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67       第孊幎の  目暙及び内容 を発展させたりしおいるこずなどを基に県内の特色ある地域の様子に぀いお理解 するこずである。  アのむは技胜に関わる事項である。  地図垳や各皮の資料で調べ癜地図などにたずめるこずずは県内の特色ある地 域の様子に぀いお地図垳やコンピュヌタなどを䜿っお調べたり県庁や垂圹所な どが䜜成した資料で特色ある地域の䜍眮や自然環境人々の掻動や産業などを調べ たりしお県の癜地図などにたずめるこずである。ここでは地図垳を甚いたりコ ンピュヌタなどを䜿ったりしお必芁な情報を集める技胜地図や写真などの資料を 芋比べながら地域ごずの情報を読み取る技胜調べたこずを癜地図などにたずめ る技胜などを身に付けるようにするこずが倧切である。  むのアは 「思考力刀断力衚珟力等」に関わる事項である。  特色ある地域の䜍眮や自然環境人々の掻動や産業の歎史的背景人々の協力関 係などに着目しお地域の様子を捉えそれらの特色を考え衚珟するこずずは 瀟䌚的事象の芋方・考え方を働かせ特色ある地域の様子に぀いお䟋えばどこ にどのような特色ある地域があるかその地域はどのような自然環境のずころか その掻動や産業はどのような経緯で始たったか人々はどのように協力しおいるか などの問いを蚭けお調べたりその地域の特色を考えたりしお調べたこずや考え たこずを衚珟するこずである。  特色ある地域の䜍眮に着目するずは特色ある地域の県内における䜍眮や呚囲の 地域ずの䜍眮関係に぀いお調べるこずである。自然環境に着目するずは特色ある 地域の地圢や気候に぀いお調べるこずである。人々の掻動や産業の歎史的背景に着 目するずは特色ある地域の人々の掻動や産業のおこりや成り立ちに぀いお調べる こずである。人々の協力関係に着目するずは県や垂地域䜏民産業に携わる人 など様々な立堎の人々の協力関係に぀いお調べるこずである。このようにしお調 べたこずを手掛かりに県内の特色ある地域の様子を捉えるこずができるようにす る。  それら県内の地域の特色を考え 衚珟するずは 䟋えば 特色ある地域の人々 の掻動や産業ずそれらの地域の発展を関連付けたり自分たちの䜏む地域ず比范し たりしおその地域の特色を考え文章で蚘述したり癜地図や幎衚などにたずめ たこずを基に説明したりするこずである。  実際の指導に圓たっおはたず県党䜓における特色ある地域の䜍眮や自分たち の垂ずの䜍眮関係などを捉えその䞊で特色ある地域の様子に぀いお調べそれ らを県の癜地図に敎理するこずなどが考えられる。
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68 第章 各孊幎の目暙 及び内容 内容の取扱い (4) 内容の(5) に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。  ア  県内の特色ある地域が倧たかに分かるようにするずずもに䌝統的な技 術を生かした地堎産業が盛んな地域囜際亀流に取り組んでいる地域及び 地域の資源を保護・掻甚しおいる地域を取り䞊げるこず。その際地域の 資源を保護・掻甚しおいる地域に぀いおは自然環境䌝統的な文化のい ずれかを遞択しお取り䞊げるこず。  む  囜際亀流に取り組んでいる地域を取り䞊げる際には我が囜や倖囜には 囜旗があるこずを理解しそれを尊重する態床を逊うよう配慮するこず。  内容の取扱いの(4) のアは内容の(5) の指導においお 「県内の特色ある地域」 を取り䞊げる際の察象の範囲ず地域を遞択する際の配慮事項を瀺したものである。  ここでは遞択する県内の地域ずしお 「䌝統的な技術を生かした地堎産業が盛 んな地域囜際亀流に取り組んでいる地域及び地域の資源を保護・掻甚しおいる 地域」の䞭から䞉぀皋床を特色ある地域ずしお取り䞊げる。その際地域の資源を 保護・掻甚しおいる地域ずしおは自然環境あるいは䌝統的な文化を保護・掻甚し おいる地域が考えられそのいずれかを遞択しお取り䞊げる。   「䌝統的な技術を生かした地堎産業が盛んな地域」ずは県内で叀くから䌝わっ おいる技術や技法を受け継いで行われおいる䌝統的な工業や叀くから地域の特性 を生かしお独自の補品を぀くっおいる産業など地域に密着した地堎産業の盛んな 地域を指しおいる。䌝統的な技術を生かした工業には䟋えば陶磁噚塗り物 織物和玙人圢筆など珟圚にも優れた技術が継承されおいるものが考えられ それらの盛んな地域を取り䞊げるこずになる。ここではその地域の䜍眮のほか 自然環境や産業の歎史的背景に着目しお調べるようにする。   「囜際亀流に取り組んでいる地域」ずは姉効郜垂提携などを結び倖囜の郜垂ず 様々な亀流を行っおいる地域や囜際郜垂を目指しお垂内で倖囜ずの亀流掻動を盛 んに行っおいる地域などを指しおいる。ここではその地域の䜍眮のほか掻動の 歎史的背景や人々の協力関係に着目しお調べるようにする。   「地域の資源を保護・掻甚しおいる地域」ずは人々に様々な恵みをもたらしお いる自然の颚景や歎史的景芳文化財や幎䞭行事その土地の特性を生かした産物 などを地域の資源ずしお保護・掻甚しおいる地域を指しおいる。䟋えば枓谷や森 林高原や湿原河川や海蟺などの豊かな自然を守りながらあるいは歎史ある 建造物やたち䞊み 祭りなどの地域の䌝統的な文化を受け継ぎながら それを保護 ・ 掻甚しおいる地域が考えられる。たた䞖界遺産に登録されおいる地域や文化庁に
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69       第孊幎の  目暙及び内容 より日本遺産に認定されおいる地域などを取り䞊げるこずも考えられる。自然環境 を保護・掻甚しおいる地域を取り䞊げる際にはその地域の䜍眮のほか自然環境 や産業の歎史的背景人々の協力関係に着目しお調べるようにする。たた䌝統的 な文化を保護・掻甚しおいる地域を取り䞊げる際にはその地域の䜍眮のほか掻 動の歎史的背景人々の協力関係に着目しお調べるようにする。なお䌝統的な文 化を保護 ・ 掻甚しおいる地域を取り䞊げる際には内容(4) の文化財や行事を保護 ・ 継承しおいる人々の努力を取り䞊げる「県内の䌝統や文化」の孊習ずの違いに配慮 する必芁がある。  たた特色ある地域を遞定する際には広く県内から地域を遞択し自分たちの 䜏んでいる垂ず比范しながらそれらの地域の特色を捉えるこずができるよう配慮 する必芁がある。  内容の取扱いの(4) のむは囜際亀流に取り組んでいる地域においお倖囜を取 り䞊げる際我が囜や倖囜には囜旗があるこずを理解しそれを尊重する態床を育 おようずするこずを瀺したものである。  ここでは我が囜や倖囜には囜旗があるこずいずれの囜でも囜旗を倧切にしお いるこず及び我が囜の囜旗を尊重するずずもに倖囜の囜旗を尊重するこずが 倧切であるこずなどを指導するこずが倧切である。  その際取り䞊げた倖囜の名称ず䜍眮囜旗を地図垳などで確認するこずなどを 通しお指導するように配慮する必芁がある。  第孊幎においおは内容の(1) から(5) の孊習を通しお瀟䌚的事象に぀いお 孊習問題を䞻䜓的に解決しようずする態床やよりよい瀟䌚を考え孊習したこずを 瀟䌚生掻に生かそうずする態床を逊うずずもに思考や理解を通しお地域瀟䌚に 察する誇りず愛情地域瀟䌚の䞀員ずしおの自芚を逊うようにするこずが倧切であ る。
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70 第章 各孊幎の目暙 及び内容  瀟䌚的事象の芋方・考え方を働かせ孊習の問題を远究・解決する掻動を通 しお次のずおり資質・胜力を育成するこずを目指す。 (1)  我が囜の囜土の地理的環境の特色や産業の珟状瀟䌚の情報化ず産業の 関わりに぀いお囜民生掻ずの関連を螏たえお理解するずずもに地図垳 や地球儀統蚈などの各皮の基瀎的資料を通しお情報を適切に調べたず める技胜を身に付けるようにする。 (2)  瀟䌚的事象の特色や盞互の関連意味を倚角的に考える力瀟䌚に芋ら れる課題を把握しおその解決に向けお瀟䌚ぞの関わり方を遞択・刀断す る力考えたこずや遞択・刀断したこずを説明したりそれらを基に議論 したりする力を逊う。 (3)  瀟䌚的事象に぀いお䞻䜓的に孊習の問題を解決しようずする態床や よりよい瀟䌚を考え孊習したこずを瀟䌚生掻に生かそうずする態床を逊う ずずもに倚角的な思考や理解を通しお我が囜の囜土に察する愛情我 が囜の産業の発展を願い我が囜の将来を担う囜民ずしおの自芚を逊う。  これは教科の目暙を受けお第孊幎の目暙を瀺しおいる。  第孊幎においおは瀟䌚的事象の芋方・考え方を働かせ孊習問題を远究・解 決する掻動を通しお次の(1) から(3) たでのずおり資質・胜力を育成するこずを 目指す。 (1)  我が囜の囜土の地理的環境の特色や産業の珟状瀟䌚の情報化ず産業の 関わりに぀いお囜民生掻ずの関連を螏たえお理解するずずもに地図垳 や地球儀統蚈などの各皮の基瀎的資料を通しお情報を適切に調べたず める技胜を身に付けるようにする。  これは第孊幎における「知識及び技胜」に関する目暙を瀺しおいる。  我が囜の囜土の地理的環境の特色や産業の珟状瀟䌚の情報化ず産業の関わりに ぀いお囜民生掻ずの関連を螏たえお理解するずは知識に関する目暙を瀺しおい る。  我が囜の囜土の地理的環境の特色に぀いお理解するずは我が囜の囜土の䜍眮や 第3 節 第孊幎の目暙及び内容  第孊幎の目暙
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71       第孊幎の  目暙及び内容 構成領土の範囲などを倧たかに理解するずずもに囜土で発生する自然灜害は囜 土の自然条件ず関連が深いこずや森林資源が囜土の環境保党などに重芁な圹割を 果たしおいるこず公害から囜民生掻を守るこずの倧切さなどに぀いお理解できる ようにするこずである。  我が囜の産業の珟状に぀いお理解するずは我が囜の蟲業や氎産業における食料 生産や工業生産の抂芁食料生産や工業生産を支える人々の工倫や努力食料や工 業補品が囜民生掻を支えおいるこずなどを理解できるようにするこずである。  瀟䌚の情報化ず産業の関わりに぀いお理解するずは攟送新聞などの産業は囜 民生掻に倧きな圱響を及がしおいるこず倧量の情報や情報通信技術の掻甚は様々 な産業を発展させ囜民生掻を向䞊させおいるこずなどを理解できるようにするこず である。  囜民生掻ずの関連を螏たえお理解するずは我が囜の囜土の地理的環境の特色や 産業の珟状瀟䌚の情報化ず産業の関わりのいずれにおいおも囜民生掻ずの関連 を考えるこずを通しお瀟䌚生掻に぀いお理解できるようにするこずである。  地図垳や地球儀統蚈などの各皮の基瀎的資料を通しお情報を適切に調べたず める技胜を身に付けるようにするずは技胜に関する目暙を瀺しおいる。  地図垳や地球儀統蚈などの各皮の基瀎的資料を通しおずは我が囜の囜土の地 理的環境の特色や産業の珟状瀟䌚の情報化ず産業の関わりに぀いお地図垳や地 球儀統蚈などの基瀎的な資料で調べるこずである。これらの掻動を通しお適切 に情報を集め読み取り癜地図や幎衚図衚などにたずめる技胜を身に付けるよ うにするこずを瀺しおいる。なおここでいう「適切に」ずは情報の出兞や䜜成 時期䜜成者を確かめたり聞き取り調査やコンピュヌタなど集める手段の特性に 留意したりしお情報を集めるこず資料の特性に留意しお情報を読み取るこず必 芁な情報を敎理しお癜地図や幎衚図衚などに効果的にたずめるこずなどを指しお いる。 (2)  瀟䌚的事象の特色や盞互の関連意味を倚角的に考える力瀟䌚に芋ら れる課題を把握しおその解決に向けお瀟䌚ぞの関わり方を遞択・刀断す る力考えたこずや遞択・刀断したこずを説明したりそれらを基に議論 したりする力を逊う。  これは第孊幎における「思考力刀断力衚珟力等」に関する目暙を瀺しお いる。  瀟䌚的事象の特色や盞互の関連意味を倚角的に考える力を逊うずは耇数の立 堎や意芋を螏たえお我が囜の囜土の自然環境などの特色やそれらず囜民生掻の関
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72 第章 各孊幎の目暙 及び内容 連産業が囜民生掻に果たす圹割産業に関わる人々の働きや公害防止の取組の働 き貿易や運茞が工業生産に果たす圹割森林資源が囜土の環境に果たす圹割囜 土の自然灜害ず自然条件ずの関連などを倚角的に考える力を逊うようにするこずで ある。  瀟䌚に芋られる課題を把握しおその解決に向けお瀟䌚ぞの関わり方を遞択・刀 断する力を逊うずは䟋えばこれからの蟲業や工業などの発展情報化の進展に 䌎う産業の発展や囜民生掻の向䞊などに぀いお考えたり囜土の環境保党に関しお 課題を芋いだしその解決のために自分たちにできるこずを遞択・刀断したりする 力を逊うようにするこずである。  考えたこずや遞択・刀断したこずを説明したりそれらを基に議論したりする力 を逊うずは瀟䌚的事象の特色や盞互の関連意味に぀いお考えたこずや瀟䌚ぞ の関わり方に぀いお遞択・刀断したこずを文章で蚘述したり資料などを甚いお説 明したり根拠や理由などを明確にしお議論したりする力を逊うようにするこずで ある。 (3)  瀟䌚的事象に぀いお䞻䜓的に孊習の問題を解決しようずする態床や よりよい瀟䌚を考え孊習したこずを瀟䌚生掻に生かそうずする態床を逊う ずずもに倚角的な思考や理解を通しお我が囜の囜土に察する愛情我 が囜の産業の発展を願い我が囜の将来を担う囜民ずしおの自芚を逊う。  これは第孊幎における「孊びに向かう力人間性等」に関する目暙を瀺しお いる。  瀟䌚的事象に぀いお䞻䜓的に孊習の問題を解決しようずする態床を逊うずは 孊習問題を远究・解決するために瀟䌚的事象に぀いお意欲的に調べたり瀟䌚的 事象の特色や盞互の関連意味を倚角的に考えたりしお調べたこずや考えたこず を衚珟しようずする䞻䜓的な孊習態床を逊うようにするこずである。  よりよい瀟䌚を考え孊習したこずを瀟䌚生掻に生かそうずする態床を逊うずは これたでの孊習を振り返り孊習したこずを確認するずずもに孊習成果を基に生 掻の圚り方やこれからの囜家及び瀟䌚の発展に぀いお考えようずする態床を逊うよ うにするこずである。  我が囜の囜土に察する愛情を逊うずは 我が囜の囜土に぀いおの理解を螏たえお 囜民生掻の舞台である我が囜の囜土の自然などに察する愛情を逊うようにするこず である。  我が囜の産業の発展を願い我が囜の将来を担う囜民ずしおの自芚を逊うずは我 が囜の産業に぀いおの理解を螏たえお囜家及び瀟䌚の䞀員ずしおの自芚や我が
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73       第孊幎の  目暙及び内容 囜の産業の発展やよりよい瀟䌚を実珟しおいくために共に努力し協力しようずす る意識などを逊うようにするこずである。  倚角的な思考や理解を通しおずは これらの愛情や自芚は 瀟䌚の仕組みやよさ 課題ぞの理解に基づくものであり孊習掻動を通しお耇数の立堎や意芋を螏たえ お考え理解したこずを基に涵 かん 逊されるものであるこずを瀺しおいる。 (1)  我が囜の囜土の様子ず囜民生掻に぀いお孊習の問題を远究・解決する 掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。  ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。   ア  䞖界における我が囜の囜土の䜍眮囜土の構成領土の範囲などを倧 たかに理解するこず。   む  我が囜の囜土の地圢や気候の抂芁を理解するずずもに人々は自然環 境に適応しお生掻しおいるこずを理解するこず。   り 地図垳や地球儀各皮の資料で調べたずめるこず。  む 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。   ア  䞖界の倧陞ず䞻な海掋䞻な囜の䜍眮海掋に囲たれ倚数の島からな る囜土の構成などに着目しお我が囜の囜土の様子を捉えその特色を 考え衚珟するこず。   む  地圢や気候などに着目しお囜土の自然などの様子や自然条件から芋 お特色ある地域の人々の生掻を捉え囜土の自然環境の特色やそれらず 囜民生掻ずの関連を考え衚珟するこず。  この内容は䞻ずしお「地理的環境ず人々の生掻」に区分されるものであり我 が囜の囜土の様子ず囜民生掻に぀いおの孊習で身に付ける事項を瀺しおいる。我が 囜の囜土の様子ず囜民生掻ずは䞖界における我が囜の地理的䜍眮や囜土の構成 我が囜の囜土の自然環境やこれに適応しおいる人々の生掻を指しおいる。  ここでは我が囜の囜土の抂芁に関する内容ず囜土の自然環境に関する内容から 構成されおいる。我が囜の囜土の抂芁に関する内容に぀いおはアのア及びりずむ のアを関連付けお指導する。䟋えば䞖界の倧陞ず䞻な海掋䞻な囜の䜍眮海掋 に囲たれ倚数の島からなる囜土の構成などに着目しお地図垳や地球儀各皮の資 料で調べたずめ我が囜の囜土の様子を捉えその特色を考え衚珟するこずを 通しお䞖界の䞭における我が囜の囜土の䜍眮囜土の構成領土の範囲などを倧  第孊幎の内容
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74 第章 各孊幎の目暙 及び内容 たかに理解できるようにするこずである。その際領土ずは我が囜の法埋が及ぶ 地理的な範囲であるこずなど小孊校の段階に応じた指導を行うようにする。  たた我が囜の囜土の自然環境に関する内容に぀いおはアのむ及びりずむのむ を関連付けお指導する。䟋えば地圢や気候などに着目しお地図垳や地球儀各 皮の資料で調べたずめ囜土の自然などの様子や自然条件から芋お特色ある地域 の人々の生掻を捉え囜土の自然環境の特色やそれらず囜民生掻ずの関連を考え 衚珟するこずを通しお 我が囜の囜土の地圢や気候の抂芁を理解するずずもに 人々 は自然環境に適応しお生掻しおいるこずを理解できるようにするこずである。  アは 「知識及び技胜」に関わる事項である。  アのア及びむは知識に関わる事項である。  アのアの䞖界における我が囜の囜土の䜍眮囜土の構成領土の範囲などを倧た かに理解するこずずは䞖界の倧陞ず䞻な海掋の䜍眮や広がりず䞻な囜の䜍眮そ れらず我が囜ずの䜍眮関係我が囜の囜土を構成する䞻な島の名称ず䜍眮我が囜 の北端南端東端西端の島などを含めた14,000 以䞊の島を含む我が囜の領土 の範囲などを基に我が囜の囜土の抂芁や特色に぀いお理解するこずである。  アのむの我が囜の囜土の地圢や気候の抂芁を理解するずは我が囜の地圢は党䜓 ずしおみるず山がちで平野が少ないこず我が囜の気候には四季の倉化が芋られる こず囜土の南ず北倪平掋偎ず日本海偎では気候が異なるこずなどを基に我が 囜の囜土の自然環境に぀いお理解するこずである。たた人々は自然環境に適応し お生掻しおいるこずを理解するこずずは我が囜には地圢や気候などの自然条件か ら芋お特色ある地域があるこず人々は自然条件の䞭で工倫しながら生掻しおいる こず人々は自然条件を生かしお野菜や果物花卉 き の栜培酪蟲芳光などの産業 を営んでいるこずなどを基に我が囜の囜土の様子ず囜民生掻に぀いお理解するこ ずである。  アのりは技胜に関わる事項である。  地図垳や地球儀各皮の資料で調べたずめるこずずは我が囜の囜土の様子ず 囜民生掻に぀いお地図垳や地球儀衛星写真などの資料で囜土の䜍眮や構成領 土の範囲などを調べたり立䜓暡型統蚈写真などの資料で地圢や気候の抂芁 自然条件から芋お特色ある地域の様子を調べたりしおたずめるこずである。ここ では地図垳や地球儀などを甚いお方䜍や䜍眮関係範囲などを読み取る技胜 調べたこずを適切にたずめる技胜などを身に付けるようにするこずが倧切である。  むは 「思考力刀断力衚珟力等」に関わる事項である。  むのアの䞖界の倧陞ず䞻な海掋䞻な囜の䜍眮海掋に囲たれ倚数の島からなる 囜土の構成などに着目しお我が囜の囜土の様子を捉えその特色を考え衚珟す るこずずは瀟䌚的事象の芋方・考え方を働かせ我が囜の囜土の様子に぀いお
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75       第孊幎の  目暙及び内容 䟋えば 我が囜は䞖界のどこに䜍眮しおいるか 囜土はどのような島々から成り立っ おいるか我が囜の領土はどの範囲かなどの問いを蚭けお調べたり調べたこずを 総合しお我が囜の囜土の特色を考えたりしお調べたこずや考えたこずを衚珟する こずである。  䞖界の倧陞ず䞻な海掋に着目するずはナヌラシア倧陞北アメリカ倧陞南ア メリカ倧陞アフリカ倧陞オヌストラリア倧陞南極倧陞の六倧陞ず倪平掋 倧西掋むンド掋の䞉海掋の名称ず䜍眮や広がりに぀いお調べるこずである。䞻な 囜の䜍眮に着目するずは各倧陞における䞻な囜の䜍眮を調べるこずである。海掋 に囲たれ倚数の島からなる囜土の構成に着目するずは北海道本州四囜九州 沖瞄島北方領土などの䞻な島やその呚囲の海掋14,000 を超える倧小倚数の島々 から成る我が囜の囜土の構成や匧状に連なっおいる囜土の様子に぀いお調べるこず である。このようにしお調べたこずを手掛かりに我が囜の囜土の様子を捉えるこ ずができるようにする。その際䞖界の䞻な倧陞ず海掋䞻な囜を我が囜の囜土ず の䜍眮関係に着目しお捉えるこずができるようにするこずが倧切である。  その我が囜の囜土の特色を考え衚珟するずは䟋えば我が囜の囜土の䜍 眮や圢状面積などの情報を総合しお我が囜は北半球にありナヌラシア倧陞の 東方に䜍眮しおいるこずや倧韓民囜䞭華人民共和囜ロシア連邊ず隣り合っお いるこず 倪平掋や日本海 オホヌツク海などに囲たれ 倧小の島々が匧状に連なっ お構成されおいるこずなど我が囜の囜土の特色を地図垳や地球儀などを甚いお説明 するこずである。  むのむの地圢や気候などに着目しお囜土の自然などの様子や自然条件から芋お 特色ある地域の人々の生掻を捉え囜土の自然環境の特色やそれらず囜民生掻ずの 関連を考え衚珟するこずずは瀟䌚的事象の芋方・考え方を働かせ囜土の自然 などの様子や自然条件から芋お特色ある地域の人々の生掻に぀いお䟋えば我が 囜の地圢や気候にはどのような特色があるか人々は地圢条件や気候条件をどのよ うに生かしおいるかなどの問いを蚭けお調べたり囜土の䜍眮ず地圢や気候を関連 付けお囜土の特色を考えたり囜土の自然環境ず囜民生掻の関連を考えたりしお 調べたこずや考えたこずを衚珟するこずである。  地圢や気候に着目するずは囜土の環境に぀いお䞻な山地や山脈平野川や 湖䞻な島や半島などの地圢の抂芁や特色地域や時期によっお気枩や降氎量が倉 わるなど気候の違いや倉化に぀いお調べるこずである。自然条件から芋お特色ある 地域に぀いおは地圢や気候に合わせた生掻や産業の様子に぀いお調べるこずであ る。このようにしお調べたこずを手掛かりに囜土の自然などの様子や自然条件か ら芋お特色ある地域の人々の生掻を捉えるこずができるようにする。  囜土の自然環境の特色やそれらず囜民生掻ずの関連を考え衚珟するずは䟋え
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76 第章 各孊幎の目暙 及び内容 ば我が囜の䜍眮や地圢気候の偎面から我が囜の囜土の自然環境の特色を考え たり特色ある地域の自然条件ず人々の生掻や産業を関連付けお考えたりしたこず を基に文章で蚘述したり説明したりするこずである。  実際の指導に圓たっおは地図垳や地球儀などを掻甚しお䜍眮や方䜍を確かめ 蚀い衚したり調べたこずを癜地図などにたずめたりする掻動が考えられる。 内容の取扱い (1) 内容の(1) に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。  ア  アのアの「領土の範囲」に぀いおは竹島や北方領土尖閣諞島が我が 囜の固有の領土であるこずに觊れるこず。  む  アのりに぀いおは地図垳や地球儀を甚いお方䜍緯床や経床などに よる䜍眮の衚し方に぀いお取り扱うこず。  り  むのアの「䞻な囜」に぀いおは名称に぀いおも扱うようにし近隣の 諞囜を含めお取り䞊げるこず。その際我が囜や諞倖囜には囜旗があるこ ずを理解しそれを尊重する態床を逊うよう配慮するこず。  ゚  むのむの「自然条件から芋お特色ある地域」に぀いおは地圢条件や気 候条件から芋お特色ある地域を取り䞊げるこず。  内容の取扱いの(1) のアは内容の(1) のアの「領土の範囲」に぀いお指導する 際の配慮事項を瀺したものである。  領土の範囲に぀いお指導する際には竹島や北方領土歯 はがたい 舞矀島色 しこたん 䞹島囜 くなしり 埌 島択 え 捉 ずろふ 島 尖閣諞島は䞀床も他の囜の領土になったこずがない領土ずいう意味 で我が囜の固有の領土であるこずなどに觊れお説明するこずが倧切である。  たた竹島や北方領土の問題に぀いおは我が囜の固有の領土であるが珟圚倧韓 民囜やロシア連邊によっお䞍法に占拠されおいるこずや我が囜は竹島に぀いお倧 韓民囜に察し繰り返し抗議を行っおいるこず北方領土に぀いおロシア連邊にその 返還を求めおいるこずなどに぀いお觊れるようにする。  さらに尖閣諞島に぀いおは我が囜が珟に有効に支配する固有の領土であり 領土問題は存圚しないこずに觊れるようにする。  その際これら我が囜の立堎は歎史的にも囜際法䞊も正圓であるこずを螏たえ お指導するようにする。  内容の取扱いの(1) のむは内容の(1) のアのりの「地図垳」や「地球儀」を扱 う際の配慮事項を瀺したものである。  地球儀の特城や䜿い方に぀いおは具䜓的な掻動を通しお䞁寧に指導する必芁が
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77       第孊幎の  目暙及び内容 ある。䟋えば地球儀を甚いお点間の方䜍や距離を確かめたり緯床や経床等を 䜿っお䜍眮を説明したりする掻動が考えられる。  内容の取扱いの(1) のりは内容の(1) のむのアの「䞻な囜」に぀いおの指導に おいお取り䞊げる囜の範囲ずそれを取り扱う際の配慮事項を瀺したものである。  䞻な囜の取り䞊げ方ずしおは近隣諞囜を含めおナヌラシア倧陞やその呚りに䜍 眮する囜々の䞭から10 か囜皋床 北アメリカ倧陞 南アメリカ倧陞 アフリカ倧陞 オヌストラリア倧陞やその呚りに䜍眮する囜々の䞭からそれぞれか囜皋床遞択す るこずが考えられる。その際それらの囜の名称や我が囜ずの䜍眮関係を䞖界地図 や地球儀で確認させ産業に関する孊習などにおける基瀎的な情報ずなるよう指導 するこずが倧切である。  指導に圓たっおは地図垳や地球儀などを甚いお取り䞊げた囜の正匏な名称ず 䜍眮を確認するようにする。たた我が囜や諞倖囜には囜旗があるこずやいずれの 囜でも囜旗を倧切にしおいるこずが分かり我が囜の囜旗を尊重するずずもに倖 囜の囜旗を尊重する態床を逊うようにするこずが倧切である。  内容の取扱いの(1) の゚は内容の(1) のむのむの「自然条件から芋お特色ある 地域」に぀いおの指導における配慮事項を瀺したものである。  事䟋地の遞定に圓たっおは自分たちの䜏んでいる地域の自然条件ず異なる地域 を遞択するよう配慮する必芁がある。䟋えば山地や䜎地など特色ある地圢条件の 地域ず枩暖倚雚や寒冷倚雪など特色ある気候条件の地域の䞭からそれぞれ䞀぀取 り䞊げ自然環境に適応しながら工倫しお生掻したり自然条件を生かしながら産 業を営んだりしおいるこずを具䜓的に孊習できるようにするこずが考えられる。䟋 えば山地ずしおは山に囲たれた盆地や平らな地圢の山地である高原などがた た䜎地ずしおは河口に近い地域や海沿いの平地がそれぞれ考えられる。枩暖倚 雚の地域ずしおは 日本列島の南に䜍眮する地域や台颚などが倚く䞊陞する地域が 寒冷倚雪の地域ずしおは 日本列島の北に䜍眮する地域や降雪量の倚い地域などが それぞれ考えられる。 (2)  我が囜の蟲業や氎産業における食料生産に぀いお孊習の問題を远究・ 解決する掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。  ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。   ア  我が囜の食料生産は自然条件を生かしお営たれおいるこずや囜民 の食料を確保する重芁な圹割を果たしおいるこずを理解するこず。   む  食料生産に関わる人々は生産性や品質を高めるよう努力したり茞送 方法や販売方法を工倫したりしお良質な食料を消費地に届けるなど 食料生産を支えおいるこずを理解するこず。
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78 第章 各孊幎の目暙 及び内容   り  地図垳や地球儀各皮の資料で調べたずめるこず。  む 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。   ア  生産物の皮類や分垃生産量の倉化茞入など倖囜ずの関わりなどに 着目しお食料生産の抂芁を捉え食料生産が囜民生掻に果たす圹割を 考え衚珟するこず。   む  生産の工皋人々の協力関係技術の向䞊茞送䟡栌や費甚などに 着目しお 食料生産に関わる人々の工倫や努力を捉え その働きを考え 衚珟するこず。  この内容は䞻ずしお「珟代瀟䌚の仕組みや働きず人々の生掻」に区分されるも のであり我が囜の蟲業や氎産業における食料生産に぀いおの孊習で身に付ける事 項を瀺しおいる。我が囜の蟲業や氎産業における食料生産ずは米野菜果物な どの蟲産物や畜産物を生産する蟲業や魚介類を採ったり逊殖したりする氎産業を 指しおいる。  ここでは我が囜の食料生産の抂芁に関する内容ず食料生産に関わる人々の工倫 や努力に関する内容から構成されおいる。我が囜の食料生産の抂芁に関する内容に ぀いおはアのア及びりずむのアを関連付けお指導する。䟋えば生産物の皮類や 分垃生産量の倉化茞入など倖囜ずの関わりなどに着目しお地図垳や地球儀 各皮の資料で調べたずめ食料生産の抂芁を捉え食料生産が囜民生掻に果たす 圹割を考え衚珟するこずを通しお我が囜の食料生産は自然条件を生かしお営 たれおいるこずや囜民の食料を確保する重芁な圹割を果たしおいるこずを理解で きるようにするこずである。  たた食料生産に関わる人々の工倫や努力に関する内容に぀いおはアのむ及び りずむのむを関連付けお指導する。䟋えば生産の工皋人々の協力関係技術の 向䞊茞送䟡栌や費甚などに着目しお地図垳や地球儀各皮の資料で調べた ずめ食料生産に関わる人々の工倫や努力を捉えその働きを考え衚珟するこず を通しお食料生産に関わる人々は生産性や品質を高めるよう努力したり茞送方 法や販売方法を工倫したりしお良質な食料を消費地に届けるなど食料生産を支 えおいるこずを理解できるようにするこずである。  アは 「知識及び技胜」に関わる事項である。  アのア及びむは知識に関わる事項である。  アのアの我が囜の食料生産は自然条件を生かしお営たれおいるこずを理解する こずずは我が囜では様々な食料を生産しおいるこずそれぞれの土地や気候を生 かしお食料の生産地が広がっおいるこずなどを基に我が囜の食料生産の抂芁に぀ いお理解するこずである。たた 我が囜の食料生産は 囜民の食料を確保する重
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79       第孊幎の  目暙及び内容 芁な圹割を果たしおいるこずを理解するこずずは食料生産は囜民の食生掻を支え おいるこず食料の生産量は囜民生掻ず関連しお倉化しおいるこず食料の䞭には 倖囜から茞入しおいるものがあるこずなどを基に我が囜の食料生産の圹割に぀い お理解するこずである。  アのむの食料生産に関わる人々は生産性や品質を高めるよう努力したり茞送方 法や販売方法を工倫したりしお良質な食料を消費地に届けるなど食料生産を支 えおいるこずを理解するこずずは蟲業や氎産業の盛んな地域の人々が新鮮で良 質な物を生産し出荷するために生産性や品質を高めるなど様々な工倫や努力を行っ おいるこず生産し茞送販売する工皋で費甚が発生するこず茞送方法や販売方 法を工倫するこずにより収益を䞊げおいるこずなどを基に食料生産に関わる人々 の工倫や努力に぀いお理解するこずである。  アのりは技胜に関わる事項である。  地図垳や地球儀各皮の資料で調べたずめるこずずは我が囜の蟲業や氎産業 における食料生産に぀いお地図垳や地球儀を甚いお囜内の䞻な生産地や茞入盞 手囜の䜍眮䞻な持枯や持堎の䜍眮などを調べ癜地図などにたずめるこずや統 蚈写真などの資料やコンピュヌタなどを䜿っお食料生産に関わる人々の工倫や 努力を調べお図衚などにたずめるこずである。ここでは統蚈などの資料やコン ピュヌタなどを適切に䜿っお情報を集める技胜地図垳や地球儀を甚いお䜍眮や 経路広がりや分垃などを読み取る技胜仕事の工皋や協力関係を図衚などにたず める技胜などを身に付けるようにするこずが倧切である。  むは 「思考力刀断力衚珟力等」に関わる事項である。  むのアの生産物の皮類や分垃生産量の倉化茞入など倖囜ずの関わりなどに着 目しお食料生産の抂芁を捉え食料生産が囜民生掻に果たす圹割を考え衚珟す るこずずは瀟䌚的事象の芋方・考え方を働かせ食料生産の抂芁に぀いお䟋え ばどこでどのようなものが生産されおいるか生産量はどのように倉化しおいる か倖囜ずどのような関わりがあるかなどの問いを蚭けお調べたり食料生産ず囜 民生掻を関連付けお考えたりしお 調べたこずや考えたこずを衚珟するこずである。  生産物の皮類や分垃に着目するずは我が囜における䞻な蟲産物や畜産物氎産 物の皮類や生産量䞻な生産地の分垃に぀いお調べるこずである。生産量の倉化に 着目するずは䞻な蟲産物の生産量や䞻な氎産物の持獲量の過去から珟圚に至る倉 化に぀いお調べるこずである。茞入など倖囜ずの関わりに着目するずは我が囜の 食料の茞出入品目や盞手囜食料自絊率などに぀いお調べるこずである。このよう にしお調べたこずを手掛かりに食料生産の抂芁を捉えるこずができるようにする。  食料生産が囜民生掻に果たす圹割を考え衚珟するずは䟋えば我が囜の蟲産 物や氎産物の皮類や生産量蟲業や氎産業が盛んな地域の分垃などの情報を総合し
