む 技術に蟌められた問題解決の工倫に぀いお考えるこず。 ⑵ 生掻や瀟䌚における問題をネットワヌクを利甚した双方向性のあるコンテンツのプログラ ミングによっお解決する掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 情報通信ネットワヌクの構成ず情報を利甚するための基本的な仕組みを理解し安党・ 適切なプログラムの制䜜動䜜の確認及びデバッグ等ができるこず。 む 問題を芋いだしお課題を蚭定し䜿甚するメディアを耇合する方法ずその効果的な利甚方 法等を構想しお情報凊理の手順を具䜓化するずずもに制䜜の過皋や結果の評䟡改善及び 修正に぀いお考えるこず。 ⑶ 生掻や瀟䌚における問題を蚈枬・制埡のプログラミングによっお解決する掻動を通しお 次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ア 蚈枬・制埡システムの仕組みを理解し安党・適切なプログラムの制䜜動䜜の確認及び デバッグ等ができるこず。 む 問題を芋いだしお課題を蚭定し入出力されるデヌタの流れを元に蚈枬・制埡システムを 構想しお情報凊理の手順を具䜓化するずずもに制䜜の過皋や結果の評䟡改善及び修正に ぀いお考えるこず。 ⑷ これからの瀟䌚の発展ず情報の技術の圚り方を考える掻動などを通しお次の事項を身に付 けるこずができるよう指導する。 ア 生掻や瀟䌚環境ずの関わりを螏たえお技術の抂念を理解するこず。 む 技術を評䟡し適切な遞択ず管理・運甚の圚り方や新たな発想に基づく改良ず応甚に぀ いお考えるこず。  内容の取扱い ⑎ 内容の「材料ず加工の技術」に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア ⑎に぀いおは我が囜の䌝統的な技術に぀いおも扱い緻密なものづくりの技などが我が 囜の䌝統や文化を支えおきたこずに気付かせるこず。 む ⑵の補䜜に必芁な図に぀いおは䞻ずしお等角図及び第䞉角法による図法を扱うこず。 ⑵ 内容の「生物育成の技術」に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア ⑎に぀いおは䜜物の栜培動物の飌育及び氎産生物の栜培のいずれも扱うこず。 む ⑵に぀いおは地域固有の生態系に圱響を及がすこずのないよう留意するずずもに薬 品を䜿甚する堎合には䜿甚䞊の基準及び泚意事項を遵守させるこず。 ⑶ 内容の「゚ネルギヌ倉換の技術」の⑎に぀いおは電気機噚や屋内配線等の生掻の䞭で䜿 甚する補品やシステムの安党な䜿甚に぀いおも扱うものずする。 ⑷ 内容の「情報の技術」に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア ⑎に぀いおは情報のデゞタル化の方法ず情報の量著䜜暩を含めた知的財産暩発信 した情報に察する責任及び瀟䌚におけるサむバヌセキュリティが重芁であるこずに぀い おも扱うこず。 む ⑵に぀いおはコンテンツに甚いる各皮メディアの基本的な特城や個人情報の保護の 必芁性に぀いおも扱うこず。 ⑞ 各内容における⑎に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア アで取り䞊げる原理や法則に関しおは関係する教科ずの連携を図るこず。 む むでは瀟䌚からの芁求安党性環境負荷や経枈性などに着目し技術が最適化され おきたこずに気付かせるこず。 り 第孊幎の最初に扱う内容では幎間の技術分野の孊習の芋通しを立おさせるために
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107 付録 内容の「材料ず加工の技術」から「情報の技術」たでに瀺す技術に぀いお觊れるこず。 ⑹ 各内容における⑵及び内容の「情報の技術」の⑶に぀いおは次のずおり取り扱うものず する。 ア むでは各内容の⑎のむで気付かせた芋方・考え方により問題を芋いだしお課題を蚭定 し自分なりの解決策を構想させるこず。 む 知的財産を創造保護及び掻甚しようずする態床技術に関わる倫理芳䞊びに他者ず 協働しお粘り匷く物事を前に進める態床を逊うこずを目指すこず。 り 第孊幎で取り䞊げる内容ではこれたでの孊習を螏たえた統合的な問題に぀いお扱う こず。 ゚ 補䜜・制䜜・育成堎面で䜿甚する工具・機噚や材料等に぀いおは図画工䜜科等の孊習 経隓を螏たえるずずもに安党や健康に十分に配慮しお遞択するこず。 ⑺ 内容の「材料ず加工の技術」  「生物育成の技術」  「゚ネルギヌ倉換の技術」の⑶及び 内容の「情報の技術」の⑷に぀いおは技術が生掻の向䞊や産業の継承ず発展資源や゚ネ ルギヌの有効利甚自然環境の保党等に貢献しおいるこずに぀いおも扱うものずする。    〔家庭分野〕  目 暙  生掻の営みに係る芋方・考え方を働かせ衣食䜏などに関する実践的・䜓隓的な掻動を通し およりよい生掻の実珟に向けお生掻を工倫し創造する資質・胜力を次のずおり育成するこず を目指す。 ⑎ 家族・家庭の機胜に぀いお理解を深め家族・家庭衣食䜏消費や環境などに぀いお生 掻の自立に必芁な基瀎的な理解を図るずずもにそれらに係る技胜を身に付けるようにする。 ⑵ 家族・家庭や地域における生掻の䞭から問題を芋いだしお課題を蚭定し解決策を構想し 実践を評䟡・改善し考察したこずを論理的に衚珟するなどこれからの生掻を展望しお課題 を解決する力を逊う。 ⑶ 自分ず家族家庭生掻ず地域ずの関わりを考え家族や地域の人々ず協働しよりよい生掻 の実珟に向けお生掻を工倫し創造しようずする実践的な態床を逊う。  内 容  家族・家庭生掻  次の⑎から⑷たでの項目に぀いお課題をもっお家族や地域の人々ず協力・協働しよりよ い家庭生掻に向けお考え工倫する掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導 する。 ⑎ 自分の成長ず家族・家庭生掻 ア 自分の成長ず家族や家庭生掻ずの関わりが分かり家族・家庭の基本的な機胜に぀いお理 解するずずもに家族や地域の人々ず協力・協働しお家庭生掻を営む必芁があるこずに気付 くこず。 ⑵ 幌児の生掻ず家族 ア 次のような知識を身に付けるこず。 ア  幌児の発達ず生掻の特城が分かり子䟛が育぀環境ずしおの家族の圹割に぀いお理解す るこず。 む  幌児にずっおの遊びの意矩や幌児ずの関わり方に぀いお理解するこず。 む 幌児ずのよりよい関わり方に぀いお考え工倫するこず。
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108 付録 ⑶ 家族・家庭や地域ずの関わり ア 次のような知識を身に付けるこず。 ア  家族の互いの立堎や圹割が分かり協力するこずによっお家族関係をよりよくできるこ ずに぀いお理解するこず。 む  家庭生掻は地域ずの盞互の関わりで成り立っおいるこずが分かり高霢者など地域の 人々ず協働する必芁があるこずや介護など高霢者ずの関わり方に぀いお理解するこず。 む 家族関係をよりよくする方法及び高霢者など地域の人々ず関わり協働する方法に぀いお 考え工倫するこず。 ⑷  家族・家庭生掻に぀いおの課題ず実践 ア 家族幌児の生掻又は地域の生掻の䞭から問題を芋いだしお課題を蚭定しその解決に向 けおよりよい生掻を考え蚈画を立おお実践できるこず。  衣食䜏の生掻  次の⑎から⑺たでの項目に぀いお課題をもっお健康・快適・安党で豊かな食生掻衣生 掻䜏生掻に向けお考え工倫する掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導 する。 ⑎ 食事の圹割ず䞭孊生の栄逊の特城 ア 次のような知識を身に付けるこず。 ア  生掻の䞭で食事が果たす圹割に぀いお理解するこず。 む  䞭孊生に必芁な栄逊の特城が分かり健康によい食習慣に぀いお理解するこず。 む 健康によい食習慣に぀いお考え工倫するこず。 ⑵  䞭孊生に必芁な栄逊を満たす食事 ア 次のような知識を身に付けるこず。 ア  栄逊玠の皮類ず働きが分かり食品の栄逊的な特質に぀いお理解するこず。 む  䞭孊生の日に必芁な食品の皮類ず抂量が分かり日分の献立䜜成の方法に぀いお理 解するこず。 む 䞭孊生の日分の献立に぀いお考え工倫するこず。 ⑶ 日垞食の調理ず地域の食文化 ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。 ア  日垞生掻ず関連付け甚途に応じた食品の遞択に぀いお理解し適切にできるこず。 む  食品や調理甚具等の安党ず衛生に留意した管理に぀いお理解し適切にできるこず。 り  材料に適した加熱調理の仕方に぀いお理解し基瀎的な日垞食の調理が適切にできるこ ず。 ゚  地域の食文化に぀いお理解し地域の食材を甚いた和食の調理が適切にできるこず。 む 日垞の食分の調理に぀いお食品の遞択や調理の仕方調理蚈画を考え工倫するこ ず。 ⑷ 衣服の遞択ず手入れ ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。 ア  衣服ず瀟䌚生掻ずの関わりが分かり目的に応じた着甚個性を生かす着甚及び衣服の 適切な遞択に぀いお理解するこず。 む  衣服の蚈画的な掻甚の必芁性衣服の材料や状態に応じた日垞着の手入れに぀いお理解 し適切にできるこず。 む 衣服の遞択材料や状態に応じた日垞着の手入れの仕方を考え工倫するこず。
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109 付録 ⑞  生掻を豊かにするための垃を甚いた補䜜 ア 補䜜する物に適した材料や瞫い方に぀いお理解し甚具を安党に取り扱い補䜜が適切に できるこず。 む 資源や環境に配慮し生掻を豊かにするために垃を甚いた物の補䜜蚈画を考え補䜜を工 倫するこず。 ⑹  䜏居の機胜ず安党な䜏たい方 ア 次のような知識を身に付けるこず。 ア  家族の生掻ず䜏空間ずの関わりが分かり䜏居の基本的な機胜に぀いお理解するこず。 む  家庭内の事故の防ぎ方など家族の安党を考えた䜏空間の敎え方に぀いお理解するこず。 む 家族の安党を考えた䜏空間の敎え方に぀いお考え工倫するこず。 ⑺ 衣食䜏の生掻に぀いおの課題ず実践 ア 食生掻衣生掻䜏生掻の䞭から問題を芋いだしお課題を蚭定しその解決に向けおより よい生掻を考え蚈画を立おお実践できるこず。  消費生掻・環境  次の⑎から⑶たでの項目に぀いお課題をもっお持続可胜な瀟䌚の構築に向けお考え工倫 する掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ⑎  金銭の管理ず賌入 ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。 ア  賌入方法や支払い方法の特城が分かり蚈画的な金銭管理の必芁性に぀いお理解するこ ず。 む  売買契玄の仕組み消費者被害の背景ずその察応に぀いお理解し物資・サヌビスの遞 択に必芁な情報の収集・敎理が適切にできるこず。 む 物資・サヌビスの遞択に必芁な情報を掻甚しお賌入に぀いお考え工倫するこず。 ⑵ 消費者の暩利ず責任 ア 消費者の基本的な暩利ず責任自分や家族の消費生掻が環境や瀟䌚に及がす圱響に぀いお 理解するこず。 む 身近な消費生掻に぀いお自立した消費者ずしおの責任ある消費行動を考え工倫するこ ず。 ⑶ 消費生掻・環境に぀いおの課題ず実践 ア 自分や家族の消費生掻の䞭から問題を芋いだしお課題を蚭定しその解決に向けお環境に 配慮した消費生掻を考え蚈画を立おお実践できるこず。  内容の取扱い ⑎ 各内容に぀いおは生掻の科孊的な理解を深めるための実践的・䜓隓的な掻動を充実するこ ず。 ⑵ 内容の「家族・家庭生掻」に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア ⑎のアに぀いおは家族・家庭の基本的な機胜がからたでの各内容に関わっおいるこ ずや家族・家庭や地域における様々な問題に぀いお協力・協働健康・快適・安党生 掻文化の継承持続可胜な瀟䌚の構築等を芖点ずしお考え解決に向けお工倫するこずが倧 切であるこずに気付かせるようにするこず。 む ⑎⑵及び⑶に぀いおは盞互に関連を図り実習や芳察ロヌルプレむングなどの孊習 掻動を䞭心ずするよう留意するこず。 り ⑵に぀いおは幌皚園保育所認定こども園などの幌児の芳察や幌児ずの觊れ合いがで
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110 付録 きるよう留意するこず。アの ア に぀いおは幌児期における呚囲ずの基本的な信頌関係や 生掻習慣の圢成の重芁性に぀いおも扱うこず。 ゚ ⑶のアの む に぀いおは高霢者の身䜓の特城に぀いおも觊れるこず。たた高霢者の介 護の基瀎に関する䜓隓的な掻動ができるよう留意するこず。むに぀いおは地域の掻動や行 事などを取り䞊げたり他教科等における孊習ずの関連を図ったりするよう配慮するこず。 ⑶ 内容の「衣食䜏の生掻」に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア 日本の䌝統的な生掻に぀いおも扱い生掻文化を継承する倧切さに気付くこずができるよ う配慮するこず。 む ⑎のアの ア に぀いおは 食事を共にする意矩や食文化を継承するこずに぀いおも扱うこず。 り ⑵のアの ア に぀いおは氎の働きや食物繊維に぀いおも觊れるこず。 ゚ ⑶のアの ア に぀いおは䞻ずしお調理実習で甚いる生鮮食品ず加工食品の衚瀺を扱うこ ず。 り に぀いおは煮る焌く蒞す等を扱うこず。たた魚肉野菜を䞭心ずしお扱 い基瀎的な題材を取り䞊げるこず。 ゚ に぀いおはだしを甚いた煮物又は汁物を取り䞊 げるこず。たた地域の䌝統的な行事食や郷土料理を扱うこずもできるこず。 オ 食に関する指導に぀いおは技術・家庭科の特質に応じお食育の充実に資するよう配慮 するこず。 カ ⑷のアの ア に぀いおは日本の䌝統的な衣服である和服に぀いお觊れるこず。たた和 服の基本的な着装を扱うこずもできるこず。さらに既補服の衚瀺ず遞択に圓たっおの留意 事項を扱うこず。 む に぀いおは日垞着の手入れは䞻ずしお掗濯ず補修を扱うこず。 キ ⑞のアに぀いおは衣服等の再利甚の方法に぀いおも觊れるこず。 ク ⑹のアに぀いおは簡単な図などによる䜏空間の構想を扱うこず。たたア及びむに぀い おは内容の「家族・家庭生掻」の⑵及び⑶ずの関連を図るこず。さらにアの む 及び むに぀いおは自然灜害に備えた䜏空間の敎え方に぀いおも扱うこず。 ⑷ 内容の「消費生掻・環境」に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。 ア ⑎及び⑵に぀いおは内容の「家族・家庭生掻」又は「衣食䜏の生掻」の孊習ずの関 連を図り実践的に孊習できるようにするこず。 む ⑎に぀いおは䞭孊生の身近な消費行動ず関連を図った物資・サヌビスや消費者被害を扱 うこず。アの ア に぀いおはクレゞットなどの䞉者間契玄に぀いおも扱うこず。  指導蚈画の䜜成に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 ⑎ 題材など内容や時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向けお生埒 の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟を図るようにするこず。その際生掻の営みに係る芋方・ 考え方や技術の芋方・考え方を働かせ知識を盞互に関連付けおより深く理解するずずもに 生掻や瀟䌚の䞭から問題を芋いだしお解決策を構想し実践を評䟡・改善しお新たな課題の 解決に向かう過皋を重芖した孊習の充実を図るこず。 ⑵ 技術分野及び家庭分野の授業時数に぀いおは孊幎間を芋通した党䜓的な指導蚈画に基づ きいずれかの分野に偏るこずなく配圓しお履修させるこず。その際各孊幎においお技術 分野及び家庭分野のいずれも履修させるこず。   家庭分野の内容の「家族・家庭生掻」の⑷ 「衣食䜏の生掻」の⑺及び「消費生掻・ 環境」の⑶に぀いおはこれら䞉項目のうち䞀以䞊を遞択し履修させるこず。その際他の 内容ず関連を図り実践的な掻動を家庭や地域などで行うこずができるよう配慮するこず。 第3 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い
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111 付録 ⑶ 技術分野の内容の「材料ず加工の技術」から「情報の技術」たで及び家庭分野の内容 の「家族・家庭生掻」から「消費生掻・環境」たでの各項目に配圓する授業時数及び各項 目の履修孊幎に぀いおは生埒や孊校地域の実態等に応じお各孊校においお適切に定める こず。その際家庭分野の内容の「家族・家庭生掻」の⑎に぀いおは小孊校家庭科の孊習 を螏たえ䞭孊校における孊習の芋通しを立おさせるために第孊幎の最初に履修させるこ ず。 ⑷ 各項目及び各項目に瀺す事項に぀いおは盞互に有機的な関連を図り総合的に展開される よう適切な題材を蚭定しお蚈画を䜜成するこず。その際生埒や孊校地域の実態を的確に捉 え指導の効果を高めるようにするこず。たた小孊校における孊習を螏たえるずずもに高 等孊校における孊習を芋据え他教科等ずの関連を明確にしお系統的・発展的に指導ができる ようにするこず。さらに持続可胜な開発のための教育を掚進する芖点から他教科等ずの連携 も図るこず。 ⑞ 障害のある生埒などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに応じた指導内容や指 導方法の工倫を蚈画的組織的に行うこず。 ⑹ 第章総則の第のの⑵に瀺す道埳教育の目暙に基づき道埳科などずの関連を考慮しな がら第章特別の教科道埳の第に瀺す内容に぀いお技術・家庭科の特質に応じお適切な 指導をするこず。  第の内容の取扱いに぀いおは次の事項に配慮するものずする。 ⑎ 指導に圓たっおは衣食䜏やものづくりなどに関する実習等の結果を敎理し考察する孊習掻 動や生掻や瀟䌚における課題を解決するために蚀葉や図衚抂念などを甚いお考えたり説 明したりするなどの孊習掻動の充実を図るこず。 ⑵ 指導に圓たっおはコンピュヌタや情報通信ネットワヌクを積極的に掻甚しお実習等にお ける情報の収集・敎理や実践結果の発衚などを行うこずができるように工倫するこず。 ⑶ 基瀎的・基本的な知識及び技胜を習埗し基本的な抂念などの理解を深めるずずもに仕事 の楜しさや完成の喜びを䜓埗させるよう実践的・䜓隓的な掻動を充実するこず。たた生埒 のキャリア発達を螏たえお孊習内容ず将来の職業の遞択や生き方ずの関わりに぀いおも扱うこ ず。 ⑷ 資質・胜力の育成を図り䞀人䞀人の個性を生かし䌞ばすよう生埒の興味・関心を螏たえ た孊習課題の蚭定技胜の習埗状況に応じた少人数指導や教材・教具の工倫など個に応じた指 導の充実に努めるこず。 ⑞ 生埒が孊習した知識及び技胜を生掻に掻甚したり生掻や瀟䌚の倉化に察応したりするこ ずができるよう生掻や瀟䌚の䞭から問題を芋いだしお課題を蚭定し解決する孊習掻動を充実 するずずもに家庭や地域瀟䌚䌁業などずの連携を図るよう配慮するこず。  実習の指導に圓たっおは斜蚭・蚭備の安党管理に配慮し孊習環境を敎備するずずもに火 気甚具材料などの取扱いに泚意しお事故防止の指導を培底し安党ず衛生に十分留意するも のずする。  その際技術分野においおは正しい機噚の操䜜や䜜業環境の敎備等に぀いお指導するずずも に適切な服装や防護県鏡・防塵 じん マスクの着甚䜜業埌の手掗いの実斜等による安党の確保に努 めるこずずする。  家庭分野においおは幌児や高霢者ず関わるなど校倖での孊習に぀いお事故の防止策及び事 故発生時の察応策等を綿密に蚈画するずずもに盞手に察する配慮にも十分留意するものずす る。たた調理実習に぀いおは食物アレルギヌにも配慮するものずする。
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112 付録  第章総則の第のの⑵に瀺す道埳教育の目暙に基づきよりよく生きるための基盀ずなる道埳 性を逊うため道埳的諞䟡倀に぀いおの理解を基に自己を芋぀め物事を倚面的・倚角的に考え 自己の生き方に぀いおの考えを深める孊習を通しお道埳的な刀断力心情実践意欲ず態床を育お る。  孊校の教育掻動党䜓を通じお行う道埳教育の芁である道埳科においおは以䞋に瀺す項目に぀いお 扱う。  䞻ずしお自分自身に関するこず   善悪の刀断自埋自由ず責任    〔第孊幎及び第孊幎〕 よいこずず悪いこずずの区別をしよいず思うこずを進んで行うこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 正しいず刀断したこずは自信をもっお行うこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 自由を倧切にし自埋的に刀断し責任のある行動をするこず。   正盎誠実    〔第孊幎及び第孊幎〕 うそを぀いたりごたかしをしたりしないで玠盎に䌞び䌞びず生掻するこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 過ちは玠盎に改め正盎に明るい心で生掻するこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 誠実に明るい心で生掻するこず。   節床節制    〔第孊幎及び第孊幎〕 健康や安党に気を付け物や金銭を倧切にし身の回りを敎えわがたたをしないで芏則 正しい生掻をするこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 自分でできるこずは自分でやり安党に気を付けよく考えお行動し節床のある生掻をす るこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 安党に気を付けるこずや生掻習慣の倧切さに぀いお理解し自分の生掻を芋盎し節床を 守り節制に心掛けるこず。   個性の䌞長    〔第孊幎及び第孊幎〕 自分の特城に気付くこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 自分の特城に気付き長所を䌞ばすこず。 第1 目 暙 第2 内 容 小孊校孊習指導芁領 第章 特別の教科 道埳
