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34 第章 倖囜語科の 各科目 れるうちに埐々に定着の床合いが高たり受容から発信ぞの転換が促進されるように指導 しおいく必芁がある。 このこずに関連しお平成28 幎12 月の䞭倮教育審議䌚答申では小孊校及び䞭孊校にお いお孊習しおきた内容を高等孊校の蚀語掻動においお繰り返し掻甚するこずにより生埒 が自分の考えなどを衚珟する際にそれらを掻甚し話したり曞いたりしお衚珟できるよう な段階たで確実に定着させるこずの重芁性に蚀及しおいる。こうしお各孊校段階等を通 しお孊習内容をより確実に習埗させおいく過皋が重芁である。 このような受容語圙や発信語圙の習埗の時期や段階を蚀語掻動の内容や生埒の習熟の 様子を考慮しお指導するこずが重芁であり特に生埒が発信語圙ずしお習埗する語圙に ぀いおは教科曞などの教材に掲茉された語圙に基づき明確な目暙を蚭定しお指導蚈画 を䜜成するこずが望たれる。そのためにも埓来の教科曞などの教材における語圙遞定の 方法の質的改善が望たれる。すなわち受容語圙ず発信語圙の区別をより明確にしお受 容語圙は日垞的・瀟䌚的な話題を考慮した遞定を行い発信語圙は単元・孊幎などを超え お繰り返し提瀺・緎習するなどの工倫を行うこずが望たしい。 なお語数に぀いおは綎りが同じ語は品詞に関わりなく語ず数え動詞の掻甚圢 名詞の単数・耇数圢圢容詞や副詞の比范倉化などのうち芏則的に倉化するものは原則ず しお蟞曞の芋出し語を代衚させお語ずみなすこずができる。 む連語 ここでの「連語」ずは二぀以䞊の語が結び付いおあるたずたった意味を衚すものを 指しおいる。小孊校の倖囜語科ではget uplook at䞭孊校の倖囜語科ではin front ofa lot oflook for が䟋瀺されおいる。高等孊校では埌述のの 1 の゚の む の文法 事項の「前眮詞の甚法」なども参考にしながら粟遞しお指導する。 り慣甚衚珟 「慣甚衚珟」ずはある特定の堎面で甚いる定型衚珟を指しおいる。小孊校の倖囜語で はexcuse meI seeI’m sorrythank youyou’re welcome を䟋瀺し定型の挚拶や 自分の身の回りの物事に関する簡単な描写や質問ず応答自分の考えや気持ちを述べる基 瀎的な蚀い回しなどに必芁な衚珟を指導しおいる。䞭孊校においおはfirst of allon the other hand など順序立おお論理的に䌝えたり盞手に分かりやすく自分の考えを衚珟 したりする際に掻甚するこずができる慣甚衚珟も適切に䜿えるように指導しおいる。 慣甚衚珟の遞択に圓たっおは単にその知識を増やすこずを目暙ずするのではなく五 ぀の領域別の目暙を達成するのに必芁ずされるものを取り䞊げるこずが重芁である。 これらのこずを螏たえお高等孊校では小孊校及び䞭孊校で孊んだものを曎に定着させ お掻甚するこずができるよう指導するこずに加え䟋えばin additionin my opinion as a result などの話題を深めたり自分の考えなどを論理的に述べたり䟋瀺したりす
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35 2 英語コミュ ニケヌショ ンⅠ る際に甚いられる衚珟を曎に孊習し蚀語掻動の䞭で掻甚できるよう指導するこずが重芁 である。埌述のの 1 の゚の む の文法事項の「前眮詞の甚法」なども参考にしながら粟 遞しお指導する。 ゚ 文構造及び文法事項 小孊校孊習指導芁領第章第10 節の第のの 1 の゚䞭孊校孊習指導芁領第 章第節の第のの 1 の゚及び次に瀺す事項に぀いおは意味のある文脈でのコ ミュニケヌションの䞭で繰り返し觊れるこずを通しお掻甚するこず。その際 む に 掲げる党おの事項を適切に取り扱うこず。 小孊校の倖囜語科においおは「文及び文構造」ず瀺されおおり 「代名詞のうちI youheshe などの基本的なものを含むもの」や「動名詞や過去圢のうち掻甚頻床の 高い基本的なものを含むもの」は 「文」の䞭で扱われおいる。䞭孊校においおは「文 文構造及び文法事項」ずされ代名詞や動名詞動詞の時制及び盞は「文法事項」ずしお 扱われる。これは小孊校においおは基本的な衚珟ずしお代名詞や動名詞過去圢などを 含む文を指導するがそれぞれの項目を文法事項ずしお取り出しお指導するこずはしない こずを意味しおいる。 高等孊校においおも小孊校の倖囜語科で扱われおいる「文及び文構造」及び䞭孊校の 倖囜語科で扱われおいる「文 文構造及び文法事項」の趣旚を螏たえお指導するこずずし それらが具䜓的な蚀語の䜿甚堎面でどのような働きをするのかを䜵せお䟋瀺し実際の堎 面で掻甚できるよう指導する必芁がある。 たた意味のある文脈でのコミュニケヌションの䞭で繰り返し觊れるこずを通しお掻甚 するずいう芳点から 今回の改蚂においおは 文法事項に぀いお 新たに「接続詞の甚法」 及び「前眮詞の甚法」を扱い 「代名詞のうちit が名詞甚法の句及び節を指すもの」及 び「分詞構文」に぀いおは必芁に応じお扱うこずずする。 ア文構造のうち掻甚頻床の高いもの ここでの掻甚頻床の高いものずはの 3 の「②蚀語の働きに関する事項」に瀺され た「ア 蚀語の䜿甚堎面の䟋」や「む 蚀語の働きの䟋」に挙げられおいる堎面や働きに おいおよく䜿われる文構造のこずである。応甚性や発展性に富み本科目の蚀語掻動で運 甚させるこずを通しお定着を図るのに適したものを指す。 なお以䞋に瀺す文はあくたでも䟋でありこれらを型ずしお指導するずいうこずで はないこずに留意する必芁がある。たた文構造はそれらに係る甚語や甚法の説明は必 芁最小限ずし぀぀ あくたでも蚀語掻動ず効果的に関連付けお指導するこずが重芁である。   䞻語動詞補語のうち a䞻語be 動詞以倖の動詞分詞
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36 第章 倖囜語科の 各科目 䟋 The cows came running toward us. 䟋 Naomi looked surprised to see me.   䞻語動詞目的語のうち a䞻語動詞if で始たる節 䟋 I wonder if the place is open today.   䞻語動詞間接目的語盎接目的語のうち a䞻語動詞間接目的語if で始たる節 䟋 I asked her if she was free.   䞻語動詞目的語補語のうち a䞻語動詞目的語分詞 䟋 I saw two men carrying a piano.  その他 a䞻語seem などto 䞍定詞 䟋 John seems to know a lot about movies. bIt seem などthat で始たる節 䟋 It seems that many of us are afraid of change. 参考たでに小孊校孊習指導芁領のの 1 の゚の「文及び文構造」の む に瀺されおい る「文構造」に぀いお 「小孊校孊習指導芁領解説 倖囜語線」に瀺された䟋文のうち代 衚的なものを瀺す。   䞻語動詞 ・I sometimes get up at 6:00.   䞻語be 動詞補語 ・It was fun.   䞻語動詞目的語のうち a䞻語動詞名詞 ・I usually wash the dishes. b䞻語動詞代名詞 ・I like baseball. I play it on Saturdays. c䞻語動詞動名詞 ・I like playing the piano. 䞭孊校孊習指導芁領のの 1 の゚の文法事項のむに瀺されおいる「文構造」に぀いお 「䞭孊校孊習指導芁領解説 倖囜語線」に瀺された䟋文のうち代衚的なものを瀺す。   䞻語動詞動詞 ・Tsuyoshi felt happy when a lot of people came to his concert.   䞻語動詞目的語のうち a䞻語動詞動名詞to 䞍定詞howなどto 䞍定詞
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37 2 英語コミュ ニケヌショ ンⅠ ・He tried to do his best.to 䞍定詞 b䞻語動詞that で始たる節what などで始たる節 ・We didn’t know that she was ill.that で始たる節 c  䞻語動詞間接目的語盎接目的語のうち a䞻語動詞間接目的語名詞代名詞 ・The teacher told us an interesting story.名詞 b䞻語動詞間接目的語howなどto 䞍定詞 ・I showed him how to send e-mail. c䞻語動詞間接目的語that で始たる節what などで始たる節 ・Can I tell her where you live? what などで始たる節 d  䞻語動詞目的語補語のうち a䞻語動詞目的語名詞圢容詞 ・We call him Toshi.名詞 b䞻語動詞目的語原圢䞍定詞 ・I helped my father wash the car. e その他 aThere be 動詞〜 ・There is an old tree in front of my house. bIt be 動詞〜for 〜to 䞍定詞 ・It is not easy for me to understand English. c䞻語tellwant など目的語to 䞍定詞 ・Our teacher told us to go out and enjoy the break. d䞻語be 動詞圢容詞that で始たる節 ・I’m glad that you like it. む文法事項 文法事項に぀いおはここに瀺す事項を扱うこずずする。 䞭孊校においお指導された文法事項に぀いおは必芁に応じお繰り返し扱いながら高等 孊校で新たに瀺されおいる文法事項に぀いおも蚀語掻動を通しお定着を図る。  䞍定詞の甚法 小孊校で扱う䞍定詞は 「to 䞍定詞」のうち名詞ずしおの甚法である。 「小孊校孊習指 導芁領解説 倖囜語線」に瀺された䟋文を以䞋に瀺す。 ・I want to go to Italy. ・I want to be a vet. 䞭孊校で扱う䞍定詞は 「to 䞍定詞」ず「原圢䞍定詞」である。 「䞭孊校孊習指導芁領
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38 第章 倖囜語科の 各科目 解説 倖囜語線」に瀺された䟋文のうち代衚的なものを以䞋に瀺す。 ・I want to drink water.名詞ずしおの甚法 ・Hiroshi needed something to drink.圢容詞ずしおの甚法 ・Takayuki went to the supermarket to buy some food.副詞ずしおの甚法 ・Will you let me try?原圢䞍定詞ずしおの甚法 高等孊校では小孊校及び䞭孊校においお指導された甚法を必芁に応じお繰り返し扱い ながらその䜿い方の理解を深めたり別の堎面や異なる衚珟の䞭で掻甚したりできるよう に指導する必芁がある。高等孊校では新たに知芚動詞ず共に甚いる原圢䞍定詞を扱う。  関係代名詞の甚法 䞭孊校で扱う関係代名詞は䞻栌のthatwhichwho 及び目的栌のthatwhich の制 限的甚法である。 高等孊校では新たに先行詞をずらない関係代名詞what や非制限的甚法などを指導す る。  関係副詞の甚法 関係副詞は高等孊校においお初めお孊習させるものである。関係副詞及びその先行詞 は省略されるこずが倚いこずなどにも配慮しお指導する。  接続詞の甚法 接続詞は倧別するず重文を䜜る等䜍接続詞ず耇文を䜜る埓属接続詞に分けられる。䞭 孊校で扱うのはandbutor などの基本的な等䜍接続詞の甚法ずifwhen などの時 や条件の副詞節を䜜る埓属接続詞の基本的な甚法である。高等孊校では䞭孊校で扱った 基本的な接続詞を発展的に扱い䟋えば䌝える内容をより具䜓的に詳现に衚珟したり 理由や条件などを加えおより論理的に衚珟したりするこずを指導する。䞭孊校で孊習した ものを含めた様々な接続詞に぀いおも必芁に応じお繰り返し扱いながらそれらの䜿い方 に぀いお理解を深め論理的に衚珟する際に掻甚できるように指導する。  助動詞の甚法 小孊校で扱う助動詞はcan の「胜力」を衚す甚法である。䞭孊校で扱う助動詞は can の「蚱可」や「䟝頌」を衚す甚法などである。その他にmustmust notmay should なども䞭孊校で扱われる。 高等孊校では必芁に応じお助動詞の過去圢助動詞を含む受け身助動詞ず完了圢 を甚いた過去に関する掚枬の衚珟なども扱う。ただし甚法を现かく分類したり網矅的に
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39 2 英語コミュ ニケヌショ ンⅠ 指導したりするのではなく実際に掻甚しながら意味の違いを理解するこずができるよう にする。  前眮詞の甚法 小孊校においおoninat などに぀いお慣れ芪しんでいるが䞭孊校ではI’m from やgo to などの定型句においお䜿われる前眮詞を扱っおいる。 高等孊校では時間・堎所を衚すためにより倚くの皮類の前眮詞を䜿うほか 「名詞化 した動詞前眮詞」 the cancellation of the concert などや 「前眮詞動名詞や関係詞」 などの倚様な衚珟を甚いるこずができるように指導するこずが望たしい。 たた 「動詞前眮詞」の圢でget overgo through などのように連語ずしお動䜜や 様態を詳しく述べたり倚様な衚珟を䜜ったりするこずができるようにする。あわせお 衚珟の倚様性を広げるためにin additionat least などの前眮詞を含む様々な慣甚衚 珟を掻甚するこずも倧切である。  動詞の時制及び盞など 「時制」ずは動詞を倉化させるこずで時間に぀いお衚すこずであり珟圚時制ず過去 時制があり未来の事柄は助動詞等を甚いお衚す。盞には進行盞ず完了盞がありこの 組合せのうち䞭孊校で指導するものは ・珟圚圢過去圢 ・珟圚進行圢過去進行圢 ・珟圚完了圢 ・珟圚完了進行圢 ・助動詞などを甚いた未来衚珟 である。高等孊校では過去完了圢過去完了進行圢を加えお指導する。  仮定法 今回の改蚂により䞭孊校に新蚭の文法事項ずしお仮定法が远加された。 「䞭孊校孊習 指導芁領解説 倖囜語線」に瀺された䟋文のうち代衚的なものを以䞋に瀺す。 ・If I were you, I would ask my best friend to help me. ・I wish I knew my cat’s feelings. 高等孊校では䞭孊校においお指導された基本的な仮定法を含め五぀の領域別の目暙 を達成するのに必芁ずされるものを粟遞しお指導する。
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40 第章 倖囜語科の 各科目 〔思考力刀断力衚珟力等〕 2情報を敎理しながら考えなどを圢成し英語で衚珟したり䌝え合っ たりするこずに関する事項 具䜓的な課題等を蚭定しコミュニケヌションを行う目的や堎面状況などに応じ お情報を敎理しながら考えなどを圢成しこれらを論理的に適切な英語で衚珟する こずを通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ここでは本科目においお身に付けるべき資質・胜力の柱の䞀぀ずしお 「思考力刀 断力衚珟力等」の内容を瀺しおいる。 小孊校の倖囜語科では音声で十分に慣れ芪しんだ語圙や基本的な衚珟を甚いお自分 の考えや気持ちなどを䌝え合う基瀎的な力を逊うこずが求められおいる。 䞭孊校では倖囜語で簡単な情報や考えなどを理解したりこれらを掻甚しお適切に衚 珟したり䌝え合ったりするこずができる力を逊うこずが求められおいる。 高等孊校では倖囜語で情報や考えなどの抂芁や芁点詳现話し手や曞き手の意図 などを的確に理解したりこれらを掻甚しお適切に衚珟したり䌝え合ったりするこずがで きる力を逊うこずが求められおいる。そのために 「具䜓的な課題等」の解決に向けた英 語を甚いた蚀語掻動の䞭で 「論理的に適切な英語で衚珟するこず」を通しお以䞋のア からりの点を身に付けるこずができるよう敎理した。 ア 日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお英語を聞いたり読んだりしお情報や考 えなどの抂芁や芁点詳现話し手や曞き手の意図などを的確に捉えたり自分自 身の考えをたずめたりするこず。 この事項では英語䜿甚の受容面に焊点を圓おおいる。䞭孊校では 「日垞的な話題や 瀟䌚的な話題に぀いお 英語を聞いたり読んだりしお必芁な情報や考えなどを捉えるこず」 ずしおおり身の回りのこずや各皮メディアから埗られる瀟䌚情報などに぀いお英語で 聞いたり読んだりした際にその内容を的確に理解できる胜力の育成を図っおいる。 高等孊校では 䞭孊校で「英語を聞いたり読んだりしお必芁な情報や考えなどを捉える」 胜力を育成するこずを螏たえ聞いたり読んだりした情報の䞭から抂芁や芁点詳现話 し手や曞き手の意図などを刀断しながら的確に捉えたり聞いたり読んだりしお埗た情報 や考えなどに぀いおの自分自身の考えをたずめたりする胜力を育成するこずに぀いお述べ おいる。 情報や考えなどの抂芁や芁点詳现話し手や曞き手の意図などを的確に捉えたり自 分の考えをたずめたりするこずずは目的や堎面状況などに応じ䜕を聞き取ったり読 み取ったりしなければならないかを刀断しそれに基づいお抂芁や芁点詳现話し手や 曞き手の意図などを的確に捉えたり聞いたり読んだりしお埗た情報を敎理したり吟味 したり既存の知識ず照らし合わせお関連付けたりしながら自分の考えをたずめたりす
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41 2 英語コミュ ニケヌショ ンⅠ るこずを意味しおいる。 む 日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお英語を聞いたり読んだりしお埗られた情 報や考えなどを掻甚しながら話したり曞いたりしお情報や自分自身の考えなどを 適切に衚珟するこず。 この事項では聞いたり読んだりする受容面での掻動を受け埗られた情報や考えを話 したり曞いたりする発信面での掻動ぞず結び付けおいき五぀の領域が密接に結び付いた 英語䜿甚ができるような力を育成する必芁があるこずを述べおいる。すなわち統合的な 蚀語掻動の䞭で聞いたり読んだりしお埗られた情報や衚珟を敎理・吟味し話したり曞 いたりするために掻甚するこずを通しお聞いたり読んだりしお埗た情報のうちどの情 報を取り䞊げるのかたたどの衚珟が話したり曞いたりする䞊で掻甚できるかに぀いお 考えさせるこずが重芁であるこずを瀺しおいる。 英語を聞いたり読んだりしお埗られた情報や考えなどを掻甚しながら話したり曞いた りしお情報や自分自身の考えなどを適切に衚珟するずは聞いたり読んだりしお埗た事実 や情報意芋などに基づいお自分の考えをたずめたり衚珟をより効果的に工倫したりす るこずによっお自らの情報や考えを衚珟するこずを意味する。適切に衚珟するずはコ ミュニケヌションの目的や堎面状況などに応ずるずずもに盞手の状況や堎面に応じた 適切な衚珟圢匏などに留意しお発信するこずを意味する。 実際の指導に圓たっおはこうした発信の過皋においお小孊校及び䞭孊校で孊習した 内容を十分に掻甚させるこずで確実に定着させるよう配慮する必芁がある。 り 日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお䌝える内容を敎理し英語で話したり曞 いたりしお芁点や意図などを明確にしながら情報や自分自身の考えなどを䌝え 合うこず。 この事項ではコミュニケヌションの本来の意矩に則しお䌝える内容をよく考えそ れを䌝え合うこずのできる胜力の重芁性に぀いお述べおいる。 䌝える内容が耇雑になれば 考えを緎りそれを敎理しお盞手に分かりやすい圢で䌝えられるよう配慮できる力を育 むこずが倧切である。 「䌝え合う」ずいう衚珟の䞭にはむず異なり自分のも぀情報や 考えを䞀方的に䌝えるのではなく盞手が話したり曞いたりした内容にも十分に泚意を傟 けながらやり取りをし互いの理解を深められるようにしおいくこずが重芁であるずいう 意味が含たれおいる。 䌝える内容を敎理するずは自分が䌝えたい内容を事前にたずめるこずを意味しおいる がこれは垞に十分な準備をした䞊で蚀語掻動をすべきずいうこずを必ずしも意味しお いるわけではない。メモ曞きなどの補助を利甚し぀぀目的や状況堎面などに応じお即 興で話したり曞いたりする掻動を行いその過皋で盞手からフィヌドバックを受けたり 同じ掻動を盞手や圹割を倉えながら耇数回繰り返したりするこずで孊びを深めおいくこず
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42 第章 倖囜語科の 各科目 も重芁である。 芁点や意図などを明確にしながらずは䞊述した䌝える内容を敎理する段階で実際に行 う䜜業である。芁点や意図などを明確にするこずは䌝えたい内容を盞手に分かりやすく するために必芁な配慮であり実際の指導に圓たっおはこうした䞀連の過皋を必芁に 応じお即興で行う蚀語掻動を取り入れるこずが重芁である。 3蚀語掻動及び蚀語の働きに関する事項 ① 蚀語掻動に関する事項 2 に瀺す事項に぀いおは 1 に瀺す事項を掻甚しお䟋えば次のような五぀の 領域別の蚀語掻動及び耇数の領域を結び付けた統合的な蚀語掻動を通しお指導する。 ア 䞭孊校孊習指導芁領第章第節の第のの 3 の①に瀺す蚀語掻動のうち 䞭孊校における孊習内容の定着を図るために必芁なもの。 第章第節ので述べたずおり倖囜語の孊習においおは語圙や文法等の個別の知 識がどれだけ身に付いたかに䞻県が眮かれるのではなく児童生埒の孊びの過皋党䜓を通 しお知識・技胜が実際のコミュニケヌションにおいお掻甚され思考・刀断・衚珟す るこずを繰り返すこずを通しお獲埗され孊習内容の理解が深たるなど 「知識及び技胜」 ず「思考力刀断力衚珟力等」の資質・胜力が盞互に関係し合いながら育成されるこず が必芁である。 このため 「蚀語掻動及び蚀語の働きに関する事項」においお 2 に瀺す「思考力刀 断力衚珟力等」を育成するに圓たり 1 の「知識及び技胜」に瀺す事項を掻甚しお 五぀の領域ごずの具䜓的な「①蚀語掻動に関する事項」に瀺された蚀語掻動を通しお指導 するこずや 「②蚀語の働きに関する事項」を適切に取り䞊げお指導が行われる必芁があ るこずを敎理しおいる。 ここで瀺されおいる「五぀の領域別の蚀語掻動及び耇数の領域を結び付けた統合的な蚀 語掻動」ずは五぀のそれぞれの領域を扱った蚀語掻動ず䜵せお他の耇数の領域を結び 付けた統合的な蚀語掻動を指しおいる。䞭孊校においおも 「聞くこず」ず「話すこず」 においおは統合的な蚀語掻動を芖野に入れた蚘茉がされおいるが高等孊校では五぀ の領域の党おにわたり 耇数の領域を結び付けた統合的な蚀語掻動を扱うこずずしおいる。 たた①のアは特に本科目の孊習の初期の段階においお䞭孊校の倖囜語科で提瀺さ れた蚀語掻動のうち高等孊校の導入段階においおも必芁なものを繰り返し行い䞭孊校 からの孊びを高等孊校の孊びぞ接続させる指導を行うこずを求めおいる。あわせお䞭孊 校で指導された簡単な語句や文基本的な蚀語材料などを高等孊校の蚀語掻動においお 繰り返し掻甚するこずによっお生埒が自分の考えなどを衚珟する際にそれらを掻甚し 話したり曞いたりしお衚珟できるような段階たで確実に定着させるこずが重芁である。 今回の改蚂で各領域においお瀺した指導事項は次のずおりである。
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43 2 英語コミュ ニケヌショ ンⅠ む 聞くこず ア日垞的な話題に぀いお話される速さが調敎されたり基本的な語句や文での蚀 い換えを十分に聞いたりしながら察話や攟送などから必芁な情報を聞き取り話 し手の意図を把握する掻動。たた聞き取った内容を話したり曞いたりしお䌝え合 う掻動。 この事項はの 1 のア「日垞的な話題に぀いお話される速さや䜿甚される語句 や文情報量などにおいお倚くの支揎を掻甚すれば必芁な情報を聞き取り話し手の 意図を把握するこずができるようにする。 」に関連した蚀語掻動を瀺しおいる。 本掻動においお生埒が支揎を掻甚するための配慮ずしお 話される速さが調敎されたり 基本的な語句や文での蚀い換えを十分に聞いたりするこずが挙げられおいる。ここでの話 される速さの調敎ずは話す速床だけではなく文ず文ずのポヌズの長さや聞いた埌の 意味の凊理に必芁な時間を十分にずるなどの調敎を行うこずが考えられる。たたここで の基本的な語句や文での蚀い換えずは生埒が理解するこずが難しいず思われる衚珟が聞 く内容に含たれる堎合既習の簡単な衚珟に蚀い換えたりするこずなどが考えられる。 この掻動で聞き取るのは察話や攟送などである。察話ずは䞻に二人による䌚話を指し おおり䟋えば教垫ず倖囜語指導助手による実際の察話を聞いたり録音さ れた音声や録画された映像によっお察話を聞いたりするこずが考えられる。攟送に぀いお は 店内攟送や駅でのアナりンスなど䞻に公共の堎所での攟送のほか 電話の録音メッセヌ ゞなども含たれる。 実際の掻動においおは聞く前聞いおいる間聞いた埌に前述のような配慮を適宜 行いながら適切な掻動を展開するようにする。䟋えば聞く前に生埒がこれから聞く 内容を掚枬できるように写真や実物などを掻甚しお聞き取る内容ず関連のある話をした り聞き取る䞊でキヌワヌドずなる衚珟を生埒に提瀺したりするこずで生埒の理解を助 けるこずが考えられる。 本掻動を実際の授業で扱うに圓たっおは䟋えば次のような展開が考えられる。ただ し扱う蚀語材料や蚀語掻動蚀語の䜿甚堎面蚀語の働きによっお様々な展開が可胜で あるこずに留意する。 ①  ある日垞的な話題に぀いお生埒の興味や理解を促すために教垫ずが行 う察話を聞いたり短い動画を芖聎したりする。 ② ①で聞いたり芳たりした内容に぀いお生埒間で意芋を亀換し合う。 ③  聞いおいる間にたたは聞いた埌に聞き取った内容をメモに取ったり衚にたずめ たりする。その際教垫が䟋えば「誰がどこで䜕をするか」等の実際に聞き 取る必芁のある情報を事前に提瀺するこずなども考えられる。 ④ ペアやグルヌプになっお 聞き取ったメモを基に 聞いた内容を口頭で芁玄する。 ⑀ 教垫ず生埒のやり取りを通しお聞き取った内容に぀いお確認する。
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44 第章 倖囜語科の 各科目 む瀟䌚的な話題に぀いお話される速さが調敎されたり基本的な語句や文での蚀 い換えを十分に聞いたりしながら察話や説明などから必芁な情報を聞き取り抂 芁や芁点を把握する掻動。たた聞き取った内容を話したり曞いたりしお䌝え合う 掻動。 この事項はの 1 のむ「瀟䌚的な話題に぀いお話される速さや䜿甚される語句 や文情報量などにおいお倚くの支揎を掻甚すれば必芁な情報を聞き取り抂芁や芁 点を目的に応じお捉えるこずができるようにする。 」に関連した蚀語掻動を瀺しおいる。 本掻動においお生埒が支揎を掻甚するための配慮に぀いおはの 3 の①のむの ア に準 ずる。 この掻動で聞き取るのは察話や説明などであり察話に぀いおはの 3 の①のむ の ア に準ずる。説明ずは瀟䌚的な話題に関する事実に基づく情報や考えなどに぀いお 説明する目的で話されおいるものである。䟋えば゜ヌシャル・ネットワヌキング・サヌ ビスを利甚するこずの利点や問題点に぀いおの説明などが考えられる。 実際の展開に぀いおはの 3 の①のむの ア を参考にする。ここでは説明から必芁 な情報を聞いお抂芁や芁点を捉える際に事実ず意芋などを区別し敎理しながら聞くよ うにあらかじめ生埒に䌝えたり聞き取るべきポむントを事前に明瀺しおおいたりするこ ずも考えられる。䟋えばの利甚に぀いおの利点や問題点を話しおいる察話を聞い お聞き取った情報を利点や問題点に分けお敎理しお衚にたずめる。その衚を基にペア やグルヌプで察話の抂芁や芁点に぀いお確認する掻動などが考えられる。 り 読むこず ア日垞的な話題に぀いお基本的な語句や文での蚀い換えや曞かれおいる文章の 背景に関する説明などを十分に聞いたり読んだりしながら電子メヌルやパンフ レットなどから必芁な情報を読み取り曞き手の意図を把握する掻動。たた読み 取った内容を話したり曞いたりしお䌝え合う掻動。 この事項はの 2 のア「日垞的な話題に぀いお䜿甚される語句や文情報量など においお倚くの支揎を掻甚すれば必芁な情報を読み取り曞き手の意図を把握するこ ずができるようにする。 」に関連した蚀語掻動を瀺しおいる。 本掻動においお生埒が支揎を掻甚するための配慮ずしお基本的な語句や文での蚀い換 えや曞かれおいる文章の背景に関する説明などを十分に聞いたり読んだりするこずが挙 げられおいる。ここでの基本的な語句や文での蚀い換えずは読む内容における生埒が理 解するのに難しいず思われる衚珟を䜿甚した堎合教垫が既習の簡単な衚珟に蚀い換えた りするこずなどを意味する。ここでは知らない語句や衚珟に出䌚う床に蟞曞を䜿甚する のではなく生埒が既に有しおいる知識や既習事項を䜿っお新しい語句や文を理解する
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45 2 英語コミュ ニケヌショ ンⅠ こずができるように指導するこずが倧切である。そのため単に教垫が蚀い換えをするの ではなく生埒から既存の知識などを匕き出すように指導するこずも考えられる。 曞かれおいる文章の背景に関する説明などずは生埒がこれから読む内容に興味・関心 を抱くこずができるように生埒の既存の知識や䜓隓などを読む内容ず関連付けさせるな どの配慮のこずである。䟋えば文章の内容ず関連のある絵や写真を䜿っおこれから読 む内容を想像させたり生埒にあたり銎染みのない情報に぀いお生埒の身近な話題ず関 連付けお説明したりするこずなどが考えられる。 この掻動で読み取るのは 電子メヌルやパンフレットなどにおける情報である。 電子メヌ ルでは差出人受取人日付件名本文などの基本的な構成に぀いおは䞭孊校の倖囜 語科で既に孊習しおいるが送る盞手や目的などに応じお英文の衚珟圢匏が異なるこずな どに留意させる。たたパンフレットには玹介や宣䌝などを意図した英文が写真や図衚 などずずもに掲茉されおいるが䟋えば旅行案内や商品の広告などを扱うこずが考えら れる。たたここでは必ずしも電子メヌルやパンフレットの圢ではなくおも必芁な情報 を䌝えるために曞かれた英文を扱うこずも考えられる。 実際の掻動においおは読む前読んでいる間読んだ埌に前述のような配慮を適宜行 いながら適切な掻動を展開するようにする。䟋えば読む前に写真や実物などを掻甚 しおこれから読む内容ず関連のある話題に぀いお話すこずによりこれから読む内容を 掚枬させたり読む目的に応じおどのようなこずに気を付けお読むのかを瀺し生埒の 理解を助けたりするこずが考えられる。 本掻動を実際の授業で扱うに圓たっおは䟋えば次のような展開が考えられる。ただ し扱う蚀語材料や蚀語掻動蚀語の䜿甚堎面蚀語の働きによっお様々な展開が可胜で あるこずに留意する。 ①  日垞的な話題に぀いおの電子メヌルを読んでどのような目的で曞かれたのかに ぀いお理由を述べお話し合う。 ②  電子メヌルの差出人や受取人件名曞かれた目的などに぀いお教垫の質問に 答えながら確認する。 ③ ペアを䜜り 䞀人は友人からの返信 もう䞀人は友人からの返信を黙読する。 ④  それぞれの返信の内容をペアの盞手に口頭で説明する。その際生埒の状況や 英文の難易床によっお 䞊蚘③では ペアで同じ情報を読んで内容を確認し合い ④で異なる生埒ずペアになっお返信内容を䌝え合う掻動を行うこずも考えられ る。 ⑀ 教垫は生埒党員に友人ずの返信を瀺しそれぞれの内容を党䜓で確認する。 なお䞭孊校の「読むこず」においお既に黙読ず音読の二぀の読み方を扱っおいるこ ずを螏たえ高等孊校においおは「読むこず」の目暙を達成するための掻動䟋ずしお改 めお音読を取り䞊げおはいないがこれは高等孊校で音読を取り扱うこずを劚げるもので はない。しかし音読の指導を行う際には曞かれた文章の本来の目的や内容などを確認
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46 第章 倖囜語科の 各科目 した䞊でそもそも音読するこずがふさわしいのかふさわしいずすればその音読はどの ような目的で行われるのかを明確に生埒に意識させた䞊で指導するこずが重芁である。 む瀟䌚的な話題に぀いお基本的な語句や文での蚀い換えや曞かれおいる文章の 背景に関する説明などを十分に聞いたり読んだりしながら説明文や論蚌文などか ら必芁な情報を読み取り抂芁や芁点を把握する掻動。たた読み取った内容を話 したり曞いたりしお䌝え合う掻動。 この事項はの 2 のむ「瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚される語句や文情報量など においお倚くの支揎を掻甚すれば必芁な情報を読み取り抂芁や芁点を目的に応じお 捉えるこずができるようにする。 」に関連した蚀語掻動を瀺しおいる。 本掻動においお生埒が支揎を掻甚するための配慮に぀いおはの 3 の①のりの ア に 準ずる。 この掻動で読み取る英語は説明文や論蚌文などである。説明文ずは幅広い話題に぀ いお䞻に事実に基づいお曞かれた文章のこずであるが事実を述べた郚分ず曞き手の意 芋などを述べた郚分ずが組み合わされお構成されおいる堎合もあるので抂芁や芁点を把 握するためにはそれらを敎理しお区別しながら読むこずが倧切である。そのためどの文 が事実でどの文が意芋なのかを読み分けるこずができるような掻動も有効である。 䟋えば 読む前の指導ずしお事実が曞かれおいる文意芋が曞かれおいる文を䟋瀺しそれらの 特城や甚いられおいる語句などに぀いお理解させる。このような掻動を積み重ねるこずに より生埒は事実が曞かれおいる文ず意芋が曞かれおいる文を意識しながら読むこずが できるようになる。 論蚌文ずは問題に関しお自分の意芋を明確にし理由付けや具䜓䟋などの蚌拠を甚い おその意芋を支え自分の意芋が優䜍であるこずを䞻匵する文である。 「読むこず」にお いお論理的で䞻匵のある文章に十分觊れるこずが論理的な文章の構成や論理の組み立 お方説埗力のある衚珟などを孊ぶこずに぀ながるのでありそのように「読むこず」を 通しお培われた論理性が 「話すこずやり取り 」や「話すこず発衚 」  「曞くこず」 における論理的に衚珟する胜力の土台ずなるこずに十分留意した䞊で指導をするこずが重 芁である。 たた図衚等を含む説明文や論蚌文を扱い文章ず図衚等を関連付けながら抂芁や芁 点などを読み取る力を育成するこずも考えられる。 抂芁や芁点を把握する掻動ずしお䟋えば各段萜の最初の文ず最埌の文を読んで曞か れおいる内容を掚枬する党䜓を読んで曞き手の䞻匵や根拠のキヌワヌドをメモにたずめ るなどの掻動が考えられる。ほかには曞き手の䞻匵がある論蚌文を読んでその䞻匵に ぀いお賛吊の立堎から意芋を䌝え合う簡易なディベヌトや曞き手の意芋に察する各自の 意芋をグルヌプの䞭で䌝え合うディスカッションなどの掻動に぀なげるこずも考えられ る。しかしその際も生埒の実態に応じお十分段階を螏んだ指導を行うこずが倧切であ る。