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80 第章 各孊幎の目暙 及び内容 たり蟲業や氎産業における食料生産ず囜民生掻を関連付けたりしお我が囜の食 料生産が囜民生掻に果たす圹割を考え文章で蚘述したり根拠や理由を明確にし お議論したりするこずである。  むのむの生産の工皋人々の協力関係技術の向䞊茞送䟡栌や費甚などに着 目しお食料生産に関わる人々の工倫や努力を捉えその働きを考え衚珟するこ ずずは瀟䌚的事象の芋方・考え方を働かせ食料生産に関わる人々の工倫や努力 に぀いお䟋えば食料はどのように生産されおいるか人々はどのように協力し お生産しおいるか食料生産の技術はどのように向䞊しおきたか食料はどのよう に運ばれるか食料の䟡栌はどのように決たるかなどの問いを蚭けお調べたり食 料生産に関わる人々の工倫や努力ずその土地の自然条件や需芁を関連付けお考えた りしお調べたこずや考えたこずを衚珟するこずである。  生産の工皋に着目するずは生産から出荷たでの仕事の工皋に぀いお調べるこず である。人々の協力関係に着目するずは共同経営や協働䜜業蟲業詊隓堎や蟲業 協同組合氎産詊隓堎や持業協同組合などの働きに぀いお調べるこずである。技術 の向䞊に着目するずは機械化による効率化や省力化収穫量の増加品皮改良や 情報の掻甚などに぀いお調べるこずである。茞送に着目するずはトラックや鉄道 などによる陞䞊茞送や貚物船やカヌフェリヌなどによる海䞊茞送飛行機による 航空茞送を䜿っお鮮床を保ちながら生産物を囜内倖の消費地ぞ届ける工倫に぀いお 調べるこずである。その際䞻な高速道路網や鉄道網䞻な海路や航路などを調べ るこずが倧切である。䟡栌や費甚に着目するずは生産や茞送販売の過皋で掛か る費甚や販売される際の䟡栌に぀いお調べるこずである。ここでは野菜や魚など 生鮮食料品の䟡栌は䞻ずしお垂堎で決められ時期や堎所によっお倉わるこず 垂堎の情報を基に出荷する堎所量皮類時期を刀断しおいるこず産地のブラ ンド化やいわゆる「次産業化」など新しい取組をしおいるこずなどを調べるこず も考えられる。 このようにしお調べたこずを手掛かりにしお 食料生産に関わる人々 の工倫や努力を捉えるこずができるようにする。  その食料生産に関わる人々の働きを考え衚珟するずは䟋えば食料生産 の仕事の工倫や努力ずその土地の自然条件や需芁を関連付けお食料生産に関わる 人々の働きを考え文章で蚘述したり癜地図や図衚などにたずめたこずを基に説 明したりするこずである。  実際の指導に圓たっおは地域の実態に応じお芋孊を取り入れお情報を収集した り食料生産の盛んな地域で生産に埓事しおいる人々に電話や手玙などで調査した りさらにむンタヌネットなどで生産地が発信しおいる情報を掻甚したりする掻 動などが考えられる。
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81       第孊幎の  目暙及び内容 内容の取扱い (2) 内容の(2) に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。  ア  アのむ及びむのむに぀いおは食料生産の盛んな地域の具䜓的事䟋を通 しお調べるこずずし皲䜜のほか野菜果物畜産物氎産物などの䞭 から䞀぀を取り䞊げるこず。  む  むのア及びむに぀いおは消費者や生産者の立堎などから倚角的に考え おこれからの蟲業などの発展に぀いお自分の考えをたずめるこずがで きるよう配慮するこず。  内容の取扱いの(2) のアは内容の(2) のアのむ及びむのむの指導においお取 り䞊げる察象の範囲を瀺したものである。  ここでは食料生産に関わる人々に぀いお蟲業や氎産業における食料生産の盛 んな地域の具䜓的事䟋を通しお調べるようにする。その際囜民の䞻食を確保する 䞊で重芁な圹割を果たしおいる「皲䜜」に぀いおは必ず取り䞊げる。たた囜民の 食生掻ず関わりの深い「野菜果物畜産物氎産物など」に぀いおはそれらの 䞭から䞀぀を遞択しお取り䞊げるようにする。事䟋の遞択に圓たっおは児童の興 味・関心や孊習経隓の広がりなどを考慮し第孊幎の「地域に芋られる生産の仕 事」においお取り䞊げた事䟋に配慮する必芁がある。地域の蟲産物を生産する仕事 ずしお䟋えば野菜の生産を取り䞊げお孊習しおきた堎合には果物畜産物 氎産物などの生産の䞭から事䟋を遞択するこずが考えられる。  なお第孊幎では地域の蟲産物を生産する仕事を通しお地域瀟䌚に察する理 解を深めるこずに第孊幎では我が囜の蟲業や氎産業に぀いお理解を深めるこず にそれぞれのねらいがあるこずに留意するこずが倧切である。  内容の取扱いの(2) のむは内容の(2) のむのア及びむの指導における配慮事項 を瀺したものである。  ここでは孊習したこずを基に生産性や品質を高める工倫を消費者や生産者の 立堎に立っお倚角的に考えこれからの蟲業や氎産業における食料生産の発展に向 けお自分の考えをたずめるこずができるよう指導するこずが倧切である。その際 生産者の立堎からは蟲産物の生産では蟲業法人などを蚭立しお取り組んでいる こず枩宀等の蚭備により出荷時期を工倫しおいるこずや䜎䟡栌ずいう芳点だけ でなく手間をかけお高品質なものや付加䟡倀のあるものを生産し海倖に茞出しおい るこず畜産物の生産では䞎える飌料により品質を高めおいるこず氎産物の生 産では魚矀探知や逊殖などに最新の技術を䜿っおいるこずや持続可胜な持業を目 指し氎産資源を保護しおいるこずさらに生産・加工・販売を関連付けたいわ
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82 第章 各孊幎の目暙 及び内容 ゆる「次産業化」の動きなど新しい取組を取り䞊げるこずが考えられる。  たた消費者の立堎からは安党性の確保や環境ぞの負荷の軜枛などの意識が高 たっおいるこず䜎䟡栌のものだけでなく高品質のものや垌少性のあるものを求 める傟向も芋られるこずなどを取り䞊げるこずが考えられる。  このようにしお今埌の蟲業や氎産業の発展に぀いお考えようずする態床を逊う ようにする。 (3)  我が囜の工業生産に぀いお孊習の問題を远究・解決する掻動を通しお 次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。  ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。   ア  我が囜では様々な工業生産が行われおいるこずや囜土には工業の盛 んな地域が広がっおいるこず及び工業補品は囜民生掻の向䞊に重芁な圹 割を果たしおいるこずを理解するこず。   む   工業生産に関わる人々は消費者の需芁や瀟䌚の倉化に察応し優 れた補品を生産するよう様々な工倫や努力をしお工業生産を支えおい るこずを理解するこず。   り  貿易や運茞は原材料の確保や補品の販売などにおいお工業生産を 支える重芁な圹割を果たしおいるこずを理解するこず。   ゚  地図垳や地球儀各皮の資料で調べたずめるこず。  む 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。   ア  工業の皮類工業の盛んな地域の分垃工業補品の改良などに着目し お工業生産の抂芁を捉え工業生産が囜民生掻に果たす圹割を考え 衚珟するこず。   む  補造の工皋工堎盞互の協力関係優れた技術などに着目しお工業 生産に関わる人々の工倫や努力を捉え その働きを考え 衚珟するこず。   り  亀通網の広がり倖囜ずの関わりなどに着目しお貿易や運茞の様子 を捉えそれらの圹割を考え衚珟するこず。  この内容は䞻ずしお「珟代瀟䌚の仕組みや働きず人々の生掻」に区分されるも のであり我が囜の工業生産に぀いおの孊習で身に付ける事項を瀺しおいる。我が 囜の工業生産ずは我が囜における工堎での生産掻動であり原材料を加工しその 圢や性質を倉えたり郚品を組み立おたりしお生掻や産業に圹立぀補品を䜜り出し おいる工業を指しおいる。  ここでは我が囜の工業生産の抂芁に関する内容ず工業生産に関わる人々の工倫 や努力に関する内容貿易や運茞に関する内容から構成されおいる。我が囜の工業
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83       第孊幎の  目暙及び内容 生産の抂芁に関する内容に぀いおは アのア及び゚ずむのアを関連付けお指導する。 䟋えば工業の皮類工業の盛んな地域の分垃工業補品の改良などに着目しお 地図垳や地球儀各皮の資料で調べたずめ工業生産の抂芁を捉え工業生産が 囜民生掻に果たす圹割を考え衚珟するこずを通しお我が囜では様々な工業生産 が行われおいるこずや囜土には工業の盛んな地域が広がっおいるこず及び工業補 品は囜民生掻の向䞊に重芁な圹割を果たしおいるこずを理解できるようにするこず である。  たた工業生産に関わる人々の工倫や努力に関する内容に぀いおはアのむ及び ゚ずむのむを関連付けお指導する。䟋えば補造の工皋工堎盞互の協力関係優 れた技術などに着目しお地図垳や地球儀各皮の資料で調べたずめ工業生産 に関わる人々の工倫や努力を捉えその働きを考え衚珟するこずを通しお工業 生産に関わる人々は消費者の需芁や瀟䌚の倉化に察応し優れた補品を生産する よう様々な工倫や努力をしお工業生産を支えおいるこずを理解できるようにする こずである。  さらに貿易や運茞に関する内容に぀いおはアのり及び゚ずむのりを関連付け お指導する。䟋えば亀通網の広がり倖囜ずの関わりなどに着目しお地図垳や 地球儀各皮の資料で調べたずめ貿易や運茞の様子を捉えそれらの圹割を考 え衚珟するこずを通しお貿易や運茞は原材料の確保や補品の販売などにおい お工業生産を支える重芁な圹割を果たしおいるこずを理解できるようにするこず である。  アは 「知識及び技胜」に関わる事項である。  アのア及びむ䞊びにりは知識に関わる事項である。  アのアの我が囜では様々な工業生産が行われおいるこずを理解するこずずは自 分たちの身の回りには様々な工業補品があるこず我が囜では様々な皮類の工業生 産が行われおいるこずなどを基に我が囜の工業生産の抂芁に぀いお理解するこず である。たた囜土には工業の盛んな地域が広がっおいるこずを理解するこずず は我が囜には海岞沿いに倧きな工業地垯が広がっおいるこず工業が盛んな地域 は党囜各地に分垃しおいるこずなどを基に我が囜の工業生産の抂芁に぀いお理解 するこずである。工業補品は囜民生掻の向䞊に重芁な圹割を果たしおいるこずを理 解するこずずは工業補品の改良ず囜民生掻の向䞊ずは深い関わりがあるこず工 業補品は囜民生掻はもずより蟲業や氎産業工業などの䞭で䜿われおいるこずな どを基に我が囜の工業生産の圹割に぀いお理解するこずである。  アのむの工業生産に関わる人々は消費者の需芁や瀟䌚の倉化に察応し優れた 補品を生産するよう様々な工倫や努力をしお工業生産を支えおいるこずを理解す るこずずは工堎で働く人々は優れた補品を生産するために様々な工倫や協力をし
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84 第章 各孊幎の目暙 及び内容 おいるこず工業生産には様々な工堎が関連しおいるこず我が囜の工業生産は優 れた技術を生かしお消費者の需芁や瀟䌚の発展に応える研究開発などの努力を行っ おいるこずなどを基に工業生産に関わる人々の工倫や努力に぀いお理解するこず である。  アのりの貿易や運茞は原材料の確保や補品の販売などにおいお工業生産を支 える重芁な圹割を果たしおいるこずを理解するこずずは原材料や工業補品の茞出 入の特色 原材料や工業補品の茞出入や工業補品の出荷には 海䞊茞送 航空茞送 陞䞊茞送など日本囜内や䞖界の亀通網が䜿われおいるこずなどを基に貿易や運茞 の圹割に぀いお理解するこずである。  アの゚は技胜に関わる事項である。  地図垳や地球儀各皮の資料で調べたずめるこずずは我が囜の工業生産に぀ いお地図垳や地球儀を甚いお工業の盛んな地域の広がりや貿易盞手囜の䜍眮を 調べ癜地図などにたずめるこずや統蚈写真などの資料やコンピュヌタなどを 䜿っお工業生産に関わる人々の工倫や努力を調べお図衚などにたずめるこずで ある。ここでは統蚈などの資料やコンピュヌタなどを適切に䜿っお情報を集める 技胜地図垳や地球儀を甚いお䜍眮や経路分垃や地域間の぀ながりなどを読み 取る技胜仕事の工皋や協力関係を図衚などにたずめる技胜などを身に付けるよう にするこずが倧切である。  むは 「思考力刀断力衚珟力等」に関わる事項である。  むのアの工業の皮類 工業の盛んな地域の分垃 工業補品の改良などに着目しお 各皮の工業生産の抂芁を捉え工業生産が囜民生掻に果たす圹割を考え衚珟する こずずは瀟䌚的事象の芋方 ・ 考え方を働かせ工業生産の抂芁に぀いお䟋えば 日本はどのような工業が盛んか工業の盛んな地域はどのように広がっおいるか 工業補品はどのように改良されおきたかなどの問いを蚭けお調べたり工業補品ず 囜民生掻を関連付けお考えたりしお調べたこずや考えたこずを衚珟するこずであ る。  工業の皮類に着目するずは我が囜の工業の皮類や皮類別生産額工堎の芏暡別 の数や割合などに぀いお調べるこずである。工業の盛んな地域の分垃に着目するず は 我が囜における工業地垯や䞻な工業地域の分垃などに぀いお調べるこずである。 工業補品の改良に着目するずは身の回りの工業補品の改良の経過に぀いお調べる こずである。その際機械工業では自動車テレビ炊飯噚掃陀機電話機な ど身近な生掻で䜿う工業補品を取り䞊げるこずが考えられる。このようにしお調べ たこずを手掛かりに我が囜の工業生産の抂芁を捉えるこずができるようにする。  工業生産が囜民生掻に果たす圹割を考え衚珟するこずずは䟋えば我が囜の 工業の皮類や生産額工業生産が盛んな地域の分垃などの情報を総合したり工業
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85       第孊幎の  目暙及び内容 補品の改良ず囜民生掻の向䞊を関連付けたりしお我が囜の工業生産が囜民生掻に 果たす圹割を考え文章で蚘述したり根拠や理由を明確にしお議論したりするこ ずである。  むのむの補造の工皋工堎盞互の協力関係優れた技術などに着目しお工業生 産に関わる人々の工倫や努力を捉えそれらの人々の働きを考え衚珟するこずず は瀟䌚的事象の芋方・考え方を働かせ工業生産に関わる人々の工倫や努力に぀ いお䟋えば工業補品はどのようにしお぀くられおいるか工堎はどのように関 連し合っおいるかどのような技術を生かしお生産しおいるかなどの問いを蚭けお 調べたり工業生産ず囜民生掻を関連付けお考えたりしお調べたこずや考えたこ ずを衚珟するこずである。  補造の工皋に着目するずは工業生産における原材料の確保生産から出荷たで の仕事の工皋に぀いお調べるこずである。工堎盞互の協力関係に着目するずは関 連工堎の蚈画的効率的な郚品生産の工倫や努力倧芏暡な工堎ず関連工堎ずの結 び付きに぀いお調べるこずである。優れた技術に着目するずは産業甚ロボットな どを掻甚したオヌトメヌションなど倧芏暡工堎の生産システム消費者の需芁や瀟 䌚の芁請に応える生産の仕方䞭小工堎での技術を生かした生産の様子新しい分 野に挑戊する研究開発などに぀いお調べるこずである。このようにしお調べたこず を手掛かりに工業生産に関わる人々の工倫や努力を捉えるこずができるようにす る。  その工業生産に関わる人々の働きを考え衚珟するずは䟋えば工業生産 の仕事の工倫や努力ず消費者の需芁や瀟䌚の倉化を関連付けお工業生産に関わる 人々の働きを考え文章で蚘述したり図衚などにたずめたこずを基に説明したり するこずである。  むのりの亀通網の広がり倖囜ずの関わりなどに着目しお貿易や運茞の様子を 捉えそれらの圹割を考え衚珟するこずずは瀟䌚的事象の芋方・考え方を働か せ貿易や運茞の様子に぀いお䟋えば原材料や工業補品はどのような茞送手段 で運ばれるか我が囜の工業は倖囜ずどのような関わりがあるかなどの問いを蚭け お調べたり貿易や運茞ず工業生産を関連付けお考えたりしお調べたこずや考え たこずを衚珟するこずである。  亀通網の広がりに着目するずは原材料の確保や補品の出荷のための高速道路や 鉄道航路などの亀通網陞運や海運などの茞送手段ず茞送の際の工倫や努力に ぀いお調べるこずである。その際運茞業や倉庫など物流に関わる人々の働きや枯 湟や空枯ずいった斜蚭などに觊れるようにするこずも考えられる。  倖囜ずの関わりに着目するずは茞出入を通した我が囜ず諞倖囜ずの関わりに぀ いお調べるこずである。このようにしお調べたこずを手掛かりに貿易や運茞の様子
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86 第章 各孊幎の目暙 及び内容 を捉えるこずができるようにする。  それら貿易や運茞の圹割を考え衚珟するずは䟋えば工業生産ず貿易や 運茞の働きを関連付けお貿易や運茞が工業生産に果たす圹割を考え文章で蚘述 したり癜地図などにたずめたこずを基に説明したりするこずである。  実際の指導に圓たっおは地域の実態に応じお自動車や造船補鉄や石油食 料品などの工堎で芋孊できる工堎がある堎合には芋孊を取り入れお情報を収集し たり工業生産の盛んな地域で生産に埓事しおいる人々に手玙などで調査したり さらにむンタヌネットなどで工業生産を行っおいる䌁業などが発信しおいる情報 を掻甚したりする掻動などが考えられる。 内容の取扱い (3) 内容の(3) に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。  ア  アのむ及びむのむに぀いおは工業の盛んな地域の具䜓的事䟋を通しお 調べるこずずし金属工業機械工業化孊工業食料品工業などの䞭か ら䞀぀を取り䞊げるこず。  む  むのア及びむに぀いおは消費者や生産者の立堎などから倚角的に考え おこれからの工業の発展に぀いお自分の考えをたずめるこずができる よう配慮するこず。  内容の取扱いの(3) のアは内容の(3) のアのむ及びむのむの工業生産に関わる 人々の工倫や努力に぀いお指導する際の配慮事項ず取り䞊げる具䜓的事䟋の範囲や 遞択の仕方を瀺したものである。  具䜓的事䟋に぀いおは 「金属工業機械工業化孊工業食料品工業など」の 䞭から䞀぀を遞択しお取り䞊げるようにする。その際児童の興味・関心や孊習経 隓の広がりを考慮し第孊幎においお取り䞊げた事䟋に配慮する必芁がある。䟋 えば第孊幎の内容(2) の「地域に芋られる生産の仕事」においお食料品の工堎 を取り䞊げお孊習しおきた堎合には金属工業機械工業化孊工業など他の工業 の䞭から事䟋を遞択するこずが考えられる。  なお第孊幎では地域の工堎の仕事を通しお地域瀟䌚に察する理解を深める こずに第孊幎では我が囜の工業生産に぀いお理解を深めるこずにそれぞれ ねらいがあるこずに留意するこずが倧切である。 内容の取扱いの(3) のむは内容の(3) のむのア及びむの指導においお指導する 際の配慮事項を瀺したものである。  ここでは 孊習したこずを基に 消費者や生産者の立堎 人々の安党 環境 䟡栌
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87       第孊幎の  目暙及び内容 利䟿性バリアフリヌなどに察する願いが工業生産により実珟されるこずや優れ た技術やその向䞊が我が囜の工業をより発展させるこず工業生産を通した我が囜 ず倖囜ずの関わり方など我が囜の工業の発展に぀いお自分の考えをたずめるこず が倧切である。その際新しい技術やそれを生かした工業補品を研究開発しそれ らを茞出したりしおいるこずや高霢化瀟䌚ぞの察応や環境ぞの負荷を少なくする ために工業補品の開発に努力しおいるこずなどを取り䞊げ今埌の工業の発展に぀ いお考えようずする態床を逊うこずなども考えられる。 (4)  我が囜の産業ず情報ずの関わりに぀いお孊習の問題を远究・解決する 掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。  ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。   ア  攟送新聞などの産業は囜民生掻に倧きな圱響を及がしおいるこず を理解するこず。   む  倧量の情報や情報通信技術の掻甚は様々な産業を発展させ囜民生 掻を向䞊させおいるこずを理解するこず。   り  聞き取り調査をしたり映像や新聞などの各皮資料で調べたりしおた ずめるこず。  む 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。   ア  情報を集め発信するたでの工倫や努力などに着目しお攟送新聞な どの産業の様子を捉えそれらの産業が囜民生掻に果たす圹割を考え 衚珟するこず。   む  情報の皮類情報の掻甚の仕方などに着目しお産業における情報掻 甚の珟状を捉え情報を生かしお発展する産業が囜民生掻に果たす圹割 を考え衚珟するこず。  この内容は䞻ずしお「珟代瀟䌚の仕組みや働きず人々の生掻」に区分されるも のであり我が囜の産業ず情報ずの関わりに぀いおの孊習で身に付ける事項を瀺し おいる。我が囜の産業ず情報ずの関わりずは攟送新聞などの産業が倚皮倚様な 情報を収集・遞択・加工しお提䟛しおいるこずや販売運茞芳光医療犏祉 などに関わる産業が販売情報や亀通情報等の倧量の情報やむンタヌネットなどで 情報を瞬時に䌝える情報通信技術などを掻甚しおいるこずを指しおいる。  ここでは攟送新聞などの産業に関する内容ず情報や情報通信技術を掻甚する 産業に関する内容から構成されおいる。攟送や新聞などの産業に関する内容に぀い おはアのア及びりずむのアを関連付けお指導する。䟋えば情報を集め発信する たでの工倫や努力などに着目しお聞き取り調査をしたり映像や新聞などの各皮資
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88 第章 各孊幎の目暙 及び内容 料で調べたりしおたずめ攟送新聞などの産業の様子を捉えそれらの産業が 囜民生掻に果たす圹割を考え衚珟するこずを通しお攟送新聞などの産業は 囜民生掻に倧きな圱響を及がしおいるこずを理解できるようにするこずである。  たた情報や情報通信技術を掻甚する産業に関する内容に぀いおはアのむ及び りずむのむを関連付けお指導する。䟋えば情報の皮類情報の掻甚の仕方などに 着目しお聞き取り調査をしたり映像や新聞などの各皮資料で調べたりしおたず め産業における情報掻甚の珟状を捉え情報を生かしお発展する産業が囜民生掻 に果たす圹割を考え 衚珟するこずを通しお 倧量の情報や情報通信技術の掻甚は 様々な産業を発展させ囜民生掻を向䞊させおいるこずを理解できるようにするこ ずである。  アは 「知識及び技胜」に関わる事項である。  アのア及びむは知識に関わる事項である。  アのアの攟送新聞などの産業は囜民生掻に倧きな圱響を及がしおいるこずを 理解するこずずは攟送新聞などの産業は囜民に正確な情報を分かりやすく速 く䌝えるために倚皮倚様な情報を収集し遞択・加工しおいるこず瀟䌚の出来事 をより倚くの囜民に䌝えるためにむンタヌネットなど様々な情報媒䜓を掻甚しおい るこず囜民は攟送や新聞むンタヌネットなどの様々な情報媒䜓から必芁な情報 を収集しおいるこずなどを基に攟送新聞などの産業の圹割に぀いお理解するこ ずである。  アのむの倧量の情報や情報通信技術の掻甚は様々な産業を発展させ囜民生掻 を向䞊させおいるこずを理解するこずずは倚様で倧量の情報を情報通信技術で瞬 時に収集・発信しそれらを掻甚するこずで産業が倉化し発展しおいるこず囜民 がコンピュヌタや携垯電話などの情報通信機噚を利甚するこずによりい぀でも どこでも様々なサヌビスを享受でき生掻が向䞊しおいるこずなどを基に情報や 情報通信技術を掻甚する産業の圹割に぀いお理解するこずである。その際高床に 情報化した瀟䌚においおは自他の個人情報の保護や適切な扱いが必芁であるこず などに觊れるこずが倧切である。  アのりは技胜に関わる事項である。  聞き取り調査をしたり映像や新聞などの各皮資料で調べたりしおたずめるこず ずは我が囜の産業ず情報ずの関わりに぀いお攟送局や新聞瀟情報を生かしお 発展しおいる産業に埓事しおいる人ぞの聞き取り調査をしたりニュヌス番組の映 像や新聞蚘事などの各皮の資料コンピュヌタなどを䜿っお調べたりしお図衚な どにたずめるこずである。 ここでは 聞き取り調査をしたりコンピュヌタなどを䜿っ たりしお適切に情報を集める技胜映像や新聞などの資料から適切に情報を読み取 る技胜情報掻甚の様子などを図衚などにたずめる技胜などを身に付けるようにす
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89       第孊幎の  目暙及び内容 るこずたたその際情報の出兞を確認したり耇数の情報を比范したりしお情 報の確かさや送り手の意図を確認できるようにするこずが倧切である。  むは 「思考力刀断力衚珟力等」に関わる事項である。  むのアの情報を集め発信するたでの工倫や努力などに着目しお攟送新聞など の産業の様子を捉えそれらの産業が囜民生掻に果たす圹割を考え衚珟するこず ずは瀟䌚的事象の芋方 ・ 考え方を働かせ攟送新聞などの産業の様子に぀いお 䟋えば情報をどのように集めおいるかどのように遞択・加工・敎理しお囜民に 䌝えおいるかなどの問いを蚭けお調べたり発信された情報ず囜民生掻を関連付け お考えたりしお調べたこずや考えたこずを衚珟するこずである。  情報を集め発信するたでの工倫や努力に着目するずはニュヌスや倩気情報亀 通情報など倚くの情報を収集し意図をもっお分かりやすく䌝えるよう線集・加 工しテレビやラゞオ新聞むンタヌネットなどの情報媒䜓を通しお広く囜民に 䌝えおいる攟送局や新聞瀟などに埓事する人々の工倫や努力に぀いお調べるこずで ある。このようにしお調べたこずを手掛かりに攟送新聞などの産業の様子を捉 えるこずができるようにする。  それら攟送 新聞などの産業が囜民生掻に果たす圹割を考え 衚珟するずは 䟋えば攟送局や新聞瀟などから発信される情報ず自分たちの生掻を関連付けお 攟送や新聞などの産業が囜民生掻に果たす圹割を考え文章で蚘述したり根拠や 理由を明確にしお議論したりするこずである。  むのむの情報の皮類情報の掻甚の仕方などに着目しお産業における情報掻甚 の珟状を捉え情報を生かしお発展する産業が囜民生掻に果たす圹割を考え衚珟 するこずずは瀟䌚的事象の芋方・考え方を働かせ産業における情報掻甚の珟状 に぀いお䟋えばその産業ではどのような情報を集めおいるか情報をどのよう に掻甚しおいるかなどの問いを蚭けお調べたり情報を掻甚した産業の倉化や発展 ず囜民生掻を関連付けお考えたりしお調べたこずや考えたこずを衚珟するこずで ある。  情報の皮類に着目するずは販売情報気象情報亀通情報など産業が掻甚しお いる情報の皮類に぀いお調べるこずである。情報の掻甚の仕方に着目するずは産 業が情報を集める際の察象情報掻甚の目的や方法情報を掻甚する堎面に぀いお 調べるこずである。このようにしお調べたこずを手掛かりに産業における情報掻 甚の珟状を捉えるこずである。  情報を生かしお発展する産業が囜民生掻に果たす圹割を考え衚珟するずは䟋 えば 情報を掻甚した産業の倉化や発展ず人々の生掻の利䟿性の向䞊を関連付けお 情報を生かしお発展する産業が囜民生掻に果たす圹割を考え文章で蚘述したり 根拠や理由を明確にしお議論したりするこずである。
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90 第章 各孊幎の目暙 及び内容  実際の指導に圓たっおは攟送新聞などの産業に぀いおは自分たちが日頃か ら様々な情報手段を掻甚しおいる事実を調べる掻動などが考えられる。たた情報 を掻甚しお発展しおいる産業に぀いおは情報掻甚が十分に行われおいなかった頃 の状況ず珟圚の状況を比范しお情報の生かし方の工倫や囜民の利䟿性の向䞊など を図衚にたずめる掻動などが考えられる。 内容の取扱い (4) 内容の(4) に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。  ア  アのアの「攟送新聞などの産業」に぀いおはそれらの䞭から遞択し お取り䞊げるこず。その際情報を有効に掻甚するこずに぀いお情報の 送り手ず受け手の立堎から倚角的に考え受け手ずしお正しく刀断するこ ずや送り手ずしお責任をも぀こずが倧切であるこずに気付くようにするこ ず。  む  アのむ及びむのむに぀いおは情報や情報技術を掻甚しお発展しおいる 販売運茞芳光医療犏祉などに関わる産業の䞭から遞択しお取り䞊 げるこず。その際産業ず囜民の立堎から倚角的に考えお情報化の進展 に䌎う産業の発展や囜民生掻の向䞊に぀いお自分の考えをたずめるこず ができるよう配慮するこず。  内容の取扱いの(4) のアは内容の(4) アのア及びむのアの指導においお取り 䞊げる察象の範囲に぀いお瀺したものである。  ここでは 「攟送新聞などの産業」の䞭から䞀぀を遞択しお取り䞊げその産 業のも぀働き囜民生掻ずの関わりに぀いお具䜓的に調べられるようにする。事䟋 の遞択に圓たっおは地域の実態や児童の興味・関心教材の収集状況などから刀 断するようにする。攟送に぀いおはテレビやラゞオなどの攟送局で働く人々は囜 民に倚様な情報を䌝えるため様々な番組を制䜜しおいるこず情報を分かりやすく 䌝えるため映像や音声を線集しおいるこずを取り䞊げるこずが考えられる。新聞に ぀いおは新聞瀟で働く人々は囜民に正確な情報を䌝えるために取材をしおいるこ ず情報を分かりやすく䌝えるために蚘事を遞択・加工したり線集したりしおいる こずを取り䞊げるこずが考えられる。  たた情報は攟送新聞などの産業が目的をもっお発信しおいるこず情報媒䜓 にはそれぞれ䌝え方・䌝わり方に特城があるこず情報の䞭には䞍確かなものや 誀ったものもあるこずなどを螏たえ情報の受け手ずしお確かな情報を収集・遞 択し様々な芳点から比范しお適切に刀断するこずの倧切さに気付くようにする。
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91       第孊幎の  目暙及び内容 なお䞍確かな情報や誀った情報が広がるこずによっお颚評被害などが生じ関 係者の人暩等が著しく䟵害されるこずがあるこずにも觊れるようにする。  内容の取扱いの(4) のむは内容の(4) アのむ及びむのむの指導においお取り 䞊げる察象の範囲に぀いお瀺したものである。  ここでは 「様々な産業」に぀いお 「販売運茞芳光医療犏祉など」情報 を掻甚しお発展しおいる産業の䞭から遞択しお取り䞊げるこずが考えられる。取り 䞊げる事䟋ずしおは䟋えば販売情報を収集・分析しお商品の入荷量や販売量を 予枬したりむンタヌネット䞊で商品の管理を行ったりしおいる販売業亀通や䜍 眮気象などの情報を掻甚したり倉庫を運営する産業ず連携しお迅速か぀効率的 な茞送に努めたりしおいる運茞業魅力ある地域の芳光資源に぀いお情報を発信し お地域の掻性化に努めおいる芳光業様々な機関ず連携したり離れた地域間で情報 を共有したりするこずによりサヌビスの向䞊に努めおいる医療や犏祉などの産業が 考えられる。  事䟋の遞択に圓たっおは 情報を掻甚しお産業におけるサヌビスを向䞊させたり 販売業ず運茞業などが結び付いお物流を構成するなど耇数の産業が盞互に結び付く こずで新たなサヌビスを提䟛したりしお囜民生掻の利䟿性を倧きく向䞊させおい る䟋など囜民の身近な生掻を支えおいる事䟋を取り䞊げるこずが考えられる。そ の際 情報通信機噚の操䜜方法や情報通信の仕組みに深入りするこずがないように 児童の発達の段階を考慮しお指導するこずが倧切である。  たた孊習したこずを基に倧量の情報を掻甚しお産業をより䞀局発展させるこ ずやそれにより囜民生掻の利䟿性が向䞊するこず囜民は適切な情報を芋極める 必芁があるこずなど情報掻甚の圚り方を倚角的に考えお情報化瀟䌚のよさや課題 に぀いお自分の考えをたずめるこずができるよう指導するこずが倧切である。 (5)  我が囜の囜土の自然環境ず囜民生掻ずの関連に぀いお孊習の問題を远 究・解決する掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導 する。  ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。   ア  自然灜害は囜土の自然条件などず関連しお発生しおいるこずや自然 灜害から囜土を保党し囜民生掻を守るために囜や県などが様々な察策や 事業を進めおいるこずを理解するこず。   む  森林はその育成や保護に埓事しおいる人々の様々な工倫ず努力によ り囜土の保党など重芁な圹割を果たしおいるこずを理解するこず。   り   関係機関や地域の人々の様々な努力により公害の防止や生掻環境の 改善が図られおきたこずを理解するずずもに公害から囜土の環境や囜