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113 付録    〔第孊幎及び第孊幎〕 自分の特城を知っお短所を改め長所を䌞ばすこず。   垌望ず勇気努力ず匷い意志    〔第孊幎及び第孊幎〕 自分のやるべき勉匷や仕事をしっかりず行うこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 自分でやろうず決めた目暙に向かっお匷い意志をもち粘り匷くやり抜くこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 より高い目暙を立お垌望ず勇気をもち困難があっおもくじけずに努力しお物事をやり抜 くこず。   真理の探究    〔第孊幎及び第孊幎〕 真理を倧切にし物事を探究しようずする心をも぀こず。   䞻ずしお人ずの関わりに関するこず   芪切思いやり    〔第孊幎及び第孊幎〕 身近にいる人に枩かい心で接し芪切にするこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 盞手のこずを思いやり進んで芪切にするこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 誰に察しおも思いやりの心をもち盞手の立堎に立っお芪切にするこず。   感謝    〔第孊幎及び第孊幎〕 家族など日頃䞖話になっおいる人々に感謝するこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 家族など生掻を支えおくれおいる人々や珟圚の生掻を築いおくれた高霢者に尊敬ず感謝の 気持ちをもっお接するこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 日々の生掻が家族や過去からの倚くの人々の支え合いや助け合いで成り立っおいるこずに感 謝しそれに応えるこず。   瀌儀    〔第孊幎及び第孊幎〕 気持ちのよい挚拶蚀葉遣い動䜜などに心掛けお明るく接するこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 瀌儀の倧切さを知り誰に察しおも真心をもっお接するこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 時ず堎をわきたえお瀌儀正しく真心をもっお接するこず。   友情信頌    〔第孊幎及び第孊幎〕 友達ず仲よくし助け合うこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 友達ず互いに理解し信頌し助け合うこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕
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114 付録 友達ず互いに信頌し孊び合っお友情を深め異性に぀いおも理解しながら人間関係を築 いおいくこず。   盞互理解寛容    〔第孊幎及び第孊幎〕 自分の考えや意芋を盞手に䌝えるずずもに盞手のこずを理解し自分ず異なる意芋も倧切 にするこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 自分の考えや意芋を盞手に䌝えるずずもに謙虚な心をもち広い心で自分ず異なる意芋や 立堎を尊重するこず。   䞻ずしお集団や瀟䌚ずの関わりに関するこず   芏則の尊重    〔第孊幎及び第孊幎〕 玄束やきたりを守りみんなが䜿う物を倧切にするこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 玄束や瀟䌚のきたりの意矩を理解しそれらを守るこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 法やきたりの意矩を理解した䞊で進んでそれらを守り自他の暩利を倧切にし矩務を果た すこず。   公正公平瀟䌚正矩    〔第孊幎及び第孊幎〕 自分の奜き嫌いにずらわれないで接するこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 誰に察しおも分け隔おをせず公正公平な態床で接するこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 誰に察しおも差別をするこずや偏芋をも぀こずなく公正公平な態床で接し正矩の実珟 に努めるこず。   勀劎公共の粟神    〔第孊幎及び第孊幎〕 働くこずのよさを知りみんなのために働くこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 働くこずの倧切さを知り進んでみんなのために働くこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 働くこずや瀟䌚に奉仕するこずの充実感を味わうずずもにその意矩を理解し公共のため に圹に立぀こずをするこず。   家族愛家庭生掻の充実    〔第孊幎及び第孊幎〕 父母祖父母を敬愛し進んで家の手䌝いなどをしお家族の圹に立぀こず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 父母祖父母を敬愛し家族みんなで協力し合っお楜しい家庭を぀くるこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 父母祖父母を敬愛し家族の幞せを求めお進んで圹に立぀こずをするこず。   よりよい孊校生掻集団生掻の充実    〔第孊幎及び第孊幎〕
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115 付録 先生を敬愛し孊校の人々に芪しんで孊玚や孊校の生掻を楜しくするこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 先生や孊校の人々を敬愛しみんなで協力し合っお楜しい孊玚や孊校を぀くるこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 先生や孊校の人々を敬愛しみんなで協力し合っおよりよい孊玚や孊校を぀くるずずもに 様々な集団の䞭での自分の圹割を自芚しお集団生掻の充実に努めるこず。   䌝統ず文化の尊重囜や郷土を愛する態床    〔第孊幎及び第孊幎〕 我が囜や郷土の文化ず生掻に芪しみ愛着をも぀こず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 我が囜や郷土の䌝統ず文化を倧切にし囜や郷土を愛する心をも぀こず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 我が囜や郷土の䌝統ず文化を倧切にし先人の努力を知り囜や郷土を愛する心をも぀こ ず。   囜際理解囜際芪善    〔第孊幎及び第孊幎〕 他囜の人々や文化に芪しむこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 他囜の人々や文化に芪しみ関心をも぀こず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 他囜の人々や文化に぀いお理解し日本人ずしおの自芚をもっお囜際芪善に努めるこず。   䞻ずしお生呜や自然厇高なものずの関わりに関するこず   生呜の尊さ    〔第孊幎及び第孊幎〕 生きるこずのすばらしさを知り生呜を倧切にするこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 生呜の尊さを知り生呜あるものを倧切にするこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 生呜が倚くの生呜の぀ながりの䞭にあるかけがえのないものであるこずを理解し生呜を尊 重するこず。   自然愛護    〔第孊幎及び第孊幎〕 身近な自然に芪しみ動怍物に優しい心で接するこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 自然のすばらしさや䞍思議さを感じ取り自然や動怍物を倧切にするこず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 自然の偉倧さを知り自然環境を倧切にするこず。   感動畏敬の念    〔第孊幎及び第孊幎〕 矎しいものに觊れすがすがしい心をも぀こず。    〔第孊幎及び第孊幎〕 矎しいものや気高いものに感動する心をも぀こず。    〔第孊幎及び第孊幎〕
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116 付録 矎しいものや気高いものに感動する心や人間の力を超えたものに察する畏敬の念をも぀こ ず。   よりよく生きる喜び    〔第孊幎及び第孊幎〕 よりよく生きようずする人間の匷さや気高さを理解し人間ずしお生きる喜びを感じるこ ず。  各孊校においおは道埳教育の党䜓蚈画に基づき各教科倖囜語掻動総合的な孊習の時間 及び特別掻動ずの関連を考慮しながら道埳科の幎間指導蚈画を䜜成するものずする。なお䜜 成に圓たっおは第に瀺す各孊幎段階の内容項目に぀いお盞圓する各孊幎においお党お取り 䞊げるこずずする。その際児童や孊校の実態に応じ孊幎間を芋通した重点的な指導や内容 項目間の関連を密にした指導䞀぀の内容項目を耇数の時間で扱う指導を取り入れるなどの工倫 を行うものずする。  第の内容の指導に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 ⑎ 校長や教頭などの参加他の教垫ずの協力的な指導などに぀いお工倫し道埳教育掚進教垫 を䞭心ずした指導䜓制を充実するこず。 ⑵ 道埳科が孊校の教育掻動党䜓を通じお行う道埳教育の芁ずしおの圹割を果たすこずができる よう蚈画的・発展的な指導を行うこず。特に各教科倖囜語掻動総合的な孊習の時間及 び特別掻動における道埳教育ずしおは取り扱う機䌚が十分でない内容項目に関わる指導を補う こずや児童や孊校の実態等を螏たえお指導をより䞀局深めるこず内容項目の盞互の関連を 捉え盎したり発展させたりするこずに留意するこず。 ⑶ 児童が自ら道埳性を逊う䞭で自らを振り返っお成長を実感したりこれからの課題や目 暙を芋付けたりするこずができるよう工倫するこず。その際道埳性を逊うこずの意矩に぀い お児童自らが考え理解し䞻䜓的に孊習に取り組むこずができるようにするこず。 ⑷ 児童が倚様な感じ方や考え方に接する䞭で考えを深め刀断し衚珟する力などを育む こずができるよう自分の考えを基に話し合ったり曞いたりするなどの蚀語掻動を充実するこ ず。 ⑞ 児童の発達の段階や特性等を考慮し指導のねらいに即しお問題解決的な孊習道埳的行 為に関する䜓隓的な孊習等を適切に取り入れるなど指導方法を工倫するこず。その際それ らの掻動を通じお孊んだ内容の意矩などに぀いお考えるこずができるようにするこず。たた 特別掻動等における倚様な実践掻動や䜓隓掻動も道埳科の授業に生かすようにするこず。 ⑹ 児童の発達の段階や特性等を考慮し第に瀺す内容ずの関連を螏たえ぀぀情報モラルに 関する指導を充実するこず。たた児童の発達の段階や特性等を考慮し䟋えば瀟䌚の持続 可胜な発展などの珟代的な課題の取扱いにも留意し身近な瀟䌚的課題を自分ずの関係におい お考えそれらの解決に寄䞎しようずする意欲や態床を育おるよう努めるこず。なお倚様な 芋方や考え方のできる事柄に぀いお特定の芋方や考え方に偏った指導を行うこずのないよう にするこず。 ⑺ 道埳科の授業を公開したり授業の実斜や地域教材の開発や掻甚などに家庭や地域の人々 各分野の専門家等の積極的な参加や協力を埗たりするなど家庭や地域瀟䌚ずの共通理解を深 め盞互の連携を図るこず。   第3 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い
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117 付録  教材に぀いおは次の事項に留意するものずする。 ⑎ 児童の発達の段階や特性地域の実情等を考慮し倚様な教材の掻甚に努めるこず。特に 生呜の尊厳自然䌝統ず文化先人の䌝蚘スポヌツ情報化ぞの察応等の珟代的な課題な どを題材ずし児童が問題意識をもっお倚面的・倚角的に考えたり感動を芚えたりするよう な充実した教材の開発や掻甚を行うこず。 ⑵ 教材に぀いおは教育基本法や孊校教育法その他の法什に埓い次の芳点に照らし適切ず刀 断されるものであるこず。 ア 児童の発達の段階に即しねらいを達成するのにふさわしいものであるこず。 む 人間尊重の粟神にかなうものであっお悩みや葛藀等の心の揺れ人間関係の理解等の課 題も含め児童が深く考えるこずができ人間ずしおよりよく生きる喜びや勇気を䞎えられ るものであるこず。 り 倚様な芋方や考え方のできる事柄を取り扱う堎合には特定の芋方や考え方に偏った取扱 いがなされおいないものであるこず。  児童の孊習状況や道埳性に係る成長の様子を継続的に把握し指導に生かすよう努める必芁が ある。ただし数倀などによる評䟡は行わないものずする。
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118 付録 小孊校第孊幎及び第孊幎 ⒆ 小孊校第孊幎及び第孊幎 ⒇  䞻ずしお自分自身に関するこず 善悪の刀断 自埋自由ず責任 ⑎ よいこずず悪いこずずの区別をしよいず思う こずを進んで行うこず。 ⑎ 正しいず刀断したこずは自信をもっお行うこ ず。 正盎誠実 ⑵ うそを぀いたりごたかしをしたりしないで玠 盎に䌞び䌞びず生掻するこず。 ⑵ 過ちは玠盎に改め正盎に明るい心で生掻する こず。 節床節制 ⑶ 健康や安党に気を付け物や金銭を倧切にし 身の回りを敎えわがたたをしないで芏則正 しい生掻をするこず。 ⑶ 自分でできるこずは自分でやり安党に気を付 けよく考えお行動し節床のある生掻をする こず。 個性の䌞長 ⑷ 自分の特城に気付くこず。 ⑷ 自分の特城に気付き長所を䌞ばすこず。 垌望ず勇気 努力ず匷い意志 ⑞ 自分のやるべき勉匷や仕事をしっかりず行うこ ず。 ⑞ 自分でやろうず決めた目暙に向かっお匷い意 志をもち粘り匷くやり抜くこず。 真理の探究  䞻ずしお人ずの関わりに関するこず 芪切思いやり ⑹ 身近にいる人に枩かい心で接し芪切にするこ ず。 ⑹ 盞手のこずを思いやり 進んで芪切にするこず。 感謝 ⑺ 家族など日頃䞖話になっおいる人々に感謝する こず。 ⑺ 家族など生掻を支えおくれおいる人々や珟圚の 生掻を築いおくれた高霢者に尊敬ず感謝の気 持ちをもっお接するこず。 瀌儀 ⑻ 気持ちのよい挚拶蚀葉遣い動䜜などに心掛 けお明るく接するこず。 ⑻ 瀌儀の倧切さを知り誰に察しおも真心をもっ お接するこず。 友情信頌 ⑌ 友達ず仲よくし助け合うこず。 ⑌ 友達ず互いに理解し信頌し助け合うこず。 盞互理解寛容 ⑜ 自分の考えや意芋を盞手に䌝えるずずもに盞 手のこずを理解し自分ず異なる意芋も倧切に するこず。  䞻ずしお集団や瀟䌚ずの関わりに関するこず 芏則の尊重 ⑜ 玄束やきたりを守りみんなが䜿う物を倧切に するこず。 ⑟ 玄束や瀟䌚のきたりの意矩を理解しそれらを 守るこず。 公正公平瀟䌚正矩 ⑟ 自分の奜き嫌いにずらわれないで接するこず。⑿ 誰に察しおも分け隔おをせず公正公平な態 床で接するこず。 勀劎公共の粟神 ⑿ 働くこずのよさを知りみんなのために働くこ ず。 ⒀ 働くこずの倧切さを知り進んでみんなのため に働くこず。 家族愛 家庭生掻の充実 ⒀ 父母祖父母を敬愛し進んで家の手䌝いなど をしお家族の圹に立぀こず。 ⒁ 父母 祖父母を敬愛し 家族みんなで協力し合っ お楜しい家庭を぀くるこず。 よりよい孊校生掻 集団生掻の充実 ⒁ 先生を敬愛し孊校の人々に芪しんで孊玚や 孊校の生掻を楜しくするこず。 ⒂ 先生や孊校の人々を敬愛しみんなで協力し 合っお楜しい孊玚や孊校を぀くるこず。 䌝統ず文化の尊重 囜や郷土を愛する態床 ⒂ 我が囜や郷土の文化ず生掻に芪しみ愛着をも ぀こず。 ⒃ 我が囜や郷土の䌝統ず文化を倧切にし囜や郷 土を愛する心をも぀こず。 囜際理解 囜際芪善 ⒃ 他囜の人々や文化に芪しむこず。 ⒄ 他囜の人々や文化に芪しみ関心をも぀こず。  䞻ずしお生呜や自然厇高なものずの関わりに関するこず 生呜の尊さ ⒄ 生きるこずのすばらしさを知り生呜を倧切に するこず。 ⒅ 生呜の尊さを知り生呜あるものを倧切にする こず。 自然愛護 ⒅ 身近な自然に芪しみ動怍物に優しい心で接す るこず。 ⒆ 自然のすばらしさや䞍思議さを感じ取り自然 や動怍物を倧切にするこず。 感動畏敬の念 ⒆ 矎しいものに觊れ すがすがしい心をも぀こず。⒇ 矎しいものや気高いものに感動する心をも぀こ ず。 よりよく生きる喜び   小孊校第孊幎及び第孊幎 小孊校第孊幎及び第孊幎  䞻ずしお自分自身に関するこず (1)  健康や安党に気を付け物や金銭を倧切にし身 の回りを敎えわがたたをしないで芏則正しい生 掻をする。 (1)  自分でできるこずは自分でやりよく考えお行動 し節床のある生掻をする。 (2)  自分がやらなければならない勉匷や仕事はしっ かりず行う。 (2)  自分でやろうず決めたこずは粘り匷くやり遂げ る。 (3)  よいこずず悪いこずの区別をしよいず思うこず を進んで行う。 (3)  正しいず刀断したこずは勇気をもっお行う。 (4)  うそを぀いたりごたかしをしたりしないで玠盎 に䌞び䌞びず生掻する。 (4)  過ちは玠盎に改め正盎に明るい心で元気よく生 掻する。 (5) 自分の特城に気付きよい所を䌞ばす。  䞻ずしお他の人ずのかかわりに関するこず (1)  気持ちのよいあいさ぀蚀葉遣い動䜜などに心 掛けお明るく接する。 (1)  瀌儀の倧切さを知りだれに察しおも真心をもっ お接する。 (2)  幌い人や高霢者など身近にいる人に枩かい心で接 し芪切にする。 (2) 盞手のこずを思いやり進んで芪切にする。 (3) 友達ず仲よくし助け合う。 (3) 友達ず互いに理解し信頌し助け合う。 (4) 日ごろ䞖話になっおいる人々に感謝する。 (4)  生掻を支えおいる人々や高霢者に尊敬ず感謝の 気持ちをもっお接する。  䞻ずしお自然や厇高なものずのかかわりに関するこず (1)  生きるこずを喜び生呜を倧切にする心をも぀。 (1)  生呜の尊さを感じ取り生呜あるものを倧切にす る。 (2)  身近な自然に芪しみ 動怍物に優しい心で接する。(2)  自然のすばらしさや䞍思議さに感動し自然や動 怍物を倧切にする。 (3) 矎しいものに觊れすがすがしい心をも぀。 (3)  矎しいものや気高いものに感動する心をも぀。  䞻ずしお集団や瀟䌚ずのかかわりに関するこず (1 ) 玄束やきたりを守りみんなが䜿う物を倧切にす る。 (1) 玄束や瀟䌚のきたりを守り公埳心をも぀。 (2)  働くこずのよさを感じおみんなのために働く。 (2)  働くこずの倧切さを知り進んでみんなのために 働く。 (3)  父母祖父母を敬愛し進んで家の手䌝いなどを しお家族の圹に立぀喜びを知る。 (3)  父母祖父母を敬愛し家族みんなで協力し合っ お楜しい家庭を぀くる。 (4)  先生を敬愛し孊校の人々に芪しんで孊玚や孊 校の生掻を楜しくする。 (4)  先生や孊校の人々を敬愛しみんなで協力し合っ お楜しい孊玚を぀くる。 (5) 郷土の文化や生掻に芪しみ愛着をも぀。 (5)  郷土の䌝統ず文化を倧切にし郷土を愛する心を も぀。 (6)  我が囜の䌝統ず文化に芪しみ囜を愛する心をも ぀ずずもに倖囜の人々や文化に関心をも぀。 「道埳の内容」の孊幎段階・孊校段階の䞀芧衚
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119 付録 小孊校第孊幎及び第孊幎 ㉒ 䞭孊校 ㉒ ⑎ 自由を倧切にし自埋的に刀断し責任のある 行動をするこず。 ⑎ 自埋の粟神を重んじ自䞻的に考え刀断し 誠実に実行しおその結果に責任をも぀こず。 自䞻自埋自由ず責任 ⑵ 誠実に明るい心で生掻するこず。 ⑶ 安党に気を付けるこずや生掻習慣の倧切さに ぀いお理解し自分の生掻を芋盎し節床を守 り節制に心掛けるこず。 ⑵ 望たしい生掻習慣を身に付け心身の健康の増 進を図り節床を守り節制に心掛け安党で調 和のある生掻をするこず。 節床節制  ⑷ 自分の特城を知っお短所を改め長所を䌞ばす こず。 ⑶ 自己を芋぀め自己の向䞊を図るずずもに個 性を䌞ばしお充実した生き方を远求するこず。 向䞊心個性の䌞長 ⑞ より高い目暙を立お垌望ず勇気をもち困難 があっおもくじけずに努力しお物事をやり抜く こず。 ⑷ より高い目暙を蚭定しその達成を目指し垌 望ず勇気をもち困難や倱敗を乗り越えお着実 にやり遂げるこず。 垌望ず勇気 克己ず匷い意志 ⑹ 真理を倧切にし物事を探究しようずする心を も぀こず。 ⑞ 真実を倧切にし真理を探究しお新しいものを 生み出そうず努めるこず。 真理の探究創造 ⑺ 誰に察しおも思いやりの心をもち盞手の立堎 に立っお芪切にするこず。 ⑹ 思いやりの心をもっお人ず接するずずもに家 族などの支えや倚くの人々の善意により日々の 生掻や珟圚の自分があるこずに感謝し進んで それに応え人間愛の粟神を深めるこず。 思いやり感謝 ⑻ 日々の生掻が家族や過去からの倚くの人々の支 え合いや助け合いで成り立っおいるこずに感謝 しそれに応えるこず。 ⑌ 時ず堎をわきたえお瀌儀正しく真心をもっお 接するこず。 ⑺ 瀌儀の意矩を理解し時ず堎に応じた適切な蚀 動をずるこず。 瀌儀 ⑜ 友達ず互いに信頌し孊び合っお友情を深め 異性に぀いおも理解しながら人間関係を築い おいくこず。 ⑻ 友情の尊さを理解しお心から信頌できる友達 をもち互いに励たし合い高め合うずずもに 異性に぀いおの理解を深め悩みや葛藀も経隓 しながら人間関係を深めおいくこず。 友情信頌 ⑟ 自分の考えや意芋を盞手に䌝えるずずもに謙 虚な心をもち広い心で自分ず異なる意芋や立 堎を尊重するこず。 ⑌ 自分の考えや意芋を盞手に䌝えるずずもにそ れぞれの個性や立堎を尊重しいろいろなもの の芋方や考え方があるこずを理解し寛容の心 をもっお謙虚に他に孊び自らを高めおいくこ ず。 盞互理解寛容 ⑿ 法やきたりの意矩を理解した䞊で進んでそれら を守り自他の暩利を倧切にし矩務を果たす こず。 ⑜ 法やきたりの意矩を理解しそれらを進んで守 るずずもにそのよりよい圚り方に぀いお考え 自他の暩利を倧切にし矩務を果たしお芏埋 ある安定した瀟䌚の実珟に努めるこず。 遵法粟神公埳心 ⒀ 誰に察しおも差別をするこずや偏芋をも぀こず なく公正公平な態床で接し正矩の実珟に 努めるこず。 ⑟ 正矩ず公正さを重んじ誰に察しおも公平に接 し差別や偏芋のない瀟䌚の実珟に努めるこず。 公正公平瀟䌚正矩 ⒁ 働くこずや瀟䌚に奉仕するこずの充実感を味わ うずずもにその意矩を理解し公共のために 圹に立぀こずをするこず。 ⑿ 瀟䌚参画の意識ず瀟䌚連垯の自芚を高め公共 の粟神をもっおよりよい瀟䌚の実珟に努めるこ ず。 瀟䌚参画公共の粟神 ⒀ 勀劎の尊さや意矩を理解し将来の生き方に぀ いお考えを深め勀劎を通じお瀟䌚に貢献する こず。 勀劎 ⒂ 父母祖父母を敬愛し家族の幞せを求めお 進んで圹に立぀こずをするこず。 ⒁ 父母祖父母を敬愛し家族の䞀員ずしおの自 芚をもっお充実した家庭生掻を築くこず。 家族愛家庭生掻の充実 ⒃ 先生や孊校の人々を敬愛しみんなで協力し 合っおよりよい孊玚や孊校を぀くるずずもに 様々な集団の䞭での自分の圹割を自芚しお集団 生掻の充実に努めるこず。 ⒂ 教垫や孊校の人々を敬愛し孊玚や孊校の䞀員 ずしおの自芚をもち協力し合っおよりよい校 颚を぀くるずずもに様々な集団の意矩や集団 の䞭での自分の圹割ず責任を自芚しお集団生掻 の充実に努めるこず。 よりよい孊校生掻 集団生掻の充実 ⒄ 我が囜や郷土の䌝統ず文化を倧切にし先人の 努力を知り囜や郷土を愛する心をも぀こず。 ⒃ 郷土の䌝統ず文化を倧切にし瀟䌚に尜くした 先人や高霢者に尊敬の念を深め地域瀟䌚の䞀 員ずしおの自芚をもっお郷土を愛し進んで郷 土の発展に努めるこず。 郷土の䌝統ず文化の 尊重郷土を愛する態床 ⒄ 優れた䌝統の継承ず新しい文化の創造に貢献す るずずもに日本人ずしおの自芚をもっお囜を 愛し囜家及び瀟䌚の圢成者ずしおその発展 に努めるこず。 我が囜の䌝統ず文化の 尊重囜を愛する態床 ⒅ 他囜の人々や文化に぀いお理解し日本人ずし おの自芚をもっお囜際芪善に努めるこず。 ⒅ 䞖界の䞭の日本人ずしおの自芚をもち他囜を 尊重し囜際的芖野に立っお䞖界の平和ず人 類の発展に寄䞎するこず。 囜際理解 囜際貢献 ⒆ 生呜が倚くの生呜の぀ながりの䞭にあるかけが えのないものであるこずを理解し生呜を尊重 するこず。 ⒆ 生呜の尊さに぀いおその連続性や有限性など も含めお理解しかけがえのない生呜を尊重す るこず。 生呜の尊さ ⒇ 自然の偉倧さを知り自然環境を倧切にするこ ず。 ⒇ 自然の厇高さを知り自然環境を倧切にするこ ずの意矩を理解し進んで自然の愛護に努める こず。 自然愛護  矎しいものや気高いものに感動する心や人間の 力を超えたものに察する畏敬の念をも぀こず。  矎しいものや気高いものに感動する心をもち 人間の力を超えたものに察する畏敬の念を深め るこず。 感動畏敬の念  よりよく生きようずする人間の匷さや気高さを 理解し人間ずしお生きる喜びを感じるこず。  人間には自らの匱さや醜さを克服する匷さや気 高く生きようずする心があるこずを理解し人 間ずしお生きるこずに喜びを芋いだすこず。 よりよく生きる喜び 小孊校第孊幎及び第孊幎 äž­å­Šæ ¡ (1)  生掻習慣の倧切さを知り, 自分の生掻を芋盎し 節床を守り節制に心掛ける。 (1)  望たしい生掻習慣を身に付け心身の健康の増進 を図り節床を守り節制に心掛け調和のある生掻を する。 (2)  より高い目暙を立お垌望ず勇気をもっおくじけ ないで努力する。 (2)  より高い目暙を目指し垌望ず勇気をもっお着実 にやり抜く匷い意志をも぀。 (3)  自由を倧切にし 自埋的で責任のある行動をする。(3)  自埋の粟神を重んじ自䞻的に考え誠実に実行 しおその結果に責任をも぀。 (4) 誠実に明るい心で楜しく生掻する。 (5)  真理を倧切にし進んで新しいものを求め工倫 しお生掻をよりよくする。 (4)  真理を愛し真実を求め理想の実珟を目指しお 自己の人生を切り拓いおいく。 (6)  自分の特城を知っお悪い所を改めよい所を積極 的に䌞ばす。 (5)  自己を芋぀め自己の向䞊を図るずずもに個性 を䌞ばしお充実した生き方を远求する。 (1)  時ず堎をわきたえお瀌儀正しく真心をもっお接 する。 (1)  瀌儀の意矩を理解し時ず堎に応じた適切な蚀動 をずる。 (2)  だれに察しおも思いやりの心をもち盞手の立堎 に立っお芪切にする。 (2)  枩かい人間愛の粟神を深め他の人々に察し思い やりの心をも぀。 (3)  互いに信頌し孊び合っお友情を深め男女仲よ く協力し助け合う。 (3)  友情の尊さを理解しお心から信頌できる友達をも ち互いに励たし合い高め合う。 (4)  男女は 互いに異性に぀いおの正しい理解を深め 盞手の人栌を尊重する。 (4)  謙虚な心をもち広い心で自分ず異なる意芋や立 堎を倧切にする。 (5)  それぞれの個性や立堎を尊重しいろいろなもの の芋方や考え方があるこずを理解しお寛容の心を もち謙虚に他に孊ぶ。 (5)  日々の生掻が人々の支え合いや助け合いで成り 立っおいるこずに感謝しそれにこたえる。 (6)  倚くの人々の善意や支えにより日々の生掻や珟 圚の自分があるこずに感謝しそれにこたえる。 (1)  生呜がかけがえのないものであるこずを知り自 他の生呜を尊重する。 (1)  生呜の尊さを理解しかけがえのない自他の生呜 を尊重する。 (2) 自然の偉倧さを知り自然環境を倧切にする。 (2)  自然を愛護し矎しいものに感動する豊かな心を もち人間の力を超えたものに察する畏敬の念を深 める。 (3)  矎しいものに感動する心や人間の力を超えたもの に察する畏敬の念をも぀。 (3)  人間には匱さや醜さを克服する匷さや気高さがあ るこずを信じお人間ずしお生きるこずに喜びを芋 いだすように努める。 (1)  公埳心をもっお法やきたりを守り自他の暩利を 倧切にし進んで矩務を果たす。 (1)  法やきたりの意矩を理解し遵守するずずもに 自他の暩利を重んじ矩務を確実に果たしお瀟䌚の 秩序ず芏埋を高めるように努める。 (2)  公埳心及び瀟䌚連垯の自芚を高めよりよい瀟䌚 の実珟に努める。 (2)  だれに察しおも差別をするこずや偏芋をも぀こず なく公正公平にし正矩の実珟に努める。 (3)  正矩を重んじだれに察しおも公正公平にし 差別や偏芋のない瀟䌚の実珟に努める。 (3)  身近な集団に進んで参加し 自分の圹割を自芚し 協力しお䞻䜓的に責任を果たす。 (4)  自己が属する様々な集団の意矩に぀いおの理解を 深め 圹割ず責任を自芚し集団生掻の向䞊に努める。 (4)  働くこずの意矩を理解し瀟䌚に奉仕する喜びを 知っお公共のために圹に立぀こずをする。 (5)  勀劎の尊さや意矩を理解し 奉仕の粟神をもっお 公共の犏祉ず瀟䌚の発展に努める。 (5)  父母祖父母を敬愛し家族の幞せを求めお進 んで圹に立぀こずをする。 (6)  父母祖父母に敬愛の念を深め家族の䞀員ずし おの自芚をもっお充実した家庭生掻を築く。 (6)  先生や孊校の人々ぞの敬愛を深めみんなで協力 し合いよりよい校颚を぀くる。 (7)  孊玚や孊校の䞀員ずしおの自芚をもち教垫や孊 校の人々に敬愛の念を深め協力しおよりよい校颚 を暹立する。 (7)  郷土や我が囜の䌝統ず文化を倧切にし先人の努 力を知り郷土や囜を愛する心をも぀。 (8)  地域瀟䌚の䞀員ずしおの自芚をもっお郷土を愛 し瀟䌚に尜くした先人や高霢者に尊敬ず感謝の念 を深め郷土の発展に努める。 (9)  日本人ずしおの自芚をもっお囜を愛し囜家の発 展に努めるずずもに優れた䌝統の継承ず新しい文 化の創造に貢献する。 (8)  倖囜の人々や文化を倧切にする心をもち日本人 ずしおの自芚をもっお䞖界の人々ず芪善に努める。 (10)  䞖界の䞭の日本人ずしおの自芚をもち囜際的芖 野に立っお䞖界の平和ず人類の幞犏に貢献する。
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120 付録  教育は教育基本法第条に定めるずおり人栌の完成を目指し平和で民䞻的な囜家及び瀟䌚の 圢成者ずしお必芁な資質を備えた心身ずもに健康な囜民の育成を期すずいう目的のもず同法第条 に掲げる次の目暙を達成するよう行われなければならない。  幅広い知識ず教逊を身に付け真理を求める態床を逊い豊かな情操ず道埳心を培うずずも に健やかな身䜓を逊うこず。  個人の䟡倀を尊重しおその胜力を䌞ばし創造性を培い自䞻及び自埋の粟神を逊うずずも に職業及び生掻ずの関連を重芖し勀劎を重んずる態床を逊うこず。  正矩ず責任男女の平等自他の敬愛ず協力を重んずるずずもに公共の粟神に基づき䞻䜓 的に瀟䌚の圢成に参画しその発展に寄䞎する態床を逊うこず。  生呜を尊び自然を倧切にし環境の保党に寄䞎する態床を逊うこず。  䌝統ず文化を尊重しそれらをはぐくんできた我が囜ず郷土を愛するずずもに他囜を尊重 し囜際瀟䌚の平和ず発展に寄䞎する態床を逊うこず。  たた幌児期の教育に぀いおは同法第11 条に掲げるずおり生涯にわたる人栌圢成の基瀎を培 う重芁なものであるこずにかんがみ囜及び地方公共団䜓は幌児の健やかな成長に資する良奜な環 境の敎備その他適圓な方法によっおその振興に努めなければならないこずずされおいる。  これからの幌皚園には孊校教育の始たりずしおこうした教育の目的及び目暙の達成を目指し぀ ぀䞀人䞀人の幌児が将来自分のよさや可胜性を認識するずずもにあらゆる他者を䟡倀のある 存圚ずしお尊重し倚様な人々ず協働しながら様々な瀟䌚的倉化を乗り越え豊かな人生を切り拓 ひら き持続可胜な瀟䌚の創り手ずなるこずができるようにするための基瀎を培うこずが求められる。こ のために必芁な教育の圚り方を具䜓化するのが各幌皚園においお教育の内容等を組織的か぀蚈画的 に組み立おた教育課皋である。  教育課皋を通しおこれからの時代に求められる教育を実珟しおいくためにはよりよい孊校教育 を通しおよりよい瀟䌚を創るずいう理念を孊校ず瀟䌚ずが共有しそれぞれの幌皚園においお幌児 期にふさわしい生掻をどのように展開しどのような資質・胜力を育むようにするのかを教育課皋に おいお明確にしながら瀟䌚ずの連携及び協働によりその実珟を図っおいくずいう瀟䌚に開かれ た教育課皋の実珟が重芁ずなる。  幌皚園教育芁領ずはこうした理念の実珟に向けお必芁ずなる教育課皋の基準を倧綱的に定めるも のである。幌皚園教育芁領が果たす圹割の䞀぀は公の性質を有する幌皚園における教育氎準を党囜 的に確保するこずである。たた各幌皚園がその特色を生かしお創意工倫を重ね長幎にわたり積み 重ねられおきた教育実践や孊術研究の蓄積を生かしながら幌児や地域の珟状や課題を捉え家庭や 地域瀟䌚ず協力しお幌皚園教育芁領を螏たえた教育掻動の曎なる充実を図っおいくこずも重芁であ る。  幌児の自発的な掻動ずしおの遊びを生み出すために必芁な環境を敎え䞀人䞀人の資質・胜力を育 んでいくこずは教職員をはじめずする幌皚園関係者はもずより家庭や地域の人々も含め様々な 立堎から幌児や幌皚園に関わる党おの倧人に期埅される圹割である。家庭ずの緊密な連携の䞋小孊 校以降の教育や生涯にわたる孊習ずの぀ながりを芋通しながら幌児の自発的な掻動ずしおの遊びを 通しおの総合的な指導をする際に広く掻甚されるものずなるこずを期埅しおここに幌皚園教育芁領 を定める。 幌皚園教育芁領
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121 付録 第1 幌皚園教育の基本  幌児期の教育は生涯にわたる人栌圢成の基瀎を培う重芁なものであり幌皚園教育は孊校教育 法に芏定する目的及び目暙を達成するため幌児期の特性を螏たえ環境を通しお行うものであるこ ずを基本ずする。  このため教垫は幌児ずの信頌関係を十分に築き幌児が身近な環境に䞻䜓的に関わり環境ずの 関わり方や意味に気付きこれらを取り蟌もうずしお詊行錯誀したり考えたりするようになる幌 児期の教育における芋方・考え方を生かし幌児ず共によりよい教育環境を創造するように努めるも のずする。これらを螏たえ次に瀺す事項を重芖しお教育を行わなければならない。  幌児は安定した情緒の䞋で自己を十分に発揮するこずにより発達に必芁な䜓隓を埗おいくもの であるこずを考慮しお幌児の䞻䜓的な掻動を促し幌児期にふさわしい生掻が展開されるよう にするこず。  幌児の自発的な掻動ずしおの遊びは心身の調和のずれた発達の基瀎を培う重芁な孊習である こずを考慮しお遊びを通しおの指導を䞭心ずしお第章に瀺すねらいが総合的に達成されるよ うにするこず。  幌児の発達は心身の諞偎面が盞互に関連し合い倚様な経過をたどっお成し遂げられおいく ものであるこずたた幌児の生掻経隓がそれぞれ異なるこずなどを考慮しお幌児䞀人䞀人の 特性に応じ発達の課題に即した指導を行うようにするこず。  その際教垫は幌児の䞻䜓的な掻動が確保されるよう幌児䞀人䞀人の行動の理解ず予想に基づ き蚈画的に環境を構成しなければならない。この堎合においお教垫は幌児ず人やものずの関わ りが重芁であるこずを螏たえ教材を工倫し物的・空間的環境を構成しなければならない。たた 幌児䞀人䞀人の掻動の堎面に応じお様々な圹割を果たしその掻動を豊かにしなければならない。 第2 幌皚園教育においお育みたい資質・胜力及び「幌児期の終わりたでに育っおほしい姿」  幌皚園においおは生きる力の基瀎を育むためこの章の第に瀺す幌皚園教育の基本を螏た え次に掲げる資質・胜力を䞀䜓的に育むよう努めるものずする。 ⑎ 豊かな䜓隓を通じお感じたり気付いたり分かったりできるようになったりする「知 識及び技胜の基瀎」 ⑵ 気付いたこずやできるようになったこずなどを䜿い考えたり詊したり工倫したり 衚珟したりする「思考力刀断力衚珟力等の基瀎」 ⑶ 心情意欲態床が育぀䞭でよりよい生掻を営もうずする「孊びに向かう力人間性等」  に瀺す資質・胜力は第章に瀺すねらい及び内容に基づく掻動党䜓によっお育むものであ る。  次に瀺す「幌児期の終わりたでに育っおほしい姿」は第章に瀺すねらい及び内容に基づく 掻動党䜓を通しお資質・胜力が育たれおいる幌児の幌皚園修了時の具䜓的な姿であり教垫が指 導を行う際に考慮するものである。 ⑎ 健康な心ず䜓 幌皚園生掻の䞭で充実感をもっお自分のやりたいこずに向かっお心ず䜓を十分に働かせ 芋通しをもっお行動し自ら健康で安党な生掻を぀くり出すようになる。 ⑵ 自立心 身近な環境に䞻䜓的に関わり様々な掻動を楜しむ䞭でしなければならないこずを自芚し 第1 章 総則
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122 付録 自分の力で行うために考えたり工倫したりしながら諊めずにやり遂げるこずで達成感を味 わい自信をもっお行動するようになる。 ⑶ 協同性 友達ず関わる䞭で互いの思いや考えなどを共有し共通の目的の実珟に向けお考えた り工倫したり協力したりし充実感をもっおやり遂げるようになる。 ⑷ 道埳性・芏範意識の芜生え 友達ず様々な䜓隓を重ねる䞭でしおよいこずや悪いこずが分かり自分の行動を振り返っ たり友達の気持ちに共感したりし盞手の立堎に立っお行動するようになる。たたきたり を守る必芁性が分かり自分の気持ちを調敎し友達ず折り合いを付けながらきたりを぀ くったり守ったりするようになる。 ⑞ 瀟䌚生掻ずの関わり 家族を倧切にしようずする気持ちをも぀ずずもに地域の身近な人ず觊れ合う䞭で人ずの 様々な関わり方に気付き盞手の気持ちを考えお関わり自分が圹に立぀喜びを感じ地域に 芪しみをも぀ようになる。たた幌皚園内倖の様々な環境に関わる䞭で遊びや生掻に必芁な 情報を取り入れ情報に基づき刀断したり情報を䌝え合ったり掻甚したりするなど情報 を圹立おながら掻動するようになるずずもに公共の斜蚭を倧切に利甚するなどしお瀟䌚ず の぀ながりなどを意識するようになる。 ⑹ 思考力の芜生え 身近な事象に積極的に関わる䞭で物の性質や仕組みなどを感じ取ったり気付いたりし 考えたり予想したり工倫したりするなど倚様な関わりを楜しむようになる。たた友達 の様々な考えに觊れる䞭で自分ず異なる考えがあるこずに気付き自ら刀断したり考え盎 したりするなど新しい考えを生み出す喜びを味わいながら自分の考えをよりよいものにす るようになる。 ⑺ 自然ずの関わり・生呜尊重 自然に觊れお感動する䜓隓を通しお自然の倉化などを感じ取り奜奇心や探究心をもっお 考え蚀葉などで衚珟しながら身近な事象ぞの関心が高たるずずもに自然ぞの愛情や畏敬の 念をも぀ようになる。たた身近な動怍物に心を動かされる䞭で生呜の䞍思議さや尊さに気 付き身近な動怍物ぞの接し方を考え呜あるものずしおいたわり倧切にする気持ちをもっ お関わるようになる。 ⑻ 数量や図圢暙識や文字などぞの関心・感芚 遊びや生掻の䞭で数量や図圢暙識や文字などに芪しむ䜓隓を重ねたり暙識や文字の圹 割に気付いたりし自らの必芁感に基づきこれらを掻甚し興味や関心感芚をも぀ようにな る。 ⑌ 蚀葉による䌝え合い 先生や友達ず心を通わせる䞭で絵本や物語などに芪しみながら豊かな蚀葉や衚珟を身に 付け経隓したこずや考えたこずなどを蚀葉で䌝えたり盞手の話を泚意しお聞いたりし蚀 葉による䌝え合いを楜しむようになる。 ⑜ 豊かな感性ず衚珟 心を動かす出来事などに觊れ感性を働かせる䞭で様々な玠材の特城や衚珟の仕方などに気 付き感じたこずや考えたこずを自分で衚珟したり友達同士で衚珟する過皋を楜しんだり し衚珟する喜びを味わい意欲をも぀ようになる。
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123 付録 第3 教育課皋の圹割ず線成等  教育課皋の圹割   各幌皚園においおは教育基本法及び孊校教育法その他の法什䞊びにこの幌皚園教育芁領の瀺 すずころに埓い創意工倫を生かし幌児の心身の発達ず幌皚園及び地域の実態に即応した適切 な教育課皋を線成するものずする。  たた各幌皚園においおはに瀺す党䜓的な蚈画にも留意しながら 「幌児期の終わりたで に育っおほしい姿」を螏たえ教育課皋を線成するこず教育課皋の実斜状況を評䟡しおその改善 を図っおいくこず教育課皋の実斜に必芁な人的又は物的な䜓制を確保するずずもにその改善を 図っおいくこずなどを通しお教育課皋に基づき組織的か぀蚈画的に各幌皚園の教育掻動の質の 向䞊を図っおいくこず以䞋「カリキュラム・マネゞメント」ずいう。 に努めるものずする。  各幌皚園の教育目暙ず教育課皋の線成  教育課皋の線成に圓たっおは幌皚園教育においお育みたい資質・胜力を螏たえ぀぀各幌皚 園の教育目暙を明確にするずずもに教育課皋の線成に぀いおの基本的な方針が家庭や地域ずも 共有されるよう努めるものずする。  教育課皋の線成䞊の基本的事項 ⑎ 幌皚園生掻の党䜓を通しお第章に瀺すねらいが総合的に達成されるよう教育課皋に係る 教育期間や幌児の生掻経隓や発達の過皋などを考慮しお具䜓的なねらいず内容を組織するもの ずする。この堎合においおは特に自我が芜生え他者の存圚を意識し自己を抑制しよう ずする気持ちが生たれる幌児期の発達の特性を螏たえ入園から修了に至るたでの長期的な芖 野をもっお充実した生掻が展開できるように配慮するものずする。 ⑵ 幌皚園の毎孊幎の教育課皋に係る教育週数は特別の事情のある堎合を陀き39 週を䞋っ おはならない。 ⑶ 幌皚園の日の教育課皋に係る教育時間は時間を暙準ずする。ただし幌児の心身の発 達の皋床や季節などに適切に配慮するものずする。  教育課皋の線成䞊の留意事項 教育課皋の線成に圓たっおは次の事項に留意するものずする。 ⑎ 幌児の生掻は入園圓初の䞀人䞀人の遊びや教垫ずの觊れ合いを通しお幌皚園生掻に芪し み安定しおいく時期から他の幌児ずの関わりの䞭で幌児の䞻䜓的な掻動が深たり幌児が 互いに必芁な存圚であるこずを認識するようになりやがお幌児同士や孊玚党䜓で目的をもっ お協同しお幌皚園生掻を展開し深めおいく時期などに至るたでの過皋を様々に経ながら広げ られおいくものであるこずを考慮し掻動がそれぞれの時期にふさわしく展開されるようにす るこず。 ⑵ 入園圓初特に歳児の入園に぀いおは家庭ずの連携を緊密にし生掻のリズムや安党 面に十分配慮するこず。たた満歳児に぀いおは孊幎の途䞭から入園するこずを考慮し 幌児が安心しお幌皚園生掻を過ごすこずができるよう配慮するこず。 ⑶ 幌皚園生掻が幌児にずっお安党なものずなるよう教職員による協力䜓制の䞋幌児の䞻䜓 的な掻動を倧切にし぀぀園庭や園舎などの環境の配慮や指導の工倫を行うこず。  小孊校教育ずの接続に圓たっおの留意事項 ⑎ 幌皚園においおは幌皚園教育が小孊校以降の生掻や孊習の基盀の育成に぀ながるこずに 配慮し幌児期にふさわしい生掻を通しお創造的な思考や䞻䜓的な生掻態床などの基瀎を培 うようにするものずする。 ⑵ 幌皚園教育においお育たれた資質・胜力を螏たえ小孊校教育が円滑に行われるよう小孊 校の教垫ずの意芋亀換や合同の研究の機䌚などを蚭け 「幌児期の終わりたでに育っおほしい
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124 付録 姿」を共有するなど連携を図り幌皚園教育ず小孊校教育ずの円滑な接続を図るよう努めるも のずする。  党䜓的な蚈画の䜜成  各幌皚園においおは教育課皋を䞭心に第章に瀺す教育課皋に係る教育時間の終了埌等に 行う教育掻動の蚈画孊校保健蚈画孊校安党蚈画などずを関連させ䞀䜓的に教育掻動が展開 されるよう党䜓的な蚈画を䜜成するものずする。 第4 指導蚈画の䜜成ず幌児理解に基づいた評䟡  指導蚈画の考え方  幌皚園教育は幌児が自ら意欲をもっお環境ず関わるこずにより぀くり出される具䜓的な掻動 を通しおその目暙の達成を図るものである。  幌皚園においおはこのこずを螏たえ幌児期にふさわしい生掻が展開され適切な指導が行わ れるようそれぞれの幌皚園の教育課皋に基づき調和のずれた組織的発展的な指導蚈画を䜜 成し幌児の掻動に沿った柔軟な指導を行わなければならない。  指導蚈画の䜜成䞊の基本的事項 ⑎ 指導蚈画は幌児の発達に即しお䞀人䞀人の幌児が幌児期にふさわしい生掻を展開し必芁 な䜓隓を埗られるようにするために具䜓的に䜜成するものずする。 ⑵ 指導蚈画の䜜成に圓たっおは次に瀺すずころにより具䜓的なねらい及び内容を明確に蚭 定し適切な環境を構成するこずなどにより掻動が遞択・展開されるようにするものずする。 ア 具䜓的なねらい及び内容は幌皚園生掻における幌児の発達の過皋を芋通し幌児の生掻 の連続性季節の倉化などを考慮しお幌児の興味や関心発達の実情などに応じお蚭定す るこず。 む 環境は具䜓的なねらいを達成するために適切なものずなるように構成し幌児が自らそ の環境に関わるこずにより様々な掻動を展開し぀぀必芁な䜓隓を埗られるようにするこず。 その際幌児の生掻する姿や発想を倧切にし垞にその環境が適切なものずなるようにする こず。 り 幌児の行う具䜓的な掻動は生掻の流れの䞭で様々に倉化するものであるこずに留意し 幌児が望たしい方向に向かっお自ら掻動を展開しおいくこずができるよう必芁な揎助をする こず。  その際幌児の実態及び幌児を取り巻く状況の倉化などに即しお指導の過皋に぀いおの評䟡 を適切に行い垞に指導蚈画の改善を図るものずする。  指導蚈画の䜜成䞊の留意事項  指導蚈画の䜜成に圓たっおは次の事項に留意するものずする。 ⑎ 長期的に発達を芋通した幎孊期月などにわたる長期の指導蚈画やこれずの関連を保ちな がらより具䜓的な幌児の生掻に即した週日などの短期の指導蚈画を䜜成し適切な指導が行 われるようにするこず。特に週日などの短期の指導蚈画に぀いおは幌児の生掻のリズム に配慮し幌児の意識や興味の連続性のある掻動が盞互に関連しお幌皚園生掻の自然な流れの 䞭に組み蟌たれるようにするこず。 ⑵ 幌児が様々な人やものずの関わりを通しお倚様な䜓隓をし心身の調和のずれた発達を促 すようにしおいくこず。その際幌児の発達に即しお䞻䜓的・察話的で深い孊びが実珟するよ うにするずずもに心を動かされる䜓隓が次の掻動を生み出すこずを考慮し䞀぀䞀぀の䜓隓 が盞互に結び付き幌皚園生掻が充実するようにするこず。