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47 2 英語コミュ ニケヌショ ンⅠ たた読んだ内容に぀いお生埒ず問答を繰り返しながら生埒の理解や思考を深めおい くような指導の工倫をするこずも考えられる。 実際の展開に぀いおはの 3 の①のりの ア を参考にする。 ゚ 話すこずやり取り ア身近な出来事や家庭生掻などの日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文やり 取りの具䜓的な進め方が十分に瀺される状況で情報や考え気持ちなどを即興で 話しお䌝え合う掻動。たたやり取りした内容を敎理しお発衚したり文章を曞い たりする掻動。 この事項はの 3 のア「日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文察話の展開な どにおいお倚くの支揎を掻甚すれば基本的な語句や文を甚いお情報や考え気持ち などを話しお䌝え合うやり取りを続けるこずができるようにする。 」に関連した蚀語掻動 を瀺しおいる。 本掻動においお生埒が支揎を掻甚するための配慮ずしお䜿甚する語句や文やり取り の具䜓的な進め方が十分に瀺されるこずが挙げられおいる。ここでの䜿甚する語句や文を 十分に瀺すずは関連する話題に関しお聞いたり読んだりするこずを通しお有甚な語圙や 衚珟を生埒から匕き出したり提瀺したりするこずなどを意味しおいる。たたやり取り の具䜓的な進め方が十分に瀺されるずはやり取りを継続させるために盞づちを打った り関心や驚きを瀺したりするなどの様々な衚珟やそれらを掻甚したやり取りの具䜓的 なモデルを十分に瀺すこずなどを意味しおいる。その他生埒の実態や習熟の皋床を考慮 しながら考えを敎理するための時間を蚭定したり内容を簡朔にたずめたメモなどの掻 甚に぀いお指導したりするこずも考えられる。 たたここでは生埒にずっお銎染みのある話題を遞択したり他の領域における蚀語 掻動で扱った話題を再床取り䞊げたりするなどの配慮も倧切である。生埒が既存の知識を 十分に掻甚できる話題で䌝え合う掻動を行いそのような掻動を継続的に行いながら生 埒が自分の意芋や考えを即興で衚珟できる範囲を埐々に拡倧できるよう段階的な指導を 図る必芁がある。 教垫ず生埒のやり取りを通しお生埒がやり取りの内容を少しず぀充実させるこずがで きるような工倫も倧切である。䟋えば 教垫が生埒に質問をしながら発話を匕き出したり 自分の蚀いたいこずを曎に効果的に䌝えるための方法に生埒自身が気付くように生埒の 発話を違う衚珟を䜿っお蚀い換えたりするこずなどが考えられる。 ここでは即興で話しお䌝え合う掻動を瀺しおいるが即興で話す力は䞀床の授業や 蚀語掻動で身に付くものではない。様々な機䌚を捉えお即興で話す掻動を継続的に行っお いくこずが倧切である。その際目的のあるやり取りになるように 「聞くこず」  「読む こず」  「話すこず発衚 」及び「曞くこず」ず結び付けた統合的な蚀語掻動の䞭で扱う こずも重芁である。たた䞭孊校で取り組んだ蚀語掻動を継続的に必芁に応じお発展させ
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48 第章 倖囜語科の 各科目 お扱うなど既習の内容等を匕き出す工倫が効果的である。 たたやり取りを行う際には互いにもっおいる情報が異なる状況むンフォメヌショ ン・ギャップがある状況で掻動を行うこずも重芁である。あらかじめ互いが話す内容に ぀いお知っおいたのでは自然なやり取りにはならない。即興で自然なやり取りを行うた めには互いに盞手から聞く内容が初めお聞く情報であるような堎面の蚭定が非垞に重芁 である。 やり取りの掻動におけるフィヌドバックの仕方にも留意が必芁である。生埒のやり取り においお垞に蚀語䜿甚における正確さを求めるこずは生埒の英語で䌝え合う意欲を倱 わせるこずにも぀ながりかねない。間違いを気にせずどうすればやり取りを自然に継続 できるかなどに぀いお 生埒自身に自分のやり取りを振り返らせながら 自らコミュニケヌ ションを図ろうずする態床を逊うこずが必芁になる。そのためには教垫が生埒の䌝え合 う内容を倧切にし生埒ずずもにやり取りを楜しむ姿勢を瀺すこずも倧切である。その䞊 でやり取りをうたく継続させようずしおいる生埒の努力を認めたり生埒のやり取りの 䟋を党䜓で共有したりするこずは効果的である。たたどのような語句や衚珟を䜿えばよ り的確に䌝わったかどのような質問をすれば䌚話をより継続できたかなどに぀いお生埒 に考えさせながら生埒が䜿える衚珟を倚様にしおいく指導を行うこずも倧切である。 実際の掻動においおはやり取りする前やり取りしおいる間やり取りした埌に前 述のような配慮を適宜行いながら適切な掻動を展開するようにする。 本掻動を実際の授業で扱うに圓たっおは䟋えば次のような展開が考えられる。ただ し扱う蚀語材料や蚀語掻動蚀語の䜿甚堎面蚀語の働きによっお様々な展開が可胜で あるこずに留意する。 ①  ある日垞的な話題に぀いお教垫が生埒に質問をする。その際③のやり取りで 掻甚する際の衚珟を提瀺する。 ② 生埒はその話題に関しお思い぀くこずをキヌワヌドずしおメモする。 ③  生埒はペアになり必芁に応じお①で提瀺された衚珟や②のメモを参考にしなが ら取り䞊げた話題に関しお自分の考えなどを䌝え合う。 ④  ②の話題に関連しお他の人にむンタビュヌをしお質問したいこずを考える。そ の際盞手に尋ねる衚珟や盞手から倚くの情報を匕き出すための質問の仕方な どに぀いお確認しおおく。 ⑀ 他の生埒にできるだけ倚くむンタビュヌをする。 ⑥ グルヌプで自分がむンタビュヌで埗た情報を䌝え合う。 む瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文やり取りの具䜓的な進め方が十分に 瀺される状況で 察話や説明などを聞いたり読んだりしお 賛成や反察の立堎から 情報や考え気持ちなどを理由や根拠ずずもに話しお䌝え合う掻動。たたやり取 りした内容を螏たえお自分自身の考えなどを敎理しお発衚したり文章を曞いた
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49 2 英語コミュ ニケヌショ ンⅠ りする掻動。 この事項はの 3 のむ「瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文察話の展開な どにおいお倚くの支揎を掻甚すれば聞いたり読んだりしたこずを基に基本的な語句 や文を甚いお情報や考え気持ちなどを論理性に泚意しお話しお䌝え合うこずができる ようにする。 」に関連した蚀語掻動を瀺しおいる。 本掻動においお生埒が支揎を掻甚するための配慮に぀いおはの 3 の①の゚のアに 準ずる。 本掻動においお聞いたり読んだりするのは察話や説明などである。察話に぀いおは の 3 の①のむの ア に準ずる。ここでの説明ずは瀟䌚的な話題に関する䞻に䌝える こずを目的ずしお話されたり曞かれたりしたもののこずである。 たた賛成や反察の立堎から情報や考え気持ちなどを理由や根拠ずずもに話しお䌝 え合う掻動ずは䟋えば賛成や反察の立堎に分かれお意芋亀換をし立堎の違いによる 倚様な芋方や考え方を理由や根拠を瀺しながら䌝え合うような掻動である。 ここでは瀟䌚的な話題に関連する知識や䜓隓が䞍足しおいるこずにより䌝えたい内 容が具䜓化されないこずも考えられるこずからやり取りをする前の聞いたり読んだりす る掻動の䞭で関連した語句や文考えなどに十分觊れさせ生埒の䌝えたい内容が豊か になるような工倫をするこずが倧切である。たた最初から自分の意芋をやり取りさせる のではなく授業で扱った教科曞の本文の抂芁を自分の蚀葉で蚀い換えるなどの掻動を継 続的に行いながら埐々に自分の意芋や理由などを蚀えるようにするなどの段階的な指 導の工倫も必芁である。 たた事前の準備ずしおは簡単なメモの䜜成などにずどめ事前に曞いた原皿を読む だけに終始するやり取りにならないように指導するこずが重芁である。 本掻動を実際の授業で扱うに圓たっおは䟋えば次のような展開が考えられる。ただ し扱う蚀語材料や蚀語掻動蚀語の䜿甚堎面蚀語の働きによっお様々な展開が可胜で あるこずに留意する。 ①  生埒にずっお銎染みのある瀟䌚的な事象や問題などに぀いおよい点や問題点な どに぀いおペアになっお意芋を亀換し合う。その埌教垫は党䜓でいく぀かの意 芋を共有する。 ②  その話題に぀いお賛吊の立堎で曞かれた英文を読んだりスピヌチを聞いたりし お賛吊それぞれの情報を敎理する。 ③  䞉人組でそれぞれ賛成反察の立堎及び叞䌚圹になり①②の掻動で埗た情 報を基にやり取りを行う。その際生埒の状況や話題の難易床掻動の目的など に応じお叞䌚圹の生埒は賛成及び反察の立堎の生埒のやり取りに぀いお芁玄 をしおグルヌプ内で発衚したり感想を述べたりするこずも考えられる。 ④  教垫はやり取りを継続するために効果的な衚珟や生埒に共通しお芋られた誀 りなどに぀いおクラス党䜓にフィヌドバックする。
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50 第章 倖囜語科の 各科目 オ 話すこず発衚 ア身近な出来事や家庭生掻などの日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文発話 䟋が十分に瀺されたり準備のための倚くの時間が確保されたりする状況で情報 や考え気持ちなどを理由や根拠ずずもに話しお䌝える掻動。たた発衚した内容 に぀いお質疑応答をしたり意芋や感想を䌝え合ったりする掻動。 この事項はの 4 のア「日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備な どにおいお倚くの支揎を掻甚すれば基本的な語句や文を甚いお情報や考え気持ち などを論理性に泚意しお話しお䌝えるこずができるようにする。 」に関連した蚀語掻動を 瀺しおいる。 本掻動においお生埒が支揎を掻甚するための配慮ずしお䜿甚する語句や文発話䟋が 十分に瀺されたり準備のための倚くの時間が確保されたりするこずが挙げられおいる。 ここでの䜿甚する語句や文発話䟋が十分に瀺されるずは発衚するに圓たっお有甚な語 圙や衚珟発話の仕方などを提瀺するこずであるが生埒が䜿甚する衚珟や発話の仕方な どを事前に限定的に提瀺するのではなく関連する話題に぀いお聞いたり読んだりする䞭 で生埒自身が有甚な語圙や衚珟発話の䟋を孊び必芁ずなるものを自ら刀断しお掻甚 しおいくなどの䞻䜓的な孊びに぀ながるような支揎になるよう留意する必芁がある。た た準備のための倚くの時間が確保されるずは話しお䌝えるための準備ずしお䌝えた い内容に぀いおブレむンストヌミングをしたり䌝える内容の順番や展開に぀いお構想を 緎っおアりトラむンを䜜成したり発衚する際に䜿う図衚などの芖芚的な補助を䜜成した りするための時間が十分確保されるこずである。さらに生埒が自信をもっお発衚するた めに話し方や立ち振る舞いなどの発衚の緎習が必芁になるこずもある。 情報や考え気持ちなどを理由や根拠ずずもに話しお䌝える掻動ずは論理的に䞀貫性 のある内容ずするために䌝えたいこずの理由や根拠を明確にするなどしお話しお䌝える 掻動などを指す。その際曞いた原皿を読むだけに終始しないよう聞き手に分かりやす く䌝えるこずを意識しながら話すようにする。 ここでの発衚に぀いおは 口頭のみの発衚や 芖芚的な補助を䜿った発衚 ポスタヌセッ ションや芖聎芚機噚を掻甚したプレれンテヌションなどの様々な圢態が考えられる。 たた 倧人数の聞き手を察象にした発衚に慣れるためにも少人数での発衚を積み重ねるなどの 指導の工倫も必芁である。 たた発衚埌は教垫からのフィヌドバックだけではなく生埒同士が内容や発衚の 仕方に぀いお感想や意芋を䌝え合うこずも効果的である。 実際の掻動においおは発衚する前発衚しおいる間発衚した埌に前述のような配慮 を適宜行いながら適切な掻動を展開するようにする。 本掻動を実際の授業で扱うに圓たっおは䟋えば次のような展開が考えられる。ただ し扱う蚀語材料や蚀語掻動蚀語の䜿甚堎面蚀語の働きによっお様々な展開が可胜で あるこずに留意する。
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51 2 英語コミュ ニケヌショ ンⅠ ①  授業で取り䞊げた日垞的な話題に぀いおのプレれンテヌションの動画を芖聎す る。 ②  ①の内容に関しお教垫からの質問に答えるなどしお抂芁を捉える。たた自分 の発衚に掻甚できる衚珟や効果的な発衚の仕方などに぀いおクラス党䜓で確 認する。 ③  ②で孊習したこずを参考にしながら①ず同様の話題に぀いお自分の発衚のア りトラむンやメモなどを䜜成する。 ④  ペアで③のアりトラむンやメモを基に発衚し合う。 ⑀ 互いに発衚した内容に関しお質問し合う。 ⑥ パヌトナヌを倉えお④及び⑀を行う。 む 瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文発話䟋が十分に瀺されたり準備の ための倚くの時間が確保されたりする状況で察話や説明などを聞いたり読んだり しお情報や考え気持ちなどを理由や根拠ずずもに話しお䌝える掻動。たた発 衚した内容に぀いお質疑応答をしたり意芋や感想を䌝え合ったりする掻動。 この事項はの 4 のむ「瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備な どにおいお倚くの支揎を掻甚すれば聞いたり読んだりしたこずを基に基本的な語句 や文を甚いお情報や考え気持ちなどを論理性に泚意しお話しお䌝えるこずができるよ うにする。 」に関連した蚀語掻動を瀺しおいる。 本掻動においお生埒が支揎を掻甚するための配慮に぀いおはの 3 の①のオの ア に 察話に぀いおはの 3 の①のむの ア 説明に぀いおはの 3 の①の゚の む にそれぞれ 準ずる。 察話や説明などを聞いたり読んだりしお情報や考え気持ちなどを理由や根拠ずずも に話しお䌝える掻動ずしお䟋えばある瀟䌚的な話題に関する察話などを聞いお話し 手の䞻匵に぀いお自分の意芋をたずめ効果的な䌝え方や衚珟などを孊んだ䞊でそれら を掻甚しおペアになっお䌝え合うなどの掻動が考えられる。その埌同じ内容をグルヌプ やクラス党䜓の前で発衚するなど発衚の圢態を倉えながら耇数回行うような工倫も考え られる。このように䜕床も発衚を繰り返すこずにより埐々に発衚の質を向䞊させたり 少人数の聞き手から倧人数の聞き手ぞず段階を螏んでいくこずで人前で話すこずが苊手 な生埒の負担を軜くしたりする効果も考えられる。 発衚する際の芖芚的な補助ずしお実物や写真タブレット端末などを効果的に掻甚す るこずも倧切である。 実際の展開に぀いおはの 3 の①のオの ア を参考にする。
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52 第章 倖囜語科の 各科目 カ 曞くこず ア身近な出来事や家庭生掻などの日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文文章 䟋が十分に瀺されたり準備のための倚くの時間が確保されたりする状況で情報 や考え気持ちなどを理由や根拠ずずもに段萜を曞いお䌝える掻動。たた曞いた 内容を読み合い質疑応答をしたり意芋や感想を䌝え合ったりする掻動。 この事項はの 5 のア「日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備な どにおいお倚くの支揎を掻甚すれば基本的な語句や文を甚いお情報や考え気持ち などを論理性に泚意しお文章を曞いお䌝えるこずができるようにする。 」に関連した蚀語 掻動を瀺しおいる。 本掻動においお生埒が支揎を掻甚するための配慮ずしお䜿甚する語句や文文章䟋が 十分に瀺されたり準備のための倚くの時間が確保されたりするこずが挙げられおいる。 䜿甚する語句や文文章䟋が十分に瀺されるずは曞く掻動を行うに圓たっお掻甚できる 有甚な語句や文生埒が分析したりモデルにしたりできるような文章䟋が豊富に瀺される こずを意味しおいる。ただし生埒が䜿甚する衚珟や文章の構造などをあらかじめ限定し お提瀺するのではなく関連する話題に぀いお聞いたり読んだりする䞭で生埒自身が有 甚な語圙や衚珟文章䟋などを孊び䞻䜓的にそれらを掻甚しおいくなど自埋的な孊び に぀ながるよう指導する必芁がある。 たた論理性に泚意しお文章を曞いお䌝えるための準備ずしお実際に曞く掻動に入る 前に関連する話題に぀いお自分自身やペアグルヌプでアむディアを出しお内容や構想 を膚らたせた埌取捚遞択をしお内容の構成を緎りアりトラむンを曞く掻動を行うこず などが考えられる。ここでの準備のための倚くの時間が確保されるずはそのような掻動 のための時間が十分確保されるこずを意味しおいる。 情報や考え気持ちなどを理由や根拠ずずもに段萜を曞いお䌝える掻動ずは論理的に 䞀貫性のある内容ずするために䌝えたい事柄の理由や根拠を明確にするなどしお䞀぀ の段萜で曞いお䌝える掻動を指す。たたここでは必芁に応じお耇数の段萜で曞くこずも 考えられる。 なお小孊校及び䞭孊校の囜語科においお内容のたずたりで段萜を䜜ったり段萜盞 互の関係に泚意したりするなど文章の構成や展開を指導しおいるこずを螏たえお日本語 ず英語の段萜の盞違点や共通点を理解させる必芁がある。䟋えば内容のたずたりを瀺し おいる点は䞡者で共通しおいる䞀方英語の段萜は倚くの堎合曞き手が䌝えたい䞀぀ の䞻匵ずそれを支える郚分から構成されおいる点に特城がある。 日垞生掻においおはメッセヌゞや電子メヌルを曞いたりスケゞュヌルや必芁な情報 を蚘録ずしおメモしたりするような実甚的な文章などを曞く機䌚が倚いこずを螏たえこ こでは機噚などを掻甚しお倚様な文を曞く掻動を取り入れるこずも考えられる。 曞くこずが苊手な生埒には䟋えば日頃の様々な蚀語掻動においお自分の考えや気 持ちなどを理由や根拠ずずもに䌝えるこずを継続的に行っおいくこずやモデルずなる䟋
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53 2 英語コミュ ニケヌショ ンⅠ 文を掻甚するなどの指導を行うこずが倧切である。たた 生埒自身が曞きたいず思ったり 生埒が考えや気持ちを衚珟したりしやすいような生埒にずっお身近な話題を蚭定するこ ずも倧切である。 実際の掻動においおは曞く前曞いおいる間曞いた埌に前述のような配慮を適宜行 いながら適切な掻動を展開するようにする。 本掻動を実際の授業で扱うに圓たっおは䟋えば次のような展開が考えられる。ただ し扱う蚀語材料や蚀語掻動蚀語の䜿甚堎面蚀語の働きによっお様々な展開が可胜で あるこずに留意する。 ①  ある日垞的な話題に぀いおペアやグルヌプで話したりその話題に぀いお曞かれ たものを読んだりする。 ②  モデルずなる文章を掻甚しながら曞く際に参考になるような衚珟や段萜の構成 などに぀いお孊ぶ。 ③ 曞く内容に぀いお ペアやグルヌプで話すなどしおブレむンストヌミングを行う。 ④ ②のモデルを掻甚しおアりトラむンの曞き方を孊ぶ。 ⑀ 䞎えられた話題に぀いお アりトラむンを䜜成し それを基に䞀぀の段萜を曞く。 ⑥ ペアで読み合い互いが曞いた内容に぀いおの感想を䌝え合う。 む瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文文章䟋が十分に瀺されたり準備の ための倚くの時間が確保されたりする状況で察話や説明などを聞いたり読んだり しお情報や考え気持ちなどを理由や根拠ずずもに段萜を曞いお䌝える掻動。た た曞いた内容を読み合い質疑応答をしたり意芋や感想を䌝え合ったりする掻 動。 この事項はの 5 のむ「瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備な どにおいお倚くの支揎を掻甚すれば聞いたり読んだりしたこずを基に基本的な語句 や文を甚いお情報や考え気持ちなどを論理性に泚意しお文章を曞いお䌝えるこずがで きるようにする。 」に関連する蚀語掻動を瀺しおいる。 本掻動においお生埒が支揎を掻甚するための配慮に぀いおはの 3 の①のカの ア に 準ずる。 察話や説明などを聞いたり読んだりしお情報や考え気持ちなどを理由や根拠ずずも に段萜を曞いお䌝える掻動ずしおは䟋えば教科曞で扱った瀟䌚的な話題に぀いお理 由や根拠を敎理しお自分の意芋を段萜で曞く掻動が考えられるがその際関連する話題 に぀いおの察話の録音を聞いたりその話題に぀いお説明しおいる動画などを芖聎したり しお生埒が倚様な芖点に觊れた䞊で自分自身の考えを深めるこずができるような工倫が 必芁である。 たた論理性に泚意しお段萜で曞くためには段萜の構成に぀いお孊ぶ必芁がある。䞻
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54 第章 倖囜語科の 各科目 題文支持文結論文ずいう構成から成る䞀぀の段萜の文章䟋などをモデルずしお取り䞊 げ段萜の構成に぀いお指導するこずも必芁である。 ここでの察話に぀いおはの 3 の①のむの ア に説明に぀いおはの 3 の①の ゚のむにそれぞれ準ずる。 実際の展開に぀いおはの 3 の①のカの ア を参考にするが瀟䌚的な話題に぀いお は関連する知識や䜓隓が䞍足しおいるこずにより䌝えたい内容が具䜓化されないこず も考えられるこずから曞く前の段階における聞いたり読んだりする掻動の䞭で関連 した語句や文考えなどに十分觊れるこずで生埒の䌝えたい内容が豊かになるような工 倫をするこずが倧切である。 ② 蚀語の働きに関する事項 蚀語掻動を行うに圓たり䟋えば次に瀺すような蚀語の䜿甚堎面や蚀語の働きの 䞭から五぀の領域別の目暙を達成するためにふさわしいものを取り䞊げ有機的に 組み合わせお掻甚するようにする。 ここでは蚀語掻動を行う際の参考ずしお蚀語の䜿甚堎面や蚀語の働きの具䜓䟋を瀺 しおいる。これは蚀語掻動を行うに圓たり蚀語の䜿甚堎面の蚭定や蚀語の働きを意 識した指導においお手掛かりずなるよう考慮したものである。 蚀語の䜿甚堎面に぀いおは小孊校及び䞭孊校では䜿甚堎面の䞻ずなる「児童生埒の 身近な暮らしに関わる堎面」を瀺した埌に「特有の衚珟がよく䜿われる堎面」を取り䞊げ おいる。高等孊校では䞭孊校の「生埒の身近な暮らしに関わる堎面」を広げた「生埒の 暮らしに関わる堎面」  「倚様な手段を通しお情報などを埗る堎面」及び「特有の衚珟がよ く䜿われる堎面」の䞉぀に分けお瀺した。 蚀語の働きに぀いおは小孊校及び䞭孊校における分類ずの察応関係を分かりやすくす るために敎理をしお䞀郚に高床化を図り 「コミュニケヌションを円滑にする」  「気持 ちを䌝える」  「事実・情報を䌝える」  「考えや意図を䌝える」及び「盞手の行動を促す」 の五぀に敎理しそれぞれ代衚的な䟋を瀺した。 有機的に組み合わせお掻甚するずは取り䞊げた蚀語の䜿甚堎面においお果たされる蚀 語の働きや取り䞊げた蚀語の働きが生じる蚀語の䜿甚堎面を遞択しお組み合わせるこず を意味しおいる。コミュニケヌションにおいお蚀語は具䜓的な堎面で具䜓的な働きを 果たすために䜿甚されるのでありコミュニケヌション胜力の育成を図るためには蚀語 の䜿甚堎面ず働きを明らかにし具䜓的な文脈を想定した䞊で指導に圓たるこずが重芁で ある。 孊習する語句や衚珟文法事項の䞭には特定の堎面や蚀語の働きず密接に結び付いお いたり特定の題材やテヌマに぀いおコミュニケヌションを進める䞊で重芁であったりす るものが倚い。文法項目や文構造の取扱いに぀いおはそれらが具䜓的な蚀語の䜿甚堎面 でどのような働きをするのかを䜵せお䟋瀺し実際の堎面で掻甚できるよう指導する必芁
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55 2 英語コミュ ニケヌショ ンⅠ がある。 なお本科目の孊習の初期の段階においお蚀語掻動を行う際には䞭孊校で孊習した身 近な蚀語の䜿甚堎面や蚀語の働きを取り䞊げるこずで高等孊校における倖囜語孊習の円 滑な導入を図るこずが重芁である。 ア 蚀語の䜿甚堎面の䟋 ア生埒の暮らしに関わる堎面 ・ 家庭での生掻    ・ 孊校での孊習や掻動 ・ 地域での掻動    ・ 職堎での掻動 など 小孊校及び䞭孊校の倖囜語科においお児童生埒の「身近な暮らし」に関わる堎面ずし お 「家庭での生掻」  「孊校での孊習や掻動」及び「地域の行事」などが挙げられおいる。 高等孊校においおは 「地域での掻動」及び「職堎での掻動」が加えられおいる。䞭孊校 における「地域の行事」の堎面では日本の䌝統文化などの地域の行事に関する掻動が扱 われおいるが高等孊校における「地域での掻動」の堎面ではボランティア掻動地域 人材や地域の倖囜人ずの亀流掻動等 より広範囲にわたる地域での瀟䌚掻動の堎面を扱う。 「職堎での掻動」ずはグロヌバル化が進展する䞭英語を䜿っお囜内倖の職堎で働く 堎面を想定したものである。 む倚様な手段を通しお情報などを埗る堎面 ・ 本新聞雑誌などを読むこず ・ テレビや映画動画ラゞオなどを芳 み たり聞いたりするこず ・ 情報通信ネットワヌクを掻甚するこず など ここでは様々なメディアを通しお英語で情報などを埗る堎面を想定しおいる。 特に今埌のグロヌバルな情報網の広がりにより情報収集の方法は䞀局倚様になるこず が考えられる。本新聞雑誌などを読むこずはもちろんだが動画やむンタヌ ネットによるラゞオなどの情報通信ネットワヌクを掻甚した情報のやり取りや情報怜玢の 機䌚は今埌も䞀局増えるこずが予想されるこずから指導に圓たりそれらの堎面を取り 扱っおいく必芁がある。 り 特有の衚珟がよく䜿われる堎面 ・ 買物        ・ 食事 ・ 旅行        ・ 電話での応察 ・ 手玙や電子メヌルのやり取り など 高等孊校における特有の衚珟が䜿われる堎面に぀いおは発達段階に応じお生掻にお
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56 第章 倖囜語科の 各科目 ける行動範囲や人間関係が広がるこずでより倚様でより深い掞察を芁する蚀語掻動が展 開されるこずを螏たえ小孊校及び䞭孊校で扱った「自己玹介」ず「道案内」の堎面がな くなり䞭孊校の「電話での察応」は「電話での応察」ずなっおいる。これは 「電話で の察応」が䞻に電話の取次ぎを意味しおいたのに察しお 「電話での応察」では電話で のコミュニケヌションの圓事者ずしお電話の目的である甚件を果たすための䌚話を行う堎 面を想定しおいるこずによる。 たた定型的な口語衚珟が䜿われるこうした様々な堎面に加えお文字によるコミュニ ケヌションの手段ずしお「手玙や電子メヌルのやり取り」の堎面も含めお指導するこずが 倧事である。 「手玙や電子メヌルのやり取り」の䞭には日垞的な情報亀換の堎面のほか メモで盞手に甚件を簡朔に䌝える堎面季節ごずの挚拶のメッセヌゞを送る堎面招埅状 や瀌状履歎曞などを曞く堎面などが考えられそれぞれの堎合に応じた特有の衚珟や衚 珟圢匏を指導する必芁がある。 む 蚀語の働きの䟋 アコミュニケヌションを円滑にする ・ 盞づちを打぀    ・ 聞き盎す ・ 繰り返す      ・ 蚀い換える ・ 話題を発展させる  ・ 話題を倉える など コミュニケヌションを円滑にする働きずは盞手ずの関係を築きながらコミュニケヌ ションを開始し維持する働きであり䞭孊校の倖囜語科においおも扱われおいる。䞭孊校 の倖囜語科では話し掛ける盞づちを打぀聞き盎す繰り返すが䟋ずしお挙げられ 䜿甚される堎面や状況に応じた特定の衚珟を䜿ったり堎面や状況に応じおむントネヌ ションなどの違いも含めお適切にそれらの衚珟を掻甚したりできるよう指導されおいる。 高等孊校においおは蚀い換える話題を発展させる話題を倉えるが䟋ずしお加えら れおいる。これは小孊校及び䞭孊校における孊びを基瀎ずしおより継続的でより深い 内容を展開するやり取りなどができるようにするためである。高等孊校においおは䞭孊 校においお指導された内容を必芁に応じお繰り返し扱いながら堎面に応じた適切な衚珟 を遞択し意芋の亀換などをより円滑にたた発展的に進められるよう指導する。 む気持ちを䌝える ・ 共感する      ・ 耒める ・ 謝る        ・ 感謝する ・ 望む        ・ 驚く ・ 心配する など 気持ちを䌝える働きずは 盞手ずの信頌関係を築いたり 良奜な関係でコミュニケヌショ
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57 2 英語コミュ ニケヌショ ンⅠ ンを行ったりするために 自分の気持ちを䌝えるこずを瀺しおいる。高等孊校においおは 䞭孊校の倖囜語科で扱われおいるものなどに加え共感する感謝する望む驚く心 配するが䟋ずしお挙げられおいる。高等孊校においおは䞭孊校においお指導された内 容を必芁に応じお繰り返し扱いながら堎面に応じた適切な衚珟を遞択し日垞䌚話での やり取りや文章衚珟などによっお様々な気持ちや感情を互いの立堎を尊重しながら䌝え 合うこずができるよう指導する。 り事実・情報を䌝える ・ 説明する      ・ 報告する ・ 描写する      ・ 理由を述べる ・ 芁玄する      ・ 蚂正する など 事実・情報を䌝える働きずはコミュニケヌションを行う盞手に事実や情報を䌝達する 働きである。事実・情報を䌝える蚀語の働きに぀いおは䞭孊校の倖囜語科で扱われおい るものなどに加え理由を述べる芁玄する蚂正するが䟋ずしお挙げられおいる。事 実や情報を正しく䌝えるためには詳现を客芳的に䌝えるこずができる衚珟や論理的な 構成や展開などが重芁ずなる。他者を意識しながら事実や情報をより適切にたた効果的に 䌝え合うこずができるよう指導する。 ゚考えや意図を䌝える ・ 提案する      ・ 申し出る       ・ 賛成する      ・ 反察する       ・ 承諟する      ・ 断る ・ 䞻匵する      ・ 掚論する       ・ 仮定する など 考えや意図を䌝える働きずはコミュニケヌションを行う盞手に自分の考えや意図を䌝 達する働きである。考えや意図を䌝える蚀語の働きに぀いおは䞭孊校の倖囜語科で扱わ れおいるものなどに加え提案する䞻匵する掚論するが䟋ずしお挙げられおいる。 高等孊校においおは䞭孊校においお指導された内容を必芁に応じお繰り返し扱いなが ら堎面に応じた適切な衚珟を遞択し論理の展開を意識したりしながらたずたりのある 考えや意図を䌝えられるよう指導する。 オ盞手の行動を促す ・ 質問する      ・ 䟝頌する       ・ 誘う        ・ 蚱可する      ・ 助蚀する      ・ 呜什する      ・ 泚意をひく     ・ 説埗する  など
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58 第章 倖囜語科の 各科目 盞手の行動を促す働きずは盞手に働きかけ盞手の蚀語的・非蚀語的行動を匕き出す 働きを瀺しおいる。盞手の行動を促す蚀語の働きに぀いおは䞭孊校の倖囜語科で扱われ おいるものなどに加え誘う蚱可する助蚀する泚意をひく説埗するが䟋ずしお 挙げられおいる。 高等孊校においおは䞭孊校においお指導された内容を必芁に応じお繰り返し扱いなが ら堎面に応じた適切な衚珟を遞択し教宀内倖における身近な堎面で盞手の行動を促す こずができるよう指導する。 1䞭孊校におけるコミュニケヌションを図る資質・胜力を育成するための総合的な 指導を螏たえ五぀の領域別の蚀語掻動及び耇数の領域を結び付けた統合的な蚀語 掻動を通しお総合的に指導するものずする。 䞭孊校の倖囜語科における総合的な指導を螏たえ五぀の領域別に蚭定する目暙の実珟 を目指し五぀のそれぞれの領域を扱った蚀語掻動ず䜵せお耇数の領域を結び付けた統合 的な蚀語掻動を通しお総合的な英語力の向䞊を図る指導を行う。 2䞭孊校における孊習ずの接続のため既習の語句や文構造文法事項などの孊習 内容を繰り返したり特にこの科目の孊習の初期の段階においおは䞭孊校における 基瀎的な孊習内容を敎理したりしお指導し定着を図るよう配慮するものずする。 䞭孊校の孊習から本科目における孊習ぞの円滑な移行のため初期の孊習段階で䞭孊 校の基瀎的な孊習内容を敎理しながら䞭孊校で孊習した語句や文構造文法事項などを 繰り返し掻甚するような蚀語掻動を扱うなどの工倫をするこずが倧切である。  内容の取扱い
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59 3 英語コミュ ニケヌショ ンⅡ 「英語コミュニケヌションⅡ」では前述の倖囜語科の目暙を螏たえ領域ごずに具䜓 的な目暙を蚭定しおいる。 英語孊習の特質を螏たえ以䞋に瀺す五぀の領域別に蚭定する目暙の実珟を目指 した指導を通しお第欟の 1 及び 2 に瀺す資質・胜力を䞀䜓的に育成するずずも にその過皋を通しお第欟の 3 に瀺す資質・胜力を育成する。 この科目は党おの生埒に履修させる科目である「英語コミュニケヌションⅠ」の孊習 を螏たえ五぀の領域別の蚀語掻動及び耇数の領域を効果的に関連付けた統合的な蚀語掻 動を通しお五぀の領域の総合的な指導を発展的に行う科目である。  本科目ではより自埋した英語孊習者の育成を目指し 「倚くの支揎」を掻甚する段階 から必芁に応じお「䞀定の支揎」を掻甚する段階ぞず移行する。 たた 本科目では 語圙や衚珟などの蚀語材料がより倚様になるこずから 指導に圓たっ おは 「英語コミュニケヌションⅠ」で指導された蚀語材料などの孊習内容を本科目の 蚀語掻動においお繰り返し掻甚したり生埒が自分の考えなどを衚珟する際にそれらを話 したり曞いたりしお衚珟できるような段階たで定着させるこずが重芁である。 「英語コミュニケヌションⅠ」のの目暙で述べたように各孊校においお䜜成される 孊習到達目暙は五぀の領域別の目暙を螏たえながらの内容に蚘述されたより具䜓的 な蚀語材料ず蚀語掻動を参照しお蚭定されたものにするこずが望たしい。 1聞くこず ア 日垞的な話題に぀いお話される速さや䜿甚される語句や文情報量などにお いお䞀定の支揎を掻甚すれば必芁な情報を聞き取り話の展開や話し手の意図 を把握するこずができるようにする。 この目暙は 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 1 のア「日垞的な話題に぀いお話 される速さや䜿甚される語句や文情報量などにおいお倚くの支揎を掻甚すれば必 芁な情報を聞き取り話し手の意図を把握するこずができるようにする。 」を発展させた ものである。 本目暙では話される速さや䜿甚される語句や文情報量などに぀いお生埒が支揎を 掻甚するこずを瀺しおいる。それらに぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 1 のアに準ずるが既習の衚珟での蚀い換えなどにおいお 「英語コミュニケヌションⅠ」 第3 節 英語コミュニケヌションⅡ  目 暙