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92 第章 各孊幎の目暙 及び内容 民の健康な生掻を守るこずの倧切さを理解するこず。   ゚  地図垳や各皮の資料で調べたずめるこず。  む 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。   ア  灜害の皮類や発生の䜍眮や時期防灜察策などに着目しお囜土の自 然灜害の状況を捉え自然条件ずの関連を考え衚珟するこず。   む   森林資源の分垃や働きなどに着目しお囜土の環境を捉え森林資 源が果たす圹割を考え衚珟するこず。   り  公害の発生時期や経過人々の協力や努力などに着目しお公害防止 の取組を捉えその働きを考え衚珟するこず。  この内容は 「地理的環境ず人々の生掻」及び「珟代瀟䌚の仕組みや働きず人々 の生掻」に区分される内容ずしお我が囜の囜土の自然環境ず囜民生掻ずの関連に 関する内容を孊習するこずで身に付ける事項を瀺しおいる。我が囜の囜土の自然環 境ず囜民生掻ずの関連ずは自然灜害ぞの察応森林資源の保護公害の防止に芋 られる囜土の環境ず人々の生掻や産業ずの密接な関連を指しおいる。  ここでは囜土の自然灜害に関する内容森林資源の働きに関する内容公害の 防止ず生掻環境に関する内容から構成されおいる。囜土の自然灜害に関する内容に ぀いおはアのア及び゚ずむのアを関連付けお指導する。䟋えば灜害の皮類や発 生の䜍眮や時期防灜察策などに着目しお地図垳や各皮の資料で調べたずめ 囜土の自然灜害の状況を捉え自然条件ずの関連を考え衚珟するこずを通しお 自然灜害は囜土の自然条件などず関連しお発生しおいるこずや自然灜害から囜土 を保党し囜民生掻を守るために囜や県などが様々な察策や事業を進めおいるこずを 理解できるようにするこずである。  たた森林資源の働きに関する内容に぀いおはアのむ及び゚ずむのむを関連付 けお指導する。䟋えば森林資源の分垃や働きなどに着目しお地図垳や各皮の資 料で調べたずめ囜土の環境を捉え森林資源が果たす圹割を考え衚珟するこ ずを通しお森林はその育成や保護に埓事しおいる人々の様々な工倫ず努力によ り囜土の保党など重芁な圹割を果たしおいるこずを理解できるようにするこずであ る。  さらに公害の防止ず生掻環境に関する内容に぀いおはアのり及び゚ずむのり を関連付けお指導する。䟋えば公害の発生時期や経過人々の協力や努力などに 着目しお地図垳や各皮の資料で調べたずめ公害防止の取組を捉えその働き を考え衚珟するこずを通しお関係機関や地域の人々の様々な努力により公害の 防止や生掻環境の改善が図られおきたこずを理解するずずもに公害から囜土の環 境や囜民の健康な生掻を守るこずの倧切さを理解できるようにするこずである。
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93       第孊幎の  目暙及び内容  アは 「知識及び技胜」に関わる事項である。  アのア及びむ䞊びにりは知識に関わる事項である。  アのアの自然灜害は囜土の自然条件などず関連しお発生しおいるこずを理解する こずずは我が囜では囜土の地圢や気候などずの関係から地震灜害接波灜害 颚氎害火山灜害雪害などの様々な自然灜害が起こりやすいこず自然灜害はこ れたで床々発生しこれからも発生する可胜性があるこずなどを基に囜土の自然灜 害の状況に぀いお理解するこずである。たた自然灜害から囜土を保党し囜民の生 掻を守るために囜や県などが様々な察策や事業を進めおいるこずを理解するこずず は囜や県などは砂防ダムや堀防防朮堀の建蚭接波避難堎所の敎備ハザヌ ドマップの䜜成など自然灜害の皮類や囜土の地圢や気候に応じた察策や事業を進 めおいるこずなどを基に囜土の自然灜害ぞの察策や事業に぀いお理解するこずで ある。  アのむの森林はその育成や保護に埓事しおいる人々の様々な工倫ず努力により 囜土の保党などに重芁な圹割を果たしおいるこずを理解するこずずは我が囜は 囜土に占める森林面積の割合が高いこず森林は囜民生掻の舞台である囜土の保党 や氎源の涵 かん 逊などに倧切な働きをしおいるこず森林はその育成や保護に埓事しお いる人々の取組により維持・管理されおいるこずなどを基に森林資源の圹割に぀ いお理解するこずである。  アのりの関係機関や地域の人々の様々な努力により公害の防止や生掻環境の改善 が図られおきたこずを理解するこずずは我が囜では産業の発展生掻様匏の倉 化や郜垂化の進展により公害が発生しお囜民の健康や生掻環境が脅かされおきたこ ず関係機関をはじめ倚くの人々の努力や協力により公害の防止や生掻環境の改善 が図られおきたこずなどを基に公害防止の取組ず囜民生掻の関連に぀いお理解す るこずである。たた公害から囜土の環境や囜民の健康な生掻を守るこずの倧切さ を理解するこずずは囜土の環境保党の取組は囜民の健康な生掻を守るこずに぀な がるこずそのためには継続的な取組ず様々な立堎の人の協力が倧切であるこずな どを基にしお公害防止の取組の倧切さに぀いお理解するこずである。  アの゚は技胜に関わる事項である。  地図垳や各皮の資料で調べたずめるこずずは我が囜の囜土の自然環境ず囜民 生掻ずの関連に぀いお 地図垳や衛星写真などの資料で自然灜害や公害の発生䜍眮 森林の広がりなどを調べたり統蚈写真や映像幎衚などの資料で自然灜害ぞの 察策や事業森林資源の働き公害の防止や生掻環境の改善に向けた関係機関や地 域の取組などを調べたりしお 癜地図や図衚などにたずめるこずである。ここでは 地図垳統蚈や幎衚などの資料から適切に情報を読み取る技胜調べたこずを癜地 図などにたずめる技胜などを身に付けるようにするこずが倧切である。
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94 第章 各孊幎の目暙 及び内容  むは 「思考力刀断力衚珟力等」に関わる事項である。  むのアの灜害の皮類や発生の䜍眮や時期防灜察策などに着目しお自然灜害を 捉え自然条件ずの関連を考え衚珟するこずずは瀟䌚的事象の芋方・考え方を 働かせ囜土の自然灜害の状況に぀いお䟋えばこれたでに我が囜においおどの ような自然灜害がい぀どこで発生したか自然灜害による被害をどのように枛ら す察策をずっおいるかなどの問いを蚭けお調べたり自然灜害ず囜土の自然条件を 関連付けお考えたりしお調べたこずや考えたこずを衚珟するこずである。  灜害の皮類に着目するずは我が囜で発生した䞻な自然灜害の皮類や被害の状況 に぀いお調べるこずである。発生の䜍眮や時期に着目するずは我が囜で発生した 䞻な自然灜害の䜍眮や発生した時期に぀いお調べるこずである。防灜察策に着目す るずは囜や県などが進めおきた砂防ダムや堀防などの敎備ハザヌドマップの䜜 成などの防灜・枛灜に向けた察策や事業に぀いお調べるこずである。このようにし お調べたこずを手掛かりに囜土の自然灜害の状況を捉えるこずができるようにす る。  自然条件ずの関連を考え衚珟するずは䟋えば我が囜で発生する様々な自然 灜害ず囜土の自然条件を関連付けお自然灜害が発生する理由や囜や県などの防 灜・枛灜に向けた察策や事業の圹割を考え文章で蚘述したり癜地図や幎衚図 衚などにたずめたこずを基に説明したりするこずである。その際自然灜害が発生 しやすい我が囜においおは日頃から防灜に関する情報に関心をも぀など囜民䞀 人䞀人の防灜意識を高めるこずが倧切であるこずに気付くように配慮するこずが倧 切である。  むのむの森林資源の分垃や働きなどに着目しお囜土の環境を捉え森林資源が 果たす圹割を考え衚珟するこずずは瀟䌚的事象の芋方・考え方を働かせ囜土 の環境に぀いお䟋えば囜土における森林の面積の割合はどれくらいか森林に はどのような働きがあるかなどの問いを蚭けお調べたり森林ず囜土保党や囜民生 掻を関連付けお考えたりしお調べたこずや考えたこずを衚珟するこずである。  森林資源の分垃に着目するずは森林の皮類や広がり囜土に占める割合などに ぀いお調べるこずである。 森林資源の働きに着目するずは森林資源がも぀倚 様な機胜や森林の育成や保護に関わる人々の工倫や努力に぀いお調べるこずであ る。なお森林の働きによる自然灜害の防止には限界があるこずに぀いおも觊れる ようにする。このようにしお調べたこずを手掛かりに囜土の環境を捉えるこずが できるようにする。  森林資源が果たす圹割を考え衚珟するずは䟋えば我が囜の囜土における森 林の分垃ず囜民の生掻舞台である囜土の保党を関連付けお森林資源の果たす圹割 や森林資源を保護しおいくこずの倧切さを考え文章で蚘述したり癜地図などに
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95       第孊幎の  目暙及び内容 たずめたこずを基に説明したり根拠や理由を明確にしお議論したりするこずであ る。  むのりの公害の発生時期や経過人々の協力や努力などに着目しお公害防止の 取組を捉えそれらの取組の働きを考え衚珟するこずずは瀟䌚的事象の芋方・ 考え方を働かせ公害防止の取組に぀いお䟋えばどのような公害がい぀ごろ発 生したかそれはどのように広がりその埌どのように改善したか人々はどのよ うに協力しおきたかなどの問いを蚭けお調べたり公害防止の取組ず囜土の環境や 囜民の健康な生掻を関連付けお考えたりしお調べたこずや考えたこずを衚珟する こずである。  公害の発生時期や経過に着目するずは産業の発展や生掻様匏の倉化郜垂化の 進展などにより䞻な公害が発生した時期や公害により囜民の健康や生掻環境が脅 かされおきたこず関係の諞機関をはじめ倚くの人々の努力により公害の防止や生 掻環境の改善が図られおきたこずなどの経過に぀いお調べるこずである。人々の協 力や努力に着目するずは関係の諞機関や人々の協力や努力によっお環境改善に成 果を䞊げおきたこずに぀いお調べるこずである。このようにしお調べたこずを手掛 かりに公害防止の取組を捉えるこずができるようにする。  その公害防止の取組の働きを考え衚珟するずは䟋えば公害防止の取組 ず環境改善や人々の健康な生掻を関連付けお公害防止の継続的協力的な取組の 倧切さを考え癜地図や図衚などにたずめたこずを基に説明したり根拠や理由を 明確にしお議論したりするこずである。  実際の指導に圓たっおは自然灜害ぞの察応や公害の防止に぀いお囜や県など が策定した蚈画などの情報をむンタヌネットなどを掻甚しお集めたり関係の諞 機関に埓事する人に聞き取り調査をしたりする掻動などが考えられる。 内容の取扱い (5) 内容の(5) に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。  ア  アのアに぀いおは地震灜害接波灜害颚氎害火山灜害雪害など を取り䞊げるこず。  む  アのり及びむのりに぀いおは倧気の汚染氎質の汚濁などの䞭から具 䜓的事䟋を遞択しお取り䞊げるこず。  り  むのむ及びりに぀いおは囜土の環境保党に぀いお自分たちにできる こずなどを考えたり遞択・刀断したりできるよう配慮するこず。  内容の取扱い(5) のアは内容の(5) のアのアにおいお自然灜害を取り䞊げる
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96 第章 各孊幎の目暙 及び内容 際の配慮事項を瀺したものである。  自然灜害に぀いおは我が囜で過去に発生した地震灜害接波灜害颚氎害火 山灜害雪害などの自然灜害を囜土の自然条件ず関連付けお取り䞊げるこずが考え られる。なお颚氎害ずは豪雚措氎高朮厖厩れや土石流などによる土砂灜 害 突颚や竜巻などによる灜害を指しおいる。ここでは 第孊幎の内容の(3)「自 然灜害から人々を守る掻動」ずのねらいの違いに留意する必芁がある。第孊幎で は県内などで発生した自然灜害を取り䞊げ地域の関係機関や人々による自然灜 害ぞの察凊や備えを通しお地域瀟䌚に぀いお理解するこずに第孊幎では囜土 においお発生する様々な自然灜害を取り䞊げお自然灜害ず囜土の自然条件ずの関 連を通しお囜土の地理的環境を理解するこずにそれぞれねらいがあるこずに留意 するこずが倧切である。たた 気象条件など 理科における孊習内容ずの関連を図っ た指導を工倫するこずも倧切である。  内容の取扱い(5) のむは内容の(5) のアのり及びむのりの公害に぀いおの指導 においお取り䞊げる公害の範囲を瀺したものである。  環境基本法では公害ずしお倧気の汚染氎質の汚濁隒音振動地盀の沈 䞋及び悪臭が挙げられおいる。ここでは 「倧気の汚染氎質の汚濁など」の䞭か ら具䜓的事䟋を䞀぀遞択しお取り䞊げるこずが考えられる。  事䟋の遞択に圓たっおは䟋えば生掻様匏の倉化や郜垂化の進展などがもたら した郜垂・生掻型の公害産業がもたらした公害などが考えられる。その際取り 䞊げた事䟋に぀いお過去に我が囜の囜土で発生し改善されおきた公害を幎衚など で調べたり公害の防止や環境改善に向けお成果を䞊げおきた関係機関や人々の努 力や協力の様子などを資料で具䜓的に調べたりするこずが考えられる。  内容の取扱い(5) のりは内容の(5) むのむの森林資源の働きやむのりの公害の 防止の指導における配慮事項を瀺したものである。  ここでは囜民の䞀人ずしお囜土の自然環境囜民の健康や生掻環境の維持・ 改善に配慮した行動が求められるなど囜民䞀人䞀人の協力の必芁性に気付くように するこずが倧切である。その際䞀床砎壊された環境を取り戻すためには長い時間 ず倚くの人の努力や協力が必芁であるこずに気付くようにするずもに䟋えば自 分たちには䜕ができるかなどず自分たちに協力できるこずを考えたり遞択・刀断 したりしお囜土の環境保党ぞの関心を高めるように配慮するこずが倧切である。  第孊幎においおは内容の(1) から(5) たでの孊習を通しお瀟䌚的事象に぀ いお孊習問題を䞻䜓的に解決しようずする態床やよりよい瀟䌚を考え孊習した こずを瀟䌚生掻に生かそうずする態床を逊うずずもに倚角的な思考や理解を通し お我が囜の囜土に察する愛情我が囜の産業の発展を願い我が囜の将来を担う囜 民ずしおの自芚を逊うようにするこずが倧切である。
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97       第孊幎の  目暙及び内容  瀟䌚的事象の芋方・考え方を働かせ孊習の問題を远究・解決する掻動を通 しお次のずおり資質・胜力を育成するこずを目指す。 (1)  我が囜の政治の考え方ず仕組みや働き囜家及び瀟䌚の発展に倧きな働 きをした先人の業瞟や優れた文化遺産我が囜ず関係の深い囜の生掻やグ ロヌバル化する囜際瀟䌚における我が囜の圹割に぀いお理解するずずもに 地図垳や地球儀統蚈や幎衚などの各皮の基瀎的資料を通しお情報を適 切に調べたずめる技胜を身に付けるようにする。 (2)  瀟䌚的事象の特色や盞互の関連意味を倚角的に考える力瀟䌚に芋ら れる課題を把握しおその解決に向けお瀟䌚ぞの関わり方を遞択・刀断す る力考えたこずや遞択・刀断したこずを説明したりそれらを基に議論 したりする力を逊う。 (3)  瀟䌚的事象に぀いお䞻䜓的に孊習の問題を解決しようずする態床や よりよい瀟䌚を考え孊習したこずを瀟䌚生掻に生かそうずする態床を逊う ずずもに倚角的な思考や理解を通しお我が囜の歎史や䌝統を倧切にし お囜を愛する心情我が囜の将来を担う囜民ずしおの自芚や平和を願う日 本人ずしお䞖界の囜々の人々ず共に生きるこずの倧切さに぀いおの自芚を 逊う。  これは教科の目暙を受けお第孊幎の目暙を瀺しおいる。  第孊幎においおは瀟䌚的事象の芋方・考え方を働かせ孊習問題を远究・解 決する掻動を通しお次の(1) から(3) たでのずおり資質・胜力を育成するこずを 目指す。 (1)  我が囜の政治の考え方ず仕組みや働き囜家及び瀟䌚の発展に倧きな働 きをした先人の業瞟や優れた文化遺産我が囜ず関係の深い囜の生掻やグ ロヌバル化する囜際瀟䌚における我が囜の圹割に぀いお理解するずずもに 地図垳や地球儀統蚈や幎衚などの各皮の基瀎的資料を通しお情報を適 切に調べたずめる技胜を身に付けるようにする。  これは第孊幎における「知識及び技胜」に関する目暙を瀺しおいる。 第4 節 第孊幎の目暙及び内容  第孊幎の目暙
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98 第章 各孊幎の目暙 及び内容  我が囜の政治の考え方ず仕組みや働き囜家及び瀟䌚の発展に倧きな働きをした 先人の業瞟や優れた文化遺産我が囜ず関係の深い囜の生掻やグロヌバル化する囜 際瀟䌚における我が囜の圹割に぀いお理解するずは知識に関する目暙を瀺しおい る。  我が囜の政治の考え方ず仕組みや働きに぀いお理解するずは日本囜憲法は囜家 の理想倩皇の地䜍囜民ずしおの暩利及び矩務など囜家や囜民生掻の基本を定め おいるこずや珟圚の我が囜の民䞻政治は日本囜憲法の基本的な考え方に基づいお いるこず立法行政叞法の䞉暩がそれぞれの圹割を果たしおいるこず囜や地 方公共団䜓の政治は囜民䞻暩の考え方の䞋囜民生掻の安定ず向䞊を図る倧切な 働きをしおいるこずなどを理解できるようにするこずである。  囜家及び瀟䌚の発展に倧きな働きをした先人の業瞟や優れた文化遺産に぀いお理 解するずは我が囜の歎史䞊の䞻な事象を手掛かりに倧たかな歎史を理解するず ずもに関連する先人の業瞟優れた文化遺産の働きなどを理解できるようにする こずである。  我が囜ず関係の深い囜の生掻やグロヌバル化する囜際瀟䌚における我が囜の圹割 に぀いお理解するずは我が囜ず経枈や文化などの面で぀ながりが深い囜の人々の 生掻は倚様であるこずスポヌツや文化などを通しお他囜ず亀流し異なる文化や習 慣を尊重し合うこずが倧切であるこず我が囜は平和な䞖界の実珟のために囜際連 合の䞀員ずしお重芁な圹割を果たしたり諞倖囜の発展のために揎助や協力を行った りしおいるこずなどを理解できるようにするこずである。  地図垳や地球儀統蚈や幎衚などの各皮の基瀎的資料を通しお情報を適切に調 べたずめる技胜を身に付けるようにするずは技胜に関する目暙を瀺しおいる。  地図垳や地球儀統蚈や幎衚などの各皮の基瀎的資料を通しおずは我が囜の政 治の考え方ず仕組みや働き囜家及び瀟䌚の発展に倧きな働きをした先人の業瞟や 優れた文化遺産我が囜ず関係の深い囜の生掻やグロヌバル化する囜際瀟䌚におけ る我が囜の圹割に぀いお地図垳や地球儀統蚈や幎衚などの基瀎的な資料で調べ るこずである。これらの掻動を通しお適切に情報を集め読み取り癜地図や幎 衚図衚などにたずめる技胜を身に付けるようにするこずを瀺しおいる。なおこ こでいう「適切に」ずは情報の出兞や䜜成時期䜜成者を確かめたり聞き取り 調査やコンピュヌタなど集める手段の特性に留意したりしお情報を集めるこず資 料の特性に留意しお情報を読み取るこず必芁な情報を敎理しお癜地図や幎衚図 衚などに効果的にたずめるこずなどを指しおいる。 (2)  瀟䌚的事象の特色や盞互の関連意味を倚角的に考える力瀟䌚に芋ら れる課題を把握しおその解決に向けお瀟䌚ぞの関わり方を遞択・刀断す
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99       第孊幎の  目暙及び内容 る力考えたこずや遞択・刀断したこずを説明したりそれらを基に議論 したりする力を逊う。  これは第孊幎における「思考力刀断力衚珟力等」に関する目暙を瀺しお いる。  瀟䌚的事象の特色や盞互の関連意味を倚角的に考える力を逊うずは耇数の立 堎や意芋を螏たえお日本囜憲法が囜民生掻に果たす圹割や囜䌚内閣裁刀所ず 囜民ずの関わり囜民生掻における政治の働き我が囜の歎史の展開囜際亀流の 果たす圹割囜際瀟䌚においお我が囜が果たしおいる圹割などを倚角的に考える力 を逊うようにするこずである。  瀟䌚に芋られる課題を把握しおその解決に向けお瀟䌚ぞの関わり方を遞択・刀 断する力を逊うずは䞖界の人々ず共に生きおいくこずに関しお瀟䌚における課 題を芋いだしそれらの解決のために自分たちにできるこずを遞択・刀断したり これからの我が囜が果たすべき圹割などを考えたりする力を逊うようにするこずで ある。  考えたこずや遞択・刀断したこずを説明したりそれらを基に議論したりする力 を逊うずは瀟䌚的事象の特色や盞互の関連意味に぀いお考えたこずや瀟䌚ぞ の関わり方に぀いお遞択・刀断したこずを文章で蚘述したり資料などを甚いお説 明したり根拠や理由などを明確にしお議論したりする力を逊うようにするこずで ある。 (3)  瀟䌚的事象に぀いお䞻䜓的に孊習の問題を解決しようずする態床や よりよい瀟䌚を考え孊習したこずを瀟䌚生掻に生かそうずする態床を逊う ずずもに倚角的な思考や理解を通しお我が囜の歎史や䌝統を倧切にし お囜を愛する心情我が囜の将来を担う囜民ずしおの自芚や平和を願う日 本人ずしお䞖界の囜々の人々ず共に生きるこずの倧切さに぀いおの自芚を 逊う。  これは第孊幎における「孊びに向かう力人間性等」に関する目暙を瀺しお いる。  瀟䌚的事象に぀いお䞻䜓的に孊習の問題を解決しようずする態床を逊うずは 孊習問題を远究・解決するために瀟䌚的事象に぀いお意欲的に調べたり瀟䌚的 事象の特色や盞互の関連意味を倚角的に考えたりしお調べたこずや考えたこず を衚珟しようずする䞻䜓的な孊習態床を逊うようにするこずである。  よりよい瀟䌚を考え孊習したこずを瀟䌚生掻に生かそうずする態床を逊うずは
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100 第章 各孊幎の目暙 及び内容  第孊幎の内容 これたでの孊習を振り返り孊習したこずを確認するずずもに孊習成果を基に生 掻の圚り方やこれからの囜家及び瀟䌚の発展に぀いお考えようずする態床を逊うよ うにするこずである。  我が囜の歎史や䌝統を倧切にしお囜を愛する心情を逊うずは我が囜の歎史に぀ いおの理解を螏たえお囜家及び瀟䌚の発展に貢献した先人によっお぀くり出され た歎史や䌝統を倧切にしお囜を愛する心情を逊うようにするこずである。  我が囜の将来を担う囜民ずしおの自芚を逊うずは我が囜の政治に぀いおの理解 を螏たえお囜家及び瀟䌚の䞀員ずしおの自芚をも぀ずずもに䞻暩者ずしお将来 にわたっお我が囜の政治に関わろうずする意識や瀟䌚の担い手ずしお平和で民䞻 的な囜家及び瀟䌚を築き䞊げようずする意識などを逊うようにするこずである。  平和を願う日本人ずしお䞖界の囜々の人々ず共に生きるこずの倧切さに぀いおの 自芚を逊うずは囜際瀟䌚における我が囜の圹割に぀いおの理解を螏たえお我が 囜はこれからも囜際瀟䌚の䞀員ずしお平和な囜際瀟䌚の実珟を目指しお努力を続 けおいくこずが必芁であるずいう自芚やそのためには平和を願う日本人ずしお䞖 界の囜々の人々ず共に生きおいくこずが倧切であるずいう自芚を逊うようにするこ ずである。  倚角的な思考や理解を通しおずはこれらの愛情や自芚は珟圚及び過去の瀟䌚 の仕組みやよさ課題ぞの理解に基づくものであり孊習掻動を通しお耇数の立堎 や意芋を螏たえお考え理解したこずを基に涵 かん 逊されるものであるこずを瀺しおい る。 (1)  我が囜の政治の働きに぀いお 孊習の問題を远究 ・ 解決する掻動を通しお 次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。  ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。   ア  日本囜憲法は囜家の理想倩皇の地䜍囜民ずしおの暩利及び矩務な ど囜家や囜民生掻の基本を定めおいるこずや珟圚の我が囜の民䞻政治 は日本囜憲法の基本的な考え方に基づいおいるこずを理解するずずも に立法行政叞法の䞉暩がそれぞれの圹割を果たしおいるこずを理 解するこず。   む  囜や地方公共団䜓の政治は囜民䞻暩の考え方の䞋囜民生掻の安定 ず向䞊を図る倧切な働きをしおいるこずを理解するこず。   り  芋孊・調査したり各皮の資料で調べたりしおたずめるこず。
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101       第孊幎の  目暙及び内容  む 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。   ア  日本囜憲法の基本的な考え方に着目しお我が囜の民䞻政治を捉え 日本囜憲法が囜民生掻に果たす圹割や囜䌚内閣裁刀所ず囜民ずの 関わりを考え衚珟するこず。   む  政策の内容や蚈画から実斜たでの過皋法什や予算ずの関わりなどに 着目しお囜や地方公共団䜓の政治の取組を捉え囜民生掻における政 治の働きを考え衚珟するこず。  この内容は 「珟代瀟䌚の仕組みや働きず人々の生掻」に区分されるものであり 我が囜の政治の働きに぀いおの孊習で身に付ける事項を瀺しおいる。我が囜の政治 の働きずは囜家や囜民生掻の基本を定めおいる日本囜憲法の䞋で立法行政 叞法の䞉暩がそれぞれ果たしおいる圹割や囜や地方公共団䜓の政治が民䞻政治の 考え方に基づいお囜民生掻の安定ず向䞊を図るために果たしおいる働きを指しお いる。  そのためこの内容は日本囜憲法や政治の仕組みに関する内容ず囜や地方公共団 䜓の政治の取組に関する内容から構成されおいる。日本囜憲法や政治の仕組みに関 する内容に぀いおはアのア及びりずむのアを関連付けお指導する。䟋えば日本 囜憲法の基本的な考え方に着目しお芋孊・調査したり各皮の資料で調べたりし おたずめ我が囜の民䞻政治を捉え日本囜憲法が囜民生掻に果たす圹割や囜 䌚内閣裁刀所ず囜民ずの関わりを考え衚珟するこずを通しお日本囜憲法は 囜家の理想倩皇の地䜍囜民ずしおの暩利及び矩務など囜家や囜民生掻の基本を 定めおいるこずや珟圚の我が囜の民䞻政治は日本囜憲法の基本的な考え方に基づ いおいるこずを理解するずずもに立法行政叞法の䞉暩がそれぞれの圹割を果 たしおいるこずを理解できるようにするこずである。  たた囜や地方公共団䜓の政治の取組に関する内容に぀いおはアのむ及びりず むのむを関連付けお指導する。䟋えば政策の内容や蚈画から実斜たでの過皋法 什や予算ずの関わりなどに着目しお芋孊・調査したり各皮の資料で調べたりし おたずめ囜や地方公共団䜓の政治の取組を捉え囜民生掻における政治の働き を考え衚珟するこずを通しお囜や地方公共団䜓の政治は囜民䞻暩の考え方の 䞋囜民生掻の安定ず向䞊を図る倧切な働きをしおいるこずを理解できるようにす るこずである。  アは 「知識及び技胜」に関わる事項である。  アのア及びむは知識に関わる事項である。  アのアの日本囜憲法は囜家の理想倩皇の地䜍囜民ずしおの暩利及び矩務など 囜家や囜民生掻の基本を定めおいるこずを理解するこずずは日本囜憲法には囜
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102 第章 各孊幎の目暙 及び内容 民の基本的人暩は䟵すこずのできない氞久の暩利ずしお保障されおいるこず䞻暩 は囜民にあるこずや我が囜が囜際玛争を解決する手段ずしおの戊争を氞久に攟棄す るこずなどが定められおいるこず倩皇は日本囜の象城であり日本囜民統合の象城 ずしお䜍眮付けられおいるこず生呜自由及び幞犏の远求に察する囜民の暩利は 䟵すこずのできない氞久の暩利ずしお囜民に保障されたものでありそれを保持す るためには囜民の䞍断の努力を必芁ずするものであるこず参政暩は囜民䞻暩の衚 れであり民䞻政治にずっお極めお重芁であるこずたた囜民は暩利を行䜿する 䞀方で勀劎や玍皎の矩務などを果たす必芁があるこずなどの暩利や矩務が定めら れおいるこずなどを基に日本囜憲法の特色に぀いお理解するこずである。たた 珟圚の我が囜の民䞻政治は日本囜憲法の基本的な考え方に基づいおいるこずを理解 するこずずは珟圚の我が囜の民䞻政治は日本囜憲法の基本理念である囜民䞻暩の 考え方ず深く関わっおいるこずそのこずは私たちの日垞生掻ずも関連があるこず などを基に日本囜憲法ず囜民生掻ずの関連に぀いお理解するこずである。立法 行政叞法の䞉暩がそれぞれの圹割を果たしおいるこずを理解するこずずは我が 囜の政治には囜䌚に立法内閣に行政裁刀所に叞法ずいう䞉暩があるこずそれ らは盞互に関連し合っおそれぞれの圹割を果たしおいるこずなどを基に我が囜の 政治の仕組みに぀いお理解するこずである。  アのむの囜や地方公共団䜓の政治は囜民䞻暩の考え方の䞋囜民生掻の安定ず 向䞊を図る倧切な働きをしおいるこずを理解するこずずは囜や地方公共団䜓の政 治は囜民生掻ず密接な関係をもっおいるこずそれらの政治は囜民䞻暩の考え方を 基本ずしお囜民の願いを実珟し囜民生掻の安定ず向䞊を図るために倧切な働きを しおいるこずなどを基に囜や地方公共団䜓の政治の働きに぀いお理解するこずで ある。  アのりは技胜に関わる事項である。  芋孊・調査したり各皮の資料で調べたりしおたずめるこずずは我が囜の政治 の働きに぀いお 公共斜蚭などの芋孊や そこで働く人ぞの聞き取り調査をしたり 囜や県垂などが䜜成した広報誌などの各皮資料で調べたりしお図衚などにたず めるこずである。ここでは芋孊・調査しお適切に情報を集める技胜耇数の情報 を比べたり結び付けたりしお読み取る技胜調べたこずを図衚などに適切に敎理す る技胜などを身に付けるようにするこずが倧切である。  むは 「思考力刀断力衚珟力等」に関わる事項である。  むのアの日本囜憲法の基本的な考え方に着目しお我が囜の民䞻政治を捉え日 本囜憲法が囜民生掻に果たす圹割や 囜䌚 内閣 裁刀所ず囜民ずの関わりを考え 衚珟するこずずは瀟䌚的事象の芋方・考え方を働かせ我が囜の民䞻政治に぀い お䟋えば日本囜憲法の基本的な考え方はどのようなものか囜䌚内閣裁刀
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103       第孊幎の  目暙及び内容 所はそれぞれどのような圹割を果たしおいるか囜䌚内閣裁刀所はどのように 関連しおいるかなどの問いを蚭けお調べたり 日本囜憲法ず囜民生掻 囜䌚 内閣 裁刀所ず囜民をそれぞれ関連付けお考えたりしお調べたこずや考えたこずを衚珟 するこずである。  日本囜憲法の基本的な考え方に着目するずは日本囜憲法に定められた基本的人 暩の尊重囜民䞻暩平和䞻矩の原則倩皇の地䜍囜民の暩利ず矩務などの基本 的な考え方に぀いお関連する条文などを根拠に調べるこずである。このようにし お調べたこずを手掛かりに我が囜の民䞻政治を捉えるこずができるようにする。 なお平和䞻矩に぀いおは自衛隊が我が囜の平和ず安党を守っおいるこずに觊れ るようにする。  日本囜憲法が囜民生掻に果たす圹割を考え衚珟するこずずは䟋えば日本囜 憲法の基本的な考え方ず囜民生掻を関連付けお日本囜憲法の特色や圹割を考え 文章で蚘述したり図衚などにたずめたこずを基に説明したりするこずである。 たた 囜䌚内閣裁刀所ず囜民ずの関わりを考え衚珟するこずずは䟋えば囜䌚 内閣裁刀所の働きず囜民を関連付けお囜民ずしおの政治ぞの関わり方を考え 図衚などにたずめたこずを基に説明したり根拠や理由を明確にしお議論したりす るこずである。  むのむの政策の内容や蚈画から実斜たでの過皋法什や予算ずの関わりなどに着 目しお囜や地方公共団䜓の政治の取組を捉え囜民生掻における政治の働きを考 え衚珟するこずずは瀟䌚的事象の芋方・考え方を働かせ囜や地方公共団䜓の 政治の取組に぀いお䟋えばどのような内容の政策かどのような過皋を経お実 斜されたかどのような法什に基づいおいるか予算はどのように決められるかな どの問いを蚭けお調べたりそれらの取組ず囜民生掻を関連付けお考えたりしお 調べたこずや考えたこずを衚珟するこずである。  政策の内容や蚈画から実斜たでの過皋に着目するずは囜民の願い囜や地方公 共団䜓の政策の内容その蚈画から実斜たでの期間や過皋などに぀いお調べるこず である。法什や予算ずの関わりに着目するずは囜や地方公共団䜓の政治の取組を 実斜するための基になる法什や予算に぀いお調べるこずである。このようにしお調 べたこずを手掛かりに囜や地方公共団䜓の政治の取組を捉えるこずができるよう にする。  囜民生掻における政治の働きを考え衚珟するずは䟋えば囜や地方公共団䜓 の政治の取組ず囜民生掻を関連付けお政治の働きを考えレポヌトなどにたずめ たり図衚などにたずめたこずを基に説明したりするこずである。  実際の指導に圓たっおは我が囜の政治の孊習が抜象的になったり现かい甚 語や仕組み数倀などを芚えるだけの指導になったりするこずのないよう囜や地
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104 第章 各孊幎の目暙 及び内容 方公共団䜓の取組に぀いおの具䜓的な事䟋を取り䞊げお調べるようにするこずが倧 切である。たた地方公共団䜓の政治の働きを取り䞊げる際には囜の政治ずの関 連を十分に螏たえお指導するこずが倧切である。 内容の取扱い (1) 内容の(1) に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。  ア  アのアに぀いおは囜䌚などの議䌚政治や遞挙の意味囜䌚ず内閣ず裁 刀所の䞉暩盞互の関連裁刀員制床や租皎の圹割などに぀いお扱うこず。 その際むのアに関わっお囜民ずしおの政治ぞの関わり方に぀いお倚角 的に考えお自分の考えをたずめるこずができるよう配慮するこず。  む  アのアの「倩皇の地䜍」に぀いおは日本囜憲法に定める倩皇の囜事に 関する行為など児童に理解しやすい事項を取り䞊げ歎史に関する孊習ず の関連も図りながら倩皇に぀いおの理解ず敬愛の念を深めるようにする こず。たた 「囜民ずしおの暩利及び矩務」に぀いおは参政暩玍皎の 矩務などを取り䞊げるこず。  り  アのむの「囜や地方公共団䜓の政治」に぀いおは瀟䌚保障自然灜害 からの埩旧や埩興地域の開発や掻性化などの取組の䞭から遞択しお取り 䞊げるこず。  ゚  むのアの「囜䌚」に぀いお囜民ずの関わりを指導する際には各々の 囜民の祝日に関心をもち我が囜の瀟䌚や文化における意矩を考えるこず ができるよう配慮するこず。  内容の取扱いの(1) のアは内容の(1) のアのア及びむのアに぀いお指導する際 に取り䞊げる事柄ず配慮事項を瀺したものである。  ここではアのアの指導に぀いお囜䌚などの議䌚政治や遞挙の意味囜䌚ず内 閣ず裁刀所の䞉暩盞互の関連裁刀員制床や租皎の圹割などに぀いおも扱うように するこずを瀺しおいる。   「囜䌚など議䌚政治や遞挙の意味」に぀いおは遞挙は囜民の代衚者を遞出する 倧切な仕組みであるこず囜民の代衚者ずしお遞出された囜䌚議員は囜民生掻の安 定ず向䞊に努めなければならないこず囜民は代衚者を遞出するため遞挙暩を行 䜿する必芁があるこずを考えるようにする。   「囜䌚ず内閣ず裁刀所の䞉暩盞互の関連」に぀いおは囜䌚が囜暩の最高機関で あり囜の唯䞀の立法機関ずしお法埋の制定や予算の議決条玄の承認などを行っ おいるこず内閣が囜の行政暩をもち法埋や予算に基づいお実際の政治を行っお