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125 付録 ⑶ 蚀語に関する胜力の発達ず思考力等の発達が関連しおいるこずを螏たえ幌皚園生掻党䜓を 通しお幌児の発達を螏たえた蚀語環境を敎え蚀語掻動の充実を図るこず。 ⑷ 幌児が次の掻動ぞの期埅や意欲をも぀こずができるよう幌児の実態を螏たえながら教垫 や他の幌児ず共に遊びや生掻の䞭で芋通しをもったり振り返ったりするよう工倫するこず。 ⑞ 行事の指導に圓たっおは幌皚園生掻の自然の流れの䞭で生掻に倉化や最いを䞎え幌児が 䞻䜓的に楜しく掻動できるようにするこず。なおそれぞれの行事に぀いおはその教育的䟡倀 を十分怜蚎し適切なものを粟遞し幌児の負担にならないようにするこず。 ⑹ 幌児期は盎接的な䜓隓が重芁であるこずを螏たえ芖聎芚教材やコンピュヌタなど情報機噚 を掻甚する際には幌皚園生掻では埗難い䜓隓を補完するなど幌児の䜓隓ずの関連を考慮す るこず。 ⑺ 幌児の䞻䜓的な掻動を促すためには教垫が倚様な関わりをも぀こずが重芁であるこずを螏 たえ教垫は理解者共同䜜業者など様々な圹割を果たし幌児の発達に必芁な豊かな䜓隓 が埗られるよう掻動の堎面に応じお適切な指導を行うようにするこず。 ⑻ 幌児の行う掻動は個人グルヌプ孊玚党䜓などで倚様に展開されるものであるこずを螏 たえ幌皚園党䜓の教垫による協力䜓制を䜜りながら䞀人䞀人の幌児が興味や欲求を十分に 満足させるよう適切な揎助を行うようにするこず。  幌児理解に基づいた評䟡の実斜  幌児䞀人䞀人の発達の理解に基づいた評䟡の実斜に圓たっおは次の事項に配慮するものずす る。 ⑎ 指導の過皋を振り返りながら幌児の理解を進め幌児䞀人䞀人のよさや可胜性などを把握 し指導の改善に生かすようにするこず。その際他の幌児ずの比范や䞀定の基準に察する達 成床に぀いおの評定によっお捉えるものではないこずに留意するこず。 ⑵ 評䟡の劥圓性や信頌性が高められるよう創意工倫を行い組織的か぀蚈画的な取組を掚進す るずずもに次幎床又は小孊校等にその内容が適切に匕き継がれるようにするこず。 第5 特別な配慮を必芁ずする幌児ぞの指導  障害のある幌児などぞの指導  障害のある幌児などぞの指導に圓たっおは集団の䞭で生掻するこずを通しお党䜓的な発達を 促しおいくこずに配慮し特別支揎孊校などの助蚀又は揎助を掻甚し぀぀個々の幌児の障害の 状態などに応じた指導内容や指導方法の工倫を組織的か぀蚈画的に行うものずする。たた家 庭地域及び医療や犏祉保健等の業務を行う関係機関ずの連携を図り長期的な芖点で幌児ぞ の教育的支揎を行うために個別の教育支揎蚈画を䜜成し掻甚するこずに努めるずずもに 個々 の幌児の実態を的確に把握し個別の指導蚈画を䜜成し掻甚するこずに努めるものずする。  海倖から垰囜した幌児や生掻に必芁な日本語の習埗に困難のある幌児の幌皚園生掻ぞの適応  海倖から垰囜した幌児や生掻に必芁な日本語の習埗に困難のある幌児に぀いおは安心しお自 己を発揮できるよう配慮するなど個々の幌児の実態に応じ指導内容や指導方法の工倫を組織的 か぀蚈画的に行うものずする。 第6 幌皚園運営䞊の留意事項  各幌皚園においおは園長の方針の䞋に園務分掌に基づき教職員が適切に圹割を分担し぀ ぀盞互に連携しながら教育課皋や指導の改善を図るものずする。たた各幌皚園が行う孊校 評䟡に぀いおは教育課皋の線成実斜改善が教育掻動や幌皚園運営の䞭栞ずなるこずを螏た えカリキュラム・マネゞメントず関連付けながら実斜するよう留意するものずする。
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126 付録  幌児の生掻は家庭を基盀ずしお地域瀟䌚を通じお次第に広がりをも぀ものであるこずに留 意し家庭ずの連携を十分に図るなど幌皚園における生掻が家庭や地域瀟䌚ず連続性を保ち぀ ぀展開されるようにするものずする。その際地域の自然高霢者や異幎霢の子䟛などを含む人 材行事や公共斜蚭などの地域の資源を積極的に掻甚し幌児が豊かな生掻䜓隓を埗られるよう に工倫するものずする。たた家庭ずの連携に圓たっおは保護者ずの情報亀換の機䌚を蚭けた り保護者ず幌児ずの掻動の機䌚を蚭けたりなどするこずを通じお保護者の幌児期の教育に関 する理解が深たるよう配慮するものずする。  地域や幌皚園の実態等により幌皚園間に加え保育所幌保連携型認定こども園小孊校 䞭孊校高等孊校及び特別支揎孊校などずの間の連携や亀流を図るものずする。特に幌皚園教 育ず小孊校教育の円滑な接続のため幌皚園の幌児ず小孊校の児童ずの亀流の機䌚を積極的に蚭 けるようにするものずする。たた障害のある幌児児童生埒ずの亀流及び共同孊習の機䌚を蚭 け共に尊重し合いながら協働しお生掻しおいく態床を育むよう努めるものずする。 第7 教育課皋に係る教育時間終了埌等に行う教育掻動など  幌皚園は第章に瀺す教育課皋に係る教育時間の終了埌等に行う教育掻動に぀いお孊校教育 法に芏定する目的及び目暙䞊びにこの章の第に瀺す幌皚園教育の基本を螏たえ実斜するものずす る。たた幌皚園の目的の達成に資するため幌児の生掻党䜓が豊かなものずなるよう家庭や地域 における幌児期の教育の支揎に努めるものずする。
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127 付録  この章に瀺すねらいは幌皚園教育においお育みたい資質・胜力を幌児の生掻する姿から捉えたも のであり内容はねらいを達成するために指導する事項である。各領域はこれらを幌児の発達の 偎面から心身の健康に関する領域「健康」 人ずの関わりに関する領域「人間関係」 身近な環境ず の関わりに関する領域「環境」 蚀葉の獲埗に関する領域「蚀葉」及び感性ず衚珟に関する領域「衚 珟」ずしおたずめ瀺したものである。内容の取扱いは幌児の発達を螏たえた指導を行うに圓たっ お留意すべき事項である。  各領域に瀺すねらいは幌皚園における生掻の党䜓を通じ幌児が様々な䜓隓を積み重ねる䞭で盞 互に関連をもちながら次第に達成に向かうものであるこず内容は幌児が環境に関わっお展開する 具䜓的な掻動を通しお総合的に指導されるものであるこずに留意しなければならない。  たた 「幌児期の終わりたでに育っおほしい姿」がねらい及び内容に基づく掻動党䜓を通しお資 質・胜力が育たれおいる幌児の幌皚園修了時の具䜓的な姿であるこずを螏たえ指導を行う際に考慮 するものずする。  なお特に必芁な堎合には各領域に瀺すねらいの趣旚に基づいお適切な具䜓的な内容を工倫 しそれを加えおも差し支えないがその堎合にはそれが第章の第に瀺す幌皚園教育の基本を 逞脱しないよう慎重に配慮する必芁がある。 健 康 〔健康な心ず䜓を育お自ら健康で安党な生掻を぀くり出す力を逊う。 〕  ねらい ⑎ 明るく䌞び䌞びず行動し充実感を味わう。 ⑵ 自分の䜓を十分に動かし進んで運動しようずする。 ⑶ 健康安党な生掻に必芁な習慣や態床を身に付け芋通しをもっお行動する。  内 容 ⑎ 先生や友達ず觊れ合い安定感をもっお行動する。 ⑵ いろいろな遊びの䞭で十分に䜓を動かす。 ⑶ 進んで戞倖で遊ぶ。 ⑷ 様々な掻動に芪しみ楜しんで取り組む。 ⑞ 先生や友達ず食べるこずを楜しみ食べ物ぞの興味や関心をも぀。 ⑹ 健康な生掻のリズムを身に付ける。 ⑺ 身の回りを枅朔にし衣服の着脱食事排泄 せ぀ などの生掻に必芁な掻動を自分でする。 ⑻ 幌皚園における生掻の仕方を知り自分たちで生掻の堎を敎えながら芋通しをもっお行動す る。 ⑌ 自分の健康に関心をもち病気の予防などに必芁な掻動を進んで行う。 ⑜ 危険な堎所危険な遊び方灜害時などの行動の仕方が分かり安党に気を付けお行動する。  内容の取扱い  䞊蚘の取扱いに圓たっおは次の事項に留意する必芁がある。 ⑎ 心ず䜓の健康は盞互に密接な関連があるものであるこずを螏たえ幌児が教垫や他の幌児ず の枩かい觊れ合いの䞭で自己の存圚感や充実感を味わうこずなどを基盀ずしおしなやかな心ず 䜓の発達を促すこず。特に十分に䜓を動かす気持ちよさを䜓隓し自ら䜓を動かそうずする意 欲が育぀ようにするこず。 ⑵ 様々な遊びの䞭で幌児が興味や関心胜力に応じお党身を䜿っお掻動するこずにより䜓を 第章 ねらい及び内容
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128 付録 動かす楜しさを味わい自分の䜓を倧切にしようずする気持ちが育぀ようにするこず。その際 倚様な動きを経隓する䞭で䜓の動きを調敎するようにするこず。 ⑶ 自然の䞭で䌞び䌞びず䜓を動かしお遊ぶこずにより䜓の諞機胜の発達が促されるこずに留意 し幌児の興味や関心が戞倖にも向くようにするこず。その際幌児の動線に配慮した園庭や遊 具の配眮などを工倫するこず。 ⑷ 健康な心ず䜓を育おるためには食育を通じた望たしい食習慣の圢成が倧切であるこずを螏た え幌児の食生掻の実情に配慮し和やかな雰囲気の䞭で教垫や他の幌児ず食べる喜びや楜しさ を味わったり様々な食べ物ぞの興味や関心をもったりするなどし食の倧切さに気付き進ん で食べようずする気持ちが育぀ようにするこず。 ⑞ 基本的な生掻習慣の圢成に圓たっおは家庭での生掻経隓に配慮し幌児の自立心を育お幌 児が他の幌児ず関わりながら䞻䜓的な掻動を展開する䞭で生掻に必芁な習慣を身に付け次第 に芋通しをもっお行動できるようにするこず。 ⑹ 安党に関する指導に圓たっおは情緒の安定を図り遊びを通しお安党に぀いおの構えを身に 付け危険な堎所や事物などが分かり安党に぀いおの理解を深めるようにするこず。たた亀 通安党の習慣を身に付けるようにするずずもに避難蚓緎などを通しお灜害などの緊急時に適 切な行動がずれるようにするこず。 人間関係 〔他の人々ず芪しみ支え合っお生掻するために自立心を育お人ず関わる力を逊う。 〕  ねらい ⑎ 幌皚園生掻を楜しみ自分の力で行動するこずの充実感を味わう。 ⑵ 身近な人ず芪しみ関わりを深め工倫したり協力したりしお䞀緒に掻動する楜しさを味わ い愛情や信頌感をも぀。 ⑶ 瀟䌚生掻における望たしい習慣や態床を身に付ける。  内 容 ⑎ 先生や友達ず共に過ごすこずの喜びを味わう。 ⑵ 自分で考え自分で行動する。 ⑶ 自分でできるこずは自分でする。 ⑷ いろいろな遊びを楜しみながら物事をやり遂げようずする気持ちをも぀。 ⑞ 友達ず積極的に関わりながら喜びや悲しみを共感し合う。 ⑹ 自分の思ったこずを盞手に䌝え盞手の思っおいるこずに気付く。 ⑺ 友達のよさに気付き䞀緒に掻動する楜しさを味わう。 ⑻ 友達ず楜しく掻動する䞭で共通の目的を芋いだし工倫したり協力したりなどする。 ⑌ よいこずや悪いこずがあるこずに気付き考えながら行動する。 ⑜ 友達ずの関わりを深め思いやりをも぀。 ⑟ 友達ず楜しく生掻する䞭できたりの倧切さに気付き守ろうずする。 ⑿ 共同の遊具や甚具を倧切にし皆で䜿う。 ⒀ 高霢者をはじめ地域の人々などの自分の生掻に関係の深いいろいろな人に芪しみをも぀。  内容の取扱い  䞊蚘の取扱いに圓たっおは次の事項に留意する必芁がある。 ⑎ 教垫ずの信頌関係に支えられお自分自身の生掻を確立しおいくこずが人ず関わる基盀ずなるこ ずを考慮し幌児が自ら呚囲に働き掛けるこずにより倚様な感情を䜓隓し詊行錯誀しながら諊 めずにやり遂げるこずの達成感や前向きな芋通しをもっお自分の力で行うこずの充実感を味わ
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129 付録 うこずができるよう幌児の行動を芋守りながら適切な揎助を行うようにするこず。 ⑵ 䞀人䞀人を生かした集団を圢成しながら人ず関わる力を育おおいくようにするこず。その際 集団の生掻の䞭で幌児が自己を発揮し教垫や他の幌児に認められる䜓隓をし自分のよさや 特城に気付き自信をもっお行動できるようにするこず。 ⑶ 幌児が互いに関わりを深め協同しお遊ぶようになるため自ら行動する力を育おるようにす るずずもに他の幌児ず詊行錯誀しながら掻動を展開する楜しさや共通の目的が実珟する喜びを 味わうこずができるようにするこず。 ⑷ 道埳性の芜生えを培うに圓たっおは基本的な生掻習慣の圢成を図るずずもに幌児が他の幌 児ずの関わりの䞭で他人の存圚に気付き盞手を尊重する気持ちをもっお行動できるようにし たた自然や身近な動怍物に芪しむこずなどを通しお豊かな心情が育぀ようにするこず。特に 人に察する信頌感や思いやりの気持ちは葛藀や぀たずきをも䜓隓しそれらを乗り越えるこず により次第に芜生えおくるこずに配慮するこず。 ⑞ 集団の生掻を通しお幌児が人ずの関わりを深め芏範意識の芜生えが培われるこずを考慮 し幌児が教垫ずの信頌関係に支えられお自己を発揮する䞭で互いに思いを䞻匵し折り合い を付ける䜓隓をしきたりの必芁性などに気付き自分の気持ちを調敎する力が育぀ようにする こず。 ⑹ 高霢者をはじめ地域の人々などの自分の生掻に関係の深いいろいろな人ず觊れ合い自分の感 情や意志を衚珟しながら共に楜しみ共感し合う䜓隓を通しおこれらの人々などに芪しみをも ち人ず関わるこずの楜しさや人の圹に立぀喜びを味わうこずができるようにするこず。たた 生掻を通しお芪や祖父母などの家族の愛情に気付き家族を倧切にしようずする気持ちが育぀よ うにするこず。 環 境 呚囲の様々な環境に奜奇心や探究心をもっお関わりそれらを生掻に取り入れおいこうずする力 を逊う。  ねらい ⑎ 身近な環境に芪しみ自然ず觊れ合う䞭で様々な事象に興味や関心をも぀。 ⑵ 身近な環境に自分から関わり発芋を楜しんだり考えたりしそれを生掻に取り入れようず する。 ⑶ 身近な事象を芋たり考えたり扱ったりする䞭で物の性質や数量文字などに察する感芚 を豊かにする。  内 容 ⑎ 自然に觊れお生掻しその倧きさ矎しさ䞍思議さなどに気付く。 ⑵ 生掻の䞭で様々な物に觊れその性質や仕組みに興味や関心をも぀。 ⑶ 季節により自然や人間の生掻に倉化のあるこずに気付く。 ⑷ 自然などの身近な事象に関心をもち取り入れお遊ぶ。 ⑞ 身近な動怍物に芪しみをもっお接し生呜の尊さに気付きいたわったり倧切にしたりす る。 ⑹ 日垞生掻の䞭で我が囜や地域瀟䌚における様々な文化や䌝統に芪しむ。 ⑺ 身近な物を倧切にする。 ⑻ 身近な物や遊具に興味をもっお関わり自分なりに比べたり関連付けたりしながら考えた り詊したりしお工倫しお遊ぶ。 ⑌ 日垞生掻の䞭で数量や図圢などに関心をも぀。
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130 付録 ⑜ 日垞生掻の䞭で簡単な暙識や文字などに関心をも぀。 ⑟ 生掻に関係の深い情報や斜蚭などに興味や関心をも぀。 ⑿ 幌皚園内倖の行事においお囜旗に芪しむ。  内容の取扱い  䞊蚘の取扱いに圓たっおは次の事項に留意する必芁がある。 ⑎ 幌児が遊びの䞭で呚囲の環境ず関わり次第に呚囲の䞖界に奜奇心を抱きその意味や操䜜 の仕方に関心をもち物事の法則性に気付き自分なりに考えるこずができるようになる過皋を 倧切にするこず。たた他の幌児の考えなどに觊れお新しい考えを生み出す喜びや楜しさを味わ い自分の考えをよりよいものにしようずする気持ちが育぀ようにするこず。 ⑵ 幌児期においお自然のも぀意味は倧きく自然の倧きさ矎しさ䞍思議さなどに盎接觊れる 䜓隓を通しお幌児の心が安らぎ豊かな感情奜奇心思考力衚珟力の基瀎が培われるこず を螏たえ幌児が自然ずの関わりを深めるこずができるよう工倫するこず。 ⑶ 身近な事象や動怍物に察する感動を䌝え合い共感し合うこずなどを通しお自分から関わろう ずする意欲を育おるずずもに様々な関わり方を通しおそれらに察する芪しみや畏敬の念生呜 を倧切にする気持ち公共心探究心などが逊われるようにするこず。 ⑷ 文化や䌝統に芪しむ際には正月や節句など我が囜の䌝統的な行事囜歌唱歌わらべう たや我が囜の䌝統的な遊びに芪しんだり異なる文化に觊れる掻動に芪しんだりするこずを通じ お瀟䌚ずの぀ながりの意識や囜際理解の意識の芜生えなどが逊われるようにするこず。 ⑞ 数量や文字などに関しおは日垞生掻の䞭で幌児自身の必芁感に基づく䜓隓を倧切にし数量 や文字などに関する興味や関心感芚が逊われるようにするこず。 蚀 葉 経隓したこずや考えたこずなどを自分なりの蚀葉で衚珟し盞手の話す蚀葉を聞こうずする意欲 や態床を育お蚀葉に察する感芚や蚀葉で衚珟する力を逊う。  ねらい ⑎ 自分の気持ちを蚀葉で衚珟する楜しさを味わう。 ⑵ 人の蚀葉や話などをよく聞き自分の経隓したこずや考えたこずを話し䌝え合う喜びを味わ う。 ⑶ 日垞生掻に必芁な蚀葉が分かるようになるずずもに絵本や物語などに芪しみ蚀葉に察する 感芚を豊かにし先生や友達ず心を通わせる。  内 容 ⑎ 先生や友達の蚀葉や話に興味や関心をもち芪しみをもっお聞いたり話したりする。 ⑵ したり芋たり聞いたり感じたり考えたりなどしたこずを自分なりに蚀葉で衚珟する。 ⑶ したいこずしおほしいこずを蚀葉で衚珟したり分からないこずを尋ねたりする。 ⑷ 人の話を泚意しお聞き盞手に分かるように話す。 ⑞ 生掻の䞭で必芁な蚀葉が分かり䜿う。 ⑹ 芪しみをもっお日垞の挚拶をする。 ⑺ 生掻の䞭で蚀葉の楜しさや矎しさに気付く。 ⑻ いろいろな䜓隓を通じおむメヌゞや蚀葉を豊かにする。 ⑌ 絵本や物語などに芪しみ興味をもっお聞き想像をする楜しさを味わう。 ⑜ 日垞生掻の䞭で文字などで䌝える楜しさを味わう。
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131 付録  内容の取扱い  䞊蚘の取扱いに圓たっおは次の事項に留意する必芁がある。 ⑎ 蚀葉は身近な人に芪しみをもっお接し自分の感情や意志などを䌝えそれに盞手が応答 しその蚀葉を聞くこずを通しお次第に獲埗されおいくものであるこずを考慮しお幌児が教垫 や他の幌児ず関わるこずにより心を動かされるような䜓隓をし蚀葉を亀わす喜びを味わえるよ うにするこず。 ⑵ 幌児が自分の思いを蚀葉で䌝えるずずもに教垫や他の幌児などの話を興味をもっお泚意しお 聞くこずを通しお次第に話を理解するようになっおいき蚀葉による䌝え合いができるようにす るこず。 ⑶ 絵本や物語などでその内容ず自分の経隓ずを結び付けたり想像を巡らせたりするなど楜 しみを十分に味わうこずによっお次第に豊かなむメヌゞをもち蚀葉に察する感芚が逊われる ようにするこず。 ⑷ 幌児が生掻の䞭で蚀葉の響きやリズム新しい蚀葉や衚珟などに觊れこれらを䜿う楜しさ を味わえるようにするこず。その際絵本や物語に芪しんだり蚀葉遊びなどをしたりするこず を通しお蚀葉が豊かになるようにするこず。 ⑞ 幌児が日垞生掻の䞭で文字などを䜿いながら思ったこずや考えたこずを䌝える喜びや楜しさ を味わい文字に察する興味や関心をも぀ようにするこず。   衚 珟 感じたこずや考えたこずを自分なりに衚珟するこずを通しお豊かな感性や衚珟する力を逊い 創造性を豊かにする。  ねらい ⑎ いろいろなものの矎しさなどに察する豊かな感性をも぀。 ⑵ 感じたこずや考えたこずを自分なりに衚珟しお楜しむ。 ⑶ 生掻の䞭でむメヌゞを豊かにし様々な衚珟を楜しむ。  内容 ⑎ 生掻の䞭で様々な音圢色手觊り動きなどに気付いたり感じたりするなどしお楜し む。 ⑵ 生掻の䞭で矎しいものや心を動かす出来事に觊れむメヌゞを豊かにする。 ⑶ 様々な出来事の䞭で感動したこずを䌝え合う楜しさを味わう。 ⑷ 感じたこず考えたこずなどを音や動きなどで衚珟したり自由にかいたり぀くったりなど する。 ⑞ いろいろな玠材に芪しみ工倫しお遊ぶ。 ⑹ 音楜に芪しみ歌を歌ったり簡単なリズム楜噚を䜿ったりなどする楜しさを味わう。 ⑺ かいたり぀くったりするこずを楜しみ遊びに䜿ったり食ったりなどする。 ⑻ 自分のむメヌゞを動きや蚀葉などで衚珟したり挔じお遊んだりするなどの楜しさを味わう。  内容の取扱い  䞊蚘の取扱いに圓たっおは次の事項に留意する必芁がある。 ⑎ 豊かな感性は身近な環境ず十分に関わる䞭で矎しいもの優れたもの心を動かす出来事な どに出䌚いそこから埗た感動を他の幌児や教垫ず共有し様々に衚珟するこずなどを通しお逊 われるようにするこず。その際颚の音や雚の音身近にある草や花の圢や色など自然の䞭にあ る音圢色などに気付くようにするこず。 ⑵ 幌児の自己衚珟は玠朎な圢で行われるこずが倚いので教垫はそのような衚珟を受容し幌児
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132 付録 自身の衚珟しようずする意欲を受け止めお幌児が生掻の䞭で幌児らしい様々な衚珟を楜しむこ ずができるようにするこず。 ⑶ 生掻経隓や発達に応じ自ら様々な衚珟を楜しみ衚珟する意欲を十分に発揮させるこずがで きるように遊具や甚具などを敎えたり様々な玠材や衚珟の仕方に芪しんだり他の幌児の衚 珟に觊れられるよう配慮したりし衚珟する過皋を倧切にしお自己衚珟を楜しめるように工倫す るこず。
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133 付録  地域の実態や保護者の芁請により教育課皋に係る教育時間の終了埌等に垌望する者を察象に行 う教育掻動に぀いおは幌児の心身の負担に配慮するものずする。たた次の点にも留意するもの ずする。 ⑎ 教育課皋に基づく掻動を考慮し幌児期にふさわしい無理のないものずなるようにするこず。 その際教育課皋に基づく掻動を担圓する教垫ず緊密な連携を図るようにするこず。 ⑵ 家庭や地域での幌児の生掻も考慮し教育課皋に係る教育時間の終了埌等に行う教育掻動の蚈 画を䜜成するようにするこず。その際地域の人々ず連携するなど地域の様々な資源を掻甚し ぀぀倚様な䜓隓ができるようにするこず。 ⑶ 家庭ずの緊密な連携を図るようにするこず。その際情報亀換の機䌚を蚭けたりするなど保 護者が幌皚園ず共に幌児を育おるずいう意識が高たるようにするこず。 ⑷ 地域の実態や保護者の事情ずずもに幌児の生掻のリズムを螏たえ぀぀䟋えば実斜日数や時間 などに぀いお匟力的な運甚に配慮するこず。 ⑞ 適切な責任䜓制ず指導䜓制を敎備した䞊で行うようにするこず。  幌皚園の運営に圓たっおは子育おの支揎のために保護者や地域の人々に機胜や斜蚭を開攟し お園内䜓制の敎備や関係機関ずの連携及び協力に配慮し぀぀幌児期の教育に関する盞談に応じ たり情報を提䟛したり幌児ず保護者ずの登園を受け入れたり保護者同士の亀流の機䌚を提䟛 したりするなど幌皚園ず家庭が䞀䜓ずなっお幌児ず関わる取組を進め地域における幌児期の教 育のセンタヌずしおの圹割を果たすよう努めるものずする。その際心理や保健の専門家地域の 子育お経隓者等ず連携・協働しながら取り組むよう配慮するものずする。 第章 教育課皋に係る教育時間の終了埌等に行う教育掻動などの留意事項
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1000 小孊校孊習指導芁領 平成29 幎告瀺 解説 平成29 幎7 月 特別の教科 道埳線
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1002 た え が き 文郚科孊省では 平成29幎3月31日に孊校教育法斜行芏則の䞀郚改正ず小孊校孊 習指導芁領の改蚂を行った。 新小孊校孊習指導芁領等は平成32幎床から党面的に実 斜するこずずし 平成30幎床から䞀郚を移行措眮ずしお先行しお実斜するこずずし おいる。 今回の改蚂は 平成28幎12月の䞭倮教育審議䌚答申を螏たえ ①ᵣ  教育基本法 孊校教育法などを螏たえ これたでの我が囜の孊校教育の実瞟や 蓄積を生かし 子䟛たちが未来瀟䌚を切り拓くための資質 ・ 胜力を䞀局確実に育 成するこずを目指すこず。 その際 子䟛たちに求められる資質 ・ 胜力ずは䜕かを 瀟䌚ず共有し 連携する 「瀟䌚に開かれた教育課皋」 を重芖するこず。 ②ᵣ  知識及び技胜の習埗ず思考力 刀断力 衚珟力等の育成のバランスを重芖する 平成20幎改蚂の孊習指導芁領の枠組みや教育内容を維持した䞊で 知識の理解 の質を曎に高め 確かな孊力を育成するこず。 ③ᵣ  先行する特別教科化など道埳教育の充実や䜓隓掻動の重芖 䜓育 ・ 健康に関す る指導の充実により 豊かな心や健やかな䜓を育成するこず。 を基本的なねらいずしお行った。 本曞は 倧綱的な基準である孊習指導芁領の蚘述の意味や解釈などの詳现に぀い お説明するために 文郚科孊省が䜜成するものであり 小孊校孊習指導芁領第章 「特別の教科 道埳」 に぀いお その改善の趣旚や内容を解説しおいる。 各孊校においおは 本曞を埡掻甚いただき 孊習指導芁領等に぀いおの理解を深 め 創意工倫を生かした特色ある教育課皋を線成 ・ 実斜されるようお願いしたい。 むすびに 本曞 「小孊校孊習指導芁領解説特別の教科 道埳線」 の䜜成に埡協力く ださった各䜍に察し 心から感謝の意を衚する次第である。   平成29幎月     文郚科孊省初等䞭等教育局長      髙橋 道和  
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1003 目次 第章 総 説 
 






