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60 第章 倖囜語科の 各科目 で孊習した基本的な語句や文を甚いるなどしお本科目においお「英語コミュニケヌショ ンⅠ」の孊習内容を掻甚する配慮を行うこずが重芁である。 ここでは 「英語コミュニケヌションⅠ」 における話し手の意図を把握するこずに加えお 話の展開を把握するこずができるようにするこずを目暙ずしおいる。話の展開ずは話が どのように぀ながり進行しおいくかずいうこずでありそれらを把握するためには芁 点を瀺す語句や文぀ながりを瀺す語句などに泚意しながら聞く必芁がある。たたその埌 の展開を予想しお聞くように指導するこずも考えられる。 む 瀟䌚的な話題に぀いお話される速さや䜿甚される語句や文情報量などにお いお䞀定の支揎を掻甚すれば必芁な情報を聞き取り抂芁や芁点詳现を目的 に応じお捉えるこずができるようにする。 この目暙は 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 1 のむ「瀟䌚的な話題に぀いお話 される速さや䜿甚される語句や文情報量などにおいお倚くの支揎を掻甚すれば必 芁な情報を聞き取り抂芁や芁点を目的に応じお捉えるこずができるようにする。 」を発 展させたものである。 本目暙では話される速さや䜿甚される語句や文情報量などに぀いお生埒が支揎を 掻甚するこずを瀺しおおりそれらに぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 1 のアに準ずる。 ここでは 「英語コミュニケヌションⅠ」における抂芁や芁点を目的に応じお捉えるこ ずに加えお詳现を目的に応じお捉えるこずができるようにするこずを目暙ずしおいる。 詳现を捉えるずは聞き取る目的に応じお现郚の情報を正確に理解するこずである。そ の際目的に応じお䜕を詳现に聞き取るべきなのかを事前に生埒に提瀺するこずなども 考えられる。 2読むこず ア 日垞的な話題に぀いお䜿甚される語句や文情報量などにおいお䞀定の支揎 を掻甚すれば必芁な情報を読み取り文章の展開や曞き手の意図を把握するこず ができるようにする。 この目暙は 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 2 のア「日垞的な話題に぀いお䜿 甚される語句や文情報量などにおいお倚くの支揎を掻甚すれば必芁な情報を読み取 り曞き手の意図を把握するこずができるようにする。 」を発展させたものである。 本目暙では䜿甚される語句や文情報量などに぀いお生埒が支揎を掻甚するこずを瀺 しおおりそれらに぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 2 のアに準ずる。 ここでは 「英語コミュニケヌションⅠ」 における曞き手の意図を把握するこずに加えお 文章の展開を把握するこずができるようにするこずを目暙ずしおいる。文章の展開を把握
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61 3 英語コミュ ニケヌショ ンⅡ するずは 文ず文や段萜同士の぀ながりに泚意しお文章党䜓の流れを理解するこずである。 そのためには぀ながりを瀺す語句に泚意したりキヌワヌドや䞻題文トピック・セン テンスを的確に把握したりしながら文章を読むように指導するこずが倧切である。 む 瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚される語句や文情報量などにおいお䞀定の支揎 を掻甚すれば必芁な情報を読み取り抂芁や芁点詳现を目的に応じお捉えるこ ずができるようにする。 この目暙は 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 2 のむ「瀟䌚的な話題に぀いお䜿 甚される語句や文情報量などにおいお倚くの支揎を掻甚すれば必芁な情報を読み取 り 抂芁や芁点を目的に応じお捉えるこずができるようにする。 」 を発展させたものである。 本目暙では䜿甚される語句や文情報量などに぀いお生埒が支揎を掻甚するこずを瀺 しおおりそれらに぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 2 のアに準ずる。 ここでは「英語コミュニケヌションⅠ」における抂芁や芁点を目的に応じお捉えるこず に加えお詳现を目的に応じお捉えるこずができるようにするこずを目暙ずしおいる。詳 现を目的に応じお捉えるずは曞き手の意図を的確に理解するために现郚の情報を読み取る こずである。その際目的に応じおどの郚分を詳现に読み取るべきなのかを事前に生埒 に提瀺するこずなどが考えられる。 3話すこずやり取り ア 日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文察話の展開などにおいお䞀定の支 揎を掻甚すれば倚様な語句や文を甚いお情報や考え気持ちなどを詳しく話し お䌝え合うやり取りを続けるこずができるようにする。 この目暙は 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 のア「日垞的な話題に぀いお䜿 甚する語句や文察話の展開などにおいお倚くの支揎を掻甚すれば基本的な語句や文 を甚いお情報や考え気持ちなどを話しお䌝え合うやり取りを続けるこずができるよう にする。 」を発展させたものである。 本目暙では䜿甚する語句や文察話の展開などに぀いお生埒が支揎を掻甚するこずを 瀺しおおりそれらに぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 のアに準ずる。 情報や考え気持ちなどを詳しく話しお䌝え合うずは 「英語コミュニケヌションⅠ」 におけるやり取りに比べお䌝え合う内容がより詳しくなるこずを瀺しおいる。 「英語コ ミュニケヌションⅠ」におけるやり取りは基本的な語句や文を甚いたある皋床簡朔な 内容であるのに比べお本科目におけるやり取りでは䌝え合う内容を順序立おお分かり やすく衚珟したり具䜓的に䟋を挙げるなどしお詳现に衚珟したりするこずを意味しおい る。 たたやり取りを続けるずは互いの考えや気持ちの䌝え合いを自然に継続するこずで
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62 第章 倖囜語科の 各科目 あるがここでのやり取りは単に衚珟する内容が具䜓的で詳しくなるだけではなく自 然な䌚話の流れを維持しながらより長く察話を継続できるよう非蚀語的衚珟も含めた 様々な定型衚珟を「英語コミュニケヌションⅠ」で指導した䌚話の継続のために必芁な衚 珟ず䜵せお掻甚しながら䌚話を継続する力を育成しおいくこずが重芁である。 む 瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文察話の展開などにおいお䞀定の支 揎を掻甚すれば聞いたり読んだりしたこずを基に倚様な語句や文を甚いお情 報や考え気持ちなどを論理性に泚意しお詳しく話しお䌝え合うこずができるよう にする。 この目暙は 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 のむ「瀟䌚的な話題に぀いお䜿 甚する語句や文察話の展開などにおいお倚くの支揎を掻甚すれば聞いたり読んだり したこずを基に基本的な語句や文を甚いお情報や考え気持ちなどを論理性に泚意し お話しお䌝え合うこずができるようにする。 」を発展させたものである。 本目暙では䜿甚する語句や文察話の展開などに぀いお生埒が支揎を掻甚するこずを 瀺しおおりそれらに぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 のアに準ずる。 聞いたり読んだりしたこずに぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 のむに 準ずる。 論理性に泚意しお詳しく話しお䌝え合うずは 「英語コミュニケヌションⅠ」における やり取りに比べお 䌝え合う内容がより詳しくなるこずを瀺しおいる。 これは 「英語コミュ ニケヌションⅠ」においおは基本的な語句や文を甚いおある皋床簡朔に理由や根拠を 述べるのに察し本科目においおは順序立おお分かりやすく衚珟したり具䜓䟋を挙げ たりするなどしお理由や根拠などを具䜓的にか぀詳现に述べる必芁があるこずを意味し おいる。 4話すこず発衚 ア 日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備などにおいお䞀定の支 揎を掻甚すれば倚様な語句や文を甚いお情報や考え気持ちなどを論理性に泚 意しお詳しく話しお䌝えるこずができるようにする。 この目暙は 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 4 のア「日垞的な話題に぀いお䜿 甚する語句や文事前の準備などにおいお倚くの支揎を掻甚すれば基本的な語句や文 を甚いお情報や考え気持ちなどを論理性に泚意しお話しお䌝えるこずができるように する。 」を発展させたものである。 本目暙では䜿甚する語句や文事前の準備などに぀いお生埒が支揎を掻甚するこずを 瀺しおおりそれらに぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 4 のアに準ずる。 論理性に泚意しお詳しく話しお䌝えるずは 「英語コミュニケヌションⅠ」ず比べお
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63 3 英語コミュ ニケヌショ ンⅡ 䌝える内容がより詳しくなるこずを瀺しおいる。これは 「英語コミュニケヌションⅠ」 においおは基本的な語句や文を甚いおある皋床簡朔に理由や根拠を述べるのに察し 本科目においおは 順序立おお分かりやすく衚珟したり 具䜓䟋を挙げたりするなどしお 理由や根拠などを具䜓的か぀詳现に述べる必芁があるこずを意味しおいる。 む 瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備などにおいお䞀定の支 揎を掻甚すれば聞いたり読んだりしたこずを基に倚様な語句や文を甚いお情 報や考え気持ちなどを論理性に泚意しお詳しく話しお䌝えるこずができるように する。 この目暙は 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 4 のむ「瀟䌚的な話題に぀いお䜿 甚する語句や文事前の準備などにおいお倚くの支揎を掻甚すれば聞いたり読んだり したこずを基に基本的な語句や文を甚いお情報や考え気持ちなどを論理性に泚意し お話しお䌝えるこずができるようにする。 」を発展させたものである。 本目暙では䜿甚する語句や文事前の準備などに぀いお生埒が支揎を掻甚するこずを 瀺しおおりそれらに぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 4 のアに準ずる。 聞いたり読んだりしたこずに぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 のむに 論理性に泚意しお詳しく話しお䌝えるこずに぀いおはの 4 のアにそれぞれ準ずる。 5曞くこず ア 日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備などにおいお䞀定の支 揎を掻甚すれば倚様な語句や文を甚いお情報や考え気持ちなどを論理性に泚 意しお耇数の段萜から成る文章で詳しく曞いお䌝えるこずができるようにする。 この目暙は 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 5 のア「日垞的な話題に぀いお䜿 甚する語句や文事前の準備などにおいお倚くの支揎を掻甚すれば基本的な語句や文 を甚いお情報や考え気持ちなどを論理性に泚意しお文章を曞いお䌝えるこずができる ようにする。 」を発展させたものである。 本目暙では䜿甚する語句や文事前の準備などに぀いお生埒が支揎を掻甚するこずを 瀺しおおりそれらに぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 5 のアに準ずる。 論理性に泚意しお耇数の段萜から成る文章で詳しく曞いお䌝えるずは 「英語コミュニ ケヌションⅠ」ず比べお 曞いお䌝える内容がより詳しくなるこずを瀺しおいる。これは 「英語コミュニケヌションⅠ」においおは基本的な語句や文を甚いおある皋床簡朔に 理由や根拠を述べた䞊で䞀぀の段萜の文章を曞くのに察し本科目においおは順序立お お分かりやすく衚珟したり具䜓䟋を挙げたりするなどしお理由や根拠などを具䜓的か ぀詳现に述べた䞊で耇数の段萜の文章を曞くこずを意味しおいる。 たた曞いお䌝える段萜が耇数になるこずから䞻題を含む序論根拠や具䜓䟋を含む
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64 第章 倖囜語科の 各科目 本論䞻題の蚀い換えや党䜓の芁玄をしおいる結論などの論理の展開における段萜ごず の圹割などに぀いお指導するこずも必芁である。 む 瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備などにおいお䞀定の支 揎を掻甚すれば聞いたり読んだりしたこずを基に倚様な語句や文を甚いお情 報や考え気持ちなどを論理性に泚意しお耇数の段萜から成る文章で詳しく曞いお 䌝えるこずができるようにする。 この目暙は 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 5 のむ「瀟䌚的な話題に぀いお䜿 甚する語句や文事前の準備などにおいお倚くの支揎を掻甚すれば聞いたり読んだり したこずを基に基本的な語句や文を甚いお情報や考え気持ちなどを論理性に泚意し お文章を曞いお䌝えるこずができるようにする。 」を発展させたものである。 本目暙では䜿甚する語句や文事前の準備などに぀いお生埒が支揎を掻甚するこずを 瀺しおおりそれらに぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 5 のアに準ずる。 聞いたり読んだりしたこずに぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 のむに 論理性に泚意しお耇数の段萜から成る文章で詳しく曞いお䌝えるこずに぀いおは の 5 のアにそれぞれ準ずる。 〔知識及び技胜〕 1英語の特城やきたりに関する事項 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 1 ず同様に取り扱うものずする。ただし 指導する語に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 1 のりの ア で瀺す語 に700 〜950 語皋床の新語を加えた語ずする。たた 「英語コミュニケヌションⅠ」 のの 1 の゚のむに぀いおは瀺された文法事項の䞭から五぀の領域別の目暙を 達成するのにふさわしいものを取り扱うものずする。 この事項における指導する語及び文法事項以倖に぀いおは 「英語コミュニケヌション Ⅰ」のの 1 に準ずる。 指導する語に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」においお䞭孊校修了時たでの 2,200 〜2,500 語皋床の語圙に400 〜600 語皋床の新語を加えたものずしおおり本科目 ではそれに 「700 〜950 語皋床」 の新語を加えるこずずしおいる。なお 「700 語」 ずは 「英 語コミュニケヌションⅡ」で新たに指導する語数の䞋限を瀺し 「950 語」ずは扱う䞀定 の目安ずなる語数を瀺しおおり950 語皋床を䞊限ずするずいう趣旚ではない。 たた 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 1 のりの ア で述べたように 「英語コミュ ニケヌションⅠ」で䞭孊校たでのレベルの語圙の習熟を十分図るこずが本科目及び「英 語コミュニケヌションⅢ」における語圙指導の前提ずなっおいるこずに留意する必芁があ  内 容
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65 3 英語コミュ ニケヌショ ンⅡ る。小孊校及び䞭孊校においお孊習しおきた内容を高等孊校の蚀語掻動においお繰り返 し掻甚するこずによりそれらを話したり曞いたりする䞭で自圚に掻甚できるような段階 たで確実に定着させおいく過皋が重芁なこずは 「英語コミュニケヌションⅡ」においお も同様である。 文法事項に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 1 の゚のむに掲げる党おの 事項を適切に取り扱うこずずしたが本科目では五぀の領域別の目暙を達成するのにふ さわしいものを取り扱うこずずしおいる。しかし 前述した語圙に぀いおの留意点ず同様 語句や文 文法事項などにおいおも 「英語コミュニケヌションⅠ」で孊習した内容を 「話 すこずやり取り 」  「話すこず発衚 」  「曞くこず」においお倚様にか぀自圚に掻甚で きるよう蚀語掻動においお繰り返し掻甚させるこずが必芁である。 〔思考力刀断力衚珟力等〕 2情報を敎理しながら考えなどを圢成し英語で衚珟したり䌝え合っ たりするこずに関する事項 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 2 に瀺す事項に぀いお五぀の領域別の目 暙を達成するように取り扱うものずする。 この事項に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 2 に瀺す事項を本科目に おける五぀の領域別の目暙に合わせ発展拡充させお取り扱うこずを瀺しおいる。 3蚀語掻動及び蚀語の働きに関する事項 ① 蚀語掻動に関する事項 2 に瀺す事項に぀いおは 1 に瀺す事項を掻甚しお䟋えば次のような五぀の 領域別の蚀語掻動及び耇数の領域を結び付けた統合的な蚀語掻動を通しお指導する。 ア  「英語コミュニケヌションⅠ」 のの 3 の①に瀺す蚀語掻動のうち 「英語コミュ ニケヌションⅠ」における孊習内容の定着を図るために必芁なもの。 この事項は 「蚀語掻動及び蚀語の働きに関する事項」においお 2 に瀺す「思考力 刀断力衚珟力等」を育成するに圓たり 1 の「知識及び技胜」に瀺す事項を掻甚しお 五぀の領域ごずの具䜓的な「①蚀語掻動に関する事項」に瀺された蚀語掻動を通しお指導 するこずや 「②蚀語の働きに関する事項」を適切に取り䞊げお指導が行われる必芁があ るこずを敎理しおいる。 ここで瀺されおいる蚀語掻動は 「英語コミュニケヌションⅠ」における孊習内容を螏 たえお蚭定されおいる。 「英語コミュニケヌションⅠ」においお指導された基本的な語句 や文などの孊習内容を 「英語コミュニケヌションⅡ」の蚀語掻動においおも繰り返し掻 甚するこずによっお生埒が自分の考えなどを衚珟する際にそれらを話したり曞いたりし
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66 第章 倖囜語科の 各科目 お衚珟できるような段階たで定着させるこずが重芁である。 今回の改蚂で各領域においお瀺した指導事項は次のずおりである。 む 聞くこず ア日垞的な話題に぀いお必芁に応じお話される速さが調敎されたり別の語句 や文での蚀い換えを聞いたりしながら察話やスピヌチなどから必芁な情報を聞き 取り話の展開や話し手の意図を把握する掻動。たた聞き取った内容を基に考え をたずめ話したり曞いたりしお䌝え合う掻動。 この事項はの 1 のア「日垞的な話題に぀いお話される速さや䜿甚される語句 や文情報量などにおいお䞀定の支揎を掻甚すれば必芁な情報を聞き取り話の展開 や話し手の意図を把握するこずができるようにする。 」に関連した蚀語掻動を瀺しおいる。 本掻動においお生埒が支揎を掻甚するための配慮ずしお必芁に応じお話される速さ が調敎されたり別の語句や文での蚀い換えを聞いたりするこずが挙げられおいる。話さ れる速さの調敎に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 の①のむの ア に準 ずる。別の語句や文での蚀い換えずは生埒にずっお難しいず思われる衚珟が聞く内容に 含たれる堎合 既習の別の衚珟に蚀い換えるこずなどを意味する。本科目においおは 「英 語コミュニケヌションⅠ」で配慮ずしおいた基本的な語句や文での蚀い換えを既習の語 句や文での蚀い換えにするなど 語圙の幅を広げおいく必芁がある。その堎合においおも 「英語コミュニケヌションⅠ」などで孊習した基本的な語圙や衚珟を繰り返し䜿いそれ らを発信する際においおも掻甚できるように定着させるこずが倧切である。 この掻動で聞き取るのは察話やスピヌチなどである。察話に぀いおは 「英語コミュ ニケヌションⅠ」のの 3 の①のむの ア に準ずる。ここでのスピヌチずは話し手が日 垞生掻で䜓隓したこずやある事物に関する説明話し手の考えや気持ちなどに぀いお話さ れたものであり芖芚資料を甚いながら話される堎合もある。教垫や生埒がその 堎で実際に行うスピヌチを聞いたり録音された音声や録画された映像を通しおスピヌチ を聞いたりするこずが考えられる。 実際の掻動においおは聞く前聞いおいる間聞いた埌に前述のような配慮を適宜 行いながら 適切な掻動を展開するようにする。䟋えば 聞く前に 生埒の知識や経隓を 実際の聞く内容ず結び付けるような質問をしたり扱う話題に぀いおペアで話しおこれか ら聞く内容を掚枬したりする掻動聞き取りの際のキヌワヌドずなる語句などを提瀺しお 確認する掻動などを行うこずも考えられる。 聞き取った内容を基に考えをたずめるずは聞き取った情報を敎理しおそれに察する 自分の考えなどをたずめるこずである。これは 「英語コミュニケヌションⅠ」における 聞き取った内容を話したり曞いたりしお䌝え合う掻動を発展させたものでありここでは 聞き取った情報そのものを䌝え合うのではないこずに泚意する必芁がある。 実際の展開に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 の①のむの ア を参考
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67 3 英語コミュ ニケヌショ ンⅡ に事前に生埒に䞎えるヒントを少なくしおいくなど配慮の方法を工倫しながら目暙 に合わせお掻動の内容を発展させおいくこずが必芁である。 む瀟䌚的な話題に぀いお必芁に応じお話される速さが調敎されたり別の語句 や文での蚀い換えを聞いたりしながら 説明や蚎論などから必芁な情報を聞き取り 抂芁や芁点詳现を把握する掻動。たた聞き取った内容を基に考えをたずめ話 したり曞いたりしお䌝え合う掻動。 この事項はの 1 のむ「瀟䌚的な話題に぀いお話される速さや䜿甚される語句 や文情報量などにおいお䞀定の支揎を掻甚すれば必芁な情報を聞き取り抂芁や芁 点詳现を目的に応じお捉えるこずができるようにする。 」に関連した蚀語掻動に぀いお 瀺しおいる。 本掻動においお生埒が支揎を掻甚するための配慮に぀いおはの 3 の①のむの ア に準 ずる。 この掻動で聞き取るのは 説明や蚎論などである。説明に぀いおは 「英語コミュニケヌ ションⅠ」のの 3 の①のむの む に準ずる。ここでの蚎論ずは瀟䌚的な話題に぀いお の問題等に぀いお意芋を述べ合うこずであるが察話ず比べおより専門的な話題に関する ものが増え立堎の違いを明確にしお異なる意芋が瀺されるこずが倚い。そのため抂芁 や芁点などを捉える際はその蚎論に含たれる事実や意芋を正確に捉えるだけではなく 䟋えば事実ず具䜓䟋意芋ずその根拠を結び付けお聞くこずなどが倧切になる。 ここでの掻動ずしお 「英語コミュニケヌションⅠ」における抂芁や芁点を捉える掻動 に加え詳现を捉える掻動が考えられる。実際の生掻においおは抂芁や芁点だけではな く固有名詞や数倀などの具䜓の情報を聞き取らなければならない堎面も倚い。そのよう な実際の必芁性に基づいた堎面を想定し詳现な情報が䜕のために必芁なのかに぀いお あらかじめ生埒に明らかにした䞊で聞き取らせるこずが倧切である。 実際の展開に぀いおはの 3 の①のむの ア を参考にする。 り 読むこず ア日垞的な話題に぀いお必芁に応じお別の語句や文での蚀い換えや曞かれお いる文章の背景に関する説明などを聞いたり読んだりしながら新聞蚘事や広告な どから必芁な情報を読み取り文章の展開や曞き手の意図を把握する掻動。たた 読み取った内容を基に考えをたずめ話したり曞いたりしお䌝え合う掻動。 この事項はの 2 のア「日垞的な話題に぀いお䜿甚される語句や文情報量など においお䞀定の支揎を掻甚すれば必芁な情報を読み取り文章の展開や曞き手の意図 を把握するこずができるようにする。 」に関連した蚀語掻動に぀いお瀺しおいる。 本掻動においお生埒が支揎を掻甚するための配慮ずしお必芁に応じお別の語句や文
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68 第章 倖囜語科の 各科目 での蚀い換えや曞かれおいる文章の背景に関する説明などを聞いたり読んだりするこず が挙げられおいる。別の語句や文での蚀い換えに぀いおはの 3 の①のむの ア に準ず る。曞かれおいる文章の背景に関する説明に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」の の 3 の①のりの ア に準ずる。 この掻動で読み取るのは新聞蚘事や広告などである。ここでの新聞蚘事では実際に 起こったこずなどの事実の説明や問題に関する意芋などが扱われおいるこずや広告で は商品や店舗の宣䌝や行事の開催の告知などが扱われおいるこずが想定される。 実際の掻動においおは読む前読んでいる間読んだ埌に前述のような配慮を適宜 行いながら 適切な掻動を展開する。䟋えば 新聞蚘事や広告の内容を読み取らせる前に 芋出しやそれぞれの媒䜓で甚いられる特有の衚珟に泚目させ曞かれた目的を螏たえた 読み取り方を指導するこずが考えられる。実際に読む際には網矅的に読み取るのではな く必芁な情報や考えをwhowhatwhenwhere などに答える圢で探し出すずいった 読み方を指導するこずも考えられる。 読み取った内容を基に考えをたずめるずは読み取った情報を敎理しその内容を螏た えお自分の考えなどをたずめるこずである。これは 「英語コミュニケヌションⅠ」に おける読み取った内容を話したり曞いたりしお䌝え合う掻動を発展させたものでありこ こでは読み取った情報そのものを䌝え合うのではないこずに泚意する必芁がある。 実際の展開に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 の①のりの ア を参考 に教垫が蚀い換える際既習の倚様な語句を掻甚したり読む量の調敎を少なくしたり するなど配慮の皋床や方法を工倫しながら目暙に合わせお掻動の内容を発展させおい くこずが必芁である。 む瀟䌚的な話題に぀いお必芁に応じお別の語句や文での蚀い換えや曞かれお いる文章の背景に関する説明などを聞いたり読んだりしながら論蚌文や報告文な どから必芁な情報を読み取り抂芁や芁点詳现を把握する掻動。たた読み取っ た内容を基に考えをたずめ話したり曞いたりしお䌝え合う掻動。 この事項はの 2 のむ「瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚される語句や文情報量など においお䞀定の支揎を掻甚すれば必芁な情報を読み取り抂芁や芁点詳现を目的に 応じお捉えるこずができるようにする。 」に関連した蚀語掻動に぀いお瀺しおいる。 本掻動においお生埒が支揎を掻甚するための配慮に぀いおはの 3 の①のりの ア に準 ずる。 この掻動で読み取る英語は 論蚌文や報告文などである。 論蚌文に぀いおは 「英語コミュ ニケヌションⅠ」のの 3 の①のりの む に準ずる。ここでの報告文ずは調査などの結 果や研究の成果などを説明する文章のこずである。これらのような文章を読む際には原 因ず結果や事実ず曞き手の䞻匵や意芋などを敎理しお衚にたずめるような掻動も考えら れる。 実際の展開に぀いおはの 3 の①のりの ア を参考にする。
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69 3 英語コミュ ニケヌショ ンⅡ ゚ 話すこずやり取り ア関心のある事柄や孊校生掻などの日垞的な話題に぀いお必芁に応じお䜿甚す る語句や文やり取りの具䜓的な進め方が瀺される状況で情報や考え気持ちな どを詳しく話しお䌝え合う掻動。たたやり取りした内容を敎理しお発衚したり 文章を曞いたりする掻動。 この事項は1の 3 のア「日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文察話の展開な どにおいお䞀定の支揎を掻甚すれば倚様な語句や文を甚いお情報や考え気持ちな どを詳しく話しお䌝え合うやり取りを続けるこずができるようにする。 」に関連した蚀語 掻動に぀いお瀺しおいる。 本掻動においお生埒が支揎を掻甚するための配慮ずしお必芁に応じお䜿甚する語句 や文やり取りの具䜓的な進め方が瀺されるこずが挙げられおいる。ここでの䜿甚する語 句や文を瀺すずは関連する話題に関しお聞いたり読んだりするこずを通しお有甚な語圙 や衚珟を必芁に応じお瀺すこずである。 「英語コミュニケヌションⅠ」では䜿甚する語 句や文 やり取りの具䜓的な進め方が十分に瀺される状況ずしおいたが 本科目においおは 生埒ができるだけ既習の語句や文を掻甚しお自分の力で課題を達成できるよう生埒の様 子をよく芳察しお必芁に応じた配慮を行うこずが倧事である。ここでのやり取りの具䜓的 な進め方が瀺されるずは 盞手が述べたこずを蚀い換えたり 聞き盎したりするなどの様々 な衚珟や質問ぞの答えに詰たったり分からなくなったりしたずきの察凊方法や協力の仕 方などを 実際のやり取りの実䟋を通しお 必芁に応じお提瀺するこずを瀺しおいる。 「英 語コミュニケヌションⅠ」ではやり取りの具䜓的な進め方が十分に瀺されるずしおいた が本科目においおは 「英語コミュニケヌションⅠ」で孊習した察凊方法などを掻甚し おやり取りを続けられるよう生埒の状況に応じた配慮をするこずが倧切である。 情報や考え気持ちなどを詳しく話しお䌝え合う掻動では䌚話を続けるために質問を したり自分の考えなどを加えお返答したりするこずをペアを倉えながら䜕床も行うな どしお少しず぀長いやり取りに慣れおいくこずが倧切である。 たた事前の準備ずしおは簡単なメモやアりトラむンの䜜成などにずどめ事前に曞 いた原皿を読むだけに終始するやり取りにならないように指導するこずが重芁である。 実際の掻動においおはやり取りする前やり取りしおいる間やり取りした埌に前 述のような配慮を適宜行いながら適切な掻動を展開する。 実際の展開に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 の①の゚の ア を参考 に目暙に合わせお掻動の内容を発展させおいくこずが必芁である。 む瀟䌚的な話題に぀いお必芁に応じお䜿甚する語句や文やり取りの具䜓的な 進め方が瀺される状況で説明や蚎論などを聞いたり読んだりしお賛成や反察の 立堎から情報や考え気持ちなどを理由や根拠ずずもに詳しく話しお䌝え合う掻 動。たたやり取りした内容を螏たえお自分自身の考えなどを敎理しお発衚した
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70 第章 倖囜語科の 各科目 り文章を曞いたりする掻動。 この事項は1の 3 のむ「瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文察話の展開な どにおいお䞀定の支揎を掻甚すれば聞いたり読んだりしたこずを基に倚様な語句や 文を甚いお情報や考え気持ちなどを論理性に泚意しお詳しく話しお䌝え合うこずがで きるようにする。 」に関連した蚀語掻動に぀いお瀺しおいる。 本掻動においお生埒が支揎を掻甚するための配慮に぀いおはの 3 の①の゚の ア に準 ずる。 この掻動で聞いたり読んだりする英語は説明や蚎論などであるが説明や蚎論に぀い おはの 3 の①のむの む に準ずる。 賛成や反察の立堎からずは瀟䌚的な話題に関する䞻匵や解決案などに぀いお賛成あ るいは反察のいずれかの立堎をずった䞊で意芋を考えるこずを瀺しおいる。 情報や考え気持ちなどを理由や根拠ずずもに詳しく話しお䌝え合う掻動は䟋えば ペアで自由に述べ合うやり取りや叞䌚者を立おおディベヌトなどの圢で行うこずも考え られるが扱っおいる話題などに応じお効果的な圢態を考える必芁がある。 ここでは瀟䌚的な話題に関連する知識や䜓隓が䞍足しおいるこずから䌝えたい内容 が具䜓化されないこずも考えられるためにやり取りをする前の聞いたり読んだりする掻 動の䞭で関連した語句や文考えなどに十分觊れさせ生埒の䌝えたい内容が豊かにな るような工倫をするこずが倧切である。䟋えば関連する話題に関しおペアやグルヌプで 話したりクラス党䜓での理解を深めたりするなどの配慮を行うこずが考えられる。やり 取りした埌には 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 の①の゚の ア を参考にしお 効果的なフィヌドバックを行うこずも倧切である。 たたやり取りをしお終わりにするのではなくやり取りした内容を螏たえお自分自 身の考えなどを敎理しお発衚したり文章を曞いたりするなどの掻動に぀なげるよう指導 する。なお の 3 の①の゚の ア では やり取りの内容そのものを報告し合うのに察し ここではやり取りした内容を基にしお自分の考えなどを圢成する掻動に発展しおいる こずに留意する。 実際の展開に぀いおはの 3 の①の゚の ア を参考にする。 オ 話すこず発衚 ア関心のある事柄や孊校生掻などの日垞的な話題に぀いお必芁に応じお䜿甚す る語句や文発話䟋が瀺されたり準備のための䞀定の時間が確保されたりする状 況で情報や考え気持ちなどを理由や根拠ずずもに詳しく話しお䌝える掻動。た た発衚した内容に぀いお質疑応答をしたり意芋や感想を䌝え合ったりする掻 動。 この事項はの 4 のア「日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備な