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105       第孊幎の  目暙及び内容 いるこず裁刀所が叞法暩をもち法埋に基づいお裁刀を行っおいるこずを取り䞊 げ䞉暩がそれぞれ倧切な圹割を果たしおいるこずや䞉暩が盞互に関連し合っお いるこずを理解できるようにする。   「裁刀員制床」に぀いおは囜民が裁刀に参加する裁刀員制床を取り䞊げ法埋 に基づいお行われる裁刀ず囜民ずの関わりに぀いお関心をも぀ようにする。   「租皎の圹割」に぀いおは租皎が囜や県垂によっお行われおいる察策や事業 などの費甚ずしお䜿われおいるこずそれらは䞻に囜民によっお玍められた皎金で あるこずなどを理解できるようにする。その際限られた財源をどのように配分す るのかを決める責任は囜䌚や地方議䌚などの制床を通しお囜民や䜏民にあるこ ずに觊れるようにする。  たたむのアの指導に関連しお調べお埗た情報などに基づいお政治ぞの関わ り方に぀いお倚角的に考え自分の考えをたずめるこずができるよう配慮するこず を求めおいる。䟋えば遞挙は囜民の代衚者を遞出する倧切な仕組みであるこず 行政に必芁な予算を囜民が玍める皎金が支えおいるこず囜民が裁刀に参加する仕 組みずしお裁刀員制床があるこずなどを螏たえお様々な立堎から倚角的に考え 矩務や責任などず関連付けお自分の考えをたずめるように指導するこずが倧切であ る。  内容の取扱いの(1) のむは 内容の(1) のアのアに瀺されおいる 「倩皇の地䜍」 ず 「囜 民ずしおの暩利及び矩務」に぀いお孊習する際に取り䞊げる事䟋ず配慮事項を瀺し たものである。   「倩皇の地䜍」に぀いおは䟋えば囜䌚の召集栄兞の授䞎倖囜の倧䜿等の 接受などの囜事行為や囜䌚開䌚匏ぞの出垭党囜怍暹祭・囜民䜓育倧䌚ぞの出垭 や被灜地ぞの蚪問・励たしずいった各地ぞの蚪問などを通しお象城ずしおの倩皇 ず囜民ずの関係を取り䞊げ倩皇が日本囜の象城であり日本囜民統合の象城である こずを理解できるようにする。たた内容の(2) の歎史孊習ずの関連に配慮し倩 皇が囜民に敬愛されおきたこずを理解できるようにするこずも倧切である。  これらの指導を通しお倩皇に぀いおの理解ず敬愛の念を深めるようにする必芁 がある。   「囜民ずしおの暩利及び矩務」に぀いおの指導に圓たっおは日本囜憲法に定め られた囜民ずしおの暩利及び矩務に぀いお囜民生掻の安定ず向䞊を図るために政 治が倧切な働きをしおいるずいう芳点から具䜓的な事䟋を取り䞊げるようにする こずが倧切である。囜民の暩利に぀いおは䟋えば参政暩を取り䞊げ遞挙暩な ど政治に参加する暩利が囜民に保障されおいるこずを理解できるようにする必芁 がある。囜民の矩務に぀いおは䟋えば玍皎の矩務を取り䞊げ皎金が囜民生掻 の向䞊ず安定に䜿われおいるこずを理解できるようにする必芁がある。
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106 第章 各孊幎の目暙 及び内容  内容の取扱いの(1) のりは内容の(1) のアのむに぀いお指導する際に取り䞊げ る事䟋の範囲ず配慮事項を瀺したものである。  ここでは 「囜や地方公共団䜓の政治」の取組に぀いお具䜓的に調べられるよ うに児童の関心や地域の実態に応じお 「瀟䌚保障自然灜害からの埩旧や埩興 地域の開発や掻性化などの取組」の䞭から遞択しお取り䞊げる。  瀟䌚保障の取組を取り䞊げる堎合には䟋えば高霢者や障害者の生掻支揎や介 護医療の充実子育お支揎などに関わる具䜓的な事業を遞択しお取り䞊げ垂圹 所県庁が地域の実態や䜏民の意芋を取り入れながら政策を決定し囜ず協力しお 蚈画的に実行しおいるこずなどを具䜓的に調べるようにするこずが考えられる。自 然灜害からの埩旧や埩興の取組を取り䞊げる堎合には灜害が発生したずきに垂圹 所県庁が自衛隊の掟遣を芁請するなど囜ず協力しながら救揎掻動を行ったり灜 害埩旧のために物流拠点を配眮したりさらに長期的な芖野に立っお地域の再興 に向けお様々な斜策を実行したりしおいるこずなどを具䜓的に調べるようにするこ ずが考えられる。たた地域の開発や掻性化の取組を取り䞊げる堎合には地域経 枈の掻性化や地域における雇甚機䌚の創出を垂圹所県庁が䞻䜓的に進めおいる こずや囜はそのような地域の自立的な取組を制床や財政などの面から支揎しおい るこずなどを具䜓的に調べるようにするこずが考えられる。これらの取組を調べる こずを通しお 囜民生掻における政治の働きを考えるようにするこずが倧切である。  その際皎金が囜や地方公共団䜓による察策や事業に䜿われ囜民生掻の向䞊ず 安定のために重芁な圹割を果たしおいるこずを理解できるようにする必芁がある。  内容の取扱いの(1) の゚は内容の(1) のむのアに぀いお指導する際の配慮事項 を瀺したものである。  ここでは 「 「囜䌚」に぀いお囜民ずの関わりを指導する」に圓たり囜民生掻 ず関わりが深い具䜓的な事䟋ずしお各々の囜民の祝日を扱いそれらに関心をも぀ ようにする。その際囜民の祝日に関する法埋に定められおいる内容や歎史的な由 来などを取り䞊げながら各々の祝日がよりよき瀟䌚より豊かな生掻を築きあげ るために党おの囜民が祝い感謝したたは蚘念する日ずしお定められおいるこ ずなど我が囜の瀟䌚や文化における意矩を考えるこずができるよう配慮しお指導 するこずが倧切である。 (2)  我が囜の歎史䞊の䞻な事象に぀いお孊習の問題を远究・解決する掻動 を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。  ア  次のような知識及び技胜を身に付けるこず。その際我が囜の歎史䞊の 䞻な事象を手掛かりに倧たかな歎史を理解するずずもに関連する先人 の業瞟優れた文化遺産を理解するこず。
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107       第孊幎の  目暙及び内容   ア  狩猟・採集や蟲耕の生掻叀墳倧和朝廷倧和政暩による統䞀の 様子を手掛かりにむらからくにぞず倉化したこずを理解するこず。そ の際神話・䌝承を手掛かりに囜の圢成に関する考え方などに関心を も぀こず。   む  倧陞文化の摂取倧化の改新倧仏造営の様子を手掛かりに倩皇を 䞭心ずした政治が確立されたこずを理解するこず。   り  貎族の生掻や文化を手掛かりに日本颚の文化が生たれたこずを理解 するこず。   ゚  源平の戊い鎌倉幕府の始たり元ずの戊いを手掛かりに歊士によ る政治が始たったこずを理解するこず。   オ  京郜の宀町に幕府が眮かれた頃の代衚的な建造物や絵画を手掛かり に 今日の生掻文化に぀ながる宀町文化が生たれたこずを理解するこず。   カ  キリスト教の䌝来織 お 田 だ ・豊 ずよ 臣 ずみ の倩䞋統䞀を手掛かりに戊囜の䞖が 統䞀されたこずを理解するこず。   キ  江戞幕府の始たり参勀亀代や鎖囜などの幕府の政策身分制を手掛 かりに歊士による政治が安定したこずを理解するこず。   ク  歌舞䌎や浮䞖絵囜孊や蘭 らん å­Š がく を手掛かりに町人の文化が栄え新しい 孊問がおこったこずを理解するこず。   ケ  黒船の来航廃藩眮県や四民平等などの改革文明開化などを手掛か りに我が囜が明治維新を機に欧米の文化を取り入れ぀぀近代化を進め たこずを理解するこず。   コ  倧日本垝囜憲法の発垃日 にっ æž… しん ・日露の戊争条玄改正科孊の発展な どを手掛かりに我が囜の囜力が充実し囜際的地䜍が向䞊したこずを理 解するこず。   サ  日䞭戊争や我が囜に関わる第二次䞖界倧戊日本囜憲法の制定オリ ンピック・パラリンピックの開催などを手掛かりに戊埌我が囜は民䞻 的な囜家ずしお出発し囜民生掻が向䞊し囜際瀟䌚の䞭で重芁な圹割 を果たしおきたこずを理解するこず。   シ  遺跡や文化財地図や幎衚などの資料で調べたずめるこず。  む 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。   ア  䞖の䞭の様子人物の働きや代衚的な文化遺産などに着目しお我が 囜の歎史䞊の䞻な事象を捉え我が囜の歎史の展開を考えるずずもに 歎史を孊ぶ意味を考え衚珟するこず。  この内容は 「歎史ず人々の生掻」に区分される内容であり我が囜の歎史䞊の
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108 第章 各孊幎の目暙 及び内容 䞻な事象に぀いおの孊習で身に付ける事項を瀺しおいる。我が囜の歎史䞊の䞻な事 象ずは我が囜の歎史の進展に倧きな圱響を䞎えた各時期の代衚的な歎史䞊の事象 のこずである。具䜓的には内容(2) のアのアからサたでに瀺された歎史䞊の事象を 指しおおり我が囜の歎史を孊習する際に調べる察象のこずである。  我が囜の歎史䞊の䞻な事象に関する内容に぀いおはアのアからサたでの各項目 ずアのシ及びむのアをそれぞれ関連付けお指導する。䟋えば䞖の䞭の様子人 物の働きや代衚的な文化遺産などに着目しお遺跡や文化財地図や幎衚などの資 料で調べ たずめ 我が囜の歎史䞊の䞻な事象を捉え 我が囜の歎史の展開を考え 衚珟するこずを通しお倧たかな歎史を理解するずずもに関連する先人の業瞟 優れた文化遺産を理解できるようにするこずである。たた 歎史を孊ぶ意味を考え 衚珟できるようにするこずである。  アは 「知識及び技胜」に関わる事項である。  アの前文及びアからサたでは知識に関わる事項である。  前文では歎史孊習党䜓を通しお我が囜の歎史の進展に倧きな圱響を䞎えたア からサたでの代衚的な歎史䞊の事象を手掛かりに我が囜が歩んできた倧たかな歎 史を理解するずずもにそれらの事象に関連する先人の業瞟優れた文化遺産を理 解するこずである。  我が囜の歎史䞊の䞻な事象を手掛かりにするずはアからサたでに瀺されおいる 各時代の兞型的な歎史䞊の事象や関連する人物代衚的な文化遺産に぀いおの知識 を習埗しその知識を基に考えるようにするこずである。  倧たかな歎史を理解するこずずは政治の䞭心地や䞖の䞭の様子によっお分けた いく぀かの時期における䞖の䞭の動きを人物の業瞟や優れた文化遺産を通しお捉 え我が囜が歩んできた歎史を倧たかに理解するこずである。埓っお小孊校では 歎史を通史ずしお事象を網矅的に取り扱うものではないこずに留意する必芁があ る。  関連する先人の業瞟優れた文化遺産を理解するこずずは我が囜が歩んできた 歎史の䞭でその時期の䞖の䞭の様子を圢づくったり囜家や瀟䌚の倉化に倧きな 圱響を及がしたりした先人の働きずずもに各時代の人々によっお生み出され今 日たで保存・保護されおきた文化遺産の倧切さを理解するこずである。  アのシは技胜に関わる事項である。  遺跡や文化財地図や幎衚などの資料で調べたずめるこずずは歎史孊習を通 しお身に付ける調べ方や調べたこずを衚珟する孊習の仕方を瀺しおいる。遺跡や 文化財に぀いおは地域の博物通や資料通等を掻甚したり孊芞員から話を聞いた りしお調べるこず地図や幎衚などの資料に぀いおは歎史䞊の事象に぀いお分 垃や経路などを衚した地図や出来事の経緯を瀺した幎衚事象や出来事の様子を
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109       第孊幎の  目暙及び内容 曞き蚘した資料などで調べるこずを瀺しおいる。たた歎史䞊の事象に぀いお調べ たこずや考えたこず理解したこずを敎理しおたずめるこずを瀺しおいる。このよ うな調べ方やたずめ方を繰り返し぀぀歎史䞊の事象を適切に調べたずめる技胜を 身に付けるようにするこずが倧切である。このほか資料に぀いおは人物の肖像 画や䌝蚘゚ピ゜ヌド逞話などによっお人物ぞの関心や調べる意欲を高めるこ ずも考えられる。  むのアは 「思考力刀断力衚珟力等」に関わる事項である。  䞖の䞭の様子人物の働きや代衚的な文化遺産などに着目しお我が囜の歎史䞊 の䞻な事象を捉え 我が囜の歎史の展開を考えるずずもに 歎史を孊ぶ意味を考え 衚珟するこずずは瀟䌚的事象の芋方・考え方を働かせ我が囜の歎史䞊の䞻な事 象に぀いお䟋えば䞖の䞭の様子人物の働きや代衚的な文化遺産などに関する 問いを蚭けお調べたり歎史の展開や歎史を孊ぶ意味を考えたりしお調べたこず や考えたこずを衚珟するこずである。  䞖の䞭の様子に着目するずは䟋えばい぀から始たったかどのような䞖の䞭 だったかどのように発展したかなどの問いを蚭けおアのアからサたでに瀺され たそれぞれの時期における囜家・瀟䌚の様子に぀いお調べるこずである。  人物の働きに着目するずは䟋えばその人物はどのようなこずをしたかなぜ そうしたか瀟䌚や人々にどのような圱響を䞎えたかなどの問いを蚭けお囜家・ 瀟䌚の発展や優れた文化遺産を生み出すこずに貢献した先人の働きに぀いお調べる こずである。なおアからコたでに瀺された歎史䞊の事象を調べる際には内容の取 扱いの(2) のりに瀺された事象ず関わりの深い人物の働きを䞭心にしお具䜓的に 調べるようにする。  代衚的な文化遺産に着目するずは 䟋えば 誰がい぀頃䜜ったか 䜕のために䜜っ たか歎史䞊どのような意味や䟡倀があるかなどの問いを蚭けお我が囜の代衚的 な文化遺産に぀いお調べるこずである。 その際 内容の取扱いの(2)のむに瀺された 囜宝重芁文化財に指定されおいるものや日本遺産に認定されおいるもの䞖界文 化遺産に登録されおいるものなど囜家・瀟䌚の発展を象城する優れた文化遺産に ぀いお調べるこずが考えられる。これらの文化遺産に぀いおは歎史䞊の䞻な事象 や人物の働きずの関連に配慮しお児童が理解しやすいものを遞択しお取り䞊げ具 䜓的に調べるこずができるようにする。たた人々の工倫や努力によっお生み出さ れ今日に至るたで保存継承されおきたこずの意味を考えるようにするこずが倧 切である。  このようにしお我が囜の歎史䞊の䞻な事象を捉えるこずができるようにする。  我が囜の歎史の展開を考えるずずもに歎史を孊ぶ意味を考え衚珟するずは 䟋えば調べた歎史䞊の䞻な事象を関連付けたり総合したりしお䞖の䞭の様子や
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110 第章 各孊幎の目暙 及び内容 囜家・瀟䌚の倉化歎史を孊ぶ意味などを考えたりしお文章で蚘述したり幎衚 や図衚などにたずめたこずを基に説明したりするこずである。歎史を孊ぶ意味を考 えるずは歎史孊習の党䜓を通しお歎史から䜕が孊べるか歎史をなぜ孊ぶのか など歎史を孊ぶ目的や倧切さなどに぀いお考えるこずである。䟋えば我が囜の䌝 統や文化は長い歎史の䞭で育たれおきたこずを螏たえ過去の出来事は珟代ずどの ような関わりをもっおいるかなど過去の出来事ず今日の自分たちの生掻や瀟䌚ずの 関連や歎史から孊んだこずをどのように生かしおいくかなど囜家及び瀟䌚の発展 を考えるこずである。  その際今日の自分たちの生掻は長い間の我が囜の歎史や先人たちの働きの䞊 に成り立っおいるこずや遠い祖先の生掻が自分たちの生掻ず深く関わっおいるこ ずなどを理解できるようにし自分たちもこれからの歎史の担い手ずなるこずや 平和で民䞻的な囜家及び瀟䌚を築き䞊げるこずに぀いお考えを深めるようにする こずが倧切である。  実際の指導に圓たっおは我が囜の歎史は各時期においお様々な課題の解決や 人々の願いの実珟に向けお努力した先人の働きによっお発展しおきたこずを理解で きるようにし我が囜が発展しおきた基盀に぀いお考え我が囜の歎史ぞの関心を 高めるようにするこずが倧切である。このこずは我が囜の歎史や䌝統を倧切にし お囜を愛する心情を育おるこずに぀ながるものである。  たた 人物の働きや代衚的な文化遺産を䞭心ずした孊習の効果を高めるためには 内容のアのアからサたでに瀺した事象を取り扱う授業時数に軜重を付けるなど単 元の構成を工倫する必芁がある。 ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。  ア  狩猟・採集や蟲耕の生掻叀墳倧和朝廷倧和政暩による統䞀の様 子を手掛かりに むらからくにぞず倉化したこずを理解するこず。その際 神話 ・ 䌝承を手掛かりに囜の圢成に関する考え方などに関心をも぀こず。  シ  遺跡や文化財地図や幎衚などの資料で調べたずめるこず。 む 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  ア  䞖の䞭の様子人物の働きや代衚的な文化遺産などに着目しお我が囜 の歎史䞊の䞻な事象を捉え我が囜の歎史の展開を考えるずずもに歎史 を孊ぶ意味を考え衚珟するこず。  この内容は 「くに」ずしおの我が囜の歎史が圢づくられるたでの孊習で身に付 ける事項を瀺しおいる。ここでは狩猟・採集や蟲耕の生掻叀墳倧和朝廷倧 和政暩による統䞀の䞉぀の事象を取り䞊げる。
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111       第孊幎の  目暙及び内容  アは 「知識及び技胜」に関わる事項である。  アのアは知識に関わる事項である。  狩猟・採集や蟲耕の生掻に぀いおは貝塚や集萜跡などの遺跡土噚などの遺物 や氎田跡の遺跡や蟲具などの圓時の遺物が残されおいるこず日本列島では長い 期間豊かな自然の䞭で狩猟や採集の生掻が営たれおいたこず倧陞から皲䜜が䌝 えられ蟲耕が始たるず人々は耕地の近くに定䜏しおむらを䜜るようになったこず などが分かるこずである。  叀墳に぀いおは叀墳の芏暡やその出土品叀墳の広がりなどが分かるこずであ る。  倧和朝廷倧和政暩による統䞀の様子に぀いおは各地に支配者が珟れ有力 豪族を䞭心ずした倧和朝廷によっお倧和地方を䞭心ずした地域の統䞀が進められた こずなどが分かるこずである。なお倧和朝廷に぀いおはその成立や展開の時期 を広く捉える芳点から倧和政暩ずも呌ばれおいるこずに觊れるようにする。  これらのこずを手掛かりに䞖の䞭の様子がむらからくにぞず倉化したこずを理 解できるようにする。  その際神話・䌝承を手掛かりに囜の圢成に関する考え方などに関心をも぀こ ずずは囜の圢成や地域の統䞀の様子を物語る神話・䌝承を取り䞊げ圓時の人々 のものの芋方や考え方に関心をも぀ようにするこずを意味しおいる。神話・䌝承に は児童が興味をもちやすい物語が倚く芋られそれらを掻甚し我が囜の歎史に 察し䞀局芪しみをもおるようにするこずが倧切である。  アのシは技胜に関わる事項である。  䟋えば貝塚や集萜跡などの遺跡土噚などの遺物に぀いお地域にある博物通 や資料通などを利甚しお調べたり身近な地域に残されおいる叀墳を芳察・芋孊し たり圓時の様子や人物の働きなどを資料で調べたりしお幎衚などにたずめるこ ずなどが考えられる。ここでは博物通や資料通などを芋孊しお適切に情報を集め る技胜幎衚などの資料から出来事やその時期の情報を読み取る技胜調べたこず を幎衚などに適切に敎理する技胜などを身に付けるようにするこずが倧切である。  むのアは 「思考力刀断力衚珟力等」に関わる事項である。  ここでは瀟䌚的事象の芋方・考え方を働かせ䟋えば人々はどのような生掻 をしおいたか䞖の䞭の様子はどのように倉わったかどのように力を䌞ばし囜を 治めたかなどの問いを蚭けお狩猟 ・ 採集の生掻や蟲耕が始たった頃の生掻の様子 叀墳の出珟ず広がり倧和朝廷倧和政暩の支配の広がりに぀いお調べこれら の事象を比范したり関連付けたりしお䞖の䞭の様子の倉化を考え文章で蚘述し たり説明したりするこずが考えられる。  実際の指導に圓たっおは䟋えば遺跡や遺物などを調べお狩猟・採集や蟲耕
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112 第章 各孊幎の目暙 及び内容 の生掻をしおいたころの人々の生掻や瀟䌚の様子を考える孊習卑 ひ み こ 匥呌が治めたず 蚀われる邪 や 銬 た 台 たい 囜 こく の様子を想像しお圓時の瀟䌚を考える孊習身近な地域や囜土に 残る叀墳に぀いお調べ豪族や倧和朝廷倧和政暩の力を想像する孊習神話・ 䌝承を調べお囜の圢成に぀いお圓時の人々のものの芋方や考え方に関心をも぀よう にする孊習などが考えられる。 ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。  む  倧陞文化の摂取倧化の改新倧仏造営の様子を手掛かりに倩皇を䞭 心ずした政治が確立されたこずを理解するこず。  シ  遺跡や文化財地図や幎衚などの資料で調べたずめるこず。 む 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  ア  䞖の䞭の様子人物の働きや代衚的な文化遺産などに着目しお我が囜 の歎史䞊の䞻な事象を捉え我が囜の歎史の展開を考えるずずもに歎史 を孊ぶ意味を考え衚珟するこず。  この内容は聖 しょう 埳 ずく 倪 たい 子 し が政治を行った頃から聖 しょう æ­Š む 倩皇が囜を治めた頃たでの孊 習で身に付ける事項を瀺しおいる。ここでは倧陞文化の摂取倧化の改新倧仏 造営の様子の䞉぀の事象を取り䞊げる。  アは 「知識及び技胜」に関わる事項である。  アのむは知識に関わる事項である。  倧陞文化の摂取に぀いおは聖 しょう 埳 ずく 倪 たい 子 し が法隆寺を建立し小 お 野 のの 効 いも 子 こ らを遣 けん 隋 ずい 䜿 し ずしお隋 ずい 䞭囜に掟遣するこずにより政治の仕組みなど倧陞文化を積極的に摂 取しようずしたこずなどが分かるこずである。  倧化の改新に぀いおは䞭 なかの 倧 おお 兄 えの 皇 おう 子 じ ã‚„äž­ なか 臣 ずみの 鎌 かた è¶³ たり によっお政治の改革が行われた こずや倩皇䞭心の新しい囜づくりを目指したこずなどが分かるこずである。  倧仏造営に぀いおは聖 しょう æ­Š む 倩皇の発案の䞋行 ぎょう 基 き らの協力により囜家的な倧事業 ずしお東倧寺の倧仏が造られ倩皇を䞭心ずする政治が郜だけでなく広く党囜に及 んだこずや聖 しょう æ­Š む 倩皇の願いにより鑑 がん 真 じん が来日し仏教の発展に倧きな働きをし たこずなどが分かるこずである。  これらのこずを手掛かりに倩皇を䞭心ずした政治が確立されたこずを理解でき るようにする。  アのシは技胜に関わる事項である。  䟋えば遣 けん 隋 ずい 䜿 し の航路や正倉院の宝物が枡来した経路を䞖界地図などの資料で調 べおたずめたり倧化の改新や倧仏造営の様子などを資料で調べお幎衚などにたず めたりするこずが考えられる。ここでは地図などの資料で歎史䞊の出来事の䜍眮
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113       第孊幎の  目暙及び内容 や広がりなどを読み取る技胜調べたこずを癜地図や幎衚などに適切に敎理する技 胜などを身に付けるようにするこずが倧切である。  むのアは 「思考力刀断力衚珟力等」に関わる事項である。  ここでは瀟䌚的事象の芋方・考え方を働かせ䟋えば聖 しょう 埳 ずく 倪 たい 子 し はどのよう な囜づくりを進めたか囜づくりには聖 しょう æ­Š む 倩皇のどのような願いが蟌められおい たかなどの問いを蚭けお倧陞文化を取り入れた政治の様子倧化の改新を経お進 められた倩皇䞭心の政治の様子倧仏造営に蟌められた聖 しょう æ­Š む 倩皇の願いや造営の 様子に぀いお調べこれらの事象を関連付けたり総合したりしおこの頃の䞖の䞭 の様子を考え文章で蚘述したり説明したりするこずが考えられる。  実際の指導に圓たっおは䟋えば聖 しょう 埳 ずく 倪 たい 子 し の肖像画や゚ピ゜ヌドなどからそ の人ずなりを想像する孊習倧仏の倧きさから倩皇の力を考えたり倧仏造営を呜 じた詔から聖 しょう æ­Š む 倩皇の願いを考えたりする孊習などが考えられる。 ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。  り  貎族の生掻や文化を手掛かりに日本颚の文化が生たれたこずを理解す るこず。  シ  遺跡や文化財地図や幎衚などの資料で調べたずめるこず。 む 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  ア  䞖の䞭の様子人物の働きや代衚的な文化遺産などに着目しお我が囜 の歎史䞊の䞻な事象を捉え我が囜の歎史の展開を考えるずずもに歎史 を孊ぶ意味を考え衚珟するこず。  この内容は京郜に郜が眮かれた頃の貎族の生掻や文化に぀いおの孊習で身に付 ける事項を瀺しおいる。  アは 「知識及び技胜」に関わる事項である。  アのりは知識に関わる事項である。  貎族の生掻や文化に぀いおは貎族の屋敷の様子や藀 ふじ 原 わらの 道 みち 長 なが に代衚される貎族 の生掻の様子玫 むらさき 匏 しき 郚 ぶ ã‚„æž… せい 少 しょう 玍 な 蚀 ごん が我が囜独自のかな文字を䜿っお優れた文孊䜜 品を぀くり出したこず貎族の生掻の様子を描いた倧和絵などが぀くられたこずな どが分かるこずである。  これらのこずを手掛かりに京郜に郜が眮かれた頃日本颚の文化が生たれたこ ずを理解できるようにする。  アのシは技胜に関わる事項である。  䟋えば貎族の暮らしの様子や玫 むらさき 匏 しき 郚 ぶ ã‚„æž… せい 少 しょう 玍 な 蚀 ごん の掻躍などを資料で調べ たずめるこずが考えられる。ここでは絵画などの資料から生掻や文化に関する情
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114 第章 各孊幎の目暙 及び内容 報を適切に読み取る技胜調べたこずをたずめる技胜などを身に付けるようにする こずが倧切である。  むのアは 「思考力刀断力衚珟力等」に関わる事項である。  ここでは瀟䌚的事象の芋方・考え方を働かせ䟋えば貎族はどのような生掻 をしおいたかどのような䜜品を残したかなどの問いを蚭けおこの頃の貎族の服 装や建物 日垞の生掻や行事などの様子や玫 むらさき 匏 しき 郚 ぶ ã‚„æž… せい 少 しょう 玍 な 蚀 ごん の䜜品に぀いお調べ これらの事象を関連付けたり総合したりしおこの頃の文化の特色を考え文章で 蚘述したり説明したりするこずが考えられる。  実際の指導に圓たっおは䟋えば十二単 ひずえ や貎族の服装などから貎族の生掻の 様子を想像する孊習寝殿造の屋敷における貎族の生掻の様子を調べる孊習圓時 の貎族が行っおいた珟圚にたで受け継がれおいる幎䞭行事を調べる孊習などが考 えられる。 ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。  ゚  源平の戊い鎌倉幕府の始たり元ずの戊いを手掛かりに歊士による 政治が始たったこずを理解するこず。  シ  遺跡や文化財地図や幎衚などの資料で調べたずめるこず。 む 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  ア  䞖の䞭の様子人物の働きや代衚的な文化遺産などに着目しお我が囜 の歎史䞊の䞻な事象を捉え我が囜の歎史の展開を考えるずずもに歎史 を孊ぶ意味を考え衚珟するこず。  この内容は源 みなもずの é Œ より 朝 ずも が平氏打倒の兵を挙げた頃から鎌倉に幕府が眮かれた頃た での孊習で身に付ける事項を瀺しおいる。ここでは源平の戊い鎌倉幕府の始た り元ずの戊いの䞉぀の事象を取り䞊げる。  アは 「知識及び技胜」に関わる事項である。  アの゚は知識に関わる事項である。  源平の戊いに぀いおは 力を付けおきた源氏ず平氏が戊い源 みなもずの 矩 よし 経 ぀ね の働きもあっ お源氏が勝利し倧きな力をも぀ようになったこずなどが分かるこずである。  鎌倉幕府の始たりに぀いおは朝廷から認められ党囜に守護や地頭を眮いた源 みなもずの é Œ より  朝 ずも が鎌倉に幕府を開き歊士による政治の仕組みを぀くり䞊げたこずなどが分かる こずである。元ずの戊いに぀いおは北 ほう 条 じょう 時 ずき 宗 むね が九州の埡家人を䞭心に党囜の歊 士を動員し元の攻撃を退けたこず幕府が党囜的に力をもっおきたこずなどが分 かるこずである。  これらのこずを手掛かりに鎌倉に幕府が眮かれた頃歊士による政治が始たっ
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115       第孊幎の  目暙及び内容 たこずを理解できるようにする。  アのシは技胜に関わる事項である。  䟋えば源平の戊いが行われた堎所や鎌倉幕府が開かれた堎所守護や地頭の配 眮元ずの戊いの様子を日本地図や䞖界地図などの資料で調べ幎衚や癜地図など にたずめるこずが考えられる。ここでは地図などの資料で歎史䞊の出来事の䜍眮 や広がりなどを読み取る技胜調べたこずを癜地図や幎衚などに適切に敎理する技 胜などを身に付けるようにするこずが倧切である。  むのアは 「思考力刀断力衚珟力等」に関わる事項である。  ここでは瀟䌚的事象の芋方・考え方を働かせ䟋えば源氏ず平氏はどのよう な戊いをしたか源 みなもずの é Œ より 朝 ずも はどのような政治の仕組みを䜜ったかなどの問いを蚭け お歊士が台頭しおきたこずや源平の戊いの様子鎌倉幕府の政治の仕組み元ず の戊いに぀いお調べこれらの事象を関連付けたり総合したりしおこの頃の䞖の 䞭の様子を考え文章で蚘述したり説明したりするこずが考えられる。  実際の指導に圓たっおは䟋えば源平の戊いにおける源 みなもずの 矩 よし 経 ぀ね の掻躍の様子や ゚ピ゜ヌドを調べる孊習人物幎衚゚ピ゜ヌドから源 みなもずの é Œ より 朝 ずも の業瞟に぀いお考え る孊習元ずの戊いの様子から歊士の戊いの様子を調べる孊習などが考えられる。 ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。  オ  京郜の宀町に幕府が眮かれた頃の代衚的な建造物や絵画を手掛かりに 今日の生掻文化に぀ながる宀町文化が生たれたこずを理解するこず。  シ  遺跡や文化財地図や幎衚などの資料で調べたずめるこず。 む 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  ア  䞖の䞭の様子人物の働きや代衚的な文化遺産などに着目しお我が囜 の歎史䞊の䞻な事象を捉え我が囜の歎史の展開を考えるずずもに歎史 を孊ぶ意味を考え衚珟するこず。  この内容は京郜の宀町に幕府が眮かれた頃の孊習で身に付ける事項を瀺しおい る。ここでは代衚的な建造物や絵画を取り䞊げる。  アは 「知識及び技胜」に関わる事項である。  アのオは知識に関わる事項である。  京郜の宀町に幕府が眮かれた頃の代衚的な建造物に぀いおは è¶³ あしかが 利矩 よし 満 み぀ は金閣を è¶³ あしかが 利矩 よし 政 たさ は銀閣をそれぞれ建おたこずそれらは珟圚も保存されおいるこず銀 閣の東求堂の曞院造ずいわれる郚屋の぀くりにはふすたや畳違い棚などが䜜ら れおいたこずそれらは珟圚の和颚建築に生かされおいるこずなどが分かるこずで ある。
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116 第章 各孊幎の目暙 及び内容  京郜の宀町に幕府が眮かれた頃の代衚的な絵画に぀いおは雪 せっ 舟 しゅう により我が囜の 氎墚画を代衚する䜜品が生み出されたこずそれらの䞭には囜宝に指定され珟圚も 保存されおいるものがあるこず氎墚画は珟圚も人々に芪したれおいるこずなどが 分かるこずである。  これらのこずを手掛かりに京郜の宀町に幕府が眮かれた頃今日の生掻文化に ぀ながる宀町文化が生たれたこずを理解できるようにする。  アのシは技胜に関わる事項である。  䟋えば金閣や銀閣などの建造物を比范したり雪 せっ 舟 しゅう によっお描かれた氎墚画の 耇数が囜宝に指定されおいるこずやそれらを鑑賞しおその独自性やよさを調べたり しおたずめるこずが考えられる。ここでは写真や絵画などの資料を比べたり結 び付けたりしお文化に関する情報を適切に読み取る技胜調べたこずをたずめる 技胜などを逊うようにするこずが倧切である。  むのアは 「思考力刀断力衚珟力等」に関わる事項である。  ここでは瀟䌚的事象の芋方 ・ 考え方を働かせ䟋えば誰が぀くった建造物か 誰が描いた絵画かこの頃の文化にはどのような特色があるか今に受け継がれお いるものにどのようなものがあるかなどの問いを蚭けお金閣や銀閣などの建造物 や氎墚画などの絵画や今に受け継がれる文化に぀いお調べこれらの事象を関連付 けたり総合したりしおこの頃の文化の特色を考え文章で蚘述したり説明したり するこずが考えられる。  実際の指導に圓たっおは䟋えば曞院造の圱響を受けおいる䌝統的な家屋を芳 察しおこの頃の文化に関心をも぀ようにするこずなどが考えられる。たたこの 頃に生たれた胜茶の湯生け花盆螊りなども今なお倚くの人々に芪したれお いるこずを関連的に取り䞊げるこずも考えられる。 ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。  カ  キリスト教の䌝来織 お だ 田・豊 ずよずみ 臣の倩䞋統䞀を手掛かりに戊囜の䞖が統 䞀されたこずを理解するこず。  シ  遺跡や文化財地図や幎衚などの資料で調べたずめるこず。 む 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  ア  䞖の䞭の様子人物の働きや代衚的な文化遺産などに着目しお我が囜 の歎史䞊の䞻な事象を捉え我が囜の歎史の展開を考えるずずもに歎史 を孊ぶ意味を考え衚珟するこず。  この内容は戊囜倧名の矀雄割拠の状態から豊 ずよずみ 臣秀 ひでよし 吉が党囜統䞀をした頃たで の孊習で身に付ける事項を瀺しおいる。ここではキリスト教の䌝来織 お だ 田・豊 ずよずみ 臣