  1  改蚂の経緯   



















  1  改蚂の基本方針   

















  3  改蚂の芁点   



















  4 第章 道埳教育の目暙   


















  10    第節 道埳教育ず道埳科   















  10 第節 道埳科の目暙   

















  16  道埳教育の目暙に基づいお行う   










  17  道埳性を逊うために行う道埳科における孊習   




  17  道埳的な刀断力心情実践意欲ず態床を育おる   


  20 第章 道埳科の内容   



















  22 第節 内容の基本的性栌   















  22  内容構成の考え方   
















  22  内容の取扱い方   

















  24 第節 内容項目の指導の芳点   













  26 第章 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い   











  72 第節 指導蚈画䜜成䞊の配慮事項   











  72  指導蚈画䜜成の方針ず掚進䜓制の確立   







  72  幎間指導蚈画の意矩ず内容   












  72  幎間指導蚈画䜜成䞊の創意工倫ず留意点   






  74 第節 道埳科の指導   

















  78  指導の基本方針   

















  78  道埳科の特質を生かした孊習指導の展開   






  80  孊習指導の倚様な展開   














  83 第節 指導の配慮事項   
















  87  道埳教育掚進教垫を䞭心ずした指導䜓制   






  87  道埳科の特質を生かした蚈画的・発展的な指導   



  89  児童が䞻䜓的に道埳性を逊うための指導   






  91  倚様な考え方を生かすための蚀語掻動   







  93  問題解決的な孊習など倚様な方法を取り入れた指導   

  95  情報モラルず珟代的な課題に関する指導   






  97  家庭や地域瀟䌚ずの連携による指導   








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1004 第節 道埳科の教材に求められる内容の芳点   





  102  教材の開発ず掻甚の創意工倫   










  102  道埳科に生かす教材   














  104 第章 道埳科の評䟡   


















  107    第節 道埳科における評䟡の意矩   










  107  道埳教育における評䟡の意矩   










  107  道埳科における評䟡の意矩   











  108 第節 道埳科における児童の孊習状況及び       成長の様子に぀いおの評䟡               109  評䟡の基本的態床   















  109  道埳科における評䟡   














  109 第節 道埳科の授業に察する評䟡   










  115  授業に察する評䟡の必芁性   











  115  授業に察する評䟡の基本的な考え方   







  115  授業に察する評䟡の工倫   












  116  評䟡を指導の改善に掻かす工倫ず留意点   





  116 付 録 
 

























  117 ● 付録孊校教育法斜行芏則抄 












   118 ● 付録小孊校孊習指導芁領 第章 総則   






   122 ● 付録小孊校孊習指導芁領 第章 特別の教科 道埳   
   128 ● 付録䞭孊校孊習指導芁領 第章 特別の教科 道埳   
   133 ● 付録小孊校孊習指導芁領解説 総則線抄 
 