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71 3 英語コミュ ニケヌショ ンⅡ どにおいお䞀定の支揎を掻甚すれば倚様な語句や文を甚いお情報や考え気持ちな どを論理性に泚意しお詳しく話しお䌝えるこずができるようにする。 」に関連する蚀語掻 動に぀いお瀺しおいる。 本掻動においお生埒が支揎を掻甚するための配慮ずしお必芁に応じお䜿甚する語句 や文発話䟋が瀺されたり準備のための䞀定の時間が確保されたりするこずが挙げられ おいる。ここでの必芁に応じお䜿甚する語句や文発話䟋が瀺されるずは関連する話 題に関しお聞いたり読んだりするこずを通しお発衚の際に有甚な語圙や衚珟発衚の際 の発話の仕方などを必芁に応じお瀺すこずである。 「英語コミュニケヌションⅠ」では䜿 甚する語句や文を十分に瀺すずしおいたが本科目においおは生埒ができるだけ既習の 語句や文を掻甚しお自分の力で課題を達成できるよう生埒の状況に応じた配慮をするこ ずが倧事である。 準備のための䞀定の時間が確保されるずは内容に぀いおグルヌプでブレむンストヌミ ングをしたり発衚の準備ずしおアりトラむンを曞いたり発衚する際に補助的に䜿う図 衚などの芖芚的な情報を䜜成したりするための時間が必芁に応じお確保されるこずを瀺 しおいる。 「英語コミュニケヌションⅠ」では 「準備のための倚くの時間が確保されたり する」ずしおいたが本科目においおはそれたでにブレむンストヌミングの手法やアり トラむンの曞き方などを孊んでいるこずから 準備段階で支揎が必芁な点を敎理した䞊で 段階的に準備の時間を調節しおいく必芁がある。 実際の掻動においおは発衚する前発衚しおいる間発衚した埌に前述のような配 慮を適宜行いながら適切な掻動を展開する。ここでは䌝える内容を詳现に衚珟するた めの語圙や文構造などの掻甚の充実を図りながら 「英語コミュニケヌションⅠ」 のの 3 の①のオの ア を参考に目暙に合わせお掻動の内容を発展させおいくこずが必芁である。 む瀟䌚的な話題に぀いお 必芁に応じお 䜿甚する語句や文 発話䟋が瀺されたり 準備のための䞀定の時間が確保されたりする状況で説明や蚎論などを聞いたり読 んだりしお情報や考え気持ちなどを理由や根拠ずずもに詳しく話しお䌝える掻 動。たた発衚した内容に぀いお質疑応答をしたり意芋や感想を䌝え合ったり する掻動。 この事項はの 4 のむ「瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備な どにおいお䞀定の支揎を掻甚すれば聞いたり読んだりしたこずを基に倚様な語句や 文を甚いお情報や考え気持ちなどを論理性に泚意しお詳しく話しお䌝えるこずができ るようにする。 」に関連する蚀語掻動に぀いお瀺しおいる。 本掻動においお生埒が支揎を掻甚するための配慮に぀いおはの 3 の①のオの ア に準 ずる。 ここでは瀟䌚的な話題に関する説明や蚎論などを聞いたり読んだりしお話すこずずし おいるが説明や蚎論に぀いおはの 3 の①のむの む に準ずる。 実際の掻動においおは䌝える内容を詳现に衚珟するための語圙や文構造などの掻甚の
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72 第章 倖囜語科の 各科目 充実を図りながら 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 の①のオの ア を参考に目 暙に合わせお掻動の内容を発展させおいくこずが必芁である。 カ 曞くこず ア関心のある事柄や孊校生掻などの日垞的な話題に぀いお必芁に応じお䜿甚す る語句や文文章䟋が瀺されたり準備のための䞀定の時間が確保されたりする状 況で情報や考え気持ちなどを理由や根拠ずずもに耇数の段萜を甚いお詳しく曞 いお䌝える掻動。たた曞いた内容を読み合い質疑応答をしたり意芋や感想を 䌝え合ったりする掻動。 この事項はの 5 のア「日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備な どにおいお䞀定の支揎を掻甚すれば倚様な語句や文を甚いお情報や考え気持ちな どを論理性に泚意しお耇数の段萜から成る文章で詳しく曞いお䌝えるこずができるように する。 」に関連する蚀語掻動に぀いお瀺しおいる。 本掻動においお生埒が支揎を掻甚するための配慮ずしお必芁に応じお䜿甚する語句 や文文章䟋が瀺されたり準備のための䞀定の時間が確保されたりするこずが挙げられ おいる。ここでの䜿甚する語句や文文章䟋を瀺されるずは曞く掻動をするに圓たっお 掻甚できる有甚な語句や文生埒がモデルずしお掻甚できる文章䟋が必芁に応じお瀺され るこずを意味しおいる。 「英語コミュニケヌションⅠ」では䜿甚する語句や文文章䟋が 十分に瀺されるずしおいたが本科目においおは生埒ができるだけ既習の語句や文を掻 甚しお自分の力で文章が曞けるよう生埒の状況に応じた配慮をするこずが倧事である。 準備のための䞀定の時間が確保されるずは実際に曞く掻動に入る前に関連する話題に ぀いお自分自身やペアグルヌプでブレむンストヌミングをしたり文章のアりトラむ ンを曞いたりするための時間が 必芁に応じお確保されるこずを瀺しおいる。 「英語コミュ ニケヌションⅠ」では 「準備のための倚くの時間が確保されたりする」ずしおいたが 本科目においおはある皋床発想の手法やアりトラむンの曞き方などに習熟しおいるこず が考えられるため準備段階で支揎が必芁な点を敎理した䞊で段階的に準備の時間を調 節しおいくこずが必芁である。  耇数の段萜を甚いおずは耇数の段萜から成る文章を曞くこずを瀺しおいるがここで は段萜の構成などに぀いお段階的に指導するこずが必芁である。䟋えば段萜の぀なが りを瀺す語句などを取り䞊げ序論・本論・結論を豊富なモデルを掻甚しながら曞くこ ずができるようになるよう指導する。 実際の掻動においおは䌝える内容を詳现に衚珟するための語圙や文構造などの掻甚の 充実を図りながら 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 の①のカの ア を参考に目 暙に合わせお掻動の内容を発展させおいくこずが必芁である。たたその際曞いお終わ りにするのではなく曞いた内容を読み合い質疑応答をしたり意芋や感想を䌝え合っ たりするなどの掻動に぀なげるよう指導する。ここでは生埒同士が互いの文章を読んだ
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73 3 英語コミュ ニケヌショ ンⅡ 䞊で内容に関しお意芋を亀換したり教垫が生埒の曞いた文章を取り䞊げ語句の䜿い 方や構成内容の発展のさせ方などにおいおよかった点などを党䜓で共有したりするな どしお 「曞くこず」の力や意欲の向䞊に぀ながる適切で効果的なフィヌドバックをする こずが倧切である。その際フィヌドバックが文法事項等の蚂正に偏らないように泚意し ながら䟋えば適切な語圙が遞択されおいるか䌝えたい内容が敎理されおいるか䌝 えたい内容が読み手に䌝わるためにはどのような曞き方をすれば効果的なのかなどに぀ いおフィヌドバックするこずも考えられる。 む瀟䌚的な話題に぀いお 必芁に応じお 䜿甚する語句や文 文章䟋が瀺されたり 準備のための䞀定の時間が確保されたりする状況で説明や蚎論などを聞いたり読 んだりしお情報や考え気持ちなどを理由や根拠ずずもに耇数の段萜を甚いお詳 しく曞いお䌝える掻動。たた曞いた内容を読み合い質疑応答をしたり意芋や 感想を䌝え合ったりする掻動。 この事項はの 5 のむ「瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備な どにおいお䞀定の支揎を掻甚すれば聞いたり読んだりしたこずを基に倚様な語句や 文を甚いお情報や考え気持ちなどを論理性に泚意しお耇数の段萜から成る文章で詳し く曞いお䌝えるこずができるようにする。 」に関連する蚀語掻動に぀いお瀺しおいる。 本掻動においお生埒が支揎を掻甚するための配慮に぀いおはの 3 の①のカの ア に準 ずる。 ここでは瀟䌚的な話題に関する説明や蚎論などを聞いたり読んだりしお曞くこずずし おいるが説明や蚎論などに぀いおはの 3 の①のむの む に準ずる。 実際の掻動においおは䌝える内容を詳现に衚珟するための語圙や文構造などの掻甚の 充実を図りながら 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 の①のカの ア を参考に目 暙に合わせお掻動の内容を発展させおいくこずが必芁である。ここでは瀟䌚的な話題に関 連する知識や䜓隓が䞍足しおいるために䌝えたい内容が具䜓化されないこずも考えられる こずから曞く前の聞いたり読んだりする掻動の䞭で関連した語句や文考えなどに十分 觊れさせるこずで生埒の䌝えたい内容が豊かになるような工倫をするこずが倧切である。 ② 蚀語の働きに関する事項 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 の②ず同様に取り扱うものずする。 この事項に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 の②に準ずる。 コミュニケヌションを図る資質・胜力を育成するためのこれたでの総合的な指導を  内容の取扱い
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74 第章 倖囜語科の 各科目 螏たえ五぀の領域別の蚀語掻動及び耇数の領域を結び付けた統合的な蚀語掻動を通 しお総合的に指導するものずする。 「英語コミュニケヌションⅠ」における総合的な指導を螏たえ五぀の領域別に蚭定す る目暙の実珟を目指し五぀のそれぞれの領域を扱った蚀語掻動ず䜵せお耇数の領域を 結び付けた統合的な蚀語掻動を通しお曎なる総合的な英語力の向䞊を図る指導を行う。
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75 4 英語コミュ ニケヌショ ンⅢ 「英語コミュニケヌションⅢ」では前述の倖囜語科の目暙を螏たえ領域ごずに具䜓 的な目暙を蚭定しおいる。 英語孊習の特質を螏たえ以䞋に瀺す五぀の領域別に蚭定する目暙の実珟を目指 した指導を通しお第欟の 1 及び 2 に瀺す資質・胜力を䞀䜓的に育成するずずも にその過皋を通しお第欟の 3 に瀺す資質・胜力を育成する。 この科目は 「英語コミュニケヌションⅡ」の孊習を螏たえ五぀の領域別の蚀語掻動 及び耇数の領域を結び付けた統合的な蚀語掻動を通しお五぀の領域の総合的な指導を発 展的に行う科目である。 本科目では 英語䜿甚者ずしおの自埋性を曎に高める必芁から 「英語コミュニケヌショ ンⅡ」における「䞀定の支揎」を掻甚する段階からほずんど支揎がなくおも課題に取り 組むこずができる段階ぞず移行する。これは生埒自身がコミュニケヌションの目的を 達成するためにはどのように察応するべきかを刀断し支揎がほずんどなくおも自力で目 的を達成できるようになるあるいは必芁な支揎を他者に求めたり協働したりしながら 目的を達成するこずができるようになるこずを意味しおいる。 たた本科目は 「英語コミュニケヌションⅡ」ず同様に日垞的・瀟䌚的話題を取り扱 うこずずされおいるがより孊術的な内容や様々な事象を倚面的か぀倚角的に捉える内 容を扱うこずずなる。そのため 「英語コミュニケヌションⅡ」ず比范しおより適切な 衚珟圢匏を遞択したりより論理的に衚珟したりできるようになるこずが必芁である。 「英語コミュニケヌションⅠ」ので述べたように各孊校においお䜜成される孊習到 達目暙は五぀の領域別の目暙を螏たえながらの内容に蚘述されたより具䜓的な蚀 語材料ず蚀語掻動を参照しお蚭定されたものにするこずが望たしい。 1聞くこず ア 日垞的な話題に぀いお話される速さや䜿甚される語句や文情報量などにお いお支揎をほずんど掻甚しなくおも必芁な情報を聞き取り話の展開や話し手 の意図を把握するこずができるようにする。 この目暙は 「英語コミュニケヌションⅡ」のの 1 のア「日垞的な話題に぀いお話 される速さや䜿甚される語句や文情報量などにおいお䞀定の支揎を掻甚すれば必 芁な情報を聞き取り話の展開や話し手の意図を把握するこずができるようにする。 」を 第4 節 英語コミュニケヌションⅢ  目 暙
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76 第章 倖囜語科の 各科目 発展させたものである。 ここでは 「英語コミュニケヌションⅡ」における「話の展開や話し手の意図を把握す るこず」を支揎をほずんど掻甚しなくおも達成できるこずが求められおいる。 む 瀟䌚的な話題に぀いお話される速さや䜿甚される語句や文情報量などにお いお支揎をほずんど掻甚しなくおも話の展開に泚意しながら必芁な情報を聞き 取り抂芁や芁点詳现を目的に応じお捉えるこずができるようにする。 この目暙は 「英語コミュニケヌションⅡ」のの 1 のむ「瀟䌚的な話題に぀いお話 される速さや䜿甚される語句や文情報量などにおいお䞀定の支揎を掻甚すれば必 芁な情報を聞き取り抂芁や芁点詳现を目的に応じお捉えるこずができるようにする。 」 を発展させたものである。 ここでは 「英語コミュニケヌションⅡ」における目暙に加え話の展開に泚意するこ ずを扱う。ここで聞き取る内容に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅡ」ず比范しお情 報量が倚く話題や展開も耇雑になる堎合があるこずから話の展開を瀺したり話の぀な がりを瀺したりするような語句や衚珟に泚意しながら聞き取るこずなどが必芁である。 2読むこず ア 日垞的な話題に぀いお䜿甚される語句や文情報量などにおいお支揎をほず んど掻甚しなくおも必芁な情報を読み取り文章の展開や曞き手の意図を把握す るこずができるようにする。 この目暙は 「英語コミュニケヌションⅡ」のの 2 のア「日垞的な話題に぀いお䜿 甚される語句や文情報量などにおいお䞀定の支揎を掻甚すれば必芁な情報を読み取 り文章の展開や曞き手の意図を把握するこずができるようにする。 」を発展させたもの である。 ここでは 「英語コミュニケヌションⅡ」における「文章の展開や曞き手の意図を把握 するこず」をほずんど支揎を掻甚しなくおも達成できるこずが求められおいる。 む 瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚される語句や文情報量などにおいお支揎をほず んど掻甚しなくおも文章の展開に泚意しながら必芁な情報を読み取り抂芁や芁 点詳现を目的に応じお捉えるこずができるようにする。 この目暙は 「英語コミュニケヌションⅡ」のの 2 のむ「瀟䌚的な話題に぀いお䜿 甚される語句や文情報量などにおいお䞀定の支揎を掻甚すれば必芁な情報を読み取 り抂芁や芁点詳现を目的に応じお捉えるこずができるようにする。 」を発展させたも のである。
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77 4 英語コミュ ニケヌショ ンⅢ ここでは 「英語コミュニケヌションⅡ」における目暙に加え文章の展開に泚意する こずを扱う。ここで読み取る内容に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅡ」ず比范しお 情報量が倚く文章の展開も耇雑になる堎合があるこずから各段萜や文ず文ずがどのよう に぀ながり進んでいくかずいうこずに泚意しながら読み取るこずが必芁である。 3話すこずやり取り ア 日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文察話の展開などにおいお支揎をほ ずんど掻甚しなくおも倚様な語句や文を目的や堎面状況などに応じお適切に甚 いお情報や考え気持ちなどを詳しく話しお䌝え合うやり取りを続け䌚話を発 展させるこずができるようにする。 この目暙は 「英語コミュニケヌションⅡ」のの 3 のア「日垞的な話題に぀いお䜿 甚する語句や文察話の展開などにおいお䞀定の支揎を掻甚すれば倚様な語句や文を 甚いお情報や考え気持ちなどを詳しく話しお䌝え合うやり取りを続けるこずができる ようにする。 」を発展させたものである。 情報や考え気持ちなどを詳しく話しお䌝え合うやり取りを続け䌚話を発展させるず は䟋えばやり取りしおいる話題に関連した新たな芖点を取り入れたりある䞀぀の芖 点を掘り䞋げたりするなどしお䌝え合う内容に広がりや深たりをもたせ䌚話を掻性化 させるこずである。そのためには 「英語コミュニケヌションⅠ」及び「英語コミュニケヌ ションⅡ」で指導した䌚話の継続のために必芁な衚珟を䜵せお掻甚しながら䌚話を継続 する力を育成しおいくこずが重芁である。 む 瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文察話の展開などにおいお支揎をほ ずんど掻甚しなくおも聞いたり読んだりしたこずを基に倚様な語句や文を目的 や堎面状況などに応じお適切に甚いお情報や考え課題の解決策などを論理的 に詳しく話しお䌝え合うこずができるようにする。 この目暙は 「英語コミュニケヌションⅡ」のの 3 のむ「瀟䌚的な話題に぀いお䜿 甚する語句や文察話の展開などにおいお䞀定の支揎を掻甚すれば聞いたり読んだり したこずを基に倚様な語句や文を甚いお情報や考え気持ちなどを論理性に泚意しお 詳しく話しお䌝え合うこずができるようにする。 」を発展させたものである。 聞いたり読んだりしたこずに぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 のむに 準ずる。 ここでは 「英語コミュニケヌションⅡ」における「情報や考え気持ちなど」を発展 させ情報や考え課題の解決策などを扱う。生埒が課題の解決策を提瀺するに圓たっお は課題の解決のための根拠ずなる資料を収集したり分析したりするなど説埗力をもっ お盞手に説明するために事前の準備を行うこずが求められる。
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78 第章 倖囜語科の 各科目 論理的に詳しく話しお䌝え合うずは 「英語コミュニケヌションⅡ」における「論理性 に泚意しながら」を発展させ論理の䞀貫性に泚意するだけではなく理由や根拠の適切 さやどのように述べれば説埗力が高たるかなどに぀いお考え論理性を高めるための工 倫をしながら理由や根拠などを詳现に説明するなどしお話しお䌝え合うこずを意味しお いる。 4話すこず発衚 ア 日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備などにおいお支揎をほ ずんど掻甚しなくおも倚様な語句や文を目的や堎面状況などに応じお適切に甚 いお情報や考え気持ちなどを論理的に詳しく話しお䌝えるこずができるように する。 この目暙は 「英語コミュニケヌションⅡ」のの 4 のア「日垞的な話題に぀いお䜿 甚する語句や文事前の準備などにおいお䞀定の支揎を掻甚すれば倚様な語句や文を 甚いお情報や考え気持ちなどを論理性に泚意しお詳しく話しお䌝えるこずができるよ うにする。 」を発展させたものである。 論理的に詳しく話しお䌝えるずは 「英語コミュニケヌションⅡ」における「論理性に 泚意しながら」を発展させ論理の䞀貫性に泚意するだけではなく理由や根拠の適切さ やどのように述べれば説埗力が高たるかなどに぀いお考え論理性を高めるための工倫 をしながら 理由や根拠などを詳现に説明するなどしお話しお䌝えるこずを意味しおいる。 む 瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備などにおいお支揎をほ ずんど掻甚しなくおも聞いたり読んだりしたこずを基に倚様な語句や文を目的 や堎面状況などに応じお適切に甚いお情報や考え気持ちなどを論理的に詳し く話しお䌝えるこずができるようにする。 この目暙は 「英語コミュニケヌションⅡ」のの 4 のむ「瀟䌚的な話題に぀いお䜿 甚する語句や文事前の準備などにおいお䞀定の支揎を掻甚すれば聞いたり読んだり したこずを基に倚様な語句や文を甚いお情報や考え気持ちなどを論理性に泚意しお 詳しく話しお䌝えるこずができるようにする。 」を発展させたものである。 本目暙における話題は 「英語コミュニケヌションⅡ」のの 4 のむで扱うものに比べ より耇雑あるいは抜象床が高くなるこずが考えられるこずから聞いたり読んだりしたこ ずを耇数の芖点や立堎から比范統合したり他教科で孊習した内容ず関連付けお考察 するなどの指導も考えられる。 聞いたり読んだりしたこずに぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 のむに 準ずる。 論理的に詳しく話しお䌝えるこずに぀いおはの 4 のアに準ずる。
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79 4 英語コミュ ニケヌショ ンⅢ 5曞くこず ア 日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備などにおいお支揎をほ ずんど掻甚しなくおも倚様な語句や文を目的や堎面状況などに応じお適切に甚 いお情報や考え気持ちなどを耇数の段萜から成る文章で論理的に詳しく曞いお 䌝えるこずができるようにする。 この目暙は 「英語コミュニケヌションⅡ」のの 5 のア「日垞的な話題に぀いお䜿 甚する語句や文事前の準備などにおいお䞀定の支揎を掻甚すれば倚様な語句や文を 甚いお情報や考え気持ちなどを論理性に泚意しお耇数の段萜から成る文章で詳しく曞 いお䌝えるこずができるようにする。 」を発展させたものである。 耇数の段萜から成る文章で論理的に詳しく曞いお䌝えるずは 「英語コミュニケヌショ ンⅡ」における「論理性に泚意しながら」を発展させ論理の䞀貫性に泚意するだけでは なく理由や根拠の適切さやどのように述べれば説埗力が高たるかなどに぀いお考え 論理性を高めるための工倫をしながら理由や根拠などを詳现に説明するなどしお耇数 の段萜から成る文章を曞いお䌝えるこずを意味しおいる。 む 瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備などにおいお支揎をほ ずんど掻甚しなくおも聞いたり読んだりしたこずを基に倚様な語句や文を目的 や堎面状況などに応じお適切に甚いお情報や考え気持ちなどを耇数の段萜か ら成る文章で論理的に詳しく曞いお䌝えるこずができるようにする。 この目暙は 「英語コミュニケヌションⅡ」のの 5 のむ「瀟䌚的な話題に぀いお䜿 甚する語句や文事前の準備などにおいお䞀定の支揎を掻甚すれば聞いたり読んだり したこずを基に倚様な語句や文を甚いお情報や考え気持ちなどを論理性に泚意しお 耇数の段萜から成る文章で詳しく曞いお䌝えるこずができるようにする。 」を発展させた ものである。 耇数の段萜から成る文章で論理的に詳しく曞いお䌝えるこずに぀いおはの 5 のア に準ずる。 〔知識及び技胜〕 1英語の特城やきたりに関する事項 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 1 ず同様に取り扱うものずする。ただし 指導する語に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅡ」のの 1 で瀺す語に700 〜 950 語皋床の新語を加えた語ずする。たた 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 1 の゚のむに぀いおは瀺された文法事項の䞭から五぀の領域別の目暙を達成するの  内 容
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80 第章 倖囜語科の 各科目 にふさわしいものを取り扱うものずする。 この事項における指導する語及び文法事項以倖に぀いおは 「英語コミュニケヌション Ⅰ」のの 1 に準ずる。 指導する語に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」においお䞭孊校修了時たでの 2,200 〜2,500 語皋床の語圙に400 〜600 語皋床の新語を加えたもの 「英語コミュニケヌ ションⅡ」においおそれに700 〜950 語皋床の新語を加えたものずしおおり本科目では それに曎に700 〜950 語皋床の新語を加えるこずずしおいる。なお 「700 語」ずは 「英 語コミュニケヌションⅢ」で新たに指導する語数の䞋限を瀺し 「950 語」ずは扱う䞀定 の目安ずなる語数を瀺しおおり950 語皋床を䞊限ずするずいう趣旚ではない。 文法事項に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅡ」ず同様に五぀の領域別の目暙を 達成するのにふさわしいものを取り扱うこずずしおいる。 〔思考力刀断力衚珟力等〕 2情報を敎理しながら考えなどを圢成し英語で衚珟したり䌝え合っ たりするこずに関する事項 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 2 に瀺す事項に぀いお五぀の領域別の目 暙を達成するように取り扱うものずする。 この事項に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 2 に瀺す事項を本科目に おける五぀の領域別の目暙に合わせ発展拡充させお取り扱うこずを瀺しおいる。 3蚀語掻動及び蚀語の働きに関する事項 ① 蚀語掻動に関する事項 2 に瀺す事項に぀いおは 1 に瀺す事項を掻甚しお䟋えば次のような五぀の 領域別の蚀語掻動及び耇数の領域を結び付けた統合的な蚀語掻動を通しお指導する。 ア 「英語コミュニケヌションⅠ」及び「英語コミュニケヌションⅡ」のそれぞれの の 3 の①に瀺す蚀語掻動のうちこれらの科目における孊習内容の定着を図る ために必芁なもの。 この事項は 「蚀語掻動及び蚀語の働きに関する事項」においお 2 に瀺す「思考力 刀断力衚珟力等」を育成するに圓たり 1 の「知識及び技胜」に瀺す事項を掻甚しお 五぀の領域ごずの具䜓的な「①蚀語掻動に関する事項」に瀺された蚀語掻動を通しお指導 するこずや 「②蚀語の働きに関する事項」を適切に取り䞊げお指導が行われる必芁があ るこずを敎理しおいる。 ここで瀺されおいる蚀語掻動は 「英語コミュニケヌションⅠ」及び「英語コミュニケヌ
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81 4 英語コミュ ニケヌショ ンⅢ ションⅡ」 における孊習内容を螏たえお蚭定されおいる。 ①のアは 「英語コミュニケヌショ ンⅠ」及び「英語コミュニケヌションⅡ」においお指導された語句や文蚀語材料などの 孊習内容を 「英語コミュニケヌションⅢ」の蚀語掻動においおも繰り返し掻甚するこず によっお生埒が自分の考えなどを衚珟する際にそれらを掻甚し話したり曞いたりしお 衚珟できるような段階たで定着させる指導を行うこずを求めおいる。 今回の改蚂で各領域においお瀺した指導事項は次のずおりである。 む 聞くこず ア日垞的な話題に぀いお むンタビュヌやニュヌスなどから必芁な情報を聞き取り 話の展開や話し手の意図を把握する掻動。たた聞き取った内容に぀いお質疑応 答をしたり意芋や感想を䌝え合ったりする掻動。 この事項はの 1 のア「日垞的な話題に぀いお話される速さや䜿甚される語句 や文情報量などにおいお支揎をほずんど掻甚しなくおも必芁な情報を聞き取り話 の展開や話し手の意図を把握するこずができるようにする。 」に関連した蚀語掻動に぀い お瀺しおいる。 この掻動で聞き取るのはむンタビュヌやニュヌスなどである。むンタビュヌは人以 䞊の話者による䌚話で情報を埗るために䞀方が様々な質問をしお他方がそれに答える 圢匏で行われる。教垫ずによるむンタビュヌを実際にその堎で聞いたり音声や映 像によっおむンタビュヌを聞いたりするこずが考えられる。 ニュヌスでは日垞的な様々な話題に぀いおラゞオ番組やテレビ番組むンタヌネッ トなどを想定しお聞くこずが考えられる。題材の遞択に圓たっおは生埒の実態に応じお 番組の内容や話される速さ甚いられる衚珟などの英語のレベルに配慮する必芁がある。 ここでは聞いお終わりにするのではなく聞き取った内容に぀いお質疑応答をした り意芋や感想を䌝え合ったりする掻動に぀なげるよう指導する。質疑応答は実際の話 し手ずの間で行われるものだけではなく 聞き取った内容に぀いお理解を確認するために 聞き手である生埒同士で行うこずも考えられる。聞き取る内容の理解だけにずどめるので はなく理解した䞊でそれらに぀いおどう考えるのか自分の意芋や感想を話したり曞 いたりしお䌝え合うこずが倧切である。 実際の展開に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」 のの 3 の①のむの ア を参考に 目暙に合わせお掻動の内容を発展させおいくこずが必芁である。 む瀟䌚的な話題に぀いお耇数のニュヌスや講挔などから話の展開に泚意しながら 必芁な情報を聞き取り抂芁や芁点詳现を把握する掻動。たた聞き取った内容 に぀いお質疑応答をしたり意芋や感想を䌝え合ったりする掻動。 この事項はの 1 のむ「瀟䌚的な話題に぀いお話される速さや䜿甚される語句
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82 第章 倖囜語科の 各科目 や文情報量などにおいお支揎をほずんど掻甚しなくおも話の展開に泚意しながら必 芁な情報を聞き取り抂芁や芁点詳现を目的に応じお捉えるこずができるようにする。 」 に関連した蚀語掻動に぀いお瀺しおいる。 この掻動で聞き取るのはニュヌスや講挔などである。ニュヌスに぀いおはの 3 の ①のむのアに準ずるがここでは瀟䌚的な話題に関するニュヌスを聞くため時事的な話 題が取り䞊げられるこずが倚いず考えられる。講挔ずは倚くの聞き手に向かっおある テヌマに沿っお説明を行ったり自分の意芋を述べたりするこずである。が授業で 講矩をしたり実際に行われた講挔の映像を芖聎したりするこずなどが考えられる。 講挔を聞く際にはメモやノヌトを取るこずに぀いおの指導も必芁である。䟋えば講 挔や講矩の話の構成を瀺した甚玙を䜿甚し話の芁点などをメモするこずができるように 指導する。その際重芁か぀必芁な情報のみを簡玠化した圢匏で曞くこずなどを指導す る。それらのメモやノヌトを掻甚しお自分の意芋を䌝え合う掻動に぀なげるこずも考え られる。 たた ここでは耇数のニュヌスや講挔などずしおいるが これは 以䞋に述べるの 3 の①の゚〜カの む における「聞いたり読んだり」するための資料ずしお扱われるこずを 想定しそれらの資料を倚角的な芖点から分析する芳点から耇数の題材を聞き取る堎合 があるこずを瀺しおいる。ある事柄に察しお異なる芖点から話された耇数のニュヌスや講 挔などをそれぞれの論点の違いを敎理しながら内容を把握する掻動などが考えられる。 実際の展開に぀いおはの 3 の①のむの ア を参考にする。 り 読むこず ア日垞的な話題に぀いお新聞蚘事や物語などから必芁な情報を読み取り文章の 展開や曞き手の意図を把握する掻動。たた読み取った内容に぀いお質疑応答を したり意芋や感想を䌝え合ったりする掻動。 この事項はの 2 のア「日垞的な話題に぀いお䜿甚される語句や文情報量など においお支揎をほずんど掻甚しなくおも必芁な情報を読み取り文章の展開や曞き手 の意図を把握するこずができるようにする。 」に関連した蚀語掻動に぀いお瀺しおいる。 この掻動で読み取る英語は新聞蚘事や物語などである。新聞蚘事に぀いおは 「英語 コミュニケヌションⅡ」のの 3 の①のりの ア に準ずる。物語ずはある事柄に぀いお 筋道をたどっお曞かれたたずたりのある文章を指し内容を把握するためには登堎人物 の蚀動やその理由などを文章に即しお捉えるこずが倧切である。たた曞かれおいる内容 を理解するだけにずどたらず物語を読む楜しさに぀いおも䜓隓させるこずが望たしい。 ここでは読んで終わりにするのではなく読み取った内容に぀いお質疑応答をした り意芋や感想を䌝え合ったりする掻動に぀なげるよう指導する。ここでの質疑応答は 読み取った内容に぀いお理解を確認するために読み手である生埒同士で行う圢態も含た れる。読み取る内容の理解だけにずどめるのではなくそれらを理解した䞊でそれらに
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83 4 英語コミュ ニケヌショ ンⅢ ぀いおの自分の意芋や感想を話したり曞いたりしお䌝え合うこずが倧切である。 実際の展開に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」 のの 3 の①のりの ア を参考に 目暙に合わせお掻動の内容を発展させおいくこずが必芁である。 む瀟䌚的な話題に぀いお耇数の論蚌文や蚘録文などから文章の展開に泚意しなが ら課題を解決するために必芁な情報を読み取り 抂芁や芁点 詳现をたずめる掻動。 たたたずめた内容を基に解決策を考え話したり曞いたりしお䌝え合う掻動。   この事項はの 2 のむ「瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚される語句や文情報量など においお支揎をほずんど掻甚しなくおも文章の展開に泚意しながら必芁な情報を読み 取り抂芁や芁点詳现を目的に応じお捉えるこずができるようにする。 」に関連した蚀 語掻動に぀いお瀺しおいる。 この掻動で読み取る英語は 論蚌文や蚘録文などである。 論蚌文に぀いおは 「英語コミュ ニケヌションⅠ」のの 3 の①のりの む に準ずる。蚘録文ずは出来事や事実などを蚘録 した文章のこずで時間の流れに沿っお曞かれるこずが倚くそのような特城を螏たえお 情報を読み取るように指導するこずが倧切である。 たた ここでは耇数の論蚌文や蚘録文などずしおいるが これは 以䞋に述べるの 3 の①の゚〜カの む における「聞いたり読んだり」するための資料ずしお扱われるこずを 想定しそれらの資料を倚角的な芖点から分析する芳点から耇数の題材を読み取る堎合 があるこずを瀺しおいる。ある事柄に察しお異なる芖点から曞かれた耇数の論蚌文や蚘録 文などをそれぞれの論点の違いを敎理しながら内容を把握する掻動などが考えられる。 あわせお課題を解決するために耇数の資料から必芁な情報を読み取る必芁があるこず から 「英語コミュニケヌションⅡ」で扱った「抂芁や芁点 詳现を把握する」こずに加え 耇数の資料の抂芁や芁点詳现をたずめる掻動が必芁ずなる。 ここでは読んで終わりにするのではなくたずめた内容を基に解決策を考え話した り曞いたりしお䌝え合う掻動に぀なげるよう指導する。ペアやグルヌプあるいはクラス党 䜓でディベヌトやディスカッションなどを行い課題に察する解決策を考え自分の意芋 を曞いおたずめるなどの掻動たで぀なげるこずが考えられる。 実際の展開に぀いおはの 3 の①のりの ア を参考にする。 ゚ 話すこずやり取り ア孊校倖での生掻や地域瀟䌚などの日垞的な話題に぀いお情報や考え気持ちな どを詳しく話しお䌝え合い䌚話を発展させる掻動。たたやり取りした内容を敎 理しお発衚したり文章を曞いたりする掻動。 この事項はの 3 のア「日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文察話の展開な どにおいお支揎をほずんど掻甚しなくおも倚様な語句や文を目的や堎面状況などに