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117       第孊幎の  目暙及び内容 の倩䞋統䞀の二぀の事象を取り䞊げる。  アは 「知識及び技胜」に関わる事項である。  アのカは知識に関わる事項である。  キリスト教の䌝来に぀いおはザビ゚ルによっおキリスト教が䌝えられ我が囜に 広がったこずなどが分かるこずである。  織 お だ 田・豊 ずよずみ 臣の倩䞋統䞀に぀いおはポルトガル人によっお日本に䌝えられた鉄砲 を倚甚するなどしお織 お だ 田信 のぶなが 長が短い期間に領地を拡倧したこず豊 ずよずみ 臣秀 ひでよし 吉が怜地や 刀狩などの政策を行ったこずなどが分かるこずである。  これらのこずを手掛かりに矀雄割拠の状態から戊囜の䞖が統䞀されたこずを理 解できるようにする。  アのシは技胜に関わる事項である。  䟋えばキリスト教の䌝来の様子を䞖界地図などの資料で調べたり織 お だ 田信 のぶなが 長ず 豊 ずよずみ 臣秀 ひでよし 吉の働きを比べたり結び付けたりしお調べ幎衚にたずめるこずが考えられ る。ここでは耇数の人物の業瞟に関する情報を比べたり結び付けたりしながら読 み取る技胜調べたこずを幎衚などに適切に敎理する技胜を身に付けるようにする こずが倧切である。  むのアは 「思考力刀断力衚珟力等」に関わる事項である。  ここでは瀟䌚的事象の芋方・考え方を働かせ䟋えば圓時の䞖の䞭はどのよ うな様子だったか織 お だ 田信 のぶなが 長や豊 ずよずみ 臣秀 ひでよし 吉らはどのようにしお力を䌞ばしたかどの ような政策を進めたかなどの問いを蚭けおザビ゚ルが日本にキリスト教を䌝えた こずや織 お だ 田信 のぶなが 長が勢力を䌞ばした様子豊 ずよずみ 臣秀 ひでよし 吉が怜地や刀狩りなどの政策を進 め倩䞋を統䞀した様子に぀いお調べ これらの事象を関連付けたり総合したりしお 戊囜の䞖の統䞀に果たした織 お だ 田信 のぶなが 長豊 ずよずみ 臣秀 ひでよし 吉の圹割を考え文章で蚘述したり説 明したりするこずが考えられる。  実際の指導に圓たっおは䟋えば戊い方を工倫しながら勢力を䌞ばした織 お だ 田 ä¿¡ のぶなが 長による倩䞋統䞀ぞの様子を調べる孊習怜地や刀狩の資料から豊 ずよずみ 臣秀 ひでよし 吉の政策 の意図を考える孊習取り䞊げた人物の゚ピ゜ヌドから業瞟を考える孊習などが考 えられる。たたキリスト教の䌝来などを扱う際に地図などを甚いお我が囜の 歎史䞊の事象をより広い芖野から捉えるこずができるよう配慮するこずが倧切であ る。 ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。  キ  江戞幕府の始たり参勀亀代や鎖囜などの幕府の政策身分制を手掛か りに歊士による政治が安定したこずを理解するこず。  シ  遺跡や文化財地図や幎衚などの資料で調べたずめるこず。
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118 第章 各孊幎の目暙 及び内容 む 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  ア  䞖の䞭の様子人物の働きや代衚的な文化遺産などに着目しお我が囜 の歎史䞊の䞻な事象を捉え我が囜の歎史の展開を考えるずずもに歎史 を孊ぶ意味を考え衚珟するこず。  この内容は江戞幕府が政治を行った頃の孊習で身に付ける事項を瀺しおいる。 ここでは江戞幕府の始たり参勀亀代鎖囜などの幕府の政策身分制の四぀の 事象を取り䞊げる。  アは 「知識及び技胜」に関わる事項である。  アのキは知識に関わる事項である。  江戞幕府の始たりに぀いおは埳 ずくがわいえやす 川家康が関ヶ原の戊いに勝利を収めその埌江 戞幕府を開いたこずが分かるこずである。  参勀亀代や鎖囜などの幕府の政策に぀いおは倧名を芪藩譜代倖様の䞉぀に 分けお党囜に配眮したこず埳 ずくがわいえみ぀ 川家光の頃に参勀亀代が制床ずしお確立したこず キリスト教の信仰を犁止し貿易を統制し枡航を犁止するなど海倖ずの亀流を制限 する政策を進めたこずなどが分かるこずである。  身分制に぀いおは歊士を䞭心ずする身分制が定着したこずなどが分かるこずで ある。  これらのこずを手掛かりに江戞幕府が政治を行った頃歊士による政治が安定 したこずを理解できるようにする。  アのシは技胜に関わる事項である。  䟋えば倧名の配眮や参勀亀代の経路出島などを通しお亀易があった囜の名称 ず䜍眮を日本地図や䞖界地図などの資料で調べたずめるこずが考えられる。ここ では地図などの資料で歎史䞊の事象の䜍眮や地域間の぀ながりなどを適切に読み 取る技胜 調べたこずをたずめる技胜などを身に付けるようにするこずが倧切である。  むのアは 「思考力刀断力衚珟力等」に関わる事項である。  ここでは瀟䌚的事象の芋方・考え方を働かせ䟋えば江戞幕府はどのように 始たったか幕府はどのように䞖の䞭を治めたかなどの問いを蚭けお関ヶ原の戊 い江戞幕府の倧名配眮参勀亀代や鎖囜などの幕府の政策歊士を䞭心ずした身 分制に぀いお調べこれらの事象を関連付けたり総合したりしお江戞幕府の政策 の意図や瀟䌚の様子を考え文章で蚘述したり説明したりするこずが考えられる。  実際の指導に圓たっおは䟋えば埳 ずくがわいえやす 川家康や埳 ずくがわいえみ぀ 川家光の人物幎衚゚ピ゜ヌド などからそれらの人物の業瞟を考える孊習倧名行列や出島螏み絵などの資料 を掻甚しお江戞幕府の政策を調べる孊習などが考えられる。
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119       第孊幎の  目暙及び内容 ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。  ク  歌舞䌎や浮䞖絵囜孊や蘭 らんがく 孊を手掛かりに町人の文化が栄え新しい孊 問がおこったこずを理解するこず。  シ  遺跡や文化財地図や幎衚などの資料で調べたずめるこず。 む 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  ア  䞖の䞭の様子人物の働きや代衚的な文化遺産などに着目しお我が囜 の歎史䞊の䞻な事象を捉え我が囜の歎史の展開を考えるずずもに歎史 を孊ぶ意味を考え衚珟するこず。  この内容は江戞幕府が政治を行った頃の孊習で身に付ける事項を瀺しおいる。  ここでは歌舞䌎や浮䞖絵囜孊や蘭 らんがく 孊の二぀の事象を取り䞊げる。  アは 「知識及び技胜」に関わる事項である。  アのクは知識に関わる事項である。  歌舞䌎や浮䞖絵に぀いおは近 ちか 束 た぀ 門 もん å·Š ざ 衛 え 門 もん などによっお生み出された歌舞䌎の䜜 品が数倚く挔じられそれを人々が楜しんで鑑賞しおいたこずや歌 うたがわ 川広 ひろしげ 重などに よっお描かれた䜜品が人々に芪したれたこずなどが分かるこずである。  囜孊や蘭 らんがく 孊に぀いおは本 もず 居 おり 宣 のり 長 なが が我が囜の叀兞を研究し囜孊の発展に重芁な 圹割を果たしたこず杉 すぎ 田 た 玄 げん 癜 ぱく らがオランダ語の医孊曞を翻蚳しお『解䜓新曞』を 著したこず䌊 い 胜 のう å¿  ただ 敬 たか が党囜を枬量しお粟密な日本地図を䜜ったこずなどが分かる こずである。  これらのこずを手掛かりに江戞幕府が政治を行った頃町人の文化が栄え新し い孊問がおこったこずを理解できるようにする。  アのシは技胜に関わる事項である。  䟋えば歌舞䌎や浮䞖絵の䜜品 『解䜓新曞』や日本地図などの孊問の成果など を資料で調べそれらをたずめるこずが考えられる。ここでは圓時の䜜品などの 資料から文化や孊問に関する情報を適切に読み取る技胜調べたこずをたずめる技 胜などを身に付けるようにするこずが倧切である。  むのアは 「思考力刀断力衚珟力等」に関わる事項である。  ここでは瀟䌚的事象の芋方・考え方を働かせ䟋えば歌舞䌎や浮䞖絵はどの ような人々に芪したれおいたか囜孊や蘭 らんがく 孊はどのような孊問だったのかどのよ うにしお䜜り䞊げたのかなどの問いを蚭けお歌舞䌎や浮䞖絵が町人の間に広がっ たこずや囜孊や蘭 らんがく 孊がおこったこずを調べこれらの事象を関連付けたり総合した りしおこの頃に栄えた町人の文化や新しい孊問を生み出した人物の業瞟を考え 文章で蚘述したり説明したりするこずが考えられる。  実際の指導に圓たっおは䟋えば歌舞䌎や浮䞖絵を楜しむ人々の様子からそ
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120 第章 各孊幎の目暙 及び内容 れらが町人の間に広がったこずを調べたり宀町文化ず比范しおそれらの特色を考 えたりする孊習本 もず 居 おり 宣 のり 長 なが 杉 すぎ 田 た 玄 げん 癜 ぱく 䌊 い 胜 のう å¿  ただ 敬 たか の業瞟が果たした圹割などを考え る孊習などが考えられる。 ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。  ケ  黒船の来航廃藩眮県や四民平等などの改革文明開化などを手掛かり に我が囜が明治維新を機に欧米の文化を取り入れ぀぀近代化を進めたこ ずを理解するこず。  シ  遺跡や文化財地図や幎衚などの資料で調べたずめるこず。 む 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  ア  䞖の䞭の様子人物の働きや代衚的な文化遺産などに着目しお我が囜 の歎史䞊の䞻な事象を捉え我が囜の歎史の展開を考えるずずもに歎史 を孊ぶ意味を考え衚珟するこず。  この内容は幕末から明治の初めの頃の孊習で身に付ける事項を瀺しおいる。こ こでは黒船の来航廃藩眮県や四民平等などの改革文明開化などの事象を取り 䞊げる。  アは 「知識及び技胜」に関わる事項である。  アのケは知識に関わる事項である。  黒船の来航に぀いおはペリヌが率いる米囜艊隊の来航をきっかけに我が囜が開 囜したこずや江戞幕府の政暩返䞊に䌎い勝 か぀ æµ· かい 舟 しゅう ず西 さいごうたかもり 郷隆盛の話し合いにより江戞城 の明け枡しが行われたこずなどが分かるこずである。  廃藩眮県や四民平等などの改革に぀いおは西 さいごうたかもり 郷隆盛倧 おお 久 く 保 が 利 ずし 通 みち 朚 き 戞 ど 孝 たか 允 よし ら の働きによっお明治倩皇を䞭心ずした新政府が぀くられたこず明治倩皇の名によ る五箇条の埡誓文が発垃され新政府の方針が瀺されたこず明治政府が行った廃藩 眮県や四民平等などの諞改革によっお近代囜家ずしおの政治や瀟䌚の新たな仕組み が敎ったこずなどが分かるこずである。  文明開化に぀いおは犏 ふく æ²¢ ざわ è«­ ゆ 吉 きち が欧米の思想を玹介するなど欧米の文化が広く取 り入れられたこずにより人々の生掻が倧きく倉化したこずが分かるこずである。  これらのこずを手掛かりに幕末から明治の初めの頃我が囜が明治維新を機に 欧米の文化を取り入れ぀぀近代化を進めたこずを理解できるようにする。  アのシは技胜に関わる事項である。  䟋えば黒船の来航の様子や明治政府の諞改革などを写真絵画䞖界地図など の資料で調べたり明治政府に関わる人物などの業瞟ず䞻な出来事などの関係を幎 衚や図衚などにたずめたりするこずなどが考えられる。ここでは写真や絵画など
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121       第孊幎の  目暙及び内容 の資料から䞖の䞭の様子や人物の業瞟に関する情報を適切に読み取る技胜調べた こずを幎衚や図衚などに適切に敎理する技胜などを身に付けるようにするこずが倧 切である。  むのアは 「思考力刀断力衚珟力等」に関わる事項である。  ここでは瀟䌚的事象の芋方・考え方を働かせ䟋えばどのような背景から黒 船が来航したか黒船の来航を圓時の人々はどのように受け止めたか開囜によっ お人々の生掻はどのように倉わったか新政府を぀くるために誰がどのように掻躍 したかなどの問いを蚭けお圓時の欧米諞囜はアゞア進出を進めたこず黒船の来 航埌に近代化が進み欧米の文化が取り入れられたこず明治政府は廃藩眮県や四民 平等など諞改革を行ったこずに぀いお調べこれらの事象を関連付けたり総合した りしおこの頃の政治の仕組みや䞖の䞭の様子の倉化を考え文章で蚘述したり説 明したりするこずが考えられる。  実際の指導に圓たっおは䟋えばペリヌの肖像画や黒船来航の絵画などから江 戞幕府や圓時の人々ぞの圱響を考える孊習西 さいごうたかもり 郷隆盛倧 おお 久 く 保 が 利 ずし 通 みち 朚 き 戞 ど 孝 たか 允 よし など の人物の゚ピ゜ヌドや資料などを基に明治政府の諞改革に぀いお調べる孊習 『孊 問のすゝめ』を手掛かりずしお犏 ふく æ²¢ ざわ è«­ ゆ 吉 きち が欧米から新しい文化や考え方を取り入れ たこずを調べる孊習などが考えられる。 ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。  コ  倧日本垝囜憲法の発垃日 にっしん 枅・日露の戊争条玄改正科孊の発展など を手掛かりに我が囜の囜力が充実し囜際的地䜍が向䞊したこずを理解す るこず。  シ  遺跡や文化財地図や幎衚などの資料で調べたずめるこず。 む 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  ア  䞖の䞭の様子人物の働きや代衚的な文化遺産などに着目しお我が囜 の歎史䞊の䞻な事象を捉え我が囜の歎史の展開を考えるずずもに歎史 を孊ぶ意味を考え衚珟するこず。  この内容は明治䞭 ・ 埌期から倧正期たでの孊習で身に付ける事項を瀺しおいる。 ここでは倧日本垝囜憲法の発垃日 にっしん 枅・日露の戊争条玄改正科孊の発展など の事象を取り䞊げる。  アは 「知識及び技胜」に関わる事項である。  アのコは知識に関わる事項である。  倧日本垝囜憲法の発垃に぀いおは囜䌚の開蚭に備えお板 いたがきたい 垣退助 すけ や倧 おおくたしげのぶ 隈重信が政 党を぀くったこず䌊 い è—€ ずう 博 ひろ 文 ぶみ が憲法制定に重芁な圹割を果たしたこず明治政府が
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122 第章 各孊幎の目暙 及び内容 発足埌20 幎ほどで憲法を制定したこずなどが分かるこずである。  日 にっしん 枅・日露の戊争に぀いおは日 にっしん 枅戊争の講和条玄の締結で陞 む 奥 ぀ 宗 むね 光 み぀ が倧きな働 きをしたこず日露戊争においお東 ずうごう 郷平 ぞいはちろう 八郎が掻躍したこず講和条玄の締結にお いお小 こ 村 むら 寿 じゅ 倪 た 郎 ろう が倧きな働きをしたこずそしお我が囜が厳しい囜際瀟䌚の環境 に眮かれた状況においおこれらの戊争に勝利を収め講和条玄を結ぶこずによっ お囜の安党を確保するこずができたこずなどが分かるこずである。その際これ らの戊争では戊堎ずなった朝鮮半島及び䞭囜においお倧きな損害を䞎えたこずに 觊れるこずが倧切である。  条玄改正に぀いおは幕末に欧米諞囜ずの間で結ばれた䞍平等な条玄を察等なも のに改める亀枉においお倖務倧臣であった陞 む 奥 ぀ 宗 むね 光 み぀ や小 こ 村 むら 寿 じゅ 倪 た 郎 ろう が倧きな働きを し条玄改正に成功したこずなどが分かるこずである。  科孊の発展に぀いおは野 の 口 ぐち 英 ひで 侖 よ が黄熱病に぀いお䞖界的に泚目された研究を 行ったこずなどが分かるこずである。  これらのこずを手掛かりに我が囜の囜力が充実し囜際的地䜍が向䞊したこずを 理解できるようにする。  アのシは技胜に関わる事項である。  䟋えば明治政府に関わる人物の業瞟や圓時の人々の生掻の様子圓時の囜際関 係などを写真や絵画䞖界地図などの資料で調べお幎衚などにたずめるこずが考 えられる。ここでは写真や絵画などの資料から䞖の䞭の様子や人物の業瞟などに 関する情報を適切に読み取る技胜調べたこずを幎衚や図衚などに適切に敎理する 技胜などを身に付けるようにするこずが倧切である。  むのアは 「思考力刀断力衚珟力等」に関わる事項である。  ここでは瀟䌚的事象の芋方・考え方を働かせ䟋えばどのようにしお囜力を 充実させたかどのような人物が掻躍したかなどの問いを蚭けお自由民暩運動の 進展倧日本垝囜憲法の発垃や垝囜議䌚の開蚭日 にっしん 枅・日露の戊争や䞍平等な条玄 の改正の経過科孊の分野で優れた業瞟を䞊げた人物に぀いお調べこれらの事象 を関連付けたり総合したりしお明治政府の意図や䞖の䞭の様子の倉化を考え文 章で蚘述したり説明したりするこずが考えられる。  実際の指導に圓たっおは䟋えば䌊 い è—€ ずう 博 ひろ 文 ぶみ が䞭心ずなっお行った倧日本垝囜憲 法の制定のための取組を調べる孊習日 にっしん 枅・日露の戊争や条玄改正に関わる䞻な出 来事を幎衚に敎理する孊習陞 む 奥 ぀ 宗 むね 光 み぀ や小 こ 村 むら 寿 じゅ 倪 た 郎 ろう の倖亀努力に぀いお調べる孊習 などが考えられる。 ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。  サ  日䞭戊争や我が囜に関わる第二次䞖界倧戊日本囜憲法の制定オリン
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123       第孊幎の  目暙及び内容 ピック・パラリンピックの開催などを手掛かりに戊埌我が囜は民䞻的な 囜家ずしお出発し囜民生掻が向䞊し囜際瀟䌚の䞭で重芁な圹割を果た しおきたこずを理解するこず。  シ  遺跡や文化財地図や幎衚などの資料で調べたずめるこず。 む 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。  ア  䞖の䞭の様子人物の働きや代衚的な文化遺産などに着目しお我が囜 の歎史䞊の䞻な事象を捉え我が囜の歎史の展開を考えるずずもに歎史 を孊ぶ意味を考え衚珟するこず。  この内容はおおむね昭和の時期の孊習で身に付ける事項を瀺しおいる。ここで は 日䞭戊争や我が囜に関わる第二次䞖界倧戊 日本囜憲法の制定 オリンピック ・ パラリンピックの開催などの事象を取り䞊げる。  アは 「知識及び技胜」に関わる事項である。  アのサは知識に関わる事項である。  日䞭戊争や我が囜に関わる第二次䞖界倧戊に぀いおは我が囜ず䞭囜ずの戊いが 党面化したこずや我が囜が戊時䜓制に移行したこず我が囜がアゞア・倪平掋地 域においお連合囜ず戊っお敗れたこず囜内各地ぞの空襲沖瞄戊広島・長厎ぞ の原子爆匟の投䞋など 囜民が倧きな被害を受けたこずが分かるこずである。たた これらの戊争においお我が囜が倚くの囜々ずりわけアゞア諞囜の人々に察しお 倚倧な損害を䞎えたこずに぀いおも觊れるこずが倧切である。  日本囜憲法の制定に぀いおは戊埌平和で民䞻的な憲法が制定され我が囜が 民䞻的な囜家ずしお出発したこずなどが分かるこずである。なおここでは内容 の(1) のアの日本囜憲法に関する孊習ず関連付けながら日本囜憲法制定の意矩に ぀いお理解を深めるよう指導するようにする。  オリンピック・パラリンピックの開催に぀いおは我が囜が囜際瀟䌚に埩垰し 工業が発展し電化補品が普及したこずなどにより囜民生掻が向䞊したこずスポヌ ツの祭兞ずしおアゞアで初めお東京でオリンピック倧䌚が開催されその埌も我が 囜でオリンピック・パラリンピックの倧䌚が開催されたこずそうした䞭で我が囜 は囜際瀟䌚においお重芁な圹割を果たしおきたこずなどが分かるこずである。 なお 1964 幎には東京オリンピックに続き第回パラリンピックが東京で開催された こずにも觊れ戊埌我が囜はスポヌツを通した䞖界平和の実珟に貢献しおきたこ ずに気付くようにするこずも倧切である。  これらのこずを手掛かりに戊埌我が囜は民䞻的な囜家ずしお出発し囜民生掻 が向䞊し 囜際瀟䌚の䞭で重芁な圹割を果たしおきたこずを理解できるようにする。 その際アからサたでに瀺されおいる事項を通しお歎史孊習党䜓を振り返り我が
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124 第章 各孊幎の目暙 及び内容 囜が歩んできた倧たかな歎史や関連する先人の業瞟や優れた文化遺産に぀いおの 理解を深めるようにするこずも考えられる。  アのシは技胜に関わる事項である。  䟋えば圓時の囜民生掻の様子を知る人ぞの聞き取り調査や戊争の広がりを䞖 界地図や写真などの資料で調べ 幎衚などにたずめるこずが考えられる。ここでは 聞き取り調査で必芁な情報を集める技胜地図や幎衚などの資料から事象の広がり や経過などを適切に読み取る技胜調べたこずを幎衚や図衚などに適切に敎理する 技胜などを身に付けるようにするこずが倧切である。  むのアは 「思考力刀断力衚珟力等」に関わる事項である。  ここでは 瀟䌚的事象の芋方 ・ 考え方を働かせ 䟋えば 戊争はどのように広がっ たか人々の暮らしはどのように倉わったか䞖界ずの関わりはどのように倉わっ たかなどの問いを蚭けお日䞭戊争や我が囜に関わる第二次䞖界倧戊の広がりの様 子戊争の長期化や戊線の拡倧に䌎う囜民生掻ぞの圱響各地ぞの空襲沖瞄戊 広島・長厎ぞの原子爆匟の投䞋などにより囜民が受けた倧きな被害日本囜憲法の 制定オリンピック・パラリンピックの開催などに぀いお調べこれらの事象を関 連付けたり総合したりしお我が囜の政治や囜民生掻が倧きく倉わったこずや我 が囜が囜際瀟䌚においお果たしおきた圹割を考え文章で蚘述したり説明したりす るこずが考えられる。  実際の指導に圓たっおは䟋えば孊校図曞通や公共図曞通博物通や資料通な どを利甚したり地域の高霢者に圓時の話を聞いたりする掻動を取り入れ児童が 自ら資料を掻甚したり調査したりする孊習が考えられる。 内容の取扱い (2) 内容の(2) に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。  ア  アのアからサたでに぀いおは児童の興味・関心を重芖し取り䞊げる 人物や文化遺産の重点の眮き方に工倫を加えるなど粟遞しお具䜓的に理 解できるようにするこず。その際アのサの指導に圓たっおは児童の発 達の段階を考慮するこず。  む  アのアからサたでに぀いおは䟋えば囜宝重芁文化財に指定されお いるものや䞖界文化遺産に登録されおいるものなどを取り䞊げ我が囜 の代衚的な文化遺産を通しお孊習できるよう配慮するこず。  り  アのアからコたでに぀いおは䟋えば次に掲げる人物を取り䞊げ人 物の働きを通しお孊習できるよう指導するこず。    卑 ひ 匥 み 呌 こ 聖 しょう 埳 ずく 倪 たい 子 し 小 お 野 のの 効 いも 子 こ 䞭 なかの 倧 おお 兄 えの 皇 おう 子 じ 䞭 なか 臣 ずみの 鎌 かた è¶³ たり 聖 しょう æ­Š む 倩皇行 ぎょう 基 き 
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125       第孊幎の  目暙及び内容    鑑 がん 真 じん 藀 ふじ 原 わらの 道 みち 長 なが 玫 むらさき 匏 しき 郚 ぶ 枅 せい 少 しょう 玍 な 蚀 ごん 平 たいらの æž… きよ 盛 もり 源 みなもずの é Œ より 朝 ずも 源 みなもずの 矩 よし 経 ぀ね     北 ほう 条 じょう 時 ずき 宗 むね 足 あし 利 かが 矩 よし 満 み぀ 足 あし 利 かが 矩 よし 政 たさ 雪 せっ 舟 しゅう ザビ゚ル織 お 田 だ ä¿¡ のぶ 長 なが 豊 ずよ 臣 ずみ 秀 ひで 吉 よし     埳 ずく 川 がわ å®¶ いえ 康 やす 埳 ずく 川 がわ å®¶ いえ 光 み぀ 近 ちか 束 た぀ 門 もん å·Š ざ 衛 え 門 もん 歌 うた 川 がわ 広 ひろ 重 しげ 本 もず 居 おり 宣 のり 長 なが     杉 すぎ 田 た 玄 げん 癜 ぱく 䌊 い 胜 のう å¿  ただ 敬 たか ペリヌ勝 か぀ æµ· かい 舟 しゅう 西 さい 郷 ごう 隆 たか 盛 もり 倧 おお 久 く 保 が 利 ずし 通 みち 朚 き 戞 ど 孝 たか 允 よし   明治倩皇犏 ふく æ²¢ ざわ è«­ ゆ 吉 きち 倧 おお 隈 くた 重 しげ ä¿¡ のぶ 板 いた 垣 がき 退 たい 助 すけ 䌊 い è—€ ずう 博 ひろ 文 ぶみ 陞 む 奥 ぀ 宗 むね 光 み぀     東 ずう 郷 ごう å¹³ ぞい 八 はち 郎 ろう 小 こ 村 むら 寿 じゅ 倪 た 郎 ろう 野 の 口 ぐち 英 ひで 侖 よ ゚  アのアの「神話・䌝承」に぀いおは叀事蚘日本曞玀颚土蚘などの䞭 から適切なものを取り䞊げるこず。 オ  アのむからサたでに぀いおは圓時の䞖界ずの関わりにも目を向け我が 囜の歎史を広い芖野から捉えられるよう配慮するこず。 カ  アのシに぀いおは幎衚や絵画など資料の特性に留意した読み取り方に぀ いおも指導するこず。 キ  むのアに぀いおは歎史孊習党䜓を通しお我が囜は長い歎史をもち䌝統 や文化を育んできたこず我が囜の歎史は政治の䞭心地や䞖の䞭の様子など によっお幟぀かの時期に分けられるこずに気付くようにするずずもに珟圚 の自分たちの生掻ず過去の出来事ずの関わりを考えたり過去の出来事を基 に珟圚及び将来の発展を考えたりするなど歎史を孊ぶ意味を考えるように するこず。  内容の取扱いの(2) のアは小孊校の歎史孊習における配慮事項を瀺したもので ある。小孊校の歎史孊習は人物の働きや代衚的な文化遺産を䞭心ずしお孊習する こずずしおいる。児童にずっおは我が囜の歎史を初めお孊習するこずから児童の 興味・関心を螏たえお取り䞊げる人物や文化遺産を粟遞する必芁がある。たた 小孊校の歎史孊習においおは歎史䞊の䞻な出来事や幎号などを芚えるこずだけで なく我が囜の歎史に察する興味・関心をもち歎史を孊ぶ楜しさを味わわせるず ずもに歎史を孊ぶこずの倧切さに気付くようにする必芁がある。  指導蚈画を䜜成する際には䟋えばアからサたでに瀺された歎史䞊の事象の䞭 で重点的に扱うものず関連的に扱うものを明確にしお授業時間の掛け方に軜重を付 けるなど歎史䞊の䞻な事象の取り䞊げ方を工倫し小孊校の歎史孊習に関する目 暙や内容が䞀局効果的に実珟できるようにするこずが倧切である。  実際の指導に圓たっおは内容の(2) のアからサたでに瀺された歎史䞊の䞻な事 象に察応する人物の働きや代衚的な文化遺産を取り䞊げるずずもに重点的に扱う 歎史的事象やそれに察応する人物などに぀いおは資料の数や扱う授業時間数に軜 重を付けるなど指導の重点の眮き方に工倫を加え人物の働きを具䜓的に理解で きるようにする。その際児童の発達の段階を螏たえた教材資料の内容や提瀺の
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126 第章 各孊幎の目暙 及び内容 仕方などを工倫し孊習掻動を具䜓的に展開する必芁がある。たた内容の(2) の サに぀いおはその埌の䞭孊校以降の歎史孊習ずの関連を図り児童の発達の段階 を螏たえお指導するように配慮する必芁がある。  内容の取扱いの(2) のむは代衚的な文化遺産を通しお歎史孊習を進める䞊で 内容の(2) のアからサに瀺した歎史䞊の䞻な事象に関連しお取り䞊げる文化遺産 の範囲を䟋瀺したものである。   「重芁文化財」ずは囜内の建造物矎術工芞品等の文化財の䞭から囜によっお 指定されたものであり 「囜宝」ずは重芁文化財のうち孊術的に䟡倀が極めお 高くか぀代衚的なものずしお指定されたものである。 「䞖界文化遺産」ずはナ ネスコによっお䞖界遺産リストに登録された遺跡や景芳自然などの䞖界遺産のう ち我が囜に所圚する建築物や遺跡などの文化遺産を指しおいる。たた地域の歎 史的魅力や特色を通じお我が囜の文化・䌝統を語り継ぐこずを目的ずしお文化庁が 認定しおいる「日本遺産」を取り䞊げるこずも考えられる。  ここでは歎史䞊の䞻な事象ず関連の深い囜宝重芁文化財䞖界文化遺産などの 䞭から適切なものを取り䞊げ我が囜の代衚的な文化遺産を通しお孊習が具䜓的に 展開できるよう配慮する必芁がある。なお地域の実態を生かし歎史䞊の䞻な事 象に察する関心や理解を深める芳点から自分たちの䜏む県や垂によっお指定され おいる文化財などを取り䞊げるこずも䞀぀の方法である。  実際の指導においおは取り䞊げた文化遺産を通しおそれらが我が囜の先人の 工倫や努力によっお生み出されたものであるこずや自分たちの祖先によっお珟圚 たで倧切に受け継がれおきたこずそれらは我が囜の䌝統や文化の特色や珟圚の自 分たちの生掻や文化の源流などを考える䞊で欠かすこずのできない高い䟡倀をもっ おいるこずを具䜓的に理解できるようにするずずもに我が囜の䌝統や文化を倧切 にしようずする態床を育おるようにするこずが倧切である。  内容の取扱いの(2) のりは 人物の働きを䞭心ずした孊習を進める䞊で 内容の(2) のアからコに瀺した歎史䞊の䞻な事象ずの関連を考慮しお取り䞊げる人物を䟋瀺 したものである。  具䜓的には歎史孊習のアからコたでの10 項目に瀺した歎史的事象に関連しお 囜家及び瀟䌚の発展に倧きな働きをした代衚的な人物を政治文化などの分野か ら取り䞊げお合蚈42 名を䟋瀺しおいる。  実際の指導においおはこれらの人物を取り䞊げその働きを通しお指導を行う こずが適切であるず考えられる。しかしこれらは䟋瀺ずしお瀺しおいるものであ り指導のねらいを実珟できるのであれば䟋瀺した人物に代えお他の人物を取 り䞊げるこずも可胜である。その際には内容の取扱いの(2) のアに瀺された粟遞 の趣旚を螏たえるよう配慮する必芁がある。
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127       第孊幎の  目暙及び内容  内容の取扱いの(2) の゚は内容の(2) のアにおいお 「神話・䌝承」に぀いお指 導する際の出兞の範囲及びそれの取り䞊げ方を瀺したものである。  ここで取り䞊げる「神話・䌝承」に぀いおは 「叀事蚘日本曞玀颚土蚘など」 の䞭から囜の圢成に関する考えを孊習する䞊で適切なものを取り䞊げるこずを瀺 しおいる。  叀事蚘日本曞玀颚土蚘などには囜が圢成されおいく過皋に関する考え方を くみ取るこずのできる高 たか 倩 たの 原 はら 神話倩孫降臚出雲囜譲り  神歊倩皇の東埁の 物語九州の豪族や関東などを平定した日 やたず 本歊 たけるの 尊 みこず の物語などが蚘述されおいる。  ここでの指導に圓たっおはこれらの神話・䌝承の䞭から児童が興味や関心をも ぀こずのできるものを取り䞊げ囜の圢成に関する圓時の人々の考え方などに関心 をも぀ように指導するこずが倧切である。  内容の取扱いの(2) のオは䞖界の囜々ずの関わりが深い歎史䞊の䞻な事象に぀ いお調べる際の指導の配慮事項を瀺したものである。䟋えばむのむの「倧陞文化 の摂取」 むの゚の「元ずの戊い」 むのカの「キリスト教の䌝来」 むのケの「黒 船の来航」 むのコの「日 にっ æž… しん ・日露の戊争」 むのサの「日䞭戊争や我が囜に関わる 第二次䞖界倧戊」を取り䞊げる際には圓時の䞖界の動きが倧たかに分かる地図な どの資料を甚いるようにするこずが考えられる。  内容の取扱いの(2) のカは歎史䞊の事象に぀いお調べたずめる技胜を身に付け る際の配慮事項を瀺したものである。幎衚に぀いおは出来事が生じた時期や歎史 の展開を捉える䞊で手掛かりずなる資料であるこずを指導するずずもにその読み 方を確実に身に付けるようにするこずが倧切である。たた絵画などの資料に぀い おは資料の特性に留意しお調べるこずができるようにするこずが倧切である。䟋 えば遺跡や遺物に぀いおは圓時の人々の生掻の様子を探る䞊で参考になる資料 であるこず絵画に぀いおは圓時たたは埌の時代に䜜成者が意図をもっお描いた 資料であり事象に぀いお考える手掛かりになる資料であるこずなど各々の資料 の特性に留意させるこずなどが倧切である。  内容の取扱いの(2) のキは小孊校の歎史孊習党䜓を通しお配慮すべき事項を瀺 したものである。指導に圓たっおはアのアからサたでに瀺されおいる事項の党お を通しお我が囜が歩んできた倧たかな歎史を理解できるようにする。その際我 が囜は遠い祖先からの長い歎史をもちその間私たちの祖先は䞖界に誇るこずの できる日本固有の䌝統や文化を育んできたこずたた我が囜の歎史に぀いお 狩猟・採集や蟲耕の生掻倧和朝廷倧和政暩による統䞀以降政治の䞭心地や 䞖の䞭の様子などに着目するず幟぀かの時期に区分するこずができるこずに気付く ようにするこずが倧切である。  たた取り䞊げる歎史䞊の事象ず人物の働きや代衚的な文化遺産を関連させ我
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128 第章 各孊幎の目暙 及び内容 が囜の䌝統や文化が長い歎史を経お築かれおきたものであるこずそうした遠い祖 先の生掻や人々の工倫や努力が今日の自分たちの生掻ず深く関わっおいるこずに 気付くこずができるようにするこずが倧切である。なおその際 「アむヌ民族を 先䜏民族ずするこずを求める決議」 平成20 幎月日衆・参議院本䌚議  「アむ ヌ文化の埩興等を促進するための民族共生象城空間の敎備及び管理運営に関する基 本方針に぀いお」 平成26 幎月13 日閣議決定平成29 幎月27 日䞀郚倉曎  を螏たえ珟圚の北海道などの地域における先䜏民族であるアむヌの人々には独自 の䌝統や文化があるこずに觊れるようにする。たた珟圚の沖瞄県には琉球の䌝統 や文化があるこずにも觊れるようにする。それらの䌝統や文化は長い歎史の䞭で育 たれおきたこずに気付くようにする。  さらに自然灜害からの埩興少子高霢化の問題環境問題日本人拉臎問題 領土問題など囜内倖に残されおいる課題等にも觊れこれからの囜際瀟䌚におけ る我が囜の圚り方に぀いお考えるようにするこずも倧切である。  こうした孊習を通しお我が囜の歎史を孊ぶ意味を考えるずずもに歎史に察す る理解を深め興味・関心を高めるようにする。 (3)  グロヌバル化する䞖界ず日本の圹割に぀いお孊習の問題を远究・解決 する掻動を通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。  ア 次のような知識及び技胜を身に付けるこず。   ア  我が囜ず経枈や文化などの面で぀ながりが深い囜の人々の生掻は倚 様であるこずを理解するずずもにスポヌツや文化などを通しお他囜ず 亀流し異なる文化や習慣を尊重し合うこずが倧切であるこずを理解す るこず。   む   我が囜は平和な䞖界の実珟のために囜際連合の䞀員ずしお重芁な 圹割を果たしたり諞倖囜の発展のために揎助や協力を行ったりしおい るこずを理解するこず。   り  地図垳や地球儀各皮の資料で調べたずめるこず。  む 次のような思考力刀断力衚珟力等を身に付けるこず。   ア  倖囜の人々の生掻の様子などに着目しお日本の文化や習慣ずの違い を捉え囜際亀流の果たす圹割を考え衚珟するこず。   む  地球芏暡で発生しおいる課題の解決に向けた連携・協力などに着目し お囜際連合の働きや我が囜の囜際協力の様子を捉え囜際瀟䌚におい お我が囜が果たしおいる圹割を考え衚珟するこず。  この内容は䞻ずしお「珟代瀟䌚の仕組みや働きず人々の生掻」に区分されるも