   136 ● 付録幌皚園教育芁領   















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1  改蚂の経緯 1 改蚂の経緯  我が囜の教育は教育基本法第条に瀺されおいるずおり「人栌の完成を目指 し平和で民䞻的な囜家及び瀟䌚の圢成者ずしお必芁な資質を備えた心身ずもに 健康な囜民の育成を期しお行われ」るものである。  人栌の完成及び囜民の育成の基盀ずなるものが道埳性でありその道埳性を育 おるこずが孊校教育における道埳教育の䜿呜である。  平成25 幎12 月の「道埳教育の充実に関する懇談䌚」報告では道埳教育に ぀いお「自立した䞀人の人間ずしお人生を他者ずずもにより良く生きる人栌を圢 成するこずを目指すもの」ず述べられおいる。道埳教育においおは人間尊重の 粟神ず生呜に察する畏敬の念を前提に人が互いに尊重し協働しお瀟䌚を圢䜜っ おいく䞊で共通に求められるルヌルやマナヌを孊び芏範意識などを育むずずも に人ずしおよりよく生きる䞊で倧切なものずは䜕か自分はどのように生きる べきかなどに぀いお時には悩み葛藀し぀぀考えを深め自らの生き方を育 んでいくこずが求められる。  さらに今埌グロヌバル化が進展する䞭で様々な文化や䟡倀芳を背景ずする 人々ず盞互に尊重し合いながら生きるこずや科孊技術の発展や瀟䌚・経枈の倉 化の䞭で人間の幞犏ず瀟䌚の発展の調和的な実珟を図るこずが䞀局重芁な課題 ずなる。こうした課題に察応しおいくためには瀟䌚を構成する䞻䜓である䞀人 䞀人が高い倫理芳をもち人ずしおの生き方や瀟䌚の圚り方に぀いお時に察 立がある堎合を含めお倚様な䟡倀芳の存圚を認識し぀぀自ら感じ考え他 者ず察話し協働しながらよりよい方向を目指す資質・胜力を備えるこずがこれ たで以䞊に重芁でありこうした資質・胜力の育成に向け道埳教育は倧きな圹 割を果たす必芁がある。  このように道埳教育は人が䞀生を通じお远求すべき人栌圢成の根幹に関わ るものであり同時に民䞻的な囜家・瀟䌚の持続的発展を根底で支えるもので もある。たた道埳教育を通じお育成される道埳性ずりわけ内省し぀぀物事 の本質を考える力や䜕事にも䞻䜓性をもっお誠実に向き合う意志や態床豊かな 情操などは 「豊かな心」だけでなく 「確かな孊力」や「健やかな䜓」の基盀ず もなり 「生きる力」を育むために極めお重芁なものである。  我が囜の孊校教育においお道埳教育は道埳の時間を芁ずしお孊校の教育掻動 党䜓を通じお行うものずされおきた。これたで孊校や児童の実態などに基づき 道埳教育の重点目暙を蚭定し充実した指導を重ね確固たる成果を䞊げおいる孊 第1 ç«  総 説
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第章 総 説 2 校がある䞀方で䟋えば歎史的経緯に圱響されいただに道埳教育そのものを 忌避しがちな颚朮があるこず他教科に比べお軜んじられおいるこず読み物の 登堎人物の心情理解のみに偏った圢匏的な指導が行われる䟋があるこずなど倚 くの課題が指摘されおいる。道埳教育は児童の人栌の基盀ずなる道埳性を逊う 重芁な圹割があるこずに鑑みればこれらの実態も真摯に受け止め぀぀その改 善・充実に取り組んでいく必芁がある。  このため平成26 幎月には文郚科孊倧臣から道埳教育の充実を図る芳 点から教育課皋における道埳教育の䜍眮付けや道埳教育の目暙内容指導方 法評䟡に぀いお怜蚎するよう䞭倮教育審議䌚に察しお諮問がなされ同幎 月から道埳教育専門郚䌚を蚭眮し10 回に及ぶ審議を行い教育課皋郚䌚総䌚 での審議を経お同幎10 月に「道埳に係る教育課皋の改善等に぀いお」答申を 行った。この答申では  ① 道埳の時間を「特別の教科 道埳」 仮称ずしお䜍眮付けるこず  ② 目暙を明確で理解しやすいものに改善するこず  ③ᵣ  道埳教育の目暙ず「特別の教科 道埳」 仮称の目暙の関係を明確にす るこず  ④ 道埳の内容をより発達の段階を螏たえた䜓系的なものに改善するこず  ⑀ 倚様で効果的な道埳教育の指導方法ぞず改善するこず  ⑥  「特別の教科 道埳」 仮称に怜定教科曞を導入するこず  ⑊ 䞀人䞀人のよさを䌞ばし成長を促すための評䟡を充実するこず などを基本的な考え方ずしお道埳教育に぀いお孊習指導芁領の改善の方向性が 瀺された。  この答申を螏たえ平成27 幎月27 日に孊校教育法斜行芏則を改正し 「道 埳」を「特別の教科である道埳」ずするずずもに小孊校孊習指導芁領䞭孊 校孊習指導芁領及び特別支揎孊校小孊郚・䞭孊郚孊習指導芁領の䞀郚改正の告瀺 を公瀺した。今回の改正はいじめの問題ぞの察応の充実や発達の段階をより䞀 局螏たえた䜓系的なものずする芳点からの内容の改善問題解決的な孊習を取り 入れるなどの指導方法の工倫を図るこずなどを瀺したものである。このこずによ り 「特定の䟡倀芳を抌し付けたり䞻䜓性をもたず蚀われるたたに行動するよ う指導したりするこずは道埳教育が目指す方向の察極にあるものず蚀わなけれ ばならない」  「倚様な䟡倀芳の時に察立がある堎合を含めお誠実にそれらの 䟡倀に向き合い道埳ずしおの問題を考え続ける姿勢こそ道埳教育で逊うべき基 本的資質である」ずの答申を螏たえ発達の段階に応じ答えが䞀぀ではない道 埳的な課題を䞀人䞀人の児童が自分自身の問題ず捉え向き合う「考える道埳」  「議論する道埳」ぞず転換を図るものである。
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2 改蚂の基本 方針 3  改正小孊校孊習指導芁領は平成27 幎月日から移行措眮ずしおその䞀 郚又は党郚を実斜するこずが可胜ずなっおおり平成30 幎月日から党面実 斜するこずずしおいる。  なおこの間平成28 幎12 月21 日に䞭倮教育審議䌚から幎か月に わたる審議を経お 「幌皚園小孊校䞭孊校高等孊校及び特別支揎孊校の孊 習指導芁領等の改善及び必芁な方策等に぀いお答申 」が瀺されたこずを螏た え平成29 幎月31 日に小孊校孊習指導芁領の党面改蚂を行った。既に平 成27 幎3 月27 日に告瀺された「第章 総則」のうち道埳教育に関する郚分 や「第章 特別の教科 道埳」に぀いおはこの党面改蚂埌も䞀郚の項目の 堎所が移動された等の圢匏的な倉曎点以倖は実質的な倉曎はない。  本解説においおは平成29 幎月31 日告瀺による党面改蚂埌の小孊校孊習 指導芁領に基づき解説を行うものである。 2 改蚂の基本方針  教育基本法をはじめずする我が囜の教育の根本理念に鑑みれば道埳教育は 教育の䞭栞をなすものであり孊校における道埳教育は孊校のあらゆる教育掻 動を通じお行われるべきものである。  同時に道埳教育においおはこれたで受け継がれ共有されおきたルヌルや マナヌ瀟䌚においお倧切にされおきた様々な道埳的䟡倀などに぀いお児童が 発達の段階に即し䞀定の教育蚈画に基づいお孊びそれらを理解し身に付けた り様々な角床から考察し自分なりに考えを深めたりする孊習の過皋が重芁であ る。このため昭和33 幎に小・䞭孊校においお道埳の時間が蚭けられ各 教科等における道埳教育ず密接な関連を図りながら蚈画的発展的な指導に よっおこれを補充深化統合し児童に道埳的䟡倀の自芚や生き方に぀いおの 考えを深めさせ道埳的実践力を育成するものずされおきた。こうした道埳の時 間を芁ずしお孊校の教育掻動党䜓を通じお行うずいう道埳教育の基本的な考え方 は今埌も匕き継ぐべきである。䞀方で道埳教育が期埅される圹割を十分に果 たすこずができるように改善を図るこずが重芁である。  ずりわけ道埳の時間が道埳教育の芁ずしお有効に機胜するこずが䞍可欠であ る。今回の道埳教育の改善に関する議論の発端ずなったのはいじめの問題ぞの 察応であり児童がこうした珟実の困難な問題に䞻䜓的に察凊するこずのできる 実効性ある力を育成しおいく䞊で道埳教育も倧きな圹割を果たすこずが匷く求 められた。道埳教育を通じお個人が盎面する様々な状況の䞭でそこにある事 象を深く芋぀め自分はどうすべきか自分に䜕ができるかを刀断しそのこず
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第章 総 説 4 を実行する手立おを考え実践できるようにしおいくなどの改善が必芁ず考えら れる。  このような状況を螏たえ道埳教育の充実を図るため孊校の教育掻動党䜓を 通じお行う道埳教育ずその芁ずしおの道埳の時間の圹割を明確にした䞊で児童 の道埳性を逊うために適切な教材を甚いお確実に指導を行い指導の結果を明 らかにしおその質的な向䞊を図るこずができるよう孊校教育法斜行芏則及び孊 習指導芁領の䞀郚を改正し道埳の時間を教育課皋䞊「特別の教科 道埳」 以 䞋「道埳科」ずいう。 ずしお新たに䜍眮付けその目暙内容教材や評䟡 指導䜓制の圚り方等を芋盎した。これたでの道埳の時間を芁ずしお孊校の教育掻 動党䜓を通じお行うずいう道埳教育の基本的な考え方を今埌も匕き継ぐずずも に道埳科を芁ずしお道埳教育の趣旚を螏たえた効果的な指導を孊校の教育掻動 党䜓を通じおより確実に展開するこずができるよう道埳教育の目暙等をより分 かりやすい衚珟で瀺すなど教育課皋の改善を図った。 3 改蚂の芁点  孊校の教育掻動党䜓で行う道埳教育に関わる芏定を孊習指導芁領「第章  総則」に瀺すずずもに 「第章 特別の教科 道埳」に぀いお次のような改 善を行った。 (1) 第 目暙  道埳教育の目暙ず道埳科の目暙を各々の圹割ず関連性を明確にするため 道埳科の目暙を「よりよく生きるための基盀ずなる道埳性を逊う」ずしお孊 校の教育掻動党䜓を通じお行う道埳教育の目暙ず同䞀であるこずが分かりやす い衚珟にするずずもに埓前道埳の時間の目暙に定めおいた「各教科等ずの 密接な関連」や「蚈画的発展的な指導による補充深化統合」は 「第  指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い」に敎理した䞊で衚珟を改めた。たた道 埳的䟡倀に぀いお自分ずの関わりも含めお理解しそれに基づいお内省し倚 面的・倚角的に考え刀断する胜力道埳的心情道埳的行為を行うための意 欲や態床を育おるずいう趣旚を明確化するため埓前の「道埳的䟡倀の自芚及 び自己の生き方に぀いおの考えを深め」るこずを孊習掻動を具䜓化しお「道 埳的諞䟡倀に぀いおの理解を基に自己を芋぀め物事を倚面的・倚角的に考 え自己の生き方に぀いおの考えを深める孊習」ず改めた。さらにこれらを 通じおよりよく生きおいくための資質・胜力を培うずいう趣旚を明確化する ため埓前の「道埳的実践力を育成する」こずを具䜓的に 「道埳的な刀断
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5  改蚂の芁点 力心情実践意欲ず態床を育おる」ず改めた。 (2) 第 内容   「道埳科を芁ずしお孊校の教育掻動党䜓を通じお行う道埳教育の内容は第 章特別の教科道埳の第に瀺す内容ずする」ずの芏定を総則に瀺し第に 瀺す内容が道埳科を芁ずした道埳教育の内容であるこずを明瀺した。たた小 孊校から䞭孊校たでの内容の䜓系性を高めるずずもに構成やねらいを分かり やすく瀺しお指導の効果を䞊げるなどの芳点からそれぞれの内容項目に手掛 かりずなる「善悪の刀断自埋自由ず責任」などの蚀葉を付蚘した。  内容項目のたずたりを瀺しおいた芖点に぀いおは四぀の芖点によっお内容 項目を構成しお瀺すずいう考え方は埓前どおりずし぀぀これたで「 䞻 ずしお自分自身に関するこず」 「 䞻ずしお他の人ずの関わりに関するこず」 「 䞻ずしお自然や厇高なものずの関わりに関するこず」 「 䞻ずしお集団 や瀟䌚ずの関わりに関するこず」の順序で瀺しおいた芖点を児童にずっおの 察象の広がりに即しお敎理し 「 䞻ずしお自分自身に関するこず」 「  䞻ずしお人ずの関わりに関するこず」 「 䞻ずしお集団や瀟䌚ずの関わりに 関するこず」 「 䞻ずしお生呜や自然厇高なものずの関わりに関するこず」 ずしお順序を改めた。  たた内容項目に぀いおは䞻に以䞋のような改善を図った。  䞻ずしお自分自身に関するこず  ○ 第孊幎及び第孊幎   ()áµ£ 自分のよさを生かし䌞ばすこずを重芖しお「自分の特城に気付くこ ず」を新たに加えた。   ()áµ£ より䞻䜓性をもっお努力できるようにするために「自分がやらなけれ ばならない勉匷や仕事」を「自分のやるべき勉匷や仕事」に改めた。  ○ 第孊幎及び第孊幎   ()áµ£ 正しいず刀断したこずはしっかりやり抜くこずができるようにするた め「勇気をもっお行う」を「自信をもっお行う」に改めた。   ()áµ£ 自分の安党に気を付けお生掻ができるようにするために「よく考え お行動し節床のある生掻をする」を「安党に気を付けよく考えお 行動し節床のある生掻をする」に改めた。   ()áµ£ 䞻䜓性をもっお個性を䌞ばすこずができるようにするために「よい所 を䌞ばす」を「長所を䌞ばす」に改めた。   ()áµ£ 目暙に向かっお努力できるようにするこずを重芖しお「自分でやろう
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第章 総 説 6 ず決めたこずは粘り匷くやり遂げる」を「目暙に向かっお匷い意 志をもち粘り匷くやり抜く」に改めた。  ○ 第孊幎及び第孊幎   ()áµ£ 自分の意志に基づいお刀断できるようにするために「自埋的で責任 のある行動をする」を「自埋的に刀断し責任のある行動をする」に 改めた。   ()áµ£ 自分の安党に気を付け生掻習慣の意矩や倧切さなどに぀いおの理解 を深められるようにするために「生掻習慣の倧切さを知り」を「安党 に気を付けるこずや生掻習慣の倧切さに぀いお理解し」に改めた。   ()áµ£ 個性の䌞長に際しお長所及び短所を明確にするために「悪い所を改 めよい所を積極的に䌞ばす」を「短所を改め長所を䌞ばす」に改めた。   ()áµ£ 目暙に向かっお䞍屈の粟神をもっお努力するこずができるようにする ために「より高い目暙を立お垌望ず勇気をもっおくじけないで努力 する」を「より高い目暙を立お垌望ず勇気をもち困難があっおも くじけずに努力しお物事をやり抜く」に改めた。   ()áµ£ 探究心を逊うこずを重芖しお「進んで新しいものを求め工倫しお生 掻をよりよくする」を「物事を探究しようずする心をも぀」に改めた。  䞻ずしお人ずの関わりに関するこず  ○ 第孊幎及び第孊幎   ()áµ£ 芪切の察象を広げられるようにするために「幌い人や高霢者など身近 にいる人」を「身近にいる人」に改めた。   ()áµ£ 感謝の察象を具䜓化するために「日ごろ䞖話になっおいる人々」を 「家族など日頃䞖話になっおいる人々」に改めた。  ○ 第孊幎及び第孊幎   ()áµ£ 䞻䜓的に人ずの関わりを捉えるこずができるようにするために「生 掻を支えおいる人々や高霢者」を「家族など生掻を支えおくれおいる 人々や珟圚の生掻を築いおくれた高霢者」に改めた。   ()áµ£ 自分ず異なる立堎や考え方などを理解しお望たしい人間関係を構築 できるようにするこずを重芖しお「自分の考えや意芋を盞手に䌝え るずずもに盞手のこずを理解し自分ず異なる意芋も倧切にするこ ず」を加えた。  ○ 第孊幎及び第孊幎   ()áµ£ 珟圚の生掻ぞの感謝の念を深められるようにするために「人々の支え 合い」を「家族や過去からの倚くの人々の支え合い」に改めた。
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7  改蚂の芁点   ()áµ£ 人間関係を構築できるようにするために「男女仲よく協力し助け合 う」を「異性に぀いおも理解しながら人間関係を築いおいく」に改 めた。   ()áµ£ 自らの考えをもっお他の立堎や考えを受け入れるこずを重芖しお「自 分の考えや意芋を盞手に䌝えるずずもに」を加え「自分ず異なる意 芋や立堎を倧切にする」を「自分ず異なる意芋や立堎を尊重する」に 改めた。  䞻ずしお集団や瀟䌚ずの関わりに関するこず ○ 第孊幎及び第孊幎   ()áµ£ 差別や偏芋をも぀こずなく集団や瀟䌚ずの関わりをもおるようにする ために「自分の奜き嫌いにずらわれないで接するこず」を加えた。   ()áµ£ より実感をもっお公共の粟神の玠地を逊うようにするために「働くこ ずのよさを感じお」を「働くこずのよさを知り」に改めた。   ()áµ£ 家族の䞀員ずしお自芚が芜生えるようにするために「家族の圹に立぀ 喜びを知る」を「家族の圹に立぀」に改めた。   ()áµ£ 囜ずの関わりを深められるようにするために「郷土の文化や生掻に芪 しみ」を「我が囜や郷土の文化ず生掻に芪しみ」に改めた。   ()áµ£ これからのグロヌバル化に察応する玠地を培うために「他囜の人々や 文化に芪しむこず」を加えた。  ○ 第孊幎及び第孊幎   ()áµ£ 䞻䜓性をもっおきたりや芏則を守るこずを重芖しお「玄束や瀟䌚の きたりを守り公埳心をも぀」を「玄束や瀟䌚のきたりの意矩を理解 しそれらを守る」に改めた。   ()áµ£ 差別や偏芋をも぀こずなくより䞀局集団や瀟䌚ずの関わりをもおる ようにするために「誰に察しおも分け隔おをせず公正公平な態床 で接するこず」を加えた。   ()áµ£ 自分ず孊校ずの関わりに぀いおも考えられるようにするために「楜し い孊玚を぀くる」を「楜しい孊玚や孊校を぀くる」に改めた。   ()áµ£ 郷土及び囜ずの関わりに関する内容を統合しお「我が囜や郷土の䌝統 ず文化を倧切にし囜や郷土を愛する心をも぀」に改めた。   ()áµ£ 倚様な文化を尊重し囜際芪善に努めるこずを重芖しお「他囜の人々 や文化に芪しみ関心をも぀」こずを明蚘した。  ○ 第孊幎及び第孊幎    ()áµ£ 䞻䜓性をもっおきたりや芏則を守るこずをより䞀局重芖しお「公埳心
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8 をもっお法やきたりを守り」を「法やきたりの意矩を理解した䞊で進 んでそれらを守り」に改めた。   ()áµ£ 偏芋や差別を蚱さない態床を重芖しお「差別をするこずや偏芋をも ぀こずなく公正公平にし」を「差別をするこずや偏芋をも぀こずな く公正公平な態床で接し」に改めた。   ()áµ£ 奉仕の粟神の涵 かん 逊を重芖しお「働くこずの意矩を理解し瀟䌚に奉仕 する喜びを知っお公共のために圹に立぀こずをする」を「働くこずや 瀟䌚に奉仕するこずの充実感を味わうずずもにその意矩を理解し 公共のために圹に立぀こずをする」に改めた。   ()áµ£ 「身近な集団に進んで参加し自分の圹割を自芚し協力しお䞻䜓的 に責任を果たす」こずは集団や瀟䌚ずの関わりに関するいずれの内 容にも関係するためこの趣旚を孊校ずの関わりに関する内容に含め た。   ()áµ£ 孊玚生掻の充実及び孊校の様々な集団における圹割遂行を重芖しお 「みんなで協力し合いよりよい校颚を぀くる」を「みんなで協力し 合っおよりよい孊玚や孊校を぀くるずずもに様々な集団の䞭での自 分の圹割を自芚しお集団生掻の充実に努める」に改めた。   ()áµ£ 日本人ずしおの垰属意識及び瀟䌚的な広がりを再考しお「郷土や我が 囜」「郷土や囜」を「我が囜や郷土」「囜や郷土」に改めた。   ()áµ£ 倚様な文化を尊重し囜際芪善に努めるこずを重芖しお「倖囜の人々 や文化を倧切にする心をもち日本人ずしおの自芚をもっお䞖界の 人々ず芪善に努める」を「他囜の人々や文化に぀いお理解し日本人 ずしおの自芚をもっお囜際芪善に努める」に改めた。  䞻ずしお生呜や自然厇高なものずの関わりに関するこず  ○ 第孊幎及び第孊幎   ()áµ£ 生きおいるこずの蚌 あかし を実感するこずで生呜の尊さを考えられるよう にするために「生きるこずを喜び」を「生きるこずのすばらしさを知 り」に改めた。  ○ 第孊幎及び第孊幎   ()áµ£ 生呜の尊さを自分ずの関わりで理解できるようにするために「生呜の 尊さを感じ取り」を「生呜の尊さを知り」に改めた。   ()áµ£ 自然ずの関わりを明確にするために「自然のすばらしさや䞍思議さに 感動し」を「自然のすばらしさや䞍思議さを感じ取り」に改めた。  ○ 第孊幎及び第孊幎 第章 総 説
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9  改蚂の芁点   ()áµ£ 生呜のかけがえのなさに぀いおの理解を深められるようにするために 「生呜がかけがえのないものであるこずを知り自他の生呜を尊重す る」を「生呜が倚くの生呜の぀ながりの䞭にあるかけがえのないもの であるこずを理解し生呜を尊重するこず」に改めた。   ()áµ£ 畏敬の念の察象を広く捉えられるようにするために「矎しいもの」を 「矎しいものや気高いもの」に改めた。   ()áµ£ 人間ずしおのよさを芋いだしおいくこずができるようにするために 「よりよく生きようずする人間の匷さや気高さを理解し人間ずしお 生きる喜びを感じるこず」を加えた。 (3) 第 指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い  アᵣ  党䜓蚈画及び指導内容の取扱いに関わる事項は「第章 総則」に移行 し道埳科の幎間指導蚈画に関わる事項を蚘茉した。なお指導蚈画の創 意工倫を生かせるようにするために䞀぀の内容項目を耇数の時間で扱う 指導を取り入れるなどの工倫を加えた。  むᵣ  これたで目暙に瀺しおいた各教科等ずの密接な関連及び補充深化統 合に関する事項を指導の配慮事項に移行し分かりやすい蚘述に改め た。  りᵣ  児童が自ら道埳性を逊うこずぞの配慮事項を自らを振り返るこず道 埳性を逊うこずの意矩に぀いお自らが考え理解するこずなどを加えお 具䜓的に瀺した。  ゚ᵣ  児童が倚様な感じ方や考え方に接する䞭で考えを深め刀断し衚珟 する力などを育むための蚀語掻動の充実を具䜓的に瀺した。  オᵣ  道埳科の特質を生かした指導を行う際の指導方法の工倫䟋を問題解決 的な孊習道埳的行為に関する䜓隓的な孊習等ずしお瀺した。  カᵣ  指導䞊の配慮事項ずしお情報モラルに加えお瀟䌚の持続可胜な発展な どの珟代的な課題の取扱いを䟋瀺し取り䞊げる際の配慮事項を明蚘し た。  キᵣ  倚様な教材の開発や掻甚に぀いお具䜓的に䟋瀺するずずもに教材の具 備すべき芁件を瀺した。  クᵣ  道埳科の評䟡に関しお数倀などによる評䟡は行わない点に倉わりはな いが孊習状況や道埳性に係る成長の様子を継続的に把握し指導に生か すよう努める必芁があるこずを瀺した。
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10 第1 節 道埳教育ず道埳科  「第章 総則」の「第 小孊校教育の基本ず教育課皋の圹割」の の(2) 段目  孊校における道埳教育は特別の教科である道埳以䞋「道埳科」ず いう。 を芁ずしお孊校の教育掻動党䜓を通じお行うものであり道埳 科はもずより各教科倖囜語掻動総合的な孊習の時間及び特別掻動 のそれぞれの特質に応じお児童の発達の段階を考慮しお適切な指導 を行うこず。 孊校における道埳教育は自己の生き方を考え䞻䜓的な刀断の䞋に行動し 自立した䞀人の人間ずしお他者ず共によりよく生きるための基盀ずなる道埳性を 逊うこずを目暙ずする教育掻動であり瀟䌚の倉化に察応しその圢成者ずしお生 きおいくこずができる人間を育成する䞊で重芁な圹割をもっおいる。 道埳教育は孊校や児童の実態などを螏たえ蚭定した目暙を達成するために 道埳科はもずより各教科倖囜語掻動総合的な孊習の時間及び特別掻動のそ れぞれの特質に応じお行うこずを基本ずしおあらゆる教育掻動を通じお適切 に行われなくおはならない。その䞭で道埳科は各掻動における道埳教育の芁 ずしおそれらを補ったり深めたり盞互の関連を考えお発展させたり統合さ せたりする圹割を果たす。いわば扇の芁のように道埳教育の芁所を抌さえお䞭 心で留めるような圹割をも぀ず蚀える。 したがっお各教育掻動での道埳教育がその特質に応じお意図的蚈画的に掚 進され盞互に関連が図られるずずもに道埳科においお各教育掻動における 道埳教育で逊われた道埳性が調和的に生かされ道埳科ずしおの特質が抌さえら れた孊習が蚈画的発展的に行われるこずによっお児童の道埳性は䞀局豊かに 逊われおいく。 たた孊校における道埳教育は児童の発達の段階を螏たえお行われなければ ならない。その際倚くの児童がその発達の段階に達するずされる幎霢は目安ず しお考えられるものであるが児童䞀人䞀人は違う個性をもった個人であるた めそれぞれ胜力・適性興味・関心性栌等の特性等は異なっおいるこずにも 意を甚いる必芁がある。発達の段階を螏たえるず幌児期の指導から小孊校䞭 孊校ぞず各孊校段階における幌児児童生埒が芋せる成長発達の様子やそれ 第2 ç«  道埳教育の目暙 第章 道埳教育の 目暙
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11 ぞれの段階の実態等を考慮しお指導を進めるこずずなる。その際䟋えば小孊 校の時期においおは孊幎間の発達の段階を考慮するずずもに幌児期の発達 の段階を螏たえ䞭孊校の発達の段階ぞの成長の芋通しをもっお小孊校の時期 にふさわしい指導の目暙を明確にし指導内容や指導方法を生かしお蚈画的に 進めるこずになる。しかしこの捉え方だけでは十分ずは蚀えない。道埳科にお いおは発達の段階を前提ずし぀぀も指導内容や指導方法に぀いお考える䞊で は個々人ずしおの特性等から捉えられる個人差に配慮するこずも重芁ずなる。 児童の実態を把握し指導内容指導方法を決定しおこそ適切に指導を行うこ ずが可胜ずなる。 【参考】各教科等における道埳教育小孊校孊習指導芁領解説総則線より抜粋  第節 道埳教育掚進䞊の配慮事項    道埳教育の指導䜓制ず党䜓蚈画     各教科等における道埳教育     ᵣ  各教科等における道埳教育に぀いおは第章各教科第章倖囜語掻動 第章総合的な孊習の時間及び第章特別掻動における「第 指導蚈画の 䜜成ず内容の取扱い」に第章特別の教科道埳の第に瀺す内容に぀いお それぞれの特質に応じお適切に指導するこずが瀺されおいるが具䜓的には 次のような配慮をするこずが求められる。    ア 囜語科     ᵣ  囜語で正確に理解したり適切に衚珟したりする資質・胜力を育成する䞊で 日垞生掻における人ずの関わりの䞭で䌝え合う力を高めるこずは孊校の教 育掻動党䜓で道埳教育を進めおいくための基盀ずなるものである。たた思 考力や想像力を逊うこず及び蚀語感芚を豊かにするこずは道埳的心情や道 埳的刀断力を逊う基本になる。さらに我が囜の蚀語文化に関わり囜語を 尊重しおその胜力の向䞊を図る態床を逊うこずは䌝統ず文化を尊重しそ れらを育んできた我が囜ず郷土を愛するこずなどに぀ながるものである。     ᵣ  教材遞定の芳点ずしお第章第節囜語の第の(2) に道埳性の育 成に資する項目を囜語科の特質に応じお瀺しおいる。    む 瀟䌚科     ᵣ  地域や我が囜の歎史や䌝統ず文化を通しお瀟䌚生掻に぀いお理解するこず や倚角的な思考や理解を通しお地域瀟䌚に察する誇りず愛情我が囜の 囜土ず歎史に察する愛情を涵 かん 逊するこずは䌝統ず文化を尊重しそれらを 育んできた我が囜ず郷土を愛するこずなどに぀ながるものである。たた囜 際瀟䌚に生きる平和で民䞻的な囜家及び瀟䌚の圢成者ずしおの自芚をもち  道埳教育ず 道埳科
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12 自他の人栌を尊重し瀟䌚的矩務や責任を重んじ公正に刀断しようずする 態床や胜力などの公民ずしおの資質・胜力の基瀎を逊うこずは䞻ずしお集 団や瀟䌚ずの関わりに関する内容などず密接に関係するものである。    り 算数科     ᵣ  算数科の目暙にある「日垞の事象を数理的に捉え芋通しをもち筋道を立お お考察する力」を育おるこずは道埳的な刀断力の育成にも資するものであ る。たた 「算数で孊んだこずを生掻や孊習に掻甚しようずする態床」を育お るこずは工倫しお生掻や孊習をしようずする態床を育おるこずにも資する ものである。    ゚ 理科     ᵣ  栜培や飌育などの䜓隓掻動を通しお自然を愛する心情を育おるこずは生 呜を尊重し自然環境の保党に寄䞎する態床の育成に぀ながるものである。 たた芋通しをもっお芳察実隓を行うこずや問題解決の力を育おるこず は道埳的刀断力や真理を倧切にしようずする態床の育成にも資するもので ある。    オ 生掻科     ᵣ  自分自身身近な人々瀟䌚及び自然ず盎接関わる掻動や䜓隓を通しお 自然に芪しみ生呜を倧切にするなど自然ずの関わりに関心をも぀こず自 分のよさや可胜性に気付くなど自分自身に぀いお考えさせるこず生掻䞊の きたり蚀葉遣い振る舞いなど生掻䞊必芁な習慣を身に付け自立し生掻 を豊かにしおいくための資質・胜力を育成するこずなどいずれも道埳教育 ず密接な関わりをも぀ものである。    カ 音楜科     ᵣ  音楜科の「第 目暙」(3) に 「音楜掻動の楜しさを䜓隓するこずを通しお 音楜を愛奜する心情ず音楜に察する感性を育むずもに音楜に芪しむ態床を 逊い豊かな情操を培う。 」ず瀺しおいる。音楜を愛奜する心情や音楜に察す る感性は矎しいものや厇高なものを尊重する心に぀ながるものでありた た音楜科の孊習指導を通しお培われる豊かな情操は道埳性の基盀を逊う ものである。     ᵣ  音楜科で取り扱う共通教材は我が囜の䌝統や文化自然や四季の矎しさ や倢や垌望をもっお生きるこずの倧切さなどを含んでおり道埳的心情の 育成に資するものである。    キ 図画工䜜科     ᵣ  図画工䜜科においおは目暙の「孊びに向かう力人間性等」においお 「぀くりだす喜びを味わうずずもに感性を育み楜しく豊かな生掻を創造し 第章 道埳教育の 目暙
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13 ようずする態床を逊い豊かな情操を培う」ず瀺しおいる。     ᵣ  ぀くりだす喜びを味わうようにするこずは矎しいものや厇高なものを 尊重する心に぀ながるものである。たた造圢的な創造による豊かな情操 は道埳性の基盀を逊うものである。    ク 家庭科     ᵣ  日垞生掻に必芁な基瀎的な知識や技胜を身に付け生掻をよりよくしよ うず工倫する資質・胜力を育おるこずは生掻習慣の倧切さを知り自分 の生掻を芋盎すこずに぀ながるものである。たた家庭生掻を倧切にする 心情を育むこずは家族を敬愛し楜しい家庭を぀くり家族の圹に立぀ こずをしようずするこずに぀ながるものである。    ケ 䜓育科     ᵣ  自己の課題の解決に向けお運動したり集団で楜しくゲヌムを行ったり するこずを通しお最埌たで粘り匷く取り組む気持ちのよい挚拶をする 仲間ず協力する勝敗を受け入れるフェアなプレむを倧切にする仲間 の考えや取組を理解するなどの態床が逊われる。     ᵣ  健康・安党に぀いおの理解は生掻習慣の倧切さを知り自己の生掻を 芋盎すこずに぀ながるものである。    コ 倖囜語科     ᵣ  倖囜語科においおは第の目暙(3) ずしお「倖囜語の背景にある文化 に察する理解を深め他者に配慮しながら䞻䜓的に倖囜語を甚いおコ ミュニケヌションを図ろうずする態床を逊う」ず瀺しおいる。 「倖囜語の 背景にある文化に察する理解を深め」るこずは䞖界の䞭の日本人ずしお の自芚をもち囜際的芖野に立っお䞖界の平和ず人類の幞犏に貢献する こずに぀ながるものである。たた 「他者に配慮」するこずは倖囜語の 孊習を通しお他者を配慮し受け入れる寛容の粟神や平和・囜際貢献など の粟神を獲埗し倚面的思考ができるような人材を育おるこずに぀ながる。    サ 倖囜語掻動     ᵣ  倖囜語掻動においおは第の目暙(3) ずしお「倖囜語を通しお蚀語 やその背景にある文化に察する理解を深め盞手に配慮しながら䞻䜓的 に倖囜語を甚いおコミュニケヌションを図ろうずする態床を逊う」ず瀺し おいる。 「倖囜語を通しお蚀語やその背景にある文化に察する理解を深 め」るこずは䞖界の䞭の日本人ずしおの自芚をもち囜際的芖野に立っ お䞖界の平和ず人類の幞犏に貢献するこずに぀ながるものである。たた 「盞手に配慮」するこずは倖囜語の孊習を通しお盞手に配慮し受け入 れる寛容の粟神や平和・囜際貢献などの粟神を獲埗し倚面的思考ができ  道埳教育ず 道埳科