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84 第章 倖囜語科の 各科目 応じお適切に甚いお情報や考え気持ちなどを詳しく話しお䌝え合うやり取りを続け 䌚話を発展させるこずができるようにする。 」に関連した蚀語掻動に぀いお瀺しおいる。 実際の展開に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 の①の゚の ア を参考 に目暙に合わせお掻動の内容を発展させおいくこずが必芁である。 む瀟䌚的な話題に぀いおニュヌスや講挔などを聞いたり読んだりしお情報や考 え課題の解決策などを明確な理由や根拠ずずもに詳しく話しお䌝え合う掻動。た たやり取りした内容を螏たえお自分自身の考えなどを敎理しお発衚したり文 章を曞いたりする掻動。 この事項はの 3 のむ「瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文察話の展開な どにおいお支揎をほずんど掻甚しなくおも聞いたり読んだりしたこずを基に倚様な 語句や文を目的や堎面状況などに応じお適切に甚いお情報や考え課題の解決策など を論理的に詳しく話しお䌝え合うこずができるようにする。 」に関連した蚀語掻動に぀い お瀺しおいる。 この掻動で聞いたり読んだりするニュヌスや講挔などに぀いおはの 3 の①のむの む に準ずる。 情報や考え課題の解決策などを明確な理由や根拠ずずもに詳しく話しお䌝え合う掻動 に぀いおは課題を解決するためにペアやグルヌプなどで䞀定の結論を導くために話し 合う掻動などが考えられる。その際それぞれの意芋の共通点や盞違点を確認しそれら の理由や根拠に぀いお比范怜蚎しながらグルヌプの意芋をたずめるなど耇雑な過皋を 䌎うこずが倚い。そのため生埒の実態に応じお圹割や圢匏を決めた話合いから始める などの段階的な指導が必芁である。 実際の展開に぀いおはの 3 の①の゚のアを参考にする。 オ 話すこず発衚 ア孊校倖での生掻や地域瀟䌚などの日垞的な話題に぀いお情報や考え気持ちな どを明確な理由や根拠ずずもに詳しく話しお䌝える掻動。たた発衚した内容に぀ いお質疑応答をしたり意芋や感想を䌝え合ったりする掻動。 この事項はの 4 のア「日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備な どにおいお支揎をほずんど掻甚しなくおも倚様な語句や文を目的や堎面状況などに 応じお適切に甚いお情報や考え気持ちなどを論理的に詳しく話しお䌝えるこずができ るようにする。 」に関連した蚀語掻動に぀いお瀺しおいる。 実際の展開に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 の①のオの ア を参考 に目暙に合わせお掻動の内容を発展させおいくこずが必芁である。
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85 4 英語コミュ ニケヌショ ンⅢ む瀟䌚的な話題に぀いおニュヌスや講挔などを聞いたり読んだりしお情報や考 え気持ちなどを明確な理由や根拠ずずもに詳しく話しお䌝える掻動。たた発衚 した内容に぀いお質疑応答をしたり意芋や感想を䌝え合ったりする掻動。   この事項はの 4 のむ「瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備な どにおいお支揎をほずんど掻甚しなくおも聞いたり読んだりしたこずを基に倚様な 語句や文を目的や堎面状況などに応じお適切に甚いお情報や考え気持ちなどを論理 的に詳しく話しお䌝えるこずができるようにする。 」に関連した蚀語掻動に぀いお瀺しお いる。 この掻動で聞いたり読んだりするニュヌスや講挔などに぀いおはの 3 の①のむの む に準ずる。 ここでの瀟䌚的な話題に぀いおの発衚では課題研究で取り組んだ内容などを公的な堎 面で行うこずなども想定し適切な発衚の圢態や内容の構成の仕方䜿甚する語圙や衚珟 等の蚀語材料などに぀いおモデルずなる発衚䟋を提瀺しながら指導するこずが考えられ る。 実際の展開に぀いおはの 3 の①のオの ア を参考にする。 カ 曞くこず ア孊校倖での生掻や地域瀟䌚などの日垞的な話題に぀いお情報や考え気持ちな どを明確な理由や根拠ずずもに耇数の段萜を甚いお詳しく曞いお䌝える掻動。 たた 曞いた内容を読み合い質疑応答をしたり意芋や感想を䌝え合ったりする掻動。 この事項はの 5 のア「日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備な どにおいお支揎をほずんど掻甚しなくおも倚様な語句や文を目的や堎面状況などに 応じお適切に甚いお情報や考え気持ちなどを耇数の段萜から成る文章で論理的に詳し く曞いお䌝えるこずができるようにする。 」に関連した蚀語掻動に぀いお瀺しおいる。 実際の展開に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 の①のカの ア を参考 に目暙に合わせお掻動の内容を発展させおいくこずが必芁である。 む瀟䌚的な話題に぀いおニュヌスや講挔などを聞いたり読んだりしお情報や考 え気持ちなどを自分自身の立堎を明らかにしながら明確な理由や根拠ずずもに 耇数の段萜を甚いお詳しく曞いお䌝える掻動。たた曞いた内容を読み合い質疑 応答をしたり意芋や感想を䌝え合ったりする掻動。 この事項はの 5 のむ「瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備な どにおいお支揎をほずんど掻甚しなくおも聞いたり読んだりしたこずを基に倚様な
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86 第章 倖囜語科の 各科目 語句や文を目的や堎面状況などに応じお適切に甚いお情報や考え気持ちなどを耇数 の段萜から成る文章で論理的に詳しく曞いお䌝えるこずができるようにする。 」に関連し た蚀語掻動に぀いお瀺しおいる。 この掻動で聞いたり読んだりするニュヌスや講挔などに぀いおはの 3 の①のむの む に準ずる。 ここでは 「英語コミュニケヌションⅡ」における掻動に加え自分自身の立堎を明ら かにしながら䌝える掻動を䟋瀺しおいる。䟋えばある䞻匵に察する賛吊などの立堎を明 瀺した䞊でその理由や根拠に぀いお明確に述べる掻動である。そのためにはニュヌス や講挔などを聞いたり読んだりしお考えを敎理するために芁点をたずめたり内容に぀ いおペアで話したりする掻動した䞊で自分はどちらの立堎を取るかに぀いお刀断するな どの掻動が考えられる。 実際の展開に぀いおはの 3 の①のカの ア を参考にする。 ② 蚀語の働きに関する事項 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 の②ず同様に取り扱うものずする。 この事項に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 の②に準ずる。 「英語コミュニケヌションⅡ」のず同様に取り扱うものずする。 この事項に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅡ」のに準ずる。  内容の取扱い
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87 5 論理・衚珟 Ⅰ 「論理・衚珟Ⅰ」では前述の倖囜語科の目暙を螏たえ領域ごずに具䜓的な目暙を蚭 定しおいる。 英語孊習の特質を螏たえ以䞋に瀺す話すこずやり取り 話すこず発衚  曞くこずの䞉぀の領域以䞋この節においお「䞉぀の領域」ずいう。 別に蚭定する 目暙の実珟を目指した指導を通しお第欟の 1 及び 2 に瀺す資質・胜力を䞀䜓的 に育成するずずもにその過皋を通しお第欟の 3 に瀺す資質・胜力を育成する。 この科目は䞭孊校などにおけるコミュニケヌションを図る資質・胜力を螏たえ䞉぀ の領域別の蚀語掻動及び耇数の領域を結び付けた統合的な蚀語掻動を通しお 「話すこず やり取り 」  「話すこず発衚 」  「曞くこず」を䞭心ずした発信胜力の育成を匷化する 指導を行う科目である。 本科目においおは特にスピヌチプレれンテヌションディベヌトディスカッショ ン䞀぀の段萜の文章を曞くこずなどを通しお論理の構成や展開を工倫しお話したり曞 いたりしお䌝える又は䌝え合うこずなどができるようになるための指導を行う。 本科目では耇数の領域を結び付けた統合的な蚀語掻動を取り入れながらも発信に係 る䞉぀の領域別の蚀語掻動を重点的に行うこずが倧切である。䟋えばペアやグルヌプな どの圢態を倉えたり提瀺する課題を倉えたりしながら掻動を繰り返すなどの指導が考 えられる。 実際の指導に圓たっおはデモンストレヌションやモデルずなる文章などを豊富に提瀺 し生埒がそれらを掻甚しながら話したり曞いたりする力を䌞ばすこずができるようにす るこずも倧切である。そのための 3 の「①蚀語掻動に関する事項」ずしお瀺す蚀語 掻動䟋における「聞いたり読んだりしたこず」ずは発信する内容の情報源ずしお掻甚す るだけではなく実際に生埒が話したり曞いたりする掻動を行う際のモデルずしお掻甚す るこずも瀺しおいるこずに留意する。 各孊校においお䜜成される孊習到達目暙は䞉぀の領域別の目暙を螏たえながら本科目 のの内容に蚘述されたより具䜓的な蚀語材料ず蚀語掻動を参照しお蚭定されたものに するこずが望たしい。 1話すこずやり取り ア 日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文察話の展開などにおいお倚くの支 揎を掻甚すれば基本的な語句や文を甚いお情報や考え気持ちなどを話しお䌝 第5 節 論理・衚珟Ⅰ  目 暙
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88 第章 倖囜語科の 各科目 え合ったりやり取りを通しお必芁な情報を埗たりするこずができるようにする。 この目暙では䜿甚する語句や文察話の展開などに぀いお生埒が支揎を掻甚するこず を瀺しおおり それらに぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 のアに準ずる。 情報や考え気持ちなどを話しお䌝え合うずはやり取りされる話題に関する情報を亀 換したり互いの考えや気持ちなどを䌝え合ったりするこずである。ここでは簡単なメ モなどによっお話すこずに慣れ事前に曞いた原皿を読むだけに終始するやり取りになら ないようにするこずが重芁である。 やり取りを通しお必芁な情報を埗るずは盞手から自分に必芁な情報を匕き出すために 質問をしたり質問に察する応答を受けお曎に質問したりするなどしお必芁な情報の亀 換ができるこずを意味しおいる。 む 日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文察話の展開などにお いお倚くの支揎を掻甚すればディベヌトやディスカッションなどの掻動を通し お聞いたり読んだりしたこずを掻甚しながら基本的な語句や文を甚いお意芋 や䞻匵などを論理の構成や展開を工倫しお話しお䌝え合うこずができるようにす る。 ここでは特にディベヌトやディスカッションなどの掻動を扱う指導における目暙に぀ いお瀺しおいる。 この目暙では䜿甚する語句や文察話の展開などに぀いお生埒が支揎を掻甚するこず を瀺しおおり それらに぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 のアに準ずる。 ディベヌトずは賛成又は反察の立堎を明確にしお自分の立堎の意芋や考えにより劥 圓性や優䜍性があるこずを述べる掻動でありペアで意芋をやり取りしたりグルヌプで ルヌルに埓っお議論したりするなど様々な方法で行うこずが可胜である。やり取りの目 的や話題生埒の習熟の皋床などに応じお適切な方法や圢匏を蚭定する必芁がある。た た生埒に賛吊䞡方の立堎を経隓させるこずも可胜でありそうするこずで圓該の話題 に぀いお倚様な芳点から考察する力を育成するこずにも぀ながる。 ディスカッションずは互いに情報を亀換したり意芋を出し合ったり話題に関する 理解を深め互いの意芋や䞻匵の優れおいる点や改善すべき点を䌝え合ったりする掻動で ある。ペアで簡朔な意芋をやり取りしたりグルヌプで叞䌚などの圹割を決めお行ったり するなど様々な方法で行うこずが可胜である。ディベヌトず同様にやり取りの目的や 話題生埒の習熟の皋床などに応じお適切な方法や圢匏を蚭定する必芁がある。たた 叞䌚者の圹割やディスカッションを進める手順などを明確にしお生埒が意芋を出し合い やすいように配慮するこずが倧切である。 ここでのディベヌトやディスカッションなどの掻動においおは扱う話題によっおは 事前に関連する情報を十分に䞎えたり必芁ずなる衚珟や文などを提瀺したりするこずが 必芁であるができるだけメモなどによっお話すこずに慣れ事前に曞いた原皿を読むだ
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89 5 論理・衚珟 Ⅰ けに終始するやり取りにならないようにするこずが重芁である。 聞いたり読んだりしたこずを掻甚しながらのうち聞いたり読んだりしたこずに぀いお は 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 のむに準ずるが掻甚しながらに぀いおは 聞いたり読んだりしたこずを基にしお自分の考えなどをたずめるだけではなく自分が衚 珟する際のモデルずしお䜿甚するこずも意味しおいる。そのため聞いたり読んだりする 内容に぀いおは生埒がそれらを通しお論理の展開の方法や構成の圚り方などに぀いお孊 ぶこずができるよう, 論理構成が明確であり実際に生埒がディベヌトやディスカッショ ンなどの掻動の䞭で掻甚できるような語圙で衚珟されたものであるこずなどが望たれる。 論理の構成や展開を工倫しお話しお䌝え合うずは論理的に䌝え合うためにモデルな どを通しお論理の構成や展開の仕方を孊んだ䞊で自分の意芋における論理に矛盟や飛躍 がないか理由や根拠がより適切なものずなっおいるかなどに぀いお留意しながら䌝え合 うこずである。 2話すこず発衚 ア 日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備などにおいお倚くの支 揎を掻甚すれば基本的な語句や文を甚いお情報や考え気持ちなどを論理の構 成や展開を工倫しお話しお䌝えるこずができるようにする。   この目暙では䜿甚する語句や文事前の準備などに぀いお生埒が支揎を掻甚するこず を瀺しおおり それらに぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 4 のアに準ずる。 論理の構成や展開を工倫しお話しお䌝えるずは情報や自分の考え気持ちを論理的に 䌝える際に論理に矛盟や飛躍がないか理由や根拠がより適切なものずなっおいるかな どに぀いお留意しながら話しお䌝えるこずである。 話しお䌝えるこずに぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 4 のアに準ずる。 たた 「話すこず 発衚 」 は 「曞くこず」 ず組み合わせお行うこずも倚いず考えられるが その際には事前に曞いた原皿をそのたた読み䞊げるだけに終始しないよう聞き手に分 かりやすく䌝えるこずを意識しながら話すように指導するこずが必芁である。 む 日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備などにお いお倚くの支揎を掻甚すればスピヌチやプレれンテヌションなどの掻動を通し お聞いたり読んだりしたこずを掻甚しながら基本的な語句や文を甚いお意芋 や䞻匵などを論理の構成や展開を工倫しお話しお䌝えるこずができるようにする。 ここでは特にスピヌチやプレれンテヌションなどの掻動を扱う指導における目暙に぀ いお瀺しおいる。 この目暙では䜿甚する語句や文事前の準備などに぀いお生埒が支揎を掻甚するこず を瀺しおおり それらに぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 4 のアに準ずる。
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90 第章 倖囜語科の 各科目 スピヌチずはあるテヌマに぀いお自分の考えや䞻匵をたずたりのある圢で述べる掻動 のこずである。ここでは単に暗蚘した文章を埩唱させるような掻動のみならずスピヌ チの内容を生埒自身が考え敎理しお聞き手に効果的に䌝えるこずができるように指導す るこずが必芁である。プレれンテヌションずは聎衆に察しお情報を䞎えたり提案したり する掻動である。プレれンテヌションを行う際は写真や実物ポスタヌやスラむドタ ブレット端末などの芖芚的な補助を掻甚するこずで聞き手の泚意をひき理解を深め 発衚をより分かりやすくするこずも効果的である。 聞いたり読んだりしたこずを掻甚するこずに぀いおはの 1 のむに準ずる。 論理の構成や展開を工倫しお話しお䌝えるずは論理的に䌝えるためにモデルなどを 掻甚しお論理の構成や展開の仕方を孊んだ䞊で論理に矛盟や飛躍がないか理由や根拠 がより適切なものずなっおいるかなどに぀いお留意しながら話しお䌝えるこずである。 スピヌチやプレれンテヌションは ある皋床事前の準備をしお臚むこずが考えられるが その堎合でも自分の考えなどを聞き手に効果的に䌝えるこずを意識した掻動ずなるよう 留意し事前に曞いた原皿をそのたた読み䞊げるだけに終始しないようにするこずが重芁 である。 たたスピヌチやプレれンテヌションの埌に聞き手ずの質疑応答や感想などを䌝え合 うやり取りの掻動を行うこずも倧切である。 3曞くこず ア 日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備などにおいお倚くの支 揎を掻甚すれば基本的な語句や文を甚いお情報や考え気持ちなどを論理の構 成や展開を工倫しお文章を曞いお䌝えるこずができるようにする。 この目暙では䜿甚する語句や文事前の準備などに぀いお生埒が支揎を掻甚するこず を瀺しおおり それらに぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 5 のアに準ずる。 論理の構成や展開を工倫しお文章を曞いお䌝えるずは情報や自分の考えや気持ちなど を論理的に䌝えるためにモデルなどを掻甚しお論理の構成や展開の仕方を孊んだ䞊で 論理に矛盟や飛躍がないか理由や根拠がより適切なものずなっおいるかなどに぀いお留 意しながら文章を曞いお䌝えるこずである。たた文章を曞いお䌝えるずは䞀぀の段萜 で文章を曞くこずであるが必芁に応じお耇数の段萜で曞くこずも考えられる。 む 日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備などにお いお倚くの支揎を掻甚すれば聞いたり読んだりしたこずを掻甚しながら基本 的な語句や文を甚いお意芋や䞻匵などを論理の構成や展開を工倫しお文章を曞い お䌝えるこずができるようにする。 この目暙では䜿甚する語句や文事前の準備などに぀いお生埒が支揎を掻甚するこず
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91 5 論理・衚珟 Ⅰ を瀺しおいるがそれらに぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 5 のアに準ず る。 聞いたり読んだりしたこずを掻甚するこずに぀いおはの 1 のむに準ずる。 論理の構成や展開を工倫しお文章を曞いお䌝えるずは論理的に䌝えるためにモデル などを掻甚しお論理の構成や展開の仕方を孊んだ䞊で論理に矛盟や飛躍がないか理由 や根拠がより適切なものずなっおいるかなどに぀いお留意しながら文章を曞いお䌝えるこ ずである。文章を曞いお䌝えるこずに぀いおはの 3 のアに準ずる。 〔知識及び技胜〕 1英語の特城やきたりに関する事項 実際に英語を甚いた蚀語掻動を通しお小孊校孊習指導芁領第章第10 節の第 のの 1  䞭孊校孊習指導芁領第章第節の第のの 1 及び 「英語コミュニケヌ ションⅠ」のの 1 に瀺す蚀語材料及び次に瀺す事項のうち䞉぀の領域別の目暙 を達成するのにふさわしいものに぀いお理解するずずもにそれらず蚀語掻動ずを効 果的に関連付け実際のコミュニケヌションにおいお掻甚できる技胜を身に付けるこ ずができるよう指導する。ただし語や文法事項に぀いおは䞉぀の領域別の目暙を 達成するのにふさわしいものを適宜取り扱うものずする。 この事項における「英語の特城やきたりに関する事項」に぀いおはアの「論理の構成 や展開及び衚珟などに関する事項」を陀き 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 1 で瀺 した「音声」  「句読法」  「語連語及び慣甚衚珟」及び「文構造及び文法事項」ず同様で ある。ただし語や文法事項に぀いおは 「論理・衚珟Ⅰ」における䞉぀の領域別の目暙 を達成する䞊で必芁なものを適宜取り扱う。 「英語の特城やきたりに関する事項」を単に「知識」ずしお理解させるだけではなく その知識を実際のコミュニケヌションにおいお掻甚できる「技胜」が身に付くよう指導す るこずに぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 1 で瀺したずおりである。 ア 論理の構成や展開及び衚珟などに関する事項 本科目では特に英語で話したり曞いたりする際の論理の構成や展開を理解しそれに 応じお適切な衚珟を䜿えるように以䞋のア及びむのような点に぀いお指導する必芁があ る。 ア目的や堎面状況などに応じた論理の構成や展開 この事項は特定の堎面や状況においお話したり曞いたりする目的を達成するのに適し  内 容
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92 第章 倖囜語科の 各科目 た論理の構成や展開に぀いお瀺しおいる。論理的に䌝えるこずの基本は䞻匵をその理由 や根拠ずずもに分かりやすく話したり曞いたりするこずであるが 「話すこず」における 盞手の理解や賛同を埗るために行うスピヌチやプレれンテヌションず曎に自らの䞻匵を 盞手の䞻匵ず察比させながら盞手や聎衆を説埗しようずするディベヌト盞手ずのやり取 りを通しお課題解決などを目指すディスカッションではそれぞれに適した論理の構成や 展開があり 目的や堎面 状況などに応じおこれらを掻甚できるよう指導する必芁がある。 たた 「曞くこず」においおは叙述文物語や描写 説明文論蚌文などの文䜓を 目的や堎面 状況などに応じお適切に掻甚できるよう指導するこずが必芁である。䟋えば 自分の過去の経隓に぀いおたずたった内容を盞手に䌝える堎合には叙述文を甚いるこず が倚い。䞀方客芳的な事実や情報を䌝える堎合には芁点を目的に応じた項目立おをし ながら盞手に分かりやすいように敎理し抂念の定矩や具䜓䟋などを適宜添えながら情報 を詳现に䌝える説明文を倚く甚いる。たた特定の意芋や䞻匵を掲げ盞手を説埗するため の議論を展開するには説明文に自分の䞻匵を組み入れた論蚌文の圢匏が適しおいる。説 明文や論蚌文では序論・本論・結論の構成に埓っお曞かれおいるこずが倚く文章の皮 類に基づき効果的な段萜の構成や論理の展開がある。 段萜の構成には䞀぀の段萜内での文の構成ず耇数の段萜における段萜盞互の関係の 䞡方が考えられる。説明文や論蚌文においおは䞀般的に 各段萜の䞻題を述べるトピック ・ センテンスずその内容を支える支持文サポヌティング ・ センテンスが含たれおいる。 たた耇数の段萜からなる論蚌文などにおいおは党䜓のテヌマや芁点を述べる䞻題が重 芁な䜍眮を占める。さらに 展開郚分では 異なるアむディアを䟋瀺しながら比范したり 事実ず意芋を分けお述べたり自分の䞻匵を異なる衚珟で印象付けたりするこずなどが考 えられる。 む情報や考えなどを効果的に䌝える衚珟 情報や考えなどを効果的に䌝える衚珟はアで述べた論理の構成や展開英文の皮類ず 密接に関連しおいる。その際 「話すこずやり取り 」  「話すこず発衚 」及び「曞く こず」においおそれぞれの特城を螏たえた効果的な衚珟方法を具䜓的な蚀語の䜿甚堎 面の䞭で指導するこずが必芁である。 䟋えばプレれンテヌションで芳光地の玹介をするずいう堎面においお芖芚的な補助 などを甚いながら ①聞き手の泚意をひく ②興味をもたせるために芳光地の描写をする ③聞き手がその芳光地に行きたくなるようにその芳光地を蚪れるべき理由を述べたり 具䜓的な旅皋を提案したりするずいった䞀連の論理の構成や展開の䞭で聞き手を説埗す るのに効果的な衚珟を䜿うこずが考えられる。その際話し蚀葉は曞き蚀葉に比べ情報 を繰り返したり 芁玄したりするこずが倚いこずに留意するこずが倧切である。 䟋えば 「話 すこず 発衚 」 であれば 盞手の泚意をひき぀け 論点を明確にするための衚珟やキヌワヌ ドずなるような衚珟を繰り返すこずなどが有効である。䞀方 「話すこずやり取り 」で はより具䜓的な内容に぀いお盞手ず双方向で情報亀換をするため自分の経隓や意芋を
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93 5 論理・衚珟 Ⅰ 述べるだけではなく盞手の蚀うこずを確認する賛成・反察を衚明する反論するなど の衚珟を効果的に䜿えるようになるこずが必芁である。 「曞くこず」の堎合甚いる英文の皮類によっお効果的な衚珟が異なっおくるこずに 泚意が必芁である。䟋えば叙述文は䞀人称が甚いられるこずが倚いが説明文や論蚌文 では客芳性を重んじるため䞉人称が奜たれる傟向がある。叙述文は時間軞に沿った衚珟を 倚甚するので過去圢や時を衚す副詞節や副詞衚珟などが重芁になる。 このように 「話すこずやり取り 」  「話すこず発衚 」  「曞くこず」のそれぞれに おいお目的や堎面状況に応じた効果的な衚珟を段階的に指導するずずもに繰り返し 掻甚する機䌚を䞎えるこずで情報や考えなどを効果的に䌝える力を育おるこずが重芁で ある。 教材には ア 及び む で述べた様々な皮類の英文における論理の構成や展開それらに 関連する衚珟を孊習できるようなモデルやそれらを実際のコミュニケヌションにおいお 掻甚する指導ぞ結び付けられるような工倫が瀺されるこずが望たれる。 〔思考力刀断力衚珟力等〕 2情報を敎理しながら考えなどを圢成し英語で衚珟したり䌝え合っ たりするこずに関する事項 具䜓的な課題等を蚭定しコミュニケヌションを行う目的や堎面状況などに応じ お情報を敎理しながら考えなどを圢成しこれらを論理的に適切な英語で衚珟する こずを通しお次の事項を身に付けるこずができるよう指導する。 ここでは本科目においお身に付けるべき資質・胜力の柱の䞀぀ずしお 「思考力刀 断力衚珟力等」の内容を瀺しおいる。 本科目では 「思考力刀断力衚珟力等」の内容を以䞋に述べるアずむの点に敎 理し 「具䜓的な課題等」の解決に向けた蚀語掻動の䞭で 「論理的に適切な英語で衚珟す るこず」を通しお身に付けるこずができるようにするこずずした。 ア 日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお英語を聞いたり読んだりしお埗られた情 報や考えなどを掻甚しながら話したり曞いたりしお情報や自分自身の考えなどを 適切に衚珟するこず。 この事項に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 2 のむに準ずる。 む 日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお䌝える内容を敎理し英語で話したり曞 いたりしお芁点や意図などを明確にしながら情報や自分自身の考えなどを䌝え 合うこず。
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94 第章 倖囜語科の 各科目 この事項に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 2 のりに準ずる。 3蚀語掻動及び蚀語の働きに関する事項 ① 蚀語掻動に関する事項 2 に瀺す事項に぀いおは 1 に瀺す事項を掻甚しお䟋えば次のような䞉぀の 領域別の蚀語掻動及び耇数の領域を結び付けた統合的な蚀語掻動を通しお指導する。 この事項は 「蚀語掻動及び蚀語の働きに関する事項」においお 2 に瀺す「思考力 刀断力衚珟力等」を育成するに圓たり 1 の「知識及び技胜」に瀺す事項を掻甚しお 䞉぀の領域ごずの具䜓的な「①蚀語掻動に関する事項」に瀺された蚀語掻動を通しお指導 するこずや 「②蚀語の働きに関する事項」を適切に取り䞊げお指導が行われる必芁があ るこずを敎理しおいる。 今回の改蚂で各領域においお瀺した指導事項は次のずおりである。 ア 話すこずやり取り ア関心のある事柄や孊校生掻などの日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文や り取りの具䜓的な進め方が十分に瀺される状況で情報や考え気持ちなどを話し お䌝え合ったりやり取りを通しお必芁な情報を埗たりする掻動。たたやり取り した内容を敎理しお発衚したり文章を曞いたりする掻動。 この事項はの 1 のア「日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文察話の展開な どにおいお倚くの支揎を掻甚すれば基本的な語句や文を甚いお情報や考え気持ち などを話しお䌝え合ったりやり取りを通しお必芁な情報を埗たりするこずができるよう にする。 」に関連した蚀語掻動に぀いお瀺しおいる。 本掻動においお生埒が支揎を掻甚するための配慮に぀いおは 「英語コミュニケヌショ ンⅠ」のの 3 の①の゚の ア に準ずるがやり取りを継続させるために盞づちを打っ たり関心や驚きを瀺したり盞手に聞き返したり盞手の述べた内容を確認したり理 解を深めるために繰り返しや蚀い換えを求めたりするような衚珟やそれらを掻甚したや り取りの具䜓的なモデルを十分に瀺すこずが必芁である。たた生埒の実態や習熟の皋床 を考慮し考えを敎理するための時間を蚭定したり内容を簡朔にたずめたメモなどを掻 甚したりするこずでやり取りが継続できるようにしおいくこずも倧切である。 本掻動における生埒ぞのフィヌドバックに぀いおは指摘する事項が生埒の英語の間違 いの蚂正に偏らないように留意しながら効果的に行うこずが倧切である。䟋えば積極 的にコミュニケヌションを図ろうずしおいる意欲や態床を認めながら倚くの生埒に共通 しお芋られた誀り効果的にやり取りを行うための衚珟や質問などをクラス党䜓で共有す るこずなどが考えられる。このようなフィヌドバックは蚀語掻動が終了した時点で行う
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95 5 論理・衚珟 Ⅰ だけではなく生埒がその埌の掻動に生かすこずができるように掻動の合間で行うこずも 考えられる。 情報や考え気持ちなどを話しお䌝え合ったりやり取りを通しお必芁な情報を埗たり する掻動ずしおは 䟋えば ペアで互いにもっおいる情報が異なる状況むンフォメヌショ ン・ギャップがある状況で掻動を行ったりするこずなどが考えられる。 む日垞的な話題や瀟䌚的な話題に関しお聞いたり読んだりした内容に぀いお䜿甚 する語句や文やり取りの具䜓的な進め方が十分に瀺される状況で優れおいる点 や改善すべき点を話しお䌝え合ったり意芋や䞻匵などを適切な理由や根拠ずずも に䌝え合うディベヌトやディスカッションをする掻動。たたやり取りした内容を 螏たえお自分自身の考えなどを敎理しお発衚したり文章を曞いたりする掻動。 この事項はの 1 のむ「日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文 察話の展開などにおいお倚くの支揎を掻甚すればディベヌトやディスカッションなど の掻動を通しお 聞いたり読んだりしたこずを掻甚しながら 基本的な語句や文を甚いお 意芋や䞻匵などを論理の構成や展開を工倫しお話しお䌝え合うこずができるようにする。 」 に関連した蚀語掻動に぀いお瀺しおいる。 本掻動においお生埒が支揎を掻甚するための配慮に぀いおは 「英語コミュニケヌショ ンⅠ」のの 3 の①の゚の ア に準ずる。 ここでの掻動は 聞いたり読んだりしお埗られた内容を共通の話題ずしお ペアやグルヌ プで ディベヌトやディスカッションを行うものである。䟋えば ロヌルプレむにおいお 異なる立堎の意芋や䞻匵を理解する掻動ある䞻匵に察しお賛成ず反察の立堎に分かれお 行うディベヌトや聞いたり読んだりした内容に぀いお自分の意芋を理由などずずもに 述べお他者ず意芋を亀換する簡単なディスカッションを行う掻動などが考えられる。 ペアやグルヌプで意芋を共有しおから耇数のグルヌプでディスカッションを行ったり ペアやグルヌプで共有した倚様な考え方を螏たえおディベヌトを行ったりするなど意芋 の圢成に必芁な過皋に配慮しお進めるこずが必芁である。その際叞䌚者の圹割やディス カッションを進める手順などを明確にするこずなども倧切である。 たたディベヌトやディスカッションなどで甚いられる定型的な衚珟ずしおは䟋えば 以䞋のようなものがある。 1意芋を䞻匵するずきの衚珟 䟋 In my opinion, .... 䟋 The major point I’d like to make is that.... 䟋 We strongly believe that~ because.... 2盞手の蚀うこずを確認するずきの衚珟 䟋 Do you mean...? 䟋 Would you clarify that? 䟋 Am I right to say that...?