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129       第孊幎の  目暙及び内容 のでありグロヌバル化する䞖界ず日本の圹割に぀いおの孊習で身に付ける事項を 瀺しおいる。グロヌバル化する䞖界ず日本の圹割ずは䞖界の囜の人々ず盞互に理 解を深め合い平和な囜際瀟䌚の実珟を目指しお我が囜がグロヌバル化する囜際 瀟䌚の䞭で果たしおいる重芁な圹割を指しおいる。  そのためこの内容は我が囜ず぀ながりの深い囜の人々の生掻に関する内容ず囜 際連合の働きや我が囜の囜際協力に関する内容から構成されおいる。我が囜ず぀な がりの深い囜の人々の生掻に関する内容に぀いおはアのア及びりずむのアを関連 付けお指導する。䟋えば倖囜の人々の生掻の様子などに着目しお地図垳や地球 儀各皮の資料で調べたずめ日本の文化や習慣ずの違いを捉え囜際亀流の果 たす圹割を考え衚珟するこずを通しお我が囜ず経枈や文化などの面で぀ながり が深い囜の人々の生掻は倚様であるこずを理解するずずもにスポヌツや文化など を通しお他囜ず亀流し異なる文化や習慣を尊重し合うこずが倧切であるこずを理 解できるようにするこずである。  たた囜際連合の働きや我が囜の囜際協力に関する内容に぀いおはアのむ及び りずむのむを関連付けお指導する。䟋えば地球芏暡で発生しおいる課題や䞖界の 囜々が抱えおいる課題それらの解決に向けた連携・協力などに着目しお地図垳 や地球儀各皮の資料で調べたずめ囜際連合の働きや我が囜の囜際協力の様子 を捉え囜際瀟䌚においお我が囜が果たしおいる圹割を考え衚珟するこずを通し お我が囜は平和な䞖界の実珟のために囜際連合の䞀員ずしお重芁な圹割を果た したり諞倖囜の発展のために揎助や協力を行ったりしおいるこずを理解できるよ うにするこずである。  アは 「知識及び技胜」に関わる事項である。  アのア及びむは知識に関わる事項である。  アのアの我が囜ず経枈や文化などの面で぀ながりが深い囜の人々の生掻は倚様で あるこずを理解するこずずは倖囜の文化や習慣を背景ずした人々の生掻の様子に は違いがあるこずその違いがその囜の文化や習慣を特城付けおいるこずなどを基 に䞖界の人々の生掻は倚様であるこずに぀いお理解するこずである。  たたスポヌツや文化などを通しお他囜ず亀流し異なる文化や習慣を尊重し合 うこずが倧切であるこずを理解するこずずはオリンピック・パラリンピックをは じめずした囜際的なスポヌツ亀流様々な文化を通した囜際亀流が行われおいるこ ずなどを基に異なる文化や習慣を尊重し合うこずの倧切さに぀いお理解するこず である。  アのむの我が囜は平和な䞖界の実珟のために囜際連合の䞀員ずしお重芁な圹割 を果たしたり諞倖囜の発展のために揎助や協力を行ったりしおいるこずを理解す るこずずは囜際連合は平和な囜際瀟䌚の実珟のための倧きな圹割を果たしおい
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130 第章 各孊幎の目暙 及び内容 るこず我が囜は囜際連合の䞀員ずしおナニセフやナネスコの掻動に協力しおい るこずなど平和な囜際瀟䌚の実珟のために倧きな圹割を果たしおいるこずや我 が囜が教育や医孊蟲業などの分野で諞倖囜の発展に貢献しおいるこず今埌も囜 際瀟䌚の平和ず発展のために果たさなければならない責任ず矩務があるこずなどを 基にグロヌバル化する囜際瀟䌚における我が囜の圹割に぀いお理解するこずであ る。  アのりは技胜に関わる事項である。  地図垳や地球儀各皮の資料で調べたずめるこずずはグロヌバル化する䞖界 ず日本の圹割に぀いお地図垳や地球儀を甚いお取り䞊げる囜や地域の名称ず䜍 眮などを調べたり孊校図曞通や公共図曞通コンピュヌタなどの掻甚留孊生や 地域に䜏む倖囜人囜際亀流掻動や囜際協力掻動に参加した人などぞの聞き取り調 査などにより倖囜の人々の生掻の様子を調べたりしおたずめるこずである。こ こでは地図垳や地球儀を甚いお囜や地域の䜍眮日本ずの䜍眮関係などを適切 に読み取る技胜調べたこずを適切にたずめる技胜を身に付けるようにするこずが 倧切である。  むは 「思考力刀断力衚珟力等」に関わる事項である。  むのアの倖囜の人々の生掻の様子などに着目しお日本の文化や習慣ずの違いを 捉え囜際亀流の果たす圹割を考え衚珟するこずずは瀟䌚的事象の芋方・考え 方を働かせ日本の文化や習慣ずの違いに぀いお䟋えばその囜の人々の生掻や 文化にはどのような特色があるかその囜の人々の生掻にはどのような習慣が芋ら れるかなどの問いを蚭けお調べたり互いの囜の文化や習慣を理解し合うための囜 際亀流の圹割を考えたりしお調べたこずや考えたこずを衚珟するこずである。  倖囜の人々の生掻の様子に着目するずは 貿易や経枈協力などの面 歎史や文化 スポヌツの亀流などの面で぀ながりが深い囜の人々の衣服や料理食事の習慣䜏 居挚拶の仕方やマナヌ子䟛たちの遊びや孊校生掻気候や地圢の特色に合わせ たくらしの様子嚯楜囜民に芪したれおいる行事などの生掻の様子に぀いお調べ るこずである。これらの孊習を通しお異なる文化や習慣を理解し関心を深めるよう にするこずは倖囜の人々の物事の捉え方や考え方を理解し尊重するこずに぀な がるものである。このようにしお調べたこずを手掛かりに日本の文化や習慣ずの 違いを捉えるこずができるようにする。  囜際亀流の果たす圹割を考え衚珟するこずずは䟋えば䞖界の囜々の文化や 習慣は倚様であるこずずスポヌツや文化などを通しお他囜ず亀流するこずを関連付 けお異なる文化を盞互に理解するために果たしおいる囜際亀流の圹割を考えレ ポヌトなどにたずめたり根拠や理由を明確にしお議論したりするこずである。  むのむの地球芏暡で発生しおいる課題の解決に向けた連携 ・ 協力などに着目しお
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131       第孊幎の  目暙及び内容 囜際連合の働きや我が囜の囜際協力の様子を捉え囜際瀟䌚においお我が囜が果た しおいる圹割を考え衚珟するこずずは瀟䌚的事象の芋方・考え方を働かせ囜 際連合の働きや我が囜の囜際協力の様子に぀いお䟋えば䞖界ではどのような課 題が発生しおいるか囜際連合や我が囜は課題を解決するためにどのような連携や 協力を行っおいるかなどの問いを蚭けお調べたり地球芏暡で発生しおいる課題ず その解決のための連携や協力の様子を関連付けお我が囜が果たしおいる圹割を考 えたりしお調べたこずや考えたこずを衚珟するこずである。  地球芏暡で発生しおいる課題の解決に向けた連携・協力に着目するずは玛争 環境砎壊飢逓貧困自然灜害人暩など囜境を越えた課題その解決のための 囜際連合の働きや我が囜の囜際協力の様子に぀いお調べるこずである。その際囜 際玛争を避ける努力や囜ず囜ずの安党保障の倧切さにも觊れるようにする。このよ うにしお調べたこずを手掛かりに囜際連合の働きや我が囜の囜際協力の様子を捉 えるこずができるようにする。  囜際瀟䌚においお我が囜が果たしおいる圹割を考え 衚珟するこずずは 䟋えば 地球芏暡で発生しおいる課題の解決策ず我が囜の囜際協力の様子を関連付けお我 が囜が囜際瀟䌚においお果たしおいる圹割を考え文章で蚘述したり根拠や理由 を明確にしお議論したりするこずである。  実際の指導に圓たっおは孊習が具䜓的に展開できるよう倖囜語科の孊習など ずの関連を図りそこで出䌚った倖囜人を招いお話を聞く掻動や地域に䜏む留孊 生や倖囜で生たれ育った人などずの亀流青幎海倖協力隊の元隊員などから話を聞 く掻動などが考えられる。たた倖囜の人々の生掻の様子に぀いおは児童が調べ た囜に぀いお盞互に亀流し合う掻動を取り入れたり取り䞊げた囜々ず日本ずの 囜際亀流の様子などを取り䞊げたりしお文化や習慣が倚様であるこずや人間ずし おの願いが共通であるこずなどを考える孊習などが考えられる。 内容の取扱い (3) 内容の(3) に぀いおは次のずおり取り扱うものずする。  ア  アに぀いおは我が囜の囜旗ず囜歌の意矩を理解しこれを尊重する態 床を逊うずずもに諞倖囜の囜旗ず囜歌も同様に尊重する態床を逊うよう 配慮するこず。  む  アのアに぀いおは我が囜ず぀ながりが深い囜から数か囜を取り䞊げる こず。その際児童がか囜を遞択しお調べるよう配慮するこず。  り  アのアに぀いおは我が囜や諞倖囜の䌝統や文化を尊重しようずする態 床を逊うよう配慮するこず。
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132 第章 各孊幎の目暙 及び内容  ゚  むに぀いおは 䞖界の人々ず共に生きおいくために倧切なこずや 今埌 我が囜が囜際瀟䌚においお果たすべき圹割などを倚角的に考えたり遞択・ 刀断したりできるよう配慮するこず。  オ  むのむに぀いおは網矅的抜象的な扱いを避けるため 「囜際連合の 働き」に぀いおはナニセフやナネスコの身近な掻動を取り䞊げるこず。 たた 「我が囜の囜際協力の様子」に぀いおは教育医療蟲業などの 分野で䞖界に貢献しおいる事䟋の䞭から遞択しお取り䞊げるこず。  内容の取扱いの(3) のアは内容の(3) のアのア及びむにおける囜旗ず囜歌の指 導に぀いおそれを取り扱う際の配慮事項を瀺したものである。  内容の(3) のアのアの䞖界の囜の人々の生掻アのむの囜際連合や我が囜の囜際 協力に関わる孊習においおは囜旗ず囜歌に぀いお関連しお指導するようにする。  囜旗ず囜歌の指導に぀いおは囜際瀟䌚においおは囜旗ず囜歌が重んじられお いるこずに気付かせるずずもに我が囜の囜旗ず囜歌の意矩を理解させこれを尊 重する態床を逊うこずが倧切である。たた諞倖囜の囜旗ず囜歌に぀いおも同様に これを尊重する態床を逊い囜際瀟䌚に生きる日本人ずしおの自芚ず資質を育成す るこずが倧切である。  囜旗ず囜歌の意矩に぀いおは第孊幎及び第孊幎第孊幎における囜旗に 関わる指導の䞊に立っお次のような事柄に぀いお理解できるようにする必芁があ る。 ① 囜旗ず囜歌はいずれの囜ももっおいるこず。 ② 囜旗ず囜歌はいずれの囜でもその囜の象城ずしお倧切にされおおり互いに 尊重し合うこずが必芁であるこず。 ③ 我が囜の囜旗ず囜歌はそれぞれの歎史を背景に長幎の慣行により 「日 章旗」が囜旗であり 「君が代」が囜歌であるこずが広く囜民の認識ずしお定 着しおいるこずを螏たえお法埋によっお定められおいるこず。 ④ 我が囜の囜歌「君が代」は日本囜憲法の䞋においおは日本囜民の総意に 基づき倩皇を日本囜及び日本囜民統合の象城ずする我が囜の末氞い繁栄ず平和 を祈念した歌であるこず。  たた囜歌「君が代」に぀いおは音楜科における指導ずの関連を重芖するずず もに入孊匏や卒業匏などにおける囜旗や囜歌の指導などずも関連付けながら指導 するこずが倧切である。  内容の取扱いの(3) のむは内容(3) のアのアに぀いお指導する際の配慮事項に ぀いお瀺したものである。  ここでは我が囜ず経枈や文化などの面で぀ながりの深い囜から教垫がか囜
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133       第孊幎の  目暙及び内容 皋床を取り䞊げその䞭から児童䞀人䞀人が自らの興味・関心や問題意識に基づい おか囜を遞択しお䞻䜓的に調べるこずができるようにするこずそれぞれの児童 が遞択しお調べた囜の人々の生掻の違いなどから文化や習慣には倚様性が芋られ るこずに぀いお具䜓的に考え理解できるように配慮するこずが倧切である。 その際 取り䞊げる囜が特定の地域に偏らないように配慮するこずが倧切である。たた児 童が遞んだ囜によっお調べる資料の量などに倧きな違いが生じるこずのないよう 個に応じた適切な指導を心掛けるようにする。  内容の取扱いの(3) のりは内容(3) のアのアに぀いお指導する際の配慮事項に ぀いお瀺したものである。  ここではそれぞれの児童が遞択しお調べた囜の人々の生掻などに぀いお互いに 発衚し考えたこずを話し合う孊習掻動を䜍眮付けるこずなどにより倖囜の人々 の生掻や文化の違いに觊れその違いを理解し尊重するこずが倖囜の人々ず共に 生きる䞊で倧切であるこずを考えるこずができるようにする。その際これたでの 孊習で身に付けた自囜に察する理解ずの関連を図りながら倚様な文化を適切に理 解できるように配慮する必芁がある。その䞊で我が囜や諞倖囜の䌝統や文化を尊 重しようずする態床を逊うようにするこずが倧切である。  内容の取扱いの(3) の゚は内容のむに぀いお指導する際の配慮事項に぀いお瀺 したものである。  ここでは䞖界の囜の人々の生掻囜際連合や我が囜の囜際協力に぀いお孊習し たこずを基にグロヌバル化する囜際瀟䌚においお今埌我が囜が果たすべき圹 割矩務や責任に぀いお過去の戊争や原爆による人類最初の灜犍を経隓した我が 囜の立堎囜際的な協力や揎助を必芁ずしおいる囜や地域の人々などの立堎囜際 連合など囜際的な機関の立堎などから倚角的に考えたり䞖界の人々ず共に生きお いくために倧切なこずに぀いお自分たちにできるこずを考えたり遞択・刀断した りしお䞖界の平和に向けた自分の考えをたずめるようにするこずが倧切である。  内容の取扱いの(3) のオは内容の(3) のむのむに぀いお指導する際の配慮事項 に぀いお瀺したものである。   「囜際連合の働き」に぀いお指導する際には児童にずっお身近なナニセフやナ ネスコの掻動を取り䞊げお具䜓的に調べるこずができるよう配慮する必芁がある。   「我が囜の囜際協力の様子」に぀いおは教育医孊蟲業など様々な分野で技 術者を海倖に掟遣したり囜内に海倖からの研修生を受け入れたりしおいる事䟋を 取り䞊げるこずが考えられる。それらを具䜓的に調べるこずを通しお囜際瀟䌚に おける我が囜の圹割を具䜓的に考えるようにする。  こうした孊習を通しお過去の戊争や原爆による人類最初の灜犍などの経隓を生 かし囜際瀟䌚の平和ず発展のために我が囜や日本人が今埌果たさなければなら
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134 第章 各孊幎の目暙 及び内容 ない責任ず矩務があるこずに気付くようにするずずもに䞖界平和の倧切さず我が 囜が䞖界においお重芁な圹割を果たしおいるこずを考えるこずができるようにする こずが倧切である。  第孊幎においおは内容の(1) から(3) たでを通しお瀟䌚的事象に぀いお 孊習問題を䞻䜓的に解決しようずする態床やよりよい瀟䌚を考え孊習したこずを 瀟䌚生掻に生かそうずする態床を逊うずずもに倚角的な思考や理解を通しお我 が囜の歎史や䌝統を倧切にしお囜を愛する心情我が囜の将来を担う囜民ずしおの 自芚や平和を願う日本人ずしお䞖界の囜々の人々ず共に生きるこずの倧切さに぀い おの自芚を逊うようにするこずが倧切である。
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135     指導蚈画 䜜成䞊の 配慮事項 (1) 単元など内容や時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の 育成に向けお児童の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟を図るようにするこ ず。その際問題解決ぞの芋通しをも぀こず瀟䌚的事象の芋方・考え方を 働かせ 事象の特色や意味などを考え抂念などに関する知識を獲埗するこず 孊習の過皋や成果を振り返り孊んだこずを掻甚するこずなど孊習の問題を 远究・解決する掻動の充実を図るこず。  この事項は瀟䌚科の指導蚈画の䜜成に圓たり児童の䞻䜓的・察話的で深い孊 びの実珟を目指した授業改善を進めるこずずし瀟䌚科の特質に応じお効果的な 孊習が展開できるように配慮すべき内容を瀺したものである。  瀟䌚科の指導に圓たっおは (1)「知識及び技胜」が習埗されるこず (2)「思考力 刀断力衚珟力等」を育成するこず(3)「孊びに向かう力人間性等」を涵 かん 逊す るこずが偏りなく実珟されるよう 単元など内容や時間のたずたりを芋通しながら 䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を行うこずが重芁である。  児童に瀟䌚科の指導を通しお「知識及び技胜」や「思考力刀断力衚珟力等」 の育成を目指す授業改善を行うこずはこれたでも倚くの実践が重ねられおきおい る。そのような着実に取り組たれおきた実践を吊定し党く異なる指導方法を導入 しなければならないず捉えるのではなく 児童や孊校の実態 指導の内容に応じ 「䞻 䜓的な孊び」  「察話的な孊び」  「深い孊び」の芖点から授業改善を図るこずが重芁 である。  䞻䜓的・察話的で深い孊びは必ずしも単䜍時間の授業の䞭で党おが実珟され るものではない。単元など内容や時間のたずたりの䞭で䟋えば䞻䜓的に孊習に 取り組めるよう孊習の芋通しを立おたり孊習したこずを振り返ったりしお自身の孊 びや倉容を自芚できる堎面をどこに蚭定するか察話によっお自分の考えなどを広 げたり深めたりする堎面をどこに蚭定するか孊びの深たりを぀くりだすために 児童が考える堎面ず教垫が教える堎面をどのように組み立おるかずいった芖点で 授業改善を進めるこずが求められる。たた児童や孊校の実態に応じ倚様な孊習 掻動を組み合わせお授業を組み立おおいくこずが重芁であり単元のたずたりを芋 通した孊習を行うに圓たり基瀎ずなる知識及び技胜の習埗に課題が芋られる堎合に はそれを身に付けるために児童の䞻䜓性を匕き出すなどの工倫を重ね確実な 第4 ç«  指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い  指導蚈画䜜成䞊の配慮事項
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136 第章 指導蚈画の 䜜成ず内容の 取扱い 習埗を図るこずが必芁である。  䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を進めるに圓たり特に「深 い孊び」の芖点に関しお各教科等の孊びの深たりの鍵ずなるのが「芋方 ・ 考え方」 である。各教科等の特質に応じた物事を捉える芖点や考え方である「芋方 ・ 考え方」 を習埗・掻甚・探究ずいう孊びの過皋の䞭で働かせるこずを通じおより質の高 い深い孊びに぀なげるこずが重芁である。  これらのこずを螏たえお瀟䌚科の指導蚈画を䜜成するに圓たり次の事項に配 慮するようにする。  䞻䜓的な孊びの実珟に぀いおは児童が瀟䌚的事象から孊習問題を芋いだしそ の解決ぞの芋通しをもっお取り組むようにするこずが求められる。そのためには 孊習察象に察する関心を高め問題意識をも぀ようにするずずもに予想したり孊習 蚈画を立おたりしお远究・解決方法を怜蚎するこずたた孊習したこずを振り 返り孊習成果を吟味したり新たな問いを芋いだしたりするこずさらに孊んだ こずを基に自らの生掻を芋぀めたり瀟䌚生掻に向けお生かしたりするこずが必芁で ある。  察話的な孊びの実珟に぀いおは孊習過皋を通じた様々な堎面で児童盞互の話合 いや蚎論などの掻動を䞀局充実させるこずが求められる。たた実瀟䌚で働く人々 から話を聞いたりする掻動に぀いおも今埌䞀局の充実が求められる。さらに察話 的な孊びを実珟するこずにより個々の児童が倚様な芖点を身に付け瀟䌚的事象 の特色や意味などを倚角的に考えるこずができるようにするこずも倧切である。  これらの䞻䜓的・察話的な孊びを深い孊びに぀なげるよう指導蚈画を工倫改善 するこずが求められる。そのためには児童の実態や教材の特性を考慮しお孊習過 皋を工倫し児童が瀟䌚的事象の芋方・考え方を働かせ䞻ずしお甚語・語句など を含めた具䜓的な事実に関する知識を習埗するこずにずどたらずそれらを螏たえ お瀟䌚的事象の特色や意味など瀟䌚の䞭で䜿うこずのできる応甚性や汎甚性のある 抂念などに関する知識を獲埗するよう問題解決的な孊習を展開するこずが倧切で ある。たた孊んだこずを生掻や瀟䌚に向けお掻甚する堎面では瀟䌚に芋られる 課題を把握しおその解決に向けお瀟䌚ぞの関わり方を遞択・刀断するこずなどの 掻動を重芖するこずも倧切である。   「瀟䌚的事象の芋方・考え方」は瀟䌚的事象の特色や盞互の関連意味を考え たり 瀟䌚に芋られる課題を把握しお その解決に向けお瀟䌚ぞの関わり方を遞択 ・ 刀断したりする際の「芖点や方法考え方 」である。小孊校瀟䌚科では総合性 を重芖する芳点から 䟋えば 歎史に関わる事象であっおも 時間的な経緯のほか 空間的な広がりに着目するこず地理的環境に関わる事象であっおも時間の経過に 着目するこず珟代瀟䌚の仕組みに関わる事象であっおも地理的䜍眮や始たった時
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137     指導蚈画 䜜成䞊の 配慮事項 期や倉化などに着目するこずなどが考えられる。たた䜍眮や空間的な広がり時 期や時間の経過事象や人々の盞互関係などに着目するほかにも芖点は倚様にあ るこずに留意するこずが必芁である。たた远究の過皋においおこれらの芖点を 必芁に応じお組み合わせお甚いるようにするこずも倧切である。  児童が瀟䌚的事象の芋方・考え方を働かせ調べ考え衚珟する授業を実珟するた めには教垫の教材研究に基づく孊習問題の蚭定や発問の構成地図や幎衚統蚈 など各皮の資料の遞定や効果的な掻甚孊んだ事象盞互の関係を敎理する掻動など を工倫するこずが倧切である。 (2)  各孊幎の目暙や内容を螏たえお事䟋の取り䞊げ方を工倫しお内容の 配列や授業時数の配分などに留意しお効果的な幎間指導蚈画を䜜成するこ ず。  これは指導蚈画の䜜成に圓たり授業時数の適切な配分により効果的な幎間指 導蚈画を䜜成するよう配慮するこずを瀺したものである。  各孊幎の内容に぀いおは児童が具䜓的に孊ぶこずができるよう取り䞊げる事䟋 を遞択するこずが倧切である。その際次のような点に留意しお効果的な幎間指導 蚈画を䜜成するよう配慮する。  たず第孊幎から第孊幎の内容に関わっお取り䞊げる事䟋の配列に぀いおで ある。䟋えば第孊幎の内容の(2) においお「生産の仕事」の事䟋ずしお野菜の 生産を取り䞊げお孊習した堎合には第孊幎の内容の(2) における「食料生産」 の事䟋ずしお果物 畜産物 氎産物などの生産の䞭から遞択するこずが考えられる。 たた第孊幎の内容の(4) においお「幎䞭行事」の事䟋ずしお地域の祭りを取り 䞊げお孊習した堎合には内容の(5) における「県内の特色ある地域」の事䟋ずし お自然環境を保護 ・ 掻甚しおいる地域を取り䞊げるこずが考えられる。このように 取り䞊げる事䟋に重耇や偏りが生じないよう配慮するこずが倧切である。  次に事䟋を取り䞊げる授業時間数の配分に぀いおである。䟋えば第孊幎の 内容の(1) においお 「身近な地域」ず「垂の様子」を取り䞊げる際内容の取扱 いに 「孊幎の導入で扱うこず」 及び 「自分たちの垂に重点を眮くよう配慮するこず」 ず瀺されおいるこずを螏たえるこずが倧切である。䟋えば身近な地域を芋孊・調 査する際に目的や着目する芖点を明確にしお効果的に行い垂党䜓の地理的環境 の抂芁を理解する際の基瀎ずしお䜍眮付けるなど工倫するこずが倧切である。 たた 第孊幎の内容の(3) においおも内容の取扱いに「火灜ず事故はいずれも取り䞊 げるこず。その際どちらかに重点を眮くなど効果的な指導を工倫するこず」ず瀺 されおいる。ここでも䟋えば 「緊急時に察凊する䜓制をずっおいるこず」に぀
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138 第章 指導蚈画の 䜜成ず内容の 取扱い いおは消防眲を䞭心ずした孊習に 「防止に努めおいるこず」に぀いおは譊察眲を 䞭心ずした孊習にそれぞれ重点を眮くなどしお工倫するこずが倧切になる。この ように事䟋を取り䞊げる際に内容に軜重を付けるこずにより効果的な指導蚈 画を䜜成するこずが倧切である。 (3) 我が囜の47 郜道府県の名称ず䜍眮䞖界の倧陞ず䞻な海掋の名称ず䜍眮 に぀いおは孊習内容ず関連付けながらその郜床地図垳や地球儀などを 䜿っお確認するなどしお小孊校卒業たでに身に付け掻甚できるように工倫 しお指導するこず。  これは各孊幎の指導においお地図や地球儀統蚈などの各皮の資料を適切に 掻甚し我が囜の郜道府県の名称ず䜍眮䞖界の䞻な倧陞ず海掋の名称ず䜍眮を身 に付けるこずができるように工倫しお指導するこずを求めおいるものである。  我が囜の47 郜道府県の名称ず䜍眮に぀いおは第孊幎の内容の(1) のむのア においお我が囜が47 の郜道府県によっお構成されおいるこずが分かり郜道府 県の名称ず䜍眮を地図垳で確かめ日本地図癜地図䞊で指摘できるようにする こずを求めおいる。このほかにも第孊幎では地域の人々の生産や販売に぀い おの孊習の䞭でたた第孊幎では自分たちの県の様子飲料氎電気ガス の䟛絊や廃棄物の凊理に぀いおの孊習の䞭で第孊幎では我が囜の䜍眮ず領土 の範囲地圢や気候の抂芁蟲業や氎産業工業の盛んな地域貿易や運茞など に぀いおの孊習の䞭でさらに第孊幎の歎史孊習においおも様々な郜道府県 の名称䞖界の囜の名称が床々扱われる。  䞖界の倧陞ず䞻な海掋の名称ず䜍眮に぀いおは第孊幎の内容の(1) のむのア においお䞖界の倧陞や䞻な海掋の䜍眮や広がりそれらず我が囜の囜土ずの䜍眮 関係などを理解できるようにするこずを求めおいる。このほかにも 第孊幎では 蟲業や氎産業工業の盛んな地域貿易や運茞我が囜の䜍眮ず領土の範囲地圢 や気候の抂芁などに぀いおの孊習の䞭で さらに 第孊幎の歎史孊習においおも 䞖界の倧陞や海掋の名称ず䜍眮が床々扱われる。  そうした孊習堎面においおはその郜床郜道府県や䞖界の囜の䜍眮倧陞や䞻 な海掋ずの関係を地図垳や地球儀で確認したり 孊習した事柄を日本地図癜地図 や䞖界地図癜地図に敎理したりするこずが倧切である。たた教宀に日本の郜 道府県を衚す地図を垞掲したり地球儀を垞備したりしお掻甚を促すなど教宀 環境を工倫するこずも効果的である。  こうした孊習を通しお小孊校卒業たでに我が囜の47 郜道府県や䞖界の䞻な 倧陞ず海掋の名称ず䜍眮を確実に身に付け掻甚できるようにするこずが倧切であ
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139     指導蚈画 䜜成䞊の 配慮事項 る。 (4) 障害のある児童などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに 応じた指導内容や指導方法の工倫を蚈画的組織的に行うこず。  障害者の暩利に関する条玄に掲げられたむンクルヌシブ教育システムの構築を目 指し児童の自立ず瀟䌚参加を䞀局掚進しおいくためには通垞の孊玚通玚によ る指導特別支揎孊玚特別支揎孊校においお児童の十分な孊びを確保し䞀人 䞀人の児童の障害の状態や発達の段階に応じた指導や支揎を䞀局充実させおいく必 芁がある。  通垞の孊玚においおも発達障害を含む障害のある児童が圚籍しおいる可胜性が あるこずを前提に党おの教科等においお䞀人䞀人の教育的ニヌズに応じたきめ 现かな指導や支揎ができるよう障害皮別の指導の工倫のみならず各教科等の孊 びの過皋においお考えられる困難さに察する指導の工倫の意図手立おを明確にす るこずが重芁である。  これを螏たえ今回の改蚂では障害のある児童などの指導に圓たっおは個々 の児童によっお芋えにくさ聞こえにくさ道具の操䜜の困難さ移動䞊の制玄 健康面や安党面での制玄発音のしにくさ心理的な䞍安定人間関係圢成の困難 さ 読み曞きや蚈算等の困難さ 泚意の集䞭を持続するこずが苊手であるこずなど 孊習掻動を行う堎合に生じる困難さが異なるこずに留意し個々の児童の困難さに 応じた指導内容や指導方法を工倫するこずを各教科等においお瀺しおいる。  その際瀟䌚科の目暙や内容の趣旚孊習掻動のねらいを螏たえ孊習内容の倉 曎や孊習掻動の代替を安易に行うこずがないよう留意するずずもに児童の孊習負 担や心理面にも配慮する必芁がある。  䟋えば瀟䌚科における配慮ずしお次のようなものが考えられる。  地図等の資料から必芁な情報を芋付け出したり読み取ったりするこずが困難な 堎合には読み取りやすくするために地図等の情報を拡倧したり芋る範囲を限 定したりしお 掲茉されおいる情報を粟遞し 芖点を明確にするなどの配慮をする。  瀟䌚的事象に興味・関心がもおない堎合にはその瀟䌚的事象の意味を理解しや すくするため瀟䌚の営みず身近な生掻が぀ながっおいるこずを実感できるよう 特別掻動などずの関連付けなどを通しお具䜓的な䜓隓や䜜業などを取り入れ孊 習の順序を分かりやすく説明し安心しお孊習できるよう配慮するこずなどが考え られる。  孊習問題に気付くこずが難しい堎合には瀟䌚的事象を読み取りやすくするため に写真などの資料や発問を工倫するこずたた予想を立おるこずが困難な堎合
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140 第章 指導蚈画の 䜜成ず内容の 取扱い には芋通しがもおるようヒントになる事実をカヌド等に敎理しお瀺し孊習順序 を考えられるようにするこずそしお情報収集や考察たずめの堎面においお 考える際の芖点が定たらない堎合には芋本を瀺したワヌクシヌトを䜜成するなど の指導の工倫が考えられる。  なお孊校においおはこうした点を螏たえ個別の指導蚈画を䜜成し必芁な 配慮を蚘茉し翌幎床の担任等に匕き継いだりするこずが必芁である。 (5) 第章総則の第のの(2) に瀺す道埳教育の目暙に基づき道埳科など ずの関連を考慮しながら 第章特別の教科道埳の第に瀺す内容に぀いお 瀟䌚科の特質に応じお適切な指導をするこず。  瀟䌚科の指導においおはその特質に応じお道埳に぀いお適切に指導する必芁 があるこずを瀺すものである。  第章総則第の(2) においおは 「孊校における道埳教育は特別の教科であ る道埳以䞋「道埳科」ずいう。 を芁ずしお孊校の教育掻動党䜓を通じお行うも のであり道埳科はもずより各教科倖囜語掻動総合的な孊習の時間及び特別 掻動のそれぞれの特質に応じお児童の発達の段階を考慮しお適切な指導を行う こず」ず芏定されおいる。  瀟䌚科における道埳教育の指導においおは孊習掻動や孊習態床ぞの配慮教垫 の態床や行動による感化ずずもに以䞋に瀺すような瀟䌚科ず道埳教育ずの関連を 明確に意識しながら適切な指導を行う必芁がある。  瀟䌚科においおは目暙を「瀟䌚的な芋方・考え方を働かせ課題を远究したり 解決したりする掻動を通しおグロヌバル化する囜際瀟䌚に䞻䜓的に生きる平和で 民䞻的な囜家及び瀟䌚の圢成者に必芁な公民ずしおの資質・胜力の基瀎」を育成す るこずず瀺しおいる。  地域や我が囜の歎史や䌝統ず文化を通しお瀟䌚生掻に぀いお理解するこずや倚 角的な思考や理解を通しお地域瀟䌚に察する誇りず愛情我が囜の囜土ず歎史に 察する愛情を涵 かん 逊するこずは䌝統ず文化を尊重しそれらを育んできた我が囜ず 郷土を愛するこずなどに぀ながるものである。たた囜際瀟䌚に生きる平和で民䞻 的な囜家及び瀟䌚の圢成者ずしおの自芚をもち自他の人栌を尊重し瀟䌚的矩務 や責任を重んじ公正に刀断しようずする態床や胜力などの公民ずしおの資質・胜 力の基瀎を逊うこずは䞻ずしお集団や瀟䌚ずの関わりに関する内容などず密接に 関係するものである。  次に道埳教育の芁ずしおの特別の教科である道埳以䞋「道埳科」ずいう。  の指導ずの関連を考慮する必芁がある。瀟䌚科で扱った内容や教材の䞭で適切なも
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141       内容の取扱い に぀いおの  配慮事項   のを道埳科に掻甚するこずが効果的な堎合もある。たた道埳科で取り䞊げたこ ずに関係のある内容や教材を瀟䌚科で扱う堎合には道埳科における指導の成果を 生かすように工倫するこずも考えられる。そのためにも瀟䌚科の幎間指導蚈画の 䜜成などに際しお 道埳教育の党䜓蚈画ずの関連 指導の内容及び時期等に配慮し 䞡者が盞互に効果を高め合うようにするこずが倧切である。 (1) 各孊校においおは地域の実態を生かし児童が興味・関心をもっお孊 習に取り組めるようにするずずもに芳察や芋孊聞き取りなどの調査掻動 を含む具䜓的な䜓隓を䌎う孊習やそれに基づく衚珟掻動の䞀局の充実を図る こず。たた瀟䌚的事象の特色や意味瀟䌚に芋られる課題などに぀いお 倚角的に考えたこずや遞択・刀断したこずを論理的に説明したり立堎や根 拠を明確にしお議論したりするなど蚀語掻動に関わる孊習を䞀局重芖するこ ず。  これは各孊幎の内容を取り扱う際に地域の実態を生かし児童が興味・関心 をもっお孊習に取り組めるようにするこず芳察や芋孊などの調査掻動を含む具䜓 的な䜓隓を䌎う孊習やそれに基づく衚珟掻動の䞀局の充実を図るこず考えたこず や遞択・刀断したこずを説明したり議論したりするなど蚀語掻動の䞀局の充実を図 るこずずいう䞉぀の配慮事項を瀺したものである。  地域の実態を生かし児童が興味・関心をもっお孊習に取り組めるようにするこ ずずは地域にある玠材を教材化するこず地域に孊習掻動の堎を蚭けるこず地 域の人材を積極的に掻甚するこずなどに配慮した指導蚈画を䜜成し児童が興味・ 関心をもっお楜しく孊習に取り組めるようにするこずである。  各孊校においおはたず教垫自身が各孊校の眮かれおいる地域の実態把握に努 め地域に察する理解を深めるようにする。そしお地域の玠材をどのように受け 止め地域の人々や斜蚭などからどのような協力が埗られるかに぀いお明確にする 必芁がある。それらを基に地域の玠材を教材化し地域の斜蚭を積極的に掻甚し たり地域の人々ず盎接関わっお孊んだりする孊習掻動を䜍眮付けた指導蚈画を䜜成 するこずが倧切である。  その際第孊幎及び第孊幎に぀いおは各孊校が創意工倫を生かし地域に 密着した特色ある指導蚈画を䜜成し児童が地域瀟䌚ぞの理解を䞀局深め地域瀟 䌚に察する誇りず愛情を育おるように配慮する必芁がある。第孊幎及び第孊幎  内容の取扱いに぀いおの配慮事項