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14 るような人材を育おるこずに぀ながる。    シ 総合的な孊習の時間     ᵣ  総合的な孊習の時間においおは目暙を「探究的な芋方・考え方を働か せ暪断的・総合的な孊習を行うこずを通しおよりよく課題を解決し 自己の生き方を考えおいくための資質・胜力を次のずおり育成する」ずし 育成を目指す資質・胜力の䞉぀の柱を瀺しおいる。     ᵣ  総合的な孊習の時間の内容は各孊校で定めるものであるが目暙を実 珟するにふさわしい探究課題に぀いおは䟋えば囜際理解情報環境 犏祉・健康などの珟代的な諞課題に察応する暪断的・総合的な課題地域 の人々の暮らし䌝統ず文化など地域や孊校の特色に応じた課題児童の 興味・関心に基づく課題などを螏たえお蚭定するこずが考えられる。児童 が暪断的・総合的な孊習を探究的な芋方・考え方を働かせお行うこずを 通しおこのような珟代瀟䌚の課題などに取り組みこれらの孊習が自己 の生き方を考えるこずに぀ながっおいくこずになる。     ᵣ  たた探究課題の解決を通しお育成を目指す資質・胜力に぀いおは䞻 䜓的に刀断しお孊習掻動を進めたり粘り匷く考え解決しようずしたり 自己の目暙を実珟しようずしたり他者ず協調しお生掻しようずしたりす る資質・胜力を育おるこずも重芁でありこのような資質・胜力の育成は 道埳教育に぀ながるものである。    ス 特別掻動     ᵣ  特別掻動における孊玚や孊校生掻における集団掻動や䜓隓的な掻動は 日垞生掻における道埳的な実践の指導を行う重芁な機䌚ず堎であり道埳 教育においお果たす圹割は倧きい。特別掻動の目暙には 「集団掻動に自 䞻的実践的に取り組み」 「互いのよさや可胜性を発揮」 「集団や自己の生 掻䞊の課題を解決」など道埳教育でもねらいずする内容が含たれおいる。 たた目指す資質・胜力には 「倚様な他者ずの協働」 「人間関係」 「自己 の生き方」 「自己実珟」など道埳教育がねらいずする内容ず共通しおい る面が倚く含たれおおり道埳教育においお果たすべき圹割は極めお倧き い。     ᵣ  具䜓的には䟋えば倚様な他者の意芋を尊重しようずする態床自己 の圹割や責任を果たしお生掻しようずする態床よりよい人間関係を圢成 しようずする態床みんなのために進んで働こうずする態床自分たちで きたりや玄束を぀くっお守ろうずする態床目暙をもっお諞問題を解決し ようずする態床自己のよさや可胜性を倧切にしお集団掻動を行おうずす る態床などは集団掻動を通しお身に付けたい道埳性である。 第章 道埳教育の 目暙
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15     ᵣ  特に孊玚掻動に぀いおは道埳教育の各孊幎段階における配慮事項 を螏たえお孊玚掻動における各孊幎段階の指導における配慮事項を瀺し おいる。たた孊玚掻動の「(1) 孊玚や孊校における生掻づくりぞの参画」 は孊玚や孊校の生掻䞊の諞課題を芋いだしこれを自䞻的に取り䞊げ 協力しお解決しおいく自発的自治的な掻動である。このような児童によ る自発的自治的な掻動によっお望たしい人間関係の圢成やよりよい生 掻づくりに参画する態床などに関わる道埳性を身に付けるこずができる。 孊玚掻動の「(2) 日垞の生掻や孊習ぞの適応ず自己の成長及び健康安党」 では基本的な生掻習慣の圢成やよりよい人間関係の圢成心身ずもに健 康で安党な生掻態床の圢成食育の芳点を螏たえた孊校絊食ず望たしい食 習慣の圢成を瀺しおいる。たた孊玚掻動の「(3) 䞀人䞀人のキャリア圢成 ず自己実珟」では珟圚や将来に垌望や目暙をもっお生きる意欲や態床の 圢成瀟䌚参画意識の醞成や働くこずの意矩の理解䞻䜓的な孊習態床の 圢成ず孊校図曞通等の掻甚を瀺しおいる。これらに぀いお自らの生掻を 振り返り自己の目暙を定め粘り匷く取り組みよりよい生掻態床を身 に付けようずするこずは道埳性を逊うこずず密接に関わるものである。     ᵣ  児童䌚掻動においおは異幎霢の児童が孊校におけるよりよい生掻を 築くために諞問題を芋いだしこれを自䞻的に取り䞊げ協力しお解決 しおいく自発的自治的な掻動を通しお異幎霢によるよりよい人間関係 の圢成やよりよい孊校生掻づくりに参画する態床などに関わる道埳性を逊 うこずができる。     ᵣ  クラブ掻動においおは異幎霢によるよりよい人間関係の圢成や個性 の䌞長よりよいクラブ掻動づくりに参画する態床などに関わる道埳性を 逊うこずができる。     ᵣ  孊校行事においおは特に自然の䞭での集団宿泊掻動やボランティ ア粟神を逊う掻動幌児高霢者や障害のある人々などずの觊れ合いや文 化や芞術に芪しむ䜓隓を通しおよりよい人間関係の圢成自埋的態床 心身の健康協力責任公埳心勀劎瀟䌚奉仕などに関わる道埳性を 逊うこずができる。  道埳教育ず 道埳科
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16 第2 節 道埳科の目暙  「第章 特別の教科 道埳」の「第 目暙」  第章総則の第のの2に瀺す道埳教育の目暙に基づきより よく生きるための基盀ずなる道埳性を逊うため道埳的諞䟡倀に぀いお の理解を基に自己を芋぀め物事を倚面的・倚角的に考え自己の生 き方に぀いおの考えを深める孊習を通しお道埳的な刀断力心情実 践意欲ず態床を育おる。 道埳科が目指すものは孊校の教育掻動党䜓を通じお行う道埳教育の目暙ず同 様によりよく生きるための基盀ずなる道埳性を逊うこずである。その䞭で道埳 科が孊校の教育掻動党䜓を通じお行う道埳教育の芁ずしおの圹割を果たすこずが できるよう蚈画的発展的な指導を行うこずが重芁である。特に各教科倖 囜語掻動総合的な孊習の時間及び特別掻動における道埳教育ずしおは取り扱う 機䌚が十分でない道埳的䟡倀に関わる指導を補うこずや児童や孊校の実態等を 螏たえお指導をより䞀局深めるこず盞互の関連を捉え盎したり発展させたりす るこずに留意しお指導するこずが求められる。 道埳科はこのように道埳科以倖における道埳教育ず密接な関連を図りなが ら蚈画的発展的な指導によっおこれを補ったり深めたり盞互の関連を考 えお発展させ統合させたりするこずで道埳的諞䟡倀に぀いおの理解を基に 自己を芋぀め物事を倚面的・倚角的に考え自己の生き方に぀いおの考えを深 める孊習を通しお道埳性を逊うこずが目暙ずしお挙げられおいる。 たた各教科倖囜語掻動総合的な孊習の時間及び特別掻動ではそれぞれ の目暙に基づいお教育掻動が行われる。これら各教科等で行われる道埳教育は それぞれの特質に応じた蚈画によっおなされるものであり道埳的諞䟡倀の党䜓 にわたっお行われるものではない。このこずに留意し道埳教育の芁である道埳 科の目暙ず特質を捉えるこずが倧切である。 なお道埳科の授業では特定の䟡倀芳を児童に抌し付けたり䞻䜓性をもた ずに蚀われるたたに行動するよう指導したりするこずは道埳教育の目指す方向 の察極にあるものず蚀わなければならない。倚様な䟡倀芳の時に察立がある堎 合を含めお自立した個人ずしおたた囜家・瀟䌚の圢成者ずしおよりよく生 きるために道埳的䟡倀に向き合いいかに生きるべきかを自ら考え続ける姿勢こ そ道埳教育が求めるものである。 第章 道埳教育の 目暙
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17 1 道埳教育の目暙に基づいお行う 道埳教育は孊校の教育掻動党䜓を通じお行う教育掻動でありその目暙は孊習 指導芁領第章総則の第のの2に以䞋のように瀺しおいる。 「道埳教育は教育基本法及び孊校教育法に定められた教育の根本粟神に基づ き自己の生き方を考え䞻䜓的な刀断の䞋に行動し自立した人間ずしお他者 ず共によりよく生きるための基盀ずなる道埳性を逊うこずを目暙ずする」 道埳科も孊校の教育掻動であり道埳科を芁ずした道埳教育が目指すものは 特に教育基本法に瀺された「人栌の完成を目指し平和で民䞻的な囜家及び瀟䌚 の圢成者ずしお必芁な資質を備えた心身ずもに健康な囜民の育成」 第条で あり 「幅広い知識ず教逊を身に付け真理を求める態床を逊い豊かな情操ず 道埳心を培うずずもに健やかな身䜓を逊う」 第条第号こず 「個人の䟡 倀を尊重しおその胜力を䌞ばし創造性を培い自䞻及び自埋の粟神を逊うず ずもに職業及び生掻ずの関連を重芖し勀劎を重んずる態床を逊う」 同条第 号こず 「正矩ず責任男女の平等自他の敬愛ず協力を重んずるずずもに 公共の粟神に基づき䞻䜓的に瀟䌚の圢成に参画しその発展に寄䞎する態床を 逊う」 同条第号こず 「生呜を尊び自然を倧切にし環境の保党に寄䞎す る態床を逊う」 同条第号こず 「䌝統ず文化を尊重しそれらをはぐくんで きた我が囜ず郷土を愛するずずもに他囜を尊重し囜際瀟䌚の平和ず発展に寄 䞎する態床を逊う」 同条第号こずに぀ながるものでなければならない。 そしお䞻䜓的な刀断に基づいお道埳的実践を行い自立した人間ずしお他者 ず共によりよく生きるための基盀ずなる道埳性を逊うこずが道埳科の目暙であ る。このこずは各教科等における道埳教育でも同様であり道埳科がどのように 道埳性を逊うのかに぀いおは以䞋の具䜓的な目暙によるずころである。 2 道埳性を逊うために行う道埳科における孊習 (1) 道埳的諞䟡倀に぀いお理解する 道埳的䟡倀ずはよりよく生きるために必芁ずされるものであり人間ずしお の圚り方や生き方の瀎ずなるものである。孊校教育においおはこれらのうち発 達の段階を考慮しお児童䞀人䞀人が道埳的䟡倀芳を圢成する䞊で必芁なものを 内容項目ずしお取り䞊げおいる。児童が今埌様々な問題堎面に出䌚った際に  道埳科の 目暙
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18 その状況に応じお自己の生き方を考え䞻䜓的な刀断に基づいお道埳的実践を行 うためには道埳的䟡倀の意矩及びその倧切さの理解が必芁になる。 䞀぀は内容項目を人間ずしおよりよく生きる䞊で倧切なこずであるず理解 するこずである。二぀は道埳的䟡倀は倧切であっおもなかなか実珟するこずが できない人間の匱さなども理解するこずである。䞉぀は道埳的䟡倀を実珟した り実珟できなかったりする堎合の感じ方考え方は䞀぀ではない倚様である ずいうこずを前提ずしお理解するこずである。道埳的䟡倀が人間らしさを衚すも のであるこずに気付き䟡倀理解ず同時に人間理解や他者理解を深めおいくよう にする。 道埳科の䞭で道埳的䟡倀の理解のための指導をどのように行うのかは授業者 の意図や工倫によるが自立した人間ずしお他者ず共によりよく生きるための基 盀ずなる道埳性を逊うには道埳的䟡倀に぀いお理解する孊習を欠くこずはでき ない。たた指導の際には特定の道埳的䟡倀を絶察的なものずしお指導した り本来実感を䌎っお理解すべき道埳的䟡倀のよさや倧切さを芳念的に理解させ たりする孊習に終始するこずのないように配慮するこずが倧切である。 (2) 自己を芋぀める 道埳的䟡倀の理解に぀いお䟡倀理解人間理解他者理解に぀いお前述した が道埳的䟡倀の理解を図るには児童䞀人䞀人がこれらの理解を自分ずの関わ りで捉えるこずが重芁である。人間ずしおよりよく生きる䞊で倧切な道埳的䟡倀 を自分のこずずしお感じたり考えたりするこずである。 自己を芋぀めるずは自分ずの関わり぀たりこれたでの自分の経隓やそのず きの感じ方考え方ず照らし合わせながら曎に考えを深めるこずである。この ような孊習を通しお児童䞀人䞀人は道埳的䟡倀の理解ず同時に自己理解を深 めるこずになる。たた児童自ら道埳性を逊う䞭で自らを振り返っお成長を実 感したりこれからの課題や目暙を芋付けたりするこずができるようになる。 道埳科の指導においおは児童が道埳的䟡倀を基に自己を芋぀めるこずができ るような孊習を通しお道埳性を逊うこずの意矩に぀いお児童自らが考え理 解できるようにするこずが倧切である。 (3) 物事を倚面的・倚角的に考える よりよく生きるための基盀ずなる道埳性を逊うためには児童が倚様な感じ方 や考え方に接するこずが倧切であり児童が倚様な䟡倀芳の存圚を前提にしお 他者ず察話したり協働したりしながら物事を倚面的・倚角的に考えるこずが求 められる。このように物事を倚面的・倚角的に考える孊習を通しお児童䞀人䞀 第章 道埳教育の 目暙
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19 人は䟡倀理解ず同時に人間理解や他者理解を深め曎に自分で考えを深め刀 断し衚珟する力などを育むのである。 道埳科においおは児童が道埳的䟡倀の理解を基に物事を倚面的・倚角的に考 えるこずができるようにするこずが倧切である。道埳的䟡倀の理解は道埳的䟡 倀自䜓を芳念的に理解するのではなく道埳的䟡倀を含んだ事象や自分自身の䜓 隓などを通しおそのよさや意矩困難さ倚様さなどを理解するこずが求めら れる。 このように道埳的䟡倀の理解を基に自己を芋぀め物事を倚面的・倚角的 に考えるずいう道埳的䟡倀の自芚を深める過皋で道埳的䟡倀を自分なりに発展 させおいくこずぞの思いや課題が培われるのである。その䞭で自己や瀟䌚の未 来に倢や垌望がもおるようにするこずが倧切である。 物事を倚面的・倚角的に考える指導のためには物事を䞀面的に捉えるのでは なく児童自らが道埳的䟡倀の理解を基に考え様々な芖点から物事を理解し 䞻䜓的に孊習に取り組むこずができるようにするこずが倧切である。 なお䟋えば発達の段階に応じお二぀の抂念が互いに矛盟察立しおいるず いう二項察立の物事を取り扱うなど物事を倚面的・倚角的に考えるこずができ るよう指導䞊の工倫をするこずも倧切である。 (4) 自己の生き方に぀いおの考えを深める 児童は道埳的䟡倀の理解を基に自己を芋぀めるなどの道埳的䟡倀の自芚を深 める過皋で同時に自己の生き方に぀いおの考えを深めおいるが特にそのこず を匷く意識させるこずが重芁である。 児童が道埳的䟡倀の理解を基に自己を芋぀め物事を倚面的・倚角的に考え るこずを通しお圢成された道埳的䟡倀芳を基盀ずしお自己の生き方に぀いおの 考えを深めおいくこずができるようにするこずが倧切である。 その際道埳的䟡倀の理解を自分ずの関わりで深めたり自分自身の䜓隓やそ れに䌎う感じ方や考え方などを確かに想起したりするこずができるようにするな ど特に自己の生き方に぀いおの考えを深めるこずを匷く意識しお指導するこず が重芁である。 䟋えば児童が道埳的䟡倀に関わる事象を自分自身の問題ずしお受け止められ るようにする。たた他者の倚様な感じ方や考え方に觊れるこずで身近な集団の 䞭で自分の特城などを知り䌞ばしたい自己を深く芋぀められるようにする。そ れずずもにこれからの生き方の課題を考えそれを自己の生き方ずしお実珟し おいこうずする思いや願いを深めるこずができるようにするこずなどが考えられ る。  道埳科の 目暙
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20 道埳科においおはこれらのこずが児童の実態に応じお蚈画的になされるよ うに様々に指導を工倫しおいく必芁がある。 なおこのこずは䞭孊校段階においお人間ずしおの生き方に぀いおの考えを 深めるこずに発展しおいく。 3 道埳的な刀断力心情実践意欲ず態床を育おる 道埳性ずは人間ずしおよりよく生きようずする人栌的特性であり道埳教育 は道埳性を構成する諞様盞である道埳的刀断力道埳的心情道埳的実践意欲ず 態床を育おるこずを求めおいる。 道埳性の諞様盞に぀いおは様々な考え方があるが孊校教育においお道埳教 育を行うに圓たっおは次のように捉えるようにする。 道埳的刀断力はそれぞれの堎面においお善悪を刀断する胜力である。぀た り人間ずしお生きるために道埳的䟡倀が倧切なこずを理解し様々な状況䞋に おいお人間ずしおどのように察凊するこずが望たれるかを刀断する力である。的 確な道埳的刀断力をも぀こずによっおそれぞれの堎面においお機に応じた道埳 的行為が可胜になる。 道埳的心情は道埳的䟡倀の倧切さを感じ取り善を行うこずを喜び悪を憎 む感情のこずである。人間ずしおのよりよい生き方や善を志向する感情であるず も蚀える。それは道埳的行為ぞの動機ずしお匷く䜜甚するものである。 道埳的実践意欲ず態床は道埳的刀断力や道埳的心情によっお䟡倀があるずさ れた行動をずろうずする傟向性を意味する。道埳的実践意欲は道埳的刀断力や 道埳的心情を基盀ずし道埳的䟡倀を実珟しようずする意志の働きであり道埳的 態床はそれらに裏付けられた具䜓的な道埳的行為ぞの身構えず蚀うこずができ る。 これらの道埳性の諞様盞には特に序列や段階があるずいうこずではない。䞀 人䞀人の児童が道埳的䟡倀を自芚し自己の生き方に぀いおの考えを深め日垞 生掻や今埌出䌚うであろう様々な堎面状況においお道埳的䟡倀を実珟するた めの適切な行為を䞻䜓的に遞択し実践するこずができるような内面的資質を意 味しおいる。 道埳性を逊うこずを目的ずする道埳科においおはその目暙を十分に理解し お教垫の䞀方的な抌し付けや単なる生掻経隓の話合いなどに終始するこずのな いように特に留意しそれにふさわしい指導の蚈画や方法を講じ指導の効果を 高める工倫をするこずが倧切である。 道埳性は埐々にしかも着実に逊われるこずによっお朜圚的持続的な䜜 第章 道埳教育の 目暙
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21 甚を行為や人栌に及がすものであるだけに長期的展望ず綿密な蚈画に基づいた 䞹念な指導がなされ道埳的実践に぀なげおいくこずができるようにするこずが 求められる。  道埳科の 目暙
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22 第1 節 内容の基本的性栌  「第章 特別の教科 道埳」の「第 内容」  孊校の教育掻動党䜓を通じお行う道埳教育の芁である道埳科においお は以䞋に瀺す項目に぀いお扱う。 1 内容構成の考え方 道埳科の内容に぀いお孊習指導芁領第章の「第 内容」では䞊蚘のよ うに瀺した䞊で各項目以䞋「内容項目」ずいう。 を瀺しおいる。 (1) 内容の捉え方 孊習指導芁領第章の「第 内容」は教垫ず児童が人間ずしおのよりよい 生き方を求め共に考え共に語り合いその実行に努めるための共通の課題で ある。孊校の教育掻動党䜓の䞭で様々な堎や機䌚を捉え倚様な方法によっお 進められる孊習を通しお児童自らが調和的な道埳性を逊うためのものである。 それらは教育掻動党䜓を通じお行われる道埳教育の芁ずしおの道埳科はもずよ り党教育掻動においお指導されなければならない。 ここに挙げられおいる内容項目は児童が人間ずしお他者ずよりよく生きおい く䞊で孊ぶこずが必芁ず考えられる道埳的䟡倀を含む内容を短い文章で平易に 衚珟したものである。たた内容項目ごずにその内容を端的に衚す蚀葉を付蚘し おいる。これらの内容項目は児童自らが道埳性を逊うための手掛かりずなるも のである。なおその指導に圓たっおは内容を端的に衚す蚀葉そのものを教え 蟌んだり知的な理解にのみずどたる指導になったりするこずがないよう十分留 意する必芁がある。 したがっお各内容項目に぀いお児童の実態を基に把握し盎し指導䞊の課 題を具䜓的に捉え児童自身が道埳的諞䟡倀に぀いおの理解を基に自己を芋぀ め物事を倚面的・倚角的に考え自己の生き方に぀いおの考えを深めるこずが できるよう実態に応じた指導をしおいくこずが倧切である。このように道埳的 䟡倀の自芚を深める指導を通しお児童自らが振り返っお成長を実感したりこ れからの課題や目暙を芋付けたりしお自己の生き方に぀いおの考えを深める孊 第3 ç«  道埳科の内容 第章 道埳科の 内容
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23 習ができるよう工倫する必芁がある。 (2) 四぀の芖点 「第 内容」は道埳教育の目暙を達成するために指導すべき内容項目を以 䞋の四぀の芖点から 「第孊幎及び第孊幎」  「第孊幎及び第孊幎」  「第 孊幎及び第孊幎」の孊幎段階に分けお瀺しおいる。その芖点から内容項目を 分類敎理し内容の党䜓構成及び盞互の関連性ず発展性を明確にしおいる。  䞻ずしお自分自身に関するこず  䞻ずしお人ずの関わりに関するこず  䞻ずしお集団や瀟䌚ずの関わりに関するこず  䞻ずしお生呜や自然厇高なものずの関わりに関するこず 私たちは様々な関わりの䞭で生存しその関わりにおいお様々な偎面から道埳 性を発珟させ身に付け人栌を圢成する。 「 䞻ずしお自分自身に関するこず」は自己の圚り方を自分自身ずの関わ りで捉え望たしい自己の圢成を図るこずに関するものである。 「 䞻ずしお 人ずの関わりに関するこず」は自己を人ずの関わりにおいお捉え望たしい人 間関係の構築を図るこずに関するものである。 「 䞻ずしお集団や瀟䌚ずの関 わりに関するこず」は自己を様々な瀟䌚集団や郷土囜家囜際瀟䌚ずの関わ りにおいお捉え囜際瀟䌚ず向き合うこずが求められおいる我が囜に生きる日本 人ずしおの自芚に立ち平和で民䞻的な囜家及び瀟䌚の圢成者ずしお必芁な道埳 性を逊うこずに関するものである。 「 䞻ずしお生呜や自然厇高なものずの 関わりに関するこず」は自己を生呜や自然矎しいもの気高いもの厇高な ものずの関わりにおいお捉え 人間ずしおの自芚を深めるこずに関するものである。 この四぀の芖点は盞互に深い関連をもっおいる。䟋えば自埋的な人間であ るためにはの芖点の内容が基盀ずなっお他の䞉぀の芖点の内容に関わり 再びの芖点に戻るこずが必芁になる。たたの芖点の内容が基盀ずなっお の芖点の内容に発展する。さらに及びの芖点から自己の圚り方を深く自芚 するずの芖点がより重芁になる。そしおの芖点からの芖点の内容を捉 えるこずによりその理解は䞀局深められる。 したがっお各孊幎段階においおはこのような関連を考慮しながら四぀の  内容の基本 的性栌
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24 芖点に含たれる党おの内容項目に぀いお適切に指導しなければならない。 (3) 児童の発達的特質に応じた内容構成の重点化 道埳科の内容項目は 「第孊幎及び第孊幎」が19 項目 「第孊幎及び第 孊幎」が20 項目 「第孊幎及び第孊幎」が22 項目にたずめられおいる。 これは本来人間ずしおよりよく生きる䞊で必芁な道埳的䟡倀はいずれの発達 の段階においおも必芁なものではあるが小孊校の孊幎間及び䞭孊校の孊幎 間を芖野に入れ児童の道埳的䟡倀を認識できる胜力の皋床や瀟䌚認識の広が り生掻技術の習熟床及び発達の段階などを考慮し最も指導の適時性のある内 容項目を孊幎段階ごずに粟遞し重点的に瀺したものである。したがっお各孊 幎段階の指導においおは垞に党䜓の構成や発展性を考慮しお指導しおいくこず が倧切である。 なお指導する孊幎段階に瀺されおはいない内容項目に぀いお指導の必芁があ るずきは他の孊幎段階に瀺す内容項目を螏たえた指導やその孊幎段階の他の 関連の匷い内容項目に関わらせた指導などに぀いお考えるこずが重芁である。た た以䞊の趣旚を螏たえた䞊で特に必芁な堎合は他の孊幎段階の内容項目を 加えるこずはできるが圓該孊幎段階の内容項目の指導を党䜓にわたっお十分に 行うよう配慮する必芁がある。 2 内容の取扱い方 第に瀺す内容項目は関連的発展的に捉え幎間指導蚈画の䜜成や指導に 際しお重点的な扱いを工倫するこずでその効果を高めるこずができる。 (1) 関連的発展的な取扱いの工倫  ア 関連性をもたせる   ᵣ  具䜓的な状況で道埳的行為がなされる堎合 「第 内容」に瀺されお いる䞀぀の内容項目だけが単独に䜜甚するずいうこずはほずんどない。そ こではある内容項目を䞭心ずしお幟぀かの内容項目が関連し合っおい る。䟋えば「第孊幎及び第孊幎」の堎合であれば 「瀌儀」の「時ず 堎をわきたえお瀌儀正しく真心をもっお接するこず」のためには 「芪 切思いやり」の「誰に察しおも思いやりの心をもち盞手の立堎に立っ お芪切にするこず」が必芁であるしたた 「勀劎公共の粟神」の「働 くこずや瀟䌚に奉仕するこずの充実感を味わうずずもにその意矩を理解 し公共のために圹に立぀こずをするこず」は 「感謝」の「日々の生掻 第章 道埳科の 内容
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25 が家族や過去からの倚くの人々の支え合いや助け合いで成り立っおいるこ ずに感謝しそれに応えるこず」ず密接に関わっおいる。   ᵣ  道埳科の指導に圓たっおは内容項目間の関連を十分に考慮したり指 導の順序を工倫したりしお児童の実態に応じた適切な指導を行うこずが 倧切である。そしお各孊幎段階を通しお党郚の内容項目が調和的に関 わり合いながら児童の道埳性が逊われるように工倫する必芁がある。  む 発展性を考慮する   ᵣ   「第孊幎及び第孊幎」ず「第孊幎及び第孊幎」の内容項目は 党おが「第孊幎及び第孊幎」 の内容に発展されるように構成されおいる。   ᵣ  䟋えば 「家族愛家庭生掻の充実」に関する内容項目に぀いおは第 孊幎から第孊幎たで䞀貫しお父母祖父母を敬愛する態床を逊い 「第孊幎及び第孊幎」では「進んで家の手䌝いなどをしお家族の圹 に立぀こず」  「第孊幎及び第孊幎」では 「家族みんなで協力し合っ お楜しい家庭を぀くるこず」  「第孊幎及び第孊幎」では 「家族の幞 せを求めお進んで圹に立぀こずをするこず」を匷調しおいる。このよう に児童の発達の段階に応じお家族ずの関わりを埐々に深めお家庭を 担うものずしお自芚ある行動ができるよう発展的に内容項目を瀺しおいる。   ᵣ  孊幎間を芋通した発展性を十分に配慮した蚈画の䞋に各孊幎段階に おいお重点化されおいる内容項目を適切に指導するこずが倧切である。 (2) 各孊校における重点的指導の工倫 áµ£  各孊校においおは児童や孊校の実態などを考慮しお道埳教育の目暙を蚭定 し重点的な指導を工倫するこずが倧切である。重点的指導ずは各孊幎段階 で重点化されおいる内容項目や孊校ずしお重点的に指導したい内容項目をその 䞭から遞び教育掻動党䜓を通じた道埳教育においお具䜓的な指導を行うこず である。 áµ£  道埳科においおは各孊幎段階の内容項目に぀いお孊幎間を芋通した重点 的指導を工倫するこずが倧切である。そのためには道埳科の幎間指導蚈画の 䜜成においお圓該の孊幎段階に瀺される内容項目党䜓の指導を考慮しなが ら重点的に指導しようずする内容項目に぀いおの扱いを工倫しなければなら ない。䟋えばその内容項目に関する指導に぀いお幎間の授業時数を倚く取る こずや䞀぀の内容項目を䜕回かに分けお指導するこず幟぀かの内容項目を 関連付けお指導するこずなどが考えられる。このような工倫を通しおより児 童の実態に応じた適切な指導を行う必芁がある。  内容の基本 的性栌
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26 「第 内容」の孊幎段階ごずに瀺されおいる内容項目は その党おが道埳科を 芁ずしお孊校の教育掻動党䜓を通じお行われる道埳教育における孊習の基本ずな るものである。それぞれの内容項目の発展性や特質及び児童の発達の段階などを 党䜓にわたっお理解し児童が䞻䜓的に道埳性を逊うこずができるようにしおい く必芁がある。 第2 節 内容項目の指導の芳点 小孊校第1 孊幎及び第2 孊幎19 小孊校第3 孊幎及び第4 孊幎20  䞻ずしお自分自身に関するこず 善悪の刀断 自埋自由ず責任 1 よいこずず悪いこずずの区別をしよいず思うこずを 進んで行うこず。 1正しいず刀断したこずは自信をもっお行うこず。 正盎誠実 2 うそを぀いたりごたかしをしたりしないで玠盎に䌞 び䌞びず生掻するこず。 2過ちは玠盎に改め正盎に明るい心で生掻するこず。 節床節制 3 健康や安党に気を付け物や金銭を倧切にし身の回り を敎え わがたたをしないで 芏則正しい生掻をするこず。 3 自分でできるこずは自分でやり安党に気を付けよ く考えお行動し節床のある生掻をするこず。 個性の䌞長 4自分の特城に気付くこず。 4自分の特城に気付き長所を䌞ばすこず。 垌望ず勇気 努力ず匷い意志 5自分のやるべき勉匷や仕事をしっかりず行うこず。 5 自分でやろうず決めた目暙に向かっお 匷い意志をもち 粘り匷くやり抜くこず。 真理の探究  䞻ずしお人ずの関わりに関するこず 芪切思いやり 6身近にいる人に枩かい心で接し芪切にするこず。 6盞手のこずを思いやり進んで芪切にするこず。 感謝 7家族など日頃䞖話になっおいる人々に感謝するこず。 7 家族など生掻を支えおくれおいる人々や珟圚の生掻を築い おくれた高霢者に 尊敬ず感謝の気持ちをもっお接するこず。 瀌儀 8 気持ちのよい挚拶蚀葉遣い動䜜などに心掛けお 明るく接するこず。 8 瀌儀の倧切さを知り誰に察しおも真心をもっお接す るこず。 友情信頌 9友達ず仲よくし助け合うこず。 9友達ず互いに理解し信頌し助け合うこず。 盞互理解寛容 10 自分の考えや意芋を盞手に䌝えるずずもに盞手のこ ずを理解し自分ず異なる意芋も倧切にするこず。  䞻ずしお集団や瀟䌚ずの関わりに関するこず 芏則の尊重 10 玄束やきたりを守り みんなが䜿う物を倧切にするこず。11 玄束や瀟䌚のきたりの意矩を理解し それらを守るこず。 公正公平 瀟䌚正矩 11 自分の奜き嫌いにずらわれないで接するこず。 12 誰に察しおも分け隔おをせず公正公平な態床で接 するこず。 勀劎公共の粟神 12 働くこずのよさを知りみんなのために働くこず。 13 働くこずの倧切さを知り進んでみんなのために働く こず。 家族愛 家庭生掻の充実 13 父母祖父母を敬愛し進んで家の手䌝いなどをしお 家族の圹に立぀こず。 14 父母祖父母を敬愛し家族みんなで協力し合っお楜 しい家庭を぀くるこず。 よりよい孊校生掻 集団生掻の充実 14 先生を敬愛し孊校の人々に芪しんで孊玚や孊校の 生掻を楜しくするこず。 15 先生や孊校の人々を敬愛しみんなで協力し合っお楜 しい孊玚や孊校を぀くるこず。 䌝統ず文化の尊重 囜や郷土を愛する 態床 15 我が囜や郷土の文化ず生掻に芪しみ愛着をも぀こず。16 我が囜や郷土の䌝統ず文化を倧切にし囜や郷土を愛 する心をも぀こず。 囜際理解囜際芪善16他囜の人々や文化に芪しむこず。 17他囜の人々や文化に芪しみ関心をも぀こず。  䞻ずしお生呜や自然厇高なものずの関わりに関するこず 生呜の尊さ 17 生きるこずのすばらしさを知り 生呜を倧切にするこず。18 生呜の尊さを知り生呜あるものを倧切にするこず。 自然愛護 18 身近な自然に芪しみ動怍物に優しい心で接するこず。19 自然のすばらしさや䞍思議さを感じ取り自然や動怍 物を倧切にするこず。 感動畏敬の念 19 矎しいものに觊れすがすがしい心をも぀こず。 20 矎しいものや気高いものに感動する心をも぀こず。 よりよく生きる喜び 第章 道埳科の 内容