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96 第章 倖囜語科の 各科目 䟋 What do you mean by...? 䟋 Could you explain it more in detail? 3賛成するずきの衚珟/ 郚分的に賛成するずきの衚珟 䟋 I agree with you. 䟋 I think that’s a very good idea. 䟋 I agree on that point. 䟋 I agree with you except for a few points. 4反論するずきの衚珟/ 郚分的に反論するずきの衚珟 䟋 I disagree. 䟋 I can’t agree with you. 䟋 That sounds interesting, but.... 䟋 You are right when you said..., but.... 5付け加えるずきの衚珟 䟋 May I add something? 䟋 Besides that, .... 䟋 In addition, .... 䟋 Another point is that.... 6たずめるずきの衚珟 䟋 In conclusion, .... 䟋 Let me sum up what we’ve discussed so far. 䟋 For all these reasons, we insist that.... む 話すこず発衚 ア関心のある事柄や孊校生掻などの日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文発 話䟋が十分に瀺されたり準備のための倚くの時間が確保されたりする状況で情 報や考え気持ちなどを適切な理由や根拠ずずもに話しお䌝える掻動。たた発衚 した内容に぀いお質疑応答をしたり意芋や感想を䌝え合ったりする掻動。 この事項はの 2 のア「日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備な どにおいお倚くの支揎を掻甚すれば基本的な語句や文を甚いお情報や考え気持ち などを論理の構成や展開を工倫しお話しお䌝えるこずができるようにする。 」に関連した 蚀語掻動に぀いお瀺しおいる。 本掻動においお生埒が支揎を掻甚するための配慮に぀いおは 「英語コミュニケヌショ ンⅠ」のの 3 の①のオの ア に準ずるがここでは生埒が実際に発衚する前に教垫 やによる実際の発衚や 録音及び録画された発衚などの豊富なモデルを瀺しながら 䜿甚する衚珟や話の構成論理の展開などを孊ぶこずができるようにするこずが倧切であ る。たた話す内容や話の流れをたずめたメモやアりトラむン及び原皿などの甚意を「曞
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97 5 論理・衚珟 Ⅰ くこず」の指導ず合わせお行うこずも考えられる。しかしその際事前に曞いた原皿を そのたた読み䞊げるだけに終始しないよう聞き手に分かりやすく䌝えるこずを意識しな がら話すようにするこずが重芁である。 あわせお話すずきず曞くずきでは蚀葉の䜿い方などに違いがあるこずに留意させる指 導も考えられる。曞かれた文章に぀いおは読み手は䜕床も読み返すこずができるが話 された蚀葉は基本的には聞き手がその堎で䜕床も聞き返すこずはできない。そうしたこ ずから話す際には聞き手が理解しやすいように䞀文の長さや぀ながりを瀺す蚀葉の 䜿甚などの工倫話す速床や声の調子身振りや衚情などの工倫においお指導を行うこず が倧切である。 情報や考え気持ちなどを適切な理由や根拠ずずもに話しお䌝える掻動ずしおは䟋え ば次のように段階的な手順を螏みながら実際の発衚に぀なげるよう指導するこずが考 えられる。 ① 扱う話題に぀いお自分の意芋や䞻匵を敎理しお䜕に぀いお話すかを決める。 ②  自分の意芋や䞻匵に説埗力をもたせるための理由や根拠を考えた䞊で発衚のた めのアりトラむンを䜜る。 ③  発衚する際に掻甚できる衚珟などを発衚内容や圢態に応じたモデルずなる映像 を芋るなどしお孊ぶ。 ④ 発衚のためのメモや原皿などを準備する。 ⑀ 発衚の仕方に泚意しながら発衚の緎習を行う。 ここでの掻動は扱う話題に぀いおグルヌプでディスカッションをした埌クラス党䜓 にグルヌプでの話合いの抂芁を報告するような「話すこずやり取り 」における掻動ず 結び付けるこずもできる。 たた発衚した埌に生埒同士が内容や発衚の仕方に぀いおどのような点がよかった かなどの感想や意芋を䌝え合うこずも効果的である。 実際の掻動においおは 䞀぀のペアで行った掻動をパヌトナヌを倉えお耇数回行うなど 異なる盞手に䜕床も話す機䌚を䜜るような指導も倧切である。繰り返し話すこずで自分 の䌝え方のよい点や改善点は䜕かどのように話すず聞き手にずっお分かりやすくなるの かなどに぀いお生埒が自分の䌝え方を客芳的に振り返るこずが可胜になる。そのような 振り返りが生埒が自ら異なる語句や文を䜿っお蚀い換えをしおみたり話の構成や進め 方を工倫したりするような䞻䜓的な孊びや自埋的な孊習ぞず぀ながっおいくず考えられ る。 む日垞的な話題や瀟䌚的な話題に関しお聞いたり読んだりした内容に぀いお䜿甚 する語句や文発話䟋が十分に瀺されたり準備のための倚くの時間が確保された りする状況で段階的な手順を螏みながら意芋や䞻匵などを適切な理由や根拠ず ずもに䌝える短いスピヌチやプレれンテヌションをする掻動。たた発衚した内容
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98 第章 倖囜語科の 各科目 に぀いお質疑応答をしたり意芋や感想を䌝え合ったりする掻動。 この事項はの 2 のむ「日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文 事前の準備などにおいお倚くの支揎を掻甚すればスピヌチやプレれンテヌションなど の掻動を通しお 聞いたり読んだりしたこずを掻甚しながら 基本的な語句や文を甚いお 意芋や䞻匵などを論理の構成や展開を工倫しお話しお䌝えるこずができるようにする。 」 に関連した蚀語掻動に぀いお瀺しおいる。 本掻動においお生埒が支揎を掻甚するための配慮に぀いおは 「英語コミュニケヌショ ンⅠ」のの 3 の①のオの ア に準ずる。 ここでは段階的な手順を螏みながら意芋や䞻匵などを適切な理由や根拠ずずもに䌝 える短いスピヌチやプレれンテヌションをする掻動を行う。段階的な手順ずしおは䟋え ば次のような展開が考えられる。 ① 聞いたり読んだりした内容を敎理しおたずめる。 ②  自分の意芋や䞻匵をどのように聞き手に蚎えるず効果的かなどに぀いお留意しな がらアりトラむンを曞く。 ③ 意芋や䞻匵理由や根拠などをどの順番でどのように説明するかなどを考える。 ④  䌝えたいこずを的確に䌝えるためにモデルずなる発話䟋を参考にしお発衚の内 容や展開に䜿甚する衚珟などを工倫する。 ⑀ 発衚の緎習をする時間を取る。 プレれンテヌションを行う際は発衚をより分かりやすくするために写真や実物ポ スタヌやスラむドタブレット端末などの芖芚的な補助を掻甚するこずも考えられる。 たたここでのスピヌチやプレれンテヌションは個人やペアグルヌプで行うなど 掻動の目的や生埒の実態に応じお倚様な圢態で行うこずが考えられる。 話すこずが苊手な生埒に察しおは䞭孊校で扱った蚀語掻動を継続的に行うなどの段階 的な指導が特に倧切である。たたペアやグルヌプで発衚しおからクラス党䜓での発衚に ぀なげたり個人ではなくペアやグルヌプになっお発衚したりするように発衚の内容や 目的などに応じお発衚の圢態を倉えるこずで人前で発衚するこずに段階的に慣れおいく ような指導も重芁である。 たた発衚でよく䜿われる衚珟を前もっお生埒に指導しおおくず生埒は発衚がしやす い。䞀般的な発衚においおは䟋えば以䞋のような衚珟が䜿われる。 1導入 䟋 Today I would like to present.... 䟋 I’ll start by.... 2順序 䟋 First, .... Second, .... Third, .... 䟋 First of all, .... Then, .... Next, .... Finally, ....
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99 5 論理・衚珟 Ⅰ 3䟋瀺 䟋 For instance, .... / For example, .... 䟋 To illustrate this point, .... 4話題転換 䟋 So far I’ve talked about.... 䟋 Now I'll move on to.... 5分析 䟋 Let’s find out why / how.... 䟋 Let me go into detail about why.... 6結論 䟋 In conclusion, .... 䟋 In summary, .... り 曞くこず ア関心のある事柄や孊校生掻などの日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文文 章䟋が十分に瀺されたり準備のための倚くの時間が確保されたりする状況で情 報や考え 気持ちなどを適切な理由や根拠ずずもに段萜を曞いお䌝える掻動。たた 曞いた内容を読み合い質疑応答をしたり意芋や感想を䌝え合ったりする掻動。 この事項はの 3 のア「日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備な どにおいお倚くの支揎を掻甚すれば基本的な語句や文を甚いお情報や考え気持ち などを論理の構成や展開を工倫しお文章を曞いお䌝えるこずができるようにする。 」に関 連した蚀語掻動に぀いお瀺しおいる。 本掻動においお生埒が支揎を掻甚するための配慮に぀いおは 「英語コミュニケヌショ ンⅠ」のの 3 の①のカの ア に準ずる。 情報や考え気持ちなどを適切な理由や根拠ずずもに段萜を曞いお䌝える掻動においお は読み手にずっお読みやすく分かりやすい文章になるよう論点を敎理し理由や根拠 の瀺し方などに留意しお曞くこずが倧切である。たた段萜を曞いお䌝えるずは䞀぀の 段萜で曞いお䌝える掻動を指す。その際必芁に応じお耇数の段萜で曞くこずも考えられ る。 日垞生掻においおはメッセヌゞや電子メヌルを曞いたりスケゞュヌルや必芁な情報 を蚘録ずしおメモしたりするような文章などを曞く機䌚が倚いこずを螏たえここでは 実際に生掻の䞭で䜿っおいる機噚などを掻甚しお倚様な文を曞く掻動を取り入れ るこずも考えられる。 ほかには自分の䜓隓を曞くような叙述文や自分が尊敬する人や自分が理想ずする家 に぀いおの描写文を曞くこずなども考えられる。 ここでは 他の生埒の曞いたものを読んだ䞊で 内容に関しお生埒が意芋を亀換したり
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100 第章 倖囜語科の 各科目 教垫が生埒の曞いた文章を取り䞊げ語句の䜿い方や構成内容の発展のさせ方などに おいおよかった点などを党䜓で共有したりするなどしお 「曞くこず」の力や意欲の向䞊 に぀ながる適切で効果的なフィヌドバックをするこずが倧切である。 その際 フィヌドバッ クが文法事項等の蚂正に偏らないように泚意し䌝えたい内容を考えお敎理するこずや 䌝えたい内容が読み手に䌝わるためにはどのような曞き方をすれば効果的なのかなどの芳 点からフィヌドバックするなど生埒が曎に曞きたいず思えるような指導の工倫が重芁で ある。 曞くこずが苊手な生埒には䟋えば自分の考えや気持ちなどを理由や根拠を䟋瀺しお 話したり曞いたりしお䌝えるような掻動を継続的に行ったりモデルを参考にしながら曞 いたりするなどの段階的な指導が必芁である。さらに生埒にずっお身近な話題を蚭定 したり事前にその話題に぀いお十分やり取りをさせお自分の考えや気持ちを衚珟しや すくしたりするなどの工倫も必芁である。 む日垞的な話題や瀟䌚的な話題に関しお聞いたり読んだりした内容に぀いお䜿甚 する語句や文文章䟋が十分に瀺されたり準備のための倚くの時間が確保された りする状況で発想から掚敲 こう たで段階的な手順を螏みながら意芋や䞻匵などを適 切な理由や根拠ずずもに段萜を曞いお䌝える掻動。たた曞いた内容を読み合い 質疑応答をしたり意芋や感想を䌝え合ったりする掻動。 この事項はの 3 のむ「日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文 事前の準備などにおいお倚くの支揎を掻甚すれば聞いたり読んだりしたこずを掻甚し ながら基本的な語句や文を甚いお意芋や䞻匵などを論理の構成や展開を工倫しお文章 を曞いお䌝えるこずができるようにする。 」に関連した蚀語掻動に぀いお瀺しおいる。  本掻動においお生埒が支揎を掻甚するための配慮に぀いおは 「英語コミュニケヌショ ンⅠ」のの 3 の①のカの ア に準ずる。 発想から掚敲 こう たで段階的な手順を螏みながらずは䟋えば以䞋のような流れが考えられ る。 ① どのような内容を曞くかに぀いおブレむンストヌミングを行う。䟋えばペア やグルヌプで自分の考えや気持ちを話しお䌝える掻動をした埌にその内容を曞く 掻動を行う。 ② モデルずなる段萜で曞かれた文章䟋を䜿っお アりトラむンの曞き方を緎習する。 その埌自分の文章の段萜の構成を考えおアりトラむンを曞く。 ③ モデルずなる文章䟋や生埒の䜜品などを掻甚しお意芋や䞻匵などを適切な理由 や根拠ずずもに䌝えるための衚珟などに぀いお孊ぶ。 ④ 実際に文章を曞いた埌に自分で読み返したり他の人ず読み合ったりしお内 容に぀いお修正したり曞き間違いなどを蚂正したりする。
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101 5 論理・衚珟 Ⅰ 意芋や䞻匵などを論理の構成や展開を工倫しお文章を曞いお䌝えるこずができるように なるためには論理の構成及び展開の方法に関する段階的な指導が倧切である。ここでの 論理の構成ずは䟋えば意芋や䞻匵を述べる䞀぀の段萜の堎合その段萜の䞻題を述べ るトピック・センテンスを甚いた導入䞻題を支持するためのサポヌティング・センテン スによる展開䞻題ず展開をたずめる結論ずいう構成などが考えられる。展開の方法ずし おは理由や根拠などを列挙したり論点に関する原因や結果を述べたりしおその䞻匵 の劥圓性を論じるこずなどが考えられる。 その際文章の構成やトピック・センテンスやサポヌティング・センテンスなどの働 きなどをモデルずなる段萜で曞かれた文章䟋を掻甚しお生埒自身が分析しながら孊ぶ こずが倧事である。そのような分析を通しおどのようなトピック ・ センテンスが適切か 扱う話題に応じおどのような英文の皮類を遞択するず効果的かなどに぀いお生埒自身が刀 断しそのような知識や経隓を実際に自分が曞く文章に生かすこずができるようになる こずが倧切である。 たた䌝えたい事が盞手に䌝わるような衚珟力の豊かな文章にするためにはどのよう な蚀語材料を掻甚すればよいのかずいう芳点も必芁である。䟋えば単文がいく぀も続く ような単調さを避けるためには副詞や接続詞を効果的に甚いお単文を重文にしたり 埓属節を甚いお耇文にしたりするこずで倚様な文を曞く必芁がある。その際単文のみ で曞かれた䞀぀の段萜の文章䟋においおどの単文を接続詞で぀なげるずよい衚珟になる かどの文を耇文にするず意味が分かりやすくなるかなどに぀いお生埒が分析した䞊で 様々な接続詞を䜿っお文を䜜る緎習をするなどの指導が考えられる。 ② 蚀語の働きに関する事項 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 の②ず同様に取り扱うものずする。 この事項に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 の②に準ずる。 コミュニケヌションを図る資質・胜力を育成するためのこれたでの総合的な指導を 螏たえ話したり曞いたりする蚀語掻動を䞭心に情報や考えなどを衚珟したり䌝え 合ったりする胜力の向䞊を図るように指導するものずする。   䞭孊校の倖囜語科及び党おの生埒に履修させる科目である 「英語コミュニケヌションⅠ」 における指導を螏たえ䞉぀の領域別の蚀語掻動及び耇数の領域を結び付けた統合的な蚀 語掻動を通しお話したり曞いたりしお䌝える胜力を逊うずずもに論理的な思考力刀 断力衚珟力等の育成を図る指導を行う。  内容の取扱い
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102 第章 倖囜語科の 各科目 「論理・衚珟Ⅱ」では前述の倖囜語科の目暙を螏たえ領域ごずに具䜓的な目暙を蚭 定しおいる。 英語孊習の特質を螏たえ以䞋に瀺す䞉぀の領域別に蚭定する目暙の実珟を目指 した指導を通しお第欟の 1 及び 2 に瀺す資質・胜力を䞀䜓的に育成するずずも にその過皋を通しお第欟の 3 に瀺す資質・胜力を育成する。 この科目は 「論理・衚珟Ⅰ」の孊習内容を螏たえ䞉぀の領域別の蚀語掻動及び耇数 の領域を結び付けた統合的な蚀語掻動を通しお 「話すこずやり取り 」  「話すこず発 衚 」  「曞くこず」を䞭心ずした発信胜力の育成を匷化するための指導を発展的に行う科 目である。 本科目では特にスピヌチプレれンテヌションディベヌトディスカッション耇 数の段萜から成る文章を曞くこずなどを通しお論理の構成や展開を工倫しお話したり曞 いたりしお詳しく䌝える又は䌝え合うこずなどができるようになるこずを目暙ずしおい る。 耇数の領域を結び付けた統合的な蚀語掻動を取り入れながらも特に発信に係る䞉぀の 領域別の蚀語掻動を重点的に行うこずが倧切であるこずに぀いおは 「論理・衚珟Ⅰ」ず 同様である。 実際の指導に圓たっおはデモンストレヌションやモデルずなる文章䟋などを豊富に提 瀺し生埒がそれらを掻甚しながら話すこずや曞くこずによる力を䌞ばすこずができるよ うにするこずに぀いおも「論理・衚珟Ⅰ」ず同様である。 各孊校においお䜜成される孊習到達目暙は䞉぀の領域別の目暙を螏たえながらの内 容に蚘述されたより具䜓的な蚀語材料ず蚀語掻動を参照しお蚭定されたものにするこず が望たしい。 1話すこずやり取り ア 日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文察話の展開などにおいお䞀定の支 揎を掻甚すれば倚様な語句や文を甚いお情報や考え気持ちなどを詳しく話し お䌝え合ったり立堎や状況が異なる盞手ず亀枉したりするこずができるようにす る。 この目暙は 「論理・衚珟Ⅰ」のの 1 のア「日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や 第6 節 論理・衚珟Ⅱ  目 暙
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103 6 論理・衚珟 Ⅱ 文察話の展開などにおいお倚くの支揎を掻甚すれば基本的な語句や文を甚いお情 報や考え気持ちなどを話しお䌝え合ったりやり取りを通しお必芁な情報を埗たりする こずができるようにする。 」を発展させたものである。 この事項に぀いおは䜿甚する語句や文察話の展開などに぀いお生埒が支揎を掻甚す るこずを瀺しおいるがそれらに぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 のア に準ずる。 情報や考え気持ちなどを詳しく話しお䌝え合うずは 「論理・衚珟Ⅰ」の目暙を発展 させ亀換する情報をより具䜓的に説明したり䌝え合う考えや気持ちの詳现を衚珟した りするこずを意味しおいる。ここでは自分の考えなどを短時間でたずめるために倧た かな流れや䞻芁な点を曞いた簡単なメモなどによっお話すこずに慣れ事前に曞いた原皿 を読むだけに終始するやり取りにならないよう泚意する。 たたここでは 「論理・衚珟Ⅰ」のの 1 のアよりも䟋えば賌入したものを返品 するなどのより耇雑な情報や考えなどのやり取りが必芁になる状況を瀺しおいる。立堎や 状況が異なる盞手ず亀枉するずは客ず店員のように立堎や状況が異なる盞手ず互いが玍 埗する結果を匕き出すために話し合うこずを意味しおいる。その際盞手に自分の状況を 詳しく説明し自分がどうしたいのかを分かりやすく説明するずずもに関連する情報や 盞手の意芋を聞いた䞊で自分がどうすべきかを刀断しながらやり取りするこずが必芁で ある。 む 日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文察話の展開などにお いお䞀定の支揎を掻甚すればディベヌトやディスカッションなどの掻動を通し お聞いたり読んだりしたこずを掻甚しながら倚様な語句や文を甚いお意芋や 䞻匵課題の解決策などを論理の構成や展開を工倫しお詳しく話しお䌝え合うこず ができるようにする。 この目暙は 「論理・衚珟Ⅰ」のの 1 のむ「日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお 䜿甚する語句や文 察話の展開などにおいお 倚くの支揎を掻甚すれば ディベヌトやディ スカッションなどの掻動を通しお聞いたり読んだりしたこずを掻甚しながら基本的な 語句や文を甚いお意芋や䞻匵などを論理の構成や展開を工倫しお話しお䌝え合うこずが できるようにする。 」を発展させたものである。 本目暙では䜿甚する語句や文察話の展開などに぀いお生埒が支揎を掻甚するこずを 瀺しおおりそれらに぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 のアに準ずる。 ディベヌトやディスカッションに぀いおは 「論理・衚珟Ⅰ」のの 1 のむに準ずる。 ここでのディベヌトやディスカッションでは 「論理・衚珟Ⅰ」の目暙を発展させ意 芋や䞻匵のほかに課題の解決策などを想定しおそれらに぀いお適切な理由や根拠ずず もに詳しく述べるこずを求めおいる。具䜓的には自分の意芋や䞻匵に関する耇数の論点 を説明したり理由や根拠の劥圓性を瀺す具䜓䟋を挙げお詳しく説明したり他の意芋や 䞻匵ず比范するこずで自分の意芋の有効性を説明したりするこずなどによっお耇雑な内
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104 第章 倖囜語科の 各科目 容をより分かりやすく論理的に䌝え合うこずができるようになるこずを目指しおいる。 2話すこず発衚 ア 日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備などにおいお䞀定の支 揎を掻甚すれば倚様な語句や文を甚いお情報や考え気持ちなどを論理の構成 や展開を工倫しお詳しく話しお䌝えるこずができるようにする。 この目暙は 「論理・衚珟Ⅰ」のの 2 のア「日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や 文事前の準備などにおいお倚くの支揎を掻甚すれば基本的な語句や文を甚いお情 報や考え気持ちなどを論理の構成や展開を工倫しお話しお䌝えるこずができるようにす る。 」を発展させたものである。 本目暙では䜿甚する語句や文事前の準備などに぀いお生埒が支揎を掻甚するこずを 瀺しおおりそれらに぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 4 のアに準ずる。 論理の構成や展開を工倫しお詳しく話しお䌝えるこずずは 「論理・衚珟Ⅰ」の目暙を 発展させ情報や考え気持ちなどを明確な理由や根拠ずずもに詳しく述べるこずを 求めおいる。具䜓的には自分の考えなどにおける耇数の論点を説明したり理由や根拠 の劥圓性を瀺す具䜓䟋を挙げお詳しく説明するこずなど耇雑な内容をより分かりやすく 論理的に話しお䌝えるこずができるような力が求められる。 話しお䌝えるこずに぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 4 のアに準ずる。 む 日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備などにお いお䞀定の支揎を掻甚すればスピヌチやプレれンテヌションなどの掻動を通し お聞いたり読んだりしたこずを掻甚しながら倚様な語句や文を甚いお意芋や 䞻匵などを論理の構成や展開を工倫しお詳しく話しお䌝えるこずができるようにす る。 この目暙は 「論理・衚珟Ⅰ」のの 2 のむ「日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお 䜿甚する語句や文事前の準備などにおいお倚くの支揎を掻甚すればスピヌチやプレ れンテヌションなどの掻動を通しお聞いたり読んだりしたこずを掻甚しながら基本的 な語句や文を甚いお意芋や䞻匵などを論理の構成や展開を工倫しお話しお䌝えるこずが できるようにする。 」を発展させたものである。 本目暙では䜿甚する語句や文事前の準備などに぀いお生埒が支揎を掻甚するこずを 瀺しおおりそれらに぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 4 のアに準ずる。 ここでのスピヌチやプレれンテヌションは 「論理・衚珟Ⅰ」で扱った「短いスピヌチ やプレれンテヌション」を発展させおおりある皋床のたずたりのある長さずなるこずが 考えられるがその際事前に曞いた原皿を読むだけに終始しないよう聞き手に分かり やすく䌝えるこずを意識しながら話すようにするこずが重芁である。
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105 6 論理・衚珟 Ⅱ 論理の構成や展開を工倫しお詳しく話しお䌝えるこずに぀いおはの 2 のアに準ず る。 3曞くこず ア 日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備などにおいお䞀定の支 揎を掻甚すれば倚様な語句や文を甚いお情報や考え気持ちなどを論理の構成 や展開を工倫しお耇数の段萜から成る文章で詳しく曞いお䌝えるこずができるよう にする。 この目暙は 「論理・衚珟Ⅰ」のの 3 のア「日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や 文事前の準備などにおいお倚くの支揎を掻甚すれば基本的な語句や文を甚いお情 報や考え気持ちなどを論理の構成や展開を工倫しお文章を曞いお䌝えるこずができるよ うにする。 」を発展させたものである。 本目暙では䜿甚する語句や文事前の準備などに぀いお生埒が支揎を掻甚するこずを 瀺しおおりそれらに぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 5 のアに準ずる。 論理の構成や展開を工倫しお耇数の段萜から成る文章で詳しく曞いお䌝えるずは 「論 理・衚珟Ⅰ」の目暙を発展させ意芋や䞻匵などを明確な理由や根拠ずずもに詳しく 述べるこずを求めおいる。具䜓的には自分の意芋や䞻匵などにおける耇数の論点を説明 したり理由や根拠の劥圓性を瀺す具䜓䟋を挙げお詳しく説明したり他の意芋や䞻匵ず 比范するこずで自分の意芋の有効性を匷調したりするこずなど耇雑な内容をより分か りやすく論理的に曞いお䌝えるこずができるような力が求められる。 む 日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備などにお いお䞀定の支揎を掻甚すれば聞いたり読んだりしたこずを掻甚しながら倚様 な語句や文を甚いお意芋や䞻匵などを論理の構成や展開を工倫しお耇数の段萜か ら成る文章で詳しく曞いお䌝えるこずができるようにする。 この目暙は 「論理・衚珟Ⅰ」のの 3 のむ「日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお 䜿甚する語句や文事前の準備などにおいお倚くの支揎を掻甚すれば聞いたり読んだ りしたこずを掻甚しながら基本的な語句や文を甚いお意芋や䞻匵などを論理の構成や 展開を工倫しお文章を曞いお䌝えるこずができるようにする。 」を発展させたものである。 本目暙では䜿甚する語句や文事前の準備などに぀いお生埒が支揎を掻甚するこずを 瀺しおおりそれらに぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 5 のアに準ずる。 論理の構成や展開を工倫しお耇数の段萜から成る文章で詳しく曞いお䌝えるずは䟋え ば自分の意芋や䞻匵における耇数の論点を順に曞いお説明したり理由や根拠の劥圓性 を瀺す具䜓䟋を挙げお詳しく曞いお説明したり他の意芋や䞻匵ず比范するこずで自分の 意芋の有効性を曞いお説明したりするなど耇雑な内容をより分かりやすく論理的に曞い
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106 第章 倖囜語科の 各科目 お䌝えるこずができるようになるこずを目指しおいる。 〔知識及び技胜〕 1英語の特城やきたりに関する事項 「論理・衚珟Ⅰ」のの 1 ず同様に取り扱うものずする。 この事項に぀いおは 「論理・衚珟Ⅰ」のの 1 に準ずる。 〔思考力刀断力衚珟力等〕 2情報を敎理しながら考えなどを圢成し英語で衚珟したり䌝え合っ たりするこずに関する事項 「論理・衚珟Ⅰ」のの 2 に瀺す事項に぀いお䞉぀の領域別の目暙を達成する ように取り扱うものずする。 この事項に぀いおは 「論理・衚珟Ⅰ」のの 2 に瀺す事項を本科目における䞉぀の 領域別の目暙に合わせ発展拡充させお取り扱うこずを瀺しおいる。 3蚀語掻動及び蚀語の働きに関する事項 ① 蚀語掻動に関する事項 2 に瀺す事項に぀いおは 1 に瀺す事項を掻甚しお䟋えば次のような䞉぀の 領域別の蚀語掻動及び耇数の領域を結び付けた統合的な蚀語掻動を通しお指導する。 ア 「論理・衚珟Ⅰ」のの 3 の①に瀺す蚀語掻動のうち 「論理・衚珟Ⅰ」におけ る孊習内容の定着を図るために必芁なもの。 この事項は 「蚀語掻動及び蚀語の働きに関する事項」においお 2 に瀺す「思考力 刀断力衚珟力等」を育成するに圓たり 1 の「知識及び技胜」に瀺す事項を掻甚しお 䞉぀の領域ごずの具䜓的な「①蚀語掻動に関する事項」に瀺された蚀語掻動を通しお指導 するこずや 「②蚀語の働きに関する事項」を適切に取り䞊げお指導が行われる必芁があ るこずを敎理しおいる。 ここで瀺されおいる蚀語掻動は 「論理・衚珟Ⅰ」における孊習内容を螏たえお蚭定さ れおいる。①のアは 「論理・衚珟Ⅰ」においお指導された論理の構成や展開などの孊習 内容を本科目の蚀語掻動においおも繰り返し掻甚するこずによっおそれらを定着させ る指導を行うこずを求めおいる。 今回の改蚂で各領域においお瀺した指導事項は次のずおりである。  内 容
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107 6 論理・衚珟 Ⅱ む 話すこずやり取り ア孊校倖での生掻や地域瀟䌚などの日垞的な話題に぀いお必芁に応じお䜿甚す る語句や文やり取りの具䜓的な進め方が瀺される状況で情報や考え気持ちな どを詳しく話しお䌝え合ったり自分自身の状況や芁望を䌝え盞手の意向を把握 しながら亀枉したりする掻動。たたやり取りした内容を敎理しお発衚したり文 章を曞いたりする掻動。 この事項はの 1 のア「日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文察話の展開な どにおいお䞀定の支揎を掻甚すれば倚様な語句や文を甚いお情報や考え気持ちな どを詳しく話しお䌝え合ったり立堎や状況が異なる盞手ず亀枉したりするこずができる ようにする。 」に関連した蚀語掻動に぀いお瀺しおいる。 本掻動における䜿甚する語句や文やり取りの具䜓的な進め方などにおいお生埒が支揎 を掻甚するための配慮に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅡ」のの 3 の゚の ア に 準ずる。 情報や考え気持ちなどを詳しく話しお䌝え合ったり自分自身の状況や芁望を䌝え 盞手の意向を把握しながら亀枉したりする掻動ずしおは 䟋えば グルヌプのメンバヌに 海倖留孊を垌望する生埒教垫その生埒の保護者などの圹割を䞎えそれぞれの考え方 や状況が曞かれた英文を読んだ䞊で話合いを通しお䞀定の結論を導くロヌルプレむな どが考えられる。そのような掻動を通しお単に必芁な情報を埗るだけではなく盞手か ら埗た情報から盞手の意向を理解しお互いが玍埗する結果をどのように導き出すかを考 えながらやり取りを継続する力を付けるこずが求められる。たたその際に䜿う䌚話を継 続するための様々な衚珟に぀いおは 「論理・衚珟Ⅰ」のの 3 の①のアの む や「論理・ 衚珟Ⅰ」のの 3 の①のむの む ず関連するものも倚いこずからそれらを参考にしお指 導する。 む日垞的な話題や瀟䌚的な話題に関しお聞いたり読んだりした内容に぀いお必芁 に応じお䜿甚する語句や文やり取りの具䜓的な進め方が瀺される状況で課題 を明確に説明しその解決策を提案し合ったり意芋や䞻匵課題の解決策などを 適切な理由や根拠ずずもに詳しく䌝え合ったりするディベヌトやディスカッション をする掻動。たたやり取りした内容を螏たえお自分自身の考えなどを敎理しお 発衚したり文章を曞いたりする掻動。 この事項はの 1 のむ「日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文 察話の展開などにおいお䞀定の支揎を掻甚すればディベヌトやディスカッションなど の掻動を通しお聞いたり読んだりしたこずを掻甚しながら倚様な語句や文を甚いお 意芋や䞻匵課題の解決策などを論理の構成や展開を工倫しお詳しく話しお䌝え合うこず ができるようにする。 」に関連した蚀語掻動に぀いお瀺しおいる。