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142 第章 指導蚈画の 䜜成ず内容の 取扱い においおは我が囜の囜土や産業政治歎史などに぀いおの理解を深めるこずが 目暙であり地域教材を取り䞊げた孊習にずどたるこずのないよう指導蚈画を工倫 する必芁がある。  芳察や芋孊聞き取りなどの調査掻動を含む具䜓的な䜓隓を䌎う孊習やそれに基 づく衚珟掻動の䞀局の充実を図るこずずは芳察や芋孊聞き取りなどの調査掻動 を含む具䜓的な䜓隓を䌎う孊習やそれに基づく衚珟掻動を指導蚈画に適切に䜍眮付 けお効果的に指導するこずにより具䜓的な䜓隓を䌎う孊習や衚珟掻動の䞀局の充 実を図るこずである。  具䜓的な䜓隓を䌎う孊習を指導蚈画に適切に䜍眮付けお効果的に指導するために はたず瀟䌚科ずしおのねらいを明確にするこずが必芁である。その䞊で事前・ 事埌や珟地における指導の充実を図り児童が実物や本物を盎接芋たり觊れたりす るこずを通しお瀟䌚的事象を適切に把握し具䜓的実感的に捉えるこずができる ようにするこずが倧切である。たた具䜓的な䜓隓に基づく衚珟掻動に぀いおは 芳察や芋孊聞き取りなどによっお分かったこずや考えたこずなどを適切に衚珟す る掻動を指導蚈画に効果的に䜍眮付け調べたこずを基にしお思考・刀断したこず を衚珟する力を育おるようにする必芁がある。  各孊校においおは児童の実態や発達の段階を考慮に入れ芳察や芋孊聞き取 りなどの調査掻動を含む具䜓的な䜓隓を䌎う孊習やそれに基づく衚珟掻動の䞀局の 充実を図る芳点から指導蚈画を工倫するこずが倧切である。  たた瀟䌚的事象の特色や意味瀟䌚に芋られる課題などに぀いお倚角的に考 えたこずや遞択・刀断したこずを論理的に説明したり立堎や根拠を明確にしお議 論したりするなど蚀語掻動に関わる孊習を䞀局重芖するこずずは考えたこずや遞 択・刀断したこずを説明したりそれらを基に議論したりするなど蚀語掻動を䞀局 重芖するこずである。  瀟䌚科の孊習では瀟䌚的事象に぀いお調べたこずをたずめるずずもにその特 色や意味を考えるこずが倧切である。その際孊幎の段階に応じお生産者ず消費 者情報の送り手ず受け手など耇数の立堎から倚角的に考えるようにするこずが倧 切である。  たた瀟䌚科においおは䞻暩者ずしお求められる資質・胜力を育成する芳点か ら瀟䌚に芋られる課題を把握しおその解決に向けお自分たちの行動や生掻の 仕方やこれからの瀟䌚の発展などよりよい瀟䌚の圚り方などに぀いお考えるこず も倧切である。その際考えたり遞択・刀断したりしたこずを根拠や理由を明確に しお論理的に説明したり他者の䞻匵を螏たえお議論したりするなど蚀語掻動の 䞀局の充実を図るようにするこずが倧切である。
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143       内容の取扱い に぀いおの  配慮事項   (2) 孊校図曞通や公共図曞通コンピュヌタなどを掻甚しお情報の収集や たずめなどを行うようにするこず。たた党おの孊幎においお地図垳を掻 甚するこず。  これは 各孊幎の内容を取り扱う際に 孊校図曞通や公立図曞通 コンピュヌタ 地図垳地球儀などの孊習環境や教材・教具を掻甚するように配慮するこずを瀺し たものである。  瀟䌚科の孊習においおはこれたでず同様に瀟䌚の倉化に自ら察応する資質・ 胜力の育成を図る芳点から孊び方や調べ方を倧切にし児童の䞻䜓的な孊習を䞀 局重芖するこずが必芁である。すなわち児童䞀人䞀人が自らの問題意識をもち 問題解決の芋通しを立お 必芁な情報を収集したり 収集した情報を読み取ったり 読み取った情報を分類・敎理しおたずめたりする孊習掻動を構成するこずが倧切で ある。  このような孊習を実珟しおいくには孊校図曞通などの斜蚭やコンピュヌタなど の敎備を進めおいくこずが倧切である。特に孊校図曞通がも぀読曞センタヌずしお の機胜に加え児童の孊習掻動を支揎する孊習・情報センタヌずしおの機胜をも぀ ようにしおいく必芁がある。たた䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に぀ながるよ う児童が情報通信機噚を䜿える環境を敎備しおいくこずが倧切である。  指導蚈画の䜜成に圓たっおは䟋えば児童䞀人䞀人が図曞通やコンピュヌタな どを利甚する必芁性を感じるこずができるような教材や孊習過皋を工倫・改善する こず児童䞀人䞀人が図曞通やコンピュヌタなどを掻甚し孊習問題などに぀いお 調べお考え衚珟し発信できるようにするためい぀どこの堎面でどのように図 曞通やコンピュヌタなどを掻甚するのか児童の掻動堎面を想定しおおくようにす る。  たた第孊幎から絊䞎される地図垳は地図を効果的に掻甚するこずにより 䜍眮や空間的な広がりに着目しお瀟䌚的事象を捉える芋方・考え方を逊うこずがで きる教材である。地図垳に぀いおは日垞の指導の䞭で折に觊れお地図の芋方 や地図垳の玢匕の匕き方統蚈資料の掻甚の仕方などを指導し地図垳を自由自圚 に掻甚できる知識や技胜を身に付けるようにするこずが倧切である。たた地図垳 を日垞的に掻甚し地図垳ぞの芪しみをもち問題解決のための教材ずしお効果的 に掻甚する技胜や意欲を育おるようにする。  地図垳は第孊幎から第孊幎たでの各孊幎で䜿甚されるものであるが特に 第孊幎の䜿い始めにおいおは地図垳の内容構成を理解できるようにする。  たた地図垳は瀟䌚科の孊習だけでなく他の教科等の孊習や家庭などにおい おも掻甚するこずが倧切であるこずを指導するようにする。
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144 第章 指導蚈画の 䜜成ず内容の 取扱い (3) 博物通や資料通などの斜蚭の掻甚を図るずずもに身近な地域及び囜土 の遺跡や文化財などに぀いおの調査掻動を取り入れるようにするこず。 たた 内容に関わる専門家や関係者 関係の諞機関ずの連携を図るようにするこず。  これは各孊幎の内容を取り扱う際に地域にある教育的な斜蚭の掻甚を図るず ずもに身近な地域及び囜土の遺跡や文化財などの芳察や調査などの掻動を取り入 れるように留意するこずを瀺したものである。  近幎囜や地方公共団䜓䌁業などによっお博物通やその他の斜蚭の敎備が進 められおいる。これらの諞斜蚭を積極的に掻甚しお瀟䌚科の芋孊や調査掻動を行 うこずは児童の意欲や孊習効果を高める䞊で極めお重芁なこずである。瀟䌚科の 孊習に掻甚できる博物通には歎史博物通や郷土資料通のほかに䟋えば魚や自 動車などに関する博物通氎道電気ガス原子力など資源・゚ネルギヌに関す る博物通蟲業や持業林業䌝統的な工業などの地堎産業に関する地域産業振興 センタヌなど倚様なものがある。  地域にあるこれらの斜蚭を積極的に掻甚するこずによっお児童の知的奜奇心を 高め孊習ぞの動機付けや孊習の深化を図るこずができる。たた諞感芚を通しお 実物や本物に觊れる感動を味わうこずができる。孊校での積極的な掻甚を通しお これらの斜蚭を自ら進んで利甚できるようになる。そのこずは生涯に枡っお掻甚す る態床や胜力の基瀎ずなるものである。  たた身近な地域や囜土には様々な遺跡や文化財が保存管理されおおりそ れらを芳察したり調査したりする掻動の堎を孊習のねらいを考慮しお指導蚈画 に䜍眮付けるこずも考えられる。䟋えば第孊幎での垂や人々の生掻の移り倉わ りに関する孊習や第孊幎での県内の特色ある地域の人々の生掻に関する孊習第 孊幎での我が囜の歎史孊習などでは身近な地域や囜土に残されおいる様々な遺 跡や文化財歎史博物通などを盎接蚪ねお芳察・芋孊したり調査したりする掻動を 組み入れるこずができる。このこずにより児童は䞀局具䜓的に孊習できるように なり孊習のねらいを効果的に実珟するずずもに歎史に察する興味・関心を高め るこずができる。  指導蚈画の䜜成に圓たっおは事前に斜蚭遺跡や文化財などの実情を把握する ずずもに 関係の機関や斜蚭などずの連携を綿密にずるこずが倧切である。その際 斜蚭の孊芞員や指導員などから話を聞いたり協力しお教材研究を行ったりしお指 導蚈画を䜜成する手掛かりを埗るこずも䞀぀の工倫である。たた 特別掻動の遠足 ・ 集団宿泊的行事や総合的な孊習の時間における䌝統や文化に関する孊習掻動などず の関連を指導蚈画に瀺すこずも考えられる。  このような孊習を通しお博物通や資料通地域や囜土に残されおいる遺跡や文
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145       内容の取扱い に぀いおの  配慮事項   化財などの圹割や掻甚の仕方に぀いお正しく理解させそれらに関わっおいる人々 の働きやそれらが倧切に保存管理されおいるこずの意味に぀いおも気付くように するこずが倧切である。  たた孊習内容や教材に぀いお地域の専門家や関係者関係諞機関等ず円滑 な連携・協働を図るこずも倧切である。䟋えば地域の生産や販売の仕事に関わる 人地域の歎史を研究しおいる人地域の安党や健康な生掻良奜な生掻環境を守 るための諞掻動に関わる人䌝統的な文化や自然環境など地域の資源を保護・掻甚 しおいる人食料生産や工業生産などの産業に埓事する人政治の働きに関わる関 係諞機関の人などの協力を埗お話を聞いたり掻動の様子を芋孊したり瀟䌚に 芋られる課題の解決に向けお意芋亀換をしたりするこずなどが考えられる。 その際 孊校支揎地域本郚などの掻動ず連携を図るこずも有効であるず考えられる。 (4) 児童の発達の段階を考慮し瀟䌚的事象に぀いおは児童の考えが深た るよう様々な芋解を提瀺するよう配慮し倚様な芋解のある事柄未確定な 事柄を取り䞊げる堎合には有益適切な教材に基づいお指導するずずもに 特定の事柄を匷調し過ぎたり䞀面的な芋解を十分な配慮なく取り䞊げたり するなどの偏った取扱いにより児童が倚角的に考えたり事実を客芳的に 捉え公正に刀断したりするこずを劚げるこずのないよう留意するこず。  これは各孊幎の指導においお瀟䌚的事象に぀いお倚面的に考えたり事実を 客芳的に捉え公正に刀断したりするこずのできる児童の育成を目指す際の留意点 を瀺したものである。  瀟䌚科が孊習の察象にしおいる瀟䌚的事象の捉え方はそれを捉える芳点や立堎 によっお異なるこずからこれらに぀いお䞀面的な芋解を十分な配慮なく取り䞊 げた堎合ずもするず恣意的な考えや刀断に陥る恐れがある。  ずりわけ 「倚様な芋解のある事柄未確定な事柄」に぀いおは䞀぀の意芋が 絶察的に正しく他の意芋は誀りであるず断定するこずは困難であり小孊校瀟䌚 科では孊習問題の解決に向けお䞀぀の結論を出すこず以䞊に話合いの過皋が倧切 であるこずを螏たえ取り䞊げる教材が䞀方的であったり䞀面的であったりするこ ずのないよう留意しお指導するこずにより児童が倚角的に考えたり事実を客芳 的に捉え公正に刀断したりできるようにするこずが必芁である。  たた 「有益適切な教材」である資料などに基づいお倚角的に考えるこずを重芖 しおそのよりどころずなる資料に関しおはその資料の出兞や甚途䜜成の経緯 等を含め十分に吟味した䞊で䜿甚するこずが必芁である。  このこずに関しお平成27 幎月日付け初等䞭等教育局長通知「孊校におけ
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146 第章 指導蚈画の 䜜成ず内容の 取扱い る補助教材の適正な取り扱いに぀いお」 26 文科初第1257 号に蚘されおいるよ うに諞資料を補助教材ずしお䜿甚するこずを怜蚎する際にはその内容及び取扱 いに関しお ① 教育基本法孊校教育法孊習指導芁領等の趣旚に埓っおいるこず ② その䜿甚される孊幎の児童生埒の心身の発達の段階に即しおいるこず ③ 倚様な芋方や考え方のできる事柄未確定な事柄を取り䞊げる堎合には特 定の事柄を匷調し過ぎたり䞀面的な芋解を十分な配慮なく取り䞊げたりする など特定の芋方や考え方に偏った取扱いずならないこず に十分留意するこずが必芁である。  この通知の趣旚を螏たえ各孊幎の指導においおは児童の発達の段階を考慮し お瀟䌚的事象を公正に刀断できるよう配慮するこずが倧切である。瀟䌚的事象を 公正に刀断するずは決しお独りよがりの刀断ではなく瀟䌚的事象の意味に぀い お耇数の立堎や意芋を螏たえお倚角的に考え総合的に理解した䞊で刀断するこ ずである。  これらのこずに配慮しお 「よりよい瀟䌚を考え䞻䜓的に問題解決しようずする 態床を逊うずずもに 倚角的な思考や理解を通しお 地域瀟䌚に察する誇りず愛情 地域瀟䌚の䞀員ずしおの自芚我が囜の囜土や歎史に察する愛情我が囜の将来を 担う囜民ずしおの自芚䞖界の囜々の人々ず共に生きおいくこずの倧切さに぀いお の自芚などを逊う」こずをねらう小孊校瀟䌚科の目暙が実珟できるようにするこず が倧切である。
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147       内容の取扱い に぀いおの  配慮事項  
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148 参考資料 小・䞭孊校瀟䌚科においお育成を目指す資質・胜力 知識及び技胜 思考力刀断力衚珟力等 小 å­Š æ ¡ 瀟 䌚 ・ 地域や我が囜の囜土の地理的環境珟代瀟䌚の仕組 みや働き地域や我が囜の歎史や䌝統ず文化を通し お瀟䌚生掻に぀いお理解する。 ・ 様々な資料や調査掻動を通しお情報を適切に調べた ずめる技胜を身に付けるようにする。 ・ 瀟䌚的事象の特色や盞互の関連意味を倚角 的に考えたり瀟䌚に芋られる課題を把握し おその解決に向けお瀟䌚ぞの関わり方を遞 択・刀断したりする力考えたこずや遞択・ 刀断したこずを適切に衚珟する力を逊う。  幎  身近な地域や垂区町村の地理的環境地域の安党を 守るための諞掻動や地域の産業ず消費生掻の様子地 域の様子の移り倉わりに぀いお人々の生掻ずの関連 を螏たえお理解するずずもに調査掻動地図垳や各 皮の具䜓的資料を通しお必芁な情報を調べたずめる 技胜を身に付けるようにする。  瀟䌚的事象の特色や盞互の関連意味を考 える力瀟䌚に芋られる課題を把握しおそ の解決に向けお瀟䌚ぞの関わり方を遞択・刀 断する力考えたこずや遞択・刀断したこず を衚珟する力を逊う。  幎  自分たちの郜道府県の地理的環境の特色地域の 人々の健康ず生掻環境を支える働きや自然灜害から地 域の安党を守るための諞掻動地域の䌝統ず文化や地 域の発展に尜くした先人の働きなどに぀いお人々の 生掻ずの関連を螏たえお理解するずずもに調査掻動 地図垳や各皮の具䜓的資料を通しお必芁な情報を調 べたずめる技胜を身に付けるようにする。  瀟䌚的事象の特色や盞互の関連意味を考 える力瀟䌚に芋られる課題を把握しおそ の解決に向けお瀟䌚ぞの関わり方を遞択・刀 断する力考えたこずや遞択・刀断したこず を衚珟する力を逊う。  幎  我が囜の囜土の地理的環境の特色や産業の珟状瀟 䌚の情報化ず産業の関わりに぀いお囜民生掻ずの関 連を螏たえお理解するずずもに地図垳や地球儀統 蚈などの各皮の基瀎的資料を通しお情報を適切に調 べたずめる技胜を身に付けるようにする。  瀟䌚的事象の特色や盞互の関連意味を倚 角的に考える力瀟䌚に芋られる課題を把握 しおその解決に向けお瀟䌚ぞの関わり方を 遞択・刀断する力考えたこずや遞択・刀断 したこずを説明したりそれらを基に議論し たりする力を逊う。  幎  我が囜の政治の考え方ず仕組みや働き囜家及び瀟 䌚の発展に倧きな働きをした先人の業瞟や優れた文化 遺産我が囜ず関係の深い囜の生掻やグロヌバル化す る囜際瀟䌚における我が囜の圹割に぀いお理解するず ずもに地図垳や地球儀統蚈や幎衚などの各皮の基 瀎的資料を通しお情報を適切に調べたずめる技胜を 身に付けるようにする。  瀟䌚的事象の特色や盞互の関連意味を倚 角的に考える力瀟䌚に芋られる課題を把握 しおその解決に向けお瀟䌚ぞの関わり方を 遞択・刀断する力考えたこずや遞択・刀断 したこずを説明したりそれらを基に議論し たりする力を逊う。 äž­ å­Š æ ¡ 瀟 䌚 ・ 我が囜の囜土ず歎史珟代の政治経枈囜際関係 等に関しお理解するずずもに 調査や諞資料から様々 な情報を効果的に調べたずめる技胜を身に付けるよ うにする。 ・ 瀟䌚的事象の意味や意矩特色や盞互の関連 を倚面的・倚角的に考察したり瀟䌚に芋ら れる課題の解決に向けお遞択・刀断したりす る力思考・刀断したこずを説明したりそ れらを基に議論したりする力を逊う。 地 理 的 分 野 ・ 我が囜の囜土及び䞖界の諞地域に関しお地域の諞 事象や地域的特色を理解するずずもに調査や諞資 料から地理に関する様々な情報を効果的に調べたず める技胜を身に付けるようにする。 ・ 地理に関わる事象の意味や意矩特色や盞互 の関連を䜍眮や分垃堎所人間ず自然環 境ずの盞互䟝存関係空間的盞互䟝存䜜甚 地域などに着目しお倚面的・倚角的に考察 したり地理的な課題の解決に向けお公正に 遞択・刀断したりする力思考・刀断したこ ずを説明したりそれらを基に議論したりす る力を逊う。 æ­Ž 史 的 分 野 ・ 我が囜の歎史の倧きな流れを䞖界の歎史を背景に 各時代の特色を螏たえお理解するずずもに諞資料 から歎史に関する様々な情報を効果的に調べたずめ る技胜を身に付けるようにする。 ・ 歎史に関わる事象の意味や意矩䌝統ず文化 の特色などを時期や幎代掚移比范盞 互の関連や珟圚ずの぀ながりなどに着目しお 倚面的・倚角的に考察したり歎史に芋られ る課題を把握し耇数の立堎や意芋を螏たえお 公正に遞択・刀断したりする力思考・刀断 したこずを説明したりそれらを基に議論し たりする力を逊う。 公 民 的 分 野 ・ 個人の尊厳ず人暩の尊重の意矩特に自由・暩利ず 責任・矩務ずの関係を広い芖野から正しく認識し 民䞻䞻矩民䞻政治の意矩囜民の生掻の向䞊ず経 枈掻動ずの関わり珟代の瀟䌚生掻及び囜際関係な どに぀いお個人ず瀟䌚ずの関わりを䞭心に理解を 深めるずずもに諞資料から珟代の瀟䌚的事象に関 する情報を効果的に調べたずめる技胜を身に付ける ようにする。 ・ 瀟䌚的事象の意味や意矩特色や盞互の関連 を珟代の瀟䌚生掻ず関連付けお倚面的・倚角 的に考察したり珟代瀟䌚に芋られる課題に ぀いお公正に刀断したりする力思考・刀断 したこずを説明したりそれらを基に議論し たりする力を逊う。
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149 参考資料 孊びに向かう力人間性等 ・ 瀟䌚的事象に぀いおよりよい瀟䌚を考え䞻䜓的に問題解決しようず する態床を逊う。 ・ 倚角的な思考や理解を通しお涵逊される地域瀟䌚に察する誇りず愛情 地域瀟䌚の䞀員ずしおの自芚我が囜の囜土ず歎史に察する愛情我 が囜の将来を担う囜民ずしおの自芚䞖界の囜々の人々ず共に生きお いくこずの倧切さに぀いおの自芚などを逊う。  瀟䌚的事象に぀いお 䞻䜓的に孊習の問題を解決しようずする態床や よりよい瀟䌚を考え孊習したこずを瀟䌚生掻に生かそうずする態床を逊 うずずもに思考や理解を通しお地域瀟䌚に察する誇りず愛情地域 瀟䌚の䞀員ずしおの自芚を逊う。  瀟䌚的事象に぀いお 䞻䜓的に孊習の問題を解決しようずする態床や よりよい瀟䌚を考え孊習したこずを瀟䌚生掻に生かそうずする態床を逊 うずずもに思考や理解を通しお地域瀟䌚に察する誇りず愛情地域 瀟䌚の䞀員ずしおの自芚を逊う。  瀟䌚的事象に぀いお 䞻䜓的に孊習の問題を解決しようずする態床や よりよい瀟䌚を考え孊習したこずを瀟䌚生掻に生かそうずする態床を逊 うずずもに倚角的な思考や理解を通しお我が囜の囜土に察する愛情 我が囜の産業の発展を願い我が囜の将来を担う囜民ずしおの自芚を逊 う。  瀟䌚的事象に぀いお 䞻䜓的に孊習の問題を解決しようずする態床や よりよい瀟䌚を考え孊習したこずを瀟䌚生掻に生かそうずする態床を逊 うずずもに倚角的な思考や理解を通しお我が囜の歎史や䌝統を倧切 にしお囜を愛する心情我が囜の将来を担う囜民ずしおの自芚や平和を 願う日本人ずしお䞖界の囜々の人々ず共に生きるこずの倧切さに぀いお の自芚を逊う。 ・ 瀟䌚的事象に぀いおよりよい瀟䌚の実珟を芖野に課題を䞻䜓的に解 決しようずする態床を逊うずずもに倚面的・倚角的な考察や深い理 解を通しお涵逊される我が囜の囜土や歎史に察する愛情囜民䞻暩を 担う公民ずしお自囜を愛しその平和ず繁栄を図るこずや他囜や 他囜の文化を尊重するこずの倧切さに぀いおの自芚などを深める。 ・ 日本や䞖界の地域に関わる諞事象に぀いおよりよい瀟䌚の実珟を芖 野にそこで芋られる課題を䞻䜓的に远究解決しようずする態床を逊 うずずもに倚面的・倚角的な考察や深い理解を通しお涵逊される我 が囜の囜土に察する愛情䞖界の諞地域の倚様な生掻文化を尊重しよ うずするこずの倧切さに぀いおの自芚などを深める。 ・ 歎史に関わる諞事象に぀いおよりよい瀟䌚の実珟を芖野にそこで芋 られる課題を䞻䜓的に远究解決しようずする態床を逊うずずもに 倚面的・倚角的な考察や深い理解を通しお涵逊される我が囜の歎史に 察する愛情 囜民ずしおの自芚 囜家及び瀟䌚䞊びに文化の発展や人々 の生掻の向䞊に尜くした歎史䞊の人物ず珟圚に䌝わる文化遺産を尊重 しようずするこずの倧切さに぀いおの自芚などを深め囜際協調の粟 神を逊う。 ・ 珟代の瀟䌚的事象に぀いお珟代瀟䌚に芋られる課題の解決を芖野に 䞻䜓的に瀟䌚に関わろうずする態床を逊うずずもに倚面的・倚角的 な考察や深い理解を通しお涵逊される囜民䞻暩を担う公民ずしお 自囜を愛し その平和ず繁栄を図るこずや 各囜が盞互に䞻暩を尊重し 各囜民が協力し合うこずの倧切さに぀いおの自芚などを深める。
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枠組み 地理的環境ず人々の生掻 珟代瀟䌚 察象 地 域 日 本 䞖 界 経枈 ・ 産業 小 å­Š æ ¡  幎  幎  幎  幎 äž­ å­Š æ ¡ 地 理 的 分 野 æ­Ž 史 的 分 野 公 民 的 分 野 150 参考資料 ⑮  身近な地域や垂の様子 むア 「仕事の皮類や産地の分垃」 アア 「47 郜道府県の名称ず䜍眮」 ⑵  地域に芋られる生産や販 売の仕事 ⑮  県の様子 内容の取扱い â‘¶ã‚€ 「開発産業などの事䟋 遞択 」 ③ 資源・゚ネルギヌず産業 むア「倖囜の人々の生掻の様子」 ⑮ 「情報化グロヌバル化」 ⑮ 垂堎の働きず経枈 ⑵ 囜民の生掻ず政府の圹割 ⑮ 「少子高霢化」 ⑵ 人々の健康や生掻環境を               ⑾  県内の特色ある地域の様子  ⑮ 地域調査の手法  ⑷ 地域の圚り方 小・䞭孊校瀟䌚科における内容の枠組みず察象 A ⑮ ② 日本の地域構成  ⑮ ① 䞖界の地域構成  ⑶ 日本の諞地域  ⑵ 䞖界の諞地域  ⑵ 日本の地域的特色ず   地域区分  ⑮ 䞖界各地の人々の   生掻ず環境 ⑾ 我が囜の囜土の自然環境  ず囜民生掻ずの関連 ⑵ 我が囜の蟲業や氎産業 における食料生産 ⑶ 我が囜の工業生産 ⑷ 我が囜の情報ず産業ずの  関わり ⑾ 我が囜の  囜土の自然環境ず              ⑮ 私たちが生きる珟代瀟䌚               ⑵珟代瀟䌚を捉える枠組み  私たちず経枈                                                                           ③ 産業を䞭栞ずした考察の仕方 むア「生産物の皮類や分垃」 むア「工業の盛んな地域の分垃」 ア む「自然環境に適応しお      生掻しおいるこず」 ⑮ 我が囜の囜土の様子  ず囜民生掻 むア 「䞖界の倧陞ず䞻な海掋 䞖界の䞻な囜々」
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の仕組みや働きず人々の生掻 歎史ず人々の生掻 政 治 囜際関係 地 域 日 本 䞖 界 151 参考資料 むア 「 垂圹所などの公共斜蚭 の堎所ず働き」 むむ「倖囜ずの関わり」 内容の取扱い ⑷り 「囜際化」 ⑷  垂の様子の移り倉わり ⑶  地域の安党を守る働き ⑮ 人間の尊重ず日本囜憲法 の基本的原則 ⑵ 民䞻政治ず政治参加 むむ「我が囜の囜際協力」 州ずいう地域の広がりや 地域内の結び付き ④ 亀通・通信 ⑮ 䞖界平和ず人類の犏祉の 増倧 ⑮  「文化の継承ず創造の意 矩」 地域の倉容 ⑵ 身近な地域の歎史 ⑮ 叀代たでの日本 ⑵ 䞭䞖の日本 ⑶ 近䞖の日本 ⑮ 近代の日本ず䞖界 ⑵ 珟代の日本ず䞖界 ⑮ ア  欧米諞囜における近代瀟䌚 の成立ずアゞア諞囜の動き ⑵ ア  日本の民䞻化ず冷戊䞋 の囜際瀟䌚   など ⑵ ア  歊家政治の成立ずナヌ ラシアの亀流 ⑶ ア 䞖界の動きず統䞀事業 ⑮ ア  䞖界の叀代文明や宗教 の起こり アサ 「囜際瀟䌚での重芁な圹 割」 内容の取扱い (2) オ 「圓時の䞖界ずの関わり」 地域の䌝統や歎史的な背景 を螏たえた芖点 むむ「情報を生かしお 発展する産業」 むア「工業補品の改良」 むア 「生産量の倉化」 むむ 「技術の向䞊」 むア 「茞入など倖囜ずの関 わり」 むり「貿易や運茞」 内容の取扱い⑎ ã‚€ 「公衆衛生の向䞊」 ã‚€ ア 「過去に発生した 地域の自然灜害」 ⑶  自然灜害から人々を 守る掻動 ⑷  県内の䌝統や文 化先人の働き             支える事業 内容の取扱い ⑷ ア 「囜際亀流に取り組む地域」 内容の取扱い ⑷ア 「地堎産 業䌝統的な文化遞択 」             囜民生掻ずの関連 (2) 我が囜の歎史䞊の  䞻な事象  歎史ずの察話  近䞖たでの日本ずアゞア  近珟代の日本ず䞖界             ず文化の特色             D ⑵ よりよい瀟䌚を目指しお  私たちず政治  私たちず囜際瀟䌚の  諞課題 ⑮ 我が囜の政治の働き (3) グロヌバル化する 䞖界ず日本の圹割 ⑮ 「ギリシャ ・ ロヌマの文明」 ⑮ 「垂民革呜」  「立憲囜家の 成立ず議䌚政治」  「囜民 の政治的自芚の高たり」 ⑵ 「我が囜の民䞻化ず再建 の過皋」
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152 参考資料 瀟䌚的事象等に぀いお調べたずめる技胜 技胜の䟋 情 å ± を 収 集 す る 技 胜 手 段 を 考 え お 課 題 è§£ 決 に 必 芁 な 瀟 䌚 的 事 象 等 に 関 す る 情 å ± を 収 集 す る 技 胜 【】調査掻動を通しお ○野倖調査掻動 ・ 調査の芳点数量配眮等に基づいお珟地の様子や実物を芳察し 情報を集める ・景芳のスケッチや写真撮圱等を通しお芳察し情報を集める ・地図を珟地に持っお行き珟地ずの察応関係を芳察し情報を集める ○瀟䌚調査掻動 ・ 行政機関や事業者地域䜏民等を察象に聞き取り調査アンケヌト調査 などを行い情報を集める 【】諞資料を通しお ○資料の皮類 ・ 地図様々な皮類の地図や地球儀から䜍眮関係や圢状分垃面積 蚘茉内容などの情報を集める ・幎衚から出来事やその時期掚移などの情報を集める ・統蚈衚やグラフから傟向や倉化などの情報を集める ・ 新聞図曞や文曞音声画像動画静止画 珟物資料などから様々 な情報を集める 情 å ± を 読 み 取 る 技 胜 収 集 し た 情 å ± を 瀟 䌚 的 な 芋 方 ・ 考 え 方 に 沿 っ お 読 み 取 る 技 胜 【】情報党䜓の傟向性を螏たえお ・䜍眮や分垃広がり圢状などの党䜓的な傟向を読み取る ・量やその倉化区分や移動などの党䜓的な傟向を読み取る ・ 博物通や郷土資料通等の展瀺品目の配列から展瀺テヌマの趣旚を読み 取る 【】必芁な情報を遞んで ○事実を正確に読み取る ・圢状色数皮類倧きさ名称などに関する情報を読み取る ・方䜍蚘号高さ区分などを読み取る地図 ・幎号や時期前埌関係などを読み取る幎衚 ○有甚な情報を遞んで読み取る ・孊習䞊の課題の解決に぀ながる情報を読み取る ・諞情報の䞭から目的に応じた情報を遞別しお読み取る ○信頌できる情報に぀いお読み取る 情 å ± を た ず め る 技 胜 読 み 取 っ た 情 å ± を 課 題 è§£ 決 に 向 け お た ず め る 技 胜 【】基瀎資料ずしお ・聞き取っお自分のメモにたずめる ・地図䞊にドットでたずめる ・数倀情報をグラフに転換する雚枩図など 【】分類・敎理しお ・項目やカテゎリヌなどに敎理しおたずめる ・順序や因果関係などで敎理しお幎衚にたずめる ・䜍眮や方䜍範囲などで敎理しお癜地図䞊にたずめる ・ 盞互関係を敎理しお図むメヌゞマップやフロヌチャヌトなどにたず める ・ 情報機噚を甚いおデゞタル化した情報を統合したり線集したりしお たずめる 【出兞】教育課皋郚䌚 瀟䌚・地理歎史・公民ワヌキンググルヌプにおける審議の取りたずめ平成28 幎月26 日資料 瀟䌚的事象等に぀いお調べたずめる技胜
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153 参考資料 小・䞭・高等孊校 ○その他 ・暡擬䜓隓などの䜓隓掻動を通しお人々の仕事などに関する情報を集める ・ 博物通や郷土資料通等の斜蚭孊校図曞通や公共図曞通コンピュヌタ などを掻甚しお映像読み物や玀行文旅行経隓者の䜓隓蚘など様々な 情報を集める ・ コンピュヌタや情報通信ネットワヌクなどを掻甚しお 目的に応じお様々 な情報を集める 【】情報手段の特性や情報の正しさに留意しお ・ 資料の衚題出兞幎代䜜成者などを確認しその信頌性を螏たえ぀ ぀情報を集める ・情報手段の特性に留意しお情報を集める ・情報発信者の意図発信過皋などに留意しお情報を集める 【】耇数の情報を芋比べたり結び付けたりしお ・ 異なる情報を芋比べ時期や範囲の異なる地域の様子などたり結び 付け地圢条件ず土地利甚の様子などたりしお読み取る ・ 同䞀の事象に関する異皮の資料グラフず文章などの情報を芋比べた り結び付けたりしお読み取る ・ 同皮の資料における異なる衚珟耇数の地図耇数のグラフ耇数の新 聞などを芋比べたり結び付けたりしお読み取る 【】資料の特性に留意しお ・地図の䞻題や瀺された情報の皮類を螏たえお読み取る ・歎史資料の䜜成目的䜜成時期䜜成者を螏たえお読み取る ・統蚈等の単䜍や比率を螏たえお読み取る 【】情報を受け手に向けた分かりやすさに留意しお ・効果的な圢匏でたずめる ・䞻題に沿っおたずめる ・レむアりトを工倫しおたずめる ・衚などの数倀で瀺された情報を地図等に倉換する
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154 参考資料 瀟䌚科に関係する教材や資料集等に぀いお  文郚科孊省ホヌムペヌゞ http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1394142.htmにある「各教科等に 関係する教材や資料集等のりェブサむトに぀いお」に 瀟䌚科に関係する 䟋えば 以䞋の教育内容に関する教材や資料集等のアドレスを掲茉しおおりたす。各教育内 容を指導する際の参考ずしおご利甚䞋さい。 ※ 項目名は五十音順 ・海掋に関する教育 ・金融に関する教育 ・瀟䌚保障に関する教育 ・䞻暩者教育 ・消費者教育 ・臓噚移怍に関する教育 ・租皎に関する教育 ・地理に関する教育 ・蟲業に関する教育 ・ハンセン病に関する教育 ・法に関する教育 ・攟射線に関する教育 ・マむナンバヌに関する教育 ・氎埪環に関する教育 ・薬害に関する教育 ・拉臎問題に関する教育 ・領土に関する教育 ・ワヌクルヌルに関する教育 ・その他の基瀎資料
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155 付録   付録孊校教育法斜行芏則抄 付録小孊校孊習指導芁領 第章 総則 付録小孊校孊習指導芁領 第章 第節 瀟䌚 付録䞭孊校孊習指導芁領 第章 第節 瀟䌚 付録小孊校孊習指導芁領 第章 特別の教科 道埳 付録 「道埳の内容」 の孊幎段階・孊校段階の䞀芧衚 付録幌皚園教育芁領
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156 付録 第二節 教育課皋 第 五十条 小孊校の教育課皋は囜語瀟䌚算数理科生掻音楜図画工䜜家庭 䜓育及び倖囜語の各教科以䞋本節䞭「各教科」ずいう。  特別の教科である道埳倖囜 語掻動総合的な孊習の時間䞊びに特別掻動によ぀お線成するものずする。   私立の小孊校の教育課皋を線成する堎合は前項の芏定にかかわらず宗教を加えるこ ずができる。この堎合においおは宗教をも぀お前項の特別の教科である道埳に代えるこ ずができる。 第 五十䞀条 小孊校第五十二条の二第二項に芏定する䞭孊校連携型小孊校及び第䞃十九条 の九第二項に芏定する䞭孊校䜵蚭型小孊校を陀く。 の各孊幎における各教科特別の教 科である道埳倖囜語掻動総合的な孊習の時間及び特別掻動のそれぞれの授業時数䞊び に各孊幎におけるこれらの総授業時数は別衚第䞀に定める授業時数を暙準ずする。 第 五十二条 小孊校の教育課皋に぀いおはこの節に定めるもののほか教育課皋の基準ず しお文郚科孊倧臣が別に公瀺する小孊校孊習指導芁領によるものずする。 第 五十䞉条 小孊校においおは必芁がある堎合には䞀郚の各教科に぀いおこれらを合 わせお授業を行うこずができる。 第 五十四条 児童が心身の状況によ぀お履修するこずが困難な各教科はその児童の心身の 状況に適合するように課さなければならない。 第 五十五条 小孊校の教育課皋に関しその改善に資する研究を行うため特に必芁があり か぀児童の教育䞊適切な配慮がなされおいるず文郚科孊倧臣が認める堎合においおは 文郚科孊倧臣が別に定めるずころにより第五十条第䞀項第五十䞀条䞭孊校連携型小 孊校にあ぀おは第五十二条の䞉第䞃十九条の九第二項に芏定する䞭孊校䜵蚭型小孊校に あ぀おは第䞃十九条の十二においお準甚する第䞃十九条の五第䞀項又は第五十二条の芏 定によらないこずができる。 第 五十五条の二 文郚科孊倧臣が小孊校においお圓該小孊校又は圓該小孊校が蚭眮され おいる地域の実態に照らしより効果的な教育を実斜するため圓該小孊校又は圓該地域 の特色を生かした特別の教育課皋を線成しお教育を実斜する必芁がありか぀圓該特別 の教育課皋に぀いお教育基本法平成十八幎法埋第癟二十号及び孊校教育法第䞉十条 第䞀項の芏定等に照らしお適切であり児童の教育䞊適切な配慮がなされおいるものずし お文郚科孊倧臣が定める基準を満たしおいるず認める堎合においおは文郚科孊倧臣が別 に定めるずころにより第五十条第䞀項第五十䞀条䞭孊校連携型小孊校にあ぀おは第 五十二条の䞉第䞃十九条の九第二項に芏定する䞭孊校䜵蚭型小孊校にあ぀おは第䞃十九 孊校教育法斜行芏則抄 昭和二十二幎五月二十䞉日文郚省什第十䞀号 䞀郚改正平成二十九幎䞉月䞉十䞀日文郚科孊省什第二十号     平成䞉十幎八月二十䞃日文郚科孊省什第二十䞃号 第四章 小孊校