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27 以䞋ではその際特に留意すべき事柄や児童の実態等に応じお指導をする 際に参考ずしたい考え方等に぀いお敎理しおいる。 なお内容の蚘述に圓たっおはその内容項目を抂芳するずずもに内容項目 の党䜓像を把握するこずにも資するようその内容を端的に衚す蚀葉を付蚘した ものを芋出しにしお内容項目ごずの抂芁孊幎段階ごずの指導の芁点を瀺しお いる。たた参考ずしお関連する䞭孊校の内容項目に぀いおも瀺しおいる。 小孊校第5 孊幎及び第6 孊幎22 䞭孊校22  䞻ずしお自分自身に関するこず 1 自由を倧切にし自埋的に刀断し責任のある行動を するこず。 1 自埋の粟神を重んじ自䞻的に考え刀断し誠実に 実行しおその結果に責任をも぀こず。 自䞻自埋 自由ず責任 2誠実に明るい心で生掻するこず。 3 安党に気を付けるこずや生掻習慣の倧切さに぀いお理解 し自分の生掻を芋盎し節床を守り節制に心掛けるこず。 2 望たしい生掻習慣を身に付け心身の健康の増進を図り 節床を守り節制に心掛け 安党で調和のある生掻をするこず。 節床節制 4自分の特城を知っお短所を改め長所を䌞ばすこず。 3 自己を芋぀め自己の向䞊を図るずずもに個性を䌞 ばしお充実した生き方を远求するこず。 向䞊心個性の䌞長 5 より高い目暙を立お垌望ず勇気をもち困難があっ おもくじけずに努力しお物事をやり抜くこず。 4 より高い目暙を蚭定しその達成を目指し垌望ず勇気 をもち困難や倱敗を乗り越えお着実にやり遂げるこず。 垌望ず勇気 克己ず匷い意志 6 真理を倧切にし 物事を探究しようずする心をも぀こず。5 真実を倧切にし真理を探究しお新しいものを生み出 そうず努めるこず。 真理の探究創造  䞻ずしお人ずの関わりに関するこず 7 誰に察しおも思いやりの心をもち盞手の立堎に立っ お芪切にするこず。 6 思いやりの心をもっお人ず接するずずもに家族など の支えや倚くの人々の善意により日々の生掻や珟圚の自 分があるこずに感謝し進んでそれに応え人間愛の粟 神を深めるこず。 思いやり感謝 8 日々の生掻が家族や過去からの倚くの人々の支え合いや助 け合いで成り立っおいるこずに感謝しそれに応えるこず。 9 時ず堎をわきたえお瀌儀正しく真心をもっお接する こず。 7 瀌儀の意矩を理解し時ず堎に応じた適切な蚀動をず るこず。 瀌儀 10 友達ず互いに信頌し孊び合っお友情を深め異性に ぀いおも理解しながら人間関係を築いおいくこず。 8 友情の尊さを理解しお心から信頌できる友達をもち互い に励たし合い高め合うずずもに異性に぀いおの理解を深 め悩みや葛藀も経隓しながら人間関係を深めおいくこず。 友情信頌 11 自分の考えや意芋を盞手に䌝えるずずもに謙虚な心 をもち広い心で自分ず異なる意芋や立堎を尊重するこ ず。 9 自分の考えや意芋を盞手に䌝えるずずもにそれぞれ の個性や立堎を尊重しいろいろなものの芋方や考え方 があるこずを理解し 寛容の心をもっお謙虚に他に孊び 自らを高めおいくこず。 盞互理解寛容  䞻ずしお集団や瀟䌚ずの関わりに関するこず 12 法やきたりの意矩を理解した䞊で進んでそれらを守り 自他の暩利を倧切にし矩務を果たすこず。 10 法やきたりの意矩を理解しそれらを進んで守るずず もにそのよりよい圚り方に぀いお考え自他の暩利を 倧切にし矩務を果たしお芏埋ある安定した瀟䌚の実 珟に努めるこず。 遵法粟神公埳心 13 誰に察しおも差別をするこずや偏芋をも぀こずなく 公正公平な態床で接し正矩の実珟に努めるこず。 11 正矩ず公正さを重んじ誰に察しおも公平に接し差 別や偏芋のない瀟䌚の実珟に努めるこず。 公正公平 瀟䌚正矩 14 働くこずや瀟䌚に奉仕するこずの充実感を味わうずず もにその意矩を理解し公共のために圹に立぀こずを するこず。 12 瀟䌚参画の意識ず瀟䌚連垯の自芚を高め公共の粟神 をもっおよりよい瀟䌚の実珟に努めるこず。 瀟䌚参画 公共の粟神 13 勀劎の尊さや意矩を理解し将来の生き方に぀いお考 えを深め勀劎を通じお瀟䌚に貢献するこず。 勀劎 15 父母祖父母を敬愛し家族の幞せを求めお進んで 圹に立぀こずをするこず。 14 父母 祖父母を敬愛し 家族の䞀員ずしおの自芚をもっ お充実した家庭生掻を築くこず。 家族愛 家庭生掻の充実 16 先生や孊校の人々を敬愛しみんなで協力し合っおよ りよい孊玚や孊校を぀くるずずもに様々な集団の䞭で の自分の圹割を自芚しお集団生掻の充実に努めるこず。 15 教垫や孊校の人々を敬愛し孊玚や孊校の䞀員ずしお の自芚をもち協力し合っおよりよい校颚を぀くるずず もに様々な集団の意矩や集団の䞭での自分の圹割ず責 任を自芚しお集団生掻の充実に努めるこず。 よりよい孊校生掻 集団生掻の充実 17 我が囜や郷土の䌝統ず文化を倧切にし先人の努力を 知り囜や郷土を愛する心をも぀こず。 16 郷土の䌝統ず文化を倧切にし瀟䌚に尜くした先人や 高霢者に尊敬の念を深め地域瀟䌚の䞀員ずしおの自芚 をもっお郷土を愛し進んで郷土の発展に努めるこず。 郷土の䌝統ず文化の尊重 郷土を愛する態床 17 優れた䌝統の継承ず新しい文化の創造に貢献するずず もに日本人ずしおの自芚をもっお囜を愛し囜家及び 瀟䌚の圢成者ずしおその発展に努めるこず。 我が囜の䌝統ず文化の尊重 囜を愛する態床 18 他囜の人々や文化に぀いお理解し日本人ずしおの自 芚をもっお囜際芪善に努めるこず。 18 䞖界の䞭の日本人ずしおの自芚をもち他囜を尊重し囜 際的芖野に立っお 䞖界の平和ず人類の発展に寄䞎するこず。囜際理解囜際貢献  䞻ずしお生呜や自然厇高なものずの関わりに関するこず 19 生呜が倚くの生呜の぀ながりの䞭にあるかけがえのな いものであるこずを理解し生呜を尊重するこず。 19 生呜の尊さに぀いおその連続性や有限性なども含め お理解しかけがえのない生呜を尊重するこず。 生呜の尊さ 20 自然の偉倧さを知り自然環境を倧切にするこず。 20 自然の厇高さを知り自然環境を倧切にするこずの意 矩を理解し進んで自然の愛護に努めるこず。 自然愛護 21 矎しいものや気高いものに感動する心や人間の力を超 えたものに察する畏敬の念をも぀こず。 21 矎しいものや気高いものに感動する心をもち人間の 力を超えたものに察する畏敬の念を深めるこず。 感動畏敬の念 22 よりよく生きようずする人間の匷さや気高さを理解し 人間ずしお生きる喜びを感じるこず。 22 人間には自らの匱さや醜さを克服する匷さや気高く生 きようずする心があるこずを理解し人間ずしお生きる こずに喜びを芋いだすこず。 よりよく生きる喜び  内容項目の 指導の芳点
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28   䞻ずしお自分自身に関するこず    善悪の刀断自埋自由ず責任 〔第孊幎及び第孊幎〕  よいこずず悪いこずずの区別をし よいず思うこずを進んで行うこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  正しいず刀断したこずは自信をもっお行うこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  自由を倧切にし自埋的に刀断し責任のある行動をするこず。 䞭孊校 自䞻自埋自由ず責任  自埋の粟神を重んじ自䞻的に考え刀断し誠実に実行しおその結果に責 任をも぀こず。 物事の善悪に぀いお的確に刀断し自ら正しいず信じるずころに埓っお䞻䜓的 に行動するこず自由を倧切にするずずもにそれに䌎う自埋性や責任を自芚す るこずに関する内容項目である。 (1) 内容項目の抂芁 人ずしお行っおよいこず瀟䌚通念ずしお行っおはならないこずをしっかりず 区別したり刀断したりする力は児童が幌い時期から培底しお身に付けおいく べきものである。それずずもにより積極的で健康的な自己像を描くこずができ るようにするこずが倧切である。そのためには䜕事にも積極的に取り組む姿勢 が必芁ずなるがその原動力が自らを信じる姿勢であるず考えられる。ただし それは過信や自分勝手ではなくよいず思ったり正しいず刀断したりするこず ができる力を䌎った自信や自埋的な態床でなくおはならない。よいこず正しい こずに぀いお人に巊右されるこずなく自ら正しいず信じるずころに埓っお 誠実か぀謙虚に行動するこずは人ずしお重芁なこずである。特に䟡倀芳の倚 様な瀟䌚を䞻䜓的に生きる䞊での基瀎を培うためによいこずず悪いこずずの区 別が的確にできるように指導しおおくこずは重芁である。 たた自己を高めおいくには䜕物にもずらわれない自由な考えや行動が倧切で ある。自由には自分で自埋的に刀断し行動したこずによる自己責任が䌎う。 自分の自由な意思によっおおおらかに生きながらもそこには内から自芚された 責任感の支えによっお自ら信じるこずに埓っお自埋的に刀断し実行するず いう自埋性が䌎っおいなければならない。 第章 道埳科の 内容
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29 (2) 指導の芁点 ■ 第孊幎及び第孊幎  ᵣ  この段階においおは䜕事にも興味関心を瀺し意欲的に行動するこずが倚 い反面ただ集団生掻に十分に慣れおいないために匕っ蟌み思案になったり 物おじしたりするこずも少なくない。 áµ£  指導に圓たっおは積極的に行うべきよいこずず人間ずしおしおはならな いこずを正しく区別できる刀断力を逊うこずが倧切である。たたよいず思っ たこずができたずきのすがすがしい気持ちを思い起こさせるなどしお小さな こずでも遠慮しないで進んで行うこずができる意欲ず態床を育おる指導を充実 しおいくこずが倧切である。たた身近な事䟋を螏たえ人ずしおしおはなら ないこずをしないこずに぀いお䞀貫した方針をもち毅 き 然ずした態床で指導 しおいくこずが重芁である。 ■ 第孊幎及び第孊幎  ᵣ  この段階においおは児童は様々な孊習や生掻を通しお正しいこずや正し くないこずに぀いおの刀断力が高たっおくる。しかし正しいこずず知り぀぀ もそのこずをなかなか実行できなかったり悪いこずず知りながらも呚囲に流 されたり自分の匱さに負けたりしおしたうこずもある。  ᵣ  指導に圓たっおは正しいこずを行えないずきの埌ろめたさや自ら信じる こずに埓っお正しいこずを行ったずきの充実した気持ちを考え正しいず刀断 したこずは自信をもっお行い正しくないず刀断したこずは行わないようにす る態床を育おる必芁がある。特に正しくないず考えられるこずを人に勧めな いこずはもずより人から勧められたずきにきっぱりず断ったり正しくない ず考えられるこずをしおいる人を止めたりできるように指導するこずが倧切で ある。 ■ 第孊幎及び第孊幎  ᵣ  この段階においおは自䞻的に考え行動しようずする傟向が匷たる時期で ある。䞀方で自由の捉え違いをしお盞手や呚りのこずを考えず自分勝手な振 る舞いをしおしたうこずも芋られる。たた自埋的で責任のある行動をするこ ずの意味やよさが分かりにくい児童もいる。  ᵣ  指導に圓たっおは自由ず自分勝手ずの違いや自由だからこそできるこず やそのよさを考えたりしお自由な考えや行動のも぀意味やその倧切さを実感 できるようにするこずが倧切である。たた自由に䌎う自己責任の倧きさに぀ いおは自分の意志で考え刀断し行動しなければならない堎面やその埌の圱響 を考えるこずなどを通しお倚面的・倚角的に理解できるようにするこずが重 芁である。そのこずが自らの自埋的で責任のある行動に぀いおのよさの理解 を䞀局深めるこずに぀ながる。  内容項目の 指導の芳点
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30    正盎誠実 〔第孊幎及び第孊幎〕  うそを぀いたりごたかしをしたりしないで玠盎に䌞び䌞びず生掻す るこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  過ちは玠盎に改め正盎に明るい心で生掻するこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  誠実に明るい心で生掻するこず。 䞭孊校 自䞻自埋自由ず責任  自埋の粟神を重んじ自䞻的に考え刀断し誠実に実行しおその結果に責 任をも぀こず。 停りなく真面目に真心を蟌めお明るい心で楜しく生掻するこずに関する内容 項目である。 (1) 内容項目の抂芁 児童が健康的で積極的に自分らしさを発揮できるようにするためには自分の 気持ちに停りのないようにするこずが求められる。たた自己の過ちを認め改 めおいく玠盎さずずもに䜕事に察しおも真面目に真心を蟌めお明るく楜しい 生掻を心掛けようずする姿勢をも぀こずが倧切である。 過ちや倱敗は誰にも起こり埗るこずである。そのずきにずもするずそのこず で自分自身が責められたり䞍利な立堎に立たされたりするこずを回避しようず しおうそを蚀ったりごたかしをしたりするこずがある。しかしそのような振 る舞いはあくたでも䞀時しのぎに過ぎず真の解決には至らない。このこずに よっお他者の信頌を倱うばかりか自分自身の䞭に埌悔や自責の念匷い良心 の呵 か 責 しゃく などが生じる。 それらを乗り越えようずするこずが正盎な心であり自分自身に察する真面目 さであり䌞び䌞びず過ごそうずする心のすがすがしい明るさでもある。このよ うな誠実な生き方を倧切にする心を育おおいくこずが重芁である。 第章 道埳科の 内容
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31 (2) 指導の芁点 ■ 第孊幎及び第孊幎  ᵣ  この段階においおは発達的特質から特に自分自身の蚀動を他者から叱ら れたり笑われたりするこずから逃れようずする気持ちが働くこずが少なくな い。そのためにうそを蚀ったりごたかしをしたりしお暗い心になるこずが芋 受けられる。いけないこずをしおしたったずきには玠盎にその非を認めあや たるこずができるずずもに人の倱敗を責めたり笑ったりしないようにし正 盎で玠盎に䌞び䌞びず生掻できる態床を逊うようにするこずが求められる。  ᵣ  指導に圓たっおはうそやごたかしをしないで明るい心で楜しく生掻するこ ずの倧切さを抌さえおおくこずは児童が成長の過皋で健康的な自己像を確立 しおいくためにも倧切なこずである。 ■ 第孊幎及び第孊幎  ᵣ  この段階においおは特に他者に察しおうそを蚀ったりごたかしをしたりし ないこずに加えおそのこずが自分自身をも停るこずに぀ながるこずに気付か せるこずが求められる。その䞊で正盎であるこずの快適さを自芚できるよう にするこずが倧切である。さらに過ちを犯したずきには玠盎に反省しその こずを正盎に䌝えるなどしお改めようずする気持ちを育むこずも求められる。 このこずはたずえ仲の良い仲間集団の䞭にあっおも呚囲に安易に流されな い匷い心を逊う芁ずもなる。  ᵣ  指導に圓たっおは正盎であるからこそ明るい心で䌞び䌞びずした生掻が 実珟できるこずを理解しこの段階の掻動的な特城を生かしながら児童それ ぞれが元気よく生掻できるようにしおいくこずが望たれる。 ■ 第孊幎及び第孊幎  ᵣ  この段階においおは自分自身に察する誠実さがより䞀局求められる。特に その誠実さが自分の内面を満たすだけではなく䟋えば他の人の受け止めを 過床に意識するこずなく自分自身に誠実に生きようずする気持ちが倖に向け おも発揮されるように配慮する必芁がある。そのこずがより明るい心ずなっ お行動にも衚れ真面目さを前向きに受け止めた生掻を倧切にするこずで自己 を向䞊させるこずや自信にも぀ながっおいく。  ᵣ  指導に圓たっおは䞀人䞀人の誠実な生き方を倧切にしながらみんなず楜 しい生掻ができるようにしおいくこずが倧切である。䞀方でよくないこずず 知り぀぀も自分の意に反しお呚囲に流されおしたうこずや傍芳者ずしお過ごし おしたうこずは決しお心地のよいものではなく埌ろめたさから誇りや自 信を倱っおしたうこずに぀ながるこずを考えられるように指導するこずが必芁 である。  内容項目の 指導の芳点
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32    節床節制 〔第孊幎及び第孊幎〕  健康や安党に気を付け物や金銭を倧切にし身の回りを敎えわが たたをしないで芏則正しい生掻をするこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  自分でできるこずは自分でやり 安党に気を付け よく考えお行動し 節床のある生掻をするこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  安党に気を付けるこずや生掻習慣の倧切さに぀いお理解し自分の 生掻を芋盎し節床を守り節制に心掛けるこず。 䞭孊校 節床節制  望たしい生掻習慣を身に付け心身の健康の増進を図り節床を守り節制に 心掛け安党で調和のある生掻をするこず。 健康や安党に気を付け自立した生掻ができるようにするための基本的な生掻習 慣を身に付けるこず節床をもっお節制を心掛けた生掻を送るこずに関する内容 項目である。 (1) 内容項目の抂芁 この内容項目には二぀の芁点が含たれおいる。䞀぀は基本的な生掻習慣に関 わるこずである。基本的な生掻習慣は人間ずしお最も基瀎的か぀日垞的な行動 の圚り方であるず蚀われおいる。それらは人の生涯にわたっおあらゆる行為の 基盀ずなり充実した生掻を送る䞊で欠くこずのできないものずなる。基本的な 生掻習慣は䞻ずしお家庭で身に付けるこずが望たしいものもあるが特に孊校 で指導すべき内容ずしお䟋えば健康に関するこずずしお身䜓や衣服の枅朔 掗面・歯磚きなどが考えられる。たた安党に関するこずずしおは亀通事故及 び犯眪や自然灜害から身を守るこずや危機管理などがある。さらに芏則正しく きたりよい生掻に関するこずずしおは物や金銭の掻甚時間の尊重身の回り の敎理敎頓などが挙げられる。 二぀は進んで自分の生掻を芋盎し自分の眮かれた状況に぀いお思慮深く考 えながら自らを節制し皋よい生掻をしおいくこずである。自己の確立にずっ お自分を客芳的に芋぀め自分の珟状を内省するこずは䞍可欠な芁玠である。 たたこのこずは自分や他の人の快適な生掻を守るこずに倧いに぀ながっおい るこずも自芚させる必芁がある。 第章 道埳科の 内容
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33 (2) 指導の芁点 ■ 第孊幎及び第孊幎  ᵣ  この段階においおは児童の日垞生掻における行動を通しお呚囲に察する 気配りや思いやりをもち互いの健康に心掛け安党のきたりを守っおそれを実 践するこず物の䟡倀を認識させるために物は倚くの人の努力ず勀劎によっ お䜜られおいるこず金銭の䟡倀に぀いおも正しく理解させ物を倧切にできる ようにするこず身の回りを敎えお気持ちのよい生掻ができるようにするこず などの具䜓的な指導を進める必芁がある。  ᵣ  指導に圓たっおは時刻を守り時間を倧切にするこずや生掻に䞀定のリズ ムを䞎えわがたたをしない芏則正しい生掻が自分にずっお倧切なこずであ りそのような生掻が快適な毎日を送るこずに぀ながるこずに気付かせ基本 的な生掻習慣を確実に身に付けるこずができるように繰り返し指導する必芁が ある。 ■ 第孊幎及び第孊幎  ᵣ  この段階においおは自分でできるこずは自分で行うこず身の回りの安党 に気を付けお行動するこず他の人から蚀われるのではなく自分自身で考え お床を過ごすこずなく節床のある生掻のよさを考えるこずができるよう生 掻における自立を重芖した指導を進めるこずが倧切である。  ᵣ  指導に圓たっおは適宜自分でできるこずを考えさせるようにするこずが 求められる。たた䜎孊幎の内容ずしお瀺されおいた基本的な生掻習慣に関す る具䜓的な事項に぀いおはこの段階では内容の衚珟䞊は省略されおいるが 児童の状況に応じお適宜継続的に指導しおいく必芁がある。 ■ 第孊幎及び第孊幎  ᵣ  この段階では危険から身を守り自分だけでなく呚囲の人々の安党にも気 を付けるこずを指導するこずが求められる。  ᵣ  基本的な生掻習慣に぀いおはその意矩を理解しおおおむね身に付けおいる こずが期埅されるがずもするず䞍芏則な生掻によっお䜓調を厩したり集䞭 力を欠いたりする児童が少なくないこずも指摘されおいる。  ᵣ  指導に圓たっおは基本的な生掻習慣は心身の健康を維持増進し掻力のあ る生掻を支えるものであるこずぞの理解を䞀局深めるようにする必芁がある。 たた児童䞀人䞀人が自分の生掻を振り返り改善すべき点などに぀いお進ん で芋盎しながら望たしい生掻習慣を積極的に築くずずもに自ら節床を守り 節制に心掛けるように継続的に指導するこずが求められる。  内容項目の 指導の芳点
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34    個性の䌞長 〔第孊幎及び第孊幎〕  自分の特城に気付くこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  自分の特城に気付き長所を䌞ばすこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  自分の特城を知っお短所を改め長所を䌞ばすこず。 䞭孊校 向䞊心個性の䌞長  自己を芋぀め自己の向䞊を図るずずもに個性を䌞ばしお充実した生き方 を远求するこず。 個性の䌞長を図るために積極的に自分の長所を䌞ばし短所を改めるこずに関 する内容項目である。 (1) 内容項目の抂芁 個性ずは個人特有の特城や性栌であるず蚀われおいる。個性の䌞長は自分 のよさを生かし曎にそれを䌞ばし自分らしさを発揮しながら調和のずれた自己 を圢成しおいくこずである。児童が自分らしい生掻や生き方に぀いお考えを深め おいく芖点からも将来にわたっお自己実珟を果たせるようにするためにも重芖 されなければならない内容である。 たたこの内容における特城ずは他者ず比范しお特に自分の目立぀点ず捉え おいる。それは長所だけではなく短所も含むものである。自分の特城をよい方 向ぞ䌞ばしおいけばそれは長所ずなり苊手なこずずしお改善を図らなければ短 所ずなるこずもある。したがっお自分の特城を知るずいうこずはその䞡面を 芋いだすこずず蚀える。自分のよさは自分自身では分からないこずが少なくな い。他者から指摘されお気付いたり実感したりするこずも倚い。具䜓的には自 分を取り巻く人々や孊校での友人などずの関わりを通しお埐々に気付いおいった りもする。長所ず思われる特城をよい方向ぞ䌞ばし続けおいるずそこからたた 別の長所が生たれおくるこずもある。個性の䌞長に関わる指導を行う際には長 所を䌞ばすように促すこずはもちろんであるが短所に぀いおもしっかりず受け 止め努力によっお望たしい方向ぞ改め自分のよさを䞀局生かし曎にそれを䌞 ばしおいけるように配慮するこずが倧切である。 第章 道埳科の 内容
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35 (2) 指導の芁点 ■ 第孊幎及び第孊幎  ᵣ  この時期の児童は発達の段階から自分自身を客芳芖するこずが十分にでき るずは蚀えない。児童が自分の特城に気付く契機ずなるのは他者からの評䟡 によるこずがほずんどである。ほめられおうれしかったこずが自分のよさや 長所に぀ながるこずに気付いたり叱られお泚意されたこずが短所に぀なが るこずに気付いたりするこずがある。このような他者ずの関係によっお自分の 特城を知るこずになるが児童がそのこずを自身で実感するこずによっお自 分の特城ぞの気付きがより確かなものになる。  ᵣ  指導に圓たっおは児童の長所を積極的に認め励たし児童自身が具䜓的 な堎面で芜生えおくる自分の長所にできるだけ倚く気付き実感しおいけるよ うにするこずがよさを䌞ばすこずに぀ながっおいく。 ■ 第孊幎及び第孊幎  ᵣ  この段階における自分の特城に気付くずいうこずは自分の長所だけでなく 短所に぀いおも気付くこずであり特城を倚面的に捉えるこずである。その䞊 で自分の特城である長所の郚分を曎に䌞ばしおいきながら自分の個性に 気付くようにするこずが求められる。そのためには児童が芖野を広げ他の 人々の倚様な個性や生き方に觊れ憧れや垌望を抱ける倚様な堎面や機䌚を生 かしおいけるようにする。そのような䞭で自分の特城に気付くようにしたり 長所を䌞ばしおいこうず考えられるようにしたりする。  ᵣ  指導に圓たっおは友達など他者ずの亀流の䞭で互いを認め合い自己を高 め合える堎を蚭定したりしお長所を䌞ばそうずする意欲を匕き出すこずが倧 切である。 ■ 第孊幎及び第孊幎  ᵣ  この段階においおは自己の生き方を芋぀め自分の特城を倚面的・倚角的 に捉えるこずが必芁である。そうするこずにより自分自身の長所ず短所の䞡 面が芋えおくる。その際たず自分が気付いた長所に目を向けお珟状を維 持し続けるこずの倧切さや曎に積極的に長所を䌞ばそうずする態床を育おる 必芁がある。そしお同時に自分の短所などもしっかり芋極め短所も自分の特 城の䞀偎面であるこずを螏たえそれを課題ずしお改善しおいく努力も重ね぀ ぀自分自身を䌞ばしおいくこずが倧切である。たた自己を振り返っお改め るずころは改め自己を高めようずする意欲や態床は継続されなければ将来 にわたっおの自己実珟ずはならず本圓の個性にはなっおいかない。  ᵣ  指導に圓たっおはこのこずをよく理解し具䜓的な実践を詊みるこずがで きるようにするこずも重芁である。  内容項目の 指導の芳点
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36    垌望ず勇気努力ず匷い意志 〔第孊幎及び第孊幎〕  自分のやるべき勉匷や仕事をしっかりず行うこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  自分でやろうず決めた目暙に向かっお匷い意志をもち粘り匷くや り抜くこず。 〔第孊幎及び第孊幎〕  より高い目暙を立お垌望ず勇気をもち困難があっおもくじけずに 努力しお物事をやり抜くこず。 䞭孊校 垌望ず勇気克己ず匷い意志  より高い目暙を蚭定しその達成を目指し垌望ず勇気をもち困難や倱敗 を乗り越えお着実にやり遂げるこず。 自分の目暙をもっお勀勉にくじけず努力し自分を向䞊させるこずに関す る内容項目である。 (1) 内容項目の抂芁 児童が䞀人の人間ずしお自立しよりよく生きおいくためには垞に自分自身 を高めおいこうずする意欲をも぀こずが倧切である。そのためには自分の目暙 をもっおその達成に向けお粘り匷く努力するずずもにやるべきこずはしっかり ずやり抜く忍耐力を逊うこずが求められる。 こうしたこずはただ挫然ず努力するのではなく自分に適した目暙を蚭定 し芋通しをもっおよりよい自己を実珟しようずする向䞊心ず結び付いおこそ 前向きな自己の生き方が自芚できるようになる。そのためにも児童がより高い 目暙を立おたりその実珟を目指しお自分ずしおの倢や垌望を掲げたりするこず が倧切である。自分の目暙に向かっお勇気をもっお困難や倱敗を乗り越え努 力するこずができるようにするこずが重芁である。 (2) 指導の芁点 ■ 第孊幎及び第孊幎  ᵣ  この段階においおは䜕事も奜奇心をもっお行おうずする。やらなければな らないこずを玠盎に受け入れるこずが倚いず蚀われる。たた興味・関心のあ るこずに぀いおは意欲的に取り組むものの奜き嫌いで物事を刀断し぀ら いこずや苊しいこずがあるずくじけおしたう傟向がある。この時期のやらなけ ればならないこずには家族や教垫から蚀われたこずが倚いがやるべきこず 第章 道埳科の 内容
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37 をしっかり行うこずは自分自身を高めおいく䞊で倧切であり児童が䞻䜓的 に取り組んでいくようにする必芁がある。  ᵣ  指導に圓たっおは自分のやるべき勉匷や仕事にはどのようなものがあり しっかり行うこずの意矩を自芚させる必芁がある。たた家族や教垫の励たし や賞賛適切な助蚀などの䞋に自分がやるべき勉匷や仕事を自分がやるべ きこずずしおしっかりず行うこずができるよう指導するこずが倧切である。や り遂げたずきの喜びや充実感を味わい努力した自分に気付くこずができるよ うに指導するこずが倧切である。 ■ 第孊幎及び第孊幎  ᵣ  この段階においおは勉匷や運動だけでなく様々なこずに興味・関心を広 げ掻動的になる。自分の奜きなこずに察しおは自ら目暙を立お継続しお 取り組むようになり蚈画的に努力する構えも身に付いおいく。その反面぀ らいこずや苊しいこずがあるず途䞭であきらめおしたうこずもある。そこ で自分がやらなければならないこずだけではなく曎に自䞻性を発揮し自 分でやろうず決めた目暙に向かっお匷い意志をもっお粘り匷くやり遂げる粟 神を育おるこずが倧切になる。  ᵣ  指導に圓たっおは目暙を立おあきらめずに粘り匷くやり抜く匷い意志が 必芁であるこずや苊しくお途䞭であきらめおしたう人間の匱さ今よりよくな りたいずいう願い努力しようずする姿に぀いお考えを深めおいくこずが求め られる。目暙を実珟するためには自分自身の努力だけでなく家族や教垫な ど呚り人の励たしや賞賛があるこずに気付き粘り匷く努力しようずする態 床を育おるこずが倧切である。 ■ 第孊幎及び第孊幎  ᵣ  この段階は児童がそれぞれに高い理想を远い求める時期ず蚀われる。先人 や著名人の生き方に觊れる機䌚が倚くなりその生き方に憧れたり自分の倢 や垌望を膚らたせたりする。䞀方自分自身に自信がもおなかったり思うよ うに結果が出なかったりしお倢ず珟実ずの違いを意識するこずもある。この ような時期であるからこそ様々な生き方ぞの関心を高めるずずもに自己の 向䞊のためにより高い目暙を蚭定しその達成を目指しお垌望ず勇気をもち 困難があっおもくじけずに努力しようずする匷い意志ず実行力を育おる必芁が ある。  ᵣ  指導に圓たっおは苊しくおもくじけずに努力しお物事をやり抜き倱敗を 重ねながら倢を実珟した人に觊れ垌望をも぀こずの倧切さや垌望をも぀が 故に盎面する困難を乗り越える人間の匷さに぀いお考えるこずを通しお児 童の䞭により積極的で前向きな自己像が圢成されるようにするこずが倧切であ る。  内容項目の 指導の芳点