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108 第章 倖囜語科の 各科目 本掻動における䜿甚する語句や文やり取りの具䜓的な進め方などにおいお生埒が支揎 を掻甚するための配慮に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅡ」のの 3 の①の゚の ア に準ずる。 ここでのディベヌトやディスカッションでは 「論理・衚珟Ⅰ」を発展させ課題を明 確に説明し その解決策を提案し合うこずが求められる。ここでは 「論理 ・ 衚珟Ⅰ」での 優れおいる点改善すべき点を簡朔に述べ合う段階から䜕が課題ずなっおいるのか最 も有効な解決策は䜕かなどの曎に詳しい内容に぀いお述べ合う段階ずなる。たた意芋や 䞻匵課題の解決策などを適切な理由や根拠ずずもに詳しく䌝え合うために重芁性が高 い根拠をデヌタ等を匕甚しながら瀺す具䜓䟋を瀺すたた異なる意芋や芳点を比范・察 照するなどの論理を展開させる䞊での工倫が必芁になるこずにも留意する。 ディベヌトやディスカッションを行う際には自分の䞻匵やその理由や根拠ずなる具 䜓䟋などを瀺すキヌワヌドを曞いたメモを䜜成するこずが考えられる。特にディベヌトに おいおは自分たちの䞻匵や根拠ずずもに盞手の䞻匵や根拠それらに察する想定され る意芋や反論をディベヌトの流れに沿ったフロヌチャヌトに蚘入しながら䜜成するこず も考えられる。 り 話すこず発衚 ア孊校倖での生掻や地域瀟䌚などの日垞的な話題に぀いお必芁に応じお䜿甚す る語句や文発話䟋が瀺されたり準備のための䞀定の時間が確保されたりする状 況で情報や考え気持ちなどを適切な理由や根拠ずずもに詳しく話しお䌝える掻 動。たた発衚した内容に぀いお質疑応答をしたり意芋や感想を䌝え合ったり する掻動。 この事項はの 2 のア「日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備な どにおいお䞀定の支揎を掻甚すれば倚様な語句や文を甚いお情報や考え気持ちな どを論理の構成や展開を工倫しお詳しく話しお䌝えるこずができるようにする。 」に関連 した蚀語掻動に぀いお瀺しおいる。 本掻動における䜿甚する語句や文発話䟋準備のための䞀定の時間においお生埒が支 揎を掻甚するための配慮に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅡ」のの 3 の①のオの ア に準ずる。 ここでの発衚の圢態に぀いおは口頭のみの発衚や芖芚的な補助を䜿った発衚ポス タヌセッションや芖聎芚機噚を掻甚したプレれンテヌションなどの様々な圢態が考えられ る。ペアやグルヌプなどの少人数での発衚やクラス党䜓での発衚など聞き手の人数に 応じお発衚の圢態が倉わるこずも考えられる。その際倧人数の聞き手を察象にした発衚 に慣れるためにも少人数での発衚を積み重ねるなどの指導の工倫も必芁である。 実際の掻動に぀いおは 「論理・衚珟Ⅰ」のの 3 の①のむの ア を参考に目暙に合 わせお発展させおいくこずが必芁である。
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109 6 論理・衚珟 Ⅱ む日垞的な話題や瀟䌚的な話題に関しお聞いたり読んだりした内容に぀いお必芁 に応じお䜿甚する語句や文発話䟋が瀺されたり準備のための䞀定の時間が確 保されたりする状況で段階的な手順を螏みながら意芋や䞻匵などを適切な理由 や根拠ずずもに詳しく䌝えるスピヌチやプレれンテヌションをする掻動。たた発 衚した内容に぀いお質疑応答をしたり意芋や感想を䌝え合ったりする掻動。 この事項はの 2 のむ「日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文 事前の準備などにおいお䞀定の支揎を掻甚すればスピヌチやプレれンテヌションなど の掻動を通しお聞いたり読んだりしたこずを掻甚しながら倚様な語句や文を甚いお 意芋や䞻匵などを論理の構成を工倫しお詳しく話しお䌝えるこずができるようにする。 」 に関連した蚀語掻動に぀いお瀺しおいる。 本掻動における䜿甚する語句や文発話䟋準備のための䞀定の時間においお生埒が支 揎を掻甚するための配慮に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅡ」のの 3 の①のオの ア に準ずる。 段階的な手順に぀いおは 「論理・衚珟Ⅰ」のの 3 の①のむの む に準ずる。 ここでのスピヌチやプレれンテヌションでは 「論理・衚珟Ⅰ」を発展させある皋床 たずたりのある長さで行うこずが考えられる。 実際の掻動に぀いおは 「論理・衚珟Ⅰ」のの 3 の①のむの む を参考に目暙に合 わせお発展させおいくこずが必芁である。 ゚ 曞くこず ア孊校倖での生掻や地域瀟䌚などの日垞的な話題に぀いお必芁に応じお䜿甚す る語句や文文章䟋が瀺されたり準備のための䞀定の時間が確保されたりする状 況で情報や考え気持ちなどを適切な理由や根拠ずずもに耇数の段萜を甚いお詳 しく曞いお䌝える掻動。たた曞いた内容を読み合い質疑応答をしたり意芋や 感想を䌝え合ったりする掻動。 この事項はの 3 のア「日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備な どにおいお䞀定の支揎を掻甚すれば倚様な語句や文を甚いお情報や考え気持ちな どを論理の構成や展開を工倫しお耇数の段萜から成る文章で詳しく曞いお䌝えるこずがで きるようにする。 」に関連した蚀語掻動に぀いお瀺しおいる。 本掻動における䜿甚する語句や文文章䟋準備のための䞀定の時間においお生埒が支 揎を掻甚するための配慮に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅡ」のの 3 の①のカの ア に準ずる。 ここでは 「論理・衚珟Ⅰ」で扱った䞀぀の段萜の文章を曞く段階から耇数の段萜か ら成る文章を曞く段階になるこずから論理の構成や展開䜿甚する衚珟などが倚様にな
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110 第章 倖囜語科の 各科目 るこずが考えられる。論理の構成や展開においおは 理由や根拠の瀺し方に留意しながら 論点を明らかにしたり順序付けを行ったりするこずにより読み手に分かりやすい構成 や展開にするこずが倧切である。䟋えば 䞻匵の根拠ずなる具䜓䟋を分類しお列挙したり 耇数の具䜓䟋の盞違点や類䌌点を比范したり䞻匵の理由に぀いお因果関係を瀺しながら 述べたりするような耇数の段萜を曞くこずが考えられる。 たた䞻匵をどのように展開するか䞻匵を支持する理由や根拠が適切か䞻匵に䞀貫 性があるかなどの点に぀いおも指導するこずも倧切である。 あわせおこの段階では特に倚様な衚珟や文構造を䜿えるように指導するこずが倧切 である。䟋えば同じ事柄を倚様な衚珟を甚いお聞き手に印象付けるこずができるように するこずなどが考えられる。 実際の掻動に぀いおは 「論理・衚珟Ⅰ」のの 3 の①のりの ア を参考に目暙に合 わせお掻動の内容を発展させおいくこずが必芁である。 む日垞的な話題や瀟䌚的な話題に関しお聞いたり読んだりした内容に぀いお必芁 に応じお䜿甚する語句や文文章䟋が瀺されたり準備のための䞀定の時間が確 保されたりする状況で発想から掚敲 こう たで段階的な手順を螏みながら意芋や䞻匵 などを適切な理由や根拠ずずもに耇数の段萜を甚いお詳しく曞いお䌝える掻動。た た曞いた内容を読み合い質疑応答をしたり意芋や感想を䌝え合ったりする掻 動。 この事項はの 3 のむ「日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文 事前の準備などにおいお䞀定の支揎を掻甚すれば聞いたり読んだりしたこずを掻甚し ながら倚様な語句や文を甚いお意芋や䞻匵などを論理の構成や展開を工倫しお耇数の 段萜から成る文章で詳しく曞いお䌝えるこずができるようにする。 」に関連した蚀語掻動 に぀いお瀺しおいる。 本掻動における䜿甚する語句や文文章䟋準備のための䞀定の時間においお生埒が支 揎を掻甚するための配慮に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅡ」のの 3 の①のカの ア に準ずる。 意芋や䞻匵などを適切な理由や根拠ずずもに耇数の段萜を甚いお詳しく曞いお䌝える掻 動においおは 「論理・衚珟Ⅰ」で扱った䞀぀の段萜の文章を曞く段階から耇数の段萜 から成る文章を曞く段階になるこずから序論・本論・結論に察応する耇数の段萜の構成 や文章の皮類に応じた効果的な論理の展開などに぀いお指導する必芁がある。䟋えば 論蚌文においおはテヌマや芁点を述べるトピック・センテンスが重芁であり本論を述 べる段萜では理由や根拠を列挙したり論点に関する原因や結果を述べたりするなどの 様々な展開の方法がある。たた結論を述べる段萜では論理の䞀貫性を保぀ためこれ たで觊れおいなかった新しい䞻匵を加えたり䞻匵が倉わったりしないように泚意する必 芁がある。 たた䞻題文の䞭のキヌワヌドが段萜の䞭でどのように効果的に䜿われおいるか段
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111 6 論理・衚珟 Ⅱ 萜においおどのように効果的に論理が展開されおいるかなどに぀いおモデルずなる段萜 で曞かれた文章䟋を掻甚しお生埒が分析する掻動なども考えられる。 発想から掚敲 こう たで段階的な手順を螏みながらに関しおは 「論理・衚珟Ⅰ」のの 3 の ①のりの む に準ずる。 ② 蚀語の働きに関する事項 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 の②ず同様に取り扱うものずする。 この事項に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 の②に準ずる。 「論理・衚珟Ⅰ」のず同様に取り扱うものずする。 この事項に぀いおは 「論理・衚珟Ⅰ」のに準ずる。    内容の取扱い
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112 第章 倖囜語科の 各科目 「論理・衚珟Ⅲ」では前述の倖囜語科の目暙を螏たえ領域ごずに具䜓的な目暙を蚭 定しおいる。 英語孊習の特質を螏たえ以䞋に瀺す䞉぀の領域別に蚭定する目暙の実珟を目指 した指導を通しお第欟の 1 及び 2 に瀺す資質・胜力を䞀䜓的に育成するずずも にその過皋を通しお第欟の 3 に瀺す資質・胜力を育成する。 この科目は 「論理・衚珟Ⅰ」及び「論理・衚珟Ⅱ」の孊習内容を螏たえ䞉぀の領域 別の蚀語掻動及び耇数の領域を結び付けた統合的な蚀語掻動を通しお 「話すこずやり 取り 」  「話すこず発衚 」及び「曞くこず」を䞭心ずした発信胜力の育成を匷化するた めの指導を発展的に行う科目である。 本科目では特にスピヌチプレれンテヌションディベヌトディスカッション耇 数の段萜から成る文章を曞くこずなどを通しお聞き手や読み手を説埗できるよう論理 の構成や展開を工倫しお話したり曞いたりしお詳しく䌝える又は䌝え合うこずなどができ るようになるこずを目暙ずしおいる。 耇数の領域を結び付けた統合的な蚀語掻動を取り入れながらも発信に係る䞉぀の領域 別の蚀語掻動を重点的に行うこずが倧切であるこずに぀いおは 「論理 ・ 衚珟Ⅰ」及び「論 理・衚珟Ⅱ」ず同様である。 実際の指導に圓たっおはデモンストレヌションやモデルずなる文章などを豊富に提瀺 し生埒がそれらを掻甚しながら話すこずや曞くこずによる力を䌞ばすこずができるよう にするこずに぀いおも 「論理・衚珟Ⅰ」及び「論理・衚珟Ⅱ」ず同様である。 各孊校においお䜜成される孊習到達目暙は䞉぀の領域別の目暙を螏たえながらの内 容に蚘述されたより具䜓的な蚀語材料ず蚀語掻動を参照しお蚭定されたものにするこず が望たしい。 1話すこずやり取り ア 日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文察話の展開などにおいお支揎をほ ずんど掻甚しなくおも 耇数の資料を掻甚しながら 倚様な語句や文を目的や堎面 状況などに応じお適切に甚いお課題を解決するこずができるよう情報や考え 気持ちなどを敎理しお話しお䌝え合うこずができるようにする。 この目暙は 「論理・衚珟Ⅱ」のの 1 のア「日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や 第7 節 論理・衚珟Ⅲ  目 暙
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113 7 論理・衚珟 Ⅲ 文察話の展開などにおいお䞀定の支揎を掻甚すれば倚様な語句や文を甚いお情報 や考え気持ちなどを詳しく話しお䌝え合ったり立堎や状況が異なる盞手ず亀枉したり するこずができるようにする。 」を発展させたものである。 ここでは課題の解決に向けお倚様な芖点から情報や考え気持ちなどを話しお䌝え合 う必芁があるこずから海倖のニュヌス新聞や雑誌などの蚘事などの倚様なメディアか ら収集した耇数の資料を掻甚しお自分の考えなどをたずめるこずを瀺しおいる。 課題を解決するこずができるよう情報や考え気持ちなどを敎理しお話しお䌝え合う ずは 「論理・衚珟Ⅱ」における自分が身近に入手できる情報を基に盞手ずやり取りを する亀枉からより耇雑な問題の解決のために耇数の資料から埗られる情報を掻甚しな がらやり取りをするこずができるようになるこずを意味しおいる。 ここではある日垞的な話題に぀いおたず䜕が問題になっおいるのかを説明し関連 する詳现な情報などを提䟛した䞊で問題の解決に向けたやり取りを行うこずが考えられ る。ここでの課題の解決ずは実際に身の回りで起こっおいるトラブルなどから孊校や 地域における問題解決たでのやり取りを含みそれらにおいお䞀定の合意に至るこずがで きるようになるこずを瀺しおいる。 む 日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文察話の展開などにお いお支揎をほずんど掻甚しなくおもディベヌトやディスカッションなどの掻動 を通しお耇数の資料を掻甚しながら倚様な語句や文を目的や堎面状況などに 応じお適切に甚いお 意芋や䞻匵 課題の解決策などを 聞き手を説埗できるよう 論理の構成や展開を工倫しお詳しく話しお䌝え合うこずができるようにする。   この目暙は 「論理・衚珟Ⅱ」のの 1 のむ「日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお 䜿甚する語句や文 察話の展開などにおいお 䞀定の支揎を掻甚すれば ディベヌトやディ スカッションなどの掻動を通しお聞いたり読んだりしたこずを掻甚しながら倚様な語 句や文を甚いお意芋や䞻匵課題の解決策などを論理の構成や展開を工倫しお詳しく話 しお䌝え合うこずができるようにする。 」を発展させたものである。  耇数の資料を掻甚するこずに぀いおはの 1 のアに準ずる。 ここでのディベヌトずは䞎えられた論題に぀いお肯定偎ず吊定偎に分かれお䞀定の ルヌル進行の方法制限時間などに埓っお自分たちの立堎の正圓性を聎衆に受け入れ おもらうこずを目的ずしお議論する察立型の蚀語掻動である。たたここでのディスカッ ションずは議論に参加する者が情報を亀換し合ったり互いに意芋を出し合ったりし ながら 話題に関する理解を深め 参加者同士の盞互理解を深めたり 意芋をたずめたり 問題を解決する方法を芋いだしたり合意できる郚分やできない郚分を敎理したりするよ うな掻動である。 意芋や䞻匵課題の解決策などを聞き手を説埗できるよう論理の構成や展開を工倫 しお詳しく話しお䌝え合うずはディベヌトやディスカッションの掻動においお提瀺さ れた耇数の意芋をその根拠ずずもに比范怜蚎しおそれらの意芋の類䌌点や盞違点を明
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114 第章 倖囜語科の 各科目 らかにしたりそれらの根拠や蚌拠が劥圓であるかを刀断したりした䞊で有効な解決策 を提案したりするこずである。生埒が課題の解決策を提瀺するに圓たっおは課題の解決 のための根拠ずなる資料を探しお収集したり分析したりするなど説埗力をもっお盞手に 説明するために事前の準備を行うこずも求められる。 2話すこず発衚 ア 日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備などにおいお支揎をほ ずんど掻甚しなくおも倚様な語句や文を目的や堎面状況などに応じお適切に甚 いお情報や考え気持ちなどを聞き手を説埗できるよう論理の構成や展開を 工倫しお詳しく話しお䌝えるこずができるようにする。 この目暙は 「論理・衚珟Ⅱ」のの 2 のア「日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や 文事前の準備などにおいお䞀定の支揎を掻甚すれば倚様な語句や文を甚いお情報 や考え気持ちなどを論理の構成や展開を工倫しお詳しく話しお䌝えるこずができるよう にする。 」を発展させたものである。 聞き手を説埗できるよう 論理の構成や展開を工倫しお詳しく話しお䌝えるずは 「論理 ・ 衚珟Ⅱ」のの 2 のアを発展させ聞き手を説埗できるよう理由や根拠を効果的に提瀺 できおいるかなどに぀いお留意しながら詳现に述べるこずを意味しおいる。ここでは 説埗力のある論理の構成の圚り方や効果的な論理の展開の仕方に぀いお指導をする必芁が ある。 その際事前に曞いた原皿を読むだけに終始しないよう聞き手に分かりやすく䌝える こずを意識しながら話すようにするこずが重芁である。 む 日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備などにお いお支揎をほずんど掻甚しなくおもスピヌチやプレれンテヌションなどの掻動 を通しお耇数の資料を掻甚しながら倚様な語句や文を目的や堎面状況などに 応じお適切に甚いお意芋や䞻匵などを聞き手を説埗できるよう論理の構成や 展開を工倫しお詳しく話しお䌝えるこずができるようにする。 この目暙は 「論理・衚珟Ⅱ」のの 2 のむ「日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお 䜿甚する語句や文事前の準備などにおいお䞀定の支揎を掻甚すればスピヌチやプレ れンテヌションなどの掻動を通しお聞いたり読んだりしたこずを掻甚しながら倚様な 語句や文を甚いお意芋や䞻匵などを論理の構成や展開を工倫しお詳しく話しお䌝えるこ ずができるようにする。 」を発展させたものである。 耇数の資料を掻甚するこずに぀いおはの 1 のアに準ずる。 聞き手を説埗できるよう論理の構成や展開を工倫しお詳しく話しお䌝えるこずに぀い おはの 2 のアに準ずる。
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115 7 論理・衚珟 Ⅲ たたここでは倧人数の聞き手を察象にした公的な堎所におけるスピヌチやプレれン テヌションの圢匏あるいは衚珟などに぀いお指導するこずも必芁である。 3曞くこず ア 日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備などにおいお支揎をほ ずんど掻甚しなくおも倚様な語句や文を目的や堎面状況などに応じお適切に甚 いお情報や考え気持ちなどを読み手を説埗できるよう論理の構成や展開を 工倫しお耇数の段萜から成る文章で詳しく曞いお䌝えるこずができるようにする。 この目暙は 「論理・衚珟Ⅱ」のの 3 のア「日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や 文事前の準備などにおいお䞀定の支揎を掻甚すれば倚様な語句や文を甚いお情報 や考え気持ちなどを論理の構成や展開を工倫しお耇数の段萜から成る文章で詳しく曞い お䌝えるこずができるようにする。 」を発展させたものである。 読み手を説埗できるよう論理の構成や展開を工倫しお耇数の段萜から成る文章で詳し く曞いお䌝えるずは 「論理・衚珟Ⅱ」の目暙を発展させ読み手を説埗できるよう理 由や根拠を効果的に提瀺できおいるかなどに぀いお留意しながら詳现に述べる文章を耇 数の段萜の構成で曞くこずを意味しおいる。ここでは説埗力のある論理の構成の圚り方 や効果的な論理の展開の仕方に぀いお指導をするこずが倧切である。 む 日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備などにお いお支揎をほずんど掻甚しなくおも耇数の資料を掻甚しながら倚様な語句や 文を目的や堎面状況などに応じお適切に甚いお意芋や䞻匵などを読み手を説 埗できるよう論理の構成や展開を工倫しお耇数の段萜から成る文章で詳しく曞い お䌝えるこずができるようにする。 この目暙は 「論理・衚珟Ⅱ」のの 3 のむ「日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお 䜿甚する語句や文事前の準備などにおいお䞀定の支揎を掻甚すれば聞いたり読んだ りしたこずを掻甚しながら倚様な語句や文を甚いお意芋や䞻匵などを論理の構成や展 開を工倫しお耇数の段萜から成る文章で詳しく曞いお䌝えるこずができるようにする。 」 を発展させたものである。 読み手を説埗できるよう論理の構成や展開を工倫しお耇数の段萜から成る文章で詳し く曞いお䌝えるこずに぀いおはの 3 のアに準ずる。
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116 第章 倖囜語科の 各科目 〔知識及び技胜〕 1英語の特城やきたりに関する事項 「論理・衚珟Ⅰ」のの 1 ず同様に取り扱うものずする。 この事項に぀いおは 「論理・衚珟Ⅰ」のの 1 に準ずる。 〔思考力刀断力衚珟力等〕 2情報を敎理しながら考えなどを圢成し英語で衚珟したり䌝え合っ たりするこずに関する事項 「論理・衚珟Ⅰ」のの 2 に瀺す事項に぀いお䞉぀の領域別の目暙を達成する ように取り扱うものずする。 この事項に぀いおは 「論理・衚珟Ⅰ」のの 2 に瀺す事項を本科目における䞉぀の 領域別の目暙に合わせ発展拡充させお取り扱うこずを瀺しおいる。 3蚀語掻動及び蚀語の働きに関する事項 ① 蚀語掻動に関する事項 2 に瀺す事項に぀いおは 1 に瀺す事項を掻甚しお䟋えば次のような䞉぀の 領域別の蚀語掻動及び耇数の領域を結び付けた統合的な蚀語掻動を通しお指導する。 ア 「論理・衚珟Ⅰ」及び「論理・衚珟Ⅱ」のそれぞれのの 3 の①に瀺す蚀語掻 動のうちこれらの科目における孊習内容の定着を図るために必芁なもの。 この事項は 「蚀語掻動及び蚀語の働きに関する事項」においお 2 に瀺す「思考力 刀断力衚珟力等」を育成するに圓たり 1 の「知識及び技胜」に瀺す事項を掻甚しお 䞉぀の領域ごずの具䜓的な「①蚀語掻動に関する事項」に瀺された蚀語掻動を通しお指導 するこずや 「②蚀語の働きに関する事項」を適切に取り䞊げお指導が行われる必芁があ るこずを敎理しおいる。 ここで瀺されおいる蚀語掻動は 「論理・衚珟Ⅰ」及び「論理・衚珟Ⅱ」における孊習 内容を螏たえお蚭定されおいる。①のアは 「論理・衚珟Ⅰ」及び「論理・衚珟Ⅱ」にお いお指導された論理の構成などの孊習内容を本科目の蚀語掻動においおも繰り返し掻甚 するこずによっお本科目の蚀語掻動においおも繰り返し掻甚するこずによっおそれら を定着させるこずが重芁である。 今回の改蚂で各領域においお瀺した指導事項は次のずおりである。  内 容
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117 7 論理・衚珟 Ⅲ む 話すこずやり取り ア日垞的な話題に぀いおニュヌスや新聞蚘事などの耇数の資料を掻甚しお情報 や考え 気持ちなどを敎理しお話しお䌝え合ったり 課題を解決するために話し合っ たりする掻動。たたやり取りした内容を敎理しお発衚したり文章を曞いたりす る掻動。 この事項はの 1 のア「日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文察話の展開な どにおいお支揎をほずんど掻甚しなくおも耇数の資料を掻甚しながら倚様な語句や 文を目的や堎面状況などに応じお適切に甚いお課題を解決するこずができるよう情 報や考え気持ちなどを敎理しお話しお䌝え合うこずができるようにする。 」に関連した 蚀語掻動に぀いお瀺しおいる。 情報や考え 気持ちなどを敎理しお話しお䌝え合ったり 課題を解決するために話し合っ たりする掻動に぀いおは 「論理・衚珟Ⅱ」のの 3 の①のむの ア を発展させお行う。 必芁な情報を探し出すための資料ずしおニュヌスや新聞蚘事のほかむンタヌネット の情報や孊術的な文献なども考えられる。 む日垞的な話題や瀟䌚的な話題に関しお聞いたり読んだりした内容に぀いお質疑 応答をしたり聞き手を説埗するこずができるようニュヌスや新聞蚘事などの耇 数の資料を掻甚しお意芋や䞻匵課題の解決策などを効果的な理由や根拠ずずも に詳しく䌝え合ったりするディベヌトやディスカッションをする掻動。たたやり 取りした内容を螏たえお自分自身の考えなどを敎理しお発衚したり文章を曞 いたりする掻動。 この事項はの 1 のむ「日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文 察話の展開などにおいお支揎をほずんど掻甚しなくおもディベヌトやディスカッショ ンなどの掻動を通しお耇数の資料を掻甚しながら倚様な語句や文を目的や堎面状況 などに応じお適切に甚いお 意芋や䞻匵 課題の解決策などを 聞き手を説埗できるよう 論理の構成や展開を工倫しお詳しく話しお䌝え合うこずができるようにする。 」に関連し た蚀語掻動に぀いお瀺しおいる。 ニュヌスや新聞蚘事などの耇数の資料を掻甚する際にはニュヌスや新聞蚘事のほか むンタヌネットの情報や孊術的な文献などを掻甚するこずが考えられる。埗た情報に関し おはその情報が信頌できるものかどうかその情報を根拠ずしお挙げるこずが目的に合 臎しおいるかなどに぀いお考慮し必芁に応じお出兞や発信元を瀺すこずも必芁である。 聞き手を説埗するためには論理の展開を工倫する必芁がある。䟋えば内容を時系列 でたずめる重芁床の高いものから述べる劥圓性や信頌性の高い耇数の情報を比范し 類䌌点や盞違点を分析した䞊で自分の意芋や䞻匵を支える根拠ずしお甚いるなどの工倫 が考えられる。
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118 第章 倖囜語科の 各科目 実際の掻動においおは数名たたは聞き手の党員がゞャッゞになり䞀定のルヌルず方 法によっおそれぞれの䞻匵を評䟡し肯定偎ず吊定偎のどちらの䞻匵がより論理的で説埗 力があるかを刀定する教育ディベヌトやグルヌプになっお叞䌚者の進行の䞋に進められ るディスカッションなどが考えられる。 ディベヌトの実斜に圓たっおは 事前に論題を議論するために必芁な知識を十分埗たり マむクロ・ディベヌトなどの簡易なディベヌトを䜕床も経隓したりするなどの段階的な指 導が倧切である。 ディスカッションにおいおも最初はペアあるいは少人数のグルヌプで行ったり叞䌚 者を立おお進行のフォヌマットに埓っお行ったりするなどの段階的な指導の配慮が必芁 である。 り 話すこず発衚 ア日垞的な話題に぀いお聞き手を説埗するこずができるよう情報や考え気持 ちなどを効果的な理由や根拠ずずもに詳しく話しお䌝える掻動。たた発衚した内 容に぀いお質疑応答をしたり意芋や感想を䌝え合ったりする掻動。 この事項はの 2 のア「日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備な どにおいお支揎をほずんど掻甚しなくおも倚様な語句や文を目的や堎面状況などに 応じお適切に甚いお情報や考え気持ちなどを聞き手を説埗できるよう論理の構成 や展開を工倫しお詳しく話しお䌝えるこずができるようにする。 」に関連した蚀語掻動に ぀いお瀺しおいる。 聞き手を説埗するこずができるよう情報や考え気持ちなどを効果的な理由や根拠ず ずもに詳しく話しお䌝える掻動に぀いおは 「論理・衚珟Ⅱ」のの 3 の①のりのアを発 展させる。 む日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いおニュヌスや新聞蚘事などの耇数の資料を 掻甚しお段階的な手順を螏みながら聞き手を説埗するこずができるよう意芋 や䞻匵などを効果的な理由や根拠ずずもに詳しく䌝えるたずたりのある長さのス ピヌチやプレれンテヌションをする掻動。たた発衚した内容に぀いお質疑応答 をしたり意芋や感想を䌝え合ったりする掻動。   この事項はの 2 のむ「日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文 事前の準備などにおいお支揎をほずんど掻甚しなくおもスピヌチやプレれンテヌショ ンなどの掻動を通しお耇数の資料を掻甚しながら倚様な語句や文を目的や堎面状況 などに応じお適切に甚いお意芋や䞻匵などを聞き手を説埗できるよう論理の構成や 展開を工倫しお詳しく話しお䌝えるこずができるようにする。 」に関連した蚀語掻動に぀ いお瀺しおいる。
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119 7 論理・衚珟 Ⅲ ニュヌスや新聞蚘事などの耇数の資料を掻甚するこずに぀いおはの 3 の①のむの む に準ずる。 段階的な手順に぀いおは 「論理・衚珟Ⅰ」のの 3 の①のむの む に準ずる。 ここでは 「論理・衚珟Ⅱ」のの 3 の①のりのむを発展させたたずたりのある長さ のスピヌチやプレれンテヌションを行う。その際グルヌプで協力しお発衚内容を考えた り 耇数の生埒が共同でスピヌチやプレれンテヌションを行ったりする掻動も考えられる。 ゚ 曞くこず ア日垞的な話題に぀いお読み手を説埗するこずができるよう情報や考え気持 ちなどを効果的な理由や根拠ずずもに耇数の段萜を甚いお詳しく曞いお䌝える掻 動。たた曞いた内容を読み合い質疑応答をしたり意芋や感想を䌝え合ったり する掻動。 この事項はの 3 のア「日垞的な話題に぀いお䜿甚する語句や文事前の準備な どにおいお支揎をほずんど掻甚しなくおも倚様な語句や文を目的や堎面状況などに 応じお適切に甚いお情報や考え気持ちなどを読み手を説埗できるよう論理の構成 や展開を工倫しお耇数の段萜から成る文章で詳しく曞いお䌝えるこずができるようにす る。 」に関連した蚀語掻動である。 読み手を説埗するこずができるよう情報や考え気持ちなどを効果的な理由や根拠ず ずもに耇数の段萜を甚いお詳しく曞いお䌝える掻動に぀いおは 「論理 ・ 衚珟Ⅱ」のの 3 の①の゚の ア を発展させる。 む日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いおニュヌスや新聞蚘事などの耇数の資料を 掻甚しお発想から掚敲 こう たで段階的な手順を螏みながら読み手を説埗するこずが できるよう意芋や䞻匵などを効果的な理由や根拠ずずもに耇数の段萜を甚いお詳 しく曞いお䌝える掻動。たた曞いた内容を読み合い質疑応答をしたり意芋や 感想を䌝え合ったりする掻動。 この事項はの 3 のむ「日垞的な話題や瀟䌚的な話題に぀いお䜿甚する語句や文 事前の準備などにおいお支揎をほずんど掻甚しなくおも耇数の資料を掻甚しながら 倚様な語句や文を目的や堎面状況などに応じお適切に甚いお意芋や䞻匵などを読み 手を説埗できるよう論理の構成や展開を工倫しお耇数の段萜から成る文章で詳しく曞い お䌝えるこずができるようにする。 」に関連した蚀語掻動である。 読み手を説埗するこずができるようずは読み手が玍埗したり共感したり同意した り曎に深く考えたりするように自分の意芋や䞻匵を文章にたずめるこずができるこず を意味する。そのために聞いたり読んだりしたこずから埗た事実や情報ずずもに調査 や芳察などで埗られた資料などを掻甚しながらそれらを䞻匵や意芋を支える根拠ずしお
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120 第章 倖囜語科の 各科目 効果的に䜿甚する。その際必芁な情報を収集する方法や埗た情報から䞻匵や意芋など の根拠ずしお適圓なものを遞択する力を身に付けさせるこずが倧事である。たた自分の 意芋を埗られた情報や事実ず区別しお曞くこずを指導するこずも倧切である。 ニュヌスや新聞蚘事などの耇数の資料を掻甚するこずに぀いおはの 3 の①のむの む に準ずるが䞻匵を述べる論蚌文のような文章ではより説埗力のある文章にするた めに䞻匵を支える根拠ずしお情報を効果的に匕甚するこずが倧切である。情報の匕甚に 関しおは原文から盎接匕甚したりパラフレヌズのように原文の蚀い換えをしたりする など自分の文章の文脈や内容に応じお行う。情報の匕甚や蚀い換えに関しおは盎接匕 甚する堎合は出兞を明瀺するこず蚀い換えを行う堎合には原文の趣旚から逞脱しない ように気を付けるこずなどを指導するこずが必芁である。 ② 蚀語の働きに関する事項 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 の②ず同様に取り扱うものずする。 この事項に぀いおは 「英語コミュニケヌションⅠ」のの 3 の②に準ずる。 「論理・衚珟Ⅰ」のず同様に取り扱うものずする。 この事項に぀いおは 「論理・衚珟Ⅰ」のに準ずる。    内容の取扱い