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157 付録 条の十二においお準甚する第䞃十九条の五第䞀項又は第五十二条の芏定の党郚又は䞀郚 によらないこずができる。 第 五十六条 小孊校においお孊校生掻ぞの適応が困難であるため盞圓の期間小孊校を欠垭 し匕き続き欠垭するず認められる児童を察象ずしおその実態に配慮した特別の教育課皋 を線成しお教育を実斜する必芁があるず文郚科孊倧臣が認める堎合においおは文郚科孊 倧臣が別に定めるずころにより第五十条第䞀項第五十䞀条䞭孊校連携型小孊校にあ ぀おは第五十二条の䞉第䞃十九条の九第二項に芏定する䞭孊校䜵蚭型小孊校にあ぀おは 第䞃十九条の十二においお準甚する第䞃十九条の五第䞀項又は第五十二条の芏定によら ないこずができる。 第 五十六条の二 小孊校においお日本語に通じない児童のうち圓該児童の日本語を理解 し䜿甚する胜力に応じた特別の指導を行う必芁があるものを教育する堎合には文郚科 孊倧臣が別に定めるずころにより第五十条第䞀項第五十䞀条䞭孊校連携型小孊校に あ぀おは第五十二条の䞉第䞃十九条の九第二項に芏定する䞭孊校䜵蚭型小孊校にあ぀お は第䞃十九条の十二においお準甚する第䞃十九条の五第䞀項及び第五十二条の芏定にか かわらず特別の教育課皋によるこずができる。 第 五十六条の䞉 前条の芏定により特別の教育課皋による堎合においおは校長は児童が 蚭眮者の定めるずころにより他の小孊校矩務教育孊校の前期課皋又は特別支揎孊校の小 孊郚においお受けた授業を圓該児童の圚孊する小孊校においお受けた圓該特別の教育課 皋に係る授業ずみなすこずができる。 第 五十六条の四 小孊校においお孊霢を経過した者のうちその者の幎霢経隓又は勀劎 の状況その他の実情に応じた特別の指導を行う必芁があるものを倜間その他特別の時間 においお教育する堎合には文郚科孊倧臣が別に定めるずころにより第五十条第䞀項 第五十䞀条䞭孊校連携型小孊校にあ぀おは第五十二条の䞉第䞃十九条の九第二項に芏 定する䞭孊校䜵蚭型小孊校にあ぀おは第䞃十九条の十二においお準甚する第䞃十九条の 五第䞀項及び第五十二条の芏定にかかわらず特別の教育課皋によるこずができる。 第䞉節 孊幎及び授業日 第 六十䞀条 公立小孊校における䌑業日は次のずおりずする。ただし第䞉号に掲げる日 を陀き圓該孊校を蚭眮する地方公共団䜓の教育委員䌚公立倧孊法人の蚭眮する小孊校 にあ぀おは圓該公立倧孊法人の理事長。第䞉号においお同じ。 が必芁ず認める堎合は この限りでない。 䞀 囜民の祝日に関する法埋昭和二十䞉幎法埋第癟䞃十八号に芏定する日 二 日曜日及び土曜日 䞉 孊校教育法斜行什第二十九条第䞀項の芏定により教育委員䌚が定める日 第六十二条 私立小孊校における孊期及び䌑業日は圓該孊校の孊則で定める。
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158 付録 第 癟䞉十四条の二 校長は特別支揎孊校に圚孊する児童等に぀いお個別の教育支揎蚈画 孊校ず医療保健犏祉劎働等に関する業務を行う関係機関及び民間団䜓次項にお いお「関係機関等」ずいう。 ずの連携の䞋に行う圓該児童等に察する長期的な支揎に関 する蚈画をいう。 を䜜成しなければならない。   校長は前項の芏定により個別の教育支揎蚈画を䜜成するに圓た぀おは圓該児童等又 はその保護者の意向を螏たえ぀぀あらかじめ関係機関等ず圓該児童等の支揎に関する 必芁な情報の共有を図らなければならない。 第 癟䞉十八条 小孊校䞭孊校若しくは矩務教育孊校又は䞭等教育孊校の前期課皋におけ る特別支揎孊玚に係る教育課皋に぀いおは特に必芁がある堎合は第五十条第䞀項第 䞃十九条の六第䞀項においお準甚する堎合を含む。  第五十䞀条第五十二条第䞃十九 条の六第䞀項においお準甚する堎合を含む。  第五十二条の䞉第䞃十二条第䞃十九条 の六第二項及び第癟八条第䞀項においお準甚する堎合を含む。  第䞃十䞉条第䞃十四 条第䞃十九条の六第二項及び第癟八条第䞀項においお準甚する堎合を含む。  第䞃十四 条の䞉第䞃十六条第䞃十九条の五第䞃十九条の十二においお準甚する堎合を含む。  及び第癟䞃条第癟十䞃条においお準甚する堎合を含む。 の芏定にかかわらず特別の 教育課皋によるこずができる。 第 癟䞉十九条の二 第癟䞉十四条の二の芏定は小孊校䞭孊校若しくは矩務教育孊校又は 䞭等教育孊校の前期課皋における特別支揎孊玚の児童又は生埒に぀いお準甚する。 第 癟四十条 小孊校䞭孊校矩務教育孊校高等孊校又は䞭等教育孊校においお次の各 号のいずれかに該圓する児童又は生埒特別支揎孊玚の児童及び生埒を陀く。 のうち圓 該障害に応じた特別の指導を行う必芁があるものを教育する堎合には文郚科孊倧臣が別 に定めるずころにより第五十条第䞀項第䞃十九条の六第䞀項においお準甚する堎合を 含む。   第五十䞀条 第五十二条第䞃十九条の六第䞀項においお準甚する堎合を含む。   第五十二条の䞉第䞃十二条第䞃十九条の六第二項及び第癟八条第䞀項においお準甚す る堎合を含む。  第䞃十䞉条第䞃十四条第䞃十九条の六第二項及び第癟八条第䞀項に おいお準甚する堎合を含む。  第䞃十四条の䞉第䞃十六条第䞃十九条の五第䞃十九 条の十二においお準甚する堎合を含む。  第八十䞉条及び第八十四条第癟八条第二項に おいお準甚する堎合を含む。  䞊びに第癟䞃条 第癟十䞃条においお準甚する堎合を含む。  の芏定にかかわらず特別の教育課皋によるこずができる。 侀  蚀語障害者 二  自閉症者 侉  情緒障害者 四  匱芖者 五  難聎者 第八章 特別支揎教育
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159 付録 六  孊習障害者 䞃  泚意欠陥倚動性障害者 八   その他障害のある者でこの条の芏定により特別の教育課皋による教育を行うこずが 適圓なもの 第 癟四十䞀条 前条の芏定により特別の教育課皋による堎合においおは校長は児童又は 生埒が圓該小孊校䞭孊校矩務教育孊校高等孊校又は䞭等教育孊校の蚭眮者の定め るずころにより他の小孊校䞭孊校矩務教育孊校高等孊校䞭等教育孊校又は特別 支揎孊校の小孊郚䞭孊郚若しくは高等郚においお受けた授業を圓該小孊校䞭孊校 矩務教育孊校高等孊校又は䞭等教育孊校においお受けた圓該特別の教育課皋に係る授業 ずみなすこずができる。 第 癟四十䞀条の二 第癟䞉十四条の二の芏定は第癟四十条の芏定により特別の指導が行わ れおいる児童又は生埒に぀いお準甚する。  この省什は平成䞉十二幎四月䞀日から斜行する。 別衚第䞀第五十䞀条関係 区    分 第1孊幎 第2孊幎 第3 孊幎 第4 孊幎 第5 孊幎 第6 孊幎 各教科の 授業時数 囜 語 306 315 245 245 175 175 瀟 䌚 70 90 100 105 算 数 136 175 175 175 175 175 理 科 90 105 105 105 生 掻 102 105 音 楜 68 70 60 60 50 50 図画工䜜 68 70 60 60 50 50 å®¶ 庭 60 55 䜓 育 102 105 105 105 90 90 倖 囜 語 70 70 特別の教科である 道埳の授業時数 34 35 35 35 35 35 倖囜語掻動の授業時数 35 35 総合的な孊習の 時間の授業時数 70 70 70 70 特別掻動の授業時数 34 35 35 35 35 35 総 授 業 時 数 850 910 980 1015 1015 1015  備考   䞀 この衚の授業時数の䞀単䜍時間は四十五分ずする。   二  特別掻動の授業時数は小孊校孊習指導芁領で定める孊玚掻動孊校絊食に係るも のを陀く。 に充おるものずする。   䞉  第五十条第二項の堎合においお特別の教科である道埳のほかに宗教を加えるずき は宗教の授業時数をも぀おこの衚の特別の教科である道埳の授業時数の䞀郚に代え るこずができる。 別衚第二及び別衚第四の堎合においおも同様ずする。  附則 平成二十九幎䞉月䞉十䞀日文郚科孊省什第二十号
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160 付録   各孊校においおは教育基本法及び孊校教育法その他の法什䞊びにこの章以䞋に瀺すずころに 埓い児童の人間ずしお調和のずれた育成を目指し児童の心身の発達の段階や特性及び孊校や 地域の実態を十分考慮しお適切な教育課皋を線成するものずしこれらに掲げる目暙を達成す るよう教育を行うものずする。   孊校の教育掻動を進めるに圓たっおは各孊校においお第のに瀺す䞻䜓的・察話的で深 い孊びの実珟に向けた授業改善を通しお 創意工倫を生かした特色ある教育掻動を展開する䞭で 次の(1) から(3) たでに掲げる事項の実珟を図り 児童に生きる力を育むこずを目指すものずする。 (1) 基瀎的・基本的な知識及び技胜を確実に習埗させこれらを掻甚しお課題を解決するために 必芁な思考力刀断力衚珟力等を育むずずもに䞻䜓的に孊習に取り組む態床を逊い個性 を生かし倚様な人々ずの協働を促す教育の充実に努めるこず。その際児童の発達の段階を考 慮しお児童の蚀語掻動など孊習の基盀を぀くる掻動を充実するずずもに家庭ずの連携を 図りながら児童の孊習習慣が確立するよう配慮するこず。 (2) 道埳教育や䜓隓掻動倚様な衚珟や鑑賞の掻動等を通しお豊かな心や創造性の涵 かん 逊を目指 した教育の充実に努めるこず。 孊校における道埳教育は特別の教科である道埳以䞋「道埳科」ずいう。 を芁ずしお孊 校の教育掻動党䜓を通じお行うものであり道埳科はもずより各教科倖囜語掻動総合的 な孊習の時間及び特別掻動のそれぞれの特質に応じお児童の発達の段階を考慮しお適切な 指導を行うこず。 道埳教育は教育基本法及び孊校教育法に定められた教育の根本粟神に基づき自己の生き 方を考え䞻䜓的な刀断の䞋に行動し自立した人間ずしお他者ず共によりよく生きるための 基盀ずなる道埳性を逊うこずを目暙ずするこず。 道埳教育を進めるに圓たっおは人間尊重の粟神ず生呜に察する畏敬の念を家庭孊校そ の他瀟䌚における具䜓的な生掻の䞭に生かし豊かな心をもち䌝統ず文化を尊重しそれら を育んできた我が囜ず郷土を愛し個性豊かな文化の創造を図るずずもに平和で民䞻的な囜 家及び瀟䌚の圢成者ずしお公共の粟神を尊び瀟䌚及び囜家の発展に努め他囜を尊重し 囜際瀟䌚の平和ず発展や環境の保党に貢献し未来を拓 ひら く䞻䜓性のある日本人の育成に資するこ ずずなるよう特に留意するこず。 (3) 孊校における䜓育・健康に関する指導を児童の発達の段階を考慮しお孊校の教育掻動党 䜓を通じお適切に行うこずにより健康で安党な生掻ず豊かなスポヌツラむフの実珟を目指し た教育の充実に努めるこず。特に孊校における食育の掚進䞊びに䜓力の向䞊に関する指導 安党に関する指導及び心身の健康の保持増進に関する指導に぀いおは䜓育科家庭科及び特 別掻動の時間はもずより各教科道埳科倖囜語掻動及び総合的な孊習の時間などにおいお もそれぞれの特質に応じお適切に行うよう努めるこず。たたそれらの指導を通しお家庭や 地域瀟䌚ずの連携を図りながら日垞生掻においお適切な䜓育・健康に関する掻動の実践を促 し生涯を通じお健康・安党で掻力ある生掻を送るための基瀎が培われるよう配慮するこず。   の(1) から(3) たでに掲げる事項の実珟を図り豊かな創造性を備え持続可胜な瀟䌚の創り 手ずなるこずが期埅される児童に生きる力を育むこずを目指すに圓たっおは孊校教育党䜓䞊 びに各教科 道埳科 倖囜語掻動 総合的な孊習の時間及び特別掻動以䞋「各教科等」ずいう。 ただし第のの(2) のア及びりにおいお特別掻動に぀いおは孊玚掻動孊校絊食に係るも 第1 小孊校教育の基本ず教育課皋の圹割 小孊校孊習指導芁領 第章 総則
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161 付録 のを陀く。 に限る。 の指導を通しおどのような資質・胜力の育成を目指すのかを明確にしなが ら教育掻動の充実を図るものずする。その際児童の発達の段階や特性等を螏たえ぀぀次に 掲げるこずが偏りなく実珟できるようにするものずする。 (1) 知識及び技胜が習埗されるようにするこず。 (2) 思考力刀断力衚珟力等を育成するこず。 (3) 孊びに向かう力人間性等を涵 かん 逊するこず。   各孊校においおは児童や孊校地域の実態を適切に把握し教育の目的や目暙の実珟に必芁 な教育の内容等を教科等暪断的な芖点で組み立おおいくこず教育課皋の実斜状況を評䟡しおそ の改善を図っおいくこず教育課皋の実斜に必芁な人的又は物的な䜓制を確保するずずもにその 改善を図っおいくこずなどを通しお教育課皋に基づき組織的か぀蚈画的に各孊校の教育掻動の 質の向䞊を図っおいくこず以䞋「カリキュラム ・ マネゞメント」ずいう。 に努めるものずする。  各孊校の教育目暙ず教育課皋の線成 教育課皋の線成に圓たっおは孊校教育党䜓や各教科等における指導を通しお育成を目指す資 質・胜力を螏たえ぀぀各孊校の教育目暙を明確にするずずもに教育課皋の線成に぀いおの基 本的な方針が家庭や地域ずも共有されるよう努めるものずする。その際第章総合的な孊習の 時間の第のに基づき定められる目暙ずの関連を図るものずする。  教科等暪断的な芖点に立った資質・胜力の育成 (1) 各孊校においおは児童の発達の段階を考慮し蚀語胜力情報掻甚胜力情報モラルを含 む。  問題発芋・解決胜力等の孊習の基盀ずなる資質・胜力を育成しおいくこずができるよう 各教科等の特質を生かし教科等暪断的な芖点から教育課皋の線成を図るものずする。 (2) 各孊校においおは児童や孊校地域の実態及び児童の発達の段階を考慮し豊かな人生の 実珟や灜害等を乗り越えお次代の瀟䌚を圢成するこずに向けた珟代的な諞課題に察応しお求め られる資質・胜力を教科等暪断的な芖点で育成しおいくこずができるよう各孊校の特色を 生かした教育課皋の線成を図るものずする。  教育課皋の線成における共通的事項 (1) 内容等の取扱い ア 第章以䞋に瀺す各教科道埳科倖囜語掻動及び特別掻動の内容に関する事項は特に 瀺す堎合を陀きいずれの孊校においおも取り扱わなければならない。 む 孊校においお特に必芁がある堎合には第章以䞋に瀺しおいない内容を加えお指導する こずができる。たた第章以䞋に瀺す内容の取扱いのうち内容の範囲や皋床等を瀺す事項 は党おの児童に察しお指導するものずする内容の範囲や皋床等を瀺したものであり孊校 においお特に必芁がある堎合にはこの事項にかかわらず加えお指導するこずができる。た だしこれらの堎合には第章以䞋に瀺す各教科道埳科倖囜語掻動及び特別掻動の目 暙や内容の趣旚を逞脱したり児童の負担過重ずなったりするこずのないようにしなければ ならない。 り 第章以䞋に瀺す各教科 道埳科 倖囜語掻動及び特別掻動の内容に掲げる事項の順序は 特に瀺す堎合を陀き指導の順序を瀺すものではないので孊校においおはその取扱いに ぀いお適切な工倫を加えるものずする。 ゚ 孊幎の内容を孊幎たずめお瀺した教科及び倖囜語掻動の内容は孊幎間かけお指導す る事項を瀺したものである。各孊校においおはこれらの事項を児童や孊校地域の実態に 応じ孊幎間を芋通しお蚈画的に指導するこずずし特に瀺す堎合を陀きいずれかの孊 第 教育課皋の線成
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162 付録 幎に分けお又はいずれの孊幎においおも指導するものずする。 オ 孊校においお以䞊の孊幎の児童で線制する孊玚に぀いお特に必芁がある堎合には各教 科及び道埳科の目暙の達成に支障のない範囲内で各教科及び道埳科の目暙及び内容に぀い お孊幎別の順序によらないこずができる。 カ 道埳科を芁ずしお孊校の教育掻動党䜓を通じお行う道埳教育の内容は第章特別の教科 道埳の第に瀺す内容ずしその実斜に圓たっおは第に瀺す道埳教育に関する配慮事項 を螏たえるものずする。 (2) 授業時数等の取扱い ア 各教科等の授業は幎間35 週第孊幎に぀いおは34 週以䞊にわたっお行うよう蚈画 し週圓たりの授業時数が児童の負担過重にならないようにするものずする。ただし各教 科等や孊習掻動の特質に応じ効果的な堎合には倏季冬季孊幎末等の䌑業日の期間に授 業日を蚭定する堎合を含めこれらの授業を特定の期間に行うこずができる。 む 特別掻動の授業のうち児童䌚掻動クラブ掻動及び孊校行事に぀いおはそれらの内容 に応じ幎間孊期ごず月ごずなどに適切な授業時数を充おるものずする。 り 各孊校の時間割に぀いおは次の事項を螏たえ適切に線成するものずする。 ア 各教科等のそれぞれの授業の単䜍時間は各孊校においお各教科等の幎間授業時数 を確保し぀぀児童の発達の段階及び各教科等や孊習掻動の特質を考慮しお適切に定める こず。 む 各教科等の特質に応じ10 分から15 分皋床の短い時間を掻甚しお特定の教科等の指導 を行う堎合においお教垫が単元や題材など内容や時間のたずたりを芋通した䞭でそ の指導内容の決定や指導の成果の把握ず掻甚等を責任をもっお行う䜓制が敎備されおいる ずきはその時間を圓該教科等の幎間授業時数に含めるこずができるこず。 り 絊食䌑憩などの時間に぀いおは各孊校においお工倫を加え適切に定めるこず。 ゚ 各孊校においお児童や孊校地域の実態各教科等や孊習掻動の特質等に応じお創 意工倫を生かした時間割を匟力的に線成できるこず。 ゚ 総合的な孊習の時間における孊習掻動により特別掻動の孊校行事に掲げる各行事の実斜 ず同様の成果が期埅できる堎合においおは総合的な孊習の時間における孊習掻動をもっお 盞圓する特別掻動の孊校行事に掲げる各行事の実斜に替えるこずができる。 (3) 指導蚈画の䜜成等に圓たっおの配慮事項 各孊校においおは次の事項に配慮しながら孊校の創意工倫を生かし党䜓ずしお調和 のずれた具䜓的な指導蚈画を䜜成するものずする。 ア 各教科等の指導内容に぀いおは(1) のアを螏たえ぀぀単元や題材など内容や時間のた ずたりを芋通しながらそのたずめ方や重点の眮き方に適切な工倫を加え第のに瀺す 䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を通しお資質・胜力を育む効果的な指導 ができるようにするこず。 む 各教科等及び各孊幎盞互間の関連を図り 系統的 発展的な指導ができるようにするこず。 り 孊幎の内容を孊幎たずめお瀺した教科及び倖囜語掻動に぀いおは圓該孊幎間を芋通し お児童や孊校地域の実態に応じ児童の発達の段階を考慮し぀぀効果的段階的に指 導するようにするこず。 ゚ 児童の実態等を考慮し指導の効果を高めるため児童の発達の段階や指導内容の関連性 等を螏たえ぀぀合科的・関連的な指導を進めるこず。  孊校段階等間の接続 教育課皋の線成に圓たっおは次の事項に配慮しながら孊校段階等間の接続を図るものずす る。
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163 付録 (1) 幌児期の終わりたでに育っおほしい姿を螏たえた指導を工倫するこずにより幌皚園教育芁 領等に基づく幌児期の教育を通しお育たれた資質・胜力を螏たえお教育掻動を実斜し児童が 䞻䜓的に自己を発揮しながら孊びに向かうこずが可胜ずなるようにするこず。 たた䜎孊幎における教育党䜓においお䟋えば生掻科においお育成する自立し生掻を豊か にしおいくための資質・胜力が他教科等の孊習においおも生かされるようにするなど教科 等間の関連を積極的に図り幌児期の教育及び䞭孊幎以降の教育ずの円滑な接続が図られるよ う工倫するこず。特に小孊校入孊圓初においおは幌児期においお自発的な掻動ずしおの遊 びを通しお育たれおきたこずが各教科等における孊習に円滑に接続されるよう生掻科を䞭 心に合科的・関連的な指導や匟力的な時間割の蚭定など指導の工倫や指導蚈画の䜜成を行 うこず。 (2) 䞭孊校孊習指導芁領及び高等孊校孊習指導芁領を螏たえ䞭孊校教育及びその埌の教育ずの 円滑な接続が図られるよう工倫するこず。特に矩務教育孊校䞭孊校連携型小孊校及び䞭孊 校䜵蚭型小孊校においおは矩務教育幎間を芋通した蚈画的か぀継続的な教育課皋を線成す るこず。  䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善 各教科等の指導に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 (1) 第のの(1) から(3) たでに瀺すこずが偏りなく実珟されるよう単元や題材など内容や 時間のたずたりを芋通しながら児童の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を 行うこず。 特に各教科等においお身に付けた知識及び技胜を掻甚したり思考力刀断力衚珟力等 や孊びに向かう力人間性等を発揮させたりしお孊習の察象ずなる物事を捉え思考するこず により各教科等の特質に応じた物事を捉える芖点や考え方以䞋「芋方・考え方」ずいう。  が鍛えられおいくこずに留意し児童が各教科等の特質に応じた芋方 ・ 考え方を働かせながら 知識を盞互に関連付けおより深く理解したり情報を粟査しお考えを圢成したり問題を芋い だしお解決策を考えたり思いや考えを基に創造したりするこずに向かう過皋を重芖した孊習 の充実を図るこず。 (2) 第のの(1) に瀺す蚀語胜力の育成を図るため各孊校においお必芁な蚀語環境を敎える ずずもに囜語科を芁ずし぀぀各教科等の特質に応じお児童の蚀語掻動を充実するこず。あ わせお(7) に瀺すずおり読曞掻動を充実するこず。 (3) 第のの(1) に瀺す情報掻甚胜力の育成を図るため各孊校においおコンピュヌタや情 報通信ネットワヌクなどの情報手段を掻甚するために必芁な環境を敎えこれらを適切に掻甚 した孊習掻動の充実を図るこず。たた各皮の統蚈資料や新聞芖聎芚教材や教育機噚などの 教材・教具の適切な掻甚を図るこず。 あわせお各教科等の特質に応じお次の孊習掻動を蚈画的に実斜するこず。 ア 児童がコンピュヌタで文字を入力するなどの孊習の基盀ずしお必芁ずなる情報手段の基本 的な操䜜を習埗するための孊習掻動 む 児童がプログラミングを䜓隓しながらコンピュヌタに意図した凊理を行わせるために必 芁な論理的思考力を身に付けるための孊習掻動 (4) 児童が孊習の芋通しを立おたり孊習したこずを振り返ったりする掻動を蚈画的に取り入れ るように工倫するこず。 (5) 児童が生呜の有限性や自然の倧切さ䞻䜓的に挑戊しおみるこずや倚様な他者ず協働するこ 第 教育課皋の実斜ず孊習評䟡
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164 付録 ずの重芁性などを実感しながら理解するこずができるよう各教科等の特質に応じた䜓隓掻動 を重芖し家庭や地域瀟䌚ず連携し぀぀䜓系的・継続的に実斜できるよう工倫するこず。 (6) 児童が自ら孊習課題や孊習掻動を遞択する機䌚を蚭けるなど児童の興味・関心を生かした 自䞻的自発的な孊習が促されるよう工倫するこず。 (7) 孊校図曞通を蚈画的に利甚しその機胜の掻甚を図り児童の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実 珟に向けた授業改善に生かすずずもに児童の自䞻的自発的な孊習掻動や読曞掻動を充実す るこず。たた地域の図曞通や博物通矎術通劇堎音楜堂等の斜蚭の掻甚を積極的に図り 資料を掻甚した情報の収集や鑑賞等の孊習掻動を充実するこず。  孊習評䟡の充実 孊習評䟡の実斜に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 (1) 児童のよい点や進歩の状況などを積極的に評䟡し孊習したこずの意矩や䟡倀を実感できる ようにするこず。たた各教科等の目暙の実珟に向けた孊習状況を把握する芳点から単元や 題材など内容や時間のたずたりを芋通しながら評䟡の堎面や方法を工倫しお孊習の過皋や成 果を評䟡し指導の改善や孊習意欲の向䞊を図り資質 ・ 胜力の育成に生かすようにするこず。 (2) 創意工倫の䞭で孊習評䟡の劥圓性や信頌性が高められるよう組織的か぀蚈画的な取組を掚 進するずずもに孊幎や孊校段階を越えお児童の孊習の成果が円滑に接続されるように工倫す るこず。  児童の発達を支える指導の充実 教育課皋の線成及び実斜に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 (1) 孊習や生掻の基盀ずしお教垫ず児童ずの信頌関係及び児童盞互のよりよい人間関係を育お るため日頃から孊玚経営の充実を図るこず。たた䞻に集団の堎面で必芁な指導や揎助を行 うガむダンスず個々の児童の倚様な実態を螏たえ䞀人䞀人が抱える課題に個別に察応した 指導を行うカりンセリングの双方により児童の発達を支揎するこず。 あわせお小孊校の䜎孊幎䞭孊幎高孊幎の孊幎の時期の特長を生かした指導の工倫を行 うこず。 (2) 児童が自己の存圚感を実感しながらよりよい人間関係を圢成し有意矩で充実した孊校 生掻を送る䞭で珟圚及び将来における自己実珟を図っおいくこずができるよう児童理解を 深め孊習指導ず関連付けながら生埒指導の充実を図るこず。 (3) 児童が孊ぶこずず自己の将来ずの぀ながりを芋通しながら瀟䌚的・職業的自立に向けお 必芁な基盀ずなる資質・胜力を身に付けおいくこずができるよう特別掻動を芁ずし぀぀各教 科等の特質に応じおキャリア教育の充実を図るこず。 (4) 児童が基瀎的・基本的な知識及び技胜の習埗も含め孊習内容を確実に身に付けるこずが できるよう児童や孊校の実態に応じ個別孊習やグルヌプ別孊習繰り返し孊習孊習内容 の習熟の皋床に応じた孊習児童の興味・関心等に応じた課題孊習補充的な孊習や発展的な 孊習などの孊習掻動を取り入れるこずや教垫間の協力による指導䜓制を確保するこずなど 指導方法や指導䜓制の工倫改善により個に応じた指導の充実を図るこず。その際第の の(3) に瀺す情報手段や教材・教具の掻甚を図るこず。  特別な配慮を必芁ずする児童ぞの指導 (1) 障害のある児童などぞの指導 ア 障害のある児童などに぀いおは特別支揎孊校等の助蚀又は揎助を掻甚し぀぀個々の児 童の障害の状態等に応じた指導内容や指導方法の工倫を組織的か぀蚈画的に行うものずす 第 児童の発達の支揎
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165 付録 る。 む 特別支揎孊玚においお実斜する特別の教育課皋に぀いおは次のずおり線成するものずす る。 ア 障害による孊習䞊又は生掻䞊の困難を克服し自立を図るため特別支揎孊校小孊郚・䞭 孊郚孊習指導芁領第章に瀺す自立掻動を取り入れるこず。 む 児童の障害の皋床や孊玚の実態等を考慮の䞊各教科の目暙や内容を䞋孊幎の教科の目 暙や内容に替えたり各教科を知的障害者である児童に察する教育を行う特別支揎孊校 の各教科に替えたりするなどしお実態に応じた教育課皋を線成するこず。 り 障害のある児童に察しお通玚による指導を行い特別の教育課皋を線成する堎合には 特別支揎孊校小孊郚・䞭孊郚孊習指導芁領第章に瀺す自立掻動の内容を参考ずし具䜓的 な目暙や内容を定め指導を行うものずする。その際効果的な指導が行われるよう各教 科等ず通玚による指導ずの関連を図るなど教垫間の連携に努めるものずする。 ゚ 障害のある児童などに぀いおは家庭地域及び医療や犏祉保健劎働等の業務を行う 関係機関ずの連携を図り長期的な芖点で児童ぞの教育的支揎を行うために個別の教育支 揎蚈画を䜜成し掻甚するこずに努めるずずもに各教科等の指導に圓たっお個々の児童の 実態を的確に把握し個別の指導蚈画を䜜成し掻甚するこずに努めるものずする。特に特 別支揎孊玚に圚籍する児童や通玚による指導を受ける児童に぀いおは個々の児童の実態を 的確に把握し個別の教育支揎蚈画や個別の指導蚈画を䜜成し効果的に掻甚するものずす る。 (2) 海倖から垰囜した児童などの孊校生掻ぞの適応や日本語の習埗に困難のある児童に察する 日本語指導 ア 海倖から垰囜した児童などに぀いおは孊校生掻ぞの適応を図るずずもに倖囜における 生掻経隓を生かすなどの適切な指導を行うものずする。 む 日本語の習埗に困難のある児童に぀いおは個々の児童の実態に応じた指導内容や指導方 法の工倫を組織的か぀蚈画的に行うものずする。特に通玚による日本語指導に぀いおは 教垫間の連携に努め指導に぀いおの蚈画を個別に䜜成するこずなどにより効果的な指導 に努めるものずする。 (3) 䞍登校児童ぞの配慮 ア 䞍登校児童に぀いおは保護者や関係機関ず連携を図り心理や犏祉の専門家の助蚀又は 揎助を埗ながら瀟䌚的自立を目指す芳点から個々の児童の実態に応じた情報の提䟛その 他の必芁な支揎を行うものずする。 む 盞圓の期間小孊校を欠垭し匕き続き欠垭するず認められる児童を察象ずしお文郚科孊倧 臣が認める特別の教育課皋を線成する堎合には児童の実態に配慮した教育課皋を線成する ずずもに個別孊習やグルヌプ別孊習など指導方法や指導䜓制の工倫改善に努めるものずす る。  教育課皋の改善ず孊校評䟡等 ア 各孊校においおは校長の方針の䞋に校務分掌に基づき教職員が適切に圹割を分担し぀ ぀盞互に連携しながら各孊校の特色を生かしたカリキュラム・マネゞメントを行うよう 努めるものずする。たた各孊校が行う孊校評䟡に぀いおは教育課皋の線成実斜改善 が教育掻動や孊校運営の䞭栞ずなるこずを螏たえカリキュラム・マネゞメントず関連付け ながら実斜するよう留意するものずする。 第 孊校運営䞊の留意事項
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166 付録 む 教育課皋の線成及び実斜に圓たっおは孊校保健蚈画孊校安党蚈画食に関する指導の 党䜓蚈画いじめの防止等のための察策に関する基本的な方針など各分野における孊校の 党䜓蚈画等ず関連付けながら効果的な指導が行われるように留意するものずする。  家庭や地域瀟䌚ずの連携及び協働ず孊校間の連携 教育課皋の線成及び実斜に圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 ア 孊校がその目的を達成するため孊校や地域の実態等に応じ教育掻動の実斜に必芁な人 的又は物的な䜓制を家庭や地域の人々の協力を埗ながら敎えるなど家庭や地域瀟䌚ずの連 携及び協働を深めるこず。たた高霢者や異幎霢の子䟛など地域における䞖代を越えた亀 流の機䌚を蚭けるこず。 む 他の小孊校や幌皚園認定こども園保育所䞭孊校高等孊校特別支揎孊校などず の間の連携や亀流を図るずずもに障害のある幌児児童生埒ずの亀流及び共同孊習の機䌚を 蚭け共に尊重し合いながら協働しお生掻しおいく態床を育むようにするこず。 道埳教育を進めるに圓たっおは道埳教育の特質を螏たえ前項たでに瀺す事項に加え次の 事項に配慮するものずする。   各孊校においおは第のの(2) に瀺す道埳教育の目暙を螏たえ道埳教育の党䜓蚈画を䜜 成し 校長の方針の䞋に 道埳教育の掚進を䞻に担圓する教垫 以䞋 「道埳教育掚進教垫」 ずいう。  を䞭心に 党教垫が協力しお道埳教育を展開するこず。なお 道埳教育の党䜓蚈画の䜜成に圓たっ おは児童や孊校地域の実態を考慮しお孊校の道埳教育の重点目暙を蚭定するずずもに道 埳科の指導方針第章特別の教科道埳の第に瀺す内容ずの関連を螏たえた各教科倖囜語掻 動総合的な孊習の時間及び特別掻動における指導の内容及び時期䞊びに家庭や地域瀟䌚ずの連 携の方法を瀺すこず。   各孊校においおは児童の発達の段階や特性等を螏たえ指導内容の重点化を図るこず。その 際各孊幎を通じお自立心や自埋性生呜を尊重する心や他者を思いやる心を育おるこずに留 意するこず。たた各孊幎段階においおは次の事項に留意するこず。 (1) 第孊幎及び第孊幎においおは挚拶などの基本的な生掻習慣を身に付けるこず善悪を 刀断ししおはならないこずをしないこず瀟䌚生掻䞊のきたりを守るこず。 (2) 第孊幎及び第孊幎においおは善悪を刀断し正しいず刀断したこずを行うこず身近 な人々ず協力し助け合うこず集団や瀟䌚のきたりを守るこず。 (3) 第孊幎及び第孊幎においおは盞手の考え方や立堎を理解しお支え合うこず法やきた りの意矩を理解しお進んで守るこず集団生掻の充実に努めるこず䌝統ず文化を尊重しそ れらを育んできた我が囜ず郷土を愛するずずもに他囜を尊重するこず。   孊校や孊玚内の人間関係や環境を敎えるずずもに集団宿泊掻動やボランティア掻動自然䜓 隓掻動地域の行事ぞの参加などの豊かな䜓隓を充実するこず。たた道埳教育の指導内容が 児童の日垞生掻に生かされるようにするこず。その際いじめの防止や安党の確保等にも資する こずずなるよう留意するこず。   孊校の道埳教育の党䜓蚈画や道埳教育に関する諞掻動などの情報を積極的に公衚したり道埳 教育の充実のために家庭や地域の人々の積極的な参加や協力を埗たりするなど家庭や地域瀟䌚 ずの共通理解を深め盞互の連携を図るこず。 第 道埳教育に関する配慮事é