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121 8 その他の倖 囜語に関す る科目  その他の倖囜語に関する科目に぀いおは第から第たで及び第欟に瀺す英 語に関する各科目の目暙及び内容などに準じお指導を行うものずする。 グロヌバル化が進展する䞭日本の子䟛たちや若者に倚様な倖囜語を孊ぶ機䌚を提䟛す るこずは蚀語やその背景にある文化を理解するこずに぀ながるため平成28 幎12 月の䞭 倮教育審議䌚答申においおは英語以倖の倖囜語教育の必芁性を曎に明確にするこずが指 摘された。 英語以倖の倖囜語を指導する堎合に぀いおは圓該科目の目暙及び内容等が倖囜語科の 目暙に埓い 「第 英語コミュニケヌションⅠ」から「第 論理・衚珟Ⅲ」たでの各 科目及び第欟「英語に関する各科目に共通する内容等」に瀺す目暙及び内容等に準じお 行うこずを瀺したものである。 倖囜語科は党おの生埒に必ず履修させる教科であり必履修科目に぀いおは 「英語以 倖の倖囜語を履修する堎合は孊校蚭定科目ずしお蚭ける科目ずしその暙準単䜍数は 単䜍ずする。 」ず定められた孊習指導芁領第章総則第欟の 2 のアの ク )。 その他の倖囜語に関する科目の目暙及び内容に぀いおは 「第 英語コミュニケヌショ ンⅠ」から「第 論理・衚珟Ⅲ」たで及び第䞉欟「英語に関する各科目に共通する内容 等」に瀺す英語に関する各科目の目暙及び内容等に準じお各孊校で定めるこずになる。 その際その他の倖囜語であっおも教科ずしおの倖囜語の目暙に基づくこずに留意す るこずが必芁である。すなわち 「倖囜語によるコミュニケヌションにおける芋方・考え 方を働かせ倖囜語による「聞くこず」  「読むこず」  「話すこず」  「曞くこず」を統合的 に結び付けた蚀語掻動を通しお情報や考えなどを的確に理解したり適切に衚珟したり䌝 え合ったりするコミュニケヌションを図る資質・胜力を育成するこずを目指す」ずいう目 暙の䞋に各科目の内容等を定めるこずになる。 さらに知識・技胜が実際のコミュニケヌションにおいお掻甚され思考・刀断・衚 珟するこずを繰り返すこずを通しお獲埗され孊習内容の理解が深たるなど 「知識及び 技胜」ず「思考力刀断力衚珟力等」が䞀䜓的に育成されるずずもに考えを圢成・深 化させ話したり曞いたりしお衚珟するこずを繰り返すこずで生埒に自信が生たれ䞻 䜓的に孊習に取り組む態床が䞀局向䞊するなど 「知識及び技胜」及び「思考力刀断力 衚珟力等」ず「孊びに向かう力人間性等」が䞍可分に結び぀いおいるずいう関係はそ の他の倖囜語においおも同様である。 英語に共通する各科目における「知識及び技胜」に蚘茉された蚀語材料や蚀語掻動を 効果的に行うための指導䞊の配慮事項などを十分に参考にしお 適切な指導蚈画を䜜成し それぞれの倖囜語における指導を効果的に行うこずが倧切である。 第8 節 その他の倖囜語に関する科目
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122 第章 倖囜語科の 各科目  高等孊校においお英語以倖の倖囜語を初めお履修させる堎合には生埒の孊習負 担等を螏たえ適切に指導するものずする。 高等孊校においお英語以倖の倖囜語を初めお履修させる堎合は基本的な蚀語材料を扱 い生埒の習熟の皋床に応じた蚀語掻動を行うよう適切な配慮が必芁である。
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123 1 指導蚈画䜜 成䞊の配慮 事項  指導蚈画の䜜成に圓たっおは小孊校や䞭孊校における指導ずの接続に留意しな がら次の事項に配慮するものずする。 指導蚈画の䜜成に圓たっおは小・䞭・高等孊校を通じた領域別の目暙の蚭定ずいう芳 点を螏たえ小孊校及び䞭孊校における指導ずの接続に留意した䞊で以䞋の事項に配慮 するこずずしおいる。 1単元など内容や時間のたずたりを芋通しおその䞭で育む資質・胜力の育成に向 けお生埒の䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟を図るようにするこず。その際具 䜓的な課題等を蚭定し生埒が倖囜語によるコミュニケヌションにおける芋方・考 え方を働かせながらコミュニケヌションの目的や堎面状況などを意識しお掻動 を行い英語の音声や語圙衚珟文法などの知識を五぀の領域 「論理 ・ 衚珟Ⅰ」  「論理・衚珟Ⅱ」及び「論理・衚珟Ⅲ」においおは䞉぀の領域。においお同じ。  における実際のコミュニケヌションにおいお掻甚する孊習の充実を図るこず。 この事項は倖囜語科の指導蚈画の䜜成に圓たり生埒の䞻䜓的・察話的で深い孊びの 実珟を目指した授業改善を進めるこずずし倖囜語科の特質に応じお効果的な孊習が展 開できるように配慮すべき内容を瀺したものである。 遞挙暩幎霢や成幎幎霢の匕き䞋げなど高校生にずっお政治や瀟䌚が䞀局身近なものず なる䞭孊習内容を人生や瀟䌚の圚り方ず結び付けお深く理解しこれからの時代に求め られる資質・胜力を身に付け生涯にわたっお胜動的に孊び続けるこずができるようにす るためにはこれたでの優れた教育実践の蓄積も生かしながら孊習の質を䞀局高める授 業改善の取組を掚進しおいくこずが求められおいる。 指導に圓たっおは 1 「知識及び技胜」が習埗されるこず 2 「思考力刀断力衚珟 力等」を育成するこず 3 「孊びに向かう力人間性等」を涵 かん 逊するこずが偏りなく実珟 されるよう単元など内容や時間のたずたりを芋通しながら生埒の䞻䜓的・察話的で深 い孊びの実珟に向けた授業改善を行うこずが重芁である。 䞻䜓的・察話的で深い孊びは必ずしも単䜍時間の授業の䞭で党おが実珟されるもの ではない。単元など内容や時間のたずたりの䞭で䟋えば䞻䜓的に孊習に取り組めるよ う孊習の芋通しを立おたり孊習したこずを振り返ったりしお自身の孊びや倉容を自芚で きる面をどこに蚭定するか察話によっお自分の考えなどを広げたり深めたりする堎面を どこに蚭定するか孊びの深たりを぀くりだすために生埒が考える堎面ず教垫が教える 堎面をどのように組み立おるかずいった芳点で授業改善を進めるこずが求められる。た 第1 節 指導蚈画䜜成䞊の配慮事項 第3 ç«  各科目にわたる指導蚈画の䜜成ず内容の取扱い
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124 第章 英語に関する各科目 にわたる指導蚈画の 䜜成ず内容の取扱い た生埒や孊校の実態に応じ倚様な孊習掻動を組み合わせお授業を組み立おおいくこず が重芁であり単元など内容や時間のたずたりを芋通した孊習を行うに圓たり基瀎ずなる 「知識及び技胜」の習埗に課題が芋られる堎合にはそれを身に付けるために生埒の䞻 䜓性を匕き出すなどの工倫を重ね確実な習埗を図るこずが必芁である。 䞻䜓的 ・ 察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を進めるに圓たり特に「深い孊び」 の芖点に関しお各教科等の孊びの深たりの鍵ずなるのが「芋方・考え方」である。各教 科等の特質に応じた物事を捉える芖点や考え方である「芋方・考え方」を習埗・掻甚・ 探究ずいう孊びの過皋の䞭で働かせるこずを通しおより質の高い深い孊びに぀なげるこ ずが重芁である。 高等孊校特に普通科における教育に぀いおは自らの人生や瀟䌚の圚り方を芋据えお どのような力を䞻䜓的に育むかよりも倧孊入孊者遞抜に向けた察策が孊習の動機付けず なりがちであるこずが課題ずなっおいる。たた高等孊校における教育が小孊校及び䞭 孊校に比べ知識䌝達型の授業にずどたりがちであるこずや卒業埌の孊習や瀟䌚生掻に必 芁な力の育成に぀ながっおいないこずなども指摘されおいる。䞀方で生埒に倖囜語科の 指導を通しお「知識及び技胜」や「思考力刀断力衚珟力等」の育成を目指す授業改善 を行うこずはこれたでも倚くの実践が重ねられおきおいるのも事実でありこうした優れ た実践を吊定し党く異なる指導方法を導入しなければならないず捉えるのではなくそ のような実践を着実に積み重ね 生埒や孊校の実態 指導の内容に応じ 「䞻䜓的な孊び」  「察話的な孊び」  「深い孊び」の芖点から授業改善を図るこずが重芁である。 こうした各教科等共通の考え方の䞋 「その際」以䞋の蚘述においお倖囜語科におけ る䞻䜓的・察話的で深い孊びの実珟に向けた授業改善を行う際に特に充実を図るこずが期 埅される孊習ずしお授業においおコミュニケヌションを行う目的や堎面状況などに 応じた蚀語掻動を効果的に蚭蚈するこずが重芁であるこずを瀺しおいる。第1章でも述べ た通り倖囜語科においお育成するこずを目指す「知識及び技胜」 「思考力刀断力衚 珟力等」 「孊びに向かう力人間性等」は領域別に蚭定された蚀語掻動及びそれらを統 合した蚀語掻動においお英語の音声や語圙衚珟文法などの知識を掻甚する孊習を通 しお総合的に育成されおいくものである。このこずに぀いおは党く新たな孊習掻動を取 り入れる趣旚ではなく倖囜語科においおこれたでも行われおきた孊習掻動の質を向䞊さ せるこずを䞻県ずするものである。 高等孊校においおは䞭孊校における五぀の領域を有機的に関連させた掻動を通した指 導を螏たえ耇数の領域を結び付けた統合的な蚀語掻動の䞀局の充実を図るこずが重芁で ある。 2    「英語コミュニケヌションⅡ」は「英語コミュニケヌションⅠ」を 「英語コミュ ニケヌションⅢ」は「英語コミュニケヌションⅡ」を履修した埌に履修させるこず を原則ずするこず。 今回の改蚂では小孊校第孊幎から倖囜語掻動第孊幎から倖囜語科が導入され
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125 1 指導蚈画䜜 成䞊の配慮 事項 䞭孊校でも「授業は英語で行うこずを基本ずする」こずが盛り蟌たれたこずなどを螏たえ ながら 五぀の領域別の蚀語掻動及び耇数の領域を結び付けた統合的な蚀語掻動を通しお コミュニケヌションを図る資質・胜力を総合的に育成する芳点に立っお改善が図られた。 高等孊校では小孊校及び䞭孊校で孊習したこずを基瀎ずしお五぀の領域を総合的に 育成する 「英語コミュニケヌションⅠ」 を党おの生埒に履修させる科目ずしお蚭定した。 「英 語コミュケヌションⅠ」では䞭孊校における「倖囜語科」の孊習内容ずの接続や高等孊 校での孊習ぞの円滑な移行を配慮しながら科目の目暙を達成するこずを目指しおいる。 「英語コミュニケヌションⅡ」では 「英語コミュニケヌションⅠ」で育成したコミュニ ケヌションを図る資質・胜力を曎に䌞ばすこずをねらいずしお 「英語コミュニケヌショ ンⅠ」を履修した埌に履修させるこずを原則ずしおいる。たた 「英語コミュニケヌショ ンⅢ」は原則ずしお「英語コミュニケヌションⅡ」を履修した埌でコミュニケヌショ ンを図る資質・胜力を生涯にわたる自埋的な孊習に぀ながるよう曎に䌞ばすこずをねら いずしお履修させるこずずなっおいる。 3    「論理・衚珟Ⅱ」は「論理・衚珟Ⅰ」を 「論理・衚珟Ⅲ」は「論理・衚珟Ⅱ」 を履修した埌に履修させるこずを原則ずするこず。 「論理・衚珟Ⅱ」は話したり曞いたりする蚀語掻動を䞭心ずした指導を発展的に行う こずをねらいずしお 「論理・衚珟Ⅰ」を履修した埌に履修させるこずを原則ずしおいる。 たた 「論理・衚珟Ⅲ」は原則ずしお「論理・衚珟Ⅱ」を履修した埌で話したり曞い たりする蚀語掻動を䞭心ずした指導を生涯にわたる自埋的な孊習に぀ながるよう発展的 に行うこずをねらいずしお履修させるこずずなっおいる。 なお 「英語コミュニケヌションⅠ・Ⅱ・Ⅲ」は 「論理・衚珟Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」ず䞊行履修 させるこずが可胜である。 4倚様な生埒の実態に応じ生埒の孊習負担に配慮しながら幎次ごず及び科目ご ずの目暙を適切に定め孊校が定める卒業たでの指導蚈画を通しお十分に段階を螏 みながら倖囜語科の目暙の実珟を図るようにするこず。 この配慮事項は高等孊校の倖囜語科の目暙の実珟を図るため各孊校における生埒の 発達の段階ず実情を螏たえ幎次ごず及び科目ごずの目暙を適切に定めるこずの必芁性を 述べたものである。 今回の改蚂では倖囜語科の目暙に぀いお育成を目指す資質 ・ 胜力を明確にした䞊で 各孊校段階の孊びを持続させるずずもに 「倖囜語を䜿っお䜕ができるようになるか」ず いう芳点から改善・充実を図っおおり小・䞭・高等孊校で䞀貫した目暙を実珟するため そこに至る段階を瀺すものずしお五぀の領域別の目暙を蚭定しおいる。 幎次ごず及び科目ごずの目暙を孊習指導芁領を螏たえお各孊校が蚭定する「孊習到達 目暙」ずしお生埒に求められる英語力を達成するための具䜓的な圢で蚭定する取組は既
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126 第章 英語に関する各科目 にわたる指導蚈画の 䜜成ず内容の取扱い に各孊校で行われおいるが前述したずおり今回の改蚂で領域別の目暙が明確に瀺され たこずによりその目暙ず関連付けられた孊習到達目暙ずする必芁がある。このように孊 習指導芁領が瀺す目暙に基づいお各孊校が孊習到達目暙を定めるこずには次のような効 果があるず考えられる。 〇生埒が英語を甚いお䜕ができるようになるのかをあらかじめ明らかにするこずがで きそれを生埒や保護者ず共有するこずで授業のねらいが明確になるずずもに生埒 ぞの適切な指導を行うこずができる。 〇「知識及び技胜」の習埗にずどたらずそれを掻甚しおコミュニケヌションが図られ るよう五぀の領域にわたる総合的な資質 ・ 胜力の育成を重芖するこずが期埅される。 〇教垫間で指導に圓たっおの共通理解を図り均質的な指導を行うこずができる。 〇面接やスピヌチプレれンテヌションディベヌトディスカッション゚ッセむ等 のパフォヌマンス評䟡などにより 「蚀語を甚いお䜕ができるか」ずいう芳点から評 䟡がなされるこずが期埅され曎なる指導ず評䟡の䞀䜓化ずその改善に぀なげるこず ができる。 たた ここでは 平成28 幎12 月の䞭倮教育審議䌚答申においお指摘されおいるように 高等孊校が 「䞭孊校で孊んだこずを実際のコミュニケヌションにおいお運甚できる力を 十分に身に付けおいないずいった課題のある生埒」がいる䞀方 「留孊や進孊などの目的 に応じお高い英語力を目指す高校生もいるずいった倚様性」を有するこずから生埒の実 態をよく把握した䞊でその孊習䞊の負担に䞀局考慮する必芁があるこずも瀺しおいる。 そのため高等孊校では孊習到達目暙の蚭定や幎間孊期又は単元ごずの指導蚈画の 䜜成に圓たっおは各教科・各科目の盞互の関連を図り段階を螏んで発展的系統的 な指導ができるように考慮する必芁がある。 5実際に英語を䜿甚しお自分自身の考えを䌝え合うなどの蚀語掻動を行う際は既 習の語句や文構造文法事項などの孊習内容を繰り返し指導し定着を図るこず。 この配慮事項は 蚀語掻動を行う際の蚀語材料などの取扱いに぀いお瀺したものである。 高等孊校においおは蚀語掻動を行う際には新出の語句や文構造文法事項などの蚀 語材料のみに焊点を圓おるのではなく既習の蚀語材料を甚いお意味のある文脈でのコ ミュニケヌションの䞭で繰り返し掻甚するこずで定着を図るようにするこずが重芁であ る。 6生埒が英語に觊れる機䌚を充実させるずずもに授業を実際のコミュニケヌショ ンの堎面ずするため授業は英語で行うこずを基本ずする。その際生埒の理解の 皋床に応じた英語を甚いるようにするこず。 この配慮事項は生埒が授業の䞭で「英語に觊れる機䌚」を最倧限に確保するこずず 授業党䜓を英語を䜿った「実際のコミュニケヌションの堎面」ずするこずをねらいずしお
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127 1 指導蚈画䜜 成䞊の配慮 事項 いる。 本芏定は平成21 幎改蚂の高等孊校孊習指導芁領で初めお瀺されたものであるが今 回の改蚂では小孊校の倖囜語掻動における教垫や児童の豊富な英語䜿甚の実態やそれ を経隓した児童の英語が䜿えるようになりたいずいう意欲の高さを䞭孊校での孊びに生 かすための環境づくりが重芁であるこずから䞭孊校においおも同様の芏定が盛り蟌たれ た。そのため小孊校及び䞭孊校においお豊富な英語の䜿甚により培われた実際のコミュ ニケヌションの堎面で䜿甚する英語ぞの孊習意欲を 高等孊校での孊びに生かすためにも 匕き続き「授業は英語で行うこずを基本ずする」環境が重芁である。 「授業は英語で行うこずを基本ずする」ずは生埒が日垞生掻においお英語に觊れる機 䌚が非垞に限られおいるこずを螏たえ教垫が授業䞭に積極的に英語を䜿甚するこずで 生埒の豊富な英語䜿甚を促すこずず䜵せお英語による蚀語掻動を行うこずを授業の䞭心 ずするこずを瀺しおいる。 蚀語掻動においおは 5 でも述べた「実際に英語を䜿甚しお自分自身の考えを䌝え合 うなど」のコミュニケヌションが䞭心ずなるこずから生埒が積極的に英語を䜿っお取り 組めるようたず教垫自身がコミュニケヌションの手段ずしお英語を䜿う姿勢ず態床を行 動で瀺しおいくこずが重芁である。 「生埒の理解の皋床に応じた英語を甚いるようにする」に぀いおは教垫の英語䜿甚に 圓たり挚拶や指瀺を英語で䌝える教宀英語を䜿甚するだけではなく説明や発問課題 の提瀺などを生埒の分かる英語で話し掛けるこずから始め埐々に新出の語圙なども入れ おいくような段階を螏みながら授業党䜓が実際のコミュニケヌションの堎ずなるように するこずが必芁であり教垫がただ英語を䜿っお授業を行えばよいずいうこずではないこ ずに泚意が必芁である。さらに既習の蚀語材料を甚いながら教科曞の内容を説明したり 生埒ずのやり取りを行ったりするこずで教垫の䜿甚する英語は生埒にずっお効果的なむ ンプットずなる。 その際第章第節5「蚀語掻動に぀いお」で述べたように教垫が䜿甚する英語を 生埒の理解の皋床に応じたものにするために発話の速床や明瞭さを調敎する䜿う語句 や文などをより平易なものに蚀い換える繰り返したり具䜓の䟋を提瀺したりするなどの 工倫が必芁である。特に 英語でコミュニケヌションを図るこずが苊手な生埒に察しおは そのような配慮をした䞊で生埒が英語でのコミュニケヌションに慣れるように日頃か ら自分の考えや気持ちを衚珟する掻動を段階を螏みながら繰り返し行っおいくこずが倧 切である。このような配慮も含め 「授業は英語で行うこずを基本ずする」のポむントは 前述のずおり「英語に觊れる機䌚」ず「実際のコミュニケヌションの堎面」でありそう した趣旚の授業展開であれば必芁に応じお補助的に日本語を甚いるこずも考えられる。 その際生埒の苊手意識を枛らそうずする䜙り教垫が英語による自分の発話の盎埌に日 本語の意味を付け加えるなどの安易な日本語の䜿甚は逆に生埒から真の意味での「英 語に觊れる機䌚」や「実際のコミュニケヌションの堎面」を奪いい぀たでも英語の苊手 意識から抜け出すこずができず自埋的な孊習者ずしおの成長を阻害する原因を䜜る可胜 性があるこずに十分留意する必芁がある。
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128 第章 英語に関する各科目 にわたる指導蚈画の 䜜成ず内容の取扱い たた英語を母語ずしない教垫は日垞的に英語を䜿甚する人ずは異なる英語を䜿うこ ずをためらう傟向が芋られるこずがある。しかし生埒は圚孊䞭あるいは卒業埌実瀟 䌚で英語を母語ずする人ずばかり話すわけではないため教垫が話す英語に觊れるこずも 重芁なこずである。たた珟代の䞖界においお様々な囜や地域で䜿甚されおいる英語の広 がりを考えたずき異なる英語に觊れる機䌚をも぀こずは重芁である。ずりわけ生埒が 自分の英語に察しお自信をもっお堂々ず䜿えるようになるためには授業で觊れる教垫の 英語䜿甚に察する態床ず行動が倧きな圱響力をも぀。だからこそ 「授業を実際のコミュ ニケヌションの堎面ずする」こずを䞻県ずしお教垫の積極的な英語䜿甚が求められるの である。 7蚀語胜力の向䞊を図る芳点から蚀語掻動などにおいお囜語科ず連携を図り指 導の効果を高めるずずもに日本語ず英語の語圙や衚珟論理の展開などの違いや 共通点に気付かせその背景にある歎史や文化習慣などに察する理解が深められ るよう工倫をするこず。 この配慮事項は蚀語胜力の向䞊が孊校における孊びの質や教育課皋党䜓における 資質・胜力の育成に関わる重芁な課題であるずいう平成28 幎12 月の䞭倮教育審議䌚答申 に基づき囜語科の指導内容ずの぀ながりに぀いお述べたものである。 囜語教育ず英語教育は孊習の察象ずなる蚀語は異なるが共に蚀語胜力の向䞊を目指 すものであるため共通する指導内容や指導方法を扱う堎面がある。各孊校においお指導 内容や指導方法等を適切に連携させるこずによっお英語教育を通しお日本語の特城に気 付いたり囜語教育を通しお英語の特城に気付いたりするなど日本語ず英語の蚀語ずし おの共通性や固有の特城ぞの気付きを促すこずにより蚀語胜力の効果的な育成に぀なげ おいくこずが重芁である。 䟋えば囜語科ずの連携に぀いおは 「自分の考えに぀いおスピヌチをしたりそれを 聞いお同意したり質問したり論拠を瀺しお反論したりする掻動」  「話合いの目的に 応じお結論を埗たり倚様な考えを匕き出したりするための議論や蚎論を他の議論や蚎 論の蚘録などを参考にしながら行う掻動」などに぀いお囜語科で孊習し倖囜語科でのス ピヌチやディベヌトディスカッションなどの掻動に生かすなど同じ皮類の蚀語掻動を 通しお指導するこずが考えられる。 たた日本語ず英語の語圙や衚珟だけではなく高等孊校の倖囜語科においお身に付け るべき資質・胜力である「思考力刀断力衚珟力等」を 「論理的に適切な英語で衚珟 するこず」を通しお育成する芳点から論理の展開の仕方における䞡蚀語の違いや共通点 にも目を向けながら英語指導に圓たるこずも蚀語的感性を逊うこずを助け英語䜿甚に 際しおの気付きを促す䞊で有効である。この点は特に倖囜語による発信胜力の育成を匷 化する科目矀である「論理・衚珟Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」においお英語で話す・曞く際の論理の構 成や展開の方法を指導する際に留意する必芁がある。しかしその堎合日本語ず英語の 共通する点や異なる点を単なる知識ずしお孊習するものではないこずに留意する必芁が
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129 1 指導蚈画䜜 成䞊の配慮 事項 ある。 このように 囜語科及び倖囜語科の連携を図りながら コミュニケヌションを図る資質 ・ 胜力が自然にか぀効果的に培われるようにするこずが重芁である。 8蚀語掻動で扱う題材は生埒の興味・関心に合ったものずし囜語科や地理歎史 科理科など他の教科等で孊習した内容ず関連付けるなどしお英語を甚いお課 題解決を図る力を育成する工倫をするこず。 この配慮事項は蚀語掻動の題材を取り䞊げるに圓たっおは生埒の発達の段階や知的 奜奇心を螏たえ蚀語掻動ぞの積極的参加を促せるものにできるよう工倫する必芁がある こずを述べたものである。自分の考えや気持ちなど実際に盞手に䌝えたい内容に぀いお コミュニケヌションを取るこずにより䞻䜓的に英語を甚いおコミュニケヌションを図ろ うずする態床を逊うこずが倧切である。そのためにも題材には他教科等で孊んだ内容 を積極的に掻甚するなどカリキュラム・マネゞメントの芖点から教科等間で孊びの぀ ながりや広がりがあるものずなるよう工倫が求められる。 䟋えば囜語科ずの連携に぀いおは 7 で述べたような同じ皮類の蚀語掻動を通し た指導の連携が考えられる。 たた地理歎史科ずの連携に぀いおは䞖界各地で芋られる地球環境問題資源・゚ネ ルギヌ問題人口・食料問題居䜏・郜垂問題などに぀いお孊習した内容ず関連する話題 に぀いお倖囜語科で取り䞊げ議論する䟋が考えられる。たた理科ずの連携に぀いお は生態系のバランスず保党に぀いお孊習した内容を想起しながら関連する英語の文章 を読むなどの䟋が考えられる。 9障害のある生埒などに぀いおは孊習掻動を行う堎合に生じる困難さに応じた指 導内容や指導方法の工倫を蚈画的組織的に行うこず。 障害者の暩利に関する条玄に掲げられたむンクルヌシブ教育システムの構築を目指し 生埒の自立ず瀟䌚参加を䞀局掚進しおいくためには通垞の孊玚通玚による指導特別 支揎孊玚特別支揎孊校においお生埒の十分な孊びを確保し䞀人䞀人の生埒の障害の 状態や発達の段階に応じた指導や支揎を䞀局充実させおいく必芁がある。 通垞の孊玚においおも発達障害を含む障害のある生埒などが圚籍しおいる可胜性があ るこずを前提に党おの教科等においお䞀人䞀人の教育的ニヌズに応じたきめ现かな指 導や支揎ができるよう障害皮別の指導の工倫のみならず各教科等の孊びの過皋におい お考えられる困難さに察する指導の工倫の意図手立おを明確にするこずが重芁である。 これを螏たえ今回の改蚂では障害のある生埒などの指導に圓たっおは個々の生埒 によっお芋えにくさ聞こえにくさ道具の操䜜の困難さ移動䞊の制玄健康面や安 党面での制玄発音のしにくさ心理的な䞍安定人間関係圢成の困難さ読み曞きや蚈 算等の困難さ泚意の集䞭を持続するこずが苊手であるこずなど孊習掻動を行う堎合に
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130 第章 英語に関する各科目 にわたる指導蚈画の 䜜成ず内容の取扱い 生じる困難さが異なるこずに留意し個々の生埒の困難さに応じた指導内容や指導方法を 工倫するこずを各教科等においお瀺しおいる。 その際倖囜語科の目暙や内容の趣旚孊習掻動のねらいを螏たえ孊習内容の倉曎や 孊習掻動の代替を安易に行うこずがないよう留意するずずもに生埒の孊習負担や心理面 にも配慮する必芁がある。 䟋えば倖囜語科における配慮ずしお次のようなものが考えられる。 英語の語には発音ず綎りの関係に必ずしも芏則性があるずは限らないものが倚く明 確な芏則にこだわっお匷い䞍安や抵抗感を抱いおしたう生埒の堎合語を曞いたり発音し たりするこずをねらいずする掻動ではその堎で発音するこずを求めずねらいに沿っお 安心しお取り組めるようにしたり䌌た芏則の語を遞んで扱うこずで安心しお発音でき るようにしたりするなどの配慮をする必芁がある。 なお孊校においおはこうした点を螏たえ個別の指導蚈画を䜜成し必芁な配慮を 蚘茉し他教科等の担任ず共有したり翌幎床の担任等に匕き継いだりするこずが必芁で ある。 10指導蚈画の䜜成や授業の実斜に圓たっおはネむティブ・スピヌカヌや英語が 堪胜な地域人材などの協力を埗る等指導䜓制の充実を図るずずもに指導方法の 工倫を行うこず。 この配慮事項は指導䜓制の充実や指導方法の工倫ずしお幎間指導蚈画や単元の指導 蚈画を䜜成したり授業を実斜したりするに圓たり生埒が生きた倖囜語に觊れる機䌚を 䞀局充実させるため積極的に「ネむティブ・スピヌカヌや英語が堪胜な地域人材などの 協力を埗る」こずを瀺したものである。生埒がネむティブ・スピヌカヌや英語が堪胜な地 域人材などずのコミュニケヌションを通しお暙準的な英語音声に接し正確な発音を習 埗したり英語で情報や自分の考えを述べたりするずずもに盞手の発話を聞いお理解す るための機䌚が日垞的に確保されるこずが重芁である。そうした人材ずしおはの ほかに地域に䜏む倖囜人倖囜からの蚪問者や留孊生倖囜生掻の経隓者海倖の事情 に詳しい人英語が堪胜な垰囜生埒など幅広い人々が考えられこれらの人々の協力を埗 るこずが 「生埒が英語に觊れる機䌚を充実」させ 「授業を実際のコミュニケヌションの 堎面ずする」こずに資する。 たた 「瀟䌚に開かれた教育課皋」の理念の䞋生埒の孊習の質の向䞊を図るためには 孊校家庭地域瀟䌚が連携しそれぞれが本来も぀教育機胜を発揮するこずにより 者が連携・協働しお生埒たちを育んでいくこずの必芁性も述べおいる。 そのためには各孊校においおは今埌䞀局家庭や地域の人々ず教育掻動の方向性を 共有化し具䜓的な圹割や責任を明確にしおいくこずが倧切ずなる。たた教育委員䌚ず しおも各孊校においお効果的に掻甚が図れるよう䜓制敎備を進めるなど孊校を支揎す るシステム構築に努める必芁がある。
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132 第章 英語に関する各科目 にわたる指導蚈画の 䜜成ず内容の取扱い  内容の取扱いに圓たっおは次の事項に配慮するものずする。 1単に英語を日本語に 又は日本語を英語に眮き換えるような指導ずならないよう 各科目の内容の 1 に瀺す蚀語材料に぀いおは意味のある文脈でのコミュニケヌ ションの䞭で繰り返し觊れるこずを通しお指導するこず。たた生埒の発達の段階 に応じお聞いたり読んだりするこずを通しお意味を理解できるように指導すべき 事項ず話したり曞いたりしお衚珟できるように指導すべき事項ずがあるこずに留 意するこず。 この配慮事項は蚀語材料の指導に圓たっお単に英語を日本語に眮き換えさせるこず で理解させるなどのコミュニケヌションの文脈から切り離された知識ずしお理解させる のではなくその知識を実際のコミュニケヌションにおいお掻甚できる技胜が身に付くよ う指導するこずが必芁であるこずを述べおいる。 「たた」以䞋に぀いおは蚀語材料に関しお党おを同じような孊習到達目暙で远求す るべきものではないこずを瀺しおいる。蚀語に関する胜力には受容胜力聞いたり読ん だりしお理解できる力ず発信胜力自ら話したり曞いたりできる力が含たれおおり 䞀般的には受容胜力の方が発信胜力よりも速い速床で䞊達しより高い氎準の到達床に 至る。そのため授業で孊ぶ蚀葉の党おを発信胜力たで高めおいく必芁は必ずしもない。 生埒の発達の段階や孊習の目的に鑑みそれぞれの蚀語材料をどの皋床たで習埗させる必 芁があるのかを芋極めおいく必芁がある。 2音声指導の補助ずしお必芁に応じお発音衚蚘を甚いお指導するこずもできるこ ずに留意するこず。 音声の指導に぀いおはの 1 のアに瀺す蚀語材料の各事項ずも小孊校及び䞭孊校に おいお基本的な語や句文に぀いお指導されおいるこずを螏たえ芖聎芚機噚を掻甚した りネむティブ・スピヌカヌの協力を埗たりするなどしながら継続的な指導をしおいく こずが倧切である。音声指導の補助ずしお甚いる発音衚蚘に぀いおは特に指導する衚蚘 方法に指定はないがあくたでも音声指導の補助ずしお利甚するこずを念頭に眮く必芁が ある。発音衚蚘は生埒にずっお実際の音声を孊習する橋枡しの圹割を果たすずいう利点 はあるが発音衚蚘そのものの詳现な指導に偏りすぎお生埒の過床の負担にならないよう 配慮する必芁がある。 3文法事項の指導に圓たっおは文法はコミュニケヌションを支えるものであるこ ずを螏たえ過床に文法的な正しさのみを匷調したり甚語や甚法の区別などの指 第2 節 内容の取扱いに圓たっおの配慮事項
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133 2 内容の取扱い に圓たっおの 配慮事項 導が䞭心ずなったりしないよう配慮し䜿甚する堎面や䌝えようずする内容ず関連 付けお敎理するなど実際のコミュニケヌションにおいお掻甚できるように効果 的な指導を工倫するこず。 この事項は文法事項の指導䞊の䜍眮付けに぀いお瀺しおいる。文法事項をその䌝える 内容や目的堎面状況などず密接に関連させお指導するこずが求められおいる。 文法事項を孊んでは意味ある文脈の䞭で䜿い䜿っおは孊ぶずいった理解や緎習ず実 際の䜿甚のサむクルを繰り返す䞭でコミュニケヌションを図る資質・胜力を育成しおい くこずが倧事である。 文法的な正確さだけを求めたりコミュニケヌションの文脈から切り離しお個々の文 法事項をどれだけ理解しおいるかずいった芳点で評䟡したりするこずは生埒が文法事項 を実際のコミュニケヌションの堎面においお誀りを恐れずに掻甚しようずする態床を委 瞮させおしたいかねないこずぞの配慮が必芁である。 実際の指導においおはたずコミュニケヌションを行う目的や堎面状況などを蚭定し た䞊でそれぞれの蚀語掻動に必芁ずなる文法事項を提瀺しお実際のコミュニケヌショ ンにおけるその文法事項の掻甚の必然性に生埒が気付くような指導を行うこずが重芁であ る。 4 珟代の暙準的な英語によるこず。ただし 様々な英語が囜際的に広くコミュニケヌ ションの手段ずしお䜿われおいる実態にも配慮するこず。 「珟代の暙準的な英語」ずは珟圚囜際的に広く日垞的なコミュニケヌションの手段ず しお通甚しおいる英語を意味しおおり特定の地域や集団においおしか通甚しおいない方 蚀などに偏らない英語のこずである。 䞀方 「様々な英語が囜際的に広くコミュニケヌションの手段ずしお䜿われおいる実態 にも配慮する」ずは珟代の英語は䞖界で広くコミュニケヌションの手段ずしお䜿われ おいる実態があり語圙綎り発音文法などに倚様性があるずいうこずに気付かせる 指導を行うずいうこずである。 5話すこずや曞くこずの指導に圓たっおは目的や堎面状況などに応じたやり取 りや発衚文章などの具䜓䟋を瀺した䞊で生埒がそれらを参考にしながら自分で 衚珟できるよう留意するこず。   この配慮事項は 「話すこずやり取り 」  「話すこず発衚 」や「曞くこず」による 発信胜力の育成を図る指導においおデモンストレヌションやモデルずなる文章などを豊 富に提瀺するずずもにそれらを掻甚しお課題を達成できるようにするこずの重芁さに ぀いお瀺しおいる。䟋えば 「尊敬する人」をテヌマに発衚する堎合偉人のスピヌチな どを芖聎しおスピヌチの構成や発衚の仕方などを参考にしお発衚できるようになるよ